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私立モーニング学園
- 1 名前:名無しさん 投稿日:2000年10月22日(日)23時13分02秒
- 私立モーニング学園は中等部・高等部が一貫となった
都内に新設され間もない、女子校である。
校風は自由そのもの。
ここでは、さまざまな生徒が学校生活を満喫している。
『矢口真里』この生徒もそんな中の一人だった。
--- 矢口 真里 ---
目の前に大好きな人の顔がある。
そのせいなのかわからないが、体がフワフワ浮いているいる気がする。
でもなんだか、気持ちがいいのでニコニコしていると
目の前にいる大好きな人が口を開いた。
「……矢口…好きだ。ずっと前から矢口がすきだったんだ。」
「・・・っ!!」
思いもよらない言葉だったが、矢口は驚きよりも嬉しさが込み上げてきて
思わず、大好きなその人の胸にとびこんだ・・・・・ハズだった。
どさっっ!!
大きな物音が部屋の中に響いた。
「あいたたたーっ・・」
と部屋のベットの下でうずくまっている小さな影が一つ。
「いったぁ・・・。」
と言いながらだるそうに起き上がり、あたりをキョロキョロ見渡した。
そして一言、
「はぁー、なんだ夢か・・・。」
- 2 名前:名無しさん 投稿日:2000年10月22日(日)23時39分40秒
- 「いってきまーす」
家族にあいさつして矢口は元気よく玄関を飛び出した。
歩きながら、時計を見る。
「あっやばい遅れちゃいそうだ!」
時計を見てそうつぶやいた矢口は、小走りで走り去っていった。
ちなみに、今の時刻は8時05分。
学園には8時40分までに着けばいい。
矢口の家から学園までは、15分程しかかからない。
ではなぜ矢口は急いでいるのか?
答えは簡単である。人と待ち合わせをしているのだ。
して、その待ち合わせの人物とは・・・・。
「遅いっ!!もう待ち合わせの時間5分もすぎてるぞ」
「えへっ、ごめん紗耶香。」
矢口は両手を顔の前で重ね、頭をちょこんと下げて
待ち合わせをしていた人物にあやまった。
そう、その人物とは市井 紗耶香であった。
- 3 名前:名無しさん 投稿日:2000年10月22日(日)23時40分51秒
- さやまりですか?
楽しみにしてますよ
- 4 名前:名無しさん 投稿日:2000年10月23日(月)22時32分58秒
- 私もめっちゃ楽しみです!
さやまりですよね?
- 5 名前:名無しさん 投稿日:2000年10月24日(火)22時17分03秒
- --- 市井 紗耶香 ---
ピピピピッピピピピッ
どこかで目覚ましが鳴っている。
手探りで時計を見つけ、『カチッ』目覚ましを止めた。
「うーーっん」
大きく伸びを一つして起き上がり、カーテンを開けた。
外を見る、雲ひとつない快晴だ。
「おー、今日もいい天気だな。」
- 6 名前:名無しさん 投稿日:2000年10月24日(火)23時08分15秒
- 市井は登校する準備をするために、まず洗面所に向かった。
歯を磨いて顔を洗い、目の前の鏡を見る。
髪を手櫛でかきあげて、キリッと鏡を一度にらむ。
「よしっ市井紗耶香、今日もがんばるっス!」
そう言って頬をパチッと軽くたたき、市井は洗面所を後にした。
8時05分、矢口との待ち合わせ場所で矢口が来るのを待つ。
なかなか来ないが、それはいつものことなので
市井は読みかけの本を読みつつ、矢口の到着を待った。
5分後、矢口が息を切らしながらやって来た。
市井は別に怒っていなかったが
「遅いっ!!もう待ち合わせの時間5分もすぎてるぞ」
と、市井は少し強めの口調でせめた。
「えへっ、ごめん紗耶香。」
そう言うと矢口は、かわいらしく両手を重ね謝った。
(くー・・・、かわいいーっ!かわいいぞ、矢口。)
市井は心の中でそう叫んだ。
そう、先ほど強めの言葉を言ったのは、謝っている矢口が
見たかった・・・。ただそれだけだったのだ。
- 7 名前:名無しさん 投稿日:2000年10月25日(水)21時31分33秒
- 市井と矢口は、見てて心が和むよね。
続き待ってやす。
- 8 名前:名無しさん 投稿日:2000年10月27日(金)22時43分42秒
- 「ま、許してやるか。いつものことだしねー。」
「む、最近はあんまり遅れてきてなかったよ!」
「ハイハイ、わかったよ。んじゃそろそろ遅刻しそうだし行こうか?」
そう言って市井は、止めておいた自転車にまたがった。
そうして後ろを振り返り、『乗りな』って矢口に目で合図した。
「ん。」
矢口は短く返事をして、市井の肩につかまり自転車の後ろに立ち乗りした。
「いい?」
「うん、オッケ。よしっ行け紗耶香!!」
「アイアイサー。」
ぐっ、と足に力を入れて市井は勢いよく自転車をこぎだした。
- 9 名前:名無しさん 投稿日:2000年10月27日(金)23時28分32秒
- --- 通学中 ---
かなりのスピードで道をかけぬけて行く自転車が一台・・・
「ちょ、ちょっと紗耶香〜、飛ばしすぎだって・・きゃっ!」
「大丈夫、大丈夫。しっかりつかまってろよー。」
「もっとゆっくり、ゆっくりぃーー!」
矢口が叫んでも、市井は聞こえていないかのように走り続ける
(あ〜怖いよぅ。でも紗耶香なら、無茶はしないよね?)
恐怖と戦いながら考えた末そう結論づけた矢口は
仕方なく市井の指示どおり ぎゅっ
自転車から落ちないように、市井の肩に腕をまわした。
(おぉ!矢口が抱きついてきてる!柔らかくて気持ちいい〜
チャリ乗っててよかった〜)
市井は肩にまわされた腕と、背中に感じるわずかな重みと暖かさに
やられ、気分は絶好調。そのため、自転車をこぐスピードもさらに上がり、
「きゃあぁぁぁーーー!!」
と叫ぶ矢口の声も耳にはいらなかった。
この日、市井と矢口は通学時間の最短記録をつくった・・・
- 10 名前:更新しました 投稿日:2000年10月27日(金)23時44分25秒
- ちょこっとですが更新しました。
みなさんの思った通り、さやまりです。
なかなか時間がないんでゆっくりとした更新になってしまうと
思いますが、少しでも読んでもらえればうれしいです。
>3さん
早速読んでいただいてありがとうございます。
予想通り、さやまりですのでこれからもよかったら、読んでください。
>4さん
読んでいただいて嬉しいです。
さやまりなんで、これからもよろしくお願いします。
>7さん
そうですよね〜、市井と矢口はいいですよね!
なるべく更新したいと思ってますんで、
どうぞよろしく。
- 11 名前:さやまり 投稿日:2000年10月28日(土)01時15分23秒
- ゆっくりでもいいですよ! 自分のペースで。
さやまりはマジでいいですよね! 頑張って下さい!
- 12 名前:坊主 投稿日:2000年10月28日(土)20時36分13秒
- 市井は矢口が好きってわかるけど、矢口はどう思ってんだろ。
そもそも最初矢口が見てた夢の中の相手って誰だ?
- 13 名前:名無しさん 投稿日:2000年10月28日(土)22時27分13秒
- 市井と矢口には癒されるね。
- 14 名前:名無しさん 投稿日:2000年10月29日(日)22時54分14秒
- >13
同感。
娘。いた時も、なんか一番落ち着いて見れたっていうか、さりげにラブラブだったもんな。
今はやぐちゅー一色って感じだけど。
でも俺はさやまりを応援し続けるそ!作者さん頑張れ!
- 15 名前:名無しさん 投稿日:2000年10月31日(火)23時04分46秒
- 「きゃあぁぁぁーーー!!」
と叫ぶ矢口萌え〜。
- 16 名前:名無しさん 投稿日:2000年11月01日(水)20時43分16秒
- のんびり待つよ。
早く見たいけどさ。
- 17 名前:更新しました 投稿日:2000年11月01日(水)23時38分51秒
- コツコツコツコツ・・・
「・・・・・」
無言で教室へと続く廊下を歩く矢口、その顔は不機嫌そうである。
すぐ後ろを、困ったような情けない表情を浮かべた市井が追いかけていた。
矢口は市井の自転車での暴走が、かなり怖かったらしくご立腹のようで
市井は自転車を降りてから、ずっとあやまり続けているのだが
それは、全く無視されていた。
「矢口・・・、やぐっちゃん・・・、まーりちゃん。」
こうして何度も声をかけているのだが
まるで聞こえていないかのように、矢口はだまって歩き続ける。
(あちゃ〜。シカトするなんて、かなりおこってるよ・・・
まいったなー、こんなに怒るとは思わなかったッス・・・)
矢口の小さな背中を見つめ、
「はぁ・・・」
市井はため息をついた。
「ね、ねぇ矢口・・・」
と再び声かけようとしたその時、 ダダダダダダーーーーッ
後ろからものすごい勢いで、誰かが走ってきた。
「さーーーやーーーかっっ!!」
「ん?」
自分の名前を呼ばれ市井は後ろを振り返る、と同時に
ドンッ 走ってきた人物が抱きついてきた。
「紗耶香、おはよう」
「あ、かお。お、おはよう」
飯田は満面の笑みで、市井に声をかけた。
「圭織ねー今日、絶対に紗耶香に会うと思ってたよ!
これってさ、運命じゃない?」
「ん〜?あー・・・」
「そう、きっとそうだよ!紗耶香は圭織の運命の人!」
飯田は矢口には見向きもせず、市井に熱心に語る。
市井はというと、それを軽くかわしつつ矢口の様子をうかがっていた。
「・・・・・」
だまって2人を見つめる矢口、その目は異様に冷たかった・・・
(これは・・まずいっ)
そう察した市井は、矢口の所へ行こうとするのだが
「待ってよ、紗耶香」
飯田が市井を解放してくれない。
「ちょっ、ちょっと、かお・・・」
「紗耶香」
突然、低い声で矢口が声をかける。
「は、はいっ」
「ずいぶん楽しそうだね?矢口、邪魔みたいだから・・・じゃあね」
「えっ?矢口、待って・・」
冷ややかな声でそう言い残し ガラッ
市井の言葉も聞かないうちに矢口は教室へと入っていった。
- 18 名前:更新しました 投稿日:2000年11月02日(木)00時04分07秒
- とりあえず、更新です。なんだか、今回はさやまりから
離れてしまいましたが、徐々にそうなっていくんで
ゆっくり見ていてください。
>さやまりさん
読んでいただいてありがとうございます。
さやまりさんの作品、読ませてもらってたんで、
レスしてもらえて嬉しいです!
>坊主さん
矢口もちゃんと市井のことが好きですよ。
早めに、2人の甘い場面など書きたいんですがね。なかなか・・・
>13さん
そうですねー、市井と矢口には癒されます。
この2人は本当いいですよ!
>14さん
応援ありがとうございます!
市井と矢口は同期でしたからね、一緒に寝ていた仲ですし
さりげにラブラブでいい感じでしたよね。
>15さん
矢口はかわいいですからねー。
これからもよろしくお願いします!
>16さん
お待たせしてすいません。
なるべくはやく更新するんで、ちょっと待っててください。
- 19 名前:スターリング 投稿日:2000年11月02日(木)01時45分33秒
- やっぱりかおりんはお邪魔虫キャラなのね・・(涙)
- 20 名前:名無しさん 投稿日:2000年11月02日(木)22時00分31秒
- ヤキモチっすか、矢口。
- 21 名前:坊主 投稿日:2000年11月03日(金)21時17分49秒
- 早く甘い場面が見たい!・・・楽しみ。
- 22 名前:名無しさん 投稿日:2000年11月05日(日)23時24分07秒
- 待ちますよ。
いくらでも待ちますとも・・・(泣)
- 23 名前:名無しさん 投稿日:2000年11月09日(木)22時47分45秒
- まだかなまだかな・・・
- 24 名前:名無しさん 投稿日:2000年11月10日(金)02時17分53秒
- 私立モーニング学園の更新まだかな…
- 25 名前:名無しさん 投稿日:2000年11月15日(水)22時00分01秒
- 作者待ち、あげ。
- 26 名前:名無しさん 投稿日:2000年11月18日(土)18時01分03秒
- やる気あんの?はやくしろよ!
- 27 名前:名無しさん 投稿日:2000年11月18日(土)22時09分56秒
- >>26
そういう言い方はないんじゃない?
- 28 名前:名無しさん 投稿日:2000年11月24日(金)01時43分24秒
- 気にせず続き書いてください。
- 29 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月04日(月)06時27分47秒
- 何かしら応答してくれると嬉しいんですけど…。
続けるか、続けないか。
- 30 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月24日(日)15時50分17秒
- 期待あげ
- 31 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月09日(火)13時07分44秒
- もう終わりなのですか?期待しているんですが。
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