デアイノチカラV〜君の引力〜
- 1 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/06/13(火) 19:50
- またも容量オーバーしてしまいました。
区切りがいいところだったかなと・・・。
ではよろしくお願いします。
- 2 名前:デアイノチカラ〜君の引力〜 投稿日:2006/06/13(火) 19:56
- 北海道に一泊してすぐ東京に戻った。
そしてみきたんの葬儀が始まり、あっという間だった。
皆、愛ちゃんや、あのお昼組の皆、天文部のコ達。
中でも、のんちゃんとりしゃこちゃんが大号泣だった。
付き合いの1番長い石川も打撃が大きいみたいで。
やつれた気がした・・・。
アタシは何故か落ち着いていた。
あの時・・・アタシともう一人警察の人が見た
みきたんの涙。
あれで何かハジケた・・・。
みきたんはいつもアタシの側にいる、ハッキリと聞こえた
あの声は幻聴なんかじゃなかったんだって。
あの涙がそう思わせた。
- 3 名前:デアイノチカラ〜君の引力〜 投稿日:2006/06/13(火) 20:03
- 葬儀の手伝いをしてる最中に後藤さんが
「まっつーは思ったよりも取り乱さなかったね」
「後藤さんこそ・・・って後藤さんはいつも冷静だよね」
「そうでもないよ」
たんママが別に手伝いなんていいわよって言ったけど・・・
みきたんの死を知ったたんママもやつれた気がして
手伝いさせてもらってるんだよね。
何より、たんの側にいたいし・・・。
死に化粧をした美貴たんは美しかった。
綺麗な人形みたくて・・・
これが明日、火葬場で燃やされるのかと思うと側を離れたくなかった・・・
後藤さんも何故か手伝いしてるし。
多分同じ気持ちなんだろう。
もう、動かなくなってしまったけどアタシ達は離れたくない。
明日には確実にもう会えないから
そんな不純な動機で手伝いをしてるのかもしれない・・・
- 4 名前:デアイノチカラ〜君の引力〜 投稿日:2006/06/13(火) 20:03
- ◇
- 5 名前:デアイノチカラ〜君の引力〜 投稿日:2006/06/13(火) 20:08
- 〜次の日〜
「みきたん、やっぱりヤダよ!!」
「まっつー、落ち着いて」
「後藤さんは何でそう平気なの!?」
「平気なワケないよ」
アタシを抑える後藤さんの目から涙がポロポロと零れていた・・・
さらに実感してしまう・・・もう会えないのだと・・・
みきたんはそのまま火葬された・・・
アタシの愛する人が燃えて散った5月・・・
命日すらわからない・・・
みきたん、みきたん、みきたん・・・
- 6 名前:復活の日。 投稿日:2006/06/13(火) 20:15
- 雪山から発見された失踪した女子大生・藤本美貴は少し話題になった。
それとは関係なく、火葬場から離れた場所で一人の少年がその様子を見ていた。
「美貴、どーだ?自分が焼かれるの見るのは」
イヤな気分に決まってんじゃん、亜弥ちゃん泣いてるし・・・あぁ、ごっちんも
「だろうな・・・で、これな〜んだ?」
・・・これ?え!?何、美貴じゃん!!何アンタ美貴の死体持ってきてるわけ!?
「これが必要なのだ、前に言ったろう?禁じ手の魔術があると」
言ってたね、じゃあ今あの中カラッポなの?
「バレないように適当なの入れておくから終わったら戻すし」
信じていいわけ?超心配・・・
- 7 名前:復活の日。 投稿日:2006/06/13(火) 20:24
- 美貴の遺体を一旦、魔術で異次元に置き、少年はその場から離れようとした。
「ちょっと、アンタ!」
「・・・何だ?」
「アンタ・・・誰?」
「美貴の友達だが」
「んあ、帽子被ってても目立つ・・・その黄金色の髪にミキティと同じ瞳!!」
「・・・何だ」
「アンタ・・・虎王でしょ」
「何でわかるんだ?」
「ミキティの後藤本ノートにあったから」
「美貴め余計なことを・・・で、何だ?ごっちん」
「やっぱり・・・」
「ん?カマかけたのかこの俺様に」
「いや、普通はあんまり信じられないしミキティの創作かと」
「何で俺様に気づいた?」
「ミキティの気配がしたから」
「ふはっ!鋭いな」
「やっぱりミキティを北海道に隠したのもアンタなんでしょ、何で?」
- 8 名前:復活の日。 投稿日:2006/06/13(火) 20:32
- 「ちょっとね美貴の願いを叶えるには必要なもんとか色々あってね」
「ミキティの願いって何?」
「言っていいのか?・・・ごっちんには言ってもいいらしい」
「・・・え?アンタの中にミキティいるの・・・?」
「やっぱ、ごっちんは頭良いな。そうだよ」
「ミキティと話させて!」
「それは無理、今そういうことに使う魔力ないから」
「じゃあ・・・願いって?」
「亜弥ちゃんと一緒にいたい・・・これが願い」
「ねぇ、ミキティ死んじゃったんですけど」
「うん」
「じゃあ、何?背後霊か守護霊になるって?」
「違うよ、俺様的に出した案でいく」
「何それ・・・」
「それは秘密だ禁じ手使っちゃうしな♪」
「このこと・・・後藤本に・・・」
「書いてもいいが、出版するまで誰にも見せるな記憶は『あの時』消したのだから」
- 9 名前:復活の日。 投稿日:2006/06/13(火) 20:41
- 「それとお前、ひねくれた方に好かれたな」
「それってアイツのこと・・・?」
「その方だと思うけど気にするな、お前遊ばれてるんだよ」
「!命のやり取りを・・・?」
「わかるだろ何回か逢えば、あの方にとってロウソク1本くらいにしか思ってないよ」
「ミキティは・・・アンタがスポンサーでいいね」
「?スポンサーって何だ??」
「んあ・・・こっちの話」
「亜弥ちゃん、キツそうだな・・・」
「当たり前じゃん!」
「まぁ、俺様のやり方で美貴と一緒にいさせられると良いが」
「よくわかんないけど7年後に来るとか言ってよく来るじゃん」
「いいだろ、ハルヒは二十歳になるまでは連れていけんし」
「ごとー、ちゃんと亜弥ちゃんのフォローできてたミキティ?」
「・・・はぁ、ったく。・・・『ありがとうごっちん』だってさ、じゃ、もう行く」
「うん、ありがとう」
少年はさっさとその場を後にした・・・
虎王か実在するとは・・・しかも虎王越しにミキティと会話できた。
- 10 名前:復活の日。 投稿日:2006/06/13(火) 20:42
- ◇
- 11 名前:復活の日。 投稿日:2006/06/13(火) 20:54
- その日の夜・・・美貴が息絶えたビルの屋上で意図的か満月・・・
美貴の遺体を置き・・・
「美貴、これからこの肉体にお前の意識を入れるから」
『生き返るってこと?』
「そうだ」
『最初っからそれやってくれればいいじゃん!」
「あのなぁ、これは月の王族のみ使える死滅したものを蘇らせる」
『うん』
「倫理に背いた魔術だ。だから死体がないとできない」
『・・・何で小春ちゃんの時にやらなかったの?』
「期限があるからさ」
『期限?』
「期間限定で美貴を生き返らせるが、少し変えるぞ」
『はぁ!?』
「1週間だ、その間に頑張れよ・・・身長は俺様より少し高くしてやるか」
『え!?何??どういうこと??』
「いいから行くぞ!HEY! LET’S KAVE A LIVE、MY DEAR・・・」
- 12 名前:復活の日。 投稿日:2006/06/13(火) 21:03
- 「CHECK IT!!」
パァ・・・
美貴の身体が満月の光に照らされて輝き出す・・・
・・・。
「・・・ん、んん?美貴の声おかしくなってない?」
「よしっ!成功したぁ♪難しかったんだけどなぁ・・・俺様がんばった♪」
「すっごい久しぶりに動くんだけど・・・アレ?」
1週間の期間限定で身体に戻った美貴、しかし・・・
「美貴って虎より背高かったっけ?」
「俺様は鏡持ってないんだなぁ・・・魔法で姿見出してやるよ」
ボン☆
出された大きい鏡、全身が映る・・・
「え・・・これ、美貴・・・どういうこと・・・?」
「だから、そういうこと男前だろ?(ニッコリ☆)」
美貴は復活したのはいいものの・・・男になって復活しちゃってて
自分で言うが男前。ってか美貴がカッコイイからだと思うが・・・男・・・
- 13 名前:復活の日。 投稿日:2006/06/13(火) 21:12
- 「これ美貴じゃないじゃん・・・」
「美貴の身体使ったし、お前は美貴だってば。亜弥ちゃんになんて言って会うんだ?」
「へ?」
「うーん、ホラ・・・違う人で美貴はもう墓の中と思ってるだろーし」
「美貴ってゾンビ・・・?」
「そうだな・・・さて・・・あ」
「何?」
「水晶玉見て、亜弥ちゃんが繁華街ウロついてる・・・」
「何やってんの・・・亜弥ちゃん・・・」
「美貴の最後にいた場所を歩きたいのか?」
「1週間、美貴どこにいればいいの?」
「ん〜・・・亜弥ちゃんのマンションの空いてる部屋借りとく」
「えっとお金とか・・・」
「100万でいいか?」
「え・・・どこから、そんなお金・・・」
「これでも色々貢献してんだから、王子だし・・・足りなかったり何かあったら俺様を呼べ」
- 14 名前:復活の日。 投稿日:2006/06/13(火) 21:21
- 「え、ちょっと月帰るの?」
「仕事あるんだよ俺様も忙しいんだ・・・美・・・美月」
「みづき?」
「そう名乗れば?美貴ってバラせなければ・・・」
「なるほど、美貴に響きも似てるし、いいかも」
「あと言葉な・・・俺か僕が無難じゃないか?」
「あぁ、どっち名乗ろう・・・って、亜弥ちゃん絡まれてるし!」
「本当だ・・・早く助けに行けよ」
「美貴約1年振りに動く上に身体、まだ慣れてないんだけど・・・」
「そんなグダグダ言ってっと1週間やってられねーぞ、あぁ」
「うわっ浮いたっ・・・!」
「月に帰るついでに亜弥ちゃんの場所までテレポートしてやるよ」
「・・・そりゃ、ありがたい・・・ってマジー!?」
「マジマジ、んじゃな♪」
ポイ☆
- 15 名前:復活の日。 投稿日:2006/06/13(火) 21:32
- 〜夜の繁華街〜
「だから、アタシはホストクラブには行きません!」
「いいじゃん君可愛いからサービスしちゃうよ〜♪」
ホスト3人に囲まれて身動きが取れない亜弥・・・
ドサッ!
「痛っ!」
「いててて」
「何だテメー?」
「うるさいな・・・イタタ」
「こんなヤツほっといて俺らの店行こうかー♪」
「だから行かないって・・・手、離して!!」
バキッ!!
「何やってんの?何さわってんの?殺すぞ・・・」
美貴の亜弥ちゃんの手を勝手につかむから一発殴って一睨み。
それだけで散っていくバカホスト共・・・ふん。
亜弥ちゃんも亜弥ちゃんだよこんな夜に・・・あれ・・・?
「え?大丈夫、どこか痛い?怖かった??えっと泣かないで」
「みきたん・・・」
「・・・え・・・」
「あ、スイマセン。アタシの恋人に似てて・・・」
「あぁ、そう・・・どこか行くの?」
「・・・いえ」
「じゃあ、送るよ・・・帰ろう」
「え・・・///」
「み、じゃない俺、怪しいねアハハハ(汗」
- 16 名前:復活の日。 投稿日:2006/06/13(火) 21:40
- 久しぶりに亜弥ちゃんと歩くからドキドキなんだけど。
美貴は美貴だよって名乗ったら亜弥ちゃん1週間だけど・・・
未練残っちゃうかもしれないし、うーん。
「あのー・・・」
「あ、はい、何ですか?」
「なんでアタシの家、知ってるんですか」
「え・・・」
「アナタが先に歩いててアタシ案内してないのに・・・」
「・・・あ!ごめん俺、自分チ向かって歩いてた・・・最近引越してさ」
「そうなんですか」
「うん、そこ曲がった所のマンション」
「え?」
「何?(上手いこと言った♪)」
「いえ・・・多分アタシと同じマンションだなぁって」
「そうなの?偶然だね(ニッコリ☆)」
「・・・あの唐突ですが彼女いますか?」
・・・。
「え?」
- 17 名前:復活の日。 投稿日:2006/06/13(火) 21:47
- 何だ何だ亜弥ちゃん、もしかして美貴いや美月に惚れたか?
「こんなカッコイイんだもん、つき合ってる人いますよね」
「彼女・・・はいないけど好きなコならいるよ」
「いないんですか、告白しちゃえばいいのに絶対OKですよ」
「じゃあ、つき合ってくれる?初対面の俺と」
「・・・え?好きなコいるんじゃ」
「君のことだよ。絶対OKなんだよね?」
「え、あ、その・・・///」
「でも君、恋人・・・」
「今日、遠くに行っちゃって・・・いなくなっちゃった・・・」
「泣かないで・・・返事聞かせてよ」
「・・・っうん」
ごめん、みきたんアタシこの人にみきたん重ねてる・・・!!
この人にも失礼だけど・・・ごめんなさい・・・
- 18 名前:復活の日。 投稿日:2006/06/13(火) 21:57
- ヤバイ。告ったのはいいけど・・・。
―虎!部屋どこ?―
『亜弥の部屋の右隣』
―マジ?―
『マジ。俺様仕事中だから、後はガンバレな』
「スゴイね俺、亜弥ちゃんの部屋の隣なんだ」
「ウソー!すっごい偶然・・・」
「そうだね運命だよ(虎のおかげなんだけど・・・)」
「あの、名前・・・聞いてもいいですか?」
「み、(美貴って言いたい美貴って言いたい・・・でも〜〜〜〜)」
「み?」
「・・・美月だよ、呼び捨てでいいよ亜弥ちゃん♪(あぁ、美貴のヘタレ)」
「アタシの大好きな人と名前まで似てる・・・美月くんかぁ、でも」
「何?」
「何でアタシ名乗ってないのにさっきからアタシの名前知ってるの?」
- 19 名前:復活の日。 投稿日:2006/06/13(火) 22:06
- やっべー!!ついつい『亜弥ちゃん』って呼んでたー!!
「え?だって・・・自分で言ってたよ」
「ウソ?」
「本当、だから・・・松浦亜弥ちゃんね」
「名字は言ってないよ」
「表札にあるし♪」
「美月くんってイジワルだね」
「うん、俺ってイジワルみたい、好きなコいじめちゃうタイプ(笑」
あぁ、やっぱり笑った顔が子供みたくてみきたんみたい・・・
ううん、みきたんの男の子バージョンだよ!!
「美月くんって何歳?」
「・・・えっと二十歳」
「なんで『えっと』が入るの詐称?(笑」
「いや、誕生日ゴタゴタしてたからまだ19才気分でさ・・・」
「誕生日・・・いつ?」
「2月26日・・・(あ、いいのか?いいよね)」
亜弥ちゃんも固まってるし・・・
「やっぱ・・・美月くん生まれ変わりかなぁ・・・」
抱きしめられちゃった・・・えっと抱き返すべきだよね・・・懐かしい亜弥ちゃん。
抱き心地良いなぁ、亜弥ちゃんの匂いだぁ・・・1年ぶり・・・大好き。
しかし・・・まさかこの後、亜弥ちゃんから「今夜泊めて」と言われるとは・・・。
- 20 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/06/13(火) 22:08
- 新スレ立てました。
と同時に復活しました。
川VvV从<フッカツミキティ♪
- 21 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/06/13(火) 22:17
-
キタ━(゚∀゚)━!!!キタ━(゚∀゚)━!!!キタ━(゚∀゚)━!!!キタ━(゚∀゚)━!!!キタ━(゚∀゚)━!!!
きたよ!
やったよ!
でもみきたん・・・じゃん
もうもどらないのかな
- 22 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/06/14(水) 00:47
-
とりあえず復活できて良かった〜
でも一週間したらまた居なくなっちゃうのかな…
美貴たんには戻れないのかな…
どうか幸せになれますように。
- 23 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/06/14(水) 05:21
- >>21さま
はい、きました!みきたん!!
もうかなり終盤ですので展開は続きを・・・m(_)m
>>22さま
はい、復活しました!
みきたんがどうでるか・・・続きをどうぞm(_)m
更新します。
- 24 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/14(水) 05:35
- 部屋の前で抱き合ってるのはいいんだけど・・・どうしよう・・・
「あの、亜弥ちゃん・・・み、俺部屋まだ片してないから帰るね」
「美月くん、今夜・・・美月くんの部屋に泊まっちゃダメ?」
「え・・・っと・・・(どうしよう!美貴は一緒にいたい!!)」
「ずっと・・・大好きだった恋人が亡くなって、今日火葬だったの・・・今夜は独りはイヤ・・・」
!!
「・・・いいよ、でも部屋隣だし着替えてからおいでよ」
「ありがとう!お風呂も入ってから美月くんの部屋行くね」
「うん、待ってるよ」
ポケットに鍵が入ってて美貴は亜弥ちゃんの隣の部屋に入った・・・
「何だよ・・・亜弥ちゃん、美月に積極的なんだけど―――!」
・・・何、自分に嫉妬してんだか・・・
部屋を改めて見回して美貴は驚いた・・・だってこれ・・・
美貴の実家の部屋とほぼ同じじゃん!?
あ、でも冷蔵庫もある・・・スゲ、中身充実。
テレビもあるし虎スゴイな・・・美貴の部屋再現かよ・・・。
クローゼットには男物の着替えも充実してるし。
・・・美貴もお風呂入っておくか。
タオルも普通にあるし・・・ホテル?亜弥ちゃんの部屋よりは狭いな。
何にも考えず服を脱いで美貴は気がついた。
今の美貴は男だってことに・・・
- 25 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/14(水) 05:48
- 小さい頃、まだ自分が男だと思ってた頃にお兄ちゃんとお風呂に入ったけど
その時、お兄ちゃんについてたモノの成長したのが美貴にあるとは・・・
しかも無い胸も完璧無いし(泣)!!
・・・まじまじと自分のモノを見てみる・・・これ大きいのかな?
小さいのかなぁ?うーん・・・お風呂、入ろう。
亜弥ちゃんの部屋のと同じ作りだしシャンプーとかもあるし。
いつの間にこんな芸当できるようになったのかね。
月の王子は。
っつーか、亜弥ちゃんやっぱ美貴が火葬って・・・ショックかぁ。
美貴本人もショックだったし・・・。
・・・亜弥ちゃんまさか裸エプロンで来ないよな?
ないないない!何を期待してるんだ美貴!!
でもすっごい久々の亜弥ちゃん小さくて可愛かったな・・・。
胸もまた大きくなったみたいだし・・・ん?え!?
「・・・ムラムラしちゃったから?」
シャワーを浴びながら亜弥ちゃんの胸やら妄想してた美貴の下半身のモノが
形を変えて大きくなってた・・・ヤバイ、美貴大丈夫か?
多少の知識はあるのでとりあえず一人でシャワー浴びながら情けないと思いつつ
亜弥を想像してすぐに一人Hを済ませた。
「美貴マジやばい、こんなんで亜弥ちゃんとヤレない!」
美貴の中で何だか変なポリシーが生まれた・・・
- 26 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/14(水) 05:57
- Aya Side
「あ〜〜〜!アタシ勢い任せにあんなこと言っちゃったよ〜〜!!」
でも今日一人で寝るのヤだし、美月くん、みきたんに似てるし。
ってか、アレみきたんじゃないの?
みきたんでしょ?
あんなタイミングよく現れていきなり「殺すよ」とか。
初対面の人助けるのに言う?
アタシの『みきたんセンサーTHE直感』が起動してるし。
・・・美月って名前も似てるしアタシ自分の名前絶対口にしてないし!
言動がおかしいし「み」って言って止まるのとか・・・
やっぱりおかしい!!
お風呂に入りながらアタシ何考えてんだろ・・・みきたんはもう・・・
いや、でも彼は怪しい・・・抱きついた時みきたんの感じがしたし。
やっぱり彼はみきたん?
みきたんだと思うんだけど・・・そんなファンタジーあっていいの??
モヤモヤしたまま亜弥はいつもは長いお風呂をシャワーだけ済ませ
パジャマに着替えてお隣さんに向かった。
- 27 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/14(水) 06:12
- ピンポーン♪
「うぁっ・・・亜弥ちゃん来た!」
クローゼットにあった服を適当にTシャツとハーフパンツ姿で玄関を開ける。
「はい、どうぞ♪(お風呂上りの亜弥ちゃんいいなぁ♪)」
「お邪魔します・・・」
「・・・今日、恋人さん火葬されたって亡くなったんだ?」
「そう思ってたんですけど」
「え?」
「みきたんでしょ?」
・・・。
「・・・はぁ?」
「美月なんて名前、適当につけたんでしょ、みきたんでしょ!」
「亜弥ちゃん、み・・・俺は男じゃんどっからどう見ても」
「うん」
「藤本美貴は女でしょ、じゃあみ、俺は藤本美貴じゃないじゃん」
「アタシ・・・一言も恋人が『女』で『藤本美貴』なんて話してないよ」
「あー・・・えっと・・・(美貴バカじゃん!!)」
「隠さなくてもいいよ、みきたんなんでしょ」
もう完璧にバレてる。
隠そうと思えば隠せるが美貴はもう自分に嫉妬したくない。
「・・・そうだって言ったら?」
「認めなくてもアナタはみきたんだよ、アタシが間違えるハズないもん」
「わーぁかったよ、美貴だよ亜弥ちゃん」
両手を上げ降参のポーズでため息混じりにバラした。
「やっぱり、みきたんなんだ・・・何で?男の子になってるの」
「ちょっとした手違いってヤツ。何で亜弥ちゃんは美貴ってこんな早く分ったの?」
「部屋に入って確信した、みきたんの実家部屋とほぼ同じだし、それに・・・」
ギュッと美貴を抱きしめる・・・
「ほら・・・この匂い、みきたんの実家のシャンプーの匂い・・・」
- 28 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/14(水) 06:22
- 「う・・・そういえばシャンプーも石鹸もウチで使ってたヤツだった!!」
虎、そこまでこだわらんでも・・・
「大体、何で隠してアタシに近づいたの?何で急にいなくなるの!」
「・・・だから、その・・・美貴は気づいてたから」
「何に?」
「自分がいつ頃亡くなるかっての」
「それなら尚更・・・アタシの側で亡くなれば良かったじゃない!!」
「ヤだよ、亜弥ちゃんの泣き顔見たくないし」
「たんが・・・死んでも泣かないもん!!」
「ウソつけ!めっちゃ泣いてたじゃん」
「・・・たん、見てたの?」
「見てたよ・・・すごく胸が苦しかった」
「何で、たんは急に亡くなっちゃったの?いつ??」
「ガキさんに会った直後かな」
「それで何で北海道の雪に埋もれてたの」
「腐敗させないため、美貴が亡くなったってすぐにバレないため他」
「〜〜〜〜何よ!他って!!(怒」
怒ってる亜弥を美貴が抱きしめる・・・
「美貴がまた亜弥ちゃんと一緒にいるため」
「・・・え?」
「言ったじゃん、亜弥ちゃんの側にいるって///」
- 29 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/14(水) 06:31
- 「それってまた黙っていなくなったりしないってこと?」
「うん黙ってはいなくならないよ」
「じゃあ・・・ずっと、ずっと一緒にいれるの・・・」
「うん、期間限定だけど」
「はい?」
「一週間だけ特別に・・・」
「それ一週間経ったら・・・どう・・・」
「美貴はまたいなくなるよ、今度はちゃんと亜弥ちゃんの側でいなくなる」
「ワケわかんないよ・・・たん・・・」
「だから泣かないでよ、寿命ってモンがあるんだって」
「でも何で男の子なの?声も低いし」
「だから手違いだっての・・・元の美貴に戻してもらう」
「ねぇ死んだのに生き返るとかこんなファンタジーありなの?」
「実際目の前にしてる亜弥ちゃんはイヤ?」
「嬉しいに決まってるじゃん!」
「じゃあ、いいじゃん・・・元の美貴に戻してもらうよ」
「・・・ちょっと待って」
「何?」
「みきたんカッコイイよ、背も高いし」
「知ってるけど?」
- 30 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/14(水) 06:41
- 「一週間でしょ?だったら少し男の子みきたんでもいいかなぁ」
「え?」
「アタシ、男の人としたことないし///」
「え?あぁ、美貴が全部奪ったんだっけ。ハハ///」
「だから・・・普通の・・・っていうの男女のHしよ?」
「はぁ?///」
「女の子からこんなセリフ言わせないでよバカたん!!///」
「美貴も女・・・」
「今、身体男なんでしょ」
「ぅあっ!ドコさわってんの///」
「みきたんの股間・・・やっぱり何かついてるじゃん・・・」
「待て!美貴この身体になったばかりで慣れてない!使い方もまだそんな・・・」
「ヤッていく内に慣れるんじゃない?ホラホラ」
「っあ!だから摩らないでってば///」
「あ・・・大きくなってきた・・・」
「だから変な気分になっちゃうんだってば・・・///」
「みきたんなら男でも女でも愛してるからアタシ♪」
「・・・あ〜、そう///」
違った形だが美貴に再会できたことが何より亜弥にとって嬉しかった。
美貴も嬉しかったけど亜弥の方が余裕でちょっと悔しいと思いつつ、やっぱ好きとか考えてた。
- 31 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/06/14(水) 06:45
- 更新しました。
从‘ 。‘从<バレバレダヨネ。
- 32 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/06/14(水) 14:09
-
うんうん
なんとかよかったけど
1週間だけなのか
残念…
- 33 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/06/15(木) 18:29
-
やっぱ亜弥ちゃんは鋭いですね。
この先どうなっちゃうのか気になりますねぇ〜
一週間経ったら・・・
- 34 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/06/16(金) 01:52
-
姿は変わっても好きな人ならわかるんですね
亜弥ちゃんすごいよ
- 35 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/06/18(日) 05:31
- くぅ〜続き読みてぇ!
- 36 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/06/18(日) 11:53
- >>32〜35さま
お待たせしました。
更新しますm(_)m
- 37 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/18(日) 12:08
- 「あのさ、亜弥ちゃん・・・美貴、一週間しか生きられないらしいよ?」
「・・・延ばせないの?そのまま生きちゃダメなの?」
「本当はこういうことはいけないことだって・・・本当なら美貴もっと早くに死んでたって」
「そうなんだぁ・・・」
「うん、だから一週間でも亜弥ちゃんの側にいられるの美貴は嬉しいけど・・・ね」
「たん、一週間は確実に一緒にいれるんだよね?」
「うん・・・えっと生き返ったのが・・・今日?日づけ変わった時だから〜・・・」
「え〜っとみきたんの火葬はもう昨日になるんだよね、じゃあ・・・」
「今、もう月曜になってるから・・・来週の日曜の23:59まで、美貴は生きられるのかな?」
・・・何?急に亜弥ちゃんが何か黙って・・・また何か考え始めてる?
亜弥ちゃん裸エプロンしないのかな・・・?
とか、美貴は亜弥ちゃんにふれられることが嬉しかった。
「みきたん!」
「は、はい!?///」
「アタシ、今週一週間、大学休む!みきたんとずっと一緒にいる!」
「え?・・・美貴は〜・・・その、嬉しい。うん、すごい嬉しい///」
「それでね、やっぱり元の姿のみきたんがいいかなって」
「あぁ、戻してもらうよ」
「ちょっと待って、たん!でもね男の子のたんもカッコイイの!!」
「へ?あぁ・・・元が美貴だし(笑」
- 38 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/18(日) 12:20
- 「だからね・・・う〜ん2日間は男の子でいて♪」
「・・・え?いいのそれで美貴は微妙なような・・・まぁどっちでもいいかなぁ」
「にしししし、たん・・・今ねその日の内に記念撮影できるお店とかあるんだよ♪」
「?そりゃ、あるでしょ」
「だから〜、みきたん結婚記念の写真よ!アタシ、ウエディングドレス着たい♪」
「ん?え?はぁ!?」
「みきたん今アタシより背も高いし、男の子だし・・・撮りに行こ♪決まり!」
「・・・えっと結婚記念?・・・え、えぇ〜!?///」
「だって、たんアタシに去年誕生日に指輪くれたじゃん」
「あげたねぇ・・・異国のチャペルで結婚式すると思ってたのに(笑」
「母国で出来るよ、良かったね♪みきたん♪♪」
「まぁ、悪くないんじゃない元の美貴で撮ったらホラーだし(苦笑」
「どっちでも、アタシはたんならいいんだって♪」
「じゃあ、元の美貴に戻らなくていいの?」
「ううん男の子みきたんと堂々とカップルらしいデートとかしてから戻って♪」
・・・カップルらしいデート?どんなんだよ??
- 39 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/18(日) 12:36
- 「だから、月曜、火曜は男の子みきたんね♪水曜は元のみきたんに戻ると」
「あぁ、え〜っと亜弥ちゃんがそれでいいなら」
「にゃはは♪たんは本当アタシ好きだよね♪」
「うん、ずっと言いたかった好き、大好き。美貴は亜弥ちゃんのことが好き・・・」
「・・・たん、なんか珍しいかも・・・みきたんが照れずにアタシ見て言うの///」
「だってこの目で亜弥ちゃんを見たいし想いも伝えたいんだもん」
「みきたん・・・男の子みきたんなのに可愛い〜!!(感涙」
「え?美貴だし、亜弥ちゃんも美貴大好きだよね、エヘヘ///」
「うん!じゃあプランも決まったし・・・一週間だけどヤリまくろうか!」
・・・。
「そうだね・・・でも、もうちょっとムードとかさ亜弥ちゃん(ヤリまくるのか///)」
「だって時間ないし!夢かもしれないし!!」
「亜弥ちゃん、夢じゃない、夢じゃ・・・ない」
亜弥ちゃんの手をとり美貴の頬に触れさせる。
ひとときでも美貴との時間を美貴の存在を覚えていてほしくて。
そして抱きしめる、強く強く強く・・・もう、離したくはない。
「みきたん、みきたん・・・ちょっと苦しい・・・でも嬉しい///」
「美貴も。1年ぶりだから、亜弥ちゃん不足」
何かが吹っ切れた感じで亜弥ちゃんの唇を塞いだ・・・変わらない、亜弥ちゃんの柔らかい唇・・・
- 40 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/18(日) 12:50
- 1年ぶりのキスはどのくらい続いたかわからない。
お互いがお互いを求める絡まりあう舌、美貴はこの時をどれだけ待ったか・・・
ゆっくりと唇を離しながら
「・・・っはぁ・・・亜弥ちゃん、ベッド・・・行こ・・・」
「・・・・・・っ、うん・・・」
あ、美貴は今男・・・
「え?」
「や、実は1回やってみたかったんだよね・・・亜弥ちゃん好きそうだし・・・///」
「みきたん・・・!アタシ、スゴイ嬉しぃ・・・!!///」
「良かった、美貴さぁ、お姫さま抱っこしてあげたかったんだよ///」
美貴は喜ぶ亜弥ちゃんを抱き上げお姫さま抱っこしてベッドまで運んだ。
やっぱり力も強くなるのか亜弥ちゃんはすごく軽かった、羽みたい・・・
なるべく優しく亜弥ちゃんをベッドの上へと下ろす
「たん、カッコイイ大好き///」
「うん、もっと言って。亜弥ちゃんも可愛いよ(笑」
おでこに軽くキスをする
・・・亜弥ちゃんの視線が、美貴の股間なのが・・・ちょっと・・・///
「たん・・・さっき膨らんでたのに今は普通だね」
「美貴もまだ身体慣れてないんだってよくわかんないよ!///」
- 41 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/18(日) 13:04
- そうなんだよね、美貴はこのモノの扱いがイマイチ・・・。
中学の頃、一人の気の合った年上の男性と何回か経験したことはあるけどさぁ。
正直自分がその〜・・・自分のモノを入れるってのは初めてなワケで・・・
美貴が亜弥ちゃんに入れる・・・んだよね、場所は・・・濡れてる所、だな、うん。
頭の中で初めてのことに戸惑いシュミレーションしてしまったアホな美貴。
!!
「みきたん、気持ちいい?」
「亜弥ちゃん・・・あの、うん・・・気持ち、いいっていうか、その///」
「あ、硬くなってきた・・・」
「ん、ちょ、ちょっと・・・亜弥ちゃん///」
美貴の股間をハーフパンツの上から亜弥ちゃんが撫でくりまわして・・・
ヤヴァイすっごく・・・なんていうの?亜弥ちゃんの白い肌とか・・・美貴やばい///
「みきたん、もうこれ脱いじゃえば?」
「・・・亜弥ちゃん見たことある?///」
「あ〜・・・間違えてネットの変なサイトで(笑」
「そっか、美貴のパソコン使ってるんだっけか・・・じゃ、脱ぐ///」
考えてみれば亜弥ちゃんの処女を奪った美貴が今は・・・童貞って・・・
どういうことだよ、年下のお姉さんに教えてもらうって感じですか?///
しかも緊張してるのは美貴だけな気がするんですけど。
- 42 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/18(日) 13:20
- ハーフパンツも下着のパンツも脱いで上のTシャツも脱いで結局全裸。
亜弥ちゃんはそれを上から下まで凝視して股間で視線が止まる。
「みきたん、良い身体だね〜・・・少女漫画のヒーローみたい♪」
「いや、あのさぁ、美貴だけ全裸とか・・・亜弥ちゃんも脱いでよ」
「え〜・・・でも久しぶりのアタシの裸見たらそれだけでみきたんイッちゃわない?(笑」
「!ちょっと、美貴のことバカにしてるでしょ・・・?」
「だって、たん童貞でしょ?お姉さんがぁ♪教えてあ・げ・る♪にゃはは(笑」
「・・・ムカつく、ってか早くヤろ?」
「ムード無いなぁ、たん。それじゃモテないよ?(笑」
「ねぇ、美貴は時間ないんですよー?」
「相変わらず美貴たんは甘ったれで、しょうがないなぁ・・・(嘲笑」
「末っ子だもーん、オネエサン早く教えてよ(笑」
「ぶっちゃけアタシ、みきたんとしかしたことないからよくわかんないけど・・・」
亜弥ちゃんが美貴のそのモノを手で、上下に動かして色々触る
「・・・っ!ぁあ、いい・・・それ・・・何で・・・」
「何が♪」
「何で、こんな・・・上手いの?///」
「気持ちいい?」
チュッ☆
軽く唇にキスされた
「―うん、気持ち、いい・・・」
「あ、なんか先から・・・みきたん濡れてるよ?男の人も濡れるんだぁ・・・」
「・・・だから美貴もまだよく仕組みが分んないってば///」
なんていうの?なんか出そう・・・やばいマジ気持ちいい・・・
急に亜弥ちゃんの手の動きが止まった
「・・・亜弥ちゃ、ん・・・早く・・・―っ///」
「初めてだから、わかんないけど・・・漫画とか見ると気持ちいいらしいから・・・」
- 43 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/18(日) 13:33
- そう言って美貴のその息子って言うんですか?///
亜弥ちゃんがかがみこんで美貴の美貴(笑)を加えて・・・
「〜〜〜〜っ///」
「ちょっ!///」
「亜弥ちゃんん///」
「あ!っん!ヤバイ、///」
亜弥ちゃんが美貴のモノを優しく舌でなぞってくれたり・・・
もう、女の時の感じるのとは違った気持ちよさが、マジ美貴やば!!
イキそうなトコで止められて今度はまさか口でしてくれるなんて・・・
美貴は口で男のはしたことないよ?亜弥ちゃん気持ちいいー・・・///
先の方とか気持ちいいんですけど・・・そこを・・・あ!え?うわっ!!
「〜〜〜亜弥ちゃん!美貴もうダメ出る・・・///」
「〜〜〜だぁっ!!早く口離して!・・・ぁ!!もう・・・」
亜弥ちゃんが「いいよ出して」って感じで離そうとしない・・・
あぁ、亜弥ちゃんゴメンナサイ、美貴一人でイッてきます。
前にもこんなことあったような・・・?
「――っ亜弥ちゃんっ!!」
ドクンッ
亜弥ちゃんの口の中でイカされてそのまま出しちゃった・・・。
生き返って早々、美貴は何してんだ・・・
って、亜弥ちゃん・・・口元から白い液体が・・・
あぁ、ごめんなさい。
・・・ん?ってもしや飲んだ??
- 44 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/18(日) 13:44
- 「はぁっ・・・はぁっ、亜弥ちゃん・・・あの・・・///」
「たん、イッちゃったね♪」
「う・・・イかせたの亜弥ちゃんじゃん」
「うんアタシの名前呼びながらイッちゃったね♪」
「〜〜〜〜っ何でさぁ、出るっつってんのに口離さないの〜///」
「だって、たんのなら別にいいかなって」
「美貴はヤダけど・・・///」
「でももし逆の立場なら美貴たんもアタシの、飲むでしょ?」
「当たり前じゃん///」
「ほら、これだからワガママみきたんは素直じゃなくて可愛いな〜♪」
「ムカつく///」
「何、照れてんの?(笑」
「照れてないし///」
「どうだった?気持ち良かった、みきたん?」
「そう言ってるじゃん///」
「いつまで拗ねてるの、たん・・・アタシも美貴たんのシテる時から」
「何?///」
「アタシも下着凄いことなってて、早くみきたんとえっちしたくてさぁ。にししし♪///」
そう言って美貴の可愛い悪魔は笑った・・・コイツ・・・愛いヤツめ///
- 45 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/18(日) 13:56
- 「最初っから美貴が・・・なんだ?えっと普通にすれば良かったんじゃん?///」
「でも、美貴たん初めてだし・・・男は女よりイくの早いって・・・」
「え?どうだろ人によるんじゃない・・・女の方がイきにくいのかな?」
「でも美貴たん我慢したでしょ?」
「だって・・・///」
「ほら〜、最初で一発抜いてた方がいいんだって」
「亜弥ちゃんどこでそんな言葉覚えたの・・・?」
「え?漫画??」
「どんなの読んでるんだよ〜〜〜///」
「最近の少女漫画ってえっちなんだよね、結構♪」
「でも美貴もうイッちゃったよ・・・亜弥ちゃんは・・・」
「アタシ?今から美貴たんを受け入れなきゃいけないから・・・その今凄く濡れてるし///」
「え?あ、あぁ、そっか美貴って今、男だっけ。でもコレ元に戻っちゃったよ?」
「ふふん♪みきたん、アタシが脱がなかったのは焦らしたの♪アタシ見たらまた大きくなるよ♪」
スゴイ自信満々に言う亜弥ちゃんに美貴は「焦らされてたんだ・・・」とか
年下の亜弥ちゃんの手の上で転がされてる気がした・・・
そして亜弥ちゃんが今、美貴の目の前でパジャマを脱ぎ・・・脱がない、おい!
「ちょっ!亜弥ちゃん何で・・・」
「これだから慣れてない美貴たんは・・・ハァ」
「何?」
「・・・たんがぁ、アタシを脱がせて?」
- 46 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/18(日) 14:08
- 上目遣いに熱っぽい潤んだ目で亜弥ちゃんに言われちゃったら・・・
それだけで顔も真っ赤になるし・・・体温基本低い美貴も上がるって。
「あ、はいスイマセン・・・えっと・・・///」
「にゃははは♪何また緊張してんの?今まで沢山したじゃん♪」
「はい、そうですね・・・///」
「ちょっと、たん敬語になってるから(笑」
「あ、はい///」
「もう!」
いきなり亜弥ちゃんに唇を塞がれた・・・
優しく美貴の頭を包むように胸元に抱き寄せる。
亜弥ちゃんの心臓の音が聞こえた・・・ドキドキしてる・・・
「あのさ、たん。いつもどおりにしてくれればいいから、ね?」
こういう時の亜弥ちゃんの優しさが好き///
何でか亜弥ちゃんにリードされっぱなしの美貴。
結局は美貴は亜弥ちゃんになら何されてもいいと思ってるから。
美貴のご主人様は亜弥ちゃんなんだ。
人に懐かない気まぐれ山猫な美貴をここまで手なずけるなんてね(苦笑
「ん〜っと・・・美貴がんばるから///」
- 47 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/18(日) 14:18
- 美貴の頭を亜弥ちゃんが優しく撫でる。
「ムリしなくていいから、イヤなら今日はやめてもいいよ?」
「・・・いや、美貴がヤリたい///」
「あ、そうなんだ(笑」
「うん。じゃパパッと、ね♪」
亜弥ちゃんの胸に抱かれた時、前より大きくなってると感じてね。
確認しなきゃ、据え膳食わぬは・・・なんとかって言うし。
美貴は喰うよ?
亜弥ちゃんの初めての全部は美貴がもらうよ??
パジャマのボタンを器用に片手で外し、空いてる手で生乳確認・・・
デカイ!!梨華ちゃんの味なんてほぼ忘れたが、近づいたんじゃないか?
あのデカ乳に!?
「ゃん!みきたんって本当、胸好きだよね〜///」
「うん!大好き・・・食べていい?食べるね♪」
あっという間に亜弥ちゃんを裸にして、1年ぶりに亜弥ちゃんをいただきます。
白くて綺麗な肌・・・この柔らかさ・・・あー、やっぱ亜弥ちゃんだよ、うん。
美貴は亜弥ちゃんの乳房吸いついた、久しぶりですし。
恒例ですし、はい(笑)。
「・・・ん!たん・・・可愛い・・・」
それはこっちのセリフだと思うが亜弥ちゃんは宇宙一可愛い。
- 48 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/18(日) 14:31
- ひとしきり亜弥ちゃんの成長した胸、桃ですか?
それを味わったところで・・・さてチェリー美貴的には下の美貴もスタンバイOK!
亜弥ちゃんの下部に触れてみると、ココもOKみたいだな・・・
「亜弥ちゃん、いい?」
「・・・ぅん///」
「痛かったら、ごめんね・・・」
「処女じゃないから・・・誰かさんのせいで」
ナマイキな彼女の唇を自分のそれで塞ぐと美貴は下の美貴の頭で
入れる位置を確認・・・ココで、いいと思うけど・・・
あ、でもコレだと両手で胸もめるしいいなぁ♪
よし!美貴、いきます!!
ゆっくりと大きくなってる美貴のモノを亜弥ちゃんに挿入していく・・・
「ぁん!///」
「・・・痛い?」
「ぅうん、気持ちいいょ、たん///」
そう?美貴も気持ちいいです、濡れてる場所にアレを入れるの。
亜弥ちゃんの声がまたそそる・・・いいね、美貴の息子は!(笑)
あ・・・全部入った・・・
「亜弥ちゃん、動かすよ?///」
「・・・うん///」
どうやるんだぁ?前後に腰を振ればいいんだよね確か、亜弥ちゃんの奥を
美貴がつつけばいいんだよね、多分。
美貴の息子初号機始動!
- 49 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/18(日) 14:41
- 「ん!・・・はぁ・・・///」
「ぁん!あ!・・・みきたん!!あん、はぁん・・・ぁあん!」
良かった場所当たってたみたいだ・・・。
美貴は自分が気持ちいいように亜弥ちゃんの中のモノ動かしてるけど・・・
しまりが・・・ヤヴァイ!!亜弥ちゃんの言うとおりすぐイッちゃいそう。
でも、まだ亜弥ちゃんとはもっと楽しみたい。
う・・・でもすっごくイきそう・・・美貴やば!!
「・・・たん、アタシ・・・もう・・・あん!」
「っうん・・・亜弥ちゃん・・・一緒に、イこっか・・・///」
亜弥ちゃんは痛くないって言ってるが美貴はなんか少し痛いんだけど?
何で?男も初めは痛いの??
ってかそれより気持ちいいのが勝るんだけど・・・。
激しく絶頂を目指して腰を動かす・・・
「あん!もう、たんダメ!!」
「・・・美貴も・・・!」
がんばって亜弥ちゃんの中に入って奥を攻めて・・・
二人で一緒に果てた・・・。
しばらく二人とも荒い呼吸のまま、美貴は亜弥ちゃんの上に乗っかったままで。
だって胸が気持ちいいんだもん♪はぁ、えっちって気持ちいい・・・。
- 50 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/18(日) 14:42
- ◇
- 51 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/18(日) 14:56
- えっち後、先に口を開いたのは亜弥ちゃんだった。
「みきたん、良かったよ・・・一つになれたね♪にししし///」
「ん、そう?一つに・・・そうだねなれたね(笑」
「初めてにしては良かったんじゃない?たんのテク」
「男とするの初めての亜弥ちゃんに言われたくない・・・
でも下手くそとか言われなくて良かった(笑」
「気持ち良かったよ、あ!アタシ、たんの背中に爪立てちゃったけど・・・背中見せて」
「あぁ、いいよ。別にそんな痛くないし、それより・・・」
「それより何?」
「美貴の・・・下のモノがちょっと、痛かった」
自分のさっきまでがんばってもらったモノを見る・・・!?
「・・・え〜!?ちょっと何で美貴のコレ、血が少し出てる(泣」
「えぇ?あ〜・・・なんだっけ?ムケたんじゃない?」
「ムケる?・・・亜弥ちゃんの中で擦れて・・・?」
「にゃははは♪みきたん祝!脱・童貞♪♪」
「むぅ・・・普通は処女が血出るんじゃねーかぁ?亜弥ちゃん」
「だからアタシのはみきたんが破ったでしょ」
「う!・・・いいよ、もうバカ亜弥ちゃん・・・」
「だから、たん拗ねないでよ〜。はい、痛くない痛くない、よしよし♪」
「いやヒリヒリするから!撫でなくていいし!///」
「拗ねたり照れたり・・・たんは本当可愛いなぁ、にゃはははは♪」
「ムカつく亜弥ちゃん・・・でも大好き///」
「どっちなの?(笑」
AM5:39
火葬から復活した美貴は亜弥ちゃんと再会して初えっちして二人して寝ちゃいました。
- 52 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/06/18(日) 15:00
- 更新しました。
ミキティより結構、亜弥ちゃんの方がお姉さんだ・・・orz
まぁ、今更ですが(爆
※GAM結成記念で一つにしたワケではありませんw
- 53 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/06/18(日) 16:24
-
おぉ〜これで美貴たんが居なくなっても、もしかして分身ができてたりしてww
更新お疲れさまです!
- 54 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/18(日) 21:47
- ◇
- 55 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/18(日) 22:01
- 眠るってことを久しぶりにしてなんだか頭を撫でられた感じで起きた・・・
「たん、起こしちゃった?・・・おはよ♪」
「ん〜〜〜・・・気持ちよく眠れた、ふぁ〜」
「アタシが目を覚ました時ね、みきたんの腕の中でみきたんの寝顔(半目)可愛くて♪」
「・・・そう?頭さわった??」
「それで起きた?ごめーん!久しぶりでみきたん可愛いから撫でてた・・・」
「ん〜・・・いや別に、美貴撫でられるの好きだし」
「だよね〜♪本当甘えっ子さんだから、たんは!にししし♪」
「亜弥ちゃん、うるっさいよ〜・・・あ・・・」
「たん、どした?」
そうでした今の美貴は男の子でして。
朝は下の美貴が元気みたいで・・・朝立ちっていうの?///
「や、その〜、ね、今何時?」
「4時半、眠ったの明け方だったしね・・・たん?」
「あ、いや、えっと・・・///」
「何?」
「ちょっ!トイレ!!」
急いでトイレに向かう裸の美貴の背中に亜弥ちゃんから
「たん、アタシが起きた時にはもう、ソレは起きてたよ(笑」
「・・・え、マジ?///」
「ソレがアタシの体に当たってさぁ・・・抜いてあげよっか?」
「いや、毎朝抜いてる人とかいないと思うし!トイレすれば大丈夫だと・・・じゃ!///」
亜弥ちゃん「抜いてあげよっか」って・・・///
そんなこと可愛い顔してサラッと言わないでよ〜〜〜もう///
・・・小ってどうやるんだ?
便器の中に入れりゃいいんだよね、美貴は適当に用を済ませた。
あぁ、恥ずかしい///
- 56 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/18(日) 22:10
- そういえば亜弥ちゃんも全裸だ、何?美貴達、裸族?(笑
「何一人で笑ってるのすけべたん」
「亜弥ちゃんのがエロい」
「みきたんはスケベ」
「あぁ、はいはいスケベでエロです、今日どっか行くんじゃなかった?」
「あ、そうだ!記念撮影!!」
「時間、大丈夫?」
「多分、混んでなければ・・・予約しよっかな」
「番号知ってるの?」
「うん、みきたんが帰ってきたときの為・・・とか思ってたけど女同士だったなぁ・・・とか」
「・・・元のまま帰ってきたら意味ないメモリーだったね(苦笑」
「そうだよ、だから撮れるの嬉しいの♪」
「亜弥ちゃん携帯は?」
「あ、部屋に置きっぱなしだ・・・」
「美貴もってないし」
「う〜〜〜〜!一旦アタシ、自分チ戻るね」
「いくら隣でも裸で帰らないでよ?」
「みきたんじゃないんだから・・・バカ」
「なっ!バカとはなんだ亜弥ちゃんならやりそうだから・・・」
チュッ
「バーカみきたん(笑」
「・・・ムカつく///」
不意打ちのキス、彼女の得意技。
- 57 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/18(日) 22:20
- 「本当は、たんと一緒にお風呂入りたかったんだけど」
「え〜〜〜・・・じゃあ、ウチで入ってから部屋戻る?」
「そうしよっかなぁ♪」
「変なことしないでね」
「それアタシのセリフじゃない?(笑」
仲良く美貴の部屋で一緒にお風呂。
前にもよく入ったけどね。
「アタシの部屋と同じ作りだぁ」
「同じマンションだし」
「みきたん、どうやって部屋借りたの?」
「あ〜〜〜〜・・・美貴を生き返らせてくれた人の力、お金も現金で100万あるよ」
シャーーーー
「100万!?」
「足りなかったらもっとくれるっぽいし、撮影代とか美貴が出すよ」
「おぉ〜みきたん、男らしい!」
「今、男ですし美貴ジェントルマンだから♪(笑」
「みきたんシャンプーしたげる♪」
久しぶりに亜弥ちゃんとお風呂・・・変なこと何回かされそうになったが。
亜弥ちゃんに「準備で時間なくなるよ」って言ったらいつもはゆっくりお風呂派な
彼女は急いで身体洗ってた・・・可愛いな♪
- 58 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/19(月) 00:36
- お風呂から出て亜弥ちゃんはパジャマをさっさと着け
「みきたん、アタシ着替えてくる準備してて!」
「うん、わかったぁ」
バタン
隣の部屋なんだけどね、こんな早くバレるなら亜弥ちゃんの部屋でも良かったじゃん?
あ、でも美貴、今男だしな・・・ご近所とか大家に見られたらなんか言われるかな?
亜弥ちゃんがね。
・・・隣の部屋でいっか、どうせ一緒に寝るし。
あ、そうだ。
「虎ー」
―・・・・美貴?今度は何だ?―
「亜弥ちゃんにバレた、なんかねやっぱ元の美貴がいいって」
―ふ〜ん、じゃあ戻すか?―
「いや、あの亜弥ちゃんが男の美貴もいいとか言って水曜日から元の美貴に戻して」
―わかった、服とかアレで良かったか?お金は足りてるか?―
「あぁ、服ありがとセンスいいじゃん。お金まだ100万あるから今はいいや」
―んじゃ、楽しんでおけ・・・分ってるだろうが一週間だからな、じゃ・・・―
「・・・わかってるよ一週間の恋・・・ね」
美貴は仕度を始めた・・・
- 59 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/19(月) 13:29
- Aya Side
バタン
みきたんの部屋から出てすぐ隣の自分の部屋の前に・・・
後藤さんが座り込んで寝てた。
いつから・・・いたんだろ?
「後藤さん?」
「・・・zzZ」
「あぁ、もう!」
ガンッ!
「んあ!?」
「起きました?何してるんですか??」
「今日まっつー携帯繋がらないし、大学来てないって加護からメールあって・・・」
「え、あぁ・・・」
「昨日とか・・・さ、やっぱ皆ショックだけど亜弥ちゃんは・・・なんていうか・・・」
そうだったアタシは学科があいぼんと同じで。
昨日アタシのみきたんが火葬された時アタシ取り乱したりしてて・・・
皆、心配してくれたんだ・・・ありがとう、でも・・・
どうしよアタシは一刻も早く準備してみきたんと出かけたいんだけど?
- 60 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/19(月) 13:38
- 「あの・・・後藤さんアタシ今日から一週間大学休みますから」
「え?」
「ちょっと、その・・・色々一人で考えたいっていうか」
「あー・・・そうだよね、まっつーまでいなくならないでよ」
「大丈夫です、だからまた来週に・・・心配ありがとうございます」
「加護とか辻とか皆にはごとーから言っておくからさ」
「あ、お願いします」
「んあ、いんだよ。ごとーが思ったより亜弥ちゃん元気そうだったから」
「沢山眠ったからかなぁ〜」
「ごとーも後藤本編集とか忙しいからさ、じゃあ来週ね、まっつー」
「・・・本気なんですね、頑張って下さい」
「ごとーはいつでも本気よー?あっは♪んじゃ」
そう言って笑顔を見せた後藤さんはポケットからスケボー出して
飛んで帰ってしまった・・・あの人・・・人?
とりあえず納得してくれたみたいで良かった良かった。
さぁ!アタシは準備だーっ!!みきたんとデートだぁ♪
- 61 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/19(月) 13:51
- Miki Side
クローゼットにバーッと色々メンズの服があるけど。
何着よう?
この顔だったらちょっと綺麗めな方がいいかな?
美貴の顔立ちは美しいですから。
男の美貴も品のよさそうな美男子なんですよ。
って、自分で普通に考える美貴は亜弥ちゃんに毒されてるかも・・・。
シンプルにモノトーン色の服装にアクセントに銀のウォレットチェーン。
首には本当はドッグタグしたいけど。
多分、実家か亜弥ちゃんが持ってるんだろうな。
首元はまぁ、何も着けなくていいかなぁと。
亜弥ちゃんの誕生日にあげたペアのアレキサンドライトの指輪は
どういうことか男になって指のサイズが変わってるハズの美貴の
左手の薬指におさまっていた・・・。
「いつから、指輪つけてたんだ?」
・・・亜弥ちゃんと再会した時はなかったハズだけど?
虎かな?それしか考えられないし。
ま、いいや準備できた。
んー・・・亜弥ちゃんの部屋行くべ。
- 62 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/19(月) 14:01
- バタン
鍵かけてと。
某ブランドの財布に100万まるまま突っ込んでポケットに。
持ち物はそれだけ今の美貴に携帯は必要ないからね。
ピンポーン♪
合鍵、今の美貴は持ってないのが悲しい。
・・・中でバタバタ音が、亜弥ちゃん準備おっそいもんな〜。
中で待たせてくれないかな?
しばし、扉の前で待たされてる美貴。
ん?
美貴、この銀の時計・・・つけた覚えないぞ??
しかもこれまたブランド品ですか・・・虎は何を参考にしたんだ?(笑)
アレ・・・この時計アナログだけど・・・
中の小さい文字盤の方の数字が減っていってる?
これって・・・あぁ、そっかタイムリミットってヤツですか。
これが0になったら美貴の魔法は解けちゃうってことね。
・・・わかりやすくていいじゃん。
- 63 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/19(月) 14:02
- ◇
- 64 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/19(月) 14:29
- ガチャ!
「みきたんごめん!」
「いいよ、亜弥ちゃんが準備遅いのいつものことだし」
「それは、みきたんの方じゃん!大体たんは化粧しなくていいし!」
「あぁ、だね。楽でいいよ、そういうのは男で♪」
「・・・っていうか、たん!何?昨日もカッコ良かったけど・・・!!///」
「え?変かな、似合わない??」
「すっごく似合う!モデルみたい!!顔小さいし!背高いし!!///」
「えへへ、そう?///」
「うん♪アタシ達って美男美女カップルだぁ///」
照れながら言う亜弥ちゃんが可愛くて
軽く唇にキス
チュッ☆
「・・・たん、口紅落ちちゃうじゃん///」
「少し濃かったから落としてあげたの♪」
「ウソつき///」
「かもね、行こ」
「うん、その前に・・・アタシがたんの家から出たら後藤さんがいたの」
「ごっちん?」
- 65 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/19(月) 14:39
- 「アタシねあいぼんと同じ学科で来てないって後藤さんにメールあったって」
「ん?亜弥ちゃんって、そっか大学生になったっけ。何科?」
「たんと同じ経済学部」
「学部まで同じとこにしてくれたんだぁ♪」
「キャリアウーマンになる予定だから///」
「で、ごっちんは心配してきてくれたってか。さすが美貴の相方」
「・・・うん後藤さんにはスゴクお世話になってる」
「ちょっと美貴が押し付けちゃったからかな・・・」
「何それ?」
「美貴が出て行った時、手紙二人に書いたじゃん」
「うん、でも後藤さんは『後藤本』のことしか・・・」
「ごっちんには、本当のこと書いたんだ」
「・・・な・・ん・・て・・?」
「これをごっちんが読んでる頃には美貴はもう・・・って。
これだけでごっちんならわかるかなってさ。
それで最後の最後でごっちんに亜弥ちゃんのフォロー・・・
っていうか亜弥ちゃんが変な考えとかしそうだったらって意味で
よろしくって書いたんだ」
「・・・たん、後藤さんの気持ちは考えなかったの?」
「ごっちん、気づいてたから・・・辛いことだけど、ごっちんは美貴と亜弥ちゃんが好きだから」
「何それ」
- 66 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/19(月) 14:50
- 「美貴も詳しく知らないけど、ごっちんは恋愛感情が全くないって」
「そういえば・・・ごとーさん恋人の話とか聞かない、聞いたことない」
「なんかね器が大きい”好き”なんだ、ごっちんの場合」
「どういうこと?みきたんのことが好きなんじゃない?」
「恋愛の好きではないよ愛はあっても家族愛・友情愛」
「・・・前にそういえばアタシも聞いた、後藤さんにそんなこと言ってた」
「ごっちんは皆が好きなんだよ」
「うん」
「皆から学校も人気あるし・・・だけど、ごっちんは孤独な気がするんだ」
「孤独・・・」
「うん、美貴が生きていた時はそうじゃなかった」
「どういうことなの?」
「相方って言ってるじゃん美貴とごっちんいつも」
「うん」
「ごっちんと美貴は多分だけど根っこの部分で繋がってるんだ」
「え?」
「なにか・・・強い結びつきがあるんだ、恋愛とかじゃなく・・・元は一人だったっていうような」
「んー・・・なんとなく言いたいことわかるかな」
「良かった」
「だって、みきたんと後藤さん・・・うん、同じ何かを感じる」
「うんうん♪だからって、ごっちんと恋仲になるのはダメだよ?」
- 67 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/19(月) 14:59
- 「そこら辺、信用して後藤さんね、何でかなイヤじゃないよアタシ」
「え?何が!?」
「あ、えっと・・・本当に普通に自然にアタシのフォローしてくれてると思うの」
「あぁ、ごっちんは亜弥ちゃん好きだから」
「知ってる言われたし、みきたんも好きって言ってたよ後、吉澤さんとか」
「その中でも美貴達二人のことが特に好きだよ相方だし♪」
「はいはい、予約入れてる時間に間に合わなくなっちゃうからもう行こう、たん」
「亜弥ちゃんから言い出したんじゃん!」
「歩きながら話そうってこと」
「亜弥ちゃんスカート可愛いね脚綺麗だね〜♪」
「エロたん、ありがと」
「むぅ〜誰がエロたんだよ」
「みきたん家族には逢いにいかないの?」
「行かないよ・・・行けないよ、すぐ美貴はいなくなるから・・・
そう何度も家族の死に会いたくないじゃんお母さん達の涙みるのヤダ」
泣きそうなみきたんの頭を背伸びして撫でてあげた。
- 68 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/19(月) 15:00
- ◇
- 69 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/19(月) 15:08
- しばらく歩いて電車乗って・・・
「亜弥ちゃんここ?」
「うん♪」
スゲー普通のビル・・・写真だけだしこんなモンか。
中に入り受付で亜弥ちゃんが「予約していた松浦です」とか。
これってどっちがどっちの名字?
やっぱ亡くなった美貴じゃなく亜弥ちゃん?
まぁ、今は夫婦別姓の時代だしな。
「たん、新郎はこの人がスーツとか担当だって、アタシはドレス見てくる」
「え?あ、はい」
亜弥ちゃんはさっさといなくなった・・・
そして残された美貴には一人の若い男が。
「藤本さまですね?担当させて頂く根本と申します。」
「あぁ、よろしくお願いします」
「いいですねお二人とも美男美女で・・・もしよろしければ出来上がった写真
ウチの店のサンプルとして大きく飾らせてもらいませんか?」
「え?」
「考えておいて下さい、じゃあ、タキシード・・・選びますか」
「はぁ・・・」
美男美女に見えるんだ・・・まぁ、そうだろうな(爆)
- 70 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/19(月) 15:40
- 「藤本さまは細身でいらっしょるのでこちらの型のモノなど合うと」
「お任せします、あまりよくわからなくて(苦笑」
「そうでしょうね、まぁ緊張しないでも・・・じゃあコレに決めましょうか」
「はい、それで」
美貴は早々にシンプルな真っ白のモノを選んだ。
根本さんはセンス良さそうだしお任せでいいかなって。
ってか、美貴は選んで着替えてソファで亜弥ちゃん待ち。
遅い!
きっと亜弥ちゃんのことだ・・・アレがいいコレもいいとか
そんな感じで選んでるに違いない。
一緒に待ってる根本さんに
「こんなにドレス選ぶ時間ってかかるんですか?」
「かかりますよ、女性の方が時間がかかりますからね、色々と特に記念写真ですし」
「はぁ、そんなもんですか」
「藤本さま、もう少しゆっくり待ちましょう(苦笑」
「・・・ですね」
ゆっくりね、美貴は時間がないの!早く終わらせたいの〜〜!!
まぁ、いいやセットしてもらった髪型も美貴のカッコ良さを際立たせてるし。
宝塚・・・ではないんだけど、美貴は今男だし。
自分大好きの亜弥ちゃんに負けない自分大好きになりそう・・・
- 71 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/19(月) 15:41
- ◇
- 72 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/19(月) 15:50
- 結構待ったかな・・・ちょっと眠くなりかけた時に
「みきたん!」
フワフワの真っ白なドレスに身を包んだ亜弥ちゃん・・・
髪もアップにしてもらって何この可愛さ、いや違うなこの場合は
「亜弥ちゃん、すごく綺麗」
「本当!?たんもすっごくカッコイイよ〜〜〜♪にゃははは♪♪」
「・・・白くてフワフワだぁ」
「うん迷ってコレに決めたの」
亜弥ちゃんの耳元でボソッと
「・・・ケーキみたいでおいしそう」
顔を真っ赤にした亜弥ちゃんが小声で睨みながら(上目遣いで可愛い♪)
「バカたん///」
「よろしいですか?ではお二人ともこちらの方で撮影始めますので」
「「はい」」
「松浦さまも新郎の藤本さまも美しいですねぇ」
「え?そうですかぁ、どうも」
「ハイ!ウチのみきたんはカッコイイんです♪」
デタ・・・少しは遠慮してほしい亜弥ちゃんの『美貴ばか』・・・。
でもこの担当の女の人は引かないなぁ?
あ、そっかココに来るのはバカップルな新婚さんばっかなんだ。納得。
「では、コチラで撮影しますので・・・ポーズ等はカメラマンと相談してどうぞ」
- 73 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/19(月) 15:57
- パシャパシャパシャパシャ・・・
何枚撮ったんだ?
ってくらいポーズも色々、最後は美貴お姫さま抱っこしてあげたし。
まぁ、最近したばかりですが///
「はい、お疲れ様です!受付の方でお待ち下さい」
「「ありがとうございました」」
カメラマンの方に言われて受付に行くと「じゃあ、着替えますか」と。
白い新郎のタキシードを脱いで着替えた。
亜弥ちゃんはやっぱり美貴より遅く着替えて出てきた。
「たん、カッコ良かった〜///」
「亜弥ちゃんも可愛かったお姫さまだったね♪///」
「え?じゃあ、みきたんは王子?にゃはははは♪///」
「写真っていつできるの?」
「その場でできるよ今はデジカメの時代だから」
「へー・・・そっかぁ、便利」
受付から呼ばれて先ほど沢山撮った中から何枚か選んだ。
本当は全部欲しかったけど。
「はい、では少々お待ち下さい」
・・・待ってばっかだぁ
- 74 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/19(月) 16:05
- これまた結構待たされたんじゃないか?
とか思ったら名前を呼ばれて受付へ・・・
「こちらが出来上がったモノです、確認をどうぞ」
「はい」
亜弥ちゃんがアルバムをめくる
「キャー!!いいんじゃない!これ、たんどう?どう?どう♪」
「亜弥ちゃん落ち着いてって・・・おぉ!いんじゃない?」
「撮って良かったねー♪」
「だね///」
「こちらアルバム一組だけでよろしいんですよね」
「みきたんは・・・あ、そっか・・・一組でいいです」
「ではお会計を・・・」
「あぁ、はい」
美貴は100万あるからさすがにそれ以上しないだろう。
無難な金額で・・・っていうかそんな安くていいの?って価格で驚いた。
「あの・・・値段間違ってません?」
「いえ、お二人の写真をサンプルで飾らせて頂くのでその分値引かせて頂きました」
「は?」
美貴の後ろで亜弥ちゃんがケタケタ笑ってる・・・こいつ・・・
- 75 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/19(月) 16:13
- 「亜弥ちゃん〜?」
「だって、たん晴海さん・・・アタシの担当してくれたこの人が」
「うん、何?」
「お二人の写真きっと綺麗でしょうからサンプルに飾りたいって」
「美貴も根本さんに言われたけど」
「でね、もしOKしてくれたら値引きしますっていうから、いいかなって♪」
「・・・亜弥ちゃん、まぁ・・・いいか」
「いいじゃんアタシ達大きく飾られるって♪」
「美貴は恥ずかしい・・・」
そんな美貴達のやり取りを見てた根本さんと晴海さんは
「出来上がりしだい連絡しますよ(笑」
「ぜひ見に来て下さいよ、藤本さん(笑」
「根本さん・・・ハァ・・・楽しみにしてます」
「にししし♪」
「じゃ、亜弥ちゃん行こっか///」
根本・晴海から「「お幸せに」」の声がかかる。
美貴と亜弥ちゃんも「「ありがとうございました」」
皆笑顔でなんか・・・いいカンジ?(照
- 76 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/19(月) 16:14
- ◇
- 77 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/06/19(月) 16:17
- ちょこっと更新。
从‘ 。‘川*VvV)〜♪
- 78 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/19(月) 21:45
- ビルを出るともう暗くなってて・・・
「亜弥ちゃんどうしよっか・・・行きたいとこ・・・」
「プリクラ!」
「は?」
「男の子みきたんとプリクラ♪」
「・・・あぁ、うん。いいけどその後とか・・・まぁ、いいや、行こっか」
「うん♪たんとプリクラ♪記念写真も良いよねコレ」
「こんな短時間で出来るモンなんだねー」
「アタシ達の写真あの店のサンプルで大きく飾られるんだよー♪」
「亜弥ちゃん嬉しそうだね」
「嬉しいもん、みきたんは何でちょっとつまんなそうなの?」
「だって、それ美貴だけど美貴じゃないもん」
「あ・・・そっかぁ・・・ごめん、たん」
「別にいいけどさぁ・・・プリクラ?早く行こうよ」
あんまり亜弥ちゃんが美貴が男だと嬉しそうだから・・・
自分でもバカだと思ったけど最初みたく『男の子の美貴』ってのが妬けた。
亜弥ちゃんも元の方がいいって言ったけどこっちもカッコイイとか。
いいけどさぁ・・・どれも美貴なんだから。
でも外見は違うんだ、写真やプリクラとかその美貴は美貴じゃないもん。
- 79 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/19(月) 21:54
- 「みきたんやっぱプリクラやめよ」
「何で?いいよ撮りたいんでしょ」
「たんが元のみきたんに戻ってから撮るから」
「・・・」
「プリクラより、ご飯行こう?」
「・・・いいの?」
「うん、たんが拗ねるの可愛いけどずっと拗ねられても困るし」
「何だそれ」
「だって、みきたん分りやすいんだもん」
「美貴は・・・亜弥ちゃんと二人っきりんなりたい」
「いいよ」
「・・・ウチ帰る?」
「う〜〜〜ん・・・たん、ホテルとか」
「へ?何??ホテル???」
「うん!そうだラブホ行こう!!」
「・・・え?」
「も〜〜!ヘタレなんだからアタシに言わせないでよ、バカたん!!」
「だって・・・あ、でも一応お金あるし良いホテルのスウィートとか・・・」
「いいかも!・・・でもアタシ1回ラブホって行ってみたい」
「別に・・・ラブホも色々あるし、亜弥ちゃんはどんなのが・・・」
あ、やば・・・今の言い方は・・・
- 80 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/19(月) 22:06
- 亜弥ちゃんの顔つきが・・・変わった・・・
「みきたんは行った事あるんだ?」
「え?あぁ、つき合いで・・・(怖いよ亜弥ちゃん(泣!)」
「つき合い〜〜〜?・・・アタシとつき合ってから??」
「なわけないじゃん」
「〜〜〜〜じゃあ、許す・・・遊んでんじゃんみきたん」
「いえいえ、亜弥ちゃんに会うまで純潔でしたよ」
「たん、それ以上ウソつくと殴るよ?あ・・・蹴った方がいい?」
「・・・え〜っと、じゃあ今夜はラブホで、明日スイートね?(汗」
「いいかも、スイート泊って目が覚めたらたん、元に戻ってるって」
「ん〜〜、じゃ、亜弥ちゃんが好きそうな可愛らしいトコね」
「どこか知ってるの?」
「いや適当に綺麗めな所に入れば色々部屋選べるから」
「みきたん詳しいね」
「その前にご飯、美貴肉食べたいな♪(誤魔化せ美貴!!)」
「まぁったく、もう大人なんだか子供なのか、みきたんはぁ・・・」
呆れた感じに亜弥ちゃんは美貴の頭をまた撫でてくれた。
人が行きかってる道の真ん中で・・・
「亜弥ちゃん、ちょっと恥ずかしい///」
「だって、みきたんバカで子供だからこうでもしないといきなりどっか行きそう」
「え、行かないよ?(美貴信用ないなぁ)」
- 81 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/19(月) 22:14
- 「んじゃ、亜弥ちゃんは何食べたい?」
「・・・お寿司!」
「寿司?別にそれでもいいよ、行こっか」
「ん?みきたんオススメなお店とかあるの?」
「オススメっていうか知り合いの親がやってる系列で美味しいトコ知ってる」
「ふーん、じゃぁ、そこ行こうか」
「亜弥ちゃん、なんか・・・身長差あるから前と手繋ぐの感じが違うね///」
「そうだね、繋いどかないとみきたん迷子になるから」
「なりません〜〜!」
「携帯持ってないでしょ?はぐれたらわかんないじゃん」
「ずっと側にいるから大丈夫」
「うん、だからずっと手繋いでおこうね。案内してよ」
「は〜い、ここから少しだけ歩くから」
美貴が今行こうとしてる店はアヤカのお父さんの持ってるお店の一つ。
アヤカと一緒にいた頃はよく食べさせてもらってたんだよね。
懐かしい、美貴は肉食だから魚も食べなさいとかって。
お寿司は好きだよ、美貴も。
1番はお肉だけどね。
- 82 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/20(火) 02:27
- 暖簾をくぐってちゃんとした回ってないお寿司だよん♪
二人席で向かい合って食べようと思って席についた。
「亜弥ちゃん好きなの頼んでよ、何でも美味しいから」
「うん・・・みきたんよくこんな高そうなトコ知ってたね」
「まぁ、年上の友達のが多かったからってのもあるかな〜・・・うん」
「アタシは・・・何にしよう・・・んー・・・特上で」
「じゃ、美貴も同じのにしよ。飲み物何か飲む?」
「お茶でいい」
「そっか、注文お願いしまーす、特上2つで」
「あいよ!」
久しぶりに見た大将ちょっと老けたかな。
懐かしい、アヤカが週1とか2でよく連れてきてくれたんだよなぁ。
あれ?カウンターの女の人・・・アヤカに似てる。
ん?似てるってか髪型変わっただけで・・・アヤカ?
「イデッ!」
「みきたん、ドコ見てるのかなぁ?」
笑顔だけど確実に目が笑ってない亜弥ちゃんにほっぺた強くつねられた。
- 83 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/20(火) 13:06
- 「イダダっ・・・亜弥ひゃんひゃにゃして・・・」
「・・・何・・・あの人、見てたの?」
つねっていた手を離して亜弥ちゃんはいつもと違う・・・
なんていうの怒ってる感じじゃなく美貴に聞いてきて
「・・・うん、ちょっと」
「知ってるよ・・・木村さんでしょ」
「!何で亜弥ちゃん知って・・・!?」
「みきたんのお葬式に来てた。」
「ウソ・・・気づかなかった・・・ってか葬式は美貴あんまり見てない」
「たんは、どこから見てたの?あの人とたんママが話してて・・・
あぁ、この人がみきたんが甘えてた人かな〜って思って海外から来てくれたらしいし」
「マジ?・・・何で美貴が死んだの知ってんの海外いるのに」
「たんママが連絡したらしいよ」
「あー・・・そっか(お母さんアヤカの連絡先知ってたんだー)」
「みきたんが・・・見つかって皆泣いたんだから」
「うん、途中で見てられなくて美貴は見るのやめた自分の死体も見たくないし」
「このお店、木村さんに連れてきてもらってたんでしょ?」
- 84 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/20(火) 13:20
- 「中学ん時ね、それ以降は来てないから」
「そっか・・・木村さんと話さなくていいの?」
「今、美貴男だし・・・大体一昨日お葬式の主役の人が復活ってのもおかしな話じゃん」
「・・・そういえば、みきたんはアタシ以外の後藤さんとか石川とは会いたくないの?」
「うーん、亜弥ちゃんと一緒ならいいや」
「アタシは嬉しいけど、でも・・・」
「亜弥ちゃん、美貴はねもう今ここにいないハズなの・・・知り合いに会いまくったら大変じゃん?」
「・・・うん」
「これが美貴の最後の願いなんだから」
「え?」
「亜弥ちゃんとずっと一緒にいたい。これが美貴の願い」
「・・・願い、期間限定だけどね・・・叶うんだね///」
「うん、そのおかげで約1年失踪になっちゃったけど・・・ごめんね」
「ううん!アタシもみきたんと一緒にいるのが願いだよ、一週間ずっと一緒にいよ?にしし///」
「へへ〜♪だね。あ、お寿司きた」
少し暗い話題の後に運ばれてきたお寿司が美味しくて
なにもかもが投げやりだった中学時代を思い出した・・・
美貴、どんだけの人に甘えてたんだろ、アヤカとか1番助けてくれたじゃん。
カウンター席の奥に座ってるアヤカが気になった。
大将と話をしてる・・・
- 85 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/20(火) 13:32
- 「それでアヤカちゃん、明日アメリカに戻るのかい?」
「うん、可愛がってた年下の友達にはサヨナラしたからね」
「・・・それ美貴ちゃんかい?あの目つきが悪くて生意気っぽいガキ・・・」
「HAHAHA!そう、そのコ。」
「そっかぁ・・・アヤカちゃんが海外行く前はよく連れてきてたもんなぁ」
カウンターの会話、美貴達の席まで聞こえるんだけど。
大将の目には美貴はそう映っていたのね・・・
否定できない自分が悲しい。
「みきたんって昔っから態度悪かったんだね」
「んぐっ!」
「あぁ、はいお茶」
「・・・な、亜弥ちゃんまで、ひどくない?」
「や、ホラさっきの会話?聞こえたから・・・やっぱ、たんが甘えてた人かぁって」
「まぁ、甘えてたけどさぁ・・・昔だし・・・」
「別に責めてるんじゃないよ、たん。たんが末っ子気質なのはわかるから」
「・・・なんか亜弥ちゃん寛大になったね」
照れ隠しかマジ怒りか亜弥ちゃんに頭ベシッとはたかれた。
- 86 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/20(火) 13:46
- 美味しいお寿司を食べ終わってまったりしてたらもう10時越えてて
「亜弥ちゃんそろそろ行こっか」
「うん・・・たん、いいの?」
「・・・いいんじゃん、お会計してくる」
まさに今、美貴が席を立とうとした時・・・
「アラ・・・アナタ、美貴の家にいたコ?」
「え?」
「あ、突然ごめんなさいネ、えっと・・・藤本家に一昨日いなかった?」
「はい、いました・・・えっと木村さんですよね」
何だこれ、亜弥ちゃんとアヤカが会話してる・・・
「アタシのこと知ってるの?」
「みきたんから少し聞いたことがあるんで」
「美貴がフラフラしてる時、見てて危なくて拾ったの一時期一緒にいたんだけど・・・
やっぱり、あのコは突然いなくなったんだなぁって」
「・・・そう、ですか」
「あなたが美貴の彼女?えっと亜弥ちゃん??」
「え!?」
「何で・・・」
「美貴のこと好きって感じ、美貴のママも「亜弥ちゃんと仲良くなって変わった」って」
「確かに私が亜弥ですけど彼女って・・・///」
「違うの?一緒に住んでたんでしょ、美貴は本当に好きな人と以外は同居も同棲もしないわ」
「誰だってそうじゃ・・・」
「でしょ?こんなに可愛いコと住むなんて、美貴も面食いよネ(笑」
一応、姿は違うが美貴本人の前でアヤカ、きっぱりハッキリ言うな〜・・・さて?
- 87 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/20(火) 14:03
- 「もう・・・あの生意気な可愛いのに会えないなんてネ・・・」
「木村さんはいつ日本に?」
「美貴が発見されてすぐ。でも行方不明って聞いて嫌な予感してたから」
そこまで亜弥ちゃんと会話して、やっと美貴の存在に気づいたっぽいアヤカ。
今は一応男だしこんな話したのヤバイかなとか思ってるのかなぁ?
「もしかして亜弥ちゃんの恋人?」
「はい♪」
「・・・じゃあ、美貴とはつきあってなかったの?」
「いえ、つき合ってますよ」
・・・おいおい亜弥ちゃん。
「亜弥ちゃん?美貴の葬儀があったのは一昨日よ?もう新しい人、見つけたのネ・・・」
「あ、え〜っとあの・・・亜弥ちゃんもう行こうよ(汗」
「引きとめてしまってごめんね・・・アラ?アナタ」
「・・・はい?」
「少し・・・いやかなり美貴に似てるわね・・・」
空気に耐え切れなくて口を挟んだ美貴にアヤカがなんか気づいた?
「そうですか?ハハハ(誤魔化せ誤魔化せ・・・)」
「木村さん、それ、みきたんですから」
「What?」
「信じられないでしょうけど、みきたんなんです」
何バラしてんだよ亜弥ちゃん〜〜〜!!!!
「・・・美貴、なの?」
「〜〜〜〜っそうだよ、美貴だよ(もうヤケ!!)」
「その口調!でも男よね・・・っていうかアンタ亡くなったんじゃ、え?」
「バカ亜弥ちゃんなんでバラすんだよー」
「本当はみきたんも話したかったんでしょ。いいよ少しなら妬かないから」
「うっ!そりゃ久々だしアヤカと話したかったけどぉ・・・」
「!やっぱり本当に美貴??何で!?」
「詳しくは言えないけど期間限定で仮の姿で甦り。亜弥ちゃんともう少し一緒にいたくて」
「フフッ♪やっぱり、美貴は普通じゃないわね・・・」
アヤカは納得したように笑って美貴と亜弥ちゃんを見た。
- 88 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/20(火) 14:15
- 「それで生き返ってデートってワケ?美貴?」
「まぁね、亜弥ちゃんがしたいこととか・・・」
「そうなんですよ!木村さん!!見てくれます!?」
亜弥ちゃんがいきなり撮ったばかりの二人の結婚記念写真を見せた。
「Oh〜!二人ともすっごくお似合いヨ!!亜弥ちゃんIt’s ℃−te!!」
「キュートだなんてそんなぁ・・・にゃはは♪///」
「・・・おいおい順応早いなアヤカ」
「美貴もカッコイイじゃない!こんな背も高くなって・・・成長したネ!!」
「いや、あのだからコレ仮の姿・・・」
「そうでしょアヤカさん!ウチのたん可愛いでしょ♪」
「たん?What??」
「みきたんの略でたんです!」
「Oh!亜弥ちゃんネーミングセンスGoodだわ♪」
「そうか?」
「でしょー!アヤカさん!!これ人に見せたくて見せたくて!!///」
「なるほど・・・ってか亜弥ちゃん木村さん→アヤカになってるし」
「「美貴(たん)ちょっとうるさい」」
「・・・(亜弥ちゃんとアヤカのバーカバーカ)」
二人で30分くらい盛り上がって美貴は素直じゃないだの。
甘え上手だの年下にもそうなの?とか言いたい放題言われて・・・
なんか女ってよく喋るよな・・・とか独り寿司屋で黄昏てた。
- 89 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/20(火) 14:26
- 「美貴、アタシ亜弥ちゃん気に入ったわ♪」
「アタシもアヤカさんと気が合うよ、たん♪」
「・・・良かったね、美貴人を見る目あるらしいんで・・・」
「「そうだね」」
「つか、店内で長々とは〜しゃいじゃって〜よいのかな〜?」
「ウチの店だからいいのヨ」
「アヤカさんがいいって言うんだからいんだよバカたん」
「そろそろ、美貴達は行くよ・・・最期にアヤカに逢えて・・・会話できて良かったよ」
「美貴もまともに成長して・・・たかどうかわかんないけど」
「アタシに会ってからもまともじゃなかったですよ」
「やっぱり・・・うん、でも仮の姿でも逢えて良かった」
「まさかアヤカを見下ろす日が来るとはね、戻ったら美貴のが低いけど(苦笑」
「アタシは本当もっと美貴と話したいけどお邪魔はこれ以上しないわ♪」
「アタシから話振ったんだしお邪魔じゃないですよ」
「そうだよ、あ、美貴ちょっと会計済ませてくる」
「美貴?いいわよ別にアタシのパパの店だし。アタシ持ちで」
「ウソ?・・・結局、美貴この店でお金払ったこと無かったな」
「アヤカさんごちそう様でした、お寿司美味しかった♪」
「二人の結婚祝いヨ♪」
アヤカに笑顔で見送られ美貴達は結局お寿司ごちそうになっちゃった。
- 90 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/20(火) 14:29
- ◇
- 91 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/20(火) 14:42
- 「たん、結婚祝いだってさ♪」
「あぁ、うん嬉しかった・・・話せたし、ありがと亜弥ちゃん」
「だって、あの人いなかったらみきたんもっと根性曲がってたんじゃない?」
「・・・亜弥ちゃん何気に美貴の人格否定しないでくれる?」
「でも、やっぱアレだね、たんの好み分りやすい」
「そっかな例えば?」
「優しくて甘やかしてくれてちゃんと叱ってくれそうな人」
「・・・美貴の好みってそんな感じ?」
「柴田さんもそうじゃん」
「・・・あぁ〜でも柴ちゃんは・・・どうだろね」
「逃げたなぁ、たん」
「昔のことは置いといて、さぁ亜弥ちゃん好みのラブホ探し!」
「あ!そうだ!!初ラブホ♪」
「え〜〜〜っと、ちょっと待ってよドコがいいかなぁ」
「みきたん・・・沢山あるけど、どんなとこがいいの?」
「や、美貴もそこまで詳しくないし(全部相手任せだったから)」
「・・・へー(疑いの眼差し)」
「あ、ここシンプルでいいんじゃない?」
「アタシいかにも!みたいなラブホがいい」
「ここビル全体ピンクもいかにもって感じでサービスとか良さそうだし」
「じゃあ、ここでいい」
というワケで亜弥ちゃん+男の美貴の初のラブホは『Love GAM』に決定♪
- 92 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/20(火) 14:53
- 中に入って亜弥ちゃん興味津々でソワソワというかワクワク?
部屋色んなのがあるなバリ風とか・・・パス。
結局最上階のピンク系の部屋に決めてエレベーターに乗った。
「楽しみだね♪」
「あはは、亜弥ちゃん可愛い♪」
チュッ
「エレベーターん中でキスとかいいよね?」
「うん♪みきたんからしてくれるならドコでもいいけどね♪」
最上階9階について部屋・・・913、913あった中に入る。
「たん・・・この部屋、いかにもだね///」
「そういうのが良かったんでしょ?」
心の中で梨華ちゃんの部屋はラブホに勝るかもしれないと思った。
毎日ああいうピンクに囲まれてるから胸でかいんじゃねーのとか(ひがみ?)
それより中に入って目に入ったモノを見て気がついた・・・
「・・・亜弥ちゃん」
「ん?どした、たん」
「美貴、昨日・・・今日か?ヤッた時・・・その、つけなかったけど・・・」
「何を?」
「・・・ゴム」
「え?」
「だからぁ、ホラ、コンドーム!///」
「・・・ちょっと待って、みきたんとアタシでできるの?」
「ん?あ、そっか・・・いやでも・・・白いの出てたし・・・///」
- 93 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/20(火) 15:03
- 「あぁ、出してたねぇ沢山」
「いやいや言わなくていい///」
「え〜・・・じゃあさ・・・」
「今夜はちゃんとつけるよ、でもどうやってつけるんだぁ?」
「や、みきたん今夜は子作りに励もう!」
「・・・は?」
「みきたんは一週間でいなくなっちゃうし・・・もうすぐで後6日」
「え、でも・・・デキちゃう・・・かな?」
「だって、みきたんは男でしょ?」
「・・・なんか今の美貴すごいヘタレな彼氏みたいじゃん」
「実際そうじゃん」
「うっ!今、美貴はすごーく傷ついたゾ(泣」
「アタシなんて約1年ずーっと不安だったんですけど」
「・・・だってさ〜」
「あぁ、もう!時間もったいない!!二人でお風呂入るよ、たん!!」
「!」
亜弥ちゃんに手を引っ張られてお風呂場へ・・・
本当に美貴ヘタレだなぁー・・・
- 94 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/20(火) 15:12
- なんで美貴が脱がされてるんでしょうか?
そういうプレイなんでしょうか?
ベルトまで亜弥ちゃんが外してくれるとかどうなの?
まぁ、美貴、元々男じゃないんだけど。
あ・・・チャック下ろしてる亜弥ちゃんの胸元が・・・
やっぱり美貴がいなくなる前より大きくなってる・・・
「たん」
「はい?」
「どうしたの、急に喋んないで黙って・・・」
「や、ホラ、亜弥ちゃんが脱がせてくれるからさ・・・することないなって」
「あー、でも、たんこういうの好きかなって、イヤ?」
「!ううん!!ヤじゃない!!嬉しい///」
「ココは正直だよね」
「!///」
美貴より下の美貴のが正直と亜弥ちゃんにつつかれて気づいた・・・
もう下の美貴はスタンバイOKなんだと///
「ん〜お風呂でもしたいけど・・・」
「気持ちよさそうだね、へへ///」
「みきたんすぐのぼせるから、シャワーだけにしよっか」
「・・・うん(ちょっとガッカリ)」
- 95 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/20(火) 15:20
- 朝も一緒に入ったけど軽く身体をお互いに洗いっこして
美貴が亜弥ちゃん洗うのは住んでた頃からあったけど
亜弥ちゃんに現れたときはイきそうになって・・・
「たん、今イッちゃダメだからね!」
「・・・はい・・・」
「アタシとみきたんのベイビーを作るんだから!!」
「デキるのかな?」
「みきたんはコンドームつけてした方がいいの?」
「んー・・・病気はならないと思うけど、あ!でも生のが気持ちいいって・・・」
「うんうん、みきたんが気持ちいいよう生でヤろ生で♪」
「あ、でもいいかも・・・美貴と亜弥ちゃんの子♪」
「でしょ?絶対可愛いって♪」
「好物はきっと肉だね、主食が肉!」
「それ、まんまみきたんじゃん・・・」
「ちょっ!亜弥ちゃんそこ今さわんないで!!///」
「あ、ごめんシャワー流すよ、みきたん」
そのままバスローブとか着けずにベッドに亜弥ちゃんと二人でダーイブ♪
- 96 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/20(火) 15:35
- 亜弥ちゃんが半乾きの美貴の髪にふれる
「セットしたみきたんもカッコイイけどそのままのたんが好き」
「美貴も化粧してない亜弥ちゃんのが好き」
「なんでよぉ・・・化粧いや?」
「素顔のが可愛いっつってんの」
お姉さん気取りの亜弥ちゃんの唇を塞ぐ。
もう美貴のはスタンバイOKなままで、亜弥ちゃんにそのままはNGでしょ
唇を離さず舌と舌とが絡み合う・・・
「・・・亜弥ちゃんさ、胸前より大きくなったよね」
「うん、みきたんが帰ってきたときの為に」
白いその亜弥ちゃんの綺麗な胸に美貴はかぶりつく
そして亜弥ちゃんも美貴と同じテンションに持っていこうと先の方を
舌で転がして刺激していく・・・次第に亜弥ちゃんからの声が聞こえてきて
その甘い声で充分美貴はイケそうで・・・
もういいかな・・・って亜弥ちゃんの下部を触るとヒクッってなって
溢れてて大丈夫そうだったから美貴は胸からお腹おへそまで下でなぞって
「亜弥ちゃん・・・いい?」
「・・・うん、・・・たん、早く・・・」
!!
これはもうヤリますよ!美貴は昨日?今日の要領で入れる場所はわかるから
亜弥ちゃんの溢れてる場所へ美貴の下の美貴をゆっくり挿入。
もうね、ずっと我慢させられてたから入れただけでイッちゃいそうで
- 97 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/20(火) 15:46
- なるべく亜弥ちゃんと一緒にイきたかったんだけど
入れてから腰を動かして亜弥ちゃんにしめつけられて・・・
なるべく亜弥ちゃんの奥の方までついてそこでまたしめられて
結局1分持ったか・・・くらいですぐイッちゃった・・・///
「みきたん・・・」
「・・・」
そのまんま亜弥ちゃんに覆いかぶさってる美貴を亜弥ちゃんは
抱きしめて頭を撫でてくれた・・・亜弥ちゃんはまだ、だよね・・・
「〜〜〜亜弥ちゃんしまりがいいんだよ///」
「ふぇ?何が?」
「・・・んっとね、気持ちいいってこと///」
「何そんな・・・みきたん本当照れ屋だよね(笑」
「・・・亜弥ちゃんまだ、だよね?美貴一人でさぁ///」
「もしかしてアタシより先にイッたから気にしてんのぉ?バカだなぁたん」
「だってさぁ・・・気にするよ///」
「アタシがずっと我慢させてたし、しょうがないでしょ?」
「なんか亜弥ちゃん前よりも大人っぽくなった・・・///」
「アタシもうすぐ19才し、みきたんは19才のままだから同い年だよ」
- 98 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/20(火) 15:56
- そう言って微笑む亜弥ちゃんはすっかり女の子でなく『女』だった。
「そっか美貴ってばさ、19才と4ヶ月で死んだからね」
「アタシの誕生日から日付け変わってからなんだ?」
「うん、ガキさんに会ったな・・・」
「写真もらったよ、ガキさんから」
「そっか・・・亜弥ちゃんあの今度は口でしてほしいなぁ〜・・・」
「いきなり話変えたね」
「あは、だってさっきイッちゃったから・・・すぐ復活させてさ、ね?」
「ヤだよぉ」
「え!何で!!」
「それアタシに入れる前ならいいけど・・・入れた後ってヤダ」
「あぁ・・・」
「もう、手でしてあげるからそんなあからさまにへこまないでよ、たん(笑」
「だって、なんか亜弥ちゃんばっか余裕なんだもん」
「アタシとしてはそこまでヤッてる立場変わらないし」
「・・・亜弥ちゃんのバーカバーカ」
「たんさぁ、生き返ってから更に子供っぽくなってない?(笑」
「え?ないでしょ・・・美貴一応二十歳だもん」
あ、もしや月の王子の影響?この1年一緒だったから??
- 99 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/20(火) 16:08
- 「それよりさ、みきたんコレ何?」
「買ったら後で会計するのかな、えっと道具?大人のオモチャ(笑」
ラブホってバイブとか手錠とか結構場所によって色々あるよねー。
「・・・え?何、その顔!この中で何か欲しいの亜弥ちゃん?」
「え、ホラもうアタシこないと思うし記念に・・・」
「この店の名前入りコンドームでいいじゃん、タダだし」
「あ、本当だ・・・?ガム??」
「え?ガム?いやそれゴムだし」
「違う店の名前!」
「あぁ、ギャムだよガムじゃなくてGAMでギャム」
「へー・・・って何でみきたん読めるの?」
「帰国子女ですから、しかもスラングだし」
「スラング?」
「俗語、何だったかなGAM・・・あぁ!脚の綺麗な女の人って意味」
「今ちょっと、みきたん見直した・・・ふーんGAMね」
「で、この別売りの中の何が欲しいって?これも記念に買お」
「へ?」
「ほら、美貴いなくなったら亜弥ちゃんがしたくなった時に・・・とか?(笑」
「するかな?じゃあ、手錠と〜・・・」
「何で手錠?」
- 100 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/20(火) 16:18
- 「ん〜とね、アタシ1度そういうプレイをしたいなと(笑」
「・・・それって・・・今する気・・・?」
「決まってるじゃん♪ね、みきたん♪あと・・・」
「何?今度は縄とかやめてね(汗」
「今のみきたんに付いてるのになるべく似た・・・型の」
「・・・え〜〜〜っと・・・バイブですか///」
「うん、たんどれがいいのかなぁ?」
「いや美貴は使ったことないし・・・亜弥ちゃんの好きなので」
「ちょっと、みきたんのソレ大きくして」
「はぁ!?」
「みきたんのと大きさ比べて近いのを・・・」
「なるほど・・・ってそんな急に勃つかぁ///」
「・・・アタシの手が必要なワケ?」
「う・・・別にそんなこと言ってない///」
「じゃあ、何?どうしたら大きくなるの?」
「えっと、その、待ってよ亜弥ちゃんキスして///」
「?うん」
チュッ
- 101 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/20(火) 16:30
- ジェルがあったんでそれを出して自分で・・・はい、ちょこっと。
「・・・みきたんの一人えっち・・・何アタシがオカズ?」
「恥ずかしいんでノーコメントで良いですか?///」
「たん、出さないでよ大きくするだけね♪」
「ねぇ、コレもうさっきから勃ってるんですけど・・・///」
「あ、本当だみきたんの恥ずかしそうな顔が可愛すぎて(笑」
「早く好きなの選んでよ、買わなくてもいいし///」
「いや買うよ〜・・・う〜んコレ、かな?コレに決めた♪」
「あぁ、本当美貴のと同じくらいの大きさで・・・」
手錠とバイブお買い上げ。
そして美貴はベッドに手錠で繋がれちゃいましたが?
仰向けのままで・・・。
コレまた恥ずかしいんですがこの体勢。
何ですか亜弥ちゃん美貴今日羞恥プレイですか?
「亜弥ちゃんナニする気・・・?」
「えっちだよ?みきたんもしたいでしょ、こ〜ぉんなになっちゃって♪」
亜弥ちゃんに指で弾かれて美貴の下の美貴が揺れる・・・。
それだけでも充分声とか出ますねぇ、はい///
何より亜弥ちゃんを見上げてる形なんでもうすごいまさに美脚の亜弥ちゃん
なんだよこの店選んで当りだなとかこんな体勢で考える美貴はバカだ。
- 102 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/06/20(火) 16:33
- 一週間の恋。の1日が長い_| ̄|○
とりあえずGAM結成記念w
从*‘ 。‘川*VvV)<ソウナノ?
- 103 名前:名無し 投稿日:2006/06/20(火) 16:37
- リアルで読めました!!本当に嬉しい。続き楽しみにしています。
- 104 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/06/20(火) 16:45
- リアルタイムで読んでましたw
なんか一週間経っちゃうのが怖いような…
ベイビーは亜弥ちゃんに宿ったのかな?ww
更新おつかれさまです。
- 105 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/06/20(火) 20:25
- >>103さま
リアル更新遅くないですか?すいません(−v−;
でも続き楽しみにしてくださって嬉しいです。
ありがとうございますm(_)m
>>104さま
こちらもリアルタイムで読んでくださいましてm(_)m
私は一週間の内容がどうなるのかが・・・(爆)
子作り、がんばってもらいたいですがどうなるんでしょうねw
気まぐれ作者・・・色々迷い中です(−−)zzZ
※一気に更新したい時に限って邪魔が入るので途中半端切れ放置とかスイマセン。
更新したいのに腕が限界とか・・・ヘタレ作者がんばります(・∀・)
また〜り更新と言いつつガンガン更新ww
無意識フェイドアウトしちゃうんです、気長にお付き合い下さいm(_)m
- 106 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/20(火) 20:36
- ◇
- 107 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/20(火) 20:48
- 美貴はベッドに仰向け、亜弥ちゃんはベッドの上に立って美貴を見下ろして・・・
何がしたいんだろ?でも今まで美貴が見たことないような・・・
不思議な微笑みの亜弥ちゃんが美貴を見下ろして・・・亜弥ちゃんは裸で///
「みきたん、アタシの身体好き?」
「え?うん・・・好きだよ、決まってんじゃん///」
「じゃあさ・・・」
「!ん・・・ちょ///」
「こういうのも有りかな〜って・・・にゃははは♪」
亜弥ちゃんは足の指で器用に美貴の股間を刺激した・・・///
確かに亜弥ちゃんの綺麗な身体見ながらこういうことされるのもいいかも
でもやっぱり羞恥プレイな気がするんだが?///
「みきたんの足はイヤ?」
「ん〜〜〜良いけどヤダ///」
「どっちなの・・・あ!アタシねみきたんのコレじっくり見たかったんだ♪」
「えぇ!///」
「・・・この勃ってるのの裏にあるのが・・・玉っていうの、たん?」
「や、あの・・・そこ触られると・・・気持ちいい///」
「あ、ホント?じゃあ、さわってあげる♪」
「・・・ん、ねぇ・・・何で・・・亜弥ちゃんがリードすんの〜?///」
- 108 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/20(火) 21:00
- 「だって・・・みきたんヘタレ過ぎだし・・・元々アタシに甘えてたし」
「だけどさぁ、今の美貴一応男だし・・・///」
「また男のプライドがとか思ってんでしょ、たんはたんだよ♪」
「う”〜〜〜〜///」
「・・・たん、ちょっと上に乗るね///」
「へ?」
「なんだっけ騎乗位って言うの?///」
「え・・・あぁ、はい///」
亜弥ちゃんが美貴にまたがって・・・自分のソコに美貴の元気なソレを・・・
ゆっくり入れて、亜弥ちゃんが激しく美貴の上で動く///
・・・男になっても美貴は亜弥ちゃんに頭が上がらなくて・・・
だけど下の美貴の頭は元気によく上がって・・・///
あ、でもコレ・・・いい、気持ちいい・・・美貴は仰向けになってるだけだし。
亜弥ちゃんがスゴク上手な気がパワーがスゴイのか・・・
騎乗位ね、そのまんまな体位だなぁとか納得。
何だ?四十八手だっけ体位あるんだっけ・・・色々試してみたいなー。
「っあ・・・たん・・・そろそろ・・・」
「はん・・・あっ・・・亜弥ちゃん、美貴ももう・・・」
「「!」」
トクンッ
・・・今度は二人一緒にイけた・・・よね・・・亜弥ちゃんってテクニシャン///
- 109 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/20(火) 21:22
- さっきと逆で亜弥ちゃんが美貴に覆いかぶさって・・・
「・・・亜弥ちゃん、えっと・・・大丈夫?」
「ん〜〜〜〜・・・すっごく良かったぁ♪」
「・・・うん、良かったよ、スゴイ気持ちよかった///」
「アタシ、騎乗位の方が向いてるのかな?」
「え・・・亜弥ちゃん・・・それ、美貴のヤリ方が・・・ダメってこと・・・」
「ち、違うよ?みきたんのも一生懸命って感じで好きだよ??(汗」
「ふーん・・・チェ。いいよフォローは・・・それに」
「ん?それに??」
「その〜〜・・・美貴の上で動いてる亜弥ちゃんの顔とか・・・揺れる胸とか・・・///」
「・・・何だよ、みきたん結構気に入ってんじゃん(笑」
「別に美貴、明日までしか男じゃないし。男の身体で楽しむよ」
「おっ!たん、開き直りだぁ♪にゃははは♪♪」
「うん、それはいいけど・・・その、美貴のアレまだ亜弥ちゃんの中に入ったままだよ///」
「あ、そうだった!そのままみきたんに抱きついちゃったから(笑」
「あの、手錠いつ外してくれるの・・・///」
「う〜んこのままでも可愛いけど・・・外してあげよっかなぁ?」
「・・・何で疑問系?」
- 110 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/20(火) 21:40
- 「みきたん、アタシの胸さわりたいんでしょ?バレバレ」
「・・・別にそれだけじゃないもん・・・手錠ヤじゃん///」
「いいよ、外してあ・げ・る♪」
亜弥ちゃんは美貴の両手をベッドに固定した手錠を外してくれた。
「手、上げっぱなしだったからダルッ!」
「にゃはは♪ごめんね、ムチとかは痛そうだから・・・ねぇ♪」
「SMはヤダよ!美貴がMなんでしょ、ヤダヤダ!!」
「・・・本当に子供みたい、みきたん(笑」
「精神年齢なんて一時期で止まるモンなんだよ(適当)」
「なんか、アタシ達がつき合うって決まった時みたい・・・屋上での
今まで逃げまくってたくせに急になんか甘えてきて(笑」
「だって美貴、亜弥ちゃん最初っから興味あったし」
「そうなの?」
「言わなかった?変なコだなって思ってて・・・可愛かったし///」
「そういえば、つき合うの拒否られた時も「可愛い」って言ってくれたね」
「うん、それはともかく・・・今日、美貴達って何回ヤッたっけ?」
「・・・2回?」
- 111 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/20(火) 22:00
- 「2回かぁ、よし!まだまだヤレるね♪」
「うん・・・デキるかなぁ」
「その可能性あるかもしんないし・・・」
「最初にしたのと合わせて3回したけど、アタシの中にみきたんが入ってんのかな?」
「何か露骨な言い方しないでよ///」
「だって、そうじゃないと子供できないじゃん」
「そうだけど・・・でも父親いないっていいのか?」
「亡くなったってことでシングルマザーとしていくから大丈夫!」
「もう、子供デキちゃう前提だね(笑」
「それが90%で残りは・・・えっちを純粋に楽しんで・・・」
「10%かよ・・・いいけどさ、美貴と亜弥ちゃんの子デキちゃったら嬉しい♪」
「みきたん似がいいなぁ」
「・・・何で?自分スキーが珍しい」
「だって、産まれる頃には・・・1週間後にはみきたんいないでしょ」
「そっか、名前どうする?」
「男でも女でも美貴、松浦美貴!!(笑」
「・・・美貴が亜弥ちゃんの嫁かよ(笑」
- 112 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/21(水) 14:32
- 「アタシがお嫁さんじゃない?ドレスも着たし」
「でも名字・・・松浦美貴って・・・」
「子供がデキたらでしょ、たんじゃないし」
「あぁ、そっか美貴はいなくなるんだ」
「ねぇ、あと5分で火曜日になっちゃうよ、たん」
「明日まで男の子・美貴だけど・・・他に何しよっか?」
「二人で一緒に楽しめることがいいな」
「・・・バーとかは?」
「バー?お酒飲むトコ?」
「うん、行ったことないでしょ亜弥ちゃん」
「ないね、みきたんに『外で飲むな』って言われたし」
「亜弥ちゃん強くないからね、カクテルくらいならいいんじゃん?」
「あ、でも明日はスイートでしょ?じゃ、そこで飲もうよ」
「いいかも・・・予約とかしなくて大丈夫かな?」
「ゴールデンウィークも過ぎたし大丈夫じゃない?わかんないけど(笑」
「出た、無責任発言(笑」
「いいじゃん、空いてなかったら普通の部屋でもいいし」
「そっか、亜弥ちゃんがいいなら美貴はいいよ、うん」
「みきたん、これどうやって使うの?」
「どれ?」
- 113 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/21(水) 14:40
- 亜弥ちゃんは購入したバイブを興味津々に持ってた・・・
「美貴は使ったことはないけど・・・スイッチONにしたら動くんじゃない?」
「・・・コレかな・・・」
カチッ
ブブブブブブブ・・・
「あ、スゴイ動き調節とかできるよ!」
「良かったね、欲求不満になったら使って(苦笑」
「使うかな?」
「って、おい!じゃあ何で欲しかったの?(笑」
「いや、ほら、みきたんのソレもうすぐでなくなるし・・・記念?」
「あっそう・・・記念バイブね・・・」
「明日・・・もう今日だー!みきたんお昼は何しよっかぁ?」
「ん〜〜〜・・・ご飯は焼肉食べに行くとして・・・」
「それ×ね、みきたんが元に戻ってから」
「!何で!?」
「今のみきたんは男の子なんだよ?どれだけお肉食べるかわかんないじゃん」
「・・・ケチ、いいけどさぁ〜〜」
「とか言いながらアタシの胸に顔うずめないでよ〜、もう」
「いいじゃん好きなんだから」
- 114 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/21(水) 14:50
- 「アタシと胸どっちが好き?(笑」
「亜弥ちゃんの胸」
「何だよそれ、胸ってこと(笑」
「亜弥ちゃんのって言った」
「本当、子供だねみきたんは・・・そういえば」
「何?」
「1年間、みきたんアタシのこと見てたんだよね、どこから?」
「空の彼方とか・・・美貴の意識だけあって・・・説明面倒だからスルーしていい?」
「・・・気になるんですけど」
「なんてーの?美貴を生き返らせてくれら人の中にいた、でも美貴ほぼ寝てたし」
「ふーん・・・その人って何者?」
「後藤本出たらわかるかもね・・・亜弥ちゃんも会ったことあるんだけど」
「え!?誰?誰??」
「教えてもわかんないよ、時期がきたらわかるって多分」
「多分なのね・・・まぁ、いいよ言いたくなさそうだし」
「ん〜〜〜美貴は亜弥ちゃんと話もしたいし抱きしめたいの」
「さっきからアタシに抱きついてるじゃん」
「うん・・・離れたくないなぁ・・・」
美貴はベッドの上で上半身起こしてる亜弥ちゃんに抱きつきながら夢の中へと堕ちていった・・・
- 115 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/21(水) 14:58
- 「・・・たん?」
アタシのお腹の上でみきたんはスゥスゥと気持ち良さそうに寝てた。
「まだ・・・日付変わって15分も経ってないんですけど・・・」
起こしてもう一回ヤッて寝ようと言いたかったけど・・・
すっごく気持ち良さそうな寝顔で・・・そのまま寝かせてあげようと思った。
うん、えっちって体力使うよね・・・。
アタシはまだまだ頑張れそうなんだけど。
みきたんはオコサマタイムで眠いんだよね。
本当に・・・子供デキちゃったらいいなぁ。
っていうか、この体勢アタシ辛い・・・ちょっと、ごめんね、たん。
少しどかすよ・・・っと。
起こさないようにそ〜〜〜っと横にみきたんをズラしたけど・・・
手はアタシの胸から離れなかった。
そんなに好きなの、みきたん?
いいよ、いいよさわりながら眠りなよ・・・にゃはは♪
たん、赤ちゃんみたい・・・(笑)!!
- 116 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/21(水) 15:00
- 可愛い寝顔だったんでオデコにチュッてして。
アタシも眠くなってそのまま・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・
・・
・
- 117 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/21(水) 15:00
- ◇
- 118 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/21(水) 15:10
- 〜〜ん何?ん、んん??///
身体に重みを感じて美貴は目が覚めた・・・
重みの正体は亜弥ちゃん、何で眠ってる美貴の上に乗ってるの?
・・・!///
騎乗位じゃん、え・・・?
「亜弥ちゃん?」
「たん、起きちゃったぁ?にしし♪」
「イヤ、上に乗られたら起きるっしょ・・・何してんの?」
「起きたら、たんのアレが勃ってたから、したいのかぁって」
「普通に朝勃ちだと///」
「見てさわったりしてたら・・・アタシもちょっとその気になっちゃって(笑」
「・・・あの、もうすでに亜弥ちゃんの中に入ってる・・・?///」
「あ、うん入れちゃった・・・にゃはははは♪」
「にゃははじゃないよ・・・///」
「みきたん起きたし朝の一発ヤッときますかぁ♪」
「っ!動いてるの・・・亜弥ちゃんだし///」
「ん・・・たん、ココにみきたんのが当たると気持ちいいの」
「え〜〜〜?・・・覚えとく///」
「うん、覚えてて今夜はみきたんヤッてね♪」
にゃははは♪と朝起きたら知らない間に挿入させられてたって・・・どうなの男として///
- 119 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/21(水) 15:21
- 亜弥ちゃんに乗っかられてあっけなく美貴はイきましたよ。
そりゃ、イくさ朝から元気だよなー・・・ん?朝??
「あ〜〜〜〜朝からしちゃったね、にゃは♪」
「美貴これ亜弥ちゃんに犯された気が・・・///」
「なぁに言ってんの、嫌がらなかったくせに。しかも嬉しかったんでしょ?」
「気持ち・・・良かったけど///」
「けど、はいはい、なぁに?みきたん」
「寝込みを襲うな///」
「・・・もう起きたでしょお風呂入ろう、たん」
「いきなりだね、うん入ろう美貴達昨日お風呂から出てずっと全裸だし///」
「うん、普通の時のソレはちょっと情けないよね」
「情けない言うな・・・ってコラ、もむなぁ///」
「これ、気持ちよくない?」
「〜〜〜〜っ気持ちいい///」
「じゃあ、いいじゃん素直じゃないね相変わらず」
「・・・そういう問題?ちょ、マジやめて///」
「今度はお風呂でヤるんだから♪早く復活させないと♪」
「・・・それなら、口でしてよ///」
「はいはい、洗ってからね♪」
裸族な美貴と亜弥ちゃんはお風呂へ直行。
生き返ってから美貴はずっと羞恥プレイな気がするのは気のせいか?///
- 120 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/06/21(水) 15:26
- 川*VvV)<ヤッてばかり、しかも美貴羞恥プレイ・・・。
从*‘ 。‘)<みきたん、アタシ専属のMだしMiki=Mだよ?
- 121 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/06/22(木) 01:44
- どストライクw
戻ってほしいよーな…戻ってほしくないよーな…
- 122 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/06/25(日) 12:15
- >>121さま
私的にも戻したいんだけど戻したくなくなってきましたw
ラストが少し遠くなった気がします・・・。
「一週間の恋。」に私は何日間費やすんだとか_| ̄|○
亜弥ちゃん本日、二十歳おめでとうございます!
生誕記念で更新ガーッ行けたらいいなと。
- 123 名前:その頃のごとー。 投稿日:2006/06/25(日) 13:45
- ごとーは美貴から託された後藤本ノートを全部読み。
自分のと合わせる作業、編集を続けていた
だが、しかし3年間の記録二人分は膨大な量になるので
上中下巻の3部作として3冊に分けて作ろうと考えた。
もはや、『後藤本』を作る意味など・・・ごとーにとって意地だ。
そして未来を変えた=ミキティを死なせた・・・罪悪感・・・。
何より「アイツ」に利用されたこと。
それを逆に利用して実現させる・・・例え実現したとして
ミキティはもう、戻りはしないのだけど。
でも、ミキティとごとーの物語を。
藤本美貴というごとーの素晴らしい親友であり恩人がいたことを。
この世に少しでも何かカタチで刻みたかった。
- 124 名前:その頃のごとー。 投稿日:2006/06/25(日) 13:53
- 大体の作業は終わった・・・後はカタチにしていくだけ・・・。
沖縄旅行から仲が良かったムリトニーに携帯をかける。
「んあ、夢里ちゃん?」
「はい、後藤さんムリですけど・・・電話って珍しいですね〜うへへ」
「あぁ、話したほうが分りやすいと思って、頼みがあるの」
「何ですか?ムリで良ければ力になりますけど・・・」
「本を出そうと思ってるんだけど」
「本ですか?後藤さんが書いた本ってことですか??」
「んあ、半分はミキティ、ごとーとミキティ二人の『後藤本』だよ」
「・・・藤本さん・・・もう、いないんですよね・・・」
「ごとーの頭にはずっといるけど?あっは♪」
「それで・・・ムリに頼みって?」
「製本・・・なるべく安くでできないかなと思って」
「なるほど・・・知り合いに当たってみます」
「んあ!ありがと♪」
- 125 名前:その頃のごとー。 投稿日:2006/06/25(日) 14:02
- 「一応さ、夢里ちゃんから習った株で儲けもあるからお金に糸目はつけないから」
「じゃあ・・・何で安くでって?」
「とりあえず初版30万部出そうと思って」
「30万!?・・・後藤さん、自費出版ですよね?」
「だから金に糸目はつけないって・・・全3巻だから全部で90万部」
「・・・本気ですか?」
「んあ?ごとーはいつも本気よー♪装丁を今考えてるんだけど・・・」
「装丁なら・・・写真でいいじゃないですか」
「んあ?」
「後藤本なんですよねタイトル?内容は??」
「ごとーとミキティの出逢いとか二人が巻き起こしたことのドキュメント」
「ノンフィクションですか・・・手記っていうんですかね」
「そーかもねー」
「じゃ、やっぱり装丁表紙は二人の写真でいいじゃないですか」
「んあ?そう・・・かな」
「1巻が後藤さんの写真で2巻が藤本さん、最終巻に二人!これで売れますよ!!」
「んあ????」
- 126 名前:その頃のごとー。 投稿日:2006/06/25(日) 14:14
- 「だってお二人ビジュアルがいいじゃないですか!考えてみてください。
書店で置かれてる本の表紙を見て買いたくなる人とかいるじゃないですか!」
「あー、ジャケ買いですかー?」
「とりあえず表紙に美少女・・・後藤さんの高校時の写真を載せれば目を引きますよ」
「んあ、そう?ミキティの高校時の写真載せて・・・それもいいかもね」
「そうですよ!そして最終巻にお二人のショットを・・・その装丁とか色々
アタシにも手伝わせてくれませんか?」
「え?いいの??隙間の旅は????」
「お父様の見張りが最近キツくなって真面目に学校行ってるんですが・・・」
「んあ、刺激がないっつーか・・・つまらないのね」
「それじゃなくてもお二人とは一週間沖縄で一緒でしたし・・・藤本さんの代わりには
ムリだけに無理ですが、手伝えるんじゃないかなぁって、ムリ各地で手に職・・・
じゃないけど色々やってきたんで、出版社の方にお世話になったこともあるし・・・」
「うん、夢里ちゃんならいいよミキティも喜ぶと思う」
「・・・そうですか、良かったぁ!うへへへへへ♪」
「まっ、売れるかはわかんないけどねー」
『後藤本』作成にムリトニーが加わった・・・さて、90万部どうなる!?
- 127 名前:1週間の恋。 投稿日:2006/06/25(日) 14:17
- ◇
- 128 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/25(日) 14:29
- ・・・只今、お風呂ターイムしてます、美貴と亜弥ちゃん。
正しくはお風呂でHターイムですかねぇ・・・。
「たん、気持ちいい?」
「・・・ん、・・・///」
「ねぇ、ちゃんと言ってくれないとドコが気持ちいいか分んないんだけど」
「や、ほら美貴だっていきなりさわられて・・・どこがって///」
亜弥ちゃんが美貴の後ろに回って胸が美貴の背中にくっついてて・・・
そんでもって・・・後ろから手を前に回してきて美貴のアレを泡でゴシゴシと
まぁ、洗ってくれてるんですが・・・美貴イッてばかりなもんで///
今にも気持ちよすぎでイキそうなんですけど・・・我慢は毒ですか?
ってゆーか亜弥ちゃんと二人で泡まみれでこういうことするのも・・・
なんだかそういうお店みたくて・・・あ、美貴はそういうお店行きませんよ?
「たん?これ、イク・・・///」
「っごめん、美貴早いね、うん本当はお風呂入る前から・・・!〜〜〜〜///」
「あ、すごい勢いで出てるよ?たん」
「・・・だから〜〜〜〜言わなくていいから///」
「アタシの中で出せばいいのにぃ・・・もう」
「亜弥ちゃん・・・美貴以外の人にそういこと言わないでね///」
「言うワケないじゃん、みきたん以外としないもん」
あぁ、美貴はやっぱり亜弥ちゃんを縛りつけちゃうのか・・・と思っていたバカな美貴
- 129 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/25(日) 14:38
- 「うーんお風呂はみきたんのぼせそうだから、もう出よ」
「え?美貴まだ亜弥ちゃんに何も・・・///」
「いいじゃんアタシしてあげるのも好きだよ?みきたん限定で。にゃはは♪」
「や、美貴以外としたことって・・・あるの?」
「ないけどね〜それにこの部屋なんか色々あるじゃん♪」
「色々って・・・道具ですか・・・」
「あとね、アタシAVって見たことない」
「へ?」
「アダルトビデオ!たんは見たことある?あるよね、フッ(微笑」
「いや、そりゃ・・・まぁ・・・あるけど///」
「それって一人で?一人Hしてたの?」
「・・・いや、美貴の友達が借りてきて何度か一緒に見た・・・かな?(汗」
「みきたん、見ただけ?」
「ん〜・・・どうでしょう、アハハハ(誤魔化し誤魔化し)」
「したのかぁ、そうかぁ・・・なるほど、エロたん!」
「何で「した」って思うかなぁ///」
「アタシと初めてした時、慣れてたモン・・・遊び人エロたん!!」
「中学の頃だから・・・ヤンチャしてたから、ね?」
「・・・知ってる」
亜弥ちゃんの目がちょっと怖かった・・・ヘタレな美貴が悪いのか〜?
- 130 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/25(日) 14:49
- 亜弥ちゃんは、さっさとバスローブ着てベッドに向かった。
取り残された美貴もモソモソとバスローブを着て後を追ったら・・・
何亜弥ちゃん、さっそくかよ!!
ベッドの側にあるTVでAV・・・は?教師モノ??
しかも何、真剣に見てるの亜弥ちゃん・・・
とか思ってたらいきなり振り返る!!
「みきたんもお勉強!」
TVを指して自分の隣をポンポンと叩いて・・・そこに座れと?
逆らうと怖いから元ヤン夫婦の長女だし、素直に美貴は座って一緒に見ましたよ。
女教師に男子生徒が翻弄されるって感じですか?
・・・まさか・・・コレを実演する・・・のでしょうか??
見てると女の方が攻めてるし・・・亜弥ちゃん見入っちゃってるし・・・
え?何これで・・・この流れで行くと美貴・・・あんなことするんですか?
ウヒャー!!!!終わった・・・次のが流れてきた・・・あ、亜弥ちゃ・・・
「みきたん、今のみたいなのヤロっか♪」
「・・・美貴が・・・生徒?」
「アタシのこと先生って呼んでね♪にゃははははは♪♪」
こんな先生イヤだ・・・どんな授業だよ・・えっち好きだけどさー・・・///
- 131 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/25(日) 15:00
- 亜弥ちゃんが部屋の中を色々と見て・・・
「たん、メガネ発見♪」
「あ、似合うよ先生(笑」
「アタシ可愛いからー♪あ、いいモノ発見!」
「え?何??」
「みきたん、今こっち来ちゃダメ」
また今度は何だよ〜〜〜〜〜っ!!!!
こ、コレは・・・
「久しぶりに・・・どうかな?にししし♪」
「いい!すっごくいい!!///」
「・・・たん、裸エプロン好きだよね・・・」
「え?亜弥ちゃん限定でね、うん///」
でも裸エプロンにメガネの先生ってどうなの?
亜弥ちゃんに昨日の晩のようにまた手錠でベッドに繋がれた・・・
騎乗位だと腰動かさなくていいし、気持ちいいし、いいけど。
だけど亜弥ちゃんの表情がいつもとちょっと違くて・・・ヤな予感?
「みきたん、どうしてほしい?」
「・・・口でしてほしいなー♪」
「どうしよっかなー・・・(微笑」
何さっきのAVの女教師みたいに焦らしモード?美貴どうなるの??
男とか女以前に美貴のプライドが・・・そんなのもうないか///
- 132 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/25(日) 15:11
- 「あ、でも・・・もうこんなになっちゃって」
「ん!その、先のトコ・・・///」
「ココが気持ちいいの?」
亜弥ちゃんが弾いた美貴の下の美貴の頭の方をチロチロと舌先で舐めてくれる///
〜〜〜〜〜っぁあ!気持ちいい・・・ずっと男でいいかも・・・とか一瞬思った・・・
ん?んん・・・??
亜弥ちゃんが先っちょだけじゃなく下の美貴の全部をくわえる・・・
あぁ、やっべマジいいんだけど?亜弥ちゃん上手くない?上手くない??///
!イク、イク、イッちゃ・・・ん!?
「・・・たん、今イキそうだったでしょ?そう簡単にイカせないよ♪」
「亜弥ちゃん・・・あの、美貴もう出したいんだけど・・・///」
「だーめ!さっきの見てて気づいたのイキにくいように・・・コレの根本の部分掴んでおくの♪」
そう美貴がイッちゃいそうな時、亜弥ちゃんの手によって急にギュッって
アレの根っこんトコ掴まれてイケなかった・・・
何そんなのさっきので・・・あ、もしかして・・・あのリボンって・・・
亜弥ちゃんが美貴の竿の根っこの部分をキュッとリボンで縛る。
「コレでそう簡単には、みきたんもイッちゃわないんじゃない?(笑」
「亜弥ちゃん、すっごいコレ屈辱的なんだけど///」
アソコにリボンってどうよ?リボンの騎士ならぬリボンの美貴??
- 133 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/25(日) 15:21
- ベッドに仰向けになってる美貴と対照的に亜弥ちゃんは立ち上がり美貴を見下ろす。
・・・この場合、エプロン邪魔!胸見えないじゃん・・・
「たん、じゃあコレで昨日みたいにしてみよっか?」
「するのは亜弥ちゃんじゃん///」
「そうだね、すっごい大きくなってるよ?みきたんのコレ」
「ん!早くしてよ」
「そんなにガツガツしないでよーこれだから童貞たんは・・・」
「いや、もう童貞じゃないし!///」
「しょうがないなぁ・・・とりあえずアタシの中でちゃんと出してね?」
「亜弥ちゃんエロい・・・///」
「みきたんがアタシの中に入ってくるって嬉しいじゃん♪」
「マジ、好きにしていいです///」
「うん♪好きにするよ?」
美貴に軽く口づけて亜弥ちゃんは美貴の下のリボンの美貴を自分の場所へ
誘い挿入して美貴の上で大きく動く・・・はい、締めつけられるんです、すごく///
でもイキたくても根っこんトコのリボンが邪魔してイキにくい・・・気持ちいいけどキツイ
「・・・亜弥ちゃん、リボン・・・外して///」
美貴はもう顔真っ赤だと思う熱いもん・・・恥ずかしい手錠&アソコにリボンだし////
- 134 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/25(日) 15:31
- 「あん・・・みきたん・・・もう・・・イク?」
「イク、イク、イッちゃう・・・///」
「アタシもイクから外してあげるね・・・」
亜弥ちゃんは動きながらアソコのリボンを解いた・・・・あ、コレだよ・・・
その瞬間、今まで我慢してたのが一気にトクンッって・・・きた。
「〜〜〜〜〜〜っ!!!////」
「あっ・・・・・・っはぁん!」
どうやら一緒にイケたっぽいけど・・・
亜弥ちゃんが昨日と同じく美貴に覆いかぶさってきた・・・///
美貴に顔を近づけてキスを美貴の唇に落としてくれた。
「我慢したご褒美♪」
「・・・ご褒美ってキスいつもしてるじゃんよ///」
「あ、また、すごい出したねーみきたん・・・アタシとみきたんが今繋がってる所から
沢山溢れちゃってるよ・・・」
「だからその出てるとかいちいち報告しなくていいから///」
「これもみきたんだもん」
「ヤダよ精液じゃん?」
「だといいんだけど」
「・・・マジで子供できるんじゃない?///」
「アタシはそれを望んでるけど?」
「美貴はもうすぐ・・・あと5日でいなくなっちゃうよ」
「シングルマザーってヤツ?指輪ももらったし♪」
- 135 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/25(日) 15:39
- 「うーん、美貴もデキちゃったら嬉しいけど亜弥ちゃんが大変じゃん」
「アタシは意地でも産むよ?みきたんとのベイベーは(笑」
「親とか・・・心配するんじゃん?」
「ウチのお母さんも19か二十歳でアタシ産んでるし」
「相手がいないってのが問題って言いたいんだけど・・・どうすんの?」
「ん〜〜〜〜・・・それは困るね、友達にも説明できないし・・・」
「多分皆、美貴が死んじゃったから亜弥ちゃん自暴自棄になったとか思うかも」
「思われちゃうかなぁ・・・あ!でも」
「ん?」
「ウエディングドレスの記念写真あるし・・・相手はこの人で事情があって会えないとか」
「・・・それでいいなら、式とかも挙げたかったね」
「そうだね、それでケーキ入刀とかね♪」
「ねぇ、亜弥ちゃんその話はまぁ、いいんだけどさ」
「うん」
「手錠外して?何で手錠好きなの///」
「みきたんが何もできないから♪」
「何だよそれ///」
「あ、確かめたいことがあるんだよね〜♪」
「今度は何〜〜〜〜///」
亜弥ちゃんは嬉しそうにまたベッドの上で立ち上がった・・・
- 136 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/25(日) 15:50
- 「た、確かめたいことって(汗」
「あのね〜・・・どのくらいなのかなぁって」
「だから何が??(怖っ」
「よくこういうのマンガとかTVとかでたまに見るから」
亜弥ちゃんが美貴の両足首をつかんで・・・これって・・・もしかして
!!
そして亜弥ちゃんの素足が美貴のアソコに!!!!
ん?・・・痛くない・・・っていうか足で揉みくり回されてるみたいな・・・
「みきたん、コレ・・・もっと強くしちゃっていい?するよ」
「へ?やめ・・・!!〜〜〜〜〜〜っ!!!!(泣」
亜弥ちゃんの確認の言葉の直後ダンダンダンダンって踏まれた・・・
あまりの股間・・・玉の痛さに・・・美貴?気を失っちゃいました。
亜弥ちゃん急所を何でそんなに連続で踏みつけるかね?
本当は美貴が昔にヤンチャしてたこと根にもってた??
イヤそれより何より美貴、普通の女の子に戻りたくなった・・・
「あ、たん?どう痛い??どんな感じ??ってアレ?」
亜弥ちゃんは美貴の命を奪う気かと思った・・・けど・・・
どうやら本当に興味本位でどれだけ痛いか知りたかっただけみたいで
ちょっと美貴もキレたけどその前に意識が・・・パトラッシュ、美貴、もう疲れたよ
- 137 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/06/25(日) 16:11
- 亜弥ちゃん生誕記念でみきたんパトラッシュ呼んじゃったよ。
亜弥ちゃんは根っからのSだと勝手に思ってます。
从*‘ 。‘从<アタシ今日で二十歳なんだけど
川*VvV从<亜弥ちゃんハッピーバースディ♪
- 138 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/25(日) 19:20
- 半ば天国の門が見えるか見えないかの所まで美貴はパトラッシュと行きかけ・・・
起きたら亜弥ちゃんが泣きそうな顔で美貴を見ていた・・・
「・・・亜弥ちゃん」
「みきたん・・・大丈夫?まさか気を失うとか思わなくて・・・」
「いやフツーに美貴、あの世に行きそうだったけど」
「手錠も外したよ・・・ごめんね?」
「あ、ホントだ・・・つかマジ死ぬかと思った・・・美貴何回死ぬの?みたいな」
「だから、ごめんって」
「女の亜弥ちゃんには分んないよ・・・美貴のあの痛みは・・・(黄昏)」
「みきたん・・・ごめんってば、もう変な事しないから、ね?」
「ん〜〜〜ってか起きてから美貴達何してんだ・・・ラブホ出て着替え買お」
「うん♪良かった・・・みきたんあのまま目覚まさなさそうで・・・」
「まぁ、一歩天国みたいな所にパトラッシュと入りかけたけど」
「パトラッシュ??」
「いいけど、もう美貴の股間蹴ったり踏むのとか無しね、何だあのプレイ(怒」
「プレイっていうか・・・どれだけ痛いのかなぁ・・・って(苦笑」
「美貴で実験すんな!!」
「そうだね、勃たなくなっても今夜困るし・・・」
「そこかよ///」
「じゃ、パッとシャワー浴びて着替えようか」
「一人ずつ入ろう、一緒に入ると長引きそうだから」
「むぅ、アタシ信用ないな〜〜〜」
「美貴、死にかけたんだけど?(まぁ、あと5日で完璧に死ぬが)」
「じゃあ、みきたんが死ぬギリギリにもう1回やってあげるよ(ニッコリ)」
「・・・その時はもう元の女の子の美貴だと思うよ?残念でした(笑」
- 139 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/25(日) 19:21
- ◇
- 140 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/25(日) 19:34
- 亜弥ちゃんと準備して二人とも記念に店名入りコンドームを部屋から頂き
そのまま美貴が会計を済ませて初ラブホを後にした。
「亜弥ちゃんどこ行く?」
「渋谷と・・・原宿も行こ♪」
「OK♪美貴はメンズどこで買えばいいんだぁ?」
「歩いてていいなぁってお店あったらそこでまとめて買っちゃえば?」
「そうだね」
とか適当に話しながらあるいてて裏原で良いカンジのお店見つけたんで
そこで買ってそのまま着替えた。
薄いピンクのタンクトップにシャツにジーパンとラフな格好。
靴まで合わせて買っちゃたり・・・
「おぉ、みきたんオシャレさんだよ!ってかやっぱウチのたんはカッコイイ♪」
「そぉ?ありがと、亜弥ちゃんのも買お?どこのお店行く??」
「アタシ?」
「うん、美貴が払うし・・・あ!スカート姿が見たいからスカートね♪」
「なーんかアタシ達普通のカップルだね///」
「そうだよ?何で??あ、あぁ亜弥ちゃんは異常・・・ってか変態だけど」
「・・・アタシ、今のみきたんの急所?弱点知ってるんだよ?たん♪」
言いながら美貴の股間をギュッと亜弥ちゃんに握られかけたのでパッと手をとって
その手を繋いだまま亜弥ちゃんの着替え探しに・・・ヤバイヤバイ・・・
全く亜弥ちゃんも懲りないというか・・・もう、マジで痛いっつか激痛・・・激チンだよ?
- 141 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/25(日) 19:44
- 亜弥ちゃんと何度か行った事ある美貴も買ったことあるお店。
そこで亜弥ちゃんも上から下まで買って・・・
「たん、似合う?」
「うん!やっぱスカートだよね〜へへへ♪」
「アタシもみきたんにちょっと合わせて薄いピンクのキャミ選んだんだけど」
「・・・ピンクっつたら梨華ちゃんと天文部のナルシスト思い出した・・・」
「あぁ・・・石川と自分大好き戦隊ね」
「うん田中は無事かなぁ・・・(遠い目)」
「何で田中ちゃん?」
「いや、田中と美貴は同志だったんで(ナルシストが側にいるという)」
「ふーん?」
「あ、他の皆元気?」
「みきたん・・・逢いたいなら逢えば?」
「・・・ん〜〜〜、でも美貴はもう・・・死んじゃってるし」
「アヤカさんにも逢ったじゃん・・・後藤さんは?」
「ごっちん・・・逢いたい」
「じゃあ、逢えばいいじゃんアタシそんなに心狭くないよ?」
「亜弥ちゃんがそういうこと言うの珍しい」
「・・・後藤さん、ずっとアタシと一緒に行方不明のみきたんのこと待ってたし・・・」
「そっか」
- 142 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/25(日) 19:52
- 腕時計を見てみたPM4:50
「亜弥ちゃん、ごっちんに逢うよ・・・他の皆はづするかは逢って決める」
「そう、じゃあアタシ後藤さんに連絡するね」
「うん、いきなり美貴が生き返ったとか言うの無しね」
「何で?」
「何でって・・・亜弥ちゃんがパニック起こしたとか思うじゃん?」
「思わねーよ」
「えぇ!?何その口調??(やっぱりヤンキーモンキー亜弥??)」
「ちょっと待って携帯かけるから」
「今日平日っしょ?講義じゃない?」
「どうだろ?今かけてるけど・・・」
『んあ?』
「あ、後藤さん?寝てた・・・ら取らないですよね?今どこですか?」
『今?ごとーの部屋、夢里ちゃんもいるよ』
「へ?何で亀井妹が??」
『ちょっと・・・色々手伝いを』
「今から行ってもいいですか?」
『んあ、全然OK!散らかってるけど・・・まっつーに許可取りたいこともあるし』
「ふぇ?」
『んあー、待ってますんで後藤家です、はい』
プチッ
「切られた・・・何で亀井妹??」
「亜弥ちゃん何?ムリトニーがどしたん?」
- 143 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/06/25(日) 20:01
- 「後藤さん今自分の部屋にいるらしくて・・・何故か亀ちゃん妹も」
「へー・・・ムリトニーは卒業してからもチャットしてたしなぁ♪」
「後藤さんもだけどみきたんも亀ちゃん妹のこと気にいってるよね?」
「だって沖縄で会わなかったら美貴とごっちん何してたか」
「それを考えると偉大だわ・・・亀妹・・・姉とは大違い」
「ムリトニーは空気読めるから・・・亀ちゃんは読めないっぽいけど(笑」
「亀は読めないよ、シゲもね・・・田中はまとも・・・かな?
「田中が短気なのはあの二人のせいだと美貴は思うが」
「・・・そうかも」
亀&シゲに失礼なことを話しつつ後藤家へと向かった。
亜弥ちゃんは美貴がいなくなってから何度かごっちんの家とお店に
顔を出してそこでも可愛がられているらしい。
「後藤さんの弟くんアタシと同い年なんだけど顔そっくりだよ」
「美貴も昔の写真見せてもらったけど・・・同じ顔だよね」
「お姉さん二人とはそこまで似てないのにね」
「年子だし・・・双子じゃん?」
「みきたん、アバウトすぎ」
何はともあれ、ごっちんに逢える・・・美貴は死ぬ間際にごっちんを苦しめてた・・・きっと
- 144 名前:ごとーの部屋。 投稿日:2006/06/25(日) 20:14
- 「んあ、夢里ちゃん今からまっつー来るんだってー」
「!ちょうど良かったですね、藤本さんの写真は松浦さんにお願いしましょう」
「そうよねーごとーも写真沢山あるけど、まっつーがお気に入りのがいいよ」
「そうですよ、お二人はつき合ってたんでしょ?」
「惜しい夢里ちゃん!」
「アレ?お姉ちゃんからそう聞いて・・・」
「つき合っ『てた』じゃなくて、つき合っ『てる』のよーん」
「でも、もう藤本さんは・・・」
「んあ、まだまだ全然ごとー達の中じゃいるよ」
「そうですねムリもまだ信じられないし・・・ドッキリで急に現れたりしないかな」
「んあ、ごとーもそう思うよ」
「中身パッと読ませて頂きましたが・・・これノンフィクションですよね」
「そーよ、それが売り」
「だとしたら二人ともかなり危ないことしてますねー」
「夢里ちゃんも密航とか多々してんじゃん?アッハ♪」
「うへへへ〜そうなんですけどぉ♪うへへへへ・・・」
「頼むよ編集長♪」
「ほとんど後藤さんがやってるじゃないですかムリはアドバイザーくらいですかね?」
下から・・・ゆーきの声がする。
「マキちゃーん、亜弥ちゃん来てるよー」
「んあ、ゆーきそのままごとーの部屋に上げてちょー」
そして下へと返事をする、前にも来たし亜弥ちゃんも来るっしょー。
- 145 名前:ごとーの部屋。 投稿日:2006/06/25(日) 20:25
- ・・・マキちゃんが部屋に上げてと言ったが・・・今日は亜弥ちゃん男連れなんだけど。
いいのかな、そのまま上げて・・・俺より背高いなこの人。
しかもなんかモデルみたい・・・亜弥ちゃんの彼氏かな?
「あ、ごめんねマキちゃんが上がってって部屋にそのままどうぞ」
「あ、ありがとう。ゆーきくん」
「どうも、お邪魔します」
「あぁ、ハイどうも・・・」
頭を軽く下げてウチに入ってきたこの男・・・やっぱ彼氏?
亜弥ちゃん可愛いもんね、彼氏さんもカッコイイかぁ。
マキちゃんも可愛いと思うけど彼氏いないんだよねー・・・。
やっぱずっと女子高だったからかなぁ?
「たんは後藤さんのウチ来たことある?」
「あるよ・・・でも前にだし数える程しか来てないね」
「へー・・・そっかぁ以外なよーな」
「そう?」
ちょっとマテ!こいつ今ウチに前に来たことあるって・・・
マキちゃんの彼氏?
でも聞いたことないぞ・・・言わないか俺も言ってないし。
何だこの男?ウチに一体いつ来たんだ??
「亜弥ちゃん」
「ん?何〜?ゆーきくん」
「その人・・・彼氏?」
「・・・うん///」
「あ、そうなんだカッコイイ彼氏さんだね」
「え?美貴??あ、ありがとう///」
マキちゃんの彼氏じゃなかった・・・それもなんだかなぁ・・・マキちゃん変わってるから。
- 146 名前:ごとーの部屋。 投稿日:2006/06/25(日) 20:36
- トントントン・・・
「ごっちんの弟くんに勘違いっつーかされたね///」
「でも間違ってないでしょ」
扉を軽くノックする中から「んあー」と聞こえてきた・・・
これは入っていいよの合図か?
ガチャッ
「んあ、まっつー1日ぶり?」
「どうも松浦さん、亀井夢里です。好きなように呼んでください」
「夢里ちゃんとは1年間屋上でたまに一緒にご飯食べたじゃん」
「そうでしたね、今ではガキさんとお姉ちゃん+仲間しかいなくて寂しいったらない」
ガタンッ!!
「「後藤さん?」」
いきなり座っていた後藤さんが立ち上がった・・・
「ミキティ・・・」
「「え」」
「ミキティ、やっぱり生きてた・・・」
アタシの後ろに立っていた男の子のみきたんを見て後藤さんはそう呟いた。
後ろのみきたんは少し驚きながら照れくさそうに
「・・・期間限定だけどね、少しだけ///」
「あの、どういうことですか??」
「夢里ちゃんわかんないのミキティだよ・・・姿は違うけど・・・この人ミキティだよ」
「・・・やっぱり後藤さんもわかるんだね、石川とか柴田さんにもバレちゃうかもね」
「そーだね、よっちゃんはわかんなそう(苦笑」
- 147 名前:ごとーの部屋。 投稿日:2006/06/25(日) 20:44
- 今ごとーの部屋にミキティがやってきた
あの日に亡くなったミキティが
今、この後藤本の序章を読めば・・・
ごとーが何でミキティを相方にしたのかがバレてしまう
君はごとーに何度か聞いてきたね
「何で美貴を選んだの?何で美貴?」
ミキティが『藤本美貴』だから
そう 理由はそれだけ
真実を・・・
コレに綴られたことが真実だと
誰が信じるだろう
ミキティが本当のごとーを知ったら
きっと ミキティは――――――――――・・・・・
- 148 名前:ごとーの部屋。 投稿日:2006/06/25(日) 20:54
- 「あのー・・・スイマセン、アタシには何が何やら」
「夢里ちゃん信じられないかもしれないけど・・・みきたんなの」
「アタシが知ってる藤本さんは女の子でアタシより少し背が低い方でしたけど」
「ムリトニー、美貴だよ明日には元の美貴の姿に戻るけど今日まで男なんだ」
!!
「本当に・・・藤本さん?」
「そうだよ?男版の美貴もカッコイイっしょ(笑」
「まぁ、信じられないよね・・・夢里ちゃんもこんないきなりじゃ・・・
ってかすぐわかる後藤さんがスゴイ!さすが相方さんだね、たん♪」
「うん・・・何どした?ごっちん」
「んあ、ミキティ身長伸びたねー・・・」
「明日には元に戻っちゃうけど」
「んあ?何で今男なの??」
「知らない、手違い・・・でも亜弥ちゃんが気に入って二日だけこの姿と」
「いつ生き返ったの?」
「ごっちんとは少し・・・話したよね火葬の日、あの晩」
「んあ・・・じゃあ、まっつーが一週間休むってのは・・・もしかして」
「そ、美貴が一週間しか生きられないから・・・ずっと一緒にいるって///」
「すぐ言わなくてごめんなさい、後藤さん・・・」
「んあ、いいよ、急には言えないよーなことだもんねー」
- 149 名前:ごとーの部屋。 投稿日:2006/06/25(日) 21:06
- もう、いいだろう・・・出版したらまっつーにも皆にもバレるのだ。
信じる人がいるかはわからないけれど・・・
今まで隠していたごとーの罪。
「ミキティ・・・後藤本、3部作として上中下巻で出版するから」
「え?やっぱりコレその作業だった?」
「んあ、今日から夢里ちゃんの申し出で編集や装丁どうするかとか」
「えっと・・・藤本さん、アタシもアドバイザーとして少しお手伝いさせてもらってます」
「・・・大変だったでしょ、ここまでまとめるの」
「んあ、まぁ3年間の二人分だからねー・・・原稿、上巻の分序章だけでも読む?」
「へ?あぁ、そうだね、どういう風に書かれてるか読みたいかな」
「うん、読んでちょ・・・感想言ってね」
ごっちんから原稿を渡された・・・
「ん、うん」
「ごとーさんアタシにも用があるんじゃ?」
「んあ、2巻の表紙は青を基調とした中にミキティの写真入れたいから」
「え?表紙?じゃあ・・・1巻は後藤さん??」
- 150 名前:ごとーの部屋。 投稿日:2006/06/25(日) 21:16
- 亜弥の言葉に頷く後藤。
「1巻が赤を基調とした中にごとーの写真、そして最終巻はごとーとミキティ
2ショットの写真、緑を基調とした装丁」
「・・・後藤本の本だからしょうがないけど、ちょっとその本アタシ的にジェラシー・・・」
「んあ、後藤本だからね。ごめんね、まっつー」
「でも、いいかなって思う・・・後藤さんが赤でみきたんが青・・・二人で緑」
「アタシの提案なんですよ♪うへへ〜♪」
「夢里ちゃんの!?」
「んあー・・・中々これが夢里ちゃん良いアドバイスくれるんだわ」
「亀ちゃんよりも役に立つカンジ?」
「お姉ちゃんは可愛いアホですから可愛がられ担当なんですよ〜」
「ワケわかんない・・・普通は妹の方が可愛がられない?」
「さぁ?アタシもよく知らないけどお姉ちゃんがこの間そう言ってたんで」
「んあ、まぁ亀井姉妹は可愛いよ、シゲさんも・・・もれなく田中ちゃんも」
「アタシには理解できないよ〜〜亀ちゃんってアホなの?アホだけど・・・」
「・・・ミキティ・・・どう?」
「ごっちん・・・コレ本当・・・?」
「んあ、どれ?」
「・・・85年の部屋」
「みきたん?何それ?後藤本って大体何??」
- 151 名前:ごとーの部屋。 投稿日:2006/06/25(日) 21:28
- ごっちんが美貴に読ませた後藤本の序章はごっちん視点で・・・
ごっちんが小学生の頃のことが記されていた。
ある時今まで普通に生活していたごっちんが、
呼吸系統の器官が間違って繋がってると宣告され
このままだと長くは生きれないと言われる・・・
そして手術に耐えられる身体になるまでごっちんは大人しく待った・・・
そして小5の秋に手術が決まった。
手術室に入ったと同時に彼女は夢を見る・・・
彼女は今まで運動を禁じられていたので夢の中なら走れると走ろうとした
だが、そこは周りは無数のロウソクだらけの薄暗い部屋。
そこに誰かが現れ何者か聞かれ、彼女は知る
自分が今にも死んでしまうという事実を・・・そして生きたいと言った
その誰かが「1本ロウソクを選べ」と言い、その通りに選んだ。
無数のロウソクの中で一際輝き燃え盛るロウソク・・・
そのロウソクの力でごっちんのロウソクは再び燃え盛る。
そして彼女は知る・・・そのロウソクが寿命だと。
彼女が選んだロウソクの持ち主の寿命を頂いてしまったと。
気になってその相手の名前を聞く、その名前が
『藤本美貴』
・・・美貴か?
- 152 名前:ごとーの部屋。 投稿日:2006/06/25(日) 21:37
- 「本当だよミキティの人生狂わせたのはごとー」
「夢でしょ・・・ごっちん」
「ごとー・・・時々逢いたくないのに逢うんだその部屋で」
「じゃあ、ごっちんが名簿片っ端から見て美貴探したのって・・・」
「そこに書いてあるとおり・・・」
「二人とも・・・何の話してんの?」
「松浦さん、なんだか深刻そうですから・・・」
「まっつーごめん本当なら死ぬのはごとーで良かったんだ・・・ミキティの寿命奪った」
「はい?」
「ごっちん、いいよ・・・美貴、ごっちんいなかったら多分高校辞めてたと思うし
そしたら亜弥ちゃんにも逢えなかったじゃん?それに・・・ごっちんも充分ペナルティ
取られてるし・・・ごっちんは悪くない美貴のロウソクに魅力があったのがいけない」
「ロウソクに魅力って・・・んあははは(笑」
「はぁ?何みきたんと後藤さんってSM仲間??」
「ロウソク・・・あぁ、序章のことですか」
「序章?何よ夢里ちゃん序章って?」
「んあ、まっつー後藤本のだよ・・・まっつーは出版してからね」
- 153 名前:ごとーの部屋。 投稿日:2006/06/25(日) 21:44
- 「そうだね亜弥ちゃん後藤本できてから全巻一気読みしなよ(笑」
「何それ・・・夢里は知ってるっぽいのにぃ・・・」
「んあ、アシスタントっつーかアドバイザーだし夢里ちゃんだし」
「そう夢里ですから〜うへへへ〜♪」
「その八重歯がムカつく!姉と全く同じ顔して!!(怒」
「んあ、まっつーヤメテよ〜夢里ちゃん苛めるの」
「そうだよ亜弥ちゃん、ムリトニーは後藤本に関わって世話してくれた恩人だし」
「後藤さん、みきたんまで・・・なんか吉澤さんの気持ちがわかった」
「んあ?よしこの?何で??」
「本当?何で亜弥ちゃん??」
「変な時だけチームワークが良くなるの!!ムカつくぅ〜!!(怒」
「んあ、だって」
「ねぇ」
「「後藤本ですから♪」」
「おーハモッたぁ!うへへへへへへへへへへ♪」
「本気でイヤー!!(号泣」
- 154 名前:ごとーの部屋。 投稿日:2006/06/25(日) 21:53
- 「さて、ごっちん美貴は・・・来週の月曜になる前には消えるけど」
「んあ〜〜〜〜〜そうなの・・・ヤダねー」
「後藤本って何どこから出版すんの?」
「ごとーの株で儲けた金で自費出版、初版30万部ずつ」
「「はぁ!?」」
「後藤さん、30万部ずつって・・・3巻だから90万部????」
「んあ、そーよー様子見でまずこれだけ行くべと」
「ごっちんお金大丈夫?そんな元取れる自信あるわけ?」
「元取れなくてもいいの、株で儲けたお金だし」
「アタシの知り合いに製本安くでやってもらう予定ですし」
「ムリトニーは色んなコネがあるな・・・」
「まぁ、隙間ネットワークっていうんですか?うへへ♪」
「それで・・・ミキティはまっつー以外にごとーと夢里ちゃん他に逢った?」
「アタシは逢えばって言ってるんですけど」
「美貴は親には絶対会わない、親不孝モノだから」
「梨華ちゃんと柴ちゃんは?梨華ちゃんは6才からの仲でしょ?」
「・・・そうだけど」
「みきたん男の子バージョンで1回皆に逢おうよ」
「はぁ?」
「その方が・・・アタシにとって都合が良い気がする・・・」
全く・・・この言葉の意味が分らなかった??
だけどその真意が後に明かされる・・・
- 155 名前:ごとーの部屋。 投稿日:2006/06/25(日) 22:04
- 「夢里はもう帰った方がいいですね」
「んあ?夢里ちゃん帰るの・・・じゃあ、また電話する」
「はい、藤本さん、松浦さんお幸せに・・・」
「ちょーっとムリトニー!美貴ともう逢えないかもなんだよ!?」
「夢里ちゃんもいれば?お姉ちゃんとその仲間も呼んでさ」
「亜弥ちゃん!?」
「んあ、まっつーいいねー辻加護紺野に麻事、愛ちゃんガキさんも」
「お昼組全員かよっ(笑」
「そしたら・・・小春ちゃんと雅ちゃんとりしゃこたんも呼んでも?」
「ムリトニー・・・小春ちゃん達と同じ学年だっけ」
「そうですよ、小春ちゃん藤本さん好きでしたから・・・お姉ちゃんみたいって」
「・・・そっか、ムリトニー今いくつだっけ?」
「16才です4月8日の潅仏会生まれです。うへへへへ♪」
「オシャカさまと同じ誕生日ってこと?」
「亜弥ちゃん美貴もよくわかんない」
「あ!アタシ・・・みきたんと結婚したんです!!」
「亜弥ちゃん、結婚て・・・写真なんだけどね///」
「んあ!結婚〜〜〜〜〜?????」
- 156 名前:ごとーの部屋。 投稿日:2006/06/25(日) 22:10
- 亜弥ちゃんが持っていた写真・・・アルバムを嬉しそうに二人に見せる。
「んあ、まっつー綺麗・・・」
「松浦さん、綺麗ですね〜」
「ありがとう♪にゃはははははは♪♪」
「・・・美貴はこの美貴は美貴じゃないから」
「ミキティもカッコイイよ、スゲー美男美女なカンジよねー」
「そうですねー藤本さんが男だとこうなんですかモデルさんみたい」
「でっしょーウチのみきたんはカッコイイでしょ〜♪」
「亜弥ちゃんペット自慢の人みたい・・・」
「んあ!よし今すぐ、ごとーとまっつーとムリトニーで集合かけるのだ!!」
「は?」
「OK!後藤さんアタシは同級生にかけまくるんで!!」
「ごとーは同級生とガキさんに!!」
「ムリはお姉ちゃんと小春達に!!」
「・・・どーせ美貴は携帯持ってませんよーだ」
死人に口なしじゃなくて携帯なしだな・・・ケッ
- 157 名前:ごとーの部屋。 投稿日:2006/06/25(日) 22:19
- なんだか大人数になりそうなんで矢口さんの家に集合となった。
決定してから矢口さんに電話するごっちん・・・いい加減だ。
「んあ?やぐっつあん??」
『おー、どしたぁ・・・日曜の火葬以来じゃねーか・・・』
「今日やぐっつあんチでドンチャンしていい?」
『はぁ?・・・そっかミキティが亡くなったから・・・弔い酒ってか』
「んあー・・・まぁ、そんなよーな」
『よしっ!オイラもまだ気が晴れてねーんだ、あのバカいきなりいなくなってよ』
「ん、んああ、そーねー」
『ウチはいつでもOKだ!待ってるぜ!あ、適当に食い物とか飲み物持参な』
「ごとーが作るよ、んじゃ・・・よしことか適当に集まるんで」
『おー!待ってるぜ!!』
「やぐっつあん、いいってさ♪」
「いいのかなー・・・」
「いいんじゃない、みきたん嬉しいでしょ♪」
コソッ
「嬉しいけど・・・今夜の愛の営みどうするよ?」
「!そーだった男の子みきたんは今夜まで・・・遅くならないうちに帰ろっか」
- 158 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/06/25(日) 22:28
- (^▽^)<アタシ出番あるの?HAPPY♪
从‘ 。‘从<石川コラ!今日アタシのハ・タ・チの誕生日なんだよ!!
川*VvV从<亜弥ちゃん誕生日おめでとう♪
( ´ Д `)<んあーまっつーオメ
ノノ*^ー^)<松浦さんおめでとうございます♪うへへ〜♪
リd*^ー^)<絵里も〜うへへ〜♪
亜弥ちゃん生誕記念で一気に終わらすのはムリトニーorz
- 159 名前:こんにちわ、さようなら。 投稿日:2006/06/26(月) 22:53
- ◇
- 160 名前:こんにちわ、さようなら。 投稿日:2006/06/26(月) 23:00
- 後藤とムリトニーと一緒に4人は矢口の家に向った。
家まで後藤の弟が車で送ってくれた。
「マキちゃんほどほどにね、じゃ」
「んあ、ゆーき送ってくれてありがとねー」
「「ありがとう」」
「ありがとうございます〜うへへ〜」
「ごっちんの弟さん、ごっちんの男版だね」
「んあ?そう?似てるってちっちゃい頃から言われてたし」
「後藤さんとゆーきくんそっくりです」
「んあ・・・じゃあ、今の男版ミキティとゆーきの2ショット写真で後藤本出す?」
「「「それはちょっと」」」
「後藤本は男ってことに・・・したらノンフィクションじゃなくなるな却下、んあ」
「自分で言っておいて・・・自己完結」
「みきたん、今更じゃない」
「さてさて、皆様来てますかねー♪ムリも来て良かったんですか?」
「んあ、よしこが小春ちゃん達拾ってくるって」
「お姉ちゃんもシゲさんと田中さん乗せてくるって言ってましたよ」
- 161 名前:こんにちわ、さようなら。 投稿日:2006/06/26(月) 23:10
- ピン ポ ー ン♪
中から声が聞こえてきた・・・
ガチャッ
「おぅ!言い出しっぺが1番遅くくんなよ、ごっちん」
「んあ、やぐっつあん!んじゃ皆もういるの?」
「いるよ、皆心配してるよ、ごっちんと亜弥ちゃんのこと」
「何で?」
「ごっちん、大学今日行かなかったらしーじゃねーか・・・
それに、亜弥ちゃんも一週間休むって・・・やっぱミキティのことショック」
「んあー・・・ごとーの場合ちょっと夢中になって作業してたら講義忘れただけなんだけど」
「後藤さん、今日大学休んだんですか?」
「後藤本作業に夢中んなって・・・夢里ちゃんも加わったし」
「まだ言ってんのかよ、その後藤本っての」
「やぐっつあん、後藤本は永遠に後藤本だよ」
「おう、まぁいいやウチ上がれよ・・・ん、そっちは・・・亀井ってコの
妹さんだよな?こっちの人、誰?妹さんの彼氏?」
・・・。
「んあ、やぐっつあん・・・今日皆を呼び出したのは他でもない」
「え、何?」
「この人、ミキティなのよー」
「はぁ!?」
「そうなんです矢口さん、だからアタシの彼氏です!」
「・・・亜弥ちゃんまで・・・何?もう新しい恋人ってこと??」
「んあー!じれったい、ミキティ本人から言ってやってよ!!」
「ミキティ本人??はぁ〜!?」
- 162 名前:こんにちわ、さようなら。 投稿日:2006/06/26(月) 23:21
- 矢口さんは美貴の死で二人がショックで混乱してると思ってるっぽい。
やっぱり美貴から名乗らなきゃいけないのかー・・・。
「矢口さん、今日までこの・・・男の姿ですけど美貴ですよ」
「は?アンタ何言ってんの??」
「いや、だからですねー・・・美貴ですってば男んなってもカッコイイでしょ?」
「顔、うん綺麗な作りしてんな身長もでけーよな・・・でも誰?」
「だから美貴ですってば!」
「こいつがミキティ?オイ、ごっちん悪ふざけが過ぎるぞ」
「・・・んぁ、ミキティ何かやぐっつあん達しか知らないエピソードないの?」
「あ!えーっと昔、楽の湯に遊びに行った時二人でビール飲んだ!!」
「な!・・・何でそのこと・・・柴ちゃんにでも聞いたんだろ?へっ」
「これじゃダメか・・・あ、矢口さんの本命は裕ちゃん!どう?」
「「「「え?」」」」
「・・・お前、ホントにミキティ?」
「だから、そう言ってるじゃないですか・・・初めて会った時ダンス見せましたよ」
「うん・・・オイラが踊ってって言った・・・」
少しかがんで矢口の目線に会わせて話す
「・・・期間限定だけど、生き返っちゃいました美貴です(苦笑」
「――マジ・・・」
呆然とした矢口に頷く美貴達4人。
でも矢口さんでコレなら皆も信じてくれないんじゃないかなー
- 163 名前:こんにちわ、さようなら。 投稿日:2006/06/26(月) 23:33
- しばし呆然とした直後ニヤリと矢口さんは笑って言った
「よし!よくわかんねーけど・・・ウチ上がれよ、そんでミキティって気づくヤツ
いるのか、ちょっと試してみよーぜ♪」
「やぐっつあん・・・ミキティも時間ないんだからなるべく早めにバラすよ?」
「そうですよ矢口さん」
「美貴はどっちでもいいけど」
「お邪魔しましょ、お姉ちゃんも来てるんですよね♪りしゃこも♪」
「ん?あぁ、中学生いるし皆学生だから早めに解散予定だけど・・・
なぁ、前に・・・大昔にミキティが言ってたリカちゃんてよっすぃの彼女?」
「え?あぁ、ハイ(矢口さん美貴が男で生きてるの順応早っ)」
「なんなんだよ、あのピンク星人のキショイのは〜〜〜!!」
「あ、やっぱキショイ?やぐっつあん」
「ごっちん・・・よっすぃってあんなのがタイプなのか?」
「んあー・・・やぐっつあん一瞬よっすぃとつき合ってたからね・・・梨華ちゃんと姉妹?(笑」
「いやいや、オイラとよっすぃはそういうことする前に何か違うって別れたし」
「え?ちょい待ち!矢口さんとよっちゃんつき合ってたの!?」
「よっちゃんって・・・やっぱお前ミキティなんだなー」
「ミキティ本当だよ、よっすぃとやぐっつあん大昔一瞬つき合ってた」
「本当に一瞬だけどな、お互い恋じゃなくて師弟関係っぽくて普通に先輩後輩だぜ?」
「アタシもちょっとビックリなんだけど・・・」
「んあ、知ってる人他に夏子さんくらいしかいないんじゃない?」
「キスもしなかったしなー・・・しなくて良かったぜ(笑」
驚いた矢口さんとよっちゃんって・・・矢口さんからなのかな?合うようなどーなのか不思議
- 164 名前:こんにちわ、さようなら。 投稿日:2006/06/26(月) 23:44
- 矢口さんに促されリビングへ通される・・・ここ来るの3回目だっけ?
「はい、今日集合かけたごっちんと亀井の妹と亜弥ちゃんとその彼氏つきました〜♪」
「矢口さん、強調しないでくださいよ///(美貴って気づく?梨華ちゃん柴ちゃん)」
「「「「「「「「「「亜弥ちゃんの彼氏!?」」」」」」」」」」」」
「んあ!皆スゴイ反応〜」
「そうですね、うへへへ〜」
「ムリ、うへへじゃないよ、何でアンタ後藤さんと一緒なの〜」
「お姉ちゃんだうへへ〜♪」
亀井姉妹以外は皆固まって美貴に視線が集まって・・・
「・・・何で?」
「どうした黒いの?」
「もうぉ!矢口さん石川です!!それより、何で・・・」
「梨華ちゃん何が『何で』なのー?」
「ごっちん、何で、ここに美貴ちゃんがいるの・・・」
!?
「・・・ふ、ははははは!!」
「たん?(汗」
「梨華ちゃん何言ってんだよ、ミキティはもう・・・って松浦もう彼氏作ったのか」
「いや、よっすぃ・・・美貴じゃん、あの人・・・」
「柴田さんまで何言ってるやざ?亜弥ちゃんその人あーしも初めて見るがし」
「え・・・でもこの人、美貴ちゃんよね?」
「梨華ちゃん、あのねもうミキティは・・・アンタ、嫌がらせか?カラコンまで入れて!」
よっちゃんが美貴に向って吠えた・・・よっちゃんには分んないかぁ
- 165 名前:こんにちわ、さようなら。 投稿日:2006/06/26(月) 23:57
- 「よっちゃん相変わらずだね、美貴に当たんないでって前言ったじゃん?」
「!?な、アンタ・・・」
「・・・その口調、やっぱり美貴ちゃんでしょ?」
「スゴイね、いや・・・亜弥ちゃんとごっちんと柴ちゃんもスゴイのか(笑」
「・・・やっぱ美貴?」
「梨華ちゃんは分りそうと思ったけどさすがだね柴ちゃんも♪」
「アタシもすぐわかったけど、みきたん?(睨」
「う・・・しょうがないじゃん、あの時は美貴も戸惑ってたんだし(苦笑」
「皆何言っとんのや?藤本さん先週お葬式やって3日経ったかどうかやで?」
「そうなのれす!」
「亜弥ちゃん、藤本さんがいなくてその人を『みきたん』にしとるんか?」
「もし愛ちゃんの言う通りなら悲しいことですよ?亜弥ちゃん」
「その人、藤本先輩だよ」
皆が亜弥がショックと寂しさでつき合ってる相手と梨華&柴田が言い合う中
その幼い声が騒然としていた場の空気を止めて皆の視線を集める・・・
「あ、りしゃこには分るんだ〜うへへ〜♪」
「うん、あの人藤本さんだもん!小春も分るよ、夢里ちゃん♪」
「あんな綺麗な・・・蒼い瞳の色のカラコンなんてないです、吉澤さん」
「へ?イヤ、今の時代なら・・・あるだろ・・・ってミキティはカラコンじゃなかったし!?」
- 166 名前:こんにちわ、さようなら。 投稿日:2006/06/27(火) 00:11
- りしゃこちゃんは何で美貴だと信じられたのか?
小春ちゃんは瞳の色だと言った・・・
「・・・マジで、ミキティなの?」
「マジで美貴だよ。よっちゃんより身長高くなっちゃった・・・声は低いけど」
「美貴ちゃ〜ん!!」
「ダメ!」
美貴に抱きつこうとした梨華ちゃんに亜弥ちゃんが蹴りを喰らわせた・・・
「亜弥ちゃん・・・怖いのれす・・・」
「ほんまや・・・」
「・・・何よぉ亜弥ちゃんアタシは美貴ちゃんとは6才からの仲よ!」
「アタシは石川が会う前に会ってますぅ〜!!」
「まぁまぁ・・・亜弥ちゃん、皆にアレ見せたいんでしょ」
「あ!そーだ・・・アタシとみきたん結婚したから♪」
「「「「「「「はい!?」」」」」」」
「んあ、まっつーのウエディング姿良いよ〜ね?夢里ちゃん♪」
「そうですよね〜うへへ〜憧れます♪」
「愛ちゃん、あさ美ちゃん見て見て♪」
「亜弥ちゃん、そんな写真まで撮って・・・」
「可愛いなー・・・ガキさんとあーしは結婚できるんかの?」
「あ、愛ちゃん何言って///」
「うぃっすガキさん、美貴が生前最後に会って写真撮影までしたね」
「!何でそれ・・・本当に藤本さん??」
「だからそう言ってるじゃん美貴だってば・・・夜中3時から繁華街歩いちゃダメだよ」
「・・・本当に藤本さんなんですね・・・///」
「うん、手違いで男の姿になったけど明日には戻るし」
「戻るって・・・幽霊ですか?」
ベシッ
ガキさんの頭に手を乗せてみる
「いやフツーにさわれるし・・・幽霊じゃないな、ゾンビ?」
「ゾンビですか・・・ってか何で急に失踪したんですかー!?」
「元々、美貴は長生きできなかったの・・・愛ちゃんとヤッた?」
「な!何聞いてるんですか!!///」
「ん〜・・・もう2年?ヤッてるよね、どう?」
「藤本さんオヤジ化してますよ・・・吉澤さんに近いんですけど」
- 167 名前:こんにちわ、さようなら。 投稿日:2006/06/27(火) 00:25
- 「げ〜!よっちゃんと一緒にすんなよ」
「石川さん達と話さなくていいんですか?」
「あ、あ〜〜そうだね、話してくる・・・長くは居れないし、んじゃ」
「藤本さん」
「あ、小春ちゃん背伸びたね・・・つっても今は美貴のが大きいか」
「成長期ですから・・・でも、何で?」
「うーん奇跡?ミラクルが起こったんだよ♪」
「・・・ミラクルですか」
後ろから美貴の背中にりしゃこちゃんが飛び乗ってきた
「藤本先輩♪」
「うわっ!りしゃこちゃんかぁ、よく美貴ってわかったね」
「うん、分るよ〜みやはまだ驚いて固まってる〜♪」
おんぶしたままりしゃこちゃんが指した方を見ると少し大人っぽくなった
夏焼ちゃんが呆然と口を開けたまま固まっていた・・・
「みやって現実的なロマンチストさんなんだ〜♪」
「意味わかんないよ、りしゃこちゃん(笑」
「二人とも兄妹みたい♪」
「へ?美貴とりしゃこちゃん??」
「はい、仲良い美しい兄妹ってカンジです♪」
「だって、どうする?りしゃこちゃん」
「ん〜〜〜・・・お兄〜ちゃん♪」
「アハハ、美貴お兄ちゃんかぁ♪」
とか言って小春ちゃんとりしゃこおんぶしてじゃれて遊んでたら
「美貴、アンタ何してんの?」
「ん?あ、柴ちゃん♪りしゃこちゃんと兄妹ごっこ(笑」
「ね〜♪」
「写真見たよ、いいじゃん・・・美貴って男だとそうなるんだ・・・」
「あ、もしかして惚れた?柴ちゃん昔のこと今更後悔しても遅いよ♪」
「いや、してないし」
- 168 名前:こんにちわ、さようなら。 投稿日:2006/06/27(火) 00:37
- 振り向いたら皆でウエディングのアルバム見てて亜弥ちゃんが嬉しそうに語ってる。
梨華ちゃんがなんだか悔しそうにハンカチ噛んでるのは・・・何で?
「ねぇ柴ちゃん、梨華ちゃんが不服そうなんだけど?」
「あ〜〜〜・・・そういえば昔、美貴が男だったらつき合ってたとか言ってたし
・・・普通に男の美貴とあんな写真撮った亜弥ちゃんに嫉妬じゃない?」
「今よっちゃんいるのに変なヤツ」
「美貴ってズルイよね・・・」
「何がズルイの?」
「えっと・・・りしゃこちゃんだっけ?ホラこいつ失踪とか皆に散々心配かけて
挙句に北海道の雪の中で発見されて・・・そして今度はこんな男前んなって帰ってきて」
「男前?あ、やっぱり♪りしゃこちゃんそろそろ降ろすよ?」
「うん!みやのいしきをかいふくさせるのだー♪」
楽しそうに夏焼ちゃんの側に駆け寄っていったりしゃこちゃん。
美貴の脳裏にちょっとヤリ残した感が一瞬駆け巡った・・・
今は亜弥ちゃんがアルバム見せてて近くには柴ちゃん。
「柴ちゃん・・・」
「何?」
「美貴さ、あと・・・5日かな?経ったら完璧消えるから」
「・・・そうなんだ」
「だから美貴と思い出作る?(ニッコリ☆)」
「どんな思い出よ・・・ちょっと・・・考えてること丸わかりなんだけど///」
「それって・・・イヤじゃないってことだよね?(ニコニコ☆)」
梨華ちゃんとはしたけど柴ちゃんとはしてないもん・・・。
- 169 名前:こんにちわ、さようなら。 投稿日:2006/06/27(火) 00:47
- 柴ちゃんが矢口さんに美貴と少し話したいからって
矢口さんの使ってる2階の部屋を借りた・・・
「で?思い出って何」
「わかってるくせに・・・」
柴ちゃんを抱きしめてその唇を奪う
「・・・柴ちゃんと最後までしてみたかったから」
「え・・・あの、それって・・・///」
「ダメ?ちゃんとゴムつけるし」
「・・・今、男なんだっけ美貴」
「そうだよ、童貞は亜弥ちゃんに捧げたし、亜弥ちゃんとはずっと生でしてる」
「え・・・子供とかデキないよね?」
「わかんない・・・けど・・・」
「っていうかアンタ本当に何気なく胸触るの得意よね///」
「前に触ったのって中1じゃん?あの頃より大きくなってるね柴ちゃんも」
「何よアタシもって///」
「ん〜〜〜・・・とりあえず柴ちゃんが今日スカートで来たのが悪い」
「な!んぐ!///」
柴ちゃんの反論をまた唇で遮る。
「・・・ちょっと待っててゴムつけるから///」
顔を真っ赤にしながら美貴の下半身に今ついてるモノを見て驚きの表情の柴ちゃんだった。
- 170 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/06/27(火) 00:48
- 更新しましたー。
- 171 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/06/27(火) 01:10
- 乙です。
ミキティまた・・・
亜弥ちゃんに見つかったら><
でも、なんでなんだろう(^^;)
続き楽しみにしてます。
- 172 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/06/27(火) 08:52
-
がんばれ藤本君!!
日本中が君を応援してるぞ
亜弥ちゃんにはどうかバレないでくださいm(--)m
- 173 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/06/27(火) 12:30
- >>171−>>172さま
藤本君は懲りないですねーorz
更新します。
- 174 名前:こんにちは、さようなら。 投稿日:2006/06/27(火) 12:44
- 美貴はラブホで取ってきたゴムをつけた・・・結構簡単につけれるモンだなと。
思ったが合ってるのか?まぁ、美貴のコレ全部ゴムに入ってるんだから
イッても柴ちゃんに中出しはないかな、よし!いいじゃん?
「美貴・・・それ・・・本当に男になっちゃてるんだ///」
「ん?だからそう言ってるじゃん」
「っていうか・・・何アンタ性懲りもなくまだアタシとしたかったの?」
「うん、正直1回くらいダハハハ(笑」
「・・・信じらんない、亜弥ちゃんいるのに・・・ってマジそれヤる気?」
「え?もうゴムつけたし・・・柴ちゃんと生でヤッてデキても困るしね」
「アンタ失礼な・・・」
「え?美貴との子供欲しいの?」
「いや欲しくないし!」
「即答ですか、亜弥ちゃんは「子作りしよ」ってここ二日ずっと生でしてたけど」
「子供デキちゃうの?」
「さぁ、わかんない・・・それよりいつまで焦らすの柴ちゃん」
「は?ちょっ・・・んん」
有無を言わさず唇をまた塞ぐ。
「5月の半ばって時期も良かったかも・・・薄着・・・キャミだし?(ニッコリ☆)」
美貴と柴ちゃんはお互い服を着けたまま美貴は柴ちゃんのスカートの中に手を入れて下着を下ろした
- 175 名前:こんにちは、さようなら。 投稿日:2006/06/27(火) 12:59
- 「・・・アタシつき合ってる人いるの知ってるでしょ///」
「うん、大谷さんでしょ?でも男とはしたことナイでしょ?」
「アンタねー・・・ん!///」
「ほら、柴ちゃんだって濡れて・・・良いんじゃん?『初めての男』は美貴でさ♪」
「本当、美貴ってバカだ・・・早くしてよ下の皆に怪しまれるよ///」
結局、こばめないアタシはもっとバカだ・・・先にマサオに会ってなければ
多分アタシは・・・美貴を好きになっていたかもしれないとか考えてる
「へへ、やっぱ柴ちゃん美貴好きだよね・・・立ったままでごめんね」
「え?」
ヒョイと柴ちゃんを軽々持ち上げ美貴は壁にもたれながら柴ちゃんのソコに
自分の初ゴムバージョンのを入れた。
柴ちゃん下着脱がせた時点でもうOKぽかったし?
「ん!・・・あん・・・///」
「うわぁ立ったままするの初なんだけどコレはコレでいいかも♪」
「・・・アタシ普通にベッドが良かった・・・ん///」
「あ、やべ・・・ごめん柴ちゃん・・・美貴イク・・・」
「え?・・・あ!ヤだ、ちょ・・・〜〜〜〜〜っ///」
えーっと美貴ちょっと興奮しちゃいまして・・・隠れてこっそりってシチュエーションに。
しかも柴ちゃんと!柴ちゃんと初えっちだし///
実はスゴイ嬉しかったりしたワケよ、下の美貴は正直ですから我慢とかないです、ハイ。
- 176 名前:こんにちは、さようなら。 投稿日:2006/06/27(火) 13:11
- すぐイキそうになって柴ちゃんの中で一緒にイケるか一応頑張ったんだけど?
「・・・あは、ごめん柴ちゃん・・・大丈夫?///」
「バカ・・・///」
「あ、やっぱ美貴だけイッちゃった?(苦笑」
ゆっくり柴ちゃんから美貴のアレを抜きながら柴ちゃんを床へ降ろすと
柴ちゃんはペタッて床にへたり込んで・・・
「・・・いや、アタシも気持ち良かったよ///」
「本当?」
「〜〜〜うん、言いたくないけど・・・これっきりだし///」
「あ〜良かった♪美貴思いのほか早くイッたし」
「美貴、早漏だ」
「むぅ・・・一緒にイッた柴ちゃんもじゃん」
「そんなんじゃ亜弥ちゃんより沢山イッちゃってるんじゃないの?」
「!さぁ、どうでしょうね・・・あ、スゲッ!!」
「ん・・・アンタ何して・・・ってそれ!」
「うん・・・ゴムん中にコレだけ美貴出したのかぁ〜・・・亜弥ちゃんにバレたらヤバイな」
「そりゃヤバイでしょ、早く下に戻るよ」
「バレたら無駄使いすんなって言われそう・・・///」
「はぁ?」
「ほら、亜弥ちゃんは子供マジで欲しがってるから、出すなら自分の中に出せって」
「・・・美貴もだけど亜弥ちゃんもフツーじゃないよね」
「だから・・・合うのかな?でも亜弥ちゃんの本性はSだよ///」
- 177 名前:こんにちは、さようなら。 投稿日:2006/06/27(火) 13:22
- 〜その頃のリビング〜
「ん?アレ??新郎のみきたんは??」
「そういえば悔しくて忘れてたけど美貴ちゃんいないわね」
「あぁ、柴ちゃんが話あるっつってたからオイラの部屋にいるぜ」
「「「話!?」」」
「・・・石川さんと吉澤さんとハモッちゃったよ」
「ちょっと柴ちゃん抜け駆けよぉお!!」
「は?梨華ちゃん・・・よしざーの存在は?」
「何や・・・藤本さん信用ないのー」
「そうだね愛ちゃん」
「あーしはガキさんのこと信用してるがし!」
「アタシは信用っていうか・・・心配かな・・・」
「いやいやSEXY BOYのみきたんなら柴田さんもつい誘っちゃうんじゃないですかぁ!」
「亜弥ちゃんありうるわよ!美貴ちゃんからもありえそぐふっ」
亜弥の右ストレートが梨華の左頬を打ち抜く・・・
「ザケたこと言ってんじゃねーぞ石川ぁ!」
「松浦!落ち着け!!梨華ちゃんはちょっと口がすべ・・・じゃなくて頭が弱いから!!」
「ひとみちゃん・・・フォローなのそれ?(泣」
「や、柴ちゃんとミキティはそういうのねーよ・・・オイラ呼んでくる」
そう言い残して矢口はさっさと自分の部屋へと向った・・・
「やぐっつあんがああ言うんだし、浮気とかないよ、まっつー梨華ちゃん」
「「そうだといいんだけどね後藤さん(ごっちん)」」
んあ・・・ミキティ信用ないのねー・・・
- 178 名前:こんにちは、さようなら。 投稿日:2006/06/27(火) 13:33
- 〜下が騒がしくなってきたのに気づいた2階〜
「美貴・・・なんか下が騒がしいんだけど?」
「ん〜?本当だ、んじゃちょい物足りないけど戻ろうか」
「っていうか美貴とえっちとかありえないんだけど〜〜もう///」
「何を今さら、いいじゃん思い出♪最後に・・・」
美貴は柴田にかがんでそっと口づけてそこから舌を割り込ませ激しいキスを
手は上着の中に突っ込んでブラも上に押し上げて
久しぶりに柴田の胸をむみまくる
「・・・柴ちゃんやっぱ大きくなったね、良かったぁ柴ちゃんとヤレて♪」
「アタシ・・・犯された?犯されたカンジ??」
「いや合意、合意・・・んじゃ柴ちゃん喰ったし美貴は亜弥ちゃんと帰ろうかな」
「はぁ?今日どういう目的で集合させたの??」
「男の美貴のお披露目?まぁ、もう明日には戻るけど」
「よくわかんないなー」
「まぁ、死んだ美貴にまた逢えたからいいんじゃないか?」
「死人とえっちとか・・・今思うと怖いんですけど」
「失礼だね柴ちゃん今は一応生きてるから(笑」
ガチャッ
「おーい二人とも浮気疑惑上がってんぞー」
矢口さんがいきなりドアを開けた・・・ここ矢口さんの部屋だもんね(苦笑
人んチでヤッちゃうってのもスリルあっていいかもね・・・あ、美貴やっぱバカだ
- 179 名前:こんにちは、さようなら。 投稿日:2006/06/27(火) 13:45
- 「は?浮気疑惑・・・何ですかそれ(シラッ」
「・・・(美貴ってこういう時とぼけるの上手い?慣れてるのか?オイ!)」
「ん?亜弥ちゃんとよっすぃの彼女のキショイのが騒いでるよ」
「あー今下りますよ」
美貴はさっさと1階へと向って部屋を出ていこうとして出る間際
「柴ちゃん」
「何?」
「毎度ありぃ♪」
そのまま笑いながら部屋を早足で出て行った・・・
「・・・あのバカ///」
「あれ・・・もしかしてマジで浮気してた?人の部屋で??(ニヤニヤ)」
「してませんよ!!///」
「んじゃ、さっきの何アレ『毎度ありぃ』って?」
「さぁ?バカなんですよ美貴は女だろーが男だろーが///」
「まぁ、いんだけどさ顔真っ赤だよ?ナニがあったか知らないけど
オイラは誰にも何も言わないから・・・何も知らねーからなギャハハハ♪」
「そういえば矢口さんと美貴って微妙に似たタイプだったっけ・・・」
「楽の湯時代もこういうのあったよな、今回は殴らなかった?(笑」
「ノーコメントです///」
真っ赤な顔が全てを物語ってると思ったが自分も勢いで殴られたら怖いので
矢口はこれ以上言わなかった・・・ボソッと
「ミキティの周りの女は怖いのばっかだぜ・・・そういうのが好みか?」
- 180 名前:こんにちは、さようなら。 投稿日:2006/06/27(火) 14:03
- 美貴がリビングに来て見た光景は・・・
亜弥ちゃんが梨華ちゃんとケンカ?しててそれを必死で止めるよっちゃん。
「松浦も梨華ちゃんもヤメテよ・・・ミキティ何してんだぁ!!」
「ここにいるけど、どうしたよっちゃん」
「あ!ミキティ、どーしたもこーしたも柴ちゃんと何いなくなってんだよ」
「「美貴たん(ちゃん)!!」」
「・・・あの、一方的に梨華ちゃんがやられてますけど亜弥ちゃんどうしたの?」
「みきたん!柴田さんと二人っきりで何話してたの?言いなさい」
「え?あぁ、ホラ美貴もうすぐいなくなるから亜弥ちゃんヨロシク・・・みたいな(笑」
「美貴ちゃ〜ん・・・何でアタシに言わないのぉ(恨めし気」
「梨華ちゃんにヨロシクとか言わないよ、亜弥ちゃんのことヨロシクできないじゃん?」
「確かに!ミキティの言うとおりだよ梨華ちゃんボコボコじゃないか・・・」
「ひとみちゃぁあん(泣」
「まぁ、確かに石川にアタシのことよろしくとか言われてもアタシも困るかな」
「でしょ?亜弥ちゃん♪」
「んあ、ごとーに言えばいいじゃんミキティ」
「ごっちんには前に言ったし」
「あ、そーだった。あっは♪」
「藤本さん、ガキさんがお話したいって言うとるがし」
「ってことで亜弥ちゃん、ちょっといい?」
「うーん、いいよアタシが逢えばって言ったんだしー」
「ありがと」
チュッ☆
・・・。
「んあ、ミキティそうゆーのは二人きりでやってよ中学生もいるんだし」
「え〜、でもアタシとみやもするもんね〜♪みや〜♪♪」
「梨沙子、お願い静かにして///」
「雅ちゃん別にもう公認じゃない、ねぇ?りしゃ〜」
「だよね〜小春〜♪」
うん前に会った時とかすでに夏焼ちゃんにべったりだったしな。
いいんじゃないか?二人ともビジュアル的にも合うし・・・
「で、ガキさん話って?」
「藤本さんは・・・いなくなっちゃうんですよね」
「・・・うん、そうだよ」
「さっきから松浦さんが子供が楽しみとか言ってるんですが・・・」
「・・・はぁ!?///」
- 181 名前:こんにちは、さようなら。 投稿日:2006/06/27(火) 14:19
- 「ちょい待ち、ガキさん!亜弥ちゃんどこまで話した?///」
「え、あの〜その・・・そういうことしたと///」
「・・・亜弥ちゃんのことだから、もしや具体的に?」
「えーっと石川さん吉澤さんが興味津々に聞いてましたが、細かく言おうと
しかけたところで後藤さんが『あんまり言うとミキティ怒るんじゃない』で
少し考えてから『まぁ、二人の秘密!秘め事!にゃはは♪』って」
「〜〜〜亜弥ちゃん、何考えてんだぁ///」
「でもまぁ、愛ちゃんとか友達にはどうだったとか言いたかったんじゃないですか?」
「そっかぁ・・・美貴は言わないけどバラされる側だかわ(苦笑」
「それで本題に戻りますが子供デキるんですか?」
「さぁ・・・そればっかりは美貴知らないよ、一応毎回中出ししてるけど」
「・・・///」
「あ、ごめんリアルにエロなこと言った?」
「すいません、アタシはそういうの慣れてませんから///」
「ガキさんも期間限定で男になれればいいのにね」
「・・・それも、あ!いいかも・・・で愛ちゃんと今から仕込んで松浦さんと同時期出産!」
「仕込むとか・・・ガキさんもスゲーこと考えるね(引」
「引かないで下さいよ〜!でも子供デキてたらいいですね」
「あ、そうそう男の美貴は今夜までだから今夜が勝負かな?(笑」
「えっと・・・何か精のつくものでも食べて挑んでください」
「はは、もしデキちゃったら亜弥ちゃんのフォローよろしくね?」
「はい!勉強はあさ美ちゃん、音楽は愛ちゃん、アタシは遊び相手かな(苦笑」
「辻加護が遊び相手だと強烈そうだしな・・・アレ?そういえば麻琴は??」
「まこっちゃん?語学留学につい最近行きましたよ見送りはアタシ、愛ちゃん、あさ美ちゃん」
「そっかぁ、麻琴に逢えなかったのは残念だな・・・」
「その言葉聞いたら、まこっちゃん号泣ですよ」
うんうん扱いひどいもんな、アホな麻琴に美貴は逢いたかったよ。
- 182 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/06/27(火) 14:21
- とりあえずここまで更新ー。
- 183 名前:こんにちは、さようなら。 投稿日:2006/06/27(火) 16:27
- 「ちなみにガキさん、麻琴はっどこに留学に?」
「え?・・・奄美大島だったっけな」
「はぁ?国内??何の語学留学だよ?」
「アタシも何考えてるかよくわかんないけど留学なんですか?」
「・・・奄美の島民からしたらまぁ、異国人かもね・・・(麻琴、正真正銘バカだ)」
そんな話をガキさんとしてると後ろから殺気?
振り向くと胡散臭そうな顔した田中。
「アンタ、本当に藤本さんと?(疑」
「れーなームリが言ってるし本当だよきっと」
「絵里の妹の言うこと信用できんっちゃ!」
「でも綺麗な顔のお兄さんなの、松浦さんの次でいいから今度はさゆとえっちするの」
「「はぁ!?」」
「さゆ!何言っとるとー!!///」
「そうだよシゲさん!美貴とって・・・そんなのダメっしょ!!///」
「えー、何でですかぁ?」
「さゆ断られちゃったね、うへへ〜♪」
「何でですかって・・・何でシゲさん美貴とヤリたいわけ?///」
「ファンとは知ってたけど松浦さんいる前でシゲさんスゴイこと言うね・・・新垣ビックリして眉毛出た」
- 184 名前:こんにちは、さようなら。 投稿日:2006/06/27(火) 16:41
- そのシゲさんの声があまりに大きかったため皆に聞こえてて・・・
亜弥ちゃんの反応が怖い・・・
だけどそんな空気も読まずシゲさんは
「さゆもどーせならカッコイイ人に処女を捧げたいの♪」
「シゲピンク、ホストクラブ行け!」
やはりここで亜弥ちゃんの一喝が入った・・・
「さゆがホストクラブ通いなんて似合わないの」
「その前にこの人本物の藤本さんなんか?何で皆フツーに信じられるっちゃ??」
「うんうん田中の言うことも、もっともだ」
「いや、アンタのことをれなは言っとるとよ?」
「うーん田中との思い出って何かあった?・・・あぁ、この二人全然教育してないね」
シゲ&亀を指してみた。
「!その言い方、本物と??」
「いや信じられないのが普通なんだってば気づく人がスゴイんであって」
「常識外れにもほどがあるたい!期間限定で生き返るなんて・・・」
「え〜、でもね、れーなぁ絵里達の家系?の中でもそういう人いたって・・・」
「うんうん、れーな、ムリ達の家系でどっかの国の人生き返ったって」
「ありえなか・・・でも絵里達んトコの血筋ならありうる・・・」
「亀ちゃんムリトニーそれ本当?美貴みたいに??」
「詳しくは知りませんけど『やり残したことがある』って言ってお墓から出て3日後?」
「一週間だったんじゃないお姉ちゃん」
「だったっけ?まぁ、それくらい生きてまた帰ってきてお墓に戻ったと」
「何年前の話だっけ〜かなりの大昔だと思いますけどね〜うへへ〜♪」
全員:・・・。
亀井姉妹以外、美貴も含む皆で亀井家恐るべしって引いちゃったよ・・・
- 185 名前:こんにちは、さようなら。 投稿日:2006/06/27(火) 16:55
- 「・・・キャメイんとこの家系って人?」
「「うへへ〜♪」」
「ちょっとダブルうへへ♪攻撃やめてよ!!///」
「んあ、まっつーいいじゃん♪ごとーダブルうへへ♪好きなのよー」
「ごっちんも変だな・・・まぁ、美貴は亜弥ちゃん一筋なんで他のコとはしません」
「・・・絵里ーさゆフラレちゃったの」
「さゆ、死人とえっちしたいっちゃ?フラレて良かったっちゃよ」
「田中ぁちょっと、正直にズケズケ言い過ぎだなぁ・・・(怒」
なんとなく自分でもわかるが『死人』にちょいカチンときて田中を捕まえる
「は、離すとー!何するっちゃ!!(汗」
「ん?田中って前も抱っこしたけど(虎が)マジ軽いね」
「れなは華奢とよー!離すとー!!」
「藤本さんウチの後輩をあんまりいじめないでください」
「紺ちゃん、軽いオシオキってか遊びだよ♪」
「松浦さん!助けるっちゃ!!浮気とよ?」
「いや田中が『死人』とか言ったからじゃない?それにアンタみきたんファンじゃん」
「亜弥ちゃんの許しが入った、いいみたい♪」
「!〜〜どこさわってると!!セクハラっちゃ!///」
「おぉ、美貴より胸小さい人発見♪」
前みたいにお姫さま抱っこじゃなく抱え上げた状態から田中の胸をソフトタッチ。
そこで亜弥ちゃん&柴ちゃんに頭叩かれた・・・何で柴ちゃんまで・・・
「みきたんやりすぎ(怒」
「美貴調子乗りすぎ(怒」
- 186 名前:こんにちは、さようなら。 投稿日:2006/06/27(火) 17:10
- 二人に怒られて田中を開放すると田中は亀ちゃん(姉)のところに駆け寄って
亀ちゃんの後ろに隠れながら涙目で美貴を睨んでた・・・
「れーなぁ?ビックリしたね、もう大丈夫だよ〜」
「何が大丈夫と!絵里、助けにきてくれなかったっちゃ!!」
「だって、れーな藤本さん好きじゃん、嬉しいのかなって」
「セクハラする藤本さんはイヤっちゃ!これじゃ吉澤さんと同じと!」
ガーン・・・よっちゃんと同じ・・・
「ミキティ、何よしざーと同じって言われてあからさまにショックな顔してんだ」
「よっちゃんと同じってイヤじゃん」
「本人前にしてよくもまぁ・・・ってかマジさっきのセクハラじゃん(ニヤリ)」
「はぁ?存在自体がセクハラの人に言われたくないね」
「んあ、ミキティもよしこも相変わらずだねー・・・久々の光景にごとー感動!」
「「「「ごっちんだけだよ」」」」
「んあ?」
「さて、みきたん逢いたい人、話したい人と話した?」
「ん?あぁ、まぁ一応・・・」
「それじゃ、そろそろ帰るよ(今夜が勝負よみきたん!)」
「え、あ、あぁ、うん美貴達もう帰る・・・美貴は多分もう逢えないかな」
「ちょーーーっと待ったぁ!!」
美貴が男なのは今夜で終わりだから気合入れてヤリまくる予定なんですけど?
「何?石川、4文字以内で答えて終わりね」
「亜弥ちゃん、4文字って・・・(サヨナラかバイバイくらいじゃ・・・)」
「柴ちゃんとは二人っきりで話したのにアタシとは?」
「4文字オーバーしたので石川はアタシに結婚祝いで・・・1万でいいよ」
「あ〜、そうだね柴ちゃんとは話したけど梨華ちゃんとあんまり話してないか」
「そうよ!りしゃこちゃんとかおんぶしてもらって(嫉妬」
「はぁ?梨華ちゃん、美貴におんぶされたいワケ?」
「はいアタシが許さん却下!」
「んあ、まっつーことごとく却下ねー・・・」
「アタシは軽いけどお姉ちゃん重そうだしダメだよ〜おんぶって歳じゃないもん」
「梨沙子ちゃん・・・可愛すぎてその華奢な身体折りたくなっちゃいそうだわ・・・(怒」
- 187 名前:こんにちは、さようなら。 投稿日:2006/06/27(火) 17:21
- 「りしゃこちゃんって結構毒吐くよね(笑」
「藤本先輩はアタシのお兄ちゃんだもん」
「りしゃこちゃんならOKだけど石川はNG!おんぶなんてもってのほか!」
「え〜アタシも久しぶりに美貴ちゃんとお話したーい!したーい!!」
「連発で『死体』っていうな!」
「・・・みきたん?」
「あ、ごめん死体とかに過敏になってるかな(笑」
「亜弥ちゃんそのキショイのとちょこっと話させてやれば?」
「矢口さーん♪」
「うわっオイラに懐くな!キショッ」
「うーん・・・一応みきたんの腐れ縁だしなぁ・・・みきたんいいの?」
「亜弥ちゃんが良ければ・・・まぁ美貴も梨華ちゃんと腐れ縁だし」
「んじゃ、いいよ・・・もう逢えないかもだし話してきなよ」
「亜弥ちゃんありがとうー♪」
「いいよ、石川から5万ほど後でもらうから」
「・・・んじゃ、さっきみたくオイラの部屋で話せば?場所わかるだろミキティ」
「あ、はい。んじゃ亜弥ちゃん待ってて、さくっと終わらせるから」
「はいはい・・・石川、変なこと考えんなよ?」
「ミキティ、梨華ちゃんに手ぇ出すなよな」
「よっちゃん、ありえねーって(笑」
リビングから出て行くとき柴ちゃんからボソッと美貴に一言
「ウソつき」
- 188 名前:こんにちは、さようなら。 投稿日:2006/06/27(火) 17:31
- ちょっと睨んでるその目に向って美貴はニッコリ微笑んで呟く。
「何もしないよ?」
そう行って2階の矢口さんの部屋に向った。
美貴からは何もしないよ?だからウソじゃない。
部屋に入って速攻で梨華ちゃんが美貴の股間の方に手を持っていった・・・
「・・・美貴ちゃん何かついてる///」
「ん、今・・・男だからさぁ」
梨華ちゃんは美貴のソコを掴んだまま揉み始めた・・・
「ちょ、梨華ちゃん?///」
「・・・亜弥ちゃんと子作りに励んでるって本当?」
「あ〜〜・・・まぁ、なんつーかデキるかどーかわかんないけど」
「!美貴ちゃんのココ硬くなってきたんだけど///」
ジーパンはいたままこの状態になるとキツイなぁ・・・
「や、梨華ちゃんがこんな風にしておいてそれはないでしょ///」
「美貴ちゃん股間膨らんでるよ///」
「えっと、こういう状態になったんで1発抜いてから行くから先降りてて?」
「え〜?アタシと会話ってコレだけぇ??」
「梨華ちゃんがしたいのは会話じゃないでしょ」
「わかってるじゃない♪アタシも美貴ちゃんの子供欲しいなぁ・・・なんて」
「ハイ却下!よっちゃん泣くよ?」
- 189 名前:こんにちは、さようなら。 投稿日:2006/06/27(火) 17:38
- 「ひとみちゃんとじゃ子供デキないもん」
「美貴ともデキるかわかんないじゃん?」
とか話してる間にまた梨華ちゃんが美貴の下半身の方に手を・・・?
カチャカチャ
「ちょいと石川さん何してるんですか?」
「ベルト外してるの」
「何する気ですかぁ?」
「美貴ちゃんとえっち」
「それはダメ(柴ちゃんと亜弥ちゃんと姉妹になるし)」
「え〜〜〜・・・あ///」
そんなこんな言ってる内に梨華ちゃんが美貴のズボンを下ろし
パンツまで下ろして・・・そそり立つ美貴のモノを見て頬を染めた。
「美貴ちゃん何コレ///」
「知ってるでしょ?美貴のアソコですよ、アンタが大きくしたんだから」
「いや〜何?先からちょっと何か出てるよ?///」
「知らない美貴もまだまだ扱い慣れてないし・・・ゴムは1個しか取ってこなかったな・・・」
「何?」
「いや、あ、ティッシュあるじゃん良かった」
「だから何が?」
イマイチこの状態を理解してない石川さん・・・困るんだよねムダに出しちゃうと・・・
- 190 名前:こんにちは、さようなら。 投稿日:2006/06/27(火) 17:47
- 梨華ちゃんが興味本位でさわってきた・・・
「!あ、いいかも・・・」
「え?あぁ、触ると気持ちいい?///」
「うん」
「じゃあ、触ってあげる♪」
「それよりも・・・」
「なぁに?」
「口でして?」
「え?口?あ、アタシが舐めるってこと?///」
「うん、くわえて?」
梨華ちゃんは顔真っ赤・・・初めてだろーな男性経験ないまま口でするとか・・・
しないならしないで美貴は独りで抜いてとっとと帰りますけど?
とか鬼畜なこと考えてたら目の前にあったハズの梨華ちゃんがいなくて
下半身にすごい心地よい感触!!
梨華ちゃん膝ついて美貴のアレに合わせてかがんでしゃぶってくれてるよー///
うわぁ・・・何かスゲー・・・やっぱこいつエロだな・・・
しかも初めて?だよねにしては上手くない?美貴が感じやすいだけ??
「・・・美貴ちゃんの、熱いよ///」
「梨華ちゃん・・・美貴イク時あの・・・出るからティッシュ用意してた方が・・・」
「いいよ?美貴ちゃんが出すのならアタシ・・・平気だから///」
・・・梨華ちゃん、マジかよ///
- 191 名前:こんにちは、さようなら。 投稿日:2006/06/27(火) 17:56
- そのまま、再び美貴のアレをくわえて舌先を使って梨華ちゃんは色々口内でやってくれた
「・・・梨華ちゃん、美貴もうそろそろイクけど///」
美貴のをくわえたままコクンって頷いた今の動きが美貴のアレにかなりキた!!
「〜〜っあ///」
トクンッ
「・・・」
「あー、ヤッベ、マジ良かった・・・梨華ちゃん大丈夫?」
「ゴクッ」
「え・・・あ、えっと///」
「・・・美貴ちゃんいっぱい・・出した、ね零しそうだったよ、も〜///」
「いや誘ったのも勝手に飲んだのも全部梨華ちゃんだし」
「アタシの胸はさわらないの?」
「別にいい、亜弥ちゃんいるし(触ったら歯止め気かなさそうだし)」
「・・・美貴ちゃん冷たいっ!(泣」
「前からじゃん?死体だもん冷たいよ(笑」
「あ、でも本当は美貴ちゃんとえっちしたかったなぁ〜」
「よっちゃんに悪いし(時間があれば挿入しても良かったけど、いやむしろヤリやい)」
「そうだね美貴ちゃんは亜弥ちゃん一筋だもんね・・・」
- 192 名前:こんにちは、さようなら。 投稿日:2006/06/27(火) 18:03
- 「ん?そうだよ美貴は亜弥ちゃん愛してるもん♪」
「アタシ浮気モノだなぁ・・・」
「そうだね」
「美貴ちゃんがさせたんじゃない」
「別に美貴は特に強制はしてないもん」
「口でしてって言ったくせに///」
「強制はしてないじゃん、断れば美貴独りで抜いてさっさと帰ったし」
「やっぱり美貴ちゃん冷たい・・・」
「早く下行こう、亜弥ちゃんと本番できなくなるじゃん」
「美貴ちゃんの鬼・・・」
「そんな美貴が好きなんて梨華ちゃんもバカだね」
「ひとみちゃんも好きなんだけどね・・・やっぱり美貴ちゃんが好きすぎてバカみたい」
「マジ、よっちゃんに同情だな・・・」
「だぁって、いいじゃない?初恋は報われないっていうし」
「そう?亜弥ちゃんとよっちゃんは報われたっぽいけど?」
「アタシひとみちゃんはフリ続けたんだけどね〜」
「美貴その頃、ごっちんと超仲良かったよ、今も仲良いけどね♪」
二人で文句言い合いながらリビングに戻った・・・
- 193 名前:こんにちは、さようなら。 投稿日:2006/06/27(火) 18:13
- リビングに戻ると・・・相変わらずシゲ対亜弥ちゃんしてたり。
よっちゃんが矢口さんと語ってたり・・・って今日は夏子さんいないんだな。
「みきたん、シゲピンクがウザイ」
「違うの逆なの、松浦さんが未だにこのネタふるの」
「絵里はムリと観戦♪」
「うへへ〜♪」
「あ、田中さっきはごめんね」
「・・・別にもういいっちゃ」
「藤本さん、れーなも自分が悪いって反省したんだよ〜」
「絵里いちいち言わなくていいけん!」
吠える田中の頭を軽く撫でて亜弥ちゃんに帰ろうと言おうとしたら・・・
「美貴、アンタ絶対何かしたでしょ?」
「柴ちゃん美貴は何もしてないよ」
「ウソだね、絶対何か・・・って、は?今『美貴は』って・・・」
「まぁ、ご想像に・・・あ、でも柴ちゃんにしたことはしてない」
「・・・アンタねぇ///」
「つーかマジで美貴は何もしてないよ?するわけないじゃん今夜が勝負なのに」
柴ちゃんは一息・・・いやため息?ついて美貴に「耳貸して」って・・・何?
!!///
「感じた?お返し(笑」
「〜〜〜〜っ////」
耳の中に柴ちゃんの舌が入ってきて・・・意表をつかれた&不覚にもスゴイ感じてしまった。
- 194 名前:こんにちは、さようなら。 投稿日:2006/06/27(火) 18:26
- まぁ、その「お返し」って笑った柴やんの笑顔とか声が可愛かったから
こういう仕返しならいつでもOKよ?とか思ったけど。
「亜弥ちゃん、そろそろ帰るよ・・・ってどうする?ホテル」
「あ、そっかぁ・・・」
「え?何ミキティ達ラブホ行くの?」
「それは昨日行ったんで今日はホテルのスイートとか行こうかなって」
「マジで?ミキティ金持ってんだなーゾンビなのに・・・」
「矢口さんゾンビって・・・間違っちゃいないけど」
「後藤さんアタシが好きそうな夜景が綺麗なスイート知らない?」
「んあ?後藤よりよしこや柴ちゃんのが知ってるんじゃ・・・」
「よっちゃん知ってそうだけど?」
「え?普通のスイートとかって大昔中学ん時OLか女社長と行ったよーな」
「吉澤さん良いホテル知ってます?」
「ウチの場合、場所とか相手が車とかでホテルの名前とか覚えてない」
「使えねーなぁ、よっちゃん」
「うるせーよエロティ」
「何だまた美貴の名前のカケラもないその名前は(笑」
「田中にセクハラしてたじゃねーか(笑」
「なんか美貴それ海の生き物っぽくない(笑」
「みきたん、それはマナティ!」
「あぁ無意識によっちゃんとノリで無駄話をしてしまった・・・」
「うーん・・・みきたんアタシの部屋帰ろうか?」
「え?いいの??」
「うんラブホは楽しめたし♪」
「美貴は亜弥ちゃんがそれでいいなら・・・美貴も亜弥ちゃんチがいい♪」
「出た!ノロケ」
「何ですか矢口さん」
「い〜や〜別に〜お前ら時間ないんだろ?早く帰って励め♪(ニヤニヤ)」
「ちょっ・・・そんな露骨に・・・!!」
「みきたんごめんアタシが今夜が勝負とか言ったから」
周りの皆の笑顔がなんとなく「今からヤるんだーふーん」みたいな顔で
なんかムカついた・・・
- 195 名前:こんにちは、さようなら。 投稿日:2006/06/27(火) 18:33
- 「まぁ、そういうわけでアディオス諸君!」
「アタシは来週大学行くから・・・」
「んあ、送る?」
「ありがと、ごっちん大丈夫だよ(スケボーでしょ?)」
「あ、みきたんご飯とか食べて帰る?」
「うん、今日は焼肉食べていい?ホラ精力つけなきゃじゃん」
「〜〜〜〜〜許す!ハイスピードで食べてね」
「うん♪」
「「じゃあ、お邪魔しましたぁ〜♪」」
バタン
「何だ結局ノロケて帰ってたな・・・オイラんチに何しに来たんだ」
「本当にナニしにきたんでしょうね〜」
「柴ちゃん・・・そんなに嫌そうじゃない、むしろ嬉しそうなのは何故?」
「いやお返ししたんで(ニヤリ)」
「こんな毒もってそうな柴ちゃんオイラ初めて見た・・・(怖っ」
「え?柴ちゃんやっぱり美貴ちゃんと何か・・・」
バシッ
「何もない!!」
「ひどぉ〜い!頭叩かないでよぉ(泣」
「「「「「「「「「「キショッ」」」」」」」」」」」
- 196 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/06/27(火) 18:35
- はい、ひとときの『こんにちは、さようなら。』でした。
ミキティ、柴ちゃん好きねーw
- 197 名前:いただきます。 投稿日:2006/06/29(木) 15:46
- 矢口さんの家から帰る途中にある焼肉屋さんに入った。
遠慮なしにガツガツ食べて・・・美貴的に1年ぶりでしたし・・・
店員さん、ましてや亜弥ちゃんにも引かれてて
美貴もその視線とか気づいてたけど無視して食べたいモンをガンガンんね。
はい、いっちゃってたんですよ・・・
もういっちょレバ刺しいって・・・カルビから行くかとか・・・
思って店員に注文したらば
「・・・あのスイマセン、店の肉で残ってるのセンマイくらいで・・・」
「はぁ?ここ焼肉屋なのにセンマイだけって何??(怒」
「みきたん落ち着いて・・・」
「いえ、あのお客様牛一頭は多分食べていらっしゃるかと・・・」
「えぇ!みきたん食べてるとは思ったけど、そんなに!?」
「何?この店は牛一頭分の肉しか置いてないわけ?(怒」
「いえ、あの・・・もう閉店間際でしたし・・・あの・・・(泣」
「ったく全然喰べたりないんだけど・・・」
「みきたん、帰りに何か買って帰ろう?ね?(汗」
「ん〜〜〜・・・そうだね時間ないし、もっと在庫置いとけよ・・・チッ」
「スススススイマセン!(泣」
アタシは店員さんに少し同情した・・・みきたんはケモノだったもん。
何?あの肉の食べっぷり??そんなにお肉食べたかったの・・・。
みきたんはお肉絡むとヒトじゃなくなるね・・・(遠い目)
「亜弥ちゃん何ポケーッとしてんの、会計済ませたからとっとと行くよ」
「あ、あぁ、うん待ってみきたん!」
アタシは店員さんに軽くスイマセンって思いながら頭を下げて店を出た。
- 198 名前:いただきます。 投稿日:2006/06/29(木) 15:56
- 「美貴さー1年ぶりだしその分取り戻そうとさー」
「うんうん、みきたんはもっとお肉食べたかったんだよね」
「うん」
「明日・・・も行こっか焼肉」
「そのつもりだよ?でもやっぱ男の美貴のが食欲旺盛なのかね」
「・・・そうだと思う(牛一頭)」
「やっぱり焼肉は亜弥ちゃんの言うとおり元の美貴に戻ってからが良かったかぁ」
「うーん・・・そうかもね、でも同じだったかも」
「ん?そう??そーかもね(笑」
「店員さん可哀相だったよ」
「だって焼肉屋に肉ないってフザケてんじゃん」
「みきたんが食べつくしたんじゃない?」
「美貴達以外にもお客いたし」
「アタシはあまり・・・いやほとんど食べれなかったし・・・」
「え?あ、そうだっけ??亜弥ちゃんも食べなきゃダメじゃん」
「(取ろうとしたの全部みきたんに取られたんだけど)」
「んじゃ、コンビニで何か買って帰ろ」
「うん」
「あ、どーする?亜弥ちゃん部屋行く?美貴の部屋行く??」
「男の子みきたんから女の子みきたんに変わるし・・・アタシの部屋にしよ」
「美貴も久しぶりに愛の巣に戻りたいし♪」
今夜はスイートの予定が結局アタシの部屋。
いいんだけどね、だってコレでキちゃったら最高じゃない?
- 199 名前:いただきます。 投稿日:2006/06/29(木) 15:57
- ◇
- 200 名前:いただきます。 投稿日:2006/06/29(木) 16:05
- ガチャッ
「「ただいまー」」
「「おかえりー」」
・・・。
「美貴達やっぱバカみたいだね(笑」
「みきたんは本当おかえりだよね、1年ぶり?」
「だね・・・美貴の部屋は?」
「特に変わってないよ、みきたんの服も家具も」
「そっかぁ嬉しいね♪」
「お風呂・・・みきたん一緒に入る?」
「・・・いい、美貴すぐその気んなるから///」
「別にアタシはお風呂でしてもいいけど・・・みきたんのぼせるからね」
「うん///」
「先入っていいよ?アタシ、その間おにぎり食べとく」
「そう?んじゃパパッとシャワーとか済ませてくる」
「焼肉食べたし歯磨きもちゃんとね」
「わかってるよ、皆美貴のこと子供扱いして」
実際、みきたん子供じゃんと思うが黙っていてあげた。
精神年齢アタシより低いよ、たんは・・・年上っぽくないもん。
アタシにだけ甘えてほしいけど・・・あ、でも、りしゃこちゃんをおんぶしてたのは
嫉妬とかなくて普通に無邪気だなぁとか思ったけどね、可愛いねみきたんは。
- 201 名前:いただきます。 投稿日:2006/06/29(木) 16:17
- 二人のウエディングのアルバムをみきたんお風呂中に見て
一人でニヤニヤしてるアタシ・・・にゃははは♪
今日は皆に披露できて良かった良かった♪♪
愛ちゃんとかガキさんに「あーし達も結婚できるんかの」とか。
ガキさん真っ赤になって困ってたなぁ。
でもガキさんが愛ちゃんを今はらませてアタシと同時期出産とかいいなー。
愛ちゃんと二人で妊婦同士語れるじゃん?
子供産まれたら一緒に遊びにとか楽しそうだし・・・。
ガキさんも期間限定で男の子になっちゃえばいいのに。
ガキさんの男の子バージョン・・・童顔の可愛い男の子?
それでもってしっかりモノとか。
外見だけ大人っぽい愛ちゃんとのギャップでいいカンジじゃない??
「亜弥ちゃん何ニヤニヤしてんの?(怖い)」
「あ、みきたん、早いね」
「パッパって済ませるって言ったじゃん・・・つか美貴、着替えが///」
「どうせ脱ぐからいいんじゃない?タオルも巻かなくてもアタシしかいないし」
「いやいやいや、そのままだと絶対凝視するでしょ、ヤだ///」
「照れ屋は相変わらずだね・・・アタシもお風呂サッと済ます時間ないし」
「うん、ないねー・・・今10時半だからあと1時間半でシンデレラ美貴になるよ」
「シンデレラ・・・狼じゃないの(笑」
亜弥ちゃんが笑いながらお風呂に行ったんで残された美貴はウーロン茶飲みつつアルバム鑑賞
- 202 名前:いただきます。 投稿日:2006/06/29(木) 16:29
- あぁ、そういえば念願といえば念願の・・・柴ちゃんとヤッちゃったんだ///
しかも男の美貴で、男だとすぐヤレて楽・・・いや女でもすぐヤレるか。
亜弥ちゃんと外でとかしたかったなー。
アオカンってヤツね。
美貴、外ではしたこと・・・あ、あったか。
アヤカの友達で美貴の内緒のセックスフレンドみたいな関係な、まいちんと。
3人で海行った時に海の中でまいちんにヤラれちゃったんだけど。
アレもアオカンっちゃアオカンだわなー。
AVだって・・・まいちんがよく借りてきて見ながらヤッたり。
こう考えるとアヤカとも何度かヤッたけど皆知ってたのかなぁ?
アヤカは鈍くなさそうだし・・・まいちんとかズバズバ言いそうだし。
昔の乱れてた時代の話はともかく柴ちゃんとヤレて良かったー達成感?みたいな
その後に梨華ちゃんから誘われたり・・・美貴って今日何回イッたんだ・・・。
亜弥ちゃんにバレたら梨華ちゃんは殺されるな・・・。
柴ちゃんは美貴から仕掛けたし・・・梨華ちゃんは自分からしてくれたし。
今日すでにお腹いっぱいなんだけど。
でもラストスパート、男・美貴としてはこれからですよ。
肉もとりあえず食べたし・・・ってか本当にデキるのか?
心の中で月の王子に聞いてみる。
『虎ー』
- 203 名前:いただきます。 投稿日:2006/06/29(木) 16:42
- 『トラ、トラ、トラ』
―恋は一途♪―
『は?何言ってんの?』
―俺様の歌があるんだよ、で?今度は何―
『あのさー、今の美貴って男じゃん亜弥ちゃんと子供デキる?』
―アレ?そのつもりで男にしたんだけど―
『・・・はぁ!?』
―えーっと・・・デキる可能性はあるというか・・・ちゃんとした?―
『ちゃんとって・・・生でってこと?中出し?』
―そういうことかな・・・下手な鉄砲数打ちゃ当たるんじゃないか―
『下手とか・・・失礼な・・・じゃあ亜弥ちゃんと美貴の子デキるんだ?』
―俺様は産婦人科じゃないし、そこまでわからんけどデキるかもな―
『かもねぇ・・・デキてほしいんだけど』
―それはお前達次第だろ?あぁ、亜弥ちゃんは今・・・デキそうな体調だよ―
『アンタ、もしかしてそこまで考えてこの時期に美貴を復活させた?』
―だって美貴は他の男とか誰かと亜弥がつき合うのイヤなんだろ―
『・・・イヤだけど』
―美貴との子供いたらその子が1番になるかなとか思って。それに―
『それに?』
―いや、何でもない・・・今日まででいいんだろ?明日戻さない方がいいか?―
『いやいい、元の美貴がいいよ・・・男も楽しいけど』
―んじゃ、あと少しで戻るんだからガンバレな、じゃ―
『・・・がんばるよ』
どうやら月の王子が美貴を男にしたのはコレが目的だったっぽい。
っぽいってかそうだな、想定内ですか予想通りですか、ちょっと恥ずかしいね。
- 204 名前:いただきます。 投稿日:2006/06/29(木) 16:53
- 「みきたんお待たせー」
「あぁ、亜弥ちゃ!?何さっそく??///」
「え?あぁ、別にいいかなってみきたんも裸だし」
「いや、そうですけど・・・いきなりマッパとか美貴が恥ずかしい///」
お風呂から出てきた亜弥ちゃんは身体を拭いてそのまま素っ裸で出てきたんです
「はいはい、みきたんアタシの部屋行くよ、後1時間あるかないかじゃん」
「・・・///」
「その無言で顔・・・全身真っ赤はやめてよ〜にゃははは♪」
「にゃはは♪じゃないよ///」
「あぁ、でもやっぱりココは正直だね・・・みきたんタオル盛り上がってるよ♪」
!////
腰に巻いてたタオルは美貴より正直な下の美貴が頭を上げて股間部分が強調されてた
「〜〜〜〜〜っ早く亜弥ちゃんベッド行こ///」
「今更照れなくていいし」
「もう、早く時間ないんだから・・・」
文句を言おうとした美貴を亜弥ちゃんが唇で塞いで遮った
「///」
「うん、時間ないね・・・みきたん、しよっか」
こんな時の亜弥ちゃんの笑顔は反則だと思う・・・何も言わせないもん。
美貴が逆らえないって知ってる笑顔だもん。
- 205 名前:いただきます。 投稿日:2006/06/29(木) 16:54
- ◇
- 206 名前:いただきます。 投稿日:2006/06/29(木) 17:09
- タオルを取ると美貴のはいつでもOK状態。
それをマジマジと見る亜弥ちゃん・・・
「みきたんのコレも見納めかぁ・・・写メっとく?」
「いやいやいや、お願いやめて?///」
「そう?じゃ、やめとく・・・口でしよっか?」
口で・・・今日梨華ちゃんがしてくれたんだよな・・・。
ちょっと梨華ちゃんの後とかイヤだよね、バレたら亜弥ちゃん血管キレるよね・・・
「・・・今日は口はいよ、それより早速入れてもいい?///」
「珍しい・・・アタシはいつでも大丈夫だよみきたん♪」
「あ、ゴメンちょっと我慢できないかも///」
「え?」
「ごめん///」
亜弥ちゃんの雰囲気が美貴の理性を破壊した。
白い胸に吸い付いて身体をむさぼり喰う・・・
表現的にそんな感じ、美貴は亜弥ちゃんを喰べてた。
ケモノだなって自分で思っちゃったよ。
亜弥ちゃんの唇を塞ぎ濃厚なキスをしながら亜弥ちゃんのソコへ
美貴のアレを入れる・・・ゆっくりじゃなく本能のままに
時折遮る唇から漏れる亜弥ちゃんの声がさらに美貴の性欲を刺激する
「・・・った、ん・・・」
美貴はアレを入れ腰を激しく振るお互いが一体になってグチャグチャで・・・
気持ちよくて何が何だかわからないまま1回めのえっちは終わった
- 207 名前:いただきます。 投稿日:2006/06/29(木) 17:21
- 終わった後グッタリなって亜弥ちゃんの上にいるのが気持ちよくて
そのまま乗っかってた・・・
しばらくして亜弥ちゃんが口を開いた
「今夜のみきたん・・・違う・・・///」
「・・・そっかな?何がぁ///」
「何か・・・情熱的///」
「あー・・・最後だし、亜弥ちゃん美味しいし///」
「・・・みきたんアタシ食べまくりだよね」
「亜弥ちゃんの方が美貴を攻めてた気がするんだけど?」
「あぁ、そうかも・・・みきたん今ので疲れたでしょ?」
「いや別に・・・」
「うんうん、じゃあ次はアタシがヤッてあげる♪」
「え・・・美貴が下?」
「うん♪あ、その前にさぁ69って言うの?してみたいけど」
「亜弥ちゃんドコで覚えたの///」
「にゃはははは♪吉澤さんが今日ヤったって聞いてきたから」
「・・・アイツ余計なことを・・・///」
「頭反対になるんだっけ、みきたんもアタシのヨロシクね」
そう言って亜弥ちゃんが体勢を変えた・・・
あー、やっぱヤるんですか、いいですけどね。
美貴的には女の時と同じことするワケだし。
!!
油断してたら急に股間に心地よい刺激がキタ・・・///
亜弥ちゃんはすでにしちゃってるみたいなんで
美貴も亜弥ちゃんのソコを舐めようかと思います///
やべ、亜弥ちゃんのソコから股間にかけて美貴の出した白いのが少し流れてた
自分の出したモン見るのも恥ずかしいね///
- 208 名前:いただきます。 投稿日:2006/06/29(木) 17:30
- あぁ、美貴がそんなこと考えてる間に亜弥ちゃんが美貴のを・・・って出しちゃダメじゃん!
亜弥ちゃんの中で出さないと!美貴も亜弥ちゃんのソコを舐めるけど
すっごい・・・いいカンジもうコレに美貴のアレ入れていいでしょ?
「亜弥ちゃん・・・美貴もう出しそうイク///」
「・・・ふぇ?みきたん、出すならアタシの中だよ!」
「うん、亜弥ちゃんちょっと持ち上げるよ」
「きゃ///」
美貴の下半身の方を向いてた亜弥ちゃんを抱っこして座った状態で
唯一勃ってる美貴のアレを亜弥ちゃんのソコにゆっくり挿入。
お互い向き合って座ってる状態・・・///
ちょっと美貴はキツイけど亜弥ちゃんも自分から上下に動いてくれて
美貴も亜弥ちゃんの胸とかメチャクチャ揉みまくりで
この体位もいいなぁとか・・・
考えてる間に絶頂に達しちゃって・・・まだ美貴のアレは入ってて繋がったまま
お互い抱きしめあった・・・今夜も濃いえっちかも///
「・・・亜弥ちゃん慣れてる///」
「みきたんで練習したから♪」
「練習〜〜〜!?本番じゃん///」
「にゃははは♪そうだね〜♪♪」
- 209 名前:Good Byeミキ男 投稿日:2006/07/01(土) 19:31
- ◇
- 210 名前:Good Byeミキ男 投稿日:2006/07/01(土) 19:42
- ・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
「・・・亜弥ちゃん、美貴達・・・何回した?」
「・・・わかんない・・・みきたん凄いんだもん」
「ん〜〜〜美貴眠い」
「寝ていいよ、みきたん・・・もうそろそろ日付変わるし・・・」
アタシの上に乗ったままうつぶせになったままの、みきたんから返事がない・・・
もしかして・・・そっと顔を上げてみたら爆睡してた・・・
短時間で沢山したもんねー普通にしても終わったらすぐ寝るし。
みきたんは動物だ、うん、ケモノだよケモノ。
アタシも眠いっちゃ眠いんだけどね。
みきたんアタシの上にいるからね、動かすのもなんだか可哀相で。
眠ったばかりだし・・・とかをみきたんの頭撫でながら考えてたら・・・
フッ・・・て・・・・?・・・アレ・・・?
一瞬みきたんが輝いて・・・アタシにっかる重さが少しだけ軽くなった。
もしかして!?
寝ているみきたんの顔をもう1度今度はそっとじゃなく急いで上げて見てみた
- 211 名前:Good Byeミキ男 投稿日:2006/07/01(土) 19:53
- 少し乱暴に見たみきたんは元の・・・女の子の藤本美貴で、本物のみきたん!!
しかも寝顔が半目〜〜〜!!
これですよ、アタシが待っていたのはこの愛しいみきたんです!!
身体も女の子に戻ったかアタシの横に下ろしながら確認したけど・・・
一応・・・女の子かな?くらいの胸があって。
下半身に触れてみたけどそこにはもうアレはなかった。
「本当の本当におかえり、たん♪」
起こさないくらいの声で呟いてみきたんにそぉっと口づけて
そのままアタシもみきたんを抱きしめて眠った。
1年ぶりのみきたんは愛しくて愛らしくて・・・
起きたらまたいなくなってたらイヤだなって思って。
ギュッってね、もう合体するんじゃないくらいギュッ〜って抱きしめて
そこにいるみきたんを確認しながらなんとも言えない幸福感に包まれて眠った。
起きたら、みきたんアタシに何て言うのかな?
みきたんの声でアタシの名前呼んでくれるのかな?
早く朝が来ればいい、そうすれば仮の姿じゃない
本物のアタシの愛する姿のみきたんが鋭い目つきでアタシを射るハズ。
男のみきたんも良かったけど、やっぱり・・・
- 212 名前:Good Byeミキ男 投稿日:2006/07/01(土) 20:07
- ・・・朝起きたら、亜弥ちゃんの顔がすぐ横にあって
どうやら美貴は抱きしめられて眠ってたみたいで・・・
動きたいんだけどかなりキツク抱きしめられて身動きできない。
こういう束縛は全然イヤじゃないけど。
むしろOKですよ!
亜弥ちゃんは美貴の名前を時折寝言で呟くし・・・
これがまたカーワイイんだぁ!へへへ・・・♪
あ!やば・・・こんなまた近くだと美貴の下の美貴が・・・アレ?下の・・・
ん?そういえばもう水曜日の朝だけど美貴、女の子に戻った?
戻ってる・・・よね、多分。
わかんないけど亜弥ちゃんに抱きしめられて動けないし。
気持ち良さそうに寝てる亜弥ちゃんに悪いが起こしちゃおう・・・モーニングコールです。
「亜弥ちゃん、朝だよー」
あ!美貴の声だ!!男の美貴じゃなくて本物の美貴の声だ!!
おもしろいね〜自分の声出すのも1年ぶりですかぁ。
しかも第一声が「亜弥ちゃん」とか・・・美貴かなり亜弥ちゃん好きだね。
でも亜弥ちゃん起きないし。
この抱きしめられた状態も別にいやじゃないけど。
・・・まぁ、いいか亜弥ちゃん起きるまで美貴は大人しく亜弥ちゃんに抱かれておこう。
なぁんか飼い主さんに抱っこされる犬や猫の気持ちわかる感じ?
あ、ちょっと違う?いいの、亜弥ちゃんは美貴のご主人様だから(笑)。
そのままニコニコで亜弥ちゃんが起きるのを待つこと2時間。
・・・亜弥ちゃんはまだ起きません!美貴は身体動かしたいです!!
もう起こします!全く、美貴が大人しくしてりゃ〜・・・
- 213 名前:Good Byeミキ男 投稿日:2006/07/01(土) 20:18
- 「亜弥ちゃん、起きてよ〜〜」
まだ起きない、もう亜弥ちゃんを身体からはがして・・・
ペチペチと亜弥ちゃんお頬を叩きながら
「起きないとキスするよ?起きるまでキスするよ?」
起きない・・・いいやモーニングキスね。
眠ってる亜弥ちゃんの可愛い桜色の唇を奪う。
そのまま離さず無防備な唇に自分を舌割り込ませる・・・
あぁ、気持ちいいー・・・男の時とはちょっと感じが違うかも。
えっち好きだけどキスが1番好きかなー・・・
眠り姫・亜弥ちゃんに激しいキスをする美貴は魔法が解けて王子じゃないけど。
でも亜弥ちゃんの王子は美貴だと思うから。
それでいいのだ、これでいいのだ。
しかし・・・起きないなぁ〜・・・!
いつのまにか首に手を回されて亜弥ちゃんからも舌を絡ませてきて・・・
起きてるじゃん、いつ起きたよ・・・抵抗しよーぜ?////
ゆっくり唇を離してから亜弥ちゃんの顔を見た・・・うわ!嬉しそう////
「おはよ・・・亜弥ちゃん眠りすぎ///」
「みきたん大好き♪」
「わぁっ////」
また抱きしめられた・・・嬉しいですけどね、やっぱ美貴達って裸族ですね////
- 214 名前:Good Byeミキ男 投稿日:2006/07/01(土) 20:30
- 「みきたんが昨日眠ってからちょっとして元のみきたんに戻ったよ♪」
「・・・へー美貴昨日疲れちゃってたから(ヤリすぎて)」
「うん、すぐ眠っちゃたもんね。アタシの上で」
「亜弥ちゃんの上気持ちいいの(胸が当たってねー)」
「乗っかられたままだとアタシ眠れないからさ、あぁ!みきたん!!」
「何?やっぱ可愛い女の子な美貴のが好き?(笑」
「うん!やっぱコレでなきゃ!!」
「そう?起きたら・・・下のモノなくなってちょっと寂しいような」
「・・・胸は前と同じだよ」
「知ってるよ!死んでたし成長してたら怖いよ!!」
「あぁ、ごめん、みきたん胸ナイの気にしてたんだ?」
「ナイとか言わないでよ、あるじゃん、ホラ!」
「・・・夏焼ちゃんとか小春ちゃんのが全然あるっぽい・・・」
「・・・亜弥ちゃんってさりげなく美貴いじめるよね」
「さりげなくかなぁ?堂々と可愛がってあげてるつもりなのに♪」
「ムカつく////」
「そんな顔で言われても全然怖くないよ、みきたん可愛い♪」
「・・・犯すよ?」
「大丈夫、合意だよ合意♪みきたんはアタシを無理矢理どうこう無理♪」
「やっぱりムカつく////」
元の姿の美貴は亜弥ちゃんと同じくらいで亜弥ちゃんの腕に納まって。
やっぱり元の姿がいいなと思ったり、でもねー・・・アレを口でしてもらうのが良かったなぁ。
ちょっとソコだけもったいないかなとか(苦笑
- 215 名前:Good Byeミキ男 投稿日:2006/07/01(土) 20:31
-
- 216 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/07/01(土) 20:32
- ちょこっと更新。
- 217 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/07/01(土) 22:57
- やっと元に戻りましたね!
残りをどうやって過ごすのかな?
更新乙です。
- 218 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/07/02(日) 21:32
- >>217さま
はい、やっとこさ元に戻りました。
更新しますです。
- 219 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/02(日) 21:33
-
- 220 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/02(日) 21:41
- 美貴の使ってた部屋はほとんどさわってないから
自分の部屋から着替えをとってきてそれを着けた。
やっぱり、自分の服〜ってカンジ。
隣の虎が用意してくれたメンズの服はどうしよ・・・
「みきたん、お腹空いてる?」
「え?あぁ、うんメチャクチャ」
「・・・あまり食べ物が・・・昨日もそんなに買わなかったし・・・」
!
「亜弥ちゃん、美貴の・・・あの隣の部屋の冷蔵庫に食材ビッシリあったよ」
「へ?」
「中ね満タンってカンジ?飲み物もあったし」
「・・・みきたん生き返らせた人が?」
「そうだよ、美貴の部屋行こう♪」
「たん、今の言い方ダメ!みきたんの部屋はココでしょ」
「・・・へへへ、そうだね、うん///」
「でもまぁ、食べるモノはないんから美貴たんの仮の部屋行くよ」
「結局行くんじゃん・・・でも食べなきゃもったいないからね♪」
てなワケで美貴に戻ってるけど一応用意してくれた部屋へ亜弥ちゃんと向った。
- 221 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/02(日) 21:51
- といっても隣の部屋なんですけどね。
美貴が男の時に着ていた服から鍵を取って部屋に入った。
そして冷蔵庫の中身確認。
「・・・みきたん何食べたい?これだけあれば何でも作れるよ?」
「亜弥ちゃんが作ってくれれば美貴は何でも・・・」
「そういうのが1番困るんだって」
「んじゃ、ハンバーグ・・・」
「OK、それにチーズのっけるんでしょ?」
「よくわかってるねー♪」
「んふ♪だってみきたんの妻ですからぁ(笑」
「あ、そっか結婚したんだもんね・・・美貴が旦那か(笑」
「そうだよ、夕飯はベタに肉じゃがにしよっか?」
「うん♪」
「みきたんは本当にお肉大好きだね〜♪」
「肉より亜弥ちゃんのが好きだよ」
「・・・肉と比べないでよ・・・たん・・・」
「だって美貴、よっちゃんよりは肉のが好きだし」
「吉澤さん肉以下・・・みきたんって吉澤さん嫌いなの?」
「ぶぇぇつにぃ〜〜〜(たまに気に食わないだけ)」
こっちの用意してもらった部屋のクローゼットを開けたら・・・
服がメンズじゃなくて美貴好みのカジュアルなカンジのモノに変わってた。
やるなー月の王子・・・誉めたらきっと「ま・俺様だからな」って言うんだよ絶対。
- 222 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/02(日) 21:58
- 「みきたん、こっちの台所借りるよ」
「うん、好きに使って・・・飲み物も種類あるし、何か飲む?」
「ん〜〜普通にお茶ある?」
「あるよ、コップに入れるね」
「ありがと」
亜弥ちゃんの料理してる後姿を見て・・・新妻かぁ・・・と。
一人でニヤケちゃったり。
一緒に住んでたんだけどね・・・約3ヶ月間。
美貴はその間ずっと吐血ばっかしてたから・・・苦しい思い出のが強いかな。
亜弥ちゃんと一緒にいれたのはとても嬉しかったけどね。
コーラを飲みながら去年の今頃を振り返ってた。
〜♪〜♪
そして突然鳴る亜弥ちゃんの携帯。
「あ〜コレ後藤さんだよ、みきたん出て!今アタシ料理中!!」
「え?いいの、ごっちんなら出るけど・・・」
特に何も考えずに亜弥ちゃんの携帯を取った。
- 223 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/02(日) 22:06
- 画面には「後藤さん」と表示されている。
「ごっちん?」
『んあー・・・んあ!?』
「どうしたの?『んあ』じゃ美貴にはわかんないよ」
『ミキティだー(感涙』
「え?何?ちょっ・・・何で泣いてる?ごっちん??」
『んあぁ〜ミキティの声だー(涙』
あ、そうか昨日までの美貴は男だったっけ。
「えっと、そう・・・今朝、元の美貴に戻ったんだけどね」
『んあ、んあ、んあー』
「うん、感動はわかったからどうしたの?亜弥ちゃんに用事?」
『いやミキティに』
「あ?そうなの、何??」
『ミキティの後藤本・・・2巻になるんだけど『美貴の章』でいい?』
「は?何?タイトル??・・・じゃないかサブタイトル?」
『んあ、1巻は『真希の章』にするの。ごとーは『後藤』がいいんだけど』
「じゃあ、そうすればいいじゃん」
『編集長がねー・・・んあー』
・・・編集長????
- 224 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/02(日) 22:20
- 『内容が1巻が高1時の話で・・・序章とかでごとーメイン。
んで2巻からミキティの、ほら虎王が出てくるから・・・ミキティメイン』
「おぉ、それもちゃんと入れてくれたんだ」
『ミキティのノートにあるんだし、ごとーは本人に逢ったし』
「そういえば数少ない虎の本物の姿を見た人だね、ごっちんてば」
『んあ、ミキティと同じ蒼い瞳・・・なんとなく雰囲気も似てたねー』
「そう?」
『書いちゃったけごとー達のノンフィクション・・・手記を本にするから』
「でもまぁ、信じないと思うし・・・信じられても困るけどね」
『だね、ミキティとかこうして今話せるし・・・んあー(号泣』
「いやもう感動しなくていいし(苦笑」
『うん、このミキティの日記によると誰も虎王のこと覚えてないんだよね・・・まっつーも』
「そうなんだよね、美貴だけ・・・小春ちゃんはいつか迎えが来ると信じてるよ」
『あぁ、あのタレ目のコねー月の姫になるのねー』
「・・・ごっちんもタレ目じゃない?」
『いつも微笑んでるだけよー』
「そ、そうなのか?」
『んで編集長の夢里ちゃんが活かせるものは活かしましょうと』
「ほぉ」
『だから・・・表紙の写真ミキティどうしよっか?2巻ミキティ3巻ごとー&ミキティ』
「あー・・・それって急ぎ?」
『んあ・・・ごとーの二十歳の誕生日に発売予定だから・・・そんなには時間ない』
ごっちんの二十歳に発売、9月23日か・・・
- 225 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/02(日) 22:34
- 「ごっちん写真は・・・亜弥ちゃんに任せる一応美貴の家族にも確認・・・」
『もう、確認とった』
「早っ!」
『驚いてたよ?ミキティが手記、日記?書いてたことに』
「あー・・・ごっちんとかよっちゃんしか知らないもんねー」
『それで写真の件は〜?』
「えっと言ったよね?美貴一週間だけの甦りだって」
『んあ、あと・・・今日入れたら5日?』
「うん、そう。亜弥ちゃんに写真の件はお願いする・・・だから後5日待って」
『あぁ、うん別にそんなにマッハでってことじゃないし』
「美貴から伝えとくから・・・どんなのがいいとかある?」
『ん〜〜〜〜ミキティらしいのって言っててちょ』
「わかった」
『んじゃ、ミキティの声聞けて良かった、ごとーまた作業に戻るからー』
「大学ちゃんと行けよ(苦笑」
『んあ、ミキティと話すのもコレが最後・・・なのかなー』
「・・・そうなるのかな?まぁ、逢おうと思えば逢えるよ?あと5日だし」
『んじゃー・・・後藤のまとめた後藤本の原稿読む?』
「あ、読みたい!」
『んあ・・・二人の時間の都合がいい時に届けるよ、んじゃーねー』
「亜弥ちゃんと相談して連絡するね」
『んあ』
ピッ
生きてる内に後藤本が一気に読めるとはね・・・まぁ、読めるかまだわかんないけど。
「みきたーん、何の用事だった?」
「んー・・・美貴に用事だった・・・あ!美味しそう♪」
「まだ焼けてないよ、たん!ご飯ももうすぐで炊けるから、もうちょいね」
- 226 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/02(日) 22:51
- 「あ、亜弥ちゃんにさ、ごっちんが後藤本2巻の美貴の写真どれか選んで
ごっちんに渡してもらえるかな」
「あぁ、あの二人の本ね・・・うんみきたんの写真沢山あるし」
「えっとね、ごっちんが『ミキティらしいの』って」
「みきたんらしい?・・・ファンクラブで売ってたヤツとかのがいいのかな?」
・・・。
「はぁ?ファンクラブ????」
「アレ?みきたん知らなかったファンクラブあるの、吉澤さん後藤さんみきたんの」
「今知った、死んでから知った・・・」
「まぁ、皆こっそり活動とかしてたらしいし・・・」
「何写真とか売ってたワケ?」
「アタシはみきたんとつき合ってからその存在知ったし」
「それでまさか亜弥ちゃんも入ってないよね?」
「うん、アタシみきたんの彼女だし・・・だからって理由で気に入った写真貰ったけど」
「・・・それ奪ったって言うんじゃ・・・」
「いやー、アタシの入学前の高1の頃のみきたんとかさ、すごい孤高なカンジ?」
「何その孤高っての」
「写真は全部隠し撮りなんだけど・・・よく撮れてるなぁって思うとかね」
「隠し撮りとか怖っ!ちょっと美貴が見たいよ(笑」
「アタシのお気に入りはねー・・・意識してないんだろうけどカメラ目線のヤツがあるの」
「いや美貴そんなの知らないし」
「なーんかね、すっごく鋭い視線で無表情なの・・・カッコイイよ♪」
「美貴見たい!」
「アタシの部屋にあるから・・・はい、たん、ハンバーグできたよ♪お皿とって」
「わーい♪」
嬉しそうに食器棚にお皿を取りに向うみきたんは子供だ・・・子供そのもだ・・・可愛い!!!!
わーい♪とか!わーい♪とか・・・くぅ〜〜〜抱きしめたいなぁ。
でも今のアタシはフライパンにハンバーグさんがいるので手が空いてないの・・・
後でギュッてしてあげるからね、たん♪
- 227 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/07/02(日) 22:52
- ちょこっと更新。
ハンバーグ食いたい!
- 228 名前:mai 投稿日:2006/07/02(日) 23:03
- 一作目から読ませてもらってます!!
ミッキーティ♪さんの文章力に感動しちゃってます(>_<)
これからも更新楽しみにしてます☆
- 229 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/07/03(月) 15:05
- >>maiさん
ありがとうございます!
素晴らしきお言葉に作者感動ですm(_)m
ではでは更新しちゃいます!
- 230 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/03(月) 15:05
-
- 231 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/03(月) 15:15
- 「みきたん、熱いから気をつけ・・・」
「あぢっ!!」
「だからアタシが言ったのに・・・大丈夫?(笑」
「・・・美味しいけど、熱い〜舌ヤケドしたっぽい・・・」
「うそぉ、ホロちょっとこっちおいで、たん」
「う”〜〜〜」
不満気にアタシのところに素直にくるみきたん。
可愛いなぁ・・・ふふふふふ♪
「ちょっと見せて」
「ん・・・んぐ」
ヤケドとかどうか知らないけど舐めたら治るんじゃない♪
っていうかみきたんにキスしたかっただけなカンジ?にゃははは♪
みきたんの舌をアタシの舌で優しく舐めてあげてるんだけど・・・
「・・・亜弥ちゃん、美貴お腹空いてるのー///」
「アタシを食べる?」
「ハンバーグ食べる!」
そのまま真っ赤な顔したみきたんは席に戻って
さっきよりは熱くないハンバーグをご飯とガツガツモグモグ・・・
・・・みきたんに毎日ご飯作ってあげたいなぁ〜・・・
「亜弥ちゃん食べないの?すっごく美味しいよ??」
「え、あ、本当♪にゃはは、たんに見惚れてた♪♪」
「見惚れてていいけどその間に亜弥ちゃんのも美貴が食べるよ?」
「みきたん足りないの〜〜(汗」
「美味しいからさ、いくらでも入るよ♪(ニッコリ☆)」
あぁ、そのスマイルが犯罪級に可愛いよ!たーん!!
- 232 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/03(月) 15:27
- 「みきたんは焼肉もだけどハンバーグ好きだよね」
「手作りのが好き」
「・・・昔にアヤカさんに作ってもらったりしたんだ?」
「え?あぁ〜作ってもらった・・・かな?」
「いいよ、もう昔のこととかアタシ怒らないし、気にしないよ」
「アヤカとは外食のが多かったから・・・作ってもらったかな〜?」
「ちょっと待ってみきたん」
「ん?何??」
「アヤカとは・・・ってそれ以外の人にはあるんだ?」
「・・・ある(ヤベ、言わなきゃよかったー・・・)」
「ふーん、そっかぁ。みきたんは昔っからハンバーグ好きだったんだね」
「美貴オコサマ味覚だから・・・」
「味覚だけじゃなくみきたんはオコサマだけどねー」
「・・・美貴、亜弥ちゃんより年上だよ」
「うん、全然そう見えないけど」
「亜弥ちゃん・・・(泣」
「何?」
「・・・ご飯おかわり」
ガクッ
「あー・・・ハイハイ、アタシのハンバーグも少し食べる?(本当に子供だ・・・)」
「え、いいの?食べるー♪・・・あ!今日どうする?」
「食べてから考えよ、あと5日あるし・・・はい、ご飯」
「だね♪ありがと♪♪」
みきたんはご飯3杯おかわりして「美味しかった〜・・・腹八分ってカンジ」と笑顔で言った。
か〜〜わ〜〜い〜〜い〜〜!!!!
- 233 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/03(月) 15:39
- 食べ終わって一息お茶を飲んでくつろいでたら
「亜弥ちゃん、今日ごっちんが美貴に届け物持ってくるんだけど」
「届け物?うん、で?」
「いつ頃がいいかなぁって・・・」
「いつでもいいんじゃない?後藤さんなら今すぐにでも来てくれそうだし」
「確かに・・・」
「後藤さんとムリトニー仲良いんだよ、たん」
「ムリトニー良い子だし・・・ごっちんも気にいってるからね」
「ふーん・・・つき合ったりとかないのかな?」
「さぁ?ごっちんに聞けば??」
「でも後藤さんとムリトニーが恋愛関係って想像が・・・」
「アリっちゃアリじゃない?ただお互い恋愛する気なさそーだけど」
「だよね(笑」
ズキューン!ズキューン!ズキューン!
「!何?この音・・・?」
「あ〜〜石川からだ出たくないなー何の用だろ・・・」
「っていうか梨華ちゃんからだとこの着信音・・・銃声なの(怖っ」
「石川の声にヤラレる前の準備にたいなモンだよ、たん」
「・・・出ないの?」
「出たくないから大概放置して留守電聞くカンジ」
「そんなに梨華ちゃん好きじゃないのね(笑」
「うっとうしいの!優しくするとつけ上がるからね」
「梨華ちゃんの扱いわかってんじゃん(笑」
「わかりたくなかったよ・・・拒否ってもいいんだけどねー」
そのまま梨華ちゃんからの電話は取られることなく留守電に1件、石川と・・・
- 234 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/03(月) 15:55
- 「ほら留守電キタよ・・・全く何の用だ・・・」
再生
『あ、亜弥ちゃん?アタシ、梨華だけど・・・良かったらひとみちゃんと
亜弥ちゃんと美貴ちゃんでダブルデートしない?
美貴ちゃん女の子に戻ってるんでしょ?水曜日だしレディースディとか、ね♪
どうかなぁ?返事ちょうだいね、メールでもいいから、でね』
「・・・『でね』で終わってるとか気になるけど・・・ダブルデートねぇ・・・」
「亜弥ちゃん、何て入ってた?」
「石川が吉澤さんも一緒にアタシ達とダブルデートしようって」
「はぁ?却下、却下!」
「だよねメール打つよ『却下』の2文字で返信しとく」
「そうしてよ、冗談じゃないよ美貴死んで生き返ってよっちゃんに殺されたくないし」
「何かしたの?吉澤さんに」
「よっちゃんにはしてないし美貴もしてないけど、梨華ちゃんが」
「あぁ、納得!ヤツは昨日の様子見るとまだみきたんに未練があるみたいだね」
「いや未練って梨華ちゃんとはそういうことなかったよ(あったけど)」
「じゃあ、柴田さんとはあったんだ?」
「それは・・・関係なくない?(あったし昨日も・・・)」
「まぁ、別に柴田さんはアタシ的にはみきたんにアタシより早く会ってるし許せるの」
「・・・そんなもんなの、へー」
「でも石川はイヤなの!石川とみきたんがキスとかで石川は地獄行きだよ」
「梨華ちゃんとキスー・・・・・・・ないない(したな・・・それ以上も・・・)」
「柴田さんは百億万歩譲って許せるけどね」
「・・・それ、許してるの?」
「それに、吉澤さんとみきたんケンカしちゃうし」
「だね・・・あ!トリプルデートは??」
「ふぇ?誰もう一組・・・」
「ごっちんとムリトニー♪このメンツなら楽しそうじゃない♪」
「あ〜〜〜それなら、まぁ楽しそうかな・・・んじゃ愛ちゃんとガキさんも呼んじゃう?」
んん?ダブルデートとかじゃなく普通に皆で集まって遊ぶっぽくなってきたぞ?
- 235 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/03(月) 16:07
- 「つーかさ、今の時間って高校生とか授業だよね?」
「ガキさんは高3だし・・・愛ちゃんは付属大じゃない音大だし」
「そうなんだ?ガキさんも遠くなって悲しいね」
「いいじゃん、あと5日経ったらみきたんとお別れのアタシが1番悲しいよ」
「そっか、そうだよね。で、どーすんの二人っきりでずぅっと一緒にいる?」
「アタシは・・・石川達はいらないけど愛ちゃん達とはしたいかなぁ」
「したい・・・って、あの何を?」
「ダブルデート!みきたん何考えてるの!!(怒」
「え、あ、いや、美貴は亜弥ちゃんとしかしたくないよ(汗」
「ほー・・・4Pとか考えてたんだ・・・」
「亜弥ちゃん、どこでそんな言葉覚えるのダメじゃん!」
「なんとなく?ってかみきたん愛ちゃんとしたい?」
「え?愛ちゃんと・・・別にぃ(していいならするケド?)」
「だよね、アタシはガキさんと・・・うん別にしたくないかなー」
「亜弥ちゃんとガキさん・・・(ガキさん泣かせそうだなコイツ・・・)」
「でもまぁ、仲良しカッポーの二人とは色々世話になったし」
「でも、どこ行くの?」
「・・・遊園地とか?行きたいトコ適当に回ればいんじゃない??」
「美貴はいいよ、愛ちゃんもガキさんも好きだし」
「じゃあ、メール愛ちゃんに入れておく♪時間は夕方くらいかな」
「あ、その間美貴達部屋にいるよね?ごっちんに届け物してもらおう、うん」
- 236 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/03(月) 18:45
- 「後藤さん呼ぶの?どっち?ウチ?ここ??」
「どっちでも一緒じゃない・・・ここにしとく?来週にはこの部屋使わないし」
「うん、じゃ後藤さんにかけるね・・・ってみきたんがかければ?」
「え?あぁ、そうだね」
亜弥ちゃんの携帯を借りてごっちんにかける
『んあーまっつー?』
「いやー、美貴だけどー」
『ミキティ!何?ごとーいつ原稿届ければいいか決まった?』
「あぁ〜、うんいつでもいいよ美貴ね亜弥ちゃんの右隣の部屋に仮住まいでいるの」
『んあ?まっつーと一緒に住んでるんじゃなかったのー?』
「や、なんつーか虎が用意しちゃってくれてて」
『んで、ごとーはそっちに行けばいいのねー?』
「そゆこと、何時でもいいよ」
『今からでも?』
「うん、いいけど・・・なんか前もこんな会話したよーな・・・」
ピ ン ポ ー ン ♪
「アレ?みきたん誰か来たよ」
「あぁ、亜弥ちゃん間違いなく・・・」
美貴は話しながら早足で玄関を開けた
ガチャッ
「ごっちんだよ」
「んあー!ミキティだー♪」
「後藤さん・・・?」
「亜弥ちゃん、前にもこうゆーことあったんだよ・・・ね、ごっちん」
「あーエアスケボーできた時ねー」
「相変わらず行動早いというか・・・今日は玄関からだね」
「電話鳴ったと同時に家を出たのよ、でもまっつーの部屋だれもいないし」
- 237 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/03(月) 18:53
- 「え?後藤さんウチに来たんですか??」
「んあ」
「まぁ、上がってよ美貴の隠れ部屋に」
「うん上がる・・・ってかココミキティの実家の部屋じゃん」
「美貴がやったわけじゃないんだけどね」
「後藤さん何か飲みます?外暑かったでしょ??」
「んあー・・・アイスコーヒープリーズ」
「ごっちん、コーヒー?珍しいよーな・・・」
「最近作業やら授業やらお葬式やら色々あってあんまし寝てないのよー」
「あ、そっかー・・・ハハごめんねー美貴が美味しいアイスコーヒーを・・・あ」
「何?どうしたのみきたん」
「いや冷蔵庫に普通にあった、ごっちんコレでいい?」
「んあ、何でもいいよ」
相変わらずの眠そうな顔で美貴からアイスコーヒーの缶を受け取るごっちん。
「そういえば後藤さんの届け物って何?」
「んあー・・・亜弥ちゃんはまだ読んじゃダメなの」
「はい?」
「そーだね、亜弥ちゃんは完成したの読んで?」
「その言い方からすると・・・えーっと・・・?何もしかして後藤本??」
「「ピンポーン♪」」
「うっわ・・・アタシだけ読めないとか・・・しかもユニゾンしちゃったよ・・・(呆」
- 238 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/03(月) 19:04
- 「んでねーごとーが編集してハードカバー3冊分になったのさ」
ドンッ
ごっちんがテーブルの上にカバンから出した原稿をのせた。
コレ・・・美貴は今日入れて5日で読めるのか・・・?
「ミキティが読み終わったらトイレに流してちょ」
「え?つまんないの??」
「んあー!つまらなくないよ!後藤本だよ?」
「いや、そういう意味じゃなくてー・・・トイレットペーパーじゃないんだから」
「あぁ、水に溶ける紙にプリントアウトしたからOK」
「そんなのあるの?」
「適当にごとーが作った、だから読み終わったらすぐ流してねー」
「アタシには意地でも見せないつもりですか・・・」
「亜弥ちゃんはごっちんの誕生日に読んで?美貴は今じゃなきゃ読めないから」
「むぅ、何それー」
「んあ、まっつー後藤本はごとーの二十歳の誕生日に発売だから」
「え?そうなの??」
「みたいだね、美貴は亜弥ちゃんがご飯作ってる時とか・・・時間みつけて読むよ」
「そうしてちょ、んじゃお邪魔虫ごとーは帰るかなー」
「あ、後藤さん!」
「んあ?まっつー何よー」
「明日・・・みきたんとアタシと後藤さんとムリトニーでダブルデートしません?」
「ダブルデート?ごとーは夢里ちゃんとつき合ってないよ?」
「それでもいいじゃん、ごっちん。明日美貴達と・・・んーっとどっか行くべ」
「あっは♪そしたらごとー明日もミキティに逢えるんだぁ・・・まっつーはいいの?」
- 239 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/03(月) 19:17
- 「ごっちん、亜弥ちゃんから誘ったんだからいいに決まってるじゃんよ」
「んあー、そうねー・・・じゃあ今日はごとー明日の為にぐっすり寝る」
「そうですよ眠らない後藤さんは後藤さんじゃないですよ(笑」
「あっは♪まっつーはミキティ独占したいと思ってたんだけどな」
「してますけど・・・二人以外の人達とも遊びたいかなって」
「でもダブルデートってよしこ達誘えばいいじゃん」
「ごっちん亜弥ちゃんが梨華ちゃんに誘われて却下!で美貴も却下(笑」
「んあ、そーなのねー・・・でもその方がいいかもねー・・・あっは♪」
「それで今日は愛ちゃんとガキさん誘ったんです」
「あ、そーなの?ならごとーは別にいいんじゃ・・・」
「後藤さんもみきたんと遊びたいでしょ?」
「んあ・・・でも・・・」
「別にアタシに遠慮しなくていいですよ?アタシも後藤さんと一緒のみきたん見たいし」
「何?ごっちん気ぃ使ってくれてた?」
「まっつーずっとミキティ待ってたしさー・・・ごとーは火葬場で・・・ね」
「あぁ〜気にしなくていいんだよ、ムリトニー誘って4人で遊ぼう?」
「んあーんあー・・・夢里ちゃんに言っておくね、でも」
「「でも」」
「夢里ちゃん行かないって言ったらごとーも遊ばないから、んじゃーねー」
飲み干したアイスコーヒーの缶を美貴に渡してから軽く美貴をギュッと抱きしめ
すぐ離れてからごっちんは眠そうに美貴と亜弥ちゃんに手を振って去った・・・
「いつもより・・・眠そうだったねー・・・変なテンションだったし」
「だね、今ちゃんと考えとかまとまってるのかなー・・・ってかさっきの会話全部寝言だったり・・・」
「ありそうだからそんなこと言うな亜弥ちゃん(笑」
- 240 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/07/03(月) 19:18
- 更新。
- 241 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/07/06(木) 00:39
- 全部寝言って…
テラワロス
- 242 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/10(月) 21:20
-
- 243 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/10(月) 21:28
- 〜♪
「亜弥ちゃん携帯鳴ってるよ」
「うん、愛ちゃんからだ・・・今日ガキさんと遊ぶ予定だったみたい」
「ふーん、で?」
「ダブルデートやったことないからやりたいやよーって」
「んじゃOKてことか」
「だね・・・ん?」
「何?」
「ガキさん連れてアタシの部屋に行くからって」
「え?わざわざ来てくれんの?遊び行かないの??」
「うーん・・・ウチで皆でどこ行くか考える?」
「ガキさんもいるし・・・どーにかなるかな、うん」
「みきたん、何で『ガキさんもいるし』なの?」
「ガキさんしっかりしてんじゃん」
「アタシもしっかりしてんじゃん」
「亜弥ちゃん〜・・・うん、しっかりしてるこもね」
「みきたんが1番しっかりしてないじゃん!」
「いや、愛ちゃんじゃない?」
「え?あ・・・そうかなぁ、そうかも」
「でしょ?」
「でも、たんもちゃんと見てないとすぐいなくなるから」
「もう、いなくなんないよ・・・」
亜弥ちゃんに抱きしめられて、そう言ったけど・・・美貴は・・・
もうすぐまたいなくなるんだよなぁ、今度こそ本当に・・・ごめんね亜弥ちゃん。
- 244 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/10(月) 21:39
- 〜愛ちゃんとガキさん〜
「ガキさん?あーしやけど」
『愛ちゃん、あのね授業中なの携帯出れないから。メール送ってよ』
「メール打つの面倒やよ、あーしは今日そんなに講義ないじゃけ」
『ああそう、良かったね。で?もうすぐ休み時間終わっちゃうんだけど?』
「亜弥ちゃんがな、あーしとガキさんと藤本さんでダブルデートしよーて」
・・・。
『ダブルデート??えっと松浦さんと藤本さんと一緒にデートってこと?』
「そうやざ、楽しそうやし行くやざ♪」
『藤本さんか・・・(まだ信じられない期間限定で生き返ったなんて)』
「なんやガキさん、藤本さん苦手やったっけ?」
『そうじゃないけど、別にアタシはいいよ』
「そんじゃあ、亜弥ちゃんの家の下で待ち合わせるやざ」
『は?あぁ、そっかわかった学校終わったらまた連絡するね』
「待ってるがし」
『うん、じゃあまた後で』
「あ!ガキさん!!」
『愛ちゃん何?』
「好きやよーへへー///」
『〜〜〜〜っああそう、うんアタシもだから、うん大丈夫、じゃあね///』
プツッ
「何が『大丈夫』なんや?ガキさんも『アタシも』の次に『好きだから』くらい言わんかのー」
- 245 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/10(月) 21:46
- 3時限目の授業中に携帯が震えた。
メールかと思えば愛しい愛ちゃんからの着信。
アタシもさぁ、高校3年生になったんだから。
っていうか愛ちゃんやあさ美ちゃんやまこっちゃんは大学行っちゃって
淋しいんだよね、ぶっちゃけ。
やっぱり年の差あるとちょっとなー・・・。
しかも愛ちゃん1番近いとはいえ付属じゃない音大に一人進学したし。
いいんだけどさ、愛ちゃんの歌声好きだから。
でもこんな中途半端な時間に電話って何の用だったんだ??
休み時間になってすぐ愛ちゃんに掛けたら・・・
松浦さんと藤本さんとアタシ達でダブルデートとか。
別にアタシは昔から愛ちゃんさえいれば、それなりに楽しいから。
藤本さん達とはこれを逃したら2度とできなさそうだし。
・・・そういえば藤本さん元の藤本さんに戻ったのかな?
- 246 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/10(月) 21:58
- 〜IN 屋上〜
「あぁ、新部長!遅いっちゃ」
「田中っち、新部長とかいいから普通にガキさんでいいって」
「でも部長卒業してガキさんが現在部長っちゃ」
「アタシは干し芋部長のあさ美ちゃんとは違うし、部長はいいよ」
「でもガキさんは部長なの」
「シゲさんは普通にガキさんだね、うんそれがいいよ。それでいいや」
「何でガキさん?部長って呼ばれたくないの〜?」
「亀まで聞くか。何か慣れないし、ガキさんでいいガキさんで」
「ガキさん〜♪」
「うおっ!ムリトニー!!」
「アレ〜?ムリまた来たの?アンタ中等部でしょ〜」
「小春とみやとりしゃこは一緒に食べてるよ〜♪」
「何でムリトニーは高等部にご飯食べにくるワケ?」
「ムリはお姉ちゃんっ子ですから〜うへへ〜♪」
「え〜・・・そうだったっけムリ??」
「どうでもいいよ亀井姉妹」
「ガキさんの言うとおりなの、早くお弁当食べるの」
「れなはもう食べたっちゃ」
「れーなちゃんと噛んだ?野菜も食べなきゃダメだよ〜?」
「絵里うるさいけん、ムリいるからってお姉さんぶらんでええっちゃ」
「べ、別にお姉さんぶってないもん」
「れーな、絵里は全っ然お姉さんぽくないの」
「アタシは愛ちゃんとお昼が食べたい・・・」
「ガキさん何また一人で黄昏てると?」
- 247 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/10(月) 21:59
-
- 248 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/10(月) 22:06
- アタシは今、読書しているみきたんを見ている。
読書って言っても後藤さんが持ってきた後藤本の原稿なんだけど。
それを見てるみきたんも可愛いの。
みきたん真剣に読んでて表情がコロコロ変わるの。
それがすっごくね〜アレなのよ。
カ ワ イ イ の !!
でもアタシはまだ読んじゃダメなんだって。
後藤本作者の後藤本に言われたし。
まぁ、別に後で読めるならいいかなぁって。
後藤さんの誕生日が確か9月だったから。
その頃のアタシどうなってんだろ。
今はみきたんいるけどあと4日と少しでいなくなるし。
・・・一区切りついたのか、みきたんはアタシの方を見た。
「亜弥ちゃん?ごめん原稿読んじゃってて淋しかった?」
「みきたんの顔ずっと見てた」
「へぇ?」
- 249 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/10(月) 22:17
- みきたんはアタシにチュッって軽く触れるくらいのキスをしてくれた。
だからアタシはみきたんの首に手を回して倍返しのお返しをしてあげた。
「・・・亜弥ちゃんさぁ、こんな激しいキスってまた変な気分なるじゃん///」
「なれば?」
「え?」
「真っ昼間からえっちしてもいいじゃん」
「え?ちょっと!ちょっとちょっと///」
「みきたん」
「・・・はい?///」
「アタシはさぁ・・・」
「うん」
「・・・みきたんが・・・」
「うん」
・・・。
「やっぱいいや、言わない」
「は?ちょっと続き気になるじゃん亜弥ちゃん!!」
「気にしてていいよ、ずっとアタシのこと考えてて」
「変な亜弥ちゃん、でも・・・」
みきたんがアタシの胸に顔をうずめる・・・小さい子供が母親から離れたくないように。
アタシの胸の方からみきたんの小さい声が聞こえてきた
「・・・好き、大好き、何で・・・美貴死んじゃったんだろ・・・」
- 250 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/10(月) 22:37
- みきたんの頭を抱えて・・・恋人を残して亡くなっていく方と・・・
恋人に残されて生きていく方とどちらがマシなのか考えた。
親不孝じゃない分、残されたほうがマシなのかな・・・?
どうせならアタシもいっそこのままみきたんが消えてしまった後・・・
いや消える時にみきたんについて行ってしまおうか
そうすればアタシ達はきっと、永遠に一緒・・・なのかな?
「みきたん、アタシみきたんの後追っちゃダメかな?」
アタシに身体を預けていたみきたんがバッと起き上がった。
その目は蒼く、だけど少し冷たい光を放つ蒼だった・・・
「・・・亜弥ちゃん、そんなことして美貴が喜ぶと思う?」
「みきたんが喜ぶかわかんないけど、アタシはみきたんと一緒なら・・・」
「バっカじゃないの」
「・・・。」
「美貴の遺体確認や葬式とかで美貴の家族反応見たでしょ」
・・・やつれた、たんママ、未だにみきたんが死んだことが信じられないお姉さん。
年は離れてたけど悲しそうにみきたんの遺体を見ていたお兄さん。
そして、遺体確認で認めたくなさそうに「ウチの娘です」と言った、みきたんダディ・・・
「亜弥ちゃんさ、美貴の後追ってどうなると思ってんの?」
「・・・みきたんと一緒に・・・」
「一緒に?何、一緒にいれるって・・・亜弥ちゃん知ってる?」
「・・・何?たん・・・」
「自殺した人は生まれ変われないんだよ」
「みきたんは・・・生まれ変わるの?」
「輪廻転生って言うし・・・美貴は自殺じゃなく天命だから・・・生まれ変わるかもね」
「アタシ、長生きする!」
「・・・そうしなよ。亜弥ちゃんが死ななくていいの死ぬのは美貴だけでいいよ」
「長生きして、みきたんの生まれ変わり探すから!」
「アハハ、そうしてよ・・・今生まれ変わったら18〜19違いか(笑」
- 251 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/10(月) 22:48
- 優しくちゃかしてみきたんはアタシの頭をクシャッと撫でて笑った。
「亜弥ちゃん、なんかさー、こういうまったりしたのもよくない?」
「そうだね最近えっちばっかりしてたもんね」
「朝起きて騎乗位とか・・・ありえないんだけど」
「アレはみきたんが誘ったの」
「・・・美貴寝てたんだけど」
「下のみきたんは起きてたよ♪」
「・・・そういう仕組みになってんだから///」
「どういう仕組み?」
「朝は・・・元気なんだよ///」
「ふーん、アレあるとみきたんいじりやすかったけど」
「元の美貴でいいじゃん・・・まぁ、美貴も口でしてもらうの好きだったけど///」
「え?別に女の子のみきたんでも・・・口でしたげよっか?」
「え?あ、いい・・・えっとね違うの今はいい///」
「えーっと・・・夜とかにしてほしいってことね?」
「さぁ///」
「今更さ、照れなくてもいいんだよ、たん♪」
「照れるだろ・・・亜弥ちゃんえっち好きだし///」
「みきたんとだけだもんアタシは、みきたんが・・・最初で最後の相手」
「・・・へー・・・そっかぁ///」
本当にそうならいいなぁと思う美貴と。
みきたん以外となんて絶対しないもんと思う亜弥ちゃんでした。
- 252 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/10(月) 22:49
-
- 253 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/07/10(月) 22:50
- ちょこっと更新。
- 254 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/13(木) 11:20
- 〜放課後の天文部〜
一応アタシはあさ美ちゃんが卒業した今、天文部部長だ。
『里沙ちゃんにだから天文部、任せられるんだよ?がんばってね』
あさ美ちゃんはアタシを部長に使命した時にそう言ってた。
・・・その前にさ、あさ美ちゃん卒業したら高3はアタシ独りだから自動的に部長じゃない?
とか思ったけど、まぁいいかってカンジで。
特に変わらず仲良し3人組+中3になった小春、夏焼ちゃん。
そして今年中等部にやっと入学してきた菅谷梨沙子ちゃん・・・りしゃこね。
このコは夏焼ちゃんが入部してから、小学生の頃から天文部に来てるから・・・
あまり変わらない。
藤本さん達が卒業と同時に亀の妹の同じ顔の中3の田中っちとシゲさんと同い年の妹
亀井夢里、通称ムリトニーも結構よく来る。
気がついたら入部してた。
あぁ、そうだ現在の天文部紹介はどうでもいい。
今日は愛ちゃんと会う・・・しかもダブルデート。
だから今日はアタシは部に一応顔だけ出して帰ろうかなって。
アタシってば真面目だなー。
- 255 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/13(木) 11:38
- ガチャッ
「ガキさん遅いっちゃ」
「部長なのにそんなんじゃダメなの」
「いやいや、ちょっと待て天文部はそんなにキッチリしてたか?」
「どうでもいいじゃん、れーなぁ、さゆ〜。ねぇガキさん」
「そうだよ亀の言うとおり少しくらいいいじゃん・・・っていうかアタシ今日用事あるから」
「またなの?どーせ高橋さんと会うの」
「間違いないっちゃ」
「うん、そうだよ」
「開き直りだ〜ガキさん〜うへへ〜♪」
「部長、パネルとか奥のも出して見てていいですか?」
「いいよ、みやちゃん」
「ありふあとうございます。りしゃこ、いいって出すの手伝って」
「うん」
「あ、アタシも手伝うよ」
「小春ありがと」
「じゃ、そういうワケでアタシは顔出しに来ただけだから」
「部長失格なの」
「え?あぁ、そういえば・・・うん、わかった亀!」
ガシッ!!
アタシは亀を捕獲した。
「何?ガキさん??」
「アンタ、副部長に任命」
「「「「「えぇ!?」」」」」
「え?絵里が副部長〜??何で?何でガキさん」
「だって亀は年はアタシと同い年じゃん」
「あぁ、そっか〜・・・うんガキさんがいない時は絵里に任せて〜うっへへ〜い♪」
「絵里・・・新しい笑い方なの・・・」
「ガキさん・・・よりにもよって何で絵里にすると・・・」
「アタシと同い年だからっつってんじゃん、この中で亀はお姉さんだから!」
「物凄く説得力ないの」
「さゆに同感たい」
「え〜?アタシはOKだよ♪絵里ちゃん面白いもん」
「りしゃこ〜入学したんだし先輩つけなってば」
「雅ちゃん、い〜よぉ、絵里は気にしないから〜」
「うんうん、皆が納得したとこでアタシはもう行くわ、亀あとヨロシク〜」
「がってんだぁ〜♪」
「ガキさん・・・高橋さん絡むとザックバランっちゃ」
「絵里が副部長、案外似合うかもなの」
「・・・そうっちゃね・・・(遠い目)」
亀ちゃんはこの日(いつもだが)終始ニコニコ笑顔を絶やさず「うへへ♪」連発でした。
- 256 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/13(木) 11:53
- 〜流行りの歌〜
今またみきたんは後藤本を読んでる。
あんまり部屋が静かなのもアタシが寂しくなるんで部屋からMDを持ってきて
みきたん仮部屋のMDコンポで流してた。
〜♪
ララバイ 憧れの 相思相愛 あの頃が夢みたい
負けない このくらい なんて事はない サヨナラね ByeBye
〜♪
曲が流れて、最初の部分を聞いてみきたんが口を開いた。
「・・・亜弥ちゃん?この歌、何?面白いね」
「あ、みきたんは去年の歌とか知らないんだっけ・・・」
「うん、美貴、アップテンポな曲好きだよ」
「コレはね〜モー娘卒業したなっちとゴボウ巻と西川美華とアイドルの初浦沙弥の
4人で組んだ『でふ、でば』ってユニットの歌だよ」
「ふーん・・・そっかぁ(なっちとか懐かしいな活躍してるんだ・・・)」
「前に『ごはっとう』ってあったじゃん?もう恒例なんじゃない?こういうユニット」
「あ〜・・・『ごはっとう』あったね藤又美雪はどうなったの?」
「え?モーニング娘にいると思うけど」
「そっか」
〜♪
好きよ 好きだから うなずいたけど お別れしたくない
だけど これ以上 迷惑かけない サヨナラね Bye Bye
〜♪
- 257 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/13(木) 12:00
- 「なかなか切ない歌詞だね」
「あぁ、そうかも」
「何てタイトルなの?」
・・・みきたんに曲名を聞かれ何故かアタシは少し躊躇してしまった。
ゆっくり言葉にする・・・今の自分のみきたんへの気持ちを表すようなタイトル。
「好きすぎてバカみたい」
「え?あぁ、そういうタイトルなんだ・・・そっかそっかぁ」
「みきたん、他も・・・面白い歌色々あるよ」
「美貴が死んでる間に色んな歌が出てるんだねー」
「マイアヒー♪とか面白いよ」
「・・・何それ(笑)ってかガキさん達いつ来るのかな?」
「あ〜・・・そうだね、もうそろそろじゃない?」
〜♪
「亜弥ちゃん携帯鳴ってる」
「あ、愛ちゃんからだ!はいはい」
- 258 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/13(木) 12:07
- 『亜弥ちゃん?あーしやけど』
「うん、今どこ?」
『こっちのセリフやざ』
「はい?」
『ガキさんと二人で亜弥ちゃんの部屋の前でインタフォン鳴らしとるがどこおるん?』
・・・。
「あのね・・・えーっと愛ちゃんアタシの右隣の部屋に来て」
『はぁ?意味わからんがし』
「ちょ、ちょっと待ってね」
『ピンポン89回は押したやよー』
「・・・押し過ぎだよ愛ちゃん」
『ガキさんにも止められたわー(笑』
ガチャッ
「愛ちゃん!・・・あ、ガキさんもこっちこっち」
「アレ?亜弥ちゃんの部屋って・・・ココであっとるよな?」
「?松浦さん隣の部屋に引っ越したんですか?」
「アタシがじゃないんだけど・・・とりあえずこっちの部屋どーぞー」
「?お邪魔するやざ」
「お邪魔します・・・あ!藤本さん!!」
「おぉ、1日ぶり愛ちゃんガキさん♪」
- 259 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/13(木) 12:19
- 「藤本さんやざー!」
「愛ちゃん声大きいよ・・・さすが声楽やってるだけあるねぇ」
「みきたん今日から元の姿なんだよ」
「昨日の背が高い男前も藤本さんだったんですか?」
「ガキさん信じてなかったの?美貴だって言ったじゃん♪」
「いや、はい、まぁ言われましたが・・・」
「うわー・・・なんや涙出てくるわー・・・グスッ」
「!え?ちょっと愛ちゃん??」
愛ちゃんはお葬式も火葬も行ったからみきたんが動いてることに感動してるみたい。
ガキさんはガキさんで少し戸惑ってるカンジ・・・?
涙をポロポロ零す愛ちゃんにハンカチ貸したり、優しいねガキさん。
「あのー・・・ダブルデートするんじゃなかったんですか?」
「そのつもりだけど何??」
「二人とも部屋着のままだから・・・外出する気ないのかなって」
「「・・・忘れてた」」
「・・・誘っておいてそれはないやよー」
「アタシは・・・藤本さんにまた再会できて嬉しい。昨日は姿が違ったし」
「あぁ、そうやね」
「えっと準備?着替えるから冷蔵庫の中にお菓子とか飲み物あるから好きに食べて」
「別にそんなに急がんでもいいやよー。なぁガキさん」
「そうですよ、別にこの部屋でまったりでもいいくらいですし」
- 260 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/13(木) 12:30
- 「アタシは愛ちゃんと二人でアクセサリーとか服とか見て・・・
みきたんとガキさんに『女の買い物は長いぜ』とか言わせたかったのに」
「言わないし」「言いません」
二人に間髪入れずに反論された・・・
この二人何気にツッコミなのかな。
「亜弥ちゃんと全く同じこと、あーし考えてたやざ」
「「えぇ!?」」
「愛ちゃんはわかってくれると思ってたよぉ♪」
「いやいやわかんないよねガキさん」
「はい、理解できません」
「藤本さんは亜弥ちゃんの彼氏でガキさんはあーしの彼氏やよ」
「「はぁ!?彼氏??」」
「うんうん、そうだよね愛ちゃん♪二人とも少しヘタレっぽいけど」
「ガキさんはしっかり者やけどたまにヘタレやよー」
「「ヘタレじゃないから!!」」
「なんだかみきたんとガキさん息がピッタリじゃない?」
「そうやね、何さっきからユニゾンしてるんや?」
「いやお前ら二人は変だおかしいぞ」
「藤本さんも充分変ですが同意見です、愛ちゃん松浦さん考えおかしいよ」
「こら!ガキさん!!美貴も充分変って何だー!!」
「ハッ!こ、言葉のアヤです松浦亜弥です!!(汗」
「・・・ガキさん松浦亜弥はアタシです」
「亜弥ちゃん、ガキさんテンパッとるんやざ」
- 261 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/16(日) 00:31
- 「ガキさん落ち着くやよー・・・藤本さん多分何もせんて」
「愛ちゃん、多分ってフォローになってない」
「みきたん、ガキさんに威嚇しない!」
「亜弥ちゃん・・・だってガキさんがー・・・」
「(流れを変えねば)藤本さんダブルデートって何するんですか?」
「ん?いや美貴はわかんない」
「誘っておいて・・・」
「ガキさん、あのね言いだしっぺは亜弥ちゃんだから」
「今日まるまる、みきたんとダラダラしててさ(デートとか忘れてた)」
「なんやー、そうなんや?」
「別にアタシはコレと言って行きたいトコもないけど」
「あーしもガキさんと一緒ならどこでもスウィーティやざ!」
3人:・・・スウィーティ?
「愛ちゃんは置いといて別に・・・外行かなくてもいいですし」
「ん?そういやガキさん制服だね、懐かしい」
「学校から直で来ましたから」
「1年会わない内に大人っぽくなったね」
「高3になっちゃいましたからね」
「みきたん、何ガキさん口説いてるの・・・?」
「藤本さん!あーしのダーリンに手ぇ出したらいかんぜよ!!」
「別に・・・大人っぽくなったって言っただけなんですけど『ぜよ』って・・・(汗」
- 262 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/16(日) 00:45
- 「さっきから愛ちゃん言葉おかしいよ(いつものことだけど)」
「で、結局どうするん?」
「・・・」
「亜弥ちゃん?どうしたの急に黙って(また何考えてるんだ?)」
亜弥ちゃんは難しい顔をして一人何かを考えてるっぽい。
ろくなことじゃないといいけど・・・
何が来ても驚かないように心の準備をしておこうと思ったら亜弥ちゃんが口を開く。
「よし、後藤本のみきたんの写真を選ぼう!」
「「え?」」
「あー・・・そっか、亜弥ちゃんに頼んでたね」
「後藤さん、本気で本出すみたいですね」
「へ?後藤本??そんなん本当にあったんや??」
「うん、美貴の分は、ごっちんに託したからさ・・・もう製本するだけ」
「みたいですね、ムリトニーが手伝ってるとか」
「そうみたいだね美貴はよく知らないけど編集長らしいよ(笑」
「ムリトニーって亀の妹やろ?なんか変わったコやざ」
「さ、アタシの部屋行こう♪みきたん写真あるからちょうどいい愛ちゃん達も一緒に選んでよ」
- 263 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/16(日) 01:04
- 当初のデート企画はどこへやら・・・
美貴達は亜弥ちゃんの部屋へ移動した・・・隣なんだけどねハハハ。
亜弥ちゃんは部屋からアルバムを何冊も持ってきた。
ドサッ
「・・・コレ全部?美貴との写真??」
「もっちろ〜ん・・・みきたんの写真だよん♪」
「おぉ、めくればめくる程全部亜弥ちゃんと藤本さんやざ!」
「本当だ・・・後藤さん達もいますね」
「うん不本意だけど石川が写ってるのもあるんだよねー」
「亜弥ちゃん・・・ちょっとヒドイ(笑」
「藤本さん・・・『ちょっと』じゃないやざ普通にヒドイやよー」
「いいの、いいの石川は・・・さて、この中からみきたん一人の写真を集めて」
「あーし達もやるんか?」
「愛ちゃん、言われなくてもアタシ達はやらなきゃいけない状況だよ」
「二人ともゴメンねー・・・美貴のために(笑」
「二人には今度アタシが何かご馳走させていただきます!このア・タ・シが!!」
「別にええけど、楽しそうやし」
「うん、松浦さん気にしないでくださいよ写真見るの楽しいです」
「あ?本当??良かった♪見て見て!このみきたん可愛いの!!」
「ノロケなくていいから、亜弥ちゃん・・・(大丈夫か?)」
美貴は大きいアルバムではない小さいフォトブックがあったのでそれを開いてみた。
!?
「コレって・・・」
めくっていくとモノ凄くつまらなそうな美貴。
制服も新しい感じ・・・美貴が高1の頃の写真・・・全部隠し撮りだし・・・。
- 264 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/16(日) 01:14
- 「あ!みきたん・・・それ、ファンクラブから頂いた写真・・・」
「美貴の笑ってるのほぼナイじゃん(笑」
「そうなんだよね、笑ってるのは全部後藤さんが隣にいるの」
「へ?・・・あ、本当だ・・・美貴だけ写ってるから、ごっちんも少し入ってる」
アタシの向かいに座ってる愛ちゃんも覗き込んできた。
「あー・・・『泣く子も黙る藤本さん』の時代の写真やざ」
「愛ちゃんさぁ、美貴のことかなり誤解してるよね(苦笑」
「そうでもないがし。前に吉澤さん本気で殺そうとしたがし」
「したかな?よっちゃんが突っかかってくんだよ」
ガキさんも回りこんできてみきたんの高1の写真を見る。
「やっぱり目つき鋭いですね藤本さん・・・若い」
「そりゃ1年の頃だもん美貴だって若いよぉ」
「でも今のアタシより大人っぽい」
「ガキさんが童顔なんだよ、いいじゃん童顔」
「あーしがガキさんの分まで大人っぽいからええやざ」
「愛ちゃんは外見だけね」
「亜弥ちゃん、あーしも大学皆と離れて少し大人になったやよ(遠い目)」
「松浦さん構わなくていいですから」
「あぁ、うん慣れてる」
愛ちゃんは一人で「大人大人」言い続けてたけど皆でスルー。
- 265 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/16(日) 01:26
- 亜弥ちゃんが美貴のファンクラブから頂いた(多分奪った)写真
その最後のページに美貴が肩から上のショット
後ろからの隠し撮りのハズなのに振り向いてカメラ目線で写っていた・・・
「コレ!みきたんに言った写真!!お気に入りなの♪」
「・・・うわ〜藤本さんカッコええやざ・・・」
「写真集の1シーンみたい・・・」
「・・・っていうかこんなのいつ撮ってんだよ・・・本当に素人か?」
そう思えるくらい綺麗に撮られた写真。
制服姿の美貴が振り返る写真。
「みきたん、他のも見たけど・・・後藤本ならコレいいんじゃないかな?」
「でもさ、コレってファンクラブの写真でしょ?撮った人がネガ持って・・・」
「この写真が気にいりすぎてアタシがネガごともらった」
「・・・はぁ?」
「藤本さんは知らないと思うけど亜弥ちゃんカツアゲしとったんよ・・・」
「失礼なアタシの彼女の写真勝手に撮る方が悪いの」
「松浦さんが一部の藤本さんファンと敵対してたって噂は本当だったんですね」
「・・・そうなの亜弥ちゃん(怖っ」
「やだなぁ・・・そんなことないよぉ!たん♪(ニコニコ)」
3人:その笑顔が怖い・・・!!!!
- 266 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/17(月) 21:18
- 「とりあえずさ、みきたんの写真はコレで決まりでいいよね?」
「いいんじゃない?」
「もう1冊の方・・・後藤さんとみきたんの2ショットが気になるなぁ」
「後藤さん、スゴイやざ・・・」
「だよね。藤本さんのことスゴク気にいってたんでしょうね」
「美貴とごっちんは後藤本とゆーコンビだからね」
「最初は嫌がったのにちゃんと執筆してるし・・・たんは良いコだ」
よしよしって亜弥ちゃんが愛ちゃん達の前で頭を撫でる・・・
美貴は撫でられるの好きだけどさ、ギャラリーいると恥ずかしいんです。
身をひるがえしてガキさんの側へ!
「ガキさん♪」
「おぉっと〜・・・どうしたんですか藤本さん??」
「いやいや、ホラ昨日も聞いたけど・・・愛ちゃんとさぁ・・・」
「あ〜〜〜〜〜っ!アタシもその件で藤本さんと話したいなぁって(汗」
慌てるガキさん、それを不思議に思う亜弥ちゃんと愛ちゃん。
「藤本さん何あーしのガキさんいじめてるやざ!」
「愛ちゃんいじめられてないよ・・・あのぉ、少し二人で話があって・・・ね?藤本さん!」
「え?あー・・・うん、そうそうチョコッとお話」
「浮気は許さんがし!」
「愛ちゃん、ガキさんは浮気なんてしないよ特にみきたんには絶対」
「亜弥ちゃんがそう言うなら安心やざ」
「ハハハ、そうなの?」
「何で松浦さんの言うことなら安心なんだよ愛ちゃん」
「それよりな、あーしお腹すいたがし」
「どっか食べに行く?」
「美貴、亜弥ちゃんの手料理が食べたいなぁ〜」
「アタシも愛ちゃんの手料理食べたい・・・・カモ」
亜弥ちゃんと愛ちゃんが美貴とガキさんを見てからお互い顔を合わしてニッコリ♪
「「じゃあ、作ってあげるか(やざ)♪」」
- 267 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/17(月) 21:32
- 「アタシの部屋の冷蔵庫には食材はないから、みきたん部屋戻るよ」
また美貴の仮部屋に戻って亜弥ちゃんと愛ちゃんが何か作ってくれるっぽい。
その間、美貴とガキさんはほっぽかれてる。
そういうことで自然にソファに座りながらガキさんとおしゃべり。
「ガキさん・・・愛ちゃんとつきあって2年?だっけ」
「え〜っと1年と半年くらいですかね」
「どこまでやった?」
「先に藤本さん達のこと教えてくださいよ///」
「え?美貴達??」
「亜弥ちゃんは・・・そういうの初めてだったんで美貴が最初らへんはリードしてたけど」
「最初らへんだけですか?」
「ん〜〜・・・亜弥ちゃん器用だからさ、途中からしたりされたり///」
「あ、あ〜〜〜そ、そうなんですか///」
「んで。ガキさんは?」
「アタシは愛ちゃんが気持ちいいよーに頑張ってますケド///」
「どーいうことしてんの?」
「え〜!?それ聞きます??じゃあ、藤本さんどーいうことしてるんですか///」
「キスして胸やら色んなとこさわりまくって揉んで吸って下のムグッ」
ガキさんにこれ以上はいい!て感じで口を手で押さえられた・・・
聞いてきたくせに。
「・・・それで松浦さんの反応は?///」
「可愛いよ、可愛いに決まってんじゃん!」
「ふーん・・・あ、こういうのって良いですねー」
「ん?あぁ、うん。美貴も同感♪」
美貴とガキさんから少し離れた台所で食事の準備してる
亜弥ちゃん愛ちゃんの後姿・・・こういうのなんか良い夫婦って感じ?ちょっと違う(笑)??
- 268 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/17(月) 21:46
- 夕ご飯の準備をしながらこちらもおしゃべりタイム。
「ねぇ、愛ちゃん知ってた?」
「いきなり何やざ??」
「アタシ最初ね多分ガキさんに嫌われ・・・まではいかないけど好かれてなかった」
「え?ガキさんが亜弥ちゃんを?ありえんて」
「ありえるんだって。現にアタシ達が高1の時ガキさん中3じゃん」
「ほやねー1コ下やから」
「アタシと愛ちゃん3年間同じクラスだし・・・それにガキさん目で言ってるし」
「はぁ?何や『目で言う』って??」
「ガキさんが高等部上がってからも愛ちゃんと二人でいる時遭遇したりしたじゃん」
「そんな時もあったやざ〜懐かしいわ〜」
「そういう時ガキさん『何でアンタいつも愛ちゃんと一緒なんだよ』ってカンジで
最初はガキさんもニコニコしてるから気がつかなかったけど途中からね〜
あ!ガキさんって・・・愛ちゃんのこと好きなんだ・・・みたいな(笑」
「ほぇ〜・・・そんなガキさんにあーし全く気づかんかったがし・・・」
「愛ちゃんと話してるときはいっつも嬉しそうな顔になるからガキさん」
「へへへ・・・あーしガキさんに昔っから愛されてたんやのぉ♪///」
「中等部・・・出逢った頃からじゃない?」
「あさ美ちゃんはいつ頃からか知ってるみたいやけど・・・」
「じゃあ今度あさ美ちゃんにお芋系かかぼちゃ系の何か持って聞いてみなよ」
「そうしてみるわー」
「リクエスト聞かないで肉じゃがにしちゃったけど・・・」
「へ?あーしはもうカツ揚げ終わったやよー・・・ソースかつ丼」
「メニュー・・・バラバラだね・・・でもみきたんお肉好きだからガッツリ食べるよ」
「ガキさんもあまり好き嫌いしないコやよー・・・多分やけど」
- 269 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/17(月) 21:57
- 「ガキさん・・・美味しそうな匂いする・・・」
「本当だ!肉じゃが??」
「肉じゃが?お肉は好きだけど・・・肉じゃがかぁ、好きかなーうん♪」
「あ、藤本さんもしかして野菜とかアレだニンジン嫌いとか?」
「・・・」
「あ、アレ?藤本さん??」
「いやーガキさんって本当何気に鋭いよね・・・美貴大きいニンジンはダメなんだ(苦笑」
「・・・意外というか藤本さんお子さま味覚なんですね」
「ガキさんは見た目がお子さま・・・だけど大人っぽくなったよ綺麗んなった」
「アハハ、松浦さん聞いたら怒られますよ(笑」
「何が?」
「「わぁっ!!」」
「二人ともご飯できたやよー」
「あのね、メニューがバラッバラなんだけど・・・(苦笑」
「何?肉じゃがじゃないの??」
「おぉ!みきたん正解!!もう1品あるの」
「え?もう1品??って松浦さん肉じゃがはアタシが当てたんですよ」
「ガキさん・・・ソースかつ丼食うやろ?」
「「ソースかつ丼??」」
「あーしの好物やけど初めて作ったやざ///」
「あ、二人とも、大丈夫!まだ丼に入れてないからただのカツだから!」
それもどーかと思う美貴とガキさん。
肉じゃがとトンカツかぁ・・・いいんじゃないか?
- 270 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/17(月) 22:13
- テーブルに並べられた肉じゃが・・・と・・・
「トンカツや無しにソースかつ丼にする人は丼にカツ乗せるやよー♪」
「美貴は乗せないで食べる」
「アタシもトンカツとして食べるよ愛ちゃん」
「・・・ガキさんは?」
「え?あー・・・愛ちゃんの初めて作ったソースかつ丼だからカツ乗せてよ」
「ええよ、ええよ♪ソースもかけるがし♪」
「「(ガキさん、愛だね、愛)」」
「っていうか何で二人で作ってメニューバラバラなの?」
「にゃははは♪二人で話しながら作ってたら自然に・・・(笑」
「愛ちゃんさぁ、相談してから作りなよ」
「う”!ガキさんやっぱソースかつ丼イヤやったんかぁ!?」
「違うって、肉じゃがもあるんだからご飯いっぱい食べちゃうじゃん」
「なーんや、そんなこと・・・ガキさん細いから大丈夫やざ」
「ガキさんそんなの気にしてたのこの中で1番華奢なのに・・・」
「えー?アタシ華奢?でも藤本さんも華奢じゃないですか?」
「みきたん?ガツガツ食べるのにこの人華奢なんだよー」
「亜弥ちゃん、おかぁりモグムグ・・・」
「みきたんもう食べて・・・!『いただきます』言ってないでしょ!!」
「ん!モグいただいてます・・・」
「藤本さん弱いやざ!亜弥ちゃんメッチャ強いがし!!」
「アタシも食べていい?いただきま〜す」
「(ガキさん、どれから食べるんやろ・・・ドキドキ)」
ガキさんは愛ちゃん作のソースかつ丼を手に取りモグモグと口に運びます。
愛ちゃんはその様子をジーッと見つめてます。
「・・・愛ちゃんそんなに見られると食べにくい///」
「やって、美味しいんか気になるやざ・・・どや?」
「美味しいよ?愛ちゃん料理上手いじゃん、アタシは愛ちゃんが作るのは何でも好きだもん」
「さすがダーリン・ガキさんやざぁ〜♪」
「・・・悪かったね別で食べて丼にしても良かったケド肉じゃがだしー」
「みきたん、ハイご飯。肉じゃがは美味しい??」
「うん。亜弥ちゃん和風なの上手いよね、ニンジンも細かくなってるし(笑」
「誰かさんが大きいのは残しちゃうからね。にゃははは♪」
- 271 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/07/25(火) 00:25
- 更新頑張ってくださいm(_ _)m
- 272 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/07/26(水) 12:10
- >>271さま
はい、お待たせしました更新します。
- 273 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/26(水) 12:11
-
- 274 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/26(水) 12:22
- 昔の話とかしながら夕ご飯食べて遅い時間になってきたから
「あ!外暗くなってるなぁ、あーし達そろそろ帰るがし」
「だね、結局ダブルデートとかじゃなかったですね(笑」
「ガキさん、いいんだよ・・・なんか昔を思い出せたし」
「そうだねみきたん、アタシは今はガキさんに嫌われてないみたいで」
「えっ!?・・・松浦さん、何ですかそれ??」
「ガキさん、昔アタシと愛ちゃんが一緒なの本当はイラッてしてたべ?」
「亜弥ちゃん『べ?』って・・・ってかガキさんがぁ?」
「さっきもそのこと、あーしに亜弥ちゃん言ってたやざ、どうなんガキさん?」
「えぇ――!別にアタシは松浦さんのことはどうもこうも思ってないよ」
「ガキさん、その言い方はそれはそれでムカつく」
「いいじゃないですか3年間毎日同じ教室同じ時を過ごしてたんでしょ?」
「・・・ガキさん怖い亜弥ちゃんにたてつくなんて・・・こんなコだっけ?」
「藤本さん、ガキさんはな、あーしんことになるとムキになるんよ、へへへ♪」
「あ〜〜〜、そう。ノロケはいいや」
「いや昨日皆の前で男の姿でノロケてたのはどこのバカップルですか?」
「ガキさぁん?ノロケてたのは亜弥ちゃんで美貴じゃないと思うが」
「じゃ、松浦さん一人バカってことで」
「ガキさん・・・そんなに昔のこと根に持つタイプだったんだ・・・」
「松浦さん根に持ってるんじゃなくて記憶力が良すぎるんです」
ガキさんは美貴と最後に会ったガキさんじゃなくなってる気がした・・・怖い・・・
- 275 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/26(水) 12:39
- 「あ、でも今日・・・水曜だっけあと4日ですか藤本さん?」
「そゆことになるね、結構早いよーな長いよーな」
「ほやったら、コレで藤本さんに会うの最後になるっちゅーことか?」
「どうだろ?」
「アタシがみきたん独占するからそうなるかもね♪わかんないけど、にゃはは♪」
「・・・もし、今週何かあったらまた誘ってくださいよ」
「ん?そだね、美貴達行き当たりバッタリな行動だからね(苦笑」
「とりあえず明日は後藤さんとムリトニーと遊ぶ予定」
「ムリ?亀の妹の??何で後藤さんと・・・あの二人つき合って!?」
・・・・・。
「えーっとね、つき合ってはナイよ、でも仲は良いよ」
「でも、みきたん!それって将来的に可能性は?」
「美貴的には・・・ごっちんに恋人ができたらいいなと思ってるから・・・
本人達次第じゃない?ムリトニーもごっちんに恋してんのかわかんないし」
「もしムリが後藤さんとつき合ったら・・・スゴイ!亀井パワースゴイ!!」
「姉の亀ちゃんも妙なコやしな〜・・・過去の鏡使った技とか」
「鏡?技??何それ?」
「亜弥ちゃん絶対くだらないから聞かないでおこう・・・」
「そ、そうだね、みきたん(くだらなそう)」
「んじゃー、今日は写真見て料理作っただけやったケド楽しかったわー」
「そうだね、松浦さんまた遊びに来ますね」
「う、うん(ガキさんから威圧感が・・・何で?)」
「ガキさんがんばってね」
「え?あ、あー・・・はい、どうも////」
「ガキさん何顔赤くしてんのや、帰るで!!」
「あ、赤くないって////」
愛ちゃん、ガキさんは愛ちゃんとの「えっち」をがんばるんだってさ・・・良かったね
- 276 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/26(水) 12:47
- バタンッ
「やー、ガキさんが成長してたぁ」
「アタシはまともに話したのそんなにナイけど今日は雰囲気違ったね」
「亜弥ちゃんが煽るからじゃん(笑」
「愛ちゃんとガキさんはお似合いだね、うんうん♪」
「っつか、ごっちんの話出たけど・・・あの人明日大丈夫なのかね?」
「フラフラで帰ったし・・・帰れたのかな寝言みたいだったし・・・」
「ごっちんなら根ながらでも家路につけるよ、きっと」
「そうだね後藤さんだし」
渡す写真と一応ネガを準備して、そのままソファに転がる美貴。
それを見て「みきたんは猫みたいだなぁ♪」って笑う亜弥ちゃん。
すっごく普通。
すっごく普通の空気。
二人の普通の空間。
なんで
それは永遠に続かないのだろう・・・・・
- 277 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/26(水) 12:56
- 〜IN 後藤家〜
Zzz・・・・「んあ?」
美貴の部屋に原稿渡しに行き速攻で帰ってきて速攻で寝た後藤。
正確に言うと後半の話の途中半分くらい寝てた。
しかし会話はちゃんと頭にあるから・・・多分・・・
「んあ?ごとーってばミキティ達になんか誘われた?」
何だっけ?・・・あ!
ムリちゃんも必要だったよーな気がする!
今何時?11時半?夜?だよね。
こんな時間に電話は非常識かねー?
でもムリちゃんなら起きてるかなぁ・・・。
ガチャ
「あ、後藤さん起きたんですか?」
「んあー!?ムリちゃん何で後藤んチにいるのー!?」
「え?後藤本の編集で来たら寝てるけど上がってって言われたんで」
「んあ、そっかそっか・・・ん?」
「どうかしました?」
「今って結構遅い時間よー?ムリちゃんおウチ大丈夫なの??」
「あ、後藤さんのお母様に遅いから今日は泊って行きなさいって言われちゃいましたぁ、うへへ♪」
「んあ・・・そうなの。なら良かった良かった」
何かムリちゃんに言うことがあったが???はて?何だっけ????
- 278 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/07/26(水) 13:09
- 「後藤さん?」
「んあーんあーんあー・・・ん、あー??」
「どうしたんですかぁ後藤さん??」
「ごとー何か夢里ちゃんに言うことがあったんだけど・・・何だっけ?」
「アタシにですか?製本のことですかね??」
「本のじゃなくって・・・んあ―――!!!デートぉお!!」
「へ?」
「夢里ちゃん明日デートだから」
「え?はい?」
「よしOKだねー、うん、そうだデートだったー♪」
全く話が読めないムリトニー。
「えーっと、アタシと後藤さんがデートするんですかぁ?」
「んあ、そーよー・・・ダブルデートなのよー」
「え?あぁ、藤本さん達ですかぁ♪」
「そうなのよーさすが夢里ちゃんは理解能力俄然高めだねー♪」
「うへへ〜お姉ちゃんに小さい頃から『俄然強め!』って叩き込まれましたから♪」
「そゆことで明日は学校サボタージュでデーティングなのよー」
「全然OKですよーうへへ〜♪じゃあ、明日にそなえてムリ寝ますぅ」
「んあ?ごとーは起きたばっかり・・・あ、もう寝てる・・・ごとーのベッドで」
・・・。
まぁ、いいや夢里ちゃんなら別に・・・ごとーもワンモア寝ようzzZ
ムリトニーの横に転がって二人は健やかにとても健やかに眠りにつきました。
学校堂々とサボッていいのかムリトニー?行方不明よりマシか・・・
- 279 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/07/26(水) 13:10
- ちょこっと更新m(_)m
- 280 名前:ピート 投稿日:2006/07/26(水) 20:58
- 行方不明って……
ミキティもあと4日かぁ〜、このままずっと生きてたら?
って感じですね。
ミッキーティ♪さんの小説、本当に面白くてハマリますね♪
- 281 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/08/11(金) 23:02
- 続き早く読みたぁーい!!!><
- 282 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/08/12(土) 00:19
- 待ってまーす
- 283 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/08/12(土) 02:00
- >ピートさま
毎度ご愛読ありがとうございます。
ハマるとか言われるととても光栄です^^
ありがとうございます。
>>281さま−>>282さま
ご愛読ありがとうございますm(_)m
更新遅くてすいません。
PCと右手の調子が悪くて書き込みが只今、キツイ状態で。
なるべく早ければ昼頃にでも更新したいと思います。
もうラストは見えてる気がするのにゴールできない_| ̄|○
7月中に終わらせる予定でしたが・・・
予定は未定です^^;
- 284 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/12(土) 14:08
- ◇
- 285 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/12(土) 14:17
- 〜美貴たんと亜弥ちゃん〜
愛ちゃんガキさんが帰った後、亜弥ちゃんと二人でまたイチャこいて
お風呂もまた仲良く二人で入って亜弥ちゃんは今髪ドライヤーで乾かしてる。
美貴はそんな長くないしタオルでいいの。
楽でいいねー髪伸びないってのも。
そんで、後藤本で『ごっちんの章』つまり1巻。
さきほど読み終えていよいよ『美貴の章』つまり2巻で・・・
美貴がメインで動くみたいで視点が『美貴』で書かれている。
冒頭を読んで感じたのは・・・ごっちんが美貴になりきって描かれている・・・
・・・・・・
うん、美貴こんなこと思ってたし
だけど
口に出したことナイはずだけどな
・・・やっぱり相方だからかな?ねぇ、ごっちん
- 286 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/12(土) 14:22
- 〜美貴の章・冒頭〜
だからアレだよ
なんで美貴たち ご飯食べなきゃ生きてけないのとか
聞かれてもさ
それはそれ
決まってんだよって 言うっきゃねーだろ
だからそんな感じで
美貴の『誰か』が
決まってりゃーいーのに
・・・・・・たとえばアンタとか。
- 287 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/12(土) 14:35
- ・・・本の出だしで「だからアレだよ」とかさ(笑)。
ごっちんもよく書いたなぁ。
美貴言いそうだもんね。
口調が美貴だよ。
この『アンタ』っていうのは・・・一応半分作者の美貴から見ると
やっぱり・・・
「たん♪」
「うわぁあ!・・・び、ビックリしたぁ・・・(ドキドキドキドキ)」
「何でそんなに驚いてるの、別に後藤本読まないから」
「いやいきなりさー後ろから抱きつかれちゃ///(アンタのこと考えてた時に)」
亜弥ちゃんは楽しそうに笑う
「にゃははは♪いーじゃん、慣れてるべ?」
「んー・・・慣れてるかも(苦笑」
「何?後藤本おもしろいの??」
「えっと今・・・2巻め突入したとこ」
「ふーん、たん寝ない?」
「あぁ、うん明日ごっちんとムリトニーと遊ぶんだっけ」
「うん、でも美貴たんが読書したいならアタシは隣で美貴たん見てるケド」
「へ?何それ(まさか放置プレイ?)」
「美貴たんを見てたいから♪読みたいんでしょ?読みな、たん」
亜弥ちゃんは美貴の頬に軽くチュッてして微笑む・・・
多分、いや・・・絶対このコが美貴の『誰か』なんだろーなと思う午前過ぎ。
気がつけばもう木曜日。
- 288 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/12(土) 14:47
- そのまま亜弥ちゃんが言ってくれたし美貴は読書に没頭。
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・
・・
!あー・・・亜弥ちゃんソファで寝ちゃってるし。
ごめんね、美貴、集中しちゃって気づかなかったよ。
読み終えた『美貴の章』の原稿を置いて
亜弥ちゃんをベッドまで運ぶ・・・昨日?一昨日か楽々だったハズの
お姫さま抱っこがデキナイ・・・非力な美貴。
別にいいんだけどさ前に1回ひきずっちゃったし。
普通に抱っこして亜弥ちゃんをベッドまで運んだ。
優しく降ろそうとしたが亜弥ちゃんが美貴にしがみついて離れない。
寝てる・・・よね?
心地良い寝息をたててるし寝てると思うけど・・・。
「・・・たん・・・」
寝言で美貴のこと呼んでもらえるのって結構いいね。
だって無意識に言ってんでしょ寝言って?
意図的に言ってたら怖いよね?亜弥ちゃんならありえそうだが・・・
しょうがないから亜弥ちゃんの抱きマクラになって美貴も寝よう。
っていうか、もう・・・朝なんだけどね・・・
- 289 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/12(土) 14:57
- 亜弥ちゃんに抱きしめられて眠る美貴の頭には・・・
さっきの『美貴の章』の余韻がまだ残っていた。
眠りに落ちていく美貴の意識の中をそれらが顔を出す。
『
小さい頃には
よく あったな
例えば祭りの前なんかの
あの ワクワクするような感じ
何かとてつもなく
ものすごい事が
待ってる気がして――――――
でも それは
すぐに消えてしまうんだ
あの うそくさい
夜店の灯りと一緒に
』
そのまま 美貴は睡魔にむしばまれ 可愛い小悪魔に抱かれ眠りにつく・・・
- 290 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/12(土) 14:59
- ◇
- 291 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/12(土) 15:07
- 〜ごとーさんと夢里ちゃん〜
「・・・アレ?隙間じゃない・・・あ・・・」
そうでしたアタシは昨日「もう遅いから」って後藤さんの家に泊まったんだっけ。
隣で少し窮屈そうに・・・そうでもないかな?
後藤さんが健やかに寝てますが。
今は何時・・・アラ、とっくにお昼じゃないですか。
アタシそんなに眠ったんだぁ。
後藤さんのベッドや部屋が居心地いいからかなぁ?
うへへへへ〜♪
〜♪・・・!メール・・・
お姉ちゃんかぁ。
『ムリ〜後藤さんの家?学校サボってるでしょ〜?
もう〜〜〜お母様やお父様に言っちゃうよ。
っていうのはウソで今日部活来ないの〜?
ホラ、絵里副部長なっちゃったからさぁ〜。
うへへへへへへ♪(以下略)』
お姉ちゃんからのメールは文字数ギリギリまでで読むのが少し疲れます。
- 292 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/12(土) 15:22
- そういえば後藤さんって寝起き悪いらしいけど。
えーっと確か昨日デートがどーとか。
何時からなんでしょう?
ムリ的には着替えを・・・
「んあ、夢里ちゃん着替えならごとーの服貸すよー?」
「あれ?ごとーさん起きてたんですか、おはようございます」
「夢里ちゃんの心の声が聞こえたのよーアッハ♪」
「そういえばアタシ・・・(声に出してない!!)」
「んあ、夢里ちゃんはごとーの服・・・サイズとか合うと思うけど」
「じゃあお言葉に甘えて・・・後藤さんの服お借りします♪うへへへ〜♪」
「んあ、んあ♪」
ふとムリトニーが気づく。
「そういえば何時に藤本さん達と約束されたんですか?」
「んあ・・・(何時?時間言ってたっけ??)」
「もう、お昼ですよ」
「まっつーに電話して聞いてみるのねー」
トゥルルルル・トゥルルルル・トゥルルルル
『・・・はい』
「んあー、オハヨーまっつー。今ごとーは夢里ちゃんと一緒よー」
『え?アレ??あ、スイマセン今起きましたぁあ!』
「そーなの?ごとー達も今起きたとこだし」
『はい?ごとー『達』って・・・』
「んあ、んあ昨日起きたら夢里ちゃんがいてそのまま泊めたのよー」
『・・・そうなんですか、行きたいところあります?』
「デートと言えばあの場所でしょ♪んあ、んあ♪」
「え?場所も決まってるんですか後藤さん??」
『今、ムリトニー?亀?の声がしたけど・・・場所って・・・後藤さん?』
「んあ〜デートと言えば『花やしき』!!江戸っ子ならコレよ!」
亜弥は電話越しにディズニー○ンドじゃないのかよ?とか思いながら
その反面とても後藤らしいセレクトだと思った・・・
- 293 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/12(土) 15:35
- その後、後藤と4時に浅草で待ち合わせということで電話を切る。
そして隣で寝ている美貴を起こ・・・そうとしたが
カワイイのでちょっとイタズラして頬にキスしたり
つついたりして遊ぶ亜弥・・・
頭を撫でられて寝顔が微笑みになっていくのがとってもカワイイと一人悶える。
昨晩から朝方まで起きてた美貴は全く起きず。
15分くらいして、「あ!時間遅れるじゃん・・・たん、起きて」
声かけられただけじゃ当然起きず。
スースーと爆睡中。
なので人工呼吸をしてみたら一発で起きた。
「〜〜〜〜亜弥ちゃん、普通に起こしてよ////」
「だって起きなかったの美貴たんだもん♪」
「だからってキスならともかく・・・どこで習った人工呼吸ぅうう!!」
「あ、嫉妬?たんカワイイなぁ♪よくTVとかでやってるじゃん」
「・・・見よう見真似かよ」
「うん♪それでさ、後藤さんが花やしきに決定だって浅草行くよ、たん」
「花やしき?行った事ナイな・・・確かスゴイ小さい遊園地??」
デートプランを率先するなんて・・・さすがごっちん!でも相変わらず何考えてるんだ?
とりあえずダブルデート二日目(昨日のも入るのか?)は花やしきに決定。
『後藤本 IN 花やしき』・・・じゃないな、そうだけど亜弥ちゃんいるし。
『後藤本with亜弥ちゃん+ムリトニー』って言ったら怖いから絶対美貴は言わないよ?
- 294 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/12(土) 15:37
-
- 295 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/08/12(土) 15:46
- ちょこっと更新。
更新が諸事情により遅れてますがすいません。
スレ立てたからには完結しますので。
予定では早くて8月完結、延びて・・・10月内には確実に完結します。
予定は未定ですが有言実行になればと思って書いてみたり。
なるべくGAM始動の9月には終わらせたいです。
ノノd*^ー^)うへへへへへ♪
- 296 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/14(月) 01:56
- 美貴と亜弥ちゃんは急いで仕度して浅草に向って・・・
着いたのはいいけど、浅草のドコで待ち合わせてんの?
「亜弥ちゃん、ごっちん達どこいるって?」
「え?・・・そういえば浅草としか・・・」
〜♪
タイミングよく鳴る亜弥ちゃんの携帯
「はい、後藤さん?アタシと美貴たん浅草にいますけど・・・」
『んあー雷門!』
「は?」
『浅草っつったら雷門でしょ、まっつー。そこで夢里ちゃんとごとーは待つ、んあ』
プツッ・・・ツーツーツー・・・・
なんなのいきなり?浅草=雷門なの??
「亜弥ちゃん?今のごっちん??何て・・・」
「なんか浅草=雷門らしいよ、たん」
「へ?あぁ、鳩が多いところね・・・行こっか」
「うん・・・ちゃんとした場所行ってなかったくせに浅草=雷門ってワケわかんない」
「アハハ♪ごっちんがワケわかんないのって通常通りじゃん(笑)?」
亜弥ちゃんの少し不貞腐れた顔が可愛いなんて思う、だって本当に可愛いんだもん♪
- 297 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/14(月) 02:16
- 人通りがそこそこ多い浅草。
そこの雷門に辿り着きごっちん+ムリトニー探し。
・・・鳩多いぞ、梨華ちゃん連れてきたら泣いて逃亡だな・・・。
「美貴たん・・・ちょっと後藤さん探してる?」
「え?探してるよ・・・ん?アレ・・・かな?もしかして・・・」
「え、どこどこ??・・・って間違いなくアレじゃん・・・」
美貴が見つけたのはオレンジのツナギを着けた二人組。
七分丈ズボンのツナギにスニーカー姿、暑いタメか長袖をまくってるムリトニー。
そして黒いTシャツ姿でツナギの上着部分を腰で結ぶごっちん。
どうやらムリトニーが美貴達に気づいたみたいで、ごっちんと近づいてくる・・・
「んあ、ご苦労。少し遅いよーな気がしたが気にせず花やしき行くべ」
「うへへ〜♪今日ムリ、後藤さんの服お借りしたんです。似合います?うへへへ〜♪」
「や、二人ともペアルックとか・・・似合うケドさ異常なくらい(苦笑」
「やっぱり後藤さんとムリちゃんつき合ってるの?」
「んあ?まっつー、ごとーと夢里ちゃんはそーゆーのナイよ」
「ですね〜・・・っていうか藤本さんペアルックとかぁ!キャー///」
「だってペアルックじゃん。作業場の人にも見えるが・・・」
「後藤さんのツナギなんでしょ?よく二つも持ってますね」
「夢里ちゃんが着てるのがごとーが・・・中学くらいに着てたヤツなのよー。
んでもって後藤の着てるのはゆーきのを奪ってきたのよー」
「うんうん、ごっちん似合うよムリトニーとペアルック(一緒に行動恥ずかしいな)」
「似合いますぅ?松浦さん〜??」
「・・・ムリちゃん似会うよ、なんかF1(?)レーサーみたい」
「うへへへへ〜♪アタシがレーサーですかぁ♪」
「んあ!さぁ、皆そろったとこで花やしきGoなのよー」
なんだか・・・ごっちん前日と打って変わってノリノリなんだが・・・何故?
- 298 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/14(月) 02:18
- ◇
- 299 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/14(月) 02:28
- ごっちんに半ば強引に花やしきに連行される美貴と亜弥ちゃん。
そして・・・ごっちんのアシスタントなのかムリトニーも笑顔でついてくる。
・・・しばらく歩いてから美貴達がついた場所は・・・
民家?の中にポツンとギューッと凝縮されたよーな遊園地??
こ、これが花やしき!!??
「ごっちん、これ狭いけど・・・」
「木でできたジェットコースターとかあるのよー♪あっは♪♪」
「え?木って木ですか木材ですか後藤さん?」
「そう言ってるじゃん、まっつー♪」
「アタシはこういう狭い空間を存分に使ったココ(花やしき)好きです〜♪」
「んあ、夢里ちゃんは気に入ってくれたみたいだ♪んあ、んあ♪」
「や、美貴はいいんだけどさアトラクションとかどーいうのがあるのか気になるし・・・」
「アタシもまだ入場してないけどわかるこの狭い空間がとても気になる」
というわけで美貴達4人は1日フリーパスを購入して花やしきへ挑んだ・・・
なんつーか、まぁデートに遊園地は良いかなとか。
ごっちんも良い仕切りすんじゃんとか思ったり。
でもオレンジのツナギ・ペアルック・・・本当に似合うこの二人が美貴の中でツボ(笑)。
- 300 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/14(月) 02:41
- 入場して最初に美貴の目についたのが・・・
パンダ―――!!!!
お金入れて動く乗れるヤツね!それの大きいのと小さいのがあるの!!
ちょっと美貴それ見てテンション上がっちゃって
「コレ、美貴乗りたい!乗っていい?ってか乗るね♪」
チャンリン♪チャリン♪
皆の答えを聞かず100円玉2枚投入。
そしてパンダにまたがりハンドルで操縦する美貴、ミュージックと共に歩くパンダ。
この歩行速度の遅さ!!!!
いやぁ、楽しいねー美貴昔読んだ稲中なんとかっての読んで憧れてたのよ♪
・・・ん?気づくと亜弥ちゃんにデジカメで撮られている・・・。
「たん!可愛いよ!!こっち向いて笑って♪」
「んあ、ミキティってカワイイよね・・・ごとーは携帯のムービーで撮ってるから」
「藤本さんパンダ似合いますよ〜うへへ〜ムリも小さいパンダ乗ろうかな〜」
あらあら、美貴が浮かれモード状態な時に皆さんしっかりと・・・
ムリトニーも乗るのか?楽しそうじゃんか♪
だが、ココでごっちんの一言
「んあ・・・ミキティ周りの子供達が見てるよ、夢里ちゃんも今度にしよ」
「そーだよ、たん!フリーパスにしたのに何でわざわざお金使うのに乗るの」
「い、いいじゃん・・・乗りたかったんだもん///」
というワケでフリーパスで乗れるアトラクション系を攻めようかということに。
- 301 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/14(月) 02:55
- 「んあ、さて何から攻めましょーか?」
「美貴これ乗りたい」
「・・・たん、大丈夫?」
「ムリも乗りた〜いです〜♪」
4人中2人がノリノリで乗りたいと言うので・・・
座ってからシートベルトで固定して上下左右にグルングルン回るヤツ。
だって楽しそうじゃん?
人が結構少なくて好きな席に座れたから美貴は怖いという端。
隣は亜弥ちゃん。で、ムリトニーはその逆の端っこで隣ごっちん。
係員のお姉さんがシートベルトチェックしていよいよ作動・・・
いきなり下から上に行ったかと思うと・・・そこから勢いつけて回る回る!!
美貴はずっと
「アハハハハハハハハハハ♪」
亜弥ちゃんは
「おばあちゃ―――ん!お父さ――――ん!!」とか叫んでるし(笑)。
ムリトニーは
「うへへへへへへへへへへへへ〜♪」エンドレス!!
ごっちんは平然としてた。
美貴は結構気に入ったな、もう1回乗りたいカンジ。
フリーパスだから1日乗り放題なんでまた最後に来るか・・・
乗り終えた後、亜弥ちゃんがちょっと「こ、怖かった・・・」って。
美貴とムリトニーはずっと笑ってたけど(苦笑)。
ごっちんも平然と・・・これもまぁ絶叫系なのかな?
予想外に楽しいぞ?花やしき!!!!
さて、次は何乗る(ウキウキ♪)?
- 302 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/08/14(月) 09:39
- ムリごまちゃいこーです!(*´∀`*)
- 303 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/08/14(月) 22:00
- >>302さま
ありがとうございます。
ムリごま(笑)!ノノ*^ー^)人( ´ Д `*)←こんなんですかね?
- 304 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/14(月) 22:12
- 「亜弥ちゃん絶叫系ダメだっけ?」
「や、ダメってほどじゃないけどぉ」
「んあ、じゃ次アレ乗るべ」
「え?ヒャー高そう・・・おもしろそうですね〜」
ごっちんの指差した「次アレ」ってのは・・・
4人掛け?のシートに座ってそこから一気にロケット発射する
つまり下から上(何mくらいだ?)の高いとこまで飛ぶってヤツ。
いいんじゃん、美貴楽しそうなの好きだよ♪
「おし、早く行こう♪」
「んあ・・・ミキティそんな走らなくてもそんな人いないから」
「そうだよ、たん少し落ち着きな」
「でも〜こうゆう場所来るとテンション上がりますよ〜?ねぇ藤本さん♪」
「え?あぁ、ムリトニーは美貴と同じテンションだな、よしよし」
「うへへ〜♪頭撫でられちゃったぁ〜♪」
走り出したのは美貴だけじゃなかったのと着いてきてくれたムリトニーがペットみたくて撫でた。
- 305 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/14(月) 22:27
- 「ちょっ・・・!コラぁ美貴たん!!亀と何してんのぉおお!?」
「え?亜弥ちゃん、別に・・・ねぇムリト」
「そんなことより早く行きましょう〜♪」
―ヒュンッ―
と何か横切ったかと思うと美貴の側にいたハズのムリトニーはすでに乗り場にいた。
「んあ、夢里ちゃん足速いねー」
「亀なのに足速いとか・・・美貴たんに頭撫でられるとか亀2〜〜〜(怒」
「や、亜弥ちゃんムリトニーに嫉妬?しなくていいから、ホラ行こ?」
ふくれっ面の亜弥ちゃんの手をとってそのまま手を繋いで歩いてたら
すぐ笑顔に戻る・・・わかりやすい亜弥ちゃん。
うん、こういうトコとか含めてカワイイなとか好きだなとか。
「・・・たん、どうかした?」
「え?あ、いや別に〜・・・!ポップコーン売ってる!!」
「はいはいミキティ後で買おうねー」
気がつけばすでに一人で乗っているムリトニーが飛んだ後らしく
降りてくるシートに座りながら満面の笑みで
「皆さ〜ん、遅いですよ〜ムリ先に乗っちゃいましたよ〜♪」
「んあー!夢里ちゃんフライングなのよーソレ!!」
「はい、フライングしました〜、もちろん皆さんともフライングしますよ〜♪うへへ」
「・・・ごっちん、ムリトニーは『フライング』間違った意味でとらえてるゾ」
「ミキティ、夢里ちゃんは予測不明な所がおもしろいのよー♪」
「後藤さんと普通につき合えるの亀2だけじゃないですか(呆)?」
- 306 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/14(月) 22:42
- 「まっつー・・・『亀2』って何?」
「亀の妹だから『亀2』」
「んあー!夢里ちゃんは夢里ちゃんなの!!『2』とか×よー!」
「美貴達が初めて会った時、本人から『ムリトニーで』って言われたし」
「その時、アタシはいなかったけどね〜」
一人乗り終えたムリトニーが笑顔で八重歯を見せながら近寄ってくる。
「いやー、コレ1番上に行ったとき景色が見えて良いですよ〜♪」
「亀2のその悪気が全くない無邪気なとこがちょっと憎たらしい」
「うぇ?・・・うひゃひゃいひゃ!い、いひゃい・・・」
亜弥ちゃんがムリトニーの頬をつねってる。
やられてる本人は何故やられてるかわからないだろーに・・・。
ごめんムリトニー・・・多分、後藤本二人のとばっちり。
「まっつー!んもー、やめてよー夢里ちゃんイジメないでちょー」
「だぁって美貴たんに撫でられたり気に入られたり・・・?」
「んあ、よしよし、まっつーも今ごとーが撫でたからいいっしょ?さて乗るべ」
そう言ってムリトニーを悪・・・いや亜弥ちゃんの手から救ったごっちん。
いきなりごっちんい頭撫でられた亜弥ちゃんはなんとも複雑そーな顔。
「・・・////」
「バッカだなぁ、さっきから何ムリトニーに嫉妬してんの?」
「だぁって、アタシあんなに二人仲良いと思わなかったし」
「ちょっと美貴じゃなくごっちんに嫉妬?」
「そ、そういんじゃなくって!」
「ムリトニー良い子だよ?行こ、亜弥ちゃんには美貴がいるじゃん」
「・・・うん///」
- 307 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/14(月) 22:52
- すでに先に1度乗ってるムリトニーの横にごっちん、美貴、亜弥ちゃん。
並んで座る・・・さて、怖いのかな?
チラッと見て目が合うとムリトニーが口を開く
「怖いのは最初の一瞬だけですよ〜♪」
「んあ、もう準備OKみたいなのねー・・・」
・・・ドッ!!
ぅわぁあああぁぁあああぁああ!!!!
何コレ!?
・・・ってあぁ、そっか真上にビュンッ!って飛んだんだ・・・
あぁ、本当だ・・・東京タワーが見える・・・
「・・・亜弥ちゃん大丈夫?」
「うん、今は大丈夫・・・最初は何が起きたか・・・」
「美貴もだよ、でも景色良いね♪」
「だね、たん東京タワー」
亜弥ちゃんが指差す・・・
「んあー!コレ舞空術の気分になれる!!」
「アタシ2度目だから気分的には空飛ぶカンジですよ〜♪」
「もう1回・・・いや何回か乗りたいのよー」
「じゃあ、また後で来ましょうか〜うへへへ♪」
美貴思ったけど・・・今日って本当にダブルデートみたいじゃない?
っていうかダブルデートだな、コレ、うん。
- 308 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/15(火) 00:00
- 飛ぶのは一瞬で高い所からゆっくりと降りる。
あの飛ぶ感覚はちょっとヤミツキんなりそーだな・・・。
「んあーもっかい乗るべ!」
「え・・・ごっちん他も回ってからで・・・」
「んあー!んあー!んあー!んあ」
「わ、わかったごっちん!うん・・・亜弥ちゃんもムリトニーも乗るよね?」
「いいよ、怖いのは飛ぶ瞬間だけだし楽しいし」
「んあ!夢里ちゃんは3連続なのねー!」
「アタシ、コレ気に入ったから何度でも乗りたいですよ〜♪」
「なら良かった、ごとーはあと・・・うん十回は乗りたいのよー」
「・・・ごっちん、そんなに気に入ったか・・・」
「んあ♪」
笑顔で頷くごっちんに何も言う気になれず・・・
そのまま同じ乗り物を連続5回ほど乗った(ムリトニーは6回)
途中で亜弥ちゃんが「他のも乗りたい」と言わなかったらずっと乗ってたかもしれない。
美貴も気に入っちゃったもん、この垂直に飛ぶヤツ。
「あ!ポップコーン買お亜弥ちゃん」
「え?ひゃあ??」
「んあ・・・ミキティったらまっつーの手を引っ張ってポップコーン欲しがるなんて
子供みたいなのねー・・・ごとーもソフトクリームとか食べたいのよねー・・・」
「それじゃー後藤さん、ムリ達も買いに行きましょう〜〜〜♪」
「んぁ・・・(夢里ちゃんもミキティみたいなのねーごとーの手を引いて二人とも子供なのねー)」
すでにポップコーンを手に嬉しそうに頬張る美貴とそれを笑顔で見てる亜弥がいた。
- 309 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/15(火) 00:15
- 「何先に食べてんのよー?ごとーにもカモン・ポップコーン」
「やだ!コレは亜弥ちゃんと美貴のだ」
「美貴たんばっか食べてるじゃんよ」
「独り占めはよくないのよー?ミキティ」
美貴からポップコーンを奪おうとするごっちんの横にヒョイっと
「後藤さんソフトクリーム♪チョコとバニラどっちがいいですかぁ?(ニコニコ☆)」
「んあー・・・夢里ちゃん、えっとチョコ」
「じゃあ、コレはい♪」
「んあ・・・お金・・・」
「あぁ、いーですよぉ。入場料も払っていただいたし♪」
「ありがと夢里ちゃん、あっは♪オゴッてもらっちゃった(笑)」
「亀2やるじゃん。見直したよ」
「え?松浦さん『亀2』とは??」
「亀ちゃんの妹だから、二人目の亀井で『亀2』。」
「えー!ヤですよぉ!お姉ちゃんと一緒みたいじゃないですかぁ」
「一緒じゃん顔も声も」
「むぅ・・・あ!でも『2』て事は新しいってことデスね〜♪」
「「は?」」「んあ?」
「確かにムリはお姉ちゃんより新しいから『亀2』でもいいですよぉ♪」
「・・・美貴さ、ムリトニーは発想がポジティブだなと思う」
「夢里ちゃんの良い所なのねー・・・ソフトクリーム美味しい」
「チョコ美味しいですかぁ?良かったぁ♪」
ごっちんが美味しいと言ったのを確認して笑顔で自分はバニラを食べ始める。
もし・・・「チョコ美味しくない」って言われたら変える気だったのかな?
ムリトニーって実は精神的にスゴク大人で寛容かも『亀2』OKだし。
- 310 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/15(火) 00:30
- しばし休憩。
一応まだ乗り物には2種しか乗ってないが・・・
同じ乗り物に数回乗ってちょっと疲れたというかね、うん。
「あ、飲み物・・・亜弥ちゃん何がいい?」
「オレンジ」
「んあ、夢里ちゃんは?ごとーも買ってくるケド」
「え、あぁムリが行きますよぉ」
「んあ、んあ、ごとーが行くの。で、何飲むのー?」
「・・・じゃあ、メロンソーダお願いします」
「んあ、さすが『亀』の名に恥じぬよー緑の飲み物なのねー♪」
「え?そうなのか!?ムリトニー??」
「うへへへ〜♪どうでしょう?(笑)」
美貴たんが「何だそれ」とか言いながら後藤さんと買いに行った。
アタシはこの亀2と二人きり・・・いやキライじゃないんだけどね。
「・・・松浦さん、今日・・・ム、アタシ来て良かったんですか?」
「え?あぁ、うんダブルデートしたいって思って・・・」
「アタシ、3人の邪魔じゃないかなぁって」
「それはナイ。だって後藤さん『夢里ちゃん行かないならごとーも行かない』
とまで言ってたくらいだもん。美貴たんも亀2気に入ってるし・・・」
「・・・後藤さんが・・・」
「んあ?ごとーが何?はい、メロンソーダ」
「わぁ!ビックリしたぁ・・・あ、ありがとうございます〜うへへへ♪」
「亜弥ちゃんオレンジだよね?ハイ・・・ん?ムリトニースマイル度が増した?」
「たん、ありがと♪そーかもね」
??美貴達が買いに行ってる間に何かあったんか????後で亜弥ちゃんに聞こうっと。
- 311 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/17(木) 15:29
- しばしの休憩タイムをへて美貴達は再びアトラクションへ。
ガーッと色んなもの乗ったけど、やはり最初に乗ったヤツ・・・
亜弥ちゃん以外、皆気に入ってて暗くなってきて「ラストに乗るべ」と。
今日ヤケに張り切ってるごっちんが発言。
ちなみにラストにと言っておいて只今連続で8回めに入るが?
「ちょ・・・アタシ無理、ごめん・・もう無理」
「え?何ですかぁ松浦さん??」
「いや亀2の名前じゃなくて!グルグルしてきて疲れた・・・」
「亜弥ちゃん大丈夫・・・じゃないね」
「んあー・・・じゃ、ごとーが亜弥ちゃんと待ってるからミキティと夢里ちゃん乗ってきて」
「えー?な」
「だってミキティも夢里ちゃんもすでに乗っちゃてるし」
「うへへへへ♪夢里と藤本さん端っこですねー♪」
「っていうか美貴とムリトニー以外に人いないだろ(こんなに楽しいのに)」
「美貴たん、アタシ後藤さんと待ってるから」
「んあー、まっつー見てるし二人のことも下から観てるから」
「うへへへ〜♪いってきまぁす♪」
「え〜〜〜?って、ウソもう動いてるし!?」
美貴とムリトニー席も端と端で二人しか乗ってないアトラクションが
上へとゆっくり回り始めた・・・
- 312 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/17(木) 15:43
- そう、美貴とムリトニーがスゴイ気に入ってて常に端は譲らないよとか
勝手に思って降りてまた一日パスのブレス見せて即乗るとか二人でしてたから
亜弥ちゃんが気分悪いって言った時は係員のお姉さんは美貴のシートベルトチェックして
ごっちんと亜弥ちゃんは美貴達みたいにワーッて乗るんじゃなく
ゆっくり・・・言いたくないけど保護者っぽくついてあげてるみたいなカンジだったかも・・・
あ、でもやっぱ一人でも楽しい・・・ん?ムリトニー??
何アイツ身体を宙に預けてユラユラ揺れてるんだ?
超笑顔だし!何それ?楽しいの??楽しいの???美貴もやる!!
両手の力を抜いてグルグル回る勢いに身をゆだねてみた・・・
・・・うあ〜フワフワする〜グルングルンて・・・
ムリトニー見る限りその姿は恐ろしいがコレはとても楽しい・・・
さすがごっちんと渡り合えるムリトニー・・・ナイスだぜ・・・
「・・・後藤さん、あの二人どういう動きしてるんですか?」
「んあ・・・おもしろいねー」
「軽く怖いですけど・・・亀2のあの動き+恍惚の笑顔・・・」
「まっつー・・・ミキティもすんごい笑顔なのねー・・・」
「やっぱり乗らなくて良かった。観てるだけでも楽しめる・・・たん無邪気だなぁ♪」
「でも、お客さん他に乗らないの夢里ちゃんのあの動きのせいかも」
「・・・ずっと振り回されながら乗ってたの亀2・・・美貴たんはその亀2を今真似てるのね・・・」
「楽しそう・・・いや楽しんでるからいいんじゃない?アッハ♪」
- 313 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/17(木) 15:45
- ◇
- 314 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/17(木) 16:02
- 「ありがとうございましたー」
もう顔も確実に覚えられたであろう係員のお姉さんにそう言われ美貴とムリトニーは降りた。
「お待たせ〜って亜弥ちゃん元気そうじゃん」
「うん、下で美貴たん達見てたら元気になった♪」
「はぁ?」
「んあー二人ともエキセントリックな動きだったのよー」
「うへへへ〜アレ振り回されるの楽しいんですよねー♪」
「あぁ、美貴も真似してみたがすっっごい楽しかった!」
「美貴たん、下から見てて伝わったよ(動き怖かったケド)」
「そう?亜弥ちゃんも一緒にやりたかったねー♪」
「え?あ、アタシはいい!うん、いいよ(あの動きはイヤ)」
「えー松浦さん楽しいんですよ〜?」
「いやアタシはいい、アンタは勝手にやってていいから」
「夢里ちゃん今度ごとーも一緒にやる」
「仲間ぁあ♪うへへへへへへへへへへへへへ♪」
「んあ、でも今日はコレで花やしきはお終いなのよー」
「閉まるの?」
「んあー・・・もうちょいやってるかも。でももう一つ行くトコあるから」
「はぁ・・・(今度はどこ行くんだ?ごっちん)」
美貴達は花やしきをかなり楽しめたね♪
さてさて、ごっちんの後について花やしきから出て少しした場所にお店・・・?
「んあ、かき氷なのねー♪ごとーはレモン」
「え、ごっちん、ここ?来たかったところ??」
「そーよー。さ、まっつー夢里ちゃんミキティも何食べるかとっとと決めるのねー」
「暑いもんね、んじゃ美貴はコーラ」
「アタシはイチゴで亀2はメロンでしょ」
「いえ松浦さん、ムリは抹茶ミルクがいいです〜」
「んあ、了解ごとーと・・・」
「アタシ行きます、美貴たん休んでて亀2も」
「「え」」
ごっちんと亜弥ちゃんが率先してかき氷買いに行ってくれた・・・
- 315 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/17(木) 16:18
- 残された美貴とムリトニーは食べる場所があるわけでないその店の前にて
二人で待ってる状態・・・
「ムリトニーさぁ、好きな人いないの?」
「アタシは・・・うーん、そういう好きはよくわかんないです〜」
「ふーん、そっか」
「あ、でも隙間探しで放浪してた時におつき合いしたことはありますが」
「ふーん・・・え!?」
「って言っても婚約者のフリしてくれとか妻ってことにしといてくれとか」
「ムリトニー援交やってたのか・・・」
「違いますよぉ、お金とかもらってないし・・・変なコトとかなかったですもん」
「あははっ!アンタ変だね」
「よく言われます〜」
「んーとさ、美貴がいない間にごっちんの支えになってたみたいだね」
「ほぇ?」
「ホラ、美貴もう少ししたらまた消えちゃうから」
「・・・」
「ごっちんがムリトニー気に入ってるみたいだし何かあったら支えてあげて」
「それはぁ・・・藤本さんに言われなくてもぉ・・・」
「あ、そう?なら良かった♪やっぱ二人とも今日のオレンジツナギ似会ってる(笑」
「そーですかぁ、うへへへ♪後藤さんはツナギ着ても素敵ですよね〜♪」
そんな会話してたら手にかき氷を持ったごっちんと亜弥ちゃん。
「んあ、ハイ夢里ちゃん抹茶ミルク」
「わぁい♪ありがとーございますぅ♪♪」
「たん、ほらコーラで良かったんだよね?」
「うん!わぁい♪かき氷〜♪♪」
反射的に喜んでしまう・・・かき氷・・・
「んあ、んあ。やっぱり花やしきで暑くなったのを冷やす締めはコレよー」
「ごっちん、コレ立ち食い・・・いや歩き食いなワケ?」
「そんなもんよ・・・あっは♪冷たっ」
- 316 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/17(木) 16:34
- 美貴たんが嬉しそうにかき氷食べて一気に食べ過ぎてキーンてなってる。
バカなコほどカワイイってカンジ?美貴たんカワイイ!!
「もぉ、たん一気に食べ過ぎ・・・後藤さんも」
「シャリシャリショリ・・・今日はチャイコーですね〜♪」
「ムリトニー・・・『チャイコー』って何?」
「え?最高のことですよ〜」
「何語?」
「世界共通語〜」
「コラ、ウソつけ亀2」
「バレましたぁ?うっへへ〜い♪」
「んあ、よし夢里ちゃんそれ世界共通語にしよー」
「「は?」」「うへ?」
「ごとーはやると言ったらやるよ?いつになるか分んないけど〜あっは♪」
「マジかよ、ごっちん・・・あ、亜弥ちゃんイチゴ一口」
「はい、美貴たん、あーん・・・」
「んあ!そこーノロケてないでごとーの野望聞くのねー!!」
「後藤さん、抹茶ミルク食べます〜?」
「んあ(パク)」
「ごっちんもノロケてんじゃん(やるなムリトニー)」
「後藤さん今日はダブルデートなんだから、ねぇ亀2?」
「え〜?うへへ〜♪」
「大体ペアルック(オレンジツナギ)とか気合入りまくりなのはごっちんだ」
「ごとーはデートしたことナイんで気合入れてみたのよー悪いー?」
「全然悪くないですよ〜♪」
「悪くはないけど後藤さんが『ノロケないで』なんていうから」
「うんうん、美貴達よりそっちのがノロケだ」
「んあ・・・そ、そうなの?」
- 317 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/17(木) 16:45
- 「ごっちん達いいカンジだよね亜弥ちゃん?」
「うん」
「んあ・・・そーなの?」
「仲良してコトですかぁ♪」
『仲良し』で片付けていいのか?と一瞬美貴と亜弥ちゃんは思ったが
「うん、後藤さんについて行ける人なんて美貴たん以外に初めて見たかも」
「ついて行けないのがおかしいんだよ。と言いたいが亜弥ちゃんに同感。
よっちゃんもおかしいけどアレはまた違ったオカシサだから(笑」
「誰がおかしいって?」
「あー、よっちゃんだよ知らない?」
って声がした方を振り返るとよっちゃん本人がいた!何で!?
「んあ?よしこ、何でココにいるの・・・梨華ちゃんももれなくいるねー」
「美貴ちゃんヒドイわよ!亜弥ちゃんもぉ誘ったのアタシなのにぃいいキーッ!」
「だって石川と一緒はなんかイヤだったから」
「ヒドイわ亜弥ちゃん(涙」
「や、でも何で浅草にいるの?ごっちん話した??」
「んあー(頭を横にブンブン否定)」
「!あ、お姉ちゃん〜」
- 318 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/17(木) 17:00
- 「ムリ〜♪絵里参上!うへへへ〜♪」
「ムリ、ひどいっちゃ!遊園地行くなられな達も誘うばい!」
「そうなの、大体においてさゆはスルーされることが多い気がスルーの」
「さゆ、絵里並に寒いっちゃ・・・」
「何でぇ?何でお姉ちゃんと仲間達がいるのぉ??」
「ムリ・・・いい加減さゆの名前覚えるの」
「姉妹そろっておかしいっちゃ、れなのことも絶対覚えとらんと」
「ムリからメールが来なかったから・・・心配になった絵里は
後藤さんのウチにかけたら『真希と浅草行ったわよ』って」
「んあ、それはわかったとして何でよしこ達もいるの?」
「ここに来る途中に合流?っていうか追跡されてたっちゃ」
「そーなの、勝手にさゆ達の車を追いかけてきたのストーカーなのこの二人」
「んあ、そーだねシゲさんの言う通りよしこはストーカーだ」
「よっちゃん・・・たった1年で変態度UPしたか」
「こら、そこでまた後藤本発動させんなよムカつくなー!」
「えー?だって・・・」
「ごとー達は」
「「後藤本だから♪」」
「(ブチッ)うおぉおおおおお!!久々ムカつく――――!!!!」
「ひとみちゃん落ち着いて・・・(汗」
「チッ、石川ぁ・・・空気読めよな『却下』で返信したろ・・・」
「ひどいわよ!タイトル『却下』だけで返信なんて(泣」
- 319 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/17(木) 17:17
- 「石川に5文字以上メールしたくナイ!」
「何よ、5文字って!?」
「『さようなら』『バイバイ』『うるさい』『もう送るな』『邪魔するな』」
「キャー!ヒドイ、亜弥ちゃんのいじわるぅ〜(泣」
「「「「「キショッ」」」」」
「うわー、久しぶりに言ったね美貴なんかスッキリ♪」
「んあ、皆でハモるのがポインツよねー」
「あ、アレ〜?ムリつい口から自然に・・・」
「さゆもなの」
「れなもっちゃ」
「・・・絵里乗り遅れたぁ悔しいぃ・・・」
「亀ちゃん、言わなくていいのよ・・・あんな言葉・・・(良いコだわ)」
「キショッ!」
「えぇえええ!?」
「うへへへへ♪本当だぁなんかスッキリ・・・絵里オンリーロンリーだったけど・・・」
「んあ、亀ちゃんナイス返し!」
「ウマイね、一回上げてから落とすなんて・・・さすがムリトニーの姉エリザベスだ」
「うへへ〜♪お姉ちゃんカッコイイ♪♪」
「そう〜?うへへへ〜♪♪」
「見分けつかんくなるたい!『うへへ』控えるっちゃ!!」
「・・・今のれいなの一言で一気に絵里とムリ暗くなったの」
「ん、んあー、ごとーは『うへへ』好きなんだけど・・・」
「美貴も好き(自分では『うへへ』言いたくないが)」
「そーですかぁ?ごとーさん・・・」
「藤本さんに『好き』ってぇ〜絵里の・・・うへへへ♪」
「「夢里ちゃん(ムリトニー)『うへへ』好きだからね」」
「あ、ちょっとぉ!絵里ムシですかぁ?まぁ、いいやムリは絵里で絵里はムリ〜♪」
「絵里、暑さで脳がやられてるたい」
「れーないつもの事なの。寒けりゃ寒いでおかしいの、おかしいのが普通なの」
「なんか二人ともヒドイこと言ってナイ?今度ココ来ようよ、れーなぁ、さゆ」
「ムリもまた来たい〜♪」
「ごとーも〜♪」
「そんじゃあ皆で来ましょうか〜♪」
「お姉ちゃんまとめ上手〜♪」
「ヲイ!ウチの存在忘れてるダロ?お前ら・・・」
「んあー!!通報するの忘れてたストーカー現行犯逮捕なのよー。
犯人は顔見知りの線が多いのは本当ねー・・・えっと110」
- 320 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/17(木) 17:34
- 「マテ!通報すんなしかも本気で今しよーとしただろ!?」
「だってよしこ達ストーカーだしー」
「うん、そうですねアタシが通報しましょうか・・・」
「亜弥ちゃんヤメテ――!!」
「・・・どーでもいいけどもう、暗いんだけど帰るか夕飯食べていくか」
「美貴ちゃんそれ良いわね!ナイス、ナイスだわ!!」
「誰も梨華ちゃんと一緒に行くとは言ってないが(よっちゃんも来るし)」
「そうなの、『7名でも多いのに9名なんてフザケんな!』なの」
「石川達は放置確定。シゲさん達は来るきなんだね・・・」
「松浦さん、なんか・・・オーラが一方向だけにドス黒いっちゃ・・・(怖」
「や、別に美貴はなんでもいい・・・あ、でもごっちん達とゆっくり話したり・・・」
「んあ・・・そう?『達』ってムリちゃんもなのねー・・・♪」
「え〜、ムリだけですかぁ・・・」
「あ!そーいえば藤本さんっちゃ!!」
「は?何?田中ちゃん」
「この姿こそが藤本さんやけん!一昨日のセクハライケメンは藤本さんじゃなか!」
「え、あー・・・ハハごめんねぇ驚かせてあの時は(怯えてたな田中)」
「さゆも久しぶりに藤本さん見たけど変わらないの・・・素敵なの」
「はいはいはい!そこまで!!こっから美貴たんに近寄らない、ね?」
「近寄ったら〜・・・多分怖い気がする〜」
「絵里、久しぶりっちゃ・・・さゆVS松浦さん」
「え?絵里はぁ?絵里もVS松浦さんやる〜」
「妹の前っちゃけど?」
「う”・・・見とく」
「どーしたのぉ?お姉ちゃん〜?」
「な、何でもナイよぉ、ムリ〜うへへ♪」
あぁ、また戦いの火蓋が切って落とされた・・・
何で生き返ってまでこんなの見なきゃ・・・ん?
ってかさ、この場をずらかればいいじゃん
- 321 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/19(土) 15:14
- ごっちんの耳元で囁く・・・
「ここまで人数増えるとゆっくりできなさそーだからバラけるぞ、ごっちん」
「んあ?」
「だから、ごっちんはムリトニー連れて・・・場所は焼肉屋な」
「んあー・・・どこの焼肉屋さん?」
「・・・えーっと・・・どこが・・・あぁ、原宿の交差点とこの!とりあえず原宿!!」
「わ、わかったのよー」
「ちょっと、二人で何話してんだよ、ヨシザー達もさ仲間に・・・」
「そうそう、ね、ひとみちゃんの言う通りアタシ達も一緒に♪」
「この二人はいらないの」
「そうっちゃね、れな達3人追加でご飯行くたい」
「絵里は〜・・・任せる〜♪」
「そーか、そーか亀ちゃん。美貴に任せてくれるか、この場を」
「はい〜」
「んじゃーこの場で解散ね、じゃ!!亜弥ちゃん行くよ!」
「ふぇ?たん・・・キャー」
「「「「え?」」」」
「・・・美貴ちゃん?・・・!逃げられたぁ!!」
「へ?あぁ!ごっちんもいない!!」
「本当なの」
「ん?絵里?絵里ー!絵里もいないっちゃ」
「れーな、さゆ達はぶられたの・・・吉澤さんと石川さんのせいなの」
- 322 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/19(土) 15:23
- 〜逃げた美貴たんと亜弥ちゃん〜
「たん、いきなり手を引っ張って何なの?」
「亜弥ちゃん、よっちゃんとか梨華ちゃん+あの3人じゃ面倒じゃん」
「確かに。で、帰るの?」
「いや、ご飯食べて帰るよ場所はごっちんに大まかに教えたし」
「え?また合流するの?どこで??」
「・・・焼肉屋さん♪」
「美貴たん本当お肉好きだよね・・・どこのお店?」
「原宿」
「原宿かぁ・・・ん?原宿の焼肉屋さんって・・・」
「あ、気づいてくれた♪」
「忘れないよぉ、あの時初めてお肉目の前にすると美貴たんが怖くなるの知ったし・・・」
「美貴が初デートで行ったお店って言ってほしかったんだけど・・・」
「うん、そうなんだけど・・・じゃあ、美貴たん行こっか」
「うん(ニコニコ☆)」
「後藤さんはムリトニー連れて行ったの?」
「だと思うけど?」
「後輩3人は、別にいても良かったけどデートじゃなくなるしねー」
「そーだね(亜弥ちゃんVSシゲさんになるし)」
- 323 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/19(土) 15:40
- 〜逃げた後藤さんと・・・〜
「んあー、ここまで来たらとりあえず逃げ切れたのねー」
「後藤さん?何ですか〜いきなりで驚きましたよぉ〜」
「んあ!?」
「そうですよぉ〜ムリも驚きましたぁ〜」
「んあ?んあ??」
後藤のとった手は亀ちゃんの手でその亀ちゃんにくっちていたムリトニー。
一応ムリトニーを連れ出せたのは成功したが同じ顔の姉・亀井絵里まで・・・
「あ!後藤さんまさかムリとお姉ちゃん間違えたんですかぁ〜?」
「ん、んあ・・・そ、そんなことはナイのよー(間違えたのよー)」
「何で絵里の手をとって・・・え?後藤さん、絵里好きな人いるんで」
「んあ!勘違いなのよー亀ちゃん!!」
「とゆーことは間違えたんですね後藤さん・・・髪型違うじゃないですかぁ!」
「ムリ、今日髪上げてるからじゃない?いいじゃん。あ、絵里どうしましょう」
「んあー・・・ど、どうしましょーねぇ(汗」
「後藤さんはムリと遊びたいでしょ?絵里はぁ、れーなとさゆと合流しますぅ〜」
「んあ?そ、そう?」
「はい、お邪魔はしたくないですからー♪ムリは?今日ウチ帰る??」
「え・・・えーっと(チラッ)」
「あ、ごとーんチに今日も泊めるのよー遅くなるかもだしー・・・ね?」
「はい♪そーゆーこと、お姉ちゃんお母様とお父様によろしくぅ〜♪うへへへ〜」
「わかったぁ!とゆーワケで絵里は退散しまぁす、後藤さん妹をよろしぅ〜♪うへへへ」
着てる服がよりにもよって亀ちゃんもオレンジ色のTシャツ着てて不覚にも間違えた・・・
だが物分りと引き際の良い亀ちゃんはさっさと去って行ってしまった。
心の中で「亀ちゃんありがとー」と呟いた後藤真希19歳あと少しでハタチ。
- 324 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/19(土) 16:53
- 「お姉ちゃん行っちゃいましたね〜」
「んあ、原宿に向うよムリちゃん」
「原宿ですかぁ?」
「焼肉食べるってミキティが言ってるのよーん」
「ムリもお腹すきましたぁ、行きましょう〜♪」
「んあ、んあ。(ヒョイ)さ、後藤にしっかりつかまるのよー」
「え?コレで行くんですかぁ?」
「前にも二人乗りミキティとしたし時速80キロなのよー」
「それ速いんですか〜?」
「んあ、ゴメンてきとーに言ってみただけ駅までだからいいのよー。さ、乗って」
「はぁい♪」
「それじゃー行くのよー」
―ビュンッ―
後藤のエアスケボーは日々改良を重ね速度も増している・・・
スゴイ速さで進むそれは「スケボー」と読んでいいのか?
- 325 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/19(土) 16:53
- ◇
- 326 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/20(日) 01:31
- 原宿の交差点のすぐ側のビル内2F。
そこは良い肉使ってるけどリーズナブルで初めて亜弥ちゃんとデートした時に来た。
それ以来行ってなかったが変わらずにあったのは良かった。
「たん」
「何?」
「後藤さんに場所ちゃんと言った?来たことあるの??」
「・・・原宿としか言わなかった」
「もう!それじゃ場所わかんないじゃん!!ケータイ・・・」
〜♪
「もしもし!後藤さん?今ちょうどかけようと・・・ハ?」
『んあ、だから原宿と新宿間違えて今新宿にいるごとーよーん。あっは♪』
「新宿?あのですね、えっと原宿の、そうそこ歩いてすぐの交差点」
『んあーOK!今から向うのよー・・・ブツッ』
・・・。
「たん、後藤さん原宿と新宿間違えたって今から来るって」
「何だそれ、ごちんらしー(笑)ヒャヒャヒャ♪」
「美貴たん今日ご機嫌だね〜♪」
「だぁって楽しいじゃん今日!亜弥ちゃんは?」
「アタシも楽しいよ(たんの表情コロコロ変わるの見れて♪)」
「しっかし、よっちゃんと梨華ちゃんは計算外だったねー」
「全くだよね石川のヤツ・・・あ、天文部の3人も」
「アレはまぁ、カワイイと言える範囲だな」
「シゲさん以外・・・いや亀もちょっと・・・田中ちゃんがまとめてくれないとねー」
「そうだね(無理だと思うけど美貴が死ぬ前から言ってるのにアレだし)」
- 327 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/20(日) 01:42
- 「先に店入って席・・・よし、あるな大丈夫か」
「後藤さん来た時わかりやすいよう下で待とうか」
「だね」
二人でビルの下にて待つこと5分・・・?ザワザワザワ・・・
「何あれ?」「え?人??」
「バッ○トゥザフューチャー2のスケボー!?」
「スケボーなのアレ?」
「キャー」
ズザザザザザッ!!!!
「んあ、待たせた」
「お待たせしましたぁ〜♪」
「・・・いや、ホラちょっと周りがスゴイんですけど?」
「んあ?何がよ」
「後藤さん・・・こんな人通り多い中でコレ使わないでよ!」
「亜弥ちゃんまで〜いいのよー時間がもったいなかったし」
「いや〜速かったですね〜♪」
「さて案内してくれ焼肉屋」
「ごっちんは無敵だな・・・ここの2Fだよ・・・行くか」
「美貴たんの親友ってカンジだね・・・(類友だ)」
原宿の道をエアスケボー二人乗りでブッチぎったごっちんはスゲー。
とりあえず合流できたんでよしとするか・・・しかし美貴の相棒って・・・
- 328 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/24(木) 12:55
- ◇
- 329 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/24(木) 13:09
- 「んあー・・・ごとー久々にミキティと焼肉来たけど相変わらずねー」
「そう?皆があんまり食べないんじゃん?」
「美貴たん・・・(違う、美貴たんが片っ端からお肉取ってくから・・・)」
「いやいや〜本当よく食べますね〜藤本さん♪」
「あ、亀2はちゃんと食べれた?お肉、美貴たんが独り占めしちゃうから・・・」
「え?あ、はい後藤さんが取ってくれました〜〜〜♪」
「・・・(アタシだけ?お肉1枚も食べてなくてもうデザート来た人アタシだけ??)」
「どうしたの亜弥ちゃん?」
「・・・別に(バカたん)」
「んあ、コレがデートってもんなのねー(感動)」
「眠そうな顔でガッツポーズとって・・・どした?ごっちん」
「初デートだったのよー!充実だったのねー♪んあっは♪♪」
「え〜?そーなんですかぁ??ムリなんかで良かったんでしょかぁ・・・」
「んあ、んあ」
満足そうに頷くごっちん・・・美貴から見ても二人お似合いかもしれないけど・・・
「後藤さんって亀2大好きですよね」
「まっつーも好きよ?ミキティも」
「そういうんじゃなくて・・・あぁ、いいです気にしないで下さい」
「変なまっつー」
「変な松浦さん〜♪」
「ちょっと!何で亀2にまでアタシが『変』呼ばわりされるの〜!!」
いいじゃないか亜弥ちゃん、『裸エプロン』も平気だし充分変だろ亜弥ちゃんも?
誰より一回死んでまた生き返った美貴がダントツで1番変だけどな。
- 330 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/24(木) 13:26
- その後は別々に帰ることんなって別れ際にごっちんが
「ミキティ・・・もう木曜日終わっちゃうね」
「ん、そだね今日楽しかったよ途中でキショイのとか来たけど」
「ごとーも楽しかった、後藤本・・・全部読んだ?」
「美貴のまで読んでラスト3巻は帰って読む、ごっちん表現力スゴイよ」
「んあ?」
「あの本で美貴の気持ち代弁してくれてんだもん(苦笑」
「んあ一応相方ですから・・・・・・んあ」
「あ!」
「んあ?」
少し離れた場所でジュース飲んでた亜弥ちゃんとムリトニーも美貴の「あ!」
に振り返る・・・ちょっと声大きかったかなぁ///
「たん、どしたの?」
「いや、ホラごっちん初デートだし皆でプリクラ撮ってから帰ろう」
「あ!そーだよ、アタシ美貴たんと再会してプリクラ撮ってナイ!!」
「んあ、そんなもん?ムリちゃん撮りたい?」
「楽しそうですね〜♪」
「んあ、撮りに行くべ」
決めるとごっちんは行動早くてプリクラ10枚くらい撮って分け合いっこ。
もちろん全員でも撮ったし二人ずつでも撮ったよ。
組み合わせも変えたりで美貴と亜弥ちゃん・ごっちんムリトニー。
そして美貴とごっちん・亜弥ちゃんとムリトニーとか(笑)
美貴とムリトニーでも撮ろうとしたが「い、いえいえ〜恐縮です〜」って遠慮された・・・
後ろで亜弥ちゃんが睨みきかせてるなんて美貴は知らなかったんだ、ムリトニー・・・。
- 331 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/24(木) 13:39
- 「よし!コレでごっちんの初デートは完璧だね♪」
「んあー♪ありがとねーミキティ、まっつーも誘ってくれて」
「いえ、アタシも楽しかったし亀2も結構おもしろいし」
「あはは〜♪松浦さんムリに惚れたら隙間入りですよぉ?」
「惚れないし」
「冷たいですね〜うへへへ♪」
「あの二人も仲良くなったか。じゃ、ここでバイバイってことで・・・」
「ミキティ!」
「何?ごっちん」
「あのさ、あの・・・・・・・んあ、今日ありがと。そんだけ」
「?美貴の方こそありがとだよ♪じゃあね、ごっちん、ムリトニー」
「後藤さんまた今度遊びましょ♪亀2もね」
「うへへへへ♪」
そのままミキティと亜弥ちゃんとわかれた・・・
ごとーはね「また会える?」って言おうとしらけど言えなかった。
多分もう今日で最後だろうなって。
金曜・土曜・日曜まであと3日。
だけど、もうミキティと会えるのはコレが最後だなって。
ごとー思ったのよー。
何でしょーねーこのよくわかんない感情は?
あぁ、そっか。
ごとー悲しいんだ、淋しいんだ、もうミキティに会えないんだ・・・そう、会えないんだ。
- 332 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/24(木) 13:50
- 「後藤さん、ムリはいきなり消えませんから〜」
「んあ?」
「ムリはいきなり消えてても多分どこかの隙間にいますから〜」
「ん、んあ??」
「今日ってムリ、後藤さんの家に泊っちゃっていいんですかぁ?」
「もう遅いし、泊っていくのよー」
「はぁい♪プリクラ〜♪実はムリ、撮るの初めてだったんですぅ〜♪」
「そーなの?」
「はい♪」
帰り道気づいたら夢里ちゃんがごとーの手を引いてくれてた。
ごとーは「恋」ができないらしいけど。
「恋」がどーゆーもんかわかんないし、しなくてもいーとか思ってるし。
だけど一緒にいて楽ってゆーのはいいものよねー。
お互いマイペースってのが楽なのかしらねー?
夢里ちゃん好きだけど別にキスとかしたいとか思わないし。
向うもごとーのこと「そういう好き」じゃないカンジだし。
よくわかんないけど
今、夢里ちゃんが側にいてくれて良かった。
隣で「うへへ♪」って笑ってる夢里ちゃんの八重歯がカワイイと思った。
- 333 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/24(木) 13:51
- ◇
- 334 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/24(木) 14:10
- 部屋に帰るなり亜弥ちゃんが
「みきたん!後藤さんと亀2はつき合ってんじゃないアレ?」
「は?あー・・・どーだろね?」
「だって後藤さん達ペアルックだよ?ちょっと一緒にいて恥ずかしかったし」
「うん、恥ずかしかったね。でも似合ってたからいいじゃん」
「しかし亀2はおもしろい、姉の亀ちゃんもおもしろいけど更におもしろい」
「ムリトニーだってば名前で呼んであげなって(苦笑」
「本人からOK出たもん」
「ムリトニーとごっちんねぇ・・・無きにしろあらずも無きに近い」
「たん、何それ?」
「一緒にいるけどつき合いは・・・そういうのはナイんじゃないかなぁってコト」
「えー?だってさぁ、あんなに後藤さん優しくて・・・」
「ごっちん優しいじゃん。亜弥ちゃんにも優しいでしょ?」
「優しいけど・・・なんか違くて〜〜〜〜!!!!」
「まぁ、言いたいことはわかるけど」
「でしょ!?」
「あの二人はあの二人のボーダーがあるようだから」
「???」
「そのボーダー越えるかは美貴は知らない」
「ふーん?よくわかんないケド黙って見守っとくよアタシは」
「そうしてあげて(ニッコリ☆)」
ズキュ――――――――――亜弥―――――――――美貴の笑顔>
「たぁんっ!!」
「わ、ちょ・・・何・・・ング??」
・・・・・・・・・・・。
「・・・っだぁ苦しいってのいきなりキスとか!///」
「たんの反則凶器的笑顔がいけないの♪」
「酸欠んなるくらいのいきなり強引キスはやめて///」
「やだ♪」
「!(この女・・・!!)」
「それより今日撮ったプリクラ、みきたんカーワイイ♪アタシもカーワイイ♪」
「久しぶりん撮ったね・・・ん?亜弥ちゃんとムリトニー仲良く写ってんじゃん(笑」
「うっ!・・・あのヘラヘラ八重歯につられて・・・それに可愛く写りたいし・・・」
「カワイイよ、美貴とごっちんは『後藤本参上』って書いちゃった♪」
「うん、いいんじゃない・・・(ちょっと暴走族みたい)」
- 335 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/27(日) 05:38
- 「みきたん、今日も後藤本読むの?」
「あー・・・うん、読もうかなと思ったんだけど」
「だけど?」
「美貴、元の・・・女の子の美貴になってから亜弥ちゃんとさ、ホラ」
「・・・あと、少しで金曜だね」
「?うん」
「まだ、時間あるからアタシとたんの」
「・・・・・・」
「だから、みきたんが今したいなって事優先でいいよ」
「美貴は亜弥ちゃんとしたいんだけど・・・」
「でもそれより気になってるでしょ?その本の内容のこと」
このコは本当、勘が鋭いっていうか美貴がわかりやすいのか・・・
「気になってるよ、最後まで読んで・・・ごっちんに感想言いたい」
「たん、読むの速いから読書に没頭していいよ」
「亜弥ちゃん・・・」
「アタシは隣にいるから」
「うん、じゃあ美貴ベッドで読んでるから亜弥ちゃん隣にいてね」
「うん、みきたんが生き返ってからえっちぃコトばっかしてたし」
「そっかぁ、もう金曜かぁ・・・・・・パジャマに着替えてベッド行こっか」
「うん」
亜弥ちゃんがなんだか寛大になった?表現変?・・・美貴の時間がもう少ないから?
- 336 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/27(日) 05:48
- ベッドに二人で潜り込んで美貴は原稿を読み進めていく。
後藤本完結編となる第3章
美貴とごっちん
二人の思い思いのことがごっちん視点・美貴視点で描かれている
あぁ、あの時ごっちんはそう思っていたんだとか
そうだ、この時の美貴はおかしかった不安定だったとか
そして相方という理由をつけて美貴のフォローをしてくれた
ごっちん
本当の話なの?
美貴の寿命を分けてもらって
実際に美貴が死んじゃうなんて・・・
コレは本として客観的に読んでごっちんの夢で終わっちゃいそうだけど。
でも美貴を探してて美貴にこだわる理由を言わなかった彼女・・・きっと真実
- 337 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/27(日) 06:00
- 読み始めたのが金曜に変わる少し前
そして今は朝の9時になったところ・・・
原稿も残り僅か数ページ
美貴の身体の具合が悪くなってきたところ
卒業式の直前・卒業式終了後、美貴と二人きりになった時・・・
今でも鮮明に思い出せる二人壁にもたれて隣で涙を流していた相方
あの時の言葉が今、理解できる
でも美貴は君を恨む気はないし君がいなきゃ海外に戻ってたと思うし
そしたら亜弥ちゃんに逢えなかっただからごっちんに会えて良かったんだ
美貴の寿命分けてあげられて良かった
美貴を選んだごっちんは見る目があるよ
・・・ラスト大学に上がって約4ヶ月で美貴の失踪
そして1年後、失踪時に着てた衣服のまま綺麗な遺体で北海道の雪山から発見
文章を全部説明できないけど
- 338 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/27(日) 06:15
- 最後の件にごっちん視点で・・・
「藤本美貴の魂は私の中で今でも灯っている」
「私は彼女の分まで生きるだろう」
「そのことを彼女もきっと望んでいる」
「彼女と過ごした僅か3年の時間は私の人生において」
「一片も欠けてはいけないのだ」
「あの時、あの瞬間が私たちになかったら今の後藤真希は存在しないだろう」
「それは永遠に不変のモノ」
「私の中で失くしてはいけない藤本美貴の魂」
「それは永遠に不変のモノ」
「ミキティ、ごとーはアナタと見る事のない未来を」
「アナタの存在しない未来を」
「歩きます」
「親愛なる永遠の親友、藤本美貴へ後藤真希が捧ぐ」
「もうすでに存在していなくとも 私の中でアナタは生きる・・・永遠に・・・」
- 339 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/27(日) 06:26
- ・・・なんていうか、照れるんだけど///
こうまで名前ドーンって書かれちゃさぁ・・・。
でも、美貴の魂がごっちんにあるらしいから間違いじゃないよな。
嬉しいこと書いてくれるじゃんか。
美貴のいない未来・・・
亜弥ちゃん、ごめんね美貴死んじゃって。
それにもうあと3日でまた消えちゃうね。
でも今度消えるときは必ず側で消えるから・・・
今度こそ最後の最後は亜弥ちゃんといたいから・・・
残りの日曜が終わるまで亜弥ちゃんと二人っきりで過ごそう。
感想は携帯からでいいよね、ごっちん。
・・・なんだろう?
後藤本読んで何かを思い出したぞ・・・昔の映画・・・
!!
スタンドバイミー!!・・・何でかな(笑)?
最後まで読んだらスタンドバイミーが浮かんだ。
それでいったら美貴がリバーフェニックスになるのかな?
とりあえず後藤本の出来、美貴的には製作者の一人だから入り込めておもしろかったが
この『後藤本』は一般受けするのかな?
- 340 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/28(月) 12:33
- 隣で寝ている亜弥ちゃんに「携帯借りていい?借りるよ?」とか
熟睡中の亜弥ちゃんは「・・・ん〜〜・・・」と一応返事?これ返事だよね。
返事というか・・・一応返事を返してくれたので借りるよ。
だって美貴、今携帯持ってないし。
公衆電話まで行くのヤじゃない?
ごっちん起きてるでしょ朝だし一応平日だし。
あ、大学生だからなー微妙かなー・・・
でも取るよ、ごっちんは『美貴からの電話』。
亜弥ちゃんから半ば勝手に借りた携帯からごっちんへかける。
数回コール音が聴こえる・・・
6回めのコール音が鳴り始めた時
『んあー・・・ミキティ?』
亜弥ちゃんの携帯でかけてんのに何で美貴と思うのさ(苦笑)
「うん、美貴」
『あー読んだのねー』
「うん、読んだ」
『ごとーはねぇ、寝てた』
・・・。
「よく電話取れたね」
『ミキティの声がうるさくて起きたら携帯なってた』
「何だよそれ」
どうやらごっちんは軽く寝ぼけてるらしい。
いつもとぼけてたが実は毎回寝ぼけてたのか?
でも、ほらね。やっぱり取った『美貴からの電話』。
- 341 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/28(月) 12:46
- 『ごとーが気持ちよく寝てんのにミキティがうるさかったのよー』
「あ、そう。でさ後藤本読んだけど」
『んあ?あぁ、どーだったー?』
「おもしろかった、意外にちゃんと『本』だったから」
『意外とは失礼ねー!ごとーは心外よー!!』
「いやいや、だって美貴はどういう本になるとか実現するとか思わなかったし」
『んあ、実現まだしてないのよーこれからするの』
「あぁ、そっか。そうだよね、ごっちん誕生日発売だっけ」
『そーよー・・・プレゼント先払いでいーのよー?』
「死人に催促かよ!一応聞くだけ聞くが何が欲しいの?」
『・・・15秒』
「は?」
『携帯の機能で話してる相手の声録音機能あるでしょ、15秒間』
「あったっけ?それが何??」
『二十歳になるごとーへ向けて何か15秒言って。ごとー今聞かないから
誕生日きて日付かわって二十歳んなったら聞くから15秒祝福の言葉』
「えー?二十歳のごっちんへ向けて言うの?・・・よく思いつくね」
『んあ、さて準備いい?ごとーが『んあ』って言ったら15秒だからねー?
その間ごとーは携帯離して聞こえないようにしてるからねー』
「えーっと、えーっと、うんわかった・・・難しいな二十歳のごっちんねぇ」
『んじゃ行くのよー?ミキティ、んあ!』
- 342 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/28(月) 12:48
- *
- 343 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/28(月) 13:00
- 美貴のこの言葉が届くのは3ヵ月後か・・・
「・・・」
『ちゃんと祝福の言葉入れたー?』
「うん。でさー」
『んあ?』
「最後まで読んだけど美貴ってリバーフェニックスみたいじゃね?」
『んあ、ファンから糾弾されるのよーミキティ』
「いや美貴もう死んでるし、ホラ、ね?」
『んあ〜〜〜〜(不満気)』
「だぁってさー!コレって美貴とごっちんの友情?モノでしょ」
『もしやミキティは『スタンドバイミー』と言いたかったのねー?』
「うん。言わなかった?」
『言わなかったリバーフェニックスしか。何自分だけカッコイイっぽい役してんのー?』
「え?アハハ・・・だってホラぁ美貴も若くしてハッキリ言えば十代で」
『まぁ、そーかもしんないねー』
「ん?」
『コレはごとー達の『スタンドバイミー』かもしれないねー』
「でしょ?でしょ?ホラ、美貴いいこと言った」
『でもそっちの役のがカッコイイのよーごとーはぁ・・・?』
「主役じゃん、ごっちん主役。美貴も主役だけど最後終わらすのごっちんだし」
『んあ、ならいーかー』
「うん、それだけ昨日楽しかった。起こしてごめんね、じゃあね・・・本ありがと」
『こちらこそまだ聞いてませんがプレゼントありがとーまっつーにヨロシクー』
そして美貴とごっちんの最後の会話が終わった・・・
- 344 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/28(月) 15:40
- 亜弥ちゃんの携帯をそっと置いて美貴はそのまま眠りにつく
だって徹夜して読んだんだから・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
「・・・ん〜〜〜?・・・みきたん?」
「寝てるよね?」
「アタシのことさっき起こした?」
「って、みきたん爆睡だし・・・」
「アタシも寝よ」
・・・・
・・
・
- 345 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/28(月) 15:40
- ◇
- 346 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/28(月) 15:51
- 「んあ、ミキティから誕生日プレゼント少し早めにゲッツなのねー♪」
「んん〜・・・あ・・・後藤さんオハヨーゴザイマス」
「夢里ちゃんおはよ」
「早いですね〜・・・って9時半かぁ夢里サボリまくりだぁ(笑」
「んー・・・こんくらい大丈夫でしょ、ウチの高校なら」
「ですよねムリしばらく旅にも出てないし」
「そんじゃー後藤本完成したらどっか行こーかー?」
「いいんですかぁ?そーですね〜後藤さんの誕生会やりましょか後藤さんには内緒で」
「んあ?ごとーに内緒なの?」
「あ、言っちゃったぁ〜サプライズパーティーしようと思ってたのにぃ・・・」
「あっは♪夢里ちゃん今ので充分サプライズよー♪」
「新しく何も考えてないですからお姉ちゃん達や松浦さん誘って何かするとか考えてないですよ」
「ん、んあー・・・(夢里ちゃんってウソつけないコね・・・)」
「そんな悲しそうな声出さないでくださいよぉ♪当日になったら何かあるかもですよぉ?」
「んあ、期待してサンタさん待ってる、ごとーは良いコだから」
「そーですよぉ♪うへへへへ♪♪」
そういえば「サボリ」の語源「サボタージュ」ってフランス語なんだよ。
知ってた?IQ高いごとーのプチトリビア。
- 347 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/28(月) 15:59
- 美貴と亜弥ちゃんは変わらない日々を過ごした
日々と言えるほど長い期間ではなく
金曜から日曜まで
そう3日間
生前・・・失踪前と特に変わらない休日の過ごし方
こういう何気ない日々がとても幸福の瞬間だったのだと今頃気づく
一週間。
それはとても短く
そしてとても長かった
そして幸せの時間はあっという間に過ぎていく・・・
亜弥ちゃんが永久に美貴を愛し続ければいい
美貴は亜弥ちゃんを想いながら消える
この想いが亜弥ちゃんの心に届けばいい・・・これってきっと独占欲
- 348 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/28(月) 16:05
- 「みきたん、今夜は満月だよ」
「本当だ」
「ムーンストーンそこに置いてあるよ」
「うん、綺麗だね♪」
日曜PM11:50
「みきたん、みきたん」
「何?亜弥ちゃん」
「本当に今夜・・・日付が変わったらいなくなっちゃうの?」
「うん(ごめんね)」
「そっかぁ・・・」
「亜弥ちゃん一緒に行くとか言っちゃダメだし後追ってもダメだからね?」
なるべく優しく言う
「もう、そんなこと考えてないよ、たん」
「なら良かった」
「あのね、みきたん」
「ん?」
「アタシは・・・ずっとみきたんが好き」
「美貴・・・はもうすぐまたいなくなっちゃうけど」
- 349 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/28(月) 16:12
- 「それでもアタシはみきたん以上に誰かを愛する事はないよ」
「亜弥ちゃん・・・美貴に縛られなくてもいいんだよ?」
ウソ
本当は美貴への想いを変わることなく
持ち続けて?
「ううん、アタシは・・・病気なの。たんのことずっと想ってる不治の病」
「アハハ本当?」
ウレシイ
でもカナシイ
「亜弥ちゃん」
「わ?たん??」
「しばらく・・・ううんずっと抱きしめてていい?」
「アタシから抱きつこうと思ってたんだけどなぁ(笑」
「そっか、へへ♪」
「も〜甘えっ子たん」
「いいの、その通りだから」
「みきたん、もぉ」
少し亜弥ちゃんが身体を離した、ほんの少し・・・
- 350 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/28(月) 16:20
- 「あと・・・数分だね、たん」
「・・・そうだね、美貴の時計の数字も減っていってる・・・」
「え?何それ」
「この時計の文字盤に一週間分の美貴の・・・時間が表示されてる」
「ただの時計じゃなかったんだ・・・」
「うん、もうすぐ『0』になっちゃうな」
「キスしよ」
「へ?」
「ずっとキスしよう、たん」
「え?ん」
考えるより先に向うから唇を塞がれた
あぁ、そうだね抱き合いながら
キスをかわしながら
消えていくのもいいかも知れない
前は独り・・・いや月の王子もいたか・・・血を吐いてビルの屋上で
彼女を想って息絶えたのだから
今の美貴は幸せモノだ・・・
亜弥ちゃんの唇から愛を感じながら・・・
- 351 名前:一週間の恋。 投稿日:2006/08/28(月) 16:21
- ◇
- 352 名前:一週間の恋の結末。 投稿日:2006/08/28(月) 16:31
- 目の前からゆっくりと・・・愛する彼女が消えていった。
アタシのたんが。
最後にアタシを抱きしめている彼女の腕にギュッと
そうギュッと力が入った
目を開けたらゆっくりと光とともに・・・
カチャンッ! コト!
何かが落ちた音がした。
「!?・・・時計・・・みきたんの・・・」
今の今までアタシの側にいたアタシの恋人はもうこの場にいない
落ちている時計を拾う・・・ん?
目の端に何かが光ったよく見ると小さい銀色の指輪・・・たんが小指にしてたヤツ
時計を見るとしっかりと動いておりもう月曜になっていた
そして、文字盤のみきたんの『時間』の表記は・・・『0』になっていた
銀の時計と銀の指輪を握り締め
アタシは一人・・・
そうアタシは
独り・・・
- 353 名前:一週間の恋の結末。 投稿日:2006/08/28(月) 16:41
- 「あいぼん、おはよう」
「亜弥ちゃん!久しぶりやん」
「うん、休んでた分の色々と見せてもらってもいいかな?」
「もちろんや、うちはかまへん」
後ろから大声がした
「あー!亜弥ちゃんっす!!大学で会うの久しぶりっす!!」
「のんちゃん、おはよ」
「もう、お昼っすよー!学食行くのれす」
「ほんま食うことばっかやな」
「二人は全く変わんないね」
「そうでもないで・・・常にどこかしら皆成長しとんとちゃう?」
「あいぼんはこれ以上成長しちゃけねーのれす!」
「どういう意味やぁ!?コラ!!」
「のんより胸があるのが気にくわねーのれす」
「なんや、そっちか。ならええわ」
「・・・いいんだ」
「アレ?亜弥ちゃんお久しぶりですねー大学一週間休んだんでしたっけ」
「あぁ、うん。そうなんだけど」
「干し芋でもどうですか?」
「食べる食べる〜へへ〜♪」
「あ、まこっちゃん??留学してたんじゃ・・・」
「亜弥ちゃ〜ん国内に留学しちゃってたよ〜そこの名産とか食べまくったから費用が・・・」
「バカに私の干し芋はあげません」
「えぇ!?あさ美ちゃんひどくない?ひどくない?ってかスイヤセン」
誰も・・・みきたんのこと聞いてこない・・・忘れてないよね・・・?
- 354 名前:一週間の恋の結末。 投稿日:2006/08/28(月) 16:54
- 大学の学食で高校の時のように皆で集まって食べてたら後藤さんが・・・
「んあ?まっつー、ミキティどうだった?」
あいぼん:ごっちんズバッと行きよった!!
紺野:ご、後藤さん!いきなりソコですか!?
と約2名ほど心の中でツッコミを入れていた。
「んあ、そうそうコレ昨日さ部屋ん中、整理してたら出てきたからあげる」
「え?何ですか・・・貝がらの・・・何コレ?」
「ごとーも知らない」
「はぁ?」
「前に沖縄行ったときミキティが貝がらで何かまっつーに作ろうとしたんだけど」
「みきたんが?」
「んあ、アクセサリー作りたかったのかな?でも最終的に・・・」
「・・・コレですか?」
「まぁ、そのオブジェと思って・・・本人は理想通りに作れなくてキレてさ」
亜弥が後藤に渡されたものは貝がらで出来た投げ縄のような長い・・・
コレをどうしたらアクセサリーになるのかという物体。
「で、ごとーがキレたミキティを『いいオブジェだ後藤欲しいな』と言って
半ば機嫌直しするためにもらった・・・下手したら製作者が壊してたかもしれないモノ」
「にゃははは♪想像つくなぁ・・・たんが逆ギレしてるの・・・」
- 355 名前:一週間の恋の結末。 投稿日:2006/08/28(月) 17:04
- 「んあ、気に入った?良かったら部屋に飾ってちょー」
「あの、みきたんは・・・」
「ミキティ?あぁ、うん、何?」
「昨日から今日に変わると同時にいなくなっちゃいました」
「そっか」
「はい」
「じゃあ、今日ご飯作りにいったげる和食でいいんだよね?」
「はい」
「んあ、OK♪あ!よしこだ逃げよ、あっは♪」
そう言って後藤さんは学食から姿を消した・・・
「亜弥ちゃん、藤本さんは」
「うん、昨日いなくなった・・・光の中に消えてった」
「今頃・・・何してるんれすかね〜・・・」
「え?何??藤本さん??」
「まこっちゃんは知らへんか、知らんでええわ」
「だね・・・のんちゃんの言うとおりみきたん何してんのかな・・・」
「あの世で狩でもしてお肉を食べてるんじゃないでしょうか」
「あさ美ちゃん・・・あははは・・・想像するだけで笑えちゃうよぉ、もう」
乾いた笑い声で目に涙を浮かべた亜弥を麻琴だけがワケもわからず微笑んで見ていた
- 356 名前:あの世〜。 投稿日:2006/08/28(月) 17:11
- 「美貴、お前の願いは叶えてやったぞ」
「虎、サンキュ」
「さて、まぁ、まだ終わってないけど」
「何が?そういえば美貴はこの後どうなるの?」
「生まれ変わるんだよ」
「へぇ・・・」
「今から月の城を出て・・・ごっちんの嫌いなヤツのとこも通っていく?」
「ごっちんの嫌いなヤツ?」
「お前はどうなのかな?ま、その方に会わないと一応向う場所に行けないし」
「別に美貴はいいよ、なんでも」
「そうか、なるべく暴言とかなしでヨロシク〜」
「とりあえず生まれ変われるならさっさと生まれ変わりたい」
「・・・フン、そっか、じゃ行くぞ」
虎王に連れられて美貴のあの世ツアーが始まった
- 357 名前:あの世〜。 投稿日:2006/08/28(月) 17:23
- 「よっと・・・美貴、大丈夫か?」
「・・・なワケないじゃん光の速さに美貴は慣れてないし」
虎王に手を引かれ光の速さで目的地へと辿り着いたが死人なのに疲れていた。
「さてさて、お邪魔するかな」
「?」
コンコン
古い扉をノックする・・・扉には『1985Room』と書かれている。
「ねぇ、ここってもしかして・・・」
『月の王子か?入ってきてくれ今、読書中でな』
扉の中から声がした。
「入るぞ美貴」
「うん・・・」
!?
辺り一面ロウソクだらけ!
しかも薄暗い部屋!趣味悪ぃ〜!!ってか、熱っ!ロウソク熱っ!!
「美貴、ロウソク消すなよ」
「あぁ、うん(85年の部屋ってヤツ?)」
奥へと虎が向うので美貴もついて行く・・・
高そうな椅子に座りながら難しそうな本を読んでいる・・・誰?
「彼女が藤本美貴だ」
「あぁ、そう。お疲れ・・・藤本美貴は初めましてかな」
「はぁ、初めまして。趣味悪い部屋ですね」
「そう?良かったら全部吹き消してもいいよ」
「いいです、面倒だから」
「君はおもしろいコだね・・・あのコが惹かれるのもわかるよ」
「!?そうか・・・ねぇ、ごっちんに『恋心』返してあげて」
- 358 名前:あの世〜。 投稿日:2006/08/28(月) 17:34
- 「へぇ、知ってるんだ・・・何で?ペナルティだもらってもいいじゃないか」
「ペナルティが大きすぎる」
「ふーん・・・」
「それに美貴、長生きしなかったし約束と違う、だから返してあげて」
「・・・それもそうだね、結局は君を殺したのは私のようなものだ」
「はぁ?」
「もし後藤真希と仲良くならなかったら君、海外とか行ってたでしょ?」
「多分、つまんなかったし」
「行かれたら困った事になってたんで」
「どういうこと?」
「君と後藤真希が出会わなきゃ君は海外へ留学して科学の道へと進んだ
そして作り出してはいけないウイルスを偶然にも作り出す・・・」
「は?美貴が??」
「そう、君がそしてウイルスが出来て僅か数年で人類いや哺乳類全て滅びる」
「マジ?」
「そういう予定の未来だったんだけど変えちゃった」
「いや、そんな明るく『変えちゃった』とか言われても」
「いいじゃん、殺人ウイルス作るより松浦亜弥にも出逢えたし」
「ちょっと・・・亜弥ちゃんに何もしないでよ!」
「別に私は特に今まで何もした覚えはないが」
「・・・じゃ、ごっちんに返しといてよね」
「フフ・・・わかったよ、月の王子よそこの扉を通って行け」
- 359 名前:あの世〜。 投稿日:2006/08/28(月) 17:42
- 「わかった、それでは失礼・・・美貴行くぞ」
「あぁ、うん」
趣味の悪いヤツの後ろの扉を開けると美貴と虎は垂直に落ちた・・・
あ の や ろー・・・
「あ、足元気をつけてっていうの忘れた・・・。
まぁ、いっか死人だし月の王子飛べるし」
「後藤真希の『恋心』返さなきゃいけなくなっちゃった」
「こんな心持ってなくても彼女は私の・・・いやこの世のモノは私のモノだ」
「9歳の頃の『心』だからなぁ、今返したらどうなるんだろう(微笑)」
「どうなるのか楽しみだ・・・」
「また、逢いにいってやろう、フフフ・・・」
その趣味の悪い方は机の引き出しからパンドラの封印を解くかの如く
『後藤真希の恋心』を開放した・・・
・・・・・・・・・・
ドン!
「!っんあ!?」
「どうしたのごっちん?」
「わかんない、今なんか変な感じがしたんだけど懐かしいよーな・・・まぁ、いいや」
「相変わらず変なごっちん。あんまりひとみちゃんいじめないでよー?」
- 360 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/08/28(月) 18:40
- 益々おもしろくなってきましたね!
生まれ変わった美貴たんはどうなるんだろう
更新お疲れさまです。
- 361 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/08/29(火) 00:29
- >>360さま
ありがとうございます。
私の中で予想外の流れにそれましたが
良い方向にそれたかなぁと(どうだろう?)
引き続き更新いたします。
- 362 名前:あの世〜。 投稿日:2006/08/29(火) 00:40
- 美貴と虎ちゃんは落下しながら暗闇の中で
「美貴!お前なぁ暴言とか・・・あぁ、もう別にいいや」
「ごっちんが嫌いなヤツってアイツでしょ?」
「嫌いだと思うよ。あの方はごっちん気に入ってるけど」
「・・・ふーん・・・っていうか美貴達スゴイ落ちてない?」
「落ちてるな『あの方』がガード解いてなかったのだろう」
「ガード?」
「ここは渡り廊下なんだ、普段は誰も通れないように廊下はナイ。侵入者対策だな。
でもまぁ、俺様には関係ない話だが」
ヒョイッ
美貴を軽々抱き上げ虎は一気に上昇した・・・
そんなコトできるなら早くやってくれと思った。
きっと虎にしても想定外だったんだろう・・・あのやろー。
ヒュンッ!凄い速さで辿り着いた浮いたまま扉の前で止まってる虎。
また新しい扉・・・さっき入ってきた扉が少し遠くに見える。
「ココだ、入るぞ美貴」
「うん」
美貴は新しい扉を開いた
- 363 名前:あの世〜。 投稿日:2006/08/29(火) 01:00
- パンパカパ〜ン♪
「「おめでとうございま〜〜〜す♪」」
・・・はぁ?部屋に入った瞬間に鳴らされたクラッカーと祝福の言葉・・・何?
「虎、コレ何?」
「知らん」
「え〜っとアナタですね?」
「は?美貴??」
ショートボブの女の子が美貴に向って聞いてきた・・・だから何が!?
「隣は月の王子だからそのコだよミーヨ」
「ほな、説明はウチがするわ」
「ユイちゃんヨロシク♪」
何か・・・凄いちょっと威圧感っていうかある人1名。
明らかに下っ端なんだろうなって人2名・・・関西弁のコ凄い乳だな!!
「お客さん、ココ『あの世』に来た中でえ〜っと何人目やったっけ?」
「もうユイちゃん・・・っていうか何人目でしたっけ?」
「二人とも全く頼りにならないわね、そもそも何人目とかじゃないわよ!」
もう何を話してるのか意味がわからない。
「この人1回崖から落ちて死んだのに生き返って、さらには死ぬ予定日過ぎてるのに
意地と執念と根性だけで生きてた・・・今までに無かった死人よ、フン」
「あ〜・・・そうでした」
「せやったな、この人生きる気満々な人やったんやな〜」
「それはともかく審判者よ美貴は生まれ変わるコトができるのか?」
「月の王子・・・アンタも本当に無茶なことしてくれて・・・」
「どうなんだ?審判者」
え?何??美貴って生まれ変われるかまだわかんないワケ?
「全てシナリオ作っておいてその質問はないんじゃない(苦笑)?」
「まぁな、コレは譲れないから」
「本当に無茶なことをしてくれたね、大問題だよ・・・でもそれが黙認されるあたり
他のお偉方もアンタの将来を買ってるってことなんだから」
「・・・俺様には・・・皆甘いからな」
- 364 名前:あの世〜。 投稿日:2006/08/29(火) 01:14
- 「フン、わかってるじゃない将来の月の王に皆期待してんのよ」
「昔からそういう期待はイヤじゃないが好きではなかった・・・。
だが、そのおかげで俺様のシナリオが通ればそれも悪くない」
「相変わらず自由奔放な王子ね」
「審判者よ俺様のことはいい、美貴は?」
その審判者というちょっと猫目な人はため息をついてからキショイウインクして
「本当に特別なことなんだけどね・・・月の王子よ、何故そのコにこだわるの?」
「美貴は俺様の半身だからだ」
「・・・そう、私はできる限りのことはするわ・・・後はそのコ次第よ」
「美貴、生まれ変われるの?・・・虎」
「らしいな、どうなるかは美貴次第だ・・・俺様とはここでお別れだ」
「虎・・・ありがと」
「はいはいはい♪異例の甦り美貴さん、こっちやで」
「私達が案内させていただきま〜す♪」
「そういうことだから、シナリオ通りに行くといいね月の王子」
「俺様の考えたシナリオだ・・・うまくいくさ」
美貴はミーヨとユイって二人組に半ば無理矢理違う部屋へと連れて行かれた
- 365 名前:あの世〜。 投稿日:2006/08/29(火) 01:23
- パタン。
「はい!ここからが最大の選択で〜す」
「何それ」
「生まれ変わるなら美貴ちゃんは男になりたい?それともまた女?」
「どっちでもいい」
「ほな生まれ変わるなら人間がええ?それとも犬や猫とかペットがええ?」
「う〜〜〜〜ん・・・人間」
「じゃあ、前世で再会したい人にまた再会したい?」
「うん」
「ほな、最後の質問、ウチとこの相方どっちが好き?」
「はぁ?今会ったばっかだし・・・胸で言えば関西弁のアンタの勝利だよ」
「ちょっと!ユイちゃん、そんな質問ないでしょ、もう(胸・・・凹み)」
「これ何?選択なの質問なの?意味わかんないんだけど」
「特に意味はナイねん」
「そうなんだよね、この扉をくぐればアナタの新しい未来がまってるよ」
- 366 名前:あの世〜。 投稿日:2006/08/29(火) 01:29
- 意味のナイ会話だったのかと思いつつまた新しい扉・・・
それは青く澄んだ晴天の空のような綺麗な色の扉だった。
「ほな、美貴ちゃん後はがんばってな」
「思いのままに扉を超えていけば・・・」
そこから先はよく聞こえなかった
美貴は青空のような扉に引き寄せられるように入っていった・・・
・・・・・・・・・
走馬灯・・・?
・・・・・・・
あー楽しかったなぁ
・・・・・
亜弥ちゃん
・・
早く あなたに逢いたい
- 367 名前:あの世〜。 投稿日:2006/08/29(火) 01:30
- ◇
- 368 名前:一人じゃない。 投稿日:2006/08/29(火) 01:36
- みきたんが失踪して、そしてまた生き返って・・・
そしてまた離れた5月の終わり。
アレからアタシは19歳になった。
みきたんが亡くなった歳と同じ歳・・・来年にはみきたんよりお姉さんになる。
もう永遠に時間の止まったままのみきたん。
そしてアタシの誕生日あたりから気になってはいたんだけど・・・
気にせずにそのまま普段を過ごした。
そしてもうすぐ後藤さんの誕生日がやってくる。
9月の半ば、さすがにコレはと思い
わずかな希望を胸に病院へ行く決心をした。
- 369 名前:一人じゃない。 投稿日:2006/08/29(火) 01:45
- 予想していた言葉を言われた
「3ヶ月ですね」
・・・みきたん・・・
その言葉を聞いてアタシの目からとめどなく涙が零れた
産む!絶対に産むんだ!!
アタシと・・・たんの子供・・・
絶対、絶対に産むんだ・・・みきたんはアタシを一人にしなかった
優しいみきたん
・・・・・・・逢いたいよぉ
- 370 名前:一人じゃない。 投稿日:2006/08/29(火) 01:52
- 産婦人科の帰り道、後藤さんに電話した。
『んあ?まっつー最近体調悪いって聞いたのよー?』
「そのことで話があるんですけど」
『ごとーもまっつーに話があるのよーちょうど良かった』
「へ?」
『ごとーもなんかおかしいのよー体調』
「はぁ・・・」
『んあ、そんじゃ詳しくはまっつーんチで、あっは♪』
ブツッ
「楽しそうなんだけど・・・体調悪い?後藤さんが??」
あの風邪だけは絶対に引かない(バカだから)後藤さんが?
・・・そういえば少し前に石川が「ごっちんが何か変わった気がするの」
とか言ってた気がする。
そして、みきたんがいなくなってから
後藤本仕上げにかかってる間
何故か亀2と極力話さないように見えた・・・
また、みきたんの時のように・・・後藤さんまでいなくならないで!
亜弥は急ぎ足で自分の部屋へ向った。
- 371 名前:一人じゃない。 投稿日:2006/08/29(火) 01:53
- ◇
- 372 名前:一人じゃない。 投稿日:2006/08/29(火) 02:00
- 部屋の前で後藤さんが寝ていた・・・。
この光景もう見慣れたなー。
肘鉄アタックで起こす。
「んあ・・・ちょっとー痛かったー」
「これくらいしないと起きないじゃないですか」
「んで?話って何〜??」
「あ〜・・・今日、病院行って来たんです」
「んあ!?そんな悪いの??」
「あ、いや違くて・・・その・・・」
「ん、んあ〜〜〜??」
「妊娠しちゃいました♪」
・・・。
「それ・・・」
「3ヶ月ですって♪」
「逆算したらミキティが・・・って、ミキティ以外とそゆことした?」
「してません!」
「んあー!ミキティ〜〜〜!!さすがミキティだーごとーの相方ー!!」
「まぁ、子供欲しいって積極的にそういうことしてたんですけど///」
「そーなのねー・・・おめでとー出産祝いは期待していいのよー」
「へ?あ、ありがとうございます・・・で後藤さんは?」
「何が?」
- 373 名前:一人じゃない。 投稿日:2006/08/29(火) 02:07
- ガクッとなった・・・この人・・・
「後藤さんも体調悪いとか言ってませんでした?」
!!
「そーなのよー!ちょっと聞いてよまっつー!!」
「え?あ、はい(テンション高い後藤さん・・・)」
「なんかねー、少し前から心臓?胃の辺りが痛いのよー」
「はぁ・・・」
「そんでねーヒドイ時は鼓動?動悸?が速くなってスゴイのー」
「へぇ・・・」
「何か病気かなーと思って精密検査受けたら」
「受けたんですか!?」
「んあ、すっごい健康体だったのよー!!」
・・・。
「全然体調悪くないじゃないですか・・・(心配して損した)」
「悪いのよー!夢里ちゃんと話すと病状がヒドクなるから」
「え?」
「夢里ちゃんと最近あんまりお話とかできてないのよー!!」
- 374 名前:一人じゃない。 投稿日:2006/08/29(火) 02:15
- それって・・・後藤さん?
「んあー!きっとまだ解明されてない未知なる病気なのよーきっと」
「違うと思いますけど」
「じゃあ・・・もしかしてまた再発・・・はナイか健康体だったし」
「再発?後藤さん何ですか再発って??」
「あー、ミキティにしか教えてないんだけどー」
「アタシにも教えて下さいよ」
「まっつー後藤本じゃないしー」
「いやいや、気になりますモノ凄く!!」
「ミキティの妻だから特別に教えてやるか、ごとーはねー」
「はいはい、何ですかー?(投げやり)」
「小3から中学上がるまで運動しちゃいけない身体だったのよ」
「はい?誰が??」
「だから、ごとー器官がね変な成長して呼吸がしにくくなる難しいヤツ」
「実話ですか!?」
「まっつー・・・信じてナイね、まぁヨシコも知らないしミキティにはなんとなく教えた。
本当はごとー12才だっけかな?それまで生きられないとか言われてたのよー」
人類が破滅しても生き残ってそうな後藤さんにそんな過去が!!
- 375 名前:一人じゃない。 投稿日:2006/08/29(火) 02:25
- 「そうそう、んで手術受けてリハビリして今のごとーなのよー」
「そうだったんですか・・・」
「手術中にごとー1回脈が止まったんだって、復活〜アッハ♪」
「あまりにも後藤さんらしいですね」
「んあ、それの再発なら検査で見つかったと思うし・・・何だろね?」
「後藤さん、亀2といたら症状がヒドクって例えば?」
「んあ、そーねー心臓の動悸がドーキドーキしちゃって頭が混乱とか」
「あの、それって後藤さん亀2が好きなんじゃないですか?」
「んあ?何言ってんの今更、好きじゃない人とは一緒にいないのよー」
「あぁ、もうじれったい!恋ですよ!後藤さんは恋してるんです!!」
・・・恋?
「んあははははは♪ごとーは恋できないのよー?ナイナイ!!」
「いや、でも普通に考えてそれじゃないかなぁと・・・」
「何で?」
「例えばどういう時ドキドキするんですか?」
「夢里ちゃんといる時」
「それ以外は?」
「別にフツー」
「恋ですよ!もう完璧それ恋ですってば後藤さん!!」
「んあはははは♪まだ行ってるよ、まっつー(爆笑」
みきたん・・・この人、意地でも認めないよ・・・
- 376 名前:一人じゃない。 投稿日:2006/08/29(火) 02:34
- ん?心なしか・・・後藤さんの顔が赤くなってるような・・・
「後藤さん、顔赤いですよ?」
「んあ?あー・・・症状の一つねーまっつーが夢里ちゃんの話するから」
「えぇ!?アタシのせいなの??」
「あの『うへへ♪』思い出しちゃったのよー・・・アッハ♪///」
「・・・後藤さん、それノロケですよ?」
「ヨシコ+梨華ちゃんがやってるヤツ?そんなのしないのよーごとーには無理」
「無理って」
「あ!名前出しちゃったー!んあっは♪///」
「もう!だから恋ですってば亀2のこと愛しちゃってんですよ!」
一気に後藤さんの顔だけじゃなく耳から首まで真っ赤になった
「なななななな何いってんの!?まっつー!!////」
「なんで気づかないかなぁ・・・見守ってあげますから」
「ち、違うのよー!ごとーには恋はできないのよー!!」
「あーハイハイ。そうですかアタシは応援してあげますから」
否定し続ける後藤を見て石川がおかしいって言ってたのがなんとなくわかった。
でも・・・何で急に?
- 377 名前:一人じゃない。 投稿日:2006/08/29(火) 02:41
- まっつーんチからの帰り道まっつーの言葉が頭ん中リフレイン。
「恋ですよ後藤さん」
ごとーは『恋心』アイツに取られたからそーゆーのできないんだってば。
「もう完璧恋ですってば!後藤さん!!」
そう言われても恋とかしたことナイからわかんないんだけど?
元々アイツに取られた『恋心』のことなど気にしてなかったけど
そもそも取られたとか関係なかったのかな?
うーん、恋・・・なのかな?
わかんないや、ごとーは。
ミキティ今頃何やってんのかなー?
天国?それとも月の王子と一緒かしら?
・・・このまま夢里ちゃんと話にくいのヤダなー。
ごとーもうすぐ誕生日だしー。
あ!ミキティからのメッセージ聞けるのねー楽しみー♪
- 378 名前:一人じゃない。 投稿日:2006/08/29(火) 02:47
- 全く、後藤さんは自覚が全然ナイね。
そういえば予定日は3月くらいだろうって話があったんだけど
言いそびれちゃったな。
あまりの後藤さんのアホさ加減に。
3月か早生まれだ。
みきたんも早生まれだったな。
性別とかは産まれてくるまでアタシは確認しないんだ。
産まれてからのお楽しみ。
あぁ!・・・パパとママに何て言おう・・・アタシまだ未成年だよぉ・・・
でもママも十代や二十歳くらいでアタシ産んだし
いいじゃん、ねぇ・・・ちょっと怖いなぁ絶対産むんだけどね。
- 379 名前:一人じゃない。 投稿日:2006/08/29(火) 02:58
- 〜♪
まっつーんチからウチに帰宅して部屋に入った瞬間に携帯が・・・
!!
『夢里ちゃん』の文字がディスプレイに!!
どーしましょー!?さてどーしましょー!!!!
んあ、落ち着いて深呼吸、深呼吸、よし。
「んあ」
『後藤さん?ムリです〜〜』
「なななななな何?」
『後藤さん9月23日って空いてます〜〜〜?』
「んあ?空いてるも何も後藤本の発売日なのよー」
『そう!そーなんですよねぇ』
「んあ、んあ」
『そのですねぇ、アレですよ『後藤本』発売記念パーティーをしませんか〜?』
「おー!ナイスアイディーアなのよー夢里ちゃん!!」
『あ、良かったぁ♪じゃあ夢里がセッティングしますから』
「ごとーも何かしたほーが・・・」
『いえいえいえ!夢里に任せてください』
「そぉ?じゃー頼もうかなー」
『はいぃ♪』
―亀2のこと好きなんですよ―
「!・・・んあ、ごごごごごとーもう寝るねー」
『今日は眠るの早いですねぇ、おやすみなさぁい♪』
「んあ、おやすみなのよー////」
携帯を切ってしばし携帯を見つめてみる・・・コレは、こここ恋なのですかねー?
- 380 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/08/29(火) 02:59
- 更新しました。
- 381 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/08/29(火) 19:05
- 亜弥ちゃんついに…!!
ごっちんもまた新たな展開ですね!
更新お疲れさまです。
- 382 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/08/30(水) 23:47
- >>381さま
アハハついに・・・!!
ここからガーッと!・・・いけたらなぁと^^;
更新しますです。
- 383 名前:青春ってロマンティック。 投稿日:2006/08/31(木) 00:02
- んあっはー!
明日には後藤本が全国の書店に並ぶのよー!!
自己出版でもごとーの根性と夢里ちゃんの隙間ネットワークや亀井家他。
道重家、田中家も手伝ってくださってもうアレよ。
大々的に売り出してるのよーん♪
発売3週間前かた口コミやネットとかで人海戦術で噂流したり
夢里ちゃんの考えた
『美少女二人の青い日々を綴ったありえない手記』
みたいなカンジで売り出しまくりなのよん。
取りあえずごとーはその第二段的なモノで英語に訳して向うにも売ろうかと。
もちろんフランスやアジア各国にも進出しようかとねー。
フハハハハ♪
所詮、株で儲けたアブク銭!なくなってもいいではないか!!
いいではないかーんあっは♪
「後藤さん?何朝っぱらから一人で笑ってるんですか?」
「んあ?アラ、まっつー渡すモンがあるのよーん」
「アタシに?また、みきたんの・・・」
んあ今回はミキティのオブジェじゃないが・・・ある意味ミキティの作品なのねー。
- 384 名前:青春ってロマンティック。 投稿日:2006/08/31(木) 00:15
- ・・・
朝大学の門まで来たら後藤さんが一人でバカ笑いしてた・・・。
まだ恋してること認めちゃいないようだし。
後藤さんのおかしさに拍車がかかったみたい。
「ハイ、これ取りあえず前祝いー♪」
「はぁ・・・?何ですか・・・って重っ!?」
「そりゃハードカバー3冊は重いのねー」
・・・ハードカバー・・・・・・・!
ガサガサガサ・・・
アタシは急いで後藤さんから受け取った紙袋の中身を確認した。
「これ・・・!」
「できたら1番にあげるって約束・・・してないけどミキティの妻だし」
「・・・本当に作ったんだ・・・」
紅い本は後藤さん、そして青い本はみきたん、三冊目の緑の本はその二人。
嬉しい、こんなに綺麗な装丁に仕上げてくれて・・・最後の
アタシが隣じゃないのが少し気にくわないけど嬉しい・・・。
「ごとーはやると言ったらやるコよん、どーよ?あっは♪」
「これ、もらっちゃっていいんですか?」
「まっつーにあげるタメに持ってきたのよ本当は明日発売だからねー
まっつーフライングゲットってヤツよ、光栄なのねー♪」
「どうしよう、今日このまま図書館で読もうかな・・・」
「んあ、お好きにどーぞ一般の読者1号よーん♪」
終始笑顔で後藤さんは去って行った・・・本当いつも変な人・・・大好き・・・たんの次くらいに。
- 385 名前:青春ってロマンティック。 投稿日:2006/08/31(木) 00:26
- んあ、まっつーに渡したしー。
ごとーはどうしよっかなー・・・関係ない講義でも出ようかしら?
今日ヒマなのねー。
「ごっちん?」
「んあ?梨華ちゃんだーおはよ。」
「何ウロウロしてるの?本当大分前からおかしいよ?大丈夫??」
「ごとー今日午前は講義ナイからヒマなの」
「午後から来ればよかったのに」
「まっつーに用事あったから、梨華ちゃん珍しく一人ね柴ちゃんは?」
「寝坊したみたい、もう来ると思うけど・・・」
「んあ、今から講義?文系だっけ」
「そうだけど何?ごっちん、ちょっと前からテンション高いよ」
「梨華ちゃんは声のが高いよ、んあ」
「全然それ関係ないわよ・・・もう、どうしたの何か心配」
「!梨華ちゃんに心配されるなんて・・・世も末だねぇ・・・」
「ちょっとぉ!どういう意味よぉ!?もう〜〜〜!!」
「ちょっとそこの二人、道の真ん中でうるさくて知り合いに思われたくないんだけど」
「柴ちゃん!ごっちんが心配してあげてるのに・・・」
「ごとーの人生これからって時に梨華ちゃんに心配されちゃったよ・・・終わりだね」
「わ、わかったから場所移動しよう?(目立ってるってばアンタ達!!)」
- 386 名前:青春ってロマンティック。 投稿日:2006/08/31(木) 00:44
- 〜天文部部室にて〜
「愛色の条件〜♪満たせなかったみ〜た〜い♪サヨナラ♪」
「田中さん歌上手いですねー☆」
「れなカラオケ好きやけん、今度小春ちゃんも一緒行くと?」
「ハイ、行きたいです☆」
「それよりサボッてもよかとね?れなは目立たん程度によく来るっちゃケド」
「小春はなんとなく夢里ちゃんについてきましたぁ☆」
「はぁ?絵里の妹やろ?この場にはれなと小春ちゃんしか・・・」
「ムリいますよぉ?」
「っちゃー!!どこから出てきたと!?」
「決まってるじゃないですか」
「・・・そうっちゃね、絵里の妹やけんね・・・隙間にずっといたっちゃね・・・」
「そういうことです、うへへへ〜♪」
「桃の花〜恋が実ると初夏になる・・・あぁ、センチだわぁぁ・・・☆」
「小春ちゃん?今のは俳句っちゃ??」
「いえ、気分的に・・・そうですねそんなカンジです☆」
「恋かぁ、れなちゃんは好きな人いる・・・・・・あ!お姉ちゃんか」
「なななな何言うとっとー!?大体中3の分際でサボリって生意気っちゃよ///」
「でもお姉ちゃんがよくれなちゃん授業抜けて部室いるってぇ」
「そうなんですか?田中さんダメですよぉ〜小春的にはメッ!な〜んてキャハッ☆」
「アンタら二人もサボッとるし・・・れなだけじゃなか(プイ)」
「桃の花、恋ってカンジだねぇ、小春〜〜」
「夢里ちゃんは後藤さんが好きなんでしょ?よく一緒にいるもんね☆」
「そういえば夢里は後藤さんとそういう仲と?」
「え〜〜〜〜?違いますよぉ、どうなんでしょねぇ?うへへへへ♪」
「後藤さんカッコイイけど行動がおかしいから結構お似合いと思うっちゃけどね」
「うへへへへへへへへへへへへ♪そぉ?れなちゃんったらぁうへへへへ////」
「「夢里(ちゃん)キモイ」」
- 387 名前:青春ってロマンティック。 投稿日:2006/08/31(木) 01:01
- ガチャ
「おー、皆いるね〜」
「アレ?りしゃこ?授業は体育??」
「うん」
「何サボッてると?体育着にまで着替えとるのに?」
「あのね、移動する時にね、小春が部室に入ってくの見えたから」
「アタシ?だから来たの??」
「うん、みやは?」
「雅ちゃんは授業サボんないよぉ〜・・・ね?小春ぅ〜??」
「うんアタシはなんとなくセンチな気分だったから夢里ちゃんについてきたの」
「な〜んだ、みやいないならいーや。じゃあね〜」
パタン・・・
「何やったと?夏焼ちゃんに会いたかっただけっちゃ?好きっちゃね〜」
「仲良いですよねぇ、雅ちゃんとりしゃこ☆」
「幼なじみなんだっけ?ウチのお姉ちゃんとれなちゃんとさゆみたいだね〜♪」
「言われてみれば・・・って、れな達はあんなに一緒には・・・」
「「いますねぇ(ニコニコ☆)」」
「・・・返す言葉もなかと・・・れなは本の続き読むたい(イヤな後輩っちゃ・・・)」
「小春はぁ?」
「何?」
「好きな人・・・さっきも恋がなんたら言ってたから〜・・・」
「アタシは物心ついた頃から恋してるの☆」
「!れな達も知ってる人っちゃ??」
「田中さん本読むんじゃ・・・」
「・・・気になるとー///」
「小春は月の王子さまに恋してるんです。きっと迎えに来るよって藤本さんも言ってたし☆」
れいなと夢里は「?」と思いながら遠くを見つめて話す小春を見ていた・・・
- 388 名前:後藤本、それは真実。 投稿日:2006/09/02(土) 21:43
- アタシは今日の講義は捨てて一人図書室で後藤さんからもらった
『後藤本』を読んでいた・・・
まず紅い本、後藤さん視点の後藤さんがフューチャーされている本。
・・・・・・・
何これ
本当に後藤さんって運動しちゃいけない身体だったんだ
小5で手術・・・
・・・ねぇ
コレは後藤さんの創作なの?
『85年の部屋』って
アタシの大切な・・・
たんの寿命を分けてもらった?
いくらなんでも・・・
創作、だよね?
- 389 名前:後藤本、それは真実。 投稿日:2006/09/02(土) 21:54
- 集中して読みページをめくってゆく・・・
そして後藤さんは高校に上がると同時に見つける
『藤本美貴』を
アタシの、たんを
そういえば前に後藤さんについてみきたんと吉澤さんから聞いた
たんからは「入学して教室で『アンタ藤本さん?』って声かけまくっててさ」
吉澤さんは「高校入学時にごっちんが名簿チェックして、『藤本美貴』見つけて大喜び」
・・・たんと後藤さんは高校に入るまで接点はない
それなのに みきたんを知ってた
この命のロウソクの話は・・・・・・後藤さん?
序章部分で今までの後藤の不可解な行動
そしてこんなことあるわけがないと思わざるえない後藤の手術中にみた夢の話。
- 390 名前:後藤本、それは真実。 投稿日:2006/09/02(土) 22:06
- 『後藤の「後」と藤本の「藤」で「後藤」とか美貴の名前ないじゃんね(笑』
『んあ、じゃあ二つくっつけて「後藤本」で』
・・・後藤さん
アナタは
たんが早くに亡くなること知ってたんですか
後藤さん
アタシはアナタを憎むべきなんですか
勝手に頬を涙が流れていくけれど
この涙は何故出るの?
少し裏切られた気持ちと ずっと近くで見守られていたんだという気持ち
この涙はきっと 今まで誰にも言えず、そして言わずに笑っていた
後藤さんが流せなかった分の涙
どうして
そんなに優しいの?いつ美貴たんが亡くなるか本当はずっと怯えてたの?
この本を最後まで読めばわかるかな 後藤さん・・・みきたん・・・
- 391 名前:後藤本、それは真実。 投稿日:2006/09/02(土) 22:22
- ――――・・・
・・・アラ?亜弥ちゃんじゃないですか。
様子が変ですね?・・・泣いてる・・・コレは・・・
黙って去るのがいいんでしょうか。
いや、しかし明日の後藤さんのサプライズパーティーについて話もありますし
そもそも何で泣いているかがわかりません
私、紺野には関係ナイことでしょうから普通に話しかけますか。
「亜弥ちゃん、どうしたんですか?」
「あ・・・あさ美ちゃん・・・」
「また何かあったんですか?」
「ううん、後藤さんが『前祝い』ってくれたのこの本」
「本・・・!コレは噂の後藤本ですか!?」
「え?あぁ、うん。そう後藤さんと美貴たんの・・・」
「今ネットで凄い話題になってるんですよ!」
「は?」
「作者は二人で十代で執筆を遂げ、その内の一人の二十歳の誕生日に発売される
ノンフィクションでアクションありコメディありファンタジーありと!!
そして」
「落ち着いてあさ美ちゃん!それ後藤さんと亀2の作戦だし」
「え?」
「だからぁ、宣伝も普通にしといて他の掲示板とかにも書き込んだりとか・・・」
「そうだったんですか、私は元々、後藤本の存在は知ってましたが
本当に仕上げるとは驚きです。発売日、明日でしょう?」
「うん、そうだけど美貴たんの妻だからさっきもいったけど前祝いに」
「何の前祝いですか?後藤さんを祝うべきじゃないんですか?」
「え?」
「明日、発売日でもありますが後藤さんの誕生日でもあるんですよ?」
「あ!そうだった・・・あ、そうだ・・・あさ美ちゃんあのね・・・」
「何ですか?しかし亜弥ちゃんに前祝いって本発売の前祝いですかね?」
- 392 名前:後藤本、それは真実。 投稿日:2006/09/02(土) 22:35
- 「あぁ〜・・・皆がいる時に言った方がいいかな・・・」
「何でしょう?気になりますが」
「一応、後藤さんには言ったんだけど・・・明日サプライズするんだよね?」
「えぇ、その件で場所は騒げるところがいいと矢口さんの家でやります」
「矢口さんのウチ・・・みんな、愛ちゃんとかも集まるよね?」
「来ますよ、お昼組の子は皆来ます、天文部も呼んでおきました」
「編集長の亀2は発案者だからもれなく来るよね」
「夢里ちゃんですか、もちろんです」
「じゃあ、その時皆に話すよ」
「はぁ、今日はずっと図書室に?」
「うん、まだ1巻の半分も読んでないけど泣けてきて」
「そうですか私、紺野にも後藤さんはくれると思ってましたが買いますよ」
「喜ぶよ・・・っていうか後藤さんあげる気ナイよね(苦笑」
「そうですね・・・この前から『後藤本全3巻、最低一人1セットねー』ですから」
「配りそうなのにね、アタシはもらったから♪」
「それはね、相方の恋人には前の日にあげないとですよ」
「にゃははは・・・そっかな、アタシ今日このまま帰る、帰ってこれ読むね」
「わかりました、じゃあ明日二十歳になる後藤さんサプライズですから」
先に言うより明日皆集まるのだからその時に言おう・・・子供ができたこと。
アタシとみきたんの。
- 393 名前:ぎゃむたん 投稿日:2006/09/10(日) 11:59
- 凄い文章が上手でT〜Vまで(特にUとV)あやみきが切なくて切なくて…もう泣きっぱなし(;_;)素敵な物語ありがとうございます☆
引き続き頑張ってください!!失礼しました。
- 394 名前:ピート 投稿日:2006/09/10(日) 22:34
- 亜弥ちゃん子供ができたんだ〜…
その子供がミキティだったりしてね〜…w
これからの更新も頑張ってくださいね♪
- 395 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/09/11(月) 02:26
- >ぎゃむたんさん
レスありがとうございます。
Tは書き始めで慣れてなくて^^;
感動してもらえて嬉しいです、泣きっぱなしとか最高の誉め言葉です。
ただ、この先の続き諸事情にて中断しますがスミマセン。
↓の文章がそれを物語ってますので本当にスミマセン。
>ピートさん
レスありがとうございます。
なんていうか、書く気力が一気に無くなりました。
オチ的にはそれでいいかと、後は自由に想像してください。
これ以上更新する必要もナイかなと思いました。
>今まで読んでくださった皆様
綺麗に完結させたかったですがココでこの小説は終わります。
放棄という形になるんでしょうか。
また新しく何か書くかも知れませんが私はこの小説を放棄します。
今まで読み続けてくれた方々ありがとうございました。
そして申し訳ありません。
完結すると宣言してしないで終わる形になり正直最悪ですが。
もうコレ以上、この小説を書くのは無駄な気がして。
一気に脱力しました。
更新待ちをしていた方、応援してくださった方、本当にすみませんでした。
- 396 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/09/11(月) 03:06
- 作者さん、私は最後まで書いて欲しいです。
オチというか、ラストが分かってしまってもその気持ちは少しも揺るぎません。
読者それぞれの想像じゃなくて、作者さんが書いた文章じゃないとこの物語は一生終われないよ…
本当のラストじゃないよ…
- 397 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/09/11(月) 13:55
- >396さま
そうですね・・・本当のラストじゃないですね。
ラストがどうなろうその過程を読んでる方の気持ちを踏みにじる発言でした。
もともと決まっていたストーリーが紆余曲折してここまで続いたのだから
宣言どおり10月までには完結させたいと思います。
GAMももうすぐ始動ですし、前言撤回します。
365の書き込みは無いものとしてください、失礼しました。
今日中に更新します。
- 398 名前:美貴の章。 投稿日:2006/09/11(月) 14:58
- ◇
- 399 名前:美貴の章。 投稿日:2006/09/11(月) 15:06
- あさ美ちゃんと図書室で別れてアタシはすぐ家へと帰った。
そして後藤本1巻を読んだ。
最後まで
1巻は美貴たんと後藤さんが高1の頃の話が主。
アタシは「こんな危ないコトしてたのか」と
新たに後藤さんとたんのバカさ加減に呆れたり
アタシは何でこの時一緒じゃなかったのかとか・・・
アタシ学年一つ下だしね。
アタシとたんが出逢う1年前の後藤本の武勇伝・・・
というかノンフィクションアクションコメディ。
ただアタシは『85年の部屋』の話がとても気になったのだけど。
『売りはノンフィクション!』
そう作中でも後藤さんの台詞にある・・・
夢の話、そう夢の話・・・だけど夢にしては
『藤本美貴』との出会い方は偶然じゃないよね
- 400 名前:美貴の章。 投稿日:2006/09/11(月) 15:12
- そのまま高1の頃の話で『真希の章』つまり1巻を読み終え。
アタシは蒼い本に手を伸ばす。
そう 愛しいあの人が表紙を飾る蒼い本。
まだアタシが再会する以前の鋭い真っ直ぐな視線のたん・・・
どんな内容なんだろう。
ここからは多分みきたん視点・・・
どこから?
どこまでどうやって後藤さんは『たん』を再現したのかな?
日記読んでそのまんま載せるなんてマネしないと思うし。
何故かフッと笑いがこみ上げてきた
まだ読む前からアタシは何を心配しているのか・・・
そう コレは後藤本。
何がどう書かれて描かれてても不思議はない。
アタシはページをめくった
- 401 名前:美貴の章。 投稿日:2006/09/11(月) 15:20
- ・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
中学なんてバカばっかり
信じたってすぐ引き離される
それなら近づかない方がマシ
皆、美貴を置いていく
仲良くなったからってそれがなんなの?
誰も近寄らないで
誰かそばにきて
心を開けばすぐに皆いなくなる
それなら
心を常に閉じておこう
本当は
もっと もっと もっと
美しく正しいものがあったはず
否定するのは それを超えた肯定が欲しいから――
- 402 名前:美貴の章。 投稿日:2006/09/11(月) 15:31
- ・・・高校に入学して一人だけ仲の良い友達とクラスが別れ
初めて自分の教室に入った
その時 魚顔の女の子と目があった
そして口を開くその魚顔。
「あんた藤本さん?」
それが出会い。
変な女。
そこから何故か美貴は無理矢理この女と
『後藤本』という意味不明なユニットを組まされた。
活動は地味に執筆なんだけど。
この変な女 今までに会ったことないタイプ。
美貴も変とか怖いとか言われるけどこの相方には負ける。
ってか勝ちたくないし。
元々その相方と仲の良いヤツも変だし。
・・・なんとなく コイツら楽しそうだし
美貴も楽しいから いっか こういうのも―――
- 403 名前:美貴の章。 投稿日:2006/09/11(月) 15:41
- ・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
つまんないかなと思ってた日々がなんとなく微妙に変わった気がする
あの変な女が変な行動とるし
美貴も一緒にのっちゃうし
でもやっぱ つまんない
見上げると空が綺麗に晴れてて
あの人達も
今 同じ空を違う土地で見上げてたらな
そう思った
しばらくボ―――っと見上げてたんだ中庭で
そしたら 突然
『藤本美貴―――――!!』
フルネームを大声で呼ばれた
ビックリした
誰だよ いきなり・・・
声のした方を見ると新入生かな?可愛らしいコが二人
なんなんだよ
美貴なんかした?
『好きです』
ハァ?
目の大きなとてもカワイイ後輩が口にした言葉はそれだった・・・
- 404 名前:美貴の章。 投稿日:2006/09/11(月) 15:50
- なんとなく
その時は「メンドクサイ」って思ったんだ
知らないふりしたけど
多分気づいてた
美貴は多分
このコを気に入る
「メンドクサイ」それだけ伝えて走ってその場を去った
美貴は変な人に好かれやすいのかな?
でも もう会わないだろう
美貴は もう 離れるのは イヤ
だから
美貴に近づかないで
ウソ ホントハ ミキノ ソバニイテ
これ以上美貴の心を 乱さないで
ココロガ ミダレルノハ キット
本当は知ってた
一歩踏み出すのがただ怖かった
そう思っていたが仲良くなるのに時間はほとんどかからなかった
一歩踏み出してしまえば
なんとなく自由になれた
アナタノ オカゲカナ?
- 405 名前:美貴の章。 投稿日:2006/09/11(月) 16:02
- 「ちょっと・・・ちょっとちょっと!」
アタシは部屋で一人、たんの章を読みながらツッコミいれてた。
誰もいないのに・・・虚しい・・・。
てかなんなのコレは?
みきたんの過去は聞いてるしその後も色々聞いてたからわかるけど・・・
たんってばそんなにつまんなかったのか。
あの時とかたまに空を見上げてるのは・・・
そっか
ロイや・・・アヤカさん、アメリカ時代の友人のこと
思い出してたんだ、そっか。
いやいやいや、それは別にいいんだよ問題はここなんだけど
「変な人に好かれやすい」ってコレ、アタシのこと?
後藤さんとかと同じくくりに入って・・・
!!
他にも石川や吉澤さんもいるしー!!!!
この二人と同じなのはなんかイヤ、とてもイヤ、心外。
たん、こんなこと日記に書いてたの?
もぉ〜〜〜〜!!
とか思いつつページを進めていくアタシ・・・
「あ、そうそう懐かしいこうゆうことあった・・・ハ?」
不思議な・・・そう、後藤さんの『85年の部屋』のような・・・
しかもコレって夢じゃない?
たんの創作?あのみきたんが創作??
そんなのナイね!妻のアタシだから言いますがあのコはこんな物語書けません!
じゃあ、後藤さんが・・・いや、ここまで手は加えないかな・・・
コレは一体・・・?
自然とページをめくる手が早くなる
・・・・・・・
・・・・
・・
・
- 406 名前:美貴の章。 投稿日:2006/09/11(月) 16:11
- ・・・・・・・・・・・
天文部の部費のためとかなんとかって後輩にツアーをすすめられた
天文部じゃないけど夏休みだし いいかなって
で、一応山の方にある所に星見に行ったんだよ
行ったはいいが
美貴、崖から落ちちゃって
そこからの記憶がなくて
気がついたら山じゃなく宿泊先の自販機の前で皆に囲まれてて
何があった?みたいな
しかも 美貴ってばカラコン入れてないし入れた覚えもないのに
「ミキティ、カラコンいれてたっけ?」
「目が蒼いよ」
とか鏡見たら目が蒼くなってて・・・何で?みたいなね
まぁ、その理由は後でジワジワとわかるんだけどね。
美貴が落ちた崖の高さはビルの5Fくらい。
それで打ち身やすり傷だけって奇跡だとか言われて・・・確かに。
その奇跡にも理由があって
ってか、それがある意味奇跡だと美貴は思うんだけどね。
- 407 名前:美貴の章。 投稿日:2006/09/11(月) 16:17
- 信じられないが
美貴はどうやら虎王という男の子に助けられたらしい
彼は月の王子だとか
信じたくないし頭打ったから意識変になったとは思いがたいし
それに美貴の意識の中に入ってるワケで本人の身体がないから
美貴の身体を借りて動く時もあるし
朝起きたら美貴2段ベッドの下で寝てたのに
上の段で何故か亜弥ちゃんの隣で寝てたりとかね
亜弥ちゃんは美貴より前に知ってたというかよくわかんないみたいだったけど
美貴の身体を虎が借りて亜弥ちゃんと話したら
「まだいたの?」みたいな
こんなこと現実にあるのか?ってカンジ
そのまましばらく美貴は虎と一心同体?な生活してたんだけど―――
- 408 名前:美貴の章。 投稿日:2006/09/11(月) 16:31
- はいー?
「虎・・・?アタシが会ってる??誰?」
知らないんだけど?
でも、聞き覚えあるようなないような・・・
何だっけ?
でもアタシこの虎王ってコ知ってる?
何でアタシ忘れてんの?
何?何?何?
さらにさらにページをすすめると・・・
あ・・・そうだ・・・いつだったか
天文部の部室でアタシのぬいぐるみが転がってた
あの時なんで?って思ったけど・・・
みきたん・・・?
―美貴だけが覚えてる なんか淋しい―
そういえば・・・あの時、何故天文部に行ったのか?
月の王子の探し人の婚約者って・・・
この小説には美貴たんと後藤さんの名前以外はハッキリ書かれてない。
「バカ(吉澤さん)」とか「キショイ人(石川)」とか
「天文部部長(当時あさ美ちゃん)」みたいなカンジで・・・
アタシ?アタシは「一緒にいると居心地が良くて甘えられる後輩」とか
「いつも一緒の後輩」と書かれてる、本として売り出すし恋人とかはね、うん。
これ絶対後藤さんが考えたね、たんは名前で書いてたと思うし。
名前、ナイけど話の流れから行くと・・・
多分小春ちゃん。
アタシはあの時よく聞かなかったけど、たんが「美貴も月好きだよ」って
言ってたと思う・・・記憶曖昧だけど、絶対小春ちゃん。
- 409 名前:美貴の章。 投稿日:2006/09/11(月) 16:46
- 夏焼ちゃんには梨沙子ちゃんがくっついてるし・・・ん?りしゃこちゃん
『小春〜〜〜泣かないで、頭が春ってウソだよ』
『え?あ、アタシなんで涙?・・・りしゃこのせいじゃないよ』
!!
そういえば・・・泣いてた、小春ちゃん。
りしゃこちゃんで思い出した!あの時りしゃこちゃんが「あばば」って
あせって小春ちゃんに謝ってて「りしゃこのせいじゃないよ」って確かに言ってた。
そっか、信じられないけど
実話なんだコレ。
でも虎王は小春ちゃんを連れて帰ってない。
『7年後』にまたくる?とか・・・小春ちゃんは何て言ったんだろう?
あの時から7年ってことは、えっとあと5年ってこと?
小春ちゃんはその時・・・えーっと二十歳か。
成人してから迎えにくるのかな?
よくわかんないけど。
アタシは『虎ちゃん』って呼んでたのか。
金髪のみきたんも少し見たかったかも・・・忘れてるだけで見てるっぽいけど。
確かにファンタジー有りだわ、ノンフィクションでとか。
さすがというか・・・忘れてるアタシはなんだかなってちょっと思うけど。
まぁ、いっか続き読もう。
たんの章はアタシとLOVELOVEなカンジで好き。
アタシだけがそう思うのかな?
他の皆の意見も読んだ人に聞こうっと。
さて続き続き・・・
その日、亜弥は1日中後藤本を読みふけっていた・・・
明日は後藤本発売+後藤真希二十歳の誕生日なのですが。
プレゼントの準備とかいいんですか松浦さーん!!
- 410 名前:美貴の章。 投稿日:2006/09/11(月) 16:47
- ◇
- 411 名前:放たれた恋心。 投稿日:2006/09/11(月) 16:53
- んあっはー♪
今日は中々充実したトゥディだったのよー♪
まっつーに後藤本渡したしー。
あの後まっつーは本読むために帰っちゃったらしいしー。
後藤本は引き込ませるのかしらー?
あっは♪
さてさて、もうすぐアレですよ。
日付が変わるんですよ今PM11:57
そう!ミキティから二十歳のごとーさんへメッセージが、んあ!!
アラこんなこと言ってる間に59分になっちゃったのねー。
んあ・・・55秒、残り3、2、・・・聞きますか。
ピッ
- 412 名前:放たれた恋心。 投稿日:2006/09/11(月) 17:09
- ドッキドキメッセージなのねー!!
『ごっちん?二十歳おめでとう!ハッピバースディ ディア真希♪
って、美貴もうすぐ消えちゃうからさ
でも多分できることがあるから
ごっちんの『恋心』返せってアイツに言うから
だから、もうごっちんは恋できる!
美貴からプレゼント『恋心開放』!!じゃ・・プチッ』
・・・。
ん、んあ?
早口でミキティ・・・何?んあ?あっは?
えーっともう1回聞いてみよう
・・・5回程リピート・・・
んあっは―――!?恋心開放宣言―――!?なんなのよー??
アイツがそう簡単に返すとか・・・んん?そういえば・・・
ミキティが消えてからなんか心臓が変だったのねー・・・?
まっつーが『亀2のこと好きなんですよ』とか。
ミキティ・・・そっか・・・どこまで優しいの?
死んじゃってんのにそんなことしなくていいのにさー。
・・・ごとーに幸せになれって・・・そゆことか・・・
あぁ、ごとー好きなんだ・・・夢里ちゃんのこと・・・
夢里ちゃんもごとーのこと 好きになってくれないかなー・・・
ミキティ、ありがと・・・アイツから奪い返してくれてメッセージありがと。
何よりも嬉しいプレゼントだよ『恋心』よりミキティの気持ちが・・・
- 413 名前:放たれた恋心。 投稿日:2006/09/11(月) 17:20
- 夢中になってメッセージ聞いてる間にメールが何件かと・・・ん?
着信1件。
誰よー?履歴を見る『夢里ちゃん』。
んあっは―――!!!!
ちょうど今考えてたのよー!!
何?かけ直していいのかしらー?あっは♪
でもこのぉドッキドキはなぜぇ止まぁらないぃ心にアナタいっぱーい!なのよー!!
とりあえずかけてみるのね(ドキドキ)
トゥル『はい〜♪』
「んあ!むむむむむむ夢里ちゃん電話したー?」
『あ、ハイさっきしましたけど遅いから寝ちゃってるかなって〜』
「起きてたのよー」
『二十歳の誕生日おめでとうございます後藤さん〜うへへへ〜♪』
「んあ!あ、ありがとうなのよー////」
『これ1番に言いたかったんですよぉ』
「んあ?」
『おめでとうってメールも一応しましたけど直接言いたかったんですぅ〜』
「そーなのねー・・・嬉しいーありがと夢里ちゃん///」
『いえいえいえ〜♪夢里1番乗りですかぁ?』
「んあ?何が??」
『後藤さんにおめでとう言うの・・・』
!・・・ミキティにメッセージで1番に言われちゃったのねー・・・
「んあ!1番よ夢里ちゃんは!!」
『あ、良かったぁ・・・うへへへへ♪』
「夢里ちゃんはねーあのねーそのねー」
『え?ハイ??』
- 414 名前:放たれた恋心。 投稿日:2006/09/11(月) 17:33
- 「そー!夢里ちゃんはごとーの1番よー!!」
『え?』
「んあ、そ、そーゆーことなのねー////」
『はぁ』
「ほんじゃあ、また明日なのねーおやすみさんさんねー////」
『え、あ』
プチッ
・・・。
「んあっはー!ごとー今何言った?何言ったー!?夢里ちゃんビックリしてたよー!!」
よくわかんないけど1番乗りじゃないけどごとーの1番って言っちゃった。
ごとーが奪われた恋心、ミキティが取り返してくれたんだー。
絶対そうだってば、ごとーの未知なる病気の正体はコレかー。
『恋の病』
なーんちゃってー!なーんちゃってー!!んあはははは////
〜♪
「!・・・夢里ちゃんからなのねー!!キャーなのよー///」
おそるおそる携帯を取るごとー。
「んあ」
『後藤さ〜ん、夢里ですぅ〜〜』
「知ってるのよー///」
『さっきの話ですけどぉ〜』
「(何?何?なんなのよー!?)」
『夢里も同じですからぁ〜それだけですぅ〜〜〜うへへへ♪おやすみなさい』
「んあ?おやすみなさい・・・」
プチッ
しばし携帯を見つめるごとー。
はて?夢里も同じとは一体?
夢里ちゃんもごとーが1番?んあ?んあ?んあ?んあ?んあ―――――!?
わかんなくなってきたのよー明日会えば多分わかるのよー。
そゆことなのよーマジ寝するのよーん。
メールは・・・あ、夢里ちゃん1番まっつー2番でやぐっつあんが3番と。
ん?新着キショイ人と・・・よしこはピッタリにとかメールしなさそー。
てか、いい、いらない、んあっは♪
後藤さんは二十歳をむかえ更にパワーUPしたようです・・・
- 415 名前:放たれた恋心。 投稿日:2006/09/11(月) 17:35
-
- 416 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/09/11(月) 17:36
- 更新しました。
- 417 名前:放たれた想い。 投稿日:2006/09/13(水) 09:27
- 少しだけ不服そうな顔をして口を開く吉澤ひとみ。
「ねぇ梨華ちゃん、ウチの誕生日ん時とかこんな大掛かりで祝ってくれたっけ?」
「え?ひとみちゃんの誕生日ってアタシと二人で祝ったじゃない」
「祝ったけどさぁ・・・他のファンみたいな人とかもプレゼントくれたし」
「・・・へー・・・で?いいじゃない、それで(モテモテですこと)」
「いやホラなんてーの?仲良い後輩とか友達とかに限って特に何も・・・」
「4月だし入学したてだったコもいるし・・・しょうがないじゃない」
「ごっちんだって何も・・・!あ、柴ちゃんでさえも・・・」
「別にいいじゃない、ひとみちゃんにはアタシがいるでしょ?」
「うん、そうなんだけどワーッて祝ってもらいたいってか、まぁ今日の主役はごっちん」
「言いたいことはなんとなくわかるけど、特に今回は自費出版のアレ発売記念もかねて」
「だね、しっかし本当ごっちんって変だけど最近また輪をかけたように変だし」
「そうなのよね〜。でも土曜日で良かったわね」
「だね、矢口さん達の家もOKだし学校休みだから皆集まれるってのがね」
「だねぇ、来年辺りに矢口さん達の『海の家』実現するみたいだし」
「夏になったら行こっか?二人だけでも皆と一緒とかででもさ♪」
「・・・・・・・・うん・・・」
「何?行きたくないの梨華ちゃん??」
「そういうわけじゃないの、楽しみだよ!(・・・日焼け対策しなきゃなって)」
「あ!梨華ちゃんあったホラ!!結構・・・や、スゴイ目立つじゃん・・・」
「本当だ・・・スゴイ、ごっちんろくに大学に来ないでずっと作ってたんだよね・・・」
二人は近くの書店で『後藤本』を見つけちゃんと一人全3巻ずつ買った。
新刊のコーナーに目立つ形で置かれたソレは立派な『本』だった。
- 418 名前:放たれた想い。 投稿日:2006/09/13(水) 09:43
- ドンドン!
「夢里〜入るよぉ〜!」
「・・・ん〜〜・・・何お姉ちゃん?」
「絵里見てない!『後藤本』まだ読んでない!!」
「・・・発売日今日だよぉ?夢里もまだ・・・フワァ〜・・・買ってないや」
「は?夢里買うの??」
「ん?買うよ、お姉ちゃんも読みたいなら自分のは自分で買ってね〜」
「えー?アンタ編集長じゃないのぉ?読んでないの??もらってないの??」
「読んだよぉ?でもまだ買ってないの・・・お姉ちゃん一緒に買いに行こうか〜♪」
「えー・・・んじゃ、れーなとさゆも誘う」
「うん、そうしてぇ♪皆で買おう、お揃いだよぉ〜♪うへへへ♪」
「待って、夢里もしかして一家に1・・・じゃない3冊じゃ・・・」
「夢里の本は夢里しか読みません読ませません、お姉ちゃんにも貸しません」
「さゆか、れなから借り・・・」
「買ってよぉ、お姉ちゃん!いいじゃん夢里知ってるんだよぉ?」
「え〜〜〜何、何????」
「図書カード沢山持ってるの、この間お姉ちゃんの部屋で挟まってる時見つけたぁ♪」
「あ、アレは・・・懸賞とかで当てて・・・ってあの隙間見つけたのぉ〜!?」
「うへへへ♪お姉ちゃんの部屋の隙間攻略なんてチョロイもんよ〜へへ〜♪」
抜け目のない妹に降参して亀井姉・もとい絵里はさゆとれいなに
「本屋一緒行こう〜後藤本買いに行こう〜」と誘った・・・
- 419 名前:放たれた想い。 投稿日:2006/09/13(水) 09:43
- ◇
- 420 名前:放たれた想い。 投稿日:2006/09/13(水) 10:02
- 本屋を目指し走る車内の中で
「何で本の制作にかかわった人が持ってないと?もらってなかと?」
「だよねぇ?れーなも思うよねぇ、夢里は自分の分は自分で買えってぇ・・・」
「さゆ達は色々とバックアップしたの・・・くれても良いと思うの」
「皆さん、お小遣いでヒョイッて買えるでしょ〜?本の3冊や30冊・・・」
「夢里!?誰が10セットも買うと?れなは買うのは別にかまわんたい」
「そうなの?れなちゃんありがと〜♪」
「れなが言いたかったのは後藤さんが製作手伝った夢里に前日にあげてないのが許せんっちゃ」
「え〜?あぁ〜・・・それはしょーがない『一般の読者』1号は松浦さんだから」
「「「え!?」」」
「それに元々『後藤本』の製作者は後藤さんと藤本さんの二人。
夢里はただ・・・なんだろう?お手伝い、アシスタントっていうやつだよぉ」
「夢里、それは違うと思うの」
「さゆちゃん?」
「いなくなった藤本さんでもできないことを夢里はしてると思うの」
「え?」
「でも、それは後藤本には多分あまり関係ないと思うの」
「・・・さゆ、話いきなり脱線させないでよぉ〜・・・絵里なんとなくわかるけどぉ」
「そやね、なんとなくわかるっちゃ・・・松浦さんかぁ」
「うん、夢里は『一般読者』じゃないから肩書きは一応『編集長』〜〜♪」
「てことは読んだと?」
「うへへ〜♪」
「・・・松浦さんより充分特別扱いされてると思うの(ボソッ)」
この小さな囁きは他の3人の耳には届いてはいない、さゆの心の声が少し漏れた
- 421 名前:放たれた想い。 投稿日:2006/09/13(水) 10:22
- 大き目の書店につき探すまでもなく一角にコーナーが作られておりすぐ見つかる
「・・・何で自費出版の無名の学生の本がこんなにピックアップされてると?」
「れーなぁ、夢里の申し出でウチとれーなとさゆんチが結構バックアップしたじゃん」
「絵里の言う通りなの、大体、書店系列は田中家が主で雑誌とかでも取り上げてたの」
「へぇ〜そうなんだぁ、れなちゃんもさゆちゃんもアリガトねぇ〜♪」
「夢里、絵里にはぁ?」
「お姉ちゃんが本買ったら『お買い上げありがとうございますぅ♪』って言う」
「もう〜、絵里買うもん!」
「れなも買うたい・・・30冊」
「れーな?さっきと話が違うの、そしたらさゆが30冊買えないの」
「「え?二人とも30冊買うのぉ〜〜!?」」
「やって、表紙とか・・・後藤さんも藤本さんもエライかっこいいっちゃ」
「さゆは元から購入予定だったの、れーなが買ったらさゆ達買えるか微妙なの」
「うへへ〜♪書店巡り、しましょっかぁ〜♪」
「もう〜・・・とりあえずこの書店のは絵里達が買占めだねぇ〜うへへ〜♪」
「藤本さんのこの写真・・・若いの。目つきが鋭いにも程があるの・・・素敵なの」
「この写真ねぇ、藤本さんが高1の時にファンクラブに隠し撮りされたヤツなんだってぇ」
「隠し撮り!?それにしては目線バッチリっちゃ・・・なんか・・・後藤さんのもやけど」
―この二人、孤独なカンジがする写真と―
れいなの感想に絵里とさゆも「うん」と頷く。
だけど夢里は笑顔で
「あはは、3冊目の写真はイメージ違うから、表紙は夢里の意見〜♪」
そう言われたとおり3冊目の表紙は二人が笑顔で並んでる写真だった。
- 422 名前:放たれた想い。 投稿日:2006/09/13(水) 10:23
- ◇
- 423 名前:放たれた想い。 投稿日:2006/09/13(水) 10:39
- ピーンポーン♪
「はい・・・アラ?梨沙子ちゃん、ちょっと待っててね」
「はい」
少しして休日、まだ寝ていたらしい雅が出てきた。
「・・・梨沙子?休みの日なのに・・・寝かせてよ」
「あのねぇ、お母さんが読みたいから本あるから買ってきてって」
「・・・一人で行ってきてよ今日は夕方から後藤さんの・・・後藤さんの?」
「うん、その本ねぇ『後藤本』なの、だから、みやも一緒に買いに行こ」
・・・。
「ちょっと中で待ってて準備するから」
「うん♪」
「でも、梨沙子・・・『後藤本』の話したの?」
「ううん、してないけど『ちょっと今わだいでね、お母さん読みくてお小遣いあげるし』って」
「・・・そ、アタシも買おうかなぁ」
「何買うの雅?」
いきなり母親が話しに入ってきた
「学校の先輩の自費出版の本・・・作者二人なんだけどその内の一人、今年亡くなっちゃった人」
「あぁ、あの行方不明だったコ?変な本じゃないでしょうね?」
「みやのお母さん、先輩は良い先輩だったよ」
「・・・そう、りしゃこちゃんが言うならそうかもね雅お母さんのサイフからお金持っていきなさい」
雅の母は無邪気な梨沙子の茶色い髪を軽く撫でて目を細めた。
何でアタシの言葉でなく梨沙子の言葉でここまで変わるかとか思ったが
本は全3巻で3冊は結構な出費かなと思っていた雅は「ナイス梨沙子」と思った。
当の本人は出されたオレンジジュースを飲みながらニコニコ待っている。
「準備しよっと」と雅は支度しに自室へと向った。
- 424 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/09/25(月) 14:49
- 更新頑張ってください。
- 425 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/09/27(水) 14:42
- >>424さま
すいません更新が遅れてしまって。
今から更新いたします。
- 426 名前:放たれた想い。 投稿日:2006/09/27(水) 14:43
-
- 427 名前:放たれた想い。 投稿日:2006/09/27(水) 14:54
- 日も暮れ始めてきた夕方・・・後藤は矢口の家へと歩きで向かっていた。
「んあ〜♪ハッピバァスディ♪ハッピバァスディ♪イエー♪・・・んあ?」
もうあと10mも歩けば矢口邸。
その途中に後藤は目があってしまった・・・。
ポツンとダンボールの中にたたずむ少し銀色のようなグレーの仔猫。
瞳はブルーアイズ
「みゃ」
「・・・んあ、どしたのー?猫さん」
「・・・」
「捨て猫さんなのね、コレもしかしてー・・・」
「みー」
「あ、返事した。ごとーの言葉わかるのー?」
仔猫はクァアッと大きく口を開きアクビした。
「んあ、その態度と目の色がどっかの誰かを思い出すのねー」
「ミャー」
「ごとーは動物好きなのよー?拾ってもいいかしらー?」
「みゃ」
「そっかぁ、いいのかぁ・・・んあ、コレはきっと天国のミキティからのプレゼントねー♪」
そのまま仔猫をヒョイと抱き上げ、そのまま後藤は矢口の家へと歩く。
猫は何食わぬ顔で拾われて当たり前だというような態度で大人しく抱かれてた・・・
みゃー・・・
- 428 名前:放たれた想い。 投稿日:2006/09/27(水) 15:06
- 〜IN 矢口邸〜
「おい、準備できたかソコ!アゴピンク女!!」
「矢口さ〜ん・・・石川ですぅ〜(泣」
「間違ってねぇからいいだろ!ピンク率高いんだよ!!」
「もぉ〜・・・ひとみちゃんも何か行ってよぉ」
「しょうがないじゃん、本当にピンクなんだから」
後藤の誕生日の準備をワイワイとやっていた・・・
「新垣部長、アタシ達は何したらいいですか?」
「夏焼ちゃん・・・あ〜・・・ゆっくりしてていいよ準備っても大体済ませたし」
「じゃあ、みや一緒に漫画よも」
「矢口さんチって漫画いっぱいあるよね〜夏焼ちゃん、りしゃこちゃんと読んでていいよ」
「はぁ・・・」
この中で最年少りしゃこはマイペースに雅にくっついてゴロゴロしていた。
「梨沙子、ちょっと人の家でくつろぎすぎ」
「あ、夏焼ちゃん?オイラんチだし、ドンドンくつろいでいいよー」
「え?あ、はい・・・」
「みや〜ココで転がると気持ちいいよぉ♪キャー☆」
豹柄のマットの上で転がる梨沙子を見て「猫みたい」と思う夏焼ちゃんでした。
- 429 名前:放たれた想い。 投稿日:2006/09/27(水) 15:17
- 「っつか、亀達遅いなぁ〜〜〜」
「里沙ちゃん、夢里ちゃんも来るんですよね?」
「あさ美〜来るやろ、亀の妹」
「だね、本作るの手伝ってたみたいだし・・・ってコラー!つまみ食いソコ!!」
「ガキさん?なななななな何??ムグムグ・・・」
「モグモグムグ・・・何れすか?のん達は何も食べてないれすよ?」
「・・・のんちゃん自分でバラしてますよ・・・何故、私も呼んでくれないんですか・・・」
「そこかよ!違うから!!あさ美ちゃんまで参加して食べたら全部なくなるでしょ!?もー・・・」
「ガキさん、ええやざ後で吉澤さん辺りに買って来てもらうがし」
「高橋ー?ウチが行くワケ??ありえねー」
「ありえるで、よっちゃん車で来てるやん?追加の買出しで使われるで♪」
「・・・マジ、ありえそー・・・ヤな後輩持ったな・・・」
「ひとみちゃん、アタシもその時は一緒に行くから(いつも損な役ね〜)」
ピンポーン♪
「お!ごっつあんじゃねーよな??まだ時間じゃないし」
「アタシ、開けてきます!」
「おぉ〜ガキさん気つかいやざ・・・ええコやね〜素敵やよー」
- 430 名前:放たれた想い。 投稿日:2006/09/27(水) 15:25
- 「「「「お邪魔しま〜す♪」」」」
「おぉ!遅いよー?部長のアタシが1番乗りだったんだよ?」
「高橋先輩と一緒でしょうぉ〜?うへへへ♪」
「カメ、うるさい」
ペシッ
「いた〜い、暴力振るったぁ〜」
「絵里うるさいの」
「そうたい、はよあがるっちゃ」
「あのですね〜ガキさん♪」
「何?夢里??」
「ウチのお姉ちゃんとれなちゃんさゆちゃん本30冊ずつ買ってくれたのぉ♪」
「・・・・・・・はぁ!?」
「夢里は読む用・保存用・観賞用で9冊なんだけどねぇ〜」
「いやいやいやお前らちょっと待てアレ1冊いくらだ?」
「1575円ですぅ〜♪ガキさん買いました??」
「買いましたよ、でも悪いけどアタシはそんなにお小遣いナイから3冊が精一杯!!
ってか30冊とか・・・しかもカメも?亀井家39冊あるじゃん!!」
ガキさんは「コイツらバッカじゃねーの?」という思いとこの4人で99冊売れたのかと驚いた。
- 431 名前:放たれた想い。 投稿日:2006/09/27(水) 15:37
- 「お!やっと来たかぁ・・・ってあと松浦は?」
「柴ちゃんと大谷さん飲み物買いに行って戻ってこないわね」
「え?松浦さんまだなんですかぁ〜?」
「ん?どした亀の妹??亜弥ちゃんがどうかしたのか?」
「矢口さん、あのですねぇ・・・多分皆まだ全部読んでないと思うんですが」
「あ?何を??」
「え?『後藤本』ですぅ〜」
「は?何だごっつあんとミキティのユニット名だっけか?」
一瞬静まる矢口邸・・・
直後
「矢口さん?まさか知らないんですか??」
「え、ちょっと待って・・・この家にナイね、ナイね?」
「は?ちょ、オイ!何あさってんだよ何もねーよ!!何の話してんだコラ!」
全員『・・・・・・』
「なんだ?・・・お、オイラ何かした?(汗」
「やぐちさん、今日ね後藤さんが書いた本のハツバイビなんだよ、りーも買ったもん」
「はぁ!?・・・って、じゃあの話マジだった・・・え?何、皆もう買ったの?」
「絵里達はぁ全3巻1セットじゃ足りないくらい素敵なんで書店回って買占めてきたの〜」
「れーなが悪いの、最初に買い占めたの」
「なっ!さゆやって買い占めてたっちゃ!れなだけじゃなかとー」
「そんなワケで夢里が編集長やったんで矢口さんもお買い上げ待ってますぅ〜」
「お、おぅ!ヤベーな今から買いにいけねーよなー・・・つか3冊あんのかよ!」
- 432 名前:放たれた想い。 投稿日:2006/09/27(水) 15:38
- ◇
- 433 名前:放たれた想い。 投稿日:2006/09/27(水) 15:47
- んあ、飼ってもいいって家族は言うと思うし・・・
名前つけなきゃなのよねー。
「ミャ」
「んあ?猫さん今ごとーの考えを読んだか?」
仔猫は小さな身体で大きく伸びをして知らん顔。
「・・・んあ、放置プレイなのねー猫さん」
「・・・」
「名前、何しよっかーグレーな猫さん」
「ミュー」
「んあ、反応した。目の色と態度で言えば『藤本美貴』でOKなんだけどー」
まっつーに知れたら怒られそうなのよねー。
もしくは取られちゃうかなーとかねー『ミキティ』でも取られそうだしー。
んあ、コリャ マイッタ。
どうするべ・・・しかし捨て猫だけど綺麗なのねー銀色に見えるのねー。
・・・「トラ」
「ミャー」
「んあ、トラで返事したのよー・・・別に虎柄じゃないけどトラちゃんでいいのねー♪」
「み」
「お、OKって今言った〜んあっは♪」
後藤は立ち止まって仔猫とじゃれていた。
自分の誕生日&本発売記念忘れてない?ごっちん?ごっちーん??
- 434 名前:放たれた想い。 投稿日:2006/09/27(水) 15:47
- ◇
- 435 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/09/27(水) 15:48
- 少しですが更新。
後藤さんの誕生日更新間に合わなかったー_| ̄|○
更新遅くてスミマセン。
- 436 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/09/27(水) 20:18
- 更新来てた!
仔猫がなんだか気になりますね。
亜弥ちゃんは順調なのかな?
更新お疲れさまです!
続き楽しみにしてます。
ラストまで頑張ってくださいね〜
- 437 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/10/04(水) 14:41
- >>436さま
はい更新しました。
続き書きます。
少々お待ちを・・・更新遅れてスミマセン。
ありがとうございますがんばります。
- 438 名前:放たれた想い。 投稿日:2006/10/04(水) 14:59
- ふと亜弥以外に来てない参加者に気づいた現・天文部部長新垣
「アレ?夏焼ちゃん、小春ちゃんは?」
「あ・・・あのですね、来るって言ってたんですけど・・・」
「道忘れちゃったのかな?小春ちゃんしっかりしてるようでポヤポヤしてるし」
「いえ、もしかしたら・・・来ないかも・・・」
「えぇ!?何で??・・・まぁ・・・アタシと違って後藤さんと絡みはなかったけど・・・」
「部長ー!昨日ね小春がズーッと飼ってた猫さんがなくなったって」
「猫?え?」
「梨沙子!今言わなくていいでしょ・・・あー・・・小春が生まれたときから飼ってたみたいで」
「そう、小春と息がピッタリなんだよね」
息がピッタリ?
「えーと・・・何?小春ちゃんは猫と何かやってたの?」
「別に何もしてないけど小春の家に遊びに行ったら1番に猫さんが出迎えてくれたもん」
「あー、なんかちょっと高橋さんといるときの部長みたいな猫さんっていうか」
「何それ?・・・ん?ちょっと待てアタシみたいな性格の猫なの?しかも猫が出迎え??」
「何?現役部長と中坊達は何話してんの?」
「矢口さん、小春ちゃんが飼ってた猫昨日亡くなったみたいで・・・」
「小春の携帯もメールも返事ナイから家にかけたら小春のママがずっと泣いて部屋にいるって・・・」
「生まれたときから一緒だもん・・・アタシもみやいなくなったら泣くもん」
「はぁ?梨沙子ちょっと黙っててウチのことはいいから。猫も13年も生きて歳ではあったんですけど」
「そっか、わかった小春ちゃんもしかしたら来ないかもね・・・兄弟みたいな猫いなくなっちゃね」
「そうですね・・・ウチは昨日から小春と連絡取れないから」
「んー・・・小春は来ると思うよ」
数人だけの会話、なんの根拠もなく最年少の梨沙子があっけらかんとこの話を終わらせた
- 439 名前:放たれた想い。 投稿日:2006/10/04(水) 15:08
- 〜IN 路上〜
もうすぐ歩けばそこは矢口邸だと言うのに主賓の後藤は
猫と戯れていた・・・
「みゃー」
「んあっは♪何?おなかすいた?」
仔猫はプイッと返事をかえすような仕草を取る。
「ミキティの・・・生まれ変わり?」
「・・・」
「だったらいーのにー・・・んあー・・・?んあ??」
後藤が道で仔猫と遊んでいて全く気づかなかったがその戯れを見ていた少女がいた。
「・・・なーさん」
「んあ?アレ見たことあるコなのねー・・・えーっとガキさんの仲間・・・」
「なーさーん!!!!」
「んあ!?」「みゃ!?」
ドカッ!!!!!
仔猫は後藤から奪われその少女がしっかりと抱きしめ泣きながら
「なーさん・・・なーさん・・・」と呟いている。
後藤にはワケがわからない。
- 440 名前:放たれた想い。 投稿日:2006/10/04(水) 15:24
- 少しの間、様子を見ていたら「このコが捨てた仔猫かしらー?」と後藤は思った。
「ごとーの後輩のガキさんの後輩のアナタ、猫さんの元の飼い主さん?」
「・・・え?」
「んあ、なるほど・・・捨てたはいーが罪悪感に襲われつい見に来たと!!」
「あ、あの・・・」
「んじゃー・・・ごとーが飼い主にはなれないねー・・・しゃーない」
勘違いしてる後藤に少し冷静さを取り戻してきた少女。
「あ、あの私、久住小春です。この仔猫・・・捨て猫なんですか?」
「んあ?アラー??捨てた人じゃなかったのー?コリャ マイッタ」
「昨日・・・生まれてから、物心ついてからズーっと一緒にいたなーさ・・・猫が亡くなったんです」
「んあー・・・」
「柄も瞳の色も違うし、なーさん・・・私の飼ってたコは13歳だったんで」
「13・・・猫にしては長生きなほーなのねー・・・『なーさん』て名前ねー」
「スイマセン、アタシつい・・・後藤さんの猫さんですよね・・・」
「んあー・・・今さっき会って遊んでたのよーこざるちゃんが飼いたいなら・・・」
「こざる??・・・あのアタシ小春です」
「んあ!失敬なのねー。ごとーは今も家に猫さん犬さんいるし・・・つまり・・・
たまにごとーともトラさんと遊ばせてくれるなら小春ちゃん・・・飼う?」
「え!?そんな・・・でも・・・え?『トラさん』??」
「ごとーが名前なんにしよーか迷ってたらパッて出たのトラ柄でないのに」
「トラさん・・・アタシがもらってもいいんですか・・・?」
「本当は」
ミキティの生まれ変わりだと思ったんだけどね
「なーさんの生まれ変わりかなぁって、ごとーはなーさん知らないけど」
「・・・ぁ、りがとう・・・ござい・・・」
「ミー」
仔猫は抱かれた腕の中を抜け小春の肩に乗りまた泣き出した小春を
なぐさめるようにペロッと頬を一舐めした。
- 441 名前:放たれた想い。 投稿日:2006/10/04(水) 15:40
- 「んあ、トラさんも小春ちゃんのこと気に入ったみたいだし・・・(コレでいい)」
「ミャー!ミャー!フミー」
「んあ、トラさんの言うとおり泣き止むのよー!こざ・・・小春ちゃん」
「・・・グス、はい後藤さんありがとうございます////」
「そーいやナイスタイミングで会ったけど何でココにいるの?」
「え?今日って・・・あ!本の出版おめでとうございます!!」
「んあ?あ、そっかーやぐっつあんチ行く途中かーもうすぐだもんねー♪
え?何、後藤本買ってくれたの?もしかして?もしかいして??」
後藤は自分の誕生日であることを忘れ完璧に後藤本発売記念としか思ってなかった。
「あ、ハイでも今日買ったんでまだ読んではナイです(汗」
「んあーハードカバー全3巻だからねー。1冊じゃまとまんなくて・・・んあはは」
「あの・・・後藤さん今日の主役じゃ・・・」
「あ、そーねー♪後藤本発売記念日だからミキティも主役なのねー♪」
小春は心の中で「アレ?後藤さんの誕生日では??忘れて・・・」とか思ってたり
「そうですね、藤本さんもきっと喜んでますよ、ね、トラさん?」
「んみゃ」
「このコ頭良いのよー!言葉わかるみたい!!ハイパー仔猫よー♪」
「なーさんも・・・アタシのことわかってくれてハイパーミラクル猫でしたから・・・」
「ミャー」
「あ、なーさん誉めたからちょっと怒ったの?そうじゃない?相槌?あ、そう」
「フフ、本当なーさんみたい・・・トラさんヨロシクね☆」
「ミャー!んにゃ!!」
「やっぱりすごく頭良いコよー・・・頷いた、今こざ・・小春ちゃんの言葉に頷いたのよー」
なーさん、アタシ本当はなーさんはもう長くないけどアタシから離れられなくてがんばってくれてたの知ってる
ありがとう、なーさん!これからもなーさんはアタシの中で生きてるから多分このコの中にも・・・
- 442 名前:放たれた想い。 投稿日:2006/10/04(水) 15:42
- ◇
- 443 名前:放たれた想い。 投稿日:2006/10/04(水) 15:58
- 「つか松浦来ないっておかしくね?」
「そうよね・・・ごっちんと仲良いのに・・・コンコン今日のこと伝えた?」
「伝えましたけど・・・昨日私が会った時に・・・(本読んで泣いてた!)」
「石川さん亜弥ちゃんやし、来るて。なーガキさん?」
「へ?アタシ??知らないよー愛ちゃん携帯かけりゃいいじゃん」
「あーし?ほなかけるやざ」
トゥルルルル・・・トゥルルルル・・・トゥルルルルル・・・・・・・
「出んやざ」
「んじゃ、今こっち向かってんじゃない?」
「そういえば里沙ちゃん・・・」
「何?あさ美ちゃんどうかした??」
「私に昨日何か言おうとして「皆の前で言う」とか何か・・・」
・・・。
「松浦さん、何か・・・あったのかなもしかして?」
「ガキさんあっしひっで心配なってきたやざ!後藤本、亜弥ちゃん絡むと怖いがしっ!!」
「愛ちゃんうるさいれす、女は黙ってせんべいでも食っておとなしくしてるっす」
「んが」
辻からいきなり口にせんべいを突っ込まれた高橋・・・黙々とバリバリ・・・
「のの、ナイスやテッテケ愛ちゃんヒートアップしたら何ゆうてるかわからん」
「お菓子袋持ってきて良かったっす、あいぼんも食べますか?」
「ウチは・・・えぇ・・・(視線?)・・・!のの、あさ美ちゃんにあげればええやん」
「ちょっとー!のんつあんアタシも!!」
「うぇええええ!コンコンと麻琴にあげたらのんの分無くなるっす!!!」
「のんちゃん、まこっちゃんにあげないで私にだけくだされば良いんです」
「しょーがないっすねー・・・ちょこっとれすよぉ?」
「何?またアタシはナイの?ちょっ!ひどくない?ねぇ、あいぼんひどくない?」
「えぇやん・・・ウチと一緒にダイエットしよーや・・・(遠い目)」
「あ、あいぼん・・・そ、そうだね(汗」
ガチャ!
「あ、柴ちゃん達帰ってきたわ♪」
「飲み物っしょ?中に入れるのウチも手伝うかな」
「梨華ちゃん!ちょっと!!」
「え?何??大谷さんだけ?柴ちゃんは??」
「車の中、ちょっと・・・梨華ちゃんだけ行ってもらえる?」
「え?」
- 444 名前:放たれた想い。 投稿日:2006/10/04(水) 16:00
- ◇
- 445 名前:放たれた想い。 投稿日:2006/10/04(水) 16:15
- 矢口邸のすぐ前に路駐している大谷の車・・・
何?アタシだけってどういうこと??
疑問を抱えながら向った車のガラス越しに柴田の姿が見えた・・・
「あれ?他にも誰かいるの・・・?」
足早に車に近づくと後部席で横たわってる亜弥の姿があった。
急いで車内に入る
「梨華ちゃん!」
「柴ちゃん!亜弥ちゃんどうしたの!?」
「アタシ達が飲み物買ってこっちに戻る途中に亜弥ちゃんがいたから拾ったの」
「何で・・・寝てるの?」
「あのね寝てるだけと思ってたんだけど・・・起きないの・・・」
「え!?どういうこと??」
「こっちが聞きたいよ・・・ただ、拾った時から様子がおかしかったから」
「え?亜弥ちゃんが・・・?・・・最近は普通に大学に来てたし元気だったけど」
少し疲れた顔で後部席に横たわる亜弥の閉じられたままの瞳から流れる雫・・・
「「・・・あ・・・」」
それを見て二人同時に声がもれる。
「そういえば昨日・・・ごっちんが亜弥ちゃんに『後藤本』あげたって言ってた」
「読んで何か・・・あったのかな?アタシまだ読んでない・・・今日発売だし」
「それかなぁ?あまり寝なかったのかもハードカバー3冊だもん、何で柴ちゃんアタシ呼んだの?」
「アタシは・・・美貴の『お姉ちゃん』のポジションでアンタは『姑』でしょ?だから」
「・・・何ソレ・・・柴ちゃんばっかし美味しいとこ取りして」
「そういうワケだから娘?息子?の美貴のお嫁さんの面倒はアタシ達が見るの」
「・・・美貴ちゃんの、大切なコだもんね。そうだね・・・」
- 446 名前:放たれた想い。 投稿日:2006/10/04(水) 16:32
- 柴田のなるべく矢口邸のお祭り色を壊さないタメにもという配慮だったが・・・
正直このまま病院に連れて行った方がいいか迷っていた。
しかし、ただの寝不足かもしれない。
でもやはり寝てるのか起きない上に顔にも疲れが見える。
大谷が病院に連れて行こうか?と言ったがとりあえず梨華を呼んだ
一人よりずっと一緒の親友である梨華と一緒なら冷静でいられると思ったから。
だが、亜弥は意識がないまま涙を零し・・・起きない・・・
もしかしたら後藤に知らせた方が1番良いのかもしれないが本日の主役だ。
そんな主役とか言ってる場合じゃないかもしれない。
過去に美貴がストレスから丸二日眠りっぱなしだった件がある・・・
それを考えるとやはりすぐに病院に・・・
コッコッ
ガラスを叩く音が聞こえ振り返るとガラス越しに後藤がいた。
「なーにやってんのー?」
「「ごっちん」」
「んあ!柴ちゃんと梨華ちゃんがハモッたー!!何ー?んあっ!まっつー!!!!」
「え、あの・・・ごっち」
「車!コレ借りるねー病院連れて行く!柴ちゃん、梨華ちゃんは小春ちゃんヨロシクー!!」
ポイポイッと後藤に車内から投げ出される二人。
「んあ、じゃ先にパーチー始めてていいからごとー、まっつー病院連れてく」
それだけ言い残し走り去る車・・・
残された『お姉ちゃん』と『姑』と少女と仔猫。呟く『姑』
「主役がいないでどうやってパーティー始めるのよ・・・こういうトコ美貴ちゃんみたい」
- 447 名前:放たれた想い。 投稿日:2006/10/04(水) 16:34
- ◇
- 448 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/10/04(水) 16:34
- 少し更新。
- 449 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/10/04(水) 16:51
- いや〜益々続きが気になる!!
目が離せませんね。
更新お疲れさまでした。
- 450 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/10/04(水) 22:11
- >>449さま
ありがとうございます。
出来る時にドンドン更新したいと思います。
- 451 名前:放たれた想い。 投稿日:2006/10/04(水) 22:12
- ◇
- 452 名前:放たれた想い。 投稿日:2006/10/04(水) 22:18
- 頭をフルに回転させて後藤は車を走らせる。
・・・まっつーが前に後藤と会った時行った病院・・・
産婦人科に行った方がいいと判断した。
今、亜弥は一人の身体ではナイ、お腹に赤ん坊がいるのだ。
普通の病院より、産婦人科に連れて行った方が経過や亜弥の具合がわかるかもしれない。
産婦人科・・・あの日、まっつーと電話で話してから部屋まで
まっつーが来るのにかかった時間は大体・・・
後藤は自分の頭の中にある地図と亜弥の交通手段を考えた
結論、ここから近い産婦人科でも多分向うだと本能が思った。
後藤は確信を持って車を走らせた『藤本産婦人科』を目指して・・・
- 453 名前:放たれた想い。 投稿日:2006/10/04(水) 22:22
- 赤で車が止まったときに後部席の亜弥を見るが呼吸はしてるが意識はない。
眠っている・・・ただそれだけならいい・・・信号が青になりまた車を走らせる。
「・・・たん」
!!
後ろから亜弥の声が聞こえた。
だが振り向けない、運転中・・・自分が事故でも起こしてしまったら元もコもない。
後藤は前を向き車を走らせる・・・
・・・・・・・・
・・・・・
・・・
・・
・
- 454 名前:放たれた想い。 投稿日:2006/10/04(水) 22:31
- 病院につくと後藤は病院に説明して亜弥をすぐ担架で運んでもらった。
そして今受け付けのロビーで待っている。
マナーモードにしていた携帯に気づく・・・
外へ出て見ると矢口からだ
「んあ、やぐっつあん?」
『ごっちん?えーとお前今どこにいんの??』
「あー・・・(言っていいのかな)」
『亜弥ちゃんの具合悪いって物凄い慌ててたみたいだけど』
「んー・・・そぉ、今検査中」
『今?そっか、え、ちょ』
『ごっちん?亜弥ちゃんどう?』
「梨華ちゃん・・・んあ、えーとねやぐっつあんにも言ったけど検査中」
『何か・・・病気・・・じゃないわよね?』
「だと思う・・・んあ・・・今日は集まってもらって悪いけどごとー亜弥ちゃんについてるから」
『え?』
「皆にまた今度ってことで・・・ゴメン、じゃ、そろそろ中に戻る」
『ちょっと?ごっちん!な』プチッ
一方的に言って携帯を切った。
「今は・・・ごとーからは言えないよ・・・まっつーの気持ち・・・」
呟き受け付けに戻ると看護士さんが後藤を見つけて手招きする・・・
- 455 名前:放たれた想い。 投稿日:2006/10/04(水) 22:44
- 看護士に呼ばれてからお医者さんなのかな?優しそうな年配の女性が後藤に聞く
「アナタ、あのコの友達?」
「はい」
「あのコの親御さん呼んでもらえる?」
「あの・・・彼女の両親は兵庫にいるんです」
「・・・そう、お腹のコの父親は?」
「父親とは・・・連絡取れません」
トレルモノナラ トリタイヨ
「そう、ありがとう・・・彼女、寝不足と軽い貧血ね」
「お腹のコは・・・」
「今のところ順調そうよ・・・いつから眠ってるの?」
「多分・・・1時間くらい前から・・・」
「念のため今日はウチの病院で一泊してもらおうかと思ってるんだけど」
「あの、ごとーもついてちゃダメでしょーか?」
「付き添い?ウチはそういうのは・・・」
「一人にするのは・・・なんか、気になるんでお願いします」
「・・・」
その先生は少し考えながら後藤を見て
「特別に・・・今夜だけよ」
「ありがとうございます!!」
「点滴打ってベッドに寝かしてあるから・・・何かあったら呼んで」
「んあ、はい」
物分りのいいお医者さんで良かったのねー!まっつーの寝てるトコ行くのよー
後藤は亜弥のいる個室へ向った。
- 456 名前:放たれた想い。 投稿日:2006/10/04(水) 22:54
- 部屋に入ると先程より幾分か顔色が良くなったかなと思った。
「まっつー・・・ゴメンね」
そっと亜弥の手を握り後藤は矢口達に連絡を取るためもう一度外へ出た。
「んあ?やぐっつあん??」
『おぉ!ごっつあん!大丈夫か??』
「うん、寝不足の貧血ー・・・でも心配なんで念のためまっつーと一泊するから」
『は?ごっつあん・・・病院どこよ?』
「・・・(産婦人科とは言い難いなー)」
『マサオくんの車もってったっしょ?マサオくんが帰りどーしよーとか言ってるケド』
「んあ!そーだった・・・明日まで借りれないかなー」
『ちょい待ち、って、コラ!』
『ごっちーん!亜弥ちゃんはー!?』
「梨華ちゃn、携帯奪っちゃダメなのよー・・・まっつーたいした事ないから」
『本当?良かったー大谷さんに代わるね』
「んあ」
『ごっちん?あの車もってったっしょ?いつ帰ってくる?』
「んあのー・・・大変恐縮ですが明日まで借りれませんかねー?」
『んー・・・明日、仕事あって車使うんだよねゴメン』
「じゃあ・・・(運転できる人・・・)やぐっつあん!
やぐっつあんに取りに来させますんで!!」
『は?あぁ、矢口さんに代わるね』
- 457 名前:放たれた想い。 投稿日:2006/10/04(水) 22:59
- 『もしもしごっつあーん?』
「やぐっつあん、バイクでごとーがいるトコまで来て大谷さんの車で帰ってー」
『は?オイラ??別にいいけどよー・・・』
「んあ、じゃ・・・あのモーニングん道真っ直ぐ行って曲がって左右に行ったトコ」
『どこだよ!?』
「んあー・・・ほら、コンビニあるじゃん」
『あぁ、あの道真っ直ぐ行ってのコンビニ?わかった・・・皆にはオイラから言っとく』
「ありがとー、やぐっつあん着いたら連絡ちょー」
『おぅ、んじゃ後でな』
プチッ
ふー・・・車の件はどーにかなりそーだな。
病室に戻ろう。
後藤はまた亜弥のいる個室へ向った・・・
- 458 名前:放たれた想い。 投稿日:2006/10/04(水) 23:00
- ◇
- 459 名前:放たれた想い。 投稿日:2006/10/04(水) 23:06
- 少し戻って IN 矢口邸
「・・・何?今のごっちんの俊敏さ??」
「アタシ達放り出されちゃったケド・・・何?亜弥ちゃんも、美貴ちゃんみたいな・・・」
「梨華ちゃん!・・・言わないで・・・アレ?」
「何?柴ちゃん?」
「あ、どうも久住小春です・・・後藤さん行っちゃいましたねー」
「ミャー」
「そーだ小春ちゃんだ!何回か会ってるじゃんアタシ達」
「そーよ!柴ちゃんアタシ達の後輩よ!って猫ちゃん可愛い〜〜〜♪」
「・・・後藤さんから譲ってもらったんですトラさん☆」
「んにゃ!」
「トラさん・・・『トラさん』て感じじゃないけど・・・」
「そーね、チャーミィはどうかしら?」
「トラさんですよーキャハッ☆」
小春はトラさんを肩に乗せ笑顔で矢口邸へ入っていった・・・
残された二人は
「「キャハッ☆って・・・」」
ちょっとまたイタイ子が来たなと柴田は思った。
- 460 名前:放たれた想い。 投稿日:2006/10/04(水) 23:18
- 「こんにちはー遅くなりましたー☆」
「小春!来れたんだー・・・大丈夫?」
「あ・・・目まだ赤い?あは、うん大丈夫!雅ちゃんゴメンねメールも返信できなくて」
「ううん、小春が元気なら・・・アレ?」
「小春?新しい猫さん??かわいい♪りーも抱っこさせてさせて♪」
「あの仔猫は・・・?」
「本当はさっきまでスゴイ落ち込んでて、なーさんのことばっかり考えてた」
「小春・・・」
「だけどねお母さんが外にでも出てきなさいって・・・今日後藤さんの誕生日だし
矢口さんの家まで向って歩いてたのそしたら後藤さんがトラさんとじゃれてた」
「トラさん??あのコ・・・グレーだよ??どこからそんな・・・」
「後藤さんがつけたの」
「あぁ(納得)」
「スゴク頭が良いの!なーさんも頭良くて器用で何でもこなしたけど」
「なーさん何でもできたもんね(苦笑」
トラさんとじゃれる梨沙子。仔猫が2匹みたい・・・なんて雅は思ってフッと笑う
「?みやー??今笑ったー何?何??」
「別にーそのコ、『トラさん』て言うんだって」
「トラさん!あ、りーの頭ん乗ったぁー登ってる〜」
「あはは♪りしゃこちゃん可愛いトラさんと同じ猫みたーい☆」
「りー猫なの?」
「みゃ」
「アハハハハ!梨沙子の頭の上で今トラさん頷いたよ(笑」
「えー?りー見えないよぉ〜」
なーさんが亡くなって気落ちしてるかと思ったら新しい仔猫を持って小春は現れた。
雅は少し安心した・・・トラさんも頭が良いみたいだし・・・小春良かったね・・・
- 461 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/10/05(木) 21:11
- 亜弥ちゃんが大変な事にならなくて良かったです。
乙です!
- 462 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/10/11(水) 16:53
- >>461さま
レスありがとうございます。
更新いたしますです。
- 463 名前:放たれた想い。 投稿日:2006/10/11(水) 16:53
- ◇
- 464 名前:放たれた想い。 投稿日:2006/10/11(水) 17:07
- 後藤からの電話を切る矢口。
「おーい、オイラこれからちょっと出るから・・・あーっと夏子今日遅いんだよな・・・
よし!柴ちゃん、オイラいない間ウチのことヨロシク」
「はい?アタシ??矢口さん、ごっちんは・・・」
「あー、うん今日は亜弥ちゃんについてるって今からオイラ車とってくっからよ」
・・・。
「はぁ?ちょっ・・・矢口さん、ごっちん何考えて・・・」
「よっすぃ、アイツ自分の誕生日とか忘れてるよ、それに今急いでるから」
「あの矢口さん、アタシに任すって何すれば・・・」
「ウチの物壊さなかったりしなきゃ適当に食べてたりしてくれていいから」
今までちょっと黙っていた亀井妹が口を開いた
「後藤さん・・・今日来ないんですか」
「あー・・・なんかちょっとな、うん・・・えっとオイラ鍵どこ置いたっけ・・・」
「夢里も一緒に行っちゃダメですか?」
「は?何で・・・」
「心配ですから〜」
「大丈夫だって、ウチでまったりしてな。ごっちん自体は元気だからよ」
「・・・そーですかぁ」
チャリ
「お、あった!んじゃオイラちょっと行ってくるわ!柴ちゃん任せたからなー!!」
「え?本気ですか・・・って矢口さ・・・行っちゃったよ」
家の主がいなくなりその場に沈黙が流れた
- 465 名前:放たれた想い。 投稿日:2006/10/11(水) 17:20
- 「何?なんなの?松浦に何かあった??梨華ちゃん、柴ちゃん!」
「うん・・・ちょっと具合が悪そうで・・・」
「ごっちんがスゴイ勢いで亜弥ちゃん乗せてどこか行っちゃってさ・・・」
「亜弥ちゃん・・・元気でしたよね?あいぼん・・・」
「最近やっと元気んなってきたカンジやったけど・・・体調崩したんか?」
「あいぼんは講義とか一緒だから見てるんれすよね・・・のんから見ても元気れしたが」
「あれ?ムリ〜どこ行くの〜?」
「アタシ後藤さんいないなら・・・主役いないし帰るね〜お姉ちゃんは先輩達と遊んでなよ」
「は?何いっとー?夢里も編集長やけん・・・ってちょ、いなくなるの早っ!!」
「亀ですけど絵里もムリも素早いよ〜うへへ〜♪」
「絵里・・・笑ってる場合じゃないの・・・ムリ、今心配してると思うの」
「何いっとー・・・あ、後藤さんっちゃ?」
「あ、そっか〜・・・なら多分後藤さんトコ向かってるよムリは」
「ん?カメ、矢口さんバイクで出て行ったよ?場所知らないでしょムリは」
「だってムリ矢口さんに発信機つけてたから」
「「「「「「「発信機―――!?」」」」」」」
「アレ?絵里なんか変なこと言ったぁ〜?」
「・・・妹もアレやけど姉の絵里も相当キテるたい・・・いつつけたと」
「・・・れーな多分、矢口さんの鍵じゃないかとさゆは思うの」
「さゆよくわかったねぇ〜スゴイスゴイ♪」
その場で笑顔で笑ってるのは絵里のみ他は唖然とその一人を見ていた・・・
- 466 名前:放たれた想い。 投稿日:2006/10/11(水) 17:22
- ◇
- 467 名前:放たれた想い。 投稿日:2006/10/11(水) 17:26
- 後藤は病院のそばのコンビニの駐車しながら矢口を待っていた・・・
「まっつー・・・」
貧血で病院で寝てる亜弥の愛称を呟く・・・
少し浮かれてた
『後藤本』をまっつーが読んで何か思うところがあったか?
昨日渡したのは間違いだったか?
倒れたのは
自分の・・・せい・・・?
バン!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・暗闇が・・・・・・
襲う
- 468 名前:扉。 投稿日:2006/10/11(水) 17:30
- ・・・ここは?
暗闇にいきなり意識が落ちた。
目を開けばまたロウソクがあるのかと予想していた。
だが違った。
そこは真っ暗な中、後藤の目の前にポツンと扉がある。
まるでソコだけスポットを当てたように
扉にプレートが・・・
「・・・1985Room」
周りは暗闇・・・選択肢は一つ・・・
そうドアのぶを回し
扉を開く・・・
- 469 名前:扉。 投稿日:2006/10/11(水) 17:42
- 扉を開けると予想していた、過去に数回訪れた部屋。
そうきっとココは「85年の部屋」だ。
今まで数回来たが扉から入ったのは初めてだ・・・
不思議に思い、そして自分のロウソクを見つける生き生きと一際燃え盛ってる
「・・・もう、隣にミキティのロウソクはナイのねー・・・」
そう前に見たときは隣同士並んでいた威勢の良いロウソク二つ。
今は一つ・・・
コツ・・・
「!」
「・・・お前か?入るならノックくらいするんだな」
「もうアンタに会いたくないのに・・・何でごとーこんなトコ来ちゃうのさ!?」
「1回死んだからかな?変な次元に落ちやすいんじゃないか君」
いけしゃあしゃあとその部屋の主は答える
「君の相棒に言われたんで返したけど、その後どう?(微笑」
「!相棒・・・ミキティ?何て?何言われたの!?」
「代償が大きすぎるってさ」
「はぁ?」
「まぁ、君もだが彼女も中々おもしろいよね」
なんとなく・・・前に会った時と接する雰囲気が変わってる?
「ごとーが選んだミキティだ、おもしろいに決まってんじゃん」
「フフ・・・そうかもね。藤本美貴は月の王子の企みどおり子供を残したね」
「え?月の・・・虎・・・王?」
「そう、お節介な彼。でもまぁ、藤本美貴はどうなるんだろうね、フフ」
「え・・・?」
- 470 名前:扉。 投稿日:2006/10/11(水) 17:52
- 「そういえば・・・ミキティは、生まれ変われる?」
「あぁ、彼女は転生できるよ」
「いつ!?」
「さて、その辺は私の管轄じゃないんでね」
「!まっつーの・・・お腹に・・・」
「さあ?そうかもしれないし、そうじゃないかもしれないね(微笑」
「んあ・・・どっち!?」
ソイツは前より少し柔らかい雰囲気だが話し方がムカつく
「知らないよ・・・あ、そろそろ君自分の世界に帰ったら?」
「は?」
「もう・・・オトモダチが来ちゃうよ・・・じゃあね(微笑」
「・・・なんかアンタ前と大分態度違うんじゃない?」
「そうかい?気のせいだ」
「わっ?」
無理矢理部屋から後藤を追い出した部屋の主・・・
「もう、興味はないのだよ・・・私のところに君の『想い』はないのだから」
口の端を少し上げその主は呟く。
「終幕までは見届けるがな・・・フフ、おもしろい娘だ・・・」
- 471 名前:扉。 投稿日:2006/10/11(水) 17:53
- ◇
- 472 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/10/12(木) 09:42
- 乙です!
- 473 名前:扉。 投稿日:2006/10/14(土) 14:25
- ・・・コンコン
『ごっちん!オイ!また寝てんのか??』
・・・?
ゆっくりと瞼を開けた。
大谷の車の運転席の窓ガラスを叩く矢口がいる・・・
何?こんなカタチであの部屋から戻れたのは今までにナイ・・・なんだ?
スッキリしないままドアを開けて車から降りる。
「んあ、やぐつあんゴメンねー」
「お!起きたか〜良かった、ごっつあん寝たらなかなか起きねぇからよ(苦笑」
「んじゃ、やぐっつあんのバイクはごとーが借りちゃっててい?」
「おぅ、それは全然いいよ、いいけど・・・」
「何?」
「亜弥ちゃん今、病院って言ったよな・・・この近くの病院て・・・」
- 474 名前:扉。 投稿日:2006/10/14(土) 14:42
- 「んあ、アハやっぱわかる?」
「・・・産婦人科、だよな・・・亜弥ちゃんって彼氏できたんだ?」
「やぐっつあん、まっつーはミキティ一筋なのよー」
「あ?知ってるけど・・・もうミキティは・・・」
「一週間だけあの人生き返ってたじゃん♪あっは、しかも最初男の姿で(笑」
「・・・・・・・」
一瞬理解できずに考える矢口。
「えーっと、待てミキティは確かに生き返ってた、覚えてるよオイラも」
「んあ、まぁそゆことなのねー・・・後は・・・ごとーからは詳しく言えない」
「マジかよ〜〜〜!?ありえねー他の誰かと・・・」
「ミキティ以外にないに1京ドルかけるよ?ごとーは」
「ごっちん・・・それ世界中の金集めても払えない・・・っつかそんな金ねーだろ!?」
「それくらい相手はミキティだと確信してんの。あっは♪」
「わかったよ、このことはオイラも亜弥ちゃんから聞くまで黙っとく」
「やぐっつあんならそーゆーと思ったから車の件頼んだのよねー」
「んじゃ、オイラこれ乗ってまた家に戻るからよ」
「ありがとー」
「別にこんぐらい・・・亜弥ちゃんにつきっきりでごっつあんまで倒れんなよ」
「んあ」
矢口は車に乗りガラスを下げて後藤に一言。
「ごっつあん、今日って何の日か知ってる?おめでとー・・・んじゃ(苦笑」
「んあ?今日?今日・・・後藤本の発売日でしょ?ありがとーやぐっつあん♪」
「・・・バーカ、またな(笑」
矢口は苦笑して大谷の車を走らせ、残ったのは矢口が乗ってきたバイクとキー。
「バカとは失礼なのねー?なんなのかしらねー?」
9/23・・・何の日かさっぱ忘れた状態の後藤は今度はバイクで病院へ戻る・・・
- 475 名前:扉。 投稿日:2006/10/14(土) 14:46
- すぐに戻って亜弥の側にあるパイプ椅子に腰掛ける。
起きた様子はない・・・あるのは流れ出たであろう顔に涙のあと。
久しぶりに『あの部屋』でアイツに会った。
ミキティは生まれ変わる・・・
いつ?
どこで?
早く来てよ・・・
何まっつー泣かしてんの?
- 476 名前:扉。 投稿日:2006/10/14(土) 14:49
- 「・・・たん、みきたん・・・」
!
起きたと思ったらまたウワゴト。
涙つき。
そっと涙を指で拭い・・・軽く手を握り締める・・・
少し亜弥の表情が緩んだ・・・
「どんな夢みてんのかねー?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
・
「たんっ」
- 477 名前:笑うアナタ。 投稿日:2006/10/14(土) 14:58
- 「亜弥ちゃん!何寝てんの?」
「みきたん!!」
アタシの愛しいみきたんが・・・ここ、アタシの部屋?でゴロゴロしてる。
「何?亜弥ちゃん、顔がサルみたくなってるよ(笑」
「えっと・・・たん、また生き返れたの?」
「はぁ?」
みきたんは「意味わかんない」と言いながらまた笑った。
「それよりさーお腹すいたー♪(ニコニコ☆)」
「あの、たん今何歳だっけ?」
「はぁ?17歳だよ、亜弥ちゃんより1個上じゃん」
・・・夢・・・コレは夢・・・そうだよね・・・
「亜弥ちゃん?変だよ・・・どうしたの?」
無邪気に笑っていたアナタは少し心配そうにアタシを見る。
「なんでもない」
「わぁ!?」
ギュッと抱きついた夢でもいい、たんに抱きつけるなら夢でも・・・
「亜弥ちゃんいきなり抱きつくのやめてって////」
「なんか抱きつきたくなった」
「そっか」
「うん」
自然にアタシの背中に手を回して抱き返してくれるみきたん・・・
- 478 名前:笑うアナタ。 投稿日:2006/10/14(土) 15:04
- どれくらいの間かわからないけど
しばらく二人抱き合ったまま寝転んでいた
何も言わず・・・
みきたんは嬉しそうな顔しながらアタシに抱きついてる
アタシはそんな、たんの髪を撫でる・・・
撫でられるのが好きなみきたんは猫みたく目を細める
愛しい・・・
どれくらい 抱き合ってたのか とても長い時間だったと思う
不意に彼女が口を開いた。
「・・・もう、そろそろ起きないと皆心配してるよ」
!?
「たん・・・?」
「元気な子、産んでね!美貴と亜弥ちゃんのコなんだから♪」
何それ 何それ?
たん?
- 479 名前:笑うアナタ。 投稿日:2006/10/14(土) 15:04
- ◇
- 480 名前:笑うアナタ。 投稿日:2006/10/14(土) 15:12
- ・・・なんだかダルい感じがして手に誰かの温もりを感じた
点滴?・・・ココは・・・病院?
この手の温もりは・・・後藤さん・・・
寝てるし・・・
「んあ?まっつー起きた??」
「キャッ!起きてたんですか!?」
「寝てたけどー?気分悪くない?看護士さん呼ぼうか」
「えっと何でアタシ・・・ココ病院?ですよね。いるんですか?」
「まっつー倒れたの、貧血とか・・・あのー寝不足って後藤本のせい?もしや」
「・・・あ、そっか昨日・・・いや朝くらいまで読んでて何も食べないで・・・」
「んあ!あげなきゃ良かったのよー!!ごとーのバカー!!」
「え?あ、いえ嬉しかったですよ一気に読まなきゃって気がしたし・・・」
「んあ、お腹のコも空腹なのよー!お弁当コンビニのだけどおにぎりもあるのよー!!(必死)」
「え?あ、ありがとうございます・・・さすがにこんなに食べられるかは・・・(苦笑」
亜弥の目の前に後藤がコンビニでガーっと買ってきた食糧の山ができた・・・
- 481 名前:笑うアナタ。 投稿日:2006/10/14(土) 15:22
- おにぎりを食べて一息ついたところで後藤に病院に今いる経緯を聞かされる。
ふと気づく・・・
「アレ?後藤さん今日って・・・」
「んあー?あぁ、後藤本の発売日なのねーそれは言われすぎたのよー」
「あの・・・誕生日・・・」
「誕生日?・・・誰の・・・・・・んあ――――――――!!!!!」
「わ、忘れてたんですか・・・?」
「全くもって忘れてた!忘却の彼方なのねー!!!!」
「(さすが本物バカ)そうですか・・・おめでとうございます」
!!
―1番におめでとう言いたくて―
「夢里ちゃんに今日1回も会ってないのねー・・・(放心)」
「え?」
「昨日電話で『明日ね』って言ったのよー・・・」
「アレ?もしかして自覚しました?亀2が好きって」
「ミキティのおかげで自覚したのよー・・・(放心)」
「はぁ!?何それ後藤さんまだ何かあるの?たんの秘蔵の何か!?」
「んあ!(ヤバイ!墓穴掘ったのねー後藤へのバースディメッセージがバレるのねー??)」
亜弥に睨まれて夢里に会えなくて後藤はいつもの後藤じゃなかった・・・
「後藤さん!?(睨み)」
「ん、んあ〜〜〜」
- 482 名前:笑うアナタ。 投稿日:2006/10/14(土) 17:36
- ◇
- 483 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/10/14(土) 21:41
- 亜弥ちゃんが無事でよかったです。
それとごっちんも誕生日思い出せて良かったw
お忙しいとは思いますが頑張って下さい。
更新お疲れさまでした。
- 484 名前:笑うアナタ。 投稿日:2006/10/15(日) 11:38
- ◇
- 485 名前:笑うアナタ。 投稿日:2006/10/15(日) 11:48
- ところ変わって矢口邸・・・
「ただいま〜マサオくん、車取ってきたよ〜・・・ってコラ何してんだお前ら!?」
帰宅した矢口が気づいたのは台所でコソッと何かしようとしている吉澤と石川。
「あ?矢口さん・・・おかえりなさ〜い♪ハハハ(汗」
「なぁ、よっすぃお前今ヒトnチ来てナニしよーとしてた?あ?あ?」
「いえ、ナニもしてないですよ、まだ・・・」
「まだぁあ!?ヤル気満々じゃねーか、ケッ!しかもこんなアゴピンクと・・・」
「ひど〜〜〜〜〜い!」
「そんな声出しても鳥かコウモリが寄ってくるだけで可愛くねぇぞ?」
「矢口さん、ごめんなさいアタシじゃこの人数面倒見切れない・・・(疲」
「柴ちゃん・・・だろーな、うん。いいよ、壊れ物はナイし」
「あの、ごっちんは?」
「あぁ、亜弥ちゃんの心配してたからなー・・・オイラのバイク貸してそのまま」
「バイク・・・ってことは鍵も渡しました?」
「柴ちゃん?鍵渡さなきゃ使えないじゃん何言ってんの?」
矢口は不思議そうに柴田をみたが・・・
「「「「「「「・・・・・・・」」」」」」」」
「ん?何??ごっつあんにバイクってNGだった??」
「いやいや矢口さんそんなことなかとよ!(汗」
言えるワケない・・・そのバイクのキーに発信機がつけられてるコトを・・・
果たしてムリトニーは何処に!?
- 486 名前:笑うアナタ。 投稿日:2006/10/15(日) 12:02
- 仔猫とずっと遊んでた菅谷さんが口を開きます
「矢口さん、夢里ちゃんにあった?」
「あ?アレ、そういやぁ、アイツいないなー・・・帰った?」
「ううん、絵里ちゃんが『多分後藤さんのところ行った』って言ってたから」
「は?ごっつあんから連絡あったの?」
・・・。
「梨沙子!」
「何みや?」
「こっちおいでうちも猫と梨沙子と遊びたい(ややこしくなるから黙っててよ・・・)」
「みや〜♪猫さんも『みゃ〜』ってゆうの♪」
「・・・なんだ?亀井の妹ごっつあんトコ行ったのか?」
「いやーウチの妹アクティブなんですよぉ〜」
「軽く犯罪なの(ボソッ)」
「ん?どーしたシゲさん??」
「なんでもないの・・・松浦さんは大丈夫なの?」
「あ、あ〜〜〜うん貧血かなんかだろーよ・・・今日主役いねーからまた後日すっか」
「すでに皆もう食べたり飲んだりしてるっちゃけん」
「・・・そうだな未成年は飲むなよ・・・田中?飲んでないよな?」
「れなは飲んでないっちゃ・・・れなは」
言い方に含みがあったのにイヤな予感が走る矢口・・・
「だから!愛ちゃん何で付属に進学しなかったの!?声楽はどっか塾とかなかったの?」
「ガ、ガキさん・・・落ち着くやよー・・・水飲むやざ、ホレ、ホレ・・・」
顔が真っ赤でよくわかんないイチャモンを高橋につけてるガキさん・・・
それをなだめようと必死な愛ちゃん・・・矢口のポカンとした視線に気づく
「ガキさん氷結?ジュースと間違えて飲んだやざ・・・こんな酒癖わる・・・お酒弱いとはスンマセン」
- 487 名前:笑うアナタ。 投稿日:2006/10/15(日) 12:12
- 「ガキさんって・・・酒癖悪かったんだな・・・」
「あーしもお酒一緒に飲んだことないがし、いつものガキさんじゃないやよー(汗」
矢口がまだポカーンとしてると顔真っ赤のガキさんが叫ぶ
「愛ちゃん!?何してんの?何でアタシの横にいてくんないの!?」
「あ、あぁゴメン、ゴメン!ホラお水やよー(ガキさんが里沙ちゃんになってもーた)」
「部長、子供に戻ったっちゃ・・・」
「たまにはこういう部長もいいと思うの」
「そうだね〜ムリは何してんおかね〜うへへへ〜♪」
「「絵里、呑気すぎるっちゃ(の)」」
「え〜?ムリだもん大丈夫、絵里の妹だし〜」
「「だから余計に怖いっちゃ(の)」」
車が戻ってきた大谷と柴田はそのまま帰った。
さて残りのこのメンバーどうしようものか・・・?
酔っ払いがタチの悪いのが吉澤、石川だけと思ったら新垣まで・・・
「とりあえず全員は無理だけどガキさんと高橋はウチに今日泊めよう・・・」
自分の家のリビングを見渡し一人ため息つく矢口さんでした。
- 488 名前:笑うアナタ。 投稿日:2006/10/15(日) 12:15
- ◇
- 489 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/10/15(日) 12:17
- >>483さま
ありがとうございます。
亜弥ちゃん無事でした(爆)。
更新できるときにチョコチョコしますのでがんばりますm(_)m
- 490 名前:こっそり。 投稿日:2006/10/17(火) 16:12
- ◇
- 491 名前:こっそり。 投稿日:2006/10/17(火) 16:20
- 只今、亀井夢里16歳はテクテク歩いていた。
改造した携帯から発信機の方向へと・・・
そして発信機が一定の場所に止まりそこから動かない。
タクシーをひろい、その発信機の示す場所までむかう。
この辺り・・・
「すいません、ここまででいいです」
タクシーを降り、発信機の側まで来てるムリトニーは周りを見渡した。
松浦さん具合悪くて後藤さんが今日ついてるって・・・
部屋じゃない?そのまま・・・病院に?
近くに病院ってあります?と道を通る人に尋ねると
「病院?産婦人科ならすぐソコだけど?」
と言葉が返ってきてよくよく見れば死角に産婦人科があった・・・
『藤本・・・』
あぁ、そうか・・・きっと・・・そういうこと・・・ムリトニーは全て理解した。
後藤が亜弥をココに連れてきたのだと。
- 492 名前:こっそり。 投稿日:2006/10/17(火) 16:24
- 多分みんなには今日言う予定だったのかな?
藤本さんとの子。
『おめでとうございます』
そう、言いたいけど
アタシは本日は会って真っ先に『おめでとう』言いたい方がいるんです。
だから松浦さん。
別に・・・良いですよね?・・・矢口さんはもうきっと気づいただろうし
夢里も知っちゃったし。
いいですよね?
そちらへ向っても
- 493 名前:こっそり。 投稿日:2006/10/17(火) 16:30
- ムリトニーはサササーっと病院へと入り
松浦亜弥の病室を聞いた。
そして今ソコへと向かっている。
邪魔だろうか?
美貴のいない間、ずっと思ってたこと
後藤と亜弥の間に自分はいてもいいのだろうか?
後藤は亜弥をとても大切にしている
自分は必要とされるが大切にはしてもらってるのかと言ったらわからない
部屋の前で足が止まる・・・
このままノックして入っちゃう?
『なんで場所知ってるの?』
発信機つけました・・・なんて言える?
言えるかな、後藤さんになら・・・
- 494 名前:こっそり。 投稿日:2006/10/17(火) 16:38
- トントン
・・・・・・・・・・・・。
返事がない?
もう一度・・・
少し強めにコンコンコン!
・・・?
「何で返事ないんですかぁ〜?」
ドアのぶを回して少し覗いてみた
あ、後藤さ・・・??
なんか・・・松浦さんに言われてる?なんだろ?
「だから!なんなの〜?たんからバースディメッセージとか!」
「ごとーが頼んだのよー!まっつーにも聞かせてやんないのよー!!」
「はぁ!?ちょっ!たんの妻のアタシに聞かせられないってどゆこと?」
「んあっはー!ごとーへのメッセージなのねー♪」
「むかつくー!!」
「妊婦さんは大人しくしないと胎教に悪いのよー?」
「はぁ?誰が興奮させてるんですかー!!」
「あの〜・・・藤本さんの声聞きたいなら、前に録ったモノで良ければ・・・」
「え!本当!?・・・」
- 495 名前:こっそり。 投稿日:2006/10/17(火) 16:49
- 「亀2・・・なんでココに・・・?」
「!?夢里ちゃん・・・!?」
扉に背を向けていた後藤が振り向いて確認すると二人は驚き顔で夢里を見る。
そりゃそうだろう、場所は誰にも言ってない。
まさか矢口が言うハズもない。
「えっとですね〜沖縄で藤本さんと後藤さんとカラオケ行ったときに確か録音したんです〜」
「へ?沖縄・・・?カラオケ・・・??たん、と?」
「はい〜・・・泡盛でスゴク盛り上がって藤本さんも後藤さんも歌が上手で〜」
「い、いつの間に・・・夢里ちゃん恐るべしなのねー(汗」
「いやいやいや、ちょっと待って?何で亀2ここにいるの?後藤さんが呼んだ?」
「勝手に夢里がきたんです〜うへへへへ〜スイマセン」
「んあ?どーやって来たの??やぐっつあんの後つけた??」
「そんな野蛮なコトしません〜」
「あの、亀2ここの場所どうやってわかったの・・・(恐る恐る)」
「矢口さんのバイクのキーに発信機つけましたぁ〜うへへへへ〜スイマセ〜ン」
「「・・・・・・・(絶句)」」
軽く5分くらい後藤と亜弥は驚いていた。
後藤は自分以外にこんなことやる人いたのねー・・・と。
亜弥はさすが後藤と一緒にいて違和感ないコ=変人だ・・・とか。
「あれ〜?怒りました?スイマセン〜(汗」
「んあ・・・いや、ごとーは別に・・・前に同じことやったことあるし」
「そうですかー良かった〜♪」
「はぁ!?後藤さん、同じようなってアタシじゃないよね??」
- 496 名前:こっそり。 投稿日:2006/10/17(火) 17:01
- 「んあ?何でまっつーに・・・ミキティの携帯のこっそり仕込んでたのよー」
「はぁ!?」
「だから前にミキティが失踪したとき携帯持って行ってないって聞いて焦ったの」
「あぁ、そっか・・・っていうか二人とも犯罪っぽくない?(ドン引き」
「あぁ〜ムリ、ストーキングですもんね〜・・・」
「んあ?ごとーのはいつも梨華ちゃんが『美貴ちゃんどこか行っちゃいそう』とか言うから」
「あぁ、だから前にみきたんの場所わかったんですね?」
「んあ、そう・・・沖縄行く直前の騒ぎのヤツねー」
「後藤さんもそんなことしてたんですか〜うへへへ〜♪おそろいですね〜♪」
「んあ?そーねーおそろいなのねー♪あっは・・・んあ!(はっ!夢里ちゃん来ちゃったのねー!)」
「良かったですね後藤さん・・・変人同士ラブラブで・・・」
「松浦さん、普通ですよ〜?ねぇ後藤さん〜?」
「いや発信機つけられるとかヤだし、普通ではナイから自覚しろ亀2と後藤さん」
「んあー」「え〜」
「一歩間違えたら犯罪なんだから・・・たんにはつけてても問題ナシ、むしろOKだったけど」
「でしょ?ホラまっつー!ごとーグッジョブなのよー?」
「それはともかく・・・亀2、みきたんの声って」
「ウチに帰ればあります、だから後藤さんへのメッセージは勘弁してあげてください」
「んあ、夢里ちゃん・・・」
- 497 名前:こっそり。 投稿日:2006/10/17(火) 17:05
- ◇
- 498 名前:こっそり 投稿日:2006/10/18(水) 11:52
- 「・・・わかった、んじゃ亀2今度聞かせてよね」
「はい〜♪」
「この場所に来たって事は気づいてると思うけど・・・」
「あ〜・・・えっと松浦さん・・・藤本さんとのアレ、あのデキちゃったんですか〜?」
「キャメイの妹にしちゃカンが鋭いね、そうデキちゃった、にゃははは♪」
「んあー・・・ごとーはまっつーから言うまで言わないって決めてたから誰にも言ってないのー」
「ありがと後藤さん、でもココ・・・」
「藤本産婦人科、前にまっつーが病院って言ってたの思い出して。ココだろうなーって」
「あ、そうなんだ・・・名前で選んだんだけど安直すぎたかなって(笑」
「行く病院がすぐ決まってわかりやすかったのよーナイス藤本!」
「さて、後藤さんは松浦さんに今日はついてるんですよね」
「んあ、そうしよーかなと」
「へ?いいですよ、後藤さんアンタ今日、誕生日でしょ?」
「あ、そーだ。後藤さん〜二十歳のお誕生日おめでとうございます〜♪(ニコニコ)」
夢里ちゃんは満面の笑みで後藤にそう言った・・・
「・・・んありがとー・・・あっは♪今日はまっつーについてるって決めたから今度どっか行こ?」
「はい是非〜♪ムリはもう帰りますね〜」
「あ、亀2!」
「なんですか〜?」
「・・・あの、ごめん・・・」
「え?なんですか〜??よくわかんないですけどいいですよ〜♪」
「まっつーなんかしたの?」
「・・・ううん、別に気にしないで」
やっと恋を自覚した多分両想いの二人の間をよりにもよって今日引き裂くなんて
なんとなく・・・ごめんと、言いたかった・・・二人に。
「それじゃあ、ムリ帰ります〜・・・松浦さんお大事にですよ〜?」
夢里はこっそり来てそっと帰った・・・
- 499 名前:想定外!想定内? 投稿日:2006/10/18(水) 11:52
- ◇
- 500 名前:想定外!想定内? 投稿日:2006/10/18(水) 11:58
- 後藤本発売して自費出版で90万部も出しているというのも驚きだが
それが着実に売れていってるのも驚きだった。
発売して一週間でTVでも取り上げられますます売り上げは上がった・・・
「んあ・・・最初の宣伝以外変な小細工はしてないのねー・・・」
「最初の小細工が良かったのかしらー?」
発売1ヶ月も経たない頃に増刷の依頼がきた・・・
「んあ?やはりコレはミリオンいっちゃうのねー?」
調子に乗って全3巻セットで売り出した
3日後それも完売し・・・あっけなく『後藤本』はミリオンセラーとなった・・・
「んあー・・・まぁ、ある程度想定内ねーごとー的には」
- 501 名前:想定外!想定内? 投稿日:2006/10/18(水) 12:04
- 某雑誌、メディアでも話題になった
「この本は現代のスタンドバイミーですよ!」
「何がノンフィクションだ、そんなことあるわけないだろ?」
「調べてみるとほとんど実話らしいですよ」
「この片方のコ・・・亡くなってるんだろ?」
「しかし表紙の写真、カッコイイよな・・・二人とも」
「実写化とかされねーの?後藤本」
・・・何がなんだか誉められたり叩かれたり
『後藤本』はセンセーションを巻き起こした・・・
そしてある事務所が動いた
- 502 名前:想定外!想定内? 投稿日:2006/10/18(水) 12:18
- 大学の前で談笑している3人。
「ごっちん、最近有名人ね」
「んあ?」
「梨華ちゃん、ある意味前から有名人だろコイツは」
「そうね・・・(変人で)」
「ごとーはごとーよ?んあっは♪」
「後藤さん?」
「んあ?」
「あ、後藤真希さんですね?」
「ごとーですが・・・?」
スーツ姿のオジサンが話しかけてきた
「失礼、僕こういう者です・・・」
名刺を渡された
「んあ・・・?何でしょーか」
「後藤本、実写化したいって話が出てるんだけど」
「はぁ?本気ですか!?ちょっ!ごっちん何のんびりしてんだよ!?」
「よしこ焦りすぎー・・・コレくらいは想定内」
「ご、ごっちん?」
「・・・ウチの事務所のコにやらせたいと思ってるんだけど・・・」
「えーっと・・・モーニング娘のいる事務所なのねー」
「そう、知ってる?」
「知ってますけどー?」
「実物見て気が変わった!君まだ高校生でもイケるよ!!本人を演じてみない?」
「んあ?」「「はぁ!?」」
詳しく話し合った結果・・・来年3月クランクインすることが決まった・・・
後藤は「後藤真希」を演じることになった・・・
そして亜弥の妊娠の件もすでに皆に話してある・・・
だがまだ姫路にいる家族には知らせていない・・・
- 503 名前:想定外!想定内? 投稿日:2006/10/18(水) 12:19
- ◇
- 504 名前:想定外!想定内? 投稿日:2006/10/18(水) 12:27
- 「松浦さん〜♪」
「キャッ!亀2・・・アンタどっから出てきたの・・・?」
「そこの隙間ですぅ〜♪」
「・・・隙間好きってのも変よね〜・・・」
「お腹ちょっと目立ってきましたね〜」
「あぁ、うん順調なの」
「そうですか〜良かったです〜♪」
「ありがと、でもまだパパやママに言ってない・・・」
「あ〜〜〜〜〜・・・言わないと・・・言っておいた方がいいですよ〜?」
「わかってるけど!相手はもういないんだから・・・」
「好き合ってるけど外国に行って事故で亡くなった・・・コレでどうでしょう?」
「それに近いことは考えたけど名前聞かれたらどうすんの?」
「あ〜・・・困りましたね〜・・・後藤さんは最近取材やら色々忙しいですし・・・」
「ねぇ、後藤本がまさか本当にミリオンヒットするなんて思わなかった」
「失礼ですね〜編集長を目の前に・・・」
「あ、あぁゴメンゴメンにゃははははは♪」
「健康そうならいんですけどね〜・・・じゃ、また〜♪」
ヒュンッ
「・・・亀井一族は忍者か何かなの?何で一瞬で消えれるワケ?」
夢里の俊敏な動きは亜弥にはとても見えなかった・・・
- 505 名前:それぞれの色々。 投稿日:2006/10/23(月) 19:10
- ◇
- 506 名前:それぞれの色々。 投稿日:2006/10/23(月) 19:20
- 年末・・・お腹も大分目立つようにたっている亜弥。
そんな亜弥に実家から電話があった
『亜弥?アンタ全くウチ帰ってこんけど大丈夫なん?』
「ママ・・・大丈夫だよ、何で?」
『・・・アンタが今いる部屋の管理人さんとこの間話したんやけど』
「それで?」
『アンタ・・・まぁ、えぇわ・・・はよ帰ってきなさいもう休みやろ』
「あぁ、うんお正月には帰ろうと」
『ウソやね、とりあえず会ってからや。すぐウチ帰ってき』
「・・・わかった」
『お正月にはってその前に帰ってきて皆で紅白見ようや』
「うん、なるべく早く帰る・・・」
亜弥はまだ話していなかった・・・妊娠のこと・・・
相手が存在してないのだから言うに言えない
『そうしてや、待ってるで・・・あ、美貴ちゃんのこと・・・残念やったな』
「・・・ママ?」
『新聞で見たんや、お葬式・・・ウチも行っとくべきやったな、ほなまた』
プツッ
あっさり母はそのまま通話を切った
色んな核心に触れつつ・・・言うだけ言って・・・
女親だからこそわかるものなのだろうか?
娘の変化に・・・
- 507 名前:それぞれの色々。 投稿日:2006/10/23(月) 19:29
- ピンポーン♪
チャイムが鳴る何も言わずにこの部屋に来るのは大抵・・・
ガチャッ
「んあっはー♪ご飯作りに来てあげたのよー♪」
「後藤さん・・・最近つわりマシになりましたけどあんまり食欲は・・・」
「松浦さんちゃんと食べないとお腹のコがハングリーですよぉ〜?」
「アレ?亀2も一緒??珍しい・・・どして?」
「ムリもお邪魔していいですかぁ〜?」
「って、アンタもう入ってるじゃん!」
「後藤さんはすでにお料理始めてますよ〜」
トントントントン・・・
ここまで他人の部屋を普通に使いこなしてくれるのもスゴイ。
「亀2も一緒て何かあるの後藤さん?」
「んあー説明がんあーなんで夢里ちゃんに聞いててー」
「はぁ?なんなの??」
「?」顔でムリトニーを見る。
「松浦さん印税ってわかりますぅ〜?」
「うん、それが何?」
「え〜っとですねぇ・・・藤本さんの分は藤本家にお渡しします」
「そうなの?全部後藤さんが書いたのに??」
- 508 名前:それぞれの色々。 投稿日:2006/10/23(月) 19:40
- 「んあ、後藤本だもんミキティの原作なきゃできなかったし当然の権利よー?」
料理をする手を止めずそこだけ答える後藤。
「そうなんだ・・・で?」
「それで自費出版ですしそんなにまぁ、人件費もなくムリ押しかけ編集長ですが」
「あぁ、そうなの」
「でもまぁ、ムリも携わったということで入るんです」
「へー・・・アタシには関係ないんじゃない?」
「んあ、まっつーにも入るの」
「は?」
「後藤さんが藤本さんの妻である松浦さんにも・・・というか生きてたら
藤本さんは松浦さんと一緒に何か旅行でも使ったでしょうし・・・えーっと」
トンッ!
「早い話が生まれてくる子の養育費とか心配なし、んでまっつーにも印税入るっと」
「えぇ!?ちょ・・・アタシ何もしてないんですけど!!??」
「そーですかぁ?そぉでもないとムリは思いますけど〜」
「だね、まっつーいなきゃミキティすれたまんまだったっぽいし」
「それ・・・印税アタシももらえるのに関係ある?」
「でも松浦さん産んだ後どうしようとか考えませんでした?」
「そ、そりゃ考えたけど・・・」
「まぁ、それはそれで子供関係なくまっつーにもそんなに多くはナイ予定が売れたんで」
「結構な額が入ってきます〜♪」
「・・・・・・・・・・・え?」
- 509 名前:それぞれの色々。 投稿日:2006/10/25(水) 15:30
- 確かに子供産んでからのこと考えなかったと言えばウソになる。
まだ両親にも話してないし養育費のこともどうしようかと考えたが・・・
まだ生まれてないのだしその時に考えちゃえ的な楽観的な亜弥だった。
「まってまって!養育費心配いらないとか・・・アタシは後藤本には関わってな」
「んあ?思いっきり関わってるよ、亜弥ちゃんがミキティ追い詰めたおかげで沖縄行って」
「ムリ達出逢ったんですもん〜♪」
「追い詰め・・・失礼な・・・でも・・・アタシは何も・・・」
「だからぁミキティの分の印税はもう藤本家に渡すしかないから!」
急に後藤が声を強くして言う・・・
「そしたら、まっつーとミキティの子だけど言えないでしょ?まっつーと2人の子って」
「はぁ・・・」
「だから、なんてーか出産祝いでごとーから養育費!ごとー映画出演も決まったし」
「そぉですよぉ〜!後藤さん女優さん〜〜〜♪」
「あ、そっか映画化されるんだっけ・・・たんの役は誰がやるのかな・・・」
「んあ?前に『ごまっとー』にいた藤又なんとかって人だってー」
「へー・・・・・・・って、後藤さんって実はスゴイですよね」
「んあっは♪今さら遅いのよーんあははははははははは♪」
- 510 名前:それぞれの色々。 投稿日:2006/10/25(水) 15:30
- ◇
- 511 名前:それぞれの色々。 投稿日:2006/10/25(水) 15:43
- 年末大晦日に亜弥は去年は帰らなかったので久しぶりに実家へと帰った
「ただいまー」
「お姉ちゃんおかえりー♪・・・太った?」
「あ!お姉ちゃーん!おかえ・・・!?太った?」
「・・・・・・・あー、うん太った太った」
久しぶりに会う大きくなった妹達にもうかなり目立つようになったお腹を指摘された
妊婦だがそんなに亜弥は体重は増えなかったがお腹だけポコっと出てる
しかし無邪気な妹達は気にしないでじゃれてくる
「ママいるよパパは仕事でまだやけど」
「久しぶりやねー♪」
「うん、2人とも大きくなったねーただいま」
笑顔で2人に「ただいま」を言い高校からあまり帰らなかった実家にあがり
お土産をリビングへと持っていった・・・
そこにはまだまだ若い母が笑顔で「おかえり」と言おうと亜弥を振り返った瞬間
「・・・・・・亜弥、誰の子や?」
「え、あ、あの・・・」
「「え?何?何??」」
「コレやからウチは東京なんかに行かせたくなかったんやー!だぼ相手は!?」
「ママ、口悪いよ・・・あの相手の方は・・・ちょっとその亡くなっちゃた」
「!!!!!!!!」
「ねぇ、何の話?」
「シッ!・・・お姉ちゃん太ったのって・・・」
上の妹も気づき始めた・・・・母はうなだれている・・・
- 512 名前:それぞれの色々。 投稿日:2006/10/25(水) 16:01
- 「亡くなった?逃げたとちゃうんか??」
「逃げないよ、アタシだよ?アタシを残して逃げる人なんていないっつの」
「ほー・・・まぁ、そやなウチに似てモテるやろーから。中身は知らんけど」
「あのねぇ・・・ママやパパよりアタシの方がしっかりしてるから!」
「そーやったねー・・・やなくてそれアンタもう堕えおせんやん」
「産むから、一人ででも育てる」
「養育費とかどーすんねん?アンタ子供にどんだけかかるかわかって言っとんの?」
「養育費は相手が残してくれたから大丈夫ですー」
「ハッラ立つ娘やなー・・・デキたってわかった時、言ったら反対だれる思ってたんやろ?」
「うん、するでしょ?パパとか特に相手がいないとか聞いたら仲間集めて殴りこみそうだし」
「そんくらいやるやろねー・・・」
「ママも反対ちょっとしそうだったし、いやするなーとか思って」
「もう産まれるやん?何も言えんわ・・・」
「にゃはははは♪3月くらいにはお祖母ちゃんだよママ」
「はぁ・・・さすがアタシの娘やアンタくらいの時にウチ、アンタ産んだから」
「血は争えないね?ママ♪」
「・・・アンタ達もうすぐしたらオバチャンやでー?」
「「えぇ!?オバチャン!!??」」
その後帰ってきた父は始めは相手を殺すと意気込んでいたがすでに亡くなってると知り
それでも産むんかー!!と亜弥にずっとグチグチ涙ながらに母以上に小言を言い続けた・・・
- 513 名前:それぞれの色々。 投稿日:2006/10/25(水) 16:02
- ◇
- 514 名前:それぞれの色々。 投稿日:2006/10/25(水) 16:19
- 冬休み天文部と元天文部さんで星を観に前と同じツアーよろしく出かけた。
「そういえばあさ美ちゃんがやった時はあんまし人こなかったんだよね?」
「里沙ちゃん天文部なのに来なかったじゃないですか・・・愛ちゃんはいたのに」
「あ、アレはあの時は法事があったの!」
「そういやーあん時ガキさんおらんかったなー」
「行きたかったんだよ?行きたかったけど法事が重なっちゃったんだから!」
「いいやないですか、星観ましょう星!れな達も前行かんかったけん」
「あの時は確か・・・イタリア?フランス?・・・忘れたのそこ三人で行ったの」
「行ったねぇ〜・・・どこだったっけ?絵里忘れちゃったよぉ〜」
「相変わらず金持ちやざー・・・そん時はムリトニーの存在知られてへんかったがし」
「ムリ?あぁ〜ムリ自由奔放だからぁ〜もうちょい落ち着いてほしーよねぇ?」
「「絵里には言われたくないとおもうっちゃ(の)」」
「りーは前は来れなかったから今回みやと一緒でうれしい〜♪」
「あ、そっか・・・りしゃこちゃん前回は来なかったんですよねまだ小学生で・・・」
「みやと小春だけズルイもん!」
「ズルくないズルくない・・・置いていったのはゴメンって言ったじゃん」
「懐かしいなー・・・そういえば藤本さんココから落ちましたね・・・☆」
!!
「そ、そうやざ!よくココから落っこちて平気やったやよー・・・(汗」
「藤本先輩ここから落ちちゃったの?・・・平気だった?りーも大丈夫かなぁ?」
「「「ダメダメダメダメダメ!りしゃこ危ない!危ない!!」」」
現在中1になっても梨沙子は時折不思議な行動で皆を驚かせる・・・
ここから落ちても案外平気じゃない?と愛ちゃんだけ思ってたりした。
「藤本先輩は平気だったのにー・・・飛ばないもん」
「・・・そうして、せめて部屋のベッドの上で飛んで梨沙子(疲」
「みや一緒に寝よーね♪」
無言で頷く雅・・・崖から飛ばれるよりはズッッッといい・・・
- 515 名前:それぞれの色々。 投稿日:2006/10/27(金) 11:31
- ◇
- 516 名前:それぞれの色々。 投稿日:2006/10/27(金) 11:41
- お正月、散々妊娠の件について亜弥は両親に色々と言われた。
相手の名前は?とか一人で育てる気か?とかママはそんなことばっかり。
パパはただ泣きながら壁に八つ当たりで穴を空けた・・・
相手が亡くなってるとやっと信じてくれたのはいいがその問題の相手に
娘を取られて・・・はいないが、イヤある意味取られたも同じ。
やるせない気持ちを泣きながら壁にぶつけたら破壊力があったらしく・・・
壁に・・・穴が・・・
直後ママがキレたのは言うまでもない・・・
正月三が日までも実家にはいたくなくなりサッサと東京の部屋に戻った。
以来、ママやパパから頻繁に電話が来る。
パパの場合は最終的にグチになってくるからそうなる前に切り上げる。
ママは3月近くになったらそっちに行こうか?と最近聞いてきた。
おばあちゃんになるんだし、そうだな来てもらおうかなと思った。
2月下旬うるさいパパは仕事もあるし妹達も実家にいるからママだけ来てくれる。
もうすぐ二十歳なのに「まだまだアタシも子供だな」なんて亜弥は思った。
笑顔で・・・
- 517 名前:それぞれの色々。 投稿日:2006/10/27(金) 12:31
- ピンポーン♪ピンポピンポピンポピンポーン♪
このうるさいチャイムの鳴らし方・・・
ガチャッ!
「うるさーい!」
「んあっはー♪あけましたおめでとー」
「とっくのとーにお正月過ぎてもう2月ですけど!?」
「でも、ごとー年末から逢ってなかったのねーおひさ〜♪」
「あぁ・・・そういえば・・・って後藤さんが忙しかったんじゃないですか!」
「んあ、ちょいと今ごとーってば時の人だからねージャーマネもいるし」
「はぁ?ジャーマ・・・」
「ムリでーす♪」
「きゃぁあああああああああああああ!!!!!!!!」
「「?」」
「アンタ・・・亀2どっから出てきた?いなかったよね??ドア閉めたときとかいなかったよね??」
「後藤さんの真後ろにピッタリくっついてソッと入りましたぁ〜♪」
「・・・2人とも胎教に悪いから帰って・・・お願い・・・(本当にイヤ」
「んあ、忙しい中来たのにぃー・・・ねぇ夢里ちゃん」
「そぉですよぉ〜この後取材入ってるんですからぁ〜優しくしてください♪」
笑顔で言われても突然のこの押しかけ客はなんなんだ・・・
- 518 名前:それぞれの色々。 投稿日:2006/10/27(金) 19:38
- 「取材?あ、そういえばニュースとかにも出てたような・・・」
「んあ!まっつー!!見てないの?ごとーの勇姿!」
「いや普段が普段だけに勇姿とか言われても・・・」
「大丈夫ですぅ〜♪ムリが全部録画してますから編集してあげますよぉ♪」
「うわっ!いらない、超いらないんだけど」
「映画化やっぱヤだったー?」
「え?あぁ・・・別に・・・後藤さんルックスいいんだから女優できるんじゃないですか」
「ミキティ役の子、気にくわない?」
「んー・・・そんなに興味ナイです、みきたんはみきたんだから」
「そー?一応『仲の良い後輩』としてまっつー役のコもいるんだけど」
・・・・・・
「はぁ?アタシ??」
「もちろん名前は変えるけど・・・噂とか・・・コレ読んでない?」
ポンッと亜弥に後藤がどこからか雑誌を渡したパッと見、いやどう見ても週刊誌。
「何・・・・・・・・・・・あ・・・・・・・・」
―中に只今凄い勢いでセールスを伸ばし続けてるノンフィクションの後藤本の周囲!―
亡くなった方の作者の文中に出てくる『仲の良い後輩』本当は友達先輩後輩の枠を超えた
恋人同士!?『仲の良い後輩』と同じ学年の匿名希望の複数にインタビューしたところ
公認のカップルだったようだが実際は?
「・・・コレ、みきたんのママとか見たら・・・」
「んあ、大丈夫でしょ家族ともまっつー仲良かったし、案外気づいてたかもだし」
「松浦さん知らなかったんですかぁ?うーん、でもコレだけで済めばいいですけど」
「え?」
- 519 名前:それぞれの色々。 投稿日:2006/10/27(金) 19:48
- 「まっつーんトコに変な記者とか来てないかなとか・・・」
「アタシ今、妊婦だし同じ学校のコ達が知ってるのはしょーがないかな」
「あのですねー松浦さん?」
珍しく笑顔じゃない真顔でムリトニーがせまってきた
「な、何?」
「最初で言っておきますね松浦さんのこと叩く記事が出そうなんです」
「何でアタシ?」
「まっつー・・・お腹のコ、逆算したらミキティのお葬式の後らへん」
「そこを目ざとくつつきそうな輩がいるんです」
「え?あぁ、たんのコだし・・・」
「「じゃなくてー!!」」
「んあ、あのね恋人のミキティが亡くなってヤケになってまっつーがフラフラしてとか」
「書こうと思えば変な噂なんてすぐ書かれて出回っちゃいますから〜」
「・・・あ、そゆことか」
「「そーゆーこと」」
「んでもワザワザ忙しい中来たって事は何かあるんでしょ対策とか」
「そぉ、まっつー役が重要ってのもポイントっつか事務所的にはモーニング娘も出す気満々」
「藤本さんを演じる藤又美華さんがモー娘ですからね〜」
- 520 名前:それぞれの色々。 投稿日:2006/10/27(金) 20:02
- 「んあ、そ美華ちゃんと仲間達もちょい役ヨシコとかその辺で出るのねー」
「アタシが重要って?」
「ん?恋人ネタを上手く使う」
「話が・・・間違ってないけどその噂消すんじゃ・・・(呆)」
「つまり松浦さん役を出して仲の良い後輩以上恋人未満な演出にするカンジです〜」
「あぁ、なるほど」
「アレよアレ、女子高ならではってヤツよーんあっは♪」
「後藤さんの言った通り女子高ならではのカッコイイ女の子・少女期を演出します〜」
「ふーん・・・ありがと・・・って、アタシ役誰がやるの?モー娘のコ?」
「んあ(首横にブンブン)」
「同じ事務所で前に藤又さんと一緒にいたソロの松元亜希さんですよ〜」
「・・・アタシの方が可愛くない?」
「まっつー妊婦だしー」
「本当は『後藤本』映画化の話、元モー娘のゴボウ巻が後藤さん役で挙がってたんですよ〜」
「はぁ?それで何で後藤さんが・・・あ、スカウトだっけスゴイスゴイ」
「んあっはー♪そーゆーことなのねー歌も主題化歌わせてもらうことんなっちゃた♪」
「・・・・ゴボウさんが出てたら『ごまっとー』だったのに」
「ゴボウさんも出るよ?ヨシコ役であっは♪」
「あ!そろそろ時間です後藤さーん!」
「んあ、そゆことしゅこと詳しくはまたなのねー!」
「え?あ、あぁ、はい・・・・」
ガチャッバタン!
軽い台風が去った・・・・・・・・
- 521 名前:それぞれの色々。 投稿日:2006/10/28(土) 14:17
- ◇
- 522 名前:それぞれの色々。 投稿日:2006/10/28(土) 14:25
- 2月の終わり
もうそろそろ予定日の3月にさしかかろうとしていた。
2月もそろそろ終わりを迎えかけた25日。
本当なら明日、2月26日は美貴の21歳の誕生日だった。
そう21歳の誕生日のはずだった。
彼女が生きていれば
彼女は19歳の6月後半にこの世から去った・・・・・
誰にも知られず
発見されたのは約1年後に遠く離れた北海道の雪の中から
彼女は永遠に十代・・・
それ以上、生きることは許されなかった
彼女は永遠に19歳のまま・・・
年は一つ下の亜弥が美貴と同じ19歳になり、そして数ヵ月後には追い越してしまう
そんな考えが時折亜弥の頭をよぎりやるせない
- 523 名前:それぞれの色々。 投稿日:2006/10/28(土) 14:34
- 午前零時の過ぎる瞬間、独りリビングでクラッカーを鳴らした
ママが少し前から来て色々お世話にきてくれるが音には気づかなかったようだ
自分の部屋でママには寝てもらい亜弥は美貴の使ってた部屋で寝る
彼女の側にいるという感覚に浸れるから
彼女がまたヒョッコリいつかのように帰ってきてくれるかもしれない
ありえないと思っていても想うだけは自由・・・・
クラッカーを片付けながらポソッと呟く
「みきたん、お誕生日おめでと・・・」
下に散らばったクラッカーの中身を拾おうとしゃがんだ
!?
・・・・・・・
「・・・ママ・・・ママ・・!ママ来て!!ママ!!」
もう寝ている母を必死で呼ぶ
予定日は3月中旬だ
まだ少し早い
早い
「っママぁああああ!!!!!!」
夜中に混乱した亜弥の大声が響いた・・・・
・・・破水
- 524 名前:新しい生命。 投稿日:2006/10/28(土) 14:36
- ◇
- 525 名前:新しい生命。 投稿日:2006/10/28(土) 14:42
- すぐさま病院に連れて行き分娩室に入った・・・
1時間・・・・
3時間・・・・・・
亜弥の母はただ扉の向うに無事に産まれてくるよう祈った・・・
しばらくして・・・産声?・・・産声!
扉が開いて看護士さんが言う「元気な女の子ですよ!」
亜弥の母はペタンと膝をつきながら
「・・・そうですか」
とそれだけ言葉が出た・・・頬をつたう涙は嬉し涙・・・・
予定日より少し早かったけど
元気な子や・・・元気な子や・・・亜弥、よぉがんったな・・・・
- 526 名前:新しい生命。 投稿日:2006/10/28(土) 14:42
- ◇
- 527 名前:新しい生命。 投稿日:2006/10/28(土) 14:49
- 赤ん坊が産まれて疲れきった亜弥に先生が赤ん坊の顔を見せる
まだとても小さくて「おぎゃあ!おぎゃあ!」と泣く小猿・・・
亜弥は女の子と聞いて
―そっか・・・なんとなく、そうだと思った―
「名前・・・あなたの名前は”美貴”だよ・・・がんばったね・・・」
その声を聞いて一瞬キョトンとした直後にまた泣き出す赤ん坊
どっちに似てるのかな?
そんなことを考えていた・・・・・
―たん、アタシがんばったよ―
ちっちゃい美貴たんちゃんと育てるから
たんの生まれ変わりなのかな?
みきたんと同じ誕生日なんて・・・・・・
嬉しいね
- 528 名前:新しい生命。 投稿日:2006/10/28(土) 14:49
- ◇
- 529 名前:新しい生命。 投稿日:2006/10/28(土) 14:59
- 3月・『後藤本』の映画がクランクインした
映画のタイトルは「後藤本じゃあんまりだから・・・」と監督に言われ・・・
タイトルは『歩いてる』ということに決まった。
2人の主人公がそれぞれの道を歩いてるというような
人それぞれ色んな道や同じ道を歩いてるという後藤なりに考えたモノであった
「後藤さん、シーン6からお願いしまーす!」
「んあ、はい」
1回だけちっちゃいミキティに会ったけどすぐ撮影なのねー。
ごとーもちっちゃいミキティと遊びたいのよー・・・。
んあ、でもまぁお仕事しますかー。
そんでちっちゃいミキティとまっつーになんかプレゼントでもするのねー♪
チャッチャとクランクアップなのよー・・・んあっは♪
「後藤さん、また赤ちゃんのこと考えてないで呼んでますよ〜?」
「あっはー♪夢里ちゃんにバレちゃったー♪んじゃ、ちょい行ってくるのねー」
・・・走りながら撮影場所に向う後藤の背中を「うへへ」顔で未成年マネージャー
ムリトニーは見ていた・・・後藤との仲は相変わらず
つき合ってるかと聞かれると「どーなんだろう?」とゆーよーな仲。
マイペースな2人ならではの仲である・・・
- 530 名前:新しい生命。 投稿日:2006/10/28(土) 15:09
- 映画化の件で更に話題になり後藤本は海外版まで出すことになった。
コレは後藤の想定内。
実写化されるということで「ゴボウ巻」がいいというゴボウファンかたクレームがきた
だが後藤がメディアに顔を出すと表紙だけじゃない
独特のオーラで周りに有無を言わせなかった・・・・・・
本人曰く「ごとーがごとーやるんだから、それがベストに決まってるのねー」
確かに・・・
映画撮影も順調に進んでいき6月中旬にはクランクアップ
モーニング娘やら松元やゴボウとも仲良くなったり
主題歌も異例の新人的な形でヒットを記録した
愛ちゃんに「後藤さん、あーしんこと嫌いがし!!」とちょっと怒られた
タイトルは『愛のバカヤロウ!』
「んあー作ったのごとーじゃないもん、プロデューサーさんに言ってーあっは♪」
ガキさんは「愛ちゃんのことじゃないし」とか笑いながら突っ込んでいた
まだ赤ちゃんには1回しか会えてない・・・・早く会いたいと思う後藤さんでした
- 531 名前:光の速さ。 投稿日:2006/10/28(土) 19:54
- ◇
◇
◇
- 532 名前:光の速さ。 投稿日:2006/10/28(土) 20:03
- 美貴を産んでから5年、亜弥は後藤と夢里とで立ち上げた会社で働いていた。
後藤本実写版での映画『歩いてる』はその年、いくつもの賞を獲った。
後藤に新人賞が送られることになったが「女優じゃないからいいです」と断った。
主題歌で出したCDもかなり売れたのだが「ごとーの分は全部チャリティで」と。
本の印税だけで充分過ぎるほどあったし
コケるようなこともなかった。
第二段を期待されていたが「本は・・・・・しばらく書かない」と言い。
大学在学中に色んな資格を取って今に至る。
大学卒業と同時に会社を立ち上げた、亜弥と夢里を誘って。
ちっちゃい美貴ちゃんは・・・
- 533 名前:光の速さ。 投稿日:2006/10/28(土) 20:10
- もう5歳になっていた・・・
「たんっ!野菜も食べなさーい」
「やーだぁ!ハンバーグー」
「もう〜・・・」
お肉好きは美貴に似たのか・・・野菜を食べてくれない・・・
甘えん坊でヤンチャなコに成長していた
たまに藤本家にもちっちゃい美貴を連れて遊びに行ったりする。
亜弥が子供を産んだと聞いたときは相手が気になった藤本家の皆さんだが
母親同士のネットワークで相手はこの世にいないということは知られてる・・・
ちっちゃい美貴のことを藤本家では今はいない美貴の幼い頃を思い出し可愛がられている。
亜弥は実家には戻る気はなかった
自分の愛した人の眠る場所の近くにいようと・・・思い出を共有する人もいる・・・
- 534 名前:光の速さ。 投稿日:2006/10/28(土) 20:16
- それでも時折二つのムーンストーンと美貴が最後に残した指輪を手に
美貴のことを考える・・・
不思議なことに時計『0』になってた表示がまたリセットされていた
それに気づいたのは数年前・・・
美貴が生まれた頃に動くかなとよく見てたが特に変化はなかったのに
・・・・・・
たんは・・・この、ちっちゃい美貴たんの片親でありアタシの愛するたんは
もしかしたら・・・そう、思うようになって銀の指輪もチェーンを通しネックレスにしている。
ちっちゃい美貴を寝かしつけ、寝顔を見て「半目じゃないな」なんておでこにキスをする
窓からは満月が見える・・・
あぁ
こんな日は・・・・
- 535 名前:光の速さ。 投稿日:2006/10/28(土) 20:27
- 泣きたくなる・・・・・
「たんのバーカ、アタシのそばにずっといてよ・・・」
独り呟く・・・・・・・・・・?
笑い声が・・・たん?
すぐ隣の寝室に入るとちっちゃい美貴と『誰か』がいる・・・・!
「・・・誰?・・・たん、その人から離れて」
「ママ?このお兄ちゃん目があおいよーとってもキレイなんだよ♪」
「目が!?」
フードをかぶって亜弥に背を向けていた人物は振り返った
「おぉ、久しぶりだな俺様だ亜弥ちゃん♪」
「・・・誰?」
もしかしたらと一瞬期待したが美貴じゃなかったあの美貴じゃなかった
「あ〜・・・そっか記憶、消しちゃったもんなぁ虎王だ」
「とら・・おう・・」
「そう、7年ぶり?ごっちんと美貴の本になかった?俺様のこと♪」
立ち上がるってフードが外れると美しい黄金の髪が現れた・・・
「アタシ・・・会ったこと・・・虎ちゃん?」
「ん?あぁ、そうそう亜弥ちゃんと美貴にだけそう呼んでいいって言ったな」
「ど、どこから入ったの?」
「内緒、俺様だしどこからでも入れるぞ?」
18?二十歳はいっているだろうか?その金髪碧眼少年は微笑んだ
- 536 名前:光の速さ。 投稿日:2006/10/28(土) 20:43
- 「その瞳・・・たんと、同じ・・・」
「ママ?みきおめめあおくないよ??」
「あー、俺様が美貴に・・・あ、お前じゃないよ小さい美貴・・・」
「?」な顔の美貴の頭を撫でる・・・キャッキャと喜ぶ美貴。
似てる・・・たんに、アタシのみきたんに似てる・・・それに懐かしい・・・
「あの・・・ウチに何しに来たの?」
「ちょっとー・・・今度来る時は顔見せてって言ったの亜弥ちゃんだぞ?」
「え?あ・・・言ったアタシ?」
「そんなに覚えてないか・・・ホラ」
少年と青年の間に立っているような金髪の彼は手を亜弥の目の前にかざした
!?
物凄い勢いで亜弥の頭の中の記憶が駆け巡る・・・
フラッと倒れそうになるが虎王が支えてベッドに座らせる
「思い出した?俺様のこと(ニッコリ☆)」
「虎ちゃん!何で・・・」
「んー?」
「何でアタシの記憶消しちゃったのー!バカー!!」
「え?しょーがないじゃん決まりなの月の王子がウロチョロしてるなんて・・・なー?」
ちっちゃい美貴に同意を求める
「なー♪」
「ホラ、ちっちゃい美貴でもわかるぞ?目つきは美貴似かな?」
「え?あ、そうかな・・・って5歳のコを味方につけないでよ!!」
「いーじゃん♪もう、しばらく会えるかわかんないし」
ちっちゃい美貴を抱っこして高い高いしてあげる・・・
「え?そういえば・・・えっと、もしかして・・・」
「思い出した?」
「今日って7月・・・・」
「15日小春の二十歳の誕生日だ予定どおりさらいにいく」
「え?小春ちゃんは・・・」
「一緒に月に帰る・・・だから、ココに来る用事もそんなにないかな」
「小春ちゃんの家族は?」
「・・・・海外結婚したと思わせとくさ・・・」
「そう・・・よく待てたね・・・」
「まぁな、美貴も生まれ変わったハズだけど?」
「みき?」
「あぁ、お前じゃない方の美貴な」
ちっちゃい美貴を抱っこしたまま「?」な美貴に答える
- 537 名前:光の速さ。 投稿日:2006/10/28(土) 20:54
- 「生まれ変わった?たんが??」
「うん、だと思うよ」
「どこにいるの!?教えて!!」
「待った亜弥ちゃん、落ち着いて言っておくが俺様達の場合と亜弥ちゃん達じゃ違うぞ?」
「違うって何が!?」
「月の時間とココの時間の流れが違うから俺様はちょうど運良く小春と同い年くらいだった」
「・・・・・・・」
「美貴は今は美貴じゃないし年齢も一桁だ」
「・・・そっか、そうだよね・・・じゃあまた前みたく会えないの?」
「残念だがそれはもうできない1回だけしかできない禁忌の術だ・・・」
「・・ック・・グス・・・」
「でも・・・もしかしたら会えるかもよ?」
「ママ?お兄ちゃんママ泣かせちゃいやー!」
ポスポスポスポス!
ちっちゃい手に頭を叩かれる・・・ちっちゃい美貴を亜弥の横におろす・・・
「ママ、ママ?」
「たん、大丈夫だよ・・・大丈夫・・・」
「俺様はちっちゃい美貴と亜弥ちゃんに会いに来たんだ、もう行くな花嫁さらいに」
「うん、ありがと・・・逢いに来てくれて・・・」
「泣かせちゃったなスマンな、美貴!またな、亜弥ちゃんも!」
ヒュン!
一瞬にして金髪少年は消えた・・・・・・
ポカンとしてるちっちゃい美貴。
小春ちゃんとお幸せに・・・なんてったって千年も待ち続けたほど好きなんだもんね
- 538 名前:光の速さ。 投稿日:2006/10/28(土) 20:55
- ◇
- 539 名前:光の速さ。 投稿日:2006/10/28(土) 21:02
- 少ししてムリトニーから小春ちゃんが結婚して海外に行ったらしいと聞いた。
後藤は今NYに飛んでチャリティの会議に参加している・・・
その間ムリトニーが業務を後藤の代わりにこなす。
たまに2人一緒に海外へ行く場合もあるがその場合忙しいのは片付けて
亜弥は休み、なのでちっちゃい美貴にもかまってあげられる
そして社員ではないが勧誘中の紺野もたまに手伝いに来てくれる
愛ちゃんは民謡にハマリ色んな土地をガキさんと旅している・・・
そして今、ガキさんの祖父母のいる沖縄を拠点に民謡歌手として活動している。
みんな、みんな、順調・・・毎年夏は矢口さんと夏子さんの海の家へ行く・・・
足りないのは亜弥を動かすボルテージ・・・・・藤本美貴、藤本美貴、藤本美貴・・
- 540 名前:光の速さ。 投稿日:2006/10/28(土) 21:03
- ◇
- 541 名前:光の速さ。 投稿日:2006/10/28(土) 21:14
- 数年後・・・
ちっちゃい美貴も、もう小6になった・・・
「ママ!今日夕ご飯チーズハンバーグがいい!」
「も〜、たんさぁたまにはハンバーグや焼肉以外の言ってよ〜」
甘えっ子なのは相変わらず、頭も悪くないし運動神経もいいし・・・
何よりスタイルがいい、さすがアタシとみきたんのDNA!とか自惚れる
ピ ン ポ ー ン♪
「はいはーい・・・」
「あ、どうも今日からお隣に引っ越してきました」
「隣?・・・あぁ!よろしくお願いします松浦です」
「藤本です、よろしくお願いします」
!!
「ふ、藤本さん?」
「えぇ、藤本です、さっき出て行かれた可愛らしいコ娘さんですか?」
「はい小学6年生なんです」
「そうですか、ウチのバカ息子より二つ上です、末っ子で育ったもんで・・・
チヤホヤしたのがいけなかったのかヤンチャでワガママなんです」
「ウチのも一人っ子だからそんなモンですよ〜よろしくお願いします」
「はい、隣がこんなに可愛らしい奥さんと娘さんじゃ息子は喜びますよオホホ」
「アハハ、今度息子さん紹介してください」
「えぇ、では失礼します」
パタン
「ふぅ」
中はクッキーかな?たんが帰ってきたら喜んで食べるでしょ。
お隣さんそういえばずっといなかったなぁ・・・たんが一瞬いたけど・・・
- 542 名前:光の速さ。 投稿日:2006/10/28(土) 21:27
- ピンポーンポンポピンポンポンポンポンピンポーン!!
このチャイムの押し方はぁ・・・
いい加減大人になってほしい、仕事してる時は大人なんだけどなー後藤さん
ガチャ
「はいはい後藤さんいい加減に・・・」
・・・・・・・・・・・・・ヒュー・・・・・
「あれ?」
誰もいない・・・・・えーっと・・・
「ははっ♪バーカ!」
!?
頭上から声がした上を見上げると・・・・男の子・・・・?
「何よ?ちょっと君何でそんな場所いるの、ピンポン押したの君?」
「俺以外に人いないじゃん?」
「ってゆーか降りてきなさい!!(最近の子は・・・)」
ヒョイッ・・・・・・・・・・・トンッ
「さっきウチのババァがきたろ?俺んことボロクソ言いやがって」
「え?あ、もしかしてお隣の・・・」
少し離れた場所に降りたそのコと亜弥の目が合う
少年はどう見ても
日本人だ・・・だけど異質なほど
瞳が蒼かった
こんな蒼はかつて2人しか出逢ったことはない月の王子とみきたん・・・
「まつ・・うら・さん?コレからヨロシク♪」
少年はそれだけ言って走り去った・・・
見つけた
- 543 名前:光の速さ。 投稿日:2006/10/28(土) 21:29
-
Fin
- 544 名前:光の速さ。 投稿日:2006/10/28(土) 21:40
-
- 545 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/10/28(土) 21:46
- 3月から今までご愛読いただきましてありがとうございます。
これにて『デアイノチカラ〜君の引力〜』は終了です。
今までレスをくださった方々、本当にありがとうございました。
納得いかない終わり方かもしれませんがこれで終わりです。
元々あやみきを書きたかったのですが段々『出逢い』が増えて・・・
他のメンバー達も出そう出そうという感じになってしまいました。
もうちょっとまとまった読みやすい文章で描けたら良かったなと思います。
反省点は沢山ありますが今はやっとゴールに来た満足感です。
最後にもう一度、読んでくださった方ありがとうございました。
- 546 名前:名無し募集中。。。 投稿日:2006/10/28(土) 21:47
- 完結お疲れ様です。そしてありがとうございました。
面白かったです。本当に楽しませていただきました。
この物語のキャラクター全員大好きです。
作者様のキャラ達に対する愛情をすごく感じました。
ホントに面白かったです。
- 547 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/10/28(土) 21:53
- お疲れさまでした!
毎日のように見に来ていました。
たくさんの人が登場して、その絡みがすごく面白かったです。
あやみき最高ですね。
ここまでハマった小説は初めてです。
終わったんだと思うとなんだか寂しいですが、とにかくお疲れさまでした!
本当にありがとうございました!
- 548 名前:ぎゃむたん 投稿日:2006/10/28(土) 22:52
- ご苦労様でした!
私も毎日更新楽しみにしてて遂に今回で終了ってことで…
もうかなり寂しいですが…(;o;)
これ程まで惹きつけられる作品はそうそうないですよ!大好きです!!
ミッキーティ♪さんのファンになりましたよ!
…次回作、期待しちゃっていいんですか??
- 549 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/10/29(日) 01:24
- お疲れさまでした
最初からずーっと読んできましたがたくさんワクワクさせてもらいましたし
たくさん笑わせてもらいましたし
たくさん感動させてもらいました
すごく引き込まれる内容で楽しませていただきました
ホントにお疲れさまでした
- 550 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/10/29(日) 05:02
- 完結おめでとうございます。
最後の最後まで本当に楽しませていただきました!!
少し寂しい気もしますが。
お疲れ様です。
- 551 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/10/29(日) 11:29
- 完結お疲れ様でした。
ミッキーティ♪さんの世界観にグイグイと惹き込まれていき
この作品の更新を追っている間、本当に楽しかったです。
ありがとうございました。
そして、あやみき&ムリごまちゃいこーです!
- 552 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/10/29(日) 17:08
- >>546さま
最後までお付き合いありがとうございました。
楽しんでもらえたようで嬉しいです。
私の描いたキャラクター達を大好きと言っていただき、とても光栄です。
どのキャラも「出たい出たい」とどんどん自分達から出てきた感じです^^;
本当に、ご愛読ありがとうございました。
>>547さま
毎日見に来てくださってありがとうございます。
考えて見ると本当にあやみき、オリメンから色んな人を出しました。
本当あやみき最高ですね!
>ここまでハマった小説は初めてです。
この言葉、本当に嬉しいです。
初の作品でしたので・・・最初は勢いで書いてて・・・最後も勢いでしたが^^;
更新もうないと寂しいと感じたのは私もです・・・。
本当にご愛読ありがとうございました。
>>ぎゃむたんさん
私の小説の更新を楽しみにしてくれた方がいたんだと感動です。
そして『惹きつけられる作品』と評価していただいて感無量です。
しかもファンにまでなってくださってありがとうございます^^
>…次回作、期待しちゃっていいんですか??
期待・・・どうでしょう?次回書くときはどういう作品になるか・・・
この作品書いてる途中から構想はありますが・・・どうでしょう?
本当にご愛読ありがとうございました。
>>549さま
ありがとうございます。
自分が描いた世界を見て一人の人をワクワクさせられたり
笑っていただいたり、感動していただくなんて思ってもなかったです。
引き込まれてくださってありがとうございます。
本当に最初からご愛読していただきありがとうございました。
>>550さま
ありがとうございます、完結です。
最後の最後まで楽しんでいただけましたか・・・ありがとうございます。
もう、本当に寂しいとまで言っていただき本当に嬉しいです。
ご愛読、本当にありがとうございました。
>>551さま
はい、完結しましたありがとうございます。
私の世界観・・・どんどん行き先の見えない方へ向い
行き着いたところがラストでした。
更新を楽しんで待っててくだっさてありがとうございます。
ちゃんと書いてあげられなかったけどムリごまはこの物語内で永遠です。
本当にご愛読ありがとうございました。
:執筆途中:
皆様からの一言や応援や「まだ?」など色んな書き込みに勇気付けられ
ここまで来れたと思います、読者の皆様がいなければココまで来れなかったと。
なのでコメントしてくれた方、コメントをしなくても読み続けてくれた方・・・
一度作品を途中中断しようと思ったけれど諦めずラストまで行きつけて良かったです。
本当に皆様ありがとうございました。
- 553 名前:ミッキーティ♪ 投稿日:2006/11/10(金) 16:41
- 少し容量があるので少し、少しだけ・・・
- 554 名前:アナタをみつけて。 投稿日:2006/11/10(金) 16:42
- ◇
- 555 名前:アナタをみつけて。 投稿日:2006/11/10(金) 16:45
- ウチの松浦美貴たんはもう中学3年になっていた。
でも後藤さんを始め色んな人が美貴たんを甘やかすからかなりのワガママ。
それでいて人見知り。
慣れればすぐなんだけど・・・
本当にアタシと、あの・・・たんの子供かねぇ?と思うぐらいシャイ。
でもまぁ、その容姿を見ればアタシとたんの子供だなぁって思うトコが沢山。
行動とかもね・・・
- 556 名前:アナタをみつけて。 投稿日:2006/11/10(金) 21:08
- 中学はアタシは高等部からだったけど中等部から、アタシの出身校に通わせてる。
学校でももう慣れてかなりワガママらしいけどお友達で桃子ちゃんていうコ
そのコと沙紀ちゃんってコが面倒見てくれてるみたいでアタシは大助かり。
”あの美貴たん”と違ってケンカとかはしない・・・
問題は
母であるアタシ・・・・・・
- 557 名前:アナタをみつけて。 投稿日:2006/11/10(金) 21:12
- ピンポーン♪
・・・来た・・・
いつも決まってアタシがいる時に来るんだ。
引っ越してきたあの日のように・・・
お隣の藤本さんチの末っ子
先祖返りか何かで『生まれつき蒼い瞳』の男の子
・・・・・・・・・・それでいて、きっと・・・アタシの『たん』の生まれ変わり
- 558 名前:アナタをみつけて。 投稿日:2006/11/10(金) 21:22
- ピンポピンポピンポーン♪
「あぁ!もう!!」
アタシは半ば疲れ気味にドアを開ける
そしていつもソコには誰もいない・・・・・・
「お、美味そうなの食ってんじゃん♪」
と思ったらいつの間にか部屋に侵入・・・亀井家の親戚か後藤家の血筋?
「ちょっと!アンタねぇ、不法侵入っていうんだよ勝手に人んチ入るの」
「あ?そぉ。いいじゃんお隣さんの仲だし」
「そういう問題じゃなくて――・・ってかアンタそれ制服・・・」
「今日、中学の入学式だからコレ食っていい?」
テーブルの上に置かれたショートケーキを指して大き目のブレザー姿の少年は言う。
「ねぇ、入学式って・・・時間・・・今まだ終わってないんじゃ・・・」
「あぁ、サボリ。つか食ってい?」
サラリと「サボリ」と言いNOとは絶対言わないと思ってるクセに聞く。
こういうヤツだ・・・
「・・・もう、お母さんに怒られるよ?」
「いいじゃん、亜弥ちゃんトコいたって言えば怒んない・・・と、思う」
そう言いながらケーキの上に乗ってる苺をつまみ口に放り込む。
- 559 名前:アナタをみつけて。 投稿日:2006/11/10(金) 21:32
- 『亜弥ちゃん』と彼はアタシのことを呼ぶ。
美貴たんとは仲良しで姉弟みたいだったり兄妹みたいだったり。
ウチの、たんより二つ下の・・・
「ねぇ、もう何歳になったんだっけ?」
「あ?まだ誕生日きてないから12才だけど亜弥ちゃんは・・・33?」
「女の人には年齢聞かないの、それにアタシもまだ誕生日きてないし」
「じゃあ、ちょうど10コ違い?」
「うるさいなー、そうだよ」
「ウチのババァと比べると美貴が羨ましい・・・あ、そうでもないかな」
「何それ」
「亜弥ちゃんさぁ、俺知ってるんだよ?」
”あの美貴たん”と同じ蒼い瞳に見据えられる―――
藤本 美来 ― ふじもと みらい
本来なら「未来」のハズが書き間違いで「美来」になったという・・・
彼は何を知ってるというのだろう?
「何で俺が亜弥ちゃんって呼ぶかわかる?」
「何でだったっけ?そういえばアンタ人のこと「ちゃん付け」で呼ぶね」
「女として見てるからだよ」
少し悪戯っぽさの入った笑みを浮かべる彼は『藤本美貴』の表情をしていた
- 560 名前:アナタをみつけて。 投稿日:2006/11/10(金) 21:44
- 「てか亜弥ちゃん、さっきの素ボケ?10じゃなくて20違いじゃん(笑)」
!!
・・・てっきりまだ二十代の気分だった・・・////
「アハハハハハハ!素ボケかよ、おもしろいねやっぱ(笑)」
「って、っていうか、ちょっ・・・その前の・・・」
「そうそう『女』として見てる・・・亜弥ちゃんはよくわからないけど・・・」
少しアタシを見つめてから、みーくんは言った
「でも絶対俺のこと好きでしょ」
核心をついた一言・・・彼が10才の頃引越してきてから”美貴たん”を重ねてた
ほぼ毎日何故かアタシに会いに来る彼に、その瞳に惹かれた・・・
だって彼は、たんの生まれ変わりアタシが間違えるハズはない
そんな彼を、幼い少年に恋してるなんて
「別にさ、俺より年上の子持ちでも気にしないから」
少しの沈黙はまだ13歳にもならない少年が笑顔でやぶる
「亜弥ちゃんと今同じくらいじゃん?せめて身長抜いてから言うからさ」
「あの、アンタ何考えてんの・・・」
「にっぶいなぁ・・・わかれよ!両想いだろ、俺ら!?」
「あああああああアタシそんなことなんか言った??(汗」
「出会った時から俺を見る目が他と全くチゲーんだよ////」
- 561 名前:アナタをみつけて。 投稿日:2006/11/10(金) 21:54
- なんだか真っ直ぐな彼に聞きたくなった
「みーくんさ、生まれ変わりとか信じる?」
「あ?話変えんなよ」
「信じる?」
「?うん、信じるよ・・・なんとなく俺前の記憶みたいなのあるし」
「へ!?」
「あ!自殺したら生まれ変われないんだよ」
亜弥ちゃん、自殺した人は生まれ変われないんだよ
いつだったか同じことを・・・たんに言われた・・
「って、聞いてる・・わっ////」
「みーくんはアタシのことが好きかぁ」
「いきなり抱きつくなよ襲うぞ////」
「いいよ、でもアタシ犯罪者になっちゃうから18くらいになってからね」
嬉しくなった・・・20も年が違うのに
「・・・マジかよ、そんなに俺は待てねーぞ////」
「浮気したら結婚しない」
「なんでかな?年とか離れてるし俺より上の子もいるのに亜弥ちゃんにしか」
「アタシにしか?」
抱きついた身体に手が回されて唇を奪われた・・・・・
「・・・こういうことしたいと思わないんだよね、何でかな?(苦笑)」
「唇・・・ねぇ、ファーストキス?」
「!いや・・・違うけど////」
- 562 名前:アナタをみつけて。 投稿日:2006/11/10(金) 22:01
- 「何それ、いつしたの?」
「い、いつだっていーじゃんよ!聞くな///」
「12才のくせに・・・」
「いーじゃん、18んなったら籍入れよーぜ、なんなら婚約しとく?」
みーくんはイタズラっこだけどバカじゃなくて結構頭が良い。
中学も私立の良い所に上位の成績で合格したらしい・・・
子供の戯言なのかな?
でも、もう一度・・・アナタと結婚するのもいいかもしれない
「18まで貞操守ってよね」
「な・・・何言ってんだセクハラじゃね?」
「だって婚約して結婚するんでしょ、初夜までおあずけ」
「ジョーダン・・・きっと途中で亜弥ちゃんが我慢できないよ(ニッコリ☆)」
あ、こゆ時の笑顔とか・・・・・たん、だな・・・
もう一度キスをした
さっきより深い深いキスを・・・・・
アナタの魂を
愛してる・・・・・・・・・・・
- 563 名前:アナタをみつけて。 投稿日:2006/11/10(金) 22:03
-
アナタをみつけて。
- 564 名前:アナタをみつけて。 投稿日:2006/11/10(金) 22:03
-
E N D
- 565 名前:名無飼育さん 投稿日:2006/11/10(金) 23:58
- キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
やっぱり運命なんですね。
お疲れさまでした!
- 566 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/08/27(月) 16:27
- いや〜最後の一言素敵!
楽しませていただきました
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