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それいけ!!よっすぃ〜(o^〜^o)
- 1 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月04日(月)03時02分54秒
- 初小説です。皆さんの見てたら僕も書きたくなりました。
緊張してます…。
親の都合で、今日から都内の高校に通うことになった吉澤ひとみ。念願だった一人暮らしも
こんな形でできるとは思ってもいなかった。一人で起きれるか、ご飯の仕度が出来る
か不安だったが、結構出来るもんである。いや、一人だからこそ出来るのかもしれない。
「よし、行くか。」
ひとみの通う高校は、マンションから自転車で15分、都内といっても自然が豊かで道端には
樹々が立ち並ぶ。大好きなベーグルを片手に、新品の自転車をこぐ。風が気持ちいい。
「ここかぁ…。職員室ってどこだろ?」辺りを見渡す。金髪が風になびく小さな生徒が目についた。
「すみません。職員室はどこですか?」
「え?(どわ!カッコいい!)あぁ、ここを真っ直ぐ行って、右に曲がって…。」
「(???)」
- 2 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月04日(月)03時17分00秒
- 「…そんで、ええい!!矢口が一緒に行ったげるよ!(ちょっと好みだし)」
「マジっすかぁ!いやぁ、私、方向音痴なんすよ!良かった!」
「見かけないコだね?転入生かな?」
「そうです。今日から通う事になりました、一年、吉澤ひとみです。えっと…。」
「あっ!アタシは2年、矢口真里!通称やぐっつぁんだよ。
吉澤・・、よっすぃ〜って呼んでいい?いいや!呼んじゃえ!へへ。」
「呼んじゃって下さい!(話しやすいなぁ…。ちっちゃくて可愛いし・・。)
…やぐっつぁんって呼んでいいんすか?」
「おう!よっすぃ〜」「やぐっつぁん」「よっすぃ〜」「やぐっつぁん」・・…
- 3 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月04日(月)03時40分57秒
- なんて呼び合ってるうちに職員室の前に来てしまった。
「ここだよ、よっすぃ〜。じゃあねぃ〜。頑張れよ〜」
「ありがと!やぐっつぁん!!(いい人だぁ〜)」
吉澤は矢口が見えなくなるまで手を振り続けた。
「よし!」ニヤけた顔を戻す。軽く深呼吸し、戸をノックする。
「失礼します!吉澤ひとみです。」
「お〜い!こっちこっち」
一番奥の方から、コーヒー片手に手を挙げている先生がいた。私は足早に
向かった。ニッコリ笑ったその先生が…、
「担任の保田。吉澤ぁ、待ってたよ。さ、教室いこっか。」
教室に向かう途中、ここの学校で必ず守らないといけない校則があると言う事を
聞かされた。それは部活に必ず入る事。私は前の学校でバレー部に所属していた。
転校してきても、校則に関係なくバレーは続けるつもりだったし。
「着いたよ。吉澤、緊張してる?」「大丈夫です。」「よし、いこっか。」
- 4 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月04日(月)03時57分18秒
- ―1年3組内―
「ごっちん、ごっちんってば!!起きてよ〜!」
「ZZZ…。」
「死んでるのかなぁ?まぁいいや。あのね今日、転入生がくるんだって!
カッコイイといいね!」あさみはおかまいなしに爆睡しているごっちんこと、
後藤真希に一心不乱で話している。―ガラっ!!―
「おっはよ〜!!みんな席につけよ〜!!」
「あっ!ごっちん!圭ちゃんきたよ!!」「ZZZ…」「…無理だな…」
保田の後ろから吉澤が入って来た。と同時に一斉に耳を劈くような黄色い歓声。
「ふぇ…?」その歓声にビクっとし、真希はイスから転げ落ちた。
…それを見ていたあさみはどうしたらそんな落ち方するんだろ?と不思議に思った。
- 5 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月04日(月)04時25分46秒
- 「しずかにしろ!!」保田が怒鳴っても静かにはなるハズがない。
「いいや。…吉澤、自己紹介して。」素晴らしい位に歓声がピタっと止む。
「…あ、ベーグルとゆで卵が大好き吉澤ひとみです。前の学校ではバレー部
に入ってました。ここでもバレー部に入るつもりです。宜しくお願いします。」
紹介が終わったと同時に黄色い歓声が響く!隣の先生が見にくる程だった。
「吉澤の席は…後藤の後ろが空いてるな。起きてるか〜?後藤?」
「ふぁい…起きてるよぉ。後藤はぁ…。ここだょぉ。」
寝てるんだか起きてるんだか分からない後藤と呼ばれる生徒は、
そー言うと手を振っている。あちこちから、ごっちんいいなぁと言う声が聞こえた。
「よろしくね。後藤さん。」「よろし…グゥZZZ…」
―これがごっちんと私の最初の会話だった―
- 6 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月04日(月)04時49分57秒
- この学校に来て、まだ2日しかたっていないとゆうの私とごっちんは、ず〜っと
前から友達だったみたいに仲良くなったいた。正直、このコは合わないと思ってた
んだけどな…。 ―昼休み―
「よしこぉ〜、部活いつからでんの?」ごっちんが私のゆで卵に手を伸ばす。
「今日からだよ。」私はそう言いながらごっちんの手をつねる。
「イタ!いいじゃん!1個ちょうだいよぉ〜。」
「…1個って、もー2コめだよ…。」ごっちんが泣きそうになる。
私はウソ泣きだと思っていてもこの目に弱い。
「しょうがないなぁ。ごっちん食べていいよ。」パァっとごっちんの顔が明るく
なる。ごっちんってこんな卵好きだっけ?私の影響かな?
「わ〜い!そうだ(モグモグ)今から挨拶に行こうよ!後藤も一緒にいったげるよ!
たしかバレー部の部長さんは…。飯田さんだった…はず。」
「今から?う〜ん…よし!行こう!ごっちん連れてって!」
「オッケ〜!」
私とごっちんは教室を飛び出した。私はドキドキしていた。
- 7 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月04日(月)05時06分14秒
- 3年のクラスに行く途中、必ず2年のクラスを通る。私は、やぐっつぁんを
思い出した。初めてこの学校で出来た友達(?)がやぐっつぁんだった。そんな事を
考えてたら無償に会いたくなってきた。ごっちん、知ってるかなぁ?
いいや、聞くだけ聞いてみよう。
「ごっちん、やぐっつぁんって知ってる?」
「!!!知ってるよ!!ってなんでよっすぃ〜知ってるの????????」
ごっちんのこんな焦る顔見た事がなかった。そー言えば私はやぐっつぁんとの
いきさつをごっちんに話してなかった。別に隠そうとは思ってもいなかったし、
隠す必要もない。
ただ言うきっかけがなかったのだ。
「あのね…、」ん?前から来るのはやぐっつぁんか?一緒にいるコは誰だ?
- 8 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月04日(月)05時30分31秒
- 「あれぇ?ごっちんじゃん!…あっ!!よっすぃ〜!久しぶり!元気だった?」
「やぐっつぁーん!!そ〜と〜元気ですよ!」
「??ねぇねぇ、やぐっつぁん何で知ってるの?よしこ教えてよぉ〜!」
「ごっちん、後でよっすぃ〜に聞きなよ。矢口、今から梨華ちゃんとお昼買いに
いくんだ。あっ!梨華ちゃんとよっすぃ〜は初めましてだね。紹介するね。
矢口の仲良っし!石川梨華ちゃんで〜す。このこは吉澤ひとみちゃん。」
「初めまして。石川梨華です。よろしくね!ひとみちゃん。」
「ああ…はは初めました。ひとみです…。」ん?私は…何を言ってるんだろう?
「「あはははは!!よっすぃ〜初めましたってなんだよぅー!!」」
ごっちんと、やぐっつぁんが笑ってる?え?私何か可笑しい事言った?え?え??
顔が熱い…。熱でもあるのか?なんだろ?胸がドキドキしてる…。
「よっすぃ〜って楽しい奴だな。じゃあね!ごっちん&よっすぃ〜」
「バイバ〜イ!やぐっつぁん、梨華ちゃん!さ!よっすぃ〜行っこか!
あれ?よっすぃ〜?吉澤さ〜ん!…いっちゃってるよ…。」
- 9 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月04日(月)05時55分58秒
- ―矢口と石川―
(あのコがひとみちゃん…。)
石川は矢口からあの日の出来事を聞いていた。背が高く、色白で、カッコイイ
コが1年にはいった事。よっすぃ〜は今に絶対人気がグァ〜と出る!とまで言って
いた矢口の言葉を思い出していた。
石川はその時はあまり気にもとめてなかった。
しかし実際会ってみると…石川はなんとも言えない気持ちになっていた。
(なんだろ?モヤモヤする…。)
「よっすぃ〜ってあんなキャラだったんだぁ〜。おかしかったね。梨華ちゃん!」
「あ…、そ、そうだね。」
「どした?…あぁ!梨華ちゃん、さては…。」
「えっ!?」
石川はなぜかドキっとした。
「お腹すいてるなぁ〜!いそごっか!キャハハ!」
「うん。お腹へっちゃった〜。」
なんで矢口の言葉にドキっとしたのかは石川にも今は分からなかった…。
- 10 名前:レイコ 投稿日:2001年06月05日(火)01時54分53秒
- あ、いしよしですかぁ?(笑)
甘々系ですかね?期待してますよー!
- 11 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月05日(火)04時31分28秒
- レイコさん!僕はレイコさんの小説、大好きなんすよ!いしよしにハマった
のもレイコさんの見てからっす!いや〜!嬉しいなぁ…。頑張ります!
- 12 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月05日(火)05時10分53秒
- ―後藤と吉澤―
「ねぇねぇ〜、よっすぃ〜!教えてよぉ。」
…あのやぐっつぁんと一緒にいた先輩、梨華ちゃんって言うのか…。何部
なんだろ…。って私、なんでこんな気にしちゃってんの…?
「よぉぉしぃぃこぉぉ〜!!」
「はぇ!?び、ビックリしたぁ!どしたのごっちん?」
「どしたの?ってあんたがどしたの?ボ〜としちゃって…。」
ごっちんが私の顔を除きこむ。そんなボ〜っとしてたのかな…。
「あ…、ごめん。あ、あのさぁ、さっきやぐっつぁんと一緒に居た…
梨華…さんだっけ?ごっちん知ってんの?」
「へぇ?梨華ちゃん?うん、知ってるよ。やぐっつぁんと超仲良しなんだよ。
あの2人はテニス部なんだけど、凄い人気あるんだ。あっ!人気だけじゃなくて
テニスの腕も、そ〜と〜凄いんだよぉ!」
やぐっつぁんはともかく、梨華さんがテニス?う〜ん。人は見かけによらないな。
なんて話してるうちに3年の教室までやってきた。梨華ちゃんが気になってて、
自分の目的を忘れてた。部長さんに挨拶しにきたんだっけな。
…飯田さんってどんな人なんだろ?
- 13 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月05日(火)05時36分19秒
- 「すいませ〜ん。飯田さんいますかぁ〜?」
「あたしだけど?」
「「うわぁぁっ!!」」
私とごっちんの後ろにいつの間に立ってたのだろう。私よりも少し背が大きく、
整った顔立ち、少し不思議な感じがする彼女が飯田さんだった。
「かおりに何か用?」
飯田…かおりって言うのか。ごっちんが私のお腹をつく。そうだ。挨拶しなきゃ…。
「あの…今日からバレー部に入ります、1年3組吉澤ひとみです。お願いします。」
飯田さんが私から目を離さない。何か言いたそうな目だ。私はなぜか、ニコっと
微笑んでみた。なんとなく微笑まなきゃいけない気がした。
すると飯田さんは嬉しそうに、
「かおりね、今、吉澤に交信してたんだ。笑ってって。かおりが交信するとみんな
怖いって言って…。今日から宜しくね!」
「はぁ…。(大丈夫なのかな、この人…。)」
私達は3年の教室を後にした。…ごっちんから聞いた話によると、交信を受け取った
人は今までにいないらしい…。それにしても不思議な人だったなぁ。
- 14 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月05日(火)06時04分06秒
- ―放課後―
さっきまで晴天だったのに外は凄い雨だ。でも私の心はまっ晴れなのさ!!
何週間ぶりだろう!バレーなんて!私は嬉しくて仕方ない!教室で体操着に着替え
部室に向かった。
「くぅ〜!早く打ちたいなぁ!!」
…そーいえば、ごっちんって何部なんだろ?そんな事を考えながら、ドアを開ける。
「よしこぉ!遅いよ。」
「ご、ごっちん!!」
あれ?私間違ったのかな。なんでごっちんがいんの?でもここだよね?バレー部の
練習する体育館って…。
「キャハハ!後藤はマネージャーなのでしたぁ!驚いた?」
「ごっちぃ〜ん!!酷いよ〜!」
酷いと口に出したが、私は心強かった。…でももっと早く教えてほしかったYO!
「吉澤〜!アップしといて!!準備が出来次第、テストするから!」
飯田さんの声が響く。さっきと感じが違う!いかにもキャプテンって感じだ。
「はい!」
周りを見渡しながら、ごっちんにストッレチを手伝ってもらう。
「バレー部ってこんないんの?」
「今日はねぇ、外雨だからテニスと陸上が半コート使ってんだ」
テニス部…?って事はこのどっかに梨華ちゃんいるんじゃん!カーっと顔が熱く
なる。
- 15 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月06日(水)00時21分54秒
- タッタッタッタ…
「梨華ちゃ〜ん。(ハぁハァ)走りすぎだぁ、少し休憩しよぉ〜」
「まだ5週目しか走ってないよ?」
「今日は軽くアップだけでいいって先生言ったじゃん!」
「あっ、そうだったね!じゃあ、隅でストッレチやって終わろっか。」
「(言ってみるもんだね)賛成!!」
テニス部は3年生がいないため、石川が部長だった。走り終えた石川達は隅のほうで
ストレッチを始めた。ふと矢口が後藤に気付く。
「あれ?今日は珍しくごっちん部活でてんじゃん。ん?だから雨降ったのかな。
よっすぃ〜もいる…。って事は入部すんのかな?梨華ちゃんテストやるみたいだよ!」
「エ…?」
ひとみちゃん…バレー部入るんだ。あっ…まただ…。モヤモヤする…。
「梨華ちゃん!見てようよ!ごっちん達気づかないかなぁ?あ!始まるみたいだよ。」
- 16 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月06日(水)00時46分20秒
- 吉澤はアップが終えた事を飯田に告げた。心なしか吉澤の顔が引き締まる。
「じゃ、始めよっか。後藤、トス上げて。かおりが言いっていうまでスパイク
うってもらうから。」
「ハイ!ってあの…ごっち・・・後藤さんってマネージャーなんじゃないんすか?」
「うん。セッター兼マネージャーだよ?聞いてなかったの?練習はあまり来ないけど、
中々のモンだよ。ほら!位置に着いて!」
ごっちんが、てへっと笑っている…。あんた結構やり手だよ…。
「よしこぉ、いくよ」
「お願い!」
あぁ、ついにきたか!思い切り楽しむぞぉ〜!!
バシッ!
ザワ…!まるで男子並みのスパイクに周りがどよめく!そんなのお構いなしに吉澤は
スパイクを打ち続ける。
ごっちんのトス打ちやすい!ピッタリだよ!ごっちんにはいつもいつも
ビックリさせられるなぁ。…あれ?やっぐっつぁんに…梨華ちゃん?何でいんの?
吉澤は動揺した。その一瞬の心の乱れが…―
吉澤にとって忘れられない出来事となる。
- 17 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月06日(水)01時11分13秒
- ―隅っこのテニス部。石川、矢口―
「よっすぃ〜、カッケェ〜!!まるで男が打ってんのみたいじゃん!」
「…すごい。(カッコいい…。)」
ドキドキした。石川は隣にいる矢口に自分の心の音が聞こえないかと不安になった。
ぎゅっと胸元のジャージを握りしめる。
(なんだろ…、胸が…苦しいよ…。)
歓声が響く。あちこちから、あのこカッコよくない?と耳に入る。
―ベーグル大好っき・吉澤ひとみ―
彼女の名前が全校に知れ渡るのも時間の問題のようだ…。
「梨華ちゃん!よっすぃ〜凄いね!」
「…うん、凄いね…。」
「梨華ちゃん?どしたの?ボ〜っとしちゃって? …うわ!!梨華ちゃん!!
危ないよ!!梨華ちゃん!梨華・・……」
あれ?真里っぺ?どうしたの?何が…危ないの?
- 18 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月06日(水)01時55分58秒
- …ねぇ真里っぺ、何が危ないの?私が、ボ〜っとしすぎちゃってるから?
…ここはどこなんだろ?真っ暗でわかんないや…頭、痛い…。……。
「…先輩?石川先輩…。」
誰?聞いた事のある声だ…、誰だっけ…。
「…ン…。」
「あ…、先輩!…気づいた!よかったぁ。」
そーゆうと彼女は目に涙を浮かべながらベットにうずくまった。
「ひとみ…ちゃん?」
「私の打ったボール…先輩に当たっちゃったんです…。先輩、動かなくなっちゃって…
心配しましたぁ…。」
我慢していたんだろう。吉澤はワンワンと声を出して泣き始めた。石川はベットから
起きあがって吉澤を軽く抱き寄せた。
「ありがと…、ひとみちゃん…。そんな心配してくれたんだね。私はもー大丈夫だから
泣かないで。」
「…しぇんぱい…。」
吉澤は余計に泣いてしまった。石川の優しさが苦しかった。
石川はギュっと吉澤を抱きしめながら、涙をぬぐってやる。
「ひとみちゃん…可愛い…。」
そーゆうと、石川はひとみのほっぺに軽いキスをした。
「ふぇ?」
吉澤は一瞬泣きやんだ。何をされたか分かっていない。石川本人も自分のとった行動
が分かってないようだ。
- 19 名前:レイコ 投稿日:2001年06月06日(水)12時56分50秒
- こちらこそ、はまっていただいてうれしいです!(笑)
楽しみにしてますので、お互いがんばりましょう!!
- 20 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月07日(木)00時48分48秒
- >19 はい!頑張ります!お互い頑張りましょう!
- 21 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月07日(木)01時28分32秒
- 「…先輩?(今…キスされたのかな…?)」
「良かった。泣き止んでくれて…。…ひとみちゃん、優しいんだね。保健室まで
連れてきてくれたんだ?」
石川は吉澤に回してる手を離すと上目使いで吉澤を見た。
「は、はい…。私のせいだし…。(うぅ…、ドキドキする…。色っぽすぎるっす。先輩…。)」
顔が一気に赤くなる。吉澤はハッとし石川から目をそらした。
「ひとみちゃん…、こっち見てよ…。」
石川の動作一つ一つが、今の吉澤には刺激的だった。
耳まで真っ赤になる。吉澤は今にも鼻血がでそうになっていた。
「ひとみちゃん…。」
石川と吉澤の距離が縮まる…。
「(…〜もーダメだぁ!)先輩!!」
―ガラっ!!―
「梨華ちゃぁぁぁん!!大丈夫かぁ?矢口心配だったよぅ。」
矢口がいきなり入って来た。
…吉澤はあまりの驚きと、矢口が入ってきた事によって
緊張の糸がぷっつり切れたらしく、その場に倒れこんでしまった。
- 22 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月07日(木)01時57分20秒
- 「…ん。」
「ひとみちゃん!大丈夫?」
「どわっ!!せ、先輩!…あれ?私、何で寝てんの?」
さっきとは反対に石川がベットの横のイスに座っていて、吉澤がベットに寝ていた。
「ひとみちゃん、真里っぺが入って来た後、倒れちゃったんだよ?きっと
ビックリしちゃったんだね。」
石川がクスっと笑う。吉澤はまだ今の状況がまったくつかめないでいた。
じゃぁ矢口はどこにいるのだろう?保健室には、石川と吉澤の2人しかいない。
「あの…、やぐっつぁんはどこいったんですか?」
「あぁ、真里っぺ?帰ったよ。梨華ちゃん、後はまかせた!なんて言い残して。」
やぐっつぁ〜ん!酷いよぉ!少しは心配しておくれよぉ!吉澤は少し悲しくなった。
「わ!外暗くなっちゃったね。一緒に帰ろっか?ひとみちゃん。」
「はい。…あ!飯田さんに帰るって言ってこなくっちゃ!」
…それと私は入部テストに合格したのかが気になったいた。
「さっきひとみちゃんが寝てた時ね、ごっちんと飯田さん来たよ。今日はお疲れサマって。
明日から一緒に頑張ろうって伝えておいてねって…。おめでとう!ひとみちゃん。」
「…!!やったぁ!」
あまりの嬉しさに吉澤は無意識に石川を抱きしめた。
「ひとみちゃん…、苦しいよ…。」
「あぁ!!すすすすみません!!(何やってんだぁ!私!)」
- 23 名前:名無し娘 投稿日:2001年06月08日(金)17時05分23秒
- いいっすねー。
ウブないしよし。
他のカップルも登場するのかな?
- 24 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月09日(土)00時07分59秒
- >23さん、これからいろいろ書いていきたいと思ってます。
文章力ないっすけど、頑張ります!
- 25 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月09日(土)00時52分23秒
- ―矢口、後藤(帰り道)―
「ねぇ〜、…ごっちん。」
帰り道、終始無言だった矢口が重々しく口を開いた。
「何?やぐっつぁん?」
「…よっすぃ〜と梨華ちゃんは、きっと両思いだね…?」
「何で分かんの?」
後藤が不思議そうに矢口を見る。
「矢口さぁ〜…見ちゃったんだよね。その…、キスしてるとこ…。梨華ちゃんも、
よっすぃ〜もなんかいい雰囲気だったって言うか…。」
小さい矢口が、いつもより小さく見えた…。うつむいたまま話しを続ける。
「…矢口、梨華ちゃんが好きだったんだぁ…。えへへ。よっすぃ〜を初めて紹介した
時から梨華ちゃんの様子がおかしいなぁとは思ってた。でも、よっすぃ〜カッコいい
もんね!なんか…よっすぃ〜だから許せるかな…?なんて付き合ってたワケじゃないのに
何言ってんだろ!矢口は…!」
ふっと空を見上げる。
矢口の目には、うっすら涙が浮かんでいた。下を向くと
今にも涙がこぼれそうななっていた。
「やぐっつぁん!後藤はやぐっつぁんの事がずっとずっと好きでした。」
そう言うと後藤は矢口を力いっぱい抱きしめた。
「…本当は今言う事じゃないと思ってる…。でも…、後藤は今言わなきゃって
感じたの。やぐっつぁんが好き!好き好きぃ〜!」
「…ご、ごっちぃ〜ん…。ひぃ〜ん…。」
矢口は我慢していた想いが一気に爆発した。後藤の胸の中で、まるで子供の様に泣き
じゃっくた。後藤は矢口の頭をポンポンとたたく。
「よしよし…。」
「…うぅ、グス。よしよし言うなよぅ…。ヒック…、ズズ…、ごっちん…。
ありがとね…。」
「へへ…、どぅ致しまして。」
さっきまで、どんよりと曇っていた空は、奇麗なグラデーションにかわっていた。
- 26 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月09日(土)02時11分57秒
- 「うわ〜!見て見て、ひとみちゃん。空がキレイだよ。」
「本当ですね、明日は晴れそうだなぁ…。」
石川がう〜んと背伸びする。吉澤もつられて背伸びする。
「すいません…。すっかり遅くさせてしまって。先輩の家族の方、心配してるん
じゃないですか?」
吉澤が申し訳なさそうに石川を見る。
「ううん、大丈夫。私、今一人暮らしなの。実家が神奈川なんだけど、通うの大変
でしょ?この近くにマンション借りてもらってるんだ。」
「先輩もなんですか?私も一人暮らしですよ?…あの、分かります?
モーニングマンションってトコなんすけど…。結構近いんすよね。」
「ええ!ひとみちゃん本当?私もソコだよ!」
「マジっすか?」
あまりの出来事に二人は驚きを隠せない。
「…こんな事ってあるんですねぇ。(マジっすか?何か嬉しいなぁ。)」
吉澤がつぶやく。…ニヤけてるのがバレないよう、吉澤は石川とは反対の方を見た。
「そうだね…。(どうしよぉ…、嬉しいかも…。)」
石川もつぶやく。顔が真っ赤になってるのが自分でも分かる。吉澤に気付かれないようにと
石川は下を向いた。…二人はそれから無言だった。もうマンションは目の前だった。
「…本当だ。一緒のマンションだ。」
「なんか可笑しいね?こんな偶然もあるんだ…。」
二人はエレベーターの中にいた。吉澤はドキドキしていた。自分は石川のコトが好き
なんだと今日の出来事で確信した。
「あっ…、私この階なんですよ…。」
吉澤は3階でボタンを押していた。
「先輩、今日は本当すみませんでした!ゆっくり休んでくださいね!それじゃあ。」
「あ…。」
吉澤が出ようとした、その時…石川が吉澤の手を掴んだ。
- 27 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月09日(土)13時51分54秒
- まきまりに期待。この二人の話をもっと読みたいです。
- 28 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年06月09日(土)18時45分52秒
- なんか、そそられる展開になってきましたね〜
ついに吉澤と石川が・・・
気になるです
- 29 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月10日(日)03時22分30秒
- >27さん。&ラヴ梨〜さん、レスありがとです。とにかく頑張りまっす!!
- 30 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月10日(日)04時09分40秒
- ―矢口・後藤―
グゥ〜…。矢口の腹がなった。
「キャハハ…!なぁ〜んかスッキリしたら、お腹へっちゃったよ、矢口!」
後藤から離れた矢口は顔が真っ赤だった。恥ずかしそうに腹をかかえた。
「後藤もお腹へったぁ〜。 …あっ!そうだ。」
そぅ言うと後藤はゴソゴソと鞄を探りだした。矢口はだまって後藤を見ている。
「えへへ。お昼に食べ様と思ってたんだ。」
後藤の鞄の中から、大きな『あん&マーガリン』(コッペパン)が出てきた。
「ごっちん、お昼食べなかったの?どっか調子悪かったの?」
矢口が心配そうに見上げた。後藤はニッコリ笑って矢口に答えた。
「よっすぃ〜のお昼食べちゃってさ、お腹いっぱいになったから食べなかっただけ。」
後藤は、へへへと笑いながら、パンを袋から開け半分に割り、矢口に渡した。
「はい!やぐっつぁん!…やぐっつぁんは小さいから、大きいほうあげるね?
それに後藤より、お腹減ってるみたいだしね。いっぱい食べておっきくなりなよ?」
「なんだよぉ、それ!いいもん!矢口、いっぱい食べてごっちんより大きくなってやる!」
矢口は受け取ると、はぐっとパンにかじりついた。
「う〜ん…、後藤よりおっきくなるのかぁ、やぐっつぁんはそのままの方が可愛いよ?」
パンを片手に後藤は矢口の顔を除きこんだ。
「モグモグ…。み、見るなぁ〜!(ごっちん…。いつもは頼りなさそうだけど、
そんなことないね…。うぅ。ごっちんの顔がまともに見れないじゃんかよぉ!)」
…矢口の胸がトクトク動く。トクトクトク…どんどん早くなっていく…。
「へへ…、後藤もたぁべよう。いただきまぁす!」
後藤も矢口も、そぉとぉ腹が減っていたのか、二人はその後、
黙って歩いて家路に着いたのでした。
…ごっちん、ありがとね…。
- 31 名前:エレベーターの中で… 投稿日:2001年06月10日(日)04時40分20秒
- 「…先輩?」
「ご、ごめんね!何やってんだろ、私…。」
吉澤の手を放す。石川の目は潤んでいた…。今にも涙がこぼれそうになっていた。
「どーしたんですか?ぶつかったトコ…、痛むんですか?」
吉澤は石川の気持ちとは反対に、自分がぶつけたトコが痛むのだろうかと思った。
目線を合わせる。吉澤は石川の顔を除きこんだ。(やっぱ可愛いなぁ…。)
「…違うよ。ぶつけたトコは痛くないの…。…けど…。」
石川は、そー言うと下をむいてしまった。ポロポロと涙がこぼれる。
「…けど?」
吉澤はハンカチをポケットから取り出し、涙を拭ってやった。心配そうに石川の
顔を見ている。
「…胸が痛いの…。ひとみちゃんを、ね…、見てると、胸がちくちくするの。
自分でも、よく分からない…。でも、私は…、ひとみちゃんと、もっともっと
仲良くなりたい…。ひとみちゃんの事、もっと知りたい…。」
「…私も、先輩ともっと仲良くなりたいです…。」
―私は先輩のことが好きだ。…きっと先輩も私のコト、少しは好きなんじゃないの
かな?なぁ〜んて、私の思いこみ…だよね?―
- 32 名前:エレベーターの中で… 投稿日:2001年06月10日(日)05時29分39秒
- のほほんと考えていた吉澤は、石川の方を見る。
「…良かった…。ひとみちゃんも、そー思っててくれて。…嬉しいなぁ。」
そー言うと石川もハンカチを取り出し、涙を拭いた。…でも涙は止まらない。
「あれ?変だね?…涙が…、」
えへっと笑いながら吉澤を見上げる。 ―すると吉澤は石川を抱きしめた。
「先輩。私初めて見た時から…先輩のコト…好きでした。」
―石川を抱いている手が震えている。手が汗ばむ。声が震える。―
「好きでしたじゃなく好き…です!」
吉澤の声が裏返る。石川を抱きしめる手が強くなった。頭の中は真っ白だった。
「…わたしも、ひとみちゃんのことがすき…。」
石川も吉澤を抱きしめた。ギュって抱きしめた。
しっかりと吉澤の背中には小さな手が回されていた。
……
―二人は同時に離れた。今起こった出来事は数分しかたってないだろう。
でも二人にはとても長く感じた。顔を見合わせ、ニコっと微笑む。―
「…先輩、涙拭いてあげますよ。目つぶって下さい。」
吉澤はハンカチを石川の顔に近づける。
「うん。」
石川は吉澤の言うとーりに目を閉じた。
(ひとみちゃん、優しいな…。)
吉澤の顔が石川の顔に近づく。二人の距離が狭まる。
―触れるか触れないかの軽いキス。―
「…え?」
「へへ…。先輩、私帰りますね…!」
ニコニコして吉澤はこっちを見ていた。
石川が目をあけた時には、既に吉澤はエレベーターを出ていたのだった。
- 33 名前:それいけ!よっすぃ〜夏合宿 投稿日:2001年06月11日(月)01時10分08秒
- 私の想いが通じた日から1週間たった。その間にこれと言った発展は何もない。
ただ私が梨華ちゃんに告った次の次の日、ごっちんからやぐっつぁんと付き合うコト
になったよと知らされた。みんな幸せなまま明日から夏休みに入る。―――――
…今日は終業式なのに部活があるらしい。私はてっきりないだろうと思っていた。
梨華ちゃん達・テニス部はミーティングだけなのにな…。一緒に帰りたかったっす…。
「よしこ〜、部活いこ!」
「最近、ごっちんマジメだねぇ〜。」
暑さのせいか私は少しバテていた。パタパタと下敷きで扇ぎながら、ごっちんを見る。
「実は後藤はマジメちゃんだったのです!」
得意げに言うごっちんは、私の肩にポん!っと手を置いた。何言ってんだか…と
思ったが私は口に出さなかった。やる気満々ごっちんと体育館に向かう。
「あれ?何か静かじゃん?」
いつもならボールの弾む音や、掛け声が聞こえてくるはずなのに…。まだ誰も来てない
のかなぁ?―いや、そんなハズはない。もう始っててもいい時間なのだから。
ごっちんも不思議そうに私の顔を見る。とにかく私達は中に入るコトにした。
「二人とも、おっそぉ〜い!!」
「やぐっつぁん?!どしたの?」
テニス部とバレー部が集まっていた。ネットもボールも出ていない。私とごっちんは
まだ理解出来ないでいた。見かねた矢口が、
「今日はバレー部もテニス部もミーティングだけだよ。ごっちんに言ったじゃん!」
- 34 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月11日(月)06時10分08秒
- これからは更新が少し遅れるかもしれません。
- 35 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月12日(火)17時27分07秒
- 遅れても、待ってますね。
- 36 名前:名無し改め、フジケン 投稿日:2001年06月12日(火)23時47分38秒
- >35さん、ありがとうございます。レスもらえて嬉しいです。
- 37 名前:それいけ!よっすぃ〜夏合宿 投稿日:2001年06月13日(水)00時52分39秒
- ごっちんはふと上を見上げた。私もつられて上を見てしまった。何もないと
分かっているのに…。やぐっつぁんと飯田さんの間にいた梨華ちゃんがクスっと笑っている。
ごっちんが、あぁっ!しまった!って顔をした。だがすぐに、
にへっと笑って私の顔を見る。
「あははぁ〜、今日はミーティングだけでしたぁ〜。ごめんね?よしこ。」
顔は笑ってるけど、申し訳なさそうな顔をしている。
―憎めないんだよなぁ、ごっちんって。―
「もぉ!ごっちん!!頼むよ!!」
「しっかりしろよぉ〜。ごっちん!」
やぐっつぁんも少し呆れていたけど、優しい目でごっちんを見ていた。
…なんて言ってはみたけど、梨華ちゃんと(テニス部と)一緒のミーティングなんて
嬉しすぎだよ!…でも何で合同ミーティングなんだろ…?不思議だねぇ…。ん?なんだ?
飯田さんがガサガサと大きな紙を開きはじめてる。…ボードに張り出したぞ?
「じゃ!最後の2人も来た事だし、本題に入るね!この紙に書いてるとーり、
明日から合宿に入るから!」
なに?夏合宿?えええええ〜!!
合宿なんてやってたら…梨華ちゃんと会えないじゃんか!最悪だぁ…。くそぅ〜!
「え〜っと。今回はテニス部も一緒に合宿に参加させてもらいま〜す!」
は?何?何ですって??私の耳はどーかしちゃったのかな?ふと飯田さんと目があった。
…この時、私は一体どんな顔をしていたんだろう?
あの飯田さんが一瞬ビクっとしていた。
「…吉澤、どうしたの?鳩が豆鉄砲くらったような顔して…。」
飯田さんが問い掛ける。
「すみません…。今、合同合宿って聞こえたんですけど?」
「うん。一緒に参加するって事は合同って事だよ?どうかした?」
…私はその後の話しなんて全然耳に入らなかった…。
まぁ、言うまでもないだろう…。
- 38 名前:それいけ!よっすぃ〜夏合宿 投稿日:2001年06月13日(水)01時45分11秒
- 「もぉ!ひとみちゃん!私達の話、ちゃんと聞いてた?」
「え?う、うん。聞いてたよ。うわぁ!危ないよ!梨華ちゃん!」
私の自転車に立ち乗りしている梨華ちゃんが私の顔を覗きこむ。
ただでさえ二人乗りはバランスが悪いとゆーのに…。私のハンドルを握る手には、
帰りにコンビニで買ったお菓子と洗面道具の入ってる袋で手がふさがっていた。
(…本当は嬉しくて話なんかまったく聞いていなかったんだよ。)
―帰り道。―
「…でも嬉しいなぁ。ひとみちゃんと一緒に合宿なんて…。」
「え?何か言った?」
私はバランスをとりながら自転車をこぐのに必死だった。
「な、なんでもないよ!」
「…変な梨華ちゃん。」
かまわず自転車をこぐ私。とにかく楽しみで仕方なかった。
(部屋に着いたら、早速明日の準備とかしなきゃなぁ…。早く明日になんないかなぁ…。
あとは…忘れモンしない様にしなきゃね…。忘れっぽいからな、私。)
…なんていろいろ考えてたら、マンションの前までやってきた。
「じゃあね!梨華ちゃん。」
「…あ、ひとみちゃん。」
「どしたの?」
梨華ちゃん、何モジモジしてんの?
「あの…、一緒に準備とかしない?」
「…へ?」
一緒って梨華ちゃんの部屋に行ってって事かな?そーいえば同じマンションに
住んでて私は利華ちゃんの部屋に一度も遊びに行った事ってなかったなぁ…。
もちろん梨華ちゃんも私の部屋になんか来た事ないし。
…行ってみたいけど。
「あ…、いきなり迷惑だよね…。ごめんね、ひとみちゃん…。じゃあね。」
梨華ちゃんは中々答えない私(考えてたんだよ〜!)が迷惑そうに見えたらしい。
走り去って行く梨華ちゃんの手を引いた。
「…あ、待ってよ、梨華ちゃん!全然迷惑じゃないよ!一緒に準備しよ!ほら!
私って忘れ物、結構多くてさ…。梨華ちゃんの部屋行っていいの?」
何言ってんだろ?全然答えになってない…。
けど、梨華ちゃんの顔が、ぱぁ〜っと明るくなった。
(〜くぅ…!可愛いっす!!)
- 39 名前:フジケン 投稿日:2001年06月13日(水)01時49分23秒
- ちょこっと更新っす。最近部活が厳しくて疲れが…。
- 40 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月16日(土)16時47分41秒
- 待ってるんで更新よろしくお願いします。
4人に進展あるのかな。
- 41 名前:フジケン 投稿日:2001年06月17日(日)00時36分45秒
- 私は急いで自分の部屋に戻り、荷物を詰めた。…詰めながら思ったんだけど、
各自自分の部屋に服やら、洗面道具・その他もろもろ…があんのに、
一緒に梨華ちゃんの部屋で準備なんて出来ないよねぇ?普通…。
まぁ、うれすぃ〜からいいや!!梨華ちゃん待ってるだろうなぁ…。
にへにへと笑いながら、私は利華ちゃんの部屋にぶっ飛んだ。
「お待たせ!!梨華ちゃん!!一緒に準備しよう〜!!」
「遅かったね、ひとみちゃん。私…、来ないのかなぁって思ってたよぅ…。」
うっすらと涙ぐんでた梨華ちゃん。そんな顔しないでよ。
なんでいつも梨華ちゃんはネガティブなんだろう?でもそこも可愛いんだけどね。
「ごめんね。ほら!中入って準備しようよ!」
- 42 名前:フジケン 投稿日:2001年06月17日(日)00時41分50秒
- >40さん 待っててくれる人がいたんですね…。あまりレスがないんで
面白くないのかなと…。(あぁ、ネガティブ…。)待っててくれる人がいる
限り、続けます。これからゆっくり進展していこうかと思ってます。
ぜひぜひ待ってて下さい。
- 43 名前:梨華ちゃんの部屋で…。 投稿日:2001年06月17日(日)01時25分20秒
- う〜ん…。私は部屋に入ってビックリした。部屋中ピンクだらけだ。目がチカチカ
する。そーいえば梨華ちゃんって、自分の持ち物なんでもピンクだっけなぁ。
まぁ梨華ちゃんに合ってるからいいけど。
「ひとみちゃん、適当に座ってて。今、紅茶入れてくるから。」
甲高い声が、いつもより1オクターブ上がって聞こえてくるのは気のせいだろうか?
私はベットに寄りかかりながら、近くにあった雑誌に手を伸ばす。パラパラと
めくってたら一枚の写真が落ちた。なんだ?と思いながらそれを拾う。
……誰なんだ!!梨華ちゃんと一緒に腕を組みながら
写ってる女は〜!!しかも梨華ちゃん、めちゃ笑顔じゃんかよ…。
「お待たせ!はい、ひとみちゃん。熱いから気をつけてね?」
梨華ちゃんが来た!私はその写真をなぜか隠してしまった。
「あ、ありがと、梨華ちゃん。」
梨華ちゃんの手から紅茶を受け取ろうとした。さっきの写真に同様してか…、
「ぅわっちぃーー!!」
「ひとみちゃん!」
気をつけてねと言われたのにもかかわらず、私は紅茶をこぼしてしまった。
幸い火傷はしなっかたけど、スカートがベチャべチャだった。
「だ、大丈夫?ひとみちゃん。」
梨華ちゃんが急いで濡れタオルを持ってきてくれた。
「シミになっちゃうね。洗ってあげるから脱いでよ。あっ、先お風呂入っちゃって。」
「…ごめんね、梨華ちゃん。そーさせてもらうよ。」
私は自分の荷物からジャージと下着を取りだし、お風呂に向かった。
(ハァ…。さっきの人誰なんだろ…?梨華ちゃん可愛いいからなぁ…。)
なんて考えてたら一時間も入ってたらしい…。溺れちゃったかと思ったなんて…、
そんな梨華ちゃん…。でも少しのぼせたみたいだぁ。梨華ちゃんが心配そうに
チラチラと私の顔を見ながらお風呂に向かっていった。
梨華ちゃん早いな。もぅ、スカート洗ってくれたんだ。なんて思いながら
私はソファーに倒れこんだ。
- 44 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年06月17日(日)01時51分50秒
- 毎回、読んでますが、梨華ちゃんの可愛さがたまらないです!!
部屋に二人なんて・・・ムチャクチャ先が気になります。
- 45 名前:梨華ちゃんの部屋で…。 投稿日:2001年06月17日(日)01時53分22秒
- …とみちゃん?
…ひとみちゃん。あ、起きた…。
「うわ!梨華ちゃん!ビックリしたよ。」
何時の間にか私は寝ていた。梨華ちゃんは風呂から上がっていたのだった。
「こんなトコで寝ると体痛くなるよ?」
「うん。なんか今日は疲れたみたい…。少し眠っちゃったよ。で、どこで寝ればいいの?」
私は目をこすりながら梨華ちゃんに尋ねた。
「ベットに寝ててよ。」
「はぁ〜い。。。」
何も考えずに(ってか眠さと、写真の事で考える力が低下していたんだ。)
ベットに横になる。ウトウトしてきた。。。
(…梨華ちゃんはどこに寝るのかなぁ?)
フッと部屋が暗くなる。私の隣でモゾモゾと音がする。
「り、梨華ちゃん?」
「?どうしたの?ひとみちゃん?急に大きな声だして。」
「え…。梨華ちゃん、一緒に寝るの?」
「…だって、お布団ないんだもん…。一緒に寝させてよぅ…。」
ってココは梨華ちゃんのベットだろうが!と私は心の中で一人つっこみしてみた。
「ごめん。ビックリしちゃってさ。寝させてって梨華ちゃんのベットだもんね。」
…答えになってないよーな。とにかく私はドキドキしてた。
- 46 名前:梨華ちゃんの部屋で…。 投稿日:2001年06月17日(日)02時24分22秒
- ―さっきまであんなに眠かったのがウソのようだ。目が覚めてしまった―
「あのさぁ…、」
「なぁに?」
「…あの、さっき雑誌読んでたんだ…。そしたら、写真が落ちたんだよね。」
私は一体どーしちゃったんだろう?口が…勝手に動く。
梨華ちゃんが、?と思ったらしく肘をつく格好で私を見た。
「…一緒に写ってた人…、誰なのかなって、思って…、綺麗な人だよね…。」
梨華ちゃんは、あっとした顔をしてふいっと反対側を向いた。
すると肩が震えていた。…私は聞いてはいけなかったんだと思った。
どうしょう…。言わなければよかった。
「あははは。ひとみちゃん!その人はお姉ちゃんだよ!」
「へぇ?お姉ちゃん?梨華ちゃんの?」
「うん。私のお姉ちゃん。」
私は真っ赤になった。部屋が暗くて良かったなぁって思った。一人で何考えてた
んだ?でも、でも…、良かったぁぁぁぁ〜!!私は小さくガッツポ―ズをとった。
「〜ひとみちゃん!」
梨華ちゃんが私に抱き着いてきた。…とゆうより、おおいかぶさってきた?
「なんでこんな可愛いのかなァ…。」
そう言うと私をギュっと強く抱きしめた。
梨華ちゃんの半渇きのサラサラの髪から、フワっとシャンプーの香りがした。
私の心臓はどーしちゃったんだろ?ってくらい、ドキドキしていた。
でも、気持ちとは逆に、私の行動は大胆になっていた。
私も梨華ちゃんを抱きしめる。抱きしめながら梨華ちゃんを下にした。
そして…
―そのままキスした。―
- 47 名前:178 投稿日:2001年06月17日(日)11時06分55秒
- うわっ!とうとうキスしちゃった。
ほんっとにここのいしよしはあまあまですな!!
- 48 名前:よっすぃー記念日 投稿日:2001年06月17日(日)11時56分00秒
- あまあまいいですねぇ。
キスの続きは・・・(どきどき
- 49 名前:フジケン 投稿日:2001年06月17日(日)23時50分20秒
- >44さん。 なんと!毎回読んで下さっていたんですね…。ありがとうです!
嬉しいっす、はい!
- 50 名前:フジケン 投稿日:2001年06月17日(日)23時54分15秒
- >47さん。48さん。はい。やっとキスまでたどり着きました…。しかし、
あまあまは難しいですね(^^;
レス下さったみなさん!ありがとです〜!更新します。
- 51 名前:梨華ちゃんの部屋で…。 投稿日:2001年06月18日(月)00時46分01秒
- 「…ん。」
梨華ちゃんの口から甘い声が漏れた。頭の後ろがジンとする。
私はハッとし、梨華ちゃんの口から離れた。
部屋の暗さにも慣れて、梨華ちゃんと目があったのがわかった。
うっすらと涙ぐんでる…。そんな梨華ちゃんが、いとおしく感じた。
「…梨華ちゃん…。」
「ひとみちゃん…。」
私達は見つめ合った。…いきなりだが、私はそれなりに経験はあったんだ。
でも、なんだろ?私のペースに持っていけないんだよね…。いや!んなこたぁない。
私は梨華ちゃんの視線を立ちきって、もう一度キスした。
「…んン…。」
―シンとしていた部屋にかすかな吐息まじりの声が響く―
梨華ちゃんがまた声を漏らしながら、私の首にゆっくり手を回してきた。
私は梨華ちゃんの頭をなでる。私は舌で口をこじ開けた。梨華ちゃんも私を
受け入れてくれた。お互い舌をからませる。ねっとりと激しいキス。
―私はいままでにないくらいの刺激を覚えた。頭が…ボーっとする。―
…私は梨華ちゃんのパジャマの下から手を入れてやる。すると梨華ちゃんがフイっと
横を向く形で私から口を離した。
「…ひとみちゃん、わ、私…初めてなの…。」
梨華ちゃん、初めてなのか…。くぅ〜!この上目使いに弱いんだよなぁ。可愛いな〜。
…焦ることないよね。今まで付き合った子達も、もちろん大好きだった!…でも、
―梨華ちゃんは…特別みたいだ…。
「梨華ちゃん、大好きだよ!」
「…ひとみちゃぁん。」
ツウーと梨華ちゃんの頬から涙がこぼれる。私は手で拭ってやり、軽いキスをした。
梨華ちゃんは首に回したあった手を、今度は私の肩に手を置いた。
…その手は震えていた。
私も梨華ちゃんを抱きしめた。
―それから私達は手を握りしめ、眠ったんだ…。
また頭の後ろがジンとする。
- 52 名前:波瀾の夏合宿!! 投稿日:2001年06月18日(月)05時40分33秒
- ―学校―
「そ、それじゃぁね、ひとみちゃん。先行ってるね。」
梨華ちゃんと校門のトコで別れ、私はごっちんを待っている。梨華ちゃんは
部長なんで、何か準備とかあるらしい。…梨華ちゃん、ずっと顔が真っ赤だったな。
昨日の今日だもん。…キスより先にいっちゃったら、どーなっちゃうのかね…。
…でも、学校来る途中、梨華ちゃんが言った、
「何かね?私もよくは聞いてないんだけど、他の学校からもこの合宿に参加
するらしいって圭ちゃん先生が言ってたよ?」
が気になる。…ん〜。どーなるんですかねぇ…。まぁいいや!!
―今日から待望(?)の合宿が始まる。辛いけど…、愛しの梨華ちゃんもいるし!!
はぁ、これから毎日、一緒にいられるなんて…夢のようっすよ!昨日は梨華ちゃんの
部屋で…。ムフフフ…!!
「お、おはよぉ。…よしこ。どーしたの?凄い顔してるよ…。」
「うぉ!!ごっちん!ビ、ビックリしたぁ。…そんな…凄かったっすか?」
後ろから、ごっちんが声をかけてきた。結構前から私に、おはよーって
言ってたんだって。ただ私が気づかなかったみたい。だってねぇ…。ハハ…。
「今日から合宿だね!頑張ろうね!ごっちん!!」
私はグっとガッツポーズをとって見せた。
「よしこ?…なんか梨華ちゃんといい事あったぁ?ぶー。ズルイなぁ。」
「そ、ソンな事ないよ!」
う…。ごっちんって普段はボーっとしてるクセに結構、鋭いトコあるんだよね。
膨れるごっちんを横目に、私は焦って空を見上げた。雲一つない空に吸い込まれそう
になった。今日も暑くなるだろうな…。
…ん?つんつんと私の裾を引っ張るごっちん。
どうしたの?と思い、ごっちんを見た。ごっちんの目線は誰かを見ている。
私も、ごっちんの目線に目を向けた。
私は絶句した…。
- 53 名前:作者 投稿日:2001年06月18日(月)06時06分46秒
- 更新しました。自分の文章力のなさに…(泣)。話しはかわり、
僕もバレー部です(^^;最近、忙しくて。なるべく毎日、更新するように心掛けます。
面白くない小説ですが、最後までお付き合いくださいm(__)m
- 54 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月18日(月)18時56分42秒
- 何言ってるんですか?すっごい面白いですよ。続き楽しみです。
ごっちんとやぐっつぁんの話も書いてください。
- 55 名前:178 投稿日:2001年06月18日(月)20時07分04秒
- 全然おもしろいですよ。大丈夫です!
それとまったく関係ないんですが僕もバレー部なんです。
- 56 名前:作者 投稿日:2001年06月19日(火)03時25分35秒
- >54さんも、178さんも、ありがとうです!!面白いですか。
めっちゃ嬉しいです!!ごっちん&やぐっつぁんの話しもこれから書いていきますね。
178さんもバレー部ですか。テスト期間でも部活あるんですよ…。まったく関係
ない話に…。では更新します。
- 57 名前:波瀾の夏合宿!! 投稿日:2001年06月19日(火)04時07分36秒
- 「あぁー!!なんでこんな暑っいねん!あ!のんちゃん、私にもラムネの飴ちょうだいな!!」
「いいれすよ〜。はい。あいぼん。」
「…す〜っとすんねんなぁ!」
私は車を運転しながら、後ろで楽しそうにしてる2人をミラーで見る。あっ!眼があっちゃった。
「ち、ちゃんと運転してください!」
「大丈夫だべ。なっち、しっかり前もあいぼん達も見てるべさ!」
「…いや。前はともかく、後ろ見たらあかんねん…。」
う〜ん。あいぼん、さすがにツッコミいれるの上手いべさ…。私はクスっと笑った。
…昔の好きだった人を思いだす。昔といっても、半年前かな…。
なっち達もこうしてよく、ふざけ合ってたな。長身で、色白で、見た目より少し照れ屋さん…。
―吉澤ひとみ―
今は…どこにいるんだろ…。会いたい…。
「安倍さん?どうしたんれすか?あいぼんのつっこみになんか
負けちゃーダメれす!飴でも食べて元気になりましょー!!」
すーっと口いっぱいに広がる爽快感。さっきまでのコト、一瞬だけでも忘れる
コトが出来たよ?ののちゃん。
「ありがと、ののちゃん。」
私はミラー越しにののちゃんに笑いかけた。それを見たののちゃんも、てへてへと
笑っていた。なまら可愛いいべさ。
私達はこれから合宿に参加する。それも高校生達の。あいぼんも、ののちゃんも
まだ中2なんだけど実力はある。本人達にね、なっちは聞いたんだ。
なっち、友達の先生がやってる合宿に手伝ってほしいっていわれたべさ。
みんなはキャプテンの言う事しっかり聞いて夏を乗り越えてほしいべ。
…そーしたら、この2人が着いてきたい!!って…。一度言ったらきかないからなぁ…
仕方なく連れてきたべ。
あ〜あ。せっかくの夏休みが…。まぁ、ヒマだからいいんだけどさ。
あれ?ここかな?考え事してると、あっと言う間に着くもんだべ…。
なっちは車を置いたいなや、後ろから2人が飛び出した。なっちも急いで車から
降りる。いなくなったりしたら面倒なコトになる。
- 58 名前:波瀾の夏合宿!! 投稿日:2001年06月19日(火)04時20分20秒
- なっちの前にここの生徒と思われるコがいた。一人はガッツポーズとってるコ。
モー、一人はぶーたれてるコ。
…あれ!ガッツポーズのコ…。なぁんか、よっすぃ〜見たいだべさ。
なっちはクスっと笑った。…が、なっちの顔は氷ついた。
…見たいじゃなく、よっすぃ〜だべ…。
あ。ぶーたれてるコに気づかれた。眼があっちゃったっしょ…。
よっすぃ〜が、ニコニコしながら振り向いた。なっちと眼があう。
さっきまで満面の笑顔だったよっすぃ〜の顔も氷ついていた。
…よっすぃ〜もビックリしてるべさ…。
―周りのうるさい蝉の声も2人の耳には、はいらなかった―。
- 59 名前:波瀾の夏合宿!! 投稿日:2001年06月19日(火)05時04分36秒
- 「よしこ…?どぉしたの?知ってる人?」
ごっちんが不思議そーに聞いてきた。私はそれに答えるコトなく…
「…なっちさん…。なんで…。ここに…」
目線の先には、半年前よりキレイになった…安倍なつみがいた。
私の…前の…大好きだった人。少し痩せたな…。黒目がちの大きな眼から
注がれる視線は、懐かしさと…せつなささが感じられた。
―胸がキュンとなる―
私は釘付けになった。なっちさんもきっと同じ様なコト、考えてるだろう。
先になっちさんは我にかえったようで、はっ!とし、視線を立ちきって私達に近づいてきた。
夏の風に揺れる、サラサラの髪。ニッコリと笑う顔は昔とまったく変わらない。
いや。昔より断然、可愛くなった。
「こんにちわ。朝比奈学園中等部、バレー部の顧問、安倍なつみと言うモノです。
圭ちゃん先生、いますか?」
「あれ?圭ちゃんと知り合いの人なんですかぁ?後藤達が連れていってあげます!エヘ。」
「うわぁ!ホント?後藤さん…?って言うんだ。」
「後藤さんじゃなくぅ、ごっちんだよ!
こっちのでっかい方は吉澤ひとみ、通称 よしこ、または、よっすぃ〜だ。」
「ごっちん、でかい方ってなんだよ!しかもごっちんは後藤だろ?ごっちんって
呼んでって言うんだよ。それに威張るな。」
「うへ〜。よしこ、今日のつっこみも切れてるねぇ。うんうん、元気でよろしい!」
私達のそんなやり取りを見ながら、なっちさんは―あはは―って笑った。
私はその笑顔を見て何か安心した。元気そうで良かった。…でも、何だろ?
このモヤモヤ感は…
なっちさんを圭ちゃん先生の所に連れて行き、2人は再会を喜びあっていた。
それから私とごっちんは体育館に向かった。みんな来ていた。
急いで私達は着替え、すぐに練習が始まったが、あの2人の姿は見えなかった。
モヤモヤした気持ちを抱きながら、私はスパイクを打つ。
でも練習に熱が入るに連れて、そんな気持ちもどっかに行ってしまったようだ。
―そんなこんなで合宿初日の練習が終わった。―
- 60 名前:波瀾の夏合宿!! 投稿日:2001年06月19日(火)06時21分06秒
- 「ごっちぃ〜ん!矢口、今日は頑張ったよぉ〜。」
「やぐっつぁん!後藤も今日は頑張ったよ〜」
…お前ら、今日はってなんだ、はって!私は2人につっこみをいれたかったが、
アツアツぶりの2人に茶々をいれるのもどうかと思った。私も梨華ちゃんと
あんな風にしたかったが、上手くかわされてしまった。
「みんなー。そのままでいいから聞いて!」
圭ちゃん先生と、なっちさんが入ってきた。ん?何だ?あのチビッコ達は?
「合宿初日お疲れさん。今日は練習に参加できなかったけど、明日からこの先生と
参加するから。なっち、自己紹介して。」
「朝比奈学園中等部から来ました、安倍なつみです。なっちって呼んでね。
明日から、なっちはテニス部の方に参加します。宜しく。で、こっちの…」
なっちさんが紹介しようとする前に、
「加護亜依や。あいぼんって呼んだって下さい!明日からテニスの方に参加します。
よろしゅう。(ぺこ)」
「つ、つじのぞみれす。ののれす…。あしたからバレーぶにさんかします。
よろしく。(てへてへ)」
あっはっは!かわいいなぁ。周りの雰囲気が和む。
楽しい夕食も終わり、私とごっちんは風呂に入って部屋に帰った。今夜、梨華ちゃん達
は明日からの事について話合いがあるらしい。
ごっちんは初日からハリキリすぎたらしく、眠りについてしまった。
そんなごっちんを横目に、私は寝つけないでいた。
(外にでも行くか…)
- 61 名前:波瀾の夏合宿!! 投稿日:2001年06月19日(火)06時32分30秒
- 合宿前の体育館入り口の階段に腰を下ろす。風が気持ちいい。
(あ〜、疲れが流されて行くみたいだ…。)
見上げると、星いっぱいの夜空―。
(そーいえば、なっちさんも星が大好きだったなぁ…。)
「…よっすぃ〜?」
誰か来た。声のする方向を見る。
「…なっちさん…。」
風呂から上がったばかりなのか、髪からポタポタと雫が垂れている。
ごしごしと拭きながら近づいてきて、ふっと私の顔を見あげた。
―その仕草に私はドキっとした。―
「隣…座っていいかなぁ…?」
「い、いいよ。」
フワっとシャンプーのいい香がする。一瞬、目が合った。
ニコっって笑うなっちさん―。
前より大人っぽく笑う彼女に―。
…私の鼓動は、さっきより確実に早くなっていった。
- 62 名前:波瀾の夏合宿!! 投稿日:2001年06月20日(水)00時42分52秒
- 「…さんって、つけなくてもいいって言ってるっしょ?よっすぃ〜!」
「…でも、何か慣れちゃったよ。…あ、元気だった?」
チラリとなっちさんを見る。その顔は、思いつめたような…なんとも言えない
表情だった。私は、フイっと反対方向を見る。…弱いなぁ。私って。
重苦しい雰囲気が漂う。―なっちが口を開いた。
「…なっちさ?よっすぃ〜が居なくなっちゃって、なまら悲しかったべ…。」
「…。ごめん。」
さらに重苦しくなる。
「ねぇ…よっすぃ〜…」
「ん?」
なっちさんに再度、視線を合わす。
「…好きなコ、出来た…?」
「…私、今…付き合ってるコがいるんだよ…。梨華ちゃんって言うんだ。」
「…そっか。よっすぃ〜は…、今幸せ?」
「うん、幸せだよ。…ごめん…。」
なっちさんは私から視線をそらし、スっと立ちあがった。
「な〜に謝ってるべさ!なっちは、よっすぃ〜が幸せならそれでいいべ!」
「…じゃあ何で泣いてるの?」
私も立ちあがり、なっちさんの肩を掴む。泣いてるのは私のせいだ。なぜ、こんな
意地悪なコト、聞いてしまったんだろう…?
- 63 名前:波瀾の夏合宿!! 投稿日:2001年06月21日(木)01時19分00秒
- 「わかんないよ…。ねぇ、よっすぃ〜、なっちのお願い聞いてくれる?」
「…いいよ。何?」
「―キスして…。お別れのキス…。」
なっちさんは、そーゆうと静かに目をつぶった。私は一瞬、ためらったが
少しかがむ様な姿勢をとり、なっちさんを抱き寄せた。
唇が触れ合うだけの優しいキス。なっちさんが首に手を回してきた。
私もなっちさんをギュって抱きしめた。
―フっとなっちさんの手が離れていくのが分かった。―
「…ありがと。よっすぃ〜…・。さてと!なっち、明日早いから、寝るっしょ。
よっすぃ〜も、モー寝なよ!おやすみ。」
そう言って、合宿所に向かって走り去るなっちさん。
さっきまで耳に入らなかった虫の声が、うるさいくらい響く。
…私の目からは涙が止めど無く流れていた。
「…ひとみちゃん…?」
私は我にかえり、声のした方に顔を向けた。
「―梨華ちゃん…。」
- 64 名前:波瀾の夏合宿!! 投稿日:2001年06月21日(木)01時54分22秒
- (―石川視点―)
(はぁ…。遅くなっちゃったよ。もっと早く終わるかと思ったのに…!)
私は明日の夜にやる肝試し(みんなにはまだ内緒)のミーティングに参加してきた。
「ひとみちゃんと一緒に、お話したかったのになぁ…。」
私は、そんなコト(ひとみちゃんのコト。)ばっか考えながら、一つため息をはいた。
今から私は飯田さんの命令で、誰かが消し忘れた体育館の電気を消しに行く途中だった。
「暗くて怖いよ…。お、おばけなんて出ないよね…。」
私は涙目になっていた。入り口の方に、人影があった。
「ひっ…!」
私は怖かったけど、近づいてみた。…ひとみちゃん?だ…。
「…ひとみちゃん…?」
「―梨華ちゃん…。」
私の方にゆっくりと注がれる視線―。
月明かりに照らされるひとみちゃんは…とてもキレイだった。私は少しの間見とれて
しまっていた。…が、ひとみちゃんの目からは涙が流れている。
「…どうしたの!ひとみちゃん!」
「…何でもない。」
そう言ってひとみちゃんは私から視線をはずした。何でもないハズがないよ。
「ねぇ、どうしたの!」
「何でもないってば!!…あ、ご、ごめん…梨華ちゃん。」
私はビクっとした。いつものひとみちゃんではなかった。
「…わ、私こそごめん…。先、帰るね…。」
私は電気のコトなど、すっかり吹っ飛んでいた。早々にその場所を離れ、部屋に向かった。
…私はそのまま泣き寝いってしまった。
- 65 名前:作者 投稿日:2001年06月21日(木)01時56分44秒
- 更新です。昨日、エラーが出てしまって一つしか書きこむことができませんでした。
今日は、モー、寝ます…。
- 66 名前:波瀾の夏合宿!! 投稿日:2001年06月23日(土)04時14分19秒
- ―吉澤視点―
「よしこ〜?どーしたの?目、赤いよ?寝不足?」
「え…?あ、うん・・、昨日あまり眠れなかったんだ。」
ごっちんは心配そーに私を見た。私はあれからわんわん泣いてしまった。
それからこっそり部屋に戻ったのだ。目が痛くて眠れなかった…。
…昨日の私は最悪。梨華ちゃんにあたってしまった…。
なんだか今日は梨華ちゃんと、なっちさんに会いたくない…。
―体育館に着いた私達は、ストッレッチを始めた。
「よっすぃ〜、ごっちん、おっはよ〜!」
「あ!なっち、おはよ!朝から元気だねぇ〜」
「なぁに、おばあちゃんみたいなコト言ってるべさ!今日も一日頑張るっしょ!」
(…なっちさん、元気そう…でもないね…。目が赤いよ…)
私はあえて、なっちさんの方は見ないでいた。…見れないよ…。
そんな私の肩をポンと軽く叩いたなっちさん。
「よっすぃ〜、いつまでも引きずっちゃダメだべ…。なっちは大丈夫だから。」
「…なっちさん(うるうる)。」
「そんな顔しないで。ごっちんにバレるのイヤっしょ?じぁ!」
なっちさんは走ってテニス部が練習してるコートに走っていった。
- 67 名前:波瀾の夏合宿!! 投稿日:2001年06月23日(土)04時38分52秒
―石川視点―
練習も終わり、私は一人水のみ場に来ていた。みんなは既に着替えて、
自分の部屋に戻っていた。
ひとみちゃん…どーしたのかな。私…何か気に触る様なコトしたんだろうな。
…私って何でネガティブなの?どんどん悪い方に考えちゃうよ…。
今日の私の練習は散々だった。サーブは失敗、ボールに躓いて転んじゃうし…。
飯田さんの聞きつけは守んなかったし。…全然、練習に集中出来ないでいた。
―ハァ…。―
「どしたの?ため息ついちゃって?幸せ逃げちゃうべさ。(ニコ。)」
「安倍さん…。お疲れさまです。」
そー言った私は…なぜか涙が溢れていたんです。きっと安倍さんの優しい
笑顔を見たら安心しちゃったのかな…。
「…実は…。」
私は安倍さんに相談してみた。あまり面識がないのにいきなりこんなコト、
相談しちゃってイイのかな?って思ったけど…誰かに話したかったの…。
「そ〜りゃ、よっすぃ〜が悪いべさ!」
「え?そ、そーなんですか?でも…きっと私にも悪いトコがあったんです…。」
「いいや!梨華ちゃんは全然悪くないっしょ!!黙ってれば、よっすぃ〜の
方から謝ってくるべ。それまで梨華ちゃんは待つっしょ!
さ!着替えてご飯にいこ!なっちは片付けて行くから先行ってて。」
「ハイ!ありがとうございました!…何か、スッキリしました!」
私は走って部屋に戻った。
- 68 名前:波瀾の夏合宿!! 投稿日:2001年06月25日(月)06時56分15秒
- ―吉澤視点―
夕食時。私達、いつもと同じメンバーはテーブルにいた。相変わらずごっちんと
やぐっつぁんは仲が良い。…うらやましいなぁ。私の隣には梨華ちゃんが座ってる。
気まずい雰囲気が漂っていた。…このままでいいのか?吉澤ひとみ!
楽しいハズの合宿だったんじゃないのか…?次にステップアップ(?)するハズ
だったんじゃないのか…?せっかく二人の想いが伝わったとゆーのに…。
…このままじゃいけない!
―今夜、謝ろう!―
私は意を決して、梨華ちゃんの方を向いた。うつむいてる梨華ちゃん。…よし!
「り、梨華ひゃん!」
「ほ、ほい!」
どわ!緊張で声が上ずってしまった。…てか梨華ちゃんも、ほいってなんだよ!
「あ、あの…今夜」
「お〜い!今晩、肝試しするから、飯食ったら外でろよ〜!」
圭ちゃん先生の声と、みんなの歓声に私の声がかき消された。
…なんて間の悪い!私は一気に高ぶっていた緊張の糸がプッツリと切れてしまったのだった。
「なぁに?ひとみちゃん…?」
「な、なんでもないよ!ごめん!梨華ちゃん!」
(ダメだぁ…〜私って。)
- 69 名前:波瀾の夏合宿!! 投稿日:2001年06月25日(月)07時06分28秒
- 私達とは対照的に、ごっちん達は…
「ええ〜!肝試し?めんどいなぁ。後藤は、ゆっくりやぐっつぁんと、お話した
かったよぉ〜!ぶ〜。」
「そんなこと言って…本当は怖いんでしょ?ごっちん!大丈夫!矢口が守ってやるさ!」
「たくましい〜!やぐっつぁん。大好き!」
「照れるじゃんかよぉ〜!」
…勝手にやってろ…。私はため息をはいた。最近、ため息ばっかだよねぇ…。
私ってこんな、へなちょこだったっけ…?性格変わっちゃったかも…。
「よっすぃ〜と、梨華ちゃんは、なっちとオバケ役やるから。ご飯食べたら
なっちのトコにくるっしょ!(…見てらんないべさ…ここはなっちが一肌脱ぐべ!)」
きまずい間々の夕食が終わり、私と梨華ちゃんは、なっちさんの所に向かった。
- 70 名前:波瀾の夏合宿!! 投稿日:2001年06月25日(月)07時31分39秒
- 「お!来たな。」
「…ども。」
なっちさんは白い大きな布切れを出し、私と梨華ちゃんの顔を交互に見た。
にこにこしながら私にその布着れを渡す。
「ちょうどスタートとゴールの間に小さな小屋があるんだけど、そこに二人が
これ着て隠れてて。で、その前を人が通ったら脅かすべさ!わあって!」
「…ふ、二人でですか?なっちさんはやんないんですか?」
「なっちは…もっと凝ったオバケを一人でやるっしょ。完成度の高い…!
とにかく先行って、準備してな!あと、蚊取せんこうもっていったほうがいいんでないかい?」
「「は、はい!」」
私は布と、蚊取りせんこうを持って梨華ちゃんと所定の場所に行った。
向かう途中、会話を交わすことはなかった…。歩くコト、5分―。
なっちさんの言ってた小屋に着いた。…そんな小さくないじゃん。
中に入り、あたりを見渡す。結構、きれいだった。それに…風通しもいい。
私は早速、蚊取りせんこうに火をつける。スーっと煙が上がる。
…。外は暗くなっていた。
(よ、よし!今しかないんだ!いつもの私らしく。)
「梨華ちゃん。昨日はごめんね。梨華ちゃんは全然悪くないのに、あたっちゃって…。
最悪だよね。私…梨華ちゃんに話さないといけない事があるんだ。」
私は唇をキュっと噛んで梨華ちゃんを見る。
「…うん。全部聞くよ?」
私は…なっちさんの事を洗いざらいに話した。これから梨華ちゃんと付き合っていくには
何もかも話しておきたい!…だって梨華ちゃんの事…好きだから!
- 71 名前:波瀾の夏合宿!! 投稿日:2001年06月25日(月)07時51分40秒
―私は梨華ちゃんを見つめていた。全部、話し終えた。胸のつかえが取れたようだった。
…梨華ちゃんは、黙ったまま下を向いた状態だった。
私は正直、もーだめなのかなって思っていた―梨華ちゃんが口を開いた。
「…嬉しいな。ひとみちゃんが…全部話してくれて…。私のせいじゃなかったんだ…。
何かしたんだろうなってずっと思ってたから。…少し、なっちの事はショックだけど。
…けど、私、なっちのコトは嫌いになれないよ。ひとみちゃん!」
そー言った梨華ちゃんは目が潤んでいた。私はそんな梨華ちゃんを抱きしめた。
「ごめんね。梨華ちゃん。私、梨華ちゃんのコト…好きだよ!」
ギュっと梨華ちゃんも私のコトを抱きしめた。
「…うん。私も大好き…。」
―私と梨華ちゃんの目があった。私はスっと梨華ちゃんの柔らかい唇をふさいだ。
…ちょっと強引に舌を入れてみる。最初、梨華ちゃんはビックリしてたけど、
すぐに迎え入れてくれた。
「…ん…。」
梨華ちゃんの吐息交じりの声が漏れる。梨華ちゃんの手が私の腰に回されていたのに、
私の首筋に伸びる。
- 72 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月26日(火)01時05分53秒
( ´D`)<いよいよなのれすかっ!
- 73 名前:作者 投稿日:2001年06月26日(火)06時16分55秒
- 私は一度、梨華ちゃんから唇を離し、梨華ちゃんの顔を見ようとした。
でも梨華ちゃんは視線を合わせないようする。すると、
「…恥ずかしいから見ないでよ…ひとみちゃん…。」
そー言って梨華ちゃんは、今度は自分から唇を重ねてきた。…ヤバ…。梨華ちゃん、
結構、上手いよ…。…ダメダメ。今日は私がリードするんだから!
私も最初、梨華ちゃんのキスに合わせていた。一瞬、梨華ちゃんの舌が離れた。
その隙に私は強く舌を吸ってやった。
「…う…。」
梨華ちゃんの腰が砕けた。ガクっとくずれ落ちそうになる梨華ちゃんを私は離さない。
舌を絡めながらゆっくり梨華ちゃんを床に寝させ、もう一度、唇を離す。
私は梨華ちゃんの両顔に手を添えた。今度は視線をはずさせないように…。
月が雲で隠れた。
「…梨華ちゃん…いい…?」
「…ん。恥ずかしいけど…ひともちゃんが、好き…だから。」
- 74 名前:作者 投稿日:2001年06月26日(火)06時19分22秒
- >72の名無しさん。いよいよなのれす!ここまで
くるの、長かったような…。
- 75 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月27日(水)01時16分11秒
どっきどきどき……
- 76 名前:名無しさん。 投稿日:2001年06月30日(土)01時04分46秒
- 寸止めは辛いっす〜(泣
- 77 名前:追っかけ 投稿日:2001年07月16日(月)00時05分48秒
- たまらない展開ですよ〜!!
思わず赤面。
- 78 名前:超ファン 投稿日:2001年07月16日(月)00時13分35秒
- こんなに胸をギュッとさせてくれる話を書いてくれる作者さんにチュッ(笑)
- 79 名前:超ファン 投稿日:2001年07月16日(月)00時15分56秒
- こんなに胸をギュッとさせてくれる作者さんに、チュッ(笑)
- 80 名前:和希 投稿日:2001年07月25日(水)15時00分16秒
- う〜ん、続きが気になる(笑)
いしよしは…いいねぇ…(笑)
- 81 名前:フジケン 投稿日:2001年07月26日(木)07時08分14秒
>75さん。ドキドキします?レスありがとうっす!!
>76さん。レスありがとっす!!寸止めで
止めてしまってスイマセンっしたm(__)m
>超ファンさん。…同じ返しでスイマセンが、レスありがとっす!!
マジでレスあるとありがたいっす!!
>78・79さん。チュって…ありがとうございます!
レスがなかったんで、感想がわかりませんでした。
>和希さん。レスありがとっす!!僕も
いしよし大好きなんすよ!!
みなさん、放置してしまって申し訳ないっす。
パソコンの不調と、行き詰まってしまい…。
でも今日か明日の朝には、必ず更新します!!
本当にレス、嬉しいです!!
- 82 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月26日(木)18時14分50秒
- 更新が止まってたので心配してました。
また来ますね〜。
- 83 名前:フジケン 投稿日:2001年07月26日(木)21時44分41秒
私はすかさず、オバケ用シート(?)を梨華ちゃんの下にもぐりこませた。
愛しい梨華ちゃんの背中にキズでもついたらイヤだからね…。
前にも言ったとおり、私はそれなりに(同姓との)経験はあったんだ。
…男の人とは…あるかないかは秘密だ…(誰にだよ!)
私はキスしながら、梨華ちゃんの頬から両手を離し、そのままTシャツの中に
手を運んだ。一瞬、梨華ちゃんがビクっと肩を震わせた。
…が、私はかまわず梨華ちゃんにキスしながら、ユックリと前の方にある
ブラジャーのホックを外す。
…と同時に、華奢な体からは想像出来ないような…形の良い胸が顔を出す。
私は優しく、包み込むようにもみ始めた。
「…ん…」
…一度だけ唇を離す。でも手は休めなかった。
「…ひとみ…ちゃ…、」
「…何?」
(梨華ちゃん…最初顔が強張ってたけど、トロンとしちゃってるよ…。
今夜は私のペースで持っていけそうだな…。)
「……キ、スし…て…ひと…みちゃ…」
私は言われた通り、梨華ちゃんの柔らかい唇に合わせた。
- 84 名前:フジケン 投稿日:2001年07月26日(木)22時09分04秒
梨華ちゃんは…キスだけで(…揉んでるけど…。)こんなに感じて大丈夫なのか?
私は、思いっきりまた梨華ちゃんの舌を吸ってやった。
ギュっと私の肩を掴む。
(…めっちゃ感じてるなぁ。…よぉ〜し!!)
私は断然ヤル気が沸いてくる!!…最初からか…
口を離し、梨華ちゃんの首筋に丹念に舌を這わせた。
「…ひっ!…私…の、か、体…お、おかしぃぃ…」
やばい!!このままじゃ梨華ちゃん気絶するかも!!…いいや。
私ってヒドイかなぁ…。
「…これからもっと、おかしくしてあげるよ…。梨華ちゃん…。」
そう耳元で吐息交じりに言いながら、私は首筋を吸った。
赤いアザがつく。いわゆる…キスマークだ。
…これって後で後悔するんだよねぇ…。
右手で少し強めに胸を揉んで、左手は梨華ちゃんの大事な部分に向かわせる。
すぅっと履いていたジャージのズボンの中に手を入れようとした。
「…梨華ちゃん?」
「は、はずかしいよぉ…。ひ、ひとみちゃん…」
梨華ちゃんは真っ赤な顔をして、しかも目は涙目になっている。
…自分の手でズボンを引っ張っていた。
「…恥ずかしくないよ…?私の首に手を回してて…。」
私は軽いキスをする。梨華ちゃんの手が私の首にユックリと回された。
その手は…震えていた…。
「…ひと…みちゃ、んが、…そう言う…なら…」
梨華ちゃんは…エッチだ…。感じながら…切なさそうに…
なんて言うんだろ…?とにかく…表情がヤらしい…。
- 85 名前:フジケン 投稿日:2001年07月26日(木)22時13分41秒
ひさぶりの更新っす!!今回はあまり出来ませんでいたが
次回は長く更新出来る様にします。
>チャ―ミーブルーさん。心配してくれてありがとうっす。
恋をしちゃいました。読んでます。…レイコさんといい
チャ―ミーさんといい…ここで書いてる僕は恥ずかしいっす。
- 86 名前:レイコ 投稿日:2001年07月27日(金)00時52分49秒
- 更新お待ちしてましたよ〜。
いしよし、万歳!(笑)
これからもお互いがんばりましょう!!
- 87 名前:名無しさん 投稿日:2001年07月31日(火)01時04分54秒
- 表情のヤラすぃ〜石川萌え〜。
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