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初小説

1 名前:すなふきん 投稿日:2001年01月13日(土)18時51分38秒
ここは某テレビ局の楽屋
メイクをしながら後藤はある2人を鏡ごしに見ていた。

最近、妙によっすぃーとやぐっつぁんの仲がいいんだよね〜。
そりゃ、確かにあたしとよっすぃーは付き合ってるけど・・・。
よっすぃーがあたしにメロメロなのは知ってるけど・・・・。

あんなに、目の前で楽しそうにじゃれあってると
後藤としては面白くない!!
それに気になるのがやぐっつぁんのあの態度。あれは絶対よっすぃーのことが好きだ!!
でも、よっすぃーのことだからやぐっつぁんの気持ちには気づいてないんだろうなぁ・・・
よっすぃーってどっかぬけてるとこあるんだよねぇ。そんなとこも好きなんだけどさ。
う〜ん、、、、このままではよっすぃーをやぐっつぁんに奪われてしまう!

後藤は『よっすぃーは後藤のものよ大作戦』にメラメラ燃えていたのである。
2 名前:ティモ 投稿日:2001年01月13日(土)19時52分19秒
よしごま(ごまよし?)
期待してます
3 名前:すなふきん 投稿日:2001年01月13日(土)21時30分00秒
拙いと思いますけど、おもしろおかしく時には甘くかいていこう
と思います。
4 名前:すなふきん 投稿日:2001年01月13日(土)21時43分18秒
その時、後藤の隣で同じようにメイクをしていた中澤も二人を鏡ごしに見ていた。

なんや最近、矢口と吉澤の二人私を差し置いていちゃついとる。
まったく矢口のやつ私というもんがおりながら・・・。
吉澤はごっちんとつきおうてるみたいやけど、いつ矢口に
心が傾くかわからんへん。
このままやったら、あの二人がくっついてしまうかも・・・
これはあかん!!
なんとかせんと・・・・。

中澤もまた『矢口は誰にもわたさへんでぇ大作戦』を考えていたのだ。
5 名前:すなふきん 投稿日:2001年01月13日(土)22時19分09秒
二人が、どうしようかと頭を悩ませてるその時
吉澤が
「ちょっと、あたしトイレ行って来ますね。」
すると矢口が
「あたしも行く〜!」

後藤(なに〜!?二人っきりにはさせないわよ!!)
中澤(なんやて〜!?二人っきりにはさせへんで!!)

矢口と吉澤の二人が楽屋を出て行くと、後藤と中澤が二人を追おうと
もの凄い勢いで、楽屋のドアノブに手をかけようとした。
「・・・裕ちゃん?」
「・・・ごっちん?」
こうして、二人は自分の愛する人を守るため(?)手を組むことにしたのだった。
6 名前:すなふきん 投稿日:2001年01月13日(土)22時58分38秒
一方、トイレの二人はと言うと

矢口は鏡の前で、髪を直しながら、ある決意を固めていた。
(よし!今日こそよっすぃーに思いを伝えるんだ。あ〜、緊張してきた〜)
その時吉澤が個室から出てきた。
矢口の隣に来て手を洗って、
「じゃー、そろそろ戻りましょうか?」
「あ、あのね・・・」
「はい?」
「あのね、あたし・・・・よっすぃーのこと・・・」
と矢口が言いかけたとき

『バンッ!』

トイレのドアが勢いよく開けらた。
そこには後藤と中澤が息を切らしながら立っていた。
吉澤が目を丸くして
「どうしたの、ごっちん?そんなに、我慢してたの?中澤さんも・・・」
二人は焦りながら
「そ、そうなんや。なぁ、ごっちん?」
「う、うん。ははっ・・」
吉澤は、
「あはははっ」
と笑いながらトイレから出ていった。
矢口はその後ろから、ため息をついて出ていった。
(はぁ〜、やっと決心がついたのに〜・・・(涙涙・・)

トイレに残った二人は今後の作戦について話した。
「どないしようか〜・・。」
「う〜ん・・・。」
後藤が
「そうだ!!」
「なんや!?」
後藤は中澤の耳元でボソボソと話すと
「なるほど〜。」
「どう?」
二人は実行に移すことにした。
7 名前:ま〜 投稿日:2001年01月13日(土)23時16分44秒
ええ〜い!
いっそのこと、後藤と中澤で付き合ってしまいなさい。(w
(自称:ごまゆう推進派会長)

続き期待してますぅ♪
8 名前:すなふきん 投稿日:2001年01月14日(日)23時15分53秒
>7
ありがとうございます。誰が付き合うかは読んでからのお楽しみと
いうことで・・・・。
明日にはupしたいと思います。
9 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月14日(日)23時34分58秒
めっちゃ面白そう!
明日UPじゃなくもっと描いてくださいよー!
ごまゆうも書いてください!希望!
10 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月15日(月)15時43分23秒
楽しみにしてます。
11 名前:すなふきん 投稿日:2001年01月15日(月)21時56分51秒
>9,10
うう〜。。。(涙(涙
ありがとうございます。。。。
それでは、続きをどうぞ〜
12 名前:すなふきん 投稿日:2001年01月15日(月)22時46分13秒
その日はいつもより早く仕事が終わり、楽屋には撮影が最後の方になった後藤と
吉澤しか残っていなかった。

帰る準備をしている吉澤を後藤が隣で待っていた。
「ねぇ、よっすぃ〜・・・。」
「うん?」
「今日、よっすぃ〜の家泊まってもいい?」
後藤が不安げに聞く。
「うん、いいよ。久しぶりだもんね。」
吉澤が快く返事をしてくれたので、後藤は
「やったぁー!!」
と言って抱きついた。
しかし、荷物の整理に気を捕らわれていた吉澤は、
バランスを崩して倒れてしまった。
後藤は全く自分の怪力に気づいていないのである。

「った〜・・・・ごっちん、おも〜い!!」
後藤が吉澤を押し倒す形になってしまっていた。
吉澤のお腹の辺りにまたがっている後藤が
「ごめ〜ん、あははっ。」
と言って、横を向いて少し痛そうに頭を押さえている吉澤の顔に目を
落とす。

(うわっ・・・・・よっすぃ〜、色っぽすぎ・・・)

白い顔を隠している、しなやかで短めの髪と、白く細い首筋が
何とも言えず色っぽい。

後藤がゴクリと唾をのむ。

その時、横を向いたままの吉澤が流し目で後藤を見た。
(ごっちん、早くどいてよ〜・・・)
吉澤は、自分が後藤を欲情させているのに全然気づいていない。

「もう、ごっちん、重いってばー。」
「好き。」
どうやら、後藤の理性は飛んで行ってしまったらしい。

吉澤は急に後藤の口から出たその言葉に顔を紅くして応えた。
「え?・・・・う、うん・・・」
「大好き。」
「・・・ははっ・・も、もう。どうしたのごっちん?・・。」
吉澤が照れ隠しに笑いながら言った。

後藤は吉澤の髪に絡ませていた指を首筋へ運ぶ。
「ちょっ!?ごっちん?」
さっきまで真剣だった顔がニカッと笑うと
「よっすぃーーー!大好き〜〜〜〜!!」
「ごっちん?・・・・え!?あ!?・・・ちょっ、キャーーーーーーーッ!!」
吉澤の叫び声は誰の耳元へも届かないのであった。
13 名前:すなふきん 投稿日:2001年01月15日(月)22時52分39秒
>6
すいません。。。誤字が・・・
12行目は「開けられた」ですね。
14 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月16日(火)01時30分26秒
よしごま、大賛成っす!!
15 名前: 名無しさん 投稿日:2001年01月16日(火)19時04分22秒
誰かこのネタで小説書いてくれないかな〜と思ってました。
更新楽しみにしてます!
16 名前:すなふきん 投稿日:2001年01月16日(火)23時06分47秒
場所は変わって、吉澤宅。
後藤・吉澤の二人は楽屋を出たあと外で夕食を済ませ、家に着いた。
吉澤の母は祖母が風をひいたため弟を連れて看病に行っている。
父親も仕事で名古屋へ出張に出ている。
二人が帰ってくるのは、明日。
ということは、後藤・吉澤は二人っきりの夜を過ごすことになる。

吉澤の部屋でまったりしているこの二人。

吉澤にピッタリと抱きついている後藤はというと・・・
(イヤ〜ン、よっすぃーと二人っきり・・・。きゃぁーー、どうしよ〜(はぁと)
楽屋で、吉澤を襲っておいてまだこんな事を考えていた。

後藤にしっかりと抱きつかれている吉澤は
(あ〜、この服可愛いなぁ。あ!これも可愛い・・・。)
雑誌を見るのに夢中だった。

吉澤がすくっと立ち上がると
「お風呂見てくる、そろそろたまってるかなぁ。」
「え〜、じゃあ、あたしも行く〜。」
後藤は二人っきりの時は全く離れたがらない。この前なんか
トイレまで着いてこようとしたのだ。
「はぁ?お風呂とめてくるだけなんだから、待ってなよ。」
「イヤー。あたしも行く〜!」
と、後藤が手足をバタバタさせて暴れているとこへ携帯が鳴った。
「ほら、ごっちん鳴ってるよ。すぐ戻ってくるから。」
「はぁ〜い・・・。もう、こんな時に誰さ〜・・・ブツブツ・・・」
吉澤はパタパタとスリッパをならして風呂場へ向かった。


17 名前:すなふきん 投稿日:2001年01月16日(火)23時08分56秒
>14,15
ありがとうございます^^
18 名前:すなふきん 投稿日:2001年01月16日(火)23時12分27秒
更新がまばらになるかもしれませんが、気長に待ってもらえれば
嬉しいです。
19 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月17日(水)18時48分02秒
あのーすなふきんさんって
JBSに出てたスナフキンとなんか関係あるのですか?
(カンケーない質問ですいません)
20 名前:すなふきん 投稿日:2001年01月17日(水)22時22分46秒
JBS・・・?すいません、(^^;
なんか、よく分かんないけど、その人とは関係ないですよ。
21 名前:すなふきん 投稿日:2001年01月17日(水)23時01分22秒
後藤はブツブツ言いながらバックの中からケータイを取り出す。
「もしも〜し?」
『あ、ごっちんか?』
「なぁ〜んだ、裕ちゃんか・・・。」
『なんだとはなんや?』
「あ、、、いや、その・・・あははっ・・・(汗・・」
『まぁ、ええわ。それよりあのこと話したんか?』
「あ!・・・忘れてた・・・。」
『なんやて!?何してんの〜?まったく・・』
「だって〜、よっすぃ〜と、LOVE×2してたら〜、ついつい
 忘れちゃってー。いやん、もう裕ちゃん変なこと言わせないでよ〜。」
『(・・・・・。)あ〜、もうのろけはええから、はよしてや。ぐずぐずしとっ
 たらあんたも吉澤、矢口にとられるかもしれへんのよ?』
「!そうだった・・・・・・やぐっつぁんがよっすぃーに あんなこと
や・・・こんなことするなんて・・・・きゃあーー、絶対ダメ〜!!」
『(まったく、ごっちんは・・・何言うとるんや・・)そうやろ、そうやろ?
 だったら、ごっちん行動あるのみや!』
「分かった!あ、よっすぃーが戻って来たから切るね。」
『ほな、頼んだで〜』

吉澤が部屋に戻ってきた。
「誰だった?」
「あ、え〜と、お母さん!その、、、あんまり、よっすぃーに迷惑かけ
 るなって。あははっ・・・(汗」
「そっか。あ、お風呂入ってきなよ。」
「う、うん。(良かった・・・なんとか、誤魔化せた・・・)」

22 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月18日(木)02時29分55秒
気長に待ってます。
マタ〜リどうぞ。
23 名前:すなふきん 投稿日:2001年01月20日(土)14時03分37秒
それでは、お話の続きスタ〜トー!!
(ダイバー風)
24 名前:すなふきん 投稿日:2001年01月20日(土)15時10分11秒
後藤が戻ってきた後、吉澤も御風呂に入り40分程して部屋に帰って来た。

「あ〜、気持ちよかった〜。」
フード付きのトレーナーとジャージ姿の吉澤が頭をふきながら言う。
ふと、後藤に目を向けると真面目な顔でこっちを見ている。
「?・・・どうしたの、ごっちん?」
「・・・・うん。さっき・・・やぐっつぁんからケータイかかってきたの。」

矢口からケータイがかかってきたと言うのはウソ。
後藤は目の前にいる恋人を奪われまいと、作戦を開始したのだ。

「あのねよっすぃー、あたし今日、やぐっつぁんに相談されたの。」
「相談?矢口さんが?」

「うん。よっすぃーとあたしに協力して欲しいって。」
あ〜、言っちゃった・・・。やぐっつぁんゴメン。でもあたし、やぐっつぁんの
気持ちに気づいちゃったから・・・・。
よっすぃーだけは渡せないんだよ。・・・・

あたし本気でよっすぃーのこと愛してるから

「協力?何の?」
「・・・・やぐっつぁん・・・本気で裕ちゃんのこと、好き
 になっちゃったって・・・・。」



25 名前:19 投稿日:2001年01月20日(土)18時20分00秒
>>20
そうですか、どうもありがとうございます。
26 名前:すなふきん 投稿日:2001年01月23日(火)22時14分16秒
「・・・・・。」

(あれ、よっすぃー、なんで何も答えてくれないの。)
後藤は恐くなって吉澤の顔を見た。

吉澤と目が合った。
後藤は思わず目をそらしてしまった。
吉澤の真っ直ぐな視線と矢口に対する自負の気持ちに絶えられなかったからだ。

吉澤は話の途中から薄々思ってはいたのだが、後藤が目をそらしたことで
はっきり気づいた。
そして吉澤は低い声で聞いた

「・・・ごっちん、嘘付いてるでしょ?」

後藤は嘘を付くと目をそらす癖がある。普段の後藤なら絶対に自分から目を
そらす事なんてない。特に二人っきりの時は。

あ〜・・・よっすぃー、声が低い・・・。怒ってるんだ・・・・。
そうだよね、誰だってこんな事されたら怒るよね・・・。

「・・・ごめんなさい・・・。」
後藤は俯いたまま、子供のように呟いた。
吉澤、矢口の二人を騙そうとした自分を恥ずかしいと思った。
吉澤に嫌われてしまうという不安も重なった。

そして、涙が一粒、二粒、後藤の頬をぬらした。



27 名前:すなふきん 投稿日:2001年01月23日(火)23時07分42秒

その時、吉澤が何も言わずにきつく抱きしめた。

「・・・ウッ・・ングッ・・・ウッ・・・。」
後藤はただ吉澤の腕の中で泣きじゃくるばかりだった。

もう、どれくらいこうしていただろう。随分、時間が経った。
後藤も、やっと落ち着いてきた。
吉澤が口を開いた。
「・・・大丈夫?ほら、もう泣かないで。」
吉澤は優しくそう言うと、抱きしめたまま後藤の涙の跡を指で撫でた。

しかし、こういう時はどんな言葉をかけられても、涙が出てくるものだ。

「ウッ・・ヒクッ・・・・ウッ・・よっすぃ〜・・・・・ウッ。」
「・・・ごっちん。」
吉澤は後藤をきつく抱きしめた後、後藤の顔を自分の方に向かせると
優しくまぶたに口づけをした。そして、唇へも。

(・・・・えっ?・・)
後藤は一瞬何が起きたか分からなかった。
吉澤はいつも、恥ずかしいのかそう言うことに興味が無いのか、自分から
こんな事は絶対してこない。

口づけが終わると吉澤は後藤の涙を自分のトレーナーの袖で拭いてやりながら
こう言った。

「ごっちん、もう泣かないで。自分の好きな人が
 泣いてるなんて、あたし絶えられないよ。」

「・・・・よっすぃー・・・。」

「それに、ごっちんは笑ってる顔が一番可愛いよ。」
吉澤はニコッと笑った。
28 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月24日(水)06時28分09秒
やっぱりよしごまがイイね。
続き期待。
29 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年01月24日(水)06時37分25秒
とても大人なよっすぃ〜がいいです。
よっすぃ〜に一途なごっちんもかわいいです。
それにしても矢口はどうなってしまうのでしょうか・・・。
30 名前:すなふきん 投稿日:2001年01月24日(水)22時28分32秒
>28,29
ありがとうございます^^

そうですね・・・・やぐっつぁんどうしようかなぁ〜・・・
31 名前:すなふきん 投稿日:2001年01月27日(土)11時30分09秒
そんじゃ、続きどうぞ〜
32 名前:すなふきん 投稿日:2001年01月27日(土)11時50分58秒
後藤が思っている以上に、吉澤は自分のことを思っていてくれていた。
そう気づくと後藤はやっと笑顔を取り戻した。

「ごっちん、寝よ。もう、夜遅いし。」
「うん。」


ベッドの中で後藤が聞く
「・・・・ねぇ、よっすぃ、起きてる?」
「・・・う〜ん・・・・」
後藤から抱き枕の様に抱きつかれている吉澤は眠ろうにも、苦しく
て寝付けなかった。

「よっすぃー、一つ聞いていい?」
「何?」
33 名前:すなふきん 投稿日:2001年01月27日(土)12時17分43秒
「・・なんで、よっすぃーってそんなに優しいの?
 今日のこと・・・あたしよっすぃーが知ったら、すごい怒ると思ってた。」

「・・・・・怒ってるよ。すごく・・・・・」
「えっ・・・・・」

「でも、ごっちんのこと好きだから。」


吉澤があっさりと口にしたその言葉に、後藤は暗闇の中で顔を紅く染めていた。

「よっすぃ〜、あたしも好き・・・・でも、最近よっすぃ〜、やぐっつぁんと
 ばっかりいるんだもん。あたし、このままだとよっすぃーがやぐっつぁんの
 とこに行っちゃうと思って・・・それで・・」

「あたしと矢口さんが!?ははっ、矢口さんには中澤さんがいるじゃん。
 ・・・ん?・・そうだ、なんで矢口さんが中澤さんのこと本気になっちゃった
 なんて言ったの?二人とも、もう付き合ってるんじゃないの?」

「・・・よっすぃー、気づいてないの?」

「え?何が?・・・」

「・・・あはっ、何でもない。」
(よっすぃ〜、鈍感すぎるよ・・・・。)

「ねぇ、あたし、ごっちんの質問に答えたから、あたしのお願いもひとつ聞いて。」
「ん?何?」
「苦しいから、ちょっと離れて・・・。」
「やだ。」
「・・・・・・。」

こうして、後藤は最高に幸せな夜を。
吉澤はとても、寝付けそうにない夜を、それぞれ過ごしたのだった。
34 名前:ティモ 投稿日:2001年01月27日(土)17時06分47秒
いいね〜
35 名前:すなふきん 投稿日:2001年01月27日(土)17時09分32秒
その後、矢口は吉澤に思わせぶりな態度をとり続けるのだが、吉澤はそれに全く
気づいてくれないのだ。
そして、後藤と吉澤の二人が付き合っていることを知り、中澤の凄まじい愛も
重なって、矢口は吉澤への恋心をきっぱりと諦め、中澤と幸せになりましたとさ。

   
    終わり
36 名前:すなふきん 投稿日:2001年01月27日(土)17時10分21秒
>34
ありがとうございます
37 名前:すなふきん 投稿日:2001年01月27日(土)17時16分40秒
と言うわけで、いったんここで終わりです。
いや〜、もうこんな無理矢理な結末ですいません^^;
自分は、よしごま大好きなんで他のメンバーは、なかなか書き辛かったり
するので、やぐゆうは控えさせていただきました。

次は、このラブラブな二人(よしごま)に梨花ちゃんを絡ませようかと思ってます
38 名前:ティモ 投稿日:2001年01月28日(日)09時45分18秒
頑張ってください!期待してます。
39 名前:すなふきん 投稿日:2001年01月29日(月)18時05分55秒
第二話すた〜と!!
40 名前:すなふきん 投稿日:2001年01月29日(月)18時14分42秒
ここは後藤の部屋
さっき仕事を終えたばかりだ。明日は日曜日で一日中オフをもらえたので
吉澤は後藤の家に泊まることにした。
しかし・・・・


「ねぇ、よしこ〜〜〜。」
「ひ・と・み(はぁと」
「もう、よっすぃーーーー!」
どんなに呼んでも吉澤は
「ん〜?」
と、気のない返事をするだけである。
なぜなら・・


41 名前:すなふきん 投稿日:2001年01月29日(月)18時38分23秒
吉澤は後藤のペットのイグアナに心を奪われてしまっているからだ。

ちょっと、ちょっと〜。せっかく二人っきり
になれたのに、なんであたしよりイグアナに
夢中なのよ〜〜〜!!!

吉澤は目をキラキラさせながら手元にいるイグアナとじゃれ合っている。

いくら呼びかけても自分にかまってくれない吉澤に、後藤は我慢
しきれず・・・

「ちょっと、よしこ!」
そう言って吉澤の手の中にいたイグアナを取り上げ水槽に戻した。

「あーー!!何すんの〜〜〜〜!!」
吉澤がオモチャを取られた子供のような表情をして後藤を見上げる。

(うわっ・・・・・・・)

目の前には仁王立ちで自分を見下ろしている後藤がいた。
目がすわっている。

「あ・・・・あの・・・ごっちん?」
凄みながら吉澤が機嫌をとろうとする。
しかし、後藤は何も答えず、怒りのオーラをまとっている。

「あの・・・・え〜と・・・ごめんね!ごっちん・・・その・・・・。」
「・・・・『その』何?・・・」
ドスの利いた声で後藤が聞き返す。

「その・・・そう!飼い主に似て可愛いイグアナだなぁと
 思って、つい、、、ね?・・・そうだ、今日一日ごっちんの言うこと
 何でも聞くから、機嫌直して・・。」

「・・・あはっ!」
パァと後藤の顔に笑顔が戻る。

(よかったぁ〜、機嫌治った・・・ホッ・・)
しかし、世の中そう甘くはない。

「ふふふ・・・よしこ今日は何でもあたしの言う事聞いてくれるんだよね〜?」
後藤がにやっと笑う。何かを企んでいるのが見え見えだ。
吉澤はつい自分の口から出てしまった言葉にもの凄く後悔した。
そして、時計を見た。まだ、午後2時だ。
(・・・最悪・・・・)
42 名前:すなふきん 投稿日:2001年01月29日(月)18時45分45秒
ベッドに腰を下ろし、足を組んですっかり女王様気分の後藤。
「え〜っと、あたしぃ、お腹減ったからぁ、コンビニで何か買ってきて
 欲しいなぁ〜〜。」
目の前で小さくなって正座をしている吉澤に言う。
「はぁ・・・。いってきま〜す・・・。」
吉澤は財布を持ってコンビニに向かった。
(あ〜、ついてないなぁ・・・・)
43 名前:すなふきん 投稿日:2001年01月29日(月)18時57分19秒
30分程して吉澤が帰ってきた。
「ただいまぁ〜。」
「おかえり〜(はぁと」
吉澤は買ってきた物を机の上にバラバラと出す。
「あ〜、つかれた〜。」
そう言って、その場に寝ころんだ。

「そんじゃ、いっただきまーす!」
後藤はパクパクと買ってきてもらった物を口へ運ぶ。

「よしこー、これ美味しいよ〜。よしこも食べなよー。」
「・・・・・。」

(ん?)
後藤は机の向こう側でこちらに背を向けている吉澤の顔を覗きに行く。

「よ〜しこ〜?」
(ありぁ?寝てる?・・・最近忙しかったから疲れてたのかなぁ・・・
 いっや〜、それにしても可愛い寝顔(はぁと)

後藤は吉澤の寝顔を日が沈むまで見ていた。
44 名前:すなふきん 投稿日:2001年01月29日(月)21時53分03秒
「う〜ん、御風呂も沸いたし、よしこ起こさないとねぇ。」
後藤は髪を拭きながら部屋に戻った。
吉澤が爆睡しているので、起こすのも悪いなと思い、先に御風呂を済ませた。

寝相が良いのか、昼間と全く態勢が変わっていない吉澤。
そんな吉澤の体を揺すりながら
「ねぇー、よしこ〜、起きてー!もう夜だよー。」

「・・・・・・ん?・・・・」
やっと、吉澤が目を覚ました。
座ったまま思いっきり伸びをする。
「うーーーーーーん!!・・・はぁ・・・・あたし、、、寝ちゃったんだ・・」
ボーッとしながら言う。
「うん。そ〜と〜気持ちよさそうだったよ。御風呂沸いてるから入ってきなよ。
 眠気覚ましにさ。」
「はぁ〜い。」
そう言って吉澤は後藤からパジャマを借りて御風呂場に向かった。


「はぁ〜〜〜っ。気持ちいーーー・・・」
鼻の下まで湯船に浸かる。
(やっぱ、日本人は風呂だねぇ〜)

吉澤は天井を見上げた。
「・・・・・・・・。」

ふと、昔のことを思い出していた。
        ・
        ・
        ・
(ごっちんて、あたしの何処がいいんだろう・・・?)
付き合い始めたとき、何となく疑問に思って聞いたことがあった。

「ごっちんてさぁ、あたしの何処がいいの?」
「・・・・・どうして・・・」
「い、いや、なんか・・・・だって、ごっちん可愛いし、そんなあたしじゃ
 なくても他にいい人いたんじゃないのかなぁ・・・と思って・・・」
ちらっと後藤を見てギョッとした。
もの凄い量の涙を流しながら泣いていたのだ。
「え!?・・・な、なんで泣いてんの!?」
「うっ・・・あたしはっ・・・ひくっ・・・
 あたしは、よっすぃーが好きなの・・・・んっ・・・よっすぃーじゃなきゃ
 ダメなの・・・・ううっ・・・。」
吉澤はオロオロしながら、なんとか後藤をなだめた。


こんなこともあったなぁ等と思い出す。
(まっ、あたしがごっちんのこと好きなんだからいっか)
         
45 名前:すなふきん 投稿日:2001年01月29日(月)21時54分40秒
あ〜。。。。拙い文章ですいません・・・・
46 名前:ティモ 投稿日:2001年01月29日(月)22時45分59秒
すごくいいです
47 名前:いずのすけ 投稿日:2001年01月30日(火)00時13分51秒
ふたりともかわいくてよいです。
48 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月30日(火)04時10分07秒
石川はどこで登場するのかな?
49 名前:すなふきん 投稿日:2001年01月30日(火)18時35分18秒
>46,47
有り難うございます
そう言っていただけると嬉しい限りです。
>48
そうですね〜、、、う〜ん、まだ考えていないんですけど、黒いしで、後藤と
戦わせたいなぁ。。。。等と思ってます。
(黒いしについてはまだ、予定なので軽く受け止めてい
 ただけると・・・・(苦笑)
50 名前:すなふきん 投稿日:2001年01月30日(火)18時59分01秒
「あがったよ〜。」
吉澤が部屋に戻ってきた。
後藤の隣に腰を下ろす。

二人は部屋で軽く晩ご飯を口にしながら
とりとめのない話しを喋り続けた。
晩ご飯の片づけが済むと後藤は雑誌に目を向けた。

「よしこ〜、この服可愛いよね〜。」
「あ、ほんとだー。」
吉澤が雑誌に顔を近づける。
後藤は吉澤を見つめた。

その細い体と、白い肌はあまりにも儚く見えて、人間味を感じさせ
ないところがある。
「よっすぃー・・・・。」
「ん?」
「いなく・・・なんないでね・・・。」
「・・え?」
そいうと後藤は吉澤に抱きついた。

「ちょっ!?・・・どうしたの?」
「あたし・・・よっすぃーのことどんどん好きになる・・・・
 押さえらんないの・・・気持ちが・・。」
「ごっちん・・・。」
普段は、何処にでもいる少女と同じように、明るく甘えんぼな後藤。
しかし急に、脆い自分を見せてくる時がある。

吉澤はきつく後藤を抱き返した。そして、優しく頭を撫でてやる。

「ごっちん・・・・大丈夫だよ。」
「・・・・うん・・・・ごめんね。
 なんか、よっすぃーが急にいなくなっちゃうんじゃないかって、時々
 恐くなるの・・・。」
「あたしは・・・・ごっちんだけだから。」
「・・・・うん。」
51 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月01日(木)17時03分39秒
ラブシーン初挑戦!
滅茶苦茶な文になるかも・・・。
大目にみてくれれば幸いです・・・(苦笑・・・
52 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月01日(木)17時54分32秒
「よっすぃー・・・。」
後藤が唇を重ねてきた。吉澤もそれを受け入れる。
熱い濃厚な口づけ。
後藤は吉澤の存在を確かめるかの様に舌を絡めてくる。
「・・んっ・・・っ・・・はぁっ・・・・。」
吉澤が思わず声を漏らす。
後藤は吉澤の方へゆっくり体重をかけて、押し倒した。
唇が離れると吉澤が言った。
「・・・家の人・・・大丈夫なの?」
「みんな、出かけてて今日は帰って来ないんだ。」

二人は、再び唇を重ねる。
自分の上に覆いかぶさっている後藤の首に吉澤は手を回し、激しいキスを求める。
「っ・・・ん・・・・んっはぁ・・。ごっちん・・」
後藤がトロンとした熱っぽい目で見つめ返す。
そして、吉澤の耳元で吐息混じりに囁いた。
「・・・あたしだけだよ・・・あたしだけ・・・見てて。」
吉澤の首筋に舌を這わせる。
両手を後藤から押さえられて自由を奪われている吉澤。
何とも言えない表情を浮かべている。

「よっすぃー・・・綺麗だよ・・・。」
後藤の唇は鎖骨の辺りに下りていく。
「んっ・・・くっ・・・・っ・・」
「声・・・我慢しなくて良いよ・・・あたし、もっと聞き
 たい。よっすぃーの声・・・」
いつも、繰り返されるこの会話。
後藤は吉澤の首周りにキスを繰り返しながら、吉澤のパジャマのボタンを
優しく外していく。一層白い肌が姿を現す。
「肌・・・また、白くなってない?・・・。」
「そ、そうかな・・・。」
「うん、よっすぃ・・・どんどん綺麗になってるよ。」




53 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月01日(木)19時51分46秒
後藤は目の前にいるこの少女が愛おしくてたまらない。
吉澤への気持ちは膨らむばかりだ。

吉澤のはだけているパジャマの中に手を滑り込ませ、背中にまわす。
そして、抱き起こすようにして、自分の方に抱き寄せた。
吉澤はされるがまま、後藤に身を任せた。
体温の低い吉澤の体。
(あたしは、体温高いけど、よっすぃーって、体温低いんだよね・・・)
そう思って、きつく吉澤を抱きしめた。
吉澤は快楽に身を染められて、ぐったりしている。
「・・・・はぁっ・・・ごっちん・・。」

後藤は背中にまわしていた手を吉澤の胸に運ぶ。
「・んん・・っ・・・。」
吉澤は恥ずかしいのか、後藤の肩に顔を埋めた。
後藤がクスッと笑いながら
「よっすぃー、かわいい。大丈夫だよ、あたししか見てないから。」
そう言って顔を埋めている吉澤の髪に指を絡ませながら頭を撫でてやる。
そのあと、後藤はゆっくり体を離し、上に着ている物を脱がせた。吉澤を再び
横にさせて、胸に舌を這わせる。
敏感な部分を執拗に攻め続けた。

「んんっ・・あっ・・・・っ・・。」
吉澤は行き場を失っていた手を後藤の髪に絡ませた。
「っ・・・んんっ・・真希・・・」
吉澤は行為の最中、『真希』と下の名前で呼ぶ癖があった。

後藤は吉澤が自分の下の名前を呼んだのを聞くと
ゆっくりと右手を下の方へ伸ばした。

54 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月01日(木)22時46分33秒
いや〜、恥ずかしいですね〜(照れ
55 名前:名無しさん 投稿日:2001年02月02日(金)01時24分23秒
初挑戦とは思えないほど上手いです。
続きキボン。
56 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月02日(金)22時12分48秒
>55
ありがとうございまーす!
57 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月02日(金)22時17分03秒
いや〜・・・しかし難しい・・・どうしよ・・・
58 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月02日(金)22時23分08秒
「ふふ、ひとみ・・・感度いいね・・。」
後藤も下の名前で呼び返す。
吉澤は顔を真っ赤にしていた。
「恥ずかしがんなくていいよ、あたし嬉しいんだから。」

こうして、二人の密やかな行為は明け方近くまで続いた。
59 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月02日(金)22時24分36秒
ラブシーン期待してた人すいません!!
機会があれば、次に・・・
60 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月02日(金)22時53分03秒
次の日。今日はオフ。
後藤は朝早く起きて、朝ご飯を作っていた。
「よしこに美味しいご飯食べてもらわないとね〜♪」
これでも、意外に料理は上手かったりする。

一通り、やることが終わると後藤はエプロンを外しながら吉澤を起こしに行く。
「よーしこーーー!!起きろーーーーー!!」
そう言うと、布団の中にすっぽり入り込んで寝ている吉澤に飛び掛かる。

「う゛!!・・・・。」
「よしこ、朝だよ〜♪」
馬乗りの後藤は布団の上から吉澤に抱きつく。
「・・・お゛も゛い゛・・・・・。」
「ほら、着替えて!ご飯冷めちゃうから!」

ベッドから這い出し、のそのそ着替える吉澤。
(ごっちん昨日、あれだけしといて、なんであんなに元気なんだ・・・・。)

吉澤は歯磨き等の身支度が終わると台所へ向かった。
「よしこ!早く!ご飯冷めちゃうよ〜。」
「あ〜、はいはい。」
吉澤は後藤の向かい側のいすに座りながら呟いた。
「・・う〜・・・腰痛〜・・・・。」
後藤が心配そうに顔を覗く。
「大丈夫?昨日、無理し過ぎたかなぁ?」
「あ。。いや、その・・・。」
吉澤は顔を紅潮させながら目をそらす。
「ほ、ほらご飯食べよ!冷めちゃうんでしょ?」
「あ、そうだった。そんじゃ、いっただっきまーす!」

朝ご飯を食べていると、後藤がじっとこっちを見つめた。
「な、何?」
「・・おいし?ご飯・・・。」
「あ、うん!ごっちん、料理上手いよね。」
吉澤は美味しそうに食べながら応える。吉澤は素直にそう思った。
「あはっ♪」
後藤はニコッと笑うと自分も食べ始めた。

61 名前:名無しさん 投稿日:2001年02月03日(土)00時54分03秒
甘々なよしごまはいいですねぇ〜。
次の機会のラブシーンに期待です。
62 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月03日(土)17時09分57秒
朝ご飯を食べ終わり、二人で食器を洗う。吉澤が手際よく洗って濯ぎ、その食器
を後藤が拭いている。

「よしこぉ、今日何処行くぅ?」
「どっか行きたいとこある?」
「よしこと、一緒なら何処でもいい〜♪」
「(それが一番困るんだけど・・・)・・・じゃあ、せっかくのオフだし、
 買い物でも行く?」
「行く!行く!」

こうして、この日二人は思いっきり買い物をして楽しい一日を過ごした。


日も暮れたころ、二人は駅のベンチに座っていた。
後藤は吉澤との別れの時間が迫ってくるのを嫌々ながら待つ。
「あ〜、もうすぐ電車来ちゃうよぉ・・・。」
「そうだね。」
あまりにも素っ気なく吉澤が応えた。
「う゛〜、よしこ、寂しくないのぉ!あたしはこんなによしことの別れを
 悲しんでるのにぃー。」
後藤が頬をプーっと膨らませながら言う。
「え、いや・・・、寂しいけど、明日また仕事で会えるじゃん。」
吉澤がちょっと慌てる。
「あ、ほら電車来たよごっちん。」
後藤が淋しそうに俯いたままベンチから立つ。
あまりにも後藤が悲しそうにしているので
吉澤が、後藤の顔を下から覗きながら言った。
「ごっちん、ほら元気出して!また明日会えるんだし。ね?」
その時、吉澤は、ぐいっ!と首元を後藤に引っ張られ、キスされた。

「あはっ、、また明日ねぇ〜♪」
そう言いながら、後藤は閉まろうとする電車の中にピョンと飛び乗り電車は
行ってしまった。

1人残された吉澤。
「・・・ごっちん・・・もう。」
そう言う口元は笑っていた。
63 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月03日(土)17時12分36秒
とりあえず、甘甘な二人の紹介が一段落したんで、これから石川さんあたりを
絡ませようと思います。
64 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月03日(土)21時46分24秒
今日は、娘。全員でのインタビューと雑誌の撮影だ。個人撮影もあったりして
待ち時間が多くなりそうだ。

「おはようございま〜す。」
後藤が待合室に入ってきた。
部屋には、吉澤、辻、加護、の3人がじゃれ合っていた。
いや、じゃれ合っているというより、眠そうにしている吉澤が、
おちびさん二人からまとわり付かれてると言う感じだ。
「あ、後藤さんおはよう、ございます。」
「ございます。」
なぜか辻と加護はエレベータガール風に挨拶を返してきた。
ネタの打ち合わせをしたのか、と言う程二人の息はピッタリだ。
「ごっちんおはよ〜。」
吉澤も挨拶をする。
「おはよ〜、よしこー(はぁと」

その後続々とメンバー達が入ってきた。
65 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月03日(土)21時48分53秒
石川さんどういう役柄が良いでしょうか・・・?
リクエスト等があれば是非ご意見をお願いします。
参考にしていきたいと思いますので。
66 名前:名無しさん 投稿日:2001年02月04日(日)04時09分26秒
なんか石川と後藤でよっすぃ〜を取り合う?みたいのが
多いんで、石川が後藤にまとわりつくってのが見てみたいです
67 名前:名無しさん 投稿日:2001年02月04日(日)07時55分54秒
う〜ん。難しいなあ。
とりあえず単に嫌な奴っていうのはつまらないと思います。
68 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月04日(日)16時06分37秒
>66
なるほど、そういう手もありますね(笑)
>67
そうですよねー。
ほんと、難しいですね・・・。
69 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月04日(日)16時57分20秒
今は中澤、飯田、安部が個人撮影に行っている。
他のメンバーは部屋でまちまちに過ごしている。

吉澤は昨日の夜、友達から電話がかかってきて、
夜遅くまで長電話をしてしまった。
今、猛烈に眠い。
しかし辻・加護の二人はまだ自分にじゃれついてくる。

「・・・ねぇ、あたし今ちょっと眠いから他の人に遊んでもらいなよ・・。」
「やだー!」
「やだー!」
吉澤にはこの二人が小さな悪魔に見えた。
(お願いだから、眠らせて・・・。(涙(涙・・・)

おチビさん二人が吉澤の言うことなんか聞くはずない。
膝に乗ってきたり、後ろから飛び掛かってきたり、意味の分からないなぞなぞを
出してきたり。
吉澤は段々腹が立ってきた。
(・・・・くっそー・・・眠いつってんのにこの二人・・・なぞなぞだって
 いくら答えても間違ってるし・・・)
なぞなぞが分からない事にも腹を立てていたようだ。

吉澤がガバッと座っていたパイプ椅子から立った。

加護
「キャーーー、よしこが怒った〜!」

「怒った、怒った!逃げろーーー!!」
そう言うと二人は待合室から飛び出して逃げて行く。
「待てーーーーーーー!!」
吉澤は眠かった事など忘れて、逃げていった二人を追いかけて行った。

「よっすぃー、足速いべ。」
飛び出して行った吉澤を見て安部が言う。
「ほんと、ほんと。」
保田も同感だ。
矢口も会話に入る。
「二人、すぐ捕まっちゃうじゃん。」

矢口の言った通り二人は、部屋を出て10m程逃げたところですぐ吉澤に
捕まるのだった。

部屋に満足げな顔の吉澤が戻ってくる。
70 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月04日(日)18時02分44秒
吉澤のちょっと後ろから、放心状態の辻と顔を真っ赤を染めて俯いている加護の
二人が入ってきた。

「あれ、二人どうしちゃったの?」
矢口が二人の顔を覗き込みながら吉澤に問いかける。
「ふふ〜ん。」
吉澤が面白そうに笑う。
「よっすぃー何したべさ?」
安部が興味深げに聞く。
吉澤は悪戯っぽく笑いながら
「加護ちゃんには何もしてませんよ〜。辻ちゃんにはちょっと悪戯しちゃい
 ましたけど、ふふ。」

事の経緯はこうだ。
二人は部屋を飛び出し全速力で逃げようとしたが、吉澤がちょっと本気を出すと
すぐに追いついた。
首袖を後ろからガッと掴まれる二人。
二人はそ〜っと吉澤の方を振り向いた。
吉澤は顔に冷笑を浮かべ、こっちを見下ろしていた。

加護(うわっ・・・あかん、よしこ何か企んどるで・・・めっちゃ恐いやんか・・)
辻 (げっ・・・よっすぃー笑ってる・・・ボコボコにされたらどうしよう・・)

しかし、二人の身には思ってもいないことが起こる。
吉澤(ふふ、二人ともビビッて固まってる(笑
   さて、どっちに犠牲になってもらおうかなぁ〜(はあと)
迷った末、辻に犠牲になってもらうことにした。
吉澤は二人にゆっくりと歩み寄り、すぐそこにある廊下の壁まで追いつめた。

加護(どないしよ、逃げられへんやんか)
辻 (わ〜!逃げられない!!)

吉澤は追いつめられて固まっている辻の顔に両手を添えて自分の方に向かせた。

加護(あれ?よっすぃー、・・・ん?辻ちゃんに近づきすぎじゃない?・・あ゛!)
辻(ん?よっすぃーの顔がどんどん近づいてくる・・え?ちょっと!ん゛ーー!)

そうなのだ。吉澤は辻の唇を奪っていた。
辻の口の中に舌を入れ、舌と絡める。
要するに濃厚な大人のキス。
辻は目を開けたまま放心状態だ。
しばらくして、吉澤が唇と手を離した。

吉澤(あら?辻ちゃん固まっちゃってるよ・・・ちょっと、調子
   乗りすぎたかな・・・・まっ、いっか)

「いや〜、ごちそうさま。あ、加護ちゃんもして欲しい?」
ビックリして二人を見つめていた加護は吉澤の問いかけに
我に戻って、怯えた表情で顔を思いっきり横に振った。
「え〜、そうなの?残念だなぁ〜。」
吉澤が変な色気を交えて加護を見つめながら言った。
加護は思わず後ずさりする。

加護(よ、よしこ・・・恐い・・・・)
辻 (・・・・・・・・。)

吉澤は楽しそうに笑いながら戻っていった。
71 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月04日(日)18時09分19秒
と、これが事の全てだ。
部屋にいるメンバーは大爆笑している。

後藤の隣に座っている吉澤
「あ〜、これからしばらく、二人とも近づいてくれないね。」
後藤に話しかける。
「あはは、ほんとだよー。」
後藤は時々こんな風に悪戯な一面を見せる吉澤も好きだ。
楽しそうに談笑している後藤と吉澤。
この二人を細く微笑しながら見つめているメンバーがいた。
72 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月04日(日)18時12分04秒
あ〜、一気に書いたから疲れた〜。
見つめている人影・・・。もちろんおわかりですよね?
さて、これからどうしよーかなぁ・・・。
73 名前:名無しなっち 投稿日:2001年02月04日(日)23時10分29秒
なっちの名字は安倍だべさ!!
74 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月05日(月)17時52分56秒
>73
あ〜!!すいませーん!!
75 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月05日(月)18時38分53秒
楽しく、二人で談笑していると
「後藤さーん、お願いしまーす!!」
スタッフから声がかかった。

「はーい!それじゃ行ってくんね〜。」
「あ、うん。」
後藤は急ぎ足でとたとた出ていった。

後藤が出ていったあと、石川が
見計らったかのように後藤の座っていた椅子に座ってくる。
「よっすぃ〜。」
「あ、りかちゃん。」
(・・・う〜ん、最近梨華ちゃん苦手なんだよね〜・・・・あたしを見る目が
 他の人と違うっていうか・・・・)

「ねぇ、よっすぃー、その指輪どうしたの?」
吉澤の右手にはめられているシルバーの指輪を見つめながら石川が聞いた。
「あ〜、これ?昨日買ったんだ。」
「へぇ〜、・・・確か、ごっちんもしてたよね?」
「うん。一緒に買ったから・・・。」
「ふーん、そうなんだ。かわいいよねぇー・・・」
そう言いながら石川は吉澤の右手を掴んで見つめていた。
「う、うん。ありがと。」
自分の手を掴んでいる石川の手。掴んでいる力が段々強くなる。

「ちょっ・・・梨華ちゃん痛いんだけど・・。」
「あ、ゴメン!ゴメンね・・ゴメンね、よっすぃー。」
「あ、いや、そんな謝るほどの事じゃ・・・・。」
そう言いながら吉澤はさっきまで掴まれていた自分の右手を見た。
白い肌に赤く跡が残っている。
石川の細いこの体の何処からこんな力が出てくるのかと吉澤は思った。
そんなことを考えているとき・・・・
76 名前:名無しさん 投稿日:2001年02月06日(火)01時07分27秒
石川怖いぞ(w
77 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月06日(火)22時03分25秒
「・・・・よっすぃー・・今度の日曜さ・・・暇?」
「え?どうして?」
「日曜ちょうどオフだし、久しぶりに一緒に買い物でも
 どうかなぁと思って・・あ、ごっちんも誘おうよ!ダメ?」
「あ・・うーん、まだ、予定がちょっと・・・。また、後で言うね。」
「そっか、分かった。」
吉澤は思わずため息をつきそうになった。
(はぁ〜、隣がごっちんだったらどんなに楽だろう・・・。)



78 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月06日(火)22時05分31秒
>76
そうですよね(笑)

あ・・・77の最後のかっこは気にしないで下さい・・・。ははは・・・(苦笑)
79 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月06日(火)22時27分23秒
後藤・吉澤は仕事の時はなるべくプライベートを持ち込まないように
している。
これは付き合い始めたときに二人で決めた事だ。
だから、仕事の時はお互い「メンバー」として見ている。
もちろんその反動は休みの日や二人っきりになった時に返ってくる。
だからオフの日はなるべく二人で一緒に過ごすようにしている。

とりあえず吉澤は、その日の仕事が終わって後藤と食事に行くときに聞いてみる
ことにした。
幸いにも石川は家の方向が逆なのでここにはいない。

行きつけのちょっとアンティーク風の小洒落たレストランに入る。
この時間帯は大抵いつも空いている。
お互い好きな物を注文する。

美味しそうにグラタンを食べている後藤に向かって吉澤が口を開いた。
「ねぇ、ごっちん・・。」
「モグモグ・・ん〜?」
「あのさ、今度の日曜オフだよね?」
「あ〜、確かそうだねー。」
「それでさぁ、あの・・・梨華ちゃんが3人で一緒に買い物に行かないかって
 ・・・・どうする?嫌なら断っとくけど・・。」
「あたしは別にいいよ。そいえば久しぶりだよね〜、3人で買い物行くの。」
後藤はニコニコしながら言った。
「そ、そっかぁ。じゃあそう言っとくね。」
吉澤は心のどこかで後藤が石川からの誘いを断ることを期待していた。

80 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月06日(火)23時06分41秒
(はぁ〜・・・そうだよね、ごっちん梨華ちゃんがあたしにしつこいの
 知らないだもんね・・・。まぁ、買い物だけなんだし・・・。)
石川は後藤がいるときは絶対に吉澤にベタベタした態度はとらない。
後藤がいなくなるとこれ見よがしにくっついて回る。
その事に吉澤自信が気づいたのは最近のことだ。
それまでもちょっとお節介だなぁと思うときはあったのだが・・・。
81 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月06日(火)23時07分32秒
なんか、どんどん方向がずれていってますね・・・。
まぁなるようになるさ〜♪
82 名前:名無し読者 投稿日:2001年02月08日(木)07時19分42秒
よしごまの甘々、超超超いい感じ♪
更に石川をからめた、いしよしごまの今後の展開を楽しみにしてます。
83 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月08日(木)16時13分37秒
>82
ありがとうございます^^
84 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月08日(木)16時35分53秒
二人は食事を済まし店を出た。
まだ夜の7時。辺りは少し暗くなってきた。
二人は何処に行くでもなく辺りをぶらついていた。
吉澤が言った。
「ねぇ、ごっちん、公園行かない?」
「あ、うん。いいよ。」

二人は近くにある大きな公園に着いた。
少しの間街路樹の側を歩いていると急に吉澤は後藤を木の陰に引き込んだ。
そして、力いっぱい抱きしめた。
「!?・・・・ど、どうしたの?よしこぉ〜?」
後藤は突然のことにビックリしながら吉澤の腕の中で聞いてきた。

吉澤は自分でもよく分からなかった。
本当にただ後藤を抱きしめたいと思った。
後藤の肌の温もりを感じたいと思った。
「なんか・・・・したかったから・・・ゴメン・・。」
自分でも訳の分からない言い訳だと思う。
「い、いや・・なんか、よしこからこんなことしてくるなんて珍しいから・・・。」
そう言って後藤も吉澤の腰に手を回した。
お互いの肌の温もりがとても愛しいものに思えた。

後藤が吉澤の顔を見上げた。
「・・・よっすぃー・・・。」
そのまま後藤は目を閉じる。
吉澤は後藤を抱きしめたまま唇を重ねた。

お互いの唇が触れるだけのキス。付き合い始めた時を思い出させる。
そっと顔を離して見つめ合う。
「えへへ♪」
後藤は子供のようにニコニコして吉澤の顔を見る。
そんな後藤の笑顔を見ると、つい吉澤の口元も緩む。
「うーーーーん!もう、ごっちんかわいいーーーー!!!」
吉澤はそう叫んでギューーっと後藤を抱きしめる。
「きゃぁーーーー!よしこ〜!!」
後藤もキャァキャァ叫びながら吉澤を抱き返す。
「帰ろっか?ごっちん。」
「うん!」
そのまま二人はあったかい気持で手をつないで帰った。
85 名前:名無しさん 投稿日:2001年02月08日(木)17時58分52秒
最高ッス…!
86 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月08日(木)19時17分46秒
>85
そう言ってもらえると、ほんとに嬉しいです^^
87 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月08日(木)20時07分13秒
それから、あっと言う間に忙しい日々が過ぎて土曜日の朝。

「お゛は゛よ゛う・・ござい・・ま゛す・・ゴホッ、ゴホッ・・・。」
雑誌の撮影で楽屋に入ってきた吉澤の声を聞いてメンバーはギョッとした。
怠そうにパイプ椅子に座りゴホゴホ言っている吉澤に中澤が駆け寄る。
「ど、どうしたんや!?その声・・。」
「・・・風邪・・ひいたみたいです・・・。」
「声ガラガラやんか!ちょっと大丈夫なんか?。」
心配そうに声をかけようとしている中澤を押しのけ後藤が来た。
「あたっ!!ちょっと!なにすんねん!!ごっちん聞いてんのか!」
「ちょっとーーーー!!よしこ〜!!大丈夫なのー!!」
中澤のことなど全く聞いてはいない後藤。
「う〜ん・・・大丈夫・・・じゃないかも・・あはは・・ゴホッ。」
「あははじゃないよ!」
「うっ・・・。」
後藤の真剣な顔にちょっと圧倒される吉澤。思わず視線を下げてしまう。
「お、怒んないでよ、ごっちん・・。」
そう言って後藤の方に顔を向ける。
心配そうに涙目になってこっちを見ている。

(うわ〜・・・もうそんな顔で見ないでよー。何にもしてないあたしが
 悪者みたいじゃん・・・。あ〜、でもこんな真剣ごっちんが心配して
 くれるなんて かなり嬉しいかも・・。)
88 名前:名無しさん 投稿日:2001年02月10日(土)02時59分01秒
あま〜くてとろけてしまいそうなここのよしごまが大好きです
89 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月10日(土)12時15分31秒
>88
ありがとうございます^^
二人にはこうあって欲しい、て感じで書いてるんで嬉しいです!
90 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月10日(土)12時34分40秒
「もう、早く治してよね・・。」
後藤はちょっと拗ねたように言ってメイクさんのとこに行ってしまった。

(拗ねたごっちんも可愛い・・・。)
後藤の愛くるしい後ろ姿を見ていた自分の顔に、そっと手が添えられる。
吉澤はビクッとして、反射的に手の主を見た。

「!・・・り、梨華ちゃん・・・。」
石川の顔がグッと近づいてくる。
(わっ!)
吉澤は思わず目をギュッと閉じた。
「熱はないみたいだね?」
お互いの額があたっている。
(・・・キ、キスされるかと思った・・・・)
吉澤は自分の顔が熱くなるのを感じた。
「どうしたの?よっすぃー顔、真っ赤だよ?・・・無理しないでね。」
石川はクスッと笑って戻っていった。
何か全てを見透かされているようで吉澤は恥ずかしかった。
石川のあの笑顔を見ると息が詰まりそうになる。
(・・・・。)

吉澤はハッと我に返って後藤の方を見た。
自分達のことは見ていなかったらしくメイクさんと楽しそうに話している。
ちょっとだけ、後藤に後ろめたいものを感じた。
(はぁ〜・・・何もしてないのに、何で罪悪感感じてんだろ・・・あー、きつっ)
91 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月10日(土)12時59分05秒
そうして、雑誌の撮影も終わった。
この後メンバーはユニットや個人での活動があるのでそれぞれの場所へ向かう。

吉澤は衣装から着替えると保田、後藤と一緒に楽屋を出た。
次はダイバーの収録が待っていた。
やっと、石川の視線から逃れられたと、吉澤はホッとした。

その時、急に頭がグラグラした。
(うわっ・・・・)
倒れると思って吉澤は廊下の壁に寄りかかり体を支えた。
「!?ちょっと、吉澤、大丈夫?」
保田がビックリして吉澤に聞く。
「・・ああ、ちょっと眩暈がしただけですから。大丈夫ですよ。」
「よしこ・・ほんとに大丈夫なの?無理しないで病院行った方が・・・。」
後藤も心配そうに顔を覗きながら言った。
「大丈夫だってば、ごっちん。」
(こんなことで、いちいち迷惑かけらんないし)
とは言っても
(・・・ほんとに大丈夫かなぁ・・・)
吉澤自身ちょっとやばいかもしれない、と感じていた。

何とかラジオの収録も終わった。
吉澤はその頃ヒューヒューと苦しそうに肩で息をしていた。
「よしこ、送っていこうか?」
「・・・悪いよ。ごっちんの家からじゃかなり遠いし。」
「吉澤、送ってもらいなよ。大体あんた人に気使ってる状況じゃないでしょ?」
「でも・・・。タクシーでもつかまえて、帰りますよ。
 それじゃ、お疲れさまです。」
フラフラと廊下に出る吉澤。
(マジきつい・・・。よしこ家に着くまで倒れんなよぉ〜・・)
自分に言い聞かす。
しかし、またさっきの眩暈が襲ってきた。
92 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月10日(土)13時13分26秒
頭がガンガンする。
(げっ・・・やばっ・・・)
「うっ・・・わっ・・・・」
そこで吉澤の意識は途切れた。

後藤と保田はいくら自分達が言っても吉澤が1人で帰ると言うので
諦めて自分達も帰ろうとしていた。
「よっすぃー頑固だよね〜。」
「ほんとだよ!もう、よしこは!」
そんなことを二人で話していると『ドサッ!』と大きな音が聞こえた。
二人ともビックリして顔を見合わせる。
「何!?」
「ちょっと、後藤行こう!」
スタッフと二人は廊下に飛び出す。
吉澤がグッタリと倒れていた。
「キャァーーー!よしこー!!」
「吉澤!!」
後藤が駆け寄って吉澤を抱き起こす。
反応がない。気を失ってるようだ。
「吉澤さん!!」
スタッフも呼びかける。

その後、吉澤は病院にかつぎ込まれた。
93 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月10日(土)13時17分23秒
気が付くとスレ数が90を越えている・・・。
よく書いたもんだ。

う〜ん、まだ石川さんの役所がはっきりしない・・・。
こうして欲しい等のご意見があればお願いします。
94 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月10日(土)16時01分45秒
ポタッ・・・・ポタッ・・・・

・・・ん?・・・点滴?・・ここ・・・病院なの?・・・
あ・・・やっぱあたし、倒れたんだ・・・
あれ?ごっちんだ・・・・寝てるのかなぁ?・・・

「ごっちん・・・・。」
そっと手を伸ばして髪を撫でる。
後藤はイスに座ったまま吉澤の寝ているベッドに顔を伏せて寝ていた。
無理もない。もう夜中の12時をまわっている。

声をかけられた後藤はガバッと顔を上げ吉澤を見つめた。
「目・・・覚めた?・・・よかった・・・。」
そう言いながら吉澤の上に被さりそうな姿勢で顔を撫で回した。
目からは涙が零れていた。
吉澤は後藤の気が済むまでそうさせていた。

吉澤の髪を撫でながら後藤は言った。
「よしこ、病院運ばれたとき40度近く熱あったんだよ。」
(熱・・・そんなに出てたなんて気づかなかった・・。)
「2,3日入院したほうがいいって。あ、それとここ個室だから。」
「そっか・・・。」
「うん。・・・喉渇いたでしょ?水飲む?」
後藤はベッドの側にある簡素な机の上に置いてあるペットボトルを開けている。
吉澤はペットボトルの横に置いてある時計を見た。
「12時・・・・ごっちん、家いいの?」

95 名前:名無しさん 投稿日:2001年02月11日(日)05時51分12秒
よしごまのラブラブぶりに石川が入り込む余地があるのかな?
このまま、よしごま超ラブラブ路線でいってもらいたいです。
96 名前:名無し読者 投稿日:2001年02月11日(日)12時36分51秒
石川をからめた今後の展開に期待。
97 名前:名無し読者 投稿日:2001年02月11日(日)22時34分29秒
なぜかいしごまがいい。
98 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月11日(日)23時09分21秒
>95〜97
有り難うございます。なるほど・・・難しいっす・・・。
石川さん・・・。まぁ、とりあえずよしこにはさんざん悩んでもらうと思います(笑)
99 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月12日(月)17時19分31秒
「うん、ちゃんと電話しといたから。よしこのお母さんには弟くんもいるし
 あたしが見てるからって言っといたよ。明日休みだしね。」
「ごめん・・・ありがと、ごっちん。」
後藤はコップに水を注ぎながら、困ったように笑っていた。

「はい。」
「ありがと。」
吉澤は渡された水をゴクゴクと一気に飲み干した。
「はぁっーー。・・・ん、なんかすごい汗かいてる・・。着替えたいかも・・。」
「ああ、じゃあ点滴ついてるから看護婦さん呼んでくるね。」

5分ほどすると後藤と看護婦が戻ってきた。
看護婦は点滴を見た。
「もうすぐ無くなりますね。外しましょうか。」
看護婦は慣れた手つきで吉澤の腕から針を抜き、片づけた。
「それじゃ、夜遅いんで。」
「有り難うございました。」
後藤がぺこりと頭を下げると看護婦は部屋を去った。
100 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月12日(月)17時35分31秒
「着替える?」
「うん。」
吉澤は上半身を起こしていつの間にか
着せられているパジャマのボタンを外していく。
「外、出よーか?」
後藤は床に視線を落としたまま聞く。
吉澤は自分に気を使っている後藤が少しおかしかった。
もう、一線を越えた関係なのに何を今更。吉澤はそう思った。
「ううん。ここ居て。」
「う、うん・・(照れ」

吉澤は上半身にまとっていたものを全て脱ぐと、あぐらをかいたまま
くるっと後藤に背中を向けた。
「ごっちん、汗拭いて〜。」
「は、はい、ちょっと待って。」
後藤は吉澤の母が持ってきた着替えなどが入れてある大きめのバッグの中から
タオルを取り出した。

吉澤の少し汗ばんでいる背中を拭いていく。
やはり、いつものように色白だなぁーと思ってしまう。

「終わったよ。はい、これ着て。」
吉澤は渡された着替えを着るとポンとベッドから下りた。
101 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月12日(月)17時38分31秒
やったぞー!!
100越えたーー!!
思えば長かったこの道のり・・・。
読んで下さっている方、これからも宜しくお願いします!
102 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月12日(月)18時03分59秒
「し、下も着替えるの?」
「そう・・だけど・・?」
後藤は頬を赤く染めたままバッグからゴソゴソ取り出して来た。
「こ、これ。下着と下のパジャマ。」
なるべく見ないように俯いたまま後藤が吉澤に渡す。
「ありがと。」
吉澤はさっさと着替え終わると
「終わったよー。」
自分に背を向けてイスに座っている後藤に言った。
後藤はホッとしたように淡いブルーのパジャマを着ている吉澤の方を向いた。
袖が少し余っている。ちょっと大きいようだ。

「よしこ・・体大丈夫?・・」
「う〜ん、まだ怠いけど朝に比べたら楽になったよ。」
「そっか。じゃほら早く寝て!」
吉澤ははいはいといった感じでベッドの中に戻る。

「あ・・・ごっちん・・。」
「んー?」
「明日・・・約束してたのに・・・。」
「あ〜、その事なら梨華ちゃんにはちゃんと言っといたから。
 そんなことより、今は早く風邪治して!」
後藤はそう言いながら吉澤の布団をかけ直した。
吉澤は石川の名前を聞いてドキリとしたが後藤が側に居てくれたので
ぐっすり眠ることができた。
103 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月12日(月)18時31分07秒
シャッとカーテンを開ける音が部屋に響く。

吉澤は差し込んできた光の眩しさで目を覚ました。
「ん・・・。」
起床時間になったので部屋のカーテンを開けている若い看護婦が
目を覚ました吉澤に気づく。
「おはよー。」
「あ、おはようございます。」
「昨日はよく眠れた?」
「あ、はい。」
吉澤は眠そうにベッドから体を起こす。
「もうすぐ、朝ご飯来るから。」
看護婦はそう言いながら吉澤の額に手を当てる。
「熱は・・下がったみたいね。体どう?」
「だいぶ楽になりました。」
「そう、よかった。倒れるまで無理するなんて、もっと自分の
 体大事にしないきゃだめよ。」
「・・すいません・・。」
吉澤はちょっぴり反省した。
(ん?あれ?)
部屋を出ていこうとする看護婦に吉澤が慌てて聞いた。
「あ、あの!ここに女の子居ませんでしたか?」
「え?あ〜、その子なら今朝早くに帰ったわよ?なんか迷惑かけたら
 あれだし、とか言ってたけど・・」
看護婦はそう言い残して、部屋を出ていった。

「そっか・・帰っちゃたんだ・・・。
 勝手に帰んないでよ・・・寂しいじゃん・・。」
ベッドにどさっと倒れる。
「病院だから、メールも送れないし・・・ん?・・何これ?」
104 名前:名無しさん 投稿日:2001年02月13日(火)02時05分14秒
祝100越え!
いつも、楽しく読ませて頂いてます。
次は200めざして頑張ってください。
105 名前:名無しさん 投稿日:2001年02月13日(火)17時43分58秒
けなげに看病する後藤がかわいいなぁ。
106 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月13日(火)21時53分29秒
>104,105
有り難うございます^^
頑張って書くゾー!!
107 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月13日(火)22時20分51秒
吉澤はベッドの側にある机の上にメモが置いてあることに気づいた。
「ごっちんからだ・・・。」
書いてある字を見て後藤からだと察しが付く。

『よしこへ
 とりあえずあたしは家に帰るね。
 朝起きてあたしの可愛い笑顔が
 ないからって 落ち込まないでよ〜(はぁと
              ごっちんより 』


「ごっちん・・・。」
口元が綻ぶ。
「あー、早く元気にならないとね!」

その日は吉澤は母が見舞いに来てくれたのでゆっくり親子の会話を楽しんでいた。

コンコン
「あら、誰かしら?」
吉澤の母はドアを開けた。
「あら!」
「どーも、こんにちわー。」
ドアの向こうに居たのは中澤だった。
吉澤は中澤の突然の訪問に驚くばかり。

108 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月13日(火)22時31分24秒
「よー!どうなんや調子は?」
そう言いながら中澤は部屋に入ってきた。
「それじゃ、お母さん晩ご飯の準備もあるし帰るわよ。」
母は二人に気を使って、中澤に一言お礼を言って帰っていった。

中澤はお見舞いに持ってきた林檎を剥きながら喋り続ける。
「まぁ、メンバー代表、つうことで私が来たわけや。」
「すいません、わざわざ・・。」
「ええんや、気にせんといて。ところで、ごっちんはおらへんの?」
「あ、はい。なんか気使ってくれて今朝早く帰っちゃって。」
「あはは、もう気使う仲やあらへんやろうに。」
中澤はニヤニヤしながら言った。
吉澤は赤くなりながら苦笑するしかない。

「それよりわたし、あんたに聞きたいことがあったんよ。」
「何ですか?」
「その・・・吉澤、石川と浮気してへんよな・・・?」
「は?」
109 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月13日(火)22時34分11秒
この話一体いつ終わるんだろう・・・。
自分で書いてても分からない・・・。
110 名前:ちょっと、よっすぃー視点で書きます。 投稿日:2001年02月13日(火)22時50分26秒

あたしは中澤さんの口から予想もしないようなことが飛び出したので間抜けに
聞き返してしまった。

「いやな・・その違うならいいねん。ただちょっと気になったから、それだけや。」
中澤さん嘘ついてるのばればれです・・。
「梨華ちゃんが・・何か言ったんですか・・・。」
中澤さんはやばって顔した後喋りだした。
「いや・・・まぁ・・その、そうなんやけど・・。」
「梨華ちゃん何て・・・。」
111 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月13日(火)22時53分44秒
この話が終わったら、よっすぃーとごっちんの学園物書こうかなと思います。
112 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月13日(火)22時55分09秒
学園モノ!
自分も書いているのですが、
なかなかうまくかけなくて…期待です
113 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月13日(火)23時05分23秒
>ミルクチョコさん
「学園モノ」読ませてもらってます。
すごく、甘くていい感じです。

次のはもう大体ストーリーが決まっているんですが、
ちょっと話が重くなるかも・・。

114 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月14日(水)22時53分38秒
「昨日あんたが倒れたって連絡入った時、みんなびっくりしてなぁ、まぁ、その後
 容態も落ち着いたって聞いて、あたしがメンバー代表でお見舞い行って来るわ
 って言ったんや。ほら、みんなで来て騒がれたら迷惑やろ?」
まぁ、確かに辻・加護の二人が一緒に来たらあたしの体がもたない・・・。
「そしたら、石川が・・・自分も行くってきかへんねん。あたしもびっくり
 してな。普段はそんなこと言う子やあらへんやんか?
 みんな行かへんのやし、あんただけっていうのもなぁ、て言ってなんとか
 なだめたんやけど・・。そん時、『あたしのよっすぃー』って何度も
 口走っとたんよ・・・。」
「・・・・。」
あたしは何も答えることができなかった。
胸の中に何かイライラしたものを感じた。

「まぁ、あんたはごっちん一筋みたいやから安心したわ。
 あの子、あんたに浮気なんかされたら立ち直れへんやろうし。
 その辺はあんたが一番分かってるとは思うけど・・・。」
確かにあたしが浮気なんかしたらごっちん・・・・・容易に想像がつく。
大体その前にあたしは浮気なんてするつもりない。
あたしだってごっちんにそんなことされたら・・・。
あたし達はお互いに依存しながら支え合ってる・・・。
115 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月14日(水)23時14分53秒
「ほら、林檎剥いたから食べてや。」
中澤さんから渡された林檎を口へ運ぶ。
何故だか全く味を感じなかった。

「中澤さん・・・。」
「ん?」
「梨華ちゃん一体何がしたいんですか・・・・。」
あたしは呟くように言った。
「吉澤・・・。」
「あ、すいません!はは、気にしないで下さい!あたしはごっちんだけですから!」
中澤さんが心配そうにあたしを見るから、大げさに明るく振る舞って見せた。
「・・・まぁ、何か言いたいことあったらいつでも言いや。
 これでも一応娘。のリーダーやってんやし。」
中澤さんはそれ以上何も聞いてこなかった。
たぶん、中澤さんなりの優しさなんだと思う。
中澤さんは少しして
「はよ、風邪なおしや。」
そう一言いって帰って行った。
116 名前:名無し読者 投稿日:2001年02月15日(木)02時30分47秒
甘系よしごまにひと波乱があるのでしょうか?
つづき楽しみ。
117 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月15日(木)21時42分01秒
>116 名無し読者さん
そうなんですよね〜。
一波乱・・・起こしてみますか。
118 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月15日(木)22時24分32秒
次の日やっと、あたしは退院することができた。
病院から薬をもらって、お母さんと一緒に家に帰る。
今日は大事をとって仕事を休んだ。
明日は娘。の収録があるからとマネージャーさんから連絡が入った。

その日の夜、あたしはベッドの中で考えていた。

梨華ちゃん、あたしがごっちんと付き合ってるの知ってるのかなぁ・・。
まぁ、確かにちゃんと言ったわけじゃないけど・・・。
明日からも今までみたいにベタベタされたら、さすがにごっちんにも
気づかれちゃうよ。
ごっちん、すぐ思い込んじゃうからなぁ・・。
『あーー、よ、よっすぃーはあたしより梨華ちゃんが好きなんだーーー
 そうなんだーー!!ああーーーーー(泣』
なんてことになるんだ・・・・。
はぁ・・・もう、いっそのことハッキリ告白されたほうが楽だよ。

あたしはさっさと、梨華ちゃんとの曖昧な関係をどうにかしたかった。

「ごっち〜ん・・・。」
そう言いながらごろんと寝返りをうった。

うーん、ごっちんに会いたい。思いっきりよっすぃー!!て抱きしめて欲しい。
はぁ、寂しいなぁ〜・・・。
「・・・だめだな、こんなことじゃ・・・。」
今度梨華ちゃんに会ったら言ってみよ。
こんなことやめて欲しいって。
あー、でもいざとなったら言えないんだろうなぁ・・・。

あたしはこんな事を考えながら眠りについた。
119 名前:もん 投稿日:2001年02月16日(金)07時17分23秒
すごーく読み易いので、のめり込んじゃってます。^^;
次回作、待ってまーす。
120 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月16日(金)15時58分01秒
>119 ももさん
どーも、ありがとうございます!
次回作はちょっぴり(かなり?)痛いめよしごまで行こうかなと・・・。

しかし、まずこの話を終わらせなければ・・・。
いつになるんだろ・・・。
121 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月16日(金)22時30分21秒
今日は娘。の収録があるのであたしは学校をちょっと早めに終わって
スタジオに向かった。
楽屋に入る。
「おはよーございまーす!」
「おー!よっすぃー!!」
加護ちゃん辻ちゃんそして飯田さんと中澤さんが先に楽屋に入っていて、
みんな声を合わせたようにあたしを見て声を上げた。

「もう、吉澤、かおり心配したんだよ〜。」
飯田さんが笑いながら言った。
「はは、すいませーん。」
「「よっすぃーー!!」」
辻ちゃん加護ちゃんが飛びついてくる。
なんだかんだ言ってもこの二人はやっぱり可愛い。
「ほらほらあんたら、よっすぃー病み上がりなんやから無理させたらあかんでー。」
「「はーい!」」
やっぱメンバーっていいな、って思っちゃたりする。
122 名前:今度はごっちん視点です 投稿日:2001年02月16日(金)22時54分42秒
昨日ケータイに
『明日から仕事行くね』
ってよっすぃーからメールが入ってきてたからあたしは今日の娘。の収録スタジオに
ドキドキしながら向かった。
だって、2日も会えなかったんだよ?
20分程するとメンバーも全員そろって、衣装に着替えたり、メイクをしたりと
大忙し。
メイクの最中よっすぃーと目が合う。
よっすぃーは目が合うたびにニコッって笑ってくれる。
きゃぁー!もう、よっすぃ〜(はぁと)・・・。
よっすぃーに抱きつきたいなぁ〜。
はぁ〜、でも今は仕事中。
休憩時間がちょっぴり待ち遠しいよ。
123 名前:今度はごっちん視点です 投稿日:2001年02月16日(金)23時04分50秒
なんとか収録は進んでいって、やっと休憩時間になった。
へへへ、よっすぃー、よっすぃ〜。
あたしはよっすぃーの姿を捜してキョロキョロその辺を見渡す。
あ!いた!
ん?なんか梨華ちゃんと話してる・・・。
気のせいなのかよっすぃーの顔が暗く見えた。
お?二人して何処行くんだぁ?
二人とも廊下に出てどっか行っちゃった・・・・。
ジュースでも買いに行ったのかなぁ?
せっかくよっすぃーと二人っきりになろうと思ってたのに〜。
ま、今日一日は一緒にいれるんだからいっか。
124 名前:名無し読者 投稿日:2001年02月17日(土)08時13分56秒
次回作も期待大ですが、ただ、このお話しが大好きなので無理やり終らせるような
展開だけは・・・・・。
それにしても、ここのよっすぃ〜超やさしくて、ごっちんは超かわいいなぁ〜。
125 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月17日(土)15時50分18秒
>124 名無し読者さん
ほんとにありがとうございます(^^
この話を無理矢理終わらせるのは自分としても嫌なので御心配なく^^

よっすぃーは切なく優しく! 
ごっちんは素直に可愛く!
これがまぁ目指してるところなので>124こう言ってもらえてすごく嬉しいです
126 名前:よしこ視点で・・・ 投稿日:2001年02月17日(土)16時20分06秒
やっと収録の休憩時間が入った。
ごっちん何処だ・・・?あ、いた。矢口さんと話しながらキョロキョロしてる。
あたしは久々にごっちんと二人きりになりたかったので、
ごっちんのとこに足を運ぼうとした。
その時
「よっすぃー!」
梨華ちゃんに後ろから腕を掴まれた。
「え?…あ、梨華ちゃん…な、何?」
今日初めて梨華ちゃんと口をきいた。
「ちょっと、話したいことがあるんだけど…その、ここじゃあれだから
 トイレに来て。」
梨華ちゃんはあたしの腕を掴んだまま言った。
「…うん…。」
なんだろう…話って。
あたしにとって良いことでは無いようなのは、なんとなく分かった。
あ、ごっちんこっち見てる…。
ごっちんは少し寂しそうに溜め息をついていた。
たぶんあたしと同じ気持ちなんだと思う。
あたしは渋々梨華ちゃんについて行った。
127 名前:よしこ視点で・・・ 投稿日:2001年02月17日(土)17時10分49秒
スタジオからちょっと離れたトイレにあたし達は着いた。
あたしは鏡の前に立って髪を直しながら梨華ちゃんに言う。
「梨華ちゃん話って何?」
内心穏やかではなかったけど、いつもと同じように装っていた。
「わざわざゴメンね…。」
「いや、別にいいけど…。」
「…ごっちんと居たかったんでしょ?」
あたしは梨華ちゃんの口から出たその言葉にドキッとした。
梨香ちゃん…知ってたの?……じゃあなんであんなこと…。
「知ってたんだ…。」
「うん…。」
「……それより、話って…。」
しばらくの沈黙。
そして、梨華ちゃんが言った。
「私……よっ…ひとみちゃんのことが好き!」
「……。」
なんとなく思ってはいたけど、ここまでハッキリ言われちゃうとなぁ…。
「でも、梨華ちゃん、あたしがごっちんと、その…付き
 合ってるの知ってるんでしょ?」
梨華ちゃんは黙って頷いた。
「だったら…。」
「でも、あたし本当にひとみちゃんのこと好きなの!気持ちだったら  
 ごっちんにだって負けない!」
梨華ちゃんはあたしの肩を掴んで泣きそうになりながら言った。
「いや、そんなこと言われても…。」
どうしよ…。
何て言えばいいのかなぁ…大体これからもメンバーとしてやっていくわけで…
そんなハッキリ付き合えない!なんて言って、今までと同じようにやってけるん
だろうか……。
あたしが黙ってるからなのか梨華ちゃんは口を開いた。
「どうして…?どうしてなの?あたしこんなによっすぃーの
 こと好きなのに…。ごっちんの方が可愛いから?」
「そ、その大体あたしは女の子が好きって言うんじゃなくて、なんて言うか…
 ごっちんだから好きになったて言う感じで……だから、その梨華ちゃんを、
 恋愛対象として見れないし…今のままの関係でいたいから…。」
あ〜、あたし何言ってるんだろう…。
告白された方がまし、なんて思ってたくせにいざとなったらこれだ…。
『よしこはさ、ちょっと優しすぎるんだよねぇ〜。』
ごっちんに前言われたっけ。
優しいと言うよりただ曖昧なだけかも…。


 
128 名前:よしこ視点で・・・ 投稿日:2001年02月17日(土)17時47分22秒
「…分かった。」
梨華ちゃんは呟くようにあたしに言った。
「そ、そう。じゃあたし戻るよ?」
あたしはそう言うとトイレから出ようとした。
そしたら梨華ちゃんは後ろから
「でも、あたしよっすぃーの事諦めない!」
「へ?」
え?なんで?さっき分かったって…。
「今度は裏でコソコソしたりしないから!正々堂々とごっちんから奪ってみせる!」
奪うって…そんな…。
大体なんでそんな生き生きしてるの…。
「だから、それまでよっすぃー待ってね。」
梨華ちゃんはそう言うとトイレから出ていった。
1人トイレに残されたあたし。
これから一体どうなるの……。
129 名前:もん 投稿日:2001年02月18日(日)00時49分46秒
すなふきん様、名無し読者様へ
「次回作」というのは「このお話の続き」という意味でございます。
誤解を招くような発言をしてしまい申し訳ありませんでした。 <(_ _;)>

P.S.
現実的なストーリーなので、実際に有り得そうな錯覚に陥ります。
MUSIXなどの よしごまの絡みを見ていると、妄想してしまいます。^^;
130 名前:FANTASISTA 投稿日:2001年02月18日(日)04時45分19秒
最初からじっくり読ませていただきました!
よしごま…しかも甘くてサイコーです。一途なごまがたまんないっす♪
それとチョットコワイ石川がまた一波乱ありそうで…
やぐちゅーもチョット書いて欲しいかなぁと思っちゃったりして(わら
131 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月18日(日)13時32分41秒
>129 もんさん
す、すいません。勘違いしてしまって・・・。
でも、安心して下さい。しばらくはこの話続きそうなので。
自分もよしごまの絡みを見ると妄想暴走・・・・。

>130 FANTASISTAさん
感想ありがとうございます^^ 
なかなか難しい石川さんだったりするんですが・・・。(^^;
なるほど、やぐちゅーですか。
機会があれば是非!
132 名前:ごっちん視点! 投稿日:2001年02月18日(日)14時29分48秒
あー早くよしこ戻ってこないかなぁ〜…。
あたしはよっすぃーが戻って来ない間、やぐっつぁんと、なっちの3人で
休憩時間を過ごしていた。

矢口「ごっちん、最近どう?」
後藤「どうって?」
安倍「とぼけちゃって〜、分かってるべさ。」
後藤「へ?」
矢口「もう、よっすぃーとだよぉ!」
後藤「あ、よしこのことね。う〜ん、どうって言われても…今までと変わらず
   ラブラブだけどぉ…。」
安倍「だけど?」
後藤「最近二人っきりで喋るチャンスがないんだよねぇ〜。」
矢口「じゃあ、今行ってきなよ…ってよっすぃー、いないじゃん。」
後藤「あ〜、さっき梨華ちゃんとどっか行ってた。」
安倍「え〜!!それは、やばいべさ!!」
後藤「?…なんで?」
矢口「ごっちん、危機感なさすぎだよー。知らないの?」
後藤「へ?何を?」
安倍「もう、そんなことじゃダメだべさ〜。」
矢口「梨華ちゃんのよっすぃーを見る目が違うってこと!」
後藤「え!?」
安倍「ごっちんが思ってる以上によっすぃーもててるべさ」
矢口「そうだよ。よっすぃー、優しいし、かっこいいし、学校女子校じゃ
   大変なんじゃない?」
後藤「女子校のことは色々聞いてるけど…梨華ちゃんて…」
133 名前:ごっちん視点! 投稿日:2001年02月18日(日)22時37分43秒
確かに学校では何度か手紙もらったり、告られたりしたかなぁなんて
言ってけど…『あたしはごっちんが好きだから』って言ってくれたから
よっすぃーがもてもてなのは気にしてない。
けど!梨華ちゃんとなると話は別!!
毎日これだけ一緒に時間を過ごしてるんだよぉ…。
やばい…。
矢口「ごっちんがよっすぃーと一緒にいないときなんかすごいよ〜。
   もうくっついてまわってるんだから。」
後藤「…全然知らなかった…。」
安倍「よっすぃー、あの性格だから、断れないべさ。」
後藤「確かにそうかも…。」
矢口「押し倒されちゃったりしたら、よっすぃー
   そのまま食べられちゃうんじゃないの?」
後藤「……。」
…そうだよ…やぐっつぁんの言う通りだよ…
だって、いつもあたしが襲っても、最初はやめてって言っていいながら
結局、最後までいっちゃうもん…。
後藤「どうしよ…今頃…。」
安倍「危ないべ〜。」
134 名前:ごっちん視点。 投稿日:2001年02月18日(日)22時58分27秒
あたしは、よっすぃーを捜すためにスタジオを出ようと座っていた
パイプイスから立った。
その時梨華ちゃんがスタジオに戻ってきた。
よかったぁ〜…。あたしが想像してたようなことは無かったみたい。
あれ?よっすぃーは一緒じゃないの?って、梨華ちゃんがどんどんこっちに来る。
なんか、真剣な顔だ。
梨華ちゃんはあたしの目の前に立つと、あたしを指差してこう言い放った。
「あたし、ごっちんからよっすぃーを奪ってみせる!!」
「へ?」
奪う?奪う…奪うーーー!?ダメだよぉーーー!!!
135 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月18日(日)23時01分24秒
うわ〜っ・・・(汗
なんか、また方向が違ってきてる・・・。一時はシリアスに行きかけたのに・・。
いいのか、こんなんで・・・。
これを読んで下さってる方、ほんとにすいません(^^;
136 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月19日(月)22時31分36秒
この辺で普通の視点に戻します。
137 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月19日(月)22時57分50秒
一週間後…
娘。はいつものようにテレビ収録のため楽屋で時を過ごしていた。

「よっすぃ〜、あーんして。」
後藤は自分が食べていたプリンを隣で雑誌を読んでいる吉澤に食べてもらおうと、
プリンをすくったスプーンを吉澤の口元に運ぶ。
「ん?あーん。」
後藤からこんな可愛い顔で『あーんして。』なんて言われて断れるはずがない。
吉澤は素直に後藤の言った通りに口を開けてプリンを食べようとした。
そこへ…
『ぱくっ!』
石川が二人の間に入り込んで後藤が差し出したプリンを食べてしまった。
「あ゛!!」
後藤の顔が一気に険しくなる。
さっきまで吉澤をニコニコしながら見つめていたのが嘘のようだ。
「なんで梨華ちゃんが食べるの!!」
吉澤との幸せなひとときを邪魔されて後藤はキレながら石川に言った。
「え〜?だって〜、すごく美味しそうだったからー。
 もう、ごっちんそんなに怒んないでよ〜。なんか、恐〜い。」
そう言って、石川は吉澤の腕にしがみつく。
「あ!あたしのよしこに何してんの!!離れてよぉ!!」

(まただ…。はぁ〜、もうやだ…)
吉澤はもうこの二人の自分をめぐる争いに呆れていた。
一週間前に石川が後藤にライバル宣言をしたあの日からずっとこんな感じだ。
吉澤はその日の帰り後藤意外と付き合う気はない、と言ってはおいたけれど、
石川のあまりにも積極的な態度に我慢ができないのだろう。
石川にもこういう事はやめて欲しいと言ったけれど
「だって、よっすぃーのこと好きなんだもん…。」
とその場で泣かれてしまった。
それから、すっかり言うに言えなくなってしまって、この状態だ。
138 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月19日(月)23時11分06秒
吉澤は言い争ってる二人の間に入る。
「もう、やめてよ二人とも…。」
(あたしは、みんなと仲よくやっていきたいのに…。)

吉澤が止めに入ってもまだ言い争っている。
温厚な性格の吉澤もさすがに疲れていた。
段々二人の喧嘩がエスカレートしてきた。言い争いながら石川が後藤の肩を
突き放す。後藤も負けじと石川を突き放す、というように二人が手を出し始めた。
それに話の内容も過激になってきている。
139 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月20日(火)22時03分45秒
後藤の口からは吉澤との肉体関係のことが赤裸々に出てくる。
二人を止めに入ろうとした他のメンバーはそれを聞いてギョッとしている。
後藤の口は止まることなく喋り続ける。
ついに石川は高く振り上げた手を後藤の頬へ力いっぱい振り下ろそうとした。
「!!」
吉澤は考えるより早く後藤の前に立った。

『パンッ!』
石川は急に現れた吉澤の顔を思いっきりひっぱたてしまった。
楽屋が静まり返る。
後藤はぶたれると思って反射的に閉じた瞼をそっと開ける。
目の前には自分の代わりに石川にぶたれた吉澤が立っていた。
「…ったー…。」
頬を押さえたまま吉澤は言った。
「ご、ごめん…。」
石川は青ざめた顔で吉澤に謝った。声がふるえている。
後藤もさっきまでの気の強さは何処へいったのか、弱気に
吉澤を呼ぶことしかできなかった。
「よ…よっすぃー…。」
ぶたれた頬を押さえていた手で髪を掻き上げながら吉澤はいつもより一層低い声で
「いい加減にしてよ二人とも…。」
そう言って楽屋を出ていった。
140 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月20日(火)22時42分51秒
静まり返った楽屋。
中澤が口を開いた。
「二人ともいい加減にしときや。もう、子供やあらへんのやから…。
 吉澤キレてるやん。」
中澤のもっともな言葉に二人はかえす言葉がなかった。
矢口は中澤の側に駆け寄って、こう言った。
「祐子、あたしちょっとよっすぃー、見てくるよ。」
「ああ、そうやな。頼むで。」
「分かった。」
矢口は小走りに楽屋を出ていった。

(よっすぃー、何処いるんだろう…?)
捜すあてもないので建物内を歩き回ってみる。
「よっすぃー!何処いるんだ〜。」
そう言いながら、矢口は人気のない階段をのぼろうとした。
「あ…よっすぃー!」
吉澤は暗い階段に1人で座っていた。左の頬が真っ赤で痛々しい。
石川にぶたれたときに切れた口元を「痛っ…。」と気にしていた。

とりあえず吉澤の隣に腰を下ろす。
「もてる女は辛いねぇ〜。」
「ほんと、すいません…。」
吉澤は申し訳なさそうに謝る。
「あはは、こんな時まで謝るなんてよっすぃーらしいや。」
141 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月20日(火)22時44分14秒
なんか、中途半端なとこで終わってる…。
142 名前:仕掛け人 投稿日:2001年02月20日(火)23時27分24秒
ここで、きるとは…
んな殺生な(w
143 名前:もん 投稿日:2001年02月20日(火)23時51分22秒
最近TV・ラジオで石川に対しての風当たりがキツイ理由が
この小説のような三角関係によるトラブルに起因していると
勝手に妄想している私としては、さらなる泥試合を期待して
いるのですが・・・。 ^^;
144 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月21日(水)13時36分49秒
>142 仕掛け人さん
ほんと、中途半端ですみません。(^^;

>143 もんさん
さらなる泥試合ですか…なるほど。
なかなか難しいところですね…。期待に応えられれば良いのですが…。
145 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月21日(水)14時35分52秒
お知らせです。
黄板に新しい小説を書き始めました。気が向いたら是非。
題名は「よしごま小説」です。
赤板の方も今のままのペースで頑張っていきたいと思います。
146 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月22日(木)16時49分15秒
「はは…自分でも嫌になりますよ…。」
吉澤は自嘲気味に笑った。
「あちゃ〜、傷ついた?ゴメン。そう言う意味で言ったんじゃないからね?」
「分かってます。でも、本当の事だから別にいいんです。」
「よっすぃ〜…」
「それより、あの二人…どうしてます?」
吉澤は少し聞きにくそうに矢口に言った。
「あ〜、あの二人なら今頃、裕ちゃんにお説教でもされてるよ。」
「そうですか……。」
「まぁ、あれはあれで二人ともよっすぃーへの精一杯の愛情表現なんだと
 おいらは思うけど〜…。」
「………。」
147 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月22日(木)16時51分06秒
少ないですが更新です。
う〜ん、なかなか話が進まないなぁ…。
だれか、いいネタ教えて下さい……(涙涙・・・
148 名前:名無しさん 投稿日:2001年02月24日(土)02時33分40秒
よしごまが両思いだから話が進まないのだと思ふ。
とりあえずケンカでもさせてみたらどうですか(w
149 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月24日(土)11時18分29秒
「……よっすぃーはさ、ごっちんのことが好きなんでしょ?」
「はい…。」
「だったら、はっきり言った方が良いと思うけど…。」
矢口は吉澤に気を使うようにして言った。

そうだけど…いくら言ってもあの二人聞いてくれないし……
なんか、あたし1人疲れてるじゃん……

思わず吉澤の口から深い溜め息が出る。
はぁ……面倒くさいなぁ……

その日の仕事が終わり娘。たちはそれぞれ家に帰ろうとしていた。
そんな、ざわついた楽屋で中澤と矢口はみんなに聞こえないように二人で
話していた。
「吉澤どうやった?」
「…きれてるって言うより、なんか、疲れてる感じ…見てて辛いよ…。」
「うーん……吉澤とごっちんには今まで通りうまくやっていってもらいたいや。
 せやけど、石川の気持ち、分からんわけでもないしなぁ〜。」
「難しいとこだねぇ…。」
中澤と矢口は問題の3人に目を向ける。

吉澤は1人でさっさと帰る支度をしている。
その表情は誰が見ても不機嫌なのが取って分かる。
「普段大人しい子が怒ると手がつけられへんてよう言うよなぁ…。」
「うん…。」
随分整った顔立ちが冷たい表情をさらに冷たく見せていた。

石川はとてもじゃないが、吉澤に話しかけるなんてできないようだ。
まぁ、昼間あんなことをしてしまっては無理もないだろう。

一方後藤は何とか吉澤と接点を持とうとして近くに行こうとはするものの
吉澤の変貌ぶりになかなか勇気が出ないようだった。

吉澤は帰り支度が終わったようで、バッグを持って楽屋を出ようとしていた。
その時、後藤が
「待って!!」
そう言って駆け寄った。
今の吉澤に話しかけることができるなんて、おそらく娘。の中で後藤ぐらいだろう。
相当な度胸の持ち主だ。

「…何?…」
吉澤が足を止める。吉澤の気迫に後藤は一瞬、身じろいたが、
勇気を振り絞って言った。
「ちょっと、場所変えよ…。」
そうして、二人は楽屋から姿を消した。

中澤と矢口は顔を見合わせる。
「裕ちゃん、大丈夫かなぁ、あの二人…。」
「……分からへんけど、結局は二人の問題や。このままにしててもどうもならへんし。」
「そうだね…。」
(やっぱり、裕ちゃんは大人だなぁ〜)
こういう時にやはり、再認識させられる。
「ほんなら、うちらは帰ろか?」
「うん。…あの二人うまくいけばいいけど…。」
「そうやなぁ…。」
中澤と矢口の二人は、後藤と吉澤を気にしつつも楽屋を後にした。
150 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月24日(土)11時19分42秒
>148
ご意見参考にさせていただきます!
151 名前:ティモ 投稿日:2001年02月24日(土)12時22分12秒
恋に障害はつきもの!
って事で期待してます
152 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月24日(土)12時34分23秒
>151 ティモさん
期待に応えられるよう頑張ります。
153 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月24日(土)13時16分47秒
吉澤と後藤は人気のないトイレにいた。
後藤は自分で吉澤を連れてきたものの何を喋って良いのか分からなかった。
吉澤は後藤が話すのをトイレの壁にもたれかかりながら待っていた。

「その………よっすぃー、ゴメン!!」
後藤は吉澤に向かって深く頭を下げて謝った。
「………。」
吉澤からは言葉が返ってこない。
顔を上げて吉澤を見る。吉澤は顔を背けたまま後藤を見ようとしない。

「……よっすぃー…なんか言ってよ…。」
後藤は俯きながら言った。
154 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月24日(土)13時40分33秒
実のところ、後藤は吉澤が怒って楽屋を出ていった時、
ここまでなるとは思っていなかった。
いつもの自分達ならなら、その場は怒っていても少し時間が経てば何事も
なかったように仲良く話していたし、大体、怒ると言っても吉澤が本気だった
ことは今まで一度も無い。

後藤は自分が吉澤の言葉を信じずに石川とぶつかってばかりいたことを
もの凄く後悔した。

あたし、よっすぃーに嫌われちゃったかなぁ………

そう思うと、目が熱くなってきて視界がボヤッと歪む。
嗚咽を漏らすこともなくただ涙だけが頬をつたって流れる。

155 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月24日(土)14時00分19秒
「…泣きたいのはこっちだよ………。」
吉澤は顔を背けたまま続けた。
「あたし、言ったじゃん。ごっちんだけだよって。……それなのに、ごっちん、
 梨華ちゃんと喧嘩ばっかりして……あたし、梨華ちゃんにだってこういうの
 やめて欲しいって言ったのに、梨華ちゃんその場で泣いちゃって……
 二人ともあたしの言うこと全然聞いてくれないし、顔を合わせると喧嘩ばっか
 ………どうしたらいいの、あたしは……?」
吉澤は疲れたように後藤に聞いた。
「よっすぃー……。」
自分達が吉澤をここまで追いつめていたなんて、思ってもみなかった。
「あたし……よっすぃーがそこまで悩んでるなんて思ってなかった……
 よっすぃー、ちゃんとあたしだけって言ってくれたのに……
 あたし、梨華ちゃんと言い争ってばっかで……。」
謝りたい、それが後藤の今の気持ちだった。
156 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月24日(土)14時04分41秒
「ほんとに……ゴメン……。」
後藤がそう言うと、やっと吉澤は後藤の方を見た。
目が合う。沈黙が流れる。

やっぱ、ダメなんだ…
157 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月24日(土)21時52分58秒
よっすぃー…お願いだから何か言ってよ……

後藤の目から次々と溢れ出す涙。
すでに涙で視界が歪んで吉澤の表情など読みとれない。

もう、あたし達ダメなの?……

必死に涙を拭う後藤。服の袖は涙ですっかり濡れてしまっている。
吉澤に嫌われてしまったんだ、という絶望感。
なぜ、吉澤の言葉を信じなかった、という自分への怒りと後悔。

「ほんと、泣いてばっかだね……。」
いきなり、耳元でそう言われたのでビクッと体が反応する。
吉澤はいつのまにか後藤の目の前まで来ていた。
ジッと、吉澤の顔を見る後藤。
「顔、グシャグシャじゃん。せっかくの可愛い顔が台無しだよ?」
吉澤は冗談めかしてそう言いながら、後藤の顔を服の袖で拭ってやる。
(よっすぃー、その服、この前買ったばっかでお気に入りだって言ってたのに……)
「あたし言わなかった?好きな人が泣いてるの絶えられないって……。」
158 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月24日(土)22時03分36秒
ついに、後藤の口から我慢していた嗚咽が漏れる。
「んっ……うぐっ……いいの?…あたしで…うっ…いいの?」
吉澤は少し驚いたように後藤を見た。
「何言ってんの?あたしは、ごっちんだけだってば……。」
吉澤の顔を見上げる後藤。
「ほんとに……こんな、あたしでいいの?」
「……もう、何度言わせれば気が済むのさ……。」
吉澤は照れたように目をそらして髪を掻き上げた。
後藤はギュッと、吉澤に抱きつく。
「…良かった。」
思わず後藤の口から出たその言葉。
吉澤もきつく抱き返す。
そして静かに唇が重なった。
159 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月24日(土)22時16分30秒
お互いの舌を絡める濃厚な口づけ。
どれほどの時間が経ったのだろう。
やっと、唇を離す。
「はぁ……。」
後藤の口から熱い吐息が漏れる。
吉澤は赤くなった後藤の目にキスをする。
「…久しぶりのキス……しょっぱかった。」
吉澤の口から出たその言葉に後藤も思わず笑顔になる。
吉澤は後藤と手をつなぐと
「帰ろ、ごっちん。」
「うん。」
(よっすぃーを好きになってほんとに良かった………)

なんとかこの二人、仲直りできたようだ。

なんとか、この二人
160 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月24日(土)22時17分53秒
あーーーー!!
もう、最後に入力ミスが……
どうか、見て見ぬ振りを…。
161 名前:もん 投稿日:2001年02月25日(日)00時04分28秒
いいですねぇ。 こっちまで目頭が熱くなりました。
これで益々妄想に磨きがかかります。

P.S.
先日のMエンタで、石川が「彼女にしたいメンバーは?」の
問いに対して「ごっちん」と答えていましたが、
ものすごーく「違和感」がありました。 ^^;
162 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月25日(日)20時45分01秒
>161 もんさん
いつも感想ありがとうございます。
皆様の感想が小説を書く原動力になっておりますので嬉しいかぎりです。
>P・Sについて…
そうですよね。自分もそう思います。
石川さん!よっすぃーじゃないのかよ!!みたいな(笑
163 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月25日(日)21時31分18秒
一方、石川はと言うと1人淋しく楽屋を後にしていた。
溜め息をつきながら廊下を歩く。

どうして、あんな事しちゃったんだろう………。

石川としては別に吉澤を困らせたくて、後藤との仲を邪魔していたわけではない。
大体分かっていた。吉澤は最初から自分の事なんて見ていないことを。
あの綺麗な瞳に映っているのは後藤だけ……。
自分をちゃんと見て欲しい。少しでも良いから……。
しかし、招いた結果があれだ。
「はぁっ………。」
考えれば考えるほど出てくる深い溜め息。
「梨香ちゃん……。」
突然後ろから自分を呼ぶ声。
「え!?」
ビックリしてその方を向く。

「……加護ちゃん?」
後ろには自分を見つめる加護の姿。
「どうしたの?」
石川はもうすでに辻と一緒に帰ってしまっていたと思っていた。
「一緒に帰ろうと思って……。」
164 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月26日(月)18時24分43秒
さてと、この先どうしようか………
165 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月26日(月)19時04分40秒
「え?言ってくれればよかったのに。」
「う、うん…。」
あいぼんどうしたんだろ?元気ないなぁ……

「じゃ、帰ろっか?」
石川はそう言って自分の手を加護の方へ差し出した。
加護は石川を上目遣いで見て、石川の差し出された手をつないだまま帰ろうとしない。
「どうしたの?帰らないの?」
加護は黙って俯くばかり。

どうしちゃったんだろ…。なんか、怒ってるのかなぁ……。

「あいぼん、なんか怒ってる?」
加護は首を横に振る。そして、やっと口を開いた。
「………梨華ちゃん……うちのこと嫌い?」
166 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月27日(火)22時27分10秒
加護は紅く顔を染めて石川を見る。今にも泣きそうなその目。
「あいぼん………。」

石川は加護が言いたいことが何となく想像できた。
おそらく、吉澤を見つめていた自分と同じ気持ち。

「うち……梨華ちゃんのこと、その………好きやねん……。」

かなり勇気がいるだろう、その発言。
加護は耳まで真っ赤になっている。
しかし、加護は喋り続けた。
「知ってんねん…梨華ちゃんがよっすぃーのこと好きなん……
 でも、うちほんまに梨華ちゃんのことが…んっ!?」
石川は加護の言うことを最後まで聞かずに自分より小さいその体を抱きしめた。
加護は気づいてた。自分の目が吉澤の姿ばかりを追いかけていたことを。
それでも、こんな自分のことを好きになってくれてた。
石川は加護と自分が重なって見えた。
石川は自分の気持ちが加護へ揺らいでいると感じた。
「あいぼん、あたし、まだはっきりあいぼんのことが好きかわかんない。
 でも…あいぼんのこと好きになりかけてる気がする………。」
石川は自分の目線を加護の目線にあわせて言った。
加護はそれを聞いて正直驚いた表情を見せた。
「……ほんま?」
「うん……。」
石川に思いっきり飛びつく加護。
石川は今まで満たされることの無かった気持ちを加護があったかく
包んでくれている、そんな気がした。

167 名前:もん 投稿日:2001年02月28日(水)03時18分37秒
うわぁっとぉ!! そう来ましたか。 また新たな妄想ネタが増える(w
168 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月28日(水)22時14分23秒
>167 もんさん
なんか、苦し紛れな感じになってしまいました(汗…
皆様の妄想に火がつけられればいいのですが。。。
169 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月02日(金)22時24分57秒
翌朝、仲良く手をつないだ吉澤・後藤がスタジオに入ってきた。

「よっすぃー、誰もいないねぇ〜。」
「うん。」
少し早く来てしまったため楽屋には誰もいなかった。

(……よっすぃーっと二人っきり(はぁと)
「ん〜、よっすぃ〜(はぁと」
後藤は、隣のイスに座って鏡を見ている吉澤の首に手を回して顔を近づける。
「ん?…え!?ちょっと…ダメだって、メンバー来ちゃうよ。」
「え〜、まだ早いし誰も来ないよぉ〜。」
そう言いながら吉澤にベッタリと体をくっつける。
吉澤は他のメンバーに見られたらやばいと思って、なんとか後藤から離れようと
するが後藤がそれを許すはずもない。
後藤が吉澤の膝の上に乗って唇を奪おうとしたその時

『ガチャッ』
「おはよーございまーす!!」
「おはようございます!」
石川と加護が元気に挨拶をして入って来た。

「あ……。」
加護は先に来ていた二人を見てビックリしたようにその場に立ち止まった。
吉澤の膝の上に乗ってギリギリまで後藤が顔を近づけようとしているのを
みて物事が判断できないほど加護だって子供ではない。
吉澤(………あっちゃ〜、さすがに加護もこの状況じゃ分かるよね。。。。)
後藤(あらら…加護ちゃんそんなビックリしなくてもいいのにぃ。
   あ、よっすぃーの気まずい顔もかわい〜♪)
なんだか変な雰囲気を破ったのは石川だった。
「あいぼん二人の邪魔したら悪いからちょっと出てよっか?」
吉澤(え!?梨華ちゃんいつもなら……まさか、加護と………??)
後藤(へ?梨華ちゃん怒んないの?………もしかして加護ちゃんと!?)
加護は石川に声をかけられてハッと我に戻ると嬉しそうに石川と何処かに行って
しまった。
170 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月02日(金)22時59分30秒
膝の上に乗ったまま後藤が吉澤に言う。
「……よっすぃー、あの二人……付き合ってるの?」
「……分かんないけど…そんな感じだったね……。」
まぁ、とりあえずライバルだった石川が矛先を変えてくれたのでホッとする後藤。
吉澤もなんとか悩みの種が無くなったので安心して仕事ができると
思ってホッとした。
なんだかそのままボーッとしている二人。

「おっはよ〜!…あ!!ごっちんとよっすぃー何やってんのさ!!」
ちょうど矢口が楽屋に入って来たのだ。
「え?…あ!いやこれは…(汗(汗」
慌てる吉澤。
「えへへ〜♪いいでしょ〜。」
余計に吉澤にくっつく後藤。
「!?ちょっと、ごっちん!」
「いいじゃーん。もうばれちゃってるんだしぃ。これからは隠さずにさぁ〜……」
なにやら色々と言っている二人を見ている矢口。
(あ〜、この二人仲直りしたんだ、もう心配させんなよなぁ〜)
思わず笑いながら
「そうだよ、よっすぃー。ごっちんもこう言ってるんだし
 この際、隠すことないじゃん?」
「そうだよぉ〜。」
「……はぁ。」
なんだか照れくさそうに返事をする吉澤。

とりあえず一件落着。
171 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月02日(金)23時15分17秒
一端ここで石川・後藤・吉澤の3人の絡みの話は終わります。
次はこの続きとしてメンバーに隠さない二人の日常的な話でいきたいと思います。
これからは笑いも混ぜていければ良いんですが。。。。
172 名前:仕掛け人 投稿日:2001年03月02日(金)23時36分27秒
日常的な2人と笑いに期待
173 名前:けいすけ 投稿日:2001年03月03日(土)16時54分36秒
石川・加護のエピソードもこっそりお願いします!
174 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月03日(土)21時25分33秒
>172 仕掛け人さん  
期待に応えられる内容にしていきたいと思います。

>173 けいすけさん
いしかごはちょこちょこ出していきたいと思っていますのでご安心を。
175 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月03日(土)21時28分19秒
今回は番外編としてよっすぃーとごっちんの付き合うまでの
話をかきます。
明るく爽やかな話しになればいいんですが。
176 名前:名無し読者 投稿日:2001年03月03日(土)21時49分22秒
番外編、楽しみです
177 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月03日(土)22時43分34秒
あたしとよっすぃーと付き合うようになってどれくらい経っただろう。
相変わらずにぎやかな楽屋でふとあたしはそう思った。
隣ではよっすぃーが雑誌を読んでる。
あたしのよっすぃーを好きな気持ちは前と全然変わってない。
なんだか急に昔のこと思い出しちゃった………
  ・
  ・ 
  ・
あたし達娘。は夏のコンサートのため地方の旅館に泊まっていた。
メンバーは部屋3つに分けられて、あたし、なっち、やぐっつぁんと
裕ちゃん、かおり、圭ちゃんそして新メンバーになった。
あたしは部屋に入った途端、綺麗に敷かれている布団に飛び込んで
やぐっつぁんとはしゃいでいた。
「もう、二人とも布団グシャグシャになるじゃん!」
なっちが荷物を置きながらあたし達に言った。
「分かったよ〜。あ〜、あたし温泉入ってこようかなぁ。」
「おいらは祐子のとこ行って来る!」
やぐっつぁんはそう言ってあっと言う間に部屋を出ていった。
「じゃあ、なっち入ってくるね〜。」
「はいよ〜。」
あたしは浴衣と着替えなんかをもって温泉に向かった。
(たまには1人で入るのもいいかもねぇ)
脱衣場に着いて温泉を覗く。
(お〜、広いぞぉ〜!)
そこには大きな岩風呂があってそこから真っ白な湯気がもんもんと出ていた。
何となく霧がかった幻想的な感じがした。
(誰もいないみたい…)
あたしはこれでゆっくり入れると思いながら服を脱いだ。
「〜♪」
鼻歌を歌いながら温泉のお湯に手を入れて温度を確かめる。
(丁度いい温度じゃん)
とりあえず体を洗ってからお湯に浸かる。
「はぁ〜、きもちい〜〜……。」
コンサートの疲れもこれで吹っ飛びそう。
もっと、夜景が見えることに行こうと思って、あたしはガラス張りの
奥の方へ進んでいった。
178 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月03日(土)22時46分30秒
>176 名無し読者さん
ありがとうございます♪
179 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月03日(土)22時48分15秒
さっそく誤字が……
一番最初の『あたしとよっすぃーと〜』になってますが
「あたしとよっすぃー(が)〜」
ですね……ほんとすいません!
180 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月03日(土)23時05分01秒
(わぁ〜綺麗……)
あたしは温泉から見える夜景に目を奪われたままそっと奥まで進む。
「あ……」
そんなあたしの目に入ってきたのは、自分と同じように夜景を見つめながら湯船に
浸かっている吉澤さんの後ろ姿。誰もいないと思っていたので彼女の存在は
意外にあたしを驚かせた。
あたしの視線に気づいたのかハッとこっちを振り返る。
「あ……後藤さん」
そう、この頃はまだ新メンバーが入ってそんなに月日が経っていなかったので
お互いにそんな親しい仲ではなかった。
それに吉澤さん、なんだか恐そうな感じだったし……。
181 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月03日(土)23時08分00秒
感想待ってます♪
182 名前:名無しさん 投稿日:2001年03月03日(土)23時51分32秒
どうやって付き合うようになったのかすごく気になる。
期待してますよ!
183 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月04日(日)19時12分20秒
>182 
期待に応えられる内容にしていきたいと思います。
184 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月04日(日)19時32分00秒
先に入ってたんだ……せっかくだし、少しでも仲良くなっとかないとね。
あたしはそう思って吉澤さんに話しかけた。
「綺麗だね、夜景。」
あたしはそう言いながら彼女の隣に行く。
「そうですね〜。」
それを聞いて、あたしは横目でチラッと彼女を見た。
少し長い髪からポタッとしずくが落ちて白い肩をスッと落ちていく。
「…………。」
なんかあたし、ドキドキしてない?
どうしたんだぁ後藤!相手は女の子だぞぉ〜!!

あたしが急に黙ってしまったので吉澤さんはあたしの顔を覗き込んで
「どうかしました?」
そう言った。
その時の彼女の顔があまりにも色っぽくて余計にあたしの鼓動は高鳴った。

うっ……そ、そんな目であたしを見ないでぇー!!
「う、ううん。何でもないよ。」
「はあ……?」
あたしはなんだか完全に舞い上がってしまって
意味の分からない事を言ってしまった。
「あ、あのさ、あたしも加護ちゃん達みたいによっすぃーって呼んでいい?」
「え?あ、もちろん。」
「あはは…な、なんかのぼせてきちゃったなぁ〜。
 あたし先にあがるね。はは……。」
あたしはそう言い残してその場を去った。
よっすぃーは(早速呼んでる)呆気にとられてぽかんと口を開けてた。

浴衣に着替えてあたしは部屋へとつづく廊下を歩いていた。
「はぁ〜っ……。」
どうしちゃったんだろ、あたし………。
あんな舞い上がって。
でも、よっすぃーって呼べるようになったし………。
あ、今度、敬語使うのやめてって言わなきゃ。
だって、同い年なのに変じゃん?
それにしても、よっすぃー色っぽかったなぁ……
同じ15には思えないよ……なんかまた、ドキドキしてきちゃった。
185 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月04日(日)21時37分35秒
あたしは顔を赤くさせたまま部屋に戻った。
「ただいまぁ〜。」
部屋には裕ちゃんとやぐっつぁん、なっちがいた。
ん?なんでみんなそんな目であたしを見るんだぁ?
みんなあたしを見てギョッとしてる。
「ど、どうしたの、みんな……?」
あたしの問いに裕ちゃんが答えた。
「……あんた、鼻血出とるで……。」
「へ?」
手で鼻の下を触ってみるとヌルッとした感触が指に伝わる。
見てみると真っ赤な血がベッタリと指に付いていた。
「うわっ……。」
女の子の裸を思い出して鼻血を出すなんて………。

間抜けに鼻にティッシュをつめてるあたしを見てなっちが
「ごっちん、大丈夫?」
心配そうにそう言ってくれた。あ〜、やっぱりなっちは優しいなぁ〜。
やぐっつぁんと裕ちゃんなんかあの後、
慌てるあたしを見て大笑いしてた。全くぅ〜!
「ほんなら、うちらも温泉入り行こか?」
裕ちゃん達3人はそう言って部屋を出ていった。
1人になったあたしはゴロンと布団に寝転がる。
はぁ〜……よっすぃーのこと思い出すだけでドキドキする。
今まで、何とも思ってなかったのに……。
これって『好き』て言うのかなぁ……。
あたしは何だかよく分からない変な気持ちのまま眠ってしまった。

次の日の朝。
「んっ?……。」
あたしは珍しく朝早く目が覚めた。
あー……あのまま寝ちゃったんだ。
あたしは布団から上半身を起こしたままボーッとしていた。
すると、隣の布団で寝ていたやぐっつぁんがあたしが起きたこと
に気づいたのか目を覚ました。
「う〜ん、ごっちんおはよ〜。」
思いっきり伸びをしながら言う。
「おはよぉ〜。」
「今何時?」
「えっと〜。」
あたしは枕元にあった時計を見て
「うーんとねぇ、7時少し前。」
「そっか。……眠気覚ましに朝風呂でも行く?」
「いいねぇ〜。行こ、行こ!」
あたし達は、まだ眠っているなっちを起こさないように部屋を出た。
「ねぇごっちん。今日、何時の飛行機で戻るんだっけ?」
「ん〜とねぇ、1時だったかな?」
あたし達は今日も仕事が入っていたので東京に戻んなきゃいけなかった。
「結構時間あるね。」
「そうだねぇ〜。」
そんなことを喋りながら女湯と書かれたのれんをくぐる。
186 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月04日(日)22時07分35秒
「あ、誰かいるね。」
やぐっつぁんが脱衣場に置かれてる荷物を見てあたしに言った。
「ほんとだ……。」
昨日のことが頭に浮かんできた。
あたしはブンブン頭を振って服を脱いだ。

やぐっつぁんと浴場に足を踏み入れるとなにやら聞き覚えのある笑い声が
聞こえてきた。
「加護達だ!」
やぐっつぁんはそう言って1人で声のする方に行ってしまう。
「あ、待ってよぉ〜。」
あたしはやぐっつぁんの後を追いかける。
「ごっちん早く〜。……あ、やっぱり。」
やぐつぁんは岩陰にいる誰かと話してる。
あたしはやぐっつぁんの後ろから覗くとそこには
加護ちゃんと、辻ちゃんそして今一番会いたくて、会いたくないよっすぃーがいた。
「あ、後藤さんおはようございマース!!」
187 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月04日(日)22時13分44秒
読者の皆様、こんな感じでいかがでしょうか?
感想待ってます。
188 名前:仕掛け人 投稿日:2001年03月04日(日)23時47分17秒
さぁ、ここからどうなっていくのかな。(ワクワク
189 名前:もん 投稿日:2001年03月05日(月)02時31分47秒
以前、TV番組で

ごっちん「よっすぃとは、絶対仲良くなれないと思ってたよ」
よっすぃ「私もォ」

というエピソードを披露していましたが、その壁を乗り越えた理由が
これから すなふきんさんの小説で語られるのだと勝手に妄想しながら
拝見したいと思います(w
190 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月05日(月)22時41分36秒
>188 仕掛け人さん
毎回感想有り難うございます♪

>189 もんさん
な、なるほど……。なかなかの妄想ぶりですね(笑
これは、作者も負けておれんぞぉー!!
191 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月05日(月)23時09分11秒
加護ちゃんがあたしを見て挨拶してきた。
「おはよぉ〜。」
あたしがそう言った瞬間、辻・加護コンビがニヤリとすると、やぐっつぁんと
二人、思いっきり手を引っ張られた。
「「う、うわっ!!」」
バシャーン!!
お湯の中に勢い良くダイブ。
この頃から、辻・加護コンビの悪戯は芽を出していた。

「だ、大丈夫ですか?」
よっすぃーが心配そうにあたし達に向かって言った。
やぐっつぁんは湯船から顔を出して
「…プハッ!大丈夫よ、よっすぃー(はぁと」
そう言ったあとガラリと表情が変わる。
「つじ〜、かご〜、このやろぉーーー!!」
逃げる二人を追いかけて湯気の中に消えていった。なんだか、叫び声が聞こえる。
3人ともタオルを巻いた姿での鬼ごっこ。
アイドルがこんなんでいいのかぁ〜?

二人残されたあたしとよっすぃー。
(ちょ、ちょっと二人にしないでよぉ〜……)
あたしがそんなことを考えているとよっすぃーが
「矢口さん面白いですよね〜。」
笑顔で言う。
(か、可愛い。よっすぃ〜……)
「う、うん。ほんとだよねぇ〜。」
あたしも笑顔で答える。
(あ、そうだ!)
「う〜んと、前から言おうと思ってたんだけど、
 うちら同い年じゃん?それに同じメンバーなんだし、敬語使わなくていいよ。」
よっすぃーは最初キョトンとしてたけど、すぐに笑顔になって、
「うん。」
嬉しそうにそう言ってくれた。
よっすぃーの言葉にはなんだか優しさがあって、全然恐そうな人じゃなかった。
あたしはよっすぃーのそんなところにも魅力を感じてしまっていた。



192 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月06日(火)15時46分22秒
時は経って、飛行機の中……。

あちこちでメンバー達の話し声が聞こえてくる。
あたしの隣の席は加護ちゃん。
あたし達二人は教育係という関係もあってか、結構仲が良かった。
「後藤さん、後藤さん。あのですね〜……。」
相変わらず加護ちゃんはニコニコしながらあたしに色々と話しかけてくれる。
あたしも加護ちゃんの話にウンウンと頷きながら話を聞いてやる。
だけど、あたしはよっすぃーのことが気になってどうしようもなかった。
よっすぃーは斜め後ろの席。隣は梨華ちゃん。二人とも、すごく楽しそうに
話してる。なんだか、憂鬱な感じ……。何でだろう?
あ、加護ちゃんよっすぃーと仲いいんだよ?
いつもじゃれ合ってし。ちょっと、聞いてよぉ〜。
「ねぇ、加護ちゃん。」
「何ですかぁ?」
「あ、あのさぁ、………よっすぃーっていつもどんな感じ?」
「ほぇ?」
いきなりのあたしの質問にキョトンとしてる。
あたしは慌てて
「い、いやね、なんていうのかなぁ〜……同じメンバーだしぃ、みんなのこと
 色々知ってないとダメじゃん?ほら、加護ちゃん新メンで
 よっすぃーと仲いいからさぁ……。」
加護ちゃんはあたしの適当な言い訳を素直に受け取って、やっとなるほど、という
顔をしてくれた。
「え〜っとですねぇ、よっすぃーは、結構クールそうに見えるんだけどぉ
 実はすごく優しいんですよ〜。辻ちゃんと加護が飛び付いったりしてもぉ
 一緒に遊んでくれるしぃ〜。」
(やっぱり、優しいんだ……)
あたしは加護ちゃんの言うことにこくこく頷く。
「それからぁ〜、バレーが上手で、加護も教えてもらったんです。
 楽しいですよねぇ〜バレー。あ、聞いて下さいよぉ、その時ぃ辻ちゃんが………。」
(か、加護ちゃん…話がずれていってる……)
加護ちゃんのそんな話を聞きながら東京に到着。
仕事が詰まっているので、そのままスタジオに向かった。
193 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月06日(火)15時49分47秒
あ〜、またまた誤字が……
上から11行目。正しくはこうです。

あ、加護ちゃんよっすぃーと仲いいんだよね?
いつもじゃれ合ってるし。ちょっと聞いてみよぉ〜。

もう、毎回毎回すいません!!
194 名前:ま〜 投稿日:2001年03月07日(水)00時34分31秒
誤字に気にせず、どんどん進めてください!!
期待してます!!
195 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月07日(水)12時27分47秒
>194 ま〜さん
本当に有り難うございます……(涙涙
196 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月07日(水)13時24分16秒
順調に進んでいく写真撮影。
娘。全体での撮影が終わると、今度は個人撮影が待っていた。
みんな自分の番がくるまで、お菓子を食べたり、メンバーとじゃれ合ったりして
適当に過ごしてる。

あたしは一番最初に撮影が終わったので、お菓子を食べながらみんなの撮影を
ボーッと見ていた。
(あ……次、よっすぃーだ……)
あたしは撮影中のよっすぃーから目が離せなかった。

もっと、よっすぃーのことが知りたい………。

撮影が終わったよっすぃーがこっちに歩いてくる。
ジッと、見つめていたあたしはよっすぃーと目があってしまった。
あたしはパッと目をそらしてその場から走り去った。
(……あたし……すごいヤな奴……)
たぶんよっすぃーは怪訝そうな顔をしてるに違いない。

その日、帰り際の楽屋は、あたし1人が気まずさを感じていた。
よっすぃーは辻ちゃん、加護ちゃんとじゃれついてる。
何も変わらない。普段通りのはずなのに……。

なんだか、疲れたのでみんなより早く家に帰ろうと思って
「じゃぁ、あたし帰るね。」
さっきまで喋っていたやぐっつぁんに言った。
「なんや、もう帰るんかぁ?早いなぁ〜。」
近くにいた裕ちゃんがあたしに言う。
「うん、なんか疲れちゃって。」
「はよ、寝るんやで。」
「分かった。」
こういうときの裕ちゃんはなんだかお母さんみたいに思えてくる。
「お疲れさまでしたぁ〜。」
あたしがそう言って楽屋を出ようとしたとき、あたしをジッと見つめている
よっすぃーと目があった。よっすぃーは目をそらさずにただ、ジッとあたしを
見ていた。何だかよっすぃーに全てを見透かされてるような気がした。
気恥ずかしくなってあたしは、足早に楽屋を出た。
197 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月07日(水)13時26分49秒
昨日のダイバーを聞いて、よしかごが何だか気に入ってしまいました。
198 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月07日(水)14時05分42秒
姐さん、卒業ですか……。悲しい……。
娘。はどうなるんだろうなぁ……。
なんだか、憂鬱です。。。
199 名前:けいぞう 投稿日:2001年03月07日(水)23時00分05秒
すなふきんさんに同感です。。。
姐さんは絶対辞めないと思ってたのに・・・
すっごい悲しいです
200 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月07日(水)23時13分39秒
>199 けいぞうさん
本当にそうですよね。自分も姐さんは絶対に辞めないと思ってました。
かなりのショックですね……。
201 名前:けいすけ 投稿日:2001年03月07日(水)23時23分23秒
すなふきんさん こんばんは ぼくも同様です。
姐さんだけは絶対にやめないって思ってました。
まだ気持ちの整理がついてません。ショックすぎて・・・
202 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月08日(木)12時41分14秒
>201 けいすけさん
姐さんの脱退は今までの中で一番ショックかもしれません。
とりあえず、今日のオールナイト聞かなくては……。
203 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月08日(木)14時11分00秒
数日後……。

今日はダンスレッスンの日。
ハードな練習の間にやっと休憩時間が入った。
あたしはタオルで汗を拭きながらなっちやかおりとふざけあっていた。
そうでもしてないと、よっすぃーの事ばかり考えてしまうから……。
そんな時、マネージャーさんがあたしと圭ちゃんを別室に呼びだした。
あたしは圭ちゃんと「なんだろーね?」と、首を傾げながら部屋に向かった。

あたし達はそこで、プッチによっすぃーが入ることになったからと言われた。
なんて、神様は意地悪なんだろう……。
あたしは、神様を恨んだ。あたしってそんなに悪いことしたっけ?

そこへ、コンコンとノックの音がしてよっすぃーが入ってきた。
よっすぃーはちょっぴり緊張しながら、あたし達二人に挨拶をした。
圭ちゃんはサッパリと快くよっすぃーの加入を歓迎していた。
(こういう時って、何て言えば良いのかなぁ〜……。)
あたしはそう思いながら、ありきたりな挨拶をして、なんとか、その場を逃れた。

レッスンが終わった後、あたしは1人、誰もいない自販機の側
のベンチに座っていた。

ここ数日、よっすぃーとは目すら合わせてない。
それは、自然にではなく、必然的にだった。
目でよっすぃーの姿ばかり追っている自分がいるのには気づいてた。
ただ、目を合わせることができない。
全て、気づかれそうで恐かった。
「はぁ〜……。」
思わず、深い溜め息をついてしまう。

(………ん?)
側の階段から足音が聞こえてきた。それも、駆け上がって来るようなそんな音。
この時間帯は、あまり人が通ることはないのに……スタッフの人かなぁ。
あたしがそう思っていると………。
暗い階段から姿を現したのはよっすぃーだった。
随分息を切らしながらキョロキョロ辺りを見回している。
あたしの姿を見つけると「あ!」と声を出して、こっちに駆け寄って来る。
あたしは、ただビックリしてボーッとよっすぃーを見ていた。
目の前に来たよっすぃーは、膝に手をついて前屈みになりながら
「ハァハァ……もう、帰ったのかと思った…ハァハァ。」
よっすぃーはそう言ってあたしの隣に座った。あたしを探し回ったらしい。
(……どうして?)
何故、よっすぃーがあたしを捜してここまで来たのか分からなかった。
よっすぃーは息を整えるとあたしに言った。
204 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月08日(木)14時59分47秒
「あの……何て言うか……あたし、ごっちんの気にさわるようなことした?
 したんだったらゴメン!ほんとゴメン!!」
よっすぃーはあたしに向かって深く頭を下げて謝った。
「へ?」
あたしはなんでよっすぃーが謝っているのか分からなかった。
「ちょ、ちょっとなんで謝るの?」
あたしは頭を下げているよっすぃーに言った。
「え?……怒ってないの?」
「……怒るって何を?」
「だって……最近いつもムッとしてて元気ないし、あたしと目合ってもそらされる
 し、なんかあたし怒らせちゃったのかなぁと思って……。」
あたしは、驚いた。
まさか、そんな風に見られてたなんて……。
あたしってほんとヤな奴……。
1人で気まずくなって、よっすぃーにこんな思いさせて……。

「……ち、違うよ……よっすぃーは……何もしてないから……。」
あたしは、俯きながら言った。
「そっか、良かった。…じゃぁ戻るね。」
よっすぃーがそう言ってベンチから立って戻ろうとした。
あたしはそんなよっすぃーの手首をとっさに掴んでいた。
(……1人にしないで……)

「ど、どうしたの?」
よっすぃーは驚いてベンチに座ったままのあたしに言った。
「ご、ゴメン……。」
あたしはパッと手を離した。
よっすぃーは何も言わずまたあたしの隣に座ってくれた。

あたし、よっすぃーが好きだ……。

この時、はっきりと自分の気持ちに気づいた。
205 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月08日(木)22時48分06秒
あたしは床を見つめたままよっすぃーに言った。
「あたし……ずっと見てた……よっすぃーのこと。…もっと知りたくて…。
 ………気づけば…よっすぃーばっかり目で追ってた……。」
俯いたままのあたしの目からは雫が落ちて床に砕け散る。
あたしにはそれが随分ゆっくりと見えた。

「あたし……よっすぃーが好き。………好きで好きで……どうしようもないの。
 あはっ…気持ち悪いよね……女の子好きになるなんて………。」
あたしは涙を拭いながら
「………あ〜、スッキリした!さっき言ったこと全部忘れて。気持ち伝えられた
 だけでも満足したからさ!………今までゴメンね…。」
笑顔でよっすぃーに言った。かなり無理のある笑顔だったけど……。
すると、よっすぃーが口を開いた。

「…………何で?」
「へ?」
「……何で勝手に決めるの?あたし、まだ返事してないじゃん。」
そう言ってよっすぃーは隣に座ってるあたしを抱きしめた。
「あたしも……見てた……ずっと。」
あたしはよっすぃーの腕の中で自分の耳を疑った。
「あたしも……ごっちんのことが好き。」
それを聞いた瞬間、またあたしの目から涙が溢れてきた。
よっすぃーは泣きじゃくるあたしをきつく抱きしめてくれた。

「ほんと?……うっ……本当なの?…んっ。」
「うん…。」
「あたし……っ…恐かった…んっ…恐くて……。」
あたしはよっすぃーの肩に顔を埋めて強く抱きしめた。

 ………神様、ありがと………

  ・
  ・
  ・
「……お…て…。」
ん?何か聞こえる…
「…起きて…。」
よっすぃ〜?
「起きてってば!ごっちん!!」
「ん?」
あたしはパッと目を開ける。
「時間来たから行かなきゃ。みんな行っちゃったよ?」
よっすぃーが、顔を覗きながら言う。
「…あたし、寝ちゃってた?」
「爆睡。」
「あはは……。」
よっすぃーは呆れながらもあたしの手をとって
「ほら、行こ。」
笑顔で言ってくれる。
「うん。」
二人並んで廊下を歩く。
「よっすぃー、あのね、夢見たの。」
「へぇ〜、どんな夢?」
「秘密。」
「え〜、教えてよー。」
「よっすぃーも知ってるよ……。」
「え?」
「ううん、何でもない。ほら、急ご!」

 
 〜END〜
206 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月08日(木)22時52分16秒
番外編終わりです。
読者の皆様、今回いかがでしたでしょうか?
感想待ってます。
207 名前:名無しさん 投稿日:2001年03月10日(土)01時18分14秒
ラストシーンがとってもいいです。
次回作も期待しています。
208 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月10日(土)22時45分56秒
>207 名無しさん
ありがとうございます♪
次回作は甘甘よしごまにしたいとおもってます。
209 名前:名無しさん 投稿日:2001年03月10日(土)22時50分53秒
いしかごが気になる・・・。
210 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月10日(土)22時55分08秒
>209 名無しさん
いしかごも出てくると思いますので。

何だかよしかごが気になる今日この頃。
211 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月11日(日)22時33分42秒
「今から休憩入りまーす!」
スタジオに響くスタッフの声。

「よっすぃ〜、トイレ行こ〜。」
休憩に入った途端、吉澤に抱きつく後藤。
石川との三角関係が解決してから、後藤は吉澤にベッタリ。
「うん、いいよ。」
吉澤もそんな後藤が可愛かった。

トイレに着いた二人。
鏡の前で髪を直そうとする吉澤。
しかし、後藤はつないだ手を離そうとしない。
「ん?…ごっちん、トイレいいの?」
吉澤は後藤に聞いた。
後藤はニヤリとして答えた。
「えへへ〜、トイレに来たのは……。」
後藤はそう言って、吉澤を個室に引き込んだ。
『ガチャッ』
そして、鍵を閉める。
訳が分からずポカンと後藤を見ている吉澤。
「ごっちん、何して…んっ!?」
後藤は吉澤の言うことを最後まで聞かずに唇をふさいだ。
両手を吉澤の首にまわして唇を求めてくる。
突然のことに目を開いたままの吉澤。
「ん〜〜!!」
何とか体を離そうと後藤の肩の辺りを両手で押し返すが、後藤は
唇を離そうとしない。
後藤の表情を見ると、目を閉じて何とも切ない表情を浮かべている。
まるで、もっと自分を求めてくれと言わんばかりに……。
(……そう言うことか……)
やっと後藤が自分をトイレに誘った理由が分かると
吉澤も抵抗をやめて後藤を受け入れる。
212 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月11日(日)23時03分26秒
吉澤が抵抗をやめたと分かると後藤は口づけを交わしたまま
個室の壁まで吉澤を追いつめる。
吉澤は壁に寄りかかって後藤の腰に両手をまわした。
グッと体を密着させる二人。
後藤の舌が吉澤の口の中にゆっくりと入ってくる。
「……んっ…。」
吉澤の口から声が漏れる。
吉澤も後藤の舌に自分の舌をゆっくり絡める。
お互いの唾液が後藤の口元からスーッとこぼれた。
「……はぁっ…。」
後藤が吉澤から唇を離して、口元を拭いた。
二人とも目がトロンとしていて、顔がほんのり紅く染まっている。
「……ごっちん…。」
体を密着させたまま吉澤は後藤の顔を見る。
「……最近、忙しくて全然エッチしてないから…。」
そう言いながら後藤は吉澤の濡れた口元を指でなぞる。
そして、吉澤の下唇み舌を這わせたりして口づけを楽しんだ。
213 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月11日(日)23時05分00秒
とりあえず、今回はエロでいきます。
214 名前:もん 投稿日:2001年03月11日(日)23時23分42秒
い、いっちゃってください・・・。
215 名前:名無し読者 投稿日:2001年03月12日(月)01時25分02秒
何かエロが始まったところに、遅れてすいませんが、番外編の感想をば。

>よっすぃーも知ってるよ
最後の、後藤のこのセリフがすごくよかったです。
夢を見たのは後藤だけど、その内容は、後藤だけじゃ無くて
吉澤と二人の大切な思い出なんだ、って感じがして。

では、引き続き期待してます。
216 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月12日(月)21時53分32秒
>214 もんさん
いっちゃいますよー!!(w

>215 名無し読者さん
いや〜、感想有り難うございます(照
続きはHっぽくなりそうなんですが、期待していて下さい。
217 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月12日(月)22時45分49秒
まったりした空気の中で、随分と長い間キスをしている二人。
まるで、オモチャを与えられた子供のようにその行為に溺れていた。
後藤は、キスをしながら自分の髪に指を絡ませている吉澤の右手をとって自分の
着ている服のボタンへ持っていった。
吉澤は一瞬戸惑ったが、後藤と目が合うと素直にボタンを外していった。
ボタンを全て外すと吉澤は後藤の鎖骨や首筋に口づけをし、舌を這わせた。
「…はぁっ…んっ……よっすぃ〜……。」
後藤は熱い吐息を漏らしながら、壁にもたれかかっている吉澤の
首に手をまわして寄りかかる。
吉澤はそんな後藤を見て、立っているのが辛いのだろうと感じ、今まで
自分がもたれかかっていた壁から背中を離すと後藤を壁の方に寄りかからせた。
そして吉澤は後藤の背中に手をまわしてブラのホックを外した。
鎖骨の辺りにあった唇を段々と下へ運んでいく。露わになった後藤の胸に優しく
唇をあてる。
「あっ…ん……よっすぃ〜……っ…もっと…。」
後藤は思わず自分から吉澤に求めた。
吉澤はそれを聞くと後藤の唇にキスをしながら後藤の要望に応えた。

218 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月12日(月)23時07分24秒
キスをしながら漏れる後藤の声を聞くたびに、吉澤は嬉しくなった。
吉澤が唇を離すと、後藤はトロンとした目に淋しさを浮かべて
「やだぁ。」
と言って抱きついた。
吉澤はそんな後藤を見て思った。
どうやら自分はとてもこの子を失えそうにない、と。
吉澤は後藤の胸に当てていた手をスルスルと太股の方へ持っていった。
219 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月12日(月)23時10分42秒
気づけば、200を越えてますね……。
よく書いたもんだ……。(しみじみ…)
220 名前:名無しさん 投稿日:2001年03月13日(火)00時19分18秒
攻めろ吉澤(w
221 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月13日(火)13時49分13秒
>220 名無しさん
あ、よっすぃー、>220だそうですよ?
あれ?真っ赤な顔して逃げちゃいました…(w
222 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月13日(火)14時37分53秒
「ごっちん……。」
吉澤は後藤のスカートの中にソッと手を伸ばす。
後藤はひんやりとした吉澤の手の感触にビクッと体をふるわせた。
吉澤はそのまま後藤の下着の中に手を忍ばせた。
「…あっ!…ん……んっ…よっ…すぃ〜……。」
「…ごっちん、すごい濡れてるよ…。」
吉澤は意地悪そうにそう言って指を動かす。
静まり返っているトイレに、いやらしい音が響く。
誰が何時入って来るか分からない。そんなスリルが二人を余計に熱くさせた。
吉澤は、後藤の愛液が自分の指に絡みつく心地よい感触を堪能していた。
「……はぁっ…あっ……キス…して。」
後藤は悶えながら吉澤に口づけをおねだりする。
吉澤はすっかり腰がくだけてしまっている後藤を片手で支えながら唇を寄せた。
後藤は吉澤の指が敏感な部分に触れるたびにきつく吉澤を抱きしめた。
後藤の目が段々虚ろになってくる。
それを見て吉澤は何とも言えない興奮を覚えた。
「……ごっちん、気持ちいい?」
「…き…もち…いいよ…」
後藤はトロンとした目で吉澤を見つめながら答えた。
吉澤はそれを聞いて、ゆっくりと指を後藤の中に入れていった。
「んっ!……っ…」
後藤が少し苦しそうな表情をしたので吉澤は
「大丈夫?」
と心配そうに、俯いた後藤の顔を覗き込んで聞いた。
後藤はギュッと吉澤の首に抱きついて
「……おね…がい……つ…づけて…。」
そう言った。
吉澤はなるべく後藤に負担を与えないようにしっかりと後藤を支えながら
ゆっくり指を動かし始める。
後藤は吉澤の肩に顔を埋めて、声にもならないといった様子。
吉澤はそんな後藤の頬に優しくキスしながら言う。
「……ごっちん、顔見せて…。」
吉澤の優しい声に後藤はソッと顔を上げて上目遣いに吉澤を見た。
223 名前:ティモ 投稿日:2001年03月13日(火)20時44分42秒
萌え〜萌え〜
後藤の事を気遣いながら攻める吉澤と上目遣いの後藤萌え〜
224 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月13日(火)22時46分18秒
>223 ティモさん
有り難うございます♪
225 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月13日(火)23時16分49秒
その色っぽい上目遣いにドキッとする吉澤。
「……名前……呼んで…。」
吉澤は後藤の耳元で囁くように言った。
「っ…あっ…ひ…とみ……ひとみ…っ…」
後藤は朦朧とする意識の中、必死に吉澤の名前を呼ぶ。
後藤の中に入っている指も次第に速く動くようになっていた。
「あっ…んん……あたし……もう……。」
吉澤をすがるような目で見る後藤。
吉澤は後藤の絶頂が近いと分かると、指をもう一本後藤の中に入れた。
「ああっ…ダメ…よっすぃー……。」
そんな後藤を見て吉澤は少し強引に口づけをする。
ねっとりと絡みついてくる後藤の舌。指の動きも増してくる。
唇を離すと唾液が糸をひいた。
後藤の中に入っている指が締め付けられる感触が伝わる。
「…あた…し…あたし……もう…ダメ…」
「…ごっちん…。」
吉澤が後藤を呼んだその時
「んんっ!……」
後藤はビクッと体を震わせて絶頂に達した。
きつく指を締め付けられる感触を味わう吉澤。
ゆっくりと指を抜いていやらしく濡れた指をペロッと舐めた。
後藤がその場にヘナヘナと座り込もうとしたので、吉澤が慌てて抱き起こす。
「だ、大丈夫?」
後藤はハァハァと荒く呼吸を繰り返す。
226 名前:やぐ×2 投稿日:2001年03月14日(水)01時30分35秒
最初から読ませていただきました。
甘〜いよしごまも好きですが、エロ〜いよしごまも大好きです。
できたらエロ〜いいしかごなんかも…って、ヤバいかそれは。
227 名前:名無し読者 投稿日:2001年03月14日(水)02時19分18秒
んん〜、エロいね。
大きな動きもなく、静かなとこが逆に。
こういうのツボだな。
228 名前:紅餓唯 朧 投稿日:2001年03月14日(水)14時48分01秒
自分もエロいしかご見たいな〜なんて(笑)
しかも石川さん受けで(爆)
229 名前:ティモ 投稿日:2001年03月14日(水)17時40分21秒
最高
230 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月15日(木)18時31分40秒
>226 やぐ×2さん
エロいしかごですか?良いかもしれませんね〜♪(w

>227 名無し読者さん
場所がトイレと言うこともありまして、ひっそりと書いてみました。

>228 紅餓唯 朧
なるほど。何かいしかごが人気ですね。
自分はよしかごが好きなんですけど…(w

>229 ティモさん
その一言を言っていただけると……(涙涙
231 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月15日(木)19時12分36秒
吉澤はそんな後藤をギュッと抱きしめた。
そうやって後藤は、吉澤に抱きしめられたまま快楽の余韻に浸っていた。
しばらくして、吉澤が後藤の服の乱れを直してやりながら問いかける。
「ごっちん、きつくない?」
「うん、大丈夫だよ。えへへ、久しぶりのエッチ、すごい気持ちよかったぁ〜♪」
まるで子供のように言う後藤。
「よっすぃ〜、いつも優しくしてくれるしぃ〜。」
後藤は行為の最中にいつも体の事に気を使って
優しく自分に接してくれる吉澤に気づいていた。
「そ、そうかなぁ…。」
「そーだよぉ〜。」
そんなことを言いながらじゃれ合う二人。
「そろそろ、時間かな?戻ろ、ごっちん。」
吉澤の首に手を回している後藤はそれを聞いて拗ねたような顔で言う。
「え゛〜。」
「『え゛〜』じゃないよ。ほら、みんな待ってたらどうすんの。」
「ちぇっ、もっとラブラブしたかったのにぃ〜。」
何やら、ブツブツ言っている後藤をなだめて、トイレから出る。
スタジオに戻ると、まだ大丈夫のようだった。
「よかった、まだ大丈夫みたいだね?」
「そうだねぇ〜。」
そんな会話をしている二人を見つけ駆け寄っていく中澤。
「何処行ってたんやぁ〜?」
しっかりと手を繋いでいる二人にニヤニヤしながら聞く。
「………。」
吉澤は顔を紅くさせて、言葉に詰まっている。
「なんや、なんや?どうして、そんなに顔が真っ赤なのかなぁ、吉澤くん?」



232 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月15日(木)22時29分31秒
「べ、別に……。」
(な、なんて意地悪なんだ……)
吉澤が思っていると後藤が口を開いた。
「もぉ〜裕ちゃん、よっすぃー、いじめないでよね!」
「なんや、ごっちん、そんな怒らんといてぇなぁ。
 何処行ってたか聞いてるだけやん。」
「トイレに行ってただけなのぉ。」
「……ふ〜ん、トイレねぇ〜。」
何やら、にやつく中澤。すっかりお見通しのようだ。
「裕ちゃん何考えてんのさぁ〜。」
「何って?そら、あんた、若い二人が誰もけーへん密室のトイレから何十分も帰って
 こないんや、妄想もするわ。で、ごっちんやったんやろ?どやった?」
「いや〜ん、裕ちゃんのエッチぃ〜。」
色っぽく照れる後藤。
「な、中澤さん!!」
吉澤が慌てて口を開こうとした後藤の口を押さえて止めに入る。
「少しくらい教えてくれたって、ええやんかぁ。減るもんじゃ、ないんやし。」
「そう言う問題じゃありませんよ……。」
「ケチやなぁ、吉澤は。」
(ケチって、そんな……)
「……ほら、矢口さんがこっち見てますよ。早く行ってあげないと。」
上手く中澤を騙す吉澤。
「なんやて!?矢口ぃ〜〜〜(はぁと」
もの凄い勢いで矢口の方へと消えていく中澤。
モガモガと、吉澤の腕の中で暴れている後藤。
中澤がいなくなって吉澤の手が口から外されると一言。
「う〜ん、なんか、裕ちゃん見てると……愛の力は絶大だと思わない?。」
「……うん。」
233 名前:あいこ 投稿日:2001年03月16日(金)19時03分44秒
作者さーーーん!!!さいっこーです、さいっこー!!!!!
自分はよしごまの大ファンなんです!!MUSIXの絡みを
見てるとどうしても想像してしまうこの二人・・だってごっちんって
よっすぃー指名するのがほとんどなんだもんー・・。これからも
よしごまでお願いします!甘甘で、かつエロく!!
234 名前:ティモ 投稿日:2001年03月16日(金)21時15分48秒
いつも楽しく読ませてもらっています。
今日のMステでよっすぃーが(圭ちゃんも)ごっちんにメールを
応援に辻加護が来て嬉しかった。よっすぃーも来てほしかったなぁ。
それにしても今日の後藤は本気で本気で可愛かった!よっすぃーも惚れ直した事でしょう。
235 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月16日(金)22時15分53秒
>233 あいこさん 234 ティモさん 
感想、有り難うございます!!
自分もよしごま大好きなんで〜♪
よしごま同盟と言うことで(w
236 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月16日(金)22時54分25秒
収録も終わって、楽屋に戻る娘。達。
今日の仕事はこれで終わり。
みんな、楽屋でたわいもない話で盛り上がる。
吉澤は後藤がベッタリ抱きついているので、座っているイス
から動くことができない。
そこへ、またまた中澤が登場。
最近、妙にこの二人に絡んでくる。(と言うより吉澤に……)
矢口にかまわれなくて淋しいのだろう。
寄ってきた中澤はある二人を指差してソッと言った。
「………あの二人あんな仲良かったんか?」
吉澤と後藤は指の先に視線を向ける。
そこには甘〜〜〜〜〜く、いちゃつく加護と石川の姿が。
「「………。」」
黙る吉澤と後藤。
「な、なんで、黙るん?………ま、まさか…付き合うてんの…?」
顔を見合わせる吉澤・後藤。
そして、一緒にコクリと頷いた。
絶句する中澤。さすがのリーダーも驚いたようだ。
3人の変な雰囲気に気づいてやって来た矢口。
「どうしたの?3人とも…。」
3人は楽屋から出て行こうとしている石川と加護を指差した。
「は?」
矢口は何を3人が言いたいのかさっぱり分からないご様子。
「そうや!!!」
中澤がいきなり大きな声を出したので、吉澤・後藤・矢口はビックリする。
「急に大きな声出さないでよ〜。」
矢口が言った。
「良いこと考えたんや!ほら、3人とも行くで!」
すごく張り切っている中澤。
吉澤(……良いこと?……変なことじゃなきゃいいけど……)
矢口(はぁ?良いことってなにさ?全く、裕ちゃんは〜)
後藤(え〜、何ぃ?めんどくさ〜い。早く、よっすぃ〜とまったりしたいのにぃ)

237 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月16日(金)23時10分48秒
やっぱりラブシーンは、よっすぃー攻めの方が
かきやすいですね(w
ごっちん攻めだと、どうしても書いてるとき照れ
てしまって、思うようにかけない…。
238 名前:やぐ×2 投稿日:2001年03月16日(金)23時36分27秒
おっ、いしかごで何やらありそうですな。
姐さんの「良いこと」はいしかごにとっては良いことではないんだろうな、多分…
239 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月17日(土)16時28分55秒
「へへへ、あの二人を尾行してからかってやるんや♪」
「「「はぁ?」」」
中澤の嬉しそうに弾んだ声に3人とも眉をひそめて聞き返した。
まるで、悪戯好きのガキ大将。
この歳にもなって何やってんだか……と3人は思ったがそれだけ
は口に出さなかった。

矢口「ったく、何言ってんのさ。子供じゃないんだから。矢口、もう帰るからね。」
吉澤「そうですよ。尾行だなんて……大体、2人の邪魔しちゃ悪いですよ。」
後藤「じゃ、よっすぃ〜、帰ろ〜(はぁと」
3人の冷たい言葉を聞いて中澤は
「ま、待ってーなぁ。淋しいやんかぁ〜。」
そう言って吉澤の腕にしがみついてる後藤を楽屋の隅に連れていってコソコソと
何やら話している。
中澤「いいんかぁ〜?あんな甘甘の二人を見過ごして?」
後藤「何で?別にいいんじゃないの?」
中澤「どう見たって、あんたら二人より石川達の方が、ラブラブに見えるで?」
後藤「え〜!あたし達の方が、ラブラブだもん!!」
中澤「悔しいやろ?あんな、付き合いたての2人に負けるなんて?」
後藤「……うん。」
中澤「ほんなら、まず、敵の行動を調査するんや!ええか?」
後藤「うん、分かった。」
サッパリ意味の分からない中澤の言葉にまんまと言いくるめられてしまった後藤。
話がまとまり、吉澤と矢口のもとへ戻る二人。
吉澤「ごっちん、帰ろ。」
矢口「ほら、裕ちゃんも下らないことばっか考えてないで早く帰るよ!」
そんな吉澤と矢口を見て中澤と後藤は
後藤「あのね、よっすぃ〜。たまには裕ちゃんの言うこと
   にも付き合ってあげない?」
吉澤「え?」
後藤「ほら、やっぱりリーダーだし?それに、なんか面白そう
   じゃん。よっすぃ〜、イヤ?」
悲しそうに上目遣いで吉澤を見る後藤。
中澤に上手く丸め込まれたんだと分かってはいても、こんな目で見つめられ
たら、断れるはずもない。
吉澤「う……い、いや別にいいけど……。」
(そ、そんな可愛い目で見ないでよーーー!)
顔を真っ赤にしながら答える吉澤。
後藤「ほんと?やった〜!」
そう言って吉澤に抱きつく後藤。
矢口「よ、よっすぃ〜!?なんでそうなるのさぁ〜。」
中澤「ほら、吉澤も良いって言うてるやん?矢口も行こや。」
240 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月17日(土)16時31分28秒
>238 やぐ×2
姐さんの悪戯心に火がついてしまいました(w
241 名前:あいこ 投稿日:2001年03月17日(土)21時26分07秒
また、甘甘よしごまが見れるかとめっちゃ期待してます!
いしかごよりもよしごまを・・
242 名前:ティモ 投稿日:2001年03月17日(土)22時10分41秒
ほんとここの小説好きです。あまあまよしごまにとけちゃいそうです。
よしごま同盟いいっすね〜
243 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月17日(土)22時35分58秒
>241 あいこさん
よしごまもちゃーんと出てくるので大丈夫ですよ♪
もちろん、甘甘ぶりも発揮させますので(w

>242 ティモさん
いや〜、おほめの言葉、有り難うございます♪
よしごま小説、最近多いですよね〜♪
244 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月18日(日)17時08分15秒
辺りはもう、すっかり暗くなってしまっている。
こんな時刻に路地裏の建物の陰から何やら話し声が聞こえる。
「……やっぱり、帰りましょうよ〜……。」
「何言うてんねん!せっかくここまで、来たのに。」
「だって、これじゃ、ただの変態おやじと一緒じゃないですか……。」
中澤と吉澤の声。
「もう、二人ともうるさいよぉ〜。」
「そうだよ、石川と加護にばれちゃうじゃん!」
後藤と矢口が止めに入る。

そう、この4人あの後、石川と加護をずっと建物の陰に隠れたりしながら
尾行していたのだ。夜だということもあって、前の二人には全く気づかれ
る事無く、石川の家の近くまで来てしまっていた。

矢口「加護は石川の家に泊まるみたいだね。」
中澤「全く、ガキのくせになにしとるんや。はよ、家帰れっちゅうねん!」
後藤「あたしも、よっすぃ〜の家に泊まりたいなぁ〜。」
吉澤「………。」
建物の陰からひょっこり頭だけ出して、石川の家の中に
入ろうとしている二人を見ている後藤・矢口・中澤。
吉澤はそんな3人を
(……この人達、モーニング娘。だよね……
 はぁ…あたし何やってんだ……早く帰りたい……)
何だか悲しい気持ちで見ていた。

「あ!キスしてんちゃうん?」
石川と加護が顔を近寄せ合っているのを見て、中澤が叫んだ。
後藤「え!嘘!?」
矢口「見えないよ〜。」
中澤「いて!あんま、押すなや。」
暗くてよく見えない、後藤と矢口は一番下から顔を覗かせている中澤を
押すようにして、身を乗り出した。

245 名前:あいこ 投稿日:2001年03月18日(日)23時16分28秒
ごっちんがこのへんでよっすぃーに迫って矢口と
中澤に見せつけてくれんもんかねえ〜・・(笑)
246 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月19日(月)23時16分27秒
>245 あいこさん
よっすぃ〜、このような意見が出されていますがいかがでしょう?
吉澤「……そ、そんなこと……恥ずかしいじゃないですか……。」
あ!逃げないで下さいよ〜!!そかも、そんな真っ赤な顔で……。
247 名前:もん 投稿日:2001年03月19日(月)23時45分06秒
うーむ。。。どんな展開になるのでしょう。
いずれにせよ すなふきんさんに洗脳されていく私ですけれど(w
248 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月20日(火)18時58分01秒
>247 もんさん 
ニヤリ……(w
249 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月20日(火)22時49分15秒
中澤は後藤・矢口が押してくるのでバランスを崩して
「あ…ちょ!ちょっ!!うわっ!!」
と叫んでドタッと道路の真ん中に飛び出してこけた。
上から覗いていた二人も
後藤「あ、あ〜、ちょっとぉ〜〜〜!!」
矢口「う、うわぁ〜〜〜〜!!」
同じように中澤の上に倒れ込んだ。
いきなり現れた3人にビックリして声も出ない石川と加護。
中澤はすっかり石川達に見つかってしまったので
「あはは……。」
と後藤と矢口の下敷きになりながら苦笑いするばかり。
「中澤さん達……何してるんですか…こんなところで……。」
石川の問いかけに目を泳がせる3人。
すると、後ろの方から
「ごめん……梨華ちゃん……。」
と合わせる顔がないといったような感じで吉澤が現れた。
「あ、よっすぃー……。」
加護が目を丸くさせたまま言った。
「ど、どういうこと……よっすぃー……。」
石川の驚いたままの問い
「じ、実は……。」
250 名前:やぐ×2 投稿日:2001年03月23日(金)00時38分41秒
覗きのシーンにおけるお約束ですな(w
だけど笑ってしまう俺。
251 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月23日(金)14時28分50秒
>250 やぐ×2さん
そ、そうなんです(汗汗…


252 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月23日(金)14時29分50秒
あ〜、ついにここも250を越えましたね……
よく、かいたもんだ……
300目指して頑張るぞ♪
253 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月23日(金)15時01分48秒
真っ暗な闇を心細く電柱の蛍光灯が照らしている道を並んで歩く後藤と吉澤。
「よっすぃー、もう今日遅いから泊まってくでしょ?」
「あ〜……うん、そうさせてもらおっかな。」
「……それにしても、大変だったね…。」
後藤がさっきの出来事を思い出して呟く。
「…そうだね。」
そうあれは、2時間前の出来事………。

石川・加護に見つかってしまった4人。
吉澤は石川の驚きながらの問いに正直に答えた。
後藤・矢口の下敷きになっている中澤は
「な、何言うとるんや〜!!吉澤ぁーーー!!」
と、叫びながら自分の提案ではないと必死に言い訳していたが誰も信じる
はずもない。
全て、説明した後4人は2人に頭を下げて謝った。
その時も中澤はブツブツ文句を言っていたが……。
そんな4人を見て石川は
「別にいいですよぉ。」
と相変わらずのお人好しを発揮して許してくれたのだが……。

「何でそんなんするんや……。」
と頭を下げる4人に向かって加護が一言。
4人とも
「え?」
と声を合わせて顔を上げて加護の方を見た。
それからがもう大変。
加護が関西弁で叫びまくりながら、中澤に飛び掛かろうとして大暴れ。
まだ、遅い時間と言うわけではなかったのだが、辺りも暗くなっているし
近所の人にも迷惑になるし、何よりマスコミにこんなところを
見つかってしまったらおしまいだ、と言うことで体力的に自信のある
吉澤と後藤が、暴れる加護を抱えて石川の部屋まで運んだ。
矢口はすっかり動揺している石川を落ち着かせようと側についていた。
中澤はと言うと矢口から
「もう、裕ちゃんは早く帰って!!」
ときつい一言を言われてトボトボと1人虚しく帰っていった。
254 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月23日(金)15時47分41秒
石川の部屋に運んでも加護の怒りは、なかなか収まらず
矢口・吉澤も困り果てていた。石川も一緒になってなだめていたのだが
「梨華ちゃんは黙っといてや!!」
と、全く耳をかそうとしない。
後藤はしばらくそんな吉澤達の様子をボーッと見ていたのだが
「う〜ん、ちょっと2人っきりにさせて〜。」
といつもの間の抜けた口調でそう言うと加護がふてくされている部屋へ向かった。
吉澤達は後藤の言うとおりに2人っきりにさせた。
一時間程すると後藤が部屋のドアからソッと出てきた。
「ごっちん!」
石川が駆け寄る。
「シ〜ッ…。」
口に人差し指を当てる後藤。
「え?……どうしたの?」
と吉澤。
「加護、今寝てるから……。」
後藤が言ったその言葉に矢口は思わず聞き返す
「寝てる?」
「うん。……あ〜お腹減った……ねぇ、梨華ちゃんお菓子ない?」
相変わらずの後藤。
「あ、これでいい?」
石川はテーブルの上に置いていたクッキーの入ったお皿を後藤に渡した。
後藤はありがと〜、と言って美味しそうに食べ始めた。
それにしても、あれだけ大暴れしていた加護を寝かしつけるなんて、
一体どうやってそんなことができたのだろうと、3人は思った。
「ねぇ、ごっちんどうやって寝かしつけたの〜?」
矢口が聞く。
「別に何もしてないけど……モグモグ……ずっと抱きしめて
 頭撫でてやってたら、いつの間にか寝ちゃってた……モグモグ。」
(……さすが加護の教育係だけあるな…なんか、見直しちゃった…)
吉澤は少し微笑みながらそう思った。
「それじゃあ、あたしそろそろ帰るね。」
矢口はそう言って立ち上がった。
「ごっちん、うちらも帰ろっか?」
「うん。」
吉澤と後藤もその場を立った。
石川は
「ほんとに、ありがとうございましたぁ。」
と3人に。
それを聞いて吉澤は
「ていうか、うちらが原因だし……。」
苦笑しながら言う。
矢口も同じように
「そうだよ。まぁ、加護のことよろしくね。じゃ、また明日ね。」
矢口・吉澤・後藤はそう言い残して石川の部屋を去った。

で、さっき矢口と別れて今に至ると言うわけだ。
255 名前:名無し読者 投稿日:2001年03月24日(土)19時10分48秒
加護を抱きしめたごまに対して吉澤は
やきもちやかないん〜?(w
256 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月24日(土)19時25分50秒
>255 名無し読者さん
ま、まぁそこは大人な吉澤さんということで……

作者の心の声
(そ、そうか……そういう展開もあるなぁ……)
257 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月24日(土)22時16分26秒
「よっすぃー、上がって。」
「おじゃましまーす。」
後藤の家に着いた2人。
「部屋行こ♪」
と言って吉澤の腕に抱きつく後藤。
「う、うん……。」
2人で部屋に行くために居間の横を通ると後藤の弟のゆうきがいた。
「あ、真希ちゃん、お帰り。」
「ただいまぁ〜♪」
すっかり、ご機嫌な後藤。
弟の目を気にすることなく吉澤にベッタリだ。
吉澤は少し困り顔でゆうきに挨拶をして、部屋に入っていった。

「はぁ〜、なんか久しぶりに来た。」
「えへへへ、そうだねぇ〜。」
さっきからずっと吉澤から離れようとしない後藤。
いつも自分が来ると後藤はこうなるので、吉澤は慣れていた。
「ねぇ〜、よっすぃーお腹減った?」
床に座っている吉澤を後ろから抱きしめて後藤が聞いてきた。
「う〜ん、少しだけ…(そういえば、晩ご飯まだ食べてなかったっけ……)」
「じゃぁ、後藤が何か作ってきてあげるね(はあと」
後藤はそう言うとさっさと部屋を出ていってしまった。
「あ、ごっちん……」
吉澤はそんなつもりで言ったわけじゃないのに、と言おうとしたが
もう後藤はなかった。
「……ま、いっか…。」
吉澤はそう思い直すとゴロンと後藤のベッドに横になった。

「何してんの?真希ちゃん。」
「よっすぃ〜に愛のこもった手料理を作ってあげるの(はあと」
「へ、へぇ〜……。ねえ、でも、あの人、女じゃん……。」
「そうだよ。美人でしょ?へへへ〜、あ!あんた、よっすぃーに惚れたりしたら
 許さないからね!!」
いきなり、険しい顔になる後藤。
「わ、分かってるよ……(そんなことしたらたぶん、俺殺される……)」
「〜♪」
エプロンをつけて、さっそく作り始める後藤。

しばらくすると後藤がお盆をもって部屋に戻ってきた。
「よっすぃ〜、できたよぉ〜(はあと」
「…スー…スー…」
後藤の耳に聞こえてくる規則正しい寝息。
「あ〜……よっすぃー、また、寝てるぅ〜……(涙…」
吉澤の側に行って寝顔を覗く後藤。
(もう、よっすぃー、なんでいつもあたしの家に来ると寝ちゃうのよぉ)
「よっすぃー!起きてよぉ〜。」
後藤はそう言いながら吉澤の体を揺らす。
「う……う゛…!!」
ガバッと体を起こす吉澤。
「よっすぃー?」
吉澤はハァハァと荒く息をついていた。
顔にはうっすらと汗をかいている。
「恐い夢でも見た?」
「ごっちんが1000人くらいいて、全員から追いかけられる夢……。」

258 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月24日(土)22時26分54秒
か、加護ちゃーん!!
そんな、CMに出なくても……。
でも、見てみたいかも…(w
259 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月24日(土)22時31分06秒
257の24行目は「後藤はなかった」じゃなくて「後藤はいなかった」
ですね……。すいません…。
260 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月27日(火)22時38分34秒
すっかり、更新が送れてますね……。
ほんと、すいません。
261 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月27日(火)23時14分14秒
「マジ恐かった……。」
と蒼白な顔をする吉澤に後藤はムッとしたが、慌てて吉澤が謝ったので後藤は
先ほどのようにニコニコしている。
「よっすぃー、これ作ったの(はあと」
「ん?」
吉澤はすっかり覚めた頭でベッドを下りる。
部屋にある小さめのテーブルの上に乗っているものを見て
「…これって……お粥?」
そう、テーブルの上には何やら美味しそうに、湯気を上げているお粥らしきものが。
「うん。あのね、七草粥。」
「七草粥?」
なるほど、見てみると確かにそうだ。
変わったものを作るなぁ、と思ったがほんとに美味しそうに見えたので
そんなことはどうでもいい。
「美味しそうだね……それじゃ、いただきます。」
そう言って吉澤がレンゲにすくって一口食べる。
後藤は吉澤のそんな姿をジッと見ている。
「……熱っ!!」
口に入れたお粥は想像以上に熱かった。
「だ、大丈夫?」
後藤はそう言って吉澤の横に行く。
「…う〜、火傷したぁ……。」
痛そうに舌を出して吉澤が言った。
「慌てて食べるから……はい、お水。」
「ありがと……。」
受け取った水を一口飲む。
262 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月27日(火)23時15分01秒
少ないですが更新ということで……。
263 名前:名無しさん 投稿日:2001年03月27日(火)23時26分01秒
うあーー後藤世話女房みたいでいい!
よっすぃーもしあわせだね(w
264 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月28日(水)21時34分55秒
>263 名無しさん
そうなんですよね。自分でかいててなんか
新婚夫婦みたいだな、と思ってしまいました(w
265 名前:ポルノ 投稿日:2001年03月30日(金)04時13分48秒
今、全部よみました。

いやあ、読む前は、いしよしが好きだったんですけど
今は、よしごまサイコーってカンジです
266 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月30日(金)14時30分06秒
>265 ポルノさん
よしごま良いですよね〜♪
267 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月31日(土)16時06分24秒
〜吉澤視点〜

火傷といっても舌が少しヒリヒリするくらいだったので、あたしはごっちん
がせっかく作ってくれた七草粥を残す気にはなれず、ちゃんと残さずに食べた。
「まだ、痛い?」
食べ終えて雑誌を見ているあたしに、隣に座っているごっちんが聞いてきた。
「ん〜、ちょっとヒリヒリするくらい。」
それを聞いたごっちんは何だか、考えているようだった。
そして、すぐにこう言った。
「じゃあ、あたしが治してあげる〜。」
「…?治すって薬でもあるの?」
「違うよぉ〜。こうするのぉ。」
「ん?」
あたしが不思議に思ったとたん、ごっちんに押し倒された。
ごっちんとはこうやって付き合ってるけど、彼女の行動にはいつも
理解に苦しむ点がある。

「…あの〜重いんですけど〜……。」
あたしの腰の辺りにまたがっているごっちん。
「えへへ〜」
笑ったと思ったら、いきなりあたしの唇とごっちんの唇が重なった。
いきなりのことに目を開けたままのあたし。
ごっちんは艶めかしく目を閉じてあたしの口の中に舌を入れてきた。
さっき、「えへへ〜」と子供のように笑っていたのが嘘のように色っぽかった。
すっかり、驚いているあたしにごっちんが気づいて顔を上げる。
「もう、よっすぃ〜目閉じてよぉ。恥ずかしいじゃん。」
耳元で甘く囁かれると何も言えずに
「…ご、ゴメン…。」
と謝ってしまった。
おいおい何であたしが謝ってるんだ……なんて考えを中断させるかのよう
にお互いの唇が重なる。
なんだか、いつもより妙にごっちんの舌が絡んでくる。
あ……治すってそいうこと……ごっちんらしい考えかもね…。
ごっちんの手がスルスルとあたしの服の中に入ってくるのを感じた。
え、ちょっとシャワーくらい浴びさせてよ…と、抵抗しようと思ったけど
抵抗したからと言ってやめてくれるような相手じゃないと経験上分かっていた。
だけど、ここで抵抗しておくべきだった。
なぜなら……
268 名前:名無しさん 投稿日:2001年03月31日(土)21時14分41秒
な、なにいい!!!!気になる!!!
269 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月31日(土)21時48分15秒
>268 名無しさん
実はこうなっちゃうんです……(w
270 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月31日(土)22時10分42秒
「真希ちゃん、お風呂沸いたよ…あ…………。」
ガチャッと部屋のドアが開いてゆうき君が入ってきたのだ。
あたし達の姿を見て呆然としている。
まだ、服は着てたからよかったけど、ごっちんの手はしっかりとあたしの服の
中にいれられてるし、あたしは押し倒されてるし……。
この現場を見ればそれなりの察しはつくだろう…。

「分かった〜。」
ごっちんはそんなことも気にせずにあたしにまたがったまま
のんきに返事をする。
ゆうき君は顔を真っ赤にさせて
「ご、ゴメン。」
と言ってドアを閉めた。
年頃の男の子には刺激が強すぎたみたい。
「ねぇ、いいの?」
「何が?」
何がって……そんなあっさりと……。
ごっちんはあたしの髪を撫でながら
「だってぇ〜、もう見られちゃったんだし、過ぎたことはどうしよう
 もないじゃん?」
「……そんなもんなのかなぁ…。」
「そんなもんだよ。それより続きぃ〜。」
「え?あ…ちょっとぉ〜!!」
271 名前:ポルノ 投稿日:2001年03月31日(土)22時47分00秒
お!更新しましたね♪
しかし、後藤そんなにかるくていいのか?
272 名前:名無しさん 投稿日:2001年03月31日(土)22時47分33秒
ごっちんってば!きゃー!
273 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月31日(土)22時54分17秒
>271 ポルノさん
あはは、そうですね(w
ごっちんいいの?
後藤「え〜、後藤かるくなんかないもん。よっすぃー一筋だもん。」
ん?何だか意味がわかりませんね…(w

>272 名無しさん
エッチのときはいつも後藤からですよね…これでいいのかなぁ〜?
まぁ、いいや(w
274 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年04月01日(日)14時34分25秒
ユウキが加わってこのまま3人で、えっち・・・(照)。そんな展開を期待しちゃダメでしたね(汗)。すいません、余計なこと言っちゃって・・この小説のキャラ大好きです
275 名前:すなふきん 投稿日:2001年04月01日(日)15時08分43秒
ハッと目が覚める。部屋は真っ暗なのでベッドの
枕元にある電気をつけて時計を見た。
「……2時半か…。」
体がだるい…。寝返りを打とうとしたけど、ごっちんがしっかりと背中から手を
まわして抱きついていたのでできなかった。
ちょっと、寒いかも……。
2人とも裸に近い格好で寝ていた。
そっとあたしを抱きしめているごっちんの手を離してベッドから下りる。
勝手にごっちんのジャージとTシャツを借りることにした。
着終えてベッドに目をやるとごっちんが服も着ずに背中を布団から出した
まま寝ていてとても寒そうに見えた。
「ごっちん、そんな格好で寝ると風邪引くよ。」
ベッドの端に腰を下ろして声をかけた。
「ん〜……よっすぃ〜……。」
ごっちんは眠そうに目をこすりながら体を起こす。
「勝手に服借りたけど…。」
「あ、うん。」
ごっちんはしばらくボーッと布団の中で固まっていたけど
「よっすぃ〜…。」
と子供のような声をだして、ベッドに座っているあたしの肩に顎をのせてきた。
あたしは何も言わずに、甘い香りが鼻を擽るごっちんの髪に指を絡ませる。
オレンジ色の光が薄暗く照らすこの部屋に漂う何とも言えない気怠い空気。
自分が酷くいやらしいと思えた。

「ごっちん、シャワー浴びていい?」
あたしは、しばらく意味もなくごっちんの髪を弄んでいたけど、しっとりとした
肌の感触に気づいた。
「うん、いいよ。」
弄ぶあたしの指を黙って見ていたごっちんもそれを聞いて快く返事をしてくれた。
部屋を出ようとするあたしの後に何故かごっちんも着いてこようとしていた。
「あたしも、一緒に入る!」
疑問に思って振り返ったあたしにごっちんは一言そう言った。
「え、マジで?」
「マジで。」
う〜ん、お家の人とかいいのかなぁ……と、思ったけど、もうすでにごっちんは
一人で御風呂場へと向かっていた。
276 名前:すなふきん 投稿日:2001年04月01日(日)15時12分08秒
>274 ラブ梨〜さん
感想有り難うございます♪
う〜ん、そうですね、ゆうきは脇役ということで…。
277 名前:すなふきん 投稿日:2001年04月01日(日)15時14分21秒
>276
あ〜、すみません!!!!
ラウ゛梨〜さんですね……。
なんという失礼なことを……(汗汗
ほんとすみません……
278 名前:名無しさん 投稿日:2001年04月01日(日)15時38分14秒
一緒にお風呂!?
うわーなんていい展開なんだっ!!
279 名前:すなふきん 投稿日:2001年04月01日(日)16時20分19秒
>278 名無しさん
この展開……一度書いてみたかった(w
280 名前:名無しさん 投稿日:2001年04月01日(日)17時46分10秒
ふ、風呂!!!なんてこんなにもいい展開・・・続き・・ください・・
281 名前:すなふきん 投稿日:2001年04月01日(日)22時39分05秒
「ごっちん、ほんとに入るの?」
「そうだよ。」
ごっちんはお風呂場につくとさっそく服を脱ごうとしていた。
「なんなら、あたし後で…。」
「ダメ!」
「あ、はい……。」
「よっすぃーが一緒じゃなきゃ意味ないでしょ〜。」
「…そうですね…あはは……。」
あたしは体にだるさを感じながらごっちんにせかされるまま服を脱いだ。
夜中なのでうるさくないようにソッとシャワーのお湯を出す。
ごっちんはあたしがシャワーを浴びている間、楽しそうにお風呂場用のイスに
座ってあたしを見ていた。
282 名前:すなふきん 投稿日:2001年04月01日(日)22時40分09秒
>280 名無しさん
こんな感じでいかがでしょうか?
283 名前:名無しさん 投稿日:2001年04月01日(日)22時51分34秒
もっとラブラブなることを願ふ・・
284 名前:ポルノ 投稿日:2001年04月02日(月)00時41分18秒
どんどんエロティクにしてください、、、
285 名前:名無しさん 投稿日:2001年04月02日(月)16時30分13秒
どんどんエロっぽくして下さい。
286 名前:すなふきん 投稿日:2001年04月02日(月)22時20分44秒
>283 名無しさん 284 ポルノさん 285 名無しさん
エロがリクエストで出ているので頑張って
かいてみようと思います。
もちろん、甘く(w
287 名前:よっすぃ〜ファン 投稿日:2001年04月03日(火)00時31分14秒
すなふきんさん。甘く甘く、おねがいしますー。
288 名前:名無しさん 投稿日:2001年04月03日(火)00時36分36秒
エロもいいですが、甘く甘く・・お願いしますねえ。
289 名前:すなふきん 投稿日:2001年04月03日(火)21時40分37秒
>287 よっすぃ〜ファンさん 288 名無しさん
了解!
290 名前:すなふきん 投稿日:2001年04月04日(水)22時56分23秒
「ごっちん、あたし体洗うからシャワー浴びなよ。」
「は〜い。」
ごっちんはあたしが言うと素直にイスから立ってシャワーを浴びた。
シャワーを浴びているごっちんの姿は、何というか……すごく、艶めかしくて
つい見とれてしまった。

「よっすぃ〜?」
ボーッとしていたあたしに気づいてごっちんが顔を急に近づけてきた。
「どうしたの?ボーッとしちゃってさ。」
思わず、あたしは顔をそらしてしまった。
それを見たごっちんはポカンとしていたけど、すぐに悪戯な笑み
を浮かべてあたしに言った。
「背中洗おっか?」
「あ、うん……。」
ごっちんは最初あたしの背中を丁寧に洗ってくれていたが、そのうち
スポンジではなく直接手で、撫でるような手つきに変わっていた。
「よっすぃーってさ、あたしのこと好き?」
泡だらけの背中を撫でながらごっちんが聞いてきた。
「もう、ごっちん何言ってんの。」
あたしは照れ隠しに笑いながら誤魔化した。
だけど、ごっちんにこんなのが通用するはずもない。
「ねぇ、好き?」
「……うん。」
「ちゃんと、『好き』って言ってよぉ〜。」
後ろから、あたしの顔を覗いてごっちんが言う。
「え〜、恥ずかしいじゃん…。」
「お願〜い。」
ごっちんが頬をすり寄せてくる。
「……好きだよ。」
それを聞いたごっちんは満足げに笑いながら背中を流してくれた。
291 名前:すなふきん 投稿日:2001年04月04日(水)22時57分41秒
エロはどうも無理っぽいです……。
期待していた皆さんすみません……。
292 名前:よっすぃ〜ファン 投稿日:2001年04月04日(水)23時48分06秒
いえいえ。十分ですよ。続き楽しみにしてます。
がんばってください.
293 名前:ポルノ 投稿日:2001年04月05日(木)08時49分03秒
むう、、甘いねえ
続き期待、、、、、、」
294 名前:すなふきん 投稿日:2001年04月05日(木)22時21分12秒
>292 よっすぃ〜ファンさん 293 ポルノさん
有り難うございます♪
295 名前:すなふきん 投稿日:2001年04月06日(金)22時30分19秒

浴室から戻ったあたし達2人。

「明日も仕事だねぇ〜。」
「……そうだね…。」
ベッドに入ったあたしはもう、眠たくてしようがなかった。
でも、隣でごっちんがさっきからずっと喋り続けて、眠らせてくれない。
「ごっち〜ん……あたし眠いんだけど……。」
目を閉じたままあたしは言った。
「ん〜、寝たい?」
「寝たい。…ごっちん眠たくないの?」
「あんまり……それに、よっすぃーと色んな事喋りたいんだもん。」
「明日も会うじゃん?」
「だって……。」
ごっちんが急に淋しそうな声を出したので
あたしはごっちんの方に寝返りをうった。
洗い立ての髪からシャンプーの香りがする。
「だって?」
「…仕事中だとよっすぃーとも喋れないし…楽屋もみんないるし……。」
なるほど……ごっちんなりに気を使っていたらしい…。
確かに最近はもの凄い過密スケジュールでごっちんとゆっくり喋る時間も
ないくらい。
寂しがり屋のごっちんには辛かったのかな?……
「2人っきりになるチャンスなんてそんな無いじゃん?……だから……。」
ごっちんはあたしのTシャツを掴んで急に目を伏せてしまった。
……あ〜なんでこんなに可愛いんだろう……。
さっきまでの眠気は何処へやら…。
あたしはすぐ目の前にあるごっちんの頬に手をあてる。
「淋しい思いさせちゃった?」
ごっちんはあたしの声を聞いて視線を戻した。
「……うん。」
「…ゴメンね…。」
ゆっくり頭を撫でてあげるとごっちんは顔を赤くしながら嬉しそうに
はにかんでいた。
296 名前:名無し読者 投稿日:2001年04月06日(金)22時39分43秒
ごっちん、かわいすぎるんですけど・・
297 名前:やぐ×2 投稿日:2001年04月06日(金)23時50分03秒
風呂入ってベッドに入ったら…後はやるこたぁ1つですな。
その気になったら眠気なんて吹っ飛ぶもんですよね、作者殿。
298 名前:もん 投稿日:2001年04月07日(土)00時08分41秒
あぅあぅぅぅ・・・(w
299 名前:バービー 投稿日:2001年04月07日(土)00時14分42秒
いいですねえー。ここのよしごま・・・最高です!
300 名前:名無し 投稿日:2001年04月07日(土)02時10分08秒
激しく同意
301 名前:すなふきん 投稿日:2001年04月07日(土)23時00分08秒
おお!何だかたくさん感想が♪

>296 名無し読者さん
ごっちんの場合、最近やっと可愛くかけるようになりました。

>297 やぐ×2さん
エロシーンを期待されているなら御免なさい!!
この後は甘くいちゃつくまでなので……(汗

>298 もんさん
(w

>299 バービーさん 300 名無しさん 
有り難うございます♪


ついに300越えましたね。これからも、頑張りますのでよろしくお願いします。
302 名前:ポルノ 投稿日:2001年04月08日(日)02時07分03秒
これからもどんどんラブラブにしちゃってください(w
303 名前:よっすぃ〜ファン 投稿日:2001年04月10日(火)13時00分47秒
ほんと、いつも楽しみにしています。
304 名前:すなふきん 投稿日:2001年04月10日(火)19時31分47秒
>302 ポルノさん 
ラブラブにしちゃいます(w

>303 よっすぃ〜ファンさん
有り難うございます♪こういう感想見るとほんと嬉しいです
305 名前:すなふきん 投稿日:2001年04月10日(火)19時52分55秒
あたしがごっちんの頭を撫でていると
「…よっすぃ〜……。」
と言いながら前から抱きついてきた。
あたしはそんなごっちんがほんとに可愛くて優しく抱きしめてあげた。
しばらくそうしていると、安心したのか、ごっちんからスースーと
寝息が聞こえてきた。
2人っきりでいるときのごっちんは辻・加護よりも甘えん坊だ。
「子供みたい…。」
あたしは口元を緩ませながらごっちんの寝顔を眺めた。

ごっちんと付き合うまではこんなにも
人の体温が心地良いものだとは気づかなかった。
あたしはそっと眠ってしまっているごっちんの唇にキスをした。


…今夜はなんだか甘い夜になっちゃったなぁ〜……♪
306 名前:よっすぃ〜ファン 投稿日:2001年04月13日(金)21時16分01秒
すなふきんさん元気ですか?つづきがんばってー。
307 名前:すなふきん 投稿日:2001年04月13日(金)22時49分46秒
>306 よっすぃ〜ファンさん
元気ですよ!しかし、なかなか時間が無くて……。
ほんと、こんな言葉かけてもらって……(涙

明日は更新しようと思いますので。
308 名前:名無し読者 投稿日:2001年04月14日(土)23時14分06秒
よしごまいいですねぇ〜。
関係ないんですけど、夕食のときテレビで今日やってた滝沢君のドラマの番宣が
流れたとき、父が「あれって、モー娘。の吉澤・・・(名前がわからなっかたらしい)」
ってつぶやいんたんですよ。やっぱりよっすぃ〜は誰が見ても男前ということでしょうか。
309 名前:すなふきん 投稿日:2001年04月16日(月)22時22分27秒
>308 名無し読者さん
最近よっすぃーが女の子路線に走ってしまっているのはどうなんでしょうか?
自分としては男前のよっすぃーの方が……。
でも、まぁどっちも可愛いんですけどね(w
310 名前:よっすぃ〜ファン 投稿日:2001年04月17日(火)09時41分39秒
僕としてはその男前がかわいいと思っています。
311 名前:すなふきん 投稿日:2001年04月20日(金)22時22分56秒
更新は土日にしようとおもいますので…。
312 名前:もん 投稿日:2001年04月20日(金)23時11分02秒
いつまでも待ってます(w
313 名前:すなふきん 投稿日:2001年04月21日(土)22時41分47秒
え〜っと、ちょっと遅いんですがよっすぃーの誕生日ネタでいこうと
思います。
314 名前:すなふきん 投稿日:2001年04月21日(土)23時06分19秒
「ねぇ〜、よっすぃ〜。」
「ん?」

あたしは今、よっすぃーの部屋に遊びに来ている。
やっぱり、よっすぃーの部屋は何時来ても綺麗に整頓されてて居心地がいい。

「どうしたの?」
ベッドに寝そべっているあたしの顔を覗き込んでよっすぃーがもう一度
聞き返してきた。
あたしはそんなよっすぃーをグッとベッドに引き込んで押し倒した。
「ちょ、ちょっと、ごっちん…。」
上にまたがり両手をおさえているあたしから逃げようと、よっすぃーは抵抗
している。
「へへへ〜。よっすぃー可愛い〜。」
あたしはよっすぃーの両手を自由にして、ギューッと抱きしめた。
「もう…。」
よっすぃーは口ではそう言いながらも、優しくあたしを抱き返してくれる。
そんな、暖かいよっすぃーの腕の中であたしの頭をよぎる。

『あ〜、3日後のよっすぃーの誕生日は何をプレゼントしようかなぁ…。』

最近あたしの頭の中はこのことばかりだ。
だって、好きな人の誕生日ぐらいは精一杯の贈り物してあげたいし…。
よっすぃーは何だと喜んでくれんるんだろう?
この前何となく遠回しに聞いてみたんだけど、よっすぃーは薄く笑いながら
こう答えた。
「ごっちんのくれるものなら、何でもいいよ。」
う〜ん、これって一番嬉しいけど、一番困る答えでもあるんだよね……。
明日、やぐっつぁんに相談してみようかなぁ〜。



315 名前:名無し読者 投稿日:2001年04月22日(日)21時00分04秒
ここのよしごまはいつ見ても幸せそうでいいですねえ、更新が楽しみです。
316 名前:すなふきん 投稿日:2001年04月24日(火)22時54分09秒
>315 名無し読者さん
有り難うございます♪
317 名前:すなふきん 投稿日:2001年04月24日(火)23時05分19秒
「そっか、誕生日かぁ〜。」
「うん…。明日なんだぁ…。」
雑誌の撮影の合間に人気のないスタジオの階段にあたしとやぐっつぁんは
座っていた。
あたしはやぐっつぁんに、よっすぃーへどんなプレゼントをあげれば良いのか
相談していた。

「でも、よっすぃー、ごっちんから貰うんなら何あげても喜ぶんじゃないの?」
「う〜ん……。そうかなぁ…」
「そうだよ。好きな人から貰うんなら何でも嬉しいもんだって。
 ごっちんもよっすぃーからあめ玉一個貰っても嬉しいでしょ?」
「うん。」
「それと一緒。」

確かにあたしはよっすぃーから何を貰っても嬉しい。
よっすぃーもそうなのかなぁ?

あ〜、4月12日は明日だっていうのに、プレゼントどうしよぉ〜(涙
318 名前:名無し娘。 投稿日:2001年05月04日(金)21時28分20秒
まだすか?
319 名前:名無し読者 投稿日:2001年05月04日(金)23時35分37秒
すなふきんさん、僕も更新お待ちしております。
320 名前:名無し読者 投稿日:2001年05月04日(金)23時44分27秒
めっちゃ待ってます。
321 名前:すなふきん 投稿日:2001年05月05日(土)22時55分42秒
す、すいません(^^;)
書きたい気持ちはやまやまなんですが、時間が……。
ほんと、すません…。そのうちひっそり更新すると思いますので。
322 名前:名無し娘。 投稿日:2001年05月07日(月)00時18分29秒
がんばって!
323 名前:すなふきん 投稿日:2001年05月08日(火)23時20分41秒
ほんと有り難うございます(涙
324 名前:名無し娘。 投稿日:2001年05月11日(金)12時34分29秒
ファイト!
325 名前:名無し娘。 投稿日:2001年06月03日(日)22時39分20秒
続き黄ボーン
326 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月24日(日)23時26分46秒
放置しないでー
327 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月30日(土)02時00分41秒
もしかして放置?
328 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月07日(土)22時49分29秒
気長に待とう。
329 名前:名無しさん 投稿日:2001年07月21日(土)11時51分39秒
すまないがageさせてもらう
330 名前:名無しさん 投稿日:2001年07月21日(土)13時02分27秒
なかなか更新できなくてホントすみません。
黄板の話が終わったらチョコチョコ書いていこうと思いますので…。
331 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月21日(土)13時32分50秒
もしかして、黄板、そろそろ終わりですか?(;_;)
あっちもかなり好きだったんですけど…。
332 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月21日(土)18時00分21秒
そうですね〜(^^;)
そろそろクライマックスが…。
333 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月31日(火)21時12分00秒
きぼんぬ
334 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月08日(水)21時01分55秒
夏休みですか?
335 名前:すなふきん 投稿日:2001年08月15日(水)13時12分02秒

ついにきちゃった誕生日。
あたしは結局手作りのケーキとそれなりのプレゼントを用意してきたものの
何だか後ろめたい気持ちだった。
収録の休み時間にあたしは一人、スタジオの非常階段でボーッとしていた。
「何か……何か…なんだよね……。」
頭をグシャッとしながら呟く。
その時、階段の下の方で話し声が聞こえてきた。
…誰だろ?…
あたしはそっと身を隠しながら覗いてみる。
あ…加護と梨華ちゃん……
336 名前:すなふきん 投稿日:2001年08月15日(水)13時25分16秒
2人はあたしが隠れているなんて知ってるはずもなく
イチャイチャし始めた。
うっわ〜……よりによってあの2人……

「あいぼん仕事終わってから何処行く?」
「んーっとね、んっとね……梨華ちゃんと一緒なら何処でもいいよ♪」
加護は嬉しそうに梨華ちゃんの腕にじゃれついている。
梨華ちゃんは困ったような顔をしながらも照れたようにそれに応えていた。

……いいなぁ……。よっすぃ……

あたしは2人がなんだかすごく羨ましく思えた。
337 名前:すなふきん 投稿日:2001年08月15日(水)13時44分54秒

その日の仕事がやっと終わった。

「ごっちーん、帰ろぉ!」
よっすぃーが帰り支度を終わらせて楽屋のドアのとこであたしに言った。
「うん、ちょっと待ってぇ。」
あたしが色々と荷物を整頓していると何やらみんながよっすぃーの方に
駆け寄っている。
「?」
片づけながらよっすぃーの方を見てみると
「ほい、よっすぃー誕生日プレゼントー。」
「え〜矢口さんありがとぉございまーす♪」
みんなから誕生日プレゼントを貰ってるよっすぃー。

よっすぃーはあたしのプレゼント喜んでくれるのかなぁ………。
338 名前:JAM 投稿日:2001年08月15日(水)14時40分46秒
やった!更新されてる!
ずっと待ってましたよ〜

339 名前:すなふきん 投稿日:2001年08月15日(水)14時47分09秒
黄板の方がやっとおわったのでちょっと赤板を気合いれてやろうと思います。
340 名前:すなふきん 投稿日:2001年08月15日(水)15時01分33秒
両手にメンバーから貰ったプレゼントを抱えているよっすぃー。
あたし達2人は行く当てもなく何となく近場の小さな公園に来ていた。
ベンチに座っているよっすぃーとあたし。
よっすぃーの隣であたしは何時プレゼントを渡そうかと
ドキドキしながら考えていた。
……あれ…そう言えば2人っきりになってからよっすぃー全然喋ってない。
…何でだろ?…
あたしはチラッとよっすぃーの横顔を見てみた。
その顔はなぜかいつものよっすぃーと違ってムスッと不機嫌そうにしていた。

「よっすぃー?」
「ん?……」
素っ気ない返事。間違いない。
「ねぇー何で怒ってんのぉ?」
「別に……。」
「怒ってるじゃん……。」
「「…………。」」
2人に少し気まずい雰囲気が流れる。
何でこうなるのぉ……。
341 名前:すなふきん 投稿日:2001年08月15日(水)15時14分59秒
黙ってしまうあたし達。
暫くしてよっすぃーが、口を開いた。
「ごっちん……今日何の日か覚えてる?」
よっすぃーが顔をそらしたまま聞いてきた。
「知ってるよ…よっすぃーの誕生日…。」
「…だったら……あたし、ごっちんが……ごっちんが一番最初に……
 おめでとって言ってくれるの楽しみにしてたのに………。」
「……え?……だから怒ってたの……?」
「そ、そう言う訳じゃないけど……。」
恥ずかしそうにあたしに背を向けて座るよっすぃー。
何か、メチャメチャ可愛いんだけど……。
多分、彼女の顔はすっごい真っ赤だと思う。

「よっすぃ〜これ……。」
あたしは鞄からガサガサと取り出したプレゼントとちょっぴり小さめの
ケーキをよっすぃーの後ろから抱きつくようにして渡した。
「これ……。」
「プレゼント。全然たいしたものじゃないけど……へへっ…。」
あたしは照れ隠しにギューッとよっすぃーに抱きついた。
342 名前:すなふきん 投稿日:2001年08月15日(水)15時30分11秒
よっすぃーはボーッとあたしのプレゼントを眺めてる。
「なかなかタイミングがなくて……それにもし、よっすぃーが気に
 入らなかったらって思ったら渡しづらくて……。」
あたしはよっすぃーの背中に抱きついたままポツポツと喋った。
「……開けていい?」
「ん、いいよ。」
よっすぃーはまず、プレゼントのピアスが入っている小さな箱のリボンを解いた。
それは、シルバーのすごくシンプルなやつで、絶対によっすぃーに
似合うと思って買ったんだ。
よっすぃーは今まではめていたピアスを取ってそれを耳にはめた。
「ありがと…ね、似合う?」
あたしに聞くその顔は、はにかんだような、照れたような顔をしていて、
あたしはこんなに喜んでもらえるなんて思ってなかった。
これならもっと良いやつをあげればよかった…。
「うん、似合ってるよ。」
そう言うとよっすぃーはすごく嬉しそうに笑ってくれた。
343 名前:すなふきん 投稿日:2001年08月15日(水)15時46分53秒
「じゃ、これ開けていい?」
よっすぃーは嬉しそうに、今度はケーキが入ってる箱を開け始めた。
箱を開けると……
「げっ!形崩れてる……。」
自分ではそっと扱ってたつもりなんだけどなぁ……。
箱の中のケーキはせっかくの生クリームのデコレーションが崩れてしまっていて
見るも無惨なことになっていた。
「…ゴメン……。」
あたしが申し訳なさそうに謝って顔を上げると
「うん、おいし♪」
人差し指でクリームをすくってペロッと舐めていた。

「こんなんで……そんな喜ばないでよぉ……。」
すっごく、嬉しい…嬉しいよ。よっすぃ…。
「うっ……んっ…グスッ…。」
シクシク泣き始めるあたしの横でよっすぃーはペロリとケーキを食べてしまった。
「ふ〜、美味しかったぁー。ごっちんありがとね。」
無邪気にあたしに向かってお礼を言うよっすぃーは
小さな男の子みたいな笑顔だった。
「ふえ〜ん…よっすぃ〜。」
あたしは急によっすぃーが愛しくなってガバッと抱きついた。

344 名前:すなふきん 投稿日:2001年08月15日(水)16時24分05秒
「よっすぃーキスしてぇ。」
あたしはよっすぃーに抱きついたままお願いした。
「え!?こ、ここで?」
いきなりあたしがあんなこと言ったからよっすぃーは真っ赤な顔をして
すっごく照れてる。あたしより早く16歳になったのにそういうことは
相変わらず疎いよっすぃー。
「うん、ここで!」
「で、でも他の人見てるかも…。」
「やだぁ〜、お願〜い。」
「あ…う、うん……。(ごっちんに上目遣いでお願いされたら断れないよ…)」
よっすぃーはあたしの肩に手をかけて、ちょっと顔を傾けると目を閉じて
そっとキスしてくれた。短い口づけのあとあたしはよっすぃーの肩に
コツンと自分の頭をのせた。
「よっすぃー誕生日おめでとぉ……。」
「うん、ありがと……。」



〜END〜
345 名前:すなふきん 投稿日:2001年08月15日(水)16時26分16秒
とりあえず、ばーっと書いちゃいました。
いかかだったでしょうか?誕生日ネタ(今さら遅すぎるんですけど…(汗)
感想、リクエスト何でもお待ちしています。
346 名前:夢追人 投稿日:2001年08月16日(木)02時56分00秒
更新お疲れ様です
いや〜、楽しみにしてました。
そして顔をにやけさせつつ読みました(w

リクしたいのは、

なっちとあいぼん

私は最近マイナーなカップリングを想像して楽しんでますが、コレはその一つです
自分のとこに書くわけにはかないので、すなふきんさんに書いてもらたいです。
347 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月16日(木)20時49分30秒
甘系のよしごまは、やはり(・∀・)イイ!!
すなふきんさんは、昨日のダイバー聴きましたでしょうか?
2人が裸で一緒に・・・・。
すなふきんさんには、このままよしごま小説を守って欲しいです。
348 名前:バービー 投稿日:2001年08月17日(金)17時38分04秒
おぉ!久々の更新ですね〜。
楽しみに待っておりました!!
リクエスト・・そうですねえー・・
やっぱ、よしごまベテランの
すなふきんさんには、
水曜のダイバーの裸で寝てた時のような
ツアー中のことを・・(爆)
349 名前:もん 投稿日:2001年08月18日(土)06時24分45秒
大変楽しませて貰いました。
これからもハァハァ路線で、よろしくお願いします。(w
350 名前:すなふきん 投稿日:2001年08月18日(土)19時29分54秒
>>346 夢追人さん
感想有り難うございます♪どんどんにやけちゃって下さい(笑
そして、リクの方、大変ありがたいのですが、
自分はよしごま専門と言うことで…(^^:
よしごま内でのリクエストなら何でも受け付けますので。
ほんと、説明が足らず、すいませんでした。

>>347 名無し読者さん
感想有り難うございます♪
ダイバーもちろん聴きました(笑
制作意欲が掻き立てられる2人の発言に感謝感謝!
甘系よしごまで貫き通すつもりです(笑

>>348 バービーさん
更新遅くなってしまい大変すいませんでした(汗…
只今、ツアー中の話しに挑戦中です。
ダイバーのトークとは違ったものになりますが
頑張って書きためているところです。

>>349 もんさん
妄想に火をつける甘さで頑張ります(笑


皆様、感想・リクエスト有り難うございました。
これをエネルギーに頑張れる程、ありがたく読ませていただいています。
時間の都合が合わず更新が大幅に遅れてしまい大変申し訳ありませんでした。
引き続き感想・リクエスト待っています。
351 名前:すなふきん 投稿日:2001年08月18日(土)20時03分48秒


最近ごっちんの機嫌が悪い…。

理由は…
「全然よっすぃーと遊べる時間がないっ!」
今はツアーの真っ只中。ついさっき、ステージを終えて解散しホテルの部屋
でくつろいでいたところに、ごっちんがしっかりと着替えを持って訪ねてきた。
そして、部屋に入るなり二つあるベッドのうちの
窓側のベッドで大暴れする彼女。
あたしはすごく疲れていたため早く眠りたかった。
「ごっちーん。暴れてないで、お風呂入っちゃいなよ。」
あたしはゴロンともう一つのベッドに体を預けた。
あたしの問いかけに文句を言いながらばたつかせていた足が
ピタリと止まった。
すると、あたしの方にクルッと寝返りをうち
「え〜…。」
口をとがらせて子供のような表情をしてみせる。
あたしは頭だけ彼女の方へ向けた。
「そんじゃ、あたし先に入っていい?」
「ダメェー。よっすぃーと一緒はいるぅ。」
「は?」
「一緒はいるのぉ。」
ごっちんは駄々をこねる子供のように言った。
「も〜、何言ってんの。狭いしやだよ。先に入っちゃいなって?」
「いやぁ〜!一緒はいる!」
「ごっちんだって疲れてるでしょー。」
「疲れてないもん!」
ごっちんはそう言うなりベッドから跳ね起きあたしの上に覆いかぶさって来た。
そして、耳元で甘く囁く
「ね?だから、一緒入ろ?」


352 名前:すなふきん 投稿日:2001年08月18日(土)23時02分47秒

実はイライラが溜まっていたのはごっちんだけではなかった。
仕事は目の回るような忙しさ。分刻みのスケジュール。
何より一番2人の時間を裂いていたのは彼女のドラマ出演。
あたしよりも格段にハードなスケジュールをこなしている。
そんなこともあって、ごっちんの前で弱音を吐くことはあたしの中で
タブーだと思った。そう、勝手に思い込んでいただけ。

「も〜重いってば。それにごっちんは疲れてなくてもあたしは疲れてんの。
 ほら、どいて。」
彼女の顔があたしの耳元から離れていく。
ごっちんはあたしのお腹の上にまたがると、あの綺麗な目で
見下ろす。
「ぶ〜…今日のよっすぃーなんか意地悪…。」
「そう?」
「ん。」
コクッと頷く。

「よっすぃーは寂しくないの?」

「寂しいよ。」
こう答えられたらどんなに楽だろう…。
言っちゃいなよ。と耳元で囁く天使…いや、悪魔?
しかしその囁きはもう一人のあたしによって、かき消されていく。

「仕方ないじゃん、仕事だし。」

そのときのごっちんは何だか悲しそうにしていたようにも見えたし、
不満そうに怒っていたようにも見えた。

言ってあげればどんなに彼女が喜んだか。

「よっすぃーなんか変。」
そう言ってごっちんはあたしの唇に軽く自分の唇を重ねた後、着替えを持って
シャワーを浴びに行った。
天井を見つめる。
ごっちんの言うとおり……
「…変化もね……。」
353 名前:すなふきん 投稿日:2001年08月18日(土)23時04分06秒
あ〜…すいません…
よっすぃーの最後のセリフは

「…変かもね……。」

です。
354 名前:JAM 投稿日:2001年08月19日(日)00時10分22秒
おっ!
続編始まりましたか。
今回もあまあまでよろしくお願いします!!
355 名前:すなふきん 投稿日:2001年08月19日(日)17時21分35秒
>354 JAMさん
はい♪頑張ります。
356 名前:夢追人 投稿日:2001年08月19日(日)23時43分07秒
あ、そうでしたね(汗)<よしごま専門

いや〜妄想激しくてすいません(謝)
最近のマイブームなんで、マイナーカップル(w

いや〜やっぱりハ○カで寝ちゃったりするんでしょうか(w

あま〜いよしごま期待してます〜
357 名前:すなふきん 投稿日:2001年08月20日(月)13時26分30秒
>356 夢追人さん 
いやいや、全然妄想しちゃって下さい(w
読者の皆様が満足していただける甘さで頑張ります(w
358 名前:すなふきん 投稿日:2001年08月21日(火)21時35分32秒
今はライブのリハ中。この暑い中、野外でのライブはかなり堪える。
メンバーのみんなは噴き出てくる汗をTシャツの袖やタオルなんかで
必死に拭いていた。
ごっちんは……
チラッとごっちんの姿を盗み見る。別に変わった様子もなく軽く流している。

結局昨日はあのまま、あまり話しもしないでお互いすぐに眠りについた。
昨夜のあたしの発言に少しなりとも怒ってるのかなぁ…と思っていたんだけど、
今朝の部屋でのごっちんは何時もと変わらず眠そうに
あたしの隣で欠伸をしていた。
昨日のあたしは正しかったのか……いや、さすがにあの態度はきつすぎる。
あたしは自分でもそう思って反省した。

そして、やっとリハも終わりそれぞれメンバーは近くに設けてある控え室に
向かった。
あたしはというと、何だか最近のイライラもあって何処か一人
になれる場所はないかなぁ、とフラフラしていた。
控え室から少し離れた裏の方に、丁度いい日陰を見つけて
一人そこに座り込んだ。本番まで時間が大分ある。
359 名前:すなふきん 投稿日:2001年08月21日(火)21時46分22秒

ごっちん何してんのかなぁ……

多分控え室で何か食べてんだろうなぁ…。
お互い仕事中は結構割り切って付き合ってる部分がある。
だから、二人っきりの時のごっちんは普段じゃ想像できないくらい
あたしに甘えてきてくれるんだ。
最近ではその2人の時間もないくらい…。
「はぁ…。」
出るのは溜め息ばかり。
あたし、ごっちんの支えになってんのかなぁ…?

360 名前:すなふきん 投稿日:2001年08月26日(日)22時36分49秒
ボーッとそんなことを考えているとあっという間に時間が過ぎた。
「…はぁ…そろそろ戻ろ……。」
あたしは服に付いた泥をパタパタ払ってから、ズラッと並ぶプレハブの
建物に沿って控え室へ向かった。

ガラッと戸を開けて中へ入ると、そこにはメイク中のごっちんだけしか
いなかった。あたしはごっちんの姿を見て少しだけドキッとした。
「あれ?みんなは?」
あたしが背後からの急な問いかけにビックリしたのかすごく慌てていた。
「あ!?よ、よっすぃー!?み、みんなはトイレとか、衣装室とか色々…。」
……ごっちんの様子が変だ……。
あたしは後ろからごっちんのすぐ側まで行って落ちつきなく鏡に向かって
メイクをする彼女の顔を覗き込んだ。
「!!!」
ビクッとごっちんの体が揺れる。
「そ、そんなに驚かなくても…。」
あたしは苦笑しながら言った。
ごっちんは目を伏せながら
「ご、ごめん…。」
と呟いた。
361 名前:すなふきん 投稿日:2001年08月26日(日)22時45分52秒
……やっぱりおかしい……。
あたしはそう思ってごっちんの肩に右手を置いて聞こうとしたとき
「ねぇ、ごっちん……。」
ガタッ!
「え?……。」
パイプイスから急に立ち上がるごっちん。
まるで、あたしが触れるのを避けるみたいに。
あたしの右手は行き場を無くしてそのまま宙に浮いている。
「?……どうしたの?」
あたしは訳が分からず唖然としてごっちんを見た。
彼女はひどく青ざめた顔であたしを見つめている。
「え?ちょっ…気分悪いの?」
彼女はあたしの問いかけに只、子供のように顔を横に振るだけ。
「…でも、顔色が…あ!ちょっと!!?」
ごっちんはあたし言っている途中で逃げるように、走って部屋を出ていった。

「……はあ?」
何?全然分かんないんですけど……。


362 名前:すなふきん 投稿日:2001年08月26日(日)22時55分29秒
その後にあったミーティングで必然的にごっちんと会ったんだけど……。
彼女は全く目を合わせてくれない。
それどころかこっちさえも見てくれなかった。
あたしが何したんだよ……
あたしを避けているんごっちんは何故か
あたしに怯えているようだった。
「ちょっと、後藤?聞いてる?」
「あ、うん……。」
「しっかりしてよ〜。」
あまりの落ち着きのなさに彼女は飯田さんから注意された。
案の定コンサートのごっちんはボロボロだった。

「後藤…ちょっと来て。」
コンサートを終えてみんなで戻っている中保田さんがごっちんを引き留めた。
あ〜…怒られちゃうんだろうなぁ……。
363 名前:すなふきん 投稿日:2001年08月27日(月)22時14分35秒
一方後藤は…。

コンサートを終えてから保田に呼び出されステージ裏の
人目に付きにくいところにいた。

「何?……。」
表情はあまり変わっていないがその声や
雰囲気からかなり後藤がイライラしているのが分かった。
こんなこと、後藤にしては珍しい。
「…疲れてんのに……。」
保田は後藤の迫力に負けないようにと気を締めて後藤に言った。
「『何?』じゃないわよ!あたしが言わなくてもあんた
 分かってるんじゃないの?」
保田は冷静だった。
「………。」
「後藤、あんた最近変だよ。妙に落ち着き無いし…。」
「……圭ちゃん…には………。」
顔を背けたまま後藤は呟く。
364 名前:すなふきん 投稿日:2001年08月27日(月)22時44分39秒
「聞こえないわよ!言いたいことがあるなら言いなさいよ!」
「…け、圭ちゃんに……圭ちゃんには関係ないじゃん!!」
今までの鬱憤を全て吐き出すように後藤は保田に向かって怒鳴った。
「ハァ…ハァ……。」
荒く肩で呼吸する後藤を保田は黙って見つめた後言った。
「関係…あるわよ。」
「…え?」
後藤は顔を上げた。
「同じ仲間じゃない!?あるわよ関係!」
保田は厳しい声で後藤に言った。
後藤はその言葉をハッとした顔で受け止めた。
そして、バツが悪かったような顔をしてまた俯いてしまう。
しかし、次の保田の声はさっきまでのものとは違いとても優しいものだった。
「…言ってみたら?聞いたげるからさ。」
「あ……うっ……ぐっ…」
ポタッポタッと一粒また一粒、目から涙が落ちる。
「あ!?え?ちょ、ちょっと!?後藤!?」
後藤は急に泣き出してその場にしゃがみこんだ。
保田はビックリしたが子供を見つめるような目で後藤の頭を
ゆっくり撫でてあげた。


よっすぃーに……よっすぃーにそうしてもらいたかったよぉ…。
なんで……よっすぃーは分かってくれないの?……
365 名前:すなふきん 投稿日:2001年08月27日(月)22時51分25秒
ついに新メンバー決まりましたね。
4人というのはビックリしました(^^;
ちょっと多すぎるという気もしますが…。
小説に出すか出さないかはまだ4人のキャラが分からないので
もう少ししてから考えようと思います。
この時点で中澤姐さんは卒業していることにします。
卒業ネタはちょっと控えさせてもらおうかと…。
なかなか難しいというのもありますが、姐さんの卒業は
自分の中でもショックが大きすぎて書ききれない部分がありますので。
今はもう姐さんの活躍を心から応援していますけどね。
366 名前:もん 投稿日:2001年08月27日(月)23時24分29秒
>>364 ご、ごまたん・・・ハァハァ・・・(w

>>365 すなふきん さん
昨夜のラジオで新メン決定について「我関せず」の口調で
少々語っていましたが、しっかりと裏で支えてる姐さんの
姿が目に浮かんできますね。
私としては、ハロモニで姐さんがどのように新メンを「料理」
していくのか、とても楽しみです。
367 名前:すなふきん 投稿日:2001年08月28日(火)21時30分50秒
>366 もんさん
毎回感想レスありがとうございます♪
そうですね、姐さんの対応の仕方もなかなか気になるところですね。
368 名前:すなふきん 投稿日:2001年08月28日(火)23時00分42秒
「落ち着いた?」
「うん……。」
保田は買ってきたジュースを後藤に渡すと、隣に腰を下ろした。
「だけど、あんたと吉澤がね〜……まぁ、そんな感じが無かったって
 訳じゃないけど…でも、ちょっと驚いたわよ。」
保田は少し笑いを含みながら言った。
しかし、後藤の表情は曇ったままだ。
「…よっすぃーにはこのこと言わないでね……メンバーにはあたし達のこと
 内緒にしとこうってことになってるから…。」
「分かったわよ。で、喧嘩でもしたの?」
後藤は黙ったまま首を横に振る。
「じゃ、なんなのよ?」
「あたし嫌われてるのかなぁ?……。」
「は?」
「よっすぃー最近全然かまってくれないし、すごい冷たいんだぁ……
 あたしが我が儘ばっかり言ってるからウザくなって……。」
後藤の表情がより一層暗くなる。
保田は最近の吉澤の行動を思い返してみる。
「ん〜でも、吉澤今日も普通じゃなかった?
 あんた達いつもみたいに喋ってたじゃない?」
「あれは、みんながいるからだよ……よっすぃー人前だと全然甘えさせて
 くれないし、仕事の時はそういうの持ち込まないようにしようって
 2人で決めたの………。」
「ふ〜ん、なんかあんた達にしてはちゃんとしてるわね。でも、
 後藤?吉澤がそう言ったわけじゃないんでしょ?」
「……そうだけど…。」
「だったら、ちゃんと話し合った方が良いんじゃない?
 その…あたしは、あんた達2人の関係を良く知ってる訳じゃないから
 あんまり偉そうなことは言えないけどさ……ちゃんと向き合った方が
 いい気がする。」
「……うん……そうだね……。」
「まぁあたしが思うには吉澤はちゃんとあんたのこと思ってるよ。」
「……そうかなぁ…。」
「ちょっとぉー!後藤しっかりしなさいよ!!」
「うん…なんかゴメンね…いっつも迷惑ばっかりかけて……。」
「ふふっ、もう慣れちゃったわよ。」
保田はそう言うと立ち上がり後藤の頭をクシャクシャと撫でてこう言った。
「大切なのはあんたの気持ちなんだからね?」
そして、控え室に行ってしまった。

369 名前:すなふきん 投稿日:2001年08月28日(火)23時04分02秒
一人になった後藤は呟くように言う。
「圭ちゃん…ありがと……。」

あたし…よっすぃーと話してみる……逃げてちゃダメだよね……。

後藤の表情はさっきまでの暗いものではなくなっていた。
370 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月29日(水)02時06分32秒
よしごま好きです。
いしよし小説があふれる昨今、よしごま派の自分にとって、甘いよしごま小説を
読ませて頂けるすなふきんさんにホント感謝です。
371 名前:名無しさん 投稿日:2001年08月29日(水)05時53分19秒
俺もすなふきんさんに感謝です。
ごっちんは笑った顔がめちゃくちゃかわいい。
吉澤押しの俺も大感激!!
372 名前:すなふきん 投稿日:2001年08月29日(水)15時07分38秒
>370 名無し読者さん  >371 名無しさん
感謝だなんてとんでもない(^^;)
よしごま小説頑張って書いていきますよ!!
373 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月11日(火)19時18分49秒
ひたすら待っています
374 名前:すなふきん 投稿日:2001年09月16日(日)18時54分14秒
すみません(汗 話のほうはけっこう溜まってはいるんですけど更新する時間がなくて・・(^_^;
375 名前:パク@紹介人 投稿日:2001年09月17日(月)14時00分09秒
こちらの小説を「小説紹介スレ@赤板」↓に紹介します。
http://mseek.obi.ne.jp/cgi/hilight.cgi?dir=red&thp=1000364237&ls=25
376 名前:>374 投稿日:2001年09月21日(金)20時45分12秒
放置じゃなくて安心しました。
いつまでも待っていますので焦らずマイペースで・・・
377 名前:すなふきん 投稿日:2001年09月28日(金)11時23分24秒
しかし、ああ言ったもののいざ会うとなるとやはり
『別れよ』
と言われるのではないかとネガティブな考えが頭にまとわりつく。
そんな考えを、なんとか振り切りながらキョロキョロと吉澤が居そうな
ところを色々探して回る。
(よっすぃ〜どこいんのぉ〜……)
外を探してみる。
さすがに外は暑い。
「…あっつぅ〜……」
汗がスッと顔を流れてきたからタオルで拭こうとしたときだった。
いくつか並んだ控え室の一つからヒョコッと吉澤が出てきた。
(!!!???え!?ちょっと!)
驚いた後藤はなぜか、簡素に造られたプレハブとプレハブの間に隠れてしまった。
(え……なんであたし隠れてんのさ……)
ポタッと汗が落ちる。
いきなりのことだったとはいえ、自分の行動に呆れてしまう。
こんなとこを吉澤に見つかったら絶対に怪しまれる。
「はぁ〜何やてんだろぉ。あたし。……」
溜め息を付いた次の瞬間
「何やってんの?……」

ドッキッッッ!!!!

心臓が大きく鳴る。
声のしたほうを見ると吉澤が唖然とした顔で後藤の隠れている
隙間を覗き込んでいた。
378 名前:すなふきん 投稿日:2001年09月28日(金)11時33分12秒


ポタッ。また汗が落ちる。


「いや……あの……これはぁ…そのぉ〜……はははっ……。」
後藤苦笑い。
「………ははっ…。……えっと…とりあえず出たら?」
後藤につられて吉澤も苦笑いしながら言った。


379 名前:すなふきん 投稿日:2001年09月28日(金)11時33分45秒
少しですけど更新です。
380 名前:すなふきん 投稿日:2001年09月28日(金)23時22分51秒


「「……………。」」


さっきからずっと無言の2人。
後藤と吉澤は人目が付かないためにステージから少し離れたところにある
木陰に腰を下ろしていた。
いちよう2人とも並んで座ってはいるけれど微妙な距離が保たれている。
いつもなら甘えるようにくっついたり、手を繋いだりと、必ず体の何処かが
触れ合っているのだけど……。


「あ〜……あのさ……。」
吉澤が髪をかき上げながら後藤に話しかける。
「う、うん…。」
いきなり吉澤が話しかけてきたので少し後藤は驚きながら答えた。
こんな気まずい雰囲気なのに心のどっかで、2人きりになれて
嬉しいと思ってしまう自分。
(あたし……やっぱりよっすぃーのこと好きなんだなぁ……)
改めて思ってしまう。


「…その〜……最近?なんかうちら……付き合い始めたときと
 違うっていうのかなぁ……あたしはそう思うんだけど……思わない?」
「……うん。違うかも…。」
後藤は吉澤が何を言いたいのか、いまいち分からない。
「…で、色々考えたりしたんだ。なんでかなぁ〜?って。」
「うん…。」
体育座りの姿勢で膝の間に顔を埋める後藤。
なんか怒られている子犬みたいな目をしている。
381 名前:すなふきん 投稿日:2001年09月30日(日)09時51分00秒
「……娘。の仕事が忙しいのは前からだけど、ごっちんは今ソロとか
 色々頑張ってるじゃん?……そしたら、やっぱり2人でいられる時間とか
 少なくなる、けど………でも、その辺は仕事だし、やっぱりメンバーと居る
 のとか楽しいし、ごっちんだって頑張ってるから、これぐらいはしょうがない
 かなぁって思ったんだ。」
「…………。」
後藤は履いている靴の紐を弄びながら黙って聞いている。
「………この前ホテルであたしがごっちんに素っ気なく
 しちゃったの覚えてる?」
吉澤はバツが悪そうに少し笑いながら後藤に問いかけた。
後藤は膝に埋めた顔を少しだけ縦にずらして答えた。
「あたしあの時、自分でもいっぱいいっぱいでさぁ……なんかごっちんに
 冷たくしちゃうことで自分のバランスとってたようなとこあって……。
 でも、その後、ごっちんの悲しそうな顔見てると『あ〜、またやっちゃった』
 ってすっごい後悔すんの。ほんとゴメン…。
 あたし、馬鹿だよね〜。」

382 名前:すなふきん 投稿日:2001年09月30日(日)10時11分55秒


後藤が不思議そうな顔を吉澤に向けながら
「…よっすぃーも寂しかったの?」
と聞いた。
吉澤は後藤の問いかけに自嘲気味に笑いながら答えた。
「……かなりね。」

その言葉を聞いた後藤は俯いて小さく呟くように言った。
耳が真っ赤になっているのが分かる。
「………くっついていい?」
後藤の口からそんな言葉が出てくるとは思ってもみなかった吉澤は
一瞬ビックリして戸惑った。
「……やっぱ、イヤだよね……。」
後藤の悲しそうな声を聞いて慌てて
「え?ち、違うよ!ちょっとビックリして……うん、こっちおいでよ。」
後藤は嬉しそうに2人の間に少しだけあった距離を縮めた。

吉澤にピッタリくっつく後藤。
「……へへへ〜。」
顔を真っ赤にさせて照れたように笑う。
吉澤は自然と繋いだ手にギュッと力を込めた。
「これからさ、よっすぃーがもし寂しいなって思ったらあたしに言ってね?
 寂しくなくなるまでずっと一緒にいるから。」
後藤は吉澤の肩に頭を預けたまま言った。
「……ありがと…。」
383 名前:すなふきん 投稿日:2001年09月30日(日)10時15分18秒





お互いの顔が紅くなっているのは結して夕日のせいじゃないのを2人は知っている。
384 名前:すなふきん 投稿日:2001年09月30日(日)10時16分09秒
  <終わり>
385 名前:すなふきん 投稿日:2001年09月30日(日)10時19分46秒
今回はエロなしということで(w
はぁ〜、なんとか終わりました。
実はそろそろスレを新しくしようかと思います。
まあ、引っ越し先でもよしごまで頑張りますので、どうぞ、
気が向いたら覗いてみて下さい。
386 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月01日(月)00時24分19秒
お疲れ様でした。
これからも応援しているので頑張って下さい。
引越し先ゼヒお知らせしてくださいね。
387 名前:もん 投稿日:2001年10月02日(火)18時56分14秒
お疲れ様でしたー パチパチパチ!

TVでの「よしごま」を意識して観察するようになれたのは
すなふきんさんのお陰です(w
388 名前:すなふきん 投稿日:2001年10月13日(土)18時43分33秒
>386 名無し読者さん
有り難うございます!今までは中編ぐらいのが多かったのでこれからは
短編にも挑戦してみようと思ってます。

>387 もんさん
毎回有り難うございます♪そうな風に言っていただけると
作者としてかなり嬉しいものがあります。
389 名前:すなふきん 投稿日:2001年10月13日(土)18時52分33秒


 〜お知らせ〜

 えーっと、新しくスレッド立てようと思います。
 次回からの『よしごま小説』(題名は変えないでいきます)は、
 海板のほうにのせたいと思います。
 赤板で書き続けようとも思いましたが、この辺で気分を変えるのも
 いいのでは、と思ったのと、よしごまと言うとなんか爽やかな
 感じがするので海板にピッタリなんじゃないか?と判断して、決めました。
 出来るだけ多くの作品を早く(これは自分の中で書き始めた頃からの目標
 ですが)皆様に読んでいただけるようにこれからも頑張っていきますので
 どうか気が向いたら覗いてみて下さい。
390 名前:すなふきん 投稿日:2001年10月13日(土)19時00分07秒
↑すいません!!!!
よしごま小説ではなくて、
『初小説』でした!!!
黄板の方とごっちゃになってました(汗

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