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年少チームの小説

1 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月03日(日)00時37分43秒
どうも。題名の通り加護ちゃん、辻ちゃん、ごっちん、よっすぃ〜、りかっち
の5人でいろいろ組み合わせてみたいと思います。
2 名前: 投稿日:2000年12月03日(日)03時41分26秒
いいっすね!期待してます!!
3 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月03日(日)16時10分26秒
昨日一応書きこんだんですけど面白くなくて消しちゃいました。
近いうちにちゃんと書くのでよろしくどうぞ。
4 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月03日(日)23時46分59秒
え・・消したり出来るんだ?初めて知った・・。
5 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月04日(月)16時37分42秒
>4
すいません・・勘違いさせちゃいましたね・・
書きこむっていうか、投稿はしてないんです。
書いただけ。
6 名前:まきはあとはあとりか 投稿日:2000年12月04日(月)16時48分42秒
楽屋にて・・・
「かわいい・・やっぱいいよなぁ〜」
「え!?今度コンサートあるんじゃん!行きたいな・・」
梨華は雑誌を見ながらぶつぶつと独り言を言っていた。
「何見てんの?」
「ん?あ、真希ちゃん。かわいいよね〜あ・ゆ」
「へ?あゆ?」
「そう!」
「ふ〜ん、じゃあ、今日一緒に『アユ』見に行く?」
「え!?真希ちゃん知ってるの?」
「え・・う、うん(アユでしょ?)」
「きゃ〜!うれしい〜。何話そうかなぁ」
「(・・変わった人だね)」
7 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月04日(月)16時50分58秒
あれ・・『』って題名に使えないんですか?
作戦失敗・・
8 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月04日(月)20時11分34秒
いしごまかな? ある意味ボケてる二人に期待してまう(w
頑張ってください
9 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月05日(火)01時12分46秒
すでに笑いが・・・
10 名前:まき・りか 投稿日:2000年12月05日(火)15時25分27秒
「ね、ねえ真希ちゃん・・」
「ん?何?」
「ここってさぁ、真希ちゃんのお母さんのお店だよね・・?」
「うん。そうだよ」
「あゆここに来るの?」
「何言ってんの。あ、来た来た」
「え!!・・・え・・」
そこに立っていたのは真希のお母さんで、その手には・・・?
「あ、鮎・・(泣)」
「ん?梨華ちゃん食べないの?じゃあ、あたしが食べちゃうよ」
『ぱくっ』
「あ〜(泣)」
11 名前:いずのすけ 投稿日:2000年12月06日(水)09時48分54秒
塩焼き・・・ですか?
おもしろいっす。頑張ってくださいね
12 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月06日(水)23時17分49秒
鮎の塩焼きはね、旨いよね。
13 名前:まき・りか 投稿日:2000年12月09日(土)03時13分35秒
その後梨華は後藤一家に勧められビール2本を1人で空けた・・・
「う〜・・もぉダメ・・・」
そしてここは真希の部屋。
「も〜お酒弱いなら飲まなきゃ良いのに・・はい水」
「ありがとごじゃます・・へへ・・・へへへ」
「ありゃ?酔ってる?」
「酔ってにゃいよ〜石川は〜」
「酔ってんじゃん・・」
「ね〜、ごちんー」
「何?(ごっちんだって)」
「泊まってていいでしゅ〜?」
「泊まってて?あ〜泊まるか、いいよ」
「感謝しましゅ・・寝ましゅ・・・」
「あ、待って。着替え持ってくるから」
「了解!・・zzzZZ」
14 名前:まき・りか 投稿日:2000年12月09日(土)03時39分11秒
「えっと・・あった!・・・あたしのデビュー前の服・・・・はぁ」
『がちゃ』
「はい。梨華ちゃん、あれ?お〜い着替えてから寝よう?」
「う〜ん・・りょーかい・・・・ぬげにゃい・・」
幼稚園児のように服が頭に引っかかって脱げないらしい・・。
「も〜、ちゃんと座ってやりな?」
「了解・・ありゃりゃ」
座ってもすぐベットに倒れこむ。かなりの重症だ。
「ん〜、じゃあ、はい。あたしも座るから寄りかかって」
「あいあいしゃ〜・・」
そしてなぜか抱きつく・・・
「抱き着いてたらできないよ〜?はい、腕あげて」
「りょ〜かい・・」
「はい。・・よしできた、あ、着替え机だ・・梨華ちゃんちょっと待ってて」
「うん・・はぁ〜」
「よし。まさかこの服が大きいとか言わないよね・・梨華・・!」
梨華はブラとミニスカでベットの上に見事に『大』の字になっている。
真希が男なら間違いなく・・・襲われてます。
「あ〜!あたしはレズじゃないよ!!」
こういう時はブラを取れ。後藤家家訓其の23。
「石川さ〜ん・・ちょっと失礼しますよ〜・・・・・・よっしゃ、取れた。
 はい服を・・」
着せようとしたその時!
「くしゅぐったいよぉ、ま〜き〜」
「・・!」
梨華が抱き着いてきて寝返りを打って・・
真希の顔は梨華の胸に潰されていた。
「(く、苦し・・それにま〜き〜ってあんた・・・)」
15 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月09日(土)03時43分39秒
この後どうしよう・・
作者的には年少チームには『純』な恋愛してほしいんで・・困った
あと言ってなかったんですが私はこの板で『小説・・・』も書いてます。
それと同じようなことを書いてしまったんですが・・(著作権の侵害で自分で
自分に訴えようかな?)
16 名前:ばね 投稿日:2000年12月09日(土)05時29分24秒
あ、やっぱり『小説・・・』の作者さんだったんですね。
ん〜、とりあえず未遂オチでもいいんじゃないですか?

年少組オンリーで最初にごまいしを書くつぅのは、後々大変だと思うんですが…(カップリングとか)。一話完結にするなら大丈夫でしょうけど。こんなこと、ごまいし好きな自分が言うのも何なんですけどね。(w

『小説・・・』の方の更新もマタ〜リと待ってますので…。
17 名前:まき・りか 投稿日:2000年12月10日(日)16時30分30秒
「・・梨華ちゃん苦し・・い」
「あ?あ〜まきじゃん。抱き枕かとおもったじゃん」
やっと開放されてめいっぱい酸素を吸う。
「はぁ・・あたしお風呂入って来るね」
「あ、あたしも入りましょうかね・・うひゃひゃ」
「そんな状態で洗えるの?髪とか」
「ま〜き〜がいるっちゅ〜ねん!」
「は?あたしが洗うの?」
「いいじゃん、マージャン、EE JUMP〜!!」
「梨華ちゃんのイメージが・・」
18 名前:まき・りか 投稿日:2000年12月10日(日)16時44分06秒
「あ〜、もう!ちゃんとしてよ」
「すんまそん、きゃはは」
ここはお風呂場。真希が梨華の髪の毛を洗ってる・・20分もかけて
「はあ、やっと終わったよ・・梨華ちゃん浸かっときな」
「了解!」
「・・お風呂で溺れないでね」
そんな真希の言葉は見事的中した。
「ね〜見て見て」
「何ですか?」
「シンクロ!」
そう言って湯船から足を出してゆっくり沈んでいったかと思うと・・

10秒・・
「あれ?」

20秒
「お〜い?」

30秒
「梨華ちゃん!?」

5分後、梨華は再びベットに逆戻り・・・
19 名前:まき・りか 投稿日:2000年12月10日(日)16時54分18秒
「う〜ん・・ごめんね。真希ちゃん」
「いいよ。酔いも治ったし良かったよ」
「うん・・」
「あ、水持ってこようか?ちょっと待ってて」
『がちゃ』
真希が部屋を出てすぐ
『がちゃ』
誰か入ってきた。
「あ、おばさん・・すみません、迷惑かけて」
「いいのよ〜、それよりこれ飲まない?」
「なんですか?それ」
「飲茶楼よ〜」
「あ、じゃあいただきます・・」

『ドタドタドタ、がちゃ』
「ごめんね〜、遅くなっちゃって。コップが見当たらなくて・・ん?
 なんでお母さん居るの?」
「そんなこといいから、ほら!ま〜き〜もおいれ〜(おいでー)」
「梨華ちゃん・・?あ〜!!それ・・・お母さん!!!」
「いや〜、梨華ちゃん飲みっぷりいいからさ〜、相手してもらおうかと思って」
「ふとんがふっとんだ。きゃははは!!」
「はぁ〜・・」

20 名前:まき・りか 投稿日:2000年12月10日(日)17時06分17秒
翌日・・・
「あ、もしもし?マネージャーさんですか?私、真希の母ですけど」
『後藤の?どうなさったんですか?』
「すみませんが今日真希と・・石川梨華ちゃん休ませてもらっていいですか?」
『え?石川も?』
「なんか昨日この寒い中水風呂入ったらしくて・・風邪引いてるんです」
『そうなんですか・・お大事に』
「はい、お願いしますね。では失礼します」
「・・・馬鹿ね、あんたたち」

「う〜頭痛い・・」
「真希ちゃんお酒くさい・・・」
「梨華ちゃんもだよ〜・・はあ・・も〜、だめ!!」

2人は仲良く二日酔いになりました、とさ
     おわり
21 名前:りか・あい 投稿日:2000年12月25日(月)00時24分28秒
 
『メリ〜 クリスマスゥ〜!』

パァーン!パン!パン!
12月24日。今年は収録もなく、嬉しいオフで彼氏とラブラブ
・・・ってなことはもちろんなくて、今日も仕事。
でも、6時には終わって今モーニング娘。の『若い方から5人』
は梨華ちゃんの家でささやかなクリスマスパーティーをしています。

「かんぱ〜い!」
その手元には、淡いピンク色をしたシャンパン・・のつもりの炭酸ジュース

「やっぱ、クリスマスといったら鶏肉だよね」
その手元には、七面鳥!?・・のつもりにもならない焼き鳥・・
せめて、フライドチキンにしましょうよ・・

そしてお楽しみのケーキは、なんと!真希ちゃんの手作りなのです。
22 名前:りか・あい 投稿日:2000年12月25日(月)00時42分18秒
「いただきま〜す」
パクッ・・・
「ねえ、みんなおいしい?」
「・・・」
「ねえ、ねえ」
「・・・」
「も〜、あまりのおいしさに感動?パクッ・・おえ〜!マズッ!!」
真希ちゃんは『砂糖と塩』を間違えてしまいました。
お決まりですね。

さて、食事も終わって続きましてはプレゼント交換のようです。

(・・梨華ちゃん、気に入ってくれるかな・・・)
そんな思いの少女が1人・・

この5人は面白いことに事前に誰が誰にやると決まっているようです。
みんな次々とプレゼントを渡していって残るは加護から石川へ・・
23 名前:りか・あい 投稿日:2000年12月25日(月)01時02分05秒
梨華の真正面に立つ亜依。
「り、梨華ちゃんこれ」
梨華と自分の大好きなピンク色でラッピングされたかわいいその包みを
慎重に渡す。
「ありがとう」
満面の笑みでそう言われて顔が真っ赤になる。
「空けてもいい?」
ただ『うん』と頷く。
包装紙が破れないようにゆっくりと空けてくれる梨華に、なんか『きゅん』
となる。
そしてそこから出てきた小さな箱を梨華がゆっくりと空ける。
「あ・・」
それを見て驚く梨華。でもそれが亜依には一番恐れていたことと感じられた。
(気に入らなかったんだ・・)
「あ、あいぼん!?」
亜依はそのまま玄関を飛び出した。
「加護!?」
ひとみが追いかけようとするのを梨華が止める。
「あたし、行ってくる!」
梨華も部屋を出て行く。一瞬、メークボックスを開けて・・
24 名前:りか・あい 投稿日:2000年12月25日(月)01時21分02秒
「あいぼん!」
亜依は家の前の小さな公園で1人、うずくまって・・泣いていた。
「あいぼん?どうしたの?」
「・・・」
「あいぼん?・・・亜依ちゃん」
「・・なさい」
「ん、なに?」
「ごめんなさい。・・っく・・梨華ちゃ・・ひっく・・・の・・気にいらないもので
 ・・っく・・ふぇ」
梨華は自分のために、自分のせいで泣いている亜依を抱き締めた。
「ううん。ちがうの。気に入らなかったんじゃないよ?ほら、見て」
亜依が顔を上げると梨華の掌には、自分がプレゼントしたピンクのリングと
それとまったく同じもの。つまり、ピンクのリングが2つあった。
「な・・で?なんで、2つあるの?」
「実はね、あたしもこれ買ってたんだ。」
「ほんとに?」
「うん、はい指かして?・・あ、ぴったりだ」
「梨華ちゃんも貸して・・あれ・・・」
「コラ、サイズ違うぞ!」
「ごめんなさい・・」
「ふふ、ま、いっか。亜依ちゃんとおそろいだし、ね?・・ん」
亜依は生まれて初めて自分から『チュウ』をした。
『キス』じゃない『チュウ』を。
「サイズ間違えたおわびに、これから『亜依ちゃん』って呼ばさせてあげる!」
「なんだ、そりゃ」
  おわり
25 名前:シーマ・ノブナガ 投稿日:2000年12月25日(月)03時43分40秒
ヤバイ・・・石川好きになりそうだ・・・。
まさか作者さんの策略?
26 名前:作者 投稿日:2000年12月26日(火)01時38分14秒
シーマ・ノブナガさん!
もう、好きになっちゃってください。
予定では、次は亜依と希美かひとみだったけど、また石川さんで
いこうかな・・
27 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月26日(火)02時29分46秒
かわいい話しだね。作者の人も優しい性格なんでしょう…
28 名前:作者 投稿日:2000年12月27日(水)18時18分07秒
>27さん
ありがとうございます〜!!自分でいうのもなんなんですけど
優しいですよ(笑)
29 名前:ひとみ・りか 投稿日:2000年12月27日(水)18時39分51秒
『メンバーの中で彼女にするなら?』
ある番組でそんなアンケートがあった。
「1番人気は石川さんですね」
「・・ありがとうございます・・・」
「後藤も入れてるね〜、なんでなの?」
「梨華ちゃんは唯一の女の子なんですよ〜」
「加護は?」
「お洋服って言ったんですね。それで・・・・」

全然嬉しくなかった。
だって、あの人が入れてくれてないから・・・
30 名前:ひとみ・りか 投稿日:2000年12月27日(水)18時46分37秒
「実は矢口さんと吉澤さんがお互いに入れてるんですよ」
「そうなんですよ〜、ね?よっすぃ〜
「え?あ、はぁ・・」

矢口さんに入れたのは別に適当にって訳じゃないけど・・
小さくてかわいいし、明るくて優しいし。でも・・・

本当はあの人に入れたかったのに・・・
31 名前:ひとみ・りか 投稿日:2000年12月27日(水)18時54分35秒
やっぱ矢口さんみたいな可愛い人じゃなきゃダメなの?

やっぱり矢口さんみたいに小さい人がいいのかな・・
あたしじゃ・・大きい人じゃダメですか?

「それではスタンバイお願いします。今日は視聴者のリクエストにお答え
 してフルコーラス歌ってくれるそうです。」

こんなにもあなたが好きなのに・・

私の想いはあなたには届かないの・・?
32 名前: 投稿日:2000年12月28日(木)01時36分27秒
いしよしネタ、多いけど、やっぱり好きだなあ…続き楽しみにしてます。
確かに、矢口&吉澤トークのとき、石川はさみしそうな表情してたよなー。
33 名前:ひとみ・りか 投稿日:2000年12月28日(木)02時46分32秒
音楽が流れ始める。
画面に自分が映ると思われる時までずっと梨華を見つめる二人。

やっぱり私のことなんてただの同期としか思ってないよね・・

一方梨華はというと・・

さっきから視線を感じるんだけど・・
気のせい・・?

しかしそれは気のせいではなかった。すれ違いざまにパッとひとみを見ると

あ・・
やっぱり見ててくれたんだ・・
私の勘違いでもいいから

少しは期待なんかしてもいいのですか・・?
34 名前:ひとみ・りか 投稿日:2000年12月30日(土)02時23分51秒
『愛する人よ』
二人は同じフレーズを歌っている。
そして同じ事を思う。

その台詞私だけに言って欲しい・・・

収録後。楽屋に戻ったメンバー達は着替えを済ませ、それぞれ談笑していた。
ひとみは梨華と話そうと思ったが、すでに真希としゃべっている。
「・・ジュース買いに行こっかな」
ひとり、楽屋を出て自販機にやってきた。
側にある椅子には幸い誰もいなかったため、そこに座った。
「・・愛する人よ、か・・」
なんとなく言いたくなって一人で歌ってみる。
「愛する〜人よ・・愛する梨華ちゃんよ〜!!・・・・なんてね」
「え・・」
「!・・・梨華ちゃん!」
なんとすぐ側に梨華がいた。
35 名前:ひとみ・りか 投稿日:2000年12月30日(土)02時39分43秒
「な、なな・・何してんの!?」
「ジュース買いに・・・」
「そ、そっか・・」
沈黙・・

ヤ、ヤバイ・・さっきの聞いてたよね?
あんなの・・絶対、ひくよね・・・あ〜、バカだ私・・

え?愛するって・・・梨華ちゃんってやっぱり私、だよ・・ね?
よっすぃーが・・ひとみちゃんが私に・・

梨華は逃げて行く。そう思っていたけどいきなり、梨華が後ろから抱き
付いてきた。
「あ・・梨華ちゃん」
「さっき言ってたの、ホント?」
「え、・・・うん・・・・」
ひとみがそう答えると梨華は離れた。
36 名前:ひとみ・りか 投稿日:2000年12月30日(土)02時49分51秒
ああ・・これから気まずいな・・・

梨華は楽屋に向かって歩き始めた。
5メートルほど歩いた時、振り返らず言った。
「何してるの?行こ?」
そして、手を出す。
「り、梨華ちゃん・・・」
ひとみは、ゆっくりと近付き、手をつなぐ。
「・・あったかい」
梨華は何も言わず歩き始める。
もちろん、ひとみも。

ひとみちゃん・・・
なに?

あたしもね

愛してるよ・・・
  
37 名前:作者 投稿日:2000年12月30日(土)02時52分25秒
あ、『おわり』書き忘れた・・
これで一応終わりです。はい。
年内に書き終えようとして、無理矢理(?)終わらせました。
38 名前:作者 投稿日:2001年01月05日(金)16時10分10秒
ヤングチームだけど矢口入れます。
また石川と・・
39 名前:まり・りか 投稿日:2001年01月05日(金)16時31分42秒
今日も仕事が終わった。
梨華はひとみと途中まで帰ったが、駅の方向が違うため、別れた。
「寒ぅ〜い!ひとみちゃん、私の手袋ちゃっかり持っていってるよ」
あいにく、今日着ている服にはポケットが付いていない。
「寒いよ〜・・!!」
すると突然、後ろから誰かが抱き付いてきた。
でも、その手の大きさや位置からして、男ではないことが分かった。
「(ののやあいぼんにしては小さいし・・)どうしたの〜?迷子?」
ちょっとリアクションが違う気もするけど・・まあそれは置いといて
その手が緩んだので振り返ってみる。と、そこにはぷぅっと頬を膨らませた
矢口がいた。
「や、矢口さん!?どうしたんですか?」
「なんだよ迷子って〜!!そんなに矢口はチビかぁ〜!!」
「あ、そっか!神奈川ですもんね。一緒に帰りましょう?」
「矢口は怒ってるんだぞぉ〜!」
「よかった〜、1人で電車乗るの嫌いなんですよ〜」
「なんだよ〜ムシかよぉ」
「行きましょう?発車しちゃいますよ」
「・・・」
恐るべし石川梨華。
40 名前:まり・りか 投稿日:2001年01月05日(金)16時50分15秒
---駅
「あれ?電車は・・」
「終電でしたね」
「どうすんだよ〜!ってなにのんきに電話してんのさ〜」
「事務所に電話したら泊まっていいそうですよ」
「事務所?や、矢口もそう思ってたんだよ〜」
「寒いから行きましょう」
「あ、コラ!置いて行くなよ〜・・あれ?梨華ちゃん手袋は?」
「ひとみちゃんが持って行っちゃったんです・・」
「ふぅ〜ん・・・じゃあ、はい。手、貸して」
ぎゅっと手を握る。
「・・あったかい・・・」
(か、かわいい・・梨華ちゃん・・・
 ん?ほっぺたが真っ赤だぞ?さては矢口に気があるな?)
矢口さん、人は寒くてもほっぺが赤くなるんですよ。
って教えてあげたい今日この頃ですね。
41 名前:紅餓唯 朧 投稿日:2001年01月05日(金)17時41分01秒
やぐっちゃんを無視して会話を続ける
梨華ちゃんがいい感じです。
42 名前:まり・りか 投稿日:2001年01月08日(月)16時50分32秒
「今日はみんな家だから、この事務所はお前ら二人だけだからな。気をつけろよ。
 あ、シャワーとか勝手に使っていいから。ちゃんとカギ閉めとけよ!一応アイ
 ドルなんだから。それじゃ、オレも帰るから・・」
「「さようなら・・・」」
事務所に到着して早々、二人はマネージャーに指示を受けた。いつもなら、
2,3人ぐらいは社員が残るのだが、タイミング悪く今日は誰も居ない・・

バタン・・
「あ〜・・帰っちゃいましたね」
「な、ななんだよ恐いの?」
「いや、石川はこういうの好きですよ!」
「ふ、ふ〜ん(矢口はこういうの苦手なんだよ・・)」
実は人一倍臆病者な矢口。もう既に冷や汗をかいている。
「ま、まあ矢口がいれば梨華ちゃんは何の心配もいらないよ・・・あれ?」
いつも10人でいる広い楽屋に1人でいることに気付く矢口。
「梨華ちゃん!?ちょっと〜!どこ行ったの〜、ね〜!!」
半泣き状態の矢口。
「矢口さ〜ん、紅茶買ってきましたよ〜、あら?泣いてるんですか?」
「うっ・・梨華ちゃんのバカ〜!」
石川に抱きつく。
「や、矢口さん。これは私のおごりですから!!あ、そっか・・ごめんなさい
 矢口さんはココアかぁ・・石川、勉強不足でした」
1人で納得している石川。そんな石川を見ていて、やっと落ち着いた矢口。
「ふっ・・シャワー浴びようか、梨華」
ただ、なんとなく呼び捨てにしただけなのに
「きゃ〜!!梨華って、シャワーって・・矢口さんのえっち〜!!」
(何考えてるんだよ・・お前がエッチだよ)
43 名前:まり・りか 投稿日:2001年01月08日(月)17時11分15秒
こういう時のために置いてある、着替えを持ってシャワー室に向かう。
いつものように脱衣場で服を脱いでいるのだけど、初めて石川と二人っきり
ということもあって、緊張している矢口。
(梨華ちゃん、矢口より年下のくせに矢口より胸あるんだよな・・)
今、まさにブラを外そうとしている石川をジーっと見つめる。その視線に
石川も気付く。
「矢口さん・・」
「・・え?」
「そんなに・・見ないで下さいよ〜。恥ずかしいです」
「!?わ、ご、ごめん」
慌てて反対を向く矢口。でも、鏡があってそれに映る石川をつい見てしまう。
(や、矢口は何をしてるんだ〜!?かわいい後輩の着替えを見て・・そうだよ!
 石川は後輩、石川は後輩・・)
「矢口さん、先行ってますね」
(石川は後輩、石川は・・かわいい梨華ちゃん・・・)
「も〜!!何言ってんだ矢口は、ごめんね梨華ちゃん!!」
しかし石川はもういない
「だから、1人にしないでよ〜!!」
44 名前:まり・りか 投稿日:2001年01月08日(月)17時27分10秒
シャー・・
二人は1枚の壁を挟んで、隣同志にいる。
「梨華ちゃん、いる〜?」
「はい、いますよ〜」
シャー・・
「梨華ちゃん、先行かないでね?」
「はい、分かってますって〜」
石川の存在を何度も確かめてくる矢口を、石川はちょっとからかってやろう
と思った。
シャー・・
「梨華ちゃん、いる?」
「・・・」
「梨華ちゃん?」
「・・・・」
「石川 梨華〜!!!」
「・・・」
そろそろ矢口も本気になってきたので声をかけようとした時、流石の梨華
も驚くことが起きた。
『シャッ』
突然、石川のシャワーのカーテンが開けられたのだ。
「もう!居るんなら返事しろよ〜!!」
そう言って、石川に抱き着いてきた。
梨華も背は高い方ではないが、矢口の身長で抱き着いてくると顔が胸の位置に・・
「や、やぐ・・」
「もう・・矢口・・・ホントに1人とかって・・苦手なんだよ」
また、泣いているのか?途切れ途切れにか細い声で言う。
そして、その息がかかる度に梨華の身体が反応する。
45 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月08日(月)20時21分26秒
いいぞ、いいぞ〜!!
46 名前:まり・りか 投稿日:2001年01月13日(土)20時37分14秒
「や、矢口さん・・・」
ゆっくりと矢口が顔を上げる。
そして、冷静になった今、初めてこの状況を理解する。
「ご、ごめん!や、矢口裸で・・・」
急いで梨華から離れて後ろを向く。
(どうしよう・・ちょっと返事なかっただけで抱きついたりして・・・でも
 梨華ちゃん、細くて胸が・・・ってまた何考えてるんだ〜!矢口真里!)
「あ、えっと〜・・」
言葉を失った矢口に石川が話しかける。
「そろそろ上がりませんか?」
「ん、そうだね・・」
そして、お互い無言のまま着替え終わり、二人分の布団がやっと敷けるか
敷けないかぐらいの狭い部屋に、布団を敷き、その上に座った。
沈黙に絶えられなくなった矢口が口を開いた。
「テレビ・・でも見ようか・・」
「この時間じゃNHKぐらいしかやってませんよ」
「そうだよね・・・」
再び沈黙が訪れる。と、今度は石川の方から口を開いた。
「矢口さん、お腹空きませんか?」
「え、そだね・・・」
「コンビニ行きませんか?」
「うん・・」
未だなお続く重い雰囲気のまま、二人はコンビニへと向かった。
47 名前:まり・りか 投稿日:2001年01月13日(土)20時56分40秒
コンビニは事務所から歩いて3分ぐらい、結構近い。
でも、近いとは言っても、寒いことには変わらなく、その寒さと
・・あいかわらずの沈黙のせいでコンビニまでの道のりがやたらと長く
感じられてしまう。
「ハックション!!」
矢口が大きなくしゃみをする。
(寒い・・髪、ちゃんと乾かしてくれば良かったよ・・」
「ハックショ〜ン!!」
もう一度、大きなくしゃみをしたとき、左腕に暖かさを感じた。
ふと、その方向を見ると石川が微笑んでいた。
「寒いですね」
「梨華ちゃん・・そうだね!」
矢口の右手には手袋、石川の左手には矢口に借りたもう片方の手袋。
そして、腕を組んだ矢口の左手、石川の右手には、それぞれお互いの手
が握られていた。
48 名前:まり・りか 投稿日:2001年01月14日(日)16時38分37秒
ピッ・・ピッ・・
「525円になりま〜す」
「ありがとうございました〜」

意外に早く買い物を済ませた二人は今来た道を戻り始めた。
勿論、先ほどのように手を繋いで・・・
事務所までの道のりが今度はやたらと早く感じた。

『ズル・・ズルッ・・・』
買ってきたカップラーメンを食べながら、とりあえずテレビを付けている。
画面にはNHKのアフリカかどこかの動物が映されている。
矢口と石川の二人はと言うと、時々目が合って照れくさそうに笑っている。
「矢口さんの食べて良いですか〜?それ食べた事ないんです〜」
「いいよ。じゃあ、梨華ちゃんのも食べさせて」
「いいですよ」
人のを食べる。よくある事だが矢口はちょっと違った。
(ちょっと〜・・梨華ちゃんの食べて良いのか?その・・間接キス?だよね・・)
そんな事を考えながら、手を付けずにいた。
石川はそんな事はお構いなしといった感じでズルズル食べている。
「ん?矢口さん食べないんですか?」
「え、え!?た、食べるよ」
ズルズル・・
「げほ・・ゴホゴホ・・!!」
最悪な事に喉に詰まらせてしまった。
「矢口さん!?これ飲んでください!」
慌てて自分の飲茶楼を渡す。
ゴクゴク・・・
「ぷはあ〜・・ありがとう。いっぱい飲んじゃったよ」
「も〜ビックリしましたよ」
「矢口もだよ・・・ん?」
「?どうかしました」
「いや・・」
(梨華ちゃんの飲茶楼飲んだ・・間接キス・・・ラーメンも・・)
頬が紅潮していく矢口。
(あれ?矢口変だぞ?意識したことないけど、間接キスなんて
 いつもしてる事じゃん。どうして・・どうしてこんなにドキドキするんだ?」
「はぁ・・ご馳走様でした。矢口さんそろそろ寝ませんか?
 石川、眠くなってきちゃいました」
「(ドキ)あ、そうだね・・」
現在午前3時半・・・
集合時間まであと5時間半・・・
49 名前:名無し読者 投稿日:2001年01月15日(月)01時18分04秒
矢口かわいいなーこの後の二人の進展に期待☆
50 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月22日(月)16時48分56秒
age
51 名前:作者 投稿日:2001年01月23日(火)03時10分08秒
>50さん。
ありがとうございます。読んでくれている方がいるなんて
光栄です。週末には絶対に書きますので、もしよろしかったら
読んでください。
52 名前:名無し読者 投稿日:2001年01月23日(火)04時16分49秒
>作者さん
50さんでは無いけど、まり・りか好きなので頑張ってください
53 名前:まっつん 投稿日:2001年01月24日(水)03時20分46秒
楽しみです〜。
このまりっぺほんとにかわいい♪
54 名前:作者 投稿日:2001年01月27日(土)04時14分43秒
すみません。宿題がホントにたくさん出て更新難しいかもしれません。
なるべく早く書くので、待っていて頂けませんか?
55 名前:まり・りか 投稿日:2001年01月27日(土)11時27分00秒
「電気、消しますよ〜」
一気に部屋が暗くなる。そして、梨華も布団に入る。
矢口の緊張も最高潮。心臓の音が聞こえそうなほど大きくて
そのドキドキが聞こえない様にわざと寝返りをたくさん打ってみる。
(眠いはずなのに・・寝れないよ・・・)
今日も物凄いハードスケジュールだったのにも関わらず、矢口の眠気は
覚めて行く一方だ。

10分程経った頃、梨華が口を開いた。
「・・矢口さん、起きてますか?」
「・・・ぅあ?あ、うん」
てっきり梨華は眠っていると思っていたので、驚く。
「どうしたの?(矢口・・嬉しいくせに素っ気ないなぁ・・・)」
「矢口さん、寒くないですか?」
「え、あぁ・・大丈夫だよ。・・・ちょっと寒いけどね」
事務所の毛布は薄い。しかも、今は3枚しかなくて矢口は2枚を
石川に渡したのだ。
「でもね、ホントに気にしないで!矢口は大丈夫だから・・あれ?
 どうした?」
急に梨華は立ち上がって自分の毛布を矢口に掛けだした。
そして、自分も矢口の布団に入ってきた。
56 名前:まり・りか 投稿日:2001年01月27日(土)11時49分31秒
突然のことで矢口もびっくりしたが、結構というよりかなり、
嬉しかったりする。
(梨華ちゃん・・まさかこう来るとは思ってなかったね。嬉しいけど
 ドキドキするよ・・・抱き着いちゃおうかな)
そう思った次の瞬間抱きついた。でも、矢口が、ではない。
梨華が抱きついたのだ。
「梨華ちゃん!?」
勿論矢口が驚いたのは言うまでもない。
「矢口さん体冷たい・・ごめんなさい私のせいで・・・」
「梨華ちゃんのせいじゃないよ〜?」
矢口は梨華のことばかり考えていて、自分では気づかなかったが体が
冷え切っていた。その体を梨華がきつく抱き締める。
矢口は梨華の胸にうずくまっている。それで、梨華もドキドキ
していることに気が付く。
「・・梨華ちゃん・・・大好き」
「私も好きだよ・・まりっぺ・・」
(まりっぺ・・なんかこの呼ばれ方久しぶりだな・・・)
「おやすみ・・・りか・・」
矢口は胸の奥が満たされた、そんな気持ちの中眠りに就いた。
57 名前:作者 投稿日:2001年01月27日(土)11時52分19秒
部活が雨で中止になったので、早く帰れました。
更新です。こういうのってパソコンに向かうまでは『続きどうしよ〜』
って悩むんですけど向かってみると結構思いつきますよね。
58 名前:まり・りか 投稿日:2001年01月27日(土)13時01分42秒
「おはよ〜ございま〜す!」
楽屋にメンバー達が集まり始めた。
珍しく早く集まって、来てないのは石川と矢口だけだ。
「矢口はいいとして、梨華ちゃんが来てないのって珍しくない?」
「ね〜」
みんなでそんな事を話していると、マネージャーが来て二人が事務所に
泊まっていることを教えてくれた。
もちろん、みんなで起こしに行くことになった。

『カチャ』
カギを開け、ゆっくりとドアを開ける。
8人が部屋の中に入る。
「なんやこの子ら、抱き合っとるで」
「なんか、怪しくない?」
「こんな仲だったんだ〜」
一斉に感想を述べ始める。
と、矢口が目を覚ます。こんなにうるさくされては当たり前だが。
「ん・・ん!!ぅあ?な、なんでみんな居るの?」
「矢口そうやったんか・・」
みんなが好奇の目で見る。
59 名前:まり・りか 投稿日:2001年01月27日(土)13時20分38秒
「やぐっちゃん、おめでとう」
「矢口やったね!」
「だから〜!違うって言ってるだろ〜!」
矢口も加わって9人で騒ぎ出す。そして、やっとのことで梨華が
目を覚ました。
『あ、起きたで!』
『うるさい!』
何故かヒソヒソと言う。
「んぁ・・・あ、おはよ〜ございますぅ・・まりっぺ」
「おはよう、梨華ちゃん」
『聞いた?まりっぺだって』
『きゃ〜!なんか楽しい〜!!』
梨華はメンバー達の存在に気付いていない様子。
さらに矢口を抱き締める。
「ちょ・・梨華ちゃん」
梨華は完全にキスモード。矢口も本望なのだが、他のメンバーの
視線が気になる。
でも・・
「まりっぺ・・・好き」
こんな顔してこんなこと言われたら・・・
『きゃ〜!!』
『よっしゃ〜!!!』
『ゴ〜〜〜ル!!!』
意味不明なことを言っているメンバーをよそについに二人の唇が重なった。
「りか・・・」
「まりっぺ・・・」
8人の仲間達に見守られながら
小さな恋物語が始まりを告げた。
 
60 名前:作者 投稿日:2001年01月27日(土)13時23分15秒
58,59
すっごく考えたのにすっごく不満なものになっちゃいました・・・
読みにくくてすみません。ホントはこれで終わりなんですけど
この二人最近なんか良い感じなんで続けたいと思います。
61 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月27日(土)21時36分08秒
いや〜、甘くてイイ感じっすよ、作者さん!
続きがあるんですか?楽しみにしてますよ!
62 名前:まり・りか 投稿日:2001年01月28日(日)16時23分02秒
「ねぇ、りかぁ」
「ん?何まりっぺ」
あの日以来、二人は『りか』『まりっぺ』と呼び合うようになった。
付き合っているのだから当たり前なのだが、意外にも梨華はあまり恋人と
ベタベタしたがらず、付き合う前よりも矢口と距離を置いてる気がする。
「最近ごっちんとくっ付きすぎじゃないかと思うんだけど・・」
「え〜?そうかなぁ」
矢口としては、梨華ともっとイチャイチャしていたいところなのだが
初めてのキス以来、何の進展もなく、むしろ後退している。
「だからさ・・・ごっちんとさあんまり仲良くしないで欲しいんだよね・・
 あ!別にね、仲良いのはとっても良い事なんだけどね・・あの・・・抱き着いたり
 するのはさ・・・・」
「り〜か〜ちゃ〜ん
矢口が長いこと胸に秘めていた思いを告白しようという時に、矢口にとっては
大敵の後藤がやってきた。
「きゃ〜〜!!」
「あ〜〜〜!!(矢口の声)」
しかも、あろうことかソファーに座っていた梨華に勢い良く飛びついてきて
押し倒してしまった。
「ごっとぉ〜!!りかから離れろよ〜!!」
矢口が後藤を引き剥がそうとするのだが・・
『矢口さ〜ん、撮影入りま〜す』
「あ、やぐっつぁんお仕事ですよ〜」
「くっ・・・(泣)」
こういう時に限って出番が来てしまう。
63 名前:まり・りか 投稿日:2001年01月28日(日)16時35分51秒
「矢口さん、もっと笑ってくれないかな」
「あ・・すみません」
撮影に入ったものの、梨華と真希が気になって集中できない。
早く終えたいのに、焦ると焦るだけ上の空になってなかなかOKが出ない。
(う〜・・後藤の奴、りかに何かしたら許さないからなぁ!)

「り〜かちゃん
「ごっちん・・重いよ・・・離れて」
「なんでそんなこというの〜!!私は梨華ちゃんが好きなだけなのにぃ〜(泣)」
「ごめんねごっちん・・泣かないで」
「じゃぁ真希ちゃんって呼んで?」
「真希ちゃん」
「嬉しいぃ〜〜!!」
その頃後藤は、梨華のネガティブな部分に突け込んで好き勝手していた。
64 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月29日(月)16時28分50秒
まり・りかっていいね
65 名前:まり・りか 投稿日:2001年01月31日(水)02時39分29秒
「はいOKで〜す!」
「はい、お疲れ様でした〜」
やっとのとこで撮影を終えた矢口は走った。
楽屋で後藤に絡まれて困ってるであろう梨華のもとへ・・・
「り〜か〜!!・・あ」
楽屋に着くと、梨華と真希はソファーで仲良く寄り添いながら寝ていた。
「何だよ・・・寝てたのか・・ごっちんもこうして黙ってれば可愛いのに
 なんでりかに構ってくるんだろう?・・・ま、いっか」
二人の寝顔を微笑ましく見守っている。
「・・でも、ちょっと離れてね」
でも、二人があまりにも、くっつき過ぎているので真希をちょっと
離そうとする。
すると、真希が矢口に抱き着いてきた。
「いちーちゃん・・・」
非常に小さな声だったが微かにそう言った。
「後藤・・・寂しいんだね・・・・」
きっとその寂しさを紛らわすため、梨華にちょっかいを出していたのだろう。
そう思うと急に後藤の事が愛しく思えてきて抱き返す。
と、後藤が目を覚ました。
「ん?やぐっつぁん?」
同時に梨華も目を覚ました。それを確認した真希はニヤッと笑うと
そんなに大きくない声で叫んだ。
「きゃ〜!!やぐっつぁんにおそわれるぅ〜」
そう言うと矢口をソファーに引き寄せる。
ぼー・・っとしていた梨華が二人の方を見る。矢口が後藤の上に乗る体勢
になっている。それを見て勘違いをしてもおかしくない。
「いって・・後藤、なんだよ」
真希が目線を梨華の方に向ける。それに合わせて矢口も梨華を見る。
66 名前:まり・りか 投稿日:2001年01月31日(水)02時56分44秒
「あ〜、おはよーりか
真希から離れて抱き着こうとしたら、交わされてしまった・・
「あれ?りか?」
「ごっちん、ジュース買いに行かない?」
「行くぅ〜
矢口を無視して楽屋を出て行く。
「あら?なんで無視されてんだ・・?矢口は」
そんなことを考えていると梨華が戻ってきた。
「あれ、梨華ちゃんもう戻ってきたの?」
「財布忘れちゃったんだ〜」
吉澤に話しかけられて笑顔で答える。
かばんから財布を取り出すと矢口の方へ寄って来た。
「りかっちぃ
矢口はまたしても抱き着こうとするが、梨華が自分と目を合わせない
ことに気が付く。
「中澤さんが呼んでましたよ」
それだけ言うとドアの方へ歩き出す。
「りか?怒ってるの?」
梨華が振り向く。
「まりっぺのばか〜!!!」
頬をぷ〜っつ膨らませて出て行った。
しかし、梨華のその『怒ってます』という行動は矢口には届かなかった。
(か、かわいい〜
梨華の膨れっ面を見てひとりで騒ぐ。
ああゆう事をするんなら本気で怒ってないんだろうなと思いながら。
(あ、もしかして矢口が後藤を襲ったと思ったのかな?)
矢口さん・・気付くの遅いです・・・・・
(もしかしてやきもち!?かわいい〜!!!)
矢口の妄想(?)は続く。
67 名前:作者 投稿日:2001年01月31日(水)02時57分51秒
なんか、意味不明ですね・・・
68 名前:まっつん 投稿日:2001年01月31日(水)19時14分53秒
面白いでっす。
続き楽しみ。
69 名前:まり・りか 投稿日:2001年02月03日(土)19時47分31秒
その後も梨華は後藤とずっと一緒にいた。
矢口は仕方がないと思ったが後藤の一言でついにきれた。
それは撮影が終わり楽屋で着替えていた時・・・
相変わらず楽屋は騒がしい。辻と加護が走り回って飯田がそれを止めよう
と追いかける。結局鬼ごっこに……
そんな時にふと、梨華と後藤の会話が聞こえてきたのだ。
「ねえ、梨華ちゃん今日家来ない?」
「え?…でもまりっぺが……」
「いいじゃん、お願い!なんなら下着も貸すからさ〜。」
「でもねぇ…」
「お願い!!またさせてよ」
『させてよ』こんな言葉が聞こえてきたのだ。
(はぁ〜!?何?『させて』って?どう言う事さ!!まだ私だって
 したことないんだよ!?)
『させて』後藤がどういう意図で言ったかは知らないが矢口はそう解釈
したのだ。しかも……
「分かったよ。しょうがないなぁ」
梨華は受け入れたのだ。
70 名前:まり・りか 投稿日:2001年02月03日(土)20時12分10秒
矢口が二人のもとへ近寄る。
「まりっぺ、どうした…!…痛」
そして、梨華を無理矢理引っ張る。
訳がわからない後藤はぽか〜んとしている。
そんな後藤に矢口は言葉をぶつけた。
「前から思ってたことだけどさ、あんまり梨華にくっつかないでくれない?
 仲良くするのは良い事だけどさ、度が過ぎるよ。しかも、あたしと付き合う
 前はそんなにくっついてなかったじゃん!何がしたいの?嫌がらせ?後藤の
 おかげで最近梨華と二人で居られないんだよね。はっきり言って迷惑なんだ!」
そんな雰囲気に気付き、他のメンバー達も黙る。
楽屋に重い空気が流れる。
「ねえ!なんか言いなよ?後藤」
「・…さい」
「え?」
「ごめ…なさい……」
目に涙を浮かべる後藤。そしてそのまま楽屋から走り去って行った。
さすがに矢口にも罪悪感が残る。でも梨華は自分の物なのだからこれで
良いのだ。とも思う。
「まりっぺ…」
後藤が出て行ってどのくらいが経ったのであろうか。
梨華が口を開いた。
「まりっぺ・・最低」
『パシ』
そういうと矢口の頬を叩いた。
「え…?梨華?」
そして矢口は梨華から後藤の事を聞いた。
後藤が市井と付き合っているということ
でもお互い忙しくてなかなか会えないということ
久しぶりに市井と会えたこと
そして『距離をおこう』と言われたこと・・その後泣いたこと…
後藤の『させて』とは『話をさせて』というとこだったらしい。
梨華に相談をしていたらしい。
71 名前:まり・りか 投稿日:2001年02月03日(土)20時28分03秒
矢口は走った。走って走って…
矢口は知っていた。いつも後藤と市井が居た場所を。
あの『屋上』を。
「やっぱり、ここにいた」
手すりにもたれている後藤の隣に行く。
「…ごっちん、ごめんね。寂しかったよね。ごめんね。気付いてあげれ
 なくて」
予想外の矢口の優しい言葉に後藤がまた泣き出す。
優しく矢口が抱き締める。
「うっ…やぐっつぁ・・ごめ…ね」
「ううん。矢口こそごめん」
その後矢口は後藤に電話をかけさせた。もちろん市井に。
矢口も話しをしてみると思った通りの答えが帰ってきた。
『市井といると後藤はダメになる。後藤の足を引っ張りたくなかった』
そして『本当は好きなんだ。離れたくない』という台詞。
矢口は千葉にいる市井を呼んだ。
何時間かして市井はやってきた。
後藤は泣いていた。でも笑っていた。
二人は仲直りをした。
72 名前:まり・りか 投稿日:2001年02月03日(土)20時42分16秒
夜。あの後後藤と市井は二人で仲良く帰っていった。
そして矢口と梨華は今、矢口の家にいる。
「梨華…ごめんね?なんかさ」
「ううん。いいよ」
「でも、矢口のおかげでハッピーエンドになったんだしね。良かったよね」
「そうだね」
食事を済ませお風呂にも入った2人はベットの上で談笑していた。
「でも、最近梨華がちょっと冷たかったのは確かだけどね」
「え〜?そんなことないよ〜」
「ねえ、もし矢口が『させて』って言ったらどうする?」
きっかけなんてそんなものだ。
矢口の頬に梨華の手が触れる。
「ごめんね…痛かったよね」
「え?梨華・・?」
「ごめんね……」
梨華がゆっくりと矢口を押し倒す。
「え・・え!?い、いしかわさ〜ん!!?」
その夜矢口は逆に『された』。
(え〜!?梨華初めてじゃなかったのぉ〜!!)
73 名前:作者 投稿日:2001年02月03日(土)20時44分23秒
ごめんなさい!!
超見にくいうえに、まとまりのない文章になっちゃいました。
とりあえず第2部(なのか?)は終わります。
多分続く…?
74 名前:名無し 投稿日:2001年02月04日(日)00時12分48秒
最後の矢口さんの心の叫びの真相が気になります……
75 名前:まり・りか 投稿日:2001年02月04日(日)18時30分16秒
「じゃあ、タンポポとミニモニは帰って良いよ〜」
『は〜い!!』
今日は雑誌の撮影。のはずだったのだけど、矢口が風邪で欠席のため
プッチモニの保田・後藤・吉澤。そして、中澤ゆうこ。
ドラマのインタビューのある安倍なつみ。
この5人以外、つまり飯田・加護・辻・石川は午前中であるのにもかかわらず
もう帰れることになった。
「え〜!!」
「ずる〜い!!」
「リーダーを差し置いて帰るつもりかぁ〜?」
もちろん、帰れない者からは野次が飛んでくる。
「じゃあ、みんながんばってね〜!!」
『さよぉなら〜』
帰れる者からは笑顔が覗いている。
76 名前:まり・りか 投稿日:2001年02月04日(日)18時49分25秒
スタジオの隣にある楽屋で飯田・石川・辻・加護の4人は帰り
の支度をしていた。
「「り〜か〜ちゃ〜ん!!」」
「きゃあ!?」
すると、辻と加護が前後から梨華に抱き着いてきた。
「ねえ、梨華ちゃんこれからどうするの?」
どうやら予定を聞いているようだ。
「ん?ああ、まりっぺのお見舞いに行こうと思ってるんだけど…」
(まさか、一緒に来ないよね…?)
そんな、梨華の思いは見事にビンゴ!
「え〜!!加護も行く〜!!」
「辻も〜!!」
きゃあきゃあ騒いでメロンを買おうだとか、ケーキを買って残ると
もったいないから食べてあげようとか好き勝手言っている。
(え〜!?ホントにぃ〜?)
梨華がうろたえていると飯田と目があった。
『カオリにまかせて!!』
飯田は何も言っていないのに、そう聞こえてきたのは・・多分気のせいだろう
「辻〜!加護〜!」
「「なんですか〜?」」
飯田が2人に話しかける。
「今日は天気もいいし、一緒にどっか行こっか?」
「え〜・・でもぉ〜…(ケーキ)」
「あ!ケーキ食べ行こっか?カオリがおごったげる。好きなだけ
 食べて良いよ!」
「え〜!!」
「ホントですかぁ〜!!!」
「うん。じゃ行こっか」
「「はぁ〜い!!」」
そう言うと辻が飯田の左腕、加護が右腕に飛びついて楽屋を出て行った。
「梨華ちゃん、じゃ〜ね〜!」
「矢口さんにはみかんで良いと思うよ〜」
ちびっ子2人は矢口なんてアウト・オブ・眼中!といった感じだ。
そして飯田はと言うと
『ガンバ!』
口パクでそう伝えると出て行ってしまった。
(・・飯田さんありがたいんですけど、今時…ガンバ!って……)
77 名前:作者 投稿日:2001年02月07日(水)02時12分17秒
私の所ではついさっき『ハロモニ』(3周年のとき)があったのですが
カラオケバトルのときまり・りかを発見しました〜
最初にやぐっちゃんが寄って行って、今度は梨華ちゃんが後ろから抱き付いて
ました〜!!
……最近ホントに梨華ちゃんにはまっている自分が恐いです…
78 名前:まり・りか 投稿日:2001年02月07日(水)18時40分28秒
梨華は途中でプリンを買って(まりっぺに1コ、自分に3コ)
電車に乗った。結構混んでいるが逆にそのおかげで、『モー娘』だと
ばれていないようだ。
(なんか…くっ付き過ぎじゃない?)
梨華はドアのところに居る。外を見ていて気付かなかったが、先ほどから
後ろに気配を感じる。
(もしかして…痴漢!?)
背は自分より少し高め。香水のにおいがする…。いつも匂っている
ような気もする。髪の毛は…そこまでは分からない。
(どうしよう!?チャーミーピンチ!!)
(・・!そうだ、誰かに電話しよう!!)
梨華は電話をすることで危機から逃れようと思った。
79 名前:まり・りか 投稿日:2001年02月07日(水)18時55分40秒
(どうしよっかな・・まりっぺは…心配かけたくないし飯田さん達は
 ・・ちょっと頼りになんないし…ごっちん達は仕事中だし…でも・・
 やっぱりまりっぺだ!!)
梨華は携帯を取り出すと矢口にかけだした。
すると…
『タタタタタ〜タタタタタ〜・・…』
真後ろから『ミニモニ』の着信音が流れてきた。
そういえば、矢口のも最初はあゆの『evolution』にしてた
のだが梨華が勝手に変えていた。
「…も、もしもし」
「・…はぁ?」
梨華が振り向くとそこには厚底、ミニスカ、帽子にグラサン。
『モー娘です!』というオーラが出まくっていて、自分と同じストラップ
が付いた携帯を持っている矢口真里が居た。


80 名前:名無しさん 投稿日:2001年02月11日(日)16時25分10秒
つづきー。まりりか!
81 名前:名無しさん 投稿日:2001年02月12日(月)03時24分28秒
矢口の家。
あの後2人は梨華の
『なんでまりっぺが居るの〜!?』
という叫び声で、周りの人にばれてもみくちゃにされた。

「はぁ・・で、風邪じゃなかったの?」
「う・・ごめん、ウソ」
「はぁ・・で、理由は?」
「うん、えっとね…」
長いので、作者が勝手にまとめます。
矢口曰く、
朝起きたら集合時間を過ぎていた。つまり寝坊。
なんとなく仕事モードではないので、罪悪感を感じつつもズル休み。
休んだのはいいが、なかなか寝つけなくて買い物に。
で、たまたま電車で梨華を見つけた。
と言うとこだそうです。

82 名前:名無しさん 投稿日:2001年02月19日(月)20時16分25秒
続きー。
83 名前:まちゃ。 投稿日:2001年02月22日(木)16時23分44秒
続きー。



84 名前:まり・りか 投稿日:2001年02月23日(金)18時53分19秒
「何それ〜!?最悪〜!!」
梨華が『さぼり〜』『最低!!』『チビ〜』などとわめく。
「チビは余計だよ〜!・・ま、いいじゃんそのおかげで久々に二人きり
なんだから、さ
「もぉ・・今度さぼったら、みんなに言うからね・・」
「分かりましたよ〜。じゃあ、指切り!」
梨華の小指に自分の小指を絡める。
「今日だけだからね!」
梨華が更に念を押す。
「分かってるよ…」
指切りが終わっても矢口は手を離そうとしない。
「まりっぺ・・?」
「…可愛いね,梨華・・可愛いよ」
梨華の手を自分の頬に持ってくる。
「ど、どうしたの?珍しいね。まりっぺから何かしてくるの・・
やっぱり熱あるんじゃない?」
「そんなことないよ…」
梨華の額に自分の額をくっつける。
「梨華の方こそ熱いよ。顔も真っ赤だし・・。熱あるんじゃない?」
「…ばか」
そのまま梨華に口付ける。
「・・ぅん」

矢口真里18歳。
ちょっぴり大人になった冬でした。

でも…
「好きだよ・・梨華・…」
梨華をベットに押し倒そうとした時
『ぐぅ〜〜』
「あ…」
「まりっぺ・・はぁ・・買って来たプリン食べよっか」
「え!?え、でもさぁ・・」
「今さらムード出ないよ〜」
「・・(泣き)」
どんな時でもお腹は空くんだね・・(泣)
プリンはおいしいけど。でも
「りかぁ〜・・」
矢口から手を出したのは初めてで、そんな記念すべき日に・・
矢口は自分の食欲を恨んだ。
「もうダメ〜!!おいしいねぇ〜」
「うまいよ。ちきしょ〜!!」
プリンを2個食べ、矢口の食欲は納まったけど気持ちは納まらない。
「まりっぺ〜。そんな落ち込まないでよ〜」
「うるさい!!矢口の一世一大の大決心だったんだぞ〜!!」
見かねた梨華がそっと囁く。
『今夜してあげるから
矢口の顔が紅潮していく。
「だからそんなに落ち込まないで、ね?」
ぶんぶんと首を大きく縦に振る。

矢口真里と石川梨華。どうやらこのカップルの主導権は梨華が握っている
ようです。
85 名前:作者 投稿日:2001年02月23日(金)18時55分28秒
久しぶりの更新です。
2つに分ければよかった…
相変わらず表現が下手…
とまた反省してます。とりあえずまりりかは終わります。
次は・・未定です。
86 名前:あごもに。 投稿日:2001年02月23日(金)23時00分10秒
良かったです♪
つぎも楽しみにしてます。
87 名前:まき・りか 投稿日:2001年02月25日(日)13時02分48秒
後藤真希。15歳。
よく大人っぽいとか言われるけど実は私、ファーストキスもまだなんです。
一応梨華ちゃんと付き合ってるんだけど、三ヶ月も経つのに何の進展もない。
やっぱ、梨華ちゃんはキスしたことあるのかな?そう思うと、下手だって
笑われるのが恐くて出来ない…
でも今日は梨華ちゃん家に泊まりに来てるんだ。
だから、今日こそは…キスするぞ!!!
88 名前:まき・りか 投稿日:2001年02月25日(日)13時26分31秒
「梨華ちゃんの部屋キレイだね〜」
でも、クローゼットからいろんな物はみ出てるよ。
「昨日大変だったんだよ〜。片付け」
ベットの下にも雑誌とかいっぱい散乱してるね。でもそれは敢えて言わない
のが後藤の優しさ。
「久しぶりだよね〜。家に来たの」
「そうだよ」
「忙しいもんね〜。プッチモニもあるし」
「梨華ちゃんもタンポポじゃん」
「あ!聞いて〜Mステでね宇多田さんと…・」
梨華ちゃんがなんかしゃべってるけど、そのつやつやな唇に目が行ってしまう。
そのグロス、後藤を誘惑してるのか?
でも、柔らかそうだな〜・・マシュマロって感じ?
どんな味なんだろ・・?マンがとかではレモン味とか言うけど、雑誌とか
みたら変なのが多いんだよね〜。ギョーザとかシューマイとか。
梨華ちゃんは…?今食べてるケーキの苺の味?やっぱ、梨華ちゃんの味?
「でね〜。誕生日も血液型も一緒でね〜・・ごっちん聞いてる?」
「き、聞いてるよ〜。梨華ちゃんは苺味でしょ?」
「は?何言ってるの〜ごっちん」
「え!いや!?後藤も苺食べようかなぁってね。ははは…」
パクッと苺を食べたらなんか梨華ちゃんを食べたみたいでなんかもう…
「ごっちん!?鼻血でてるよ!?」
「え!!マジ?ティッシュちょーだい!!」
苺食べて鼻血出すアイドル後藤真希…
あたしって変態なのかなぁ…
89 名前:まき・りか 投稿日:2001年02月25日(日)13時58分07秒
あたしはベットに寝かされている。
「なんか、ごめんね。急に鼻血だしちゃって・・」
「ビックリしたよ〜。なんか変なこと考えてたんじゃないの〜?」
「え!?そ、そんなことないですよ〜!!」
「そんな興奮したらまた出ちゃうよ(笑)」
「う〜…」
なんか恥ずかしいな…。でも、この状況はもしかして…チャンス?
今思ったんだけど、後藤からじゃなくって、梨華ちゃんにキスしてもらうってのは
どう?ね?我ながらナイスアイデアでしょ〜!
「そう言えば付き合い出してもう三ヶ月だよね〜」
そうよ真希!さりげな〜く、よ。
「そうだよね〜。早いね。あたしたち最初手も繋げなかったんだよね〜。」
お?梨華ちゃんナイス切り出し!
「だよね〜。なんか初々しかったよね〜」
そう言いながらさりげなく口元をアピール!
後藤も梨華ちゃんに負けないくらいグロス塗ってるんだよ〜。しかも苺の香り!
お、梨華ちゃんが口元見てるぞ!?後藤もついに…大人になるのね〜。
「あれ?そのグロスよっすぃ〜と同じじゃない?良いよね、それ」
「へ!?う、うん。そうだよ」
なんだ、そういうことね。確かにこれはよっすぃ〜とお揃いさ。
でも、なんで梨華ちゃん知ってるんだろ。後藤ショック…
「ねえ、それなんかイチゴのにおいしない?さっきから思ってたんだ」
「うん、するよ〜」
『におってみる?』って言いたいところだけど、さすがに言えないね。
そしたら、突然口になんか当たった。
『ぷに』
「ごっちんの柔らか〜い!あ、ホントににおいするね〜。これと言い、鼻血
と言い、今日はイチゴの日だね〜」
「あ、…そだね」
なんか、突然のことで放心状態…
ただ指で触られただけだけど、すっごくドキドキしてる。これでキスなんてしたら
後藤死んじゃうかも。今日のところは、おあずけ。かな?
「梨華ちゃん!」
「ん?な〜に?」
「今度はもっとおいしいイチゴ、食べようね
「?…そうだね!」
テレビではちょうどS.O.Sが始まっていた。
90 名前:作者 投稿日:2001年02月25日(日)13時59分15秒
やっぱりまきりかが好きなんですよね〜。
最後の1行余計だったかも。
91 名前:名無し読者 投稿日:2001年02月26日(月)01時45分36秒
>最後の1行余計だったかも。
旬で良いとおもいますよ。
これが言いたくてイチゴにしたのでは・・・

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