記念日はクリスマス

1 名前:RYひーC。 投稿日:2006/01/15(日) 18:18
85年組が主に中心となります。
基本的には石吉です。

最後までお付き合い頂けると嬉しいです。
2 名前:『片思い』 吉澤side 投稿日:2006/01/15(日) 18:25
「はい、たんあ〜んして♪」
「あ〜ん♪」

イライラ…

「ん〜!!めっちゃ美味しいよ、亜弥ちゃん!美貴感激!!」
「ほんとぉ?嬉しい〜♪」

ブチッ

「うっせぇよ!さっきから!イチャイチャすんなら他行け!他に!
だいたいそれ松浦が作ったんじゃないだろ!
さっき売店で買った肉まんだろ〜が!」

「きゃー怖〜い。助けて美貴たぁん♪」

どっかの大根役者のような棒読みだし。
なにが「きゃー怖〜い」だよ。あぁ?

「よっちゃん!亜弥ちゃんに手出したら美貴が容赦しないよ!」

はいはい。そ〜ですね。
もぅいいから。
「美貴たんカッコイイ〜!」じゃないよ。ホント。
あんたもいちいち「亜弥ちゃんは可愛いよ♪」
とか言ってんじゃないよ。

まじで。ほんと寒いから。
3 名前:『片思い』 吉澤side 投稿日:2006/01/15(日) 18:26
冬なのに勘弁してほしいって
そっちはアツアツかもしんないけども、こっちは寒くなる一方だ。

「ところで!よっちゃん!」

どわぁっ!

「いきなりでっかい声出すなよ!ビックリすんじゃん」

「もぅすぐクリスマスだよ〜♪」

あたしが怒ってることなんざ聞いちゃいねぇ…

「はいはい、そーですね」

「なにさぁ!その興味ないって態度はぁ!」

「だって興味ないしぃ〜。」

「美貴たん、可哀相でしょ!」

「亜弥ちゃん?」
4 名前:『片思い』 吉澤side 投稿日:2006/01/15(日) 18:49
おっ?なんだ?
珍しくあたしをかばってくれるのかい?
いつもこの二人にはからかわれまくり、いぢめられまくりだからね…(うぅ涙)

「よしざーさんは、一緒に過ごす人がいないの。
さっみすぃ〜クリスマスを過ごすんだから、ね?」

そうそう。
さっみすぃ〜クリスマスを過ごすんだよ

…っておい!
ね?じゃねぇ〜だろうがぃ!!

その”さっみすぃ〜”ってのに物凄く悪意を感じたのはあたしだけかい?
そうですか。そうですね。


「そっか…。そうだよね、亜弥ちゃん…」

「そうよ、美貴たん。かわいそ〜な人なんだよ」


うぅ…なんてわざとらしく泣きまねして
「よっちゃんの分も、美貴たちは楽しく過ごそうね」
なんて言ってやがる。

ねぇ?さすがにヒドイよね?
どうなのよ?


―キーンコーンカーンコーン


「あっ!鐘鳴っちゃったよ!」

「ちょっとぉ、よっちゃん!授業遅れちゃうじゃんよぉ!」


そうだよ!遅れちゃうじゃん!…ってあたしのせいかよ!!


「亜弥ちゃん急ごう!」

「うん。じゃあまた、クリスマスの予定は後でたてようね♪」

「ね♪よっちゃんには、予定教えてあげないよ〜だ♪」


そんなこと言いながら、手をつないで二人は走っていった
こいつら、どこまで嫌味なんだ…

つ〜か…置き去り?


5 名前:『片思い』 吉澤side 投稿日:2006/01/15(日) 18:58
教室についた時は、いつも以上に疲れていた。
これから午後の授業だってのに…
大体なんで、あの二人とあたしは一緒にいるわけ?

ミキティこと藤本美貴は、あれであたしの1個上。
あれで1個上。

松浦こと松浦亜弥は、あたしの1個下。
あんな生意気だけど1個下。

二人は校内公認のカップル。
カップルってかバカップル。

一緒にいると本気でぶっ飛ばしたくなる。
でもなぜか一緒にいる。
ってかあいつらが、あたしがいるとこに来るんだよ!
そうだよ!

泣きたい…ひとみちゃん泣いちゃう!うわーん!!
はい、キモイから。


まぁ話は変わるけど、
あたしだって恋くらいしてる。
ただあいつらと違うのは、片思いってことだけど

しかも先輩だ。
先輩ってことは、ミキティと同じ学年だ。

ミキティに協力してもらえたら、少しは楽かもしんないけど…
ミキティに言ったら、間違いなく松浦にいう。
んでもって、毎日のようにあたしをからかうに決まってる…
考えるだけで寒気が…

ヤメタヤメタ。

あたしには一応、同じクラスに親友がいるし。
あの二人には、黙っておこう…そうしよう…。
6 名前:『片思い』 吉澤side 投稿日:2006/01/15(日) 19:06

「…〜い。お〜い?」

「へっ!?」

「よしこぉ?」

「あぁ?ごっちん」

「なんかボーっとしてたけど…?大丈夫かい?」

うわっ、もぅ授業終ってるし…
何してんだ、あたしは。

「大丈夫…かな。」

「あはっ。顔が大丈夫じゃなさそうだぞ〜」

そう言いながら、ごっちんは頬を抓ってきた

「ふぁなふぇって〜(離せってば〜)」

「あはっ♪ごめんごめん」

彼女はごっちんこと後藤真希。
“あはっ”って笑うのは彼女の癖。
この笑顔を見ると不思議に元気が出たりする。

「そ〜だ!よしこ!!」

「んへ?」

いきなり呼ばれて、我ながら情けない声を出したと思う。
ってゆうか、なんであたしの友達はこうも唐突に叫ぶんだろう?
目の前にいるのに…、声はクラス中に届いてる気がする。

7 名前:『片思い』 吉澤side 投稿日:2006/01/15(日) 19:45

「クリスマスだよ!クリスマス!」

「ごっちん、落ち着けって。聞こえてるから。
充分聞こえてますから。」

「んぁ…ごめんね。」

自分の声の大きさにようやく気づいた彼女は、
恥ずかしそうに周りを見ながら言った。

「で?クリスマスがどうしたって?」

「ごとーは、イブはやぐっつぁんと遊んで
本番はなっちと遊ぶんだけど…」

おいおい。後藤さんまで惚気なの?
勘弁してね?まぢで。

ってか、なんだそれ!?
イブが矢口先輩で、本番…本番ってなんだよ!
当日が安倍さんって…

すごい贅沢だな。うらやましい…って違う違う。
8 名前:『片思い』 吉澤side 投稿日:2006/01/15(日) 19:48
ごっちんは先輩とかお姉さん系の人にモテル。

安倍さんってのは、ごっちんの恋人で。
確かお花屋さんをやっていて…安倍なつみさんだったかな?
なんで出会ったのかとかは知らないんだけど、
とりあえずごっちんは、安倍さんが大好きみたいで…。

そんで、矢口先輩ってのはあたしも知ってる人。
矢口真里っていってこの高校にいた先輩。
今年卒業して、今はフリーターらしい。

矢口さんと知り合う前から、ごっちんは安倍さんと付き合ってたけど
矢口さんは、それでもいいからってごっちんに告った。
だから、割り切った付き合いをしてる。

ごっちんもたまに辛そうだけど、
矢口さんが好きな人を見つけるまで、一緒にいてあげるんだって言ってた。
ごっちんなりの優しさ。もちろん安倍さんは知らない…はず。


あたしには、ごっちんみたいな起用なことできないし。
恋人すらいないし…まぁ、告白すらできないんだから当然か…ガクッ
9 名前:『片思い』 吉澤side 投稿日:2006/01/15(日) 19:53
「ねぇ!よしこってば!」

耳元ででっかい声を出され、目が覚める。
いや、別に寝てたわけじゃないけどさ。

「え?それで?」

「はぁ?ちょっとぉ、よしこ聞いてなかったでしょ?」

「…バレたか。」

「バレバレだから。」

「ごめん。で?イブが矢口先輩でクリスマスが安倍さんで?」

「って!そこから!?」

「だって説明してたの。」

ごっちんと安倍さんと矢口先輩の関係を。
誰に?そんなの知らないけど。

「は?」

「なんでもない。」

「んぁ。まぁいいや。だからね、イブにやぐっつぁんちでパーチィするの」

「うん、パーティね。それが?」

「でね、そのパーチィ二人ぢゃ寂しいでしょ?」

クリスマスなんだから、二人でいいと思うんだけどね?
うん、それとパーチィって何?ごめん、何?

「そんなことないんじゃ…」

「寂しいよね!やっぱそうだよねぇ」

多分…多分だけど、安倍さんを裏切りたくないんだろう。
イブだし。フツーより少し特別になっちゃうのがイヤなんだと思う。

だからあたしを誘おうってか?
3人とか勘弁してくれ。矢口先輩に恨まれそうじゃん。

さっきから勘弁してほしいことばっかだ。


10 名前:『片思い』 吉澤side 投稿日:2006/01/15(日) 20:37

「よしこクリスマス暇なんでしょ?」

「暇じゃない。」

「なんでよぉ!」

「まだクリアしてないゲームがある。」

「そんなのクリスマスにやる必要ないじゃん!
ってか、華の女子こーせいが何言ってんの!」

「クリスマスとゆうロマンティック浮かれムードでやるのがいいのだ。
クリスマスに全クリできたらさぞかし嬉しいであろう。うんうん。」

「意味分かんないって。」

まったくだ。自分でも意味ワカラン。

「3人とか無理だって!矢口先輩に一生恨まれそうだもん」

「3人じゃないよぉ〜」

「…?誰か呼ぶの?」

「あはっ♪」

「あはって…?」

「それじゃ、イブはやぐっつぁんちだから♪」

そう言い残してごっちんは行ってしまった。
結局誰が来るんだろう?

意味深な「あはっ♪」が気になったけど
クリスマスまで後2週間もあって。
後1週間に迫った頃には、そんなことすっかり忘れてた。
11 名前:『片思い』 吉澤side 投稿日:2006/01/15(日) 20:44
「美貴たぁん♪」

「なぁに?亜弥ちゃぁん♪」

「よしざーさんね、クリスマス”イブ”は予定入ったみたいだよぉ」

「そっかぁ〜”イブ”は一緒に過ごす人がいるんだねぇ」

先生〜!
はい吉澤さん。
この二人殴ってもいいですかぁ?

手短にね。

おぉ〜っし!!
グッ…

心優しいあたしにはそんなコトできません。
先生ごめんなさい。やっぱできません。

「はぁ…」

「美貴たん!よしざーさんがため息ついてるよ!」

「どうしたの!よっちゃんさん!大丈夫かぁ!」

お前らのせいだよ。ホント疲れるわ。
誰か助けて〜


「あはっ!よしこぉ〜」

神様はいた!!
あぁアリガトウ…私は一生あなたについてゆく…

「ごっちぃ〜ん!」

「んぁ?お友達と一緒?なら後で…」

「え?急用??そっか、分かった!ってわけだ
あばよ!バカッポー!」

「んぁ?よしこぉ?」

「いいから!」

そういってあたしは、ごっちんの腕を引っ張って
その場から立ち去った。

「あ〜あ。逃げちゃった。」

「ちょっといぢめすぎたかな?」


なんて二人が言ってることは、もちろん知らないで。
12 名前:『片思い』 吉澤side 投稿日:2006/01/15(日) 21:09
「よしこぉ〜よしこぉ〜」

「あっ!ゴメン。ごっちん」

「どうしたのさ?」

「まぁ…いろいろと。はは」

カッコ悪くて言えないって。
いぢめられてるなんて。うぅ

どうもごっちんとか松浦とかミキティには強く出れない。
まぁ、なんてゆうか性分なんだろうけど。

友達に弱いってゆうか。
かといって、友達じゃない人に冷たいわけじゃないけど。
もちろん、そんなことないけど。…たぶん

「あっ。それで何?ごっちんあたしに用あった?」

「うん、別に今じゃなくても良かったんだけどね。あはっ」

「まぁ、いいから。」

「うん、あっそうだ!さっきの子たちも呼ぼうか?」

「いい!絶対いい!勘弁して。」

「あはっ…分かった分かった。それでね、クリスマスの話なんだけど…」

「イブ?」

「そ〜。イブ〜。」

「どうかした?」

「今更だけど、よしこ開いてるよね?」

すっげぇ今更だけど?

「全クリの予定が…」

「そっか♪あいてるなら良かった♪」

おい!個人的な用事はシカトかよ!
って言っても、まぁいいんだけどさ。

「でもさぁ、よしこも意外に奥手だよねぇ?」

「意外ってなにさ。」

「だってさぁ〜モテるのに。」

「…。」

確かに、自分で言うのもどうかと思うけど
あたしはモテる方だと思う。
13 名前:『片思い』 吉澤side 投稿日:2006/01/16(月) 05:29

今まで、いろんな人から告られてるし…
でも、好きになれないから付き合わない。

優しく振るなら、冷たくあしらった方が相手もキッパリあたしを忘れられると思って
振るときは正直すごい冷たい。

だから、あたしに振られた子たちに
すごい根も葉もない噂流されちゃってるけど…
まぁ、それはいいや。

とにかく、あの人に出会ってから変わったんだ。
話たことだってないし、多分向こうはあたしのこと知らないと思うけど。

なんっつ〜んだろ?
ビビっときたってゆうか…。
校舎をごっちんと歩いてるときに、ふと見た中庭。
そこで、ベンチに座って本を読んでるあなたを見たのが始まりで…。

そうだ。毎日、あの人が座ってるベンチが見えるとこにあたしは一人で座ってたんだ。
それで、松浦とかミキティが来るようになって…

日課だったはずのあの人を見る時間が大分減った気がする。
だからイライラしてたのか。

自分のことなのに、今頃気づく自分は鈍感ってゆうより
なんかもっと、ただアホって感じがするけど…。

なんか話ずれた!

とにかく!あたしは、あの人を好きになってから
純粋に片思いしてる。めっちゃ乙女だ。
こんなコト言ったらミキティたちが笑うんだろうな。

“乙女だってぇ〜♪おかまじゃん”

そうそう、おかまって…
って!いや、あたしは女だから!
14 名前:『片思い』 吉澤side 投稿日:2006/01/16(月) 05:34
「一途なんだよね〜」

「う…うん。」

「あはっ♪よしこカワイー」

またいつもの笑顔で、あたしの頭を撫でる。
なんかちょっとだけ恥ずかしい、

「告ったりしないの?」

「だってさ…話たことないもん。」

「だぁ〜から!話せばいいぢゃん。」

「だってぇ…」

「毎日遠目から見てるだけで寂しくないのぉ?」

「それは…ねぇ?」

ねぇ?

「もぅクリスマスだよぉ?」

「いいんだよ。あの人を遠くからでも見れればあたしは幸せだ!
そうだ、幸せなのだ!」

「ふ〜ん。まぁいいけどぉ〜。じゃ、ごとーは行きますんで♪」

よく分かんないけど、ごっちんは教室に戻っていった。
見てるだけで幸せだ!なんて言ったけど…
実際そんなコトもなくなってきてる。

やっぱり話したい。
どんな声なのか知りたい。
どんな風に笑うんだろう?

あの人について知ってるのは
ミキティと同じ年の3年生ってだけ…。

まぁ。そのうちね。そのうちだよ。

15 名前:『片思い』 吉澤side 投稿日:2006/01/16(月) 20:16


12.24 SAT PM6:30

そんなこんなでイブの日になった。


16 名前:あいわい 投稿日:2006/01/16(月) 22:02
おぉ!新いしよしが始まってたんですね♪頑張ってくださーい!
17 名前:バード 投稿日:2006/01/17(火) 01:13
続き楽しみにしてます^^
18 名前:『片思い』 吉澤side 投稿日:2006/01/17(火) 07:42
あいわいさん>ありがとうございます
いしよしです!大好きなもんで…♪頑張ります☆

バードさん>ありがとうございます
楽しみにしてもらって嬉しいです☆
19 名前:RYひーC。 投稿日:2006/01/17(火) 07:43
名前にタイトル書いてしまいましたが、気にしないでくださいm(__)m
20 名前:『片思い』 吉澤side 投稿日:2006/01/17(火) 07:44

きっと二人きりのイブを過ごせなくて
矢口先輩はご立腹だろうから…
ここらじゃ有名なケーキ屋さんで、まぁ適当に何個か買って
途中でコンビニに寄ってお酒を何本か買った。
(ここのコンビニは、年齢聞いてこないんだよね。
あたしは、まだ未成年なんだけど…。)

とばっちりは受けたくないし。
ぶつくさ思いながら 矢口先輩の家に着いた。

――ピンポーン――

ガチャ


「よしこぉ!待ってたよ♪」

すっごい満面の笑みで笑うごっちんを見ると
ここに来たのも間違いじゃなかったなって思ったり…。

うん、あたしは基本的ごっちんが好きだからね。
21 名前:『片思い』 吉澤side 投稿日:2006/01/17(火) 07:45
「おじゃましまぁ〜す…」

「おぅ。よっすぃ〜、遅かったじゃんかよぉ〜!!」

なんか軽く、ご機嫌斜めですか?
ほっぺ膨らませちゃってるよ。ちょっとカワイイ…
って違う違う。

「こんにちはぁ…矢口先輩これどうぞ〜。」

愛想笑いを浮かべながら、とりあえずケーキとお酒を渡す。

「おぉ!!よっすぃ〜気が利くじゃぁ〜ん♪」

案の定、簡単に機嫌が良くなった矢口先輩。

「よしこなんか、気使わせちゃった?ごめんねぇ」

ごっちんは、ちょっと申し訳なさそうにしてたけど
やっぱ矢口先輩と二人っきりになったら、いろいろやばそうだし。
安倍さんとは、これからも仲良くやってほしいし…。
これくらいは仕方ないかなとか思う。


久しぶりに来た矢口先輩の部屋は、
なんてゆうか相変わらずギャルっぽい感じで。 
豹柄のものがいっぱいあった。
多分ほとんどが貰い物なんだろうけど
矢口先輩を溺愛してた中澤先生からの…。

一人暮らしにはちょうどいいくらいの広さの部屋で
部屋の真ん中に小さな炬燵が置いてある。
そういえば夏に来たときも炬燵だったような…

炬燵の上には、あたしが持ってきたお酒とケーキ
それに、ごっちんが作ったであろう
おいしそうな料理が数多く並べてある。

ごっちんが料理を作ってる間に矢口先輩が飲んだのか、
ビールの空き缶が既に何本か置いてあった。
22 名前:『片思い』 吉澤side 投稿日:2006/01/17(火) 19:58
あれ?そういえば、4人なんじゃなかったけ?
あっ…4人とは言ってないか。

「ごっちん、他の人は?」

「え?あぁ!梨華ちゃんね。さっき電話があって、ちょっと遅れるんだって」

「ふ〜ん。」


梨華ちゃん…ってゆうのか。ってことは1人?
矢口先輩の友達なのかな?
ちゃんと話せるかな〜…あたし人見知りなんだよねぇ
やっぱ、初対面って緊張するし…
だけど、ごっちんの友達として悪いイメージはつけたくないし。


梨華ちゃんって人を待ってる間
何度も矢口先輩が

「お腹すいたぁ〜〜〜!!」

って、バタバタしながら駄々をこねて大変だった。
多分、酔ってるんだろうけど…
だって、ほら空き缶増えてるし。
23 名前:『片思い』 吉澤side 投稿日:2006/01/17(火) 20:55

ごっちんは、困ったように笑いながら

「もう少しだから、我慢しようね」

なんて、まるでお母さんみたいだ。

「大変だね〜。どっちがお姉さんか分かんないね」

って、人事のように言うあたしに(まぁ人事だけどね)

「あはっ。いつもは、頼りになるんだよ
ごとーのが、迷惑かけちゃってるもん。」

って、さりげなく矢口先輩をたてる。
こうゆうところ、すごいいい奥さんになりそうなんだけどね。

でも、やっぱ実際ごっちんのがお姉さんなんだろうなぁ
じゃなかったら、安倍さんがいるのに矢口先輩と会ったりしない。

安倍さんの前で見せる、甘えたごっちんが本当で…
それでも、矢口先輩をほっとけない。
それが、ごっちんだ。

矢口先輩も気づいてるんだろうけど…
ごっちんが好きだから離れられないらしい。

ごっちんもなんだかんだ矢口先輩が好きなんだよね。
それは矢口先輩の気持ちとは違う気がするけど…。

そんな感じ。    だと思う。

24 名前:『片思い』 吉澤side 投稿日:2006/01/17(火) 21:14

時計に目をやると、もう7時10分になろうとしていた
梨華ちゃんって人遅いなぁ…


――ピンポーン――

「んぁ。梨華ちゃんだ!!」

そういって、ごっちんはすぐ玄関に向かった。
膝枕してもらっていた矢口先輩は、頭をおもいっきり床にぶつけて痛そうで
いったぁー!っとか言いながら頭をさすってる姿が、すごい子供っぽかった。
この人もう23歳とかになるけど…

「矢口先輩、梨華ちゃんって人来たみたいですよ?」

「おぉ?ほんろぉ?どぉこぉ?」

って言いながら、炬燵の下を覗いたりしてる。
呂律回ってないですけど

この人ほんとに大人なの?
半ば呆れながら考える。

「おじゃましまぁ〜す。」

梨華ちゃんって人だ。
すっごい耳に残る声だと思った。

ってか、初めて聞くな…こんな声
アニメ声?っつ〜の?
どんな顔してんだろ?

玄関のほうに身を乗り出して、覗いてみる。

!!!!??

あたしの驚いた顔に気づいたのか
ごっちんが”あはっ”と笑った。


25 名前:『片思い』 吉澤side 投稿日:2006/01/17(火) 21:19



ちょっと待った。
整理しよう。


あたしは、2週間前にごっちんにイブ誘われた。
矢口先輩と二人っきりになりたくなかったからだろう。うん。
で、あたし含めて3人じゃ矢口先輩があたしに対して怒るはずで…
気のきくごっちんは、矢口先輩の友達を誘ったはず。
それが梨華ちゃんって人。


うん。
整理できた。はず…


で…梨華ちゃんって…


あたしの目の前に座るこの人が梨華ちゃん…
あたしの片思いしてる…
いつも昼休みに、ベンチで本を読んでる…あの人が…
梨華ちゃん!!?

相当強張った顔をしていたらしい。
ごっちんが耳元で「大丈夫?」って言ってきた。

「ちょっ!」

ごっちんの手を引っ張って
玄関に連れ出す。

声を張り上げたいとこだけど
さすがに聞かれたらマズイから自制する。
26 名前:『片思い』 吉澤side 投稿日:2006/01/17(火) 21:21

(ちょっと!ごっちん!聞いてないよ!なんであの人がいんの!?)

(だって言ってないもん♪)

悪びれる様子はこれっぽっちもない。
とゆうより楽しそうだ。

(言ってないもんって…帰る。)

(ちょっと!なんで帰るのさぁ!)

(だって…なんか気まずいじゃん。)

(友達になれるチャンスじゃん!)

(ってか、ごっちん友達なの?)

(梨華ちゃんはやぐっつぁんの後輩で、前に遊びに来たの。
それから、お話するようになったよ。
よしこに言おうと思ったけど、どうせなら驚かそうと思って♪)

ってか友達だったのかよ!あたしがこの人好きって知ってたっしょ!?
なんで言ってくんないんだよ!
とか思うけど…
「驚かそうと思って♪」
この自由気ままなマイペース発言になんか負けちゃったな。
はは。
ごっちんは、あたしのこと考えてくれてたんだよね?
27 名前:『片思い』 吉澤side 投稿日:2006/01/17(火) 21:25
(あたしだけ初対面じゃん…無理無理!意識しちゃって話せないよぉ)

(ヘタレ!!)

(うっさい!)

(大丈夫だから。梨華ちゃんね、よしこと会えるの楽しみにしてたんだよ?)

(へ?)

なんで?
あたしのコト知ってんの?

(よしこ一応さぁ〜校内でモテモテ君なんだからぁ〜。
知らない人の方が珍しいんだよ?ね?)

(ね?って…)

(いいから!前のよしこは誰にでも手出してただろぉ!)

(うっさいよ!)

出してねぇ〜って!勝手に来るんだって!
噂だと誰にでも手出してる”遊び人吉澤”だけどね…
あたし乙女だからさぁ〜
恥ずかしくてお話なんてできませぇん。

って言っても、やっぱここは頑張るか
ごっちんも、いつまでもヘタレなあたしにチャンスをくれたんだろうし。
そっか、あたしの神様ってごっちんなのか。あはは

いつまでも二人を放っておくのも悪いので
そそくさと炬燵に戻った。
28 名前:『梨華ちゃん』 吉澤side 投稿日:2006/01/17(火) 22:46
「よっすぃ〜、オイラのごっちんを取るなよぉ〜」

「あっ、すませ〜ん。」

矢口先輩にテキトーに謝りつつ
梨華先輩の方を盗み見る…
盗み見るって怪しいな、おい。

なんか全体的にピンクだ。(服装とか、雰囲気とか…全体的になんかね)
声にあってて、すごい女の子っぽい
体も華奢な感じで、ほっそりとしてる。
でも、あるとこはあって…

ってあたしは親父かよ!
29 名前:『梨華ちゃん』 吉澤side 投稿日:2006/01/17(火) 22:47
声をかけることも出来ずオロオロしてるあたしに、ごっちんが気づいたらしく

「あっ!紹介してないよね?気がきかなくてごめんよぉ」

って、言いながら彼女にあたしを紹介し始めた

「えっとぉ、これがよしこ!聞いたことあるよね
ってか、ごとーも何回も話してるもんね。」

おいおい、ごっちん…何を話したんだよ…

「…。」

って、えっ?終わりかよ!

「…正直、ごとーからよしこについて話すことないや。あはっ」

ってか、紹介になってないって。
もぅ少し、なんかあるでしょ〜よ?

「よしこ、自分のこと軽く話したら?」

「へっ!?あぁ…」

いきなり振ってくるとか、ずるいってごっちん。
まぁ…ちょっとありがたいけど。
30 名前:『梨華ちゃん』 吉澤side 投稿日:2006/01/17(火) 22:47
さっきから、梨華先輩は優しく微笑んでるだけでしゃべってない。
あたしと同じで緊張してるのかな?

あっ。でもあたしは好きだから緊張してんのか。
とりあえず、自己紹介ね…何言おう?
ありきたりでいっか。

「えっと、2年D組の吉澤ひとみって言います。
えっと…よしことかよっすぃ〜って呼ばれてます。
…ベーグルが大好きです。あ、あとゆで卵も大好きです。」

「ふふっ」

「???」

え、何?あたし何か変なコト言った?!?

「自己紹介で好きな食べ物言うってなんかカワイイね」

ボッ///

ははは恥ずかしい…
そうだよね、普通言わないよね…今は小学生でも言わないかもしれない。
ってか言わないと思う…。
大学2年にもなって好きな食べ物って…しかも2つも言っちゃったよ


みるみるうちに、顔が熱くなっていくのが分かる。
あぁ最悪。

31 名前:『梨華ちゃん』 吉澤side 投稿日:2006/01/17(火) 22:48
「私は3年C組で、石川梨華って言います。
あだ名はとくにないかなぁ〜?好きな食べ物は白玉です♪
よろしくね♪」

そう言って、石川先輩は手を差し出した
握手ってことらしい。
なんてゆ〜か…古風な感じがした。
別に理由なんてないけど。


「それじゃ〜ケーキ食べよっか!!」

ごっちんが言うと、矢口先輩は待ってましたと言わんばかりに
乾杯しよう!乾杯!と言って、4つのグラスにビールを注ぎだした。

ごっちんが作った料理はやっぱりおいしくて

「やっぱごっちんの料理はおいしいね〜。
あたしが知ってる中ではダントツ1番だよ」

って言うと、なぜか矢口先輩が鼻高々

「そうだろ〜!」

なんて自慢げにしてた。
いや、あんたじゃないから。
32 名前:バード 投稿日:2006/01/18(水) 03:37
純粋なよっすぃーカワイイ☆
いしよしに期待です^^
33 名前:『帰り道』 吉澤side 投稿日:2006/01/18(水) 07:08
わいわい騒いでたら、
もぅ時計の針が11時を指すころになっていた。

矢口先輩は、ありえないほどベロンベロンに酔っ払っていて
(ベロンベロンってこうゆうのをゆうんだな、なんて呑気に思ったりして…)
ごっちんは、矢口先輩が心配だから泊まっていくと言った。

そんなわけで、あたしは石川先輩と帰ることになっちゃって…。

自己紹介してから約4時間…
たいして言葉を交わしていなかった。
ごっちんが気を使ってくれていたけど、やっぱり緊張してて
何を話したか覚えてないし…。
34 名前:『帰り道』 吉澤side 投稿日:2006/01/18(水) 07:10

「寒いね」

正直、いきなりの言葉に心臓が飛び出るかと思った
やっぱりカワイイ声だなぁ…

「あっ、さ、さ、寒いですね…」

「吉澤さん噛み過ぎ〜」

「あっ…す、すすいません…」

緊張してるあたしは、必要以上に噛みまくり
かっちょわりぃ…

石川先輩は「ふふっ」って優しく笑って
それを見たら、なんだかこっちも笑顔になった。

クシュンッ

「あ、あの大丈夫ですか?」

「あ、うん。大丈夫。さっきまで暖かいとこにいたから余計冷えたみたい。」

そっか。寒いんだ。
気が利かないな、あたし…。
ごっちんの友達として失格だぁ〜

「あの、これ…」

あたしは、自分が巻いていたマフラーを彼女の首にそっとかけた。

「えっ、いいよぉ。悪いよぉ」

語尾が少しのびるのが、彼女の癖らしい。
35 名前:『帰り道』 吉澤side 投稿日:2006/01/18(水) 07:16

「あたしは大丈夫っすから!先輩風邪引いたら困るでしょ?」

「でもぉ…」

「先輩に使ってもらった方が、マフラーも喜びますから」

自分で言っといて、わけわかんないなとか思ったけど
石川先輩が嬉しそうに笑ってたから…
体は寒かったけど、心が暖かくなった気がした。
36 名前:『帰り道』 吉澤side 投稿日:2006/01/18(水) 07:16
帰り道に、いろんな話をした。
矢口先輩とは、委員会を通して知り合ったんだって。

あぁ見えて矢口先輩は、去年生徒会長みたいなことをやってた。
石川先輩は秘書だったらしい。

ミキティを知ってるか聞いてみると

「最初はすごい怖かったの。いつも睨まれてる気がして…
でも、話したらすごい優しい子でね。今はクラスで1番仲良しなの。」

って言ってた。
やっぱ、あの人最初のイメージ悪いよな。
一年中笑ってればいいのに…
なんてね、あの人に限ってそんなこと絶対無理。
松浦といるところを、最初に見ればそんなイメージもつかないかもしんないけど。

それからあたしのこと知ってるか、ちょっと勇気を出して聞いてみた。

37 名前:『帰り道』 吉澤side 投稿日:2006/01/18(水) 17:30
「石川先輩…あ、あたしのことは知ってましたか?」

「知ってたよ」

ふふっと笑う。

「ごっちんに聞いたから…?」

「それもあるけど…最初は噂とかかなぁ?
吉澤さん人気者でしょ?」

「いや…そんなコトは…」

「ごっちんから話を聞くまではね、嫌な奴だと思ってたの。」

ちょっと…いやかなりショックだった。
まぁ…遊び人の吉澤ですから、仕方ない…。
でも、真実なんてないんだけどなぁ…

「ごっちんから…?」

「うん。ごっちんが、よく吉澤さんの話してきてね。
ごっちんが矢口さんと安倍さんのことで悩んでた時、相談に乗ってくれたとか。
道路で渡れなくて困ってるおばあさんの手を引いて歩いてたとか…。
すごい優しいんだよぉ。って、ごとーの自慢の友達なんだ!っていっつも言ってたの。」

ごっちん…
泣きそうだぜ…よしざー、ごっちんを友達にもって良かった…
ホントにありがと〜!愛してるぜぇ!ごっち〜ん!

「ごっちんの話を聞くまでって…」

「まぁなんてゆうか…若いんだなぁって思ってたかなぁ。
いろんな子と付き合ってるって聞いてたし…悪く思わないでね。
噂を間に受けてたの。でも、ごっちんが本当の事教えてくれて…ごめんね。」

そっか。良かった…
他の人にどう思われようが構わなかったけど…
石川先輩に誤解されてるのは、すっごいイヤだった。

「あ、いえ…。まぁなんてゆうか、冷たい態度でフるあたしも悪いんで…」

「そんなことないよ」

そう言って、また「ふふっ」って笑った。

38 名前:『帰り道』 吉澤side 投稿日:2006/01/18(水) 21:58
「もぅすぐクリスマスですよ…。」

「ほんとだねぇ…」

携帯のディスプレイを見ると23時50分と表示されていた。

「彼氏とか…いないんすか?」

「いないよぉ〜。いたら今ここにいないと思うけど?」

「そうっすよねぇ〜、ははっ」

それもそうだなって思いながら
なんか物凄く嬉しかった。

あたしがモテるとか言うけど、石川先輩もすっごいモテるから。
39 名前:『帰り道』 吉澤side 投稿日:2006/01/18(水) 21:58

「そういえば、ごっちん泊まるって言ってたけどいいんですかね?」

「え?」

「だって安倍さんが…。」

「なんか安倍さんお仕事でね、今出張中でお花仕入れに行ってるらしいの。
だから、今日は安倍さんが帰ってきてからデートするんだって」

「そうなんすかぁ…」

そっか。だから矢口先輩とイブを過ごしたのか…
安倍さんいたら絶対断ってるだろうし

「矢口さんもね、分かってるのよ…ごっちんの気持ちが自分とは違うって。
苦しめてるって…。でもね…好きだから、すごい好きだから…離れられないんだって。」

「…。」

「ちゃんとけじめつけようって思ってるの。まだできないだけで…。
だから…まだ見守ってくれる?」

「…あっ、はい。」

そっか…あたしにとってごっちんが大切なように
石川先輩にとって矢口先輩は大切な人なんだな…。


40 名前:『帰り道』 吉澤side 投稿日:2006/01/18(水) 21:59

「でも…うらやましいよね…」

「え?」

そっと呟くように言った、石川先輩の声は
独り言にも感じたけど、つい聞き返してしまった。

「あたしも愛されたいなぁ〜って。
それで、同じくらい愛したいなぁ〜って思ってね♪」

言い終わるとまた「ふふっ」って笑った。
その石川先輩が今まで以上に、可愛くって…
あたしの胸は張り裂けるんじゃないかってくらいドキドキしてて…

41 名前:『帰り道』 吉澤side 投稿日:2006/01/18(水) 22:00


自分でもビックリした


「石川さん!!」

「なぁに?」


まさか自分が




「あたしが、愛します!」




こんなこと言うなんて…。



42 名前:『帰り道』 吉澤side 投稿日:2006/01/18(水) 22:01

もちろん石川先輩はもの凄く驚いたみたいで。
目を真ん丸くしてた。

そんな顔も可愛いなとか思っちゃってるあたしは
相当余裕をかましてるとか思うけど、
実際は、自分の口から出た言葉が信じられなくて
心臓の音が石川先輩にも聞こえるんじゃないかと思った。

石川先輩の口が開く前に
あたしは一人パニクって

「あぁ〜!その…ななんてゆうか…スイマセン。
いきなり言われても、こ…困りますよね。あのごっごめんなさい。」

って、謝ってばかりいた。

「吉澤さん…?」

「はっはい!!」

今にも泣き出しそうなあたしは
石川先輩の顔が見れなかった。

「噛み過ぎじゃない?」

って、また「ふふっ」って笑った。
そっと顔をあげて見ると、石川先輩は声に出さず

「お願いします。」

と、口を動かした。


時計が丁度0時を表示していた。

43 名前:『帰り道』 吉澤side 投稿日:2006/01/18(水) 23:29
     ***

12.25 SUN AM8:30

     ***


あれから8時間が経つ。
未だ信じられない…。

自分が石川先輩に告白したこと…(ってかあれって告白?)
「お願いします」って言われたこと…

              *** 

44 名前:『メール』 吉澤side 投稿日:2006/01/18(水) 23:31

あの後、石川先輩を家まで送って
帰り際に携帯のアドレスと番号を交換した。

1人で帰ってる途中にメールが着て
危うく、携帯を落とすとこだった…

ドキドキしながら内容を確認してみると
やっぱり、石川先輩からで


*********************************
送信者―石川梨華―

さっきは送ってくれてありがとう。
今日開いてますか?
もし良かったら…会いたいです。

**********************************

これはデートのお誘い!!?!???

顔が半分ニヤけながら、即返事を返した

*************************************
宛先―石川梨華―

こちらこそありがとうございましたm(_ _)m
是非!あたしも石川先輩に会いたいです!

**************************************

送って、1分と経たないうちに返事が返ってきた。
うおっ!返事はえぇ〜…これは脈ありなのかな?
なんて自意識過剰に考えたりして…。


*************************************
送信者―後藤真希―

よしこ〜!どうだったぁ?
うまくいったぁ〜?
ちゃんと告ったぁ〜??

**************************************

ごっちんかよ…。

シカトしようかな。なんて少し思ったけど
ごっちんのおかげだし。そんな薄情なことできませんから。

電話しとくか…。

えっと…ごっちんごっちん…
探す間もなく、一番最初のメモリ002にごっちん入ってる。
はい、ポチっとな。

45 名前:『メール』 吉澤side 投稿日:2006/01/18(水) 23:32

プルルルルルルルルル…

ガチャッ−

(んぁ〜もしもぉ〜し?)

「ごっちん?」

(よしこぉ♪どしたぁ?ってか、どうだったぁ?)

「ん〜。なんかよく分かんないんだけど。自分でも…」

(なんだそれー。)

「なんか〜…」

さっきあったことを細かく話した。
話してるうちにいつの間にか、自分の家についてた。結構時間たったのかな。

(おぉ!!よしこぉ!よくやったじゃん!)

「でも、これって付き合うってことなのかなぁ?」

(んぁ〜…それは、もう1度はっきり気持ち言わなきゃね。会う約束したら?)

会う約束か…
ん…?会う?

「うあぁぁぁぁあああぁぁぁ!!!!」

(うっわ!うっさい!何!?どしたの!?)

「メールしてたんだった!今日会いたいって言われたんだよ!忘れてた…」

(メールしてたって…もぅ電話し始めて1時間くらい経つよ?)

「ごっちぃ〜ん…」

(ごとーはいいから。早く連絡しないと!もぅ1時とかだし…
梨華ちゃん寝ちゃうよ?)

「ごめんよ!ちゃんと報告するからね!」

(んぁ。おやすみぃ〜)

「おやすみぃ〜!」

ブチッ…ツーツー

46 名前:『メール』 吉澤side 投稿日:2006/01/18(水) 23:35

やべぇ…メール着てる…

もぅ1時間も経っちゃってるし…
寝ちゃったかな…


*************************************
送信者―石川梨華―

ありがとう。
それじゃ9時でいいですか?
あと、待ち合わせ場所決めてもらえます?

**************************************

起きてるかな…
でも、一応送っておかないとマズイよね…



*************************************
宛先―石川梨華―

返事遅れてしまってすいません!!
9時で大丈夫です!
待ち合わせ場所は…
じゃあ、あたしが石川先輩の家に行きます!
その後、行く場所は考えましょう。

**************************************


って、今更ながらダッシュで送ったけど…
家に行くって図々しかったかな…
別に入るわけではないけど…。


〜♪♪

返事来た!!
起きてたのかな…
寝てて起こしたならヤダな…

*************************************
送信者―石川梨華―

寝ちゃったかと思ったぁ〜
良かった、起きててくれて。
じゃあお家で待ってますね♪
おやすみなさい…

**************************************




あたしのメール待っててくれたんだ…たぶん。
やっべぇ…今まで以上に好きになっちゃうよ…。


***
47 名前:『メール』 吉澤side 投稿日:2006/01/18(水) 23:35

やっべ!回想に耽ってる場合じゃない!
もぅ9時になるじゃん!!

石川先輩んち行かなきゃ!!



はぁはぁ…

走ってる途中に思い出したけど、今日はクリスマス。
なんかプレゼントとか買ったほうが良かったんじゃ…
って、言っても今更仕方ないし。
石川先輩とどこかに行った時に、何か買おう…。

何とか間に合ったかな…??
携帯を見てみると8時59分を表示していた。

「あっぶねぇ〜…ギリギリじゃん。」

なんて独り言を言いながら
深呼吸して

チャイムを鳴らした。

48 名前:『プレゼント』 吉澤side 投稿日:2006/01/18(水) 23:37


ピンポーン――


ガチャッ


出てきたのは…あれ?

石川先輩じゃない?
似てるけど…違うよね?そうだよね。
こんなに皺ないし…あっ失言しました。


「あら?梨華のお友達?」

「あっ…はい。」

お母さんだよね?

「まぁ!梨華ね、今日熱出しちゃって…寝込んでるのよ。」

えぇ!!??
すっごいショックだった。
今日クリスマスだし…遊びたかったし…

相当悲しそうにしてたのか
石川先輩のお母さんは

「あがっていく?」

と言ってきた。

「はっ…!」

はい!って思いっきり言いそうだったけど
石川先輩は寝込んでるわけで…それってやっぱ
あたしが行ったら迷惑なんだろうし…

って一人で頭を抱えてると

「ちょっとくらいなら大丈夫よ♪」

と言ってくれた。

49 名前:『プレゼント』 吉澤side 投稿日:2006/01/18(水) 23:38
何も持ってきてないんだけど…
熱あるんだから、やっぱお見舞いの品を持ってくるべきじゃ…
って今後ごろいっても、遅いわけで

ちょっと後悔しつつ
石川先輩のお母さんに部屋を案内された

「梨華入るわよ〜」

ガチャッ

なんかよくわかんないけど、ドキドキした。
先輩のお母さんは、気を利かせてあたしを部屋に入れるとすぐ出て行ってくれた。


先輩は寝てるみたいで
あたしがいることに気づいてない…

どうしよ…?

起こしちゃ悪いけど、せっかくお邪魔したのに
すぐ出て行ったら先輩のお母さんに悪い気もする…

にしても…ピンクな部屋。
なんっつ〜か、落ち着かない。あはは。

女の子って感じで…
あたしの部屋とは似ても似つかないってゆうか…。
50 名前:『プレゼント』 吉澤side 投稿日:2006/01/18(水) 23:38
キョロキョロオドオドしてると
小さく声が聞こえた。

「…さん?…吉澤さん??」

「あっ…こんにちは。大丈夫ですか?」

「なんでいるの?」

「えっ…9時になったんで来たんですけど…熱って聞いて
帰ろうと思ったら、先輩のお母さんが入れてくれて…。」

「…ごめんね?一応メール送ったんだけど…気づかなかったんだね。
わざわざ来てもらっちゃって…ごほっ」

メール?
さっき見たとき気づかなかったや…
まぁいいや。部屋に入れてもらえたし。

「大丈夫っすか?昨日外寒かったから…」

「うん。私、風邪とか引きやすいみたいで…心配かけちゃってごめんね」

先輩は熱があるせいなんだろうけど
目がうるうるしてて、声も少し掠れ気味で…
なんてゆうか、その…むっちゃドキドキする。
51 名前:『プレゼント』 吉澤side 投稿日:2006/01/18(水) 23:39

「先輩、さっきから謝ってばっかですよ?」

「そう?ごめんね…?」

「ほらぁ!」

「あっ…」

口を押さえる姿も可愛いなぁ〜…
ってなんか、あたし変態っぽいじゃん!!

ってか、顔赤いけど…やっぱ熱あるんだよね…
せっかくのクリスマスなのになぁ

「先輩ちょっといいですか?」

そう言っておでこに手を置いてみる。
熱っ!これ結構熱あるんじゃ…あたしここにいていいの?

冷えピタ貼ってあるけど、もぅ薄くなっちゃってるし…

「冷えピタ…」

「え?」

「冷えピタどこですか?」

あたしが聞くと、先輩は立ち上がろうとして

「あぁ!ダメですって!あたしが取るんで。どこですか?」

「…ごめ…」

先輩は謝ろうとして、さっきのコトを思い出したのか途中でとめた。
52 名前:『プレゼント』 吉澤side 投稿日:2006/01/18(水) 23:40

「そこの2番目の引き出しに入ってると思うんだけど…」

「ここですか?」

指の指された棚の2番目の引き出しを開ける

「ち違う!そこじゃ…」

「え?」

開けてみると、そこには下着が入ってた…

下着!!!!???

バタンッ!!!

「すすすすいません!!…みみ見てないです…。何も。」

「…いいよ。その左の引き出し。」

「あっ…はい。」

なんか気まずかったけど…ちょっとラッキー!
なんて思ってませんよ。うん、思ってないもぉん。へへっ

とりあえず、冷えピタを取って先輩のおでこに貼ってあげた。

「ありがとう。」

「いえ。このくらいしか出来ないし…。」

時計を見ると、もぅお昼で…

「なんかすごいお邪魔しちゃって…あのスイマセン。」

「いいの、いいの。ごほっごほっ」

「大丈夫ですか!?」

背中をさすると先輩はニコっと笑った。
先輩の背中はすごい暖かくて、とても小さかった。

「あのぉ…もぅあたし帰りますね?」

「うん、ごめんね。」

「また。」

「あっ…癖なのかな?」

「まぁ〜いいですけどぉ。はは」

お昼だけど…先輩のお母さんいるのかな…?
なんかすごい静か。
53 名前:『プレゼント』 吉澤side 投稿日:2006/01/18(水) 23:41
「先輩…お母さんは…?」

お母さんって言い方おかしかったかもしれない。
言った後、後悔したって遅いんだけどさ。


「仕事行っちゃったんじゃないかな?
今日は帰らないみたいだし…。ごほっ」

「お家の方は誰か…」

「今日は誰もいないの。ほらクリスマスだし…
妹たちはパーティとか行っちゃってて…。」

「…じゃあ」

このまま熱のある先輩を置いて帰れないだろ
うん。まさかそんなことできないって。

「台所借りるんで♪寝ててくださいね。」

「え?」

「大丈夫っす!こう見えて料理はできるはずですから!」

「はずって…クス」

先輩は笑って、今度はごめんねじゃなくてありがとうと言った。

54 名前:『プレゼント』 吉澤side 投稿日:2006/01/18(水) 23:42

できたぁ〜!
よっし!完璧だ!ごっちんにレシピ聞いたしね!
お粥だけどね…。あはは

コンコンッ

「入りますねぇ〜…」
ガチャ

寝ちゃってる…。
そうだよね、あたしのせいで寝れなかっただろうし…

顔を覗き込んでみると、スヤスヤ寝てた。
おでこにそっと手を置いてみたけど、さっきよりは熱も下がってるみたいだった。



……


「…ん……。」

「吉澤さん起きた?」

「あれ!?あたし寝ちゃってた!?」

「ふふっ♪そうみたいね。あたしも今起きたの。」

時計は2時を指してる。
あちゃー…お粥冷めちゃったなぁ…

「それ…」

「はい?」

「吉澤さんが作ったの?」

「あっ、はい。でも…もう冷めちゃって」

「食べたいな」

「でも…まずいかも」

「食べたい」

「…はい。」

石川先輩はすごい甘えた表情で、
うるうるした目で
食べさせて欲しいと言った。

ミキティと松浦が思い浮かぶ…
あの二人よく、あ〜んとかやってたっけ。


55 名前:『プレゼント』 吉澤side 投稿日:2006/01/18(水) 23:42

「…はい、先輩。あ〜ん…」

「あ〜ん…もぐもぐ…」

「おいしいですか…?」

「うん♪おいしい!すごいおいしいよ」

先輩は、すごい笑顔でそう言ってくれた

やべぇ〜…めっちゃ嬉しいし。
ってか、まさか自分があの二人と同じことするなんて…
これっぽっちも思ってなかったな…だって他人から見ればそ〜と〜寒いもん。
ってか、石川先輩にあ〜んってしちゃったよ!!うはっ

先輩は、おいしいって言いながらお粥を全部食べてくれた。
お粥を食べ終わって、何を話していいか分からず俯いていると
先輩が話し始めた。

56 名前:『プレゼント』 吉澤side 投稿日:2006/01/18(水) 23:43
「吉澤さん…?」

「はっはい!?」

「ふふっ、そんな緊張しないで?」

「いや、だって…」

先輩のことずっと好きだったんだよ?
いつも遠くから見つめるだけだったのに…こんな近くで話してるなんて
もぅ…drftぐhじこlp;あqwせdrftgyふj


「聞きたいんだけど…」

「え?」

「昨日の…あっ今日だね」

あたしが言った”愛します”ってやつかな?

「はい。」

「あれって…私はどうとればいいの?」

すごい直球な聞き方にすっごい焦った

だけど、ここで逃げても仕方ないしね。
ごっちんに言われたんだっけ。
ちゃんと、もう1度告白しなさいって

「あの…あたし石川先輩のこと…」

がんばれ!吉澤!!

「ずっと前から見てたんです!お昼休み中庭のベンチで本読んでる石川先輩を…
名前も知らなくて。ただ3年生ってことしか知らなかったけど。
でも、なんかはじめて見たときにビビっときたってゆうか…」

「吉澤さん…」

「それで…昨日はじめて話してやっぱり好きだなって。
話せば話すほど、あなたを好きになっていく自分がいて…
あんな言い方だったけど…改めて言います!付き…」

「待って!!」

57 名前:『プレゼント』 吉澤side 投稿日:2006/01/18(水) 23:44
!!?

今、一番大事なとこ言うはずだったんだけど…
とめられた?え…なんで?

「吉澤さん…」

「は…い。」

ちょっと泣きそうだった
このまま走って、逃げたかった。
よしざー足は速いからね!なんせフットサルのキャプテンだしね!
って、いいよ。そんなことは。

「私の話も聞いてくれる?」

あたしは小さく頷いた。

58 名前:『プレゼント』 吉澤side 投稿日:2006/01/18(水) 23:44
「私ね、あなたのコト噂で聞いてたって言ったよね。
イヤな奴って思ってたりもしたんだけど、気になって仕方なかったの。
今、あなたが本を読んでる私を見てたって言ったでしょ?私もあなたを見てたの。」

え…?石川先輩もあたしを見てた?

「たまに見かけるあなたは、いつも美貴ちゃんとか亜弥ちゃんと一緒で…
その笑ってる顔が頭から離れなかった。
噂はウソなんじゃないかって思った…。だってあんな優しそうに笑ってるから。
案の定ごっちんから聞いてウソだって分かったんだけどね…。
ごっちんから聞くあなたはやっぱり素敵な人で…話したいって思ってたの。」

それって…

「私もあなたがずっと好きだった…私と付き合ってください。」

「は!?」

「は!?って…」

「あっ…すいません。ちょっと…嬉しすぎて…」

「お返事もらえる…?」

そう聞く石川先輩の目は、やっぱりうるうるしていて…
少しだけ、不安そうな色をしていた。

とゆうか、あたしに断る理由なんてないし?

「そっそんなの!もちろんOKですよ!!
ってかもぅ…やべぇ…そ〜と〜嬉しいです…。」

「ありがとう…」

「いや、こちらこそ…」

59 名前:『プレゼント』 吉澤side 投稿日:2006/01/18(水) 23:45

これで晴れて、あたし達は付き合うことになった。
恋人になっちゃったらしい…
クリスマスだし…なんかロマンティックじゃない?
そんでもって、浮かれモードじゃない?

「あのね…」

「はい?」

「敬語やめてほしいな…」

「あ…はい。」

「それ〜」

「う…うん。分かった。」

そっか、恋人なんだ…
やっべ…顔ニヤけちゃうってぇ〜

「じゃあ、吉澤さんってやめてくれますか?」

「敬語になってるよ?」

「あぅっ!吉澤さんってやめてくれる?
違う呼び方してほしいな…」

「分かった、なんて呼べばいい?」

「ごっちんとかは、よしことかよっすぃ〜って呼んでるけど…」

「それはいや。私だけの呼び方がいいな…」

この人はサラリとそんなことを言う。
目はうるうるしっぱなしだし…
帰るまで、理性保てるかな…あはは
60 名前:『プレゼント』 吉澤side 投稿日:2006/01/18(水) 23:46
「ひとみちゃんは?」

「ひとみちゃん!?下の名前で呼ぶ人いないって…」

「じゃあ決定だね♪」

まぢかよ…恥ずかしいな…

「…うん。分かった。」

この笑顔を目の前に、拒否なんてできません。

「いや?」

なんだよ、その上目遣いは!!
ぐはっ!

「ぜんっぜん!」

「良かった♪ひとみちゃんも石川さんはやめてね?」

「分かった。じゃあ梨華ちゃんだね」

「うん♪」

可愛い…梨華ちゃん、やべぇ…キスしたい…

ダメダメ。梨華ちゃん病人じゃん!
そうだよ、この子熱は?大丈夫なの??

「梨華ちゃん熱は?」

「ひとみちゃんのお粥食べたからかな?もぅ元気だよ♪」

「そっか。でも、無理はしちゃダメだからね。」

「うん♪ありがとう」

その後、梨華ちゃんに出来るだけ負担をかけないように
あたしは静かに梨華ちゃんのそばにいた。
夜は、ごっちんから栄養のつきそうな料理のレシピを教えてもらって作ってあげた。

61 名前:『プレゼント』 吉澤side 投稿日:2006/01/18(水) 23:46
もぅすぐ日付が変わる…。


「クリスマス…終わっちゃうね。」

そうだ、今日はクリスマスだったんだよね…
すっかり忘れてた。

「そうだね…来年のクリスマスはデートしようね」

「うん♪」

「あのね…付き合えるなんて思ってなかったし…
全部急だったから…プレゼントとか買えなかったんだよね…
ごめんね、梨華ちゃん。」

「謝らないでよ、でも…」

「でも??」

「欲しいものがあるの…」

上目遣いキタ!
もぅそれ、あたし弱いって!
なんでもあげちゃう!そんな気にさせるよ、まぢで…。

「なに??」

62 名前:『プレゼント』 吉澤side 投稿日:2006/01/18(水) 23:46
「クリスマスの間にね…キス…してほしいの…。」

「り、梨華ちゃん!?」

「ダメ?」

ぐはっ!
まぢかよ!!
ダメ?ってダメなわけないじゃん!喜んで!
喜んでキスさせていただきます。

後1分で、もぅクリスマスが終る…

ふぅ…

「梨華ちゃん、目閉じて?」

「うん…」

梨華ちゃんはそっと目を閉じる

優しく触れた唇は、暖かくて…
唇を離すと、日付が変わっていた。

「梨華ちゃん…??」

梨華ちゃんの目から涙がこぼれていて
ビックリしたけど、梨華ちゃんが
優しく微笑みながら、「うれし泣きだよ」ってゆうから
なんだかこっちまで泣きそうだった。

63 名前:『プレゼント』 吉澤side 投稿日:2006/01/18(水) 23:47
梨華ちゃん、元気になったらいっぱい遊ぼうね。
まだ、お互い知らないところいっぱいあるから、時間をかけて知っていこう。

あたしは、もっと梨華ちゃんを好きになる自信があるんだ。
好きにさせる自信もある。

梨華ちゃんはあたしといたら幸せになれる!
あたしは、それ以上に梨華ちゃんといたら幸せになれるよ。

そうだ、秘密にしてたんだけど…
携帯のメモリの001…。

あれは大切な人が出来たときのために空けてたんだよね。
もちろん、梨華ちゃんが入ればいいなって思ってたんだけど…

今はしっかり入ってるよ

001.石川梨華
 
ってね。
64 名前:RYひーC。 投稿日:2006/01/19(木) 00:53
更新終了です。
一応これでこの話は完結です。

次回はここで出てきた亜弥美貴、ごまなちやぐ、を書きたいと思います。
どちらが先に完成するか未定ですが、いろいろな目線で書いていきたいと
思いますので、最後までお付き合い頂けると幸いですm(__)m

バードさん>ありがとうございます
どうでしょうか?期待に応えられたか…不安ですが…。
また読んでもらえると嬉しいですm(__)m

(0´∀`)<梨華ちゃん誕生日おめでとう☆

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