天使の嘆き
- 1 名前:ペレッチ 投稿日:2006/02/22(水) 17:46
- 初めて書かせていただきます。お願いします。
分類が難しいんですが、基本は事件ものです、
ただそこにちょっとした能力を加えたいと思います。
- 2 名前:ペレッチ 投稿日:2006/02/22(水) 17:50
- それとどれだけ容量がかかるか自分でも想像がついていません。
駄文が多いと思います。ご覧になっていただければ幸いです。
- 3 名前:ペレッチ 投稿日:2006/02/22(水) 18:04
- 多少関係ない名前も出てきます。
その辺どうか勘弁してください、お願いします。
がんばって更新していきます。
- 4 名前:ペレッチ 投稿日:2006/02/22(水) 18:08
- 序章
お台場 埠頭倉庫街
- 5 名前:ペレッチ 投稿日:2006/02/22(水) 18:11
- 静まりかえった埠頭の倉庫街に1つのブレーキ音が響き渡る。
乱暴に止められたジープから出てきた数人の白人は、
周囲に誰もいないことを確認すると、
1番汚い倉庫の中へ消えていった。
- 6 名前:ペレッチ 投稿日:2006/02/22(水) 19:30
- 「おてがらおてがら、クーパー。
どうやらここが取引現場みたいね・・・」
「ワン!!」
「わ、わ、わっっ!」
「しーっっ!!!!!!!!!
見つかっちゃうよ、バカ!」
「ク・・・、クゥ〜ン・・・」
「・・・・・・・
よかった、何とかバレてない・・・」
- 7 名前:ペレッチ 投稿日:2006/02/22(水) 19:39
- 白人たちの行動をみていたのは
大型犬一頭にショートヘアに黒いスーツの女性と
何とも奇妙な組み合わせだった。
- 8 名前:ペレッチ 投稿日:2006/02/22(水) 19:58
- 「えっと・・・電話番号は・・・と」
「あ、もしもし、
例の麻薬取引現場見つけたよ、応援頼むね」
「・・え?、これない??、なんでさ?」
「そんな時間かかってたら、
やっこさんたち逃げるに決まってるじゃん!」
「いいから早く・・・」
プッ・・ツーツー・・・
「あ・・・切れた」
- 9 名前:ペレッチ 投稿日:2006/02/22(水) 20:03
- そんなやりとりの間にも、取引は進んでいた。
「あ〜、もう・・・、取引相手来ちゃってるし〜このままじゃ・・・」
時間にして何秒だろうか、彼女は決心したようだ。
「・・・突入しかないか、行くよ!クーパー!」
「ワン!!」
- 10 名前:ペレッチ 投稿日:2006/02/22(水) 20:07
- 「動くな、警察だ!」
勢いよく蹴破った扉の先は、正に麻薬取引の真っ最中だった。
突然の来訪者にスーツの男達は、白い粉が収まったケースを
抱えたまま凍りつく。
- 11 名前:ペレッチ 投稿日:2006/02/22(水) 20:15
- ・・・・・・・
「で・・・?一人でどうしょっての、女刑事さん?」
一人だと気がついた男達は、各々に
いやらしい薄笑いを浮かべながら絵里を取り囲む。
- 12 名前:ペレッチ 投稿日:2006/02/22(水) 20:18
- 「いち、に、さん・・・。
うっわー、20人近く・・・」
「は〜・・・・、何でこんなにいんの、めんどくさい・・・」
- 13 名前:ペレッチ 投稿日:2006/02/22(水) 20:19
- あきれて肩を落とす絵里をよそに、
男たちは一斉に襲いかかってきた。
- 14 名前:ペレッチ 投稿日:2006/02/22(水) 20:29
- 数分も経たない内に、20人近くいた男たちは
呻き苦しんでいた。
「はぁ〜だらしない、ま、か弱い女の子にたかってくる奴なんて
こんなモンなのかな」
- 15 名前:ペレッチ 投稿日:2006/02/22(水) 20:32
- 苦悶に横たわる男たちの中、絵里は最後の一人に歩み寄る。
「う、うわぁぁっっ!!」
我を忘れたバイヤーは、持っていた銃を突然乱射した。
- 16 名前:ペレッチ 投稿日:2006/02/22(水) 20:36
- 普通の刑事なら隠れたりしたかもしれない、しかし
絵里は数発発射された銃弾をすべて避けきった。
「ウ、ウソだろ・・?な、なんで・・・、
なんであたらねぇんだよ?」
- 17 名前:ペレッチ 投稿日:2006/02/22(水) 20:38
- 「悪いね・・・」
未来は見えてるの・・・
- 18 名前:ペレッチ 投稿日:2006/02/22(水) 20:48
- すいません、忘れてました。
主役は亀井ちゃんです。それでこの話はこんな感じの亀井ちゃんが
見たいっていう願望がはいっています。
- 19 名前:ペレッチ 投稿日:2006/02/22(水) 21:00
- 未来視
古代史において、地震・洪水などの天災を予測する
シャーマンこそが人を統べる権力者だった。
占星・甲ト・瑞祥様々な依り代に記された未来は
今では、当時の生活を伝える貴重な資料といえよう。
その大半は、神話めいた誇大流言の域を出ないものだが、
時として常識では説明できない事実を記しているものも存在する。
彼らはいかようにして察知したのであろうか・・・
けして知りえるはずのない未来を・・・
- 20 名前:ペレッチ 投稿日:2006/02/22(水) 21:02
- 「ん・・・」
史学史が窓外に目を向けると、うららかな小春日和だった。
- 21 名前:ペレッチ 投稿日:2006/02/22(水) 21:09
- 厳しいほどの空には雲ひとつなく、まるで全てを清浄しそうな
冷気が辺りを包んでいる。
そんな外の世界とは隔離された書物の山の中で、
半袖ワイシャツ一枚の女が、黙々と原稿用紙に筆を走らせていた。
- 22 名前:ペレッチ 投稿日:2006/02/22(水) 21:12
- 「もうそろそろかな・・・」
ふと腕時計に目を落とす。
耳が痛いほどの静けさの中、時を刻む時計の音だけが
規則正しく響いていた。
- 23 名前:ペレッチ 投稿日:2006/02/22(水) 21:17
- ドカッ!!
静寂を打ち破る音とともに、勢いよくドアが開かれた。
「れいな〜!」
- 24 名前:ペレッチ 投稿日:2006/02/22(水) 21:24
- 嵐が来た
衝撃で積んでいた教材・文献が崩れ落ちる。
ぶち開けたドアから入ってきた女性は本の山を気に留める事もなく
髪をなびかせながら”いつもの席”に腰をおろした。
- 25 名前:ペレッチ 投稿日:2006/02/22(水) 21:25
- すいません。
半端ですが今日はここまでです。
がんばって数多くの更新をするようがんばります。
- 26 名前:ペレッチ 投稿日:2006/02/23(木) 17:59
- 「ちょっと、絵里〜、ノックぐらいしてよ〜」
「ごめんごめん、それよりちょっと聞いて!」
「事件の話?れいなもいろいろ忙しいんよ」
「い〜〜〜から聞いてよ、
絵里のね、日頃の努力が認められてね、今日あの
連続嬰児絞殺事件の捜査陣に抜擢されたの」
- 27 名前:ペレッチ 投稿日:2006/02/23(木) 18:21
- 「へぇ・・凄いやん、赤ん坊が絞殺体で発見されてるあの?」
さすがに少々驚いたようだ。
「こないだの一件でしばらく静かになるかなって思ったんやけど」
- 28 名前:ペレッチ 投稿日:2006/02/23(木) 18:25
- 「仕方ないじゃん、あの時逃したら
今頃新種のヘロインが広がってたんだから」
「応援待たないで、20人はいた取引現場に乗り込むなんて・・・
いつも無理しすぎやって」
- 29 名前:ペレッチ 投稿日:2006/02/23(木) 19:26
- 「もー、れいなまでそんなこと言わないでよ、
他に誰もいなかったんだから、もうこの話おしまい!
ただでさえイヤリングの片方なくして、イラついてんだから」
「もう・・・、分かったから話してみんしゃい、
このままやったら明日の朝になっちゃうけん」
- 30 名前:ペレッチ 投稿日:2006/02/23(木) 19:31
- 「むぅ・・・、先にちゃちゃ入れたのそっちじゃん
まいっか、えっと・・・」
こう言うと絵里は本題を話し始めた。
- 31 名前:ペレッチ 投稿日:2006/02/27(月) 09:42
- 「テレビとかでやってるから、大体のことは知ってると思うんだけど、
確認もかねて最初から話すよ」
メモをぱらぱらとめくると、絵里は事件のあらましを話し始めた。
- 32 名前:ペレッチ 投稿日:2006/02/27(月) 09:46
- すいません半端なとこですが、ことわりいれときます。
今回は主要キャラのみをハロメンにしました、被害者となる
人たちは自分が考えた名前になっています。
- 33 名前:ペレッチ 投稿日:2006/02/27(月) 09:49
- 「事件が始まったのは、新宿駅内のコインロッカーから・・・」
3月12日23時頃新宿駅東口付近のコインロッカーから
首に赤いコードを巻き付けられた赤ちゃんの遺体が発見されたの」
- 34 名前:ペレッチ 投稿日:2006/02/27(月) 09:54
- 「0才の女の子、名前は矢田香織
行方不明の届けも親御さんから前日に出てたよ」
「ほら、連日ワイドショーとかでてたから知ってるでしょ?」
「ああ・・・涙ながらに訴える悲劇の母親・・・やったっけ」
「そ、それで・・・」
- 35 名前:ペレッチ 投稿日:2006/02/27(月) 09:56
- 「発見したのは駅員ね、見回り中に発見したそうなの」
「気の毒やったね、驚いたっちゃろうね」
- 36 名前:ペレッチ 投稿日:2006/02/27(月) 10:08
- すいません、キャラ設定忘れてました。
とりあえず今出てきた2人の設定です。
亀井絵里
警視庁捜査一課警部補。キャリア組と呼ばれる部類に入る
検挙率は捜査一課トップ、だが強引かつ無茶をするため、
しばしば謹慎等の処分を受けることが多い。
生まれつき少し先の様子が見れる”未来視”の能力を持っている。
刑事になった理由を一応考えているので、それは話の中で
うまく表現したいと思います。
田中れいな
家族以外で絵里の能力を知る幼なじみ。
軽視正の息子であり、幼い頃から捜査術をたたき込まれているため
刑事向きなのだが、本人はそれを生かそうと思っていない。
様々な職を転々としながら絵里の捜査に協力している。
- 37 名前:ペレッチ 投稿日:2006/02/27(月) 10:17
- 「そんで、ロッカーの使用時刻が21時、
死亡推定時刻が19時だそうよ」
するとれいなが頭に手を当て考え出した。
「・・・なんで誘拐した後1日おいてから殺害したっちゃろう?」
「そんなのわかんないよ!」
「・・・分かっとうよ、・・でもそれが1番大切かもしんないよ」
- 38 名前:ペレッチ 投稿日:2006/02/27(月) 10:22
- 「変わったことっていうと、やっぱ赤いコードね、
普通もっと持ちやすい物選ばない?」
「あえて選んだ・・・って考えた方が自然やない?
んでそれって何のコードやったの?」
- 39 名前:ペレッチ 投稿日:2006/02/27(月) 10:25
- 「それが・・・、まだよく分かってないんだよ、先っちょの
プラグの部分がちぎられてちゃっててね、
どこの会社のものか、って判別するだけでもまだかかりそう」
「そっか・・・、なら仕方ないけん、
他になんかある?」
- 40 名前:ペレッチ 投稿日:2006/02/27(月) 10:27
- 「この件はこんな感じ、じゃあ次の件いくよ」
これが二人目の犠牲者が出た事件だ。
- 41 名前:ペレッチ 投稿日:2006/02/27(月) 10:31
- 「その2日後、12月14日の深夜2時、新宿と池袋の境の
公園のトイレで今度は男の子が発見されたの」
「後藤翔1才、殺害方法が同じだったから本部が
連続殺人事件と断定したの」
- 42 名前:ペレッチ 投稿日:2006/02/27(月) 10:35
- 「第一発見者は近辺のホームレス、寝床を探して忍び込んだとこで
見つけたらしく、警備員が駆けつけた時には腰抜かしてたって」
「最初は犯人かって疑いかけられてたけど、動機・証拠不十分で
す〜ぐに釈放されたよ」
「賢明な判断やね」
- 43 名前:ペレッチ 投稿日:2006/02/27(月) 10:37
- すいません訳あってパソコン禁止されました。
迷惑かけたくないのでこのスレは放置します。
申し訳ありません。
- 44 名前:名無飼育様 投稿日:2006/05/20(土) 01:21
- 今更ですが放置だそうなので落とします。
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