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戦隊ということ
- 1 名前:脂肪遊戯 投稿日:2001年02月01日(木)13時34分54秒
- ひとみ「助けてお願い…痛いよぉ…」
ひとみは力を振り絞って言った。
実はひとみはスクーターに乗っていて交通事故を起こしていたのである。
しばらくすると救急車が来た。
ひとみの顔は既に血まみれになっていた。体も全体が痛む。
ひとみは担架に乗せられて病院へ運ばれた。
*
同じ頃、なつみは自宅マンションに帰ってきた。
部屋のカギを掛けて中に入ると電話が鳴った。
なつみ「はい、安倍です」
なつみが電話から出るとこう言った。
電話の相手は亜依からだった。
亜依「大変よ、よっすぃーが…」
亜依は泣き声で言った。
なつみ「えっ?よっすぃーが、どうかしたの?」
亜依「とにかく来て…」
なつみ「わかった!すぐ来るから…」
なつみはそう言うと電話を切った。
するとなつみは身支度をすると家を飛び出し、病院へと向かった。
しばらくしてなつみは病院へ到着した。
なつみ「どうしたの?よっすぃーは…」
保田「なんでも帰宅途中に事故に遭ったんだって…」
圭は詰まった声で言った。
真希「あぁ…よっすぃー…」
真希は泣き声で言った。
しばらくすると医師が出て来た。
なつみ「どうなんですか?」
なつみは医師に言った。
医師「なんとか峠は越えました。しかし…」
なつみ「どうしたんですか?」
医師「ここ2〜3日は昏睡状態が続くでしょう…」
真希「じゃあ、吉澤は大丈夫なんですね?」
医師「一命は取り留めました。」
医師はそう言うと去っていった。
真希「あぁ…よかったぁ…」
真希は喜んだ。
結局なつみ達は病院に泊まる事になった。
- 2 名前:脂肪遊戯 投稿日:2001年02月01日(木)14時31分31秒
- 翌朝。
なつみたちは目覚めるとひとみの方を見てみた。
しかしまだ昏睡状態である。
なつみ「よっすぃー、もう帰ろうね。」
なつみはそう言ってみるが聞こえない。
それでもなつみは病院を後にした。
*
その日の夜。
ここは希美の家。
圭織はここに来ていた。
飯田「希美ぃ…」
圭織は希美に言った。
希美「何ですか飯田さん?」
飯田「よっすぃーは、どうなったのかな?」
希美「大丈夫よ、きっと生きてるって」
飯田「どうしよう…きっとあたしのせいなんだわ…」
希美「なんでぇ?」
飯田「ほら、昨日虫ゼリーウルトラを食わせたからよ…」
希美「そんな事があったの?」
飯田「ふざけて食わせたのかもしれない…それで気分が悪くて…」
希美「だから大丈夫だって、それぐらいで死ぬことはないのよ」
希美は優しい口調で圭織に言った。すると…
圭織「うっ…」
圭織は大粒の涙を流した。
希美は心配そうに圭織に言った。
希美「飯田さん、どうしたんですか?」
飯田「よっすぃー、ごめんね…あたしが…あたしがふざけてたばっかりに…」
希美「そうだったの…飯田さん、おいで」
希美はまた優しく言った。
飯田「えっ?」
希美「泣けば楽になるよ…」
圭織「……」
希美「全部忘れて希美の所においで…」
希美は言った。すると…
圭織「うっ…あああああん…」
圭織は希美の心で泣いた。
泣いて、泣いて、泣き崩れた。
希美はすぐに圭織を慰めた。
圭織「ごめんね…よっすぃー…」
圭織は泣き声で呟いた。
希美「もう夜も遅いからあたしの部屋に泊まりに来て?」
圭織「いいの?あたしなんかが来ても…」
希美「うん。あたしが慰めてあげるから…」
圭織「ありがとう…やはり希美は優しいんだね…」
圭織はそう言うと泣き疲れたのか寝てしまった。
希美は圭織の顔に付いてる涙の跡を見つめるとすぐさま圭織をベッドに連れて行った。
- 3 名前:脂肪遊戯 投稿日:2001年02月01日(木)20時00分11秒
- 翌日。
ここは圭の家である。
保田「これでよし、と」
圭は自分自身の誕生会の支度をしていた。
保田「あとはみんなが来るの待つだけね」
圭は言った。
するとドアをノックする音が聞こえた。
- 4 名前:脂肪遊戯 投稿日:2001年02月02日(金)13時57分08秒
- 保田「早速誰か来たみたいね」
圭はそう言うとドアを開けた。
するとなつみたちが立っていた。
保田「いらっしゃい。」
圭は言った。
なつみ「圭ちゃん、誕生日おめでとう。」
梨華「ご馳走一杯買って来たよ」
保田「さぁ、中入って。」
圭はみんなを中に入れた。
しばらくすると誕生会が始まった。
亜依「保田さん、×回目の誕生日おめでとう。」
亜依は言った。
希美「これからもよろしくね」
希美は言った。
保田「ありがとう」
圭はひたすら感謝した。
なつみはみんなにこう言ってみた。
なつみ「じゃあ、そろそろ始めようか?」
保田「そうね」
すると圭はシャンパンの栓を開けた。
しばらくすると圭は乾杯をした。
保田「たくさん食べてね」
圭はみんなに言ってみた。
- 5 名前:脂肪遊戯 投稿日:2001年02月02日(金)14時26分18秒
- しばらくすると誕生会の方はいい盛り上がりを見せていた。
梨華はシャンパンをグラスに入れた。
すると圭織は言った。
圭織「ちょっと梨華、飲みすぎじゃないの?」
梨華「大丈夫よ、少しぐらい…」
梨華は言った。
圭織「じゃあ、いいけど…」
圭織は呆れた口調で言った。
もうすでに誕生会の方も終わりに近づいて来た。
圭はみんなにこう言った。
保田「今日はあたしのために×回目の誕生日を祝ってくれて本当にありがとう」
希美「ううん、保田さんが喜んでくれればそれでいいの…」
亜依「そうですよ」
保田「じゃあ、もうそろそろ引き揚げてね」
保田は言った。
すると希美はテーブルで寝ていた梨華を起こす。
希美「梨華ちゃん、もう帰るよ…」
しかし梨華は起きない。そればかりか静かな寝息を立てていた。
希美「あれ?梨華ちゃん寝ちゃってるよ」
保田「しかたがないね…」
保田はそう言うと圭織を呼んだ。
圭織「どうしたの?」
圭織は言った。
保田「ごめん、梨華を自宅まで送って行って」
圭織「いいよ」
保田「でも大丈夫だよね?あんまり飲んでいないよね?」
圭織「大丈夫だよ」
保田「じゃあ、お願いね」
圭は言った。
圭織は梨華を背負うと車に載せた。
圭織「だから言ったのに…」
希美「梨華ちゃんってそんなに寂しかったんだろうね」
圭織「そうかもしれない…」
圭織はそう言うと車に乗った。
希美も一緒に乗った。
しばらくすると車は梨華の自宅アパートに到着した。
車のエンジンを止めると圭織はまた梨華を背負い、梨華の部屋に入れた。
梨華をベッドに寝かしつけると圭織は希美に言った。
圭織「じゃあ、梨華のことお願いね」
希美はこう言った。
希美「わかった。」
すると圭織は帰っていった。
希美は部屋の辺りを見回すとこう言った。
希美「うわっ、何この部屋〜?よくこんな所で暮らせるね…」
すると希美は梨華の部屋の掃除を始めた。
- 6 名前:脂肪遊戯 投稿日:2001年02月05日(月)13時44分50秒
- 次の朝。
目覚し時計が鳴ると梨華は起きた。
梨華「あれ?あたしどうしたのかな…」
梨華がそう言って部屋の辺りを見まわすと部屋が片付いているのに気づいた。
すると梨華はこう言った。
梨華「うそ?あたしの部屋が片付いている!誰が一体こんなに…」
希美「起きた?少しは人の住める部屋になったと思わない?」
希美はこう言うと梨華の前に来た。
梨華「希美ちゃん…」
希美「バンダナとエプロン借りてるよ。」
梨華「どうして?」
梨華がベッドから出ようとすると頭がズキン、と痛み出した。
希美「あっ、だめよ寝てなきゃ…あなた昨日飲み過ぎたんだから」
梨華「えっ?あたし昨日飲んでたの?」
希美「そうよ。みんなが帰るときにはあなた酔いつぶれて寝てたの」
梨華「そうだったの…」
希美「あっそうだ、今朝ご飯作ってるからちょっと待っててね」
希美はそう言うと台所へ行った。
しばらくすると希美が梨華の所へ来た。
希美「朝ご飯出来たよ」
希美はそう言うと梨華を起こした。
梨華「うん、今行くから…」
希美「待って、一緒に行こう」
希美はそう言うと梨華を抱えて居間へ連れて行った。
- 7 名前:脂肪遊戯 投稿日:2001年02月14日(水)14時59分10秒
- 二人は黙々と朝食を食べていた。
そこで先に口を開いたのは希美だった。
希美「梨華ちゃん、今日はひとみの所にお見舞いに行かない?」
梨華「いいね、行こうよ」
希美「ひとみが梨華ちゃんの顔見たら驚くはずよ…」
希美は明るい声で言った。
朝食が終わると二人は身支度をしてひとみのいる病院へと向かった。
*
さて、ここはひとみのいる城南大学病院。
201号室にひとみはいた。
怪我を克服して一般病棟へ移ったのである。
二人がカーテンを開けるとひとみはいた。
希美「どう?怪我の様子は」
希美は言った。
ひとみ「もう大丈夫だよ」
ひとみは元気そうな声で言った。
梨華「よっすぃー…どうしたのその傷…」
梨華は心配そうな声で言った。
ひとみはすぐにこう言った。
ひとみ「バイトの帰り道にスクーターに乗ってたら黒猫が飛び出してきてね…」
希美「うん、それで?」
ひとみ「避けようとしたらスリップして飛ばされたの…」
梨華「大丈夫だった?」
ひとみ「今はもう大丈夫」
ひとみはこう言って二人を安心させた。
希美「じゃあ、あたし達はこれで失礼するよ」
希美は言った。
ひとみ「そう?じゃあまた来てね」
ひとみはこう言った。
すると二人は病室のドアを閉めた。
- 8 名前:脂肪遊戯 投稿日:2001年02月16日(金)13時19分02秒
- その夜。
ここは圭織の部屋。
そこには希美と真里が来ていた。
希美は圭織に言った。
希美「どう?少しは落ち着いた?」
圭織「うん…」
希美「よかった」
圭織「そうだ、よっすいーが退院したらみんなで温泉に行かない?」
真里「えっ?」
真里は言った。
圭織「最近行ってなかったから、一緒に行こう」
希美「いいね」
希美は言った。
*
1週間後。
ひとみは退院した。
みんなに会うためにひとみはなつみの部屋に行く事にした。
ひとみ「早くみんなに会いたい」
ひとみはこう呟いた。
しばらくするとひとみはなつみの部屋に到着した。
早速ひとみはドアをノックした。
するとドアが開き、中からなつみが出て来た。
なつみ「退院おめでとう」
なつみはひとみに言った。
ひとみはみんなの顔を見てこう言った。
ひとみ「ただいま。」
久しぶりに見る娘の顔は変わりなかった。
希美「おかえり」
梨華「次は気を付けてね」
みんなは喜びの声でこう言っていた。
すると圭織はひとみに言った。
圭織「あの時はごめんね、あたしのせいでこんな傷作っちゃったの」
ひとみ「圭織ちゃんのせいじゃないよ。あれはあたしが悪かったんだから…」
なつみ「じゃあ、みんな揃ったことだしそろそろ回復祝いしよう」
なつみはみんなに言った。
こうしてひとみは久しぶりのみんなとの再会を楽しんだという。
- 9 名前:脂肪遊戯 投稿日:2001年02月18日(日)16時56分24秒
- それから一週間が経った。
ここはとあるデパートの中。
なつみ「えーっと、次は味塩こしょうだったね。」
なつみは買い物をしていた。
実はこの日、梨華をなつみの部屋に招いて夕食をご馳走する約束をしていた。
なつみは味塩こしょうを買い物かごに入れるとレジに向かって行った。
女性の店員がかごの中の物を次々とレジに通していく。
店員「合計で3550円です」
なつみはサイフを取り出すと5千円札を店員に手渡した。
店員「1450円のお返しです。ありがとうございました」
なつみはすぐに買い物袋を持ち上げてデパートを後にした。
飯田「一杯買ったね」
車の中に乗っていた圭織はなつみに言った。
なつみは圭織の車に乗りこむと自分の部屋へと向かうために走り出した。
- 10 名前:名無しさん 投稿日:2001年02月18日(日)17時34分02秒
- がんばってください。
期待しています。
- 11 名前:脂肪遊戯 投稿日:2001年02月19日(月)11時54分33秒
- その夜。
ここはなつみの部屋。
ここでは圭織となつみが台所で夕食の支度をしていた。
ドンドン!ドンドン!
ドアをノックする音が聞こえた。
なつみ「来たみたい」
なつみはそう言ってドアを開けると梨華が立っていた。
梨華「こんばんわ」
なつみ「いらっしゃい。待ってたよ」
なつみは言った。
すると梨華は靴を脱ぐと部屋に入っていった。
なつみ「今作ってるところよ」
梨華「何作ってるの?」
なつみ「それは出来てからのお楽しみだよ」
なつみはそう言うと台所に行った。
しばらくするとなつみたちが梨華の前に姿を現した。
梨華「うわっ、豪華だね…これみんな安倍さんが作ったの?」
梨華はなつみに言った。
なつみ「ううん、圭織も一緒に作ったんだよ」
飯田「そうだよ」
なつみ「じゃあ、そろそろ食べよう」
なつみは言った。
*
梨華「おいしかったね」
梨華は喜んだ声で言った。
なつみ「なっちはね、こんなに作ったの久しぶりなの」
圭織「そう。カオリも手伝ったんだよ」
なつみたちは梨華にこう言った。
梨華「今日はどうもありがとうございました。ではこの辺で…」
梨華はそう言うと自分の部屋に帰っていった。
- 12 名前:脂肪遊戯 投稿日:2001年02月21日(水)16時43分24秒
- さて、ここはとあるファーストフードショップ。
保田「遅い。」
圭はトゲのある口調で言った。
実はここで真里の誕生会をする事になっていたのだ。
保田「確か午後4時半からだったよな?」
圭は時計を気にしながら言った。
現在時刻は午後4時28分。あと2分しかない、と圭は言った。
するとようやく真里達が姿を現した。
保田「もう、遅いよみんな…」
圭が膨れっ面で真里達に言った。
真里「ごめんごめん。」
亜依「着けて行く衣装がなかなか決まらなくてね…」
保田「でもみんな来た事だしそろそろ始めましょう」
圭はそう言うと席に付いた。
*
それから30分経った。
真里の誕生会もいい盛り上がりを見せていた。
なつみ「真里ちゃん、これあげる…」
なつみがそう言って真里に手渡したのはおもちゃの指輪であった。
真里「ありがとう。これあたしにくれんの?」
なつみ「なっちからのバースデープレゼントよ」
真里「本当にありがとう。大事にするね」
真里は喜んだ声で言った。
- 13 名前:脂肪遊戯 投稿日:2001年02月23日(金)18時03分07秒
- そして誕生会は終わった。
真希「じゃあね〜矢口ぃ…」
なつみ「また明日ね」
希美「バイバイ…」
みんなはこういいながら帰って行く。
真里「あの〜…」
真里は圭に話し掛けた。
保田「なあに?」
真里「今日は…どうもありがとうございました…」
保田「いいのよ。」
真里「一生の想い出です。」
保田「そうなの…じゃあ、あたしの部屋で飲み直さない?」
真里「いいんですか?」
保田「もちろんよ、石川も一緒にね」
真里「はい!絶対行きます!」
真里はそう言うと圭の部屋へと向かった。
*
さて、ここはとあるマンション。
ここに圭の部屋がある。
真里達はこのマンションに到着した。
圭はエレベーターのボタンを押すと乗り込み、4階のボタンを押した。
しばらくしてエレベーターは4階に到着。みんなで降りて行った。
圭は自分の部屋の前に着くと鍵を開けた。
そして中に入り、電気を付けると真里達を誘った。
真里「おじゃまします」
真里はこう言うと靴を脱ぎ、中に入っていった。
圭はエアコンの電源を入れるとこう言った。
保田「何もないとこだけどゆっくりしていってね」
真里「わかった」
保田「じゃあ何か飲もうか?」
真里「うん…」
すると圭は立ちあがって台所へ行った。
冷蔵庫のドアを開けると酎ハイの缶を二つ取った。
しばらくして圭はまた居間へと戻っていった。
保田「はい」
圭は酎ハイの缶を真里に差し出した。
真里「ありがとう」
真里はそれを受け取るとおもむろに開けた。
- 14 名前:脂肪遊戯 投稿日:2001年02月28日(水)13時34分59秒
- 梨華「矢口さんもとうとう×歳になったんだね。」
真里「これであたしも完全に大人かぁ〜」
保田「これからは堂々とお酒も飲めるよ?」
真里達の他愛もない話はしばらく続いた。
こうなると酒の量は増えていくばかりである。
*
それから一時間が経過した。
真里「今日は色々とありがとうございました。」
真里は圭に別れ際にこう言った。
保田「気をつけて帰ってね」
真里「ありがとう。じゃあね…」
真里はこう言うと自分の部屋に帰って行った。
保田「梨華はあたしと一緒に寝ようね。」
圭は梨華に言った。
梨華「はい。」
梨華は返事した。
こうして真里達の長く楽しい夜は終わった。
- 15 名前:脂肪遊戯 投稿日:2001年02月28日(水)17時51分54秒
- 翌朝。
ここは真里の自宅アパート前。
ピッピーッ…
真里は車のクラクションの音で目が覚めた。
真里「誰?」
圭織「黒カオリ参上…」
圭織は車の窓から顔を出して真里に言った。
真里「かおりん?ちょ、ちょっとまっててね!」
真里は慌てて身支度を始めた。
しばらくすると真里は圭織の前に姿を現した。
圭織「おはよう。」
真里「どうしたの?」
圭織「ほら、前にも言ったじゃない?温泉に行くって」
真里「あっ、ああ…そうだったね。」
圭織「立ち話も何だから車に乗ってね」
真里は圭織に言われるままに車に乗った。
しばらくすると車は他のメンバーの自宅へと向かって行った。
- 16 名前:脂肪遊戯 投稿日:2001年02月28日(水)17時58分44秒
- 一時間もすると圭織の車は全員集合となった。
圭織「今日から3泊4日の日程を楽しんで行ってね」
圭織はワンカップ大関を片手にこう言った。
- 17 名前:キーヤキッスうるとら 投稿日:2001年02月28日(水)18時00分12秒
- >>16
これって飲酒運転じゃ…
- 18 名前:脂肪遊戯 投稿日:2001年03月05日(月)14時18分23秒
- しばらくすると車は「〇〇温泉 ホテル蛍亭」に到着した。
娘。達は次々と車から降りて行く。
するとゆうこが圭織にこう言った。
ゆうこ「さっきのワンカップまだ開けてないよね?」
圭織「まだ大丈夫よ」
ゆうこ「よかったぁ、飲酒運転だなんてやばかったからね…」
圭織「もういいから中に入ろうよ」
ゆうこ「そうだね。」
圭織達はさっそく中に入っていった。
*
ひとみ「何ですかコレは」
ひとみは声を弾ませてこう言った。
真里「何でもあたし達の部屋の割り当てらしい」
ひとみ「それは分かってるけど…こんなんじゃ楽しすぎるよ」
ひとみが部屋の割り当て表を見るとこうなっていた。
210号室 安倍なつみ、後藤真希
211号室 吉澤ひとみ、石川梨華
212号室 保田圭、辻希美
213号室 加護亜依、飯田圭織
214号室 矢口真里、中澤ゆうこ
ひとみ「梨華ちゃんと一緒なんて…」
真里「楽しそうでいいじゃん、あたしなんか裕ちゃんと一緒よ」
真里も弾んだ声で言った。
ひとみ「まぁ、仕方ないか―――――」
ひとみはこう言いながら211号室へと向かった。
- 19 名前:名無しさん 投稿日:2001年03月09日(金)19時56分46秒
- >>15
ワラタ
- 20 名前:名無しさん 投稿日:2001年03月10日(土)11時26分05秒
- >>12-13
どうなんでしょう?
- 21 名前:脂肪遊戯 投稿日:2001年03月12日(月)12時04分40秒
- 梨華「あははっ、よっすぃーと一緒だ♪よろしくね」
梨華は言った。
ひとみ「何だか楽しそうね」
ひとみは部屋にカバンを置くとこう言った。
梨華「だって小さいけど冷蔵庫もあるしダブルベッドだしテレビだってあるの」
ひとみ「そっか、梨華ちゃんはここ初めてだもんね。」
梨華「これから楽しみだね」
梨華はひとみに言った。
すると211号室に真希が来た。
真希「次はよっすぃーの番だよ」
真希はひとみにこう言った。
ひとみ「もう入ったの?ごっちん」
ひとみは言った。
真希は温泉から出た後なので浴衣を着けていた。
真希「気持ちよかったよ」
ひとみ「そう?じゃああたしも入ってこようかな」
ひとみはこう言うと立ち上がって温泉へと歩いていった。
- 22 名前:脂肪遊戯 投稿日:2001年04月06日(金)10時48分55秒
- しばらくするとひとみは温泉から出た。
真希「どうだった?」
真希はひとみに尋ねてみた。
ひとみ「ごっちんの言う通り本当に気持ちよかったよ」
するとひとみの部屋になつみが入ってきた。
なつみ「夕食の支度が出来たよ」
なつみはひとみ達に言った。
ひとみ「わかった。」
ひとみはこう言うと食堂へと向かっていった。
- 23 名前:脂肪遊戯 投稿日:2001年04月18日(水)11時45分00秒
- 夕食後。
梨華は部屋の掃き掃除をしていた。
ひとみ「いいよ、そんな事しなくても…」
ひとみは梨華に言った。
梨華「でも、何かしてないと落ち着かなくて…」
ひとみ「マジっすか?」
梨華「おかしいですか?あたしがこんな事してるのって」
ひとみ「そんな事ない…、あっそうだ。」
梨華「何よ?」
ひとみ「どうせ落ち着かないならあたしの肩たたきもお願いね」
梨華「わかったわ」
梨華は言った。
しかし、これから娘達に異変が起こることを10人は知る由もなかった。
*
男子「宅配便で〜す」
宅配便の男子がホテルにやってきた。
女将「ご苦労様です」
女将は言った。
これは娘。宛てに宅配便が来た様である。
女将は早速娘。達を呼んだ。
- 24 名前:脂肪遊戯 投稿日:2001年04月18日(水)15時30分55秒
- ゆうこ「誰からだろう?」
ゆうこは宅配便の箱を見てこう言った。
ひとみ「あっ、消印は札幌南(郵便局)だよ」
なつみ「とにかく開けてみようよ」
なつみはこう言うと箱を開けた。
中には調理用具一式と手紙が入っていた。
ゆうこ「手紙が入ってるよ」
ゆうこはこう言うと手紙を読んでみた。
その手紙の内容は以下の通りである。
「調理用具を送ります。明日あたし達が来るまで女将さんに預けてて下さい。
明日はあたし達と一緒に楽しみましょうね。 花畑牧場より戸田鈴音記す」
梨華「明日…りんねが来るらしいよ」
梨華は言った。
ゆうこ「じゃあ女将さん、よろしくお願いします。」
ゆうこはこう言うと箱を女将に手渡した。
女将「確かに受け取りましたよ」
女将はこう言って箱を受け取った。
- 25 名前:脂肪遊戯 投稿日:2001年04月21日(土)11時11分42秒
- するとフロントの電話が鳴り出した。
女将「はい、こちらホテル蛍亭であります」
女将は受話器を取るとこう言った。
ゆうこ「じゃあ、あたし達は部屋に戻るかな」
ゆうこがこう言ったその時である。
女将「明日の予約の方で市井さんと仰る人から電話がありまして」
女将は言った。
ゆうこ「何て言ってたんでしょうか?」
女将「荷物の方を先にお届けしますって伝言がありました」
ゆうこ「…えっ?紗耶香が…こっちに来る?」
ゆうこはそう思った。
女将「責任持ってお荷物お預かり出来ませんか?」
ゆうこ「…分かりました」
ゆうこは言った。
結局この日は早く寝る事にした。
- 26 名前:脂肪遊戯 投稿日:2001年05月12日(土)15時22分17秒
- 翌日。
ホテル前に1台の大型トラックが止まった。
ゆうこ「誰だろう?」
ゆうこはこう言うと外に出てみた。すると…
紗耶香「中澤さん、どうもお久しぶりです」
市井紗耶香がトラックの運転席から出て来た。
ゆうこ「荷物は無事でしたよ」
ゆうこは紗耶香に言った。
紗耶香「ありがとうございます。」
紗耶香はそう言うとホテルの中に入っていった。
- 27 名前:名無しさん 投稿日:2001年05月12日(土)20時08分08秒
- >>26
責任感が強そうだな。
- 28 名前:脂肪遊戯 投稿日:2001年06月26日(火)19時56分59秒
- この作品は7月5日に復活します。今までにない動きがあるかも知れません。
- 29 名前:脂肪遊戯 投稿日:2001年07月05日(木)13時42分01秒
- 同じ頃。
ここは東京駅構内。
りんねとあさみはこの中にいた。
二人は娘達がいる旅館行きの電車を探していた。
すると二人はその電車を見つけるとそれに乗り込み、旅館へと向かっていった。
*
再びここは、旅館の中である。
真希「しばらく見ない間に変わったね」
真希は紗耶香に言った。
紗耶香「気分転換の為に髪の色を変えたの」
真希「似合ってるよ」
紗耶香「ありがと」
真希「そうだ、今まで何か変わった事はない?」
紗耶香「別に…」
紗耶香は言った。
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