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よしごまとかです・・・。

1 名前:名無しさん 投稿日:2000年09月28日(木)19時36分26秒
三角関係や、四角関係などを、
テーマに書いていきたいと思ってます。
あんま面白くないかもしれませんが、
少々お付き合いください。
2 名前:名無しさん 投稿日:2000年09月28日(木)19時38分15秒
‐無題‐

−あの人が、言っていた。

「後藤はさぁ〜。何かほっておけないんだよね。」

  −慈愛に満ちた瞳で、遠いドコかの空を見ながら。

「のろけですか?」
「え?いや、ハハハ・・・。そう言うわけでもないんだけどさ。」

  −照れたようにはにかみ笑う。そして続ける。

「・・・ただ、とても大切なんだ・・・。」
「・・・・・・・・。」
「ホントに・・・・・・。」

  −今にも泣き出しそうな空を見上げた。
3 名前:名無しさん 投稿日:2000年09月28日(木)19時40分27秒
「・・・なんでですか?」
「んっ?なによっすぃ〜。」

  −私はそんなあの人に、疑問が浮かび上がる。
  心を突く甘いトゲの痛みと共に・・・。

「何でごっちんの傍に、居てあげないんですか?」
「・・・・・・・・。」
「市井さん、何で行っちゃうんですか!?」

  −一度、私を見てから、あの人はまた空を見上げた。

「・・・それが、私の夢なんだ。」

  −その横顔は、あまりにもきれい過ぎて、そして・・・

「後藤も、きっとわかってくれる。・・・私は、あの子を・・・」

  −あまりにも悲しすぎる。

「信じているから・・・・・。」

  −切ない愛を、教えられました。

「市井さん・・・。」
「後藤と、仲良くしてあげてね。」
「・・・・・・・・。」
「寂しがり屋だからさ。ねっ・・・・。」
「・・・はい。」
「ありがとう。」

  −にこりと笑った。あの人は知らない。
   いや・・・本当は知っていたのか?
   なら、なんて悲しいことなんだろう。
4 名前:名無しさん 投稿日:2000年09月28日(木)19時44分06秒
「いちーちゃん・・・・・いちーちゃん・・・・・。」

  −彼女が、泣いている。あの人の前では泣けないから・・・、
   彼女は、いつも隅の方で、小さくなって・・・。

「ごっちん。」
「よっすぃ〜。よっすぃ――!あ――――!!!」

  −彼女は泣きじゃくる。私の腕の中で、あの人を想って。
   市井さん・・・私には、わからないよ。

「ごっちん、大丈夫だよ。」
「うっ、えく・・・うぇぇ〜〜。」
「また、会えるし・・・それに、私がいる。」

  −彼女をのこしても、求めるユメのこと。
   分かるわけが無いのかもしれないけど・・・。
   それでも、彼女をあなたのように泣かしたりはしない。

「よっすぃ〜?」
「私が、いるから・・・。」

  −しかし同時に、あなたのように彼女を、微笑ませることも出来なのだろう。

「そう・・だよね・・・。ありがとう、よっすぃ〜。」

  −それでも、彼女が笑っていてくれるなら、・・・それでいい。

「ごっちん・・・。」
「・・・・・・・・。」


閉ざされた瞳、柔らかく触れた唇は震えていた。
そして、一筋流れた涙の意味を、私は知らない。

   −私は・・・

『好き・・・。』

   −知らない・・・。

−END−
5 名前:名無しさん 投稿日:2000年09月29日(金)00時58分44秒
めっさおもしろいっす。
よしごまってすくないんで、波にのまれずがんばってください。
6 名前:名無しさん 投稿日:2000年09月29日(金)02時59分39秒
よしごまガンバレー!
7 名前:ティモ 投稿日:2000年09月29日(金)17時34分10秒
よしごま、大好きなので嬉しいッス。
みんないしよしなんだもん…。
これからもがんばってください。
8 名前:じんべいざめ 投稿日:2000年09月30日(土)00時42分42秒
念願のよしごま。
せつないねぇ・・・。
もっと書いてよぅ。。。。
あれも送るから書いてね。
9 名前:名無しさん 投稿日:2000年09月30日(土)23時21分20秒
好きな感じの文です。
取り合いは嫌だけど切ない三角関係は良いです。
がんばってください。。
10 名前:名無しさん 投稿日:2000年10月01日(日)10時17分37秒
書き込みしてくださった方々、有り難うございます。
一応これは終わりなのですが、このよしごまの続きを、
望んでいるのでしょうか・・・。
まぁ、ご希望などありましたら、よろしくお願いします。
では、ほんとに有り難うございました。
11 名前:名無しさん 投稿日:2000年10月03日(火)03時54分28秒
もちろん続ききぼん。別の話でもいいけどね。
期待してます。
12 名前:ティモ 投稿日:2000年10月07日(土)10時43分43秒
続かないですか?
13 名前:暗くなります・・・きっと。 投稿日:2000年10月07日(土)19時05分17秒
 −微笑みを下さい。

その瞳の奥・・・ナニを写してるの?
目の前の私、・・・ちゃんと見てくれてる?

 −わからないね。

その瞳は、ナニも語ろうとしないから・・・。
ただ、どこか遠くを見つめ、ダレを見ているの?
君のことを好きだと気付いたのは、何時だったろう。

 −忘れちゃった、そんなことも・・・。

だけど、この心は、君が支配してるんだよ・・・。
気付いてよ・・・お願いだから・・・。

 −オネガイダカラ・・・。
14 名前:名無しさん 投稿日:2000年10月09日(月)02時52分21秒
test
15 名前:書いてる人。 投稿日:2000年10月09日(月)03時10分36秒
うーん。更新したはずなのに、消えてる?
二重とかになっちゃうかも知れないけど、
また更新したみよう。
16 名前:君の瞳 投稿日:2000年10月09日(月)03時13分58秒
吉澤は、後藤を迎えに来ていた。
「ごっちん、ごっちん。」
備え付けのソファーで、うたた寝をしている後藤の肩を揺らす。
「ンっ・・・まだ眠いよ〜。」
ぐすってなかなか起きない。
「ほら、ダメだよ。起きてよ〜。ごっちーん?」
先ほどよりも強めに揺らす。
「・・・いち・・・ちゃん・・・。」
後藤の言葉に、ビクっと吉澤の手が止まる。
「・・・・・・・。」

  −君は・・・ひどい人。
17 名前:名無しさん 投稿日:2000年10月09日(月)03時14分49秒
「ごっちーーーん!!」
耳もとで思いっきり怒鳴る。
「ふぁっ!?えぁ・・・よっすぃー。」
するとガバッと、起き上がる。
「ほら、収録始まるよ。」
コツッと頭を軽く小突く。
「あっ、ご、ごめん。」
「全く、早くしないとまた怒られちゃうよ。」
巻き添えはやだからね。と吉澤は言った。
「えへへへ。」
ごめんと、笑ってごまかす後藤。

  −そして、ずるい人。
18 名前:名無しさん 投稿日:2000年10月09日(月)03時15分49秒
「ほら、上着着て。外で待ってるからね。」
吉澤は、ばさっと後藤にそれをかけ、扉にと向かった。
「よっすぃ〜。」
扉に手をかけたところで、後藤に呼び止められた。
「・・・・・・・ん?」
首だけで振り返る。
「ありがとう・・・。」
上着を両手で持ち、柔らかく笑っていた。
ドクンと、心臓がなる。

  −だけど、愛しい。

「どう・・・いたしまして・・・。」
扉を開けながら、ニッと笑っていった。
ちゃんと笑えたか、分からないけど・・・。

パタン。扉が閉じられた。
19 名前:名無しさん 投稿日:2000年10月09日(月)03時17分26秒
吉澤の出て行ったあと、後藤はソファーから腰を上げた。
ふと目線を上げ、鏡に映る自分を見た。
「・・・・・・市井ちゃん。」
ポツリと呟いた。
上着をいったん、自分が、寝ていたソファーにと置く。
ごそっと、ポケットからシルバーの指輪を取り出す。

『後藤・・・。』

両手で、それを愛しそうに包み込み、
そっと、キスをした・・・。
「・・・頑張るからね。」
そう一言いって、ポケットにそれを戻し、
上着を着て、吉澤の後を追った。
20 名前:名無しさん 投稿日:2000年10月09日(月)03時19分13秒
ダン。・・・痛みが静かに手から腕、脳にと伝わっていく。
「ごっちん・・・。」
後藤の寝言が、頭をぐるぐると回る。
(「・・・いち・・・ちゃん・・・。」)
そして柔らかな笑顔。
(「ありがとう・・・。」)
交差する。そして交じり合う。・・・自分の想いと共に。
「・・・ハハハ。」
笑いが漏れた。
低い音のする車が、下の道路を過ぎていった。
21 名前:書いてる人。 投稿日:2000年10月09日(月)03時23分23秒
眠いので、かなりボロボロです。すみません。
かなり暗い感じですが、どうでしょう。
これからの展開は、まだ全く考えていない状態ですが、
精一杯やろうと思うので、どうぞお付き合いください。
では、失礼します。
22 名前:ティモ 投稿日:2000年10月09日(月)08時53分00秒
なかなかいい感じですよ。
切なさが伝わってきます。
23 名前:名無しさん 投稿日:2000年10月13日(金)00時59分10秒
続きが楽しみです♪
24 名前:名無しさん 投稿日:2000年11月09日(木)08時40分07秒
続きないのでしょうか・・。
切ないよしごま期待なんですが・・・・。
25 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月03日(日)10時45分24秒
「・・・ひとみちゃん・・・?」
ふと、視線を上げると、同期の石川梨華がいた。
何か、怯えているようだ。
・・・そうか、私が怖いのか・・・。
「梨華ちゃんどうしたの?ごっちんなら、すぐ出てくるよ。」
多分、うまく笑えていない・・・。
「うん、そう・・・。遅いから心配したんだ。」

・・・何を、心配することがあるのだろう?

「梨華ちゃん・・・。」
「何?」

何を、心配されるようなことがあるのか・・・。
知っていながらも、この心は、歪んでしまった。
きっと、君を傷つけること知っている・・・。
でも、止められない。

「今日・・・あいてる?」
視線をそらしながら言った。
「・・・・・・ひとみちゃん?」
「梨華ちゃんち、行っていい?」
「・・・・・・・・。」
戸惑ったような表情。

・・・知っているのに、気付かないふり。
気付かずにいるのとどっちが、残酷なのだろう?
分からない・・・けど、いえる事は、
私も、残酷だということ・・・。

「駄目?なら、行かないよ。」
壁に、もたれかかった。少し汚れている天井を見上げる。
「・・・・・・・・。」
まだ何も言ってくれない。

めんどくさいな・・・。

ふっと、笑って吉澤は、
「冗談・・・。」
そうして、また、楽屋に入ろうとした。
「ごっちーん。おそ・・・。」
それを石川が、止めた。
「・・・・何?」
「いいよ・・・。」
「・・・・・・・・。」
バタバタと、楽屋の中から音がした。
「ひとみちゃん・・・。」

冷たい・・・。
意味のないキス・・・自分にとって。
なら何故私は、この子を抱くのか・・・。
あぁ、ホントにめんどくさい。

『いちーちゃん。』
まだ、彼女の声が聞こうる。
あの人を呼ぶ彼女の声が・・・。
まるで耳鳴りだ。

「真希ちゃーん。まだ〜?」
石川のほうが、楽屋をのぞいた。
「あれ、梨華ちゃん来てたんだ。」
「うん。遅いから、迎えに着たんだよ。」
「ごめんね。よっすぃもね。」
「うん。」
「じゃ、行こう。」
現場に向かった。

日は、まだ高い・・・。
26 名前:訂正。 投稿日:2000年12月03日(日)10時48分22秒
聞こうる。→聞こえる。
何でこんな間違いしたのだろう?
すみません。
27 名前:書いてる人。 投稿日:2000年12月03日(日)10時52分03秒
すみません。遅くなって・・・。
しかも、方向がおかしくなってるので、
どうなるか分かりません。
感想聞かせていただければ、書けるかも・・・。
よろしくお願いします。
では。
28 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月03日(日)13時17分51秒
書いてくれるのならいくらでも感想書きますとも・・。
切ないの好き
市井ちゃんを呼ぶ声が耳鳴りになってるっての・・好きです・・・。
29 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月03日(日)17時43分24秒
センテンスの短い、そっけないような文章が話の雰囲気
とあっていてすごくいい感じです。
吉澤の二人に対する、対称的な感情の行方が気になるの
で、ゆっくりでいいんで書いて欲しいです。
30 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月05日(火)16時38分10秒
痛々しい感じが何だかいいっス うひょひょ
31 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月06日(水)22時14分36秒
すべての収録が終了した。

吉澤、後藤、石川で、B&Bに来ていた。
「でね、裕ちゃんたらさ・・・」
後藤が、ニコニコと笑いながら話していく。
「へぇ・・・そんなことがあったんだぁ。」
石川が、そうかえした。
吉澤は、ふ〜んという感じで、ベーグルをぱくつく。
何事もなく、時間は過ぎていった。

「・・・市井ちゃん。どうしてるかな・・・?」
ふと、後藤がそんなことを言った。
小声で、視線はどこか遠くを見つめている。
「・・・・・・・・・。」

かちゃん。
氷が、音をたてて崩れた。

「・・・連絡、とってないの?」
ずっと黙っていた吉澤が、口を開いた。
「とってるよ・・・。」
ストローで、残った氷をかき回す後藤。
「・・・・・・・。」
石川は、どこか悲しそうに吉澤を見つめる。
吉澤は、後藤を見つめている。
後藤は、下を向いてるため、それにはまったく気付いていない。
「メールとか、良く入れるんだけどね。なかなか、返ってこないんだ・・・。」
「そうなんだ・・・。」
「うん・・・だから、何してるのかな?って、思っちゃったてね・・・。」

・・・・・・・・・。
沈黙が、三人を包み込んだ。
32 名前:書いてる人。 投稿日:2000年12月06日(水)22時16分20秒
時間がないので、今日はここまでです。
すみません中途半端で・・・。
よろしかったら、また感想聞かせてください。
では。
33 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月17日(日)05時12分34秒
「・・・あはっ、なんか暗くなっちゃったね・・・ごめん。気にしなくていいよ。」
笑う後藤。
「・・・・・・・。」
それを見て、手を握り締める吉澤。
「(ひとみちゃん・・・。)」
その様子を、石川もただ、見つめるのであった。

♪♪♪・・・。

と、そこで後藤の携帯がなった。
「もしもし。」
着信を見てから、後藤は出た。
「うん。うん、わかったすぐ帰るよ。」
どうやら、お母さんかららしい。
「今?よっすぃ〜と梨華ちゃんと一緒だよ。
・・・うん、じゃ。」

ピッ。

切ると同時に、後藤は、席から立ち上がった。
「ごめん、よっすぃ、梨華ちゃん。お母さんから、お呼びがかかちゃったよ。
また今度、どっかいこうね。」
「あっ、うん。バイバイ、真希ちゃん。」
「バイバイ・・・。ごっちん・・・また、明日。」
「バイバイ。二人とも気よつけて帰るんだよ。」
そう、また笑う。そして、その場を立ち去っていった。


「・・・・・・。」
ふっと、吉澤が天井を仰いだ。

からん。
氷がまた一つ崩れた。乾いた感じような音がした。

「・・・・・・。」
石川は、そんな吉澤を横に、崩れた氷を見つめた。


一欠けらだけ残っていたベーグルを、吉澤はポンと口の中に入れ、
コップに残っていた飲み物と一緒に、胃の中に流し込み収めた。
「・・・行こうか?」
それを見とどけた石川が聞いた。
ちらりと、吉澤は石川を見た。
そして頷いた。
「行こう・・・。」

二人は、そこを後にし、石川のアパートへと向かった。
34 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月17日(日)06時29分26秒
帰り道。後藤は電車に揺られていた。
「・・・・・・・。」
深く帽子をかぶり、顔を隠している。
立ったままで、街のイルミネーションを見ていた。
それはだんだん薄くなり、ぽつぽつとした明かりにと変わっていった。

しかし、まだまだこの時間の電車は人が多い。
手土産を持ったサラリーマン。
幸せそうな、男女。
一生懸命、メールを打ち込んでいる女子高生。
くだらない会話を繰り返す、男子高校生。
塾に行くのか、それとも帰りなのか、数人の子どもたち・・・。

ぽつんと、後藤はそこにいた・・・。
さまざまな音がその耳に入ってくる。
でも、自分の望む響きは、どこにも無い・・・。

『ご乗車ありがとうございました。×××駅に到着です。
落し物、などにはお気よ付けください。
次は、××××駅〜、××××駅です。』

最寄りの駅に着いた。
押し出されるように、後藤はホームにと下りた。
そこから、珍しく月が見えていた。

「・・・・・・・・。」
騒音の中、後藤はその場に立ち尽くしていた。
何人もの人が、通り過ぎていく。
後藤が立っているところだけが、まるで時間の止まったようだった。
楽屋に居た時、見ていたシルバーのリングを取りだし、
自分の指にはめ、その月にかざした。

「きれい・・・。ねぇ・・・いちーちゃん。」

月の光反射したように、そのリングが光り輝いた。

「会いたい・・・よ?」

キュッとその手を握り、唇を押し当てた。

「いちーちゃん・・・。」

そこは、誰もいなくなった。遠くの方で、電車の汽笛が聞こえた。
そして、後藤の髪を撫でるように、秋を告げる風が、吹き抜けていった・・・。

『後藤・・・。』

あなたの声が・・・聞こえない・・・。

35 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月26日(火)02時45分44秒
小さな豆電球だけが、その部屋を照らし出している。

「・・・・あっ・・・・。」
濡れた息づかい、軋むベットの音と共に、シーツの擦れる音。
「・・・・・・・。」
時間は、まるで止まったようなのに、
チッチッチッ・・・という、時計の音が、やけに耳に残る。
「ひとみ・・・ちゃん・・・。」
細い指が、吉澤の髪に沈む。
唇が近付く、冷たいキス。
薄く目蓋を開いたまま、吉澤は、石川の閉じられた瞳を見ていた。
「んっ・・ん・・・・。」
絡み合う舌。理性など、すでに砕け落ちている。

何を・・・しているのだろう?

「・・・あっ、あ、んっ・・・。」
脇腹にすべる手の平、ぞくりと背中が、緊張する石川。
冷めた目で、それを見つめる。
「梨華ちゃん・・・。」
「・・んぁ・・・。あっ・・・。」

私は、彼女にナニを求めているのだろう・・・。
私は、何をしているのだろう・・・?
36 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月26日(火)11時12分52秒
続き気になる〜
37 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月26日(火)13時34分11秒
久々のツボ作品です。頑張って下さい
38 名前:ティモ 投稿日:2000年12月26日(火)16時35分05秒
切ない…。
39 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月10日(水)18時42分07秒
発育の良い胸を、揉みくだしながら、硬くなった乳房を口に含む。
「あっ・・・あぁ・・・。」
腰が、浮き上がる。
激しい快楽に、石川の身体は痺れていく。
「・・・・・・・・。」
やけに冷めている自分に、吉澤は気付く。
「っ・・・はぁ・・・、ひとみ・・ちゃん・・・。」
苦しそうに、呼吸を繰り返す。
潤んだ瞳で、吉澤を求める。
すっと、吉澤の手が、下半身を探る。
最後の衣服が、石川の身体から、取り去られた。
「・・・・・っ・・・。」
びくりと、外の空気に触れ、身体全身がゆれた。
高まる体温・・・。
その割りに、心はどんどん冷めていく・・・。

『今・・・何してるの?』

誰の声?
40 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月10日(水)18時43分16秒

「ぁっ・・・、ひとみ・・・ちゃん・・・。」
「・・・・・・・・。」
答えることなく、吉澤は、口付けた。
「んっ・・・んふぅ・・・。」
そのまま、片方は胸に、もう片方の手は、下の泉を探っていく。
快楽にはねる身体、自分の身体で押さえつける。
「・・・っはぁっ、ひとみちゃん・・・。あ・・・やぁ・・・。」
ここまできて、石川の口から、拒絶の言葉が漏れる。
本気ではないことを吉澤には分かっていた。
だけど・・・。
「嫌なの・・・?梨華ちゃん・・・。」
サディスティックな感情が、突き動かす。

『・・・会いたいな。』

・・・誰に会いたいの?
41 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月10日(水)18時43分58秒
「・・・っ!!」
一気に吉澤の指が、石川の中に入った。
声にならない悲鳴とともに、腰が浮き上がり、逃げようとする。
「ほら、逃げないで・・・。」
もう、感覚は麻痺していく。
「・・・・・・・・。」
石川は、声を押さえるため、口に手を当てる。
ギュッと瞑られた目蓋の下から、涙が流れ落ちる。
「・・・梨華ちゃん・・・。声、我慢しないで・・・。」
最初はゆっくり、だんだんと指の動きを早くしていく。

『いちーちゃん・・・。』

・・・また聞こえる。
42 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月10日(水)18時45分03秒
「梨華ちゃん・・・、梨華・・・。」
下の指の動きはそのままに、吉澤は、口に当てられた石川の手を外した。
その華奢な手に、赤く歯形が残っている。
それに、吉澤は、清めるように舌を這わせる。
「私の・・・名前・・・呼んでよ・・・。」
そうして、口付ける。

・・・お願い・・・忘れさせて・・・。

「梨華・・・。」
「・・・ひとみ・・ちゃ・・・ん・・。」
やっぱり君は泣き出しそうに・・・。
「あっ・・・あぁ・・・・んっ・・・。」
しがみついて、忘れさせて、声を聞かせて・・・。
「もっと・・ないて・・・。」
この心は、冷めていく・・・。救いを求めてる・・・。
「やっ・・イッチャ・・・うよ・・。」
「まだ、まだだよ・・・。」
43 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月10日(水)18時45分54秒

汗が流れ落ちる。
身体がはねる。
腕が痛い・・・でも、もっと強く。
君を支配して、私は、忘れようとする。
あの、声の主を、忘れようとする。
44 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月10日(水)18時48分16秒
「あっあ――っ・・・・・。」
ビクンと、一瞬の緊張。
ぎゅっと痛いくらいに、指が締め付けられ、そして緩まる。
「・・・・・・梨華・・・ちゃん・・・。」
ぐったりと横たわった彼女の涙の後に口付ける。
「・・・ひとみ・・ちゃん・・・。」
力の入らない身体、掠れた声で自分を呼ぶ、その唇にまた口付けた。
ぱたりと、その汗ばんだ身体に、同じくなってる自分の身体を沈めた・・・。
「・・・・・・・・。」
何も言わずに目を閉じる。
トクントクンという、少し早い心臓の音。
「ひとみちゃん?」
石川の声に、吉澤は、顔を上げた。
「・・・ごめん・・・。」
その言葉に、石川は、首を振った。
・・・何度も繰り返してきた・・・。この言葉を言ったのは、初めてだった・・・。
「梨華ちゃ・・・。」
まだ、何か言おうとする吉澤の口を遮った。
「いいの・・・。ひとみちゃん・・・。」

私は、あたなが好きだから・・・。

「・・・・・・・・。」
それに、吉澤は、答えることが出来なかった。
石川は、悲しそうに微笑み、吉澤の頭を自分の胸に引き寄せた。
「おやすみなさい。」
石川は、その後何も言わなかった。
少しすると、疲れているのだろう、寝息が聞こえてきた。
トクントクン・・・。吉澤は、規則正しいその音を聞きながら、
目蓋を閉じた。
そして、すぐに吉澤も眠りについた。

月が、やけにきれいな夜のことだった・・・。
45 名前:書いてる人。 投稿日:2001年01月10日(水)18時55分48秒
こんなのでいいのかと、かなりドキドキ・・・(笑)。
ちょっと長すぎたかなと反省中。
・・・どうなのでしょうか、感想よろしくお願いします。
待っていてくれた方(いるのかな?)、お待たせしました。
次何時になるか分かりませんが、どうぞよろしくお願いします。
ではでは。
46 名前:名無し 投稿日:2001年01月11日(木)00時16分07秒
久々の更新ですな。
ディ、ディープな展開だ。
悪者になりきれないよっすぃ〜が超超超超いいかんじ!
47 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月11日(木)14時43分52秒
待ってましたよ〜。待ちつづけたかいあって
こんな展開にこの先はどうなるんですか?
個人的にはいしよしにして、石川を幸せにしてほしいです。
48 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月11日(木)16時11分01秒
47さんに賛成!!
けなげな梨華っちをしあわせにしてほしいです。
49 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月11日(木)17時09分04秒
よしごま少ないからよしごまがいいなあ
50 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月12日(金)01時45分18秒
>49さん
よしごま最近多いですよ。
探してみては?
51 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月12日(金)17時14分17秒
>50さん
いしよし程ではないでしょ
52 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月12日(金)23時08分25秒
ふくざつな関係がこのあとどうなるのか?
市井に出てきて欲しいな〜
53 名前:ばね 投稿日:2001年01月13日(土)04時45分05秒
以前に名無しでレスつけたことがあるんですが…いいですねぇ、やっぱり。惹かれます。
引き続きマタ〜リと更新待っております。

>>51
いしよしが極端に多いんであって…。
私はごまいしが好きなんですが、それに比べたら全然多いと思いますよ、よしごま。まぁ、以前ほどの勢いはないですけど。
自分で書いてみるというのも、一つの手だと思います。
54 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月20日(土)02時30分00秒
−もう、どうなってもいいや・・・。

「・・・・・・・・・・。」
パチンと、吉澤は目を覚ました。
日の光が、吉澤の白い肩を照らしている。
夜に在った、温もりは無く、皺くちゃのシーツが、
吉澤の身体を受け止めていた。
「眩しい・・・。」
吉澤は呟いた。
55 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月20日(土)02時31分47秒
ばさっ

上に掛けられていた薄めの布団を頭まで被った。

かちゃ・・・。

そこで、人の入ってくる気配。
石川だ。
もちろん、そこは彼女の部屋なのだから、当たり前のことだあろう。
「ひとみちゃん。朝だよ。」
「・・・・・・・・。」
ベットまできて、石川は、吉澤の身体を揺すった。
そうすると、無言で吉澤は、今さっき頭まで被った布団を、ずらし顔を出した。
56 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月20日(土)02時33分44秒

「おはよう。」
朝の光に照らされた彼女は、吉澤を混乱させる。
昨夜の出来事が、まるで嘘のようなのだ。
穢れを知らない・・・天使の様にいつも石川は、笑うのだった・・・。
「・・・おはよう。」
だるそうに、吉澤は、上半身を起こして、ベットに座った。
下は、穿いているが、上は、何も身につけていない。
石川は、それに恥ずかしそうに目をそむけた。
「・・・どうしたの?」
これは、いつもの会話だった。
いつもの・・・お決まりの台詞・・・。
「なんでもないよ・・・。」
石川も、いつものように・・・そう、ここでタオルを渡す。
そして・・・
「シャワー浴びるでしょ?」
聞いてくる。そして、この場から去って行く。

今日は、なんかおかしい・・・。
57 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月20日(土)02時36分29秒
「梨華ちゃん。」
吉澤は、石川を呼び止めた。
振り向く彼女に、触れるだけのキスをして、反対に吉澤の方が、
石川を残して、バスルームにと向かった。

パタン。

乾いた音をそこに残し、扉は閉まった。
「・・・・・・・・・・。」
石川は、震える指で、吉澤の触れたところをなぞった。

ぽたっ・・・。

フローリングされた床に、一滴の涙がこぼれた・・・。


キュウッ・・・シャー・・・

「・・・どうかしてるよ・・・。」
吉澤は、熱いシャワーを全身に浴びながら、壁に頭をぶつけた。
ジーンと痛くて・・・心に響いていくようだった・・・。
58 名前:書いてる人。 投稿日:2001年01月20日(土)03時58分57秒
どうも、久々に更新でございます。
たくさんのレス有り難うございます。
今回のも、できたら感想聞かせてください。

>46さん
よっすぃを、見守ってやってください(笑)。
>47、48さん
私も、幸せにしてあげたいです。
・・・どうなるか分かりませんが・・・(汗)。
>49さん
よしごま・・・精一杯やらせていただきます。
どう転ぶか分かりませんが・・・(謎)。
>52さん
この関係の行く末ですが・・・、書いてる私にもわかりません(爆)。
市井を出すかは、只今検討中でございます。
>ばねさん
有り難うございます。マターリと、またお待ちください。

待っていてくれた方々様、有り難うございます。
まだ、まだ、未定な部分が多い作品なので、
どうなっていくか分かりませんが、
どうぞ引き続きお付合いください。
では、失礼します。
59 名前:すなふきん 投稿日:2001年01月20日(土)13時32分17秒
すごく切なくて、すごくいい感じ。
期待して待ってます
60 名前:名無し読者 投稿日:2001年01月31日(水)04時46分49秒
最初は淡々として乾いた感じだったのが、徐々に3人の心の揺れが描かれてきて、
凄く引き付けられます。
3人とも別の方を向いていて、みんな届かない想いを抱えてる、ってのが切ないですね。
61 名前:‐5‐ 投稿日:2001年02月02日(金)12時48分04秒

『ねぇ?いちーちゃん。私のこと・・・好き?』

62 名前:名無しさん 投稿日:2001年02月02日(金)12時49分09秒
いつか見た光景がありました。

人懐こくて、ほんとに好きな人には、意地悪な人。
はたから見ている私には、よく分かりました。
彼女が、愛されていると・・・。
それと同時に、彼女はあの人を愛していると・・・。
だから、あの人が脱退すると聞いて、
私は、ほんとうに信じられませんでした。
63 名前:名無しさん 投稿日:2001年02月02日(金)12時49分56秒
『なんでですか?』

彼女は、・・・やけに落ち着いていました。
きっと分かっていたんだろう・・・私は思いました。
涙が、一筋その頬をつたい落ちていきました。
それは刃となって、私の心を貫きました。
その刃は、いまだ私の心を支配しています。

『・・・ごっちん。』
彼女が、愛おしい。
64 名前:名無しさん 投稿日:2001年02月02日(金)12時50分43秒

私は、あの人がいなくなって、少したって、髪を切りました。
あの人の代わりに・・・なんて、そんな大それた考えは、私にはありません。
ただ、自分を変えたい・・・そう思ったんです。

『・・・泣かないで・・・ねぇ・・・泣かないで・・・。』

強くなれる気がした。
思い上がっていた。
65 名前:名無しさん 投稿日:2001年02月02日(金)12時51分56秒
『・・・いちーちゃん・・・。』

彼女の言葉。
耳に残る。
彼女の涙。
目に焼きついている。

私は、あの人のようになれない。
だけど、彼女を愛してしまったから・・・。
そうだね、この胸につかえる刃、消えるまで。
彼女を好きでいていいかな?
愛していていいかな?
66 名前:名無しさん 投稿日:2001年02月02日(金)12時53分04秒

『いちーちゃん。』

たとえ彼女の瞳に私が、映っていなくても。

『ひとみちゃん。』

たとえあの子を傷付けるとしても。

今だけでいいから・・・。

67 名前:書いてる人。 投稿日:2001年02月02日(金)13時24分02秒
どうも、久々に更新です。
よかったらまた感想聞かせてください。
感想聞くと、書こうって気持ちになれるので、
よろしくお願いします。

>すなふきんさん
有り難うございます。
期待には添えられたでしょうか?
>名無し読者さん
何も考えなく書いているのですが、
何となく、方向が見えてきた気がします。
レス有り難うございました。

テストなども近いうちに終わるので、
そしたら、ばしばし更新していけるように、
頑張ります。では、失礼します。
68 名前:名無しさん 投稿日:2001年02月02日(金)15時05分32秒
すごくいいです!よしごま好き。
よっすぃーの気持ちが伝わると良いなあ
69 名前:名無しさん 投稿日:2001年02月02日(金)17時45分31秒
梨華ちゃんが可愛そう・・・。
70 名前:名無しさん 投稿日:2001年02月02日(金)20時13分00秒
よっすぃーとごっちん、うまくいくと良いね。
71 名前:名無し読者 投稿日:2001年02月03日(土)04時35分29秒
あの人・・・、彼女・・・、あの子・・・。
これだけで吉澤の、それぞれに対する思いや心情が凄く伝わってきますね。
いや、ちょっと、感動しました。
72 名前:名無し読者 投稿日:2001年02月10日(土)13時15分15秒
切ない、よしごま・・・・。
続きおねがい。
73 名前:書いてる人。 投稿日:2001年02月16日(金)14時10分00秒
続きをどうしていいか分からないダメ作者です(汗)。
そんな作者にどうか、励ましのメッセージをお願いします(笑)。
方向が、見えたはずなのに・・・(泣)。
74 名前:−6− 投稿日:2001年02月19日(月)14時03分59秒

吉澤は、自室のベットで目を覚ました。
「・・・・・・・・・。」
あーだるい。そう思った。
時計は、七時を指している。
もう起きて、行かないと・・・学校遅れちゃうよ。
そう思いながら、だるい身体を無理やり起こし、
パパッと着替えを済まし、朝食を取って学校に向かった。

「ふぁ〜。」
アイドルが、こんなあくびをするものではない。
と、言われてしまうようなあくびをして、のそのそと通学路を歩いて行く。
時間は、十分あるだから、急ぐことはなかった。
75 名前:名無しさん 投稿日:2001年02月19日(月)14時06分48秒

きーんこーんかーんこーんきーんこーんかーんこーん・・・。

始業のチャイムが鳴り、つまらない授業が始まった。
クラスの友達から、メールが送られてくる。
どれもやっぱり下らない。
でも、それに合わせていかないと、ここに居られなくなってしまう。
ここには、平和だけしかなかった。
そこは、嫉妬やなんだかんだという、暗い感情も入り交じっているであろう。
しかし、やっぱり平和すぎる。
寂しさも無く、緊張も無い、高潮感は冷めきっている。

『よっすぃー、ねぇ、遊ぼう。』
都合のよい幻覚が見えた・・・重症だ。

『・・・ひとみ・・ちゃ・・・っ・・。』
一昨日抱いた感触、手に残って私に高潮を持たせる。

76 名前:名無しさん 投稿日:2001年02月19日(月)14時08分45秒

吉澤は、机に突っ伏して目蓋を閉じた。
かっかっかっかっ・・・、耳障りなチョークを走らせる音も、
濁声のハゲオヤジの話も遠くに聞こえる。


『よっすぃー。』
彼女の声に、胸高鳴らせて、好きと言えずに自分を締め付け。

『ひとみちゃん。』
この子を腕に抱いて、自分の矛盾さに苦しみ。

『吉澤。』
あの人の存在に怯えている・・・。


現実と夢が交差して、ごちゃごちゃになって、
自分の居場所を探している。

『・・・誰か、私を抱きしめて・・・。』

ワタシガココニイルトオシエテホシイ・・・。


青い空に、ぽっかりと浮かんだ丸い月。
夜にはぐれて、月(あれ)はいつも何を、探しているのだろう・・・?

77 名前:書いてる人。 投稿日:2001年02月19日(月)14時11分32秒
何とか、更新できました。
ふーっ、どうなるのでしょうか?
早めに更新できることを祈りつつ、ではでは。
78 名前:名無し読者 投稿日:2001年02月20日(火)04時34分38秒
うーん、吉澤の苦悩に出口はあるんだろうか。
市井はもう近くにいないだけに、どうしようもなく辛いところですな。
読んでる方としても早めに更新があることを祈りつつ、期待して待ってます。
79 名前:名無し読者 投稿日:2001年03月22日(木)18時07分05秒
作者さーんっ!
どうしたんですかぁーっ!?
続き待ってます。この小説好きなんで。
頑張ってください!
80 名前:放棄したわけじゃない。 投稿日:2001年04月06日(金)17時18分22秒
‐7‐

ビクン!

きーんこーんかーんこーん・・・という、授業が終わった事を知らせるチャイムが鳴った。
「・・・やば。」
吉澤は慌てて立ち上がり、礼だけはした。
「あっ・・・と・・・。」
立ちくらみがした。
そのまま、すとんと椅子に深く座った。
「・・・ねむ。」
ボーっとしていると、次の授業の先生が入ってきた。
ふうっと一息ついてから、吉澤は、教科書を新しく出して、
授業に集中するのだった。
この授業が終わればまた仕事だ。
81 名前:名無しさん 投稿日:2001年04月06日(金)17時19分04秒
「・・・・・・・・。」
かりかりとノートをとる手を止めた。
ざっとカーテンが風になびかれた。
夏の残暑も引き、心地よい風の吹くそんな午前であった。
そんな普通の中、何故か自分だけ取り残されてしまったような、
そんな気がしていた・・・。


そうして、終了のチャイムが何時の間にか鳴っていた。

82 名前:名無しさん 投稿日:2001年04月07日(土)15時23分56秒
やった、続きだっ!
もしかしたら放棄されちゃったのかと思って
ドキドキしてました。(w
83 名前:名無し読者 投稿日:2001年04月15日(日)09時17分09秒
わっ!続きだね!コソーリ見てるから頑張ってくらさい
84 名前:名無し娘。 投稿日:2001年06月15日(金)23時45分05秒
一応sageときますけど、つづきは・・・・・
85 名前:続きです。 投稿日:2001年06月22日(金)00時42分45秒
‐8‐

ガタンガタンガタン・・・。

一定のリズムで揺れる電車。
それは、まるで自分を迷路に誘うように・・・。
「ふぁ、ねむ・・・。」
吉澤は、あえて空いている座席には座らず、
窓に寄りかかり移り変わる風景を、眺めていた。
「・・・・・はぁ。」
息がかかり、一瞬だけ白くなった。
「(ごっちん・・・。)」
その先に、愛しい人が見えた。

・・・そんな気がした。

86 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月22日(金)00時44分32秒
のらりくらりと、ゆったりしたペースで、集合場所となっている事務所に向かう。
「ん?」
ぽんと、肩を叩かれ振り返る。
「よっすぃ!おはよう!」
「あ、おはよう。」
「ん〜、よっすぃ元気ないなぁどうかしたん?」
そこには、元気印が似合う加護亜依がいた。
「・・・加護は元気だね。」
吉澤は、何となくふっと気が抜ける感じがした。
屈伏無い、加護の笑顔を見ると、何となく張っている気が緩んだきがした。
「なんや?答えになってないでぇよっすぃ。」
私の答えに納得いかないと、がうっと牙を向く。
「あ、いや。大丈夫、元気だって。」
そんな加護をかわして、吉澤は歩き出した。
「あっ!ちょっとまってぇなぁよっすぃ!!」
そう言って、すたすたと先を行ってしまう吉澤を、加護は、追いかけた。
二人はそのまま、二人で事務所にと向かっていった。


8→9へ続く
87 名前:書いてる人。@駄目作者 投稿日:2001年06月22日(金)00時50分39秒
4月更新したきり、全くもって更新していませんでした・・・。
しかも短い・・・すみません(激反省)。
しかし、まぁ、7月にはいれば、夏休みに入るし、
もっと、頻繁に更新できたらな〜っと思います。
書いてるだけでなく、私もいろいろな人の一読者として、
放棄というのは、かなりつらいものなので、
それだけは絶対にしません!
それだけはお約束しますので、どうか気長にお待ちください。
本当にすみませんでした。
では、失礼します。
88 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月22日(金)02時02分44秒

更新されてるっ(喜)
放棄せずに最後まで書いてくれるなら
ハチ公のように待ってます。
作者さんガムバレ。
89 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月24日(日)10時53分21秒
再会感激!
よしごま最高!

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