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「2ちゃんねらー市井紗耶香」の憂鬱な日々

1 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月02日(金)07時46分43秒


2001年3月2日 その日自分は死んだ…はずだった。
2 名前:名無しさん 投稿日:2001年03月02日(金)07時48分43秒


急に意識が戻った。

「へ?」

そこは何度ともなくテレビで見たことがある風景。

(なんだこりゃ?)

確か自分は…平凡な毎日に飽きて…生きてるのすら面倒になって…
そんで酒で睡眠薬を無理矢理流し込んで…

だんだん記憶が戻ってきた。

(あれ?もしかして助かっちゃったか?)
(いや、だったら普通は病院のベッドとかで目が覚めるはず)
(じゃあこのこの状況って一体…)

頭の中は?マークでいっぱいになっていた。
多分それが顔にも表われていたのだろう、隣に座っていた女性が小声で
話しかけてきた。

「どないした?緊張してるんか?」

これもテレビで何度か聞いたことがある声。
3 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月02日(金)07時50分36秒


話しかけてきた女性の顔を見てみた。

(はあ!?)

そこにはさっきと同じくテレビで何度か見たことがある…

(って何回同じフレーズ繰り返してんだか…)

とか心の中で思いながらもそれ以上に驚きの方が強くて
その女性の顔をずっと見つめていた。

(中澤裕子じゃん!!)

(つーかなんで隣に座ってたりしてんだ?)

「ん?なんか私の顔についとるか?」

じっとみつめていたせいだろう、また中澤が話してきた。

「あ…いや、大丈夫です…」

(おい、全然大丈夫じゃねえだろ!)
(しかもそのキャラは飯田じゃねーか!)

、と心の中で自分に余計なつっこみをいれながらも無理矢理笑顔を作った。
4 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月02日(金)07時52分21秒
あ、やべ、2が名無しになってる…
5 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月02日(金)07時53分09秒


(とりあえず頭の中を整理しなきゃ…)

混乱しながらも今自分が置かれている状況について考えてみた。

(えっと…確か自分は薬を飲んで自殺を図って…)
(それで目が覚めたらまわりの風景がMステで…)
(なんかタモさんとかが淡々と曲紹介をしていて…)

やばい、さらに混乱してきた。なんなんだろうこれ、わけわかんねえっすよ。

そのとき近くにあったステージのセットの一部に自分の顔がチラッと映って、

(はあ!?)

思わず叫びそうになった。

(市井じゃねーか!!)

そこには去年モーニング娘。を脱退したはずの市井紗耶香の顔が映っていた。
6 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月02日(金)07時53分59秒


まだそれが、自分の顔が映っているはずの所に市井紗耶香の顔が映っている
状況が信じられなかった。

まわりに気付かれないようにそっと右手を動かしてみたりする。
セットに映っている市井紗耶香も同じ動きをした。

(なんだこれ…マジでわけわかんねえよ…)
(ってかなんで自分が市井の顔してんだ?)
(しかもこの状況だと…Mステに出演している最中か?)

(あー…なんだかもうわけわかんないことだらけで考えるのが面倒になってきた…)

そのときタモリと一緒に司会をしているであろう女性の言葉が耳に入ってきた。

「じゃあモーニング娘。の皆さん、スタンバイお願いしまーす。」
7 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月02日(金)07時55分00秒


(え!?)
(「スタンバイ」ってことは…まさか自分も歌うわけ?)
(そりゃマジでやばいだろ!歌詞とか全然覚えてねーよ!)

などと考えている内に他のメンバーたちはぞろぞろとステージへ向かって行く。
8 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月02日(金)07時56分02秒


予想外に歌もダンスも無難にこなすことができた。
「市井紗耶香の身体」が覚えていたのだろうか、歌も自然に歌うことができ
ダンスも身体が勝手に動いた。
なんか妙に古い歌を歌ってたような気がするが緊張のせいであまり気にはならなかった。
なんであんな昔の歌なんだろ…ベスト盤がでたせいかな?程度に考えていた。


収録も無事に終わり楽屋へと戻る。
9 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月02日(金)07時57分01秒


(はぁ…なんかすげー疲れた…)
(とりあえず早いとこ家帰って寝よ…って俺市井の家の場所わかんねーし!)
(どうすりゃいい?なんとかうまいこと考えろ俺!)
(あ、なんか中澤って車の免許もってたような気がするな)

よし、なんとかそれっぽい理由を言って家まで送ってってもらおう。

早速中澤のもとへ行った。
理由は…あまり覚えていないがうまくしゃべったような気がする。
車で家まで送っていってくれることになった。
まあ収録中の様子のおかしさから、向こうも少々気になっていた
せいもあるのだろうが。
10 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月02日(金)07時58分25秒


車で送ってもらってる最中いろいろと話しかけられたが
「ええ…」とか「まあ…」とか適当に相槌を打っておいた。

なんとか家に到着。中澤が帰り際に

「自分疲れてるちゃうん?はやいとこ布団に入って休んだ方がええで。」

と心配そうな顔で言っていた。

「あ…はい…そうですね…」

と、それっぽい返事をしておいた。実際疲れていたし。
なぜか頭の片隅では「笑っていいとも」のテレホンショッキングの風景
が浮かんでたりした。収録でタモリを間近でみたせいもあるか。

「そうですね」って…いいともの客じゃねえんだから…
とかさっきの言葉を思い出して一人で突っ込んでみたりした。
11 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月02日(金)07時59分50秒
10

母親がご飯は?とか聞いてきたが

「帰りに食べたから」

と言ってさっさと自分の部屋に入っていった。
疲れのせいで食事をとる気にはなれなかった。

部屋の中を見渡す。

「あ、パソコンとかも持ってるんだ…」

以前の自分だったときのくせで自然に電源ボタンに手が伸びていた。
部屋にかけられていたカレンダーが視界の片隅に入りそれがやけに
昔のものであることが気になったがあまり深くは考えなかった。

「あー、さすがに女の子らしい壁紙だわー」
とりあえずHDの中のファイルをいろいろと見てみたが
これといって興味を引くものはなかった。仕事が忙しいせいであまり
使ってはいないのかもしれない。

「ネットでもにつないでみるか…」

インターネットに接続し、ブラウザを開く。いつものくせでブックマークから
2ちゃんねるを開きそうになってふと手を止めた。

(あー、モー娘。のメンバーが2ちゃんなんてみてるわけねーか…)

そのようなことを思いながらもブックマークの中をのぞいてみた。
そこにあったのは、

[2ちゃんねる]


「あるんかい!」

12 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月02日(金)08時00分34秒
11

みてんのか…なんかイメージとちがうわ…
ブツブツ独り言をいいながらどこの板を見ているのかチェックしてみた。

「モー板かよ!」

まあ自分が入っているグループがどのように言われているのか気になったりもするのだろう、
と自分を納得させながらどのスレッドを見ているのかをチェック。

[( `.∀´)<すべて原因は保田です]
[( `.∀´)<どんなことでも保田が答えます]
[居酒屋トーク「中澤と平家」]

「ネタスレばっかかい…」
13 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月02日(金)08時01分29秒
12

いろいろと見ているうちにやけに日付の古いスレッドばかりなのに
気がついた。
「あれ、なんか結構前のスレッドが多いな…ってもしかして」

パソコンの中の日付を見てみた。

「あー、やっぱりね…」

なんか自分が市井紗耶香になってしまっただけでなく、過去にも
さかのぼってしまったらしかった。が、もう慣れてしまって
驚く気にもならない。また、それとともに以前に読んだことがある
小説の名前が思い出された。

「これって…[ののが裕子で裕子がのので]と…[時を駆ける少女]の…パクリ…」

14 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月02日(金)08時02分16秒
13

…まあいい。それならそれでなんとかなるか。
あの小説かなり面白いし…どうにかなるだろ。

これからどうしようかな。
まあこんなシチュエーションめったにあることじゃないし。
いいのか悪いのかわからないけど。

とりあえず今の自分の状態を日記にでもつけてみようか。
こんな体験なかなかできないだろうし。

そこでまた思い出した。

「今度は[ひとみの闘病日誌]かよ…」
15 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月02日(金)08時03分41秒
14

…なんかパクリばっかだな…
オマケに時系列とかもかなり適当じゃねーか…?

まあいいか…ほら…やっぱパクリだしね…
とりあえず明日から日記でも書いてみよう。
ついでにどっかの板にでもネタスレとしてのっけてみようかな…

あれ…?これもどっかで似たようなのがあった気が…

「[絶望の世界]ってか…って2ちゃんと全然関係ねーし…あれをパクるのはさすがにまずい…
つーか後先考えて書いてるんかこの作者は…」
16 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月02日(金)08時04分41秒
ども。書いてる人間です。
なんか酒を飲んだ勢いだけで書いてます。
おかげで文章とか破綻してそうです。(酔っていて自分じゃ気がつかない)
文章力の無さもかなりですわ。
2chの話なら2chでやれよ!と言われそうなのですが
ヘタレなので荒らしとかがあるとすぐ凹んでしまいそうで
こっちに書いてしまいました。

ネタとかは結構でてくるんですけどそれを文章にしようとすると
なかなかうまくできないっす。他の小説やネタスレを書いている作者さんの
すごさを改めて感じました。

あと、他の方が書いてる小説の題名とか出してしまってるんですけど
もし気を悪くされてしまったら申し訳ないです。
そこはまあ…酒の勢いということで許してください。

つーかまだ泥酔中だよ…
17 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月02日(金)08時07分03秒
あ、さっそく間違えてる。

10の ネットでもに→ネットにでも です。
18 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月02日(金)13時36分16秒
15

○月△日

とりあえず日記をつけることにした。

今日は夜、仕事が終わったあとに保田さんが遊びに来た。
さすがに「保田さん」と呼ぶとよそよそしいので実際に話すときは違う呼び方にした。
確か…「圭ちゃん」でよかったかな。

「こんばんわー、おじゃましまーす」
「あ、とりあえず上がって」

「紗耶香ー、ちょっとパソコン借りていいー?」
「ん…あ、いいよー」

軽く返事をしてしまったがまずかったかも。
自分が2chを見ているということが知られたらイメージダウンとかに
ならないだろうか。そのようなことを考えながら夜食をもって台所から戻る。

部屋に入りパソコンの画面を見て悪い予感が的中していたことを知った。

(あちゃー…いきなり見てんじゃねーか…)

どんなことを言われるだろうと気になっていたが、彼女の口から出てきた言葉は
予想とは違っていた。

「あー、紗耶香も見てたんだー。私もよく見るんだよねー。
実は自分でスレッドとかも建てちゃったりしてるし。」

まじっすか。

「たとえばこれとかー。」

そこに映っているスレッド名を見る。

[2ちゃんねらー保田]

(あんた…)

19 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月02日(金)13時37分11秒
16

×月■日

昨日の日記を読み返してみるがあまり日記ぽくない。
やはり慣れないことはするもんじゃないのだろうか。
まあいい。もう1日書いてみることにしよう。

今日は中澤さんが家に来た。やはり様子が変だということもあって
心配して来てくれたのだろう。なんて呼べばいいのだろう。なんとなく
「裕ちゃん」とは呼びづらい。この際だから本当のことを話してみようか。
一応リーダーであるわけだし。
    ・
    ・
    ・
半信半疑ではあったがどうやら信じてもらえたらしい。

「とりあえず今後のことを考えんとあかんな。」
「あ、はい、そうですね…」
「とりあえず日記の路線はやめたほうがええな。」
「そうですね…て、はい?」
「トークネタのほうでどうや?」

(そっちかい!)
20 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月02日(金)13時38分08秒
17

とりあえず中澤さんの提案で居酒屋系のトークでやってみることにした。

市井「なんか安直じゃないっすか?」
中澤「いや、だって自分、一回目の日記ですでにいっぱいいっぱいな感じやん」
市井「そりゃあまあ…」
中澤「それに始めのほうの小説っぽいやつ見てみい。書いてるやつが文章力ゼロやから
   ごっつつまらんで。」
市井「それもそうですね…」
中澤「まあしばらくはこの調子でええんちゃうん?」
市井「んじゃ、とりあえず。」
21 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月02日(金)13時38分53秒
18

中澤「それとな、なんか頭のところについてる数字、じゃまくさいから取っ払って
   しまおうや」
市井「いや、でも一応区切りみたいな感じですし…」
中澤「ん〜、じゃあとりあえず数字は入れとくとして…最近流行の
   バトルロワイヤルみたいにしてみよか」
市井「え、それもパクリでは…」
中澤「ちゃうちゃう。あれの人気にあやかろうちゅーわけや」
市井「え…まあ…いいか…」

【残り10人】
22 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月02日(金)13時39分39秒
市井「やっぱありゃまずいっすよ…なんか意味わかんねえし…
   おまけに人数とか適当じゃないすか。しかも減るわけじゃないし」
中澤「悪くないと思うんやけどな〜」
市井「いや、マジで意味わかんねーし…」
中澤「しゃあないな〜、じゃああんたはなんかいい案あるんか?」
市井「…同じ数字でも中澤さんの年齢ネ…」ガスッ!
中澤「なんか言うたか?」
市井「(ク…コイツ…いい右持ってんじゃ…グフッ…ねーか…世界獲れるぜ…)
中澤「じゃあその世界を獲るていう設定でやってみよか」
市井「いや…かっこの中は…一応しゃべってないということに…」ガスッ!
中澤「じゃあ次」

【残り9人】
23 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月02日(金)13時40分32秒
市井「…勝手に殺さないでくださいよ…密かに文末の人数減ってるじゃないっすか…」
中澤「ええやないの。早速あれ役にたっとるやん。それにあんた最初のほうで
   死んどる設定なんやろ?だったらもう一回ぐらい大丈夫ちゃうん?」
市井「いや、さすがにあの出だしはちょっと暗すぎてまずかったかなって
   書いてる人間も思ってんすから」
中澤「あ〜、[死]じゃなくて[氏]だったらよかったとかか?」
市井「いや、だからそんなんじゃなくて…」

【残り6人】
24 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月02日(金)13時41分12秒
市井「いや、だからなんで減ってるんですか。しかも一気に3人減ってるし」
中澤「ええんちゃうか?書いてる奴もなんも考えてへんで、きっと」
市井「(確かにそうかも…)」
中澤「それよりそろそろ最初の設定とか無視してもええんちゃうん?どーせ
   作者もなんも考んで書いとるし普通に「裕ちゃん」「紗耶香」で
   ええやん」
市井「いや、だめなんすよ」
中澤「なんでなん?そもそもなんで紗耶香やねん」
市井「…作者が市井のキャラ知らないんです」
中澤「…」
25 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月02日(金)13時41分56秒
中澤「あ〜、なんやそろそろネタ切れ感が漂ってきとるな…」
市井「そうっすね…」
中澤「こういうときは…あれ…はっとこか」
市井「…それじゃ」

【残り10人】
26 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月02日(金)13時42分49秒
…結構予定通りの展開だったりします。
27 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月02日(金)17時27分06秒
市井「…中澤さん」
中澤「…なんや?」
市井「…ダレてきてないすか」
中澤「いや、トークまだ10レスもいっとらんやないか」
市井「…いや、なんとなく」
中澤「まあ誰も見ておらへんようやしネタバラシ的なことでも
   いっとくか?」
市井「…いいんすか…つーかこの路線もそろそろ変えたほうが…」
中澤「まあまあ。いーからよう聞けや。もうわかっとるかもしれへんけど
   これ書いてる人が好きな漫画家ってな、木多康明なんよ。」
市井「あー…「幕張」とか「泣くようぐいす」とかの人っすよね…」
中澤「昔は「ハイスクール奇面組」とか好きやってん」
市井「…それで?」
中澤「それらに共通することといったら?」
市井「………あっ…ってそれさすがにやばくないすか…」
中澤「…まあそういう可能性もあるっちゅーことや」
市井「……ホント行き当たりばったりですね…」
中澤「ってゆーか今回オチあらへんの?…じゃああれやっとくか…?」
市井「あー……いいんじゃないすか…」

【残り10人】
28 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月02日(金)17時28分10秒
中澤「…なんか最近ウチらの会話って妙に「…」が多い気がせえへん?」
市井「……そういや…そうすね」
中澤「…じゃあ作者の意見がかわらへんうちに一度路線変更してみるか?」
市井「…へ?………まさか……」
中澤「…そうや…あれや……」
市井「…最初に書いてたやつで反省したんじゃないんすか」
中澤「・・・・・・・」
市井「いや、ちょっとやばいですって!」

从~∀~从 <・・・・・・・恋愛です・・・・

市井「やっちまったよ…これ書いてるやつぜってー飲んでやがる…まだ外明るいのに…」
29 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月02日(金)17時28分56秒
ヽ^∀^ノ<中澤さん……
从~∀~从<…ん…なんや……
ヽ^∀^ノ<なんでいきなり顔文字っすか……
从~∀~从<…わざわざ手打ちであれやるのしんどいんや……
ヽ^∀^ノ<さっきよりこれやばくないすか…干されますよ。
从~∀~从<……それが狙いや。
ヽ^∀^ノ<!!
30 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月02日(金)17時29分41秒
市井「とりあえずまともな方向に戻しましょうよ……」
从#~∀~#从<……そーやな…
市井「…いや、だからそれまずいですって!」
从#~∀~#从<あのな…もう酒がまわってグルングルンやねん……すべてがしんどいんや……
市井「(じゃあなんでそんなときに限って更新するんだよ……)
从#~∀~#从<これ書いてる人飲むと自虐ネタやりたなるんや……
市井「最低だなおい……」
31 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月02日(金)17時30分31秒
市井「マジでそろそろきちんとやりませんか…」

从#~∀~#从<…あ?自分なにぬかしとんねん……ちゃんとつながっとるやないか……
     >>16>>17見てみい……

市井「いや、そりゃ分かりますけど…」

从#~∀~#从<……今な、ジョジョでいったら第3部や………

市井「まだ続くんかい……」
32 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月02日(金)18時38分19秒
从~∀~从<…あんな……

市井「…なんすか」

从~∀~从<実はこっちでスレたてるの初めてやねん…

市井「(あー…なんかそれっぽいよな…)」

从~∀~从<だからな…じつは他の人たちにうざがられてんちゃうかって
     ビクビクしながら書いててん。
     なんや、こういったらあちらさんにも失礼かもしれんけど…
     「平家板」の「平家と後藤」みたいなノリになってきたやねんか…

市井「まあ…そういえなくもないっすね…」

从~∀~从<やっぱり中澤板あたりに移ったほうがええんかな…

市井「初心者板とかで聞いてきたらいいんじゃないすか…」

从~∀~从<実はめちゃめちゃシャイやねんて…

市井「(おいおいその年で今更…)」 ガスッ!

市井「またかよ…グフッ」

从~∀~从<だからな、もしここ見てくれてる人が居ったらその辺教えて欲しいんや…
     ほんまにお願いします…
33 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月02日(金)18時39分13秒
从~∀~从<…あんな……

市井「…なんすか」

从~∀~从<実はこっちでスレたてるの初めてやねん…

市井「(あー…なんかそれっぽいよな…)」

从~∀~从<だからな…じつは他の人たちにうざがられてんちゃうかって
     ビクビクしながら書いててん。
     なんや、こういったらあちらさんにも失礼かもしれんけど…
     「平家板」の「平家と後藤」みたいなノリになってきたやねんか…

市井「まあ…そういえなくもないっすね…」

从~∀~从<やっぱり中澤板あたりに移ったほうがええんかな…

市井「初心者板とかで聞いてきたらいいんじゃないすか…」

从~∀~从<実はめちゃめちゃシャイやねんて…

市井「(おいおいその年で今更…)」 ガスッ!

市井「またかよ…グフッ」

从~∀~从<だからな、もしここ見てくれてる人が居ったらその辺教えて欲しいんや…
     ほんまにお願いします…
34 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月02日(金)18時42分16秒
市井「しかも2重投稿…」

从~∀~从<あかん…本気で鬱入りそうや…
     ホンマに申し訳ないです…
35 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月02日(金)22時23分38秒
从~∀~从<今…金曜ロードショーで「フィフスエレメント」やっとるね…

市井「そうすね…」

从~∀~从<ウチもあないな際どいかっこしたグラビアの1枚でもこの辺に
     張っ付けときゃもうちょい客も来るんかな……

市井「いや、本気で削除依頼でますよ…(つーかあんたじゃ無理……)」

从`A´从<………

市井「ヒッ!」
36 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月02日(金)22時24分49秒
从~∀~从<てゆーか…エライ放置っぷりやね…

市井「やっぱ最初の方のパクリネタでみんな引いちゃったんじゃないすか…」

从~∀~从<出とるメンバーとか関係あるんかな……

市井「いや、だから……。
   ……まあずっとsageてやってるってのもあるかもしんないすね…」

从~∀~从<ちょこっとだけageてみよか……

市井「いや…やっぱsageで……」

从~∀~从<………
37 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月02日(金)22時26分16秒
市井「…ていうか…まだこのスレ建ってから1日たってないじゃないすか…
   しかも人が居なさそうな時間にばっか書いてるし…」

从~∀~从<そやね…もうちょっと様子見ようかね……

从~∀~从<ていうか…これ書いてる人…今日1日中ネタ書いてへん……?
     相当な暇人やね……ダメ人間の鏡やね……

市井「…自虐ネタが板についてきたな……」
38 名前:名無し読者 投稿日:2001年03月02日(金)22時27分11秒
人居るよ。
39 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月02日(金)22時34分50秒
从~∀~从<人…居ったね……

市井「なんか…うれしいね…」

从~∀~从<ちょっと……38さんと絡んでみても…ええんかね。

市井「レスまちっすね…」

从~∀~从<もしよければ…うちらとちょこっと絡んだってください……
40 名前:仕掛け人 投稿日:2001年03月02日(金)22時36分15秒
中澤の顔文字はいつまでやるノン?
41 名前:仕掛け人 投稿日:2001年03月02日(金)22時46分17秒
↑38です。紛らわしくてすいません。
42 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月02日(金)22時48分05秒
>仕掛け人さん

市井「実はですね…作者が……中澤好き……そんだけ…」

从~∀~从<それだけやないやろ…
     >28で…ポットモニをパクッたんです……

市井「…またパクリ……」

中澤「ちょこっと戻してみよか…」
43 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月02日(金)22時59分00秒
市「いきなり手抜きだね…」

中「そうやね…ちょこっと休憩しようかね…」

市「てゆうか手がかじかんで…小指がうごかないんですね…」

中「調度…ZAWAの部分やね……なんや…北の国からやね…」

市「というわけで……休憩です…」
44 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月03日(土)00時08分12秒
中澤「ちょっとテンション上げよか」
市井「そうすね」
中澤「なんや、Mステ見たか」
市井「Mステっすか?」
中澤「プッチの新曲やってたやつや」
市井「もう時間軸が完全にぐちゃぐちゃ…」
中澤「まあネタスレやからね」
市井「!! (こいつ認めよったで! 開き直りや! カミングアウトしおった!)」
中澤「最初からそのつもりでスレ建てたんや…」
市井「ずいぶんぶっちゃけましたね…(こいつ…本当に……)」
45 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月03日(土)00時09分19秒
市井「おねモーも入るじゃないですか」
中澤「そやね…ていうか作者の環境で見れる娘。の番組って…」
市井「おねモーだけっすね…」
中澤「なんやこの前なんて一ヶ月近く前のASAYANやってたで」
市井「田舎…悲しい……」
46 名前:38 投稿日:2001年03月03日(土)00時21分47秒
24時間たってないのにすごいあがってますねぇ。
自分もこんなにすらすら書けたらなぁ…尊敬するっす
47 名前:名無し募集中。。。 投稿日:2001年03月03日(土)00時37分06秒
よっ姐ちゃん達、えらくスレのながれが変わったな。
48 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月03日(土)01時02分29秒
>38さん

从#~∀~#从<いや、なにも考えんでその場の勢い書いてるだけやからね…

市井「…また顔戻ってますよ……」

从#~∀~#从<ウチの顔は作者の酔い具合も表わしてるんよ……

市井「また飲んでるのか……(マジでダメっぽいなコイツ…)」
49 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月03日(土)01時03分43秒
>47さん

从#~∀~#从<いや……なんというかね…展開の強引さとパクリネタだけ「泣くようぐいす」
      みたいにしたかったんやけどね…

市井「ちょっと……強引過ぎ…」

从#~∀~#从<でも…漫画みたいにこのあとまた真面目になるかもしれへんで………

市井「……それじゃ最後夢落ちじゃねーかよ…」
50 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月03日(土)01時05分30秒
从~∀~从<48……下げ忘れやね………

市井「(こいつまたテンション下がってきやがった…)
51 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月03日(土)01時21分47秒
从#~∀~#从<おねモー始まりよったね……相変わらず…ひでの奴……

市井「つーか…さっきより酔いが進んでないすか……」

从#~∀~#从<…気のせいや……
52 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月03日(土)01時53分59秒
从#〜∀〜#从<………あんな……作者…今……酒飲んで妄想の真っ最中らしいねん……

ヽ#^∀^#ノ<…じゃあ……ストーリー…進むんすか……

从#〜∀〜#从<……もしかしたらな………
        でも……一歩間違えたら…トークで800レス……目指すかもしれへん……

ヽ#^∀^#ノ<…なんなんだよそりゃ………
53 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月03日(土)01時55分00秒
ヽ#^∀^#ノ<…つーか……おねモーの最中なのに………なんで…ネタ書いてるんすか……

从#〜∀〜#从<…あのな……ココナッツのとこだったらしいねん……

ヽ#^∀^#ノ<……納得………
54 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月03日(土)02時04分55秒
ヽ#^∀^#ノ<……あんまり作者の話すると………住んでるところ…バレますよ……

从#〜∀〜#从<……そうやな…ハカーにIP抜かれてピザ50人前やで………

ヽ#^∀^#ノ<…いつの話だよ……てゆーか…ASAYAN……保田のエビの話…してるんすけど……

从#〜∀〜#从<……古すぎや………
55 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月04日(日)00時46分23秒
从~∀~从<…あんな……作者の奴このままじゃやっぱあかんっちゅーことで…昨日酒飲んで
     妄想したり…もう一度「泣くようぐいす」全巻読破してみたりしてストーリー
     考えてたりしてたらしいねん……

市井「…それで」

从~∀~从<…そんでな、やっぱり自分は才能ないからパクリネタをやったりちょっと
     真面目な路線に戻してみたりして最後は夢落ちにしよて考えてるらしいねん…

市井「ダメじゃないすか!あれほど前半のパクリネタで反省して夢落ちもそれだけは
   マズイとか言ってたのに!漫画の方読み返したんだったらそれを参考にして
   野球路線でもなんでもやってみりゃいいじゃないですか!」

从~∀~从<…あかんねん……そんなんやったら…アレとかぶってまう……

ヽ;^∀^ノ<…………

从T∀T从<……「泣くよガメラ」や………

ヽT∀Tノ<……………
56 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月04日(日)04時22分47秒
市井「マジでストーリー進めないんすか?」
中澤「あのな…さっきまで続き書いてたんよ。そしたらな、いきなりブレーカー
   落ちよったんや……」
市井「…保存してなかったんですか?」
中澤「…まあな。奴なりに苦労しながらもそこそこ進んどったから
   ショックで立ち直れへんらしいで……いっぺんに酔いも
   覚めてもうたらしい………」
市井「……………」
57 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月04日(日)04時25分02秒
市井「…でもトークは書くんですね」
中澤「これ書いて自分を慰めてるらしいんや…ほんまにきしょいけどな」
市井「まさにオナニースレにふさわしいですね……」
58 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月04日(日)08時06分17秒
从~∀~从<あのあとヤケ酒煽りながらも結局書いたらしいで、作者。

ヽ^∀^ノ<…とりあえず第4部「娘。としての日常」始まりです。
59 名前:名無し読者 投稿日:2001年03月04日(日)08時07分28秒
第4部 娘。としての日常



 自分が「市井紗耶香」となってしまってから約1ヶ月が過ぎようとしていた。
始めはどうなることかと思っていたが、実際はそれほど心配するようなことも無かった。
テレビ等で見ていたため、歌やダンスはおぼろげながら元の自分も覚えていたし、
なによりいざその場面になると身体が自然に動いてくれるのだ。最初のこともあり、
あまり不思議に思うこともなかった。さすがに番組等のトークの部分は
自分でこなさなければならなかったが、それも事前に中澤と打ち合わせをして
無難にやっていた。
60 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月04日(日)08時08分27秒
あ、名前入れ忘れ…。↑のも自分です
61 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月04日(日)08時09分16秒
入れ替わってから(本物がどうなったかは分からないので
この表現は不適切かもしれないが)周りに怪しまれると
マズイということで、普段外にいるときは一人称を「俺」から、
「市井」もしくは「私」に、中澤を呼ぶときは「裕ちゃん」
と呼ぶことになった。始めのほうこそぎこちなかったが
意外と慣れるのがはやく、今ではそれが当たり前のようになっていた。
さすがに仕草が男っぽくなってしまうのはどうしようもなかったが
それでも一応「女」として振舞うようには努力した。
62 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月04日(日)08時10分11秒
あれ以来仕事帰りに家まで中澤の車で送っていってもらうのは日課に
なってしまっており、自然と会話も彼女とのものが多くなっていった。
もちろん他のメンバーとも一応は言葉を交わすのだが、やはり事情を
知っている者と知らない者では話しやすさが全く違う。それにこのことを
知らない他のメンバーたちと深く関わって様子の違いを怪しまれるというのも
避けたかった。今日もいつものようにたわいもない会話交わしたり
次の日の打ち合わせ等をしながら中澤の車で家まで送っていってもらった。
63 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月04日(日)08時10分46秒
「それじゃ明日は10時からやから遅れんようにな」

中澤と別れ自分の部屋に戻って着替えを済ませる。
その後食事、入浴等を済ませたあと、いつものようにPCの
電源を入れ、2chを開く。
最近の自分の振るまいも手伝っているのか、
「市井紗耶香は男っぽい」
という感じのイメージが定着してしまっているようだ。

「やっぱ周りからはそんな感じに見えるのかな…」

そう呟きながらも、こればっかりはどうしようもないので、
半ば諦め気味に画面を眺める。そんなこんなで今日も1日が過ぎていった。
64 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月04日(日)08時11分44秒
次の日。今日も朝から無難にレッスン等をこなす。
帰りに中澤から、

「今日、みっちゃんと飲むんやけどあんたも来えへん?」
と言われた。

「…え?そりゃマズイんじゃないスか?今の市井のことを平家さんに
 知られたりしたら…それにまだ未成年ですし……」
「…いや実はな…この前みっちゃんと飲んだとき思わずぽろっと
 でてしもうてん…だからみっちゃんもこのこと知ってるんや…
 あんたに言うの忘れとったわ」
「…マジっすか……」
「それにいまどき酒飲んだこと無い未成年なんてほとんどおらへんし、
 本物の紗耶香もたまに飲んどったからかまわへんて」
(この人ってばホントにもう……)
65 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月04日(日)08時12分22秒
さすがに居酒屋はマズイので、コンビニで酒とつまみを買いこんで
平家の家で飲むことになった。
ドアのベルを鳴らすと中から少々顔を紅潮させた平家が出てきた。
軽く会釈をすると平家は、
「おっ、今日は紗耶香も一緒か。裕ちゃんから話聞いてるで。
 まあなんとかなるだろうからあんまり心配せんとき」

…なんか気楽なことを言っている。自分たちが来る前から
一人で飲み始めていたらしい。軽く酔っているようである。
とりあえず部屋の中に上がらせてもらった。
66 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月04日(日)08時13分03秒
「それじゃ、かんぱーい!」
他の二人は早いペースでビールを空けていく。
自分はアルコール度の低いカクテルをチビチビと
飲みながら二人の会話に耳を傾けていた。
「せやからみっちゃんのCD売れへんねん」
「だからほっといて言うてるでしょ!」

(居酒屋トークまんまだな……)
そのようなことを考えながら酒をすすっていると
「こら!自分なにだまってんねん!」
中澤が絡んできた。

(この人たちペース早すぎだよ……)
…ふと平家のほうを見てみるとどうやら
PCをいじっているようだった。
67 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月04日(日)08時13分52秒
二人でそちらのほうへ寄っていって画面を
覗きこんでみる。
驚いたことに、画面に写っているのは2chの
それも「居酒屋トーク「中澤と平家」」のスレッドだ。

「実はウチらの会話たまにここに載せとるんよ」
中澤が酒で顔を紅潮させながら言った。

(あんたら自分たちでも書いてたんかい……)
(…ってか意外とみんな見てんのな……)
軽く呆れながらその様子を眺めていると、平家が赤い顔で、
「裕ちゃん!なんか荒らされとるで!」
と、中澤に言った。それを聞いた中澤も、
「うおっ!燃えてきよったで!ちょっとみっちゃんウチに変わってーな!」
と言っている。

「ハハ……ハハハ…」
もう笑うしかなかった。

…結局その日はアルコールが入ってるということで
平家の家に泊まることになり、盛り上がる二人をよそに
自分は床に付くことにした。
(…中澤さん、部屋で吐かにゃいいけど……)
というようなことを考えながら。
68 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月04日(日)08時14分46秒
今日も娘。としての1日が始まった。
どうやら中澤は昨夜飲み過ぎて二日酔い
の状態らしく、やや辛そうな面持ちである。
あのあと結局中澤は平家の部屋で吐いてしまい
文句をいいながらも平家が後片付けをしたらしい。
(平家さんも災難なこった……)

午後、2週間ほど前に加入した後藤と二人でレッスンを
する。予想通り自分が教育係になってしまい、
(…こっちが教えてもらいてーよ)
と思いながらも渋々承諾した。
どう接していいのか分からなかったが、
(…まあ、2chの小説で見たような感じでいいかな……)
と、以前入れ替わる前に読んだ小説、俗に言う「いちごま」
といわれる類のものを思い出しながらこなした。
もちろん実際にラブシーンのようなことをすることは
なかったが。
69 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月04日(日)08時15分25秒
一週間後。
今日も1日無事に終わらせ、家に帰り2chを見る。
最近市井と後藤を題材とした小説が始まったり
しているようだ。何度か読んだことのあるものも
始まっている。
「あー、この小説参考にして教育係やってんだっけ……」
と、呟きながらふと考えた。

(…あれ?俺がこの小説を参考にして教育係をやって、
それがテレビで放映されるのを見た人がこういう小説を
書いて……)
(もしかして俺の行動が小説に影響してたりして……
え、でも今はとりあえず俺からすれば過去だろ…
過去に影響を与えるのはマズイってドラえもんかなんかで……)

なんだか久々に頭が混乱してきた。
(…まあ深く考えるのはよそう……どうにかなるって…)

とりあえず面倒になってきたので寝ることにした。
70 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月04日(日)08時16分24秒
それからさらに3日後。

この前のことがひっかかり、頭の片隅にあった
「本物の市井紗耶香はどうしているのか」
ということが気になりだしたりもしたが、
忙しいせいですぐにまたそれは頭の片隅に
追いやられていた。
今日も歌やダンスのレッスン、テレビの収録等を
こなし家に帰る。今日は一段と忙しかったせいもあり、
2chを見る気にはならなかった。
食事を終えて部屋に戻りベッドに腰掛けて
ぼーっと宙を見つめる。
(あー……なんだかんだ言って結構うまくやれてんな……)

そのようなことを考えていたとき。

「ねえ」

急に誰かに声をかけられたような気がした。


第4部 完 第5部へと続く
71 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月04日(日)08時17分40秒
第5部 2度目の覚醒


(気のせいか……?)

ふと部屋の中を見まわす。

(誰もいないよな……)

「あのさ」

今度ははっきりと聞こえた。
慌ててもう一度部屋の中を見まわす。

「あんたの頭ん中だよ」
「へ?」
「あー、声に出さなくても頭の中で考えればいいから」

(…誰だ……?)
(大体想像はつくでしょ?)
(…本物の市井か……?)
(当たり)
(…いつからそこにいたんだ……?)
(最初から)
(はぁ!?)

72 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月04日(日)08時18分39秒

どうやら初めから、最初に気がついたMステの収録のときから
本物の市井紗耶香も同じところにいたらしかった。
かなり驚いたが、すぐに次の疑問がわいてきた。

(……じゃあなんで言わなかったんだ?)
(いやー、私も初めはびっくりしたんだけど。でも結構面白そうだったから
だまってた)
(……いい性格してやがるぜ………)
(でも歌やダンスの時はしゃべらなかったけど出てきてたよ。
それはあんたもわかるでしょ?)
(…確かに…。やけにうまいことやれてたからな……)

まあいいか。次の疑問。

(…でもなんで急にまた出てきたわけ?って俺が言うのも変だけど)
(そろそろ時間だからだよ)
(え?)

73 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月04日(日)08時19分31秒
(…時間って……)
(あなたが本当の身体に戻る時間)
(…なんで分かんの?)
(まあそんなことはいいじゃん)
(……それに俺は死んじまったはずじゃ……)
(まあなんとかなるって)
(……ホント適当くせえな…)
(アハハ。…ん、そろそろみたい)
(…え、そろそろって……)
(そんじゃね。なかなか面白かったよ)

その言葉に何か返そうと思った瞬間、俺の意識は飛んだ。


74 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月04日(日)08時20分21秒

「……あ………」

ふと目が覚めた。どこかに寝ているようだった。
なんだか身体が重い。目だけで周りを見渡してみる。
一面真っ白な壁。最初に目覚めたときに予想した光景。
(……今度こそ病院か………?)

ふと頭を動かして横を見てみる。本当の自分の母親がいた。

(……戻って来た…んだよな……?それとも夢を見ていたのかな…)

そんなことを考えていると向こうも気付いたようで、
その顔は初めに驚きの表情を浮かべ、
すぐに涙と鼻水でくしゃくしゃになる。

なんか言っているようだが、向こうもうまく言葉に
ならないようでなにを言っているのか聞き取れない。

75 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月04日(日)08時21分27秒

なんだかきまりが悪くて、他の方を向いたりしていると
テレビが置いてあった。
なんと言っていいのか分からなくて、思わず、

「……あ…テレビつけて……」
と言った。母親はなにか言いながらもリモコンを手にとり
テレビをつけてくれた。

放送していたのはちょうどミュージックステーション、
それもモーニング娘。がでているところだった。
もちろんその中に市井紗耶香はいなかったが。

(ハハ……タイミング良すぎだよ…)

なにか懐かしいような少しさびしいような感じが
しながらも、ずっとその画面を見つめ続けていた。



第5部 完 エピローグ、のようなもの へ続く 


76 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月04日(日)08時22分17秒
エピローグ、のようなもの


あのあとすぐに病院を退院して実家に戻った。
昔自分が進みたかった音楽の道をもう一度目指すために
通っていた大学もやめた。
結局あの一ヶ月あまりの体験が夢だったのかどうかは
わからずじまいだったが、自分が変わるきっかけに
なったのだからまあ良しとした。

77 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月04日(日)08時22分58秒

東京へ出てアルバイトをしながらバンドを組み、
今では売れないながらも極たまに歌番組にも
出演できるようになった。

なんだか落ち着かなくて楽屋から出て
廊下をぶらぶらする。たまたま今日一緒に
出演することになっているモーニング娘。の
中澤が前から歩いてきた。
なんだか懐かしいような気分になり、思わず
声をかけそうになるが
(やっぱり夢だったのかも……)
と考え直し、軽く会釈をする程度にした。

(…まぁ今でもなんだか信じられないような出来事だったしな)
軽い諦めのような感情が沸いてきた。
(ハハ……なに考えてんだ俺…)

そのようなことを考えながら楽屋に戻ろうとしたとき。

78 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月04日(日)08時24分03秒
また前からまた懐かしい人物が歩いてきた。
市井紗耶香だった。

(…そういやソロデビューしたんだっけ…向こうも今日の歌番組出るのかな……
なんかすげー偶然……)
さっき中澤とすれ違ったときは声をかけそうになってしまったが今度は、
(あれは夢だったんだ)
と、軽く会釈をしてすれ違おうとした。

すれ違ったその瞬間。

「久しぶりだね」

声が聞こえたような気がした。

「え!?」

思わず振りかえった。
だが向こうはスタスタとそのまま歩いてゆく。
俺は少しの間その場へ立ち尽くしていたが、

「まあいいか」

そう口にして、また楽屋の方へと足を向けた。



「2ちゃんねらー市井紗耶香」の憂鬱な日々 完
79 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月04日(日)08時26分47秒
なんとか終わらせました。小説っぽいのは初めてということもあり、
稚拙な文章になってしまいましたが読んでくださる方がいらして
くれたら光栄です。

また、文章中に他のスレッド名を多用してしまい、そのスレの
作者さんたちには本当に申し訳無く思っております。
ご迷惑をおかけしてしまったらすいません。

あと、蛇足ながら、

>>1-15 第1部 覚醒
>>18-19 第2部 いっぱいいっぱい、日記編
>>21-57 第3部 居酒屋トーク?「市井と中澤」
>>59-70 第4部 娘。としての日常
>>71-75 第5部 2度目の覚醒
>>76-78 エピローグ、のようなもの

…こんな感じで。本当に今さらですが。

それではこの辺で失礼いたします。
80 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月04日(日)08時32分51秒
あ、リンクミスった。第3部は>>20-57です。
81 名前:名無し読者 投稿日:2001年03月05日(月)01時19分38秒
たった2日で、本当に御疲れ様です。
使われたスレタイトルを見て、懐かさで涙が……
小説には先の可能性を感じましたよ(マジレス
82 名前:名無し読者 投稿日:2001年03月05日(月)02時24分01秒
いやいや、懐かしさと笑いが・・・
ちょっと途中はどうなることか、と思ったりもしたけど・・・
残り10人、には爆笑しました。
また泥酔したら何か書いて欲しいな。
83 名前:名無し読者 投稿日:2001年03月05日(月)02時56分56秒
久々にいい意味でバカバカしい小説見て面白かったよ。
また何か思いついたら書いてな〜
84 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月05日(月)04時09分40秒

>>81-83のみなさん

読んでくださって本当にありがとうございます。

まず2日で終わらせたのは、これ以上長引かせると
さらに他からパクってきそうできりがないと
いうことになってしまいそうだったからです。

あと、やはり第3部はダレがちになってしまってますね。
トークの部分以外は大体アイディアが出てたんですけど、
それをなかなか文章にできないというあせりもあって
ダラダラと続けてしまいました。
まあちょうど30レスちょっとあるので第4部が
始まるまでの1ヶ月ということで(言い訳)

もし次の機会があっても、シリアスなものを
書くのが苦手なんでこんな感じに
なってしまうと思います。
そのときもお付き合いいただければ光栄です。
個人的には黄板でやってる中澤メインのもの
みたいなのがやりたいなあ。
85 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月05日(月)07時22分17秒
とりあえず新作。先の展開はあんま考えてません。
86 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月05日(月)07時23分24秒

   るろうにあいぼん お気楽極楽一人旅
87 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月05日(月)07時24分27秒

「……んあ?……なんや…?」

小鳥のさえずりとまぶしい朝日に起こされたこの少女、
名前を加護亜依といいまして今年をもって13歳になります、
一見どこにでもいる可愛らしい女の子でございます。
ある朝、目を覚ますとそこは原っぱの真ん中でありました。

「…なんでウチこんなところで寝てんねん……確か昨日は
 ふつーにおうちのベッドで寝てたはずやで……」

そうです、昨日の夜は彼女の言うとおり普通にご自分のベッドで
おやすみになられたはずでした。

「…それでなんでこんなところで目ぇ覚ますんや………
 ハッ!!もしかして夜逃げか!おかんもおとんも
 ウチのこと捨てよったんか!それにしてもなんで家まで
 消えてんねん!ルージング・マイ・ホームや!あれか、夜逃げ屋本舗の
 仕業か!国分!出て来い!ファイトクラブがやらせなのは
 分かっとるんやで!竹原!お前もや!」

なにやら興奮してわけのわからないことを言っておられます。
まあまあ落ち着いて。気楽に行きましょうよ。

「なに落ちついてんねん!そんなこと言うんはこの口か!あぁ!?」ガスッ! バキッ!

…痛い痛い!やめてくださいよ!(ホント乱暴だなぁコイツ……)

88 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月05日(月)07時26分07秒

…とりあえず落ち着いて考えることにいたしました。

「…だからなんで家まで消えてんねん……まさにミステリーや、
 赤川次郎の世界やで……ブツブツ…」

いろいろと考えてみましたがどうにも答えはでてきません。そうこうしているうちに、

「グ〜〜ッ」

やはりそこは育ち盛りの12歳。あいぼん、おなかがすいてまいりました。

「とりあえずなんか食べにいこか……」
あいぼん、腹ごしらえをすることにいたしました。
やはり奈良といったら鹿せんべいか奈良漬けですからそれを…
「なんでやねん!なんでそんなもんしか出てけえへんねん!」

…いや、これを書いてる人が奈良といったらそれしか思いつかないもんで…
「なに言うとんねん!前に狂ったように桃鉄やっとったやないけ!修学旅行も
 奈良に行っとったやろ!」

…そんな昔のこと覚えてませんよ…………ガスッ!

……だから殴るのやめてくださいって………

89 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月05日(月)07時27分17秒

…とりあえず近所の食堂に行くことになりました。
「最初からそうすりゃええねん」

(このガキ…)
…じゃあ行きましょうか。あいぼん、おうちがあったはずの場所から
歩いて5分の食堂にやってまいりました。

「…お金もってへんけど事情を話せばなんとかなるやろ」
…お前それって無線飲食だろ………ガスッ! バキッ!

…いい加減殴るのは勘弁してください……

90 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月05日(月)07時28分07秒

あいぼん、食堂の前でなにやら練習をしております。
…なんスかその捨てられた子犬のような仕草は……

「決まっとるやないけ、店のおっちゃんの情け誘う練習や!」
……結局ただ食いかい………ゴッ!

「じゃあなにか!お前が飯代払ういうんか!」

(……こいつ急所に蹴り入れよったで……マジで氏ぬって……)
……わかりました、わかりましたよ……可愛いですよ、その仕草……

「最初っから文句つけなきゃいいんじゃ!ワレ!」

(はぁ〜〜〜っ……最後まで生きてられるんかな俺……)

…さんざん「捨てられた子犬のような仕草」を練習したあと
あいぼん、食堂のドアを開けて中にお入りになりました。

91 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月05日(月)07時29分08秒

あいぼん、食堂の中に入りまして早速店のオヤジに
さっきの練習の成果を見せようとしておられます。

…あれ?店のオヤジさん、あいぼんのことなど
見向きもしないであるテーブルに視線が釘付けですよ?

「なにシカトこいてんねん、ワレ……」
あいぼん、店のオヤジに殴りかかろうとしてふと
その視線の先に目を向けてみました。その視線の先には…

「店員さん!おかわりもう一杯!なっちまだまだ全然食い足りないべ!」

なにやら丸い体型をした女性がしきりにどんぶり飯をかっこんでいます。
その姿はまるで何か物の怪にでもとりつかれたよう。
店のオヤジは真っ青な顔でただただその様子を見守るばかり。

「なんやアレ!人間か!いや、人間やない、バケモンや!伊集院光や!
 いやむしろ森久美子か!」

…いやどっちも人間ですって……

92 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月05日(月)07時30分24秒

その女性、あいぼんの魂の叫びにお気づきになり
ご飯を食べるのをやめてこちらを振り向かれました。
「誰さ、なっちのことバケモンって言ったのは!」

…あれ?振り向いたはいいけどなにやらずっとあいぼんの
ことを見つめ続けてますよ?

「なんやワレ、喧嘩売っとんのか!」
あいぼん、負けずににらみ返します。

「お団子……」
「へ?」
「おいしそうなお団子だべ!さっき前菜が食い終わったから
 メインディッシュの前にデザートも食べるっしょ!」

そう叫んだかと思うと森久美子…じゃなくてその丸い女性は
あいぼんの方へと突進してまいりました。

「うわ!なんやアレ!猪突猛進や!いのししや、今年は猪年か!
 いや違う、あかん、思い出されへん!」
…あいぼん干支は関係ないでしょ……

その女性、突っ込んできたかと思うとあいぼんの頭にかぶりつきました。
……あぁ、頭のお団子が本物の団子に見えたんですか……ベタですねぇ……

これにはたまらず、あいぼんお店から転がるように逃げ出しました。

93 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月05日(月)07時36分09秒
一応今日はここまで。この先どうしよう……
94 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月05日(月)22時34分11秒

命からがらお店から逃げ出したあいぼん、
1人トボトボと道を歩いておられます。
…情けない顔ですねぇ、まだ若いんだから
もっと元気よく行きましょうよ。
一食ぐらいご飯抜いたって死にやしませんって。

「うっさい!!」 バキッ!!

…バキッ! ガッ! ベキッ! ガンガンガン!! ドスッ! バキバキバキッ!!

…ゴフッ……なんか…今回は…いつもにもまして…
……ひどい……ッスよ…ホント…氏ぬる……
「じゃかあしい!腹へって体力ゲージが真っ赤っかなんじゃ!」

(…なるほどね……超…必殺技…ってわけかい……グフッ……)


……命がいくつあっても足りませんよ……


95 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月05日(月)22時35分17秒

とりあえず暴れるだけ暴れてちょっとは
気が晴れたのか、あいぼんさっきよりは
マシな表情で道を歩いておられます。

「はぁ…それにしても腹へったで……その辺の
店からムースポッキーでもパクってこよかな……」

…あいぼんダメですよ!いくらなんでも万引きは
犯罪ですよ。まだ少年法で守られてるからって…

「せやかて腹減ってるんはどうしようもないんや……」

……それに最近あいぼん太ってきたんじゃないですか?
このままじゃ2代目なっちになってしまいますよ…

「!!」

(ハッ!ヤ、ヤバイ……)

「…言われてみればそうかもしれんな……」

(……危ねえ…また殴られるかと思った……ってなんで俺こんなに怯えなくちゃ
なんねえんだ…「矢口先生」スレの平家さんみてーじゃねーか……)

96 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月06日(火)19時20分06秒

太ることを気にするもののやはりお腹の減りは
我慢できないあいぼん、だんだんと目が血走って
きています。
その時前方から女の子が歩いてまいりました。
八重歯が可愛らしいその女の子、小脇に飴玉の袋を抱え
幸せそうな面持ちでございます。

「なんやねんあのガキ……幸せそうな顔しよってからに…
 そうや!あの飴玉奪ったろ!腹の虫も減りも収まって
 一石二鳥や!」
…いやあんたも十分ガキだと思うが……バキッ!
(……もういやだ………)

「あめだまおいしいのれす〜てへてへ」
「おい!そこのガキ!その飴玉ワシによこさんかい!
 おとなしく渡さんと痛い目みるで!」
「いいれすよ〜ろんろんたべるのれす〜」
「おっ、なかなか気前がええやん。そや、ウチと友達にならへん?
 ウチは加護亜依っていうんや」
「わらしは〜ついののみっていいます〜よろしくれす〜てへてへ」
「おうよろしく。…っていうか自分めちゃめちゃ滑舌わるいで。
 なに言ってるかようわからへん。ほんま、ウチの弟子やったらパンパンやな」


…なんで巨人師匠なんすか………


97 名前:木多娘。 投稿日:2001年03月24日(土)11時10分34秒

なんか放置状態になってしまってますね。
現実の方がゴタゴタしててまだしばらく更新できません。
読んでくださってる方いましたら申し訳ありませんが
もうしばらくお待ちください。
それでは。
98 名前:名無しさん 投稿日:2001年03月25日(日)11時09分08秒
がんばってください。陰ながら応援してます。
99 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月01日(日)06時15分56秒

―某居酒屋にて―

平家「ちょお裕ちゃん、なんでいきなりウチらが出てくんねん」
中澤「そんなことどうでもええやんか。作者が適当なんやから」
平家「いやどうでもって…」
中澤「まあそんなことより、みっちゃんもしかしたらこの先出演する
   ことがあるかもしれんで」
平家「ホンマに!?めっちゃ嬉しいわ〜、最近CD出しても影薄かったり
   しとったし」
中澤「…いやそんな自分で影薄い言わんでも…って、まぁみっちゃんのことやから
   どうせたいした役やないで」
平家「ちょお待ってーな裕ちゃん!そんなこと言わんといて!」
中澤「それと>>98さん、レスしてくれてありがとうな。ホンマに励みになるさかい」
平家「裕ちゃんウチのこと無視せんと…」
中澤「それではちょこっとだけ更新でございます」
平家「いや、だから裕ちゃん…」

100 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月01日(日)06時16分52秒

ののちゃんと友達になったあいぼんでございますが行き先が違うということで
すぐに別れることになりました。

「あ〜、せっかく友達になったいうのにすぐ離ればなれなんか…なんや寂しいわ」
「ん〜〜でも〜また会うきかいがあるかもしれないれすよ〜」
「…そやな。じゃあ今度会うたときもおいしい飴玉用意しててな。
 あ、牛乳味は勘弁やで」
「いいれすよ〜あいちゃんびっくりするくらいのやつよういしとくのれす」

再会の約束をして反対方向へ歩き出す二人、
お互いの姿が見えなくなるまで手を振り続けます。

「はぁ…また一人になってもうた。これからどないしよ…」

思わずしゃがみこんでしまったあいぼん、そこへなにやらとても背丈の
大きい女性が近づいてまいりました。その女性の影のおかげで
まわりが暗くなったあいぼん、おもわず叫んでしまいます。

「アッコさん!?」


101 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月01日(日)06時17分37秒

「なにがアッコさんだよ〜、カヲリはカヲリだよ〜?」
「…なんや、アッコ師匠じゃないんか…びっくりさせんなや…ウチてっきり
 ビッグフット来襲か思って三途の川に片足つっこむとこやったわ…」
「あはは、なにそれ〜。てゆーかこんなところで一人でなにしてんの?」
「…いや、ちょっと事情があってな、ウチ今一人旅してんねん」
「そうなんだ〜。じつはカヲリも一人でちょっとセンチメンタルな感じ
 だったんだよね〜。…そうだ!じゃあカヲリといっしょに行こうか!」
「…せやな。このまま一人でおっても埒があかんし…」
「よぅし!じゃあとりあえず東京に向かってレッツゴー!!」
「え!?」

なぜかあいぼん、東京へ向かうことになってしまいました。

102 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月01日(日)06時18分34秒

あいぼん、カヲリと名乗る女性と駅までやってまいりました。

「あ、ウチ全然お金もってへんけど…」
「なんだよ〜、そんなこと心配すんなって。それくらいカヲリが出してあげるってば」
「あ、そうなん?えろうすんまへん」
「ハッハッハ!気にしなくてもいいって!こう見えてもカヲリけっこうお金持ち
 なんだよ〜。ホラ、これ見てみ〜?」

カヲリさん、ご自分の財布を開いてあいぼんにお見せになります。

「うお!札束がいっぱい!…って3千円札ってなんやねん!…こっちは『子供銀行券』
 って書いてるし…こんなもん使い物になるか!」
「え〜?でもカヲリの星ではこれが普通だよ〜?」
「いや普通って…ていうか星!?地域やなくて星!?」
「まあどーにかなるって。心配すんな、ハッハッハ!」
「…いやメチャメチャ心配やねんってホンマに……」

あいぼん本当に心配になってまいりました。


103 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月01日(日)06時20分40秒

平家「裕ちゃん!全然ウチの出番あらへんやないの!」
中澤「ワッハッハッハ!みっちゃんらしくてええやないか」
平家「そんな……」

104 名前:名無し読者 投稿日:2001年04月02日(月)01時47分54秒
なんかなつかしい。
こっちは、この手の少ないから、おーけーめだってまっせ。(笑
105 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月03日(火)12時13分57秒

―某居酒屋にて―

中澤「今日もはりきって飲むでぇ〜!」
平家「裕ちゃん、真っ昼間からなに酒飲んどんねん!」
中澤「ええやないか、ウチが居るからこのスレがなりたっとるんやで。
   ほら、見てみぃ、104さんもウチの魅力にメロメロや!」
平家「いや、裕ちゃん、それちょっと間違うとるで…しかも『メロメロ』って…
   エッライ古い言いまわしやな…」
中澤「なに言うてんねん!この花も恥らう乙女、中澤裕子(17)に向かって!」
平家「なに10もサバよんでんねん!分かりやすすぎや!」
中澤「そしたら早速今日も更新や!更新するんやぁ!」
平家「いや、だから人の話聞かんかい…」

106 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月03日(火)12時15分35秒

カヲリさん、きちんと地球のお金も持っておりました。
早速新幹線へと向かう二人でございます。

「…それにしてもなんやねんあの3千円札って…あれじゃあ小渕さんも
 浮かばれへんねんで…沖縄サミットにも小室さんやのうてELTの髭濃い奴が
 来てまうわ…アイツ絶対森本レオの物まねやりよるで……」

…あいぼん、そんなこと言っちゃだめでしょ。しかも小室さんとELTのギターの
人の共通点って「髭が濃そう」ってとこだけじゃないですか。
…あ、でも確かに森本レオの物まねは似てますねぇ…

「それとあの歌ってる方のやる気のなさはなんやねん…
 …氏んだ魚の眼しとるで……ブツブツ」

いや、ELTの話はもういいですって…

「加護ぉ〜、何してんの〜、早く来ないと置いてくよぉ〜」

いつのまにやら自己紹介を済ませていた二人。カヲリさんはあいぼんのこと加護って
呼んでるんですね。あいぼんはカヲリさんのことを飯田さんって呼ぶみたいです。
あ、カヲリさん、こっちに向かって両手を振ってますよ。

「あー、ちょお待ってぇな!すぐに行くさかいに」

急遽結成した凸凹コンビ、東京行きの新幹線へと乗り込むのでありました。

107 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月03日(火)12時17分02秒

なんとかカヲリさんについてきたあいぼん、新幹線の座席に座ると
一人で何やら考えております。

「(はぁ…置いてかれるとこやったわ…今一人になってもうたら
 全然お金持ってへんし飢え氏にしてまう…
 危うく一人バトルロワイアルやってまうとこやった…)」

…なんだか意味不明なフレーズまで出てますねえ……

「(それにしてもこれからどないしよ。東京に行くゆうても…
 …って、あれ…なんか眠とうなってきたわ……)」

そういえばあいぼん、ほとんど寝てませんでしたね。いいんですよ、
東京まではまだまだ時間がかかるんですから。安心しておやすみになってください。

「…ちょっとだけ寝よか……」

あいぼん、新幹線の座席にて休息をとることにいたしました。


「あ〜〜、カヲリのこと無視しないでよ〜!」

…カヲリさん、他のお客さんも居るんですからもうちょっと静かにしてください……

108 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月03日(火)12時18分26秒


あいぼん、何やら夢を見ておられます。

(……亜衣……亜衣………)

(…お母ちゃん?……ウチのこと置いてかんで………)

「……あ…」

お目覚めになったあいぼん、気がつくとその頬には涙のあとが。
新幹線の中ではどこかで聴いたことのあるような歌が流れています。

『なーみだーー止まらなくてもーー昔のようにしーかーってマイマー―ザー―』
「(あかん…こんな歌流れとったらあないな夢も見てまうわ……)」

やはりまだ13歳になったばかりですので少々心細かったのかもしれません。

「あれぇ〜、加護、どしたぁ〜?」

カヲリさんが顔を覗きこみます。

「…いや!なんでもない!なんでもないで!」

あいぼん、涙のあとを見せまいと窓の方へ顔を向けます。
ホント強がりなんですから…。
でもやっぱり、気分はちょっぴりセンチメンタル南向き。


「コラー!その歌はオイラのやつだぞー!」

あ、矢口さんの出番まだですって……イタ!イタタタ!
ちょっと、傘振りまわすのやめてください!

109 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月03日(火)17時57分13秒

―某居酒屋にて―

中澤「あのな、みっちゃん」
平家「どうしたん?」
中澤「前の話はずっとsageでやってたんやけど今回は一応ageていってるんよ」
平家「そやね」
中澤「でも、読んでる人の意見も聞いてみたいねん。せやから『ガンガンageたりぃ!』
   とか『っていうかお前sageでやっとくれ』とか『いや、お前は森へ帰れ!』だとか
   または『裕ちゃんが矢口をお持ち帰り!むしろメンバー全員(圭坊除く)を!』等々、
   どんどんご意見募集中でごわす」
平家「裕ちゃん、語尾が西郷さんみたいになっとるで…しかも後半2つ、
   なんか間違うとるわ…」
中澤「というわけでよろしゅうたのんますでごわす」
平家「だから裕ちゃん、その語尾無理矢理やがな…」

110 名前:名無しさん 投稿日:2001年04月03日(火)22時14分51秒
「亜衣」でなくて「亜依」ですぜ、おやびん!
111 名前:名無しさん 投稿日:2001年04月04日(水)00時20分24秒
とりあえず、
『裕ちゃんが矢口をお持ち帰り!むしろメンバー全員(圭坊除く)を!』を希望(w
ageの方が更新してんのわかりやすくていい。
112 名前:名無しさん 投稿日:2001年04月04日(水)03時54分30秒
ナレーション(?)に加護が
突っ込んでるのが何か変。
113 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月04日(水)06時59分57秒

中澤「グハァ!!ホンマに間違うとる!あのちょっと真面目な場面で誤字は痛いでぇ!」
平家「ちょ、ちょっと裕ちゃん、落ち着きぃな…」
中澤「110さん!ホンマにありがとう!このままやったら最後まで間違いっぱなしで
   いくとこやった!でももう安心!多い日も安心!ウチのIME辞書にバッチリ
   登録したったからな!それから!ウチは『おやびん』というよりはむしろ
   『お持ち帰り』やでぇ〜!」
平家「いや裕ちゃん…最初の『お』しか合っとらんで……」
中澤「細かいことはどうでもええねん!111さんもウチの活躍に期待しとるんやで!
   なにしろウチの半分はお持ち帰りで出来とるさかいにな!」
平家「いや、あれネタやったんやないかい…って『半分』ってあんたはバファリンか…
   しかもさりげに圭ちゃんが可哀想やがな…」
中澤「お持ち帰り!お持ち帰りや!!やーぐーちー!やぁーぐぅーちぃーーー!!」
平家「あかん…完全に出来上がっとる…………あ、ageでやらしてもらいますんで」


114 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月04日(水)07時01分26秒

平家「はぁ……それにしてもアタシの出番は……」
中澤「みっちゃんどないしたん、そないな辛気臭い顔せんと
   今日も飲むでぇ!」
平家「せやかて裕ちゃん……ウチもたまにはええ役で出演したいんや……」
中澤「なに言うとんの!この前のメール欄とここの居酒屋でバッチリ出演しとるやないか!
   それに本編に出たところでロクな役回ってけぇへんで」
平家「……もうええ……もうええ……」
中澤「あれ、みっちゃん…なんか目つきおかしなっとる……」
平家「もうええわぁ!!裕ちゃんの力なんて借りん!!こうなったら
   ウチ一人でなんとかしたる!!もう落ち武者なんて呼ばせへんで!!
   オーディションでトップの座に輝いたウチの力を、
   名張の稲妻をなめんなあっっtぁあっっっ!!!」ダダダッ!!!
中澤「ありゃりゃ……みっちゃんどっか行ってもうた……ってウチ一人で
   どないせえっちゅうねん…………とりあえず更新しとこ…」

115 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月04日(水)07時02分29秒

「だーかーらー!矢口にアレ歌わせろってー!アレ歌わないと矢口のほうが
 センチメンタルになるっつーの!」

…いや、だから矢口さん…アレは別に歌を意識したわけじゃ…
……って傘振りまわさないで……

「だったらなっちもっしょ!ふるさとも流れてるんだからなっちにそっち歌わせるべ!
 なっちは昔から今の今までモーニングの顔だべ!」

…なんで安倍さんまで出てくるんですか……ってアンタ最初の方でもう出ただろ……

「だーかーらー!!」
「べ!?べ!?べ!?」

……プチッ………

…ゴルァ!お前らちょっと黙ってろ!さっきから出番まだだって言ってんだろ!
 これ以上怒らせるとただじゃおかねーぞ!!

「なんだよーもー!」
「バーカ、バーカ、バーカ、だべ!」 スタスタッ

さっさとあっち行ってろ!…ったく……

?「あの……アタシ……」

あぁ!?今度は何なんだよ!!

116 名前:木多娘. 投稿日:2001年04月04日(水)07時03分30秒

…何の用だよ!…これ以上……

平家「いや、あの、アタシな……」

……って、…へ、平家さん……どうしたんですか?
 (なんで?なんで居酒屋から新幹線の中に来れんの?分からない、分からないよ!
  助けてドラえもん!)

平家「その……アタシにも何か役を……」

…え?急にそんなこと言われても……
 (だからなんでここに?…ドラえもん早く来て!お願い!ドラミちゃんでもいいから!)

平家「どんな役でもええからお願いします……」

…えっ…あ……そ、そうですねえ…じゃあちょっとだけ交代してみます?

平家「ホンマに!?ええの!?そうしたら全編出通しになれるんちゃう!?」

……まぁ一応…ねぇ……

平家「よっしゃあ!やったで裕ちゃん!ウチ、これからやったる、やったるよ!!」


…あ、じゃあ平家さんの台詞は『地の文』ということになりますんで…ええそうです
…その頭のとこについてる名札とカギかっこも一応取ってください……あ、取れました?
 それじゃあちらにいる2人のところで…ええ、適当にやってもらえれば…

…あ〜、平家さん走っていっちゃった……本当に大丈夫かな…
…後悔しても知りませんよ……

117 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月04日(水)07時04分30秒

…よし!早速選手交代や!…え〜っと、あぁ、あの2人やね。
 あそこに行ってアタシがなんかしゃべっとればええんか?じゃあいくで〜。

……って、でかい方は宙を見つめてピクリとも動かへんし、ちっちゃい方は
 窓ばっかり見てこっち全然気付いとらんし!なんやのもう!
…あぁ!でかい方!アンタいきなりお香焚きだしたりしたらアカン!
……って、ちっちゃい方も!アンタなに煙草に火ぃつけようとしとんねん!

「うるさいなぁ、せっかくのカヲリのリラックス・タイムを……」
「せやで。一服して一休みせんとやっとられんわ……」
 
いやアカンて!あんたらなに電車の中で火ぃつこてんねん!そこに
『火気厳禁』って書いてあるやろ!

「…うっさい!さっきからしゃべりすぎや!この話の主人公はウチやっちゅうねん!」
ガスッ バキッ
「…そうだよ〜、カヲリの大事なくつろぎのひとときを邪魔する人は許さない!
 ロケットパンチ!」
ドンッ ドンッ

痛!ちょ、ちょお、殴るのやめて!痛い痛い!ってなに?『ロケットパンチ』とか
聞こえへんかった!?あんたホンマに人間なん!?

ガスッ ドスッ バキバキッ

痛い!だから殴るのやめて! ドカッ

……あぁ…なんかお花畑が見えてきたで……あそこにおるのは…将門はん?……
………こっちむかって手ぇ振っとる…………

せっかく出演したというのにあっという間に2人にボコられ
瀕死の重傷を負う平家先生(板違い)

118 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月04日(水)07時05分20秒

……あ?あんなところに藤子・F・不二雄さん…?……あっちには
手塚大先生もおるで……あの〜、サインくださ〜い……
       ・
       ・
       ・
…ちょ、ちょっと平家さん!?しっかりしてください!サインって、
お二人とももう亡くなっていますよ!ほら!もう!(助けてブラックジャック!)

平家「…あれ…?ここは?アタシなにしとったん…?」

しっかりしてくださいよもう…危うくご先祖さまと同じとこに
逝ってしまいそうだったでしょ……
だから後悔するっていったじゃないですか…大変なんですよ、この役…
まだ居酒屋のほうがいいですって……

平家「…そやね……やっぱ、あっちに戻ろうかね……」

そうしましょうよ。ほら、さっき取った名札とカギかっこも
起こしたときに付けときましたから……

平家「うん…わかった……そんじゃ、アタシ帰るわ……
   …でも、一応出番のこと考えといててな……」

…はいはい。
…あぁ〜疲れた〜、なんだったんだよもう……ん?…

「ハァ〜イ、みなさぁ〜ん、こっちを向いてくださぁ〜い♪」

…こ、この声は……

119 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月04日(水)07時06分32秒

「ハァ〜イ、新幹線ガイドの石川でぇ〜す。チャーミーって呼んでください、ウフッ♪」
「いや新幹線ガイドて。バスガイドは聞いたことあるけど新幹線ガイドなんて
 初耳やで…」
「みなさまぁ〜、あちらに見えますのがかの有名な……」
「…おい、チャーミー紹介する前に景色過ぎてしもてるがな…ていうか
 新幹線でアレやるのどうみても無理あるて…」
「それでですね〜、その名所を初めて見たときチャーミーはですねぇ……
         ・
         ・
         ・
……そしたらですね〜、学校のお友達が……
         ・
         ・
         ・
…それでやっぱりチャーミー思ったんですよ、ネガティブになるのは
いけないって……」

「…おい、アイツの言うとること全然オチあらへんで。しかも
 ごっつぅ寒いわ…アカン、寒すぎて眠たなってきた……
 このままやったら……凍死してまうで……明日の一面記事飾ってまう……
 『一人旅をする少女(13)、新幹線の中で雪山遭難!?』いうてね……
 あかん……ちょっときもちよくなってきたで……あかん……ねてまう……」

「加護ォ!寝るな、寝たら氏んじまうぞォ!」パン! パン!
「…いや、飯田さん、ほっぺたたたくのやめてぇな…やめてぇな……」

吹き荒れる梨華・ブリザード、なぜか雪山遭難状態の二人、
果たしてあいぼんの運命は!? 以下次号!!

120 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月04日(水)07時08分11秒

从~∀~从<112さん、それはな、一応『一人旅』って書いてるけど『進行係』ちゅうか
     『お目付け役』ちゅうかそんな感じの奴が近くに居るみたいな設定なんよ。
     それに作者も適当やし、これ書いてるとき大抵酒飲んで頭グダグダに
     なってもうててん。だから文章変な部分とかなんやあいまいになっとる
     とこもあるかもしれんけど、そのへんカンニンしったてな〜。
     肩の力抜いて気楽に読んでもらえたらうれしいで〜。
     そんじゃ、またな〜。

     …それにしてもみっちゃんどこまで行ってもうたんやろ…ウチ一人やと
     大変やわぁ。……年なんかなあ………
     
121 名前:名無し読者 投稿日:2001年04月07日(土)08時22分02秒
面白く、読ませていただいております。
このまま、楽しいお話をお聞かせください、かしこ…

どや、テンション落ちたか!!
122 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月08日(日)08時56分58秒

…ガラガラッ

中澤「お、みっちゃん帰って来おった。ったく、どこまで行ってたんよ?」
平家「実は…かくかく、しかじか……」
中澤「ハッハッハ!みっちゃんらしいわ!しかも『板違い』とまで言われとるで!もうアレや、
   みっちゃんのフルネームはこれから『平家・落ち武者・みちよ』や!」
平家「うう…そんな…ひどい、ひどいわ裕ちゃん……」
中澤「ワ〜〜ッハッハ!ワ〜〜〜ッハッハッハ!!」
平家「笑いすぎやで、裕ちゃん……」
123 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月08日(日)08時57分53秒

中澤「ゴラァ121!なんでウチが『かしこ』でテンション下がるの知ってんねん!
   ふざけんのもたいがいにせえ!」
平家「ちょ、ちょっと裕ちゃん、落ちつきぃて……」
中澤「もしかしてウチの身元をつきとめたんか!?IP抜いたんか!?ウチの住所に
   バナナ500本とか送る気なんか!?」
平家「だ、だから裕ちゃん……121さんもゴメンな、裕ちゃん泥酔してもうてるさかいに…」
中澤「バナナが……バナナが……」
平家「ゆ、裕ちゃん……………と、とりあえず更新、いっときます…」
124 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月08日(日)08時58分49秒

「加護!加護ォ!寝るなァ!」パン! パン!
「…飯田さん、もうだめや、もうだめやねんウチ……」
「だから〜、チャーミーはですね〜〜…」

…わっ、こっちまで凍りついてきた……
…あれ?吹き荒れる『梨華・ブリザード』の中、なにやらたいそう
 背丈の小さい男の人がやってまいりましたよ?

「この道を行けばどうなるものか、危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし、
 踏み出せばその一足が道となり、その一足が道となる。迷わずに行けよ、
 行けばわかるさ、ありがとーーー!!!!」

うわっ…暑苦しっ……あ、でもあの人のおかげで凍り付きかけていた
新幹線の中が元に戻ってきたようです。
…てゆーか岡村さん、なんでここに居んの……?

「あぁ…生き返った気分や……」
「そうだね〜、でもカヲリ、ナメック星出身だから暑さ寒さは感じないんだけどね〜」
「(え゛っ!?今なんて……?)」

プァーーン、ガタンガタン…

どうやら新幹線、東京駅についたようであります。
125 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月08日(日)08時59分31秒

「よし、降りるか」
「せやね、はよ行こうや(じゃないとまたあの嵐が……)」

「あ〜〜っ、待ってくださ〜〜〜い♪」

あっ、向こうからチャーミーが走ってまいります。

「な、なんやねん!こっ、こっちに来んなぁ!」
「ン?どうしたぁ?」
「あの〜、チャーミーのアレを溶かした人ってぇ、あなたがたが初めてなんですぅ。
 だから、だからぁ、一緒に連れてってくれませんかぁ?」
「い、いや、アンタ、黙って新幹線ガイドやっとったほうがええがな。しかも
 アレ溶かしたのウチらやあらへんで…」
「ゥオッシ!じゃあカヲリについてこい!」
「い、飯田さ〜〜ん…(なんでウチのまわり、こんなんばっかやねん……もしかして
 このお話『西遊記』なんか?……いや、そんなこと、そんなこと絶対にあらへん……)」
「じゃあ、お腰につけたきびだんご…」
「だからちゃうて!」

チャーミー、お二人と一緒に行くことになりました。
126 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月08日(日)09時00分16秒

東京駅を出ることにいたしました。
あれ?あいぼん、またひとりごと言ってるみたいですね。

「はぁ…この話、もし『西遊記』だとしたらアレか?…三蔵は飯田さんか?
 それともウチ?…いや、なんか違うっぽいわ……じゃあウチは猿?
 ま、まさか河童!?…」
「オイ、どうしたんだよ加護、さっきからブツブツ言って……」
「あ、いや、なんでもあらへん、なんでもあらへんよ…」
「どうしたの〜あいぼんったら、もう♪」
「(コイツらとまともに付き合っとったらホンマ、疲れてまうわ…)」
「よし、とりあえずどうする?」
「そやな…じゃあなんか食べに行こか?」
「あっ、ちょうどチャーミーもおなか減ってたんですぅ♪」
「じゃ、どっかに食べに行くか!」

とりあえず腹ごしらえをしようと歩き出す三人でございます。
127 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月08日(日)09時00分59秒

街中へと繰り出した三人、食べ物屋が無いか探しております。

「じゃあどこで食おうかな〜」
「…その辺の食堂でええんちゃうん?」
「えっと、えっとぉ、チャーミーは…」
「…いや、梨華ちゃんは黙っててええよ…」
「そんなぁ、チャーミーにも選ばせてよっ、悪い子なんだから、このこのぉ♪」
「はぁ……」

「よっし!あそこに入るぞ!」
「え、飯田さん、だってあそこは……」
「キャ〜〜ッ!チャーミーもああいうところに一度入ってみたかったんですよ〜♪」
「せやかてあそこ、『居酒屋』って……」
「ヨッシャ!食うぞ、食うぞォーー!」
「あ〜ん、早く入りましょうよ〜〜♪」
「……ヒヤウィゴー…(もうええわ…)」

なぜか三人、居酒屋へと向かうのでありました。
128 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月08日(日)09時01分47秒

―居酒屋―

ガラガラッ

中澤「ん?なんや?」
平家「あっ、あんたらは…」
加護「ん?なんやのおばちゃんら…飯田さん、知ってはる人?」
飯田「ん〜〜?よくわかんないなぁ〜」
中澤「おっ、おばちゃんて!ウチはこれでもまだ10代やで!」
平家「いや、裕ちゃん、ひとつ数字間違えとるがな…」
加護「そんなんよう知らんわ。っていうかなんでおばちゃんらの頭の
   ところに名前ついとるん?」
中澤「何言うてんの、アンタの頭にもついとるやないかい」
加護「あっ!ホンマや!なっ、なんやこれ、はがれへん、はがれへんでぇ!」
中澤「フッフッフ、これぞ居酒屋の呪い、ここに居るうちは取らせへんでぇ!」
加護「のっ、呪い!?ま、まさか『リング』!?『らせん』!?ウチこのまま
   やったら13日以内に死んでまうんか!?そんなんいやや、いややあ!!」
飯田「それだったらカヲリも負けない!」
加護「うわっ!飯田さん、貞子になっとる!じゃあアイツらはなんや?
   『居酒屋ゆうれい』か!?」
中澤「フッフッフ、フッフッフッフ…」
加護「は、早いとこ逃げるでぇ!」

あいぼん、他の二人をつれてスタコラサッサとお逃げになられました。


( ^▽^)<チャーミーを放置しないでくださ〜い♪

129 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月08日(日)09時02分36秒

居酒屋から逃げ出した三人、とりあえずこれからどうするか
相談しています。

加護「はぁ…これからどうしよかなあ…」
「加護ッ!あんたまだ頭に名前ついてるよ!」
「うわっ!ホンマや!あっちいけっ!シッシッ!」    三三三 加護
「えぇ〜〜っ、あれなかなかよかったじゃないですかぁ♪」
「ンなわけないやろ…」
「じゃ、東京見物でもしてそのついでに飯でも食うか!」
「そうですねぇ、お買い物とかもしたいしぃ♪」
「…じゃ、そういうことでええわ…」

三人、東京見物へと向かうのでありました。

130 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月08日(日)09時03分33秒

平家「裕ちゃん、今回はいつもと比べて更新の間が開いてへん?」
中澤「あのな、作者の奴、こっちが行き詰まったからって
   よそに浮気してもうてな、それでそっちでネタ書いてたら
   夢中になってしもうてこっちの話考えるの忘れてたんや」
平家「…だめやないの。しっかり更新せな……」
中澤「せやけどいっつも『次どうやってつづけりゃええねん』って感じの
   終わり方させるからすぐに詰まってしまうんや。それに
   最近少し忙しくなってきたし…」
平家「なんか自分で自分の首締めとるな…」
中澤「というわけでな、これ読んどっとる方、もしかしたら
   更新速度鈍ってまうかもしれんけどどうかお付き合いください」
平家「まあなるべく早めにはしようと思てるんで」
中澤「それじゃ、だーいばーい!」
平家「いや、裕ちゃんそれプッチのやつやがな…」

131 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月13日(金)05時44分27秒

(OP)
  
平家「あれ?裕ちゃん、何か最初に見なれんものがついとらん?」
中澤「ああ、あれな。今回の話はウチらが更新の合間合間に居酒屋
   やることにしとるんやけどほら、この前みたいにいきなり
   居酒屋に乱入されてもうたりしたらどれが本編でどれが番外か
   わけ分からなくなるやろ?せやから更新の始めのとこには(OP)、
   更新の終わりのとこには(ED)ってつけることにしたんよ」
平家「っていうかこの形式どっかで見たことあらへん?…」
中澤「…せや。920chの居酒屋さんの真似させてもろうたんや…」
平家「そりゃアカンがな。よそ様の真似するなんて…。それにあちらさんにも
   失礼やで」
中澤「でも一応レスもこれで返そう思てるし…それに居酒屋無くなってもうたら
   みっちゃんの出番も無くなるで」
平家「えぇ!?そりゃアカン!ぜひとも居酒屋続けなアカン!」
中澤「せやろ?というわけで話もまとまったところで今日も更新や」
132 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月13日(金)05時45分21秒

東京の風景を楽しみながら歩いている三人でございます。

「それにしても腹減ったなあ。早いとこどっかで飯にしようよ」
「そやなあ。でもどこに入ったらええんやろ?さっきみたいなのは
 ごめんやで…」
「ん〜っと、ラーメンなんてのはどうですかぁ?」
「あっ、それいいね!じゃ、早速ラーメン屋探そう!」
「ん…ラーメンか。んじゃあそうしよ」
「あっ!あそこにラーメン屋発見です!あそこの店で食べましょう!」
「ん〜、そだねえ。これ以上さがすのもめんどいしね」
「…っていうか『ラーメン保田亭』って…。なんかごっついやな予感するわ…」

おなかをすかした三人、ラーメン保田亭へと向かいました。
133 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月13日(金)05時46分15秒

ガラガラッ

「へいらっしゃい!」

ラーメン保田亭に入った三人をこわもての店主がお迎えになりました。

「うわっ…ガメラ…」
「なによ!なんか言った!?」
「いや、なんにも…」
「ちゃんと聞こえてんのよ!だれがガメラよ、ムーカーツークー!」
「(めちゃめちゃ地獄耳やな、コイツ…)」

あいぼん、店主の勢いにおされてたじたじでございます。

「まあいいわ!注文は何にするの!?」

「え〜っと、カヲリは『飯田札幌味噌ラーメン』で」
「じゃあチャーミーは『保田美声ラーメン(龍角散入り)』お願いします!」
「なんやけったいなメニューばっかりやなあ…。ていうかこれ、この
 『店長のスマイル0円』ってなんやの?」
「あっ、それはね、私がスマイルをしてあげるのよ、ほらっ!」( `.∀´)ニタァー
「ぐっ…、あかん、そんなんやられたら食欲も無くなってまうで…」
「なーにーよー!これでも千葉のマックに勤めてたころはこのおかげで
 大盛況だったのよ!」
「(コイツ絶対嘘ついとる…)」
「注文さっさと決めなさいよ!」
「じゃ、じゃあ『後藤昆布だし醤油ラーメン』で…」

三人とも食べるものをお決めになったようです。
134 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月13日(金)05時47分04秒

「おっ、けっこうおいしいじゃん」
「うん、名前はなんやおかしいけどなかなかいけるな」
「うぅ…なんかこれ苦いですぅ……」
「…そりゃ『龍角散入り』とか書いてあったら…ってなんで梨華ちゃん
 そんなもんたのむんよ…」

「あっ!やっちゃった!」

チャーミー、ラーメンのどんぶりをひっくり返してしまいました。

「コラッ!せっかく作ったのになにやってんのよっ!」
「あ〜ん、すみませ〜ん。あ〜あ、もったいないことしちゃった…」
「(いや、梨華ちゃんアレ絶対わざとやで…)」
「もう!作り直してあげないからね!」
「(いや、頼まれても食いたないと思うで…)」

「しょうがねえなあ石川、じゃあカヲリのラーメン少しわけてやるよ」
「あっ、ありがとうございますぅ〜♪」
「(梨華ちゃん、うまいことやりおったな…)」

そうしていると、

「なんだよもう、うるさいな〜。人がせっかくラーメン食べてるってのに…」

なにやら背丈の小さな女性がこちらを振り向かれました。
135 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月13日(金)05時47分58秒

「おっ、矢口じゃん!何やってんのこんなとこで」
「いや〜、これと言った用事はないんだけどね、ちょっとおなかが
 減っちゃって」
「あれ、飯田さん、知ってはる人?」
「そだよ〜、矢口はカヲリの大親友なんだよ〜」

矢口と呼ばれた女性、こちらへやってきます。
…ってなんでまた傘持ってんですか…今日雨降ってませんよ……

「ん?矢口の食ってんのおいしそうだね〜。それなに?」
「あっ、これはね〜、『矢口ミニラーメン+餃子ライスセット』だよ〜。
 味もイケテルし餃子もついてお得だよ〜」
「へ〜、そうなんだあ」
「(『ミニラーメン』って…この人にぴったりなネーミングやなあ…)」

「あれ?加護また考え事してんの?」
「へっ?いやなんにも…」

あいぼん、最近独り言とか考え事とか増えてきましたね……
136 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月13日(金)05時48分52秒

「ってゆーかさぁ、矢口、今暇なの?」
「うーん、そうだねー、暇っていえば暇かな?」
「んじゃあカヲリたちと一緒に行かない?」
「んー、まあいいか。じゃ、一緒に行くことにするよ」
「(はぁ?まだ増えんのかいな…)」

「よし!ラーメンも食ったことだし出発すっか!」

矢口さんも含め、いよいよ4人パーティーのあいぼん御一行でございます。



「最近ウチの影薄いなあ……」

( ^▽^)<チャーミーもですよ〜♪

137 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月13日(金)05時49分54秒

(ED)

中澤「お、ちゃんとEDの文字ついとるね。よかったよかった」
平家「こんなんでええんかなあ…」
中澤「まあええやないか。あ、あとな、作者の奴こっちでさえ
   いっぱいいっぱいなくせして紫板の方にもスレ立てよったらしいで」
平家「ますます苦しなるやないか…。あいつマゾなんか?…」
中澤「どうなんやろ?でもまあ書いてしもうたもんはしょうがないからな」
平家「そんなことしたらますます更新速度が…アタシの出番が…」
中澤「ありゃ、みっちゃん1人の世界に入ってもうた。まあええわ。
   あっちで書いとる話はこっちの方とは少し毛色が違った真面目な
   やつやから暇がある人は読んだってな〜。引き続きこっちも
   がんばるで〜。そんじゃ、今日の更新はここまで。またな〜」
138 名前:あっちゃん 投稿日:2001年04月13日(金)06時22分18秒
うちの出番は?
バナナジュースおごったるから、だしてーな。
139 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月14日(土)00時47分14秒

(OP)

中澤「あれ?>138にあっちゃん出とるよ?」
平家「あ、あっちゃん!な、なに出てきとんねん!」
中澤「みっちゃん何慌てとるん?」
平家「そ、それによりによってバナナジュースなんて
   裕ちゃんに対して失礼やで!」
中澤「まあ確かにバナナはなあ…。んでもあっちゃんも
   ここに居てもええんちゃう?」
平家「そっ、そんなんアカン!それにあっちゃんにはアイさが
   あるやないか!」
中澤「まあでも……」
平家「ほら!そんなこと言うとらんとさっさと更新いくでぇ!」
中澤 (なにあないにあせっとんのやろ…)
平家 (これ以上アタシの出番減らされたらかなわんわ…)
140 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月14日(土)00時48分16秒

とりあえずラーメン屋を出た4人です。

「これからどうすんノ?」
「えー、矢口も別に予定とか無いしどーしよー」
「ていうかなんで矢口さん雨も降っとらんのに傘持っとるん?…」
「シッ!あれは矢口には必要不可欠なものなんだよ!
 グラディウスで言ったらオプション、ツインビーで言ったら分身なの。
 まぁ車でいうところのカーステみたいなもんだよね」
「…なんや意味分からんなあ…」
「矢口の傘についてこれ以上口にしたらだめだよ!もし矢口の耳にでも入って
 みてごらん、ペガサス流星拳の一億万倍の威力の突きが待ってるよ!」
「(またえらい古い漫画持ち出してきよったなあ…。それに『一億万倍』って、
  アンタ小学生かい…)」
「そりゃあもうアクシズも墜ちるわな」
「(えっ?コロニー墜とし?矢口さんってシャア?動きとか3倍?)」
「なに2人でこそこそ話してるんですかぁ〜。チャーミーも混ぜてくださいよ〜」
「いや、これ以上話かきまぜるんは…」
「チャーミーはだんぜんゼータが好きなんですよ〜」
「いや、もうええって…」

のっけから行き先不安なあいぼんなのでした。
141 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月14日(土)00時48分58秒

「はぁ…もう疲れてきたわ…」

あいぼん大分お疲れのようですね。
…てゆーか周りの人たちがキャラ立ちすぎだしねぇ……

「ちょっとー、どうすんのー?矢口もう飽きてきちゃったよー」

矢口さん、またも傘を振り回しはじめました。

「ウッシ!じゃあカヲリがなんとかしてやる!……
 ……ハアァァァ……地球のみんな、オラにちょっとだけ電波を
 分けてくれぇ!!」
「(飯田さん今度は悟空になっとるよ…。って電波あつめてどないすんねん…)」

「ヨシ!来た!来たよ!」
「何が来たんよ…」
「そう!進路を北北西へ!あっちの方向に何かが待ってる気がするよ!」
「ホンマかいな……」

あいぼん御一行、とりあえず進路を北北西へ。
142 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月14日(土)00時49分58秒


( ^▽^)<チャーミーにも何か喋らせてくださ〜い♪

143 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月14日(土)00時50分50秒

何はなくとも歩きつづけるあいぼんたちでございます。

「飯田さん、ホンマにこっちになんかあるんか?……
 っておい!飯田さん目がテリー伊藤みたいになっとるよ!
 電波分けてもらいすぎや!」
「よぉ〜し、ここは矢口にまかせろーー!」
「へっ?アンタ何を…」

「アチャ!アチャチャチャチャチャチャーーーーー!!!」」

そして飯田さんの背中に北斗七星を思わせるような突きの跡が。

「フッ、お前はすでに死んでいる……」
「いや、殺してもうたらあかんがな……」
「キャ〜〜ッ!すご〜〜〜い!!」
「いや、梨華ちゃん感心しとる場合やないで…」

「ハッ!カヲリはいったい何をしていたのッ?」
「うわっ、飯田さんちゃんと正気に戻っとる…。
 ってホンマにええんかこれで……。作者の奴、めちゃめちゃ
 適当書いとるで……」

そう、適当なのでございます。
144 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月14日(土)00時51分32秒

飯田さんも元通りになったところでまた進路を北北西に
向ける4人。

「飯田さん、ホンマにこっちになんかあるんか?…」
「だぁ〜いじょぉ〜ぶ!カヲリの電波を信じなさい!」
「めちゃめちゃ不安やで……」
「あっ!いったぁ〜〜い!」

チャーミー、つまづいて転倒してしまいました。

「おいおい、大丈夫かよ石川〜」
「梨華ちゃんもホンマに……」
「あっ、矢口ばんそうこう持ってるよ〜。ほらっ!」
「あ、ありがとうございますぅ〜♪」

チャーミーの擦りむいたひざこぞうにばんそうこうを貼ってあげる矢口さん。

「イッ、イタッ!」
「あ、ごめん、痛かった?」
「い、いや、大丈夫です!ポジティブ!ポジティブ!」
「梨華ちゃん、ポジティブはあんま関係あらへんよ…」

ケガの手当てもすませ、また歩き出す4人です。
145 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月14日(土)00時52分37秒

ぶらぶらと歩いているあいぼんたちの前方からなにやら
だるそうな2人が歩いてまいりました。

「ね〜よっすぃー、これからどうする〜?」
「どうしようか〜。ま、歩きながら決めようよ〜」

右のかたは片手にゆで卵、もう一方の手にはベーグルを、
左のかたは小脇にピスタチオの袋を抱えて殻を剥きながら歩いております。
…って左の人、あんた器用だねぇ……

「うわ〜、見るからに覇気の無さそうな奴らやなあ…」
「あれ?石川も矢口もどうしたぁ?」
「ん?梨華ちゃんも矢口さんも一点に視線が集中しとるよ?」

あいぼんのおっしゃった通り、矢口さんとチャーミーの目線は
同じところに注がれています。なんか右の人の方向みたいですねぇ…

「うわっ!2人とも目がハートマークになっとる!」

どうやら2人とも右の『よっすぃー』と呼ばれた女性に一目惚れのご様子。

「あっ!あっちのほうに走っていってもうた!」
「急いで追いかけるyo!」

次回、『愛憎の四角関係!?家政婦は見た!』……をお送りするかどうかは分かりません。


146 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月14日(土)00時53分42秒

ED

平家「裕ちゃん、今日は2日続けて更新やなあ」
中澤「せやね。今日はちょっと時間があったからな、書けるうちに
   書いとこ思てね」
平家「せやけどなんかもうストーリーが破綻してきたんやないの?」
中澤「まあなあ。今日なんて何にも考えんと勢いだけで書いとるからなあ」
平家「それでええんか?」
中澤「まあええやないの。ごっちんとよっすぃーも出てきたことやし。
   もちろんこの後お持ち帰りさせてもらうけどな」
平家「またかい…。裕ちゃんそればっかやな…」
中澤「そりゃだってみっちゃん……ってあれ?」

ガラガラッ

稲葉「あ、うちにも仕事…」
平家「うわっ!あっちゃん出てきたらアカン!はよ帰りぃ!」
稲葉「せやかてうちも…」
平家「ダメなもんはダメや!」

中澤「なんかあっちの方で2人が騒いどるようやけど…まあええか。
   今日はここまで。そんじゃまた次の更新の時に会おうな〜」

147 名前:名無し読者 投稿日:2001年04月14日(土)16時41分48秒
中澤さんほんとにあたしのこと嫌いなんですかー。
あたしの方がスタイルいいし、肌だって、ちょっと地黒だけど、ぴちぴちだし、
ファンだって……
148 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月16日(月)06時56分25秒

(OP−Last)

平家「裕ちゃん、147でなんか言うとるで」
中澤「ゴラァ石川!何ゆうてんねや!いくらみっちゃんが胸無くて老け顔で
   ファンが少ないゆうても言っていいことと悪いことがあんねんで!」
平家「いや、梨華ちゃんが言うてんのは裕ちゃんのことやで…ってなんか
   裕ちゃんアタシのことボロクソゆうとらん…?」
中澤「ウガー!ウチのナイスバディになにケチつけとんねん!ファンだって
   ぎょうさんおるわあ!お前なんか、お前なんかッ、ダイッッキライじゃあ!!
   カントリーだかサントリーだか分からんけどそっちに行ったまま
   二度と戻ってくんなあ!!」
平家「ちょ、ちょお言い過ぎやで……しかもナイスバディって……」
中澤「うっうっ……えぐっえぐっ……」
平家「(裕ちゃんって泣き上戸なんか?…)………ま、まあ、とりあえず更新いきますか。
   あ、今日は最終回ってことでメール欄のウチらの出番はなしやで〜。
   居酒屋も今回で終わりや」
中澤「うっうっ……グスン……」
平家「裕ちゃん……最後やってんのに……」
149 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月16日(月)06時57分16秒

よっすぃーと呼ばれた女性に向かって走って行く二人。
それを追いかけるあいぼんと飯田さん。

「なっ、何よあんたたち!」

左の方の女性が叫びます。

「ねー、オイラたちとどっか行かない?」
「もうチャーミーはあなたの姿に…」

二人ともよっすぃーの両サイドにしっかりと陣どっております。

「ご、ごっちん、何とかして〜…」
「何とかって言われても…」

「だからー、いっしょにさぁ…」
「もうあなたの側にいれるなら…」

「…お〜い、お前ら何してんだよー!」
「…はぁはぁ…三人ともめっちゃ足速いわ…」

あいぼんと飯田さんもやっと追いついたようです。
150 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月16日(月)06時57分54秒

二人に挟まれたよっすぃー、何かいい案が無いかと考えております。

「(なんか、なんか知らないけどこりゃそぅとぅヤバイよ!なんでこの人たち私の
 両サイドしっかり固めてんの!?お前らは犯人を引っ張っていく刑事か!!)」

「よ、よっすぃ〜…」

「(ごっちんが困ってる!そ、そうよ!こんな時こそ私がなんとかしなければ!
 何かいいアイディアはないかなよーちぇげらっちょ!)」

その時よっすぃーの頭に1つの案が浮かびあがりました。

「(チーン! 閃いた!閃いたわ!もしかして私って一休さんより冴えてるんじゃない!?)
 …ごっちん!私たち早く行かなきゃバイトに遅れちゃうyo!」
「そ、そうだね〜、遅刻しちゃうと圭ちゃんのスマイルが…」
「さあアナタたち!私の腕を離して!早く行かないと私たちはあの狛犬に
 呪い殺されてしまうの!さあ!」

圭ちゃんひどい言われようだね……
あっ、よっすぃーとごっちんは二人の腕を引き剥がして走って行きます。

「おーーい、待ってよーー!」
「チャーミーを、チャーミーを置いてかないで〜〜!」

「…はぁはぁ…お前ら待てっちゅーに……」

あいぼん、またも二人を追いかけます。
151 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月16日(月)06時58分49秒

二人を追って走るあいぼん。

「あッ!加護ッ!危ない!」
「えっ…」

ドンッ!

なんとあいぼん、車道を横切ろうとして車にはねられてしまいました。

「…あ……あかん……」
「加護!加護ォ!!」

あわてて駆け寄る飯田さん。
チャーミーと矢口さんはよっすぃーを追いかけていってしまったようです。

「くそぉ、何やってんだあいつら…そうだ、早く、早く救急車!!」


ピーポーピーポー…

間もなくして救急車がやってきました。どうやら通行人の方が
電話をしてくれたみたいです。
あいぼん、病院へと運ばれていきました。
152 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月16日(月)06時59分24秒

ここはラーメン保田亭の前。

「ここ!ここによっすぃーが入っていったよ!」
「えっ…ここに入るんですか…」
「何してるんだよ、さっさと中入るよ!」
「いや…でも…」

チャーミー、あの龍角散の味が忘れられないようです。
その時。

プルルルルル…プルルルルル…

矢口さんの携帯が鳴りました。

「はいもしもしぃ、なんだカオリか〜、今忙しいんだって……って、え!?
 うん、わかった!すぐそっちに行くから!」
「どうしたんですか〜?」
「加護が車にはねられたんだって!近くの病院に運ばれたらしいよ!
 すぐに行かなきゃ!」
「えっ…!あいぼんが!?矢口さん、早く、早く!!」
「分かってるよ!」

チャーミーと矢口さんも急いで病院へと向かいました。
153 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月16日(月)07時00分08秒

ここはあいぼんの運ばれた病院。あいぼんはまた夢を見て
おられるようです。

(……亜依……亜依………)

(あっ……お母ちゃん……なんでウチのことを……)

(…亜依……お母ちゃんはね…亜依の側に居なくてもいつも亜依のことを
  見守っとるよ……)

(…お母ちゃん……)

(…それにね、亜依には心強い仲間がおるやろ?…あの人たちといっしょに
  おっても寂しいか?……)

(…ううん、寂しくなんかあらへんよ……でも、でも……)

(亜依…頑張るんやで……)

(あっ……)


「…ハッ……」
「加護ッ!気がついた!?もう、心配したんだからねッ!」
「飯田さん……ウチのこと、心配してくれたんか?……」
「当たり前じゃねえか!もうホントどうしようかと思ったよ!!」
「…」

あいぼんはちょっとだけ顔を横に向けます。
どうやら涙を見せまいとしているようですね。
その時ちょっと離れたところに立っている矢口さんとチャーミーの
姿にもお気づきになりました。
154 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月16日(月)07時00分46秒

「あの…あのさ……」

矢口さんが気まずそうに口を開きます。

「ごめん…矢口たちのせいで…」
「うっうっ……ごめんね、あいぼん……」

チャーミーは泣いてしまっています。

「いや、車道に飛び出したウチも悪いんやし…矢口さんたちのせい
 だけじゃあらへんよ……」
「本当にごめん…」
「そんな謝られたっても…ウチも困ってまうわ…」
「まあケガもたいしたことなかったし、2、3日中には退院できるらしいから
 もういいじゃんか!」

飯田さんが二人に向かって言います。

「せやで…もうウチもなんともあらへんし……梨華ちゃんも泣かんでもええがな…」

「あのね…」

矢口さんが口を開きました。
155 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月16日(月)07時01分34秒

「加護さ…もう…矢口たちと一緒に行くの嫌になっちゃった?…迷惑ばっかり
 かけてたしさ……」
「えっ……そんなことあるわけないやないか…。ウチはこれからもずっと
 みんなと一緒にいたいで……仲間やないか……」
「こーのやろーー!かっこつけやがってーーー!!」

飯田さんが満面の笑みであいぼんを抱きしめます。

「ちょっ、ちょお痛いがな!飯田さんの馬鹿力でそんなんやられたら
 ウチほんまに氏んでまうで!」
「…ふふっ…あいぼんったら……」

矢口さんとチャーミーもそれを見て笑ってます。
156 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月16日(月)07時02分34秒

2日後、それほどたいしたケガもなかったあいぼんは
無事、退院することができました。

「そういえば加護ってさー、お母さんを探して旅してたんだよねー?」
「ん…まあな…」
「これからどうすんのー?」
「ん〜〜……」
「加護、矢口も付き合うよ!」
「チャーミーだってお手伝いします!」
「みんな…」
「あっ、加護のやつまた泣きそうになってるぞ〜」
「うっ、そんなことあらへんわ!」
「ハハハ、まあいいや。これからも4人は一緒だよ!」
「じゃあさ、オイラたち4人組、なんか名前つけようか!」
「そうだねー、なにがいいかなー」
「…じゃあ『月見草』でどうや?ノムさんの花やで」
「いや、そりゃマズイだろ…」
「チャーミーは『ダリア』がいいと思いまーす♪」
「それお前がピンク好きってだけだろ…しかもどっかのビジュアル系バンド
 にありそうな名前だぞ……」

そのとき飯田さんの目に道端に咲く花が入りました。

「じゃあさ、『たんぽぽ』でどう?」
「うん、それいいかもしれんな…」
「矢口もいいと思うよー」
「チャーミーもそれグッドだと思いまーす♪」

「じゃ、ウチらたんぽぽ、これからも一緒やで!」


やれやれ、どうにかお話もまとまったようですね。ですがこれからも
お母さん探しの旅やあいぼんのご活躍はまだまだ続きます。
でもそのお話はまたいつか時間のある時にでも。
それでは『るろうにあいぼん お気楽極楽一人旅』これにて
終幕でございます。進行役は私、市井紗耶香がお送りいたしました。



   〜るろうにあいぼん お気楽極楽一人旅〜   [完]


157 名前:おまけ 投稿日:2001年04月16日(月)07時03分56秒

ヽ^∀^ノ<みんな久しぶり〜!元気にしてた〜?私が進行役やってたって
      気付いた人いるかな〜。実はね、
      >>96で始めにやってた人が「もう限界、助けてくれ」って言ってたから
      交代してあげたんだ〜。まあ私も暇だったしね〜。でも矢口のやつ、本気
      で傘で殴りやがって…
      あ、あとね、

(Special Thanks)
98、104、110、111、112、121、138、147 のみなさん

ヽ^∀^ノ<本当にありがとうございます。ネタに使わせてもらってごめんね〜。
      それじゃ、また次会うときまで、だーいばーい!!

      



( ´ Д `)<あたしも全然気がつかなかったよ、市井チャム…

ヽ^∀^ノ <いや、チャムっていうな、チャムって!

158 名前:名無し読者 投稿日:2001年04月16日(月)22時40分04秒
紫がんばってね!
159 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月17日(火)23時15分46秒

>158さん
ありがとうございます。
実はこの話を書き始めたときからもう次のやつのアイディアが
出ていたので近いうちにここで始めさせていただこうと思ってます。
紫のほうもがんばります!
160 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月19日(木)00時00分24秒

とりあえず始めます。今回はそんなに長くならない予定です。
161 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月19日(木)00時01分29秒
るろうにあいぼん 追加ディスク


    『APPEND PUTIMO-MIX 〜ラーメン屋店主の苦悩〜』

162 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月19日(木)00時02分12秒

ピピピピピ、ピピピピピ……

…うん?もうこんな時間か。早く起きなきゃ。
窓を開けようかな。あ、小鳥さんおはよう、今日もいい朝ね。
…ってなんで逃げんのよ…まあいいわ。


「さあ!今日も1日、キリキリ働くわよ!」
163 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月19日(木)00時02分59秒

さて、さっさと仕込みを終わらせなくちゃね。
…それにしてもあの2人遅いなあ。いっつも遅刻してきやがって。
本当なら即刻クビにしてるとこだわ!
…でも人手が足りないのは事実だし…しょうがないか。
まったくもう…。

「おはようございま〜す」
「圭ちゃんおはよ〜」

「コラッ!なにやってんのよ!また遅刻じゃない!
 しかもなに菓子食いながら来てんのよ!」

「あ〜、ごめ〜ん」
「すいませ〜ん」

ホントにもう…やる気があるのかしらこの2人は。
164 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月19日(木)00時03分33秒

はあ…それにしても、最近お客さんが少ないのよねえ。
なんでなのかしら。私のスマイルがあればお店は大盛況の
はずなのに…。笑顔が足りないのかなあ。ちょっと鏡に
向かって練習してみよっと。

( `.∀´)ニタァー

「圭ちゃんまたやってる…」
「あれじゃあねえ…」

「なによっ!なんか言ったッ!?」

「いえなんにも…」
「保田さん、その笑顔素敵ですよ…」

「フン!聞こえてんのよもう!」

…パリーン……

「なんで鏡まで割れるのよ!ムーカーツークー!!」
165 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月19日(木)00時04分22秒

…なにかお客さんを増やすいいアイディアはないかしら…
……そうだ!

「あんたたち!これから開店までの時間、新メニューを
 考えるわよ!」
「えぇ〜〜〜?だるいよお〜〜」
「そうですよ保田さん、新メニューなんて…」
「お前ら甘い!ルノアールのココアより甘いわ!常に新しいものを作ってこその
 ラーメン屋、それがソウル・オブ・ラーメンショップ(SGGK)よ!
 若林君なんて目じゃないのよ!」

「(どこをどう略せばSGGKなんだろ…)」
「(ていうか若林君って誰?…ごっちん知ってる人?…)」

「なに!?なんか文句あるの!?」

「いえ……」
「…ありませ〜ん……」

「じゃあすぐに新メニュー、考えるわよ!」
166 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月19日(木)00時05分12秒

早速どんなものを作るか考えなくちゃね。
とりあえず今一番売れているメニューは…
…『後藤昆布だし醤油ラーメン』か。なんか納得いかないわ。
『吉澤ベーグルラーメン(ゆで卵まるごと1個入り)』があまり
売れないのは分かるけど…
ん〜〜〜………………そうだ!( `.∀´)
これをこうして…そんでもってこれをふりかけて……

「(ねぇよっすぃ〜、圭ちゃんなんかすごい顔してラーメン作ってるよ…)」
「(本当だ…なんかもう童話の中に出てくるぁゃιぃ薬を調合する魔法使い(ババァ限定)
  と言われたら100人が100人信じてしまいそうな感じだね…)」

「よし!完成よ!」
「「!!」」
167 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月19日(木)00時06分02秒

「これがラーメン保田亭の新メニュー、その名も
『保田美声ラーメン(龍角散入り)』よ!ハーブも混ぜてあるから
 のどにもやさしいわ!さあ、試食してみて!」

「えっ……あ、じゃ、じゃあ、よっすぃ〜お先にどうぞ〜……」
「へっ!?いやそんな…ごっちんこそ……」

「なに!?あんたたち私の作ったこのラーメンが不味いとでもいうの!?
 これでも昔マックで働いていた身よ!あそこで経験値つんだおかげで
 いまじゃ客商売レベル42よ!たいていの呪文はマスターしてるのよ!」
「(…呪文?何を言っているんだろうこの狛犬は…ドラクエのやりすぎかな?…)」
「(やばい…このままじゃ、このままじゃ呪い殺されてしまう…)」

「もういいわ!吉澤ッ!あんた食べなさい!ほらッ!」
「うっ…そんな無理矢理……(ヤバイよー!)……むぐっ…………アゥッッ!!!」 ガクッ
「(うわ、よっすぃー気絶しちゃった……ほんと食べなくてよかったよ……)」

「ほら見なさい!吉澤のヤツ、美味しすぎて気絶しちゃったわよ!」
「(いや…絶対違うって……)」


―そのころ新幹線内では―

飯田「( ゚皿゚)ネェワラッテ!!」
平家「グハァッ!!………」 ガクッ
加護「うわ、あれクリティカルヒットやで……こりゃ即死やな……」

こっちも1人昇天しそうになってましたとさ。
168 名前:名無し読者 投稿日:2001年04月19日(木)05時30分46秒
ルノアールのココアより甘いって……。
169 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月19日(木)07時21分59秒

( `.∀´)<168さん!甘いといったらルノアールのココアに決まってるでしょ!

( ´ Д `)<えぇ〜〜?なにそれ〜〜?そんなの知らないよ〜〜?

(0^〜^0)<ていうか保田さんの言うことが古すぎるんですよ。
        最近古いネタばっかりでこれじゃ読者さんもついていけませんよ〜。

( `.∀´)<なっ!………これがジェネレーションギャップやつなのかしら……
       
170 名前:168じつは某江口寿 投稿日:2001年04月19日(木)22時37分54秒
使用料取ろうかな(にやり
171 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月22日(日)00時50分17秒

よし、新メニューもできたことだし、そろそろ開店するわよ!
…っておい!吉澤のヤツまだ気絶してんじゃないの!

「うりゃ!」ゴスッ!
「はゥッ!!」
「やっと目が覚めた?ほらもう開店の時間だからさっさと仕度する!」
「(…今のよっすぃーの起き方、この前フジの特番で藤原組長に起こされた
  やぐっちゃんよりわざとらしかったよ……)」
「後藤もぼーっとしてないでさっさと準備準備!急がなきゃ間に合わないわよ!」
「…は〜い」


「(ねぇよっすぃ〜、アレ、どんな味だった?…)」
「(…あれはっきりいって食べ物じゃないよ…。あんな衝撃受けたのは
  小学校時代に焼きプリンに醤油かけて食べたとき以来だよ……)」
「(…え?…プリンに醤油でウニの味ってやつ?…でもよりによって何で焼きプリン…?)」


「さあ!ラーメン保田亭、開店よ!」

172 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月22日(日)00時50分58秒

「…にしてもお客さんこないねえ……」
「…そうだね〜〜」

「ちょっと!アンタらがそんなんだからお客も来ないのよ!
 もうちょっとシャキッとしなさいよシャキッと!」

「(いや別に私達のせいじゃ…)」
「(それより圭ちゃんのアレのせいじゃ…?)」

「なにブツブツ言ってんの!ちょっと気合入れるわよ!
 ゥオイッスーーーー!!!」
「「お、おいっす〜〜…….」」

「声が小さい!もういっちょオイッスーーーー!!!」
「「お、おいっすーー!」」
「まあ今日のところはそのくらいでいいか…」

「(ねぇ、保田さんってもしかしてドリフ好きなの?…)」
「(…多分『志村、後ろ後ろーー!』って叫んでたくちだよありゃ…)
  ……あ、お客さんだ」
173 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月22日(日)00時51分31秒

ガラガラッ


あっ、お客さんだわ!きちんとお出迎えしないとね!

「いらっしゃいませー!」( `.∀´)ニカッ
「すっ、すいませんでしたぁーーーーー!!!」
「ちょ、ちょっと!なんで逃げるんですか!せっかく来たんだから
 食べてってくださいよ!」
「は、はあ、じゃあ…『後藤昆布だし醤油ラーメン』を…」
「(またかよ………そうだ!)お客さんたった今完成したばかりの
 新メニュー、お召し上がりになりませんか!?」
「えっ……じゃ、それお願いします…」

「(うわ〜圭ちゃんアレ食べさせようとしてるよ…。大丈夫かなあ……)」
「(…もうどうにでもなれって感じだよ……)」

「(新メニュー、おいしいって言ってくれるかな。あぁもう胸がドキドキしてきちゃった♪)」

174 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月22日(日)00時52分23秒

パクッ
「うっ……な、なんだこりゃ……なんか……」

「(な、なによもう!失礼な客ね!あ、でも笑顔笑顔。お客様は神様だからね!)
 お客さん、お味の方はどうでしょうか」( `.∀´)ニッ
「うぁっ………うえぇぇぇぇぇぇ!!!」
「ちょっ、なにカウンターに吐いてるんですか!」

「(あ〜あ、本日のリバース第1号だね……)」
「(ごっちん……ここ居酒屋じゃないって……)」

「…すいません…お金払うんでもう勘弁してください……」
「はあ……わかりました……」

ガラガラッ

「あーあ、帰っちゃった……まあいいか。後藤!吉澤!後片付けお願いね!」

「…ふぁ〜い(なんで私が……)」
「わかりました〜(ごっちん、がまんがまん…」
175 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月22日(日)00時53分17秒

はあ……新メニュー、失敗だったのかしら…。
せっかく頑張って作ったのに……。あの2人にもう一回聞いてみるか…。

「ねえ、他に何かいいヤツないかな」
「え〜〜?ん〜〜〜………」
「そうですねぇ……」

おっ、今度は2人ともちょっと真剣に考えてるようね。

「そうだ!」
「なに、どうした後藤」
「シーフードラーメン!海の幸をたっぷり入れたやつ!
 あたしエビ好きだからエビいっぱい入れようよお〜〜」
「だっ、ダメよ!エビだけはダメ!それだけは何があってもダメ!
 たとえ泉ピン子がシャネルを買うのやめるって言っても許さないわよ!」
「どしたの圭ちゃん、顔青いよ〜〜」
「そうですよ、どうしたんですか保田さん」
「な、なんでもないわよ!」

「(圭ちゃんどうしたんだろうね?)」
「(もしかして、エビが保田さんの弱点なんじゃない?
  …これは、これは使えるかも……)」
「コラ吉澤!あんたなにニヤニヤしてんのよ!」( `.∀´)キッ!
「うっ……」
「(うわ、よっすぃー固まっちゃったよ…。圭ちゃんってメデューサかなんか?……)」


―そのころ新幹線内では―

石川「だからチャーミーはですねぇ……」
飯田「加護ォ!寝ちゃだめだァ!」パン! パン!
加護「もうだめや、もうだめなんや……」

ここにも寒さで固まりかけてる人が2人。

176 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月22日(日)00時55分09秒

( ´ Д `)<圭ちゃ〜ん、170さんが何か言ってるよお〜
( `.∀´) <な、何で江口先生がこんなところに…!
(0^〜^0)<どうするんですか?仕様料払うんですか?
( `.∀´) <い、いや!あれは偽者よ!本物がこんなところにいるわけないでしょ!
       (けど本物だとしたら…20年以上前のことなのに…江口寿恐るべし…)

( ´ Д `)<それよりさあ〜、今日も更新量少ないねえ〜
( `.∀´) <しょうがないのよ!いろいろ事情があるんだから!
(0^〜^0)<でももう少しねえ…
( ´ Д `)<そうだ作者〜!もっと真面目に書け〜〜!
( `.∀´) <お前らラーメン屋のほうにもそれくらい情熱注げよ……
177 名前:名無し読者 投稿日:2001年04月22日(日)01時15分48秒
いろいろ事情があるんだ……
あっちも、更新してないし……
しかたな………………………………。
178 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月26日(木)18時10分58秒

( ´ Д `)<177さん、実はあっちのほう…めちゃめちゃスランプなんです…
(0^〜^0)<代わりにこっちの方更新するので許してくださ〜い。
( `.∀´) <それじゃ、今日もラーメン保田亭、始めるわよ!
(0^〜^0)<あ、今日で最終回ですんで。
(;`.∀´) <ナヌ!?
179 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月26日(木)18時11分29秒

…まあいいか。新メニューはまた後で考えるとして……
…オイ!吉澤のヤツ固まったまんまじゃないの!
仕方が無いわね。こんなときにはこれよ!

「け、圭ちゃん…なにその針は…」
「何を言ってるの!石化には金の針って昔っから相場が決まってるのよ!えい!」グサッ
「おゥッ!……はっ…私は何をしていたの?…ちょっとそこの2人!きちんと説明
 しなさい!この世界のレイコに歯向かうと…」
「(ちょっと、よっすぃーまだなんか変だよ……レイコって誰だよレイコって……)」
「まだオカシイようね……そんなヤツにはこれよ!そりゃ!!」バキッ!
「ガハァッ!……ん?…ここはどこじゃ?……レイコさん…レイコさんはどこじゃ?…」
「(おいおい、まだレイコとか言ってるよ……つーか何?よっすぃー
 マジックマッシュでも食べた?…)」
「クッ、こうなったら最後の手段よ!吉澤!これを食べなさい!ホラッ!」
「むぐっ……はっ…ここは…あ、ごっちんに保田さん…私いったいどうしたんですか?」
「(…やっと元に戻ったよ……でもベーグルで正気にかえるよっすぃーって一体……)」

「ほら!ぼーっとしてないで仕事に戻るわよ!」
180 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月26日(木)18時12分07秒

「(…てゆーか…このままここに居たんじゃ体がもたないよ……
  圭ちゃんには悪いけどちょっと抜け出そう……電波少年に出てた朋ちゃんみたいに
  ならないうちに……)
  …圭ちゃん!あたしたちちょっとお昼休みとるねー!…よっすぃー、行こっ」
「ふえ?ああ…では参りましょう…」

ダダダダダッ!

「ちょ、ちょっと!どこ行くのよ!……あーあ、行っちゃった…まあいいか、
 ちょうど客足も途絶えてきたところだし…」

ふう…じゃ、私もちょっと一休みしようかな…

ガラガラッ

もう!休憩しようと思ってた矢先に……

「いらっしゃいませー!……って矢口?」
「おう圭ちゃん、いつものやつお願いねー」
「はいはい…アレね……(…どうでもいいけど何で傘持ってんの?…
 今日思いっきり晴れてるわよ?…)」
181 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月26日(木)18時12分38秒

「そうだ矢口、さっき作った新メニュー…」
「いや!いいよ!どうせ圭ちゃんのことだから龍角散とかでも
 入れたんじゃない?」
「(な、何で私の心が読まれてるの!?矢口、あんたサトリ?)」
「だからいつものやつでいいって……」
「わかったわよ…、『矢口ミニラーメン+餃子ライスセット』でいいのね?」
「そうそう、それだよー」
「んじゃ、早速…」

ガラガラッ

「(なに?またお客?…今度は大中小の三人組か…まあいいや…)
  へいらっしゃい!」
「うわっ…ガメラ…」

な、何てこと言うのこのガキ!ホント失礼ね!
182 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月26日(木)18時13分18秒

まあいいわ…お客さまだしね…

「ご注文は?」
「え〜っと、カヲリは『飯田札幌味噌ラーメン』で」
「(うん、まあ『札幌』って感じの顔してるわねこのでかいのは…)」
「じゃあチャーミーは『保田美声ラーメン(龍角散入り)』お願いします!」
「(おっ、なかなか見こみあるわねこの子。私の弟子にしたいくらいだわ!)」
「…この『店長のスマイル0円』ってなんやの?」
「(ん!?よくぞそれを頼んでくれた!いよいよ私の本領発揮ね!)
 …それはね、私がスマイルをしてあげるのよ、ほらっ!」( `.∀´)ニタァー
「ぐっ…、あかん、そんなんやられたら食欲も無くなってまうで…」

な、なによ!つくづく失礼なガキね!もう!

「さ、さっさと注文決めなさいよ!」
「じゃ、じゃあ『後藤昆布だし醤油ラーメン』で…」

はあ…またか…もういいわ……
183 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月26日(木)18時13分48秒

ふう…なんとか注文もこなしたことだし…ちょっと
休憩しようかな……

「あっ!やっちゃった!」

な!コイツどんぶりひっくり返しやがった!せっかく作ってやったのに!

「…あ〜あ、もったいないことしちゃった…」

おい!言ってることと表情が食い違ってるのよ!何なのよその
『してやったり』って顔は!大体その着てる服なに!?
全身ピンクで…お前は林家ペーパー夫婦か!

「なんだよもう、うるさいな〜。人がせっかくラーメン食べてるってのに…」

あれ?矢口のやつでかいほうと話してる…この2人知り合いなのかしら?
184 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月26日(木)18時14分31秒

「ごちそうさまでしたー」

ん…なんか矢口、あの三人組と一緒に行くみたいね…
まあ私には関係ないか……
って、なんかあの関西弁のちっこいやつ、ものすごい複雑な
表情してるわね……まるで歯磨いた後にミカン食ったような
顔してるわよ……

「じゃ、圭ちゃん、また来るねー」
「あっ…うん、またね」

ふう、これでなんとか一段落するかな…

「矢口さんも含め、いよいよ4人パーティーのあいぼん御一行でございます」

…あれ?紗耶香のやつ何あの4人の影に隠れて独り言いってるのかしら…
まあいいか…それにしてもあの2人、いつまで昼休みとってんのかなあ…
もう!帰ってきたらお仕置きよ!



…こうしてラーメン屋の店主の苦労は今日も続くのでした。




  『APPEND PUTIMO-MIX 〜ラーメン屋店主の苦悩〜』 [終]


185 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月26日(木)18時15分34秒

( `.∀´) <ちょっと、なんなのよこの週間少年ジャ○プで人気の無い
        漫画家が打ち切りをくらったような終わり方は!
(0^〜^0)<しょうがないですよ、作者がヘタレなんですから…それに
        最初からラストはこうなるように考えてたんです。
( `.∀´) <クッ…でも、でも、ラーメン保田亭は永遠に仏滅よ!
( ´ Д `)<…圭ちゃん、もしかして『不滅』って言いたかったの?
(;`.∀´) <うっ、ちょ、ちょっとした茶目っ気よ!
(0^〜^0)<不滅っていうより破滅って感じですね…
(;`.∀´) <う、うるさいわね!
( ´ Д `)<では『APPEND PUTIMO-MIX 〜ラーメン屋店主の苦悩〜』、これで
        おしまいで〜す。

( `.∀´)
( ´ Д `) <それじゃ、だーいばーーい!!
(0^〜^0)

186 名前:名無し読者 投稿日:2001年04月27日(金)00時53分12秒
紫がんばってね!
187 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月27日(金)07時32分49秒

>>186さん
中澤「ありがとうございます」
平家「あれ?またアタシら出るの?」
中澤「ん…作者の奴が素でレスするのはちょっぴり気恥ずかしいっちゅうことでな、
   それでウチらの登場ってわけや」
平家「そうなんか…」
中澤「ん〜、紫の方は…けっこう悩んどるね……」
平家「…もともとネタスレ作者やし…なかなか難しいね……」
中澤「でも結構暇を見つけて続き考えとるからもうちょっと待ったってな〜」
平家「そやね」
中澤「けれど…あっちの方より先にまたこっちの話進めるかもしれん…」
平家「そうなんか?」
中澤「こっちのシリーズは最初の話を始めたときから外伝っぽいのもやるって
   もう決まってたんよ。とりあえずアイディアが浮かんでる方から書いていこうか
   と思ってな」
平家「ふ〜ん、んで次はどうなんの?」
辻 「次はののが主役なのれす」
安倍「いやいや、なっちが先だべさ」
平家「おわっ!びっくりした!急に出てこんといてや…」
中澤「…まあそういうわけで次は辻かなっちかのどちらかの話になる予定やね」
平家「大体タイトルが予想つくな…」
中澤「みっちゃんそれ言ったらアカン!」
188 名前:木多娘。 投稿日:2001年04月30日(月)04時03分14秒

平家「裕ちゃん、続きまだ始まらへんの?」
中澤「いや今回は最初から最後まで一気に載せようと思ってな、
   そんで今書いてる真っ最中やねん」
平家「でも早いとこ書かな…」
中澤「まあな。…実は次のやつもうタイトルも決まっとるんやけど…
   さっき狼のほう見てきたらすでに同じようなタイトルでスレ立っとって
   ちょっとびびってしもうたとこなんや…」
平家「あちゃ〜…」
中澤「でももう書き始めてるからしゃあないっつーことでこのままタイトル
   変更無しで行こう思てんねん。というわけで読んどる方いましたら
   もうちょっと待ったってな」
平家「…裕ちゃん、あっちの方の更新は?」
中澤「うっ……」
平家「……」
189 名前:名無し読者 投稿日:2001年04月30日(月)16時49分13秒
なんか、あっちこっちの作者さんが風邪で倒れてるみたいですね。
風邪って、ネットでもうつるんでしょうか?
御身体大切に。
190 名前:木多娘。 投稿日:2001年05月08日(火)23時13分11秒

平家「しっかし裕ちゃん、全然更新する気配ないなあ」
中澤「…せやな。ほんまに早いとこ載せなアカンとは思うとるんやけどね」
平家「こっちの方はどのくらい書きあがっとるの?」
中澤「実は…まだ半分ぐらいしか書いてないねん…」
平家「そりゃまた…ホント、書くのおっそいなあ…」
中澤「ん〜…まあただでさえ書くの遅いんやけど…次ここに載せるやつは
   今までのと違うて笑いの要素とかほとんど無しの話になるんよ。
   そんで作者の奴、ネタっぽいやつならけっこうポンポン出て来るんやけど
   ちょっとまともな話書こうと思たらあっという間に筆の進みが鈍ってまうんや。
   そんでこの有り様やねん」
平家「はぁ…」
中澤「あと、189さん、ホンマにありがとうございます。風邪はすっかりよくなったんやけど
   実は作者の奴、またアホなことやらかしてちょっと体調不良気味なんです…」
平家「は?何やったゆうねんな?」
中澤「賞味期限一週間過ぎた牛乳を一気飲み…」
平家「…アホや……」
中澤「いや、普段は冷蔵庫の中には酒ぐらいしか入っとらんのやけど、この前ちょっと魔が
   差して牛乳買うてしもたんや。そしたら案の定全然飲まんままになっててな、そんで
   捨てるのはもったいないということでこないなことに…」
平家「…」
中澤「まあそれは置いといて、レスをいただくというのはホンマに、ホンッッマに嬉しいんや。
   こんな駄文でも読んでくださる方がいるっちゅうことでね。その嬉しさたるや思わず
   『ヒャッホゥ!』とか叫んで街に飛び出して高田純二のダンスをやってしまいそうなくらいなんや。
   ただ、なるべく更新とレスを一緒にしようとするとこんな遅レスになってまうんよ。
   本当ならそろそろ更新もせなアカン時期なんやけど…まだ書きあがってないちゅうことで…
   ほんまに申し訳ありません」
平家「そうゆうわけでこんなダメ作者ですがそれでもええよ、とゆうかた、どうか
   これからもお付き合いしたってください」
中澤「それじゃ、また…」
平家「裕ちゃん、次のレスを返すときは小説のほうも一緒にのっけれたらええなあ…」
中澤「…せやね」
191 名前:木多娘。 投稿日:2001年05月11日(金)22時52分51秒

( ´D`) <やっとかきあがったのれす。こんかいはののがしゅやくなのれす。

( ^▽^) <ののちゃーん、そろそろ始まるよー!

( ´D`)ノ <アーイ!

192 名前:木多娘。 投稿日:2001年05月11日(金)22時53分45秒


るろうにあいぼん 追加ディスク2


      『APPEND NOZO-MIX 〜希望の飴玉〜』

193 名前:木多娘。 投稿日:2001年05月11日(金)22時54分17秒

「あーあ、つまんないなあ…」

この1人でとぼとぼと道を歩いてる少女、名前は辻希美ちゃんといいます。
彼女は13歳。親の仕事の関係でしばらく東京から離れることになってしまいました。
引っ越してきたばかりでまだ一人も友達がいなく、毎日寂しい日々を送ってます。
希美ちゃんは飴玉大好き。飴を食べているとちょっとだけ寂しさが紛らわされて、
ちょっとだけ幸せな気分になるのです。
そして今日も小脇に飴玉の袋を抱えて道を歩いていると…

「そこのお嬢ちゃん、ちょいと待ちなさい」
「(え?わたしのこと?まわりに人はいないし…)」

道端に座っているおばあさんに声をかけられました。
194 名前:木多娘。 投稿日:2001年05月11日(金)22時57分14秒

「お嬢ちゃん、飴玉が好きなのかい?」
「えっ、なんでわかったの?」
「だって、そんな嬉しそうな顔をして飴玉を食べている子は
 なかなかいないからねえ」
「(ん〜…そういえばそうかも…)」
「だからね、お嬢ちゃんにはこれをあげよう。ほら」
「え、これって…」
「これはね、困っているときに食べるとその人の願い事をかなえてくれる
 という不思議な飴玉なんだよ」
「ふ〜ん…でも…なんだか信じられないような…」
「まあいいから。これを持っておゆき」
「…うん、ありがとうおばあちゃん」
「あ、当たりが出たらもう1個だからね」
「ふえ?」

なんだか変わった袋をもらいまた歩き出す希美ちゃん、
ちょっと進んでもう1度後ろを振り返ってみると…

「…あれ?いない…」

そこにはもうおばあさんの姿はありませんでした。
195 名前:木多娘。 投稿日:2001年05月11日(金)22時59分09秒

「なんかへんなの…まあいいや、どんなのが入ってるのか
 見てみようっと」

そうして袋を開いてみると、そこには様々な色の飴玉が。

「いち、に、さん………全部で7個か…。どれもきれいな
 色だなあ…」

そのようなことを思いながら歩いていると、道端で泣いている
一人の小さな男の子がいることに気がつきます。

「あれ?なんで泣いてるのかな…」

ちょっと話しかけてみることにしました。
196 名前:木多娘。 投稿日:2001年05月11日(金)22時59分54秒

「ねえキミ、なんで泣いてるの?」
「うっうっ……えぐっえぐっ……おかあさんと……おかあさんと
 はぐれちゃって……」
「そっか……そうだ、これあげるから元気だして。男の子が泣いてちゃだめだよ?」
そう言ってさっきもらった飴玉の袋の中から紅色のものを取り出しました。

「これは…イチゴ味かな?はいっ、どうぞ」
「…ひっく……ありがとうおねえちゃん…」

「…おいしい……」
飴玉を食べた男の子に少しだけ笑顔が戻ります。その時遠くの方から
女性が走ってきました。

「はぁ…やっと見つけた…もう、すごい心配したんだからね!」
「(あ、きっとこの子のお母さんだ…)」

お母さんも見つかり男の子は笑顔で手を振りながら歩いて行きます。
希美ちゃんもそれに応えて手を振り、男の子が見えなくなった後また歩き出しました。
197 名前:木多娘。 投稿日:2001年05月11日(金)23時00分32秒

一人で道を歩いているとしきりに草むらの辺りをゴソゴソやっている
男の人に出会いました。どうやらとても困っている様子。
なんとなく希美ちゃんは声をかけようという気になりました。

「ねえおじさん。どうしたの?」
「えっ?あ、あぁ、実は財布落としちゃってさ。さっきまでは
 あったんだけど気がついたら無くなってたんだ。交番にも行ってみたけど
 届いてないみたいだから今日通った道の辺りをこうやって探してるんだよ」

その男の人はもうかなり探し回った後らしく、汗をダラダラかいて
とても疲れている様子です。

(そうだ、疲れてるときは甘いものが欲しくなるって何かの本で見た気が…)
そう思った希美ちゃんはおじさんにも飴玉をあげることにしました。

「おじさん、疲れてるときは甘いものを食べるといいんだよ。はいっ、これ」
「ん?おじさんにくれるのかい?ははっ、ありがとう、じゃあ遠慮無く」
そう言っておじさんが受け取った飴玉は橙色のものでした。

「これはオレンジ味だね。すごいおいしいよ。うん、なんだか元気が出てきたみたいだ。
 …よし、もう1度交番に行って聞いてみるとするか。それじゃ、おじょうちゃん、ありがとう」
そう言っておじさんは交番へと向かって歩いて行きました。

(お財布、見つかるといいね)
そう思いながら希美ちゃんもまた歩きだします。
198 名前:木多娘。 投稿日:2001年05月11日(金)23時01分03秒

またしばらく道を歩いていると公園のベンチで泣いている女の人が
目に入りました。なんだかとても悲しそうで希美ちゃんはまた
声をかけようと思いました。

「ねえお姉さん、なんで泣いてるの?」
「グスッ…え?あなた何?…なんか用?」
「あ、なんかとっても悲しそうだったから…どうかしたんですか?」
「悲しそう、か…まああなたにこんなこと話してもしょうがないんだけど…
 私、さっき彼氏と別れてきたんだ…。本当は彼は全然悪くないんだけど
 なんだか私も意地になっちゃって…それで喧嘩になっちゃって…ま、そういうわけ」
「そうなんだ……でもほら、泣いてばっかりじゃいいこと無いよ。これ食べて
 元気出して。ね?」
そして希美ちゃんがお姉さんに渡した飴玉は黄色のもの。

「ん…レモン味か……アハッ…酸っぱい………そうだね、泣いてばっかりじゃ
 なんにも始まらないもんね。よし、私これから彼のとこに行ってくる。
 今度はきちんと謝れそうな気がするよ。それじゃ、ありがと。アメ、おいしかったよ」
そう言ってお姉さんは走って行きました。

(きっと仲直りできるよ…)
そう思い、走って行くお姉さんを見送りました。
199 名前:木多娘。 投稿日:2001年05月11日(金)23時02分06秒

「なんだかちょっと疲れちゃった。一休みしてこうかな」

公園のベンチで休んでいると一匹の犬が足元によってきました。
なんだかとても疲れているみたいです。

「んー?どうしたの?おなかすいてるの?」
犬はクーンクーンと鳴いてすりよってきました。

(犬ってアメ食べれるんだっけ…ま、いっか)
「ほら、これ食べる?」
そう言って希美ちゃんが犬にあげたのは緑色の飴玉。
犬はもらった飴玉をペロペロとなめています。
「おいしい?」
そう聞くと犬も元気にワンッ、と答えました。

そうして飴玉も無くなるころ、遠くのほうからだれかを呼ぶ声が
聞こえました。
「おーーーい、こっちこっちー、お前どこ行ってたんだーー!」
犬はしっぽを振りながら声がするほうへ走っていきます。

(あ、きっと飼い主の人だ。もしかしたらあの犬、はぐれちゃってたのかな。
 見つけてもらえてよかったね)
そのようなことを考えながら、ベンチから立ちあがりました。
200 名前:木多娘。 投稿日:2001年05月11日(金)23時02分41秒

そろそろ行こうとしていたとき、砂場のほうで喧嘩している子供が
希美ちゃんの目に入りました。

(どうしたんだろ…)
そう思い、また声をかけてみることにしました。

「ねえ君達、なんで喧嘩してるの?」
そうたずねてみましたが2人とも興奮している様子で全然話が
通じません。

(…困ったな………そうだ!)
「ほらほら、これあげるから喧嘩しないの。はい、2人とも」
そう言って2人にそれぞれ青色と紫色の飴玉をあげました。

「これおいしー!」
「ほんとだー、すっごいおいしーねー」
「ふぅ……それで、何で喧嘩してたの?」
「あれ?なんでだっけ」
「なんだかアメ食べたら忘れちゃったー」
「…はぁ」

なにはともあれ仲直りした2人の子供は楽しそうに走っていきました。

(まあ…喧嘩するほど仲がいいっていうしね…ハハ……)
そう思いながら走っていく2人を見ているとなんだか急に寂しく
なってしまいます。

(友達…か…)
201 名前:木多娘。 投稿日:2001年05月11日(金)23時03分22秒

「なんだか…寂しいな…。まだこっちに来て1人も友達いないし……
 …そうだ、まだ飴玉1個残ってるよね。…私も食べてみようかな…」
そうして袋の中に入っている最後の1個、藍色の飴玉を口の中に
放り込みました。
「あ、ブルーベリーの味だ…おいしい…」

飴玉はあっという間に溶けて無くなってしまいました。
「ん〜…なんにも起こらない、か。…ま、普通のアメだったのかもね。
 さっきまでのことも偶然ああなっただけなのかも…」
そう考えるとちょっとだけ涙がでそうになりましたがそれを
がまんしてまた歩き出すことにしました。
202 名前:木多娘。 投稿日:2001年05月11日(金)23時04分12秒

そうして道を歩いていると、前から髪の毛をお団子にした女の子が
やってきます。

(な、なんか恐い顔してる…どうしたんだろ……)
そんな風にちょっとびくびくしてると…

「おい!そこのガキ!」
向こうから声をかけられました。

「は、はい、なんれすか…?」
(こわくて思ったように口が回らないよぅ…)
しかもあわてて返事をしたのも合わさって、かなり舌っ足らずな感じになってしまいました。
(わ、私、なにされるんだろ…)
…とかなんとか考えていましたが、よくよく話を聞いてみると
とてもおなかがすいているので持っている飴玉を少し分けてくれとのこと。

「(なんだ…びっくりした…)」
「ん?どないしたんや?ぼーっとして」
「へ?いや、なんでもないよ〜…」

そういうわけで飴玉を分けてあげることにした希美ちゃんでしたが、
さっきおばあさんからもらった飴玉の最後の1個を食べてしまったことに
気がつきました。
(ん〜、普通のやつでもいいよね…)
と、思いつつももらった袋の中を覗いてみると…
(あれっ?まだ1個残ってる…。さっき全部無くなったはずなのに…)
203 名前:木多娘。 投稿日:2001年05月11日(金)23時05分01秒

(あ、もしかしてこれが『当たりがでたらもう1個』ってことなのかな?)
そう思いながら飴玉を取り出してみると…それは今までの飴玉の色が
全て入っているような、とても綺麗な虹色をしていたのでした。
(これなら、これならきっと困っているこの子の願い事をかなえてくれるのかもしれない…)
「はいっ、これっ」
「おっ、ありがとうな」
そうして女の子にその飴玉を渡しました。

「うん、これすっごくおいしい!すっごくおいしいで!」
「そっか、よかったぁ〜」
「そういやまだ名前聞いてへんかったな。ウチは加護亜依っていうんや。あんたは?」
「わたしは、辻希美っていいます〜」
「なんや、自分ほんまに滑舌悪いなあ」
「(えっ、まだ直ってないかな…?)」

そして自己紹介を済ませたころには2人はすっかり仲良くなっていました。
204 名前:木多娘。 投稿日:2001年05月11日(金)23時06分13秒

どうやら亜依ちゃんはお母さんさがしの旅をしているらしく、
すぐにまた行かなければならないとのこと。

「なんや寂しいなあ…せっかく友達になったのに…」
「ん〜、でもまた会うことがあるかもしれないよ?」
「…そやな。じゃあ今度会うたときもおいしい飴玉用意しててな」
「うん!亜依ちゃんがびっくりするようなやつを用意しとくよ!」

そして2人はまた別々の道を歩き出します。
希美ちゃんも亜依ちゃんもお互いが見えなくなるまでずっと
手を振りつづけていました。

「友達かぁ……こっちに来て初めてできた友達。なんかすっごく嬉しいな…
 …でも……あんなこと言ったけど…本当にまた会えるのかな……」



大丈夫、きっとまた再会することができます。だってあの飴、
『希望の飴玉』の効果はまだまだこれからなのですから…。
でもね、それはもうちょっとだけ、先のおはなし。




    『APPEND NOZO-MIX 〜希望の飴玉〜』 ☆おしまい☆


205 名前:名無し読者 投稿日:2001年05月12日(土)01時23分33秒
いい話だ、落ちがあると思ったのに、感動的な話で終わった。
今、俺は猛烈に感動している。
206 名前:名無しさん 投稿日:2001年05月13日(日)02時29分06秒

今までのやつと全然違った感じでおどろいた。
これからもがんばってね。
207 名前:木多娘。 投稿日:2001年05月16日(水)01時49分56秒

中澤「さて、なんとかのっけることができたね」
平家「せやね」
中澤「205さん、206さん、ありがとうございます。そういっていただけると
   作者の奴もホンマに光栄です。…ただこのようなありがたいお言葉を
   もらっておきながら次のお話はまたネタ系になる可能性大…」
平家「また〜?」
中澤「せやかてな、次はなっちのお話になる予定なんやけどほら、序盤の方で
   出したキャラがあれやから…真面目な話を書くのはなっかなか難しいんよ」
平家「ん〜、でもなあ…」
中澤「ただ、次のやつはまだどういう形式になるか決まってへんからまだまだ
   変わっていく可能性もあるんやけどね。とりあえず今までのやつとあまりかぶらない
   ようなものにしたいとは思うとるんや」
平家「まだどうなるかは分からんっちゅうことやね」
中澤「一応、候補は2つばかり上がっとるけど…」
平家「まあそれは置いといて、裕ちゃん、前に書き忘れとったことがあるやろ?」
中澤「あ、せや、今回のシリーズのベースになっとるネタの話やね。これホンマは
   『一人旅』が終わった時点で書く予定やったんやけどすっかり忘れとってタイミング
   逃したまんまになっとったからな。というわけでちょっとネタバラシを」
平家「長いんで次に続きます」
208 名前:木多娘。 投稿日:2001年05月16日(水)01時50分50秒

中澤「まず、『お気楽極楽一人旅』のベースになっとるのは昔任天堂からディスクシステムで
   でとったゲーム、『ふぁみこん昔話』。『新・鬼ヶ島』よりも『遊遊記』のほうが
   イメージが近いかもしれんね。…といってもエライ昔のゲームやからもう知っとる人も
   ほとんどおらへんかもしれんけど…」
平家「あと、途中でナレーションに加護が突っ込んどるのが変、ってゆう指摘
   もらったやろ」
中澤「うん、それについては桜玉吉さんが書いとった漫画、『しあわせのかたち』の
   単行本を持っとる人は、3巻の44ページを見ていただけるとちょっとイメージが
   分かるかもしれんね。…ってこれも本持ってる人あまりおらへんような気もするけど…」
平家「ホント、マイナーなとこばかりもってくるなあ…」
中澤「まあええやないか。そんじゃ次『PUTIMO-MIX』。これはもう知っとる人も多いと
   思うんやけど『ラーメン保田亭』。あのスレを参考にさせてもらっとります。
   あのスレで書いとった人にはホンマに感謝やね」
平家「んで最後に『NOZO-MIX』やな」
中澤「これも気付いとる人おるかもしれんけど、ベースになっとるのは童話『星の金貨』。
   最近はドラマの方がよく知られてるかもしれんね」
平家「せやね。試しに検索してみたらHitするのもドラマのほうばっかやったし」
中澤「…というわけでネタバラシはこのへんで。次回は『APPEND NATSU-MIX(サブタイトル未定)』
   の予定です」
平家「アイディアが固まりしだい載せてくと思うんでそれまでお待ちください」
中澤「…とかここまで書いておきながら全然関係無い別の話のっけたりしてな」
平家「うそっ!?」
209 名前:名無し読者 投稿日:2001年05月17日(木)21時05分09秒
マジでしたか、もう少しで洒落にならんところやったね…
ダメージが残っているのか、みっちゃん&ねえさんも
いまいち、テンションが低いような…
「予定は未定」、次回作に何がくるかは気にしてませんので(すっごい失礼なやつ)
一日も早い全快を祈ってます。
210 名前:木多娘。 投稿日:2001年05月22日(火)22時18分12秒

>>209さん

中澤:「ご心配おかけしてホンマに申し訳ありません。体調のほうはすっかり
    よくなったんでもう大丈夫です。でも小説の方はもう少しお待ちを…」
平家:「けどこっち書いてない時もよそじゃちょこちょこネタ書いとるやろ?」
中澤:「まあなあ…。でもほら、1度ネタが思いついてしまうと具合悪かろうが
    熱で浮かされてようがつい書きに行ってしまうんよ。それにこのスレ、
    一応ネタ系とは言っても小説やからストーリーの流れも考えんと…
    というわけでなかなか進みません…」
平家:「あ、それと紫板の方の更新は?」
中澤:「オウッ、ピーターニホンゴワカリマセーン。オチムシャノオバチャン
    ナニイッテルンデスカー?」
平家:「何よっすぃーのネタでごまかしてんねん!しかもさりげに落ち武者言いよって…」
中澤:「いや、それはまあ冗談なんやけど、紫の方はけっこう真面目なやつやからな、
    こっちみたいに途中で強引に方向転換したりできないんよ。せやから書いてる分
    載せた後で『しもたァ!あそこの設定ミスったァ!』となってしまわないように
    一応きりのいいところまで書いてから載せるという方向で……あと、これ作者の
    悪い癖で、いっつも何か書き始めるときって最初と最後は決めとるんやけど
    途中の部分けっこう思いつきでやっとたりするんやね。向こうの方ももっと先の
    展開は考えとるんやけどそこまでの持って行きかたとかで結構悩んどったり…
    そん中で『NOZO-MIX』は例外でストーリー全部決めてから書いたんやけど」
平家:「まあもうちょっと時間かかるっちゅうことか…」
211 名前:木多娘。 投稿日:2001年05月22日(火)22時19分14秒

平家:「今これ載せようとしたら文字多すぎって言われてもうたんで中途半端ですが
    2回に分けて…」
中澤:「…とまあそういうわけでこちらも向こうもある程度固まるまで209さんのお言葉に甘えまして
    居酒屋をちょこちょこやりつつユクーリマターリ進めさせていただきますんで……
    あ、それとテンションが低いときは多分あまり酒飲んでないときやと思います。
    ホンマはスピリタスとかジンとかが好きなんやけど最近は次の日にあまり残らない
    ように少し控えてるんですわ。…というわけで今日はここまでにしたいと思います。
    でもレスやネタ振りがありましたらきちんと応えさせていただきますんで。
    次の物語が始まればまたしばらく居酒屋はお休みになる予定やし」
平家:「じゃあまたね〜……ってなんか裕ちゃんばっか喋っとるで…。アタシにも
    もうちょっと喋らせてえな…」
212 名前:名無し読者 投稿日:2001年05月27日(日)01時44分26秒
あ〜おもろかった
30分でいっきに読んでしもた(w

これからにも期待
213 名前:木多娘。 投稿日:2001年05月28日(月)01時32分33秒

中澤:「212さん、ありがとうございます。楽しんでいただけたのなら作者もホンマに
    嬉しいです」
平家:「ただ、次のお話始まるのはもう少し時間かかるんやけどね。というわけで
    何も書かないというのもあれなんでこのスレの方向性みたいなもんをお話しときましょか」
中澤:「せやね。このスレ立てたときはとりあえず『1つのスレでいろんな味が楽しめる』
    っていうのにしたかったんよ。ネタ系の小説やこの前のお話のようなちょっと
    いい話、またこの居酒屋みたいなやつとかね。まあなんちゅうか、ハロプロみたいな
    もんかもしれんね。辻加護みたいなロリ系からウチみたいな大人の色香が漂う女性、
    J-POPから演歌まで、果ては落ち武者みたいなのもおったりな」
平家:「ちょ、ちょお待て!また落ち武者ゆうたな!それに大人の色香ってなんやねん!
    ただ単に年くっとるだけやろ!」
中澤:「なに…?みっちゃんそんなことゆうてええんか?別にこの居酒屋もアイさがに続いて
    ウチとあっちゃんの2人でやってもええんやで?」
平家:「なッ……そ、そんな、いいもん!アタシには美少女教育あるもん!」
中澤:「ええんか?ホンマにええんか?ん?」
平家:「………す、すんませんでした…。これからもよろしくお願いします……」
中澤:「ハッハッハッ、最初っからそう言えばええんや」
平家:(クッ…このババア……いつか、いつかブッコロヌ!!)
中澤:「ん?なんか文句でもあるんか?」
平家:「いっ、いえッ!そんな滅相もございませんですッ!!」
214 名前:木多娘。 投稿日:2001年05月30日(水)22時59分36秒

中澤:「そんじゃとりあえず始めよか…」
平家:「せやね」
215 名前:木多娘。 投稿日:2001年05月30日(水)23時00分32秒


るろうにあいぼん 追加ディスク3


      『APPEND NATSU-MIX 〜走る!室蘭の歌姫〜』

216 名前:木多娘。 投稿日:2001年05月30日(水)23時01分13秒

「はぁ〜〜……腹減ったべ……」

はい!このおなかをおさえながらふらふらと歩いているちょっぴりふくよかな
女性、名前は安倍なつみさんっていいま〜す。年はえ〜っと……あれ?
何歳でしたっけ?確か…

「19歳だべ。今年の8月でハタチになるっしょ」

そうでしたぁ〜。いや〜、私すっかり忘れてました!反省反省、エヘッ。
…それでですね、安倍さんはもうすぐ20歳になるというのになんでこんなところを
ふらふらふらふらほっつき回っているかというとぉ…

「…」

それはですね〜…

「…このナレーションのウザさは一体なんなんだべ…」

な、なんですと!?
217 名前:木多娘。 投稿日:2001年05月30日(水)23時02分09秒

そんなウザイなんて失礼な…

「っていうか何で梨華ちゃんがこんなとこに居んのよ!あんた出て来るお話が違うっしょ!」

いやいや、あっちの方はチャーミー石川でぇ、こっちは石川梨華なんで〜す。
よろしくお願いしますね〜、エヘッ。

「(げげ…チャーミーじゃないってことはこっちはネガティブ全開の梨華っちだべか…)」

そんなことはありません!こっちの梨華もポジティブ、ポジティブ!

「…なんで心の中まで読んでんのよ…」

そんなこと決まってるじゃないですか!私は進行役なんですよ!
そう、進行役はこの石川、石川梨華が…

「もういいべ…あんた脇役のくせに喋りすぎだべ…それより早く物語の進行を…」

おおっとそうでした!危ない危ない、私ってばすっかり自己紹介に夢中で…

「(こんなとこで梨華っちを出してくるなんて……作者の奴、相当なネタ切れモードだべ…
 『アイディア固まるまで』なんて偉そうなこと言っときながら見切り発車もいいとこだべ……)」

もーう安倍さんってば〜、ポジティブですよ、ポ・ジ・ティ・ブ!

「(クッ…この娘ってば本当にっ…!)」
218 名前:木多娘。 投稿日:2001年05月30日(水)23時03分09秒

ほ〜ら安倍さん、スマイル、スマイルッ!

「何言ってんだべか!ただでさえ腹が減ってイライラしてんのに梨華ちゃんの声なんて
 聞かされたら笑ってるどころじゃねえべ!このヘリウム娘がッ!!」

んなッ!よりによってヘリウムだなんて……ヒドイ!そんな安倍さんだってなんですか!
さんざん周りから痩せろ痩せろ言われてるのにそんなの気にせずバクバクバクバク食べちゃって!
アメリカじゃ太った人は自己管理が出来てないってことでロクに就職もできないんですよ!

「うぐっ……人が気にしてることをっ………もう許さねえべッ!」

ふ、ふん!許さなかったらどうだってんですか!そんなの私は恐くな……

「ちょっとあんた達!何やってんのよ!開始そうそう喧嘩なんかしちゃって!」
「げげっ……紗耶香……」
い、市井さん……

「こっちも忙しいんだからあんまり世話焼かせないでよね!まったくもう!」
「「はい……すみませんでした……」」

「んじゃアタシはもう行くから!2人とも仲良くやるんだぞ!」

「「は〜い……」」
219 名前:木多娘。 投稿日:2001年05月30日(水)23時04分22秒

「紗耶香のやつ…相変わらずドスがきいてるべ…あの生意気なごっちんを手なずけただけあるべ…」
そうですね…ホント…恐かった…

「と、とりあえずお話を進めよっか……ええっと…どこまで行ったんだっけ?」
あ…確か…何で安倍さんがおなかさすりながら歩いてるかってとこまでです…。
「そだね……それじゃ続きをどうぞ…」

わかりました……それで何故安倍さんはこんなところを歩いているかというとですね、
彼女は歌手を目指すため全国を旅しているんです。でもお金が無いんで行く先々の
食堂や居酒屋でお金の代わりに歌を唄ってご飯を食べてるんですね。
…まぁあれですよ、中澤さんがカラスの女房出したときにいろんな店を廻ったのに
似ています。ぶっちゃけて言うとドサ回りみたいなもんです。

「梨華ちゃん……あんま裕ちゃんの古傷をえぐるようなことは言わないほうがいいべ…。
 あとでシメられても知んないよ…?」

だ〜いじょぶですって!今ごろあの人平家さんと居酒屋で飲んだくれてますから。
それよりおなかすいてるんでしょ?ほら、あんなところに食堂がありますよ?

「あっ、ホントだ!…奈良の食堂はどんなもんがあるんだろ……めっちゃ楽しみだべ…」

…というわけで一軒の食堂に向かう安倍さんに石川梨華(モーニング娘。)なのでした。

「変なとこで自己主張しなくてもいいべ!」
220 名前:木多娘。 投稿日:2001年05月30日(水)23時06分29秒

(●´ー`●)<安倍なつみのスーバーモーニングライダー!
        …というわけで今回は物語の合間になっちが番組をお送りしま〜す。
        みなさんからのご意見やお便りもここでお返事しますよ。
        あ、なっち、おっとりさんだから返事が遅れるかもしれないけど
        必ず応えるからね〜。
        ええっと、第1回はまだお便りが無いんで……ん〜っと何かないかな…
        あっ、そうだ!これを見てる人でお酒を飲む人はウコンを飲むと悪酔い
        しないらしいよ!とりあえず試してみたら次の日にお酒が残らないかな〜って
        感じがしました。人によって効いたり効かなかったりするかもしれないけど
        暇とお金に余裕がある人は試してみてね。ウコンはスーパーとかでも売ってると
        思います。
( ^▽^)  <しないよ♪
スレ違いな上に下品だべ>(●´ー`●)===○)T▽T)/・:∴∵<イタイデス...

(●´ー`●)<ということで今日はここまでで〜す。それじゃ、またね〜。


(;●´ー`●)<あ、なんでも答えるつもりだけど『安倍さん、何食ってそんなに太ったんですか?』
         とか『一晩中プレステやってたって本当ですか?』みたいなあんま突っ込んだ質問は
         勘弁してほしいべ……
221 名前:名無しさん 投稿日:2001年05月31日(木)00時40分59秒
見切り発車でもOKっす(w
ゆっくりでいいんで頑張って書いてくださいな。

やっぱり酔った状態で書いてるんですか?(w
222 名前:木多娘。 投稿日:2001年06月03日(日)05時07分59秒

(●´ー`●)<スーパーモーニングライダー、今日は第2回で〜す。
       物語の方がまだ載せれないんで先にこっちだよ〜。
       えっと、では221さんのお便りです…
       ありがとうございます!遅くなってしまうかもしれないけど頑張ります!
       それと書いてるときは大体お酒飲んでますね〜。でも最近はちょっと
       控えめにしてるんだよ。次の日まで残っちゃうくらい飲むのは体に悪いし、
       ほら、お酒って飲みすぎると…やっぱ太っちゃうでしょ?
( ^▽^) <安倍さんだめじゃないですか!まだ未成年なのに!
(;●´ー`●)<り、梨華ちゃん、急にどうしたの?
( ^▽^) <だって、安倍さんもお酒飲んで太ったんじゃ…
いちいち一言多い娘っ子だべ>(●´ー`●)===○)T▽T)/・:∴∵<マタシテモ...

(●´ー`●)<というわけで今日はこの辺で。みんなもお酒の飲みすぎには気をつけてね〜。
       …あ、それと女の子は少しぽっちゃりしてるくらいのほうがかわいいんだよ!
       それじゃ、またね〜。

( T▽T)<でもやっぱりアタシみたいにスタイルがいい方が…
           ・:∴∵
(●´ー`●)===○)T▽T(○===(0^〜^0)
         ヨ、ヨッスィーマデヒドイ...
223 名前:酢漬け 投稿日:2001年06月03日(日)12時50分38秒
そんななっちと梨華ちゃんとよっすぃーが好きです。
あ、それと、どうでもいいっちゃどうでもいいんだけど、2ちゃんのネタスレかなんかで木多娘。さんを見ました。
224 名前:木多娘。 投稿日:2001年06月04日(月)16時20分07秒

おなかペコペコで食堂の中に入る安倍さん、すぐに店のおじさんに交渉開始です。

「あの〜、ご飯食べさせて欲しいんだけど…」
「ん?なんだい?」
「実はお金無いんだべ…。だからさ、お代の代わりになっちの歌を聞いてもらえないかな〜…と」
「う〜〜ん……まあええわ!かわいいお嬢ちゃんの頼みとあっちゃあ仕方ない。
 とりあえず歌ってみ?それが良かったらご飯食べさせてあげてもええで」
「わかったべ!ん〜っと…それじゃこの歌を…」

〜♪なーみだーー止まらなくてもーー…♪〜

安倍さんはとりあえず持ち歌のふるさとを歌ってみました。

「…どうだった?」
「…うっうっ…グスッグスッ……あんた上手いよ……俺、おもわずおかんのこと思い出して
 もうたわ…………よっしゃ!いい歌聞かせてくれた御礼や!好きなもん食べてきぃ!」
「やったー!…ええっとじゃあ…これと…これと…あれ……あ、それも2人前……」
「え…?……そ、そんなに食うの……?」
225 名前:木多娘。 投稿日:2001年06月04日(月)16時20分39秒

早速ご飯を食べ始めた安倍さん。おおッ、これはすごいスピード!
TVチャンピオンで早食い対決があったら間違いなく優勝してますね!

「あわ……あわわわ……」

あーあ、おじさん次から次へとご飯をたいらげていく姿を見てお顔が真っ青です。
…まあ安倍さんに目を付けられたのが運のつきってことで諦めてくださいね…
そう、おじさんもポジティブ、ポジティブ!

「もう一杯おかわり!まだまだ全然食い足りないべ!」
「…うそ……マジで……?」

うわ〜、まだまだ食べるみたいですね〜。重ねられていく食器の量に比例して
おじさんの顔もどんどん青くなってってます。

ガラガラガラ…

ん?お客さんみたいですね。どうやら女の子1人みたいですが…
226 名前:木多娘。 投稿日:2001年06月04日(月)16時21分09秒

あ、その女の子、なんかしきりにおじさんに訴えているみたいです。
でもおじさん、そんなものは目に入らずにただただ安倍さんの方を見てあわあわ
言ってるだけですね。

「なにシカトこいてんねん、ワレ……」

うわっ!あの子ガラ悪い!どうゆう教育受けてきたのかしらまったく…
ちょっとは私を見習って…

「店員さん!おかわりもう一杯!なっちまだまだ全然食い足りないべ!」

ありゃ〜…安倍さんまだ食べる気です…。
その姿を見た女の子、何やら叫んでるみたいですね〜。

「なんやアレ!人間か!いや、人間やない、バケモンや!伊集院光や!
 いやむしろ森久美子か!」

あれま、ヒドイ言いようです。でも私も激しく同意。
227 名前:木多娘。 投稿日:2001年06月04日(月)16時21分57秒

さすがにご飯に夢中の安倍さんもその声に気付いたみたいです。

「誰さ、なっちのことバケモンって言ったのは!……ん?」
「な、なんやワレ、喧嘩売っとんのか!」

うーわ、2人とも一触即発な雰囲気ですか………ってあれ?安倍さん相手の女の子の
頭の方を見て固まってますねぇ……どうしたんだろ。

「お団子……」
「へ?」
「おいしそうなお団子だべ!さっき前菜が食い終わったから
 メインディッシュの前にデザートも食べるっしょ!」

げげ……あれまだ前菜だったんですか……一体どのくらい食べれば……あっ!
安倍さん女の子のほうに突進していきました!とりあえずタックルでアドバンテージを
奪うつもりか!?いや、噛みつき、噛みつきだ!女の子の頭に噛みつきました!
安倍さんの反則攻撃に梨華もびっくり!インド人もびっくり!これからは心の中で
あなたのことを『アベ・コング』って呼ばせていただきます!!

「やッ、やめれーーーーーッッ!!!」

女の子、転がるように逃げていきます!それを追いかける安倍さん改めアベ・コング!
ああッ!ちょっと私を置いてかないでください!放置プレーはもうやめてください!!
ということでお店を出ることにします!あっ、おじさんご飯ありがとうございました〜、チャオ〜!

ガラガラガラッ


「…一体なんだったんだあの連中は……」
228 名前:木多娘。 投稿日:2001年06月04日(月)16時22分49秒

(●´ー`●)<はい、スパモも第3回で〜す。今日のお便りは…>>223の酢漬けさん!
       ええっと…なっちと梨華ちゃんとよっすぃーが好きということですね…
       ん〜、でも梨華ちゃんは準レギュラーなんだけどよっすぃーはゲスト
       だったんだよね〜。
(0^〜^0)<そうなんですよ〜、私もラーメン屋のバイト忙しいですしね〜。
       あっ、早く行かないと保田さんに怒られちゃう!それじゃまたッ!
( T▽T)<よっすぃーもう行っちゃうの?なんかさみしいなあ…
 ギュウッ
なっちじゃ不満ってことだべか?>(;●´ー`●)==○<T▽T)/ソ、ソンナコトナイデス...

(●´ー`●)<あ、あと最近は2ちゃんでネタ書いてる時間の方が多いかもです。
       う〜ん、向こうみたいなネタの場合、思いついたときに側にパソコンがあれば
       5分ぐらいでササッと書けちゃうからこっちよりも書く回数が多くなっちゃうんだよね。
       でもこっちの方もちゃんと頑張るんでよろしくお願いしま〜す。
       それじゃ今日はここまで。またね〜。
229 名前:木多娘。 投稿日:2001年06月07日(木)22時17分22秒

はぁ…はぁ……安倍さ〜ん、1人で走って行かないでくださいよ〜…

「ああ、ごめんごめん、なっちったらついあの子のお団子ヘアーが本物の団子に
 見えちゃってさ…」
もう〜…(ったく妄想もいいかげんにしてよ!いつまで食べるつもり…)
「…何か文句でも?」ギロッ!
い、いえッ、何でもありませ〜ん…
…と、とりあえずこれからどうします?
「そうだね〜、ご飯も食べたことだしちょっとその辺ぶらぶらしてみよっか〜」
それじゃ公園にでも行きましょうか…

「いや〜、それにしても今日はいい天気だね〜。なっちこんなにポカポカしてると
 眠たくなっちゃうよ〜」
いや、それはさっきあれだけ食べたからでしょ…

「…ん?あっ、鹿だ!鹿がいるよ!さすが奈良だね〜〜」
そ、そうですね〜…
(そりゃ鹿も出るでしょうよ、作者が奈良っていったら鹿と奈良漬けしか知らないんだから…)

「う〜ん…それにしても……ねえ梨華ちゃん、鹿っておいしいのかな…?」
ゲ!また食べ物に結び付けてる!ちょ、ちょっと安倍さん、もう行きますよ!
このまんまじゃホントに鹿にかぶり付きかねないんだから…
「え〜っ、もうちょっと見てたかったのになぁ………ん?これは…?」
へ?安倍さん?どうしたんですか?

「北北西10時の方向にデザート発見だべ!急いで出発だべ!!」  ダダダダダッ!

あッ!ちょっと待ってくださいッ!(…って何?あの人食べ物に反応するレーダーでもついてるの!?)
230 名前:木多娘。 投稿日:2001年06月07日(木)22時17分54秒

待ってくださいってば〜〜……あっ、危ないッ!そこの女の子避けて〜〜〜ッッ!!!

「えっ!?何!?何なのッ!!?」

ど〜〜〜〜〜ん!!!!

「いった〜〜〜〜い!!!」
「あっ、ごめんごめん!大丈夫だべか?」
「う、うん、なんとか…」
「ああッ!全然大丈夫じゃねえべ!ぶつかった衝撃でアンタ歯並びが極悪に
 なっちまってるべ!!」
「……いや、これは元からです…」
「えっ?そうなの?いやぁ〜、重ね重ねごめんね〜…ハハハ…」
「……」

まったくもう……2人とも大丈夫?怪我とか無い?
「なっちは平気だべ」
「あ、私も大丈夫です…」

それで何で安倍さんは彼女に突進してったんですか…?
「いや、この子からいい匂いがしたもんだから…」
いい匂い?
「なんか甘い匂いが…」
「…もしかしてこの飴ですか?」
「そうだべ!それそれ!…あのさ、なっちにもそれちょっとくれないかな〜…」
「え…ああ、どうぞ…」
「ホント!?ありがと〜〜」 モグモグ…

うわっ!食べるのめっちゃ早い!
231 名前:木多娘。 投稿日:2001年06月07日(木)22時18分28秒

「あ〜、おいしかった!…ん、そだ、飴玉貰ったんだから何かお礼しなきゃね〜」
「へ?いやそんないいですよ…」
「いやいや遠慮しなくてもいいべ!」
「…う〜ん……じゃあ…私とお友達になってくれませんか?」
「えっ?そんなんでいいの?」
「…いいですか?」
「お安い御用だべ!え〜っと、君の名前はなんていうのかな?」
「私は、辻希美っていいます。13歳です」
「じゃあ呼び方はののちゃんでいいね。あ、私は安倍なつみっていうんだよ!
 8月で20歳になるんだ〜。そんでね、このなっちの周りをうろちょろ付きまとってるのが
 石川梨華っていってね、えっと…年はどうでもいいや、呼び方も石川だろうが梨華だろうが
 ネガティブだろうがブリザードだろうが好きに呼べばいいよ」

ちょ、ちょっと安倍さん!その後半2つは何ですか!
「いいじゃないそんなの〜、ほら、ポジティブポジティブ!」
クッ…私のセリフまで取っちゃって…!

「あ、じゃ、じゃあ梨華ちゃんでいいや〜…」
232 名前:木多娘。 投稿日:2001年06月07日(木)22時19分18秒

「それにしても友達になって欲しいだなんて…ののちゃん友達居ないの?」
「うん…こっちに引っ越してきたばっかりだからまだ……あ、でもさっき初めての
 友達ができたんだよ!…その子お母さんを探す用があったからすぐに別れちゃったんだけど…
 …でもまた会うって約束したんだ」
「へぇ〜、その子ってどんな子なの?」
「うん、亜依ちゃんっていってね、関西弁でちょっとこわい感じなんだけど
 すっごい明るいの。あとお団子にした髪形、かわいかったなあ」

「(…えっ……関西弁で…お団子………ね、ねえ梨華ちゃん、もしかして………)」
…多分さっきの子ですよね……
「(…あのことののちゃんには内緒にしといた方が……)」
……ですね………

「あっ、そ、そうだ、なっちはね、歌を唄うことがとっても好きなんだぁ。ののちゃんはどう?
 歌って好き?」
「うん、好きだよ。飴玉と同じくらい好き〜」
あ、私も歌好きですよ〜…
「…万年ヘリウム音痴娘はだまってるべ」
ひっ、ひどいっ!
「…でさ、なっちは歌手になるためにいろんなとこを旅してるのね。とりあえずこれから
 東京に行こうと思ってるんだけど、もしよければののちゃんも一緒に来ない?もしかしたら
 その亜依ちゃんにも会えるかもしんないよ?」
「えっ……でも……」
「あ、そ、そうだよね、お母さんとかお父さんとか心配するよね…」
「……でも安倍さんがいいって言ってくれるのなら………私行く!お父さんとお母さん
 説得して行く!」
「…よし、じゃあ早速ののちゃんのおうちに行こっか!」
233 名前:木多娘。 投稿日:2001年06月07日(木)22時20分10秒

そして程なくしてののちゃんの家にたどりつきました。
安倍さんとののちゃん早速親御さんを説得にかかります。

「え〜…でもねえ…」
「大丈夫!お母さんに心配かけるようなことはしないから!」
「あの、なっ…いえ、私がきちんと希美ちゃんの側についてあげるので…お願いします…」
「…そうねえ……そこまで言うのなら…まあもう少ししたらお父さんの仕事も一段落して
 東京に戻れると思うから……いいわ、行ってきなさい。……安倍さん、娘のこと、よろしく
 お願いします…」
「わかりました。希美ちゃんの側に変な人が近づかないようちゃんと気をつけますので…」
…てゆーか安倍さんがすでに『変な人』っていう気もしますけどねぇ…
「だッ、黙らっしゃい!!」
…はいはい。…あ、誰か家の中から出てきたみたいですけど…

「あれ?希美、先に東京行くの?まぁせいぜい気をつけてね〜」
「!!」
「うん、わかった」

「ね、ねえ…ののちゃん……さっきの……誰?」
「え?ああ、あれは私のお姉ちゃんだよ」
「……す、すごいね………梨華ちゃんも黒いとは思ってたけど……あんなにすごい人を見るのは
 なっち初めてだべ……」
「…あの……お姉ちゃんのことにはもう触れないでください……」
「……う、うん…ごめんね……」

…こうして何はともあれ2人は東京へ旅立つため駅へと向かったのでした。
234 名前:木多娘。 投稿日:2001年06月07日(木)22時21分25秒

(●´ー`●)<はい、安倍なつみのスーパーモーニングライダー、今日は第4回です。
       ええっと…今日は何を話そうかな……じゃあ今日買ってきたお酒のことを。
       今日はね、『Marie Brizard』っていうメロンとスイカのお酒を買ってきたんだ。
       いろんなジュースで割ってみたけどどれも結構いい感じだったよ。
       甘くてジュースみたいな感じだから『お酒はちょっと苦手…』っていう人でも
       大丈夫なんじゃないかな。…って何かここのコーナーお酒の話ばっかりになってるね。
       ええっと…じゃあ……あ、そういえば第3回のAA、結構ずれてるよね…
( ^▽^) <え?そうですか?
(●´ー`●)<ホントは次のようになるはずだったんだ…
(;^▽^) <……?
         ギュウッ
( ●´ー`●)=○<T▽T)/ <ちょ、ちょっと!何もやり直さなくてもいいじゃないですか!

(●´ー`●)<というわけで今日はここまでで〜す。あっ、しつこいみたいだけど
       未成年の人はお酒飲んじゃだめだよ。じゃ〜ね〜。

( T▽T)<うぅっ……梨華、梨華負けないもん!
235 名前:木多娘。 投稿日:2001年06月12日(火)21時44分57秒

「さ〜て、切符も買ったことだし新幹線に乗ろうかね〜」

…あの〜、安倍さん、実はですねぇ…
「ん?なに?梨華ちゃんどうしたの?」
それが…私ちょっと用事があるんでここで2人とはお別れなんですよ…
「ありゃ…そうなんだ……それじゃあ仕方無いね…」
2人と一緒に行けないのは残念なんですけど……グスッ…
「ま、まあほら、ね、泣かなくてもいいから…」
うっうっ…………2人とも元気で……それじゃ、フェ〜ドアウト〜〜…   タッタッタッ…

「梨華ちゃん行っちゃったね…」
「うん…」
「ま、しょうがないよ。そろそろ発車の時間だし行かないと…」
「そうですね…」

「(それにしても…梨華ちゃんのバッグからチラッと見えたあのピンク色の生地……
  一体何だったんだべ……)」
「…安倍さん?どうかしました?」
「えっ?ううん、何でもないよ。ほら、早く乗った乗った」
236 名前:木多娘。 投稿日:2001年06月12日(火)21時45分43秒

ガタンガタン…ガタンガタン…

「…ん?ののちゃんどうしたの?やっぱお父さんやお母さんと離れて寂しい?」
「え…?ま、まあ……いや、でも大丈夫です…」
「もう〜、まだ子供なんだから甘えてくれちゃっていいのに〜」
「そ、そんなことないですよ!私は今月の14日でもう14歳になるんです!
 もう犯罪を犯したら刑事罰が適用される年齢なんですよ!」
「の、ののちゃん難しい言葉知ってるね………いや、でもなっちの前じゃまだまだ
 子供だべ」
「…そうかなぁ…」
「まあ、まだ東京までは時間があるからゆっくり…………ん?」
「…どうしたんですか?」
「…これは……ふるさとだべ!ふるさとが聞こえるべ!なっちがこれを歌わずして
 誰が歌うんだべ!!」
「あ、あの…それで…」
「ののちゃんはちょっとここで待ってるべ!なっちちょっくら向こうで歌ってくるべ!」
「あ、ああ…はい…」

「…あ、安倍さん向こうの車両に走っていっちゃった…」
237 名前:木多娘。 投稿日:2001年06月12日(火)21時46分16秒

ガタンガタン…ガタンガタン…

「安倍さんまだかなあ……もう結構時間たつけど……」

「…ふぅ…お待たせ…」
「あっ、安倍さん、どうでした?」
「どうもこうもねえべ。せっかくなっちがふるさと歌おうと思ったのに紗耶香に
 邪魔されちまったべ」
「え?紗耶香さんって誰ですか?」
「…うーんとねぇ……まぁ…一言で言えば……恐い人?もう彼女の前じゃ小生意気な
 ごまあざらしもたじたじな感じだべ…」
「え…?何かよく分からないんですけど…」

「…あれ?何か今度は……どっかで聞いたような声が聞こえない?」
「ん?そういえば…」

…チャオ〜!新幹線ガイドのチャーミー石川で〜〜す!…

「ね、ねえ…向こうの方から聞こえたの…どう考えても梨華ちゃんの声だよね…」
「そ、そうですね…」
「梨華ちゃん……新幹線ガイドなんてやってたんだ…」
「新幹線ガイドってのもあまり聞かない職業ですけどね…」
「…それにしても……何かやり辛くない?」
「何がです?」
「…ほら…やっば進行役が居ないとっていうか…会話文だけじゃ…ねぇ?」
「安倍さん…一体何を言ってるんですか…?」
「いや…何ていうか……大人の事情っていうか……」
「ん〜…何かよく分からないんですけど…」

「ふふふ〜〜ん ふんふふふ〜〜〜ん♪」

「ねぇ……このなっち達の近くで怪しい鼻歌を歌っている人……誰?」
「…いや…私、知らない人ですけど……」
238 名前:木多娘。 投稿日:2001年06月12日(火)21時46分50秒

「ふふふふ〜〜ん ふんふふふふ〜〜〜〜ん♪」
「…ねぇ……やっぱり…こういう人って…無視した方がいいのかな…?」
「どうでしょう…」
「とりあえず…目を合わせないように…」

ガバッ!
「うわぁッッ!!」
「あれ〜〜?君達もしかしてお困り〜〜〜?」
「…いや…別に…」
「そ、そうですよ…」
「んも〜〜!遠慮しなくってもいいのに〜〜!」
「…ののちゃん……目を合わせないように……」
「…はい……」
「…おい!無視すんのもたいがいにしいや!せっかく手助けしよう思っとんのに!」
「…手助けですか?」
「……」
「せや!アンタ等が困ってるみたいやからアタシがお手伝いしようって言うんや!
 …あ、申し遅れましたけどワタクシこういう者です」
「…名刺?……ええっと……『平家みちよ(名張の稲妻)』…?あの…名前はわかったんだけど
 その後のやつは…」
「ま、まあそう呼ばれることもあるっちゅうことや!」
「なんか…怪しいね…」
「…うん……」
「も、もうええやないか!とりあえずアタシが進行役や地の文をやってあげようって言っとるん
 やからまかせたらええがな!」
「は、はあ…じゃあお願いします…」
「…お願いします……」
「よっしゃ!このみっちゃんが東京までの旅、一緒についてったる!!」
239 名前:木多娘。 投稿日:2001年06月12日(火)21時47分41秒

(●´ー`●)<はい、今日はここまでで〜す。あ、梨華ちゃんが抜けちゃったんで
       代わりに辻ちゃんが準レギュラーですよ。
( ´D`) <よろしくおねがいしますのれす。
(●´ー`●)<それで今日はちょっと聞きたいことがあるんだよね。実はこの後の
       話なんだけど、この話で終わりにするか、この話の後にもう1つまとめのお話を
       書くかでちょっと迷っているんですよ。それでどっちにするかによって
       ラストやこの後の展開がちょっと変わってくるんですけど…
       そのことでどっちがいいか読者さんに聞きたいんです。…もしまだ読んでくれてる
       人がいてくれたらなんだけど…
( ´D`) <というわけでごいけんをいただけるとうれしいのれす。
(●´ー`●)<よろしくお願いしま〜す。…じゃ、また次の話で。ばいば〜い!


(;`◇´) <アタシは!?ねえ!アタシも出とるんやけど!なに、もしかしてセリフ無し!?
240 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月12日(火)22時51分33秒
できればまとめ書いて欲しい!
ちょっとでも長く読めるやろし

ところでこの話が終わった後はどうするんや?
241 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月13日(水)21時14分44秒
同じく、長くなる方に一票。
レスでネタをふると、本編の更新が遅くなる気がして、
ちょっとレスをひかえてたりして(エヘヘ

>240 そや、どないするんや?!
242 名前:木多娘。 投稿日:2001年06月14日(木)05時35分46秒

よし、それじゃアタシが進行役や!(…裕ちゃん、まだまだアタシも捨てたもんやないで!)
…そんであんた等は何で東京に行こう思てるん?

「あ、なっちは歌手になるためだべ」
「う〜ん、私は友達と会うために…あと、歌も好きだし…」
…2人ともあれかぁ、歌で食ってこう思てるんか……いや、でも歌手の道は厳しいで。
いっくら実力があろうとなかなか売れへんってこともざらやし……そもそもアタシだって……

「(…ねぇ…この人なんか語りだしちゃったよ……もしかしてその歌手の道ってやつで相当苦労
  してるのかな…)」
「(多分……でもそのことにはあまり触れない方がいいんじゃ……)」

…それでやなあ……
「(どうしよう…話終わんないよ…)」
「(困りましたねえ…)」
243 名前:木多娘。 投稿日:2001年06月14日(木)05時36分29秒

…やっぱ歌手ってのはなあ……

プァーン、ガタンガタン…

「(あっ、ちょうど東京に着いたみたいだ!チャンス!)…の、ののちゃん!東京だよ!
  はやく降りなきゃ!」
「そ、そうですね!」
…ん?ああ、もう着いたんか。じゃあさっさと降りんとな。2人とも忘れもんとか無いか?
「な、無いでちゅ〜」
「…でちゅ〜…」
「(あ〜、危なかった……もうすでに人生まで語り始めちゃってたからね〜…)」
「(きっとあの人にもいろいろあったんですよ…)」

よっしゃ、いざ、東京の地へ!…ってちょっと前も居ったんやけどな。
…ん〜、とりあえず居酒屋に裕ちゃん待たせとるんやけど…まあ戻るのはあんた等の
面倒見てからでもええか!
「(…今すぐ戻ってくれてもいいんだけどね〜)」
「(あ、安倍さん、シッ!ほ、ほら、もうあの人泣きそうになってるから!なってるから!)」
「(えっ?うわ!ホントだ!)」
…ううっ……グスッ……あんた等…イヤ?みっちゃんと行くのそんなに…イヤ…?
「そそそそんなこと無いよねー、ねぇののちゃん?」
「う、うん!」
…そう?ならええんやけど…
244 名前:木多娘。 投稿日:2001年06月14日(木)05時37分17秒

そんでこれからどないするの?どっか行くとこあんの?
「う〜ん…行くとこって言われても…」
「決めてないですよねぇ…」
そうか……ん?…フガッ!フガッフガッ!
「ののちゃん……あの人、風で飛んできたチラシを顔で受け止めて1人でもがいてるよ…」
「…いや、もうあれはあれでいいんじゃないですか?」
フガッ!フガフガッ!……ゲホッゲホッ……あー、死ぬかと思った…なんやねんまったく…
…ん?このチラシ……歌手のオーディション?あんた等とりあえずこれに出てみたら
ええんちゃうか?
「え、どれどれ……これって明日じゃん。出てみるのもいいかもね〜。…あ、そうだ、
 ののちゃんも出る?もしこれで目立てばその友達も見つかるかもしんないよ?」
「ん〜…でも…急に出るって言われても歌とか用意してないし…」
「…それもそうか…じゃあなっちの持ち歌を2人で歌うってのはどうだろ。ちょうどテープも
 持ってるし、あそこのカラオケボックスで練習してみよっか」
「そうしてみます?」

…ま、そういうわけで2人はカラオケボックスへと向かったんやな。

「…ねぇののちゃん…この人は進行役としての役割を果たしているのかな…?」
「…う〜ん……」
245 名前:木多娘。 投稿日:2001年06月14日(木)05時38分10秒

ガチャッ

おっ、久しぶりのカラオケボックスやな。昔はアタシもここで1人で練習したもんや…
「(1人でカラオケボックス……結構さみしい人なのかな…?)」
「(…きっといろいろ苦労とかあるんですよ。あまり触れないでおきましょう…)」
そんじゃとりあえず練習を始めよか…

「えっと、なっちが今持ってるテープは…『ふるさと』と『トウモロコシと空と風』の
 2曲なんだよね。どっちも1人用の曲なんだけど…どっちがいいかな…」
「ん…まず2曲とも歌ってみますか…」

〜♪東京で〜ひ〜とり〜暮らしたら〜〜

…うっうっ……グスッグスッ…おかあちゃん…おかあちゃぁん……えぐっえぐっ……
「(ありゃりゃ…みっちゃん泣き出してるよ…)」
「(…いろいろ苦労とかしたんじゃないですか?)」
「(まあいいや…じゃあ次の曲…)」 カチャッ

〜♪BLUE SKY〜サラサラな〜風が〜〜

…ううっ……おかあちゃん……おかあちゃぁん……グスッグスッ……
「(ええ!?なんで!?なんでこの歌で!?)」
「(…もういいですよ…)」
246 名前:木多娘。 投稿日:2001年06月14日(木)05時39分06秒

「…2曲とも歌ってみたけど…いまいちしっくりこないね…」
「そうですねぇ…」
「やっぱ1人用の曲を無理に2人で歌ってもなぁ…オーディションは明日だし今からハモリの
 練習とかしても間に合わないよねぇ……」
「…どうしましょう……」
…うっうっ……えぐっえぐっ……
「(この人ってばまだ…!)」
「(ま、まあまあ…)」

ガチャッ…

「ん?なんだろ……って、え!?あなた誰ですか!?急に入ってきて…」
「オレ?オレはまあ通りすがりの一市民ってやつや。嬢ちゃん達、今の話一部始終聞かせて
 もろうたで」
「(一部始終って…ずっとこの人ドアに耳当てて聞いてたわけ?…ののちゃん、東京って
  恐い所だね…)」
「(いや〜、こんな人ばっかりでもないと…思うんですけどねぇ…)」
「それでや…」

2人の前にいきなり現れた謎の関西人!次回超衝撃的大展開!?

「…みっちゃん…こんなときだけ……それにみっちゃんだって充分怪しい関西人でしょ…」

う、うっさいわ!
247 名前:木多娘。 投稿日:2001年06月14日(木)05時40分15秒

(●´ー`●)<はい、このコーナーも第6回ですね。
( ´D`) <きょうは240さん、241さんからおたよりがとどいているのれす。
(●´ー`●)<ありがとうございま〜す。ええっと…まずまとめのお話のことなんですけど、
       この後に書かせていただくことにしました。うまくまとめれるかちょっと心配だけど
       がんばりま〜す。あと、ネタ振りのことなんですが…実はあったほうが
       やりやすいんですよ。本編の方はいいんですけど、このコーナー、ネタ振りが
       無いと何書いていいか分からなくなっちゃってすぐお酒の話に持ってって
       しまうんです。ですのでできればお便りを下さるとありがたいな〜って…
       それとこの話が終わった後というのは…このシリーズが終わったらってことかな?
       もしそうであればまだちょっと考えてないんです。まだもう少しこのシリーズ
       続く予定だし……終わってみてからですね。
( ´D`) <こんかいはきちょうなごいけんほんとうにありがとうなのれす。おふたりには
       ののがあげぱんをあげたいのれす。
(●´ー`●)<えっ、あげるってどうやって…
( ´D`)ノ●<はい、あ〜げた!
(;●´ー`●)<辻ちゃん……またベタなネタを……
( ;´D`) <い、いいのれす!ようはきもちのもんだいなんれす!
(;●´ー`●)<そ、そうだね〜…まあそういうわけでまた次回。じゃあね〜!


( ;`◇´) <え、アタシまたセリフ無し!?ちょ、ちょっとそれどういうことやねん!
        あっ、美少女教育もよろしくッ!
248 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月16日(土)02時17分46秒
モー○ング○イダー   なっち様
どうして平家さんだけ、いじめられてるんですか〜
7人祭りだからなんですか〜
10人祭りにはリーダー。サブリーダー。次期おいしん坊万歳出演候補三名。その他大勢。とっても楽しそうなのに…
いつも聞いてま〜す。がんばってください〜
追伸\(^▽^)/<しないよ〜
249 名前:木多娘。 投稿日:2001年06月16日(土)21時14分09秒

(●´ー`●)<はい、今日は物語より先にスパモの時間です。というわけで今日のお便りは…
       248さん!…え〜っと…なになに……平家さんを苛めるなということですか?
( ;`◇´) <せ、せや!アタシにももっと喋らせてえな!苛めか!?やっぱり苛めなんか!?
( ´D`) <そんなことないれすよ〜、ののはへいけさんらいすっき!なのれす。
(●´ー`●)<なっちもだよ〜。
( `◇´) <そ、そう?
(●´ー`●)<そうだよ〜(…ホントは余りもんの10人祭りに入れられた腹いせなんて言えねえべ…)
( ´D`) <(…そうれす、あのめんばーこうせいはいまのうちからあおいろせぶんのときの
        うりあげをほうふつとさせるのれす…)
(●´ー`●)<(…それにこのお便り…どうみてもあの娘からとしか思えねえべ…次期おいしん坊万歳
        なんて……まったく、本当に一言多い娘ッ子だべ!それにその他大勢なんて言ったら
        メロンの人達が可哀想だべ!)
( ´D`) <(…いや、でもさんにんまつりのいしょうよりはましかもしれないのれす。
        あいちゃんもあのびだるさすーんのようなづらはきにしていたのれす。
        …あたまむれるって……)
(●´ー`●)<(…だよね〜、あの衣装は無いよね〜。つんくさんも何考えてんだかね〜)
( `◇´) <ちょっとあんた等、さっきから何2人でこそこそ話しとんの?
(●´ー`●)<なんでもないよね〜、ね、辻ちゃん?
( ´D`) <そうれす。そらみみなのれす。
( `◇´) <まあええけど…よっしゃ!次からはアタシもガンガントークの輪の中に入ってくで!!
(●´ー`●)<あ、言い忘れてたけどこのコーナー、今日で最終回で〜す。
( ;`◇´) <ウソォ!?
250 名前:木多娘。 投稿日:2001年06月16日(土)21時15分03秒

突如現れた謎の関西人、果たして2人の運命は!?

「…それでな、嬢ちゃん達、曲が無くて困っとんのやろ?というわけでオレが今持ってる
 この曲が入ったテープを譲ったろかっちゅうわけや」
「えっ……いや、でも…見ず知らずのなっち達に…なんで?」
「さっき歌もちゃんと聞かせてもろた。あんた等スジが良さそうやからな、これをやるのも
 ええんちゃうかと…まあそっちの子豚ちゃんはもう曲があるようやからもう1人のあんた…
 あんたが歌ったらええ」
「わ、私…?」
「っていうか子豚ちゃんってなんて失礼な人なんだべ!もしそのテープに入ってる曲が『ドナドナ』
 だったりしたらホント、許さないかんね!」
「い、いや…そんなことないって…(ってかドナドナって牛やないか…?)」
「だったらいいけど…」
「ま、まずほら、テープもあることやし聞いてみたらええがな!一応歌入りとオケとが入っとるから
 まず歌入りの方から…」
251 名前:木多娘。 投稿日:2001年06月16日(土)21時15分38秒

そういうわけで早速歌を聴いてみることにした2人やったんやな。

カチャッ

〜♪のんのんのんのん!のんすとっぷ! のんのんのんのん!のんすとっぷ!…

「どや?」
「…いや、曲はまあいいんだけど…歌ってる人が……これ、一応女の子用の歌だべ?
 このデモテープに入ってる妙に裏声を多用する男の人は…」
「そりゃオレや!歌入れする人間探しとる時間無かったんや!文句あっか!」
「あ、あなただったんですか〜……いえ、文句なんて滅相も無い…」
「…まあええわ。そんでこの歌は歌い方にちょっとコツがあるからな、今からオレが
 レッスンつけたる!」
「は、はい…」

〜♪のんのんのんのん!のんすとっぷ! のんのんのんのん!のんすとっぷ!

「…あの〜…」
「ん?なんや?そっちの嬢ちゃん、そないにオレの歌い方にシビレたんか?」
「いえ…歌い方は分かったんですけど……その振り付け……あの…ち…いえ、こ、股間に
 頻繁に手を持っていく振り付け…それも私やらなきゃならないんですか…?」
「あ、ああ、これはオレの癖やがな…真似せんでもええ…」
「…よかった……」
「よ、よし、そんじゃ歌ってみい!」
252 名前:木多娘。 投稿日:2001年06月16日(土)21時16分12秒

謎の男の人にレッスンをつけてもらい何度か歌ってみるののちゃんでございます。

「よおっし!やっぱスジがええわ!さすがオレが見込んだだけのことはある!」
「そ、そうですか?えへへ…」
「これで明日のオーディションもバッチリやな!」
「よかったね〜、ののちゃん!」
「うん!」
「…じゃあオレはこの辺で立ち去るとするかな。嬢ちゃん達、明日、頑張れよ!」
「はい……あ、あの…それであなたのお名前は……」
「オレ?……フフフ…正義の味方っちゅうもんは名を名乗らず去っていくもんなんやで…
 まあしいて言うならモーニングマ……っと、これはオレのキャラやなかった……
 ま、通りすがりの一市民でええがな!それじゃあな!!」

ガチャッ、バタン…

「行っちゃったね…」
「うん…」
「でもさ…」
「なんですか?」
「通りすがりの一市民はあんな金髪で色眼鏡かけてギンギラギンのスーツなんか着てないよね…」
「…ですよね…」
「ま、いっか!じゃあ明日に備えて今日はゆっくり休むとしよう!」
「はい!」
お、それならええとこ知っとるで!みっちゃんがこれから案内したる!
「いいとこ?まあいいとこはいいんだけど……居酒屋とかはダメだかんね、ウチ等まだ
 未成年だし」
「そうですよ〜」
そ、そんなことするわけ無いやないか!ハハ、ハハハハ…(あぶねッ!何で分かったんやろ…?)
253 名前:木多娘。 投稿日:2001年06月16日(土)21時16分58秒

…ほら見えてきた。ここは宿代もそんなに高くないし飯もそこそこうまいんやで。
「…あの、あのさぁ…」
ん?なに?
「…なっちたち、新幹線代でお金使っちゃってあんまり持ってないんだよね……それで…
 ちょっぴり貸してもらえないかと……」
え…アタシ?あ、あの、アタシもそんなに持ってないんやけど…
「…だめ?」
「…だめですか?」
…ったく…しゃあない、ののちゃんにそんな上目使いでせめられたら貸さないわけには
いかないわな。ほれ、宿代2人分。返すのはまあ…出世払いっちゅうことにしといたるか。
「やったあ!みっちゃんかっこいい!」
「ありがとうございます!」
ハッハッハ…それほどでも…困ったときはこの名張の稲妻に言ってくれればいつでも助けたるで…
…(…今月アタシ生きていけるやろか…)

「じゃ、なっち達はここに入るけどみっちゃんは?」
ん?アタシは…居酒屋に待たせとるのが居るからな。もう行くことにするわ。
「そっか……うん、いろいろありがとう!」
いやいやそれほどでも……じゃ、2人とも頑張るんやで!
「分かった!それじゃ!」

「行っちゃいましたね…」
「うん…でもね、出会いがあれば別れってのもいつかは来るんだよ。…けれど逆に考えれば
 別れがあれば出会いもあるってことなんだから…もしかしたらまたみっちゃんに会うことが
 できるかもしれない。もちろんののちゃんが言ってた友達にもね」
「…そう、そうですよね。きっとまた会えますよね」
「…じゃあ辛気臭い顔してないでさっさと入ろ?明日は早いよ!」
「はい!」
254 名前:木多娘。 投稿日:2001年06月16日(土)21時18分09秒

チュンチュン…チチチ……

「…ん〜?あ、朝か〜…じゃあ早いとこ準備してと……ってののちゃんもう準備済ませてたの〜?
 早いね〜」
「…いや、私が早いんじゃなくて安倍さんが遅いんですよ……早くしないと遅刻しますよ?」
「…え?今何時〜?………なんと!もうこんな時間かい!?うわ、やっば!なんでののちゃん
 起こしてくれなかったのさ〜!!」
「…何回も起こしましたよ……けど全然起きなかったじゃないですか…」
「もう!これじゃ朝ご飯食ってる暇ねえべ!しょうがない、現地調達だ!ののちゃん、行くぞ!」
「うわっ、もう着替えたんですか…早いですね〜…」
「まあ、慣れてるからね」
「(やっぱり常習犯か…)」

…ガヤガヤ…ガヤガヤ……

「うわ〜、すっごい人の数だね〜。これ全部オーディション受ける人達かな?」
「…どうなんですかね〜、でも今日のは女の子限定ってなってたし…見に来てるだけの人も
 けっこういるんじゃないですか?」
「そうかもね〜。…いや、それにしてもいろんな人がいるな〜、ほら、ののちゃん見てみ?
 あそこのでっかい人。この人だかりの中で頭1つ抜きん出てるからすっごい目立つよ」
「あ、安倍さん、あまり指差しちゃだめですって!ほら、こっち見てるから!」
「あ…ホントだ…すごい目で睨んでる…ちょっと貞子入ってるね……知らん振り知らん振りっと…」
「もう…」
「いや、でもホントにいろんな人が居るよ?ほらあっちのも変わった組み合わせだね、
 やる気無さそうな2人とすごい顔してはりきってる人の3人組とかさ。…ま、ウチ等も
 負けてられないってわけだし……そんじゃ、気合入れていくよ!!」
「はいっ!!」


    『APPEND NATSU-MIX 〜走る!室蘭の歌姫〜』 ♪おわりだべ♪

255 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月17日(日)12時27分37秒
>すごい顔してはりきってる人
まさかふか〜い意味はないよね?
やる気が表情に表れてるってことだよね!!!!!
さ〜て、次の主役は誰なんしょ?
256 名前:木多娘。 投稿日:2001年06月17日(日)14時12分32秒

中澤:「というわけで『NATSU-MIX』も終了と。まさかみっちゃんが居酒屋に帰ってくる前に
    あんなことしとったとはなあ……ま、やっぱりヘタレな役やったけど」
平家:「も、もうそのことは言わんといてや…アタシかて好きでヘタレてたわけじゃ…
    そ、それよりほら、255さんがレスくださってるがな!」
中澤:「あ、せやね。まずはここまで読んでくださってありがとうございます〜。
    まあすごい顔ではりきっとるといえばもうほら、ね…。
    それで次のお話なんやけど、次はこのシリーズのまとめっちゅうことで…主役は誰なんやろ?」
平家:「やっぱアタシ等ちゃうの?」
中澤:「…いや、それは無いやろ……みっちゃんとウチが主役じゃ酒ばっか飲んでて
    物語無視の居酒屋スレになってまうがな…」
平家:「えぇ〜…そりゃ残念……」
中澤:「まあそれは始まってからのお楽しみっちゅうことで…。あ、あと今見直したら>>236
    ミスやっとるね…。辻の誕生日14日やなくて17日や…これ結構痛かったなあ…。
平家:「…まあ載せてもうたもんはもう直しようが無いんやけどね」
中澤:「せやね。じゃ、まあ次の話も近いうちにスタートさせますんで」
平家:「少しの間お待ちくださ〜い」
中澤:「そんじゃ今日はここまでかな」
平家:「…ところで裕ちゃん、実はアタシお金貸してもうて今月苦しいんやけど…
    ちょっとだけ…貸してくれないかな〜…」
中澤:「は?何言うとんねん、そんなもんウチに関係あらへんがな」
平家:「…あのな、無関心は悪の温床であって善の味方ではないという立派なセリフがあるのだがな…」
中澤:「誰がそんなこと言うたんや?」
平家:「おぬしが言ったんだナルサス。おれが旅立つ前日、ともに飲んだときにな」
中澤:「…ハァ?誰よそれ?どこの国の人?……ってかみっちゃん頭だいじょうぶ?」
平家:「いいから貸してえな〜!裕ちゃんお金持っとるんやろ〜!?ほら、ほら〜!!」 グイッ!
中澤:「ちょ、ちょっと離さんかい!離せって!!」
平家:「頼むから、頼むから〜!!」
中澤:「…ったくもう……」
257 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月17日(日)23時35分02秒
待ってま〜す。
258 名前:BUBUKA編集長 投稿日:2001年06月18日(月)23時35分26秒
平家さんそんなに困っているならうちで連載もたない?
コラム「酔っぱらいの独り言」いける!!
酒代こっち持ちで愚痴言ってくれればいいから、あとはこっちで……
259 名前:木多娘。 投稿日:2001年06月19日(火)02時19分12秒

平家:「裕ちゃん、物語の方の更新は?257さんも待ってくれとるよ?」
中澤:「ホンマにありがとうございます。早ければ明日か明後日あたりにスタートさせますんで…」
平家:「ってことはもうストーリー固まっとるん?」
中澤:「…いや、いつも通りに見切り発車でスタート…」
平家:「ええ!?そりゃアカンがな!」
中澤:「うん…せやけどその悪い癖、そろそろ直していこうとは思ってますんで…」
平家:「…せやな………うん、やり直そうな……」
中澤:「…は?」
平家:「…もし首尾よく大勝してこの船を降りれたら…オレもおめえらもやり直そう……」
中澤:「(船…?)…そ、それよりみっちゃん、ほ、ほら、258にBUBUKAの編集長さんが…」
平家:「あっ、ホンマや!なに、アタシがコラムで連載!?単行本化で印税でガッポガッポ!?
    なんかええんちゃう!?」
中澤:「…まあ…ええんやないか?酒代も持ってくれるゆうてるし…」
平家:「ええの!?いや〜、でもそしたら忙しゅうなってなかなか裕ちゃんとも飲めなくなるな〜」
中澤:「別にええよ。居酒屋はウチとあっちゃんのアイさがコンビでやってくから」
平家:「えっ…」
中澤:「BUBUKAで頑張ってきいや〜」
平家:「…きさまらっ………きさまらっ………きさまらっ………それでも人間かっ……!?」
中澤:「…はぁ?…いや…あの、だから…」
平家:「…ウッウッ……えぐっえぐっ……」
中澤:「だ、だから分かったから…冗談、冗談やがな…」
平家:「…ホンマに?」
中澤:「ホンマに!」
平家:「…平家……生還っ…!」

いいかげんにせえ!>从メ`∀´从==○) `◇´)/・:∴∵コレカラモヨロシクッ!
260 名前:pleasule 投稿日:2001年06月21日(木)20時57分40秒
たのしいですね〜本辺はいつ更新されるのでしょうか・・・?
261 名前:木多娘。 投稿日:2001年06月22日(金)00時47分32秒

平家:「さーて、今日もはりきって飲むかぁ!」
中澤:「……」
平家:「ん?裕ちゃんどないした?」
中澤:「…時間や…」
平家:「へっ?」
中澤:「…そろそろ行かなアカン」
平家:「行くってどこに?」
中澤:「…ま、ちょっとヤボ用っちゅうかそんな感じや…そんじゃあな」
平家:「おいおい、1人で行こうってか?」
中澤:「ん…けどな…」
平家:「アタシはどこまでも姐さんについて行きますよ」
中澤:「みっちゃん…」
平家:「さっ、行きましょか」
中澤:「…よし、じゃあ行こか」
平家:「あ…せや…あ、あの…お勘定アタシの分も…お願い…」
中澤:「…しゃあないなあ…今日は奢ったるか!」
平家:「やたっ!さっすが裕ちゃんや!」
中澤:「ったく……そんじゃ大将、ごちそーさん!」

ガラガラッ

262 名前:木多娘。 投稿日:2001年06月22日(金)00時48分28秒

完結編


     『RUROUNI AIBON ALLSTARS! 〜それぞれの夢〜』

263 名前:Team TANPOPO 投稿日:2001年06月22日(金)00時49分59秒

「…てゆーかさぁ、これからどうする?」
「ん〜、どうする言われてもなあ…」
「とりあえず加護のお母さん探さなきゃなんないんでしょ?」
「そうですね〜…」

あいぼんも無事退院することができ、これからの行く先を決めるために話し合っている
あいぼん御一行改めタンポポの4人でございます。

「これといって当てもないしなぁ…」
「だよねぇ…」

その時。

「ふぎゃん!!」

「ど、どうした石川!?……ってなんだよ、とんできたチラシ顔で受けて一人でもがいてるよ…」
「いやぁ〜っ!チャーミーを、チャーミーを殺さないでぇぇぇっっっ!!」 ジタバタ…ジタバタ…
「…梨華ちゃん、いつもながらに全開で空回りしとるね…」
「…もういいよ、ほっとこう……」

まあこの二日ほど前、同じ場所で同じように幸薄そうな顔をした人が同じ目にあって
もがいていたのはすでに言うまでもないことなのですが。

「いやぁ〜っ!いやぁ〜〜っっ!!」 ジタバタ…ジタバタ…
「…ったくしょうがねえなあ…ほれ、大丈夫か石川…」 サッ
「あっ……ふぅっ、助かった〜……私、頭の中で今までの思い出が走馬灯のごとく駆け巡ってましたぁ…」
「ンなわけねえだろ…」
「ねえカオリ、その派手なチラシ、なに?」
「あ?矢口こんなもんに興味があるの?どーせピンサロかなんかのでしょ?」
「(…飯田さん、放送コードギリギリやで…)」
264 名前:Team TANPOPO 投稿日:2001年06月22日(金)00時50分36秒

受け取ったチラシを眺めてみる矢口さんであります。

「…どれどれ……へぇ…この近くで歌手のオーディションやってんだってさ…」
「…ん?オーディション?…………………ああッ!思い出したぁッッ!!」
「な、なによカオリ…なにを思い出したっていうのよ…」
「カオリねえ、加護の看病しててちょっと息抜きに外出たときにちょうどそれの受け付け
 やってたからさ、4人の名前で出しといたんだよ〜。ついでにカオリのファンらしき人が
 こっち指差してたから思わず見つめちゃったぁ」
「(うわ〜、見つめられた方、呪われてなきゃええけど…)…というかなんでまたオーディション
 なんて…飯田さんそないに歌が好きなんか?」
「嫌いだよ」
「へ?じゃあなんで…」
「決まってる。他に能が無かったからだ」
「(ハァ?何ゆうてんねんなこの人は…)」
「私はねユリアン、早いとこ退役して年金生活を送りたいと思っているんだよ」
「(…ユリアン?…あっ、ヤンや!飯田さんヤン・ウェンリーや!)…そ、そうですか…」
「…ってちょっと加護ぉー!なに納得してんだよー!カオリが歌嫌いなわけないじゃん!
 むしろちゅきちゅきだいちゅっきだよ!今でもこの長い髪を聖子ちゃんカットにしようかって
 迷ってるくらいだよ!」
「聖子ちゃんカットて……それいつの時代の話ですか……」
「もうそんなことはいいから!ほら、オーディション始まってっぞ!会場に向かってゴーゴゴー!!」
「ちょっ、会場にって…そんなウチ等持ち歌なんて無いのに…」
「ああ?そんなもん心配すんな!この札幌のTKと呼ばれたカオリが何とかしてみせる!」
「…大丈夫なんか…?」
「もたもたすんな!会場まで歌作りながら行くぞ!」
「はぁ…」
265 名前:Team TANPOPO 投稿日:2001年06月22日(金)00時51分14秒

「…ってかホンマにそんな短時間で歌なんてできるんですか?」
「為せばなる!鳴かぬなら鳴かせてみようホトトギスだよ!」
「(…飯田さん、それ今使う言葉やないで…)」
「でもホントに大丈夫なのかねぇ…」
「大丈夫ですよ矢口さん!ポジティブ!ポジティブ!」

…とまあちょっとばかりピンチなタンポポ4人なのでしたが、そこへ突如怪しいマスクをかぶった
謎の2人が現われました。

「アイヤ待たれい!そこの4人!」
「うわっ!なんですかあなた達!ま、まさかチャーミーを誘拐する気ですか!?」
「んなことするかい!ったく…」
「てゆーかあんた等何?カオリ達忙しいんだけどさぁ…」
「何者ってか!フフフ、よくぞ聞いてくれた……ウチ等こそ正義の味方、モーニングマスク!」
「……」
「(ちょっ、何ボサッとしてんねん!みっちゃんも早く!)」
「(ええ!?アタシも!?)…お、同じくモーニングマスク2号〜…」
「(モーニングマスクて…あんた等どうみても居酒屋幽霊のおばちゃんやん…)」
「まっマスク!?そそそそんなプレイ、チャーミー初めて…」
「(うわ…梨華ちゃん早速妄想全開フルスロットルや…)」
「…それでや、正義の味方としては困ってるかよわい羊ちゃん達を放っておけんってわけ。
 ちゅうことでな、この君達にピッタリな歌が入ったテープ、これを授けよう!」

そして差し出されたモーニングマスク1号の手には1つのカセットテープが。
266 名前:Team TANPOPO 投稿日:2001年06月22日(金)00時51分44秒

「テープぅ?そんなもんカオリ達に必要な………フガッ!モゴッモゴッ!(ちょっと加護!
 矢口も!離せ!離せェッッ!!)」
「あ、ありがとうございま〜す!」
「ありがたく頂戴しま〜す、キャハッ!」
「おう、そんじゃこれ、確かに渡したで。…ではサラバッ!」 ダダダダダッ!
「あっ、裕ちゃんちょっと待ってえな!」 ダダダダダッ!
「裕ちゃんやない!モーニングマスクやァッッ!!」

…とまあ、何やら大騒ぎしながら2人は去っていったんですねえ。

「ちょっとー!加護も矢口も!カオリにあんなテープ必要ないっつーの!!」
「ま、まあまあ飯田さん…時間も無いことやし…」
「そ、そうだよ、せっかくくれるって言ってんだからさ…」
「もー!2人とも!お前等なっちょらん!この非国民がぁ!!」
「い、いや…ハハ、ハハハハ…(…矢口さん…この人何ゆうてるんですか?)」
「エヘヘ…(…いつものこと…いつものことだから気にすんな…)」
「…あっ…いや……そんなことまで……」
「(…矢口さん、梨華ちゃんまだ1人で悶えとるよ…)」
「(…それもいつものことだよ…いいからほっとけって…)」
「ったくしょうがねえ!とりあえず歌詞はカオリ達のオリジナルにすっぞ!」
「あ、ああ…そうですね…(…大丈夫なん?)」
「う、うん、そうしよ〜…(なんとかなるだろ…)」
267 名前:Team TANPOPO 投稿日:2001年06月22日(金)00時52分19秒

そういうわけで4人は会場へ向かう間、もらったテープに入っていた曲に歌詞をつけることに
したのです。

「ええっと…とりあえずどないな歌詞にするの?」
「そんなもんフィーリングでなんとかなるって!じゃあとりあえず…『友達の紹介で』
 はい次、加護!」
「え!?じゃ、じゃあ……『出会って今日で2回目』?…は、はいっ、矢口さんどうぞっ!」
「あ…えっと…それじゃ…『お化粧なんてどれくらいして行くものなの?』かな…?」
「そんな…矢口さん、化粧濃すぎるくらいやんか…」
「うっうるさいよっ!つ、次は石川だろ!」
「あっ…ああんっ……そんな……チャーミーどうなるんですかー!?」
「梨華ちゃんってばまだ妄想中かい…」
「ん!?いい!いいね石川!その『どうなるんですかー!?』いただき!もう決定!絶対に!!」
「…え?…そんな適当で…ホンマにいいんですか…?」
「…いや、加護…もう何も言うなって…」
「そうですか…」

「よし…どっかに行ったりもしなきゃなんねえな……はい、じゃあラーメン屋!
 『ラーメンを食べました』…次、加護!」
「えっ?そ、そんないきなりラーメン食われても…や、矢口さ〜ん…」
「いいよ加護…とりあえず次は映画にでも行っとけって…」
「じゃ、じゃあ…『映画にも行きました』…?」
「あんっ…もう……もう…あなたのことが……大好きっ……」
「…梨華ちゃん……」
「うん!石川今日は冴えてるね!というわけでサビの最後は『君が好きです』で大決定だ!!」
「…マジ?全然つながりあらへんやん……」
「…じゃあメールでも届いてりゃいいんじゃないの?…」
「…矢口さんも…もうどうでもよくなってきてますね……」
「…いいんだって……どうでも…」

…どこか心配な4人組でしたがこうしてオーディション会場へと向かうのでした。
268 名前:Team IZAKAYA 投稿日:2001年06月22日(金)00時53分12秒

そしてその姿を影に隠れて見守る2人…

「(まあアイツ等は何とかなるやろ……つんくさん、これでええんやな?)…よし、みっちゃん次行くで!」
「え〜?まだあるの〜?」
「当たり前やがな!まだまだ全然終わってないっちゅうねん!」
「しゃあないなあ……んじゃ次、行きますか…」
「ほら、だらだらせんと!」
「…は〜い………それにしてもこのマスク、ホンマに蒸れるわぁ……」

2人も次の目的地へと向かいます。
269 名前:木多娘。 投稿日:2001年06月22日(金)00時56分47秒

( ゚皿 ゚)  <ハイ、キョウハココマデデース。
@  @
(;´д`) <飯田さん…文字、半角カナになっとるで…
( ゚皿 ゚)  <アッ、ホントダ!…エヘン!…ゴホンゴホン!……よし、これでいいね。
(〜^◇^〜) <まったくもうカオリってばー!キャハハハハ!
@  @
( ´д`)  <ふぅ……あ、260さん、レスありがとうございます〜。ホンマは昨日のうちに更新
        するつもりやったんやけど…作者の奴が書いてる最中に寝てもうたんですわ…
(〜^◇^〜) <ホント、バッカみたいだよねー!
@  @
( ´д`)  <ちゅうわけでなんとか更新でございます。でも次はいつになるやら…
( ゚皿 ゚)   <何言ってんのよ!次も頑張って早いとこ更新するよ!カオリも頑張るからね!
@  @
(;´д`) <飯田さん…次はウチ等の順番やないですって…
( ゚皿 ゚)   <え?そうなのー?カオリなんだかセンチメンタル…
(〜^◇^〜) <じゃあまた次回ってことで。それじゃーねー!


( T▽T) <ちょ、ちょっと…チャーミーにも何か喋らせてくださいよ〜!
270 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月24日(日)02時13分13秒
あっちこっちのスレのネタが(略
オリジナルのネタは(略
だいたい小説(略
がんば(略
271 名前:酢漬け 投稿日:2001年06月24日(日)19時49分00秒
がんば(略
にうけた。
で、書き終わって気がついたんだけどメール欄でも受けた。
立派な職人だ。

あ、作者さん、がんばって。
272 名前:Team PuttiMoni 投稿日:2001年07月15日(日)09時13分38秒

( ´ Д `)<・・・・・・

(0^〜^0) <・・・・・・


( `.∀´) <ちょっとアンタ達何ぼーっとしてんのよ!

( ´ Д `)<・・・だって出番くるの遅すぎだからさぁ〜
(0^〜^0) <・・・待ちくたびれちゃったんですよ〜
( `.∀´)<だから今から始まるって言ってんでしょ!
( ´ Д `)<ああ〜そうだね〜〜あは〜あははは〜〜
(0^〜^0) <えへへ、えへへへへ〜〜
( `.∀´) <お前等シャキッとせんかい!
( ´ Д `)<わっかりました〜
(0^〜^0) <それじゃあ行きますYO!
(;`.∀´) <(まったく…危なくこのスレの始めの方みたいな展開になるとこだったわ……)
273 名前:Team PuttiMoni 投稿日:2001年07月15日(日)09時14分56秒

「あ〜〜〜、暇だ〜〜〜〜っ」
「だ〜よ〜ね〜〜〜」
「…アンタ達、客じゃないんだからそうやってテーブルに突っ伏すの
 やめなさいよ。何それ?時代遅れのたれパンダ?」
「だぁってぇ〜、暇なんだもぉ〜〜ん」
「お客全然来ないしねぇ〜…」
「まったく…」

今日もラーメン保田亭は閑古鳥が鳴いています。普通ラーメン屋と言ったらこの
時間はお客さんが溢れて稼ぎ時のはずなのですが…
この店に限ってはお昼時に来る常連さんが居なくなるともう誰も来ないんですねえ。

「…ってちょっと!何で勝手にナレーションが入ってんのよ!この回の地の文は
 アタシの出番、アタシの1人語りで進んでくはずでしょ!?」
「だってさぁ、それだと作者が辛いんだも〜ん」
「前やったヤツで一人称はもう懲りごりだ〜、とか言ってましたからねぇ…」
「じゃあ紫板のあれは何なのよッ!あっちなんてずっと一人称じゃない!」
「圭ちゃん何言ってるのか全然わかんないよぉ〜〜」
「この暑さでちょっとテンパってるんじゃないですかぁ?」
「だあぁぁッッ!!ウルセエ!!そもそも何なのよ、せっかく向こうでアタシが
 出たと思ったらまったくセリフ無しじゃないのよ!!このエース保田を差し置いて
 何考えてんだ!!作者はヤスヲタじゃなかったのか!?」
「だから圭ちゃん…その話はまた違う機会に…」
「そうっすよ、スレが違いますよ…」
「大体その『圭ちゃん』って呼び方は何なんだよ!『店長』って呼べよ!あたしゃ
 極楽とんぼのデブの方じゃねえんだよ!!」
「うあ〜〜、もう埒があかないよ……よっすぃー、行こっ?」
「そうだね……あっ、私達ちょっと店の前掃除してきますんで〜〜!」
「あッ!待ちなさいよ!まだ話は終わってないのよ!?」
「「行ってきま〜〜す!!」」
「ちょ、ちょっと!…もう……」

こうして1人咆哮をあげている店長を置いて二人は外へと逃げ出したのでした。
274 名前:Team PuttiMoni 投稿日:2001年07月15日(日)09時16分10秒

とりあえず外へ出てきた二人です。

「ねぇごっちん、どうする〜?」
「どうするって言われてもねぇ…何にもすること無いし……じゃあホントに
 店の前の掃除でもやっとくか?」
「おっ!ごっちんにしては珍しく真面目だね。何か気合入ってるって感じだね」
「へへっ、あたしはいつだって真面目だよ?…真面目じゃないとき以外はね」

二人は店の前をホウキで掃きはじめます。いつになくちゃんと掃除をしていると
思われたのですが…

「だああぁぁ〜〜、暑い!何でこんな時に炎天下の中ホウキ持ってなきゃ
 なんないんだよ!あたしゃレレレのおじさんじゃねっつの!」
「やっぱり…もう集中力が途切れちゃったんだね……ごっちんらしいよ……」
「だって!そもそもこんな日に掃除しようってのが間違ってるんだよ!ったく、
 あちーんだよクソが!」
「ごっちん……それ、私のセリフ……」
「もうさ、こんな日はさ、カラオケボックスにでも行ってエアコンの効いた部屋で
 歌って踊りまくろ?うん、それがいい!はい決定〜〜!」
「え〜〜?だってそんなことしたらまた保田さんに…」
「いいのいいの!どうにかなるからさ!そんじゃ行くよ!」
「ちょっ…ちょっと待ってよ〜〜…」

ホウキを投げ捨てカラオケボックスに向かおうとした後藤さんでした……が!
そのとき!
275 名前:Team PuttiMoni 投稿日:2001年07月15日(日)09時17分22秒

ゴッチン!!

「アイタァ!…イテテテテ……よっすぃー、何も頭殴ることないじゃない……見事にゴッチンって
 音がしたよ……そうだよ、あたしゃ確かにごっちんだよ……」
「ええ!?ちょっと私何もしてないって!」
「だって……イテテ……他に誰も居ないじゃないのさ……」
「そんな……ん?なんだこれ?…あ!これがどっかから飛んできたんだ!そして見事に
 ごっちんの頭にストライク!かっけー!筋肉番付でストラックアウト出たらパーフェクトだ!」
「いってぇ…よっすぃー何言ってんのよ……へ?…なにそれ?…小包?」
「うん、そうみたい。え〜〜っと…宛先は…『ラーメン保田亭』ってなってる」
「んじゃ圭ちゃん宛てだね…しょうがない、中に持ってくか…」
「え?だって…いいの?」
「まあそろそろ圭ちゃんの機嫌も直ってるころでしょ〜…」
「ん、そうかもね…」

二人はどこかから飛んできた小包を持ってまた店の中へと戻るのでした。

「…それにしても……こんなことしてあたしの頭が悪くなったらどうするのさ…」
「(ごっちん……あなたがそれ以上ぼけることはないと思うよ……多分)」
276 名前:Team PuttiMoni 投稿日:2001年07月15日(日)09時18分34秒

ガラガラッ

「あっ、アンタ達、掃除終わった?」
「終わったよ〜〜」
「あ、保田さん、これ小包届いてたんですけど…」
「ん?どっから?…差出人は…なにこれ?変な仮面のスタンプが押してあるだけだけど…
 なんなんだろ。どれどれ…」

保田さんがその小包を開くと中から現われたのはカセットテープが1個と手紙が1通。

「えーと、なになに……オーディション?このテープに入っている曲を使って参加して
 ください?」
「ふ〜ん、圭ちゃん、どうするの?」
「…フフフ……」
「や、保田さん…なに怪しい笑みを浮かべてるんですか…?」
「…決まってるじゃない!アタシ達もこれに出るのよ!そんで有名になって
 このラーメン屋を繁盛させるのよ!!」
「ん〜、ま、それもいっか」
「え?ごっちん、本気?」
「まあほら、退屈な日常に風穴を開けるってことで…どうせ店は暇なんだしさ」
「そ、そうかな…」
「じゃあ早速このテープ聞いてみるわよ!!」

そうしてお店の中に置いてある今時売ってないようなラジカセにカセットテープを
セットする保田さんなのでした。
277 名前:Team PuttiMoni 投稿日:2001年07月15日(日)09時19分29秒

曲を聞いてみる三人ですが…

〜♪お顔も個性的〜、髪型も〜だ〜さ〜くて〜♪〜

「へえ…けっこういい歌じゃないのよ…」

〜♪い〜い意味で〜い〜〜い意味で〜計算違い〜〜♪〜

「ん!まさに名曲!これはアタシのためにあるって言っても過言じゃないわね!」
保田さんが1人で納得していると…

ゴッチン!!

「イッテェ!!…なんだよ……またかよ……」 ガクッ
またしても後藤さんの頭に小包が直撃。後藤さんはその場に倒れこんでしまいました。
保田さんがその中身を見てみると…

「…へ?『さっきのテープは間違いでした』?『正しくはこっちの曲です』?なんなのよもう…」
「…っていうか小包がそうやって届くことには何の疑問も抱かないんですか?」
「世の中そういうもんなのよ」
「はぁ…」

中に入っていたのはまたまたカセットテープ。しかしそのテープの中の曲はオケだけで詩の方が
ついてませんでした。

「…なにこれ?もしかしてアタシ達で歌詞を考えろってこと?」
「…多分」
「しょうがないわねぇ……じゃ、早速詩をつけるわよ!オラ、何寝てんだ後藤!」 バキャッ!!
「ちょ、ちょっと!これ以上ごっちんの頭ぶったら…」
「もともとボケてんだからいいのよ!これくらい刺激を与えたほうが!」
「…いいのかなあ……」

「……んぁ?」

とりあえず後藤さんは目を覚ましたようです。
278 名前:Team PuttiMoni 投稿日:2001年07月15日(日)09時20分17秒

「ほら!後藤も手伝って!」
「うへへへへぇ〜、何が?何がぁ〜〜?」
「ごっ、ごっちんしっかり!」
「んぁ〜?そこにいるのはよ〜しこさんじゃありませんことぉ〜〜?」
「何を言ってるのごっちん!気を確かに!」
「吉澤、生ぬるいわ!こういうときはもう一発おみまいするって決まってるのよ!」 バキャッ!!
「げへッ! …あ、ここはどこ?私は誰?」
「ごっちん大丈夫!?ここは私の店、ラーメン吉澤亭であなたは私、吉澤ひとみの忠実な召使い
 後藤真希よ!」
「…吉澤…アンタ、どさくさに紛れてとんでもないこと刷り込もうとしてるわね…」
「うぇぇ?あたしは…」
「ほらしっかり!とりあえず私の足を舐めるのよ!」
「えへへぇ…」
「なに店の中でSMプレイおっ始めようとしてんだよ!後藤ッ!もう一発くらえッ!」 バキィッッ!!
「グハァッッ!!……う、うう……あれ?圭ちゃん?あたしは一体…」
「ったく…やっと正気に戻った?」
「ぅあ〜〜い…そうみたい〜…」
「…チッ……私の吉澤帝国建設計画が……」
「何言ってんだゴラァ!オメーは黙って脇役に徹してればいいんだよ!」
「なッ!何言ってるんですか!失礼なッ!」
「ああ!?やるっていうの!?」
「…まあまあ……ほら、そろそろ歌詞の方考えないと……」
「…後藤、アンタ結構しっかりしてるじゃない……」
「だって…そうでもしないと話が進まないから…」
「それもそうね…」
279 名前:Team PuttiMoni 投稿日:2001年07月15日(日)09時20分56秒

歌詞を決めることになった三人ですが…

「…何がいいかなあ………よし!とりあえず3人でリレーにするか!まず吉澤から!」
「え!?…じゃあごっちんをテーマにしてみるかな……ええっと…『まったくまったくまったく
 やる気〜が無いって』…保田さんどうぞ」
「えーと…『みんなはみんなはみんなは言うけ〜れど』…じゃあ次、後藤!」
「あ〜…あたし?…じゃ、『ホントにホントにホントにやる気〜が無いよ〜』で」
「何言ってんのよ!これじゃあただのやる気が無い女の歌になっちゃうじゃないのよッ!」
「え〜〜?だってさぁ…」
「だってもクソも無い!」
「まあまあ…保田さん抑えて抑えて…」
「なによッ!吉澤、大体アンタ、プチモビクスでセンターやってるからっていい気になってんじゃ
 ないわよ!せっかくリニューアルされたかと思ったらまたお前がセンターか!
 ふざけんな!TBS氏ねッ!!」
「だっ、だから…その話は今回は関係無いって…」
「関係無くないわよッ!アタシが今までどれだけ苦労してきたと思って……ちょっと
 可愛いからっていい気になってんじゃないわよッ!ていうかあんなのが美容に影響するわけ
 ねえじゃねえか!やらせだッ!『学校へ行こう』だって『ガチンコ』だって!さてはお前、
 やらせ帝国TBSの差しがねだな!?」
「なッ…!何言ってるんですか!こんなところでそんな過激な発言はよしてください!
 しかも私が『顔だけでもっている』みたいな言い方して!」
「なによ…その通りじゃないの!どう違うっていうのよ!?」
「なんですってェ!?」

もうその場は一触即発の雰囲気。間に挟まれた後藤さんは二人の顔を交互に見て
おろおろするばかりです。しかしその時…
280 名前:Team PuttiMoni 投稿日:2001年07月15日(日)09時22分11秒

「ちょっと待てェ!!」

その声の方を見てみると…

「さっ、紗耶香!?」
「市井さん!」
「いちーちゃん!!」

その場に現われたのは市井紗耶香その人なのでした。

「なーにあんた等喧嘩してんのよ!そんなんじゃ全然先に進まないじゃない!(じゃないっ!)」
「紗耶香…何でまたいきなり……しかも語尾にわざわざラブマのフレーズまで入れて…」
「そうですよ……まさかまだ娘。に未練たらたらなんじゃ…」
「そ、そんなこと無いわよ!…ていうか早いとこ歌詞決めて先に進めなさいって!」
「…それより…それより今はプッチで誰が一番人気かなのよ!」
「そうなんですよ!」
「なッ…そんなこと…」
「いちーちゃん…」
保田さんと吉澤さんの二人に迫られる市井さん。後藤さんはさっきから市井さんの背中に
べったりくっついたまんまです。

「どうなのよ!」
「どうなんですか!」
「いちーちゃん…」
「そんなこと…」
「何よッ!」
「なんですか!」
「いちーちゃん…」
「そんなこと……あたしが一番人気に決まってるじゃない!!」
「「うっ…」」

思わず黙り込む二人。

「わーったか!とりあえずあんた等はさっさと歌詞を作ってオーディションに行け!
 あたしゃまだまだやることがあって忙しいんだよ!」
「「は、はい…」」
「いちーちゃん…かっこいい…」
「じゃあねッ!」

市井さんはその場を颯爽と去っていきます。

「あ〜っ、待ってよ!いち〜ちゃ〜〜ん!」
「後藤!お前もちゃんと歌詞作り手伝うの!」
「………は〜〜い…」

「…紗耶香にあんなこと言われたんじゃ…もう何も言えないわよねえ…」
「ですよねぇ…」

こうして三人は再び歌詞作りに励むのでした。
281 名前:Team IZAKAYA 投稿日:2001年07月15日(日)09時23分33秒

そしてラーメン屋の影では…

「…裕ちゃん、とりあえずこれでええんか?」
「ええやろ。紗耶香も来て話がまとまったことやし…」
「ふう…でも今回はこの恥ずかしいかっこで出ることなくてよかったわ…」
「さっ、次行くか!」
「ええ!?まだあんのォ!?」
「まあまあ、もうすぐ済むから…」
「もう…勘弁してえな……」

ブツブツ言いながらマスク二人は走り去って行くのでした。
282 名前:木多娘。 投稿日:2001年07月15日(日)09時25分13秒

( `.∀´) <なんとか更新よッ!ていうかなんで3週間も間が空いてるのよ!
( ´ Д `)<そうだね〜、ここしばらくもう1個の方に集中してたからね〜。
        あと体調悪いとかその他いろいろあっていくらお酒飲んでもテンション
        上がらなかったってのもあるけどね〜
( `.∀´) <体調悪かったら酒飲むなっての!
( ´ Д `)<まあお酒は作者の主食だからね〜。…ていっても昼間っから飲んでるわけじゃ
        ないんだけど。
(0^〜^0) <えーと、それじゃ、何はともあれレスの時間ですYO!
( `.∀´) <じゃあまず270さん!…ちょっと!『(略』ばっかりで何が何だか分からないわよ!
( ´ Д `)<じゃあ後藤が適当に続けるよ〜〜。ええっとね…
        『あっちこっちのスレのネタがパクられてんじゃねえか!
         オリジナルのネタは皆無に等しいじゃねえかよ!
         だいたい小説って呼べねえだろこんなもん!
         がんばと仲間達』
         はい、こんな感じでどうでしょう〜?
(;`.∀´) <後藤……確かにどれも大当たりな感じだけど……最後の『ガンバと仲間達』は
        何よ?アンタ何年生まれよ?
( ´ Д `)<だめ?…じゃあ『ガンバ大阪』、これでどう?
(;`.∀´) <もういいわよ!
( ´ Д `)<まあね〜、上で言ったことは全部作者が自分で感じてることなんだけどね〜。
        まあ、ほら、HNからして…ね?パクリネタでつなごうってのが見え見えでしょ?
        というわけで…許してくださ〜い。もし『sageでやれやゴルァ!』という
        意見とかありましたら素直に従う所存ですので…。
(0^〜^0) <あと271の酢漬けさんもありがとうございます。なんとか頑張ろうと思っております。
       …できる限り。
( ´ Д `)<それじゃあまた次回会いましょ〜。今日のお酒、
        『焼酎のコーヒー割り、微糖の方がいいかもよ』ってことで〜

( `.∀´)
( ´ Д `) <だーーいばーーい!!
(0^〜^0)
283 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月15日(日)10時01分04秒
げげっ、そ〜とられちゃいました〜
たいへん申し訳ない。
お詫びの言葉を、た(略
このうえは(略
ポテチ(略
誠意が通じましたでしょうか?
284 名前:木多娘。 投稿日:2001年07月15日(日)10時33分43秒

>>283さん

( ´ Д `)<いやいやお気になさらずに〜。あれなんですよ、作者があまりにも
        ネタ切れでイパーイイパーイなためにもう頂いたレスも全てネタに使って
        しまおうという魂胆で〜〜えふえふえふぅ〜
( `.∀´) <ちょっと後藤!その不気味な笑いはやめなさいよ! っていうかどんなレスでも
        嬉しいのよ!今だって高田順二ダンス踊ってるわよ!
(0^〜^0) <あ、ポテチですよポテチ〜〜
( ´ Д `)<ん〜、ポテチ嬉しいね〜〜。実は1年くらい前まで作者の主食はポテチ
        だったんだけど最近食べてないからねぇ〜〜
( `.∀´)<ていうかなんなのよ!もっとまともなご飯食べなさいよ!
( ´ Д `)<ん〜〜、お酒飲んでるとどうしてもねぇ、ご飯とかが胃に入らないんだよねぇ〜
( `.∀´) <だからその酒をやめろって言ってんの!
( ´ Д `)<それは作者に氏ねって言ってるの?
( `.∀´) <なんでだよ!健康的な生活送れっていってんのよ!そもそも食費より酒代が
        多いってのが間違いなのよ!
(0^〜^0) <まあまあ、それも直していこうと思ってますから…
( ´ Д `)<というわけです。今日は東京の方じゃハロモニがこれから放送なんだけど
        作者のとこではもう夜が明けるか明けないかの時間に放送されちゃったんだよね。
        しかも1ヶ月近く遅れてんの。なのでこれからゆっくり寝ます。寝まくります。
(0^〜^0) <それじゃあまた〜
( `.∀´)<次も頑張るわよ!…できれば早めに更新したいわね……
285 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月16日(月)10時33分18秒
良い意味で…(中略)…更新期待。
286 名前:名無しさん 投稿日:2001年07月17日(火)15時30分27秒
私も更新期待。
287 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月17日(火)20時00分42秒
楽しみ。
288 名前:Team MaronMelon 投稿日:2001年07月19日(木)20時59分53秒

「はぁ〜…何だか気が抜けちゃったねぇ…」
「…安倍さんが日程をしっかり確認しなかったからじゃないですかぁ…」
「え〜?だって…ねぇ。あのチラシみっちゃんが見ていろいろスケジュールとか
 教えてくれてたんだもん。なっちのせいだけじゃ…それにまさか受け付けと本番が
 2日に分かれてるなんて…お釈迦様でも存じませぬって感じだよ。
 その後みっちゃんチラシ持ってっちゃうし…。そうだよ、すべての原因はみっちゃんだよ!」
「…まったくもう……」

はりきって会場に来たはいいのですが今日は受け付けだけだったと知りちょっぴり
テンションが下がりながらも会場を後にする二人。安倍さんは平家さんに責任を
なすりつけちゃったりしています。
…みっちゃん、いい子なのにね。

「…で、本番は明日なんですよね?今日はこれからどうするんですか?」
「えっ…?あ、ああ…そだね…どうしよう……全然考えてなかった…」
「えぇ〜〜っ!?」
「お金は朝御飯に食べたおにぎりで全部無くなっちゃったし……
 あは、あははは……本当に……どうしたもんかねぇ……」
「……」
「と、とりあえずその辺をぶらぶらしてみよっか?」
「……」
「ほ、ほら、幸せは歩いてこないんだよ!だから歩いて行くんだよ!水前寺清子も
 言ってるじゃん!…だから、ね?」
「はぁ…」

とりあえず2人はその辺をぶらぶらすることにしたようです。
289 名前:Team MaronMelon 投稿日:2001年07月19日(木)21時00分58秒

「あ〜…お腹すいたねぇ……」
「…うん…」

朝御飯はお互いコンビニのおにぎりを1個ずつ食べただけの二人。
さっきからぐうぐうとおなかの音が止まりません。
らって、ふたりともくいしんぼうなんらもん!

「この辺は大盛り30分で食べきったら只なんて店も無いし…さすがに
 東京のど真ん中で昼間っから歌唄って御飯食べさせてもらうってのも…ねぇ…」
「う〜ん…」

その時、空腹でふらふら、視界もゆらゆらし始めた安倍さんの目が1人の少女を
捕らえました。

「ん…?あれは………福ちゃん!?」
「へっ?」
「ちょっとののちゃん、行くよ!」
「は、はい…」

2人はその少女の元へと走るのでした。
290 名前:Team MaronMelon 投稿日:2001年07月19日(木)21時02分12秒

「ねぇ、福ちゃん!福ちゃんだよね!?」
「…!」

少女に安倍さんが語りかけようとします。けれどその少女は話をするどころか
目も合わせようとせずそっぽを向くばかり。
でも安倍さんは諦めません。少女が安倍さんと逆方向を向くたびに
かろやかなサイドステップで顔の正面へと移動します。
…ちなみに美少女教育での反復横飛びテストはこの話と一切関係がありません。

「…ん?なんかどっかで見たことがあるような……」
その光景を見てののちゃんはデジャヴを感じました。

「なんだっけ……………あ、そうか!あれだ!」
何やら思い出したようです。

「(…カバディカバディカバディカバディカバディ……)」
…どうやら以前テレビで見たカバディをやってる姿だったようですね…
心の中でしきりにその単語を繰り返しています…
…そんなんでいいのか。

一方安倍さんは諦めず話しかけようとしています。

「…はぁ」
とうとう少女は諦めて安倍さんと目を合わせました。
この根競べ、安倍さんの勝ちのようですね。
291 名前:Team MaronMelon 投稿日:2001年07月19日(木)21時02分52秒

「…やっぱり福ちゃんじゃない……ねぇ、なんで何も話してくれないの?」
「なっち…」
「なっち久しぶりに福ちゃんに会って嬉しかったのにさぁ…」
「…ごめんね」
「いや、いいんだけどね……ちょっと、痩せた?」
「ん…まあね…」
「何かあったの?…いや、嫌なら話さなくてもいいんだけど…」
「……あのね、私……学校辞めたんだ…」
「えっ?…なんで…?…だって……」
「…いろいろあってね」
「…そう…。あまり深いとこには立ち入らないつもりだけど……もしよかったら
 話してくれないかな…」
「…ん……いずれ…ね…」
「…わかった」

安倍さんが頷くとそこにはちょっとだけ重い空気が流れました。
安倍さんも福田さんも何を言っていいのかわからずただ黙っています。
その沈黙を破ったのは…

『ぐぅ〜〜っ』

「……」
「……」
「…ぷっ……うふふ……あははははは…」
「…ちょっと福ちゃん〜、笑いすぎだよ〜」
「だってさぁ……あはは……なっち、相変わらずだねぇ…」
「えへへ…お恥ずかしい限りで……」
「しょうがないなあ…じゃ、これからお昼一緒にどう?」
「え…あ、でも…なっち、お金持ってないんだよねぇ…」
「いいよいいよ、あたしが奢ったげるからさ」
「ホント!?ありがと〜!いや〜、やっぱ持つべきもんは友達だね〜!」
「…ははは…なっちってば………あ、そういえばあそこにいる子、なっちの連れでしょ?」
「あ、うん、そうなの」
「じゃ、連れてきなよ。あの子の分もお金出してあげるから」
「うん…ホント…ありがとね」
「だから気にすんなって…」

そして安倍さんはののちゃんに声をかけます。
292 名前:Team MaronMelon 投稿日:2001年07月19日(木)21時03分35秒

青い空。広い海。焼けるような熱さの砂浜で太陽の日差しが降りそそぐ中彼女は…

「……ちゃん?…ねぇ、ののちゃんってば!」
「…バディカバディ………ふぇっ?……あ、安倍さん、どうしました?」
「どうしたもこうしたも…ののちゃんこそどうしちゃったの?なんかあさっての
 方向見てブツブツブツブツ…口も半開きだったし……大丈夫?」
「え?…あ、その…えーと…」
「なに、ちょっとどっか行ってた?」
「あ、ああ…ちょっとニュージーランドの方まで…」
「はぁ……あたしゃてっきり宇宙と交信でもしてるのかと思ったよ…」
「はは…はははは…」
「…とりあえず今からあの人…なっちの友達で福田明日香っていうんだけどね、一緒にお昼御飯
 食べに行くことになったから」
「えっ?でも、お金は…?」
「福ちゃんが出してくれるってさ」
「…いいんですか?」
「いいの。後でちゃんとなっちが返しとくから」
「はあ…」

ののちゃんの将来に一抹の不安を抱きながらも安倍さんは福田さんとともに
お昼御飯を食べに向かうのでした。

「…いや、なっちの将来も十分不安だけどさ」
「ふ、福ちゃん!黙らっしゃい!」
293 名前:Team MaronMelon 投稿日:2001年07月19日(木)21時04分17秒

3人は道路沿いのファミリーレストランへと入ります。
ちょっと遅めのお昼御飯を食べながらお互い自己紹介をしたり
東京に来た目的を話したり。

「ふ〜ん、オーディションねぇ…」
「そうなんだよ、それでね…」
久しぶりに会ったのでやはり会話も弾みますね。

「…で?今夜はどうするの?なっち、お金持ってないんでしょ?」
「…うん…そうなの…」
「じゃ、あたしの部屋に泊まれば?どうせ1人暮しだし。ちょっと部屋は狭いけどね」
「…いいの?ホント、何から何まで悪いねぇ…」
「いいんだってば」
「…あ、じゃあさ、福ちゃん、ちょっとこの子に歌のレッスンしてもらえない?
 まだまだ不安が残るしさ」
「…え?あ、ああ…でも…」

ちょっとだけ福田さんの表情が曇ります。さっきの安倍さんとの会話に少し関係があるのでしょうか。
それを見てののちゃんもちょっぴり遠慮気味。

「安倍さん…あの…」
「だってさ、福ちゃんって凄いんだよ?この人なっちよりもずっとずぅっと歌が
 上手いんだから……ねっ、福ちゃん、いいよね?」
「…しょうがないなあ……なっちってば相変わらず強引なんだから……」
「やったぁ!よーし、じゃあ今日はののちゃん覚悟しなきゃなんないね!福ちゃんの特訓は
 めちゃめちゃ厳しいから!」
「そ、そうなんですか…?」
「いや、そんなんでもないよ…」
「いやいや、福ちゃんってばこう見えても昔は横須賀の焼き銀杏という通り名で
 裏の世界を牛耳る…」
「ちょ、ちょっとなっち!なに全然根も葉もないこと吹き込んでんの!あんたは
 毎日毎日昼間っから飽きもせず井戸端会議に熱中してるおばさんか!」
「…なヌ?」
「え…だから…」
「なっちがオバサン臭いと?この完璧ななっちスマイルがオバサン臭いと
 おぬしは申されるか!?」
「いや…誰もそんなこと言ってないよ…ってかなっち、なんか口調が変だよ…」
「…あ、そう?…いや〜、ちょっとばかし取り乱しちまったべ…」
「ったく…」

こうして何はともあれ福田さんの部屋で歌のレッスンをすることになりました。
294 名前:Team MaronMelon 投稿日:2001年07月19日(木)21時05分06秒

その夜。

「ふひ〜…疲れたぁ……」
「だーから言ったでしょ。福ちゃんのレッスンは厳しいって」
「ほんとれしたぁ…」
「あはは…ののちゃん口が回らなくなってるよ……でも、これで明日は
 バッチリだね」
「はいぃ…」

福田さんのレッスンも終わり3人はちょっと一休み。
お茶を飲みながら雑談をしていると…

―…ドタドタ…ガヤガヤ…―

隣りの部屋では誰かが騒いでいるようです。

「ねぇ福ちゃん。隣りっていつもこうなの?」
「え…?隣りの部屋は確か空き部屋のはずだけど…ま、まさかお化け…」
「…え…ちょ、ちょっと…なに…?そ、そんな…嘘でしょ…?」
「…ふふっ、冗談よ冗談。なーに恐がってるの。確かに隣りは空き部屋だけどしょっちゅう
 暇な学生とかが勝手に入って宴会とかやってんのよ。なっちももうすぐ二十歳に
 なるのに恐がりだねぇ…あはは…」
「な、なーんだ…福ちゃんってばもう人が悪いんだから〜…ねぇののちゃん?…ってありゃ、
 もう寝ちゃってるよ。よっぽど疲れたんだねえ」
「ハハッ、しょうがないよ。どーれ布団に運びますか……よいしょっ…と……
 …結構重いな……なっちといい勝負?」
「な、なーに言ってんだべかこの子は!女の子に体重のこと言うなんて失礼っしょ!」
「あはは…ごめんごめん…」

ののちゃんはもうすでにスースーと寝息を立てています。
安倍さんと福田さんはまだまだ話し足りないようですね。
昔の思い出、これからの将来について、もちろん昼間のお話の続きも―

こうしてそれぞれの夜は更けてゆくのでした。


「…それにしても隣り、本当にうるさいねぇ……」
「だね…もう夜も遅いってのに……」
295 名前:Team IZAKAYA 投稿日:2001年07月19日(木)21時05分59秒

一方隣りの部屋では…

从#~∀~从ノ<酒や酒やぁ〜!みっちゃん、まだまだ飲むでぇ〜〜!
(#`◇´)  <ちょ、ちょっと裕ちゃん飲み過ぎやって!ってか別にここには
         来なくてもよかったんちゃうか?
从#~∀~从 <ええがなええがな〜!たまに出とかんとウチ等忘れられるでぇ〜!
(#`◇´)  <…ったくもう…ホンマにしょうもないお人やな……
从#´∀`从 <…………
(#`◇´)   <…ん?どした?
从#;´∀`;从 <…………
(;#`◇´)  <な、なんやねん、急に…
从#;´∀`;从<みっちゃん……ウチ……ううっ……
(#`◇´)   <…そっか……裕ちゃんも何かと苦労してるんやな…それを酒で……
         …ええで、今夜はアタシの胸でゆっくり泣……
从#;´A`从 <うっ……うぉええええぇぇェェ!!
( ;`◇´)  <ゲゲッ!ただ吐きたかっただけかい!ちょ、ちょっとちょっと!!
从#;´A`从 <…ケロケロケロケロ……
( ;`◇´)   <うわあァァ!!ちょっ、やめて!やめてェ!!
从#´∀`从ノ<ウーイ……すっきりしたぁ……さっ、第2ラウンドいこか〜〜!
( ;`◇´;)  <だっ、だから服についたからッ!ついたからァッ!!
       
…酔っぱらい2人がやんややんやの大騒ぎ。
296 名前:木多娘。 投稿日:2001年07月19日(木)21時07分23秒

(●´ー`●) <はーい今日はここまでで〜す。
( ´D`)  <なんとかこうしんれきたのれす。
\(^▽^)/<やったー!ポジティブ!ポジティブ!!
(;●´ー`●)<な、なんで梨華っちがここにいるの?
( ^▽^)  <だってぇ〜、この前の回はほとんどしゃべれなかったんですも〜ん!
(;●´ー`●)<ま、まあいいや…とりあえずレスを…ええっと、285さん…
\(^▽^)/<あ〜!きっと『(略』のとこはあれですよ〜!『良い意味で言〜えば〜
         ほのぼの系〜、マイペースマイペース更新期待〜♪』ですよ〜!
        『初めてのハッピーバースディ』もまだまだよろしくね!ポジティブ!
(;●´ー`●)<(…まったくこのでしゃばり娘は…!)…そ、それより福ちゃんも
         なんかしゃべろうよ…ね…
(0°−°0) <…………
(;●´ー`●)<ね、ねぇ…
\(^▽^)/<わーい!明日香さんもおしゃべりしましょーよー!

うるさいッ!>( 0 ゚−゚0)==○)T▽T)/・:∴∵アベシッ...

( T▽T) <ひ、ひどいよ…ねえののちゃん……

しゃべりすぎなのれす!>( ´D`)==○)T▽T)/・:∴∵ヒデブッ...

アベがデブとはなんだべさ>( ●´ー`●)==○)T▽T)/・:∴∵ゴ、ゴカイデス...

(●´ー`●)<…ふぅ…これで静かになったべ…
( ´D`)  <286さんもありがとうれす。きょうはなんとかこうしんれきました。
( 0 ゚−゚0) <287さん、こんな駄文を楽しみにしてくださってありがとうございます。
        これからも頑張りますので…
(●´ー`●)<じゃあまた次回会いましょう〜。それじゃーねー!



( T▽T) <ううっ……それでも……それでも梨華、負けないもん!
297 名前:Team TANPOPO 投稿日:2001年07月22日(日)08時40分59秒

オーディション会場へと向かうタンポポ4人。
どうやら歌詞の方もなんとか出来上がったみたいです。

「うっし!これでバッチリだ!さっ、あとは歌の練習しながら行くよ!」
「ねえカオリ、歌詞はいいんだけどさ、タイトルとかは無いの?」
「…タイトル?そうだなあ……じゃ、歌詞の内容から決めると…
 『ラーメン食ってアレ喰って 〜くんずほぐれつ夜の東京砂漠〜』…これでどう?」
「飯田さん…また変な含みのあるようなタイトルを……いいかげんPTAのオバチャンから
 抗議の電話が来ますよ?…」
「え?加護、アンタ何を想像してるの?このタイトル、加護の中ではR−15指定?
 脳内1人バトルロワイアルでも勃発したか?」
「いや、だから…」
「…いいよいいよ…とりあえず(仮名)ってことにしとけよ…MOTHER3だってそんなこんなで
 結局開発中止だよ…」
「…矢口さん…ホント、なげやりですね……」
「まあね…」
「ブツブツ…ブツブツ…」
「梨華ちゃんは相変わらず妄想の真っ最中やし……ホンマに大丈夫かウチら……」

どんどん不安になっていくあいぼんでしたがとりあえず歌のパート割り等を
決めながら会場へと向かいます。
298 名前:Team TANPOPO 投稿日:2001年07月22日(日)08時42分03秒

歌の練習をしながら歩く4人でしたが…

「…なあ、うち等この服装でいいの?このまんまで出るの?」

飯田さんが衣装を気にし始めました。

「え?別にいいんじゃない?チラシには服の指定なんて書いてなかったよ?」
「いや、矢口はいいんだけどさ、あとの2人がねえ…。加護はいかにも『奈良から
 はるばる東京へやって来ました!』って感じだし石川はピンク一色で『お前林家パー子か?
 会場でカメラ片手に電話番号でも聞きまくるのか?』って感じだし…」
「なッ…何ゆうてんねん!奈良をバカにすんなや!鹿せんべいをバカにすんなや!!
 城島リーダーの生えぎわをバカにすんなやァッッ!!!」
「い、いや、加護…確かにTOKIOのリーダーは奈良出身で髪の毛もヤバイけどさ…だからって…」
「矢口さんは黙っててや!ウチの…ウチの生まれ故郷をバカにする奴は許せへんねん!
 自分だって北の山奥から出てきたくせにいっちょまえに都会人を気取りおって!!」
「んだって?札幌は大都市よ?ある意味メガロポリスよ?おめ、札幌をバカにすっと
 白い恋人食わせねえぞッ!?」
「ハン、たかがクッキーの1枚や2枚どうやっちゅうねん!あんたこそ修道院にでも入って
 居もしない神様に毎日毎日お祈りしながらバター飴でもこさえてたらええねや!!」
「ンだとッ!?」
「ブツブツ……ピンク……カメラ……」

飯田さんもあいぼんもお互い今にもつかみかかりそうな状態です。それを一応まとめ役の
矢口さんが仲裁に入るのですが…

「ま、まあまあ…2人とも…」
「ああ!?矢口は黙ってて!それに矢口だって何だよ!このアゴ割れがッ!お前の
 先祖は新右衛門さんか!?はたまたショウ・ザマかッ!?黙ってオーラ斬りでも
 はなっとらんかい!!」
「うぐッ…!人が気にしていることをッ…!そ、それにショウは別に割れてねえよ!
 ただアゴにバッテンがあるだけだよッ!」

矢口さんまで交えてもう3人は大乱闘寸前な感じになってしまいました。
その時…
299 名前:Team TANPOPO 投稿日:2001年07月22日(日)08時42分39秒

「…カメラ……カメラと言ったら……は、ハメ撮り…!?…そ、そんなこと……
 チャーミー困っちゃう……ウフッ…ウフフフッ…♪」
「……」
「……」
「……」
「ねぇ……もう…いっか……」
「うん…なんだか冷めちゃったね……」
「せやね……あ、飯田さん…ウチ、興奮してもうて…その……ごめんなさい…」
「いいよいいよ…カオリだって言いすぎたし……ゴメンね加護…それに…矢口も…」
「あ…う、うん…別にいいよ…」

3人の大乱闘を未然に抑えたのはチャーミーの妄想中での一言。もちろん本人は
そんなことにまったく気付いていないのですが。

「あ、あのさ…それで衣装のことなんだけどさ…」
「う、うん…」
「彩っぺのとこ行ってみたらどうかな…」
「…あ、それいいかも…。彩っぺだったらあたし等にぴったりな服、用意してくれるかもね…」
「よし、じゃあ会場に行く前に彩っぺのとこ寄ってこう!」
「…飯田さんも矢口さんも…あやっぺって何ですか?祭りの夜店で売ってるやつですか?」
「いや、おめえそりゃフラッペだろ……あやっぺっていうのはね、石黒彩って人でね……」

?マークでいっぱいのあいぼんに矢口さんが説明しながらも石黒さんのお店へと
向かいます。

「……カメラ………ダーヤス………………ハッ!…こ、ここはどこ…?」

…どうやらチャーミーも我にかえったご様子。
300 名前:Team TANPOPO 投稿日:2001年07月22日(日)08時43分25秒

「おっ、ここだね彩っぺの店。結構いい感じじゃん」
「ん、そだね」

4人は石黒さんの店へとやってきました。
東京のど真ん中にあるわりにはこざっぱりとしてそれでいて
ちょっぴりおしゃれなお店です。
矢口さんがお店の中へ呼びかけます。

「こんにちわー、彩っぺ、居るぅー?」
「…はいはい、どちらさまで……ん?矢口じゃん?ひっさしぶりだねー、元気してた?」
「うん、元気だよ。彩っぺこそどう?」
「おう、元気元気。…それで今日はまたどうしたの?あんたの他にもカオリと…あと
 見たこと無いのもいるみたいだけど」
「ああ、これはね…」

とりあえず石黒さんに事情を説明する矢口さんです。

「…ふーん。だったらちょうどこの前作ったヤツがあるんだけどさ、それ、どう?
 まだ作ったばっかでお店の方には出してないんだけどさ」

そう言って石黒さんが持ってきたのは赤と黒を基調としたかわいいお揃いの洋服と帽子。
デザインの良さにみんなお気に入りと思われたのですが…

「え〜っ?この色だめですぅ。チャーミー、ピンクがいいんですぅ。ピンク色のやつは
 ないんですかぁ?」

いつも一言多いチャーミーが文句をつけました。

「ちょっ、石川…!」
矢口さんが止めに入ったときにはもう遅く、飯田さんは鬼のような形相になっていました。
301 名前:Team TANPOPO 投稿日:2001年07月22日(日)08時44分09秒

「おい石川…お前、彩っぺの作った服が気に入らないっていうのか…?」
「だって、だってぇ、チャーミーはピンクがいいんですぅ。ピンクじゃないと
 チャーミーのアイデンティティが失われてしまうんですぅ」
「おめ…あんま舐めた口聞いてんなよ…?美打ちからやらせっぞンのやろう…!」
「ま、まあまあカオリ…あ、あはは…この子はちょっとお気に召さなかったようだね…」

石黒さんもフォローに回ったのですがチャーミーの暴走は止まりません。

「だってこの服…それになんですかぁ?この人のお顔恐いですぅ。お鼻のピアスも
 全然似合ってないですぅ」
「ンなッ!!」
…どうやら石黒さんをも怒らせてしまったみたいです。
すでにあいぼんも矢口さんも諦めモード。

ドカドカドカッ!!バキッ!!グシャグシャッ!!

「あ…あーあ…梨華ちゃん2人にボコにされとる……ん?なんか飯田さんの頭の上に
 数字出とるで?ええっと……97、98、99、100!! 100HitCOMBO!!……100Hitか…飯田さん、
 記録更新やな…」
「あ…彩っぺの方も……400、800、……2000、5000、1up!……無限増殖か………
 …あ、あんまやりすぎると…………あーあ、255超えてまた0に戻っちゃった……」

あんた等…それでいいのか…

「…ふぅ…このぐらいで許してやるか…。それじゃ彩っぺ、この衣装、借りてくよ?」
「…うん。大事に扱ってね。焼肉のたれとかこぼしたりすんなよ?」
「あはは…わかったわかった…」

その時奥の方から誰かがやってきました。
「おいおい…なんの騒ぎだよ…」
「あっ、真ちゃん…これはね…」
どうやら石黒さんの旦那さんのようです。あ、じゃあ『石黒さん』じゃなくて『山田さん』って
呼んだ方がよかったのかもしれませんね。
真也さんはちょっとぐずってる子供をあやしながらも彩さんと楽しそうに話しています。

「…なんか幸せそうだね。カオリも恋、してみたいなあ…。…そうだ、曲のタイトルは
 『恋をしちゃいました!』でどう!?」
「あ、いいねそれ!」

飯田さんの一言でようやく曲の正式なタイトルが決まったのでした。
302 名前:Team TANPOPO 投稿日:2001年07月22日(日)08時45分25秒

彩さんから衣装を借りたあいぼん達は意気揚揚と会場へと向かいます。

「おっ!見えてきた見えてきた!」
「うん、すっごい賑わってるねえ」
「うわ〜、めっちゃどきどきしてきたわ…」
「ふにゃ〜…」
「これで有名になったら…うふふ…」
「矢口、目立てるかなぁ…」
「…おかあちゃん、見つかるやろか…」
「ふにゃ〜…」

それぞれの思いを胸にオーディションへと望むタンポポ4人。
…あ、チャーミー大丈夫っすか?さっきから飯田さんにずるずる
引きずられながらきてるんですけど…。
303 名前:Team IZAKAYA 投稿日:2001年07月22日(日)08時46分28秒

そのころマスク2人は…

「ふが〜っ!ふが〜っ!」
「裕ちゃん…裕ちゃんも寝とらんで手伝ってや…」 ゴシゴシ…
「ふが〜っ!ふが〜っ!」
「なんでアタシが…」 ゴシゴシ…

平家さんがゲロ付いたマスクの衣装を洗濯してましたとさ…

( ;`◇´;)<うううっ……何で今の時代に洗濯板なんて使って洗わなアカンねん……グスッ……

ゴシゴシ。
304 名前:木多娘。 投稿日:2001年07月22日(日)08時48分19秒

( ゚皿 ゚) <コウシンデース
@  @
(;´д`) <飯田さん、文字、文字が…!
( ゚皿 ゚) <アッ、ヤベ!……ええっと、これでいい?
@  @
( ´д`) <…まあええわ…。とりあえず今日もなんとか…
(〜^◇^〜)<そだねー。まあ世間ではFF]が発売されたの何だのって言ってるけど
       作者はPS2持ってないからねー。
( ゚皿 ゚) <まあそんなこんなでやっているこのお話、まだもうちょっと続きそうなんで
       どうかお付き合いくださ〜い。
(〜^◇^〜)<次はプッチ編でーす。あそこだけ進むの遅いからなんとかしなきゃねー。
@  @
( ´д`) <じゃあ今日はこの辺で、また次回ってことで。次も読んだってや〜。



( T▽T)<(また私しゃべらせてもらえない…こうなったら保田さんの所に…!)
305 名前:Team PuttiMoni 投稿日:2001年07月28日(土)14時19分02秒

「よおっしゃ!よっしゃよっしゃ!!とうとう完成したわよ!!」

空が白んで小鳥が鳴き始めた早朝、店長の声が店中に響きました。
もちろんその声で屋根の上にとまっていた小鳥達がすべて飛び去ったのは
言うまでもありません。

「…ふぁ?」
「…ん〜……もう朝っすか?」

2人もその声で目を覚ました様子。昨日は歌詞作りの手伝いということで
無理矢理店に泊まることにされたのでした。結局保田さんが1人でほとんど
書いたのですが。

「ほら!歌詞!できたから!ちょっと!アンタ達も!見てみなさいよ!」
「…そんなビックリマークいっぱい出して言わなくてもいいからさぁ……あー…ねむ…
 まだ7時前じゃん……あたしもう一眠りするわ……」
「何言ってんの後藤!アンタ、アタシのギャラクティカマグナムが火を吹くわよッ!?」
「いや…保田さん…こんな時間に起きてるのなんて保田さんとラジオ体操帰りの小学生くらい
 っすよ……その小学生だって家に帰ったら速攻寝てますよ…ゴゥトゥザ・ドリームランドですよ…」
「ハァ!?アンタ達、何悠長なこと抜かしてんのよ!受け付けは9時からだぞ!?あと2時間しか
 無いんだぞ!?2時間空いたらエルセーヌだぞ!?」
「だからさぁ…圭ちゃんも落ちついて……こう…なんつーの?夏のまだ涼しい
 この時間…もうちょっと惰眠をむさぼろうよ…ね?」
「甘い!甘すぎる!お前はヨネヤの水ヨウカンか!オーディションつったら全国から
 猛者どもが集まってくんだぞ!?今から気合入れなくてどうすんのよ!!日本代表だって
 気ィ抜いたからロスタイムに点取られたんだよ!!ドーハの悲劇を再びこの地におこす気なの!?」
「はぁ…だから圭ちゃん…何年前の話してんのよ…もう…」
「とにかく起きた起きた!ほらッ!2人とも!」
「…あ〜……だり……」
「ふぁああぁぁ……」

どうやら2人ともなんとか重い体を起こしたようです。
306 名前:Team PuttiMoni 投稿日:2001年07月28日(土)14時19分50秒

「…んで?まだ2時間あるんでしょ?こっから会場まで行くっつったってせいぜい20分ぐらい
 だよ?どうせ今から行っても始まってないし…どうすんの?」
「…まずこれよ」

そう言って保田さんがテーブルに置いたのは麺の入ってないスープだけのどんぶり。

「とりあえずこれ飲めッ!全部!」
「…うそ…なんで?しかもこれトンコツスープじゃん……寝起きでこんなもん飲めるわけ
 ないでしょ…」
「いいんだよ!今から義兄弟の契りを交わすんだから!」
「はぁ?だから何でスープ飲まなきゃなんないの?」
「お前これ飲まないでどうすんだよ!スープはラーメン屋の命だよ!?佐野さんも言ってた
 だろ!?」
「…あたしゃガチンコ見てないから知らないよ……しっかし朝も早くからこんな油浮いたスープ
 飲むなんて…」
「いいからッ!ほら早く飲めッ!なに、それとも豚は真希ちゃんのお口に合いませんでした?
 八丈島のキョンでも入れときゃよかったかしらッ!?」
「…はぁ〜…」
「(…ねぇごっちん、さっきから保田さん、何を言ってるの?)」
「(…ああ、あれ多分市井ちゃんの影響だよ…。『天地を喰らう』も『ガキデカ』も市井ちゃんの
  4大バイブルの中に入ってるから…)」
「(……それであと2冊は?)」
「(ええっとねぇ…『独身アパートどくだみ荘』と『まことちゃん』。あ、ちなみにうち等のさよならの
  挨拶はグワシって決まってるから。今だに圭ちゃんだけは薬指がちゃんと立たないんだけどね。
  よっすぃーも覚えておいてね。今度からやるから。)」
「(…なんだよそれ……どんな世界だよ……私、ごっちん達と出会って1年以上経つけどそんなこと
  全然知らないよ…。ここは何?あなたの知らない世界?それともアウターゾーン?
  …助けてミザリィ……あ、グラサンでもいいから……)」
307 名前:Team PuttiMoni 投稿日:2001年07月28日(土)14時20分32秒

「ほらほらさっさと飲みなさい!時間は待ってくれないのよ!?時は金なりって小学校で
 習わなかった!?」
「うぅ〜……しょうがない、よっすぃー、飲むよ?」
「ええッ!?本気!?」
「もうこうなったら飲むしかないでしょ…」 ゴキュゴキュゴキュゴキュ…
「(うわぁ!飲んでる!ごっちんが!(倒置法) 片手を腰に当ててあたかも風呂上りに牛乳を
  一気のみしてるみたいに!(比喩) )」
「…ぷはぁ〜っ、なんとか飲み切ったよ…」
「よし。…後は吉澤?アンタよ?」
「…えっ…そ、そんな…私は……」
「よっすぃ〜…あたしだって飲んだんだからさあ…よっすぃーも…飲めるよね…?」
「ちょ…ちょっとごっちんまで…」
「ほら!どうしたの!」
「よっすぃ〜…」
「いやああぁぁぁッッッ!!!!」
   ・
   ・
   ・
  (中略)
   ・
   ・
   ・
「うえぇっ……気持ちわる……」

…とまあなんとかよっすぃーもスープを飲み干したわけです。

「よーし!義兄弟の契りも交わしたことだし早速出発よ!!」
「(…はぁ…圭ちゃん、元気だねぇ……)」
「(そだね……うぷっ……やべ、戻しそう……)」
「(とりあえずあたし等、どっちがどっちなんだろうね?あたし、関羽?)」
「(…じゃあ私、張飛?)」

「行くわよ!掛布!岡田!」
「(ええ!?なんでタイガース!?)」
「(…じゃあ圭ちゃんは…バース?)」

…そういうわけで3人は会場へ受け付けを済ませるために出発。
308 名前:Team PuttiMoni 投稿日:2001年07月28日(土)14時21分26秒

「…あ〜……だり……」 ポリポリ…
「ごっちん…さっきスープ飲んだばっかなのにもう違うもの食べてんの…?」

会場へ向かう3人、後藤さんは小脇にピスタチオの袋を抱えポリポリと
小気味良い音を立てて食べながら歩いています。

「ちょっと後藤!アンタさっきから何ピスタチオの殻こぼしながら歩いてんのよ!
 なに、道しるべのつもりか?ここは富士の樹海か!?」
「んあ〜?いいじゃんピスタチオくらい……口直しだよ口直し……」 ポリポリ…
「何言ってんだよおめえ!さっきからぽろぽろぽろぽろ…道を汚しやがって!ここが
 シンガポールだったらとっくの昔に捕まってるぞ!?死刑だぞ、死刑!?」
「な〜に細かいこと言ってんのよ…なに?圭ちゃんって潔癖症?窓のさんとか指でなぞって
 『まだ埃が残ってるわよ!』とか文句つける小姑系?」
「うっさい!ごちゃごちゃ言ってんな!つーかどうせ食うんならピスタチオなんか食うなよ!
 ナボナ食えよナボナ!」
「…なにそれ?」
「アンタ、ナボナを知らないの!?お菓子のホォムラン王を!?じゃあ森の唄も!?」
「あたしゃ圭ちゃんとは世代が違うんだよ…」
「クッ…とにかくこれはアタシが没収よ!スーパーひとし君ぼっしゅうとよ!」 グイッ
「あ〜…あたしのピスタチオ……グスッ……」
「…ちょっ、ごっちん…なにも泣かなくても…」
「だって…だって…ううッ…お〜菓子食って〜な〜みだがで〜そ〜う〜♪…」
「キャンディーズかよッ!」
「グスッ…なに?よっすぃーそれ、三村? 旬だね、旬を先取りって感じだね…」
「いや…とりあえず突っ込んでみただけ…別に三村ってわけじゃ…」

そんなこんなでなんとか会場へと到着したんですねえ。
309 名前:Team PuttiMoni 投稿日:2001年07月28日(土)14時22分27秒

なんとか3人は会場に憑きました。もとい、着きました。

「うわ〜、めっちゃ混んでるねぇ…」
「だねぇ〜…」
「あ…あたしダメ…人ごみは……ほら、不治の病だから…」
「ちょ、ちょっとごっちん大丈夫?(…マリアか?)」
「しょうがないわね、アタシが受け付け済ませてくるからアンタ等ここにいなさい、ここにッ!」
「あ、じゃあ保田さん、お願いします…」

保田さんは1人で受け付けへ。
…と思ったら、何分もしないうちに戻ってきました。

「…受付済ませたわよッ!ほら、さっさと帰るぞ!」
「…ええ!?もう!?ずいぶん早くないですか?」
「いいのよ!アタシレベルになるとこんなもん顔パスよ、顔パス!」
「そんなもんですか…」
「じゃあ帰って店で歌の練習するわよ!!」
「はぁ…しっかし参加する人多いですねぇ……大丈夫なんすか、うち等」
「フフフ…」
「…保田さん、なに不敵な笑みを…」
「…シバく…こいつら全員シバく…」
「はぁ?」
「テレビじゃからってそんなもん関係無いけえのう…」
「(…竹原?さんざんガチンコはやらせだとかTBS氏ねとか言ってたくせに?)」
「よしッ!さっさとずらかるわよッ!そして今日はひたすら歌の練習よッ!」
「あ、ああ…はい…(…ずらかる?ルパンか?あ、だったら私、次元がいいな…)」

つーことで受け付けを済ませた3人は店へと戻ります。
310 名前:Team PuttiMoni 投稿日:2001年07月28日(土)14時23分19秒

店の中で明日の本番に備え一所懸命練習をする3人。あ、ごめん、一所懸命なの
保田さんだけだった。あまりの暑さで間違いました。夏のせいです。

「…ふぅ…なんかしっくりこないわね……てゆーか後藤!吉澤!アンタ等もちゃんと
 練習しなさいよ!」
「…うぃ〜っす」
「なによ後藤そのふぬけた返事は!持田か?持田香織か?意味も無く砂浜でキャッチボールか?
 シャンプーはマシェリってか?ふざけんな!ラビナス使えよラビナス!死んだ魚の目してんじゃ
 ねーよ!おめ、鮮魚市場で一匹いくらだよッ!」
「…ちょっと圭ちゃん…それはあたしが魚面だってことを暗に言ってるの?」
「暗も何もはっきり言ってるよ!大体暗ってなんだよ!ANNはエーエヌエヌって読むのかよ!
 あたしゃ『あん』って呼ぶぞ『あん』って!!」
「…とにかくあたしのこと魚面って言うやつは圭ちゃんといえども許さないよ……
 喰らえッ!スコルピオンクラッシュッ!!」
「なにを!?ローリングサンダー!!」
「ちょ、ちょっと保田さんもごっちんもっ…」

バキィッ!!!

「うがっ…!」
「よ、吉澤!?」
「よっすぃー!?」

2人の拳は見事止めに入った吉澤さんの顔面クリーンヒット。

「うっ……これじゃ……また私の頬袋が膨らんで……」
「よっすぃー!大丈夫!?」
「吉澤ッ!しっかりしろッッ!!」
「フッ…おやっさん……燃え尽きたぜ……真っ白な灰に……燃え尽きた……」
「なに!?矢吹か!?矢吹ジョーか!?明日のためにその1か!?」
「よっすぃー!?あたしは力石のほうが好きだよ!?両手ぶらりはどうかと思うよ!?」
「ぐはっ…(吐血)」(注:ラー油)
「「よっすぃーーーーッッッ!!!!」」

…こうして何がなんだかわけのわからないうちに1日が過ぎてゆきました。
とりあえず明日は本番。
311 名前:木多娘。 投稿日:2001年07月28日(土)14時26分38秒

( `.∀´) <今日はここまでよ!
(0^〜^0)<それよりもこの話のネタ、全部分かる人とかいるんでしょうかねぇ。
( ´ Д `)<てゆーかそれ以前にまだ見てる人がいるのかどうかってほうが問題だけどね〜。
( ;`.∀´)<ちょ、ちょっと何言ってんのよ!
( ´ Д `)<だってさぁ〜、もう自分で言っちゃうけどこんな話、名作集板でやるなんて
       板違いもいいとこだからねぇ〜。
( ;`.∀´)<しょ、しょうがないでしょ!こうなったら最後までやるわよ!
       中途半端には終わらせないわよ!
( ´ Д `)<まあいいけどさぁ〜…
(0^〜^0)<あ、それとうち等だけ日付的に遅れてるんで今回は中澤さん達は一回休みで〜す。
( ´ Д `)<じゃ、そうゆうわけでまた次回〜

( `.∀´)
( ´ Д `) <だーいばーい!!
(0^〜^0)





≡≡≡≡((((((( ;^▽^)


 ((^▽^;(;^▽^)))


 ( T▽T)<(遅かった…)
312 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月28日(土)15時11分33秒
自分は試されているんでしょうか……
ほとんどのネタがわかる……
作者は弱気だし……
死刑!……
313 名前:名無しさん 投稿日:2001年07月29日(日)06時27分33秒
(  ● ◇●)<としちゃん25歳。
ってだめか・・・
314 名前:後藤 熊夫 投稿日:2001年07月29日(日)08時18分58秒
>>313
「ノオーーーーーッ!!」
315 名前:名無しさん 投稿日:2001年08月01日(水)22時46分04秒
(  ● ◇●)<としちゃん25歳。改め七味とうがらし(童話作家)
ってだめ?
316 名前:斎藤ルミ子 投稿日:2001年08月02日(木)00時02分25秒
>>315
「たまりませんわ」
317 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月02日(木)03時49分40秒
トシちゃん感激ーーーー!
318 名前:ななしむすめ 投稿日:2001年08月02日(木)17時17分25秒
木田娘。さん。今日よみはじめました!
がんばってくださいね!!応援してますー!
319 名前:木多娘。 投稿日:2001年08月03日(金)17時49分55秒

ども。作者です。
今回の更新分はもう書きあがっているんですが
ここ2,3日で急に制限が厳しくなったらしくてちょっと書きこめないんですよ。
一番短い部分でも本文長すぎっつって弾かれてしまうんで。
んで、試しに1レスを3つくらいに分けてみたんですけど、ちょっとネタとして
どうかと思う部分も出てきちゃうんでこのまま載せるのはどうだろうなと。

初めにエラー出したときに一応他の板とか覗いてみたんですけど、板によっては同じ時間に
長文でも投稿できてるとこもあるみたいなんですね。それで、もしかしたらこの制限も
一時的なものかもしれませんし、少し様子見ということで…
…まあ自分が文章を短くまとめれないのが悪いんですが。

というわけで更新の方、もう少しお待ちください。
このような駄文にも拘らずお付き合いくださっている方、
本当に申し訳ありません。レスは更新時にまとめてしますので。
(またネタに使わせてもらってますけど)

それでは。
320 名前:木多娘。 投稿日:2001年08月03日(金)23時38分11秒

( ´ Д `)<今総合案内板見てきたら文字数が増えることはないとのことでした〜
(0^〜^0)<というわけで更新しま〜す
( `.∀´)<今回ちょっと書き直す余裕が無かったからそのまま切ったやつを
        載っけるわよ!少し見づらいかもしれないけど許してね!
( ´ Д `)<しかもなっちとじーつーのクソ長いコメント付き…
( ;`.∀´)<う、うるさいわね!それももう書いちゃったからしょうがないでしょ!
        次から気をつけるわよ!
(0^〜^0)<それじゃ〜、ど〜ぞ〜〜
321 名前:Team IZAKAYA 投稿日:2001年08月03日(金)23時42分50秒
本番当日。マスクの2人は…

「…よい…しょっ…と。…ふぅ…なかなかきついなこりゃ……」
「ブツブツ…ブツブツ…」
「…おい、みっちゃんもブツブツ言っとらんと…」
「…プチッ……」
「…ん?」
「もう…もうイヤやァッッ!!こんな…こんなびしょ濡れの衣装着て…その上
 さっきからずっと大道具の仕事ばっか……もう勘弁してくれやァッッ!!ううっ…グスッ…」
「いや、だって…そりゃいくら梅雨が明けたからってそないに早く洗濯物が乾くはずないし……
 …ていうか今、わざわざ口で『プチッ』って言うてキレたのを表わしたんか?
 みっちゃん、結構芸が細かいな…」
「うううっ……えぐっえぐっ……アタシだって……アタシだってたまには表舞台に立ちたいねん!
 …グスッ……」
「わ、わかったわかった…わかったから……もう泣くのやめて……」
「うえぇーーーーん!!!うえええーーーーーーん!!!!」
「あちゃ〜…こりゃどうしたもんかな…」

…2人は会場の舞台裏で大道具の仕事をしていました。
…っていうか…ホント平家さんは幸薄いというかなんというか…
ま、まあいっか!元々そういうキャラだし!

「いいわけあるかァッッッ!!!!」
322 名前:Team MaronMelon 投稿日:2001年08月03日(金)23時43分55秒

チュンチュン、チチチ…

「…ん、んん…? あ、もう朝かな…?」

窓から差しこんでくる朝の光に起こされたのはののちゃんです。

「おはよう。昨日はよく眠れた?」
「ん…明日香さん…おはようございます…。早いですね、起きるの」
「ま、いつもこの時間にはもう起きてるからね。あ、朝御飯、もう出来てるから」
「あ…すいません…御飯まで…」
「ははっ、そんな気を使わなくていいんだよ。それにちゃんと食べるもの食べなきゃ
 声も出ないしね」
「ホント、ありがとうございます…」
「それよりもう御飯食べて仕度しなきゃ間に合わないよ?ほら、急いだ急いだ」
「あ、はい…」

台所の方からはほのかに御味噌汁のかおりがただよってきます。しかしののちゃんが
ふと隣りを見ると…
323 名前:Team MaronMelon 投稿日:2001年08月03日(金)23時44分42秒
「ふごーっ! ふごーっ!」
「安倍さん…」
「なっち……ったく…年頃の女の子なのに思いっきりいびきかいて…みっともない…」

安倍さんはまだ夢の世界から戻ってこない様子。
昨日の朝と同じようにののちゃんは必死に起こそうとするのですが…

「安倍さん、安倍さん、もう起きる時間ですよ。早く起きなきゃまた…」
「ふがっ」 ペシッ

安倍さんの体を揺するののちゃんの手も払いのけられてしまいました。
…あ、ちなみにハワイの寝起きとかはこの話と一切関係ありませんので。
324 名前:Team MaronMelon 投稿日:2001年08月03日(金)23時45分30秒
「まったくなっちは……ま、いつものことだけどさ。 あのね、ののちゃん。なっちを起こすときは
 こう言ってあげるのが一番効果的なの。…なっち!ご飯の時間よ!早くしないと無くなっちゃうよ!」
「…ふえっ!?ご、ご飯どこ!?なっちの分は渡さないよ!?納豆にはネギ入れなきゃダメだよ!?」
「安倍さん…」
「…あ、ののちゃん…? もう起きてたの?」
「はあ…」
「それでなっちのご飯は?」
「ははは…ちゃんとなっちの分もあるから…」
「あ、あと、ネギ…」
「はいはい…ちゃんとネギも用意してるよ…」

こうして3人は食卓へとつきました。
325 名前:Team MaronMelon 投稿日:2001年08月03日(金)23時46分44秒

「さっ、ののちゃんもなっちも早く食べた食べた」
「はい、じゃ…いただきます」
「いただきマンモース!」
「(安倍さん…なぜにのりピー語…?)」
「…す……スルメイカ……風が吹いたら桶屋が儲かる……ルビーの指環 by 寺尾聰……」
「(ええ!? 今度はしりとり!? なんで…!?)」
「ののちゃん…気にしなくていいよ…。いつものことだからさ…」
「(えええ!!? いつもやってんの!!?)…い、いいんですか?明日香さん…」
「いいんだよ…ほっといてご飯食べよ…」
「は、はい…」

明日香さんとののちゃんは先にご飯を食べ始めました。
安倍さんのしりとりは…まだまだ続いてるようです。
326 名前:Team MaronMelon 投稿日:2001年08月03日(金)23時47分29秒
「…し…清水次郎長……う……宇崎竜童……」
「……」 モグモグ…
「……」 モグモグ…
「…う……う………うううっ……グスッ……」
「…あ、安倍さん…何で泣いてるんですか…。もしかして他に『う』がつく言葉が
 思いつかなかったとか…?」
「違うよ…。ののちゃんも福ちゃんも冷たいべ…ちょっとぐらい乗ってきてくれても
 いいっしょ……これじゃ片桐はいりの1人芝居みたいだべ……」
「……」 モグモグ…
「……あ、あの…明日香さん…」
「…いいの」 モグモグ…
「…福ちゃん、無視…? …本当に冷たいね……スーパークールだね……まるでフリスクを1箱
 一気食いしたときみたいだね……」
「あ、あの…」
「…いいから」 モグモグ…
「…福ちゃん……敦夫さんの…敦夫さんの意見も聞いとくれ…」
「(誰だ…?)」
327 名前:Team MaronMelon 投稿日:2001年08月03日(金)23時48分58秒

とりあえず3人は朝食を食べ終わりました。
実は一番先に食べ終わったのは安倍さんだったりするのですが。

「ごちそうさまでした」
「ふぅ…お腹いっぱいだぁ…」
「ほら、2人とも、早く出なきゃ間に合わないよ?」
「いや〜、そんなせかせかしちゃ体に悪いべ……フランスでは食後に…」
「…なっちは純日本人でしょ。ほら急いで」
「も〜…、福ちゃんの、あ・わ・て・ん・ぼ・さん♪」
「はぁ…毎度のことながらこののんきさは……」
328 名前:Team MaronMelon 投稿日:2001年08月03日(金)23時49分47秒

そんなこんなでいよいよ会場へと出発です。

「じゃ、いってらっしゃい」
「…え?福ちゃんは一緒に来てくれないの?」
「ん、あたしも行きたいんだけどねぇ……ちょっとこれからどうしてもはずせない
 用事があるのよ…」
「え〜?なんか寂しいな〜…」
「もう…なっちってばいつまでたっても甘えん坊なんだから…。なんだかののちゃんの方が
 年上に見えるよ?」
「え〜?もーう、そげな言い方しどいべ、しどいべ〜」
「…いや、わざとらしい田舎風にしなくてもいいからさ……早く出発したほうが…」
「そうですよ、早くしないと時間が…」
「ん〜〜…」
「だから…」
329 名前:Team MaronMelon 投稿日:2001年08月03日(金)23時52分40秒
「…あれやってくれないとなっち、出かけれない…」
「は?あれって何よ?」
「もう!あれだよ!遠足の前にお母さんがお菓子のつまったリュックをポンッ、ってたたいて
 『いってらっしゃい』って言ってくれるやつ!」
「…なんだそりゃ……」
「早く〜!」
「…はいはい……ぽんっ、っと…じゃ、いってらっしゃい。…これでいい?」
「よしっ!じゃあののちゃん、行こっ!」
「あ、はい…」
「ったく…」

こうして2人は会場へと向かったのでした。

「あ、ちょっとののちゃん…」
「え?明日香さん、何ですか?…」
「なっちのお世話、大変だと思うけど…よろしくね?」
「あ…わかりました…」
「ちょっと福ちゃん!聞こえてるよー!なんかそれ、すごい失礼〜!」
「はは、ははは……ごめんごめん……(なっち、すげー地獄耳だな…)」
330 名前:Team MaronMelon 投稿日:2001年08月03日(金)23時53分16秒

とうとう会場へと到着。安倍さんはもう人前で歌うことに慣れているのでドッシリ…いや、
体型がじゃないですよ?念のため。……ドッシリと構えています。でもののちゃんはやっぱり
緊張しちゃってもう体がガタガタ震えちゃってるんですねえ。

「ん?ののちゃんどした?おしっこ?おしっこしたいの?こんなところでおもらししちゃダメだよ?」
「ちっ、違いますよ!!赤ん坊じゃあるまいし!! ……あの…ほら、やっぱりこんなに人が
 いっぱいだと…緊張しちゃって…その……」
「あ、なーんだ、そんなこと。これはみんな……いや、みんなじゃないな…あわよくば参加者の
 パンチラなんぞをフイルムに収めようっていう青田刈りアイドルヲタも混じってるか…。
 …ま、でもほとんどはオーディションに参加する人なんだからさ、どうせ本番のときは
 別室でやるし…そこには審査員ぐらいしか居ないと思うよ?」
「え、ええ…でも…」
331 名前:Team MaronMelon 投稿日:2001年08月03日(金)23時54分47秒
「もう、しょうがないなあ…。じゃあね、ここに居る人は全部…あれだよ、タロイモだとでも
 思えばいいよ」
「(え…?よりによってなんでタロイモ…?)…そ、そうでしょうか…」
「そーだよ。ほらほら、リラックスリラックス。あんまり緊張してるとおなかが減ってきちゃうよ?」
「いや、そりゃ安倍さんだけですって……」
「え〜?なにそれ〜!ののちゃんってばもぅ〜!」
「あはは…(安倍さん…もしかして私の緊張をほぐすためにこんなことを…)」
「あ〜、そんなこと言ってたらなっち本当におなか減ってきちゃったよ〜」 グゥ〜…
「(ええ!?本当に!?さっきあんなに食べたばっかりなのに!?)」
「どうしよ…ちょっとなんか食べてこよっかな…」
「あ、安倍さん!も、もう本番始まりますから!」
「…そう?…ま、いっか」

こうしてオーディション本番がスタート。まずは安倍さんからのようです。
332 名前:Team MaronMelon 投稿日:2001年08月03日(金)23時55分40秒

「失礼しま〜す」

部屋の中に入るとそこには審査員と思われる男性が2人。1人は金髪をオールバックに
していてもう1人はスポーツ刈りがちょっと伸びたような髪形をしていました。
安倍さんが金髪の人の方を見て思わず声をあげてしまいます。

「えっ!?マリックさん、いつの間に金髪にしちゃったんですか!?」
「なッ…!ちゃうわボケ!馬鹿にしとんのか!?」
「ま、まぁまぁ…はたけ、落ちつきいて……そりゃお前が髪切ってグラサンかけて髭伸ばしてたら
 マリックにも見えるがな……ほら、最近お前少し太ったし……」
「うっ……そ、そうかな…? ……ま、ええわ…ちょっと取り乱してもうた……じゃ、じゃあ始めよか…」
「ん…名前は?」
「安倍なつみです!」
「じゃ、とりあえず歌って」
「はい!」

安倍さんは早速用意してきた歌を唄います。どうやら『トウモロコシと空と風』の方に
したようですね。

〜♪BLUE SKY〜サラサラな〜風が〜〜

「ほう…」
…審査員の2人も安倍さんの歌唱力には納得の様子。
そして歌が終わり、また審査員の男性が口を開きました。
333 名前:Team MaronMelon 投稿日:2001年08月03日(金)23時57分25秒

「…うん。…じゃあ次は…君、ものまねとかできるか?ちょっとやってほしいんやけど」
「…ものまねですか?」
「そう」
「…私は…私は歌のオーディションと聞いてここに来たんですけど…。あなた方は
 なっちにTMさんのようにお笑いの方面に進めと…そうおっしゃるんですか…!?」
「い、いや…そないに怒らんで……ま、まあこれは何と言うか…その場に応じて
 臨機応変に対応する能力を知るために…そんな感じや…。というか別に彼は
 お笑いというわけじゃ……君は西川君に対して何か偏見を持っとらんか…?」
「あ…すいません……あの人が裸で『絶対お前の身長より丈の方が長いだろ?』という長ネクタイを
 している姿を見ると……あと夏に放送されるドラえもんののび太が常に扇風機の前で
 だべってるかのごとく風に吹かれているのを見ると……つい故郷の厳しい冬を思い出してしまって……」
「(…いや、それ全然冬と関係無いやんか…)…ま、まあ、じゃあとりあえず…」
「…わかりました。これは普段あまり人に見せないんですけど…」

そう言って安倍さんは両手を顔の前に構えると…
334 名前:Team MaronMelon 投稿日:2001年08月03日(金)23時58分33秒

「キャハーー!!キャハハハーーー!!!パシャッ、パシャッ!」
「「!!!」」
「キャハハーー!!パシャッ!キャハハハハーーー!!!!」
「…パー子や、パー子の生霊が彼女に乗り移っとる…!」
「ああ…!十年に、いや、百年に一度現われるかどうかの逸材や…!」
「これはもう…!」

…いや、あんた等それでいいの?本当に?

「よしっ!ご苦労様!もうええよ!」
「はぁはぁ……はい……」
「じゃ、次やな…」

こうして安倍さんの審査が終了。
335 名前:Team MaronMelon 投稿日:2001年08月03日(金)23時59分08秒

安倍さんが外へ出るとののちゃんが心配そうな顔で待っていました。

「ふぅ〜…」
「あ…どうでした…?」
「ん?まあ…結構手応えありって感じかな?」
「そうですか…」
「なに〜、どうしたのまたそんなに震えちゃって〜。やっぱトイレ?トイレ行っとく?」
「いや、だからトイレはもういいですって…」
「そう?ま、落ちついて行こうよ。じゃないと普段の実力が発揮できないよ?」
「…ですよね…」

そう言われてもやはりののちゃんの気持ちは落ち着きません。

「……うぅ〜…」
「だーかーら落ちつけって!なんだ?ののちゃんはそんなに臆病者だったのかい?
 君の心臓はビッグワンガムのガムか?」
「……ビッグワンガム?」
336 名前:Team MaronMelon 投稿日:2001年08月04日(土)00時02分04秒
「そだよ。…ん?なに、ののちゃん、ビッグワンガムを知らないの?」
「…ん〜…ちょっとそれは…」
「え〜!?うわ、なっち、齢十九にしてジェネレーションギャップを感じちゃったよ〜!
 まさかもうののちゃんの世代がビッグワンガムを知らないとは…」
「……」
「なっちは子供の頃よくあのプラモを作っては……そういやF-16がお気に入りだったなぁ…」
「……」
「それで結構パーツに残ったバリをカッターで削りすぎちゃったりしてねぇ…」
「……」
「もうホント、あの頃は…」
「…あの、もういいですから……ていうか普通女の子はあまりそういう…プラモデル?とかを
 買ったりしませんから…」
「…え?そうなの?も、もしかしてなっち、変わり者?クラスの中でも浮いていて
 お昼ご飯とか1人でさみしく食べてるタイプ…?」
「…いや、何もそこまでは言ってないですけど…」
「そ、そう?…よかった……もうなっち、てっきりいじめられっ子になって転校しなきゃ
 なんないかと思ったよ…」
「……」

ののちゃんは安倍さんの言葉にちょっぴり呆れ気味……でしたが、その安倍さんのおかげで
自分でも気付かないうちに緊張がほぐれていたのでした。
337 名前:Team MaronMelon 投稿日:2001年08月04日(土)00時02分51秒

「あ…そろそろののちゃんの順番かな?」
「……え?」
「うん、なんか審査の順番が名前のあいうえお順で進んでるみたいだし…今、そ、なんとかって
 呼ばれてたから辻の『つ』もそろそろなんじゃない?」
「あ……そうですね……」
「じゃ、そろそろ準備しなきゃね」
「…はい…………ん…?あれは…」

ののちゃんが何かに気付いたように遠くを見ます。
安倍さんもつられてそちらを見てみると…

「(…あっ!ヤバイ!またしても貞子がいるべ!)…ののちゃん!ちょっと伏せて!」
「え?ええ!?」

ガバッ!
安倍さんは慌ててののちゃんを地面に伏せさせました。
338 名前:Team MaronMelon 投稿日:2001年08月04日(土)00時03分33秒

「ちょ、ちょっと安倍さん?なんなんですか?」
「シッ!…今顔を上げたら…2人とも呪いにかかって13日以内に死ぬことになるよ…?」
「…は?」
「いいから…黙って…よし、行ったみたいだね……もういいよ」
「一体なんなんですか?もう…」
「あ……ほ、ほら、合格のおまじない? な、なんていうの? こう…かの金メダルを取った
 田村亮子も今みたいな姿勢で匍匐前進のようなトレーニングをしてたみたいだし?……多分」
「はぁ…」
「…まあオリックスの谷選手はご愁傷様って感じもするけど…」
「え……いや、それは人それぞれ好みってもんが…」
「あ、それもそうだね……ん、そろそろ順番だよ?早く行かなくちゃ…」
「あっ…そうですね…」

ののちゃんは審査が行われる部屋へと向かいます。その瞳にはさっき見たような気がする…あの
いつかのお団子頭がまだ残っていましたが、それを無理矢理心の中にしまいこんで本番へと臨むのでした。
339 名前:Team MaronMelon 投稿日:2001年08月04日(土)00時04分16秒

「…ん、じゃあ自己紹介して」
「はいっ!つ、つぃののみれすっ!」
「…つぃ?…あ、あの、辻さんで…ええんやな?」
「は、はいっ!」
ののちゃんは緊張のあまりまたも舌っ足らずになってしまいました。

「じゃ、歌の方、どーぞ」
「はいっ!」

〜♪のんのんのんのん!のんすとっぷ! のんのんのんのん!のんすとっぷ!

「ほう…これもなかなか…」
始めの方こそ緊張で声が震え気味ではありましたが歌の後半にもなってくると
余裕が出てきて、途中アドリブで得意技の羊やニワトリの鳴きまねを入れたり
することもできました。
歌が終わって一安心のののちゃんでしたが…
340 名前:Team MaronMelon 投稿日:2001年08月04日(土)00時05分00秒

「…うん。結構ええもんを持ってるな……なあ、しゅう?……っておい?しゅう?
 どした?」
「うひひ……ええわ……ものごっつええ……うひひひ……」
「ちょっ…お前…」
どうやらもう1人の審査員であるしゅうさんの目がちょっと…いや、かなり危ない色に
輝いているようです。
「しゅ、しゅう!?おい、しっかりせえ!オイッ!!」
「ぐひひひ……」
「(な、なに…?なんなのこの人…)」
その目にののちゃんも怯え気味。その時…
341 名前:Team MaronMelon 投稿日:2001年08月04日(土)00時07分28秒
ガタッ!!

しゅうさんがものすごい勢いで立ち上がりました。…あ、いや、椅子からですよ?
ちょっとそこ、変な勘違いしませんでした?
…まあとにかく椅子から立ち上がったのですが、その瞬間隣りのはたけさんに
羽交い締めにされてしまいました。

「うッ…!?ク、クソッ!はたけッ!離せッ!離せェッッ!!」 ジタバタ…ジタバタ…
「いやアカンて!お前まだ懲りてへんのか!?しかも彼女はまだ14歳やぞ!?」
「構うもんかァッッ!!」 ジタバタ…ジタバタ…
「いや構うて!お前これ以上少女に手を出したら……あ、ああ君っ!君、もう
 ええから!とりあえず第一時審査はこれで終了やから!早く、早く逃げろォッッ!!!」
「え…?えええっ!?」
「いいから早くッ!!」
「は、はいっ!」

その迫力におされ、ののちゃんは急いで部屋から飛び出ます。

「まっ、待ってくれえッッ!!ののたんッ!!!ののたーーーーーーーーん!!!!!」
「(の、ののたん…?)」
342 名前:Team MaronMelon 投稿日:2001年08月04日(土)00時08分17秒

「ふぅ…」
「おっ、どうだった?」
「ん〜…どうなんでしょう…」
「ダメだったの?」
「…ダメってほどじゃないですけど……でも声とかあまり……」
「え?どれくらい?宇多田がやってるピノコの声ぐらい?」
「あ…そこまで酷くはないです…」
「…それもそうか。まああれはさすがに…ねぇ。全国の手塚ファンが違う意味でクラクラ
 きちゃったからねぇ…」
「…そうですね」
「しっかし宇多田もなんであんな仕事受けたんだろ……熱でもあったのかな…?」
「うん…多分…45℃くらいあったんじゃないですか…?」
「いや、ののちゃん…それじゃあもう生きてれないって…」
「まあ…でもそれくらいオカシクなってなきゃあんなことは…」
「ねえののちゃん……ののちゃんってさ、カワイイ顔してたまにけっこうな毒吐くよね…」
「…そうですか?」
「…うん」
343 名前:Team MaronMelon 投稿日:2001年08月04日(土)00時09分33秒

…と、2人ともやや遠い目で空の方(角度にして30°ほど。レーサーミニ四駆がぎりぎり
登れる角度です)を見上げながら話をしていたのですが、その時ののちゃんの耳に何やら
聞き覚えのある声が入ってきました。

「(え…?もしかして……あ、でも気のせいかな…?)」
そう思いながらも気になって耳を澄ましてみます。

〜……飯田さ〜ん…〜
「!!」

気のせいじゃない!そう確信し、声の方に目を向けると…
「……あいちゃん」
そこには確かに再会を約束したあの顔が。

「おーーーーい!!あーーいちゃーーーーん!!!」


「………ののちゃん?」
344 名前:木多娘。 投稿日:2001年08月04日(土)00時12分27秒

( ´D`)  <はい、きょうはここまでなのれす。
(●´ー`●)<そだね。じゃあレスを…まず312さん。いえ、決して試しているのでは…
        実は作者が流行に疎いだけ…そんな感じなんです。
        なのでもう古いネタしかストックが無いっていうか…
        ただ単に時代錯誤という気も……あは、あははは…
( ´D`)  <もう、まらが!しけい!ってかんじなのれす。
(;●´ー`●)<ののちゃん…何故に生ダラVer…?しかも平仮名だとちょっと危ないよ…?
        下手すりゃ放送事故だよ…?
( ´D`)  <…だいじょうぶれす…ここにはそんなかいしゃくをするどくしゃさんはいないと
        ののはしんじているのれす。
(;●´ー`●)<ま、まあいいや……それから…313〜317のみなさん……多分ね、マカロ…
( ´D`)ノ  <ののたん14さい、やきそばにいのちをかけるおんな。
(;●´ー`●)<いや…だからさ…アンタ本当に14歳…? やっぱり年ごまかしてない…?
        なに…? もしかしてリメンバー岡本夏生…?
( ´D`)ノ <アーイ!
345 名前:木多娘。 投稿日:2001年08月04日(土)00時13分50秒

(;●´ー`●)<いや、アーイ!じゃなくてさ……まあそれでね、もう10代の人とかは
        『マカロニほうれん荘』なんて全然知らないと思…
( ´D`)  <そんなことないのれす!げんにののはちゃんとしっているのれす!
(;●´ー`●)<だからなんでよ…?
( ´D`)  <ののは…ののは…わすれもしないすうねんまえ、『せろん』というようなものに
        ながされてつい すりーでぃーおーをかってしまったのれす…そのときいっしょに
        かったそふとが『まかろにほうれんそう』だったのれす…
(;●´ー`●)<ののちゃん…アンタ、3DOなんて持ってんの…?
( ;´D`;)  <ふっ……あのころはわかかったのれす……
(;●´ー`●)<ちょっとちょっと…それアンタの年で言う台詞じゃないって…
        しかも何で泣いてんのさ…
346 名前:木多娘。 投稿日:2001年08月04日(土)00時14分53秒

( ;´D`;)  <おもえばののはいつもびんぼうくじをひいているのれす……『べーた』といい
        『ぴーしーえんじんえすじー』といい『ばーちゃるぼーい』といい
        『あおいろせぶん』といい『じゅうにんまつり』といい……すべて
        ほろにがいせいしゅんのいちぺーじれす……
(:●´ー`●)<(…おいおい、SGなんて当時ですらその存在を知ってた奴あまりいねえべ…?
         …ていうかなっちも一応10人祭りの一員なんですけど…?)…はは…ははは…
         も、もういいや……き、きっとそれはののちゃんがこれから
         世の中を生きていく上で貴重な経験になると思うよ…? ……多分。
( ;´D`;)  <せめてあのとき『えるてぃー』のほうをえらんでいれば…
(;●´ー`●)<…だからPCエンジンの話はもういいからさ…ホント…もう勘弁してください…
         この通りですから……
347 名前:木多娘。 投稿日:2001年08月04日(土)00時16分00秒

( ;´D`;)  <…それにあの…『もとろーだー』でおもっくそみさいるぶちこまれたときの
         くやしさといったら…
(;●´ー`●)<…あ、あのね?こんな分かる人が思いっきり限定されるような話4レスにもわたって
         延々と続けてたら本当に干されかねないからね?もうキリのいいところで
         切り上げるよ?…
( ;´D`;)  <あ、あと、ひゅーかーどを『ひゅ〜っ!』とかいいながらふりすびーのように
         なげるやつものの、ぜってーにゆるせねーのれす!
(;●´ー`●)<は、はいはい!もう分かったから!今日はこれまで!それじゃあまた
        次回ってことで!あっ、318のななしむすめさんもありがとうございます!
        これからも頑張ります!そ、そういうわけで、ばーいばーい!!


( ;´D`;)  <ふっ…それにしても…『こあぐら1』と『こあぐら2』のちがいは
         いったいなんらったんれしょうか…
(;●´ー`●)<(…だから…マジで勘弁してくれよ…)
348 名前:Team IZAKAYA 投稿日:2001年08月04日(土)20時01分13秒

「うっうっ……グスッグスッ……」
「みっちゃん…ほら、もう泣かんでもええから…な?ウチ等も
 表舞台に…表舞台に出よう…」
「……ホンマに…?」
「ああ、ホンマや…」
「…嘘つかない…?」
「ああ、嘘なんかつくもんか…」
「…グスッ…嬉しい………じゃあ…そろそろ…」
「あ、でも今回やなくて次な、次」
「……やっぱりかい…」
349 名前:Team TANPOPO 投稿日:2001年08月04日(土)20時02分05秒

タンポポの4人は会場へと入ります。
どうやらあいうえお順で行うらしく、タンポポの『た』までは
まだ時間がある様子。

「うん、まだちょっと余裕があるね。じゃあ振り付けとかの最終チェックを
 しとこうか」

飯田さんの提案で振り付けの確認等を行うことに。

「じゃあまずねぇ……あ、その前に。…オイ!石川!起きろ!コラ!起きろって!!」
「ふにゃ〜…」
「くっそ…ちょっと殴りすぎたか……しょうがない、矢口アレやって、アレ」
「…え〜?…めんどくさいなあ…」
「いーから!ほら、やってくれたら今度カオリがアンタん家のシゲルで教育テレビ15分人形劇
 やったげるから!」
「…ホント?約束だよ?」
「うん約束約束!指きりげんまん、はい指切ーーった!」
「…わかった」
「(矢口さん…そんなんで引き受けるんか……ていうか…この人がぎょうさんおるところで
  アレやるん…?あの…傘使った北斗真拳を…?)」
「…ふぅ〜〜……」

矢口さんは大きく息を吐き出すと…
350 名前:Team TANPOPO 投稿日:2001年08月04日(土)20時03分25秒

「ウオァッチャァ!!タァ!!アタタタタタタァァ!!!ホゥワッッチャァ!!!」
「(う〜わ、ごっつ恥ずかし…みんなこっち見とるわ…)」
「フゥ〜〜ゥゥ……」
「(…しかも…しかもブルース・リー・バージョンや……うわ、最後の顔真似までやっとる…
  …微妙に関根勤入っとるし……)」
「…どうよ?」
「…いや、『どうよ?』言われても……と、とりあえず梨華ちゃんは?梨華ちゃんは
 大丈夫なん?」
「ふにゃ〜…」
「まだ目を覚まさないようだね……矢口、もう一回」
「…え〜……これ、結構疲れるんだけど……」
「追加で三国志の人形劇もやってあげるから。あと、あのエンディングテーマもちゃんと
 歌ってあげるから」
「…わかった!やるッ!」
「(…マジで?…矢口さん…何があんたをそこまで駆り立てるんや…?)」
「…これは…最後の手段として取っておいたんだけど…」
「(いや、とっとかなくてもええから…)」
「……」 スウゥゥッ…

矢口さんは今度は息を大きく吸い込むと…
351 名前:Team TANPOPO 投稿日:2001年08月04日(土)20時04分02秒

「悪・即・斬!! 牙突”零式”!!!」 ドガッッッ!!!
「ふがぁっ!?」
「(……斉藤一か?)」

この必殺の一撃でやっとチャーミーも目を覚ましたようです。

「お、石川、やっと目が覚めたか」
「うっ…く…」
「フッ…今し方言ったばかりだ……お前等とはくぐった修羅場の数が違うんだよ…
 …阿呆が」 カチッ、カチッ、シュボッ
「いや、矢口さん…斉藤一はもうええから……あと、ここ禁煙やから……その前にあんた、
 未成年やから……」
「…こ、ここは…?」
「梨華ちゃん?しっかり?」
「ここは……エピクロスの園……」
「…ハァ?」
352 名前:Team TANPOPO 投稿日:2001年08月04日(土)20時04分50秒

「…肉体に苦痛がなく、心に不安のない、永続的な、心の平静な状態…すなわちア‐タラクシア…」
「あの…」
「私は…利害や野心などの煩わしさ、taraxiaを避け…隠れて生きる…非ポリス的人間であり…」
「…あのな?今は哲学の時間ちゃうからな? うん、今度ゆっくりエピクロス派とストア派に
 ついて語り合おうな?というわけで…」
「われわれの意味する快は…道楽者の快でもなければ、性的な享楽のうちに存する快でもなく…」
「だから…」
「何さっきから訳わかんねえこと言ってんだよっ!」 ポカッ!
「……ん?あれ?飯田さん?チャーミー、何やってたんですかぁ?」
「ったく…やっと気付いたか、この腐ったミカンがぁ!」
「はっハイッ!先生ッ!私が、私が間違ってましたァッ!」
「よしっ!やっぱりお前等は…お前等は俺の生徒だァッッ!!」
「…だから……金八先生ごっこもやらんでええから……こう…早いとこ振り付けの練習とか……
 …ていうか最初っから飯田さんが一発殴ってれば済む話だったんちゃうん…?」
353 名前:Team TANPOPO 投稿日:2001年08月04日(土)20時06分14秒

…というわけで何とかチャーミーも正気に戻り、早速振り付けの確認、
歌の練習等を始めました。

「ハイッ!石川ッ!そこもうちょっと頑張って!…あ〜、表情がダメ!『君が好きです』の
 部分は…こう、なんつーの? 言うなれば…キャンディーズのスーちゃんみたいな表情で?
 どっちかっつーと解散して年くった後の?」
「飯田さん…えらい微妙な注文つけとるな…」
「じゃ、もう一回最初っからやるよ?…せ〜のっ…」

〜♪Baby,baby,Hu〜u〜

「あー!ダメ!加護、あんた最初の指さすところは…こう、あれだよ、『The Black M@il』で
 ロンブーの赤が携帯持って『ズキュン♪』って言ったときみたいな感じ!」
「なんやそれ…」
「いいからッ!お前、そんなこと言ってるとお持ち帰りできねーぞ!?ホスト辞めて演劇学校
 通う!?」
「飯田さん……それ、スティンガーの方……」
「ったく!ごちゃごちゃ言ってんなよ!お前、ダンス甲子園の星になりたくねーのか!?
 今来た加藤のようになりたくねーのかよ!?」
「…いや、正直、まっぴら御免です……」
354 名前:Team TANPOPO 投稿日:2001年08月04日(土)20時06分46秒

そんなこんなで一応練習も終わった4人。あいぼんもちょっぴり一休み。
しかし、その休んでいる間もキョロキョロと辺りを見まわします。
もしかしたらお母さんが?そんな淡い希望を胸にして。

「う〜ん…やっぱおるはず無いか…」
「…ん?加護、どした?肩こり?それとも首の運動?カオリも付き合ってやろうか?」
「…いや、別に…」
「遠慮すんなって。ほら、ほら、カオリ、負けねーぞ?」 ブン!ブン!
「…だから…首の運動ちゃいますから…」
「そーなの?なーんだ。………ん?あれは…」
「どうしました?」
「いや…気のせいかな?さっき確かあの辺にカオリのファンがいたような…」
「(いや、ファンって……そんなんWコージの小さい方だけで十分やがな……)」
「どっこに行ったのかなー」
「(そもそも紀香チェックってあれ、何やねん……あの化粧の濃さ、矢口さんといい勝負やで……)」
「…加護?…おい、加護?」
「…は、はい!?」
「交信?交信してた?もしかして、カオリがやってんの見て羨ましくなった?」
「…あ…いや、それは200%無いです……」
355 名前:Team TANPOPO 投稿日:2001年08月04日(土)20時07分27秒

そうして時間も過ぎ、いよいよタンポポの順番がやってきました。
4人が部屋の中に入ると…

「……なにこれ?」

そこにはハート型に縁取られた枠に電球が付いた器械が4つ。
そして少し離れたところに何人かの審査員が座っていました。

「…あのさ……これって…欽ちゃんの仮装大賞…? もしかして来るとこ間違えた…?」

いや、来る場所は間違えてなかったのですが、このオーディション、ちょっと変わっていて
グループによって審査の方法が違っていたのでした。
4人を見て審査員の1人が口を開きます。

「えーと…この電球が付いてるやつが4つとも全部満点になったら合格だからね?
 そういうわけで……21番ッ、恋をしちゃいましたッ!」

「(…やっぱり仮装大賞じゃねえのか…?)」

…4人はまだ不思議に思っていましたが、とりあえず歌を歌うことに。
356 名前:Team TANPOPO 投稿日:2001年08月04日(土)20時07分58秒

〜♪友達〜の紹介で〜 出会って〜今日で2回目〜〜

ピカッ、ピカッ

〜♪どうなるですかー!?〜ですか?〜〜

ピカッ、ピカッ

〜♪メールが〜届きま〜した〜(着いちゃった!)〜

ピカッ、ピカッ

〜♪デートの〜途中〜メール〜〜し〜た〜〜

ピカッ、ピカッ

〜♪た〜の〜し〜い〜で〜〜すね〜〜〜

ピカッ、ピカッ

歌は1番が終わるころ。
電球も順調についていってるようです。
しかし…
357 名前:Team TANPOPO 投稿日:2001年08月04日(土)20時08分42秒

「「(…なにッ!?)」」

心の中で叫んだのは矢口さんとあいぼんの2人。
飯田さんとチャーミーの電球はすでに満点になっていましたが…

「(…ウチの電球が半分しかついとらんやと!? …クッ、肌か…? 梨華ちゃんみたいに
  地黒やないからか?…もしくは……腹!? 腹の肉のせいか!? クソッ…)」
「(ゲッ!矢口の電球1個!?マジで!?…むむ…身長か…? 身長の差か?…ま、まさか
  化粧濃すぎだからとは言わないだろうな!?……クッ…)」

…と、2人とも顔は笑顔でしたが心の中ではもうジタバタジタバタ、この世の終わりが来たかの
ように暴れ狂っていました。

そして曲は間奏に入り、4人が交差する場面で…

「(…加護!唇ガサガサ!女の子のたしなみゼロ!カオリのリップフィニティ貸してやるから
  早くつけろ!気付かれないように!)」
「(矢口さん!前髪変になってる!あと帽子、帽子ずれてるから早く直して!)」

飯田さんとチャーミーが交差する瞬間に2人にアドバイス。
矢口さんとあいぼんは審査員に背を向けている間に急いで
それを実行しました。すると…
358 名前:Team TANPOPO 投稿日:2001年08月04日(土)20時09分22秒

ピカピカピカッ!

あっという間に2人の電球は満点に。

「「(ふぅ〜〜…)」」

2人ともほっとしながらも歌は最後まできちんと歌います。
そしてようやく歌も終わりかと思うと、ハッピを着た男性が近づいてきて…

「はいっ!ごぅーかくッ!…それじゃ審査員のみなさんに聞いてみましょうっ!
 えーと…キリコさん?年甲斐もなく若々しいかっこしてるキリコさん、どうでしょーかっ?」
「ちょ、ちょっとー!その言い方はなんですかー!…ま、いいや。まずですねぇ…」

「(…やっぱり…仮装大賞じゃん……)」

4人は複雑な心境でその評価を聞いているのでした。
359 名前:Team TANPOPO 投稿日:2001年08月04日(土)20時10分36秒

いろいろありましたが審査も終わり、ほっと一息の4人です。

「はぁ〜、やっと終わった〜…」
「そうですね〜、でもチャーミー、矢口さんの電球が1個しかついて
 ないときはもうホント、どうしようかと思いましたよ〜〜」
「む…」
「まったく、チャーミーがあそこでチェック入れてなかったらどうなってたことやら〜〜」
「むむっ…」
「いや、もう合格できたのもチャーミーのおかげってゆうか〜〜」
「う、うるさいよ!お前に言われてなくても…!」
「またまた〜〜、チャーミーがあそこでお帽子とお前髪がお乱れになっているのに
 気付いたから〜〜」
「こっ、こいつマジムカツクーーー!!!大体その不自然な丁寧語は何だよ!
 『お前髪』って何だよ!!」
「ま、まあまあ…矢口さんも落ちつきいて…合格できたんやから…な?」
360 名前:Team TANPOPO 投稿日:2001年08月04日(土)20時11分18秒

「くっそ〜…。何だよ石川のやつ…コイツきっとあれだよ、電車の中で隣りの人が
 ジュースとかこぼしちゃって服についたりしたときに口では『許す』って言っておきながら
 『でもこのお洋服高かったんですよね〜』とか『ホント、困っちゃったな〜』
 とか言ってじわじわと嫌がらせするタイプだよ!」
「矢口さん……何もそこまで具体的に………ねぇ飯田さん?…あれ?飯田さん?どうしました?」

あいぼんが飯田さんの目の前で手を振ってみたりするのですが、飯田さんは
まったく気付く様子もなく何やらブツブツと独り言を呟いています。
361 名前:Team TANPOPO 投稿日:2001年08月04日(土)20時12分09秒

「…シャ・チョ・ウ・ヘ・……カタカタ……ギョ・ウ・ム・ホ・ウ・コ・ク・……」
「…飯田さん?あの…社長って誰ですか…? …飯田さん! い・い・だ・さーーん!!」
「…ハッ!?…あ、ああ加護……何?」
「何って……さっきからブツブツブツブツ…社長って何ですか?」
「えっ?ああ、社長ね。社長は社長だよ?カオリの中で社長は1人だよ?」
「いや……だからね…?」
「加護、気にすんなって。いつもの交信だよ、交信」
「そ、そうですか…? それにしても社長って…誰なんですかね?……宮路社長とか?」
「…いや、あの歩く現金輸送車みたいなじいさん、もういないから。もう亡くなっちゃってるから。
 多分ね……あれだよ、松下社長」
「…松下ってパナソニックの?松下幸之助?」
「違うって。それは会長だろ?っていうかその人ももう亡くなっちゃてるだろ?
 …矢口が言ってんのはね、松下秀雄社長の方」
「…誰っすかそれ?」
「え!?加護、お前知らないの!?オーディオテクニカの松下秀雄社長を!?マジで!?」
「…いや、普通あまり知らないと思いますよ…?」
「…嘘だろ? 本当は知ってんだろ?」
「…いや、ホンマに…ホンマに知りませんて……」
362 名前:Team TANPOPO 投稿日:2001年08月04日(土)20時12分44秒

…と、矢口さんから人生においてそれほどためにはならないような知識を吸収していた
あいぼんなのですが、ふと、誰かに呼ばれたような気がして、辺りを見まわしました。

「…ん?どっかで聞いたような…」

「……お〜〜〜〜〜い……」

「…向こうの方か?」

「……あ〜〜〜いちゃ〜〜〜〜ん……」

「……え…? ののちゃん…? ……嘘やん……なんで…なんでののちゃんがこんなとこに……?」

突然の出来事にあいぼんはただただ呆然とするばかり。その間にも
あの、ちょっと前に『また会おう』と約束したあの子がこちらへと走ってきます。
口からは八重歯がちょっぴり覗き、今にもてへてへという笑い声が聞こえてきそうな
笑顔もそのまんまです。


「ののちゃん…」
363 名前:Team TANPOPO 投稿日:2001年08月04日(土)20時13分20秒

ののちゃんはあいぼんの所までやってくるとちょっと息を切らしながらも
笑顔のまま話しかけます。

「さっきねぇ、チラッと見た気がしたんだよ〜!やっぱり来てたんだ〜!」
「ののちゃん…なんで、なんでこんなとこにおるの…?」
「私ねえ、このオーディションに応募したんだ〜。それで……あれ?
 安倍さん? あ、安倍さん、置いてきちゃったかな…?」
「??」

ののちゃんがキョロキョロと辺りを見まわすと、少し離れた方からまた
誰かが走ってやってきました。

「…ひぃ…ひぃ……ののちゃん……急ぎすぎだべ……もちょっと……はぁ…はぁ…
 年寄りのことも…考えてくれなくちゃ……ダメだべ………ふぅ…」
「…!!」
「…んで…どったの?…急に走りだしちゃったりしてさ…」
「お前……お前は……」
「…ん? あああッ!!アンタはッ!!」
「この前はよくも…」

「…え?えええ??」

安倍さんとあいぼんの少し険悪なムードにののちゃんもやや戸惑い気味。

「あ、あいちゃん?安倍さんと…知り合い…?」
「…知り合いも何も……ちょっと前にこいつに頭噛みつかれたばっかやっちゅうねん!」
364 名前:Team TANPOPO 投稿日:2001年08月04日(土)20時13分55秒

「…あ、そ、それはさ……はは……こう…ちょっとした勘違い?…そ、そう、
 恋人同士のすれ違いみたいな…? …ははは……」
「何が勘違いやねんな……勘違いで噛みつかれたら…!」
「ま、まあまあ、あいちゃん……あのね、この人、安倍さんって言ってね、私の…
 まあ、お姉さんみたいな人?……そんな感じ…」
「あ、いや、なっちはののちゃんのお姉さんにはかなわないよ?あの黒さは一生かかっても
 真似できないよ?」
「ちょっ…!お、お姉ちゃんのことは言わない約束でしょっ!?」
「あっ…ごめんごめん……」
「もう…。 ま、まあいいや、それでね、東京に来れたのもね、安倍さんのおかげ……だから、
 あいちゃんに会えたのも……そういうわけで、ね?あまり喧嘩とかは…」
「…まあののちゃんがそう言うんなら…ウチは別にええけど…」
「じゃ、仲直りだべ。…えっと、なっちのことはね…あ、私、安倍なつみっていうんだけどね、
 もう『なっち』でも『なっつぁん』でも『なっちゃん』でも『田中麗奈』でも好きに呼んで
 くれていいよ?」
「…いや、最後のはちょっとちゃうやろ……」
365 名前:Team TANPOPO 投稿日:2001年08月04日(土)20時14分45秒

こうしてお互いの自己紹介も終わり、タンポポの4人と安倍さん、ののちゃんは
オーディションが済んだ同士、和んでいました。

「なんだかさー、なっちとカオリが一緒に並ぶとアレだね、爆笑問題みたいだよねー」
「えぇ〜〜?やぐっちゃん、ヒドイべ〜〜。じゃあ何?なっち、アレ片方取らなきゃなんないの〜?」
「あ…いや…そういうわけじゃ……ていうかなっちは元々付いてないでしょ…」
「アハッ、冗談だよ冗談〜。室蘭人の茶目っ気ってやつだよ〜〜」
「…いや、室蘭、全然関係無いと思うけど……」

そんなこんなで盛りあがっていると…

「ああーーーーーッッッ!!!!」
「な、なに?石川、何かあった…?」
「愛しいあの人ーーーっっ!!待ってくださーーーい!!!」
「あ…ちょっとお前…どこ行くんだよ……」
「待ってーーー!!!あのーー、お昼ご飯何食べたんですかぁーーーー!!?」

チャーミーが絶叫しながら走っていってしまいました。
その方向をあいぼんが見てみると…


「(うーわ! ガメラや! ガメラがおる! 何でアイツまでここにおんねん…)」
366 名前:木多娘。 投稿日:2001年08月04日(土)20時15分45秒

@  @
( ´д`)<今日はここまでやで〜
川 `〜` )|| <そだね〜
@  @
(;´д`)<飯田さん…今日はまたなんでその顔なんですか…?
川 `〜` )|| <ん、何となくそういう気分だったから。
@  @
(;´д`)<ま、まあ別にええけど…
(〜^◇^〜)<ていうかさー、もうホント、文章からネタ切れでいっぱいいっぱいなのが
       滲みでてるよねー
@  @
( ´д`)<まあなあ……せやけど多分、次の更新で終了やと思うし…何とかなるんちゃいますか?
川 `〜` )|| <まっ、そういうことなんだよねー
@  @
( ´д`)<ちゅうわけで読んでくださってる方、もうここまで来たらどうか最後まで
       付き合ったってください〜。あ、でも、ラストでガックリ来るとアレなんで
       あまり期待はせえへんほうがええと思います〜
(〜^◇^〜)<そういうわけで、じゃーねー!



( T▽T) <(私……最後まで放置…?)
367 名前:名無しさん 投稿日:2001年08月05日(日)00時57分18秒
ところで( ´D`)はXBOX買うんでせうか??
めっちゃ気になる(w
368 名前:いかりや長助 投稿日:2001年08月05日(日)01時05分11秒
オーディオテクニカの社長って松下秀雄っていうんだ勉強になるな。
いよいよ全員集合ですね。
オィ〜ッス!
369 名前:木多娘。 投稿日:2001年08月06日(月)18時48分05秒

( ´D`)  <はい、きょうはさきにれすのじかんなのれす。
(●´ー`●)<じゃあそういうわけでまず367さん。えーっと…どうなの?ののちゃんはXBOX買うの?
( ´D`)  <けつろんからいうとれすね、ののはかわないのれす。
(●´ー`●)<なんで?
( ´D`)  <ののは…ののは『げいつ』のやろうがだいきらいなのれす!『まいくそ』いってよし!
        なのれす!
(;●´ー`●)<いや、何でそこまで…ていうか普段Winばっか使ってるくせにさ…。
        そんなに言うならSolarisなりBSDなり使ってればいいじゃん……
( ;´D`;)  <うっ…
(;●´ー`●)<…ちょ、ちょっとまた…なんで泣いてるの…?
( ;´D`;)  <あべさんは…なんでそんないじわるいうんれすか…
(;●´ー`●)<いや、意地悪って……第一、ののちゃんがゲイツ嫌いとかいうから…
370 名前:木多娘。 投稿日:2001年08月06日(月)18時48分55秒

( ;´D`;)  <…ののは…ののはすきなときにどうがをみたいのれす! いろんなたぶぶらうざを
        つかいたいのれす!! ぺいんとでおえかきいっぱいしたいのれす!!!
(;●´ー`●)<(…いや、何もわざわざペイント使うことはねえべ…?)…そ、そうなんだ…
         ま、いいけどさ……ははは……
( ;´D`:)  <…くすん……まあほかにもりゆうはあるんれすけろね…
(;●´ー`●)<……なに?
( ´D`)  <…ののはさいきんもーにんぐのおしごとがいそがしくてげーむとかほとんど
        しなくなってしまったのれす……えふえふ10のはつばいびだって、
        7がつになってからしったくらいなのれす……
        …ま、そういうわけで、えっくすぼっくすもかわないのれすよ。
(●´ー`●)<ふーん…そっか……ま、確かに忙しいといえば忙しいね…
( ´D`)  <…ぴーえすつーはちょっとほしいとおもいましたけろ…
371 名前:木多娘。 投稿日:2001年08月06日(月)18時49分39秒

( ´D`)  <じゃあつぎは368のいかりや長助さん。
(●´ー`●)<あ、ののちゃん漢字使えたんだ。知らなかったよ〜。
( ´D`)  <ばっ、ばかにしねーでほしーのれす! ののだってかんじぐらいつかえるのれす!
(;●´ー`●)<(…今までさんざん平仮名オンリーでしゃべくってたくせに…?)…あ、じゃあさ、
         その漢字、なんて読むか分かる?
( ;´D`)  <えっ…? …そ、それは……い、いかりや……なが……なが……
(;●´ー`●)<(やっぱり読めねえじゃねえか…)あのさ…
( ;´D`)  <と、とにかく! れすれす! れすをするのれす!
(;●´ー`●)<れすれすって……ああ、『レスれす』って言ったのね…。
372 名前:木多娘。 投稿日:2001年08月06日(月)18時50分17秒

(●´ー`●)<…あ、それと、オーディオテクニカの社長さんの名前は覚えなくてもいいですよ…
( ´D`)  <ほんと、どーでもいいちしきなのれす。『えがしらにじごじゅっぷん』はあの
        おなじいろのずぼんをなんそくもってるのか、くらいどーでもいーのれす。
(;●´ー`●)<いや、何で江頭…?
( ´D`)  <それか、『おそまつくん』の『いやみ』のくつしたはなんせんちたるんでいるかとか…
(;●´ー`●)<いや、もういいからさ……そんな訳の分からない例えはさ…
( ´D`)  <もしくは…

( `.∀´)<ちょっと!またアンタ達くだらない話で4レスも使って!本編さっさと始めろっての!
( ;´D`)<あっ…やすらさん……
( `.∀´)<はいはいレスはここまで!それじゃあ最終話、スッタァ〜〜トォッ!!
373 名前:Team PuttiMoni 投稿日:2001年08月06日(月)18時52分11秒

他のグループより少しだけ時はさかのぼり、ラーメン( `.∀´)亭では…

「…ってちょっと!何で『( `.∀´)亭』になってんのよッ!ここは『保田亭』よ!
 や・す・だ・て・い!!」

…いや、直前まで『やすだ』で『( `.∀´)』に変換してたもので…

「まったくもう!気を付けなさいよッ!?」

…はい。

…というわけで本番の朝を迎えたラーメン保田亭で、3人は最後の打ち合わせを
していました。
374 名前:Team PuttiMoni 投稿日:2001年08月06日(月)18時52分47秒

「う〜ん…何かこう…インパクトが足りないのよねぇ……」
「(…いや、保田さんの顔だけで十分インパクトあると思うけど…)」
「(…だよねぇ…)」
「んッ!?そこの2人、何か言ったッ!?」
「いえ…なんにも…」
「…まあいいわ。とにかくね、アタシとしてはこう…バカパクの(9,10)くらいとれそうな?
 そんなインパクトが欲しいのよ」
「(…おいおい、ボキャ天じゃねえんだからさあ……しかもバカパクって……せめて
  インパク知の方にしてくれよ…)」
「ん〜…何がいいかしらね〜…。……………そうだ!バズーカよ!曲の終わりにバズーカ
 ぶっ放せばいいのよ!!」
「「…ハァ?」」
「よしッ!決まりッ!ちょっと待っててね!奥の部屋からバズーカ持ってくるからッ!」
「…ちょっとバズーカって…高田順二の寝起き企画じゃないんだから……ていうか
 そもそも何で圭ちゃんがンなもん持ってんの?」
「…えっ…うん…それはね……アタシが昔、市井総統と戦ったときにね…」
「…はぁ?(…我が闘争か? …つーかまたパクリかよ…)」
375 名前:Team PuttiMoni 投稿日:2001年08月06日(月)18時54分01秒

そういうわけで保田さんは奥の部屋に行ったかと思うと、すぐに肩に
バズーカを抱えてやってきました。

「ちょっと本気?こんなもん使うの?」
「なに?後藤は何か文句でも?」
「…いや、別にいいけどさあ…」
「んじゃ決まりね。…でもこれだけじゃ何か物足りないわね…他にまだなんか…」
「…まだぁ?」
「そうね……曲の最中に雄叫びでもあげてみるとか… 例えば……『フンガー!!』」
「…ふんがー……ふんがーフランケン?」
「ザマスザマスのドラキュラ?」
「ウォーでガンスのオオカミ男っ♪…ってなんで怪物くんのオープニングテーマなんだよ!?
 あたしゃオオカミ男かよッ!?」
「いや…保田さんはどっちかというと狛犬おん…」
「…吉澤?アンタ一遍死んでみる?オーディションの前に対戦車M72A2の餌食になって
 このシティー・オブ・トーキョーでアスファルトの灰塵に混ざってみるか…?」
「い、いえッ、滅相もない…!」
376 名前:Team PuttiMoni 投稿日:2001年08月06日(月)18時54分46秒

「まあ雄叫びはボツとして……んじゃ吉澤、アンタ、パンチラやって」
「…え…?」
「聞こえなかった?パンチラよ、パ・ン・チ・ラ」
「ちょ、ちょっと何で私が…」
「…それともやっぱりこれ、喰らってみる?」 ガチャッ…
「い、いえ…!」
「…もういいじゃん。よっすぃー、パンチラやったらいいじゃん。よっすぃーの
 パンチラ、あたしも見たいよ」
「ちょっ、ごっちんまで何を…!」
「よし!決まりね!じゃ、そういうわけでそろそろ時間だし会場へ出発ッ!!」
「だ、だから…!」
「だからよっすぃー諦めなって。ほら、きっとよっすぃーのパンチラリズムは布袋の
 ギタリズムと共に永遠に伝説に残ると思うよ?そしたらあたし、PRIDE歌って祝福してあげるよ?」
「だからそんなもん残らなくてもいいって…!」
「2人ともさっさと行くわよ!!」
「は〜い」
「ちょ、ちょっと…!」

こうして3人は会場へと向います。
377 名前:Team PuttiMoni 投稿日:2001年08月06日(月)18時56分31秒

保田亭から会場まではそれほど遠くもなく、すぐに到着となりました。

「あ〜、今日も混んでるねぇ〜」
「…そうね。ここにいる奴等、みんな敵だと思うと今にもコイツをぶっ放したく…」 ガチャッ
「ちょ、ちょっと圭ちゃん落ちついてって!」
「むっ…!? そ、そうよね…ここでこの切り札を使うわけには…」
「はぁ〜…こりゃもう…」

そして後藤さんは少し考えた後、よっすぃーに何やら耳打ちを。

「…あのさ、このまんま本番であんなもんぶっ放した日にゃ審査員の人の命、
 本気で危ないからさ……だから……ごにょごにょ…」
「…え? そんなことしていいの…?」
「…いいからいいから。とりあえずここにピスタチオが2袋あるからね、これを使って…」
「…うん、それで…?」
「タイミングを合わせて2人で……そういうことで…」
「…わかった」

「ちょっと!なにこそこそ話してんのよ!?」
「あ、いや、なんでもないよ〜…」
378 名前:Team PuttiMoni 投稿日:2001年08月06日(月)18時57分07秒

いよいよ本番が始まりました。
今回は審査員が1人だけ。
早速3人は歌を歌い始めます。


〜♪BABY! 恋に KNOCK OUT!〜すべ〜て〜がLOVE〜ね〜〜
チラッ

〜♪春のせいか〜な〜〜
チラッ

〜♪とまんな〜〜い〜〜
チラッ

「(…クソッ… 何で私がこんなことをっ…!)」
心の中で自分の運命を呪いながらも、よっすぃーは保田さんの指示通り
きちんと曲の合間合間にパンチラをやっていました。
…ただちょっと回数が多すぎるのではないかという気もしますが。

「(そろそろね…)」

曲も終盤に差し掛かり、保田さんは舞台の片隅に置いておいたバズーカを構えます。
379 名前:Team PuttiMoni 投稿日:2001年08月06日(月)18時57分57秒

〜♪だーってだってベイベッ!な〜んにもこわくな〜い〜〜

「(よっすぃー今だッ!)」
「(ラジャッ!)」

保田さんがバズーカの引き金を引こうとした瞬間、
2人はお互い反対方向へ横っ飛び。そして…

ドッカーーーーーーーン!!!!!

あ、スリムドカンのCMじゃないですよ?
…とにかく、バズーカはその場で爆発しました。

「(やたッ!『ピスタチオ in バズーカで圭ちゃんドリフの爆発コント作戦』
  見事成功ッ!)」
「(ミッション・コンプリィーーート!!)」

後藤さんとよっすぃーは本番が始まる前に、持っていたピスタチオをこっそり砲塔に
めい一杯詰め込んでバズーカを暴発させたのでした。
保田さんはまだモクモクと煙が立ち昇る中、呆然と立ち尽くすばかりです。
まあこんな爆発の中で平気でいられるのも保田さんならでは……というか
保田さん、あんた本当に人間ですか?
380 名前:Team PuttiMoni 投稿日:2001年08月06日(月)18時58分37秒

曲のテープも終了し、ようやく煙も晴れたころ
椅子に座ってじっと様子を見ていた審査員の男性が
近づいてきました。そして、

「合格ッ!すごい!こんなの初めて見た!まさに芸術は爆発だッ!
 よくがんばった!感動したッ!」
「えっ…!?」

保田さんはまだ状況が飲みこめないようでしたが、その言葉がようやく
脳まで届いたかと思うと…

「…うううっ……ひっく……えぐっえぐっ……」

思わず嬉し泣きで涙が溢れてきてしまいました。
しかしその時後藤さんは、

(ていうか…審査員のキャラ、岡本太郎と小泉総理がごっちゃになってんじゃん…)

と、心の中で冷静に突っ込んでいたのですが。
381 名前:Team PuttiMoni 投稿日:2001年08月06日(月)18時59分20秒

ようやくオーディションも終わり外へと出る3人。
保田さんはまだ涙が止まりません。

「うううっ……グスッ……」
「圭ちゃんってばまだ泣いてる〜。つーかあたし、圭ちゃんが感動するなんて
 思ってもみなかったよ〜」
「ちょ、ちょっとアンタ……泣くよアタシだって!」
「な…なくようぐいす…平安京…?(…あ、あたし、何でこんなこと言ってんだろ…)」

何故か後藤さんは無意識のうちに歴史の年表を覚えるための語呂合わせを口にしてしまいました。
というか本来、あいぼんのセリフのはずなのですが、その場に居なかったため
後藤さんが代わりに言ったのでした。

「…この前のFUNを見なかった人は全然わからないわね……」

保田さんも何故か意味不明な発言をしてしまいました。
382 名前:Team PuttiMoni 投稿日:2001年08月06日(月)18時59分55秒

そしてその時よっすぃーは…

「(ああ…何故か合格してしまった……もしこれが全国放送でもされようものなら
  その日から私はクラスのみんなに『吉澤・パンチラリスト・ひとみ』
  などというファーストネームで呼ばれることに……
  こんなことならごっちんの作戦なんて無視して保田さんに審査員を
  ぶっとばさせときゃよかった……)」

と、自分のとった行動を猛烈に後悔していました。
ついでに作者も、

「何で繋がんねーんだよ、このクソがッ!」

と、料金が安いというだけの基準でプロバイダ選びをしてしまったことを
激しく後悔していました。というか、ほぼ毎日、テレホの時間になるたんびに
後悔しております。

…あ、そんなことはどうでもいいですね。スンマセン。
383 名前:Team PuttiMoni 投稿日:2001年08月06日(月)19時00分35秒

まあそんな感じでよっすぃーが後悔に身を震わせていると、

「…愛しいあの人ーーーっっ!!!」

何やら遠くの方から『あれ?もしかして君、ヘリウム吸ってない? いや、
実際吸ってるだろ? …頼むから吸ってるって言ってくれよ!』という感じの
アニメ声が聞こえてきました。

「…何だ?」

よっすぃーが判断する暇も無くその声の主はよっすぃーの胸へと飛びこんできます。

「あっ…あんたは……」
「ああ…やっと会えた……」
「いや……あの……」
「あなたに再会できる日をどれだけ待ちわびたことか…」
「いや……だから……」
「…もう……チャーミーはあなたのこと絶対に離しませんッ!!」
「だから……あのね…?」
「ん〜〜っ…」

チャーミーはよっすぃーにぴったりくっついて離れません。

「(…ていうか……トイレの芳香剤臭い……さわやかサワデーの匂いがする……)」
384 名前:Team PuttiMoni 投稿日:2001年08月06日(月)19時01分25秒

その2人に気付き、保田さんと後藤さんもこちらにやって来ます。
保田さんはその2人の光景を見て、

「…ちょっとアンタ等何やってんのよ!ここは『(#´▽`)´〜`0 )Love〜いしよし』スレじゃ
 ねえんだぞッ!?」

…またしても意味不明なことを口走ってしまいました。
そのでかい声にチャーミーも我に帰った模様。そして保田さんの
爆発でチリチリになった頭を見て言います。

「…何でこんなところに小柳ゆきが?」
「誰が前園真聖だッ!イジメもかっこ悪いけどお前もかっこ悪いっつーんだよッ!!
 二度と日本代表に加えてやんねーぞッッ!?」
「ま、まあまあ圭ちゃん…」
「あ…ちょっと取り乱しちゃった…」

興奮する保田さんを後藤さんがなだめます。
そうしていると、今度はチャーミーが来た方向から
また別の集団が。
385 名前:ALLSTARS! 投稿日:2001年08月06日(月)19時02分02秒

「おーう、圭ちゃんじゃない」
「…ありゃ?矢口?矢口もここに来てたの?」
「そだよ。矢口達、このオーディションに応募して……ていうか圭ちゃん?
 その頭なに? もしかして元SPEEDの仁絵ちゃんの真似とか…?」
「誰がキン肉スグルだッ!!あんな牛丼ばっか食ってる奴と一緒にすんじゃねーよッ!!
 お前の顔、ウォーズマンの素顔みてえにしてやろうかッッ!?」
「だから圭ちゃん落ちついて…」
「…あ、ああ……ゴメンゴメン……アタシとしたことがまた……」

保田さんはまた後藤さんになだめられました。
そんな保田さん、ちょっぴり反省気味。

「まったくアタシってば…ダメな圭ちゃん♪エヘッ♪」 
「…いや…保田さん……そんなかわいこぶりっこしても全然アレですから……
 …むしろ恐いですから……恐怖新聞ですから……見るたびに寿命が1日縮みますから……」
「…吉澤、何か言った…?」 ギロッ!
「あ……いや……」
「…恐いとか新聞がどうのとか聞こえたような気がするけど?」
「あ…その……肝臓が痛い…黙秘します……」
386 名前:ALLSTARS! 投稿日:2001年08月06日(月)19時03分05秒

「…まあ今日のところは許してやるか……オーディションを通過した記念すべき日だしね。
 まさにメロン記念日に告白記念日って感じだしね」
「圭ちゃん……それ、なんだかお先真っ暗、いつまで経っても鳴かず飛ばずって
 予感がしそうな記念日だね……」
「…いいの。それはそれ、これはこれよ。っていうか矢口達…そこの髪の毛お団子にした
 奴も一緒でしょ ?一緒にグループでオーディション受けたんでしょ? どうだったの?
 もしかして落ちた? 自信満々で落ちた? リメンバー尾見谷杏奈?」
「いや、ちゃんと合格したけど……ていうかあんた、そうゆうこと言うのやめたほうが……」
「…そう?」
「…うん。…まあとりあえず、ここに居るのは全員合格した人間っちゅうことで」
「へーえ、そうなんだ…そりゃあ目出度いね。 お祝いにキレイなお姉さんがチュウしてあげよっか?」
「あ、いや、結構です…」
「遠慮しなくてもいいのよ?ほら、ん〜っ…」
「…いや…ホンマに……マジで勘弁してください…それ以外だったら何でも言うこと
 聞きますんで……」
「も、もうっ! 何よッ!本当に失礼な子ねッ!」
「……スンマセン」
387 名前:ALLSTARS! 投稿日:2001年08月06日(月)19時03分41秒

なんだかんだ言いながらもみんなで盛りあがっていると、

「よぅ〜〜っす!みんなご苦労さ〜〜ん!」
「真打ちの登場やで〜〜!」
「…いや、みっちゃん、真打ちちゃうから…」
「…えっ…?」

マスクの衣装を脱いだ中澤さんと平家さんの2人がやってきました。
それに保田さんが応えます。

「あら?裕ちゃん達も来てたの?」
「おう、そうや。みんな、ちゃ〜んと合格できたみたいやな」
「みんなって…なんで知ってんのよ?まだ発表とかまだのはずだけど?
 どっか舞台裏とかで見てたの?」
「あ、いや……ほ、ほら! 姐さんは何でもお見通しってやつや! なっ!」
「何それ?何か変なの〜」
「モ、モーニングマスクのおっちゃんは〜♪…」
「いや、裕ちゃん…もうそれ、やらんでええから…」
「なんだか怪しいわねぇ…」
388 名前:ALLSTARS! 投稿日:2001年08月06日(月)19時04分15秒

「そ、それより! 圭坊は選挙行ったんか? 今日は選挙の日やで? ウチは
 きちんと投票してきたで?」
「あっ…すっかり忘れてたよ…」
「そりゃアカンがな。圭坊ももうハタチなんやから…日本の未来を担う一人の若者としてやな…」
「しょうがないでしょ。オーディションとかぶっちゃったし」
「…まあええわ。 …というわけで!中澤家家訓!ひとーつ!投票行った帰りは
 外食すること!」
「は?なんだそりゃ?」
「ま、ええがなええがな! そういうことやから、これからみんなして圭坊の店で飯にしよか!」
「ゥオイ!アタシの店でかよッ!」
「ええやないか〜。ウチはみっちゃんみたいに情に訴えて代金踏み倒すような真似はせんて〜」
「ちょっ…それ言うの勘弁してえな…」 
「それに今日はお祝いやし、みんなの分も奢ったるで!」
「もう〜…しょうがないなあ…。 …ま、いいわ!今日はアタシが腕によりをかけて
 ご馳走するわよ!あまりの美味しさにほっぺた落ちてもしらないからね!
 つーか、むしろ落とす!!」
389 名前:ALLSTARS! 投稿日:2001年08月06日(月)19時04分48秒

それを聞いてチャーミーが口を開きます。

「…あの〜、ご馳走はいいんですけど…龍角散だけは入れないでくださいね?」

その言葉に後藤さんもよっすぃーも力強く肯きました。

「確かにあれは人間の食いもんじゃないからねぇ…」
「ある意味、ナチスの毒ガス以上の殺人兵器だからねえ…」
「ちょ、ちょっと! なんてこというのよ! アンタ達、ラーメン食べさせないわよッ!?」
「へ〜んだ。いいも〜ん、あたしゃあんなもん食って早死にしたくないも〜ん」 スタタタタ…
「なッ…! 言ったわね!? 待ちなさいッ! こらッ! 待て後藤ッ!!」
「あっ、待ってくださ〜い! よっすぃー! 待って! チャーミーを置いてかないで〜〜!!」

逃げる後藤さんとよっすぃーを追いかけて保田さんは走っていってしまいました。
それに続いてチャーミーも。
390 名前:ALLSTARS! 投稿日:2001年08月06日(月)19時05分40秒

「あらら……行ってもうた……落ちつきがない子等やなあ…。 …ま、いっか。じゃ、ウチ等も
 早いとこ行こっ!」
「さんせ〜い!」
「……」

みんな盛りあがっていましたが、あいぼんはちょっぴり沈み気味。

「…ん?加護、どした?元気無いね?」
「…あ、いや…別に…」
「あ、そっか…加護はまだこれからお母さん捜さなきゃなんないんだよねぇ…」
「うん…まあ…」
「あらあら、お母ちゃんのおっぱいが恋しいんか?まだまだ子供やなあ…」
「まあしゃあないって。実際まだ子供なんやし……ん?せや、裕ちゃんが
 しばらくお母さん代わりになってあげたらええやないか。年齢的にもちょうどいいって
 感じするし」
「み、みっちゃん! ウチはまだそんなに年喰って…! …ま、ええわ。 じゃ、しばらくの間、
 この優しいお姉さんが加護ちゃんのお母ちゃん代わりになったろ!!」
「えっ…? いや、そんな…いいですよ…」
391 名前:ALLSTARS! 投稿日:2001年08月06日(月)19時06分24秒

「なーに遠慮してんねん!ほら、もうどんどん甘えてくれてええんやで?ほらほら…」
「ちょ…いいですって…ホンマに…」
「もーう!そんなこと言う子はこうやっ!」 ギュウッ!
「あっ…」
「ほーら!とりあえず挨拶代わりに姐さんとチュウ!チュウしよーやぁ!」
「ちょ、ちょっと…お酒くさいですって…」
「ええからええから〜!」

少し戸惑いながらもあいぼんは抱きしめられた腕を振りほどこうとは
しません。飯田さんと矢口さんもそれを見て、

「あ〜!加護のやつ、口ではなんだかんだ言いながらすっげー嬉しそう〜!」
「えっ…」
「は〜、もう付き合ってらんないねぇ〜。うちら先に行ってるよ〜」
「ごゆっくり〜」

先に行った人達を追いかけていってしまいました。

「ちょ、ちょっと飯田さんも矢口さんも…待ってって……」
「ほら〜!チュウやでチュ〜〜〜!」

そして…


「…んっ……」

    ・
    ・
    ・
392 名前:_ 投稿日:2001年08月06日(月)19時07分00秒


☆  ☆  ☆ 

393 名前:_ 投稿日:2001年08月06日(月)19時07分38秒

    ・
    ・
    ・

「……ちゃん……ねえ…あいちゃん……あいちゃんってば…」
「…むにゃ……… ん…? あれ…? ののちゃん…?」
「やっと起きた…。 もうすぐ収録の時間だよ? 早くしないと遅れちゃうよ〜?」
「…え…? …あ……中澤さん……中澤さんは…?」
「あ、まだ寝ぼけてる〜。中澤さんはこの前卒業したばっかりでしょ〜?」
「あっ……そっか……そだね……」
「もう…」
「…ん………なんだかおなかへっちゃった……ののちゃん、あめだま、持ってる?」
「えっ? ……うふっ……あはははは………」
「へ…? どうしたの…? 何か変なこと…言った…?」
「うふふ……だってぇ…あいちゃん、昨日の夜ののが見た夢の中でまったくおんなじこと
 言ってたんだも〜ん……あははは……」
「……へぇ………そうなんだ……」
「そ〜。 …あ、そういえばあいちゃんも何か夢見てたんじゃない? 何だか、寝言いっぱい
 言ってたよ?」
「え? あ、ああ…うん…」
「どんな夢?どんな夢〜?」
「えっと……それはぁ…」
「うん、それは?」
394 名前:_ 投稿日:2001年08月06日(月)19時08分21秒

「それはねぇ……………ひみつっ!」
「え〜?なんかそれ、ずる〜い!」
「いいのっ!」
「ちょっとだけでいいから教えてよ〜」
「だーめっ!ひみつなのっ!」
「も〜!」

ガチャッ、バタン

「こーらっ!あんた達!いつまで遊んでんのっ!もう収録の時間だよっ!?」
「あ、飯田さん…いっけな〜い、忘れてた〜…」
「ほらほら、加護も辻も急いで!カオリ、先行ってるからね!?」
「は〜い…」


「あっちゃ〜…また怒られちった……あいちゃん、早く行こっ?」
「うん………あ、ちょっと」
「なに?」
「ののちゃん先行ってて?すぐにうちも行くから…」
「どうしたの〜?」
「うん、ちょっと…ね……」
395 名前:_ 投稿日:2001年08月06日(月)19時09分04秒

「あっ!やっと来た!…って辻? 辻1人? 加護はどうしたの?」
「えっとぉ…あいちゃんはなんかわかんないけどぉ…すぐに来るって言ってましたぁ」
「え〜!? ったく〜!加護の奴ってば〜! もうっ、あとで説教だっ!」
「…ありゃりゃ〜……こりゃあいちゃん後で大変だ……飯田さんのお説教、長いからなぁ……」
「…辻?なんか言った?」
「あ、いえ、なんにも〜…」
「ちゃんと聞こえてるっつーの!よし、こうなったらアンタも後で説教だ!」
「え、ええぇ〜〜!? ちょ、ちょっと勘弁してくださいよ〜…」
「…ハハッ、何そんなにビビッてんだよ〜……冗談だよ冗談……」
「はぁ…よかったぁ…。 ……あ、そうだ。 飯田さん、ののね、昨日の夜ね、なんか
 不思議な夢見たんですよ」
「え? 不思議な夢? どんなどんな?」
「あのね…」

     ・
     ・
     ・
     ・
     ・
396 名前:_ 投稿日:2001年08月06日(月)19時09分59秒


タッタッタッタッ


――これじゃ遅刻しちゃうかな? きっと…飯田さんに怒られちゃうね。
     「加護〜、お前ってやつはいっつもいっつも〜!」って――

 ガチャン


――こんなとこ見られたら中澤さんにも笑われちゃうかもね。
   「まったく、加護はいつまでたっても子供やなぁ〜」って――

 ピッ


――でも、ちょっとだけ――


 Prrrrr.....Prrrrr.....


――ちょっと声を聞くだけだから…いいよね?――


 カチャッ




     「もしもし?お母さん?」

397 名前: 投稿日:2001年08月06日(月)19時10分40秒


 ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

398 名前:_ 投稿日:2001年08月06日(月)19時11分27秒

あいぼんがお昼寝中に見た夢のお話はこれでおしまいです。

それはある日見た、少し変わった「夢」。
そんな言葉で片付けられ記憶の片隅へと埋もれてゆくものなのかもしれないけれど―
けれどその夢の中で過ごしたその時間、同じ時を確かに他のメンバー達も共有していました。

誰もが持っているけれど、普段、日常の忙しさの中で心の奥に眠らせているもの。
それは幼い頃に夢見た将来であったり
今、自分が歩んでいる道とは違う世界へ対しての興味であったり
また、家族と離れて暮らすことへの寂しさでもあったり――

もしかしたらそんな彼女達の思いが「夢」という形で作り上げたのかもしれない、
ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ不思議な物語。
399 名前:_ 投稿日:2001年08月06日(月)19時11分57秒

      〜fin〜
400 名前:_ 投稿日:2001年08月06日(月)19時12分38秒
.
401 名前:_ 投稿日:2001年08月06日(月)19時13分09秒
.
402 名前: 投稿日:2001年08月06日(月)19時13分47秒

|@
| )))
403 名前: 投稿日:2001年08月06日(月)19時14分39秒

|   @  @
|≡≡( ‘д‘)<よっ、あいぼんやで!
404 名前: 投稿日:2001年08月06日(月)19時15分22秒
@  @
( ‘д‘)<これで終わりやからラスト隠しさせてな〜
405 名前: 投稿日:2001年08月06日(月)19時16分02秒
@  @
(;‘д‘)<あっ、でも、ラスト見て「なんじゃこりゃあ!ふざけんな!!」って
       思うかもしれへんけど許してな〜
406 名前: 投稿日:2001年08月06日(月)19時17分58秒
@  @
( ‘д‘)<最後までお付き合いしてくださった方々、ホンマに、ホンマにサンキューやで〜!
       それじゃあ…
407 名前:Thanks!!! 投稿日:2001年08月06日(月)19時19分36秒
@  @
( ’д^)−☆ <チュッ!
408 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月06日(月)19時36分26秒
なんか途中でしょーもないレスしてたのが申し訳ないほど、よかったよー。
次は新スレですね。ぜひともまた楽しませてね。。
409 名前:木多娘。 投稿日:2001年08月09日(木)17時53分49秒

ども。作者です。
レスが遅くなってしまってすいません。

>>408さん
ありがとうございます。
しょーもないレスだなんてとんでもない…
書いてる間、読者さんのレスにどれだけ励まされたことか…
完結できたのもホント、読者さんのレスのおかげです。
410 名前:木多娘。 投稿日:2001年08月09日(木)17時55分54秒

それで新スレのことなんですが、昨日の夜と今日、ちょっと暇だったんで
70レスくらいの短編1個書いたんですよ。ただ、ほぼ完成はしてるんですけど、
やはり例に漏れずというか前半と後半のギャップが結構でかいんですね。
前半、少しくだらなさすぎかもしれません。昨日酒飲みながら書いたのが
悪かったんでしょうけど。ちょっとこのまま行っていいのかどうか悩んでいます。

ですので、ここ読んでくださってる方、もしよろしければ
ご意見を聞かせていただけないでしょうか。
前半の部分、少し書き直すかどうかの参考にしたいんで。
あ、書き直すにしても書き直さないにしても今日、明日じゅうには載せれると思います。
つーか絶対載せます。

終わったスレを上げてしまって申し訳無いのですが、できれば早めに聞いておきたいので…。
よろしくお願いします。

それでは長々と失礼しました。
411 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月09日(木)19時09分26秒
案内板より
通常板
>「レスを全部読む」を開いてみて200KBを越えていたら
>それ以上の投稿を避ける。新スレを立てて引っ越す。
森板
>半分(100KB)。もしくは、100〜200レス。
管理人さんよりこのような指針が出ています。
あとスレが立てられない板が多数出ている様なので、
作品に差し支えなければ森がいいと思います。
412 名前:411 投稿日:2001年08月09日(木)19時14分40秒
内容はどっちでもOK(作者さんオマカセ)
自分はどっちでも楽しめました。(w
413 名前:木多娘。 投稿日:2001年08月09日(木)22時04分46秒
>>411さん
あ、どもです。でもあそこ320字以内じゃないとだめみたいなんですね。
それ知らずにスレ、立ててしまいました…
とりあえず削除依頼出してきたんで、テレホの時に
どっか良さげな板捜して始めることにします。
せっかくのご意見、無駄にしてしまって申し訳無い。
414 名前:木多娘。 投稿日:2001年08月10日(金)01時06分57秒
とりあえず金板に新スレ立てました。
お暇な方はどうぞ。
一応、リンクも貼っときます。

http://www.ah.wakwak.com/cgi/hilight.cgi?dir=gold&thp=997368981
415 名前:新・468 投稿日:2001年08月28日(火)05時10分54秒
木田娘。さんが居そうな所がここしか分からなかったので
スレ違いを承知のうえやってきました。
羊がいつ復旧するかわからんので、(豚)に部屋を建ててきました。
どうしようか悩んだんですがスレ立てたのオレですし(ワラ

(豚)マジヲタつんく♂の説教部屋(豚)
http://asa-pc.com/2chbbs/test/read.cgi?bbs=24&key=998942224

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