インデックス / 過去ログ倉庫 / 掲示板
ムニュ
- 1 名前:Hello! Project 今日のタメゴト 投稿日:2001年04月19日(木)16時45分07秒
- やわらか改め、ムニュと申します。
圭ちゃん主役のおバカな小説を書いていこうと思っています。
小説に関しては超絶初心者につき
いろいろとお見苦しい点も見えるかと思いますが、どうぞよろしくお願いします。
- 2 名前:時間よ戻れ(1) 投稿日:2001年04月19日(木)16時46分29秒
- 愛されるというコトは、必ずしも幸せなコトとは限らない。
――保田圭のタメゴト
楽屋の中。
みんなが思い思いのことをしている。
辻加護がなっつぁんと吉澤を巻き込んで奇声を上げながら踊っている。
矢口がそれを見て爆笑している。
後藤はおやつを食べながらマンガを読んでいる。
カオリは言うまでもなく交信中。
いつもの楽屋の中でのモーニング娘。の姿だ。
だが、
(――石川、どこ行ったんだ?)
周りを見渡しても、その姿はどこにもなかった。
読んでいた本にしおりを挟み、あたしは楽屋を出た。
- 3 名前:時間よ戻れ(2) 投稿日:2001年04月19日(木)16時47分32秒
- 廊下に出ると、いきなりマネージャーのキャシーに出くわした。
「キャシー、石川知らない?」
「石川? ダンススタジオに行くって言ってたけど」
「ダンススタジオ?」
「うん、ちょっと練習したいって」
カントリー入りをした石川だ、きっと今頃必死になって練習しているんだろう。
「ありがと」
お礼を言うと、あたしは途中でちょっと寄り道してからスタジオに向かった。
- 4 名前:時間よ戻れ(3) 投稿日:2001年04月19日(木)16時48分09秒
- ドアのノブに手をかけ、回した。
中を覗くと、キャシーの言ってたとおり石川がいた。
「あっ、保田さん……?」
石川が動きを止め、振り返った。
練習の最中だったのだろう、額に汗が光っている。
「随分熱心ね」
「そんな事ないですよ。もっと練習しなきゃ追いつけないんです」
遠慮深い石川は、練習をやめてあたしの方に向き直った。
とは言っても、あたし達はあんまり話さない方だ。
話すのは仕事の話ばかりで、プライベートな話はほとんどした事がない。
ホントにこんな奴が教育係でいいんだろうか。
- 5 名前:時間よ戻れ(4) 投稿日:2001年04月19日(木)16時48分43秒
- まぁ、とりあえず、沈黙が流れるのもアレだし……。
「邪魔して悪かったね。それじゃあたし、行くから――無理すんなよ」
あたしはそう言って、さっき買ったスポーツドリンクを石川の手に握らせた。
石川は一瞬キョトンとして
「あ……」
と言ったかと思うと、
「ありがとうございます」
と、笑顔を向けた。
うん、これでいいんだ。
あたしって話とかすんのは苦手だから。
今はこれでいい。
あの子はバカじゃないから、少しは伝わってると思うし。
あたしは微笑んで、スタジオを出た。
- 6 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年04月19日(木)16時51分43秒
- ども、作者っす♪
ひたすらやすいし師弟至上主義でございます。
やすいしの輪を広げるために小説を書き始めました。
これを読んで、少しでも興味を持っていただければ幸いです。
スレタイトルは、私を知っている方のために「ムニュ」としました。
内容がわからない迷惑なタイトルで申し訳ありません。。。
- 7 名前:文化の日 投稿日:2001年04月19日(木)17時05分19秒
- あらら、ここでムニュさんの話を読めるとは。
ちょっとびっくり。
楽しみにしてます、やすいし話。
- 8 名前:まーがれっと 投稿日:2001年04月20日(金)04時05分31秒
- 冒頭の一行目が意味深ですね
期待してます
- 9 名前:ムニュ 投稿日:2001年04月20日(金)12時48分29秒
- 私のHPで放置するとか言ってましたけど、やっぱりこのままでいきます。
スレ乱立させるのはさらに迷惑かけちゃうんで。。。
・・・にしても、やっぱ鬱だ。
では、レスをば。
>文化の日さん
おや〜? そのハンドルはもしや???
やすいし大好きっす♪
もうちょっとお付き合いください。。。
>まーがれっとさん
冒頭の一行目がすべてを物語っているのです(わら
しばらくシリーズ続くんで、お付き合いくださいませ♪
- 10 名前:時間よ戻れ(5) 投稿日:2001年04月20日(金)15時21分39秒
- 「おかえりー、圭ちゃん」
楽屋に戻ると、後藤が話しかけてきた。マンガは読み終わったらしい。
カオリの隣に座っているという事は、一緒に宇宙と交信していたのだろう。
そのカオリは未だに宇宙から帰ってきていないようだが……。
「どこ行ってたのー?」
「ん、ちょっとね」
「梨華ちゃんトコでしょ?」
「知ってんじゃないのよ。なんで知ってんの?」
「さっきキャシーが来てね、
『10分後、タンポポ入りまーす。石川は保田と一緒にいるから大丈夫だと思うけど』って」
後藤はキャシーの口調を真似て言った。ごっちん、茶羽婦人になってるよ。
「なんだよ、それぇ!」
あたしは踵を返してまた廊下に出た。
- 11 名前:時間よ戻れ(6) 投稿日:2001年04月20日(金)15時22分18秒
- 「どこ行くの?」
「もう一回、石川んトコ。あの子、たぶん知らないと思うから」
「ふ〜ん……梨華ちゃんには優しいんだねぇ」
なんか後藤はニヤニヤしながら言った。
「ついでよ、ついで」
あたしはダンススタジオに走った。
ったく、後藤のヤツ、また馬鹿な事言って……。
あたしが石川に優しいだって?
………。
……。
…。
んな訳、ないじゃん。
- 12 名前:時間よ戻れ(7) 投稿日:2001年04月20日(金)15時22分56秒
- 曲がり角にさしかかったとき、危うく人にぶつかりそうになった。
すんでのところで避けて、あたしは思いっきり頭を下げた。
「ご、ごめんなさい、急いでいたもので……って、あれ?」
目線を上にやって見えたのは、石川だった。
「どうしたんですか? そんなに急いで」
「………。」
とりあえず頭を上げる。
石川の左手に、さっきあたしがあげたスポーツドリンクの缶があった。
ついさっき後藤にあんな事を言われたばかりだから、どうも少し意識してしまう。
- 13 名前:時間よ戻れ(8) 投稿日:2001年04月20日(金)15時23分29秒
- 「悪かったね。大丈夫?」
「あ、はい」
「タンポポ、あと10分で入りだってさ」
目線を微妙にそらしつつ、ちょっと呆れた表情で言った。
「本当ですか!?」
「こんな事でウソ言ったってしょうがないでしょ。早く行きな」
「でも保田さん、どうして……」
「ついでよ、ついで。ほら、急いで!」
「は、はい。ありがとうございました」
石川は走っていった。
あたしの目は、ずっとその後ろ姿を追っていた。
それが見えなくなってから、あたしは苦笑いして鼻の頭を掻いた。
ったく、後藤があんな事言うから……。
- 14 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年04月20日(金)15時24分11秒
- ども、『保石(ほい)推進委員会』会長兼東北支部長の作者です(わら
私の住んでる地域@ド田舎ではハロモニ、アイさが、少女日記、ASAYANさえも
放送していないといった始末なので、娘。情報にはかなり疎いっす。
なので、もしやすいしネタがあればご提供くださいませ♪
画像付きなら私は涙を流して喜びます(わら
- 15 名前:ビギナー 投稿日:2001年04月20日(金)18時54分29秒
- ムニュさん、とってもよかったですよ。
これからもがーんばってくださいね。
- 16 名前:林檎 投稿日:2001年04月20日(金)20時20分24秒
- ・・・ムニュさん・・・見つけてしまいましたよ。(笑)
っていうかやすいしじゃないっすか!!
うっひゃぁ〜!!感涙!!(T▽T)
うれしっ!情報も提供したいのですが画像にURL付けてないので
ちょい待ってくださいな。(汗)
メルアドわかったら速攻で送れるんだけどなぁ・・・。
ではでは♪
超楽しみにしてますので『頑張ってください』♪(爆)
- 17 名前:てうにち新聞新入社員 投稿日:2001年04月20日(金)22時45分24秒
- 面白小説見っけ!
やすいしですか〜大好きですね〜。
頑張ってください!
ちなみに僕の住んでいる広島もあいさがと少女日記ありません!
『保石(ほい)推進委員会』ってどうやったら入れるんですか?(w
- 18 名前:名無しさん 投稿日:2001年04月21日(土)15時43分52秒
- これはこれは!ムニュさん!
いつも素晴らしい小話拝見させて頂いております。
これからもどんどん広げて下さい!「やすいし!やすいし!」でしたっけ?(w
- 19 名前:ガンバレマン&ガンバルマン(爆) 投稿日:2001年04月21日(土)16時18分05秒
- わぁお!こんな所にもやすいしがっ!?
私も『保石(ほい)推進委員会』入りたいです!どうしたら良いですか!?(w
- 20 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年04月21日(土)16時25分32秒
- わ、有名どころの方からのレスがたくさん!(驚)
でわでわ、さんくすをば。。。
>ビギナーさん
ありがとうございます、頑張りますよ〜! ……やすいしの為に(わら
>林檎さん
そりゃもう、やすいし命ですから。りかけい小説最高っす〜♪
お互い『頑張り』ましょうね(誘爆)
メルアドは即効でこのカキコにつけときました(わら
>てうにち新聞新入社員さん
ありがとうございます、もっと面白くできるように頑張ります!
『保石(ほい)推進委員会』に入るには保護者の承諾が必要です(w
というのは冗談ですが……インフォシークで『やすいし師弟』を検索すると
何かいい事があるかもしれません(w
>名無しさん
惜しい、「やすいし、やすいし♪」です(わら
どんどん広げていきますよ〜!
っていうか、全人類やすいし化計画遂行中です(わら
- 21 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年04月21日(土)16時29分45秒
- っと、カキコんでいる最中にレスが。。。
>ガンバレマン&ガンバルマン(爆)さん
やすいし好き、なかなか多いようで……(にやり)
皆さん、sageなくてもいいですよ(わら
むしろageましょう、このように(わら
- 22 名前:林檎 投稿日:2001年04月22日(日)13時37分25秒
- メール送っときました。(ニマリ)
ちゃんと届いとりますか〜?
さぁさぁ!やすいし、やすいし♪
- 23 名前:ムニュ 投稿日:2001年04月23日(月)09時36分32秒
- >林檎さん
さっそく受け取りましたぜ、だんな(ニマリ)
さぁさぁ、いきまっせ〜! 合言葉は「やすいし、やすいし♪」
- 24 名前:時間よ戻れ(9) 投稿日:2001年04月23日(月)09時37分48秒
- 再び楽屋に戻ると、入り口の前でその後藤と吉澤が待ち構えていた。
やっぱりニヤニヤ笑っている。
「何よ」
「ふっふっふ〜。梨華ちゃんから全部聞きましたよ〜」
「圭ちゃん、やっぱり梨華ちゃんと何かあるんでしょ〜?」
「はぁ?」
何言ってんのよ、コイツらは。
「普段あまり話さないのはカモフラージュだったんですね。もう♪」
「きっと会話なんかしなくたって、心が通じ合ってるんだよ♪」
「「そっかぁ〜♪」」
後藤と吉澤は勝手に盛り上がっている。
あたしは2人を無視して楽屋に入った。
外から何かギャーギャー騒ぐ音が聞こえたが、それも無視した。
- 25 名前:時間よ戻れ(10) 投稿日:2001年04月23日(月)09時38分24秒
- さすがにタンポポがいないと人が少ない。
楽屋の中にはなっつぁんと辻の2人しかいなかった。
2人はなぞなぞをしているようだ。
辻の出す問題に真面目な顔で悩むなっつぁんが面白くて、思わず吹き出してしまった。
「なによー! 圭ちゃんだってわかんないっしょ!?」
「ごめんごめん。なっつぁんがあんまり真剣な顔してるもんだからさ」
「保田さんもなぞなぞしましょー!」
辻が満面の笑みを浮かべる。あたしはそれに微笑んで、
「いいよ、どうせヒマだし」
なっつぁんの隣に座った。
- 26 名前:時間よ戻れ(11) 投稿日:2001年04月23日(月)09時39分08秒
- 「それじゃあ保田さん、問題です」
「はいはい」
「『アップル』って何語でしょー?」
「何語って……英語じゃないの?」
「違うんだとさ」
なっつぁんが首を突っ込んできた。
「違うの?」
「うん。ねぇ、辻ちゃん、答えなんなの?」
「はーい、ギブアップですね。それじゃ正解です」
まるっきりクイズ番組の司会者だ。
「正解はぁ……」
はいはい、早く言ってください。
「『りんご』でーす!」
「………。」
「あ、そっかあ! おもしろーい、もう一回やろ?」
「はーい、じゃあ次の問題でーす」
「………。」
頭が痛くなってきた。
あたしとなっつぁんって1コしか違わないのに、何なの? この違いは……。
- 27 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年04月23日(月)09時39分39秒
- このなぞなぞ、この間買ったアメに書いてありました(わら
でもそのアメはレモン味だった。。。
- 28 名前:まーがれっと 投稿日:2001年04月23日(月)23時51分52秒
- また、ふと思いました
タイトルも意味深。。。
- 29 名前:時間よ戻れ(12) 投稿日:2001年04月25日(水)16時41分56秒
- 気を取り直して、さっき読んでいた本に集中することにした。
20ページほど進んだところで、外が騒がしくなりはじめた。
タンポポが帰ってきたのだろうか。
「たっだいまー!」
先頭をきってドアを勢いよく開けたのは加護だった。
すぐに辻とまた変な踊りをし始めた。なっつぁんも加わる。
続いて、矢口とカオリの凸凹コンビが手を繋いで入ってくる。
そして最後に石川が……両サイドに後藤と吉澤を従えて入ってきた。
オドオドしながらせわしなく周りを見ている。
まるで連行中の犯人だ。
- 30 名前:時間よ戻れ(13) 投稿日:2001年04月25日(水)16時42分27秒
- 「で、梨華ちゃん、結局のところどーなの?」
「えっ?」
「ほらぁ、とぼけないで。保田さんと……」
「「ウッヘヘヘヘ」」
後藤と吉澤は、2人で顔を合わせてどっかの金融会社のCMみたいな笑いをした。
「???」
当の石川は眉をハの字にして困惑している。
ここで行ったらまたうるさくなるだろうけど……しゃーない、助けてやるか。
「何やってんのよ、アンタら」
「お〜ぅ、保田さんとーじょー♪」
「あたしが何だって?」
「いや〜ん、聞いてたのね♪」
何なのよ、その『♪』は。
- 31 名前:時間よ戻れ(14) 投稿日:2001年04月25日(水)16時42分59秒
- 「ったく……ほら石川、バカが伝染るからこっち来なさい」
石川の手を引っ張って、唯一マトモな人間・矢口のところに連れていった。
目が合うと、石川はなぜか慌てて下を向いて視線をそらした。
その俯いた顔が少しだけ赤くなっているように見えたのは……。
ダンスレッスンのせいだと思いたい。
「おおぅ♪ ごっち〜ん!」
「よっすぃ〜!」
「「い〜やぁ〜♪」」
……やばい、コイツら、マジでバカだ。
これからのダイバーの収録が不安になったのは言うまでもない。
- 32 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年04月25日(水)16時46分22秒
- 次回あたりからやすいしモードに入っていきます♪
でも連休に入ってネットができなくなる事必死なので、
どうか気長にお待ちくださいませ。。。
>まーがれっとさん
タイトルで・・・ピンときませんか?
じっかん〜よとっま〜れ、ぱっぱ〜や〜♪
- 33 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年04月26日(木)15時01分54秒
- インフォシークで私のHPにたどりつけなくなっていたので、
アドレス挙げときます(わら
http://www,geocities.co.jp/Playtown-Yoyo/2930/
更新できない間、ここの駄文でも読んでやってくださいませ。。。
- 34 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年04月26日(木)15時04分08秒
- しまった、コンマとピリオド打ち間違えた。。。
正確には
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Yoyo/2930/
です。。。
- 35 名前:名無しさん 投稿日:2001年04月27日(金)00時49分05秒
- >34
もうすでに知ってたり……
- 36 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年04月27日(金)12時41分57秒
- だ、誰っすか!?(わら
っていうか、ほぼ100%ビジターさんだろうな。。。
- 37 名前:読む人 投稿日:2001年04月27日(金)13時42分47秒
- >>34
逝ってきました。
・・・サイコーでした(w
- 38 名前:時間よ戻れ(15) 投稿日:2001年04月27日(金)15時12分49秒
- 収録後、楽屋に戻って帰り支度をする。
周りをチェックして、忘れ物がないか確認する。
おし、OK。じゃ帰るか。
「お先に失礼しまーす」
楽屋に響く甲高い声。
石川だ。
見ると、入口のドアの近くでみんなに向かって一礼しているところだった。
「お疲れ」
あたしがそう言うと、やっぱり例の2人組がニヤニヤしだした。
「行かなくてい〜の? 圭ちゃん」
「梨華ちゃん帰っちゃいますよ」
「あのねぇ、あたしと石川を何だと思ってんのよ」
「え〜っ……」
「そんなの、言わせないでくださいよぉ」
「「ね〜っ♪」」
ったく……。
あたしはだるそうに頭をぽりぽりと掻いた。
- 39 名前:時間よ戻れ(16) 投稿日:2001年04月27日(金)15時13分28秒
- 「あーあ、梨華ちゃんかわいそうだなぁ」
「は?」
「梨華ちゃん、あんなに圭ちゃんの事……」
「「ね〜っ♪」」
「……ちょっと、何よソレ」
「気になるぅ?」
「……別に」
「じゃあ言わない」
「………。」
「あ〜、梨華ちゃんかわいそう」
「………。」
「「ね〜っ♪」」
うう……。
「……教えて」
好奇心に勝てず、折れてしまった。
「しょ〜がないですねぇ」
「ど〜しよっかなぁ〜」
「「ね〜っ♪」」
「うっさい! さっさと教えろっつってんのよ!!」
- 40 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年04月27日(金)15時16分47秒
- >読む人さん
サイコーっすか!? あんな変態サイトが(w
なんかアドレスカキコんだら、アクセス数がまた増えた♪
ってなワケで、しばらく更新できないっす……すみませぬ。。。
- 41 名前:林檎 投稿日:2001年04月27日(金)16時47分15秒
- 読む人さんに激しく同意。
サイコーっすよ・・・・・・。(鼻血)
じゃんじゃんじゃんじゃん迷惑かえりみずおじゃまするんでヨロシク♪(爆)
- 42 名前:読む人 投稿日:2001年04月27日(金)17時26分49秒
- 無論お気に入りに追加させていただきました。
しかしそれでは飽きたらずショートカットまで作りました(w
- 43 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年05月01日(火)16時23分28秒
- 今日は更新がないのでsage。。。
>林檎さん
嬉しいっす……副会長(w
望むところっす! じゃんじゃんじゃんじゃん来てくださいっ!(爆)
>読む人さん
わーい、気に入ってもらえた♪
っていうか、ショートカットまで!(w
私が「合格」って言った理由は、この話が終われば分かりますよ〜♪
- 44 名前:時間よ戻れ(17) 投稿日:2001年05月07日(月)10時25分37秒
- 半ば脅して話を聞いた。
話の内容は、こうだ。
『実はですねぇ、梨華ちゃん、どうも保田さんに……♪』
『恋をしちゃいました! ってかぁ♪』
『……はい?』
『師弟愛が、いつしか本当の愛に!』
『保田さん……(ひしっ)』
『梨華……(ひしっ)』
『『いやぁ〜ん♪』』
『………。』
なんで石川があたしにホレるわけ?
教育係ってトコしか関わりはないし、その上マトモに話すことだって少ない。
あの子が男の人が苦手だってのは知ってるけど、そっちのケがある訳じゃないし。
そりゃ、最初は吉澤にばっかりくっついてたけど。
っていうか、あのコは吉澤が好きなものとばかり思ってたんだけど。
う〜ん……。
スタジオを出てそんな風に考えながら歩いていると、
「保田さん!」
あたしより3オクターブは高いであろう声が鼓膜に突き刺さった。
- 45 名前:時間よ戻れ(18) 投稿日:2001年05月07日(月)10時26分27秒
- まいった。
よりによって今でくわすとは……。
電柱に寄りかかっていた石川が、あたしの方に駆け寄ってきた。
「どうしたの? 一人でうろついてちゃ危ないじゃない」
「あっ、ごめんなさい」
「誰か待ってたの?」
「あ、はい、保田さんを……」
「あたし?」
石川はこくん、と頷いた。
「あの、今日はどうもありがとうございました」
しっかりとお辞儀をして、石川は言った。
思わず苦笑いした。
「アンタ、そんな事言うためにわざわざ待ってたワケ?」
「え、はい、そうですけど……」
「ぷっ……」
思わず吹き出してしまった。
「あっはっはっは!」
「わ、笑わないでくださいよぉ」
久しぶりに爆笑したような気がする。
真っ赤になって困った顔をしている石川が、ちょっとだけ可愛く見えた。
ほんのちょっとだけ。
- 46 名前:時間よ戻れ(19) 投稿日:2001年05月07日(月)10時27分13秒
- 「……あー、ごめんごめん」
ようやく笑いがおさまったら、石川がスネてしまった。
なんとか機嫌をとろうと試みる。
「だから、悪かったってば。なんかおごってあげるからさぁ」
「………。」
へんじがない。
ただのチャーミーのようだ。
「可愛い可愛い石川梨華ちゃ〜ん♪」
「……変ですよ、保田さん」
(うっさいわね!)
ちょっと眉と口元がひきつったが、なんとか笑顔を保つ。
「ほら、ネガティブになっちゃダメよ。何事もポジティブに、でしょ?」
「………。」
そこで石川は、ようやく顔を上げた。
「……じゃあ、一緒に帰ってください」
「はぁ?」
「一緒に帰ってくれたら、許してあげます」
なんだよそれ、と言いたくなったが、これ以上グズられると困るので仕方なく承諾した。
- 47 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年05月07日(月)10時28分10秒
- ってなワケで、久々の更新です。
ドラクエがやりたくなってきた(わら
ファミコン版のIIIとか、消音にしてから電源入れませんでした?
私は冒険の書が消える音がトラウマに……って、どうでもいいか、そんな事(わら
- 48 名前:読む人 投稿日:2001年05月07日(月)14時07分28秒
- >>47
自分は次世代家庭用ゲーム機から入ったクチなんでその件に関してはコメントを控えさせていただきます(わら
ってか、梨華ちゃんドット絵(w
- 49 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年05月07日(月)16時37分56秒
- ウチの石川はマヒャドマスターでした(わら
それを会心の一撃でツッコむぶとうか圭ちゃん……逝ってしまた(w
- 50 名前:時間よ戻れ(20) 投稿日:2001年05月10日(木)12時45分30秒
- 石川はあたしと並んで歩いている。
相変わらずあたし達の間には会話がないが、
石川はなぜかニコニコしながらずっとあたしの方を見ている。
ちょっと危なっかしい。
案の定、石川はマンホールにけつまづいた。
「きゃっ!」
「っと」
冷静に左腕を出し、バランスを崩して前のめりに倒れかけた石川を抱きとめた。
警戒していた甲斐があった。
「大丈夫? ちゃんと前向いて歩かなきゃダメじゃない」
「は…はい、すみません……」
あたしの腕の中で、石川は俯いて固まってしまった。
その顔がみるみるうちに真っ赤に染まっていくのは……。
車のテールランプのせいだと思いたい。
- 51 名前:時間よ戻れ(21) 投稿日:2001年05月10日(木)12時47分30秒
- 石川はその体勢のまま、あたしの顔を見上げた。
「な、何よ」
石川は応えず、潤んだ目をゆっくりと閉じて顔を寄せてきた。
「◇≧@Ω△*〒$!?」
ち、ちょっと待てぇ〜っ!
早まるな、石川!
相手はあたしよ!?
アンタの教育係の保田さんよ!?
(か、顔がだんだん近づいて……ああああああッ!!!)
- 52 名前:時間よ戻れ(22) 投稿日:2001年05月10日(木)12時48分23秒
- 2つのシルエットが1つに重なった。
目をまんまるく開いたままのあたしはフリーズ状態になってしまった。
数秒してから、石川は目を開けた。
「やだ……見てたんですか?」
石川の頬は桜色に染まり、その表情はどこかとろんとしている。
「……保田さん」
「は、はいっ!?」
思わず姿勢を正して、敬語になってしまった。
「大好きです」
- 53 名前:読む人 投稿日:2001年05月10日(木)13時37分55秒
- おー、振り回されてるよ圭ちゃん。いい感じだ(w
くうーっ!私にもこういうの書ければなあ。
ムニュさんが羨ましいです・・・
- 54 名前:林檎 投稿日:2001年05月10日(木)19時10分24秒
- うぉっ!いい展開に!(笑)
何か圭ちゃんかわえ〜!!
電柱の影からごっちんとよっすぃ〜が覗いてたりして。(笑)
- 55 名前:文化の日 投稿日:2001年05月10日(木)22時50分47秒
- ちょっとドキドキしながら読みました。
それと、この前の更新分の、ただのチャーミーてのが、今読み返してみたら笑えたっす。
- 56 名前:無名 投稿日:2001年05月14日(月)16時28分00秒
- いやぁ,着ましたよ。
っーかビバvやすいし。
- 57 名前:時間よ戻れ(23) 投稿日:2001年05月15日(火)16時31分34秒
- 次の日は、ハッキリ言って仕事に来るのが憂鬱だった。
前日にあんな事があったからというのも理由だが……。
「いや〜んもう、圭ちゃん!」
「ついにやっちゃいましたね〜!」
「「いやぁ〜ん♪」」
一番の理由はこの2人だ。
昨日の夜、コソコソと電柱の陰から出ていくのをあたしは見逃さなかった。
石川は後から
「あっ! そういえば、ごっちんとよっすぃ〜が応援してくれてるの、忘れてましたぁ」
とか呑気にぬかしやがった。
おかげであの2人はあたしの弱みを握ってしまい、生意気さに拍車がかかった。
「何をよ」
ハタチが15歳に負けるわけにはいかない。
コーヒーを口に運ぶ。
平常心をもって対応しよう。
もちろん脳内のスクリーンには、昨日のキスシーンが克明に映し出されていたのだが……。
- 58 名前:時間よ戻れ(24) 投稿日:2001年05月15日(火)16時32分10秒
- 「梨華ちゃん、ファーストキスだったんだって」
コーヒーが缶の中に逆流した。
お、落ちつけ、保田圭(20)。
いきなり心を乱されちゃいけないわ。
そうよ、平常心、平常心……。
「ふーん。それがあたしと何の関係があるの?」
再びコーヒーを口に運ぶ。
平常心、平常心。
「い〜え、別にぃ。ただ梨華ちゃん、前に言ってたんですよ」
「そうそう、初めてのキスは結婚する人がいいな、って。やっぱ女の子だよね〜」
今度こそあたしはコーヒーを吹いた。
ちょっと鼻にもきた……って、んな事ぁどうでもいい。
「梨華ちゃんって一途だからね〜。別れるなんて言ったら自殺でもしかねないね」
「そうそう。でも、そんだけ愛されてるって事じゃん?」
「「良かったね〜、圭ちゃん♪」」
「うるさぁぁぁぁい!!!」
……あたしの辞書には、『平常心』という言葉は無いらしい。
- 59 名前:時間よ戻れ(25) 投稿日:2001年05月15日(火)16時32分42秒
- 今日は幸いなことにプッチとしての活動があるので、石川とはあまり顔を合わせなくてすむ。
だが、楽屋に石川が入ってきた時、恐らくあたしに向けられたのであろう
あの熱っぽい視線は恐怖心を煽るのに十分だった。
そして、その脅威があたしに近づいてきた。
思わず身を固くする。
「保田さん、おはようございます」
「お、おはよ」
「………。」
「………。」
沈黙。
かたや真っ赤な顔をして俯き、上目遣いにあたしを見つめる石川、
かたや真っ青な顔でヘビに睨まれたカエルのように固まっているあたし。
「あーっ! 圭ちゃんと梨華ちゃんが見つめあってるー!」
「ぎょっ!?」
「よっすぃ〜♪」
「ごっち〜ん♪」
「「いやぁ〜ん♪」」
ま、またコイツらか。
しかもあんなにでかい声で言いやがって。
ほら、他のみんながめっちゃ見てるじゃないの!
だが、石川はそんな事などまったく気にせずにこう言った。
「昨日の保田さん、素敵でした」
- 60 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年05月15日(火)16時33分59秒
- チャーミー爆弾発言(わら
いったいこの先、やすいし師弟コンビはどうなってしまうのか……。
てなワケで(?)さんくすをば。。。
>読む人さん
私が振り回されています(^^;
私なんかの駄文を参考にしてはいけません(わら
>林檎さん
ど、どうしてわかったんですか!?(わら
いい展開にはなったものの、もうすぐ終わ(略)
>文化の日さん
ドキドキ損になりませんように……(汗
あの文はファミコン世代にしか通じないかも。。。
>無名さん
やすいし、やすいし♪
例の赤い本のおかげでやすいしモー想がフルになっています(わら
- 61 名前:林檎 投稿日:2001年05月16日(水)18時59分45秒
- おぉーっ!
まさに光景が目に浮かんでくるような・・・。
特にごっちんとよっすぃ〜の雄叫び・・・いや、何でもないっス。
・・・っていうか当たってたんですね!?(笑)
>もうすぐ終わ(略)
何ですとぉーっっっ!!
・・・えーっと。
もうすぐ終わ”らない”っと♪
- 62 名前:螺旋 投稿日:2001年05月16日(水)20時24分41秒
- やすいし至上主義者宣言!
すばらしいっす。
- 63 名前:時間よ戻れ(26) 投稿日:2001年05月17日(木)17時07分24秒
- 石川はそれだけ言うと、両手で頬を覆って楽屋を飛び出して行ってしまった。
「………。」
あたしはあんぐりと口を開けたまましばらく固まっていた。
背後からみんなの白〜い視線を感じる……ううっ。
「……保田さん、もうそこまでいっちゃったんですか?」
「意外と手早かったんだねぇ」
「「いやぁ〜ん♪」」
「うるさぁぁぁぁぁい!!!」
あたしはこれから娘。としてやっていけるのだろうか……。
- 64 名前:時間よ戻れ(27) 投稿日:2001年05月17日(木)17時07分59秒
- で、その日の帰り。
プッチはダイバーの収録もあったので、けっこう遅い時間に終わった。
もうとっくに他のみんなは帰っている。
「じゃーねー」
「バイバーイ」
「お疲れ」
後藤が先に身支度をすませ、出ていった……が、
「あれれれれ〜?」
遠くの外で声がした。
なんだ?
不審に思った吉澤がドアから顔を覗かせた。
「どしたの、ごっちん……あっ」
あたしの方からは何も見えない。
吉澤は振り向いた。その表情はまさに『ニヤ〜』って感じ。
「じゃあ、私も帰りますね〜♪ お疲れ様でしたぁ」
!?
その『♪』マークは、ひょっとして……!
- 65 名前:時間よ戻れ(28) 投稿日:2001年05月17日(木)17時08分35秒
- ドアがパタンと音を立てて閉まり、後藤と吉澤の声が遠くなっていく。
ま、待って、あたしを置いていかないでぇッ!
アンタら、仮にも(仮じゃないか)プッチの仲間でしょうが!!!
“コンコン”
あたしはビクッと全身を緊張させた。
「……あの、石川です」
はいはい、わかってますよ。
「入れば?」
あたしは引きつった顔のままで言った。
間もなくドアが開き、真っ赤な顔をして俯いた石川が入ってきた。
そして、いきなりあたしに向かってダイブしてきた。
「おわっ!?」
一瞬よろけたが、なんとか持ちこたえる。
石川はというと、あたしの首に腕を回して恍惚の表情を浮かべている。
みるみるうちにあたしの顔から血の気が引いていく。
やばい、このままじゃ……やられる!(何をだ)
- 66 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年05月17日(木)17時10分12秒
- やられちゃいますか、( `.∀´)(わら
次回、一気に終(略)
>林檎さん
ネタとして吸収いたしました(w
>螺旋さん
やすいし、やすいし♪
これからもよろしくです。。。
- 67 名前:林檎 投稿日:2001年05月17日(木)20時07分27秒
- やられる・・・いやぁ〜ん♪
おぉ〜、吸収されました〜!(笑)
なるほど・・・。
『次回一気に終”わりません”』(爆死)
いや、気にしないでください、
『頑張ってください!』
(↑これは気にしてくださいね。(笑))
- 68 名前:読む人 投稿日:2001年05月17日(木)22時27分37秒
- 私も『次回で一気に終わりません』に一票!(w
『頑張っ・・・』おっと、これは言えない立場でした(w
- 69 名前:名無しさん 投稿日:2001年05月17日(木)23時59分30秒
- >石川
やっちゃえ!まずやっちゃえ!!
- 70 名前:時間よ戻れ(29) 投稿日:2001年05月21日(月)17時08分37秒
- とりあえず石川の体を引き剥がそうとする。
「ちょっと、離れなさいよ」
そう言うと、石川は泣きそうな顔になった。
「……私のこと、嫌いなんですか?」
あのねぇ……。
「あの時のキスは何だったんですか!?」
「アンタがやったんでしょうがッ!!!」
反射的にツッコむと、石川は今度こそ泣き出した。
「ひどい…初めてだったのに……」
- 71 名前:時間よ戻れ(30) 投稿日:2001年05月21日(月)17時09分10秒
- (ああ、もう!)
キレかけたが、なんとか踏みとどまる。
石川の両肩に手を置き、少し距離を置かせる。
そして、しっかりと石川の目を見据えて、言い聞かせるように言った。
「……あのさ、誰もアンタの事嫌いだなんて言ってないでしょ?」
それだけ言うと、石川の顔がぱぁっと輝いた。
「嬉しいっ! 両想いだったんですね!!」
違ーーーう!!!
- 72 名前:時間よ戻れ(31) 投稿日:2001年05月21日(月)17時09分47秒
- 石川は激しく誤解した。
が、そんな事を言ったら……。
『梨華ちゃんって一途だからね〜。別れるなんて言ったら自殺でもしかねないね』
吉澤の言葉が頭の中でエコーした。
あたしはどうする事もできずに、ただじっとしていた。
「保田さん……」
「は、はい?」
「私…保田さんとだったら……いいですよ」
- 73 名前:時間よ戻れ(32) 投稿日:2001年05月21日(月)17時10分19秒
- はいぃぃぃぃ!?
ツッコむ暇も与えずに、石川はあたしの唇を塞いだ。
「保田さん、大好きです……。私、保田さんにだったらどんな事されてもいいです」
あたしの胸元に顔をうずめて、石川は呟いた。
(待てぇーーーーーーーっ!!!)
が、心とはうらはらに、あたしの手はなぜか石川の両頬を覆った。
石川は、
「あ……」
と、小さく声を洩らして少し不安げにあたしを見た。
「目、閉じて……(何言ってんだ、あたしは!?)」
「保田さん……」
「……石川(ち、ちょっと待て、保田圭(20)!)」
ち、ちょっと……だああああああッ!!!!!
――あたしの辞書から『理性』という言葉が消え、『本能』という言葉が刻まれた。
- 74 名前:時間よ戻れ(33) 投稿日:2001年05月21日(月)17時10分57秒
- 「保田さん…私、幸せです……」
「ああ、そうですか…良かったね、ははは……」
あたしは力なく笑った。
「……愛してます」
「はは、は……」
『愛』という字を思い出す時、コイツの顔が先に浮かぶことは――無いと思う……。
おわり。
- 75 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年05月21日(月)17時11分51秒
- 1作目終了でございます。
ホームページの方でひと足先にお見せしちゃいましたが、
あっちは林檎さんのネタ吸収は入ってないっす。アレは即興だったので。。。
さて、次回からはいしやすよしの三角関係@よっすぃ〜視点です。
現在4作目の途中まで書きためてあるのですが、おバカ度はダントツです。
「諸悪の根源」「因果応報」をたぶん超えてます(わら
それでわ、さんくすをば。。。
>林檎さん&読む人さん
いつもありがとうございます♪
お二方の予想を大幅に覆す展開でしたね♪(自爆)
ところで林檎さん、ののちゃんのクイズで何か気がつきませんでした?(わら
まだまだ『頑張り』ますよ〜! ……超それなりに。。。
>名無しさん
(*^▽^)<私がやられちゃったぁ(はぁと)
(;`.∀´)<………。
- 76 名前:読む人 投稿日:2001年05月21日(月)19時48分52秒
- やっちゃった♪ヤっちゃった♪(ゥヲイ
そうですね。『大幅に』覆されましたね。(w
私もムニュさんを見習って、激それなりに『頑張り』ます。
次回作期待してます!!
- 77 名前:酢漬け 投稿日:2001年05月21日(月)21時40分07秒
- いやはや面白かった。
いままでずっと感想書けなくてごめんなさい。
それと、みなさん。
友達に「誰が好き?」と聞かれたときに、
「え、あ、ご、後藤かな・・」とか答えてしまった俺を許してください。
明日からは絶対に「圭ちゃん!」と答えます。
ええ、もうバカにされてもかまいません。
圭ちゃん、大好きさ!!
- 78 名前:略奪愛するのだ!(1) 投稿日:2001年05月22日(火)16時51分28秒
- 本当に好きなら、奪い取るしかないでしょう。
――吉澤ひとみのタメゴト
楽屋の中。
みんなが思い思いのことをしている。
辻ちゃんとあいぼんが安倍さんを巻き込んで奇声を上げながら踊っている。
矢口さんがそれを見て爆笑している。
ごっちんはおやつを食べながらマンガを読んでいる。
飯田さんは言うまでもなく交信中。
いつもの楽屋の中でのモーニング娘。の姿だ。
だが、
「保田さぁん♪」
「ええい、くっつくな!」
『あの日』以来、保田さんと梨華ちゃんは堂々といちゃつくようになった。
私とごっちんはそれまで保田さんをからかったりしていたのだが
実際こうなってしまうと妙にさめてしまったのか、ごっちんは最近毎日ヒマそうにしている。
そんなごっちんはなんとなく痛々しく見えた。
かくいう私も、自分で言うのもなんだけど、加入当時は梨華ちゃんとけっこういい仲だった。
梨華ちゃんは私にベタボレって感じで、私自身も可愛いな、って思っていた。
- 79 名前:略奪愛するのだ!(2) 投稿日:2001年05月22日(火)16時52分00秒
- 先日、宿泊先のホテルで同室になった時の会話だ。
『ねぇ、よっすぃ〜』
『ん、何?』
『……私ね、ちょっと今悩んでるんだ』
『どうしたの?』
『保田さんの事なんだけど……』
『えっ、もしかして、仲悪いとか?』
『ううん、違うの。……保田さんって私の教育係してくれてるでしょ?
やっぱり厳しい所もあるんだけど、でもすごく優しくて……。
最初はただ単にあこがれてるだけだって思ってたんだけど、そうじゃなかったみたいなの』
『そ、そうじゃないって、どういう……』
『好き……になっちゃったかも』
(ショッキー!!!!!)
私は心の中で中澤さんのごとく叫んだ。
あまりにショックだったために、その後の会話は覚えていない。
たぶん、応援するよみたいな事を言ったのかもしれない。
それから私はごっちんと一緒になって保田さんをからかい始めたのだが、
私の言葉にはある種の皮肉が混じっていた。
どうして素直に祝福できないんだろう。
やっぱり、私は梨華ちゃんに本気で恋してたんだろうか。
……そうなんだろうな。
でも、もう梨華ちゃんは保田さんのモノになってしまった。
だったら――。
私は決心した。
- 80 名前:略奪愛するのだ!(3) 投稿日:2001年05月22日(火)16時52分31秒
- 幸いにも、保田さんはあまりその気ではないようだ。
もっとも、みんなの前ではそう装っているだけなのかもしれないが。
とりあえずキスまでいってるのは知っている。
素晴らしい前例が存在したから、それに関してはあまり抵抗はない。
しかし、あの様子だとあんな事もしているかもしれない。
いや、ああいう事だってしているかも。
あげくの果てにこんな事まで……。
「――はっ! 何を考えてるんだ、私は」
頭をぶんぶん振って妄想を振り払う。
そんなワケないじゃないか。
なんせあの2人だ、ただ一緒にいるだけで幸せ〜みたいな感じの純愛に違いない。
……それはそれでムカつくけど。
- 81 名前:略奪愛するのだ!(4) 投稿日:2001年05月22日(火)16時53分02秒
- とりあえず机に向かう。
それから、出すのは小学校以来であろう赤いカバンに入った『お習字セット』を用意する。
すずりと筆、それに墨汁、文鎮、ついでに下敷き。
懐かしい……。
そして、ハロモニの現場から貰ってきた書初め用のでっかい紙。
準備完了だ。
墨汁をたっぷりとつけた筆を一気に走らせる。
「よぉし、できた!」
筆を置く。
でかい紙(何て言うんだ? これ)を壁に貼り、眺めた。
『梨華ちゃんの変人には私が一番ふさわしい! 吉澤ひとみ』
「……変人……」
前途多難である。
- 82 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年05月22日(火)16時56分40秒
- よっすぃ〜編はこんな感じで、全21話の予定です。
この次の話が全然書けてないのでなんとか時間を稼がねば(わら
それでわ、さんくすをば。。。
>読む人さん
ありがとうございます、『頑張り』ますッ!
>酢漬けさん
ありがとうございます、感想いただけて嬉しいっす♪
私は「好きな娘。誰?」って聞かれても
「圭ちゃんッ!」と答えたことしかありません(w
その後に「……誰?」とか言われるけど(号泣
- 83 名前:無名 投稿日:2001年05月22日(火)17時04分31秒
- ちゃーす。
でかい紙・・・多分半紙です。多分じゃなくて確信もって言ってるんですけど。
変人。。。。。(画面の前で爆笑
変人は,変人はないだろう。そーゆーおいらは受と書こうとして愛と書いてしまうんですけど。
まぁ恋を変に間違えるよりはいいと思うんすけど。
- 84 名前:柑南 投稿日:2001年05月22日(火)18時01分42秒
- こんにちは。正体は最後に「な」のつくやつです。
どうにか、やすよしに転んだりしないものかと。(無理。
恋愛ならぬ変愛ですな。
がんばってくださいまし。
圭ちゃん最高です。
- 85 名前:林檎 投稿日:2001年05月22日(火)19時03分17秒
- をを!圭ちゃん編の感想を書こうとしたら
もうすでによっすぃ〜編が!!(^^;)
良かったすよ〜♪今回も楽しみです♪
あ、ちなみに自分は「誰が好き?」って聞かれると、(聞いてない)
「・・・け、圭ちゃんとりかっちょかな・・・。」(やすいしとは言えない(笑))
って感じでした。難しい年頃っす。(汗笑)
PS、さっき”圭ちゃん編”って変換する時、”圭ちゃん変”に
なりました。
・・・・・・。
- 86 名前:名無し読者 投稿日:2001年05月24日(木)01時10分17秒
- のりがいいというか、面白いっす。
んで思ったこと。
時間よ戻れって石川視点だとフツー(言い方悪いかな)のわりと甘めな話になりそう。
一応、くっついてるし。
と↑想像して、そういうバージョンもちと見たくなってしまった。
- 87 名前:略奪愛するのだ!(5) 投稿日:2001年05月29日(火)16時55分15秒
- 次の日。
「保田さぁん、今日家に来てくださぁい♪」
「離れろ!」
「イヤで〜す♪」
相変わらずいちゃついている。
梨華ちゃんは椅子に座って本を読んでいる保田さんを後ろから抱きしめている。
こら、首に手を回すな!
あんまり長いこと見ていたくない光景なので、さっそく行動に移る。
横から2人に近づく。
「保田さん、今日一緒にゴハン食べに行きませんか?」
梨華ちゃんを誘っても断られるのが関の山だが、恐らく保田さんなら快諾するだろう。
とりあえずこの2人の距離を広げることが大事なのだ。
次の瞬間、保田さんは梨華ちゃんを跳ね飛ばし
私をメシアともいわんばかりの表情で手を握ってきた。
「行く行く! 絶対行く!! 何を犠牲にしてでも行く!!!」
いや、そこまでしなくてもいいんですけど。
『よっすぃ〜の略奪愛計画』、案外うまくいきそうだ。
楽屋の隅まで吹っ飛んだ梨華ちゃんの
末代まで呪われそうな目がかなり気になったけど……。
- 88 名前:略奪愛するのだ!(6) 投稿日:2001年05月29日(火)16時55分52秒
- スケジュールが全て終了し、楽屋の中がまばらになり始めた。
が、梨華ちゃんは保田さんにべったりで離れようとしない。
「石川、もう遅いから帰んなって。明日も早いんだから」
「あーぁ 帰りたくないなぁー」
「お前はメロン記念日か!」
「やだなぁ保田さん、カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。)ですよ」
「………。」
こんなお寒いやりとりがさっきから延々と続いている。
安倍さんは2人をひやかすのに飽きて帰り、ごっちんは辻加護と一緒にファミレス。
残っているのは未だ交信中の飯田さんと、
その無反応の飯田さんに一人で喋り続けている矢口さんくらいだ。
「保田さん、そろそろ行きませんか?」
しびれをきらして話しかけた。
瞬間、梨華ちゃんがあの鋭い目をさらに鋭くして私を睨んだ。
普段の顔からは想像もつかない表情に、思わずひるんでしまう。
……なんかこの作戦、梨華ちゃんに嫌われるだけのような気がするっす。
- 89 名前:略奪愛するのだ!(7) 投稿日:2001年05月29日(火)16時56分33秒
- 「ぃよーし、行きまっしょーぅ!」
保田さんはいきなり異常なテンションになって梨華ちゃんを跳ね飛ばした。
吹っ飛んだ梨華ちゃんは楽屋の端まで転がっていき、
窓の近くに立って宇宙と交信していた飯田さんにぶつかった。
飯田さんはそのまま真っ直ぐ倒れ、窓に顔面を強打した。
なぜかその時、“ガチン!”という金属的な音がした。
「ストラーイク! キャハハハハ」
……いや、矢口さん、笑ってないで助けましょうよ。
だが、飯田さんは鼻からおびただしい量の血を噴出しながらも交信していた。
その様子は鼻血の出ていなかった以前となんら変わりない。
この人、只者ではない。
助けに行こうと動きかけた右足が思わず止まってしまった。
その間にも、飯田さんの胸元が自らの血で真っ黒に染まっていく。
……んん!?
ま、真っ黒ぉ!?!
- 90 名前:略奪愛するのだ!(8) 投稿日:2001年05月29日(火)16時57分03秒
- 「あーあーカオ、オイル洩れちゃってるよ」
矢口さんがポケットティッシュ(レイクエンジェルだ! さすが矢口さん)を取りだし、
丸めて飯田さんの両鼻に突っ込んだ。
「『Ctrl+Alt+Delete』!」
矢口さんが何か呪文のような言葉を喋ると、飯田さんは「ディアー!」と叫んで
詰めていたティッシュを2ついっぺんに飛ばし、窓から顔を離した。
血はもう止まっていた。
やはりこの人、只者ではない。
「あー……カオリ、またクラッシュしちゃったんだ。悪いね、矢口」
「最近ちょっとエラー多すぎじゃない?」
「そうかも。後でチェックしなきゃ」
……何を言ってるんだろう、この人達は。
私には分からない世界だ。
ただ一つ分かったのは、やはり矢口さんは偉大だということだ。
- 91 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年05月29日(火)16時57分37秒
- ……なんちゅーか、その……私ってホントにバカだなぁ(わら
カオリンファンの方には非常に申し訳ないっす。
この凸凹コンビはそのうちまた登場しますのでどうか怒らないでやってください。。。
それでは、さんくすをば。。。
……今回のレス、保石(ほい)推進委員会員だらけだ(w
>無名さん(っていうか、関東田舎支部長)
姉貴@裕ちゃんと同い年が所持しているカセットには『変のダンスサイト』という曲が入っています(w
ほか、小学校で「修学旅行新聞」を見ていた時、「白い変人」を発見。
漢字は正しく使いましょう(w
>花梨さん(っていうか、北陸支部長(予定))
どうもです♪
一緒に頑張っていきまっしょい♪
>林檎さん(っていうか、副会長)
ぶはは、圭ちゃん「変」!(爆笑
……ネタにしよう(ヲイ
>名無し読者さん
そう、だから圭ちゃん視点なんです(w
う〜ん、私は文才が無いので更新だけでイッパイイッパイっす。
リクエストにはお応えできそうにないっす……皆様申し訳ございません。
- 92 名前:林檎 投稿日:2001年05月29日(火)17時43分05秒
- おぉぉ!りかっちょがふっとばされてる。(笑)
っていうかウケました。かおり・・・。
凸凹コンビは一体どこまでゆく!?(汗)
吉子、作戦の効果はいかに!?
- 93 名前:晴姫 投稿日:2001年05月29日(火)18時14分29秒
- こんにちは。いまはこっちの名前ですが。
もしかして、あれってあたしですか?(正体はチャット魔。)
(名前が混ざってる、、、?)
かおりがステキです。かおやぐですか?
- 94 名前:弦崎あるい 投稿日:2001年05月31日(木)23時56分32秒
- 前から見てたんですけど、レスしてなくて。
この話はおもしろくて、好きです。
独特のテンポもあるし。
頑張って下さい。
- 95 名前:酢漬け 投稿日:2001年06月01日(金)21時43分33秒
- カヲリすてきに一票。
- 96 名前:N@読む人 投稿日:2001年06月04日(月)03時43分27秒
- ここでははじめまして。
ムニュさんの書く圭ちゃんが大好きです。
更新、待ってます。
- 97 名前:ま〜 投稿日:2001年06月04日(月)22時11分15秒
- テンポといい、内容といい、面白いっす!!
自分も以前ちょっと「いしやす」にハマッタことありますけど、最高っす!
この間ミュージカル最前列で見たとき、最後のミニコンサートで
( `.∀´)が目の前まで来てくれた・・。
惚れた!!
- 98 名前:略奪愛するのだ!(9) 投稿日:2001年06月05日(火)16時40分11秒
- 呆然と突っ立っている私の隣に、いつの間にか保田さんが立っていた。
「行かないの?」
「は、はい。行きましょ……うっ!?」
「?」
梨華ちゃんが、恨めしそうな表情でこちらを睨んでいた。
飯田さんと同じように鼻血を出しながら……。
さすがにこっちの血は赤かったけど。
「………。」
こ、こわい。
「ねぇ、よっすぃ〜、どうしたの?」
保田さんが『よっすぃ〜』と言った瞬間、梨華ちゃんの顔が鬼のような形相になった。
「い、行きましょう!」
私は反射的に保田さんの手を引っ張って、楽屋を飛び出した。
- 99 名前:略奪愛するのだ!(10) 投稿日:2001年06月05日(火)16時40分53秒
- 「ぜえぜえ……ど、どこまで行くのよぉ!」
保田さんのその声で我に帰り、足を止めた。
「あ、す、すみません……はあはあ」
ずっと走ってきたので、TV局からはもうだいぶ離れていた。
保田さんの腕から手を離すと、赤い痕がついていた。
走る速度に差があった分、力がいってしまったようだ。
〜しばらく休憩〜
呼吸が整ってきた頃に、保田さんが話しかけてきた。
「ったく……どうしたのよ、いきなり走り出したりして」
「い、いや、それは、その」
「もしかして石川の事?」
「(ギクッ!)ち、違います、断じて違いますっ」
「ふーん……ま、いいけど。あ、そうそう。
あたし、あの子と付き合ってるとかじゃないからね。言っとくけど」
へっ?
「あっちが勝手に言い寄ってきてるだけよ。あたし、そっちのケは無いから」
保田さんは淡々と言った。
「………。」
じゃあ……この作戦、最初っから意味なかったんですかぁ!?
(ショッキー!!!!!)
- 100 名前:略奪愛するのだ!(11) 投稿日:2001年06月05日(火)16時41分38秒
- 「……にしても、よくも今まで馬鹿にしてくれたわねぇ」
「えっ?」
「アンタらがさんざんたきつけてくれたせいで、あの子が本気になっちゃったのよね……」
空に向けていた視線を戻すと、保田さんが私と向かい合うように立っていた。
その背後に、恨みに満ちた炎が燃えさかっている。
こ、これは……ものすごく状況が悪いような気がするっす。
「さて、どう仕返ししてやろうかなぁ……」
一歩一歩、笑顔を浮かべて保田さんが近づいてくる。
当然目は笑っていない。
こ、怖い、めっちゃ怖いっす!
「よしざわぁ〜!」
保田さんの顔がドアップになる。
「い〜やぁぁぁ〜〜〜っ!」
私は両手で頭を押さえ、目をぎゅっと閉じた。
- 101 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年06月05日(火)16時42分52秒
- 保田大明神が怒った! 圭ちゃんリベンジなるか(わら
そりでわ、さんくすた〜いむ♪
>林檎さん
新リーダー、実はキーパーソンなのれす(w
彼女の秘密は次のカオリン編で明らかになるかもしれません。。。
>晴姫さん
うわわわ、ホントだ!(滝汗
どうやったら間違えるんだよ……ごめんなさいっ!
えーと、かおやぐではないっす。っていうか書けません(自爆
でもこの2人はある「深い関係」にあります。
>弦崎あるいさん
おおっ、また一人著名な方からのレスが!(嬉
しかも以前から見ててくださったそうで。ありがとうございまっすぅ♪
テンポが良い? のはたぶん何も考えずに勢いまかせで書いてるからです(w
>酢漬けさん
ありがとうございます♪
怒られるどころかカオリン人気……わかんないもんだなぁ。。。
>N@読む人さん
「N」? ……ああ! おっけーっす(w
私の描く変な圭ちゃんを気に入っていただけるとは光栄でごじゃいます♪
更新遅くてすみませぬ……。
>ま〜さん
おおおおおッ、「後藤と中澤」の作者さんぢゃないですくわッ!!!(大興奮
あのシリーズ大好きなんですよ〜♪
(「やっすぅ〜」「あたしの梨華」に激萌えしてました(^^;)
これからも楽しんでもらえるように頑張ります!
- 102 名前:林檎 投稿日:2001年06月05日(火)18時00分39秒
- 100突破おめでとうございます♪
さぁ、どうなるよっすぃ〜!?
大明神はどのような行動に!?
そして睨み続ける梨華ちゃんは!?(笑)
それでは、『頑張って』ください♪(爆)
- 103 名前:ま〜 投稿日:2001年06月06日(水)00時31分17秒
- >>101 ムニュ@作者さま
はい。まさしく「後藤と中澤」の作者の「ま〜」でございます。
そうですか。あれを読んでくれてましたか!超嬉しいです!
気が向いたら続き書こうかな・・(あくまで気が向いたら)。
もちろん「やすいし」込みで。
続き、楽しみにしてるんで頑張ってください!
- 104 名前:パク@紹介人 投稿日:2001年06月11日(月)22時05分40秒
- こんにちは。
唐突で申し訳ないですが、こちらの小説を「小説紹介スレ@紫板 」にて、紹介します。
http://www.ah.wakwak.com/cgi/hilight.cgi?dir=purple&thp=992180667&ls=25
- 105 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年06月12日(火)16時31分50秒
- 今回からさんくすを最初にもってきまっす。
>林檎さん
2作目で既に100を越えてしまいました(^^;
どれだけいけるかわかりませんが、とにかく『頑張って』みます。。。
ちなみに石川はこれからしばらく出てきません(ヲイ
>ま〜さん
やすいし、やすいし♪
そりゃもう、何度も読み返しましたよ〜♪
私の小説は某いちごまマスター様とま〜さんの影響をかなり受けてます(w
>バク@紹介人さん
ありがとうごじゃいます♪ 紹介されるほどの内容ではないんですけどね(^^;
しばらく続くので、どうか愛想を尽かさないでくださいませ。。。
- 106 名前:略奪愛するのだ!(12) 投稿日:2001年06月12日(火)16時32分26秒
- ぺちっ。
「……?」
おでこにちょっとだけ痛みが走った。
「ちょっと、いつまでそうしてんのよ」
保田さんの声。
私は恐る恐る目を開けた。
「え? あれ……」
キョロキョロと辺りを見回す。
保田さんが目の前で呆れたような表情で立っている。
「あたしのでこぴん、そんなに効いた?」
そう言って保田さんは微笑んだ。
- 107 名前:略奪愛するのだ!(13) 投稿日:2001年06月12日(火)16時32分56秒
- 「でこぴん……って、デコをピンするアレですよね」
「まんまじゃねーか」
「あ」
「ま、いいわ。ほら、早く行きましょ。コンビニの弁当じゃイヤでしょ?」
保田さんが私の手を取った。
普段はそんな事しないから、ドキッとした。
「で、どうする? やっぱ和食?」
「あ、はい……お任せします」
「???」
保田さんは目を丸くして私を見、首をかしげた。
あ、この顔ちょっとカワイイかも。
(……カワイイ!?)
何を言ってるんだ、私は!
この人は憎っくき(?)恋敵じゃないか、それを……。
「よっすぃ〜、顔赤いよ?」
その声に思考が遮断された。
慌てて振り向くと、すぐ横に保田さんの顔のドアップが。
(ななななな!?!)
「熱でもあるんじゃないの?」
手でやればいいのに、なぜか保田さんは自分のおでこを当ててきた。
(#@〒♀※$!?)
「な、何!? ちょっとよっすぃ〜、すごい熱じゃないの」
「いや、それは……」
「顔も真っ赤だし……絶対ヤバいって!」
「あの、話を……」
「あたしんち近くだから、応急処置したげるわ。ちょっとそこのタクシー、止まりなさいよ!」
「話を聞いてくださぁぁぁいっ!!!」
私の叫びがむなしく辺りに響き渡った。
- 108 名前:林檎 投稿日:2001年06月12日(火)18時53分49秒
- 果てしなく笑いました。(笑)
ヤバイぞよっすぃ〜!かわいいぞ圭ちゃん!(?)
デコピンとは・・・。
デコにピンを止める、あれですね。(違)
- 109 名前:ま〜 投稿日:2001年06月13日(水)00時06分40秒
- 保田・・・。
頼む、俺の応急処置もしてくれ・・・。
- 110 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年06月13日(水)16時58分38秒
- >林檎さん
そうです、よっすぃ〜はいよいよ年貢の収めどきであります(w
デコピンは、デコレーションピンボールの略です(違
>ま〜さん
( `.∀´)<どの辺が痛いの? ほら、お姉さんに見せてみなさい(はぁと)
(0^〜^0)<作者の妄想がイタいですね
- 111 名前:略奪愛するのだ!(14) 投稿日:2001年06月13日(水)16時59分11秒
- 結局保田さんの家に来てしまった。
部屋に入った瞬間に、私はベッドに寝かされて重〜い布団を4枚も乗せられた。
「ぐ、ぐるじい……」
「苦しいの!? 待ってて、今薬持ってくるから!」
「そ、そういう意味じゃ……ぐえ〜」
「ちょっと、吐かないでよ!? バケツ、バケツ」
保田さんが部屋の中をドタバタしている。
「ぢがう、おぼい……」
「はい?」
「ぶどんが…おぼいっず……」
「………。」
「……むぎゅ〜」
「……アンタね、そういう事は先に言いなさいよ」
ほどなく布団が撤去される。
保田さんが言わせてくれなかったんじゃないですか、というつっこみは
グロッキー状態の私の口から出ることは無かった。
- 112 名前:略奪愛するのだ!(15) 投稿日:2001年06月13日(水)16時59分54秒
- 「とりあえず、薬ね」
「だから、何ともないんですって」
「ウソおっしゃい。今度は顔青いじゃないの」
「それはさっきの布団が……」
「う、うっさい、さっさと飲め! ……でないと」
「でないと?」
「無理矢理にでも飲ませるわよ」
保田さんは薬を飲むフリをしてみせた。
「……飲みます」
マウストゥマウスだけは勘弁だ。
仕方なく私は薬を飲んだ。いいのかなぁ?
「じゃ、次は熱測ろっか。ほら、あーんして」
「あ、あーん……ぱくっ」
「……間接キスね」
ブ――ッ!!
「こらぁっ! 吐くなーっ!!」
- 113 名前:N@読む人 投稿日:2001年06月13日(水)23時19分48秒
- メチャメチャおもしろいです!
デコピン。デコピン。デコ・・・
- 114 名前:名無し作家 投稿日:2001年06月13日(水)23時23分58秒
- いつも笑かしてもらってます。こんな娘。のおバカな世界大好き!
はじめて生の娘。を見たのはミュージカル。なっちやよしこやののを見に行ったのに
帰ってきたら保石コンビのファンになっていた(w。
この二人って何やっても一所懸命で手抜かない感じがして好感持てます。
で、保田がほんとに思ってるのはよし.....?
- 115 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年06月17日(日)15時02分43秒
- 今回の更新にてよっすぃ〜がついに(略
でわ、さんくすた〜いむ。
>N@読む人さん
ありがとうごじゃいます♪
次回の道産子編もけっこうおバカ度が高いので楽しみにしててください♪
>名無し作家さん
そう、マジメ師弟という所も好きなんです♪
っていうか私、ミュージカル見に行ってないんですよ(自爆
なんでもイナバ=アフロ=アツコが踊り狂ってる間
ず〜っとやすいしだったとか……くうっ(悔し涙ぽろり
- 116 名前:略奪愛するのだ!(16) 投稿日:2001年06月17日(日)15時03分27秒
- 「ったく……吉澤さん、あなたあたしのコト嫌いなワケ?」
げ。
この口調は、ダイバーで保田さんが私をいぢめてくる時のものだ。
「ち、違いますよぉ」
「どーだか。プッチでも後藤とばっかつるんで、あたしの事相手にしてくんないじゃん」
「そんな事ありませんよぉ」
「未だに『圭ちゃん』って呼んでくんないしさ……」
いつの間にかいぢけモードになっている。
「呼んでますよぉ、圭ちゃ〜ん♪」
「なんで『圭ちゃん』以外は敬語なのよ、いっつも思ってたけど」
「うっ」
「やっぱよっすぃ〜はあたしのコト嫌いなのね……」
保田さんはいぢけて私に背を向け、体育座りをしてねり消しをいじり始めた。
く、暗い。
「そ、そんな事ないですよ。私好きですよ、圭ちゃんの事」
「………。」
保田さんがゆっくりと振り向く。
- 117 名前:略奪愛するのだ!(17) 投稿日:2001年06月17日(日)15時04分01秒
- 振り向いたその顔は……なぜかとても輝いていた。
「あらぁ、そうだったの? 早く言ってくれればいいのに、もう♪」
「は!?」
「だからいつもあたしの事いじめてたのね」
「……あのー」
「ありがと、ちょっと嬉しかった。
あたし今まで人から告白されたこと無かったから……石川は別として」
最後の言葉は声が小さくて聞き取れなかったが、
とりあえずなんかマズい雰囲気になってきたのだけはわかる。
「……でも、やっぱ吉澤の気持ちには応えられないわ。ごめん」
「はは、は……」
私は力なく笑った。
どうやらこの人には何を言っても通用しないらしい。
- 118 名前:略奪愛するのだ!(18) 投稿日:2001年06月17日(日)15時04分39秒
- 「具合悪いんだから、今日は泊まってきな」
「へ? あ、はい」
いきなり話を切り替えられて拍子抜けした。
保田さんは布団を直し、目にかかっていた私の前髪を手で梳かした。
(……保田さんって、いい匂いするなぁ)
なんだか本当に熱が出てきたみたいな感じになってきた。
ぼーっとして、視界が少し歪んだ。
「じゃ、おやすみ。ちゃんとおとなしくしてなさいよ」
「はい……」
無意識のうちに返事する。
保田さんは立ち上がろうとした……が、やめた。
私の方を見て苦笑いしている。
「どうしたのさ」
「え?」
保田さんはあごの先で下の方を指した。
見ると、私の手が無意識のうちに保田さんの服の袖を引っ張っていた。
(え…な、なんで……?)
- 119 名前:略奪愛するのだ!(19) 投稿日:2001年06月17日(日)15時05分22秒
- 「これじゃ動けないよ」
苦笑いしながら言う保田さん。
なんで…なんで私、保田さんを引きとめてるんだ……?
「一人じゃ寝れないとか?」
私は答えなかった。
いや、耳に入っていなかったというのが正しいだろう。
「ねぇ、どうしたの?」
「……保田さん」
「ん?」
袖を掴む手に少し力を入れた。
「お願いです……そばにいてください」
自分の言った台詞に半ば呆れた。
(はっ……なんだ、そういう事だったのか)
今になって、ようやくわかった。
私が好きだったのは――保田さんだったんだ。
- 120 名前:林檎 投稿日:2001年06月17日(日)15時41分01秒
- 急展開っつうヤツですね!?
・・・っていうか、ねり消し・・・。(爆笑)
という事は、よっすぃ〜VSりかっちょの対決が!?
おぉ〜!頑張ってください!
- 121 名前:無名 投稿日:2001年06月17日(日)17時53分13秒
- う、突発性よしやす病が・・・・・・。(何故に病
やすいしでも見て、発作をおさえなければ。(笑
ねり消しって、コーラの匂いですか?(ヲイ
- 122 名前:弦崎あるい 投稿日:2001年06月18日(月)00時19分51秒
- やすよしですか?!
よしやすかもしれないですけど。
どっちでもかなり好きなので、もしそうなら嬉しいです。
実は、自分にとっての1推しカップリング
だったりするので・・・・・。
- 123 名前:N@書く人 投稿日:2001年06月18日(月)05時13分17秒
- 圭ちゃんはどうなるですかー!?!
自分の理性は「えぇっ、ちょっと待って〜」なんですが、本能は・・・
- 124 名前:ま〜 投稿日:2001年06月19日(火)01時18分38秒
- や、やすよし!!!
初めて見たかもしれない・・!!
- 125 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年06月19日(火)15時58分37秒
- 今回はちょいとシリアスモードに入ります。
普段はそういう小説書いてる人間なんです、一応(^^;
>林檎さん
作者もビックリの超急展開です(w
いしよし対決はこれからちょこまかと出していこうかなと思っちょります。。。
>無名さん
残念、ねり消しの匂いはサイダーの匂いです(何故
やすいしはもうちょっと待ってください(w
>弦崎あるいさん
おおぅ、やすよし押しだったんですね。
じゃあもっとよっすぃ〜の出番増やそっと(ヲイ
>N@書く人さん
予想以上のやすよしの反響にビビっております。
今日の更新分あげたら袋叩きに遭いそうで怖いっす(w
>ま〜さん
( `.∀´)<初めてなの? 大丈夫よ、お姉さんが教えてあ・げ・る(はぁと)
(;´ Д `)<ぅおぇぇぇ
- 126 名前:略奪愛するのだ!(20) 投稿日:2001年06月19日(火)15時59分31秒
- 「吉澤……!?」
さすがにちょっとひいてしまったのか?
保田さんは驚きで目を丸くした。
しかしすぐに笑顔に戻り、保田さんは私の頭を優しく撫でてくれた。
「甘えん坊だな、よっすぃ〜は……」
いつもとはまったくと言っていいほど違う、穏やかな口調と眼差し。
今、そのすべては私のものだ。
誰のものでも、まして梨華ちゃんのものでもない、私だけのものだ。
私は髪を撫でる保田さんの手をそっと取り、頬に当てた。
熱っぽくなった顔に心地良く感じられる、ひんやりとした感触。
そのまま保田さんの目を真っ直ぐに見つめる。
「保田さん、好きです…ダメって言われても、好きなんです……」
想いを伝えると、保田さんは寂しそうな顔になった。
やっぱ……ダメか。
どうしようもない喪失感に襲われ、私は自らの手で愛しい人の手を引き剥がした。
- 127 名前:略奪愛するのだ!(21) 投稿日:2001年06月19日(火)16時00分02秒
- 「吉澤……」
「いいんです、最初からわかってた事ですから……。
でも、梨華ちゃんにちゃんとはっきり伝えた方がいいですよ。
時間が経てば経つほど、梨華ちゃんにとって辛くなっちゃうでしょうから」
「わかった…ごめ…ううん、ありがとう、吉澤」
「いえ……私、もうそろそろ寝ます。薬が効いてきたみたいです」
「うん…じゃあ、おやすみ……」
保田さんは複雑な顔をして、ゆっくりと部屋の扉を閉めた。
扉が締まったのと同時に、我慢していた熱いものがこみ上げ、流れ落ちた。
静かに枕が濡れていくのを感じながら、私はただ、泣いた――
- 128 名前:略奪愛するのだ!(22) 投稿日:2001年06月20日(水)16時51分41秒
- 次の日、目が覚めると保田さんの姿は既になかった。
辺りを見まわすと、テーブルの上に置き手紙がある事に気付いた。
『先に行きます。合鍵持ってるから、ポストの中に入れといて』
それだけだった。
きっと顔を合わせづらかったんだろう、それは私も同じだ。
妙な安心感を覚え、私は仕事場に向かった。
楽屋に入ろうとドアを開けようとした瞬間、
「うわぁぁぁ〜ん!!!」
私より3オクターブは高いであろう声が耳をつんざいた。
(な、なんだ!?)
私はドアの隙間から中をうかがった。
保田さんと梨華ちゃんが何やら言い争っているようだ。
他のみんなの姿は無い。
たぶん、こんなんだから席を外したんだろう。
「保田さんのバカ、浮気者!」
「浮気って……そもそもあたしとアンタはつき合ってないっての」
「ひどい! 私のこと、遊びだったんですか!?」
……梨華ちゃん、本気なんだな……。
「……初めてだったのに」
!!!
……今、何てった!?
- 129 名前:略奪愛するのだ!(23) 投稿日:2001年06月20日(水)16時53分02秒
- 「あのねぇ……なんでそうアンタって同じ事ばっか言うのよ。
それに、あたしとだったらいいって言ったじゃないのよ」
保田さん……!?
「い、言いましたけど……。でも、イヤです! 保田さんには私だけを見ていてほしいんです」
ショッキーな言葉が次々と突き刺さる。
(保田さん、『そのケ』は無かったんじゃないんですか……?)
心の中で怒りの炎がふつふつと沸きあがっていくのを感じた。
そして、私は反射的にドアを開けた。
「よ、吉澤!?」
「よっすぃ〜……」
非常にバツの悪そうな顔をしている保田さん。
私をすんごい目で睨む梨華ちゃん。
その2人を交互に見て、私は叫んだ。
「おケイさんっ!」
力が入りすぎて声が裏返ってしまった。
- 130 名前:略奪愛するのだ!(24) 投稿日:2001年06月20日(水)16時54分32秒
- 「な、何よ、その呼び方」
よろけた体勢を直しながら保田さんが言ったその一言も裏返っていた。
いい気味だ。
私は思いっきり息を吸い込んで、こう言い放った。
「私、昨日の夜のこと一生忘れませんからっ!」
それだけ言って、私は楽屋を飛び出した。
「なっ……! ち、ちょっと、待ちなさい、吉澤!」
爽快だった。
爽やかな気分のまま、廊下を走っていく。
おっ、矢口さんと安倍さんだ。
「おっはようございまぁ〜〜〜〜〜〜〜す! わはははははっ」
爽やかに挨拶した私は、そのまま2人の横を駆け抜けていった。
「……よっすぃ〜、どうしたんだろ」
「……春だからねぇ」
「止まんな〜い♪ ……ってか?」
おわり。
- 131 名前:切なる声がひびく夜(おまけ・保田視点) 投稿日:2001年06月20日(水)16時55分53秒
- 「……よっすぃ〜と何があったんですか?」
吉澤が飛び出して行ったすぐ後、石川がじりじりと迫ってきた。
涙目ではあるが、すんごい目をしてあたしを睨んでいる。
こ、こわい。
「な、何もないわよ」
動揺のあまり、声が裏返ってしまう。
「だって、保田さんの服からよっすぃ〜の香水の匂いが……」
「う、嘘!?」
あたしは慌てて袖の匂いを嗅いだ。
「嘘です」
「………。」
「………。」
や、ヤバい。
とてつもなくヤバい。
「……保田さん、納得のいく説明をしてもらえますか?」
石川の背後に、恨みに満ちた炎が燃えさかっている。
「……ょ」
「よ?」
「吉澤のバカヤロ――――ッ!!!」
あたしの叫びがむなしく楽屋に響き渡った。
今度こそおわり。
- 132 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年06月20日(水)16時57分01秒
- 最初の案から少し書き足したため、予定をちょっと上回ってしまいました。。。
これからの三人の関係に注目したいところです(わら
次回は道産子コンビ編でごじゃいます。
- 133 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月20日(水)18時07分49秒
- おろおろしてる圭ちゃんがかわいい〜。
おもしろかったです。次回作も期待してます。
- 134 名前:林檎 投稿日:2001年06月20日(水)18時57分04秒
- ちょっと・・・何ていうか・・・ツボです。(笑)
よっすぃ〜!何て事をいうんだ!
私が嬉しいじゃん!(爆)
道産子コンビ編も期待してマッスル♪
- 135 名前:ま〜 投稿日:2001年06月21日(木)01時08分33秒
- ( `.∀´)もてもてだ・・。
- 136 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年06月22日(金)17時04分38秒
- 皆様、いつもたくさんのレスをありがとうごじゃいます♪
すんごく勝手なんですけど、丁度きりがいいので、しばらく更新はお休みさせていただきます。
理由は、HPの方でのリクにいいかげん応えないとマズいので(w
それと道産子編の次のアイディアー(ヲイ がまったく浮かばないので(^^;
落ち着いた頃にまた再開しますので、その時はHPの方でお知らせしまっす。
その間、感想カキコなどはsageでお願いします。
- 137 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月02日(月)22時08分06秒
- 今日、初めて読んだ。
おもろい・・・
圭ちゃんを敬遠していたおいらが
莫迦だった・・・
再開が待ちどーしいです!
- 138 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年07月05日(木)18時25分33秒
- ありがとうございます♪
これからは圭ちゃんに注目してください(w
今月中には再開しますので、もうちょい待ってやってください(^^;
- 139 名前:勘違い梨華 投稿日:2001年07月06日(金)08時48分56秒
- ムニュさんサイコ−!!
画面の前で友達と「全員一致で大爆笑」させてもらいました(w
道産子編楽しみにしてます♪
- 140 名前:no name 投稿日:2001年07月06日(金)21時07分47秒
- あの〜、某所のページが開かないんですけど・・・
って、ココで言っちゃダメですか?
- 141 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年07月07日(土)15時37分42秒
- >勘違い梨華さん
ミラクルでしたか(w
今月末あたりから再開したいと思いますので、あとしばらくお待ちを(^^;
>no nameさん
あ〜、某所は引越ししたんですよ。
なので↑にあるリンクから行っても無駄です(ヲイ
新アドは
http://www30.freeweb.ne.jp/novel/yasuisi/
でございます。
って私、また宣伝してるし(汗
- 142 名前:勘違い梨華 投稿日:2001年07月07日(土)21時07分11秒
- >ムニュさん
まさにミラクルでした(w
待ぁ〜つわ♪いつまでも待ぁ〜つわ♪(まだ10代です(爆))
- 143 名前:ムニュ@会長 投稿日:2001年07月11日(水)16時35分41秒
- \(^▽^)/<みらこー、みらこー、あ〜ん
( `.∀´)===○Σ)T▽T)/<あ〜んあ〜ん
……20日までには再開しますので、もうちょいとお待ちくだせえ。。。(汗
- 144 名前:ヤッスーレボリューション21(1) 投稿日:2001年07月13日(金)16時39分10秒
- 愛を受ける人と、愛を与える人。私なら迷わず与える方になる。
――飯田圭織のタメゴト
趣味も、仕事も、恋愛も……。
自分に正直に生きるのが、いいんでないかい?
――安倍なつみのタメゴト
石川に始まり、吉澤もひと悶着起こしてくれたこの一連の事件にはいずれもあたしが絡んでいる。
あたしが一体何をしたというのだろうか。
娘。に入ってからず〜っと目立たなかったし、明日香が卒業して
そのパートをあたしが引き継いで歌うようになってもやっぱり目立たなかったし、
プッチに入って喋るようになってからもやっぱり目立たない。
新メンバーも個性が強すぎる。
紗耶香の卒業であたしに話をふる人もいなくなってしまった。
一番ショックだったのは、あたしが入院しても全くといっていいほど世間が騒がなかったことだ。
石川が盗聴された時なんかはトップニュースになっていたというのに。
……なんか、自分で言ってて悲しくなってきた。
- 145 名前:ヤッスーレボリューション21(2) 投稿日:2001年07月13日(金)16時40分36秒
- とにかくそんな感じで、娘。に入ってから3年が経ったというのに
あたしは未だにブレイクしていない。
このままでいくと、あたしが卒業する時には……。
≪モー娘。保田の卒業式≫ 〜夕刊●ジ〜
モーニング娘。の最年長メンバー、保田圭(20)が○月×日に『卒業』した。
彼女はモーニング娘。の他に人気ユニット『プッチモニ』にも在籍しており、
その確かな歌唱力でファンを魅了してきた。
最後を飾った曲はターニングポイントとなった『乙女の心理学』。
彼女は2万5千人のファンに向かい、最後となるこの歌を心の底から歌い上げた。
『私は暗いですか?』
呼びかけるように放ったこの一言は、彼女を語る上で欠かせない言葉になるだろう――
いやぁぁぁぁぁッ!!!
このままじゃいけない……絶対に!
変わらなきゃ!!
あたしの中に、革命を起こさなきゃ!!!
でも、どうやって……?
- 146 名前:ヤッスーレボリューション21(3) 投稿日:2001年07月13日(金)16時41分41秒
- とりあえず、メンバーのみんなにどうやって自分をアピールしてきたかを聞いて参考にしよう。
「えー? なっちはねー、何もしてないんだぁ」
「アタシもしてないよー」
まぁ、この2人は別格か……。
「矢口はやっぱセクシービーム! かな? キャハハハハ」
「それならカオリは『ねぇ笑って』だね」
ふむふむ。
与えられたチャンスを最大限に活かしたわけだ。
紗耶香も『じゃない?』、彩っぺも『明るウィッ!』で人気が出たしね。
明日香はダウンタウンさんによくイジられてたし。
あとは……訊くのがちょっとしゃくにさわるが、後から入ったメンバーか?
「ウチは最年少やから、その点注目されとったんやと思いますけど」
「つじはぁー、あいちゃんとぉー、よくぅー、……あれー? やすらさん、どこいっちゃったんれすかぁ?」
「注目される方法、ですか? ……もしかして保田さん、ヤバい状況なんですか? ぷぷっ」
ムカッ!
「よ〜し〜ざ〜わぁ〜〜〜〜〜!!!」
「ひゃ〜、保田大明神が怒った〜!」
「あの、私は……」
「待てぇ、このガキー!」
「保田さぁ〜ん、私をつかまえてぇ♪」
「(むかっ!)保田さん!!」
「あはははは、保田さん、足遅いですねぇ」
「ま、待ちなさいって……ゼエゼエ」
「……くすん……」
- 147 名前:ヤッスーレボリューション21(4) 投稿日:2001年07月13日(金)16時42分37秒
- 石川を放置したのはいいが(?)、また吉澤にナメられてしまった。
「ちくしょー……」
肩で息をしながら、あたしは椅子に座り込んで飲茶楼に口をつけた。
「トシだねぇ、圭ちゃん」
頭上からそう聞こえたと思うと、誰かの髪が鼻をくすぐった。
こんなに長い髪の持ち主は一人しかいない。
口内の飲茶楼を飲み下し、一息ついてからあたしは上を見た。
「アンタねぇ、あたしと1コしか違わないじゃないのよ」
その先にはカオリと辻がいた。
「横、いい?」
それに頷くと、すぐ横にカオリが腰を落とした。
「辻、おいで」
「へいっ!」
辻は嬉しそうに答えると、カオリの膝の上にちょこんと乗った。
思わず苦笑いする。
「はッ、相変わらずお仲のよろしいこと」
そう言ってまたペットボトルに口をつけ、ぐいっと飲む。
「そうかな? ……圭ちゃん達ほどじゃないよ」
あたしは飲茶楼を勢いよく噴出した。
- 148 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年07月13日(金)16時44分19秒
- ってなワケで、再開でごじゃいます。
ごま編が終わるまでは更新も早めにしていきたいと思っていますので
どうかお付き合いくださいませ♪
- 149 名前:林檎 投稿日:2001年07月13日(金)18時51分27秒
- おぉ!再会!
でなきゃネタ電波で吸い取りますからね。(爆死)
・・・っていうか飲茶楼噴出・・・。
私は今日”深山の冷水”ペットボトルでラッパ飲みしてたら
逆流しかけたのを押さえて鼻から噴(以下略)
- 150 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月14日(土)06時48分56秒
- ののかおはほのぼのしてていいなあ・・・
あ、これは道産子編だったっけ(w
- 151 名前:no name 投稿日:2001年07月14日(土)08時40分47秒
- 再開!!しかも予定よりずっと早い!?
うっへっへっへ、楽しみにしております
- 152 名前:林檎 投稿日:2001年07月14日(土)17時08分11秒
- あ!!”深山の名水”だった!!OH!(別に関係ない)
- 153 名前:名無しさん 投稿日:2001年07月14日(土)23時05分35秒
- お待ちしておりました!(w
しかし題名がウケル(わら
『ヤッスーレボリューション21』
- 154 名前:ま〜 投稿日:2001年07月15日(日)00時39分15秒
- 再開万歳!!!
大丈夫だ!保田!!俺はおまえを応援しているぞ!!
保田革命21万歳!
- 155 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年07月16日(月)16時18分22秒
- >林檎さん
私は昨日そうめんを鼻から2本ほど噴(略
>名無し読者さん
道産子編ですけど、ののかお編でもあります(w
ののかお好きなんですよね。。。
>no nameさん
うっへっへっへ、期待しないでください(ヲイ
>名無しさん
題名はいつも苦労してます(w
今回のタイトルは某所の印象派女王っぽくなっちゃいました(^^;
>ま〜さん
( T.∀T)<ありがとう……仲間がいると心強いわ
\(^▽^)/<チャーミーも応援してま〜す♪ ←自覚ナシ
- 156 名前:ヤッスーレボリューション21(5) 投稿日:2001年07月16日(月)16時21分40秒
- 「あ、あのねぇ!」
袖で口の周りを拭う。
「照れない照れない。もうみんな知ってるよ」
「何をよ!」
「やすらさんとりかちゃんのかんけいなのれす」
つ、辻まで……。
「あたしは石川にとってただの教育係よ」
「違います!」
突然、甲高い声が廊下に響き渡った。
振り返ればあの人が〜♪ ってか?
なんでいつも最悪なタイミングで出てくるんだ、コイツは。
……石川梨華、現る。
「保田さんはただの教育係なんかじゃないです」
「へぇ」
カオリが口の端を上げる。
「じゃあ、石川にとっての圭ちゃんって何?」
「ちょっ……むぐっ」
「やすらさん、いいところれすからちょっとらまっててくらさい」
「〜〜〜っ(辻ぃ、覚えてろよ!)」
「保田さんは……私にとって、世界で一番大切な人です」
- 157 名前:ヤッスーレボリューション21(6) 投稿日:2001年07月16日(月)16時22分53秒
- 「きゃっ、言っちゃった♪」
石川は自分の言った言葉に赤面して手で顔を覆った。
「な、な、な……」
「おお〜ぅ! 梨華ちゃん、やるねぇ〜♪」
「梨華ちゃん……」
(げっ!)
ま、またコイツらか!
……はぁ、今日は最悪だわ。
「……保田さんの事、ホントに好きなんだね」
吉澤が石川に話しかける。
石川は答えず、ただじっと吉澤の方を見ている。
うっ……修羅場だ。
「うん、大好き。優しいし、カッコいいし……よっすぃ〜でもあげないもん」
「あたしは物かッ!」
「梨華ちゃん……」
「あげないよ。……絶対」
「………。」
うかつにツッコめない雰囲気だ。
2人はそのまま睨み合っていたかと思うと、
吉澤は急にくるっと背を向けて廊下を駆け抜けていった。
「よっすぃ〜!」
後藤もそれを追いかけていった。
(ふぅ〜……)
肩の力が一気に抜ける。
なんか、ホントに怖くなってきたぞ。
- 158 名前:ヤッスーレボリューション21(7) 投稿日:2001年07月16日(月)16時24分07秒
- 「……という訳で、私は保田さんだけのものです」
「どういう訳よッ!」
「まんざいみたいれすね」
「相性ピッタリなんだよ。カオリと辻みたいにね」
「てへてへ……うれしいれす、いーらさん」
この2人は『イチャイチャ』というよりはじゃれてる、といった方が正しいだろう。
あたし達は……思いっきりイチャイチャなんだろうなぁ。
腕絡ませてるし、密着してるし、石川はあたしの肩に頬擦りしてるし。
これに慣れてしまった自分が悲しい……。
「保田さぁ〜ん、今日こそお家に来てくださぁ〜い♪」
「イヤよ!」
「どうしてもですか? お願いします」
「イヤだっての!」
「お願いですから……ちゃんと片付けたんですよ」
「イヤだっつーの!」
「おねがーい!!!」
「ヤダっつってんだろ!!!」
「くすん……」
「まぁまぁ、2人とも」
カオリが間に入った。
「石川にもちょっと問題あるよ。そんなに迫ったって圭ちゃん困るでしょ?
ちゃんと相手の気持ちも考えなきゃ、ね」
珍しくカオリがまともな事を言った。
「でないと、圭ちゃんに愛想つかされちゃうよ」
「えっ!? そ、そんなのイヤです!」
「だったら、もうちょっと……ね?」
石川はしばらく黙っていたが、
「……分かりました」
と言って顔を上げた。
「寂しいけど、くっつくのはやめます」
- 159 名前:ヤッスーレボリューション21(8) 投稿日:2001年07月16日(月)16時25分10秒
- (マジでっ!?)
私は思わずそう叫びそうになった。
「……でも」
「でも?」
「私は保田さんだけのものですからっ!」
石川はそう言い放つと、両手で顔を覆って走って行ってしまった。
ボー然と立ち尽くすあたし。
その時!
「いやぁ〜ん♪」
「………。」
後藤と吉澤が入れ違いで戻ってきた……最悪。
- 160 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月21日(土)01時03分43秒
- よっすぃーも梨華ちゃんも可愛いなあ・・・はあと
- 161 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年07月23日(月)15時40分12秒
- (0^〜^0)<えへへ、可愛いだって♪ 保田さぁ〜ん♪
\(T▽T)/<ダメーッ!
(;`.∀´)<……あたしにどうしろって言うのよ……
- 162 名前:ヤッスーレボリューション21(9) 投稿日:2001年07月23日(月)15時42分38秒
- 「もう、梨華ちゃんったらぁ♪」
「………。」
言いたい放題言ってあたしの前から姿を消した石川。
それを面白がってる後藤と、ひたすら黙り込んでいる吉澤。
そして何を考えてるのか分からないこの凸凹コンビ。
――この5人を末代まで恨むことに大決定……。
「私だって……私だってぇ〜!!!」
「よっすぃ〜!」
吉澤は来た方とは逆の方向に駆け抜けていった。
それをまた後藤が追いかける。
「……青春だねぇ」
「ゆうひにむかってだっしゅなのれす」
カオリは辻の頭を撫でながらうんうんと頷いた。
「ところで圭ちゃんさ、ホントは石川にまいってたんでしょ?」
カオリがいきなりあたしの本心を見抜いた。
少し躊躇したがやはり彼女は娘。のリーダー、正直に話すことにした。
- 163 名前:ヤッスーレボリューション21(10) 投稿日:2001年07月23日(月)15時44分59秒
- 「そっか……大変だったね」
カオリはあたしの愚痴をずっと聞いてくれた。
いいヤツだなぁ、と今更感心。
「そうだ、それならけっこうストレスたまってるよね?」
カオリは、ぽん、と手を叩いて言った。
「ん……まぁ、ね」
「いいものあげるよ。悩みごとを言えば言うほど育つ花」
「へぇ、そんなのあるの?」
「うん。辻、ちょっと持ってきて」
「へいっ」
辻はとてとてと走って行った。
数分もせずに戻ってきた辻は、包みを両手で抱えていた。
「もってきましたぁ」
「よしよし、偉い」
「てへてへ」
くしゃくしゃと辻の頭を撫でるカオリ。
犬みたいだ。
「家に帰ったらさっそくやってみてよ」
「わかった。ありがと、カオリ」
- 164 名前:ヤッスーレボリューション21(11) 投稿日:2001年07月23日(月)15時47分50秒
- 家に帰って、さっそく包みを開けてみる。
中から出てきたのは、鉢植えからにょっきりと生えているアロエだった。
……明日、返品しよう。
「でも、せっかくだから……」
自分の家なのに、キョロキョロと辺りを見回す。
誰もいないのを確認(当たり前だっての)してから、
「聞いてアロエリーナ、ちょっと言いにくいんだけど♪」
とりあえず歌ってみた。
その時!!!
“ピーンポーン”
「!!!」
慌ててアロエを隠し、玄関に向かった。
「は、はぁーい」
慌てたあまり、あたしの声は半オクターブ上がっていた。
- 165 名前:ヤッスーレボリューション21(12) 投稿日:2001年07月23日(月)15時50分05秒
- 覗き穴から訪問者を伺う。
しかし、誰もいない。
「あれ? いない……ピンポンダッシュ?」
「いますよぉ〜」
聞き覚えのある声。
「なんだ、辻か」
あたしは扉を開けた。
「なんらとはなんれすか!」
「あはは、ごめんごめん。まぁ、入ってよ」
中に入るよう促したが、辻は、
「いえ、いーらさんにたのまれたものをとろけにきたらけれすから」
と、あたしに小さな香水? のようなものを手渡した。
「それじゃ、つじはかえります。さよーならー」
「あ、うん。ありがと、気をつけてね」
「へいっ。き〜〜〜〜〜〜ん」
辻はアラレちゃん走りをして去っていった。
部屋に戻り、さっそく香水? のようなものをつけてみる。
何とも言えない香りだった。
「何の香りなのかしら……? でも、悪かないか」
あたしは不思議と心地良いその香りに心を委ねながら、いつしか深い眠りに落ちていった。
- 166 名前:名無しさん。 投稿日:2001年07月24日(火)11時27分11秒
- アロエリーナ…激しくワラタヨ。
- 167 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月24日(火)13時13分33秒
- >>166さん、自分も吹き出したっす。
この香水は何なのか?と安倍はいつどういう風に登場するのか?に期待大です。
- 168 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年07月24日(火)14時24分07秒
- >166さん
ありがとうごじゃいます♪
藁かせるのが私の目標であり理想ですから(w
>167さん
む、スルドいっすね……なっつぁんは
( ● ´ ー ` ● )ドスーン!!!
どわーっ!(吹っ飛ぶ) も、もうちょっと待ってくださいな。。。
- 169 名前:ヤッスーレボリューション21(13) 投稿日:2001年07月24日(火)14時25分52秒
- 翌日。
「おはよーございまーす」
楽屋のドアを開けると、中にはカオリがいた。
「おはよ、圭ちゃん。アレどうだった?」
「アロエリーナでしょ? はい、返品」
あたしはカオリにアロエリーナの入っていた包みを押し付けた。
「なんだよぉ、人がせっかく……」
ぶつぶつ言いながら、カオリは封を開けた。
「……あ」
「何よ」
「圭ちゃん、歌ったでしょ」
ギクッ!
「な、何の事よ」
「だってほら、育ってるよ」
カオリが指差した先には、綺麗な花を咲かせているアロエリーナがあった。
- 170 名前:ヤッスーレボリューション21(14) 投稿日:2001年07月24日(火)14時27分15秒
- 「あ、あのねぇ、植物なんだから育つに決まってるでしょうが!」
焦るあたし。
「ふーん……ま、いいけどね」
なんかニヤニヤしてるカオリ。
ちくしょう。
「香水の方は?」
「うん、けっこういい香りだったよ……って、カオリ、あんたね!
辻使っちゃダメじゃないのよ!!」
「いいのいいの、辻には貸しがあるから」
「………。」
どういう関係なんだ、あの2人は……。
「つけたんだよね、香水」
「うん。何? なんかマズい事でもあった?」
「ううん、だったらいいんだ」
「はぁ?」
カオリは一人で納得して楽屋を出て行ってしまった。
- 171 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月26日(木)02時22分13秒
- ああ、続きが気になる・・・
ああ、やっすーがおもろい・・・
今日も一日しあわせに過ごせそう。
- 172 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年07月26日(木)09時22分25秒
- (;`.∀´)<あたしはいたって普通にしてるのに・・・
川 `〜`」|<カオリ的にはそうでもないと思うよ
もっと幸せに……できるかなぁ(^^;
- 173 名前:ヤッスーレボリューション21(15) 投稿日:2001年07月26日(木)09時24分33秒
- もしやあの香水、何かいわくつきのシロモノなんだろうか!?
くれた人がカオリだから尚更怪しい。
わざわざ辻を使ったほどだ、きっとそうに違いない。
「……とりあえず、S級危険物にしとこっと」
しっかりと香水に封をし、ポケットにしまった。
すると、楽屋のドアが開いてなっつぁんが入ってきた。
毎朝恒例の(っていうか、いつもしてるけど)『朝の抱擁タイム』。
なっつぁんがぎゅ〜っとあたしを抱きしめてくる。
「ん〜♪ おっはよー、圭ちゃん」
「おはよ、なっつぁん。珍しく早いね」
「こらこら、何だいその言い方は」
「別にぃ。深い意味はなくってよ」
「なんでお嬢言葉なのさ」
2人で笑い合う。
- 174 名前:ヤッスーレボリューション21(16) 投稿日:2001年07月26日(木)09時27分02秒
- 「……あれ? 圭ちゃん、香水変えた?」
「あ、うん、まぁ……ね」
「なになに〜? もしかして誰かに貰ったの? いよっ、色女!」
何よ、色女って。
「カオリよ。サブリーダー就任記念だって」
とりあえず適当にごまかす。
なっつぁんは純粋(悪く言えば単純)なので、思いっきり信じてるようだ。
「なーんだ、つまんないの。でもいい匂いだね。ラベンダーの香りかな」
なっつぁんはそう言ってあたしの肩にぴたっと鼻をつけ、
くんくんと匂いを嗅いだ。
「あ、やっぱそうだ。懐かしいなぁ……」
なっつぁんがくたっともたれてくる。
あたしはバランスを崩さないように、その体を支えた。
「ありがと…なんだろ? なんか、今日の圭ちゃん、雰囲気違う……」
- 175 名前:ヤッスーレボリューション21(17) 投稿日:2001年07月26日(木)09時28分45秒
- 「そう?」
「うん…なんか、こうしてるとすごく落ち着く……あはっ、梨華ちゃんに悪いね」
「石川とあたしは何でもないんだってば」
「そうなの?」
「そうよ」
なっつぁんはおもむろに顔を上げた。
ちょっと……なんか、この顔ヤバそうなんですけど?
なっつぁんの顔は紅潮し、目は潤んで少女マンガの女の子みたいにキラキラしている。
小さな唇の間から微かに漏れる息が顔にかかる。
視線はあたしに向けられたまま動かない。
あたしは動くことができず、ただその態勢のままじっとしていた。
そして、次になっつぁんの口から発せられた言葉は、本当にとんでもないものだった……。
「じゃあさ……なっちが貰ってもいい?」
- 176 名前:ヤッスーレボリューション21(18) 投稿日:2001年07月26日(木)09時30分32秒
- 「え、ええっ!?」
「あ〜…何言ってんだろ。でも、なんか圭ちゃん見てるとドキドキするよぉ……」
なっつぁんは今にもとろけそうな顔になっている。
はぁ、とため息をついてあたしを上目遣いに見上げて柔らかく笑う。
うっ。
ち、ちょっとカワイイじゃないの。
「圭ちゃん……なっちの事、好き?」
「す、好きに決まってんじゃん」
「えへっ。ありがと、嬉しい♪ ……ね、圭ちゃん。耳かして」
「な、何?」
あたしはちょっと警戒しながらなっつぁんの方に耳を向けた。
「あのね……」
なっつぁんの声がすぐそばで聞こえる。
「なっちも、大好き!」
その瞬間、頬に暖かいものが触れた。
……まぎれもなく、なっつぁんの唇だ。
- 177 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月29日(日)17時33分38秒
- こういう展開になるとは!
- 178 名前:N 投稿日:2001年07月30日(月)14時54分46秒
- あががが・・・
圭ちゃん・・・ なっち・・・ ドッキドキ!ですっ!
- 179 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月03日(金)00時23分53秒
- 圭ちゃんモテモテだなあ・・・ってか圭織!
お前は何者だ!?
- 180 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年08月06日(月)10時27分16秒
- 本日ヒサブリに更新しまっす。もうちょいで終わりますけど(w
でわ、さんくすた〜いむ♪
>177の名無し読者さん
ふふふ……してやったり(w
>Nさん
なっつぁんまで参戦(^^;
さぁ、この泥沼から圭ちゃんは抜け出せるのでせうか???
>179の名無し読者さん(同じ人かな?)
川 `〜`」|<世界中にたった一人しかいないカオリです(ソロCD参照)
(;´D`)<らそうれすよ
- 181 名前:ヤッスーレボリューション21(19) 投稿日:2001年08月06日(月)10時36分03秒
- 「圭ちゃんのコト、大好きだよ……」
掠れた声。
真っ直ぐにあたしを見つめるなっつぁん。
あまりの可愛さに思わず理性(一応、まだあったのか……)が飛びそうになる。
あたしが男だったら絶対襲ってるわね。
ふと、あたしの中で天使と悪魔が囁いた。
(絶対ダメです! そんな事したら、あなたを本当に愛している人が悲しみます!!)
(いいじゃん、やっちゃえやっちゃえ♪)
なんかどっかで聞いた事があるような声だな……って、オイ!
「何してんだ、そこッ!!!」
ばーん、と楽屋のドアを開けた。
「ひぎゃっ!」
手応えアリ。
足元で後藤が鼻を押さえて足をジタバタしている。
「ご、ごっち〜ん!」
「イターイ! 鼻つぶれたぁ!!」
「もとからでしょうが!」
……ったく、油断もスキもあったもんじゃない。
- 182 名前:ヤッスーレボリューション21(20) 投稿日:2001年08月06日(月)10時48分43秒
- 「え〜ん、けーちゃんのバカーっ! おたんこなすーっ!!」
「ごっち〜ん!」
鼻を押さえながら後藤は逃げていった。
吉澤がそれを追いかけていく。いつもと正反対だ。
……と思ったら、吉澤はUターンしてあたしの所に戻ってきた。
「………。」
「な、何よ」
「暴力はいけないぜ、べいべ〜」
あたしは間髪入れずにスリッパで吉澤の頭を叩いた。
すぱーん、といい音がした。
「はぅぅぅぅ……あぁ、この痛みが愛なのね〜」
吉澤は妙な事を呟きながら後藤を追いかけていった。
やれやれ。
- 183 名前:ヤッスーレボリューション21(21) 投稿日:2001年08月06日(月)10時53分39秒
- ため息をついて振り返ると、キラキラと瞳を輝かせているなっつぁんが立っていた。
「おわっ!?」
「……2人きり、だよね」
な、なっつぁん、何考えてんだよぉ!
「圭ちゃん……」
なっつぁんはそっと身を寄せてきた。
それからあたしの顔を見上げたかと思うと、ゆっくりと目を閉じた。
ま、待てぇぇぇぇぇッ!!!
「あ、あのさ」
できるだけ冷静を装って言う。
「そういうのはやっぱさ……その、大事な人とした方がいいっていうか」
そう言うとなっつぁんは目を開け、少しむくれたような顔をした。
「……梨華ちゃんにはして、なっちにはしてくれないんだ」
「はいぃ!?」
- 184 名前:ヤッスーレボリューション21(22) 投稿日:2001年08月06日(月)10時56分17秒
- 「やっぱり圭ちゃんと梨華ちゃんって……」
「ち、ちょっと待った! どっからそんな話聞いたのよ!!」
「ごっちん」
あんにゃろ〜……。
「そんなの嘘に決まってんじゃん」
多少声が裏返ったが、なっつぁんはさほど気にしていないようだった。
「……嘘、なの?」
「そうそう」
さすがなっつぁん、単純……粋、だ。
8割方信じかけているようだ。
「……じゃあ、いいよね」
「へっ?」
「キス、して?」
し、しまった、逆効果だったか!
あたしの首に腕が回される。
「もう、おあずけは…やだよ……」
潤んだ目であたしを見つめるなっつぁん。
うっ。
か、カワイイ……って、なんでこんなにドキドキすんのよぉ〜。
視界が真っ白になり、頭がくらくらする。
やばい、このままじゃ……やってしまう!(何をだ)
- 185 名前:芥龍 投稿日:2001年08月06日(月)16時30分00秒
- いいぞなっち!もっと圭ちゃんを困らせちゃえ!!
圭織も大胆に迫っちゃえ!!
すいませんね「圭圭」「圭なち」が大好きなもので……
- 186 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年08月07日(火)13時19分38秒
- ( ● ´ ー ` ● )<頑張るべさ!
( T.∀T)<嫌…嫌ぁぁ……
圭ちゃんが何人オトせるかというのにも挑戦してます(w
ハロプロメンバー全員出す予定なので、期待しないで待っててくださいな。。。
- 187 名前:ヤッスーレボリューション21(23) 投稿日:2001年08月07日(火)13時20分19秒
- 「圭ちゃん……」
目の前の瞳がゆっくりと閉じられる。
(ええい、もう、どうにでもなれ!)
あたしはやけになり、思い切ってなっつぁんと唇を重ねた。
その時!!!
“ガチャッ”
「「あ……」」
辻と加護が入ってきた。もう泣きたい……。
あたし達はきっかり5秒間固まった。
「「すっ、すみませ〜ん!」」
ドタバタと慌てて2人は出ていった。
「ま、待って、これは誤解よッ!」
そう叫んだが、無駄だった。
ははは……あたし、完全に泥沼にハマってるわ。
- 188 名前:ヤッスーレボリューション21(24) 投稿日:2001年08月07日(火)13時21分24秒
- 次の日――。
楽屋であたしを待っていたのは、辻と加護の早朝レポートだった。
くそ、これじゃ後藤&吉澤と一緒じゃないか。
「保田さん、安倍さんとはどういったご関係で?」
「かんけいで?」
エレベーターガール口調がまたムカつく。
「何でもないわよ!」
「何でもないはずないでしょ、チューしとったんですから」
「ですから」
「ち……! こら、加護ぉ!!」
「ひゃ〜っ」
ゲンコツを振り上げると、加護は頭を抱えて逃げていった。
辻は逃げるでもなく、ただあたしをじっと見つめている。
あんまりきれいな瞳をしているので、怒る気力が失せてしまった。
苦笑いしながら訊く。
「何よ、言いたい事があるんなら言いなさいよ。怒ったりしないから」
「……じゃあ、いっちゃいます。やすらさんって、いがいとたらしなんれすね」
「な、何ですってぇ!?」
「わ〜ん、おこんないっていったのに〜!」
辻は半ベソになりながら逃げていった。
やれやれ……。
- 189 名前:ヤッスーレボリューション21(25) 投稿日:2001年08月07日(火)13時22分05秒
- あたしにベタボレな石川と吉澤(しかも修羅場モード)、
ことあるごとにちょっかいを出してくる後藤、いつも以上に変なカオリ、
なぜか突然あたしを好きだと言い出したなっつぁん、今のところはまだ安全な矢口、
そして、ひょっとしたら一番やっかいかもしれない辻&加護。
周りの環境が恐ろしく変わったが、これも一応革命なんだろうか……。
あたしの不幸はまだまだ続きそうだ。
おわり。
- 190 名前:MQ 投稿日:2001年08月07日(火)17時17分27秒
- 先日の「ヤンタン土曜日」で、なっつぁんが、
「圭ちゃんとサウナでデートした」と話していた。
非常にタイムリーです。ばんじゃい。
- 191 名前:ま〜 投稿日:2001年08月08日(水)00時04分59秒
- え?終わりなの?
面白いから是非続編を・・・!
- 192 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年08月08日(水)10時27分43秒
- >MQさん
一瞬「三益宮殿」かと思いました(w ←パチンコ店の名前
ヤンタンは聞けない環境にあるので、偶然の一致にビックリなのれす。
>ま〜さん
や、シリーズ中の一作が終わったってだけで。
ね〜さんも出してないのに終われませんがな(w
続編は夏休み明けにでも(ヲイ
- 193 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月09日(木)04時36分37秒
- 夏休み明けっすか・・・遠いなあ。
- 194 名前:読む人 投稿日:2001年08月13日(月)22時31分12秒
- いや〜、最初から読み返してみたんですけど、やっぱり面白いっすねえ〜
って、続き夏休み明けですか!ああ、何処も彼処も生殺し状態だ・・・
この行き場の無いやすいしへの愛はどうしたら・・・(わら
追伸
よりにもよって『三益宮殿』て。
何とローカルなネタを・・・(わら
- 195 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年08月20日(月)09時04分28秒
- お待たせしました! やっと夏休みが明けました(w
休み時間にでも更新作業します(ヲイ
>名無し読者さん
専門学校の夏休みは短かったっす……(涙
>読む人さん
そんな時は某ちゃんねるでやすいしスレっす(w
やっぱ「三益宮殿」はローカルネタでしたか(^^;;;
- 196 名前:Iのバカやろう(1) 投稿日:2001年08月20日(月)12時45分06秒
- 近くのプッチより、やっぱり遠くのプッチだね。んー。
――後藤真希のタメゴト
今日・5月21日は、紗耶香の卒業一周年だが、
楽屋内のメンバーは誰一人としてその名前を出さない。
(いや、石川が言いそうになったのを矢口が止めてたっけ)
まぁ、無理も無い。
アイツの表情見てたら、そんな事、口が裂けても言えないもんね。
ダイバーの控え室。
よっすぃ〜は今日テストの為にお休みなので、中はあたしとコイツの2人きりだ。
(チャーンス!)
あたしはほくそ笑んだ。
……いやね、実はごく最近、後藤がかわいく思えてきたんだよね。
理由はまったくわかんないけど。
ヘッドホンをしてMDを聴いている後藤の背後にこっそりと近づく。
その時、
「あれ? 保田さん、奇遇ですね」
甲高い声が耳に突き刺さった。
振り返ると、仕事帰りらしい石川がにこやかに笑っていた。
どうやら少しでもあたしと話すきっかけが欲しいらしい。
「はいはい、声の高い人は立ち入り禁止ですよー」
あたしは石川を羽交い絞めにし、控え室から追い出して鍵を閉めた。
「なんでですかぁぁぁ〜」
涙声の石川の声がフェードアウトしていった。
- 197 名前:Iのバカやろう(2) 投稿日:2001年08月20日(月)12時45分40秒
- さて、邪魔者はいなくなった。
「ごっちぃ〜ん♪」
窓際に座ってテーブルに突っ伏している後藤の背中にのしかかった。
ヘッドホンがずり落ちる。
「ぐえっ! 重いよけーちゃん、太ったんじゃないの?」
「なんだとー?」
憎まれ口を叩く後藤。
さらに体重をかけてやると、後藤は「むぎゅ〜」と漫画みたいな声を出して潰れた。
……ちょっとカワイイじゃないのよ。
「『ごめんなさい』は?」
「ごべんだざい……」
「よし」
あたしは満足げに微笑み、少し体を起こして後藤の肩に顎を乗せた。
「どしたの? 元気ないじゃん」
「……そんな事、ないよ」
「ホント? ま、いいけど。でも、ごっちんが笑ってないとなんかヤだなぁ」
「………。」
さっきからこっちを見ようとしない後藤。
あたしはわざとらしく呆れたようなため息を吐いた。
案の定後藤はそれにむっとして、
「なんでもないもん」
こっちを向いて口の先を尖らせた。
あまりの子供っぽさにあたしは萌え……いや、苦笑いして『ゴン』と顎で頭を叩いてやった。
「イタッ」
後藤が恨めしそうな顔であたしを見る。
- 198 名前:Iのバカやろう(3) 投稿日:2001年08月20日(月)12時46分16秒
- コイツと最も長く過ごしているのはあたしだ。
何かを隠している事ぐらいすぐに分かる。
「ったく、アンタってホントわかりやすいわ。
あたしに隠し事しようなんて100万年早いわよ。どうせ紗耶香の事で悩んでたんでしょ」
その名前を出すと、後藤の肩がピクリと動いた。
ビンゴか。
「……いちーちゃん……ぐしゅっ」
後藤は鼻をすすり始めた。慌てて頭を撫でてやる。
「泣くなよ〜」
「ン、ひぐっ、ヒックヒック」
コイツ、泣き顔まで可愛いでやんの。
頬が緩んでいくのをあたしは必死で隠した。
「そっか、寂しかったんだ」
「………。」
後藤は頷くと、袖で目をごしごしと擦った。
あたしはポケットからハンカチを出し、涙をふいてやった。
「泣くなよ、可愛い顔が台無しだぜ?」
キザっぽく言ってみると、後藤はようやく笑った。
- 199 名前:Iのバカやろう(4) 投稿日:2001年08月20日(月)12時46分53秒
- 「よしよし、後藤にはやっぱ笑顔が一番だ」
「えへへ……なんか、今日のけーちゃん優しいね」
「何言ってんの、あたしはいつでも優しいわよ」
「ウソだぁ」
「嘘じゃないわよ。……そうね、言い方が悪かったかな。
あたしは、アンタだけには優しいわよ」
「え?」
ははは……あたし、完璧にコイツにハマってるわ。
後藤を見てるとドキドキする。
後藤を見てると抱きしめたくなる。
後藤を見てると他のものが目に入らなくなる。
後藤の声が聞きたい。
後藤のすべてを手に入れたい。
……後藤が、愛しい。
「後藤。あたしさ、アンタの事……好きだよ。多分」
「!?」
後藤は驚いて目を見開いた。
自分でも信じられない。
――あたしが、よりにもよってコイツに恋をするなんて。
- 200 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月20日(月)16時49分38秒
- 待ってました!
今回のは(も)先の展開が気になります。
が、題名も気になるなぁ…。
- 201 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年08月21日(火)12時40分20秒
- こんな駄文の更新を待っていてくれてありがとうごじゃいます♪
題名はあんまり気にしなくていいです。
……ネタバレになるから(w
- 202 名前:Iのバカやろう(5) 投稿日:2001年08月21日(火)12時40分59秒
- 「え、だって、けーちゃんは梨華ちゃんと――」
「だーかーらぁ、石川とあたしは何でもないんだってば。
石川の事は何とも思ってない。あたしは……後藤が好き」
「でも……」
「紗耶香のこと?」
訊くと、後藤はこくりと頷いた。
やれやれ。
あたしは一呼吸おいてから、言った。
「あのさ……あたしじゃ、ダメかな」
「えっ?」
「あたしじゃ、紗耶香の代わりにはならないかな」
「いちーちゃんの……代わり?」
無言で頷く。
「あたし、後藤を幸せにさせる自信あるよ。
……あたしは絶対、アンタを置いて娘。を辞めたりしない」
「!」
「好きだよ、後藤」
あたしは後藤の背に腕を回し、ぎゅっと抱きしめた。
後藤はちょっと驚いたようだったが、やがておずおずと腕を伸ばしてきた。
完全に背に腕が回されたのを確認してから、あたしは真っ直ぐに後藤の目を見つめた。
「けー…ちゃん……」
後藤がとろんとした目を閉じかける。
あたしは、指の震えを押さえつつ顔を寄せた。
唇までの距離が少しずつ縮まっていく。
「後藤……」
唇が触れようとする、まさにその瞬間―――『ハバネラ』が64和音で鳴り響いた。
- 203 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月22日(水)04時11分06秒
- ハ、ハバネラ!!
このタイミングの良さ(悪さ?)は、もしや!!
- 204 名前:林檎 投稿日:2001年08月22日(水)21時08分42秒
- おひさしぶりです!
片道15時間以上かけて秋田へ行ってまいりました。(爆)
ってか、人が秋田へゴーしてる間に何いい展開になってんですか!?(笑)
あぁ、あぁ、あぁ・・・ハマってます。
実は自分やすごまが2押(以下略)
- 205 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年08月27日(月)16時46分21秒
- >名無し読者さん
某寝起き番組なんて覚えてる人いるのかなぁ、とか思ってたらちゃんと覚えてる人がっ(w
恐らく、名無し読者さんの予想どおりかと……。
>副会長(w
ヒサブリっす♪
あ、秋田まで片道15時間もかかるんすか!?
私んちから山形まで約4時間だから……関東在住ですか?
林檎さんはホントに謎が多い(w
あ、私も実はごく最近やすごまに目覚(以下略)
やすごまコンビは今後もちょこちょこ出していきます♪
- 206 名前:Iのバカやろう(6) 投稿日:2001年08月27日(月)16時47分08秒
- 『保田さぁ〜ん』
緊張感がまるで感じられないトーンの高い声。
あたしは瞬間的に電話を切った。
♪♪♪
やや間があって、また同じ音色が響いた。
半ばキレ気味に通話ボタンを押す。
『ひどいですぅ、なんでいきなり切っちゃうんですかぁ! さっきも……』
半泣きしている石川の声が受話器から聞こえる。
「何よ! 今忙しいんだから後にしなさいよ!!」
『そんな……私はただ、保田さんの声が聞きたかっただけなのに』
「後でいくらでも聞かせてあげるわよ!」
『ほ、ホントですか!?』
途端に石川の声がトーンアップする。
なんかマズい事を言ってしまったような気がするが、そんな事はどうでもいい。
『必ずですよ♪ ……あっ、それと、ぁ』
“ピッ”
携帯の電源を切った。
- 207 名前:Iのバカやろう(7) 投稿日:2001年08月27日(月)16時47分49秒
- ふぅ、と一息ついてから後藤の方に向き直る。
「……梨華ちゃん?」
あたしはそれには答えず、両手で後藤の頬を覆った。
後藤が真っ赤になって俯いてしまったので、あたしは指先でそっと顔を上げさせた。
そして、真っ直ぐに後藤の目を見つめる。
「けぇ…ちゃん……」
「好きだよ、後藤」
今度は後藤が目を瞑るのを待たなかった。
少しだけ開いている濡れた唇に、自分のそれを徐々に近づけていく。
目の前の瞳がゆっくりと閉じていく。
- 208 名前:Iのバカやろう(8) 投稿日:2001年08月27日(月)16時48分29秒
- その時、
♪♪♪
今度は後藤の携帯が鳴った。
着メロは恋の始発列車(アルバムバージョン)……って、誰だ?
すると次の瞬間、後藤は突然目を見開き、とんでもない力であたしを吹っ飛ばした。
「のわぁ〜〜〜〜〜〜っ!!!」
あたしは人間ロケットのごとく吹っ飛び、鉄製のゴミ箱に頭からいった。
がーん、といい音がした。
しばし頭を抱えて転げ回り、地獄の苦しみに悶える。
後藤はそんなあたしを放置して携帯にダイブした。
「もしもし!?」
『あ、後藤?』
「いちーちゃぁん! あ〜ん、好き、好き、好きぃ〜っ!」
『あはは、何だよ』
「やっぱりアタシにはいちーちゃんしかいないよぉ!」
『ば、バカ、何恥ずかしい事言ってんだよ』
「………。」
あたしは呆然としたまま、できたてのタンコブをさすっている事しかできなかった。
恨むよ……紗耶香。
こうして、三年以上に渡る千葉ーズの熱い友情に初めてヒビが入ったのだった。
- 209 名前:N 投稿日:2001年08月28日(火)03時16分14秒
- 会長、ひさぶりですっ。
積極的な圭ちゃんに萌え萌え〜っす!
- 210 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月28日(火)06時57分29秒
- 着メロで恋の始発列車のバージョンを
聞き分けるヤッスー萌え。
- 211 名前:ムニュ@作者(授業中) 投稿日:2001年08月28日(火)14時19分14秒
- >Nさん
紫板にお帰りなさいませ(w
キャラが勝手に一人歩きを始めてしまったので収拾がつかないっす(^^;
>名無し読者さん
なんせ64和音ですから(w
某ちゃむの「あなたが、スキ」もバッチリでしょう。。。
- 212 名前:Iのバカやろう(9) 投稿日:2001年08月28日(火)14時23分38秒
- 翌日――。
「保田さ〜ん」
「さ〜ん」
毎朝恒例の『ぶりんこ・早朝レポート』。
辻がシャーペンをあたしに向ける。どうやらマイクのつもりらしい。
加護はおばさんみたいにあたしの肩をペシペシ叩いてきた。
「くっくっくっ、聞きましたで。なんでも師匠に手ぇ出したとか……」
言い終わる前に、あたしはスリッパで加護の頭を叩いた。
すこーん、と軽い音がした。
「あたたっ! な、何するんですか!?」
「れすか!?」
あたしは微笑み、優しい口調で言った。
「あたし、今日ものすごぉ〜く機嫌悪いのよね♪」
- 213 名前:Iのバカやろう(10) 投稿日:2001年08月28日(火)14時24分17秒
- 2人は気迫に押されたのか、尻尾を巻いて逃げていった。
すると、入れ違いで吉澤が入ってきた。
「おお〜ぅ! 保田さぁ〜ん!!」
吉澤はあたしの姿を確認するや否や、目を輝かせて両手を広げ、ダイブしてきた。
あたしは表情を変えず直前で横に避けた。
そして、吉澤はそのまますぐ後ろにあったロッカーに顔からいった。
どんがらがっしゃーん、と派手な音が鳴り響く。
「いってぇ…マジいてぇ…でも……あぁ、この痛みが愛なのね」
吉澤は激しく鼻血を流出させながら自分の世界に浸っている。
あたしは気づかれないようにこっそりと楽屋を出た。
その瞬間、イノシシのようなものが凄い勢いで突っ込んできた!
「ひぃええええ〜〜〜〜〜〜っ!!!」
- 214 名前:Iのバカやろう(11) 投稿日:2001年08月28日(火)14時25分01秒
- もろにくらってしまい、楽屋の中に押し戻された。
「んぎゃっ!」
世界が三回転した後、うつ伏せで倒れる。
が、あれだけの勢いでぶつかられたのに、あたしの体には傷一つついていなかった。
何かがクッションになったのかな? 下にそれらしきものがある。
「なんだこれ?」
手で触ってみる。
柔らかい。
その上、なぜかあたたかい。
なんだこりゃ?
「い、いやぁん、保田さんのえっちぃ……」
「へっ?」
眼下に見ゆるは吉澤の鼻血顔。両手で顔を覆って赤面(血の色とは違う)している。
訝しげに視線を自分の手元に持っていくと……。
「げっ!」
あたしの手が…吉澤の胸を…わしづかみに……。
もう神様なんて信じるもんか。
- 215 名前:林檎 投稿日:2001年08月29日(水)11時48分32秒
- >「いってぇ…マジいてぇ…でも……あぁ、この痛みが愛なのね」
大爆笑です。(笑)
あぁ、ムニュさんワールドにひきこまれて・・・ってか、底なし!?(笑)
私がどこに住んでるか?まぁとりあえず、北風に聞いてみてください。(オイ)
- 216 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年08月29日(水)16時49分59秒
- ありがとうございます(w>大爆笑
じゃあさっそく聞いてみましょう、北上さん……って、間違えたぁぁ!!!
- 217 名前:Iのバカやろう(12) 投稿日:2001年08月29日(水)16時51分39秒
- 「でも、保田さんになら……」
硬直しているあたしの手に、そっともう一つの手が重ねられる。
吉澤は潤んだ目であたしを見て、何かを促すように(何をだぁぁ!)頷いた。
その時、
「ちょーっと待て〜!!!」
聞き覚えのある声が楽屋に響き渡った。
助け舟か?
「圭ちゃんはなっちのモノだべさ! 圭ちゃん公認なんだべ!!」
「認めてなぁぁぁいッ!」
……三途の川への渡し舟だったようだ。
- 218 名前:Iのバカやろう(13) 投稿日:2001年08月29日(水)16時52分34秒
- 「ごめんね圭ちゃん、力入れすぎちゃった」
なっつぁんが照れを隠すようにペロリと舌を出した。
アンタだったんかい!
今度から『イノシシなっち』と呼んでやる。
「そんな、梨華ちゃんはともかく、安倍さんまで……」
吉澤が呆然と立ち尽くす。
なっつぁんはそんな吉澤を見て不敵な笑みを浮かべている。
ううっ、また修羅場かい。
「よっすぃ〜、悪い事は言わないべさ。おとなしく手を引いた方がいいべ」
「! そういう訳にはいきません。こればっかりは……いくら先輩でも、譲れません!」
吉澤はなっつぁんにそう言い放った。
睨み合い。
まさに2人の視線の間で激しく火花が散っているといった感じだ。
あたしは緊張した面持ちでその場を見ていた。
逃げようにも逃げられない。
その時、緊張の糸が張り詰めていた楽屋内に聞き慣れた甲高い声が響き渡った。
「おはようございまぁ〜す♪」
- 219 名前:Iのバカやろう(14) 投稿日:2001年08月30日(木)16時22分12秒
- 「い、石川……」
あたしは心底コイツを憎んだ。この泥沼には底が無いらしい。
「あれ、皆さんお揃いでどうしたんですかぁ?」
相変わらず周りの空気が読めないヤツめ。
あたしはつかつかと歩み寄り、石川の首根っこを掴んで楽屋の隅まで引きずっていった。
「きゃい〜ん、保田さぁん♪」
石川はぶりっ子ポーズをした。
何がキャイ〜ンだ。
キャイ〜ンは辻だけで十分だっての。
あたしは石川の目を見据えた……ら、石川の顔がとたんに高潮した。
「保田さん…そんなにじっと見つめられたら恥ずかしいですよぉ……」
楽屋の空気が音を立てて凍りついた。
ははは……今は後ろを振り向かない方が賢明ね。
- 220 名前:Iのバカやろう(15) 投稿日:2001年08月30日(木)16時22分46秒
- 「――あ、そういえば保田さん」
「何よ」
「昨日、ごっちんに何しようとしてたんですか?」
周りの空気が凍り付いた。
あたしは驚きのあまり一瞬宇宙と交信してしまったが、慌てて我に返り、石川の口を塞いだ。
興奮状態になった石川があたしの腕の中でじたばた暴れる。
こら、鼻息がくすぐったいわよ!
「!!!!! ひゃ、ひゃふはは〜ん……」
「……っの、おバカ!」
「?」
「あのさ……あたし達の周り、見てみな」
石川はあたしの肩越しに周りを見た。
その瞬間、石川の顔がみるみるうちに青くなった。
「ぷはっ! や、保田さん、なんでみんな私の事睨んでるんですかぁ!?」
口を塞ぐ手から逃れた甲高い声が響き渡った。
- 221 名前:Iのバカやろう(16) 投稿日:2001年08月30日(木)16時23分16秒
- 周りの冷た〜い視線を受けるあたしと、ひたすらオロオロしている石川。
もう逃げたいッス……。
その時、
「おはよーございまーす」
最も聞きたくなかった声が聞こえた……。
しかし、あたし以外の人間はそれに気づかないのか、視線をあたしの方に向けたままだ。
「あれ? どしたの、みんな」
「ごっつぁん……」
あたしは不覚にもソイツの名前を口に出してしまった。
その瞬間、全員が後藤の方を向いた。
狼狽する後藤。
「な、何?」
「ごっちん……」
吉澤がじりじりと歩み寄る。
後藤はそれに合わせて後ずさる。
「ひどいよごっちん、私の気持ち知ってるくせに……」
「な、何の事?」
「保田さんの事たぶらかしたんでしょ!」
「はぁ!? 違うよ、アレはけーちゃんの方から――」
「んだぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!」
あたしは常日頃から鍛えている喉を全開にして大声を張り上げ、後藤の口を塞いだ。
……しまった、石川と間接キスさせてしまった。
後でそこにあたしの唇を重ねておこう。
……いや、待てよ。そうするとまた石川とキスする事に……。
- 222 名前:Iのバカやろう(17) 投稿日:2001年08月30日(木)16時24分02秒
- ――って、そんな事はどうでもいい!
(ちょっと後藤、こっち来な!)
と言いつつも、半ばあたしが引きずっていったようなものだが。
楽屋の隅(石川のいる反対側)まで来ると、あたしは後藤にヒソヒソ声で囁いた。
(後藤、頼むわ。昨日のコト、内緒にしといて!)
(え〜っ……ヤダ)
(なんでよ!)
(だってぇ、ヒトの弱み握るのって楽しいじゃん?)
後藤はそう言ってニヤリと笑った。
お、鬼だ。
コイツは悪魔だぁぁぁ!!!
- 223 名前:Iのバカやろう(18) 投稿日:2001年08月30日(木)16時24分41秒
- (まぁいいや。ね、けーちゃん。ここはアタシに任せてよ)
(ダメ、アンタ何言うか分かったモンじゃないから)
(いーじゃん、あとでチューさせてあげるから♪)
後藤は小悪魔(中身は大魔王だが)的な笑みを浮かべた。
うっ。
チュー……だ、ダメよ、保田圭(20)! 欲望に流されちゃ!!
…。
……。
………。
「―――絶対よ」
……何とでも言いなさいよ。
あたしは自分の気持ちに正直なだけだから。
- 224 名前:JZA−70 投稿日:2001年08月31日(金)01時24分42秒
- わはははは!(≧∇≦)ノ彡☆ばん!ばん!!、面白過ぎです!
全部読み終りました。ヤッスー、いい女なのにむちゃ振り回され!
作者さん…私の腹筋…ククッわはは!(^▽^)<どうなるんですかー
今後の笑いのツボ、期待しております。
- 225 名前:ちびのわ 投稿日:2001年08月31日(金)02時47分55秒
- 最高っすよ〜!!
いつもHP見させてもらってるんですが待切れなくて
きちゃいました〜。
自分も金版で書いてるのでよかったら覗いて下さい!
- 226 名前:名無しです 投稿日:2001年08月31日(金)02時54分41秒
- 子悪魔ちっくなごまに萌え〜☆
それでもごまはやっぱり市井ちゃん一筋なのね・・・
はたして、やっす〜は誰を選ぶのか!?
そこで、巷で話題の「いきなり次回予告!」をやってみたところ・・・
学校の帰り道、保田は偶然ダンボールに入った小さな石川を拾う。
「捨て石川か・・・」
情に駆られてアパートに連れ帰るが、石川は保田の恋人後藤に小便をひっかけて
しまい・・・。
次回「福を呼ぶ石川」 乞うご期待!!
「捨て石川」に爆笑でした。
- 227 名前:いきなり次回予告! 投稿日:2001年08月31日(金)03時13分14秒
- ↑の続きです。パート2(藁
「保田は、その美貌によって会場の視線を集めた。
しかし、突然引き裂かれる絹のドレス!
保田を妬んだ石川の仕業だった。
とっさに駆けつけ、自分のマントをそっと肩にかける吉澤。
絡み合う視線。2人の間に何かが生まれた・・・。
次回『保田、王宮へ!待ち受ける石川の罠!』乞うご期待!!」
- 228 名前:林檎 投稿日:2001年09月02日(日)17時15分08秒
- ・・・やすごま〜!!(出血死)
あぁ、あぁ!やすいしのはずなのにぃ!やすごまぁ〜!
ちゅー・・・。
- 229 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年09月04日(火)15時40分04秒
- >JZA−70さん
腹筋は大丈夫っすか?(w
次回は筋肉痛になるほど笑っていただけるよう頑張っていきたいと思いまっす。
>ちびのわさん
あ、HP来てくれてたんですね。ありがとうごじゃいま〜す♪
本日の更新分あげたらさっそくそちらを覗かせていただきますね。。。
>>226-227さん(?)
( `.∀´)<アイツは悪魔よッ! カワイイ顔してあんなん……むぐっ
( ´ Д `)<けーちゃん、スキー(はぁと
(*`.∀´)<……あたしも……
( ´ Д `)<(アハハハハ、本気になってやんの)
>林檎さん
林檎さんもやすごま書い(略
チュウ( ´ 3`(`.∀´*)!!!
\(T▽T)/<しないよぉぉ!!!
- 230 名前:Iのバカやろう(19) 投稿日:2001年09月04日(火)15時41分23秒
- (決まりね♪)
後藤はにっこりと笑うと、楽屋の真ん中に戻っていった。
吉澤だけでなく、イノシシなっち(けっこう呼びやすいかも……)も後藤を睨んでいる。
石川は相変わらずうろたえているばかりだ。
「みんな、なんか勘違いしてない?」
後藤は苦笑いして言った。
「アタシは、けーちゃんから相談受けてただけだよ〜」
「え、でも、保田さんは……もごっ」
(後藤、続けて)
あたしは後藤とアイコンタクトをした。
後藤は口の端を一瞬上げ、話を続けた。
「けーちゃんね、スキな人がいるんだって」
ご、後藤!?
「でもアタシはそれが誰か聞いてないよ。教えてくれなかったんだ。
……もしかしたら、近くにいる人だからかもしれないよね。
アタシに話すって事は、アタシじゃないって事でしょ?
あ、ひょっとしたらここにいる誰かだったりして、アハッ♪」
うまい!
さすが紗耶香の弟子、口が実に達者だ。
アイツったら、しっかり教育係してたんじゃん。
あたしの中で千葉ーズの間に走った亀裂がちょっと修復された。
……でも、確かにうまいけど、これじゃあさ……。
- 231 名前:Iのバカやろう(20) 投稿日:2001年09月04日(火)15時43分47秒
- 石川・吉澤・なっつぁんがあたしの方を向いた。
ひいっ、目が血走ってる!
「保田さん……」
「それは……」
「絶対……」
3人がじりじりと近づいてくる。
あたしは一瞬のスキをつき、扉を開けて一目散に逃げ出した。
「石川の事ですよね〜〜〜!?」
「私に決まってますよね〜〜〜!?」
「なっちの事っしょ〜〜〜!?」」」
「ひぃええええええ〜〜〜〜〜っ!!!」
全速力であたしは廊下を走った。
走っている最中、あたしはふと窓の外を見た。
太陽がさんさんと輝いている。見事な日本晴れだ。
あぁ、いい天気だなぁ…ははは、はは…あはははは……。
「バカヤロぉぉぉぉ―――ッ!!!」
あたしの魂の叫びが廊下中に響き渡った。
おわり。
- 232 名前:青いスポーツカーの娘。(おまけ・ののかお編) 投稿日:2001年09月04日(火)15時44分56秒
- 4人の人間が猛スピードで目の前を走り抜けていったのを、
そのセンサーはしっかりと捕らえていた。
廊下に伸びる長い影と、その隣には短い影。
「圭ちゃんもなっちもしょうがないなぁ。廊下は走っちゃダメじゃない。
今度注意しなきゃね、リーダーとして」
「まったくれす」
娘。1の凸凹師弟コンビ、飯田圭織と辻希美。
「それにしても、あれのこうかはばつぐんれすね」
「そうだね、これでカオリも安心だよ。リーダーとして。……おつかいありがとうね、辻」
「てへてへ、おやすいごようなのれす」
「あ〜! 可愛いなぁ、辻は」
飯田は辻をぎゅっと抱きしめた。
辻の小さな体は、その中にすっぽりと収まってしまった。
(ののは、いーらさんのためなら……なんでもするのれす)
飯田の腕の中で、辻の目が光った。
「辻……大好きだよ」
「ののも、いーらさんがらいすっきれす♪」
「リーダーとして」
「………。」
「……嘘だよ」
「てへてへ」
おわり。
- 233 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年09月04日(火)15時47分18秒
- 4作目終了っす。次回はめっちゃ長いっす……(^^;
そんでもって、娘。編が終了となります。
で、どうしましょうかねぇ……移転しようかどうか考え中っす。。。
- 234 名前:名無し娘。 投稿日:2001年09月04日(火)18時08分27秒
- おもしろかったです・・・
ヤスヲタになってしまいそーな自分・・・
今日読み始めたのですが
ちょうどリアルタイム更新だったみたいで・・・
最後にもう一回更新したらおまけの
「ののかお」編が・・・
がんばってくださーい・・・
- 235 名前:ちびのわ 投稿日:2001年09月05日(水)01時05分02秒
- いや〜、圭ちゃんモッテモテですね。
そしてその光景をみてめでたいと考えるかおりんに
ぞっこんっす(W
移転されてもついてゆくので連れてって(W
やすいしマンセ−!!
- 236 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年09月07日(金)15時49分50秒
- おっ、紫板が復旧してる♪ キレーになりましたね〜。
>名無しさん
ぜひヤスヲタになってください(w
がんばりまーす・・・
>ちびのわさん
川 `〜`」|<平和が一番だよ
(;´D`)<ちょっとちがうようなきがしないでもないのれす
移転先は、晴姫さんがいたので月板にすることにしました(w
タイトルは敢えて「ムニュ(移転後)」で(涙
- 237 名前:愛菜@正体は、、、(w 投稿日:2001年09月07日(金)17時03分48秒
- 愛菜@晴姫@矢風検索で牛と同じ名前で鬱(wですが、
ムニュさん、、、(w
(^▽^)<本当にいいんですかぁ〜?
最初に月板にレスしましたが、、、(w
原因があたくしとわ、、、(w
- 238 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年09月17日(月)09時22分54秒
- ( `.∀´)<いいわよ! 人いないし(w
亀レスすまそ。。。
- 239 名前:「保石(ほい)推進委員会」会長 投稿日:2001年11月14日(水)16時27分08秒
- ある一人の「漢」に捧ぐ。
(誠に手前勝手ですが、他の方はレスしないでください)
- 240 名前:scar 投稿日:2001年11月14日(水)16時28分46秒
- 新メンバーとしてモーニング娘。に入ってから、はや数ヶ月が過ぎた。
先輩たちとも大分打ち解けてきたし、毎日が充実している。
怪我した足はもうすっかり完治し、今はどんな激しいダンスでも踊れる。
新曲の振りだってもうバッチリ。
でも、怪我は治ったけど、傷跡はまだ残っていたりする。
お医者さんには『一生残るかもしれない』と言われたけど、
これは私がモーニング娘。であった事の証にもなるだろうから、大して気にならない。
あの人にそう話したら、笑われてしまった。
「アンタって、ホント変な子」
その言葉に私は気分を害する訳でもなく、かと言って笑ったりもしなかった。
ただ、なぜ笑われたのか分からなかったので、頭の上にハテナマークを浮かべるだけ。
そんな私を見て、あの人はまたくすくすと笑った。
私の先輩であり、モーニング娘。のサブリーダー・保田圭さん。
同期で入った他の子たちは口を揃えて『怖い』って言うけど、私は特にそうは思わない。
確かに中澤さん並の迫力はあるけど。
- 241 名前:scar 投稿日:2001年11月14日(水)16時29分22秒
- 彼女の、何事にも一生懸命な姿勢は尊敬に値するほどだ。
レコーディングスタジオから出てくる時、ダンスレッスンをしている時、よく泣いているのを見かける。
しかし、次の日には誰よりも一番上手くなっている。
そこまでの努力をするほどの根性は、私にはまだ無い。
彼女はその努力の成果を自慢することもなく、むしろ他を引き立てるために努力している。
なんて欲の無い人だ、とよく思う。
『縁の下の力持ち』
この言葉は彼女のためにあるようなものかもしれない。
- 242 名前:scar 投稿日:2001年11月14日(水)16時31分10秒
- 私は取り立ててモーニング娘。の中で目立とうとは思っていない。
だから、彼女のような存在になりたいと密かに願っている。
愛ちゃんが太陽なら、私は月を照らす星々のうちの1つ。
それで十分。
なんだか宮沢賢治の詩みたいになっちゃったけど、とにかく、私は保田さんを尊敬している。
彼女の魅力をどうにかして盗もうと、観察するのが日課(未だに何も盗めずにいるけど)だ。
それで、たまに話しかけられたりすると、嬉しくなる。
恋愛感情、とか、そういうのじゃなくて……よく分からないけど、距離が近づくみたいな感じがして。
少しでも、彼女に近づければいいと思う。
それが、どんな形であれ。
- 243 名前:scar 投稿日:2001年11月14日(水)16時32分20秒
- あの時は、本当にびっくりしたのと同時に、ショックだった。
TVの収録の合間に空き時間ができたので、ジュースを買いに自販機の所へ行ったら――見てしまった。
保田さんと石川さんが、絡み合うように抱き合ってキスしている所を。
あまりにも非日常的なその光景を目の当たりにし、私は立ちすくんでしまった。
もし私が麻琴ちゃんだったら、奇妙な叫び声を上げながら逃げ出していたことだろう。
石川さんは保田さんにべったりって感じで、唇が離れてもずっと保田さんにしがみついたままだった。
保田さんはそれに苦笑いしつつも、優しく頭を撫でてあげている。
――羨ましい。
純粋に、そう思った。
石川さんになりたいと思った。
- 244 名前:scar 投稿日:2001年11月14日(水)16時32分51秒
- そんな私の羨望――あるいは嫉妬の眼差しに気づいたのか、保田さんの目が私の姿を捉えた。
私は相変わらず固まったまま。
さすがに一瞬驚いたようであったが、動揺は表情だけだった。
私に背を向ける形で立っている石川さんも気づいていない。
そして、私に向けて意味ありげに微笑むと、保田さんはもう一度石川さんとくちづけを交わした。
いつ誰が来るかも分からないのに、あんなに大胆に……。
混ざり合う唾液の音が、私の耳にまで聞こえてきた。
私は耳を塞ぎ、動かない足を半ば引きずるようにしてその場を後にした。
- 245 名前:scar 投稿日:2001年11月14日(水)16時33分27秒
- 撮影の間、保田さんと石川さんはさっきのような雰囲気は全く見せなかった。
いかにも仲の良い仲間です、みたいな感じで。
もちろん、メンバーも全く気づいていない。
私たちはもちろん、大先輩である飯田さんや安倍さんまでも。
どうも腑に落ちない。
あれほど派手に……その、愛し合っていても、気づかれないものだろうか?
誰の目に触れることもなく。
しかし、その答えが出るはずもなかった。
- 246 名前:scar 投稿日:2001年11月14日(水)16時34分02秒
- 座席は、新メンバー4人をリーダー・サブリーダーが挟む、というものだった。
やはりというか、私は保田さんの隣だった。
以前撮影したVTRが流れ出す。
メンバーは、それぞれの思惑を抱えながらその映像に目をやる。
どんなコメントをしようかと考えていたり、隣のメンバーと笑いあったりと、様々だ。
私は、どちらかというと前者だ。
何も考えていないように見えるだろうけど……
「ねぇ」
ふと、小声で保田さんが話しかけてきた。
途端にさっきの光景がフラッシュバックする。
保田さんは私の頭の中を覗いたかのように、
「さっきのさ……どう思った?」
微かな笑みを浮かべて訊いてきた。
少し意地悪そうな、小悪魔的な笑み。
「………どうって……何の事ですか」
たっぷり3秒間考えたあげく、私の口から出た言葉はこれだった。
- 247 名前:scar 投稿日:2001年11月14日(水)16時34分36秒
- 「いやらしい、って思った?」
間を空けずに、保田さんは訊いてきた。
ただし、目線はモニタに向けて。
私はふるふると首を横に振った。
「じゃあ、何て思った?」
「別に……何とも思いませんでした」
とりあえず、下手に誤解を与えないように言った。
しかし保田さんは、
「――あたしさ、知ってるんだ」
さっき私に見せたあの笑みを浮かべ、言った。
「紺野が、いつもあたしの事見てるの」
「! ………」
動揺を悟られないようにしたつもりだったが、肩がピクリと震えるのが自分でも分かった。
思わず保田さんの方を見る。
保田さんは目線をモニタに向けたままだった。
「何とも思わなかったんだ」
「………」
答えられるはずがなかった。
衣装の膝のところをきゅっと握り締める。
「もしあたしの事が好きなんだったら、今夜……部屋においで」
そこで、VTRは切れた。
- 248 名前:scar 投稿日:2001年11月14日(水)16時35分38秒
- 仕事が終わり――私の足は、自然と『そこ』へ向かっていた。
ドアをノックする。
返事はない。
再度、ドアを叩く。
やはり返事はなかった。
そっとドアノブを回してみる。
すると、あっさりとドアは開いた。
部屋の中は真っ暗だった。
カーテンも閉め切っているらしく、部屋には月の光さえも入ってこない。
暗闇の世界。
「……来たわね」
部屋の奥から、声がした。
それに続いて、もう一つの声。
「う……ぅ」
声とは言っても、うめき声のようなものであったが。
……間違う筈も無い、この特徴的な声は彼女しかいない。
「いいわよ、入ってきなさい。……ただし、声を出さないようにね」
見える筈も無いが――私は軽く頷き、中に足を踏み入れた。
不思議と、恐怖感は無かった。
- 249 名前:scar 投稿日:2001年11月14日(水)16時36分18秒
- やがて、爪先が障害物に当たる。
まだ完治していない右脚の傷に、ほんの少しだけ痛みが伝わる。
私は歩みを止めた。
それからやや間があって、一気に視界が明るくなった。
保田さんが、部屋の明かりをつけたのだ。
全く見えなかった目が慣れてきて――見た。
大きなベッドの上、私をあの顔で見つめている保田さんと、
「う……、ぅぅっ……」
猿轡のようなものを口にはめられ、後ろ手を縛られている、全裸の石川さん。
うつ伏せで、肩で体重を支えている。
美しい形の胸が、マットに押しつぶされて無残に形を変えていた。
そして、突き出されたお尻の陰から、うっすらと彼女の女性の部分が姿を見せていた。
そこから太股にかけて、一筋の雫が道を作っていた。
- 250 名前:scar 投稿日:2001年11月14日(水)16時37分07秒
- 「石川……アンタの躰、見られてるわよ。全部」
保田さんが石川さんの耳元で囁き、その耳朶を齧った。
眉間に皺を寄せ、首を振る石川さん。
彼女の視界もまた、闇に包まれていた。
備え付けのアイマスクだろうか――それで、視力を奪われていた。
呆然と突っ立っている私に、保田さんはこう訊いてきた。
「あたしの事、好きなんでしょ?
だったら……この子が憎いわよね?」
相変わらずの笑顔で。
私は首を振った。
確かに羨ましくは思ったけど、憎いなんて――
「好きなように虐めていいわよ」
さっきとは違う、淫靡な笑みを保田さんは浮かべた。
- 251 名前:scar 投稿日:2001年11月14日(水)16時37分41秒
- 「きっと、心のどこかでは憎いって思ってるはずよ。
あたしを独占してるこの子を。あたしだけに見られてるこの子を。あたしに愛されてるこの子を……」
呪文のように、保田さんは繰り返した。
その声が頭の奥でぐるぐると廻り出す。
自分の心が、分からなくなってくる――
それから逃れようと、ぶんぶんと頭を振る。
葛藤する私の姿に、保田さんは苦笑いしている。
「おいで」
ベッドの方に手招きされる。
私はもう何も考えられずに、ふらふらと保田さんの元へ歩み寄った。
すぐ近くまで来ると、保田さんはベッドから降りて私を抱きしめた。
(――嬉しい)
空白の頭の中に、それだけが浮かんだ。
呻く石川さんの声は、ほとんど耳に入らなかった。
- 252 名前:scar 投稿日:2001年11月14日(水)16時38分19秒
- 少し熱く感じる頬を、そっと手で覆われる。
ひんやりとした保田さんの手が心地良く感じられる。
私は、自分の頬があまり好きではない。
ぷっくりしていて、幼く見られるから。
それに、保田さんの唇が降りた。
軽く触れられただけなのに、そこだけがとても熱く感じる。
それから、今度は唇にキスされた。
実は初めてなのだが、そんな事を考えている余裕は私の脳には無かった。
(保田さん、いい匂いがする……)
それだけ考えるのがやっとだった。
何度も唇を啄ばまれ、半分開いた口に舌が差し込まれてきた。
保田さんの舌が、生き物のように私の口内を蹂躙する。
私は目を閉じ、ただされるがままになっていた。
上着の裾を掴んでいた手も、いつの間にかだらりと垂れ下がっていた。
- 253 名前:scar 投稿日:2001年11月14日(水)16時39分34秒
- そこで、保田さんは一旦体を離した。
そして、私の肩に手を置き、真っ直ぐに目を見つめてきた。
「あたしの事、好き?」
頷く。
「あたしに愛されたい?」
頷く。
「石川からあたしを奪いたい?」
頷く。
- 254 名前:scar 投稿日:2001年11月26日(月)16時38分20秒
- 「じゃあ、奪って」
保田さんはそう言って、視線を石川さんの方へ向けた。
石川さんは周りが見えない状態ではあるが、全身で怯えを露にしていた。
が、今の私の目にはもう何も映っていない。
右脚をかばいながら、ベッドに上る。
痛みは感じなかった。
「ううっ、うっ……!」
声にならない悲鳴を上げる石川さん。
私は奇妙な胸の高鳴りに戸惑いつつも、そっとその体に触れた。
石川さんの体がびくんと跳ねる。
その手を、腰から脚にかけて滑らせた。
絹のような手触りが伝わる。
「ふぅん、うぅ……」
石川さんが息を若干荒くする。
「もっと大胆に触っていいのよ。その子は虐められるのが好きだから」
相変わらずの微笑を浮かべ、保田さんは石川さんの最も敏感な部分を指で摘み、強く刺激した。
「うっ、うううんっ!」
瞬間、石川さんは大きく体を反らせて全身を痙攣させた。
保田さんの手に飛沫がかかる。
- 255 名前:ムニュ@作者 投稿日:2001年11月26日(月)16時38分51秒
- ひ〜、あげてしもた〜!!!(死
- 256 名前:scar 投稿日:2001年11月26日(月)16時39分36秒
- 「ね? これだけで汐吹いちゃうんだから。……ほら、ちゃんと綺麗にしなさい」
保田さんが石川さんの猿轡を外し、手を石川さんの口元に持っていった。
「は、はい……」
石川さんは荒い息をつきながらもその指を口に含んだ。
一本一本、丁寧に舐めあげる。
そうして綺麗に舐め終わると、
「いい子ね、梨華」
保田さんは石川さんと唇を重ねた。
その光景をただ呆然と見ていた私に、保田さんは目線を送ってきた。
(来なさい)
そう言っているようであった。
近づくと、保田さんは絡めていた舌を離した。
2人の間を繋いでいた透明な糸が、シーツに垂れ落ちる。
「さ、どうぞ」
まるで、席を譲るかのような言い方だった。
私はそれに不快感を覚えるでもなく、ただ従った。
「保田さん……誰なんですか、そこにいるの」
保田さんは答えなかった。
代わりに、私の背中をポンと叩いた。
- 257 名前:scar 投稿日:2001年12月07日(金)15時48分28秒
- 私はさっきまで保田さんのいた場所に座った。
先ほどの飛沫がシーツに染み、そこは少し湿っていた。
気配を感じたのか、石川さんは身を固くした。
「誰……誰なの?」
保田さんの方を向く。
保田さんは、黙って首を横に振った。
困惑しつつも、私は再び石川さんの体に手を伸ばした。
「いいわ石川、教えてあげる。アンタ、さっき……後輩にイかされたのよ」
「!?」
思わず、伸ばしかけた手を止めた。
「でも、気持ちよかったんでしょ? ……その証拠に、ほら。
アンタのいやらしい汁、次から次へと溢れてきてるわ。シーツもベトベト」
すると、保田さんは私の手をとって石川さんのそこへと導いた。
くちゅっ、と湿った音が響き、そこは私の指をすんなりと受け入れた。
(凄い……熱い)
襞の一つ一つが指先に絡み付いてくる。
それらは受け入れたものは逃さないとばかりに、私を締め上げた。
- 258 名前:scar 投稿日:2001年12月07日(金)15時49分25秒
- 「くぅっ……誰なの、小川? 新垣?」
石川さんが2人の名前を呼ぶ。
それに内心怯えながら、私は指を奥へと進めた。
「――無駄口が多いわね」
背後の保田さんが口を開いた。
冷たい笑みを浮かべていた。
「石川、またコレ付けなさい」
先ほど、石川さんの言語の自由を奪っていた猿轡だった。
彼女自身の唾液でべたべたになっている。
「はい……保田さん」
「いい子ね」
従順に従う彼女の額に、保田さんはまたキスをした。
差し入れた指の先に、新たな熱い液体を感じた。
「じゃあ、ご褒美にコレを外したげる」
保田さんが手を伸ばした先は――
「!!!」
止める間もなく、石川さんは視力を取り戻した。
そして、私の姿を見つけたや否や、薄く開けていた目を見開いた。
- 259 名前:scar 投稿日:2001年12月07日(金)15時50分34秒
- 「っ、……っ!!!」
きっと、大声で叫びたいに違いない。
しかし、それは不可能なことだった。
「さ、紺野。石川のこと、イかせてみせて」
保田さんは軽い口調でそう言った。
その言葉に私は困惑し、石川さんは絶望的な表情になった。
「さっき、あたしがしたみたいにやればいいのよ。
……そうね、やっぱり身をもって理解した方がいいかしら」
保田さんが、私の体に手を伸ばした。
私は、ただそれを受ける。
肩に手が置かれ、私は目を閉じた。
(間際に石川さんの悲しげな目が見えた)
間もなく、柔らかく温かな感触を唇に覚えた。
自然に口が開く。
そこに、素早く保田さんの舌が差し込まれる。
「……ん……」
くぐもった音が、吐息と共に吐き出される。
保田さんは舌を絡めながら、私の服に手をかけた。
もちろん、抵抗はしなかった。
- 260 名前:その漢(w@保石18禁萌え(爆)支部長 投稿日:2001年12月08日(土)20時37分42秒
- うをぉぉぉぉぉぉぉ!!やすいしこんやすいしこん〜〜〜〜〜!!!(超ド級萌死)
ありがとうございます!!今日はこれでメシ食います!!(何)
- 261 名前:会長 投稿日:2001年12月10日(月)16時05分53秒
- あげちゃイヤーソ(w
ホントは完成してから呼ぼうと思ってたんすけど、ばれちゃいましたね。。。
ま、ちまちま書いていきますのでぬる〜い目で見守っていてくださいな。
- 262 名前:scar 投稿日:2001年12月10日(月)16時07分50秒
- 片手だけで、保田さんは器用に私の服を脱がせていった。
人前に肌を晒すのは初めてだ。
緊張、恥ずかしさ、嬉しさ、期待……
私の中で、相互に矛盾する様々な感情が交錯していた。
そうして、私の上半身は一糸纏わぬ姿になった。
腕で胸を隠そうとしたが、
「くっ、ん!」
保田さんに胸を責められ、阻止されてしまった。
(なんで……? 赤ちゃんにおっぱいあげてる人とかは全然普通にしてるのに……)
性的経験のない私にとって、その質問の答えを出すことはできなかった。
そんな事を考えている間にも、保田さんは私の胸を指先で弄ぶ。
「は、っ……!」
「声我慢しなくたっていいわよ、もうばれてんだから。
紺野のHな声、もっと石川に聞かせてあげな」
そんな事を言われると、余計我慢しなくてはという気持ちになる。
時折視界に入る石川さんの目からは、涙がこぼれている。
「石川」
気配を察したのか、保田さんが話しかけた。
俯いていた石川さんが顔を上げる。
彼女が今抱いている感情は果たして希望なのか、絶望なのか。
- 263 名前:scar 投稿日:2001年12月10日(月)16時09分42秒
- 「アンタはそこで、あたしと紺野のH見ながら自分でやってなさい」
冷たく言い放つ保田さん。
石川さんの目から、光が消えた。
(――酷い人)
直感的に、そう感じた。
でも、嫌いにはなれない。
なれるはずがない。
「……はい」
石川さんは、しかしそれでも従順に従った。
この人達はどんな関係なんだろう、そんな疑問が浮かぶ。
石川さんが、自らの秘部に手を伸ばす。
周りを撫でるようにしてから、中指を膣内に差し入れる。
「ん……」
それから、ゆっくりと指を出し入れし始める。
徐々にその速度は上がっていく。
こぼれ落ちた愛液がシーツに染み、跡を残す。
保田さんが一瞬だけ口元に笑みを浮かべたのを、私は見逃さなかった。
- 264 名前:scar 投稿日:2001年12月10日(月)16時11分26秒
- 「――さ、紺野。石川がちゃんとイけるように、あたし達も頑張んなきゃね」
保田さんは、再びあの淫靡な笑みを浮かべた。
そうして、スカートが下ろされ、保田さんの指が下着の中に入り込んできた。
冷たい指の感触に、私は身をよじらせた。
「恥ずかしい?」
私は答えず、目をきつく閉じた。
「可愛い」
また、頬にキスされた。
熱く火照ったそこが、さらに熱くなる。
瞬間、下の方で保田さんの指が動き始めた。
「んぁっ……!」
足にかけていた力がふぅっと抜ける。
生き物のような保田さんの指が、私の敏感な部分をすぐさま見つけ出し、刺激し始める。
自分でもどこを触れば気持ちよくなるか分からないのに、
なんで保田さんは分かるんだろう?
そんな疑問も、次から次へと襲い掛かってくる初めての連続に打ち消されてしまう。
- 265 名前:その漢(w@保石18禁萌え(爆)支部長 投稿日:2001年12月11日(火)02時38分06秒
- OK牧場!!(w
これはめっちゃいい!!これでメシ4杯は軽く(ナニ)
ぬるめではなく温かい目で見守りますのでマターリと。(w
頑張ってください!!
- 266 名前:scar 投稿日:2001年12月21日(金)15時18分45秒
- 「紺野、もうヌルヌルになってる……やらしー」
「えっ……?」
いつか、友達が学校に持ってきたHなマンガの内容を思い出した。
そのマンガの女の人も、こうして私みたいに
あそこをいじられて声を上げていた。
お漏らししていたように見えたんだけど、あれはこういう事だったのか。
「気持ちよくなると、ここからHな汁――ラブジュースってやつね。が出てくるんだよ」
そして、保田さんは下から上へと撫で上げるように指を滑らせた。
「……っ!」
「ほら、舐めてみな」
目の前に、保田さんの指がある。
指と指の間に、何か透明な糸のようなものが絡み付いていた。
頷き、少しだけ口を開ける。
保田さんが、そこに指を差し入れる。
(保田さん、爪……長い)
舌の先に爪が当たる。
その形状をなぞるように、舌を動かしてみた。
「どう? 美味しい?」
「ぷぁ……ひょっぱい、れす」
「ふふっ、大人の味ってヤツよ。……あたしのも舐めて。できるでしょ?」
保田さんはそう言っておもむろに服を脱ぎ、私の上に覆いかぶさった。
(これが……保田さんの)
- 267 名前:その漢(w@18禁萌え(爆)静岡支部長 投稿日:2001年12月22日(土)03時08分25秒
- やっぱりムニュさんには勝てません。(マジで
期待sage
Converted by dat2html.pl 1.0