インデックス / 過去ログ倉庫 / 掲示板

花火

1 名前:雪銀 投稿日:2000年07月27日(木)23時16分41秒
一応ごまよしの短いお話始めたいと思います
所々文章オカシイかも知れませんが多めに見てやってください

2 名前:雪銀 投稿日:2000年07月27日(木)23時17分48秒
静かな部屋に携帯の着信音が響く
「(誰だろう・・・)」
ディスプレイには真希の名前
「・・・・もしもし」
『もしもーし、よっすぃ?』
「どうしたの?」
『何か声聞きたくなってさぁ』
「いっつもそう言うじゃん」
『声聞きたいのもあるけど・・・あのさ、今から出てこれる?』
「今?何で?」
『無理?』
「いいけど・・・どこにいるの?」
『よっすいの家の前』
「え?」
そう言って窓を開けた
家の前に確かに人影らしきものが見える
手を振っているように見えるが何せ暗いのではっきりとは確認できなかった
「・・・今行くから」
そう言って電話を切った
3 名前:雪銀 投稿日:2000年07月27日(木)23時20分03秒
急いで外に出るとそこにはやっぱり真希がいた
「どうしたの?こんな時間に・・・」
「へへ、コレ」
そう言って手に持っている何かを目の高さまで上げる
「何?それ」
「この近くに公園ってあったっけ?」
「?あるよ」
「じゃあそこについたら教えてあげる」
「?」
真希が何を持っているのかわからないままひとみは公園まで真希を案内した
「今日ちょっと風強いからなぁ・・・」
「何?その手に持ってるの・・・」
「あ!はい」
そう言って手に持っているモノを差し出した
4 名前:雪銀 投稿日:2000年07月27日(木)23時25分36秒
「線香花火・・・?」
「あったりぃ」
そう言って真希が笑った
「何かよっすぃと一緒にやりたいなーって思ってさ」
どこに持っていたかちいさなバケツと蝋燭を取り出す
蝋燭に火をつける
「はい」
真希から何本かの線香花火が渡される
真希が花火に火をつけた
ぱちぱちと音を立てる花火を2人はじっと見ていた
真希の火が消えると今度はひとみが火をつける
「綺麗だね」
真希がそっと呟いた
「うん、綺麗・・・」
ひとみもそれをじっと見る
交互に花火に火をつけてそれを2人じっと見ていた
しばらく時間が経ってとうとう最後の一本になってしまった
「もう最後だね・・・」
「うん・・・」
名残惜しそうにひとみが最後の花火を見る
「最後は2人で持とうよ」
真希が言った
「そうだね」
そうして一本の線香花火を2人で持つことにした
最後の花火はぱちぱちと音を立てながら綺麗に散った
「終わっちゃったね」
ひとみが笑いながら言った
「じゃあ帰ろうか・・・?」
真希がそう言って立ち上がった
そうして2人は公園を後にした
5 名前:雪銀 投稿日:2000年07月27日(木)23時28分36秒
帰り道ひとみが真希にこんな事を言った
「ずっと燃えててくれればいいのにね」
「そだね、綺麗なのに」
「やっぱいつかは消えるのかな・・・」
ふっとひとみが立ち止まる
「よっすぃ・・・?」
真希が振り向いてひとみを見た
「あたし達の関係はいつまでも消えないよね?」
ひとみの言葉がとても重く感じた
大丈夫だよ・・・
そう言うように真希はひとみを抱きしめた
そうして瞼にキスをする
「ごっちん・・・」
「あたしはずっとよっすぃの事好きでいるから・・・」
ひとみにとってその言葉がとても嬉しかった
真希を抱きしめ返してこくんと頷く
しばらく抱き合ったままの状態が続いたが真希がゆっくりと身体を離す
「やっぱ・・・カワイイなぁ、よっすぃは」
「それもう聞き飽きた」
「いいじゃん、誉めてるんだし」
にっと笑って真希はひとみの手を取った
「帰るまでずっと手繋いでてもいい?」
「いいよ」
お互いが顔を見合わせて笑った
そのまま手は繋いだまま2人は家路についた

END

6 名前:雪銀 投稿日:2000年07月27日(木)23時32分51秒
ホントに短い話だった(苦笑)
ごまよし、気に入ってくれる人がいればいいなぁと思いつつ
書いてみたんですけど・・・まだまだ甘いですね(泣)
密かにごまよし布教してみようかなと・・・
7 名前:名無しさん 投稿日:2000年07月28日(金)02時57分03秒
ごまよし大好きなのですごいうれしかったです。
8 名前:雪銀 投稿日:2000年07月28日(金)23時28分14秒
>7さん
ありがとうございます、かなり未熟な小説読んで下さって
これからもまた機会があれば書きたいと思います

Converted by dat2html.pl 1.0