SILVER MOON3
- 1 名前:めかり 投稿日:2006/01/04(水) 02:13
-
ついにパート3になってしまいました。
長々と書かさせていただいて、読んでもらっている
みなさまにもずいぶん待たせている事だと思います。
ですがもう少しお付き合いください
- 2 名前:RUSH LIFE 投稿日:2006/01/04(水) 02:23
-
石川は柴田の顔を見て、
「ちょっと戦法を変えてみようかな・・」
とつぶやくと、ゆっくりと柴田との間合いをつめていった。
突然近づいてきた石川に、
「ん?!なにするきなの?」
と言いながら即座に両手を出して、
『シューティング・エアー』
と技をだしてきた。
- 3 名前:RUSH LIFE 投稿日:2006/01/04(水) 02:54
-
しかし石川はクルリと反転してそれをよけると、さらに柴田に近づき柴田の腹部に手を当てる。
「ハッ」
と気合の声と共に柴田が飛ばされる。
壁まで飛ばされた柴田は両手を地面について、
「ゲホッゲホッ・・・まさかそんな使い方があるとはね・・・・・・」
柴田はゆっくりと立ち上がる。
それを見ていた藤本が少し前にでて石川をみる。
「何なの、今の技は?美貴とやった時はあんな技使ってなかったんだけど!」
藤本は安倍・矢口・紺野を順に見る。
- 4 名前:RUSH LIFE 投稿日:2006/01/04(水) 03:25
-
矢口と紺野はいったん顔を見合わせて、首をひねると藤本を見て顔を横に振る。
「なっちは見たことあるべ。そういえばあの時ヤグチと紺ちゃんは気絶してたから覚えてないべさ」
「気絶ですか・・・あっ!もしかして・・・」
「えっ?なに?いつ?どこで?」
「私たち2人が気絶していたという条件を満たすのは≪スーキ・イブ≫ですね」
「紺ちゃんビンゴだべ。あの時あ〜やって戦ってたべさ」
「ふ〜ん・・・」
藤本は目線を石川に戻すと、石川はまたもや柴田を壁まで飛ばしていた。
「・・・やるじゃん」
- 5 名前:RUSH LIFE 投稿日:2006/01/04(水) 04:01
-
壁まで飛ばされた柴田に石川はさらに間合いをつめて全力で一撃を柴田の腹に埋めこんだ。
「ゴフッ・・・」
柴田は血を吐き出したが、何とか石川との距離をとるため飛んでその場から移動した。
しかし柴田は着地と同時に膝をつき両手で腹を押さえる。
「いてててて・・・・こりゃアバラやられちゃったなぁ〜。でも・・・まだやんないと!」
立ち上がろうとする柴田の肩に手が置かれる。
- 6 名前:RUSH LIFE 投稿日:2006/01/04(水) 04:11
-
柴田は振り向いて、
「何よ?めぐみ」
「もうやめときなって、今のあゆみじゃ勝てないよ。力の差が見え見えだよ」
「それでも・・・」
「いいからいいから、もう休んでなさい。後は私にマカセナサ〜イ」
「はぁ〜・・・わかったよ。どうせもう動く事ぐらいしかできないしね」
柴田はそういうと石川を見て、
「私の負けよ。でも次はこう簡単にはまけないからね」
「わかった。またしようね」
- 7 名前:RUSH LIFE 投稿日:2006/01/04(水) 04:34
-
石川がみんなの元に戻っていくと藤本が前に立ち、
「まだそんな奥があったんだ。次やる時がますます楽しみだよ」
「美貴ちゃんもまだ持ってたじゃん。私ももっと修行しないとね」
「ふん、楽しみにしてるよ♪」
「梨華ちゃんすごいべ」
「梨華ちゃんやるじゃん!」
「石川さんスゴイです。だいぶ戦闘もさまになってきましたよ」
「アリガト♪紺ちゃん」
その時、
「あの〜・・・あの〜・・・あの〜・・・まだ残ってるんですけど・・・」
5人は声のした方を見ると、1人が部屋の中央に立っていた。
「そっか、まだ終わった訳じゃなかったべさ。じゃ今度はなっちが行ってくるべ」
- 8 名前:RUSH LIFE 投稿日:2006/01/04(水) 04:46
-
「どうも村田めぐみです。お手柔らかに」
「安倍なつみだべ。お願いします」
「言っておくけど、あたしはあゆみほど強くないから」
「なっちも梨華ちゃんより全然弱いべさ」
「ははっ、じゃぁ安心だ」
「へへっ、なっちもだべさ」
「じゃ、やろっか?」
「そうだべな」
- 9 名前:めかり 投稿日:2006/01/04(水) 04:54
-
今日はここまでです。
いつの間にか容量がオーバーしてまして・・・
3になってしましました。
こんな作品ですが、今後ともお願いします。
- 10 名前:めかり 投稿日:2006/01/04(水) 05:24
-
おっと挨拶を忘れていました。
新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
- 11 名前:ititetu 投稿日:2006/01/04(水) 14:28
- 更新お疲れ様です。
そして
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
梨華ちゃんと柴っちゃんと戦い、こうなりましたか(^^)
なんか安心しました。
次はなっちと村っちゃん、天然同士ですね。
どんな戦いが?!
- 12 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/01/04(水) 21:37
- あけましておめでとうございますっ!
そして。更新お疲れ様です。
なちみと村っちですかぁ。
どうなるんですかねぇ。楽しみです。
- 13 名前:めかり 投稿日:2006/02/15(水) 03:17
-
11>ititetuさん
12>名無飼育さん
いつもありがとうございます
毎度ながらゆっったり更新で申し訳ないです
これからもヨロシクお願いします
- 14 名前:RUSH LIFE 投稿日:2006/02/15(水) 03:22
-
静かな部屋に安倍と村田の声が響き渡る。
「ハァーハァー!」
「テイテイ!」
「セイセイ!!」
「トゥトゥ!!」
「ハイヤァー!!」
「ソイヤソイヤ!!」
「ソーレソーレ!!」
「ソイヤソイヤ!!」
「ソーレソーレ!!」
「ソイヤソイヤ!!」
「ソーレソーレ!!」
「ソイヤソイヤ!!」
「ソーレ!」
「「ハッ!!」」
- 15 名前:RUSH LIFE 投稿日:2006/02/15(水) 03:27
-
「コラー!!」
声のした方を安倍と村田が見ると恐ろしい表情で藤本が腕を組んで立っている。
「なんだべ?」
「どうしたどうした?」
「どうしたもこうしたもないよ!アンタたち声ばっか出しちゃって1歩も動いてないじゃん!」
「だって〜こういうのってなかなか難しくないかい?」
「うんうん、私もそう思うよ」
と安倍の意見に納得している村田。しかし、
「バッカじゃないの!」
キビシイ藤本の声が部屋に響く。
- 16 名前:RUSH LIFE 投稿日:2006/02/15(水) 03:36
-
藤本はまず安倍を睨みつけると、
「あんたは今何で戦っているのかわかってるの?遊びでこんなトコまで来てんじゃないんだよ」
そして次に村田を睨みつけると、
「あんたもだよ。わかってんの?こっちは侵入者なワケよ。それに裏切り者もふくまれてんのよ」
「「はぁ〜・・・」」
安倍と村田は藤本の説教でしゅんとなってしまった。
「まぁまぁ美貴ちゃん落ち着いてよ」
藤本は石川になだめられると、
「とにかくさ、あなたたちはまがりなりにも美貴たちに勝ってココまで来てんのよ」
藤本は少しうつむくと、
「なのに・・・そんなんじゃ絵里たちはうかばれないじゃん・・・・・・」
- 17 名前:RUSH LIFE 投稿日:2006/02/15(水) 03:43
-
すると反対側から柴田の声が響く。
「めぐみもだよ。私たちは遊んでるんじゃないんだよ。まいや美海もいないんだよ」
「そうだべな・・・」
「そっか〜・・・そうだよね!」
村田は真剣な目つきで安部を見ると、
「じゃぁ、改めて」
「いくべさ」
- 18 名前:RUSH LIFE 投稿日:2006/02/15(水) 03:50
-
『サンダー・ボルト』
村田の手から無数の雷が安倍を襲ってくる。
「さすがにこれはマズイべ・・・」
『カマクラ』
厚い雪でできた半円形の壁で雷を弾く。
「やるじゃない。でもまだまだ!!」
村田は両手いっぱいに雷を集めるとその雷で弓矢を作り、矢を安倍に向けて構えた。
『スパイラル・アロー』
- 19 名前:RUSH LIFE 投稿日:2006/02/15(水) 04:02
-
村田から放たれた矢は凄まじい回転をしながら安倍目がけて飛んでくる。
矢は雪の壁に刺さるとその回転力で壁を通過して安倍の腕に突き刺さった。
「うぎゃぁ〜」
安倍は腕に刺さった矢の傷みと雷の衝撃で痛みに耐える事ができずに大声をあげる。
村田はそんな安倍を見て、
「あなたには直接恨みはないけど、ここで終わりにさせてもらうわ。まだまだ後があるからね」
そう言うと、もう1度雷を集めて弓矢を作り安倍に照準をつける。
「なっ、なっちもそう簡単に負けるわけにはいかないべさ。約束を破るわけにはいかないべ!!」
安倍はゆっくりと立ち上がると、鋭く村田を睨みつけてつぶやく。そして、
『スノー・パラダイス』
- 20 名前:RUSH LIFE 投稿日:2006/02/15(水) 04:16
-
安倍の足元から一気に部屋一面に氷が広がる。
そして安倍はスケートのように氷上を滑って移動しだした。
安倍の移動スピードがあまりにも速いため、村田はなかなか狙いがつけられないでいた。
「へぇ〜なっちってこんな技持ってたんだな。ってか、なっちが戦うのってオイラ久々に見るよ」
「そうだね。確か四天王の人とやったのとそれ以前はけっこう前になるんじゃないの?ねぇ紺ちゃん」
「そうですね。でもずっとののリーダーと特訓はしてましたからね」
「そんな事よりさ、美貴寒いんだけど・・・ティッシュない?」
「スイマセン・・ないです・・・・」
と頭を下げる紺野。すると石川が、
「私持ってるよ。ハイッ美貴ちゃん」
とティッシュを差し出す石川。
- 21 名前:RUSH LIFE 投稿日:2006/02/15(水) 04:22
-
「アリガト」
と素直に礼を言った藤本の手が止まる。
「なんでティッシュがピンクなの?」
「なんでって、だってピンクの方が女の子っぽいでしょ?」
「何言ってるのよ!ティッシュは昔から白って決まってんの!」
「そんなの知らないよ〜・・・じゃぁ使わない?」
「んぐっ・・・今日は勘弁してやるよ」
「別にムリして使わなくてもいいんだよ」
「・・・・・・ごめんなさい。ティッシュを美貴にクダサイ」
「そうそう♪ティッシュに色は関係ないんだから」
「フンッ!」
藤本は鼻をかみながら再び安倍と村田に目を向ける。
- 22 名前:RUSH LIFE 投稿日:2006/02/15(水) 04:31
-
村田は自由に動き回る安倍に照準がつけれずに苦労している。
その上、下手に動けば足が滑ってしまうためその場から動けないでいた。
安倍は両手に雪球を作ると村田の両足に命中させる。
するとみるみるうちに村田の両足が凍り付いてしまった。
さらに、その場から動けなくなってしまった村田に、
「できたら降参してくれた方がなっちとしてはうれしいんだけど・・・ムリだべか?」
村田はチラッと柴田を見ると、
「この状況が自分にどれだけ不利かってわかるけど、やっぱムリね・・・」
「そうだべか・・・じゃぁ悪いけど・・・・・・」
「その前に1つお願いがあるんだけど」
「なんだべ?」
- 23 名前:RUSH LIFE 投稿日:2006/02/15(水) 04:37
-
村田はその状態から大きな声で叫ぶ。
「あゆみ!これからはこの人たちについて行きなさい。あなた自身にきっといい経験になるから」
「ちょっとめぐみ?!突然何言ってるのよ」
「これは私の最初で最後の命令よ。わかったら返事は?」
「で、でも・・・」
「あゆみ!!」
さらに大きく村田に怒鳴られた柴田はビクッとする。しかし次には、
「返事は?」
と優しい村田の声。
「は・・はい・・・・」
涙を流しながら弱々しく返事をする柴田。
- 24 名前:RUSH LIFE 投稿日:2006/02/15(水) 04:44
-
「よし!」
そういうと村田は構えていた雷の弓矢を安倍目がけて発射させた。
しかし安倍は滑らかに氷上を滑って避けると、
特大の雪玉を村田の真上から落としこんだ。
村田は一瞬にして氷づくと、あまりの衝撃に足元から亀裂が入っていく。
「めぐみっ・・」
柴田が急いで駆け寄るが、近づいた時にはすでに全身に亀裂が回っていた。
そしてゆっくりと粉々に砕け散ってしまった。
- 25 名前:RUSH LIFE 投稿日:2006/02/15(水) 04:53
-
安倍は泣き崩れる柴田を背にしてみんなの元に戻った。
「なっち・・・」
矢口が安倍の肩に手を置くと、
「仕方ないよ。これが戦いなんだからさ!自分でもわかってるんでしょ?」
と藤本の声。
「わかってるけど、こういうのはなかなかわり切れないべ・・・」
5人が無言になると、部屋に柴田の泣き声が響く。
紺野は立ち上がると、
「行きましょう。私たちはもう立ち止まる事はできないのだから!」
そう言って紺野は柴田に近づくと、
「柴田さん。私は紺野って言います。村田さんの遺言。確かに引き受けました」
しかし、なかなか立ち上がらない柴田を紺野は軽く背負うと、
「さあ行きましょう。あっちのチームはもう着いてるかもしれませんよ」
こうして柴田をふくめた6人は部屋を抜けて先に向かった。
- 26 名前:めかり 投稿日:2006/02/15(水) 04:54
-
今日はここまでです。
- 27 名前:ititetu 投稿日:2006/02/23(木) 21:22
- 更新お疲れ様です。
・・・・・(;_:)
わかっていたつもりなんだけど、
なっちVSむらっちはこうなりましたか。
次回も楽しみにしています。
- 28 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/04/08(土) 02:54
- 待ちますよ
- 29 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/04/20(木) 02:13
- 長いですね・・・・
続き待ってます
- 30 名前:めかり 投稿日:2006/04/23(日) 03:51
-
すいませんがもう少々お待ちください。
今いろいろと追い込まれてますので
落ち着き次第必ず再開します。
- 31 名前:ititetu 投稿日:2006/05/14(日) 18:31
- 大丈夫ですよ、めかりさん。
ご自分のペースで、まったりゆっくりやっていってください。
- 32 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/08/30(水) 22:04
- マイペースでいいんで頑張って下さいね!
- 33 名前:ititetu 投稿日:2006/09/17(日) 17:24
- 消えちゃうから上げますね。
めかりさん、一応現況報告だけでも。
- 34 名前:ititetu 投稿日:2006/09/17(日) 17:24
- 上がらなかった。
もう一度。
- 35 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/09/17(日) 19:47
- >>34
整理だったら15日(金)にもう済んでるよ?
その前にageる意味が分らないけども。
- 36 名前:めかり 投稿日:2006/10/03(火) 06:33
- 長く止まってしまって申し訳ありません
もう少ししたら仕事が一段落致しますので
落ち着き次第再開したいと思っております。
本当に申し訳ございません
- 37 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/12/28(木) 04:02
- お休み?
- 38 名前:POWER 投稿日:2007/01/10(水) 01:32
-
ボンクラーズチーム
辻・加護・吉澤・高橋・後藤とボンクラーズ見習いの小川
6人は扉の前に立つと、
「はぁ〜・・・この扉開けたらまたおるんやろうなぁ〜」
「あいぼんの言うとおりだよ。うちらはあと、どれだけ戦えばいいの?」
「さぁ〜、まぁ頑張ってよ、よっすぃ〜。応援してるよ」
「ありがと〜って、ごっちんも、もう狙われている身なんだよ」
「だ〜か〜ら!よっすぃ〜がごとーの分も戦ってくれればいいじゃん。そしたらごとーも楽だしね♪」
「ほんじゃ、うちのも頼むわ」
「ちょ、ちょっとあいぼん?!」
「ついでにののの分のも頼むです」
「じゃっ、あーしのもお願いするわ」
「それじゃ〜、私の分も〜・・・」
流れにのって小川も頼もうとすると、
「うっせぇ〜見習い!!おめぇ〜は自分で何とかしやがれ!!!」
「はっ、はいぃぃ・・・・」
こうして6人は扉を開けて中に入って行った。
- 39 名前:POWER 投稿日:2007/01/10(水) 02:05
-
部屋の中央に2人の人影が見える。
「はぁ〜・・・やっぱおったな。ほな頑張ってな、よっすぃ〜」
「えっ?やだよ〜。うちここまでけっこうやってきた方だと思うよ。それにごっちんにやられた傷が治ってないしさ」
と言って後藤の方を見ると、
「またまた〜、よっすぃってけっこう頑丈じゃん。問題ないでしょ♪」
「っていうか、うちが勝った事は勝ったけどさ、あきらかにウチの方が重傷なんだけど・・・」
と話していると、
「おい、そこのバカども!ダラダラしてないで早くこっちに来なさいよ」
「バカ・・・?おい、よっすぃ〜の事呼んどるぞ」
「ちょっとあいぼんさん。ウチはあいぼんさんには敵わないと思いますけど・・・」
「うぐっ、それを言われると・・・・いやっ!うちかてリーダーには敵わんと思うで!!」
「あぁ〜それはそうかもなぁ〜」
加護と吉澤が言い争っている間に辻が入り込み、
「2人とも!ののの事を何て言ってるですか?」
「あっ、いや・・・」
「いやっ、あのっ・・・・」
「もういいです。2人にはあとでゆっくりと話をするです」
そう言うと、辻はゆっくりと中央に歩いて行き、
「ここはののが相手になりましょう。それでどちらから来るのですか?あれだったら2人でもいいですよ」
すると、ショートカットの女性が前に出てきて、
「メロンファイバー組、この大谷雅恵が相手になってやるぜぇ〜」
「メロンファイバー・・・・おいしそうな名前です」
- 40 名前:POWER 投稿日:2007/01/10(水) 02:21
-
「って、ドコに注目してんだよ。やっぱバカだな」
「うるさいです。こうなったら跡形もなく倒してあげるです」
「ふん。それはこっちのセリフだ。行くぞ!!」
大谷は一気に間合いをつめると、右フックで辻を殴り飛ばした。
それを見ていたボンクラーズ達は、
「お〜、やるじゃねぇかアイツ。辻にワンパン入れやがったぜ」
「アホか。まだのんのエンジンがかかってないだけやろ」
「へん。そんな事はリーダーとタイマンした事のある、ウチがよ〜く知ってるよ」
「へ〜、よっしぃ〜はリーダーとタイマンやってんだ。いいなぁ、ごとーもやってみたいな」
「まぁ、そんなにやりたいならやってみれば?ただ1つだけ忠告してやるよ」
「なに?」
「メチャメチャつぇ〜ぞ!!」
「はははっ、忠告アリガト。肝に銘じておくよ」
後藤は笑顔で答えると、辻VS大谷に目を向ける。
- 41 名前:POWER 投稿日:2007/01/10(水) 02:49
-
大谷は辻の攻撃をかわしながら、次々とパンチを入れていく。
殴られて壁まで飛ばされた辻に大谷が、
「ホントにこいつが最強なのか?聞いていた情報と全然違うじゃねぇ〜か。やっぱタダのバカか♪」
その言葉に辻はゆっくりと立ち上がって、
「やっと体が温まってきたです。そろそろののの実力を見せてやるですよ」
辻がそう呟くと同時に、大谷に近づきケリ飛ばした。
飛ばされて壁に叩きつけられた大谷は、突然の辻の変わり様に驚いていたが、
「ふふっ、さすがは最強と言われるだけはある。これでこそやりがいがあるってものだ」
- 42 名前:めかり 投稿日:2007/01/10(水) 02:52
-
長々と止めていたうえに、少量更新で申し訳ありません。
待っていたみなさん、やっとひと段落ついたので少しづつですが更新を進めて
いきます。
では、また後日。
- 43 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/01/11(木) 01:39
- おぉ〜〜〜〜〜〜!!!!
更新乙です!!
待ってました^^
また更新お待ちしてます。
- 44 名前:POWER 投稿日:2007/01/13(土) 22:27
-
大谷は立ち上がると、
「それじゃ〜、こっちもそろそろホンキモードでいきますかな」
そういって辻の前に立ち、ゆったりと構える。
それを見ていた斉藤が、
「へぇ〜?!早速だしちゃうんだ。これを出されたらけっこうやっかいなのよねぇ」
「コラコラ!余計な事は言わないでよね」
と、大谷がつっこむと、
「はいはい、わかってますって♪」
その話を聞いてた辻が、
「どういうことですか?ののが負けるような事が聞こえましたが何かの間違えですよね?」
「そう聞こえたのなら、オマエの耳は正常だよ。ただ、頭の中はどうだか知らねぇけどな」
- 45 名前:POWER 投稿日:2007/01/13(土) 22:35
-
「あ〜あ・・・言っちゃったよ、アイツ」
「ホンマやな。こりゃ〜アイツ消されるわ〜」
吉澤と加護がコソコソと話していると、
「何言ってるの?さっき2人ともリーダーの事バカだって言ってたじゃん」
「ごっ、ごっちん?!ウチらはそんな事言ってないって!なぁ、あいぼん?」
「そうそうそうそうそう!!ただリーダーよか少し賢いって言っただけやで!!」
加護と吉澤が必死に弁解したが、
「じゃぁ、やっぱバカって事じゃん」
「だからごっちん、何で・・・」
「だってよしこって、大バカじゃん。それにあいぼんもかなりのアホだって愛ちゃんが言ってたよ」
後藤が高橋を見ると、
「そーやそーや。2人とも大バカや!!」
「あ、愛ちゃん・・・そりゃナイわ〜」
「ごっ、ごっちんもヒドイよ・・・」
- 46 名前:POWER 投稿日:2007/01/13(土) 22:47
-
その時、辻が後ろを向いて、
「話はよ〜く聞こえたです。あいぼんとよっすぃ〜には後でジックリと話をさせてもらうです」
そう言って前を向くと、
「その前に、こっちのメロンサイダーの人にもキッチリと教えこまないとですね」
「バーカ、メロンファイバーだって言っただろ。どこまでバカなんだよ、オマエは・・・」
「わかりました。キッチリ体に教えこんであげるです」
その言葉と同時に辻の拳が大谷のアゴを狙って真っ直ぐ向かっていった。
しかし、先に衝撃があったのは辻のアゴだった。
「???あれっ?」
不審に思った辻は、少し大谷から距離をとった。
- 47 名前:POWER 投稿日:2007/01/13(土) 23:01
-
「なぁ〜、今の見てたよな?」
吉澤が加護に問いかける。
「あぁ、確かに先に手を出したんはののや」
「けど、先にヒットしたのはアイツだった・・・・」
「明らかにののより遅く手を出したんに何で先にヒットするんや?」
「さぁ?ごっちんも見てただろ。わかる?」
「ん〜や、さすがのごとーもチンプンカンプンカンプンプンだね」
「カンプンプンは余計だよごっちん・・・愛ちゃんは?」
「いや、あーしもみんなと同じ見解やが・・・」
「そっかぁ〜、だとすると当事者の辻はもっとわかってないだろうな」
「そうやな、さすがにココまで来ると敵さんもレベル高いモンやなぁ〜」
加護の言葉に吉澤・高橋・後藤がうなづいて、辻と大谷の方に目を向ける。
その時、
「あの〜吉澤さん?」
「んっ?」
「私には聞いてくれないんですか?」
「うっせー雑用!今、お前にかまってる暇はねぇ〜んだよ。床磨きでもしてろ!!」
「ヒドイですよ〜。それに雑用じゃなくて、見習いだモン!!」
「だからうっせーって言ってるだろ!!みじん切りするぞコラ!されたくなかったら黙ってろ」
「・・・・・・はぃ・・・・・」
- 48 名前:めかり 投稿日:2007/01/13(土) 23:05
-
また少量ですが、今日はここまでです。
43>>名無飼育さん
長々更新してなかったのに待って頂いてホントに感激です。
自分サイドですがやっと落ち着いてきたので、少しづつ更新を
進めていけたらと思っています。
これからもヨロシクです。
- 49 名前:POWER 投稿日:2007/03/24(土) 03:17
-
少し距離をとった辻を見て、
「どうした?距離なんかとったりしてさ。もしかして、私にビビッたのか?」
「んぐっ・・・・・うっさいれす。ののがビビるわけがないのです」
大谷の挑発に簡単に乗ってしまった辻は、大谷に向かって一直線に飛び蹴りを出した。
しかし、先にヒットしたのは大谷の右足。
飛ばされて床を転がった辻が、起き上がって、
「何でののの攻撃が当たんないんですか?」
「それはなぁ〜・・・ってオイ!!今、戦ってる相手に聞いてどうするんだよ」
「だって、わかんないですから・・・・・・」
「教えてやってもいいけどさ」
「ホントですか?」
「そしたら、オマエの負けだぞ♪」
大谷の言葉に辻の動きが止まる。
- 50 名前:POWER 投稿日:2007/03/24(土) 03:27
-
少し考えた辻は、
「わかったです。そうでしたら・・・」
辻は後ろを向くと、
「よっすぃ。ちょっと来るです」
突然呼び出された吉澤は、立ち上がってゆっくりと辻の隣に歩いていく。
それを見ていた大谷が、
「なんだ、1人じゃ敵わないから2人がかりでやるのか?けっこうセコイなオマエは」
「違うですよ。勝負事は昔からタイマンって決まってるです」
「じゃあ、そいつはなんなんだよ」
大谷は辻の隣に来た吉澤を指差す。
- 51 名前:合宿 投稿日:2007/03/24(土) 03:42
-
「コイツはののの代わりです」
「はぁ?」
「へっ?」
大谷と吉澤が同時に驚く。
「ちょっとリーダー?!ウチが代わりってどういう事?」
「そのままの意味です。ののはちょっと考える事があるのでその間チェンジするです」
「だったら、戦いながら考えればいいじゃん」
「それができたら苦労しないですよ。ののは考えながら戦いはできないのです」
「そっか、じゃぁ仕方ないや。アンタもそれでいいだろ?リーダーに考えろって言ったのはアンタだしな♪」
納得した吉澤は大谷に確認をとると、
「フン、まぁいいだろう。結局は順番がかわるだけだしな」
- 52 名前:POWER 投稿日:2007/03/24(土) 03:56
-
「まぁリーダーはゆっくり考えてな!そんかわり、うちがアイツを倒しても文句言うなよ」
「そしたら、よっすぃの扱いをソフトにしてやるです」
吉澤はニヤッと笑うと
「よっしゃ!ほんじゃサクッとやっちゃるじゃん♪」
その会話を聞いていた大谷が、
「おい、オマエそんな約束でいいのか?」
「そんな?オマエは知らないからそんな約束って思うかもしれないけど、ホントにヒドイんだぞ!」
「・・・・・大変だな。まぁだからと言って負けてやる気はサラサラないけどな」
「ヘン!上等じゃん。そんなら実力で勝つまでじゃん」
大谷と吉澤は間合いを取るとゆっくりとかまえた。
- 53 名前:めかり 投稿日:2007/03/24(土) 03:57
-
少量更新しました。
- 54 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/03/25(日) 01:37
- 更新乙です。
辻ちゃんの活躍が好きです
- 55 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/07/26(木) 00:14
- まだかな?
Converted by dat2html.pl v0.2