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先ずはテスト作
- 1 名前:目標 投稿日:2000年09月23日(土)22時25分56秒
- 先ずはテスト(初めてじゃない) あんまはずいからみないで
- 2 名前:目標 投稿日:2000年09月23日(土)22時30分40秒
- 失礼。下げてませんでした
- 3 名前:目標 投稿日:2000年09月23日(土)22時32分19秒
- ホントとに失礼
- 4 名前:目標 投稿日:2000年09月23日(土)22時34分22秒
- 一応題名は123
- 5 名前:プロローグ 投稿日:2000年09月23日(土)22時52分48秒
巨大な漁船が、一艘、大海に浮かんでいた。
穏やかな波だ。船はまるで大地のうえにぽつんとおいてあるかのように見える。
船は動こうとはしない。いや、動こうとはしないのではなく、動けないのだ。そういったほうが正しい。
大海に浮かぶその船は、五本のマストのうち三本が見事に真中から折れ、残りの帆も
ずたずたに引き裂かれた状態になっている。それは傷ついた旅人さながらの姿で、巨大な体躯を波のはざまに
ひっそりと横たえていたのだった。
以上。おかしな点があったら何なりとお申し付けください。
- 6 名前:プロローグ 投稿日:2000年09月23日(土)22時59分17秒
- 甲板の上にも誰も動くものはいない。ただじっと動かぬ影が一つ、胸の前に両手を組んだまま、祈るように天を仰いでいる。
少女だった。年の頃は15,6。
- 7 名前:sada 投稿日:2000年09月23日(土)23時05分44秒
- あーあー。テステス。
- 8 名前:やっぱここの小説っていい!! 投稿日:2000年09月30日(土)22時32分06秒
- とある夏の日。真夜中近く。くしゃくしゃ汗まみれのシーツの上で、少年は盛んな
盛んな寝返りを繰り返していた。
なんだか嫌に寝苦しい夜。右を向いてもうっとうしい。左に転んでも落ち着かない。
ま座馬手居るわけでもなく熟睡しているのでもない中途半端なだるい気分に、重いまぶたを
半分あけて、開けっ放しの窓のほうをぼうっと見てた
- 9 名前:名無しさん 投稿日:2000年09月30日(土)22時38分32秒
- と。風も無いのに、カーテンがそよそよと広がった。そうして星の一点にふと光の
粒が生まれたかと思うと、見る見る大きくなってくるじゃないか!針の先から米粒ほどに、
豆粒に、ピンポン玉に、ぐんぐん輝きを増したまぶしい光が、さかんなフレアを引きながら、
まっすぐこちらに向かってくる!ホームベースのど真ん中を貫く、萌える火の玉剛速球だ・・・・!!
「うぉおおおおおお!!」
- 10 名前:名無しさん 投稿日:2000年09月30日(土)22時41分05秒
- 野球少年の闘争本能が瞬時に即座に目覚めた。ヘルメットをかぶりなおし、バットのグリップを決め、
スタンスを固めて、ボカンと一発。やった!手ごたえあり!
- 11 名前:名無しさん 投稿日:2000年09月30日(土)22時46分19秒
- どかぁあん!ッ大ホームラン!すさまじい衝撃だ!!
- 12 名前:名無しさん 投稿日:2000年09月30日(土)23時02分29秒
- 「おにいしゃん!おにいちゃん、しっかりして」
気が付くと、少年は、子供部屋の床に倒れているのでした。おしゃまな妹が頬をぴたぴたとたたく。
ああっわかったから。わかったから頬をたたかないでっ。どうやらベットから落ちたようだ。
「なんだ・・・・・夢か・・・・・寝ぼけたのか」
「夢じゃないわ。凄い音がした。裏山の向こうに、何か凄いものが落ちたみたい」
いつもながら冷静な様子でいった。「もう飛行機の飛ぶ時間じゃないから、きっと隕石だわ。ほら、見て。光ってる」
近所のおじさんの禿げ上がった頭かな、とくだらないなことをおもいつつ、窓の外に目をやる。
窓の外、山の頂上付近に、間違ってプラスチックを燃やしてしまったときのような不気味な色のひかりが乱舞している。
夜空を焦がす異星の灯り!
- 13 名前:やっぱここの小説っていい!! 投稿日:2000年10月02日(月)13時39分34秒
- 「・・・・・・見に行こう!」
「まさか!」妹は両手で頬を押さえた。『だめよ。きっと放射能が出てる。なぞのウィルスとか
凶悪エイリアンが乗ってきたかもしれないし・・・・そもそもお兄ちゃん、夜遊びは非行のはじまりよ。夏休みの諸注意プリントにちゃんと書いてあったじゃない、
午後七時の外出は禁止だって。保護者の同伴がなしに外をぶらついちゃいけないって。補導されちゃうわよ」
「そりゃそうだけど・・・・。」
私が頭を振った時。どんどんどこドン。家中を揺るがすような激しいノックの音が。私はと妹は顔を合わせ、大急ぎで階下に降りていった。
「いやぁね、こんな時間にだれかしら」
ピンクの寝巻きの豊かな胸をかきあわせるようにして、ママもしっかり目覚めていました。頭にはカールが巻いてあります。
ママの足元には、オールドグリーン・イングリッシュ・シープドックのチビが古いピアノの毛ばたきのような身体をいかにもだるそうに伏せている。
- 14 名前:名無しさん 投稿日:2000年10月02日(月)13時45分10秒
- チビはチビという名前だが体重五十八キロ、年齢かれこれ十五歳。いぬの十五歳は人間で言うとほぼ還暦。
かつて小さかったこともあるだろうが、私が知る限り、チビはずっとデカク、何時もどこか年寄りっぽくグウタラだらけたいぬだった。
普通、犬ってもんなら、夜中に似怪しいノックがしたら、吠えるかなんかするよなぁ。
- 15 名前:名無しさん 投稿日:2000年10月02日(月)13時51分24秒
- どんどこどこどん。その間にも、急き立てるよう直人がますます強くなるばかり。
「警察かも」と妹が言う。「ああ、どうしよう!きっと火星人が攻めてくるに違いないわ!」
「警察だろうと火星人だろうと」ママがため息をつく。「すっぴんの顔は見せられないわ。これでも、おまえのお姉さんでも通る抜群に若いママって評判なんだから。・・・・・・あーあ。こんなとき、パパがいてくれたらねぇ」
- 16 名前:名無しさん 投稿日:2000年10月02日(月)14時03分31秒
- パパは外食産業の一翼を担って、某経済大国に長期出張ででかけていったきり。因みに私のパパの会社はフラダンスバーガーという。
私は、赤ちゃんのときからなぜかハンバーグがだいすきだった。ママは若いS頃スーパーモデルをやっていていつも忙しかったので、毎日の厨房業務は、当時ミンチさんのスーパーマーケットで優秀な営業マンをしていたパパの係りだったのだ。
凝り性なパパは、私の鋭敏な味覚にだめだしされながら、世界で一番おいしいハンバーグを作ろうと粉骨砕身疾風怒濤。やがて完成した究極で至高私好みハンバーガーは、バザーで大評判だった。
パパはミンチ産のところから仕入れたお肉を使って、フラダンスバーガーを創設した。お店はぐんぐん発展し、やがて、よその国ままで店を作ろうという話が出るほどだった・・・・・いや、今は、のんびりこんな話をしている場合ではない!
どことどことととことこ。ドンタクドンタクドンタコス!
ノックのおとはますますファンキーに、アバンギャルドに、苛立たしげになっていく。なにがなんでも、誰かが応じるまで止めるつもりは無いようだ。
- 17 名前:やっぱここの小説っていい!! 投稿日:2000年10月04日(水)11時18分15秒
- ちょうどそのときだった。私は突然のめまいと頭痛に襲われ、ほとんどたっていられないじょうたいになってしまった。
そして私は力なく倒れた。
かすかに聞こえてくるのは、ママと妹の悲鳴だけだった・・・・。
- 18 名前:名無しさん 投稿日:2000年10月04日(水)11時20分44秒
- 一体何が起こったのか・・・
- 19 名前:名無しさん 投稿日:2000年10月04日(水)11時27分37秒
- 混乱した私には理解できなかった。ただ、とても広い空間に居る感じはした。
ここは何かとても懐かしい、前に何度か来たことがあるんじゃないか?そんな思いにかられた。
しかし、それは一瞬のことに過ぎなかった。
視界が真っ赤に染まり、歪み、意識がきりのように飛び散ってしまったから。
最後の一瞬でようやくわしは理解できた。
自分は、死んだのだと、もう自分じゃあなくなってしまうのだ、と・・・・・・
- 20 名前:目標 投稿日:2000年10月04日(水)11時31分01秒
- 遥か遠くで、何かが脈打っていた。
脈打つものは、ふたつあった。ひとつは不規則で弱弱しい、もう一つは規制正しくて強い。
その鼓動に重なって、遠くのほうから呼びかけてくる声が聞こえてきた。
- 21 名前:目標 投稿日:2000年10月04日(水)11時40分05秒
- 「ごっちん、ごっちん・・・・・」
声はそう繰り返していた。
その声に呼び起こされ、灰色のかすみのようだった意識が、はっきりとした形をとり始めた。
次第に鮮明な自我へとなってゆく。
闘いの物音が聞こえてくる。醜い食人鬼の姿が見える。巨漢の戦死のゆがんだ笑い、そして、振り下ろされてゆく大刀の刃。
左肩に受けた激しい衝撃――---
少女は、はっと目を覚ました。
目は開けたものの、まだ視界はかすんでいる。
やわらかく積み重なった落ち葉のうえに、仰向けになって寝かされていることに、少女は気が付いた。それから、最初に感じた
鼓動が、一つはわしのものであり、もう一つは左肩に走る痛みであることを。
- 22 名前:目標 投稿日:2000年10月04日(水)12時07分09秒
- 「う、まぶしい・・・」
ようやく視界がはっきりしてきた。
空からは、まぶしいばかりの光が注がれている。真昼の太陽の光だ。あれから、一体どれだけの時間がたったのだろうか。
そのとき、彼女を遠巻きに様子をうかがっていた顔があることに少女は気づいた。一つは鼻の長い毛むくじゃらの獣の顔。もう一つは若い女性の心配そうな顔。
「さやか・・・・」
少女は、つぶやいた。
娘。は、ゆっくると首を振った。
「ひとみ・・・・なの?」
娘は、こっくりと頷いた。輝くような銀色の髪が、あの時の滝の光景のように少女の顔に流れてきた。
「私は・・・・、なぜ生きているの?」
少女は最後の瞬間に、自分が死んだと確信した。身体が半分に引き裂かれた感触がいまだに残っている。
「あなたは死んでいた。ほとんどね」
「だけど、生きてるじゃない・・・・・・」
「丈夫なよろいのおかげですね、私達の部族にも、譲ってほしいくらいです」
そういえば、ひとみたちの部族は、毛皮を唯一身にまとっているだけで、金属のよろいを着ているものは一人も居なかった。そういう文化ではないのだ。
彼女らの文化は、少女達の住んでいる町の文化とは、天と地の差だった。建物や倉庫、“要塞崩し”が無いところから見ると、ひとみ達の文化はずいぶんと、いやかなり遅れているといっていいだろう。
一方相手の国の戦力は、凄まじいものがある。戦士の規模からしてまったく違う。なぜなら、今少女が戦っている相手の国は、元は自分達の国の者なのだから。
やつらは侵略者で、このひとみたち各地に転々と暮らしている部族を、己が手によって根絶やしにしようとしている。
やつらは、やつらの祖先は何百年も昔、何十隻もの船団を組んで、この地におりたった。彼らはこの大地の、北西部に突き出た半島に上陸し、この半島をナルディアとなずけた。
- 23 名前:目標 投稿日:2000年10月04日(水)12時12分54秒
- その名は、彼ら漂流者たちの伝説の姫であり一国の王であった、英雄の名から取ったものだった。
昔がこの地の民は、彼ら漂流者たちのことを暗黒の民となずけた。暗黒新を信仰し、邪悪な妖魔たちも加わっていたから。
そして、最後にひとみは自分達のことを神獣の民と呼んでいる、と教えてくれた。
- 24 名前:目標 投稿日:2000年10月04日(水)12時25分40秒
- 「神獣・・・・どこかで聞いたことのある響き」
そう、やつらは少女達の同朋あり、同じ血がかよっている一つの祖先から遥か彼方瞳たちが居るこの大地に、分れていった、いわば兄弟のようなものだ。
だからやつらの戦力は、文化も似通った自分達の戦力と同じぐらいだ、とわかった。
よろいも武器も、ほとんど同じ物を使っているはずだ。そのことを考えても彼女達ひとみの部族が、いかに不利な闘いを強いられているかがわかる。
「あれから、戦いはどうなったの。負けてしまったの?」
徐々にではあるが、記憶がはっきりしてきた。少女は体を起こそうと顔を上げたが、傷の痛みに打つのめされ、すぐに地面に落ちてしまった。
ひとみは唇をかみながら、小さくうなずいた。
「あれじ
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