冷たい朝
- 1 名前:チェッカー 投稿日:2007/07/22(日) 03:13
- ババッと思い付いたことを書くので、散文、乱文になりがちですが、よろしくおねがいします。
CPはすぐにわかります。
- 2 名前:いつもの朝とアイツ 投稿日:2007/07/22(日) 03:18
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春の風は、なんともすがすがしい。
早朝の匂いは独特で、不思議な感じがする。
そんな空気に包まれて、今すごくHappyな気分。
いや、叫びたい気分。
よし、叫んでしまおう。
せーのっ・・・
『よっしゃー!!!吉澤ひとみ、今日も頑張りまーす!!!』
『うるさいんだけど』
『えっ?』
冷めた目と、ガッチリ目が合う。そこには見知らぬ人。
確かにうるさかったけど、そんな冷たく言わなくていいじゃん。
何かムカつくんですけど。
そんな私なんて知らんぷりなその人は、スタスタと行ってしまった。
あっ、同じ制服じゃん。
あんな人いたっけ・・・・・・。
『よしこ!!おはよっ!』
『ごっんち!おはよー!』
突如後ろから現れた我が親友。
後藤真希こと、ごっちん。
相変わらず寝癖がひどいや。
- 3 名前:いつもの朝とアイツ 投稿日:2007/07/22(日) 03:19
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『よしこ朝からどーしたの?皆かなり注目してたよ?』
あっ、やっぱ注目されてたんだ。
『あぁ、ちょっと叫びたい気分だったから、叫んじゃったー』
『そっか』
ごっちんは笑いながら、歩きはじめた。
いつもの登校風景。
いつものごっちん。
いつもの寝癖。
いつもの朝・・・・・・いや、違う。さっきの人がいつもとは違う。
あんな冷めた人、初めて見た・・・・・・。
『そういえばさ、さっきよしこのこと睨んでった人いたじゃん?あれ誰?』
あいつだ・・・・・・。
ごっちんも見たんだ。
『私も知らないんだよねぇ。メッチャ知りたいけど。』
『あれって噂のあの人かもねー。』
『噂のあの人?』
そんなの聞いた事も無かった。噂のあの人?なんだ?
『よしこ知らないの!?』
『うん、全く。』
- 4 名前:いつもの朝とアイツ 投稿日:2007/07/22(日) 22:37
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一生懸命考えてみても、それらしき話しを聞いた覚えはない。
『まぁそのうちわかるでしょ』
じゃ、先行くねっと言うと、ごっちんは走りだした。
『えっ?ちょっ、教えてよ!!』
朝から町に声が響く。
- 5 名前:いつもの朝とアイツ 投稿日:2007/07/22(日) 23:03
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澄んだ空気とか、
優しい朝とか、
そんなの全く必要なくて。
むしろ、邪魔だとしか思えない。
周りで幸せそうな顔してる人達の気が知れなくなる私は、そうとう人生に疲れているのだろう。
昔から悪い噂ばかり流されて。
気付けば、人付き合いが苦手になっていた。
皆は私の事をこう思っているだろう
『この学校1の不良女』
っとね。
自分でもわからないぐらいの数の噂達。
今も自分の知らない間に噂は増えているのだろう。
まっ、そんなの慣れっこだけどさ。
『よっしゃー!!!吉澤ひとみ、今日も頑張りまーす!!』
朝からどでかい声。
こーゆー奴、ウザイ。
『うるさいんだけど』
あまりにもうるさいから、つい言ってしまった。
- 6 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/07/25(水) 00:48
- 続き読みたい!
- 7 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/07/25(水) 06:51
- そうか?
- 8 名前:チェッカー 投稿日:2007/07/26(木) 00:14
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>>6更新遅くてすいません!!読んでいただき、ありがとうございます!!
>>7下手ですいません;;
- 9 名前:いつもの朝とアイツ 投稿日:2007/07/26(木) 00:16
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そいつは何か言いたそうな顔で見てきたけど、そんなの気にしないで学校に足を進める。
相手にしてるヒマないしね。
家から学校までの距離はあまりない。
だから歩いてすぐついてしまう。
ほら、もう玄関前。
『藤本ー、今日もスカート短いぞー下げろー!!』
『朝から大声だすとシワがふえるよ?』
『うっさい!!』
毎日恒例の会話。
学校前で待ち伏せてんのは中澤裕子。
レディース総長みたいな顔してるけど、一応地理の先生。
美貴が1番話しやすい先生でもあるけどね。
そんな会話をすませ、教室に向かう。
教室までの道のりは後輩の目線がウザイ。
色んな人にジロジロ見られるのはいつものこと。
まぁ、たいていは睨めばいいけどね。
- 10 名前:いつもの朝とアイツ 投稿日:2007/07/26(木) 00:17
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教室のドアに手をかける。ちょっと早くきすぎたかなぁ。
ドアを開けながら、早く来たコトをちょっと後悔したりした。
『美貴ちゃーん!!お・は・よ』
『いや、キモいし。普通に言えない訳?』
『美貴ちゃんひどいー』
出たよ、コイツが。
朝から勘弁してほしい声No.1の石川梨華。
『美貴ちゃん今日は少し早かったんじゃない?』
『まーね、最近遅刻ばっかだったし、少し早く行こうかなーって思ってさ』
『えらいじゃん!!』
嬉しそうに笑いながら、美貴の肩をたたく。
そんな梨華ちゃんの顔を見ると、ちょっとほっとした。キショイけど。
『あっ、今キショイとか思ったでしょ?』
『ぜんっぜん思ってないよ』
『嘘ばっかりぃー!!』
キーキーうるさい梨華ちゃんはほっといて、そのまま席につく。
- 11 名前:いつもの朝とアイツ 投稿日:2007/07/26(木) 00:18
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1番窓側の席の特権は、景色を楽しめることだって、誰かが言ってたっけなぁ。
窓を開けてみる。
空気は・・・・・あっ、いいかも。
今日は久々に落ち着いた日になるそうだ。
『美貴ちゃーん!!聞いてー!!』
やっぱ前言撤回で。
- 12 名前:いつもの朝とアイツ 投稿日:2007/07/26(木) 00:20
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冷たいどっかの誰かさんのせーで、朝のモチベーションとテンション下がりまくり。
ごっちんも先行っちゃうしさぁ。
私は一人淋しく登校中。
いいもん、今日の罰としてごっちんにアイスおごらせてやる!!やっぱ、チョコがいいかなぁー。
一人でそんな計画を立ててるうちに、玄関前。
あらら、今日も玄関には妖怪が立ってらっしゃる。
『吉澤ー、どーしたー?元気ないなー?失恋でもしたんかー?』
『先生、人の心配より、自分の人生心配したほうがいいっすよ?もう後がないんだから』
『うっさい!!』
この絡みが楽しくてしょーがない。
裕ちゃんイジリを終え、急いで上靴をはく。
- 13 名前:いつもの朝とアイツ 投稿日:2007/07/26(木) 00:21
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今日も靴箱には手紙が数枚
そんなのとってるヒマはないから後回しにして、教室までダッシュ!!
汗だくになりながら教室に入る。
『皆、おはよう!!』
『『『おはよー!!』』』
やっと今日の学校生活が始まった。
私が教室につくのとほぼ同時に、先生も到着。
ウチのクラスの担任は、さっきイジッたばかりの裕ちゃん
『席につけー。今日の日程説明すかるらよくきいとけよー。今日は先生何人かが出張に行ってしまって、今日の1・2時間目は体育になった。ウチのクラスは、A組と一緒だ。話しはそんだけだから、終ってえーぞ』
『へー、体育なんだー』
私的にすごく嬉しいはずなんだけど、さっきの出来事がまだひっかかる。
- 14 名前:いつもの朝とアイツ 投稿日:2007/07/26(木) 00:22
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『よしこ、よかったね!体育だってさ!』
『あー、だねー。』
私の予想外の返事のせいか、ごっちんは熱でもあるのかと心配してきた。
私は元気です。
『さっきのまだ気にしてんの?』
『吉澤ひとみのナイーブな心が傷つくという事件が起きたんだよ?』
『ふっ、ナイーブって』
爆笑しながらバンバンと背中を叩いてくるごっちんを睨みながら立ち上がる。
体育の準備しなきゃ。
『ごっちん、早くジャージに着替えなきゃ!』
『あっ、忘れてた!!』
時間には余裕があったから、早く着替えて体育館で遊びたかった。
『そーいえばさぁ』
『ん?』
『今日のアノ人、A組だよ』
そういい放ち、もくもくと着替えるごっちん。
私は放心状態。
- 15 名前:いつもの朝とアイツ 投稿日:2007/07/26(木) 00:23
-
『マジ?』
『マジマジ』
『今日サボんない?』
『だーめー』
最悪な一日になりそうです
- 16 名前:チェッカー 投稿日:2007/07/26(木) 00:27
-
訂正です。
>>14 なるそうだ
↓
なりそうだ
です、すいません!!
- 17 名前:チェッカー 投稿日:2007/07/26(木) 00:32
-
>>11でした(^-^;
- 18 名前:名無飼育さん 投稿日:2007/08/05(日) 14:59
- 続き待ってるよ〜
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