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しょ〜と かっつ
- 1 名前:ろすびー 投稿日:2001年01月30日(火)23時08分05秒
- 小説初心者のショート。
……むしろ雑感に近い感じがします。
ターゲットはよしごまです。
アドバイス、感想お待ちしています。
よろしくお願いします。
- 2 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月30日(火)23時20分08秒
- めっちゃ甘いヤツ期待。
がんばってください!
- 3 名前:名無し募集中。。。 投稿日:2001年01月30日(火)23時28分38秒
- よしごま大好きです。
期待してます。
- 4 名前:愛ゆえに……抱き締められないのだ 投稿日:2001年01月30日(火)23時31分29秒
- 1月某日。
ろすびー宅。
コンポ、スイッチオン!TFMセット。
カチッ。
「……レボリューション21、メンバー編スターット!」
(中略)
「ダイバ〜イッ!」
某月某日。
某スタジオ。
「はいっ、OK。じゃぁ、15分休憩した後で、つぎの収録ね。」
スタジオ内。
「あ〜疲れた。ちょっとコーヒーでも飲んでこよっと♪」
パタンッ!扉がしまる音。
ブースには2人。
「……ねぇ〜、よっすぃ〜」
「何?」
次の収録用の台本から目をあげる。
「よっすぃはプッチのメンバーにレボリューションしてほしいことある?」
「ん〜、別にないよ〜。ごっちんは何かあるの?」
「……1つあるんだよねぇ。……よっすぃに。」
「え゛っ!私に!?最近ちょっと太ったこととかだったりして……」
「梨華ちゃんと加護ちゃんと辻ちゃんと、やっぐっちゃんと仲良すぎ!
アタシにももっと構ってよっ!」
「……。(赤面)」
「……ハハハ、……。あ、アタシもジュース買ってこよーっと」
「……。(そして硬直)」
スタジオ外。
コーヒーを片手に立ち止まっている保田ありき。
(今の話、矢口に話すべきか、否か。それが問題だ……)
- 5 名前:名無しさん 投稿日:2001年01月31日(水)12時38分54秒
- おもしろいです。よしごま最高!
- 6 名前:リトルナースの処方箋(前) 投稿日:2001年01月31日(水)22時41分50秒
- 某月某日。
某楽屋。
トントンッ。ガチャッ。
「あっ、よっすぃ!おはよ−。」
「お゛はよ゛ぅ゛……。」
「えっ!よっすぃ、その声どうしたの?」
「か゛ぜひい゛て、ガラガラ声なんだ。別人みたいでしょ。は、は、ゴホゴホ(>_<)」
「ちょ、ちょっとぉ、大丈夫ぅ?」
ごっちんは咳き込んでしまった私の背中をさすってくれた。
「大丈夫、大丈夫。」
「だってぇ、すごい声だよ。熱もあるんじゃないの?」
私のおでこに手を当てた後、顔を近くに寄せた。
両手で優しく私の頭を抱えてから、ごっちんのおでこが私のおでこに軽く触った。
「熱はないみたいだね。よかった……。」
「……うん。あっ!」
私はとっさにごっちんから離れた。
「近くにい゛る゛と風邪う゛つっちゃうよ゛。」
ごっちんは口をちょっとだけドナルド・ダックみたいにして
笑ってから、こう言った。
「よっすぃ。」
「何?」
「風邪を治すのに一番いい方法って知ってる?」
「病院に゛行って、お゛薬もら゛って、あったかくして、
これでもか!ってくらいに寝る゛!」
「ブーッ!違うよ。誰かに風邪うつしちゃえばいいんだよ。
アタシに風邪うつせば、よっすぃの風邪すぐ直るよっ。」
「そ、そんなことできる訳ないじゃん゛!!ごっちんに風邪うつすなんてさぁ、そんな゛!」
スローモーション。
のどの痛さを忘れて話してたら、
ごっちんの唇が「何も言わなくてもいいよ」って、私の唇を閉ざした。
頭の中でほんの数秒の出来事をコマ送りでリピートしてる。
「よっすぃの風邪、ゲットだぜ〜っ!ハハハ。」
「全然、笑えないよ−。ごっちん、風邪とかに弱いじゃん。寝込んだりしたらどうするの。」
「ん〜と〜、そしたら、よっすぃが看病してね。そうだっ!よっすぃにおかゆ作ってもらって、
食べさせてもらおう。よっすぃがフ−フ−して、ア〜ンして食べるんだぁ。」
- 7 名前:リトルナースの処方箋(後) 投稿日:2001年01月31日(水)22時44分13秒
- ……それから数日後。
「おっはよ〜!ごっちん。」
「おはよー、もうすっかり風邪治ったみたいだね。」
「うん。ごっちんに風邪をうつすことなく、吉澤、バレーで鍛えた根性で治したっす。」
「お゛はよ゛ぅ゛……。」
「梨華ちゃん。どうしたの、その声?風邪?」
「う゛ん゛……。なんかよっすぃ〜の風邪がうつったみたい゛なの゛ぉ。」
ごっちんがゆっくりと私の方に顔を向けた。
目が笑ってない。あっ、なんか怒ってる。頭の後ろから青白い炎のようなものが……。
ごっちん。な、なに?私は何も梨華ちゃんとはしてない……。
正しく云えば、私からは何もしてないっす。
「お゛はよ゛ぅ゛……。矢口、よっすぃの風邪がうつっちゃったっ!」
矢口さんも梨華ちゃんもが風邪治すには誰かにうつすのがいいって。
ごっちんと同じことしたんだよぉ!
- 8 名前:リトルナースの処方箋(後) 投稿日:2001年01月31日(水)22時54分10秒
- > 名無しさん
ご期待に答えられるかわかりませんが、甘いヤツもやってもようと思います。
> 名無し募集中。。。さん
よしごまいいですよね。よしごまづくしで頑張ります!
レスありがとうございます。
- 9 名前:ろすび− 投稿日:2001年01月31日(水)22時56分55秒
- うげっ!
名前ミス、誤字あり。
すんません。
- 10 名前:名無し読者 投稿日:2001年02月01日(木)01時34分52秒
- あはは(笑)
さいこーですね。よっすぃーもてもてだなぁ。
でもタラシじゃないところがまた好感持てますね。
- 11 名前:名無し募集中。。。 投稿日:2001年02月01日(木)10時05分25秒
- あ〜こういうのツボだ(w
楽しみにしてます。
- 12 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月01日(木)16時49分42秒
- いや〜、最高っす!!吉澤くんのモテモテぶりが(笑
がんばって下さい
- 13 名前:オープンハート 投稿日:2001年02月01日(木)21時44分13秒
- 誰かのコト、すごく好きになって、
その誰かもアタシのこと好きだったら……。
ハッピーエンド。
物語はそこでおしまい。
でもそんなこと東京の夜空の下で6等星を見つけるこらい奇蹟。
やっぐっちゃんみたいに、「好き!」って思いっきり言えたら……。
加護ちゃんや辻ちゃんみたいに、思いっきり抱きつけたら……。
梨華ちゃんみたいに、態度で示すことができたら……。
何かがアタシの気持ちを邪魔する。
アタシの気持ち。アタシが邪魔してる。
感情と行動が繋がらない。
何でだろう?怖いのかもしれない。
アタシは守ってる……アタシを。
「好きっ!」って思いは、とても無防備。
「ごっちんがつけてるアクセ、オープンハートだよね〜?
かわいいねっ。」
この気持ちを伝えることができたら……って、
アタシ、いつも思ってるんだよ。
よっすぃ〜は気づいてくれてる?
- 14 名前:ろすび− 投稿日:2001年02月01日(木)21時54分27秒
- >名無し読者さん
悪よしも書いてみたいんですけどねぇ。
でもこういう風にしか今のところ書けないです、はいっ。
>名無し募集中。。。さん
つぼにヒットして嬉しいです!
>すなふきんさん
よっすぃ〜ってモテモテだけど、
一体誰が好きなんだぁ!って謎の感じがするんですよね。
- 15 名前:すなふきん 投稿日:2001年02月01日(木)22時38分01秒
- なるほど、そう言われるとそうですね。
自分はよしごまが一番好きですけどね
- 16 名前:名無しさん 投稿日:2001年02月13日(火)00時56分25秒
- ?これって短編短編で出来てます?
オープンハートって別の話すか?
とにかくオモロイです頑張って下さい
- 17 名前: 土曜の夜、日曜の朝(一) 投稿日:2001年02月21日(水)00時55分39秒
- 吉澤にとって、良き相談相手であり、理解者は保田だった。
プッチモニの新メンバーとして加わったこともその理由の一つだったが、
保田はあらゆる状況を冷静に観察し、そして適切なアドバイスをしてくれた。
「吉澤のいいところは、誰にでも優しく接するところだよね。
でも誰にでも優しいってことは、誰かにとってはとても辛かったり、
傷つかせたりしてしまうことでもあるんだよね。」
学校の授業が終わった土曜日の午後。
番組の収録のあるテレビ局の楽屋で、保田と吉澤は楽屋で偶然二人きりだった。
吉澤はその話を半分は納得し、
半分は納得しきれないままも、プッチモニのリーダーに対する精一杯の礼儀として
「はい、わかってます。」と答えた。
「吉澤がわかってるなら……言うまでもなかったね。ゴメン、余計なことだったね。」
保田は微かな照れ笑いを浮かべて、部屋を出て行った。
- 18 名前:ろすび− 投稿日:2001年02月21日(水)01時03分28秒
- 久々更新です。
1話完結(?)から、巣立ちを目論む挑戦なので、
厳しい意見お待ちしております。
>すなふきんさん
自分もよしごまが一番好きです!
すなふきんさんの作品も楽しみに読んでおります。
ただ自分のイメージの中では、
ごま→よしという形がくずせないんですよね。
それが好きなんですけど。
>名無しさん
短編が重なりあって、時間軸と気持ちが表現できたらいいなぁっていう
自分の力量無視の展開を狙っていたのですが…。
3つ書いてみて、
第三者的語り、よっすぃ視点、ごっちん視点どれが一番しっくりいってますかね?
- 19 名前:土曜の夜、日曜の朝(二) 投稿日:2001年02月27日(火)01時45分11秒
- 私は誰かに優しいつもりでもなかったし、誰にでも優しいつもりでもなかった。
ただ、そういう態度でいることが一番穏やかに物事が進んでいくことを知っていた。
そしてそれが私にとってとても穏やかでいられた。
「よっすぃ〜って、クールだよね〜」とか言われると正直戸惑った。
そんなつもりは全くなかったし、
できれば周りの音速のスピードの中で、
独りその風を心地よく思えるように立っていたかっただけだ。
- 20 名前:土曜の夜、日曜の朝(三) 投稿日:2001年03月03日(土)02時33分43秒
- 「……よっすぃ〜……、もうすぐ撮影だって。…なんか考えごとでもしてたの?」
後藤に声をかけられて、はじめてこの部屋に自分一人じゃなくなったことに気づいた。
後藤は小さな声で何か怯えているように話し続けた。
「何かあったの?よっすぃ〜、最近おかしいよ?」
吉澤はその時始めて後藤の声のする方へ振り向いた、こう言った。
いつもと変わらないはずの笑顔で。
「そんなことないよ。どうしてそんな風に思うの?私はいつもとおんなじだよ。」
微笑を浮かべた同性から見ても”美しい”と思える顔つき。
優しさがこぼれ落ちような宝石のような瞳。
いつもと同じ。
……いつもと同じはずなのに。
後藤には決してそれがいつもと同じではないことがわかった。
- 21 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月03日(土)16時06分23秒
- 期待してます!
- 22 名前:土曜の夜、日曜の朝(四) 投稿日:2001年03月18日(日)19時30分28秒
- 「アタシ、メイク直さなくちゃいけないから先行ってて。」
戸惑いを抑えて、鏡の前の椅子に座った。
吉澤はその声が聞こえなかったかのように黙ったままソファーから、後藤の後ろ姿見つめていた。
ファンデーションを塗り直している自分の顔、同じ鏡にこちらを見ている吉澤が映る。
”やっぱり、何か変だよ”戸惑いを隠しきれなくなる。
そんな心を見透かしているかのような視線。
ソファーからゆっくりと腰を上げ、吉澤は後藤に近づいていった。
机の上に散らばっているメイク道具。それらから口紅を手に取った。
「口紅、私が塗ってあげるよ…。」
「えっ!」
後藤は驚いて吉澤を見た。優しい笑みが浮かんでいる。
ガタッ、ガタッ。椅子を寄せて座る。
「動いちゃダメだよ。じっとしててね。」
左手をのばし後藤の頬に軽くあてた。
後藤は全神経が頬に集中していった。体が緊張していくのが自分ではっきりと意識できる。
それでいて触れられていることに、伝わってくる吉澤の体温に心地よさを感じていた。
「目を閉じて……。」
囁かれる言葉のまま目を閉じた。
- 23 名前:ろすびー 投稿日:2001年03月18日(日)19時32分25秒
- >すなふきんさん
ありがとうございます。
う〜ん、それにしてもなかなか先に進まなくて申し訳ないです。
- 24 名前:土曜の夜、日曜の朝(五) 投稿日:2001年03月20日(火)00時51分38秒
- 雑然とした部屋に張りつめた静寂が漂う。
吉澤は少しの間、目の前の少女を見つめていた。
閉じられた瞳、長いまつげ、軽く開かれた唇……。
気づかれないように、深く息を吸った。そして一回左手を頬から離し、自分の指に口紅を塗った。
再び頬に手をあて、口紅をのついている指先を下唇へもっていった。
ゆっくりと動かす。
なぞられたその跡を深い赤色が残されていく。
自然と体が後藤に近づき、お互いの肢体が触れた。
後藤の太股が一瞬ピクッとした。
吉澤と触れている部分から、自分が溶けてしまいそうだった。
”よっすぃ〜……”
胸の奥がが締めつけられる感覚。
どれくらい時間が経ったのだろう。
カチッ、カチッ……。秒針の音だけが等間隔に時を刻む。
それでも二人きりの部屋は違う早さで時が流れているようだった。
一人の少女は恍惚の想いを胸に抱き、もう一人の少女の動作に身をまかせていた。
もう一人の少女……。
彼女は何を思っているのだろう。真剣な眼差しをもって手を休めることなく没頭していた。
- 25 名前:あいこ 投稿日:2001年03月20日(火)19時02分45秒
- 最高です!!よしごまって本当にこれっぽいですよね!
期待してます。よしごま、マジ最高ですねえ〜
- 26 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月20日(火)19時02分59秒
- う〜ん、文章が綺麗なので読んでいてなんか引き込まれます
- 27 名前:土曜の夜、日曜の朝(六) 投稿日:2001年03月20日(火)23時35分50秒
- ”う〜ん、うまく塗れてるかなぁ?”
吉澤は前のめりになっていた体を起こして、顔を少し斜めに傾けた。
まるでどこか遠い外国の街にいる若き画伯の面持ちである。
それから、自分の作品にサインをするかのように後藤の唇に自分の唇を添えた。
自分の唇に今まで触れられたものとは違う感覚に、後藤は瞬間的に気づいた。
同時に目を開けた。
最初に視界に入ったのは、数センチ前で自分の顔をじっと見ている吉澤の顔だった。
「あ〜っ、ダメだよー、ごっちん!まだ目開けていいよって言ってないのにぃ……」
普段はなかなか見ることがない、おどけた顔をして吉澤が言った。
「あっ……、だって……、よっすぃ〜が……」
「私が?どうかした?」
「ううん。何でもない……。」
問われた答えを出すのを拒んで、顔を鏡の方に向けた。
「ぅわぁ〜っ!」
鏡に映った自分の顔を見て、思わず声を上げた。
深い赤の染まった唇が自分の顔の一部とは思えない。
初めてお化粧をした時の気分。あの時の新鮮な記憶が蘇ってくる。
「おかしい?うまく塗れなかったかなぁ?」
心配そうな吉澤の顔が鏡に入ってきた。
「ううん、すごくうまく塗れてるよ!」
じぃーっと鏡に釘付けになったまま嬉しい気持ちをそのまま告げた。
「よかった……」
吉澤は安堵の表情に変わり、鏡の外に消えていった。
その優しい笑みを残像にして……。
ピクッ!
後藤の太股が再び神経の集中の的となった。
そちらに目を向ける。
吉澤の頭がのせられていた。
両手も添えられている。口紅のついた指は除いて。
手がゆっくりと動きだし、太股を撫でていった。
「脚触られるの気持ちいい?」
- 28 名前:土曜の夜、日曜の朝(六) 投稿日:2001年03月20日(火)23時42分06秒
- なんか最初は軽く5〜6話のつもりが、長くなっていきそうな予感。
タイトルだけ決めて書き出したのがまずかったのか(^^;
まだ時間的に数十分しか進んでないし。
日曜の朝はいつやってくるのだろう…
>あいこさん
よしごま最高!御期待に答えられるようにがんばります。
>すなふきんさん
引き込まれてます?(笑)
嬉しいかぎりです。
- 29 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月21日(水)21時57分59秒
- あ〜、もうすごいこの小説好きです!
頑張って下さい♪
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