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Memories Breaker

1 名前:juda 投稿日:2001年05月25日(金)13時48分10秒
初めまして!judaとかいてユダと読みます。
某漫画に娘。を当てはめて書いていこうと思います。
ぶっちゃけて言うとパクリです。
2 名前:juda 投稿日:2001年05月25日(金)13時50分39秒

「Memories Breaker」第二次世界大戦中ナチスドイツの科学力によって
創り出された暗殺能力を持つ者・・・その名は決して表舞台に出ることは
なくその存在さえ不明確であったが、暗い戦争の影には必ず彼の名あったという。
彼の力とは生き物の頭に外部から触れるだけで、その記憶または精神を
破壊することが出来るというものである。
戦争が終わると同時に彼も姿を消したが、M.B.の力は今も尚彼の血を引く
者達によって受け継がれている。

現在 日本・・・・彼の血を引いた日独クォーターの少女
吉澤ひとみが三代目Memories Breakerである。


3 名前:名無し読者 投稿日:2001年05月25日(金)16時53分42秒
原作:かずはじめ ですね。好きなんです、アレ。
相棒となるあのコは一体誰がやるのでしょうか?
楽しみです。
4 名前:名無しさん 投稿日:2001年05月25日(金)21時03分55秒
僕もあの漫画大好きなんで期待してます。
5 名前:名無しさん 投稿日:2001年05月26日(土)11時19分06秒
たしかによっすぃ〜のキャラって、かずはじめのキャラとかぶるとこあるかも
しれませんね(でも、どっちかって言うと、「MIND ASSASSIN」より「明稜帝」
の方か?)
6 名前:juda 投稿日:2001年05月26日(土)18時58分53秒
>3さん
相棒となる子は…八重歯のかわいいあの子です。

>4さん
おもしろいですよねぇ、juda自身この漫画大好き
なんでなるべく原作のイメージを壊さないように
書いていきたいと思ってます。

>5さん
そうなんです。この漫画で小説を書こうと思った
とき、真っ先に思い浮かんだ顔がよっすぃーだっ
たんですよ。


ということで、現在執筆中なわけですがストーリーなど
も原作のままで書いていこうと思っておりますので、原作
を読んだことのある方は内容が解ってしまい、期待を裏切
るかたちになるかもしれませんが、ご了承ください。

7 名前:juda 投稿日:2001年05月26日(土)20時51分06秒

夏のある日、人通りの少ない精神病院に続く道をわたしと希美は歩いていた。
もうすぐで目的地に着くというところで希美はへたりこんで駄々をこね始めた。

「よっすぃ〜〜〜暑い もうダメ 疲れた 頭が焦げる〜〜 ジュース買って〜」
「何言ってんだよ、もう目的地の精神病院見えて来てんじゃん」
「やだ、ののもう帰る」
「わたしが一人で行くって言ったのに無理矢理ついて来たのは希美じゃんか」
「こんなに歩くとは思わなかったんだもん…それにどこ行くかも教えて
くれないし、なんかあやしい」

そう言って希美はジッとわたしをにらんだ。

「そんなことないって、わたしは年に一度この日にここへ来るのを習慣にしてるの、
それよりさ、今年もいい天気になったねぇ」

そう言って再び歩き始めると

「よっすぃー…ののもうダメ、ののにかまわず先に行って」
「なんだよそれ…しかたないなぁ、ちょっとその辺で休もっか…」

しゃがみ込む希美を引きずりながら自動販売機でジュースを買って近くの公園の
ベンチに腰を下ろした。
しんばらくすると希美が急に遊具まで駆けだした。

「よっすぃーたのしーよーこれー」

そう言いながらこっちに大きく手を振っている。

「ホントは疲れたんじゃなくてジュース飲みたかっただけか…気をつけて
遊びなよー」
「あーーい」
8 名前:juda 投稿日:2001年05月29日(火)13時54分38秒

「希美を引き取ってからもう五年か…」

あの人を見るたびに感じた暖かさは、こんなに月日が経った今も
…忘れられない…
毎年必ずやってくる特別なこの日のせいなのかもしれない…
天気のいい・・・夏の日の夕方
そう、ちょうど五年前のこの日…
わたしは学校から帰る途中、一軒の花屋を見つけた。
花屋の前で立ち止まっていると中から店員さんらしき人が出てきた。
その人はとても背がちっちゃくてかわいい人だった。

9 名前:juda 投稿日:2001年05月29日(火)13時55分34秒

「セリアルがほしいの?ちょうどよかった!今ねいいつぼみつけたの
あるんだ!どのくらいにする?ちゃんとした花束にした方がいい?何
かと組み合わせよっか?」

わたしはその人を見ていたんだけど、その人は後ろの花を見ていると
勘違いしたらしい。

「いえ…あの…」
「あ、ごめん違う花買いに来たんだ、矢口そそっかしいから、アハハ」
「矢口さんていうんですか?」
「ん?そうだけど?あ、そー言えば毎朝ここ通るよね?」
「はい…通学路ですから」
「そーなんだ、名前何てゆーの?」
「えっと、吉澤ひとみです」
「吉澤ひとみかぁ…じゃあよっすぃーだね!」
「は?よ、よっしーですか?」
「ちっが〜う!よっしーじゃなくてよっすぃー!わかった?」
「は、はい!わかりました」

わたしは矢口さんの勢いにおされて思わず返事をしてしまった。
10 名前:juda 投稿日:2001年05月29日(火)13時56分14秒
「うん!わかればよろしい!でさ、ちょっと聞きたいことあるんだけど
いいかな?」
「なんですか?」
「よっすぃーの好きな花教えてくれない?」
「好きな花ですか…」
「うん、矢口ってさ花と人の組み合わせ聞くの好きなんだ
花っていろんな種類があってそれぞれに意味があるじゃ
ない?だから人が選ぶ花ってその人の心がわかる気が
するんだ…」

そのとき店の奥から矢口さんを呼ぶ声が聞こえた。

「ごめん、仕事戻らなきゃ!今度好きな花聞かせてよ!じゃあネ!」

矢口さんはあわてて店内に戻っていき、わたしはもう少し話して
いたかったのを我慢して家に帰った。
11 名前:juda 投稿日:2001年06月09日(土)23時12分27秒
それからというものわたしは毎日のように花屋に足を運ぶようになった。
ある日、学校帰りに例の花屋に顔をだすと店長さんが出てきた。

「矢口さんいますか?」
「あ、ちょっと待ってな、矢口〜男の子来てんでー!」
「あ、あの…」
「ん?何?」
「一応、女なんですけど…」
「え?ホンマに?…ごめん…」
「アハハハハハハ!」

店長さんの後ろで店から出てきて今の会話をすべて聞いていた
であろう矢口さんが大爆笑していた。

「笑うなんてひどいですよ」
「ごめんごめん、まあよっすぃーがそれだけかっこいいってこと
じゃん!矢口も最初見たとき、おぉ美少年!って思ったもん」
「矢口さん!!!」
「冗談だって、よっすぃーはかわいくてやさしい女の子だよ」
「え…いや、そんな…」
12 名前:juda 投稿日:2001年06月09日(土)23時13分18秒
「真里!」

御世辞を本気にして照れているわたしの後ろから矢口さんを
呼ぶ男の人の声が聞こえた。
わたすが振り向くと、そこには金髪に変なサングラスをかけた
男の人が立っていた。

「つんくさん…」

矢口さんはそう言うと、そのつんくという男の人のところへ駆けだした。

「まだ仕事か?先行ってるから、いつものたのむわ」
「二ヶ月も…何処行ってたんだよ」
「しょうがないやろ、こっちも色々あんねんから」
「なんで連絡もしてこないの!?」
「電話いれてるけどいつも留守やんけ」
「うそっ!」
13 名前:juda 投稿日:2001年06月09日(土)23時14分01秒
しばらく待ったけど矢口さんとつんくさんという男の人の言い合いは
終わる様子を見せず、今日は帰ることにした。

帰る途中、公園の入り口でわたしのことをジッと見つめている女の子
がいた。その少女はバンソーコーだらけの顔でいつも公園で一人で
遊んでいる子だった。
その子はわたしと目が合うと逃げるように公園に入っていった。

「ち、ちょっと待って、よくこの公園いるよね?どうしていつも一人で遊ん
でるの?」
「お姉ちゃんだっていつも一人じゃんか」
「う、ごもっともです…いっしょに遊ぼっか!」
「うん!」
14 名前:juda 投稿日:2001年06月09日(土)23時14分42秒
「こんな歳になっても公園で遊ぶのってケッコー楽しいもんだね」
「ののはまだその年になってないからわかんないよ」
「あ、そーだね」
「お姉ちゃん友達いないの?これからもいっしょに遊んであげてもいーよ」
「いや…べつに…」
「そしたら今度秘密基地に案内したげる」
「…そっか、じゃあ期待しとくよ!さて今日はもう遅いから帰った方が
いいよ、お母さんも心配してるだろうし」
「…してないよ…」
「え?何?」
「ううん、なんでもないよ バイバイ」
「バイバイ」

そう言って手を振っていた少女の顔はどこか寂しそうだった。
15 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月10日(日)09時07分53秒
つんくさんと矢口の関係って・・・。
16 名前:しんのすけ 投稿日:2001年06月10日(日)12時16分06秒
まさか×2、つんくがやぐっつぁんの恋人とということですか?
この話は、配役がとてもおもしろいですねp(>。<)q
個人的には、やぐっつぁんが「よっすぃー」と言い直すところが気に入ってます。
ちなみに、店長さんは中澤姐さんですか?もしくは、平家のみっちゃん?
17 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月18日(月)23時07分50秒
続きが早く読みたいです・・・
18 名前:juda 投稿日:2001年06月26日(火)21時05分48秒
その日の晩、お風呂から上がったわたしは矢口さんのことを考えていた。

矢口さんてかわいいよなぁ…今日矢口さんに会いに来たつんくさんて
何者なんだろう…やっぱり彼氏なのかな…あの会話はどう聞いても恋人
同士の口ゲンカだもんなぁ……もう考えるのやめた!明日も学校だし
今日はもう寝よ〜

そしてわたしは眠りについた。

次の日、学校が終わってすぐに矢口さんのところに行きたがったが、
どうしても買っとかないといけない資料があったから先に本屋に向かった。
本屋に入り資料を探していると、よく花屋に買い物に来るおばさん三人組
が噂話をしていた。
19 名前:juda 投稿日:2001年06月26日(火)21時06分31秒
「また来てるみたいなのよ、あの男」
「やーねぇ、御近所の方なんて毎日ケンカの声がしてうるさいって」
「人は見かけによらないってよく言ったものよね…矢口さんみたいに…」
「本当はあの人、子供いるんでしょう?」
「あ、知ってるわ!いつも顔中にバンソーコーしてる子でしょあの……」
「そうそうっ、あれがまたうわさでね毎晩子供の泣き声がするって
ゆーのよ」
「それってさ、もしかして…」

「ちがう!!!矢口さんはそんなことする人じゃない!!!!」

わたしはそう言うと本屋を飛び出した。
20 名前:juda 投稿日:2001年06月26日(火)21時07分45秒
しばらく商店街をぶらぶら歩き回っていたのだが、わたしの足は
気づかぬ内に矢口さんの元へ向かっていた。

「いらっしゃいませー…あ、よっすぃー!夏期講習がんばってる?夏休み
なのに大変だね」
「今日で講習終わりなんです」
「そうなんだ、これで一段落ついたね、でも受験はこれからが勝負だよ」
「…泣いたんですか」
「えっ……」
「目…少しはれてるから…」
「もーやだなーよっすぃー、そんなことないよ!ちょっと夏バテ&寝不足
でさ…」
「………」
「やだな…そんな顔しないでよ…」

そう言って矢口さんは寂しそうに下を向いてしまった。
21 名前:juda 投稿日:2001年06月26日(火)21時09分40秒
「正直なんだね…普通…面と向かって言わないよ…そんな事…」
「なんでもします、わたしが矢口さんのために出来ること…ありませんか」
「そーかー、じゃあ髪の毛染めないで、もっと高校生らしく……」
「…そんなことじゃないんです」
「…ありがとう…でもホントに大丈夫だよ」

わたしは矢口さんの悲しそうな顔を見ながら花屋をあとにした。
家に帰り机に向かったが矢口さんの事ばかり考えてしまって勉強になら
なかった…
22 名前:juda 投稿日:2001年06月26日(火)21時28分55秒
更新です。

>15さん
さぁどんな関係でしょう…てゆーか更新した
分を読んだらわかりますね。

>しんのすけさん
そんな感じです。ちなみに店長さんは誰でも
ありません。自分が関西人なんでなんとなく
関西弁で書いてみました。

>17さん
おまたせしました。実はキーボードが壊れてし
まって更新できませんでした。

ということで、明後日から車の免許を取りにいく
予定なのですが、合宿で取りにいくため更新がで
きません。帰ってきたらいち早く更新いたします。
それでは約二十日後に会いましょう。

23 名前:しんのすけ 投稿日:2001年06月26日(火)22時11分32秒
二十日後ですか・・・気長に待ちます。
24 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月28日(木)13時07分10秒
待ってま〜す!

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