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主演:矢口真里 『もう迷わない』

1 名前:d9 投稿日:2001年04月12日(木)15時44分43秒
中澤裕子脱退関連の作品です。
2 名前:d9 投稿日:2001年04月12日(木)16時14分47秒
真里「裕ちゃん…裕ちゃん…」
真里は泣き声で言った。
この日は中澤裕子の最後のライブだった。
終演後は誰もが泣いていた。
真里もその内の一人だったのだ。
結局この日はすぐに眠りについた。


翌日。
体操番組の収録を終えた保田圭、吉澤ひとみ、後藤真希は楽屋にいた。
3人と一緒にいたマネージャーはこう言った。
マネージャー「矢口はどうした?」
ひとみ「えっ…来てないんですか?」
マネージャー「その様だ」
真希「じゃあ、あたし達が迎えに行って来ます」
マネージャー「そうか、じゃあそうしてくれ」
マネージャーはこう言うと楽屋を去っていった。
3人も楽屋を出ると真里の家へと向かっていった。
しばらくして3人は真里の家に到着した。
ひとみがドアをノックするが返事がない。
そしてドアのノブをまわすと鍵が開いていたのか、ドアが開いた。
3人は中に入ると真里の部屋へと向かった。
ひとみは真里の部屋の前に到着するとドアをノックした。すると…
真里「開いてるよ…」
真里の声が聞こえた。
ひとみはすぐにドアを開けると部屋の中に入っていった。
ひとみ「ねぇ、矢口さん…」
真里「ん〜?」
ひとみ「マネージャーさんが心配してるよ…」
真里「何で?」
ひとみ「一緒にスタジオへ行こうよ…」
真里「嫌よ…裕ちゃんがいなくなったんだ、行きたくないよぉ…」
すると圭が横から話し掛けた。
保田「裕ちゃんの事が好きだったんだよ、やぐっちゃんは…」
ひとみはこれを聞いて良くなったのか、さらに真里を説得し続けた。
3 名前:babaa 投稿日:2001年04月14日(土)11時02分14秒
すると真里は起き上がり、3人にこう言った。
真里「まぁ、よっすぃーがそこまで言うなら仕方ないか…」
そして仕度をして3人と一緒に家を出た。
真里「みんなはもう来てるの?」
ひとみ「わからない。」
保田「ほら、やぐっちゃん…元気出して」
圭はそう言って真里を慰めた。
真里「うん…」
真里はただ頷くだけだった。
しばらくすると3人はスタジオに着いた。
4 名前:babaa 投稿日:2001年04月14日(土)11時32分22秒
真里はスタジオの中に入るなり椅子に腰掛けた。
そしてみんなの顔が見えないように頭を深く下げた。
なつみ「真里ちゃん、どうしたのよ…」
なつみは心配して真里に声を掛けた。
しかしメンバー達はこの後、思いもかけない言葉を耳にするなどとは考えもしなかった
なつみ「ね―、真里ちゃん。真里ちゃんってば!」
なつみは満面の笑みで、真里に話し掛けるが一向に答えない。
なつみ「どーしたのー?真里ちゃん?元気ないなー。分かった、お腹空いてるんでしょ。」
なつみはそんな真里に気にせず喋る。すると、真里がポツリと囁いた。
真里「ウザイよ・・・。」
なつみ「え?真里ちゃんなんて言ったの?」
なつみは突然の事態に驚いた。
真里「ウザイって言ったの・・・。なっち、あんた見てるとムカつくのよ。」
なつみ「えっ?何て言い出すの?真里ちゃん…」
なつみは驚いた表情でそう言った。
真里「裕ちゃんがどんな気持ちで辞めていったかあんたわかる?顔では最後まで笑ってたけど心では泣いていたのよ!」
こうなるともう手のつけようが無い。一種のヒステリーである。
なつみ「そうだったの…」
なおも真里はこう続ける。
真里「なっち、去年紗耶香が辞めたときも私が自棄酒食らってた時に助けたよね?その時も私淋しかったの」
なつみ「・・・ま・・・真里ちゃん・・・。」
真里「きやすく呼ばないでよ。あんたの声も、顔も、存在も全部が嫌いなの!離してよ。その手離しなさいよ!!」
なつみ「ちょっとぉ!真里ちゃん!!あんたいい加減にしてよ!!」
なつみが怒っているのも構わず、真里は話を続けた。
真里「私間違ってる?どこが間違ってるのよ!言ってよ。後藤が加入して、何が変わった。只のお祭りグループじゃない!
これじゃあ・・・。なっち、あんた邪魔なの!娘に必要ないの!脱退してよ、脱退して、今すぐ私の前から消えてよ!!」
真里の声は涙声になっていた。が、その時である。
パン。
なつみが真里の顔を平手打ちにしたのである。
真里「ちょっとぉ、何すんのよぉ!!」
真里がヒステリックに叫ぶとなつみはこう言った。
5 名前:babaa 投稿日:2001年04月14日(土)11時39分39秒
なつみ「あんたは何もわかっちゃいない…、裕ちゃんだって芸能界まで辞めた訳じゃないでしょう。それなのに…」
なつみの声も次第に涙声になった。
真里「?」
なつみ「だからってあんたがそんな弱気でどうするのよ?裕ちゃんも浮かばれないでしょう…」
真里「なっち…」
なつみ「あんたはそんな人じゃなかったわ…、一人いなくなっても大丈夫なはずよ。だって、あんたは強いんだもん…」
なつみの目から涙が落ちてきた。
真里「わかった、ごめんね…なっち…。」
なつみ「わかればいいのよ。さあ、レッスンを始めるよ。」
真里「うん。」
真里は少し頷くとレッスンを始めた。
6 名前:babaa 投稿日:2001年04月14日(土)11時44分00秒
>>4
×→「後藤が加入して〜」
○→「裕ちゃんが脱退して〜」
これは明らかに時代背景がおかしくなってるよ…
7 名前:babaa 投稿日:2001年04月14日(土)12時17分09秒
その日の夜。
ここは都内某所にある屋台。
そこには真里と圭がいた。
保田「まだ今朝の事気にしてるの?」
圭はやさしい口調で真里に言った。
真里「だって…」
保田「なっちだって真里の為を思って言ってたんだよ、真里にもっともっと強くなってもらう為にね…。」
真里「うん…」
真里はこう言った途端、大粒の涙を流した。
保田「真里、どうしたの?どこか痛いの?」
圭は心配した声で真里に言った。
真里「っく…だって…本当はぁ…ひっく…寂しかったんだよぉ…ぐすっ…」
保田「うん、あたしもそう思う…」
真里「寂しさを紛らわす為になっちに当たったりして…ほんと…あたしって…ひっく…弱虫だよね…」
保田「ううん、そんな事ないよ…」
真里「おかしいよね…これくらいの事で…泣いちゃって…うぐっ…何でだよ…ひんっ…」
うおおおおおん、と野太い声を上げて、真里は泣いた。
保田「辛かったでしょ…」
圭はそう言うと真里を慰めた。
結局真里はこの日、圭と一緒に朝まで飲み明かした。


翌朝。
都内某所にある娘。達の所属事務所。
マネージャーはプロデューサーのつんくと一緒に会議をしていた。
マネージャー「中澤様の脱退は他のメンバー達にとってショックでしたね」
つんく「今でも元気が無いみたいなんですよ。」
マネージャー「どうしましょうか?娘。達が落ち着くまで活動を休ませます?」
つんく「それは無理だ。しかし…」
マネージャー「何かいい案を思い付いたんですか?」
つんく「今月の28日から3日間の休みを利用して、娘。達を旅行に連れて行くってのはどうでしょうか?」
マネージャー「これ、いいかも…」
つんく「じゃあ決定だね、場所はウチが確保しておくから」
マネージャー「でもどうしようか?芸能人が行ったらビックリしないかな?」
つんく「後援会って事にしておけば大丈夫」
マネージャー「モーニング娘。全国後援会というサークルにしましょう。」
マネージャーは言った。
こうしてこの日の会議は終了した。
8 名前:babaa 投稿日:2001年04月14日(土)17時02分41秒
10日後。
真里達はテレビ局にいた。
「MUSIX!」の収録。裕子がいない事で真里はまだ精彩が欠けていた。
ゲストとのトークも上手くいかなかった。
収録後、真里達は楽屋に戻っていった。
なつみは早速真里に話し掛けた。
なつみ「真里ちゃん。」
真里「何だよ!!」
なつみ「今日のトーク上手くいかなかったのよ…」
真里「あんたには関係ないでしょ!」
なつみ「ううん、関係ある!これじゃ裕ちゃんが喜ばない…もういい加減忘れてよ…あの事なんてさ。」
真里「簡単に言うけどね、あたしはあんたに心配されるほど弱くないんだからぁ!!」
なつみ「もう止めてっ!!いいよ、強がりは…もっと頑張ってよぉ…」
なつみは悲鳴に近い声で真里に言った。
と、その時!!
ガチャッ…
楽屋のドアが開いた。
中にはプロデューサーのつんくが入って来た。
つんく「はいみんな聞いてくれ」
つんくは言った。
真里「何ですか?」
つんく「明日からの3日間、君達に休みを与える」
つんくの声にワッ、とメンバー達は喜んだ。
しかしつんくはこう続けた。
つんく「しかし、遊びではない。君達には休養を取ってもらう」
ひとみ「それって…もしかして…?」
つんく「少年自然の家を予約しておいた。」
真里「えっ?何処何処?」
つんく「愛媛県内のどこかです」
真里「分かった、津島少年自然の家でしょ?」
つんく「よく分かったな…と言う事で明日は朝7時羽田集合な。」
つんくはこう言うと楽屋を後にした。
しばらくすると娘。達はテレビ局を後にして、それぞれの場所へと帰っていった。


所変わってここはなつみの部屋があるアパート。
そこには真里となつみがいた。
真里「この前はゴメン、あんな事言って…」
真里は衣類にアイロンをかけているなつみに謝った。
なつみ「ううん、いいのよ…あたしの方もちょっと言い過ぎたし。」
真里「なっち…」
なつみ「なあに?真里ちゃん。」
真里「明日…一緒に楽しもうね?」
なつみ「うん!」
そう言ってなつみは真里にピースサインを出した。
真里もお返しにピースサインを出した。
そしてこの日、真里はなつみと一緒に寝ることにした。
9 名前:babaa 投稿日:2001年04月15日(日)11時15分34秒
翌朝。
なつみと真里はアパート近くのガレージにいた。
真里「ほらよ。」
真里はこう言うとヘルメットを手渡した。
なつみ「うん…ありがと。」
なつみはそれを受け取るとすぐに着用した。
そして真里はスクーターに乗り込むとなつみにこう言った。
真里「後ろに乗って」
なつみ「わかった」
なつみはこう言うと真里の後ろに乗った。
真里「しっかり掴まっとけよ…」
真里はそう言うとスクーターを走らせ、羽田へと向かっていった。


さて、ここは首都高速道路。
真里の運転するスクーターはここを走っていた。
真里「みんな…空港にいるかな?」
なつみ「きっといるよ、だって休みだもん。」
真里「よし、飛ばすぞ」
真里はこう言うと急いでいるみたいにスクーターを走らせた。
しばらくするとスクーターは羽田に到着した。
亜依「真里ちゃん来たよ」
加護が娘。達にこう言うと道路を指差した。
保田「おはよ。」
圭は真里達にこう言った。
真里「急いで来ちゃった」
なつみ「他のみんなは?」
保田「もうすでに中に入っているよ」
真里「じゃあ、あたし達も中に入るか」
真里はそう言うとなつみ達と中に入っていった。
10 名前:babaa 投稿日:2001年04月15日(日)11時42分15秒
さて、ここは出発ロビーの中。
なつみ「どうです?」
なつみはソフトクリームを真里に手渡した。
真里「ありがとう…いいんですか?」
なつみ「いいのよ、圭織達には内緒ね」
真里「そう?じゃあもらっとくね」
真里はそう言うとソフトクリームを食べ始めた。
するとそこに圭がやってきた。
保田「もうそろそろ出発するらしいよ」
圭はそう言うと娘。達を招いた。
そして飛行機に乗り込むと娘。達はそれぞれの所定の場所に座った。
しばらくするとこの飛行機は羽田を飛び立ったのである。


真里「なっち…」
真里はこう言ってなつみを呼んだ。
なつみ「なあに?」
真里「楽しみ?」
なつみ「うん…とっても楽しみよ」
なつみは楽しそうな声で言った。
真里「そう?じゃあ考える事は一緒のようだね」
なつみ「ごめん、ちょっとトイレに行ってくるね」
なつみはそう言うと席を立った。
11 名前:babaa 投稿日:2001年04月15日(日)13時18分30秒
梨華「あ、なつみさんも来てたんですかー。」
お気楽そうなアニメ声で、
梨華が話しかけてくる。
なつみが何か反応を示す前に手洗い場へと辿り付いた石川は手を洗いながら言う。
梨華「昨日から生理始まっちゃってー、すっごく面倒くさいんですよ…」
わりと恥ずかしい事も女同士だからか、笑いながら言う。
なつみ「そ……そう。」
なつみは、ドギマギして答える。
しばらくするとなつみは梨華と一緒にトイレを出た。


1時間後。
飛行機は無事に松山空港に到着した。
娘。達は飛行機を降りるとそのまま空港を出た。
しかし他のメンバー達には悩みがあった。
『どうやって、津島まで行こうか…』
だが、その心配をよそにつんくは言った。
つんく「ここからは自分達で自然の家まで行くように…」
亜依「なぁ〜んだ…」
加護はホッとした。
真里「よし、また後に乗って」
真里はこう言うと羽田から直送してきたスクーターに乗った。
なつみ「だいじょうぶ?」
真里「大丈夫だよ」
真里はなつみに言った。
他のメンバー達は電車やタクシーに乗る事になっているが真里達は結局自分のスクーターで行く事にしたからである。
なつみはヘルメットを着用すると真里の後に乗った。
するとスクーターは走り出し、津島へと向かっていった。
12 名前:babaa 投稿日:2001年04月15日(日)20時05分27秒
しばらくするとスクーターは津島少年自然の家に到着した。
真里達が中に入るとすでに他のメンバー達は到着しており、真里達が来るのを待っていたようだ。
梨華「遅かったね」
梨華は真里に言った。
真里「いや、これでも急いで来たんだよ」
保田「まぁ全員揃ったんだからいいとしよう」
圭は言った。
開所式も終わり、娘。達は部屋の中へと入っていった。
9人全員が同じ部屋であるのは圭の考えであり、その事を事前につんくに申し入れていた。
真里はベッドにカバンを置くとなつみにこう言った。
真里「ねぇ、ここを見廻ってみない?」
なつみ「だめよ、自分勝手な行動は出来ないわ」
真里「あっ…そうだったね」
保田「ねぇ、そろそろ食堂に集合って言ってるよ」
真里「わかった。」
真里はそう言うと食堂へと向かっていった。


食堂では娘。達が昼食を取っていた。
そこでつんくは娘。達にこう言い出した。
つんく「はい、みんな聞いてくれ」
真希「何ですか?」
つんく「今から3日間の日程表を手渡す」
つんくはこう言うと3日間の日程が記された紙を娘。達に手渡した。
日程表の内容は以下の通りである。
13 名前:babaa 投稿日:2001年04月15日(日)20時13分43秒
日程表
初日(4月28日)
13:00 ミーティング
14:00 運動
16:30 自由時間
17:00 入浴
18:00 夕食
18:30 宴会準備
19:00 宴会
21:00 自由時間
21:30 就寝準備
22:00 就寝

つんく「2日目の日程表は明日の朝手渡すのでそのつもりで」
亜依「げっ…宴会もあるでよ」
保田「思い切った日程なんだね」
加護と保田は驚いた様子であった。
こうして昼食も終わり、娘。達はまた自分の部屋に戻っていった。
14 名前:babaa 投稿日:2001年04月15日(日)20時16分11秒
今日はここまで。
次回からは矢口をはじめ色々なメンバー視点で行います。
15 名前:名無しさん 投稿日:2001年04月16日(月)18時59分33秒
楽しみです。
16 名前:babaa 投稿日:2001年04月18日(水)13時13分43秒
>>1-2
間違って前のHNで書いてしまいました。
17 名前:babaa 投稿日:2001年04月18日(水)13時32分16秒
 −矢口真里の視点(1)−

真里「もぉ、私語厳禁だよぉー!」
思ってもみなかった。
圭織「うるさい!いーじゃん、別にぃ」
こんなにだらしなくなるなんて。
真里「バカやろぉ…圭織もだよ」
最初は真剣に話を聞こうと思ったのに。
真里「ねぇ、ごっちんは聞いてるよね?」
真希「大丈夫だよ」
よかった、ごっちんなら聞いてくれると思ったよ。
何とかミーティングの方は終わった。
次は体育館で運動する事になってるらしい。
18 名前:babaa 投稿日:2001年04月21日(土)10時50分47秒
 −矢口真里の視点(2)−
ひとみ「矢口さ〜ん…」
よっすぃーがあたしを呼んでるらしいね。
真里「何かあったの?よっすぃー…」
ひとみ「一緒にバスケしませんか?」
真里「いいよ、でも他には誰がいるの」
ひとみ「ごっちんと亜依ちゃんと辻ちゃん、それに保田さんだよ」
真里「いいね、仲間に入れて」
あたしはよっすぃーの仲間に入る事にした。
19 名前:ポルノ 投稿日:2001年05月20日(日)12時56分50秒
放置ですか・・・・・
期待してたのに・・・・
20 名前:名無しさん 投稿日:2001年05月22日(火)12時56分38秒
>>19
本日から再開いたします。
21 名前:名無しさん 投稿日:2001年05月22日(火)13時29分29秒
 −石川梨華の視点−
梨華「圭織…」
あたしは圭織を呼んだ。
圭織「どうしたの?」
梨華「もう疲れちゃったの?」
圭織「まだまだ大丈夫だよ」
梨華「じゃあ立ってよ…あと少し走るんだから」
あたしの声に圭織は立ちあがった。
そして二人一緒に走り出した。
22 名前:名無しさん 投稿日:2001年05月22日(火)22時10分31秒
再開している。
期待してます。ほんと。
23 名前:名無しさん 投稿日:2001年05月23日(水)13時23分07秒
 −加護亜依の視点(1)−
歌「恋をしちゃいました〜(やっちゃった)恋をしちゃいました〜(やっちゃった)」
タンポポの「恋をしちゃいました!」が体育館中に聞こえてくる。
あたしは後藤さんと話をしていた。
亜依「後藤さん。」
真希「んー、なあに?」
亜依「この運動もあと30分ほどで終わるらしいよ」
真希「そうねぇ…」
亜依「終わったら今度は自由時間なんだが…」
真希「一緒に遊ぶんでしょ?いいよ」
亜依「よく分かったね」
こう話している内に運動の時間は終わった。
そしてあたしと後藤さんはみんなの部屋へと戻っていった。
24 名前:名無しさん 投稿日:2001年05月23日(水)19時00分19秒
 −加護亜依の視点(2)−
あたし達の部屋に戻ってきた。
亜依「さて、色んな所まわってみない?」
あたしは後藤さんにこう言った。
真希「いいよ」
後藤さんはOKしたよ。
そこであたしは後藤さんと部屋を出た。
25 名前:名無しさん 投稿日:2001年05月23日(水)19時02分16秒
メンバーの視点は一先ずここまで。
次回からは通常の話に戻ります。
26 名前:名無しさん 投稿日:2001年05月30日(水)11時50分53秒
ここは、体育館周辺にある多目的室。
娘。達3人はそこに来ていた。
加護は、真希に対してこう言った。
亜依「後藤さん」
真希「なあに?」
亜依「あたし達が出会ってもう1年になるね」
真希「そうねぇ。」
亜依「この1年…後藤さんの笑顔に何度か助けられたね、あたしって」
真希「うん…」
ひとみ「あたしも、ごっちんのおかげで笑顔でいられるようになったよ」
ひとみは真希にこう言った。
真希「よっすぃー?」
ひとみ「ごっちんがいたからあたしも強くなれたような気がする」
真希「そう…あたしもそう思うよ、よっすぃーがいなかったらあたしどうなるかと思ってたのよ…」
真希は言った。
するとそこに真里となつみがやって来た。
二人は仲良く手をつないでいた。
真里「何の話?あたしも仲間に入れて」
真里は言った。
ひとみ「矢口さん…どうしたんですか?こんなに仲がいいけど」
真里「あたしさぁ、決めたんだ…今度はなっちと仲良くなろうってね」
なつみ「もうこれ以上真里ちゃんを苦しめないようにってあたしが一緒になってあげたのよ…」
ひとみ「そうなんですか?」
ひとみは納得したように言った。
こうして夕方になり、娘。達は自分の部屋へと戻っていった。
27 名前:名無し読者 投稿日:2001年05月31日(木)16時50分47秒
再びここは、食堂の中。
娘。達は夕食を採っていた。
そこで真里はなつみに話し掛けた。
真里「なっち…」
なつみ「なあに?真里ちゃん…」
真里「この後、宴会だそうよ」
なつみ「うん。」
真里「一緒に座る?」
なつみ「いいよ」
真里の誘いになつみはこう返事した。
夕食が終わると、娘。達はすかさず宴会の準備に取り掛かる。
そして午後7時。宴会の時間がやってきた。
28 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月02日(土)13時28分49秒
宴会が始まった。
早速、娘。達は飲んでいる。未成年者も飲んでいる。
そこで、真里はひとみにこう言った。
真里「よっすぃー…」
ひとみ「何ですか矢口さん?」
真里「みんな…楽しんでいるね」
ひとみ「はぁ…」
ひとみはこう返事した。
29 名前:パク@紹介人 投稿日:2001年06月19日(火)17時30分04秒
こちらの作品を「小説紹介スレ@銀板」に紹介します。
http://www.ah.wakwak.com/cgi/hilight.cgi?dir=silver&thp=992877438&ls=25
30 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月21日(木)14時18分59秒
真希「お疲れ様です」
真希がビール瓶片手に真里達に言った。
真里「はぁ…」
真里は言った。
そしてグラスに注がれたビールを飲んでみた。
ひとみ「ごっちん?まだ大丈夫でしょう?」
ひとみは真希に言った。
真希「大丈夫よ」
ひとみ「よかった…いっぱい楽しもうね」
真希「わかった」
真希は言った。
こうして何も無かったように時間は過ぎていき、宴会は終了となった。
娘。達は自分の部屋に帰っていった。
31 名前:読んでる人 投稿日:2001年07月18日(水)06時15分15秒
放置?
32 名前:名無しさん 投稿日:2001年07月19日(木)11時09分42秒
>>31 あと少しで復帰致します。
33 名前:読んでる人 投稿日:2001年07月20日(金)09時07分00秒
待ってます。
34 名前:名無しさん 投稿日:2001年08月24日(金)14時46分58秒
【BGM:LOVEマシーン/モーニング娘。】
真里「よっすぃ〜…」
真里はこう言ってひとみを起こした。
ひとみ「どうしたの?」
真里「これから外に出て花火しない?」
ひとみ「いいけど…他に誰がいるの?」
真里「なっちとかもいるの」
ひとみ「じゃあ行こうか」
ひとみはそう言うと二人で部屋を出た。


所変わってここは広場である。
二人はそこに到着した。
真里「連れて来たよ」
真里はなつみにこう言った。
なつみ「じゃあそろそろ始めようか?」
ひとみ「うん…」
ひとみは言った。
するとなつみは線香花火に火をつけた。
35 名前:名無しさん 投稿日:2001年09月17日(月)14時03分42秒
しばらくすると真里はなつみに話しかけた。
真里「きれいだね」
なつみ「本当だね…美しい色してるよ」
なつみは言った。
と、その時である。
真里「あっ…流れ星だ」
真里はこう言うと願い事を伝えた。
なつみ「真里ちゃん?どうかしたの?」
なつみは真里にこう言った。
真里「流れ星だったの」
なつみ「そう?」
真里「これ以上脱退する人が出ませんようにってお願いしたの」
なつみ「ありがと…あたしはいつでも真里ちゃんの味方だからね」
真里「うん、あたしも絶対なっちの事離さないよ」
真里は言った。
36 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月02日(火)11時56分53秒
こういう話好きです。
37 名前:作者 投稿日:2001年10月31日(水)17時08分31秒
この作品は11月11日に再開します。
38 名前:読んでる人 投稿日:2001年11月12日(月)14時53分54秒
11月12日になってしまいましたけど・・・
39 名前:名無しさん 投稿日:2001年11月12日(月)15時01分44秒
>>38
ちょっと急用が出来てしまいました。
改めて本日より再開します。
40 名前:名無しさん 投稿日:2001年11月12日(月)15時10分31秒
翌朝。
娘。達は朝食を採っていた。
するとそこにつんくがやってきた。
つんく「おはようございます…」
つんくは言った。
真里「おはようございます」
つんく「本日の日程表をお渡しします」
つんくはこう言うと2日目の日程表を、娘。達に手渡した。
その日程表には次の事が記されていた。
41 名前:名無しさん 投稿日:2001年11月12日(月)15時32分40秒
日程表
2日目(4月29日)
10:00 清掃
10:30 勉強会
12:00 昼食
13:00 運動
15:30 ミーティング
17:00 入浴
18:00 夕食
18:30 自由時間
21:30 就寝準備
22:00 就寝

2日目に限り、娘。達は真剣勝負をする、といった日程になっていた。
簡単に言えば2日連続で思い切った日程になったとされるのだ。
42 名前:名無しさん 投稿日:2001年11月16日(金)13時20分30秒
松浦亜弥は2日目から、娘。達と合流する事になっていた。
津島少年自然の家に一台のワゴン車が到着すると中から亜弥が降りてきた。
貴子「亜弥ちゃん、いっぱい楽しんできてね」
稲葉貴子は亜弥に向かってこう言った。
亜弥は頷くと中に入っていった。


部屋の中では、娘。達が丁度勉強会を始めようとした時だった。
亜弥は娘。達にこう言った。
亜弥「皆さん、おはようございます」
なつみ「亜弥ちゃん、よく来たね」
真希「みんな待ってたよ」
亜弥「本当は昨日から合流したかったけど色々と忙しかったので…」
なつみ「ううん、いいのよ」
真里「さあ、一緒に勉強会しよう」
亜弥「はい」
亜弥は言った。
43 名前:名無しさん 投稿日:2001年12月20日(木)12時01分29秒
なつみ「どうだった?」
なつみは亜弥に話し掛けた。
亜弥「別に普通だったと思います」
なつみ「そうですか…」
なつみは言った。
しばらくすると勉強会はすべて終了となった。
娘。達は昼食のために食堂に向かうことにした。
44 名前:名無しさん 投稿日:2002年01月16日(水)11時53分38秒
食堂の中では、娘。達が昼食を採っていた。
しかし、なつみはある事に気づいた。
真里が食堂に来ていないのである。
そこで、なつみはひとみに話し掛けた。
なつみ「よっすぃー…」
ひとみ「?」
なつみ「真里ちゃんはまだ来てないの?」
ひとみ「まだみたい」
なつみ「じゃあ、よっすぃーが呼んできて」
ひとみ「ほんとですか?」
なつみ「うん…」
ひとみ「わかった…すぐ呼んでくるから」
ひとみはこう言うと席を立った。
そして食堂を出ると、娘。達の部屋へと向かった。
45 名前:名無しさん 投稿日:2002年01月19日(土)16時00分11秒
しばらくするとひとみは真里と一緒に食堂にやってきた。
そこで、なつみは真里に話し掛けた。
なつみ「どうしたんですか?」
真里「ちょっとメイクに時間がかかったの」
なつみ「そうですか。」
真里「でももう大丈夫よ、あとはみんなと行動するので」
真里は言った。
46 名前:名無しさん 投稿日:2002年02月12日(火)11時40分03秒
しかし、娘。達にはとんでもない事態が起きている事を全く知らなかった。
津島少年自然の家には娘。の不調を聞いて駆け付けた芸能人達がいた。
数々の番組で共演経験のある芸能人ばかりである。
47 名前:名無しさん 投稿日:2002年03月11日(月)11時10分31秒
 〜PUFFYの場合〜

由美「娘達に会えないってどういうことですか?」
吉村由美は案内の係にこう言った。
案内「今昼食時間なんですよ」
由美「それはわかってますよ」
案内「午後1時までお待ち下さい」
由美「よし、午後1時までは待っててあげますよ…しかし1時を過ぎても娘達に会えないって事があれば全ての芸能人を敵に回す事になりますよ」
由美は案内係にこう言った。
48 名前:名無しさん 投稿日:2002年03月17日(日)15時42分38秒
〜メロン記念日斉藤瞳、柴田あゆみの場合〜

瞳「あゆみ・・・」
あゆみ「瞳ちゃん・・・」
2人は出会うと同時にこう言い出した。
あゆみは瞳を見て驚いた。
瞳は今までの面影も無いほどに変わっていた。
髪を銀色に染め、綺麗過ぎるほどに化粧をしていた。
そこであゆみは重い口を開いた。
あゆみ「・・・瞳ちゃんも気になってたの?」
瞳「そうなのよ・・・」
あゆみ「今は中に入れないのかな?」
瞳「そうらしいのよ、今昼食時間だから」
瞳は言った。
49 名前:名無しさん 投稿日:2002年03月18日(月)16時59分58秒
〜再び、部屋の中〜

圭「今、窓の外を見たけどみんな集まってたね」
圭は早速真里にこう言った。
真里「そうだよね」
圭「あたし達の仲間もいるけど」
真里「本当だ・・・」
真里は言った。
圭「そうだ、この前の事なんだけど」
真里「?」
圭「あの仲間にいろいろ言われたんだって?」
真里「うん」
圭「もしよかったらその事あたしに話してくれない?」
圭は言った。
すると真里は1週間前に起こった出来事を圭に話した。
50 名前:名無しさん 投稿日:2002年03月19日(火)17時49分31秒
〜回想シーン〜

真里は、あゆみの自宅アパートに呼ばれた。
その自宅アパートのドアをノックするとドアが開いた。
あゆみ「よく来たね」
真里「あたしに話があるって何です?」
あゆみ「まあ、中に入って」
あゆみはこう言うと真里を中に入れた。


真里は居間にいた。
しばらくするとあゆみが台所から出てきた。
あゆみ「ごめん、こんなコップしかないけど・・・」
あゆみはこう言うとプラスチック製のコップに入ったコーラをテーブルに置く。
真里「ああ、ありがとう・・・」
真里はこう言うとそれを飲み始めた。
そこであゆみは真里に話し掛けた。
あゆみ「真里ちゃん・・・」
真里「?」
あゆみ「今朝、スタジオに行かなかったって?」
真里「・・・・・・」
あゆみ「中澤さんがいなくなったのはあたしだって寂しい、でもこれくらいで挫けるのはよくないと思うな・・・」
真里「でも、どうしようもなかったのよ・・・」
あゆみ「真里ちゃんの言い分はよくわかった。でもこれから約束してもらえないかな・・・」
真里「何を?」
あゆみ「もうこれ以上悲しまないって」
真里「わかった」
真里は言った。
51 名前:名無しさん 投稿日:2002年03月19日(火)17時58分32秒
〜回想の続き〜

そして真里は話を続けた。
真里「でもあたしはあさみさんと一緒にスタジオに行ったの」
あゆみ「それで?」
真里「平家さんはあたしに怒ってこう言ったのよ」
あゆみ「何て言ったの?」
真里「いつまでも落ち込んでるのは最低だ、今は裕ちゃんを見送ってやるのが思いやりと違うかってね・・・」
あゆみ「そりゃそうよ・・・元気出していつもの真里ちゃんに戻ったほうがいいと思うよ、あたしとしては」
真里「ああ、ありがとうございます・・・あたしはもう元気出ました。」
真里は言った。
あゆみ「じゃあ、もういいでしょ?」
真里「はい・・・励ましてくれてありがとうございました・・・」
真里はこう言うと立ち上がった。
そしてあゆみの部屋を出ることにした。
そこであゆみは真里にこう言った。
あゆみ「また明日から元気出してがんばってね」
真里「ありがとう・・・がんばるよ」
真里はこう言うとドアを閉めた。
そして真里の部屋に戻っていった。
〜回想おわり〜
52 名前:名無し読者 投稿日:2002年04月13日(土)20時34分12秒
期待。

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