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物書き
- 1 名前:悠 投稿日:2000年08月29日(火)20時47分51秒
- えっと、皆さんの素晴らしい作品に感動しまして自分でも書きたいと思いました。
やっぱり、リクエストで書いていきたいなぁと思っています。
リクエストお願いします。
- 2 名前:名無しさん 投稿日:2000年08月29日(火)21時04分31秒
- ラブラブさやまりお願いします。
顔がニヤけてしまうくらいの。
- 3 名前:悠 投稿日:2000年08月29日(火)21時14分25秒
- >2さん
さっそくのリクエストありがとうございます〜。そうですねぇ〜・・・・
顔がニヤけちゃう・・・いいですねぇ・・・(もうニヤけモード)
それでは、リクエストにお答えしますねぇ〜。
- 4 名前:名無し 投稿日:2000年08月29日(火)21時17分07秒
- ののゆう(矢口がらみ)
だれかがかくと言っていたが、いろいろみたい。
お願いします。
さやまり(それも好き)のあとにぜひ。
- 5 名前:悠 投稿日:2000年08月29日(火)22時01分32秒
- 「やっべぇ、遅れる!!!」
「走れ走れーー!!!」
「こ、この声は・・・」
「矢口だよ〜☆」
「せ、先輩〜」
市井さやか。学校ではかなりもてるのに矢口真里にベタ惚れ。
男前なルックスだけど、いじめられキャラですね。
矢口真里。小さくてかわいいと人気あり。さやかに惚れられてるのは知ってるけど
真里の気持ちは・・・???
「ほらほら、早くしないと遅れちゃうぞー?」
「だ、だから・・走ってるんですよ・・・」
「ふっふっふ、このかご付自転車を持っているあたしには勝てないけどね♪」
「か、かごは関係無いと思うけど・・・・」
「ん、なんか言った?」
「いえ、なんでもないです・・・」
真里には頭が上がらないさやか。
「あ、乗ってく?」
「へ?」
「後ろ乗ってく?」
「は、はい!!」
「はいよー、飛ばすよ!!!!」
「はいぃ!」
こうしてみると先輩細いし小さいなぁ・・・。
ぎゅー
なんちゃって
「!!!」
ちょ、ちょっとなんなのこの子ーー!!
まったく、人の気も知らないで・・・ってあたしが示してないだけなんだけどねぇ。
今週末・・・頑張って見ようかな・・・??
「ねぇ、さやか」
「なんですか?」
「今週の3連休暇?」
「あ、平気っすよ」
「家に泊まりに来ない?」
- 6 名前:名無しさん 投稿日:2000年08月29日(火)22時35分32秒
- おっ!新連載!さくさくいっちゃってくれますか?がんばってください!
- 7 名前:悠 投稿日:2000年08月29日(火)23時26分10秒
- >6さん
さくさく行けるように頑張ります(笑)
- 8 名前:悠 投稿日:2000年08月29日(火)23時43分24秒
- 「へ?」
さやかの頭の中で真里の「泊まりに来ない?」が駆けまわっている。
「だーから、泊まりに来ない?って」
「あ、はい!!行きます!!!」
「OK♪それじゃぁ・・・・」
詳しい時間などを決めているようだ。
こうゆう時間がとっても楽しいのが女の子。
「はい、わかりました!」
「それじゃぁ、教室行こう。ほんとに遅れちゃうから」
「はい!」
先輩の家に行けるなんて・・・最高だ!!!!
新しい服買いに行こうかなぁ・・・あぁ、でもこのまえ後藤と買いに行った時結構
買っちゃったしなぁ・・・・。
はぁ、思いきって誘って良かったかも・・・。部屋片付けて・・・あ、ベットのシーツ
とかも洗濯して・・・あ!!机の上に飾ってあるさやかの写真・・・ちょっと隠しとかないとね・・。
体育祭の時撮ったやつ・・・・なんかカメラ目線で白のハチマキしてて・・・
カッコ良いんだよねぇ・・・。とにかく、色々しなきゃ!!!
と、真里が色々妄想モード(?)にはしっていると後ろからいつもの少し細めで
関西弁の声が・・・・。
「今日も元気な裕ちゃん裕ちゃん♪いつも若くて綺麗な裕ちゃん裕ちゃん♪」
すかさず真里が
「てぇい!」
と突っ込む。真里いわく「裕ちゃんを見ると突っ込みたくなるの」だそうで・・・。
「いたっ。何すんねん、自分」
「裕ちゃんが朝から変な歌唄ってるからでしょ」
「そんことあらへんで。この歌好評やねん」
「職員室の中ででしょ!」
裕ちゃんはこんなこと言ってるけどすごく綺麗だよ。細くてねぇ〜。歳の割に・・・。
ペシッ
「いたぁ!」
「あんた今心の中で歳の割にって言ったやろ」
「げっ」
「へ〜、いったんや・・・」
「げげ」
「こ〜の、矢口!!!!」
「きゃぁ」
「まぁまぁまぁ、そこらへんで勘弁してやりなはれ」
「あ、みっちゃ〜ん」
「よしよし、可哀想な矢口や」
「あ、みっちゃん。なんで矢口の味方するんや!!」
「どうせ、ねぇさんがどうしょうも無い歌唄ってたんやろ?」
「うっ・・・」
「ほら、図星やんか」
「うっさい・・・」
裕ちゃんは自分の立場が悪くなるとしゅんってしちゃうんだよ。
それがなんか可愛くて毎朝これの繰り返し。
キーンコーンカーンコーン
「あ、チャイムや!!」
「やばっ」
「ふっふっふ、矢口!あたしより先にはいらんと遅刻やで!!」
「べーっだ、負けないよ!!!」
- 9 名前:2です 投稿日:2000年08月29日(火)23時44分24秒
- 学園物・・・。
いいです、良すぎです。
矢口に頭があがらない紗耶香。かわいい。
- 10 名前:悠 投稿日:2000年08月30日(水)00時11分33秒
- 先輩の家にお泊まり・・・・。教室の一番窓側の列の一番後ろでニヤけた顔をしてるのは
さやか。
「いちいちゃん〜」
「あ、後藤」
後藤真希。中等部の3年生。何故かさやかと仲良し、親友って所でしょうか。
「おっは〜」
「おは」
「ん?なんかいちいちゃん変だなぁ・・・・」
「ほぇ?」
「だってさぁ、いちいちゃんいつもは・・・・」
〜いつもの朝〜
「いちいちゃん、おっはー」
「おぉ!後藤〜!おっはーおっはー!!」
「いちいちゃん、元気だねぇ・・・」
「お、あたしはいつも元気だぞ?」
「ははは・・・・」
「うまいもん食ってるからな!!!」
〜END〜
「って感じなのにさぁ・・・」
「いや、ちょっとねぇ・・・」といってニヤニヤするさやか。
「やだ、なんかやらしー顔」
「な、なんだと!?」
「なんかさぁ・・・矢口さんと良い事でもあった?」
げ、なんでわかんのとゆう感じのさやか。
「ま、まぁね・・・」
「ふ〜ん・・・」真希はジロジロさやかの顔を見る。
「まぁ、良いや。週明け・・・楽しみにしてるよ♪」
君こそ怪しい笑みだと言いたくなるような笑みで言う真希。
「なんだよぉ・・・」
とことんいじめられキャラなさやか。
キーンコーンカーンコーン
と、ここでチャイムが
「あ、それじゃぁ教室戻るね」
「おう」
「ばいばい〜」
「じゃ」
- 11 名前:悠 投稿日:2000年08月30日(水)00時13分28秒
- >2さん
お褒めの言葉ありがとうございます♪続きも頑張りますので是非見てください♪
- 12 名前:悠 投稿日:2000年08月30日(水)00時26分15秒
- 「おしっ、終わり」
「きょーつけー、れー」
「ありがとうございましたー」
「よしっ、お昼だ。先輩の所行こうーっと」
フンフンフン〜♪ちょっとスキップ気味で、鼻歌を歌いながら2年生の教室へ行く。
「やーぐち先輩いますか?」
「あ、さやかちゃん。ちょっと待っててね」
「はーい」
と、クラスメイトが呼びに行く。いつもの風景。
「あ、さやか〜」
「先輩、今日は天気が良いから屋上行きません?」
「あ、うん。良いよ〜」
「じゃ、行きましょう〜」
そして、教室を出るとき「ひゅーひゅー、お熱いねお二人さん!」と言われるのは恒例ですね。
それに対して
「あはは、うるさいなぁ〜」というのが真里。
「・・・・」先輩相手だからか何も言えなくなって困ってしまうのがさやか。
微笑ましいですねぇ。
「うーん、気持ち良いですねぇ・・・・」
「そうだねぇ」
「あぁ、お腹空いた〜」
「はいはい、ちゃーんと作ってきてるから」
「やったぁ!」
いつからだろう、お弁当を作ってあげるようになったのは。
別に意識して作ってきたわけじゃない。ただ、作ってあげたいと思ったから
自然にやった行動。それをさやかも喜んでくれてるから。
いつからだっけなぁ・・・お弁当作ってもらってるのって・・・。
うーん・・・まぁ良いやぁ、先輩のお弁当すっげぇおいしいんだよね。
好意がなきゃ・・・作ってくれないよね・・・・?
- 13 名前:さやまり 投稿日:2000年08月30日(水)00時26分48秒
- ああ、愛するさやまり・・・。
ここんとこ、さやまり小説増えてきてかなり嬉しい。
続きかんばってください。
- 14 名前:悠 投稿日:2000年08月30日(水)00時48分05秒
- >さやまりさん
書きこみありがとうございます♪さやまり良いですねぇ・・。
続き頑張ります〜♪
- 15 名前:まりっぺ大好き 投稿日:2000年08月30日(水)00時52分18秒
- いい感じです。
作者さん頑張って下さい。
- 16 名前:悠 投稿日:2000年08月30日(水)01時04分26秒
- うーん、先輩はどう思ってるのかなぁ・・・・。そこん所は泊まりに行く時聞こうかなぁ。
「んー、んまい!」
「ははは、ゆっくり食べなよー?」
「は〜い」
は〜いと言ってるものの、ものすごい勢いで食べていくさやか。
そんなさやかを見てクスッと笑う真里。
そんな真里を不思議そうに見るさやか。
「あ、そうだぁ」
「ん?」
さやかもお腹いっぱいになったらしい。
「いっつもそんなにおいしそうな顔見せてくれるから・・・」
「??」
ちゅっ
「!?!?!?!」
「あはは」
「な、なんですか!?」
「いや、ちょっとお礼に・・悪かったかな?」
「いえ!!す、すっごい嬉しいです!!!」
「あはは、そんなに気合入れなくても良いよ〜」
耳まで真っ赤にして喜ぶさやか。
少しは素直になれたかな・・・。うん、きっと平気だね。
「ふぁぁ、眠くなっちゃった・・・」
「もぅ、さやかはいっつもそうなんだからぁ」
「だって眠くなっちゃうんですよ〜」
「しょーがないなぁ、はい」
「え?」
真里は正座をして自分の太ももを指差す。
「ココ使って横になりなよ」
えぇえ!!!????と小心者のさやかの心の叫び。
「い、いいんすか?」
「良いよ」
「じゃ、じゃぁおじゃまします・・・」
あ、気持ち良いなぁ・・・・
んー、なんかくすぐったいなぁ・・・
さやかはすぐ眠ってしまった。
「寝顔かわいいなぁ・・・」
- 17 名前:悠 投稿日:2000年08月30日(水)01時06分07秒
- >まりっぺ大好きさん
応援ありがとうございます♪続きも頑張って甘系にするので是非見てくださいね♪
- 18 名前:悠 投稿日:2000年08月30日(水)01時16分18秒
- さやかの少し短めでサラサラな髪を撫でる。
「ん・・・・」
やばっ、起こしちゃったかな?
「んん・・・せんぱぁい・・・・」
「ったく、かわいい奴・・・」
「ん・・・?」
「あ、起きた?」
「あ、はい。ありがとうございます」
「それじゃぁ、戻ろうか?」
「はい」
「あ、今日一緒に帰ろうね」
「あ、はい!!」
「それじゃぁね〜」
「じゃぁ」
うーん、膝枕って気持ち良いなぁ・・・。幸せだ・・・。
少し先輩の匂いが付いたかな?嬉しいなぁ・・・。
さやかったらすっごく気持ちよさそうに寝ちゃって・・・。こっちまで、幸せな
気分だよぉ。帰りも会えるし嬉しいなぁ・・・。
- 19 名前:悠 投稿日:2000年08月30日(水)01時26分30秒
- 「寄り道しないで、帰るように」
「は〜い」
「さよーならー」
まったく今時寄り道しないで帰る子なんてあんまりいないと思うぞ・・・
いつもの場所で待ち合わせ〜♪
裏門の方の大きな木。いつからあるのか知らないけどすっごく大きな木なんだよ。
先輩とはいつもココで待ち合わせしてるんだ。正門で待ち合わせするとみんなと帰ることになっちゃうとき
があるから。先輩が考えてくれたんだけどね。いっつも待ってるのは、あたしの方。
2年生も忙しいからね・・・。
と色々考えているところに
「ごめん〜、遅くなっちゃったね」
「あ、先輩〜」
「それじゃぁ、帰ろうか?」
「はい!」
通いなれた河川敷を二人で歩く。夕日に照らされて、長い影が伸びている。
二人はいろんな事を話す。今日あった事とか、テレビの事。
他愛の無い話だけど、それぞれ大切な時間と思ってる。
そして、あっという間に別れる時が来る。
「それじゃぁ・・・」
「ばいばい〜」
「はい」
それから泊まりに行く金曜日まで普通に過ごしていた。
そして、金曜日・・・・
- 20 名前:悠 投稿日:2000年08月30日(水)01時36分11秒
- な、なんで?
さやかは思った。先輩と待ち合わせをした所に裕ちゃん先生とみっちゃんと
後藤が居るのだ。
「な、なんでみんなココに居るの?」
「えぇ、だっていちいちゃん泊まりに行くんでしょ?」
「だったらうちらもいかんとな」
「すまんなぁ、あたしも止めたんやけど・・・・」
「そ、そうなんすか・・・・」
そして
「おまたせー!!」
「お、来た来た」
「あれー?みんな?」
「矢口先輩あたし達も連れていってください!」
「そうやで、つまみも買ってきたで」
「矢口すまんなぁ・・・・」
「ん、どうする?さやか」
「ここまで来たらしょうがないっすね・・・・」
「そうだね。じゃぁ、みんなおいでよ!!」
「やった〜!」
「よっしゃ!」
「ホンマにすまんなぁ」
そして真里の家に着くと・・・・
「もっとビール持ってこいや!!!」
「あたしも梅酒くらさい〜〜」
「ねぇさん、未成年に酒はあかん!!」
「ええやんか、梅酒なんて酒のうちにはいらへん!!!」
「いやいや・・・・」
「うっうっ・・・裕ちゃんもなぁ、色々苦労してんねん・・・職員室ではやらしい
目で見られるし・・・・」
「かわいそーですね、裕ちゃん先生・・・・」
「どないすんねん、この酔っ払い・・・・」
と、かなりの大騒ぎ。
「先輩・・・」
「ははは・・・・」
「矢口すまんなぁ・・・」
「いや、良いですよ〜」
「もう連れて帰るわ」
「そうですか?」
「これ以上いたらあかん。もっと飲むで」
「そ、それは・・・・」
「後藤はタクシーに乗せて帰らせるから、心配せんでええよ」
「助かります、すみません」
「そんじゃぁ、じゃましたわ」
「ばいばい〜」
「もっと飲むんや!」
「ふぅ・・・・帰ったね・・・」
「そうっすね・・・」
- 21 名前:悠 投稿日:2000年08月30日(水)01時38分01秒
- 19の河川敷ってのは金八先生で出てくるあの河川敷がイメージです。
と、今日(昨日?)の更新はここまでです。また、ちょくちょく更新します。
- 22 名前:名無しさん 投稿日:2000年08月30日(水)02時06分12秒
- やっぱさやまりはいい!
もちろん、さやまり氏のやつも読んでます。
これからふたりっきり・・・。
ラブラブ、えっちはあるのか?
期待大!!
- 23 名前:悠 投稿日:2000年08月30日(水)02時19分38秒
- >22さん
ありがとうございます♪えっちは・・・秘密です(笑)
寝ようと思ったんですけど、寝れないんで更新します
- 24 名前:悠 投稿日:2000年08月30日(水)02時30分52秒
- やっばぁ、二人きりだよ・・・。緊張するなぁ・・。
うーん、二人きりになっちゃった。なんか変に緊張するなぁ。
「あのぉ・・・・」
「ん?なぁに?」
「せ、先輩はあたしの事、その・・どう思ってるんですか?」
「え?」
「いや、お弁当とか作ってもらってるのが迷惑とかだったら悪いし・・・。
それに先輩の気持ちも知りたいし・・・」
「あたしは・・・・」
「・・・・・」
「あたしは、さやかの事好きだよ。うん。」
「プッ・・・・」
「な、何笑ってんのよー!!!」
「いやだって、先輩すっごい真剣な顔してるから・・・思わず・・・」
「せっかく愛の告白したのになぁ・・・」
「す、すいません・・・」
「でも、これで恋人同士ってやつ?」
さやかの顔が真っ赤になる。
「そ、そうっすね・・・」
「あ、そろそろお風呂入ろうっか」
「あ、はい」
「それじゃぁ、あたしから入るから。さやか好きな事してて良いよ」
「ほ〜い」
「それじゃ」
- 25 名前:名無し中 投稿日:2000年08月30日(水)02時33分43秒
- 更新早いっすねぇ。
うれしいです〜。ほくほく
- 26 名前:悠 投稿日:2000年08月30日(水)02時42分59秒
- うーん、やっぱりこの後は・・・・いや、でもまだ早いって・・・
でも先輩進んでそうだしなぁ・・・もしそうなっても先輩がリードしてくれるんだろうなぁ・・。
うーん・・でもなぁ・・・・
この後ってもしかして・・・やっぱりそうかな・・?
一応知識はあるけど、女の子同士ってのはなぁ・・・よく知らないしなぁ・・・
あぁ、こんな事ならなっちと裕ちゃんに聞いとけば良かったー!!
とりあえず、お風呂入らなきゃ。
顔を洗って、体を洗う。少し念入りに洗う。一応毛の処理もチェック。
余計な心配をしている自分が恥ずかしくなって笑う。
「ふぅ、そんなに気を使わなくても良いよねぇ・・・」
出るときに何処かに毛が付いていないか確認する。
「よしっ」
つい口に出してしまう。
お気に入りの下着。水色でシンプルな形の下着。さやかが着たら似合いそうだなぁと思う。
「さやか〜、お風呂良いよ〜」
- 27 名前:悠 投稿日:2000年08月30日(水)02時44分13秒
- >名無し中さん
ありがとうございます♪もうちょっと更新するので、是非読んで下さいね♪
- 28 名前:悠 投稿日:2000年08月30日(水)02時53分12秒
- 「あ、はい。頂きます」
うーん・・・とりあえずお風呂頂こう。
体を洗って顔を洗う。少し念入りに。毛の処理もチェック。
随分と余計な事を心配している自分がおかしくなってくる。
「ははっ、余計な事考えちゃうな」
出るときに何処かに毛が付いていないか確認。
「おしっ」
口に出して言ってしまう。
お気に入りの下着。薄ピンクでシンプルな形の下着。先輩が着たら似合いそうだなぁと思う。
「お風呂頂きました」
- 29 名前:悠 投稿日:2000年08月30日(水)02時55分03秒
- 「あれ?」
返事が無い。どうしたのかな?
「あれれ、先輩寝ちゃってるよ・・・」
「すぅ・・・・すぅ・・・・」
「ま、いっか」
とタオルケットをかけてあげるさやか。
「ソファーで寝るかな・・・」
「先輩、おやすみなさい・・・」
続く・・・・???
- 30 名前:悠 投稿日:2000年08月30日(水)02時56分39秒
- 一応終わりという事にしますけど・・・。続きを書いて欲しいとの声があれば
続き書きます♪なんか、中途半端ですしね(^^;
それでは、今日の更新終わりです〜
- 31 名前:たか 投稿日:2000年08月30日(水)03時23分35秒
- え?終わりなんですか
続き書いて欲しいですよ〜
- 32 名前:名無しさん 投稿日:2000年08月30日(水)05時48分54秒
- えー、これで終りではなんというかスッキリしないな〜。
もっと書いて下さいよ。プリーズ!!!
- 33 名前:悠 投稿日:2000年08月30日(水)06時55分51秒
- おはようございます♪
>たかさん 32さん
そうですね、続き書きます〜♪ちょっと案を練ってから書きます。
後で更新します。
- 34 名前:悠 投稿日:2000年08月30日(水)07時17分07秒
- 「ん・・・ふぁぁあ・・・」
あ、いつの間に寝ちゃったんだろう・・・。そう言えばさやかどうしたのかな!?
悪い事しちゃったよねぇ。
真里がリビングの方に行くと・・・。
「すぅ・・・・すぅ・・・んぁ・・・」
「やっちゃたぁ・・・ソファーで寝てるよ〜。お客さんなのに」
「ほぇ・・・・?」
「あ、起こしちゃったね」
「あ、せんふぁい。おはよーごじゃいましゅ」
「はい、おはよう。ごめんね、お客さんなのにソファーで寝かせちゃって」
「いや、良いんですよ」
「それと、先に寝ちゃって・・・・」
真里が照れながら言う。さやかは何の事だろうとちょっと考えたがすぐわかった。
「あ、い、いや。平気っすよ」
うん、もうちょっと時間があった方が良いしな・・。
「そっかぁ。じゃぁ、朝ご飯にしようか?」
「はい、手伝いますよ〜」
「ん、お客さんは座って待ってて!」
「いや、手伝いますよ!!!」
「うーん・・・・」
「ね?」
「うん、わかった。じゃぁ、お願いするね」
「はい、任せてください!!」
- 35 名前:悠 投稿日:2000年08月30日(水)07時32分46秒
- エプロン姿の先輩もかわいいなぁ・・・。なんか長すぎちゃったって感じで。
真里は一人暮しのためか料理の展開は速い。
トントントン
すっげぇ、はえぇ。
「さやか、おしょうゆ取ってー」
「あ、はい」
「ありがと」
真里はさやかの方に見向きもせずに受け取る。
さやかはそれが面白くないのか、頬っぺたをプーッと膨らませている。
「いたっ!」
「ど、どうしたんですか!!??」
真里が少しさやかの方を見たとき指をちょっと切ってしまったようだ。
「血出てきちゃった・・・」
バンドエイド持ってこなきゃ!でも血が流れてきてる・・・ティッシュも無いし・・・。
あ、そうだ!!!
ちゅーーー
「え?」
ちゅーー
「ちょ・・・」
ちゅー
「もう平気ですね」
「あ、う、うん・・・」
「えへへっ、さすがに美味しく無かったですけどね☆」
「も、もう・・・」
- 36 名前:名無しさん 投稿日:2000年08月30日(水)09時00分08秒
- ラブラブー!
さいこーっす。
もっともっとラブラブを! えっちもありで。
- 37 名前:さやまり 投稿日:2000年08月30日(水)09時19分06秒
- めちゃおもろい!
そうか〜、こーゆう紗耶香もありなんだ〜って考えさせられます。
自分、ホントいちーちゃん好きなんだな〜って実感。
がんばって!
- 38 名前:悠 投稿日:2000年08月30日(水)10時30分52秒
- >36さん
ありがとうございます☆えっちシーンはなかなか書けないんですよねぇ・・・。
>さやまりさん
応援ありがとうございます☆こちらも色々勉強させてもらってます。はい。
では、更新です。
- 39 名前:悠 投稿日:2000年08月30日(水)10時38分31秒
- プシュー−シューシュー
「ん?」
「あ、やばっ!」
「や、やかん沸騰しすぎてますよ!!!」
「火消さなきゃ!!!」
まったくこの二人は・・・ムードぶち壊しですね。
なんか、今先輩めちゃめちゃにかわいかったな・・・。心拍数やばいよ〜!
さやか今かっこ良かったな・・・。すっごいドキドキしてる・・・。
二人とも「今夜は・・・・」と決心するのであった。
「先輩、今日はディジュニーランドに行きませんか?」
「あ、良いよ良いよ!!!!」
「それじゃぁ、準備して行きましょう」
- 40 名前:悠 投稿日:2000年08月30日(水)10時49分14秒
- 「ふわぁ、暑いね〜」
「そうっすねぇ・・・」
暑っ・・・・しんどい・・・・この暑さやばいって
暑い〜・・汗かくしさぁ・・・嫌になっちゃうよぉ
「先輩〜、何乗ります〜??」
「そうだねぇ、まず・・・・・」
と、二人は夜のパレードの時間になるまで思いっきり楽しんだようです。
そしてへとへとになっているのは・・・・
「も、もう先輩これぐらいにしましょうよ・・・・」
「えぇ、もっと乗ろうよ〜」
「えぇ・・・・」
「ね、ね?」
「はぁい・・・・(泪)」
さやかの方みたいですね。
そして、パレードの時間。
「うっわ〜、綺麗だねぇ」
「そうっすねぇ」
「あ、ミッキーだ!!」
はしゃぐ先輩かわいいなぁ・・・・。
さやかはずーっと真里の事を見ていました・・・。
「あー、終わっちゃったね・・・」
「あ、はい・・・」
「じゃぁ、帰ろうか?」
「は〜い」
ガチャ
「ただいま〜」
やっと家に着いたようです。
「ディジュニーランドってめちゃめちゃ疲れますね・・・」
「うん、でも楽しかったね〜。どっかの誰かさんはパレードなんか見ないで誰かの顔
ばっかり見てたみたいだけどねぇ・・・??」
「あ、ばれてました・・・??」
「あんなに熱い視線感じたら、気づかない人いないよ〜」
「あ・・ははは・・・」
- 41 名前:悠 投稿日:2000年08月30日(水)10時55分36秒
- 「せ、先輩・・・」
「やっぱりね、愛を確かめ合うってやつ?」
「はぁ」
「必要だと・・・思うよ?」
「そ、そうっすよ・・・ね」
ちゅっ
まず軽く触れるだけのキス
そのうちお互い求め合うように互いの体に触れる行く
そして、最後・・・・
「いたっ・・・・」
「いっつぅ・・・」
互いに初めての痛みを味わい、初めての快感を知った夜
「先輩、ずっとずっと大好きです・・・」
「うん、あたしもずっとずっと大好きだよ・・・」
二人は抱き合って眠りにつきました・・・。
- 42 名前:悠 投稿日:2000年08月30日(水)11時08分08秒
- 「おっはよー!!!!」
「ふぇ・・?」
「朝だよー!!!!」
「あ、はい・・・」
さやかはモタモタと布団から出てくる。
「今日も晴れてて気持ち良いよーー!!!」
な、なんでこの人はこんなに元気なんだ・・・?と思う。
うーん、なんだか腰のあたりが重い・・・。
き、昨日のあれのせいかな・・・。
先輩は平気なのかな・・・?
「まったく、あんな事ぐらいでへばるようじゃぁあたしの彼氏様になれないよ!!」
「ははは・・・」
「それじゃぁ、今日は裕ちゃん先生の家に行くよ〜」
「え、そうなんですか?」
「うん、みっちゃん先生とねぇ、なっちと、後藤と、よっすぃ〜と梨華ちゃんと、かおりが来るよ。
「そうなんですかぁ・・・」
「朝ご飯食べたらすーぐ行くよ〜」
「はい、わかりましたぁ」
- 43 名前:2です 投稿日:2000年08月30日(水)11時32分38秒
- 楽しみ楽しみ。
一日に何回も更新されてるからうれしい。
できるだけ長く続けて欲しいなあ・・・。
- 44 名前:悠 投稿日:2000年08月30日(水)11時46分22秒
- >2さん
何回も更新できるのは、暇だからなんですけどね(笑)
もうちょっと頑張って行きます。
42の「うん、みっちゃん先生とねぇ・・からの矢口の発言文章に」が無いです。
訂正です。
- 45 名前:名無しさん 投稿日:2000年08月30日(水)22時24分42秒
- ちょっと余裕しゃくしゃくな矢口に、
恋のライバルとか欲しいなあ。
嫉妬メラメラの矢口が見たい。
・・・と、自分の希望を書いてみたりする。
- 46 名前:たか 投稿日:2000年08月31日(木)02時38分51秒
- >45
いいですね〜
やっぱりライバル役はごま?
- 47 名前:悠 投稿日:2000年08月31日(木)04時30分22秒
- >45さん
嫉妬メラメラの矢口!!良いですね〜。ピーンと来ました!!
めっちゃマッチしそうです。その案使わせて頂きます。
>たかさん
ごまですかねぇ・・・。ごまだと定番っぽくなっちゃう気もするんですけど・・・。
色々考えて見ます。
他の小説を読んできた後に更新します。
- 48 名前:悠 投稿日:2000年08月31日(木)04時52分42秒
- 待ち合わせ場所は裕ちゃんの家の近くの駅。なんだか変な像がたってる。
「一番乗りみたいだね〜」
「そうみたいっすね」
「あれ?矢口先輩達来てるよ」
「あ、ほんとだ〜」
「おはようございます」
どうやら、吉澤と後藤と梨華はもう来ていてコンビニにでも行ってきたみたい。
「おはよ〜」
「おっは〜」
「いちいちゃん、矢口先輩と来たんだー?」
「あ、うん。まぁね」
「いいなぁ、ラブラブって感じ〜」
「あ、ははは・・・」
「だってよっすぃー達もラブラブだしぃ・・・」
「そうなの?」
「うん。ねぇ、よっすぃーと梨華っち」
「あはは、そうなんっすよ」
「ひとみちゃんったら・・・」
なんか純愛コンビだなぁ・・・。
「先輩達もやっぱ付き合ってるんですよね?」
「ん、うん。まぁ・・・」
「そーだよ〜」
「じゃぁ、ごっちんだけ仲間外れだ」
「もう、なんだよぉ」
「あははは」
みんなで笑った。
後藤も幸せになってくれると良いけど・・・。
- 49 名前:悠 投稿日:2000年08月31日(木)05時23分58秒
- 「お、もうみんな来てるやんか」
「あ、ほんとだ〜」
「おはよっす」
「おはよーさん」
裕ちゃん達が来た。他の4人が来たってことはこれで全員だね。
この中って結構カップルいるなぁ・・・。えーっと、
裕×なちでしょ、あと吉×梨華でしょ、それでさや×真里3組!
フリーなのはみっちゃんと、後藤とかおりかぁ。
「さやか、女の子いっぱいだからって浮気しないでよ」
真里がボソッとさやかに言う。
「そんな事しませんよ〜」
「なら良いけど・・・」
真里がこんな事を言うのには、ワケがあった。
この前・・・・
- 50 名前:悠 投稿日:2000年08月31日(木)06時25分54秒
- 真里は裕ちゃん先生に呼ばれて職員室に行った。
用事はちょっとしたクラスの事だったけど、裕ちゃん先生が言ったあの一言。
「後藤には気をつけたほうがええで」
あたしは最初は何言ってるんだろうと思ったけど、職員室から教室に戻る時
後藤とかおりが話してるのを聞いちゃったんだよね。
「かおりさぁ、真里の事気に入ってるんだけどぉさやかにとられそうなんだよねー」
「あたしはいちいちゃん好きなんだよね〜」
「ってゆうことは・・・・・・」
「協力すれば良いんじゃ〜ん?」
「そうだね!」
二人がこっちに来そうだったから急いでその場から立ち去ったけど、二人が考えそうな事は
だいたいわかるんだよねぇ・・・。
- 51 名前:悠 投稿日:2000年08月31日(木)06時35分07秒
- 「それじゃ、みんな揃ったし行くか」
「いぇ〜い!」
「れっつごー!」
「いちいちゃん、行こーー」
「え、あ、あぁ」
さやかはこっちを見てごめんって顔してる。
まぁ、いっか・・・。
「真里〜」
「ん?」
かおりだ。やっぱそう来たかぁ・・・。
「行こうー?」
「うん」
あ〜ぁ、先輩と話したいなぁ。
さやかと話したいよ・・・・。
二人は複雑な思いで裕ちゃんの家に着いた。
「さやかっ」
真里はさやかに声をかけてみたけど後藤が引っ張って行ってしまって話せない。
しょうがないと思う。さやかは後藤達の思ってる事とか知らないんだし・・・。
この状況に気づいているのは・・・・裕ちゃん先生だった。
- 52 名前:悠 投稿日:2000年08月31日(木)06時39分42秒
- ほほぉ、後藤達もおもろい事するやんか。
略奪愛っつーのはあかんと思うけどなぁ・・・。
しゃーない、裕ちゃんが人肌脱ぐかな。
「さやか、矢口。ちょっと来なはれ」
「は〜い」
「あ、はい」
裕ちゃんは小さな声で二人に言った。
「いいか、後藤がさやかを狙ってる。飯田が矢口を狙ってる。気をつけろな?
こんなんで二人が壊れたらあかんで?」
「えぇ、そうなですかぁ?」
「そうや、気ぃつけ」
「わかりました・・・」
「平気だよ〜。愛の力には敵わないよ〜」
「そ、そうっすよね!」
言うまでも無かったか、とビール片手に微笑む裕ちゃん先生でした・・・。
- 53 名前:悠 投稿日:2000年08月31日(木)06時55分55秒
- それからは、真里とさやかはラブラブモードで誰も近づけないという感じだった。
当然、後藤とかおりも手出しできなかった。
「さて、この辺でお開きにしとくわ」
みっちゃんが言った。
「裕ちゃんはどうすんのー?」
「なっちがおるやろ」
「あ、そうだったねぇ〜」
「みっちゃん!あんまり言うでないべさ!」
「あはは」
帰り道
「いやぁ、今日は色々あったけど楽しかったっすねぇ」
「うん、そうだね」
お泊まりも終わり。この帰り道の先に待ってるのはそれぞれの家。
「今日で終わりですね」
「うん」
「楽しかったです。ありがとうございますっ」
「ううん、こっちも楽しかったよ」
真里は元気が無い。寂しいのだろうか・・・
「それじゃぁ、先輩・・・」
「あ、うん」
「また、学校で」
「うん、ばいばい〜」
「さよならっ」
さやかはとぼとぼと歩き出す。別れを惜しむように。
タッタッタ
後ろから足音がする。
「ん、なんだ?」
ドン
「うわっ」
「せ、先輩・・」
「なんか、寂しくなっちゃった・・・」
さやかは真里がたまらなく可愛いと思った。
「平気ですよ、明日も会えるじゃないですか」
ぎゅーっと抱きしめながら言う。
「うん、そうだね・・・」
「それじゃぁ・・・」
「はい」
「ほんとに、ばいばい」
「さよならっ」
さやかは笑顔で言う。
真里も笑顔で返す。
「じゃぁ、また明日!」
「ばいばい〜」
二人は後ろ髪をひっぱられる思いで家に帰りました・・。
- 54 名前:悠 投稿日:2000年08月31日(木)12時45分23秒
- 「やべっ、また遅刻する!!!」
「さ・や・か☆」
「あ、先輩」
「今日も遅刻しそうだねぇ」
真里はチリンチリンと鳴らしながら暢気に言う。
「やばいっすよぉ」
「しょうがない、乗せてあげよう!」
「ありがとうございます〜」
「あ、これから自転車で通わない?」
「え、あたし自転車ないっすよ」
「ここにある」
「ほぇ?」
「これ」
「えぇ!!」
「嫌とは言わせないぞ、さやか君」
「あはは・・・・全然良いっすよ」
「よーし!漕ぐのはさやかね!」
「えぇ。そんなぁ・・・」
「若い者が働くのは当然でしょ!」
「はぁ〜い・・・」
その日から真里とさやかは自転車で一緒に登校している。
そして、サドルに・・・・
さやか☆真里 と書いていた二人でした・・・。
- 55 名前:名無しさん 投稿日:2000年08月31日(木)13時08分39秒
- 作者さん、これで終わりなんですか?
もうちょっとこの二人のラブラブが見てぇ・・・。
- 56 名前:悠 投稿日:2000年08月31日(木)17時27分27秒
- >55さん
もうちょっと・・・続きます・・・。まだあの二人が出てませんしね。
あの二人です。あのミニモニ・・・おーっとここまでいえばわかりますね?(笑)
- 57 名前:悠 投稿日:2000年08月31日(木)17時38分16秒
- 朝、廊下を歩いていると
「あぁ〜、さやか先輩だぁ〜」
「お、加護に辻じゃん」
「おはよーございます」
「おはよ☆」
「ところで、高等部に何か用事があるの?」
「さやかさんに会いにきたんれす」
「え、そうなの?何かな?」
「えーっと・・・ののちゃんが言いや〜」
「えぇ、ずるいれす。亜衣ちゃんが言ってくらさい」
「いややねん、だいたいののちゃんが言ったんやんか」
「そうれすけど・・・・」
「な?頑張りや」
「あの・・・今週のにちようびひまれすか?」
「ん、うん。平気だよ」
「ほんとれすか!!」
「良かったなぁ」
「うん、亜衣ちゃんもきょうりょくしてくれてありがとうなのれす」
「そんで、何処行くの?」
「そうれすねぇ・・・・」
「遊園地なんてどうや?」
「あ、いいれすね!!」
「ん、遊園地?良いよ」
「じゃぁ、コシュモワールドに行きましょう!!」
「そうやな」
「それじゃぁ・・・・」
どうやら、コシュモワールドに行く事になったらしいですね。
さやかは、真里を誘うんでしょうか・・・?
- 58 名前:悠 投稿日:2000年08月31日(木)17時50分07秒
- 「・・・そうゆう事なんですけど・・・・」
「ふ〜ん、そうなんだぁ」
お昼休み。二人はお気に入りの大きな木下でお弁当を広げている。
どうやらさやかが、遊園地に行く事を喋っているようだ。
「まさか、あの二人から誘われるとは思いませんでしたけどね・・・」
「ふ〜ん・・・・」
先輩なんか変だなぁ・・・。
なぁによ、なんか嬉しそうな顔しちゃってさ・・・・。
「先輩も行きません?」
「うーん・・・」
いつもならすぐOKするけど、なんかなぁ・・・・。
「いや、良いや。3人で楽しんでおいでよ」
「そうっすか、わかりました」
先輩なら絶対くっついて来ると思ったんだけどなぁ・・・。
「あ、あたしクラスの話し合いあるから先に行くね」
「あ、はい」
「それじゃぁ、帰りね」
先輩ちょっとそっけないなぁ・・・。うーん・・。
さやかが考え込んでいるといきなり後ろから
「さぁ〜やぁ〜かちゃんっ♪」
「わぁ!!!」
なんだ!!こいつ!胸揉みやがった!!!
「ふっふっふ、成長中やな」
「ゆ、裕ちゃん先生!」
「けど、なかなか大きいな」
「な、何言ってるんですか!!!」
「まぁまぁ、そう興奮するなや」
「興奮なんかしてません!!!!」
「まったく、これだから子供は・・・・」
「な、そんな事無いですよ!!」
「なっちみたいにもっと可愛らしくできんのか・・・」
「へぇ〜・・・・・」
「あ、しもたっ」
「なっち先輩とねぇ・・・・」
「あはは・・・・は・・・」
「まぁいいや。そんで何か用っすか?」
「そっけない奴やな、まぁええわ。日曜日遊園地行くんやろ?」
「なんで知ってるんですか?」
「ミニコンビから聞いたわ」
「へぇ」
「あたしも日曜日行くから」
「へ?」
「さやかだけじゃ、不安やしな」
「・・・べーっだ・・・」
「ははは、まぁええわ。それじゃな」
「は〜い」
- 59 名前:悠 投稿日:2000年08月31日(木)17時57分57秒
- さやかなんか知らない知らない知らない!!!!
他の女の子に誘われてデレデレしちゃうなんて・・・。
だったらあたしと遊ぶとかして欲しいよー!!
あぁ、もうイライラするなっ。
ふと、さっきまでいた場所を窓から見る。
すると、裕ちゃんがさやかの胸を・・・
「何あれーーー!!!!!!!!!???????」
廊下にいたものがみんな真里の方を向いた。
真里はそんな事お構いなしで、一人でパニクっていた。
何?何あれは!?!?!?
いきなり浮気!?
そんな事するわけない!!何何何ーー!!!???
あぁ!!!!!もうっ!!!!
「さやかのバカっ!!!!!!!!!」
廊下中に響いた。
- 60 名前:悠 投稿日:2000年08月31日(木)18時22分45秒
- 「さやか先輩!!」
「あ、吉澤。何?」
「矢口先輩と別れたんですか!!!???」
吉澤が興奮気味にさやかに言う。
隣では石川が呼吸を整えている。吉澤に引っ張られてきたんだろう。
「え、そんなはずないけど?」
「矢口先輩が廊下で・・・・」
「さやかのバカって言ったんですよ」
石川が隣から言う。
「えぇ!?!?なんで?」
「わかりませんけど・・・・」
「ちょ、確かめてくる!!!」
さやかは真里の教室に走った。
「先輩いますか!!!!!!」
「あ、矢口いないねぇ」
「何処行ったかわかりますか!!?!!???!」
「うーん・・・わかんないなぁ・・・ごめんね」
「そうですか・・・・」
「まさか、別れてないよね?」
「えぇ、多分・・・・」
「頑張ってね・・・?」
「はい!!!」
「それじゃぁ、失礼します!!!」
さやかはあの場所へ走った。
真里が行くならあの場所しかないと確信したから。
「先輩!!!!!」
- 61 名前:悠 投稿日:2000年08月31日(木)18時30分25秒
- 「3分23秒・・・・」
「へ?」
「合格だね」
「えぇ?」
「あたしがここでさやかを待ってから3分23秒」
「先輩・・・・」
「ごめんね・・・・」
「いえ・・・」
「ちょっとね、嫉妬って言うのかな?うん、しちゃったの」
「浮気とかしてるんじゃないかって思ってるとかじゃなくて、他の女の子と話してる
のとか不安でたまらないんだ。さやかがあたしに愛想無くして、他の子の所に
行っちゃうんじゃないかなって」
「別にさやかが誰と話しても自由なのにね・・・・遊び・・・」
さやかは真里が言い終える前に自分の口で真里のぎこちなく動くその唇を塞いだ。
「あたしは、先輩の一番になりたいです」
「先輩もあたしを一番にしてください」
「あたしは、他の誰よりも先輩が好きです。好きって言っても特別なんです。
他の子に言うような好きとは比べ物にならない好きなんです」
「さやか・・・・・」
「心配しないで下さい。あたしは先輩のものですから・・・」
「ありがとう・・、あたしもさやかのものだからねっ」
「はい・・・・」
二人はぎゅーっときつく抱きしめ合いました。
真里が少しだけ背伸びをして。
- 62 名前:悠 投稿日:2000年08月31日(木)18時39分52秒
- 二人が別れたと言う噂はこの日になくなった。
ラブラブな二人を目にしてなんだ、平気じゃんって誰もが思ったから。
そして・・・・
「夕日が綺麗ですねぇ・・・」
「そうだね・・・・」
さやかが少し長い下り坂に差し掛かった途端唄い出した。
「この長い長い下り坂を〜君を自転車の後ろに乗せて〜ブレーキいっぱい握り締めて
ゆっくりゆっくり下ってく〜」
「あはは、ピッタリだね」
「ちょっと歌詞飛ばしますね」
「え?」
「いつか君の泪がこぼれおちそうになったら何もしてあげられないけど少しでも
そばにいるよ〜」
「さやか・・・・」
「こんな感じですね・・・・」
真里はさやかの腰にまわした手をぎゅーっと細い腰に絡ませる。
耳元で
「大好きだよ、さやか」
さやかに見えない事を良い事に普段はちょっと言えないことを言ってみる。
「あたしも、大好きですっ」
さやかは真っ直ぐ前を見てはにかんだ笑顔で言った。
二人の夏が終わろうとしている・・・・。
〜END〜
- 63 名前:悠 投稿日:2000年08月31日(木)18時45分19秒
- さやまり終わりです。ちょっと長くなっちゃいましたが、読んでくださった方
ありがとうございます。これからもリクエストで行きますので、バシバシお願いします。
よしゆうって結構いいかもなぁ・・・。
- 64 名前:さやまり 投稿日:2000年08月31日(木)22時17分07秒
- おもろかったっす。
自分的には、いちつじが少しでもあったから満足。
あんなちょっとだけでも喜んでしまう自分・・・。
いちつじ見たいっす。
それか、よしかご。
- 65 名前:寅さん 投稿日:2000年09月01日(金)00時05分21秒
- 武道館ビデオを見て涙をこらえる
ね〜さんに萌え。
だからさやゆう書いてん。
- 66 名前:たか 投稿日:2000年09月01日(金)00時16分45秒
- おお!こういう展開ですか
おもしろかったですよ〜
- 67 名前:悠 投稿日:2000年09月01日(金)00時25分53秒
- >さやまりさん
どうもありがとうございますっ♪いちつじに、よしかご・・・・なるほど。
考えて見ますね。
>寅さん
さやゆうも良いですね・・・
>たかさん
読んでいただきありがとうございましたっ♪
- 68 名前:悠 投稿日:2000年09月01日(金)00時43分13秒
- タッタッタッタッタ
「ふぅ、今日も良い感じだ」
さやかは今いつもどうりに、3kmのランニングをしている。
入学したての自信の無さと、一つも輝けるところが無い自分に苛立つようになってから
始めた。そのおかげで、今は陸上部で次期部長と言われるほどの実力もつけてきた。
それまで目立たない存在だったけど、友好関係もうまくいくようになり充実した毎日を
過ごしている。
ふと、目の前を見ると女の子が歩道に座りこんでいる。
どうしたのだろうと、さやかはピッチをあげてその少女へ近づいた。
「どうしたの?」
さやかが声をかけてみる。
「探し物れす・・・」
少女はさやかの顔も見ずに言う。地面を見つづけたままだ。
「手伝ってあげるよ」
さやかは少し時間があるので少女の『探し物』を一緒に探してあげる事にした。
「何を探しているの?」
「写真を落としちゃったんれす」
「写真かぁ・・・・。好きな人のかなんか?」
「そ、そうれす・・・・」
その少女は真っ赤な顔をして答える。
さやかはかわいいなぁと思った。
- 69 名前:悠 投稿日:2000年09月01日(金)01時00分45秒
- 幼い声にあってるようなあってないような顔。
綺麗な鼻筋に、かわいい唇。中学生ぐらいだとは思うけど色っぽさも少し交えている
感じだった。
「好きな人の写真じゃねぇ・・・・」
「はい・・・・」
少女は探し物に夢中なのか、一向にさやかの顔を見ない。
「好きな人ってどんな人なの?」
「え、えっと」
「うんうん」
「とってもなんか、カッコいいんれす」
「ふむふむ」
「毎朝走ってて、ののは見てるだけなんれすけど・・・」
「へぇ、走ってるんだ。あたしと一緒だね」
「え?」
少女は驚いたように顔を上げる。その顔を見て、さらに驚く。
そう、その少女が好きであり、写真に映っている人物それは市井さやかのだ。
「い、いちいさん」
「あれ?なんであたしの名前知ってるの?」
「い、いえ、ちょっと聞いた事があったんれす・・・・」
「へぇ、あたしも有名なんだぁ」
さやかは照れたように言う。
「は、はい・・・」
「お、これ?」
さやかは封筒を拾った。少しだけ写真が顔を見せてる。
「あ、ありがとうございます!!!」
少女は慌ててさやかの手から取り上げる。
「???」
さやかは不思議そうに見る。
「そ、それじゃぁ失礼しますれす!!!!」
「あ、ばいばい」
と、少女は駆け出した。しかし、先ほど持っていた封筒を落として行ってしまった様だ。
さやかはそれを拾い、悪いと思いながらも中身を見た。
あの少女の言っていた好きな人とは誰だろう。そんな事を思いながら、写真を見た。
すると・・・・
「え、あたしじゃん」
どこからどう見ても市井さやか。その物だった。
その背景は・・・・
「確か競技場・・・?」
もしかしてあの子も陸上選手なのかな・・・。
でもどうして、あたしの写真なんか持ってるんだろう。
好きな人の写真って言ってたけど・・・。
- 70 名前:悠 投稿日:2000年09月01日(金)01時02分20秒
- 訂正です。69の写真に映っている人物それは市井さやかのだ。じゃなくて、
市井さやかなのだです。
- 71 名前:Unknown 投稿日:2000年09月01日(金)02時41分22秒
- ここでも辻、がんばってんなぁ。
こーいう展開好きです。
- 72 名前:ららら 投稿日:2000年09月01日(金)02時50分38秒
- この辻、なんかいかにもって感じでほほえまし
どう話をもっていくのか興味津々です
- 73 名前:さやまり 投稿日:2000年09月01日(金)05時11分54秒
- 悠さんどーもすいません。
いちつじ書いてくれて、オイラは幸せです。
ああ、続きが気になる・・・。
- 74 名前:悠 投稿日:2000年09月01日(金)11時59分09秒
- >Unknownさん
ありがとうございます、是非続きも読んで見てくださいね♪
>らららさん
応援ありがとうございます、続きも頑張るので是非読んでください☆
>さやまりさん
どうもいつも書きこありがとうございます。今回はゆっくり更新するつもりですが・・・。
もっともっと続き気になっちゃってください(笑)
今日はお昼と夜更新予定です。
これから学校始まるから更新少なくなっちゃうかもなぁ・・・。
- 75 名前:悠 投稿日:2000年09月01日(金)12時07分50秒
- 「うーん、でもとりあえずこれはあの子の物だしあの子に渡さなきゃいけないけどなぁ・・・」
「確かののって自分の事言ってたな・・・・」
数少ないヒントで色々考えて見るが特にこれと言った手段は無い。
「あ、あいつに聞くか・・・」
さやかは思い出した。同学年の情報屋、矢口真里を。
始めてあった時
「なんだか、冴えない顔してるね。輝けばカッコ良くなりそうなのに」
とさやかに向かって言った。その通りだ。さやかは思った。
自分をココまで、奮い立たせてくれ、成長させてくれたのはある意味真里のおかげかなと思う。
最近はさやかのファンクラブが設立されそうなので、写真を撮らせてと言ってくる。
もちろん、断っているが。誰が好き好んで自分の顔を商売にしなきゃいけないんだ、これが
さやかの考え。まぁ、もっともであるが・・・。
「とにかく、学校行こう」
さやかは、一旦家に帰るためまた走り出した。その時頭の中で考えていた事は
あの少女、同じ学校の、中学1年3組、辻 希美である。
さやかは知らないが、その可愛さから高校の先輩方にも人気がある。
この二人は一体どうやって巡り会うのか・・・・・。
- 76 名前:さやまり 投稿日:2000年09月01日(金)12時58分39秒
- オイラも今日から学校だ・・・。
まだ宿題終わってない(泣)
続き、気になっちゃってます。
- 77 名前:悠 投稿日:2000年09月01日(金)23時41分29秒
- シャァァァ
さやかがシャワーを浴びている。さやかはまだあの少女の事が頭から離れなかった。
もしあの子に逢えなかったらどうしようか。自分で自分の写真を持っているなんて
あまりにも不気味だ。さやかは思った。
「あの子可愛かったな・・・・」
さやかは自分がついそう口に出してしまった事にビックリした。
「何言ってんだろ・・・」
バスタオルで身体を拭きながら呟いた。
そのまま下着を着てリビングに向かった。
テープルの上においてある、ぶどうを一つ口に含み皮は出す。
「ふぅ」
溜息を漏らす。誰もいないのはいつもの事だけど最近何故か寂しさを感じるようになってきた。
「誰のかの優しさが欲しい・・・」
時計の針は6時。
さやかはもう一眠りすることにした。
一筋の泪を流しながら。
- 78 名前:名無しさん 投稿日:2000年09月02日(土)23時23分52秒
- 続き見てぇ・・・。
いちつじいいなあ。
- 79 名前:悠 投稿日:2000年09月03日(日)07時11分48秒
- >さやまりさん
宿題終わりましたか?続き更新しますので、是非読んで下さいね♪
>78さん
続きもよろしくお願いします☆
77の訂正。「誰のかの優しさが欲しい・・・」→「誰かの優しさが欲しい・・・」です。
- 80 名前:悠 投稿日:2000年09月03日(日)07時39分19秒
- ピピピピッピピピピッピピピピッ
7時30分にセットされた目覚し時計の音が部屋に響く。
「ん・・・、もう時間か・・・」
少し眠さが残りながらもさやかは体を起こす。
何か食べようと思い、買ってあった大好物のカレーパンを手にしてリビングのソファーに
座りテレビをつけ、食べ始めた。
テレビでは朝の芸能情報がやっていた。
「ゆず等が出た19日のイベントは・・・・」
「あ、これ行ったんだよな」
などと、呟きながらパンを口にする。
「そろそろ、行こうかな」
さやかは学校へ行く時間を決めていない。
自分が行きたい時間に行くのだ、もちろん遅刻はしない。
「さて、行きますか」
そう独り言を言って自転車を漕ぎ出す。
- 81 名前:さやまり 投稿日:2000年09月04日(月)16時38分12秒
- がんばってくださいです。
更新遅くてもいいので、がんばって。
っていうか、自分の方が更新遅いから大丈夫っすよ。
- 82 名前:悠 投稿日:2000年09月04日(月)18時22分00秒
- >さやまりさん
どうもありがとうございます、1日に一回は更新できる状態にはしたいんですけど・・。
新学期始めということもあってか、少し忙しいので・・・。
もし、読んでくださっている方がいらっしゃったら気長に待ってください。
お願いします。
- 83 名前:悠 投稿日:2000年09月04日(月)20時55分43秒
- いつもの通いなれた道を、身体に染み込んだペースで自転車を漕いで行く。
さやかはこの時間がたまらなく好きだった。自分の身体が風に溶けて一体化しているようで
とても気持ちが良かった。
色々な事を考えていると、いつもすぐ学校に着く。
「とりあえず、矢口に会うかな」
矢口に会って、ののという少女を知っているか聞き出そうと思った。
下駄箱について自分の場所を開けると、1通の手紙。
さやかは、またかと思いながらもその手紙に目を通した。
差出人は、辻希美と書いてある。希美・・・?の・・・・ぞみ・・・・。ののちゃんなんて
あだ名つかないかな・・・・。
無意識にそんな事を考えてしまった。
さやかはとにかく、この手紙に少し運命的な物を感じたのだ。
「ちょっくら行って見るか・・・」
さやかは手紙をくれた人の所へ行って、丁寧に断る。これがさやか流のけじめであった。
中学生の校舎へ行き、1年生の教室へ行く。
そして、3組の前で・・・・
- 84 名前:Unknown 投稿日:2000年09月04日(月)21時59分02秒
- 1日1回かぁ。くぅ〜!(笑)
気長に待ちますよぉ!
楽しみにしてるのでがんばってください!
- 85 名前:悠 投稿日:2000年09月05日(火)18時02分10秒
- >Unknowndさん
暇な時とかは、頑張って更新します♪
続きもよろしくお願い致します〜
- 86 名前:悠 投稿日:2000年09月05日(火)18時42分41秒
- 「えーっと、辻希美さんいる?」
「あ、市井先輩だ!!!」
「あぁ、市井先輩だー」
「きゃぁ、市井先輩だよー!」
と、さやかの人気は相当なものだ。
「あ、あのさ、辻さんいるかな?」
「あ、はい。ちょっと待っててくださいね」
一人の少女が呼びに行く。どうやら辻という名の少女は教室にいるらしい。
「はい、辻さん呼んできました」
「あ、ありがとう」
目をやると、朝会った少女だった。
「あ、今朝の・・・・」
「い、いちいさんっ・・・・」
一人の少女が不思議そうに二人を見てる。
「ちょっと、場所移動しようか?」
さやかが穏やかな笑顔で希美に言う。
「は、はい・・・」
- 87 名前:悠 投稿日:2000年09月06日(水)12時51分07秒
- さやか達は図書館に来ていた。この学校の図書館はとても大きく、そして滅多に人が来ない。
「えーっと、この手紙くれたの君だよね?」
さやかは確認する。
「は、はい・・・・」
希美はそう答えてうつむいてしまう。
「うん、お友達になろっか」
さやかが言った。
手紙の内容は随分控えめで
いちいさんへ
お友達になってください。
1年3組 辻希美
と書いてあった。
さやかは、付き合ってください等の手紙は断るがお友達になってくださいというのは
初めてだった。
- 88 名前:悠 投稿日:2000年09月06日(水)13時02分14秒
- 「え、いいんれすか・・・?」
「うん、良いよ」
さやかはニッコリ笑って答えた。この子なら自分を温めてくれる。
そう思った。
「そ、それじゃぁ・・・お弁当一緒に食べませんか・・・?」
希美が恐る恐るたずねる。
「ん、良いよ。じゃぁ、中庭でね」
「はいっ」
「それじゃぁ、後でね」
「はいっ」
結局写真の事とか聞けなかったなぁ。ま、別にいっか。
さやかは写真の事は徐々に忘れて行った。
「あ、先輩。ここれす」
希美が控えめに手を振りながらさやかを呼ぶ。
「ごめんごめん、ちょっと遅れちゃった」
「平気れすよ」
「あの中澤先生さぁ、自分の事ばっかり話してるから授業長引くんだよね」
希美は控えめにふふっと笑っている。
「あ、やっと笑った」
「へ?」
「だって、ずーっと険しい表情だったからさ」
希美はかぁっと赤くなった。その顔を見て、あの時の事を思い出した。
「写真・・・・」
さやかはついそう口に出してしまった。
希美はあっという顔でさやかを見ている。
「あのさ・・・」
「ごめんなさい!先に帰りますね」
希美はそう言ってさやかが話す前に駆け出した。
「やっば・・・・」
- 89 名前:さやまり 投稿日:2000年09月06日(水)14時02分06秒
- おお。
二回も更新してる! やった!
- 90 名前:名無しさん 投稿日:2000年09月06日(水)17時41分57秒
- >さやまりさん
もうちょっと更新します♪
- 91 名前:名無しさん 投稿日:2000年09月06日(水)17時48分10秒
- 「うーん、参ったなぁ・・・・・」
さやかは歩きながら口に出した。
あれから希美に会うことは無い。まず、校舎が違うので会わないが。
「放課後行って見るかな」
さやかは、少し考えた後放課後に希美を待ち伏せることにした。
放課後、そんな事を知らない希美は教室から出てきた。
「ばいばい〜・・・・!!??」
希美が教室を出ると、そこにはすこし膨れっ面のさやかが立っていた。
「あ、やっと終わった」
「す、すみません・・・・」
希美は先輩を待たせてしまった事に少し悪気を感じた。
「あ、良いよ。あたしが勝手に待ってただけだし」
「はい・・・・・」
「えっとさ、一緒に帰らない?」
夢にまで見た、さやかの言葉。
「は、はい」
二人は一緒に帰ることにした。
- 92 名前:Unknown 投稿日:2000年09月06日(水)19時17分59秒
- 今日は更新多いね!
がんばれーい!
- 93 名前:悠 投稿日:2000年09月07日(木)00時42分07秒
- >Unknownさん
頑張ります〜♪
風邪気味だ・・・・。←今日学校休んだ。
- 94 名前:悠 投稿日:2000年09月07日(木)00時51分15秒
- 「最近ちょっと寒いね」
「そうれすね」
「でも、また暑くなるみたい」
「そうれすね」
「あぁ〜、10月は忙しいね〜」
「そうれすね」
「おーい、さっきから「そうれすね」しか言ってないよ?」
「そうれす・・・・あ、すみません」
「んー、元気ないねぇ?どうしたの?」
希美はなんて鈍感な人だろうと思った。
緊張してあまり喋れないのだ。
「へ、平気れす」
「そっかそっか」
「ほんっとさぁ・・・・・」
二人は他愛の無い話をしながら歩いていた。
「あのさ、ちょっと公園寄っていかない?」
「あ、いいれすよ」
砂場とすべりだいとブランコしかないシンプルな公園。
ここは、さやかにとって思い出の場所だった。
3年前・・・・・
「いちいさん」
「んー?」
「あたしがもし、何処かに行っちゃったらどうします?」
「えぇ、そんな事無いよ〜」
「え・・・?」
「ずっと、一緒にいようよ」
「は・・・い・・・・・」
その次の日から、あいつはいなくなった。後から聞いた話だと、何処か遠い所に越してしまったらしい。
何故あの時、この場所であいつを止められなかったのか、今でもさやかの心の中に
残っている。あいつは、あたしに助けを求めた。一言「行かないで」を言えば、
その一言を言えれば・・・・・。
「いちいさん・・・?」
いつのまにか頬に泪が伝っていた。
「あ、なんでもないよ・・・。うん」
作り笑顔で答える。
「平気れすか・・・?」
希美がそう言った瞬間、さやかにものすごい衝撃が走った。
公園の入り口に、昔と変わらずに笑って立っているあいつを見たから。
- 95 名前:名無しさん 投稿日:2000年09月07日(木)02時37分24秒
- あいつってひょっとしてあの人?
おもしろくなってきた。期待してます。
- 96 名前:悠 投稿日:2000年09月07日(木)20時26分47秒
- >95さん
ありがとうございます、続きもよろしくです♪
- 97 名前:悠 投稿日:2000年09月07日(木)20時35分46秒
- 「ま・・・・き・・・・・。」
さやかは何かに取り付かれたかのようにその名前を口にした。
「ただいま、いちいさん」
真希はあのころと変わらない笑み、いや昔よりも冷たい目、そして無気味な笑みを浮かべていた。
「いちいさん、いちいさん。平気れすか?」
「え、うん。あ、あそこに立ってる人ねあたしの昔の友達なんだよ。」
「何言ってるんれすか?誰もいないじゃないれすか。」
希美はさやかの指差す方を見るが、そこには誰もいない。
「え、だってあそこに真希が・・・・」
「いちいさん、目が疲れてるんじゃないれすか?帰って休んだ方がいいれすよ。」
「え、あ・・・。」
「それじゃぁ、お先に失礼しますれす。」
希美は真希のいる入り口の方に走って行く。
「あ、危ない!」
スッ
希美の体は真希をすり抜け普通に走って行った。
「え・・・・・・。」
さやかは呆然としたまま立っていた。
- 98 名前:名無しさん 投稿日:2000年09月08日(金)04時03分22秒
- ゴーストになってしまってるのかな。
市井ちゃんと真希の過去が気になるな。
なんかこの三人って異質で、いい感じっすね。
- 99 名前:悠 投稿日:2000年09月09日(土)18時32分09秒
- >98さん
ありがとうございますっ。
続き更新します。
- 100 名前:悠 投稿日:2000年09月09日(土)18時36分58秒
- 「????」
さやかはただ、困惑するしかなかった。
「後藤をすり抜けた・・・?辻が・・?ぶつからなかった・・。」
「いちいさん・・・。」
「本当に・・・本当に後藤なの・・?」
さやかは涙ぐみながら言う。
「ごめんね、いちいさん・・・・・」
その瞬間さやかの意識が飛んだ。
消えかかっている意識の中で聞いた言葉は
「いちいさん・・・・私の、私のモノ・・・」
- 101 名前:悠 投稿日:2000年09月09日(土)18時50分41秒
- バッ
「はぁ・・はぁ・・・。」
辺りを見渡すと、白い鉄パイプで出来たベッド。白い天井にカーテン。
「ここは・・・?」
トントン
「失礼しますれす。」
誰かが入ってきた。
「いちいさん、大丈夫れすか?」
「・・・・」
「どうしたんれすか?」
わからない・・・。この少女の名前が・・・。
「君は・・・・誰・・?」
目の前の少女は、ハッとした顔で涙ぐみながらあたしを見つめている。
「いちいさん・・・・」
涙声であたしの名前を呼ぶ。
トントン
「失礼します。」
「あ、先生・・・・。いちいさん・・・いちいさんが・・・!!」
「市井さんの容態は・・・何かのショックにより記憶を・・・記憶を無くされています。」
「そんな・・・・・。」
あたしは、目の前の少女が何故泣いているのかわからなかった。
「記憶は、記憶は戻るんれすか!!!!????」
少女が興奮気味に言う。
「わかりません・・・・ただご自分の名前はわかるようなので、可能性はあると思います。」
「いちいさん・・・・治してくらさい・・・。お医者さんなら・・・治せますよね・・・?」
「私達も出きる限りはやります。」
「お願いしますれす・・・。」
「いちいさん、今日はゆっくり休んでくらさい・・・・。」
「あ、うん。ありがとう。」
「じゃぁ、帰ります・・・。」
「あ、ちょっと待って。」
さやかは希美を呼びとめた。
「なんれすか・・・?」
「君の、君の名前は?」
「・・・辻・・・辻、希美れす・・・。」
「そっか、ありがとう。希美ちゃん。」
「はい・・・。」
「さようなら・・・。」
- 102 名前:名無しさん 投稿日:2000年09月10日(日)00時40分47秒
- 記憶喪失・・・・
辻〜、市井ちゃんをいやしてあげてくれ〜。
作者さん。おもしろっす。がんばってください。
- 103 名前:名無しさん 投稿日:2000年09月10日(日)02時19分08秒
- ののちゃんがんばれ。
真希の存在も気になるな。
- 104 名前:ゴンザレス 投稿日:2000年09月11日(月)00時16分33秒
- ↑そうれすね!!!
- 105 名前:悠 投稿日:2000年09月11日(月)17時59分58秒
- いちいさんが記憶喪失・・・・。そう言えば、今日のいちいさんは変だった。
公園にいる時も、なんか変だった。そう言えば、いちいさんは『真希』って言ってたけど・・。
希美がブツブツ独り言を言って歩いていると、
「辻ぃ、あんた恐いよ?」
希美が後ろに振りかえると、そこには先輩の保田圭が立っていた。
「あ、やすだ先輩。」
「どうしたの?なんか珍しく考え事してたみたいだけど・・・。」
圭はさやかとも仲が良く、さやか、圭、真里、なつみの4人は各学年でものすごい権力を握っていた。
特にさやかと、圭は何か色々繋がっている所があるらしい。
「やすださん、いちいさんの話聞きましたか?」
「え、さやかがどうかしたの?」
「いちいさん・・・記憶喪失になっちゃったんれす・・・・。」
希美は涙ぐみながら言う。
「え・・・。」
圭はただ、呆然とするしかなかった。何を言って良いのか、わからなかった。
「それ、ホントなの?」
「はい・・・・。」
二人の間に長い沈黙が走る。
希美は、考えた。さやかと仲が良い圭なら何か知っているんじゃないか。
『真希』と言う人の事も、きっと知っているんじゃないか。確信だった。
- 106 名前:悠 投稿日:2000年09月11日(月)18時13分04秒
- 「やすだ先輩、今時間ありますか?」
「あ、うん。平気だよ。」
「ちょっとお話したいんれすけど・・・。」
「良いよ。そう言えば、お腹空いてない?ファミレス入ろうか?」
「はい、そうしましょう。」
「んで、話って何なの?」
圭がお手拭で手を拭きながら言った。
「やすだ先輩、真希って言う人知りませんか?」
圭の動きが止まった。例える物があるならば、触れられたくない物に触れられたような。
「あんた、それをどうして・・?さやかに聞いたの・・?」
圭が元々大きい瞳をいつも以上に見開いて聞いた。
「実は・・・・・。」
希美は、これまであったことをすべて圭に話した。
誰かに言ってしまわないと、自分を壊してしまいそうだった。
「そうなの・・・。言う必要があるみたいね・・・。」
圭は希美の話を聞いて少し考えた後、ポツポツと話し出した。
「真希はね、昔さやかが好きだった人。もちろん、二人は付き合っていたわ。」
「・・・・・」
希美は余計な事を口出ししないで、黙って圭の話に耳を傾けることにした。
「さやかと、真希。そりゃぁ、ものすごく仲が良かったわ。」
「お互いに、求め合っていたし、それで二人は充実していた。少なくとも、あたし達から
見てそうだったわ。その時は。」
「周りから見て、二人がおかしいって気づき始めたのは真希が・・・入院してからね。
真希は、白血病だったわ・・・。」
「・・・・。」
「さやかの異変も、真希が病気になってしまって治る確率が非常に少ないとわかったからだと思ってたわ。」
「けど、それは違かった。真希は、あの子は異常体質なのよ。」
「え?」
「詳しくはあたしもわからないけど、名前を良く見てゾっとしたわ。『後藤真希』、
あんたも『後藤』で何かわからない?」
「もしかして・・・・。」
- 107 名前:悠 投稿日:2000年09月11日(月)18時15分40秒
- >102さん
ありがとうございますっ、続きもよろしくです♪
>103さん
私の中で辻ちゃんブームです・・・。てへへっ(爆)
>ゴンザレスさん
あ、辻ちゃんだ(爆)
- 108 名前:名無しさん 投稿日:2000年09月11日(月)20時12分14秒
- ん?後藤って名前に何かあるのか!?
気になる・・・・・
- 109 名前:名無しさん 投稿日:2000年09月11日(月)20時21分11秒
- えっ?何なんいったい。
何てとこで切ってあるんだー!
気になりすぎるーーー
- 110 名前:名無しさん 投稿日:2000年09月11日(月)23時25分39秒
- なんてところで切るんだ・・・
- 111 名前:悠 投稿日:2000年09月11日(月)23時31分57秒
- >108さん
色々あります・・・。ふふふっ(爆)
>109さん
気になっちゃってください(笑)
>110さん
ちょっと意地悪すぎました?(笑)
ではでは。
- 112 名前:ゴンザレス 投稿日:2000年09月12日(火)00時01分06秒
- いったい何があるというのだ!!!
- 113 名前:Hruso 投稿日:2000年09月12日(火)00時06分18秒
- 後藤?ナニナニナニ?
- 114 名前:悠 投稿日:2000年09月12日(火)00時14分12秒
- 「『後藤』って日本で有数のおおてきぎょう会社のれすか?」
「そうよ、あんたもニュース見てるのね。」
「そんで、その『後藤』って会社の裏の事情は知ってる?」
「え、なんれすか?」
「簡単に言えば、特殊能力。超能力とか、その辺よ。」
「へぇ・・・。」
「わかってるぅ?」
「へいっ。」
「入院し始めたころかな、さやかと真希は少しずつ、ずれ始めた。そこで、真希は自分の持っている、
能力を使った。」
「・・・・。」
希美はハッキリ言ってわけがわからなかった。漫画でしか読んだことの無いような、あまりにも
現実味があるような、無いような話。
「術ってやつはさ、自分の精神力を使うわけじゃない?だから、真希も気が抜けちゃったんだろうね。」
「噂によると、真希はさやかにもう自分しか愛せない術をかけたらしいよ。自分の命を削って。」
「・・・。」
希美は絶句した。命を掛けてまで、さやかに術を掛けたのだと言うのだ。
「結局、さやかと真希の間にはさやかの真希への永遠の愛が残った。」
「きっとさやかは今も真希のこと・・。その術を解くには・・・。」
「何かあるんれすか!?!?!?」
「ちょ、どうしたのよ。」
「あ、す、すみません・・・。」
「そうね、あるとしたらさやかが本気で誰かを愛する。それしか思い当たらないわ。」
「・・・・。」
「ま、頑張って見たら?」
「え!?」
「あんた、好きなんでしょ?さやかの事。」
「は、はい・・・・。」
「それじゃ、後はあんた次第。頑張りなさいね。」
圭は1000円を置いて身支度を整えた。
「割り勘だからねっ。」
と言って、帰ってしまった。
「うーん・・・、これからどうしたらいいのかなぁ・・?」
いちいさんのその、術を解けば、もしかしたら記憶喪失も治るかもしれない・・・。
希美はそう思った。
- 115 名前:悠 投稿日:2000年09月12日(火)00時27分41秒
- 「いちいさん、だい好きれすっ。」
抱きまくらに、さやかの写真を貼って練習をしている。
実際、さやかの前ではきっと言わないだろう。
「うーん、こんなことしても意味が無いれす・・・。」
希美は正直、悩んでいた。圭の話を聞いても結局さやかの気持ち次第なのだから。
ところが本人は記憶喪失。自分の事もわからない。
「あ、そっか!」
「最初からやり直せば良いんだ!」
さやかは自分の事がわからない、それならまた最初からやり直せばいい。
そして、もっと自分の事を知ってもらえばいい。
「ののにしては、グッドアイディアれす!」
ピーピピピピピピー(人生って素晴らしい)
希美の携帯が鳴った。
「へいっ、もしもしっ。ののですっ。」
「あ、ののちゃん?私だけど・・・。」
「へいっ、ひとみちゃんれすねっ?」
「・・・。違うよ、梨華だよ。」
「あ、梨華ちゃん。どうしたんれすか?」
「あ、あのね。ひ、ひとみちゃんがいなくなっちゃったの。」
「へ?」
「今日の夕方から何処行ったかわからなくなっちゃってね、まだ帰ってきてないんだって。」
時計を見ると11時57分。いくらなんでも、遅すぎだ。
「携帯とかは繋がらないんれすか?」
「うん、かけてみたけど電源切ってあった。」
「そうれすか・・・。」
「ののちゃん、何か知ってることとか無いかな?」
「うーん・・・わかんないれす・・・。」
「あ、それと『真希』って名前の人知らない?」
「え!?!?」
「ひとみちゃんが家を出る時、『真希』に逢いに行くって言ってたんだって。」
「・・・。」
「何か知ってる?」
「う、ううん・・・。」
「そっかぁ・・・・。それじゃぁ、何かわかったら電話してね。」
「へいっ・・・。」
真希って人は・・・ひとみちゃんの記憶も・・?だったら、危ない・・・!!!!
でも、今日はもう遅い。むやみに出て何かあったら大変だ。
明日探そう・・・。
希美は布団に入った。
- 116 名前:悠 投稿日:2000年09月12日(火)00時33分07秒
- 今日はいっぱい更新したなぁ・・・。
>ゴンザレスさん
またまた書きこみありがとうございますっ。続きもどうぞっ♪
>Hrusoさん
ごっちんには今回は暗めで・・・。
- 117 名前:名無しさん 投稿日:2000年09月12日(火)03時19分09秒
- 抱き枕で練習するののちゃんかわいい
- 118 名前:名無しさん 投稿日:2000年09月12日(火)22時46分25秒
- 寝るんかいっ
- 119 名前:悠 投稿日:2000年09月12日(火)23時15分47秒
- 「はっ、はぁはぁ・・・。」
急がないと、もっともっと速く走らないと!!!
今朝、梨華ちゃんから電話があった。
「ののちゃん・・・・。ひ、ひとみちゃんがね・・・ひっく・・・。」
「どうしたんれすか?」
「ひとみちゃん・・・が・・し、死んじゃったの・・・。」
梨華が途切れ途切れに言う。
「・・・・。そんな・・。」
「それで、ひとみちゃんが持っていた手帳に『明日12時に時計台で・・・』って書いてあったんだって。」
「それって、きっと今日だよね・・・?」
「!!!」
希美は思った。もしかしたら、この手紙は自分を誘い出しているのでは・・・?と。
「梨華ちゃん、ゴメン!電話切るね!!!」
「え、うん。」
「それじゃ、ばいばい!!」
希美は時計台に向かって走った。
時刻は11時56分。
間に合うだろうか。
「はぁっ・・はぁ・・・。」
時計を見ると、ちょうど12時。
時計台からは青白い光が放たれていた。
「へぇ、間に合ったんだ。」
- 120 名前:悠 投稿日:2000年09月12日(火)23時28分09秒
- 少し茶色のかかったサラサラな髪。風になびいている。
高めの鼻、切れ長で綺麗な瞳。まるで、吸い込まれそうだった。
「ふ〜ん、結構可愛い顔してるんだねぇ。」
と、その少女は希美に近づいてジロジロ希美の顔を見ている。
「でもねー、いちいさんはあげないよ。」
その言葉に、希美は少女を睨む。
「いちいさんへの、愛どれくらないなのかな?」
「わからないれす・・・。」
「へぇ・・・。張り合い無いなぁ。」
「ただ・・・、後藤さんには勝ってますよ。」
「!!!!」
「なんで、あたしの名前を・・・。」
「色々聞きましたれす。後藤さん、いちいさんを奪って見せます。」
「・・・・。」
「後藤さんが術を解かなくても、振り向かせる根性はありますれすっ。」
「・・・。」
「ごめんね、いちいさん・・・・。束縛しちゃってたのかも・・・。でも、ホントに・・・。
ホントに貴方の事を愛していたのに・・・。貴方の心は・・・。この子に・・・。」
真希は真っ白で透明にも思える、涙を流しながら消えて行った。
最後に真希が見せた笑顔は、希美に鳥肌が立つほど、美しい笑顔だった。
- 121 名前:悠 投稿日:2000年09月12日(火)23時43分42秒
- 希美が腰を抜かしていると、何やら頭に何かが響いてきた。
「イチイサンノトコロニイッテ、イマスグ。オネガイ。」
希美はその声が誰の声かわからなかったが、行かなければ行けないと思った。
病院に着くと何やら騒がしかった。
「どうしたんれすか?」
「市井さんが危ない状態なの!!!!」
看護婦さんが少し苛立っているような、興奮しているような様子で希美に言った。
「もしかして、あんたが希美ちゃんか?」
「はい、そうれすけど・・?」
「これなぁ、さやかちゃんから預かってんねん。」
と、平家と言う名札をつけた人が希美に封筒を渡す。
中身を見ると、希美が前に落とした写真。その写真の裏に、手紙が書いてあった。
「DEAR→希美ちゃん
色々お世話してくれて、ありがとう。あたしと希美ちゃんは、前から知ってたんだよね?
なんか、あんまりイイ思いさせてないかも。ゴメンね。
あたし、希美ちゃん好きだったよ。うん、きっと本気だったと思うよ。
もし、あたしが死んじゃうなんて事あったら希美ちゃんと・・・。
FROM→市井 紗耶香 」
希美は手術室に周りに関係無く入った。
「いちいさん・・・。だい好きれす・・・。」
その時少し手が動いたように希美は見えた。
しかし・・・。
ピー
感情の表れも無いような、無残な音が室内に響き渡る。
「いやぁああああ!!!!」
- 122 名前:悠 投稿日:2000年09月12日(火)23時47分12秒
- 「うーん、カットや。もっかいやろか。」
「へいっ。」
「もっとなぁ、叫ぶとこは叫ばなあかんで?」
「へいっ。」
「さやかも、もっと真面目な顔しぃや。」
「だってぇ〜。ねぇー、ののちゃん。」
「はいっ、いちいしゃん。」
「可愛い奴!!!」
さやかが、希美に頬をずりずりしながらじゃれ合う。
メンバーはそれを見て、羨ましい〜といっつも言うのでした。
END
- 123 名前:悠 投稿日:2000年09月12日(火)23時58分01秒
- >117さん
実際やってたら可愛いなぁ・・・。
>118さん
寝る子は育つですっ。悠家の家訓です(笑)
いちつじ終わりです。
リクエスト、お待ちしております。(甘っぽいのしか書けないかも・・・。)
- 124 名前:悠 投稿日:2000年09月13日(水)00時03分30秒
- いちつじ 番外編
「石川あんたええ顔するわぁ。」
「そ、そうですか・・・?」
「(めっちゃそそるやんなぁ)よしっ、裕ちゃんがダンスレッスンしたるわ!」
「は、はい・・・。(ひとみちゃんあたしどうなるの・・・?)」
その時、ひとみは・・・・。
「矢口さんかわいいですね。」
「えー、そうかなぁ?えへへっ。」
「(可愛いなぁ・・・。矢口さんの等身大の人形なら作れるかも・・・)」
以上、番外編でしたっ。
まったくかみ合ってない、梨香っちと、よっすぃ〜。
- 125 名前:悠 投稿日:2000年09月13日(水)00時29分41秒
- >124
ごめんなさい、梨『華』っちでしたね。すみません。
- 126 名前:名無しさん 投稿日:2000年09月13日(水)02時36分02秒
- ははぁ・・・なるほど。最後そう来ましたかぁ。
イヤイヤ、面白かったですよ。
- 127 名前:Unknown 投稿日:2000年09月13日(水)07時05分34秒
- この展開はまったく読めなかったなぁ。
次回作も期待してます!
- 128 名前:悠 投稿日:2000年09月13日(水)22時03分10秒
- >126さん
ありがとうございますっ。姐さん出したくて・・・(笑)
>Unknown
発想が変ですね(苦笑)ありがとうございましたっ。
リクエストお願いします。リクエスト無いと、書けないです・・・(笑)
- 129 名前:名無しさん 投稿日:2000年09月14日(木)00時16分18秒
- あまり書かれてないので、いちなちをリクエストします。
- 130 名前:Unknown 投稿日:2000年09月14日(木)02時34分59秒
- あまりみない加護ちゃんを。
「よしかご」でどうでしょうか。お願いします。
- 131 名前:ムーミン 投稿日:2000年09月15日(金)06時18分53秒
- “モー娘。恐怖のお笑いゾーン(笑)”と言われている
中澤・安部・矢口でなんか書いておくれ。
- 132 名前:名無しさん 投稿日:2000年09月15日(金)17時15分08秒
- 自分も加護が主役のやつがみたいっす。
おねがいします。
- 133 名前:悠 投稿日:2000年09月15日(金)22時33分26秒
- 加護ちゃんかぁ・・・。なるほど・・・。よしかご、なるほど。
お笑いゾーン!いいっすねぇ。いちなちもイイなぁ。
とりあえず、よしかごにしたいと思います。
- 134 名前:悠 投稿日:2000年09月15日(金)22時48分29秒
- 〜1〜
「人生って素晴らしい〜♪チャラチャラチャラ〜♪」
「あ、モーニング娘。の新曲じゃん?もう覚えたんだ。さっすがだね。」
「へいっ!」
「今度カラオケ行こうか?」
「へいっ!」
今一緒に帰っているのは、バレー部の先輩の吉澤先輩。
めちゃくちゃかっこ良いんやっ。
でも、吉澤先輩にはなんか好きな人がいるらしいやねん。
「じゃぁ、今日メール送るね。」
「へいっ、待ってます!」
「どないしたら、ええんやろぉ・・・。」
亜衣は指でシャーペンをくるくる回しながら呟いた。
まずやるべきことは、ライバル倒し。
そのライバルは・・・。
「打倒!石川先輩や!!!!」
石川先輩は、テニス部の部長してるねんな。
めっちゃくちゃ、細くて顔も可愛い。
おまけに、優等生。演技じゃなくて素で。
こりゃ、笑うしかないで。
「あぁ〜、エエことないかなぁ。」
- 135 名前:Unknown 投稿日:2000年09月16日(土)03時34分30秒
- やった!よしかごだ!ありがとうございます!
加護視点いいっす!これからが楽しみだぁ。
- 136 名前:悠 投稿日:2000年09月16日(土)12時47分35秒
- 〜2〜
プルルル プルルル
亜衣の部屋の子機が鳴った。
「へ〜い、もしも〜し。どちらさん?」
「あ、えっと、辻れす。」
「あぁ、ののちゃんかぁ。」
「んとね、こんしゅうの日曜日に吉澤先輩と・・・。」
「吉澤センパイ!?!?!何!?なんや!!!」
「あ、えっと、カラオケ行くの。それでね、吉澤先輩が亜衣ちゃんも誘おうって。」
「行く、絶対。」
亜衣の目は密かに闘志を燃やしている。
「うん、それでね。先輩が、明日の部活亜衣ちゃんは早く来るようにって。」
「え、なんで?」
「うーん、良くわからないけど・・・。」
「そか、わかったわ。」
「うん、ばいばい〜。」
「ほなな。」
よっしゃ、カラオケや〜。ミスチルの花練習しとこ。
〜妄想〜
「うわー、亜衣ちゃん渋いねぇ。」
「えへへっ。」
「すごいや。」
頭ナデナデ。
〜END〜
「うふふふっ・・・・。」
ピーピーピッ ピーピピピピーピーピッ(金曜日〜♪)
「あ、メールだ。」
ののちゃんから電話あった?カラオケ行けるかな?
BY ひとみ
先輩や!!!
電話してみようかなぁ。声聞きたいしな。
プルル
「吉澤センパイですか?」
- 137 名前:Unknown 投稿日:2000年09月16日(土)16時27分01秒
- 亜衣→亜依ですよ。
ミスチルの花って(笑)渋いっす。
- 138 名前:悠 投稿日:2000年09月16日(土)16時38分56秒
- >Unknownさん
あ、すみません。すっかり亜依にしてるつもりでした(笑)
ミスチルの花好きなんです。かごちゃんならきっと・・・。(謎)
- 139 名前:悠 投稿日:2000年09月16日(土)16時47分58秒
- 〜3〜
「もしもし?」
「あ、吉澤センパイですかっ?」
「あぁ、亜依ちゃん?」
「へいっ、そうですっ。」
「あははっ・・・・。」
なんや、後ろから笑い声が・・・。
「誰かいるんですか?」
「あ、今梨華ちゃんが遊びに来てるんだ。」
ガビー−−ン
「そ、そうなんですか・・・。」
「そう言えば、日曜日平気かな?」
そうや、このために電話したんやった。
「へいっ、平気です!」
「そっかそっか、良かった。」
あぁ、吉澤センパイの微笑んでる顔が目に浮かぶわぁ・・・。
「あ、そうそう梨華ちゃんも行ってイイかな?」
「へ?」
「ダメかな?」
「あ、全然。へいっ。」
「そっかぁ、良かった〜。紹介するね。」
紹介するって、付き合ってるとか・・・。まさか!後藤先輩から聞いた、話だと
彼女はいないって・・・。
「あ、それじゃぁ、また。」
「あ、へいっ。」
「ばいばい。」
吉澤センパイの声って落ちついててエエわぁ・・・。
とりあえず、明日また後藤先輩の所行かなあかんな。
- 140 名前:不幸少女を守り隊会長 投稿日:2000年09月16日(土)17時32分43秒
- いつも楽しくみてます。頑張って下さい!
- 141 名前:名無しさん 投稿日:2000年09月16日(土)20時43分52秒
- 片思いかぁ〜。むすばれないのか!?この恋は。
がんばれ!加護ぉ〜!!
作者さん。加護、主役のやつかいてくれてありがとうっす!!
マジでうれしい♪オイラ 悠さんに 感動(ワラ
- 142 名前:悠 投稿日:2000年09月16日(土)22時00分55秒
- >会長さん
あ、あなたは・・・、御三家で見ましたよ。いやぁ、この度は会長になったそうで・・・。
おめでとうございます〜、一杯やりますか。(自分未成年だし)
>141
いえいえ、嬉しいと言って頂けてありがたいです〜。
続きも見てやってください。
- 143 名前:悠 投稿日:2000年09月16日(土)22時10分12秒
- 「姉御〜、いますぅ〜?」
「あ、加護ちゃん。姉御って、言うなってばー。」
「まぁ、エエやないですか。減るもんじゃあらへんし。」
「んー、そう言われればそうかもー。」
この人いっつもこれの繰返しや。たまには、違う会話したいわ。
「そうや、吉澤センパイの事で聞きたい事があるんやけど・・・。」
「あ、そうそうー。よっすぃ〜の生写真!安くしとくよ?」
う、姉御・・。なかなか、やるな。上目遣いはなしや。
「い、いくらなん?」
「5まいセットでー、なんと600えん!!!超安いっしょ?」
「むむっ・・・・。」
「加護ちゃんにだけだよぉ?他の人は・・・650えんだしぃ。」
これは、買わなあかん!!!
「よっしゃ、買うで!!」
「毎度ありーなー。」
「んでな、本題なんやけどな・・・。」
「ほいほい。」
姉御、お金の計算しとらんでちゃんと聞いてくれへんかなぁ。
「石川梨華って先輩とは、どうゆう関係なん?」
ビクッ
なんや、姉御様子変やで。
- 144 名前:不幸少女を守り隊会長 投稿日:2000年09月17日(日)08時42分34秒
- >悠さん
ハイ!会長になりました!!では乾杯しましょうか?(自分も未成年)
- 145 名前:名無しさん 投稿日:2000年09月17日(日)19時09分42秒
- ビクッってなんなんだぁ!?姉御よ!
毎度ありーな・・・。これをみて「横浜ありーな」とつぶやいてしまった・・・。
こんな自分にいやけがさしましたよ・・・。
- 146 名前:悠 投稿日:2000年09月17日(日)20時03分23秒
- 〜5〜
「り、梨華ちゃん?」
「そうや。」
「り、梨華ちゃんはねぇ、うん、イイ子だよ〜。」
なんや、姉御。完全にいっとるで。
「いや、そんな事聞いてるんやない、吉澤センパイと石川先輩の関係やっ。」
「あ、あぁ〜。その件ね。」
姉御大丈夫かぁ・・・?
「この二人の関係は、吉澤が一方的に片思い。石川は、他に好きな人ありっと。」
「なるほど・・・。」
っちゅーことは、吉澤センパイとは無関係って事やな。
姉御は・・・。さっきから変やな。
あ、もしかして・・・。
「あ、石川先輩や。」
「え!どこどこ!!!????」
「・・・・。」
「どこ〜??」
「うそ・・・・。」
「へ?」
「うそや。」
ブチッ
「かぁ〜ごぉ〜・・・・・。」
やばっ、静かに怒ってる・・・。静かに怒る人が一番恐いねん。
「えへへっ。」
ここは天使の営業スマイルやっ。
「姉御は、石川先輩の事好きなん?」
「え、えっとー・・・。」
なんや、顔赤いで。姉御もかわええなぁ。
「って、そんな事言うかー!!!」
げっ、切れてる。
「ひぃい、誰か助けてやー!!!」
「やめなよ、真希ちゃん。」
- 147 名前:悠 投稿日:2000年09月17日(日)22時31分33秒
- 〜6〜
「うっさいなぁ、ほっといてよ・・・ぉおお?」
「石川先輩やん。」
「またまた、嘘ついて・・。」
「り、梨華ちゃんーーー?!?!」
まったく、姉御も信じてくれへんからなぁ。
「あ、こんにちは。亜依ちゃん。」
「こんちゃー。」
「ところで・・・・。真希ちゃん?」
「うっ・・・・。」
「今何してたのかな?」
「べ、べっつに・・・。」
あぁ〜あぁ〜、姉御ってきっと好きな人の前では強がったりするタイプやな。うんうん。
「べっつに、じゃないでしょぉ?」
「ふみ・・・・。」
「後輩いじめちゃダメよ。」
「ブー−−。」
「返事は・・・?」
「は、はい。」
プププッ、姉御うけるやん。これはネタになるな。
「ところで、梨華ちゃん。」
「なぁに?」
「梨華ちゃんってよっすぃ〜のこと好きなの?」
「えぇ?」
「どうなの?」
姉御顔近づけすぎやで・・・。
「え、別に好きじゃないけど・・・。あ、友達としては好きだけどね。」
「ふむふむ、ってことはよっすぃ〜とはなんでもないんだ。」
「うん。」
姉御が、だって。って感じでこっちに目線をくれる。
「んで、梨華ちゃんの好きな人は?」
「えっ。」
「教えてよー。」
「だ、ダメだよ。」
「ケチぃ〜。」
石川先輩の好きな人かぁ、まぁ気にならなくは無いな。
「鈍感・・・・。」
え?なんやって。鈍感って・・・。
- 148 名前:ティモ 投稿日:2000年09月18日(月)09時13分25秒
- なんかいい雰囲気・・。
- 149 名前:悠 投稿日:2000年09月18日(月)23時12分19秒
- 〜7〜
ふと、石川に目をやるとその目線は、明らかに真希を見ていた。
はっは〜ん、そーゆうことか。なるほどな。
「姉御〜。」
「んー?って、わぁー!」
ふっふっふ、『抱きついて嫉妬させてくっつけるぞ、作戦!!!☆』
「なになにぃ?」
「えへへ。」
「うーん・・・不気味だぁ。」
なんや、失礼なっ。
石川先輩はっと・・・。
おぉ、こわっ!!!!
そこには、嫉妬丸出しの石川が立っていた。
「真希ちゃん!」
「え、な、何?」
「ちょっと来て。」
「は、はいっ。」
まぁ、成功やな。
「それじゃ、姉御。また〜。」
「おぅ、ばいばい〜。」
へっへっへ、これで素直に引き下がる亜依ちゃんじゃないで!
のぞいちゃお〜。
「あのね、えっとね・・・。そのね、あのね。」
「梨華ちゃん、さっきからそれしか言ってないよ・・・。」
「あ、ごめんね・・・。」
しーーーーーん
「あのさっ。」 「あのっ。」
「あ、梨華ちゃんから言ってよ。」
「真希ちゃんからどうぞ・・・。」
しーーーーーーん
「じゃぁっ。」 「それじゃぁっ。」
「・・・・・。」
「・・・・・。」
「あははっ。」 「うふふっ。」
「せーので言おっか?」
「うん。」
「「せーのっ。」」
「梨華ちゃんが好き。」 「真希ちゃんが好き。」
「えへへっ。」 「あはっ。」
おぉ、途中コントみたいやったけど良かった良かった。
「梨華ちゃん・・・・。」
「真希ちゃん・・・・。」
やば、もしかして・・・。
ちゅっ
あぁー!!!やっぱしよった・・・。吉澤センパイと・・・。
あぁーー!!!
そう言えば、吉澤センパイ。忘れとった。
とにかく、吉澤センパイと石川先輩は関係無いか・・・。ってことは、誰が好きなん?
まさか・・・・。ののちゃん!?!?!
いや・・・、でもなぁ・・・。
うーむ・・・・。
- 150 名前:悠 投稿日:2000年09月18日(月)23時16分38秒
- >会長さん
かんぱーい!はっはっは(爆)
>145さん
横浜アリーナからとったんですよ。ゆずが「横浜アリーナ、毎度アリーナ!」って言ってたもんで・・。
ごっちんならOKだと・・・(謎)
>ティモさん
ごっちんと、梨華っちのお話でした〜。
ごっちんと、梨華っちの『恋の発展!☆』終了です〜。カップル成立〜。
- 151 名前:不幸少女を守り隊会長 投稿日:2000年09月19日(火)17時51分13秒
- 学校帰りの一杯は最高っす!
最後に梨華ちゃん最高!ののも最高!(爆)
- 152 名前:名無しさん 投稿日:2000年09月20日(水)02時12分47秒
- 続きが気になる〜。
加護ちゃんよ、なんとかよっすぃ〜えを手に入れるのだ。
- 153 名前:悠 投稿日:2000年09月23日(土)23時26分42秒
- 〜8〜
「あははっ、そんなこと無いですよ〜。」
「えぇ、だってそんな感じだよ〜?」
「あははっ。」
話し声が聞こえたので、亜依が顔を上げるとそこには吉澤がいた。
「あ、亜依ちゃん。」
「吉澤センパイ、こんにちは。」
なんや、隣にいる人。ちっちゃいなぁ。
「こんにちはぁー!」
「こ、こんにちは。」
「矢口真里です〜。」
「ど、どうも・・・。」
「あ、ムースポッキー食べるぅ?」
「あ、どうも。」
なんや、すっごい勢いのある人やな。あ、もしかして、吉澤センパイの好きな人って・・?
- 154 名前:ムーミン 投稿日:2000年09月24日(日)03時08分40秒
- おっ!!ついに出ましたね、小さい人・・・。
やっぱ、よっすぃ〜にはグリコのおまけみたいに
小さい人がついてこないと(笑)
- 155 名前:悠 投稿日:2000年09月25日(月)21時38分07秒
- 〜9〜
「そう言えばね、よっすぃ〜ね亜依ちゃんの・・・・ブハッ。」
「せ、先輩!よ、余計なこと言わないで下さい!」
「なんでさぁ。よっすぃ〜のためを思って言ってあげようと思ったのにぃ・・・。」
「良いんですってば、まったく先輩はおせっかいなんだから・・・。」
この二人の光景をはたから見れば、じゃれ合ってる様にしか見えない。
むっちゃ、モヤモヤしとるんやけど・・・・。
亜依は自分の右腕を胸の辺りに持って、感じた。
「あ、そうだ!」
「よっすぃ〜、突然だけどばいばい〜。」
「ほへ?」
「まぁまぁまぁ。」
「ばいばい〜、っと。」
ん、なんやなんや?
「あ、せ、先輩ぃ〜。」
吉澤センパイ情けない声出しとるぅ、そんなセンパイもLOVE☆
「ねぇ、亜依ちゃん。屋上行こうっか?」
「へ?」
「まぁ、いいじゃん。」
「へ、へい。」
- 156 名前:悠 投稿日:2000年09月25日(月)21時45分54秒
- 〜10〜
「亜依ちゃんはさぁ・・・。誰が一番好き?」
「ほぇ・・・。」
「誰でも良いけど・・・。」
「うーん・・・・。」
それは、それはな。センパイです。
「それは・・・。」
「あたしはさぁ、後輩が好きなんだよね。」
「へ!?」
「めちゃめちゃかわいいんだけどさ。」
「・・。」
「つーことでっ・・・。」
吉澤が亜依の方へ向いて、
「3年1組、41番、吉澤ひとみっ。
加護亜依が好きっす。」
ほ、ほんま・・・。
亜依はペコンっと座りこんでしまった。
泣きながら、
「う、うちもっ、んぐっ・・・ぐすっ・・・好きです・・・。」
「やった、んじゃさパン屋行こう〜。」
「ほぇ?」
「ベーグル。買いに行くよー!」
「へ、へい!」
戸惑いならがも、吉澤の後を必死に追いかけて行く加護の姿が見えた。
吉澤は、たまに後ろを振り返って加護が付いて来ているか確認する。
少し、気温が下がり始めて、風が吹き始めた、秋のお話でした。
END
- 157 名前:悠 投稿日:2000年09月25日(月)21時48分01秒
- >会長さん
梨華っちも、ののちゃんもかわいいっす。
>152さん
結果はごらんの通りです☆
よしかごこれにて終わりです。
またリクエストお待ちしています。
- 158 名前:悠 投稿日:2000年09月25日(月)22時12分54秒
- ちょっといちごま、短編載せますね。
- 159 名前:名無しさん 投稿日:2000年09月25日(月)22時13分52秒
- 王道のいちごまはダメですか…?
- 160 名前:Q&A 投稿日:2000年09月25日(月)22時14分45秒
- 〜1〜
少し、寒さも身にしみてきた。
今日も少しずつ前に進み、また少し下がってみる。
毎日これの繰返し。特に理由もなく、遅くまでふらついていたり。
そんな毎日。
人生なんてこんなもん。
期待したって、いい事無い。
みんなは少し楽観的すぎる。
ったく、やってられないなぁ・・・。
「ねぇ、いつになったら話してくれるのさ?」
「さぁね?」
少し挑発気味に言ってみる。『あいつ』の反応が面白いから。
「真面目に答えてよっ。」
少しむっとした顔で、言う。
あたしにどんな意見を求めてるの?なんて答えて欲しいの?
わからない、答えはいつになっても解らない。
「あたしに、まもとな答えを期待するんじゃないよ。」
違う。あたしが言いたいのは本当は、本当はこんな事じゃない。
もっと、素直に・・・。
でも、もう戻れない。
使い慣れたペンの用に、もうこの色に慣れてしまった。
赤、青、黄色、緑。そんな色々な感情を混ぜたような、わけのわからない色。
いつから、こんな色になったんだろう。
- 161 名前:Q&A 投稿日:2000年09月25日(月)22時15分34秒
- 〜2〜
「DEAR→ 」
あたしは宛名の所で詰まった。別に誰に当てるわけでもない。
誰かに読んで欲しいわけでもない。ただ、自分の気持ちをこの一枚の紙切れに
書き出して見たいだけ。
もし、書くときあたしはどんな色を使うんだろう。
今の色は無。
じゃぁ、修正液で書こうかな。
臭くてヤだけど。
一体、どれだけ苦しんで、どれだけ我慢して、どれだけ見つめていればいいんだろう。
呼びなれた『あいつ』の名前も、最近じゃ呼びづらくなってる。
家の机に座って、『あいつ』の名前を連呼してみる。
「真希、真希、真希、真希・・・・。」
そばにおいてあった、レモンティーを少し飲む。
本当は、ミルクティーの方が好きなのにな、っと愚痴を言い苦笑しながら飲み干した。
- 162 名前:Q&A 投稿日:2000年09月25日(月)22時16分26秒
- 〜3〜
あたしは、日記をつけてみることにした。
これは日記の一文。
「真希が好き。そんな事を心では思ってるけど、本人の前ではそんな事口に出せない。
相手は女の子だ。今の関係も崩したくない。これって、ワガママなんだろうか・・・。」
今のあたしの心は、樹木の葉が無くなったように、色素が無くて、心の真中をドリルで削られたみたいだ。
何をしたら良いか、何をしたら自分に悔いが残らないですむか。
もちろん、悔いの1つや二つは出てくるだろう。
でも、出きる限り自分のやりたいようにやってみよう。
『あいつ』が振り向いてくれなくてもイイから。
あたしは、今日も『あいつ』の歌っている、「赤い日記帳」を聞きながら眠りについた。
- 163 名前:Q&A 投稿日:2000年09月25日(月)22時16分59秒
- END〜1〜
「ねぇ、今日こそ教えてよぉ。」
「んー・・・。」
「ね、ね?」
「明日、明日必ず言うよ・・・。」
少しずつ、素直になっていけばイイ。
そんな言葉が頭に響いた気がした。
- 164 名前:悠 投稿日:2000年09月25日(月)22時18分25秒
- いちごま、短編です。
>159さん
今回は、これでどうぞっ。
また次に、長編やりたいと思います<いちごま
- 165 名前:名無しさん 投稿日:2000年09月29日(金)17時52分21秒
- あぁ・・・。
今の関係を崩したくないんだよな。好き、なんて言うと
その関係さえなくなっちゃうかもしんないんだから。つらいとこだよな。
- 166 名前:約束 投稿日:2000年09月29日(金)23時18分53秒
- 〜1〜
―夕日、少し赤くて、オレンジ色をしている。
―そんな『光』があたし達を照らしている。
―涙する時も、嬉しい時も、どんな感情の時でも。
「夢っていうのはさ、きっと、あたしが思うにね、ぶつかって行く物なんだよ。きっと。」
「矢口が、ここであたしを止めたら、あたしはきっと、行かないよ。」
「あぁーあ、、まーた思い出しちゃった。」
―これで何回目なんだか、と呟き、頭をクシャクシャかき回す。
「さやかのばーか・・・。」
「あほ、ドジ、大バカ、くそったれ・・・。」
―でも好きだった・・・。
「うぅ、悔しいなぁ・・・。」
さやかは、いつもあたしの傍に居てくれてた。
手を伸ばせば十分届く距離。
声を出せば十分届く距離だった。
でも。
「行かないで・・・行かないでよ・・・・。」
「・・・・・。」
「んぐっ・・・ぅんぐっ・・・行かないでよ・・・ずっと、一緒に・・居たいのにぃ・・・・。」
「矢口・・・。それは・・・、それはあたしの欲しい言葉じゃなかったな・・・。」
「それじゃぁ、矢口も・・・頑張ってね!ばいばい・・・。」
「さやか・・・・。」
「だーから、思い出すなってのに・・・・。」
あれから月日は流れて、モーニング娘。は解散。
あたしは、約束も交わしていないのにさやかを待ち続けている。
昔の事を思い出したあたしは、なんだか苛立ってきたから紙ヒコーキを作って飛ばした。
「えいっ!」
「いってぇ!」
「今刺さったよ!!!」
「マジいってぇ・・・。」
「さ、さやか?!」
「ほは?」
「さやかじゃん!」
「矢口!?」
「・・・・。」
「探したよ〜・・・。」
「・・・そい・・・。」
「ん?」
「遅い。」
「ご、ごめん。」
「どれだけ待ったと思ってんのさぁー!!!」
「ひぃ。」
「・・・。」
「・・・。」
「「せーのっ」」
「おかえり」 「ただいま」
「もう、何処も行かないでよ・・・。」
「んー、なんか言った?」
「なんでもないですぅ。」
「けっ、なんだよ・・・。」
「ばか助・・・。」
END
- 167 名前:悠 投稿日:2000年09月29日(金)23時20分52秒
- さやまり、短編です。
>165さん
そーゆうことって結構デリケートな事だと思うんですよね。
ちょっとその辺は勉強不足でしたね・・・。
- 168 名前:悠 投稿日:2000年10月01日(日)00時49分56秒
- これから、よしごま長編やります。
前にやったのが、短編だったので今回は長編にチャレンジします。
よろしくです〜。
- 169 名前:微熱 投稿日:2000年10月01日(日)00時50分58秒
- 〜1〜
「ほらほらぁ、今日こそ声かけるんでしょー?」
「う、うん。」
「がんばんなさいよっ。」
―心臓がバクバクしてる。
―熱もいつもより高いみたい。
「あっ、来たよ!」
―あの人の姿を見た瞬間、ものすごい熱があたしの身体を駆け回る。
「えっ、でもやっぱり・・・。」
「ほら、真希の悪いクセだよっ。」
あたしはなんだかんだ言って、結構内気だったり。
「ほーらっ、行きなさいって。」
「ふわっ!」
ドスッ
―やっばぁ、めちゃめちゃにぶつかっちゃったよ・・。
「いったぁ・・・。」
「ご、ごめんなさいっ!」
「あ、いや平気だけど。」
―とうとう話ちゃったよー!!!なんて言うか、声カッコイイ〜。
「んと、起きられる?」
ふと気づくとあたしはしりもちをついたままだった。
「あ、はい、平気ですっ。」
答える口調にも力が入る。
「どうぞ。」
差し出された手・・・。
すっと触れると、やっぱり熱が上がった気がする。
ふにふにふに
―え、なんだろう・・・。
あの人は、あたしの手をとって触っている。
「ふ〜ん、結構指細いんだ・・・。」
「ねぇ、ひとみぃー。もう行かないと遅刻になるよー?」
「あ、ごめんごめん。そーゆうことで、またね。」
「は、はいっ。」
そう言って、あの人・・・ひとみさんは去って行ってしまった。
―また、喋って見たいな・・・。
トントン
誰かがあたしの肩を叩いた。
「あ、これこれ。もし良かったら来てよ。」
チケットらしき物を受け取った。
「駅前の、アンブラッセモアでやるから!」
「ひとみ・・さんってライブやってるんですか?」
「あー、ひとみさんじゃなくてイイよ。ひとみで。」
「は、はい。」
「あっはっは、敬語じゃなくて全然イイよ。あたし中3だしさ。
君も中3じゃない?」
「そうで・・よ。」
―日本語変だよぉー・・・。
「まぁ、とりあえず、来れたら来てね。VIP席だから!」
「うん、絶対いくね!」
「待ってるよ〜、真希ちゃんっ♪」
「ばいばい〜☆」
「ばいばいっ・・・。」
―わぁ、ライブにいけるなんて・・・夢っぽいよー。
ぎゅぅう
自分の頬をつねってみたけど、めちゃめちゃ痛い。
おまけに真希ちゃん、だって・・・。
あれ、でも名前教えたっけ・・・?
- 170 名前:ティモ 投稿日:2000年10月01日(日)07時07分28秒
- やった♪やった♪よしごまだ。
期待しております。
- 171 名前:微熱 投稿日:2000年10月01日(日)22時17分30秒
- 〜2〜
「今日の貴方もとても優しく感じました〜、私の名前を言ってくれました〜♪
もうすぐこのチケット使える日が来るんです〜、私の心は有頂天〜♪
もしかして好きな人がいるんですか?心では思っても〜、聞けません〜。
愛が〜〜〜〜、いつか実るように毎日電車を合わせています〜♪」
「はいはい、それぐらいにしときぃや?」
「あっれー、加護ちん〜。」
「やぁやぁ、姉ちゃん。」
「どうしたのー?」
「姉ちゃん、今日はうまくいったん?」
「うふふっ・・・。」
「なんや、気持ち悪いな。」
「あのねぇ〜・・・・。」
あの後、なんで名前を知ってるかって色々考えたけど全然わかんなかったから、考えるのやめちゃった。
話せたのも嬉しいけど、チケットもらっちゃったり・・・。
それにっ、手も握ってくれたし・・・。
―あぁー、また熱っぽくなっちゃう・・・。
「なるほどな・・・。良かったやん、姉ちゃん。」
「うん、めちゃめちゃラッキー。」
「面白い事になりそうや・・・。」
- 172 名前:微熱 投稿日:2000年10月01日(日)22時18分00秒
- 〜3〜
「真希ぃ・・・。」
「あーい?」
「なんであんた、さっきから『Motto』ばっかり歌ってんの?」
「えぇ、いいじゃん〜。」
「良いけどさぁ、変に色気出すのやめてよ〜。」
「恋する乙女の〜、色気〜!」
「はいはい・・・。」
―明日は日曜日だよー!!ライブっ、ライブっ♪
「土曜日ー、明日になればーっ、あなたとイチャイチャ☆して過ごす日曜〜♪」
―あはっ、あははっ。
あぁあ、はやく明日になんないかなぁ・・。
- 173 名前:ティモ 投稿日:2000年10月02日(月)17時55分26秒
- ここの後藤かわいいです。
- 174 名前:名無しさん 投稿日:2000年11月18日(土)07時05分32秒
- よしごま長編・・・
- 175 名前:名無しさん 投稿日:2001年03月24日(土)09時47分33秒
- 続きすっげぇみたいっす。
- 176 名前:名無しさん 投稿日:2001年03月24日(土)19時35分52秒
- age
- 177 名前:名無しさん 投稿日:2001年04月02日(月)04時04分14秒
- 期待age
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