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愛する人よ
- 1 名前:レイコ 投稿日:2001年01月09日(火)18時08分56秒
- よっすぃー視点で初小説書きます!
いしよし中心の甘々系の予定ですが、どうなるかまだわかりません。
- 2 名前:レイコ 投稿日:2001年01月09日(火)18時09分45秒
- 青版にしたつもりだったのに…
- 3 名前:レイコ 投稿日:2001年01月09日(火)18時16分58秒
- あれから、もう1年近くたつのか…
やってきたことを考えるとすごい長く感じるけど、自分ではあっという間だったと思う。
寺合宿―本当にキツイ合宿だった。ここにいる人たちはみんなライバルだ。でも、もし自分が合格したらこのうちの2人が仲間となるわけだ。私は食事の準備をしながら、そんなことを考えていた。
この中でいっしょにやっていくとしたら、誰がいいだろうか?
- 4 名前:レイコ 投稿日:2001年01月09日(火)18時18分29秒
- 12才の2人は、まだ小学生だからしょうがないにしても本当に子供だ。でも、私には弟しかいないし、妹が欲しいと思ってるから、そういう風に付き合っていけばうまくいくかも。関西の子の方が気は強そうだなあ、もう1人の子はおとなしそうにしてるけど。
あの「私は絶対モーニング娘。に入る」って言い切っちゃっている子はどうだろう?うーん、私はどちらかというと苦手なタイプだ。タレント性はあるのかもしれないけど、娘。としてはどうなんだろう?
今回一番年上のパン屋のお姉さん、この人は、客観的に見たらメンバーになってもいいような気がする。年齢的にも丁度かぶる人がいないし。さすが大人だけあって食事のときなんかはちゃんと仕切ってくれたし。でも、私としてはやっぱり年齢的にもっと近い人との方がいいなあ…
- 5 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月09日(火)19時51分11秒
- 期待してます
- 6 名前:レイコ 投稿日:2001年01月10日(水)17時36分11秒
- と、ふと隣りでいっしょに食事の準備をしている人を見る。
この人が一番いいかなあ…顔はもちろん声もカワイイし、痩せてるのにスタイルいいし、。こうやって準備とかも率先してやってるし、すごい真面目みたい。みんながライバルという意識があるせいか、あんまり無駄口をきかないから、彼女がどういう子なのかまだよくわからないけど、もし私が落ちても彼女には受かって欲しい、そんな気にさせる人だ。
- 7 名前:レイコ 投稿日:2001年01月10日(水)17時36分51秒
- 「?…何?」
思わず、彼女のことを見つめてしまっていたようだ。
「…石川さん、カワイイなあと思って」
あ!普通に思ったコトを口にしてしまった!
自分で言っておきながら、恥ずかしくなってしまい赤面してしまった。
「そ、そんなことないよ、私なんてゼンゼン!吉澤さんは本当にかわいいじゃない!絶対受かるよー!」
彼女も顔を真っ赤にしながら、そのカワイイ声で一気に言った。
「いや、石川さんの方が!」
「ダメだって私なんか…」
「そんな風に思っちゃダメだよ!もっと自信を持って大丈夫だから!」
思わず彼女の肩をつかんで力説していたらしい。驚いて固まっている。
「…ありがとう。いっしょに受かるといいね」
「そうだよね!いっしょに受かりたいね!お互いがんばろうね!!」
無意識に『いっしょに』を強調して言っていた。
「うん!」
ニコッと微笑んだ彼女に思わず見とれてしまっていた…
- 8 名前:レイコ 投稿日:2001年01月10日(水)17時39分07秒
- 更新です。
今後は下げておとなしく書いていきます。
どうぞよろしくお願いします。
- 9 名前:名無し 投稿日:2001年01月10日(水)23時54分12秒
- 題名がいいなぁ……
恋レボでは同じパートだもんね。
- 10 名前:レイコ 投稿日:2001年01月11日(木)11時32分09秒
- その後、ダンス審査・歌審査もなんとか終わり、
(ダンスは全然ダメだったし、歌のときはノドがかわいてしょうがなかったけど)、
つんくさんから合格者の発表がされた。
はじめの合格者は、彼女、石川さんだった。
私は内心喜んだと同時に、絶対自分も受かりたいと思った。
次は加護さん、関西弁の12才の子だ。
この子が合格したのも納得がいくような気がする。
残るはあと1人か…えっ、今つんくさん私の名前言った?ホントに私だよね?
「…ありがとうございます」
なにがなんだかよくわからない。でもとにかく私がモーニング娘。に入れて、
石川さんといっしょにやっていけるというのは事実なんだよね。
え?もう1人いるの?辻さんって、12才の子か!4人なのかー。
ま、同期は多い方がいいかな。
なんか、とりあえず私の希望通りのメンバーって感じだし、一安心。
- 11 名前:レイコ 投稿日:2001年01月11日(木)11時33分07秒
- モーニング娘。のCDや本を渡された。こんなに沢山出てるんだ。
コレを読んだり、聞いたりするだけでもかなり時間かかりそう…
新曲もすぐ覚えなくちゃならないんだ、大変だなぁ。
石川さんもうれしいというよりも不安そうな表情をしている。
確かに今後のことを考えると、喜んでばかりはいられないな。
でも、彼女とならがんばっていけるようなそんな気がする、ガンバルぞ!
- 12 名前:レイコ 投稿日:2001年01月11日(木)11時37分41秒
- 更新です。一応、新メン加入時からじっくり書くつもりなので、
話しの展開はまったりすすんでいく予定です。
>5さん
ありがとうございます。がんばります!
話しの展開で希望があったらおっしゃって下さい。
>9さん
タイトル狙ってました(笑)まだどこでも見かけてなかったので使ってみました。
私も気に入ってます。
- 13 名前:レイコ 投稿日:2001年01月12日(金)13時58分38秒
- 今日は新曲のジャケット撮影、そして先輩メンバーとの初顔合わせだ。
その頃には、新メンバーの中、とくにりかちゃん(もう下の名前で呼び合っている)とは
年も近いということもあってか、仲良くなっていた。
見た目と同じで性格も女の子らしい、私とは全然違うタイプだし、
なんかいっしょにいるとすごく落ち着くんだよな。
となりにいるりかちゃんは緊張のあまり今にも泣き出しそうな顔をしている。
でも、今日は私にも元気付けてあげる余裕がないよ、ごめんね。
- 14 名前:レイコ 投稿日:2001年01月12日(金)13時59分54秒
- 緊張していたとはいえ、やっぱりモーニング娘。に実際に会えたのはうれしい。
(まだ、自分がそうだという自覚はないから)
撮影の合間、私もハイテンションになってしまっていたけど、
加護ちゃん、辻ちゃんなんか、単なるミーハー状態になってしまっている。
敬語くらい使えないのかなー、まあ12才じゃムリかぁ。
- 15 名前:レイコ 投稿日:2001年01月12日(金)14時01分56秒
- 交信、じゃなくて、更新です(笑)
とりあえず、事実にそっていくつもりでいますので、
間違っているところがあったらご指摘下さい。
- 16 名前:レイコ 投稿日:2001年01月17日(水)14時01分28秒
- りかちゃんはさすがにおとなしくしている。
私もとなりに座って2人でいるところに矢口さんと後藤さんがやってきた。
2人とも気さくなカンジで話しかけてきてくれた。
はじめの挨拶をしたときは、矢口さんが一番好印象をもったけど、
後藤さんはちょっとこわかった。でもホントはそんなことないみたい。
同い年だし、きっと仲良くなれるだろうな。
2人は自分たちのあだ名を教えてくれて、そう呼んでいいって言ってくれている。
りかちゃんはやっぱり「呼べません…」と固いままだ。もちろん、私もだけど。
- 17 名前:レイコ 投稿日:2001年01月17日(水)14時05分15秒
- その後、先輩たちが全員で何やら話し合っていた。
どうやら私たちそれぞれに教育係が必要という話しをしていたらしい。
確かに、後藤さんは市井さんという教育係がいたからこそ、今のようになれたんだろう。
まだメンバーになって半年だというのに、先輩たちに引けをとらないし。
入りたての頃は詳しく知らないけど、たしかメンバーの名前も知らなかったんだよな。
で、りかちゃんには保田さん、加護ちゃんには後藤さん、辻ちゃんには飯田さん、
そして私には矢口さんが教育係としてつくことになった。
なんかうれしかった。矢口さん優しそうだし、カワイイし。
あ、カワイイのは関係ないか。
- 18 名前:レイコ 投稿日:2001年01月17日(水)14時07分01秒
- そして、新曲、私たちにとってはデビュー曲、のレコーディングの日。
まず、先輩たちのレコーディングを見学。
すごいなあ、かっこいい!とくに安倍さん、うまいなあ。
そして、新メンバーの順番になった。
曲を覚えてきたつもりでも、やはり覚えきれてないし何より緊張で全然ダメだ…。
つんくさんも優しい言葉はかけてくれているけど、不安でもあるんだろうなあ。
それぞれの教育係が残っていてくれて、個人指導になった。
矢口さんは本当に優しい。それでいて、教え方もうまい。
不安もいっぱいだけど、矢口さんとなら成長できそうな気がしてきた。
- 19 名前:レイコ 投稿日:2001年01月17日(水)14時08分57秒
- しかし、矢口さんってホントにちっちゃい〜。
私と20cmくらい違うんだよな。
私のことを見上げて指導してくれる姿を見て、微笑ましい気持ちになっていた。
「?ヤグチの顔に何かついてる?」
「あ、す、すみません、つい、あの…」
「ん、どうしたの?」
「かわいいなあと思って…」
「はぁ?!もう何言ってんの、はずかしいじゃんかー!」
矢口さん、顔が真っ赤だ。それがまたかわいい。
「もう、よっすぃーってば!続きやるよっ」
矢口さん、私の腕をペシペシ叩いた。でも目は合わせてくれない。照れてるのかな?
ん?そういえば…「今、矢口さん、私のこと…?」
「よっすぃーでいいよね?よっしーじゃなくてよっすぃーね!」
「そんな風に呼ばれたのはじめてですー。なんか面白いですね」
私はニコニコしながら答えた。
矢口さんも恥ずかしそうにニコッと微笑んだ。
うーん、かわいいなあ、やっぱり。
私に主に表現力を教えてくれることになってるらしい。
確かに矢口さんはいつも笑顔だし、他の感情の表現もすごくストレートだ。
矢口さんといっしょにいるだけで自然と笑顔になれるし、
ホント矢口さんが教育係でよかったなあ。
- 20 名前:レイコ 投稿日:2001年01月17日(水)14時10分01秒
- ちょっとさぼってたので、多めの更新です。
- 21 名前:名無し 投稿日:2001年01月17日(水)23時48分35秒
- なんか、今回の更新分だけ見ると
やぐよし小説みたいですな……
- 22 名前:レイコ 投稿日:2001年01月18日(木)01時00分28秒
- >21さん
メインはいしよしなんですけど、最近、よっすぃーがモテモテのような気がするので、
いろんな人と絡めていきたいなと思ってます、ハイ。
- 23 名前: 名無しさん 投稿日:2001年01月18日(木)02時23分08秒
- >>22
その路線大歓迎です(w
ごっちんとも絡んで欲しいな。
- 24 名前:レイコ 投稿日:2001年01月20日(土)00時28分25秒
- 私たち新メンバーもASAYANで発表されてからすぐに、
テレビ、ラジオなどに出演していくようになった。
そういえば、安倍さんのラジオにゲストで新メンバーが2人づつ出たこともあった。
私はりかちゃんといっしょだったんだけど、安倍さんがいろいろ質問するコーナーがあって、
「いっしょに住んでみたいメンバーは?」っていうのがあって、
りかちゃん、「ひとみちゃん」って?えっ?は、はずかしいじゃんか。
その理由が「しずかそうだから」
「えー、うるさいよ」つい照れで、冷たく言ってしまった。
それにしてもりかちゃんといっしょに住むかぁ、なんかいいなぁ…。
- 25 名前:レイコ 投稿日:2001年01月20日(土)00時29分23秒
- 「ひとみちゃん」
番組が終わったあと、りかちゃんに呼ばれた。
「何?」
なんかいいづらそうだ。
「…私のことキライ?はっきり言ってくれていいから」
「えっ?な、何言ってんの?どうして?」
「だって、さっき、いっしょに住みたいって言ったら、すごくイヤそうだったから…」
なんでそうなるのさー?りかちゃん、泣きそうな顔になってるしー。
「…私のどういうところがイヤ?直すようにがんばるから」
私を見ないで、うつむき加減でそうつぶやいた。
か、かわいい…りかちゃんは本気で心配してるんだろうけど、そう思ってしまった。
何も答えない私のことを、上目づかいで見た。
「???ねぇ何で笑ってるの?」
私はどうやら、ニヤついてしまっていたようだ。
ええい!りかちゃんをギュッと抱きしめた。
「ひとみちゃん!?」
「キライなワケないじゃんかよぉ」
「じゃ、さっきなんで?」
「だって、みんなの前であんなこと言われたら、恥ずかしいじゃん。
アタシだって、りかちゃんといっしょに住んでみたいよ」
「えっ?」
りかちゃんの鼓動が早まるのが、わかった。ドクドクドクドク…
それが聞こえて私まで、余計ドキドキしてきた。
なんか変な感じだなあ…。と、頬に何かやわらかいものがあたった。
「ありがと、ひとみちゃん」
りかちゃんははずかしそうにそう言って、走っていってしまった。
「…!」
あ、キスされたんだ!
顔が真っ赤になっていくのがわかった。
ほっぺを触りながら、しばらくニヤニヤしていたに違いない。
- 26 名前:レイコ 投稿日:2001年01月20日(土)00時30分13秒
- 今日は日本武道館コンサートの最終日。市井さんの卒業のときだ。
私たち新メンバーは昨日から参加させてもらっている。
昨日の夜と今日の昼、なんとかこなせた。(ホントは全然ダメだったけど)
市井さんのためにも、私たちが失敗するワケにはいかない。
市井さんは、私たちのことをかなり気にかけていてくれる。
個々の教育係になっていない分、そしてすぐに卒業してしまって面倒みれない分なのかもしれない。
とくにりかちゃんのことはみんなから「入った頃の紗耶香に似ている」と言われているせいか、
一番心配しているように見える。
ステージでも、立ち位置が近いせいかもしれないけど、バックスタンドの方に行くときに、
りかちゃんに声をかけていっしょにいったりしていたみたいだし。
うーん、ちょこっとジェラシーだな…。
- 27 名前:レイコ 投稿日:2001年01月20日(土)00時31分07秒
- ステージが終わり、みんな大泣きだ。市井さんの卒業の記者発表も終わった。
悲しい、淋しいと同時に初コンサートが終わった達成感というか脱力感みたいのがあった。
そんなところに、マネージャーさんから新メンバーだけ呼ばれた。
タンポポの新メンバーとして、りかちゃんと加護ちゃんが入ることが決まったのだ。
2人はそのまますぐに飯田さんと矢口さんに挨拶に行った。
正直、辻ちゃんと私は複雑な心境だ。たしかに、あの2人の方がフリを覚えるのも早いし歌もうまい。
先を越されたというアセリはあった。でも私はそれ以上に…
「ひとみちゃん!」挨拶が終わったらしく、りかちゃんが帰ってきて、私に抱きついてきた。
「タンポポかぁ、よかったね、おめでとう!」
「…すごくうれしいんだけど、どうしよう、大丈夫なのかな…」
「りかちゃんなら大丈夫だよ!がんばって!」
私はりかちゃんの髪をなでた。
「ありがとう」ニコッと微笑んだ。
そう、りかちゃんといっしょにいられない時間が増えるのがイヤなのだ。
- 28 名前:レイコ 投稿日:2001年01月20日(土)00時34分29秒
- 更新してみました。
>23さん
もちろん、よしごまありですよ〜。
そろそろそういう場面が登場してきます。
あんまり話しをしないゆうちゃんとも、もちろん絡めますからねー(笑)
- 29 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月20日(土)01時03分07秒
- いろんな絡みが出てきそうで楽しみです。
モテまくりでフラフラしまくりのよっすぃーキボン。
- 30 名前:レイコ 投稿日:2001年01月22日(月)16時14分24秒
- 日テレの特番でハワイに行くことになった。
なんか藤井さんに騙されたカタチだったけど、
私が入ったあか組は勝ち進んでいたし、
とてもいい思いをさせてもらっていた。黄色チーム、ゴメン!
そうそう、この頃には、結構ごっちんと仲良くなっていた。
やっぱり、同い年だから先輩といえども話しやすかったし、
ごっちんの方から来てくれたりしてたし。
- 31 名前:レイコ 投稿日:2001年01月22日(月)16時24分50秒
- 部屋が私とりかちゃんが同室だったんだけど、最終日ごっちんが遊びにきてくれた。
先輩メンバーや他のタレントさんの裏話しとかで話しはとても盛り上がった。
明日も早いので、りかちゃんが先にシャワーを浴びにいっていたが、
ごっちんと2人でも話しは尽きなかった。
すると、急にごっちんが真面目な顔になって、私を見つめはじめた。
- 32 名前:レイコ 投稿日:2001年01月22日(月)16時28分34秒
- 「よっすぃーってさー…」
「なになに?」
「かわいいけど、かっこいいよねー」
「はぁ!?」
突然、ごっちんが飛びついてきた!
ベットに座っていた私は押し倒されるカタチに…
「ななななにー?どうしたのさー?」
「なんか、抱き着きたくなったー」
そんなかわいい顔で微笑まれると、何も言えないっすー。
しかし、ごっちんって胸でかいよなあ…なんかいいニオイするし。
「よっすぃーって付き合ってる人いないの?」
耳元でしゃべられると、息がかかってなんか変な気分になりそう…
「え?ああ、いないよー」
「ふーん、どういう人がタイプなの?」
一言一言が耳元に感じられて…マズイ!なんか別のことでも考えよう。
だいたいなんでこの体勢でこんな話ししなきゃいけないんだ?
「ごっちん、重いよー」
「ぶー!気にしてるのにー!」
と、余計に体を押しつけてきた拍子に、首筋に唇がぶつかった。
「!!」
「あ、チューしちゃったー、ごめーん」
なんで、私、こんなにドキドキしちゃってるんだろう?
相手はごっちんだぞー!でもなんかごっちんって、妙な色気があるよなー。
なんかちょっとHっぽいというかー…
なんとなくお風呂場の方に目をやったら、りかちゃんがボーゼンとして立っていた。
私と目が合うと
「ご、ごめん!」と、もう一度お風呂場に戻ってしまった。
えっ?なんで謝るの?
「アハッ、りかちゃんに変な風に思われたのかな?」
あっ!この状態はどうみても勘違いされてるじゃん!
ごっちんを押しのけて、お風呂場のドアを開けた。
「りかちゃん、違うからっー」
りかちゃんがちょっとおびえるように私を見つめてる。
髪が濡れてて色っぽいなあ…ごっちんと違って、清楚なカンジの色気だけどね。
「アハッ!2人でHしてたんだよー」
「ち、ちっ違うからねー、ホントに!」
「…別にいいんだけど、お邪魔かなと思って…」
「な、なに言ってんの!そんなんじゃないって!」
りかちゃんはなんか沈んだカンジで、自分の荷物から化粧品を取り出し、
お手入れをはじめた。
「うーん、じゃアタシ、部屋に帰るねー、おやすみっ」
ごっちんがバタバタと出ていった。
- 33 名前:レイコ 投稿日:2001年01月22日(月)16時30分50秒
- 更新しました。
>29さん
まさに、モテモテでフラフラのよっすぃーでいきたいと思ってマス!
- 34 名前:レイコ 投稿日:2001年01月23日(火)15時40分52秒
- ま、まずい、りかちゃん、何もしゃべらないし、目も見てくれない。
「さっきのはー、ホントにちょっとじゃれてただけだからねー」
「うん、もうわかったよ」
げ…やっぱり怒ってるのかな、口調が冷たいなあ。
「よかったね、ごっちんといっしょにプッチもやれるし」
そう、このハワイに来て、私がプッチモニに加入することを知らされた。
もちろん、うれしかったし、ごっちんといっしょなら気も楽だし。
それにしても、りかちゃん、そんな言い方しなくてもいいじゃん!
鏡越しに見るりかちゃんの目は涙で溢れていた。
「ん?りかちゃん、どうしたの?」
りかちゃんに近寄って、肩に手を置いてみる。
一瞬ビクッとしたが、すぐに私の方を向き、抱き着いてきた。
- 35 名前:レイコ 投稿日:2001年01月23日(火)15時42分48秒
- 「ひとみちゃんは、ひとみちゃんは…」
なぜか、私の胸の中で泣きじゃくってるりかちゃん。
私はこんなときなのにちょっと幸せを感じてしまった、ゴメンね。
「うん?」
顔を覗き込んでみる。なんで、こんな泣いてるんだろう?
「どうしたの?」
頬を両手で包み込み、親指で涙を拭いてあげる。
しばらくその状態でいたら、少し落ち着いてきたみたいだ。
- 36 名前:レイコ 投稿日:2001年01月23日(火)15時48分36秒
- 「…ごっちんのこと好きなの?」
「えっ?まあ、好きだよ。いっしょにいると面白いし、いい友達だよ」
「そういう意味じゃなくて!」
今度は怒り出したよー、乙女ゴコロは複雑だなあ。
「どういう意味?」
「…あ、あの、レンアイ感情があるかというか…」
りかちゃん、今度は恥ずかしがってるように、ボソボソ言うから聞き取れない。
「えっ何?」
「うーん、もういい!」
と、私から離れようとするので、ギュッと抱きしめた。
「なんかね、アタシはいつもりかちゃんの側にいたいと思う。
さみしいときもうれしいときもいっしょに悲しんだり喜んだりしたいよ」
「ひとみちゃん…」
「だから元気出して、ね」
優しく髪をなでてあげる。
「ありがとう…」
また、りかちゃんが泣き出したー。
「もう泣くなよー」
頭を軽く小突いてみる。
「だってだって、うれしいんだもん」
りかちゃんの方からも力強く抱きしめてくれた。
もうずっとこのままでいたいなあ…
- 37 名前:レイコ 投稿日:2001年01月23日(火)15時51分46秒
- 更新です。
甘々のいしよしです。
次はよっすぃーは誰と絡ませようかなあ…
- 38 名前:名無し読者 投稿日:2001年01月23日(火)18時51分37秒
- 是非ごまを!
- 39 名前:すなふきん 投稿日:2001年01月23日(火)22時21分07秒
- あ〜、いいですね。すごい、こういうの好き!
ごっちんがいい味だしてますね^^
自分もごまを絡ませて欲しいです!
- 40 名前:名無し読者 投稿日:2001年01月24日(水)00時37分33秒
- やっすー
- 41 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月24日(水)06時35分39秒
- やっぱり現実に合わせると、矢口か加護かな…。
自分としてはもうちょっとごまで押して欲しいです!
- 42 名前:レイコ 投稿日:2001年01月24日(水)14時09分26秒
- その後はユニットの活動がメインになってきた。
やっぱり、ごっちんといっしょだと気が楽すぎるというか、だらけてしまうところがある。
歌番組の収録で地方に行ったとき、保田さんに声出ししておくように言われたのに、
ごっちんとふざけてたら、時間がなくなってしまい、
何もしないでステージに立つことになってしまった。
もちろん、声が出るはずもなく、あとで保田さんに怒られた。
ごっちんもその場は反省してたけど、どうやらすぐに忘れてしまうタイプらしく、
そのあとはケロッとしていた。
- 43 名前:レイコ 投稿日:2001年01月24日(水)14時14分35秒
- ごっちんがトイレに行き、保田さんと2人っきりになったので、もう1度キチンと謝ろうと思った。
「保田さん、本当にすみませんでした」
「うん、もう終わっちゃったことはしょうがないから、次回から絶対ちゃんとやるんだよ」
「はい!」
保田さんは私たちに怒ったせいもあって疲れてるのか、いつもより元気がなかった。
「私、がんばりますから!市井さんみたいになるのはムリだけど、自分なりにやりますから」
保田さんは、市井さんの名前を出したとき、ピクッと反応した。
「私も、アンタにさやかみたいになれなんて思ってないよ。
今のプッチはさやかがいたときとは、全く別物なんだから…」
すると、保田さんの目が潤んできた。きっと市井さんのことを思い出したのと、
今後のことが不安になってなんだろう。ついに、目から涙がこぼれた。
「保田さん…」
「ご、ごめん。いろいろ考えちゃって…」
仕事に対する取り組み方とか、普段私たちに接する保田さんは、大人というか、
カッコイイというカンジだけど、なんか今日の保田さんは女の子っぽいなあ。
と思いつつ、保田さんの両肩に手を置いて顔をのぞきこんだ。
- 44 名前:レイコ 投稿日:2001年01月24日(水)14時15分57秒
- 「何よ?」
「市井さんがいなくなって、私じゃ不安ですよね?
でも、絶対吉澤がプッチのメンバーでよかったって思ってもらえるようになりますので!
保田さん、こんなアタシですけど、これからもよろしくお願いします!!」
と、保田さんを力強く抱きしめた。
「もう、痛いよー!吉澤―!ちょっと離してよー!」
「いや、離しません!アタシの気持ちがわかってもらえるまでは!」
「わかったわかった、ちゃんとアンタには期待してるから、大丈夫だから!」
「ホントですか?」
「当たり前でしょ!もう、痛いからー」
「あー!!何いちゃついてんのー?」
- 45 名前:レイコ 投稿日:2001年01月24日(水)14時16分57秒
- ごっちんの大声にびっくりして、保田さんから手を離した。
「あれー?アタシが来たから、離れるなんてあやしいなぁ」
「あははは、バレたか!アタシと保田さんの関係」
「な、何2人ともバカなこと言ってんのよ!」
「圭ちゃん、顔赤いよー」
「もういいから!早くしな!」
保田さんは、荷物を持って出ていってしまった。
- 46 名前:レイコ 投稿日:2001年01月24日(水)14時21分26秒
- 「ふーん、よっすぃーと圭ちゃんっていつの間にさー、そんなに仲良くなったのー?」
「いつの間って…うーん、たった今かなぁ?」
「よっすぃーってさぁ」
「なに?」
ごっちんが真っ直ぐ私を見つめる。やっぱカワイイなあ…しばらく見詰め合っていた。
「…何でもない」
ごっちんは何事もないかのように、出ていった。
全くー、なんなんだよー!置いてくなよー!!
「ちょっと待ってよー!」
私も荷物をつかんで慌てて飛び出した。
- 47 名前:レイコ 投稿日:2001年01月24日(水)14時29分51秒
- 更新です。
>38さん、41さん
今後もごっちんは絡みつづける予定ですのでご安心を(笑)
加護ですかー?
うーん、加護、辻は難しいのですが、がんばってみますね。
>すなふきんさん
どうもありがとうございます。
お書きになってる小説楽しみに読んでますよー。
がんばって下さい、応援してます。
>40さん
今回はご希望通り、圭ちゃんにしてみました。
いかがでしたでしょうか?
- 48 名前:すなふきん 投稿日:2001年01月24日(水)22時31分40秒
- よしこモテモテ〜!!
- 49 名前:名無し読者 投稿日:2001年01月24日(水)23時33分38秒
- やったー よしやす。ありがとうございます。
よっすぃーそんな強く抱きついちゃダメ!(ワら
マイナーな組み合わせ好きです。(By40でした。)
- 50 名前:レイコ 投稿日:2001年01月25日(木)17時31分31秒
- ここのところ、ユニットがメインだったせいか、
今日の全員揃っての収録はひさしぶりだ。
楽屋で、たまたまりかちゃんと2人っきりになる時間があった。
なんかかなり疲れてるみたいにみえるなあ。
「どう?タンポポの方は?」
「うーん、大変…もうなんか自分をどう出していいのか全然わかんなくて…」
「そんなに難しく考えなくて大丈夫だよ、自然にやっていけば」
軽く、抱き寄せて、頭を撫でてあげる。
なんか、どっちが年上かわかんなくなるよなー。
「うん、私自身だけじゃなくて、あいぼんは相変わらず人の話し聞かないし、
注意しても全然ダメなんだよねー」
「全くアイツはしょうがないなあ!アタシからも言っておくよ」
「ありがとう」
- 51 名前:レイコ 投稿日:2001年01月25日(木)17時32分15秒
- りかちゃんの腕が私の背中に回る。
いつも肩に力が入ってがんばり過ぎてるくらいのりかちゃんが、
私の前ではこうやって弱いところうれしいなあと思ってしまった。
「りかちゃん…」
顔を少し上げて、見つめる。
りかちゃんの潤んだ瞳、そしてつややかな唇…。
吸い寄せられるように、自分の唇を近づけていく…
りかちゃんが目をつぶるのがわかった。
徐々に距離が短くなっていく…
- 52 名前:レイコ 投稿日:2001年01月25日(木)17時35分38秒
- ちょこっと更新です。
やっぱり、いしよしが好きなもので、ちょこちょこ出てきます。
この際、全メンバーとよっすぃーを絡めようかと企み中です(笑)
>すなふきんさん、49(40?)さん
レスありがとうございます。
引き続きお読みいただけるとうれしいです。
- 53 名前:名無し 投稿日:2001年01月25日(木)23時26分23秒
- ぎゃー!
寸止めっすかぁ。
ちょこちょこと言わずバーンといってほしいなぁ<いしよし
でも、じらされるのもいいかも……うぅ〜ん(w
- 54 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月26日(金)02時06分56秒
- 必ずや、よっすぃーに全員斬りを! (キボン
- 55 名前:いずのすけ 投稿日:2001年01月30日(火)00時32分09秒
- モテテモテテ困っちゃうとはこのことだね(苦笑)
- 56 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月30日(火)04時11分00秒
- 更新キボン。
- 57 名前:レイコ 投稿日:2001年01月30日(火)13時08分00秒
- バンッ!突然思いっきりドアが開いた!
慌てて、りかちゃんから離れた。
誰だよ!せっかくいいところだったのにっ!
ドアに背を向けていたので、振り向こうとした瞬間、何かが飛びついてきた。
「よっすぃー!!」
「ぐぇっ!」
…加護だ。全く本当に問題児だよ、コイツは…
- 58 名前:レイコ 投稿日:2001年01月30日(火)13時12分39秒
- 「お前、部屋入るときはノックくらいしろっ!」
「別にええやんかー、2人しかおらんのわかっとったし」
とりあえず、キスしようとしてたのはバレてないなー、ちょっと安心した。
「あ、そうだ!丁度話しがあったんだっ。ココに座れー」
「いややー!」
抱き着いている加護を、無理矢理離してイスに座らせた。
りかちゃんに目で合図をすると、りかちゃんは楽屋を出ていった。
「加護、タンポポはどうよ?」
「ん?楽しいでー、矢口さんも飯田さんも優しいし。
飯田さんによく怒られるけど、あんまこわくないねん」
「なんで怒られんの?」
「うーんと、でもりかちゃんに怒られる方が多いかなー」
やっぱり、人の話し聞いてない!
「だから、どういうことして怒られてんの?」
「りかちゃん、ホンマむかつくねん!うちがなー…」
「加護っ!いい加減にしろっ!!」
加護は、突然大声を出した私にびっくりして、固まっている。
「アンタのそういうとこ直さなきゃダメ!人の話しはちゃんと聞く!
りかちゃんだってアンタみたいのといっしょじゃ迷惑だよ!」
- 59 名前:レイコ 投稿日:2001年01月30日(火)13時14分38秒
- 固まっていた加護の顔がゆがみはじめて、一気に泣き出した。
どうしよう…女の子の涙には弱いんだよなぁ…
「ごめん、ごめん、言い過ぎた。アタシも悪かったよぉ」
頭を撫でて、ハンカチで涙を拭いてやる。
「もう泣くなよー、すぐ本番なんだし、そんな顔で行ったら怒られるぞー」
まだ涙の止まらない加護が、私の胸に頭を預けてきた。
頭と背中を撫でてやる。これじゃあ、泣かせた私も怒られるだろうなあ…。
「お願いだから、もう泣き止んでよう…何でも言うこと聞くからさぁ」
その言葉を言った瞬間、加護が頭を上げて私を見つめてニヤッとした。
な、なんだコイツ!泣いてるくせに!
「じゃ今度、ディズニーランド連れてってー」
なんだー、そんなことか。
「いいよ、もちろん。でもお休みもらえたらだけどねー」
「うん!絶対やで!」
「うん、約束するよ」
もう、加護も落ち着いてきたようだけど、私から離れようとしない。
「そろそろ行こうかー」
「あ、もう1つお願いあんねんけどー」
「えっ?何?」
- 60 名前:レイコ 投稿日:2001年01月30日(火)13時19分16秒
- 加護の顔をのぞきこんだ途端、軽くキスされた。
今度は私が驚いて固まってしまった。
「さっき、りかちゃんとキスしようしてたやろー」
「へっ?」
「お願い事は以上やー、じゃ先行くでー!」
と、加護は照れたように走っていってしまった。
なんなんだよー、子供のくせにー!
ま、ああいうとこがカワイイんだなあ、ホント妹にしたいよなあ…
- 61 名前:レイコ 投稿日:2001年01月30日(火)13時23分57秒
- 加護編で更新してみました。
>53さん
かなりじらしていきますので。ガマンして下さい(笑)
>54さん
全員目指してがんばります(笑)
>いずのすけさん、56さん
ありがとうございます。
ちょこっとずつ更新しますので、引き続きお読み下さいませ。
- 62 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月30日(火)21時52分00秒
- か、加護かわいすぎる…
私の妹と代えてくれっ。
ここのいしよしかごの関係良いですね。
- 63 名前:名無し読者 投稿日:2001年01月31日(水)03時10分56秒
- タラシのよっすぃーだー!
- 64 名前:レイコ 投稿日:2001年01月31日(水)16時05分50秒
- その後、収録が終わり、楽屋に戻る廊下。
先に歩いていたりかちゃんと並んで歩く。
りかちゃん、驚いた顔をして目を伏せ、私を見てくれなかった。
どうしたのかな?あ、さっきのことで照れてるのかな???
廊下の途中で、トイレがあったので、りかちゃんの腕を取って入る。
「な、何するの?」
トイレに誰も入ってないのを確認して、2人で個室に入る。
「あ、邪魔が入ったから、さっきの続きを…」
りかちゃんの肩をつかむ。
- 65 名前:レイコ 投稿日:2001年01月31日(水)16時10分30秒
- 「…イヤっ!」
りかちゃんが顔をそむける。
「えっ?なんで?さっきはよかったのに?」
また、潤んだ目で私を見つめる。
そんな目で見られるとガマンできないじゃん!
「…さっき、あいぼんとキスしてたでしょ?」
「えっ?」
「よっすぃー、うまく言ってくれてるか心配になってのぞいちゃったんだ…」
見られてたのか…
「で、でもアレは加護が勝手にしてきて、それで、あの…」
「なんかよっすぃー、うれしそうだったよ」
「いや、決してそんなことは…」
「要するに誰でもいいんだよね?」
「そんなことないよっ!りかちゃんが一番だよっ!」
細い体を抱きしめてそう言った。
「…信じていいの?」
「もちろん」
「…私もよっすぃーが一番だよ」
はっきりとこういう言葉を聞いたのははじめてだったから、本当にうれしかった。
私たちはしばらく見詰め合っていた…よし、今度こそキスできるぞ!
ゴクッ…唾を飲み込む音が響いた。
- 66 名前:レイコ 投稿日:2001年01月31日(水)16時12分49秒
- 「よっすぃー!いるー?」
ごっちんだ…どうしてこういつも邪魔が入るんだ。
「はーい!もうすぐ出るよー」
「圭ちゃんが呼んでるから、早く来てねー」
「うん、わかったー」
ごっちんが出ていったのを確認してから、うらめしそうにドアを蹴った。
「全くー。ごめん、じゃ行くね」
「あ、ちょっと待って」
りかちゃんが、私の頬にキスをした。
「あっ…」
「うふっ、最初のキスはもっといい場所がいいから、また今度ね」
りかちゃんが先に出ていった。また、頬のキスどまりだったかぁ、うーん。
そうだよなー、トイレじゃ雰囲気ないよな…。
でも、りかちゃんの気持ちがわかってうれしいよ。幸せだよー(はあと)
- 67 名前:レイコ 投稿日:2001年01月31日(水)16時17分07秒
- 「よっすぃー!いるー?」
ごっちんだ…どうしてこういつも邪魔が入るんだ。
「はーい!もうすぐ出るよー」
「圭ちゃんが呼んでるから、早く来てねー」
「うん、わかったー」
ごっちんが出ていったのを確認してから、うらめしそうにドアを蹴った。
「全くー。ごめん、じゃ行くね」
「あ、ちょっと待って」
りかちゃんが、私の頬にキスをした。
「あっ…」
「うふっ、最初のキスはもっといい場所がいいから、また今度ね」
りかちゃんが先に出ていった。また、頬のキスどまりだったかぁ、うーん。
そうだよなー、トイレじゃ雰囲気ないよな…。
でも、りかちゃんの気持ちがわかってうれしいよ。幸せだよ…
- 68 名前:レイコ 投稿日:2001年01月31日(水)16時23分29秒
- 更新しました。いしよしがメインですので、頻繁に入ってきます。
>62さん
最近、ホントに加護ちゃんかわいいですよねー。
その気持ちが文章になって表れたのかも(笑)
>63さん
タラシというかモテモテなんです〜。
ホントはりかちゃんひとすじなんですよ(笑)
今後、他のメンバーとも絡ませる予定なんですけど、
一番困っているのがなっちとの絡みなんです〜。
2人の共通点って何かありますか?ご存知の方教えて下さーい。
- 69 名前:62 投稿日:2001年02月01日(木)01時50分47秒
- いしよし好きなので嬉しいです♪
よっすぃーがタラシじゃないのもいい感じ。
私も最近加護ちゃんがかわいくって仕方ないです。
お調子もので落ち着きのないとこも、あの笑顔でえへへ〜ってやられると
もう許すしかないっしょ(笑)
- 70 名前:レイコ 投稿日:2001年02月08日(木)14時47分11秒
- りかちゃんは高校へ行くのを辞めて、さらに1人暮らしをはじめた。
今日は仕事の終り時間が遅く、明日早いので、都内のりかちゃんの家に泊めてもらうことになっている。
「家族以外で来るお客さんは、よっすぃーがはじめてだよー」
と言いながら、部屋のドアを開ける。
1DKのこじんまりとした部屋だが、1人で暮らすには充分だろう。
実は、このお泊りの約束をしたときから、ずっとこのことを考えるとドキドキだった。
この前、お互いの気持ちを確認し合ったんだし、ステップアップのチャンスは今日だ!
「よっすぃー、紅茶でも飲むー?」
「うん、ありがと」
夕飯は済ませてきてあった。
ヤカンを火にかけた後、りかちゃんはお風呂にもお湯を入れに行ったようだ。
「さすが新築だねー、キレイでいいなー」
私は、部屋を見て回りながら、りかちゃんの背中に声をかけた。
「うん、でもまだちゃんと片づけてなくてゴメンね」
確かに部屋じたいはキレイなのだが、まだ、引っ越ししたままというカンジで、
ダンボールがいくつか置いてあったし、外に出ているものも整理されてるとは言い難かった。
「じゃ、アタシが掃除してあげるよ」
私はこう見えても、整理整頓が得意である。
「えっ、いいよー、悪いもん」
「いいから、いいから」
- 71 名前:レイコ 投稿日:2001年02月08日(木)14時49分54秒
- とりあえず、その辺に置いてあるものを、種類別(本は本、服は服)にまとめた。
ベッドサイドにも読みかけと思われる本が置いてあった。ベストセラーの恋愛小説だ。
私もこれ読みたいと思ってたんだよなー。と、ページをパラパラとめくってみた。
すると、しおり代わりにしていたのか、写真がパラリと落ちた。
拾ってみると、私が制服を着ている写真だった。
コレっていつ撮ったやつだろう?
「あ、よっすぃー!ダメ!!」
いつの間にか、後ろにきていたりかちゃんが、私の手から写真をとり、
真っ赤になって後ろを向いてしまった。
「りかちゃん…」
後ろから、ギュッと抱きしめる。顔をのぞきこんでみると、まだ真っ赤なままだ。
「写真なんていつでもあげるのにー」
私はりかちゃんの前に回って、正面から抱きしめ直した。
「2人のラブラブな写真でも撮ろうか?」
「えっ?」
りかちゃんが、顔をあげて、私のことを見た。
か、かわいい…。照れて、困っている様子の表情がたまらないっす。
しばらく見詰め合ってしまった。
よし!今だ!私は高鳴る胸を押さえて、顔をゆっくり近づけていった…
- 72 名前:レイコ 投稿日:2001年02月08日(木)14時57分44秒
- 久々の更新でーす。
しばらく、いしよしが続くかも???
まったり進んでいくので、イライラされる方がいたらゴメンなさい!
>69(62)さん
いしよし、サイコーですよね。
自分的には、いちごまと並ぶくらいの組み合わせなんですが。
自分が将来子供ができるとき、加護ちゃんみたいな子が理想です(笑)
- 73 名前:名無しさん 投稿日:2001年02月09日(金)18時50分59秒
- もうこのままいしよしのまま突っ走って欲しい!
マジでいしよしサイコー!!
- 74 名前:レイコ 投稿日:2001年02月11日(日)00時18分32秒
- ピーーーーー!
な、なんだ?
「…あ、お湯沸いたみたい」
りかちゃんが、少し名残惜しそう(私にそう見えただけか?)にキッチンに行ってしまった。
またできなかった…。なんてタイミングが悪いんだろう、全く!!
でも焦らなくていいんだ、今晩、時間はいっぱいあるんだから!
- 75 名前:レイコ 投稿日:2001年02月11日(日)00時20分49秒
- ソファーで2人並んで紅茶を飲む。テレビではバラエティーがやっていたが、
私はその内容を全然見ていなかった。
(どうやったら、りかちゃんとキスできるんだろうなあ…)
さっきから、考えてるのはコレばっかりである。
横目で、りかちゃんを盗み見る。無意識にカップに運ばれている唇に目がいってしまう。
(うぅー、カップになりたい…)
「ん?どうかした?」
りかちゃんの何の疑いも無い表情にまたドキッとさせられる。
「いや、そのなんというか…」
えーい、もう実力行使だ!
りかちゃんをソファーに押し倒した!!
- 76 名前:レイコ 投稿日:2001年02月11日(日)00時22分50秒
- 更新です。
「カップになりたい」といっても柏原よしえではありません(笑)
<73さん
しばらく、いしよしでいきますのでご安心を!
- 77 名前:69(62) 投稿日:2001年02月11日(日)01時55分44秒
- 私も加護ちゃんみたいな子供欲しいですぅー!
茶目っ気たっぷりなところが、ぐぅ♪
柏原よしえ…、それは紅茶のおいしい喫茶店…ですな(笑)
- 78 名前:名無しさん 投稿日:2001年02月12日(月)02時46分56秒
- 柏原よしえ…?
歌ですか?
- 79 名前:けいぞう 投稿日:2001年02月12日(月)14時57分16秒
- これからどうなるんだろ?
作者さんがんばれ〜〜
- 80 名前:レイコ 投稿日:2001年02月15日(木)02時17分13秒
- 「きゃっ!」
りかちゃんを押し倒した!つもりだったのに、驚いたりかちゃんの持っていたカップから、
紅茶がこぼれてしまい、私のTシャツにかかってしまった。
「ごめんね、よっすぃー」
「い、いや、私が悪いから!」
りかちゃんは立ち上がって、タオルを取りに行った。
絞ったタオルで私のシャツを拭いてくれている。
「大丈夫かなあ、おちるかなあ…あ、もうお風呂入れると思うよ。その間に洗っておくよ」
りかちゃんの頭が目の前にある。私は右手で抱き寄せた。
- 81 名前:レイコ 投稿日:2001年02月15日(木)02時19分55秒
- 「よっすぃー…」
そういえば、りかちゃんはいつから私のことを『よっすぃー』と呼ぶようになったんだろう?
私はりかちゃんにだけは『ひとみちゃん』って呼んでほしいのにな。
そういえば、加護のことはあいぼん、辻のことはののってちゃんと呼んでるのって、
りかちゃんくらいかなー。
そのうち『なっちさん』とか『ゆうちゃんさん』とか呼ぶようになったりして。
りかちゃんの髪を撫でながらそんなことを考えていた。
「ね、よっすぃー、お風呂いっしょに入ろうか?」
「!!!」
な、何を言い出すんだ、りかちゃん!
お風呂に入るってことは、お互い裸になるってことで、
しかも温泉とかじゃないんだから、他に人がいないんだよ、つまり2人っきり…。
そんな状況になったら、キスどころか…
おそらくきょとんとした顔でりかちゃんを見つめていただろう。
- 82 名前:レイコ 投稿日:2001年02月15日(木)02時26分33秒
- 更新でっす。
>77(69,62?)さん、78さん
やっぱり、柏原よしえ(しかも平仮名時代)ネタは年齢がばれてしまいますな(笑)
「ハローグッバイ」という歌の歌詞の中に
『できることなら生まれ変われるなら 私こんなかわいいカップになりたい
あなたは銀のスプーンで私の心をくるくるまわす』
っていうのがあるんです。(覚えてる自分にビックリ!)
>けいぞうさん
どうもです!徐々にいしよしは進展していきますよん。
ホントにゆっくりとですが…
- 83 名前:けいぞう 投稿日:2001年02月23日(金)17時41分50秒
- がんばれいしよし♪
がんばれ作者さん〜♪
- 84 名前:ガンツ 投稿日:2001年02月23日(金)18時16分48秒
- いしよしだ!
頑張って作者さん!
このさきどうなることやら。
大期待!
- 85 名前:レイコ 投稿日:2001年03月05日(月)11時27分25秒
- 「キャハハハ!冗談だよー、うちのお風呂せまいから2人でなんて入れないよー」
「も、もう、なんだよー!せっかくさー…」
その気になったのにー、かえって狭い方が密着できるしいいじゃんかー。
「せっかくって、何が?」
「もういいよっ!りかちゃん先入ってー、私、もう少し掃除するから」
「掃除はもういいよー。お客さんなんだから、お先にどうぞ」
「ううん、ホントにいいから先入っちゃって、お願い」
「えー…わかったー、お湯も冷めちゃうし、先入るね」
- 86 名前:レイコ 投稿日:2001年03月05日(月)11時29分12秒
- りかちゃんは、自分のパジャマや下着を持って、浴室に向かった。
シャワーの音が聞こえてくる。
(あー、今、りかちゃん、裸なんだよな…)
りかちゃんのスレンダーなのに、出るところは出ている姿を想像し、1人ニヤついている。
(やばっ!アタシ、何だかオヤジみたいじゃん!変態かー!)
私はモヤモヤした気持ちを押さえながら、掃除を再開した。
なんとなく、ベットに目がいってしまう。
(今日っていっしょに寝たりするのかなあ…ドキドキ)
- 87 名前:レイコ 投稿日:2001年03月05日(月)11時32分36秒
- ひさびさ更新です。相変わらずまったりですが(笑)
けいぞうさん、ガンツさん、ありがとうございます。
ゆっくりですが、途中で終わらせるとこだけはないようにしますので(笑)
- 88 名前:レイコ 投稿日:2001年03月07日(水)09時53分30秒
- (いっしょに寝るってことは、えーとあのー、OKってことだよねえ…
どうしたらいいのかな???やっぱり私がリードしなきゃいけないんだよな…。
あ、でもまだいっしょに寝ようって言われてなかったか、ハハハ)
「よっすぃー、お先でしたー」
りかちゃんがお風呂から出てきた。
「あ、う、うん、早かったねー」
いろいろ妄想してたら、あっという間に時間たっちゃったよ。
「じゃ、お風呂入ってくるね」
「うん、タオル出してあるからそれ使ってね」
「ありがと」
「あ、それと、まだお客さん用のふとん買ってないんだー。
今日はいっしょに寝ようねー」
「え!?は、はい」
りかちゃんがニッコリ微笑んだのを横目に、お風呂へ急いだ。
- 89 名前:レイコ 投稿日:2001年03月07日(水)09時55分01秒
- (なに敬語になってんだよー、アホかあ!
でもやっぱり、いっしょに寝るんだよなあ、はぁ〜)
私は湯船につかりながら、りかちゃんのことを考えていた。
(ここにさっきまで入ってたんだよなあ…)
私はお湯の中に一旦頭まで潜ってみた。
(何やってんだかなあ…)
りかちゃんのことをいろいろ考えてたら、かれこれ1時間くらいお風呂に入ってたみたいだ。
リビングに戻ると、テレビがついていたが、りかちゃんがソファに座ったまま眠っていた。
- 90 名前:レイコ 投稿日:2001年03月07日(水)09時57分10秒
- 「りかちゃん、風邪ひくよー」
「…んんー」
それにしてもかわいいなあ…りかちゃんの前に膝立ちをして、しばらく寝顔を見つめていた。
(ちょっと遊んでやれー)
ほっぺをつついたり、ひっぱったりしてみる。
どうやら起きる気配がなさそうだ。
半開きになった唇がすごく色っぽい…。
親指で下唇をなぞってみる。
心臓の音は早まる…なんでコレだけで、こんなにドキドキするんだろう?
りかちゃんは、全然気づいてないや…ちょっとザンネン。
- 91 名前:レイコ 投稿日:2001年03月07日(水)09時58分10秒
- ひっそりと更新でございます
- 92 名前:NATSUO 投稿日:2001年03月08日(木)16時36分31秒
- キャー!
- 93 名前:レイコ 投稿日:2001年03月09日(金)03時00分15秒
- (しょうがないなぁ)
なんてね、実はやってみたかったお姫様だっこをするために、りかちゃんの首とひざの下に腕を回した。
やっぱり軽いなあ。
りかちゃんの頭は私の胸に預けられている。これだけで、すごく幸せだ。
ベットの前にいってもしばらく、だっこをしたままでいた。
(このまま持って帰って、私だけのものにしたいなあ)
私ってかなり独占欲が強いのかなあ。
とりあえず、りかちゃんをベットにおろし、布団をかけてあげた。
そして、私もりかちゃんの隣に入る。
りかちゃんの無防備な顔を眺めていた。
- 94 名前:レイコ 投稿日:2001年03月09日(金)03時02分16秒
- 「…う…ん…」
りかちゃんが寝返りをうって、私の方を向いた。
私の手が無意識にりかちゃんの顔に伸びていった。さっきと同じように、指で唇に触れてみる。
りかちゃんが唇を閉じたので、私の指が挟まれるカタチになった。
(うわぁ!)
なんか、かなりエッチっぽい!どうしよう、すごくキスしたくなってきた…。
そっと、指を離してみて
「りかちゃん、りかちゃん」
耳元でささやいてみたが、全然反応がない。
ん?声かけても気づかないってことは、キスしてもバレないってことだよね?
ごめん、りかちゃん、我慢できないんです!
りかちゃんの唇にそっと私の唇を近づける。触れたかどうかわからない程度のキスをした。
もうコレだけで、私の心臓はバクバクだった。
「…りかちゃん、ごめんね」
りかちゃんは相変わらず、気持ちよさそうに寝息をたてたままだ。
しばらく寝顔を見つめながら、さっきのキスの余韻にひたっていた。
- 95 名前:レイコ 投稿日:2001年03月09日(金)03時06分05秒
- 更新です。
NATSUOさん、あげていただいてどうもありがとうございます(笑)
今後も基本的に甘々路線でいくつもりなんですが、
ちょこっとくらいエロを入れていこうかとは思っていたりもします。
でも描写が難しいよなあ…
- 96 名前:NATSUO 投稿日:2001年03月09日(金)05時25分41秒
- 更新されてる うれCー!
挨拶遅れました。ども、始めまして。
- 97 名前:名無しさん 投稿日:2001年03月09日(金)15時07分55秒
- 読んでいて顔がニヤけてしまいました…。
私の心臓もバクバクです(エロオヤジっぽい…)
- 98 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月09日(金)21時43分05秒
- いや〜、儚い感じでいいですね〜。
- 99 名前:レイコ 投稿日:2001年03月12日(月)12時19分08秒
- (全然起きそうもないなあ…ってことはもう1回しても大丈夫かな?)
ちょこっと落ち着きを取り戻した私は大胆な考えになっていた。
りかちゃんの髪をそっと撫でる。顔を近づけ、目をつぶりさっきと同じようなキスをする。
でもそれだけでは満足いかず、りかちゃんの上唇、下唇と順に軽く私の唇で挟んだ。
顔を離して、目を開けるとりかちゃんと目が合った。
(えっ!?なんで???いつ起きたの?)
- 100 名前:レイコ 投稿日:2001年03月12日(月)12時20分14秒
- 「ご、ご、ご、ごめん!その、あの…」
「…よっすぃー、ズルいよ、私が寝てると思って…」
「本当にゴメン!つ、つい…りかちゃんがかわいすぎるから…」
りかちゃんが、クスッと笑う。
「別に怒ってないよ。ただ、私が起きてるときにキチンとしてほしかっただけ」
りかちゃんが、私の肩に手を置き、キスをしてきた。
「!!」
- 101 名前:レイコ 投稿日:2001年03月12日(月)12時26分46秒
- 更新です。
>NATSUOさん、はじめましてー。
うれCですか(笑)ありがとうございます。
まりっぺがおねモーで「おいC」とか体で「C」のカタチつくってましたね。
かわいかったー!
>97さん
エロオヤジで結構です(笑)バクバクしていただけて光栄です。
>すなふきんさん
儚いですかー。もっと軽いノリで書いていきたかったんですけど、
「いい」といっていただけるのであれば、うれCです(笑)
- 102 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月13日(火)14時40分06秒
- す、すいません。
誉め言葉のつもりだったんですけど(汗…
続き期待してます。
- 103 名前:レイコ 投稿日:2001年03月14日(水)13時38分31秒
- 私はもう頭が真っ白になりつつも、りかちゃんを思いっきり抱きしめた。
そのまま、お互いの唇を求め合う。かなり激しく…。
舌でりかちゃんの唇をこじあけ、中に入れる。
一瞬ためらっていたが、すぐに迎え入れてくれ、舌を絡ませあう。
歯や歯茎を舐めたり、舌を吸ってみたり、唇を離して舌だけを絡めてみたり…。
聞こえてくるのはお互いの息づかいだけで、声はほとんど出していなかった。
長い長い激しいキスだった。
- 104 名前:レイコ 投稿日:2001年03月14日(水)13時42分06秒
- 唇を離した後、やさしくりかちゃんを抱き寄せる。
その間、私の心臓は高鳴りつづけ、息は激しく切れていた。
りかちゃんも同じ様子だった。なんかすごくうれしい。
りかちゃんの髪の毛を撫でてみる。
「…キスって、こんなに気持ちいいものなんだね…」
りかちゃんが、私の耳元でささやく。
私も同じことを考えていた。
本当はもっといろんなこと(!)をしたい気持ちもあるけど、
今日はキスだけでいいかもしれない。
- 105 名前:レイコ 投稿日:2001年03月14日(水)13時43分12秒
- 「そうだね…もう1回しようか?」
今度は唇を重ねるだけの優しいキス。
唇を離したあと、お互いニッコリ微笑む。
「よっすぃー、ダイスキ…」
私は力強く、りかちゃんを抱きしめる。
「りかちゃん、もう離さないからね…」
「私もよっすぃーから離れないよ…」
りかちゃんは私の肩に頭をのせた。
私はりかちゃんに一晩中腕枕をしてあげ、スキな人がそばにいる幸せに浸っていた。
- 106 名前:レイコ 投稿日:2001年03月14日(水)13時46分37秒
- 更新です。
>すなふきんさん
ごめんなさい、怒ってるワケじゃないですよー。
自分が思っているように書けてないだけなんで…。
すなふきんさんの作品、楽しみに読まさせてもらってます。
お互いがんばりましょうね!
- 107 名前:紅餓唯 朧 投稿日:2001年03月14日(水)14時51分35秒
- も〜このバカカップルめ(笑)
続き期待してます。がんばってください!
- 108 名前:NATSUO 投稿日:2001年03月15日(木)00時17分35秒
- あー、バカップルlove・
- 109 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月15日(木)18時38分26秒
- いえ、こちらこそ、なんか、気を使わせてしまって。
そうですね、お互い頑張りましょう♪
バカップル、期待してます(w
- 110 名前:ガンツ 投稿日:2001年03月15日(木)20時43分04秒
- よしいし・・・・。
ニヤリ。とうとうよしいしブームがやってきた。
バカップルすぎるぐらいがこのふたりにはちょうどいいですよ。
もっとあま〜くしてあげてください!期待してます。おたがいにがんばりましょう!
- 111 名前:レイコ 投稿日:2001年03月16日(金)14時43分44秒
- 次の朝、目覚めるとりかちゃんが、私の腕の中でスヤスヤと眠っていた。
時計を見たら、まだ起きるべき時間まで10分ある。
そのままりかちゃんの寝顔を見つめていることにする。
パジャマが乱れていて、胸元が少し見える。
覗き込んでみて、ドキッとした。
(りかちゃん、ブラしてないんだ…ちょっとくらいいいかな、いいよね)
パジャマの上からだけど、軽く胸にタッチしてみる。
(うわぁ、大きいなあ!やわらかいしー)
「…う…ん」
りかちゃんは起きはしなかったけど、腕で胸を隠すような格好になった。
ちょっと残念だけど、楽しみはまた今度にとっておこう。
寝てる間になんかしたら、また「ズルイ」って言われそうだし。
髪を撫でて、頬に触れてみると、キスをしたくなってきた。
- 112 名前:レイコ 投稿日:2001年03月16日(金)14時44分43秒
- 「りかちゃん、りかちゃん」
耳元で囁くと、りかちゃんが目を覚ました。
「…あ、おはよ、よっすぃー…」
りかちゃんは、照れてる風に顔に布団をかけて、目だけ出して私を見てる。
か、かわいい!余計興奮するってゆーの!
「おはよっ!」
布団をはがして、お姫様にお目覚めのキスを頬にする。
「もう、朝から…」
そういうりかちゃんの顔は赤くなりながらも微笑んでいる。
- 113 名前:レイコ 投稿日:2001年03月16日(金)14時46分22秒
- 私は、りかちゃんの頭の下になっている右手で、りかちゃんを抱き寄せようとした。
「いたっ!」
「どうしたの!?」
一晩中、腕枕をしていたせいで、右手がだるい。
バレーボールしてたとはいえ、ダンスをしてるとはいっても、
あんまりこういう使い方はしないからなあ。
「腕痛いの?」
心配そうにりかちゃんが聞く。
「ハハハ、腕枕なんてするのはじめてだったから…」
りかちゃんは、頭をどけて、私の右腕をさすってくれている。
「私がはじめてなんてうれしいな…」
- 114 名前:レイコ 投稿日:2001年03月16日(金)14時47分37秒
- 私はTシャツだったので、直接肌に触れられているのだけれど、
りかちゃんのさすり方はやさしくて、なんか痛いことを忘れて気持ちいいと思っていた。
りかちゃんの手が止まった、と同時に腕に唇を寄せられた。
「!!りかちゃん」
優しく何度も腕にくちづけてくれた。
朝からなんかかなり変な気分になってきた。
左手で、りかちゃんの頭を抱き寄せて、おでこにキスをする。
りかちゃんが、上目づかいで私を見つめる。
自然と唇同士が近づいていった…
- 115 名前:レイコ 投稿日:2001年03月16日(金)14時56分54秒
- 更新でーす
>紅餓唯 朧さん、ガンツさん
いしよし広めよう会に自分も入れて下さい(笑)
>NATSUOさん、すなふきんさん
バカップルいいっすよねー(笑)
バカ甘系を目指したいものです
- 116 名前:NATSUO@吉石女 投稿日:2001年03月16日(金)22時30分38秒
- …朝だ。目覚めにチュウなんて
もぅドキがムネムネしゃうわ(笑)。
- 117 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月16日(金)23時11分53秒
- うわっ……朝からこの二人は…(w
- 118 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年03月18日(日)02時39分07秒
- はじめまして。熟読させてもらってます、よしいし同盟加入希望者です♪なんていうか甘さが微妙なエロさを醸し出しているこの小説が大好きです♪頑張ってください
- 119 名前:レイコ 投稿日:2001年03月18日(日)10時49分28秒
- ジリジリジリジリジリー!!
またいいところで、邪魔が入った…目覚まし時計だ。
「もうこんな時間かぁ、しょうがない、起きるかー」
「…ん、そーだね」
りかちゃんは、私の頬にキスをしてから起き上がって洗面所の方にいった。
(はぁ、りかちゃん、夢じゃないんだよね)
私も起き上がって、出かける準備をはじめた。
- 120 名前:レイコ 投稿日:2001年03月18日(日)10時55分32秒
- ほんのちょこっと更新です。
>NATSUOさん
そのコメント、わらかしてもらいました(笑)
>すなふきんさん
朝だからってこともあるかもしれませんね(笑)
>ラヴ梨〜さん
どうもありがとうございます!がんばりまーす!
- 121 名前:NATSUO@同人界ガンソ吉石女 投稿日:2001年03月18日(日)13時35分07秒
- ギャー! 目覚まし時計のバカ! …折角イイところだったのに(小声)。
…この後、一緒に御飯作って、一緒に御飯食べて、
一緒にお出かけして、一緒に… ハァハァ(妄想中)。
- 122 名前:ガンツ 投稿日:2001年03月18日(日)21時14分18秒
- いしよし委員会としての積極的な活動おおいにきたいしてます。
- 123 名前:レイコ 投稿日:2001年03月21日(水)09時57分25秒
- 「朝ご飯どうする?」
「時間ないしー、コンビニかなんかで買って行けばいいよー」
「うん、そうだね」
りかちゃんはそういいながらも、キッチンへ向かい、お湯を沸かし始めた。
「お茶くらいは飲む時間あるよね?紅茶でいい?」
「あ、ありがと」
台所に立っているりかちゃんの後姿を見てると、なんだか新婚さんみたいな幸せな気分になってきた。
こっそり、背後から近づいて腰から抱きしめる。
- 124 名前:レイコ 投稿日:2001年03月21日(水)09時58分20秒
- 「きゃっ!」
用意していた紅茶の葉をこぼしてしまっていた。
「もう、よっすぃー、びっくりさせないでよー」
「ごめーん」
でも、そんなドジなりかちゃんがまたよかったりする…
りかちゃんの肩にあごをのせる。りかちゃんが、ちょっとこっちを向いたときに頬にキスをする。
- 125 名前:レイコ 投稿日:2001年03月21日(水)09時59分31秒
- 「…よっすぃー、時間ないんだから、はなれてよー」
りかちゃんは恥ずかしそうにうつむき加減で言う。本心じゃないのはわかってるんだけどねー。
「じゃ、1回チューしてくれたらいいよー」
「…もう、わかったよー」
もちろん、りかちゃんはイヤな顔はしてない。
私の方を向いてくれて、目をつぶって唇をちょっと突き出している。
(か、かわいい、かわいすぎる…)
しばらく見とれてしまっていた。全然キスをされないので、不思議そうにりかちゃんが目を開ける。
もちろん、私とバッチリ目が合う。私はかなりニヤけた顔になってただろう。
「!…よっすぃーのバカー!」
りかちゃんが真っ赤な顔で怒る。
「ごめん、ごめん、つい見とれちゃってー」
怒ったりかちゃんもかわいいっ。つーか、りかちゃんなら何しててもいいんだよねー。
- 126 名前:レイコ 投稿日:2001年03月21日(水)10時01分05秒
- 「もうしてあげないんだからー!」
と、私の右腕をパシッと叩いた…ってソコはぁ!
「いったー!!」
右腕を押さえて、うずくまる私。
「ご、ごめん、よっすぃー!腕のこと忘れてた…」
心配そうに私の顔をのぞきこむりかちゃん。
チュッ。
「…もう、バカ…」
そんなスキを狙ってキスする私は、バカって言われようが幸せだから、いいんです。
りかちゃんの頭をなでなでしてあげた。
りかちゃんは、私の肩に頭をあずけてきて、右腕をさすってくれた。
こんな幸せな朝が毎日だったらいいのに…
- 127 名前:レイコ 投稿日:2001年03月21日(水)10時03分28秒
- 更新でっす。
>NATSUOさん
NATSUOさんの妄想のおかげで、少し話の展開を変えてみました(笑)
>ガンツさん
委員会の活動がんばりましょう(笑)
- 128 名前:紅餓唯 朧 投稿日:2001年03月21日(水)16時29分47秒
- やっぱよしいしはバカカップルに限る(笑)
お互い頑張りましょう!
- 129 名前:NATSUO@吉石オタな女子高生 投稿日:2001年03月21日(水)18時54分00秒
- 私の妄想で話の展開変えて頂きありがとうございます(ペコペコ)。
続き楽しみッス! 鼻息荒くして待ってまーす! ゲフーッ!
- 130 名前:名無し読者 投稿日:2001年03月22日(木)00時11分58秒
- >>129
sageで逝こうよ・・・
- 131 名前:名無しさん 投稿日:2001年03月27日(火)23時57分50秒
- くーっ甘いです!
マジで続きが読みたい。
作者さんファイトーー
- 132 名前:名無しさん 投稿日:2001年04月03日(火)02時24分44秒
- つ…続いてくれぇぇぇ…
- 133 名前:レイコ 投稿日:2001年04月04日(水)02時07分06秒
- 今日は朝から番組の収録だ。
ずっとりかちゃんと2人でいたいけどしょうがない。
ま、2人っきりじゃないけど、今日は1日いっしょにいれるからよしとしよう。
電車に乗る。ラッシュのピークは終わっている時間なので、席に2人で座る。
あんまりしゃべってると他の人にばれるので、外では極力話しをしない。
りかちゃんはそのまま居眠りをはじめた。
昨日、あんまり寝れなかったもんなー、しょうがないよな。
私の肩に寄りかかってきたので、そのままにしておく。
私はニヤついた顔を隠すために、帽子を目深にかぶり直した
- 134 名前:レイコ 投稿日:2001年04月04日(水)02時10分39秒
- スタジオの最寄駅から歩いていると、後ろから思い切り右腕をつかまれた。
!!腕に激痛が走る。
「よっすぃー、りかちゃん、おはよう…ん?よっすぃー、どうしたの?」
辻だ…痛さで私の顔は歪んでいたようだ。
「のの、おはよう」
私の腕の痛みに気づいたりかちゃんは、さりげなく辻の腕をとって、自分の腕に組ませた。
「おはよう、びっくりさせないでよー」
「ごめーん」
辻がてへてへというように笑っている。
左腕をりかちゃんに組まれているから、右手で私の左手を握ってくる。
ホントまだ子供ってカンジだよなあ、辻って。
ほほえましい気持ちになって、きちんと手を握り返してやる。
ん?ちょっと、りかちゃんがムッとしてたようにも見えたけど…
- 135 名前:レイコ 投稿日:2001年04月04日(水)02時12分00秒
- 楽屋に入る直前に、何か背中に飛びついてきた。右腕に激痛が…!
こういうことをするのはアイツしかいない。
「おはよー!!」
「お前っ!朝からなんなんだよう!」
ムリヤリ、背中から引き剥がす。と同時に前から抱きついてきた。
りかちゃん、なんか怒ってる?加護をチラッとにらんでから、先に楽屋に入ってしまった。
ん?コレってジェラシーってやつ?りかちゃん、カワイイなあ(はあと)
そういえば、前に加護にキスされてるのも見られてたっけ?
や、やばい、りかちゃんの機嫌が悪くなるかも。
加護を離して、楽屋に入る。
りかちゃんは、飯田さんと笑顔で話しをしていた。よかったー。
- 136 名前:レイコ 投稿日:2001年04月04日(水)02時13分25秒
- 「おはようございまーす」
「おはよー、吉澤。ん?今日なんかいつもよりいきいきとしてない?」
「え!?き、気のせいですよ、絶対、なんでもありませんから」
といいながら、顔が赤くなっていくのが自分でもわかる。
りかちゃんもはずかしそうにうつむいている。
「ふーん、ま、いいことだからいいけどね」
飯田さんは立ち上がって、私の後ろを通るとき、右肩を叩いていった。
だから、痛いんだってば!なんで、みんな、今日はいじわるなんだ…
- 137 名前:レイコ 投稿日:2001年04月04日(水)02時21分55秒
- 久々の更新です。
今回から少しだけまたりかちゃん以外の人とよっすぃーを絡ませます。
>紅餓唯 朧さん、NATSUOさん
いつもどうもありがとうございます。
もう少ししましたら、またいしよしの甘い時間が登場する予定ですので…
>130さん
不快に思う方がいなければ、あげていただくのは構わないんですけど、どうなんでしょう?
今回はちょっといしよしからそれるので、
完全に(?)下がってからの更新にしてみました。
>131さん、132さん
どうもありがとうございます。ちょこっとずつですががんばります!
- 138 名前:レイコ 投稿日:2001年04月16日(月)01時05分44秒
- 私はとりあえずイスに座った。
と、すぐに、首に誰かの腕がからみついてきた。
完全に体重をかけてきているので、腕が痛いっつーの!!
「よしこぉ、おはよう」
「ごっちーん、おはよー」
ごっちんは、私の後ろから抱きつくようなかたちのまま、話はじめた。
「昨日さあ、家帰ったら、おねえちゃんの子供がさあ…」
その、囁くように耳元でしゃべられるのって、非常に弱いんですけど…。
しかも胸が背中にあたってるままだし。な、なんかドキドキしてきてる、ヤバイなあ。
ごっちんの方に顔を向けると、うっ、キスできそうなくらい近いところに顔が…。
つい、唇を見てしまう。グロスのせいだろうけど、すごくHっぽい艶やかさだ。
「ん?どしたの?」
ちょっと小首をかしげて、私を見つめる。そのしぐさ、かなりかわいいんですけど!
だ、だめじゃん、ドキドキがすごくなってきた。
ごっちんの腕、私の胸の前にあるから、ばれちゃうよー。
- 139 名前:レイコ 投稿日:2001年04月16日(月)01時08分44秒
- 「ちょっと、トイレ行って来るねー」
私は突然、立ち上がった。
楽屋を出るときに、チラッとりかちゃんを見たが、なんか沈んでいるように見えた。
とりあえず、本当にトイレに行き、個室を出ようとしたら、ごっちんが目の前にいた。
「どうしたの?ごっちん」
ごっちんは何も答えず、そのまま個室に入ってきて、カギをしめた。
「な、なに、どうしたのさ?」
ごっちんは、私に抱きついてきた。
「よしこぉ、アタシのことどう思う?」
「へ?どうって?」
「だからー、スキかキライかってことー」
だからー、その耳元でしゃべるのやめてってばー!
だいたい、このシチュエーションは何なんだあ?
ごっちんの胸ってやっぱり大きいしー、ってそんなことじゃなくって!
やばい、やっぱりドキドキしちゃってるよー。
「キ、キライなわけないじゃん!スキだよ」
「マジでー!じゃ、両思いじゃん!」
…うっ…ごっちんに、キスされちゃった…。
- 140 名前:レイコ 投稿日:2001年04月16日(月)01時10分31秒
- 「アハッ、よしこ、すごくドキドキしてるねー、全くウブなんだからー」
ウブって言われても…。はっ!ちゃんと否定しないと、まずいじゃん!
「ごっちん、あのね、私が言ってるスキっていうのは、友達としてというかー」
「アタシはよしこのこと、ホンキでスキだよ!」
「で、でもね、私の方はねー…」
「誰かスキな人がいるの?」
「え?まあ、そんなところかな…」
「じゃ、その人から奪っちゃおうかなあ」
ごっちんが、耳にキスをしてきた。…かなり気持ちいいかも…ってダメだってばぁ!
- 141 名前:レイコ 投稿日:2001年04月16日(月)01時12分48秒
- 「ご、ごめん!ごっちんのことキライになったりしないから、こんなことしないでよぉ」
「じゃ、本気でスキになってくれる?」
ごっちん、今度は首にキスをしてきた。ダメだ、抵抗したくても、やめてほしくない気持ちの方が…。
「ダメだってばぁ・・・」
ごっちんが首から離れて、私を見つめている。いつもと違う、強い目線だ。
すると、またキスをしてきた。今度は舌を入れてきた。
答えちゃダメだって、頭ではわかってるのに、体がいうことをきかない。
かなり激しく舌を絡ませあってしまった…
キスが終わると、ごっちんはギュッと抱きついてきた。
「アタシやっぱり、よしこがいいよぉ…」
「・・・」
- 142 名前:レイコ 投稿日:2001年04月16日(月)01時15分23秒
- 更新です。
今回はよしごま(ごまよし?)
次回はまた違うメンバーとも…???
- 143 名前:名無しさん 投稿日:2001年04月21日(土)17時14分33秒
- うあっ!更新してるの気付かなかった!
よしこ翻弄されまくりっすね。おもしろいです。
作者さんから許し出たからage!!
- 144 名前:名無し読者 投稿日:2001年04月21日(土)18時50分21秒
- うおっ!気づかなかった。すっごいいいですよお。
よしごま、やっぱいいですね〜、おもしろい。
期待してます。
- 145 名前:レイコ 投稿日:2001年04月24日(火)00時29分40秒
- ココまでしちゃって、何も言えない自分は本当にズルイ。
ごっちんはスキだけど、りかちゃんの方がスキな気持ちは変わらない。
でも、確かにごっちんとのキスは気持ちよかった…
- 146 名前:レイコ 投稿日:2001年04月24日(火)00時31分02秒
- カチャ―トイレに誰か入ってきたようだ。隣の個室に入った。
ごっちんは淋しそうに、私を一瞥するとトイレを出ていった。
助かった…ずっと何も答えられないままだろうし。
私も個室を出て手を洗う。
隣の個室の扉が開いて、出てきたのは安倍さんだった。
- 147 名前:レイコ 投稿日:2001年04月24日(火)00時32分01秒
- 「どしたの?よっすぃー?なんか元気ないみたい」
「ダ、ダイジョウブです」
「ん?なんか困ったことがあったら、センパイたちにどんどん相談していいからねー」
ちょっとフツーと違うイントネーションで言われるとなんだかホッとする。
「あ、ちょっと聞いてもいいですか?」
「なに、なに、何だべ?」
「友達の話なんですけど、2人を同時にスキになったことってありますか?」
「うーん、私はないけど、よくあることなんじゃないかなあ」
「あ、同時にスキっていうか、一人は心で、一人は体でスキになってるみたいなんですけど…」
「体?よっすぃー、Hだべー!」
安倍さんはうれしそうに、バシバシと右腕を叩いてくる。
だから、そこは今日はやめてっていうのー!
- 148 名前:レイコ 投稿日:2001年04月24日(火)00時33分11秒
- 「だからですね、友達のことなんですって」
私は右腕をさすりながら答える。
「なんだー、違うの?で、相手の気持ちはどうなの?」
「どっちもその子のことをスキみたいですよ」
「ありゃりゃー、困ったねえ。心で思ってる方の人とは、体のカンケイはないの?」
「キスくらいまでならあるみたいですけど…」
「そのときうれしいってゆーかー、なんてゆーかー、そのー…気持ちよくなかったのかなあ?」
安倍さんは照れながらも、うれしそうにニコニコしながら聞いてくる。
なんか安倍さんって、本当に純朴な田舎の子(失礼!)ってカンジがしてかわいいよなあ。
- 149 名前:レイコ 投稿日:2001年04月24日(火)00時34分06秒
- 「もちろん、よかったみたいですよー」
「『よかった』ってなんかいやらしーなー、よっすぃー!」
また右腕をパシパシ叩かれた…もう、お願いですから…。
「でもさ、やっぱり心と体って切り離せないと思うよー。体から好きになったとしても、心のどこかにそういうことをしてもいいって気持ちはあったんだろうしー。でも、最初から心で思ってる人なら、体でも思えるのも当然だと思うし」
真面目な顔でキチンと答えてくれてる安倍さんをじっと見つめてしまった。
「うん、私だったら、まず心で好きになった人と付き合うかなー」
なんかとろけそうな気分にさせられる笑顔をしてくれた。
「そうかぁ、とても参考になりました!ありがとうございます!」
- 150 名前:レイコ 投稿日:2001年04月24日(火)00時35分25秒
- 私は安倍さんを抱きしめてお礼を言った。
安倍さんって、最近太ったとか言われてるけど、女の子はちょっとくらい太っててもいいんじゃないかなあ。私みたいに太ってなくても胸がないよりはねえ。あ、もちろん、りかちゃんみたいな体型が理想だけど。
ん?安倍さん、なんかドキドキしてる気がするんだけど…?
「…安倍さん?」
顔を覗き込む。あれ?真っ赤なんだけど…?
「もぅ、よっすぃってばー!そんなこといきなりすることないっしょー!!」
また、バシバシ、右腕を叩かれた。痛い、痛いです!
「あ、安倍さん、痛いです…」
「なんでー?なっちそんな怪力じゃないっしょ」
さらに叩いて、トイレを出ていく安倍さん…結構、力あるの自覚して下さい…。
- 151 名前:レイコ 投稿日:2001年04月24日(火)00時38分40秒
- なっちバージョンで更新です。
>143さん、144さん
どうもありがとうございます。
これから先、よっすぃー、ごっちん、りかっちの三角関係を軸に展開予定でっす。
- 152 名前:名無し読者 投稿日:2001年05月04日(金)15時20分40秒
- 続き期待してます。
- 153 名前:名無しさん 投稿日:2001年05月29日(火)00時44分02秒
( ´D`)<もう1ヶ月たったのれす……
- 154 名前:レイコ 投稿日:2001年06月02日(土)14時55分40秒
- 放置しててすみませんでした!
>152さん、153さん
どうもありがとうございます。
紫板の方に毎日書いてたので、そちらに集中してしまって・・・
こちらも近いうち再開しますので、よろしくお願いします。
- 155 名前:レイコ 投稿日:2001年06月03日(日)02時59分16秒
- 年末のツアーの最終日、なぜか楽屋にカメラが来ていた。
しかも藤井アナウンサーまで・・・ってなんかすごくイヤな予感。
えっ?また特番?しかも何このグループ分けは?
私、サイパン?だから、今日お母さん、お金いっぱい持たせたのか!
ま、この中ならサイパンでカレンダー撮影が一番いいかぁ、ラッキーかな。
でも、加護辻の相手はつらいかも、飯田さんに任せよう・・・
それに、りかちゃんも一緒じゃないしなぁ・・・
- 156 名前:レイコ 投稿日:2001年06月03日(日)03時00分51秒
- うーん、サイパンはいいねぇ、青い海青い空!
りかちゃんとごっちんは今頃、青森で寒い思いをしてるんだろうなぁ、ごめんねぇ。
海でボートに乗って遊ぶ。まずは加護と辻が。
辻がボートから半分体が落ちてるのに、引っ張られてるよー、あはは。
なんか辻が叫んでるみたい。どうやら、足をボートの溝に挟んだまま引っ張られて、
足をかなり痛めたらしい。泣き始めて止まらなくなってしまった。
飯田さんや私はもちろん、マネージャーさん、スタッフの人もみんな辻を心配して囲んでる。
「大丈夫、大丈夫、がんばれ!」
私に抱きついて、痛い痛いと言っている辻の足をさすりながら励ました。
「おーい、加護ぉ」
飯田さんが加護を呼ぶ。みんなが辻、辻と言ってるのでなんかスネてるようだ。
今度はそっちを慰めなきゃならないのか・・・子供の相手も大変だよぉ。
- 157 名前:レイコ 投稿日:2001年06月03日(日)03時02分52秒
- 「吉澤、ちょっといいかな」
その夜、部屋にいると、飯田さんが来た。
元々あまり接点のない飯田さんとはそんなに話しをしたこともなかったし、
こんな風に部屋に来ることなんてもちろんなかったので、驚いた。
ま、子供たちは2人で遊んでるみたいだし、こういう機会でもないと、2人で話をすることじたいもないかもしれない。
飯田さんは部屋のイスに腰掛けた。私はベッドに座っている。
「あのさぁ、吉澤は石川のこと好きなの?」
「へっ?」
あまりに突然の質問に変な声を出してしまった。飯田さんは真っ直ぐ私を見つめてる。
「どうなの?」
「あ、ああ、もちろん好きですよ。仲いいし」
「恋愛感情があるかってことなんだけど」
なんでこの人はこんなにストレートに物を聞けるんだろう?
「・・・はい、そういう感情でです」
飯田さんなら口は堅そうだし、別に変に思ったりしないだろうと思い、正直に答えた。
「石川だけだよね?」
「?どういうことですか?」
「後藤はどうなの?」
- 158 名前:レイコ 投稿日:2001年06月03日(日)03時04分42秒
- 久々の更新です。
157で間違えてあげてしまった・・・
毎日はムリかもしれませんが、ちゃんと書いていきますのでよろしくお願いします。
- 159 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月03日(日)11時44分03秒
- お待ちしてました!!
これからも期待してます!!
- 160 名前:レイコ 投稿日:2001年06月03日(日)21時55分34秒
- うっ、思わず言葉を飲んでしまった。確かに、ごっちんも好きだけど、
やっぱりりかちゃんの方が好きだ。
ごっちんとはトイレでキスされてからは、そういう雰囲気にならないようにしてきた。
でも、りかちゃんともあれ以来何もないんだけど・・・
「ごっちんも好きですけど、それは友達としててですから」
うーん、ちょっとは恋愛感情もあるかも・・・でもやっぱり、りかちゃんが一番だもんな。
「そう、それならいいんだけど」
飯田さんは立ち上がった。えっ?それだけ言うために来たの?
「あ、あのー、なんでそんなこと?」
飯田さんがドアの方に向かおうとしてたのを止め、私の隣に座って、肩に手を回してきた。
私の顔に顔を近づけてきた。えっ?何するんですか?そんな抵抗できません!
- 161 名前:レイコ 投稿日:2001年06月03日(日)21時56分21秒
- 「・・・石川が悩んでるんだよねー。アンタ、ちゃんと石川のこと見ててあげなよ」
飯田さんの顔は私の耳元で止められて、そう囁かれた。
な、なんだ、びっくりしたなぁ・・・えっ?りかちゃん悩んでるって?
ごっちんのこと気が付かれてたのかぁ。
「・・・はい、わかりました」
飯田さんは私の頭を撫でてニッコリした。
私ってでかいし、キャラ的にあんまり頭とか撫でられることがないので、
一瞬ドキッとしてしまった。
「アンタたちのこと、応援してるからね」
そう言って、飯田さんは部屋を出ていった.
やっぱり、不思議な人だ、飯田さんは・・・。
- 162 名前:レイコ 投稿日:2001年06月03日(日)21時57分51秒
- 更新です。
>159さん
どうもありがとうございます。引き続きがんばります!
- 163 名前:名無し@紫な86 投稿日:2001年06月04日(月)19時42分35秒
- こちらも楽しみにしていました!
飯田さんなんかいい先輩ですね〜。
悩めるよっすぃーの動きに期待です!
- 164 名前:レイコ 投稿日:2001年06月06日(水)12時57分37秒
- そういえば、ハロモニで10月から新コーナーがはじまっている。
私(&ごっちん)のコーナーもできたんだけど、
中澤さん、飯田さん、安倍さん、保田さんのチャレモニというコーナーで、
りかちゃんが司会をやっている。
しかも「チャーミー石川」って!その衣装・・・すごくいいよぉ、惚れ直してます。
収録中もチャレモニの方々が必死でいろいろチャレンジしている横で、
りかちゃんもお茶を運んだりと自分なりにがんばっているようだ。
そのコーナーのおかげで、りかちゃんが先輩たちとだいぶ打ち解けてきて、
それどころかかなりいじられキャラになっていってる。
うらやましいというよりは、ジェラシーだな・・・
とくに中澤さんなんか、りかちゃんにちょっかい出しすぎ!
ま、矢口さんに対してほどじゃないけどー。
- 165 名前:レイコ 投稿日:2001年06月06日(水)12時59分24秒
- ある日、テレビ番組の収録の楽屋で。
「いーしーかーわー」
「なんですか?中澤さん」
りかちゃんが中澤さんに近づいていく。
中澤さんはりかちゃんの全身を舐めるようにみて、フン、と鼻で笑って、
鏡に向かってメイクをはじめた。
「なんですか〜?石川の格好、ヘンですか?何か言って下さいよぉ〜」
中澤さんは無視して、そのままメイクをしている。
りかちゃんは不器用というか、真面目すぎ、まっすぐすぎなんだよなぁ。ま、そこがいいんだけど。
「ねぇ、中澤さ〜ん」
りかちゃんは、中澤さんの肩を揺さぶった。
中澤さんが振り向いて立ち上がり、突然りかちゃんの肩を抱き、キスをした。
「ああっ!」
つい、私は叫んでしまった。
わ、私だってここ最近はりかちゃんとしてないのに!!
りかちゃんはされ慣れてるのか
「もう!何するんですか〜、やめて下さいよぉ」
「何かって聞くから、チューしたいと思ってたからしたんや。何か文句あるんか!」
中澤さん、逆ギレ、っつーかズルすぎます!
「いえっ、何もありません」
「・・・吉澤が文句ありそうやな」
さっき声をあげてしまっただけでなく、つい、私は中澤さんのことをにらんでいたようだ。
りかちゃんも私の方を見て、小首をかしげた。
「ん?よっすぃー?」
「すみません、何でもありません」
私はそんな自分がイヤになって、トイレに駆け込んだ。
あーあ、りかちゃん、もう私のことなんて好きじゃないのかなぁ。
ふざけててっていっても、目の前でされるとやっぱりショックだよぉ。
私は洗面所に両手をついて、うなだれていた。
「・・・よっすぃー?大丈夫?」
- 166 名前:レイコ 投稿日:2001年06月06日(水)13時02分26秒
- 更新です。
>163(86)さん
紫だけでなくこちらにまで、どうもありがとうございます!
よっすぃー、今後もいろいろ悩みますよー。
自分も展開に悩んでますが(笑)
- 167 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月07日(木)05時33分54秒
- おお!再開されてたんですね
続き期待♪
- 168 名前:レイコ 投稿日:2001年06月08日(金)12時07分07秒
- 私が顔をあげると、りかちゃんが心配そうに私を見ていた。
「りかちゃん・・・」
こんなことでやきもちをやいている自分がすごく恥ずかしくて、目をそらしてしまった。
背中にあたたかいやわらかい感触がして、私の腰にりかちゃんの腕がまわってきた。
「よっすぃー、最近、あんまり2人でいられないね・・・」
鏡に映ってるりかちゃんは、本当にさみしそうな顔をして私の肩に顔をあずけていて、
なんだかそれがすごく色っぽく見えた。
私は体をりかちゃんの方に向けて、微笑んで髪を撫でた。
私の笑顔を見て安心したのか、りかちゃんもニッコリとした。
何か唇に暖かい感触が・・・あ、りかちゃんから・・・
- 169 名前:レイコ 投稿日:2001年06月08日(金)12時08分43秒
- 「よかった、何か怒ってるのかと思っちゃった」
今度は私の方から、軽くキスをする。
「チャレモニのときとか、中澤さんにいつもキスされてたりするの?」
りかちゃんは、満面の笑みになって、私の頬をつついた。
「あー、もしかしてやきもち?」
「そ、そりゃ、目の前でされたらさ・・・」
私のとがらせた唇にりかちゃんの唇が重ねられた。
「ウフフフ、よっすぃー、かわいい」
りかちゃんがギュッと抱きついてきた。かわいいのはりかちゃんじゃんかぁ!
私はりかちゃんの頭に顔を寄せた。甘いいい香りがする。
そのとき、トイレの扉が開いた。私たちは慌てて、体を離す。
- 170 名前:レイコ 投稿日:2001年06月08日(金)12時10分08秒
- 更新です
>167さん
ありがとうございます。宜しくおねがいしますね
- 171 名前:86 投稿日:2001年06月08日(金)19時27分20秒
- いやー、楽しませていただいてます。
甘甘とろとろの二人いいですねぇ。
- 172 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月09日(土)01時22分19秒
ちくしょー!
誰だよ、邪魔したのはっ。
せっかラブラブだったのに(泣)
- 173 名前:クロカル 投稿日:2001年06月09日(土)17時09分24秒
- 赤にも来てみました!
レイコさんのおっかけ気分・・・(笑
学校でいしよしの話したら、結構好評でした。私の友達、娘。ファンが多いんです。
徐々にいしよしファンを増やしつつあります。
- 174 名前:レイコ 投稿日:2001年06月10日(日)02時02分16秒
- 「あ、ごめんね、もう、本番始まるよ・・・」
ごっちんが、それだけ言うと目を伏せて、扉を閉めた。なんか、さみしそうだったな・・・
「行こう!」
りかちゃんが私の手を引っ張って、スタジオまで向かった。
そういえば、飯田さん、りかちゃんに私とごっちんのこと誤解だって話してくれてるみたいだな。
でも、逆にりかちゃんと私が2人で話してると、ごっちんがさりげなく入ってきたりするんだよね、最近。
今もスタジオに手を繋いで入ったら、ごっちんが今にも泣きそうな目で見ていた。
そんな目で見られるとなんだか放っておけなくなるんだよね。
りかちゃんの手が離れてすぐに、ごっちんのところに行った。
ごっちんは私が側に来ただけで、本当にうれしそうにニヘーっと笑った。
そういう笑顔にも弱いんだよなぁ・・・。
- 175 名前:レイコ 投稿日:2001年06月10日(日)02時03分39秒
- ツアーで、ある地方に行ったとき、ホテルはみんな1人部屋だった。
私は疲れてしまっていて、シャワーを浴びたあと、ベッドで寝てしまっていたようだ。
プルプルプルプル・・・
部屋の電話が鳴る。あれ?朝?モーニングコールかけたっけ?
時計を見ると、12時15分。普段はまだ起きている時間だ。
とりあえず、電話に出なくちゃ・・・。
「もしもし?」
「あ、よっすぃー?ごめん、寝てた?」
「りかちゃん?ううん、大丈夫だよ」
「今からそっち行ってもいいかな?なんか話したくて」
私は寝ぼけていながらも、ちょっとドキッとした。
「う、うん!もちろんいいよ!待ってるから」
「じゃ、すぐ行くね」
りかちゃんとこうやって、2人っきりでちゃんと話するのってすごく久しぶりだ。
なんかちょっと緊張するなぁ・・・。部屋汚れてないよね、うん、大丈夫。
なぜか私はベッドの上に正座をしてりかちゃんを待っていた。
コンコン―ドアを軽くノックする音がした。
私はドアまで飛んでいって、ドアを開ける。
かなりいい笑顔をしていたと思う。
「はい、どうぞぉ・・・えっ?」
「よっすぃー、何してんのー?」
ごっちんがズカズカと部屋に入ってきて、ベッドに腰掛けた。
「・・・ごっちんこそ、どうしたの?」
- 176 名前:レイコ 投稿日:2001年06月10日(日)02時09分00秒
- 更新しました
>171(86)さん
甘々「とろとろ」ってなんかいい表現ですねー、ありがっとございまっす。
>172さん
ごっちんでしたー。
いしよしごまの三角関係が大変なことになっていきそうです(笑)
>クロカルさん
ありがとうございます。追っかけされるのは非常にうれしいです(笑)
いしよし人気結構高いみたいですね。
ツーショット写真はあいののの次に売れてるらしいですから(笑)
- 177 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月10日(日)03時39分24秒
- いしよしごまの三人祭?
こちらでも日々の楽しみ。
- 178 名前:レイコ 投稿日:2001年06月10日(日)22時53分23秒
- 「なんか、眠れなくてー。さっき、お菓子買ってきたから、よっすぃー食べるかなーと思って」
ごっちんがコンビニの袋を、ゴソゴソとやり始めた。
また、ドアがノックされた。今度こそ、りかちゃんなのはわかってるんだけど、
ごっちんがココにいるとなるとどうしよう???
「ん?誰か来たんじゃないの?」
「う、うん」
私はドアをゆっくりと開ける。
りかちゃんが笑顔で入ってきて、私に抱きついてきた。
本当にめちゃめちゃうれしいんですけど・・・後ろから冷たい視線が・・・
「あー、りかちゃんも遊びに来たんだぁ」
ごっちんが、自分の存在をアピールするように大声を出す。
- 179 名前:レイコ 投稿日:2001年06月10日(日)22時56分09秒
- 「えっ!?」
りかちゃんは慌てて私から体を離した。
ベッドの方を見て、はじめてごっちんに気づく。
「ご、ごっちんも今来たとこなんだ」
「うん、りかちゃんもいっしょにお菓子食べない?」
ごっちんは、ピスタチオやさきいか、サラミなどお菓子というよりおつまみを出して
テーブルの上に並べていた。
りかちゃんも、たぶん私と2人っきりでいられると思ったんだろう。
さっきの笑顔はなくなり、固い表情でうつむいている。
「・・・うん、ありがとう」
りかちゃん、平静を装ってるというように、ベッドに座った。
私はどうしていいのかわからず、立ち尽くしていた。
「・・・りかちゃんとよっすぃーってさ、そういう関係なの?」
- 180 名前:レイコ 投稿日:2001年06月10日(日)22時57分54秒
- 更新です。
>177さん
ありがとうございます。まさにいしよしごまの三人祭りです(笑)
本当に3人のユニット見てみたい・・・
- 181 名前:レイコ 投稿日:2001年06月11日(月)23時58分50秒
- 「へっ?」
ごっちんの質問は、予想できたけど、間抜けな声を出してしまった。
「うん、そうだよ!付き合ってるよ」
りかちゃんが力を入れて、胸を張って答えてる。
「ふーん、そうだったんだー」
ごっちんが、私のことを見る。なんだか決意のあるような目で。
「でもね、アタシもよっすぃーのこと好きなんだ」
今度は、ごっちんがりかちゃんに挑戦の眼差しを向ける。
りかちゃんも負けられないというように、じっと見返している。
「よっすぃーは、アタシのこと好き?」
今度は甘えるような目で見られた。普段、無表情というカンジなのに、
どうしてこんな色んな目をできるんだろう?ごっちんは本当に魅力的だと思う。
「す、好きだよ・・・」
顔は見れずにうつむいたままそう答えた。
りかちゃんの視線が私に向けられたのが、わかった。
「でも、それは友達としてでしょ?」
- 182 名前:レイコ 投稿日:2001年06月12日(火)00時00分20秒
- 私は、なんて答えていいのかわからなかった。
友達以上の気持ちがあるのは確かだ。
でもウェイトでいったら、りかちゃんの方が重いとは思う。
それを正直に言ったところで、2人ともを傷つけてしまうような気がする。
でも、ごっちんは友達としか思ってないと、本人を目の前にウソをつくのがためらわれている。
私はどうしようもないヤツだ・・・。
「・・・よっすぃー、違うの?」
りかちゃんの不安そうな声が聞こえてきた。
私はベッドの上、ごっちんとりかちゃんの間に座って、うつむいたまま言った。
「りかちゃんも好き、ごっちんも好き・・・」
「それじゃあ、答えになってないよ」
りかちゃんが、怒ったように言い放つ。そりゃ、腹が立つのもわかるよ。でも・・・
「アタシはそれでもいいやー。よっすぃーが好きっていってくれるだけでー」
ごっちんは私に、体を預けてきた。サラサラの髪からいい匂いがする。
さらに、私の手を握ってきて指をからめたりしている。
や、やばいっす、なんかドキドキしてきた・・・
- 183 名前:レイコ 投稿日:2001年06月12日(火)00時03分33秒
- 更新です。
なんだか意外な展開になりそう(笑)
- 184 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月12日(火)07時05分10秒
- レイコさん、毎回楽しみながら読んでます。無理せず
頑張って書いていってくださいな〜。
- 185 名前:クロカル 投稿日:2001年06月12日(火)18時00分10秒
- このまま“よしごま”になってしまうのか?!
気になります〜。レイコさん、がんばってくださいね。
- 186 名前:86 投稿日:2001年06月12日(火)19時24分16秒
- う〜、見守ってます。
気がつけば、自分もおっかけでした(テレ
- 187 名前:名無し娘 投稿日:2001年06月13日(水)00時59分05秒
- りかちゃんは、そんなごっちんの様子を見て、ネガティブにくるかと思ったが、
どういうわけかライバル心むき出しになっている。
「私だって、絶対ごっちんよりもよっすぃーのことが好きだもん!」
りかちゃんは、私にピタッと体を寄せ、ごっちんが握っていない方の私の手をとり、
自分の膝の上に持っていった。
さらに、もう片方の手で私の頬を包み、キスをしてきた。
えっ!?ごっちんいるのに!っていうか、いるからしてるの???
もう、私の心臓はいつもの10倍くらいのはやさの気がする・・・
- 188 名前:名無し娘 投稿日:2001年06月13日(水)01時00分26秒
- ごっちんは、その様子を見ていた。
りかちゃんの唇が離れて、すぐにごっちんの唇が重なってきた。
うっ?どういうことになってるんだろう???
しかも、ごっちんは舌まで入れてきた。
私は今の状況がわからなくなっていて、とりあえずされるがままに、
つまり、私も舌を絡ませてしまっていた。だって気持ちいいんだもん・・・
- 189 名前:名無し娘 投稿日:2001年06月13日(水)01時04分04秒
- 更新です。
>184さん
あ、ちょっとムリしてたのバレました?(笑)ご配慮ありがとうございますぅ。
>クロカルさん
よしごま、いしよし&・・・・(笑)がんばりまっす!
>186(86)さん
ありがとうございます。おっかけ、うれしいです(笑)
- 190 名前:レイコ 投稿日:2001年06月13日(水)01時07分36秒
- あ、名前が違ってました・・・すんまそん
- 191 名前:レイコ 投稿日:2001年06月14日(木)11時36分15秒
- りかちゃんが、ごっちんを突き飛ばした。
「何するの!私のよっすぃーに!!」
「先にキスしたのは、そっちじゃん!」
「私、そこまでしてないもん!」
2人のケンカがはじまった。
私はどうしていいかわからず、ボーっしていた。
「だって、よっすぃー、私のことも好きだって言ってくれたじゃん!
好き同士なんだから、そのくらいのキスはするよ!」
「じゃ、じゃあ!私だって!!」
私は、なぜかりかちゃんに押し倒されて、また唇を奪われ、舌を絡ませあってしまった。
- 192 名前:レイコ 投稿日:2001年06月14日(木)11時37分08秒
- 「ちょっとやめてよ!」
今度はごっちんが私からりかちゃんを引き離した。
「なんでよ!ごっちんだってしたでしょ?」
「別に真似しなくてもいいじゃん!」
私は、こんな状況も忘れて、2人のキスの余韻に浸っていた。
もう1回づつしてくれてもいいんだけどな、もうちょっと長めに・・・
「よしこはどっちのキスがいいの?」
「・・・はい?」
ごっちんの質問はいつもストレート過ぎて、すぐに答えられるものじゃない。
「私だよね?」
りかちゃん、うん、いいよぉ、まだぎこちなさがあるけど、それもまた・・・
「アタシとの方がよかったでしょ?」
うん、ごっちんのキスは確かにいいよぉ、なんかすごくHっぽいけどさぁ・・・
「あ、あのさ・・・」
私が一応何か答えようと思っていたのに、ごっちんが大声を出してりかちゃんに食ってかかった。
「絶対!ア・タ・シ!だってキスには自信あるもん!」
「そんなの自分で思ってるだけでしょ!」
「そんなことないもん!試してみる?」
- 193 名前:レイコ 投稿日:2001年06月14日(木)11時39分11秒
- あ、あれ?押し倒されたままの状態の私を間にして、ごっちんがりかちゃんの肩を掴み、
唇を奪った。
少し抵抗していたりかちゃんだったけど、なぜかおとなしくなってしまった。
よく見ると、しっかりと舌を絡ませあっている。
うわぁ、なんか2人ともめちゃくちゃ色っぽい、ってゆーか、すごいHっぽい。
な、なんか自分がするんじゃなくても、人がしてるの見てるだけでもすごく興奮するんですけど・・・
自分が好きな人同士っていうのもあるのかな?
この前、中澤さんと矢口さんがキスしてるとこ見ちゃったんだけど、こんな気持ちにならなかったし。
それにしても、なんで、りかちゃん、ごっちんの首に腕まで回してんの?
ごっちんも、りかちゃんの髪を指でかきむしってるし・・・
だいたい、長すぎるような気が・・・あのー、私のこと忘れてませんか?
ようやく、ごっちんから唇を離した。2人とも息が荒くなってるし、うっとりとしてる。
しばらく、2人は何も言わないままで、呼吸を整えていた。
わ、私はどうすればいいのかな?判定するのかな?・・・
- 194 名前:レイコ 投稿日:2001年06月14日(木)11時40分30秒
- 更新です。
なんかムチャクチャな展開になってきてしまった(笑)
- 195 名前:86 投稿日:2001年06月14日(木)21時54分58秒
- このままあっちの方向へ・・・(笑
- 196 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月15日(金)00時15分40秒
- トリオ漫才?
>わ、私はどうすればいいのかな?判定するのかな?・・・
よっすぃ最高!(爆
- 197 名前:レイコ 投稿日:2001年06月15日(金)01時28分38秒
- 「・・・りかちゃん、結構うまいじゃん」
ごっちんが恥ずかしそうに微笑んで、りかちゃんに言った。
「・・・ごっちんこそ」
りかちゃんが、チラリとごっちんを見て顔を赤らめて言った。
やっぱり、私のこと忘れられている気がするんですが・・・
私は起き上がって、2人の肩に腕をまわして、それぞれの頬にキスをした。
「2人ともうまいって」
ごっちんとりかちゃんが同時に私をにらんだ。
「なんで、どっちかに決めてくれないの?」
「よっすぃーの優柔不断!!」
・・・私、何も言わない方がよかったのかな・・・
- 198 名前:レイコ 投稿日:2001年06月15日(金)01時30分31秒
- 「もういいよっ!りかちゃん、行こう!」
「よっすぃーなんて知らないんだからっ」
ごっちんとりかちゃんは手を取って私の部屋を出ていった。
ん?ちょっと待った。
ま、まさか、あの2人、これから『さっきの続き』とか言って、Hしたりして?
さっきのキス、すごくいいカンジだったし・・・
な、なんなんだよぉ、2人とも!私のことが好きなんじゃないのかよぉ!
私だって、まだしてないのにぃ!!
- 199 名前:レイコ 投稿日:2001年06月15日(金)01時33分53秒
- 更新です。また、あげてしまった・・・
>195(86)さん
あっちというのはあっちのことですね(笑)
ごめんなさい、ご期待に答えられてないですね(笑)
>196さん
トリオ漫才ですか(笑)喜んでいただけてうれしいっす!
- 200 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月15日(金)05時42分12秒
- それなりの修羅場のはずなのに、ほのぼのしてる感がたまらなくイイです(w
ふらふら吉澤、サイコー!
- 201 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月15日(金)07時39分34秒
- こちらにも来ました!
私もレイコさんファンなので。。。
実は赤で小説書き始めました。名前変えてありますけど。
意外な展開になってワクワク〜♪
- 202 名前:86 投稿日:2001年06月15日(金)22時36分04秒
- 気になさらないでください。勢いで書いちゃいました(笑
よっすぃーがへなちょこになってゆくぅ。
- 203 名前:レイコ 投稿日:2001年06月16日(土)00時24分55秒
- 私は慌ててドアを開けて、廊下を見たら、ごっちんもりかちゃんもそれぞれ自分の部屋に入るところだった。
とりあえずホッとした。
でも、2人を怒らせてしまっているんだった!なんとかしないと。
まず、りかちゃんの部屋に行く。
コンコン
「・・・吉澤だけど、開けてくれるかな?」
ゆっくりとドアを開いた。りかちゃんは少し驚いた表情をしていた。
- 204 名前:レイコ 投稿日:2001年06月16日(土)00時26分18秒
- 私は中に通され、2人でベッドに腰掛けて話はじめた。
「さっきはゴメン」
「・・・私、よっすぃーにふられちゃったってことだよね?」
りかちゃんはグスグスと泣きはじめた。
さっきはごっちんの手前、強気で出ることができたんだろうけど、
さすがに私だけの前ではいつものネガティブなりかちゃんだ。
「違うよ、アタシはりかちゃんが一番好きだよ!」
りかちゃんの肩を抱いて、指で涙をぬぐってやる。
「でも、ウソはつきたくないから、正直に言わせてもらうけど、
ごっちんのことも結構好きになってるみたいなんだ・・・」
「・・・私なんかごっちんにはかなわないよ・・・よっすぃーのことあきらめる、からっ・・・」
りかちゃんは、最後の方はかなり大泣きになってきた。
私はより強く肩を抱く。
「でも、本当にりかちゃんの方が好きなんだよ。ごめん、こんな中途半端な気持ちで」
りかちゃんは首を横に振った。まだ涙はおさまりそうにない。
「さっきさぁ、『絶対ごっちんよりもよっすぃーのことが好きだもん!』って言ってくれたじゃん。
すごくうれしかったなぁ」
私はりかちゃんが落ち着くまで、髪を撫でたり、背中をさすったりしていた。
「・・・さっき、部屋出たとき、ごっちんにね・・・」
りかちゃんがようやく話し始めた。
「『ちゃんとよっすぃー捕まえてないと私奪っちゃうからね』って言われちゃった。
そのときは私も『負けないから』とか言ったんだけど・・・」
「あはは、うれすぃーね」
「・・・よっすぃーは、これからどうしたいの?ごっちんと付き合いたい?
それとも私と付き合っててくれるの?」
- 205 名前:レイコ 投稿日:2001年06月16日(土)00時45分19秒
- 更新です。
>200さん
いい風にいえばホノボノ系ですね(笑)
よっすぃー、ホント、ふらふらですなあ(笑)
>チャーミーブルーさん
ファンなんて・・・(照)
最近はじまったのはアレですな↑(笑)
ちゃんとチェックしてます、がむばって!!
>202(86)さん
へなちょこよっすぃーもいいっすよね(笑)
- 206 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月16日(土)08時11分23秒
- ありがとうございます。レイコさんに言われると頑張れそう(笑)。
青板でも、こっそり書き始めました(苦笑)。
- 207 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月21日(木)11時15分05秒
- もうサイッコーッス!!!!!!
自ら墓穴を掘っちゃうへなちょこよっすぃーが・・・いい感じ!?
だけど・・・
自分の中でのよっしぃーのイメージが変わりつつある今日この頃・・・(w
- 208 名前:レイコ 投稿日:2001年06月24日(日)19時38分31秒
- たしかにりかちゃんとはこのままずっと一緒にいたい、付き合っていたい。
ごっちんとは付き合いたいってゆーか、その、放っておけないというか、
Hしたいというか・・・あー、何考えてるんだ、私。
「ごめん、まだ、自分の気持ちが整理できないんだ。
とりあえず、りかちゃんとは別れたくない、付き合いつづけたい。
りかちゃんと付き合ってる以上は、ごっちんとは付き合わないと思う」
りかちゃんは、私のことを見つめる。
その儚げというか、自分が支えてあげなくちゃという気にさせる瞳が好きだ。
そう、りかちゃんは、一本の細い棒みたいで、弱々しいながらも、
自分自身ががんばってなんとか立っている。
でも、誰かが支えたら、それはよりしっかりとしたものになる。
そうその支えになってあげたい。
「もし、りかちゃんが、こんなアタシに愛想が尽きて別れたいって思うんだったら、
りかちゃんの望むようにするよ・・・」
- 209 名前:レイコ 投稿日:2001年06月24日(日)19時40分08秒
- 「イヤッ!よっすぃーといっしょにいたいよ」
りかちゃんが、私に抱きついてきた。
いつもに増して、りかちゃんがいとおしく思えた。
「りかちゃん・・・時間はどれだけかかるかわかんないけど、ちゃんと結論出すから。
しばらくは、りかちゃんに甘えさせてもらっていいかな?」
りかちゃんは、私の胸の中にコックリうなづいた。
「ありがとう。りかちゃん、大好きだよ」
りかちゃんの両肩をつかみ、顔を見て言った。
「私も、よっすぃーのこと好き・・・何があっても」
もう、私はすっかり舞い上がってしまっていた。
りかちゃんの唇に私のを重ねる。さっきのキスはごっちんがいたから中途半端だったもんな。
私の舌を向かえてくれて、舌で突付いたり、軽くかんだりして、遊んでるみたいだ。
キスしてるときまでカワイイなぁ、りかちゃん。
しばらくの間、お互いの唇を堪能して、私はりかちゃんをギュッと抱きしめた。
「そろそろ行くね」
「・・・うん、おやすみなさい」
私は立ち上がって、ドアの方に向かった。
「あ、よっすぃー」
りかちゃんが、私のそばまで来る。
「ん?」
頬に軽くキスをされた。
「これからも、よろしくね」
くぅぅ・・・かわいすぎる!その上目遣い、かなりくるんだよねぇ。
りかちゃんを、もう一度抱きしめて
「こちらこそ」
と答えて、私はりかちゃんの部屋を出た。
- 210 名前:レイコ 投稿日:2001年06月24日(日)19時45分09秒
- 更新です。ちょっと忙しくて遅れてごめんなさい。
>チャーミーブルーさん
たくさん一度に書けてうらやましいです。
お互いがんばりましょう!
>207さん
自分のよっすぃーのイメージは結構ヘナチョコも入ってるんですけど(笑)
でも、やっぱりよっすぃーはオトコマエですね!
- 211 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月24日(日)23時41分18秒
こんなヘナチョコのよっすぃ〜も好きかも…。
- 212 名前:レイコ 投稿日:2001年06月25日(月)17時27分22秒
- 自分の部屋に戻り、りかちゃんとの余韻に浸っていたが、ごっちんの方もどうにかしなければならない。
ごっちんが広げていったお菓子をコンビニ袋に戻す。
少し時間がたってしまったので、もしかしたら寝てるかもしれない。
確か部屋番号は・・・ごっちんの部屋に電話をかける。
「・・・もしもし」
「ごめん、ごっちん、まだ起きてた?」
「うん、なんとか起きてるよー」
「さっき、お菓子置いてったでしょ?今からそっち持ってくから」
「あー、そうだった!どおりでお腹すいてきたと思ったー」
ごっちんの部屋に入ると、さっきと同じように、ベッドに2人で腰掛けた。
ごっちんは早速、イカを食べている。
「よっすぃー、アタシ、とりあえず2番目でもいいよ」
「・・・えっ?」
「りかちゃんのことが好きなんでしょ?」
「で、でも・・・」
「さっきはあんなコトになっちゃったけど、りかちゃんはアタシにとっても大好きな友達だし、
りかちゃんの悲しむ顔も見たくないし」
ごっちんは、私の方を見てフニャーっというように笑った。
ああ、やっぱりごっちんもかわいいんだよね。
- 213 名前:レイコ 投稿日:2001年06月25日(月)17時28分29秒
- 「よっすぃーがりかちゃんのこと好きなのもわかってたよ。
でもアタシの気持ちは伝えておきたかったし、もしかしたらって思って」
ごっちんは照れ隠しなのか、足をバタバタさせながら話をしている。
「だからね、今日、りかちゃんの前でアタシのこと好きって言ってくれたのはすごくうれしかった」
ごっちんは今度はピスタチオを手の中で転がしていた。
「でもね、よっすぃーの困る顔も見たくないんだよね、やっぱ好きだからー。
だからー、アタシは2番目ってゆーか、親友でいいよ」
また、私の方を見て微笑む。
りかちゃんが細い棒なら、ごっちんはガラスの筒みたいなものだろう。
土台はしっかりしていて、少しのことでは動じない。
でも、大きな衝撃があったときは、今までがウソのように、粉々になってしまう。
人前では強く振舞っているけど、本当のところはすごく弱い子だ。
今だってこんなことを言ってるけど、本心は違うと思う。
- 214 名前:レイコ 投稿日:2001年06月25日(月)17時29分54秒
- 「ごっちん・・・」
「あ、でも、たまにチューとかしてくれたらうれしいな、りかちゃんには内緒にしとくから、あはっ」
私は何も言わず、ごっちんの横顔を見ていた。
「そーだ、さっき、ごめんね、りかちゃんとキスしちゃって」
「あー・・・」
先ほどのりかちゃんとごっちんの濃厚なキスを思い出す。
それだけで、なぜかドキドキしてきた。
「りかちゃん、うまいねぇ。よっすぃーもいつも満足させてもらってるでしょ?
やっぱり、アタシとのキスよりもいい?」
すごくムリしているのがごっちんのさみしげな表情から、私にはわかってしまっていた。
「ごっちん!」
私はごっちんを抱きしめるつもりが、勢い余ってベッドに押し倒してしまった。
「あ、ご、ごめん、そういうんじゃなくて・・・」
私は慌てて、ごっちんから体を離そうとしたが、ごっちんの方から抱き寄せられた。
「・・・アタシとしたいんならいいよ、キス以上のことも・・・」
確かにしたい気持ちはある。
りかちゃんとは純粋に一緒にいたいっていう気持ちの方が強いのに、
ごっちんとはこういう、Hをしたいっていう気持ちの方が・・・私ってやっぱサイテーだ。
「・・・で、でも」
「2番目でもいいって言ったでしょ?」
ごっちんの方が上になって、私にキスをしてきた。
私は抵抗できずに、そのまま受け入れていた。
私はお風呂上りだったので、浴衣を着ていたのだけれど、
ごっちんの激しいキスで、前がはだけてしまっていた。
ごっちんが浴衣の間から手を入れて、私の胸を触ってきた。
「!!」
私は驚いたが、その優しい触り方、そして気持ちよさにそのままでいた。
- 215 名前:レイコ 投稿日:2001年06月25日(月)17時32分38秒
- 更新です。今日の夜中にもう1回くらいするかも(笑)
>211さん
どうもありがとうです。
でもやっぱり「ヘナチョコ」はダメ経営者さんのいちいちゃんにはかないません(笑)
- 216 名前:レイコ 投稿日:2001年06月26日(火)02時13分26秒
- ごっちんの胸、さっきから私の体にあたってるけどそれだけで、気持ちいいし・・・
りかちゃんも胸大きいよなー・・・りかちゃん?・・・
わ、私、ごっちんとこんなことしてる場合じゃない!
私はごっちんの体を押しのけて、起き上がった。
「ごめん、ごっちん・・・やっぱり、ダメだよ・・・」
ごっちんは本当にさみしそうに私を見る。
「・・・そうだよね、ごめん・・・」
「でも、本当にごっちんのことは好きだよ」
ごっちんがちょっと驚いたように私を見る。
「ごっちんが言うように、りかちゃんの方が好きなのも本当。
だから、こんなことするわけにいかないし・・・」
ごっちんの両肩を掴んで、目を見て言った。
「ひとつだけ聞いていい?」
「ん?何?」
- 217 名前:レイコ 投稿日:2001年06月26日(火)02時14分28秒
- 「アタシ、がんばって他の人好きになるようにするから。それまでは好きでいてもいい?」
少しうつむいて、顔を赤らめて口をとがらせながら言う。
なんて、カワイイやつなんだろう!私は思わず、ギューっと抱きしめてしまった。
「うん、いいよ。でも、襲ったりしないでね、ガマンできるかわかんないから、あはは」
「へへへー、それはわかんないけどぉ」
ごっちんは、私に軽くキスをして、肩に顔をうずめていた。
キスくらいは許してね、りかちゃんもごっちんとしたし、間接キスということで。
我ながらすごい言い訳だけど・・・。
それ以上のことは何とかガマンするからね、りかちゃん。
- 218 名前:レイコ 投稿日:2001年06月26日(火)02時15分37秒
- その後のある日、ごっちんがソロデビューすることを聞かされた。
そっか、すごいなぁ、私もいつかソロやれるのかな?
でもまだしばらくはいいかな。
「ごっちーん!」
今日はダイバーの収録のため、ラジオ局でごっちんと会えた。
「おめでとう、ソロだってね!やるな〜!このこの〜」
私はごっちんのことを肘でつついた。
「あはっ、ありがとう」
ごっちんがニッコリと笑う。
「で、どうなの?今の心境は?」
「うん、もちろん、うれすぃーよ。
でもちょっと不安だなぁ、歌番組とか出て1人でしゃべるのって」
ごっちんがうつむいて、イジイジとしたカンジになったので、後ろから抱きしめてあげる。
「大丈夫、大丈夫。ごっちんなら。アタシも応援してるからね。CD買うよー」
ごっちんが私の方を振り向いて、ニッコリして、軽くキスをしてきた。
へっ?
幸い、保田さんもまわりにいたスタッフの人は全然気づいてないようだった。
「うん、がんばるね。元気なくなったら、また、してね・・・」
ごっちんは顔を赤らめて、またうつむいてしまった。
『してね』ってチューのことかな?
いいよー、ごっちんが元気になるなら!私も元気になってるけど(笑)
あ、でも、りかちゃんにはヒミツね、一応ね・・・
- 219 名前:レイコ 投稿日:2001年06月26日(火)02時16分48秒
- その数日後、りかちゃんから電話があり、カントリー娘。にレンタルされることになったと聞いた。
みんないろいろと大変だなあ。
「がんばってよー!」
「うん!でも、ホントに私なんかで大丈夫なのかな・・・」
「こらぁ、またネガティブになってるぞー!りかちゃんならできる!大丈夫」
「ありがとう、でも不安で不安で・・・」
電話で顔が見えないが、たぶん、本当に不安な顔をしているのだろう。
「りかちゃん、明日、仕事終わったら、家に行ってもいいいかな」
「えっ?う、うんいいよ。あっ、すごくちらかってるんだけど」
「じゃ、アタシがまた掃除してあげるしー」
「いいよっ、これから自分でするから」
りかちゃんが何か片付けはじめてる音がする。
「何なら今から行こうか?」
「ダメっ!今日は絶対ダメ!」
「あははは、じゃ、明日ね。カントリー、がんばるんだよ」
「うん!ありがと」
いきおいで言ってしまったけど、久しぶりのお泊りだ。
この前のホテルでは、ごっちんとのこともあったし。
明日は、りかちゃんのこと元気づけないと!
2人っきりなんて・・・ムフフフ・・・明日こそ!・・・うーん、今日は早く寝よっと!!
- 220 名前:レイコ 投稿日:2001年06月26日(火)02時18分11秒
- 更新です。
そろそろ終わりに近づいてますが、一応次回が山場(?)なのかな???
- 221 名前:レイコ 投稿日:2001年06月26日(火)13時38分12秒
- 「おじゃましまーす」
仕事場からタクシーの中でも、ずっとりかちゃんと手をつないでりかちゃんの家まで来た。
すごく幸せっす・・・
私がソファーに座ると、りかちゃんはキッチンに行こうと手を離そうとした。
「あ、ダメー」
私はギュッと手を握り、りかちゃんの体を引き寄せ、膝の上に座らせた。
「もう・・・すぐ戻ってくるからー」
私のももを軽く叩き言う。
「じゃ、アタシもいっしょに行くぅ」
私はりかちゃんにおぶさるようなカタチでいっしょにキッチンに立つ。
さっきコンビニで買ってきたものを冷蔵庫に入れたり、お湯を沸かしたり。
「もー、よっすぃー、ジャマだよぉ」
そう言いながらも、口調はゼンゼン嬉しそうだ。
「だって、せっかく2人っきりなんだから、側にいたいんだもん」
りかちゃんが何か言おうと振り向いたので、
チュッ―軽くキスをした。
「もう・・・ばかぁ・・・」
りかちゃんの顔がみるみる赤くなっていく。
くぅー!カワイイ!!私はより腕に力を入れて、りかちゃんを抱き締めた。
そして、私たちはソファーでピッタリと寄り添いながら、テレビを見て、お茶を飲んでいた。
「カントリー、本当に大丈夫かな・・・」
「またそんなこと言ってー!大丈夫だからりかちゃんが選ばれたんだよ!
もっと自信持ってがんばって」
「うん、ありがと・・・」
テレビでは私たちのCMが流れていた。
りかちゃんは、私から体を少し離してしゃべり始めた。
「・・・よっすぃー、ごっちんと、その後どうなってるの・・・?」
- 222 名前:レイコ 投稿日:2001年06月26日(火)13時39分08秒
- あのホテルでの一件があってからも、ごっちんはそれまでと全然変わらず、
私にも(チューされてるし・・・)、りかちゃんにも接している。
今日の私があまりに積極的にりかちゃんにいっているので、
りかちゃんは少しとまどってもいたんだろう。
「うん、ごっちん、別に好きな人探すようにするって」
「・・・そう、なんだ・・・よっすぃーはそれでいいの?」
りかちゃんは、私の目を見てたずねる。
「うん、やっぱり、私が一番好きなのはりかちゃんだし、それはわかってもらえたし、
ごっちんがそう言ってくれてすごくホッとした。
もし、ごっちんに『あきらめない』とか言われたら、まだ気持ちの整理がついてなかったかも」
私はりかちゃんに微笑みながら答える。
「・・・それって、もう整理がついたってこと?」
りかちゃんは心配そうに私を見ている。私はギュッと抱き締めた。
「そうだよ、もう、りかちゃんだけだよ」
そう本人に宣言しておかないと、またココロが揺らぎそうだ。
「ホントに?」
「うん」
大丈夫、きっと大丈夫・・・。
「うれしい・・・」
私の背中にりかちゃんの腕がまわされた。
「あ、りかちゃん、でもね・・・」
- 223 名前:レイコ 投稿日:2001年06月26日(火)13時40分15秒
- りかちゃんが途端に不安そうな表情に変わり、私の顔を覗き込む。
「じゃれあってとかのチューは許してくれる?」
りかちゃんは驚いて、何か考え込んでいる。
「うーん、やっぱりダメ!」
「えー?でも、不意にされることあるしー、他のメンバーからだってさぁ」
「じゃあ・・・他の人とキスしたときは、ちゃんと私にもキスして・・・」
りかちゃんがちょっと恥ずかしそうに小さな声で言う。
くぅー!かわいいっ!やっぱり、りかちゃんが一番です!
「もちろん!ちゃんと、濃いーのするからー!」
「い、いいよ、普通で・・・」
「あ、ゴメン、この前、ごっちんとチュッってしちゃったんだ」
「・・・えっ?」
りかちゃんが悲しそうな顔になる。
何気にりかちゃんのこういう表情好きだったりするんだな、余計守ってあげたくなるから。
「だから、そのときの分・・・」
私はりかちゃんに唇を寄せていった。
とりあえずは優しくチュッチュッというように軽く何度か重ねあう。
そして、舌を入れていくとりかちゃんはちゃんと迎え入れてくれた。
しばらくキスを楽しんでから、ゆっくりと唇を離した。
「・・・これで許してくれる?」
「どうしようかな・・・」
りかちゃんのうっとりとした視線が、私の欲望をさらに駆り立てた。
私はりかちゃんのことを押し倒して、トレーナーをたくしあげようとした。
「ダメっ!」
りかちゃんは、私を思いっきり押しのけた。
私はヤル気マンマンだったので、シュンとなってしまった。
「・・・ごめん・・・」
私はりかちゃんと離れて、ソファのはじっこに座った。
あーあ、ちょっとあせり過ぎたかなぁ、りかちゃん怒っちゃったのかな・・・
今日はやっぱりキス以上のことはムリなのかな・・・
しばらく私は黙ってうつむいていた。
私の肩がふいにあたたかくなった。
「ごめん、ビックリしちゃったんだ・・・」
背中からりかちゃんの腕が回されていた。私はその腕を包み込んだ。
「私の方こそ・・・」
元気がなくなってる私に、りかちゃんはとまどっている。
「・・・よっすぃー、一緒にお風呂入ろっか?」
「えっ!?」
私はその言葉に驚いて、振り向くと、りかちゃんがいたずらっぽく微笑んでいた。
「じゃ、じゃ、じゃ、早速入ろう!!」
私はりかちゃんの腕をとって立ち上がった。
- 224 名前:レイコ 投稿日:2001年06月26日(火)13時43分32秒
- 「えっ?ホ、ホントに入るの?」
りかちゃんは、本気で言ったのではなかったようだ。
いや!私は本気と書いてマジだ!
「だってー、りかちゃんが言ったんだよぉ」
私の顔はさっきの落ち込みがウソのように、ニヤけていた。
「ム、ムリだよぉ、お風呂狭いもん・・・」
「いいよー、大丈夫」
お風呂場まで来たものの、結構緊張してきた。心臓バクバクだし、のどまでかわいてきた。
「あっ」
りかちゃんが小さく叫んだ。
「どうしたの?」
「まだお湯いれてなかった・・・」
「もぉ、じゃ、早く入れよー」
蛇口をひねっているりかちゃんを後ろから抱き締めた。
「・・・よっすぃー、緊張してるの?」
「ええっ?そ、そんなことないよっ」
「だって、ドキドキしてるし、手震えてるし・・・」
あ、バレバレだったか・・・
「き、緊張じゃなくて、コーフンしてるんだよっ、あはは」
りかちゃんはクスッと笑った。
「お風呂はまた今度にしよ」
「ええーっ!!やだー!いっしょに入る!!」
子供のように駄々をこねる。
「でもー・・・」
「いいじゃん、いいじゃん、はい、お風呂の準備しよー!」
私はりかちゃんに後ろから抱きついたままで、タオルとかを出していた。
- 225 名前:レイコ 投稿日:2001年06月26日(火)13時44分51秒
- お風呂のお湯も丁度よくなったようなので、りかちゃんの手を引いて、またお風呂場に行く。
私はちょっとはずかしかったけど、自分のことよりもりかちゃんの裸を見ることが恥ずかしくて、
すばやく服を脱ぎ、さっさとお風呂に入っていった。
「おっさきに〜」
チラリとりかちゃんを見ると、まだ靴下を脱いだだけの状態だった。
それにしても、確かにココのお風呂は狭い。
湯船に足を伸ばしては入れないし、2人入ったらギュウギュウだろう。
でも、その方が密着できて・・・ムフフフ・・・
私は体を軽く洗い、湯船につかっていた。
りかちゃんがタオルを前に当てて、入ってくる。
もう、タオルなんていいのにー・・・でもそれがりかちゃんっぽくってまたそそられる。
りかちゃんは、タオルを体に当てたまま髪の毛を洗いはじめた。
イスに座ってるから、ももと胸でタオルを挟んでるんだけど、動いてるからタオルもずれてしまうわけで・・・
うーん、やっぱり胸大きいよなあ、やわらかそう・・・。
しかし、腰は細いな、ホント折れそうだよぉ・・・
目をつぶっているから、りかちゃんが私の視線に気づかないのをいいことにじっくり観察させてもらう。
りかちゃんが髪を洗い終えた。
「りかちゃん、入らないの?」
私はのぼせつつあったけど、りかちゃんとどうしてもいっしょに入りたいと思ってたので、
もう少しがんばろうと思った。
「よっすぃーは出ないの?」
また、タオルを当てて私の方を見る。もう、充分見ちゃってるから、そんな隠さなくてもいいのにぃ。
「いっしょに入ろうよ」
「えっ?狭くて入れないよぉ」
「大丈夫、はいっ」
私はりかちゃんの腕をとって、あぐらをかきその足の上に座らせ、後ろからりかちゃんを抱き締めた。
うわー、りかちゃんの肌って気持ちいい・・・お尻もやわらかくて・・・あー・・・
- 226 名前:レイコ 投稿日:2001年06月26日(火)13時46分10秒
- 更新です。また夜もう1回するかもしれません(笑)
- 227 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月27日(水)01時12分37秒
- よっすぃ・・・子供なんだかオヤジなんだか(笑)
- 228 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月27日(水)01時46分45秒
- 今は夜。でも、更新はない……。
鬱だ…寝よう。
って、寝られないよぉ〜(涙
- 229 名前:レイコ 投稿日:2001年06月27日(水)02時07分33秒
- 「な、なんか恥ずかしいよぉ・・・」
りかちゃんはチラッと私の方を振り返った。
「よ、よっすぃー!大丈夫!?」
「・・・へっ?」
「鼻血出てるよー!」
りかちゃんが、私の鼻の下を拭き取ってくれた。その指先には確かに真っ赤なものが・・・
「一旦出た方がいいよー」
「・・・う、ん」
私は立ち上がろうとしたが、そのままよろけてしまった・・・
「大丈夫?」
りかちゃんが私を手伝ってくれて、体を拭いてバスタオルで体をくるみ、ソファに横になった。
私はテッシュを鼻に詰めた。
バスタオルを体に巻きつけたりかちゃんが、濡らしたタオルをもってきてくれた。
それを私のおでこにのせてくれた、のはいいんだけど、目の前にりかちゃんの胸の谷間が・・・
や、やばい、また鼻血出てきたかも・・・
「・・・ごめんね、りかちゃん」
「ううん、気にしないで」
りかちゃんはタオルケットをもってきて、私の上にかけて、
ミネラルウォーターの入ったグラスをテーブルの上に置いてくれた。
「体冷えちゃうから、お風呂入ってていいよ」
「大丈夫?」
「うん、少し横になってれば直るよ。落ち着いたら、またお風呂入るし」
「わかった。じゃ、ムリしないでね」
りかちゃんは行ってしまった。
あー、それにしてもなんて情けないんだろう。
りかちゃんの裸を見て、体に触れたくらいで(のぼせてたとはいえ)鼻血を出すなんて・・・
- 230 名前:レイコ 投稿日:2001年06月27日(水)02時08分59秒
- 結局、私が落ち着いたのは、りかちゃんが寝る準備を済ませたときだったので、
いっしょにお風呂には入れなかった。
もう、悔しいなぁ!でも、自分が悪いんだからしょうがないっす・・・
とりあえず、急いでお風呂から上がってベッドに向かうと、腰掛けた状態で横になって、
りかちゃんが眠っていた。
あーあ、寝ちゃったかぁ・・・今日こそがんばろうと思ったのになぁ。
しばらく寝顔を見つめて、髪を優しく撫でた。
りかちゃん、髪、茶色くしてだいぶ明るいイメージになったよなあ。
黒いのもスキだったけどねー。
「・・・あ、ごめん、寝ちゃってた」
りかちゃんが気付いて起き上がった。
「こっちこそ、ごめん、起こしちゃったね」
「ううん、大丈夫。よっすぃーこそ大丈夫だった?」
「へっ?」
りかちゃんがクスッと笑う。
「だって鼻血なんて・・・」
「あ・・・」
さっきの自分の状況を思い出して、また情けなくなる。
たぶん、私はかなり落ち込んだ表情をしていたのだろう。
りかちゃんがそんな私を見てニッコリ笑い、ギュッと抱き締めてきたので、
ベッドになだれこむカタチになる。
「よっすぃー、かわいい・・・」
- 231 名前:レイコ 投稿日:2001年06月27日(水)02時10分07秒
- りかちゃんの方からチュッとキスをしてきた。
こ、この場合、いけるのでは!!
私はりかちゃんを下にした。
「かわいいのはりかちゃんだよ・・・」
最初は優しくどんどん激しくなるキスをしていった。
唇を離して、りかちゃんの目を見つめる。
「・・・いいの?」
りかちゃんは真っ赤になりながらも、私の目をまっすぐ見てコクンとうなづいた。
それを合図に私はりかちゃんのパジャマのボタンに手をかけた。
そして、今までの思いをぶつけるかのように、一晩中愛し合った・・・
- 232 名前:レイコ 投稿日:2001年06月27日(水)02時11分01秒
- 「・・・よっすぃー、よっすぃー、朝だよ、起きて」
私は肩を揺すられていた。
ん・・・お母さん・・・アレ、りかちゃん!・・・ん?昨日何があったっけ?
あ・・・私、りかちゃんと・・・自分で顔が赤くなってくるのがわかった。
ちょっとがんばりすぎて、熟睡してたみたい・・・
「起きた?」
りかちゃんがニッコリと笑って私を見つめる。
「んんー・・・」
私が目をつぶって、唇をとがらす。
「おはようのチューしてくれなきゃ起きれないー」
「もう・・・よっすぃーってばー」
そう言いながら、りかちゃんはチュッとしてくれた。
私はガバッと起き上がり、りかちゃんを抱き締める。
「うーん、目が覚めた!!」
りかちゃんは私の頭を撫でた。
「朝ゴハンできてるからね」
そう言って、リビングの方に行ってしまった。
私も早く行こうっと!急いで、自分の服を着始めた。
- 233 名前:レイコ 投稿日:2001年06月27日(水)02時12分31秒
- テーブルの上にはホットケーキができていた。
「わぁ、おいしそうだねー」
「うん、昨日コンビニで買ってきたのだから、大丈夫だと思うよ」
以前古い卵を使ったらしく、りかちゃんはお腹を壊したことがあった。
私はりかちゃんの手作りなら、どんなにまずくてもお腹痛くなっても食べるよ!
私は座って、りかちゃんが食べているのをじっと見ていた。
はぁ、ついにりかちゃんと結ばれたんだよなぁ・・・。
昨日の夜の行為を細かく思い出してしまい、つい口元がゆるんでしまう。
「ん?どうしたの?食欲ない?」
りかちゃんは、私が食事に手をつけないでボーッとしてたので、不思議に思ったらしい。
「いやあ、幸せだなーって思ってたんだぁ」
りかちゃんは、顔が赤くなった。
「・・・もー、時間ないから、早く食べないと片付けちゃうよ!」
「えぇ!?せっかく、りかちゃんが作ってくれたんだもん、食べるよぉ!」
私は急いで食べ始めた。
「おいしいよっ!」
「ウフッ、ありがとう」
「やっぱり、愛がこもってるからかなぁ」
「よ、よっすぃー、ふざけてないで早くしてよねっ」
りかちゃんの照れ隠しはバレバレでやっぱりかわいい。
やっぱり、時間ギリギリになってしまい、靴を履いて先に出ようとしたとき、
「よっすぃー、ちょっと待って」
りかちゃんがそう言うなりキスをして、抱きついてきた。
「私も幸せだよ・・・」
「・・・りかちゃん」
私がもう1度、キスをしようとしたら、りかちゃんの人差し指に唇を止められた。
「遅刻しちゃうよっ、早く行こう!」
うーん、幸せなんだけど、今のはちょっと物足りないっす・・・
- 234 名前:レイコ 投稿日:2001年06月27日(水)02時16分54秒
- 更新です。
Hシーンの詳細なくてゴメンなさい(笑)書くの苦手なもので・・・
>227さん
よっすぃー、普段もそうっぽいですよね(笑)<オヤジ、子供
そういうトコ、好きですが(笑)
>228さん
ごめんなさい、お待たせして!
ここのとこ、1日2回更新してるから、レスがないときさみしかったのですが(笑)
こういうレスは非常にうれしいです!
- 235 名前:フジケン 投稿日:2001年06月27日(水)02時32分35秒
- …さすがレイコさんっすねぇ〜。読んでてドキドキしてしまったっす…。
- 236 名前:名無しです。 投稿日:2001年06月27日(水)02時33分10秒
- しまった。最近チェックするの忘れてた。
急いで読みます。
- 237 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月27日(水)14時40分12秒
- 228です。
寝れないといいつつ撃沈した後に更新……。
しかも超ラブラブの。ふ、不覚(爆
とりあえず、鼻血よっすぃ〜萌え〜(w
- 238 名前:レイコ 投稿日:2001年06月27日(水)22時47分43秒
- 4月から私たちの新番組がはじまる。なんでも世の中の役に立つため、いろんなことをさせられるようだ。
そのロケで、中澤さん、ごっちん、辻と私で下関にやってきている。
その中でも2人組に分けられ、私は中澤さんとペアで、船に乗ってフグをとりに行くことになった。
そう、もうこのときには中澤さんが脱退することは聞かされていた。
確かにメンバーとして、リーダーとして中澤さんがいなくなるのは非常にさみしい。
実際、その話を聞いたときは泣いてしまったくらいだから。
でも、私は普段、中澤さんと親しく話すことはなかった。
別にあえて避けてるわけじゃないんだけど、そういう機会がなかっただけなんだよなー。
今回、中澤さんと2人でなんてちょっと緊張する。
でも少なくともメンバーとして2人での仕事は最後だろうし、ある意味うれしかった。
しかし、船の上で魚の入った網を上げたりしなくちゃいけない。
ま、力仕事は得意なので任せて!っていうカンジなんだけど、
中澤さんは魚にさわれないらしく、キャーキャー言って全然手伝ってくれない。
もう、リーダーしっかりして下さい!
しょうがないので、私は1人で黙々と網上げをしていた。
- 239 名前:レイコ 投稿日:2001年06月27日(水)22時49分01秒
- 「あ、よっさん、ちょっとじっとしてて」
ちょっと休んでいたときに、中澤さんが私の顔を見てそう言った。
ハンカチを取り出して、私の顔を拭いてくれた。
頬に何か飛んできてたらしく汚れがついていたようなのだ。
中澤さん、優しいよなぁ。
厳しさの中にも優しさがあるから、信頼してついていけたんだよな。
それにしても、中澤さんって、きれいな手してるよなあ、とくにネイルアートはホントきれいだ。
それにいいニオイするしー、あー、大人の女ってカンジだ。
「はい、とれたで。ん?どないしたん?」
私は目をつぶって、中澤さんにうっとりしていたようだった。
「い、いえ、ありがとうございましたっ」
あぶない、あぶない、中澤さんにまでクラクラきちゃうところだった・・・
- 240 名前:レイコ 投稿日:2001年06月27日(水)22時50分24秒
- 中澤さんの卒業、ツアーが終わったあとから、約1月半はミュージカルに専念していた。
りかちゃんと同級生で結構絡みがある役だったので、そういう面でもはりきってしまった。
そういえばパンフレットに、りかちゃんが私のことを『大切な人』っていってくれてたのが出てる。
すごくうれしかったよ、もちろん私にとっても今一番大切な人だ。
でも、たくさんの人に読まれると思うとちょっとはずかしいかな・・・
ミュージカルの最終日、公演が終わって、メンバーがある部屋に集められた。
なんでもつんくさんから重大発表があるらしい。
つんくさん、さっき見にきてたじゃん、なんで直接言わないんだろう。
今回はMUSIXだってのに、なんだかASAYANっぽいなあ。
えっ?増員!?
ウワサはたしかにあったけど、こうやって改めてちゃんとつんくさんの口から聞かされると、
やっぱり本当だったんだって気付かされる。
ウチらにも後輩ができるのかぁ、もっとしっかりしないとな!
私も教育係りとかやることになるのかな?
どうしよう、すっごくカワイイ子が入ってきちゃったりしたら・・・。
だ、大丈夫、私はりかちゃん一筋だから、たぶん、きっと、おそらく・・・
END???
- 241 名前:レイコ 投稿日:2001年06月27日(水)22時56分07秒
- ごめんなさい、なんかヘンな終わり方しちゃいました、反省!
今度入ってくるメンバーがよっすぃーにお似合いだったら、続きがあるかもということで(笑)
>フジケンさん
「さすが」なんて、自分なんてゼンゼンでございます。
でもドキドキしてもらえるのはうれしいっす!!
>236さん
どうもです。実は終了までしちゃいました(笑)
>237さん
ごめんなさい、昨日は遅い更新で。今日は早くしてみました(笑)
ま、とりあえず、ラブラブになったということで・・・
書き始めのときは、もっと現実とリンクさせて『裏では本当にこんなことがあったのかも』って思えるような内容するつもりだったんです。
途中から、よっすぃーを全メンバーと絡ませたり、りかちゃん、ごっちんとの三角関係に重点をおきはじめちゃいました。
なんかよっすぃー、ヘナチョコになってくるし・・・(笑)
なんか自分でも全然納得いかない出来で、本当にすみません。
そして、こんな駄作にお付き合いいただいた方、どうもありがとうございましたです!
- 242 名前:フジケン 投稿日:2001年06月28日(木)04時25分23秒
- お疲れサマっした!終わってしまうのは寂しいすけど。
また次、書くなら頑張ってほしいっす!
- 243 名前:レイコ 投稿日:2001年06月29日(金)04時43分57秒
- >フジケンさん
どうもありがとうございます。レスがないのも寂しいっす(笑)
前作の反省も込めまして(笑)、ちょっとココでいしよしを書かせてもらいます。
『またいしよしかよっ!』と思わずに少しだけお付き合い下さい!
そんなには長くならないと思うので。
タイトルは「終われない夏」です。
- 244 名前:レイコ 投稿日:2001年06月29日(金)04時44分30秒
- あ、あげてしまった・・・反省・・・
- 245 名前:終われない夏 投稿日:2001年06月29日(金)04時45分10秒
- 夏休みのある日、私は女友達と3人で海に向かっていた。
今年はじめての海だ!プールでさえ学校の授業でくらいしか泳いでない。
あー、早く眩しい日差しを浴びながら、思いっきり泳ぎたい!
電車、バスと乗り継いで約3時間もかけてやってきたこの海岸は、
たくさんの人が集まるところのわりにはきれいなところだ。
なんでこんなところにまで来たかというと、友達のおばあちゃんの家が海岸からすぐで、
泊まらせてくれるらしい。すごくラッキーだ。
その家に到着して水着に着替え、お泊りの荷物は置いて、タオル、ビニールシートなんかだけを持って、
早速海岸に向かう。5分くらい歩いて到着。
うーん、やっぱり海はいいなぁ!!
- 246 名前:終われない夏 投稿日:2001年06月29日(金)04時45分44秒
- 海の家もたくさんあって、呼び込みも激しい。
私は無視してそのまま歩いて行った。
ところが、友達が呼び込みのお兄さんに捕まり、ある海の家に入ってお金を払っていた。
「ちょっとー、荷物ないし、必要ないじゃん!」
私が小声で友達に言う。
「だってー、あのお兄さん、カッコイイしさー」
「ねー、私、かなりタイプぅ!」
全く、それだけの理由かい!
と、思いつつも一応、そのお兄さんをちゃんと見てみると、ま、髪はロン毛でサーファータイプ。
一般的にはかっこいいんだろうけど、私のタイプではなかった。
ふと、その人と話している店員の女の子を見てみた。
髪は茶色で長く、肌の色も黒い、細くて華奢な体つきだが、顔は清楚な雰囲気のする美少女だ。
高校生かな?同じくらいの年だろうな、きっと地元の子なんだろうなあ。
彼女がこちらを見てニッコリと微笑んだ。
「いらっしゃいませ」
か、かわいい!声もかわいい!
私も思わず微笑み返してしまった。
彼女は荷物を入れるカゴを持ってきてくれた。
とりあえず、水着の上に着ていたTシャツを脱いでそこに入れた。
- 247 名前:終われない夏 投稿日:2001年06月29日(金)04時46分16秒
- 適当なところにシートをひき、軽い準備運動をして早速海に入った。
私は本当に泳ぎたかったので、1人でかなり沖の方まで行ったりして、1時間以上は泳いでいただろうか。
友達2人はちょっと深いところで浮き輪を使ってきゃあきゃあやっていた。
ちょっと休憩しようと砂浜に戻る。
やっぱり女の子だけでいると、声をかけてくる男たちが多い。
私は徹底的に無視をしていたが、友達2人はまんざらでもないようで、適当に話し相手にはなっていた。
「あーあ、声かけてくるのは大したことないヤツばっかりだよねー」
「ホント、ホント」
今気付いたけど、こいつら、泳ぎというよりナンパされにきたんじゃないか?
「あ!あそこの2人組、ちょっとよくない?」
「うんうん、いいねぇ!私はあの茶髪の人がいいなあ」
「えー!私は背の高い方がいいと思うけどー」
私はどっちもどうでもよかった。ま、彼女たちの好きそうなジャニーズ系ではあるけど。
「あ、こっち見た!」
「声かけられたら、どうする?」
「こっち来るよー、どうしよー」
はいはい、もう好きにして下さい。
「アタシ、トイレ行って来るね。別にナンパについてってもいいからねー」
「あっ、ひとみぃ」
- 248 名前:終われない夏 投稿日:2001年06月29日(金)04時46分47秒
- 私は先程の海の家に入り、トイレを済ませて、席に座って外を眺めていた。
案の定、友達はジャニーズ系の男の子たちに声をかけられて、そのまま4人で海に入っていった。
あーもう!私はただ単に泳ぎたいだけなのになあ!
とりあえずTシャツをはおり、ちょっと横になって休んでいた。
お昼時のためか、店員さんは食事の注文を受けたりして忙しそうにしている。
さっきのかわいい彼女も真面目に働いている。
なんか一生懸命とかいう言葉がすごく似合う子だな・・・。
私はそのままウトウトしてしまっていたようだ。
今朝早かったせいもあって、寝不足だったし、さっきの泳ぎでちょっと疲れたのかな。
たぶん、1時間以上寝ていたようだ。
もう他の客もほとんどいなくなっていて、ランチタイムのピークは終わったらしい。
外を見ると今度は楽しそうにビーチバレーなんかをしている4人組。
1人で泳いで来ようかなあ。
あ、その前にお腹すいたから、なんか食べようっと。
- 249 名前:終われない夏 投稿日:2001年06月29日(金)04時47分21秒
- カウンターみたいなところに行くと、そこには先程の彼女がいた。
「いらっしゃいませ」
やっぱり、かわいいなあ・・・あ、注文、注文。
「えっとー、カレーライス下さい」
「はい、700円です」
私がお金を払うと食券を渡された。
「お席の方までお持ちしますので、少々お待ちください」
また、ニッコリ微笑まれた。
「はい、お願いします」
私も笑顔で答える。何で私が愛想を振りまかなくちゃなんないんだろ?
私は席に戻って、少しすると彼女がカレーライスを持ってやってきた。
「お待たせしました、カレーライスです」
彼女がテーブルにお皿を置き、食券をエプロンのポケットに入れるのを眺めていた。
「あ、あの!」
私はつい声をかけていた。
「はい?」
彼女がまたニッコリと私を見る。
えっとー、どうしよ・・・別に話すことなんてないのに・・・
「・・・ウーロン茶ありますか?」
「はい、200円です」
私は200円出して、彼女に渡した。
「今お持ちしますので、少々お待ち下さい」
彼女は冷蔵庫の方に向かって、ペットボトルを持ってきた。
- 250 名前:終われない夏 投稿日:2001年06月29日(金)04時47分57秒
- 「はい、どうぞ」
「・・・ありがとう」
彼女はそのまま私の顔を見つめていた。
「・・・体調でも悪いんですか?」
「へっ?そ、そんなことないですよ、なんで?」
突然そんなことを言われて、かなり動揺してしまった。
「いえ、お友達と来てたのに、1人でしばらく寝てたみたいだったから」
「あー、友達はナンパされたみたいなんでー、私がいるとちょっと数が合わないし。
だいたい、私はナンパするようなヤツはイヤなんで」
「あ!私もダメ!だいたいココは海なんだから、もっと純粋に楽しんで欲しいのになぁ」
彼女が口をとがらせて言っているのは、本当に純粋にそう思っている証拠だろう。
「あーあ、夜もあのナンパヤローたちと遊ぶとか言ったらどうしよっかなぁ。1人で帰ろうかなぁ」
「ん?どこから来たの?」
「埼玉」
「そうなんだー、遠かったでしょ?今日は泊まり?」
「うん、友達のおばあちゃん家に。でも私1人でおばあちゃんの相手するのはちょっとなぁ・・・」
「じゃあそのときは、この近くにおいしいパスタ屋さんあるからいっしょに行かない?」
- 251 名前:終われない夏 投稿日:2001年06月29日(金)04時48分45秒
- 今日はとりあえずここまでです。引き続きよろしくお願いします。
- 252 名前:フジケン 投稿日:2001年06月29日(金)05時55分56秒
- いやぁ〜…いしよし、いいっすねぇ。マジで好きなんすよ。
早く続きが…。ど〜なるんですかぁ!
…レイコさん。まぁ、マイペースで書いてください。
- 253 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月30日(土)00時46分41秒
- 始まってる・・・
>『またいしよしかよっ!』と思わずに少しだけお付き合い下さい!
全然思わないっす。いつまでも付き合いますよ〜
- 254 名前:名無しさん。 投稿日:2001年06月30日(土)01時16分51秒
おおっ!新作が始まっている。
続き楽しみです。がんばって下さいね。
- 255 名前:終われない夏 投稿日:2001年06月30日(土)02時27分22秒
- はい?今、何て?私、彼女に誘われたんだよね?
べ、別に断る理由なんて全然ない!
「・・・ホントにいいの?」
「うん、バイト終わったら暇だし、最近、その店行ってなかったから行きたいなって思ってたとこだったし」
「ありがとう・・・」
「りかちゃーん!お客さん!」
厨房の奥にいた店員さんが大声で言う。
「あ、はいっ!いらっしゃいませー!」
カウンターの前にはメニューを見ているお客がいた。
「ごめんね、またあとで」
「うん!」
彼女は私に小さく手を振って、走っていってしまった。
りかちゃん、っていうんだ。うんうん、そんなカンジ、ってどんなカンジなんだ?
よしっ!あのナンパヤローたち、夜も誘えよぉ!
- 256 名前:終われない夏 投稿日:2001年06月30日(土)02時27分56秒
- そのあと、お店もちょっと忙しそうだったので、私は1人で泳いでいた。
うーん、気持ちいいっ!やっぱり、海はイイよね!
とくにココの海はサイコーだよっ!
私が海の家まで戻ると、ちょうど友達がこちらに向かってくるところだった。
「ひとみー、ごめん、彼たちにこの後も誘われたんだけどー」
「どうする?いっしょに来る?」
一応、こうは言ってくれるものの、本当に行ったら超迷惑だろう。
もう、カップリングはできてるみたいだし。
だいたい、私にはりかちゃんがいるしー。
「私は適当に時間つぶしてるから、気にしないで行ってきて」
「ごめん!テレビでも見てて。別におばあちゃんの相手しなくてもいいから」
「あははは、ま、私のことはいいから楽しんできて」
そのとき、たまたま、りかちゃんが隣のテーブルを拭いていたので、チラリと見ると目が合った。
私がこっそりと指でOKサインを出すと、りかちゃんは微笑んで大きくうなずいた。
みんなでおばあちゃんの家まで戻り、友達たちが先にシャワーを浴びて、
メイクなんかバッチリして、うれしそうに出て行った。
私もその後、シャワーを浴び、身支度を整えて、海の家に向かった。
もう店は閉まっていて、りかちゃんは中の掃除をしていた。
「あのー・・・」
りかちゃんはビクッとして、振り向いた。
「あ!ごめんね、あと10分くらいで終わると思うから、ちょっと待っててくれる?」
「うん」
- 257 名前:終われない夏 投稿日:2001年06月30日(土)02時28分27秒
- 私はその間、砂浜に座って波を見ていた。夕日が落ちはじめて、赤く染まっている。
もうだいぶ人もまばらになっている海岸は、昼間とは全く違う顔を持っていた。
こーゆー海もまたいいよなあ。
となりに好きな人でもいたらもっといいんだろうけど。
「お待たせー!ごめんね!」
りかちゃんが私のとなりにやってきた。
「ううん、海見てたから大丈夫だよ」
私は立ち上がって、おしりについた砂を払う。
「ココの夕日ってすごくキレイでしょ?」
「うん、本当に」
夕日に照らされたりかちゃんもすごくキレイだと思っていた。
そのお店までは歩いて20分くらいだった。
パスタはシーフードがメインで、さすがに海が近いからかとてもおいしかった。
歩いているとき、食事しているとき、私たちはお互い自分のこと、学校のこと、
家族のこと、友達のことなどいろいろ話をした。
まるで今までの年月を縮めるかのように、りかちゃんのことをいろいろ知っていった。
年は私よりも一つ上の高校2年生だった。ま、タメ口は許してもらおう。
やっぱりこの海の近くに住んでいて、学校もこの町にあり、
東京にも数えるほどしか行ったことがないらしい。
「じゃあ、今度遊びに行こうよ!買い物とかしに」
「ホント!?すごい楽しみ!」
りかちゃんといると、なんだか落ち着く。なんかずっと昔から一緒にいるみたいに。
- 258 名前:終われない夏 投稿日:2001年06月30日(土)02時29分48秒
- 食事も終わって、りかちゃんはそこからまた10分くらい歩いた海岸に連れてきてくれた。
「あっちの海岸は夜も結構人が多いんだ。こっちは全然いないけど」
たしかに、ちょっとした入り江のようになっているこの海岸には、誰もいなかった。
私たちは座ってまたいろいろな話をした。
年は近いとはいえ、育った環境が全く違うし、りかちゃんの話はすごく興味深かった。
見た目と同じで、本当にここまで女の子らしい性格の子は、私のまわりに今までいなかった。
それに、私のくだらない冗談にも、お腹をかかえて笑ってくれるし。
私が男っぽいからこんなに波長が合うと思えるのかな。
りかちゃんが爆笑中に、携帯がなった。
「あっ、お母さんだ」
時計を見ると9時を過ぎていた。時間がたっていたのが全然感じられなかった。
りかちゃんは「もうすぐ帰る」とか話していた。
りかちゃんが電話を切った。
「ごめんね、今日は遅くまで付き合わせちゃって」
「ううん、私の方こそこんなところまで連れてきちゃって」
私たちは立ち上がった。少し強い風が吹いてきた。
「うーん、風が吹くとちょっと寒いね」
りかちゃんが、そうつぶやいた。
気がついたら、私はりかちゃんのことを抱きしめていた。
「・・・こうすれば少しはあったかいかな」
おそるおそるというようにりかちゃんの腕が私の腰にまわった。
「・・・うん、あったかいよ」
心臓がドキドキしてきた。ずっとずっとこうしていたい気分だ。
なんだろう、なんかこのモヤモヤする気持ちは?
ま、まさか!?
相手は女の子だし、つい数時間前に会ったばっかりなのに・・・。
でもでも間違いない。
もっと強く抱きしめたら折れてしまいそうなこの女の子に、私は恋をしてしまっていた。
- 259 名前:レイコ 投稿日:2001年06月30日(土)02時33分11秒
- 更新しました。次回で終わります。
>フジケンさん
こまめにチェックしていただいてありがとうございます。
自分もいしよし大好きです(笑)
>253さん、254さん
ありがとうございます。たぶん、明日の深夜には更新しますので、よろしくです。
- 260 名前:ドッキドキLOVEよしこ 投稿日:2001年06月30日(土)09時57分12秒
- レイコさんの小説いつも楽しく読ませてもらってます♪
「終われない夏」タイトルからしてたまんないっす!!
いしよし大好き人間としては嬉しい限りで。
更新頑張ってください!
- 261 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月30日(土)11時38分49秒
- 久しぶりに来たら、話が終わってて新小説まで!!
やっぱり、いしよし最高ですね〜♪
- 262 名前:クロカル 投稿日:2001年06月30日(土)14時07分25秒
- 久しぶりに来たら「愛する人よ」が終わってるー!
と思ったら、新しいのが始まってたー!
次回で終わりですか。どんなふうに終わるのか楽しみですなぁ。
いしよしサイコ―――!!
- 263 名前:終われない夏 投稿日:2001年06月30日(土)23時54分08秒
- 私たちは何も言わずにしばらく抱き合っていた。
りかちゃんはこの状況をどう思ってるんだろうか?
もしかして困ってるから黙ってるのかな?
そんなことを考えていたら、今度は私の携帯が鳴った。
「ご、ごめん」
私はりかちゃんから体を離すと、電話に出た。
友達からで、今、おばあちゃん家に戻ったのにどこに行ってるのかと聞かれた。
とりあえず「夜の散歩」と答えて、今から帰るとも付け加えた。
「じゃ、行こうか」
私はさりげなく、りかちゃんの手を握ってみた。
りかちゃんはとくに嫌がるでもなく、ちゃんと握り返してきてくれた。
その後は、2人とも何もしゃべらずに歩いていた。
というか、自分の気持ちに気付いてしまった私はかなり戸惑っていた。
「ウチ、こっちの方なんだ・・・」
りかちゃんが、ある曲がり角で指を差す。
「ひとみちゃん、道わかる?」
「うん、この通りを行ってちょっと曲がるだけだし。わかりやすいところだから」
「・・・じゃ、今日は楽しかったよ。また夏休み中に遊びに来てね」
りかちゃんが私の手を離したので、また抱きしめてしまった。
「うん、絶対来るよ!りかちゃんも、バイト休みの日に東京出てきて、遊ぼうね」
りかちゃんの手が私のTシャツの背中のところをつかんでいる。
「うん、夏休みのうちに行くよ!」
そうは言っても、いつ会えるかわからない。
どうしても今日、この気持ちを伝えておきたかった。
- 264 名前:終われない夏 投稿日:2001年06月30日(土)23時54分46秒
- 「・・・りかちゃん、ごめん、ヘンなこと言うけど、離れたくないんだ」
「・・・私も・・・」
はぁ・・・りかちゃん、同じ気持ちでいてくれたんだ。腕の力を少し強めた。
ここでまた、りかちゃんの携帯が鳴った。
「・・・ごめん、もう帰らないと」
「わかった・・・」
私は渋々りかちゃんの体を解放した。
「絶対来てね、待ってるから」
「うん、りかちゃんも来てね」
りかちゃんはうなづいて、走っていってしまった。
りかちゃんがその先の角をまた曲がるときに、こちらを向いて手を振ってくれた。
私も思いっきり手を振り返す。
りかちゃんのぎこちない笑顔が消えていった。
りかちゃん・・・今別れたばっかりなのに、もう会いたいよ。
愛しくて愛しくてしょうがない。
りかちゃんのことを考えていたら、涙が溢れて止まらなくなってきた。
私は夜の海岸線を、声を出して泣きながら1人歩いていた。
END
- 265 名前:レイコ 投稿日:2001年07月01日(日)00時02分11秒
- 更新終了です。
エロシーン全くなくて、ごめんなさい(笑)
エロエロなものも読むのは大好きなんですが(笑)、自分では書けなくて・・・
なので、甘々系とか胸がキュンとなるようなものを目指しているつもりなんですけど、
いかがでしょうか?
>ドッキドキLOVEよしこさん
ありがとうございます。いしよし好きですかぁ?そのお名前はあやよしも好きなんですか?(笑)
>チャーミーブルーさん
どーもご無沙汰してまっす。ありがとうございます。
連載の方、お忙しそうですね。がんばって下さいね〜。
>クロカルさん
お久しぶりです。
こんな終わり方でいかがでしたでしょうか?モノ足りませんでしたか?
要望、苦情などどんどんお申しつけ下さい(笑)
- 266 名前:フジケン 投稿日:2001年07月01日(日)03時35分20秒
- …最高っスよ!!最後、何とも言えない気持ちになってしまった…。
俺は好きです。十分すぎます。次の作品もまた、いしよしで…。
とにかく、お疲れっした!!
…何か俺、レス多いっすよね…。
- 267 名前:ドッキドキLOVEよしこ 投稿日:2001年07月01日(日)12時16分26秒
- 更新おつかれさまです!
純愛って感じですごいよかったです!!
いしよしマジで大好っきです♪あややも大好っきなんですけど、
まだあややの小説はあまりないらしく、読んでないです(汗)
出来れば無理を承知で「あやよし」やってほしいかも(w
- 268 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月01日(日)15時37分31秒
- お疲れさまでした。甘酸っぱい感じが良かったです。
私もエロシーン読むのは好きですけど書くのは苦手です。
甘々系、胸キュンモノいいですね。また新作期待してますね。
- 269 名前:クロカル 投稿日:2001年07月02日(月)14時58分20秒
- レイコさんおつかれさま!
「愛する人よ」の終わり方、もの足りないなんてとんでもない。
これだけの文才が羨ましいかぎりです。
「終われない夏」もいいですねぇ。
エロシーンなくても全っっ然OKっスよ。(笑)
こんな純愛系もいいですなぁ。
- 270 名前:クロカル 投稿日:2001年07月02日(月)15時00分04秒
- ごめんなさい。
アゲちゃいました。
- 271 名前:レイコ 投稿日:2001年07月02日(月)23時23分35秒
- >フジケンさん
たくさんのレスありがとうございます!「最高」なんて最高の誉め言葉です。
(そのままやんか!)
>ドッキドキLOVEよしこさん
ありがとうございまっす。
あやや、ですかぁ・・・もう少しキャラがわかってきたらチャレンジしようかな?
考えておきまーす。
>チャーミーブルーさん
どうもです!甘酸っぱいっていい表現ですね。青春ってカンジで(笑)
>クロカルさん
アゲていただくのは、むしろうれしいくらいですよ、読んでもらえたんだなってわかるので(笑)
文才なんてゼンゼンないです・・・
他の作者さんの読むたびに「やってていいのかな」ってネガティブモードになりますよ・・・。
そろそろ、紫板の方をはじめようとは思ってるのですが(宣伝になってる?)、
その前に「終われない夏」をりかちゃん視点で書こうかななんて思ってます。
2、3日中にはじめます。
ソレが終わったら、紫へいきますので、どうぞよろしくです!
- 272 名前:ドッキドキLOVEよしこ 投稿日:2001年07月03日(火)15時35分10秒
- 大阪の握手会のあややもいい感じでぬけてる子でした(笑)
「終われない夏」梨華ちゃん視点楽しみにしてます
- 273 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月03日(火)18時45分35秒
- 梨華ちゃん視点楽しみにしてますね〜
- 274 名前:終われない夏 R.ver 投稿日:2001年07月04日(水)23時42分31秒
- 去年に引き続いて、私は夏休みのほとんどを、この海の家でバイトをして過ごしている。
もともとお姉ちゃんがやっていたバイトだったけれど、高校を卒業して、
東京に出て大学に行っている。
だから、中学生のときから遊びには来ていたし、お店の人のこともよく知っていたので、
私もココでバイトをすることにした。
そもそも海が好きだし、ココには色んな人がたくさんやってくるので、
毎日がお祭りみたいですごく楽しい。
ココで呼び込みを主にやっている男の人、かっこよくて見た目は若いけど、
実はもう38才で、子供は3人もいて、しかも一番上の子なんか私よりも年上!
でも、このルックスに騙されてなのか、結構若い女の子たちがココのお客さんには多い。
今日も、高校生くらいかな?3人組の女の子がやってきた。
「いらっしゃいませ」
3人ともかわいい。きっとかなりナンパされるよなあ。
とくにあの一番背の高い子、色も白くてモデルさんみたい、すごくきれい。
私は荷物入れのカゴを彼女たちのところに持っていった。
- 275 名前:終われない夏 R.ver 投稿日:2001年07月04日(水)23時47分16秒
- 海の家が忙しいのは早朝の海岸が開くとき、呼び込みをして、
そのお客さんのパラソルを立ててあげたりするときと、
あとお昼ゴハンの時間帯。
なんでみんなこう12時くらいに食事をしたがるのかな。
別に海なんだから、時間なんか気にしないで、お腹がすいたら食べるってカンジでいいのに。
本当、フシギだ。
とりあえず、今日のランチタイムのピークもなんとか終了した。
そういえば、さっきの3人組の女の子の一番背の高い子、ずっと寝てたな。
友達ともいっしょにいないなんて、具合でも悪いのかな?
ようやく、店員たちのランチになり、私は今日はカレーライスにしてみた。
- 276 名前:終われない夏 R.ver 投稿日:2001年07月04日(水)23時48分48秒
- レジの整理をしていたら、さっきまで寝ていた彼女がやってきた。
「いらっしゃいませ」
手足も長くて、かっこいいなあ、大きなキレイな目してるし、うらやましい・・・。
「えっとー、カレーライス下さい」
「はい、700円です」
お金をもらって、食券を渡す。ココのシステムはそうなっているのだ。
「お席の方までお持ちしますので、少々お待ち下さい」
「はい、お願いします」
彼女が微笑んだ。やっぱり、かわいい。
カレーライスと厨房に頼んだ。
仕込みには時間がかかっても、注文からは盛るだけだから、お客さんにとっては、
カレーライスとかおでんとかが一番早いだろう。
私はすぐに、彼女の元へ持っていった。
「お待たせしました、カレーライスです」
テーブルにお皿を置き、食券をポケットに入れた。
「あ、あの!」
「はい?」
彼女はどうしようか迷っているようだ。
な、なんかやっちゃったかな?指が入ってたとか髪の毛が入ってたとか・・・
「・・・ウーロン茶ありますか?」
何だそんなことかぁ!
「はい、200円です」
彼女からお金を受け取った。
「今お持ちしますので、少々お待ち下さい」
私は冷蔵庫まで行って、ペットボトルを持ってきた。
持って来させちゃ悪いと思って、ためらってたのかな?
- 277 名前:終われない夏 R.ver 投稿日:2001年07月04日(水)23時49分24秒
- 「はい、どうぞ」
「・・・ありがとう」
うーん、元気なさそう。やっぱり体の具合悪いのかな?顔色は普通に見えるけど。
「・・・体調でも悪いんですか?」
もしそうなら、薬でもあげた方がいいだろうし。
「へっ?そ、そんなことないですよ、なんで?」
「いえ、お友達と来てたのに、1人でしばらく寝てたみたいだったから」
「あー、友達はナンパされたみたいなんでー、私がいるとちょっと数が合わないし。
だいたい、私はナンパするようなヤツはイヤなんで」
「あ!私もダメ!だいたいココは海なんだから、もっと純粋に楽しんで欲しいのになぁ」
私は心からそう思っていた。
でも、彼女がナンパ嫌いと聞いてなんかちょっとホッとした。
「あーあ、夜もあのナンパヤローたちと遊ぶとか言ったらどうしよっかなぁ。1人で帰ろうかなぁ」
「ん?どこから来たの?」
「埼玉」
「そうなんだー、遠かったでしょ?今日は泊まり?」
「うん、友達のおばあちゃん家に。でも私1人でおばあちゃんの相手するのはちょっとなぁ・・・」
「じゃあそのときは、この近くにおいしいパスタ屋さんあるからいっしょに行かない?」
- 278 名前:終われない夏 R.ver 投稿日:2001年07月04日(水)23時52分22秒
- 今日はここまでです。よっすぃー視点と同様に進んでいくので(ネタバレだけど)、3日くらいで終わります。
>ドッキドキLOVEよしこさん、チャーミーブルーさん
いつも本当にありがとうございます。
こんなカンジですすんでいきます。
あややの登場はありませんのでご了承下さい(笑)
- 279 名前:ドッキドキLOVEよしこ 投稿日:2001年07月05日(木)00時42分18秒
- ん〜梨華ちゃん可愛い
さすがにあややは出てこないですよね(汗)
- 280 名前:終われない夏 R.ver 投稿日:2001年07月05日(木)23時16分55秒
- わ、私、何誘ってるんだろ?コレってナンパと同じじゃない!
彼女は固まっていた。やっぱり、引くよね、フツー。
あーあ、変なヤツだと思われちゃったよね。
「・・・ホントにいいの?」
な、なんだ、大丈夫みたい。
「うん、バイト終わったら暇だし、最近、その店行ってなかったから行きたいなって思ってたとこだったし」
「ありがとう・・・」
「りかちゃーん!お客さん!」
厨房の方から大きな声がする。
「あ、はいっ!いらっしゃいませー!」
お客さんがカウンターに来ていた。
「ごめんね、またあとで」
「うん!」
私は彼女に手を振って、走って戻る。
なんか見た目はすごく大人だけど、今『うん!』って言ったときの表情なんて、
子供みたいですごくかわいかったなぁ・・・
- 281 名前:終われない夏 R.ver 投稿日:2001年07月05日(木)23時17分39秒
- そのあとも暑くなってきたせいか、飲み物の売れ行きがよくて、店はちょっと忙しかった。
そろそろ帰るお客さんも多くなる時間帯。
彼女は友達とたぶん、今晩のことでも話してるんだろう。
友達が申し訳なさそうな顔をしている。
私はたまたま、彼女たちの隣のテーブルのお客さんが帰ったあとだったので、そこを片付けていた。
彼女の方をチラリと見ると、私にOKサインをしていた。
私はなんかうれしくて大きくうなづいていた。
彼女たちは出ていった。たぶん、そのおばあちゃんの家に行ってシャワーを浴びるのだろう。
とりあえず、すぐ帰れるように、そろそろ閉店の準備でもしておこうかな。
やっと閉店して、中の掃除をはじめた。
彼女、来てくれるかなあ?
もしかして、やっぱりナンパ男たちの方へ行っちゃったかなあ。
だいたい、私、彼女の名前も知らないし、そんな人のところに来るわけないよな・・・
「あのー・・・」
いろいろ考えてたら、私のすぐ後ろで声がしたので驚いた。振り向いてまた驚いた。
「あ!ごめんね、あと10分くらいで終わると思うから、ちょっと待っててくれる?」
「うん」
彼女はちゃんと来てくれた。それだけですごくうれしかった。
- 282 名前:終われない夏 R.ver 投稿日:2001年07月05日(木)23時18分36秒
- 急いで、掃除を済ませて「お先に失礼しまーす!」と他の人に声をかける。
「お、りかちゃん、今日早いねえ、デート?」
「うーん、そんなとこですっ!じゃ失礼します!」
なんかいろいろ言われるのも面倒だけど、とりあえずそんな返事をしておいた。
彼女は砂浜にちょこんと座っていた。
もう夕日が沈みかけてる。海も人もモノもみんな赤く輝いている。
私が、この海で一番好きな時間帯だ。
「お待たせー!ごめんね!」
彼女の横に立つ。
「ううん、海見てたから大丈夫だよ」
なんか、すごくカワイイ言葉だ。彼女も純粋に海が好きなんだろうな。
「ココの夕日ってすごくキレイでしょ?」
「うん、本当に」
このとき、もう私の心の中も赤く染まりつつあったのかもしれない。
歩きながら、まずは自己紹介というカンジで自分のことを話した。
彼女の名前は『ひとみちゃん』だった。
しかも、こんなに大人っぽいのに私よりも1つ下なんて・・・
ひとみちゃんに歩かせて悪いけど、私のお気に入りの、地元ではすごく有名なんだけど、
パスタ屋さんに向かう。
食事しながらも、私たちはいろんなことを話した。
ときたま「おいしい」という言葉が出てくるので、味には満足してもらえたようだ。
ひとみちゃんの話はすごく面白かった。
住んでるのは埼玉だけど、学校は東京にあるらしい。
東京の話じたいが田舎モノの私にとっては楽しいんだけど、
ひとみちゃんが冗談を交えたり、ものまねをしたりするので、私は終始笑いっぱなしだった。
「じゃあ、今度遊びに行こうよ!買い物とかしに」
「ホント!?すごい楽しみ!」
私は本当にそのときが早く来ないかと心待ちにしていた。
- 283 名前:終われない夏 R.ver 投稿日:2001年07月05日(木)23時19分26秒
- 食事も終わったので、せっかくだから私の好きな場所での海を見てもらおうと思った。
この店からまた10分くらい歩くんだけど、入り江のようになっていて、
地元の人でもめったに来ることはない。
「あっちの海岸は夜も結構人が多いんだ。こっちは全然いないけど」
私たちは体育座りをして、またいろんな話をした。
ひとみちゃんって、ホント不思議な子だ。
見た目はこんなにキレイなのに、変な顔とか平気でするし、すっごく面白いこと言うし。
すごくサッパリした性格だなあ。私みたいにウジウジすることなんてないんだろうな。
ひとみちゃんの言った冗談がかなりツボに入ってしまって、私は笑いが止まらなかった。
そのとき、私の携帯がなった。
「あっ、お母さんだ」
お母さんは、何してるの、早く帰ってらっしゃいみたいなことを言っていた。
ちょっと遅くなることは伝えてあったが、今はもう9時過ぎだった。
とりあえず「もうすぐ帰る」とは伝えて、電話を切った。
「ごめんね、今日は遅くまで付き合わせちゃって」
「ううん、私の方こそこんなところまで連れてきちゃって」
私たちは立ち上がった。少し強い風が吹いてきた。
「うーん、風が吹くとちょっと寒いね」
今日の風はヒンヤリしていた。ココは、人気がないせいもあるのかもしれない。
えっ?気付いたら、ひとみちゃんの腕が私の肩に回されていた。
「・・・こうすれば少しはあったかいかな」
うん、なんかココロまであったかくなってきた気がする。
私もひとみちゃんの腰に腕をまわした。
「・・・うん、あったかいよ」
心臓がドキドキしてきた。
なんでだろ?よくわかんないけど、ずっとこうしてて欲しい気がする。
ひとみちゃんが男の子だったら、彼氏になって欲しいなぁ。
でも、今の女の子のひとみちゃんでも、いつもいっしょにいたいな。
あー、もしかして、私、ひとみちゃんのこと本気で好きになっちゃたのかな・・・
さっき会ったばっかりなのに・・・でも人を好きになるのに時間なんて関係ないよね。
それに純粋に人を好きになるのに性別だって関係ないよ。
そんなことを考えてたら、今度はひとみちゃんの携帯が鳴った。
- 284 名前:レイコ 投稿日:2001年07月05日(木)23時21分52秒
- 更新しました。次回で終わります!
>ドッキドキLOVEよしこさん
ありがとうございます!
このハナシはいしよしのみの出演なので、あややは出ません、ごめんなさい!
別の機会に考えておきますね〜。
- 285 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月06日(金)17時55分18秒
- 282の「私の心の中も赤く染まりつつあったのかもしれない。」
って、いい表現方法ですね。気に入りましたー。
あと1回で終わりですかぁ。残念です・・・。
- 286 名前:レイコ 投稿日:2001年07月07日(土)01時47分57秒
- 「ご、ごめん」
ひとみちゃんが私から離れて、電話に出る。
こんなに側にいるのに、体に触れてないだけで、なぜか遠く感じる。
どうやらさっきの友達からのようで、たぶん今何してるとか聞かれてるんだろう。
「夜の散歩」とか答えたりしている。
「じゃ、行こうか」
ひとみちゃんは、私の手を握ってきた。もちろん、私もちゃんと握り返す。
すごく幸せ・・・ひとみちゃんの話を聞くのも大好きだけど、
こうして何も話さなくても、いっしょにいられるだけで充分。
だんだん私の家に近づいてる。ひとみちゃんともお別れの時間が近づいてる。
「ウチ、こっちの方なんだ・・・」
本当は送っていってあげたいけど、これ以上遅くなったらお母さんがうるさそうだ。
「ひとみちゃん、道わかる?」
「うん、この通りを行ってちょっと曲がるだけだし。わかりやすいところだから」
「・・・じゃ、今日は楽しかったよ。また夏休み中に遊びに来てね」
私はそうしたくなかったけど、ひとみちゃんの手を離した。
と、同時にまた抱きしめられた。
ひとみちゃん・・・あんまり優しくされると余計離れるのが辛いよ。
「うん、絶対来るよ!りかちゃんも、バイト休みの日に東京出てきて、遊ぼうね」
私はひとみちゃんにしがみつくように抱きついていた。
「うん、夏休みのうちに行くよ!」
そうは言っても、いつ会えるかわからない。
携帯番号とメアドは交換してるけど、やっぱり遠距離には違いないから。
- 287 名前:終われない夏 R.ver 投稿日:2001年07月07日(土)01時49分28秒
- 「・・・りかちゃん、ごめん、ヘンなこと言うけど、離れたくないんだ」
ひとみちゃん・・・私と同じ気持ちだったんだ・・・。
「・・・私も・・・」
ひとみちゃんの腕にギュッと力が入った。ちょっと苦しいけどうれしい。
こんなところで、また私の携帯が鳴る。お母さん、しつこいよぉ。
「・・・ごめん、もう帰らないと」
「わかった・・・」
ひとみちゃんが私から離れる。
「絶対来てね、待ってるから」
「うん、りかちゃんも来てね」
私はうなづいたが、涙が出てきそうになった。
泣き顔を見られたくないから、思いっきり走った。
なんでだろ?絶対また会えるのに、約束してるのに。
次の角を曲がるとき、振り向くとひとみちゃんがまだ見ていた。
もう私の目は涙でいっぱいになっていたけど、笑顔を作って手を振った。
ひとみちゃんの長い腕が思いっきり振られる。
私は、これ以上見てたら、たぶんひとみちゃんの元に戻ってしまう気がして、
すぐに道を曲がった。
ふぇーん・・・ひとみちゃん・・・今度いつ会えるの?
私は、ほんの数時間前までは考えられなかった自分の気持ちをどうしていいかわからず、
泣きじゃくった。
家に帰っても、1人部屋にこもって泣いていた。
- 288 名前:終われない夏 R.ver 投稿日:2001年07月07日(土)01時50分23秒
- 次の日、バイトをしててもなかなか身が入らなかった。
ひとみちゃん、今日帰るんだよね・・・。
その前に一度会いたいな。友達いっしょだしムリかな・・・。
そのときメールが届いた。
『昨日はどうもありがとう!次のバスで帰ります。
絶対、夏休み中にもう一度来るからね!いつがいい? ひとみ』
次のバス!?
店の中に貼ってある時刻表を見る。次のバスは3分後だ。
「す、すみません!ちょっと急用が!」
まともに歩いたら、5分以上かかってしまうだろう。
私は全速力で走った。
バス停に到着すると、ちょうどバスが出たところだった・・・
- 289 名前:終われない夏 R.ver 投稿日:2001年07月07日(土)01時51分19秒
- あ!ひとみちゃん、一番後ろの座席に座っている!
「ひとみちゃーんっ!!」
私が大声で叫ぶと、ひとみちゃんが振り返った。
お互い手を思いっきり振り合う。
でもあっという間にバスは見えなくなってしまった。
私はとりあえず、ひとみちゃんに会えてうれしかった。
そう泣いてばっかりいないで、次に会うときを楽しみにしてればいいんだ。
ポジティブ、ポジティブ!
『いつがいい?』って明日、ううん今日!って言ったら戻ってきてくれるのかな?
そう返事しちゃおうっと!
END
- 290 名前:レイコ 投稿日:2001年07月07日(土)01時54分21秒
- 更新&終了です。
よっすぃー視点の方におまけをつけて、HAPPY ENDっぽくしてみました(笑)
>チャーミーブルーさん
どーもです!
表現方法誉めていただけるのってうれしいです!ありがとうございます。
こんなんでいかがだったでしょうか?
- 291 名前:クロカル 投稿日:2001年07月07日(土)17時07分35秒
- かなりツボです!
最後のポジティブな梨華ちゃんがいいですねぇ。
>そう返事しちゃおうっと!
吹き出しました(笑)。
レイコさん、いつも素晴らしい話をありがとう!
- 292 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月07日(土)17時35分11秒
- レイコさん、お疲れさまでした。
286の「こうして何も話さなくても、いっしょにいられるだけで充分。」
こういう気持ちって私は凄い好きなんですよねぇ。
この二人の続編も読んでみたいです。。。
本当に素敵なお話しありがとうございました。
- 293 名前:レイコ 投稿日:2001年07月10日(火)00時21分30秒
- クロカルさん、チャーミーブルーさん
こちらこそ、いつも素晴らしい感想をありがとうございます!
最近、他の人の作品の素晴らしさに感動したり、自分のところのレスの少なさとかで、
かなりネガティブモード・・・
すっかり自信なくなってしまい、紫板の方も書けるかどうかわからなくなってます・・・
- 294 名前:クロカル 投稿日:2001年07月13日(金)18時26分50秒
- レイコさんの作品も十分素晴らしいです!
ここにこうして、レイコさんの作品を楽しみにしている人間もいるわけですし。
応援してますよ。
ネガティブといえば、私もテストの成績でネガティブモード…
き、気にしてはいけません(汗)。ネバーギブアップです!
- 295 名前:いつもはROMの人 投稿日:2001年07月15日(日)01時46分13秒
- クロカルさんの言うとおりだと、思われます。
私も応援していますので、頑張ってください。
レイコさんのいしよし大好きっす!!
では。
- 296 名前:レイコ 投稿日:2001年07月16日(月)13時30分30秒
- クロカルさん、いつもはROMの人さん
どうもありがとうございます。
お2人のお言葉と、大阪城にいってきたので、元気が出ました(笑)
ポジティブにいきます!
今日明日中には、紫板の方はじめます!そちらもよろしくです。
- 297 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月18日(水)21時57分02秒
- 今見て来ました。紫。期待してます。
私が書いてる小説は結構レイコさんに影響受けてるかも。
登場人物みんな良い人になってしまう(苦笑)。
- 298 名前:初恋のつづき 投稿日:2001年07月19日(木)01時18分51秒
- >チャーミーブルーさん
影響ですか?うれしいですねえ。
がんばりましょうね、お互い!
- 299 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月26日(木)18時16分46秒
- 私が今書いてる赤のいしよしと、初恋のいしよしが
微妙に似ちゃってますな〜。なんか・・・。
多分影響されてるんだと思いますが、ごめんなさいです。
ありがとうございます!頑張ります!
- 300 名前:レイコ 投稿日:2001年08月01日(水)10時15分19秒
- >チャーミーブルーさん
構わないですよー、書いてる人が違えば、似ててもちゃんと違いはあるでしょうから。
別に著作権があるわけじゃなし(笑)
何気に300GET!(笑)
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