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甘いあなたの味
- 1 名前:名無しさん 投稿日:2000年07月16日(日)20時03分44秒
- ・・・朝から喉がいがいがする。レコーディングは明日に控えているし、えらいこっちゃだ。
「ねぇ、後藤。飴ちょうだい」
笑顔で「好きなの取っていいよ」と、5個ぐらいポン!と渡される。実は・・・後藤には直接言ってないけど・・・その笑顔、めっちゃ好きなんだ。そんな事言ったら図に乗ってくるだけなので、あえて言わない。
「あー!ごめん・・・なんかみんな欲しいって言うからあげてたら無くなっちゃった」
「ないのぉ?」
がっくり。肝心なときに役に立たない。
「あ!あったよ〜。最後の1個だけ」
「ほんと?それ、ちょうだい」
「いいよ」
ニヤニヤしながら顔を近づけてくる。
ちょっと待て! あたしは「飴をくれ」って言ってるだけだろ? なんで頬に手をやる必要がある?
「・・・んっ」
唇の感触がしてすぐ、するり。と何かが口の中に挿入してくる。ついでに舌までも、入って来る。
こんなに甘かったっけ? いや、後藤のキスの味はなにかしら「味」がする。
あたしと違って「食い意地」がきついから・・・。ほんのり甘い日とか、ちょっと甘酸っぱい日とか。
ポテチの味がした日は、さすがにひいたけど。
甘い・・・甘い。メロンの味だった。今日のあなたはメロン味。メロンの味を発する固体を、お互いの舌で転がしあう。
時折触れる舌先に、心臓がキュンとなって鳴り止まない。
「・・・最後の、1個」
本当は、頭の中こんがらがってるだろうに。余裕かましてるよ。・・・・そういう所も、かわいかったりする。
さっきまで口の中でもごもごさせてたメロン味の飴。
最後の1個のおかげで、喉のイガイガもレコーディングの日にはすっかり治ってしまった。
「後藤〜、飴もらうよ」
「もうないよ」
それから2日後。また喉の調子が悪い。いつものように、後藤に催促してみる。
(こいつめ、確信犯だな。)
顔に出てるよ。また自分の舐めてる飴を口移ししたいんでしょ?
「あ、あるある・・・あったよ、市井ちゃん!」
ほら来た(笑) 急に顔がパーッって明るくなって。単純すぎるぐらい単純。
「あーっ!そうだ。なっち、飴持ってる?」
「うん、持ってるよー」
「ちょうだい」
ガーン。と、顔に書いてある。しょぼしょぼ・・・と、しおれかえる姿が、また見ていて可笑しい。
なっちにもらった飴も「メロン」の味がしましたとさ。
- 2 名前:名無しさん 投稿日:2000年07月16日(日)22時06分51秒
- かわいーね〜。
- 3 名前:名無しさん 投稿日:2000年07月16日(日)22時32分21秒
- これ、彩裕で見た事ある…
- 4 名前:名無しさん 投稿日:2000年07月17日(月)00時18分37秒
- おいらも彩裕で見た……
- 5 名前:これ、短編ですよね? 投稿日:2000年07月17日(月)00時25分58秒
- ちょっとかります。
最近、後藤はTVの中でとても自然な楽しそうな笑い方をする。
私がいた頃は・・・。私のこの真面目すぎる性格のせいで、後藤はもしかしたら
ずいぶん辛いおもいをさせていたのかもしれない。もう少し私が楽な性格だったら、
こんなに、グチャグチャ考える性格じゃなかったら・・。もっともっと楽しい毎日を一緒に
おくれたかもしれないのに・・。
後藤は私と一緒にいてたのしいのかな?もともと、あいつって物事難しく考えるタイプ
苦手そうだよなぁ。なんで、うちら一緒にいるんだろう?あたしはもう後藤の近くにいる
存在じゃないし、そろそろ距離をおいた方がいいのかもしれない・・。
といってもなぁ。あたしの後藤に対する気持ちはどこに行けばいいんだろう?
あー。また、頭いたくなってきた。
- 6 名前:さげるの? 投稿日:2000年07月17日(月)00時42分01秒
- >5
私がって…まさか市井本人!?
>3,4
彩裕?
- 7 名前:ちょっとだけかります。 投稿日:2000年07月17日(月)00時42分05秒
- 「なに、難しい顔してんの?」
「・・・・・・・・・・・・」
「ねぇ!市井ちゃんてばっ!」
「わっ!びっくりしたー。なんだ、え?どうかした?」
「どうかしたじゃないよー。なに自分の世界いっちゃてんの〜?ちゃんと画面みてた?
これ、市井ちゃんが見たいっていったんだよ。だからもってきたのに。」
「ごめん。ちゃんと見てたよ。後藤、髪の毛のびたね・・。」
「そんなの、今のあたし見ればわかることでしょ!もう、あたしだって久しぶりのオフなんだよ?
その中わざわざこうやってきてんのに。」
「・・・。だったら、断ればよかったんだよ。あたしだって無理にとは言わなかったよ・・。」
「なんか、その言い方ムカツク。市井ちゃんあたしに逢いたくなかったの?あたしは・・っ・」
むりやり、後藤の口をふさいだ。いつもはこんな形じゃキスなんかしないんだけど・・
なんかこう、後藤の全部を自分のものにしたくなっちゃって。ちょっと乱暴に押し倒してしまった。
少し長いキスをした後、後藤の目をみつめた。後藤の手があたしの腕をつかんでる。
少しだけ泣きそうな感じで、あたしの目をじっとみてる。
「なんか、いってよ・・。」
- 8 名前:名無しさん 投稿日:2000年07月17日(月)02時59分44秒
- >6
うん。
とある同人系の彩裕サイトで。
文もほとんど同じ。
違うのって名前くらいだから…
- 9 名前:名無しさん 投稿日:2000年07月19日(水)01時50分22秒
- >8
たぶん同じとこでしょう(ワラ
飴を持ってるのが彩っぺで、貰うのがリーダーの
話だった。
- 10 名前:名無しさん 投稿日:2000年07月19日(水)14時01分53秒
- >7
続き希望。
- 11 名前:文才なくてもうしわけないです。でも、せっかくなんで続き。 投稿日:2000年07月23日(日)22時23分05秒
- 「はぁ〜。」
あたしは大きなため息をついてしまった。そのまま、ゴロンと後藤から離れ仰向けに寝転がった。
「な、なに?いきなり?」
後藤が拍子抜けしたように起き上がり、あたしの顔をみてる。
「なんか、本当に今日の市井ちゃん変だね。なんかあったの?」
「なんもないよ・・。少しさ、疲れてるだけ・・・。」
後藤が訳わかんないといったふうに首をかしげる。違うよ、疲れてなんかいない。
後藤に聞きたいことがあるんだよ。でも、きーてどうしよう?もともと、うちらの関係なんてな・・。
「最近、仕事どう?」
あー、さぐりをいれるぐらいしかできないよ。
「どうって、相変わらず忙しいよ。歌以外の仕事も多いしねー。でも楽しいよ。」
その時、後藤のケータイがなった。
「もしもし?おー。久しぶりだねー、え?元気だったよー。そっちは?」
後藤はそのまま、四、五分話を続ける。私は一人取り残されたような気がして
その場を離れた。また戻ってきた時には後藤はもう帰る用意を終えソファに座っていた。
「なに?どうした?」
「悪いんだけど市井ちゃん・・真希もう帰るね。なんかさ、友達が久しぶりに
真希に逢いたいんだって。市井ちゃんも、今日は疲れてるみたいだし・・。」
「・・・。そうだね、せっかくの休みだもん。色々あるよね。なんか、悪かったな。今日は」
「ううん。久しぶりに市井ちゃんにあえてよかったよ。こっちこそ、中途半端な感じでごめんね。」
「タクシー拾えるとこまで送るよ。」
あたし達は特にたいした会話もしないまま道を歩いた。そして、タクシーを拾って、
後藤は乗り込んだ。
「バイバイ。また、電話するね。」
「うん。仕事がんばれよ。みんなにもよろしく。」
あたしは小さく手をふって後藤をみおくった。
- 12 名前:名無しさん 投稿日:2000年07月23日(日)22時52分19秒
- いいっす。おもろいです。
いちごまはいいね、やっぱ。
頑張れ!
- 13 名前:名無しさん 投稿日:2000年07月25日(火)07時48分20秒
- >11
まだ続くでしょ?
てか、どんどん続けて。おもしろいから。
- 14 名前:読んでくれてどうもです。暇潰しにもならないと思うけど、続きです。 投稿日:2000年07月27日(木)17時30分29秒
- タクシーの窓から流れる景色がやけに切なくなく感じる。あたしの感情の中にも
こんな気持ちがあったんだ。
あたしは、めんどくさいことがきらい。重い空気とか人に気を使うのも苦手だし。
だから、本当は最初市井ちゃんて苦手だったんだよね。
いつからだろう?市井ちゃんの照れたように笑う顔とかあたしにまじめな顔して
お説教しだす市井ちゃんを好きになったのは?
もともと、年が一番近かったから、色々相談とかにはのってもらってたんだよね。
その度に真剣にきーてくれたり、ふざけた感じで励ましてくれたり。
あたしは、市井ちゃんといると安心できたし心が安らいだ。でもそれは・・・
それは、好きとゆう感情とは違う。違うはずなのに、あたしはいつも市井ちゃんの笑顔を探していた。
- 15 名前:続き。 投稿日:2000年07月27日(木)18時05分00秒
- 流れる景色にも飽きてきた。この川を超えれば市井ちゃんの住んでいる千葉を離れ、東京にもどる。
目をつぶった。ふいに、コンサートの練習のことが思い浮かぶ。
休憩時間に二人でどっかのスタジオの屋上ではなしこんでたんだよね。
てゆーか、市井ちゃんが一人でしゃべってたんだけどさ。
市井ちゃんはあぐらをかいて、あたしは向かい合わせに体育座りをしてた。
市井ちゃんは真面目な顔して自分の好きな音楽について語ってた。ジャミロクワイがどーとか
最近レッチリをききだしたとか・・。はっきりいって、あたし興味なかったよ。
気付いてた?まったく・・市井ちゃん以外の人にそんな話されてたらたぶん逃げ出してたと思うよ。
マジに自分の好きなこと話す時の市井ちゃんの顔はホントかわいかったからね。
話には興味なかたけど、あたし結構いい笑顔しながら市井ちゃんの話しきーてたとおもうんだ。
そうそう、その次の日あたしジャミロクワイのCDかったんだ。結構よかったよ。
- 16 名前:続き 投稿日:2000年07月27日(木)20時38分35秒
- 時間はどんどん流れてゆく、きっともうあの時には戻れない。
市井ちゃんが娘をやめて、しばらくはとても悲しかった。でも、最近はもう慣れた。
たまに辛いことがあって、市井ちゃんが傍にいてくれたらなんていってくれるだろうとか
やっぱり考えることはあるけど、私は現実主義だからね・・・。
なんでだろう。涙がながれてくる・・・。きっともうあの時には戻れない。
あたしは今までどうりに楽しくこれからをやっていくよ。
今日市井ちゃんにあって、何かがとれたきがした。お互い見えないものに縛られるのはよくないよね。
市井ちゃんも、今日のお互いの微妙な変化にきっと何かをかんじてるはずだ・・・。
大好きだった市井ちゃんの笑顔はきっとこれから、大好きな友達の笑顔にかわる。
- 17 名前:名無しさん 投稿日:2000年07月27日(木)22時49分22秒
- 二人を友達にじゃなく、恋人同士に戻してやってくれ〜。
かわいそ〜だ〜。
- 18 名前:名無しさん 投稿日:2000年07月28日(金)06時04分39秒
- この話の題名はなんですか?
- 19 名前:まだきめてないです。 投稿日:2000年07月28日(金)08時02分20秒
- 題名なんて考えてなかったです・・。そのうち、つくかも。
- 20 名前:名無しさん 投稿日:2000年07月30日(日)20時22分51秒
- あたしは疲れていた。なんかこう、身を削っている感じ。
あたしは、真面目すぎたんだと思う。将来のこととか、家族のこととか、彼氏のこと
小さな世界の中で聞こえてくる、くだらない噂話しも自分が生み出す勝手な不安も。
そしてなにより、本当の自分について何が一番大切なのか。
考えすぎだよって、圭ちゃんなんかはよくいってくれた。
でも、その当時のあたしは考えることが唯一の自分を守る方法だった。
まぁ、そんなこといっても結局仕事が忙しすぎていつも中途半端なままで
考えてることは消えてしまってたんだけど。
いつだったか、ダンスの練習の休憩時間にあたし一人外に出て、
建物の壁にもたれてぼーっと座ってた時、後藤がカップのアイスクリームを食べながらあたしのとこにやってきた。ちょうどその時も色々ごちゃごちゃと自分について考え事してた時だったから、なんであたしのとこくんのかなーってひどいことおもってたりした。
「おっす。市井ちゃん。なにやってんの?」
「なんもやってないよー。後藤、夏でもないのによくアイスなんかくえんなー。」
「だって、ダンス練習してたらあつくなるでしょ?おいしいよ、食べる?」
そういって、あたしの伸ばしてる足の上の座る。
「はい、あーん。」
「もう、いらないって。しかも、後藤おもい・・。」
「ひどいなー。最近市井ちゃん冷たいよ?」
アイスクリームを食べたまま、後藤が少しだけ睨む。
「はいはい、市井はつめたいっす。」
- 21 名前:続き。 投稿日:2000年07月30日(日)21時55分33秒
- 「わぁ、さいあくー。なんだかなぁ。市井ちゃん機嫌わるいの?」
「えっ?悪くないよ。そうみえる?」
「いや〜、悪くはみえないんだけど。やぐっちゃんとかも最近さやかが
元気ないっていってるしさー。」
「そんなことないけどな。んー。疲れてんだよ。後藤は元気そうだけどね。」」
あたしだってつかれてるよー。ってそういいながら、後藤は立ち上がり
あたしの横に座り直した。
「でも、ありがとね。心配してくれて・・。」
「なにか、悩み事でもあるの?」
そういいながら、あたしの肩に頭をのせる。
「ないよ・・。」
「そっか・・。」
それから暫くは二人ともだまったままだったけど、休憩時間が終わってうちらを
探しに来た、圭ちゃんの声にたちあがる。
「おらーー!みんな待ってんぞー!早くきなさーい!」
「やばっ。後藤、行こう!」
あたしは、後藤の手を引いて走った。
- 22 名前:名無しさん 投稿日:2000年07月30日(日)23時45分57秒
- >20
彼氏のこと って!?
- 23 名前:文章にまとまりがない・・(号泣)でも、続き。 投稿日:2000年07月31日(月)15時00分17秒
- あたしは今、夢の中にいる。夢の中ではなぜか市井ちゃんとまりっぺがどこかの
ホテルの一室でラブラブな空気を漂わせている。
なに、二人で見つめあったりなんかしてんの?
市井ちゃんのそのへらへらしてる顔あたしあまり好きじゃないよ。
えっ?ちょっと待ってよ・・。二人ともなんか顔がまじになってきてない?
その雰囲気はなに?まさか、キスなんかしよーとしてるわけじゃないよね?
市井ちゃんだめだよ・・。お願い、やめて。 まって・・おねがいだから・・
市井ちゃんとまりっぺの顔が重なりあう直前であたしは目がさめた・・。
少しだけ涙が流れていた。起き上がって、ぼーっとする。
「いったい、なんなの?」
寝ぼけた感じでつぶやいて、あたしは、また寝ようとする・・。
こないだ、市井ちゃんと別れてから何度かケータイにかけてもつながらなかった。
目をつぶる。今は市井ちゃんのことは忘れていたい・・。
いいかげんにしよう・・。こんな夢みるなんてどーかしてるよ。
あたしはまた、深い眠りについた。
- 24 名前:名無しさん 投稿日:2000年07月31日(月)17時58分19秒
- 後藤、市井は今一人旅行に来てます。突然、海が見たくなったからなんだけど、
千葉の海じゃなんだし、沖縄にきてるんだよ。しかも、石垣島。
こっちはね、すげーいいよ。海にあまり人がいないんだ。地元の人にきーたら、
これ以上肌が黒くなるのはいやなんだってさ。こんなにきれいな海に囲まれてるのに
もったいないとおもわない?でも、今のあたしにはすごくラッキーだったよ。
こんなにでかくてきれいな海をひとりじめできるんだよ?そして好きなだけ後藤との
思い出にひたれるんだもん!
風が気持ちいいよ・・。こんなに気分がいいのひさしぶりだよな。
海と空以外なにも見えないよ。後藤・・あたしの気持ちは、全部ここに置いて
しまってかまわないよね。
たぶん、お互いを意識しはじめたのってあたしのほうが先だとおもう。
後藤のこと守ってやんなきゃって、あたし勝手におもってたとこあるからね。
でも、最初にキスしてきたのは後藤のほうだったね。
ふざけて抱きついてきたとおもったら、いきなりキスするんだもん。
びっくりしたよ。キスが終わった後も後藤はあたしのことを離してくれなくて
しばらくの間は、二人とも立ち尽くしたまま動かなかった。
- 25 名前:名無しさん 投稿日:2000年07月31日(月)18時48分18秒
- 「ははっ。なんかいってよもう。」
そういって、後藤は照れたようにあたしの肩にまわしていた腕をほどいた。
あたしはまだ放心状態でぼーっと後藤の顔をみてた。
「怒った?」
照れたように笑っていた後藤の顔がいきなりまじめな顔にかわった。
「おこっ・・りわしないけど、びっくりした・・。」
この緊張感ある空気にたえかねて、あたしは無理矢理テンションをあげた。
「はぁ〜。ほんとびっくりしたじゃんかよー。もう、裕ちゃんなんかにみられたら
どれだけネタにされるとおもってんのー。」
「大丈夫だよ。人の部屋に入る時はノックくらいするでしょ?」
「イヤ、そうゆう意味じゃなくてさ・・。なんで、いきなりキスなんかするの?」
「えー?だって最近市井ちゃん元気なかったし、後藤のこともきにしてくれないし。」
「・・・。そんなんでキスなんかしないでほしいよ・・。」
「じゃぁ、どんなときならいいの?」
「・・・雰囲気がある時ってゆうか・こうなんてゆうの、キスするまでの甘いムード
みたいのが大切なんだよ。って!なんでこんなこと後藤にいわなきゃなんないの!
たくもー、いいかげんにしろよなー。」
あたしはベットにダイブした。そのままうつ伏せになって顔だけ後藤の方にむけた。
後藤があたしのとこに近付いてくる。
しゃがみこんで、あたしの顔をのぞきこむ。
「今日は圭ちゃんとかの部屋にいかなくていいよ。あたしが一緒に寝てあげる・・。」
「・・・。」
なんとなく、いつもと立場がちがう感じにどきどきしてたのは、あまりにも
後藤の目がせつなくあたしをみていたからだとおもう・・。
- 26 名前:>22 投稿日:2000年07月31日(月)18時57分41秒
- 得に意味ないです。ただ、女の子に男の悩みはつきものかなーって・・。
そんなことないか??
- 27 名前:名無しさん 投稿日:2000年07月31日(月)22時11分24秒
- 後籐の夢の中に、矢口を出してきたのはカンケーあるんですか?
自分さやまり好きなんで、ちょっと嬉しかった。
- 28 名前:>27 投稿日:2000年08月01日(火)00時48分29秒
- うっ・。得にこれにも深い意味は・・。
夢のシーンは、上で盛り上がってるさやまりを私が少し意識しちゃっただけです。
後藤もなぜさやまりの夢を見たか疑問におもってるはずです。
- 29 名前:27 投稿日:2000年08月01日(火)06時41分24秒
- >28
そうすか・・・。ちょこっと残念。
でも、楽しみにしてるんでがんばって!
さやまり書いてるさやまりからでした。
- 30 名前:>さやまりさん 投稿日:2000年08月01日(火)08時05分15秒
- おおっ!
ありがとうございます!
- 31 名前:続き。 投稿日:2000年08月03日(木)15時54分23秒
- 少し早い時間だったけど、寝ることにした。セミダブルのベットに二人で横たわる。
今日もスケジュールはきつかった。体はもう疲れ切ってる。なのに、なかなか眠れない。
さっきからどーも視線を感じる・・。あたしは寝た振りをしながら、いつ目をあけるか
考えていた。そっと、目を開けてみた。後藤が肘をつきながら私の顔をじっとみてた。
「わっ!」
私は一瞬、体をのけぞってしまった。
「な?なに、後藤?おきてたんだ・・。」
「うん。」
返事だけして、まだ私をじっとみてる。
「なに、人の顔じっとみてんの?」
「見てたら悪い?」
「わ悪くないけど、恐い。」
「いや、市井ちゃんの寝顔かわいーなーとおもってさ。」
そういって、後藤はかわいい笑顔を私にむけた。
「後藤・・あたしのことバカにしてるだろーー!」
「えー?なんでよ?かわいいっていっただけじゃん。」
「それが、ばかにしてんだよー。それに、ずっと見つめられてたら眠れないだろー!」
後藤に枕をおしつけた、後藤は爆笑しながらその枕をとって、私の首に顔を寄せる。
「もしかして、意識してた?」
「今日はずいぶん、ベタベタしてくるなぁ・・。意識とゆうかね、んー、よくわからん・・。」
後藤が喋る度、唇が私の首筋に触れられてくすぐったい。
「市井ちゃんの体温って気持ちいいね。ホント気持ちいいよ・・。」
後藤の腕にほんの少しだけ力がはいる。
やばいなぁ。ヤバすぎだ・・・。うちらなんか、変な方向に向かってないか?
「後藤・・そろそろ腕ほどいてくれないとあたしがねむれないよ・・。後藤?」
あーあ。後藤ねむってんじゃん。かわいいのはどっちだよ・・。
私は横をむいて、眠ってる後藤にキスをした。別にそのキスに意味があった訳じゃない。
ただ、自分からキスするのってどんな感じなのかなぁって・・。
渇ききってる唇はなんの味もしない。それなのに、ずっとこうしていたいと
思ったのは、いったいなんでだろう?
2回目のキスは私だけの秘密となった。
- 32 名前:名無しさん 投稿日:2000年08月04日(金)02時25分16秒
- 「あーー。風が気持ちいいねー。さいこーだー。」
あたしは、遠くの方を見る。海のその先になにがあるのかはわからない。
だけど、きっとそうだ。あたしが今感じているこの気持ちよさ以上の騒がしい未来が
あたしを待ってるに違いない。色々悩んで出した結論はとてもきれいで純粋なものだった。
芸能界でアイドルを楽しむより、あたしはあたしのこの感じている気持ちを表現
できる人間になりたいとおもったんだ。
そうだ、忘れていたよ。空がきれいだとか、風の音が心を刺激するとか、世界はでかいとか。
あたしは、あたしらしく生きていきたいだけ。それだけさ・・。
「いえい。マジ気分いいなぁ。」
あたりを少し見回す・・・。誰もいないよね?
「I LOVE 市井紗耶香・・ 」
「・・・・・・。恥ずかしいかなぁ・・。けど、いっとこ・・。」
立ち上がって、波がくるぎりぎりのところまで歩く。軽く背伸びをした。
「I LOVE 市井紗耶香!!!!!・・。ふーぅ。思い残すこともうないな。」
後藤、あたしはもう大丈夫だ。昔と同じように、新しいあたしの笑顔を後藤に
見せられることができるとおもうよ。
「はぁ〜。帰って勉強しなきゃだなー。イギリスがあたしをまってるぞー。」
- 33 名前:さやまり 投稿日:2000年08月04日(金)05時53分31秒
- 作者さん、がんばって〜。
いつも見てるじょ〜。
自分的には、最終的にまた二人くっついて欲しい‥‥。
- 34 名前:>さやまりさん 投稿日:2000年08月04日(金)18時32分31秒
ありがとうです!
言い訳なんですけど、ものかくの作文とかレポート以外やったことないんですよ。
だから、かなりメチャクチャな構成になってます。
そんなやつを読んでくれるなんて・・感動です。←大袈裟?
- 35 名前:さやまり 投稿日:2000年08月04日(金)22時54分14秒
- >34
自分もそうですよ。作文とかしかないです。
それに、メチャクチャな構成とかじゃないですよ? イイ感じです。
・・・ついでに宣伝。 御三家!も見てやって下さい。
駄作ですが、三つかけもちで書いてやす。 それだけ、いちごまっす。
あとの二つは、自分の名前通り さやまり。
もしよければ・・・ですが。
- 36 名前:!!!!!!!! 投稿日:2000年08月05日(土)00時45分36秒
- そうだったんだ。御三家もさやまりさんだったとは。
もう、とっくにみさせてもらってましたよ!
げらげらと、毎回笑ってます!
- 37 名前:名無しさん 投稿日:2000年08月07日(月)19時08分13秒
- たまにどうしようもないくらい、虚しい気持ちになる時がある。
そんな時は、友達と遊びにいって気分を紛らわせたり、ちょっと静かなふりをして
圭ちゃんやよっすぃーになぐさめてもらったりしている。そう、それで気分は少し落ち着く。
だけど、それでも心が癒されない時はやっぱり市井ちゃんの顔を思い出してしまう。
市井ちゃんならなんていってくれるだろうとか、市井ちゃんが一緒ならこんな気分には
ならないだろうだとか、色々頭の中を思いがよぎる。
なんで、やめてしまったんだろう?なんで、私の事を考えてくれなかったんだろう?
なんで・・・
疲れる・・。もう、どうでもいいや。
明後日、コンサートがある。明日もきっと一日中リハーサルで忙しいんだ。
市井ちゃんコンサート見に来るっていってた。まだ、やめてからそんなに経ってないのに・・。
まるで、最初からいなかったかのように、何事も進んでいく。
そんなものなのかな?あたしだってみんなの前じゃ市井ちゃんの話なんて一言も話さないしね。そんなものなんだろう・・。
- 38 名前:名無しさん 投稿日:2000年08月07日(月)19時37分52秒
- 真夜中にメールが届いた。
『明後日のコンサート、楽しみにしてます。がんばれよ!さやか』
逢いたい・・。メールを見ながらそうおもった。
少しだけでいい。ほんの少しだけでいいから、市井ちゃんのそばで安心したい。
そうしたらきっと、右も左もわからなかったあの頃の私に戻ることができる。
楽しい・・辛い・・泣きたい・・充実感・・。そして、暖かい笑顔。
虚しいなんて言葉しらなかった私に、市井ちゃんの存在感で戻してほしいよ。
気付いたら、『逢いたい』ってゆうメールを私は送っていた。
- 39 名前:さやまり 投稿日:2000年08月07日(月)22時07分09秒
- おお!いいところで・・・。
もう毎日が楽しみでやす。自分のもほったらかしで。
がんばっておくれやす。
最近、“〜やす”に凝ってるさやまりからでした。
- 40 名前:名無しさん 投稿日:2000年08月08日(火)03時22分05秒
- 『今、どこにいるの?』
返事がすぐに帰ってきた。
『ホテルだよ、去年のハロプロの時に使ったとこ。覚えてる?』
あたしも、すぐ返事を返す。
『おぼえてる。後でテルするよ!さやか』
心臓がドキドキする。市井ちゃん今から逢いにきてくれるの?
ホテルの窓から外を眺める。もう、街は静まり返って人の気配が感じられない。
本当に来てくれるのかな・・・。
トントンとドアがノックされた。あたしはそっとドアを開けゆっくりとそこに立ってる人を確認する。
「よっ!後藤、元気してた?」
ドアの隙間から、市井ちゃんのあの笑顔が見えた。
あたしは、あたしから市井ちゃんのことを呼び出しときながら、そこに市井ちゃんが立ってる
のが信じられなくて、ぼぉーっと市井ちゃんの顔を眺めてしまった。
「こらー、後藤、元気してたかーってきーてんのにー」
市井ちゃんは笑顔のままドアを開け、部屋へ入ってきた。
そして、まだ表情をつくれないでいるあたしを抱き締める。
市井ちゃんの体温に包まれた瞬間、あたしは、あのあたし独特の変な泣き声をだして
しがみつくように市井ちゃんを抱き締めかえした。
「なんで、泣くのー。変なやつー。」
市井ちゃんも笑いながら、抱く腕に力を入れてくれる。
頭の中が白くなっていく感じがした。気持ちがいい。市井ちゃんの体温てなんて、気持ちが良いんだろう。
- 41 名前:名無しさん 投稿日:2000年08月08日(火)03時37分12秒
- >さやまりさん
ベストパートナー続き早くみたいです・・。
- 42 名前:さやまり 投稿日:2000年08月08日(火)12時19分56秒
- >41
ううっ・・・。
が、がんばって仕上げやす。 も、もうちょい・・・。
- 43 名前:名無しさん 投稿日:2000年08月10日(木)10時28分08秒
- 過去ログに行かないようにあげます。
- 44 名前:名無しさん 投稿日:2000年08月11日(金)21時20分50秒
- さやまりさんがあげといてくれたんですか?どうもです!
- 45 名前:名無しさん 投稿日:2000年08月17日(木)18時15分49秒
- しばらく抱き合ったあとで、私は後藤から離れ夜景が見える窓へと歩く。
壁にもたれ、少し笑って後藤を見る。
「市井ちゃん髪の毛きったんだね。」
「うん。昨日きったんだよ。短くしすぎたかなぁ?」
「夏だしいいんじゃないの?前、伸ばすとかいってたけどね。」
後藤がようやく、緊張してた顔を戻し私の知ってるかわいい、笑顔をみせてくれた。
そのまま、両腕をブラブラさせながら歩き出す。
「市井ちゃんなんか飲む?」
「お茶かなんかある?」
「あるよ。ハイ!」
ホテルの備え付けの冷蔵庫から缶のお茶をとりだし、私に投げた。
「サンキュッ。」
- 46 名前:名無しさん 投稿日:2000年08月17日(木)18時53分35秒
- きっとこの先、二人でなにかをすることはもうないはずだ。
例え、なにかのきっかけで二人きりになる時があったとしても、
もう、あの時のような二人に戻ることはないだろう。
わかってるんだよね。ふたりともわかってるから、今、この時間の空気がこんなにも
穏やかなんだ。もう、なにも隠す必要はない。もう、言いたいことが言えなくて
自己嫌悪に落ち入ることもない。
「後藤、少し大人っぽくなったねー。」
私は、後藤をまっすぐな目でみれるよ。
「えー。そう?かわんないよー。髪の毛伸びたからそう感じるんじゃないの。」
素直な気持だけを、後藤に伝えていこう。
「いや!絶対大人っぽくなった!あたしがやめてからまだそんなたってないのに
なんかあったんじゃないのー!」
後藤が大きく笑い出す。
「何があるってゆーんですかー!」
笑いながら、私に抱きついてくる。そして私も後藤をしっかりと抱きとめる。
この時間さえもきっと過去になるとしても、私は後悔しないよ。
後藤と一緒にいると強くなれるきがしたこととか、もっとやさしくなりたいと
おもったこととか。ずっと、忘れないだろうから。
- 47 名前:さやまり 投稿日:2000年08月27日(日)02時34分41秒
- >44
オイラじゃないっす。
レス遅くなってすいません。
いちごまは心が清められやす・・・。
いや、さやまりが汚れてるってワケじゃなくてね・・・(汗)
- 48 名前:undefined 投稿日:2000年09月01日(金)13時01分01秒
- 「明日さ少しつきあってもらいたいとこがあるんだけど。後藤きてくれる?」
「え?どこ?一応明日朝からリハはいってるだよ・・。」
申し訳ないないような顔をする後藤に笑顔でわたしは続ける。
「うん。わかってるよ。明日ってゆうかもう今日だね。始発でさ、行きたいとこが
あるんだよね。そんなに遅くはさせないよ。」
- 49 名前:名無しさん 投稿日:2000年09月06日(水)03時40分26秒
- あげます、過去ログ行き阻止。
- 50 名前:名無しさん 投稿日:2000年10月01日(日)04時06分04秒
- あげてみる
- 51 名前:カゴ娘。 投稿日:2000年10月27日(金)18時30分54秒
- 期待。
- 52 名前:名無しさん 投稿日:2000年10月27日(金)22時21分53秒
- 初めて読みました。メチャメチャおもろいじゃないすか・・。
こういうの大っ好きです。
作者さ〜ん続き見たいっす見たいっす・・。
- 53 名前:名無しさん 投稿日:2000年11月01日(水)15時48分07秒
- 好きで好きでたまらないとゆう気持ち。例えそれが、一瞬の気の迷いと誰かにいわれようが、
例えそれが、いつまでも叶わない気持ちであろうが。
ただでさえ辛く、目に見えない何かに悩んでた私の毎日に、
なぜあなたは入り込めたのか?それは結果暖かい気持ちと複雑な苦しみを
私に与えたのだけど。過去に本当に過去に私はあなたを愛していました。
苦しんで考えた後に出た答えは、あなたの体温が私の体温と近いとゆうことでした。
『どこか遠くへいこう』
いつもいつも、心の中であなたに言っていました。
伝えられないと知った今、優しさはまた苦しみにかわるでしょう。
だから、もう終わりにしたいとおもいます。
例えそれが間違っていても。例えそれが嘘だとしても。
ずっと、ずっとあなたを見てた。目が合ってドキドキしてた。
あなたはてれたように笑顔をつくる。私もつられて笑顔をつくる。
ただそれだけの関係。ただそれだけで一日が幸せな気分になれたのに。
現実の世界ってやつはなぜ人を狂わせるのか?
愛するだけでは幸せになれない。愛するだけでは時間は止めれない。
弱い私は、結局二人だけの世界をつくることができなかった。
現実の世界と虚像の世界、いったいどっちがふたりにとって幸せだったのか。
終わってしまうとわかっていたのなら、もう少しもう少しだけ
かんがえないで楽しめばよかったのかもしれない。
- 54 名前:名無しさん 投稿日:2000年11月01日(水)16時26分57秒
- 「どこ行くの?」
始発の電車に揺られ手を繋いでる二人。
周りは私達に無関心な大人達数人。
「んー?海だよ。考えたらさ後藤と二人で買い物以外出かけたことないんだよね。」
「あー、そういえばそうだね。仕事以外で逢うことあまりなかったね。」
私の手を膝の上にもっていく後藤。私の手を両手で広げる。
「まぁでも、毎日仕事だったからねぇ。逢わない日の方が少なかったしね。
でもさ、なんでいきなり海なの?」
「えー。なんとなく・・。海がいいかなーって。そんな遠くないしさ。
後藤さ眠いなら寝ていいよ。ついたら起こしてあげるから。」
そうゆうと、後藤は私の肩に頭をあずけ目を閉じていく。
私は窓の外を見る。太陽が見えた。眩しい光が私の目にはいってくる。
「朝って、眩しいんだな・・。」
そう独り呟いて、私は眠っている後藤の頭に頬を寄せた。
- 55 名前:名無しさん 投稿日:2000年11月17日(金)09時11分19秒
- かなり切ない
- 56 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月26日(火)04時48分48秒
- これからクライマックスぽいんだが。
- 57 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月31日(日)02時24分33秒
- 市井ちゃん、HAPPY BIRTHDAY !!
愛してるよっ
- 58 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月13日(土)01時23分12秒
- 愛が終わる時 涙がこぼれたら 想うことはひとつ みんな空が好きさ
まるで僕達は たんぽぽの胞子 たわむれてるだけ 空の下で
〜ダンテライオン〜
- 59 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月13日(土)01時49分32秒
- 「後藤・・ゴトウ?・・・。」
私の肩で熟睡している後藤に声をかけた。
後藤はゆっくりと私の肩から顔を離し、まだ眠たそうに目蓋を開けた。
本当はもっとこの穏やかな時間を続けさせたかったが・・。
「もう、ついたの?」
横目で私を見ながら、う〜っと小さくうなり声をあげ腕を伸ばすしぐさをする。
電車がホームにはいった。
「着いたよ。行こう・・。」
後藤の手を引き私は立ち上がった。
- 60 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月13日(土)03時08分36秒
- 海に着いた時、もちろん周りには誰もいなかった。
二人だけで、手を繋いでただ歩いた。
後藤は私に何も話し掛けない、私も後藤に話しかけない。
ゆっくりとゆっくりと二人で海を歩く。
色々考えてたのに・・会えない時は想像の中で色々したのに・・。
結局、優しさだけが溢れてくるだけなんだ。
『このまま、二人でどこかへ行こう!!』
そんな、言葉を思い浮かべながら・・いつもいつも愛していたのに。
「寒いね〜。」
歩くことに疲れたのか、沈黙の状態に飽きたのか、一歩後を歩いてた後藤が
繋いでた手を離し立ち止まる。
太陽の光が海の向こうから私を照らす。
目を細めながら私は後藤の顔を見つめた。
お互い向き合ったまま、お互いを直視する。
「やり直せないよね?」
やり直おすもなにも始まってもなかったもんな〜
そういって後藤は少し笑った。私もつられて笑う。
「どこか、遠くに行く?」
「どこ・・に?」
「どこでもいいよ。後藤が行きたいとこなら、どこでもいい。」
後藤の顔がゆがむ。きっと、涙で私の顔は見えてないだろう。
「そんな気、全然ないくせに・・」
泣きそうな顔で、優しく笑った顔で、後藤は私の首に抱きついてきた。
私の肩に顔を寄せ、声を抑えながら涙を流してる。
もっと早く私が素直になっていれば、離れることくらいなんとも
なかったのにね。もっと早く、私がキスの意味を知っていれば・・。
きっとこれが最後のキスだ。大好きな後藤への最後の口付け。
後藤の顔をあげさせる。ゆっくりと口を近付ける。二人の目蓋が閉じられた。
- 61 名前:名無しさん 投稿日:2001年02月04日(日)20時55分39秒
- つづき、おねがい。
- 62 名前:名無しさん 投稿日:2001年02月05日(月)05時30分58秒
- わ、何回か自分もageてたのに、更新されてるの気づかなかった。
始まってもいなかったのに、お互い気持ちを抱えたままで終わってしまうのか。
市井は気持ちを海に置いてきたみたいだけど、後藤は?
続き期待。
- 63 名前:名無しさん 投稿日:2001年02月06日(火)19時24分03秒
- 続きおねがいしま〜〜す
がんばって
- 64 名前:迷子です。 投稿日:2001年06月14日(木)02時35分37秒
- もう。。。続きは無いのかな?
ちょい悲しいっす。がんばってくり〜
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