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「紙ヒコーキ、飛ばして。」
- 1 名前:―1― 投稿日:2000年10月10日(火)01時56分09秒
歩道で拾った紙ヒコーキ。ちゃんとした画用紙で作られた紙ヒコーキ。
手にとって、形を崩してみるとそこには丸っこい字で、
「外に出たい。少しでもイイから、外で散歩してみたい。
ひとみ 」
と書いてあった。
一体誰がこんな文を書いたんだろう・・・。
ひとみ。
この文と紙ヒコーキを作った人物の名前だろう。
その時のあたしは、妙にムシャクシャしててこの感情を何かに当てつけたかった。
あたしは、この子と同じように紙ヒコーキを作ることにした。
文章は、
「最近良いことないな、残念。」
なんだかぱっとしない。
オモシロ半分で、あたしはこのひとみって子に当てるような文を書いてみることにした。
「こんにちは、あたしは真希っていうの。外に出たいって、あなたはどこにいるの?
こんな紙ヒコーキ届くはずもないけど、届いたら返事ください。」
その時、あたしはなんでかわからないけどこの紙ヒコーキが彼女の元に届くって思った。
- 2 名前:―2― 投稿日:2000年10月10日(火)02時04分54秒
- 次の日、あたしはまた昨日と同じ道を通った。
するとそこには、また紙ヒコーキが落ちていた。
拾ってみると、
「表通りにある、総合病院。お友達になってほしいな・・・。」
と書いてあった。
もしかして昨日のヒコーキが彼女のところに届いたの?
でも、どうやって?
あたしの頭の中は、やってきた数学の問題はもう無くその事ばかりで生め尽くされてしまった。
あたしは意味も無いのに慌ただしくなって、手帳のメモを一枚破って
「いつ行けばいいのかな?学校終わったらでイイ?」
と書いて、紙ヒコーキを作ってその場所に置いた。
また、彼女の元へ届いてって願いながら。
- 3 名前:―3― 投稿日:2000年10月10日(火)02時10分43秒
- その夜、お風呂から上がって自分の部屋でくつろいでると急に身体中が熱くなって、耐えられなくなったから
あたしは横になった。
眠ろうと思っても、なかなか眠れない。
しょうがないと思って、漫画でも読もうかと思って起き上がろうとしたら急に頭からズシーンって重たくなってきて、
眠っているんだか、なんだかわからない状態になってしまった。
あたしが覚えている限りでは、
「早く・・・来て・・・・。お願い・・・・。」
それの繰返し、何回も何回も頭に響いてた。
- 4 名前:ティモ 投稿日:2000年10月10日(火)07時43分52秒
- よしごまですか?
だったら嬉しいなあ。
- 5 名前:名無しさん 投稿日:2000年10月24日(火)23時15分16秒
- 更新待ってまーす!!
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