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小説『逆ドッキリ!? 娘。人間性クイズ』

1 名前:黄色い狛犬 投稿日:2000年07月03日(月)19時18分32秒

昨日の雑談スレで、なんか妄想してたら、頭の中で始まっちゃいました。
今後ともどうぞ、よろしく。

※トリガーとなった発言は、007様の

>我々の身内では「モーニング娘。のお笑いウルトラクイズ」にすべき
>だったという見解なんですが。人間性クイズとかやって(笑

です。
では、今回も密かに行きます。
2 名前:黄色い狛犬 投稿日:2000年07月03日(月)19時19分41秒

プロローグ

『スーパースペシャル2000〜ハロープロジェクト大集合!』って企画で、私たちはハワイに来ていた。
初日、浜辺での大騒ぎが終わり、夕食後ロビーでくつろいでいたら、プロデューサーから「今夜のスペシャル企画」って言われて、企画書を渡された。もう眠いんだけどな。

表紙には『逆ドッキリ!? 娘。人間性クイズ』とある。
薄っぺらい企画書をパラパラめくると、

※レズ疑惑!? 後藤、貞操の危機!!

「後藤の部屋に、深夜、仕掛け人が訪問。実はレズだったことを明かし、後藤に迫る。あたふたする後藤のリアクションをとる」

そう書いてあった。次のページに、

※逆ドッキリ!? 後藤の逆襲!!

「前ページの企画書のみ、仕掛け人に渡しています。後藤さんは、自分も同じレズだ、と告白して、仕掛け人に迫って下さい。その仕掛け人のリアクションをとります」
3 名前:黄色い狛犬 投稿日:2000年07月03日(月)19時20分24秒

合計、4ページ。
なんか、娘。人気頼りの簡単な企画だなー、って思う。
しかも、これ、誰が仕掛け人か分かんないじゃない。平家さんとか裕ちゃんが騙され仕掛け人だったら、私の方が、洒落になんないと思うんだけど。

プロデューサーさんに、部屋の鍵を貰った。
最上階のスイートの部屋だ。
「うっわー。景色キレー」
私が割り当てられていた部屋よりも全然広くて、しばらくベッドで転がったり飛び跳ねたりして遊んだ。
落ち着いてきてから、よ〜く探すと、小さなカメラがあっちこっちにあった。

まあいいか。
誰が来るか分かんないけど、ちゃんと監視してもらえてるみたいだし。
明日も早いから、もう寝よ。
きゅ〜。
4 名前:黄色い狛犬 投稿日:2000年07月03日(月)19時20分47秒

〜〜前置き〜〜

ここに、一本のテープがある。

ラベルには、黒マジックで『逆ドッキリ!? 娘。人間性クイズ』と書き殴られている。

6月24日のNTVの放送を見た人なら、そんなコーナーは無かった、と思われることだろう。

『逆ドッキリ!? 娘。人間性クイズ』とは、放送されることのなかった、幻の企画なのだ。

マスターテープは焼却され、娘。たちを含む関係者全員に箝口令が布かれた。
この企画に関係するすべては闇に葬られたはずだった。

とある若手スタッフの、コピー……つまり、この、唯一のテープを除いては。

前置きが長くなった。
それでは、幻の企画をご覧頂こう。
5 名前:黄色い狛犬 投稿日:2000年07月03日(月)19時21分16秒

1 広間にて

「さあ、今、夜の11時です。後藤さん、眠ってしまったようですねえ。これから騙されるとも知らずに」
モニターを覗き込み、藤井アナが、マイクを手に、興奮気味に話す。
いいぞいいぞー、と矢口が合いの手を入れる。

ハロプロのメンバーたちは、大広間に集合している。暗くなった、後藤の部屋の様子が、ずらりと並んだモニターにいろんな角度で映っている。

「さて、今夜の企画を説明いたします。こちらで用意した仕掛け人に、今から、後藤さんの部屋を訪問してもらいます。その目的は……」

カメラの前に顔を寄せ、ヒソヒソ声で、

「後藤さんを、誘惑してもらうためです!」

いや〜ん、と可愛いっぽく悲鳴をあげる中澤。
矢口と抱き合って喜んでいる。
「あんたら、こんなんメッチャ好きやなあ」
平家のみ、テンションが低い。
6 名前:黄色い狛犬 投稿日:2000年07月03日(月)19時21分45秒

「題して『レズ疑惑!? 後藤、貞操の危機ィ〜!!』」

ドンドンドン、パフパフ〜、と鳴り物の口まねをする藤井アナ。
「誰が仕掛け人なの〜」
間延びした声は、飯田だ。
「なんだったら、かおりが行くよ〜」
それはダメ、それはダメ、と安倍が笑いながら飯田を引き留める。

「仕掛け人が誰なのか? 気になりますね、気になりますね〜」

藤井アナが、広間の中をぐるりと見渡す。
はやくしろ〜と叫んだのは矢口だ。

「はいっ、では紹介します。特別ゲスト、今回の仕掛け人さん、どうぞ」

「しんのすけだゾ〜」

なぜか黄色のジャージ――ピンチランナーのユニホームで、足取り軽く、ショートカットのボーイッシュな少女が、扉を開けて入ってきた。

「市井紗耶香さんですッ!」

照れながら、片手をあげて駆け足で入ってきたゲストにヤジが飛ぶ。

「お前、この前卒業したばっかじゃねえか」
「ハワイ来てたんだ〜」
「ごっちんはもうウチのもんやねんで」
「なんでやねん」
7 名前:黄色い狛犬 投稿日:2000年07月03日(月)19時22分08秒

藤井アナが、カメラに寄る。

「実は、市井さんも、ちゃ〜んと空港から付いてきて頂いてたんですね。証拠のシーンをどうぞ」

※ここで、編集されたシーンが挿入される。出発ロビーで歩いている娘。たちの遙か後方、一般客に混じって、ダブルピースしている市井の姿がズームアップされる。

「はい、そういう訳だったんです」
分かんねえよ〜、なんだよ〜、と矢口。

「市井さん、どうですか今の心境は?」

藤井アナに、マイクを突きつけられる。

「いや〜、ドキドキっすよ。でも、ガンバって後藤をオトします」

ガッツポーズをとる市井。

「紗耶香、オトコマエだよ〜」
飯田の言葉に触発されて、オトコマエコールがわき起こる。

「静かに、しずかに〜」

藤井アナの制止も聞かず、盛り上がる娘。たち。
8 名前:黄色い狛犬 投稿日:2000年07月03日(月)19時22分30秒

「もういいです。進行しましょう。市井さん、これをどうぞ」

電話を渡される。
市井は、後藤の部屋をコールする。

「お、部屋の電話、鳴っとるで」

中澤の声に、騒いでいた娘。たちも静まり返る。モニターに、視線が集中する。

後藤が、のそのそと、ベッドのそばの受話器を取る。
『ふぁい、もしもしぃ』

(出た、出た)と市井のそばでヒソヒソ声で耳をそばだてているのは、満面笑顔の保田だ。
「……後藤? 元気だった?」
『ええっ、市井ちゃん?』
モニターの中の後藤は、跳ね起きてベッドに正座した。片手には枕を抱えている。
『市井ちゃん、どうしたの? 国際電話なのこれ?』
「ううん、今、ロビーに来てるんだ……。今から、そっち行っていいかな?」
『えーっ』
後藤はキョロキョロと部屋を見渡す。
(どうしよう……)
とか小声で言っている。
そして、なにかに気づいたかのように、はいはい、と首を上下に振って、
『うん、来て。待ってるよ』
そう答えた。
(ごっちんのリアクション、よーわからんなあ)
(ある意味、辻と同じ方向だよね)
ヒソヒソと話をする娘。たち。
「うん。じゃあ、これからそっち行くよ」
市井は電話を切る。
娘。たちは、我慢していたのだろう、一気にどっ、と笑ったり叫んだりし始めた。
9 名前:黄色い狛犬 投稿日:2000年07月03日(月)19時22分54秒

そんなメンバーたちをもう藤井アナは無視して、
「では、市井さん、行ってらっしゃい」
「まかせてよ」

みんなの万歳に送られて、市井は出ていった。

「さて、みなさん」
藤井アナは、娘。たちを振り返り、声を作る。
「さっき言ったドッキリ企画、『レズ疑惑!? 後藤、貞操の危機!!』は大ウソ、だッ」
ええ〜っ、なにそれ〜、藤井ウソばっか〜、と非難の声があがる。

「真の企画、それは『逆ドッキリ!? 娘。人間性クイズ』だあっ」

藤井アナは企画の説明をする。
本当に騙されるのは、市井紗耶香であること。
後藤は、どこまで市井に迫れるかをこれからクイズにすること。

「どこまで、ってどこまでなんですか?」

中澤が手をあげる。

いい質問です、と藤井アナ、パネルを提示する。

1、市井にすぐバレる。
2、手をつなぐところまで。
3、キスするところまで。

きゃー、と安倍が歓声をあげる。
飯田が、その3番の下に貼ってある紙は何なんですかー、と一本調子で言う。
10 名前:黄色い狛犬 投稿日:2000年07月03日(月)19時23分15秒

「いいところに気づきました。4番は――」

4、……。

「なんだよ、てんてんってー」
矢口の声に、そんな、ゴールデンでそこまで言えません、と生真面目に返す、藤井アナである。

「えっとねー、キスの次はねー」

辻が、突然声を出す。

「んー、何かなあ。テレビで言えることかな〜」
優しくツッこむ中澤である。

「ハダ(ピ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜)」
ダメじゃん、とひっくり返る飯田。
圭織しっかり、しっかりして、と矢口に背中をさすられるも、笑いの止まらない様子。
「飯田さん、壊れました〜」
つっけんどんに、中澤は言った。
11 名前:黄色い狛犬 投稿日:2000年07月03日(月)19時23分40秒

とりあえず、三色の代表が、それぞれの番号を指名することになった。

黄色は、安倍だ。二番。
「ごっちん、手、つなぐくらいまでは行くんじゃないの? 教育係だったんだし」
よく分かんねえ〜、と矢口からヤジが飛ぶ。

青色は、飯田。一番。
「やっぱ、紗耶香はごっちんよりも大人だから、すぐにばれちゃうと思いました」

赤色代表は、やはり、中澤である。
「なんや、もうキスかそれ以上しか残ってないやんか。ええんか? そんなん、放送出来るんか?」
そう言って、四番を宣言した。
本番やるのかよ〜とまたしても矢口のヤジ。
レディがはしたない、と中澤に言われ、オホホ笑いの矢口。

モニター画面に動きがあった。
後藤が、扉に向かって走った。

「いよいよ、市井さん、到着のようです」

藤井アナが、緊迫したようすでカメラに向かってオーバーアクションで言い放つ。

「それでは、『逆ドッキリ!? 娘。人間性クイズ』スタートです」
12 名前:黄色い狛犬 投稿日:2000年07月03日(月)19時25分21秒

またしても、そう、またしてもイチゴマなのです。今週は(というか明後日)社内試験なんで、連続更新は出来ませんが、気長にお付き合い願います。ではでは。
13 名前:やまもっちゃん 投稿日:2000年07月03日(月)20時59分52秒
すごいっ!!狛犬さん、面白いですー。
ついつい顔がニヤけちゃいました。
なんかこっちの企画を放送してほしかったな(爆)
14 名前:黄色い狛犬 投稿日:2000年07月03日(月)21時21分45秒
いきなし修正です。
市井ちゃん登場時のピンチランナーのジャージの色は、ダイダイです。
突っ込まれる前に、自己申告。
15 名前:I&G 投稿日:2000年07月03日(月)21時46分58秒
昨日の雑談スレでここまでのネタを書けるとは・・・すごい!
さすが黄色い狛犬さま。
社内試験がんばってください。
そしてはやく更新をーーーーーーーー。
16 名前:名無し職りん 投稿日:2000年07月03日(月)22時45分47秒
ありゃーここで終わりっすかぁ・・・?
相変わらず憎いのぉ、狛犬さんのやることは・・・。
Mr.帝国の逆襲と呼んであげよう。(笑)
(Mr.バック・トゥ・ザ・フューチャー2でも可)
17 名前:メルボルン 投稿日:2000年07月04日(火)02時17分53秒
うぎゃ〜!!
凄い気になる、続きが。
最近、実際のいちごまより黄色い狛犬さんが描く
いちごまの方が好きになってきた・・・。
18 名前:職@反省ヤメ 投稿日:2000年07月04日(火)02時35分56秒
>メルボルンさん
そう、私も同じ。(笑
19 名前:いちごまん 投稿日:2000年07月04日(火)05時22分22秒
くぅーー、続き気になるよぉ
>>16 職さん
Mr.Back to the future 2に激しく同感です(藁
20 名前:すねかじり 投稿日:2000年07月04日(火)10時42分39秒
ビートたけしのお笑いウルトラクイズを思い出すな〜。
腹を抱えて笑った頃が懐かしいです。
これから展開がどうなっていくのか楽しみで仕方ないです。
21 名前:黄色い狛犬 投稿日:2000年07月04日(火)18時43分39秒

明日は試験なんだが……。
しかし、更新はするのだった。
そんなダメダメな俺。ゴー!!
22 名前:黄色い狛犬 投稿日:2000年07月04日(火)18時44分07秒

sweet-sweetroom(1)

モニターが、部屋の内側からの扉を映している。下から見上げるアングルで後藤が画面に入ってくる。
扉を開ける前に、胸の辺りに手を当てて、深呼吸する後藤。
『よし』

「よしだって」
広間でも、なぜかヒソヒソ声になっている。
「れずってなんですか?」
「あいぼん、しーっ」
飯田に注意され、口をきゅっ、とすぼめる加護。
「加護、こっちおいで。レズがなんなんか教えたるわ」
「あいぼん、こっち来ちゃダメだよ〜。襲われるよ〜」
相変わらず中澤に抱きついて、ケラケラ笑っている矢口である。

『へへへ、来ちゃったよ』
はにかむような笑顔の市井。後藤の表情は、モニターからは背になっていて見えない。
『市井ちゃん、入って』
くるっ、と身体をかえして、モニターから外れる後藤も、ニヤけるような笑顔だった。

「微妙な雰囲気やな」
平家が、あごに手をあてて評する。
「密会現場の隠し撮りみたいだよ」
安倍も、真剣な表情で画面に見入っている。
23 名前:黄色い狛犬 投稿日:2000年07月04日(火)18時44分46秒

『急に来て、ゴメンね。びっくりした?』

『びっくりしたよ〜、市井ちゃんもこっち来てるんだったら、教えてよね。最終日、時間あるみたいだから、一緒にショッピング行こうよ。100万円、絶対とるからさ』

早口の後藤。

ベッドを斜め上から見下ろす構図のモニターに切り替わる。2人はベッドに腰掛けて、ぎこちなく会話している。

「なんか、2人、ぎくしゃくしてるね」
プッチモニで一緒に活動してきた保田は、2人のしどろもどろさに違和感を感じているのだろう。
「まあ、どっちもお互いを口説くつもりやからなあ。初々しゅうてエエやん。それよりも、ごっちん、部屋の電気つける気ないみたいやな」
薄暗い部屋に、2人。橙色のジャージ姿の市井と、ジャミロクワイのトレーナーとズボンの後藤。

開け放たれた窓から、眼下のネオンが、チカチカと2人を照らしている。
ため息が出るほど綺麗で、それでいて、どこかもの悲しい。

「こんなところで誘惑されたいねー」
矢口がうっとりと言う。
24 名前:黄色い狛犬 投稿日:2000年07月04日(火)18時45分13秒

『後藤とは、久しぶり……でもないよね。元気してた?』
後藤はベッドのふちで、足をブラブラさせて、
『元気じゃないよ』
拗ねたように言う。
『体調、悪いの?』
ふるふる、と首を振る後藤。
『じゃあ、なによ』
なんでもない、とつぶやく後藤。
『なんでもないじゃ分かんないじゃない』
なんでもないもん、とうつむきながら、唇をとがらせる後藤。

「完全に、甘えモードやな。企画、忘れてるんとちゃうか?」
平家がヤレヤレ、と肩をすくめて言う。
「ごっちんは大人びて見えるけど、中身は子どもだ、って紗耶香言ってたもんねえ」
保田も、腕を組んで、年下の2人のやりとりを見ている。

「このままでは進まないので、部屋に電話してみましょう」
無粋な藤井アナは、手にした携帯電話で、後藤の部屋を呼び出す。

『あ、電話だよ』
市井にうながされ、ベッドに寝っころがるようにして電話に出る後藤。
『はい、もしもし』
「後藤さん、藤井です」
『あ、こんばんは』
「今日の企画、分かっていらっしゃいますよね?」
『うん……』
「このままでは、企画だおれになってしまいます。よろしくお願いしますよ」
『はい、わかりました』
25 名前:黄色い狛犬 投稿日:2000年07月04日(火)18時45分35秒

モニタでは、電話を切った後藤は、そのまま枕に頭を押しつけて、起きあがらなかった。
『誰だったの?』
首だけ振り向いて、市井と話す後藤。
『マネージャーさん。遅刻しないように、って釘刺されちゃった』
『なによ後藤。アンタ、最近、また遅刻グセ出てきたの?』
『そんなことないよ。市井ちゃんのいいつけ、ちゃんと守ってるよ』

しばらくの沈黙。
「この辺りは編集でカットですね」
と藤井アナに話しかける中澤。
テレビカメラは、座ったままうつらうつらし始めた、加護と辻の表情を抜く。

『ね、後藤。今日、ここに来たのはさ、大切な話があったからなんだ』
市井が、ベッドに座り直す。
後藤の身体が、びくん、と硬直する。

「動き出したよ」
途端に身を乗り出す娘。たち。
「告白が来るよ〜。ごっちんも、知ってる分余計にドキドキだろうねぇ」
さっきまで眠そうにしていた安倍が、モニターの一番前に陣取って言う。
26 名前:黄色い狛犬 投稿日:2000年07月04日(火)18時45分58秒

『あのさ、後藤……驚かせちゃうと思うんだ。でも、真面目に聞いて欲しいの』
『……うん』
暗い部屋なのに、2人がどちらももひどく赤面しているのが分かる。
「あー、もう、2人とも可愛いなあ」
「裕ちゃんにもこんな頃あってんやろな」
「そんなん、みっちゃんかて遙か昔やん」

『私さ、ホントは、女が好きなんだよね。巷でいう、レズってヤツ?』
市井は、反応を見るように、後藤の顔を覗き込んでいる。
『……後藤が、イヤだったら仕方ないけど、今夜、一緒にいて欲しいんだ』

「言ったぁ〜〜〜」
藤井アナが叫ぶ。
娘。たちも叫ぶ。
「きゃ〜〜」
「紗耶香オトコマエ〜〜」
「一緒にいる〜」

藤井アナはマイクを握りしめて、カメラに話す。
「さあ、ここまでで第1段階です。市井さんは、後藤さんをダマしている、と考えていることでしょう。しかし、ここから第2段階が始まるのです!!」

「って、ごっちん、うまくやれるんかあ」
27 名前:黄色い狛犬 投稿日:2000年07月04日(火)18時46分22秒

市井は、後藤に背を向けるように座った。
別の角度から、違うモニターが市井の表情をとらえる。笑いをこらえている。

と、後藤のすすり泣く声。
市井は驚いた表情で、振り返る。
『どどうしたの後藤。ビックリさせた? ゴメン、ゴメンね』
あたふたする市井。
後藤は声にならないようで、ただうつむいて泣いている。
『ええーっ? なんで泣いちゃうの、私、ひどいこと言っちゃった? 泣かないでよ、ゴメンてばぁ』
オロオロと、頭を撫でたり、顔を見ようとしたり。
ううん、と首を振る後藤。
『私、嬉しかったんだ』
パキン、と。
硬直するのは、今度は市井の番だった。

「うまいっ、ごっちん、なんてうまいんだ」
中澤がのけぞって笑う。
こいつ、14じゃないよ〜、と矢口も大喜びだ。
安倍と保田は興奮を持て余し気味で、抱き合ってぴょんぴょん飛び跳ねている。
飯田だけが、じっとモニターを見据えている。
「飯田さん、飯田さん。目が怖いんですけど」
平家のツッコミにも反応がない。
28 名前:黄色い狛犬 投稿日:2000年07月04日(火)18時46分47秒

市井は、まだ硬直して、動けないでいるようだ。
後藤は、するっ、とベッドを抜け出して、
『私、シャワー浴びてくるね』
と、バスルームに入っていった。

「女の顔だよ、今、女の顔した」
モニターを指さして、何か重要な発見でもしたかのように飯田は皆にアピールする。

広間の娘。たちを撮影しているテレビカメラが、まだ一言も発していない吉澤と石川の表情をとらえる。
吉澤は、無表情だ。耳が少し赤いが。
石川は、なんだか潤んだような瞳で、口元をへの字にしてモニターに集中している。

部屋の中で、まだオロオロしていた市井は、ベッドわきの電話に手をのばした。

藤井アナの手元の電話が鳴る。
29 名前:黄色い狛犬 投稿日:2000年07月04日(火)18時47分10秒

「はい、もしもし」
『藤井さん、市井ッスけど』
「市井さん、どうかなさいましたか?」
『後藤、今、シャワー浴びてます。その気になっちゃったみたいなんですけど、どうしましょう』
藤井アナは、ハンサムな顔で、
「ん〜、続けて下さい!」

安倍が、電話口の横から、
「頑張れ紗耶香、暖かく見守ってるぞー」
笑いながら言う。嬉しそうだ。

『藤井さん、もう乱入してきて下さいよ〜』
ピッ。
藤井アナは、電話を切った。

モニターの中では、市井が受話器を手にしたまま「なんだよ〜」とかつぶやいている。
30 名前:黄色い狛犬 投稿日:2000年07月04日(火)18時47分49秒

部屋に取り残された市井のオロオロぶりがおかしいのか、娘。たちは、ずっと笑い転げていた。
「ちくしょう、ちくしょう〜、楽しいよお〜〜」
矢口が笑いすぎて、涙を流している。

やがて、画面の中の市井がビクッ、とバスルーム方面に目をやった。
別のモニターに切り替わる。ガチャッ、と扉が開いて、タオルを身体に巻き付けただけの後藤が、姿を現した。
濡れた髪が、ほんのりと上気した肌にはりついている。

「うっわー、大サービスじゃん」
「ごっちんやりすぎ〜」
「テレビを見てるみんな、ビデオ録画開始だよ」
「辻と加護、あんたらそろそろ部屋戻って寝え」

『市井ちゃん……』

後藤の背中ごしに、腰の引けている市井の姿が映っている。正面からのカットはないので、どんな表情で市井に迫っているのかは分からない。
そして、後藤は、自分の身体を隠しているタオルの結び目辺りに手をかけ、

ここで、モニターを見ていた藤井アナがテレビカメラに振り返る。
「さあ、盛り上がってまいりました。『逆ドッキリ!? 娘。人間性クイズ』続きは、CMのあと、スグ!!」

(続く)
31 名前:黄色い狛犬 投稿日:2000年07月04日(火)18時48分18秒

なぜ、ハロプロ大集合なのに娘。と平家しかいないのか?
その疑問は、俺も持っている。だけど、妄想の中には、ココナッツとかボンバーとか(あと誰だっけ?)は出てこないのだ。だから、いいのだ。
#りんねが来てたら、圭織と絡ませるんだけどね。

それでは、また。
更新したら逢いましょう。
32 名前:23 投稿日:2000年07月04日(火)21時12分03秒
黄色い狛犬さんおねがいします。サインください。
もうがまんできません。狛犬さんの追い掛けになるいきおいです。
いちごまより、狛犬さんがすきだ!!断言できます!
33 名前:メルボルン 投稿日:2000年07月04日(火)22時20分24秒
うあああああ。
アップされてるよ〜。
あっ、俺もサイン欲しいです。
34 名前:ごんた 投稿日:2000年07月04日(火)22時22分53秒
気になる!!
メチャメチャ続きが気になるよぅ!!!!
35 名前:名無し職りん 投稿日:2000年07月04日(火)23時17分43秒
さすが、Mr.Back to the future 2 だなぁ・・・。
最近はなんかこういうところで悶えさせられるのが快感に
なってきたかも・・・。(わら
36 名前:いちごまん 投稿日:2000年07月05日(水)02時17分18秒
もはや私は狛犬殿の奴隷さ・・・(わら
37 名前:1515 投稿日:2000年07月05日(水)07時18分23秒
もう試験勉強も手につかない感じ。
38 名前:すねかじり 投稿日:2000年07月05日(水)11時37分02秒
入試勉強も手につかない・・・。
39 名前:名無しさやりん 投稿日:2000年07月05日(水)13時21分51秒
40 名前:名無しさやりん 投稿日:2000年07月05日(水)15時47分15秒
試験の結果も気になる今日この頃(わら
41 名前:黄色い狛犬 投稿日:2000年07月06日(木)00時14分14秒

やっとテスト終わった。
気分一新、小説も更新。
つまり、試験だろうが何だろうが、普段となにも変わらないってコト。
それでは、、こっそりゴー!!
42 名前:黄色い狛犬 投稿日:2000年07月06日(木)00時14分53秒

sweet-sweetroom(2)

『ちょっと待った』
タオルに手をかけた後藤を、市井は制止した。
ベッドを下りて、後藤の肩に手を置いて、
『もっと自分を大切にしなきゃ』
とか言いながら、部屋の中をうろつき始めた。

「紗耶香、何してんだろうね」
モニターを見ている保田が、不審そうに言う。

と、突然、モニターの画面が消えた。

「あれ、消えちゃった」
「こっちもだよ」

ずらっと並んだモニターが軒並み真っ黒になっていた。

「っていうか、消されたっぽいね」
「なに、今回の企画、終了なん?」

娘。たちはガヤガヤと、勝手に喋り始めた。

矢口はニヤニヤしながら、
「モニター消して、なに始めるつもりなんだろね〜」
と小声で言った。

『後藤に、謝んないといけないことがあるんだ。本当は、これ、ドッキリ企画だったの。……後藤が、本気にさせたんだからね』
『……あ、市井ちゃん……』
43 名前:黄色い狛犬 投稿日:2000年07月06日(木)00時15分54秒

娘。たちは、一斉に顔を消えたモニターに向ける。
「声は聞こえるよ」
「これだよこれ、このモニターだけ、生きてるみたい」

天井からの視点のモニターと、音声が生きているようだ。

中澤、一人振り返り、トホホ顔で、
「紗耶香、消し忘れてるで……」
つぶやく。

「ねえ裕ちゃん」
安倍が中澤に話しかける。
「これ、中止させた方がいいんじゃないの? なんか、シャレになんない感じなんだけど」
中澤は腕を組んで、
「それはウチも考えてんけどな。ここで中止させると、赤組にポイントが入らんからなあ」
「まだそんなこと言うてんのか」
平家がツッコミを入れる。

わかったわかった、と中澤は、藤井アナを含む男性スタッフ全員を、モニターの後ろ側に移動するよう指示した。あと、モニター本体の録画もストップさせた。

「このモニターを見られるのは、娘。だけや。……あとな、みっちゃん、子どもたち、部屋に送ったって」

平家は、不満をもらしながらも、辻と加護を連れて広間を出ていった。
44 名前:黄色い狛犬 投稿日:2000年07月06日(木)00時16分49秒

モニターの前から追い出された藤井アナは、仕方なく、モニター画面の見えない場所から、アナウンスを始める。

「さて、だんだんあやしい展開になってまいりました。私、藤井は、残念ながら今後の展開を実況することが出来なくなっております。現在、稼働を続けているモニターは、これ一台です」

背を向けたモニターを指し示す。その向こう、娘。たちが一種、異様な雰囲気で画面に魅入っている。

テロップが入る。

※※※以降のシーンは、2人の将来のため、音声と娘。たちのリアクションのみでお楽しみ下さい。※※※
45 名前:黄色い狛犬 投稿日:2000年07月06日(木)00時17分43秒

『市井ちゃーんッ』
『わああっ』
『へへへっ、押し倒しちゃった』

娘。全員がざわめく。
「ごっちん、飛び跳ねたらアカン。タオルの隙間から見えてる、見えてるって」
中澤が片目を手で隠して言う。

『……いい?』
『市井ちゃんに、胸、触って欲しいよ』

「ゆさゆさだね」
「すごいね〜。あんな姿勢だと、あんなに大きくなっちゃうんだ」
「紗耶香さあ、馴れてるよ。レズって本当だったりしてね。ん? よっしー、どしたの? 顔、赤いよ」
「……大丈夫です」
吉澤は、自分の身体を抱きしめて、モジモジしている。

『……ゅん』

さっきまで黙ってた石川も、ブツブツつぶやいている。
「そんな、互い違いに、あんなこと、紗耶香さん、えええっ」

『後藤……』

「紗耶香って、土壇場では、やっぱ教育係なんだね〜」
矢口が、うわずった声で言う。
全員が、うわっ、と声にならない反応をする。

『後藤、触るよ』
『うん……』

「市井さん、それはあきません。そんなところにそんなもん無理やって、痛い、痛いからあかんって」
戻ってきた平家が小声で言っている。

『市井ちゃん、くすぐったいよ……』

「くすぐったいんかい!」
46 名前:黄色い狛犬 投稿日:2000年07月06日(木)00時18分14秒

『後藤……可愛いよ……ホント、可愛い』
『市井ちゃん……』

中澤が、モニターに手をのばす。プツッ、とモニターが消える音がする。

「ああっ、なんで裕ちゃん、消すべさッ」
皆が、一斉に中澤に非難の声をあげる。
「これからは、ごっちんと紗耶香のプライベートや。のぞき見はやめとこう」
「そだね。なんか、興奮してみんなおかしくなっちゃってるよ」
飯田が、深くため息をついて言う。

ナレーションが入る。
『それから三十分の間、娘。たちは悶々と過ごしました』
(悶々と過ごす、早送り画像)

「いや〜、機材のトラブルみたいで、モニター、消えちゃったでしょう。仕方ないんで、企画はそこで中止にして、後藤と思い出話してたら、ついつい話し込んじゃってさあ、遅くなっちゃったよ。ゴメンね〜」
市井が、足取り軽く、説明口調で、広間に戻って来た。

娘。たちが市井に冷たい視線を飛ばす。
47 名前:黄色い狛犬 投稿日:2000年07月06日(木)00時19分07秒

「あれ? どうしちゃったの、みんな」
「紗耶香さあ、全部モニタに――」
中澤が、さえぎる。

「紗耶香、出ていったときと、はいてるズボンが違うで」
「え?」
橙色のジャージの上に、赤いラインの入った、黒いズボン。

中澤は、手をパンパン叩いて、大きな声でみなに言う。
「はいはい、今日の収録は使えません。赤組のポイントはまぼろしに終わりました。解散解散」

カメラは、撤収準備に入ったスタッフたちの姿をとらえる。

市井は、安倍を捕まえて、
「ねえ、なっち……。もしかして、全部、見てた?」
「ん〜、ほとんど。ははは」
笑ってごまかす安倍。
市井の顔が、火を吹いたように赤くなった。
48 名前:黄色い狛犬 投稿日:2000年07月06日(木)00時20分13秒

〜〜終わりの挨拶〜〜

公開されることのなかった、幻の企画の映像は以上ですべてです。

行為そのもののシーンは、収録されてはおりませんが、2人の関係は皆様にも容易に想像出来るものであったことだろうと思います。

このテープは、今日の公開を持って、処分致します。
ここにいらっしゃる皆様は、真実を知ることの出来た、一握りの幸運な方々です。
今回の出来事については、一切口外なされないよう、よろしくお願い致します。
すべては、ここにお集まり頂きました、みなさまの共同妄想でごさいます故。

本日は、ありがとうございました。それでは。
49 名前:黄色い狛犬 投稿日:2000年07月06日(木)00時20分52秒

エピローグ

早朝、目が覚めた。
すぐに昨晩のことを思い出して、顔が熱くなった。
トロトロと幸せな気分でまどろんでいたら、藤井アナがカメラさんを引き連れて、寝起きクイズの収録に入ります、って言ってきた。

あのドッキリは中止になっちゃって、その代わりの緊急企画なのだそうだ。

なんか、昨日のことが恥ずかしくて、頬が火照って、カメラをまともに見れなかった。きちんと喋ることも出来なくて、ぶっきらぼうになっちゃった。
市井ちゃんのジャージを私がはいていたところを撮られた時は、すっごく焦った。別に、昨日のことを指摘された訳ではないんだけどね。

市井ちゃんは市井ちゃんで忙しかったみたい。
あれから、すぐに帰国してしまった。

『後藤へ。いろいろあって、先に帰ります。私のジャージ、預けておくから、ちゃんと返しに来るんだぞ。おみやげも忘れないでね。じゃあ、日本で待ってます。市井紗耶香』

ってメッセージをフロントからもらった。
『日本で待ってます』ってフレーズが、なんか嬉しかった。
50 名前:黄色い狛犬 投稿日:2000年07月06日(木)00時21分39秒

最終日のショッピング。
ホテルのショッピングモールの小さなアクセサリー屋さんで、イルカをデザインしたピアスを二組買った。
これをおみやげに、市井ちゃんに逢いに行こう。

ドッキリの収録前には、市井ちゃんとこんなことになるなんて、夢にも思わなかった。市井ちゃんが、娘。を卒業してしまったら、もう接点がなくなっちゃう、って、ちょっとしょげてたんだ。

ホントは、逢いに行くのに、理由なんていらないんだよね。
でもさ「今日はなんの用?」なんて聞かれるのが怖かったし。

これからは、「市井ちゃんに逢いに来たんだ」って胸を張って言えるね。それでも市井ちゃんがイジワルして「だから、なんの用?」って聞いてきたら、「えっち……」って答えるんだ。
当然、そればっかが目的じゃないよ。ホントだよ。

早く帰りたいな。
市井ちゃんが待ってる日本に。

市井ちゃんに、早く逢いたいな。

(終わり)
51 名前:黄色い狛犬 投稿日:2000年07月06日(木)00時23分03秒

ワンアイディアで、原稿用紙40枚。小品ですな。
ま、たまにはこんなのもいいんではないでしょうか?
ではでは。
52 名前:名無しさやりん 投稿日:2000年07月06日(木)00時33分22秒
見っけ! 普段はあんまこっち来ないんで。
あいかわらずいいですねぇ。
細かい現実との対応だとか、セリフ回しだとか・・・
完全にマジファン(作者さんの)になってしまいました
次回作も期待しております。
53 名前:52 投稿日:2000年07月06日(木)00時34分27秒
あ、すいません、あげちゃいました。
もうしわけない。
54 名前:52 投稿日:2000年07月06日(木)00時35分22秒
ええっと、エンディングが出ないようになんか書いたほうがいいんですかね。
55 名前:52 投稿日:2000年07月06日(木)00時36分16秒
言ってるそばからまたあげてしまいました、慚愧に耐えません。
56 名前:職ちゃん 投稿日:2000年07月06日(木)00時37分32秒
あー面白かった!
パジャマの上下を取り違えるというのは
ひょっとして俺の妄想レスから出てるのかしら・・・。
57 名前:名無しさやりん 投稿日:2000年07月06日(木)00時37分49秒
もう3つぐらいですか
58 名前:52 投稿日:2000年07月06日(木)00時41分49秒
今度はスレ違いで書き込みしてしまいました・・・
どつぼ・・・
59 名前:メルボルン 投稿日:2000年07月06日(木)00時42分05秒
わーい。わーい。
また、寝れない夜が・・・。
60 名前:52 投稿日:2000年07月06日(木)00時43分16秒
皆様に多大な御迷惑をおかけしました、この辺でよさげなので退散します
本当に申し訳ありませんでした
次回作も期待しております
61 名前:I&G 投稿日:2000年07月06日(木)00時48分46秒
やっぱり狛犬さまの小説はいいですねー。
どれだけ更新を楽しみにしていたことか・・・。
でも、欲を言えばもう少し長くしてほしかった。
ということで、次回作期待してます。
62 名前:かいちょ@ROMってましたが感想を。 投稿日:2000年07月06日(木)00時49分03秒
身悶え中。
狛犬さんの描く世界の二人は、かわいすぎる!

いや、もちろん現実の二人もかわいいっすけど、、、
63 名前:かいちょ@読み返して思ったこと 投稿日:2000年07月06日(木)02時51分57秒
モニターのひとつと音声が生きてて、中澤はそのモニターを消した。
てことは、娘。たちが悶々としてた30分間、音声はずっと聞こえてたってこと!?
うおぉ、また妄想に火がついてしまったぜ(ワラ
64 名前: 投稿日:2000年07月07日(金)00時22分31秒
恐ろしい。狛犬さんあんた恐ろしいよ、、、
話が面白すぎる!
メンバーの特徴もしっかり出してる!
65 名前:名無しさやりん 投稿日:2000年07月07日(金)04時31分39秒
SPでも見直して妄想さして貰います!
66 名前:黄色い狛犬 投稿日:2000年07月07日(金)14時06分16秒
ありがとうございました。またどこかで逢いましょう。

発表の場を与えて頂いたfire7さんには、どけだけ感謝しても
感謝し足りません。
67 名前:狛犬さんの一ファン 投稿日:2000年07月14日(金)03時00分34秒
私も黄色い狛犬さんにはどれだけ感謝してもし足りませんよ。
良いモノを本当にどうもありがとう。
次回作を楽しみにしております。
68 名前:名無しさやりん 投稿日:2000年12月02日(土)23時25分25秒
ひさびさ あげ

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