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吉澤中心!
- 1 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年01月19日(金)23時09分27秒
- ど〜も〜。ミルクチョコといいます。
赤板で1つ書かせてもらっているのですが、
違う種類のものも書きたくなったので、
こっちにも書かせていただきます。
内容は、題名の通りよっすぃ〜を中心にしていきたいと思います。
まだまだ未熟なので、みなさんの辛い意見も聞きたいので、
たくさんのレス、お待ちしております。
ということで、最初はよしごま!
- 2 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年01月19日(金)23時10分46秒
- (1)
「よっすぃ〜」
「な〜に?」
「すき」
「わたしも」
ラブラブモード全開なこの2人は、後藤真希と吉澤ひとみ。
この2人が付き合い始めたのは
去年のハワイロケ後だった。
「よっすぃ〜・・・ずっとすきだった・・。」
あまりの突然さに驚く吉澤。
・・・わたしもだよ、ごっちん。
声には出さず後藤を抱く。
そのときからもう半年以上になる。
お互い充実していた。
「愛する人のために」
(よっすぃ〜)
「愛する人よ」
(ごっちん)
今日も2人は楽しくてしょうがない仕事をはじめるのだった。
- 3 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年01月19日(金)23時11分39秒
- (2)
しかし、後藤にとっては1人、気になる存在があった。
「石川梨華」
石川はいつも吉澤を見ている。
なにかあるとすぐ吉澤に頼る。
(くっそ〜梨華ちゃん、わたしのよっすぃ〜に・・・。)
吉澤は後藤がそんなことを思っているとは知る由もなく、
梨華の相手をする。
(よっすぃ〜もなんでわからないかな〜、わたしのキモチ・・。)
吉澤の優しさが裏目に出てしまっている。
(まぁ、よっすぃ〜の相手がつとまるのはこのわたしだけ)
そんなことを思っていると吉澤が来た。
- 4 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年01月19日(金)23時13分13秒
- (3)
「ごめ〜ん、まった〜?」
「もぉ〜、おそいよ。」
怒ってみせる。
「ごめんごめん。久しぶりのデートだからさ〜、
準備に時間がかかっちゃった。」
そう、今日は久しぶりのデート。
「じゃあ、お詫びに今日はとことんつきあってもらうよ。」
「もちろん」
2人はお互いの指を絡ませ合うと、街に向かった。
こんな2人のデートのときも、自分が自分であることを
隠さなければいけない。
((はぁ〜、この帽子邪魔だよ・・・。))
お互いの顔が見えない。見たい。
(でも、よっすぃ〜がかっこいくみえちゃう)
後藤が吉澤にメロっている。
(ごっちんの唇・・・)
吉澤もおなじだった。多少の違いはあるが・・・。
「はぁ〜、つかれたぁ〜。」
「よっすぃ〜。」
「なに?・・・んんっ・・・」
後藤がいきなりキスをした。
「きょうはありがとっ」
「い、いきなりはないだろ〜!」
「じゃあ、いきなりじゃなかったらいいんだね?」
「お、おう!」
思わずオトコ言葉になる吉澤。
今度は吉澤から濃厚なキス。
「じゃ、かえろっか。」
「うん。」
2人は駅に向かって歩いていった。
- 5 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年01月19日(金)23時15分55秒
- いまおもったんですけど、
がありすぎるとうざいですか?
意見待ってます。
- 6 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月20日(土)00時57分47秒
- >5
別にうざくはないですけど。ほどほどがいいでしょうね。
期待してます。よっすぃーのいろんな面を見てみたいし。
- 7 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月20日(土)01時51分46秒
- 最高です。
期待してます。
- 8 名前:すなふきん 投稿日:2001年01月20日(土)17時27分52秒
- いいですね〜、よしごま。
期待してます
- 9 名前:MGL 投稿日:2001年01月20日(土)19時32分30秒
- ん〜、僕は別に必要があればどんどん書いていけばいいと思います。
なんか、ハートってドキ!ってするから。
ミルクチョコさんてもしかして小説家ですか?
赤板の小説も見させていただいたんですけど
本当に本とかにのってるような小説だったんでビックリ!
今後に期待してま〜す。 それでは〜
- 10 名前:カキMAX 投稿日:2001年01月21日(日)06時06分25秒
- ハートは全然ウザくないと思います。
- 11 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年01月21日(日)23時34分02秒
- おぉっ!こんなにレスが・・・感動っす。
明日には更新できるので、待っててください。
>6さん
ありがとうございます。そうですね。
よっすぃ〜のいろんな面を出せるようにがんばります。
はやっぱり、ほどほどがいいですよね。
>7さん
ありがとうございます。
そういっていただけると幸いです。
>すなふきんさん
ありがとうございます。
よしごまいいですよね〜。
>MGLさん
ありがとうございます。
赤板のほうにもレスくださいまして、
そ〜と〜感謝です。
>かきMAXさん
意見ありがとうございます。
結論を言うと、は6さんがいうとおり、
ほどほどがいいと思いました。
6さん、そしてレスくださった方々、
ありがとうございました。
- 12 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年01月22日(月)23時09分52秒
- (4)
次の日のモーニング娘。の楽屋。
吉澤は1人で雑誌を読んでいた。
そんな吉澤を後藤は、次のデートのお誘いをしようと、
背後から忍び寄っていた。
しかし、吉澤に声をかけたのは後藤ではなく、石川だった。
「ねぇ、よっすぃ〜。」
「なに?」
「今度のオフさぁ〜、2人で買い物いこうよ。」
「うん、久しぶりだもんね。いいよ。たしか・・・」
「今度の日曜日。」
「そうそう。」
「じゃあ、あとでね〜。」
石川はタンポポの撮影に行った。
- 13 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年01月22日(月)23時10分24秒
- (5)
石川が出ていった後、吉澤は背後にただならぬ気配を感じていた。
「よっすぃ〜!(怒)なんで梨華ちゃんと約束するのよ〜!」
やはり後藤だった。
「だ、だって・・・」
「言い訳なんて聞かないよ!」
(自分から聞いてきたくせに・・・)
吉澤は心の中でつっこんだ。
しかし、次の後藤の言葉で2人の運命は大きく変わってしまう。
「まぁ、梨華ちゃんと楽しんできてね〜。」
「むかっ。なんだよ、そのいいかた。」
「別に深い意味はないけど〜。」
ブチッ!
「あぁ〜、わかったよ!梨華ちゃんと遊ぶから、梨華ちゃんと!」
「か、かってにすれば!」
バタン!後藤は、力いっぱいドアを閉めて出て行った。
- 14 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年01月22日(月)23時10分54秒
- (6)
「はぁ〜、ったくなんでごっちんはそうかな〜。」
大きなため息。
(わたしが好きなのはごっちんだけなのに・・・)
吉澤は、読んでいた雑誌をくるくるまるめると、
それで、おもいっきりテーブルをたたいた。
「なによ、よっすぃ〜ったら!もう誘ってあげないんだから!」
後藤はロビーのソファーに座っていた。
(・・・よっすぃ〜・・・・・)
「そういえばのどかわいたな〜。」
しかし、サイフをもってくるのを忘れてしまった。
あきらめかけていたそのとき、石川がやってきた。
「飲む?」
手には、飲茶楼が握られていた。
「うんうん、のむのむ。」
石川には腹を立てていたが、このときばかりは感謝した。
「はぁ〜、おいしかった〜。ありがとう。」
すべてのみ干してしまった。しかし石川は、
いやな顔ひとつせずにわらった。
「じゃあ、あとでね。」
石川は、楽屋に戻っていった。
「はぁ〜、なんだかねむくなちゃった。」
後藤はそういうと、そのまま目を閉じた。
- 15 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年01月22日(月)23時11分24秒
- 更新・・・でした!
次からしばらくは、ごっちん視点になる予定です。
よっすぃ〜中心なはずなのに・・・
ちょっと矛盾してますが、よっすぃ〜が主役なことに、
変わりはありませんので、おおめに見てやってください。
- 16 名前:カキMAX 投稿日:2001年01月23日(火)02時23分48秒
- まさか石川は睡眠薬を?!
- 17 名前: 名無し募集中。。。 投稿日:2001年01月23日(火)02時58分43秒
- 素直になれない二人がかわいいですね。
続き期待!
- 18 名前:すなふきん 投稿日:2001年01月23日(火)23時10分59秒
- よしごま〜^^
いいっすねー!!
期待してます
- 19 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年01月24日(水)06時34分48秒
- >かきMAXさん
ぼくのなかでの石川はまだ、
キャラがあんまり決まってないので、
どうなるかは、まだわかりません。
>名無し募集中。。。さん
そうですね〜。実際の2人はどうなのかな?
>すなふきんさん
よしごま最高っす。
- 20 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年01月24日(水)22時36分36秒
- (7)
【後藤視点】
「・・・んっ・」
はぁ〜、よくねた〜。ん?前から誰か来る。
やぐっつぁんだ。愚痴でも聞いてもらおうかな。
「ねぇねぇやぐっつぁん聞いてよ。よっすぃ〜ったら・・・」
やぐっつぁんはそのまま素通りしていった。
「お〜い、聞いてる〜?」
しかし、やぐっつぁんは振り向かなかった。
なんだよ。まぁいいや。ん?加護とカオリだ。
「ねぇ、2人とも聞い・・・」
またもや素通り。なにかおかしい。
今わたしの中で1つの疑問が生まれた。
(みんなわたしに気づいてない!?)
やぐっつぁんも加護もカオリも、わたしに気づいている様子はなかった。
(わたし、もしかして・・・)
悩んでいると、梨華ちゃんがやってきた。
「お〜い、梨華ちゃ〜ん!!」
しかし、大声で叫んでも梨華ちゃんの耳には届いていなかった。
「なんでシカトすんのよ!」
わたしは、さっきの恩も忘れ、梨華ちゃんがムカついた。
そして、梨華ちゃんの肩に手をのばしたのだが・・・
スルッ。
「あれ?」
スルッ、スルッ。
何回ふれようとしても、とおりぬけるだけ。
(やっぱり幽霊になっちゃったの〜!?)
半分だけ正解だった。もう半分をわたしはこれから体験することになる。
- 21 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年01月24日(水)22時37分10秒
- (8)
とりあえず楽屋に戻ってみることにした。
ちゃんと全員そろってる。わたしを除いて。
(そうだ!よっすぃ〜は?)
楽屋を見渡すと、はじっこのほうによっすぃ〜と梨華ちゃんがいた。
「梨華ちゃ〜ん。」
「なに?」
「ひざまくらして〜。」
「もう、甘えんぼさんなんだから。」
「えへへ〜」
よ、よっすぃ〜!?
わたしは、わたしはどうなったの〜!?
がっくり肩を落としていると、信じられないことがおきた。
「ごっちん。」
・・・だれ?
声のするほうを見た。
- 22 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年01月24日(水)22時40分36秒
- 更新でした。
関係ないですけど、とてもはずかしいことに、今日はじめて、
コピペの意味知りました。これで、かなり道が開けました。
- 23 名前:名無し募集中。。。 投稿日:2001年01月25日(木)02時15分30秒
- なんかすごい展開だ。。。
- 24 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年01月25日(木)23時37分07秒
- (9)
そこには、冷笑を浮かべた梨華ちゃんがいた。
「梨華ちゃんにはわたしが見えるの?」
「見えるよ。」
なぜ?・・・いや今はそれどころじゃない。
「わたしのよっすぃ〜に手ださないでよ!」
「ごっちんの?フフフ・・・」
「な、なにがおかしいのよ!」
「あなたはもう、この世界には存在してないのよ。」
「えっ?」
このとき、まだわたしには状況がわからなかった。
「っていうか、後藤真希っていう人物自体存在してないのよ。」
「わたしならここにいるじゃない。」
「じゃあ、なんでみんなごっちんのことなにもいわないのよ。」
「そ、それは・・・」
言葉に詰まったわたしに、梨華ちゃんは今の状況を教えてくれた。
モーニング娘。は9人。よっすぃ〜は梨華ちゃんと付き合ってることなど。
- 25 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年01月25日(木)23時37分37秒
- (10)
「これでわかったかな?」
「じ、じゃあなんで梨華ちゃんにはわたしが見えるの?」
梨華ちゃんの目が変わった。今まで見たことのない冷たい目。
「それは、わたしがごっちんを消したから。」
「そ、そんなことできるわけないじゃん」
「今自分のおかれている状況から考えれば?」
そういうと梨華ちゃんはいってしまった。
「まって!」
声がむなしく響いた。
(そ、そんなことってあるの〜?)
わたしがショックを受けているあいだに、みんなが帰っていく。
「ねぇよっすぃ〜。」
「なに?」
「今日、うちに来ない?」
「もちろん!」
「じゃ、いこっか。」
- 26 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年01月25日(木)23時38分09秒
- (11)
2人は梨華ちゃんの家に向かって歩き出した。
しっかりとつながれている手。
わたしは、それを見ていることにとても苦痛を感じた。
でもよっすぃ〜が気になる。
わたしは2人の後をつけることにした。
(よっすぃ〜・・・なんでそんなにうれしそうなの?)
いろいろ考えていると、梨華ちゃんの家に着いた。
「おじゃましま〜っす。」
「どうぞ〜。」
「久しぶりだな〜、えへへ」
「ちょっとトイレに行ってくるね。」
「うん。」
梨華ちゃんは、そういうとわたしのほうに来た。
「わたしたちのラブラブなところ見に来てくれたの〜?」
「・・・・・」
芽生える殺意。わたしは梨華ちゃんの顔を、思いっきり殴った。
スルッ!
あたるはずがない。わたしは、勢いあまって転んでしまった。
「いった〜。」
「むりむり。あなたは一生そのまんま。」
梨華ちゃんはよっすぃ〜のところに戻っていった。
- 27 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年01月25日(木)23時41分37秒
- >名無し募集中。。。さん
書いていくうちにこうなってしまったのです。
もっとLOVE×2な物を書くつもりでしたが・・・
>ふたたび、かきMAXさん
やっぱり石川はこういうキャラになってしまいました。
- 28 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月26日(金)00時05分58秒
- >ミルクチョコさん
いいですなぁ。こういう石川けっこう好きですよー。
- 29 名前:名無し募集中。。。 投稿日:2001年01月26日(金)01時11分53秒
- 石川すごいな(w
ごっちんガンバレ!
- 30 名前:MGL 投稿日:2001年01月26日(金)19時28分00秒
- い!石川が!
石川ってこんなことできるの?
あっ、小説か・・・・・・・
ヘンな事書いてすいません。
これからも頑張ってください。
- 31 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年01月27日(土)08時04分56秒
- (12)
「よっすぃ〜、あなたにとってわたしはなんだったの?」
返事が返ってこない。
(さびしいよ・・・)
そんなわたしを尻目に、2人はいちゃついてる。
「よっすぃ〜。」
「な〜に?」
「すき。」
「わたしも。」
聞き覚えのあるセリフ。
「梨華ちゃん。」
「なに?」
よっすぃ〜がキスしようとしている。
梨華ちゃんがわたしを横目で見て、にやっとわらった。
(・・だめだよ・・・・よっすぃ〜・・・)
唇が重なろうとしたそのとき、わたしは叫んだ。
「よっすぃ〜!!!」
- 32 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年01月27日(土)08時06分07秒
- (13)
2人はびっくりして体を離した。
声が聞こえたのだろうか。
「よっすぃ〜。」
もう1度呼びかける。
「だれ?」
よっすぃ〜が梨華ちゃんに聞く。
「し、しらないよ。」
どうやらわたしの姿も見えているようだ。
梨華ちゃんもこれには驚きの色を隠せない。
「ちょっときて!」
「あっ・・」
わたしはよっすぃ〜の腕を引っ張って外に出た。
- 33 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年01月27日(土)08時07分11秒
- 更新でした。
今日は塾のてすとがあるので退散します。
>名無しさん
>名無し募集中さん
>MGLさん
帰って来たらレスしますのでお待ちください。
- 34 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月27日(土)16時57分56秒
- もし、もしよろしければこれが終わった後、よしかご書いてもらえませんか?
- 35 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年01月27日(土)23時53分26秒
- >名無しさん
ぼくの中では結構こういうイメージがあるんです。
みなさんはどうですか?
>名無し募集中。。。さん
ごっちん・・・がんばりました!!
>MGLさん
そうなんです。じつはできるんです(わら
>名無しさん
そうですね〜・・・よしごまのあとは今のところ
予定ありませんしね。がんばってかこうかな〜。
じゃあ、それまでに加護のキャラつかんでおかないと・・・。
- 36 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年01月28日(日)00時02分42秒
- (14)
「よっすぃ〜。」
「だ、だれですか?」
わたしは答えずによっすぃ〜に抱きついた。
「なっ!!」
よっすぃ〜はかなりびっくりしている。
「わたしは・・・後藤真希・・・」
「後藤・・・真希?」
「やっぱり知らないよね。」
わたしは体を離すと、回れ右をした。
(よっすぃ〜・・・サヨナラ・・)
どこに行くわけもなく、わたしは歩き出した。
(わたし、なんでこんな風になっちゃったんだろう。)
そう思うと涙が出てくる。
・・・なんかよっすぃ〜叫んでる。でも聞こえないや。
「・・て・・」
「・って・!」
「まって!!」
- 37 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年01月28日(日)13時31分30秒
- すいません。
今おもえば中途半端な更新でした。
それではつづきを。
- 38 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年01月28日(日)13時32分29秒
- (15)
よっすぃ〜がわたしのところに走ってくる。
「後藤さんだっけ?」
「うん。」
「いきなりでわるいんだけどさ〜・・・」
次の瞬間、わたしのからだは、よっすぃ〜に抱かれていた。
(あぁ、よっすぃ〜のにおいだ・・・)
しばらくの沈黙。よっすぃ〜が口を開いた。
「わたし、後藤さんのこと、なにも知らない。」
「・・・うん。」
「・・・でも知りたい・・」
「えっ!?」
「知りたい!」
よっすぃ〜の手に力が入った。
「・・うん!!」
わたしも思いっきり抱きしめる。
今までわたしがこれほど幸せだと思ったときはなかった。
- 39 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年01月28日(日)13時33分12秒
- (16)
わたしが幸せをかみ締めていると、よっすぃ〜が
からだを離して呆然としている。
「り、梨華ちゃん・・・」
わたしはよっすぃ〜が見ているほうに振り向くと、
そこには包丁を握り締めた梨華ちゃんがいた。
「・・・やっぱり、ごっちんにはかなわないや・・」
梨華ちゃんは、持っていた包丁を、わたしに向けた。
「な、なにやってんだよ!」
よっすぃ〜は、わたしと梨華ちゃんの対角線上に立った。
梨華ちゃんは、よっすぃ〜だけを見ると、にこっと笑った。
「・・・サヨナラ・・・」
鮮血が飛び散った。とても肌寒く感じる2月上旬の出来事だった。
- 40 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年01月28日(日)13時33分47秒
- (17)
「梨華ちゃん!!」
よっすぃ〜が駆け寄ったときにはすでに事切れていた。
わたしには、どうすることもできなかった。
ただ、何度も梨華ちゃんを呼ぶ、よっすぃ〜を見ていることしか・・・
「・・なんで・・そうなるんだよ・・・」
よっすぃ〜が泣き出してしまった。
(・・ナゼ・・アナタハ・・・ナイテイルノデスカ?)
気がつくと、わたしはよっすぃ〜を抱いていた。
いや、抱きついていた。
「後藤・・さん?」
「・・コワイヨ・・・」
声にならない声でよっすぃ〜に言った。
「後藤さん・・・」
2人の唇が重なった。
- 41 名前:名無し読者 投稿日:2001年01月29日(月)22時49分21秒
- おおお!いいね〜
- 42 名前:MGL 投稿日:2001年01月30日(火)14時45分56秒
- あ〜!りかちゃんが!(涙)
続きはどうなるのかな〜?
りかちゃ〜ん!
- 43 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月01日(木)20時37分23秒
- (18)
「・・んんっ」
あれ?ここは・・・・・病院?
まだ視界がぼやけている。
どうやら寝ていたようだ。
ん?誰かいる・・・・
「よっすぃ〜!?」
そこには、目にいっぱい涙を浮かべたよっすぃ〜がいた。
「ごっちん!!」
『ごっちん』?・・・ということは、今までのは夢?
わたしは慌ててからだを起こした。
その瞬間、激しい頭痛に襲われた。
「うっ!」
頭を抱えているわたしを見て、よっすぃ〜はいった。
「あんまりムリしないほうがいいよ。」
わたしが知ってるよっすぃ〜となにも変わらない。
気がつくと、わたしは泣いていた。
「ど、どうしたの?」
「わたし、夢見たんだ・・・」
「・・・・・」
「よっすぃ〜が梨華ちゃんと付き合ってる夢。」
「・・・・・」
よっすぃ〜はうつむいてしまった。
「でも・・・」
「でも?」
「よっすぃ〜はわたしを選んでくれた。」
「・・・・・」
「うれしか・・・」
言葉を言い終える前に、わたしの唇は、
よっすぃ〜の唇にふさがれていた。
(あたたかい・・・)
「もう、こんなことするなよ・・・。」
低い声がもっと低くなっていた。
でも、わたしにはなにがなんだかわからなかった。
「なにが?」
「『なにが?』って自分でやったんだろ!」
「なにを!?」」
「・・・ほんとになにも知らないの?」
「うん。」
「そっか・・・」
よっすぃ〜は、1つ大きな深呼吸をすると、
これまでのことを話しはじめた。
- 44 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月01日(木)20時38分11秒
- (19)
時は3日前にさかのぼる。
【吉澤視点】
「ごっちんどこいったんだよ〜。」
わたしは、いつまでたっても戻ってこないごっちんを、さがしていた。
ごっちんが楽屋を出ていってから3時間はたっている。
「・・ごっちん・・・・」
(さっきはいいすぎたかな〜・・・)
わたしは休憩するため、ロビーに向かうことにした。
そこには・・・・ごっちんがいた。
「ごっちん!」
しかし、ごっちんは寝ていた。
「こんなところで寝るなよぉ〜。」
ごっちんのからだをゆすった。
ガクッ。
ごっちんは、その格好のまんま倒れた。
「ごっちん!ごっちん!」
呼びかけに反応がない。
「だ、だれか!」
わたしが叫ぶと、周りの人たちがみんな集まってきた。
娘。のメンバーも来た。
「ごっちんが!ごっちんが!」
「おちつけ!」
中澤さんの一言で、わたしは我に返った。
「なにがあったかいうてみい。」
わたしは、いまおきたことを鮮明に伝えた。
- 45 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月01日(木)20時39分07秒
- (20)
「そ、そんな・・・とりあえず救急車や!」
中澤は、自分の携帯を取り出すと、救急車を呼んだ。
みんなは動揺の色を隠せなかった。
しかし、ただ1人、口元が緩んでいる人がいた。
ここからは顔が見えない。
不謹慎なやつだ、と思いながらも、今はそれどころではない。
しばらくすると、救急車が到着した。
「わたしがついていきます!」
「吉澤、・・・頼んだで!」
わたしは縦に頷くと、救急車に乗りこんだ。
「ごっちん、わたしがいるから・・・」
ごっちんの手を握ると、冷たかった。
しかし。息はまだしている。
救急車が、病院に着いた。
わたしは、待合室で待機してるようにいわれた。
待つこと1時間、わたしは医師のもとへ行くよう、看護婦さんに言われた。
わたしが医師に言われた言葉は絶対に信じられなかった。
- 46 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月01日(木)20時39分40秒
- (21)
「睡眠薬です。」
「は?」
「命に別状はありませんが、目覚めるのは当分先でしょう。」
「そ、そんな・・・」
わたしは、すぐに病室に向かった。
そこには、静かに眠るごっちんがいる。
ごっちんの手を握りながら、わたしは、
さっきの行動を悔やんだ。
「・・なんでだよ・・・・ごっちん・・。」
そして、自己嫌悪に陥りながら、眠りについた。
- 47 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月01日(木)20時43分03秒
- ひっさびさの更新でした
>名無し読者さん
そういっていただけると、うれしいです。
とはいいつつ、最初のころと、少し路線が変わってしまいました。
>MGLさん
りかちゃん・・・。
いや夢オチなんです。期待に反していたらすみません。
- 48 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月01日(木)20時48分37秒
- ・・・すみません、みなさん。
ほんとに済まないんですけど、
どうか加護のキャラ、性格など考えてくれませんか?
よしかごをかこうと思ったんですけど、いまいちイメージが沸きません。
痛め、甘め、のどちらかもできれば・・・
自分で考えろ!とは言わずどうかお願いします。
- 49 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月01日(木)22時54分56秒
- 加護ちゃんには、やっぱり悪戯ッ子でいてほしいかなぁ〜。
それで、よしこを振り回して欲しいですね
参考までに
- 50 名前:名無し読者 投稿日:2001年02月02日(金)20時16分36秒
- マイペース加護
- 51 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月03日(土)23時48分04秒
- >すなふきんさん
ぜひ参考にさせていただきます。
>名無し読者さん
マイペース・・・悪戯でマイペースってことですか?
- 52 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月03日(土)23時49分05秒
- (22)
それから3日3晩わたしはごっちんにつきっきりだった。
他のメンバーの人たちもお見舞いに来てくれた。
ただ1人、梨華ちゃんを除いて・・・。
そんな今日、わたしの携帯がなった。
「もしもし?」
「あ、よっすぃ〜?今日どこで待ち合わせる〜?」
「・・梨華ちゃん、なにいってるの?」
「今日は、日曜日だよ。約束忘れたの?」
「そんなこといってるんじゃない!!」
おもわず怒鳴ってしまった。
「り、梨華ちゃん、ごめん。」
「約束破るの?あれはうそだったの?」
「そんなこと・・・梨華ちゃんおかしいよ。」
「なにが?」
「ごっちんのお見舞いには来ないし、それに・・・」
「『ごっちんのお見舞い』ってそんな大事なの?」
「ふつうは来るだろ!メンバーなんだから!」
「・・・・・」
梨華ちゃんは少し黙り込んでしまった。
「・・・やっぱり、ごっちんにはかなわないや・・」
「ちょっ・・!梨華ちゃん!?」
電話が切れた。
「なんかイミシンな言葉・・・」
- 53 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月03日(土)23時49分47秒
- (23)
「よっすぃ〜・・・」
「は!ごっちん!?」
ごっちんが私の名前をよんだ。
「ごっちん!!ごっちん!!」
わたしは、なんどもごっちんをよんだ。
「ごっちん!!・・・」
わたしがあきらめかけていたそのとき、
ついにごっちんの目が開いた。
「・・んんっ」
「ごっちん!!」
ごっちんはまだ意識が飛んだままだった。
そして、しばらくの沈黙のあと、
ごっちんが泣きだしてしまった。
ごっちんの話では、わたしが梨華ちゃんとつきあっている
夢をみたというのだ。
とりあえず、わたしは睡眠薬を飲んだ理由が聞きたかった。
「もう・・・」
「なに?」
「もうこんなことするなよ。」
「なにが?」
ごっちんはほんとにしらないみたいみたいだった。
わたしはいままであったことすべてをごっちんに話した。
- 54 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月03日(土)23時50分28秒
- (24)
「梨華ちゃんは?」
「は?」
「梨華ちゃんはどこ!?」
「・・・なんで梨華ちゃんなんだよ。」
「はぁ〜、じゃあわたしの話聞いて。」
ごっちんはわたしに、夢であったことを話してくれた。
「とりあえずわたしは行くから。」
「ちょっ・・・」
ごっちんはドアを開けて走っていった。
「・・・ったく。」
とりあえずごっちんを追いかけることにした。
わたしがドアを開けてみると、そこにはうずくまるごっちんが。
「まだムリだよ。梨華ちゃんとこにはわたしが行くから。」
「よっすぃ〜・・・」
「大丈夫。」
「うん。」
「じゃあ、ごっちんは部屋で寝てないとね。
みんなにはわたしから連絡しておくから。」
「うん。」
わたしは、ごっちんをベッドに寝かすと、
すぐさま病院を出た。
- 55 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月03日(土)23時51分02秒
- (25)
梨華ちゃん、どこだろう。そうだ!電話。
「もしもし。」
「よっすぃ〜?」
「梨華ちゃん・・・どこにいるの?」
「家だけど・・・」
「今から行ってもいい?」
「もちろんだよ!じゃあ、待ってるからね。」
よし、それじゃあ、中澤さんに電話しようかな。
「もしもし。」
「なんや、吉澤か。どうした?」
「ごっちんが目を覚ましました。」
「なんやて!そ、それでいまは!?」
「また眠りましたよ。」
「そうか。よかったなぁ。」
「はい、あの・・・」
「ん?」
「1つお願いがあるんですけど・・・」
「・・・・・」
「いいですか?」
「・・・おう、まかしとけ。」
「それじゃあ、お願いしますね。」
わたしは、タクシーをひろって、梨華ちゃんの家に向かった。
- 56 名前:名無しさん 投稿日:2001年02月04日(日)15時37分53秒
- 性格じゃないんですけどこういう加護がいいなぁ。みたいな意見。
みんなといるときはめちゃ明るいんだけど吉澤さんと
2人きりになるとなぜか黙り込んでしまう。
みたいな。
- 57 名前:名無し読者 投稿日:2001年02月10日(土)13時17分02秒
- 続き読みたいです。
作者さんがんばって!
- 58 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月10日(土)21時29分40秒
- (26)
「おじゃましま〜す。」
いつもと変わらない梨華ちゃんの部屋。
って言っても来たのは久しぶりか。
前来たときはぐちゃぐちゃでひどかったなあ。
「で、どうしたの?」
はっ、そうだった。
「梨華ちゃん、今日は約束破ってごめん。」
「ううん、よっすぃ〜はわたしよりごっちんのほうが大切なんだもん。
しょうがないよ。」
「ご、ごめん…」
「別によっすぃ〜を責めてるわけじゃないよ。」
「うん。」
はぁ〜、なんかしゃべりづらくなっちゃったな〜。
「そ、それでさあ、」
「なに?」
「さっき、ごっちんの目が覚めたんだよね。」
「そう…よかったね。」
「うん…でさあ、良かったら一緒に来てほしいんだよね。」
「……できないよ。」
「えっ?」
「わたし、ごっちんに顔合わせれない。」
「なんで?」
「だって…お見舞いにも行ってないし、それに……」
「それに?」
「ううん、なんでもない。とにかく今日は行かない!」
「……そういうとおもったよ。」
- 59 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月10日(土)21時30分36秒
- (27)
「えっ?」
「梨華ちゃんなんだろ?」
「なにが?」
「とぼけんなよ!ごっちんをあんなふうにしたの!」
「……ひどいよよっすぃ〜、わたしを疑ってるの?」
「梨華ちゃんしかいないんだよ!そんなことできたの!」
「……」
梨華ちゃん黙り込んじゃった。
わたし自身、ここまで感情が高ぶっているのに驚いてる。
「どうしたんだよ。」
落ち着こうと、ふつうに質問する。
梨華ちゃんは何も言わずに冷笑を浮かべている。
「ばれちゃった…か」
「えっ?」
「そうよ、わたしよ。」
「なんで…」
「ごっちんがわるいのよ。よっすぃ〜とベタベタして。」
「………」
「よっすぃ〜だって、わたしのキモチに気づいてたはずよ!」
確かに気づいていた。
しかし、自分はごっちんと付き合っている。
だからわたしは気づかないふりをしていただけなんだ。
でも…
「そういうことするなんて、梨華ちゃん、ばれたら捕まっちゃうんだよ。」
「わかってる。でも…こうするしかなかったのよ。」
そのとき、ドアが開いた。
「おう、吉澤、ちゃんと連れてきたで。」
中澤さんだ。その隣には。
「梨華ちゃん、久しぶり〜。」
「ご、ごっちん…」
梨華ちゃんは、おもいもよらないことに驚いている。
「とりあえずわたしたちは外に出ましょうか。」
わたしは、中澤さんの腕を取り、外に出た。
- 60 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月10日(土)21時34分42秒
- (28)
【ふつうの視点】
「はぁ〜、梨華ちゃん1回もお見舞い来てくれなかったでしょ。
さみしかったよ。」
「……。」
「どうしたの?」
石川は、自分がしたことが間違っていたと、
後藤の笑顔を見て初めて悟った。
「ごっちん…」
石川は自分のしたことをすべて話した。
「そう…梨華ちゃん苦しかったんだね。」
そういって、後藤は石川を抱きしめる。
「ごめんね、わたしも梨華ちゃんのキモチ知ってたんだ。
でも、よっすぃ〜をとられたくなくて…。
結局意地の張り合いからこんなふうになっちゃったんだ。」
「ごっちんが謝ることはない。悪いのはわたし…」
「そうやって抱え込むことは良くないよ。」
石川はやっとわかったような気がする。
自分が後藤に勝てなかったことが。
それは、『やさしさ』。
自分のことしか考えていなかった自分と、
相手のことを考える後藤との差は、歴然としている。
「ごっちん、よっすぃ〜を大切にしてあげてね。」
「うん。そうしないとまた梨華ちゃんになんかやられそうだもん。」
「ごっちん、その発言は笑えないよ。」
「ごめ〜ん。」
- 61 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月10日(土)21時35分58秒
- (29)
それから、1ヶ月がたった。
吉澤と後藤はプッチモニ、石川はタンポポとして
忙しい日々を送っていた。
「それではまた来週!」
「「「ダーーイバーーーイ。」」」
「ふう、つかれたね〜。」
「いや〜、最近やっと『圭ちゃん』って呼ぶのになれたよ。」
2人が談笑していると、後ろから保田が近づいてった。
「ほんとに〜?」
「ひゃあ!保田さん!」
「はは、よっすぃ〜のうそつき〜。」
そういうと、保田は行ってしまった。
「たいへんだね〜。よしこ。」
「やっぱ、まだなれてないみたい…」
話していると、急にに保田が急旋回した。
「そういえば、あなたたち、受験近いんでしょ。
勉強しなさいよ。今日のラジオでもボロボロだったじゃない。」
「「え〜。」」
「『え〜』じゃないよ。とくにごっちん。
よっすぃ〜に教えてもらいなさい。」
「わたし、そんなに頭よくありません。」
「大丈夫大丈夫。ごっちんに、おしえるには
十分足りてるよ。」
「なにさ、そんなに頭悪くないもん。」
後藤は、頬をふくらませながら、走っていってしまった。
「ほら、よっすぃ〜、追いかけてあげないと。」
「はい!ありがとうございます!」
「ごっち〜ん!!まって〜!!」
「よしこ〜!!」
「今日はうちで勉強しよ!」
「うん。」
そのときつながれた手は、次の日まで離さなかったとさ。
〜FIN〜
- 62 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月10日(土)21時41分35秒
- とりあえず、よしごま終了です。
最近プライベートがドロドロで…
中学生のいうことばじゃないすかね〜。
今日中によしかごかけたら更新しますので。
よしかごは短くなりそうです。
>>56
そういう加護ちゃん、かわいいっすね。
どうしようかな〜…
>>57
こんな駄小説を待っててくれたなんて嬉しいです。
こんな終わり方で良かったでしょうか?
- 63 名前:名無しさん 投稿日:2001年02月10日(土)22時46分50秒
- くぅっ!よしごまたまらん!最高でした。
- 64 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月10日(土)22時53分41秒
- >>63
ありがとうございます!!
またいつかよしごまかきたいとおもっていますので
そのときはまたよろしく!
- 65 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月10日(土)22時54分59秒
- よしかごです。
みなさんの期待にお答えできているかどうか
わかりませんが、どうぞ、意見よろしくお願いします。
- 66 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月10日(土)22時55分34秒
- 都内某テレビ局の楽屋。
今ここに憂鬱な少女がいた。
「はぁ〜……」
そう、わたし吉澤ひとみです。
毎度毎度、加護にはまいっているんですよ。
この前だって、風邪ひいてるのにおかまいなしに
タックルかましてくるし。
わたしの声が変だからって、それを真似するし。
サイパン行ったときなんて、ナマコ全部捨てるし、
そのせいで、あんなに暑い思いをしなきゃいけなかったんだから。
…それでもわたしは…
「…ってうわぁ〜!!」
ほら。いってるそばから加護が…。
今日も問題児加護はわたしを悩ます。
- 67 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月10日(土)22時56分10秒
- 今日はタンポポの撮影だ。ホントはオフなんだけど、
矢口さんが見においで、って言うから来ちゃった。
でも、本当の理由は…
「痛って〜!!!…加護ぉ!」
「ははは〜ん。こっちだよ〜。」
加護がふざけて走ってく。
「こら〜、まて〜!」
- 68 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月10日(土)22時57分49秒
- やった。成功成功。やっぱたのしいのぉ。
今日はののちゃんがいない分まで遊ぶで〜。
でも、最近よっすぃ〜、元気無いなぁ。どうしたんやろ。
自分のせいだと気づかない中学一年生。
「うわっ!!」
梨華ちゃん、なんでこんなときに。
「痛った〜、こら!あいぼん。」
「ごめんな梨華ちゃん。いまよっすぃ〜に追い掛けられてるんや。」
「またなんかしたんでしょ〜?」
「よっすぃ〜が…ボーっとしとったから、蹴りいれただけや。」
「それがだめなんだって。」
「まぁ、気にせん、気にせん。」
「くぉらぁ〜!!加護ぉ〜!!」
「あっ、見つかりよった。それじゃあまたあとでな。」
うちは全速力で逃げた。
- 69 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月10日(土)22時58分27秒
- 「はぁはぁ、梨華ちゃん?」
「よっすぃ〜、大変だね。」
「ったくあのいたずらっこが!」
「今日はののちゃんいないしね。」
「ののちゃんって偉大だな〜。」
「あの、あいぼんといてマイペースだもんね。」
「うんうん。」
わたしたちは、ロビーに行き、他愛の無い話をした。
そんなわたしたちを一つの鋭い視線が捕らえていた。
- 70 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月10日(土)22時59分08秒
- はぁ〜、よっすぃ〜……うちにもかまってや。
そんなに楽しそうにしゃべってると、
入っていきずらいやんか。
そうおもっていると、よっすぃ〜がうちに気づいた。
「あ!いた!加護〜!」
「み、見つかってもうた〜。」
「まて〜!」
よっすぃ〜から逃げ切れるわけなかった。
「つかまえた〜…さ、どうしてくれよう。」
「なあ、よっすぃ〜。」
「なに?いまさら命乞いしてもおそいよ。」
「話聞いてくれへんか?」
「えっ?」
最初は「なにいってんの。」といった感じだったけど、
それでも頼みに頼んで、やっとOKもらった。
- 71 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月10日(土)22時59分57秒
- 「で、話って何?」
めずらしく加護の表情が真剣だ。
「なあ、よっすぃ〜。」
「ん?」
「うちな、よっすぃ〜のこと好きやねん。」
「えっ?」
「で、よっすぃ〜はどうなん?」
「『どうなん』ってきかれても…。」
「やっぱ梨華ちゃんのことが好きなんか?」
「……」
「どうなんや。」
顔がそ〜と〜マジだよ、加護。
わたしも加護のこと好きだよ。
でも…
「…おしえな〜い。」
「へっ?」
「おしえてやんな〜い。」
「な、なんでや?」
「加護を困らせてあげたいから。」
「な、なんやそれ〜。」
加護がブーブー言ってる。
1度、加護のこと困らせてやりたかったんだ。
で、最後に耳元で。
「加護、大好きだよ」
と囁く。
- 72 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月10日(土)23時00分28秒
- 「え〜!!よ、よっすぃ〜、それほんとなんか?」
「うん。」
すごい速さで、体中が熱くなる。
少しめまいもしてきた。
「そ、それじゃあ…」
そういいかけてると、よっすぃ〜は、
「じゃあね〜。」
といって、走ってった。
「よっすぃ〜、それはないで〜。」
うちもおいかけた。
へへ、よっすぃ〜も案外いじわるやな。
でも、うちにだけやな。まだ。
なんか二人だけの秘密みたいでどきどきするやんか。
- 73 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月10日(土)23時01分20秒
- はぁ〜、つかれた〜。よし!
「加護〜!!」
「よっすぃ〜!!」
おもいっきり抱きしめてあげる。
加護の顔は、はちきれんばかりの笑顔だ。
それを見るだけで、こっちも嬉しくなる。
「よっすぃ〜。」
「なに?」
「すきやで。」
「…そう言うことは何回も言わないの。」
「なんでや?」
「一回で十分。」
「まぁよっすぃ〜が言うんならしょうがあらへん。」
「よし、加護!えらいぞ!」
加護は、わたしを癒してくれる。
どんなつらい事があってもこのコとならやっていける。
「加護。」
「なんや?」
「もう、はなさないよ〜」
「うちもや」
〜FIN〜
- 74 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月10日(土)23時03分27秒
- >>66-73
どうだったでしょうか?
いろんな意見待ってます。
- 75 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月11日(日)18時35分05秒
- レスがつかないということは、気に入れられてないんですね(涙)
それでは、更新の嵐をします。突っ走ります。
そしたら気に入ってくれるものが1つくらいはあるかも。
というわけで、やぐよしです。
- 76 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月11日(日)18時37分30秒
- 「ねぇ、よっすぃ〜。」
「なんですか?」
「そこにあるバッグとって。」
「任せて下さい!」
「キャー!ありがとうよっすぃ〜、大好き」
「わたしもですよ」
はぁ、ホント矢口さんってかわいいな〜。
背がちっちゃくて、お喋りで、
いつもテンションが高くて、
そんな矢口さんがわたしは大好きなんだ。
よっすぃ〜、オイラは、大好きだ。
いつも、裕子に邪魔されるけど、
今度は一緒にどっかで遊ぼうね。
- 77 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月11日(日)18時38分43秒
- この2人はラブラブカップルで、
メンバー内でも公認のカップルだ。
みんなは、この光景を微笑ましくおもっているが、
そんな2人を妬ましくおもってるものもいた。
中澤裕子と、石川梨華だった。
吉澤のやつ……なんでおまえが矢口と付き合うねん!
なんでうちが矢口と付き合ってないねん!
絶対に矢口はうちのもんやで!
よっすぃ〜、わたし、好きなんだよ。
ほら、よっすぃ〜のこと考えるだけで、
これだけドキドキする。
わたしだって、矢口さんには負けないんだから。
- 78 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月11日(日)18時39分29秒
- 当の本人たちは依然、ラブラブだった。
「よっすぃ〜。」
「なんですか?」
「明日オフだからさぁ〜、オイラんち来ない?」
「ホントですか!?いきますよ絶対!」
「そう?やった〜!じゃあ、何時でもいいから来てね〜。」
「わかりました!」
へへ、矢口さんやっぱりかわいい。
明日は、初めての矢口さんちだ。
早く明日がくるようにもう寝よ。
明日は、初めてよっすぃ〜がオイラんちにくるんだ。
部屋片付けとかなくっちゃ。
それより明日早く来ないかな〜。
よし、早く寝よ。
さすが、師弟コンビ。考えてることが一緒である。
- 79 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月11日(日)18時40分32秒
- とりあえず、今はここまでです。
どうでしたでしょうか?
辛い意見待ってます。
- 80 名前:ガンツ 投稿日:2001年02月11日(日)19時00分16秒
- とてもおもしろいです!レスがつかないときの不安、よくわかります!
僕は基本的にいしよしが好きなんで、ここからいしよしなんてできないでしょうか?
- 81 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月11日(日)20時20分44秒
- >>80
うれしいっす。ぼくも、ガンツさんの作品よましてもらってますよ。
やっぱレスがつかないと、気に入られなかったのかな
とか思っちゃいますよね。
ガンツさん、中1ですよね。
ぼくは中2です。同じ中学生同士がんばりましょう!
- 82 名前:MGL 投稿日:2001年02月11日(日)20時25分06秒
- どうも、MGLです。
さいこ〜ですね。
前も言ったかもしれないんですけど
僕も小説書いてるんです。
でも、楽しいのか・・・・自分でもよくわかりません。
もうそろそろ3作目に入ろうかと思ってるんですけど。
ミルクチョコさんは自分の小説を2chに乗っけれるなんて
すごく自身があるんですね。
ミルクチョコさんの自身のとおり
楽しいです。
メンバーの性格とか出てるし。
あくまで希望ですけどよしかごもかいてほしいんですけど
短くていいです。お願いします。(希望ですけどね)
- 83 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月11日(日)20時38分21秒
- 「おじゃましま〜っす。」
「汚いけど我慢してね〜。」
「いいっすよ、気つかわないでください。」
はぁ〜、遂に来ちゃった。
前から来たかったんだ。
今日はどんなことがあるのかな?
もしかして……
『ひとみ…』
『矢口さん……』
『いくよ…』
『はい…』
なんてことになっちゃうかも〜。
もう矢口さんったら!(嬉)
1人で妄想モード爆発の吉澤。
矢口はというと…
今日こそキスするんだ。
今までずっと、裕子と梨華ちゃんに邪魔されて
できなかったんだよな〜。
よし!今日こそ、今日こそ!
しかし、2人の意気込みは空回るばかりであった。
- 84 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月11日(日)20時42分47秒
- はぁ〜、矢口さんなんで家なのに
ミニスカなんだろう。
もしかしてわたしを誘っているとか?フフフ…
この吉澤の視線を矢口が気づく。
よっすぃ〜、さっきから、わたしの足しか見てないよ。
もしかしたら、ただ、オイラの体がほしいだけなのかも…。
沈黙…。
この空気にたえられなくなった矢口が、立ち上がった。
「ちょっと、飲み物持ってくるね。」
「あっ、わたしも行きます。…ってあぁ〜!!」
吉澤が矢口の腕をつかんだとき、
2人は、仲良くソファーに倒れこんだ。
お互いの体が絡み合った状態で。
「「いたた〜…」」
はっと気づく2人。矢口は恥ずかしさのあまり、顔をそむけてしまった。
「矢口…さん?」
矢口さん顔が赤くなっちゃってる。
はは〜ん、矢口さんやっぱそうなんだ。
わたしは、矢口さんのスカートの中に手を伸ばした。
「やめて!」
矢口が思いっきり吉澤を突き飛ばした。
「やっぱりよっすぃ〜はオイラのカラダだけなんだ!」
矢口は、さっきからの不安が的中して、混乱状態だ。
「な、何言ってるんですか矢口さん。」
「よっすぃ〜は……うっ…っ…」
矢口が泣いてしまった。
「……」
「…今日は、もう帰ってよ。」
「……わかりました。でも、わたしは矢口さんのすべてが好きですよ。」
「……」
「さようなら。」
吉澤は、矢口の部屋を一度見渡すと、飛び出していった。
- 85 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月11日(日)20時47分41秒
- >>82
おひさしぶりです!
いやいや、自信なんてありませんよ。
MGLさんものせてみては?見てみたいですよ。
それより、ここは2chじゃないですよ。
あと、よしかごは1回かいたのでしばらく
かく予定はありません。ご了承ください。
- 86 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月11日(日)21時10分49秒
- >>80
遅レスですいません。
いしよしですか。
やぐよしが終わったらかいてみようかな?
- 87 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月11日(日)21時26分25秒
- はぁ〜、調子に乗りすぎた。
そんな都合のいい話なんてないよね。
矢口さんの気持ちも考えずに…。
ったく、ホントにサイアクだ。
矢口さんに嫌われちゃったかなぁ…。
よっすぃ〜、ゴメン。矢口サイアクだよね。
これじゃあ、嫌われてもしょうがないよね。
2人の思いは同じなのに。
すれ違うばかり……。
それをさらに促す人物が2人。
- 88 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月11日(日)21時27分10秒
- 次の日の楽屋。
吉澤は石川と、矢口は中澤といた。
「ねぇ、よっすぃ〜。」
「なに?」
「今度のオフ、暇だよね。」
「えっ?」
困ったな〜、その日は矢口さんとの約束が…
チラッと見てみる。
「やぐち〜」
中澤さんが抱きついている。
「は、はなせよ。」
「いやや。今日は吉澤といないんならずっと矢口につきっきりや。」
やけに『いない』のところを強調している。それより矢口さん…
ここからじゃ、矢口さんの表情が見えない。
……なんかもう、どうでもいいや。
「いいよ。」
「ホントに?ありがとうよっすぃ〜!」
よっすぃ〜見てるかな…。
ん?今なんか目そらされたような…。
「ちょっと…」
裕子から離れてよっすぃ〜をもう1度見る。
なんだよ、よっすぃ〜、あんなに楽しそうにしゃべって。
梨華ちゃんに抱きつかれても、離れようとしないし。
やっぱり嫌われちゃったのかな……
- 89 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月12日(月)22時04分01秒
- そんな気持ちのものだから、
仕事がうまくいくはずがなかった。
吉澤も矢口も笑えないでいる。
そんな2人にしびれを切らし、
中澤が言った。
「矢口、もっとわらいや〜。」
「うん…」
「吉澤!遊びじゃないんやで。しっかりしい!」
「はい…」
なんなんだこの違いは…。
それより、あの矢口さんがテンション低いなんて…。
やっぱり、矢口さん昨日のこと気になってるのかなあ。
よっすぃ〜…もうオイラダメだよ。
やっぱり、よっすぃ〜じゃなきゃダメ。
「すいません…休憩入れてもらっていいですか?」
「…じゃあ、10分だけ。」
「あ、ありがとうございます。」
矢口と吉澤は、お互いの目を見ると、2人で楽屋に戻った。
- 90 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月12日(月)22時04分31秒
- 「よっすぃ〜…」
「…なんですか?」
「オイラ、やっぱり、よっすぃ〜がいてくれないとダメ。」
「……」
「よっすぃ〜は、…どう?」
「わたしは…」
確かに矢口さんがいないとダメだよ。
でも矢口さん、中澤さんと…
「…そんなこといって…さっき中澤さんと
楽しそうだったじゃないですか。」
わたしは、この発言を2秒後後悔する。
矢口さんが泣いちゃったから。
あれ?頬が熱い。…涙?
オイラはいつのまにか泣いていた。
ぼやける視界の中で、見えるのは…
あれ?なにも見えない。
- 91 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月12日(月)22時05分09秒
- 「矢口さん…ごめんなさい…」
「よっすぃ〜…」
オイラはよっすぃ〜の腕の中だった。
よっすぃ〜は…震えている。
2人ともずっとそうしていた…かったが、
まもなく10分が過ぎようとしていた。
勢いよくドアが開いた。
そこから出てきたのは…
「やぐ…」
「よっ…」
中澤と石川だった。
しかし、その2人が目のあたりにしたのは
あまりにも信じられなかった光景だった。
2人とも、矢口、吉澤は破局したと思いこんでいたからだ。
- 92 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月13日(火)21時57分21秒
- 今、ふと考え付いて書きました。
痛めというか、とにかく見てみてください。
感想待っています。
- 93 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月13日(火)21時58分20秒
- 「ごっちん…なんでわたしを見てくれないの?」
「よっすぃ〜…」
「…いや、わかってる。市井さんしか見てないからだよね。」
「いや、見てるんだよ。見てるんだけど、どうしても
市井ちゃんのことが離れない。」
「でも、わたしだってごっちんしか見てない。
それなのに…この想いは伝わらないの?」
「…確かによっすぃ〜は好きだよ。
でも、市井ちゃんは好きとかそういう問題じゃなくて、
もう、いてくれなきゃ後藤真希という人物は
存在できないんだよ…。」
「わたしが…市井さんの代わりになることができないの?」
「それは……うっ…ひっ…く…」
「泣かないでよ…わたしだって泣きたいんだから…」
「うん…」
- 94 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月13日(火)21時59分12秒
- 「わかった。やっぱわたしにはムリなんだ。」
「…ごめん」
「ごっちんがあやまることない。すべてはわたしが
ごっちんを振り向かせられなかったことが悪いんだから。」
「そんな…自分を責めないでよ。」
「ごっちん…そうやってヘンに優しくするなよ。
だからわたしはフッきれないんだよ。」
「……」
「じゃあ…」
「…まって!」
「…なに?」
「よっすぃ〜だっていてくれなきゃダメなんだよ。」
「『だって』?そんなのヤだね。わたし『だけ』じゃなきゃイヤ。」
「そんなのって…」
「『ムリ』なんでしょ?わかってる。
ごっちんはそうやって、話を曖昧にさせて
ごまかそうとしてるけど、それが、わたしを
どんなに苦しませてるか知らないでしょ!」
「…ごめんなさい…」
「…もういいよ。じゃあ、いくから…」
「……」
- 95 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月13日(火)21時59分42秒
- そのときのわたしのひとみは何も写してはいなかった。
ただひたすら音を立てる、時計の針を見つめて…
わたしは、家に着くとそのままベッドに倒れこんだ。
もう、なにもいらない…
わたしには…なにものこっていない。
気がつくと、わたしの手にはカッターが握られていた。
そっか、そういうことか…わたしはもう生きてても意味ないよね。
ごっちん、……サヨナラ。
- 96 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月13日(火)22時00分57秒
- はぁ〜、寝てたんだわたし…
…ということは…生きてる!?
うっ、このにおいは…病院?
幾つかの疑問に自問自答していると、
ごっちんの顔が視界に飛び込んだ。
「よっすぃ〜…ゴメンね…」
「ごっちん…あやまるなって何回いわせるんだよ。」
「…でも、もうそんなことはいわれないよ…」
「えっ?今なんて…」
わたしが言い終える前にごっちんは
ブシュッという音と共に倒れこんだ。
「は?なっ、…」
わたしは、ただ焦ることしかできない。
「よっすぃ〜…聞いて…」
「しゃべるな!今助け呼んでくる!」
「ううん、いい。わたし死ぬつもりだから。それより話を聞いて。」
「ウルサイ!しゃべるな!」
「わたし…よっすぃ〜のこと…好きだよ…」
「ごっちん!ごっちん!」
しかし、ごっちんが目を覚ますことはなかった。
『わたし…よっすぃ〜のこと…好きだよ…』
この言葉が頭を駆け巡る。
「どういう意味なのごっちん?わたしじゃわからないよ。
市井さんはどうなったの?ホントのこといってよ!」
いくら聞いても答えが返ってくることはない。
フフ、もう疲れちゃった。ごっちん、わたし天国いけるかな?
いや、ムリだよね。ごっちんを追い詰めて殺したのはわたしなんだから。
それじゃあ、また、いつか会えるといいね……
サヨナラ
- 97 名前:ミルクチョコ 投稿日:2001年02月13日(火)22時02分14秒
- その日のうちに後藤真希、吉澤ひとみが自殺したというニュースが流れた。
人々は、涙して、悲しみ、狂い、あとを追うものも何人かいた。
後藤、なんでわたしのところに来てくれなかった?
もう、わたしは必要なかったのか?
わたしは…必要だった。どんなことがあっても、
後藤と笑っていれば、乗り越えていけた。
でも、後藤はもういない。
わたしは所詮こんなちっぽけだったのか?
そうだよな。愛する人を救うことができなかったのだから…
今からでも間に合うかな……
翌日、元モーニング娘。の市井紗耶香が
あとを追うようにして自殺した、と報道された。
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