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<アネクメネ>
- 1 名前:炎星 投稿日:2001年03月08日(木)01時11分43秒
- こういう所に小説っぽい物を書くのは初めてになります。
まだまだ未熟者なので行進はきっとマイペースです。
不備な点があったら、ビシバシつっこんでやってください。
- 2 名前:炎星 投稿日:2001年03月08日(木)01時13分18秒
- <LOVE or・・・>
突然頭の中を掠めた思考に、私は苦笑いしていた。
それが、隣に寝そべっている彼女に見えたらしく
ビールを呷る手を止め、訝しげな表情で私に尋ねた。
「なあ。・・・何、笑ってるん?」
「え。別に。」
「『別に』とちゃうやろ。なんや、アタシに隠し事するんか?」
「いや、違うけど。」
「何なんよ。」
「もし、もしもだけど・・あたしが死んじゃったらどうする?」
- 3 名前:炎星 投稿日:2001年03月08日(木)01時15分40秒
- いきなり登場人物が不明な謎小咄です。すみません。
- 4 名前:<LOVE or・・・> 投稿日:2001年03月08日(木)23時46分40秒
- 「何や、唐突、やな。」
彼女は少し戸惑ったように笑った。
そんな彼女に私は、ほんの少しだけ口調を真剣にして問うた。
「・・・どうする?」
「もし死んでしまうとしたら・・・二人、一緒がええわ。」
「それは、ね。」
でももしも、もしもあたしが先に死んだら?
なおも問う私に、彼女は少し笑ったようだった。
飲みかけの缶ビールを持って、彼女が起きあがった。
今夜の私は、一体何故。何故、こんな愚かしく残酷な問いを。
「愛される」というコトに感じる漠然とした不安。
こんな愚かな私に、あなたが応えてくれないと。
今の私は死んでしまいそうです。
バカ、みたいだ。私。
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