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色あせた青春

1 名前:セピア 投稿日:2001年05月18日(金)21時53分22秒
学園モノです。
シリアス系ではないです(爆
どうぞよろしく。
2 名前:セピア 投稿日:2001年05月18日(金)21時55分21秒
キーンコーンカーンコーン


授業終わりのチャイム。
でも、ごっちんにとってはお昼寝終了のチャイムなのだ。
「ふぁ〜ぁ、よく寝たー!」
体をおもいっきりのばしていると、頭を何かで叩かれた。
「…いたっ!なにすんのー!!」
叩かれた頭を抑えながら、振り向いた目の前にいたのは……
「いいお目覚めやなー。」
「うぅ……」
金髪の教師。いや、ごっちんは教師とは認めない。
こんなエロ教師……
「せっかくちゅ〜して起こしたろーおもーとったのに……」
しかも女。マジカンベン!
「結構!それじゃ!」
後藤は、手をビシッとゆーちゃんに向けると、目的地へ向かった。
3 名前:セピア 投稿日:2001年05月18日(金)21時56分05秒
「暑いなぁ…そりゃそーか。夏だし。」
屋上に来たごっちんは、いつも通りひなたぼっこしてた。
ごっちんだけの特別な場所…ではなく、
もう1人ここに来る人がいる。
「ごっちん、もう来てたんだ。」
「うん、よっすぃ〜遅かったんじゃない?」
「いや、ごっちんが早すぎるだけ……」

ごっちんの大親友のよっすぃ〜。背が高くて、男前で、
とにかくカッコイイ。
一見クールに見えるけど、実は全然違う。
異様なテンションの持ち主で、
行動はほとんど予測不可能。
4 名前:セピア 投稿日:2001年05月18日(金)21時56分47秒
「ごっちん、最近ど〜お〜?」
よっすぃ〜が茶目っ気たっぷりで聞いた。
「なにが〜?」
「もうっ、わかってるくせにぃ〜。」
ごっちんの腕がよっすぃ〜の肘でつつかれた。
なぜにここまでテンションが高いのか。
「あはっ、まぁまぁかな。よっすぃ〜は?」
「ん?わたし?どうだと思う?」
その、のろけ顔見たら誰でもわかるって。
「彼女できたんでしょ?」
「えー!なんでわかったのー?」
「よっすぃ〜はわかりやすいからね。」
「それどういうことだよー?」
と、いつもこんな感じでごっちんとよっすぃ〜はじゃれています。
「で、誰なの?」
「ふっふっふ、よくぞ聞いてくれました。」
よっすぃ〜のまぶしいほどの笑顔。
ドアの方を向いて手招きすると、そこから人影が出てきた。
「やぐっつぁんなの?」
「そうなんだよー!!」
よっすぃ〜が答える前に、やぐっちゃんがよっすぃ〜に抱き着いた。
5 名前:セピア 投稿日:2001年05月18日(金)21時57分20秒
やぐっちゃんはごっちんのお姉さん的存在。
家が近いこともあってよく遊んだり、趣味も合った。
背がちっちゃいからごっちんの方が年上に見られることが多いんだけど、
中身はやっぱりやぐっちゃんの方が大人。

「なんでなんでー?どっちから?」
どうでもいいことだけど、やっぱり気になる。
「よっすぃ〜が言ってくれたんだー。」
「いやぁー、そういうわけなんだよ真希くん。」
紳士ぶるよっすぃ〜。ごっちんはそのテンションについて行けないことを悟った。
それからごっちんを無視して2人はイチャイチャし始めた。
(ぶぅ…後藤にだっていつかできるもん!)
「…後藤も混ぜろー!!」
体を元気いっぱい広げて、2人の中にダイビングした。
6 名前:セピア 投稿日:2001年05月18日(金)21時58分10秒
「いてててて…ごっちん、痛いよぉ。」
「後藤さぁ…また重くなったんじゃない?」
ごっちんの下敷きになった2人は文句を言いまくる。
「そんなことありませんぞ〜。」
対抗してごっちんはやけに語尾が上げて言う。
……対抗できているのか?
「…ごっちん、痛いよぉ。」
「よっすぃ〜!大丈夫!?」
やぐっちゃんがよっすぃ〜に抱きついた。
それは、ごっちんの怒りのボルテージをさらに高めた。
「2人が後藤を差し置いてイチャイチャするから悪いんだよ!!」
「めんごめんご。」
平謝りする2人を横目に、手すりのところまで歩いていったごっちん。
頬が膨れているその姿がまたかわいい。
(後藤にもいつかできるのかなぁ?早くできたいなぁ…)
口ではああ言いつつも、実はうらやましかったのである。
(イチャイチャしたいなぁ、あの2人みたいに。)
後ろを振り返ると……



「こらー!人の前でキスするなー!!」
7 名前:セピア 投稿日:2001年05月18日(金)22時02分30秒
早速ミスが… >>2
誤→後藤は、手をビシッと……
正→ごっちんは、手をビシッと……

さて、第1回目更新が終わりました。
次回は…なるべく早く。
8 名前:名無しさん 投稿日:2001年05月18日(金)22時40分24秒
よしやぐにごま?やっぱよっすぃーとやぐっつぁんは絵になりますよね。
次回も期待していますので頑張ってください。
9 名前:名無しさん 投稿日:2001年05月19日(土)11時52分30秒
ごっちんのお相手が気になる〜
10 名前:セピア 投稿日:2001年05月19日(土)18時16分01秒
>>8
よっすぃ〜とやぐっつぁんはマジいいっす!
やぐよし最高!!
>>9
ごっちんのお相手は…まだまだ当分先なのです。
予定では、全部で4カップルできる予定です。
1つ目はやぐよし、あとの3つは!!(w
11 名前:セピア 投稿日:2001年05月19日(土)23時14分08秒
ある日の放課後、ごっちんは学校内をうろついていた。
部活には入ってないので暇人な日々を送っているのだ。
2回の廊下を歩いていて、ふと窓の外を見た。
「ありゃー、梨華ちゃんか?」
その梨華ちゃんと呼ばれたその彼女は、
テニスコートで走りまわっている。
いや、走りまわっているのではなくテニスをしているのだが、
はたから見ると、ただ走りまわっているようにしか見えないのだ。
「アレで強いんだからなぁ。あはっ♪」
確かに梨華ちゃんは、県大会に出場するほどの腕前だ。
しかし、ダブルスで。
「しっかし、カオリは相変わらず強いね。」
カオリと呼ばれた彼女は、梨華ちゃんとペアを組んでいる。
背が高くて、スタイルよくて、美人で……
テニスもそ〜と〜上手い。
「顔だしてこよーっと。」
ごっちん、テニスコートへ一直線。
12 名前:セピア 投稿日:2001年05月19日(土)23時14分42秒
「うぃーっす。」
ごっちん、テニスコートに参上。
「こらー!勝手に入るなっていったでしょー!!」
すかさずカオリの怒声が入る。
「気にしない気にしない。」
しかし、マイペースなごっちんには通じなかった。
「相変わらず力はいってるねぇー。」
「もう大会も近いしね。」
「あっ!ごっちんだ!」
梨華ちゃんがごっちんに気づき、走ってくる。
しかし、梨華ちゃんとごっちんの対角線上には、
テニスボールが転がっていた。
もうお気づきでしょう。
「キャアアァ!!いったーい!」
「梨華ぁ!だいじょうぶ!?」
転んだ梨華ちゃんは満開。
ここに男子がいたら、おそらく襲われていたであろう。
13 名前:セピア 投稿日:2001年05月19日(土)23時17分46秒
では、カオリと梨華ちゃんを紹介しよう。
カオリはテニス部の部長。
さっきもいったようにスタイルいいし、なんといっても美人。
梨華ちゃんはテニス部の副部長。
とっても女の子らしくて美人。
ごっちんやよっすぃ〜とはまた違ったマイペース。

「ねぇねぇ、カオリさっき梨華ちゃんのこと『梨華』って呼んでなかった?」
「え?あぁ、後藤にいってなかったっけ。」
「もしかしてぇ…付き合ってるとかぁ?」
「当ったりー!!」
梨華ちゃんがカオリに抱きつくと、
しょうがないなぁといいつつ、顔はにやけていて、
頭をなでなでした。
(いいなぁ…)
ごっちんがうらやましそうな顔をしてるもんだから
カオリはごっちんにもしてやった。
「えへー。」
こういうことに経験がないごっちんは、うれしかった。
「わたしにもしてよー!」
梨華ちゃんが頬を膨らませる。
「梨華はさっきやったでしょ?」
「やだやだ!今してほしいんだもん!」
カオリがそっとささやいた。
「後で好きなだけしてあげるから。」
「ホントに?やったぁー!!」
梨華ちゃんは顔を真っ赤にしてピョンピョンはねた。
「ったく、梨華はホント可愛いなぁ。」
「そんじゃ後藤は帰るわ。」
この甘い雰囲気に絶えられなくなったごっちんは
2人に別れを告げると、テニスコートをあとにした。
(ふん…なんだよ、みんなして…後藤にだって……)
家に帰る気にはなれなくて、彩っぺが経営してる喫茶に行くことにした。
14 名前:セピア 投稿日:2001年05月19日(土)23時18分33秒
2回目の更新終了!!
何回更新したら終わるんだろう…
自分にもわかりません(w
15 名前:名無し読者 投稿日:2001年05月20日(日)11時08分46秒
ふむ。そういうカップルできましたか。
後の二つ、とくに後藤が気になりますね。頑張ってくださいませ。
16 名前:セピア 投稿日:2001年05月20日(日)13時26分39秒
>>15
かおりかマイブームなもんで(テレ
やぐよし、かおりか、2つでました。
さぁ、気にしてください(w
17 名前:セピア 投稿日:2001年05月20日(日)13時27分35秒
「いらっしゃいませー……って後藤か。」
「また来ちゃったよー。」
「いいかげん、なにかしたら?」
「いまんとこはー、予定ないね。」
「『予定ないね』じゃないでしょ。」
彩っぺは口ではそう言いつつも、自分のところに遊びに来てくれる
ごっちんを微笑ましく思っていた。
「それよりさぁー、聞いてよ。みんな恋だ恋だってさ。」
「後藤は取り残されたってわけか。」
「げげっ、なんでわかったのさ。」
「わたしにわからないことはなくってよ。」
「じゃあ、円周率言って。」
「えーっと、3,14159265358979……って、ヘリクツ言うんじゃなーい!!」
「ちぇっ、彩っぺだってノってたじゃん。」
「コーヒーでいい?」
話題を変えようと注文を取る。
「いいよー。ミルクつけてね。」
「後藤もまだまだお子様だなぁ。」
「そんなことないもん!」
ごっちん、かなりのご立腹中。
18 名前:セピア 投稿日:2001年05月20日(日)13時28分06秒
「……そんでさぁ、よっすぃ〜はやぐっちゃんと付き合っちゃうしさ。」
「あの2人がねぇ…」
「あの梨華ちゃんでさえ、付き合ってる人いるんだよ。」
「えっ!あの梨華が?」
「お相手はカオリなんだ。」
「えっ!カオリ!?」
彩っぺ、なぜそんなに驚くんだ?
「だ、だって、あの『電波のカオリ』と『ネガティブ梨華』でしょ?」
「うん、そーだよ。」
「ふぅーん…高校生になるとみんな変わるんだねぇ。」
「そうみたいだね。」
「後藤は全然変わってないけどね。」
「なんて失礼なことを言うんだー!!」
ごっちんは彩っぺの頭を叩くフリをした。

説明しよう。
なぜここまで彩っぺがみんなのことを知ってるかというと、
中学校の時から、カオリ、なっち、やぐっちゃん、梨華ちゃん、
よっすぃ〜、ごっちんはこの店の常連さんで、
『彩っぺの何でも相談室』化しているのだった。
しかしそんな事を思っているのは彩っぺ本人だけで、
みんなは『彩っぺに何でもグチっちゃおう』だと思っているのだが…。
ということで、彩っぺは今の6人のことはとてもよく知っているのであった。

それから30分くらいお喋りをしてごっちんは帰った。
(よーし!後藤もいい出会いを絶対見つけるぞぉー!!)
19 名前:セピア 投稿日:2001年05月20日(日)13時29分22秒
さて、3回目が終わったわけですが、
次の更新はごっちんから少し離れて
短いやぐよしをだす予定です。
20 名前:名無し読者 投稿日:2001年05月22日(火)01時32分11秒
やぐよし楽しみ。
21 名前:セピア 投稿日:2001年05月25日(金)21時39分17秒
「お疲れさまでーす!」
よっすぃ〜が部活を終えて、いそいそとある場所に向かう。
向かった先は……体育館。
「あぁ、よっすぃ〜、部活終わったの?」
「終わりましたー。」
「矢口、もうちょっとかかりそうだから悪いんだけどそこで見ててくれる?」
「もちろんいいですよ。」
「悪いね。」
やぐっちゃんはよっすぃ〜にウインクすると、
ステージの方に向かっていった。
「きあいのはいぃったぁー♪(ハイハイハイ♪)
 おんなどぉーしー♪(やるときゃやるのさ♪)」
やぐっちゃんは部活…というよりバンドに入っていて、
ボーカルをしている。
ちなみによっすぃ〜はバレー部である。
(矢口さん、すっごく楽しそうに歌うなぁ。)
ぼーっとして聞いていると、どうやら終わったようだ。
「よっすぃ〜お待たせ!」
やぐっちゃんはバンドのメンバーの前で堂々と抱きついた。
やれやれといった顔(でもにやけている)をして楽器を片付けに行った。
22 名前:セピア 投稿日:2001年05月25日(金)21時39分49秒
誰もいなくなったのを確認して2人はキスを始めた。
どんどん濃厚なものになっていき、舌も入れ始めた。
「…んふっ……あっ…」
時々やぐっちゃん漏れる声が、よっすぃ〜に火をつけた。
制服のボタンをはずし、ブラウスのボタンまで手をかけたのだが…
「だめっ!よっすぃ〜何回言ったらわかるの!」
「ご、ごめんなさい……」
よっすぃ〜は、手が早いことで有名で、やぐっちゃんにしても例外ではなかった。
やぐっちゃんはそれがイヤで、付き合う時にある約束をしたのだ。
「家でしかヤらないって言ってるでしょ!」
「………」
肩をがっくり落としたよっすぃ〜。そんなにヤりたかったのか。
見かねたやぐっちゃんはポツリと言った。
「家でならさ…好きなだけヤらしてあげるからさ……」
「矢口さん……」
2人とも真っ赤になって俯く。
「と、とりあえずかえろっかー。」
「そ、そうですね。」
23 名前:セピア 投稿日:2001年05月25日(金)21時40分19秒
2人の手はつながれているのだが、会話は1つもない。
そんな雰囲気のままやぐっちゃんの家までついてしまった。
やぐっちゃんが手を離そうとすると、よっすぃ〜が抱き寄せ、
あごを肩の上に乗っけた。
そのせいで、やぐっちゃんは少し背伸び気味になる。
「矢口さん、さっきはごめんなさい。」
「もう気にしてないよ。」
やぐっちゃんはよっすぃ〜の腰の辺りにぎゅーっと抱きついた。
「よっすぃ〜が矢口のこと愛してくれてるからしたんだよね?」
「あ、はい…。」
「ありがと。」
さらに背伸びして、ちゅっとくちづけた。
「じゃあねー!また明日ー!」
ちっちゃい体をおっきく使って手を振りながら家に入っていった。
「…ホントかわいいんだもんなぁー、矢口さん。」
ウキウキスキップしながら家に帰ったよっすぃ〜だった。
24 名前:セピア(4回目) 投稿日:2001年05月25日(金)21時41分41秒
>>20
期待に応えていましたでしょうか?

次は、辻加護を出す予定です。
25 名前:名無し読者 投稿日:2001年05月26日(土)04時23分28秒
題名みて、なか読んだら……
とっても、わたしごのみ。(w
このまま突っ走ってください。
26 名前:セピア(5) 投稿日:2001年05月26日(土)18時17分41秒
ここは校内にあるテニスコート。
テニス部といえばあの2人。
「梨華ー!お願い!」
「任せてください!」
そう。カオリと梨華ちゃん。
息の合ったプレーは、他の学校に行っても有名である。
同時に、美人カップルとしても有名だ。

ごっちんは、2人を見てため息をつくばかり。
「なんで後藤にはできないんだよぉー!」
叫んでみても何もおこらないことはわかっている。
でも、やり場のないこの気持ち、どうすればいいのか?
「……帰ろ。」
こういうときは家に帰って寝るのが一番。
ごっちんは家に向かって歩き出した。
27 名前:セピア(5) 投稿日:2001年05月26日(土)18時18分11秒
だが例のごとく、まっすぐ帰る気にはなれなくて
彩っぺの喫茶店によった。
そして中に入ろうとすると、入り口に背の小さい子がいた。
「うー…きんちょーしてなかはいれへん……」
どうやら中に入りたいのだが、初めてなようで緊張しているようだった。
見かねたごっちんが、声をかけた。
「中に入りたいの?」
「え?あ、はい!」
「じゃあ、一緒にはいろっか。」
「はい!」
ごっちんはその子の笑顔を見て、思わず顔が緩んでしまった。
それほどに、無邪気な笑顔。
28 名前:セピア(5) 投稿日:2001年05月26日(土)18時19分10秒
「ちわーっす。」
「あぁ、後藤……あれ?その子どうした?」
「店に入りたがってたから一緒に入った。」
「へぇー、名前はなんていうの?」
「加護亜依です!はじめまして!」
ペコリとお辞儀をする加護ちゃんに、
今度は2人で顔を緩ませる。
「いやぁ、かぁいいねぇ。」
「そうだねぇ。後藤なんて…あ、今何歳?」
「13です!」
「13かぁ、その時後藤金髪で、少し荒れてたからねぇ。」
「し、知ってますよ…後藤さんのこと。」
「へ?なんで?」
「え……それは…後藤さんのファンだからです!」
「え?ファン?」
「ヘイ!近所に辻希美って子住んでませんか?」
「あ、辻ちゃんの友達なんだぁ。」
「ヘイ!そうです。ののに後藤さんの写真を見せてもらってファンになりました!」
「後藤にファンねぇ…よかったね。」
「うん、加護ちゃんありがとう。よろしくねぇー。」
「ヘイ!」
加護ちゃんは目を細めてめいっぱいの笑顔で応えた。
「そうそう、よかったらこれからも、ここに顔だしなよ。」
「いいんですか?」
「いいよいいよ。後藤以外にもたくさんやんちゃな子いるから。」
「後藤はやんちゃじゃないもーんだ。今度辻ちゃんも連れてきてよ。」
「へイ!わかりました!」
「じゃあ、飲み物でも飲んでお話しよっか。」
「ヘイ!」
29 名前:セピア(5) 投稿日:2001年05月26日(土)18時23分02秒
長くなるので2回に分けます。
辻ちゃん全然出てないですけどね。(w

>>25
ネーミングセンスないです(鬱
まぁ、学園ものだということをわかってもらえればそれで。
このみであれば幸いです。
30 名前:セピア(5) 投稿日:2001年05月26日(土)18時23分57秒
あれ?リンクミスってる。
>>25
これでいいかな?
31 名前:セピア(5) 投稿日:2001年05月26日(土)18時24分55秒
>>25
これでミスったらやめ。
32 名前:セピア(5) 投稿日:2001年05月26日(土)18時25分41秒
できた。ムダ遣いした自分に反省。
33 名前:名無し読者 投稿日:2001年05月26日(土)21時24分32秒
そっか、加護ちゃんじゃないんだ…
34 名前:名無しさん 投稿日:2001年05月26日(土)21時43分25秒
あと二組...辻・加護は入るのか?
35 名前:セピア 投稿日:2001年06月03日(日)19時45分27秒
彩っぺに出されたのは、ごっちんにコーヒー、
加護ちゃんにはオレンジジュースだった。
「加護ちゃんは家どこらへんなの?」
「中学校のすぐ近くです!」
「あぁ、そうなんだぁ。いいな、学校近くて。」
「いいですか?」
「だってぇ、学校に遅刻しなくてすむじゃん。」
「へ?……フッフッフ…」
「ど、どうしたの?加護ちゃん。」
加護ちゃんは突然イスから立ちあがり、胸を張って言った。
「加護は毎日遅刻してますよっ♪」
「そんな事自慢できないよ…」
たしかにごっちんの言ってることはあっている。
しかし、加護ちゃんが自慢したいのはその後に話すことだった。
36 名前:セピア 投稿日:2001年06月03日(日)19時46分14秒
「家の前を後藤さんが通るのを見てから行ってるんです。」
「えっ……マジで?」
「ヘイ!」
「…後藤、あんた学校行くの何時さ?」
「……11時くらい…。」
「……11時…。加護ぉ!そんなところ真似しちゃダメだよっ!」
「……すんません。」
「っていうか、後藤が悪い!もっと早く学校に行きなさい。」
「えー!朝早いの苦手だよー。しかも後藤悪くないじゃん。」
「つべこべ言わないの!」
「……はーい…。」
ごっちんが拗ねて、コーヒーをすすると、店のドアが開いた。
「いらっしゃいませー!…またまたちっちゃい子だねぇ。」
「のっ、のの!」
「亜依ちゃんあそこで待ってるって行ってじゃないれすか。
 いくらののが掃除当番だからって置いてくことないじゃないれすか!」
「まぁ、落ち着いてよ、辻ちゃん。」
「ほっといてくだ……あれ?後藤しゃんれすか?」
「そうだよ。久しぶりだね。」
「ハイ!」
そして辻ちゃんを交えた4人はしばらく談笑をした。
37 名前:セピア 投稿日:2001年06月03日(日)19時47分25秒
「「ごちそうさまでしたー!!」」
「はい、いつでもおいでね。」
「「ハイ!!」」
元気がいい2人を見て、彩っぺの心はとても和んだ。
「ちょっとー!後藤の時なんてそんなこと言わなかったくせにー!」
「それはあんたが生意気だったからでしょ!初めて来た店のコーヒーを
 『不味い』なんて言うのが悪いでしょ!」
「だってぇー、砂糖くらい入ってると思ってたんだもん!」
「うちの店はブラックしか出さないのよ。」
「ぶぅ……じゃ行こっか。」
「「ハイ!!」」
ドアから出て右へ歩き出す。
すぐ近くに加護ちゃんの家があったのでここでお別れとなる。
「あっ、亜依ちゃん!」
「なんやー?」
「先生が遅刻しすぎだ!ってかんかんにおこってたのれす。」
「いやや!ウチは後藤さん見てから行くんや!」
ごっちんは究極の選択肢を選ばざるをえなかった。
38 名前:セピア 投稿日:2001年06月03日(日)19時48分22秒
朝早く出れば2人とも遅刻しない。
いつも通りなら今のまま。
今のままの方がラクだけど、加護ちゃんが
自分のせいで先生におこられていると言うのは、
加護ちゃんに悪い気がする。

決めた!

「よーし!加護ちゃん、一緒に学校いこっか。」
「え!いいんですか?」
「いいよ。後藤のせいで先生におこられてたら悪いし。」
「ありがとうございます!!」
「亜依ちゃんばっかりずるいのれす!」
「じゃあ、辻ちゃんも一緒にいこうよ。」
「ほんとれすかー?」
「3人でいこうよ。」
「わーい。亜依ちゃんやったねっ。」
「そうやな。」
「じゃあ、明日から迎えに行くからね。」
「おねがいします!」
「それじゃあねー。」
「亜依ちゃんばいばいれすー。」
「後藤さんさようならー。ののーばいばーい。」
39 名前:セピア 投稿日:2001年06月03日(日)19時48分57秒
そしてごっちんと辻ちゃんは家に向かう。
「ねぇ辻ちゃん。」
「なんれすか?」
「加護ちゃんって、イイコだね。」
「亜依ちゃんに言ったらとっても喜ぶと思うれす。」
「そっか…今度言ってあげよっかな。」
「それがいいれす。」
そして、辻ちゃんの家の前まで来た。
「それじゃあ、明日迎えに行くからね。」
「ハイ!さようなられす。」
「バイバイ。」

辻ちゃんを見送ったごっちんに新しい気持ちが芽生え始めていた。
「年下に慕われてるのも悪くないし、恋はまだまだいいかな。」



次の日、3人が学校に遅刻したことは言うまでもない。
40 名前:セピア(6) 投稿日:2001年06月03日(日)19時57分34秒
約1週間ぶりの更新でした。
ここすぐ下がるから、マメに更新しないといけませんね。

>>33
加護ちゃんではないです(w
いや、加護ちゃんと辻ちゃんには
おもいっきりカワイイ役をやってもらおうかと。
>>34
入らないです(w
理由は上に同じ。
41 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月04日(月)00時05分59秒
たしかに、かわゆい。
42 名前:セピア 投稿日:2001年06月08日(金)16時28分55秒
「もうー、いいかげんにしてほしいべさ。」
「そんな事言わんといてーな。」
「ゆーちゃんしつこいべ。」
なっちがゆーちゃんに絡まれている。
なぜ周りが助けないかというと、
もう、日常茶飯事の出来事になってしまっているからだ。
それにしても、北海道弁と関西弁のやりとりはとてもおもしろい。
「せめてバイバイのちゅ〜くらいさせてーな。」
「やだべ。じゃあ、帰るべさ。」
ゆーちゃんをあっさりかわすと、教室を出ていってしまった。
「そ、そんな〜……」
へたれこむゆーちゃんに励ましや、冷やかしなどの言葉を
残して帰っていく生徒たち。
「なっちのあほ〜!もうちゅ〜してやらへんぞ〜!」
そんな叫びもまるでひとり言。
43 名前:セピア 投稿日:2001年06月08日(金)16時29分29秒
いつからだろう。なっちを好きになったのは。
始めは他の生徒と変わらなかった。
いつもどおりちゅ〜しようとして、
いつもどおり逃げられて…。
そんな日々が続いて、気付けば好きになっていた。
自分の立場上、1回はこの気持ちを消すことにしたが、
「好きなもんは必ず手に入れる」という自分なりの哲学にのっとって、
今は猛アタック中。
しかし、当の本人はかわしつづけるだけ。
最近は、ネガティブモード炸裂なゆーちゃんだった。

「はぁ…どうしたらええんやろ?」
さっきまではしゃいでた自分がバカらしくなって
さっさと職員室に戻った。
「ゆーちゃん、また?」
「や、やぐちぃ〜。」
職員室前でやぐっちゃんにあったゆーちゃん。
簡単に心の中を見透かされてしまった。
44 名前:セピア 投稿日:2001年06月08日(金)16時29分59秒
「……そんでな、なっちがゆーちゃんのこと…」
「嫌ってるんじゃないかって?」
「そうなんや…。ゆーちゃんもうダメや。」
「うーん……」
2人はゆーちゃんの家に来ていた。
最近はずっとこんな感じでゆーちゃんの相談を受けていたので、
やぐっちゃんはよっすぃ〜と遊ぶ時間がなくなっていた。
ゆーちゃんに深くかかわると面倒だということを痛感した。

しばらく考え込んだやぐっちゃんにひらめきが起きた。
「…自信はないけど、きっとわかった。」
「な、なんや!はよおしえてーな!!」
「まぁ焦らないで聞いてよ。」
「わ、わかった。」
やぐっちゃんは出された紅茶を一口飲むと話し始めた。
45 名前:セピア 投稿日:2001年06月08日(金)16時30分29秒
「ゆーちゃん、なっち以外にもちょっかいかけてるしょ?」
「ちょっかいて……」
「かけてるんでしょ?」
「……すこしかけてます。でも、それはほんとに冗談なんやで!
 ゆーちゃんはなっち一筋やからな!」
「ゆーちゃん……」
ゆーちゃんはどうや!と言わんばかりに胸を張っていった。
やぐっちゃんはため息でそれを返した。
「ゆーちゃんはなんにもわかってないよ。」
「ど、どうゆうことやねん!」
「なっちのことわかってるつもり?」
「わかってるって…なにを?」
「なっちはバカがつくほど純粋なんだよ?
 そんな子が浮気なんて許すとおもう?」
ゆーちゃんはガクッとうなだれた。
「う、うかつやった…。」
「じゃあ、後は自分で考えてね。」
やぐっちゃんはソッコウで帰っていった。
ゆーちゃんは自分で過去の自分をこらしめて、
明日、なっちに自分の気持ちを伝えようと決心した。

そのころやぐっちゃんは……
「もしもし、これから遊ぼうよ。えっ?うちで?
 ……いいよ。じゃあ待ってるから。」
よっすぃ〜と遊ぶ(H?)の約束をしていた。

ほぼ同時刻、彩っぺの喫茶店になっちの姿が見えた。
46 名前:セピア(7) 投稿日:2001年06月08日(金)16時32分40秒
>>41
このふたりにはこれからも活躍(?)してもらう予定です(w
47 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月08日(金)17時29分28秒
そういやまだあのお方も出てませんな(w

( ■.∀■)<なんであたしは目隠しなのよっ!
48 名前:セピア 投稿日:2001年06月15日(金)23時59分06秒
「いらっしゃいませー!あっ、なっち。久しぶりね。」
「彩っぺぇ〜。コーヒー一杯!」
「あいよ!」
店には辻ちゃんが1人でいた。
「この子誰だべさ?」
「あぁ、なっちは初めてだよね。」
「つ、辻希美って言います!」
背筋をピッと伸ばして言う辻ちゃんをなっちはかわいいとおもった。
「辻ちゃんかぁ〜、なっちは安倍なつみっていうべさ。」
「安倍しゃんれすか。よろしくお願いします!」
「よろしくね〜。辻ちゃんは誰か待ってるの?」
「ヘイ!友達を待っています。」
「そうなんだ。同じクラスの子?」
「ヘイ!そうれす!」
「へぇ〜、辻ちゃんは何年生だべか?」
「中2れす!」
「なっちは高3なんだ。」
と、以下5分ほどほのぼのトーク。
「コーヒーはいったよ。」
「ありがとう彩っぺ。」
49 名前:セピア 投稿日:2001年06月15日(金)23時59分48秒
「いやー、いつ飲んでもここのコーヒーはおいしいべさ。」
「ありがとう。なっちが来たのってホント久しぶりだね。」
「うん。きっと、半年ぶりくらいかな。」
「受験勉強大変そうね。」
「まぁね。毎日がんばってるべさ。」
「ご苦労ね……ところで、今日はなにがあったの?」
「え?なんでわかったの?」
「なっちが1人で来ると問題が起こるから。」
「そ、そんなことないべさ。」
なっちは口ではそういいつつも、
思い当たるふしはあった。
なっちが高校に入ったばかりのころ、
同じクラスの人にいじめられていると相談した。
その時にいたよっすぃ〜とごっちんがその話を聞くと、
なっちをいじめた人のところまで行き、
ボコボコにしたあと、なっちに謝らせたと言う事件があった。
それ以来、なっちをいじめる人はいなくなりよかったが、
よっすぃ〜とごっちんは、校長室で反省文を読まされたという。
中学生だからよかったものの、高校生だったら停学か退学だっただろう。
50 名前:セピア 投稿日:2001年06月16日(土)00時00分34秒
とりあえず、なっちは話し始めた。
「なっちね、今好きな人がいるんだ。」
「…今回は問題が起こりそうにはないわね。」
「……で、その人も好きって言ってくれてるんだけどね。」
「じゃあ付き合えばイイでしょ。」
「それがね……その人、他の人にもいろいろちょっかいかけてて…。」
「もしかして…中澤先生っていう人?」
「え!なんで知ってるべか!」
「矢口がいっつも、『ゆーちゃんに相談されてて
 よっすぃ〜と遊べないんだよぉー。』って嘆いてるんだよ。」
「そ、そうだったんだ。矢口、ごめん……ってか、その2人付き合ってるべか?」
「そうみたいよ。けっこううまくいってるみたい。」
「ふ〜ん、…それでね、今はゆーちゃんのこと避けてるんだけどね…」
「ようするに、なっちは自分だけを見て欲しいって思ってるんでしょ。」
「うん、『だけ』までは行かないけど、あんまり他の人には
 ちょっかいかけて欲しくないって言うか……」
「じゃあ、その気持ちを素直に伝えてみなよ。」
「…うん、わかったよ。ありがとう!」
なっちはお金を置いて、2人に手を振ると帰っていった。
51 名前:セピア 投稿日:2001年06月16日(土)00時01分09秒
ちょうど入れ違いに加護ちゃんが入ってきた。
「こんにちわー!」
「いらっしゃい。辻ちゃんが待ってるわよ。」
「ののごめんな。」
「いいれすよ。いつものことれす。」
あっさりと言われたその言葉に、悪気はなくても
加護ちゃんはすこし切ない気持ちになった。
「うっ、…そういえば今でてった人誰ですか?」
「あぁ、なっちっていってね、安倍なつみっていう子。」
「そうだったんですか。のの、綺麗やったな。」
「そうれすね。今が旬って感じがしたのれす。」
辻ちゃんの発言に驚いた2人だったが、
引きつり笑顔でそうだね、と言ってあげた。
「2人にはまだ好きな人いないの?」
彩っぺがさりげなく質問した。
「好きな人ですか……加護は彩さん大好きですよ。」
「ありがと。わたしも加護ちゃん好きだよ。」
「あ、ありがとうございます!!」
「辻ちゃんは?」
「ののはー、みんな大好きれす!」
「そう。いい子だねー。」
そういって髪をワシワシ撫でてあげる。
「のの、いいなぁー。」
そうやってつぶやいた加護ちゃんにもしてあげると、
満面の笑顔になった。
2人を相手しながら彩っぺは、なっちの成功を願っていた。
52 名前:セピア 投稿日:2001年06月16日(土)00時01分41秒
翌日、なっちが校門に差し掛かった時、
車に乗ったゆーちゃんが派手にクラクションをならして登場した。
「なっちー!!」
「ゆ、ゆーちゃん?」
突然の出来事になっちはただ驚くばかり。
ゆーちゃんは車から降りると、そんななっちを見据えて言った。
「ゆーちゃんの話聞いてくれるか?」
「う、うん。」
なっちは、ゆーちゃんにマジメな話をされるのは初めてで、
少し戸惑いがあった。
「昨日、あれから考えたんや。」
「…うん。」
「なっちはなんでゆーちゃんのこと嫌うんかなぁって。」
「き、嫌ってなんかないべさ!」
「あんがと。そんでな、ゆーちゃん、こりゃあなっちも振り向いてくれないわな
 っていうところ発見したんや。」
「…どこ?」
なっちのその言葉を聞いてゆーちゃんはなっちを抱きしめた。
「もう、なっち離さへんで。ゆーちゃんはなっち、離さへんで。」
「ゆーちゃん……ずっと好きだったんだよ。それなのに…それなのに……」
「わかっとる、もうゆーちゃんはなっち一筋やから、安心せ。」
「ゆーちゃん……」
今までずっとためていたのだろうか。
なっちは、声をあげて泣いてしまった。
「…うっ、ひっく……ゆーちゃん…んぐっ…好きだよぉ。」
「ゆーちゃんもやで。」
今、ここにカップルが誕生した。
周りからはいつまでも鳴り止まない拍手がおくられた。
53 名前:セピア(8) 投稿日:2001年06月16日(土)00時02分32秒
そういえばそうでしたな(w

( `.∀´)<まさか忘れてたとは言わせないわよっ!
54 名前:セピア(8) 投稿日:2001年06月16日(土)00時03分32秒
上のレス >>47 へのレスです。
55 名前:セピア 投稿日:2001年07月14日(土)12時51分58秒
もうそろそろ1ヶ月か。
がんばってかかないとなぁ。
56 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月16日(月)17時39分32秒
更新待ってますよ。放置かと思ってました。
57 名前:パク@紹介人 投稿日:2001年07月19日(木)09時49分19秒
こちらの小説を「小説紹介スレ@黄板」↓に紹介します。
http://www.ah.wakwak.com/cgi/hilight.cgi?dir=yellow&thp=995445727&ls=25
58 名前:セピア 投稿日:2001年07月20日(金)17時45分45秒
>>56
放置は絶対しません。
ですが、わがまま言うと、忙しいです。(w
更新のペースはマターリになりますが、読んで下さるのならば、
必ず更新します!次回更新は近いうちにします。早ければ今日かも。
59 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月20日(金)17時54分22秒
更新待ってます待ってます。
60 名前:セピア 投稿日:2001年07月20日(金)19時19分06秒
「……ぶぅ…」
ある日の放課後、ここに誰に怒ってるのでもなく
1人頬を膨らませている少女がいた。
後藤真希ちゃん。
「みんなおかしいよ…恋人なんてさ…いなくたってさ……。」
どうやら周りのみんなが恋人に夢中で、自分に構ってくれる人が少なくなってしまったらしい。
「うらやましくなんかないもーん!!!」
公園のベンチに座りながら足をばたつかせるごっちん。
なぜ、テンションが高いのか。
それはごっちんにもわからなかった。

ヒマなので学校に戻り、いろんな部活に顔を出しに行った。
テニス部に行くと、カオリと梨華ちゃんがいるのは知っているので、
行かなかった。怒りのボルテージが上がってしまい、疲れるだけだからだ。
いろいろ考えた結果、やぐっちゃんのいるバンドへ向かった。
61 名前:セピア 投稿日:2001年07月20日(金)19時19分46秒
「やぐっつぁ〜ん、後藤だよー。」
バンドのメンバーの注目を浴びながらやぐっちゃんを探す。
「お?後藤じゃん。どうした?入りたいのか?」
やぐっちゃんが後藤に気付き、肩をポンと叩く。
「い〜や、遠慮しておきますぞ。」
「最後の『ぞ』ってなんだよ。」
いろいろ話をしたかったのだが、今日はそれどころじゃないらしい。
「なんだか忙しそうだねぇ。」
ごっちんがやぐっつぁんの頭に手をポンとのっける。
「やめろって……今日はねぇ、海外留学してた子が
 うちらのバンドに戻ってくる日なんだ。だからパーティーの準備してるの。」
それを払いのけてごっちんの腹にボスッとボディーブロー。
「へぇ、留学生がいたのかぁ、この学校にも。」
やぐっちゃんの頬を両手で挟む。。
「むぅ〜…!!!……この学校で初めてだったらしいよ。」
やぐっちゃんも負けじと返す。
そしてそのまま『チュッ』。
「そうなんだぁ〜。じゃ、わたしもパーティーにいれてよ。その人見てみたいし。」
「惚れんなよ〜?めちゃくちゃカッコいいんだから。よっすぃ〜の次にね。」
「はいはい。」
やぐっちゃんののろけを簡単にかわし、
これからやってくるであろう、カッコイイ留学生に期待を膨らませるごっちんであった。
62 名前:セピア(8) 投稿日:2001年07月20日(金)19時22分12秒
>>59
更新しました。書いてそっこうであげたのでヘンなところばっかりで
今までと文章の書き方も少しちがくなってるかもしれませんが、
見逃してやってください。(w
63 名前:セピア(9) 投稿日:2001年07月20日(金)19時22分51秒
↑間違いです。更新9回目でした。
64 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月21日(土)20時06分43秒
あの人ですか?やはり…。

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