インデックス / 過去ログ倉庫 / 掲示板

between

1 名前:ラック 投稿日:2001年06月12日(火)23時16分00秒
初めて、小説を書くんですが
石川と吉澤と一人の男の話を書きます。
そこで男の名前を募集します。一応甘い小説です。
早い者勝ちです。よろしくおねがいします。
イメージの合わないものは×の方向で。
2 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月13日(水)15時44分32秒
じゃあ 黒沢 大 でお願いします
3 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月13日(水)15時46分32秒
じゃあ黒沢 大でお願いします
4 名前:ラック 投稿日:2001年06月13日(水)16時27分57秒
二回も書かれたらそうするしか、ないですね〜
5 名前:ラック 投稿日:2001年06月13日(水)16時49分59秒
  「又、スマッシュはずれたよ〜〜」
うるさいギャラリーだな。俺の名前は黒澤 大、
今テニスの紅白試合をしているのだが・・・
「お前らうるさい」
「うるさくね〜〜よ、大のスマッシュ、スピードだけじゃん」
「それがうるさいんだよ」
そう言っているうちにまた、ロブボールがあっがた。 
「お、黒沢、スマッシュチャンスだぞいけ〜〜」
6 名前:ラック 投稿日:2001年06月13日(水)17時17分24秒
「ゲームセットウォンバイ7−6吉岡」
審判をしていた顧問の声があたりに響き渡った。

「もうちょとだったのにな〜〜大」全然気持ちのこもってない声で吉岡が言った。
「うそつけよ、遊んでたじゃないか」
「うそじゃねーよ、あのスピードでコントロールがついたら全国モノだぜ
最後のスマッシュも危なかったな〜〜」

それはもう、だいぶ前から聞かされている。
多分このあとも・・・

「黒澤、かたずけ終わったら職員室に来いよ。」

やっぱり・・・

10分後俺はかたずけもそこそこに職員室に
重い足を運ぼうとしていた。
7 名前:ラック 投稿日:2001年06月13日(水)17時49分10秒
「大、先に帰るぞー」と後ろから声がかっかた。

俺は振り返らずに縦に首を振った。

職員室では顧問が熱くテニス論を唱えていたが
当然、耳には入っていない
15分ぐらいで俺は職員室を抜け出した。

15分だったが、いつもいっしょに帰ってる奴は誰一人いなかった。

(白状なやつらだな〜)
そう思ったか思わなかったところで自分のかばんの横に座った。

そのとき夕日でスゥーと伸びた影が俺に当たった。
逆光で見にくかったが、その影の持ち主は俺のよく知っている人だった。

女テニで、少し色黒で、男にもてて、声がアニメ声で、可愛くて、
それなのに積極的になれない、自分の性格を『ネガティブ』だと言う、同級生の、

   石川梨華だった
8 名前:ラック 投稿日:2001年06月14日(木)19時02分14秒
石川との付き合いは高校に入ってからだから、1年ちょっとか。
俺の幼馴染の後藤(もちろん女)と仲が良くて、よく後藤グループ3人と
俺のグループ3人で遊んでいた、いい友達だ。

しかし、余り二人きりでしゃべることはなかったんだけど・・・

「横、座っていい」
「・・へぇ」
虚を突かれた質問に素っ頓狂な声をあげてしまった。
その声を聞いてクスッと笑いながら横に座り込んだ。

「え・・ちょっと」
断る気はなっかたが、自然と声が出てしまった。
「ダメ・・」
俺の顔を覗き込んで、石川が言った。
そんな顔をされて断れる男がいるだろうか。
「だめじゃないけど・・」
「なら、いいね」
そう切り替えされて、俺は何も言えなくなった。
9 名前:ラック 投稿日:2001年06月14日(木)19時03分36秒
「試合負けちゃたね」
「そうだね」
テニスコートは全部で4面、半分は男テニ、もう半分は女テニ
練習の途中で紅白試合を見ていたのだろう。

「スマッシュはずれすぎ〜〜」
「うるさいな〜〜」
口ではこんなことを言いながら顔はほころんでいた。

「ドロップ教えてあげようか」
「いらねーよ」
「じゃあ試合やろー」
「今から」
「そう、今から」
「女子が男子に、勝てると思ってるのか」
「怖いんだ」
「何が」
「私負けるのが」
「もうキレた、コートに入れ〜〜」
石川が微笑みながら、コートに足を進めた。
10 名前:ラック 投稿日:2001年06月14日(木)19時08分03秒
訂正です。
>9の「私負けるのが」は
「私に負けるのが」の間違いです。
この小説誰か見てるのかなぁ〜〜
だれかレスくれないかなぁ〜〜
11 名前:ラック 投稿日:2001年06月15日(金)22時45分22秒
どうして俺はこう、挑発に乗りやすいんだ。
石川との試合を終えた後、後悔の念に駆られた。

当然、試合には勝ったのだが。当然と言ってもギリギリだけど。

「又、私の負けだね」
遅れてコートから出て来た石川は
悔しそうに呟いた。

そう、前にも2,3回対戦したことがあったんだけど
どれも俺のギリギリ勝ちだった。

「もう、お前とやるのイヤだ」
「どうして?」

石川とやるといつ負けるかわからないから。
負けたら男テニどもに何て言われるかわからないから。
とかなんて・・・死んでも言えない。
だから、
「どうしても」
と曖昧な返事しかできなかった。
12 名前:ラック 投稿日:2001年06月15日(金)22時46分17秒
「あ、そうだ」
石川が思い出したように叫んだ。
「なんだよ−突然そんな声だすなよ」
帰る用意をしていた俺は、ただ単純に驚いた。
「明日の約束、誰かから聞いてる?」
「知らね〜な〜、何、明日なんかあるの?」
「みんなで海に行くんだよ」
「ふうん〜〜〜えええぇぇぇぇ〜〜〜」
また、俺は単純に驚いた、その驚きの比率は比べものにならないが・・
「まだ、六月半ばだぜ」
「なんか、暑いから行こうよってごっちんがみんな誘ってた」
ごっちんとは幼馴染の後藤のこと。
「みんなって?」
「いつもの六人でしょ?」
「俺、聞いてないよ」
「私も、今さっきメール見て知ったんだ」
俺は慌てて携帯を覗き込んだ。
13 名前:ラック 投稿日:2001年06月15日(金)22時46分50秒
「本当だ・・・」
確かに後藤から石川の言ってた内容の、メールは届いてた。
新しく知った事は、明日の朝9時に駅前集合ぐらいなものだ。
確かに石川の言った通り、言ったとおりだけど・・・

「じゃあ、明日ね」
そういい、石川は帰ろうとしていた。
「ちょとまてよ」
なに?と言いたそうな顔で石川が振り返って俺を見た。
言いたい事はいっぱいあったが、言葉がみつからなかった。

「また、明日な」
そんなことを言いたかった訳じゃなかったんだけど
その言葉を聞いて石川は
うなずいて
微笑んで
手を振って
ほとんど暮れかけた夕日の中に消えていった。

(あいつ、水着になるのかなぁ)
それが聞きたくて、でも
どうしても聞けなかったこと。

俺はその夜、余り寝れなかった。
14 名前:ハロプロくん 投稿日:2001年06月17日(日)00時55分05秒
わたしの書いてる小説に、いつもレスをいただいてありがとうございます。
初めて小説を書く時は何かと不安だと思いますが、
『書きたいものを書くんだ!!』という熱意で最後まで頑張ってください。
っていうか…お互い頑張っていきましょう!!
(なんか偉そうかな?不愉快に感じたら申し訳ないです)
15 名前:178 投稿日:2001年06月17日(日)22時45分11秒
見てますよ、ちょっとおそいけど(w
モー娘以外が出てる小説は見たことが無いのでがんばってください。
16 名前:178 投稿日:2001年06月17日(日)22時45分21秒
見てますよ、ちょっとおそいけど(w
モー娘以外が出てる小説は見たことが無いのでがんばってください。
17 名前:ラック 投稿日:2001年06月18日(月)00時01分09秒
>>16
そうですか、だからレス少ないのかな〜
とにかくガンバリますんで、またレスくださいね〜
余談ですが、緑板でも書いているんでよかったらそちらもどうぞ。
題名は『梨華ちゃんのちょっとHなお買い物』です。
18 名前:ラック 投稿日:2001年06月18日(月)00時03分01秒
寝不足の目を擦りながら俺は、駅前に向かっていた。
(あ、やばいもう5分過ぎてる)
時計を見ると、自分が少し遅れていることに
気がつき早足になった。
多分、俺が最後に来てみんなにさんざん遅いことで
文句を言われるそんな光景が容易に想像できた。
しかし、そんな光景は繰り広げられなかった。
駅前には俺の知っている人物は
一人しかいなかった。
そう、
石川梨華一人しか。
19 名前:ラック 投稿日:2001年06月18日(月)00時04分20秒
「もう、遅いよ〜」
かなり待ったように石川は、俺に言った。
「なあ、みんなは」
不思議に思って、俺は石川に尋ねた。
「わかんないよ〜どうしたんだろ〜」
『ピロロロ〜〜ピロロロ』
そう石川が返したと同時に
俺の携帯のメールの受信の音が響いた。
メールは後藤からだった。

『大〜今ごろ梨華ちゃんと二人きりかなぁ〜〜?
もう待っても誰もこないよ〜〜
何で、こんなことしたかって?それは〜
大のことを梨華ちゃんがお気に入りだからで〜〜す。
だから、二人きりにしてあげました。
今日一日は梨華ちゃんと仲良くしてあげてね〜〜
それでは、二人の未来を祈りつつフェ〜ドアウト。』
20 名前:ラック 投稿日:2001年06月18日(月)00時07分10秒
そのメールは、
幸福のメールのような、
不幸のメールのような、
そんな内容。

(石川が、俺のことをネ〜)
そう想い石川の顔を見ると何とも言えないくらい
俺は、ドキドキしていた。

「どうしたの、顔、赤いよ、メール誰から?」
「ふぇ、あっああ、後藤から」
石川の後半の質問だけ答えると、石川はまた尋ねてきた。
「何て、書いてあったの?」
「みんな、来ないんだって」
いろいろなことを省いてそう答えた。
「え〜!!そうなの」
驚いた感じで石川は言った。
「どうする?これから、海には行けないよね〜
今日少し曇ってるし」
そんな言い訳をしたが、本当のところは
二人で海になんて行ったら俺がどうかしてしまいそうだった。
ウーンと考えた後、石川はとんでもないことを言った。
「水着持ってきてるよね、黒澤君?」
「そりゃ海に行く予定だったからな」
「じゃあさ、プール行こうよネ」

それが、長いようで短い、でも
忘れられない一日の始まり。
21 名前:ラック 投稿日:2001年06月18日(月)00時09分42秒
更新です。読んだ人よかったら感想のレス下さい。
22 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月18日(月)00時53分12秒
そんなにレスくれくれ言ってもね・・・・。ひくよ、逆に。

じゃあ、下げない。
あと2ちゃんへ行きましょう。
きっといろんな感想くれるはずです。
23 名前:パク@紹介人 投稿日:2001年06月19日(火)20時39分28秒
こちらの小説を「小説紹介スレ@銀板」に紹介します。
http://www.ah.wakwak.com/cgi/hilight.cgi?dir=silver&thp=992877438&ls=25
24 名前:ラック 投稿日:2001年06月19日(火)23時37分44秒
雲の間をぬって差し込む午前中の日差しの中
黒澤の顔を上げた先には、去年の夏に隣町に出来た
客の入りが悪く今年にも潰れるんじゃ無いかという噂の
室内プールがあった。

(ほんとにきちゃたよ〜〜いいのかな〜〜?)
と、ほとんど客のいないプールの入り口前で立ち止まった。
(クラスの奴はいないだろうな〜〜?)
と、キョロキョロと周りを見渡した。
そのころ石川というと、挙動不審の俺をじぃーと見ていた。
ふと、石川を見ると、目が合ってしまって、俺は顔が赤くなってしまった。

クスッと笑って俺の手首を摑んで
「早く入ろう?」
そう言ってグイッと、体をひっぱった。

全然強い力ではなかった。でも力の抜けた俺の体を
プールに向かわせるのには、十分だった。
されるがまま俺は潰れかけの室内プールの入り口の扉をくぐった。

なぜここに来たかという話は20分前にさかのぼる・・・
25 名前:ラック 投稿日:2001年06月19日(火)23時38分29秒
20分前、駅前にて

「え!!お前今、何ていた!!」
全く想像してない返答だったので、俺の聞き間違いだと思い
びっくりして聞き返した。
「プール行こうっていたの」
やっぱり・・聞き間違いではなく同じ答えが返ってきた。
違うのは少し口調がきつくなってるくらい。

「何でプールなの?」
「せっかく水着、持ってきたし・・それに・・」
「それに、何?」
「私・・あんまり・・泳げないんだ」
はぁ〜? と、思わず呆れた声を上げてしまった。
「全然泳げないのに、海行こうとしたの」
「少しぐらいは泳げるよ〜〜、黒澤君は泳げるんでしょ?」
「で?俺に泳ぎを教えてほしいと、そうゆうこと?」
石川は首を縦にうなずいた。

というわけで、室内プールに行くことになった。

え?その時の俺の気持ち?
こんなシチュエーションでドキドキしない人なんか
いませんよねえ?
26 名前:ラック 投稿日:2001年06月19日(火)23時42分53秒
>>22
本当ですね・・少し言いすぎですね。
でもレス貰うと本当嬉しいもんなんですよ。
じゃあ時々sageますね・・
2ちゃんは次回作でということで・・・
27 名前:chaga 投稿日:2001年06月21日(木)01時20分27秒
後藤のメールがなんとなくいい感じ

あと、いろいろあるかもしれないけど頑張って続けてください!
28 名前:ラック 投稿日:2001年06月21日(木)18時36分00秒
「中で待っててね」
「わかった」
女子更衣室向かう石川を見て、俺は男子更衣室に入った。

更衣室に入っても考えるのは石川の事ばかり。
(本当に俺の事が好きなのか?
 本当に泳げないのか? 最後には
 本当は後藤と石川はグルじゃないか?とか)
そんな事ばかり考えて俺は着替えを終えた。

プールに行こうとする俺は、ある事に気がついて足をとめた。
(コンタクトつけっぱなしだ!)
普通はプールに入るときは外すのだが、
ある目的があったためそのままにして、あまり客のいない
プールに向かった。
29 名前:ラック 投稿日:2001年06月21日(木)18時36分38秒
5分ほど待ったら、女子更衣室から
お目当ての人が出て来た。

(うひゃ〜〜〜かわいい〜〜)
大好きなピンクの色の水着に身を包み
華奢な体の割には出るとこは出てて
(よかった〜コンタクトつけっぱなしで)
ある目的とはこれの事。
(外してきたら、ぼやけて見れないからな〜〜)
石川の足からだんだん見上げていって、顔のところで
お互いの視線がぶつかった。

「もう、ジロジロ見すぎだよ〜〜」
怒り気味の石川の声で、俺は我に帰り少し恥ずかしくなった。
「あ・・あの・・その・・ごめん」
「もういいよ、それより行こう?」
俺の手首を摑みグイッとひっぱた。
(なんかこの光景、前にもあったな〜〜)
あの時と違うのは、行き場所が25Mプールという事と
二人が水着ということだけ・・・
30 名前:ラック 投稿日:2001年06月21日(木)18時37分55秒
「あ〜疲れた〜〜ちょっと休憩しようぜ」
泳ぎを教え始めて約1時間半、少し疲れたので
石川に呼びかけ、二人はプールの外のベンチに腰掛けた。

「もう、泳げそうじゃん」
「そんなことないよ〜、黒澤君が見本、見せてくれたら
もっと早く泳げるようになるのにな〜、なんでコンタクト外してこなかったの〜?」
「それはいうなって、ほんとにただ忘れただけなんだって」
「そんなこと言って、私の水着姿よく見たかったんじゃないの〜」
図星を突かれたが、正直に言えるはずもなく、
「バカ、そんなわけねーだろ」
強がったが、俺の顔を覗き込み石川は
「ほんとうに〜〜?」
と責めたてた。
31 名前:ラック 投稿日:2001年06月21日(木)18時38分38秒
(ヤバッ、むちゃくちゃ可愛い)
そんじょそこらの自白剤より強力なものを見せられて
正直に言ってしまおうかと思ったが、そんな訳にもいかないから
慌てて話をそらした。

「喉、渇かねーか、ジュース買って来てやるよ」
ベンチを立って俺は石川に訪ねた。
「じゃあ、私レモンティーがいいな」
「わかったすぐ買ってくるから、そこで待ってろよ」
コクッとうなずいたのを見て、俺は石川を
ベンチに残し、自販機へかけていった。
32 名前:ラック 投稿日:2001年06月21日(木)18時39分11秒
息を切らしながら自販機の前に立ち止まったが、
石川に頼まれたレモンティーがなかったので、
そばの階段の上にある、売店を目指した。

(レモンティー何か頼むなよな〜
コーラでいいじゃないか〜)

ブツブツ文句を垂れながらも階段を上がっていったが
売店の扉を開けた瞬間、『バンッ』と扉を閉め
階段を駆け下りた。最も恐れていた事が現実になったのだ。
同じ学校の奴、しかも同じクラスの奴、
しかも結構仲の良い奴。

確認のため、再度階段を上がりおそるおそる
扉を半分だけ開けた。

(やっぱり、そうだ)

その人物は、
エメラルドグリーンの水着に身を包み
石川とは違って、どちらかというとムチムチした体の
後藤グループのなかの一人
そいつの名前は

吉澤ひとみ だった
33 名前:ラック 投稿日:2001年06月21日(木)18時47分20秒
>>27
この小説のごっちんは、おとぼけキャラなので
あんなメールになりましたぁ〜
最後まで続けるのでお付き合いください
34 名前:レイク 投稿日:2001年06月24日(日)02時57分44秒
2作並行がんばってください。応援しております。
35 名前:レイン 投稿日:2001年06月25日(月)22時01分13秒
俺も見に来ちゃった。いいじゃない!!
俺も一緒に泳ぎたい!!!
36 名前:ラック 投稿日:2001年06月25日(月)23時01分02秒
(何でこんなところに吉澤が居るんだよ〜)

プールの売店のベンチでしかも高校生一人で
座っているなんて通常有り得ない。まあ、水泳部だったら
わからなくは無いが彼女はバレー部でしかもエース級だ。

(う〜んわからねぇ〜?誰かまっているのかぁ〜?
それともつれがいるのかぁ〜?)

黒澤は吉澤に気づかれないよう一人で悩んでいた。
と、そこにチャラチャラした、いわゆるギャル男が
彼女に近づいていた。

(な〜んだ男がいたんじゃん。それにしてもあいつは
あんなのが好みなんだ)
もうすぐにだも立ち去ってもよかったのだが、興味本位で
吉澤とその男を見てみる事にした。が、様子がおかしい。
37 名前:ラック 投稿日:2001年06月25日(月)23時01分44秒
(あれ〜吉澤が謝ったらチャラ男どっかにいっちゃった。
あ〜ありゃナンパかぁ〜)

黒澤はすぐにその事の真相を理解したが
吉澤がここにいる理由は全く理解できなかった。

理解はできなかったが立ち止まっている訳にはいかないので
階段の下の自販機でジュースを買って石川のところに戻ることにした。
自分の飲むコーラと頼まれたのとは違う
ストレートティーを持って。

戻る道のりで吉澤のことを石川に言おうどうか迷ったが
もう少し二人の時間を楽しみたかったので言わない事にした。

待ちくたびれたのか石川は、またプールに入って泳いでいた。
その時の彼女の泳ぎは黒澤の目には
なぜかさっきより上手く泳いでいるように映った。
38 名前:ラック 投稿日:2001年06月25日(月)23時02分33秒
そのまま吉澤の話をする事も無く、ましてや
吉澤に会うことも無く、昼過ぎに寂れたプールを出た。

運動をしてさらに昼過ぎだった事もあり、二人は駅前の
ファーストフード店に入った。

そして他愛もないことを話しながら食事を終えて
残っているジュースを飲んでいる時に、石川に俺は訪ねた。

「なぁ〜石川これからどうする?どっか行く?
何か何するにも中途半端な時間だよなぁ〜
でもこのままバイバイじゃ味気ないよなぁ〜?」
「そうだねぇ〜どうしようか黒澤君が決めてよ。」
「それじゃ映画でも行く?」

別に見たい映画などなかったが、間を埋めるため聞いてみた。
それでいい返事だったら、そのままそうしようとも考えていたが
「私、疲れてるから寝ちゃうかもしれよぉ〜?」
あまりつれない返事だったから、また思案。

「どっかいいとこないかなぁ〜」
今ほど自分の行動範囲の狭さを恨んだことは無かったが
しかし次の瞬間、またとんでもない事を石川は言い出した。
39 名前:ラック 投稿日:2001年06月25日(月)23時03分50秒
「黒澤君の家はダメなの?」
「はぁ〜本気でいってんのかぁ〜」
(もう今日はずっとこいつに振り回されるてるような
気がするなぁ〜)
「ねぇ・・いい行っても」
(うはぁ、そんな上目使いで見られて
断れる奴なんかいるわけないだろぉ〜)
「別にいいけど・・・」
「じゃ決まりだね、そうと決まれば早く行こう」
(ペース狂うなぁ〜こいつといると)

そうして、そそくさとファーストフード店を出て
黒澤家に向った。


この後あんなことが起こるとは
黒澤は全く考えていなかった。
40 名前:ラック 投稿日:2001年06月25日(月)23時09分15秒
>>レイクさん
いや〜こっちでもレスくれたんですかぁ〜ありがとうです〜
応援よろしくおねがいします。

>>レイン
見ちゃってイイじゃない。泳いじゃってイイじゃない。
>>
41 名前:レイン 投稿日:2001年06月25日(月)23時56分22秒
実におもしろい。ラックはいいのを書くね。
レイク氏も書き方うまい!!
続き期待
42 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月27日(水)14時08分56秒
レイクの方が下手だね。あれは糞以下だ。
つーことで、がんがれ
43 名前:レイン 投稿日:2001年06月27日(水)21時00分08秒
そんな事無いよ!!何故そういう
人が嫌がることを言うの?
44 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月28日(木)04時06分32秒
レイン
バカじゃないの?
そんなのテキトーに流しときゃいいんだよ
45 名前:名無し人 投稿日:2001年06月30日(土)15時14分10秒
んなこたあどうでもいいじゃねえか。仲良く行こうや!!な!
46 名前:名無し男 投稿日:2001年07月04日(水)10時46分39秒
まだかー?
都築きぼーん!!
47 名前:れおん 投稿日:2001年07月05日(木)04時00分31秒
こっちも身に来ましたヽ(´ー`)ノ
阿呆は当然報知として、イイ!スゴク(・∀・)イイ!
あくまでピンクに拘る梨華ちゃんが特に(w
レイクさんのもまた違う味があってオモロいですが。。。
48 名前:ラック 投稿日:2001年07月09日(月)20時58分16秒
「おじゃましま〜す。って言っても誰もいないんだよネェ〜
黒澤君の家は・・」
そう、俺の家には、ほとんど誰もいない何故なら
両親は離婚し一緒に住んでる親父は今は出張中で半年間、帰ってこない。
そのことは前にあの6人で俺の家に来たとき、みんなに言ったので
石川も重々承知しているはずなのだが・・・


「まあ、その辺に座われよ。テレビも付けても良いぞ」
「あ、うん、ありがとう」
「でも、ほんとに何もする事無いぞ・・・」
「別にいいよ、お喋りしようよ」
石川の言葉をかわきりに俺たちは色々な事を話した。
49 名前:ラック 投稿日:2001年07月09日(月)20時59分53秒
勉強の事、進路の事、クラブの事、と色々。
そうこうしている内に、石川の目つきが怪しくなってきた。
妙にトロ〜ンとしてきている。何故そんな目になったのか
すぐにわかったので石川に聞いてみた。

「お前眠いんだろ〜こんなとこで寝るなよ」
「ん〜多分寝ないと思うけど、疲れちゃった」
「じゃ、眠気覚ましになんか飲む?それぐらいはおもてなししてあげるよ?」
「ほんと!じゃあレモンティーある?」
「・・・・・・」
「・・・・だめ?・・・」
出た石川得意のお願いする時の上目使い。これをされたら俺はいつもこいつの奴隷。
奴隷の俺は断れるはずも無く・・・
「いいけど・・・お前レモンティー好きだなぁ〜」
「何でか判らないけど、好きなの」
「じゃあちょっと待ってろよ、今から買ってくるから」
「え?家に無いの。それじゃあ悪いよ、違うのでいいよ」
俺はそんなことには聞く耳もたずに、立ち上がって玄関に向かった。
50 名前:ラック 投稿日:2001年07月09日(月)21時00分28秒
「別にいいよ、コンビニ家出てすぐそこだから」
その言葉を残して俺は家を出た。多分その後も石川は何か言ったのだろう。
しかし、俺はあの家からすぐに出たかった。
石川の言うとおり、家にあるもので済ませれば良かったのかもしれない。
けど、それでも俺はすぐにあの家から出たかった。

これ以上、石川と一緒にいたら俺の気がどうにかなりそうだった。

(はぁ〜・・俺、多分石川のこと・・・好きかも・・・)

そんな石川に対する新たな感情を覚えながら黒澤はコンビニへと歩を進めた。
51 名前:ラック 投稿日:2001年07月09日(月)21時01分14秒
「石川〜買ってきたぞ〜!」

余り待たせるわけにはいかないので、5,6分ほどで
返った。かなり急いで返ってきたので少し息を切らしながら。

だが石川からの返事は無い。黒澤は返事が無かった事を
自分の声が聞こえなかったと判断して、キッチンに向かって
買ってきた、レモンティーと自分のコーラを氷を入れたコップに
入れて、石川の居る居間に向かった。

しかしすぐに返事が返ってこない訳がそれとは違うと判った。
52 名前:ラック 投稿日:2001年07月09日(月)21時01分49秒
(げっ!・・・石川・・・寝てんじゃん)

テレビは付けっぱなしで、側に有ったクッションを枕代わりにして
横になって、静かな寝息を立てながらそれはもう幸せそうに・・・

(起こそうかな?・・・でもまだ時間有るし・・・寝かしとこ)

そのままでは風邪をひいてしまうと思い、タオルケットを
掛けてやろうとそれを取りに寝室に向かった。

(ったく、人のうちで寝るなよな〜)

そうはいってるものの、暫く石川と同じ空間を
共有できることに多少の喜びがあるのか顔がほころんでいる黒澤。

(そうだ!タオルケット掛けるときに寝顔見てやろ。
これぐらいしてもバチは当たんないだろ)
53 名前:ラック 投稿日:2001年07月09日(月)21時02分31秒
そう考えてそれを掛ける時に左に向いてる石川の寝顔を覗き込んだ・・・が・・

(ぐはぁ、可愛い、可愛い過ぎる・・・やばっ・・ドキドキしてきた・・・)

ただ石川の寝顔を覗き込んだだけなのだが、明瞭如実に
自分の鼓動が速く、大きくなっている事を黒澤は感じ取った。

(やべ〜俺ほんとに石川・・・好きかも?・・ほんとにこいつ俺の事
・・・好きなのか?・・・なんで俺なんだ?・・・聞いてみよっかな・・おきたら)

黒澤は暫くの間、自分の鼓動を抑えるのに必死に戦った。
こうしている間にすぐに時間は過ぎ・・・それは起こった・・・
54 名前:ラック 投稿日:2001年07月09日(月)21時22分45秒
>>41レインさん
有難うございますぅ〜レインさんも小説ガムバッテ!

>>42
人の小説のスレで僕以外の人をけなすのは止めてください!
今後一切こんなことが無いようよろしくお願いします。

>>43レインさん
レインさんもこの場合レスせずに無視してください。お願いします。

>>44
僕の前にレインさんに言ってくれてありがとうございますぅ〜。
(でもバカは言い過ぎかも・・・(笑

>>45名無し人さん
そうです!みんな仲良くいきましょうよねぇ〜

>>46名無し男さん
スイマセン。緑は順調なんですが、こっちは少し煮詰まってまして・・・(w

>>47れおんさん
どっちの小説も見てくれて有難う御座います。
やっぱり梨華ちゃんにはピンク色が一番、似合います(w
ちなみに僕もレイクさんの小説は好きです。


読者の皆様本当に申し訳ありません。バカみたいに更新遅くて(w
緑より後に始めたこっちのほうが先に煮詰まるなんて・・
小説家として失格です。
夏休みには汚名挽回という事でテンポよく、更新したいと思います。
更新を楽しみにしていた読者の皆様(少ないと思うけど(w
本当に申し訳ありませんでした。
55 名前:ラック 投稿日:2001年07月11日(水)23時07分31秒

―――――――――――
――――――――
―――――
―――
――
(それにしても、可愛いなぁ〜。もうちょっと見てみよ♪)

黒澤は再び石川の寝顔を覗き込んだ。
その時不意に石川の柔らかそうな唇が黒澤の目に飛び込む。

(ふわぁ〜めちゃめちゃ柔らかそうだな・・・・キス・・・・・したいな)

そう思ったらもう止まらない、
黒沢と石川の顔はかなり距離をつめていた。

(別にキスくらいいいよな?・・・それに後藤の言ってることが本当だったらよけに
いいだろ?・・・・・)

黒澤は石川の顔との距離を縮めながら、答えの決まっている
自問自答を繰り返す。

そしてついに・・・・・・・・・

(もう石川が気づかなかったらいいや。・・・・・起きてくれるなよ・・・・)
56 名前:ラック 投稿日:2001年07月11日(水)23時08分29秒
黒澤はゆっくり、ゆっくり石川の唇に
自分の唇を押し当てていた。

(ふわぁ・・・・柔らけ〜・・・・・石川は起きてないみたいだな・・
・・・じゃあもうちょっと・・・してても大丈夫かな?・・・・)

唇が触れるか、触れないかの、それ位だった二人の距離を
もうそれは十分に誰が見ても、『キス』と言えるぐらいに黒澤は近づけた。

目の前の石川の顔、髪の芳しい香り、今にも聞こえてきそうな石川の鼓動
そして柔らかい唇、すべてが黒澤を狂わせる。

(頭の中がピリピリしてきた・・・・もう少し・・・・もう少し・・・このまま・・)

生まれて始めての感覚に身を埋める黒澤。
そして黒澤は全ての感覚を、
石川の唇の柔らかさに集中するために目を閉じた。
57 名前:ラック 投稿日:2001年07月11日(水)23時09分05秒
(俺、キス初めてじゃないのに、何でこんなに気持ちいいんだ?)

それはスリルから来る、背徳感か、罪悪感か、それとも圧倒的な快感か・・・
その反道徳的な行為は3分近く行われた。

暫くの間、石川の唇を堪能した黒澤は
これ以上したらいいかげん気づかれると思い、唇を離す為に目を開けた。


でもその時、合っちゃたんですよ・・・・何がって?・・・・・目が・・
58 名前:ラック 投稿日:2001年07月11日(水)23時10分32秒
とっさの事で暫くどうしていいか判らなかったが、
何が起きたか理解した黒澤は、物凄い勢いで顔を離した。

いや、正確に言えば黒澤は顔を離そうとしたのだが、
石川に両手を頭に回され、距離が離れるのを遮られた。

「ねぇ、どうして止めるの?・・・・ここからいいとこじゃないの?」

声をかけてきた石川と黒澤とは、息が触れ合うほどの距離。
黒澤は離れようとしても、石川がその細い腕の何処に
そんな力があるのかと疑うくらいの強い力で、
黒澤の頭を押さえつける。

「い、い、い、いつから気づいたんだ?」
その時の黒沢の声は当然のように震えていた。

「いつからって?・・黒澤君がキスしたときから。
そんな事されたら誰でも起きるよ・・・・普通」
それが起こることが、さも当たり前かのように、淡々とそう答える石川。
59 名前:ラック 投稿日:2001年07月11日(水)23時11分48秒
「そうか・・・ごめん・・・怒ってる?」
「当たり前だよ・・怒ってるにきまってるよ・・」

そうは言っているが、全く怒ってる様には聞こえず
その声は母親が悪戯した子供を諭すようなやさしい声だった。

「ごめん・・・あんまりにも可愛かったから・・・調子に乗っちゃって」

そんなに怒ってる様には聞こえなかったのは、確かだが
一応自分のやったことに、多大な罪悪感がある黒澤は謝罪した。

しかし今日一体何度目だろうか?
又、石川から返ってくる返事は、
黒澤の考えの範疇を大きく逸脱していた。

「違うの!・・そんなことで怒ってるんじゃなくて・・・
中途半端に止められた事に・・・・怒ってんの!」

石川が言葉を言い終わった刹那、
今度は石川から唇を押し当ててきた。

それはもう激しくて、黒澤がやっていたキスが
お子様のようなキスとじゃないかと思えるぐらい、激しく、激しく。
60 名前:ラック 投稿日:2001年07月11日(水)23時12分46秒
更新です!よかったらレス下さい。
61 名前:レイン 投稿日:2001年07月12日(木)00時19分32秒
やっと二人の気持ちが通じ合った。
後、すいませんでした
62 名前:ジョニー 投稿日:2001年07月12日(木)00時21分51秒
う〜ん、ポジティブ梨華ちゃんイイ!
63 名前:レイク 投稿日:2001年07月13日(金)03時28分31秒
おっと、更新されてる。
軌道に乗ってきた感じが致します。
がんばってください。期待してます。
64 名前:名無し人 投稿日:2001年07月13日(金)10時41分51秒
策士石川の術中にまんまとはまりましたな。
65 名前:名無し男 投稿日:2001年07月18日(水)14時56分43秒
放置はイヤよ♪
66 名前:ラック 投稿日:2001年07月18日(水)23時05分59秒
(どこのどいつが積極的じゃないって言われてんだ?
・・・・・こいつかぁ〜?こいつじゃねぇ〜だろぉ〜・・・・
だっていきなりキスしてきて、舌も入れてきてんだぜ・・・・)

石川は唇を押し当ててきたと思ったら、突然の事で
うろたえている、黒澤の口内に舌も滑り込ませてきた。

暖かい石川の体温そのままの舌は、黒澤の歯茎を一通り舐め終わった後
奥へ進んでいき、舌と舌とを絡め合わせる。
石川の舌は持ち主の性格とは、
全く正反対の激しく積極的な動きを続ける。

黒澤はそのギャップを楽しみながらも今自分の置かれている
石川との非日常的な状況に、意識が遠くなってきている。
67 名前:ラック 投稿日:2001年07月18日(水)23時06分47秒
(うわ〜石川、キス上手だなぁ〜・・・やべぇ〜頭の中
気持ちよすぎて真っ白になってきてる・・・・こりゃ負けてらんねぇ〜な)


いつから勝負になったのだろうか、黒澤は一念発起
石川が先ほどから絡めてくる舌へ、自分からも絡め始めた。
           ・
           ・
           ・
           ・
           ・
           ・
もう何分、何十分、唇を、舌を、重ね合わせただろうか・・・

「・・・・ん・ん・・・・ぷはぁ・・・」

そのうち息苦しくなった石川は黒澤から唇を離す、
結構な時間、息苦しいのを我慢したのだろう
唇を離した後、肩で息をする石川がそこにはあった。


「いきなり激しくしてくるんだもん・・・・ずるいよ・・・」
68 名前:ラック 投稿日:2001年07月18日(水)23時07分39秒
そう言った後、唇と唇の間に二人の唾液で出来ている
透明な糸の掛け橋を渡るようにして、石川は目をつぶり、
自分の唇を黒澤の唇に近づけていった。

そして石川の唇は再び押し当てられた・・・が・・
今さっきとの感触とは全然違うゴツゴツしたものに唇は触れた。


黒澤の手が石川の唇をさえぎったのだ。

「ちょ・・ちょっと・・何で!?・・・私のこと・・・嫌い!?」

いつものネガティブな感じに戻った口調で、不満を漏らす石川。
目には薄っすらと、本当に薄っすらとではあるが、
涙が浮かんでいた。かなり顔と顔が接近している
黒澤にしかそれは確認できないほどの・・・・


そんな石川を可愛らしく思ったのか、
黒澤は少し微笑みながらこう言った。
69 名前:ラック 投稿日:2001年07月18日(水)23時08分27秒
「いや・・・別に・・・っていうか全然嫌いじゃないけど・・・・
やっぱりこういうことは、はっきり気持ち伝えた後じゃないと・・・・」


黒澤の性格はかなり、ずる賢い。
この事に乗じて石川に自分をどう思っているか、
聞き出そうとしていた。

まあほとんど答えは決まっているのだが・・・・・・


「・・・・・・す・・・・き・・・」

顔を真っ赤にしながら、消え入りそうな声で
石川はそう答えた。

「聞こえないよ、もっとはっきり言えよ・・・・」

黒澤の性格はかなり、意地悪。
石川の声は聞き取れていたのだが、
もっとはっきり言わせるために聞こえない振りをした。
70 名前:ラック 投稿日:2001年07月18日(水)23時09分06秒
「も〜・・・聞こえたでしょ・・・二回も言うの恥ずかしいよ・・・
ねえ・・・黒澤君は・・・私のこと・・・・好き?・・・」
「う〜〜〜〜〜ん・・・・どうだろ?・・・・」
「え!・・・そんな・・・酷いよ・・・じゃなんでキスしたの・・・」

石川は寝ている時に黒澤からキスをしてきたので、
少なからず自分が好きだと、思われているという自信が有ったのだろう。

強烈な肩透かしを食らって、石川の瞳からは
今にもこぼれ落ちそうなくらい、涙の量は増していた。
71 名前:ラック 投稿日:2001年07月18日(水)23時09分43秒
そんな石川を見て黒澤はニタァーと笑いながら
勢いよく立ち上がった。

「ちょっと?・・・黒澤君?・・・・・キャア!!!!」

黒澤は石川の上に掛かっている、タオルケットをどかし
自分の左手を石川の両膝の下に滑り込ませ、
右手を頭の下に添えて抱きかかえた。

いわいる、お姫様ダッコだ・・・・


驚きの表情を浮かべている石川には、目もくれずに、
黒澤は寝室へと足を進めた。
72 名前:ラック 投稿日:2001年07月18日(水)23時24分32秒
>>61 レインさん
あと、もうちょっとですね気持ちが通じるのは。
まぁ僕の小説ではアレでしか表現できないんですけど(w

>>62 ジョニ−さん
まぁポジティブ梨華ちゃんはここまでですね、
ここからはネガティブ梨華ちゃんの登場です。
なんか二重人格みたいだなぁ〜(w

>>63 レインさん
軌道に乗ったんでけど筆が進まない・・・・
何故だろう・・・このところ暑いからかなぁ〜(w

>>64 名無し人さん
なんか僕の書く小説の梨華ちゃんはどうしても
策士になっちゃう(w

>>65 名無し男さん
( ^▽^)<・・・・・しないよ


う〜ん、どうしてもこっち側の小説は筆が進まずに
緑のほうの小説中心になっちゃうなぁ〜(w
でももう少しで軌道に乗りそうなので
それまでまた〜り待ってください・・・お願いします。
73 名前:レイク 投稿日:2001年07月18日(水)23時40分02秒
なんか、イイ感じですわ。
マターリがんばってくださいな。
74 名前:ジョニー 投稿日:2001年07月18日(水)23時55分51秒
こっちもアレが始まりますか!(w
マターリ待ってます。
75 名前:レイン 投稿日:2001年07月19日(木)21時07分06秒
あっちも楽しみに見ています。
たのしみだなぁ
76 名前:名無し人 投稿日:2001年07月20日(金)11時27分54秒
宜しおすな〜♪
うちは楽しみにしとりますえ〜。
77 名前:ラック 投稿日:2001年07月21日(土)20時40分04秒
黒澤に抱きかかえられた石川は、ずっと黒澤の顔を見ていた・・・
石川の顔はかなり真っ赤で、黒澤が眼を合わせようとすると
すぐにそっぽを向いて、それを合わせようとしない。
しかし別に文句を言うわけではない・・

ほんとに怒っているのか、それとも・・・・
これから行われる事を想像して、恥ずかしいのか・・・


黒澤は寝室のベッドにたどりついたら、その
華奢なお姫様を、そっとベッドの上に降ろした。
78 名前:ラック 投稿日:2001年07月21日(土)20時41分01秒
そしてそのお姫様のお腹の上に
黒澤は膝立て状態でまたがる。
わかりやすく言うと、格闘技でいうところの、
マウントポジションの体制になっていた。

「返事が遅れたかな?・・・・俺も好きだよ・・・石川のこと・・」
「じゃあ・・なんで・・あんなこと言ったの?」

(あんな事?・・ああ・・あの事か・・・相当ショックだったのかな?
別に俺は・・・ちょっとだけ苛めるつもりで言っただけなんだけどな・・・)

多分、石川の言った『あの事』とは、自分の事が好きか聞いた時に
『どうだろ?』と言った黒澤の言葉・・・

この一言で石川の積み上げてきた自信が、一気に崩れたのだろう、
僅かな自身に頼って、必死にポジティブになっていたのだが、
それが無くなった今、なし崩しのようにいつものネガティブ石川に戻るだけ。
79 名前:ラック 投稿日:2001年07月21日(土)20時41分54秒
ネガティブ石川に戻った時・・・・今が絶好機・・・
石川からあんなに攻められたのでは、自分のペースが狂ってしまう。


特にこれからしようと思っていることでは、この事実は好都合。


「・・・う〜ん・・・可愛かったからかな?・・・・」
「・・クスッ・・・何それ・・・」
まだ目に涙を溜めながらも、それを聞いて微笑む石川。
しかしその笑顔も心なしか、引きつってるように見える。


そして一気に、黒澤は本題を切り出した。
80 名前:ラック 投稿日:2001年07月21日(土)20時42分26秒
「いい?・・・石川・・・」

石川は恥ずかしそうに『コクン』と頷き・・・

「いいよ・・・して・・・初めてだから・・・優しくしてね?・・・」


黒澤も頷く事で返事をし、自分の唇を、石川の唇にうずめていった。


おおよそ、それは激しい行為が始まる合図としてはふさわしくない、

軽く、優しく、甘い・・・・・・・・キスだった・・・・・・・

81 名前:ラック 投稿日:2001年07月21日(土)20時52分11秒
>>73 レイクさん
イイ感じですか・・・有難う御座います・・・
まったり頑張ります・・・

>>74 ジョニ−さん
アレのほうは、次回の更新で一気にUPします。
楽しみにしていてください。

>>75 レインさん
あっちも楽しみにしてくれていますか・・・本当に有難う御座います。
でもなんであっちの方が、見ている人が多いのだろうか(謎

>>76 名無し人さん
よろしいおすかぁ〜?
楽しみに待っていてくださいおすえ〜(w

じゃあ次回はアレをUPしたいと思います・・・
楽しみにしていてください。

それまでよかったらレス下さい、お願いします。
82 名前:レイク 投稿日:2001年07月21日(土)21時27分29秒
ラックマンセー!!
これ以上に何もいえません。
83 名前:レイン 投稿日:2001年07月21日(土)22時04分42秒
梨華っちがついにヤッチャウんですね!
大期待
84 名前:名無し 投稿日:2001年07月21日(土)22時53分11秒
男とやるのは許せないけど、なぜか黒澤なら
許してしまう。
85 名前:ジョニー 投稿日:2001年07月21日(土)23時55分16秒
やっちゃえ、まずやっちゃえ!
86 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月25日(水)06時13分33秒
>>2-3,84
お前通りすがりの…(本名:?沢 大)だろ
87 名前:名無し男 投稿日:2001年07月29日(日)15時56分02秒
こりゃ!放置はするなと言っとろうが!!ジーちゃんは悲しいぞ!!
88 名前:名無し男 投稿日:2001年08月02日(木)13時56分09秒
写真集あげ

早よ書いてーな。たのんまっせ、お師匠様。
89 名前:名無し男 投稿日:2001年08月06日(月)13時14分24秒
わ〜ん(;ToT)放置かよ〜
おめ〜なんかスレッド遺棄の疑いで書類送検されればいいんじゃ〜!!

ごめんなさい。調子に乗りすぎました。以後気をつけます(w
90 名前:ラック 投稿日:2001年08月07日(火)22時38分39秒
すいません。放置じゃないんです、書けないだけなんです。
もう少し待って下さい、今週中には必ず。
91 名前:和希 投稿日:2001年08月09日(木)12時24分56秒
続き、まぁ無理はせず頑張って書いてください。
今後の展開に期待してます。

↓こっからしたは聞き逃し(見逃し)てくださって結構です。
(僕的には、もうちょっと吉澤さんがからんでくるかな?
 とか思ってたんですが…。今後、関係してくるのでしょうか?
 それとごっちんも…)
92 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年08月09日(木)21時57分52秒
ラックさん、ゆっくりでいいんで待ってます。
93 名前:名無し男 投稿日:2001年08月10日(金)14時52分37秒
僕も悪乗りが過ぎました。謝罪申し上げます。
&頑張って。気長に待ってるから。
94 名前:レイン 投稿日:2001年08月18日(土)23時14分01秒
一早くの復帰を期待しております。
続きに期待
95 名前:エロ 投稿日:2001年08月27日(月)01時44分54秒
ラックたん、頑張れッ!
96 名前:名無し男 投稿日:2001年09月02日(日)23時50分33秒
ファイト〜!!712発!!
97 名前:鎮魂歌 投稿日:2001年09月08日(土)03時29分17秒
こっちは純愛ものですね。
SEX MACHINEGUNSなんか聞きながら読むんじゃなかった・・・・
ていうかいいところで切りすぎですよ。
期待している読者は夜も眠れないかもしれないですよ。
早く更新してほしいです。
98 名前:鎮魂歌 投稿日:2001年09月08日(土)03時29分51秒
こっちは純愛ものですね。
SEX MACHINEGUNSなんか聞きながら読むんじゃなかった・・・・
ていうかいいところで切りすぎですよ。
期待している読者は夜も眠れないかもしれないですよ。
早く更新してほしいです。
99 名前:パスカル 投稿日:2001年09月20日(木)09時44分19秒
放置しないでーーーーー(泣)!!!!!
100 名前:レイン 投稿日:2001年09月27日(木)23時14分11秒
こちらの再開も
待ち望んでおります
101 名前:名無し男 投稿日:2001年09月28日(金)01時40分22秒
>>98
何で小説読むのにそんな・・・(w

続き待ってます。
102 名前:名無しさん 投稿日:2001年10月23日(火)00時22分24秒
 緑のほう読みました。こっちも続きが読みてー
103 名前:ラック 投稿日:2001年10月25日(木)23時45分11秒
今週中にはなんとか・・・・すみません
放置しすぎました。
104 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月29日(月)02時09分36秒
期待ですです。。。
105 名前:ラック 投稿日:2001年11月02日(金)01時10分19秒
「ちょちょっ!………もう脱がせるの?」
黒澤は気づくと、石川のTシャツの裾を持ち
上に引っ張り上げようとしたが、石川が
手を添えて些細な抵抗をした。

「そうだよぉ〜。怖くなったの?」
あたかも当然のように、黒澤は答えた。
恥ずかしそうに首を振り、否定する石川。
徐々に抵抗の手の力が弱まる。


ここぞとばかりに、一気にTシャツを捲り上げる。
表れたのは、ピンクのブラジャーに包まれた
結構大きくて、かなり柔らかそうな乳房。
よほど、恥ずかしくて緊張しているのか
体はほのかに、薄い桜色に染まっている。

石川は脱がされたTシャツをじっと見てたり、
綺麗な乳房を見ている黒澤の顔をじっと見たり
何処を見ていいか、判らない様子。
けれど、そんな動揺してる石川の顔をじっと見ていた
黒澤の目に気づくと、真っ赤な顔をで一貫して目をそらす。


106 名前:ラック 投稿日:2001年11月02日(金)01時11分06秒
「もうぉ!じっと見ないでよ………はずかしよぉ〜」
「いいの。可愛い子はじっと見ないと損だから。」

黒澤的には冗談のつもりだったが、
石川は両手で顔を隠して黙り込んでしまった。

(あ〜あ………拗ねちゃった。じゃあ遠慮なく)

調子に乗ってブラジャーをはずし、乳房を露にさせる。
次にスカートのホックをはずす。表れたのは
白い純白のショーツ。ピンクの大好きな石川だから
ショーツもピンクかと思いきや、白だったので
少し驚いたが、今となってはどうでもいい。


黒澤も自分が着ているTシャツを脱ぎ、
Gパンも脱いで、トランクス姿になる。

そして二人は、裸と裸で抱き合う格好になった。


107 名前:ラック 投稿日:2001年11月02日(金)01時11分45秒
裸と裸で抱き合えば、緊張が解けるんじゃないかと
黒澤は考え、きつくキツク抱きしめた。


苦しそうに押し潰される、石川の乳房。
黒澤の胸に当たる、乳房の小さな突起が悩めかしい。


「黒澤くーん…………ちょっと苦しいよぉ〜」
「ん、後もうちょっとだけ。なんか石川柔らかいし
いい匂いするから………」
「うん。苦しいけどなんか幸せ………」
「石川も・・・俺もなんか幸せ」

石川は緊張が解けてきたのか、覆い被さってる黒澤の
背中に手を回して腕を絡めてきた。体と体の密着度を
高めるために。


黒澤も初めは石川のをリラックスさせるために
抱きしめたのだが。徐々に自分のほうが石川に
癒されている感に陥る。

自分が好きな石川、自分を好きな石川。
他の誰にも渡さないと華奢な体を
強く、強く、折れるぐらい抱きよせた


108 名前:ラック 投稿日:2001年11月02日(金)01時12分15秒
「痛いっよ〜黒澤君………」
「あっゴメン……」
「いいよ、でも急にだったからビックリしちゃった」

可愛い笑顔で黒澤に言う石川。

(可愛い………離したくない……誰にも取られたくない
………もっと知りたい……誰も知らない石川が見てみたい………)


そのまま黒澤は、何度も何度も首筋にキスをする。
(んんっ………あっぁ………)

強く吸い付かれた石川の首筋には
くっきりと、赤いキスマークが浮かび上がる。


(乱したい……俺だけのものにしたい……壊したい……)


黒澤は首筋にあった口を上に持ってきて、石川の耳に
息が吹きかかるぐらいの位置で、問い掛けた。

「壊れちゃおっか?」

石川は身をよじらせながら………

「黒澤君になら…………いいよ…」

再び黒澤は石川のすぐに壊れそうで、柔らかい
唇に口を沈めた。

109 名前:ラック 投稿日:2001年11月02日(金)01時16分11秒
もう、皆さんにレス返しするのも欝です。
あまりにも更新遅すぎる…………
なのでキリがいいときに「第一部完」ということで
打ち切りたいと思います。

けっして放棄じゃ有りません、年明けぐらいには必ず帰ってきます。
しょうもない作者でスイマセン。
あと少しの更新ですが、お付き合い宜しくお願いします。
110 名前:名無し男 投稿日:2001年11月02日(金)13時08分26秒
昼ボキキ
111 名前:名無し読者 投稿日:2001年11月05日(月)23時03分12秒
自分のペースで頑張ってください。
112 名前:名無しどん 投稿日:2002年01月03日(木)21時04分24秒
年越しage
113 名前:ラック 投稿日:2002年01月10日(木)23時15分00秒
今月中には復活します。スイマセン

Converted by dat2html.pl 1.0