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ひとみとまきの甘いお話
- 1 名前:バービー 投稿日:2001年03月19日(月)17時27分45秒
- 「お疲れさまでしたー!」「おやすみー、また明日ねー」
・・・地方公演の日の夜のことだった。ロビーでマネージャー
から部屋割りを聞き、二人で一部屋・・ということになり、
それぞれが分かれることにした。「よっすぃー、今日は
一緒の部屋で寝ようねっっ!」そう言って、まずひとみの腕に
しがみついてきたのは亜依だった。亜依はひとみにかまって
ほしいらしく、いつもくっついてまわろうとする。それを見て
希美が少々悲しそうな顔をして、「よっすぃー・・ののも・・・」
とつぶやく。「え〜、なにゆってるの?あいぼんもののもダメダメ。
疲れてるときに年下の子守りなんてよっすいーが体壊しちゃうでしょ!
やっぱり、こういう時は一番仲良しのあたしが・・」そう言って
しゃしゃり出てきたのは梨華だった。「何やねんな、梨華ちゃん。
いっつも年上ぶりやがって!!今日はよっすぃーに相談したいことが
あんねん」亜依がそう言って梨華をまくしたてる。・・さて、今夜の
ひとみをめぐる部屋割りバトルは誰が勝つのだろうか・・・
「勘弁してよ、もう〜・・・誰とでもいいからさ・・」
- 2 名前:バービー 投稿日:2001年03月19日(月)17時33分43秒
- 「よっすぃーは誰と一緒がいいのっっ!?」真剣で、
少し不安げな表情で梨華が尋ねた。ひとみは俯いたまま、
「あたしは・・・」と言いかけると、後ろから真希が
来て、「ほんとは、あたしと一緒がいいんだよね!」
と言い、強引にひとみの腕を引っ張り、エレベーターの
方へと連れていった。「・・あ、ダメ!!よっすぃー!!」
「待って、ひとみちゃーん・・・ひとみちゃん・・・」
梨華の寂しそうな声が廊下に響いたが、真希はお構いなし。
「ごっちん・・、ありがと」今まで黙っていたひとみが、
エレベーターに乗った瞬間、ボソッと言った。真希はにぃっと
笑って、「いいの。あたしも、よっすぃーがいないとさ・・、
一緒になれる人・・いないんだ・・」最後は少し切なげに、
そう言った。「・・あたしも・・ごっちんといるのが一番落ち着く」
・・ひとみなりの優しさで、真希にそう声をかけた。実際、彼女の
本心でもあったからだ。
- 3 名前:バービー 投稿日:2001年03月19日(月)17時43分21秒
- 二人は30分ぐらい、他愛ない話をした後に明日の準備をし始める。
「じゃー、あたし・・先お風呂入るね」ひとみがそう言って、風呂場
へ向かおうとすると、真希が口をとがらせた。「え〜・・一緒に・・
一緒に入ろうよぅ・・」「何言ってんの〜?やだよ、はずかしい」
女同士の友達関係には、さっぱりしているひとみ。ベタベタした関係は
今まではあまり好んでしていなかった。しかし、彼女を好いてくる友達
は大体が、ベタベタしてくるタイプだったのだ。
真希のそんな言葉を尻目に、ひとみはシャワーを浴び、浴衣姿で出てきた。
(・・わ・・・・、よっすぃー、色っぽいよぉ・・、やばいよ・・・)
そんなドキドキしている自分に気づく真希だった。「・・あ、ゆかた〜。
やばいよ、よっすぃー。挑発してる?」冗談っぽく真希は言ったつもり
だったが、ぎこちなかったようだ。ひとみは真希の赤い頬をペチッと
叩いて、至近距離で視線を合わせ、「どしたの?今日なんかおかしいよ?
・・ひょっとして、あたしに惚れたか〜ぁ?あははっ・・・」と笑った。
(キ・・キスされるのかと、思った・・やばい・・・ドキドキするぅ・・)
- 4 名前:バービー 投稿日:2001年03月19日(月)17時54分38秒
- (何かやばい・・あたし・・・変なキブン・・・)
改めて見るひとみの姿。色白で肌が綺麗で、スラッと背が高くて・・
美しいという言葉がはまりすぎている。端正な顔立ち、大きな目・・・
(よっすぃーの裸・・・、見てみたい・・・)真希はゴクッと唾を飲み込む。
「ごっちん!?何か意識とんでない?どしたの?・・疲れてんのかな?」
ひとみがボーっとしている真希を見て言った。「あ・・、う、うん・・大丈夫」
「今日は早く寝たほうがいいよ。明日も仕事、あるしね・・」
通路を挟んで並んでいるベッドの壁側にひとみが横になった。「おやすみー」
と言い合い、ベッドライトを消す。・・しかし、しばらくしてもひとみは
寝ているようではなかった。真希が隣を見ると、じっと天井をにらんで考え事
をしているようだった。・・視線を感じたらしく、ひとみは反対側を向いた。
真希はもう、ムラムラとわき上がってくる自分の感情を抑えきれなかった。
そんな思いが自然と行動へと移させる。真希はベッドから起きあがり、そっと
ひとみの布団へと入り込む。「・・えっ?ごっちん・・?」かすれた声で
ひとみが驚いたように言った。「・・よっすぃー・・あたし・・・・・」
潤んだ目の真希。そんな真希を見て、ひとみは静かに頭を撫でた。
「・・どした?・・・寒いの?」首を振る真希。「・・悩み事?いいよ、
どうせあたしも眠れないから聞く。・・せまくてもいいなら、ここで
寝てもいいよ?」「・・ムズムズしてきたの・・・」
- 5 名前:バービー 投稿日:2001年03月19日(月)17時55分18秒
- 今回が処女作になります。よしごまで書いてみました。
よろしくお願いします。
- 6 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月19日(月)22時31分31秒
- すごく読みやすいです
よしごま大好きなんで頑張って下さい!
- 7 名前:ティモ 投稿日:2001年03月20日(火)12時38分41秒
- ワシもよしごま大好きです!
期待してますので頑張ってください!!
- 8 名前:マッチ 投稿日:2001年03月20日(火)14時38分43秒
- なんか読んでてニヤけてしまいます(わら
頑張って下さい♪
- 9 名前:バービー 投稿日:2001年03月20日(火)17時46分51秒
- すなふきんさん・マッチさん・ティモさん>よしごま、いいですよね〜。
私も大ファンなんです。今回の話は
いしよしもちょこっと出しますね。
浮気者よっすぃ〜!?
- 10 名前:バービー 投稿日:2001年03月20日(火)17時58分01秒
- 「・・え?ムズムズって何・・が・・んっっ!!」途中でひとみの言葉を遮って
真希は急に唇を近づけた。・・近づけた・・・というより、キスをしていた。
凍り付いたようにひとみの唇は閉じたまま。「・・・っ・・」鼻から息が漏れる。
「・・ん・・・」真希が舌で閉じたひとみの唇の割れ目をなぞってつつく。
「・・っ、・・やぁっっ・・・!」ひとみは必死で抵抗し、真希を突き放す。
「・・なん・・で?・・ごっちんさ・・・、ジャニーズとかと噂あるじゃん。
・・つきあってんでしょ?・・なんで、こんなこと・・、欲求不満・・?」
ひとみの低い声が響く。あまりにもまっすぐな視線でひとみが見つめてくる
から、真希も視線をそらすことができない。「・・つきあってなんか・・ない。
あんなのただのでっちあげだよ・・ねぇ・・、ダメ・・なの?女のコ同士じゃ。
・・・いいじゃん・・・・ねぇ・・・」真希が耳元で囁く。甘い吐息が髪を
くすぐり、ひとみの理性を麻痺させる。「・・や・・、めっ・・・」首筋を
真希の舌が這う。更にもう一度、口付ける。ほんの一瞬、開いたひとみの唇。
それを狙っていたかのように真希は素早く舌を侵入させる。ひとみが咄嗟に
舌をひっこめようとしても、真希はそれを許さず舌をからめ取る。歯茎を丹念
に舐め回すと、だんだんとひとみは抵抗しなくなってきた。
- 11 名前:バービー 投稿日:2001年03月20日(火)18時15分26秒
- それをいいことに、真希はひとみの浴衣の間に手を入れ、胸をまさぐる。
「・・・や、あっっ、なに・・・すんのっっっ・・・!」
胸をそっとかたどる。しかし、焦らすためにその突起には決して触れない。
「・・んんっっ・・・」「・・・ね、気持ちイイんでしょ・・?・・・」
真希はもぞっとそのまま布団に潜り込み、一瞬ひとみの目の前から消える。
「・・・っっ!・・・」太股になま暖かい感触・・真希の舌だった。
暗くてよく見えなかったらしく、真希は自分の上にある布団をどける。
かえるのように開かれたひとみの足。その間で己の足を舐める真希と目が
合い、ひとみは真っ赤になり足を閉じた。
「あんっ、いいとこだったのに・・・!・・ちゃんと足、開いてよ・・」
そうは言ってもひとみはモジモジしていっこうに足を開こうとはしない。
「何で開いてくんないのっ!?」・・少々、きつい言い方になってしまった。
ひとみはますます体を固くし、目も潤んでいる。「・・だって・・、こんなの、
やだっっ・・はずかしいよ・・ごっちんとなんて、いっつもバカやってんのに、
こんな・・こんなコト・・・」涙声で訴えるひとみに真希はキュンとした。
「何だ・・そんなの。・・気持ちよかったら、さ・・それで、いーじゃん・・
大丈夫・・・優しくするから・・ほら・・楽にして・・・ほら・・・」真希の
甘い声に誘われるようにひとみの足が少しずつ自然と開いていく。それを見て
真希はニッコリと微笑み、キスをして緊張を和らげた。
「・・いい匂い・・、してるよ・・?よっすぃーの・・」ひとみのブルーの
パンティを隔ててキスをしていた真希がそう言うと、それに反応するかのように
ひとみは腰をよじった。真希の鼻が一番敏感な部分を刺激する。
「・・ご、っちん・・・・」「よっすいー・・、これ脱ごっ!・・ね・・?」
そう言い、真希は無理矢理にパンティをおろす。「・・あっ、やっっ!!」
「・・ふ〜ん・・・、よっすぃー・・意外とここの毛・・薄いんだー・・
それに綺麗なピンクだよ・・・。安心して。あたしが、気持ちよくしたげる」
真希が舌先でチロチロといじると、ひとみの体がビクッとし、苦しそうに
悶え始めた。「んんっ・・・はぁ・・・」「・・濡れてきてる・・いっぱい、
出てるよ。・・・ね、気持ちイ?」「・・・・や、聞かないでぇ・・・」
「かわいい・・かわいいよ、よっすぃー・・やば、あたしまで興奮してきた」
- 12 名前:バービー 投稿日:2001年03月20日(火)18時44分37秒
- 「あ・・・やはっ・・・ダ・・メッ・・ダメダメダメッ・・・・」
ひとみが腰をよじる。「・・ダメなの?やめる?」上目遣いに真希が聞くと
ひとみは唇を噛みしめて、首をふる。ひとみが手をぎゅっと握りしめた。
「・・・イキたいんでしょ?・・・・まだ、ダメだよ・・・・・」真希は
急に意地悪そうな目つきになる。「・・ね、おっぱい・・触ってごらん・・」
握りしめていたひとみの手を彼女自身の胸元へと導く。ひとみは不安そうに
真希のことを見つめる。「・・ほら・・・、ゆっくり・・・・触って・・・」
真希は耳元でそっと指示を始める。「・・揉んでみて・・・やったこと・・・
ないんでしょ?」「・・や・・だっ・・・!」そう言いながらもゆっくりと
ひとみは手を動かし始める。しばらく真希はそれを見つめる。
「・・ん・・ふっ・・ん・・・・あっっ・・・」ひとみの低い悶えが部屋中に
広がったとき、真希は思いだしたかのように布団に身を沈め秘部をいじる。
少し乾き始めたひとみのそこを真希の唾液でしめらせてゆく。グチュグチュと
いう音が声と重なりあう・・。「・・・あっ!・・あぁんっ・・や、も・・
ダ、ダメっっ・・ご、ごっちん・・・あたし・・も・・・やっっ・・・」
「手・・止まってる・・ちゃんと、揉んで。自分のおっぱい」真希は意地悪く
指示を与え続ける。仕方なくひとみはまた手を動かし始めた。
「・・ね・・ごっちんの・・触りたいの・・・」ひとみが潤んだ目で真希に
伝える。「・・え・・?」「・・・・ごっちん、の・・がいい・・・」
「・・なに?胸?・・」「・・ごっちんのもー・・・」そう言い、ひとみは
コクンとうなずく。愛しさで真希は思わずひとみを抱きしめ、Tシャツを
めくる。・・真希の白くて大きな乳房があらわになると、ひとみはすぐに
キスをし、乳首に貪りつくようにした。慣れていないせいか、少しぎこちない。
すっかり自分の手はお留守になる。「・・もう、よっすぃー・・・」と真希が
言いかけると、トロンとした目で「ごっちんのおっぱいね・・ふわふわ・・」
とひとみが幸せそうにつぶやいた。そんなひとみを見て真希は耐えられなくなり、
ひとみの唇をしゃぶり、指を秘部に一本入れてゆく。「・・んっ・・はぁ・・」
2本、3本と指を入れ、グチャグチャッと音を立ててかき回し、動かす。
- 13 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月20日(火)18時47分17秒
- いいっすね、いいっすね〜、よしごま♪
- 14 名前:バービー 投稿日:2001年03月20日(火)18時55分12秒
- 「んあああっ・・ふっ・・・ふうんっっ・・・」ひとみが大声を上げる。
切ない表情。・・もうすぐ、頂上だ。「あっ、あっあっあっあっ・・んっ・・」
真希は一気に指を早める。「んっ・・ああああっっっ・・・!!!」
瞬間、真希の指から愛液があふれ出て指先からこぼれ、足を伝っていく。
息の荒いひとみを真希はギュッと優しく抱きしめ、頭を撫でた。
「・・すっごい・・かわいかった・・もうあたし・・、メロメロだよ・・」
真希が耳元で囁くと、ひとみもそっと真希に寄り添った。
「・・びっくり、した。急にこんなこと・・あたし・・・初めてだったから
すっごいドキドキした・・・」フフンと真希は笑い、ひとみの頬をつついて
「どうだった?」と尋ねると、ひとみははにかんで布団へもぐろうとする。
「ねぇ、どうだったの〜?」更に真希は意地悪く尋ねる。「・・・ちょっと、
ううん・・、かなり・・気持ち良かった・・・」ひとみの微かだけれど甘い声
が真希の耳に届く。二人はくすぐったそうにお互いの身を寄せ合った。
「んーーーーーっっっ」母親に甘える子供のように今度は真希がひとみへ
寄り添った。「・・よっすぃー・・・・だーいすき・・・・・」
「・・・・あたしも」それを受けとめて、ひとみが答えると、真希はニィっと
笑った。「・・約束。・・・・あたし以外と、エッチなことしちゃ・・やだよ?
絶対、あたしとしか、ダメだよ?」かわいい目をして真希が言うので思わず
ひとみは抱きしめて、真希の耳元で囁く。
「・・ね、・・・・もう一回・・・・しようか」
- 15 名前:名無し読者 投稿日:2001年03月21日(水)04時35分07秒
- イイ!続き期待
- 16 名前:バービー 投稿日:2001年03月21日(水)12時02分21秒
- そんな二人の思いが通じ合ってからの楽屋・・
「ねえ、ねえここのレストランのランチおいしいんだって〜」
「へー・・今度二人で食べに行こっか?・・・二人で」
「やーんっ、二人でなんて強調したら何かエッチだよぉ〜」
そんな二人をうらやましそうに見つめるメンバー達が抱きしめた
ひとみの肩越しに見えて、真希は優越感に浸っている。
「・・・いいなぁ、あの二人・・・・」
「あほやな〜、矢口にはあたしがおるやんか〜!!」
「・・裕ちゃんはもういいよぉ〜・・よっすぃーがいい・・」
真里が小さく嘆いた時だった。隣から
「・・・あたしも・・・・よっすぃーがいい・・・」
と小さく呟いている同士が居た。・・・梨華だった。
その日の収録が終わっても真希とひとみは甘いモードのまま。
「ねー・・今日ねえ、よっすぃーの家行きたいなー・・」
「えー・・今日お母さんとか弟とかいっぱいいるよぉ?」
「・・・・え、何で?別にいいじゃん、いても・・」
ひとみが真希の耳元で囁く。
「・・・エッチなことできないじゃん」
それを聞いて真希が思いっきりひとみに抱きついて
幸せそうな表情でひとみに口付けた。
「・・もぅ、この子はすぐ欲しがるんだから・・・」
くすぐったそうにお互いの額を寄せ合う。
「・・・んん〜・・・・幸せだよぉ・・・」
「・・あたしも・・・」
- 17 名前:バービー 投稿日:2001年03月21日(水)12時04分01秒
- 甘甘ってなかなか難しいですねえ〜・・・苦しい・・
何かいいシチュエーションとかアイディアないですか?
甘甘を入れた後にいしよしを入れる予定・・
- 18 名前:名無し読者 投稿日:2001年03月21日(水)12時55分51秒
- いしよしに期待!!
- 19 名前:バービー 投稿日:2001年03月21日(水)22時22分02秒
- 「ねー、よっすぃー・・あたしも・・今日、家行ってもいいかな?」
後ろから抱きつき、言って来たのは梨華だった。ひとみの表情が強ばる。
真希がぎゅっとひとみの手を握りしめて、断れと目で訴えているようだった。
「・・・・あー・・・・・、ん・・うーん、別にいいけど・・・」
お人好しなひとみ。「ほんとに〜!?うれしいっっ、じゃあ帰り一緒だね!」
梨華は満面の笑顔を浮かべ、鼻歌を歌いながら鏡の方へと向かって行った。
「よっすぃーってば!何で断らないの〜!・・梨華ちゃんがいたら・・・・」
真希が小声で不満そうな声を漏らすと、ひとみは真希の手を引き、トイレまで
連れていくことにした。
「・・・こんなとこに連れてきたって、あたし喜ばないよ?」
真希の頬は膨らんだままだ。
「・・ふーん、じゃーいらないんだ〜・・・」
悪戯っぽそうな表情をひとみが浮かべる。
「・・・・」少し不安げな真希。・・目が泳いでいる。
「せっかくキスしたげようと思ったのになぁ〜・・あー、残念!」
途端に真希は猫のようにひとみにすり寄っていく。
「やだやだやだー、チューしてよぅ・・お願いぃ〜!」
「・・・っん・・・・・」
ゆっくりとひとみの中を味わう真希。少し苦しそうに息を漏らす。
「・・・・あっ・・・んふ・・・」
真希のスカートの中にひとみが手を入れようとしたときだった。
・・・キィッ・・・・・扉の音。
- 20 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月21日(水)22時43分45秒
- 期待してます♪
- 21 名前:マッチ 投稿日:2001年03月23日(金)14時01分06秒
- 誰ですか?
同じく期待してます〜
- 22 名前:バービー 投稿日:2001年03月25日(日)19時18分40秒
- 「・・いるんでしょ・・・、ひとみちゃん・・・?」
(梨華ちゃんだっ!)咄嗟にひとみは真希をギュッと
抱きしめ、見つからないようにする。・・と、言っても
個室の中に居るのだから見えないけれど、ただ何となく
真希を抱きしめていた。
そんなときに、最初少しの間こそ、真希は戸惑って、ひとみ
の腕の中でジタバタしていたけれど、お互いの体温が
伝わって、解け合うのを感じて少し下が湿ってくるのを
感じ、・・自分ってこんなにやらしかったんだ・・と実感する。
「・・ねぇ、わかってるの・・お願い・・・返事して・・
返事してよ、ひとみちゃん・・・・ひとみちゃーん・・・・」
梨華の声が今にも泣き出しそうだったのでひとみは正直揺らいだ。
しかし、自分の腕はしっかりと真希につかまっている。しかも
真希はしがみついている感じだ。それを見てひとみはちょっと妄想。
(こいつー・・また感じてるんじゃないのか?・・・カワイイ奴)
そう思いつつも、頭の中では梨華の涙を浮かべる表情が浮かんできて
仕方なかった。(・・梨華ちゃん・・・泣いちゃうかも・・・)
「ごめん、ごっちん・・あたし・・、ちょっと様子見るわ」
小声で真希にささやくと、真希までもが潤んだ目でひとみを見上げ
イヤイヤ、と首を振った。
「行っちゃ、ダメ・・やだ・・。まだ・・してないじゃん・・」
ひとみの袖を真希がつかんで、ダダをこねる子供のように甘い声で
ごねてみせる。
「・・・でも・・梨華ちゃん・・、何かあったのかもしれないし・・」
真希は頑として、行かせようとはしなかった。首を振るばかり。
「・・だけど、ごっちん・・・ごっちんにはあたしがいるけど・・
梨華ちゃん・・1人で探しにきてくれたし・・ほら・・、ね?」
ひとみは真希を一生懸命なだめようとする。次第に真希の目にも・・涙。
頬を伝って、・・一筋、二筋と落ちていく。・・俯く真希。
「・・だって・・・、1人はイヤ・・あたしのこと、おいてっちゃ
やだよぅ・・ちょっとの間でも一緒にいたいの!・・わかってくれるでしょ?」
- 23 名前:バービー 投稿日:2001年03月25日(日)19時27分06秒
- 「・・ね、ごっちん。ごっちんにはあたしがいるけど・・梨華ちゃん・・・1人
で悩んでるんだよ、きっと。・・だからあたし探しにきてくれたんだよ・・お願い
今日ぐらいは聞き分けて・・。大丈夫・・あたしはごっちん一筋だから・・」
それでも真希は聞かない。それどころか、ますます手に力を込めてしがみつく。
「・・ごっち〜ん・・・」
ひとみが困り果てて声を上げても・・拗ねているような様子のまま。
「・・・離して、・・ってば!!」
そう言って、思わず真希の手を振りはらってしまった。
・・・恋人に手を振りはらわれたら・・・どんな気がするだろう・・
「・・・・・・ごめん」
ひとみは一言だけ謝って、勢いよく個室の扉を開けて駆けていった。
足音があまりにも鮮明に聞こえて・・真希の目から止めどなく涙が溢れていく。
茫然とその場に立ちつくす。・・手を振りはらわれた・・たったそれだけ、
で、こんなにもショックだったんだ・・・・こんなにも・・あたし・・好き・・
なんだ・・よっすぃーのこと・・こんなにも・・痛いくらい・・好き・・・
- 24 名前:バービー 投稿日:2001年03月25日(日)19時37分57秒
- 一方のひとみは、先ほどの梨華の声が頭から離れなかった・・
(ひとみちゃん・・・ひとみちゃん、いるんでしょ・・?)
今にも泣き出しそうだった・・・何をあたしに求めてたんだろう・・?
とりあえず、今は梨華を探さなければならない。・・きっとどこかで・・
きっとどこかで・・1人で泣いてる・・あたしが・・・
・・・・・あたしが・・、守ってあげなきゃ・・・!!・・・
・・突然、自分の中にわき上がってきたその感情。
梨華を守りたい・・・、それだけの、自分の中の感情・・
真希に感じる愛おしさとか、恋情とか・・そういうのじゃない。
・・・ただ、守ってあげたい・・・悲しい思いはしてほしくない・・
難しいな・・・・・こうゆーの・・・浮気・・ってゆうのかな・・?
たどり着いた突き当たりの階段。現在はもう使われていない旧スタジオ、
今は倉庫となっているその場所との連絡口になっている、あまり使われない
その階段に・・梨華が・・・いた。細い脚が余計に彼女を痛々しく感じさせた。
「梨・・華・・・・っちゃん・・・」
走ったきたせいで、ひとみは息を切らしながら梨華の名前を呼んだ。
「・・・・・・ひとみ・・・ちゃん・・・・来てくれたの・・・・・?」
そう言った途端に、梨華の顔がくしゃくしゃに崩れて涙を溢れさせた。
「・・・・・梨華ちゃん・・・・・・・・」
「ひとみちゃぁん・・・・・あたし・・・・あたしっっ・・・・・」
しゃくり上げながら、梨華が倒れ込むようにしてひとみに抱きついた。
・・そんな梨華をひとみはそっと、抱きしめてやるほかなかった・・
- 25 名前:バービー 投稿日:2001年03月25日(日)19時49分22秒
- 「・・よっすぃー・・どこいっちゃったのぉ・・・っっ!」
真希は涙を拭って、ひとみの後を追っていく。
・・絶対に・・梨華ちゃんにとられたくない・・・梨華ちゃんには・・・
真希は前から不安に思っていた。ひとみと梨華の仲・・・自分には、同期
といえる存在がいなかったから、余計に二人の間にある仲間意識や、固い友情
が不安に思えて仕方なかった。・・・だけど・・・・・ひとみをはじめて抱いた
あの夜・・あの夜に・・自分とひとみの間には決して消えない絆を感じられた。
・・・・・・・そして、梨華に対しての勝利を確信していたのだった。
「きゃっ!・・・・あ、・・後藤さん、どうしたんですか・・・?」
廊下を必死で見回しながら走っていると、希美とぶつかった。
小さな希美は一瞬その衝撃に驚いたが、目を真っ赤にしている真希を見て
子供ながらにただ事ではない・・と察知して、心配そうに声をかけた。
「・・辻・・・ちゃん・・・・・・」
希美の姿を見て、少しだけ真希は安心感を覚えた。
自分より随分と小さなその肩に思わず抱きつく。
「・・辻ちゃぁん・・・・人を好きになると・・何でこんなにつらいのかな?」
そう呟いて、真希は再び涙を流してしまう。・・希美が戸惑っている。
「・・・後藤・・・・さん・・・・」
ポンポンと希美が真希の背中を撫でると、真希は顔を上げて涙混じりの笑顔を
浮かべた。
「・・・ごめん・・、抱きつく相手・・間違っちゃったね・・・」
- 26 名前:すなふきん 投稿日:2001年03月25日(日)21時42分01秒
- あ〜、ごっちんが可愛そうだぁ〜!!
よっすぃー、何やってるんだよー!!(w
- 27 名前:バービー 投稿日:2001年03月25日(日)23時06分54秒
- ・・カラダは繋がったのにココロは繋がんないなんて・・残酷だよ・・・
よっすぃーはあたしのこと・・・どう思ってるのかな・・・・・?
かわいいって思ってる?・・愛してるって思ってる?好きって思ってる?
・・・それとも・・・・ガキだと思ってる?・・・・恋人って思ってる・・?
・・バカだと思ってる?・・・・・・・・・・キライ・・うっとおしい・・
・・・・そう、思ってる・・・・?・・・何て思ってる?・・アタシのこと・・
何度も何度も、何度も真希は自分の中の自分と戦い続けた・・
- 28 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年03月26日(月)11時58分17秒
- 後藤と石川の間で揺れ動く吉澤・・・健気な後藤・・・はかない石川・・・どれをとってもサイコ〜です♪自分的には、いしよしも期待したいですが・・・ここは、やっぱりタイトル通り?
- 29 名前:ティモ 投稿日:2001年03月27日(火)20時48分38秒
- う〜ごっちんがんばれ!
- 30 名前:名無しさん 投稿日:2001年03月28日(水)23時23分43秒
- どっちをとるんだ、よっすぃー!
- 31 名前:バービー 投稿日:2001年04月04日(水)12時22分24秒
- 「・・梨華ちゃん・・・なんで泣いてんの?」
ひとみが何度たずねても梨華は抱きついたまま、首を振っている。
「・・・ちゃんと・・、言ってくんなきゃ・・あたしわかんないよ?」
「・・ひとみちゃん・・・あたしが泣いてる理由・・、知りたいの・・?」
鼻にかかったような情けない声で梨華が聞く。
「・・・・・そりゃ、知りたいよ。・・梨華ちゃんは大事な友達だもん」
「・・・大事な・・・・・・・・・・トモ・・ダチ・・・」
「・・そうだよ。だから、泣いてると心配だよ」
梨華は少し、ためらって言葉を言おうとして息を吸い込むが、またためらう。
・・・それの繰り返しだった。
「・・・・な、こというと・・・らわれちゃうから・・・」
「・・・え?なに、聞こえないよ」
「・・・・・あたしが泣いてる理由・・・言うときっと気持ち悪がられる・・」
「大丈夫、とりあえず言ってみてよ。あたしでも力になれるかもしれないから」
今までひとみのことをまっすぐに見つめていた梨華が急に視線を外す。
「ひとみちゃんは・・・ごっちんのことが大好きでしょう?・・・・・」
「・・・うん、すきだよ。・・・大好き・・・・、ごっちんのこと・・」
「あたしは・・・・あたしは・・・・そんな二人が許せなかった・・」
一瞬、ひとみが戸惑ったような表情を見せる。
「許せない・・・って、そんな・・・」
「・・・・あたしって・・ひどいんだよ・・みにくい独占欲・・ひとみちゃん
のこと、絶対とられたくない・・なんて思ってる・・ひどいやつだよね・・
汚い・・汚いよ、あたし・・・なのに・・・こんなにも・・・こんなに・・」
梨華の唇をふいにひとみが指で押さえる。
「・・・・・・すき・・・、とか言うつもり・・なの・・・・・?」
- 32 名前:バービー 投稿日:2001年04月04日(水)12時38分16秒
- 「・・・・・・・・好き・・・好き・・・あたし・・ひとみちゃんが・・・
ひとみちゃんが好き・・・何度も何度もごっちんとイチャイチャしてる
とこ見た・・何度も何度も泣いたよ?・・・何度も何度も・・・・・・
歯を食いしばって、あたしがまんしたの・・・でも・・・やだよ・・・・」
何度も梨華の口から好きという言葉が繰り返される。梨華のぬれたまつげが
その度に動くのをひとみは見つめる。・・・・目の前にいる少女が・・、
あまりにもはかなくて・・可愛くて・・・思わず抱きしめてしまいそうだ。
「・・あたしにも・・・・してほしい・・・・・あたしも・・・あの子に
してるみたいに・・キスしてほしい、抱きしめて欲しい、いっぱいいっぱい、
愛してほしい・・・抱いてほしいよ・・ひとみちゃん・・ひとみちゃん・・
好きだよ、あたしつらいよ・・・こんなに好きなのに・・」
・・気づいてなくは、なかった。梨華の気持ち。本当はいつもその視線が・・
気になっていた。繊細で支えないと倒れてしまいそうな梨華の視線は、絶対に
普通、といえるものではなかった。収録中、撮影中、練習中・・いつもいつも。
「・・・・・・梨華ちゃん・・・・あたしもだよ・・・・・あたしも・・好き」
ひとみの口からの好きという言葉・・・梨華は瞬きを繰り返す。
「・・・え?・・ひとみちゃん・・・あたしのこと、今、好き、って・・・」
「うん・・・・好きだよ。・・・・梨華ちゃんのこと・・・・もう・・・・・
もういーや・・・・どうなっても・・・・・・・こんなにもあたしのこと、
好きになってくれた梨華ちゃんがいれば・・それでいー・・・・・」
そうつぶやいて、ため息をついた後、ひとみは梨華の肩に顔を埋める。
「・・・・・ほんとに・・・・?ほんとにほんと・・・?ひとみちゃん・・?」
「・・だから、マジだってば」
「じゃあ・・・・・今すぐここであたしに・・・キスして・・・」
けだるげな表情でひとみが顔を上げる。目を閉じる梨華。・・その端正な
顔立ち。・・・少しずつ近づいていく・・二人の影が・・・・・・重なった。
「・・・・・・・・・・・・や・・あっ・・・や、いやっ・・・!!!!!」
もう一つの声。・・・自分の愛しいもう一つの声にひとみは素早く反応し、
目を見開いて、振り返る。・・・・・・・・座り込む真希・・・・
「・・・・・ご・・っちん・・・・・・・!」
- 33 名前:名無し読者 投稿日:2001年04月04日(水)12時55分40秒
- やっぱいしよしだね
- 34 名前:名無しさん 投稿日:2001年04月04日(水)13時04分03秒
- それでもよしごまがぁ
てゆうか、まじ泣きそうっす。
- 35 名前:名無し読者 投稿日:2001年04月04日(水)17時29分18秒
- やっぱよしごまですよ
- 36 名前:名無し読者 投稿日:2001年04月04日(水)17時37分21秒
- いしよしがいいな
- 37 名前:バービー 投稿日:2001年04月04日(水)22時21分57秒
- 今日は久々に一気に更新しちゃいます。
31からが、一応今日の更新になりますね。
>33〜36 名無しさん・名無し読者さん
読んで下さってどうもありがとうございます。
うーん・・いしよし派とよしごま派にわかれますねぇ。
難しいところですが・・・自分、本命はさやまり
だったりします(w
- 38 名前:バービー 投稿日:2001年04月04日(水)22時44分31秒
- 「・・・あの、・・・ご、っちん・・・・・」
今度は少し遠慮がちに、ひとみが真希に声をかける。
「・・・・・・・・・・・やだっっ!・・・やだよぅ・・・」
真希は座り込んだまま、耳をふさぐような仕草をする。
「ごっちん・・・・・あの・・・・・・・」
ひとみは、正直自分が何を言って良いのかわからなかった。
真希に謝れば良いのか、それともこの場で真希を抱きしめれば
良いのか・・・自分がどうしたらいいか。・・それが一番わからない。
「・・・・・・・・・・・帰る」
吐き捨てるように真希は言うと、その場から去ろうとする。
頬にはまだ涙の跡が残っている。
「ま、待ってよ・・・待って、ごっちん・・・・・」
それでも真希は振り返らない。
「・・・・・・・・待てってば!」
階段を下りようとする。
「・・・・っ!・・・・・痛っ・・・・・」
咄嗟にひとみの手を梨華がひっかいたのだ。
「ダーメ。・・・・・浮気しちゃダメだよ。・・・・さっきあたしだけ・・
って・・ひとみちゃん言ったでしょう?・・ちゃんと覚えてるんだからぁ」
「・・・・だけど・・今はごっちんが・・・」
「・・・・・あたしがいてくれればいいって言ったの、嘘なの・・?」
みるみる梨華の目が潤んでいく。
「・・・ひとみちゃん、嘘つきじゃないよね?・・あたしが知ってる
ひとみちゃんはそんな子じゃないよ?・・・・・ね、違うよね・・・・?
あたしだけでも・・・いいんだよね・・・・・・・・?」
「・・・・・・・かった」
「え?」
「・・・・・わかったよ、梨華ちゃん。・・・・・明日。
明日オフじゃん?・・・・・明日、梨華ちゃんの家に行く。
そしたら、梨華ちゃんの好きなように・・したらいいから・・・
今日だけは見逃して・・・」
「ダーメ。絶対ダメ。あたし、誠実なひとみちゃんが好きなんだもん」
意地を張ったようにツンとした表情で梨華が言う。・・勝ち誇った顔で。
「お願い・・梨華ちゃん・・・・お願い・・・・・あたし・・・
好きだから・・・・・・・梨華ちゃんのこと。・・・・好きだから・・」
そう言って、ひとみは梨華をギュッと抱きしめる。
「・・・・・・・わかった・・・・絶対、だよ?・・・絶対に浮気
しちゃダメ。・・・・キスなんかしたら承知しないんだから!
明日ちゃんと・・・チェックするからね」
- 39 名前:バービー 投稿日:2001年04月04日(水)23時06分50秒
- ・・・梨華ちゃんのこと・・好き・・・・何度も、思わず口にした。
これは自分の本心なのだろうか?・・確かに、守りたいと思った。
恋愛感情はなかったつもりだった。・・・・・けれど・・・・・・・
抱きしめた肩があまりにも細くて、自分を見つめる目があまりにも健気で、
・・・愛おしくなってしまったのだ・・・・・
けれど、今・・・もう1人の自分が走っている。
もう1人の・・・・・・愛する人のために・・・・・・・?
楽屋へ戻っても、すでに真希の姿はなかった。
血相を変えて駆け込んできたひとみの姿を見てなつみと真里が笑いかける。
「どうしたのさ〜ぁ、よっすぃー・・そんなあわてて」
「急に走ると息が切れるべさ〜?」
「・・・・・・あのっ!・・・・・・ごっちん・・は・・?」
「ごっつぁんなら、さっき走って帰ってったよ」
「何かすっごい泣きそうな顔だったべ?・・・何かあったの?」
「あ〜、よっすぃーなんかしたんでしょう?ダメだよー、女の子泣かしたら」
そう真里が言いかけた時には、ひとみの姿はなかった。
エントランスに向かって走る真希の姿を、ひとみはようやく見つける。
・・・・だが、自分がいるのはまだ3階・・・・・・・
「ごっちん!!!!!!」
腹の底から出した思い切った大声でひとみは3階から叫ぶ。
その大声に思わず守衛までもが振り向いた。・・・真希が立ち止まる。
「・・・・・・ごっちん・・・・・・・ごっちん・・あたし・・・・
ごっちんのこと・・・・・・・愛してるよっっっっ!!!」
ひとみが叫ぶ。・・・・・・ゆっくりと振り返る真希。
今にも真希は涙があふれ出しそうなのをこらえて、必死で笑顔を作った。
「・・・・・・・・もう・・・、遅いよ・・・」
真希は小声でつぶやくと、その笑顔をひとみに向けると勢いよくまた駆け出す。
「・・・・・ごっちん!!!待てよっっ!!!!」
さっき、梨華に好きと言った。
今、真希に愛してると言った。
・・・・ひとみは罪悪感というものをひしひしと感じてはいた。
しかし、すでにその感情が麻痺してしまいそうだ。
- 40 名前:よっすぃ〜ファン 投稿日:2001年04月04日(水)23時27分50秒
- ごっちんとうまくいってくれー
- 41 名前:七氏 投稿日:2001年04月04日(水)23時28分38秒
- ごっちんとうまくいってくれー
- 42 名前:バービー 投稿日:2001年04月04日(水)23時53分46秒
- 真希の家までは、今日のスタジオからは時間はかからなかった。
電車やタクシーなどを使う必要などもないほどの距離。
この道を1人で帰ったことはなかった。孤独・・と恐怖。
自分のカーディガンの胸のあたりをギュッと抑えて真希は道を歩いて進む。
「んぅっっ!!!」
ふいに後ろから口を押さえられる。・・・暗闇に、もう一つの影。
「・・・・よっすぃ・・!」
電信柱の影の、人目につかない場所に真希は手を引っ張られる。
「・・・やっ・・・だ、・・なに・・すんのっ!!」
両手をつかまれて、真希は逃げ出せない状態になる。唇が迫る。
「・・・・いやっ!・・痛いよ、なにすんのっ!?」
「キスだよ!!」
「・・・・やっ・・」
拒否しても、真希の口内にひとみの舌が侵入してくる。
以前のひとみならこんなことは絶対になかった・・
無理矢理犯すなんてこと・・・・絶対になかった。いつも優しかった・・
真希の目に涙が再びあふれ出す。
「・・・んっ!!」
乱暴に真希の着ているカーディガンのボタンを外す。
「・・や・・・・いゃ・・・・!」
ブラをグイッと上げられて、更にそれが食い込んで痛みを与えられる。
「さっきの続き・・・だよ」
そう言ってひとみは真希の乳首を噛む。
「やっ・・・痛い・・・痛いよぅ・・・!!・・っ!!」
「・・・あんまり泣く子は・・・お仕置きしなきゃ。
言うこと聞かないもんね、泣いてばっかりで・・」
「・・・・こんなのっ!・・よっすぃ、じゃない・・よっ!」
「・・あたしは・・・あたしだよ?」
耳元でそう囁きながら、真希のスカートに手を忍ばせる。
「・・・あっ!・・・・やだぁっ!!!!」
まくられたスカートを真希は必死で押さえる。
「・・・嫌じゃないんでしょ・・・?しっかり濡れてる・・」
「違う・・・やっ、触んないでっ・・!」
「・・・ね・・、ほんとは触ってほしいんでしょ?・・悪い子。
こんなに濡らしちゃって・・・」
「・・・どうしたの!?・・よっすぃー、何で・・こんなっ・・」
すでに真希の一番敏感な部分を知っているひとみは素早く探り当て
そこに何度も何度も刺激を与える。・・その度に真希は歯を食いしばる。
腰がくだける。・・必死で電信柱に寄りかかる。
「・・ん・・・ふっ・・・うぅっ・・・!!」
声が出てしまう。・・・我慢しても、出てしまう。
- 43 名前:バービー 投稿日:2001年04月05日(木)00時16分10秒
- 「・・・・あたしのこと信じないんだから・・・・こんな目にあうんだよ?」
今までギュッと瞑っていた目を怖々真希が開くと、ひとみの目にも・・涙。
「・・・・泣いて・・る・・よっすぃ・・」
「・・・見んなよっ!」
その瞬間、ひとみの指が挿入される。・・かなりの早さで動く。
「あ、んっっっ!!!!」
自分の感情とは裏腹に押し寄せてくる快感の波。
しかも、こんなにも愛している・・ひとみの指・・・
真希の頭の中で、優しかったひとみの姿が浮かんだ。
いつも・・気づかってくれた。・・・仕事中に人目を忍んで
真希がねだると、決まってひとみは真希のことを喜ばせる。
はじめての夜・・・もう一度繰り返したときも何度も何度も・・・
宝物に触れるように優しく・・・優しく触れてくれたひとみ
・・・ギュッと抱きしめてくれる・・・
「・・・す・・き・・だよぉっ、よっすぃ・・・!!」
真希の顔が涙でぐしゃぐしゃになる。自分の綺麗な思い出の中のひとみと
目の前の、今のひとみ。・・・・重なって・・・・見えない・・・
「・・・・・好きだけじゃ・・ダメなの・・?・・ね・・
あたしが・・・・何したの・・・?・・・こんな好きなのに・・
梨華ちゃんとこいくの・・?・・・あたしが・・わるいことしたの・・?」
泣きながら真希が訴える。・・・それでもひとみは手を止めない。
ひとみの目にも涙はあふれている・・・なのに・・・
「・・・ごめんなさい・・・よっすぃ・・ごめんなさい・・・!」
「・・何で・・謝んだよ・・・・!」
「・・・ごめんなさい・・・もうしないから・・・
あたし・・・いい子にするから・・・あたしのこと・・・あたしを・・
前みたいに・・・愛してよぅ・・いい子にするからぁ・・っ」
「・・・・ごっち・・ん・・」
「・・ごめんなさい・・・うっ・・・ひっっ・・」
それからいくらひとみが指の動きを早めても、真希は感じないようだった。
少しも、これ以上は濡れてこない。・・・声も上げない。・・謝るだけ。
「・・・感じない・・・の・・・?」
「ごめんなさい・・っ・・・・」
「・・・ねえ、感じない?」
「感じないよぅ・・・何も・・気持ちよくないもん・・」
「・・・・え?」
乳首を舐めても、真希は反応しない。
指を抜いても、愛液がまとわりついていない。
「・・・ごっちん・・・・?」
- 44 名前:通行人 投稿日:2001年04月05日(木)00時29分26秒
- 石川こわい・・・。サイコな感じがして・・・。もしくはス○ーカー・・・。
- 45 名前:名無し娘。 投稿日:2001年04月05日(木)00時34分36秒
- よっすぃ〜、ごっちんだけにしてあげてー。
- 46 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年04月05日(木)01時45分38秒
- 普段ならいしよしだけど・・ここは何かごっちんを応援したくなる〜
- 47 名前:黒 投稿日:2001年04月05日(木)01時56分05秒
- 壊れろよっすぃ〜壊せ梨華
- 48 名前:名無しさん 投稿日:2001年04月05日(木)09時16分18秒
- バービーさん、本命も入れましょうよ!(わら
- 49 名前:名無し狼。 投稿日:2001年04月05日(木)12時24分24秒
- ぜったいよしごま
- 50 名前:名無し読者 投稿日:2001年04月05日(木)15時23分46秒
- いしよし萌え
- 51 名前:すなふきん 投稿日:2001年04月05日(木)23時18分00秒
- よしこはどっちを選ぶんですかね〜?
自分としてはごっちんを……。
- 52 名前:バービー 投稿日:2001年04月06日(金)22時01分56秒
- 「・・・・ご・・め、ん・・ごっちん・・・・・」
「・・いいよぉ、謝るの、あたしの方なんでしょ・・?」
真希の瞳は、まだ潤んだままだ。・・捨てられた、子犬のような目・・
「・・・今日は、帰ってゆっくり休んで。・・送っていくよ」
真希の体を気づかうかのように、ひとみは洋服の乱れを直してやっている。
・・・胸の中が・・それだけで、あたたかく解きほぐされていく・・・・
ひとみが・・優しい言葉をかけてくれるだけで・・・こんなにも幸せ・・
やがて、二人は真希の家の前までたどり着いた。
「・・じゃあ、ね・・」
「うん、送ってくれて、ありがとね」
「・・・あたしのこと・・、罵ってもいいよ・・あたし・・あたしは・・
謝り方なんて知らない・・・・・殴ってもいいよ・・、あたしのこと・・」
ひとみがそう言うと、真希は一瞬戸惑ったがその言葉に手を振り上げる。
「っっ!・・・・?」
「・・なーんてね・・・。・・・出来るわけないじゃん。・・そんなこと」
真希は気丈にてへへっと笑って、・・・夜空を見上げる。
「だって・・あたし・・・・誰よりもよっすぃーのこと、好きなんだよ・・?
好きな人殴るなんて・・・・出来るわけないじゃん・・・・」
「・・・・・ごっちん・・」
「あたしは・・・いいよ。・・・・ちょっとでもよっすぃーがあたしのこと、
好きなら。・・体だけでもいい。・・・その瞬間でもあたしのこと・・
見てて、愛してくれればいいんだよ・・・・あはっ、ちょっと
キレイ事だね。・・・・これは」
「・・・・・ごっちん!!!」
愛おしくてたまらなくなる。一生懸命に自分を追いかけてくる真希。どんなに
傷だらけになっても・・自分についてくる。・・それでも笑ってる・・・
たまらなくなって・・・・思わず、抱きしめる。
「・・・あったかぁい・・・・幸せ・・・・だ、よ・・?」
「バカッ!・・・何でそんなバカみたいに好きでいてくれるんだよっ!!!
あたし・・・・・ひどいことしたのに・・それに・・ごっちん・・・
もう・・男の人と、もしかしたらセックスできない体になっちゃったかも・・
しれないんだよ・・・?・・・・バカだよ、それなのに・・・」
「・・・あったかいよ、よっすぃー・・・・幸せだよ、あたし。
抱きしめられるのが・・・・だーいすき・・それを栄養にして・・
頑張ってるんだから・・・」
- 53 名前:バービー 投稿日:2001年04月06日(金)22時19分38秒
- 少しの間、お互いの体温が解け合うのを感じてから、ひとみは真希の体を離す。
「・・・・・また・・・、メールでも・・いれるよ・・・」
「うんっ、待ってるね。・・あたし早打ち得意だから、30秒で返しちゃう!」
「・・・それじゃあ・・」
ひとみは来た道を引き返す。・・・真希の家を背にして振り返る。
・・・・・再び、罪悪感を感じながら・・ゆっくりと歩いてゆく。
「よっすぃーーーーーー!!!!」
少し離れた場所で、しかも夜だったから十分に聞こえる大声で真希が叫んだ。
その声に、ひとみは立ち止まる。
「・・・・・・・・きっと・・・次に会えるときには・・・っ!!
・・・・・前の二人に・・戻れるんだよねっ!?・・きっとまた・・
優しい声であたしの名前・・呼んでくれるよねっ!?・・きっと・・・
きっと・・・・・・また抱きしめてくれる・・よねっ!?・・・
あたし・・・・・あたしっ・・よっすぃーがっ!大好きだよっ!」
・・・・振り返ると、真希が涙を浮かべながら懸命に笑っているのが見えた。
それを見て、ひとみの中にもう1人の自分が・・・生まれた。・・・・できる
ことなら・・・・・このまま、走って真希のことを抱きしめたい・・・・・!
けれど・・、梨華のあの言葉がよみがえってくる・・・・・嘘はつけない・・?
だけど・・・真希のことだって・・・痛いほど愛おしいんだ・・・・真希・・
自分が愛していた彼女。・・・梨華・・・・・・は?・・もう1人の・・彼女?
何と返答すれば良いのか、ひとみは分からなかった。
・・自分でも優柔不断だ・・・・と感じながらも、思わずその言葉に頷く。
背中に真希の視線を痛いほど、感じる。きっとまだ・・手を振っているのだ。
・・・・・・・・・・こんなにも・・・・愛してくれる人・・・・・
- 54 名前:バービー 投稿日:2001年04月06日(金)22時33分16秒
- 完全にひとみの背が見えなくなったのを確認すると、真希は家へはいる。
おかえり、という母や姉の声が聞こえたが・・真希は答えないままに
自分の部屋へと直行する。階段を上りながら、携帯の画面を見てみる。
「新着メールあり」
液晶画面に表示されたそのデジタル文字。・・・それだけなのに、期待に
胸を高鳴らせて、真希は受信メールの一覧を開く。・・一通のメール。
・・・・・・・・・・・・それは、意外な人物からのものだった。
「やっほー★ 元気してる?今、ちょうど日本に一時帰国してるんだー!
久々に会わないっ!?・・・燃えるなあ、後藤に会えると思うと。
いーっぱい、愛してあげるよっ!!いい返事期待してるぞー♪
かわいいかわいい愛する後藤へ 市井ちゃんより」
「・・・・・・・市井ちゃん・・・・」
久しぶりにその名前を口にしてみる。・・・・市井ちゃん・・か・・・
真希は戸惑う。・・・・・けれど・・・、紗耶香のもとへ行って・・・・
自分の弱みを聞いてもらいたいような気もする・・弱い自分・・なんだけど・・
真希は急いで返信をしようとボタンを押した。
「いちーちゃんへっ★ 後藤も待ってたよぉーっ!明日はオフだから・・
会えるよん♪・・・予定、今んとこないし・・ラッキーだったねっ!
後藤をつかまえられるなんてすごいことなんだよぉ!?・・・んー・・・
とりあえず明日はいっぱい甘えさせてよねっ!後藤の家、おいでよっ。
どーせ誰もいないと思うし。じゃあ、待ってるねっ!!!チュッ★
かわいいかわいい後藤より」
- 55 名前:バービー 投稿日:2001年04月06日(金)22時37分54秒
- 52〜54 更新致しましたっ!!皆さん感想ありがとうございまーす。
ごっちんと市井ちゃん・・・過去は別に恋人同士だったわけじゃない設定。
うーん・・・いしよしか、よしごま・・・・ですねえ。どうもあたしは
ごっちんをかわいそうな役に仕立て上げるのが好きみたいだなあ(w
- 56 名前:すなふきん 投稿日:2001年04月06日(金)22時42分31秒
- ううっ…切ないですね……。
続き期待してます
- 57 名前:名無し娘 投稿日:2001年04月07日(土)01時09分48秒
- せつねー。胸が締め付けられます。でも最後はごっちんとうまくいってほしー。
- 58 名前:ブラック 投稿日:2001年04月07日(土)01時42分02秒
- ここまで一途な後藤を見てると、よっすぃ〜がヒドい奴に見えてくるな〜・・・でも後藤も市井ちゃん登場で浮気しちゃうのかな?
- 59 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年04月07日(土)01時50分52秒
- むむっ市井の登場でよしごまの雲行きが怪しくなってきたぞ!!いしよしのチャンスかな?翌日の石川宅のシーンが楽しみ♪
- 60 名前:むむむ 投稿日:2001年04月07日(土)02時06分19秒
- よしごまぷりーず
- 61 名前:バービー 投稿日:2001年04月07日(土)13時25分13秒
- 一方、ひとみの方も駅で電車を待つ間、携帯の着歴とメールをチェックする。
「不在着信 5件」
「新着メール 7件」
「・・・・・・ったく、誰だよ・・こんな・・」
思わず、ひとみはそう口に出して不満を漏らしてしまった。
慣れた手つきでとりあえず先に受信した新着メールを確認する。
まだ開いていないメールが7件。・・・・一通、開いてみる。
「ひとみちゃん、梨華だよ☆ さっきのこと・・まだ信じられない・・・
今、すっごい幸せな気分でいっぱいなの。この夢・・さめないでほしい」
その文面に、思わずひとみは吹き出す。・・・梨華ちゃんって・・・・、
こうゆうとこあるんだよなぁ。普通なら絶対言えないようなクッサイこと。
軽い気持ちで、2通目のメールも開いてみる。電車がくるまで・・あと15分。
「ひとみちゃん 梨華です。 またメールいれちゃった。ごめんね・・・
だって、少しでもひとみちゃんのこと考えてないと不安だから・・・・」
そのメールを見て、ひとみはまた吹き出しそうになる。
・・・・しかし、3通目のメールからだった。
「ひとみちゃん 梨華よ〜♪ まだおうちに帰ってないの?・・もしかして、
ごっちんと・・・あぁ、ダメね、ポジティブポジティブ!!・・ゴメン」
ひとみの表情が・・少しずつ険しくなってくる。
・・・・・・結局、最後の7通目のメール・・・
「ひとみちゃん。 あたしです。・・もうこれで最後にしなきゃね。
ラッキーセブンだし・・☆ 帰ったら連絡してね・・明日が、楽しみ・・」
・・・・・最後まで・・・・・・・、7通目まで・・・・・
「全部・・・・梨華ちゃんだ・・・・・・・・」
ひとみの肩に、何か重いものがのしかかるような感覚がそこにあった。
「不在着信も・・絶対全部梨華ちゃんなんだよな・・・・これじゃ・・・」
無意識のうちに、体が着信履歴をチェックせずに携帯の電源をオフにさせる。
「・・・・・・・・・あたし・・・、どうなるんだろ・・・」
- 62 名前:ポルノ 投稿日:2001年04月07日(土)14時44分38秒
- うーむ、複雑な関係ですね、、
続きに期待
- 63 名前:通行人 投稿日:2001年04月08日(日)00時39分29秒
- やっぱり石川コワイ・・・・
- 64 名前:バービー 投稿日:2001年04月09日(月)17時02分23秒
- ひとみは家にたどり着いて、しばらく迷ったが・・梨華に電話することにした。
また、目に涙をためて・・自分の電話を待っているかもしれない・・・・・
「梨華ちゃんに・・・・悲しい思いはさせたくない・・・・・・」
無意識にそんな感情が働く。・・・・・・・それは、なぜなのだろうか・・?
携帯の中の機能の電話帳を開き、梨華の名前を探し、通話のボタンを押す。
「・・・・・・もしもし・・梨華ちゃん?・・・・・あたし」
「ひとみちゃんっっ!?」
突き抜けたような明るい声が電話口から聞こえてきて、ひとみの口元は緩む。
「良かったぁ〜・・今日はもう電話してきてくれないのかと思ったよ・・・」
「あは、・・・・何で?あんなに・・」
「だって、あんなにもいっぱいバカみたいにメールいれちゃって・・」
「・・・いいよ、別に」
「何かあたし・・・・・ストーカーみたく、なっちゃったんだもん」
「・・・・・・・・」
「・・でもいいや。・・・ひとみちゃんに相手されるなら。ストーカーでも」
そう言って、クスクスっと笑う梨華は、無邪気で可愛らしかった。
「・・・・かわいいよなぁ〜・・梨華ちゃんは・・・・・」
「あはっ、・・・やっ、やだっ!ひとみちゃんてば。何言ってんの?」
「やー・・・・・なーんかさ。・・うらやましいや。・・素直で」
「・・・だって・・・素直に言わなくちゃ・・気持ちって伝わらないでしょ?」
「うん・・そうだけど・・意外にそれが難しいんだよ?」
「だから・・あたしは・・・・素直に生きようって思ってるんだー・・」
「・・・・・・・・・・ふぅん・・・」
「うふふ・・・・」
「・・梨華ちゃんは・・・・悩みすぎたり、抱え込んだりしちゃうから・・」
「そ。・・・・・だからだよ。・・・だからひとみちゃんが・・必要なの」
「・・あたしも・・・・・・・・素直になりたいよ・・・・・」
「ひとみちゃんは・・・・そのままで十分だよ・・・十分・・・・」
「でも・・・どうにもならないとこって・・あるじゃん・・こんなんだと・・」
「・・・・・・・どうにも・・ならないとこ?」
「素直になれば・・・・また違ったなんかが・・・見えるのかな〜・・?」
- 65 名前:バービー 投稿日:2001年04月09日(月)17時14分23秒
- 「・・あ、そうだ!明日のこと・・決めなくっちゃ!」
ひとみの話題を終わらせるかのように、急に梨華が切り出す。
「そうだね・・電話でこんな語ってらんないしね〜・・・」
「どうする?・・・・私の家・・来てくれてもいいよ?」
「・・・・・・んー・・・・・・・そうさせてもらおっかなぁ・・」
「うんっ、おいでよっ!・・・今度は部屋・・きれいにしとくから・・」
「だけど明日疲れてるから・・あたし寝ちゃうかもだよ?・・いいの?」
「・・・・いいの。同じ空間にいることが・・・・・幸せなの・・」
「あはっ、相変わらずそんな恥ずかしいことを・・」
「だって・・・ほんとのことだもんっ!・・・・・・・例えばね」
「・・・例えば?」
「例えばひとみちゃんが寝てても・・私はその顔見てるだけで幸せなの・・」
「・・・・うん・・・」
「例えばひとみちゃんが笑ってたら・・私はその笑顔で・・自分も笑えるの」
「・・・・・」
「そんなに・・影響力あるんだよ?・・・」
「・・・・・わかった。じゃあ、明日・・お昼までには行くね」
「うん。お昼ごはん・・作って待ってる。・・家までの道、わかってる?」
「んー・・・まあ、何とか。一回行ったことあるし」
それじゃあ、とお互いに言い合い、ひとみは電話を切った。
・・・・・・・何故だか・・少し気持ちが軽くなった・・・・
- 66 名前:日曜日 後藤編 投稿日:2001年04月09日(月)17時36分31秒
- (後藤宅)
ピーンポーン・・・・・
「は〜い・・・」
中から気の抜けた返事が聞こえる。
「相っ変わらず抜けた奴だなぁ〜・・・お前」
「・・あ、市井ちゃん!?」
パタパタとスリッパで走る足音が聞こえて・・扉を開ける。
「・・・・久しぶりぃ!・・・・・・あんまり変わってないねー、市井ちゃん」
「なんだよぉ!・・愛しい人を見るなりそんな挨拶あるか〜?」
「ハイハイ、ごめんごめん」
「・・・・なに、久々に会ったのにそのえらそうな態度は」
「いいからいいから。・・はい、どうぞ上がって」
「・・・・・・・謝って」
「・・謝る?・・・・はぁ!?・・なんで?」
「・・・・ほーらっ!」
「・・・・・・きゃっ!!!」
ぐいっと紗耶香が真希の肩を引き寄せる。・・・・・突然の、接吻・・
「・・・んーっ!苦しいよ、市井ちゃ・・っ」
更に紗耶香は舌を伸ばして、真希の口内に侵入させようとする。
「やっ!!・・・・・あたし今・・・あたし・・ダメ、なの・・・」
「・・何で・・・・?」
「・・・あの・・・・・・」
「とにかく、玄関先で何だから早く家入ろ」
「も〜っ!!こんなことしたの、市井ちゃんの方でしょっ!!!」
「あはは、ゴメンゴメン!後藤の顔見るとつい・・さ。我慢できなくて・・」
「・・・・・市井ちゃん・・」
- 67 名前:日曜日 後藤編 投稿日:2001年04月09日(月)18時03分28秒
- 「どうしてあんなことしたの?・・・あたし達・・そんな関係だったっけ?」
紗耶香をリビングまで案内し、ソファーに腰掛けて伸びをしながら真希が言う。
「・・・そんな関係、って・・・一線をこえた関係なのによっく言うわ」
呆れたような表情で紗耶香が言葉を返す。
「えへへ〜・・。よっすぃーと出会って以前のそうゆうのは忘れたから」
真希が締まりのない笑顔を見せる。・・・屈託のない表情だった。
「ひどいねー、あんた。あんなにあたしに迫ったくせして・・」
「・・・・・あの時は・・・興味、あったし・・早く大人になりたくて・・」
「いいですいいです。どうせ市井はそんなもんだったんだねー」
「違うよっ!」
真希の表情がちょっと真剣になる。
「曲がりなりにもあたしは・・市井ちゃんのこと・・好きだったんだもん」
「・・・あたしも・・後藤、好きだよ・・・今でも・・・」
「・・・今でも?」
紗耶香は大きくうなずいた。しっかりと真希の目を見つめて。
「後藤は今・・・吉澤が・・・・好きなんでしょ?・・圭ちゃんに聞いた」
心なしか、後ろめたい気分になって真希は視線を外してしまう。
「・・・・うん・・、好きだけど・・好き、なんだけど・・・・・」
急に、真希の視界の部屋の景色が滲む。
「・・どしたの?・・・・何か、あった?・・」
真希の顔をのぞき込むようにして、紗耶香が尋ねる。
「ちが・・うの、市井ちゃ・・聞いて・・くれるっ?・・・」
紗耶香は、今まで床に腰掛けていたのを真希の座るソファーへと体を動かす。
そして、真希の隣にくっついて座ってみる。
「・・・何でも・・話してごらんよ?・・気が済むまで・・聞いてあげる」
紗耶香が背中をさすってやると、しゃくり上げていた真希が幾分落ち着いた
ような様子を見せる。・・・表情は寂しそうなままだったが・・
「・・あたしっ、あたし・・よっすぃーがすきなのっ!・・・・・好きで、
好きで・・好きでたまんなくて・・こんな気持ち・・初めてで・・
だけど・・よっすいーの前だと・・・・いい子になろうとしてる・・・
わがままが言えなくなるの・・。・・・ほんとは・・ほんとはっ・・・
あたしだけを見ててほしい。・・梨華ちゃんとこになんて行ってほしくない!
素直になれないよ、あたし・・・・・こんな、好きなのに・・・・何で
いい子になろうとしてんだろ・・・・バカみたいだよっ!!!・・・」
- 68 名前:日曜日 後藤編 投稿日:2001年04月09日(月)18時19分45秒
- 「・・・・梨華ちゃんとこ・・って、石川・・のこと?」
コクンと真希はうなずく。
「あの二人が・・何で?・・・・・」
「梨華ちゃん・・よっすぃーのこと、好きらしくって・・ずっと・・
あたしも気づいてはいたけど・・いい気になってたの。よっすぃーが
絶対振り向くはずない、って・・だけど・・・・よっすぃー・・・・」
「・・・・・好きに、なったの!?・・」
目をギュッと閉じて、真希が首を振った。
「わかんないっ!・・・だって、だって・・・・・でも・・・・・っ・・」
「・・・・・・・後藤・・」
「いつものオフはね・・いつもは・・連絡くれてた。前日に必ず。・・・
それなのに・・今日はきっと梨華ちゃんと過ごしてる。・・言えなかった。
昨日。・・・・言えなかった。怖くて、聞けなかった・・・っ!・・・・
今日は絶対に梨華ちゃんと過ごしてる!!あたしを抱いた手で・・・・・
あの子のことも抱いてるんだっ!・・・・・やだ・・よぉ・・・・」
「・・・・・寝たの?・・吉澤と、あんた」
「・・もちろん・・・・・そうだけど・・・」
それを聞いて、紗耶香がふっと真希から視線を外した。
「・・・・昨日・・・よっすぃーに無理矢理エッチされようとした・・・・。
だけどあたし・・・拒否、しちゃった・・・昨日のよっすぃーは・・
よっすぃーじゃなかった・・・・怖かった・・の・・・」
「・・・・い・・・ち・・ちゃん?・・どした・・の?」
急に黙り込んだ紗耶香を見て、真希が尋ねた。
「・・・・・・あンの野郎っっ!!」
「え?」
「後藤、脱いで」
「・・・・・・・え?な、何言ってんの?」
「あたしが全部・・・・・忘れさせてやる。・・あたしは後藤に・・・
悲しい思いなんかさせないっ!・・・・・絶対、泣かせたりしないっ!」
「市井ちゃん・・・・・・・・」
「・・・久しぶりに・・・・・味わわせてよ・・後藤、丸ごと全部・・」
- 69 名前:日曜日 後藤編 投稿日:2001年04月09日(月)18時38分02秒
- 前髪をかき上げ、紗耶香は艶っぽい瞳を真希に向ける。
「・・・・・・・・ね・・、いーじゃん・・今日ぐらい・・」
耳元でささやく。・・・吐息が熱い。
「・・ダメ・・・・・・だよおっ、・・そんなの・・・、ダメ・・・」
ダメ、と言いつつ真希の体は紗耶香が服を脱がせても抵抗はしなかった。
・・・・紗耶香の手がブラジャーのホックにかかる。
「い・・・・ちーちゃん・・・・・・」
紗耶香が乳首を弄ぶと、次第に真希の目がトロンとしてくる。
「・・・・・・あ・・・ダ・・メッ・・・・」
「ちょっと・・おっぱい、おっきくなったね・・・・後藤」
「や、・・やらしいよ、市井ちゃん・・・」
「ずっと・・・・・・会いたかった。・・・抱きたかったの、後藤」
「・・・・・・・・・んんっ・・・」
「忘れられなかったんだ・・この感触・・・」
真希の表情が快楽に溺れてゆくのを確認して、紗耶香は秘部に手を伸ばす。
「・・・・・・・・・え?・・・・・後、藤・・・・?」
真希の秘部は・・・全くと言っていいほど湿り気が感じられなかった。
・・・・あれほど、感じやすかった真希。すぐに濡れていた真希・・・・
「・・・・だからっ、ダメって・・・言ったでしょぅ・・・・・・」
涙目で真希が訴える。・・・・・感じているはずなのに・・・濡れていない。
「何で・・・・・・こんな・・・・・・・」
「・・・・もう、あたしのことなんてっ!・・抱きたく・・ないでしょ?・・」
「いつから?・・・・・・いつからこうなったの!?」
「・・・・・・・・・昨日・・・なのかな・・わかんないよ、そんなのっ!」
「・・・・そんなのって・・・」
「こんなんじゃ、ダメだよ・・・もうよっすぃーが抱いてくれないよ・・!」
「もうあたし・・・・ダメ、なのかな・・・・・できない、かな・・」
真希が虚ろな目で、ただ涙を流す。・・・・無表情のままに
「・・・・・む・・ごいよぉっ!・・・・後藤がっ!・・何したのさっ!」
悲痛な叫びをあげたのは、紗耶香。・・・彼女の頬にも涙が伝う
- 70 名前:名無し読者 投稿日:2001年04月10日(火)03時19分44秒
- 痛い…吉澤のバカヤロー
- 71 名前:通行人 投稿日:2001年04月10日(火)12時56分44秒
- 70>確かに。でも恋愛ではよくあること。誤解も含めて。
でもごっちんがかわいそう。俺は石川は苦手。
- 72 名前:名無しさん 投稿日:2001年04月10日(火)16時41分45秒
- >71
激しく同意です。
- 73 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年04月10日(火)19時01分52秒
- 梨華ちゃんは一途なだけなんだ〜!!みんな許してあげてよ〜!!後藤も市井に体を許してるわけだし
- 74 名前:名無し読者 投稿日:2001年04月10日(火)19時11分00秒
- >73
同意。
それに後藤だけがかわいそうなわけじゃないと思う(これからの展開を予想してみると)
- 75 名前:名無し読者 投稿日:2001年04月10日(火)19時43分47秒
- よしごまにはいちいちゃんを絡ませないで欲しい・・・(笑・・・
- 76 名前:ブラック 投稿日:2001年04月10日(火)19時55分31秒
- ごっちんが不感症に・・・ごっちんが壊れちゃったか〜
- 77 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年04月11日(水)01時29分06秒
- >74さんは話が分かるな〜(嬉)。なんだかんだいって、よっすぃ〜もごっちんも浮気してるから、一番純粋なのは梨華のような気がするんですけどね〜。どうかな?
- 78 名前:名無し読者 投稿日:2001年04月11日(水)01時56分17秒
- ラヴ梨〜さん、石川好きはわかりますがレスがチョット暴走気味では。
よしごまがつき合っているのを知っててちょっかい出したのは梨華ちゃんなんだし。
- 79 名前:名無し読者 投稿日:2001年04月11日(水)17時58分38秒
- ちょっかいという表現は違うと思うよ。
- 80 名前:バービー 投稿日:2001年04月11日(水)21時06分58秒
- 感想レス、皆さんどうもありがとうございます。
だけどやっぱり、ストーリーの展開上の事なので・・
続きを読んで色々と妄想して頂ければ・・と(w
あと、ごっちんは浮気してるんじゃないんです。
浮気っていう簡単な関係ではない、つもりなんです。
市井ちゃんとは・・
- 81 名前:日曜日 後藤編 投稿日:2001年04月11日(水)21時38分27秒
- 「・・いいの・・・・あたしは・・いいんだ・・セックスなんてできなくても」
「嘘つきっっっ!!」
途端に紗耶香の言葉が飛んでくる。
「・・・・ほんとは、つらいくせに・・・」
そう付け足すのを、忘れなかった。
「あたしがつらいのは・・よっすぃーと一緒に感じられないのが・・つらい・・」
「・・一緒に・・?」
「うん・・・よっすぃーといつも気持ちが繋がってたいから・・・」
「・・・・よっすぃー、よっすぃー、よっすぃー・・そればっかだね」
急に大声を上げた紗耶香に驚いたのか、真希が目を見開く。
「・・・・だって・・、あたしは・・よっすぃーのこと・・好きだから・・・」
「・・あたしのことは・・・?」
「え?・・・市井、ちゃんのこと?」
「あたしのことは、・・・・ちょっとでも好き?」
紗耶香が、視線を外す真希を追いかけて、しっかりとした目で見つめる。
「・・・・そりゃ、好きだよ。市井ちゃんのことは・・」
「ほんとに?」
「・・好きだけど・・・それは・・ライクって意味で・・・」
「あたしに・・抱かれてるとき・・・どんな気持ちだったの?」
「・・・・・・」
長い、沈黙が続く。
「・・・・・ひどいよ、後藤。あんた、そんな子になっちゃったの?・・・
あたしはあんたが好きなのに・・・・・あんたはあたしに・・・期待だけ
持たせる。・・そうやって、最後にはどん底へ突き落とす・・・・
優しいのは・・・返って人を傷つけることも・・・・あるんだよ・・・?
あんたは、かわいくて無邪気で魅力的で・・・あたしは・・・そんな・・
あんたのことがほんとに好き。・・どうして、あたしに抱かれたの!?」
「・・・・市井、ちゃんはあたしにとって・・・特別、だから・・・・」
「・・・・・・・・・・・・濡れないくせに?」
「!・・・」
「・・・・・・・・」
「ひどいっ・・・!ひどいよっ、ひどい・・・っ!!・・・」
ぼやけた部屋の景色の中に、ぼんやりと紗耶香の背中が見える
彼女は、去っていく・・・・・真希を残して・・・・
「・・・・・・何で?・・あたしわかんないよ・・・何でみんなはあたしを
責めるんだろ・・・?・・・どうして・・・?・・・」
声にならないような声で、真希が呟く。・・部屋が静かすぎて、響く。
「・・・・・あたしもう・・・ダメかもしれない・・」
- 82 名前:日曜日 吉澤編 投稿日:2001年04月11日(水)21時57分40秒
- そんな真希のことはつゆ知らず。・・ひとみは梨華の家へと向かっていた。
「・・・そこを曲がった、白いマンションが・・梨華ちゃんのうち」
そう口に出して自分自身に確認する。周りは、日曜のせいか誰も歩いていない。
割合に大きなマンションだった。ベランダから、その前の大通りが見えるように
してあるので、通りからはカーテンを閉めていないと部屋の中が丸見えである。
・・・どうして、こんなセキュリティとかが甘いマンションにしたんだろ・・・
そう思いつつも、ひとみはそのマンションを目指して角を曲がった。
「ひとみちゃーん!!」
・・・静かな通りに、あの高い声が響いた。
少々、驚いてひとみはあたりを見渡してみる。
「こっちだってばーーーー!」
梨華は困ったような声を出して、オーバーに手を振ってみる。
すると、ひとみはベランダに出て身を乗り出している梨華の存在に気づいた。
「・・・・・梨華ちゃん」
梨華は満面の笑みを浮かべて、幸せそうにひとみを見つめる。
そんな梨華を見て、ひとみは手を振り返し、更に部屋へ向かった。
「さっき、梨華ちゃんが出てたの・・・確か2階だったよね・・・」
エレベーターから下りて、一番手前の203号室の前に立つ。
表札にはまだ、何も名前が書かれていないままだった。
もしかして、違うかもしれない・・と思っていると、まるでタイミングを
見計らったかのようなうまい具合に梨華が部屋から出てきた。
「いらっしゃーい、ひとみちゃん。・・・待ってたよ」
「・・・おじゃましまーす・・・・」
「・・・・・・・・・・・・んーっ・・・」
梨華が目を閉じ、唇を突き出す。
「・・・・・何・・?」
「・・・・・・・・キス、して?・・・・」
ひとみは戸惑う。一瞬、そんな梨華から視線を反らしてみたりもする。
「・・・・・・後でで・・いーじゃん・・・」
そう言って、梨華を窘める。・・いくら何でも、恋人のようには振る舞えない。
・・・そこには、ひとみにも小さなこだわりがあったのだ。
「・・・・いじわるっ!」
梨華はそれを少し違う意味でとったらしく、嬉しそうに部屋へ入っていった。
- 83 名前:通行人 投稿日:2001年04月12日(木)00時13分40秒
- うーん、ごっちんかわいそうですねぇ。でもよっすぃ〜が何とかしてくれるはず。
- 84 名前:通行人B 投稿日:2001年04月12日(木)16時06分14秒
- よっすぃー、後藤を救うのだ!
- 85 名前:日曜日 吉澤編 投稿日:2001年04月14日(土)00時02分52秒
- 83・84>ご感想をどうも有り難うございます。
そうですね〜、私もよっすぃーが救ってくれるのが
本望なのですが、ストーリーの展開上、なかなか・・(w
- 86 名前:かんかん 投稿日:2001年04月16日(月)02時59分26秒
- 市井ちゃんはちょこっとかわいそうだな
- 87 名前:名無しさん 投稿日:2001年04月16日(月)17時35分40秒
- よっすぃー、何をしてるんだ!
- 88 名前:日曜日 吉澤編 投稿日:2001年04月16日(月)20時19分45秒
- 「あ、そこ座ってて・・今、お茶入れるから・・・」
ひとみは、部屋の中を一度見回してから、梨華が指したソファーに腰掛ける。
「・・・あんま気ぃ、使わなくていいよ。・・そんな大した客じゃないんだし」
ひとみがそう口にすると、お茶を入れようとしていた梨華が後ろから抱きつく。
「・・・・・・・ひとみちゃんは・・、特別なお客サマ・・・・、・・ね・・」
耳元でささやかれて、思わずひとみは顔を赤くする。クスッと笑って、梨華は
再び台所へと戻った。ポットから立ち上る白い湯気と、香り高い紅茶の香り。
それが部屋全体に広がり、ぼんやりとした和やかな空気と、華奢な梨華の背中
までもが手伝って、ひとみはその場の雰囲気にのまれそうになる。
・・・憧れていた・・・・・恋人とこういう風に過ごすこと・・・・・・・・
温かいお茶と、温かい笑顔・・・・一緒にいることがたまらなく楽しくて・・・
お互いが同じ空気を吸っているだけで・・・・幸せで・・・憧れてた・・
・・・・・・・・憧れてるんだ・・こうゆうの。・・幻想?・・・・・違う?
ふいに浮かんだその情景。・・・・・けれど、その幻想の中に浮かぶ恋人は・・
・・・・・・・・・・・梨華ではない・・・・・・・
テーブルの向こうには・・・丸い笑顔。・・自分が見つめただけでも・・・・
さも嬉しそうに、フニャッと笑うあの顔。・・時折見せる、艶っぽい瞳。
色気のある、肢体・・・・顔をくしゃくしゃにして泣く声・・顔・・・・・
”ねぇねぇ、よっすぃー!”
そうやって、自分を呼ぶ彼女。・・・・可愛らしい頬・・・・甘い声・・・・
・・・・・違う、梨華ちゃんじゃない・・・・・・!・・・
「・・・・・・ったし!・・・・何やってんだろ・・・・!」
口に出してひとみは立ち上がる。・・心なしか、その顔は青ざめているようだ。
・・・・あたしが求めていたのは、梨華じゃない・・・・あたしが本当に・・
あたしが本当に好きなのは・・・・・・・・・・・・真希だ・・・・
- 89 名前:日曜日 吉澤編 投稿日:2001年04月16日(月)20時43分33秒
- 「・・・・どうしたの・・・・・?ひとみちゃんってば。急に・・・」
恐ろしいほど、平静を装って梨華が尋ねる。・・・目が笑っていなかった。
肩が少し、震えている。・・・所詮、恋人を奪う悪い女になんて・・・・
梨華にはなりきれないのだ。・・・・・ただ、ひとみを好きなだけ・・・・
「・・・・・梨、華ちゃん・・あたしさ、・・用事思い出しちゃって・・・」
明らかに嘘と分かった。・・・・見透かされてる・・そう思っても今はもう・・
どうでもよかった・・・・やっぱり、あたしは・・あの子が好き・・・・・・!
それしか、頭になかったのかもしれない・・・・それが、本音だった。
「・・・・・・・用事・・・?何の?・・・あ、学校のお友達との約束とか?」
梨華は必死に笑顔を作る。・・・・目に、涙が次第に溜まってくる・・・・
「・・う、うん・・そうなんだ・・忘れてて・・やっぱ普段、会えないじゃん?
だから・・・久しぶりのオフだから・・会っときたいんだよね・・」
二人の間に、緊張が走る。・・・言葉も交わさず。
「・・いいよ、行っといでよ・・・あたしにはまた・・いつでも会えるもんね」
懸命に笑顔を作る。・・・・笑えない・・・・笑えない・・・・・・・笑いたい
・・・・ひとみちゃんに嫌われたくない・・・・だけど・・涙が・・・・
涙が溢れてくる・・・・・・・どうして?・・・・・・・・笑えないよ・・
「・ゴメン・・・・」
ひとみの目にも涙が浮かんでいた。・・去っていく彼女の背中・・・・・
いつも不安だった。・・・・・二人の姿を見る度にずっと・・不安だった。
あたしのことを置いて、どんどん仲良くなっていく二人・・見てられなかった。
あまりにも・・つらかった。・・・だから真希に強い嫉妬心を抱いたのだ・・・
・・・・・・ねえ、どうして・・あたし・・・じゃ・・ダメなの・・・・?
好きと言っても、いつも押しつけるような形になってしまって・・・・結局、
傷つけてしまった。・・・・だけどそうしていないと不安だった・・・・
うっとおしがられても、一緒にいるだけで幸せだった・・・・あの笑顔・・・
見てるだけでも良かった・・・なのに、こんなあたしになっちゃって・・・・・
「・・・・・・・なっ・・んで・・・!!」
声にならない声で、梨華は咄嗟に流し台の下から包丁を取り出す。
- 90 名前:石川 梨華 16歳 等身大 投稿日:2001年04月16日(月)20時57分42秒
- 震える手で、自分の手首に小さな傷を入れてみる・・・・けれど・・・・・・
・・・・・・赤い筋から血が流れていく・・・・・・浅い傷だったのに、
そこから溢れる血を見て、恐怖感をおぼえる。ピリピリとした痛みが襲う。
「・・・・・・・・・・死ねない・・・・よ・・・・」
・・・・・・・・・・・・・・死ぬ勇気すら、私にはない。
なんて、弱虫なのだろう・・なんて・・・・・ちっぽけな人間なのだろう・・・
「ひとみちゃんが・・・・・・・好きっ・・・・・」
一度でいいから、あの口で心から愛してると言って欲しかった。・・・ただ、
好きだったの。・・・・・本当に。・・女の子だけど・・・関係なかった。
・・・・あたしは、本当に好きだった・・・・つらいの・・・・・・・
あたしは誰からももう・・・愛してもらえないのかもしれない・・・恋なんて
もうできないよ・・・・・ひとみちゃんのせいだよ?・・・あたし・・・
一緒にいた時、ひとみの目はいつも自分を見ていなかったような気がする。
自分の向こうに見える、・・・・・誰かのことを写していた・・・・
きっとこの傷が痛む度・・・あたしは耐えられない思いに耐えなきゃならない。
ひとみちゃんの背中・・・声・・・・私に向けられたあの優しい眼差し・・・
あれは私のためのものなんかじゃなかった・・・・私のものじゃない・・・・
私に生きる意味とか・・・・価値とか・・って・・・・あるのかな・・・?
「・・・・・・・ほんとに・・・・大好き・・・・だったの・・っ・・・」
・・・・・・・ねえ、ひとみちゃん・・・だけど・・・・・・・だけどね・・
・・・・・ひとみちゃんとめぐり会えたこと・・きっと間違いじゃない・・
- 91 名前:名無しさん 投稿日:2001年04月17日(火)16時31分48秒
- やったぁ、更新されてる!!
よっすぃーやっと自分の気持ちに気付いたか。
梨華ちゃん切ない。。。
- 92 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年04月17日(火)23時07分59秒
- 予想はしてましたが、石川が可愛そうだ・・・救われないのでしょうかねぇ〜
- 93 名前:通行人 投稿日:2001年04月18日(水)01時46分33秒
- 同感。ここまで打撃を受けてしまうと、よしごま推しの俺も同情を禁じえない。
- 94 名前:石川梨華 16歳 等身大 投稿日:2001年04月18日(水)21時27分46秒
- ・・・窓から差し込む暖かい日差し。休日の午後の心地よい風・・・・・
それを背に、梨華は椅子にもたれかかってふとテレビをつけてみる。
「今時ムスメはいっちにち5食!!」
最近OAされた、飲茶楼のCMが流れていた。ビジョンに自分の笑顔が写ると、
咄嗟に手探りでリモコンを探し、テレビのスイッチをきろうとする。
・・・・・・・・だってあたしの笑顔は・・汚れてるんだもん・・・・・
ふと、視線をもう一度そのビジョンに移してみると・・・真希の笑顔。
それが目に入る。ちょっと無邪気で、可愛らしい頬がキュッと上に上がる。
「・・・・・・・やっぱ、ごっちん・・・かわいい・・よね・・・・」
確かめるように、ゆっくりとそう口にしてみる自分が情けなかったりする。
そばにあった手鏡に、試しに自分の顔を映してみる。
ひとみが来るから、と思って朝急いでしたメイクも泣いたせいか
すっかり取れてしまっている。眉だけが妙に濃くて何だか変だった。
「・・・・・・・・やっぱ、あたしって・・・・・・汚いよ・・・」
切なく、そう呟いた。・・声ならぬ声が部屋に響いた。
・・とっておきの、極上のスマイルを浮かべてみる。営業用なんかじゃ
なくって、もっともっと・・・・・感情のこもった笑顔・・・・笑顔。
色んな表現の仕方で笑い方も変わってくるものだ。ちょっと唇の先を
つきだしてみたり、すましたように笑ってみたり、少し意地悪そうに、
時には小悪魔っぽく、時には、母親のように優しく、穏やかに・・・・
「・・・・・どんなに頑張ってもあたしは・・あたし・・・」
所詮、あたしには・・・・こんな惨めな姿がお似合い・・・・・・
自分の脳裏に、幸せそうに寄り添う真希とひとみが見える。
・・あたし・・・・自分で勝手に妄想して、自分を不幸にしてるのかな・・?
だけどね・・だけど・・・・こうしてても・・・何だかちょっとずつ・・
不思議だけど気持ちが軽くなってきたの・・・・・どうしてかな・・?
・・・・・・もう少し、あと少し・・・頑張ってみよう・・・・・・・・
いつか私にも・・・・・幸せが訪れるかもしれない・・・・待ってるの・・
その時までずっと・・・・・・・・あたし、・・・待ってるの・・・
- 95 名前:バービー 投稿日:2001年04月18日(水)21時32分15秒
- とりあえず、梨華ちゃん編を終わらせることができました。
ちょっと、無理矢理で梨華ちゃんに悪いことしちゃったけど・・・
こっからは、よしごまがどのように仲直りして、すれ違って、
愛を育むか・・ですね(w それではっ!スタートッ!!!
- 96 名前:たった1人を求めて 投稿日:2001年04月18日(水)22時29分07秒
- ・・・一方、梨華の家を出たひとみは、とりあえず真希の家へ向かう事にした。
携帯に電話しようとも考えたが、今の真希の心境ならきっととらないだろう。
それぐらいは・・・・・察しがつく。・・・ずっと、一緒にいたから・・・・・
梨華の家からの距離だと、正味40分程で真希の家へたどり着くことができる。
「・・・・・・だけど・・あたし、行ってどうするつもりなんだろ・・・」
最もな、疑問だった。
会って・・いきなり抱きしめるの?そしていつもみたいにキスするの・・・?
笑うだけでも・・・いいのかな・・・?・・・・・そんなに簡単でいいの・・?
・・・・ごっちんは許してくれるのかな?・・・・・好き、と言えば・・。
昨日の、夜のことをぼんやりと思い出す。健気に叫んでいたあの真希の・・・
痛々しくも感じられたあの笑顔・・・懸命に私の姿だけを追っていたあの目。
そう考えているうちにも、電車は目的の駅へとたどり着く。
「・・・・・・さて・・・・・・・・・と・・・・」
改札口を通り抜け、大通りに出てから小さな路地に入り、そこから坂を上る。
ひとみは、いつになく落ち着かない気持ちで、早足で道を歩く。
こんなにも動揺したのは久しぶりなような気がする。・・いつも冷静な自分。
坂を上ると、少しずつ青い屋根の家が見えてくる。・・・・そこが、真希の家。
気合いを入れて、風を切るようにひとみは一気に坂を駆け上った。息が弾む。
一度、深呼吸をしてから真希の家に入ることにした。・・今日はきっと、家に
1人でいるはず。・・・そう思って、あえてインターホンは押さなかった。
ガチャッ・・・・・・
「・・・・・・・ごっちん・・・・?」
返事がない。
「・・・・・・ごっちん・・・?返事、してよ・・・?」
・・・返事がない。
「・・・・・・もう、上がっちゃうよ・・?知らないから・・」
- 97 名前:たった1人を求めて 投稿日:2001年04月18日(水)22時41分24秒
- 履いていたスニーカーを脱ぐと、ひとみはまっすぐそのまま正面の
リビングへ向かって、進んだ。・・・・いつも、彼女はここにいたから・・
「・・・・ごっちん・・・・・・・?」
もう一度呼んでみてから、その扉を開けた。
・・・・・すると、リビングには半裸の真希がソファに寝そべって眠っていた。
床に散乱した、真希の服や下着。・・・頬に涙の跡がついている・・・・
それは紛れもなく、あんなにも求めた・・・・真希の姿だった・・・・・・
少し、甘い鼻をくすぐる髪の匂いにひとみは懐かしさまでも感じてしまう。
「・・・・・・ごっちん・・・・」
何度もその名前を呼んで、彼女の髪を撫でる。大切な物に触れるように・・・
「・・・・んっ・・・・・・・うーん・・・い・・ち・・ちゃん・・・?」
少し、くすぐったかったのか、真希が目を覚ました。・・しかし、彼女が
呼んだのはひとみの名前ではなく、・・・・紗耶香の名前・・・
「・・・・・誰が市井ちゃんなんだよっ?」
クスッとひとみは鼻で笑う。・・・目を開けた時に真希が見るのは
・・・・・・・安心する、笑顔であるように・・・・・・
「うー・・・んっ・・・・・・え?・・・よっすぃ・・・・・・?」
まだ少し、眠気の覚めていない真希。うつろな目で見つめる。
「・・・・・また・・あたし・・・、夢・・見てんだね・・・も、やだぁ・・」
「・・・・・・夢じゃないよ」
「・・・・え?・・・・・よっすぃー・・本当に・・?・・よっすぃー?」
「・・・・・・・お待たせ、ごっちん・・・・・」
- 98 名前:たった1人を求めて 投稿日:2001年04月18日(水)22時55分44秒
- 「・・・・・・・・・・よっすぃー・・・?」
「何度も呼ぶなって!・・・・照れるじゃん・・・」
「・・・・・どうして・・・・・・来てくれたの・・・?」
「当たり前じゃん。休日は二人で過ごすって・・決めてるでしょ?」
ひとみの、あんまりにも優しい目。・・・それだけなのに真希は目が潤む。
「何でこんな服が散乱してんの?・・あ!会えないからってもしかして・・」
一瞬、真希の体がピクッと動く。
「・・・・・・もしかして・・?」
「ひとりでエッチしてたんでしょう〜?」
・・・・拍子の抜けるひとみの返答に真希は頬が緩んだ。
「・・そっ、そうなんだよね〜・・・ちょっと寂しくって・・・」
「・・・・・・・・マジィ?・・かわいい奴」
「ねえ、ほんとのよっすぃーなの?・・・・・ほんとに?」
「・・ほんとだってば。しつこいなあ、相変わらず・・・・・」
「・・・・・・・・・だって・・・・・」
「ホント・・・・だいぶん、違うよ・・あたしの妄想のごっちんと・・」
「・・・・・・・・・・妄想、なんてしてたの・・・・?」
「してたよー・・だけど・・、ダメだね。ほんとに触ると・・
額も、頬も・・・思ったよりずっと柔らかい・・会ってないと、ダメだね」
フッとひとみが、泣きそうな表情になったので真希は思わず抱きしめた。
「・・・・・・・・・あったかい、よっすぃー・・・」
「チューしよう・・・・・、ごっちん・・・・・」
「・・・・・・・・やーだっ!・・・おあずけなんだもん、しばらく!」
「何でぇ?・・・そんなのやだよー・・・!」
「こんなにつらい思いさせたくせにぃ!よっく言うよ〜・・」
「・・・・・・・・許して・・くれる?」
ひとみが、上目遣いで尋ねる。
「・・・・・そんなの・・・・・・・・・・・」
真希はそう言いかけて、自分の唇をひとみの唇で遮った。
「・・・・・・・ダメ、もう・・・・限界・・・!・・・」
ひとみは真希の唇に貪りつきながら、そのまま真希の体を押し倒した。
- 99 名前:どうしようもないほどごまが好き 投稿日:2001年04月19日(木)17時28分12秒
- た、たまらなく良いです!!
- 100 名前:名無し読者 投稿日:2001年04月19日(木)19時02分41秒
- 石川がかわいそう・・・。
- 101 名前:バービー 投稿日:2001年04月20日(金)22時58分49秒
- あー、気づいたらもう100までたどり着いた・・・
すっごい嬉しいです。こんなに書いてたのか、と思うと。
白板の方にも、新しく連載を始めました。吉澤を主役に
矢口・後藤・石川・加護限定で絡ませるつもりです。
ちなみに、今は「よしかご」編。そちらの方も読んで
いただければ、と思ってます。宜しくお願いします。
- 102 名前:通行人 投稿日:2001年04月22日(日)01時04分22秒
- その小説の題名は?
- 103 名前:バービー 投稿日:2001年04月22日(日)17時51分48秒
- >102さん 題名は「80%・・・Sweetness」です。
宜しくお願いしまーす。それでは、こちらも続き、どうぞっ!
- 104 名前:バービー 投稿日:2001年04月22日(日)18時32分26秒
- 「・・・あっ、ダメ・・・だよぅ・・・あたし・・・・」
真希の目が潤む。・・本当はひとみに抱かれることがたまらなく嬉しい。
たくさん抱きしめ合って・・たくさんキスをして・・たくさん愛し合いたい。
・・・・けれど、怖いんだ。
「いいじゃん、・・・・・したいの。・・・しようよ・・・」
ひとみはそう言って、首もとに舌を這わせる。生温かい感触に真希は反応する。
「・・・ダメ、なの。・・い、今はそう。その・・気分、じゃないの・・・」
「・・・ね・・・、何か首・・・アトついてる・・・痣みたいの」
真希の鎖骨のあたりにあった、小さな赤い跡にひとみは目を付けた。
・・・・先ほどの、紗耶香のキスの跡かもしれない
そう思うと、真希は気が気でなかった。
「・・・・え?あ、な・・何でかな・・・・?えへ・・」
「ごっちん、・・・・何か隠してる」
「・・え?何も隠してなんてないよ?隠し事なんてしないよ?」
そう言った真希の声が上擦っている。
「言ってみなよ・・ちゃんと、聞くから」
「・・・じゃあ、よっすぃーだって・・話してくれる?」
真希の表情は少しふてくされているような様子だった。
「・・・あたしは・・・・梨華ちゃんと・・してない、もん」
「嘘だ。・・・絶対、ウソ!・・スケベだもん、よっすぃー」
「ほんとだってば!・・じゃあ、ごっちんは・・・どうなの?・・」
「・・・・たし・・あたし・・は・・いちー・・ちゃん・・が・・・」
「市井さん?・・・何で、市井さんが出てくんの?」
「・・・今日・・・・市井ちゃん・・うちに・・来たから」
「はぁ!?・・あの人とはつるまないで、ってあたし言ったよね?」
「・・・・・」
「あの人は、すぐ唆してごっちんもってかれちゃいそうで・・やだって」
「・・でも、家に来ちゃったんだもん・・・仕方ないじゃん・・・」
「ごっちんが許したからでしょ?」
ひとみの表情がどんどん曇っていく。
「あたし・・言ったじゃん・・やだって・・市井さんとは・・・」
「・・そんな、こと言ったって・・・」
「ごっちん、それ言った時絶対約束する、ってそう言ったじゃんか!」
「だって無理だったんだもん!断るなんて!!」
「そんなこと言ったって浮気なんてもっての他だよっ!」
ひとみが声を荒げる。
- 105 名前:バービー 投稿日:2001年04月22日(日)18時58分09秒
- 「・・・・よっすぃーはっ!よっすぃーは勝手だよっっ!!」
真希が目を潤ませる。その大きな瞳から涙がもうこぼれ落ちそうだ。
「自分はあたしのこと散々不安にさせたりするくせに、あたしが・・・
あたしがちょっと市井ちゃんに会うだけでそんなにも怒る!
そんなのって単なる自分のエゴじゃないの?・・ひどいよっ!」
反応しないひとみに、真希はつい、どんどんひどい言葉を浴びせてしまう。
「・・そんなだったら、あたしは浮気だってしまくってやる!
市井ちゃんと、何度もエッチしてやる!!い・・市井ちゃんの方が・・
市井ちゃんの方がよっぽど優しくて上手だよっ!・・・よっすぃーなんて
ただがむしゃらにやりたいってだけじゃないっ!!!」
バチンッ!!!
部屋に鈍い音が響きわたった。
ひとみが、真希の頬を勢いよく撲ったのだった。
思わず叩かれた頬を押さえ、涙目でひとみを睨む真希。
けれど、真希が強気だったのはつかの間。すぐに大粒の涙がこぼれる。
「・・・・っ・・痛い・・・痛いよぅ・・・・」
「・・・ごっちん・・・・・」
「・・・どいよ、・・・ひどいよっ・・ぶつなんて・・顔、ぶつなんて・・」
大声でしゃくり上げる真希を見て、ひとみはじわじわと沸き上がってくる自分の
中の罪悪感に耐えきれなくなり、思わず座り込んだ真希を抱きしめてしまう。
「・・・ダメ、だな・・・あたしも、ごっちんも・・・・」
「・・ひっく・・・うっ・・ん・・ぐ・・・」
「お互いのこと、傷つけあっちゃう・・まだまだ、だよね・・・
まだ全然知らないよ、あたし。・・・・ごっちんのこと、
ごっちんの気持ち。・・ごっちんの笑う顔、怒る顔、泣く顔・・・・
全然足りない・・・まだ・・全然・・・もっと、見してよ・・・」
「・・・もっと・・・?・・いいの、こんな・・わがままでも・・・」
「・・・いいよ、ゆっくり・・ゆっくり、作ってこう。・・二人」
「努力・・・で、いいの?・・・あたし・・こんなに・・・」
「いいの、それでいい・・それでいいよ。あたしが・・ごっちんのいいとこ、
悪いとこ・・ぜーんぶ丸ごと、好きになる・・・あたしが・・・
ごっちんのこといっぱい、いっぱい、もっと・・好きになるよ・・・」
- 106 名前:真希の気持ち 投稿日:2001年04月23日(月)22時13分50秒
- あなたは今日、あたしに好きって言いました・・・
あたしは、あなたを抱きしめたいと思いました
あなたみたいに強いとこ、持ちたいと思いました
あなたはあたしに口付けました
それはとても甘い、甘い、甘い口づけでした
あたしはいっぱい、いっぱい泣きました
いっぱい、いっぱい怒りました
いっぱい、いっぱい・・・笑いました
全部、あなたは好きだと言ってくれました
あたしも、ずっとあなたのこと・・・好きでいて・・いいですか・・?
- 107 名前:ひとみの感情 投稿日:2001年04月23日(月)22時19分04秒
- 私は一体本当に誰が好きなのでしょうか?
守りたい、と思うのが愛なのでしょうか?
好き、好き、好き、そうずっと思うのが恋なのでしょうか?
私はその場の感情ばかりで動いてるのでは、ないでしょうか?
私が、目の前の彼女を抱きしめて・・いいのでしょうか?
彼女を傷つけて、いいのでしょうか・・・?
彼女に優しくしても、いいのでしょうか・・・?
それでも私は・・やっぱり彼女のことが好きです・・
それだけの感情でも、神様は許してくれるのでしょうか?
- 108 名前:等身大の梨華 投稿日:2001年04月23日(月)22時23分07秒
- わたしは・・今、ズタボロって言うんでしょうか?
わたしに生きる意味は、あるのでしょうか?
わたしを求める人はいるのでしょうか?
この先、現れるかどうかもわかりません
愛する人にも捨てられました
自分自身までも、見失いました
幸せというものの暖かさを忘れました
歌さえも歌いたいとは思いません
唇が何だかずっと・・・乾いています
体がずっと疼いています・・・・
わたしに幸せ、いつか訪れますか・・?
わたしは前向きに・・・なれるのでしょうか・・?
- 109 名前:バービー 投稿日:2001年04月29日(日)21時53分36秒
- こっちの話がどうも行き詰まってる・・
何か希望とか案ないですか?
- 110 名前:通行人 投稿日:2001年04月29日(日)22時55分42秒
- しばらく真希の気持ちになって話を進めてもいいのでは・・・
- 111 名前:名無しさん 投稿日:2001年04月30日(月)05時20分54秒
- >>110
同意。3人の事同時に書いてくのは難しそうですよね
- 112 名前:真希視点で・・ 投稿日:2001年04月30日(月)19時42分45秒
- 「・・・・・ほんとに・・・?」
あたしは、よっすぃーの言葉があまりに嬉しくて思わず確かめた。
すると彼女は、穏やかな・・あたしの大好きな微笑みを浮かべて頷いた。
「・・・・今まで、ごっちんばっかが・・あたしのこと追いかけてくれた。
今度は・・・今度は、あたしの番、だよ・・?」
・・・まだ、信じられない気がする。
1時間も前はこんなこと考えられもしなかった。
「・・・・・・もっかい、ぎゅって・・抱きしめて・・・・・」
「そしたら信じるの?」
「・・・・・・・・・・うん・・」
- 113 名前:彼女に似た花 投稿日:2001年04月30日(月)20時24分22秒
- あの日曜から、すでに一週間が経とうとしていた。
今日は雑誌撮影。
メンバー個人の撮影で、待機してる。
「・・飲み物買ってくる」
あたしはそう言って席を立ち上がった。
「じゃー、あたしもつきあうよ」
立ち上がったのは、よっすぃーだ。
「矢口、コーラお願い」
雑誌に目を落としたまま、テンションの低い声でやぐっつぁんが言った。
続いて、加護や辻もそれぞれジュースだか何だかをよっすぃーに注文する。
「じゃあ・・あたしも・・ミルクティー・・」
消え入りそうな声で、こちらを見て言ったのは梨華ちゃんだ。
・・・あの日曜以来、すっかり梨華ちゃんは何も言ってこない。
少し、痩せたかな?・・それに、何だか瞳に輝きがない気がする・・
今日の撮影でも梨華ちゃん、全然生き生きした表情ができてない、って
怒られてたっけ・・・・
「・・・ねー・・、梨華ちゃん大丈夫なのかな?」
待機していたスタジオから出て、まっすぐ突き当たりにある自販機に
向かいながら、あたしはよっすぃーに話しかけてみた。
「・・・・大丈夫、・・って?」
よっすぃーはこちらを見ないまま、そう返答する。
「何か・・・生気ないってゆうか・・相当ショックだったんじゃないかな?」
「ショックにさせたのはお前だろ〜っ」
そう言って、よっすぃーは悪戯っぽい笑みを浮かべてあたしの頬をつねった。
・・・そうやっていつもごまかす。あたしには、あんま大事な
事とか・・話してくんない。それだけ、まだあたしを認めてないのかな?
「・・・ははっ、変な顔〜っ!」
よっすぃーはそう言って、あたしの顔を見て笑う。
・・・だけど、あたしは笑えない。
笑わないあたしを見て、次第によっすぃーも真剣な面持ちになる。
「・・・・そんなに・・心配?」
よっすぃーが首を傾げて私を見つめる。
「・・うん・・・だって仲間なんだし・・・」
そう言って私が視線を床に落とすと、よっすぃーは急にあたしを抱き寄せた。
「・・・・大丈夫だよ・・・時間が、解決してくれるから・・・」
何で、抱きしめられると・・・こんなに安心するのかな?
あたしの耳元で、その低めの声が響いてる。・・いつもこうやって狂わせるの。
「・・ん・・・ダメだよ・・・誰か来るってば・・・」
あたしの顎を自分の方へ寄せて、唇を求めるよっすぃー。
「・・いいじゃん・・・・、ちょっとだけ・・・」
- 114 名前:バービー 投稿日:2001年04月30日(月)22時07分19秒
- >110・111さん
ご意見有り難うございます。参考にさせて頂きました!
これからも頑張りまーす。
- 115 名前:111 投稿日:2001年05月01日(火)04時04分20秒
- ほんの僅かでも役にたったなら嬉しいです
最後まで読ませてもらいますんでこれからも頑張って下さい
- 116 名前:彼女に似た花 投稿日:2001年05月01日(火)18時27分52秒
- ダメ、と言いながらもあたしはついついよっすぃーに身を任せてしまう。
フッと力を緩めると、ますます彼女は手に力を込めてあたしを引き寄せた。
・・・・いっつもこうなんだ。それで、彼女がいい気になっちゃうの。
「・・・・・んー・・・何か・・今日の・・甘かった・・・」
一旦、体を離してよっすぃーはあたしの唇を指でつついて呟いた。
「・・・・甘い、って・・・何が?」
そう言って、すこしかがんだ私からよっすぃーを見上げてみる。
・・・・何て、彼女は色っぽい瞳をしてるんだろう・・・
そうやって、あたしのことドキドキさせてばっかり・・・・・
・・・・・・・ずるいよ、よっすぃーばっか・・・
「・・・・・・・さっき、チョコ食べたでしょ」
かと、思うと急によっすぃーはフッと気が抜けること言う。
「もう〜っ!・・・・・また・・そんなこと言う・・・」
あたしはちょっと怒ってみたけど、何だかまたちょっと、戸惑っちゃう。
「・・・・怒っちゃった?」
悪戯っぽい微笑みを浮かべてあたしを見るよっすぃー。
そのカオは・・・・絶対心配なんかしてない。面白がってるだけ。
・・・何で、こんなにも愛おしく感じるんだろ。
「・・・・・・怒ってないよ・・」
ちょっと拗ねた表情のあたしを見て、よっすぃーはますます面白がる。
「はいはい、ワガママだなぁ・・うちのお姫様は」
「誰がっ・・お姫様なのよ〜・・・・」
そうは言ってみたけど、ちょっとそのフレーズ気に入っちゃった。
「・・姫、ご機嫌が悪いようでしたら、もっかい口づけなぞいかがですか?」
ちょっとおどけた彼女の表情。・・もう・・それだけであたし、負けちゃうよ。
あたしは得意そうな顔をして、そっと目を閉じる。
迫ってくる、愛しい人の顔。・・・その気配。・・・幸せな瞬間なんだ。
- 117 名前:彼女に似た花 投稿日:2001年05月01日(火)18時42分30秒
- ・・・これじゃ、あたしがやられっぱなしじゃん。
そう思って、あたしは近づいてきた彼女の唇を勢いよく噛んでやった。
「っっ!・・・・」
突然の痛みに、目を閉じたまま顔をゆがめ、咄嗟に身を引くよっすぃー。
「あははっ、あんま意地悪するからっ!・・・仕返しだよーっだ!」
「痛っ〜・・・・」
やだ、もしかしてほんとに痛い?
・・・・気になってあたしは彼女の顔をのぞき込む。
「・・・・・ごめん、ごめんね・・痛かった?」
「・・・・・・・・うっそ〜っっ!・・・きゃははっ・・」
よっすぃーは俯いてたくせに急に顔を上げて笑った。
・・・・悔しい、どうしてもよっすぃーには勝てない。何枚も上手。
「も・・・も〜っ!!」
「・・・・けど・・血ィ、出てる」
「ウソ、やだ・・・ごめん・・・・・」
あたしは自分が噛んだよっすぃーの下唇をそっと包み込むように舐めた。
・・・・どうやったら、痛いのって治るんだっけ?・・・
よっすぃーは、笑ってくれてた。・・・あたしもそんな彼女を見て笑う。
額と額をくっつけて、唇を寄せ合う。・・・だから、これが一番の幸せ。
「・・・ほんっとに、も〜・・こいつはっ!」
「・・・ごめんなさぁい・・・・」
そうやって、しばらく余韻に浸ってると後ろからやぐっつぁんの声。
「二人とも〜っ!!ジュースまだぁ〜っっ?・・・・早くぅ!!」
くぅ〜・・いいとこ・・だったのになぁ。やぐっつぁんのヤツめ。
仕方なく、あたしが買いに行こうと足を進めようとすると、
急に後ろから掴まえられる。・・掴まえたのはもちろんよっすぃー。
・・・・また、何か企んでる。・・・・・そんな悪戯っぽい笑みを浮かべてる。
だけど、好きなの。・・・それが、たまらなく好きなの。・・・大好きなの。
「・・・・バツとして、今週はもうキスなしだからね」
「・・・・・・え・・・・、えぇ〜っ!!!・・やだぁ、そんなの!!」
- 118 名前:バービー 投稿日:2001年05月01日(火)18時46分34秒
- 116・117 更新しました 何とか書けるようになってきました。
この調子で、軌道にのればいいのですが・・・
>115さん 有り難うございます。これからもよろしくです。
- 119 名前:名無しさん 投稿日:2001年05月01日(火)20時16分02秒
- うむ!やはりよしごまと言ったらこの小説だ!
- 120 名前:バービー 投稿日:2001年05月01日(火)21時29分11秒
- >119さん ほんとにそう言って頂けると有り難いです〜!!
- 121 名前:彼女に似た花 投稿日:2001年05月03日(木)23時41分55秒
- 「・・・・・・・むーぅ・・・」
あたしは、ほんの少し欲求不満。
・・・・・・キスなし、なんて耐えらんない。
あの日から、もう3日が経った。
ほんの冗談だと思ってたのに、よっすぃーはほんとに
キスをしてくれない。・・・・いくら、ねだっても。
「ねーねー・・今せっかくここに二人きりなんだからさぁ・・・」
あたしは、いかにも不満そうな声でよっすぃーに話しかけた。
「・・・二人きりだから、何?」
しれっとした態度で彼女は言葉を返してくる。
「・・・・・・・キス、とか・・しようよぉ・・・」
「やだよ、一週間しないって言ったじゃん」
何で、そんな即答なわけぇ・・?
「いいじゃんー・・ねー・・・・、お願いぃ・・」
こうなったら、行動を起こすしかない。
いざ、あたしが抱きついちゃえば絶対その気になるよ。
そう思って、あたしは隣の席から腰を上げて、彼女の首に
手を回して彼女にまとわりつくようにした。
「・・・・・ね・・・・・・・・」
出来るだけ、色っぽく。
艶やかに目を閉じてみる。
・・・・・・ん?・・・・・・・
唇には何の感触もない。・・ぬくもりすらない。
不安になって目を開けてみると、あたしの目の前には・・・・
今まで、よっすぃーが読んでいた雑誌があったのだった。
「・・・・んんん〜っっ!!!」
あたしは、必死に抵抗する。
これじゃあ・・まるで欲しい物が手に入らない子供だよ・・
「だから、ほんとにしないって。・・あ〜あ、唇の傷が痛むなぁ・・・・」
いくら言っても、彼女はしない、の一点張り。
「・・・・・・・・ねー・・、しよう、よぉ・・・」
よっすぃーのあったかい唇。・・・感じたいよ。
寂しいよ、三日もしてないだけで・・・疼いてくる。
- 122 名前:彼女に似た花 投稿日:2001年05月03日(木)23時56分13秒
- 「・・・・・・・っく・・・ひっく・・・・うぇ・・ん・・ぐっ・・」
・・・・・ダメだ、また泣いちゃったよ。いつも、こうなっちゃう・・・
何で、泣いちゃうんだろ・・・ほんっと、あたしって・・・
「・・・・・・も〜ぅ・・、なに泣いてんの〜?」
あたしの、涙を見てさすがのよっすぃーもほんの少し、表情を変える。
「・・・・・って・・・我慢、できないんだも・・・ひっく・・・・」
「バカじゃないのー、キスできなくて泣くなんて、も〜・・・」
ほんと、デパートでダダこねてるガキみたいだね。あたし。
自分の手の甲で、あふれ出てくる涙を必死で拭う。
「・・・・・・したいんだもん・・・・・したいよぉ・・したいよ・・・・」
「だ〜か〜ら〜・・・一週間、禁止って言ったでしょう?」
あたしはよっすぃーに抱きついたまま、イヤイヤ、と首を振った。
「・・・ねー、おねがい・・・・・・もう、噛まないからぁ」
「・・・・・・何言ったって、ダメなもんはダメなのー」
よっすぃーの表情が次第に変わってる。
よっすぃーだって、絶対にしたいはず。・・意地になってる。
言葉もだんだん、だんだん・・
「・・・・・・・・ね・・・?」
「・・・・・・・・・・・・んも〜っっ!!」
彼女はそう怒った後、あたしにチュってした。
・・・・・軽い、チューだったけど・・・
「・・・・・へへ・・・やったぁ・・・」
「・・・ほんっと、子供だね。ごっちんはー・・同い年とは思えないね」
「・・・・・・・嬉しいくせにぃ」
あたしはニヘッと笑って、彼女の鼻を摘んだ。
顔をちょっとしかめるよっすぃー。・・・・もー・・何でこんな愛しいの?
「・・・・・負けたよ、もー・・・・・」
そう言って、彼女は急にあたしの唇を奪った。
何度も何度も・・・・・・口づけた。
していなかった数を埋めるみたいにして・・・・・
「・・・・・・・唇、ね。・・・・きもちいいよ・・・」
「あたしの?」
「・・・うん、よっすぃーの唇ね・・・柔らかいの。・・・・すっごい」
「・・・・・・・・・・・ごっちんのも」
- 123 名前:彼女に似た花 投稿日:2001年05月04日(金)00時18分06秒
- 「・・・・・・よっすぃー!!!」
あたしはおもいっきり、力を込めて彼女を抱きしめた。
視線が絡むだけで、嬉しくてくすぐったくて自然に笑ってしまう。
・・・・大好きな・・・大好きな・・大好きな・・・人。
「・・・機嫌、なおった?」
「・・・・・ん、チューしてもらったもん」
やっと感じられたよっすぃーのぬくもりにあたしは意識を任せた。
もう離さないぞ、と言わんばかりにきつく、きつく抱きついた。
「・・・・・ありがと」
「・・・・ん?」
「してくれて・・・・・ありがと」
「・・ははっ・・・・」
こつんと、額をあわせて至近距離で見るよっすぃーの顔。
その目が・・・あんまりにも綺麗で。・・・・ドキドキする。
「・・・・・あたしの大事なお姫様のためだもん。・・何でもしちゃうよ」
そう言って笑ったよっすぃー。
あたしは照れ隠しに、再び彼女の肩に顔を埋めた。
「・・・・・・・・・ごっちん」
「・・・・・ん?」
「・・・・・・・・・・・好きだよ」
額をあわせたまま、彼女は微笑みながらそう言った。
「・・・・あたしもっ!・・・あたしも、あたしも・・・・・大好き・・・・」
そう答えて、あたしはもう一度目を閉じた。
「あともういっかい、キスして。・・・・・・あと、もういっかい」
「・・・・・・あんなにねだったくせに・・たった一回でいいの?」
「・・・・うそ、やっぱ、10回!・・・や、100回!!」
「・・・・そんなにできないよ、息続かないじゃん」
抱きしめて、また二人で笑いあう。
「・・・愛ゆえに、抱きしめた・・ってこうゆうこと、かな・・・?」
「・・・・・・・・だね・・・」
- 124 名前:バービー 投稿日:2001年05月04日(金)11時47分13秒
- あ、更新しました。また感想とかお願いしまーす。
- 125 名前:名無しさん 投稿日:2001年05月04日(金)16時37分32秒
- 甘いな〜
とってもイイです。やっとタイトルの原点に戻ったって感じ(w
- 126 名前:名無し娘。 投稿日:2001年05月04日(金)21時23分47秒
- たまりません。胸が温かくなりました。
- 127 名前:名無し読者 投稿日:2001年05月04日(金)21時29分16秒
- 石川はどうなるんだよ・・・
- 128 名前:名無しさん 投稿日:2001年05月04日(金)22時22分41秒
- >127
いまさら作者さんを困らせること言うなよ
- 129 名前:彼女に似た花 投稿日:2001年05月06日(日)20時40分02秒
- 「・・・・ね・・・」
呼んだのは、あたし。
「・・・ん〜・・・・・?」
よっすぃーはあたしの髪を撫でながら返事をしてくれた。
「帰り・・・・どっか、寄っていこっか?」
「どっかって?」
「ん〜、二人の愛が確かめられるトコ♪」
「どこだよ!・・・ははっ・・」
「・・・嘘、よっすぃーとなら・・どこでもいい」
「北極でも?」
「あははっ、北極はやだぁ。・・寒いじゃん」
どこでも行くよ。あたし・・北極だって、宇宙だって、・・あなたと一緒なら。
ガチャッ・・・
いいとこに入ってきたのは・・辻ちゃんだった。
「ぁ・・・ごめんなさい、おじゃまですね」
辻ちゃんは、よっすぃーの膝にのっかって抱きついてるあたしを見て
ほんの少し・・頬を赤くしていた。・・・かわいいなぁ、まだまだ純で。
「いいよ、入ってきなよ、のの」
よっすぃーはそんな辻ちゃんの様子を見て、クスクス笑いながら言った。
・・・・・むーぅ・・、実はもうちょっと余韻を楽しみたかったのに。
「・・・でも・・」
そんなあたしの心情がわかったかのように、辻ちゃんはためらう。
「いいって、いいって」
またもそう言う、よっすぃー。
辻ちゃんは、遠慮しながらもそんな二人の空間の中に入ってきた。
「・・・・なに、してたんですか?」
敬語で話したあたり、あたしに尋ねてるんだろう。
「え〜・・・えへへぇ・・・・・ちょっと・・ね」
「・・・・エッチなこと、してたんですか?」
ちっちゃいわりに、ずばっと言うなぁ・・・
そうゆうのに興味ある年頃なんだろうか?
「や、・・そんなとこまではいってないよぉ・・」
「キス、ぐらい・・?」
「まあ、そんなとこ・・かな」
そう答えて、あたしはよっすぃーの方を見るとよっすぃーは笑って頷いた。
「よっすぃーは、後藤さんのこと好き?」
「・・・・うん、好きだよ」
「後藤さんは、よっすぃーのこと・・好きですか?」
「・・うん、好き。・・・だーいすき!・・世界で一番好きなんだもん」
「・・・・・ふぅん・・・・・」
辻ちゃんは少し、寂しそうな声を出した。
- 130 名前:彼女に似た花 投稿日:2001年05月06日(日)20時48分19秒
- 「・・・どした?のの。・・・あいぼんとけんかでもしたの?」
よっすぃーは、優しい目で辻ちゃんのこと見つめながら問いかけた。
「・・・・・・んー・・・」
曖昧な返事を返す辻ちゃん。・・・心なしか、目が潤んでるような・・
「相談なら、あたし達いくらでものるよ?」
あたしだって、先輩。・・・かわいい後輩なんだもん!・・悩みぐらいは。
「・・・・・ののには・・・好きな人も、いないし・・好きになってくれる人、
も・・いないから・・・よっすぃーと後藤さんがうらやましいなぁ、って」
辻ちゃんの瞳は、ほんとに寂しそうな色をしてた。
・・・自分が幸せなだけに、感情移入しやすいあたし。
「・・・・のの」
「・・ん?」
「・・・・・・あたしは、のののこと・・好きだよ」
え、な、何?・・・何言ってんの?よっすぃー・・
もしかして、また波乱?・・・・もうやだよ・・
「ごっちんも、のののこと好き。梨華ちゃんも、あいぼんも、・・みんな。
のののこと・・好きなんだよ?・・・ののには、いっぱいファンもいる」
「・・・・・・ほんと?」
「・・・うん、ほんとだよ。・・だから、不安になんかならないでいいんだよ」
よっすぃーのそんな言葉。・・・あたしは、ちょっとだけ複雑。
「・・・・・ありがと、よっすぃー」
辻ちゃんは、ほんの少しはにかんで、可愛らしい八重歯を見せて笑った。
- 131 名前:彼女に似た花 投稿日:2001年05月06日(日)21時02分59秒
- 「・・・・ごっちん」
「・・・・・・・ごっちんってば」
「・・しらないよ。・・・浮気モノ」
だって・・簡単に好き、なんて。・・・よっく言うよ。
「何で、浮気なんだよ〜。・・・も〜、このやきもちやき!」
「あたしにも・・好き、って言って」
「好き」
「もっかい」
「好き」
「もっかい」
「好き」
「もっかい」
「好き、好き、好き、好き、ごっちん、大好き〜っっっ!!」
「・・・・ふふ・・、それでヨシ」
こんなに好き、って言わせちゃうあたしも相当なもんだよね。
だけど・・まだ足りないぐらい。・・もっともっと、聞きたい・・
「誓って下さい」
あたしはすました顔でよっすぃーに言った。
「何?」
「私は、後藤真希以外の女に二度と好きと言いません。欲情しません。
キスしません。手をつなぎません。抱きしめません。・・愛しません」
「・・・・はぁ〜?」
「ほらぁ、早くっ!」
「誓います、私は後藤真希以外の女に二度と好きと言いません。欲情しません。
キスしません。抱きしめません。手をつなぎません。愛しません」
「あ、順番間違った。キスの後は手をつながない、だよ」
「どっちでもいいじゃん・・そんなの」
「よくないよ!・・・・あたし、よっすぃーのこと、ひとりじめしたい。
おんなじだけ、よっすぃーにも・・想っててほしいんだもん・・・・」
また泣き出しそうになるあたしの額に、よっすぃーはそっとキスをした。
「・・・・しないよ。ごっちん以外には。・・・ドキドキだってしない。
ごっちんはね、あたしの中で特別だよ。・・・ほんとだよ・・」
「・・・・ん・・・」
「じゃあ、誓って」
「・・ふ・・?」
「私は、吉澤ひとみを信じます」
「・・・・誓います、私は吉澤ひとみを・・・・信じます」
「・・・・言ったな〜っ!・・よ〜っく覚えてるからねっ!!」
もーう・・またそうやって、意地悪する。
けど・・大好きだよ。・・・・・大好き、よっすぃ〜
- 132 名前:バービー 投稿日:2001年05月06日(日)21時07分13秒
- >125 名無しさん 126 名無し娘。さん
ありがとうございます!そう言って頂けるとほんとうれしいです。
>127 名無し読者さん
ごめんなさい。梨華ちゃんは後でちゃんと考えてますから・・
>128 名無しさん
お気遣い、ありがとうございます。
129・130・131 更新です
- 133 名前:かんかん 投稿日:2001年05月07日(月)16時29分06秒
- 甘めーっすね。
顔がにやけちゃいますよ。
これからも頑張ってくださいね。
- 134 名前:彼女に似た花 投稿日:2001年05月13日(日)13時01分57秒
- ・・・・あたしは、そんな胸いっぱいに広がる幸福感と一緒に家路へと着いた。
よっすぃーが、梨華ちゃんの家に行ってるなんて知らずに・・・・・
- 135 名前:彼女に似た花(吉澤視点に切り替わります) 投稿日:2001年05月13日(日)13時14分37秒
- あたしは、今幸せだった。
本当に、愛してるって言える人を見つけられたから・・・・・
知ってる・・?幸せな女って、不幸な女に・・・・優しいんだよ・・?
ピンポーン・・・・
「はい」
あたしが向かったのは、梨華ちゃんのマンション。
インターホンを押すと、律儀に彼女はすぐに出てくる。
「あの・・・あたし・・・・」
何となく、自分の名前が言えず、あたしはそう言った。
「・・・ひとみちゃん?・・・・」
正直、あたしは梨華ちゃんがどう迎えてくれるか、心配だった。
もしも、拒否されたら・・・・この先、仕事でもどうやってつきあえばいい?
「・・・・どうぞ、上がって」
彼女はトーンの高い声で、そう言ってくれた。
ガチャッ・・・・
玄関の扉を開けてすぐ、飛び込んできたのはガーベラの花。
黄色、赤・・・色んな色のその花が所狭しと、花瓶に入れられている。
「いらっしゃい。・・どうしたの?こんな時間に」
梨華ちゃんは笑顔で玄関まで出てきてくれたけれど、また少し・・痩せていた。
「きれーい、この花・・・」
思わず、そう言うと梨華ちゃんは少し寂しそうに笑って、何も答えなかった。
「入って、入って・・・いきなりだから、片づいてないんだけど」
「ううん、こっちこそ。突然来てごめん・・・・」
あたしは通されたリビングの床の上のクッションに腰をかけた。
梨華ちゃんは、あたしの為かはわからないけれどいそいそとお茶の準備。
「いいよー、気使わなくて。・・・すぐ帰るから」
言った後、少しだけ後悔した。・・・すぐ帰る、なんて・・・・
- 136 名前:彼女に似た花(吉澤視点に切り替わります) 投稿日:2001年05月13日(日)13時32分26秒
- 「・・あ、ここにも花、ある・・・」
見回してみると、梨華ちゃんの部屋は花だらけだった。
この前まではこんな花、一つもなかったのに・・・・
どうしたことだろう?・・・こんなにたくさん。
台所の、流し台の上にもガーベラの花。
リビングのテレビの上にも、ガーベラの花。
食卓テーブルの上にも、ガーベラの花。
花、花、花・・・・・
「お待たせ」
あたたかく立ち上る湯気と共に梨華ちゃんがあたしの向かいに座った。
・・・・梨華ちゃんお得意の、紅茶を入れてくれたみたい。
「ありがと」
そう言って、あたしは入れてくれた紅茶をすすった。
「どうして、今日・・・来てくれたの?」
梨華ちゃんは、まっすぐあたしを見つめながらそう言った。
「・・・・うん・・・、何か・・梨華ちゃんには色々・・・悪いこと、
しちゃったしさ。・・それに、わだかまり残したままだったから・・・」
正直に、あたしはそう言った。
「・・・・もう、気にしてないよ」
そう言うと、梨華ちゃんは穏やかな笑みを見せた。
・・・もう、彼女は大丈夫だろう。
きっと、立ち直っている。
そうじゃなかったら、こんな笑い方・・できるはずがない。
自分のせいなのに・・こんなにも早く立ち直られたら
ちょっとばかり・・寂しい気もする。・・つくづく、女って勝手だ。
「ねぇ、梨華ちゃん・・・何でこんなにガーベラばっか飾ってんの?」
あたしは、さりげなく話題を変える振りをして梨華ちゃんに尋ねた。
「聞かないでよ。そんなこと・・・」
「え〜、だってー・・梨華ちゃんが花とか飾るなんて思えないからさぁ」
「ひっどーい・・・・あははっ・・・」
二人、目があったところで微笑みあう。
・・・それだけで、嬉しい・・ありがと・・・・、梨華ちゃん。
「綺麗でしょ?・・・・ガーベラ」
「うん、すっごい綺麗。何てゆうか・・すごい華やかだし・・」
「えへへ・・、通りかかった花屋さんで一目惚れしちゃった」
梨華ちゃんは、ちょっと照れくさそうな笑みを浮かべる。
「・・・ほんとはね、前からガーベラなんて知ってたんだけど・・・
ふって、見たらね。・・・・すっごいきれいだなぁって思って・・・」
「・・・そうなの?」
「・・・・・・うん」
あたしは、微笑む彼女を見ながら頷いて相槌をうった。
「この花は・・・あたしを救ってくれたの」
- 137 名前:彼女に似た花(吉澤視点に切り替わります) 投稿日:2001年05月13日(日)13時43分07秒
- 彼女は視線を反らして、あたしの後ろの花瓶を見つめてそう言った。
「・・・・・救ってくれた・・・」
あたしはそう頷きながら、呟いた。
・・・・・・・・・あ・・・・・・
あたしはあることに気がついた。
梨華ちゃんの左手首の傷だった。
痛々しく、瘡蓋らしきものが残っていた。
・・・何で今まで・・気づかなかったんだろ・・・・
「・・・・梨華ちゃん、その傷・・・・」
「ひとみちゃんに似てるから」
あたしが言葉を言いかけると、彼女のその言葉に遮られた。
「・・・・・・・・・あた、し・・・・?」
「そうだよ。・・・・似てる、でしょ?ひとみちゃんに。・・・そっくり」
花に似ている、なんて言われたのは・・・初めてだった。
・・・・当たり前か。
「明るくて・・・・華やかで・・でも、優しさ・・みたいのも持ってて・・・」
梨華ちゃん・・・・・
「・・・うらやましいなー・・・・ひとみちゃんが。・・強くて、明るくて」
どうして?・・・・どうしてそんな瞳をするの?
「・・・・・ほんと。・・・・うらやましいよ・・・・」
ねぇ、梨華ちゃん・・・ダメだよ。・・・そんな目で見ないでよ。
「この花、部屋に飾ってるとさ・・・・安心するんだー・・・。
ひとみちゃんといるみたいに。・・・だから、いっぱい飾ってるの」
梨華ちゃんの目が潤み始める。
「・・帰ってきたらっ・・・とみ、ちゃんに・・・た、だいま・・・って・・」
彼女は、笑いながらも涙を流す。
「・・・・ごめん、ね。ストーカー・・みたい。あたし・・・・・」
「・・・・・・・・・・梨華ちゃんっっ!!」
あたしは、向かいに座っていた彼女の細い肩を抱きしめた。
ごめん、ごっちん・・・約束破っちゃった・・・
けど、今日だけは・・・・・・・許して・・・
- 138 名前:彼女に似た花(吉澤視点に切り替わります) 投稿日:2001年05月13日(日)13時51分01秒
- 「・・・・・めんっ・・・・・ごめんねっ・・・梨華ちゃんっ・・・・・」
いつの間にか、あたしの目にも涙が滲んでいた。
・・・・・つらくて、悲しくて、やるせなくて・・・・
「・・・・・いいよ、謝らないで、ひとみちゃん・・・・・・」
梨華ちゃんが涙声であたしに言う。
・・・・・こんな時まで、自分を抑えないでよ・・・・・
「・・・気持ち悪いでしょ?・・あたし。・・・バカでしょ・・・?」
梨華ちゃんの言葉に、あたしは声を上げて泣きたくなった。
・・・・・同情、かもしれない。・・・・いや、同情だと思う。
けれど、涙はね・・・・偽りじゃないよ・・・?
「・・・・・・もう、いくら想っても・・・振り向いてもらえないのにね」
梨華ちゃんは涙を懸命にこらえながら、笑顔であたしに向かって言った。
「・・・・あと、少しだけ。・・・・あと少しだけ、こうさせてて・・・・・」
消え入りそうな彼女の声。
「・・・・・これで、最後にするから・・・・・・・・・」
あたしは、彼女の「最後のお願い」に答えて
強く、強く、強く・・・・彼女を抱きしめた・・・・・
それが、精一杯の・・あたしなりの、罪滅ぼし。
「いっぱい、傷つけてごめん・・・いっぱい泣かせてごめん・・・・・
・・・梨華ちゃん・・・・・・・ごめんっっ・・・・・!」
あたしが、そう言っていくら謝っても・・・・
彼女は抱きしめられたまま、笑顔で首を振るだけだった・・・・
- 139 名前:バービー 投稿日:2001年05月13日(日)13時52分26秒
- >133 かんかんさん 甘めっすよ(w
けどなかなか難しい、甘いのも・・・
更新が遅れてたので、一気に更新しました
- 140 名前:かんかん 投稿日:2001年05月13日(日)13時57分27秒
- よっすぃーの気持ち、痛いぐらい分かりますよ。
- 141 名前:よっすぃ〜ファン 投稿日:2001年05月14日(月)00時47分36秒
- お待ちしてました。
- 142 名前:NAVE 投稿日:2001年05月14日(月)14時58分17秒
- いいっすねぇ〜〜。
楽しみにしてますよ☆
- 143 名前:彼女に似た花(吉澤視点に切り替わります) 投稿日:2001年05月19日(土)17時42分41秒
- あたしは、結局いろんな人を傷つけている・・・・・
こんなままじゃ、ごっちんともつきあえない。
きっとごっちんのことも傷つける。
抱きしめるだけじゃ、伝わらない・・・・気持ち。
決めたよ、・・・・・梨華ちゃん。
あたし・・・・・ごっちんと、・・・・・・・・別れる。
勿論、梨華ちゃんともつきあわない。
だって・・・・だって、・・・・・・あたしは・・・・・・
- 144 名前:名無し娘。 投稿日:2001年05月20日(日)01時20分28秒
- だってなにー?!もしかしてOO(自分のなまえ)が好きだからー?!
- 145 名前:距離(ごっちん視点) 投稿日:2001年05月20日(日)12時50分01秒
- 今日は、昨日の夜に頑張って作ったケーキを持ってきたんだっ。
よっすぃーは食べてくれるかなぁ?何をしたら喜んでもらえるか・・
一生懸命、考えたの。・・・食べ物でつるってわけじゃないけど。
あたしができることって、正直これくらいしかないんだよねー・・
ガチャッ・・・
「おはよーございまーす」
あたしはいつもの調子で挨拶をして、楽屋へ入っていった。
いつも、いち早く来ているやぐっつぁんとなっち。それによっすぃーがいた。
「あ、おはよー、ごっつぁん」
「眠そうだね〜・・昨日何かしてたんでしょ〜?」
なっちとやぐっつぁんは悪戯っぽい目であたしに探りを入れてくる。
「え〜、昨日〜?・・・別に何もしてないよ〜」
そう言いつつも、自分で顔がにやけてんのがわかる。
あれ・・・・?そういえば、よっすぃーは声かけてくれないよ・・
さっきからずっと、携帯の画面とにらめっこしてる。
多分、メールを打ってるんだろう。もー、好きなんだから。
「お〜はよっ、よっすぃー」
そんなよっすぃーを見かねて、あたしは後ろから彼女に抱きついた。
「・・・・あ・・、うん・・・」
・・・なに?・・なに、なに・・・?何でそんな素っ気ない・・・?
よっすぃーは、一度だけあたしの顔を見るとフッと視線を反らした。
やだ、もしかして・・・また、なの?
ねえ、何があったの?・・・・・・・・・
怖くて、聞けない。目を見ることもできないよ。
ねえ、あたし・・よっすぃーが理解できないよ・・・・
昨日までは幸せでも、今日はどん底に突き落とされる。
そんなのって、恋人・・ってゆーの・・?
「・・・・・答えてよっっっ!!!」
あたしはいつの間にか口に出して叫んでいたらしい。
なっちとやぐっつぁんがびっくりして振り返った。
たまらなくなって・・・・あたしは楽屋を飛び出した。
「・・・・痛っっ!」
ぶつかったのは、梨華ちゃんだった。
「・・・ごっちん?・・どうしたの?」
一番、見たくなかった。
ひねりつぶしてやりたいほど、憎い。
別に、梨華ちゃんは何もしてないけど・・・・・
「・・・ねえ、どうしたの?」
梨華ちゃんは心配そうにあたしの顔を覗き込む。
「・・・・・・っといて・・・ほっといてよ・・ぉっっ!・・・」
- 146 名前:距離(ごっちん視点) 投稿日:2001年05月20日(日)12時59分49秒
- 何でさぁ、いつもあたしだけがボロボロになんなきゃいけないの・・?
よっすぃーが好きなだけなのに。・・・・それだけなのに。
いつも、いつも、いつも、いつも、いつも振り回されて・・・・・・・
・・・・・だけど・・・
「もー、かわいいなぁ」
「だから〜、あたしはごっちんだけだって言ってるじゃん」
「もっと・・・・見てよ、あたしのこと」
「いっぱい、見せて。・・ごっちん」
「ちょうだいよ、ごっちん全部」
「ばーか」
「・・・・・愛してる・・・・・・って、照れるじゃんもう!」
「ゆっくり、ゆっくり・・お互いをわかっていこうね」
「好きだよ、ごっちん」
よっすぃーの言葉、全部・・全部・・離れないよ。
別れるなんて絶対にできない。・・・どうして・・・・
あんな目をしたの?・・・たとえ、あたしの勘違いでも
つらい・・・・・・
よっすぃーの笑った顔
怒った顔
泣いた顔
照れたとこ
あたしに触れるときの艶っぽい目
笑いかける優しい眼差し
お日様ん中にいるみたいにあったかい腕
抱きしめてくれる胸
あたしを愛する指
好きなだけじゃ、ダメなのかなあ?
・・さっき、梨華ちゃんの手を振り払っちゃった。
だって・・よっすぃー以外の人には・・・・・触れられたくもない。
二人の、愛だけが全部・・・・だったのに・・・・・・・
- 147 名前:バービー 投稿日:2001年05月20日(日)13時02分07秒
- >140 よっすぃー、つらいとこですよねえー・・・
>141 ありがとうございます!!これからも宜しくお願いします。
>142 ありがとうございます!ご期待にこたえられてるといいんですが・・
>144 実は・・・・なんですねー(w
更新しましたが、話がワンパターンすぎて変です。ごめんなさい。
- 148 名前:名無し娘。 投稿日:2001年05月21日(月)23時57分45秒
- いーえー。そんなことありませんよ。いつも楽しみにしてます。
- 149 名前:ラック 投稿日:2001年05月25日(金)20時49分26秒
- めちゃめちゃ面白い。続き期待しています。
- 150 名前:距離(ごっちん視点) 投稿日:2001年05月27日(日)20時01分59秒
- 「・・・・・・ごっちん」
オープンスペースのベンチに座っていたあたしに声をかけたその人。
・・・・・・・あたしの、いちばん愛おしい人。
「・・・・・よ・・っすぃ・・」
涙声のまま、あたしは彼女に抱きついた。
さっきのこと・・あんなこと・・嘘だよね・・・・?
そう確かめるかのように、唇を求めようとした。
よっすぃーは咄嗟に、あたしのその行動を避けた。
フッと首を背けて、床に視線を落としてる。
・・・・・どうして?・・・・・・・どうして・・?
「・・・・また、嫌いになったの?・・・・・・・あたしのこと・・」
「・・・・・・・嫌い、になんか・・・・なるわけないじゃん・・・・・」
よっすぃーは、また泣いていた。・・・あの時とおんなじ。
傷付いた時の・・・つらい、つらい、つらい涙だ。
「・・・じゃあ、どうして・・避けるの?」
「・・・・ごっちんのことが、好きだから・・・・・・・」
「・・・・意味わかんない」
「・・・・・好きだから、苦しいぐらい好きだから・・大好きだから・・・っ」
よっすぃーは・・・・・苦しんでるんだ。
いっぱい、いっぱい悩んでるんだ。
苦しい顔をしてる。・・・何てつらそうなの?
それはとてつもない、あたしにはわからない苦しみなの?
「・・・・・・もう、ごっちんを傷つけたくないんだよ・・・」
- 151 名前:距離(ごっちん視点) 投稿日:2001年05月27日(日)20時19分08秒
- 「・・・・・・傷つけたくない・・、って・・」
何が?・・・・別に、けんかも何もしてないじゃない。
昨日まで、あたし達幸せに笑ってたじゃない。
「・・・・・よっすぃー、と・・一緒にいることが・・一番・・・幸せ」
正直な、あたしの気持ち。
それを言ったら、よっすぃーの抱きしめた腕の力が
ほんの少し、強まったのを感じたの。
「・・・・何があったの?・・・・・・」
あたしがそう尋ねると、よっすぃーは首を振った。
「・・・・あたし・・・・・・傷付いてもいいんだよ?・・・
ボロボロになっちゃっても・・・いいんだよ?・・・よっすぃーと・・
一緒にいれば、いいんだよ?・・・・・・・言ったでしょ?・・・
南極だって北極だって宇宙だって・・・どこにでも行く、って・・」
「・・・・・・・ごっちん・・・」
あたしは、もう一度彼女の唇を求める。
今度は目を閉じて。・・・彼女を待つんだ。
・・・・・すると、そっと・・・・口付けてくれた。
お願いだから、舌を入れて。
あたしを、もっと味わってよ・・・・・
よっすぃーをもっと・・・・味わいたいの・・・・
「・・・・んっ・・・んっ・・」
あたしは、切なげな声でよっすぃーにねだる。
深く味わうために、もう一度・・思い出すために。
・・・・・・けれど、入れてくれないの。・・・・入れさせてくれないの。
「・・・・幸せに、なりたいよ・・・・あたし・・・・・」
よっすぃーとつきあって、僅か1ヶ月半。
幸せ、いっぱいもらってる。
・・・・愛もいっぱいもらった。
そんな幸せ・・・・ずっと続くと思ってる。
思いたいの。・・・・・思いたいの。
「・・・・・・あたしも、幸せになりたい・・・・」
よっすぃーは、僅かに微笑んでそう呟いた。
「・・・・・幸せに、なろうよ・・・二人で。・・・・・」
「・・・・・・・・もう・・・・つきあえない」
あたしの目の前が真っ暗になる。
どこ、・・・・ここ・・・・・・・?ねえ、どこ・・・?
あたし、誰なの?・・・・ねえ、やだよ・・・
「置いてかないで・・・・・」
もう、つきあえない・・・
一緒にいられない・・・・・・・・・・
あたしは、生きたまま殺されたような気分だった。
- 152 名前:距離(ごっちん視点) 投稿日:2001年05月27日(日)20時31分24秒
- 「・・・・・ごめんね・・・・・・・・」
よっすぃーは、寂しそうな瞳の色をしてあたしを見つめた。
・・・・ごめん、ごめん、・・・・って・・何度も。
その度にあたしは、もっとつらくなる。
「・・・あたし、ごっちんのこと・・・泣かせてばっかいたけど・・・・
不安にさせてばっかだったけど・・中途半端な気持ちだったわけじゃない」
わかってる、・・・・そんなのわかってるよ、よっすぃー・・
「ほんとに好き、なの。・・・・・・こんな形で、終わらせたくなかった」
わかってるよ、わかってる。・・・・よっすぃー・・
だって、幸せもいっぱいくれたじゃない・・
「・・・・・・・ごっちんっっ・・・!・・」
よっすぃーはあたしを抱きしめた。・・・折れるほど、きつく・・きつく。
「あたし、忘れないよ」
あたしは、涙でぐちゃぐちゃになった顔でよっすぃーを見つめた。
・・・・・彼女の顔を、よく覚えておくために・・・・
「・・・絶対に、忘れない。・・・・よっすぃーがいっぱい愛してくれたこと。
手をつないで、キスをして、抱き合って、見つめ合ったこと・・・・
・・・・・・・・一生忘れないの。・・・・・・ずっと、ずっと・・・・・」
「・・・・あたし、だって・・忘れないよ・・」
「・・・ずっと、追いかけても・・・・・・いい?」
よっすぃー・・・・・
「・・・・ずっと、好きでいていい?」
よっすぃー・・・・・・
「・・ずっと、そばに・・・・・いたいのっっ・・・・!!」
よっすぃー、よっすぃー、よっすぃー、よっすぃー、よっすぃーっっ・・・
あたしが、そうやって一生懸命自分の想いを伝える。
「・・・・・・・ばぁか」
- 153 名前:バービー 投稿日:2001年05月28日(月)20時49分01秒
- >148・149さん ありがとうございます!本当に励みになります!!
- 154 名前:ちょっと休憩 番外編:かおよし 投稿日:2001年05月29日(火)19時30分24秒
- 「・・・・・・吉澤ぁ」
娘。の中であたしをこう呼ぶのは、たった1人。
長い髪と、少し厚めの唇。・・あたしより、ほんの少し高い背丈。
そして・・・恐ろしいほどに美しい、その横顔・・・・
「吉澤ってばぁ!」
実は、あたし・・・・・
「・・は〜い、何ですか?」
「ん、何でもない。・・・・呼んでみただけ」
楽屋には、あたしとこの綺麗な人が二人きり。
他のメンバーは、公演の空き時間に買い物か何かに行っている様子。
普段ならあたしも、大体はそっちに行くのだが、今日は少し
体調が悪いため、楽屋でゆっくりと休んでおくことにしたのだった。
「なんで、用もないのに呼ぶんですかぁ〜」
あたしは冗談混じりに彼女をちょっと小突くと、
彼女はちょっとムッとして。・・・後でちゃんと微笑んだ。
「・・・背ぇ、高いのってさー・・損、じゃない?」
「・・は・・?何ですか、いきなり」
まあ、確かにあたしもそう思ったことは何度だってある。
「だってさー・・・かおりと吉澤なんて、結構今の若者では普通ぐらいの高さ
なのに、何か娘って・・結構みんな低いじゃん?・・だから、何か
違和感ある上に、ほら、写真の時とかいっつもはじっこじゃん?・・・・」
そう言った彼女の横顔は、どことなく切なげだった。
「・・・あー、それはありますよねー・・・割り切っちゃいるけど・・
つらいとこかも。うちなんか同期はみんなセンターだし・・」
「・・・・・・それをいうならかおりもだよ」
あ、そっか。
めちゃめちゃド真ん中だもんな、安倍さん。
「・・・ほんとはー・・ほんとはねー・・、かおりちょっとムカツいてる」
正直なところなのだろう。
目立ちたいのは、あたし達の職業では当たり前なこと。
・・・そして、みんなが思ってる事でもあるのだ。
- 155 名前:ちょっと休憩 番外編:かおよし 投稿日:2001年05月29日(火)19時40分11秒
- そう言って、窓の向こうを見つめる飯田さん。
陽に透ける茶色い髪も
その綺麗な瞳も
全部、全部・・・何て美しい。
・・・・・・ずっと、気づいてなくて・・
気づきたくなくて、隠してた・・
この、気持ち。
「・・・ごめんね、くだんないこと言ったね」
照れた笑いを見せたときの、飯田さんの癖は顔がちょっと赤くなるコト。
「・・・・・・ポジションなんか、気にしてちゃダメなのにね・・」
「・・・おかしくなんか、ないですよ」
あれ、変だな。・・・あたし・・
どうして、涙が出て来るんだろ・・・・・・?
好きな人が・・切なそうにしてるだけなのに・・・
「・・全然、変じゃないです・・・・」
「や、・・ちょっ、なに泣いてんの?・・・」
僅かに焦りを見せる彼女。
「・・・・・飯田さんは、いつも・・・完璧だもん・・・」
そう言って、あたしがあふれ出す感情のまま泣き出すと
飯田さんは、あたしのこと抱きしめた。
「・・・・・・・・ありがと」
乾いた声で、そう囁いた。
飯田さんの、腕の中は・・・・ちょっと冷たくて。
鼻をくすぐるシャンプーの匂いと、
お日様の匂いを・・・あたしは、
いっぱい、いっぱい吸い込んだ。
- 156 名前:バービー 投稿日:2001年05月29日(火)19時51分22秒
- 写真集を見て触発され、かおよしを書いてみました。
本編の方も含めて、もしご覧になられてる方が
おられたら、感想とかお願いしますね。
- 157 名前:名無し読者 投稿日:2001年05月29日(火)22時05分47秒
- デカモニのふたりですね。
とっても新鮮で萌える〜
できれば、もうちょっと長い話にしてほしかったりして…
- 158 名前:第二小隊後藤隊長 投稿日:2001年05月30日(水)10時36分04秒
- さわやかな小説ですね。風の様なさわやかさを感じました。
こう言う小説、私も書いてみたいです。
- 159 名前:調子にのって続き 番外編:かおよし 投稿日:2001年06月04日(月)16時15分46秒
- 「あたしっ!・・保田のベイべーメンバーにノックアウトはっ!
圭織と吉澤の会話〜!!!」
「・・アハッ、何で何で?」
「いや、実はですね〜・・リスナーの皆さんっ!何かカオリと吉澤はですねー、
ものすごくね、変な会話をするんです。ホテルのエレベーターの中とかで」
「あ〜・・言ってたねえ」
「・・じゃあ、今夜403号室で待ってるから。・・とか吉澤が言って〜
あたし、初めてなの。・・・とかね」
「あははっ・・違いますよ〜・・・・」
「ほんと、あれにはビックリというか、ホテルの人にね、申し訳ないです」
「失礼な〜・・・んなことないですよぅ・・」
・・・ダイバーで繰り広げられたこの会話。
そうだった。
あたしと飯田さんは
いつも冗談ばかり言い合う仲で。
気づいたら・・・結構一緒にいた。
いい先輩で、楽しい人だと思ってた。
先輩、後輩のちょうどいい関係だった。
あの時までは。
- 160 名前:調子にのって続き 番外編:かおよし 投稿日:2001年06月04日(月)16時28分42秒
- 「じゃあ、今夜部屋に行くから」
「あぁ、待ってるよ」
あーあ・・今日も疲れたなぁ・・・・
地方のコンサートって何か精神的にしんどい。
お風呂でも入って、今日は早く寝よう。
今日は、珍しく誰かと同室、ってわけじゃない1人部屋だった。
やっぱり・・1人だと寂しいのもあるけど相手とかに気を
使わなくてもいいから、楽だしリラックスはできるというもの。
あたしは、バスタブにお湯をためてその間ベッドに寝転がっていた。
・・・・・テレビをつけると、モーニングのCM。
中央でニッコリと微笑むごっちんを見て、あたしまで
なぜかにっこりと微笑んでしまった。・・・・うーん・・・・
ごっちんの魅力って、こうゆうとこにあるんだろうか?
「・・・・あ〜・・・だるーい・・・」
お風呂湧くまで待ってらんないよぉ〜・・・
もう眠い・・・
眠い、なぁ・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
「・・・・吉澤・・・・・・吉澤ってば・・・」
「・・・・んー・・?・・ん、あ・・い、飯田さん!?」
目が覚めると、飯田さんがあたしの目の前にいた。
・・・・なぜに・・?
「・・・部屋、行くって・・・言ったでしょ?」
え・・、そんなの・・冗談に決まってんじゃん・・・・
「だ・・って、鍵、とか・・・・」
あたしが寝起きのままの声でそう言うと、
飯田さんは手元のキーをブラブラさせた。
「マネージャーに・・・スペアキー・・・・・もらっちゃった」
冷酷なような、穏やかなようなその笑み。
「・・・いくら呼んでも・・・・・・なかなか起きないんだもん・・
カオ、待ちくたびれちゃったんだから、もう・・・・」
え、何?・・・その悩ましげな表情。
「・・・・・ねぇ、早く・・・・・・・・して・・?」
飯田さんは、あたしの目の前まで来ていた。
そして、その長いまつげを伏せるように目を閉じる。
美しい顔をこんなにも間近で見たのは初めてだ。
整った顔立ち、美しい髪・・・・
あたしは、何かの錯覚にとらわれたように・・・・・
ゆっくりと、彼女の唇に自分のそれを重ねる。
二人の影が・・・・・・重なる。
- 161 名前:調子にのって続き 番外編:かおよし 投稿日:2001年06月04日(月)16時38分14秒
- うつろな目で彼女に口づけると・・・・・・
彼女は待っていたかのように、自分の舌をあたしの舌に絡める。
ねっとりした感覚。
何かの味、とかいうんじゃなくて・・・・
生々しい・・人間の・・・・・唇。
あまりにも、自分のおかれているその状況がいやらしくて。
あたしは・・・・不覚にも、彼女の舌を受け入れてしまった・・
「・・・・ん・・・ぁ・・・・」
「・・・い、飯田・・さ・・・」
戸惑って声をあげた。
だって・・・・
飯田さんが、自分の胸にあたしの手を置いたから。
やわらかい・・・・・・
女の胸ってこんなに気持ちいいものなんだ・・
「・・・・・早く・・・」
追い打ちをかけるように彼女はブラジャーの下から
あたしの手を忍ばせようとする。
しなやかな彼女の手があたしの腕を支配する。
「・・・・・・ん・・・そこ・・・」
あたしの指が、彼女の小さな突起に触れると
飯田さんは、電撃が走ったようにピクッと震える。
ここまでくると、さすがのあたしも
そろそろ・・・・・限界・・・・
身体、ってゆうか・・・・性器に熱が走るのがわかった。
- 162 名前:調子にのって続き 番外編:かおよし 投稿日:2001年06月04日(月)16時54分13秒
- 「・・・・・・・ひとみぃ・・・・」
ひとみ、なんて・・・・呼ばないで・・・
吐息の混じった声で、その綺麗な・・、綺麗な・・・
「・・・い、飯田さ・・あたし・・・・」
「・・・・・・・・・黙って」
何か・・・体・・・・・・・アツイよぉ・・
「お風呂、水・・・・いっぱいになっちゃう・・・」
「・・・そんなの、ほっとけばいーよ・・・」
「・・・・・でも・・・・・・・・ぁ・・」
あたしの、言葉が途切れたのは・・・・
飯田さんの指が、あたしの一番敏感で、大切なところに触れたから。
「・・・・・あ、だめぇ・・そんな、とこ・・・・・」
「・・・・うそ、・・してほしい、でしょ?・・・・・・だって・・・」
サディスティックな微笑みを浮かべる彼女。
「・・・・・・いっぱい、濡れてる・・よ」
「濡れてる」・・・その言葉に、あたしは反応した。
何て、はしたない。
あたしは・・・・何ていけない子なんだろう・・悪い子、だ・・
「ほんと・・・悪い子。・・・・こんなに濡らしちゃって」
何?・・・あたしの、考えていることが伝わるの?
「ひとみは、ほんとは・・・・すっごくスケベで、いけない子なんだよね」
「・・・違・・・・違う、もん・・・あたし・・スケベなんかじゃ、ない・・」
「だって、まだ何にもしてないのに・・・・濡れてるよ?」
だって、雰囲気だけで呑まれそうなんだもの。
「ひとみのここ・・・熱いよ?・・・いっぱい、グチュグチュ」
「・・・やっ!!」
何ていやらしい響き。・・・・何ていけない子。
それでも、あたしは行為を続けようとする飯田さんを止められない。
あたしの、脳の中で妙な麻薬物質がとめどなく・・排出されゆく
ダメだよ
- 163 名前:バービー 投稿日:2001年06月04日(月)16時57分34秒
- >157 名無し読者さん
レスありがとうございます。そう言って下さったので、
あともう一話、追加させて貰いました。・・・エロですけど(w
>158 第二小隊後藤隊長さん
ありがとうございます!第二小隊後藤隊長さんからレス
頂けるなんて光栄です。いつも小説読ませて貰ってます。
- 164 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年06月04日(月)17時36分18秒
- さすが尊敬するバービーさん・・
どんなカップリングでも、グッ、魅力抜群です!自分も書きたくなりますよ
- 165 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年06月19日(火)23時29分38秒
- 最近、バービーさんの小説(ここと白板、緑板)が
どれも更新されていないのでファンとして心配です。
いろいろ事情があると思いますが
楽しみにしているので、頑張ってくれることを願っています
- 166 名前:ラック 投稿日:2001年06月20日(水)20時12分32秒
- 僕もバービーさんの小説が気になって
夜も眠れないよ〜〜
色々あるとは思いますが
ガンバッテイキマッショォ〜イ
- 167 名前:バービー 投稿日:2001年06月26日(火)16時36分56秒
- >164・165 ラヴ梨〜さん ラックさん
レスをどうもありがとうございますっ!
実はちょっと行き詰まってるんですよねえ・・・
お二人だけしか、ご覧になってないかもしれませんが
とりあえず、報告しておきます。
かおよしの番外編も終わりましたし、また本編でも
ある続きを書くのにも少し抵抗が・・・
ってなわけで。本編の続きはもう少し待っていただいて、
タイトル通りの「甘い」お話をしばらく連載させて
頂きます。いい加減な作者ですみません・・・
- 168 名前:「10:36 無題」 投稿日:2001年06月26日(火)16時41分26秒
- 今日は、久々のオフ。
このところ、ミュージカルや何やらで
ほんと忙しかったから、学校には
全然通えない状態だった。・・・こんな事で
単位とれるのかな・・・?留年決定かも。
やっと、それが終わって・・・まあ、これからは
シャッフルユニットの活動が続くわけだから、
あたし達は、つかの間の休み(?)をもらった。
高校には、入学してからまだ数えるほどしか行っていない。
最も、メンバーの中では一番通ってる方だとは思うけど・・・
あたしは、このように実は真面目な性分なので、何においても
平日は絶対に学校へは行く!!・・・そう決めてるんだ。
- 169 名前:「10:36 無題」 投稿日:2001年06月26日(火)16時52分30秒
- 「あーあ・・・・・」
とは、言ったものの・・・・いざ、学校に来てみれば・・
本当につまらない・・ってゆうか・・今までの授業を受けてない
から、まるでチンプンカンプンってわけで・・
ウィーン・・・・・・
ふいにあたしは、足下に置いてあるかばんから、携帯のバイブの動き
を感じ取る。・・・誰だよ、授業中に。辻、か加護あたりだよな、絶対・・
そう思うだけで、ちょっとメールを見る気が失せる。
でも・・・仕事の大事なメールだったら・・・・・?
結局は、見てしまう「真面目な」性分のあたし・・
「受信メール一覧表示」
手探りであたしは、ボタンを押してたった今受信したそのメールを開く。
「10:36 無題」
・・・・ん?・・・無題、ってことは。
加護と辻の線は消えた。
あいつらは、いっつもしょうもないメールばっか送ってくる。
しかも、題名だけは妙〜に凝ってあるやつ。
考えられるのは・・・・・・・あと1人。
あたしの脳裏に浮かんだ人物は。
誰よりも、愛しくて
誰よりも、可愛くて
誰よりも、抱きしめたくて
誰よりも、あたしのことを好いてくれて
ちょっと高めの声と、サラサラの髪。
大きな目に、チャームポイントでもある耳。
日本のアイドル、ゴマキだ。
最も、ゴマキって呼ばれ方を彼女自身は嫌っているらしい。
「・・・・もー・・ほんとしょうがないなぁ・・」
あたしはそうぼやきながらも、ニヤニヤした顔でメールを開く。
「授業がちょーつまんない!どっかにさらってよぉ」
これは珍しい。ごっちんも、学校に行ってたらしい。
・・・・のわりには、こんな内容のメールだけど。
あたしは、よくわからん漢文を読む先生の声を背に、
愛するお姫様にメールを返信「してさしあげた」
- 170 名前:「10:36 無題」 投稿日:2001年06月26日(火)17時07分28秒
- 「11:20」
あたしの、返信メールはそのたった一言。
んー・・・これでわかるかなぁ・・?
わかったら・・・・・
愛、だよねぇ。
と、いうわけで・・吉澤ひとみ、帰らせて頂きます。
適当ないいわけを作って、早退する旨を職員室まで伝えに行く。
・・・・あっさりしたものだ。先生は簡単に帰してくれるんだから。
さー・・門を出て・・駅へ向かって・・・・・・
向かった先は、・・・・・・・
「よっすぃー!!!!!!」
いたいた、ベンチでさっきまでふてくされたような顔で座ってた奴が。
あたしを見た瞬間、立ち上がって・・満面の笑顔。・・・んー・・・
悔しいけど、超かわいいぞ、ごっちん。
制服姿がまぶしいや。
「よっすぃー、おかえりぃ。暑かったねぇ、疲れたでしょ?」
開口一番、額のあたしの汗を見てごっちんはそう尋ねた。
「・・・・・んー・・・・疲れたぁ・・・」
あたしが、そう言うとごっちんはニヘラッと笑うと、
思いっきり、ギュッと抱きついてくる。
甘い、女の子の匂いがした。
「・・・・・・・充電してあげよっか?」
「充電」=キス?・・抱きしめる?・・
「・・・・うん、して・・・」
「・・・・・えへへぇ・・・・ぎゅうーっっっっ!!!!」
彼女は言葉に負けないぐらいのバカ力であたしを抱きしめた。
・・・・ったく、いくら空いてる駅だとはいえ・・
はずかしいじゃん。
でも・・・・嬉しいんだけどさ・・
「・・・・お返ししたげる」
- 171 名前:「10:36 無題」 投稿日:2001年06月26日(火)17時16分28秒
- 「お返しぃ・・・?いいよぉ、とりあえず何か食べ行こっ!」
ごっちんは、照れ笑いをしながらあたしの手をギュッと掴んだ。
「・・・何食べよっか〜・・?・・・・よっすぃー、何食べたい?」
「んー・・・・ごっちんが食べたい」
あたしが、得意そうな笑みでそう言うとごっちんは
耳だけ、赤くして
「・・・・バカ」
って一言。
はいはい、どうせバカですよ。
散々迷ったあげく、結局あたし達は一番近くにあったファーストフード店
に落ち着くことにした。・・・ま、高校生の定番、みたいな・・
「今日学校どうだった〜ぁ?」
「・・・・んー・・別に・・・フツー・・」
「・・・・よっすぃーの学校、ってさ」
「うん?」
「女子校、だよね?あたしもだけど」
「そうだけど・・・・」
「・・・・やだからね」
「・・・・・・・は?」
「・・・・あたしより、かわいい子見つけても・・浮気したらダメだよ」
うわーおっ!かわいいこと、言うじゃん。
そんなもん、浮気なんてするわけない。
「・・・・しないよ、・・こんな愛しい奴、他にいないもん」
「だよね」
他愛のない会話。
マイペースなあたし達。
何を言っても「だよね」で終わる。
気があいすぎるというのも困ったものだ。
- 172 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月27日(水)22時38分15秒
- バービーさん、僕も楽しみにしてます。がんばってくださいね。
- 173 名前:「10:36 無題」 投稿日:2001年07月06日(金)12時00分44秒
- 「・・・・ねー・・、辻と加護がさー・・よっすぃーのこと、
好きなんだって。・・・知ってた?」
そんな、彼女からの突然の言葉。
辻と加護?
あいつらがあたしのことを「好き」?
・・・・からかって遊んでるだけじゃんか。
すっかり、あたしは年下に翻弄されるようになってる、ここ最近。
「・・・ほーんと嫉妬深いなあ、ごっちんは」
「なっ・・ちっ、違うよぉ!・・そうゆー意味で言ったんじゃないもん・・」
「じゃあ・・・・どうゆう意味だよ?」
それは・・・・・
言おうとしたごっちんの唇を
素早くあたしは奪った。
「・・・・・んっ!!」
キスをした後、彼女は唇を隠して赤くなる。
何でこんな純情なんだろうか?
ファンの皆さんは、きっとごっちんが純粋だってこと
知らないと思うなー・・擦れてるイメージあるし。
・・・・知ってるのは、あたしだけ?
これはちょっと気分がいい。
「何でそんなことすんのっ!ここ、ご飯食べるとこでしょー!!」
「・・・・・それじゃ、どこならしていいわけ?」
意地悪なあたし。
・・・かわいいごっちん。
「・・・・・・あたしの・・・ウチ・・・」
- 174 名前:「10:36 無題」 投稿日:2001年07月06日(金)12時11分52秒
- 「・・・・・・仕事まで、さ。あと2時間もあるよぉ?」
そう、今日は午後からは仕事。
オフってゆうのは・・・午前中だけ。
ひどいよね、アップフロントエージェンシーって。
「・・・・・2時間しか、だよ」
「でも・・・・2時間あったら・・・できるじゃん、その・・・」
なあに?
言いたいことは、わかってる。
最近、ちょっと欲求不満だもんね、お姫様は。
・・・気づいてたよ、何となく物足りない顔してるの。
もっと、欲しがってる顔してるのだって。
「・・・何?」
「・・・・・その・・・、ほら・・色々・・さ・・」
色々?
・・・・そんな言葉で。
絶対に終わらせない。
「・・・とっ、とにかく、行こっ!!」
結局、「何」がしたいかはごっちんは言わぬまま。
さしずめ、あたしはごっちんの家に「強制連行」
されたようなものだった。腕をバカ力で引っ張るもんだから。
都心からは近い、彼女の家。
何度となく歩いたこの道。
・・・・もちろん、この丸い笑顔を
横目で見ながら、幸せを感じて。
何度となく、歩いてるこの道。
見覚えのある青い屋根の家が・・・ごっちんの家。
ガチャッ・・・・
「ラッキー、今誰もいなぁ〜い!」
わかってたくせに。
誰もいないなんて、わかってあたしを
ここに連れてきたんでしょ?
照れ屋の彼女のわざとらしい喜びの声が、
何だか・・・・くすぐったかった。
「・・・お茶、入れよっか?」
入れて、なんて言って欲しくないらしい。
彼女の顔にはそう書いてある。
ほんとは・・・・すぐにでも求めてほしいんでしょ?
「・・・・うーん・・・・・・・入れて」
意地悪なあたし。
「・・・・・・わかった、じゃー・・部屋で、待っててよ」
「やだよ、ごっちんの部屋汚いもん」
ちょっと俯いて、小さな声で彼女は呟いた。
「・・・・ベッドんとこは・・キレイにしてあるもん・・・・」
何だよ、それしか頭にないわけ?
・・まー・・あたしも、好きなんだけどさ。
そうゆう行為ってもんは。何てったって
好きな人と肌で触れ合うことほど
気持ちいいもんはない。
・・・・・よーしっ!いっちょ頑張りますかっ!!
- 175 名前:「10:36 無題」 投稿日:2001年07月06日(金)12時23分06秒
- 「お待たせ〜・・・紅茶、で良かった?」
そんな気弱そうな目で聞かなくても。
紅茶でもコーヒーでも青汁でも、
ごっちんと一緒なら何でもおいしいよ。
・・・・そう言ったら、彼女はまた照れて
あたしの服の袖を引っ張った。
「・・・んー・・やっぱ、ごっちんの入れる紅茶は最高だね〜」
「ほんとっ?良かった〜・・・一気に飲んじゃったね・・よっすぃー」
外を歩いてきたせいか、喉が渇いてたから、
あたしは紅茶をほとんど一気に飲み干してしまった。
「・・・・食後、の・・デザートは?」
食べる?食べない?
そんな表情。
とーぜんじゃん。
「食べる」
あたしはそう一言言うと、彼女をベッドに押し倒す。
柔らかい髪のかかったその頬が愛おしくて・・
何度も何度も頬ずりをする。
ごっちんは、くすぐったそうにそれを受け入れて
その度に、クスッと笑っていた・・・
「・・・・好きぃ、ごっちん」
「・・・・・・・・あたしも、好きだよ」
折れるぐらい、抱きしめる。
寝ていると、多分下にいるごっちんは
相当苦しい体勢だと思うけど・・・
ま、いっか。
「・・・チューして」
あえて、あたしからねだってみた。
キスだけはほんとうまいんだから、この子は。
あたしがねだると、エンドレスにくれる。
「・・・・・・んー・・・いいよぉっ!」
嬉しそうな顔をして、ごっちんはあたしの顔を手で固定する。
・・・・窓から差し込む日差しが心地よくて・・・・
このまま、ずーっとずっと・・・繋がっていたい。
チュって音を立てて、まずは軽く口づける。
もう、やめられそうもなかった。
一度キスをしたら・・・
あたしがねだったキスなのに、
ごっちんは、あたしが舌をからめてくるのを
今か今かと待ちわびているらしい。
何でもわかるんだから。
ごっちんのことは・・・
「・・・・・ん・・・」
- 176 名前:「10:36 無題」 投稿日:2001年07月06日(金)12時30分04秒
- タイミングを見計らって、あたしは彼女の口内に舌を滑り込ませる。
・・・・・いい感触。
「・・・んっ・・ん・・・・・・」
おいおい、キスだけでそんな悩ましげな声あげないでよ。
・・・・・・これから先、ど〜なるんですか〜?(by梨華ちゃん)
うん、気持ちいいんだけど・・・いいんだけど・・・・
ちょい、苦しい。
あたしは、一旦、ごっちんの唇から顔を離す。
すると、彼女は悪戯っぽい表情をして、
あたしの首にまとわりついた。
「・・・・・やだぁ」
もっと、してほしいの?
でも・・・言わなきゃしない。
「・・・・・・もっと?」
「・・・・・・うん、もっと・・もっとぉっっ!!!」
半分、涙目になりながら
ごっちんは大きな声でそう言った。
- 177 名前:「10:36 無題」 投稿日:2001年07月06日(金)14時00分14秒
- 「・・・・・悪いこと、・・・しちゃおっか?・・」
一応、同意の上で楽しみたいのであたしは聞いておく。
あくまでも、「控えめ」な言い方で・・・
「・・・違うよ・・・・・」
「・・うん?」
「・・・・よっすぃーとなら・・悪いことじゃないよぉ・・・・・」
じゃあ、いいこと?
・・・そう尋ねると、彼女は恥ずかしそうに視線を反らしてしまった。
あーあっ、ほんと。こうゆうとこだけはシャイなんだから。
「・・・・・おっぱい・・触ってよぉ、もう・・我慢できないもん・・・・」
おいおい、またねだるんですか?
・・・仕方ない、お望みを叶えましょう!!
最初からするつもりだったけどね。
自分で触らんばかりの勢いで彼女が言ってきたから、
とりあえず、あたしはその柔らかい胸を優しく揉みしだく。
「・・・・・ふっ・・ぅ・・ぅん・・・」
もう感じているらしい。
小さな喘ぎ声と、上気した頬が
一層、あたしの欲望をかき立てた。
「・・・・ごっちん、こっち向いてよ・・・」
照れて、視線を反らして感じているごっちんに、あたしはちょっと水を差す。
見つめられてないと・・・何だか1人でしてるみたいで虚しいから。
「・・・・うん・・」
あたしは、ごっちんがあたしを見ているのを確認してから
そっと、大分尖ってきた胸の突起に触れる。
「・・・あっっ!・・やぁぁん・・・」
高い声が、あたしの脳裏に焼き付くように残る。
ごっちんの声は・・・まるで媚薬のようだ。
あたしの脳を・・いやらしい欲望でいっぱいにしていく・・・
- 178 名前:「10:36 無題」 投稿日:2001年07月06日(金)14時27分24秒
- 胸の突起を、強くつまんでみたり・・それから転がしたり・・
最初の頃よりは随分慣れた。・・・もっと、壊したい。
「・・・・んっ、はっ・・ぁっっ!!・・・も・・・・」
あたしは制服のスカートの中に手を入れる。
太股から、そっと指を這わせて・・秘部へと入っていく・・
「・・・んんぅっっ!!・・やっ、ダメっっっ!!」
下着の上からなぞっただけでも、分かった。
彼女のソコは・・・すでに、蜜でいっぱい・・・
「・・・は、ずかしぃ・・よぉ・・・」
彼女はあたしの肩に顔を埋めようとする。
もちろん、あたしはそれを阻止。
キスして、なだめると・・彼女は落ち着く。
そして素直にあたしの言う事を聞くんだ。
「ちょっと、腰・・うかして」
耳元で彼女に告げる。
「・・・・ん・・・、こう?」
あたしに確認をとってから、ごっちんはそっと腰を浮かした。
浮かせたのは・・・もちろん、下着を取るため。
あたしは、ごっちんをもっと感じさせたいが為に、
ソコへ、顔を潜り込ませるようにした。
「・・・・よっすぃーの顔・・見てたい・・見えないもん・・そこじゃ」
「もっと気持ちよくなりたいんでしょ・・?」
当然、答えは決まってるでしょ?
お見通しだよ。
「・・・・・・・なりたい、の」
ほらね。
あたしは、もう蜜でいっぱいのソコにまずは細かく刺激してみる。
「・・・・っっんっ!・・ひゃぁんっ・・・」
舌先で、つつくように。あくまでも優しく、包み込むように・・・
「・・気持ちいいの?」
「・・・・・う・・ひぁっ・・・ふっ・・・んぅ・・」
彼女は、あたしの攻撃に耐えられないらしい。
「もっと、声出してよ・・・聞かして?・・・聞こえないもん」
「・・・・ふっ・・ん・・・あ・・あぅっん・・・!!・・・・・」
あたしは、舌をそこに這わせたまま胸の方にも手を伸ばした。
「あ、・・・はぁっんん!!!・・・やっ、やっ、だ・・んんっ・・・・」
乳首を指の間で摘みながら、前よりも強くソコを吸ってみる。
「・・・・よっ、っすぃー・・あたし、もっ・・・」
イっちゃう?
・・・・・最後の一言は、絶対に言わせるよ。
- 179 名前:「10:36 無題」 投稿日:2001年07月06日(金)14時47分47秒
- 「・・・そんなに、気持ちいい?」
あたしは、そう尋ねる。
胸に触れた手を動かしたまま。
「・・・・んっ・・・うん・・・」
「・・・・じゃ、もっと気持ちよくなろっか?」
ごっちんの耳元で熱い吐息でそう問い掛けた。
これ以上続けても・・つらそうだし・・・
そろそろ・・だよね
あたしは、指をごっちんの中に一本。
「いあぁぁぁぁっっっ!!」
それと共に、ビクビクとごっちんの体が大きく反り返る。
「もう一本・・・入れていい・・・?」
返事も聞かずに、あたしは隣の人差し指もごっちんの中に入れてみる。
2本の指を、鍵穴に差し込むようにして奥まで入れ込んでくねらせる・・
すると、見事にごっちんの体もくねる。
「・・・あんま、動いちゃやりにくいよ・・・」
「やっ、だって・・・ぁんっ・・・そんな・・・・ゃんっ・・・!」
ごっちんの中に入れた指を、器用に動かしてみる。
「いやぁぁぁんっっ!!」
やらしい音と共に、ごっちんの喘ぎ声が部屋いっぱい広がってる。
「んはぁぁぁっっ・・・・・・」
あまりにも、その感じた顔が・・・綺麗で。
あたしは、ただ無言で指を動かし続ける。
「・・・・・・・・・いぁっ!・・・」
「・・・ひゃ・・・もっ・・・あた・・よっすぃ・・・」
「がまんしなくって・・・・いいんだよ?」
「・・・・んぁ・・や・・まだ、イキたくない・・終わりたくないも・・っ」
それは、無理でしょう。かなり・・限界ですよ?後藤さん。
もっと早く指動かしたら、すぐにでもイっちゃいそう。
「ふっぅ・・・・んぁ・・う・・・」
ごっちんは、目を瞑って懸命にこらえてる。
「・・・・・・・・んはっ・・・ぁっ・・・」
急に、その感じたままに声を出してる唇に悪戯したくなる。
口を開けたままだから、唾液が出てきて顎まで濡らしてる・・・
あたしは、彼女の唇をそっと吸うようにキスをする。
突然の、唇への攻撃(?)に彼女はちょっと戸惑う。
「・・・・んんっっ・・・・」
しかも、満足に声を出せないらしい。
なま暖かい唇。・・・口内をゆっくり荒らしてくあたしの舌。
ごっちんの肩が、小刻みに震え出す。
指を入れたままのソコから、溢れるぐらいに蜜が出てくる・・・
- 180 名前:バービー 投稿日:2001年07月06日(金)14時56分19秒
- >172 ありがとうございます!そう言っていただけると嬉しい!!
久々に更新しました。・・・しかもエロ(w
これからは甘い話を中心に頑張っていきます。
- 181 名前:ラック 投稿日:2001年07月06日(金)16時08分51秒
- バービーさんゆっくりでイイから頑張って!
- 182 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月06日(金)22時11分53秒
- たくさん更新!うれっすぃー!
- 183 名前:バービー 投稿日:2001年07月06日(金)23時03分28秒
- >181 ラックさん
いつも、レスありがとうございます。
これからは、まめに更新できると思います!
>182 名無し読者さん
そう言って頂けると何よりも嬉しいです。
ありがとうございます!!
ってゆうか、こんなエロでしかもageでいいのだろうか・・・
- 184 名前:mo-na 投稿日:2001年07月07日(土)00時23分38秒
- 更新っすね!
>かなり・・限界ですよ?後藤さん。
この客観的なフレーズ良いですね。sageして置いた方が良いのかな?(笑)
- 185 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月07日(土)11時39分20秒
- sageで行きましょう。つづきがたのしみ。
- 186 名前:「10:36 無題」 投稿日:2001年07月07日(土)22時37分26秒
- 「・・・・もー、よっすぃーってば・・きついよ、あたし、腰痛い・・」
何を言うか。ねだったのは自分でしょうが。
そう言いたげなあたしに気づいたのか、
濡らしてしまったスカートを着替えた後に、
ごっちんは後ろからまとわりついてきた。
「・・・うそだよ。・・・うれしかったもん・・・・・気持ちよかったし」
「いーよ、ご機嫌なんかとらなくっても。・・あたし、下手だし」
「下手なんかじゃないよぉ、超感じちゃ・・ぅ・・もん・・」
「何で最後の方だけはずかしがんの?」
あら、黙っちゃった。
顔が赤いよ、ごっちん。
「・・・・・行こっか」
仕事があるの、忘れてた。
ごっちんは・・あんなに乱れた(?)後で
仕事をするのは平気なんだろうか?
そう尋ねると、彼女は
ヘヘッと笑って。
「平気だよ」
と一言。
「おはよーございまーす」
「あ、おっはよー!・・遅いよ、二人」
あたし達が楽屋に入ると、すでに残りのメンバーは
集結して、ミーティング?・・らしきことをしていた。
「すいません・・・」
ごっちんが謝りもせず、衣装に着替えだしたもんだから、
あたしは思わず、残りのメンバーに頭を下げてしまう。
「何か、よっすぃーって後藤さんの彼氏みたいだねー」
「そうやな、よっすぃー男前やし」
着替えだしたあたしの背で、そんな声が聞こえた。
「・・・・しー、それは言っちゃダメだよ。子供は知らなくていーのっ」
梨華ちゃん・・・一体、何を知ってそんなこと言ってんだよ。
「え?なになに、子供が知らなくていい関係って!?」
矢口さんが身を乗り出して、聞いてる姿が目に浮かぶ。
「へっ、なに!?・・何かやらしい関係?」
それに加えて、安倍さんまでも興味津々の声。
当然、あたしとごっちんのこんな関係のことをメンバーは知らない。
まあ・・同い年だから仲良いんでしょ、程度にしか思ってないだろう。
・・・・っていうのは、ごっちんがいくら仕事場で甘えてきても、
あたしがまるっきり相手にしない、ってゆうか・・・
いやなんだよね、あんま冷やかされたり。まして、誰かにこんな関係
とかが知れて、変な噂とかが流れちゃったらやだし・・(変な噂って・・)
それをなぜに梨華ちゃんが。
- 187 名前:「10:36 無題」 投稿日:2001年07月07日(土)22時50分30秒
- 「やーだー、梨華ちゃん何で知ってんのぉ!?」
ちょっ・・・ご、ごっちん!?
「・・・・なーんて、言うと思った?・・うっそー」
良かった・・一応、ちゃんとわかってるんだね、ごっちん・・
いつも、何で隠したがるの〜?・・とばっかり尋ねるけど。
「・・・・ね〜・・ごっつぁんさ〜・・何か、痣みたいのついてるけど・・」
矢口さんの言葉。
着替え終わったあたしは、ごっちんを見るために素早くカーテンを開けた。
・・・・・な、何て・・服を着てるんだ・・
今日に限って。
ごっちんの衣装は・・・露出度の高いベアトップらしきもの。
「え〜、なに?」
その「痣みたいの」の存在にごっちんは気づいてない様子。
「ほら、その鎖骨んとことか。・・あ、首も」
「蚊にでも、噛まれたのかな?」
違う。・・その、「痣みたいの」は、間違いなく・・あたしがつけた、
愛の(?)痕跡、ってやつだ・・・・
「あ、ほんとだ〜!・・・もー、よっすぃー!・・・・・・って・・ぁ・・・」
あーあ・・・もう、終わりだ・・
これからあたしは、まずお調子者の加護に冷やかされて。
飯田さんあたりには、何か変な目で見られて。
安倍さんには、目があう度に顔を赤くされたり。
矢口さんにはニヤニヤ笑われたり。
保田さんには・・・また説教されたり。
梨華ちゃんには、意味ありげに微笑まれたり。
「何で、蚊に食われたのによっすぃーが出てくるの〜?」
不思議そうな声を上げた人物。・・・・辻だった。
・・・・こいつだけは、その言葉の意味に気がついていない様子。
「辻には・・矢口は知らないでいてもらいたい」
「うん、なっちもそう思うよ。・・・まさか、二人がそんな・・」
「のの・・・ごめんな。・・あたしにはわかんねん・・」
その日ずっと、「え〜?なんでぇ?どうしてぇ?」と
辻がうるさく聞いていたことは、言うまでもない・・
- 188 名前:Dericious 投稿日:2001年07月07日(土)23時05分22秒
- 「・・・・・あ〜あ、バレちゃった。・・よっすぃーのせいだかんね!」
メンバーが各々の撮影に入って、出ていった後に開口一番。
ごっちんはそう言った。・・・何で?・・あたしのせいなわけ?
「何であたしのせいなわけ?ごっちんが言ったんでしょ!?」
ごっちんは、そう言っても口を尖らせたまま。
腹が立っているはずなのに・・・たまらなくそれが可愛らしい。
「だってぇ、跡つけるからぁ・・・」
「だからって、何もあたしの名前呼ばなくても」
「・・・・とにかく!・・よっすぃーのせいなのっ!」
あたしのせいなの・・?・・・誰か、教えて下さい・・・(涙)
「・・・ねぇ」
気がつくと、いつの間にかごっちんはあたしの目の前にいた。
目の前、・・・ってゆうか・・横から抱きついてる。
「ねぇってば」
そして、あたしの髪に指を通す。
「・・・・ん?」
「これからは・・・さ」
ん?・・何か、いつものごっちんじゃないぞ?
今日は随分と・・強気な表情。
「・・・・堂々と、よっすぃーに・・甘えても・・い?」
うーん・・・・難しいところだな・・
あんま人前でイチャイチャすんのとかやだし。
横から抱きついてきたごっちんを、あたしも
腰に手を回そうか迷っている状態。
腕が、宙に浮いてる。
何かあたし・・・・照れてる?
「・・・・ね、・・・・いい?・・・」
ごっちんの、その瞳に吸いこまれていきそう。
ダメだ、このままじゃ・・流されてしまう。
- 189 名前:Dericious 投稿日:2001年07月07日(土)23時15分47秒
- 「・・・・・ダっ、ダメだよっ!」
咄嗟に、あたしはそう言ってしまう。
だって・・・・ごっちんが、あまりにも・・
可愛くて、ドキドキして・・止まんなくて。
不覚にも・・・あたしは、かなりときめいてるから。
「・・・・よっすぃ、顔・・赤いよぉ?・・変、なの」
変なのは、ごっちんです。
今日はどうしてそんなに強いの?
3時間前まで、あんなに・・・・
あ、あんなに・・・した、後、だから?
「・・・・・照れてる?」
あたしが、首を振ろうとして。
ごっちんの方を向いたら。
唇を奪われた。
チュッ・・・・・・
不覚にも、あたしは・・・またときめいてしまう。
「不思議だよ」
「・・・・何が?」
「さっきまで、メンバーと騒いでたのに。何ですぐキスできるのかなって」
それは、あたしのもっともな疑問である。
こんなに短時間の間に、彼女の思考回路は働くのだから。
「不意打ちは、やだよ」
これは、あたしのちょっとしたわがまま。
「・・・・・ちゃんと、二人だけの時だけ」
間近で、不思議そうに目を見開いているごっちんに向かって軽く微笑む。
「・・・・・今夜、泊まってってもい?」
「やだ、もー・・体力ないよ」
- 190 名前:バービー 投稿日:2001年07月07日(土)23時18分30秒
- sageのつもりが間違えてしまった・・鬱だ・・
あまり、ストーリーの流れがよくわからぬ展開になりました。
でも返って、それを求めていたのれす(w
ってゆうか・・照れる吉澤が書きたかった。
>184・185
レスありがとうございます!
微妙な続きでごめんなさい(w
- 191 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月08日(日)14時04分09秒
- 照れるよっすぃ〜萌えですね。
あまあま最高っす♪
- 192 名前:大丈夫 投稿日:2001年07月11日(水)14時51分05秒
- 「・・・だからっ、そんなんだったら行かない、ってば!やなのっっ!!!」
今日も仕事。・・・・いつもと同じ朝。
あたしは、珍しく寝坊して、早足で楽屋に向かっていると、
奥の部屋からそんな叫び声らしきものが聞こえてくる。
「・・・・・な、なんだぁ?」
思わず、声に出してその叫び声「らしき」ものが聞こえてきた
方を振り返ってみると、そこに見えたのはごっちんの背中。
・・・・またマネージャーとけんかしてんな、あいつ・・
いつもわがままばっか言って、ごっちんとスタッフさんとかは、
衝突してしまうことがある。ごっちんの口が達者っていうせいも
あるけど、明らかにあのお姫様はわがままだから。
それは、すでにもう実証済みだと思われる。
・・・・・いつものことだ。
そう思って、あたしはいつも通り楽屋へと足を進めた。
「・・・あっ!よっすぃー、来たっ」
あたしの顔を見て、矢口さんが驚いたように声を上げる。
・・・・ん?何で普通に来てるだけなのに驚くんだろ・・
やっぱり、今日はいつもとは違うのだろうか。
「ねぇねぇ、よっすぃー。来るとき見たでしょ?」
ワイドショーを見るおばさんのような顔つき。更に、
身振りで安倍さんと矢口さんがあたしにすり寄ってくる。
「見た、って・・そりゃ色々見てきましたけど・・」
あたしのその言葉に、二人は呆れたように顔を見合わせる。
「違うって。そうゆうことじゃなくってさ」
「・・・・じゃ、どうゆうことですか?」
そして、またも顔を見合わせる二人。
もー、チップとデールだかマッチだか何だか知らんが
この二人の気のあいようと噂好きには呆れる。
何でもいいからさっさと言えよ・・・
「ごっつぁんだよ、ごっつぁんっ!」
矢口さんは、辛抱たまらなくなったのか、
眉間にしわを寄せ、握り拳を作ってまでその名前を呼んだ。
「・・・・・ごっちんが、どうかしたんですか?」
一体、何が何やらさっぱりわからなかった。
だって、ごっちんがスタッフとけんかしてるの
なんて、しょっちゅう見かけてるし、矢口さんと安倍さん
だって何度も見てきてるはず。・・・なのに・・何で?
「それがさ、何か退学させられるかもしんないんだってさ!」
- 193 名前:名無しさん 投稿日:2001年07月14日(土)01時23分59秒
- http://www.tcup5.com/538/yumi.html
- 194 名前:大丈夫 投稿日:2001年07月14日(土)18時01分41秒
- 「はぁ!?」
矢口さんからそのことを聞いた途端、あたしはまさに
「開いた口が塞がらない」って状態になってた。
ついこの間まで、嬉しそうに高校の話をしてたのに・・
あたしは、退学させられるという事実よりも。
そんな大事な事をどうして矢口さんから聞かなきゃいけないのか。
そして、何よりも誰よりも最初にどうしてあたしに話してくれなかったのか。
そのことに腹が立っていた。
「・・・よっすぃー?・・大丈夫?何か固まってるけど・・」
そんなあたしの様子を見て、矢口さんは心配そうな表情で
覗き込んでくる。隣の安倍さんは、全然気にもしてないようだけど。
「・・大丈夫です。・・・あの、あたし・・ちょっと様子見てきます」
とりあえず、現在の状況っちゅうもんをしっかりと把握しなければ。
にっちもさっちもいかない・・ってやつである。
あたしは、カバンも置かずに先ほどの声が聞こえた部屋へ向かう。
・・・・どうか、取り越し苦労でありますように。
「イヤだって言ってるじゃんかっ!」
また同じ、叫び声。・・もちろん、ごっちんの声。
どうやらまだ同じ事で揉めているらしい。
あたしは、タイミングを見計らってその部屋へと足を踏み入れた。
「・・・・あ、吉澤」
中にいたマネージャーがあきれ果てた顔をこちらへ向けて
あたしの名前を呼んだ。・・随分と言い争ったようだ。
マネージャーの額には、うっすらと汗が滲んでいる。
「何、か・・あったんですか?」
これは、いつもの些細な事ではない。そう思って尋ねたこと。
「いや、それがさ。・・も〜・・何とか言ってやってよ」
いつもの事務的な口調とは違い、本当に困ってるような、
そんな心境をよく表すものが、口調に出ていた。
「この子、言うこと聞かなくて・・」
「・・・だから、何があったんですか?」
「いや、それがねー・・」
「言わないでっ!」
マネージャーの声は、ごっちんの大声に遮断される。
「・・・・・っ・・よっすぃ、にはっ・・言わない、でっ!」
いつの間にか、あふれ出す涙。
それが、その可愛らしい頬を見る見るうちに濡らしていく。
悔しさと、怒り。・・そんな涙だったように感じる。
「吉澤には言わないで、って・・・何でよ?あんたが怒ってる原因は・・」
「言わないでって言ってんでしょっ!・・言わないでよ」
- 195 名前:大丈夫 投稿日:2001年07月14日(土)18時08分59秒
- マネージャーが言おうとする度に、ごっちんの涙混じりの声が
遮断するもんだから、あたしとしてはじれったくてしょうがない。
退学の話が本当なのか。・・だったら、どうして話してくれないのか。
そればかりが、あたしの中でモヤモヤになって残ったまま。
「・・・・とにかく。今日言ったことはちゃんと守りなさい。・・いいね?」
そんなごっちんを見かねてか、マネージャーはその討論(?)
を締めくくるようにして言った。
「イヤだっ!そんなんだったら、絶対いかないのっ!!」
「ほんっとにあんたは・・・・」
一体、何をそこまでこだわってるの?
「・・・・・教えてよっ!!何をそんな言い合ってんだよ!?」
とうとう、堪えきれなくなったあたしは大声を上げる。
あたしは・・・・待つことや、悩むことはキライ。
すぐに、結論を出したかった。早く聞き出したかった。
それでも・・・あたしが一番大事なのは。もちろん。
ごっちんの、気持ち。
「・・・後藤は、ピアスをはずさない、って言い張ってるのよ」
マネージャーは、ごっちんの耳のあたりを見つめてそう言った。
・・・・ピアスを・・はずさない・・・・?
それを聞いた当のごっちんは。
あたしと、目もあわせずに。
俯いて赤くなっている。
どうして・・・・赤くなる?
「それが、おかしいの。・・・吉澤から、もらったピアスだからなんだってよ」
・・・・・・あたしから?
もらったピアスだから・・・・?
- 196 名前:大丈夫 投稿日:2001年07月14日(土)18時21分02秒
- ――――――
「あ、コレ可愛い・・・」
あたしの机の上に整理されてたジュエリーボックス。
中に入った、指輪やらピアスやら・・
その中の一つを手にとってごっちんは小さく呟いた。
それは、至ってシンプルな形のシルバーの輪っかみたいなやつだ。
2週間前ぐらいまで、気に入ってずっとつけていた。
それがあたしの耳についているのを見つける度に揺らしては、
「よっすぃー、そのピアス好きだねぇ」
って、嬉しそうに微笑んで言っていた。
あたしはその度に、
「うん、好き」
そう答えてた。
そんな見慣れたものなのに。
まるで、初めて見つけたかのように。
「あー・・それぇ?何かずっとつけてたから飽きちゃったんだ」
あたしは、チラッとそれを見てそう言った。
「・・・・ふ〜ん・・飽きちゃったんだ〜・・・」
飽きたという言葉を、噛みしめるようにごっちんは言い、
手に乗せたピアスをずっと眺めている。
「・・・・欲しいの?あげよっか?」
あまりにも、愛しそうにピアスを見つめるものだから。
ここは愛するごっちんのため。多少の犠牲など。
あたしはさりげなく、ちょっとぶっきらぼうにそう言ってみる。
「ほんとぉ!?」
その時の、喜びようと言ったら。
何度も何度も鏡を見て、揺らしては
「似合う?似合う?」
とあたしに尋ねる。可愛らしい笑顔で。
あたしは、その度に
「うん、似合うよ」
と言ってやった。
どんな仕事の時も、必ずつけていた。
意識的に見てはいなかったけど。
きっとつけてるって感じ取っていたんだ。
まるで、何かの糸のように。
- 197 名前:大丈夫 投稿日:2001年07月14日(土)18時32分38秒
- あたしは、ふっとごっちんの耳元に目をやる。
その耳には・・紛れもなく、あの時あげたあたしのピアスがぶらさがっていた。
「・・・ごっちん、それ・・」
あたしが、近づこうとするとごっちんは
素早く動いて、恥ずかしがった。
「・・・・・もう、仕事始まるから。早く準備しなさいよ」
とりあえず、討論は一時休止のようだった。
マネージャーは打ち合わせに入る。
部屋には、・・あたしとごっちんの二人だけ。
「・・・・何で、言ってくれなかったの?・・学校の、こと」
沈黙を先に破ったのは、あたし。
俯いたままのごっちん。
「あたし、ショックだったんだよ?・・最初に、言ってほしかったのに」
それは、あまりにも正直なあたしの本音。
「・・・・だっ、て・・・」
少しかすれた声で、ごっちんは言葉を返そうとする。
あたしの方は見ないまま。今にもまた、泣き出しそうに。
「その、ピアス・・さ・・」
やっぱり、元凶はピアスなのであろうから、
あたしはそれを話題に出す。
「・・・・だって、ずっと・・ずっとつけてたいんだもん!!!」
あたしが、言いかけようとすると。
それは、ごっちんの言葉に遮られる。
涙混じりの、高い声に。
「・・・あの、時・・言ったでしょ?・・ずっとつけててね、って・・」
・・・そんなこと、言ったっけ。・・あたし。
―――――――
「・・ねー、それさ」
「ん?」
「そんなに気に入ったの?」
何気なく交わされる会話。
雑誌に目を落としたまま、まだ
嬉しそうにピアスばかり気にしているごっちんに。
あたしが尋ねたんだった。
「うんっ!超気に入ったよぉ」
「・・・・なら、いいけどさ。・・一個注文してい?」
そうだ。
あれはちょっとした意地悪のつもりで。
からかったつもりで。
笑って言った。
「ずっと、つけててよ。・・それ」
「ピアス?」
頷くあたし。
「ずーっと・・・一緒にいるみたいじゃん」
「ん・・・」
「わかった?・・絶対だかんね?」
「・・・・・・はーい・・」
元凶は・・・あたしか。
- 198 名前:大丈夫 投稿日:2001年07月14日(土)18時45分25秒
- あたしは、立っていたごっちんの後ろに回り込んで。
彼女を、体ごと全部抱きしめてみる。
それは、あまりにも自然な行為で。
二人が一番安心する姿勢だから。
「・・・・ごっちん?」
「・・ん・・」
「・・そんな、ピアスにこだわんないで、いいよ」
あたしが、ごっちんを抱きしめたのは。
そんな、あまりにも健気なごっちんが
どうしようもなく、愛しかったから。
抑えきれないぐらい・・止められなかったから。
だから、抱きしめた。
「・・・でも、ずっとつけとく、って・・」
「いいよ、そんなの」
「・・・・あたしが、つけときたいんだもん・・」
「だって、ピアスがないと・・」
「だって、ピアスがなくてもずっと一緒だよ?」
二人の言葉がかぶった。
それは、いとも簡単なこと。
だって、こんなにも好きなんだから。
ずっと一緒にいて、当たり前じゃん?
あたしは、耳元で囁いた。
「好きだよ」
ごっちんは、くすぐったそうにその言葉を素直に受け入れる。
そして、後ろからごっちんが愛しくてたまらなかったあたしは・・
彼女に、何度も頬ずりをする。
微笑みながら、はにかむ彼女。
「・・・よっすぃー・・、よっすぃー・・」
「・・ん?」
「よっすぃー・・・・好きぃ・・」
ようやく、正直な気持ちを言ってくれたようだ。
言った途端に、彼女は振り向く。
今度はあたしとちゃんと目を合わせる。
ちゃんと目が合うって、いいことだよね。
それが、何だか・・・くすぐったい。
「ごめん、ね。・・・・黙ってて」
「・・いいよ、理由が・・何か愛しかったから」
「ほんとぉ?」
「ほんとだってば」
彼女は、あたしの髪にそっと指を差し込む。
顔を固定する。・・・あたしは、目を閉じる。
「違うよぉ、キスじゃないってば」
ん?・・キスではない?とな?
「もう、大丈夫だよ」
「・・・・・は?」
「ちゃんと、言わなきゃいけないって思ったから・・」
いまいち、理解できないけど。
それは・・ごっちんの可愛さに免じて許してあげよう。
神様、あたしはもう・・この子と離れられそうにないです・・・・
- 199 名前:バービー 投稿日:2001年07月14日(土)18時47分50秒
- >>193 名無しさん
退学問題のやつですか?まぁ、朝の何かで見てちょっと
妄想してただけなんで・・情報ありがとうです?(w
- 200 名前:名無しさん 投稿日:2001年07月16日(月)01時40分56秒
- 手遅れです。
ときすでに後藤は、退学ずみです。
参照、「怪しい噂の真相」
URL http://www.tcup5.com/538/yumi.html
- 201 名前:やきもち 投稿日:2001年07月16日(月)23時09分58秒
- 最近、あたしはちょっとご機嫌斜め。
こんなこと、冷静なあたしにはちょっと珍しい。
・・・・ってゆうのには、勿論理由がある。
最近、ごっちんが妙〜に他のメンバーと仲が良いんだ。
前までは、何かってゆうとすぐ「よっすぃぃぃ〜」なんて
言ってきたくせに、今はなぜかあたしの名を呼ばない。
何かしたか・・あたし。
ちょっと、考え込んでみる。
ここ数日のこと。
昨日交わした会話のこと。
メール、電話・・・
うーん・・特に問題なんてのは
なかったと思うんだけどな〜・・
何でだろな・・
「よ〜っすぃ!!」
ふと、後ろから声をかけられてあたしは振り返る。
いつもの収録の楽屋。・・正面にいた(いただけで話してはいない)
ごっちんは、いつの間にか楽屋の端にいた辻・加護プラス梨華ちゃん
と何やら冗談を言い合って、楽しそうにしている。
・・・む〜ぅ・・、これは・・最高に面白くないぞ・・
「よっすぃってばぁ!!」
「・・・・あ、すいません。・・矢口さん」
「どした?何か思い悩んだ顔して」
この人だけは、ほんっとにいつも元気だ。
とか言いつつも・・いつもあたしのことを気にかけてはくれる。
ある意味、とても良い「教育係」ではあるのだが。
「いやぁ〜・・悩んで、はないんですけど。・・や、悩んでるのかな・・?」
「キャハハッ、何だよそれぇ!?・・意味がわかんない」
あたしが、視線をまっすぐにしたままに話すものだから、
矢口さんもそれに合わせて、視線をまっすぐに向ける。
視線の先は・・・ごっちん。
「何だよぉ、そんなにごっつぁんが愛しいのかぁ〜!?」
そう言って、頭を小突かれる。
「・・・・うーん・・はい・・」
「そんなはっきり言うなよなぁ、また!」
じゃあ、何て言えばいいんですか?
・・・っていうのは、あえてつっこまなかった。
「ま、あんま悩んでるんだったら矢口に相談しなよぉ。・・のるからさ」
のるからさ、って言われてもなぁ・・・
矢口さんに話してもかえって、事が大きくなるような気がするけど・・
- 202 名前:やきもち 投稿日:2001年07月16日(月)23時20分37秒
- 「・・・・・・・」
うーん・・やっぱり、ここは一つ。
行動を起こさなきゃいけないよなぁ・・
そう思い、あたしは席を立つ。
そして、ゆっくりと4人が話している方へと向かってみる。
「あ、よっすぃー」
あたしが近づいてきたのに、一番に気づいたのは梨華ちゃん。
それにまでも・・あたしは不満を抱いてしまった。
「・・・何、話してんの?」
極力、いつもの調子で話しかける。
機嫌が悪いなんて悟られないように。
こんな子供っぽいことで怒ってるなんてわかったら・・
バカにされるにきまってる・・それはめっちゃ悔しい。
「何?何かよっすぃー機嫌悪いことない?」
それを、最初に感じ取りあたしに尋ねたのは・・加護。
ま、辻の場合は鈍感だから気づかないにしても・・
何で・・・ごっちんは気づかないんだろ?
前は、どんな微妙な変化でも気付いてたくせして。
何だよ、何だよ。・・あたし、おかしい。
何となく・・胸がズキッてすんだよね。
「今ねぇ、ごっちんのデビュー仕立ての頃の話を聞いてたの」
あたしが尋ねたことに対しては、梨華ちゃんが丁寧に説明してくれた。
・・・・ごっちんに至っては、あたしの方を見ないまま。
何でだよ?・・・はぁ!?マジで意味不明。あたしが何したってんだよ!?
「・・・・っふ〜ん・・」
思いっきり不機嫌モード全開で、あたしは梨華ちゃんの言葉に頷いた。
ちょっと、梨華ちゃんはビビってるみたいだけど・・・ま、いいか。
「それでね、あたしがそれをした時に裕ちゃんがね・・・・」
なっ!?何だ、こいつっ!
あたしが来たというのに、さっきの話を
続けようとする。・・あたしの存在なんて
完全に無視するように。
見る見るうちに、あたしの頬が紅潮していくことに梨華ちゃん、
プラス辻・加護は気付いたらしい。・・笑顔がひきつっている。
ごっちんの、話を聞きつつも目線は完全にあたしの顔へ。
- 203 名前:名無しさん 投稿日:2001年07月17日(火)21時20分20秒
- ごっちんに何があったんだ〜!
気になる〜!!
- 204 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月17日(火)21時26分06秒
- おれも。
- 205 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月18日(水)02時19分42秒
- つ、続きを!!
- 206 名前:やきもち 投稿日:2001年07月18日(水)23時54分20秒
- 「ちょっとぉ、3人ともちゃんと聞いてんの〜!?」
ごっちんは・・あたしの事が見えていないのだろうか?
3人、ってのは、明らかに梨華ちゃん、辻・加護だろぉ?
・・・・一体何でなんだよっ!?
「すいませーん、本番お願いしまーす」
間の悪いとこにスタッフの声が入る。
・・・・ふんっ、何だよ。けったくそわりぃな!
あ〜あ・・こんなんじゃ・・絶対収録中ボーッとしちゃうな・・
ま、いいか。こうなったのも全部ごっちんのせいだし。
うんうん、それでいいよ。・・・っとに、わけわかんねぇ!
あたしがブスッとしていたせいか、メンバーは気を使って
誰も寄ってこない。・・さっきまで、心配してた矢口さんすら。
後ろで安倍さんとコソコソ言ってんのぐらい聞こえてるっつーの!!
あぁ、もうマジムカツクッ!!!理由がわかってんなら納得いくけど
あたしには何の覚えもねーのに、何でこんな不愉快な思いを・・
幸い、今日の収録は別にボーっとしてても隣の梨華ちゃんが
フォローしてくれたりして(妙にでかすぎるリアクションだったけど)
何とか大丈夫っぽい様子。・・それを察して、あたしはちょっと
昨日の会話とかを一つ一つ思いだしてみることにした。
- 207 名前:やきもち 投稿日:2001年07月19日(木)00時07分29秒
- 昨日は・・・雑誌の撮影か何かだったんだ。
楽屋に入って、そん時は二人で喋ってた。
確か、最初はあたしの髪の色の話。
そうだ、ごっちんが金髪をうらやましがって・・
でも、そんなんじゃないよな。そんなバカみたいな理由で・・
・・・・・ん?・・待てよ、その後・・
―――――
「・・・ねー・・」
「ん?」
「最近さー・・あたし、ドラマ多いじゃん?」
何気なく、ごっちんが切り出した話題。
それは、例のドラマ。・・最近、更にごっちんは忙しさを増してる。
それはもう、あたしなんかよりもずーっとずっと。
「うん、多いね・・」
あたしも、ごっちんの体調とかを心配してなくはなかった。
だけど・・彼女のご不満にはまた別に理由があったわけ。
「何かさー・・スケジュールとか結構すれ違わない?」
「・・んー・・・だね。あんまかみ合わないよね」
ただ、何を求めているのか自体はあたしはわからなかった。
・・や、違う。
わかったよ。
ちょっと、見えてきた。
・・・この後だ。
そうだよ、いくらあたしでも。
やっと、気付いてしまったりする。
きっと・・お姫様はこの理由で怒ってんだ。
「寂しくないの?」
これだ。
この一言。
あたしは、これを軽く交わしたんだった。
「んー・・別に。仕事だからしゃーないじゃん?」
言った後の、ごっちんの表情。仕草。この後の会話。
その事は・・迂闊ながらもはっきりと覚えていない・・
ただ、確かなのはいつもみたいに
ごっちんが、目に見えて不機嫌な顔をしたり
甘えてきたり、ふくれたり、しなかったこと。
・・・・相変わらず、手の掛かるお姫様。
- 208 名前:やきもち 投稿日:2001年07月19日(木)00時19分10秒
- だけど、相変わらずその魂胆みたいのがあたしにはわからん。
・・・例えば、あたしがそこで何て答えるのが彼女にとって
嬉しいことなのか?・・それが、全く持ってわからない。
でも・・・
でもさ・・・・
やっぱ、ごっちんが。
いつもみたいに隣で・・
隣でバカみたいに笑ってたり
ねぇねぇ、ってゆう声が
聞こえなかったり。
するのは・・かなり・・
辛いもんがある。
いつの間に、あたしはこんなにごっちんにハマってしまったんだろう?
平気なはずなのに。
何とも、思ってないはずなのに。
こんなの・・いつものこと。
そう思ってるはずなのに。
ごっちんの、視界からなくなっちゃうのは、イヤ。
ごっちんが・・ずっと、あたしの隣にいないとイヤ。
たとえ、1日でも。1時間でも。1分でも。
あたしの、前でだけ笑っててほしい、なんて・・バカなこと思う。
っつーか・・・おかしいよな、あたし。
けど、ダメなんだよ。
どうしても、ズキズキすんだよ。
・・・ごっちんと、梨華ちゃんが喋ってんの見ても。
加護とごっちんが喋ってんの見ても。
収録で、保田さんと喋ってんの見ても。
決定的だったのは、この前の水曜日。
主役の女優が、演技で倒れたごっちんを
抱き寄せるようにして、ぎゅっとしたこと。
・・・・見た瞬間に・・ごっちんの顔が・・
あたしだけ、って思ってたあのぬくもりが。
その人にもってかれるような気がしてた。
演技してる、ごっちんを見んのは辛かった。
・・役柄のせいもあるけど、まるであたしとは
違う世界の人間のようだったから。
こんなにも・・毎日会ってて、キスだって
してるし、手を繋いでて、抱きしめあってんのに。
「あたしの」ごっちんじゃないみたい。
こうゆう、感情を何てゆうのかは知ってる。
だけど、それを認めたくはない・・
それに・・あたしは、どうやって行動起こせばいいのか・・
わかんないまま。
- 209 名前:やきもち 投稿日:2001年07月19日(木)00時32分43秒
- 「・・・・っすぃー・・よっすぃーってばっ!」
耳元で何度も何度も名前を呼ばれていたらしい。
それにあたしはやっと気付く。・・呼んだのは、梨華ちゃん。
すでに収録は終わったのだろうか?照明が落ちている。
それ以前に、カメラが回っていない状態だった。
「も〜・・ずっと呼んでたんだよ?あんまりにも反応しないんだもん!」
「・・ゴメン・・」
「今日ってばほんとどしたの?・・収録の時もボーっとしてたし・・」
梨華ちゃんは、ちょっと呆れた様子。
ごめん、梨華ちゃん・・今日は、許してよ。
「そういえばねー、さっきごっちんがドラマあるからってもう上がったよ?」
はぁっ!?
・・・・ってことは、ってことは・・
もう、今日はごっちんとは会えない訳?
ってゆうか・・今日、一度も・・
言葉交わしてなくない?
こんなこと・・・あっていいの?
ごっちんと、一度も話してないなんて。
ねー・・・・・ごっちんは、平気だった?
切ないとか寂しい、ってこうゆーこと言うのかな?・・・
だとしたら・・・あたしは・・すでに耐えられそうもない。
苦しくて、不安で、何か・・胸が押しつぶされそーだ・・・・
こんなん・・やだよ、正直。・・つらすぎ。
何で行っちゃうんだよ・・・
何で何にも言わずに行っちゃうんだよ・・・・
もっと、一緒にいたかったのに
喋りたかったのに・・・
初めて、起こったこうゆう感情。
あたしの中の理性が、どんどん音を立てて壊れてく。
どんどんどんどん膨れ上がって、さっきまで
平静を保ってたのに、今はそれすらままならない。
あたしの心の中が、そうゆう感情で支配されていく。
今、気付いたらしい。
ほんとは、あたしは、ごっちんのことめっちゃ好きで。
たまんなくて。・・いつもは、えらそうに相手してるけど。
ほんとは、あたしの方が・・・ガキだってこと。
超、嫉妬深いヤツだったってこと。
こんなにも、ごっちんのこと・・好きなんだ、ってこと。
- 210 名前:バービー 投稿日:2001年07月19日(木)00時34分37秒
- >>203 >>204 >>205
何かこういうレス嬉しいです〜(w
ありがとうございます、更新です。
ちょっと展開が強引すぎたかな・・?
- 211 名前:名無し 投稿日:2001年07月19日(木)04時09分22秒
- う〜ん今回はちょっと変わった展開ですね。
何をするにも吉澤のことを第一に考えていた後藤にしては
吉澤を傷つける目的としか思えない明らかに矛盾した行動・・
こういう言い方はいけないのかもしれませんが、作者さんがどう収束させるのかお手並み拝見
- 212 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月19日(木)08時26分25秒
- また気になるところで〜〜〜
って事で続き期待してます。(w
- 213 名前:名無しさん 投稿日:2001年07月19日(木)11時58分49秒
- 切ないっスー。マジで。またラブラブになってください。
- 214 名前:やきもち 投稿日:2001年07月19日(木)21時19分36秒
- ・・・結局、あたしはその日そんな思いを引きずったまま、家路へと着いた。
頭に浮かんでくるのは、ごっちんの顔。声。・・そればっかり。
今は、何をしているのか。
何を考えているのか。
・・・・それが、知りたい。
自分の部屋の、ベッドに腰掛ける。
いつものように、ちゃんと片づいた部屋。
机の上にある、メンバーとの写真。
中学の時の友達との写真。
そして、ごっちんとの写真。
「・・・・そう言えば・・今日って結構上がり早かったんだ・・」
時計の差す時刻は、まだ7時。
普段ならば、絶対にお互いのどちらかの家に寄っていた。
それが・・今日は、1人。・・・1人なんだ。
ごっちんとこういう関係になる前は。
上がりが早いとき、どうしてたんだっけ?
暇なときは、どうしてたんだっけ?
もう、思い出せないよ。
「・・・ごっちんに、会いたい・・・・・」
無意識のうちに、あたしの口から出た言葉。
・・・・ほんとは・・、何よりも会いたいんだよ。
会って、声が聞きたい。・・笑った顔が見たい。
何時間か前には、目にしていた顔なのに。
話さなかっただけでこんなにも欲求不満になる。
携帯を取り出して、メールの問い合わせをしてみても
こんな日に限って誰からもメールは来ていない。
いつもバカみたいなメールをいれてくる辻と加護も
今日はどうしてか・・入れてこない。こうゆう時に
あんなバカみたいなメールが・・嬉しいのに。
肝心な時に、役立たずなあいつら。
電話だってかかってこないし、留守電だって入ってない。
おまけに、旅行で出かけた両親や弟までいない。
まるで、天涯孤独。
「・・・・・ふっ・・う・・」
何でだろ?・・おかしい、涙が出てくる。
涙腺が壊れちゃったのかな?
何で泣くの?・・あたし。
大したことじゃないじゃん。
普通に、家に1人でいるだけ。
たまたまメールがこないだけ。
・・・・・・偶然、ごっちんと話さなかっただけ・・・
- 215 名前:やきもち 投稿日:2001年07月19日(木)21時32分13秒
- 違う、・・・・偶然、なんかじゃない。
あのね、ごっちん。・・違うんだ。
ホントは、あたし強がってたの。
「寂しい?」って聞かれたときに、
「寂しい」なんて返すのは、ガキみたいで。
あたしが、ごっちんに依存してるみたいで。
何だか、無償にそれがイヤで。悔しくて。
・・・自分にも、ごっちんにも嘘ついてたのかもしれない。
本当は、あたしはこんなにガキで。強がりで。
なのに、かなりの寂しがりやで。
一分一秒でも離れてると、息ができないくらいなの。
「・・・・寂しい、・・よ・・」
寂しい。
寂しいよ。
ごっちん・・
だけど、もし明日顔を合わせても
あたしは謝り方を知らない。
どうやって、ごっちんを求めればいいのか。
どうしたら、前の二人になれるのか。
♪〜・・・・
部屋に、乾いた音が響く。
うるさい程に、デカく。
液晶画面には
「グループ:スペシャル 001 ごっちん」
大丈夫?・・あたし。
もう、泣かない?
ごっちんに、弱いとこ見られちゃわない?
鼻声だったらどうしよう。
泣いてること、悟られたらどうしよう?
・・・・とらなきゃ。
とらなきゃ、また手が届かなくなる。
・・・頑張れ・・
頑張れ、あたし!
- 216 名前:やきもち 投稿日:2001年07月19日(木)21時41分28秒
- ―――――
「・・・はい」
「よっすぃー?」
ごっちんの声だった。
あたしを呼ぶ、あの声だった。
今日は一度も聞かなかった。
・・・それは、ごっちんが喋らなかったんじゃなくて。
あたしに向ける言葉を言わなければ、あたしにとって
その日は、ごっちんの声を聞かなかったと同じ事。
「今日・・・ごめんね?」
何気なく、謝られる。
「・・・・・何で?」
「その・・、黙って・・仕事行っちゃった、じゃん?」
ちょっとたどたどしい、ごっちんの言葉。
「そんなの・・」
そんなこと、言っちゃダメじゃん?
何で、あたしより先に謝んだよ?
「ごっちん・・」
「ん・・?」
「・・・・もう、終わったの?仕事」
「うん、一応今日の撮り分は」
「・・・じゃあ、ウチ・・おいでよ」
- 217 名前:パク@紹介人 投稿日:2001年07月19日(木)21時50分25秒
- こちらの小説を「小説紹介スレ@黄板」↓に紹介します。
http://www.ah.wakwak.com/cgi/hilight.cgi?dir=yellow&thp=995445727&ls=25
- 218 名前:やきもち 投稿日:2001年07月19日(木)21時56分10秒
- 誘っては、みたけれど。
・・・ごっちんは来てくれるのかな?
電話の声じゃ、一言。
「・・・うん、行く」
そう言った。
あたしは、最初にどうすればいいのかな?
何て言葉をかければ、いいのかな?
疑問と不安ばっかり。
さっきまで、寂しさばっかりだったのに。
今度はそれが、会える緊張に繋がる。
それは、幸せの緊張かもしれない。
だけど・・だけどさ、ある意味苦しい。
感情をストレートに伝える。
ごっちんには、素直にできることがあたしにはできない。
だから、収録の時だって周りに合わせて笑ってるだけ。
自分の感情とか、表情とか押し出すことができない。
ごっちんを、家に誘ったの・・ほんのちょっと、後悔・・カナ?
ピンポーン・・
あたしが、グダグダ考えている内にも、時間は経っていたらしい。
聞き慣れたインターホンの音。
あたしはまるで、死刑を執行される寸前の罪人。
きっと、ドアを開ければごっちんの顔。
笑ってるのか、怒ってるのか。
最初にあたしの名前を呼んでくれるのか。
今日は、好きって言ってくれるのか。
- 219 名前:やきもち 投稿日:2001年07月19日(木)22時10分04秒
- ―――――
ドアを開ける。
そこに、立っていたのは・・
笑顔でもなく、怒ってもないごっちんだった。
瞳の奥に、どこか寂しさ?悲しさ?そんなものを
秘めたような、曖昧な表情。
考えすぎなのかな?
だけど、あたしが見たことなかった表情。
あたしの知ってるごっちんは・・
ヘラヘラ笑ってたり、甘えてくる時の子供みたいな表情。
怒ってる時の表情。・・全部、全部あたしの知ってるごっちん。
だけど、今日のごっちんは・・知らないごっちん。
「・・あ、おじゃま、します・・」
ぎこちない、あたし達。
「・・・今、家誰もいないの?」
「うん、いないよ。・・何かまた旅行行ったみたい」
「あはっ、そうなんだ。・・好きだねー、よっすぃーんとこの家族」
「だよね。・・あたしもそう思う・・あははっ」
笑っても、笑っても、笑えてない気がする。
目の奥でなぜか、自分を責めてる自分がいるんだ。
当たり障りのない会話。
湯気が立ち上る、いつもの紅茶。
向かいに座る愛しいやつ。
何にも変わってないんだよ、前と。
何にも変わってないんだよ。
あたしの気持ちも。・・ごっちんの温かさも。
全部が、何にも変わってないし終わってない・・
「今日、さ・・一回も喋んなかった、よね」
それは、ごっちんが話してくれなかったから?
それとも・・あたしが強がってたから?
「・・・あ、うん・・」
あたしは、曖昧に返事を返す。
「・・・・何で、喋んなかったか、・・分かってた?」
あたしは、ごっちんの目を見ないままに話していた。
ずっと、自分の指先だけを見つめて今まで話していた。
正面からの、ごっちんの視線を痛いぐらい感じながらも。
顔を上げる。
上げると、もう・・あたしの知っているごっちん。
呆れるような目で、微笑んであたしを見る。
もう、あたしの知ってるごっちんだよ?
「・・・ねぇ、分かってた?・・」
- 220 名前:やきもち 投稿日:2001年07月19日(木)22時28分07秒
- 「・・・・・っか、んない・・・、わかんないっ、よぉっ!」
頭より先に、本能で動いた。
いつの間にかあたしは言葉にならない言葉を叫んで、
向かいに座っていたごっちんを抱きしめる。
これ以上ないかってぐらいに、力を込めて・・
「どーして・・わかんないのかなぁ?・・・わかんないなら、・・ダメじゃん」
面白がってるのか、本気で怒っているのか。
彼女の言動は、相変わらずわからない。
だけど、今のあたしはごっちんの温もりを感じるだけで十分・・・・
「・・ごめ、ん・・」
ほら、やっぱりあたしはわかんない。
バカだから。・・ガキだから。
「考えて。・・・どうしてか、考えて」
何でよ?何で、今日はそんなに意地悪なの?
ダメじゃん、そんな。・・やだよ、ごっちん。
「・・わっかんないよぉ・・・・・」
あたしの、目にはいつの間にか涙が溢れていた。
ごっちんを欲しいキモチばっかり。
・・・・・・
・・・・・・・・!・・
そうだ、あたしは・・考えてたじゃん。
理由。・・これだよ。そうだったでしょ?
それは今、あたしが感じてるキモチ。
一番、何よりも簡単で明解な答え。
ごっちんにしがみつきながら、あたしは呟く。
「・・・寂しい、の」
「・・・・・ん?・・聞こえない」
「寂しい、の。・・寂しいの、ごっちん!・・・ずっと・・
会ってなきゃ、ヤなの。・・・あたし以外の人と・・喋っちゃヤなの。
あたしの知らない、ごっちんになっちゃ・・・・イヤなんだよっ・・」
正直な、感情。
あたしの中にいっぱい広がったその中の3分の一くらいの、気持ち。
「寂しかったの?」
子供をあやす母親のように、呆れたような優しい口調。
あたしは、それを聞いて涙の溜まったままの目で
しがみついたまま、唇を噛みしめた。
それは、ちょっと・・・悔しかったから。
だけど、・・図星だったから。
素直に・・ちゃんと頷いた。
- 221 名前:バービー 投稿日:2001年07月19日(木)22時36分33秒
- >>211 そうですね、今回はちょっと変わった展開です。
ちゃんと収束できているのかどうか不安なのですが・・
今回の更新ではちょっと後藤の気持ちがわかりにくかったと
思います。次の更新ではもっと明らかにしていくつもりです。
>>212 ありがとうございます、読者さんに続きを楽しみにして
頂けるのが、一番本望です。これからもよろしくお願いします!
>>213 ここのよしごまは波乱はありつつも(?)大抵は結局
ラブラブバカップルに戻るのが特徴です(w
今回は少し、多めに更新しました
- 222 名前:211 投稿日:2001年07月20日(金)01時59分53秒
- 失礼しました。
今までとっても愛くるしい物語だったので、もしや
ひねりを考えた新章の設定ががかえって作者さんの首を絞めてしまう
のではないかとちょと危惧してしまいまして・・続き楽しみにしてます!
- 223 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月20日(金)23時17分35秒
- ラブラブに戻ってくれるんですね。よかったー。
かなりヒヤヒヤしてました。あーゆー気まずい経験あるもんで。
- 224 名前:やきもち 投稿日:2001年07月20日(金)23時39分23秒
- 「・・・・しょうがないなぁ、よっすぃーは・・」
何だよ、いっつもは自分が甘えてくるくせに・・・ふんだ。
・・・・けど、・・だけど・・悔しいけど、今日だけは完敗。
吉澤ひとみの弱点=後藤真希。そしてもういっこ。
・・・後藤真希の弱点=吉澤ひとみ。
「・・・あたし、も・・寂しかったんだよ?」
あたしが、涙目のまま黙ってたらごっちんは笑顔でそう言った。
どうして今日の彼女はこんなにも綺麗に見えるんだろ。
何でこんなにも・・大人っぽく感じてしまうんだろう・・?
「・・・ごっちんも、寂しかったの?」
頷く、彼女。
「・・・・寂しい、って言って欲しかったんだもん・・・・」
それは、何よりも素直な彼女の言葉。
あたしは、理解できないようでそれを理解することができる。
いつも甘えるばかりの彼女と、意地悪なあたし。
立場が逆転した、ってことかな?・・逆転させられた?
「・・ごっちん・・・・」
「んー?」
呼んだだけ。
名前を呼ぶのを楽しんでるの。
噛みしめるように、呼ぶの。
好きだから、・・目の前にいるのが幸せだから。
一緒にいることがこんなにも嬉しいから。
「ごっちーん・・・・・・・大、好き」
大好き。
大好き。
大好き。
好きよりも大きくて、あたしの中では
愛してる、ってゆうのよりも強力。
お互いが、お互いを大好きでいられること。
それって、スーパー最強じゃん?
「・・・ね、・・お風呂・・入ろっか?」
彼女からの突然の発言。
仲直りもまだ終わってない状態なのに?
それでも、頷いてしまう情けないあたし。
- 225 名前:やきもち 投稿日:2001年07月20日(金)23時54分14秒
- 今日は完全に、あたしは彼女に支配されてる。
感情だって、行動だって、・・・何もかも。
つらいなんてことなかった。・・・・むしろ、快感?
あたしが、Mとかそうゆうんわけじゃない。
けど・・けどー・・・何となく、嬉しいんだよね。
随分とハマってしまったものである。
―――――――
ウチのお風呂は、正直言って狭い。
洗うとこなんて二人入ると(しかもデカいし)
きつきつ、ってゆうか・・
最初っから、湯船をはってて良かったよ。
シャワーだけだったら、とても二人でなんて入れねーじゃんね。
「・・・ん。よっすぃー・・ココ」
先に湯船に入ったごっちんが、自分の膝を指さす。
どうやら、座れと指示しているらしい。
あたしはごっちんが入ってる間に体洗おうと、
シャワーのコックをひねる時だった。
「・・・座んの?・・そこ?」
一応、確認だけはとっておく。
「んー、座って」
今日は、随分と強気な彼女。
・・・・だけど、今日は許してあげるんだ。
え、っと・・どっち向きに座ればいいんだろうか・・?
やっぱこうゆうのって、・・向かい合わせ、かな?
けど、何か向かい合わせだとやらしーよね?・・
我慢できそうになかったり、もする。
「ほらぁ、早くおいでよ」
急かされて、あたしは音を立てて湯船に入った。
もうすでに迷ってなかった。・・どっち向きかなんて。
やっぱり、正面から見つめたいから・・・向かい合わせに座っておく。
「・・・・えへへぇ・・あったかいねぇ」
ごっちんが、あたしの髪に指を通しながらフニャッと笑う。
やっぱ、向かい合わせに座るとやらしーんだよ。
お互いの胸が当たって、その感触がいやに生々しい。
「久しぶり、じゃない?一緒に入んのなんて」
「そーだっけ?・・アハッ」
そうだよ。・・こんなゆっくりした時間なんて久しぶり。
ずーっとずっと・・続いてくみたい。この時間・・
けどさ、やべーんだよ。
こうゆう体勢、って・・・
胸にばっか目がいってしまう。
あたしって・・やらしいのか?
「ちょっとぉ、さっきから胸ばっか見てんでしょ?」
案の定、ごっちんから鋭い突っ込みが入る。
今日のごっちんは、強気な上に敏感なようである。
見抜かれちゃった。・・・ちょい、バツが悪い。
「・・・・・エッチ、したい?」
- 226 名前:バービー 投稿日:2001年07月20日(金)23時59分22秒
- >>222 いえいえ、失礼なんかじゃないっすよ(w
厳しい意見とか頂くと参考になりますし。
まあ、ここの小説は文章表現はすごく稚拙ですからね(w
何かどんどんどんどん作者の希望やらでストーリー
の展開がずれていってるような気もするし(w
とにかく、作者はよしごまがラブラブならばそれで良いのです(w
お気遣い頂いて、すごい嬉しいですよぉ。
>>223 そうです。ラブラブ、ってゆうか・・また裏に走ってるし(w
いいんだろうか?(怯)エロ系小説と題名を変えた方が
良かったりして(w
- 227 名前:名無しさん 投稿日:2001年07月21日(土)18時15分23秒
- きゃ〜最高にいい展開!
- 228 名前:ラック 投稿日:2001年07月21日(土)23時30分31秒
- ちいさい湯船にゴッチンとよっすぃ〜が
体を寄せ合って・・・・・たまらねぇ〜〜
バービーさんこの後の展開、期待してるっス!!
- 229 名前:ヘビースモーカー 投稿日:2001年07月21日(土)23時31分43秒
- おう!いいかんじですね!!
はやくつづきよみてー!!
- 230 名前:やきもち 投稿日:2001年07月22日(日)21時36分11秒
- 「・・・・んなの、言えるわけねーじゃん・・」
まさに図星だったくせに。
・・はずかしいから、顔を背ける。
「ねーねー、したいんでしょぉ?・・正直言っちゃいなって」
何だよ、こいつ。あたしの反応を楽しんでいるらしい。
そりゃ、・・・・あたしだってさ。・・こうゆう状況で、
さっきまでお預け状態(?)だった彼女と、やっとこんな風に
まったりできて、しかも!風呂入ってんなんて・・・
我慢できるはずないじゃん。
ごっちんの、体。
それがあたしの目に「女」として写る。
意識してないはずなのに。
・・やばいよ、あたし。
何か、覚えたての中学生みたいな感じ。
今、頭ん中にあるコト自体は・・
正直、やらしーことばっかだったりする。
「発情してる」、とかいうのかな?こうゆーの・・
「・・・・ねー・・、何か息・・荒いよぉ?・・アハッ」
完璧に弄ばれている。
・・くぅっ!人がこんなに自分の中の
欲望と戦っているというのに!!
そりゃぁ、素直にしたいって言うのもいいよ?
・・・だけど、さ。・・・だけど・・・
やっぱ、はずかしいじゃん?そうゆうのって。
ごっちんは、あたしの表情とかばっかり覗き込んできて
面白そうに見てる。目が、まるで誘ってるみたいなんだもん・・
目の前にある、ごっちんのでかい胸がマジであたしを
やばいくらいの欲望で浸してく。
「・・・・自分がこんなエロいヤツだなんて思わなかったっ!」
ふてくされたような口調で、あたしはごっちんの額に自分の額を
コツンとくっつけた。・・・間近で、感じる視線。触れる肌。
半分、ヤケになったような気分でめっちゃ自己嫌悪・・みたいな。
仮にも(?)あたしは、女なのに。・・性欲、強いのかな?
「・・・いいじゃん、エロくて」
- 231 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月23日(月)20時56分38秒
- むむむ…またいい所できりますなぁ…
その分期待っす!
- 232 名前:やきもち 投稿日:2001年07月24日(火)00時34分40秒
- そう言ったかと思うと、ごっちんは素早くあたしの唇を奪った。
「・・・・んんっ!!」
あまりにも突然で、きつく吸い付かれたものだから
あたしは思わず声を上げてしまう。
「・・好き」
ごっちんは、唇を一度離してそう呟くと、鋭くて色っぽい瞳で
あたしのことを真剣に見つめた。・・見つめる、というより
睨む、と言った感じの方が近いかも知れない。前髪がかかって、
より一層彼女に色気を感じてしまう、あたしがいた。
ダメ、だ。
彼女に、翻弄されていく。
激しさに流されていく・・・
あたしの、そんな意志を振り切るかのように
滑らかにあたしの口の中に侵入してくる、彼女の舌。
いつの間にか・・・あたしの唇は随分と熱を持っていた。
アツイ。
歯列までも舐め回されて、半ばあたしは息ができなくなりそうになる。
こんなに、激しい彼女は初めてだった。・・・きっと、多分。
「・・・・・はぁ・・」
唇を離した途端、悩ましげな息を吐く。
一呼吸置くと、彼女は膝の上のあたしと位置を変えたいのか、
背中に手を回して、移動を始める。
あたしと、彼女の場所が逆になった。
浴槽の端の部分に、あたしはもたれかかる。
ごっちんが、あたしの膝の上。
何が起こるのか、彼女が何をしたいのか・・
ホントは、わかっていたけれど。
わかっていないような素振りを見せるんだ。
不思議そうな目で、彼女のことを見つめておく。
きっと、君はあたしを感じさせる為に必死なはず・・
- 233 名前:やきもち 投稿日:2001年07月24日(火)00時43分45秒
- 「・・・・ね、したいんでしょ?」
意地悪そうに、君はそう尋ねる。
こんなにも、すでに感じているあたしを前にして。
勘弁してよ。・・・もう焦らされるのは我慢なんない。
やっぱり、いつものようにあたしが責めるべきじゃん?・・
「言って」
「・・・・・は?」
「したい、って言わなきゃしない」
「は、何言ってんの?」
「今日は、あたしが・・・やったげるからさ・・」
ここまできて、急に照れる彼女。
まぁまぁ、さっきまであんな強気だったんだからそう照れなさんな。
今さら奥ゆかしいとこ見せたって無駄ですよーぉだ。
「・・・ねー、言ってってば」
「えー・・・・」
「ひとみちゃんは何がしたいのかなぁー?」
「・・・・やだもん、言えないよ」
「そんなこと、言っても体が反応しちゃうよ?・・・ほらっ」
「・・・やっ、・・んっ、・・ふ・・」
あたしが、淫らな声を上げたのはごっちんがあたしの胸の突起を摘んだから。
そのしなやかな指で、触れていく。・・舌が、首筋をゆっくり伝う。
「・・・・ね、正直でしょ?・・・」
「イヤ・・・・・」
ここまできて、拒否する自分。
何故かはわからないけど、変な恐怖感があった。
初めて責められる、という感覚・・
それが、最初の理由だった。
- 234 名前:バービー 投稿日:2001年07月24日(火)14時06分15秒
- >>227 ありがとうございます♪
久々にごま攻めなんで作者も戸惑い気味です(w
>>228 ありがとうございます!ラックさんの小説にも
いつも萌えさせてもらってますよ(w
今後の展開は・・ごっちんが・・
>>229 そう言って頂けると本当に有り難いです!
続き、満足してもらえたでしょうか?まだ
中途半端なところで切れてますが(w
>>231 ちょっと焦らしすぎですかね〜?(w
でも何か、ゆっくりいきたいんですよね。
- 235 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月24日(火)22時35分46秒
- またいいところで・・・・
- 236 名前:やきもち 投稿日:2001年07月31日(火)20時17分27秒
- 「・・・今日のごっちん、変だよぉ・・?」
半分、涙目になった瞳であたしはごっちんに訴える。
・・・・するとごっちんは、さっきまであんな強気な表情
だったくせに、急に切なそうな顔をするんだ。
何かもう、我慢できないって顔に。
「・・ね、ヤ?・・」
もう一度尋ねられる。
・・・イヤなわけではない。
むしろ、したいのだ。
けど、・・・けどさ・・
あたしはやっぱ、自分が責める方が好きであって。
感じさせられるのは・・自分が壊れちゃいそうで・・
初めてする時みたいに、不安だし・・怖い。
「・・・・よっすぃー・・」
あたしが視線を泳がせていると、彼女は急に唇を奪う。
胸に触れた手が、中途半端な位置で止まったまま。
「・・・ん、好きぃ・・」
ギュッと抱きしめて。
愛しさがこみ上げる胸の高鳴りを抑える。
抱き合うと二人の胸が、狭苦しそうにムニュって触れ合った。
「・・・・よっすぃ、勃ってる・・」
あたしの、固くなった乳首を彼女は指摘する。
・・・そんなこと、言われたんじゃ・・
恥ずかしいじゃんか、バカ。
あたしはそれに対して反論も出来ず、顔を赤くした。
クスクスッと面白がる彼女の笑い声。
「・・・・・んっ・・」
そのまま、口づけを繰り返す。
舌が滑り込む。
・・・今日は、あくまでもごっちんのリードらしい。
「・・・・・・んーっ、ごっち・・ふっ、苦し・・」
さすがに、息が続かない。
あたしが、ほんのちょっと抵抗の色を見せると彼女は、
一旦唇を離して、真剣な眼で言うんだ。
「黙って」
何も言っちゃダメなんてひどいじゃんか。
・・・あたしは、何か言って確かめ合いたいのに・・
- 237 名前:やきもち 投稿日:2001年07月31日(火)20時30分30秒
- 彼女は、ゆっくりと体を動かした。
・・・何だろ、これ。
めっちゃ、やらしい感じ・・・
あたし達の胸が、さ。こう・・・触れ合って・・
気がついたら、ごっちんのも硬くなってた。
「・・好きだよ」
そう呟いて、思い切りあたしを抱きしめるごっちん。
今日は何度好きって口にしてくれたかな?
「ちょっとー・・そんなきつく抱きしめたら胸つぶれちゃうじゃん」
嬉しかったけど、素直に喜べないのがあたしの性格。
「いーじゃん、どうせちっちゃいんだから」
「・・・なっ、何だよ!そんな人が気にしてることっ・・」
「アハッ、大丈夫だって。・・あたし、好きだもん。よっすぃーのおっぱい」
「・・・・」
そう言われたんじゃ、何も抵抗できないじゃないデスカ。
「うちらって、エロいよねー・・」
しみじみと、あたしは呟く。
今をときめくアイドル二人が狭いバスタブの中で抱きしめ合ってんなんて。
相当、画的にはエロいような気がする。
「・・・・エロいのは、よっすぃーだけでしょ」
「はぁ!?・・よっく言うよ、自分じゃん」
「・・いい?」
「何が?」
「・・・・・エロくても、いい?」
「・・ったりまえじゃん?」
もう、怖くなかった。
少なくとも、迷ってはいなかった。
わかってたのは、ごっちんを大好きなこの気持ち。
あたしは、ごっちんに身を任せた。
「・・・ひゃっ、ごっちん・・・・・」
すっかり硬くなった胸の突起をごっちんが強く摘む。
・・・水の中だからか知らないけど、何か・・めっちゃ感じる。
ダメじゃん、もう。我慢できないよ。
あたしの中から、何かが溢れ出して止まらない。
「・・・・んっ!・・やぁっ・・」
いきなり、秘部に触れられる。
「・・結構濡れてんじゃん。・・よっすぃーのエッチ」
「なに、言ってんだよ・・させたのは、ごっちんだろ?・・」
絶え絶えの息の中、あたしは必死で抵抗を試みる。
ずるいよ、ごっちん。
そんなにうまかったなんて。
- 238 名前:やきもち 投稿日:2001年07月31日(火)20時43分13秒
- しなやかな指が、あたしの熱くなったソコに這う。
「・・・・んっ、んっ、・・ごっちん・・」
「濡れてる、よ。いっぱい・・ココ」
ダメだ、もう意識が薄れていきそう。
「・・いっぱいだ。・・お湯じゃないので、濡れてるよ?」
「わかってる、から言うなよっ・・・」
恥ずかしいじゃん。
「・・あれ?あたしにそんな言い方してよかったんだっけー・・?」
「やっ、はぁっ・・ん・・」
あたしが生意気な口を聞くと、次の瞬間彼女は思いっきり強く攻撃する。
「ごっち、やだぁっ、・・・ダメ・・」
「・・ダメじゃない」
ソコを、ゆっくりと円を描くようにして愛撫する。
更に、舌で乳首を転がすように責められる。
ごっちんの口の中に、あたしの乳首が入ってくみたい・・
「・・・・よっすぃ、・・・そろそろ?」
「・・ふっ、んっ・・・んっ・・」
「そろそろ、我慢できない?」
母親が子供に尋ねるみたいな、優しい口調。
感じてるあたしの顔を覗き込むように。
・・・・ずるいのは、あたしのソコに這わせた手を、
ずっとそのままにして動かしてること。
そんな事されてたんじゃ変な声しか出ないに決まってる。返事なんかできない。
「・・・はっ、・・ごっちん、もう、・・あたし・・」
朦朧としそうな意識の中、あたしはごっちんにそう訴える。
もう、限界だよ・・ごっちん。
早くしてくんなきゃ、ほんとにあたしやばい。
何か・・・変だよ、自分が。
「・・・・入れちゃうよ?」
- 239 名前:バービー 投稿日:2001年07月31日(火)20時47分52秒
- うーん、このままこの先を書くべきか(いないかもしれないけどね)読者さんの
妄想に任せるか・・(w ちょっと迷いつつあります。うーん・・
>>235 す、すいません!!やっぱ、焦らしすぎ・・?
- 240 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月31日(火)21時14分09秒
- っぜったいに書いてくださいYO!!!!
- 241 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月01日(水)10時19分08秒
- 更新待ってましたー!!
続き期待してます。
- 242 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月09日(木)22時53分11秒
- いつまでも待ち続けます・・・・。
- 243 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月21日(火)16時51分39秒
- そろそろ禁断症状です。
- 244 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月28日(火)21時49分58秒
- 最近よしごま好き。
続き期待。
- 245 名前:名無しさん 投稿日:2001年08月29日(水)00時43分25秒
- よしごま最高です。いしよしとかいちごまとかよしやぐとかよりも僕はよしごま派
です!!頑張って書いて下さい。まじでよしごま最高です
- 246 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月29日(水)01時26分30秒
- >>245
更新されたと思うからageるな
- 247 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月29日(水)02時00分51秒
- >>246
同じく、よろこんでクリックしてみたら・・・・。
1ヵ月更新なしは、ツライかぎりです。
- 248 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月29日(水)23時16分06秒
- この小説好きな人多いと思うな。
バービーさんなるべく早く戻って来てね。
- 249 名前:七誌の毒者 投稿日:2001年08月30日(木)01時03分16秒
- 更新待ってます
- 250 名前:やきもち 投稿日:2001年09月03日(月)19時09分23秒
- 切なげな、ひとみの表情を見ていると悪戯したくてたまらなくなる。
「っ!」
指が侵入した瞬間に、一瞬驚く。
嬉しいような、怖いような微妙な気持ち・・
隠裂を広げてそっと内部の粘膜をくすぐり始める。
お湯の中だから、こそ感じられる独特の感触。
「っ・・・ん!・・」
僅かに、息が漏れるのが分かった。
うっすらと開けた目から見えるのは、ただまっすぐに自分を見つめる真希の目。
心なしか、集中しているようにも必死なようにも見えていた。
「もっと、気持ちよくなろ?・・よっすぃー」
耳元で囁かれる。
頭の中が痺れて、腰から下が溶けていきそうだ。
耳たぶを咬まれては、指の動きが早くなる。
「・・・・や、もう・・ほんとに・・」
「・・なに?」
ヤバイ。
核への攻撃が止まない。
「あっ、あぁ・・ふぅっ・・」
体に力が入んないよ、ごっちん。
入れようとして、息を吸い込んでもその度に漏れていく息。
声が浴室中に響いてる。抑えようとしても、出るんだ。
「・・我慢しなくて、いいから・・・ね?」
我慢なんて、してない。
ただ、つらい。
何だか、情けない気もするし。
- 251 名前:やきもち 投稿日:2001年09月03日(月)19時34分34秒
- 「ほら、・・触って?」
真希がそっと、ひとみの手をひとみ自身の秘部へともたらす。
「・・・あっ!ふぁあっ・・」
触れた瞬間、電流が走ったように自分の手がビクッと動いた。
せり出した乳首に、真希が爪を立てる。
痛いんだけど、それが妙に感じる。
再び、熱を帯びたソコに戻ってくる真希の指。
丹念に何度も何度も撫で上げて、入ってくる。
器用に規則正しく動く、指。
「あっ、はぁんっ・・・・あ、くはぁっ・・」
「よっすぃー・・」
もう、ほとんどないに等しい意識の中でごっちんを見る。
瞳の色が、ものすごく優しかった。
その瞬間に指の動きが早まっていく・・・
「やっ、やっ・・・も、ごっちん・・・」
「・・・・・好きだよ」
「っん・・はぁぁぁっ!!」
全ての力を、開放するかのようにあたしは全身をごっちんへと預けた。
優しく、背中をゆっくりと撫でてくれるごっちん。
それに、一番愛を感じたよ?
- 252 名前:やきもち 投稿日:2001年09月03日(月)19時49分13秒
- 「逆転しちゃった、ね?」
「・・・ね」
浴室から出て、部屋のソファーで次は髪の乾かし合い。
ドライヤーをして、ごっちんの髪を手ぐしでといているだけでも
何となく愛しくて思わず、後ろから抱きしめる。
「・・ん?なに、どしたの?」
「今日、ね。・・・もっと、好きになった」
抱きしめられて戸惑ったのか、ごっちんは少し照れ気味。
「・・ごっちんのこと、前よりもっと好きんなった」
「ホント?」
「・・・・・・うん」
「明日も仕事だね〜」
そのままの体制で、あたしは呟いた。
「明日はアタシも一緒の仕事じゃん?・・寂しくないよ?」
「・・・ん・・でも・・」
「・・でも?」
「仕事場行ったら、ごっちんいっつも加護とかと手つなぐから、ヤなんだよ」
「アハッ、何言ってんの〜?」
鼻で笑うごっちん。
バーカ!こっちは結構気にしてんだぞ?
「妬いてんの?・・もしかして」
ムカつく。
・・だから、思いっきり首を振ってやったけど。
――――どうやら、赤くなった耳が全てを物語っていたらしい。
- 253 名前:バービー 投稿日:2001年09月03日(月)19時55分16秒
- >>240 >>241 >>242 >>243 >>244 >>245 >>246 >>247 >>248 >>249
本当に、お待たせして申し訳ありませんでした!
と同時にこのレス、ものすごく嬉しかったです。
いつも他スレに比べると、レス数が少なかったので、
あんまり読んでくれてる人いないのかなーって思ってまして・・
こんなに読んで下さってるなんて、本当に嬉しいです!!
有り難うございます!これからもどうぞ宜しくお願いいたします。
新メンバーは、作者は全員あんまり・・(w
高橋人気がすごいようですが、見たところ普通なのでは・・?(w
何か結構今回レベル低かったような気がします。回毎に下がっていくような・・
- 254 名前:七誌の毒者 投稿日:2001年09月04日(火)01時35分08秒
- ア更新だ 嬉しい!
これからも頑張ってください
まああの中では高橋なんでしょうね。見慣れてくると
高橋が突出してるような感覚になります(個人的に)
- 255 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月04日(火)19時49分02秒
- 祝復活!
新メンバー入ってもよしごまでお願いします(w
- 256 名前:名無し 投稿日:2001年09月04日(火)23時30分26秒
- ああ〜よしごま万歳!!
自分も今回の増員はどうかと・・・(苦笑
高橋ね〜、あの4人のなかならマトモな方だと思うけど、モーニング娘。のなかに
入ったら影薄そうだと思いますが。
- 257 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月08日(土)10時14分45秒
- レスなしでしたが、読ませていただいてました。
私も新メンは、ちょっと・・・(苦笑)。
更新楽しみにしています。
- 258 名前:only…? 投稿日:2001年09月08日(土)21時08分15秒
- 「ねぇねぇ、よっすぃー」
「……んー?」
「今日はアタシ遅刻しなかったでしょー?」
「あー‥、ん、そうだね…」
せっかく頑張って早起きしたって言うのに。
ケータイのアラームをいつもより一時間も早くセットしてさ。
それなのに、サ。
よっすぃーってば、買ってきた雑誌ばっか見てんだもん。
「ねーぇってば、えらくない!?」
「……えー、うーん…えらいえらい…」
「思ってないでしょ」
「思ってるよ〜、えらいえらい」
ずっと、こんな調子だよ。
何だよ。
いっつも、アタシばっか。
アタシばっかじゃん。
好きって言うのも、
キスとかエッチとかねだるのも、
全部、アタシばっか。
「もー、よっすぃぃぃ!!!」
力まかせに、首をアタシの方に向かせる。
「……何だよ?」
ちょっと、呆れた表情だけど。
優しい目でアタシを見てくれた。
からかうような物腰が、まるで子供に接しているようで。
「ごほうび」
「………はぁ?」
「こんな早く来たんだよ〜?」
そう言って、得意げな表情でアタシは彼女の膝に乗る。
腕は、首に回す。それが定位置。
アタシの目の前に、よっすぃーの唇。
ちょっと半開きでそれが妙にヤラシイ。
- 259 名前:only…? 投稿日:2001年09月08日(土)21時17分16秒
- 「……何がイイ?」
「…何って?」
「パシリ、オゴリ、マッサージ」
よっすぃーの挙げた「ごほうび」は何だか、色気のないモンばっか。
違うよ。そんなんじゃなくってさぁ……
アタシが欲しいのはぁ………
「―――や、やっぱマッサージにしよ。ね、マッサージ!……OK?」
何を思ったものか、ちょっとおどけた表情でよっすぃーは言う。
マッサージって……違うんだけどなぁ…まぁ、いいけどさ……
「じゃ、そこ寝て」
右側にある、ソファーを指さす。
アタシは指定通り、そのソファーに俯せに。
顔は、ちょっと……ふてくされてる?カナ?
「違うって」
「へ?」
「俯せじゃないー」
「…え?じゃ、こう?」
アタシは体を捻らせて、横向きになる。
「違うってば」
「どう寝ればいいの〜?」
「仰向けだよ」
………仰向け?
どうやってマッサージすんのさ。
- 260 名前:only…? 投稿日:2001年09月08日(土)21時26分32秒
- 「何で仰向けなんか……」
「やってあげるんだから、文句言わない!」
「……」
そう言われては、素直に仰向けになるしかない。
「それでよし」
「………?」
アタシの太股のあたりによっすぃーは腰を下ろして、
着ているカットソーの袖をまくり上げる。
「お、結構本格的じゃん」
「まぁ見てなって」
ほら、この顔。
自信あるんだ。
調子に乗りやすくて、
妙なところがアタシより子供で、
それがすっごい可愛いの。
「じゃぁ、最初は肩からいきましょっか」
「よろしくお願いします」
「おまかせください」
調子に乗ったアタシ達は、ちょっとしたごっこ遊びを始める。
- 261 名前:only…? 投稿日:2001年09月08日(土)21時41分42秒
- 「……いかがですか?お客様」
「うん、なかなかいいじゃないの」
実際、よっすぃーのマッサージはほんとに気持ちよかった。
仰向けなんかになるんだから、どうせ真面目にしないんだと思ってたら。
ツボを確実に、しかもちょうど良い加減で抑えてくれる。
「ん〜………気持ちい…」
目を閉じて、日頃の疲れが癒されてくのに酔いしれてみる。
「―――それでは、お客様。こちらなんかはいかがでしょうか?」
「………ぅ、ひゃっ…!」
よっすぃーが、触れたのは……胸。
思わずアタシの口からは、ちょっと驚いた声が。
「あれ〜?……お客様?何だかお顔が赤くなってきましたけど?」
「………バカァ…」
よっすぃーの手は、肩と同じように
規則正しくしかも結構強めに揉むもんだから。
ちょっと、ヤバイぞ?
「………んふ……っ…」
吐息が、熱い。
体の芯も、何となく熱くなる。
胸、揉まれてるだけなのに。
「あらあら、お客様。何だか随分気持ちいいみたいですねぇ」
ちょっとサディスティックなその笑み。
それがいっつもアタシを、虜にしてるって
知らないでしょ?
- 262 名前:only…? 投稿日:2001年09月08日(土)22時01分47秒
- 「ん、んっ……」
「お客様」
ふと、声がダイレクトに聞こえる。
目を開けると、真横によっすぃーの顔。
「そろそろ……ココが大変なことになってるんじゃないですか?」
そう囁かれたと思ったら、すでによっすぃーは
スカートの中に手を忍ばせていた。
ヤダ、ヤダ、ヤダよ。
はずかしい……
お願いだから、あんまり反応してませんように!
アタシの身体。
「……んんっ!………」
下着の上から、そっと撫でられただけで体が一瞬ビクついた。
「あれぇ〜?お客様、パンツが濡れてますけど?」
「………っ…」
ムカつく。
まただ。
一方通行なアタシの想い。
違うんだってば。
して欲しいのは、意地悪なのじゃないよぉ…
優しく、して欲しいの。
「ひょっとして、中までグチョグチョだったりして?」
「………や、違うぅ…違うもん」
「…調べてみましょっか?」
- 263 名前:only…? 投稿日:2001年09月08日(土)22時11分49秒
- 「……やっ、…」
はずかしくて、思わず顔を覆っちゃった瞬間だった。
「「おはようございまーす!」」
アタシの耳に、威勢の良い挨拶が聞こえる。
この耳が正しければ……それは、このドアを隔てたすぐのトコ。
しかも、更にアタシの記憶が正しければ…
声の主はメンバーの、誰か。
「――――ヤバッ」
よっすぃーは吐き捨てるように呟くと、素早くアタシから退く。
「………ぁ…」
意地悪なのは、イヤなはずだったのに。
こんなに簡単に諦められたら。
我慢できないし、ツライ。
ひどいよ、もうアタシ………
頭がその事だけで、いっぱいになっちゃってる。
ふと、彼女の姿を目で探すと
何食わぬ顔で、また席に戻って雑誌を読み始めていた。
ねぇ、よっすぃーは……平気なの?
- 264 名前:only…? 投稿日:2001年09月08日(土)22時22分35秒
- 「おはよう、よっすぃー!」
「おはようなのれす」
アタシと、(愛しの)よっすぃーとの2人だけの空間をジャマしたのは。
辻に加護。――――憎いんだけど、……憎めない。
「あれ〜?後藤さん、どうしたん〜?」
未だにソファーで寝そべってるアタシに気付いた加護が、声をかけてくる。
「いいってば、加護。寝かしとけ寝かしとけ」
「そんなこと言ったって…」
―――何、寝かしとけって。
ひどい、ひどいよ…何でそんな言い方すんの?
「後藤さん、大丈夫れすか?」
辻が心配そうにアタシの顔を覗き込んでくる。
……ヤダ。涙………出そうだ。
寝かしとけって。
どれだけ重い言葉かわかってんの?
いつだって、アタシは不安なんだよ?
さっきまで優しくても、すぐに切り替えるよっすぃー。
今日だって、………
「後藤さん?……ご、後藤さん!?」
涙、出てくる。
どうしよ、ヤバイ。
こんなとこで泣いて、何になんの?
アタシの涙を見て自分まで泣きそうになってる辻。
「後藤さんが泣いてるのれす〜!」
「違…、泣いてな……」
もー、バカじゃん、アタシ。
- 265 名前:only…? 投稿日:2001年09月08日(土)22時46分53秒
- 「何?……泣いてんの?」
よっすぃーの視線が、アタシに向かってる。
表情は、変わってないけど。
声で、気にしてるのがわかる気がした。
それなら、アタシはちょっとだけシアワセ。
「悪い、あいぼん」
「ん〜?」
「ちょっと、出ててくんないかな?」
「……?うん、わかった〜」
「ごめん、ののもいいかな?」
「了解なのれす」
こんな時だけは、聞き分けのいい辻と加護。
素直に2人で楽屋を後にする。
席を立って、よっすぃーが近寄ってくる。
涙を、見られたくて。
思わず顔を覆ってしまう。
妙なところで恥じらうのがアタシの癖。
「………はぁ…」
はぁってしないで、よっすぃー。
そんな、呆れたみたいな態度ヤダよ。
「何で泣いてんのさ?」
- 266 名前:only…? 投稿日:2001年09月09日(日)00時26分25秒
- さっきとは違って、アタシの目の前に彼女は座り込む。
「こっち向いてよ」
「………ヤ」
「ほら」
耳元で、囁かれちゃ向かずにはいられないじゃんか。
ずるいよ。相変わらずだね、アタシ達。
「いい子だから泣かない」
「……っく、何それ?…ア、タシは子供じゃないんだから…!」
「あれ〜?そうだっけ」
おどけた表情で、そう言ってから
よっすぃーは、顔をグッと近付けて額と額を密着させた。
間近で感じる大きくて、優しい目。
胸がキューッとなるのが、わかった。
「ごっちん」
「…ん」
「意地悪して、…ゴメン」
そうだよ。
もっと反省しろっ!
「いっつもじゃんか。…スケベな事ばっかしてきてさ」
- 267 名前:only…? 投稿日:2001年09月09日(日)00時37分17秒
- 「どうすれば、わかる?」
「………ん?」
突然投げかけられた、よっすぃーの疑問。
「何が?」
「………何でもない」
「何ぃ?」
「何でもないって」
何でもなくないじゃんかー、なんてふざけあう。
笑顔を間近で見てるとき。それが、一番シアワセ。
「ごっちん、だけじゃないよ」
「ん?」
「好きな気持ちは……私も一緒だから」
何だか、そういうよっすぃーは妙に照れくさそうで。
見てるだけでもくすぐったかった。
「………クッサイセリフ!」
吹き出して、アタシは言った。
素直になれなくて。
ちゃんと喜べなくて。
茶化して、流しちゃう。
それを聞いて、軽く睨むよっすぃー。
ホントは、すっごぉぉ―――っく嬉しかったんだぞ?ごとぉは。
あーあ、バカだねっ。ほんと。
「よっすぃー」
「うん?」
「―――――さっきの続き、しよっか」
- 268 名前:バービー 投稿日:2001年09月09日(日)00時50分54秒
- >>254 そうなんですかねぇ・・うんうん。高橋さん。
確かに可愛い・・?ってか、松浦に似てません?
>>255 もちろんです!よしごまは永久でございます。
ずっと頑張りまーっす!!!
>>256 よしごまは万歳です!ほんっとに最高です。
確かに、新メンはキャラ作りが難しいと思われますね。
ただでさえ、未だにキャラが出てないバカ吉くん(w
(^▽^)<私は脱!ネガティブだも〜ん!
(0^〜^0)<オイラだって頑張ってるYO!
>>257 チャーミーブルーさんだっ!あの小説、マジいいです!
よしごまです、よしごまが最高です(w いしよし派の
多い中、戦っていくのは大変ですがよしごま擁護派で
い続けるつもりです!(w
(^▽^)<作者にとって石川は微妙な存在らしいのです♪
↑好きなんだけどね、梨華ちゃん。
今回は、一話完結です。
次からはエロをいれない話を目標に!(w
- 269 名前:七誌の毒者 投稿日:2001年09月09日(日)00時58分53秒
- よっしゃ!”
- 270 名前:七誌の毒者 投稿日:2001年09月09日(日)01時01分04秒
- >>268
まあそうはいっても
俺はよしごまヲた&いしよしヲたなんだけど(w
・・・・エ。エロいれて〜〜〜〜(w
- 271 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月09日(日)02時16分48秒
- よしごま擁護派はここにもいます!
あの、マターリとした2人だけの独特な空気がたまりません(w
自分もよしごま書きたいとは思ってるんですけどね…
ちなみに今書いてるのは、いちごまメインでちょこっとやぐちゅーです。
- 272 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月09日(日)21時51分20秒
- バービーさんの、よしごま甘くって最高っすね。
私はいしよし派なのに、敢えてよしごま書いてますが結構
自分で萌えてしまった(w。萌える程長くエロシーンは書けないんですけど。
また来るです!順調に書いてますので、バービーさんもがんがれ!(w
- 273 名前:一足遅い、夏休み 投稿日:2001年09月10日(月)20時36分02秒
- 「ほんとに!?………う、うん…」
冒頭のアタシのセリフは、もちろん松浦亜弥ちゃんの真似なんかではナイ。
この夏は結構忙しかった―――そんな、アタシ達につかの間のお休み。
メンバー全員が、たった3日間だけど世間様より一足遅い夏休みってヤツを、
もらえることになったというもの。
楽屋で、ミーティングが終わってマネージャーがその事を口にしてからは
話題はそれで持ちきり。なっちとやぐっつぁんはまた2人でTDLに行こう
って言ってるみたいだし、他のメンバーもお互いで目が合ってはニコニコして。
アタシはどうやって過ごそうかな〜……なんて、考えてた時。
「ごっちんごっちん、……ちょっと」
手招きをされて、アタシは彼女に近付いていく。
どうやら、よっすぃーも久しぶりのオフに喜びが隠せない様子。
「何?どしたの?」
そんな彼女を目の前にして、アタシまでもが笑顔になる。
「ここじゃちょっとさ。…外行かない?」
ドアを指さす。
- 274 名前:一足遅い、夏休み 投稿日:2001年09月10日(月)20時46分37秒
- 楽屋の扉を、後ろ手に閉めてそれにもたれかかるよっすぃー。
アタシは彼女の正面に回り込んで、その「ちょっと秘密っぽい」話を
聞き逃さないべくして、距離を近付けておいた。
耳元で、アタシに囁いたのは
「旅行行こうよ」
至って、シンプルなお誘い。
だけどそれは、アタシにとってはめちゃめちゃ嬉しすぎる誘い。
てな訳で、話は振り出しへと戻る……わけなのだけれども。
「吉澤〜、温泉ならあたしに任せときなさい。いいとこ知ってるから」
ん?
「どうせ2人で行こう、とかってクチでしょ!?そうはいかないかもよ〜‥?」
んん?
「浅はかだったね、こんなとこで言うなんて」
んんん!?
「よっすぃー、今日連絡待ってるからな〜!」
「ののも楽しみにしてるのれす!!」
ちょ、待って……2人っきりじゃないの―――――っ!?
- 275 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月10日(月)22時30分45秒
- さすがの地獄耳
モーニング娘。恐るべし!
- 276 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月11日(火)14時26分17秒
- ここのよしごま最高!!!新メンはやっぱ高橋ですかね〜。紺野は一年後が楽しみなような気がしますが・・・。でも増員された時期は毎回「新メンはちょっと・・・」って言われてません?ごまとか今はすごい人気なのに加入当時は「ただの魚」とか言われてたり。なにわともあれこの小説好きなので作者さん頑張って下さい!!!
- 277 名前:一足遅い、夏休み 投稿日:2001年09月11日(火)22時39分02秒
- 「だからさー、そんなの私が誘ったわけないじゃんー」
「……ウソだね」
帰り道。
膨れっ面のアタシに、
困り果てたよっすぃー。
アタシだって、よっすぃーが悪くないのは分かってる。
けど、まさかこんな事になるなんて思ってなかったからサ。
2人っきりで過ごせると思ってたのに、とんだ期待はずれ―――
「けど、全員ついてこないだけでもマシじゃん」
「……辻加護がついてくるだけでもすでに全員で行くみたいなもんだよ…」
力無く、アタシは呟いた。
そうだった。
結局、ついて来るメンバーと言うのは実質3人なわけで。
カオリは辞退すると言いだし、圭ちゃんは他に都合があるらしい。
やぐっつぁんとなっちも、何やかんやで行かないようだし。
つまり、ついてくるメンバーは辻加護プラス梨華ちゃん。
賑やかで楽しそうと言っちゃ、そうなんだけど。
ムードぶち壊しと言ったら、それでしかない。
「はぁ〜あ……」
出てくるのは、ため息ばかり。
「ため息つきたいのはこっちだよ…」
この状況の場合、よっすぃーの呟きは正しいとも言える。
- 278 名前:バービー 投稿日:2001年09月11日(火)23時00分54秒
- >>269 >>270 んー・・今回の話も何やかんやで入りそうですよ?(w
自分も、いしよしは好きです。
>>271 いえい!ビバよしごまですよね。
好きな点は元々は妹キャラのごまがいつからかしっかりして、
子供っぽい表情を見せなくなりましたよね。それがよっすぃーと
いるときは、ふっと素というか可愛いごまが出るんですよね。
ごまが私達仲良いです!っぽい発言するところからも、他メン
にはない、ごっちんのアプローチとか好き光線を感じます(w
長々と語ってすいません・・(w よしごま、書いてみて下さい。
>>272 そう言っていただけると、嬉しいです!
チャーミーブルーさんの小説は、今一番楽しみにしている
小説の一つです!何かイイ展開になってるし・・(w
お互い頑張りましょうね!
>>275 そうなんです、恐るべし・・娘。!(w
>>276 確かにそうですね。自分も決して新メン反対派ではないですよ
高橋さん、可愛いです。すごい顔がちっちゃい。割には
体がある・・(w 4人とも、成長が楽しみです!
- 279 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月12日(水)01時09分29秒
- 確かにごっちんの好き光線はすごいね。(W
よしこもプライベートで後藤との事しか出ない当たり、
やっぱり、特別な関係なのかなって思います。
- 280 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月12日(水)03時37分19秒
- 私もビバよしごまです。
理由は作者さんと大体同じ。
あと、ごまの方が先輩なのに甘えてるっぽいところも好き。
- 281 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月12日(水)19時17分14秒
- 波乱になりそうな夏休みですね( ̄ー ̄)ニヤリッ
嬉しいですよ〜。イイ展開って言ってくださるのは、バービーさん
だけですね(w。こっちのゴマは週末がんがってくれるみたいです(爆)。
- 282 名前:一足遅い、夏休み 投稿日:2001年09月12日(水)20時43分48秒
- ――――けれど、やっぱ旅行はワクワクするもんだ!
そうだよ、梨華ちゃんじゃないけどポジティブに考えなきゃね。
大体、部屋は二つあるんだから!それに賭けるしかない。
一度しかない、夏休み。このチャンスを逃してたまるかってもんよぉ!
家にたどり着いたのは、何やかんやで結構遅かったけれど
旅行は明日からの出発のため、アタシはいそいそと準備を始めた。
旅行って準備が楽しいんだよね。勝負下着とか入れちゃったりして♪
そんな折に、アタシの携帯の着信音が鳴り響く。
どうやら、メールらしい。
「明日、朝11時に迎えに行きます。寝坊すんなよ!」
わーぉっ!迎えに来てくれるんだ〜…やっさしぃー。
ほんのちょっと、トキメク感情をおぼえるアタシ。
これは今すぐ返信しとかないとね。
「楽しみにしてるね」
アタシの気持ちを伝えるには、この一言で十分。
惜しむらくは2人っきりじゃないことだけど、アタシと
同じ様な気持ちで準備してるよっすぃーや、辻や、加護。梨華ちゃん。
その姿を想像するだけでも、何か顔がにやけてきちゃうんだ。
- 283 名前:一足遅い、夏休み 投稿日:2001年09月12日(水)21時02分19秒
- ―――
――
―
ピンポーン…
「来たっ!」
時計が差しているのは、ピッタリ11時。
……とはわかっているものの、肝心のアタシはまだメイクが終わっていない。
「真希ーっ!」
階段の下から、お母さんの張り上げた声。
アタシはそれに鏡と睨めっこしたまま返事をする。
「上がってもらってー!」
だってまだ準備できてないんだもん。
丹念にマスカラを塗り上げていく。
つけているFMからは最近お気に入りのラブソングが流れ始めて。
窓から差す日差しと、階段を上がって近付いてくるよっすぃーの足音。
幸せかもしんない。
と、浸っている場合ではないらしい。
扉を開けてよっすぃーの姿を鏡越しに確認する。
と同時に、開口一番。
「遅い」
相変わらず、トロトロなアタシに文句。
「ちゃんと寝坊すんなって言っただろー?」
ちょっと手のペースを早める。
「……何でもいいけどさ、早くしてよ。待ってんだから」
ハイハイ、わかりましたよ。
もう中途半端でいいや、この際。
どうせアタシの王子サマは頑張ってメイクしてもお構いなしだし。
ある意味、楽だけど。
ある意味、悲しい。
- 284 名前:一足遅い、夏休み 投稿日:2001年09月12日(水)21時11分24秒
- 「遅――――いっ!」
駅まで全速力で走って。
ホームの階段を駆け上がって。
頑張ってきたのに。
待っていたのは、梨華ちゃんのちょっと怒り気味なハイトーンボイス。
声は怒ってても顔は笑っているところが梨華ちゃんらしい。
「ごめんごめん、も〜…ごっちんが遅くてさ」
「ふふっ、いいよぉ。そんなに待ってないしね」
ん?
ちょっと、待って。
「梨華ちゃん、今日カワイイじゃん」
「へへっ、そ〜ぉ?これこないだ買ったワンピなんだけどね…」
何か、何かさ。
変じゃない?この空気。
「へ〜、そうなんだ。いいよね、そういうの似合って」
「何言ってんの〜、よっすぃーは今の感じが一番だよぉ〜」
「んなことないってば」
「ふふっ、それより楽しみだね。温泉」
「ん、だね」
終始、柔らかい笑顔を絶やさずよっすぃーに向ける梨華ちゃん。
しかし肝心なのはそれではナイ。
(アタシの)よっすぃーまでが、梨華ちゃんに優しい微笑みを!向けてるコト…
「ごっとうさ〜ん!おっはよぉ」
「おはようなのれす!!」
そして、後ろから小悪魔2人に飛びつかれるアタシ。
何か、何かっっ!す―――っごくヤな予感がするんですけどっ!!
- 285 名前:一足遅い、夏休み 投稿日:2001年09月12日(水)21時21分29秒
- 「…………何で?どうして、アタシが……」
「さぁ、ごっちん!ブツブツ言っとらんと次はジジ抜きやるでっ!」
「やるのれすよ!」
どうして、アタシの隣に座ってるの…?(しかもすでにごっちん呼ばわり)
ふと、視線を横に動かすと。
「で、どう?そっちは」
「それがね〜、色々大変なんだよ。あのね〜…」
「ははっ、そうなんだ」
「そうなんだよぉ、それでりんねさんがね…」
「受けるねー、それ!ははははっ!!」
「でしょ〜!その後もさ〜…」
あぁ、何の話に花を咲かせているのやら――
それよりもっ!重要なのは。
「何で」「どうして」梨華ちゃんがよっすぃーの隣なのぉ―――っっ!?
「やっぱりこんなカジュアルじゃなくて、ワンピにすれば良かった…」
心から、後悔。
よっすぃーは気にしない人だと思ってたアタシ。
不覚だった。
「ねっ、ねっ!!加護ぉ、辻ぃ!」
「ん?何?ごっちん」
「何れすか?」
急に興奮した口調でアタシが話し出すもんだから、
辻と加護も面白そうに身を乗り出してきてくれる。
「アタシと梨華ちゃんって、どっちの方がカワイイ!?」
- 286 名前:一足遅い、夏休み 投稿日:2001年09月12日(水)21時34分05秒
- 「まぁ、率直に言わせてもらうと」
うんうん、と大きく首を頷かせるアタシ。
2歳年下を相手に何必死になってんだか、ってとこだけど。
ここはもう、加護ちゃんサマサマ(&辻)にすがるしかない!
「女としては、梨華ちゃんの方がエエな」
ガクッ!
「と、言うよりカワイイねん。梨華ちゃんは。キャラとか声とか」
……うぅぅ
「ドジなとこもあれば、変に色気あるし」
「魅力的なのれす」
「胸も大きいしな」
「その割に、細いのれす」
「男やったら、梨華ちゃんを選ぶ!」
………何よ、それぇ。
さ、再起不能になりそう。
天下の後藤真希が崩れてゆく―――
「それに比べて、ごっちんは最近痩せすぎてちょっと胸ないしな」
「表情にも元気がないのれす」
「まず、溌剌としたものがない」
「いつも眠そうなのれす」
「声も結構個性的やけど、梨華ちゃんには劣るしな」
「意外と低いのれす」
「実はキャラ確立してへんしな」
何か、だんだん腹立ってきた………
こいつらもしかして、面白がってんじゃないの!?
「それに……」
「――――いい加減にし…」
- 287 名前:一足遅い、夏休み 投稿日:2001年09月12日(水)21時49分01秒
- 「ハイハイ、そこまでそこまで」
振り上げたアタシの手首を掴んで、微笑んだのは―――よっすぃー。
「もぅ、あいぼんってば。何バカなことばっかり言ってるのー?」
梨華ちゃんはそう言ったけど、顔は嬉しさが隠し切れていない。
と、言うよりも照れてる感じだったりする。
「全部丸聞こえなんだよ、自分ら」
よっすぃーの言葉に、バツが悪くなったアタシは思わず黙り込む。
あー、かっこわるいなぁ……もう!
「どっちの方がカワイイなんて、決められるわけないじゃんか」
よっすぃーは梨華ちゃんとアタシを交互に見ながら、また微笑んだ。
「………ほら、ごっちん」
ちょっと、拗ねたような素振りを見せていると
よっすぃーは自分の膝を、指さしてくれた。
――――それって、隣よりずっとウレシイコト?
「甘えたやなぁ、ごっちんは〜」
「まだまだ子供なのれす」
「………もぅ」
「何拗ねてんの?」
「だって、からかうんだもん」
「…いーじゃん、そんなこと」
「よくないよ!だって……」
ムキになったアタシが、振り向いた瞬間に。
乾いた唇が、触れ合った。
「……ね?」
「………ぅん…」
- 288 名前:バービー 投稿日:2001年09月12日(水)21時55分54秒
- 何か、この話微妙にいしよしテイストだなぁ・・(w
>>287 なんか特に。ごっちんのキャラが違ってきてるし。
徐々に戻してゆくつもりなんでご了承を・・(w
>>279 ですよねぇ!本当に仲良いです。見てて聞いてて微笑ましい。
よっすぃーとの事を話すごっちんの表情は可愛いです(w
>>280 ビバです!ほんと、まさにビバビバ!!(w
そういえば、ごまのが先輩なんですよねぇ〜・・忘れてた。
今度、ネタにしよっと!(w
>>281 またメール欄に気になることが!!そうなんですか!?
これは楽しみだっ!また、ネタにしよっと(w
週末頑張ってくれるんだぁ〜、楽しみです!マジで!
- 289 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月12日(水)22時06分07秒
- リアルタイムで読ませていただきました♪
もしかして、その場で書いてアップされてるんですか?
だとしたら凄い!私には出来ないのでー。
やっぱり、私は梨華ちゃんが出てくる方が萌える(w。
今日のテレビジョンは、いしよしが多くて壊れてたし。ハァハァ
辻ちゃんと加護ちゃんもいい味出してますね。
読んでて笑っちゃいましたー。続きも楽しみにしています♪
- 290 名前:名無しさん 投稿日:2001年09月13日(木)09時37分32秒
- 初レス〜。
いや〜。甘い!
これからも甘々なの期待してます。
- 291 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月13日(木)10時49分18秒
- やっぱり、よしごまですね。
最近はいしごまが多いけど、吉澤が出世したらもっと絡みが増えるかな、、、、。
- 292 名前:一足遅い、夏休み 投稿日:2001年09月15日(土)18時18分28秒
- いつの間にか、アタシは眠っていたらしい。
――――振り向くと、そこに愛しい人の寝顔が。
「……よーっすぃ…」
彼女の額に自分の額を合わせて、息だけの声で呼ぶ。
だけど、彼女は目を開かなくて。
起きてる時には見られない、ちょっと子供の顔。
半開きの口が妙に愛しくて。
そのまま、至近距離で見つめておく。
「………かわいいねー、よっすぃーは」
ほんのちょっと、このまま寝ててくれるのを願ってたり。
「―――――ん、…?」
鼻から大きく息を吸い込んで、微妙な声を上げる。
「………起きた?」
小さな声で、アタシは尋ねる。
「うん」
頷いた途端、パチッと目を開く。
重そうに瞼を持ち上げる。
ちょっとまだ、寝が足りなかったのカナ?
「ごっちんが、私の事可愛い可愛いうるさいんだもん、目覚めちゃった」
「……っな、違うよぉ!自意識過剰〜!」
確かに言ってたし、思ってはいたけど?
以心伝心、ってヤツ?
「それよりさ、もう着くハズなんだけど…」
あ、そっか。
乗ってから、かれこれもう2時間は経ってる。
「多分、次ぐらいだと思うんだよね」
「梨華ちゃん達、起こさなきゃ」
- 293 名前:一足遅い、夏休み 投稿日:2001年09月15日(土)18時31分09秒
- 「―――――ヤ」
よっすぃーが、通路を挟んだ隣の席に移動しようとしたのを、
アタシがシャツの裾をつまんで、阻止する。
「え?」
「……起こさなくっていーじゃん…」
「何言ってんだよ、もう着くんだよ?」
「でもぉ……」
もーちょっと、2人っきりでいたいんだもん。
理解ってよ、アタシの気持ち。
「もっかい、座って」
今度は、アタシの膝を叩いて合図する。
「…………もぅ」
ちょっと、膨れたみたいな表情で
しぶしぶよっすぃーは再び座り直す。
向かい合った、アタシ達。
ちゃんとさっきみたいに視線が交じり合う。
でも、彼女はまだちょっと膨れ顔。
―――黙って目を閉じようかな?
「……ん」
「え?」
「ん――っ!」
目を閉じたまま、声でお願いする。
「……しゃーないなぁ、もぉ」
影が、重なって。
柔らかい唇が重なったかと思えば、
あくまで自然な行為のようにして舌が入り込んでくる。
「……んっ、ダメだよ!こんなトコで」
思わず、唇を離す。
「いーから…」
目を閉じたまま、アタシの肩を強引に抱き寄せて、
再び唇を重ねる。
――――もうすぐ、目的の駅に着くって言うのに。
- 294 名前:一足遅い、夏休み 投稿日:2001年09月15日(土)18時51分32秒
- 唇に、吸い付くようにして咬む。
妙にアツイ舌が、ゆっくりと絡み合ってた。
――キスすると、火ぃ付くんだよね
いつだったか、そんなことをよっすぃーが言ってたのを思い出す。
気が付くと、よっすぃーの手はアタシの胸に伸びていた。
微かだったけど。ゆっくりだったけど。
微妙な力加減が、アタシの心を燻っていく。
強烈な快感なんかじゃないけど、少しずつ心地よさが広がる。
「んっ……くぅんっ…」
胸がキューッと締め付けられる感覚を覚えて、思わず声を上げる。
それさえもとても密やかで。微かに息の漏れる小さな声。
これ以上、踏み込まれたら―――
とても耐えられるものではない。
触れられてた手を押し退ける。
目がいつの間にか、涙目になっていて。
「……こんなとこで、しないでよ…」
軽く、睨む。
「いーじゃんか」
よっすぃーは、悪戯っぽく笑ってペロッと舌を出す。
「変な気分になっちゃうじゃん…」
それが本音。
「……ごっちんの、触っちゃダメ?」
―――そんなこと、聞かないで。
アタシがその気になっちゃ、しゃれになんない。
こんな電車ん中で。
人だっていっぱい乗ってんのに。
できるわけないじゃん。
- 295 名前:一足遅い、夏休み 投稿日:2001年09月15日(土)19時07分27秒
- 「……ちょっ…」
許可なんか出してないじゃん。
なのに、服の中に手が入り込んでくる。
冷たい手。
それが直接肌に触れる感触。
もどかしい手つきで、そのままブラジャーを上にずらされる。
ちょうど、半分ぐらいだけ胸が外気に晒されたような感じになるのが分かった。
よっすぃーの、掌のちょうど真ん中あたりに「それ」は自己主張してたらしい。
「………イケナイ子だ」
耳元でそう呟きながら、それをゆっくりと転がして弄ぶ。
熱い吐息が耳にかかっただけで、体がビクッとする。
「ん、んっ」
鎖骨に唇を落として、アタシの首元によっすぃーの顔が埋まっていく。
人間って不思議だ。
ダメだって言われるとしたくなって。
単純に感覚に素直になっていく。
体が一番正直で。
感情が一番ワガママ。
「……やっ…」
どうしようもない、その快感に耐えられそうもなかった。
自分の太股をさすりあわせるようにして力が抜けていきそうなのを堪える。
「よっ…すぃ、…ダメ…」
- 296 名前:一足遅い、夏休み 投稿日:2001年09月15日(土)19時24分26秒
- 言った瞬間に、唇にまた感触が戻ってくる。
もう随分と慣れたけど。
一番スキな感触。
胸にあった手は、いつの間にか背中に回されてて。
ギュッと抱きしめられていた。
温もりが当たり前みたいに感じて。
「………火付いちゃったの?」
抱きしめたまま、アタシは笑って尋ねた。
「ん」
よっすぃーは照れたようにそう答えると、
急に体を動かして、視線を合わせた。
「……怒った?」
今度は、尋ねられる。
「―――うぅん」
ちょっと、嬉しかった。
「―――あの」
ふと、視線を移す。
遠慮がちな声。
いつだって、間が悪くて。
こういう時は、異常に存在感が薄くて。
「………もしかして、今の‥梨華ちゃん…」
「ごっ、ごめんなさいっ!見、見てないよ!私!」
「寝てなかったの?…」
「違うの!寝てる振りしてたわけじゃないの!声だって聞こえてないから…」
そして、弁解が下手で。
返って墓穴を掘る。
赤くなった頬が、全てを物語っていた。
- 297 名前:バービー 投稿日:2001年09月15日(土)19時46分45秒
- >>289 自分もテレビジョン見ました!いしよし盛りだくさんでしたねぇ。
お腹一杯になりました。かんなり、萌え萌えです。何となく
いしよしは雰囲気がエロいんで(w 続きは・・相変わらず
の展開でお届け致しました(w
実は全てを見てしまっていた、梨華ちゃんです。
実際、どうなんでしょうね。いしよし派の方は大抵
いちごまも好きだったりするんで、結構その傾向はあるかも?(アンチ)
>>290 ありがとうございます!甘いと言うより、エロも多いですが(w
頑張っていきますので、おつきあい宜しくお願いします!
>>291 よっすぃもそれなりに頑張ってると思うんですがねぇ・・(w
学業と両立してる割には、ダンスも歌も成長したし。
センター大抜擢の梨華ちゃんに隠れてるけど、ピースはさりげに
ソロパート多いし、立ち位置も随分出世してます(w
けど、よっすぃーは何となく「2代目矢口」的存在になりそう。
とにかく、やっぱりよしごまなんれすよ!作者的には(w
- 298 名前:バービー 投稿日:2001年09月15日(土)19時49分08秒
- >>289 忘れてました。そうなんです、実はその場で書いてます(w
大まかなストーリーはまとめておいて、細かい感情やら
表現やらはその場で書いてたりします(w
- 299 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月15日(土)20時21分35秒
- (・∀・)イイ しっかり見ていた梨華ちゃんも、やらしい(w。
やっぱり、ちょい えっちぃ方が萌えますね。
人の書いたエロシーンは読むの好きなんですけどね。自分は苦手でございます。
- 300 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月15日(土)21時43分41秒
- 昨日のFAN見ました?ゴマキはよっすぃーが本当に好きなんだな、ってのが
よく分かりました。
- 301 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月16日(日)00時06分34秒
- FUNでした・・・・。
- 302 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月16日(日)03時17分32秒
- いいですね〜
安心して見れます!
よしごま最高!
- 303 名前:七誌の毒者 投稿日:2001年09月16日(日)09時52分02秒
- いい感じだねえ
>>298
あ俺もそうだよ。でも貴方のは緻密ですよ・・
頑張ってくださいね
- 304 名前:一足遅い、夏休み 投稿日:2001年09月17日(月)20時30分31秒
- 「ほんとにビックリしちゃったんだから!もうあんなとこでしないでよ?」
旅館へと向かう、タクシーの中。
乗り込んだ瞬間に梨華ちゃんは説教らしきものを始める。
「大体ね、よっすぃーはいつも我慢がなさすぎるよ?」
「……ハイ」
「加入した時からそう。ほんと世話が焼けるんだから〜」
「…ハイ、ごめんなさい…」
「反省した?」
「ハイ…」
「それならいいけど――あ、そうそうそれからね…」
梨華ちゃんの話は、途切れるところ知らず。
よっすぃーは、どうやら梨華ちゃんに弱いらしい。
こんなこと初めて知ったなぁ……
梨華ちゃんが説教するのは辻加護だけだと思ってたら…意外。
「……ごっち〜ん、助けてよぉ…」
梨華ちゃんとアタシの間に挟まれたよっすぃーは、隙を狙って
こっそりとアタシに耳打ち。
………ま、かわいそうだけど自業自得ね。アタシが甘えたんだけどサ。
という訳で、アタシは一切助け船は出さないことに。
お子様2人は、普段の自分達と反対なので面白がって観察。
「…だからね……ってちょっとよっすぃー、聞いてるのっ!?」
「ハイィ!」
- 305 名前:一足遅い、夏休み 投稿日:2001年09月17日(月)20時39分27秒
- 「―――ぅわぁっ!海、見えてるよっ!すごぉーいっ」
梨華ちゃんという人間は、実は単純なのだろうか?
タクシーから下りた瞬間伸びをして、景色に驚嘆の声を上げる。
あらら。
反対にアタシの王子様はぐったり。
肩を落としてる様子。
「どしたの?」
どうしても、笑いが堪えられなくて半笑いでアタシは尋ねる。
「―――どうしたもこうしたも…」
梨華ちゃんに、生気を吸い取られたかのような表情。
一体梨華ちゃんはどんな人間なのよ!
「ほらほら、元気出してさぁっ!…着いたんだから」
「……ん」
あ、何だかアタシ。
イイ事思いついちゃった!
そこで、よっすぃーにこっそり耳打ち。
「………ね、温泉。2人で、入ろ」
一瞬、驚いた表情。
「マジ?」
頷くと、当然返事はさ。
「入ろ」
- 306 名前:一足遅い、夏休み 投稿日:2001年09月17日(月)20時47分12秒
- 「――――ちょっと二人とも」
そんな、アタシ達に。
後ろから声をかけた、小悪魔のボス。
小悪魔なんて可愛い言い方じゃダメだ。
まさに、小姑。子悪党。
「みんなで来てるんだから、二人でとかいいと思ってるの!?」
「……り、梨華ちゃん」
「もっとね、モーニング娘。として友情を深めようよ!」
「ほんまや、ほんまや!」
梨華ちゃんの影に隠れて、悪戯っぽく笑いながら同意する加護。
「大体、よっすぃーはさっきの話ちゃんと聞いてたの!?」
「……ハイ」
「そうやって聞き逃すからいつもいつも…」
「ハイ…」
悉く、アタシ達二人を邪魔しようっていうわけぇ!?
「……ちょっと、梨華ちゃん!」
アタシだって、一応梨華ちゃんの先輩なんだからっ!
強く出てやるぅ!
「そうそう、ごっちんもね…もっと、よっすぃーを…」
「………あ、は、ハイ…」
小姑は手強い―――
- 307 名前:バービー 投稿日:2001年09月17日(月)21時01分35秒
- >>299 自分もまだまだ勉強不足で苦手なものです・・(w
ってか、チャーミーブルーさんの激萌えっすよ!?
風板の小説なんか最高っす!
>>300 >>301 見ました!ほんと、あれを話すときのごっちんの笑顔!
あの楽しそうなこと!(壊れ気味)あれがたまんないんですよね。
ほんとに好きなんだなって、思います。
それはそうと、300ゲットおめでとうございます(w
結構書いたもんだなぁ・・(w
>>302 ほのぼの甘甘系を目指しております(w
しかし、梨華ちゃんの邪魔が入って・・・(w
波乱にはならないと思いますがねぇ。
マターリな二人なんで(w
>>303 ありがとうございます。そう言っていただけると、嬉しいです!
・・・何気に白と緑を全然更新してない自分・・(w
そろそろしなきゃなぁ。
- 308 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月18日(火)00時08分22秒
- ハイハイ言ってるへたれ吉澤に萌え(w
- 309 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月18日(火)01時34分11秒
- やっぱ梨華ちゃん最高!(w。でも吉澤も最高。
ヨシコはへなちょこの方が合ってるかも(w
- 310 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月20日(木)20時58分52秒
- 続き楽しみなんですが、1番白の更新を楽しみにしてたりする。
- 311 名前:名無しさん 投稿日:2001年09月23日(日)17時44分37秒
- ごま〜、がんばれ〜
- 312 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月24日(月)13時23分11秒
- 続き、続き。
- 313 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月24日(月)15時24分29秒
- 温泉でやっちゃえ!ぉぃ
- 314 名前:一足遅い、夏休み 投稿日:2001年09月24日(月)21時21分06秒
- 「………はぁ、もう疲れたよ…」
そんなよっすぃーの第一声。
ようやく、「5人で」夕食を食べて「5人で」温泉に入って。
やっと二部屋に分かれてた頃には、既に時計は11時を差していた。
あれからずっと、それとなしに二人になろうとすると悉く梨華ちゃん登場。
楽しいって言っちゃぁ、それなりに楽しいんだけどサ。さすがにきつい。
「お疲れ様〜」
ほんとに疲れた表情をしているよっすぃーに、あたしは肩揉みのサービス。
後ろに回り込んで、改めて彼女の大きな背中を感じる。
備え付けの浴衣を着た彼女の後ろ姿。項が、妙にやらしい。
「……今日、ほとんど二人になれなかったね…」
二人で来るはずの旅行だったのに。
あたしはほんのちょっと、不満を漏らす。
それを聞いたよっすぃーは、くるっと座ったまま向き直る。
ふいに視線が混ざり合う、あたし達。
「………今は、二人だよ?」
バカ。
そんなこと、言わないでよ。
ドアを閉めて、電気も消したら……あたし達二人だけの世界みたい。
- 315 名前:一足遅い、夏休み 投稿日:2001年09月24日(月)21時26分01秒
- 窓からの月明かりだけで、部屋の物の形だけは何となく分かる。
電気を消したのは、そんな夜空に閉じこめられてしまいたかったからなの。
そんなあたしの、小さな女心。
「今日は、二人で温泉も入れなかったしさ」
「うん」
「手だって繋げなかったし、甘えられなかったし」
「ん」
「……キスだって、できなかった」
「なに、して欲しかったの?」
悪戯っぽく、笑みを浮かべるよっすぃー。
ほら、まただよ。
また意地悪するんだから。
「………ぅん…」
微かな声だったけど、それは明らかに肯定的な答え。
「大丈夫」
「………ん?」
「これから、飽きるぐらいしてあげる」
- 316 名前:一足遅い、夏休み 投稿日:2001年09月24日(月)21時35分25秒
- 「………ごっちん…」
耳元で、小さな声で囁かれて。
体ごと思い切り抱きしめられて、そのまま布団に倒れ込む。
「ん……」
耳に触れたよっすぃーの唇がくすぐったくて、思わず声を出す。
何かもう、すでに意識が途切れちゃいそうだ……
大切な物に触れるように、ギュッと強く優しく抱きしめてくれる。
あたしを、愛しくて愛しくてたまらないって感じに。
「……よっすぃー」
虚ろな目になりそうなのを堪えて、見つめる。
そうすると、優しい笑みを浮かべる彼女が視界に飛び込んでくる。
薄暗い中だったから、余計にそれが愛しく感じて。
見つめてるだけでも胸ん中が、あったかくって幸せ。
「……ん、ふっ……」
途端に、あたしのそれによっすぃーは唇を落とす。
冷たい唇。
咄嗟に目を閉じる。
ゆっくりと、あたしの唇の割れ目を舌でつつく。
ビックリするほど、自然に開いたあたしの唇。
「………好きだよ」
「―――ん、あたし、も…あたしも、あたしも……っっ!」
まとわりつくようにして、首にしがみついた。
好きっていう感情が、こんなに素直に出てくるものだなんて知らなかったナ…
- 317 名前:バービー 投稿日:2001年09月24日(月)21時44分00秒
- またエロくなっちゃいそうなんで、下がるの待ってたんですが
うちのごまちゃんが我慢できなくなっちゃったんで、続き書きました(w
ここからはちょっとsage更新でいくつもりなんで、宜しくお願いします。
>>308 やっぱり吉澤は石川とは違った意味のヘタレでないと(w
>>309 梨華ちゃん最高!ってか、小姑梨華ちゃんハマりそうです・・(w
吉澤はヘタレが似合いますよね、ってか優柔不断っぽいのが。
>>310 もしかして、これが某小説の作者さんですか!?(w
あちらのレスに書いてあったんで・・・そう信じとこうっと・・(w
レス頂けてめっちゃ嬉しいです!感謝感激雨嵐!!
白板、更新させて頂きました(w
>>311 >>312 お待たせしました。ごまちゃんには頑張って頂きますよー(w
ここのごまちゃんは甘えたなんで、またよっすぃーにねだっております。
>>313 やらせちゃいまーす!(w はぁ・・すぐやらせてしまう自分に鬱(w
風板、読ませてもらってますよ!梨華ちゃんの動向が気になるところ・・
お互い更新頑張りましょう!
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