色んなの
- 1 名前:駝鳥っぽい 投稿日:2006/03/21(火) 00:25
- 色んなマイナーCP書きます
1本目はHDにあった、いつ書いたか覚えてない遺物です
- 2 名前:駝鳥っぽい 投稿日:2006/03/21(火) 00:25
- まじでやばいって。遅刻とか洒落にならんって。
必死で走って途中まで迎えに来てくれてた事務所の人の車に駆け込んだ。
あー、怒られてる。自覚が足りないとか何とか。
とりあえず謝っとこう。すみませんでした、以後気をつけます、と。
いや、本当に反省してるよ?
れいな、もう子供じゃないから自分で起きる!って宣言して初日に寝坊とか。
自分に腹が立つ。
事務所の人の説教はまだ続いていた。
あー、もう、れいな、この人嫌い。謝ったのに・・・。煙草臭いし。
お母さんもお母さんだよ。れいなの出掛ける時間知ってるんだから起こしてくれたらいいのに!
もう、お母さんのばかぁ!心の中で母親に八つ当たりしながら早く説教終わらないかなぁって。
起きれないならお母さんに起こしてもらいなさい、以後気をつけるように、と説教は終わった。
はい、としおらしくうつむく。反省してるように見えるかな。
いや本当に反省してるんだけど。
今日は一日、ハロモニの収録なんだけど、れいなは完全にやる気を失いました。
誰かれいなを癒してくれ〜・・・。
- 3 名前:アンタなんかだいっきらい! 投稿日:2006/03/21(火) 00:30
- 楽屋に入るとみんな衣装に着替えてそれなりの雰囲気を醸し出してて。
れいなは挨拶だけはしっかりとして急いで着替えた。
今日の衣装も紫、入ってる。よし、今日も可愛いぞ、れいな。
ちょっとパクってみたり。
うっし、ちょっとだけテンション上がってきた。
あ、絵里だ!まさにれいなを癒してくれるコ。
絵里に癒してもらおう。ついでにさっきの愚痴も聞いてもらって・・・。
えりぃって言いかけた目の前を金髪が横切る。
キャメちゃ〜んとか言いながら絵里の背中を指でツ〜っと。
絵里は、いや〜んって変な声出してクネクネしてる。
金髪はデヘヘと笑って絵里の耳元に何か囁いた。
絵里の背中に回した手はそのまま。
何かムカつく。
おい、金髪!それセクハラだろ!離れろ、絵里から離れろ!
そんなれいなの電波をキャッチしたのか誰かが、まこっちゃーん、って呼んでる。
誰か知らないけどグッジョブ!
よし、早くどっかいけこの白いやつ!
- 4 名前:アンタなんかだいっきらい! 投稿日:2006/03/21(火) 00:32
- 白くて金髪なやつが、ほぁーい、って寄っていった先には、さゆが。
何で!?そんなセクハラぽかーんに何の用事なの、さゆ?
ここのフリちょっと見ててください、とか可愛い声だしちゃって。
長い手足を持て余すようにさゆは自信なさげに踊った。
そうしたら金髪の白いのはさゆに顔を近づけて、まずもっと自信を持って踊って?ね?とか。
うあー。ちょ、ちょ、待て。
フリを教えるだけなのにそんな密着する必要あるん!?
てゆーか、さゆ、別にダンスのチェックして欲しかった訳じゃないね?
何かムカムカ。
その腑抜けた顔を苦痛に歪ませてやりたい。ぎっ、と睨みつけてやった。
れいなSだったんだ、知らなかったよ。
けどそんなのアイツが気づくわけもなく。
はあぁ〜、深いため息をついた瞬間、金髪がこっち向いた。
離れろって!このクチぽかーんめ!あぁ、このまま走り寄って関節技キメたい。
金髪にキメる関節技、アンケート募集中。な勢い。
- 5 名前:アンタなんかだいっきらい! 投稿日:2006/03/21(火) 00:33
- えっ?絵里、さゆと来たから次はもしかしてれいな?
えぇぇぇ、お断りだ!ふいっと目を逸らしたらあいつは困ったような顔をして・・・。
何か、勝ったと思った。
アンタなんて、れいなに最初から負けてるじゃん。
歌もれいなの方が上手いしダンスも負けてない。と思う。
人気もポジションもパートも・・・。
顔もれいなの方が絶対可愛い。たぶん。
ヤル気も何倍も勝ってる。
スタイルは・・・。まぁ、れいなまだ成長期だし、これから石川さんとか後藤さんみたいになる、はず。
予定は未定だけど。とりあえず。
アンタなんか。アンタなんか。アンタなんか。だいきらい。
- 6 名前:アンタなんかだいっきらい! 投稿日:2006/03/21(火) 00:35
- なのに何でそんなにヘラヘラしてるの?
後輩に追い抜かされてるんだよ?
何でそんなにフニャフニャ笑ってられるの?
何でそんな柔らかい顔して・・・。
その顔見てたら、れいなムカつくんだよね。
だいたい顔が緩んでる。
あの触れたらキレそうな眼差しはどこに行ったん?
よし、れいなが引き締めてやる。れいなって何て先輩思い。
見られてるところって引き締まりますね〜、誰かが言ってたことを実行する。
じっと見据える。
金髪さんはますます困ったような情けない顔をしてれいなの視線を受け止めている。
絶対、目は逸らさない。
とメンチ合戦をしてたら吉澤さんが。
まこと、コントの打ち合わせするぞー、って白い金髪をさらってった。
急にアイツが視界から消えて一瞬、淋しくなった。
いやいやいやいや。淋しくないよ?
れいな、絶対ガッカリなんてしてないから。
むしろせいせいする。もう帰ってくんな、みたいな。
美貴ちゃん風ツッコミ?
一人で脳内一人ノリツッコミしてたらガキさんが心配そうな顔して見てた。
大丈夫。れいなは大丈夫ですよ。
- 7 名前:アンタなんかだいっきらい! 投稿日:2006/03/21(火) 00:36
- しばらくして。
ほにゃ〜んって顔して戻ってきた白い、と言うか透き通るような白いアイツをもう一度睨みつけた。
そしたらアイツはさっきみたいに困った顔をして。
でも突然、ふにゃーと笑うとれいなを呼んだ。
田中っちー。
そっち向いてやらない。でも。
田中ちゃーん?
そのあまりにも情けない声にれいなは、ついそっちを向いてしまった。
そしたらアイツは破顔一笑。
自分の膝を指差し、ここにおいで、って。
いや、行きたくないけどあんまり金髪が呼ぶんで行ってあげた。
れいなって優しい。
でもまさか素直に膝に座れるわけもなく、れいなは困ったように白いのの前で立ち尽くしてしまった。
そしたらアイツはまた、ふにゃっと笑って、れいなの手首を持ってクルンと回れ右させて。
ぽすって座らせられた。アイツの膝の上。
- 8 名前:アンタなんかだいっきらい! 投稿日:2006/03/21(火) 00:37
- ドクン。
なぜか、れいなの心臓は跳ねて。
白い腕がれいなのお腹の前に回って、よいしょって引き上げられる。
アイツのお腹とれいなの背中がぴったり密着して。
てゆーか、この態勢ってバランス悪くない?
アイツの腿の上で、あんまり肉の付いてないれいなのお尻はぐらぐら揺れて。
知らずにれいなはアイツの腕に掴まるようにしてた。
どしたー、れいな?
れいなにだけ聞こえる声で不意に呼び捨てにされて、れいなの心臓はますます脈打つ。
なん?
何でいきなり呼び捨てなの?
思わずドキドキしてしまうよ。
いやいや、間違い。ドキドキなんてしない。
だけどこのドキドキが気付かれてやしないかとアイツを見てみると美貴ちゃんと何やら視線を交わしてニヤニヤ。
ムカムカムカムカ。
ん?どした?ってなに?
首をかしげるれいなにアイツは、なんかあったの?とか暢気に聞いてくる。
れいなは冷静に、別に、何も?と答える。
そっか、ならいいんだけどー。何か元気なかったからさぁ。
そんなことないよ。
そかそか、それはよかった。でも何かあったら小川でよかったら相談乗るよ。
頼りない先輩だけど。言いながら、れいなの後ろ頭をよしよしと撫でた。
そのまま、アイツはれいなの髪に指を絡めて梳きはじめた。
- 9 名前:アンタなんかだいっきらい! 投稿日:2006/03/21(火) 00:38
- ・・・なんか、気持ちいいじゃん。悔しいけど。
せっかくセットしたのに崩れる、とか全然考えなかった。
いつの間にか身を任せる形でれいなは気持ちよくてぼーっ、となってた。
寝坊して遅刻しそうになって事務所の人に怒られたことなんか吹っ飛んでた。
なぜかさっきからムカムカしてたことも。
しばらくそうやって、れいなの髪を弄んだあと、アイツはふい、と手を離した。
あ・・・。
思わず抗議するような声を上げてアイツの手の行方を目で追うと。
れいなの毛先を少し束ねてふわっと持ち上げて。
れいなって枝毛少なくていいね、うらやましい、アタシなんかもうばさばさだよぉ?
そう言いながら、さらさらとその手から落とした。
ふわっ、さらさら。ふわっ、さらさら。
何回か繰り返した後、アイツはれいなの前に回してた手をほどいてれいなを降ろした。
そしてれいなのおでこを人差し指でつん。
さー、そろそろ、移動しますか?
気が付くとみんな移動を始めてて。アイツはとっととれいなに背を向けて。
- 10 名前:アンタなんかだいっきらい! 投稿日:2006/03/21(火) 00:39
- あ。なんか淋しい。
何となく泣きそうになってその背中を見つめてるとアイツが振り返った。
れいながどんな顔してたのか自分ではわからなかったけどアイツはまた困った顔で。
んもー。どうしたんだよ、れいなぁ。
ぎゅって抱きしめてくれてた。
なんでもない、ってれいなは腕を突っ張ったけどアイツは離してくれなかった。
だめ。そんなことされたらほんとに泣いちゃうよ。
れいなのか細い声が聞こえたのかアイツはそっと腕をほどいてれいなを見た。
そか、いま泣いちゃったら大変だもんね、メイクとかぐちゃぐちゃになっちゃうね。
そう言ってちょっと笑った。
何かムカツク。
- 11 名前:アンタなんかだいっきらい! 投稿日:2006/03/21(火) 00:40
- 話したいことがあるならあとでちゃんと聞くからいまは頑張ろう?
ふにゃって笑ってれいなに手を差し出した。
れいなはまぁなんか素直に手を繋がれてスタジオについて、その日の収録は普通にこなすことができそうです。
ねー。
収録の合間に話し掛けてみた。
ん?
またさ、髪撫でて、ね・・・。
何か、れいな素直すぎだな、と自分で苦笑い。
アイツはふにゃら〜と笑うと、いいよとれいなの髪を撫でた。
何でこんなに心地良いんだろう。ねぇ、この気持ちってなんだろね。
と、アイツを見たら。
反対の手でコンちゃんの腰を抱き寄せて、にへらにへらと笑ってる!
あー、コンちゃん本当に嬉しそうで何より。お幸せに!
って、このセクハラスノウマンが!
前言撤回!
アンタなんかだいっきらい!
- 12 名前:駝鳥っぽい 投稿日:2006/03/21(火) 00:42
- こんな感じで。いきなりタイトルみすったりコピペみすってます。
マイナー大好き。
- 13 名前:名無し読者 投稿日:2006/03/21(火) 08:02
- マイナーCP好きで需要のないCP好きですがこのCPは以外でした
期待してますよ
- 14 名前:名無し花子。。。 投稿日:2006/03/25(土) 03:05
- 幻のまこれな…。まさか飼育で見れるとは…。
作者さんわたすはマコDDなので期待しちょります。
- 15 名前:お熱いのがお好き 投稿日:2006/03/28(火) 02:23
- 「ただいまぁ、ってあれ?シゲさんしか居ないの?みんなは?」
「みんな、コンビニに行っちゃった…」
美貴がコンビニのビニール袋をテーブルに置くのを、申し訳なさそうに見てさゆみは答えた。
「…んだよぉ、さっき美貴が誘ったときは誰も来なかったのに。…ねぇ?」
膝の上に手の平を乗せて所在無さげにぽつんと座るさゆみのそばに椅子を引き寄せて座る。
意味の無い美貴の問いかけに、さゆみは小首を傾げて曖昧に「ねぇ」と応える。
いつでも頬をピンクに上気させた彼女にはよく似合う仕草。
「かぁわいいねぇ」
素直にそう言ってみると、はにかんだ様子で
「美貴ちゃんもちょっとは可愛いですよ、さゆの次にですけど」
「はあ?ちょっと、かよぉ?」
笑いを含んだ声で返す。お約束の会話。
- 16 名前:お熱いのがお好き 投稿日:2006/03/28(火) 02:25
- 美貴はビニール袋をガサガサ漁ると一つ、さゆみに差し出した。
「肉まん、食べる?」
え、いいの?と言いながら嬉しそうに受け取った。
「辛子、いる?」
「あ、わたし、カラシだめ」
慌てて辛子を拒絶するさゆみに、軽く吹き出しながら美貴はピザまんにかぶりついた。
「あ、いま、お子ちゃまとか思ったでしょ?」
「だって、お子ちゃまでしょぉ?」
さゆみの少し気色ばんだ声に余裕で返す。
むー、と膨れたまま、肉まんを食べるさゆみを何気なく観察してた。
そうしたらさゆみは、あむ、って齧る前にちろっと舌を出し、肉まんの表面を舐めた。
え、なに?
一瞬覗いたピンクの舌に卑猥な場面を見てしまったような気になって思わず目を逸らしてしまった。
だけどやっぱり気になってさゆみの方を伺った。
二口目、やはり少し舌を突き出し肉まんにタッチし、それから安心したように口に含んだ。
- 17 名前:お熱いのがお好き 投稿日:2006/03/28(火) 02:26
- あ、なるほど。猫舌なんだ。
かぁ〜わいいっ!
つか何かエロいんですけど!?
くはぁ〜。
密かに悶絶してると、さゆみが美貴を見てた。
さっきみたいに、きょとんと首を傾げながら「食べないの?」って。
美貴は変なこと考えてたから焦ってとにかく何か言ってみた。
「さ…、シゲさんが食べる姿が可愛いから見てた」とかなんとか。
ぼっ、とさゆみの頬は赤く染まって恥ずかしそうに、てへへと三口目に齧りついた。
あ、三口目はもう舌でペロっとかしないんだ。残念…。
もう一回見たいなぁ…、さゆみのピンクの舌。
ちょっと厭らしいあの舌の動き…。あぁ、美貴何考えてるんだろう。
「ねぇ、豚角煮まんもあるよ」
美貴はさゆみが食べ終わるとすかさず勧めた。
しかし、それは即座に断られた。
「ん、もう、お腹いっぱい…」
太るのを恐れてるんだろう。
当然だ、人に見てもらうのが私たちの仕事なんだから。
- 18 名前:お熱いのがお好き 投稿日:2006/03/28(火) 02:28
- 「そう、だよねぇ…」
美貴の声が余程、残念そうに聞こえたのかさゆみは慌てて付け加える。
「あっ、でもまた、奢って、ね?」
「ぅええぇ。奢りなのぉ?…まぁ、いいよ」
お姉さんにまかせなさい、と心の広いところを見せる。
食べ物で釣るというのがまぁ何だが。
やった、と小さくバンザイして喜ぶさゆみが見れるなら安いもんだ。
それからの美貴は凄かった。
あんまん、肉まん系から、おでん、たこ焼き、からあげくん、
カフェオレ(これは失敗だった。飲み物はダメだね、フーフーしちゃうから)
お店でチンしてもらうものとか、あらゆる目に付いた熱いメニューをさゆみに捧げた。
「シゲさん、これ買ってきたよ」 「シゲさん、これあげる」 「シゲさん〜」
そのたびに、さゆみは嬉しそうにピンクの舌を美貴に見せつけた。
「何かさぁ…、最近、美貴ちゃんて、シゲさんのこと餌付けしてなくない?」
「だよねぇ…。何かさゆ、あごが丸くなってきてなくなくない?」
ねー、やばいよねー、というガキさんと亀ちゃんの声は聞こえないことにした。
確かにやばい。
さゆみが可愛すぎて。可愛い、エロい、可愛い、エロい。やばすぎる。
それにさすがに、さゆみだけに奢るというのは年長者としてよくない。
うらやましそうに、じとーっとした目付きで睨みつけるコンコンとか
明らかに不満の声を上げるまこっちゃんとか。
つまりみんなに振舞うことになってしまい、財政的にもやばい…。
- 19 名前:お熱いのがお好き 投稿日:2006/03/28(火) 02:29
- どうしようか。
答えは簡単。仕事が終わってから外で食事すればいい。
そうすれば誰にも邪魔されずにさゆみの舌を鑑賞できる。
どうして早くそれに気付かなかったのか悔やまれる。
さっそく、誘ってみる。
「シゲさん、今日終わってからヒマ?ヒマだったらご飯いかない?」
断られるのが怖くて一気に言う。
さゆみは美貴の勢いに一瞬ぽかんとしたが微笑んでくれた。
「いいですよぉ。どこ行くの?」
「そりゃあもちろん、焼肉っしょ」
オッケーとサインを出すさゆみに、みんなには内緒だよ、というのを忘れなかった。
- 20 名前:お熱いのがお好き 投稿日:2006/03/28(火) 02:30
- その日の夕食は最高に楽しくて幸せだった。
お喋りもまぁ弾みアツアツ焼きたての肉をじゃんじゃん、さゆみに勧め美貴もたらふく食べ
肉とさゆみを堪能した。
「うあー。お腹いっぱいだねぇ」
「うーん、もう食べれない」
ぽんぽんとお腹をさすりながら歩いてるとさゆみが腕を絡ませてきた。
「あの…お金…」
「あ、いいよ、いいよ。今日は美貴が誘ったんだから奢るよ。楽しかったし」
下心満載で誘ったこちらとしては、これぐらいしなきゃと思った。
けどさゆみは真剣に食い下がった。
「でも今までもいっぱい奢ってもらってるし、わたしも楽しかったし…だから」
「そっか。じゃあ割り勘で、ね」
そう言うとさゆみはほっとした顔で財布を出してきた。
奢るほうは自分の好きでお金出して気分良くなってたけど奢られるほうは負担だったかもしれない。
同じグループで仕事してるんだし対等でありたい。ちょっと反省。
これからはもうちょっと頻度を下げよう。
奢る頻度。決して奢ることはやめない。
だって、さゆみの喜ぶ顔が見たいから。
- 21 名前:お熱いのがお好き 投稿日:2006/03/28(火) 02:31
- 何かもう、さゆみの舌が見たいのか、ただ喜ぶ顔が見たいのか美貴にはわからなくなってた。
「楽しかった…。また行きましょうね」
少し上擦ったさゆみの声が心地良い。
「う、ん。楽しかったね。次はどこに行こうか…。何か食べたいものある?」
「んーとね…」
それからの美貴は凄かった。
焼肉、お好み焼き、焼肉、ラーメン、焼肉、ピザ、焼肉、お鍋、焼肉…。
思いつくだけの熱いメニューを探し出してはさゆみを誘いまくった。
そして、その度にさゆみのあの表情を味わった。
随分、仲良くなったと思う。
しかし季節は巡り、アツアツメニューで誘うのは厳しい気候になってきた。
いつも通り、焼肉店からの帰り道、ティッシュの切れた美貴はコンビニへ。
腕を組んでたさゆみも当然、付き合ってもらう。
店内に入った瞬間、冷たいものを求めてさゆみがアイスコーナーへ突入していく。
買い物を終えてみると、さゆみのその手にはソフトクリームが握られていた。
あぁ、熱いものが美味しい季節は終わったんだなぁ。
- 22 名前:お熱いのがお好き 投稿日:2006/03/28(火) 02:32
- と、感慨にふけっていると、さゆみは歩きながら大きく舌を突き出して
ソフトクリームを舐め出した。
ドキィン。
美貴の心臓は本当にそんな風に鳴った。
あ、あぁ。だめだよ。さゆみ、そんなこと。
思いがけず訪れたさゆみの舌に美貴の心は舐め取られていくようだった。
思わず見惚れる美貴にさゆみは何も知らずソフトクリームを無心に舐め続ける。
やばい、エロい。やばい、エロい。
もうドクドクと止まらない鼓動に無意識に立ち止まる美貴に
さゆみはソフトクリームを差し出した。
「はい、美貴ちゃんも食べる?」
黙って受け取って二、三口それを味わった。
いや、味はわからなかった。
さゆみに返す。
美貴に返される。
何度か繰り返すうちにソフトクリームの山は消えて無くなった。
少し残念に思うあいだに、さゆみはコーンの部分を平らげていく。
そして、さゆみはくすっと笑う。
「美貴ちゃん、クリームついてる」
「えっ、どこどこ」
恥ずかしさに慌てて自分の指で口の周りを拭った美貴の手をさゆみは取って。
ぺろりと舐めた。
「あ…」
「もーらった…」
さゆみは悪戯っぽく小首をかしげ小さく舌を出して笑った。
「美貴ちゃんさぁ、あたしが食べるのずっとみてるよねぇ」くすくす。
やばいやばいやばいやばい
- 23 名前:駝鳥っぽい 投稿日:2006/03/28(火) 02:44
- >>13
マイナーCP好きナカーマ
意外と言ってもらえて嬉しいですw
ご期待に添えるかどうか…。
>>14
まこれな、やっぱ幻ですかねw
まこDDさんですか
また、まこで何か書こうと思ってますんで、まぁアレです
- 24 名前:名無し飼育さん 投稿日:2006/03/31(金) 17:55
- さゆみき!
大変美味しくいただきました。
エロかわいいさゆみに翻弄される美貴さんが良い感じです
- 25 名前:mailto:sage 投稿日:2006/04/02(日) 23:41
- さゆみきイイっす
想像しただけでたまらないっす
さゆの食事風景を妄想してしまいそうです
- 26 名前:名無し飼育さん 投稿日:2006/04/06(木) 22:54
- すごく(・∀・)イイ!! さゆみきすごく(・∀・)イイ!!
やばいっす。さゆもみきちゃんもかわいくてたまらないっす!
続け〜!!…とか言ってみるテストw
- 27 名前:チョコレート 投稿日:2006/04/12(水) 00:14
- 足の震えが止まらない。
それに寒くてたまらなかった。
頭上に広がる暗く重い空を鬱陶しく見上げる。
ただ、それだけでバランスを崩して滑落しそうになり慌てて踏ん張った。
ほんの二十センチ手前には切り立った崖。
断崖絶壁に田中れいなは張り付くように立たされていた。
足元を見下ろしても暗闇しか見えず登るしかなく、冷や汗が全身に湧き出て気持ち悪くて悪寒が走った。
かなり登ってきたようだが田中には実感が無かった。
それもそうだろう、これは夢だ。
夢だとわかっているのだから、この崖に思いっきり手を突いて
後ろに倒れこみさえすれば悪夢から覚めることが出来るのに田中はそうしたくなかった。
だって頂上は見えている。
右手を次の窪みに乗せることさえ出来ればどうにかなりそうだ。
しかし、右手は空を切るばかりでなかなか届かない。
「くそっ、あとちょっとなのに」
夢の中なのにひどい疲労感が田中を襲った。
喉が渇き空腹でやたら眠い。
ここさえ乗り越えれば頂上の先にある揺るがない大地で
大の字になって生きてると実感できるのに。
その先には何があるんだろう。
ふかふかの布団。暖かい食事。よく冷えたミネラルウォーター。
そのどれも、いらなかった。
ただステージがあればいい。
自分が歌える場所。
自分が欲しいものはそれだけなのに。
もう一度、精一杯手を伸ばして頂上を目指してみた。
だめだ、もう一度。もう一度。
- 28 名前:チョコレート 投稿日:2006/04/12(水) 00:17
- それにしても疲れた。
夢なんだから願えばチョコレートが出てくるとかそんな気の利いたことはないのか。
くだらないことを考えるその頭上にふと人影が落ちてきた。
さっきまでの暗い空はいつの間にか消え、いまは痛いほどの白い空が広がる。
『れいな、ここまでよく頑張ったね。ほら、つかまれ』
差し出される手。
誰―。
見上げても逆光でわからなかった。
やだ、やだ、やだ、やだ!
ここまで頑張ったんだから自分で登りたい。
れいな、独りで大丈夫なの!誰の助けもいらない!
そう思いながらも救世主にも思えた、その人の手を田中はしっかり握った。
軽々と引き上げられ、『よくがんばった』と頭を撫でてくれるその人の向こうにはみんながいた。
先輩たち、同期、後輩。
みんなで車座になって歌っている。
なにを歌ってるんだろう。
れいなも仲間に入りたいなぁ。
『れいなー、おそいぞー』『はやく、こっちにこいよー』
誰かの呼ぶ声がする。自分を引き上げてくれた手が背中を押してくれて
れいなは走り出した。
夢はそこで途切れた。
- 29 名前:チョコレート 投稿日:2006/04/12(水) 00:17
- 夢、かぁ…。
目を開くと変哲の無い自分の部屋の天井が見え、大きく息をはく。
カラカラに渇いた喉が引きつり、一瞬咳き込む。
それが引き金に激しい嘔吐感がせり上がってきて、あわててトイレに走った。
便器を抱えた瞬間、まだほとんど消化されていないものを吐き出した。
「…うっ…ぐぇ……」
しばらく便器に顔を突っ込んだまま、吐き気が治まるのを待つ。
いま、何時だろ。
今日の仕事は何だったっけ、確か…。
適当なことを考えて気を紛らすが再び込み上げてくる嘔吐感に遮られた。
吐くものなんてとうに無くなったのに胃の収縮は治まらずれいなを苦しめた。
ようやく、もう本当に胃が空になったらしく落ち着いた体を小さくかがめたまま、
洗面所で口をすすぎ鏡を覗き込むと頬のこけた自分と目が合い思わず目を逸らした。
ベッドに戻ったがもう眠れそうもなかった。
三時か…。
のろのろともう一度起き上がりMDプレイヤーを取りイヤホンを耳に差し込んだ。
流れてきた曲に合わせてステップを踏み小さな声で歌う。
次の曲も、次の曲も、次の曲もステップを踏み踊り歌い続けた。
最初の曲に戻ってももう一度さも当たり前に。
空が白みはじめるまでそれを続けた。
そろそろ、お母さんが起きてきそう。
れいなはやっと音楽を止めるとシャワーへ向かった。
- 30 名前:チョコレート 投稿日:2006/04/12(水) 00:18
- 鏡に映った自分の体。細い。手も足も細い。
「だいじょうぶかな、れいな」
思わず声に出して言う。
「だいじょうぶ、だいじょうぶ。きょうもがんばらなきゃね」
自分で答える。
浴室から出ると味噌汁の匂いが溢れていた。
食欲をそそるこの香りはどんな時でもほっとするものだ。
朝の挨拶もそこそこに食卓につき味噌汁を催促する。
母親が苦笑しながら朝げの用意をしてくれた。
しかし、その味噌汁を一口含んだ瞬間、込みあげてくる何かに
れいなは目を白黒させ慌ててそれを飲み込んだ。
母親がそれを見咎める。
「調子悪いの?」
ううん、とれいなは首を振った。
「熱いよ、この味噌汁」
母親のせいにしてもう一口何とか飲み干すとれいなは席を立った。
「もういいの?」
なぜか慌てる母親にれいなは申し訳なく思った。
「うん、今日早く行くの忘れてた。コンビニで何か買って食べるから」
ごめんね、と嘘を吐き家を出た。
- 31 名前:チョコレート 投稿日:2006/04/12(水) 00:19
- 一番乗りだと思ったのにダンスレッスン場には先客があった。
何を食べてるのか、もぐもぐと口を動かしながらソイツは言った。
「おはよー、たなかっち。今日は早いねぇ」
食べる?と差し出すそれをかわしながら挨拶を返す。
「おはようござぁす。おが…まこっちゃんも早いすねぇ」
「うーん、何か寝れなくてね、早く来てみた」
あはは、とまた何かを口に入れた。
相変わらず、ほわほわと笑うヤツだ。
「寝不足だとツラくないすか」
沈黙が嫌で話を繋げる。
「んー、まぁ、あたしは普段からあんま寝ないからねぇ」
そこで急にふっと真面目な顔になってれいなはドキっとさせられた。
「それより、れいなはだいじょうぶ?クマ出来てるよ?」
いつの間にか向かいに座ってれいなの目の下を指差す。
触れられたところが熱くてクラクラした。
そうクラクラ。クラクラ。あれ、やばい…。
「おい、れいな、マジでだいじょうぶ?」
一瞬、ヤツの声が遠くに聞こえてやばかったけど何とか持ちこたえた。
「だ、だいじょうぶ、ちょっと寝不足で」
ふ、とアイツは笑った。
「そか、みんな来るまでまだ時間あるからさ、ちょっと寝ときな」
そう言うと有無を言わせずアイツの膝の上にれいなは頭を押さえつけられた。
膝枕とか。
気持ち良いじゃないか―。
そのまま、れいなは子供のようにいぎたなく眠り込んでしまった。
次に気が付いたときには吉澤さんやら小春やらがニヤニヤと覗きこんでる最中でれいなはムカついた。
寝ぼけたフリでヤツの太ももを軽くつねる。
「起こしてくださいよぉ!恥ずかしいじゃないですか」
だけどコイツはほにゃーんと笑った。
「だってかわいそうじゃん、あんな気持ちよさそうに寝てるのに」
何か悔しい。
しかしなにか反撃の手があるわけじゃなしその内ダンストレーナーがやってきてしまった。
- 32 名前:チョコレート 投稿日:2006/04/12(水) 00:20
- 準備運動。
必死で体を動かそうとしているのに、れいなの思うように手も足も動かなくてちょっと焦った。
案の定、トレーナーの声が飛んできた。
「たなかー、準備運動はしっかりしろー!」
わかってる。わかってるけど体が重いんです。
頑張らなきゃ、頑張らなきゃ。
何とか体を動かそうともがいてるうちに無意識に言葉が出てしまったようで。
「…たりぃ」
何人かの視線が一斉に刺さる。
視線を感じて動悸が激しくなってくる。
息が苦しくてハッハッと短い呼吸をしていると突然、吐き気を催した。
目の前を星がちかちか飛ぶ。
喉元に込みあげる苦いものを飲み込めずにいる、れいなに救いの声が響いた。
「すんません、たなかっちが調子悪そうなんで控え室で休ませてきていいすか」
誰の了解も得る前にアイツがれいなの体を支えてレッスン室から連れ出した。
パターンとドアが閉まった瞬間、こらえきれずれいなは黄色い液体を吐き出してしまった。
「っあ…ちょっと待ってて」
そう言ってれいなを壁にもたれさせるとアイツはレッスン室に戻り小さなバッグを持ってきて、
ポケットティッシュを二つ三つ取り出すとれいなの戻したものをきれいに掃除してしまった。
ごめんなさいと謝るれいなにアイツはふにゃーと笑った。
「いいってことよ!調子が悪いときはおたがいさまさま」
何時代のにんげんだ。でも面白い。
- 33 名前:チョコレート 投稿日:2006/04/12(水) 00:20
- 控え室のソファに寝かされてれいなは恥ずかしかった。
何かばつが悪くてアイツに背を向けた。
寝たふりしよう、そうしよう。
そう思ったのにれいなの腹の虫が急に元気になってきて出来なかった。
ぐぅー。ぎゅー。きゅるるるるー。お腹がすいたー。
あー恥ずかしい。
ぐぐぐー。きゅぅー。
てか腹の虫うるさすぎ。
アイツは笑いもせずにバッグを漁るとビスケットを取り出してきた。
「これ、食べな。吐き気がちょっとおさまるから」
れいなはイヤイヤと首を振った。
「太るのが怖い?」
アイツはふにゃふにゃと笑いながられいなを見た。
答えないれいなに構わずアイツはビスケットをまず自分の口に放り込んでみせた。
「朝ごはん食べてきてないんでしょ」
お見通しみたいな態度がムカつくから口を結んでアイツがれいなの口元に持ってきたビスケットを拒否してやった。
アイツは困った顔をしてたけど急にニヒヒと笑うと言った。
「食べれないなら口移しで食べさせてやろうか?」
れいなはぶんぶんと首を振ると大慌てで口を開けた。
ぽいっとビスケットが放り込まれる。二口、三口。
むぐもぐ何とか飲み込むと今度はチョコレートを取り出してきた。
- 34 名前:チョコレート 投稿日:2006/04/12(水) 00:21
- 今度こそ拒否してやる。さっきより硬く口を閉ざしているとやっぱりヤツは言った。
「なぁにぃ、やっぱり口移しで食べさせて欲しいのぉ?」
ほにゃほにゃと少し意地悪く笑いながられいなを覗き込む。
それでも口を開かないれいなを見てアイツは小さくため息をつくとまた自分の口にチョコを放り込んだ。
「これ、食べても太んないよ。血糖値がちょっと上がって体が暖かくなるだけ」
小川の豆知識でしたー、などとふざけながられいなをうかがってる。
「仕方ないなぁ」
どうしてもかたくなな、れいなの口に痺れを切らしてアイツは強硬手段に出ようとした。
自分の口にチョコをくわえるとれいなの顔に近づいてくる。
ちょっと待ったぁ!
何で目を閉じてるのさ!
てか、やばいやばい、近いって!
チョコの香りが一段と強くなったところでれいなは降参してしまった。
「わぁーっ、わかったわかった、食べる!食べます!」
ちっ、惜しいとか薄目を開けながらニヤけるな。
コイツ、誰にでもこういうことをしてるんじゃないだろうな、とれいなは一瞬心配になった。
アイツはくわえたチョコを少し齧ると残った分をれいなの口に押し込んだ。
イチゴ味のだ。美味しい。
飲み込むと、もう一つ差し出される。
寝たままだと食べにくいんだよね。
よいしょと、ソファに起き上がると、れいなの手の甲に水滴が落ちてきた。
あれ、何だろ?
そう思ってるあいだにも水滴は三つ、四つとぽとぽと落ちてくる。
不意に目が何かで覆われて視界がなくなった。柔らかい感触にティッシュだとわかる。
視界が開けたそこにはアイツがまた困った顔でれいなの涙を拭ってくれてた。
あれ、れいな、何で泣いてるんだろう。
チョコレートが美味しくて?んなわきゃない。
自分が何で泣いてるのかわからず困ってるれいなの口にアイツはまたチョコを放り込む。
今度はバナナ味だ。
「れいなさぁ、ちょっと頑張りすぎてないかぃ?」
前触れなく発せられたアイツの言葉にれいなの目からまた涙がこぼれた。
アイツはれいなの涙を拭いながら、ついでにれいなの口にチョコを放り込む。
メロン味?
- 35 名前:チョコレート 投稿日:2006/04/12(水) 00:22
- もう流れる涙をそのままに口の中でチョコを溶かしながら話してみる。
「だって一番になりたいんやもん」
「うん」
「一番になるって約束したんやもん」
「うん」
アイツももうれいなの涙を拭くのをあきらめて、いまはおでこの辺りをなでてくれてて。
「れいなは一番頑張ってて、一番、歌うまいしダンスもキレてるし」
「うんうん」
「れいなが一番可愛いし、人気もあるしれいなが一番なの」
「うんうん」
合間にチョコを放り込まれる。パイン味だ。
「いつもれいなが一番だって認めて欲しい」
「うんうん」
「だからまこっちゃんにも吉澤さんにも愛ちゃんにもガキさんにもこんちゃんにも」
「うん」
「美貴ちゃんにも絵里にもさゆにも小春ちゃんにも負けてないの。勝ってるの。れいなが一番なの」
チョコレートなくなっちゃった、欲しいな。
「みんな、れいなに負けてるの。いつもそんなこと考えてるの。れいなって性格悪いんだ」
「ううん、そんなことないよ、ふつうだからそれ」
は?と言いかけた口にチョコが放り込まれた。
またイチゴ味だ。
- 36 名前:チョコレート 投稿日:2006/04/12(水) 00:23
- 「誰だって自分が一番だと思う部分はあるよ。普通だよ。そうじゃなきゃこの世界にいないじゃん?」
何かズレた気がするけどまあいいや。わかってくれたと思うことにした。
言葉にしてしまってずいぶん楽になったのかもしれない。
何よりチョコレートの甘さがれいなを幸せな気分にしてくれた。
「もしかして、そういうことで吐くほど悩んだりしてた?頑張らなきゃって思いすぎてたのかもね」
「え…?そう、かも…」
自分でも気付かなかったことを言われてれいなはびっくりした。
「そっかぁ、れいなは純粋なんだねぇ。でもね適当に頑張ろうね」
いい子いい子と頭を撫でられてれいなは素直に嬉しかった。
「まこっちゃん、ありがとね」
「うん」
「くだらないこと聞いてくれて」
「ううん、くだらなくないよ。むしろ興味深い」
何か、体も心も軽くなって頑張れそうだ。
頑張ろう。そう考えても吐き気は襲ってこなかった。
よし。
「まこっちゃん、ちょっとお願いがあるんだけど…」
「うん?」
「あのね、ちょっと、ぎゅってして…」
「…ほぇ?」
間抜けな声と裏腹にアイツはれいなを男らしく抱き寄せてぎゅっとしてくれた。
ドキドキはしないけどすごく安らいで。
「どうする?」
「んー?」
アイツは何を考えてるのかゆーらゆーらと揺らしながら、もう一度どうすると聞いた。
「ん、戻れるよ」
あいつに揺られてれいなもゆーらゆーら。
「そっか、じゃあ、戻ろう。みんな心配してるよ」
最後に強い力でもっとぎゅーっと抱きしめられて離された。
「いたたた…いたいって…」
アイツの顔を見るのが照れくさくてれいなは強がった。
そして差し出した手をアイツは普通に繋いでくれて二人でレッスン場へ戻っていった。
私の居場所へ。
まこっちゃん、ありがとね。
そしてまたチョコレートちょうだいね。
- 37 名前:駝鳥っぽい 投稿日:2006/04/12(水) 00:26
- >>24
>>25
>>26
レスありがとうございます
さゆみきはエロいんです、猫舌なんです
続き書こうと思います、たぶん
- 38 名前:駝鳥っぽい 投稿日:2006/04/12(水) 00:28
- てゆーか、さゆみき書きかけてたのを間違えて消してしまい…
- 39 名前:駝鳥っぽい 投稿日:2006/04/12(水) 00:30
- ちょっと放置してたので前にボツにしたまこれなをあげてみましたが
やっぱりボツはボツorz
お目汚しすんません
- 40 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/04/13(木) 19:28
- 更新乙です。
さゆみき楽しみにしてます
- 41 名前:名無し花子。。。 投稿日:2006/04/15(土) 18:27
- マコれな続編キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
更新お疲れ様です。二人の微妙な関係がたまらないです。素直になっちゃいなさいよ、田中さん!!
全然ボツ作ではありませんよ。むしろ良作ですよ。
今後も期待しております。
因みに重さんって甘い雰囲気だけど、表情とかSチックな時ありますよね?
そういうところがエロいなぁと思うときがあったりなかったり。
- 42 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/05/09(火) 09:57
- ボツだなんて、まこれなおもしろかったですよ
でもやっぱりさゆみきのエロ可愛い2人は最強です
続き待ってます
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