インデックス / 過去ログ倉庫 / 掲示板
娘。のおはなし
- 1 名前:8971 投稿日:2000年08月11日(金)14時31分03秒
- たまには大勢の人様の前にでも・・と。
今回はやぐなちです。
なっち誕生日もの。一気にドドン。
- 2 名前:午前0時を過ぎたら 投稿日:2000年08月11日(金)14時31分59秒
「え・・・そうなんだ・・・」
思わず、携帯を落としそうになった。
電話の向こうでは、すまなさそうな矢口の声。
「うん・・・ゴメン。こないだカオが休んだ時の分が今日明日にまわっちゃってさ・・・」
「・・・これそうに・・・ない?」
「うーん・・・ちょっとムズカシイ・・・終わるの26時くらいなんだ」
「そっかぁ・・・あぁ、今タンポポ忙しいもんね」
「ほんとゴメンっ!この埋め合わせはぜったいにするからさ!」
「別に矢口が悪いわけじゃないじゃん。いいよ。仕事がんばって」
「ん・・・ホントごめ・・・はーい!行きますぅ!・・・・・あ、もう移動なんだ・・・じゃね」
- 3 名前:午前0時を過ぎたら 投稿日:2000年08月11日(金)14時32分50秒
矢口はそう言うと、あたしの返事も待たずに通話を切った。
あたしの耳には『ツーツーツー』という無機質な音が聞こえる。
項垂れて、あたしも通話をオフにした。そして携帯をベッドにぽんと投げると、自分もそこに倒れこむ。
「はぁーーーーーあ」
大きな大きなため息。
壁の方を向いていた顔を、部屋の方にぐりんと回す。
キッチンからは、作りかけの料理の香り。・・・でももう続きを作る気にもなれないや。
自分の誕生日を迎えるのに、自分で料理作って・・・それで矢口のこと待ってたっていうのにさ。
寝そべったまま、文句が口をついて出る。
- 4 名前:午前0時を過ぎたら 投稿日:2000年08月11日(金)14時33分32秒
「なんだいなんだい。なっちより仕事の方が大事かい!」
・・・なぁんて、ね。
比べるまでもないことは、十分承知。だって比較対照にもならないよね。
ゴメン、矢口。
急に何をする気も起きなくなって、そのままベッドにゴロゴロしていたら、いつの間にか眠ってたみたい。
テーブルの上の携帯がメールを着信する音で、目が覚めた。
ほんとに微かな音だから、いつもなら多分これくらいじゃ目が覚めないんだけど・・・。
「誰だろ・・・」
ねむい目をこすりながらメールチェック。1日に何十回とやっている動作だから、もうお手の物。
- 5 名前:午前0時を過ぎたら 投稿日:2000年08月11日(金)14時34分28秒
『午前0時を過ぎたら イチバンに届けよう Happy Birthday to You ♪
なっち〜〜!19歳オメデトー!今年もいい1年にしよーぜー。 お仕事中のヤグチでした♪』
矢口からのメールに、思わず壁掛け時計を見る。なるほど時刻は0時3分くらい。
「仕事中に・・・バカだなぁ・・・」
なんてブツブツいいながらも、正直に嬉しい。
なんだか携帯が矢口のような気がして、きゅっと胸にだきしめた。
「ピッ」と鳴ったボタン音が、矢口の文句のように思えて笑ってしまった。
「返事打っとこ・・・」
呟いてメールのレスを打ち始める。
『ありがと(^0^) なっちはお先に眠ります。ゴメンよ、仕事がんばれ〜!19歳ホヤホヤのなっちでした!』
「これでヨシ・・・っと」
誤字がないか確認して、送信する。
送信終了のメッセージを見て、携帯をテーブルの上に置き、洗面所へと歩いて行った。
- 6 名前:午前0時を過ぎたら 投稿日:2000年08月11日(金)14時35分41秒
翌日。・・・・・目が覚めたらもう辺りは薄暗くて。
「あれぇ??」
急いで枕元の時計を見ると時計の短針は「7」を指していて。
「うっそぉ〜〜〜〜」
一気に脱力する。なんだべ〜、せっかくの誕生日、眠って終わっちゃったのかい・・・?
念のためにもう一度時計を見てみる --------- やっぱり同じ。午後7時を回ったところ。
「はぁ・・・マジっすか・・・」
ガックリと肩を落としながら顔を洗おうと洗面所へ向かった。
その時、再びメール着信の音。
- 7 名前:午前0時を過ぎたら 投稿日:2000年08月11日(金)14時36分50秒
「やぐち?」
急いで携帯に走る。画面表示させてみると・・・「ごっちん」の文字。
『なっち〜!19オメデト☆ 今度おごってね』
「なんだよそりゃ」
思わず笑ってしまう。さすがごっちん。
履歴を見ると、メンバーからメールが数件入っていた。みんな、誕生日おめでとう って。
こーゆー時、メンバーっていいなって改めて思う。1件1件、丁寧にレスしておいた。
でも・・・肝心の矢口からのメールは今日はまだない。
いつもなら日に2,3通はやりとりするんだけど・・・。忙しいのかな。
なんだか無性に矢口の文字が見たくなって、短いメールを打った。
忙しくても、1時間もすれば戻ってくるだろうと思って他の用事をすませたりしてたんだけど・・・。
だけど。
待てど暮らせどレスが来ない。
どうしたんだろ? そんなにいそがしい?
もう1回打ってみようかな・・・でも、しつこいかな・・・。前のヤツ、届いてないのかな。
色々考えながら携帯を持って部屋中ウロウロ歩き回った。
なんだかよくないコトばっか考えちゃうよ・・・。
- 8 名前:午前0時を過ぎたら 投稿日:2000年08月11日(金)14時37分55秒
今のなっちは、ご主人様の帰りをひたすら待ってるハチ公みたいで。
「ハチ公も、こんなに心細かったのかな・・・」
なんで楽しいはずの誕生日なのに、こんな思いしないといけないんだろ・・・。
そう思ったら急に視界が歪んできた。
暖かい液体が頬を次々伝って落ちてゆく。
「うっ・・・く・・・・・ふえ・・・っ」
”泣いちゃダメ” そう思うんだけど、どうにも涙も嗚咽も止まらない。
「やぐ・・・ちぃ・・・会いたいよぉ」
携帯を持ったまましゃがみこんだ。ぱたぱたと音を立てて雫が腕に、手に、床に落ちてゆく。
本当はめちゃめちゃ会いたかった。
一緒に祝って欲しかった。
モノも言葉もなんにもいらなくて、ただ側にいてくれれば、いちばんのプレゼントだったのに。
そんな些細な願いも叶わないなんて。
あたしは、大声で泣きつづけた。
もう、こんな日早く終わって欲しい。 誕生日だから余計寂しく感じるんだ。
- 9 名前:午前0時を過ぎたら 投稿日:2000年08月11日(金)14時39分05秒
------- ガシャン・・・・キィ・・・パタン。
ドアが開いて閉まる音がした。
はっと顔を上げる。・・・泣き疲れて眠っていたみたい。
っていうか、そんなことより今の音はなんだろう、と思って玄関の方を振り向くと-------
あれ?
夢見てんの?まだ。
あたしはゴシゴシと目をこする。・・・や。でも、間違いないみたい。
矢口。
走ったのか、息を切らして肩で大きく呼吸している。
身体も汗びっしょり。
矢口は前かがみでヒザに手を掛け、中腰のカタチをとってチラっと壁掛け時計に目をやった。
「・・・間に・・・・あ・・・た」
そう言うと矢口はあたしの方にトコトコと寄って来て、暫く息を整えると
「ハッピーバースディ、なっち」
笑って。まだ呆然としているあたしに口付けた。
・・・ギリギリ8月10日のキスは、矢口の汗ですこししょっぱかった。
でもそんなの構わなかった。唇が離れるとあたしは、えへへと微笑う顔に抱きついた。
力を緩めたら消えちゃう気がして、きつくきつく。
- 10 名前:午前0時を過ぎたら 投稿日:2000年08月11日(金)14時40分23秒
「・・・仕事がさぁ、思ったより早めに終わったんだ。で、このままソッコーで帰れば今日の・・10日の内になっちに会えるかなって」
矢口はあたしを抱きしめたまま、頭をイイコイイコして話しはじめた。
あたしは耳元で聞こえる矢口の声に頷きながら。
「電話してくれればよかったのに」
「それがさぁ、今日に限ってケータイ家なんだよねぇ・・・気づいたとき、めちゃショックだった」
そうだったんだ・・・。なんだぁ〜。
事実は、わかっちゃえば拍子抜けするくらい簡単。
- 11 名前:午前0時を過ぎたら 投稿日:2000年08月11日(金)14時41分37秒
「で、タクシー飛ばしてこっちに向かったんだけどさ・・・事故あったみたいですごい渋滞で。仕方ないからタクシー降りて走ってきたんだ」
「もっとゆっくり来てもよかったのに。仕事後で疲れてるのにさ」
あたしの言葉に、矢口はちょっと怒ったような、真剣な表情になって
「10日に会うことに意味があったんだよ」
どうしても、ちゃんと会っておめでとうが言いたかったの。
「・・・・・ありがと」
矢口の肩に顔を埋めてそう言った。胸がいっぱいで、他に言う言葉が思いつかないんだ。
そんなあたしの頭をもう一度ヨシヨシと撫でると、矢口は身体を離して
「で、ね。プレゼントなんだけど、時間なくてさ・・・だから・・・」
そう言うとニヤニヤっと笑ってポケットから1本のリボンを取り出すと、自分の首に巻きつけて蝶々結びに結わえた。
そして、あっけにとられてるあたしに向かって
「ヤグチをプレゼントでいいっすか?」
・・・ホントに。
バカだねぇ、矢口は。 でも、そんなところがあたしをとらえて放さない。・・・んだろうね。
笑いながら、リボンをほどくあたしの手が、返事代わり。
end.
- 12 名前:8971 投稿日:2000年08月11日(金)14時45分45秒
- ・・・ということです。
まぁいろいろありますが、話を書く上では関係ねぇよ!(強がり)って感じですかね。
1日遅れだけど、なっちおめでとう。
ありがとうございました。
- 13 名前:名無しさん 投稿日:2000年08月11日(金)15時36分44秒
- サイコー!
次回作も期待してます。
- 14 名前:名無しさん 投稿日:2000年08月12日(土)03時37分28秒
- 最近、いしよしにはまっていたけど、やっぱやぐなち最高!
僕も次回作希望っす。
- 15 名前:名無しさん 投稿日:2000年08月12日(土)03時45分26秒
- よかったっす〜!
久しぶりになちやぐの作品を読んだような気がする。
次回作もなちやぐで!
- 16 名前:まいのすけ 投稿日:2000年08月12日(土)11時16分48秒
- どっちかってと、やぐなちっぽいすけどよかったっす。
矢口プレゼント・・・いいえづらだ・・・。
- 17 名前:まいのすけ 投稿日:2000年08月12日(土)11時21分52秒
- てか、やぐなちだったんすね。ごめんなさい。
なちやぐは見れないすかね??
- 18 名前:8971 投稿日:2000年08月14日(月)18時07分00秒
- ありがとうです。
なちやぐ・・・たぶん1回くらいしか書いたことないと思います。
どうしてもやぐなちになっちゃうんですよね。
また出来たらよろしくっす。ほぼイキオイなので・・・。
- 19 名前:レイニー・デイ 投稿日:2000年08月26日(土)14時22分40秒
6月 ------------。
1年のうちでもっとも鬱陶しいと感じる季節。
「そっかなぁ・・・なっちは結構好きだよ。雨降り」
部屋の中にいる分にはね。
そういってなつみは、窓ガラスの外を眺めていた視線を、室内に戻した。
そこには、退屈そうにベッドにひっくり返って雑誌を眺めている真里の姿がある。
「えぇ〜〜っ。矢口、キラーイ。だって、どこにも出る気しないしぃ〜」
「そんなふくれっつらしても仕方ないべ。 たまにはなっちとこうやってボンヤリ過ごすのもいいっしょ」
ね?と、髪を撫でられ、柔らかな瞳で微笑まれる。
「・・・ウン」
俯いて頷くのがやっと。正直いって、なっちの瞳にはめっちゃ弱いんだよね。矢口って。
- 20 名前:レイニー・デイ 投稿日:2000年08月26日(土)14時24分05秒
「ハイ。いいコだねぇ〜真里ちゃんは。・・・ごほーびでちゅ」
「あー!そーやってコドモ扱いするの、やめてくんない?1コしか違わないくせにぃ!」
そう言ってポカポカ胸を叩く真里を、なつみは笑って受け止める。その手首を軽く掴むと、ゆっくりと指を絡め
「・・・じゃあ、オトナのご褒美?」
悪戯っぽい笑顔とともに、真里の唇にキスを降らせた。
柔らかくて、甘くて、キモチよくて。
その甘さから離れたくなくて、何度も求めては味わう。
幾度めかのキスで、ようやく2人の間に隙間ができる。そのまま額をコツンとくっつけてテレくさそうに微笑んだ。
雨だけが、そんな2人の様子を黙って静かに見守っていた。
- 21 名前:レイニー・デイ 投稿日:2000年08月26日(土)14時24分59秒
「久しぶりだねー。こうやって2人きりで過ごすのって」
なつみの肩にもたれながら、ふと思いついたように真里が口にする。
テレビの画面も今は沈黙している。灯が点いていても、なんとなく薄暗い感じがする室内。
それは、雨の日特有の、あの感じ。
2人の声と雨の音だけが、部屋の中に静かに響いていた。
「そう言えばそうだね。・・なんだか贅沢な時間だねぇ・・・何にもしなくていいし・・それに・・」
「それに?」
思わせぶりに言葉を切ったなつみに、真里が瞳を向ける。
「矢口がそばにいるしね」
そう、笑顔で言われて「ぐっ」と喉元で声が詰まる。顔が赤くなるのが真里自身でも分かった。
TVで見せる快活な彼女の姿からは想像し辛いけれども、普段の真里はかなりのテレ屋。
そういう意味、プロ意識あるよなぁ・・・と、なつみはいつも尊敬している。
TVと普段のギャップが大きいほど。
- 22 名前:レイニー・デイ 投稿日:2000年08月26日(土)14時25分46秒
「・・・なに言ってるの」
「まぁまぁ。いいじゃん、たまには素直になってもさ」
「なんか、今日のなっち、変だよぉ」
テレ隠しのため、わざとちょっと睨むような視線を送る。
「そう?」
「うん、へん〜〜。・・・なんかね、いつもと違ってなんか・・・」
上手い言葉が見つからなくて、視線を彷徨わせる真里。なつみはそんな彼女を、まるでコドモを見るように愛しげに見つめている。
「・・・オトナみたいな感じ。うん、そうオトナ、オトナ」
自分の見つけた言葉に納得するように、ウンウン頷きながら何度も口にする。
「そーかい?なっちがオトナ?いつもこんな感じじゃん」
「違うよぉ。いつものなっちは、もっとおこちゃまですぅ」
笑いながらそう言う真里を、なつみは苦笑してピシリとはたいた。
- 23 名前:レイニー・デイ 投稿日:2000年08月26日(土)14時27分13秒
雨の音で、目が覚めた。
「はれ・・・・?」
目を開くと、視界にまず飛び込んできたのが淡いブルーの7分丈の袖・・・なつみの腕だった。
少しだけ頭を持ち上げて室内を見回し、現状を把握する。
どうやら2人ともウトウトしてそのまま眠りに入っていたらしい。
日頃のハードなスケジュールのおかげで、睡眠はいくらとっても足りないくらいだ。
なつみの腕が真里の身体に大事そうに回っている。おかげで6月のこの空気にも、さほど肌寒さを感じない。
洋服越しに伝わってくる体温が心地よかった。
・・・頭を元の位置に戻す。 すこしだけ視線を上げると、そこには熟睡しているなつみの顔。
- 24 名前:レイニー・デイ 投稿日:2000年08月26日(土)14時28分05秒
長い睫毛。
すっと通った鼻筋。
小さく開けられた口。
かわいいなぁ・・と素直に思う。 目を開けば小憎らしいコトの1つや2つ言うけれど。
「なーっち・・・」
小さな声で名前を呼んでみる。起きないことを前提に。
「なっち、なっち」
名前を口にする度に、胸をぎゅっと鷲づかみにされるような・・・上手く表現できない胸苦しさを感じる。でもそれは決して不快なものではない。
好きな人のそばにいる。ただそれだけの休日。 これも悪くないななんて思ってみたりして。
真里はくすぐったそうに微笑むとまた瞳を閉じた。
end.
- 25 名前:8971 投稿日:2000年08月26日(土)14時31分20秒
- オチもイミもないけど、ごめんなさいm(__)m
たらたら甘めのヤツを書いてみたかったもので。
やっぱし、この2人はいいっす。早く明日のASAYANやんないかな〜。
- 26 名前:まいのすけ 投稿日:2000年08月26日(土)14時54分11秒
- よかよかですな。
甘党ばんざーい!!
- 27 名前:禁断症状 投稿日:2000年08月26日(土)15時42分48秒
- どもども。こっちはこの名前でいきます。
おいらもASAYAN見たい。
さやまりといちごまあるかな・・・。
- 28 名前:名無しさんです 投稿日:2000年08月27日(日)02時15分47秒
- ぐはぁぁ!!よすぎっす!!
この2人の甘い話みたことなかったからかなりうれしかったっす!!
私もがんばんないとな。
この2人はよすぎっすね!あんま書かれないけど。なんでかなあ〜?いいのになあ
次回も、やぐなち・なちやぐっすか?なんにしても期待してます!!
明日はASAYAN〜♪って今日ですな。楽しみ〜♪
- 29 名前:8971 投稿日:2000年09月19日(火)15時23分19秒
- こっちには久々です。
れっつドドン。
- 30 名前:はぐるま 投稿日:2000年09月19日(火)15時24分12秒
あたしたちは、部品。
歯車を動かす部品なんだ。
それは大きかったり小さかったりするけれど、でも、欠けることは許されない。
『おはよーございまーす』
肩までの髪を振り乱しながら、駆けてくる彼女。
遅刻の常習犯で。
『ほらまたなっち遅れてくる。新人にしめしつかへんで』
『はーい、ごめんよ』
そう、舌をだして苦笑する彼女は。
- 31 名前:はぐるま 投稿日:2000年09月19日(火)15時24分52秒
あたしは知ってるの。
不安でなかなか寝付けない彼女。
毎日懸命にもがいてる彼女。
みんなの前では見せないけれど。
『なっち、このままでいいのかな・・・・・・』
そう、呟く彼女は。
毎日がとても速く思えて。
自分達がどこに行くのか分からなくて。
自分の意志なんか関係なくて。
常にみんなの目を集めてしまう彼女。
本当はプレッシャーに弱くて
泣きたいくせに
頑張っちゃって
すべてが、虚像のように思えて
- 32 名前:はぐるま 投稿日:2000年09月19日(火)15時27分34秒
『なっち・・・』
『や・・・ぁ・・・ダメだよ・・・こんなトコ・・・・・で』
『・・・・・なっち・・・』
『・・・ぁ・・・・・ゆー・・ちゃんっ・・・・・・ゆうちゃんっ』
垣間見たドアの向こう
金色の髪が揺れて
細い首筋に口付けを受ける彼女は。
本当は欲しかったんだ。
ウソでも
虚像でもいいから
「自分を好きだと言ってくれる相手」を
確かなものを
抱きしめてくれる手を
抱きしめられる身体を
- 33 名前:はぐるま 投稿日:2000年09月19日(火)15時28分23秒
それはあたしでは与えられないかもしれない。
でも
そんな彼女をずっと
見ていることならできる
彼女を好きだな、と
気づいたのは最近の事です。
-end.-
- 34 名前:名無しさん 投稿日:2000年09月19日(火)15時30分46秒
- とりあえずなっちメイン。
なっちの相手は裕ちゃんで、「あたし」は・・・誰だろう。
自分的には決まってるけども。
好きな相手を当てはめてみてくらさい。 ではまた会う日まで。
- 35 名前:名無しさん 投稿日:2000年09月20日(水)02時15分20秒
- なっちを好きなのは矢口だと思いたい。
以外に保田もありか!?
Converted by dat2html.pl 1.0