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欲望
- 1 名前:さんち〜 投稿日:2000年12月03日(日)01時49分23秒
- 初めて書かせてもらいます。
よろしかったら感想など聞かせていただけたら幸いです。
- 2 名前:−Catharsis− 投稿日:2000年12月03日(日)01時50分48秒
- バス停の側に1本の臘梅の木が立っている。それには花がつき、季節を物語る。
私はこの季節が嫌いだ。だってあの臘梅の花がとてもうっとおしい。
ちょうどあの木の前にバス停があるのだ。そこでバスを待つ度、
花は身体にまとわりつき、匂いは私の乗り込むバスの車内に入り込んで
とても私をイライラさせる。
散れば散ったでまた花の残骸が…
- 3 名前:−Catharsis− 投稿日:2000年12月03日(日)01時52分22秒
- その日私は、学校からの帰り道だった。いつものようにバスに乗り込み、
いつものようにあのバス停で降りる筈であった。
私の暮らす町のバス停には臘梅の木が立っている。朝、私はそのバス停から
バスに乗り込み、夕方そのバス停で降車するのだ。
しかし今日は少し勝手が違う。迂闊にも、生温かい車内の空気に流されるように
眠ってしまった。唇に触れる薄い柔らかい何かの感触と、あの臘梅の匂いで
私は目を覚ました。あわてて降車しょうとした私は、思わず唇に触れた薄い物を
飲み込んでしまった。
それはどうやら臘梅の花びらのようで一瞬臘梅の薫りが全身を駆け巡ったような錯覚を
起こした。
- 4 名前:−Catharsis− 投稿日:2000年12月03日(日)01時54分09秒
- 「ああ、乗り遅れちゃった…」
背後から女の声がした。思わず私はそう、この時間本数減るから…と答えていた。
そんな自分に驚きながら振り向くと、そこには一人の少女が佇み私のことを見ていた。
「久しぶり」
その少女はそう私に話しかけてきた。
うわっ、すごい可愛い子…けど、誰?
怪訝そうな顔をする私にその少女は言葉を続けた。
「ひどーいっ。忘れたのぉ?1年の時一緒のクラスだったじゃなーいっ。
後藤真希だよぉーっ」
- 5 名前:−Catharsis− 投稿日:2000年12月03日(日)02時15分10秒
- 勢いのいい子だなぁ、なんて感心しながら私は言葉を紡いだ。
「真希!ああ、そうだよね。ごめんごめん」
…いたっけ、こんな子?適当に返事をしながら必死に記憶を辿る私にはお構い無しで
真希と名乗る少女は声をかけ続けてきた。
「今、ヒマ?」
「え?」
「私、人を待ってるんだけど、夜だし暗いし、何か変な人の気配もして…」
そう言われれば辺りはすっかり日が落ち暗くなっていた。
「ね、だから怖いの。狙われちゃってるのかもっ。ほら、可愛いし」
……
「へ、へぇ…そう…。誰待ってるの?」
「恋人」
気が抜けるのを感じた。脱力感ってこういうことか、何て実感しながら私は立ち去ろうとした。
「あ、そう。じゃあね」
その瞬間、私の背後から全身に激しい衝撃が走った。どうやら真希が体当たりしてきたようだ…
はずみで私はポケットからバスの定期券を落としてしまった。慌てて拾おうとした私に
ルーズソックスを履いた綺麗な足がローファーを黒光りさせ降りてきた。
その足は私の定期券を踏み、足の主である真希は定期券を拾い呟いた。
「ああ、花がパラパラと綺麗ね…」
「…おい…てめ…何するんだよ…返せよ…」
私が怒気を含めた声で呟き返すと、真希は定期券を片手に私の目を見て微笑んだ。
- 6 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月03日(日)03時16分09秒
- なんか良い出だし。題名はカタルシス、でいいんすか?
- 7 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月03日(日)03時44分18秒
- しょっぱなから引き込まれるね。
- 8 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月03日(日)04時28分12秒
- うわっオモロイ!!続き期待
主人公誰なのかな〜。口調からいくと・・・。
- 9 名前:ばね 投稿日:2000年12月03日(日)05時04分00秒
- 主人公はアレとして、後藤の恋人って?どっちだ?
これだけで続きが気になる。面白いっすね。期待。
- 10 名前:−Catharsis− 投稿日:2000年12月03日(日)13時32分55秒
- 散ってゆく臘梅の花びらをまとった真希の微笑が、あまりにも美しく私は息をのんだ。
そして同時に胸の高鳴りを感じた。自分自身の反応に驚きながら私は困惑した。
どうもこの子といると調子が狂う。そんな自分に苛立ちを隠せず、気付くと私は大声で怒鳴っていた。
「帰る!返せよ」
びくっと彼女は身を震わせ、そしていやいやをするように首を横に振った。
「あっそう。ならいーよ!どーせそれ、あと3日で切れるしね。あげるよ!じゃあね」
さっさと帰る必要があった。そうしないと私は彼女にときめいてしまいそうだったから。
早く、早く、立ち去らないと…
- 11 名前:−Catharsis− 投稿日:2000年12月03日(日)13時34分06秒
- 腕が伸びて来て、私の左腕を絡め取る。身体ごと引っ張られた瞬間見た真希の顔が
私の心の琴線に触れた。そうして私は足を止めた。
やばすぎる…何て表情するんだろう、この子は…泣き出しそうな子供の顔、それでいて
大人の女の顔…
「私、多分振られるの。だから…」
ぽつりと真希は呟いた。
しかし私の口をついてでる言葉は最後の足掻きをみせていた。
「そ、そういうこと言えば私が帰らないとでも思ってるの?」
「だって…」
「すごく不安なんだもん」
そういう真希の手は五本の指が強く握られ震えていた。
そして、その瞳からは涙がこぼれ落ちていた。
- 12 名前:−Catharsis− 投稿日:2000年12月03日(日)13時35分31秒
- 「ほんとは、逃げ出したいくらい怖くて…でもそんなこともできないの。だから、
だから、せめて誰かに付いていてほしくて…」
泣き出した真希の顔があまりにも美しくて、儚くて、私の胸は高鳴りを押さえることが
不可能になっていた。
真希はずいっと身体ごと私に近寄り、鼻がぶつかりそうになるくらい進みでた。
「あなたさっき花食べたでしょう?」
「はっ、花ぁ?知らないよ。それより泣きやみなよ。あんまり近づかないで…」
「食べたでしょぉ?」
「あ、ああ!食べたよ!だから泣くな!」
「ほら…だったら最後まで責任取ってくんなきゃ…」
「何のこと言ってんの」
「取ってくんなきゃ!」
「ああ!分かったよ!取るよ!取ればいーんでしょ!」
……
「帰らないでね…」
- 13 名前:−Catharsis− 投稿日:2000年12月03日(日)20時52分33秒
- 「分かったよ…」
やばい。本気でやばい。もう私帰れないかも…恋人いる子なのに…
そんなことを考えているとブロロロロというエンジンの音を響かせてバスがやってきた。
「あっ、バス!」
真希はそう短く叫ぶとバスの方へかけて行った。
ピー、という合図とともにバスの乗降車口は開き、ビー、という音とともに閉まった。
発車します、御注意下さい。アナウンスが風に乗って聞こえた。
真希はしばらくバスの乗降車場に立ち尽くしていたが、やがてトボトボと戻ってきた。
私は一つの疑問を彼女に投げかけた。
「さっき、乗り遅れちゃったとか言ってたのに、バス、乗らないの?」
「それに、恋人待ってるって、なんか変だよ」
しばらくの沈黙のあと真希は
「……恋人を待ってるっていうのは本当だよ。このバス停で待ち合わせたの。
でも、乗り遅れちゃったっていうのは嘘。ごめんね。話し掛けるきっかけが欲しかったの……」
すまなそうに答える彼女の返事に私は安堵を覚えた。私は彼女ともっと一緒にいたいと望んでいる。
彼女は恋人がくるまではここにいるのだという事実が私を喜ばせた。
- 14 名前:−Catharsis− 投稿日:2000年12月03日(日)20時53分59秒
- 「今のバスに、乗ってなかったの?」
………
真希の表情は不安に満ちあふれ、不安に押しつぶされ消えてしまいそうな雰囲気を醸し出していた。
さっきまでのささやかな喜びは影を潜め、私のなかは真希から伝染した不安でいっぱいになっていた。
とりあえず私達は近くのベンチに腰を下ろした。
不安を消そうと何気なく時計に目をやると、すでに8時を回っていた。
「…何時に待ち合わせたの?」
「5時……」
「5時!?何やってるの!3時間も経ってるじゃん!そんなのもう相手こないよ!」
そう言った瞬間真希の顔を見て激しい後悔に見舞われた。
先程の不安そうな表情に、泣き出しそうな目が加わっていたから。
「あ…いや…その…」
「実はさっ、私も最近振られたばっかなんだっ」
気が付くと私は勢いで茶化してもしょうがない話しを茶化しながら話し始めていた。
「ずっと二股かけられてたんだけど、私全然気付かなくって。すっごいバカみたいでさぁ」
「しかも二股の相手は英語教師!やんなちゃうよー。あ、聞きたい?聞きたいなら話すけど」
- 15 名前:−Catharsis− 投稿日:2000年12月03日(日)20時55分36秒
- 私は返事も待たずペラペラと喋り続けた。
「クリスマス前に私けなげに恋人のためにバイトしてたんだよね。そしたらバイト先のスタンドに
英語教師の車がやってきたんだ」
「車の助手席見て私もう、ガーンッ、彼女が乗ってたんだよね!」
「それで、その教師も私と彼女のこと知らなかったみたいで、『お前のバイトのことみのがしたる
さかい、うち達のことも見んかったことにしとき』だってさ」
「笑っちゃうよねー。あははははは」
「でもって、別れ際の彼女の台詞がサイコ−。『ラッキーだったね紗耶香、きゃはは』」
「ひどいよなぁ?もー、私ってバカみたい!めっちゃミジメ!アハハハハ」
一気に喋り終え、真希の方を見ると、真希はクスクス笑っていた。
その笑顔が嬉しくて私の胸は再びはずんだ。
「マ、マジに笑うか…?」
「だって…本当にバカみたいで…」
そう言いながら真希はクスクスと笑い続けていた。
「やっぱ、私、バカっすか……」
「……けど、なんか笑ってもらうと気が楽にならない?なんか……冗談になっちゃったみたいで……
嫌なことも、悲しかったことも、全部……」
真希の言葉に私はなんとなく納得していた。あの時、振られた時私は、本当にマジで傷ついたし、
哀しかったし………実は密かに泣いたりもしたんだけど………
けど、笑い話にしたら、哀しいことも苦しいことも全部……
- 16 名前:−Catharsis− 投稿日:2000年12月03日(日)23時27分21秒
- けれど、目の前にある問題として振られるのは誰だってイヤなはずだ…
「……いつまで待ってる気?」
私は意地悪な質問をし、真希を追い詰めていた。
「何時間待ってるんだよ。もう、これが答えなんじゃないの?」
真希の顔はとても辛そうで、伏し目がちに唇を噛みしめてうつむいていた。
わざわざ振られる為に待ってることない。そんな苦しい思いまでしてさ。
私の胸には、真希を苦しめる恋人の存在に対する怒りがこみ上げてきた。
「私!後藤のそういう顔見てるの嫌だよ!こっちまで哀しくなるよ、ほっとけなくて。
後藤にそういう顔させる奴なんて許せないよ!!もう…」
「もう、忘れちゃえば?」
正直な私の気持ちを素直にぶつけると、真希はじっと私の顔を見て微笑を見せた。
- 17 名前:−Catharsis− 投稿日:2000年12月03日(日)23時28分31秒
- 「………私に惚れた?」
私は顔が熱くなるのを感じた。
「う、うるさいっ!茶化すなよ!バーカッ」
「女運ないよね、市井ちゃん……」
そういいながら微笑む真希に私は、……うるさいって……と言うことしかできなかった。
「ごめんね…でも私は大丈夫。待ってる。こういうことはきちんと彼の口から聞きたいから……」
まっすぐ前を見つめて真希は続けた。
「あの人だってそこまでいい加減な人じゃない…絶対来てくれるよ。何時間遅れたって…
私、信じてるから」
そう言いながら小刻みに震える真希の細い肩が、一層消えそうで不安になった。
その時、私は一つのおかしなことに気が付いた。
- 18 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月03日(日)23時48分20秒
- めっちゃ楽しみだ。
一つのおかしなことってなんだろう?
期待してます。
- 19 名前:さんち〜 投稿日:2000年12月03日(日)23時54分06秒
- ああ、訂正です。17の後藤の台詞「彼」→「あの人」です。
すみません。
なんだかちっともラブラブでもないし、何となく暗いし…
読んでくださる方がいらっしゃるか心配です。
>6さん
はい。題名はカタルシスです。意味はラストにかかってくるんで
良かったら辞書か何かで見てください。ちょっとヒントになるかも。
>7さん
ありがとうございます。一応話しは全部考えてあるんでさくさく更新
するんでまた読んでやってください。
>8さん
主人公は恐らく予想通り市井ちゃんでした。ちなみに市井を振ったのは
矢口です。
>ばねさん
主人公はアレです、はい。おもしろがってくれたら幸いです。
後藤の恋人はもうちょっと待って下さいね。
- 20 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月04日(月)02時47分09秒
- 期待して読んでるぞー
- 21 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月04日(月)02時55分53秒
- やったいちごまだぁぁぁぁ
しかしマジで面白いです。続き期待してます♪
- 22 名前:ティモ 投稿日:2000年12月04日(月)20時39分22秒
- ファイト!!
- 23 名前:−Catharsis− 投稿日:2000年12月04日(月)23時29分36秒
- あれ?………ネクタイの色、違う。
思わず自分のネクタイに目をやる。あきらかに真希のネクタイは自分の物とは色が違っていた。
うちの学年の色じゃないよね………
………ゴトウマキ………
…本当にいた?
私の胸に飛来した疑惑は急速に拡大していった。
そうだよ!1年なんて去年のことだしいくら存在感薄くてもそんなの忘れるハズない!
……何、考えてるんだろ、私。
「後藤…?………あんた、誰?」
私の質問を斜下を向いて聞いていた真希は、そのままの状態でうっすらと笑ったように見えた。
- 24 名前:−Catharsis− 投稿日:2000年12月04日(月)23時30分43秒
- ちょうどその瞬間、バスがやってきて、キキッと音をたて止まった。
開いた乗降車口から声が聞こえた。
「あれ?市井紗耶香やないか。何やっとんのや、お前?こんなとこで一人で」
バスから降りてきたのはあの英語教師だった。私は、一人じゃねーよ、と思いつつ先程の真希との
おかしな空気から解放されたことに安堵していた。
「別に……!中澤先生こそ…家この辺なんですか?」
「まあなー。うちはちーとばかし飲んできてもうたから、車は学校に置いてきたんや。
知っとるか?教員が飲酒運転バレるとえげつないことになってまうぞ」
「…妙なトコでマジメですね…」
「うちはいつかて真面目やん!おっと、また明日早いんやよな。帰らな…
おんどれもブラブラしてへんでさっさと帰りー」
中澤先生は一気に喋りたてると帰ろうとした。私は正直ほっとした。中澤先生が苦手だったのだ。
そのとき私の後ろにいた真希が呟いた。
「……先生……」
- 25 名前:−Catharsis− 投稿日:2000年12月04日(月)23時31分51秒
- え!?
立ち去ろうとする中澤先生の後を追って真希は必死で話しかけていた。
「待って、先生!」
しかし中澤先生は見向きもしなかった。
「先生!私だよ、真希だよ!!先生!!」
一瞬私の頭の中は混乱した。
先生って……恋人……!?あいつが!?
真希は尚も中澤先生に話しかけ続けていた。
「先生!ねえ!待って!先生!ねえ」
私は中澤先生が真希を無視し続けるおかしな光景に違和感を感じた。
「先生!!!」
真希の悲痛な叫びにも中澤先生は全く気付かず、一つ小さなあくびをした。
見えてない?
中澤先生には真希が見えていないのか?
私はなんだか一瞬、真希が感じていた不安と不信の理由を感じたような気がしていた。
しかし私はその不安を消さなければならなかった。私の身体は動きだしていた。
- 26 名前:さんち〜 投稿日:2000年12月04日(月)23時55分37秒
- 昨日一気に書いたので今日は少ししか書けませんでした。(爆
>18さん
ありがとうございます。一つのおかしいこと、まだはっきりと解ってません
が、予想できちゃうかなぁ…
>20さん
ありがとうございます。そう言って頂けるとやる気がわきます!
>21さん
面白いって言ってもらえるのって何か感動っす。
いちごまかどうかはまだ秘密なのでどうぞ最後まで読んでやって下さい。
>ティモさん
オッス!!ガッツっす!!
- 27 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月05日(火)00時12分36秒
- お〜・・盛り上がってきた・・。期待
- 28 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月05日(火)01時11分31秒
- もしかして後藤って・・・・つづき楽しみ
- 29 名前:−Catharsis− 投稿日:2000年12月06日(水)02時29分08秒
- 「オイコラ、てめぇ!ちょっと待てよ!」
どんどん歩いていく中澤先生の肩を掴み強引に振り向かせた。彼女は驚きと怒りの色をあらわに
した目で私を睨み付けてきた。
「ああ?教師に向かっててめぇとは何やコラ」
「ここで待ち合わせしてただろ!?」
傷つけたくない。真希をこれ以上。その思いが私を焦らせる。
「待ち合わせ?…知らね−よ」
「とぼけんなよ!!」
「とぼけてなんかおらへんよ。ま、うち忘れっぽいし。約束してても忘れちゃうっちうことよう
あるけどな」
「何だと!てめ…」
「ま、過ぎたことやなんていちいち気にしてられへんし」
真希の表情が歪む。
「忘れたっちうことは、それほど大したことやったらへんかったちうことやとも思うしな」
真希の瞳からは涙が溢れる。
「ほなな、うち帰るさかい」
だめだ。真希を救ってやらなきゃ!待って先生…!
「おい!ちょっと待っ…」「市井ちゃん」
背後から呼ぶ声がする。振り向くとそこには真希がじっと私を見つめ佇んでいた。
「…いいの…もう…」
「でも!」
「いいの…私ももうこれ以上自分に誤魔化し利かないし…市井ちゃんも少し気付きかけてるでしょ?
嘘、ついてごめんね」
真希は言葉を続けた。
- 30 名前:−Catharsis− 投稿日:2000年12月06日(水)02時59分39秒
- 「私はもうとっくの昔にあの木の下に埋められているのに……」
「……な、何言ってるんだよ?真希……」
臘梅の木が嫌に巨大に見える。
「お前いるだろ…?ちゃんとそこに…冗談…」
「冗談じゃないの。本当はすごく感じてるでしょ?」
やめて、真希。お願いだからやめてよ…
「変な人の気配がしたの…それで…気が付いたらそこに…」
「やめろよ!!」
真希の言葉を遮り打ち消すことに必死だった。どうしても認めたくなかった。
「嘘だよ!!そんなの!!夢だよ!!」
「…木は私を吸収するの…そして何度も花を付けてくれる。…そして散っていくの…」
「1年の時のクラスメイトなんだよ、お前!!」
「私の哀しい気持ちは総て花となって葬り去られてゆく…」
瞳を閉じた真希の周りには臘梅の花弁が舞い散り眩い程だった。風に吹かれた花弁とともに真希の存在
までもが揺らめいているような感覚に襲われた。
私は何も言うことができず、ただ目を閉じてうつむくことしかできなかった。
「…あはっ。けど、何か私バカみたい。自分が死んでることに気付かないフリしてずっと待ってたなん
て………先生はとっくに忘れちゃってたのにね……」
真希は私の手を握り軽く揺さぶった。
「…ねぇ、バカみたい。笑ってよ。私がさっき笑ったみたいにさっ。ねぇ、バカみたいじゃん、私」
ゆっくりと顔を上げ、唇が開き、口元が上がる。目に涙が溜まっていく。
「笑って!」
…………………
「………笑えねぇよ………」
その瞬間ふと真希の顔が見えたような気がする。真希は驚き、そして思いきり涙を流していたよう
だった。
- 31 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月06日(水)21時28分39秒
- つ、続き期待。。
- 32 名前:名無しさん@シリアス 投稿日:2000年12月06日(水)23時24分34秒
- 珍しいタイプだね。ここじゃあ。
- 33 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月07日(木)23時29分39秒
- 作者さんファイ
- 34 名前:−Catharsis− 投稿日:2000年12月08日(金)00時06分22秒
- 臘梅がざあっと音をたて、震えた。気が付くと真希はいなくなっていた。私の飲み込んだ臘梅の花弁が
消化されてしまったからなのだろうか。それならば、と私は花弁を食べた。
けれど、いくら花を食べても真希に会うことは出来なかった…
そして幾日か後、臘梅の木の根元から女子高生の白骨死体が発見された。
身元の確認はとれていないらしいが、恐らく彼女なのだろう…
私は彼女を思い出し、そして後悔する。
哀しい気持ちは花になって浄化されたといっていた真希は最後に泣いていた。
…総てがまだ浄化されきっていなかったのだろうか…
それならどうしてあの時笑ってあげなかったんだろう。
無理にでも笑ってあげるべきだったんじゃないのか?
だって私は真希に笑ってもらった時に確かに心が軽くなったのだから…
- 35 名前:−Catharsis− 投稿日:2000年12月08日(金)00時43分30秒
- 放課後の掃除の時間、私は虚ろな気持ちで窓を拭いていた。
洗剤のスプレーで窓ガラスに『まき』とかいてはぞうきんで拭いていく。
………
「えーっ、先生本当に知らなかったの?」
女子生徒のやかましい声が聞こえてくる。
ふと窓から下を見ると中澤先生が何人かの生徒に囲まれているのが目に入った。
「知るも知らんも…死体?なんやそれ」
「やだー、先生んちの近くでしょー?ほらあのバス停のとこの…」
「うそ!あの木のあったとこ!?うわーっ、やめてーな!
うちそないな話しイヤ!超苦手!もうあのバス停使えへんやったらん。
なんかひっかかる思ってたんやよな、あそこ!うちって霊感あるかも。
車で通る時も迂回しちゃうぞ!あはははは」
「やだもー裕ちゃん怖がりなんだからー。きゃはは」
…………
…中澤…お前、言うべきことはそれだけか?……
他に思い出すことはないのかよ!!!!
「かおりっ、ちょっとそれ貸してっ」
私はクラスメイトの持っていたバケツをひったくるようにして奪い、
思いきり窓の真下へぶちまけた。
「きゃーーーーっ!!!」「うわっ」
という悲鳴と水が、バケツが地面に叩き付けられる音が聞こえた。
「こらあああ!!誰や!!!!」
校舎には中澤の絶叫が響いていた。
「さ、紗耶香ぁっ」
クラスメイト達が動揺しているなか私は
「あ、バスがくる!じゃあ帰るよ」
そう言って教室を後にした。皆の茫然とした視線も私には無意味だった。
- 36 名前:−Catharsis− 投稿日:2000年12月08日(金)00時45分06秒
- あの臘梅の木は撤去されていた。付近の住民が気味悪がったからだ。
いつものように私はバスに乗る。
私は嬉しい筈なんだ。
真希の身体も精神も糧にして花をつけてきた木はもうどこにもなくて、
私の心を騒がせることはないのだから。
でも……でも……
バスがあのバス停に着く。真希がいたあの場所に…
…真希、私あいつにバケツのみずぶっかけてやったよ。
「お前、怒る?」
私は流れ落ちる涙をぬぐい、バスを降りいつもの道を歩いて帰る。
- 37 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月08日(金)00時54分53秒
- ホントに悲しい。
- 38 名前:−Catharsis− 投稿日:2000年12月08日(金)01時05分28秒
- 紗耶香の後ろ姿を見送る少女が独り。
彼女は呟く。
「笑うことだけが浄化作用じゃないんだよ。泣くことだって大きな浄化作用なんだ。
あなたが哀しみを冗談にすり替えなかったことは私の心を救ったの。」
その声はだんだん風に流され消えてゆく。
少女の姿も消えてゆく。
ねぇ、気付いてる?市井ちゃん………
臘梅の花びらが一枚、はらりと風に吹かれおちてきた。
そして、風に吹かれ消えてゆく。
- 39 名前:いずのすけ 投稿日:2000年12月08日(金)01時05分44秒
- 悲しすぎる・・・
- 40 名前:−Catharsis−あとがき 投稿日:2000年12月08日(金)01時15分00秒
- 以上で終了です。
なんか、名作集の雰囲気にそぐわないなあと思いながら
書かせていただきました。
一応書きたかったのは哀しい話しだったので、自分なりに燃焼しました。
読んで下さった皆様ありがとうございます。
>31さん
なんとか書きあがりました。レスってもらうと嬉しいもんです、はい。
>32さん
やっぱり…もっと明るくエロくした方が良かったかなあ、なんて(爆
>33さん
激励ありがとうございます。書き切れてほっとしてます。
>37さん
なんか一番うれしい感想です。哀しんでくれたら幸いです(笑)
もし、何かリクエストがあればやってみたいと思います。
では、また。
- 41 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月08日(金)01時17分45秒
- もっと明るくエロないちごま見たいっす!
今度は悲しいやつじゃなく……
- 42 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月08日(金)03時15分01秒
- 悲しい すッごく悲しい けどすごく良かったです。
今度は幸せな話を書いてください。
- 43 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月08日(金)06時26分44秒
- いちごま、個人的にはすごく苦手なんたけど、これはホント良かったです。
こういう雰囲気の小説あまり見ないので、自分は、またこのように悲しいやつが
読んで見たいです。あと、他メンのものも。お疲れ様でした。
- 44 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月08日(金)17時55分02秒
- この頃いちごま悲しいの多いなぁ〜。
けど、面白かったです!
もっと甘いのも読みたいです。
- 45 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月08日(金)18時07分02秒
- 作者さんお疲れ様です。
もしよければ甘い、いちごまも書いてください。
- 46 名前:さんち〜 投稿日:2000年12月10日(日)01時56分32秒
- たくさんの感想ありがとうございます。
本当に嬉しいです。
リクエストが甘めにというものが多いようなので挑戦してみたいと思います。
お伽話しチックでもよろしいでしょうか??
>いずのすけさん
悲しいと思って頂けてて嬉しい(藁
>41さん
エロはあまり書けませんが甘めに挑戦するのでまた読んでみて下さい。
>42さん
ありがとうございます。次は幸せに…
Catharsisも後藤は救われたんですが市井さんは痛すぎでしたかねぇ…
>43さん
どうもありがとうございます。哀しい話しの方が得意なのですが、
割と今書き尽くした感があるので1ステップ踏んでみます。
また覗いて悲し気だったら読んでやって下さい。
>44さん
はい!次は甘めに挑戦します。どうぞよろしく★
>45さん
ありがとうございます。甘めやってみるんで、よろしかったら
レスつけて下さい。参考にして甘い甘い流れに…
- 47 名前:りるる 投稿日:2000年12月10日(日)03時01分28秒
- ぷは〜!一気に読んじゃいました。
切ない系のいち×ごまはやっぱりいいっす!
空想的な後藤って話によく合うな〜。
次は甘めですか?頑張ってください!
ちなみに自分は痛め大歓迎ですよ!(わら)
- 48 名前:小枝 投稿日:2000年12月10日(日)07時30分29秒
- 感動をありがとう(マジで)
- 49 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月10日(日)16時57分38秒
- 悲しいですね。次は感動を求む。
- 50 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月11日(月)21時42分02秒
- お伽話チックでもいいっす!
あなたの書いた、甘いいちごまが見れるなら!
- 51 名前:いずのすけ 投稿日:2000年12月12日(火)00時29分19秒
- 甘いの大歓迎!
痛いの大歓迎!
何でもいいのか?私よ・・・。
- 52 名前:SING A SONG 投稿日:2000年12月12日(火)01時37分07秒
- ここはモーニング王国。
よその国に自慢できるような立派な財宝も広い領土も何もないけれど
王様も国民も何もかもが仲良くごきげんに暮らせるところ。
そしてこの国の世継ぎはというと…
「YES!YES!YES!また私の勝ちだね★」
「うわーん、よっしー強すぎなのれす。」
てな調子で昼間っから大広間でカード大会に興じている。
「いや〜、辻ちゃんが弱すぎなんだよ。はは」
世継ぎ吉澤が大好きな、村の少女辻は負けたけれども吉澤にかまってもらって
御満悦。笑顔が絶えない。
ああ、今日もモーニング王国は平和なようだ…。
- 53 名前:SING A SONG 投稿日:2000年12月12日(火)01時38分06秒
- と、思ったが今日はどうやら違うようだ。
ガシャ、っと音をたて兜を被り騎士の姿をした少女が現れた。
「世継ぎ吉澤ひとみはどこ?」
えらく威張った口調で少女は大広間へずかずかと入り込んでくる。
「なんて城なの!?昼間から使用人達が大広間でカード大会!
ちょっとぉ、吉澤ひとみはどこかと聞いて−−」
吉澤はカード片手におずおずと少女に近寄った。(こ、怖い…)
「あの〜、吉澤ひとみは私だけど…」
「…お前が!?おまけに使用人とカード遊び!?」
少女は激しく驚いて、こりゃアカンわのポーズ。どうやらあきれかえっているようだ。
「イス!」
少女が人さし指でしゃくるとたちまちどこかからお付きの者がわいてきて
イスが用意された。少女はそのイスにどっかと腰をかけ足を組むとふてぶてしく言った。
「ハロー王国から行儀見習いにきた。話しが決まってすぐ馬をとばしたから、親書より
先についちゃったかもさけどね」
吉澤の後ろで聞いていたつんく国王は思わず叫んでいた。
「ハローの行儀見習い!!!?」
(何のこと?)
吉澤はさっぱりわけがわからない。
- 54 名前:SING A SONG 投稿日:2000年12月12日(火)01時39分03秒
- 城の入り口から使用人がかけてくる。
「たった今ハロー国王から親書がっっ」
つんく国王がそれを読みあげる。
「『ってなわけで急な話しで申し訳ないのだが、1週間ほどそちらの王室に我が王室
第4王女真希をあずけますんでなにとぞひとつよろしく』…」
「王女!!!?」
吉澤が大声をあげた。相当驚いたようだ。
「そーゆうことー」
カードに興じていた使用人達は一斉に掃除を始めた。
ばたばたばたばたっと。
あっという間にピカピカの広間に早変わり、みんなすっかり行儀が良い。
吉澤一人あっけにとられて茫然としている。
「「「「ようこそいらっしゃいました、真希様っっ」」」」
(そんな、みんなコントだってその移り身の早さは…)
つっこみたい吉澤であった。
- 55 名前:さんち〜 投稿日:2000年12月12日(火)01時50分13秒
- どうやって書こうか迷ったんですが、やっと書きだせました。
何か凄く駄文だなあと思って書いてるンでお叱りの言葉待ってます。
Catharsisへの感想たくさんありがとうございます。
>りるるさん
いや本当にいちごまは妄想をかき立てられますよね★
りるるさんのお話も読んでます!今度レスさせて頂きますね。
>48さん
どうもありがとうございます。(マジで)
>49さん
はい。Cathrasisはひたすら哀しいものにしようと思ったんで…
今度は、感動…頑張ります。
>50さん
お伽話しチックすぎる設定で始めてみましたが、いかがでしょうか?
これからも読んで頂けるとホント嬉しいです。
>いずのすけさん
私も甘いのも痛いのも読むのは好きなんですけど、書くとなると甘いのは
難しいです…甘め目指して今回は頑張ります。
- 56 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月12日(火)12時47分12秒
- いちーちゃんはこれから…?
- 57 名前:名無しって事で… 投稿日:2000年12月12日(火)16時41分06秒
- こ、これはもしや・・・。
モタモタしてるうちに・・や・られ・・・うっ・・・頑張ってね・・
- 58 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月12日(火)23時50分37秒
- 甘め大好き♪いちごまもっと好き♪
- 59 名前:いずのすけ 投稿日:2000年12月14日(木)00時38分21秒
- がんばれ、がんばれ。
いちーちゃーん!!!
- 60 名前:SING A SONG 投稿日:2000年12月14日(木)01時13分20秒
- 「この国が誇っとる歌ならわしがいくらでも教えたるからな」
つんく国王が気さくに真希に話し掛けるが、とうの真希は全く興味が無いようだ。
「いいよ、そんなの。古くてだっっさい城だし、行儀見習いなんて言ったって形だけ
だから。1週間過ぎたらすぐ帰るもん」
さすがに吉澤も傍若無人な真希の発言に腹を立て、くってかかった。
「おいおい!!王女だかなんだか知らないけどよそんちに世話になりにきといて
その言い草は何だよ!!おまけに兜もとらないで、脱げない程ブサイクな−−」
真希は兜に手をかけるとゆっくりとその素顔を表に現した。
三つ編みにした薄茶色の髪が柔らかく宙を舞いぱさっと肩におちる。
不機嫌そうな瞳と唇が魅力を一層引き立てていた。
(…!意外と可愛い)
素直な吉澤だった。
「誰がブサイクだって?」
そのやりとりを見ていた従者の一人が慌てて吉澤を奥へ連れ去った。
「な、何だよぅ」
「ひとみちゃんは知らないかしれないけど、ハロー王室の行儀見習いってその国の
世継ぎのパートナーになるってことなんだよ!」
甘いアニメ声がそう吉澤に囁く。幼馴染みの石川だ。石川は潤んだ瞳で吉澤を見つめている。
しかし、吉澤はそんなことには気付きもせず激しい衝撃を受けていた。
「まさかあんな大国がうちみたいなちっこい国を相手に考えてたとは思わんかったなぁ…」
つんく国王がつぶやく。
- 61 名前:SING A SONG 投稿日:2000年12月14日(木)01時15分08秒
- 「わ、わたしやだよ!!こんな口な悪い奴」
「だから形だけだって言ってるじゃん」
真希が吉澤にあきれたように言葉を投げ付ける。
「もう年頃なんだから体裁だけでも整える為にどこでもいいから行ってくれ、って泣きつかれた
から来ただけだし」
茫然と聞いている周りの人々を気にもせず真希は続ける。
「歌?そんなのは一生のほほんと暮らしてるお気楽者がしてればいーんだ。
私が得意なのは剣だよ」
そういい放ち真希は腰に下げていた剣を抜くと、吉澤の頬をぴたぴたと撫でた。
「安心していーよ。こんなちっこい国に来る気なんかさらさらないから。あはははっ」
吉澤もさすがに切れた。高らかに笑う真希を睨み付け
「私にも剣!!」
と叫ぶと、剣を取り真希に近づいた。
「そんなに自慢の腕なら見せてもらおうじゃない。そのかわり!
私が勝ったら城中の雑巾かけしてもらうからね!」
(よっすぃー剣は苦手中の苦手なはずれす〜)
(ひとみちゃん…凛々しい)
ギャラリーも胸中様々だ。
- 62 名前:SING A SONG 投稿日:2000年12月14日(木)01時15分59秒
- 「いいよ。じゃあ私が勝ったらあなたが雑巾かけだよ」
不敵に微笑むと真希は一直線に踏み込んできた。
吉澤はなすすべもなく、かわすのに精一杯だ。
「ほらほらさっきの大口はどうしたのかな〜」
防戦一方の吉澤はとうとう真希の切っ先で手許をはじかれ剣を落としてしまった。
へたりこむ吉澤の鼻先に剣先を突き付けると
「決まりね。雑巾かけよろしく!」
「は、はいぃぃぃ」
情けない吉澤に周囲の人々がぼかぼかとヤキをいれていた。
そんな吉澤をしり目に
「じゃあゆっくりさせてもらうから」
と真希は真希の部屋へと消えていった。
「教育係の矢口しゃんが帰省中で、よっすぃーと一緒にのの達まで遊びほうけていたから
ばちがあたったのれすぅ」
「ひとみちゃん…私、負けない」
- 63 名前:SING A SONG 投稿日:2000年12月14日(木)01時29分55秒
- その頃矢口は、馬を走らせ城へと急いでいた。
(ん…?なんか見なれない人が立ってるぞ。)
辺り一面に拡がる麦畑を見つめるその人物は振りかえると矢口に話しかけた。
「この国って麦が名産なの?」
「え?あ、うん。そうだよ。この国は麦の生産が盛んなんだ」
「ふーん…」
(ずいぶんいい身なりをした人だなぁ。何者だろう。しかも男前…)
短かめの髪を風になびかせ畑を見渡すこの人物には妙な色気がただよっていた。
正に男前。
「あなたの畑?」
「ううん、私はこれから城に帰るとこだから」
「なんだ、城の人か。ちょうどよかった。私もこれから城へ行くところなんだ。
道案内してくれる?」
そういうと畑の中から一斉に兵士が姿を現した。その数ざっと数十人。
矢口も馬もさすがにびびる。
(何なんだよ〜。矢口は面倒はごめんだぞ〜)
- 64 名前:さんち〜 投稿日:2000年12月14日(木)01時37分34秒
- 難しい。設定に無理あり過ぎかも…
>56さん
そのとおり!!これからです。
>57さん
いや、こんな駄作気になさらずに是非書いて下さい!!(本音)
本気で自信ないんですよ…
>58さん
私もいちごま主義であります。っつーか市井主義かも…
>いずのすけさん
いちーちゃーん!!もちろん出てきます!!
- 65 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月14日(木)07時47分42秒
- 続き期待♪いちごまサイコォ!
- 66 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月14日(木)20時03分47秒
- あ、なんか昔こーゆーまんがあったよね?
- 67 名前:りるる 投稿日:2000年12月14日(木)23時23分20秒
- おっ!新作だ!よし×ごまでいいのかな?
もしかしてこれから登場人物どんどん増えたり?
話も面白そうなので期待っす。
- 68 名前:SING A SONG 投稿日:2000年12月15日(金)00時40分19秒
- その頃モーニング城では吉澤が真希に絡んでいた。
「おい!真希とか!!もう一回勝負しろよ。絶対今度は負けないからな」
「こりないな〜。何回やっても無駄だよぉ〜」
「くそぉ!!」
無我夢中で吉澤は真希に突っ込んでいく。しかし、真希はそれをすらりとかわし
吉澤の剣をいとも簡単にはじき飛ばした。
剣はふっとび切っ先で風を切り、広間の入り口へと飛んで行く。
入り口にはちょうど一人の人が入ってこようとしていたところだった。
「あ!!!危ない!!」
吉澤が叫んだと同時に剣の先の人間は自らの剣を凄まじい速さで鞘から抜き去り
吉澤の暴走する剣を空中にはじくと、鮮やかにその柄をキャッチした。
そして真希の方に目をやると
「行儀見習いにきてるんじゃなかったのか?もうあきたのかな、真希」
そう言った。どうやら先程矢口に出会った男前のようだ。
「いちーちゃん!!」
真希はそう叫ぶと駆け出し、いちいちゃんと呼んだ人物に飛びついた。
- 69 名前:SING A SONG 投稿日:2000年12月15日(金)00時41分21秒
- 「いちいちゃんったら私のこと心配してきてくれたんでしょっ?」
真希はいちいちゃんにべったりだ。
「おかえり、矢口つぁん」
「家の方に知らせがきてさ〜、折角の休日だったのに〜。で、あっちがハローの
お姫様?」
「ああ、うん。そうなんだなぁ…で、矢口つぁんと一緒に来たあの人誰?」
吉澤が矢口に訪ねるといちいちゃんと呼ばれたその人は吉澤達の方を向き挨拶をした。
「偶然道で会ったあなたの教育係に連れてきてもらいました。初めまして。ハロー
世継ぎ候補市井紗耶香、この度お世話になっているこの後藤真希とは同じ王室で
いわば姉妹のようなものです」
何故か市井の周りにはキラキラしたオーラがただよっている。男前だ。
「やんちゃな妹が御迷惑をかけているのではないかと、心配してつい国境を越えて
のぞきに来てしまいました」
そういうと市井は空いている手で落ちていた鞘を拾い、吉澤の剣をヒュンっと一回しし、
鞘に収めた。
「君のだろ」
そう言って微笑みながら吉澤に剣を返す市井を見て、目がハートになっているのは
真希だけでなくほとんどの人々であった。
(い、いちいさん…よっすぃーより全然かっこいいのれすぅ)
(市井様…だめよ梨華!私にはひとみちゃんがいるのよ。でもぉ…)
市井紗耶香、相当かっこいいようだ。
- 70 名前:さんち〜 投稿日:2000年12月15日(金)00時49分16秒
- いやあ、何とか書けてます。よね…??
>65さん
いちごまはいいっす!!でもこの話しはまだいちごま確定じゃないんで
誰がどうなるか楽しんでやって下さい。
>66さん
はい〜。似たような話しは腐る程あると思います。実際何冊か参考には
してますが、一番のベースにしてるのは「サウスプリンス」って題名の
マンガです。しかし、結末は大分変えるので…
>りるるさん
ありがとうございまする。まだ誰が誰とどうなるかは秘密なんで…
登場人物は増やしたいんですけど、増やすと増々設定が難しくて悩むっす
いや〜、はっきりいって色んなとこからネタは取り出してるんで不愉快
な方がおられましたら大変申し訳ありません。
- 71 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月15日(金)00時54分43秒
- やっぱ市井は格好よくなきゃ市井じゃないよね、うんうん。
- 72 名前:いずのすけ 投稿日:2000年12月15日(金)18時57分34秒
- いちーちゃん、かっこいー!!
弟子入り希望(笑)
- 73 名前:名無し@都合により 投稿日:2000年12月16日(土)02時11分32秒
- 市井くん登場! やっぱりキミは男前だ!
- 74 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月17日(日)01時47分03秒
- いちごま確定じゃないってことは、
さやまりやよしごまも期待していいってこと…?
- 75 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月17日(日)01時53分09秒
- よしごまはなぁ....
- 76 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月17日(日)11時34分14秒
- いちごま希望
- 77 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月17日(日)18時57分00秒
- 同じく。
いちごま希望。
- 78 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月17日(日)23時57分29秒
- いちごまはもういいよ・・・。
- 79 名前:SING A SONG 投稿日:2000年12月18日(月)00時53分29秒
- 「吉澤さん、君の噂はかねがね耳にしていたよ。文武両道、心身壮健、にして美丈夫。
将来大変有望なそうだね」
(一体どこの誰がそんなきらびやかなデマを…)
吉澤は冷や汗たらたらだ。
「え〜、でも剣術なんてさっぱりだったよ、この『よっすぃー』は」
「真希が強すぎるんだよ」
市井がさりげなく吉澤をフォローするが、吉澤は負けず嫌いだ。
「も、もっと別のジャンルなら負けないよ!」
「へぇ〜、じゃっ例えばどんな?」
真希がいたずらっぽく吉澤に質問する。
「そ、それは…ダンスだよ!ダンス!!」
それを聞いた矢口は慌てて吉澤を引っ張り小声で詰め寄る。
「よっしーはぁ!ダンス苦手でしょ!?なんでそんな嘘つくんだよ〜」
「だ、大丈夫だよぅ。後藤となんか踊ることなんてないから、ばれないよ」
吉澤は笑顔で人さし指を口元にあて内緒のポーズを作っている。
「それは素晴らしいね。是非一曲真希と踊ってみせてはくれないかな?」
市井のその言葉に吉澤は凍りつき青ざめてしまった。
- 80 名前:SING A SONG 投稿日:2000年12月18日(月)00時54分11秒
- いやいや吉澤と手をとる真希と青ざめる吉澤の後ろから音楽が流れてくる。
真希がステップを踏もうと吉澤を促すと、早速吉澤は真希を巻き込んで転んでしまった。
「ちょっと!!ステップ知らないんじゃない!!」
青筋立てて怒る真希に、涙目で吉澤は必死の言い訳をする。
「うるさい!!私が得意なのはフォークダンスなんだよ」
市井はクスクス笑っていた。そんな市井の元に真希は駆け寄ると
「どーしよーもないね、よっすぃーは。ね、市井ちゃんお手本見せてあげてよ」
と市井の手をとった。
市井と真希のダンスは華麗で秀麗で見ているもの全ての動きを止まらせ見入らせてしまうよ
うな魅力をもっていた。
「なんか…、姉妹って雰囲気じゃないよね」
矢口が呟く。
「特に後藤さんのあの表情がですよね…」
いつの間にか矢口の横に来ていた石川も呟く。
真希の表情は幸せそのもので、心のときめきを抑えきれないといった様子だ。
(あれは恋してる顔だよ。私、わかる。ひとみちゃんを見てるときの私の目ときっと一緒
だもん)
石川の思いは吉澤には届かない。
吉澤は少し苛立った様子で市井と真希のダンスを見つめていた。
- 81 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月18日(月)07時15分10秒
- よしごまはよこしま
- 82 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月20日(水)21時59分25秒
- わんぱくよっすぃーイイ感じ。
- 83 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月20日(水)23時23分40秒
- さやまりもいいなぁ…。
いちごまが一番だけど、たまには。
- 84 名前:名無しさん 投稿日:2000年12月24日(日)23時26分16秒
- 続き見たい……
- 85 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月09日(火)21時15分44秒
- 某少女漫画のパクリですね・・・完璧に
- 86 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月10日(水)00時04分18秒
- >>85
作者が自分でいってんだからそんなこと言うためにわざわざあげんなよ。
- 87 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月10日(水)00時30分01秒
- 言葉足らずでスミマセン
−Catharsis− の方がパクリでは?と言いたかったんですが
これも作者さんは認めてるのかな?
好きな漫画なだけに納得がいかないんですが
- 88 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月10日(水)01時35分57秒
- >87
じゃあ読むなよ。
つまんない事言って雰囲気壊すな。
- 89 名前:さんち〜 投稿日:2001年01月11日(木)00時50分21秒
- 本当にもうしわけありませんが、私が書いたのははっきり申しまして
パクリでございます。それを不快に思う方がおられてこうしてカキコ
していらっしゃる以上書くのはやめようと思います。
フォローして下さった方にお礼申し上げますが、SING A SONG の方も
パクリなのでここでやめさせて頂きます。
Catharsisの方は自分も好きな作品だったのですがいちごまでどうして
も書いてみたかったので書いてしましました。
ちなみにCatharsisは白泉社コミックスから出ている「欲望バス」望月花梨
から拝借いたしました。
途中で投げてしまってすみません。
では失礼いたします。
- 90 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月11日(木)01時03分02秒
- とても面白かったのに残念です。私は原作を読んだことがないので,何とか続きを書いてはくれませんか?
- 91 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月11日(木)01時07分32秒
- あーあ。下らない煽りで楽しみにしてた話が終わっちゃったよ。
書いている人だって分かって書いてるんだから下らんツッコミ入れんなよ。
>>88 が言うようにアレルギー反応出てる時点で読むのやめろよ。
他の読者の邪魔する権利ないじゃん。>>90 みたいな人だって多いんだし。
やめて欲しいよな。煽りたいなら2chでやってくれよ。
- 92 名前:ま〜 投稿日:2001年01月11日(木)01時11分50秒
- うわ〜。期待してたのに残念だ〜!!
俺も原作読んだことないから楽しみにしてたのに・・・・。
たのむ・・再開してくれ・・。
(俺も小説書くときはいろいろ参考にしてるぞ!)
- 93 名前:FANTASISTA 投稿日:2001年01月11日(木)01時22分03秒
- >>91 さんの言うコトは正しいと思います。
俺の白板で書いた奴だって「フレンズ」パクリになってたトコあるし。
俺はこの原作知らないし、どうなるか気になってたのに…
再開希望します。読みたい人いるんだから…書いて欲しいな。
- 94 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月11日(木)01時40分31秒
- マンガを文章化するのもそれなりに難しそうだし、
ここは趣味の範囲だし、意見をするならともかく
作品にけちつけるのはどうかと思うよ。
>>87は何で納得いかないのさ?
- 95 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月11日(木)08時03分29秒
- ( ´Д`) <ここはどれも全部ネタだよ〜 ネタの中にも更にネタ・マジって分かれるけど
ヽ^∀^ノ <マジとネタの混同は危険!
(`.∀´) <つまりある程度なんでもありって事でしょ?
- 96 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月11日(木)17時50分07秒
- 頼む、続き書いてくれ。
いちごまが読みたいんだー!!
- 97 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月11日(木)18時51分15秒
- 87です。
自分の事しか考えず、しかも周りの方々の事を考えずに書き込みしてしまったことを深く反省しております
本当にこんなことをしてしまって申し訳ないです
今更謝っても仕方ないことなのでしょうけど私はかなり頭が堅すぎましたね…
自分が納得出来ないと言ったのはこの作品が漫画の主人公の名前を変えてそのまま文章化してるように見えるので
どこかでこの話はアノ原作を借りたという言葉を作者さんから欲しかったというだけの理由だったのです
最初から書いてあればもちろんネタとして理解したと思います
だからああいう事を書いたのですが皆さんの書き込みをみるとそういうのもアリなんですね
勉強不足でした
さんち〜さん>
自分のせいで気分を害し、続きを書く気を失ったかもしれませんが本当にスミマセンでした
心からお詫び申し上げます
望月先生の作品の中でもカタルシスは大好きな作品なので過剰反応してしまいました
自分が言うべきことではないのは重々承知ですが頑張って下さい
書き逃げという形になってしまいますが、これ以上自分が書き込みを続けると更に迷惑かけると思いますので姿を消します
皆さん、本当にスミマセンでした
- 98 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月11日(木)21時09分33秒
- と、ゆーことみたいだから、続きよろしくね
- 99 名前:ま〜 投稿日:2001年01月12日(金)00時56分33秒
- まあみんな仲良くやろうや。
みんな娘が好きで小説書いたり読んだりしてるんだからさ。
作者さんも気を落とさずに続き書いてくらさい。
87さんも冷静にね。
- 100 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月12日(金)11時01分46秒
- 87さんも悪気があったわけじゃないんだし。
87さんの気持ちも少なくとも私はわかりますよ。
でもま〜さんのおっしゃる通り、みんな娘。好きという気持ちは同じだろうから
このくらいにしときましょうよ。
作者さんも頑張って下さい。
- 101 名前:桃色の蜘蛛 投稿日:2001年01月13日(土)04時39分32秒
- 言うまでもないですがさんち〜さんも87さんもその作品が大好きなのですね。
原作がある場合は最初に断わりを入れれば良いんじゃないかなと思います。
さんち〜さん以外にも好きな原作があって自分なりに
書いてみたいなーって人がいたら
娘。ヴァージョンでどんどん書いてもらいたいです
原作を知らない人には良いものを知るいい機会になるんじゃないかな。
- 102 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月14日(日)00時15分13秒
- いよいよ題名にふさわしい展開になってきました。
あとは作者さんの想いのままに・・
- 103 名前:Hruso 投稿日:2001年01月14日(日)04時56分28秒
- 自分は原作を読んだことはなく、
ただこの小説を読んで、純粋に続きが読みたいと思いました。
もう反対している人もいないみたいなので
作者さん、再開していただけないでしょうか?
- 104 名前:名無し読者 投稿日:2001年01月15日(月)00時34分02秒
- 私も続きを望んでる一人です。
お願いします。
- 105 名前:名無し者 投稿日:2001年01月26日(金)00時54分44秒
- なんかもめてたみたいだからカタルシスの原作読んでみたよ。
こっちの小説の方がマンガよりおもろかった。内容は同じだが。
っつーかマンガ自体『桜の木ノ下』っちゅう梶井なんたらっつう
昔の作家のぱくりじゃん。
てなわけでぱくりも何も気にすんな。
作者、続き待ってるぞ。
- 106 名前:名無し読者 投稿日:2001年01月26日(金)16時59分52秒
- 梶井基次郎か。
- 107 名前:名無し読者 投稿日:2001年01月26日(金)17時02分08秒
- 違った。坂口安吾だった気がする。
- 108 名前:名無し読者 投稿日:2001年01月28日(日)11時11分20秒
- つーか、ちょっとまて。
「桜の森の満開の下」のことだとしたら、違うにもほどがあるぞ。
モチーフはありだと思う。だってモー娘。ていう入れ物を使っている時点で、あくまでオリジナルではないんだから。書いている人間にはその自覚があるはず。だいたい娘。小説で名作といわれるものは、そうやって既存のものに、娘。をうまいこと当てはめることに成功しているものが多い。
ただ、やっぱりそれをあらかじめ示しておかないのはルール違反。でもそんなこと作者さんはもうわかっていると思うから、待ってる人もいるわけだし、続きを書いてはいかがかと。
- 109 名前:名無し読者 投稿日:2001年01月30日(火)04時11分11秒
- 上のレスの流れおもろい。なんちゅー連想ゲームだ。
梶井も安吾も草葉の陰で泣いてんじゃないか(笑)。
それはともかくこれまで、意義申し立てはきっかけになったもの一つだけで、
それも中断を望んでいた訳ではないと分かったはず。一方、再開を待ってる人
はご覧の通り多数。どうせ聞くなら、後者の希望を聞いて欲しいなあ。
ってことで、そろそろどうです?
- 110 名前:某P 投稿日:2001年02月08日(木)06時46分18秒
- やっちゃえ!まずやっちゃえ!
- 111 名前:名無し読者 投稿日:2001年02月12日(月)00時06分49秒
- >>110
つ(略
- 112 名前:名無しさん 投稿日:2001年04月15日(日)05時15分34秒
- 今さらだけど続き希望
…ダメですか?
- 113 名前:名無し読者 投稿日:2001年04月15日(日)12時14分32秒
- 俺も読みたい
- 114 名前:名無しさん 投稿日:2001年04月15日(日)20時14分03秒
- 俺も…
- 115 名前:名無し読者は増殖中 投稿日:2001年08月09日(木)00時59分36秒
- わたしもー
ってもう無理そうなのかな…作者さんも萎えちゃうよね。
うーん。これも元ネタがマイナーすぎるのがまずかったのかなあ。(笑)
これが「娘。でセーラームーンをやる」とかなら「パクリですね」みたいな
無粋なレスもつかなかったのかも。
あらかじめパクリですっていう必要もないし。(笑)
パクリって言葉も語感が悪いな。ネタの流用とか。if..(もしも)系とか。
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