「早く行こうよ〜！は〜や〜くぅ〜！！」
「渋滞なんだから仕方ないでしょ〜！大人しくしてなさい！」
「運転手さ〜ん、急いでね〜！」
「ごっちんうるさい！！」
プッチモニ御一行を乗せた車内。
だだをこねるごっちんに、怒鳴る圭ちゃん。
うるさくて眠れないよっすぃ〜。ラジオの収録が終わって今度は
モー娘。としての仕事に向かっている。
「ま〜だ〜！？急いでよ〜！！」
「あ、ほら進んできた。もうすぐだから我慢しなさい！」
「あと何分？１分？１０分？」
「も〜、ごっちぃ〜ん！！！！」
よっすぃ〜がため息をついてふたりを見ている。
（…保田さん任せて下さい！吉澤ひとみ、１５歳。ごっちんと梨華ちゃんの
扱いについては宇宙一の自信があります！！）
「ごっち〜ん？テレビ局につくまでメイク直しとけば〜？」
「なんで？完璧だよ」
「ほら、チークとかもっとピンク入れれば梨華ちゃんが『きゃ〜！！ごっちん
かわいい〜
梨華ピンク大好きぃ』って言ってちゅうとかしてくれるかもよ〜？」
「…ちゅう…ありがと、よっすぃ〜！！！」
ごっちんは凄い勢いでメイクし始めた。
「じゃあ、保田さん。あたし寝ますね…ｚｚｚＺＺＺ」
「……」
ちょっとセンチメンタルな感じの圭ちゃんを乗せた車は順調に進む。
更新楽しみにしてます。がんばってください！！
「はいはい、かわいいよ」
「もうちょっとピンク入れた方がいいかな！？」
「充分だと思うよ」
「服もピンクにすれば良かったかな〜、運転手さん！渋谷行って！！」
しばらくは静かだった車内もメイクが終わったごっちんによってまた騒がしい。
「もう･･あ、見えてきたよ」
「え？あ、ホントだ！！」
「あれ？誰かいるよ…石川！？」
「きゃ〜
梨華ちゃぁ〜ん！！！」玄関の前にいる女の子。ピンク系でまとまっている梨華ちゃんだ。
「は〜い！運転手さん、後藤真希降ります！降ります！降りま〜す！！！」
車がゆっくりと止まる。圭ちゃんが隣を見るともうごっちんはいない…
「あれ？ごっちん？」
「保田さん、向こう…」
よっすぃ〜が指差した先には抱き合ってるごっちんと梨華ちゃん。
「…よっすぃ〜、行こうか」
「……はい…」
ラブラブのふたりの横を通り抜けて中に入っていく。
（教育係のあたしに挨拶もなしかよ…石川……）
やっぱりセンチメンタルな圭ちゃんです。
「な〜に〜？ごめんね〜、遅くなっちゃって〜
」「……パタ…」
「…？きゃ〜！？梨華ちゃ〜ん！！！？？？」
抱き合っているふたりはごっちんの力が強過ぎて、梨華ちゃんが
呼吸困難で気絶中･･･
「どうしよう！どうしよう…こういう時は心臓マッサージプラス人工呼吸
」梨華ちゃんが天国への階段を上り始めているというのに…
ごっちんは梨華ちゃんを抱えて楽屋に走って行く。
勢いよくドアを開ける。
「圭ちゃんどいて！シッシッ！！」
ソファーに座っている圭ちゃんを無理矢理どかして、梨華ちゃんを寝かせる。
「梨華ちゃん、目を覚まして〜（泣）」
人工呼吸･･･と言い、めっちゃ濃厚なキスを。
心臓マッサージ･･･と言い、胸を揉んでいる。
そんなんで梨華ちゃんは戻ってくるはずが…
「…ん〜……」
…ありましたね。
頑張ってくださいね
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