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テスト
- 1 名前:名無しさん 投稿日:2001年03月27日(火)01時22分12秒
- テクノ
- 2 名前:nanasi 投稿日:2001年03月27日(火)02時03分01秒
- wa-i!
紫って中澤色じゃん!
中澤にちなんだもの誰か書いてくれー!
- 3 名前:名無しさん 投稿日:2001年03月27日(火)02時39分07秒
- ゆかり?
- 4 名前:名無しさん 投稿日:2001年03月27日(火)03時09分57秒
- しおりだな
- 5 名前:名無しさん 投稿日:2001年03月27日(火)04時38分47秒
- 栞のテーマ
- 6 名前:名無しさん 投稿日:2001年03月27日(火)04時38分52秒
- 何で板増やしたんだろ?
- 7 名前:だれか 投稿日:2001年03月27日(火)04時42分04秒
- 書いといてなんだが、確かに……。
- 8 名前:名無し読者 投稿日:2001年03月27日(火)05時29分17秒
- 黄緑板設置が2001年02月09日このペースでいくと……。
- 9 名前:名無し読者 投稿日:2001年03月27日(火)10時07分24秒
- 彼女が髪を指で
- 10 名前:名無し作者 投稿日:2001年03月27日(火)10時53分38秒
- ゆかりか…じゃあ、市井か…。
- 11 名前:名無し読者 投稿日:2001年03月28日(水)20時48分45秒
- 分けただけ
それがシビれるしぐさ
- 12 名前:牛乳嫌い。 投稿日:2001年04月13日(金)00時20分38秒
- すいません。ちょっと聞きたいんすけどー。
このテストってスレッドには何か書いても良いんですか?
実は超昔に書いたいちごま?な「白雪姫の娘版」を書いたんで載せてみようかな?と。
で、自分の板はリク板にしちゃったんで…。駄目すか?
無理にとは言いませんが…。これ使っても良いすかねぇ?
- 13 名前:名無し読者 投稿日:2001年04月13日(金)01時07分02秒
- >>12
いいんじゃん。文字通りテストでたてたスレなんだから
もう役目を終えたんだし
- 14 名前:牛乳嫌い。 投稿日:2001年04月13日(金)12時33分07秒
- >>13
そうっすか?じゃあ書くかな。13さん、どうもです♪
つまんなくても一番下にあるなら安心だし。(w
- 15 名前:牛乳嫌い。 投稿日:2001年04月13日(金)12時41分14秒
- <本編を始める前に>
この話を考えたのが半年くらい前なので、所々めちゃ古い内容とか出ます。
今風に変えても良いんすけど、そしたらおそらくつまんなくなると思うんで、
当時のまんま書きます。ご了承お願いします。
実力派・厚底・クール・家庭的・八重歯・モノマネ。
これ、小人の名前なんすけど…。誰が誰だか解りますかね?(w
- 16 名前:自分はチャムオタ 投稿日:2001年04月13日(金)15時06分12秒
- またすごい小人っすね(w
楽しみに待ってます。
- 17 名前:牛乳嫌い。 投稿日:2001年04月13日(金)15時23分57秒
- >>16
ういっす♪スゴイすかね?(w
チャム…。期待にそえる活躍しまっせ!×彼○彼女は!(w
さて…暇だし。一気にUPすっかな!
- 18 名前:白真希姫 投稿日:2001年04月13日(金)16時11分04秒
- 昔々あるところに、それはそれは美しい女の赤ちゃんが生まれました。
その赤ちゃんはたいへん肌が白く、それでいて「ごまき」って感じだったので、
「どんな感じやねんっ!!」……姐さんの出番はまだです。(汗
「白真希姫」と名付けられました。
白真希姫はたいへん美しく、優しい女の子に成長しました。
幸せいっぱいの白真希姫。……でもそんな幸せも束の間でした。
白真希姫が15歳の時母である女王様が亡くなり、継母が来る事になりました。
その継母はたいへん美しい人でした。
「うんうん♪」
が、たいへん性格の悪そうな人でした。
「なんでやねんっ!失礼なやっちゃなーーっ!!」
「裕ちゃん…お芝居・お芝居…」
「あ。せやった…おうっ!白真希姫!あたしが新しいお母はんや!別にお姉ちゃん。って呼んでもええけどね♪」
「はぁ…」
継母の迫力に圧倒される白真希姫。
その日から白真希姫は女王ゆーこに、「様。」はっ!?
……女王ゆーこ様に召使のようにこき使われました。
「後藤ーーっ 肩揉んで♥」
「はい…ってあたし今白真希姫なんだけどー」
「せやった。白真希ーーっ 酒もって来ぃー!」
「はい…」
なんて可哀想な白真希姫…。
女王ゆーこの趣味は白真希姫いじめの他にもう1つありました。
「鏡よ鏡。世界で一番美しいのは誰や?」
「はーい それはモーニング最高にして最強の中澤ゆーこさんでーす!」
「うふふふふっ…せやろ?やっぱゆーちゃんは世界一や!」
自室の大きな鏡の前に立ち、満足気にほくそ笑む女王ゆーこ。
「あれっ?ちっと待って!いたいた!もっと綺麗な人」
「はぁっ?誰?誰やの!?」
「それは白真希姫でーす!」
「な…なんやてっ!?」
「っていうかさーーっ この子に比べたらゆーちゃんておばはんじゃん?やっぱ違うよね〜 肌のつやもハリもさー キャハハハハッ」
「矢口ぃ〜!誰がおばはんやねんなっ!おまえ!叩き割んどっ!!」
「だってホントだも〜ん♪」
「この世界で一番美しいゆーこ様がそこいらの小娘より劣っとるやとぉ!?なんでやねーーんっ!!ごっつ腹立つわ〜〜 せや!あいつが消えればあたしがまた一番やん♪よっしゃ!消そ消そ♪」
- 19 名前:白真希姫 投稿日:2001年04月13日(金)16時28分52秒
- 女王ゆーこは白真希姫に森の花を取ってくるように言いつけ、そして2人の兵士を呼びました。
「何のご用でしょうか?女王様」
「なっちとかおり!あんたら白真希姫の跡つけて行って殺れ!」
「は?」
「せやから消せ言うてんのや!えーか?後、残さんように殺るんやで?銃でも矢でもなんでもええから」
「そんな!かわいそ…」
「女王様の命令や!」
「「はい…」」
森への道。
「ねー かおりー白真希姫、可哀想だよねぇ?」
「うん。実はかおりも迷ってるんだー」
「やっぱり!?」
「うん。銃だとさー重いから狙いにくいじゃん?でも矢はー…」
「って!殺る気満々だべっ!!(汗」
「あっ!あれは!」
2人の10メートルほど先に白真希姫が鼻歌を歌いながらお花を摘んでいました。
「可哀想だけど…女王様怖いからね……ここからそーっと狙おう。かおり!って、かおり??」
「はーーーはっはっはっはっ!おまえが白真希姫だな!!?」
「はい そーですけど?」
「かっ かおり!そんな木の上で何やってるべっ!!」
「あなたは?」
白真希姫は、高い木の上に仁王立ちしている兵士に尋ねました。
「私は何を隠そう!白真希姫を殺す為に仕向けられた、恐怖の殺し屋かおり!!さあっ あんたを殺してあげるわ!白真希姫!……ちっ ちょっと待っててね。今降りるから。よっ…とと…おっ 結構高いな…よしっ!さあ白真希姫!って居ない!!」
「もうとっくに逃げてるベさ……」
「えーーー ひどーい!何で待っててくんないのー!」
「あんなでっかい声で殺すなんて叫んだら逃げるに決まってんべっ!!」
「だってー 悪者は高い所で高笑いってのがお約束でしょー かおり的にもさー…」
「もーーっ!帰って女王様になんて言ったらいいのさ……とほほ…」
- 20 名前:白真希姫 投稿日:2001年04月13日(金)23時21分32秒
- はるか彼方に逃げ去った白真希姫。
「はぁっはぁっ 怖かったーっ!やっぱ女王ゆーこおっかないわ…。でもここ何処だろ?迷っちゃった…。あそこにいる人に聞いてみよーっと」
「あのー すみませーん」
すっとその人は顔を上げました。
ショートカットで一見日本人ぽいけどちょっと違う顔立ち。来ている服も変わっています。
「ルル…さん?」
「真希チャ〜ン!私達迷ってシマッテ…ここドコデスカ??」
「それはあたしが聞きたいんですけどぉ…何ですか?その格好」
「コレハ三蔵法師サマの服デス。??西遊記ノ世界じゃ無いデスカ?」
「いえ…一応、白雪姫って設定なんですけど」
そんなやりとりをしていると……。
「あーーーーっ!こんな所にいたーーーっ!!」
「もー 探しちゃったよー。ルル!じゃなくて三蔵様!」
「信田ゴクウ!小湊サゴジョウ!稲葉ハッカイ!」
「皆さんそんなコスプレしてー 何やってるんですかぁ?」
「西遊記や。ごっちんやって同じようなもんやないのー」
「帰ろー 三蔵様。 じゃね!ごっちん」
「ハイッ!ゴッチンー サヨナラー」
「全くー ちゃんとはぐれないでついて来てよねぇ」
「スミマセンッ!(汗」
去っていく一同。
「一体…何だったんだろ?」
白真希姫はあっけに取られてしまいました。
- 21 名前:白真希姫 投稿日:2001年04月13日(金)23時38分25秒
- 「こんな事してる場合じゃなかった!ココ何処だろう?」
何処に行ったらいいのか困っている白真希姫。すると後ろから声がしました。
「お困りのようね。白真希姫」
「圭ちゃん!じゃなくて猫さん!…こんなトコで何してんの?」
「あたしはアリスを待ってるの。ったく…遅刻してんじゃないわよね」
「アリス?」
「そ。不思議の国のアリス。そんな事より困ってるんでしょ?」
猫は白真希姫のそばに来ると、こう言いました。
「あたしが案内してあげるよ。道。」
「ホントに!?やったぁ♪……あ。思い出した!!」
何かをひらめいた白真希姫。
「なに思い出したって?」
「アリスの猫ってさー あのアリスに意地悪する根性曲がりの猫でしょ?ヤダー 圭ちゃんにピッタリの役じゃーん!あ゛ははぁ♪」
「うっさいよ!馬鹿!いいから黙ってついて来いっ!」
「はーい♪」
白真希姫は猫の後をついて行く事にしました。
- 22 名前:白真希姫 投稿日:2001年04月15日(日)01時55分10秒
- 「ここよ」
2人の目の前には赤い屋根の小さなお家がありました。
「おぉっ!超可愛い家じゃんっ♪」
「……後藤さんさー…一応お姫様の役なんだから「まぁっ!可愛らしいお家♪」とか言いなさいよねぇ」
思わずお説教をしてしまう猫さん。
「まぁまぁ♪気にしない気にしない!で、誰の家なの?」
「ココには心優しいきこりさんが住んでるのよ。住ませて貰えるかどうか交渉したら?」
「うんっ!どうもありがとっ 化け猫さん♪」
「ばかっ!シャム猫だよ!シャム猫っ!!誰が化け猫だ!このやろ…後藤ー…」
猫は今にも襲いかかりそうな目をして睨みました。
「あ゛はははぁ〜♪ばいばーい!」
足取り軽やかに家に向かう白真希姫を猫が呼びかけました。
「あ。それともう1つ!」
「もう1つ?なーにー?」
と、遠くの方から耳をつんざく声が聞こえました。
「保田さぁーーーーーーんっ!すみませぇ〜〜んっ!!\(T▽T)/」
その声の主は水色の服を来た、金髪の健康的な褐色の肌を持つ美少女でした。
「あ゛!今頃来やがった…遅い!何やってたのさ!石川!……じゃなくてアリス!アリスとシャム猫が会わないと話進まないんだからね!ったく…」
「すみませ〜ん!道に迷ったあげく狼さんに食べられそうになって…お婆さんにジャムを届けなくちゃいけないのに!」
「あんたそれ間違ってるよ!お話!あたし達は不思議の国のアリスでしょ!大体石川は見かけによらず間が抜けてて…もうちょっと…で…」
「…はい…はい。そうですね…」
説教が延々と続きそうだったので、白真希姫はアリスの健闘を祈りつつ赤い屋根のきこりの家を訪ねました。
「すみませ〜〜ん」
「誰?」
中には優しそうな一人のきこりがいました。
- 23 名前:白真希姫 投稿日:2001年04月16日(月)12時48分15秒
- 「こんにちはー 私白真希って言います。実はかくかくしかじかでー泊めて貰えませんかぁ?」
「そら可哀想になぁ。えーよ!泊めたるわ。あたし平家みちよ!よろしくな!」
「はいっ 宜しくお願いしま〜す♪(良かったぁ〜 優しそうな人で…)」
「よし じゃあ今日は白真希ちゃんの歓迎会といこか!」
「ありがとうございまーす!」
夜になって白真希姫はきこりの平家さんのもてなしを受けることになりました。
お酒が入った平家さんは上機嫌です。
「あっ 平家さん。あの壁に置いてあるやつ。何て言うんですかぁ?」
白真希姫が視線をやった先に、三本の斧が立て掛けてありました。
「斧や。金の斧・銀の斧・普通の斧やね」
「うん。金と銀と汚いのがあるね」
「汚い言うな!!あれはあたしが森の奥に入った時の事や…」
遠い目をして話し出す平家さん。
「すみませーん!その話長くなりますかぁ?後藤そろそろ眠いんですけどー」
「いいから聞き!森の奥に湖が有ってな。あたしは湖のほとりで一生懸命木を切ってたんやけど、うっかり手をすべらせてな、斧を湖に落としてしまったんよ。そしたら湖の中からゴマフアザラシが出てきてね。」
「アザラシィ〜!?」
「せや。そんでな、そのアザラシきゅ〜んって泣くねん!もうムッチャ可愛くてな!」
「はいはいー で?」
白真希姫はもう半分寝ています。
「平家さんには落としちゃった斧と金の斧と銀の斧をあげます♥ってくれたんよ」
「…何でだろーねー…。」
「そらあたしが正直者やからやろ♪」
「きゅ〜ん…かぁ……」
ちょっと違うような気がしている白真希姫。
「時に、君は歌手とか居る?」
「はいー やっぱモーニング娘。とかー」
平家さんの眉毛がピクリと動きました。
「そーか。ほな好きな歌は?」
「LOVEマシーンですねー」
更にピクピクする眉毛と頬。
「へっへぇーー でっでもあれや!愛の力っちゅー歌も、えー歌やね!」
「何ですかー?それ。演歌ですか?あたし、演歌はカラスの女房と純情行進曲しか知らないんです」
「………でぇえぇえぇぇ〜〜〜〜いっ!!!!」
突如叫ぶきこりさん。
「どっ どうしたんですかぁ!?」
「おどれーー!!あたしの歌知らんで、何で姐さんの歌は解んねんなっ!!?もう出てけーーーっ!!!アホーー!!」
もの凄い形相で追いかけてくる平家さん!
「きゃーーーーっ ごめんなさいぃ〜〜〜っ!!」
白真希姫は必死になって逃げ出しました。
- 24 名前:牛乳嫌い。 投稿日:2001年04月16日(月)12時52分52秒
- >>23
しまった!!「好きな歌手とか居る?」の「好きな」が抜けました……。スマソ。
- 25 名前:牛乳嫌い。 投稿日:2001年04月16日(月)13時17分06秒
- 「はぁっ はぁっ超怖かったーー!平家さんったらお芝居なのにスゴイ顔して怒ってんだもん…」
「大変な目に会ったわね」
「誰!?」
顔をあげると昼間の猫が木の上に居ました。
「あっ シャム猫さん!もー!ひどい目に会ったよぉ〜〜!!」
「ごめんごめんっ CDの話になるとブチ切れるよって言おうとしたらアリスが来てさー」
「そういや。アリスは?」
「もうトランプの城に行ったから大丈夫だよ。無事に話は進んだし」
「なら良いけど…CDの事とかさー!そういうのは最初に言ってよ!」
白真希姫はよっぽど怖かったようです。あぁ。何て可哀想な平家さ…白真希姫。
「じゃー 別んとこ行ってみるか!」
「はーい 今度こそ安全な所にしてね」
しばらく森の中を歩いていると、何処からか歌が聞こえてきました。
「あんたにゃ・もったいないー♫ fu-fu♪」
「はいっ 駄目っ!声小さい!」
「もっとこう…ふぅわふぅわ!って感じにしてみてー」
「あのー すみません。私達その曲から入った訳じゃないので あんまりよく解らないんです……」
「だから練習するんじゃなーい!!」
……「あっ!あれはあたしがモーニングに入った時に爆発的ヒットしたLOVEマシーン!さっそく入って来なくちゃ!ありがと!シャム猫さ…あれ?猫さん?」
シャム猫はいつのまにか居なくなっていました。
「そっか〜…圭ちゃん二役だから準備しに行ったんだなぁ…」
独り言を言いつつ、白真希姫は声のする方に行ってみました。
- 26 名前:牛乳嫌い。 投稿日:2001年04月19日(木)16時09分33秒
- 「あのー すみませーん」
「はいっ じゃあ今度はハッピーサマーウェディング行くよっ!」
もの凄い厚底のくつを履いた目のくりっとした小人がそう言いました。
「わぁ〜いっ それだったらののとくいれすよぅ♪」
「加護もーっ」
「はいはいっ モノマネ!八重歯!しっかり歌いなさいよ!まずお手本見せてあげるから!」
猫のような目をもつ独特の顔立ちの小人が張り切って言います。
――――――模範披露中―――――――
「おぉーーっ すごいですぅ〜」
「さっすが実力派さんやな!」
2人の子供達は大喜びで拍手をしました。
「ふふっ まぁね!」
「……。(はぁ〜 いつまでやってんだろ?ごっちん早く突っ込まないかなぁ…)」
一見すると美少年のような小人はげんなりしていました。
「クール!ちゃんと聞いてた!?」
「はい…」
「みなさーんっ そろそろ休憩にしませんか?ホットケーキ焼きますよぉ〜♪」
そう提案したのはいかにも乙女チックな健康的な肌をした小人でした。
「わぁい♪ののちゃん!ホットケーキやて!」
「ののはほっとけーきだいすきなのれす♪」
「じゃ そろそろ休憩する?」
厚底の小人は実力派と呼ばれた小人に聞きました。
「よしっ じゃああと5回やってからにしよう!」
「「「え゛ーーっ……」」」
「あのー!すみませんっ!!」
白真希姫は勇気をもってその色モノ…美しい少女達に再度話し掛けました。
「は〜い?」
厚底の小人がにこやかに答えました。
「あの〜 私白真希って言います。実は……なので仲間に入れてくれませんかぁ?」
「えーー!可哀想〜 何その性格悪女ぁ〜!マジむかつくぅ〜〜!!」
「しらまきさんかわいそうなのれす…」
「ホンマやなぁ〜」
「……大変っすね」
「あの…仲間に入れてさしあげたらいかがでしょう?」
「良いよね?圭ちゃ…実力派?」
「ん〜〜 そだね!可哀想だし!良いよ。仲間に入れても!」
「ありがとぉ〜ございますっ」
「その代わり……」
「その代わり?」
「毎日きちっと筋トレ・ボイトレ・ダントレをする事!」
「はー…… 大変そうですねぇ〜」
「慣れちゃえば楽しいもんよ♪ね?みんな!」
誰も目を合わせようとしません。
「なによぉ!楽しく無いワケ!?」
「……がっ 頑張ろうよ!白真希ちゃんっ!」
「は〜い♪」
無事に仲間に入れてもらった白真希姫。
- 27 名前:牛乳嫌い。 投稿日:2001年04月19日(木)17時11分01秒
- その日から白真希姫の楽しくも勉強になる日々が始まりました。
「…うんっ!美味しい!!さっすが梨華ちゃん♪」
「あのー 一応このお話では『家庭的』って呼ばれてるんですけど……
でも自分で『家庭的』なんて図々しいですよね…ごめんなさいっ」
「そお?梨華ちゃんは充分家庭的じゃん」
「クールさん……」
「ののおかわりれすぅ〜」
「ちょっと!今自分は『八重歯』でしょ?ののっつーの止めなよー!」
厚底少女がすかさず注意しました。
「はーい ごめんなさーい」
「はい おかわりどうぞ♪あの……クールさんも食べます?」
「ううん。いい」
「そうですか…お口に合いませんか?」
恐る恐る尋ねる家庭的。
「ううん んまいっ!そぉ〜とぉ〜美味いよ」
「……ありがとうございます♪」
「いい?みんな。ご飯は必ず2杯以上は食べるのよ」
実力派が言いました。
「そんな食べれないっつの!やぐ…厚底は体ちっさいもん!」
「何言ってんの!歌手は体力無きゃつとまんないんだからね?
新入りも!沢山食べなさいよ!?」
「はーい 私結構食べるんでー。大丈夫ですよー」
「かと言って!太ったらアイドルはおしまいだから。解った?」
「はー…… 結構難しそうですねぇ」
「まぁね…」
実力派はなぜか遠い目をして言いました。
「「「ごちそうさまでしたぁ〜♪」」」
「よーーーしっ 腹ごなしにマラソン20q行くよー!」
「うげ〜っ実っちゃーん!今日は新入り入ったばっかだしー無しにしよーよー!」
「そうしませんか?急激な運動は体に負担が掛かりますから…」
家庭的も賛同しました。
「ののちゃんなんかもう寝てるでー」
「……明日にしましょう」
「くーくー…」
「むーーー 仕方ないわね…」
しぶしぶ了承する実力派とは裏腹に、他のメンバーの目は輝いています。
「じゃあ明朝5時起床!んでマラソンね!今日はもう就寝!」
- 28 名前:牛乳嫌い。 投稿日:2001年04月19日(木)17時38分28秒
- 「早っ!!」
「寝ると言っても…白真希さんのベッドはどうしましょう?」
食器を片付けつつ、家庭的は言いました。
「そーだ!6つしかベッド無いんだよ」
「あー 私は平気です。どこでも眠れるんで」
白真希姫にすかさず実力派の注意が入りました。
「ダメよ!睡眠はきちんと取らなくちゃ!お肌にも悪いしね。あたしと一緒に寝る?
モーニングの素晴らしい軌跡について。語るわよ♪」
白真希姫は正直つまんなそうだなと思いました。
「そんなのよりも厚底と一緒にギャル改造計画について話しながら寝よーよー!」
あんまり興味が無いなと思いました。
「あの…実は私今までもずっと1人で寝るのが怖かったんです……一緒に寝て貰えますか?」
可愛いなと思いました。
「………寝る?」
会話が続かなそうだなと思いました。
「さあ4人の中から誰を選ぶ?やすごま?まきまり?ごまいし?よしごま?さあっ!」
「さあって言われても……(何言ってるんだ…この人)」
白真希姫は困りました。
(うーーーん…誰を取っても後が怖いよな〜 どーしよーーー…)
「じゃあモノが八重ちゃんと寝ますー ええよね?」
「う〜〜〜〜 むにゃむにゃ いいれすよ〜」
「(ほっ)じゃーまっ!そういうことで。モノちゃんのベッド借りますね!」
「……ちっ」
皆なんとなく残念そうです。
「おやすみなさーいっ♪……ん?」
「ぐーぅっぐーぅっ」
「げっ!実ちゃんもー寝てるよ…」
愉快な6人の小人達と一緒に、白真希姫は幸せにくらしていました。
- 29 名前:名無し読者 投稿日:2001年04月20日(金)08時48分20秒
- ヽ^∀^ノ<読んでるよ。がんばって!
- 30 名前:白真希姫 投稿日:2001年04月21日(土)16時03分42秒
- そんなある日…。
「あーー 最近忙しゅーて鏡見てないなぁ!自分の美しさでも確認しに行こ……」
白真希姫を殺したと思っている女王はご機嫌なようです。
「上海へ〜 一人旅〜♪ってか!おう!鏡」
「はいはーい!」
「(……矢口三角の帽子かぶったまんまや…)」
「あっ!間違えた!!」
慌てふためく鏡。帽子を取りました。
「(もう1回いこか…)」
「(うん)」
「おう鏡!」
「はいはーい!」
「世界で一番美しいのは誰や?」
「はい!それはちっちゃくてキュートな矢口♪って言いたい所だけどー白真希姫ですっ」
「何やて!白真希姫は消したはずや!?」
「だぁーって生きてるもん!森のずーっと奥の6人の女の子の家に居るよー」
「ホンマなんやな?」
「矢口はウソは申しません」
「あいつらぁ〜〜〜…ちゃんと消せ言うたのに……お仕置きや!
うぉ〜〜〜いっ!!なっちーーー!かおりーーーー!!ちょっと来ーーい!!」
「「ひぃっ!ごめんなさーい!」」
女王ゆーこの恐ろしいお仕置きが始まりました。
………。
「…うわぁ〜ん!怖かったよぉーーーーっ!」
「北海道に帰りたいベ……」
一体何をしたのでしょう?
- 31 名前:名無し読者 投稿日:2001年04月21日(土)16時09分55秒
- おもしろいよ〜
- 32 名前:白真希姫 投稿日:2001年04月21日(土)16時27分41秒
- 「しかし生きとったとはな…しゃーない!あたし自ら手を下そうか」
「どーするつもりなの?」
なっちが尋ねました。
「ふっ ふふふふ……ゆーちゃんなこー見えても実は魔女なんよ」
「見たまんまって感じするけどね…」
「なんやて?」
「あーっ!ほらっ!『男を狂わす魔性の女』って事だよ!うん!」
「ま〜なぁ〜♥」
「(余計な事言わないでよね!かおり!)」
「(だってさー)」
「魔女言うたら毒っつーことで!あいつを毒殺したろ思うんやけどね」
「はぁ……」
「そこで、何に混ぜたら良いか考えて欲しいのよ」
「え?毒リンゴじゃないの??」
「オリジナルではそーやけど…今時の子がリンゴ食うか?」
「今時も何も…あっ!ごっちん『真っ赤なリンゴまるか〜じり』とかって歌ってたべ!」
「……そら歌詞やからな」
2人漫才をしていると、何処からか不思議な声がしてきました。
(∞ΨΘωδ凵ヘ?)
(ゞφ∂!仝$#!!)
「はっ かおりが何者かと交信しとる!」
「何喋ってるか解らないよぉ〜」
「⊥∴φ……なるほど。解ったわ!白真希姫の好物が!」
「ホントかい!?」
「ピスタチオとかりかり梅とくしイカに入れなさいだってー」
「よしっ!それでいこか!!」
魔女ゆーこは、大はりきりで制作に取り掛かりました。
「じゃんじゃじゃーーんっ!!完成や!」
「なんか駄菓子屋さんみたいだべ……」
「さっそく食わせに行くで!ほらっ!あんたらも準備しい!」
「えー…何でなっち達まで……」
- 33 名前:白真希姫 投稿日:2001年04月21日(土)16時38分57秒
- >>29
( ´ Д `)<市井ちゃ〜ん♪頑張るよぉ〜 ありがとー
>>31
ありがとうございまっす!マジ嬉しかったのと共に、爆笑しました…。
保田様……。あなたに逆らえるはずがありません!(w
ではお言葉に甘えて。これからは上げて書かせて貰いやす!
テスト板に無理矢理書いたやつだから上げたら悪いかなって思ってたんすよ。
でも寂しくて寂しくて…鬱でした。(w
- 34 名前:白真希姫 投稿日:2001年04月21日(土)17時11分21秒
- 魔女は嫌がる2人を連れて、森の奥へと進んで行きました。
「どの辺なんやろ?その家」
「なにぃ〜!?ゆーちゃん場所よく解んないのに来たの!?」
「森のずっと奥っちゅー事は解っとるんやけど…」
「それだけじゃ何も……ってかおり!なんだべ!!その格好は!?」
そこには何故かお婆ちゃんメイク&衣装のかおりがいました。
「え?だって駄菓子屋って言ったらおばーちゃんでしょ?」
「そりゃーそうだけど…何でかおりがおばーちゃんの格好するの?」
「だから駄菓子屋……」
「そうじゃないべ!森の中をそんなおばーちゃんがウロウロしてたら余計怪しいっしょ!?」
「そお?」
「そお?って……大体そんなの何処にあったのさー…」
どっぷり疲労が増すなっちに魔女が声を掛けました。
「まぁまぁ…喧嘩せんと。おっ!ちょうどええ!あそこの人に聞いてみよ!」
「すいまっせーん!」
そこには爽やかに木を切っているきこりが居ました。
「げっ!!中澤ねーさん……」
「なんやみっちゃんやん♪ちょっと聞きたいんやけど…ごっちん何処に居るか知らん?」
「げげっ!ごっちん?さっ さぁ?見てへんね〜」
「そぉ?そら残念」
「かっ堪忍な!力になれんで…」
平家さんはひきつった笑顔で答えます。
「えーよ別に!じゃ行こか!なっち、かおり」
「(怖かったー!追い出したなんつったらねーさんに何されるか解らんもんな)」
「みっちゃ〜ん!また飲みに行こうなぁ〜♪」
「(ぎくぅっ!)うっ うんー!そやね〜っ!」
遠く離れていく3人。
「はぁーっ…やっと行ったーっ」
「純情ひとぉ〜すじにぃ〜〜♪ってか〜」
魔女の歌声がここまで聞こえて来ます。
(ぎっくーーっ!なっ 何!?あの人。解っててやっとんのと違う?!
あぁ〜〜怖!やっぱただもんやないな…くわばらくわばら……)
- 35 名前:名無しさん 投稿日:2001年04月22日(日)04時10分32秒
- こんな所で物語が始まってたとは知らなかった。
ageていただいてありがとうございます!
- 36 名前:牛乳嫌い。 投稿日:2001年04月22日(日)16時41分15秒
- >>35
ういっす♪やはり気付いて居られませんでしたか…。(w
ageようかずっと迷ってたんすけど、とある方の一言で迷いが吹っ切れました。(w
こちらこそ!気付いて頂けて更にレス!嬉しい限りす!
この後の内容がちと古臭いです。当時のままなので…。
- 37 名前:白真希姫 投稿日:2001年04月22日(日)17時06分04秒
- しばらく歩いて行く3人。
すると何処からとも無く声が聞こえてきました。
「いい?今日はユニット別の歌の練習よ!タンポポ組とプッチ組に分かれて!」
「質問〜!八重ちゃんはどうするんですかぁ?」
「かおりのとこに入んなさい」
「うわぁ〜い♪やったぁ〜!モノちゃんといっしょれすぅ」
「頑張ろうな!八重ちゃん!」
「じゃあ3・4に分かれてーっ!」
実力派がテキパキと仕切ります。
プッチモニの面々は青春時代123!を練習するようです。
「はい。まずは立ち位置から…クール。最初は笑顔から始まるんだからね!」
「あたし笑顔って苦手なんすよ」
「こうよこうっ!(にかっ)」
(……ちょっと…可愛くないなぁ……)
白真希姫は思いました。
「こうっすか?(にきっ)」
(ん…何か……怖い)
「そうっ!その調子よっ!!」
(……笑顔が似合わない2人だよな…ハピサマのジャケ写……もそうだし。
あたしも「にまっ」って笑わなくちゃいけないのかな…嫌だなぁ〜)
ちょっと不安な白真希姫。
「急がなきゃ〜♪って白真希!いつまでも笑ってない!」
「はっ はぁ〜いっ」
一方こちらはタンポポサイド。乙女パスタに感動を練習中です。
「いい〜?厚底が1番言いたい事はへ〜い♪って言うのを超可愛くする事。
ズバリこれだからっ!!」
「かわいくらったらまかせてくらさいっ!」
「やっぱり私達が1番や!」
「なにぃ〜〜っ!?じゃあやってみなよぅ」
「「せーのっ…へ」」
「はいっじゃあ次に注意する事ね。振りはあくまでも可愛らしく・リズミカルに!
これは家っちんが上手だから。チビッコ達は見習うようにね!」
「家っちんって……」
「じぶんらってちびっこじゃないれすかぁ〜」
「うるさーーーーいっ!じゃあ始めっ!!」
「お昼休みぃ〜♪」
- 38 名前:白真希姫 投稿日:2001年04月22日(日)17時25分42秒
- そんなメンバーを見つめる魔女ゆーこ御一行。
「なんて事なのっ!かおりのっ!かおりのパートをあのちっこいのが歌うなんて!
辻めぇ〜……。許せないぃ〜〜〜っ!!!」
「まぁまぁ。かおり落ち着いて…でもこれからどうするの?ゆーちゃん」
心配そうに尋ねるなっち。
「呼び出せばえーやん♪」
「だってあんないじめたゆーちゃんの所に姫が来る訳無いよ?」
「あたしは何の為の魔女やねん。魔法があるやろ?魔法が!」
魔女は自身たっぷりに答えました。
「で?」
「魔法で変身すんで!マハリクマハリタ〜〜〜っ♥」
「古っ!!」
「ちょっとかおり!変身セットどないした?」
「あー チョット待って」
「はよ着替えさしてー」
「はいはいはいぃ〜」
――――――5分経過―――――――
「よっしゃあ!変身したで!」
「本当〜 丸っきり別人だースゴイスゴイ!…って全然魔法じゃないべ!」
「細かい事言うなや〜。どっからどー見てもごっちんファンやろ?」
自慢気に放す魔女ゆーこ。
頭にはハチマキ「真希LOVE♥」ピンクのハッピには「LOVEマシーン♥」
グルグル眼鏡に真希ちゃんウチワ。
「何か……違くない?」
不安げに尋ねるなっち。
(一体いつの時代を参考にしたんだべ…?)
変身を遂げた魔女は勇んで白真希姫の元へと行きました。
- 39 名前:名無しさん 投稿日:2001年04月23日(月)04時15分58秒
- 家っちん(w
- 40 名前:牛乳嫌い。 投稿日:2001年04月25日(水)17時59分47秒
- >>39
(; ^▽^)<本当ですよぉ〜 家っちんってなんですかぁ〜?
( `.∀´)<アタシなんか実っちゃんよ…ニックネーミングセンスの悪さ!
何とかなんないものかしらね!
(〜^◇^〜)<そんな事言うなら矢口なんか厚底だぞーっ!キャハハハ
- 41 名前:白真希姫 投稿日:2001年04月25日(水)18時26分55秒
- 「あのー…すんません。真希ちゃんいてます?」
「誰?ファンの方??」
汗を拭きながら実力派がやってきました。
「はい。そーなんすよー♥」
「そっちの2人も?」
「「は は〜い」」
「ふむ……」
実力派は明らかに不信な者を見る目で3人を見回しました。
「あのー 白真希さんは?」
(早う呼ばんかい!)
「ちょっと待ってて下さいね……おーいっ 白真希ーーっ!!」
「は〜い?何ぃ〜?」
「(あんたのファンって人が来てるんだけど、
見るからに怪しいのよ…やばくなったら叫びなさいね……)」
「(マジでー?うん。解ったぁ〜)」
白真希姫は恐る恐る行ってみました。
「あのー 何の用ですかー?」
「あっ!白真希さん!いやーーっ本物やん!やったやったぁ♪」
「はぁ…どうも〜……」
「私ー白真希はんの大ファンなんですよー。
で、もしよかったらコレ。食べてくださーい!」
魔女はそう言いながらカリカリ梅・ピスタチオ・くしイカが入った籠を渡しました。
「はー ありがとうございます」
「そんじゃ私らはこれで…。ほらっ!行くでっ!!」
「はいっ あの……頑張って下さい……」
悲しげな目をして言うなっち。
「絶対食べて下さいね〜♪」
一言多いかおり。
「ほな」
魔女は不適な笑みを浮かべて去って行きました。
「何だったのぉ〜?」
厚底がのんきに尋ねます。
「なんか貰っちゃった」
「へーっ 開けてみてよーーーっ!」
白真希姫は恐る恐る籠を開けました。
「あぁっ♥スッゴイ!私の大好きな食べ物が沢山だぁ♪」
「どーしたんすか〜?」
皆集まって来ました。
「うわぁ〜〜いっ!いただきまーす♥」
「駄目よっ!!食べちゃ駄目!!白真希っっ!!!」
実力派が叫びました。
「えーーー……。何でよぉ!?」
白真希姫はびっくりとがっかりが混ざった声で言いました。
「ファンからの食べ物の差し入れは一切受け取らない!これ基本!!
受け取ってしまっても食べちゃ駄目よ!何入ってるか解りゃしないんだよ?」
「ひぇ〜…。怖いなぁ。なぁ!八重ちゃん!」
「そうれすねぇ〜」
「○○とか△△△とか入ってるかもしんないでしょ!」
「実力派さん……小さな子供が居るんですから…その発言は……」
家庭的は真っ赤な顔をしていいま
- 42 名前:名無し読者 投稿日:2001年04月29日(日)07時54分03秒
- こういう話好きっす。続き期待してます。
- 43 名前:牛乳嫌い。 投稿日:2001年04月29日(日)12時41分19秒
- >>42
ういっす♪そう言ってもらえるとマジ嬉しいです!
こんなエセ童話を……。(w よっしゃい!頑張りますで!
つか…。>>41!!「いいま」で切れてる!!超鬱っす……。
「言いました。」って書いたはずなのに…。スンマソン。
- 44 名前:白真希姫 投稿日:2001年04月29日(日)12時57分41秒
- 「そぉ〜とぉ〜怖いっすね」
「でも勿体無いよ〜!」
「とにかく!これは食べちゃ駄目っ!家庭的。処分しておいて」
「はい」
「ぶー……」
白真希姫は不満げです。
家庭的は家の中に戻り、籠の中身を処分しに行きました。
「でも本当、捨てるなんてちょっと勿体無いなぁ。
……あら?雨だわ!大変!お洗濯物取り込まなくちゃ…」
家庭的は籠をテーブルの上に置き、急いで取り込みに向いました。
―――――そこに光る2つの目。
「よし…行ったな。
実っちゃんはあんな事言ってたけどー食べたいものは食べたいんだよぅ!」
抜き足・差し足……。
白真希姫はそーっと籠からピスタチオを取りました。
「(いただきま〜す)」
あーんと口を開いたその時!!
「ねぇー!白真希居るー?!」
「やばっ!圭ちゃんだ!怒られる!!」
白真希姫は急いで豆を口に放り込みました。
「ぐっ………!」
突然真っ青な顔をして倒れる白真希姫!
「あのねー2コーラス目の歌詞の…白真希っ!どうしたの!ちょっと、白真希!!」
白真希姫は床に倒れたままぴくりともしません。
「ちょっとぉ!どうしたのよ!みっ みんな来てぇー!!」
- 45 名前:白真希姫 投稿日:2001年04月29日(日)13時13分45秒
- メンバーは白真希姫の元にやって来ました。
「あわわわわっ どーーしよーーっ!!」
厚底は慌てふためいています。
「きっ 救急車呼んできますっ!」
「わ〜んわ〜んっ」
「白真希さ〜んっ!!」
泣き叫ぶ少女達。
クールはすっとしゃがむと脈を取り、心臓に耳を当て、瞼を開き、
……首を横に振りました。
「そっ そんな……」
「もう…手遅れです」
「嘘……。白真希っ 白真希ーーっ!!」
クールは現場を見渡しました。籠が倒れ中身が散乱しています。
豆を一粒とって匂いを嗅ぎました。
「毒……!?」
「毒で殺されたの?ひどいよぉ〜!!」
厚底は絶句しました。
「………………」
家庭的は気絶してしまいました。
「そんなぁ!いややーーっ」
「わーんわーん」
子供達は更に泣き出しています。
「……くっ!」
実力派は静かに怒りと悲しみをあらわにしました。
「犯人はあの3人組か……」
クールがぽつりとつぶやきました。
- 46 名前:白真希姫 投稿日:2001年04月29日(日)13時50分26秒
- 次の日、悲しい悲しいお葬式が始まりました。
白真希姫はガラスの棺に入れられています。
「あいつら……絶対に許さない!!」
怒りに震える実力派。
「絶対に敵を取るからね!白真希!」
厚底は真剣な目で誓いました。
そこへ白馬に乗った何者かがやって来ました。
「君達。何をしているんだい?」
「あなたは?」
「僕はハロプロ国の王子。紗耶香」
「私達は今、白真希さんのお葬式をしてるんです……」
家庭的は涙ながらに言いました。
「そうか……」
王子は馬から下りて、皆の方に近づきました。
きりりとした目、引き締まった口、形のいい鼻。まさにハンサムな王子でした。
「可哀想に…こんなに美しい人が何故?」
「………」
「(圭ちゃん!台詞・台詞)」
「(はっ!ごめん!紗耶香があまりにもカッコ良いからさー つい……)
怪しげな3人組に毒を盛られたんです」
「毒を!?」
「おぉーーいっ!白真希はんが殺されたってホンマかいなー?!」
「きこりのみっちゃん!」
遠くから走って表れたのは平家さんでした。
「あいつらー!と言っても姐さんだけや思うけど。えげつない事しよんなー!」
「あいつらって…知ってんの?3人の事!」
厚底が平家さんに詰め寄りました。
「えっ!?魔女ゆーことその連れのなっちとかおりがやったんやないの?」
「なぁ〜〜〜ぬぃ〜〜〜っ!?」
「犯人が解りました……魔女です」
クールがクールに言いました。
「それはいまへいけさんがいったんれすよ……」
「ではその魔女を倒しに行きましょう!!」
王子が高らかに言い放ちました。
「「「おーーっ!!」」」
「イエ!皆さんはいいですよ」
王子は遠慮がちに、でも本当の所はこんなに沢山来たら邪魔なんじゃ……
と思いつつ言いました。
「いいっていいって!遠慮すんな!厚っちゃん達が居れば百人力だよ♪」
「はぁ…」
こうして「魔女怖い」と言うお子様2人を留守番させた、
実力派・厚底・クール・家庭的・平家さん・王子の6人で魔女退治に出かけました。
目指すは魔女の城!!
- 47 名前:名無し読者 投稿日:2001年04月29日(日)14時23分52秒
- レスしていいのかな?
「白真希姫は、放置かい!!」
とりあえず、つっこんでおく。(W
- 48 名前:牛乳嫌い。 投稿日:2001年05月03日(木)17時35分12秒
- >>47
モチロンす!レスどうもっ!嬉しいです。
そういや……ナーイス突っ込みですな。では補足しておきましょう!(w
( ‘д‘)<八重ちゃん。白真希はんは放っといてええんやろか?
( ´D`)<だいじょうぶなのれす。
くさらないように「しっけとりぞうさん」をいれておきました。
それと、めがあいたりしたらこわいのでひつぎにしんぶんをはってます。
(; ‘д‘)<……新聞て。そういう問題なん?
( ´D`)<もしいきかえったらさぶましんがんではちのすにするです。
ろけっとらんちゃーでもいいかな♪
(; ‘д‘)<……もうええわ
- 49 名前:白真希姫 投稿日:2001年05月03日(木)17時58分53秒
- その頃、魔女達は……。
「ほらっ見てみぃ!今日の新聞!『白真希姫死亡!悲しみのメンバー達!!』やて。
あ〜良かった!殺れた!これでもうあたしの天下やん♪わっはっはっ」
「はー…可哀想な事しちゃったね……かおり。って!また交信中だべか?!」
「φ∴∂ωΨ……何ですって!?」
「どしたの?」
「『もうすぐこの城に魔女を倒そうとする者達がやって来るだろう』だって!」
「んなアホな」
「たのもーーっ!!」
入り口の方から声が聞こえてきました。
「誰か来たよ!」
「かまへん。シカトしとけ」
「魔女!お前を倒しに来た!ここを開けろ!!」
王子が勇ましく叫びました。
「ほーぉ……」
「おぉいっ!早く開けろよーーっ 馬鹿ゆーこぉ!!」
(矢口?)
「へへ〜〜んだっ!誰が開けるかいな!ザマーーミローー!」
魔女は扉に向かって叫びます。
「何だよそれー!ムカツク〜〜!!」
「あの……私達は白真希姫さんが亡くなって…スゴク悲しいんです……。
どうか…生き返らせて貰えませんか?お願いします。魔女様……」
家庭的は涙ながらに訴えました。
「そんな泣き落としがゆーちゃんに通じると思てんの?ってかおり!!何しとんのや!」
かおりは涙を流しながら扉を開けました。
「かぁーいそーな石川……待っててね!かおりが今開けてあげるから!…よいしょ」
ギギギィー…とドアが開かれました。
「さ!入って入って」
「ありがとうごさいます。飯田さん!」
「お前なぁ〜〜〜〜っ!!」
「魔女!勝負だ!」
王子は剣を引き抜きました。
「ふっ…ええやろ!勝負したる!その代わり……
負けたらどうなるか分かっとるんやろなぁ?紗耶香…」
魔女は王子の頬をそっと撫でました。
「え゛ぇっ!?」
たじろぐ王子。魔女は艶っぽい表情を王子に向けました。
ぞおぉっという鳥肌が全身に立ちました。
「止めておいた方がいいよ!紗耶香!ゆーちゃんは強いよ!!」
なっちが真剣な顔で言います。
「王子様はそんな脅しに乗らないもんね!」
「そーだそーだ!」
「………(ヤバイかも)」
今更後に引けなくなった王子様でした。
「じゃあ『死の谷』で勝負や!!」
- 50 名前:かんかん 投稿日:2001年05月05日(土)12時20分41秒
- めちゃおもろいっす
- 51 名前:名無し読者 投稿日:2001年05月05日(土)14時42分32秒
- 『死の谷』で勝負ということは、
撮影は寄居砕石場か、
はたまた、海外でデスバレーか、
予算不足で、東映大泉撮影所内の倉庫なのだろうか?
- 52 名前:牛乳嫌い。 投稿日:2001年05月07日(月)00時57分03秒
- >>50
そっすかぁ?そう言ってもらえるとマジ嬉しいです!!
しょーもない童話でも頑張って書くぞ!!って奮い立たされます!(w
レスどうもありがとうございますっ!!
>>51
それって狼の「奴隷なんとか」ってスレの事っすか?無知でスンマソン。
東映太秦映画村か緑山スタジオ(風雲たけし城のロケ地)でも良いすよ?(w
つか!味のあるレスどうもっす!嬉しいです!(w
- 53 名前:白真希姫 投稿日:2001年05月07日(月)01時16分25秒
- 死の谷……。
黒く・よどんだ空気が流れ、生き物の気配が全くありません。
「さあ…どっからでもかかって来ぃ!!」
魔女は不敵に笑いました。
「くっ……行くぞ!!」
王子は剣を振り上げ、魔女に切りかかりました!
「紗耶香〜〜!ファーストキスの相手……誰やったっけ?」
「ぐっ……!」
魔女は何処から出したのか、マイクを持っています。
「あぁっ…!あの悪夢のような一瞬!!ファーストキスの相手は絶対好きな人!
って決めてたのに……ショックだった……」
魔女ゆーこの精神攻撃に王子はかなりのダメージを受けました。
「ひきょーだぞーーーっ!!ゆーこ!!」
「矢口ぃ…おのれ今はそんな口叩けるようになったけど……昔は可愛かったなぁ?
『やっ矢口真里でっす!』言うてコチコチやったやん」
魔女は圧底のマネをして言いました。
「やーーめろぉ!!恥ずか゛じい゛ぃ〜〜〜っ!!」
「もーっ それぐらいにしてあげなよー ゆーちゃん」
「圭坊!あんたあたしがモーニング辞めたら『次は自分がリーダーよね!』
言うてたらしいなぁ!?」
「どっ どーしてそれを!!」
「覚えとれよぉ〜……」
「ひいっ……」
加勢に加わる平家さん。
「そっ そんなんやったら自分はどうやねん!
合宿ん時えっらい細い眉毛しとったやんか!!あぁ?姐さんよぉ!!」
「みっちゃん……あたしにそんな事言ってええんか?」
「なっ 何や!」
「CDセールス。」
「うわーーんっ!ひどいぃ〜〜〜〜っ」
平家さんは泣き出してしまいました。
- 54 名前:白真希姫 投稿日:2001年05月07日(月)01時36分12秒
- 「負けてられないわ!こっちだって……魔女ゆーこっ!!」
実力派が顔をあげて叫びました。
「酔っ払って深夜に電話掛けてきて何時間もクダまくなーーーっ!!」
負けじと圧底も叫びます。
「酔って矢口に無理矢理踊らすなーーーっ!!」
「かおりのお尻を『おっ 姉ちゃんええケツしとるなぁ』とかって叩くな!!」
「なっちに抱きついたりちゅーしようとすんなー!!」
いつの間にか味方のはずのかおりとなっちまで叫んでいます。
「後藤の乳もむなーーっ!!」
王子も平静さを取り戻し叫びました。
「そんなんぜーんぜんっ効かへんわ!みぃーんなスキンシップやもん♪」
魔女はケロリと言いました。
「でも…彼氏居ないっすよね」
『げっ!!!』全員が一斉にクールを見ました。
(よっすぃー……それは…ヤバイよ………)
(絶対禁句だろ……)
(よっすぃーったら……正直者なんだからぁ♪)
(……この後の展開から言って逃げた方がええんとちゃう?)
「よ〜〜〜〜しぃ〜〜〜ざぁ〜〜わぁぁぁあぁぁ……」
「もしかして…自分そぉとぉ危険っすか?」
魔女の怒りのオーラで地面はひび割れ、岩は崩れ、よどんだ空気が渦を巻きました。
「おどれぇ!言っていい事と悪い事の区別が付かんらしいな〜〜〜!?」
「………ヤバ」
「紗耶香!早くやっつけちゃって!!」
厚底が叫びました。
「……竜巻がバリアになってて近づけないなんだよ!!」
王子は風に飛ばされぬよう、必死です。
「そんな……何か…何か方法は無いの?」
木に掴まり、苦しげにつぶやく実力派。
- 55 名前:名無し読者 投稿日:2001年05月07日(月)02時21分24秒
- おおっ
特撮付きとは…
空気を読めないひとではなく、失礼天然のひとでくるとは、
おヌしやるな〜(w
- 56 名前:牛乳嫌い。 投稿日:2001年05月07日(月)22時43分23秒
- >>55
いえいえ……お代官様には敵いませぬ!ぶあっはっはっはっ!!
ウチのとこの娘。はスタントマン一切使って無いですから…。
お代官様の満足のいくように動かせますぜ……。こんな感じでいいすか?(w
レスども!ホント嬉しいす!
自分の思惑も伝わってて良かったす!吉澤はお気に入りキャラなんで。(w
- 57 名前:白真希姫 投稿日:2001年05月07日(月)23時03分17秒
- 「……じゃっ 弱点か何かがあれば……」
軽い体を飛ばされまいと必死に大きな岩にしがみ付き、厚底が言いました。
「「「「あっ!!!」」」」
クールと実力派を除く4人が同時に声を上げました。
「家庭的ーーっ!皆の食料バックの中にバナナ入ってるーーっ!?」
実力派は飛ばされそうになりながらも声を張り上げて叫びます。
「はいっ ちょっと待って下さい……きゃあっ!!」
家庭的は吹き飛ばされるギリギリの所でクールに抱き止められました。
「平気?」
「クールさん……ありがとう…ございます……」
「お礼なんか良いよ。家っちんが助かっただけで充分だから」
「………はい」
「ちょっーーとぉーっ!二人の世界になってないで早くしろーーっ!!」
厚底は今にも吹き飛びそうです。
「すっ すみません!えっと……バナナバナナっと…」
家庭的は真っ赤な顔をしてかばんを探りました。
「こっ これは!!」
「有ったのぉーーっ?」
「べーグルとゆで卵で一杯です〜〜っ!…クールさん……」
「あ。そぉそぉ あたしが荷詰めしたんだった」
「「「っの!ばかもんがぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!」」」
魂の叫びでした。
- 58 名前:白真希姫 投稿日:2001年05月11日(金)18時10分08秒
- 「こっ これを……」
「平家さんっ」
吹き飛ばされ、ボロボロになった平家さんがよろよろと戻ってきました。
平家さんが胸ポケットから1本のバナナを差し出します。
「こんな事もあろうかと持ってきとったんや……紗耶香これを…魔女に……ガクッ」
「平家さんありがとう!…あなたの死は無駄にはしない……」
「死んどりゃせんわ!でも……ちょっと休ましてぇ」
「あたしに勝てる思てんの?なぁ」
魔女は余裕の笑みを浮かべています。
「これで……これでどうだっ!!」
王子は皮を剥いたバナナを高々と掲げました。
「うわっくさっ!!マジで?!」
恐れおののく魔女。
王子はバナナを持って詰め寄ります。
「ホッ ホンマ勘弁して……」
魔女の力は急に衰えました。
「さあ!白真希姫を生き返らせるんだ!」
「分かった分かった!方法教えたるから!キスやキスッ!
王子様のちゅーで目覚めるから!ホンマやで!だから堪忍して……」
- 59 名前:白真希姫 投稿日:2001年05月11日(金)18時19分53秒
- 「もー 夜中に電話しないかー!!」
遠くから実力派が叫びます。
「はい。もうしまへん」
「踊らすなー!!」
「はい」
「お知り叩くなー!!」
「分かりました」
「ちゅーすんなー!!」
「……それはライフスタイルやからね。愛情表現!メンバー愛やんかー」
「むっ!?」
王子はバナナをついと前に出しました。
「わーっ!分かりました!しまへんしまへん!だからもうしまってや。そんなもん」
「もう悪い事しないか?」
王子が厳しい顔で尋ねました。
「はいっもーしまへん!神さん仏さんつんくさんに誓って!」
「……よし。じゃあ許してやろう。さあ行け!」
王子は優しい声で言いました。
「ど〜も〜!失礼しました〜」
(くっそー!みんな覚えとれよ〜。絶対仕返ししたる!
芝居やからって許して貰える思ったら大間違いや!特にみっちゃん
……あいつは絶対許さん!)
魔女は2人の兵士を連れて逃げていきました。
「(ぶるぶるっ 何や?今の悪寒?何かとてつもない邪気を感じたわ……)」
寒気を覚える平家さんでした。
- 60 名前:名無し読者 投稿日:2001年05月12日(土)02時53分22秒
- 吉澤くん外見からクールといわれますが、じつは、超マイペースなだけなんです。
さすがお気に入り、よくみてる。
王子さまの見せ場ってこれだけなんですか〜。
- 61 名前:名無し読者 投稿日:2001年05月12日(土)15時56分46秒
- 完全に、白真希のこと忘れてるな・・・・
- 62 名前:牛乳嫌い。 投稿日:2001年05月15日(火)16時10分35秒
- >>60
そう言って貰えると嬉しいす!どもありがとうございやす!!
自分は本当はヤス推しなんすけどね、ダイバー聞いててよっすぃーも・・・。
なんですわ。
白雪姫の王子の最大の見せ場つったらアレっすよ?まだまだこれからす。(w
>>61
@ @
( ‘д‘)<そういや・・・白真希はんどうなったん?八重ちゃん。
( ´D`)<だいじょうぶれすよ。しんぶんをはってくさらないようにしてますから
@ @
(; ‘д‘)<そうやのうて・・・。まっ そろそろ出番やしね。ええか!
( ´D`)<61さん。ののたちがちゃんとおるすばんしてるからへいきなのれす。
そんな感じす。(w
- 63 名前:白真希姫 投稿日:2001年05月15日(火)16時24分03秒
- 魔女退治に出かけた6人は無事に森の中の家まで帰ることが出来ました。
「おかえりなさいですぅ〜」
「ホンマ待ちくたびれましたよ!」
子供達は笑顔で向かい入れました。
「さあ!白真希姫を生き返らせよう!」
「そんなことできるんれすかぁ?」
王子達は白真希姫が眠る棺の前にやってきました。
「白真希姫…生き返っておくれ……」
王子は床にひざをつき、白真希姫に口付けしようとしました……がっ!!
「そーーは行かんでっ!!」
「何ぃ?!」
王子の頭をがっ!と掴んで引き戻したのは中澤裕子さんでした。
「裕子!裕子の出番はもう終わったじゃんよー!退治されただろぉーっ!?」
厚底がびっくりして言いました。
「せや。出番は終わった。でもあれやん?キスって言ったら裕ちゃんやろ?」
「はぁ!?」
「だから裕ちゃんが目覚めのちゅーしたろ!思うてね♪」
「なっ!何言ってんだべ!!」
安倍さんも遠くから急いで駆け寄ってきました。
「さぁーー ごっちん♥ちゅーーー……」
がしっ!!
「なぁ〜〜〜んで裕ちゃんがちゅーすんだっ!違うべ!さっ 紗耶香!
なっちが裕ちゃん抑えてる今の内にちゅーしてっ!!」
「うん!ありがと!なっち!」
- 64 名前:白真希姫 投稿日:2001年05月15日(火)16時36分29秒
- 「駄目!紗耶香!ちゅーしたら駄目ぇ!!」
白真希姫と王子の間に割り込んだのは飯田さんです。
両手を広げて『絶対通さない!』ポーズをしています。
「ちょっと圭織!何してるべ!」
「皆さんお取り込み中のようなんで……あたしがキスしましょうか?」
後ろから提案したのはクールです。
「どうしてクールさんがキスするんですかっ!?」
と家庭的。
「いや、だってビジュアル的に自分じゃない?」
「ひどい……クールさんはビジュアルで誰ともキスするんですかぁっ!?」
ついにはポロポロと泣き出してしまいました。
「ごめん……ってなんで梨華ちゃんが泣いて、あたしが謝ってるの??」
「だって…だって………」
「修羅場やな……」
平家さんがぽつりと言いました。
「ったく!何でも良いから早くして欲しいんだけど!午後もレッスン有るんだよ!」
「ホントホント。矢口がちっとも目立て無いじゃ〜〜んっ」
「ののちゃん!大変や!『中学生日記再放送』の時間やでっ!!」
「ほんとだぁ!みなくちゃ。あれはののたちの『ばいぶる』れすからね」
「むつかしい言葉知ってるなぁ〜」
「てへてへ」
……皆さん見事にバラバラです。
と、そこへ聞き覚えのある声が聞こえました。
- 65 名前:名無し読者 投稿日:2001年05月18日(金)23時39分27秒
- >>62
>白雪姫の王子の最大の見せ場つったらアレっすよ?まだまだこれからす。
忘れてないよね。わたしはしっかり覚えているから。(w
- 66 名前:牛乳嫌い。 投稿日:2001年05月19日(土)16時43分55秒
- >>65
は・はいっ!忘れてないです!モチロンっすよ!
65さんはなんつーか・・・エライ迫力がありますね。逆らえない感じがします。(w
おいっす!王子は・・・意地でも頑張らせます!(w
ここから懐かしい顔ぶれが来ますが、またまた古臭い内容です!
書いたのが昔なので・・・。申し訳ないっす!
- 67 名前:白真希姫 投稿日:2001年05月19日(土)16時58分30秒
- と、そこへ聞き覚えのある声が……。
「やっほー!みんな元気だったぁ?」
「お久し振りです」
「「あやっぺ!明日香?!」
実力派と厚底は目を輝かせて叫びました。
「「うわーー!久し振りー!!」」
「どうしたの!?」
2人とも本当に嬉しそうです。
「いやね〜。明日香と2人でさ、『みんなに会いに行こっか』って話してて…」
「驚かそうと思って急に来てみたワケ」
「いやーっ!2人とも全然変わってないねっ」
「新人さんもどんな子か見てみたかったし……」
石黒(旧姓)さんはチラリと見やりました。
「はじめましてぇ。ののです。てへてへ」
「あいぼんでーすっ 宜しゅう!」
「……ふーん…こういう子達なんだー……」
ちょっと汗。な石黒(現山田)さん。
「ちょっとぉ〜!せっかく遊びに来たのにあの人達は何やってるのさぁ〜?」
気を取り直した石黒さんは今度は何やら揉めている人物達を見ます。
「実は―――……」
平家さんげ説明しました。
- 68 名前:白真希姫 投稿日:2001年05月19日(土)17時15分02秒
- 「ふーん…んで、チューの取り合いと?」
「うん」
実力派が感心なさげに答えます。
「何て低レベルな……」
福田さんがふーーっとタメ息をつきました。
「毒殺されたのにキスで蘇るなんて。そんな非科学的な事ある訳無いでしょ」
やれやれ……といった感じで首を振っています。
「ホント変わってなーい!明日香のそのにくらしートコ♪」
厚底は嬉しそうです。
「ふう…ん……ピスタチオ。豆よね?もしかしたら……よっと!」
石黒さんは白真希姫の体を起こそうとしました。
「あんた何しとんの?…あ!あやっぺ??!」
「わーい♪あやっぺだべ!」
「あー本当だー…いつの間にいたの?」
「あんた達……今頃気付いたの?…まっ良いか。……ほっ!結構重いわね…」
石黒さんは白真希姫の上半身を起こそうと一生懸命です。
「あーっ!アカンアカン!あやっぺあんた身重なんやから!あたしがやったる。
何?ごっちんの体起こせばえーの??」
「うん」
「ほっ!!…と。で?何する気なん?」
中澤さんは白真希姫のお腹に手を回し、体を起こしました。
「ほー ごっちん結構胸あるやん♪」
「なっ!何処触ってんだべ!!」
「本当!セクハラすんの止めてよ!裕ちゃん!!」
安倍さんと王子が同時に叫びました。
- 69 名前:名無し 投稿日:2001年05月22日(火)10時12分18秒
- 凄く面白いです。作者さん頑張って下さい。
- 70 名前:牛乳嫌い。 投稿日:2001年05月23日(水)01時12分44秒
- テスト。
- 71 名前:パク@紹介人 投稿日:2001年06月11日(月)01時55分22秒
- こんばんは。
唐突で申し訳ないのですが、こちらの小説を「小説紹介スレ@紫板」にて紹介しました。
http://www.ah.wakwak.com/cgi/hilight.cgi?dir=purple&thp=992180667&ls=25
表記に問題があったらこちら↑にどうぞ。
- 72 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月12日(火)00時07分44秒
- ↑のお陰で何気にいちごまが見つかって嬉しいです。
いちーちゃん頑張ってごまにキスしろぉぉ!!
- 73 名前:白真希姫 投稿日:2001年06月20日(水)19時14分10秒
- 石黒さんはすっとしゃがむと、白真希姫の背中をドンッと叩きました。
2回、3回……。
「ちょっ!何しとんの?彩っぺ!?」
「大丈夫大丈夫♪」
もう1回叩いたその時、ぽろりと白真希姫の口の中から何かが飛び出しました。
「から付きピスタチオ……?」
王子は言葉を失いました。
豆を吐き出した白真希姫の顔はみるみる良くなって、呼吸を始めました。
「ど!どーいう事や!」
「いやね、あたしが通ってる育児教室の先生がさ、喉に何かつまった時はこうしなさいって言ってたから」
「へー!さっすが彩っぺ!!」
厚底は拍手をしました。つられて皆も拍手。
「わ〜!それは良かったね♪……って何で2日間も喉につまってて生きてんのさ!?」
生真面目な実力派が突っ込みます。
「さぁ?それはちょっと…」
返事に困る石黒さん。
「う…う〜ん……」
白真希姫が目を開けました。
「はら?みんなおはよー♪」
「おっ おはようじゃないよ……ごとー…」
へなへなと腰が抜ける王子。
「あれー?いちーちゃん!どうしたのぉ?こんなトコで…あっ 彩っぺも居る〜 おヒサ〜!」
「めちゃめちゃ元気やん…」
さすがの中澤さんも呆れ顔です。
「そっ そんな非科学的な事があるなんて……」
愕然と肩を落とす福田さん。
「あのぉ〜。どちらさまですか〜??」
白真希姫は尋ねました。
「あなた!なんで私を知らないのよ!脱退する前は歌唱力トップ。
なっちと2人でセンターしょってた福田明日香よ!!!」
「へー」
「あっ そうらったんれすかぁ?」
「知らんかったなー?ののちゃん」
「誰かの友達かと思ってたっすよー」
「すみませんっ!知りませんでした!!」
口々に話す増員メンバー達。
「なっ なんて失礼な人達なの!!?」
「まーまー♪明日香。気にせんと♪」
- 74 名前:牛乳嫌い。 投稿日:2001年06月20日(水)19時23分50秒
- マジ久し振りの更新っす!こんなスレ忘れ去られて居たでしょうが。(ニガワラ
PCが修理修理に出てまして。やっと書く事が出来ました。(嬉
あと少しで完結っす!もう少しだけお付き合い下さい。
>>69
うぃっす!ども!頑張ります!こんな駄文を楽しみだなんて…超嬉しいっす♪
>>71
ありがとうごぜーます!&お疲れ様です!
こんなスレを紹介頂けるなんてマジ感激です。どうも!(ナミダ
そっすね〜あと少しで終了です。頑張らねば!
>>72
いちごまはやっぱし人気が有るんですなぁ。紹介スレからですか?それはども♪
いちーさん・・・キス出来なかったんすけどね……。
まだ話は終わらないんです。これからが…(w
良い感じに仕上がれたら良いんすけどね。レスども!めちゃ励みになります!
- 75 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月20日(水)20時55分45秒
- やっと復帰ですか。
テストと書き残したきりどうなってしまったかと…
再開楽しみにしてます。
- 76 名前:白真希姫 投稿日:2001年06月26日(火)19時09分45秒
- 「ということは何?キスは関係無いの?」
心なしか残念そうに王子がつぶやきました。
「何でピスタチオをカラごと食べたのさ?」
厚底が尋ねました。
「え?かおりはいつもカラごと食べるよ??」
「あんな固いカラごと食うんか!むけ!カラぐらい!!」
お約束の突っ込みが入った後、白真希姫はモジモジと言いました。
「だって……食べようと思ったら圭ちゃんが入って来て…怒られると思ったんだもん」
「なるほどなー そら圭坊のせいやね」
「うん。圭ちゃんが悪い!」
厚底も話しに乗ってきます。
「なっ 何でさぁ!あたしが一番悪いって言いたいワケェ!?」
実力派はぷりぷり怒っています。
「おっ?なんやモーニングが全員揃ってるやないの。クラス会みたいやな♪」
「すいませんねぇ。私が余計です」
「あら?みっちゃん居ったの?」
「最初からずぅ〜っと居ったわ!!」
「相変わらずねー!2人とも」
石黒さんが嬉しそうに言いました。
- 77 名前:白真希姫 投稿日:2001年06月26日(火)19時25分58秒
- 「よっしゃ!せっかく皆揃ったワケやし!宴会でもしよ!」
「いやった〜〜!やろやろぉ♪」
厚底こと矢口さんはぴょんぴょん飛び跳ね、嬉しそうです。
「じゃあ私何か作りますねっ」
「……手伝おうか?」
「あっ ありがとう。よっすぃ〜♪」
「駄目ーー!!圭織が石川の事手伝うのぉ!」
「ちょっと圭織。紗耶香はどうしたの?」
「紗耶香はカッコ良いけど石川は可愛いのーーー!」
「なんだべ!それは!」
「中学生日記は楽しいなぁ。のの♪」
「うんっ」
ちびっこ2人はテレビの方が興味あるようです。
「ほな 私は酒持ってこよか!」
「みっちゃん酒の事ばっかやね!ウチラしか飲まれへんでしょー?」
「何で?あたしが居るじゃんよー」
「彩っぺはアカンよ!お腹の子ぉがのんベになったらどうすんの」
「むー……そうだった」
石黒さんはとっても残念そう。
「彩っぺ!肉食べよう!焼肉にしてさー!」
実力派……保田さんが目を輝かせながら言いました。
「圭ちゃんホント肉好きだよな〜。よし!そうすっか!」
石黒さんは笑顔に戻りました。
「少しは成長したかと思ったのに……騒がしいのは全然変わってないわね」
「キャハハハハ!明日香はホンット憎たらしいねー!良かったぁ 明日香も全然変わってないよ!」
「………ふんっ」
嬉しそうにそっぽを向く福田さん。
- 78 名前:白真希姫 投稿日:2001年06月26日(火)19時40分43秒
- 「梨華っち〜なっちも手伝うよぉ〜〜!」
「良いけど……つまみ食いしながら手伝ったら駄目だかんね!」
「な!そんな事しないっしょ!馬鹿圭織!!」
「あの…喧嘩しないで下さいよぉ〜……」
「ほっといて作ろう 梨華ちゃん」
「うんっ そうだね♪」
「あっ 圭織の石川に話し掛けないでよーー!」
「何で飯田さんの梨華ちゃんなんすか」
「良いんですぅ!」
皆とても楽しそうです。
「はぁ……みんな私の事なんか眼中に無くなっちゃったみたい」
白真希姫、後藤さんはひとりタメ息をつきました。
「とう…ごと……」
何処からか自分を呼ぶ声が聞こえてきました。
声は家の外から聞こえてくるようです。
「誰〜?」
後藤さんは外へと出て行きました。
「後藤…」
「いちーちゃん??」
そこに立っていたのは王子こと、市井紗耶香さんでした。
「何かみんな凄いテンション高いじゃん?あんまり部屋が暑いから出てきちったよ」
「あはっ 後藤もそう思ってたよぉ〜」
「でもさ。そのお陰でめっちゃ良いもん見つけたんだよ」
「何々?」
「上!見てみな」
「上?……わぁ!!キレ〜〜〜!」
見上げたそこには満点の星空が広がっていました。
ふと、市井さんが口を開きました。
「後藤…あたしね……思ってたんだよ」
- 79 名前:牛乳嫌い。 投稿日:2001年06月26日(火)19時45分38秒
- >>75
ははー!申し訳御座いません……でも覚えて貰っていたとは!感激っす!!
あと1回の更新で終わる予定っす。頑張ります!
終了後は自分はもうここで書く予定は無いので、(自分のスレの再開をするので)
ここを使いたい方が居たら、喜んでお譲りします。元々テストスレですし!そんな感じっすわ。
- 80 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月26日(火)21時25分40秒
- おおっ、なんとなくロマンチックになりそう(ワクワク
- 81 名前:白真希姫 投稿日:2001年06月30日(土)19時15分56秒
- 「ふぇ?何を??」
神妙な面持ちの市井さんを見つめます。
「モーニング止めてから寂しくなっちゃってさ、何かセンチになっちゃってたのかな。
皆に会ってももう前みたいに話せないんじゃないかって……ビビってて」
「いちーちゃん……」
「でも全然そんな事無かったんだよ。現メンも元メンも皆モーニングを通じて心の友っつーか…
凄く大切な人達でさ、言葉なんか要らなかった」
「うん…」
「それがスッゴイ嬉しくてさ…ははっ なんかマジで嬉しくて」
「うん…」
「いちーちゃん」
「うん?」
「今モーニング娘。じゃなくても、いちーちゃんはずーっと大切な仲間だよ。
後藤もにとってもメンバーにとってもねっ」
「後藤……」
市井さんはふいに後藤さんを抱きしめました。
「いちーちゃん?」
後藤さんはちょっとドキドキしながら聞きました。
「へへっ…さっきしそこねたから。今しよう♪」
「えぇ?」
市井さんはすっと眼前の愛しい彼女に口付けをして顔を離しました。
「『お目覚めですか?白真希姫』ここのトコの台詞。言いそびれて」
そういたずらっこのように言いながら片手を胸に、反対でマントを掴み、上目遣いに後藤さんを見ました。
それはまるで本物の王子様のようでした。
いえ、後藤さんにとってはどんな王子様よりも素敵な人に違いありません。
- 82 名前:白真希姫 投稿日:2001年06月30日(土)19時26分45秒
- 「いちーちゃん……」
と、後藤さんはにへへっと幸せそうに笑うと自分の頬を押さえていた手を王子様の腕に絡ませました。
「いちーちゃんっ 私は幸せモノだよぅ」
「そうかい?」
「そーかいって…いちーちゃんが居るから幸せなんだよぉ〜!」
後藤さんはぷーと膨れました。
その頬を人差し指で押す市井さん。
ぶっ
「「ぷっ…あはははははっ」」
「紗耶香ぁ〜!ごっちーーーん!!何処ぉ〜?!」
矢口さんが大きな声で呼んでいます。
2人は顔を合わせてにっと笑うと言いました。
「「それじゃー頑張っていきま〜〜っしょい!!」」
その後、白真希姫と王子様は素敵な仲間達と一緒にいつまでも幸せに暮らしたそうです……。
〜Fin〜
- 83 名前:牛乳嫌い。 投稿日:2001年06月30日(土)19時33分08秒
- >>80
ズバリ一言。すみませんっ!
自分に甘いロマンチックな作品を書く能力は無かったす(ニガワラ
やー ヤッスーに覚えてて貰えるなんて光栄だぁ!(w
冗談はさておき、こんな駄物語にお付き合い頂けるなんてマジで嬉しかったです!
どうもありがとうございました!!
長々とこのスレを使わして貰ってましたが、やっと終わらせる事が出来ました。
オチが全然駄目駄目だけども……。ごめんなさいっす(ナミダ
レスを下さった皆さん本当にありがとうございました!歓喜してました!
では。失礼しました!さらばーいっ(ナゾ
- 84 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月30日(土)19時51分22秒
- じゅうぶん甘くてロマンティックな終わり方でしたよ。(w
次回作期待してますね。
- 85 名前:読者れす。 投稿日:2001年06月30日(土)20時00分28秒
- すっごくいいですよ(w
こーゆーの好きっす。
- 86 名前:少々テストさせてもらいます 投稿日:2001年07月19日(木)13時44分36秒
- はあとはあと
- 87 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月04日(土)10時25分34秒
- 88 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月03日(月)13時22分06秒
- http://www.geocities.com/rika_hitomi/index.html
- 89 名前:名無しさん 投稿日:2001年09月19日(水)22時25分52秒
- 第二回小説人気投票用エントリー作品の募集。(改訂版)
現在人気投票用にエントリー作品を募集しています。(本投票ではありません)
下記のスレでお気に入りの作品を登録してください。
http://mseek.obi.ne.jp/cgi/hilight.cgi?dir=imp&thp=984660287&ls=25
- 90 名前:名無しさん 投稿日:2001年09月22日(土)17時13分00秒
-
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