書いてみたくなりました～。
「ん…ふぁ～…」
午前１０時。目覚ましの音であたしは起きた。
今日はよっすぃ～が遊びに来るからオフにしては早めの起床。
いつものように顔を洗おうと思い洗面台まで歩いていく。
眠くて目が閉まってくるけどなんとかたどり着き蛇口をひねる。
そう蛇口を……あれ？
「と、届かない…」
目をしっかり開けてみる。
いつもの洗面台、なのに背伸びをしても蛇口に届かない。
周りを見てみると、なんだか違う……
家具が大きくなった？と最初思ったけど、どうやら逆みたい。
あたしが…小さくなってる…？
だって、５分丈のＴシャツが長袖になってるし、ひざ丈のハーフパンツが
長ズボンになってるし…
急いで部屋の方に戻って、ベットの前の大きな鏡を覗いてみる。
「…ウソでしょぉ……」
鏡の中には、あいぼんやつ～じ～、矢口さんなんかよりもずっと小さい
女の子が立っていた…
いしよしになるのかな。
期待!!
ほっぺたを思いっきり引っ張ってみる。
痛い…どうしよー……
落ち着いてなんかいられなくて、部屋の中をウロウロする。
もしかしたら次に鏡を覗いた時には、いつものあたしがいるかもしれない。
でもやっぱりダメみたい…
身体の大きさと一緒に体力も落ちたみたいでちょっと部屋を歩いただけで
すっごく疲れる。ベットによじ登って大の字に寝転がる。
「…ど～なるんですか……ですかぁ…」
歌でも歌って気を取り直そうとしたけどそんな気持ちの余裕なんてないみたい。
「あ…あ～！！！」
何か理由があるはずだと思い返していたら、一ヶ月くらい前かな。
よっすぃ～と買い物に行ったのを思い出した。
そして、たまたま見つけたお店で不思議な物を見つけて買ったんだ。
「これ…」
かわいいデザインの容器。その中には小さい青色のキャンディーが１つ入ってる。
ホントは２つだったんだけど１つはもう食べちゃった。
説明書が入っててそれを読み返してみる。
『赤色のキャンディーは魔法をかける薬。青色のキャンディーは
魔法を解く薬。薬はひとつづつしかないから無駄遣いしないように』
『あなたの夢を叶えます』
『ミニモニ。に入りたい』
そう言ったらよっすぃ～が笑ってた。もちろんあたしも信じてなかったけど。
ただこの容器が欲しかっただけだし。
でも…ホントだったんだ……ちょっとミニ過ぎるけど…
あたしは気持ちが明るくなった。
だって、この青いキャンディーを食べれば戻るんでしょ？
それなら大丈夫じゃん。
もうすぐよっすぃ～が来る時間だ。
よっすぃ～が困るといけないから先に言っとこうかな。
あたしはよっすぃ～に電話を掛けた。
多分信じてないと思うけど、まあ言わないで会うよりいいかな。
電話を切った後もう一度鏡を覗いて見る。
「…結構かわいいよね……」
あたしはしばらく鏡の中の自分と遊んだ（笑）
あ、よっすぃ～が来たみたい。
あたしは時計に目をやった。ありゃ？もう１５分経ってる…
玄関にトテトテ走って行き、今のあたしには重いドアを開ける。
「よっすぃ～、いらっしゃ～い！」
背があたしの２倍ぐらいのよっすぃ～を見上げる。
『ドサ…』
よっすぃ～はというと、やっぱり信じてなかったらしく目を丸くして驚いてる。
その証拠にカバン落としたし。
「上がって～」
あたしはよっすぃ～とよっすぃ～のカバンを引っ張って部屋に連れて行く。
よっすぃ～は開いた口が塞がらないようだ。
「え…ホントに梨華ちゃん……？」
「そうだよ～。石川梨華、昭和６０年１月１９日生まれ！元テニス部部長！
座右の銘はポジティブ！！」
それから１時間ぐらいモーニング娘。しか知らないことを言って、あたしだと
いうことをよっすぃ～にアピールした。そして、さっきのキャンディーのことも。
どうにか信じてくれたみたい。
「そうだよ～」
「じゃあ…それ明日食べてよ」
「明日？なんで～？」
「だって明日もオフじゃん。あ、今日泊まるから」
「いいけど…なんで明日なの～？」
よっすぃ～はしゃがんであたしと目線を合わせる。
ベーグルを食べる時と同じ顔であたしを見る。
「だってミニ梨華ちゃんと一緒に寝たいんだもん
」「きゃ～！！よっすぃ～！！！」
そしてあたしを抱き上げる。
「たかい、たか～い
」「きゃ～！！おろしてぇ～！！」
どうやらよっすぃ～はあたしの事を気に入ってくれたようだ。
良かった、良かった。
」「よっすぃ～…あたし中身は変わってないから……」
「こんなちっちゃくて可愛い子がひとりでいたら誘拐されちゃいまちゅよ～
」「なんで赤ちゃん言葉なのよ～」
「あ、着きまちた～
」いつものよっすぃ～じゃない…
あたし達はファミレスに来た。あたしは家にいた方がいいと思うんだけど
よっすぃ～がどうしてもちっこいあたしと出かけたいって…
でも途中でよっすぃ～があたしサイズの可愛い服と靴買ってくれたから良いか！
一番奥の方のテーブルに座る。
「じゃあね～、あたしはどうしよっかな…」
「すいませ～ん！えっと～、ハンバーグとお子様ランチ」
あたしが決める間もなくお子様ランチを注文された…
「梨華ちゃ～ん
お手手拭こうね～」おしぼりで手を拭かれる…
「お洋服汚れちゃうからナプキンつけようね～
」ナプキンをつけられる…
「あ！きた～！！良かったね～、プリンだぁ～
」ちょっと嬉しい…
それから何回も『あ～ん
』って食べさせようとするのをムシしてあたしは渋々、お子様ランチを完食した。
「全部食べたね～、エライぞ～
」よっすぃ～はきっと良いお母さんになるよ…
＞ガンツさん
レスありがとうございます。
これからも『
』ばっかりで、くどいかもしれませんがよろしくお願いします。
世話好きなママよっすぃ～もいいカンジっす(w
多いの大好きッス！「待って…う！？うぐ･･･」
よっすぃ～はあたしの事ばっかり見ていて、自分の料理には手も付けて
いなかったみたい。すっかり冷めてしまったハンバーグを急いで食べている。
何度も何度も喉に詰まらせて･･･
「ぷっは～！！さてと、行こっか？」
「そうだね…」
どうやら食べ終わったみたいです…
よっすぃ～が『渋谷でも行こうよ』と言ったのだがさすがにやばい。
あたしだという事がばれなかったとしても、よっすぃ～が子連れというのも
問題だと思うし…
「「疲れた～！！」」
よっすぃ～とあたし。ふたり同時にベットに飛び込む。
「ふぁ～…」
体が小さくなった分ちょっと出かけただけですごく疲れた。
矢口さんはよく毎日頑張れるな･･･
「眠いの？」
「うん……」
よっすぃ～が頭を撫でてくれる。
優しいな…安心して寝れ…
「とりゃっ！！！」
「きゃぁ！よ、よっすぃ～！？」
そう、安心して眠れない。
「そ～れ
飛行機だぞ～」よっすぃ～は寝そべったままあたしを足に乗せて高く上げる。
「せっかく小さくなったのに寝るのはつまんないでちゅよ～？」
「きゃ～！！バカ～！！降ろして～！！」
よっすぃ～の腕をポカポカ殴る。
「かわいい～
」この遊び（？）は１時間も続いた。
いいね、なんか和むよ。
あれだけ『寝ちゃダメ！』と言っていたよっすぃ～。
あたしは寝たいのを我慢して１時間も抱き上げられてたのに…
「ｚｚｚｚ…」
よっすぃ～、爆睡中。しかも仰向けであたしを強～く抱き締めたまま。
あたしも寝たいけど苦しくて眠れない…
「う～ん…」
「あ、取れた……」
よっすぃ～の手の力が緩む。
もう離れられるんだけど、よっすぃ～の上は気持ちが良い。
今度はあたしがよっすぃ～に抱きつく。
「あったかぁい…」
そのままあたしも眠っていった…
「ぅ…ん……」
あたしはゆっくりと目を開ける。
ぼやけてる視界がだんだんはっきりしてくる。
「きゃぁ！？」
「おっは～梨華っちぃ～
」びっくりしたよ。いつのまにかあたしはよっすぃ～の横になっていて
ちょうど向き合っている格好。しかもホントにキスしそうなくらいの距離。
くすぐったかったのはきっとよっすぃ～の息だ。
よっすぃ～はニコニコ…というよりニヤけてあたしを見てる。
「梨華ちゃん、あたしに抱きついて寝てたね
」よっすぃ～はひとりで自分が起きてからの事を話し出した。
あ、トイレ行きたい…
あたしはそっとベットから降りてトイレに行く。
「でさ～、梨華ちゃんってばなかなか離れなくてぇ～
」トイレまでその声は聞こえてくるよ。
「それでぇ～…あれ？梨華ちゃん？」
あたしがいないことにやっと気付いたみたい…
「あ！かくれんぼかぁ～♪」
違うってぇ～！！
トイレのドアをちょっとだけ開けてよっすぃ～を観察する。
「梨華ちゃ～ん、どこ～？」
お風呂場とかベットの下とか、タンスまで見てる。
…タンス！？
「よっすぃ～、開けちゃダメ～～～！！！」
あたしは信じられないスピードでよっすぃ～の所まで走って行き、後ろ
から抱き着いてよっすぃ～の動きを止めた。
「あ、見つけた～
」よっすぃ～はタンスから手を離すと、あたしを膝の上に座らせた。
どうやらよっすぃ～はもうタンスなんか見てないみたい。
「良かった～」
「ん？何が良かったの？」
「だってよっすぃ～が開けようとしてた段。下着入ってるんだもん。危なかった～」
…ん？あたしってバカ？言ってから気付く。
「ち、違う！！入ってないよ～。ウソだよ～？」
ああ…せっかくタンスから離れたのに……
よっすぃ～の目線、と手は再びタンスへ。
「だめだってぇ～！！開けないで～！！！」
「いいから、いいから
」ちっこいあたしの体はよっすぃ～の左手に見事に抑えられる。
「オ～プ～ン♪」
「やめて…ってばぁ……」
引き出しが開く寸前、あたしは泣き出してしまった。
感覚も子供になってるのかな？子供ってすぐ泣くもんね。
ちび梨華待ってます……
さらしageしちゃうわよ～
でも今回はsage
テスト→地区大会→テスト→県大会→またテスト
で、本当に忙しくて時間がなかったんです。すみません…
では続きです。
「り、梨華ちゃ～ん！？ごめんね～？泣かないで～？」
そして立ち上がって台所まで行くとしばらくして戻ってきた。
「梨華ちゃ～ん！ほら～！！プリンでちゅよ～
」必死にあたしをなだめようとしているのが面白い。
「勝手に人の家の取らないでよ…」
あたしはワザと意地悪してみる。
よっすぃ～は寂しそうにプリンを戻しに行った。
面白くて、泣いているフリをする。
よっすぃ～は無言であたしの前に座る。
……おかしい。何も言ってこないし、何もしてこない。
あたしはチラっと顔を上げてみる。
「え！？よっすぃ～！？」
あたしはビックリした。
だってよっすぃ～が泣いていたから…
楽しみにしてるのでガムバッテ下さいっ！！＞作者さん
http://www.ah.wakwak.com/cgi/hilight.cgi?dir=silver&thp=992877438&ls=25
あ、更新されてたっ！
ご機嫌とりよっすぃ～、萌え～(ｗ
だから……梨華ちゃんもかわいいけど、ちっちゃい梨華ちゃんはもっと
かわいいから…一緒にじゃれ合いたかったの…嫌がることしてごめんね…」
こんなよっすぃ～見たことなかったからビックリした。
あたしは思いっきりよっすぃ～を抱き締めた（抱きついた）。
「ううん、あたし最初はどうなるかと思ったけど…今も元に戻れるのか
ちょっと不安で恐いんだけど…よっすぃ～が側にいてくれてすっごく嬉しい」
よっすぃ～の顔をちょっと上げさせて、涙を指で拭ってやった。
「梨華ちゃん……」
よっすぃ～は何とも情けない顔をしている。
「だから、今日はよっすぃ～の好きなようにしていいよ？」
好きなようにとは、例えば一緒にテレビを見るとか、歌を歌うとか…
そういう意味で言っただけなのに…
あたしがそう言い終えるとよっすぃ～の顔がみるみる晴れてくる。
「え！？何してもいいの！？」
「うん、いいよ？」
と、よっすぃ～は視線をあたしに合わせるとニコっと笑った。
「じゃあねえ…どうしよっかなぁ～？」
あたしには何故かこの最高のよっすぃ～スマイルが悪魔に見えた…
甘々にしたいのですが、今そんなことをしたら、よっすぃ～が犯罪者に
なってしまいます…う～ん、この後どうしよう？
愛があれば歳の差(？)なんて……。
行け行けよっすぃ～！(ｗ
犯れ犯れよっすぃ～♪(爆
夏厨大量発生！ ウザッ！！
もう一回書き直したらどうですか？
よっすぃ～がニコニコしながら言う。
「あ、お風呂？」
あたしはちょっと拍子抜け。もっと、とんでも無い事言うかと思ってた。
「いいよ～。じゃあ、お湯入れてくるから」
浴槽は昨日の夜のうちに洗っておいたから、蛇口をひねるだけ。
それならあたしにだって出来るよ。うん。
あたしのリアクションに驚いたのか、よっすぃ～はキョトンとしてる。
「え…いいの？」
え？何？お風呂…でしょ？
「う、うん…」
よっすぃ～はニィ～っと笑うとあたしを抱き上げる。
「分かってるのか知らないけど一緒に入るんだからね♪」
「うん…って、ええ！！？？」
お風呂って、別々じゃないの！？
「ヨシコが髪の毛洗ってあげるね
」よっすぃ～はあたしを抱いたまま、スキップでお風呂場に行くと
蛇口をひねり、お湯を貯める。
「あ、あの…よっすぃ～…やっぱりぃ……」
「ん～？なぁに～？梨華ちゃぁん
」「何でもないよぉ……」
今さらダメとは言えないよね……
ずっと待ってましたよ～♪
ずっと待ってた甲斐がありましたよ。
これからも無理せずガンバレ！
抱かれてお風呂場に連れていかれた。脱衣所で、よっすぃ～は恥ずかしく
ないのかあっという間に服を脱いでしまった。あたしは慌てて目を反らす。
「ん？梨華ちゃん照れてるの～？可愛いなぁ
先入ってるから早く来てね～」
よっすぃ～は早々とお風呂場に入って行った。シャワーの音が聞こえてくる。
「う～…あたしが恥ずかしいのはよっすぃ～だよぅ……」
あたしは小さくなったせいですっかり幼児体型。だから別に恥ずかしくないん
だけど、っていうか普段も時々一緒に入るし……ごっちんと３人でだけどね。
あたしが照れてるのはよっすぃ～！
女の子の身体は意識したりしないけど（したらヤバイね…）今は別問題！
あたしの背からすると、よっすぃ～の身体を見ない訳にもいかない。
ワザとらしく顔ばっか見上げとくなんてできないし……
「梨華ちゃ～ん？おいでよ～
」シャワーの音が消える。もう頭とか洗い終わったみたい…
浴槽に入る音が聞こえる。
「梨華ちゃ～ん？」
「い、今行くよ！」
意を決してあたしは服を脱ぐ。なるべくよっすぃ～を見ないようにしながら
中に入っていく。