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うちはリーダー!

1 名前:蝉女 投稿日:2000年06月29日(木)08時39分37秒
やっぱ2ちゃよりここで生きて行くわ、私は(笑)。
一回ここで長く書いちゃったからさ・・なんかこっちのが
すでに愛着あるっす。

あっちは取り合えず一編が終わったってことで、続くかは未定だけど
切りがいいので新しいの書きます。
次は架空キャラもでないし、娘。の友情ストーリー。
裕ちゃんメインです、よろしくー!
2 名前:蝉女 投稿日:2000年06月29日(木)08時40分27秒
「おらおらおらーボサっとしてんと動くんやでー!!」
「どーしたんや?なんか悪いモンでもたべたんか?」
「何してんねん!前言うたこと忘れたんか?」

中澤裕子。人気絶頂のグループ、モーニング娘。全10人のリーダー格。
みんなに「裕ちゃん」と慕われている。
最年長ゆえに全員をしっかりまとめる「頼れるお姉さん」だ。
真剣な所は真剣にとりくみ、紐がゆるんだ時はうまいこと
ムードメーカーにもなれる、さすが(失礼)といった感じ。

毎日仕事で忙しいながらも充分に楽しんでいた裕子。
これからもそんな日々が続くはずだった。
あんなことさえ起こらなければ・・・・・・・
3 名前:蝉女 投稿日:2000年06月29日(木)08時41分14秒
今日はダンスレッスン。
みんな自分のパートを覚えるのに必死で、もちろん
裕子自身も必死で、そして楽しそうに振り付けを自分のものにしていった。
丁度夕方で、あと15分で今日のレッスンが終わり・・というころ、
事件は起きた。

ゴゴゴゴ・・・
ダンスを中断しメンバー全員騒然とした。
「なんや?!地震か?」
かなり強い揺れだった。
「みんな安全な所へいくんやー!!」
裕子が全員に安全な場所を指差し、そこへ全員を避難させた。
「裕ちゃん早く!!」
なっちがそう言った瞬間、裕子に何かが倒れてきた。
「うわぁ!!!!!!!」
「裕ちゃん!!!!!!!!!!!!」
全員が声を揃えた。
地震が落ち着いて、みんなが裕子の方へ向かっていった。
「裕ちゃん、大丈夫!?」
裕子の身に落ちてきたのは、レッスン室の取り替え用の大きな鏡だった。
鏡は強い衝撃と、裕子にぶつかった反動で割れて破片が散らばっていた。
「あいたた・・うちは大丈夫や・・あんたら破片危ないからあっちいっとき」
そう言って裕子が立ち上がろうとした瞬間、
「いたっ!!!!!!!」
裕子は案の定鏡で傷だらけ、所々から流血していた。
そして一番大きなダメージを受けたのは、足だった。
「あかんわ・・・動かれへん・・」
鏡の破片が沢山刺さった上に、床に叩き付けられた衝撃で打撲を
起こしてしまった。血もダラダラと流れている。
「裕ちゃん!!」
一番にかけよったのはなっちと圭織だった。
「ごめんなぁ・・あっちいっとけゆーたくせに・・こんなことなってしもて・・」
圭織が裕子の肩を支え、医務室へと運んでいった。
なっちや他のメンバーが鏡の破片などを拾い、掃除をし始めた。
4 名前:蝉女 投稿日:2000年06月29日(木)08時49分10秒
医務室での圭織と裕子。
「はぁ・・もー・・なんでこないなこと・・・・・」
頭を抱え込んで圭織の応急処置を受ける裕子。
「ダンス・・出来ないね・・・」
「ほんまや・・もー・・どないせーっちゅーねん地震のアホタレが・・」
「取り合えずコレ終わったらすぐに病院いこうね、鏡の破片とか
完全に取れてないし・・・裕ちゃん。」
圭織の言葉に反応しない裕子。
黙々と包帯をきごちなく巻く圭織。
裕子が言った。
「はぁ〜・・けどな、ちょっと嬉しかってんで」
いつもの通り落ち込んだあとすぐ明るく話し掛けてくれる裕子。
「何がぁ?」
「うちがさっきいたいゆーたとき、破片危ないーゆーてんのに一番に
きてくれたんあんたとなっち二人やん」
「なっちと・・圭織?」
「そうやー。やっぱスタートからのオリジナルメンバーはさすがやなーと
思ったわ。」
「あはは、なっちと圭織、いっとくけど裕ちゃんのこと一番
知ってるっていうプライドあるんだからね!」
「そういうてくれると嬉しいわ、なんか。」
二人は微笑みを浮かべて、車を用意をしてもらい、病院へ向かった。
5 名前:蝉女 投稿日:2000年06月29日(木)09時03分28秒
「イタイイタイイタイ!!ちょーおっちゃんもっと優しく手当
してくれるかぁ?うちこれでもアイドルやってんねんで!」
病院で治療を受ける裕子。
「知ってるよーなんだ、もー・・も・・も・・」
「モー・ニ・ン・グ・む・す・め!」
裕子は医者のおじさんに真剣に答えた。
「もー おっちゃんちゃんと覚えといてやー!」

治療を終えて、病院から出て来た裕子をメンバーが外で待っていた。
「裕ちゃん・・!大丈夫?包帯・・巻いてるけど・・」
「ごっちん・・みんなも来てくれたんかー。ほんま大丈夫やで、
骨折とかやないし、すぐ治る治るこんなもん!」
裕子がそういうと、メンバーは安心した顔をして帰って行った。
裕子は1人で呟いた。
「ほ〜んまはめちゃくちゃ痛いねんけどなぁ・・・うちほんまむなしーわ・・」

マネージャーに家まで送ってもらうと、今日の仕事は終わって
プライベートモードに入る裕子。
バサっとカバンを軽くベッドの上に置く。
ベッドに座って、包帯に巻かれた自分の足をじっと見た。
「・・・ダンスもなんもでけへんやん・・・・今度の収録どないすんねん・・
うち抜きやろか・・・・ほんま虚しすぎや!」

そう言って後ろに上半身倒して、小さく呟いた。
「ほんま・・どないすんねん・・・・・・」
6 名前:蝉女 投稿日:2000年06月29日(木)09時11分38秒
次の日。一応ダンスレッスンには顔を出そうとノソノソ
ぎこちない動きでレッスン室へ来た裕子。
「ちわーっす」
すでに自分以外のメンバーは汗を沢山かいて練習している真っ最中だった。
(・・・・うちも踊りたいねんけどなぁ・・この足ではなぁ・・・・)
自分は動けない。それが今の裕子に一番ひっかかっていた。
でも、裕子は裕子。
メンバーの細かい動きにも御得意の関西弁でチャチャを入れてしまう。
「圭織〜!もうちょっとそこ機敏にうごけんか、圭織がメインの
振り付けんとこなんかやら」
「ごっちん!あんた前も同じこと言わせへんかったか?」
「辻ーちょっとそこでワンテンポいつもはやなんねん!」
(あぁ・・・・動けたらすぐにでもこのこらに教えられるんやけどなぁ・・)
ふぅと溜息をつく裕子。
でも、悪い事だけではなかった。
客観的に「自分のいないモーニング娘。」が目の前で必死になって
ダンスのレッスンをしている。
初めは滑稽に見えていたものの、目が慣れて行くと微笑ましく思えた。

休憩の時間になると全員が裕子を気遣ってわいわいと来てくれる。
(なんや・・・ケガもわるないなぁ)
そんなコトを思いながら、その日のレッスンは終了した。
7 名前:蝉女 投稿日:2000年06月29日(木)09時21分21秒
新曲の振り付けがみんな身に着いてきた頃だった。
裕子は1人演歌のRECでスタジオへと向かった。
「〜♪〜〜♪」
一通り歌い終えて休憩していると男性スタッフが裕子のところへ来た。
「あらら〜足・・大丈夫なの?話には聞いてたけど大惨事だったらしいじゃない」
お茶をのみながら話す二人。
「うちは大丈夫なんやけど・・でも足がつかわれへんかったら娘。じゃない
かもなぁ。なんか、レッスンときとかめっちゃファンになってんもん」
「あはは 演歌はダンスみたいなのないしね。楽でしょ。」
(!!!)
「ん・・・まぁなー。」
スタッフが裕子の場所をはなれていった。
裕子はなにかガツンと言われた感じがした。
(あいつ・・今タブーをいうてしまいおったで・・・・足があれへんだら、
動けへんかったら娘とちゃうゆーんか?しばいたろか・・・・・)
裕子はその日も自分の包帯姿の足をじっと見つめた。
8 名前:蝉女 投稿日:2000年06月29日(木)09時32分30秒
今の裕子がもっとも恐れていたイベントが来てしまった。
そう、テレビ収録。トークなら関係ないが、歌の収録はどうすることも出来ない。

ケガをした次の日くらいから各メディアに「中澤負傷」の一報が伝えられた
ものの、テレビでその足を披露するのは初めてでかなり抵抗があった。

今日の収録はHEY!HEY!HEY!だった。座りトークは無く、立ちだけ。
余計辛いだろう中澤は、そんな後ろ向きには考えなかった。
(トークだけやったらトークで目立ったろやないか!!
今のうちの最大の個性はこのアイドルらしからぬ足や!)

収録が始まった。
オープニングの、出演者が階段から降りてくる所は圭織と後藤が
支えてくれてなんとかクリア。
まずは番組始めの挨拶。
「はいモーニング娘ー!」
ワーっと客席が湧く。
浜ちゃんが紹介するとすぐに松っちゃんが中澤にふった。
「なんや中澤足ケガしたんか」
「そーなんですよー。もーたまりませんわー」
浜ちゃんが言った。
「あー新聞かいたったかいたった」
客席からは「大丈夫ー?」「矢口可愛いー」「なっちー!」等いろんなヤジが飛ぶ。
「まー後でゆっくり話しましょう」
松っちゃんがそう言って次の出演者の所へ行った。
9 名前:蝉女 投稿日:2000年06月29日(木)09時43分29秒
何分か後、立ちトーク。
浜ちゃんが
「で、今日はうたわれへんのか?」
と、痛い所をついてきた。
「あー おとなしくね、わたしも見守ろうかなーと思ってるんすよ」
松っちゃんがチャチャを入れる。
「どうせ舞台のはしのほーでツメかなんか噛みながら悔しそうな顔でも
してるんとちゃうんか?」
「そんなことしないですよー!!」
楽しく目立ちながらトークも終わった。
(作者はトークが先か歌撮りが先かよくしらんので細かい突っ込み不要)

メンバーみんなが寄って来た。
「じゃぁ、圭織達いってくるけど、安静にしててね。」
「おとなしくまってなよー!」
「あはは、圭織もごっちんも、うちはあんたらより悲しいけどえらく大人やねんからなー!
子供とちゃうで!がんばっといで!」
そう裕子が言うとゾロゾロとステージへ向かっていったメンバー。
曲が始まり、華々しく踊り出すメンバー達。
舞台の隅っこ、丁度隠れるくらいの所でその様子を見ている裕子。
松っちゃんの言う通りになってしまったのかもしれない。
ツメは噛みはしなかったものの、「自分が踊れない」ということに
悔しさがつのった。
(この足が・・・この足が悪いんや!)
10 名前:蝉女 投稿日:2000年06月29日(木)09時51分35秒
裕子は、何を思ったのかメンバーのレッスンの日、誰より早く、
練習も出来ないのにかけつけた。

ジッとレッスン室を睨み付けるように見回すと、
なんと自分の足に巻かれた包帯をほどいた。
「うちにだって・・・・踊れるんや」
そう呟き、テープをかけ、前完成しかけで終わっていた新曲の振り付けを
こなそうとした。
しかし、だいぶ痛みは引いているものの、ここで踊ったりすれば元の
二の舞だ。
でも裕子にはそんなことはどうでもよかった。
踊りたい、みんなと同じステージに立ちたい。
痛みをこらえながら、汗びっしょりになりながら、笑顔で裕子は踊った。

その時後藤が丁度レッスンスタジオについた。
ズチャズチャ・・・
ドンドン・・

(あ・・音楽なってる・・踊ってる〜もう誰かいるのかなぁ?
ちぇっあたしが一番だと思ったんだけど。)

部屋に差し掛かって、中をひょこっと覗いて、後藤はおはようございますを
いいかけた。だが、目を疑った。
踊っているのは、足をパンパンに腫らした、ケガで休養中のはずの裕子だった。
11 名前:蝉女 投稿日:2000年06月29日(木)10時01分31秒
「ゆっ・・・裕ちゃん!!!!!!!!」
バッ!!!!!!
思いきり裕子を抱き締めて、踊りをやめさせようとする後藤。
けれど裕子はやめなかった。
「やめなよ!!!!!!やめなってば!!足すっごく腫れてるじゃん!汗びっしょりじゃん!」
気付くと、裕子は涙をポロポロ流し、下を向きながら最後の力を振り絞った弱々しいダンスを
後藤の前で続けた。
すっと後藤が裕子の腕を掴むと、裕子はあっけなくダンスをやめた。
後藤がテープをとめた。
「っでやねん・・・・・・・・」
「え・・・?裕ちゃん・?」
「うちは踊ったらあかんのか?自分でケガしたんやないのに、
みんなと一緒に娘でいる権利うばわれるんか??」
後藤には裕子が言っていることがよくわからない。
それもそのはず。
裕子は足が治らない間、ずっと1人ぼっちで娘を見ていただけ。
演歌の時はダンスはいらない。なのに演歌の時だけダンスが
無い分めいいっぱい歌えてしまう。
娘のときは、ダンスができないと滅多に娘全員で歌わせてもらえない。
腹ただしい、悔しい。
「・・・裕ちゃん・・・・取り合えず、医務室いこう??
もうすぐみんな来ちゃうし、みんな心配しちゃうよ・・?」
「ごっちん・・・うちがいーひん娘。、どうやった?」
「・・・・・?裕ちゃん・・・・。」
「なぁ!どうやったんや!!!!」
そう後藤の両そでを掴みながら、必死に問いかけた裕子だった。
12 名前:蝉女 投稿日:2000年06月29日(木)10時09分25秒
さっきのコトは、マネージャーに秘密にしよう。
と医務室で二人は話しあった。
「ごめんな・・ごっちん・・いきなりわけわからんこというてもーて・・」
「大丈夫だよ・・・、ほらもう泣かない!」
きゅっと後藤の親指が裕子の涙を拭った。
「どっちが先輩なんか・・わからへんな・・・」
クスっと笑いながら、二人は顔を見合わせた。
裕子は時間の許す限り、事情を話した。悔しい理由も。
「マネージャーには、絶対秘密やで。」
「みんなにはいってもいいよね?」
「えっ・・・・・」
「じゃないと、いきなり悪化したーなんていうだけじゃみんな
すごく心配するよ。」
「そやな・・・でも弱い所みせるのもリーダーとしてあれやし・・」
その言葉を聞くと、後藤がぺちっと軽く裕子のほっぺたをぶった。
すごく、軽く。
「なんやぁ・・ごっちん・・いきなり・・」
「リーダーだって、女の子でしょ?みんなと同じ女の子でしょ?
裕ちゃんはリーダーだけど、女の子でしょ?」
そう必死に裕子に聞いた。
裕子はこんな後藤が可愛いな、と思い、ついいつも言う事を聞いてしまう。
「ん、そやな。こんな年やけど・・ごっちんはうちを女の子いうてくれるんや。
嬉しいから、許したる!」
「何をだよ〜」
そんな話しをしていると、他のメンバーがダンスレッスンに来た。
「じゃぁ、後藤はいくけど、絶対安静ね、少しここで休んでてね。」
言葉は無しに裕子はうなづいた。
13 名前:蝉女 投稿日:2000年06月29日(木)10時16分13秒
後藤が一通りの話しをメンバーに話す。
みんなと踊れない悩みのこと、悔しさの原因、足を腫らしてまで
踊っていたこと。
メンバーはしばらく言葉を失った。
その時、圭織が立ち上がった。
「よし、行こう!!」
「圭織ぃ?どこいくのさ」
なっちが問いつめた。
「矢口もいくよ」
「あたしも。」
後藤も。
「あたしも。」
圭までが立ち上がった。なっちだけ頭の回転が悪いのか、
状況を飲み込めなかった。
圭織がなっちに言った。
「だーかーら。あたし達のダンスを見てもらうの!!!」
「え?でもそんなことしたら、余計また裕ちゃん・・」
「わかってないなぁなっちは!ちょっと耳かせ!」と
矢口がなっちに耳打ちをした。
新メンバーにも矢口が耳打ちをした。
「はい、わかりました!」
何かを了解した返事を、新メンバー4人がした。
そしてメンバーは手を合わせ、
「やるべし!」
そう言った。
14 名前:蝉女 投稿日:2000年06月29日(木)10時19分38秒
裕子は1人医務室で思いにふけっていた。
リーダーと称される自分がいなくても、ちゃんとしっかりやっている
メンバーの最近毎日のように目の当たりにしている。無理もない。
それから1時間ほどが過ぎた。
辻が医務室に来た。
「しつれいしまーす・・な・・なかざわさん・・」
「ん?」
窓の外を見ていた裕子は辻にすぐ気付いた。
「なんや、辻やん。どないしたん?レッスンは?」
「ちょっと、きてくらさい!」
小さな辻の手が裕子の手をひっぱる。
早く歩けない裕子には丁度いい歩調だった。
15 名前:蝉女 投稿日:2000年06月29日(木)10時27分34秒
いつものレッスンルーム。
「なんや・・?みんな、どないしたん?」
「裕ちゃん、見ててね。」
そう圭織が言うと新メンバーが音楽をかけた。
聞き覚えの在る曲が流れ出した。
いつか新メンバー以外でみんなで練習曲にしていた曲だった。
「??」
裕子はぽかーんとみんなが踊るのを見ていた。
(なんや・・?おちょくっとんか・・?)
けれど、そのダンスは何かがおかしいことに気付いた。
そう、一ポジションだけ目立つようにあけながら、
保田、矢口、後藤、安倍、飯田は踊っているのだ。
初めはへたくそだからか?と思っていた裕子は次第に気付いた。
・・・・・・・そう、自分の、裕子のポジションをあけて踊っている。

ジャン・・・・・・・
 音楽が終わった。裕子はまだ状況がわからない。
なんのためにこんなことをしたのか・・・・。
圭織がいった。

「裕ちゃんの場所は、裕ちゃんじゃないと入れないし、
裕ちゃんのダンスは裕ちゃんにしかできないんだよ。
無理しないで、ゆっくり回復して。
裕ちゃんがいない間、ぽかんって開いた『裕ちゃんの場所』が
寂しそうだよ。」
にこっと笑って、裕子に言った。

「圭織・・・みんな・・・なっ・・なんや・・こんな嬉しいこと
してくれるんか・・・?ほんま・・でも・・
へったくそなダンスやなぁ・・・」
嬉し泣きで素敵な笑顔を見せた裕子がいた。
他のメンバーも、裕子を全員で抱き締めた。
「うっ・・うっ・・」
16 名前:蝉女 投稿日:2000年06月29日(木)10時30分24秒
1ヶ月後-------------

「ほらほらー!!まーた間違ってる!!!」
裕子の元気な声がレッスン中に響いていた。
ダンスの先生も、「この人がいてくれたらわたしはいらないんじゃないの?」という
笑みを浮かべて、その様子を見ていた。
何より嬉しそうだったのは、いつも叱ってくれる、ダンスの上手な「裕ちゃん」を
見守る裕子以外のメンバー全員の顔だった。


終わり
17 名前:蝉女 投稿日:2000年06月29日(木)10時31分53秒
あー・・朝からばっとかいてばっと終わっちゃった。
こういう話、かいてみたかったんだ☆☆
ではまた。
18 名前:たこくん 投稿日:2000年06月29日(木)10時49分13秒
      きてくらさい    あんたちゃんとしゃべり
           ∨       ∨
          ∩ ∩    ∧ ∧
         (´D`)    (´∀`)
         ( : )    ⊂ : )
          U U     U U
19 名前:たこくん 投稿日:2000年06月29日(木)10時50分53秒
しっかりした後藤らしからぬ後藤が見物でした(笑)
20 名前:蝉女 投稿日:2000年06月29日(木)13時51分21秒
アサヤンとかで「ん?ん?」とかしかいわない真希ちゃん・・
緊張で噛む真希ちゃん・・・作り笑いモロバレの真希ちゃん・・
全部ご贔屓です・・・(謎

そうそう、前のでは真希ってよんでたのに、今回のは後藤になってるのに
気付いてくれたッスかー?

はぁ、次なにかこう。
21 名前:HN未定 投稿日:2000年06月29日(木)16時04分05秒
中澤中心は久しぶりだなあ・・・。
しかも中澤中心で感動もの小説っていうのは初めて見た。
15がめちゃ感動的だったけど、なんでそこだけあげて書いたんですか?
何か理由が・・・?

とにかく、ええ話でした。最近の2chでは得られない感動をもらいました・・・。
22 名前:切なの国 投稿日:2000年06月29日(木)21時18分41秒
いや〜、すがすがしい作品をどうもです。
娘。の熱い絆を垣間見えたようです。
次回作、期待してます!
23 名前:たこくん 投稿日:2000年06月29日(木)23時37分24秒
中澤が最近辻と仲がいいらしい(ANN-S情報)
中澤の辻のものまねは似てました(笑)
まぁそんなとこで
24 名前:蝉女 投稿日:2000年06月30日(金)10時16分10秒
HN未定>>あ、下げるの忘れただけッス・・・笑
     かきためてたわけじゃなく、その場で書いて
     送信してたからあせっちゃった。

切なの国>>もうちょっと中澤メインで長くかきたかった
      んだけどねぇ・・勢いあまって終わっちゃった 笑

たこくん>>やっぱ関西弁は書きやすかった。しかも京都。
      うへうへ ののたん可愛いね。
25 名前:たこくん 投稿日:2000年06月30日(金)18時18分29秒
しかし中澤姉さんって京都福知山っていってもなんか
そんな京都っぽくかんじへんね?普通の大阪弁とかわらん気がする、、、
俺、大阪やけど違いがよーわからん、つーか偏見もってるんかな(笑)
ののたんはやっぱ女の子から見てもかわいいっすか、でしょうね
いいよね、てへてへ

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