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The Great Escape

1 名前:柑南 投稿日:2001年05月20日(日)21時35分34秒
初カキコです。やすいしやります。
2人旅モノです。
2 名前:柑南 投稿日:2001年05月20日(日)21時55分33秒
今日から貴重な3連休。アタシには何の予定もない。
「暇だわー。彼氏でもいれば...」
とは言っても、所詮は無い物ねだりである。
(うっさいわね!わかってるわよ!そのくらい!)
暇を持て余すアタシにかかってきた電話は、矢口からだった。
(もしかしたら、遊んでくれるかも。)とちょっと期待がふくらむ。
「もしもしぃー、圭ちゃん?矢口だよー!これから矢口、よっすいーとデートなの!うらやましいでしょー?」
なんだ、ただの自慢か...。なんかムカツク。
「圭ちゃんはこれからどこかいくの?」
「...いくよ、温泉旅行。しかも1泊2日。」
なにも言わないと、バカにされそうだったので、イキオイで言ってしまった。
「...相手は誰なの?まさか、1人で行かないよね。」
相手...しまった、何も考えてなかった。
「石川。」可もなく不可もなく。嘘としては、妥当な線だ。
「ふーん。じゃーね。」
この時のアタシには、この後どうなるかなんて知る由もなかった。
3 名前:柑南 投稿日:2001年05月22日(火)17時57分02秒
また電話。
「もしもし?石川ですけど。保田さん?
 ワタシと温泉旅行(しかも1泊2日!!)って・・・本当ですか?」
なにを勘違いしたのだろうか、この娘は・・・。
「そんなわけないじゃない。嘘よ、う、そ!。
 予約だって、準備だってできてないわよ。
 それに、誰がアンタなんかと!!」
これで全て終わるはずだった。
「ひどいです!ワタシ、保田さんがこんな人だとは思わなかった!!」
声は電話からではなかった。
そこには、泣いている石川がいた。
「せっかく、せっかく、仲良くなるチャンスだと思ったのに・・・」
アタシは、世界と矢口を呪った。
「しょうがない・・・こうなったら行ってあげるわよぅ。」
石川の顔がみるみるにやけてきた。
(そんなに露骨に喜ばなくても・・・まあ、いいか。どうせヒマだったし。)
4 名前:柑南 投稿日:2001年05月22日(火)22時57分17秒
ここはどこなんだろう?
さっきまで、アタシの家だったはずだ。
(いくとこないから、アタシの家に石川をとめてあげることにして、
それで、することもなくって昼寝してたんだった。)
アタシの家…ではない。石川もいない。どうすればいいんだろう?
「保田さーん、起きました?」
石川の声。
「なんで、こんなとこに?」
アタシは訳がわからないまま。
「いやですねー、せっかくだから、思い切って南の島まで来ちゃいました!」
「南の島!?」
「大丈夫です。予約とか全部ワタシがしておきましたから。」
…故意をしてしまったようだ。(やっちゃった!)
あんなことさえいわなければ、こんな面倒なことにならなかったのに…。
アタシは、改めて矢口を呪った。
(まあ、することもなかったんだし…。たまにはこういうのもいいもんね。)
5 名前:てうにち新聞新入社員 投稿日:2001年05月23日(水)21時12分56秒
強引な石川最高です。
頑張ってください
6 名前:柑南 投稿日:2001年05月23日(水)21時16分25秒
ありがとうございます。
クイズは当たってましたか。
7 名前:柑南 投稿日:2001年05月23日(水)22時09分36秒
「保田さん、海行きましょう、海。」
「いいけど、水着なんて持ってきてないわよ。」
「だから、全部用意したっていったじゃないですか。ほら。」
石川はスーツケースのなかから水着を取り出して言った。
アタシはただあきれるばかりだった。
「向こう…行ってます。」
(着替えろってことね。)
抵抗はあったものの、とりあえず着替えてみた。
(また泣かれたら困るし。)
何?これ?サイズピッタリじゃない?
もしかして、そんなことまで調べてたの?
ちょっと怖くなってきた。あの子がここまでできるなんて。
(当分逆らわないほうがいいわね…。)
「いいですかぁー?」
こちらも水着姿の石川が入ってきた。
(よかった、ペアルックじゃなくて…。)

8 名前:名無しさん 投稿日:2001年05月24日(木)01時46分38秒
ペアルックだったら林家ペーパーみたいでよかったのに(w
9 名前:柑南 投稿日:2001年05月24日(木)20時32分29秒
そうですか。
またの機会(いつだよ)に考えておきます。
林家はなっちでは?
10 名前:柑南 投稿日:2001年05月27日(日)17時21分54秒
とりあえず、アタシたちは海へ来た。
まわりはカップルだらけ。
声をかけられる心配もなさそうだけど、なんだかむなしい。
と思っていたら、予想に反してアタシたちは声をかけられていた。
相手は外国人。何を言っているのかさっぱりだった。
だんだん怖くなってきた。
「”#%&’())=〜|=!!!!!!」
石川が叫んだ。(必殺技「チャーミー広東」が炸裂した。)
相手がひるんだスキに走ってにげた。
気付くと、石川は震えていた。
「…泣いてもいいんだよ。」
アタシはそっとなぐさめた。
「…ワタシの…せ…いなんです…ごめん…なさ…い…」
石川は泣きながらそう言った。
(よかった、周りには誰も居なくって。)
「そんなことない。アタシも楽しかったし。」
「本当…ですか?…」
「だから、もう泣かなくてもいいよ。(アタシが泣かせたみたいでやだ。)」
「じゃあ…ひとつだけお願い聞いてくれますか…?」
「何?早く言ってみて?」
もう、日が沈む。夕暮れがきれいだ。
(って、なんかスゴクいい雰囲気じゃないの?)
11 名前:名無し読者 投稿日:2001年05月28日(月)01時41分00秒
おぉ、なんかすごく盛り上がってる。
次回が楽しみ。(ワクワク
12 名前:柑南 投稿日:2001年05月28日(月)15時43分56秒
「キス…してください…。」
アタシには、何を言っているのかわからなかった。
「はぁ?!誰と誰が?」
「…ワタシとアナタ…。」
「…なにが悔しくてアタシが南の島でアンタなんかと…。」
「じゃあ、なにか悔しいことがあったらしてくれますか?」
「アンタねー…。そんなバカみたいなこと言わないでよ。」
「…じゃあいいです…もう頼みません…。」
石川は走って行った。
「ちょっと待ってよ…。」
そう言った声ももう届かない。追いかける気力もない。
そして、完璧に見失ってしまった。
(ああ、アタシって本当にダメだな…。)
(こんなに好きでいてくれたのに…アタシって最低…。)
13 名前:晴姫 投稿日:2001年06月07日(木)13時53分43秒
柑南から名前変えました。
テスト終わったんで、今日から再始動します。
14 名前:晴姫 投稿日:2001年06月07日(木)14時09分07秒
昼間、行ったところは全部探した。
ホテルにもいなかった。
パスポートは、石川が用意してくれた旅行かばんの中。
あいつなら、1人でも無事に帰ってこれるだろう。
だけど、このまま帰るのだけはいやだった。
だから、必死で探した。
アタシが一人で恐いのと同じくらい、あいつも恐いに違いない。
アタシは、自分の感覚を信じて、探した。
「やっと…見つけた…。」
夜の灯台。
「信じてました。来てくれるって。」
石川は泣きながらそう言った。
そっか、好きってこういうことだったんだ。
アタシたちは、誰もいない海で隠れてキスをした。

「どうだった?楽しかった?」
矢口に聞く声は、余裕にあふれていた。
「どうもこうもないわよーッ!なんでそっちは南の島でハッピーエンドなのに!
こっちなんか、裕ちゃんに襲われて散々だったんだからねーっ!」
あの呪いが効いたみたい。冗談のつもりだったんだけど。
こうして、二人の旅は終わった。
15 名前:晴姫 投稿日:2001年06月07日(木)14時13分48秒
次回から、AnotherTrip
「ノノの魔法使い」(オズの魔法使いのパクリ。)
にしようと思います。
16 名前:パク@紹介人 投稿日:2001年06月11日(月)15時12分51秒
こんにちは。
いきなりですが、こちらの小説を↓の「小説紹介スレ@紫板 」に紹介します。
http://www.ah.wakwak.com/cgi/hilight.cgi?dir=purple&thp=992180667&ls=25

17 名前:晴姫 投稿日:2001年06月13日(水)14時24分06秒
紹介人さん、ありがとうございました。
ちょっと更新が遅めですが、がんばりまっす!
18 名前:ノノの魔法使い。 投稿日:2001年06月13日(水)14時39分48秒
「ノシー、ノノシー、起きるべさ!」
「あれ、あべさん、オハヨウゴザイマス。」
ノノシーが起きると、そこには北の魔女がいました。
「あべさんじゃないべさ、北の魔女なっちだべさ!」
「確かに、北って感じなのれす。」
「でも、どうしてのの達はこんなところにいるのれすか?」
「それは、なっちにもわからんべさ。」
「とりあえず、この展開だと、旅にでなきゃいけないべさ。
 辻、ちょっと待ってな、魔法の靴を出すから。」
「なんなのれすか?くれるのれすか?」
「jkひうdfyうぇgfwbんじょいwtづ!!!!」
なっちが呪文を唱えると、魔法の靴が出てきました。
「これを履けば、魔法が使えるはずだべさ。
 じゃ、早速しゅっぱーつ!…と思ったけど、疲れたべさ。」
説明しよう、北の魔法は使うと15分は動けないのである。
「のの、心配になってきたのれす…。」
19 名前:ノノの魔法使い。 投稿日:2001年06月14日(木)15時12分48秒
「ふーっ、疲れたのれす。」
「結構歩いてきたべさ。魔法はあんまり使えないから。」
「ちょっと休みたいのれす。」
「あっ、辻となっちじゃん、ちょっと!」
「あそこにレストランがあるべさ。」
二人は呼び止める声に耳も貸さずに、素通りしていきました。
「くっそー、そこの八重歯、止まれ!」
「おなかがへったのれす。急ぎましょう。」
「…そこのかっわいーいお嬢さんたち、ちょっと待って頂けませんか?」
「あ、矢口さんなのれす。どうしたのれすか?こんなところで?」
「あ、ほんとだ、矢口だべさ。その姿は…かかし?」
そこには、かかしになった矢口がいました。
「二人ともー、矢口ここから動けないんだよね、
魔法使えるはずでしょ?助けてよー。」
「なっちはさっき使ったから、次は辻がやるべさ。」
「のの、あべさんみたいになりたくないのれす。」
「いいからはやくしてよ、ミニモニクビにするよ?」
「こわいのれすー、わかりましたよ。やればいいのれすね?
…まきゅまきゅまんめいめきゅもめい!!!」
なっちから教わった呪文を唱えると、矢口に足が生えてきました。
「やったー、これで歩ける!ありがとう、辻!」
「のの、もううごけないのれす…。」
「お礼について行くよ。二人とも、お金もってなかったんでしょ?」
「あ…そういえば…。」
「じゃあ、決まりね!これからよろしくね。」
「とりあえず、辻を運ばなきゃ…。」
辻を運ぼうとした瞬間、矢口はつぶれてしまいました。
「そーだった!かかしだったんだ!忘れてた…」
なっちは二人を軽々と担ぎ上げて言いました。
「二人とも、頼りないべさ。…さすがにかかしは軽いべさ。」
20 名前:ノノの魔法使い。 投稿日:2001年06月15日(金)17時19分43秒
「ところで、あべさん、ののたちどこにむかってあるいているのれしょう?」
「そんなのなっちにもわかんないべさ、なあ、矢口?」
「矢口にふられてもなー…。
とりあえず、あと二人探さなきゃいけない雰囲気でしょ?」
「だれがなにになっているのれしょうねー?」
「そんなの、カオリがロボットで圭ちゃんがライオンで決まりじゃん。
一番自然な流れからいくとそうなっちゃうよ。」
「確かにぴったりだべさ…。」
「木こりさんはロボットだったのれすか?ちょっとちがうような…?」
「いいの、そんな細かいことは。」
「ちょっとまつべさ、殺気がするべさ!」
その瞬間、森のなかから何かが3人に向かってとびかかってきました。
21 名前:ノノの魔法使い。 投稿日:2001年06月17日(日)18時20分27秒
「食料と、金目のものを出しな!でないとこいつを食っちまうよ!」
「ふええーっ!捕まってしまったのれす!」
明らかにネコ科特有のつりあがった目をしたライオンは、辻を捕らえていました。
「けっ、圭ちゃん!」
「へっ?」
「下、見てみなよ。」
「やすらさん、らんぼうなのれす、、、。」
「つっ、辻じゃないの!それになっちと矢口まで!」
「矢口たち、いま、帰るに帰れなくって旅してる最中なんだ。
ストーリーからすると、一緒にいかなきゃならないと思うんだけど。」
「どうやら、そうみたいね。アタシもどうすればいいか迷ってたし。」
「今までなにしてたべさ?」
「んー、そこらへんの旅人を襲って食料とか奪ってたけど。
確か、そいつらは西の魔女の手下だったはず。」
「西には、悪い魔女がいるべさ、近づかないほうがいいべさ。」
「あ、でも、そいつらの荷物の中にこんなの入ってたんだよね。」
保田は森のなかからブリキ人形の写っている写真を取り出しました。
「これ、カオリじゃん!」
「なんでも、森に落ちてたから、ドールマスターとやらに献上するらしいわよ。」
「どこの森なのれすか?助けにいかないといけないのれす。」
「そりゃあ、西の森でしょうが。」
「遠いところにいくのはつかれるべさ・・・。」
「そんなに遠くもないわよ。1日も歩かなくてすむもの。」
「やすらさん、ののはもうげんかいなのれす。のせてください。」
「イヤよ。人間は重たいから。矢口なら軽いからのせてあげる。」
「やったー!圭ちゃん、優しい!ありがと。」
「ずるいのれす・・・。なんだかさべつされたようなのれす・・・。」
「つべこべいってないでさっさと出発するべ!」
「いいらさんきゅうしゅつときて、がぜんやるきなのれす・・・。」
22 名前:ノノの魔法使い。 投稿日:2001年06月17日(日)22時04分19秒
「あーあ、こっちの世界にきてから歩いてばっかりだべさ。」
「やぐちさんはずるいのれす。ぶーう、ぶーう!」
「圭ちゃーん、こいつ1人前にブーイング飛ばして来たよー。」
「辻は黙ってなさい。悔しかったらおやつを抜いてでも、
このアタシに相応しい体重にしてくることね。」
「そーゆうこと。ねっ、圭ちゃん。」
「なんだか会話に入れてないような気がするべさ。」
「・・・あーっはっはっはっは!!そこにおるんはなっちさんやん!
そいつらとなにをたくらんどるつもりか、ようわからんけど?」
「随分ゴアイサツだべ!いきなり高笑いとは失礼だべ!]
「それは、それは、客人に対するマナーが足りんかったわ。」
「あいちゃん、なにしてるのれすか?」
「それはこっちの台詞や!うちは西の魔女あいぼん!
異端者を排除しにきた!覚悟しいや!」
「な、なんてこと、加護が悪い魔女だったなんて!」
「しかもちゃっかり性分の悪い関西弁だ!!!」
「うっさいわ!ボケ!外野は黙って見とるんや!」
「が、外野だってー!加護、あんたもミニモニクビになってもいいの?」
「それは勝ってから言うんや、矢口さん?
あんたらが勝ったらそうすればいい。でも、うちが勝ったら・・・」
「うちが勝ったら・・・?なによ?」
「保田さんをいただく!」
「ええー!!アタシ!?なんで?」
「圭ちゃんはだめえ!矢口のなんだから!」
「猛獣を従える魔女・・・かっこええやん。(うっとり。)
どうや?悪いようにはせん。早いとこ降参しといたほうがええんとちゃう?」
「も、猛獣ってアンタ、アタシをなんだと思ってんのよ!」
「今の姿、とってもかわいいですよ、保田さん。
どうや、うちのペットになりませんか?そいつらなんかほっといて。」
「だめなのれす!やすらさんにはののがやせてのるって
やくそくしたからだめなのれす!ぜったいにわたさないのれす!」
「じゃ、勝負やな。」
23 名前:ノノの魔法使い。 投稿日:2001年06月18日(月)12時47分31秒
「ちいさくまえならえしてにをかくのれす!
へーーーーーんしんっ!!!」
「トランスしよったな、でもそれくらいやったら話にならんで!」
「こっちからいくのれす!”新開発のデビルスサンダーボルトマッシーン!
迷える羊にしびれるキッスを!」
辻が叫ぶと、加護に向かって雷がおちてきました。
「ハイ・プリーステスか、まあまあやるようやな。」
加護には効いていません。
「うそなのれす!なんできかないのれすか?」
「マイテイーガードや、その位知らんのか?」
「やばいべさ、シェルとレビテトとリフレクまでかかってるべさ。
ここは反射無効の魔法じゃないと・・・。」
「次はこっちの番やな!いくで!」
24 名前:ノノの魔法使い。 投稿日:2001年06月18日(月)18時29分51秒
「いっけえ!”ダイヤミサイル”!(しかも十連発!)」
たくさんのダイヤが辻めがけて飛んできます。
「ふぁっ!」
間一髪のところで、辻は避けました。
「あぶなかったべさ、加勢するべ!
 ”かっちかちのぶーるぶるだべさ!!シャキード!”」
なっちの氷魔法が加護に炸裂しました。
「いまのうちにGFを召喚するべさ!」
「痛いやんけ!なにすんじゃワレ!これは仕返しや!
 食らえ!”アースクエイク”!」
「そうはいかないべ!”クリアディザスタ”!」
地面が凍ってしまったので、地割れが届きません。
「くっ、相殺か!」
「できたのれす!召喚!”チャリオット”!
 ”うさみみ☆たくらみ★キャロットミサイル”で成仏するのれす!
 食らうとバニーちゃんになるという恐ろしい必殺わざなのれす!
 観念するのれす!」
「”連続魔・リフレクプラス”!」
ミサイルは、跳ね返されてしまいました。
「ふー、あぶないとこやったわ。」
「ぎゃああ!!!!」
流れ弾が保田に命中!どうなる!?
「いちばんやっかいなひとにあたったのれす・・・。」
「ちょっと、どーなってんのよ!」
「け、圭ちゃん・・・!」
「ロップヘアーに生まれ変わったのれす。三月ウサギなのれす。
 よかったのれす、バニーじゃなくって・・・。」
「かーごー!よくもアタシをこんな目にあわせてくれたわね!
 いっくわよー!それ!」
ウサギになってジャンプ力が上がった保田は上空へ飛びあがりました。
「ピコ、ピコ、ピコ、ピコ、ピコ、ピコ、ピロリロリロ!」
どこかで聞いたことのあるジャンプが加護に炸裂。
今度は、気絶してしまいました。
「圭坊、えらい懐かしい攻撃しよったな・・・。」
その戦いを影で見ている人物がいました。
「梨華さまに報告やな。あいぼんも、弱くてしゃーないな。
 そろそろウチの出番か・・・。」
「やったー、圭ちゃんがライオンに戻ったべさ!」
「このままだったらどうしようかと思ったよー!」
「矢口さんはなにもしてないのれす・・・。」
「そうにらまないでよ、じゃあ、辻が圭ちゃんにのってもいいから。
 ね、いいでしょ、2人とも?」
「ま、辻も疲れてるんだろうし、アタシたちを守ってくれたもんね。」
「いいのれすか?ほんとうに?」
「いいよ。じゃ、そろそろいこっか。」

「・・・なんか忘れてるような気がするべ?」
一方そのころ
「なんか向こうが騒がしいなー、行ってみよ。」
カオリ再起動。


25 名前:晴姫 投稿日:2001年06月18日(月)21時48分20秒
誰か、サガフロ2の「焼殺」のコマンド知りませんか?
あと、「活殺獣尖衝」と「無双三段」。
それと、ティアマットの3列目のブレスは何だったかと、
バハムートの3列目は「ディバイナルリレイ」で合ってたか
わかる人いませんか?
26 名前:ノノの魔法使い。 投稿日:2001年06月18日(月)22時35分03秒
「…なんだかヤな気配がするんだけど…。」
「まったく、矢口は心配しすぎだべ。」
「だってー、なんかへんな音がするよ?ほらぁ。」
「たしかになにかおとがするのれす。」
「…アタシ、変な噂聞いたんだ。加護の手下襲ったときに。
確か、西の森って、磁場狂ってるらしくて、いっぱい行方不明者出てて、
夜になるとその人たちの…」
「や、やめてよ、圭ちゃん…。」
「でも、アンタたち、空を飛べる魔法使えるでしょ?」
「…それが…」
「それが?」
「だめなのれす。さっきのトランスと召喚でMP切れなのれす。」
「なっちもだべ。クリアディザスタは限定解除級だべ。
レビテトするMPはもうのこってないべ。」
「ええっ!マジで!?」
「大丈夫よ。さっきの全部アタシの作り話だもん。
矢口をからかってみただけ。」
「なーんだ、よかったー。って、怖がらせないでよ!」
「…あながちウソでもなさそうだべさ。
コンパスが…コンパスが…!!」
コンパスは壊れていました。
「もうすぐよるなのれす。おとがおっきくなってくるのれす。」


27 名前:ノノの魔法使い。 投稿日:2001年06月19日(火)12時50分18秒
夜になり、あたりはすっかり暗くなりました。
「こ、こわいのれす・・・。」
「な、なっちなんか、もっと怖いんだべ!」
「矢口だって、なっちなんかよりもっと怖いんだから!」
「なに怖がり合戦なんかしてんのよ。」
「ぎゃああああーーー!!!!出た!!!!」
「・・・ちょっと、アタシよ。失礼ね。」
「なーんだ、圭ちゃんかあ。よかった。」
「ねえ、矢口、なにか食べ物もってない?」
「あ、あるよ、圭ちゃん。」
「え、アタシ何にも言ってないよ?」
「じゃ、辻?」
「ののれもないのれす。」
「じゃあ、やっぱりなっち?」
「なっちじゃないべ。それと、やっぱりは余計だべ。」
「じゃあ、誰よ?」
「もしかして・・・・・・・・・出た!本物だ!!!!!」
4人は逃げ出しました。
「あー、みんなどっかいっちゃった。カオリ寂しいよー。
みんな、待ってよー!」
28 名前:ノノの魔法使い。 投稿日:2001年06月19日(火)18時11分58秒
「ひいい!おいかけてくるのれす!」
「もう…だめ…アタシ…辻重たすぎ…。」
「け、圭ちゃん!どうしたべさ!」
「奴が…来る!」
「ヤットオイツイタ…ハアハア…」
「ひいい!人間の声じゃない!」
「ちょっとー、なんで逃げるの?」
「あれ?カオリじゃん。もしかして、さっきのもカオリ?」
「そーだよ。何でみんな逃げたの?」
「それは…。」
4人はカオリに説明しました。
「圭ちゃん、ひどいよ。なんでカオリのこと忘れてたの?」
「幽霊だって言い出したのはなっちだもん。」
「なっちー!」
「こんなとこで争ってもしょうがないよ。」
「とにかく、でぐちをさがすのれす。」
「あ、いいこと考えた。
 カオリ、アンタバーニア搭載されてる?」
「まーね。」
「みんなを連れて飛んでくれる?」
「その方法があったべ!」
こうして、5人は森を脱出したのでした。
29 名前:ノノの魔法使い。 投稿日:2001年06月20日(水)18時12分59秒
一方そのころ、エメラルドの都。
「それは本当?」
「はい、梨華さま。ちゃんと私めが見てきたことです。」
「いいわ、どうせあいぼんは捨て駒だったに過ぎないわ。
 中澤、よっすいーを呼んで。」
「仰せのままに。」
そのころ5人は
「ためる+投げるためる+投げる・トマホーク×2!」
カオリの攻撃がモンスターに命中しました。
「カオリ、面白い戦い方するんだねー。」
「あ、これはコンボだよ。コマンドで技を決めるの。」
「魔法でもできるべか?」
「できるよ。炎+音・ソニックバーナー!」
カオリの魔法はモンスターにとどめをさしました。
「でも、なっちの術系じゃないべさ。」
「なっちは、水と樹のクヴェルもってたでしょ?」
「あ、この宝石?これを使うの?」
「それだと、回復魔法しかできないよ。あと、音のツールがいるよ。」
「ツール?なんだべ?それ?」
「魔法を使うための武器や防具だよ。
 クヴェルは何回つかってもなくならないけど、防御力が少ない。
 ツールは安くて使いやすいけど、すぐ壊れる。」
「ふーん、そうだべか。むずかしくてよくわかんないべ。」
「もうそろそろしゅっぱつするのれす。」
「わかったー。」
30 名前:ノノの魔法使い。 投稿日:2001年06月21日(木)15時01分22秒
「とりあえず、これからどうすんの?」
「東の魔女に会いに行くのがいいとおもうべ。」
「えー、折角西の果てまで来たっていうのに?」
「でも、東の魔女に仲間になってもらえば、かなりたすかるべさ。」
「それに、都の様子も見たいからカオリは賛成ー。」
「ののもとかいにいきたいのれす。」
「じゃあ、決まりだベ。」
31 名前:ノノの魔法使い。 投稿日:2001年06月21日(木)21時21分18秒
エメラルドの都
「ここがそうなのれすか!」
「人がいっぱいー!」
「ほら、キョロキョロしないの!」
一方そのころ
「なに、奴等がここにきているですって、
仕方ないわ、中澤、行きなさい。」
「はい。梨華さま。」
そのころのカオリ
「なんだか、カオリいやな予感がする・・・。」
「また何か受信したべか?」
「なんだろう?わかんないけど嫌なの。」
「その電波、大当たりやな!」
「裕ちゃん!?」
突然の中澤登場、どうなる5人?
32 名前:ノノの魔法使い。 投稿日:2001年06月22日(金)17時59分14秒
矢口「ゆーちゃん、どうしたの?こんなとこで?」
中澤「矢口…ちょっと下がってな…アンタだけは傷つけたくない…。」
矢口「ちょ、ちょっと、何いってんのさ?どういうこと?」
中澤「うちらは敵同士ってことや。」
飯田「………(やっぱり…。)」
安倍「なんだべ!裕ちゃんが敵?」
中澤「矢口…アンタだけは助けてやる…はよ逃げ。
カオリ、あんたからや!」
保田「アタシは矢口と辻をのせて逃げるから、がんばるんだよ!」
辻「いいらさんあべさん、がんばるのれす!」
矢口「…ゆーちゃん…なんでだよう…」
33 名前:晴姫 投稿日:2001年06月22日(金)18時01分33秒
ちょっと読みやすくしてみたつもり。
なんか感想、批判あったら書いてほしいです。
あと、使ってほしい技とか。
34 名前:ノノの魔法使い。 投稿日:2001年06月24日(日)16時50分25秒
中澤「いくで!カオリ、言っとくけどうちはそおとお強いで!」
飯田「無駄口たたいてる暇なんてあるの?余裕ね・・・
だったらカオリから行かせてもらうよ!
ためる+払う、ためる+払う ”ハイパーハンマー×2!”」
飯田は斧を構えて中澤に突進したが、かわされてしまいました。
中澤「ブリキの体はさすがに重いな。」
飯田「くっ・・・」
中澤「じゃあ、こっちも容赦せえへんで!」
中澤はエストックを構えました。
中澤「突く+斬る+突く+斬る ”ファイアクラッカ!”」
中澤は目にもとまらぬ速さで飯田に斬りかかりました。
安倍「残像剣だべ!」
けれど、飯田の体が堅くてノーダメージ。
飯田「小剣じゃカオリを倒すのは無理だね。
次は避けられないよ!ためる+ためる+ためる+投げる ”ギガホーク!”」
飯田は全力を振り絞って斧を投げつけました。
中澤「殺られる・・・」
その瞬間、中澤はひらめきました。
中澤「お願い!”マタドール!”」
中澤のカウンター技は斧を跳ね返し、飯田にクリーンヒットしました。
飯田「ガー・・・ピピッ・・・{強制終了します・・・}ザザー・・・」
飯田は再起不能になってしまいました。
安倍「よくも・・・カオリをこんな風に・・・」
中澤「そう言わなくても、次はアンタの番や・・・」
安倍のなかで何かがふっきれました。
安倍「・・・水+水+音+樹・・・”天雷・・・”」
一瞬、空が光ったあとに、中澤が倒れていました。
中澤「あいつ・・・うちらの戦い方を見てオリジナルの魔法作りやがった・・・」
35 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月24日(日)17時35分33秒
魔法が良くわかんないです
36 名前:晴姫 投稿日:2001年06月24日(日)18時07分27秒
35<ゲーマーですか?
じゃなかったらちょっときついかも。
いろんなゲームのやつが混じっているので。
ソニックバーナー<炎音系の魔法。
天雷<水水音樹系の高等魔術。
アースクエイク<大地系の高等ブレス。主に高位竜がやる。
クリアデイザスタ<水系の高等ブレス。主に高位竜がやる。
シャキード<風+水=吹雪系の魔法。
魔法はこんなかんじです。
ちなみに術系は
北(なっち)は玄武(水、氷、雷)
西(加護)は白虎(土、生命、重力)
東は青龍(風、植物)、南は朱雀(炎、熱、音)です。
37 名前: 投稿日:2001年06月24日(日)21時37分12秒
こちらでは、はじめまして。 読ませてもらってマス!
魔法etc.は半分くらいしか解りませんでしたが(スイマセン。)
会話のやり取りが好きです。
ライオン=ネコ科! なんかハマってる・・・ 
38 名前:晴姫 投稿日:2001年06月25日(月)12時40分31秒
37<ありがとうございます。
そっちでもちょっと前にレスつけたのですが。
本当に読みにくい話でスマソ。
推薦入試で落ちた人間の書く文章ですので、、、。(w
魔法は結構マニアックかもしれないのですが、
割と有名なゲームから出してるつもりですが。(w
39 名前:ノノの魔法使い。 投稿日:2001年06月25日(月)18時26分09秒
一方そのころ、逃げていた保田、矢口、辻は
保田「ここまで来ればいくらなんでも大丈夫でしょうが。」
矢口「でも、都から結構来ちゃったよ?」
辻「ここはどこなのれすか?」
保田「そんなのアタシにわかる訳ないじゃないの。」
矢口「一旦戻ってみる?・・・もしかして片付いてるかもしれないし・・・。」
辻「やぐちさん・・・。」
保田「やっぱり、行かないことにする?」
辻「ののもやすらさんにさんせいなのれす。」
矢口「でも、なっちとカオリを迎えにいかないと・・・
それに、矢口達だけで進むわけにはいかないもん。」
?「あれー、このライオンさん、見たことある顔してるー?」
誰かが話しかけてきました。
矢口「え、ごっつあん?」
後藤「あれー、やぐっつあんじゃん!あ、辻までいるじゃん。
じゃあ、この見たことある顔のライオンは・・・」
保田「なんで気づかないのよ・・・アタシに決まってるでしょ?」
後藤「あー、やっぱりー、あはは。」
辻「ごとうさんはてきじゃないれすよね?」
後藤「わかんないや。あはは。」
矢口「ごっつあんは魔法使えるの?」
後藤「考えたこともないからわかんないや。あはは。」
3人「・・・(こいつに何を言っても無駄だな・・・)」
後藤「んで、みんなはなにしてたのー?」
保田「そうだ、都まで戻るんだった!」
矢口「とりあえずごっつあんもおいで!」
辻「おいていかないれほしいのれす!」
後藤「わかったー。わかんないけど。あはは。」
40 名前:晴姫 投稿日:2001年06月25日(月)19時43分08秒
交信しましたが。
後藤の人格はあれでよかったのか疑問。
あと出てないのはよっすいーだけ。
どんなキャラにしたいか、もしあれば言って下さい。
41 名前:ノノの魔法使い。 投稿日:2001年06月26日(火)12時39分09秒
そのころの安倍、飯田は。
安倍「あれ?なっちなにしてたべ?記憶がないべ・・・?」
飯田「うう・・・ん・・・」
安倍「カオリ、なんでこんなにボロボロなんだべ?
もしかして、これ、なっちがやったべか?」
飯田「あ・・・なっち・・・大丈夫だった・・・?」
安倍「カオリ、すまないべさ!」
飯田「はあ?なに言ってんの?」
二人には何がなんだかわかりません。
42 名前:ノノの魔法使い。 投稿日:2001年06月26日(火)18時08分41秒
石川「あの中澤がやられるなんて…安倍さん…
やはり四方を司る魔女の一人、やるわね…。」
そこに吉澤が現れました。
吉澤「梨華さま、あんな役立たず、やられることくらいわかっていたのでは?」
石川「あれでもがんばった方よ…でも…
あなたなら信用できるわ、奴等に勝てると。絶対に。
でももし…」
吉澤「私が梨華さまのご期待を裏切ったことがありましたか?」
石川「そうね…。」
43 名前:晴姫 投稿日:2001年06月26日(火)18時20分59秒
最後は誰と誰をくっつけるか迷っています。
でもあんまりメジャーなものは嫌だなあ。
どうせなら思い切っていしやぐとか、あんまりなさそうなのにしようかな。
って、本当に聞いたことないな…。それ。
44 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月26日(火)20時58分06秒
え?最後はくっついちゃう話なの。
キャラが結構「うる星」風なので、最後はぐっちゃぐちゃになる話かと思ってた。
45 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月27日(水)06時32分27秒
「焼殺」のコマンドは炎+炎+樹+石、
「活殺獣閃衝」は構える+集中+払う+突く、
「無双三段」は牽制+払う+払う+突く、です。
続き期待してます。
46 名前:晴姫 投稿日:2001年06月27日(水)12時40分23秒
<44
今の時点では、まだどうなるかわかりません。
さやかが出てくるかも知れません。
<45有難う御座います。かなりやり込んでますね。
こんなヘボヘボ小説に期待して下さって本当にどうもです。
47 名前:ノノの魔法使い。 投稿日:2001年06月27日(水)20時40分50秒
保田「なっち、それって、オーバードライブじゃない?」
安倍「もっと遊んでー指を鳴らしてー呼んでいるー声がするわー♪だべか?」
保田「言うと思った・・・たしかにそうなんだけど、ちょっと違う・・・。」
いきなりですが、保田達と合流した安倍達。
辻「おーばーどらいぶとはなんなのれすか?やすらさん?」
保田「平たく言うとキレること。」
矢口「平たすぎー、もっと矢口にもわかるように説明してよ。」
保田「ケンカしてて負けてたのに、泣いちゃうと強くなる人いるでしょう?
あれと一緒。いつもより強い技が出せるの。」
矢口「へー、そうなんだー。」
保田「決してジュ○ィーアンド○リーではないわよ?」
安倍「ちょっとボケてみただけだべ。」
飯田「でも、記憶ってそうそうなくなるものなの?」
辻「きっといいらさんがたおされたのがよっぽどしょっくらったのれしょう。」

それを影から見ていた人物が一人
吉澤「オーバードライブ”テンプテーション”・・・」
48 名前:ノノの魔法使い。 投稿日:2001年06月27日(水)22時42分56秒
矢口「それで、裕ちゃんはどうしたの…?」
安倍「わからない…ごめん…なっちが…」
飯田「…矢口…。」
矢口「大丈夫、あの裕子のことだから何されたって死なないよ。…きっと。」
吉澤「中澤さんがどうなったか知りたいですか?」
不意に吉澤が6人の前に姿を現した。
辻「あれ、よっすいーなのれす。」
後藤「よっすいー、久しぶりー。なんか用?」
吉澤「私と手を組みませんか?」
保田「手を組む?どういったことで?」
吉澤「私は南の魔女でしたが、ドールマスターに魔力を奪われてしまいました。」
飯田「ドールマスターって、カオリのこと捕まえた奴等の元締めじゃん?」
吉澤「そうです。最近横暴が目立ってきたので、意見したらこんなことに…。」
安倍「ゆるせない奴だべ!こらしめるべ!」
吉澤「これで決まりですね…私は奴の城の地図を持っています。
あなたがたを案内するので、奴と戦ってください。お願いです。」
保田「わかったわ。そうすることにするわ。」
矢口「よかったあ、よっすいーまで敵にならなくって…。」
吉澤「……。」
後藤「…?(なんか変な感じ…?違和感…?)」
49 名前:ノノの魔法使い。 投稿日:2001年06月27日(水)22時48分28秒
矢口「にしても、裕ちゃんがドールマスターに操られていたとはね…。」
吉澤「奴には人の心を操る能力があります。でも、
矢口さんを傷つけたくないと言ったのは本心でしょう。」
辻「じゃあ、あいぼんもれすか?」
吉澤「あいぼんはもともとドールマスターの一味でした。
奴はまだ小さかった身寄りのないあいぼんを拾って、殺人魔女として育てました。」
安倍「もっとゆるせないべ!こらしめるべ!」
50 名前:ノノの魔法使い。 投稿日:2001年06月28日(木)12時40分07秒
吉澤「皆さん、ここです。」
安倍「じゃあ、いくべさ!」
みんなは吉澤に案内された部屋へ入りました。
保田「気をつけて…なんだか嫌な感じが…ねむ…く…なる…?」
辻「ZZZ…。」
吉澤「お気の毒ですが、眠っていてください…念のために
”パララマー!”」
吉澤はみんなに怪しい魔法をかけました。
後藤「よっすいー、みんなに何をしたの?」
吉澤「…ごっちん、よく眠れなかったんだね…起きなきゃよかったのに…
こんどはちゃんといい夢を見てね…バイバイ…”アギラオ!”」
吉澤の放った炎が後藤を襲いました。

後藤「やっぱり…裏切り者はあんただったのね…」
後藤は煙の中から出てきました。
吉澤「何…!?」
51 名前:晴姫 投稿日:2001年06月28日(木)12時43分25秒
よっすいーの魔法はペルソナ風にしてみました。
でも、ごっちんの魔法がぜんぜん思いつかないです。
何かいいのがないかな?FFはひねってないしなぁ。
52 名前:ノノの魔法使い。 投稿日:2001年06月29日(金)12時44分36秒
後藤「やっぱり…裏切り者はあんただったのね…」
後藤は炎の中から、大きな竜を従えて出てきました。
吉澤「まさか…気づかれていたとはねぇ…しかも、御龍士(ドラグナー)とは…」
後藤「ひとつ言っておくけど、後藤は御龍道師(ドラグーン)だよー、
ただのドラグナーと一緒にしてもらっちゃあ困るね。」
吉澤「そんなの私には関係ないわ…あんたは確実に私に負けるわ!」
後藤「知ってた?後藤も東の魔女だって?」
吉澤「…四方魔女の最強は私、仮にあんたがそうだとしてもね…」
後藤「やってみなきゃあわかんない〜♪さあいくぞっ!」
53 名前:ノノの魔法使い。 投稿日:2001年07月01日(日)17時22分59秒
後藤「きりのおっブレスう!」
ミストドラゴンのまわりに霧が集まり、冷気を帯びた空気が
吉澤を包み込みました。
吉澤「・・・マハラギ・・・」
吉澤の唱えた炎の魔法は、後藤のドラゴンのブレスを打ち破りました。
後藤「やっぱりこの程度じゃあ無理だよねー、ごめん、ごめん。」
吉澤「なめた真似してくれるじゃないの・・・」
54 名前:ノノの魔法使い。 投稿日:2001年07月01日(日)21時51分30秒
吉澤「こっちからいくわよ…苦しまないように一気に逝かせてあげるわ…
マハラギオン!!」
吉澤の放った魔法は辺りを全て巻き込んだかのように見えました。
後藤「…少しは楽しめそうね…。」
吉澤「く…相殺されたか…ならば一点集中!これなら避けられまい!
フレイダイン!」
後藤「あせっても無駄、無駄ぁー!」
後藤のドラゴンは更なる進化を遂げていきます。
後藤「本気で後藤を怒らせたみたいだね…いくよ、神竜!
原子力には原子力!アトミック・レイ!」
光が吉澤にまとわりつく!
後藤と吉澤は倒れこんでしまいました。
後藤「おやすみー。」
55 名前:ノノの魔法使い。 投稿日:2001年07月02日(月)15時12分53秒
吉澤「くっ…油断した…!!梨華さま…」
石川「あらあら、どうしたの?よっすいー?」
吉澤「…今一度私めにチャンスを下さい…。」
石川はくすくすと笑ってこう言いました
石川「みーんな、ワタシの邪魔をするのね…。
あなたも、ワタシの邪魔をしてしまったみたいね…。同罪よ…」
吉澤「誰もあなたを妨げはしません。私は命に代えてもあなたを守ります…。」
石川「本当?うれしいわ…じゃあ、あなたの命は有効活用するわね…
ワタシの一番可愛いお人形さん、この子の命は残さず食べてあげてね。」
石川の後ろから、人が現れました。
吉澤「市井…さん…?」
56 名前:ノノの魔法使い。 投稿日:2001年07月02日(月)15時54分07秒
石川「これで誰よりも強い、ワタシだけのお人形が手に入ったわ…。
さあ、みなさんを起こして差し上げましょう。」
石川が呪文を唱えると、みんなが目を覚ましました。
安倍「あれは…石川と…紗耶香だべ!」
飯田「なんでこんなとこに紗耶香が…?」
石川「申し遅れました。ワタシはドールマスター。この世界の支配者。
そしてこっちが、世界最強のサイバードール紗耶香。」
矢口「石川ー!なんであんたこんなことしてる訳?
自分で何してきたかわかってんの?」
保田「紗耶香…なんであんたまでそっちにいるの…?」
市井「う…る…さ…い…」
石川「この世界で必要なのはワタシと、ワタシを守ってくれる可愛いこの子だけ。」
後藤「だめだ!完璧に操られてる…。」
辻「よっすいーはどこにいったのれすか?」
石川「この子のために消えて貰ったわ…あなた達にやられたほかの2人もね…。
あの子たちの技がすべてこの子には受けつがれているの…素晴らしいでしょう?」
辻「ますますゆるせないのれす!」
57 名前:ノノの魔法使い。 投稿日:2001年07月03日(火)12時42分06秒
石川「さあ、いらないものは壊しましょうね。
ワタシの可愛いお人形さん、壊してしまって!」
市井「わかりました。梨華さまのお望み通りに…
先ずはなっち、あんたから消えてもらうわね。」
安倍「問答無用で戦闘開始だべか?!」
市井「あんたには”マハラギオン”!」
安倍は炎にまきこまれ、瀕死の状態になってしまいました。
後藤「いちいちゃん…まじでヤバい…
辻、やぐっつあんをお願い!」
矢口「ごっつあん!矢口だって役に立つもん!”ケアルガ”!
なっち!がんばれ!」
矢口の回復魔法が安倍を癒しました。
安倍「一体いつおぼえたべ?そんなの?」
矢口「めんどうだったから使ってなかっただけ。」
後藤「じゃあ、こっちも攻撃だ!圭ちゃん、なっち、辻、カオリ、
ちょっと力を貸して!」
58 名前:ノノの魔法使い。 投稿日:2001年07月03日(火)20時51分50秒
後藤「なっちはいちいちゃんをひきつけておいて!
辻、魔法ででっかい槍作れる?」
辻「やってみるのれす。」
安倍「わかったべ!矢口、回復お願い!」
矢口「わかった!”リジェネ”!これでもっと楽に戦えるよ!」
安倍をやわらかな光が包み込む!
安倍「じゃあ、いっくべー!ブチ切れなっちのオーバードライブ!
”テンプテーション 水+水+音+樹・天雷”!!」
市井「そんなんじゃ私は倒せないよ!
・・・”炎+炎+樹+石・焼殺”・・・」
マグマと雷がからみあう!
一方後藤たちは
後藤「わかった?じゃ始めるよ!圭ちゃん、準備はいい?」
保田「大丈夫、後藤を信じる。」
後藤「・・・あたしのドラゴン、飛び出しておいで!」
なんと、後藤の神竜と保田が合体をはじめる!
後藤「神獣キマイラブレイン”スレイプニル”のかんっせーい!」
辻「できたのれす!これでいいれすか?」
飯田「これが”グングニル”・・・。
やればできるじゃん、辻!えらいぞ!」
辻「いいらさんにほめられたのれす。てへてへ。」
保田「さあカオリ、アタシにのって!」
飯田「わかった!」
マグマが雷を砕いた瞬間、飯田と保田が現れました。
飯田「おまたせ!なっち、矢口!」
石川「あなたたちが束になってかかってきても
ぜーったいに勝てませんよ!」
後藤「そんなこといってられんのも今のうちだよ!
みんな!2人に力をわけてあげて!」
安倍「カオリ、がんばるべさ!!」
矢口「圭ちゃん、負けないでね!」
辻「がんばるのれす!ののもがんばるのれす!」
飯田・保田「”牽制+払う+払う+突く・無双三段”!!!」
市井「同じ槍技で仕留めてあげるわ!
”構える+集中+払う+突く・活殺獣尖衝”!!」

辻「やったのれす・・・。」
安倍「でも、なんだかすっきりしないべ・・・。」
矢口「ゆーちゃん・・・戻ってこないのかな・・・」
保田「見て!あそこ・・・」
市井の倒れている場所には、今までに倒してきたメンバーが倒れていました。
飯田「みんな・・・生きてるよ!」

59 名前:ノノの魔法使い。 投稿日:2001年07月03日(火)20時57分57秒
ここはいつもと変わらない娘。の楽屋。
辻「あれー、いねむりしてしまったのれす・・・?」
飯田「カオリも寝てた・・・」
安倍「なっちなんか変な夢見たべ!」
全員「私もー!」
そこに遅れて石川が入ってきました。
石川「なんの話ですか?教えてくださーい!」
辻「りかちゃんにはひみつなのれす。」
全員「そういうこと。」
石川「なんでですかー?」

辻「でも、ゆめでよかったのれす。」
60 名前:晴姫 投稿日:2001年07月03日(火)21時07分30秒
これでノノの魔法使い。は一応終了で。
次回はシリアスなかんじでいきたいと思います。
61 名前:Lover Soul 投稿日:2001年07月03日(火)21時22分10秒
あたしの携帯が鳴った。
電話はカオリからだった。
「圭ちゃんが…事故に遭ったの…
命に別状はないけど、意識がないって…!」
泣きじゃくるカオリの声がする。
あたしは少し気が遠くなった。
「…今からなるべくいそいで行くから…」
あたしは電話を切った。
62 名前:晴姫 投稿日:2001年07月03日(火)21時29分08秒
スレタイトル全然関係ないような気がしますが…
主人公は矢口のつもりです。
63 名前:Lover Soul 投稿日:2001年07月04日(水)19時55分31秒
病院に着いた。
あたしは遠くに行っていたので、みんなはもうお見舞いを済ませていた。
「圭ちゃん、まだ意識戻ってなかった・・・
ずっとこのままだったら・・・ねえ!・・・」
泣き出したなっちをカオリが慰める。
「カオリ達は先に帰るから、圭ちゃんのとこに行って。」
やっぱり、なんらかの危機感があるのか、
いつもよりカオリはしっかりしているようだ。
「わかった・・・。」
なんとなく、その場を去りたかった。
急ぎ足で病室へ向かった。
「圭ちゃん?入るよ・・・。」
部屋には圭ちゃん一人だった。
まだ、意識はもどってないようだった。
64 名前:Lover Soul 投稿日:2001年07月05日(木)16時18分24秒
あたしが部屋を出ようとした時だった。
「ん…」
圭ちゃんの意識が戻ったようだった。
「圭ちゃん…」
とりあえず、なにかを確かめるように名前を呼んでみる。
「あなた…誰?」
返ってきた一言であたしの頭は真っ白になったような気がした。
「もしかして…記憶がないの…?」
「わかんない…わかんないよ…!」
よく映画とかで聞くようなありきたりな台詞。
だけど、当事者にとっては恐怖の象徴。
「教えて欲しいの…あなたの名前。」
「え?あたしの?」
「アタシの名前は”けい”って言うんでしょ?」
記憶がなくても、持ち前の冷静さは残っていたらしい。
「あたしの名前は、やぐち まり。」
「まり…でいいの?」
前と違う呼び方。まあ、それもいいかって思った。
「なに?圭ちゃん?」
「じゃあ、まりはあたしのともだちになってくれる?」
記憶をなくした圭ちゃんは、子供みたいに言う。
なんか、可愛い。
こんな圭ちゃんは、娘。に入って以来、見たことないような気がする。
「いいよ!じゃ、これから”まり”は圭ちゃんの友達!」
65 名前:Lover Soul 投稿日:2001年07月05日(木)19時43分23秒
自分で呼んでほしいとは思わない呼び名で呼ばれる。
だけど、それでもいいと思った。
きっと、変な独占欲がそうさせたんだ。
話す度に、前のあなたとは違う可愛らしさを見出すことができた。
そういう風に名前を呼んでもらう度に、あたしは満たされていった。

次の日も、あたしは病院に遅れて着いた。
その時、病室は大騒ぎになっていた。
66 名前:Lover Soul 投稿日:2001年07月09日(月)17時36分16秒
「やすらさんがっ…やすらさんが…!!」
「とにかく大変なんです!」
病室に入ったら、加護と辻が大騒ぎしていた。
「辻、加護!ここは病室なんだよ、やめなさい!」
「あ…まりだぁ!来てくれたんだね!」
あたしの声に反応して、圭ちゃんが笑顔を見せた。
「よかった…知らない人に囲まれてどうしようかと思った。」
多分、メンバー全員でおしかけたから、びっくりしたんだろう。
圭ちゃんの目には涙がうかんでいた。
…可愛い。
「矢口、もしかして、昨日圭ちゃんに会ったの?」
「そうだよ。」
「なんで言ってくれなかったの?圭ちゃんが記憶喪失ってことも。」
…どうしてなんだろう?
圭ちゃんを独り占めしたかったから?
結果は、圭ちゃんに怖い思いをさせてしまっただけなのに…
でも、そんなことは圭ちゃんも気にしてないみたいだ。
「圭ちゃん、大丈夫。みんな圭ちゃんの友達だから。」
「こんなに…?友達?…うれしい!」

「でも、まりがいちばんの友達だよ。」
圭ちゃんは耳元で誰にも聞こえないように言った。
…あたしも。
67 名前:Lover Soul 投稿日:2001年07月10日(火)18時19分12秒
圭ちゃんは驚くほどの速さでいろんな事を覚えていった。
今日は、前から好きだったものだって教えたカメラを持っていってあげた。
「これがカメラ?…何に使うもの?」
「これはね、こうやって…」
窓の外の景色を写してみた。
圭ちゃんはフラッシュ音で驚いていた。
「ほら、同じだよ。」
窓の外に向けてポラロイドカメラから出た写真を見せる。
圭ちゃんが昔撮ってたのにはかなう訳もなかったけど。
68 名前:Lover Soul 投稿日:2001年07月11日(水)17時28分33秒
「あたしもやってみたいな…いいでしょ?」
圭ちゃんがあたしの顔を覗き込んで言った。
「じゃあ、まりを撮ってあげるね。」
「あたしが、圭ちゃんの初作品だ!」
「じゃあ、笑って、いくよ…」
圭ちゃんの撮った写真はピントがずれていた。
「あー、変なのになっちゃった…ごめん…。」
「しょうがないよ。初めてなんだから。慣れるしかないって。」
「でも…楽しい。」
そのあとはずっと2人だけで写真を撮り合っていた。
「記憶が戻っても、この写真はあたしの初作品にしておくから!」
…いつかは記憶が戻ると、お医者さんが言ってたのを聞いた。
もしそうなったら、今みたいに2人だけで過ごすなんてこともできなくなる。
あたしも、ほかのメンバーと同じ扱いに戻ってしまうだろう。
69 名前:晴姫 投稿日:2001年07月11日(水)17時33分28秒
前のとまた趣向を変えてみました。
感想、誰を出したいかなど、ご意見ありましたらある程度検討します。
その際はレスお願いします。
次のリクなども受け付けるので。(ある程度は。)
70 名前:名無しさん 投稿日:2001年07月11日(水)18時52分23秒
こういう柔らかい感じの作品が凄い好きです。
記憶を無くして少し幼い感じの圭ちゃんがいいですねぇ。
晴姫さんが書くやすごまなんかも読んでみたいです。
かなりマイナーですが・・・。
71 名前:晴姫 投稿日:2001年07月12日(木)12時29分34秒
<70ありがとうございます。
やすごま、あたしも好きです。
ので、次あたり書ければいいなと思っています。
72 名前:Lover Soul 投稿日:2001年07月12日(木)15時18分05秒
「圭ちゃん、早く記憶が戻るといいねー。
カオリなんて名前もあやふやにされちゃってるもん。」
「そうそう。なんていうか…いい子だとは思うんだけど、
やっぱりなんかメンバーをまとめ切れてないっていうかねー?」
楽屋でなっちとカオリが圭ちゃんの話をしている。
あれから、圭ちゃんは記憶が戻らないまま仕事を再開した。
記憶をなくしたってことはマスコミには内緒だった。
そして、違う人みたいなトークがテレビでは結構好評だった。
でも、サブリーダーとして加護、辻たちや、
あたしたちをまとめてくれていた彼女はもういなかった。

73 名前:晴姫 投稿日:2001年07月12日(木)15時24分27秒
リクのやすごまが書きたくてしょうがなくなってきました。(w
かといって、これも結構気に入っているので、まだ終わりそうにないです。(w
とりあえずマイナー専&ヤッスーまんせーなので、
メジャーリクは受け付けません。ご了承下さい。(w
74 名前:Lover Soul 投稿日:2001年07月13日(金)14時47分21秒
「あなたと二人でこのまま消えてしまおう
いまあなたの体にとけてひとつに重なろう・・・」
病院の屋上に圭ちゃんの歌声が響く。
「気持ちいいね。・・・病院はあんまり好きじゃないけど。」
「しょうがないじゃん。定期検診なんだから。
あたしだって、圭ちゃんに何かあったら嫌だもん。」
「・・・ありがと。」
そう言った圭ちゃんが今にも消えそうで怖くなった。
「まり・・・?」
「ねぇ、記憶が戻ってもずっと・・・」
圭ちゃんに抱き着いて言おうと思った言葉、
・・・全部出てこなかったよ・・・。
「もうちょっとでいいから、このままでいよう・・・」
本当は記憶が戻ってくるのが怖くてしかたない。
75 名前:Lover Soul 投稿日:2001年07月13日(金)15時03分31秒
「・・・圭ちゃん、大好きだよ。」
今言ってしまわないと、圭ちゃんがどこかへ行ってしまうような気がした。
「す・・・き・・・?・・・どういう意味の言葉?」
「好き・・・かぁ。ちょっと説明するのは難しいかな・・・。
じゃあ、まりは圭ちゃんが大事で大事で可愛くてしかたありません!」
「大事って?可愛いって?・・・わかんないよ・・・ごめん。」
「じゃあ、こういうこと。」
あたしは圭ちゃんにキスをした。
「ごめん・・・やっぱり・・・覚えてない・・・。」
圭ちゃんは好きっていう感情を忘れてしまっていたようだ。
自分の想いが届かないことと、「好き」を知らない圭ちゃんが可哀相になって、
涙がこぼれてきた。
「どうして・・・泣いてるの?
・・・あたしが知らないって言ったから?」
「圭ちゃんのせいじゃないよ・・・。」
あたしは走って逃げ出した。その行為に何の意味もなかったのに。


「保田さん・・・」
「りかちゃん・・・でよかった?」
「なんで矢口さんが泣いたか知りたいですか?」
「まりが・・・?・・・知りたい・・・まりのこと。」
76 名前:てうにち新聞新入社員 投稿日:2001年07月13日(金)22時28分34秒
過去に何があったんだ〜
期待してます。
頑張って!
77 名前:晴姫 投稿日:2001年07月16日(月)14時55分40秒
過去になにがあった、とかじゃなくて、
圭ちゃんが知りたいのは矢口の言ってた言葉の意味です。

チャーミー、圭ちゃんに大接近です。
わかりにくい話でスマソ。
78 名前:Lover Soul 投稿日:2001年07月16日(月)15時16分53秒
あの日から、圭ちゃんはあたしを避けるようになった。

…やっぱり、引いちゃったかな。
そもそも、メンバーであるところの圭ちゃんに
本気になったあたしが悪かったんだ。

そんなことくらい、判り切ってた。
そんなことがあるはずないって事くらい。
圭ちゃんがあたしを本気で好きになることくらい。
自分で言っててばからしくなるくらいに。
…どうせ、幸せになんかなれない。
倫理的に認められていない愛なんだってこともわかってた。

…そんなことなら好きになんてならなきゃよかった。

…好きだって口に出してしまった自分がわからない。
でも…。
79 名前:晴姫 投稿日:2001年07月16日(月)15時19分41秒
次レスは圭ちゃん視点の話です。

チャムがよく悪者になってしまうのはあたしなりの愛情表現です。
チャム好きの方、本当にスマソ。
80 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月17日(火)16時44分56秒
今日初めてこのお話を読ませて貰いましたが・・・。
今まで知らなかった事が悔しくて悔しくてたまらないです。(w
やぐやすサイコーです!続きが楽しみです。頑張って下さい!!
81 名前:晴姫 投稿日:2001年07月17日(火)17時34分12秒
あたしとしてもラバソルはお気に入り(自分で言うな…)なので、
誉めていただいて誠にうれしい限りでございます。
あと2〜3レスで(夏休み前に)終了すると思われです。
夏になったら、また新しいのをはじめると思うので、
温かく見守ってやって下さい。
82 名前:Lover Soul 投稿日:2001年07月17日(火)17時43分44秒
「保田さん・・・」
「りかちゃん・・・でよかった?」
「なんで矢口さんが泣いたか知りたいですか?」
「まりが・・・?・・・知りたい・・・まりのこと。」

「矢口さんは、保田さんのこと、嫌いだから逃げたんです。」
「…どうして…?」
「矢口さん、しつこい人嫌いなんです。
ただでさえ忙しい人なのに、保田さんの面倒まで見切れないって。」
「…そんなつもりじゃなかったのに…あたしはただ寂しかっただけなのに…
ねぇ、これから誰を頼って生きていけばいいの?」

「…私じゃだめですか?」
「りかちゃん…?」
「私だったら、あなたを放って逃げたりしない!
私だったら、あなたとずっと一緒にいてあげられます!」
「りかちゃん…ありがとう…。」
83 名前:Lover Soul 投稿日:2001年07月17日(火)17時58分37秒
それでも、あたしは圭ちゃんが好きだ。


後悔したって構わない。
自分で決めたんだ。
あたしから会いにいかなきゃ、きっともう絶対会えない。
2人だけで話したり、「まり」って呼んでもらえなくなる。

そんなの絶対嫌だ。
気が付くと、圭ちゃんの部屋の前にいた。
インターホンを押す指が震える。
「どちらさまですか?」
「あ、圭ちゃん、カオリだけどー?」
あたしは、わざとカオリのものまねをした。
あたしだってわかると開けてくれないと思ったから。

「…矢口さん…。」
圭ちゃんはもうまりって呼んでくれない。
わかってた。けど、胸が張り裂けそうになった。
「圭ちゃん、大事なお話があります!」
「…聞きたくない。ごめん…。」
「ちょっとでいいから!お願い!」
あたしが叫ぶと、奥から石川が出てきた。
「やだって言ってるじゃないですか!帰ってください!」
「…わかった。」
あたしはどうしようもなくなって、いったん引き返そうと思った。
「保田さんはあなただけのものじゃないんですよ。」
帰る間際、石川は耳元でつぶやいた。

…やっぱり、止めた。
こいつだけには圭ちゃんを渡せない。
84 名前:Lover Soul 投稿日:2001年07月18日(水)11時08分13秒
とは思ったけど、あたしはもうドアの外。
…しょうがない。
「けいちゃん!今から大事なお話をします!」
ありったけの大声であたしは叫ぶ。
…届いてほしいから。

すると、ドアが開いた。
「圭ちゃん…」
「近所迷惑だからやめて。」
「いや!やめない!圭ちゃんが話を聞く気になるまで!」
あたしはこれでもか、と言わんばかりの大声をだした。
「いいわ…入って…。」
「…やった!」
「だから、静かにして。」
「わかってるって!」
圭ちゃんを石川から取り戻せるチャンスだ。
今言っておかないと、一生後悔する。
85 名前:Lover Soul 投稿日:2001年07月18日(水)11時27分04秒
幸いにも、石川は安心しきってベッドで眠っているようだった。


「どうして、あたしのこと怒ってるの?」
「…りかちゃんが、まりはあたしのこと嫌いだから逃げたって…」
「好きだから。あのときは好きだから、恥ずかしくて逃げた。」
「好きって何よ!?わかんないわよ!」
「好きってね、ずっと一緒にいたいな、とか、一緒にいると楽しいなって気持ち。」
「あたしとずっと…?」
「そう。ずっといたかったから好きだって言った。」
「あたしのこと、嫌いじゃない?また遊んでくれる?
歌も聴いてくれる?写真も撮りあったりできる?」
「当たり前じゃん。ずっと、一緒にいてあげる。」
「でも、りかちゃんは?」
「りかちゃんにも好きって言ってくれてる人がいたの知ってた?
ほら、今呼んであるから、きっともうすぐ来るよ。」
チャイムが鳴った。あたしたちはカオリに石川のことを頼んで外へ出た。
「飯田さん…?」
「カオリに感謝しないとね。でも、ぜんぜんわかんなかった。
カオリに協力しようって言われて、はじめて決心できた。」
「まり…ありがとう。あたしも好きだよ…」
あたしの目からは涙が出ていた。今度は嬉しいから。
「なんで、泣いてるの?」
「圭ちゃんのこと、大好きだから!」
86 名前:晴姫 投稿日:2001年07月18日(水)11時32分12秒
なんとか終わりました。
最後はこじつけっぽくなりましたが。(w
つぎはリクのやすごまでいこうと思われです。
87 名前:エゴイスト…? 投稿日:2001年07月18日(水)11時36分37秒
また、電話してる。
相手はわかってる。いちいちゃんだ。
なんであんなに笑顔なの!?
あたしと話してるときなんかよりずっと…。
でも、いちばんその顔が好きなんだけど。
ちょっと複雑…。
88 名前:エゴイスト…? 投稿日:2001年07月18日(水)15時38分39秒
ちょっと位こっち向いてくれないかな?
圭ちゃんに向かって笑いかけてみる。
…だめだ。完璧に電話に夢中だ。
なんか悲しくなった。
「け〜いちゃん!ちょっとは後藤の相手もしてよ〜!」
そう言ってついつい抱きついてしまう。
「はいはい、あとで。電話終わったらね。」
また何事もなかったかのように電話で話しの続きをし始める。
…失敗。
せっかくかなりかわいい顔してせまってみたのに。
…鈍感。
なんで、いちいちゃんなのさ!!
89 名前:エゴイスト…? 投稿日:2001年07月18日(水)16時13分43秒
「あ゛ーっ!ひどいよ圭ちゃん、後藤を無視した〜!」
「わかった、わかった。だから騒がないでよ…。」
あたしのこと、わがままだって思ったかもしれない。
でも、それでもいいんだ。

「ごっちん、保田さん、移動ですよ。」
よっすいーがあたしたちを急かす。
90 名前:やすごまリクした人 投稿日:2001年07月18日(水)19時28分43秒
リクエスト受けていただいてありがとうございます。
最近、この二人のやり取りが大好きで。
凄い楽しみにしてます。

Lover Soulもよかったです。
優しい雰囲気のまま終了してよかったです。
91 名前:晴姫 投稿日:2001年07月18日(水)22時47分55秒
あたしもこの二人大好きです。
こっちを知るまでごっちんは苦手だったんですが、
やすごまでごっちんにはまってしまいました。
Lover Soul読んで頂いてありがとうございました。
やさしい感じの話、自分でも書いてて楽しかったです。
次あたりエロいのくるかも…(爆
これではしませんが。(w
92 名前:エゴイスト…? 投稿日:2001年07月18日(水)22時56分18秒
あたしたちはロケバスにのりこんだ。
あたしは圭ちゃんの隣。
一応よっすいーには打ち明けてある。
圭ちゃんは疲れているのか、眠っている。
…なんか、余裕っぽい…。
なんであたしに襲われるとかって思わないんだろう?
多分、あたしの想いなんか気づいてないだろう。
だって、圭ちゃんにはいちいちゃんしか見えてないから。
93 名前:エゴイスト…? 投稿日:2001年07月19日(木)15時29分17秒
そっと、圭ちゃんの顔を覗き込む。
…かわいい。
そんな寝顔見せられたら、がまんできなくなっちゃうかも…。
でも、今はよっすいーがいるから変なことは出来ない。
って、そんなことしちゃだめなんだけど。
「保田さん、眠っちゃったね。」
「うん…。」
一応よっすいーも遠慮はしてくれてる。
でも、よっすいーはメンバーを好きになるなんてわかんないって言ってた。
普通はそうなんだろうけど。
94 名前:エゴイスト…? 投稿日:2001年07月19日(木)16時00分30秒
「はぁ…。」
あたしは思わず溜め息をついた。
「そんなに保田さんのことが好きなの?」
「…うん。」
そう答えたあたしは赤面していた。
「なんでかなぁ?私にはわかんないや。女の人好きになっちゃうなんて。」
「あたしだって、ちょっと前まで普通に恋愛だってしてたさ。
結構人生ってワカランもんじゃない?どうなるかなんて。」
とりあえず、自己解説してしまった。
なんとなく、この想いを正当化しなければ生きていけないような気がして。
あたしだって、昔は圭ちゃんがいちいちゃんを好きなことを理解できなかった。
でも、わかんなくて、気になって、それがだんだん”好き”になった。
「いつかわかるようになるかもしれないよ?」
「あんまりわかりたくないなぁ…。」
だから、この子もいつかはそうなるかもしれない。
95 名前:エゴイスト…? 投稿日:2001年07月19日(木)16時05分49秒
よっすいーは誰かとメールしてる。
あたしはまた、いつものように圭ちゃんの寝顔を見ている。
いつも、そう。
圭ちゃんは起きてるとき、ずっとあたしの相手をしてくれない。
ずっといちいちゃんのことばっかり考えてるんだ。
もしかしたら、夢でもいちいちゃんのことしか考えてないかもしれない。
たまにはあたしも夢に出してよ、って思いながら寝顔を見つめる。
あなたの見る夢まで、本当は束縛したい。
ずっとあたしの夢だけ見てほしいっていつも思う。
96 名前:エゴイスト…? 投稿日:2001年07月19日(木)16時15分24秒
「よっすいー、ちょっと、いい?」
「わかった。」
よっすいーは後ろを向く。
あたしは、いつも、圭ちゃんが寝ているときはキスをする。
起きてる時だったら絶対にさせてくれないから。
だから、圭ちゃんにかくれてキスをする。
起こさないように優しくくちづけをする。
多分、夢ではあたしがいちいちゃんにすりかわってるんだ。
それでもいいんだ。
彼女のこと忘れてなんて思ったりもするけど、
あたしにはそんなこと出来ない。
97 名前:エゴイスト…? 投稿日:2001年07月19日(木)16時24分07秒
「もういいの?」
「ん?もうちょっと。」
「余韻に浸るってか?ハハッ…」

あたしはずっとこうしてもいられないのに。
って思ったら涙が止まらなくなった。
「うう…ん」
「圭ちゃん…!!」
圭ちゃんが寝ぼけて抱きついてきた。
「さやか…」
またその名前。
そういって、圭ちゃんはあたしの唇をふさぐ。
「もういいでしょー?」
よっすいーも振り向く。

「きゃ…!!!」
98 名前:エゴイスト…? 投稿日:2001年07月19日(木)16時30分09秒
知ってはいたものの、現場を見たのは初めてだったのだろう。
キスくらいとはいえど、女同士のもの。
初めて見る人にはショックが大きい。

「ん〜!」
よっすいーの声で圭ちゃんが起きてしまった。
しかも、圭ちゃんの唇はあたしのとくっついたまま。
…間が悪すぎる。

「…後藤…?」
圭ちゃんの思考回路が働き始めたようだった。
「えーっと、あの、その…それはね…」
だけど、あたしの頭の中は真っ白なままだった。
99 名前:晴姫 投稿日:2001年07月19日(木)16時36分22秒
明日から夏( `.∀´)みなので、更新のペースが落ちると思われです。
それでも、週に1〜4回は更新すると思います。(部活あるので。)
ちょうど今99レス目なので、誰か100レス取っちゃって下さい(w
100レス目の人はリク聞きます。
ただし、片方は裕ちゃんでお願いします。
基本的にROMりの方でもOKですのでお願いします。
感想とかもあったらうれしいです。
今の話についての方針もリク受け付けます。
100 名前: 投稿日:2001年07月19日(木)21時32分14秒
1回しかレスつけたことないですが、いつも読ませてもらってます。
今回のお話しはちょっと切なくって、ドッキドキですっ!
ごっちんに愛されてる圭ちゃんに萌え〜。(^^;

KUをリクしても良いですか?

ゆっくり待ちますので、部活・執筆がんばってください。
101 名前:晴姫 投稿日:2001年07月20日(金)08時52分01秒
Nさん、100ゲットありがとうございました。
KUですね。いいですよ。
最近圭ちゃん人口が増えてうれしい限りです。
100以外でも、ある程度ならリク聞けますので。
感想とかいっぱいあったらうれしいです。
初カキコの方も大歓迎ですので。(w
102 名前:エゴイスト…? 投稿日:2001年07月20日(金)09時04分37秒
「じゃ、口直し。」
そう言って圭ちゃんはまだ訳のわかってないあたしに近づく。
そして、あたしの唇をふさぐ。

どうしよう?すっごくドキドキしてきた…。
圭ちゃんの顔を真っ直ぐ見ることが出来ないよ…。
「本当はずっとしてほしかったんでしょ?
アタシが知らないとでも思ってた訳?」
「え…?」
「アタシも好き。」
「もう一回。」
「アタシも後藤が好きだよ。」
「冗談じゃないよね…?いちいちゃんは?」
「紗耶香とは、あんたに振り向いてほしいから付き合ってた。
電話してるアタシを見る後藤の顔が可愛かったから。」

「…いじわる…。」
でも、いいと思った。
これからはずっとあなたはあたしのもの。
「いっておくけど、後藤は束縛しちゃうよ〜?」
「じゃあ、毎日後藤だけを見ることにする。」
103 名前:晴姫 投稿日:2001年07月20日(金)09時09分38秒
エゴイスト…?が終わりました。
結構早めに終わったかも。なので、
あとでやすごま続編「Cheeze Pizza」(スペル合ってるかな?)
書こうと思われです。かなり甘くベタベタにする予定です。
次はリクKUの「KYOTO」でいこうと思われです。
(全部Judy And Maryの曲じゃん…藁。)
104 名前:KYOTO 投稿日:2001年07月20日(金)09時21分25秒
「春は桜の綺麗な季節やわ〜。」
娘。を抜け、仕事も一段落ついたあたしは今、生まれた場所、京都にいる。
旅行に来たにもかかわらず、なんか満たされん…どうしてや?
「はぁ〜、やっぱどこでも一人で来るってさびしいわ〜。
姐さん、寂しゅうておられへんわ〜…」
といってあたしは携帯に手をのばす。
「やぐちは姐さんの旅に付きおうてくれるよな〜…
……くっ、電源切ってやがる…!あの野郎!」
桜の花びらが舞う。
まるで四苦八苦しとるあたしを嘲るかのようでムカツクわ〜!
あたしは負けへんで!絶対誰かを道連れにしてやるから!!
105 名前:晴姫 投稿日:2001年07月20日(金)09時28分36秒
試しに書いてみました。KUです。
この組み合わせだと、エロいのもできそう…(爆
お気に召されるかわかりませんが。とりあえず。
関西弁の使い方間違ってるかも…大体の作者さんはどうしてるんだろう?
でも、うちの実家の方言は関西弁に結構近いんですね。(w
まぁ、指摘などございましたらどんどんレスお願いします。
もちろん感想も待ってます。(w
エロいのやって、とかでも全然構わないので。(w
106 名前: 投稿日:2001年07月21日(土)13時13分31秒
KU始まりましたね〜。 ありがとうございます。(^^
早くてビックリしましたっ! がんばってください!!
>関西弁・・・
Nは「偽関西方面弁」で圧しきってます。(^^;

107 名前:KYOTO 投稿日:2001年07月24日(火)11時38分00秒
「次はなっちや!」
「おかけになった電話番号は、電波が…」
「なんで圏外やねん!」
「諦めへんで〜!カオリいくで!」
「おかけになった電話番号は、現在使用されておりません。…」
「なんで番号変わってんの!」


「…この際石川でも吉澤でもなんでもええわ…。」


「これで最後!」
「はい、もしもし。」
「あの、中澤やけど。」
「ただいま、留守にしてま〜す!ピーっという…」
「なんで自分の声で留守電入れてんのよ…」
108 名前:KYOTO 投稿日:2001年07月24日(火)11時50分48秒
はぁ。
これでハロプロメンバー全員にかけたけど全滅。
みんな冷たいわ〜。姐さん凍えて死んでまうわ〜。

…ん?
あ!圭坊を忘れとった!あたしとしたことが!
例によって、多分つながらんやろうなー…。
もしつながったとしても、圭坊のことやから、きっと
「そんなの一人で行ってきなさい!」って冷たくあしらわれるわ〜。
でも、もしかしたら…
「とりあえず、かけてみよ。」

「はぁ〜い!みんながだいすっきなやすだっけいよ!!」

「…圭坊…罰ゲームか?…」
「…裕ちゃん…加護と辻にやらされたの…
って、そんなことはどうでもいいのよ!なんか用なの?」
…気まずい。気まずすぎや!いくらなんでも、これはないやろ?
「あの…」
あたしは観念して、用件を伝える。
109 名前: やすごまリクした人 投稿日:2001年07月27日(金)07時17分20秒
自分でリクしたのに感想が遅くなってしまってすみません。
やすごま執筆ありがとうございました。
ちょっと意地悪な圭ちゃんと、圭ちゃんにべた惚れなごっちんが
凄いよかったです。
しかも続編もあるそうでめっちゃ楽しみにしてます。
110 名前:晴姫 投稿日:2001年07月27日(金)13時23分44秒
<109
かなり短編になってしまいました。
本当はもっと長くなるはずだったんですが。
その分、続編では甘甘な感じでやりたいです。
てか、もうこのスレ、「The Greatest Escape」
(で合ってたかな?)にいいかげん名前変えよう・・・。(w
111 名前:KYOTO 投稿日:2001年07月27日(金)13時35分04秒
「そんなの、一人で行ってきなさい。」

予想通りの答え。
でもなんか悔しいわー。
ちょっとは姐さんを労おうって気持ちはないんか!圭坊のバカ!

しょうがないので、あたしは一人で観光地をまわった。
鴨川のそばではしゃぐ人達も今は目障りでしかなかったけど。

もっとしょうがないので、ホテルの部屋でお酒を煽った。
もうどうにでもなれってノリだった。

ガチャリと、部屋のドアがひらいた。
誰かが中に入ってきた。
おかしい、今日はもう遅いし、明日はみんな仕事なのに・・・
「・・・裕ちゃん、いる?」
112 名前:KYOTO 投稿日:2001年07月27日(金)13時41分12秒
「・・・圭坊・・・?」
そんなわけない。
きっと、お酒の飲み過ぎと、疲労がたまって幻覚を見てるんやわ。
まぁ、つきあってくれるのに変わりはない。
「圭坊、飲むか?」
今夜はちょっと寂しくないかもしれんわ。
113 名前:KYOTO 投稿日:2001年07月27日(金)14時30分59秒
「裕ちゃん、寂しそうだったから来てみた。」
「明日仕事ちゃうの?」
「…忘れた。」
圭坊の幻はあたしにやさしくしてくれた。
…本物とはまるで違う。
そりゃあ、幻だけにあたしの理想なんやろうけど。
「もっと飲もう!宴じゃ!」
圭坊が窓を開ける。
窓を開けたら、桜が飛び込んできた。

桃色の宴よ 桜の花よ

一瞬、圭坊が桜の精に見えた。
実際、そうなのかもしれない。
どうでもいいけど。
114 名前:てうにち新聞新入社員 投稿日:2001年07月27日(金)14時32分47秒
さらっとかかれてるけど、圭ちゃんに×ゲームさせる辻加護を想像しました。(w
やすごまもいいけど、裕圭もな〜
115 名前:N@リクした人 投稿日:2001年07月29日(日)01時13分21秒
>桜の精に見えた。
圭ちゃん、ステキーっ! 晴姫さん、ステキーっ!!
116 名前:晴姫 投稿日:2001年07月30日(月)13時15分19秒
<114
どうもです。ダイバーなノリで(w
圭ちゃんがでてればなんでも萌えなのれす(w
<115
いつもありがとうございますです。
ほとんどユッキー(ラルクじゃない。w)の歌詞から取っているので、
あたしよりユッキーまんせーで。
タックも恩ちゃんも公太さんもみんなまんせー。
ちなみにKYOTOはtakuya作詞(w
そういえば、ダイバーでバレンタインのときに、
ごっちんはLover Soulかけてましたね。
だから聞いたことある人は多いのでは?
117 名前:KYOTO 投稿日:2001年07月30日(月)13時20分19秒
あたしはたくさん泣いた。
そして泣きつかれて笑った。
圭坊は黙って聞いていてくれた。

…なんだか眠たくなってきた。
圭坊の声が遠くで聞こえる。

深く眠る前に あなたの声を忘れないように

眠りに落ちる前に、あたしは圭坊の手をつかんだ。
朝になっても、消えたりしないように。
朝になっても、夢からさめないように。
118 名前:KYOTO 投稿日:2001年07月31日(火)11時38分01秒
朝。

誰もいない。

部屋の中は、桜の花びらと、想像を絶するような量のビール(等)の残骸。
これだけ飲んでれば幻覚のひとつもみるわな…

はぁ、桜の花びらを片付けんと。
でもおかしいな。
あたしが窓を開けた覚えなんてないし。
まぁ、あれだけ飲んでたから、しょうがないか。

帰ろう。帰って矢口にお説教や。
寂しくなかったから大目にみてやるかな?


一方、そのころ。
「京都か…電車で2時間くらいだし、
今度はちゃんと一緒に行ってあげるね…。」

今会いに行くわ やわらかい光のなかで
119 名前:晴姫 投稿日:2001年07月31日(火)11時41分47秒
一応これで終わりです。
夏(`.∀´)みは交信しづらい…(w
短編ばっかりで。(w
そろそろやすいしもやっておかねばと思われですので、
次はその方針で。
120 名前:N@リクした人 投稿日:2001年08月01日(水)00時52分27秒
なんだか、柔らかい感じの話でよかったです。(^^
この後もちょっと、気になりますが・・・お疲れ様でした。
ありがとうございました。

121 名前:晴姫 投稿日:2001年08月03日(金)11時03分44秒
スレ名変更致しました☆
これからもどうぞ晴姫をごひいきに☆
122 名前:自転車 投稿日:2001年08月03日(金)11時09分14秒
アタシたちはロケで海沿いのリゾート地へ来ていた。
そこのリゾートホテルのプールサイドがアタシたちのお気に入りの場所だった。
メンバーたちは、時間がたつのも忘れておしゃべりに興じた。
「じゃ、カオリも疲れたし帰るね。」
そういってカオリが帰って、アタシと石川は二人きりになった。

もう、3時をまわっていて、夜の風が気持ちよかった。
123 名前:自転車 投稿日:2001年08月03日(金)11時16分01秒
「あの、これから海、見に行きませんか?」
「海ぃ?どうやって?」
石川の唐突な発言はアタシを驚かせた。
海は目の前に見えることは見えるけど、歩くとなるとかなりかかる。
「自転車でです。」
「何?アンタまさか、こんなところにまで持ち込んだの?」
「当然ですよ。これが目的だったんですもん。
夜明けの海を見たいな〜なんて。
本当はみんなで行きたかったから、折りたたみ式の5台持ってきたんです。」
アタシはあっけにとられて言葉も出なかった。
本当にこの女の行動力には見習うところがある。
アタシは半ばあきれながらそう思った。
124 名前:JAM 投稿日:2001年08月03日(金)22時16分03秒
作者さんすごいですね!
全部JUDY AND MARYの曲で
小説作っていますね(しかも全部私の好きな曲で)
>>123「自転車こいで 海を見に行く 夜明けの空に
    太陽をめがけ・・・」のところですね!!
 この曲メッチャ好きなので期待しまくってます!!  
125 名前:晴姫 投稿日:2001年08月08日(水)13時31分28秒
ありがとうございます。
まだ何曲もアイディア(だけ)はあるので、長く続けようと思います。(w
矢風トピにもよくあるんですが、JUDY AND MARYの曲は
捨て曲ほとんど無しです。良い感じです。
126 名前:自転車 投稿日:2001年08月08日(水)13時37分59秒
「寒い・・・寒すぎるわよ!」
いくら亜熱帯の常春の場所とはいえ、夜は気温が下がる。
それに、アタシは肌の露出の多い服を着ていた。
「大丈夫ですか?」
石川はそう言って、アタシに自分の上着を着せた。
まったく、こいつは、用意周到な女である。
「保田さん、子猫みたい!」
しっかりしてるな、と思うと突拍子なことを言う。
「どういう意味よ?」
「可愛い、って意味です。」
127 名前:自転車 投稿日:2001年08月12日(日)12時42分52秒
「それが、恋をしていた日。あなたを好きな日。
ねぇ?忘れないでいて、恋していたあたしのこと…。」
あなたは忘れないでいてくれるかな?
こんなにあなたを想っているアタシのこと?
踝まで浸かる海水が気持ちいい。
アタシの胸は得体の知れない感情でいっぱいになった。
何を思ったか、アタシは立ち上がって叫んでみた。
「す・き・だ〜!!!!!!」
あいつはびっくりしてた。
でも、アタシはすっきりした。
海で「ばかやろう!」って叫ぶのってこんな感じなのかな?
「…アンタに言ったんじゃないわよ…。」
「わかってますって。」

嘘ついた。
本当は誤解してほしいんだ。

128 名前:晴姫 投稿日:2001年08月12日(日)12時44分42秒
ここで終わりそうだけど、あえて終わりません。(w
何か感想あったらうれしいです。
129 名前:晴姫 投稿日:2001年08月21日(火)12時09分19秒
書こうと思ったけど思い浮かばないので、
少し交信遅れるかもしれません。
130 名前:自転車 投稿日:2001年08月24日(金)14時55分54秒
ロケが終わって、最初のオフの日。
あたしはすることもなく、街をぶらぶら歩いていた。
忙しかったけど、ロケの日の夜を思い出すと、仕事したいな、なんて思う。
ふと、花屋の前を通り過ぎた。
可愛いバラの花束が目に留まった。
いかにもアイツに似合いそうだ。

気づくとアタシはその花束を持って、アイツのところへ向かっていた。

これからがどうなるかなんて気にしない。
嫌われたって別にいい。
でも、好きってことは言わなくちゃならないんだ。
131 名前:晴姫 投稿日:2001年08月24日(金)14時58分26秒
自転車がやっと終了いたしました。
さぁ、ずっと書きたかった「ジーザス!ジーザス!」をこころおきなく書くぞ!
なんか感想あったらかなりうれしいです。
132 名前:JAM 投稿日:2001年08月25日(土)14時27分26秒
はやく『ジ〜ザス!ジ〜ザス』見たいです。
いつ頃更新する予定ですか?

自転車かなりよかったです。
特に最後のバラの花束を持ってく所が。
133 名前:晴姫 投稿日:2001年08月28日(火)09時37分57秒
すみません、少しのあいだだけ休止します。
とはいえ、9月2日か3日までなんですが。
そのあいだはレスはsageでお願いします。
134 名前:ジーザス!ジーザス! 投稿日:2001年08月29日(水)10時33分01秒
「そもそものはじまりは去年のうーんと寒い季節だったわ」

「ねぇ、カオリ、」
圭ちゃんが満面の笑顔であたしに話しかける。
「何かあったの?随分嬉しそうじゃん?」
「やっぱり、わかっちゃう?実は、アタシにも彼氏ができちゃいました!!!」

ついに、その時が来てしまった。
来るのはわかってたけど、やっぱり辛いよ。
135 名前:晴姫 投稿日:2001年08月29日(水)10時35分15秒
休むと逝ってましたが、ヤパーリ書く気になってしまいました。
みなさまに迷惑かけてしまってスマソ。
136 名前:ジーザス!ジーザス! 投稿日:2001年09月03日(月)16時03分37秒
「彼を初めて見たのはそう8月の暑い日」

圭ちゃんに彼氏ができてから、半年がたった。
そして、もうすぐあたしの誕生日だ。
「カーオリっ、誕生日に何欲しい?」

(…圭ちゃん。)
「ん〜ん?イキナリ何っていわれても、わかんないや。」
「じゃあ、とっておきのプレゼントあげちゃう!」
「…楽しみ!何かなぁ?」
(…今のあたしには何もいらないのに…。)
137 名前:ジーザス!ジーザス! 投稿日:2001年09月03日(月)16時11分35秒
「なんてこと 顔あげたとき テンションはメーター振り切っちゃったわ」

その日は人生で一番最悪な日だった。
折角の誕生日だっていうのに。

その日、圭ちゃんはあたしの為にプレゼントを持ってきてくれた。
彼氏と一緒に。
オフの日だったので、どこかからの帰りだ。
ふと、よからぬ考えが頭をよぎった。

「…オリ、カオリ、どうしたの!?」
あたしの目には大粒の涙がうかんでいた。
たまらなくなって、「ありがとう」さえも言えずに走って逃げてしまった。
138 名前:ジーザス!ジーザス! 投稿日:2001年09月03日(月)16時24分16秒
「彼女は友達 恋の相談も受けちゃう」

絶対嫌われた…。
謝ったら許してくれるかな?
あるようなないような期待を胸に、電話をかける。

「もしもし…?」
「圭ちゃん、カオリです。」
「さっきはどうしたの?なんか様子が変だったけど?」
「怒ってないの?」
「うん、怒ってないから、何があったか聞かせて。」

「カオリ、今付き合ってる彼氏と別れちゃって、圭ちゃんが羨ましかったんだ。」
(本当はこんなの嘘だ。)
「…そうだったんだ。ごめんね、アタシだけ見せ付けちゃって。」
「ううん、いいの。勝手に嫉妬したこっちがいけないんだから。」
「これからはカオリの前ではその話はしない!」
「別に、気を使わなくてもいいよ。カオリだって、辛い恋を幾つもしてきたから、
圭ちゃんの相談も受けれるかもよ?」
「じゃあ、お言葉に甘えて。」

頼ってもらいたかった、っていうのもある。
実はなんであんなこといったのか今でもわからない。
139 名前:ジーザス!ジーザス! 投稿日:2001年09月04日(火)17時48分18秒
「嫌いになれたら すごく楽なのかな?」

圭ちゃんの彼氏はすごくいい人だ。
優しくて、おもしろいし、顔も悪くない。
下手すれば、あたしだって好きになっちゃうくらいだ。
だから、なおさら、自分が惨めになってくる。
いっそ、彼のことを嫌いになれたらいいのに。
そして、圭ちゃんのことも嫌いになれたらいいのにな。

こんな思いをするくらいなら、きっと。
140 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月04日(火)20時49分11秒
ブラーとジュディマリをリスペクト?
141 名前:ジーザス!ジーザス! 投稿日:2001年09月04日(火)21時19分59秒
「だいたい いけないと思うほど 萌えちゃうんだろうけど」

いけない恋ほど燃え上がる、障害が大きいほど絆は強くなる。
よくある話だけど、自分には縁がないだろうってずっと思ってた。
まさか、あたしが圭ちゃんのことを好きになっちゃうなんて、
夢にも思ってなかった。

でも、この感覚は本物だ。
嘘じゃない。 
142 名前:晴姫。 投稿日:2001年09月04日(火)21時26分28秒
<140
ブラーって何ですか?
ジュディーアンドマリーは好きですが、
真に尊敬するのはbirdです。(w
そして保田。(w
143 名前:140 投稿日:2001年09月04日(火)22時08分38秒
イギリスの有名なバンドです「The Great Escape」ってアルバムが特に有名だったので・・・。
そうかな?と思っただけです。
POPなアルバムだからジュディマリともかけ離れたイメージではなかったので・・・。
スミマセン。
144 名前:晴姫。 投稿日:2001年09月05日(水)09時55分54秒
<143
「The Great Escape」はジュディーアンドマリーの
ベストのタイトルです。
145 名前:ジーザス!ジーザス! 投稿日:2001年09月05日(水)11時35分14秒
「なってみなきゃわからないことよね これが まさに そうね!!」

あたしが圭ちゃんに恋をして、早くも1年。
理由…なんてあったのかな?と思ったりもする。
でも、わかんないけど、どうしようもなくスキで、
だけど、まだ、言えない。

あたしが尋常じゃないのはわかってるから、
それを口に出したら嫌われるかも、ってことも。

あぁ、普通に男の人と恋がしたかった、なんて思ってても、
考えるのはいつも彼女のことばかり。

「愛してる」って言いたくて、伝えたくて、
何かの歌の歌詞みたいにグルグルまわって、今にも爆発しそうで。
願うことといえば、「言いたい」ただそれだけ。
もちろん、愛して欲しいけど。
146 名前:ジーザス!ジーザス! 投稿日:2001年09月05日(水)20時43分03秒
「のばした 長い髪のワケは 彼女に 触られたかっただけ」

今は言うことすらも叶わない願いなのかもしれない。
あたしは仕事中だというのに、大きなため息をついた。

「いいらさん、なにかあったのれすか?」
辻がため息に気がついたのか、寄ってきた。
「ううん、なんでもないよ。大丈夫だから。」
本当は大丈夫なんかじゃないんだ。
「いいらさんがつらいと、みんなもつらくなっちゃうのれす。」
「そうだね…カオリもしっかりしないとね。」
あたしは辻をぎゅっと抱きしめた。
「ありがと、辻。」
そういって、髪の毛をなでた。
実は圭ちゃんにこういう風に髪をなでてもらうのがあたしの夢だった。
でも、もう髪を切っちゃおうかな、とか思ったりして。
なかなか踏み出せないでいるあたし。

髪の毛をばっさり切ってみたら告白する勇気もでるのかな…?
147 名前:ぼんぼん 投稿日:2001年09月06日(木)10時01分31秒
さっそく来ました(w
おもしろいっすね!続きが気になる更新の仕方(笑)
圭織が切ない…
圭ちゃんもわかってないみたいだし…
ののはいい子だべ〜
意味ないレスでスマソ

( ´D`)<いいらさん…
148 名前:晴姫 投稿日:2001年09月06日(木)17時50分09秒
<<147
ありがとうです。
あたしも茶っとは大好きなので、ほぼ毎日してたりしますよ(w
またチャットしましょうね(w
でも、ののにはまだ恋愛感情がない設定なのですよ。
純粋なお子ちゃまでして。
149 名前:ジーザス!ジーザス! 投稿日:2001年09月07日(金)17時18分18秒
「いつかは なぁんて 夢のまた夢 わかってる わかってない あたしの強がり」

彼女の事を考えるのを止めようとしても、結局ダメ。
いけない、どうせあたしなんか…って思うほど想いは増してゆく。
でも、彼女に気づかれちゃいけない。
ただの強がりなんだけどね。

みんなはきっと相談にものってくれるだろう。
でも、あえて言わない。
これだって、ただの強がり。

寂しくたって、辛くても、我慢しようって決めた。
そのうち、彼と別れるかもしれない。
それとも、この異常な恋心が消えうせるのが先なのかわからないけど。

…がんばろ。

「あれ、カオリ、どうして泣いてるの?」
「…えっ…?」
矢口がふいに放った言葉で、自分が泣いてるのにやっと気づいた。

あたしの涙は意外と素直だったみたい。
もう、これ以上の強がりは無理なのかな…?
 
150 名前:ジーザス!ジーザス! 投稿日:2001年09月07日(金)17時31分46秒
「いつかは消えてしまうの 死なないで あたしの夢 消えないで」

矢口とよっすい〜があたしの前にいるみたいだ。
画面がぼやけてる。

「飯田さん、何があったんですか!?」
「カオリ、悩みごとあったんだったら何でいってくれなかったの?」

2人とも慌ててるみたいだった。
そして、あたしは涙を川みたいにしてながしてるみたいだった。
2人に、あたしの報われない想いのことを全部話した。
もう強がりはできない、ってわかってしまったから。
2人は何も言わずにずっとあたしの話を聞いてくれた。

「あきらめたりする必要ないって!」
「そうですよ!!どうせあきらめるくらいなら当たって砕けろです!!」
「…よっすい〜、砕けちゃいけないって…」

2人に聞いてもらったことで、なんだか肩が軽くなった。
「応援してるよ!!」
こうまでいわれちゃ、がんばらないわけにもいかない。
「…がんばってみる!!」
涙でぬれた目をこすったら、何もかも吹っ切れたような気がした。
151 名前:ジーザス!ジーザス! 投稿日:2001年09月09日(日)18時30分41秒
「冗談でぎゅーっと 一度だけ抱きしめて キスをくれた」

「…あのね、圭ちゃん、大事なお話があるの。」
意を決して圭ちゃんに話かけた。
「何?」
「…あのね、カオリね、圭ちゃんのことず〜っとず〜っと好きだったの!!」
「うん、アタシもカオリのこと好きだよ。」
…なんか違う。
「友達、とかじゃなくて、これは恋なのっ!!」
「…へっ!?」

圭ちゃんはびっくりしてたみたいだった。当たり前か。
「だから、付き合ってください!!」

圭ちゃんはあたしにキスをくれた。
いつも楽屋でみんながしてるみたいな、唇をぴったり合わせるだけのキス。
「こんなのでいいなら、いつでもしてあげられるけど、これ以上は
 何もしてあげられないよ…。ごめんね。」

あたしは言葉を言い切らない圭ちゃんともう一度唇を重ねた。
「ん…っ」
最後だから、彼女の口の中に舌を入れた。

あたしのと、彼女の涙の味を味わいながら、冗談のキスは終わった。
そして、あたしの不条理な恋も終わりを告げた。
152 名前:晴姫 投稿日:2001年09月09日(日)18時34分23秒
とりあえず、たまには続きモノで。
次は「ガールフレンド」です。

ところで、あたしの文章は特徴的なんでしょうかね?(w
いろんなとこで正体ヴぁれてやんの(w
153 名前:JAM 投稿日:2001年09月10日(月)15時36分35秒
結構特徴的と思われますよ。面白いし。
ところで『ガ〜ルフレンド』は「WARP」に入ってますけど
新スレたてるんですか?
154 名前:晴姫 投稿日:2001年09月10日(月)20時36分47秒
新スレじゃないです(w
これ以上たてられないです(w(交信しきれません。)
面白いといっていただけてこれ幸いです♪
155 名前:ぼんぼん 投稿日:2001年09月11日(火)17時48分55秒
圭織…
でもおもしろかったです(w
次回も期待してま〜す
156 名前:晴姫 投稿日:2001年09月11日(火)20時35分00秒
少し放置しようかと思ったがやめておきます。(w
ガムバッテみようと思われ。
157 名前:ガールフレンド 投稿日:2001年09月11日(火)21時23分24秒
「今日も、カオリ交信中だね〜。」
「矢口さん、まだ立ち直れてないんですか!?」
「うん、圭ちゃんにふられてからず〜っとこの調子。」

あたしには、くよくよしてる飯田さんがいつもより可愛らしく見えた。
「慰めに行ったほうがいいですかね〜?」
「そりゃあね。」

あたしはカタカタ言いながら交信してる飯田さんのほうへ小走りに行った。
「ちょっと、よっすい〜!どーするつもりよー!」
158 名前:ガールフレンド 投稿日:2001年09月13日(木)21時36分23秒
「飯田さん!」
まだカタカタいいかけてる飯田さんが振り向いた。
「…何…?」
「泣きたかったら、私の胸で思う存分泣いてください!!」
こんな体育会系の慰め方しか思い浮かばなかった自分が情けない。
どうしてもっといい言葉がうかばないんだろ?

「…そだね。」
飯田さんはイマイチ気の利いてないあたしのセリフに反応してくれた。
159 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月16日(日)12時42分45秒
お、よしかお?期待ー!
160 名前:ガールフレンド 投稿日:2001年09月17日(月)13時43分17秒
「…ず…っと…すき…だったの…に…ね…。」
慰めてあげたい、っていう気持ちと、うまく言葉がみつかるか、
っていうのは必ずしも比例しない。
何も出来ない自分が恨めしい。
「…きっと、保田さんだって、後悔してますよ。」
そんな、確実でもない言葉しか浮かばない。

だから、そっと抱きしめた。
161 名前:ガールフレンド 投稿日:2001年09月17日(月)13時49分29秒
飯田さんが泣き止んだ。

よく見たら、眠っていた。
なんだか、子供みたいで可愛い。

すると、矢口さんが寄ってきた。

「…よっすい〜までそっちの人間だったとはねぇ…。」
イキナリの発言にあたしは寿命が縮まりそうになった。
「…そんなことないです!ただ…。」
「ただ…?何よ?アヤシイじゃん!!」
自分でもまだわからない。
この気持ちが飯田さんに対する同情なのか、
それとも、そういう性質を帯びた感情なのか。
162 名前:ガールフレンド 投稿日:2001年09月17日(月)20時47分10秒
「傷心旅行!!」

矢口さんが叫んだ。
「だめじゃないですか、飯田さんが起きちゃう…」
「よっすい〜、いいこと思いついちゃった!!」
矢口さんがニヤリと笑った。
「だから、起きちゃうって言ってるでしょ!」
「ああ、ごめん、ごめん。」

でも、いいこと、ってなんだろう?
なんだか嫌な予感がする…。
163 名前:ガールフレンド 投稿日:2001年09月18日(火)21時14分39秒
「だから、カオリを傷心旅行に連れてってあげるの!」
「…はぁ?」
「そーすれば、カオリともくっつけるし、それに…」
矢口さんはとんでもないことをあたしの耳元でささやいた。
「そ…そんな…下心丸出しじゃないですか…!?」
あたしは、きっとそんな大胆なことは出来ないんだろうけど、
でも、傷心旅行ってのはいいかも、って思った。
164 名前:晴姫 投稿日:2001年10月11日(木)18時11分25秒
復帰いたしました。
コードレッドとニムダのせいで、PCできなくて。
これからは早めに交信いたしますので、よろしくお願いします。
165 名前:ガールフレンド。 投稿日:2001年10月11日(木)18時22分20秒
「飯田さん…。」
あたしはそっと飯田さんをゆさぶった。
起こすのはちょっと悪いかな、と思ってしまった。

そのくらい、無防備な寝顔。

いつも、メンバーのみんなに気を使ってるから、疲れてるんだろう。

「んん…、カオリ寝てた?」
むくっと起きて、目をこする仕草を見たら、
なんだかもうちょっと寝かせてあげたくなった。
「もうちょっと、寝ててもいいですよ。まだ仕事までちょっとあるし。」
166 名前:ガールフレンド。 投稿日:2001年10月14日(日)20時06分13秒
「んじゃ、おやすみ。」
そういって、飯田さんはあたしのひざを枕にした。
あたしは内心パニックに陥っていた。
「にしても、交通手段はどうすんのさ?」
矢口さんの一言にハッとした。
そういえば、飯田さんって、免許持ってたっけ?
原チャのは持ってたはずなんだけど、二人のりは出来ないし。
「どうしましょう?」
「よっすい〜、もう16だったよね?」
「そうですけど?」
「よし、よっすい〜も二輪取るぞ!」
「…はぁ?」
「これも、カオリのためでしょ?
 二輪なら学科だけで取れるし、一日だけだし。」
「…やってみます!」
ちょっと面倒だけど、一日だし、まあいっか。
「じゃあ、これ。あたしのだけど。」
矢口さんが机の上に、参考書類をたくさん出してきた。
頭の中が少し真っ白になってきた。
167 名前:晴姫 投稿日:2001年10月15日(月)18時34分12秒
ちょっと最近マンネリ気味で、
交信がかなり遅くなるかもしれません。
168 名前:ガールフレンド。 投稿日:2001年10月23日(火)14時58分48秒

「…ありがと。」
飯田さんが小さくつぶやく。

あたしは無事に免許を取り終えて、
飯田さんと紅葉の名所の山のてっぺんにいる。
「…だって、スキだから…あなたのことが。」

言ってしまった。
もう、後戻りできない。

「…いいよ。付き合っても。ここまでしてくれる人なんて他にいないもん。」
そう言って、彼女はあたしに手を重ね合わせて、ほほをくっつけてきた。

ずーっと、スキです。
これからは、絶対離したりしませんよ、って言ったら、
彼女は何も言わないで微笑んだ。

もう、昔の恋も、全部忘れてるみたいだ。
169 名前:晴姫 投稿日:2001年10月23日(火)15時00分14秒
久しぶりに交信。
最近書く意欲が薄れてきてるような気が致します…。
170 名前:JAM 投稿日:2001年10月23日(火)22時30分38秒
そんなこと言わずに書いてくださ〜い!
そういえばわたしのリクした「よしやす」は
いつになるんですか〜?
171 名前:晴姫 投稿日:2001年10月24日(水)09時29分58秒
とりあえず、今から(爆
読んでくれてる人とかいるのかな〜、とかネガ入っちゃいまして。。。
まぁ、あたしのペースで気長にマターリマターリしようと思います。
172 名前:クラシック。 投稿日:2001年10月24日(水)09時38分53秒
「今は泣かないで。永遠に別れるわけじゃないから。」
アタシはそう言う。みんなは泣く。
「け…ちゃん…辞めないでぇ…!!」
後藤が泣きながら言う。でも、アイツは泣いてない。
「もう、ここにはアタシは必要ないから。」
「圭ちゃああぁ〜〜ん!!なんで辞めちゃうんだよぉ!?」
矢口が威勢良く聞く。でも、アイツは無表情。

今になって、やっと思う。
なんで、娘。やめようって思ったんだろ?
確かに、今までそう思わなかったって言ったら嘘になる。
だったら、今までのは何だったんだろう?
意地?執着?…それとも…?
173 名前:クラシック。 投稿日:2001年10月25日(木)22時34分55秒
「終わってみたら、結構あっけなかったね。」
裕ちゃんに電話で話す。

本当にあっけない。
この何年分かは、普通に学生してたころなんかより、
ずっと早く過ぎていったな、と思い返す。
「ウチもそんなもんやったで。」
「結構みんな寂しがらなかったりして。」
「ま、そういうこともあるわな。」

明日から、アタシはどうなるんだろう?
そして、アイツはどうするんだろう?
174 名前:クラシック。 投稿日:2001年10月29日(月)20時17分10秒
あ…雨、あがった。
あいつはどうやって帰るつもりだったんだろ?
傘、いつだって忘れてきてたから。

はぁ、少しは忘れる努力しなきゃ。

「保田さん、傘、入れてくださ〜い!!」
っていう、お決まりのセリフを聞くことももうないだろう。

裕ちゃんはあのあと、ちゃんとアイツにはやめること話したんか?
って聞いてきたけど、結局アイツとはケンカ別れになった。

「…どうして?…」
泣いてるアイツの目をまっすぐみることが出来なかった。
「…どうして何にも言わないで行っちゃうの?…」

175 名前:( `.∀´)ダメよ 投稿日:( `.∀´)ダメよ
( `.∀´)ダメよ
176 名前:クラシック。 投稿日:2001年11月04日(日)19時45分51秒
「アタシは、もう娘。には必要ないよ。」
力なく答える。
少し自分に嫌気がさす。

「…んで…?…なんで…私…を置いてく…の?」
ぽん、とアタシはアイツの頭の上に手を置いた。
そのまま、アイツの頭をくしゃくしゃにしてやった。
「大丈夫。それは、アタシがアンタを認めた証拠だから。」

アイツには、それだけ言って、終わった。
正確には、アタシに言葉が無くなってしまった。

なさけない自分と
かわいいアイツ。

しょうがなかったので、ちゅっと一瞬だけのキスをした。
177 名前:クラシック。 投稿日:2001年11月12日(月)15時24分33秒
「ずるいよ。」
ぽつりとアイツがつぶやく。
「きらいになりたかったのに。 私は。…私だけ…。」
そういって、アイツはきっとアタシを睨みつける。
「私だけ、バカみたいじゃないですか。 ずっと、想い続けるなんて。」
アタシだって、本当はこのままがいい。
アタシも裕ちゃんがそうだったように、娘。に居続けるか、迷った。
でも、やっぱり、いつまでも惰性みたいに娘。を続けるのはいやだった。
自分がだんだん、娘。に必要なくなっていくのが、目に見えてわかっていった。
「別に、アンタのこと嫌いになったわけじゃないから。」

冷たい言い方かもしれない。
でも、これがいつものアタシにとっての精一杯の愛情表現だった。
「嘘です。…そんなの。」
泣き声をあげそうになる唇を塞ぎ、優しく肩を抱く。

このまま、時間が止まればいいのに、と強く感じた。


178 名前:晴姫 投稿日:2001年11月12日(月)15時25分56秒
交信速度が、一週間に一回くらいになってしまいそうです。
ま、マイペースで逝きます。。。かな。
179 名前:クラシック。 投稿日:2001年12月03日(月)17時16分52秒
奇跡が起きたら、また一緒にいられるかな…?
「わかんないよ、圭ちゃん…。」
「ひとみ…。」
奇跡なんて、そうそう起きたりしない。
忘れよう、愛しい人も。

「夢のなかだったら…また愛してくれるよね?」
それが、最後の言葉。
「ばいばい、ひとみ。」

明日からは、別の道を歩く私たち。
それでも、心だけはずっと一緒にいよう。
180 名前:晴姫 投稿日:2001年12月03日(月)17時18分24秒
はぁ〜、最近本当に文章が下手になってしまいました。。。
まぁ、消化不良な感じもしますが、これで次いこうかな?と(w
とりあえず、マターリマターリ(ヲイ

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