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『レズフレンド』

1 名前:マッチ 投稿日:2001年06月13日(水)02時05分58秒
緑で『3月7日』を書いてるマッチといいます。
また新しいのを書きたいと思いますのでヨロシクお願いしますm(__)m

題名は『レズフレンド』

あまりないような感じになって引いちゃうかもしれませんがヨロシクお願いします。

とりあえず登場人物は…
(今のところ頭に浮かんでるストーリーの中では…)

矢口真里、安倍なつみ、吉澤ひとみ、石川梨華、後藤真希、中澤裕子、加護亜依です。
たぶんメンバー全員出ると思うのですが今のところで…。

あっ…ちなみに「モーニング娘。」としては出てこないです。

では〜
2 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年06月13日(水)02時08分24秒

第1部
3 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年06月13日(水)02時10分33秒
01〜プロローグ

 「わたし別の人と付き合う事になったの…
  もう付き合えない…
  だから…別れて欲しいんだ…
  ゴメンね…」

 突然の別れの告白…

 「えっ…
  マジで?」

 アタシは呆然としちゃって、その言葉しか出てこなかった…

 「うん…」

 「へへへ…」
 
 ただ笑うしかなかった…
 こんな時でも笑ってるなんて…
 いつもいつも笑ってばっか…。

 今日ばっかりはそんなアタシがちょっとイヤになる。

 「…また新しいコ見つけてね…
  ……………
  バイバイ…」
 
 「バイバイ……
  あっ…待って…
  最後に聞いていい?」

 「うん…」

 「女のコ?男のコ?」

 「……男……」

 「…………………」

 そう言って彼女はアタシの前から去っていった。
 マジショック…
 はぁ…
 ま、仕方ないか…男だし…
 男には負けるよね…。

 でも…やっぱ悔しいや…
 涙が溢れてきた。
4 名前:ま〜 投稿日:2001年06月13日(水)22時29分59秒
『3月7日』も読んでますよ!
期待してます。
さて、この子は誰なんでしょうか・・・?
5 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年06月14日(木)02時27分33秒
02〜同棲人なっち−その1〜

 「どうしたのやぐちぃ〜…」
 帰ってくるなりまっすぐ自分の部屋に向かったアタシを不審に思ったのだろう…。
 なっちが見に来た。
 いつもいつもケラケラ笑ってばっかりのアタシがこんな顔してまっすぐ部屋に入ったのは珍しいからだろう。なっちと同棲を始めてからは初めてだと思う…。

 こんなに暗いアタシは…。
 
 「なっち…」
 
 アタシの目に映ったなっちが歪んできた。
 また涙が出てきたんだ…。
 悔しいヨ…
 …なっち…

 「どうしんだべ?…言ってみー」
 
 なっちの満面の笑顔…。
 癒されるような笑顔…。
 なんでこんなにいい笑顔が出るんだろう…。
 
 ちょっと羨ましい…。

 「男が出来たんだって…グス…悔しいよ…なっち…ふぇ…グズズ…」
 「………………」
 
 なっち何も言わずにアタシを抱きしめてくれた。
 ゆっくりと背中をさすってくれてる…。
 とても暖かいヨ…
 …なっち…

 そのままアタシの顎を小さな手でクイッと上に向けて優しく…キス…。
 まずはライト キッス…。そしてゆっくりと舌を絡めてきた…。

 なっちが攻めだなんて…初めてだ…。

 なっちとアタシが寝る時は今まで全部アタシがタチだったんだけど、今日ばっかりはなっちが…頑張ってくれるのかな…。

 期待しちゃお…。
6 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年06月14日(木)02時30分04秒
なっちの舌がとてもいやらしく絡んでくる…。
うまいなぁ…なっちに攻められるのもたまにはいいや…

まだなっちはキスだけ…。
そういえば…これってなっちとアタシとのいつもの順番だ…。
まだ…アタシの首から下は抱きしめたまま何も触ってこない…。
アタシの体温をじっくりと楽しむように…。アタシもそうだ…。
最初のキスが長い…なっちの体に手で触れるまで結構時間がかかる…。
だってなっちを抱きしめてるとすっごい気持ちいいんだもん♪大きなヌイグルミみたいな感じでね…。
たぶん今まで抱いたコの中で一番抱きごこちがいいと思う。

へへへ…女のコって、この抱きごこちがいいからね…大好き!
まぁ…いろんな女のコがいたけど…そのどんな女のコよりも、なっちの抱きごこちが一番だヨ。

あっ…初めてなっちから攻められるとわかるけど…なっちって才能あるかも…

7 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年06月14日(木)02時33分25秒
ちなみに…アタシの経験上…
(経験上と言っても…付き合ったのは4人、一回だけ寝たのも入れると7人くらいかな…)、
ビアンのコのテクはやっぱりだが、そぉ〜とぉ〜うまい。
バイのコのテクはちょっと落ちる。
ノンケのコは…おっとノーマルのコね。
ノーマルのコは…大きな声では言えないが…うまくない…。

でも、そんなコはアタシがね…へへへ…リードしたげるんだ。
そういうコを攻める時はアタシの全テクを総動員してイカしたげる…。
それがすっごい楽しい♪やっぱノーマルのコを落とすときが一番ドキドキするヨ。
特に全く男女とも経験の無いコを落とすときには…ヒヒヒ…おっと…やばいやばい…。

そういうコは大抵そのまま女のコの悦びに落ちちゃうんだけどね。
アタシは何人それに落としちゃったんだろう…。

なっちみたいに…。

でも…、まぁアタシは次の女のコが出来るとそのままそっちに移っちゃうんだけどね…。
悪いとは思うんだけど…その瞬間に好きになった人と一緒にいたいからね…。
でも…今のところ二人三人をいっぺんにスキになった事はない…。
8 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年06月14日(木)02時34分38秒

 はぁ…でも…今回はアタシが捨てられたんだ…はぁ…
 まぁ…恋人が男に取られたからまだ諦めがつくんだけどね…
 相手が女のコだったらマジ悔しいだろう…。それは一番悔しいんだろうな…。
 同じ女のコに負けたってこともあり…。
9 名前:作者マッチ 投稿日:2001年06月14日(木)02時43分42秒
やっぱり最初は結構更新できますね(w
とりあえず予定として第1部は矢口が主人公になります。

登場人物はこれから先々順番に出てくる予定ですが、どれくらいになるのか…

>4:ま〜さん

 こっちでもレス!ありがとうございます〜
 『3月7日』の方は…(^^;
 こちらの方もヨロシクお願いします〜

 って事で、矢口でした(w

10 名前:かんかん 投稿日:2001年06月14日(木)17時19分53秒
なんかすごい面白そう。
頑張ってください!
11 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年06月16日(土)21時22分11秒
 あっ…なっちが服の中に手を入れてきた…。いよいよだ♪

 「やぐち…やぐちを捨てるなんて…バカだヨ…こんなにカワイイのに…」
 なっちはアタシと絡め合っていた舌を放して囁いた…。
 ツーッと糸が伸びる。
 顔を少し離したなっちと正面で見詰め合う…。
 マジカワイイや…。
 なんでこんなにカワイイんだヨ…。こんなにカワイイコがビアンだなんて…。
 男が聞いたら悔しがるだろなぁ〜へへへ…。

 なっちがゆっくりとアタシのチビTを脱がし、ブラのホックも外した。
 アタシのそんなに大きくない胸が露になる。
 大きくないけど、形と色はキレイだと思うヨ。
 今まで寝たコみんなに褒められるもん…。下だってね。

 そのままアタシの視界からなっちが消えた…。
 その後アタシの胸の蕾に艶かしく何かしら暖かい刺激が走る。

 「はぁ…」

 ゆっくりと触れるか触れないかくらいに…。
 それに合わせてだんだんと大胆に手のひらで揉んでくる…。
 空いた方の手ではアタシのミニの下から手を入れ、ゆっくりとパンティーの中に手を入れてきた。
 アタシの大切なトコに触れる…。もうグチョグチョだ…。

 「はぁ…ひゃぁ……」
12 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年06月16日(土)21時23分44秒
 「…………(沈黙)…………」

 あれ…ん?なんか急になっちの手が止まった…。どうしたんだヨ…。
 アタシはなっちを見た。なっちは無言で自分の指先を見てる。

 「ん?どうしたの…なっち…」

 「ごめん…やぐちぃ〜…」

 そう言ってなっちはアタシに手の甲を見せた。あっ…ツメかぁ…だいぶん伸びちゃってる…。
 そういえば最近はアタシが一方的に攻めてばっかだったからなぁ…。

 「ううぅ……」
 なんか今のアタシ…待てをされた子犬みたいになってるだろうなぁ…はぁ…

 「ゴメンネ…夜まで我慢しとくべ…それまでには切っとくからさ…。
  夜にはなっちが頑張るベさ♪」
 なっちが手を首の高さに持ってきて握りこぶしを作る♪
 なぁ〜んてカワイイんだぁ…
13 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年06月16日(土)21時26分04秒
 でも…
 「ムウウウウウゥゥゥゥゥ……」
 こんな中途半端に止めるなよぉ〜。よぉ〜し…必殺『上目づかい』!

 「うっ…」
 よぉ〜し!効け効け効け効け効け効け効け効け効けぇ〜
 
 更に…
 「ムウウウウウウゥゥゥゥゥゥ〜」
 強く!『上目づかい』!

 「なぁ〜んて声出してるべかぁ?」
 
 あれ…効かないの…。はぁ…残念…。
 
 なっちがいつもの最高の笑顔でケラケラ笑ってる。
 まぁアタシはそれだけでも幸せだからいっか…。
 仕方無しにアタシはベッドにゴロンと横になってなっちの横顔を見た。
 横顔もカワイイ。どこから見てもカワイイんだよねなっちは♪
 でも…なっちの魅力は素の顔だけじゃないんだよね…笑った顔…
 …怒った顔…照れた顔…拗ねた顔…そのどれをとってもドキドキさせる。
14 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年06月16日(土)21時27分52秒
 でもアタシはなっちと付き合ってない…何故だろう…。
 こんなにイイ関係なのに……。

 それは…
 なっちとのこの関係がお互いにそんなに干渉されなくて居心地がいいというのもあるのだろう…。
 付き合うと色々ある…。今日みたいな事が…。
 まぁそれに…付き合う前に寝ちゃったってのも原因かな…。アタシが我慢しきれなくて…。

 お互いに恋人も作る…。その時でも一緒に寝たりする…。

 恋愛関係でいうと…なっちとは…巷で言う…
 『S.F.』…『SexFriend』みたいだ…。

 『SexFriend』以上『恋人』未満…
 な〜んてね♪だいぶん古いなぁ〜きゃはははっ〜
15 名前:作者マッチ 投稿日:2001年06月16日(土)21時32分21秒
>10:かんかんさん

 ありがとうございます♪
 ちょっとみんなの関係をリアルに頑張っていこうかと…(w
 これからもヨロシクお願いします〜

 かんかんさんの作品全部読んでますヨ(^^)
 大好きなんで頑張って下さい〜
16 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月17日(日)00時10分18秒
なちまり&エロ。
今まで一番読みたかった組み合わせです、作者さん頑張って
17 名前:かんかん 投稿日:2001年06月18日(月)13時01分50秒
いや〜おもろいなー
18 名前:名無しさん!! 投稿日:2001年06月19日(火)21時28分06秒
なちまり、最高!!!!!!!!!
19 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年06月20日(水)18時30分44秒
03〜出会い〜なっち−その1−出会い〜

 アタシは今年の四月から予備校に通ってる18歳のフリーター。
 そんなアタシとなっちとの出会いは…
 アタシが予備校に通うために東京で一人暮らしをしようと家探しをしていた時だった…。
 家探しって言っても、2月上旬だからまだちょこっと早いんだけどね…。
 まぁ…それはさて置き。

 とある不動産屋の前で物件を見ていた時、偶然隣で物件を見ていたのがなっちだった。
 ちょっと子供っぽい服装というか…お嬢様服装と言うか…
 …田舎から出てきましたヨっていう衣装というか…
 …ゴメンネなっち…そんな女のコがアタシの隣で物件を見ていた。

 子供っぽい、田舎っぽい、お嬢様っぽい服装といっても、
 そのカワイさなんかはどうしても隠し切れずにかもし出してたけどね…。
 まぁ隠してなんかいなかったんだろけど…ヘヘヘ…。

 はっきり言ってそのまま夜まで街中にいたら絶対悪いヤツ
 (この場合は男も女も含んでるヨ)に引っかかってたかもしれない…。
 それほど世間知らずの超カワイイお嬢様が田舎から出てきましたよってオーラもかもし出していた。
20 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年06月20日(水)18時36分31秒



 (うわぁ…超カワイイじゃん!マジ好み…服装はちょっとだけど…
  …このコも一人暮らしだろうなぁ…)

 なっちを初めて見たアタシの素直な感想…へへへ…そのまんまだネ…。
 あまりのカワイさに思わず見とれてしまった…。
 その瞬間…なっちが不思議そうにこっちを見た。
 ヤバッ…目がバチっとあっちゃったヨ…

 …へへへ…ついつい目を逸らしちゃった…。
 目を逸らしてからすっごい後悔しちゃった。
 話し掛けたらよかったじゃんってカンジ…。

 よし!もう一回見ちゃお…。

 (うわぁ〜やっぱマジカワイイや…矢口の好みです…ハイ…
  …しかも…)

 アタシは横から見えるなっちの全身を見た…。
 …片腕に掛けたダッフルコート…
 …ごくありきたりのスカート…
 …服装はやっぱり…(汗)…
 …薄めのニットを肘まで捲り上げだその袖から下に見える白い腕…すっごい白い…
 …ショートの下に見えるうなじ…マジ白い…
 しかもアタシ好みにムチムチしてるヨ…
 …ジュルル…おっと…おもわずヨダレが…いけないいけない…へへへ…

 ん?…
 ……………
 ジョーダンです!
 
 アタシがまた見てたらやっぱりなっちが不思議そうにこっちを見てきた。
 またもや合う視線…。
21 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年06月20日(水)18時39分08秒
 よしっ!

 「あのぉ〜…」

 「は・はい!?」
 なっちはビックリしたような声を出した…。
 
 (きゃはははははぁ〜カワイイ〜声が裏返ってるヨ♪
  しかもちょっと訛ってるし〜)
 
 アタシは今にもニヤニヤしてしまいそうになるのを何とか押さえながら更になっちに話し掛けた。

 「…物件でも探してるの?」

 「は・はい…」
 なっちはまだとても不思議そうにこっちを見てる…。
 まぁそりゃそうか…ヘヘヘ…。
 アタシの服装だってなっちの友達にはいそうになさそうだもんね…。
 こんな女のコ見たの初めてかな…?

 「あっ…別に怪しい人間って訳じゃないヨ!
  ちょっと小さいけど…ちょっとどころじゃないけどね…きゃははははぁぁ…。」
 小さいって言っても今のアタシはアツゾコだからなっちより少し大きいくらいだった…。
 アタシの高い笑い声でちょっと安心したのか、なっちに少し笑顔が見えた。
22 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年06月20日(水)18時41分46秒
 「ちょっとアタシさ〜この四月から一人暮らししたくて〜家探してたんだ〜。
  で…君…もしかして…東京初めてでしょ…」

 「う・うん…」
 ちょっとなっちの顔が暗くなった…やっぱり東京を不安に思ってたんだ…。

 「東京ってさぁ…初めてだったら危ないヨ…マジで…何に引っかかるか判らないし…」
 アタシのちょっと真剣な表情になっちの表情がこわばった。
 ちょっとおどしすぎたみたい…反省…。でも怖がってる顔もカワイイや…。

 「えっ…そうなの…」

 「うんうん。あっ…そうだ!そうだ!こんなトコで立ち話もなんだからさ〜どこかに入らない?」
 「えっ…」
 「あっ…別に急いでるんだったらいいだけど…」
 アタシはいつもの武器の上目ずかいでなっちをみた。
 アタシがこれすると結構効くみたい。
 これにノックアウトされたビアンが何人いたものか♪
 って、なっちはビアンかどうか判んないけどね…。

 「う〜ん…別に急いでないし…いいですよ(^^)」
 なっちがニッコリと言ってくれた。心の中でガッツポーズ。まず第一段階成功!

 「いい?やったぁ〜♪じゃぁ…カフェしようよ!カフェ!いいトコ知ってるんだ〜」
 「カフェ…?」
 「…………………」
 なっちはカフェて言う事すら知らなかったみたいだ…。
 どこまで純粋なんだよぉ〜なっちぃ〜
 
 純粋?…ちょっと違うかな…?世間知らず…?

 う〜ん…まぁどっちにしても久々にアタシのビアン心が疼くぜ〜。
23 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年06月20日(水)18時46分28秒
04〜出会い〜なっち−その2−カフェ〜

 アタシのオキニの店までの道…
 (…渋谷までの電車での移動中ね…やっぱり渋谷…たまには変えたいんだけどね…でもやっぱりここしかね…)
 お互いに色々自己紹介とかして、なっちについて判ったんだけど…。

 なっちは北海道の室蘭に住んでて年は19歳、
 今年の受験で一年浪人の末やっと念願の大学生になれたというわけ。
 大学名をきいてマジビックリ…。
 巷では超お嬢様大学?
 …東京での女子大では(日本になるのかな…)最難関の某T塾大学…。
 ひぇぇぇぇぇぇぇ〜〜〜〜。
 顔が○に頭も○…これで運動神経も○だったら…。
 まぁ運動神経はあんまりよさそうに見えないけどね…へへへ…。

 で、ちょうどこの東京に家を探しに来たトコロだって。
 さっきまで親もいたんだけど、埼玉の昔の親友に会いに行くとか何とかでなっちと別れて、
 なっち一人で色々見ていたトコロをアタシが声を掛けたって訳。
24 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年06月20日(水)18時48分48秒
 アタシたちは渋谷駅を出て徒歩すぐのトコロにあるカフェに入った。
 アタシのお気に入りの店なんだ…へへへ…結構シャレててね…
 …連れて来たコはみんな喜んでくれたヨ。
 (まぁ一番最初に入った時には、
  その当時付き合ってた年の離れたお姉さんに、
  アタシが連れて来てもらったんだけどね…。)
 
 なっちも周りを派手にキョロキョロしながら、
 すごいキレイだべさ〜すごいキレイだべさ〜って喜んでくれた。
 
 でも…なっち…田舎モノ丸出しだヨ…。

 「カフェ…マ…マイソン…?」

 「ブッ!きゃはははははぁぁぁぁぁぁ…」
 アタシの笑い声が店の中にまで届くかというくらい響き渡った…
 …きゃははははぁぁぁ…ゴメンネ…ハハハ…あぁ〜あ…フフフ…

 「ムス…初めてなんだから解らないべさ〜」
 なっちがムスとした…でもそれがぜんぜん怒ってるように見えない…
 …うううぅぅぅぅ…それまでカワイイんだぁ…
25 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年06月20日(水)18時50分03秒
 「あはははぁ…ゴメンね…これ…『カフェ・マ・メゾン』って読むんだ。
  結構カンジいいトコっしょ?」
 「うん!すっごいカンジいいよ!」
 「でもね…ここってキレイなお姉さまってカンジの人がくるトコだからね…。
  普段の矢口は、こんなカッコの時はこないんだけどね…。
  へへへ…でもでも!すっごいおいしんだから!矢口が一番スキなトコ。
  せっかく東京に来たのだからおいしいの食べて欲しくてね…」

 アタシは自分のアツゾコとミニスカをさしながら言った。
26 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年06月20日(水)18時52分01秒
〜〜〜〜〜〜

 アタシは目の前でうんうん唸ってるなっちを笑顔で見ていた。
 何にしようかすっごい迷ってるみたいだ。ここってメニュー多いんだよね…。

 「う〜ん…なっちには判らないや…矢口さんのお勧めって何?」
 「そうだね…ってその前にアタシの方が年下なんだからさー、
  ‘さん’付けは止めてヨ。なんか恥ずかしいって…きゃはははぁ…矢口でいいヨ。」
 「えぇ〜呼び捨てって…なんか言いにくいべさぁ〜…矢口…
  ひゃぁぁぁ〜なんか…なっち呼び捨て初めてだべさぁ〜」
 一人できゃぁきゃぁ言ってる…カワイすぎ…。

 なんか結構心開いてきてくれたんじゃない?
 電車の中でのトークも結構効いたかな…。
 まぁそれに女同士だしね♪
 
 ヨシヨシ♪ 
27 名前:作者マッチ 投稿日:2001年06月20日(水)19時05分24秒
当分こんな感じなので、よっすぃー梨華ちゃんごっちんが出てくるのはまだまだ先になりそうです…。
ヨロシクお願いします〜

>16:名無しさん

 ありがとうございます〜
 当分の間はこんな感じでいくので、Hは…もう少しまってください(w
 ヨロシクお願いします〜

>17:かんかんさん

 ありがとうございます〜
 当分こんな感じで…(w

>18:名無しさん!!

 なちまり最高!!
 ありがとうございます〜
28 名前:かんかん 投稿日:2001年06月20日(水)20時33分05秒
めっちゃ更新楽しみにしてたんですわー。
次回もガンバって下さい!
29 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月20日(水)23時44分40秒
田舎者なっち〜かわいいですな。
矢口はどうやっててごめにしたんだ(w
30 名前:ま〜 投稿日:2001年06月20日(水)23時59分12秒
更新待ってたよ〜!!田舎くさい安倍萌え!!
ところで『カフェ・マ・メゾン』って、
め○ん一刻に出てきた・・・?
31 名前:mona 投稿日:2001年06月21日(木)03時01分46秒
『3月7日』お気にです。
ここ探せて良かった。今後に期待。
32 名前:ラック 投稿日:2001年06月21日(木)21時33分26秒
いや〜マッチさんの作品はどれもいいですね〜
33 名前:読んでる人 投稿日:2001年06月23日(土)03時48分53秒
なちまり最高
34 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年06月25日(月)21時56分19秒
 「やぐちぃ〜どれがいいのかな…?」
 しばらくきゃぁきゃぁ言った後メニュー見ていたが、やっぱり判らないのか聞いてきた。

 「そうだね…矢口お勧めは…『サント・ノーレ』かな…
  苺のショートみたいなのだヨ…
  でね〜生クリームがね…」
 
 「苺のショート!なっちそれに決めた!それでいいよ!」
 
 …………まだ途中だヨ…それに、他にもおいしいのいっぱいあるのに………。
 発見…なっちは子供だ…。
 
 「じゃぁ飲み物どうする?矢口のお勧めは…
  ………う〜ん……
  そ〜だ…君ハーブって飲んだ事ないでしょ…?」
 
 「ハーブ?……??……??……う・うん…」
 「じゃぁ…」
 そういってアタシはなっちに合うハーブを厳選して、自分は適当にいつものを注文した。
35 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年06月25日(月)21時59分08秒
 注文を待ってる間、アタシたちは共通の話題…受験の話になった。
 
 「しっかし…なっちって頭いいんだねぇ〜…」
 さっきから自分の事をしきりになっちなっちって言ってるから、
 アタシはなっちの事をなっちと呼ぶ事にした。
 いつまでも『君』だったら距離が縮まらないでしょ♪
 
 「そ・そんな事ないべ!」
 北海道弁…。もうなっちの北海道弁にも慣れたかな……。
 最初は結構ビックリしたけど…。
 でも…
 アタシの尊敬の眼差しになっちは超照れちゃった…マジカワイイっす…。
 お持ち帰りしたいっす…。……………………はぁぁぁ〜いかんいかん!…

 「でも、マジすごいヨ!矢口もそこ第一志望なんだ!絶対行きたくて〜
  それで浪人するんだヨ…でもね……まだまだ全然無理っぽいんだよね…。」
 
 これははっきりいって本音。えっ…嘘って?失礼な!
 えっ…
 こんな女のコばっかり追っかけてるアタシが真剣にそんな事考えてるわけない!
 どうせなっちと話を合わせる為に今だけ言ってるんだろうって…
 …うわぁ…何てこと言うんだ…。ひどぉ…。これでもアタシは結構頭いいんだからさ!
 まぁ…女子大に行ったら女のコがいっぱいイルから行くってのも理由のうちの一つにはなるんだけどね…
 …へへへ…。
36 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年06月25日(月)22時00分26秒
 「全然大丈夫だヨ!なっちだって八月までE判定だったんだから!
  そっから猛勉強したらね…受かっちゃって…へへへ…。
  やぐちだって大丈夫だヨ!」

 「う〜ん…大丈夫かな…あっ…そうだそうだ!
  ちょっと判らないトコロあるんだけど…勉強で…
  …ちょっとだけでいいから見てくれないかな?」

 「全然いいヨ〜〜」
 
 なっちのその声を聞いてアタシはバックの中から某T塾の青本を出して開いた。
 そこからなっちとアタシのミニ勉強会が始まった。
37 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年06月25日(月)22時01分43秒
〜〜〜〜〜〜

 「あっ…」

 「ん?どうしたの?なっち…」
 
 「携帯…あっ…お母さんだ…もうそんな時間だべさぁ!?」
 なっちはビックリ一言言ってから電話に出た。
 そういえばもうかれこれ三時間は経ってたっけなぁ…へへへ…ついつい…。
 なっちって教えるのホントうまいや。
 アタシが女のコと一緒に勉強しててこんなに集中できたのなんて生まれて初めてじゃない?…
 …って、どんな神経してんだってツッツコまれそうだけど…。

 アタシは店内で周りを気にしながら小さな声で話してるなっちを楽しそうに見ていた。
 今どき珍しいヨね(^^)うぅ〜んいいコだ♪なっち♪おっ…終わったみたいだ…。
38 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年06月25日(月)22時02分52秒
 「ゴメンね…やぐち…もう帰らなきゃいけないみたいなんだ…」
 なっちは携帯を切った後、ゆっくりとアタシの方を見て悲しそうに言った。
 えっ…なんでそんなに悲しそうに言うんだ…なっち…。
 「室蘭に…」
 「あっ…そうなんだ…」
 あっ…そうか…帰っちゃうんだ…。

 って、この四月からこっちに来るんじゃん!しんみりしなくてもいいじゃん!

 「って、この四月からこっちでしょ?」
 「あっ…そうか…あはははははぁそうだべそうだべ…へへへ…」
 なっちも気づいたのか急に元気な表情になった。
 よかったよかった。
 なっちとは同じ受験生だったって事もあり、思った以上に仲良くなれたみたいだ。
 次に会う時には寝れたらいいなぁ〜…な〜んてね♪

 「じゃぁ…携帯教えとくから〜あっ…アドレスも…」

 この後、アタシも携帯を取り出しなっちと番号とアドレスの交換をした。
 この携帯の番号を聞く瞬間って楽しいんだよねぇ〜。
39 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年06月25日(月)22時04分01秒
 「で、時間大丈夫?」

 「あっ…え〜と…四時半までに羽田に着いたらいいんだって…。大丈夫かな?」
 「あぁ…それだったら大丈夫だヨ(^^)って、なっち羽田までわかる?」
 「へっ…………(沈黙)……………」
 
 ハハハ…わかってないじゃん…。
 ホント心配だなぁ…。
 じゃぁ仕方ないか…、って言うより…
 
 「やっぱりね…じゃぁ矢口が羽田まで一緒に行ったげるヨ!」
 
 送りたいし♪
 
 「えぇ?いいっていいって!ホントわるいよ…」
 ハハハ…すっごい顔して断ってるぅ〜そこまでカワイイんだぁ〜。
 じゃぁ意地でも送ったあげたくなったヨ!
 
 「いいのいいの!行こ!」
 
 そう言うとアタシは伝票を持って立ち上がった。

 あっ…そうだ…ここはおごってあげよう。アタシが強引に誘っちゃったしね(^^)
40 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年06月25日(月)22時06分13秒
〜〜〜〜〜〜

 「あっ…やぐちぃ〜お金…いくらだった?」
 店を出たトコロでなっちが聞いてきた。
 あっ…おごったげるのにぃ〜
 「アタシが強引に誘っちゃったし、こんなに勉強教えてくれたからいいよ〜」
 「だ・ダメだべさぁ〜!!!そんなの絶対にダメ!いくらなの?」
 なっちはビックリしたような顔をして言ってきた。しっかりしてるなぁ〜

 「1255円…」
 「うっ…高かったんだぁ…」
 なっちが沈黙しちゃった…フフフ…だからおごったげるっていったじゃんかぁ〜
 「いいよいいよなっち!今度なっちがおごってくれたらいいからさ!」
 「わかったべさ!じゃぁ絶対におごるから!約束だヨ!指きりネ…」
 なっちはそう言って子供の頃よくした指きりのように小指を出した。
 小さな手の小さな小指を…。フフフ…ホント子供なんだから♪
 アタシも小指を出して、なっちと小指同士を絡めた。
 まぁ…さすがに歌わなかったけどね…へへへ…。
 でも、これでホントに次会う約束が出来たゾ…やったネ♪

 指きりをした後、なっちはそのままアタシの手をとって歩き出した。
 ビックリしたヨ…なっち…。ノンケのコに手つながれたの初めてかも…。
 へぇ〜ちょっとドキドキ
 このコ…へへへ…いいじゃん!いいじゃん!
 
41 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年06月25日(月)22時07分01秒
04〜同棲人−なっち−その2〜

 この後アタシとなっちは羽田空港でまで行き、そこで別れたんだ。
 その間も二人の会話は途切れずにすっごいイイカンジだったヨ。

 でも…次っていつ会えるんだろ…
 そんな事を考えてしまうと、ずっとそれを心配してた…、その時のアタシは…。
 まぁ…そんな心配は必要なかったんだけどね…。

 だって…
42 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年06月25日(月)22時09分18秒
〜〜〜〜〜〜

 「やぐちぃ〜今日の晩ご飯はなっちが作るヨォ〜」

 あっ…なっち…

 なっちの一言でアタシは現実に戻された。
 アタシが横になっていたベッドに座っていたはずのなっちは、
 いつの間にかアタシの真横に寝ていてアタシの顔を覗き込んでいた。
 ちょっとビックリ…。

 あっ…ご飯作ってくれるんだ…。
 アタシの事心配してくれてるのかな…。
 フフフ…そんなに心配しなくていいのに…。
 ビアンにとって男に恋人取られるってのは宿命的くらいなんだから…。
 もう吹っ切れてます!って、まぁちょっとダルイ事もあるし…
 今日はなっちに作ってもらおう♪

 ちなみに、いつもは一日交代でご飯を作ってるんだ。
 たまには外に食べに行ったりするけどね…。
 やっぱ一月に何回かは美味しい料理を食べたいじゃない!
 って、そんなこと言ったら二人とも下手に聞こえるけど、
 なっちもアタシも自分で料理を作り始めてからはだいぶんうまくなったんだよ!
 料理にアタッたりなんてしません!…どう言う基準か判んないけどね…ヘヘヘ…。

43 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年06月25日(月)22時10分06秒
 「そぉ?じゃぁ…お言葉に甘えて…お願いね〜」
 「うん!…じゃぁ…何が食べたい?」
 「何でもいいヨ…なっちの作ったのなら…」
 「ムス…だ・か・ら!それが一番困るべさ!!」
 いつもの会話が続いてる…。そう言えば何でいつもこんな会話してるんだろう…。
 ここだけじゃなくて、どこの家庭もこんなんだけど…。

 「もぉ〜後で文句言ったらダメだヨ!」

 アタシがしょうもない事を考えてる内になっちは一言残してキッチンに入っていった。

 そんななっちを見送った後アタシはまたボーッと物思いに耽り始めた…………。
44 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年06月25日(月)22時15分32秒
〜〜〜〜〜〜

 初めて会ったその晩にさっそくなっちから電話が掛かってきたんだ…。
 結構…いや…かなり嬉しかったんだけどね…へへへ…。

 その日は結局2時間は話してたっけな…。
 その後もほとんど毎日電話をしあった。
 やっぱり勉強の会話が一番多かったよ。
 2人とも受験生だったこともあり、それ関連の話しは話題が尽きなかったし、
 なっちに電話ごしに色々解らない所を聞いたりした。
 そんな事を聞いてる間は超楽しかった。
 
 でも…それにも増してね…
 更に、日が経つにつれもっと他の普通の会話がだんだん増えてきたんだ…。
 それが超嬉しかったんだ。
 どんどん距離が縮まってきてるカンジがしてね…へへへ…。
 
 どちらかが忙しくて電話の出来ないそんな日あったけど…。
 まぁ、メール交換は暇があったらしてたってカンジだから、
 そんなに電話しなくってもよかったんだよネ…へへへ…。

 そうこうしてる内になんだか二人はずーっと一緒に住んでる姉妹くらい仲良くなってた。
 アタシの勘違いかもしれないけど…。
45 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年06月25日(月)22時16分43秒
 でもホント仲良くなったヨ♪
 アタシの人生の中で一番って言っていいくらいの親友になったような気がした…。
 でも…親友って…どうんなんだろう…?
 だって女のコはみんなアタシの中では恋愛対象になってたんだもんね…。
 まぁなっちと話しててこれが親友かぁって感じた一瞬もあったからこれが親友なんだよね…。

 でもこれがいけなかったのかな…。恋人同士にならなかった訳かも…。
 親友って意識が大きくなっちゃうとね…どういうわけかね…。

 女同士ってそんなものなの!

 はぁ…でもいいや!こんな関係アタシも大好きだし!
46 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年06月25日(月)22時17分17秒
 
 そして…2人が出会ってから23日後…
 なっち二回目の上京…
47 名前:作者マッチ 投稿日:2001年06月25日(月)22時33分18秒
いっきに更新…(汗)
ちょっと飛ばしちゃったかな…(汗)
まだあんまりヤマがないのですが、飽きずにヨロシクお願いしますね(w

>28:かんかんさん

 ありがとうございます〜
 楽しみにしてたなんて…すっごい嬉しいッス(^^)
 またまたヨロシクお願いします〜

>29:名無し読者さん

 やっぱりなっちは田舎ものってカンジが(w
 矢口の努力が実るのはもうちょこっと先ってカンジでしょうか(w

>30:ま〜さん

 ありがとうございます♪
 別にめぞ○一刻ではないのですが…(w
 でも…めぞ○一刻を知ってるとは…(w
 ガンダムといいめぞ○といい…自分も大好きでした(w
 ちょうど同じ世代ですね(w
 
 ま〜さんの『娘中隊』楽しく読んでます(^^)
 宇宙期待にみっちゃん梨華ちゃんどうなる?に期待♪
 更新頑張ってください〜

>31:monaさん

 ありがとうございます♪
 よく探して頂きましたm(_)m
 これからもヨロシクお願いしますね〜

>32:ラックさん

 ありがとうございます♪
 お褒めの言葉すっごい嬉しいです(^^)

>33:読んでる人さん

 同じく最高♪
48 名前:かんかん 投稿日:2001年06月25日(月)22時56分02秒
ホントにこの作品好きだな〜・・・・。
何度更新を待ちわびたことか・・・・・・・・。
これからも頑張ってください!
49 名前:ま〜 投稿日:2001年06月25日(月)23時19分23秒
安倍がかわいい・・・・!!
続き待ってた甲斐があったよ!

>>ま〜さんの『娘中隊』楽しく読んでます(^^)
ありがとうございます!
50 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月26日(火)01時34分12秒
ちょっと違うかもしれないけど、ミスチルの名もなき詩の歌詞をほうふつさせるようnattiまりですね。
これから先も期待してます。
51 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月26日(火)01時39分45秒
>>50
「ほうふつさせるようまりですね」ではなく『ほうふつさせるような“なちまり”ですね』です。
間違えてしまいました、、、
52 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年07月01日(日)19時02分06秒
05〜出会い〜なっち−その2−羽田空港〜

 あっ…出てきた…。
 アタシは前面鏡張りのマジックミラーの自動ドアから出てきたなっちを発見した。
 なっちの方はまだアタシに気づいてないみたいだけど…。
 不安そうな表情でキョロキョロしてる♪
 早く早く♪
 気づけよぉ〜。
 もぉ〜じれったいなぁ〜。

 アタシが携帯を取り出した時なっちがアタシに気づいた。
 さっきまで不安そうな表情をしていたなっちの顔が一気にぱぁっと輝いた。
 幸せ

 なっちが早歩きでこっちに向かってきた。
 20m…15m…10m…8m…4m…3m…2m…1m…

 「やぐちぃ〜
 ガバッとなっちがアタシに抱きついてきた。

 「?????」

 ノンケのコに会って一番最初にこんな事されたの初めてだよ…アタシ…。
 ビックリ…。
 
 まぁ…でもいいや…幸せ

 なっちはひとしきりアタシの体温を楽しんだ後ゆっくりと離れた。
53 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年07月01日(日)19時04分34秒
 「久々だね…やぐち…」

 「久々っていっても昨日も電話したじゃん…」
 アタシの冷たいツッコミ…あちゃぁ〜…ちょっとダメなツッコミしちゃったかな…

 「ムス…なんて事言うべさぁ〜」
 久々になっちのムス…の膨れっ面を見たヨ。
 くぅーーーーっ!!!これがカワイイ!!アタシん中で一番スキかも?

 「せっかくいい雰囲気だったのにぃ〜」
 ドキッ…
 「なによぉそれ〜」
 これってさ…ちょっと…かなり…だいぶん…期待しちゃっていいのかな…
54 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年07月01日(日)19時05分57秒
 「だってさ…、よくこんなシーンドラマであるべさ。
  遠距離で分かれていた2人が一年に一回会う。
  彼女が空港に迎えに来て、ドアの前で待ってる。彼が出てくる。
  その瞬間主題歌が流れ始めてふたりが抱きしめ合う!
  そしてキス…きゃぁあああああああぁぁぁぁ〜
  どうだべさぁ〜なっち憧れるべ〜」
 
 なっちは一人目をキラキラさせてどこか遠くを見てる…。
 ………………(沈黙)………………そんなベタなドラマあるわけないじゃん……(沈黙)………。
 まぁあったかもしれないけどさ…。
 しっかし…何だヨ…そんな事かい…意味わかんないヨ…。
 ちょっと…かなり…だいぶん…期待しちゃったアタシの立場はどうなるんだヨ…。
 
 はぁ…仕方ない…ノッたげるか…。
55 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年07月01日(日)19時07分28秒
 「なっちぃ〜!ウルウル…ズーッと会いたかった
 アタシはそう言ってなっちに抱きつく。どうだ!なっち!

 「やぐち…俺もだぜ…」
 『俺』…誰だヨなっち…
 しかもやたらとノッてるし…
 えっ…なっち…何目瞑ってるの…?
 えっ…何くちびる突き出してるの…?
 えっ…何でだんだん顔を近づいてきてるの…?
 えっ…キスなの…?
 えっ…周り…
 あっ…あれれれれぇぇぇぇぇぇぇ〜〜〜〜〜〜

 ボッ…
56 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年07月01日(日)19時08分09秒
 「なっち…」
 アタシのくちびるから少し離れたなっちにアタシが聞いた。
 「どうしたんだべ?」
 ノリとはいえどうしてそんなに平然としてられるんだヨ…
 もしかして…なっちもビアン!?

 「キス…」
 「えっ…やぐち照れてるの?カッワイイなぁ〜
  キスなんて外国人さんは挨拶代わりにしてるべさぁ〜」

 あっ…そう言う事…。一瞬期待した自分が…。
57 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年07月01日(日)19時10分01秒
〜〜〜〜〜〜

 「あっ…そういえば…やぐちホテル取れた?」

 アタシ達はモノレール乗り場に歩いてた。
 さっきからなっちのテンションはやたらと高い…。
 なにかあれば抱きついてくるし、ズーッと手は握ったままだし…。
 もちろん!アタシは超嬉しいんだけどね…へへへ…
 
 なっちの二回目の上京…。
 一週間前に電話したとき2人ともディズニーランドが大スッキって話になってね…へへへ…。
 アタシは何回かデートで行った事あるけど、なっちは今まで行った事ないんだって…。
 だから…また家探しのついでにディズニーランドに行こう!って話になったんだ…。
 で、アタシがいいホテルを予約する役になった訳…。
 もちろんなっちの為にすっごいいいトコロを探したヨ!
 
 まぁ、アタシのウチでもよかったんだけど、やっぱりね…休みだし、
 どこかのホテルでも泊まってゆっくりくつろぎたいじゃん♪
58 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年07月01日(日)19時11分19秒
 「もち!しかも…フフフ…」
 アタシの不敵な笑い…

 「な・なんだべさぁ〜?」

 「なんと!シンデレラ城が部屋から見えまぁ〜〜〜っす!!!!!」
 なっちの顔がさらに輝いた。
 くぅ〜っ!!!!いいねぇ〜最高ッス!って…

 ぼすっ…

 うっ…なっちがまた抱きついてきた…
 「やぐち最高!またキスしたげる!」
 
 ちゅ…
 
 な・なっち…あんたって…マジでビアン違うの…?
 アタシより上じゃん…
59 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年07月01日(日)19時12分18秒
 「で、どこどこ?」
 ん…あっ…ホテルか…えっ〜っと…。アタシはガサゴソとバックを漁る…。
 えっ〜っと…

 「『サンルートプラザ東京』ってトコで…
  『スタンダードツイン 2DAYパスポート付き』で…
  20000円ってとこかな…
  どう?」

 アタシはなっちの方を見た。
 しばらくそのパンフを見て、なっちは親指を立てて満面の笑みでO.K.サイン。
 やったぁ〜よし!アタシもO.K.サインで返す。
60 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年07月01日(日)19時13分30秒
06〜同棲人−なっち−その3〜

 その後アタシたちはディズニーランドに向かった。
 モノレール、電車の中でも2人してずっとはしゃぎっぱなしだった。
 アタシも結構久々だったから嬉しかったけど、なっちは生まれて初めてだもんね♪
 電車の中でもガイド見ながら何乗るべ何乗るべ言ってた。
 そんななっちの横顔を眩しそうにアタシは眺めてたんだ…。
 その夜に起こっちゃう事を予期せぬままに…。
 まぁ…でもどっかでアタシは期待してたのかもしれないね…。

 そして…それがそのまま今のアタシたちの関係につながった…。
61 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年07月01日(日)19時15分25秒
〜〜〜〜〜〜

 「やぐち…」

 (ん……)

 あっ…なっちか…ついついウトウトきてたみたいだ…。
 コンコン包丁の音がする。
 
 「なぁ〜に?」

 …………………。

 なっちから呼んだのにどうしたんだろ…
 「なによぉ〜?」

 「日本人の半分は女のコなんだからさ…また見つかるべさ♪
  そんなに気にすることないからさ…」

 なぁ〜んだ…そんな事か…だからもう大丈夫だって!
 でも…やっぱ優しいね…なっちは…。

 「やぐちは十分カワイイよ…」
 小さな声だったから、よく聞き取れなかったヨ…こっちにきて言ってくれてもいいのに…。
 「ありがと…」
 でも…やっぱり直接言われるとちょっと照れちゃうね…へへへ…
62 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年07月01日(日)19時20分09秒
 「あっ…そうだ!今度なっちが女のコ紹介したげる♪
  バイト先に矢口好みの超カワイイコがいるんだ〜。
  やぐちウハウハってくらいカワイイべさ♪」
 おぉ〜なっち最高♪
 「えっ…マジマジ?どんなコ?」

 「えっ〜とね〜…………(沈黙)……………」
 なっちが考えてる…?説明しずらいのかな…

 えぇ〜っと…
 「アタシがウハウハって…ギャル系?」
 アタシが一番スキなタイプはやっぱりギャル系かな…?
 …美少年系…もイイかも…カッコイイんだけどマジカワイイってコがいいね
 でも…、美少年系って言ってもマジオナベみたいなコはいやだなぁ…。
 ………………………。
 そうそう!見た目お嬢様ってコもいいなぁ…。
 お姉さま系もいいなぁ…って…ほとんど全部じゃん!
 アタシって…はぁ…まぁ可愛かったらいいだヨ♪
63 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年07月01日(日)19時21分06秒
 「うぅ〜ん…どっちかって言うとギャル系?
  …うぅ〜ん…姿カッコは結構ギャルよりかな…?
  でも髪はクロに近いし…でもホントカワイイヨ!」
 おぉ〜なっちがカワイイって言うとそぉ〜とぉ〜期待できますネ…ヒヒヒ…。
 
 「まじッスか!?」
 「まじッスよ!!」

 きゃははははははぁぁぁ〜
 なっち最高♪

 もうアタシの頭の中になっちお勧めのギャルがグルグルまわってるヨ…へへへ…楽しみダ…。
 どんなコなんだろう…。

 あっ…またウトウトきちゃった…
64 名前:作者マッチ 投稿日:2001年07月01日(日)19時30分04秒
最近のやぐちの発言がなんなんで…
sageながらいこうかと思ったらいきなりageてしまった…(^^;
まぁいいや(w

>48:かんかんさん

 ありがとうございます〜
 ちょっと最近遅いですが…
 一応ストックは結構あるのですが…緑のもありますんで…
 ヨロシクお願いします〜

>49:ま〜さん

 ありがとうございます〜
 なっちは田舎ものなんで(w

>50:51:名無しさん

 そういえば…自分ではそんなつもりなかったんですが、
 歌詞みたら結構…それぽいですね…。
 自分はミスチルかんなり好きなんで、もしかしたら知らない内に…(w
 これからもヨロシクお願いします〜
65 名前:ま〜 投稿日:2001年07月02日(月)01時29分49秒
いいな〜。ほのぼのしてて。
作者の愛情が伝わってきますな。
66 名前:mo-na 投稿日:2001年07月02日(月)03時25分54秒
う〜ん可愛いね!
やぐさんの視点で話が進んでますね。
これはこれで作者さんの思いが伝わります!が「なっさん」の気持も知りた〜い
ほなぁ、こらからに期待
67 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年07月04日(水)19時50分56秒
07〜出会い〜なっち−その3−東京ディズニーランド〜

 ディズニーランドについてからも2人のテンションは全く落ちる気配がなかった。
 まぁ当然だけどね…。

 真っ先に行ったのは…『プーさんのハニーハント』!
 アタシはとにかくこの新しく出来たアトラクションに一番最初に絶対に行きたかったから、
 なっちに無理言って一番最初に行かせてもらったんだけど…
 それが、なっちも大喜び♪アタシが行きたかっただけなのに…よかった♪
68 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年07月04日(水)19時52分31秒
 「うぁ〜超かわいかったぁ〜」
 「かわいかったべ〜おっきなぬいぐるみが欲しくなったべ〜」
 なっちがまだウルウルした表情で言った。
 まぁアタシもまだウルウルしてるんだけどネ…へへへ…。

 「矢口も!後で行って買おうヨ♪」
 「もちろん!」
 「じゃぁ早く早く!次行こうヨ♪」
 アタシは早く次のに行きたくなってなっちをせかした。
 「次どこ行くべか〜?なにかお勧めあるのやぐち?」
 おっと…そういえば…どっから行こう…。
 うぅ〜ん…多すぎて悩む…。
 おもわずパンフを真剣に眺めるあたし。
 どうしよかっなぁ…。
 まぁたぶん最後は夜の『エレクトリカルパレード』だけど…。

 「じゃぁ…時計回りにまわれるだけまわろっか…明日もあるし!」
 なっちがアタシがあまりにも真剣に悩んでるのを見かねてかアドバイス…。
 へへへ…ごめんごめん…つい真剣に考えちゃった…。
 まぁ時計回りが一番か…

 「うん!それがいいね!ここにくるといっつも悩んじゃうよ…きゃははははは〜」

 アタシはなっちの手を取り歩き出した。
69 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年07月04日(水)19時53分43秒
〜〜〜〜〜〜

 「ふぅ…」
 「どっかに座ってパレードまで待とっか?」
 もう時刻は17時半。さすがに2人とも疲れちゃったヨ。
 着いてからずーっとアトラクションで楽しんでたからね…へへへ…
 「うん〜…そ〜だねぇ〜なっちも疲れたべさ…」
 
 2人は缶ジュースを買ってシンデレラ城が見えるベンチに座った。
 なっちはなんだか嬉しそうにシンデレラ城を眺めている。
 結構疲れてたのか、ふぅ〜って溜息が聞こえてきた。
 きゃはははは…オヤジだヨなっち…。
70 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年07月04日(水)19時55分51秒
 そんなオヤジのなっちをおいてアタシが周りを見回すと、
 まわりは明らかに卒業旅行とわかるグループと、
 恋人同士のカップルとの2パターンだった。
 
 結構カワイイ女のコが多くてクラクラきちゃったけど、
 それ以上になっちの方が可愛かったからね…へへへ…。
 いつもみたいなウォッチングは控えめにしました。
 …はい…マジです。

 そういえば…
 アタシとなっち…出会ってからこれといって具体的な恋バナはなかった…。
 珍しいなぁ…。

 なっちって付き合った事あるのかなぁ…。

 まぁ…これだけカワイイと当然のごとくあると思うのだけど…。
 ちょっと聞いてみるか…ヒヒヒ…
71 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年07月04日(水)19時57分17秒
 「なっちぃ〜?」
 「なに?」
 なっちはシンデレラ城の方を向いたまま声だけで返してきた。
 もうだいぶんウットリきてるみたいだね…。

 「まわりカップルばっかりだねぇ…」
 「それは気づかないフリ気づかないフリ…悲しくなるべさ。」
 なっちは笑いながら返してきた。 
 「きゃはははははぁ〜確かにそうだ(力説)アタシも思うヨ(力説)」
 おっと…力が入っちゃった…へへへ…
72 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年07月04日(水)19時58分39秒
 「そういえばさぁ〜」
 「何?」
 「なっちの前カレってさぁ、どんな人?」
 「……………………」
 あれ…返ってこないや…どうしたなっち…。
 アタシがなっちの方を見てみるとなっちが真っ赤になって俯いていた。
 はっはぁ〜ん…なるほど!その手の話は×なのね…へへへ…。
 「もしかして付き合ったことないの!?」
 おぉ〜っ!!!!まじッスか!?何かすっごい…いい…。
73 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年07月04日(水)20時00分56秒
 「中学の時に1人だけ…」

 なぁ〜んだ…あるのか…はぁ…残念…。
 でも…真っ赤になっちゃって…可愛すぎるよなっち…ヒヒヒ…苛めたくなるヨ…

 「おおぉぉ!!って事は…もう経験済み?」
 「なななななな…な・なんて事言うべさぁ!?」

 なっちが真っ赤になりながら思わずこっちを見てきた。
 マジでこの手の話になるとダメなのかぁ?
 それともスキだけど、照れてしまう…どっちかだな…ウン…。

 「あっ…ないの?」
 「あ・あたりまえだべぇ〜中学生だべ!ある訳ないべ!
  あぁ恥ずかしー…やぐち何て事言わせるべかーひゃぁ〜もぉ…」

 フフフ…マジカワイイや…こりゃ…またまたアタシのビアン心が疼いてきちまったぜ〜

74 名前:作者マッチ 投稿日:2001年07月04日(水)20時07分10秒
>65:ま〜さん

 ありがとうございます♪
 愛情を込めて書いてます(w

 これはみなさんと同じように愛情がないと書けないでしょうね(^^)

>66:mo-naさん

 ありがとうございます〜
 この1部はやぐちの語りみたいなんで…すみませんですm(__)m
 色々なっちの考えを予想しながら読んでいただければ嬉しいです(w

 自分としてもなっちの方からも書きたいのですが…。
 もしかしたら…
75 名前:mo-na 投稿日:2001年07月06日(金)03時23分08秒
>>74
>もしかしたら…
なんだべさぁ〜何か悲しい話かい??気になるっす。
とりあえず、おいらは両者の気持になってみます。
お暇なら書いて下さい。(笑)
今後に期待しながらレス
76 名前:どこかの名無し 投稿日:2001年07月06日(金)05時48分24秒
こっそりと、やぐなちにハマリそうです。
矢口さんにはぜひ、ホントに好きな人と幸せになって欲しいです。
すごく楽しみにしてます。
77 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年07月07日(土)19時08分25秒
08〜同棲人−なっち−その4〜

 その後アタシたちは目の前を通るパレードを十分楽しんだ。
 アタシは何回も見たんだけど、
 やっぱりこういうのは隣にいる人が変わるとそれだけで楽しくなるもんだヨ。
 なっちはなっちで初めてだったからものすっごく楽しそうだった。
 
 そしてアタシたちはパレードの後も、もうちょっとだけ東京ディズニーランドの雰囲気…
 (雰囲気って言っても周りの95%は
  (…95ってどこからきたのか判らないけどきゃははは…)
  カップルだったんだけどね…)
 を堪能して、21時くらいにホテルにチェックインした。
 次の日もあったんだしね…
78 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年07月07日(土)19時13分12秒
〜〜〜〜〜〜

 「やぐちぃ〜ご飯できたよぉ〜」
 
 あっ…ご飯できたんだ…。遠くからなっちの声が聞こえてきた。
 アタシはゆっくりと起き上がって部屋を出て、キッチンを通り過ぎなっちの部屋まで行った。

 おっと、ここで部屋を紹介しといた方がいいよね…。
 えぇ〜と…まず…玄関を入ってすぐ右になっちの部屋があり、
 左にはバス、トイレ、洗面台が別々についてるんだネ。
 そして真正面にはキッチン。その奥にアタシの部屋があるのだ。

 ちなみにご飯食べるトコロはその時々かな…。
 大抵作った人の部屋で食べるのが多いのかな…。

 で、アタシとなっちの部屋はだいたい8畳づつくらい。
 学生さんと予備校生さんが住むには贅沢過ぎかも知んないけど、
 二人だからね…へへへ…だいたい倍の家賃のトコまでなら住めるっしょ♪
 それに2月に探したってのもよかったよ。
 その時点だとまだまだいっぱい物件が空いてたからね♪
 でも、敷居金礼金の高さにはちょっと引いちゃった…
 このマンションは新婚さんとか老後のおじいさんおばあさんが住むにはいいみたいだからね…
 学生さん用には出来てなかったんだよ…。
 でもオートなんだけどね…。
 まぁ…そのぶん敷居金礼金の高さがバカにならなかったよ…はぁ…
79 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年07月07日(土)19時14分55秒
 なっちの部屋の机の上にはもうすでに料理が全て並べられている。
 カルボナーラパスタと野菜スープ…。
 パスタ…

 「パスタ…
  ……………。
  手抜きじゃないべ!
  レトルトじゃなくって、ちゃんと自分で作ったんだから!」
 アタシが息を吸って何か言おうとした瞬間、なっちがすばやく一言言ってきた。

 …………(沈黙)…………。

 まだ言ってないって…って、それ言おうとしたんだけどね…。
 「それに野菜スープまで作ったんだべさ〜」
 なっちが自信満々に言ってきた。
 その顔…ものすっごいカワイイんですけど…。
 何かその顔みたら一気に嬉しくなっちゃったヨ…
80 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年07月07日(土)19時15分40秒
 「いいよいいよ♪ありがとね♪」
 アタシは座ってさっそく一口…
 パク…

 おぉ〜美味しいじゃん…なっち♪
 「ん!美味しいべさぁ〜」
 「うんうん♪美味しいヨ〜♪」
 こりゃいいや♪
 あまりの美味しさにアタシたちはつまらない事を話しながらも一気に食べちゃった。
81 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年07月07日(土)19時17分10秒
 食べ終わった後は、食器だけ流しに持って行き、
 コーヒーか紅茶でも作って2人して飲みながら一息ついてテレビを見ている…
 それがいつもの事。

 食後の後のこのコーヒーやら紅茶やらがいいんだよね♪
 そして…この後どっちが食器を洗うのかでジャンケンをするのもいつもの事。
 
 「やぐちぃ〜」

 おっ…さっそくきたよ…さぁ〜て、何だそうかなぁ〜

 「今日は…
  ん?
  ……(沈黙)……。
  何やってるべか…?」
 アタシが思いっきり構えてるのを見てなっちが笑みを浮かべながら言ってきた。
 えっ…ちょっと拍子抜け…
 
 「ジャンケンじゃないの?」
 きょと〜んとした表情をしてる…。
 「違うよ…今日はなっちが洗ってあげるから!」
 あっ…そうなんだ…。
 ……………………。
 たまには失恋もいいかな…こんなになっちが優しくしてくれるんだったら…。
82 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年07月07日(土)19時20分06秒
 「…今日は…一緒にお風呂に入ろっか?」
 なっちが照れくさそうに言う…。

 はい…?
 一緒にお風呂…?
 ……!……
 まじッスか!?

 なっちってさ…自分のちょっとだけ肉付きのいい身体にコンプレックスをもってるみたいでさ…、
 明るいトコロでアタシに裸を見られるのはちょこっとイヤなんだって…。

 まぁ…だからいつもHする時は補助灯だけ…。
 アタシは大不満なんだけどね…(怒)
 そんなん…どこがイヤやねん!おっと思わず関西弁が…

 なっちなんてすっごいいい身体してるじゃん!
 アタシは見るたびに抱きたくなるよ!って…失礼…。
 全然大丈夫っていっつも言うんだけどね…ダメ…。
 って言うかアタシと全然変わんないじゃん!
 って…まぁ…そういう訳で、なっちと一緒にお風呂ってのも今まで2回しかない…。

 前一緒に入ったのも、もうかれこれ1ヶ月も前になるのかな…。
83 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年07月07日(土)19時21分58秒
 でも…そのなっちが…一緒に…
 「マジ?」
 真っ赤になってコク。おおおおぉぉぉぉぉ〜マジカワイイッス!燃えるッス!
 アタシは思わずなっちに抱きついちゃったよ♪

 「なっち最高!」

 アタシはなっちに抱きついてから服のボタンに手を掛けた…。
 えっ…早いって?別に早くないヨ!

 「ま・まってよやぐち…先に洗物だけ片付けてから!」
 やっぱり早かったかな…?
 そう言い残してなっちはキッチンに行っちゃった…。
 また待てをされた子犬の心境だ…。

 まぁ仕方ない…待つか…

 ………………
 ……………
 …………
 ………
 ……
 …
84 名前:作者マッチ 投稿日:2001年07月07日(土)19時38分02秒
とりあえず第1部の折り返しまで来ました…(w
まだまだヨロシクお願いしますね〜

>75:mo-naさん

 ありがとうございます♪
 いえいえ…そんなに悲しい話にはならないと思います…たぶん…。
 今のなっちと出逢った時のなっちの違いを出しながら書けたらいいとも思いまして…
 あと…矢口の気持ちも…です。 

 この先もしかしたらなっち主人公で書くかもしれないです…。
 それまでヨロシクお願いします〜

>76:どこかの名無しさん

 ありがとうございます〜
 そう言われると嬉しいです♪
 ハマって下さい(w

 この先、矢口の(これから登場する全てのメンバーの)幸せがどうなるのか…
 決着がつくのはまだまだ先になりそうです。

 まったく自分でも終わりが見えていません…。

 それまでヨロシクお願いしますね〜
 
85 名前:mo-na 投稿日:2001年07月08日(日)00時47分17秒
なちまり可愛い〜 
モー最後まで応援してるんでファイトです。<作者さん
女の子x2してる「なっち」がスキ!
86 名前:パク@紹介人 投稿日:2001年07月08日(日)09時53分22秒
こちらの小説を「小説紹介スレ@金板」↓に紹介します。
http://www.ah.wakwak.com/cgi/hilight.cgi?dir=gold&thp=994402589&ls=25
87 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年07月10日(火)20時46分57秒
09〜出会い〜なっち−その4−ホテル〜

 「やぐちぃ〜上がったよ♪」
 アタシが窓からシンデレラ城を見ていると、後ろからなっちの声が聞こえてきた。

 「わかったよぉ〜
  …………なっちぃ〜…………
  すっごいキレイだよ♪」
 アタシは窓の外に見えるシンデレラ城を眺めながら後ろにいるなっちに言った。
 アタシの前にはキレイにライトアップされたシンデレラ城がはっきりと映し出されていた。
 何度見てもキレイなんだよね♪

 スッとアタシの隣になっちが来た。
 甘いシャンプーの匂いがフワフワとアタシの鼻にあたる。
 すっごいいい匂いだ

 「ホント…キレイだ…」
 横目にチラリと見ると、なっちはジーッとシンデレラ城を見ていた。
 心臓がドキドキしてきた…。
 やばいなぁ…。
 何か言わなきゃ…。
 何でもいいから…
88 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年07月10日(火)20時49分24秒
 「でもやっぱこういうのってさ…カレシと見なきゃね♪きゃははははっ…」
 「そうだね♪……………。あぁ〜あ…早くなっちも欲しいなぁ…」
 ズキ…痛いなぁ…自分で振った会話ながら…。
 こういう会話って女のコ同士だと当たり前だけど…
 …好きなコ…ちょっと気になってるコに言われると…
 …やっぱ…
 …ちょっと…
 …きついなぁ…。

 まぁ…
 …それ以上に…
 …そう言う事言われると…
 …なっちのビアンの可能性がなくなってくって感じるのが矢口的に辛いのかもね…。

 って…ビアンって自分で堂々と言う人なんて稀なんだからそんな気にする事ない!
 ってね…あんまり励ましにならないけど…。
 
 まぁ…たとえノンケでもアタシがビアンに引き込んじゃえばいいんだし♪
 って…はぁ…でも…ホントこういう会話ってダメージがデカイや…。
 
 でも…(こういう会話も)しなきゃね…。
 ほんのちょっとした事でもビアンってバレルと逃げられちゃう事もあるしね…。
 
 はぁ…お風呂はいろ…。

 アタシはまだニコニコとシンデレラ城を眺めてるなっちを置いて、ソーッとお風呂場に向かった。
89 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年07月10日(火)20時50分30秒
〜〜〜〜〜〜

 もうさっきの落ち込みは完全に吹っ飛んだアタシがお風呂場から出てくると、
 なっちは奥のベッドに入ってテレビを見ていた。
 こういう切り替えもアタシ早いんだよね♪へへへ…
 
 「どう?なっち…何か面白い番組でもしてる?」
 アタシは濡れた頭にタオルを乗せたまま手前のベッドに座ってなっちに話かけた。
 「うぅ〜ん…面白いってのはね…」
 あんまり面白いのはしてないみたいだね…。ふぅ…。
90 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年07月10日(火)20時51分54秒
 アタシはそのままベッドの脇にある机の上のホテルガイドを手に取った。
 開けて中を色々見てると…。

 ニヤ…

 いいものみぃ〜け♪

 「なっち♪なっち♪」
 アタシはものすっごくニヤケながらなっちに話し掛けてたんだろうネ…へへへ…。
 ヤバイヤバイ♪

 アタシはそう言ってなっちに‘それ’を見せた。
 するとなっちは意味が解らないのか不思議そうな顔をしてこっちを見た。

 解んないかなぁ…。

 アタシはホテルガイドに入っていた紙に書いてある‘それ’を指で指した。
91 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年07月10日(火)20時53分21秒
 そう…AVです♪

 ちょっと昼間のなっちのこれ系統のリアクションを思い出しちゃって…
 …へへへ…ちょっと苛めたくなっちゃったって訳…へへへ…。
 ゴメンネなっち…。

 案の定なっちはその言葉を見た瞬間顔を真っ赤にして俯いてしまった。

 「何見てるだべさぁ〜もぉ…」
 へへへ…カワイイじゃん♪

 「見たくない?」

 なっちがビックリしたような顔でこっちを見てきた。まだ真っ赤だ…フフフ…。

 「なぁ〜にはしたない事言ってるべさぁ〜
  やめるベやぐち…」
 
 そんな事言ってるけど、どうせ流れ出したらなっちだってジーッて見ちゃうって♪
92 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年07月10日(火)20時54分34秒
 「いいじゃん!いいじゃん!なっちだって興味ないわけじゃないでしょ?」
 
 二十歳くらいのコにこれ言って興味ないっていう女のコはまずいないだろう…。
 変に思われちゃうかもしれないしね…。
 
 「そ・そりゃ…興味ない事はないけど…」
 
 「フフフ…きぃ〜まり♪」

 アタシはすぐチャンネルを変えた。

 普段ならこんなホテルに泊まってAVを見るなんてまずないのだろうけど、
 今日ばっかりはね…もしかしたらなっちに悪戯できるかも…。

 アタシの黒い思惑を乗せテレビは流れだした…。
93 名前:作者マッチ 投稿日:2001年07月10日(火)21時13分52秒
>85:mo-naさん

 いつもいつもありがとうございます♪
 ホント嬉しいです♪

 なっちはやっぱりどうしてもこんなカンジで(w

 これからはちょっと…いやかなり…Hになってきますんで、
 なんでしたらスミマセンm(__)m

 >>モー最後〜

 最後…いつになるのでしょ(w
 今とりあえず考えてるだけで(今の予定なんで結構変わるかも?)、
 『矢口安倍編』→『吉澤後藤編』→『後藤石川編』→『中澤○○××編』
 →『加護辻編』→『全員集合編(本編)』
 で、もし出来たら石川○○編も書こうかと(w

 
 さらにもし出来るなら、ご要望の『なっち編』もプラスしての全員分の『〜〜編』を書けたらいいなぁ…っと(w
 全部で、10編…プラス本編…ながっ…

 飽きずに読んで下さいね(w

>86:バグ@紹介人さん

 ありがとうございます〜

 ちょっと…そうですね…
 でも、それをモットーに書いてるみたいなものなんで(w

 もしよければ続いて見てください(^^)
94 名前:作者マッチ 投稿日:2001年07月10日(火)21時30分51秒
↑の93の上から13行目の

【さらにもし出来るなら、ご要望の〜】

でなくて、

【もしくは、ご要望の〜】

です…スミマセン
95 名前:mo-na 投稿日:2001年07月11日(水)03時58分45秒
矢口の悪事?悪戯?同じか(笑)ここで二人は…気体して待ってます。オイラは鼻血が出無い様に気を付けて読書しますね。
この作品は作者さんの物なので気を使わずに書いて下さいね。
オイラは楽しんで読んでますのでご心配頂き感激。
返事を貰うと凄く嬉しい(^^)
さて「なっちの気持」考えて頂けるなんて嬉しいです。
>結構変るかも…
あらそうなの? なら、『やぐちゅう』『ゆうなち』も有りなのかな?
え〜クライマックスになって来たらレスが邪魔になると思うのでその時はカキコ押さえるので言って下さいね!
では、今後に期待。
96 名前:読んでる人 投稿日:2001年07月11日(水)14時21分51秒
『中澤○○××編』これが気になる・・・
97 名前:7Ster☆ 投稿日:2001年07月11日(水)18時52分44秒
>『矢口安倍編』→『吉澤後藤編』→『後藤石川編』→『中澤○○××編』
>→『加護辻編』→『全員集合編(本編)』
!!!
よしごま!? 超期待超です。
がんばってくんろ〜(w
98 名前:ま〜 投稿日:2001年07月11日(水)23時58分54秒
>>96 に激しく同意!!
从 ~∀~ 从<誰とや〜?
99 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年07月13日(金)22時54分43秒
〜〜〜〜〜〜

 流れ出した瞬間…
 「「ぶっ!…」」
 なっちと目を合わせる…。
 「「きゃははははははぁ〜」」
 やっぱり最初は笑っちゃうよね♪何かテレる…へへへ…

 しばらくもするとなっちも落ち着いてきたみたい。
 アタシが隣を見るとなっちが顔を真っ赤にさせながらも画面を見入っている。
 もう布団から出てベッドに腰をかけて座っていた。

 まぁ初めてなんだろうね…興味津々っていったカンジで見ていた。
 目がウルウルしてる
 カッワイイなぁ〜
100 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年07月13日(金)22時56分22秒
 目の前の画面を見ると女のコが男の人に大事な部分を舐められていて、喘ぎ声をあげていた。
 その女のコははっきり言って可愛くない…。
 ヤダなぁ…こんなコじゃ濡れないや…。

 またアタシはなっちの方を見ると、なっちは一瞬膝をモジモジ擦り合わせた。
 おぉ…そんななっちを見てるとアタシも……ジュンとくるじゃん…。
 テレビ画面見るよりなっち見てる方がイイや♪

 もうアタシの興味はテレビのAVではなくなっちの方に移っていた。
 どうやってHしようか…
 
101 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年07月13日(金)22時56分54秒
 ………………………
 ………………………
 ………………………
 ………………………
 ………………………
 …………………!…

 へへへ…きぃ〜まり♪
 悪いけどこの画面に映ってる可愛くないこのコを使っちゃお♪
102 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年07月13日(金)22時58分42秒
 「なっちぃ〜」
 「ひゃ・ひゃい!?」
 声裏返りすぎ♪カワイイ…

 「どう?」
 「ど・どうって……
  …………………
  すごい……
  なっち見たの初めてだべ…
  ひえぇ〜〜〜
  あんな事…」
 なっちは画面を真っ赤になりながらもジーッと見てる…フフフ…
 
 アタシはなっちのベッドに飛び移った。
 激しくきしむベッド…。
 そのままなっちの近くまで行きすぐそばに座ったが、
 なっちはそんなアタシをほって、まだジーッとテレビ画面を見入っていた。
103 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年07月13日(金)23時00分10秒
 「やだなぁ〜この女のコ…」

 ゴメンね…画面に映ってるコ…
 
 「何でだべ?」
 
 なっちはまだ画面を見ていた。
 ここまでずーっと見てるとなんだかムカついてきた…。
 
 やだなぁ…早くこっち見てヨ…。

 ヤグチ見てよ…。
 
104 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年07月13日(金)23時01分24秒
 「このコさぁ…なんか濃くない?きゃははははは…」
 「え・えぇっ!?」
 なっちは一瞬こっちを見たがすぐ画面の方を見直した。
 
 「うううう…確かに…」
 「そうっしょ!ちゃんと映るんだったら処理しなきゃ!」
 「う…うん…まぁ…その…だね…ん〜」
 ちょっとなっちの返事がつまった…ヨシ!
 
 「あれ…なっちどうしたの…?
  はっはぁ〜ん♪もしかしてなっちも…濃いとかぁ?」
 
 アタシは思いっきり明るい声でなっちに言った。
 アタシの経験上なっちは絶対濃くない!
 それだけは断言出来るから言ったんだヨ。
 もし濃いコだったら絶対に言えないヨ…ウン♪

 たぶんこの後なっちはムキになって言ってくるだろうね…
105 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年07月13日(金)23時03分47秒
 「な・ななななぁ〜に言ってるべかぁ〜そんな事ないべさ!!」
 
 やっぱり…後は…
 
 「ホントォ?」
 「ほ・ホントだべ!!」

 お・面白い…なっちからかうのってホント面白いなぁ…
 …ヒヒヒ…おっと…早くしなきゃ…
 
 「じゃぁ何でそんなに焦ってるんだよぉ〜」
 「そんな事言ったら誰だって焦るべぇ〜」
 「濃いから焦ってるってのもあるよぉ〜」
 あんまり真剣に言うとなっちは引いちゃうから…
 ここはホントおふざけってカンジで言わなきゃね…。
106 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年07月13日(金)23時04分55秒
 「もぉ〜だぁ〜かぁ〜らぁ〜なっちは違うべ!」
 
 もうそろそろかな…
 
 「フフフ…」
 「なぁ〜によ?」
 
 「じゃぁ…見してミロッ!」
 
 アタシはなっちの方に身体を乗り出し、浴衣の帯に手を掛けるフリをした。
 ちなみに、今2人は浴衣を着て下着に浴衣だけっていった状態なのだ…。
 部屋の中に浴衣がおいてあったからね…やっぱりおいてあったら着なきゃね…へへへ…
107 名前:『レズフレンド』 投稿日:2001年07月13日(金)23時06分22秒
 「えぇっ!?」
 
 なっちはビックリしたような声を出したがアタシの手を払おうとはしなかった。
 
 「やだよぉ〜」
 
 考えてた通りの反応…フフフ…
 
 「えぇ〜じゃぁやっぱり濃いんだぁ〜」
 「もぉ〜違うよぉ〜」
 「じゃぁ〜何で見せられないんだよぉ〜?」
 「だって…………
  …恥ずかしいべ…」

 やっぱりそう言うよねぇ〜じゃぁ…
 
 「大丈夫だよぉ〜女同士なんだし〜♪」

 決定的な言葉…女同士って言うとね…へへへ…大抵は…へへへ…
 どうだ!なっち♪

 「う・うん…じゃぁ…ちょっとだけだべ…」
 くぅっ〜〜〜〜〜っ!!!!!!
 ちょっとだけ…ってくぅ〜っ!!!
 なっちテレまくり♪
 カワイイ〜最高♪

 「フフフ…じゃぁ…取ってヨ♪」
108 名前:作者マッチ 投稿日:2001年07月13日(金)23時21分31秒
>95:mo-naさん

 お心使い感謝ですm(__)m
 ありがとうございます♪

 矢口の悪戯はまだまだ続きます(w
 広い気持ちで矢口を見守ってやってください(w

 >>「やぐちゅう」、「ゆうなち」も…

 どうなんでしょ…まだまだ全然決まってなくって…
 ホント最後は見えてないです…
 とりあえず、最後以外は見えてるのですが…

 これからもヨロシクお願いしますね〜

>96:読んでる人さん

 >>『中澤○○××編』
 
 この○○××に入るのはまだそれほどきまってなくって…。
 ただある程度の舞台とネタは考えついてるのですが…。
 相手は…今思ってるのは…………お楽しみにしていてください(w

>97:7Ster☆さん

 ありがとうございます♪
 よしごま……………お楽しみにしていて下さい〜

>98:ま〜さん

 誰が相手なのでしょう…(w
 今2パターンくらいあって…どっちをとるのか…
 どっちにしてもまだまだ先の事になりそうです…
109 名前:ま〜 投稿日:2001年07月14日(土)01時03分36秒
つ、続きを・・・。
(;´Д`)ハァハァ
110 名前:09〜出会い〜なっち−その4−ホテル〜 投稿日:2001年07月15日(日)19時18分26秒
 そのアタシの言葉を聞くとなっちはゆっくりと自分の帯を外し、浴衣の前を広けた。
 うわぁ…ドキドキしてきた…。
 ここまで来たらなっちは行くトコまで行くと思う…。
 たぶん結構なっちも濡れちゃってるはずだから…。

 浴衣の前を広けると、すっごいキレイな白い肌が露になった。
 ブラとパンティーは真っ白なのを着けてた。
 そこまでカワイイや…紫とか黒はなっちのイメージと合ってないもん♪

 でも…ホントキレイや…すっごい白い…
 透き通った肌ってなっちみたいの言うんだろうなぁ…
 ちょこっと羨ましい…。

 胸はブラでまだちゃんと見えないが、少し見たカンジでは程よい大きさってカンジでイイ♪
111 名前:09〜出会い〜なっち−その4−ホテル〜 投稿日:2001年07月15日(日)19時19分39秒
 浴衣の前を広けた後、ちょっとモジったが意を決したようにパンティーに手をかけ、
 腰を浮かすようにして膝まで降ろした。
 ベッドに座ってる状態だからね…。

 アタシは心臓が飛び出してくるんじゃないかってくらいドキドキしながら、
 なっちのソノ部分を見た。
 やっぱりね…薄いや…キレイ…。
 
 「ど・どおだべさぁ?…」
 なっちは顔を真っ赤にさせながらやっとの事で一言言ったってカンジだった。
 この真っ赤になってるなっちもイイ♪
 最高♪
 我慢できないじゃん…

 でも…こっからだよ…なっち…
 
112 名前:09〜出会い〜なっち−その4−ホテル〜 投稿日:2001年07月15日(日)19時21分05秒
 「よくわかんないじゃん…ちゃ〜んと見せてよぉ〜」
 
 アタシはそう言うとなっちの前に回りこみ、膝に掛かってるパンティーを一気に下ろし、
 更になっちの足首に手を掛け一気に持ち上げ開けた。
 アタシお得意の早業です…ハイ…。

 「えっ…ちょちょちょちょっと待てぇ〜」
 なっちは一生懸命膝を閉じようとしてる。じゃぁ…
 「ちゃんと見ないとわかんないじゃ〜ん…」
 アタシはあくまでふざけてるって言ったカンジで言った。
 マジの顔で言うとなんだかヤバイからね…きゃははは…
 
 「だって…」
 「女同士なんだから大丈夫だって♪」
 何が大丈夫かわかんないけどね…へへへ…。

 なっちはしぶってるようだか、じょじょに膝に力が弱くなってきた。
 もうちょっとだ…。
 最後といったカンジでアタシが力を再び入れたら、
 もう膝に力が入ってなくってスーッと開いた…。
 
 やった♪
113 名前:09〜出会い〜なっち−その4−ホテル〜 投稿日:2001年07月15日(日)19時22分52秒
 アタシは見た…。
 
 すっごいキレイ…まだ一度も使ってないってカンジでホントキレイってカンジだ…。
 まだほとんど開いていない…。
 思わずジーッと見入ってしまった。

 こんなにキレイなの初めてかもしんない…。
 ヤバイ…。
 それに…もう…なっち……濡れてきてるよ。
 アタシ自身ももうすでにグチョグチョになってうんだろうけど…。

 アタシがこうやってジーッて見てる間にも、
 なっちの大事な部分からラブジュースがじょじょに出て来る。
 時間が経てば経つほど溢れ出してきてる。

 「だ・だからないって言ったじゃんかぁ〜
  ねぇ…やぐちぃ〜それよりさ…ちょっとトイレいかせてくれないかな…?
  ちょっと…ヤバイべさ…へへへ…」
 
 あっ…なっち…ラブジュースをおしっこと勘違いしてるのかな…?マジで…?
 
 アタシの心の中でどんどん何ともいえない感情が渦巻いてきてるのがわかる。
 こんな純情なコは初めて…。
 アタシの中のこんな感情も初めて…。

 マジ苛めてやりたい…。
 ムチャクチャにイカせてあげたい…。
114 名前:09〜出会い〜なっち−その4−ホテル〜 投稿日:2001年07月15日(日)19時25分01秒
 「ダメだヨ♪それよりさ…」
 アタシは笑いながら必殺の上目づかいでなっちの方を見た。
 「…ん?…」
 
 「舐めさせて!」
 
 「えっ…な・何言ってるべ…?」
 「舐めさせて…へへへ…」
 アタシは更に強い上目づかいでなっちの方を見た。
 「だ・ダメだよ!や・やぐち、何言ってるべか〜もぉ…」
 「いいじゃん!舐めさせてヨ…」
 まだまた上目づかいで見る…。お願い!
 「だ・ダメだよ…。」
 なっちの拒否の言葉が弱くなってきた…。
 こんなに濡れてるからいいじゃん…なっちだってして欲しいはず…

 「………………」
 目が潤んでる…ダメだよ…そんな目で見るなっちが悪いんだから…
 自分のせいだよ…なっち…

 「へへへ…却下!」
115 名前:作者マッチ 投稿日:2001年07月15日(日)19時31分35秒
>109:ま〜さん

 またまたきってしまいましたね…
 緑と交代でいきますのでまたどうぞお願いします〜
116 名前:09〜出会い〜なっち−その4−ホテル〜 投稿日:2001年07月17日(火)17時37分56秒
 アタシは笑ってそう言い残し、なっちの大事な部分に顔を埋めた。
 「ひゃぁ!!やっ…」
 舌で少し舐めるとなっちの小さな悲鳴と共に大事な部分から一気にラブジュースが溢れ出してきた。
 フフフ…いいなぁ…。

 イカせて上げるからね…なっち…。
117 名前:09〜出会い〜なっち−その4−ホテル〜 投稿日:2001年07月17日(火)17時39分53秒
 アタシはなっちの開ききっていない大事な部分を舌で攻め続けた。
 ホントはここばっかりじゃダメなんだけど、
 何故か…なっちのコレには惹かれちゃった…いい♪

 一点集中はビアン失格だね…へへへ…。
 
 もうすでになっちのラブジュースはベッドもグジョグジョにしちゃってた…。
 初めての時ってこんなに出るもんだったっけ?
 アタシをそんな事まで考えさせるほど、
 なっちの大事な部分からは大量のラブジュースが溢れ出てきていた。
 更にアタシは舌だけでなく手をつけ、クリを擦るスピードを速めた。

 「やぁぁ…はぁはぁはぁ…やぐち…はぁはぁはぁ…」

118 名前:09〜出会い〜なっち−その4−ホテル〜 投稿日:2001年07月17日(火)17時42分08秒
 なっちの声がさっきよりちょっと大きくなる。
 アタシはなっちの大事な部分に埋めていた顔をあげ、
 なっちの上半身の方に身体をやった。
 
 そのままブラに手をかけ、ゆっくりと外す。
 とっても形といい色といい最高の胸が現れた。
 美白最高♪
 
 その上についている蕾は見てる方が痛いくらいにタッていた。
 ゆっくりとそれを口に含む。

 「ひゃぁ…あっ……」

 なっちに更に新しい刺激が加わった。
 アタシの手は未だになっちの下半身で頑張っていた。
 早くクリを探し出して一気にこの快感も教えたいんだけど、
 やっぱり上からもいかなきゃね♪

 でも…今日のアタシちょっとヘタすぎ…。
 なっちの可愛さや純情さに理性を飛ばされそうになってるんだろうな…。
119 名前:09〜出会い〜なっち−その4−ホテル〜 投稿日:2001年07月17日(火)17時43分54秒
 そうやって考えてても、アタシの舌はなっちの蕾を色々と転がし続けた。
 超アタシ好みの大きさにかたさがもう手放せ……?……口放せなくなっていた…。
 早く下に行かなきゃ…なっち飽きちゃう…。
 アタシは名残惜しそうに大好きななっちの蕾から口を離した。

 「あっ……」
 なっちから小さな悲鳴が起きた。
 アタシが口を離したから残念とでも思ったのかな…
 「フフフ…」
 
 アタシはそのまままた下半身に身体をずらし、
 もう一度ゆっくりと顔をなっちの大事な部分に埋め、
 舌先でクリを探した。

 探し出しソレを口でいじくる。
120 名前:09〜出会い〜なっち−その4−ホテル〜 投稿日:2001年07月17日(火)17時45分38秒
 「あああぁぁぁぁ……ダメ……やぐち…トイレに行かせてヨ…出ちゃう…」
 「ここで出しなヨ
 「はぁ…何でそんな…こと…言うべ…かぁ…?イジワルしないでよ…」

 なっちかわいすぎ
 こんなに苛めがいのあるコ初めてだよ
 なっち最高♪

 アタシはトイレに行きたがってるなっちを無視して、
 更に上の蕾を手で摘み、柔らか〜くいじり始めた。

 「ひゃぁ…だから…トイレだってば…」
 なっちの声がそぉ〜とぉ〜弱くなってきた。

 明らかに判る…
 
 なっちの顔を見ると明らかに何かを我慢してる表情だ…。
 もう出ちゃいそうなんだね…
 
 フフフ…もうラストだ…。
121 名前:09〜出会い〜なっち−その4−ホテル〜 投稿日:2001年07月17日(火)17時47分00秒
 ホントはなっちのアソコに指を入れて潮でも吹かして、
 一気に快感の渦に落としちゃかったんだけど、
 それにはなっちのヴァージンを取っちゃうって事だからね…。
 そればっかりはアタシにも良心がある…。

 でも…ぶっちゃけちゃうと…アタシが取っちゃいたいんだけどね…へへへ…。
 なっちのヴァージンがその辺の訳の判らない男に取られるなんて考えると、
 アタシがどうにかなっちゃいそうだ…。

 まぁ潮を吹かせるのは無理でも、イカせちゃう事は出来るんだし♪
122 名前:09〜出会い〜なっち−その4−ホテル〜 投稿日:2001年07月17日(火)17時48分23秒
 アタシは最後になっちのクリを指の速さと舌の柔らかさで重点的に責めた。
 なっちの限界はそんなにかからなかった…。

 「ひゃぁ…ああああぁぁぁ…」

 なっちが何ともいえない声を出した。
 表情を見ると目を思いっきりギュ−ってつむって、
 さっきより更に何かを我慢している表情になっていた。

 我慢してるヨ…カワイイなぁ…フフフ…もうイクね♪

 そう思った後、アタシは指の擦るスピードを速め、
 舌を胸の蕾の方に持って行き軽めに噛んだ…。
 
 ホントに軽めだヨ…。
 
 更に指のスピードを速める…。
123 名前:09〜出会い〜なっち−その4−ホテル〜 投稿日:2001年07月17日(火)17時50分20秒

 「あああぁぁぁダメ!!!!!」

 小さな悲鳴が聞こえた次の瞬間…なっちはおもいっきりシーツを掴み、背中を逸らした。
 アタシの手に大量にラブジュースがかかり、身体がホントにわからないほど小刻みに震えてる。

 イッちゃった

 なっちのラブジュースで濡れきった大事な部分に目をやると、
 白濁した液がゆっくりとなっちのソレから出てくるトコロだった…。

 ソレを見てイッたのを確認。

 アタシの中には自分がイッたのと同じくらいの何とも言えない満足感でいっぱいになっていた。
124 名前:名無しさん 投稿日:2001年07月18日(水)16時14分36秒
ついに…。やっぱやぐなちさいこー。
ほのぼのしますねー。
125 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月19日(木)15時06分53秒
突然レスがつかなくなったね。
みんな(;´Д`)ハァハァ てな状態なのかな
126 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月20日(金)03時32分53秒
その通りでやんす
127 名前:名無しさん 投稿日:2001年07月20日(金)15時42分02秒
おもしろいよ〜
作者さん、ガンバ!
128 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月20日(金)18時27分24秒
続き、期待してます
129 名前:ラック 投稿日:2001年07月20日(金)21時47分36秒
テクニシャンのヤグタン最高〜〜〜
130 名前:10〜同棲人−なっち−その5〜 投稿日:2001年07月20日(金)23時51分06秒
10〜同棲人−なっち−その5〜

 その後気がついたんだけど、なっちは気絶しちゃってたんだ…
 アタシ一瞬どうしちゃったんだよて思っちゃったよ…マジで心配しちゃった…へへへ…。

 気絶されたの初めてだったからね…。
 でもその時…気絶したって気づいた時はどうしようもなく嬉しくって…
 アタシもそれだけで興奮しちゃってた…。
 まぁそれ以来、H初めてのコは気絶させるってのが目標にもなっちゃったんだけどね…へへへ…。
131 名前:10〜同棲人−なっち−その5〜 投稿日:2001年07月20日(金)23時54分58秒

 でも…心配事はもう一つあったんだ…。

 ある程度アタシも落ち着いてきたら気がついた事だった…。
 まぁ…避けては通れない道だけど…。

 それは…この後目が覚めた時のなっちの態度だ…。
 どうなるんだろうって…すっごい心配しちゃってた…。
 もしかしたら…もうディズニーランドの二日目はないかもってくらい…。

 なっちが目覚めるまでドキドキして待っていたんだ…。
 でもね…なかなか起きなくってね…へへへ…
 そのまま朝まで寝ちゃてるんじゃないかって思ってね…
 
 仕方なくアタシはなっちの身体を濡れタオルで拭いて、
 下着と浴衣を着せた後、アタシのベッドに寝かしてあげてた。
 アタシのベットってのは…
 だってね…なっちのベッドはベドベドになってたんだもん…へへへ…。

 そのままアタシも眠りについちゃってた…なっちの寝てる隣でね…
132 名前:10〜同棲人−なっち−その5〜 投稿日:2001年07月20日(金)23時57分04秒
〜〜〜〜〜〜

 「やぁ〜ぐち♪」
 なっちがすっごい嬉しそうにアタシを呼んだ…。
 食器を洗い終え、お風呂に水が入ったんだろう…。

 やっとだ…
 久々のね…へへへ…

 アタシは2人分のバスタオルだけをもって…下着はいらないんだよ♪…ひひひ…
 キャンキャン尻尾を振ってる子犬みたいになっちのいるお風呂場に行った。
 …ちょっとヤバイね…へへへ…。

 でも…それぐらい嬉しかったんだよ♪
 なっちの裸を明るいトコロでじっくりと見れるなんてね♪
 うぅ〜ん♪
 楽しみはあとはあと
133 名前:10〜同棲人−なっち−その5〜 投稿日:2001年07月20日(金)23時58分03秒
 んが…そんな期待に胸膨らましたアタシがお風呂場を覗き込むと…そこには…

 「……………………」
 何も言えない…。ちょっと怒りモードのやぐち…。

 「…へへへ…やぐち…お待ちどうさま…」
 アタシが来たのに気づいたのかなっちがこっちを振り向いたが、
 アタシの表情が明らかに不機嫌そうなカンジになってるのに気づき、
 ちょっとぎこちない表情になるなっち…。

 「…へへ…へへ…へへ…」
134 名前:10〜同棲人−なっち−その5〜 投稿日:2001年07月21日(土)00時00分41秒

 なっちの誤魔化し笑い…。
 わかってるじゃん…なっち…。
 アタシがどんだけなっちの裸を見るのを楽しみにしていたのか…。

 そう…なっちは裸じゃない…。
 って、まぁまだお風呂に入ってないんだから裸じゃないに決まってんじゃん!
 ってツッコミはこの際無視して…。
 
 裸じゃなく…アタシの期待を大裏切りしてくれちゃったカッコ…
 大裏切りっていうか…お風呂に入るカッコじゃないカッコ…そう…『水着』…。
 なっちは実家から持ってきた上下のわかれたセパレートタイプの水着を着てお風呂場にいたのだ
 (ちなみに今年の水着は2人で買いに行こうって約束済はあとはあと)。

 って…そぉ〜んなにイヤかいっ!!

 …でも…水着でも結構嬉しいんだけどね…へへへ…って、違うだろ!ここは怒らなきゃ!

135 名前:10〜同棲人−なっち−その5〜 投稿日:2001年07月21日(土)00時01分33秒
 「なぁ〜っち!!!!!!!!」
 「はっ…ハイッ!…な・なんだべ…」
 女のコの中では小さな分類に入るなっちが更に小さくなる。

 「何よソレ…」
 「水着はあとはあと」
 ブチ…
 「だっ!かっ!らっ!何でっ!水着っ!なのよっ!
  矢口がどんだけ楽しみにしてたのか…バカ!!」
 「うっ…ご・ゴメン…やぐち…やっぱり恥ずかしくって…」
 思わずシュンとなるなっち…。最後の方は囁くようなカンジで言っていた。

 うっはあとはあと…………………
 ………はあとはあと………
 許そう……。

 なっちの仕草ってなんでこんなにカワイイんだろ…
136 名前:10〜同棲人−なっち−その5〜 投稿日:2001年07月21日(土)00時05分28秒
〜〜〜〜〜〜

 罰として水着をアタシの前で脱ぐようになっちに強制。
 別にSってわけじゃないけど…。
 いや…でも…なっちが困った顔してるのを見るとね…へへへ…
 ちょっとジュンってきちゃう時がね…へへへ…。
 これはなっちにも言えそうにない…。

 そういえば…SMがスキな人はバイってよく言うけど…
 やっぱこれって当ってるのかな…。
 あっ…でも…タチって考えてみれば…S…?で…ネコって…M…?
 何か…っぽくない?

 まぁ…そんなことより…
137 名前:10〜同棲人−なっち−その5〜 投稿日:2001年07月21日(土)00時10分26秒
 アタシの前でゆっくりと水着を脱ぐなっち…。
 肩の紐を外し、上を外した。
 キレイな胸とその蕾が露になる。
 明るいトコロで見たのホント久々だ…。
 やっぱいいやはあとはあと…そんなアタシに上目づかいで見てくる…。
 
 ヤ・ヤバイ…こういうシチュエーションって…以外とHでいいかも…ドキドキしてきた…濡れちゃってる…。
 なっちの脱ぎ方Hだ…超押し倒したい…

 ああああぁぁぁぁ〜ダメダメ…今日はなっちがタチなんだから…我慢しなきゃ…
 ………ううううううぅぅぅぅぅぅ…。

 なっちはそんなアタシを見ないようにしてスカートを取り…
 そしてゆっくりとショートパンツを降ろした…。

 うっすらと生えそろったアレが目に入ってきた。
 この瞬間って…いつも思うけど最高♪
 ヤバイ…グショグショになってる…はぁ…早く…。
 そう言えば…アタシがこんなに我慢してるなんて初めてかも…。
138 名前:10〜同棲人−なっち−その5〜 投稿日:2001年07月21日(土)00時11分58秒
 「なぁ〜に、ボーッとしてるべさ?早くやぐちも脱ぐべさ!」
 あっ…つい…見入ってた…そうだね…。
 「う・うん…」
 アタシはサッサとTシャツにハーフパンツにパンティーを脱いだ。
 脱げ終えて、フト顔を上げるとなっちはアタシを恥ずかしそうに見ていた。
 なんともいえない表情で…どうしたんだろ…。

 「はぁ〜…やぐちってさぁ…どうしてそんなに堂々と脱げるの?羨ましい…」
 ハハ…ハハ…ハハ…そんな事かい…。
 なっちの顔を見ているアタシはなんとも引きつった顔になっていたんだろう…。
 でも…まぁいいや!早く入ろはあとはあと

 「まぁ…とにかく早く入ろうよ♪」
139 名前:作者マッチ 投稿日:2001年07月21日(土)00時20分54秒
あれ…【はあとはあと】がでない…どうしたんだろう…

>124:名無しさん

 ついにです…やぐちの願いが叶いました…(w
 ただ…これからが問題なんですが…

>125:名無し読者さん

 (;´Д`)ハァハァになって頂けるとありがたいです(w

>126:名無し読者さん

 そうですか(w
 うれしい…(w

>127:名無しさん

 ありがとうございます♪
 これからもヨロシクです〜

>128:名無し読者さん

 ありがとうございます〜
 まだまだやぐなちは続くのですが…ヨロシクお願いします〜

>129:ラックさん

 ここのヤグタンは経験が豊富ですから(w
140 名前:10〜同棲人−なっち−その5〜 投稿日:2001年07月23日(月)00時23分31秒
〜〜〜〜〜〜

 アタシとなっちは2人共かなり小さい分類に入るのだが、
 やっぱりこういうトコのお風呂場は小さいね…。
 2人だといっぱいいっぱいだ…。
 そん分密着度は大きいけど…へへへ…。
 でも…、やっぱこういう時はラブホが羨ましくなるね。

 まぁとにかく2人して湯船につかる…。

 久しぶりに見るなっちの身体は…やっぱりスキ!!
 いいね〜♪ムチムチしてて…へへへ…失礼。
 なんでそんなに嫌がるかなぁ…別にアタシとそんなに変わんないのに…
 あぁ〜もったいない!

 「ちょっとやぐちぃ〜そんなに見ない!恥ずかしいって…」
 へへへ…照れてる…カワイイなぁ…
 「いいじゃん別に…久々なんだからさ!」
 とか言ってアタシは更に見る。

 「もぉ〜じゃぁ…身体なっちが洗ったげるから出るべ。」
 フフフ…
 「はぁ〜い♪」
141 名前:10〜同棲人−なっち−その5〜 投稿日:2001年07月23日(月)00時25分21秒
 なっちの置いた椅子に座ると、そのアタシの座った後ろになっちが膝立ちになり、
 ボディーソープを手に取り泡立て始めた。
 もちろんスポンジは使わないんだよ♪

 しっかり泡立ったのをのを確認したなっちはアタシの背中に触れた。
 柔らかいなっちの手の感触がすっごい心地いい♪
 そのままゆっくりと泡を背中全体に広げる。
 何とも言えない感触がアタシを襲う…
 気持ちイイ

 「はぁ…なっち…」
 「フフフ…」

 背中全体に広げきると、なっちは手を前にまわしてきた。
 そして、アタシの胸に触れる。
 それと同時にアタシの背中になっちのかたくなった胸の蕾があたる…。
 ちょっとヤバイ…我慢できなくなってきた…。
 なっち…早くヤッテよ…。
142 名前:10〜同棲人−なっち−その5〜 投稿日:2001年07月23日(月)00時27分20秒
 アタシのよくキレイって言われる胸をなっちはゆっくりと円を描くように揉む。
 まだ蕾には手を触れない。
 アタシと一緒だ…アタシもなっちを責める時はいっつも焦らす。
 焦らして焦らして焦らしきって、そして…なっちにイヤらしい言葉を言わせたりするんだ。
 それがね…へへへ…
 なっちってHな言葉を言うのってすっごいダメな方だからね…
 Hな言葉を言う時は超恥ずかしそうにして言うんだ♪
 それがね…超可愛くってね♪
 やめらんない

 なっちはアタシの胸を揉んでいたが、何を思ったのかアタシに全身を預けてきた。
 そのままアタシの肩越しに顔を出してきて、ホッペを擦りつけてきた。
 やわらかぁ〜い♪

 「フフフ…どうしんだヨ…早くやってよぉ〜なっち…」
 「へへへ…もうちょっとだけ…」
 フフフ…ハイハイ…カワイイなぁ…。
143 名前:10〜同棲人−なっち−その5〜 投稿日:2001年07月23日(月)00時28分49秒
 アタシの身体の感触を十分楽しんだのか、なっちの手がまた動き出した。
 今度はすぐ下のアタシの大事な部分に持ってきた。

 「やっ…」
 アタシのソレはもう十分に濡れちゃってた。
 なっちの背中と前の愛撫と、なっちの身体の温もり…。
 それだけで、もう十分濡れちゃってたんだ…。はぁ…

 「フフフ…やぁ〜ぐちのコレ…もうベトベト…」
 なっちの右手がアタシの大事な部分をツンツンとしながら、そんなイヤらしい事言った…。
 …なっちらしくないヨ…そんなの平気に言うなんて…。
 なっちは純粋じゃないと…。

 まだ左手は胸への愛撫を止めない…。
144 名前:10〜同棲人−なっち−その5〜 投稿日:2001年07月23日(月)00時30分16秒
 「はぁ…なっちは…そんなイヤらしい言葉…はぁ…言っちゃダメ…だヨ…」
 アタシが言ってる間もなっちのアタシの大事な部分への攻撃は止めない。
 そして、何かを探るようにしていた指先が、とうとうクリを探し出した。

 「やぐちはいつもなっちに言わせてるべさ♪あっ…みぃ〜つけた
  クリちゃん♪」

 あっ…また言った…だから…ダメ…だってば…やっ…はぁ…なっちが…そんな…
 …はぁ…Hな…言葉…はぁ…もういい…早くやって…。

 ソレを見つけたとたん少し指のスピードを速めたななっち。
 更に強烈な快感がアタシを襲う。
 アタシのラブジュースが大量になったのを感じ取ったなっちは、
 少し身体をアタシから離し、斜めにして前を覗き込んできた。
145 名前:10〜同棲人−なっち−その5〜 投稿日:2001年07月23日(月)00時31分38秒
 「ねぇ…やぐち…あの…アレさ…アレってどうするの?…かな?…」
 ん?何よ…こんな…中途半端に止めないでヨ…なに…?
 「えっ…何って?」
 「えっ…だから…いつもなっちにしてる…アレ…」
 ん?…………?…………

 あっ…アレね…へへへ…アレをアタシにしてくれるんだ♪
 わかっちゃったけど、なっちを苛めたいから言わないとこ♪って…
 今日はアタシが早くやって欲しいから…いいか…。
 
 「フフフ…吹かしてくれるの?」
 「うん…」
 すっごい恥ずかしそうになっちは頷いた。
 なっちのしたがってたのは…潮を吹かすこと♪
 いっつもアタシがなっちにしてあげてるんだ♪
 これってね…結構よくってね…へへへ…一回やっちゃったら病みつきになっちゃうくらい…へへへ…。
 1回Hする時に最低5回は吹かしたげるんだ。
 もうHの日課ってカンジ♪
146 名前:10〜同棲人−なっち−その5〜 投稿日:2001年07月23日(月)00時32分56秒
 「じゃぁ…なっち…イレて…」
 「う…うん…何本だったかな…?」
 どういう訳かなっちはおどおどしてる。
 そんなに緊張することないって♪
 それに…いつもアタシがやってあげてるんだから、覚えててもいいじゃん…。

 「中指と薬指の2本…」
 「いくよ…」
 なっちは恐る恐るアタシのアレに指を2本入れてきた。更に刺激が加わる。
 
 「で、やぐちがやってるように…?
  この辺を掻き出すように擦ったらいいんでしょ…?」
 「ひゃぁ…はぁ…そう…わかってんじゃ…ひゃぁ…やっ…はぁ…」
 なっちはアタシの言葉を聞いたとたんに指を早めに動かし始めた。
 クチュクチュとイヤらしい音が聞こえてきた。
 アタシを地に落とすような刺激が現れる。
 でも…すっごい気持ちいいけど…まだだヨ…もっと早く…して…。
147 名前:10〜同棲人−なっち−その5〜 投稿日:2001年07月23日(月)00時35分01秒
 「なっち…もっと…はぁ…早く…ひゃぁ…しなきゃ…」
 なっちの指がいつものアタシのように早くに動き始めた。
 その瞬間なにかが湧き出るような快感に襲われる。
 ソレがお腹に中心部分にじょじょに集まってくる。
 今にも出来てきそう…
 ヤバ…

 「あああぁぁぁ…なっち…もっと…早く…」
 クチュクチュとイヤらしい音が更に大きくなってきた。
 ラブジュースが大きく跳ねる。

 「あああああああぁぁぁぁぁぁぁ…ダメ…………!!!!!…………」
 全ての感覚が快感に変わったその瞬間、
 アタシの大事なトコからなっちの指の動きにあわせて、
 透明なさらさらした液体がピュピュピュっと勢いよく飛び出してきた。
 それはなかなか止まらずなっちの指に合わせてまだまだ勢いよく出てくる。
 身体全身から火花が飛び出してくるような快感…

 はぁ…吹いちゃった…
148 名前:10〜同棲人−なっち−その5〜 投稿日:2001年07月23日(月)00時36分27秒
 アタシがちょっと教えただけで出来るなんて…エライよ…なっち…

 アタシはしょうもない事を考えながら、まだなっちから受けた快感の渦に浸っていた。
 なっちはまだアタシを斜めに抱きしめながら、アタシの快感に溺れ切っている顔をジーッと見ていた。
 やだ…恥ずかしいなぁ…こんな顔見られたくなかったなぁ…
 アタシが相変わらず浸ってると、そんなアタシにしびれを切らしたのか、なっちがキスをしてきた。
 イヤらしく舌を絡めてくる。

 まだまだだネ♪もっとヤッテよ…なっち…
149 名前:ラック 投稿日:2001年07月23日(月)11時14分37秒
激しいHシーン・・・・・イイ!!
なちやぐが、こんなにイイなんて・・・・初めて判った。
気づかせてくれて有難う!!マッチさん!!
150 名前:読んでる人 投稿日:2001年07月23日(月)16時41分41秒
いろんな意味でおもしろい(w
151 名前:10〜同棲人−なっち−その5〜 投稿日:2001年07月24日(火)18時31分01秒
〜〜〜〜〜〜

 「やぐち…まだ吹きたい?それとも…イキたい?」
 フフフ…今日のなっち…そぉ〜とぉ〜Hだね…いいね…こういうなっちも…。
 でも…矢口的にはなっちには純粋でいて欲しいなぁ…。

 「じゃぁ…イカせて…」
 まよった挙句…イカせてもらお…。
 「フフフ…イヤらしいなぁ…やぐちって…」
 なっちに言われるなんて…なっちのキャラじゃないってば…
 「いいじゃん…なっちよりマシだよ…」
 「…バカ…」
152 名前:10〜同棲人−なっち−その5〜 投稿日:2001年07月24日(火)18時33分39秒
 そう言った後なっちがゆっくりと顔を近づけ、アタシを抱きしめた。
 しばらく身体の感触を味わうなっち…。
 そのまま合わさる2人の唇。
 アタシもなっちの首に両腕を掛けた。
 
 アタシの腕が完全に絡まったのを確認したなっちが舌を入れてくる…。
 アタシがそれを受ける。そのままなっちはキスを楽しみながら、右手を下に下ろしてきた。
 そして、アタシの大事な部分に触れる。

 さっきからのなっちの攻めにアタシのそれは濡れきっていた…。
 
 もうなんでもO.Kってカンジだよ…なっち…。
 
 「フフフ…」
 なっちは顔を離し、そのまま首筋…胸…オヘソ…そして…
153 名前:10〜同棲人−なっち−その5〜 投稿日:2001年07月24日(火)18時35分25秒
 「やっ…はぁ…いいよ…なっち…」
 なっちはクリに舌で刺激を加えながら、指は大事な部分への刺激。
 それが何かコツをつかんだカンジで、すごくうまい…。
 何か今日だけで大分上手になったみたいだ…才能アリだネ♪

 一回潮を吹いたアタシはもう十分に出来ちゃってた…。
 なっちのちょっとした刺激…それが何倍にも増幅されるような程…もう出来ちゃってた。

 それに…なっちの顔見てると…簡単にイキそうだ…。
 もっと…早く動かしてヨ…なっち…。

 アタシのそんな願い?が通じたのか、なっちの指と舌のスピードが速くなる。

 「はぁはぁはぁはぁ…なっち…」
 なっちも上目づかいでアタシの顔を見てきた。
 アタシとなっちの目が合う。

 なっちの顔に笑みが見えた…。アタシも笑みを浮かべる…

 いいよ…なっち…
154 名前:10〜同棲人−なっち−その5〜 投稿日:2001年07月24日(火)18時39分02秒
 更に指と舌のスピードを速めた。もう限界…

 アタシの中心に快感の渦が集まって、
 それが一気に迸ってしまいそうになってしまったその瞬間…

 「ああぁぁ……………っ!!!!」

 身体全身に何とも表現出来ないほどの強烈快感が電気のように走った。
 それと同時にアタシの大事な部分から、
 大量のラブジュースと白濁した液と透明な液体が、
 勢いよく一気に飛び出してきた…。
 ソレがなっちの顔に大量にかかったのがアタシの目に入ってきた。

 うっ…出てくるとこ見ちゃった…ヤダ…はぁ…
 でも…こんなに気持ちいいの初めてだ…。
 たぶんイキながら潮吹いちゃったんだろなぁ…
 恥ずかしい…バカ…

 そのままアタシはもう一度なっちを見た。
 なっちの顔にはアタシのラブジュースが大量にかかっていたが、
 こっちをすっごいカワイイ表情で見ていた。
 カワイイ
 スキ

 次の瞬間…アタシはなっちを見ながらゆっくりと記憶が消えていくような気がした…

 ………………………
 ……………………
 …………………
 ………………
 ……………
 …………
 ………
 ……
 …
155 名前:11〜同棲人−なっち−その5−思い〜 投稿日:2001年07月24日(火)18時41分10秒
11〜出会い〜なっち−その5−思い〜

 ん…

 朝かな…

 ベッドから窓の方を見るとレースのカーテンの隙間からキラキラした光が入ってきていた。
 何故かわからない清々しい朝…。
 何の根拠もないけど清々しい朝だ…。

 そのままアタシは反対の方に寝ていたはずのなっちの方を見たが、そこにはもう誰もいなかった…
 アタシの頭の中に一瞬イヤな考えがよぎる…
 いっぺんに清々しい朝が飛んでいったってカンジかな…
156 名前:11〜同棲人−なっち−その5−思い〜 投稿日:2001年07月24日(火)18時42分08秒
 「なっち?……」
 呼んでみる…。ない……。

 「なっち!」
 思わずさっきより強めに呼んでしまうアタシ…。

 「らんだべひゃ〜ひゃぐひ…オヒャヨ♪」
 なっちが洗面所から歯ブラシ片手に出てきた。
 口には歯磨き粉をいっぱいつけて…。

 …脱力感ってかっ…
 …………………
 はぁ〜…………
 何だヨ…いるじゃん…なっち…いるんなら早く返事くらいしてよね…
 って…歯ブラシくわえてたらちょっと無理か…へへへ…
 でも…思いっきり心配しちゃったじゃんか…バカ…
157 名前:11〜同棲人−なっち−その5−思い〜 投稿日:2001年07月24日(火)18時43分52秒
 しかも…なっち…すっごい普通だ…
 アタシの考えてたようななっちの態度とは違う…。

 えっ…?アタシが考えてた態度?
 まぁ…具体的には何も考えてなかったんだけどね…へへへ…
 でも…やっぱり何か心配してた…
 もしかしたら田舎育ちのお嬢様のなっちの事だから、
 アタシが起きて気がついたらショックのあまり帰ってた…
 …な〜んて事も頭によぎってたんだよ…
 なっちがいないベッドを見た一瞬ね…へへへ…
 まぁ…でも一安心だね…よかったよかった…

 でも…このなっちは何…?
 もしかしてアタシのいい方に期待していいのかな…?
158 名前:作者マッチ 投稿日:2001年07月24日(火)18時49分03秒
>149:ラックさん

 いえいえ(w
 こちらこそありがとうございます♪
 これから更になちやぐにハマって下さい(w

 激しいHシーンもこの小説のモットーみたいなものです(w

>150:読んでる人さん

 ありがとうございます♪
 ある意味…ある意味…(?)
159 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月27日(金)10時56分00秒
エロ圭なのにほのぼのしてる。なっちの雰囲気がそうさせてるんでしょうね。
続き期待です。
160 名前:ラック 投稿日:2001年07月28日(土)03時40分48秒
エロい!!エロ過ぎる!!
Hシーンはモットーですか・・・じゃあもうちょっと期待しちゃお♪
マッチさんは凄いですね、どっちの小説もコンスタントに更新して、
僕には出来ない芸当です。
161 名前:作者マッチ 投稿日:2001年07月28日(土)21時40分50秒
>155から>157の題名

【11〜出会い−なっち−その5−思い〜】

でした…スミマセンです。
162 名前:11〜出会い−なっち−その5−思い〜 投稿日:2001年07月28日(土)21時43分09秒
 「あっ…オハヨ………………………」
 ……うっ……何も言葉が出てこない…。

 「ひょうも…ぎゃんびゃってあひょるべひゃ…」
 「きゃはははははぁぁ…何よなっち♪」
 なぁ〜に言ってるか解んないよ、なっち♪
 「ぶぅ〜」
 
 なっちはちょっと怒ったような顔をしてまた洗面所に入っていった。
 怒った顔って言っても、いつもの顔…怒ってるっていうかじゃれてるっていうか…。
 すっごいカワイイ顔…
 ブクーってした膨れっ面…
 アタシの大好きな顔…

 まぁ…こんななっちが見られるなんて…結構安心しちゃった…へへへ…

 昨日の事は…気にしないくてもいいのかな…?
163 名前:11〜出会い−なっち−その5−思い〜 投稿日:2001年07月28日(土)21時44分58秒
〜〜〜〜〜〜

 「やぐちぃ〜早く行くべさぁ〜」
 アタシが歯磨きをしてる後ろで、なっちがさっきからずーっと立っててアタシをせかしてる。
 ちょっと待ってよ…準備に時間掛かるんだからさ…
 早く行きたいのは判るけど…

 「もうひょっひょまっへよ…」

 「はぁ〜やくはぁ〜やくはぁ〜やくはぁ〜やくはぁ〜やくはぁ〜やく………」

 ………♪♪……………
 アタシは鏡越しになっちの姿を笑いながら見ていた…。
 
 ……………………
 昨日の事は大丈夫なのかな…
 それとも…なっちの事だから…夢なんて思ってたりして♪

 ……………………
 なぁ〜に都合のいい方に考えてんだ矢口……バカ……
164 名前:11〜出会い−なっち−その5−思い〜 投稿日:2001年07月28日(土)21時47分22秒
 歯ブラシをおき、口をゆすぎはじめる…
 そんなアタシの後ろでは、飽きたのかなっちが一言言って部屋の方に入っていった。

 でも………
 口をゆすぎながらまたまた考え込むアタシ…

 大抵ね…
 こういうシチュエーションの後の相手の態度が今のなっちのようなカンジの時は…
 超期待していいんだけどね…
 アタシの今までの経験上…
 こういうシチュエーションになったのは2人…
 つまり…相手の同意なしに、勢い…その時のノリで寝ちゃった…襲っちゃったってコが…2人なんだ…
 そして…その2人はその後に付き合いはじめた…

 2人ともその次の朝はテレまくりで顔を真っ赤にしていたのだが、
 アタシが手を繋ごうとして手を取るとギュって指を絡めてきてくれた…
 これって…アタシたちの世界じゃ暗黙の了解ってカンジの事…かな…?
 まぁ…その2人がそんな事知ってたとは到底思えなかったんだけどね…へへへ…

 で、その日の別れ際に告白…

 だから…今日なっちと指を絡められたら…
165 名前:11〜出会い−なっち−その5−思い〜 投稿日:2001年07月28日(土)21時52分47秒
〜〜〜〜〜〜

 「やぐちぃ〜やぐちぃ〜
  次何乗るべさぁ〜?」
 なっちが超はしゃいだ声が聞こえてきた。
 今日は最後って事もあり、
 なっちはディズニーランドに入ってからズーッとこんなハイテンションだった。

 そういえば…アタシの心配してた事…

 それは心配無用って感じだった…
 ホテルの部屋出たとこからいきなりなっちから手をつないできたんだもん…
 でも…普通に手をつないできただけだった…
 特別に指を絡めるなんて事もなかった…
 今までどおりに手をつないできた…

 どういう事…?
 …なっち…?…
 …おかしいって…
 …もしかて…なっちもこんな事慣れてたりして…
 …いや…それはそれでショックだったりする…
 …わからない…

 何か昨日の事を言ってよ…なっち…
 まぁ…なっちの性格じゃぁ…あんな恥ずかしい事を言うなんて、
 普通のなっちじゃぁ考えられないもんね…

 アタシから話そうか……
 ダメだ…矢口…先走っちゃ…

166 名前:11〜出会い−なっち−その5−思い〜 投稿日:2001年07月28日(土)21時55分04秒
 だんだん混乱してくるわたしの頭…。

 そんなアタシの想いを知ってか知らずか…
 なっちはこの後もすっごい普通ってカンジだった…

 まるで昨日の出来事なんてなかったかのように…
 ディズニーランドのアトラクションを楽しみ、
 お昼ご飯を楽しみ、お土産コーナーでのお土産選びを楽しみ……
 
 その間もアタシはズーッとモヤモヤ感が漂ったまま、なっちと楽しんでいた。
 いや…楽しもうとしていた…んだろう…
 そのモヤモヤは解消される事もなく、時間がやってきた…

 アタシたちはあまりにも楽しみすぎたせいで家探しが出来る時間がなくなって、
 そのまま羽田まで直行する羽目になったが、
 その間もなっちとアタシ間の会話に昨日の事が出ることはなかった。

 そして、そのままお別れの時間が来てしまった…
167 名前:11〜出会い−なっち−その5−思い〜 投稿日:2001年07月28日(土)21時57分36秒
〜〜〜〜〜〜

 「やぐち…またね…」
 「うん…」
 もう搭乗口に入るところにまで来た…
 なっちは大きめのバッグを体の前に両手で持ったままこっちを見て言った。
 アタシはそれどころじゃなくって、ロクな返事が出来なかったが…

 こんなコ初めて…何でだろ…。
 まさかこのまま別れてなっちからの連絡がなくなるって事ないよね…?

 はぁ…こんな事なら昨日勢いにまかせても…あんな事しなきゃよかった…
 勉強になった…人は選ぶってね…はぁ…

 「今度…また家探しにくるから…一緒に探そうね…」
 ………!………
 えっ…なっち…
 ホント解らないや…

 今までだったら、こんな関係になっちゃったらアタシの方から簡単に相手のコに聞いてたのに…
 なっちだと…何故か…思い止まってしまう…
 なっちはアタシの中で特別なコなんだ…

 でも…今度また会おうって事は…まだ大丈夫だね…
168 名前:11〜出会い−なっち−その5−思い〜 投稿日:2001年07月28日(土)21時58分43秒
 「あっ…そうだ…」
 そう言うと、なっちはバッグの中をゴソゴソとして、何やら小さな箱を取り出した。
 ………何だろ………

 「これ…」
 アタシはソレを受け取った…
 何やらすっごい軽い…
 大きさから何から今までのアタシの経験から見ると…

 「開けていい?」
 「いいべさ♪」

 アタシが綺麗に包装された包装用紙を外すと小さな箱がでてき、
 更にそれを開けると…
 …そこには…
169 名前:11〜出会い−なっち−その5−思い〜 投稿日:2001年07月28日(土)22時00分21秒
 2つのシルバーリング♪

 「お揃いのだべさ…」

 「…………!…………」
 アタシは何も言えずに、その2つのシルバーリングを呆然と見ていた。
 
 「何か2人のシルシが欲しくってさ…へへへ……ディズニーランドで買ったべさ♪」

 「…グス…」
 
 アタシの目にうっすらと涙が浮かんだ。
 アタシの前では、なっちがあたふたしだしちゃった
 ゴメンね…なっち…

 何でかな…何んで涙が…これって…よかったのかな…
 はぁ…シルシって…判んないや…なっちの考えてる事…
 これで最低限友達関係が途切れるって事はなくなったんだ…よかった…

 でも…これって…どっち?…かな…?
 まぁ…そんな事よりも…コレ…嬉しいや…なっち…ありがとう…
170 名前:11〜出会い−なっち−その5−思い〜 投稿日:2001年07月28日(土)22時02分10秒
 まだ目がウルウルしてるアタシをなっちはゆっくりと抱きしめてくれた。
 女同士が抱き合って変に思ってる周りにいる人の視線が痛かったが、
 そんな事お構いなしに抱きしめてくれたなっちに感謝♪

 これで、アタシの中にあったガードが外れた…

 「あ…あのさ…グス…昨日の夜…」
 アタシはとうとう一言言った。
 どうしても切り出せなかった話が…今までのコに対してなら簡単に話し出せた話が…

 「あっ…」
 アタシを抱きしめていたなっちが、少しアタシを離す。
 まだ十分手は届く範囲ではあるが…
 アタシの両腕を掴んだまま、なっちはアタシを恥ずかしそうに上目づかいで見ている…
 その顔はひどく真っ赤になっちゃってる…やっぱり…どうしよ…
 
 もう…いいや…

 「もう時間だ…行った方がいいよ…なっち…」
 「うん…」

 そのままなっちは入っていった。
171 名前:11〜出会い−なっち−その5−思い〜 投稿日:2001年07月28日(土)22時04分29秒
 なんで聞かなかったのかなぁ…はぁ…バカだ…
 ………!………
 そうだ…携帯だ…
 携帯にメール送ったらいいんだ…
 それだったらなっちだって返事しやすいはず…
 アタシって頭いいじゃん♪って…今はこんなバカな事考えてる場合じゃないや…

 アタシは携帯を取り出すと願いを込めて打った。

 【昨日はゴメンネ…もうあんな事絶対しないから…友達でいてね】

 …送信…っと…
 
 ……………………

 ブルブルブルブル〜

 送った直後、すぐに携帯にメールが来た。
 …なっちかな…?
172 名前:11〜出会い−なっち−その5−思い〜 投稿日:2001年07月28日(土)22時05分27秒
 【バカ!やぐちは責任取るべし!…またしてヨ…】

 ……………………。

 へっ?…へへ…へへへ…へへへへ…
 マジで…へへへ…ホントに?
 ホントマジで?

 アタシはもう一度見直した。

 【バカ!やぐちは責任取るべし!…またしてヨ…】

 どうみてもこう書いてある…。
 よかったぁ〜ホントよかった♪
 嫌がっていなんだ…
 なんだよぉ〜もぉ〜なっちぃ〜
 妙な心配させないでよぉ〜もぉ〜
173 名前:11〜出会い−なっち−その5−思い〜 投稿日:2001年07月28日(土)22時07分45秒
 っていうか…勝手にアタシが心配していただけか…
 なっちの態度をそのまま素直に受け取っててもよかったってカンジだね♪
 
 はぁ…よかった…

 でも…なんだか変な方向に行きそうな気が…?

 まぁいいや♪
 なっち最高♪

 油断するとニヤけてしまいそうになる顔を必死で押さえながら、
 アタシは携帯をしまい歩き出した。
 
 窓から見える青空がとても気持ちよくアタシのココロに映っていた…
174 名前:作者マッチ 投稿日:2001年07月28日(土)22時22分54秒
と、言う事で今回は矢口をネガティブにしてしまいました(w

次回の更新で第1部が終了します。

>159:名無し読者さん

 ありがとうございます〜
 そうですね♪
 なっちの雰囲気がそうなればいいなぁと思って(w

>160:ラックさん

 ありがとうございます〜
 エロはもうしばらくでなくなりそうです…(w
 期待させててスミマセン(w

 2つ出し始めてから結構ネタがスムーズに出てきまして…
 書くスピードが大分上がったような気が…(w
 特にコッチの方は大分ストックがたまってます(w
 
 ラックさんも頑張って下さいね♪
175 名前:11〜出会い−なっち−その5−思い〜 投稿日:2001年07月29日(日)21時38分41秒
〜〜〜〜〜〜

 この10日後…アタシとなっちは同棲することが決定した…。
 これはなっちから言い出した事。

 なっち曰くは、お金が浮くし、何かと東京が怖いし、
 矢口と一緒だと安心だから…だって…へへへ…

 この提案にアタシが反対するはずもなかった…
 
 2月終わりには家も決定し、3月31日からはなっちとアタシの同棲が始まった。
 同棲が始まって2日後にはなっちと2回目のHをしちゃったんだけどね…へへへ…
 あの時のメールの約束って言ってね♪
 そして…アタシはなっちのヴァージンを貰った…
176 名前:11〜出会い−なっち−その5−思い〜 投稿日:2001年07月29日(日)21時40分00秒
 結局アタシはなっちに告る事なく…なっちから告られることもなかった…。
 付き合っていないのに…Hする…
 そこら辺にいるセフレなんかよりよっぽど2人の間に愛はあるが、別に付き合ってはいない…

 この時からアタシとなっちの関係は…
 『SexFriend』以上『恋人』未満…
 へへへ…
 でも…なんかこの関係ってのも結構いいんじゃない?
 …かな…?
 …たぶん…?
 …おそらく…?
177 名前:12〜同棲人−なっち−その6〜 投稿日:2001年07月29日(日)21時42分02秒
12〜同棲人−なっち−その6〜

 ん…アレ…
 なにやってんだ…

 「もぉ〜やぐちぃ〜」
 なっちが泣いてる…アレ…どうしたんだろ…アタシ…。
 周りを見ると…アタシはベッドに裸で寝てる…みたい…だ…
 なっちも身体にバスタオルだけを巻きベッドサイドに立膝をして、
 アタシを今にも泣きそうな表情で見ていた。
 
 えぇ〜っと……
 上半身を起こして、しばらく考えこむ…。
 …………!…………
 そうだ…アタシ…もしかして…気絶しちゃったんだ…マジで…?
 …あぁ…超恥ずかしい…
 でも…あんなに気持ちよかったの初めてだ…でも…気絶なんて…バカだ…
178 名前:12〜同棲人−なっち−その6〜 投稿日:2001年07月29日(日)21時43分14秒
 なっちを見るとまだ泣きそうな表情をしながらアタシの方を見ていた。

 なんだかアタシが気絶した時に、
 なっちがアタフタしつつアタシを一生懸命ここまで運んでくれた姿が浮かぶ。
 へへへ…ありがとね…なっち…
179 名前:12〜同棲人−なっち−その6〜 投稿日:2001年07月29日(日)21時44分59秒
 「フフフ…」
 「もぉ〜何笑ってるべさぁ〜
  ホント心配したんだからさ!
  ぶすぅ〜」
 
 あっ…さすがにいけなかったかな…
 
 「ゴメンってゴメン…ホントゴメン…」
 
 ちょっとまだぶすぅ〜ってしてる…
 …でも…
 
 「う…うん…
  でも…よかったぁ〜
  なっち…やぐちどうしたんだろってホント心配したんだからさ!」
 
 ホント心配そうにしてる。
 ホント優しいんだ…なっちって…
 気持ちよすぎて気絶しちゃっただけなのに…
 
 「うん…ゴメン…
  って…考えてみれば…なっちのせいじゃん!コレって…」
 「あっ…」
 
 なっちの顔が見る見るうちに真っ赤に染まっていった。
 そのまま俯いてしまう…

 …………
180 名前:12〜同棲人−なっち−その6〜 投稿日:2001年07月29日(日)21時46分22秒
 うっ…。ヤバイ…なっち…その仕草…わざと?
 …アタシが弱い仕草ワザとしてるんじゃないの?
 …ズルいって…
 「ゴメンね…」
 なっちにそんな顔されて、謝られると何も言えないじゃん…

 「いいよいいよ♪なっちが上手になって矢口的にはすっごい嬉しいよ
  矢口の努力が実ったってカンジだね♪」
 「ばかぁ〜」
 
 へへへ…なっちが何とも言えないっていった表情で一言言ったが、満更でもないってカンジかな…?
181 名前:12〜同棲人−なっち−その6〜 投稿日:2001年07月29日(日)21時48分30秒
 「でも…よかった…
  じゃぁ…もう寝よっか…」
 なっちがアタシの方を見ながら優しそうに言った。
 
 って…さっきのH…まだ途中じゃん…
 なっちアタシが気絶したの気にしてるの?
 …別に病気じゃないって…ただ…なっちが上手すぎて…気絶しちゃっただけじゃん…
 もぉ…もっとやってよ…
 
 「もお終わり…?」
 「うん…だって…心配だべ…」
 ああああぁぁぁぁぁ…やっぱり…なっちらしい…
 まぁ…これもアタシがなっちの大好きなトコロなんだけどね

 ………………

 なっちが立とうとした…
 待て!
 …今日は甘えさせてくれるんでしょ…なっち…
 まだ今日は終わってないって…
182 名前:12〜同棲人−なっち−その6〜 投稿日:2001年07月29日(日)21時51分17秒
 「なっち…?」
 「なんだべ?…やぐち…」
 「一緒に寝て…?」
 小さな声で言った。なんだかちょっとテレちゃうなぁ…

 「フフフ…やぐち…今日のやぐちは甘えんぼだべさぁ♪
  でも…今日はもうHナシだよ…
  約束だから…」
 なっちホントに心配してんだ…
 全然大丈夫なのに…っていうか、気絶なんてよくある方なんだから!
 まぁ…実際にはないか…

 こういう時はそのなっちの優しさがアダになるってかぁ…へへへ…
183 名前:12〜同棲人−なっち−その6〜 投稿日:2001年07月29日(日)21時52分18秒
 アタシがコクって頷いたのを確認した後、
 なっちがアタシの布団にゆっくりと入ってきた。
 
 そのまま…アタシをゆっくりと抱きしめる…
 なっちの身体とその体温がとっても気持ち良かった…
184 名前:12〜同棲人−なっち−その6〜 投稿日:2001年07月29日(日)21時52分54秒
 アタシがフラれちゃった事で、いつもの関係が最後まで逆になっちゃてた…
 
 いいや…こんな日も…
185 名前:12〜同棲人−なっち−その6〜 投稿日:2001年07月29日(日)21時53分30秒

 改めてなっちのアイを感じた日になった…
186 名前:12〜同棲人−なっち−その6〜 投稿日:2001年07月29日(日)21時54分10秒

 これからもヨロシクね♪
187 名前:12〜同棲人−なっち−その6〜 投稿日:2001年07月29日(日)21時55分04秒

 なっち
188 名前:作者マッチ 投稿日:2001年07月29日(日)22時16分40秒
と、言う事で、

 【第1部 矢口真里〜SexFriend以上恋人未満】

終了しました。

読んで頂いてくれていた方々ありがとうございました〜
って言っても、緑を更新したら【第2部】が始まるのですが…(w

とりあえず、sageてたのを一端ageさせていただきます。
この小説は一度に読んでいただいた方がいいかなぁなんて思って…sageてました(w
(まぁ…ちょっと内容で引いちゃうかもって予感もあってなんですが…
 Hシーンもひどいし…)

初めてこの小説を知られた方、もしよかったら読んで下さい。

過去と今を行ったり来たりと中途半端で、
読者の方を今どっちなんだ?って混乱させてしまったかもしれませんが、
力不足でスミマセン。
【第2部】もそんな感じになるのですが、
(もう書き終わってるのですが)しっかり判るように頑張ったつもりです(w

で、本編ですが…
過去と現在を行き来して、今と昔のなっちとやぐちの関係を、
リアルタイムみたいな感じでしっかり書きたくて頑張りました…(w

Hシーン…
なっちとやぐちがそれぞれ攻めと受けを交換なんかして…(w
ちょうど気絶しちゃったりして…(w

他にもこんななっちとやぐちの愛のある関係もあるってことを書きたくて(w

って、事でありがとうございました〜

次から【第2部 吉澤ひとみ】を出したいを思います。
次もヨロシクお願いします〜
では〜
189 名前:作者マッチ 投稿日:2001年07月29日(日)22時20分11秒
あっ…ちなみに舞台はそのまま一緒です。

で、言い忘れてましたが、
この【第1部】の中に直接出てきてないのですが、
とりあえず娘。の中で、2人出てきています。
それが誰なのか…(二ヤッ)
気づかれた方いますか?
解りにくいかなぁ…
190 名前:バービー 投稿日:2001年07月29日(日)23時00分57秒
おー、次はよっすぃーですか!期待してます!
191 名前:和希 投稿日:2001年07月30日(月)18時43分16秒
【第1部】の中に直接出てきてない娘。2人…
最初の方で矢口を振った女のコと
なっちが今度紹介するといった女のコですか?…
う〜ん…考えたけど…わかりません(苦笑)
後者はごっちん(?)かな?とか思ったけど…

作者さん:でっ…正解は誰と誰なんですか?
192 名前:読んでる人 投稿日:2001年07月30日(月)18時52分45秒
【第1部】凄くおもしろかったです♪
【第2部】も期待してま〜す♪
193 名前:naka 投稿日:2001年07月31日(火)02時05分26秒
やぐなち最高でした・・・この二人にはぜひともくっついて欲しいです。
194 名前:和希 投稿日:2001年07月31日(火)15時26分28秒
僕の前回の書きこみ
191>
あっ…作者さんへ…すいません…
なんかSageたつもりが…sageになってない(汗)
195 名前:作者マッチ 投稿日:2001年07月31日(火)18時59分37秒
更新なしですが…登場…(w

>190:バービーさん

 次からよっすぃーです。
 ただ…Hシーンは全くなしです(w
 ヨロシクお願いします〜

>191、194:和希さん

 いえいえいいですよ♪
 age、sageって自分は全然気にしてないんで(w
 レス頂けるだけでも(w

 最初のやぐちを振ったのは全然関係ない人です(w
 でも、なっちが紹介するって言った女のコは正解です!
 ただ…名前はその話が出てきた時まで楽しみにしてて下さい(w
 って言っても…もう解りますね…(w
 妙に期待させちゃってスミマセン…
 で、二人目は…こっちもほんのちょこっとだけで、ホント解りにくいと…
 それに、今ちょっとその話をどうしようかと…なかなか進まなくて…
 このまま切っても…
 ただ前ちょっと先ネタを書いた時に期待された方がいたので…
 頑張って書いてみます…

>192:読んでる人

 ありがとうございます〜
 ちょっとHシーンとかひどくて心配してたのですが…
 それに…ちょっと生々しいかもって思って…(w
 でも、そういっていただけるとすっごい嬉しいです〜

 【第2部】もヨロシクお願いします〜

>193:nakaさん

 ありがとうございます〜
 最終的にはどうなるのか…
 自分の中で少しずつ考えながら、全員を出していけたらいいと…
 でも…この2人の絆の関係って…(現実でも)…ホント強いですからね♪
 自分も大好きです♪
196 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月01日(水)20時04分28秒
よっすぃ〜とHシーンは無いんですかあ?残念・・・・・。
197 名前:【第2部 吉澤ひとみ】 投稿日:2001年08月02日(木)01時56分23秒

 【第2部 吉澤ひとみ】
198 名前:01〜プロローグ−その2〜 投稿日:2001年08月02日(木)01時58分11秒
01〜プロローグ−その2〜
 
 わたしの浮かない顔を見て、急に取り繕ったように彼女は言った。
 「女同士で変に思うかもしれないけど…」
 そんなことはない!
 わたしははっきり言って女のコにしか興味ないもん♪
 その辺は大丈夫だよ…
 全然…
 
 「ううん…変じゃないよ♪全然…」
 わたしはニコッって笑って彼女に言った。
 そのわたしの笑みの浮かべた顔を見て彼女の顔がぱぁ〜って輝いた。
 超カワイイ顔…ホントカワイイ…
199 名前:01〜プロローグ−その2〜 投稿日:2001年08月02日(木)01時59分35秒
 でも…でも…やっぱり…わたしは彼女の事好きじゃないんだ…
 コクられてもドキドキしない…

 「ダメかな…?」

 そのコがすっごい悲しそうな表情でわたしを上目づかいに見てきた。
 うっ…ヤバッ…わたしってそんな目に弱いんだ…
 早めに断らなきゃ…ホンキでスキじゃなかったら…

 「……うん……ゴメンね…
  わたし今恋愛に興味ないんだ…
  ホントゴメン…」
 今にも泣き出しそうにわたしを見てきた…
 ううぅ…カワイイなぁ…
 
 「いいの…」
 「いい恋見つけてね…」
 わたしのそのクサイ言葉に、そのコは涙を浮かべながらも痛い笑みを浮かべ、
 背中を向けわたしの前から離れていった。
 何回目かな…はぁ…わたしの悪い癖だ…
 何回もやめなきゃって思ってるのに…
 
 わたしはそのコが遠くまで行ったと思われるまでしばらくの間待ってから歩きだした。
200 名前:02〜癖−その1−梨華ちゃん〜 投稿日:2001年08月02日(木)02時00分48秒
02〜癖−その1−梨華ちゃん〜

 「ひとみちゃん…」
 わたしが梨華ちゃんの待ってるカフェテラスに戻ろうと思いすぐの角を曲がると、
 そこには梨華ちゃんが両手を腰に掛け、少し怒ったような顔で立っていた。

 はぁ…また怒られるんだろうなぁ…
 わたしはそんな梨華ちゃんを何ともいえない表情で見た
 罪悪感も含めて…
201 名前:02〜癖−その1−梨華ちゃん〜 投稿日:2001年08月02日(木)02時02分07秒
 
 「またなの?」
 
 やっぱりだ…はぁ…
 
 「うん…そうなんだ…」
 
 「はぁ…」
 
 梨華ちゃんがひときわ深い溜息をついた…いつもの事だ…。
 
 「また色目つかったんだ…」
 「ムッ…色目じゃないよ!普通の目…」
 わたしは梨華ちゃんに色目って言われてちょっとムッときて思わず強く言い返してしまった。
 表情にも浮かんでるだろうなぁ…
 そんな怒った表情のわたしを無視して、梨華ちゃんは行こって言って歩き始めた。

 素直に後を付いて行くわたし…
202 名前:02〜癖−その1−梨華ちゃん〜 投稿日:2001年08月02日(木)02時03分48秒
 「だから…それが悪いんだって…」
 梨華ちゃんがわたしの前を歩きながら、ボソって言った。

 そんな事言ったって…
 相手の女のコが〜こっちにラブラブ光線送ってるんだからさぁ〜
 返してあげないと可哀想じゃん…

 でも…でも…でも…こんな事梨華ちゃんには言えない…言えないです…

 「どうせ、や・さ・し・いひとみちゃんの事だから…、
  相手の女のコが見てきたから、
  それに対して視線を返してあげてるんだって言うんでしょ?」

 うっ…図星だ…何も返せない…
 でも…そんな嫌味そうに言わなくってもいいじゃんかぁ〜

 しかも…や・さ・し・いなぁ〜んて強調して…
203 名前:02〜癖−その1−梨華ちゃん〜 投稿日:2001年08月02日(木)02時05分19秒
 「だ・か・ら…それがダメなんだって!
  …相手の女のコの気持ちも考えてあげなきゃ。
  女のコに告白するってのは〜、
  女のコにとって男のコに告白するよりも比べ物にならないくらい勇気のいる事なんだからさぁ〜
  思わせぶりな態度とって、相手をその気にさせちゃダメだってば…
  特にひとみちゃんはカッコイイんだからさ…
  相手のコもそんなひとみちゃんの顔…目で見られちゃったら一気に一目惚れだヨ…」

 「……………………」
204 名前:02〜癖−その1−梨華ちゃん〜 投稿日:2001年08月02日(木)02時07分02秒
 何も言えないわたしを肯定の意味にとったのか、
 梨華ちゃんがわたしの方をちらちら見ながらひときわ強く言った。
 何も反論できないわたし…

 まぁ…最後のはちょっと嬉しい♪
 カッコイイって言われるとね…へへへ…やっぱり嬉しいや♪
 
 でも…他の言葉には…反論出来る訳ないや…現実にそうだし…
 …断った後ってみんな泣いてるし…
 …コクってくるコはみんなそぉ〜とぉ〜カワイイコばっかりだし…
 …自信あるんだろうなぁ…
 ってまぁ…それは関係ないか…

 「…………ひとみちゃ………ってわかるでしょ…………」
 …………?………何…?よく聞こえなかったや…
 梨華ちゃんが最後に一言ボソッと言ったがそれはわたしにはよく聞こえなかった。
 何言ったんだろ…
205 名前:02〜癖−その1−梨華ちゃん〜 投稿日:2001年08月02日(木)02時08分29秒
 それより♪
 女のコ見てると、やたら嬉しそうにこっち見てきてさぁ…
 特に上目づかいで見てきた時なんて…もぉ最高にカワイイじゃん♪

 わたしが見てると更に恥ずかしそうに見てくるんだもん…
 なんかさぁ〜…自惚れかもしんないけど…
 …自分に惚れられるように感じてさぁ〜…楽しいじゃんか…
 
 やめらんないってば♪

 コクられる事に生きがいを感じる吉澤ひとみ!
 って…まぁ…それはちょっと悲しいかな…

 「でもさ…」
 「何ヨッ!」
 そんな事、梨華ちゃんに言えません…。
206 名前:02〜癖−その1−梨華ちゃん〜 投稿日:2001年08月02日(木)02時09分44秒
 まぁ…そんなわたしの悪い癖で、何人の女のコがその気になってわたしにコクってきたのだろう…
 そのたびにわたしは断ってきた…
 わたしが断るとそれがどうまわってか、またコクってくるコがいる。
 そのコは当然わたしと視線が何回も合ってるコ…
 ゴメンなさい…

 って…わたしっていつからそんな風になったんだっけなぁ…
 女のコにしか興味を持たないって事も含めて…
207 名前:作者マッチ 投稿日:2001年08月02日(木)02時19分08秒
と、言うことで第2部を一端ageてから始めました(w

出てくる娘。は3人…4人…5人かな?…いますが、
その《それぞれの思い》を考えながら読んでいただければ面白いと思います。

この話も【第1部】と同じくらいの長さなのですが、
気長にお付き合いお願いします〜

>188>次から【第2部 吉澤ひとみ】を出したいを思います。
これのせいで勘違いさせちゃったかもしれないですね…
スミマセン…
→【〜】のストックを出したいと思います。
の方ですね…

>196:名無し読者さん

 もしかして勘違いさせちゃったかもしれません…
 第2部はよっすぃーが主人公になってます…
 勘違いさせちゃってすみませんでした…
208 名前:03〜癖−その2−梨華ちゃん〜 投稿日:2001年08月03日(金)21時35分58秒
03〜癖−その2−梨華ちゃん〜

 わたしは都内の女子校に通ってるごく普通の女のコ。
 ちなみに高校1年生だね。
 おっと…名前は吉澤ひとみ。

 まぁ…ごく普通って言っても女のコにモテモテって事を考えるとちょっと普通じゃないかな…?
 わたしとしてはそんなにカッコいい仕草してるわけじゃないんだけど…
 梨華ちゃんも含めて女のコ曰く…顔も仕草も超カッコいい…だってさ…へへへ…
 まぁ…嬉しいや…

 でも…そんなわたしも昔からモテモテってわけじゃぁなかったんだよね…
 まぁ…ある日を境に急にモテモテになっちゃってね♪
 ……………その時は……………
209 名前:03〜癖−その2−梨華ちゃん〜 投稿日:2001年08月03日(金)21時37分38秒
 おっと…ちょっとずれたけど…。
 で、ついでに言うと埼玉から通ってて…まぁ…これも普通じゃないかな…?
 中高と埼玉から東京通い…
 初めの頃は辛かったんだけど…最近じゃぁもうだいぶん慣れちゃったかな…?

 って…それにね…いつの頃からか…
 …趣味を見つけてね…へへへ…
 電車の中で通学してる女のコを見る…ウォッチングする…っての♪

 だいたいさぁ毎日同じ電車に乗ってたらさぁ…
 ほとんど同じ人と一緒になるじゃん♪
 そうなると…当然のごとく?…話し掛けられ…
 そして…コクられる♪

 まぁ…それだけでコクられたのは…今まで…5人はいるかな…?
 …おっと…これもまた梨華ちゃんには言えないや…。
210 名前:03〜癖−その2−梨華ちゃん〜 投稿日:2001年08月03日(金)21時40分07秒
 あっ…そうそう…で…
 さっきからわたしに対してずーっと怒ってるコは石川梨華ってコで、
 わたしと同じ高校に通うに高校2年生。

 梨華ちゃんとは幼馴染で、中高と同じ学校に通ってる。
 ちなみに…親同士が知り合いで、生まれた時からの幼馴染だが、
 中学入学を気に親の事情で神奈川に引越して行ったんだ。
 いつも一緒だったから辛かったけど、学校が一緒になるって判ってたから、そんなにね…。

 で、そんな梨華ちゃんだけど…
 見たカンジすっごい可愛くってお嬢様ってカンジで頭よさそうなんだけど…へへへ…
 これは本人が気にしてるからあんまり大きな声では言えないけどね…
 …あんまりね…頭はよくないッス♪
 
 まぁ…わたしもそんなに頭がいいって方じゃないんだけどね…まだわたしの方が頭いいかな…?
211 名前:03〜癖−その2−梨華ちゃん〜 投稿日:2001年08月03日(金)21時42分31秒
 で、…そんな事もあり、
 2週間後に控えたこの夏休みは、
 2人して駿台予備校の夏期講習に通わなくっちゃいけなくなっちゃったんだ…
 2人の親が相談しあってね…

 って言っても…最初は梨華ちゃんが自分から行きたいって言って…
 それを自分の親に言ったら、わたしの親の方にそれが回ってきちゃって…
 …そんでもってわたしも行く羽目に…
 …うぅ〜イヤだぁ…最悪…

 まぁ…梨華ちゃんがいるからいいんだけどね♪
 それに…もう一つちょっとね…楽しみがあってね…♪…
 いろんな女のコに会えるかもしれないってのがちょっと嬉しいね♪

 えっ…?さっきから変って?
 いいじゃん♪
 わたしはカワイイ女のコが大好きなんだ♪
 ほっといてよ♪
 
212 名前:03〜癖−その2−梨華ちゃん〜 投稿日:2001年08月03日(金)21時44分03秒
 そういう理由もあり、
 今日はわたしと梨華ちゃんが駿台に行って夏期講習の予約をするって約束してて…
 まぁ…そんな放課後にわたしがコクれたわけ。
 その間梨華ちゃんには学校にあるカフェテリア…(学校ではそう呼んでるから笑うなよ♪)…
 …で待っててもらったんだけどね…
 …ちょっと友達と話があるって言って…
 …でもバレちゃった…
 …ウソ言ってゴメンね梨華ちゃん…
213 名前:03〜癖−その2−梨華ちゃん〜 投稿日:2001年08月03日(金)21時45分34秒
 そんなこんなで?…歩いて品川駅に着いたわたしたちだが、
 梨華ちゃんはよっぽど怒ってるのか…
 まだムスってして、怒ったような声で色々言ってくる。
 怒ったような声って言っても、アニメ声だからホント説得力ないんだけどね…

 「だいたいさぁ…どうしてそんなに女のコばっかり見て気ぃ引こうとするのヨォ…。」
 梨華ちゃんは池袋行きの切符を買いながらもわたしの方をチラチラ見てまだ言ってくる…
 そんなにイヤかなぁ…
 気引こうとするって…
 まぁ当ってるけど…
 …って…さっきからの事もあり、ちょっとムッて来た…
214 名前:03〜癖−その2−梨華ちゃん〜 投稿日:2001年08月03日(金)21時46分40秒
 「いいじゃんっ!
  わたしが女のコ見てても梨華ちゃんには全然関係ないじゃんか!」
 フンッ…

 「……………………………」

 …………………あれ…………………
 ちょっときつめに言い過ぎたかな…?

 わたしが梨華ちゃんの方を見ると、
 下唇を噛んだ梨華ちゃんが涙目になってこっちをジーッて見ていた。
 ヤバッ…泣かしちゃった…
 そういえば梨華ちゃんってすぐ泣いちゃうんだ…反省…早めに謝った方がいいかな…
215 名前:03〜癖−その2−梨華ちゃん〜 投稿日:2001年08月03日(金)21時47分50秒
 「…ゴメンね…言い過ぎちゃった…」
 「もういいっ!駿台には私一人で行くからっ!
  どぉ〜せひとみちゃんと行っても、
  ひとみちゃんはズッ〜ッとカ・ワ・イ・イ女のコばっかり見てるだけなんでしょっ!
  じゃぁねっ!!」
 そう言い残して梨華ちゃんは後ろを向いて歩き出そうとした…。
 
 ちょっ…と…もぉ〜…………………
 はぁ……怒らせちゃった…ゴメンって謝ったのに…もぉ〜…

 「どうせ私が変な男の人に襲われてもいいんでしょっ!ひとみちゃんは!」
 くるって振り返って更に一言言い残して、また向こうを向いて歩き出そうとした…
 もぉ…しかも何だよ…襲われるって…そんなのあるわけないじゃんか…
216 名前:03〜癖−その2−梨華ちゃん〜 投稿日:2001年08月03日(金)21時48分34秒
 「…………………」
 後ろを向いたまま立ち止まり、何かしら考え込んでる。
 ……………………………
 引き止めて欲しいんだ…梨華ちゃん…
 やっぱり…はぁ…しかたない…じゃぁ…なんて言おうかな…

 「バカッ!!」
 わたしが考えてると、くるって振り返って更に一言言い残して、今度はホントに行ってしまった…。
217 名前:03〜癖−その2−梨華ちゃん〜 投稿日:2001年08月03日(金)21時49分38秒
 ホントに一人で行っちゃった…マジで…
 こりゃ…そぉ〜とぉ〜怒ってますね…ってそんな場合じゃないや…
 はぁ…さすがに今回はへこんだ…
 言い過ぎたなぁ…

 まぁ…でも梨華ちゃんの事だからきっと駅のホームで待っていてくれてるって♪

 わたしがホームに着くとちょうど電車が行ったところだった。
 どこかなぁ…梨華ちゃん…

 ………………………

 もちろん梨華ちゃんは残っていてくれてない…

 わたしは次に入ってきた電車にトボトボと乗るしかなかった。
218 名前:04〜癖−その3−ごっちん〜 投稿日:2001年08月03日(金)21時52分17秒
04〜癖−その3−ごっちん〜

 電車の中はもうすぐ夏休みって事もあり、
 平日の割には中学生や高校生といったカンジのコが多かった。
 
 もうそろそろどこの学校も期末テストが終わり、
 テスト休みや午前中のみの授業になってきているのだ。
 現にわたしのトコも午前中だけの授業になってるし。

 みんな渋谷かなぁ…いいなぁ…行きたい…
 でも…制服の時は行きたくないや…
 ここのって超カワイイんだけどね…どうも渋谷には合わないんだよね…
 明日土曜だし…梨華ちゃん誘って行こっかなぁ…

 梨華ちゃんかぁ…

 渋谷かぁ…
219 名前:04〜癖−その3−ごっちん〜 投稿日:2001年08月03日(金)21時54分49秒
 梨華ちゃんとは幼馴染…
 昔からどこに行くのも3人で一緒だった…

 そう…3人…あと…そこにごっちんが加わって3人でよく遊んだ。

 ごっちん…

 後藤真希って言ってね…
 わたしと同い年なんだ…
 ごっちんもわたしと梨華ちゃんの生まれたときからの幼馴染。
 小学校に入ると同時に東京の方に引っ越したんだ。
 でも小中学校も3人は一緒だったんだけどね…
 
 引っ越すまでは家の近所でよく遊んでいたんだけど、
 中学生になってからは3人で渋谷によく行ってた。
 ごっちんが特に渋谷が大好きで…

 あの時は楽しかったなぁ…
 あっ…じゃぁ梨華ちゃんといると楽しくないって聞こえちゃうけど、
 そう言う訳じゃないよ♪

 そう言う訳じゃなくって…

 そう…あれはわたしが中学3年の1月だったんだ…
 まだ髪形もセミロングだった頃のわたし…


 …思い出したくないけど…
220 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月04日(土)01時58分26秒
来たーーーー!いしよしごまですか!
鼻の穴膨らまして期待してます!
221 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月04日(土)04時49分34秒
S85ですね。期待
222 名前:和希 投稿日:2001年08月06日(月)13時23分23秒
(吉澤編へのスレ)

中学3年の1月…いったい3人(?)に
何があったんでしょう…。
密かに矢口編よりも…、吉澤編の方が好きな感じ(笑)
今後もがんばって下さい。

作者さん(195へのレス)
おう、一番最初にやぐっちゃんをふった人は
関係なかったんでね…(苦笑)
223 名前:05〜過去−理由−その1−告白〜 投稿日:2001年08月06日(月)18時43分37秒
05〜過去−理由−その1−告白〜

 もう季節も卒業のシーズン。
 学校でもささやかながら卒業式の準備に入る。
 これがまた疲れる…

 だいたい卒業式って言っても、わたしたちの学校は中高一貫の女子校だから、
 よっぽどの理由がない限りそのまま全員高校にあがるのだから…悲しくもないし…辛くもない…
 他の中学校のような感動もそんなにない…

 卒業式ってのはただただ疲れるだけの行事になるのだ…
 他の中学に行った小学校時代の友達は、
 もう残り少ない中学生生活をエンジョイしようと必死に思いで作りを頑張ってる…
 それを聞いてちょっと羨ましくもある今日この頃のわたし…。
224 名前:05〜過去−理由−その1−告白〜 投稿日:2001年08月06日(月)18時45分51秒
 まぁ…高校に行ったら梨華ちゃんとまた一緒の校舎になって嬉しいんだけどね♪
 ごっちんも一緒でね♪
 また3人で一緒に行動できるのが嬉しいや♪

 中学3年の時は梨華ちゃんとは校舎も別になってて、
 授業形態も別で放課後に遊ぶのも結構苦労したものだ…

 まぁ…そんな事が高校になっていいことぐらいかな…?
 もうちょっと面白い事をしたいって思ってはいるんだけどね…

 何かないかなぁ…

 そんなある日だった…
225 名前:05〜過去−理由−その1−告白〜 投稿日:2001年08月06日(月)18時48分54秒
〜〜〜〜〜〜

 「あっ…ひとみ…ちょっとさ…」
 わたしは授業の合間の10分間の休み時間に同じクラスの茜に話し掛けられた。
 なんだろ…
 すっごい気使ってるような気が…

 「なに?」
 「えっ〜と…」
 「なにってば?」
 そぉ〜とぉ〜言いにくいのか…なかなか切り出せない茜…
 わたしは苦笑いを浮かべながら更に聞く…
 わたしの笑みにちょっと安心したのか、意を決したように一息吐き、話し出した。

 「ちょっとあたしの友達がぁ…後輩なんだけど…
  ん〜…ちゃんと心して聞いてね?」
226 名前:05〜過去−理由−その1−告白〜 投稿日:2001年08月06日(月)18時50分57秒
 「あはは…だから何ってば〜?」
 らしくないって…
 友達じゃん♪
 もう苦笑いが入っちゃった♪

 「そのぉ〜ちょっとあんたの事、気になってるってコがいてさ…」
 おっ…ほぉ〜〜そうなんだ…こんな形でも…スキって言ってくれる人がいたなんて…
 でも…どんな人だろ…通学中にでもわたしを見かけたのかな…?

 でも…全然興味はない…
 男なんて…一緒にいると面倒なだけ…
 友達でイイカンジでいってるコなんて聞いた事ないし…

 イイカンジにいってるコ…
 街中で堂々とキスをしてイチャイチャしてるカップルをみるとどうも腹が立つ…
 こんな街中でするなぁ〜っ!!!!ってカンジ。
 
 おっと…別にわたしにカレシがいなくてひがんでる訳ではないよ…
 とりあえずカワイイ方には入ると思う…
 たぶんね…

 でも…まぁ…そんな《男なんて》って思ってるわたしだからね…
 当然のごとく付き合った事なんてまぁ〜ったく…ない…
227 名前:05〜過去−理由−その1−告白〜 投稿日:2001年08月06日(月)18時52分27秒
 「へぇ〜どんな人?」
 わたしは特別興味はなかったのだが、わざわざこんな話を持ってきた茜に悪いと思い、
 ちょっと気になったようなフリをして聞いてみた。

 「…………………………」

 わたしの質問にもモジモジしてなかなか答えない…
 どうも茜のリアクションがおかしく、ちょっと笑ってしまった。
 妙にソワソワと周りを見始めたりして…
 なんだろ…そんなにダメなのかな…

 「何よ…そんなにイケてない男とか?」
 「………へ?………っていうか…あたしの後輩って言ったじゃん…………。」
 「……………?……………」
 まだよくわかんないや…どういう意味…?後輩でしょ…?

 「…………女のコなんだ…………」
 茜がひときわ小さな声でわたしの耳もとで言った。
228 名前:05〜過去−理由−その1−告白〜 投稿日:2001年08月06日(月)18時54分37秒
 へぇ〜女のコなんだ…………
 ……………!!!!っ……………
 ………って………お・女のコォ!?
 女のコって…あの女のコよね…わたしと同じ女のコだよね…?
 ……マジで…?

 「お・女のコぉ!?」
 
 コク…

 「あっ…って言ってもたぶんそのコひとみに憧れてるだけだと思うし!
  ほ・ほら…ひとみってバレー部でさ…超すごかったじゃん?
  えっ〜と…ああいうのって…ほらっ…憧れの対象になりやすいってよく言うじゃんか!ね?
  だから…そんな恋愛感情っていうのじゃないと思うから!
  …引かないでね…
  ひとみも憧れの先輩とかいるでしょ…それと同じだと思うから…。」
 
 わたしの裏返った声にちょっと焦ったのか、その女のコの事をしっかりフォローする茜。
 
 そんなに引かないよ…大丈夫だって…ちょっとビックリしただけだから…
229 名前:05〜過去−理由−その1−告白〜 投稿日:2001年08月06日(月)18時56分10秒
 こんなわたし…カワイイ方に入るってさっき言ったけど…
 自分では…カワイイで、カッコイイ方には入らないと思うのに…
 どうみても…髪型もセミロングだし…

 女のコかぁ…そういえば…
 友達にはよくクールだね…とか…
 声が超カッコイイね…とか…
 仕草が超カッコイイよね…とか…
 …友達には言われる…

 でも…そのコってわたしの事知らないコなんだろう…
 知ってたら茜がまず言ってくれるし…
 あっ…じゃぁ…すっごいカッコイイ女のコなのかな…?

 ん…?何だかわたし…

 結構楽しんでる…?かな…マジで…?

 何だろ…コレって…

230 名前:05〜過去−理由−その1−告白〜 投稿日:2001年08月06日(月)18時57分24秒
 ……………………
 ……………………
 ……………………
 ……………………
 ……………………
 ……………………

 やっぱり…わたしって…

 「……み…ひとみ…」
 おっと…考えこんでしまった…。そういえば…
 「…そのコってさ…わたし知ってんの?」
 「ひとみは知らないよ…相手の一方的な片思いってやつ…
  …………………
  …………………
  いいかな…紹介して…」
 最後はすっごい遠慮したような声であった…
 断ったら可哀想だなぁ…
231 名前:05〜過去−理由−その1−告白〜 投稿日:2001年08月06日(月)18時58分52秒
 まぁ…いっか…

 「いいよ♪」
 わたしの一言に心配そうだった茜の表情が一気にぱぁっと明るくなった。
 それ見ると断らなくてよかったって思うよ。

 「ありがとね♪喜ぶよ♪じゃぁ…言っとくから…またね〜」

 「うん…」

 茜の後姿を見送るわたしの心の中になんとも表現のしようのない甘いモノが渦巻いていた。

 うぅ〜ん…なんだか結構嬉しいもんだ…
 女のコにコクられるってのも結構悪くない…かな…?



 ん?…なんだか変な方に行きそう…

232 名前:05〜過去−理由−その1−告白〜 投稿日:2001年08月06日(月)19時00分10秒
〜〜〜〜〜〜

 「ごっちぃ〜ん!」
 わたしは学校が終わると、隣のクラスのごっちんのトコロに急いで行った。
 何故だか判らないのだが、今日の女のコにコクられたって話をどうしてもごっちんに話したかったのだ…
 自慢話みたいなカンジで…かな…
 「おっす♪よすこ。」
 「ちょっとさぁ〜ごっちん聞いてよぉ〜」
 「あはは…なにさ?」
 ごっちんはカバンに教科書を入れながら、笑ってわたしに聞いてきた。
233 名前:05〜過去−理由−その1−告白〜 投稿日:2001年08月06日(月)19時01分56秒
 「だからさぁ〜
  ……………………
  あっ…まぁいいや…後で…」
 わたしは言いかけたのだが、まだ周りにいっぱり友達もいたのに気づき思い留まった。
 さすがに《こんな事》はそんなに堂々とここで言える事ではない…
 ホント早く言いたかったけどね………

 に…しても…《こんな事》ってホントあるんだね…
 《女子校》ってこういう事って多いって巷ではよく言われてるけど…
 わたしの周りでは一つもなかったから気にも留めてなかった…
 でも…やっぱりあるんだ…
234 名前:05〜過去−理由−その1−告白〜 投稿日:2001年08月06日(月)19時05分57秒
 わたしはそんな事を考えながらも、他愛無い話をしながら帰る準備をしてるごっちんを見た…
 
 セミロングの髪に少しブラウンが入った髪…
 横顔からみるごっちんの顔はホント可愛いかった…
 思わずわたしが見とれるほど…
 わたしが見とれるほどって…オイオイ…

 はぁ…わたしがそうなるって事は…ごっちんって女のコからモテルって事…?
 まぁ…ごっちんの性格はわたしと同じで結構サバサバしてて、
 なんでもあっさりしてる方だからその点は女のコに好かれるみたいだけど…
235 名前:05〜過去−理由−その1−告白〜 投稿日:2001年08月06日(月)19時09分36秒
 顔は…そういえばごっちんには弟がいるけど、その弟とごっちんは超似ている。
 こっちがビックリするくらい似ているんだ…
 初めて会った時はホントビックリしたよ…
 でも…その弟ってホントモテルみたい…
 ッて事は…やっぱりごっちんも女の子からモテル…?
 
 ん〜…どうなんだろ……
 男のコには絶対にモテルだろうけど…
 体を見ると体型は結構普通だが…骨格はわたしと一緒で結構いい方だけど…
 …胸が結構ある…これはわたしと全然違う…
 こればっかりはわたしにしてみればそぉ〜とぉ〜羨ましい…
 ブレザーを着ていても胸の大きさはわかるほどだ…
 何回か触らせてもらった事があったんだけど、
 その時の感触といったら…うっ…思わずニヤケテしまった…
 …ヤバイヤバイ…これじゃぁわたしオヤジだよ…
236 名前:05〜過去−理由−その1−告白〜 投稿日:2001年08月06日(月)19時10分43秒
 って…さっきから何だか男のコみたいな事考えてない…?わたしって…

 やっぱりこれって…

 ちょっとした事…
 女のコからコクられた事で、
 わたしの中にある《女子校特有の女同士の恋愛》の意識のウエイトが、
 じょじょにだが大きくなってきていた…。
237 名前:作者マッチ 投稿日:2001年08月06日(月)19時24分10秒
>220:名無し読者さん

 鼻の穴膨らましてまで…(w
 ありがとうございます〜
 いしよしごまです(w

>221:名無し読者さん

 ありがとうございます〜
 これからどうなっていくのやら…
 【第1部】と同じくらい長いので気長にヨロシクです〜

>222:和希さん

 ありがとうございます〜
 吉澤が中学3年の1月…
 この出来事の結末がとりあえずこの【第2部】のメインです。
 ただこの第2部の中だけでは全て解らないようになってますが(w
 なにぶん吉澤メインなんで(w
 3人…3人…

 【第1部】のやぐちをふった人…
 これからも最初に【第1部】【第2部】同様こんな始まりで始まります(w
238 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月07日(火)23時58分14秒
第1部からぶっ通しで読んじゃいました。面白いです。
2部はまだ何とも言えませんが、1部はなっち最高です。
続き期待しております。
239 名前:レイン 投稿日:2001年08月08日(水)00時19分08秒
梨華っちを期待してます。
応援してます。頑張って
240 名前:05〜過去−理由−その1−告白〜 投稿日:2001年08月08日(水)20時40分14秒
〜〜〜〜〜〜

 「ちょっとさぁ〜女のコにコクられちゃったんだ♪あはは…」
 わたしは学校の前で梨華ちゃんを待っている間、ずーっと言いたかった事をやっと言った。
 なんだかすっきりしちゃった♪

 言ってみて、ごっちんの顔を見る。

 ごっちんはなんだかすっごい狐につままれた様な顔をしてる…
 フフフ…なんだかカワイイなぁ〜そんなごっちんも♪

 「あはははは…まじッスか!?…」
 ごっちんの顔がなんともいえない表情をしていた。
 
 どうしたごっちん…
 
 「ははは…マジ…」

 ごっちんはしばらく考えこんでた…
 
 だが、意を決したように口を開いた。
 小さな声だったが明るく…。
241 名前:05〜過去−理由−その1−告白〜 投稿日:2001年08月08日(水)20時42分35秒
 「…っていうかぁ〜わたしもなんだ…あはっ…」

 ………………?………………

 ………………えっ………………

 何て言ったんだ…ごっちん…

 「だから…わたしもコクられたんだってば…へへへ…」
 わたしの?(ハテナ)でいっぱいになってる顔を見てごっちんがもう一度言った。
 今度はしっかりと聞こえるようにはっきりと…
242 名前:05〜過去−理由−その1−告白〜 投稿日:2001年08月08日(水)20時44分15秒
 「女のコ…?」

 コク…

 …………………

 「マジ…?」

 「マジ…」

 ちょ・ちょっと待ってよぉ〜
 マジでぇ〜?
 
 そ・そりゃぁごっちんはカワイイしサバサバしてていいコだよ!

 でも…でも…コクるなんて…そんなぁ…

 「知ってるコ?」

 「えっ?…ううん…全然…後輩…
  今日の朝ね…
  友達に後輩から話しがあるから昼休みにカフェに一緒に行ってあげてって言われて…
  行ったらコクられちゃった…
  あはっ…卒業式シーズン特有のアレだね♪」

243 名前:05〜過去−理由−その1−告白〜 投稿日:2001年08月08日(水)20時45分15秒
 …………………………
 さっきまでのわたしのウキウキした気持ちはいつの間にかなくなっていて、
 代わりに何かが胸を締め付けるムヤムヤしたイヤな気持ちが溢れかえっていた。

 「へぇ〜…………………どうするの…?」
 わたしの中にあった気持ちが切れそうになるのを我慢しながら、
 なんとか平静を装ってごっちんに聞いた。

 その瞬間…わたしの中にある昔からの疑問が確信に変わってきた…
244 名前:05〜過去−理由−その1−告白〜 投稿日:2001年08月08日(水)20時46分21秒
 そうなんだ…
 やっぱり…
 わたしって…

 ごっちんの事…
 恋愛感情で見ていたんだ…

 昔からごっちんには何ともいえない感情を持っていた。

 そう…
245 名前:05〜過去−理由−その1−告白〜 投稿日:2001年08月08日(水)20時48分17秒
 ごっちんって昔からよく男のコに苛められたりしてたんだ。

 男のコにとってそれは幼い愛情表現だと思うんだけど…
 
 でも…ごっちんはいっつも泣いていた。
 わたしの昔からみんなより大きかった体の後ろに隠れるようにして泣いていた。
 その更に後ろでは梨華ちゃんも泣いていた…ごっちんが泣いてるのを見て…

 それを見てわたしはすっごい腹が立って、
 取っ組み合いのケンカをしてでもその男のコたちを追い払ってあげたんだ…
246 名前:05〜過去−理由−その1−告白〜 投稿日:2001年08月08日(水)20時50分17秒
 まぁ…そんな苛められていたごっちんと梨華ちゃんを守り切り…
 ごっちんに泣きながら抱き付かれて…

 そして…わたしは何ともいえない満足感に浸っていた。
 
 ごっちんに抱き付かれるたびに、
 心の中が嬉しさでいっぱいになっている半面…
 表現できない感情に悩んだりもした。
 
 その感情をわたしは愛情ではなく…兄弟姉妹に対する愛情や母性愛だと思っていた…
 いや…思い込んでいたのだろう…

 だから…ごっちんは…姉妹として梨華ちゃんと共に守ってあげなきゃって思っていた…
 むかしから…
247 名前:05〜過去−理由−その1−告白〜 投稿日:2001年08月08日(水)20時51分33秒
 「どうするってねぇ…ん〜…まだ何も考えてないや…あははっ…
  それよりさぁ〜よしこの方は?」

 「えっ…わたし…?
  …………………
  わたしも何にも考えてないや…
  とりあえず会うけど…」
 わたしは明らかに声がさっきより暗くなってるのを感じずにいられなかった。
248 名前:05〜過去−理由−その1−告白〜 投稿日:2001年08月08日(水)20時53分12秒
 ごっちん不思議に思ってるだろうなぁ…ヤバイや…
 でも…落ちたテンションを元に戻すなんてそうそうできるわけがない…

 わたしはいつの間にか話題を変えていた。

 その後梨華ちゃんと一緒になって話してる間も、
 ごっちんを梨華ちゃんに任せるようにして自分の世界での思考に没頭していた…

 わたしの隣ではホント楽しそうに梨華ちゃんと話してるごっちんがいた…
249 名前:06〜癖−その4−金髪のショートの女のコ−その1〜 投稿日:2001年08月08日(水)20時56分19秒
06〜癖−その4−金髪のショートの女のコ−その1〜

 わたしがボーッとしている間に、どうやら電車は渋谷に到着したようだ。
 今まで座っていたギャルっぽい女のコたちが一斉に降り始める。
 それと同時に開いたドアから、強いムアッとした熱気が一気に入ってきた。

 いつの間に…
 そんなにボーッとしてたんだ…
 わたしの膝の上に置いた雑誌が寂しそうにわたしを見ていた。

 さすがに今日はね…
 さっきの梨華ちゃんの言葉があったからね…
 ウォッチングはやめようと思い、
 とりあえずファッション雑誌を開けていたのだが…
 …私自身…結構深く…考え込んでたんだ…
250 名前:06〜癖−その4−金髪のショートの女のコ−その1〜 投稿日:2001年08月08日(水)20時59分04秒
 って…梨華ちゃんの言葉って…

 わたしは別に梨華ちゃんと《付き合ってる》って訳じゃないから気にしなくてもいいんだけど…
 なんでだろ…はぁ…

 まぁ…わたしと梨華ちゃんの間でのネタになっちゃってるって事もあるんだろうけどね♪

 《付き合う》か…そういえばわたしって…あれだけモテてても、
 実は《付き合った》事ないんだよね。
 
 友達に聞かれて、人と《付き合った》事ないって言うとホント不思議がられるんだよね。
 女のコから見たらカッコイイし、男のコから見てもカワイイって言われてるから…余計そう思うみたい。

 ん〜…でも…何でだろ…何でわたしって《付き合った》事ないんだろ…
 まぁ…ある1人のコと付き合っちゃうと、
 わたしに興味を持ってくれてる他のコがわたしに興味をなくしちゃうかも?
 なぁ〜んて思ってるからかもしんないね♪
251 名前:06〜癖−その4−金髪のショートの女のコ−その1〜 投稿日:2001年08月08日(水)21時00分55秒
 でも…でも…でも…もっともっと深いトコロにその理由があるんだろう…
 自分の中の深いトコロに埋まってしまったその理由が…

 あっ…友達に聞かれるって言えば…梨華ちゃんとの関係も聞かれるんだ。

 絶対に2人《出来てる》でしょ〜?って。
 まぁ…梨華ちゃんといっつも一緒にいるからそう見られてれてもおかしくないんだろうね。
 一緒に歩く時は必ずと言っていいくらい手をつないだり、腕を組んだりしてるしね。
 でも付き合ってないんだよね…わたしたちって…

 そういえば先に行った梨華ちゃんどこまで着いたかな…
 まぁまだ駿台には着いてないよね…

 はぁ…しっかし…あんなに怒っちゃうなんて……
252 名前:06〜癖−その4−金髪のショートの女のコ−その1〜 投稿日:2001年08月08日(水)21時03分15秒
 フトとわたしの目の中にアツゾコが入ってきた。
 前に座った女のコのアツゾコだ。
 
 どんなコか見ちゃいそうなるのを、さっきの梨華ちゃんの言葉で必死に我慢していた。

 でも…アツゾコを履いてるコってたいていカワイイんだよね♪
 まぁ…中には全然ってコもいるんだけどね。
 アツゾコを見るとそのコの顔も見たくなる…
 …それが最近のわたし…

 そんな欲望?に襲われながらもわたしは梨華ちゃんの言葉で必死で我慢していた…

 そんなわたしが自分の中で葛藤している中、
 前に座っていた女のコが更にそれを助長するような行動をした…
 (まぁ…相手のコはそんな事思ってなかったかもしれないけどね…)
 …そう…足を組んだのだ。

 フッとキレイな太ももが目線に入ってくる。
 オシリまで見えそうになるくらいの…
253 名前:06〜癖−その4−金髪のショートの女のコ−その1〜 投稿日:2001年08月08日(水)21時05分32秒
 これにはわたしもちょっと焦ったよ。
 見えるんじゃないの…?
 やっぱ…自信あるのかな…どうなコだろう…見たいなぁ…

 ん?…って言うか…アツゾコ履いてて足組めるの…
 あっ…そうか…誰かに見せてるんだ…

 よぉ〜し…誰に見せてるか見てやろ…

 前のアツゾコのコの顔を見ようと雑誌に下ろしていた目線をスッと上げると、
 そこにはすっごい小さな女のコが座っていた。
 ギャルファッションだけど、それとは全然似合わないほど小さな女のコ…
 一生懸命アツゾコで背伸びをしていると感じられる女のコが…

 一瞬そのコとわたしの視線がバチッと合う…
 その瞬間そのコが恥ずかしそうに目線を下に落とした。
 それと同時に組んだ足も下ろす。
 下ろした後、一瞬コッチを上目づかいでチラっと見、またまた合う目線…。
 それに気づきさっと目線を落とす女のコ…。

 …………わたし…………?

 ……………………
254 名前:06〜癖−その4−金髪のショートの女のコ−その1〜 投稿日:2001年08月08日(水)21時08分06秒
 うっ…超カワイイ…
 超カワイイんじゃない…?

 金髪のショート…ボブにギャルファッション…もち超ミニ♪
 顔はホントカワイイ…キレイってカンジじゃなくって、超カワイイってカンジかな?
 メイクとかも行き過ぎてなくて、イイカンジに決まってる♪
 アタシ好みに黒すぎない♪

 それに…いったい身長いくら?ってカンジに小さい…
 たぶん…いや…絶対…150はないね…
 でも…その小ささが…余計に…
 カワイイじゃん
 抱きしめたくなるって

 しばらく顔から目を放せなくなってると、そのコがまたゆっくりと視線を上げてきた。
 またまた合う視線。
 こっちが見てるとそのコはまた恥ずかしそうに…
 …嬉しそうに(わたしが思ってるだけかも…?)視線を落とした。

 ……くっ〜っ〜〜〜っ!!……

 これがいいんだよね〜ホントカワイイや♪
255 名前:作者マッチ 投稿日:2001年08月08日(水)21時13分39秒
勘違いよっすぃーです(w
いや…この場合はあってるか(w

>238:名無し読者さん

 ありがとうございます〜
 なっちは結構評判いいみたいですね(w

 2部…ちょっとありきたりにならないようにしなきゃって思ってるんですけど…
 大目に見てやってください。

 これからもヨロシクお願いします〜

>239:レインさん

 ありがとうございます〜
 今回はそれほど梨華ちゃん活躍しないのですが…
 
 これからもヨロシクお願いします〜
256 名前:レイン 投稿日:2001年08月08日(水)22時01分07秒
梨華っちがでなくても、このスレを
静かに見ていますね
257 名前:ラークマイルドソフト 投稿日:2001年08月08日(水)22時49分20秒
現実ではやぐよしですか‥‥
こういう構成すごく好きです!期待してます!
258 名前:06〜癖−その4−金髪のショートの女のコ−その1〜 投稿日:2001年08月11日(土)01時45分44秒
 あまりにも見ているのは可哀想だから、わたしは視線を雑誌に落とした。

 ズーッと見てるとアブナイからね♪

 しばらく雑誌に目を下ろしていたが、
 フト気づくとさっきの女のコがこっちに視線を送ってるように感じた…

 えっ…勘違いもいい加減にしろっ!って?…
 失礼な…だいたい勘でわかるんだよ♪

 スッと視線を上げると、やっぱり合う目…
 今度はわたしが上目づかいになっちゃってるけどね。

 でも…今度はそのコは視線を外さずにまだジーッと見てきている。
 何とも言えない気恥ずかしさも含んだ嬉しそうな表情をして…
 へへへ…さすがにこんなに見てこられると恥ずかしいや…
259 名前:06〜癖−その4−金髪のショートの女のコ−その1〜 投稿日:2001年08月11日(土)01時46分35秒
 あまりの気恥ずかしさにわたしはカバンを開け、その中で携帯をいじり始めた。
 ホントは電車の中ではいけないんだけどね。

 ……………………

 どうしよ…何打と…
 携帯をさわったはいいものの…どうしよ…

 ………………!

 あっ…そうだ…梨華ちゃんに…謝っとかなきゃ…

 【さっきはゴメン!(ToT)反省してますm(_)m】

 でも…今のわたしの状況…説得力ないなぁ…

 梨華ちゃんかぁ…
 
260 名前:06〜癖−その4−金髪のショートの女のコ−その1〜 投稿日:2001年08月11日(土)01時47分23秒
〜〜〜〜〜〜

 あの時に梨華ちゃんと買い物に行かなかったら…

 まぁ…でも…あの時のアレがなかったら今のモテモテの?わたしはなかったかも…?

 今から考えるとある意味よかったような…最悪だったような…
261 名前:07〜過去−理由−その2−メール交換〜 投稿日:2001年08月11日(土)01時49分10秒
07〜過去−理由−その2−メール交換〜

 それは…わたしとごっちんがそれぞれコクられたその週末の夜だった。
 わたしはどうしてもごっちんの事が気になってメールで聞こうとしていたんだ。
 
 学校で毎日会ってはいるものの、
 どうしてもそのコクってきた女のコとの事がごっちんに直接聞けなかったんだ…
 普通の友達なら簡単に聞けるであろう《あの事》を…

 【そういえば…コクられたコとはどうしたの?】

 送信…と…
262 名前:07〜過去−理由−その2−メール交換〜 投稿日:2001年08月11日(土)01時50分55秒
 メールが戻ってくるまでドキドキしながら待っていた。
 まるで告白の返事を待ってる女のコのように…

 もし…O.Kしてたらどうしよ…

 まぁ…ごっちんが女のコと付き合うなんて考えられないが、
 あの時のごっちんの顔を見てると満更でもないような顔をしていた。

 わたしにはそれがすっごい引っかかってた。

 ここは女子校だし…そんな環境がごっちんを変えるかもしれない…
 現にわたしも《女子校の環境》が疑問を確信に変えられたりしたし…

 ♪〜♪〜〜〜♪♪

 来た…
263 名前:07〜過去−理由−その2−メール交換〜 投稿日:2001年08月11日(土)01時53分26秒
 【可哀想だったんだけど、友達に言って断ってもらったよ。
  よすこはどうしたの?】

 ……………はぁ〜……………

 わたしは一際大きく溜息をついた。
 その大きな溜息はホッとした事への溜息…
 わたしの中にすっごい安心感が出てきた。
 それと同時にこの前感じたごっちんへの気持ちへの自分の思いに対して持っていた確信が、
 より強固なモノになるのを感じた。

 【とりあえず断ったけど…
  まぁ…わたしはまず友達からって言ってね(^^)
  さっそく2ショット写真せがまれちゃった(笑)】

  送信…と…
264 名前:07〜過去−理由−その2−メール交換〜 投稿日:2001年08月11日(土)01時54分53秒
 ホントは理由とかも聞きたかったが、
 もし《女のコ同士の恋愛》を完全否定されるようなメールが帰ってきたら、
 わたしは立ち直れないカンジがして…聞けなかった…

 そして…もうこの後はこの話でのメールが帰ってこない事も祈っていた…

 ♪♪〜♪♪〜♪♪

 一瞬ビックリしたけど、携帯の着信音だった。

 もしかしてごっちん…?
 わたしは携帯の画面を見た。

 【梨華ちゃんち】

 ホッ…なぁ〜んだ…梨華ちゃんか…一安心…
 今はごっちんとは話したくないや…
 って…こっちからメール送っといてそりゃないけどね…
265 名前:07〜過去−理由−その2−メール交換〜 投稿日:2001年08月11日(土)01時56分16秒
 『ひとみちゃん…?』

 ホッとしたわたしはそのまま携帯に出た。
 いきなり梨華ちゃんのアニメ声が携帯から遠慮気味に響いてくる。

 結構夜が遅かったから遠慮してるんだ…

 思わず苦笑いのわたし。
 携帯から聞こえてくる梨華ちゃんの声は更に変にアニメ声化され、
 強烈なアニメ声を表現していた。

 「うん♪」

 『こんな夜遅くにゴメンね…』
 すっごい遠慮した声が更に続く。

 「全然〜」
 ホント梨華ちゃんって人に気使うんだよね。
 でも、まぁそんなトコロが梨華ちゃんのいいトコロかな…?

 そんなわたしのいつもより少し明るめの声に安心したのか、
 梨華ちゃんがいつも通りに話し始めた。
266 名前:07〜過去−理由−その2−メール交換〜 投稿日:2001年08月11日(土)01時58分22秒
 その梨華ちゃんの用件は明日お買い物に行かない?って事だった。
 ごっちんはどうも他に用事があるようで行けないとの事。

 けど、どうも他にも用件はあるみたいだ。
 ズーッと学校での事を続けていた事もあり、鈍感なわたしでもそれは解った…
 現にこれだけの用件ならメールで十分なのに…

 でも、学校の事や世間話ばっかりしている梨華ちゃん…らしくないなぁ…どうしたんだろ…

 そんなわたしの疑問は30分もすれば解消された。
 学校の事や世間話を一通りし終わり、
 会話の途切れたのを見計らって遠慮気味に梨華ちゃんは《それ》を聞いてきた。

 『ひとみちゃんってさぁ…』

 「なに?」

 梨華ちゃんが一つ大きく息を吸ったのが感覚でわかった。

 『この前さ…ごっちんに聞いたの…
  ひとみちゃんって女のコに告白されたのでしょ?』
267 名前:07〜過去−理由−その2−メール交換〜 投稿日:2001年08月11日(土)02時00分27秒
 あぁ〜なぁ〜んだ…そんな事か…。もっと重要な事かと思ったよ…

 「あっ…うん…まぁね…へへへ…」

 わたしはその後、ちょっと得意げに梨華ちゃんにそのコクられた事を話した。
 
 友達から聞いた時の事とか…
 どんな女のコなのか?とか…
 2ショット写真とられちゃった事とか…

 わたしが話している間、梨華ちゃんは電話口で笑ったりしながらもジーッと聞いていてくれてた。

 そんなトコも梨華ちゃんのイイトコロだね♪

 『ひとみちゃん…女のコに告白されてどう…?』
 
 わたしが一通り話し終えるのを確認すると、遠慮気味に聞いてきた。
 
 「ん?…どうって?…ん〜…別に悪くはないよ♪
  憧れられるってのもいいかなぁってカンジ?」
268 名前:07〜過去−理由−その2−メール交換〜 投稿日:2001年08月11日(土)02時04分58秒
 『あっ…そうなんだぁ〜♪
  じゃぁ…ひとみちゃんはどうするの?』
 少し梨華ちゃんの声が明るくなったような気がしたが、わたしは気にも止めずに話し続けた。

 「わたし…?どうしよ…結果的には…たぶん断ると思うよ…」

 『あっ…そうなんだぁ〜♪』
 わたしのその返事を聞いた瞬間、梨華ちゃんの声は更に明るくなったような気がした。

 わたしの勘違いかもしれないけど…

 その後も1時間半くらいは色々話していたが、
 さすがに親に怒られて切らざるおえなくなった。

 残念…もうちょっと話したかったのになぁ…

 もう一度明日の時間と場所の確認をした後、おやすみを言って携帯を切った。
269 名前:07〜過去−理由−その2−メール交換〜 投稿日:2001年08月11日(土)02時06分26秒
〜〜〜〜〜〜

 次の朝、わたしは冬とは思えないくらいの蒸し暑さに、
 梨華ちゃんとの約束の時間の前に目が覚めてしまった。

 目覚め悪すぎ…最悪…

 わたしが枕もとの携帯を手に取り画面に目をやると、
 メールの着信を知らせるマークがついていた。

 夜の間にか…誰だろ…

 わたしは少しの胸騒ぎを覚えながらも携帯のメール欄を開いた。

 【ごっちん】

 …………!っ…………

 ごっちんかぁ…夜の間に来たんだ…。
 
 イヤだなぁ…
270 名前:07〜過去−理由−その2−メール交換〜 投稿日:2001年08月11日(土)02時08分48秒
 【何で断ったの?】

 やっぱり…

 夜のわたしの心配のメールがそのまま来てしまった

 …イヤだなぁ…どうしよ…。なんて返そう…

 ……………………

 わたしは何かしらを考えるが、どうも何も浮かんでこない。
 本心を打ち明け、ごっちんに引かれるのだけは絶対にイヤだ。
 
 かといって…
 わたしの方から《女の子同士の恋愛》を否定するようなメールを打つのもイヤだ。
 今はまだごっちんに知られてなくても、
 いつかは知って欲しいっていう気持ちは心のどこかしらには…ある…
 いつの日か…

 もうそろそろ準備を始めないと梨華ちゃんとの時間がなかったので、
 とりあえずわたしは準備を始めた。
 
 待ち合わせは渋谷駅のハチ前に11時。
 お風呂に入って準備を色々していたらご飯食べる暇ないかも…

 急いで準備を終えたわたしは…
 今日は何かありそう…
 そんなイヤな予感を抱え…
 
 家を飛び出した。
271 名前:作者マッチ 投稿日:2001年08月11日(土)02時12分55秒
>256:レインさん

 ありがとうございます〜
 この章ではそれほど活躍しないのですが、その次のごっちんの章辺りで活躍です(w
 
 これからも飽きずにヨロシクです〜

>257:ラークマイルドソフトさん

 ありがとうございます〜
 現実では…(w

 ただ…(自粛)

 まだまだ先になると思いますがその時までヨロシクお願いします〜
272 名前:ラークマイルドソフト 投稿日:2001年08月12日(日)03時40分50秒
『今日は何かありそう…』この表現の仕方いいっすね〜!
…一体何があるんだ〜!って気になるけど酔っぱらってきた…
273 名前:07〜過去−理由−その2−メール交換〜 投稿日:2001年08月17日(金)00時49分31秒
〜〜〜〜〜〜

 ハチ公前には11時少し前に着いたが、梨華ちゃんはまだ着いてないらしい。
 とりあえず梨華ちゃんには携帯でメールを送っておく。

 【到着!】

 送信…っと…

 メールを送り終え、わたしは少し落ち着いた。

 周りを見ると、日曜の渋谷らしく待ち合わせの人が大勢暇そうに携帯をいじくっていた。
 それを見て、わたしも携帯を見る。

 そうだ…ごっちんにメールを返しとかなきゃ…

 ……………………………
 そう思い、携帯のごっちんからのメールの返信欄を開けるが、
 いざ開けてみても何を打ったらいいのか全く思い浮かばない。

 さっきと同じ考えが頭に浮かぶ…
274 名前:07〜過去−理由−その2−メール交換〜 投稿日:2001年08月17日(金)00時52分28秒
 じゃぁ…それとも…【他にスキな人がいるから…】…とか…?

 ん〜…ダメだ…ごっちんの事だから深いトコまで絶対にツッこんでくるだろう。
 それで男がスキって事は出したくない…男に興味を持ってるって思われたくないし…
 …(もしかしたらごっちんも女のコがスキで…わたしがソレを言う事で…
   …ショックを受ける…まぁ…ないっか)…
 …でも…もしごっちんが普通のコだったら…
 わたしが女のコに興味を持ってるって事も思われたくない…
 だって…引かれる可能性あるし…いや…絶対引かれちゃうね…

 はぁ…複雑だ…

 「ひとみちゃん…おはよう♪」

 そんな考えに耽っている間に梨華ちゃんが来たみたいだ。
 丁度後ろからいつもの梨華ちゃんの可愛らしい声が聞こえてきた。
 
 わたしが後ろを振り返ると、そこにはいつもと少し違った梨華ちゃんが少し息を弾ませて立っていた。
275 名前:07〜過去−理由−その2−メール交換〜 投稿日:2001年08月17日(金)00時56分33秒
 「あっつぅ〜い…ちょっと待ってね…」

 そういうと、いつもと少し違った梨華ちゃんは着ていたミニコートを脱ぎ始めた。

 いつもと違った…いや…今までと違った…
 …そう…少し大人っぽい?(わたしにとってかな…?)服装…
 …ちょっとわたし自身ドキッとしちゃったくらいの…

 ビックリ…いつのまに梨華ちゃんってこんなカッコするようになったんだろ…

 そう…ミニのコートを脱ぎ、その下にはノースリーブにミニ…カワイイなぁ…
 …わたしから見たら超大人っぽいカッコ…

 …それに比べてわたしって…ラフなカッコ…昔っから全然変わんないや…
 イヤだなぁ…
 今日は梨華ちゃんと一緒に歩きにくい…
 
 はぁ…そういえばごっちんも最近カワイイカッコしてるよなぁ…だいぶんギャル化してるし…
 わたしも…今日きちんと勝負服でも買おっかなぁ…梨華ちゃんに聞いて…
276 名前:07〜過去−理由−その2−メール交換〜 投稿日:2001年08月17日(金)01時05分26秒
 「ゴメ〜ン…ちょっと準備がかかっちゃって…
  それに電車も乗り遅れちゃって…ホントにゴメンね…」
 わたしはごっちんの事で考えこんでて気づいてなかったが、
 いつのまにか11時も15分くらい過ぎていた。

 梨華ちゃんはわたしの方に向き、両手をあわせて必死で謝ってる。

 いいのに…別にそんなに遅れてないじゃん…
 
 梨華ちゃんが謝りながら申し訳なさそうに片目をつむり、
 もう片目を上目づかいにしてわたしを見ている。

 へぇ〜カワイイじゃん…どうしたんだろ…最近特に可愛くなってるんじゃないかな?
 しかも…この仕草ってカワイイ…

 《最近特に可愛く》って……梨華ちゃん恋してるのかな?
 これってよく言うじゃん…女のコは恋すると可愛くなるってね。
 へ〜どうなんだろ…梨華ちゃん恋してるのかな…?
 いつか聞いちゃお♪
277 名前:07〜過去−理由−その2−メール交換〜 投稿日:2001年08月17日(金)01時08分47秒
 「いいよいいよ♪」
 わたしの一言に梨華ちゃんの顔にパァっと満面の笑みが浮かぶ。
 なんだかそれを見るとわたし自身幸せな気分になってきた。

 梨華ちゃん…カワイイなぁ…
 
 「じゃぁ行こうよ♪」

 「うん♪」

 そう言ってわたしが歩き出そうとすると、梨華ちゃんはわたしの腕を取ってきた。

 その瞬間ちょっとドキってしてしまった。

 普段よくしている事なのに…ヤバイなぁ…わたしって大分変になっちゃってるよ…

 「ドコ行く?」
 わたしはそんないつもより可愛く見える梨華ちゃんを眩しそうに見ながら何とか言った。

 そうか…梨華ちゃんいつもと違うもんね…それに惑わされてるだけかも?
 って…何考えてんだよ…はぁ…
278 名前:07〜過去−理由−その2−メール交換〜 投稿日:2001年08月17日(金)01時24分56秒
 「あっ…そうだねぇ〜」
 梨華ちゃんはそう言って考えこんでしまった。

 考えてなかったのかい…
 まぁ…とりあえず〜…
 朝ごはん食べてないからどっかに入ってご飯でもいいし…
 いきなり買い物でもいいし…
 昼挟んでの映画でもいいし……

 グルグルグル〜

 2人が顔を見合わせる…

 「「ぶっ…」」

 ごはんの事を考えた事で、わたしのおなかが思いっきりなってしまったんだ。

 恥っずかしぃ〜何鳴ってるんだよぉ…
 もぉ…梨華ちゃんに超聞こえちゃったじゃんか…
 あぁ〜恥ずかし…

 「クスクス…じゃぁ…とりあえずお昼ごはんだね♪
  …で…、映画見て…、最後にお買い物かな…?」
 ありがとうございます…

 顔が赤くなってるんだろうなぁ…はぁ…
279 名前:08〜癖−その5−金髪のショートの女のコその2〜 投稿日:2001年08月17日(金)01時30分31秒
08〜癖−その5−金髪のショートの女のコ−その2〜

 ブルブルブルブルブル

 あっ…メール…梨華ちゃんかな…
 わたしはカバンの中で携帯を見た。

 【もう女のコ見たりしないって約束して!】

 うっ…そんなの…約束守れるかわからない…でも…まぁ…とりあえず…

 【約束します!】

 送信…っと…

 ん…?

 わたしが前の女のコを見ると、わたしが考えこんでいたその間にでも、
 何かの参考書でも出してそれを読んでいた。

 へ〜…人って見かけによらないんだ…
 あんまり勉強してる風に見えないんだけど…以外…
280 名前:08〜癖−その5−金髪のショートの女のコその2〜 投稿日:2001年08月17日(金)01時34分52秒
 ブルブルブルブルブル

 【ホント?】

 フフフ…疑い深いなぁ…

 【ホントです!!(☆_☆)この目を見てぇ〜

 送信…っと…

 高校生じゃないよね…
 さすがに高校生であの髪の色は校則に引っかかっちゃうもんね…

 じゃぁ…大学生かな…あまりにもちっさいけど…
 でも…まぁそんな事より…ホントカワイイや♪
 いいなぁ…
 抱きしめたい
 抱きごこちよさそう
 すっぽり収まっちゃいそうだし〜♪

 ブルブルブルブルブル

 【約束ね♪池袋の東口の改札にいるから…女のコに惑わされて遅れないようにね♪】

 …………………………

 【わかりました(T_T)】

 送信…っと…

 なんだか今のわたしの状況をしっかりと監視されてるような気がする…
 そんなにわたしの行動ってわかりやすいのかなぁ…
 ちょっと悲しいなぁ…
 はぁ…
281 名前:作者マッチ 投稿日:2001年08月17日(金)01時44分52秒
>272:ラークマイルドソフトさん

 ありがとうございます〜
 何があるか…次当りで判る…かな…?と思います…(w
 これからもヨロシクお願いします〜

 酔いすぎにはご注意を(w
 自分はホント弱いんでいつも苦労が…(クラッ…)
282 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月17日(金)02時29分55秒
さり気に妬いてる?風味の石川さんが素敵っす(w
更新頑張って下さい
283 名前:09〜過去ー理由ーその3−渋谷にて…〜 投稿日:2001年08月19日(日)04時44分11秒
09〜過去−理由−その3−渋谷にて…〜

 「これってどうかなぁ…」
 梨華ちゃんがわたしの体に服をあわせて遠目に見ている。
 手にはピンクのワンピース…
 こんなの合う訳ないじゃん…
 梨華ちゃんしか合わないってば…

 「……………………」

 わたしの無言による抵抗…

 わたしたちはお昼の食事を終え、映画も見終わり、今ラストの買い物に来ているのだ。
 お昼の時にちょっと勝負服が欲しいけど、見て欲しいって言ったら、
 梨華ちゃんがやたらとはりきっちゃって…
 さっきからズーッと選んでくれてるってわけ。

 でも…普通の服ならいいんだけどさ…
 さっきからこんな調子でね。
 明らかにわたしには合わないってカンジなんだ。

 梨華ちゃん…自分で欲しい服選んでないかい…?
284 名前:09〜過去ー理由ーその3−渋谷にて…〜 投稿日:2001年08月19日(日)04時47分18秒
 わたしの弱いツッコミを、選んでる梨華ちゃんの背中に当てながらも、
 梨華ちゃんが一生懸命選んでくれてる姿に感謝していた。
 まださっきのピンクのワンピースを寂しそうに眺めているけど…

 「ひとみちゃんに合うと思うのだけどなぁ…」

 わたしの無言の抵抗に気づいたのか、しぶしぶながらその服は諦めてくれたみたい。

 わたしにはさっきの服は無理だってば…
 こんなに身長高いのに…はぁ…

 「…ミニ系は全部合わないから…」
 ズキ…痛い事言うなぁ…まぁ…合ってるけど…
 そうなんだ…わたしって結構筋肉質で…バレーやってたせいもありね。
 足とか超筋肉質…これが…イヤなんだよね…
 この筋肉がね…ミニとかはくとね…すっごい変ってみんなに言われるんだ…
 男のコっぽいって言ってね…

 「やっぱりロングスカートか…パンツ系か…ラフにジーンズ…」
 しばらく歩きながら梨華ちゃんはブツブツ言って色々見ている。
 時々手にとってはジーッと考え込んでいる。
 邪魔をしてはいけないと、その後ろをわたしはただついて歩くだけ。
285 名前:09〜過去ー理由ーその3−渋谷にて…〜 投稿日:2001年08月19日(日)04時49分23秒
 「あっそうだ…オーバーオールってどうかなぁ?
  …もしかしたらひとみちゃんにぴったりかもしれないヨ…」
 そう言って梨華ちゃんは、すぐ目に入ったデニムのオーバーオールを手にとって、
 わたしに身体に合わせてくれた。
 それは偶然わたしのサイズって事もあり、なかなか似合ってるようだった。

 へ〜結構可愛くていいかも…
 鏡に映る自分の姿を見て結構大丈夫かも…?
 って…これで髪をちょっといじったら♪

 「うん!これってカッコイイヨ!」
 梨華ちゃんが嬉しそうに言った。
 どうも梨華ちゃんも結構気に入ってくれたみたいだ…

 カッコイイ…?
 こんな言葉言われたの初めて…
 へぇ〜カッコイイかぁ…
 カッコイイ…
 カッコイイ…
 かっけ〜♪
286 名前:09〜過去ー理由ーその3−渋谷にて…〜 投稿日:2001年08月19日(日)04時52分14秒
 でも…ここでわたしは考える。

 これって…勝負服になるのかな…
 これは明らかに違うような気が…
 どうなんだろう…
 
 勝負服って言ったら…こう…なんて言うんだろう…
 そう…今日の梨華ちゃんのような服で…すっごい大人っぽい服じゃないのかなぁ…
 これじゃ…ただの服…

 …………………

 でも…結構気に入ってしまった…
 うぅ…どうしよ…

 「ダメかなぁ…いいと思うのだけどなぁ…」

 「いいんだけど…ホントいいんだけど…」
 わたしは恥ずかしくって…梨華ちゃんを上目づかいにして言う。
 「勝負服欲しいんだよね…」

 「あっ…勝負服かぁ…これはね…」
 梨華ちゃんはもう一度その服を目にしてボソッと言った。

 梨華ちゃんも理解してくれたみたいだ…
287 名前:09〜過去ー理由ーその3−渋谷にて…〜 投稿日:2001年08月19日(日)04時55分19秒
 「ひとみちゃんってどんな勝負服がいいの?」
 梨華ちゃんはそオーバーオールを元に戻しながら、こちらを振り返って聞いた。

 「どんなのって言われても…
  ん〜…梨華ちゃんみたいなのとか…
  ギャルファッションとかかな…?」
 ごっちんに気に入ってくれるような服とか…ギャルファッションなんか…どうだろ…
 ん?…梨華ちゃんの顔が心なしか赤くなってる。
 わたしの言葉にちょっと照れちゃったみたい…
 カワイイなぁ

 「わたしかぁ…なんか照れちゃうね…ん〜…」
 梨華ちゃんそう言いつつも、また服を見ながらしばらく歩く。
 またまたわたしは後ろからついて歩くだけ。選び始めてからもうかれこれ2時間はなる。
 ついには周りに置いてある服の雰囲気がガラっと変わった所に来てしまった。
 それでもかまわずに進む梨華ちゃん。

 わたしはちょっと…この服で歩くのはそぉ〜とぉ〜恥ずかしいんだけど…

 「あっ…これ…ちょっと待ってね……」
 そう言うと梨華ちゃんはカジュアルなチビTを手に取り、
 少し離れたパンツ置き場の方にわたしを置いて行った。
 わたしはこのカッコであまり動かないのが賢明と思いしばらく待つ事にした。
288 名前:09〜過去ー理由ーその3−渋谷にて…〜 投稿日:2001年08月19日(日)04時59分04秒
 周りは服が服だけに、ホント高校生以上ってカンジのギャルのお姉さんが多い。
 わたしみたいにおこちゃまのカッコした女のコはいないや…

 そんなお姉さんたちは、そばを通るたびにわたしの顔をジロジロと見ていく。
 背の高さでは負けないのに、カッコがカッコだけに…ホント恥ずかしいや…
 あぁ〜あ…梨華ちゃん早く帰ってきてよ…ホント…

 そんなわたしの願いが通じたのか、
 梨華ちゃんがさっきのチビTともう一つパンツを持って戻ってきた。

 「ねえねえ…これ!」
 梨華ちゃんがすっごい嬉しそうに2つを差し出した。
 すっごいいいもの見ぃ〜つけたってカンジで…

 そして…そのまま嬉しそうに説明し始めた。

 「これさ…上のチビTはピッタリしてていいと思うのだけど…
  ポイントは………これで………
  ひとみちゃんだと丁度おへその上辺りでカットされてるでしょ?
  で…それと…このローライズデニム♪
  …これもほっそりしてて…
  しかも!
  ………まぁ…着たらわかると思うけど…………
  すっごいカッコイイと思うよ♪」
 
 梨華ちゃんがもってきたのは、もっと年上のギャルが着るようなカンジの服だっけど…
 が…ホントいいかも…
 しばらく身体に合わせたり、鏡に写したりして見る。
289 名前:09〜過去ー理由ーその3−渋谷にて…〜 投稿日:2001年08月19日(日)05時02分00秒
 「着てみたら…?」

 そんなわたしを見て、梨華ちゃんが言ってくれた。

 まぁ…確かに…着てみてもいいか…ごっちんが喜びそうな服だし…

 数分後、その梨華ちゃんがもって来てくれた服を着て、
 鏡の前に立ってるわたしの姿があった。
 それを見てさっきから梨華ちゃんがしきりにいい!って言ってくれてる♪
 
 ホント…サイズはピッタリで…超カッコイイ…
 でも…ヘソだしになってるし…
 ジーンズの股上がすっごいギリギリだし…
 まぁ…だからちょっとヤバイんじゃないの…ってカンジ…
 見えそう…

 でも…ごっちんと一緒に歩くにはすっごいいいかも♪
 喜んでくれるかな…

 わたしはいつのまにかすっごいその服を気に入っててしまった…

 でも…

 「でも…春まで待たないといけないと思うよ…
  まぁ…そのぶん安いんだけどね…
  どう?
  ひとみちゃん…?
  あっ…あとサンダル系も買わなきゃね…」
 
 そう…梨華ちゃんの一言…そうなんだよね…今はまだ無理なんだよね…
 それに…サンダルも買わないといけない…
290 名前:09〜過去ー理由ーその3−渋谷にて…〜 投稿日:2001年08月19日(日)05時03分39秒
 ん〜〜〜

 わたしはとりあえずその気に入った服を脱ぐことにした…

 数分後…

 その服を手にしたわたしと梨華ちゃんがジーッと考えこむ姿があった。

 考える…お金はホントギリギリ…

 考える…サンダルはいる…

 考える…春まで待つ…

 考える…今は冬…

 考える…違う服にする…

 考える…でも…これは欲しい…

 考える…しかたない…春まで待つ…

 考える…

 考える…

 考える…決定!
291 名前:09〜過去ー理由ーその3−渋谷にて…〜 投稿日:2001年08月19日(日)05時07分52秒
〜〜〜〜〜〜

 わたしが決定を出した更に2時間後、
 渋谷の駅に向かうわたしと梨華ちゃんの腕を組んでる姿があった。
 
 わたしの顔は…幸せでいっぱいと、
 お金がすっからかんかんになってしまった落ち込みとの、
 2つが入り混じった複雑な表情になっていた。

 梨華ちゃんもしっかり自分好みのものが見つかって大満足って表情をしていた。

 渋谷の街はもうすでに7時を過ぎ、街並みはネオンで輝いていた。

 ホントはこんな時間までいたらいけなかったんだけど…
 やっぱり…最後のが…迷ってね…
 帰ったら怒られるだろうなぁ…
 梨華ちゃんにも悪い事しちゃったし…
 こんな遅くまで…

 こんな遅くまで付き合ってくれた梨華ちゃんに感謝♪

 そんなわたしたち腕を組みつつも、渋谷駅に向かって足早に進めていた。

 そんな中…わたしはフト見慣れた姿を発見した。
 向こうから女の子が2人で腕を組んで歩いてきたのだが、
 女のコ2人の内の一人はわたしのすっごい見慣れた女のコ…
 昔からよく見ていた姿…
 そのコに梨華ちゃんも気がついたみたいだ。

 「ねぇ…ひとみちゃん…あれって…ごっちん…?」

 わたしは今までにないくらいの、すっごい大きな不安を抱えた胸騒ぎを覚えた…
292 名前:作者マッチ 投稿日:2001年08月19日(日)05時22分03秒
24時間TV見ながら更新(w
なっちとかおり頑張ってますね♪
この調子だと、朝一番は新メン(もう新メンじゃないか…)だけって事に…
あっ…やぐちと圭ちゃんがでるかな…?

24時間TVが終わるまでにもう一回更新しようかな…
最後の方だと涙もろい自分は弱いんで、ちょい早めに(w

>282:名無し読者さん

 ありがとうございます〜
 梨華ちゃんが妬いてるのが判っていただければ作者の思う壺です(w
 ここではよっすぃー視点になってますから、
 きちんとした他のみんなの《想い》が解らないんで、
 解るように頑張ってるつもりです(w

 これからもヨロシクお願いしますね〜
293 名前:ラークマイルドソフト 投稿日:2001年08月20日(月)02時06分59秒
ワオ!もしかして甘甘から一気に痛痛ですか?
楽しみです♪
294 名前:10〜癖−その6−金髪のショートの女のコ−その3〜 投稿日:2001年08月21日(火)22時42分32秒
10〜癖−その6−金髪のショートの女のコ−その3〜

 放送の声で、わたしは気がついた。

 その放送は電車が池袋の駅に到着するのを知らせていた。
 
 わたしが考え込んでる間に池袋まで到着していたのだ。
 いつもだと電車で通り過ぎるだけのビジネス街の高いビル群がわたしを迎えた。

 ここで前の金髪のコともお別れかぁ…残念だなぁ…超カワイイのに…
 それに…結構わたしの事気に入ってくれたかもしれないし…
 えっ…まだ言ってるって…ホントだってば!
 結構わたしの勘当るんだからさ♪
 それに…経験上ね…

 わたしは心残りながら、椅子を立ち上がった…
 と、同時に前の金髪の女のコも立ち上がったのが目に入った。

 それにはちょっとビックリ…偶然かな…それとも…期待していいかな♪
 どうだろ…
295 名前:10〜癖−その6−金髪のショートの女のコ−その3〜 投稿日:2001年08月21日(火)22時47分42秒
 わたしは妙な期待を胸にドアの前に立った。
 わたしがドアの前に立ったその後、すぐに金髪のコがわたしのすぐ隣にきた。

 ドキッ…

 超カワイイ…

 わたしは真横に金髪のコの横顔を見る。
 おもわず見とれてしまうほど可愛らしい顔。

 まぁ…あんな20cmはあるアツゾコを履いてるのに、実際に横に並んだカンジは、
 わたしとほぼ同じくらい…わたしの身長と単純計算で145くらいかな…?
 こんなに小さいカワイイコがいたんだぁ…

 って、わたしが妙な感心をしていると、電車のクーラーの風と共に、
 わたしの鼻にとってもイイ綺麗な匂いがくすぐってきた。
 この金髪のコの香水に100%違いない。

 すっごいイイ匂い…
 普通香水っていったらイヤラシイ匂いってカンジがするけど…
 この金髪のコがつけるのは…全然そんな感じしないや…
 ドコのだろ…ちょっとわかんないや…

 ふぅ…

 わたしが前に顔を戻したと同時に、彼女がわたしの方に顔を向けたのを感じた。
 それと同時に、駅に電車が入る。
 駅の天井の陰の為、一瞬ドアの窓に車内の様子が鏡のようにかすかに浮かんだ。
 その瞬間…前のドアの写る金髪のコの視線は、わたしを見ていた…ような気がした…
 それを発見したわたしのココロの中にちょっと、甘い気持ちが漂っているのを感じる…
 久しぶりに感じるこの甘い気持ち…
296 名前:10〜癖−その6−金髪のショートの女のコ−その3〜 投稿日:2001年08月21日(火)22時50分03秒
〜〜〜〜〜〜

 駅に降り、東口の改札に向かおうと歩き始めると、金髪のコも偶然そっちの方らしく、
 同じ方向に向かい歩き始めてしまった。

 ヤバイなぁ…梨華ちゃんがいる…ちょっと遅らそうかな…

 わたしは妙な計算から、ちょっと歩くスピードを緩めた。
 そのコの後姿が目に入る。
 大きく開いたVネックからキレイな背中が大きく見える。

 そこらへんにいる女のコと違ってすっごいキレイだ…うぅ…またまたドキドキする…

 後ろに回ったのはいいものの、そのコも歩くスピードを緩めてしまい、
 なんとも中途半端な変な歩調になってしまった。

 でも…ホント…背中キレイや…すべすべしてそう…

 あっ…梨華ちゃんだ…

 そんなわたしがHな事考えると、前に梨華ちゃんが見えてきた。
 梨華ちゃんもこっちに気がついたらしく、目が合うと楽しそうに手を振ってきた。
 ちょっと気恥ずかしさを含んだ表情で…

 ………………
297 名前:10〜癖−その6−金髪のショートの女のコ−その3〜 投稿日:2001年08月21日(火)22時54分20秒
 それってカワイイんだよねぇ〜
 って、もう右前の金髪のコ…見れないなぁ…

 わたしは更に歩くスピードを緩め、定期を探すフリをしながらゆっくりと歩き、
 更にゆっくりと定期を通した。
 わたしの計算どおり(?)その間に金髪の女のコは遥か遠くまで歩いていったみたい。

 はぁ〜あ…また逢えたらいいのになぁ…

 「女のコばっかり見てなかった?」

 …………………………

 梨華ちゃん…会って最初にそれかい…
 そんなにわたしって女のコ見てるってイメージあるのかな…
 さすがにここまで言われるとネタでもちょっとショック…
 ってもう慣れたか…

 わたしは梨華ちゃんのその言葉に肯定の返事をするものの、
 その肯定がちょっと弱く…バレバレってカンジ…
 その点は自分でも素直だなぁって…きちんと肯定しなきゃ…
 これがいつか自分の首をしめちゃうかもしれないし…

 わたしと梨華ちゃんは一緒に手をつないで駿台予備校の方に歩き出した。
298 名前:11〜過去−理由−その4−誰…〜 投稿日:2001年08月21日(火)22時58分43秒
11〜過去−理由−その4−誰…〜

 わたしと梨華ちゃんが腕を組みつつも、深く沈んだ夕闇を駅まで急いで歩いてると、
 前からごっちんが誰か知らない女のコと、腕を組んで歩いてくるのが目に入った。

 その2人の姿を見た瞬間、わたしの心臓が一際大きく跳ねる。

 誰…?

 2人はすっごい仲良さそうに、顔を見合わせては微笑みあっている。

 誰よ…?

 顔と顔の距離が近すぎるよ…ごっちん…

 誰ってば…?

 わたしは頭の中が混乱してきて、何も考えられないようになってきた。
 
 ごっちんの隣にいる女のコは…
 今のわたしの状況がわかってるなら解るとおもうけど…当然のごとく…知らない女のコ…
 背はかなり小さいく、顔立ちもかなり幼いカンジだ…それが余計に可愛さを助長している。
 見たカンジ小学生って言われてもおかしくないかも…
 でも、小学生に見えるわりには、服装はしっかりマゴギャルで、
 かなりのミニをはき、しっかり高いアツゾコも履いていた。

 そんな小学生とも中学生とも取れる女のコとごっちんは歩いていた。
 でも…ごっちんと知り合いって事は中学生だろう…たぶん…おそらく…予想…
 だって…だって…だって…わたしとごっちんは《幼馴染》なんだもん…
299 名前:11〜過去−理由−その4−誰…〜 投稿日:2001年08月21日(火)23時01分29秒
 そしてその時、そのコを観察しているわたしの頭にフト何かが浮かんだ。

 あっ…もしかして…前コクられたって言ったその女のコ?
 でも…断ったって…ごっちん言ってたけど…違うのかな…
 じゃぁ…誰…?

 見たカンジ超仲いい…明らかに友達以上ってカンジだよ…
 なんだよ…ごっちん…わたしの知らないトコで…いつのまに…
 親友同士だった言ってくれてもいいじゃん…

 わたしたちの姿にごっちんはまだ気づいていないみたいだ。
 もう少しですれ違う…

 と、その時、相手の女のコがウィンドウの中の服が気になったらしく、
 ごっちんをひっぱって横を向いてしまった。
 その2人の後ろを通るわたしと梨華ちゃん。
 梨華ちゃんは声を掛けたそうだったけど…わたしはイヤで…
 梨華ちゃんの腕を強引に引っ張ってそのまま通り過ぎた。

 「邪魔したら悪いよ…」
 「あっ……そうだね♪」
 わたしのボソッと言ったその言葉に納得したのか、
 梨華ちゃんは無邪気そうに…楽しそうに頷いた。
 その言葉にズキッとなるわたしの胸…

 そう…梨華ちゃんも納得させるほどの…2人の雰囲気…
 それがさらにわたしのココロに深く突き刺さった。
300 名前:11〜過去−理由−その4−誰…〜 投稿日:2001年08月21日(火)23時05分25秒
 「この前告白されたって言ってたその女のコかなぁ?」
 そう…わたしも思ったけど…あれはごっちんから直接断ったって聞いたし…違うと思う…
 じゃぁ…誰っ?て言われたら…答えられない…誰だろ…

 でも…その答えを今一番知りたがってるのはわたしだと思う…

 「たぶん違うと思うよ…ごっちんが断ったって言ってたもん…」
 「エッ!?…そうなの!?
  わたし聞いた時には、結構カワイイし、性格が超合って楽しいし、
  すっごい甘えてきて…それがまた超カワイイし、って…
  だからいいかもしんない♪考えてみようかなぁって…言ってた…」
 「エッ…?」

 わたしはその梨華ちゃんの言葉に耳を疑った。
 それって…

 「いつ…」
 「えぇ〜っと…ひとみちゃんの携帯に家から電話して今日の約束をした日の…前の日かな…?
  だから…おとついかな…?ひとみちゃんは?」
 
 おとつい…おとついは考えてみようて言って、昨日は断った…どういう事…?
 どっちがホントだろう…

 っていうより…これではっきりした。
 ごっちんは女のコとさっきみたいに…ひっつく…ベタベタする…イヤ…違う…
 《付き合う》って事に拒否感はないんだ…
 さっきのコと《付き合ってる》とはまだ言えないけど…

 ううん…信じたくない…
 だって…だって…さっきのコだったら…わたしだって…

 わたしはその後も少し考えこんでしまってて、
 梨華ちゃんには悪いのだけど梨華ちゃんの言葉に相槌を打つくらいしか出来なかった。

 そんないつも通りじゃないわたしと同様、
 いつの間にか梨華ちゃんの口数も少なくなってしまっていた。

 ゴメンね梨華ちゃん…
301 名前:作者マッチ 投稿日:2001年08月21日(火)23時20分17秒
>>293:ラークマイルドソフトさん

 いつもいつもありがとうございます〜
 そうですね…痛めになると思います。
 ただ、自分では痛めのつもりでも、
 あまり痛くないように見えるかもしれません(w

 ここからは梨華ちゃんとごっちんの言葉と行動から、
 しっかりと読み取って頂ければ痛さが減るかもしれません。
 ほんの少しずつ《それぞれの気持ち》を入れてますんで。

 これからもヨロシクお願いしますね〜
302 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月22日(水)05時26分16秒
後藤と一緒にいた子は一体誰なんだ…?
先の展開が気になります。読み取る努力をしつつ、更新待ってやす(w
マターリご自分のペースで、頑張って下され
303 名前: 投稿日:2001年08月26日(日)03時42分25秒
一気に読みました〜!
楽しかったです♪
やぐよしみてみた〜い!
更新待ってますね
304 名前:11〜過去−理由−その4−誰…〜 投稿日:2001年08月26日(日)23時09分12秒
〜〜〜〜〜〜

 2人は渋谷駅の改札まで来ていた。

 もうすぐ梨華ちゃんとお別れ…
 すっごい楽しかったし…
 超イイ服まで買え…
 一生懸命選んでくれた梨華ちゃん…
 
 超イイ一日だったんだけど…
 最後のごっちんので…
 一気にそれが飛んでしまった…

 最後に梨華ちゃんにきっちりお礼だけは言っとかなきゃ…

 そのままわたしは定期で、梨華ちゃんは品川までの切符を買って駅に入りホームまで上がった。
 幸い、電車はまだ来てなかったが、どうせすぐにやってくる。

 早めに言わなきゃね…
 はぁ…でも…さっきのごっちんが気になって…言葉が…出てこない…や…

 「ひとみちゃん…?」

 そんなわたしより先に、梨華ちゃんが聞いてきた。
 梨華ちゃんの声はココロなしか、今のわたしのように沈んだように感じられた。

 「なに…?」
 わたしが梨華ちゃんの方を見ると、少し俯いたままわたしの足元を見ていた。
305 名前:11〜過去−理由−その4−誰…〜 投稿日:2001年08月26日(日)23時11分06秒
 「この前ひとみちゃんも…告白されたって…言ったでしょ…?で…断るって…」
 梨華ちゃん何言いたいんだろう…
 
 はぁ…

 ごっちんの事もあり、あんまり考えられないや…

 梨華ちゃんの表情は駅のホームの薄暗い電気だけでは判らなかった。
 ただ梨華ちゃんはさっきより更に俯き加減になって話していた。

 「うん…」
 わたしはよく理解できない事もあり、あいまいな返事を返した。

 「それに…女のコに告白されるっていうのもそんなに悪くないって…言ってたでしょ…
  で…私思ったんだけど…断ったのって…他に誰かスキなコがいるって事なのかなぁ〜って…ね…」

 梨華ちゃんの寂しそうな微笑み…そう感じられた…
 
 その瞬間、電車がホームに入ってきて、
 梨華ちゃんのミニコートと髪がフワッと舞い上がり乱れた。
 わたしの髪も風で乱れた。
306 名前:11〜過去−理由−その4−誰…〜 投稿日:2001年08月26日(日)23時13分06秒
〜〜〜〜〜〜

 結局わたしは、梨華ちゃんに最後の質問の返事ができなかったどころか、お礼すら言えなかった。
 その梨華ちゃんが質問した瞬間入ってきた電車は、わたしの乗る電車だったから、
 答えられないまま…答えを考えてる間に…電車の扉が閉まってしまったのだ。

 ごっちんがスキな事を梨華ちゃんに言う?
 …イヤ…ダメ…言えない…

 車内には閉まってしまったドアをいつまでもボーッと見つめるわたしの姿があった。
 そのドアにはわたしが何とも言えない表情で立ってる姿が映しだされていた。

 いつまで立ってても仕方ない…
 今日は結構すいてるんだから、しっかり座っとかないと…

 わたしは椅子に座ろうと両手いっぱいの荷物を足元に置いた。
 改めて荷物を見る…
 
 ごっちんが喜んでくれると思って買った服…
 ごっちんと一緒に渋谷の街を堂々と歩けると思って買った服…
 結局梨華ちゃんにはお礼も言えなかったのに買った服…

 そんな服が悲しそうにわたしに存在をアピールしていた。

 そんな荷物から目を離し、椅子に座りながらわたしはまた物思いに耽る…
307 名前:11〜過去−理由−その4−誰…〜 投稿日:2001年08月26日(日)23時16分01秒
 特に今日の最後の方にあった、
 ごっちんと女のコとのツーショットの遭遇…
 梨華ちゃんの質問…

 梨華ちゃんにとっては、普通の女のコの友達にする質問のように聞いてきたのかもしれないけど…
 わたしはすぐに返事を返せなかった。

 そう…梨華ちゃんがもし…学校の普通の親友なら…
 《今の状況》なら簡単に返事が出来たのかもしれない…
 ごっちんがスキだって事…
 でも…梨華ちゃん…わたしの大切な幼馴染の梨華ちゃん…
 ごっちんとわたしと梨華ちゃんの3人はかけがえのない大切な幼馴染…
 親友以上の存在…

 そうだ…我慢しよう…わたしたちは大切な幼馴染同士なんだから…
 ごっちんはスキになっちゃいけない…
 ごっちんをスキ…《恋愛感情》があるって言う事で確実に3人の関係が今まで通りいかなくなる…
 
 もし…誰かと誰かが付き合うと…その残りの1人は…
 確実に気を使って今まで通り遊ばなくなるだろう…

 でも…

 わたしの目に映る景色が揺らいできた。

 もうダメ…さっきの事が気になって仕方ない…
 
 言いたい…

 わたしとごっちんが《女のコに告白された》事により、
 大げさかもしれないけど…
 ごっちんと梨華ちゃん…
 わたしのそれぞれの中にある恋愛の《価値観》というものがはっきりしてきた…

 ……………………………
 …………………………
 ………………………
 ……………………
 …………………
 ………………
 ……………
 …………
 ………
 ……
 …
308 名前:作者マッチ 投稿日:2001年08月26日(日)23時31分26秒
とうとう新メンバー決まりましたね♪
…かなりの人数に…(w
自分的には、1番目と3番目に決まったコ(誰だっけ…)が、
番組はじまった時にイイって思ったからよかったです(w
一番身長の高いコもよかったんですけど…
梨華ちゃんとキャラかぶりそうだったからかな…

新メンバー早く出せるようにならないかなってカンジです(w
(1、3番目のコならキャラ強くて書けそう)

>>302:名無し読者さん

 ありがとうございます〜
 ごっちんと一緒に歩いていたコ…
 はっきり言ってしまえば……
 それはごっちんの章(部?(理系人間で専門用語わすれました…すみません))で名前が出てきます(w
 ちょっと悩んでたりしてますが(w
 これからもヨロシクお願いしますね〜

>>303:♪さん

 ありがとうございます〜
 この章でのやぐよしは…あとちょっとだけ出てきますが、
 (これをやぐよしと言っていいのだろうかってカンジです(wお互い名前も知らないのに…)
 本格的なやぐよしは、本編に入ってからに…(w
 それもかなり入り乱れての(訳わかんないですね(汗))
 それまで楽しみに待っててください〜
 これからもヨロシクお願いします〜
309 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月27日(月)00時10分51秒
今日初めて読んだけど面白い!
現在のごっちんはどうしてるんだろう?
310 名前:和希 投稿日:2001年08月28日(火)14時40分40秒
現在の、梨華ちゃんとよっすぃ〜の携帯とかのやりとりの最中に
背の低い女の子(笑)見てる所がなんかねぇ…。
オイオイってつっこみたくなる感じで(爆)
今後やぐよしもあるみたいだし。

でも、僕的にはやっぱり過去の方が気になりますね。
3人(幼馴染み)の関係の中で揺れる気持ち的な所が…。

まぁ、ちょくちょく来れないんですが。
楽しみにしてます。無理せず続き頑張ってください。
311 名前:12〜癖−その7−駿台予備校−自習室へGo!!〜 投稿日:2001年09月02日(日)23時43分36秒
12〜癖−その7−駿台予備校−自習室へGo!!〜

 駿台予備校はもうすぐ夏期講習も始まる事もあり、
 フロントも含め周りは制服を着た人たちで賑わっていた。
 みんなわたしたちと同じで、夏期講習の予約をしに来たのだろう。
 1人って人もいれば、友達と一緒って人もたくさんいる…

 わたしの予想通り女のコもかなりの数いる。
 ちょっと高鳴るわたしのココロ。

 梨華ちゃんには気づかれないようにね…へへへ…

 「ひとみちゃんはもう決めてるの?」
 梨華ちゃんは駿台に入ってきて、この雰囲気にのまれたのか、
 急に昔みたいにオドオドしはじめた。
 まわりはホント予備校ってカンジで、色々な張り紙や、合格実績なるものまで…
 そりゃ…梨華ちゃんだったらのまれる…わたしだってドキドキしてるし…色んな意味でもね♪

 「とりあえずね♪梨華ちゃんはまだ決めてないの?」
 「うん…最後の1個悩んでて…ひとみちゃんはとる?…これ…」
 梨華ちゃんがパンフレットをわたしに渡した。
312 名前:12〜癖−その7−駿台予備校−自習室へGo!!〜 投稿日:2001年09月02日(日)23時45分39秒
 見ると結構○がついてる…へぇ〜結構取るんだ…
 あっ…でもかなりわたしとダブってる…
 ダブってるって言っても、梨華ちゃんの方が多いからわたしの方がダブってるって言っていいのかも?

 ダブる…普通の人が聞いたら変に思うかもしれないけど、
 この駿台の夏期講習って高校1年と2年の授業はほとんど一緒。
 ある授業については、高校3年と一緒にもなる。
 そんな授業なんてついていけるのかすっごい心配なんだけど…

 って事もあり、この夏は梨華ちゃんとほとんど一緒に勉強になる…ちょっと嬉しい反面、
 自由に女のコを見れないって事も…はぁ…それがちょっと残念かなぁ〜って…

 まぁ…いっか…
 
 「その一番下の○のついてるのだけど…」
 わたしは梨華ちゃんの言ったのを見た。

 あっ…高1高2の数学全般かぁ…わたしも悩んでたけど…
 数学は1個は入れとかないとって事で入れたんだ…
 
 「これならとりあえず入れたよ…数学も必要かなぁ〜って…」
 「あっ…そうなんだぁ〜じゃぁひとみちゃんが取るなら私も取る♪」
 そんな単純に決めていいの…梨華ちゃん…
313 名前:12〜癖−その7−駿台予備校−自習室へGo!!〜 投稿日:2001年09月02日(日)23時48分16秒
〜〜〜〜〜〜

 「はい…えぇ〜っと…じゃぁ…8万○×△■円ですね…。」
 「…!!!………………はい……」
 高っけぇ〜そんな高いなんて…
 とりあえず朝お母さんに渡された封筒をカバンの中から出す。

 ホントに我が家にそんなお金あるのかなぁ…もし入ってなかったら…シャレになんないよ…

 今日は急いで出てきたから、この封筒の中身を確認せずに出て来たのだ。
 出る時に、大金が入ってるんだからねっ!!!って散々言われたのは覚えてるけど…

 はぁ…

 わたしが封筒を開け…恐る恐る中身を見る…と…
 そこにはとりあえずぴったりの金額が入っていた。
 わたしが生まれてその方見た事のないほどの大金が…

 へぇ〜お父さんとお母さんに感謝♪

 ふぅ…とりあえず梨華ちゃんは…っと…

 わたしは予約を終えると、列を離れた。
 そのまま後ろを振り返ると、すぐに梨華ちゃんが目に入ったからそのまま近くまで行った。

 途中、列に並んでる女のコの視線に優越感に浸りながら…
 ちょっとわたしって人疑われちゃうかなぁ…
 はぁ…
314 名前:12〜癖−その7−駿台予備校−自習室へGo!!〜 投稿日:2001年09月02日(日)23時49分11秒
 「ひとみちゃんこれ…」
 先に並んで予約のすでに終わっていた梨華ちゃんが、
 なにやら紙の張られた掲示板の前に立ってそれをみながらわたしに言ってきた。

 なんだろう…
 
 「自習室があるんだって…」
 
 あぁ…自習室ね…真面目だなぁ…梨華ちゃん…
 
 「宿題して帰ろうよ♪」
 
 梨華ちゃんが無邪気な笑顔で言ってくる。

 はぁ…まっ…いっか…
 どうせ夏休みの宿題はもう出てるし、家だとそんなにしないのだろうし…

 梨華ちゃんのカワイイ笑顔を見ながらわたしは肯定の返事をした。

 そんなわたしたちは自習室に足を向けた。
315 名前:12〜癖−その7−駿台予備校−自習室へGo!!〜 投稿日:2001年09月02日(日)23時51分48秒
〜〜〜〜〜〜

 わたしと梨華ちゃんが恐る恐る自習室のドアを開けると…

 しぃ〜ん…

 うわぁ〜さっきのロビーとは全然違って…急に静かになっちゃった…
 まぁ…当たり前っていったら当たり前なんだけど…
 しかも…さっきとは違って今度は私服を来た浪人生らしき人たちでいっぱいだった。

 さすが…浪人生だ…みんな必死で勉強してる…

 そんな人たちを除いて、入ってきたわたしたちの方を見る人が結構いた。

 ちょっとテレるなぁ…

 手前の方は席が結構埋まってたから、梨華ちゃんと手振りで相談し、奥の方に行く事にした。
 もしかしたらあいてるかも…って思って…
 もし、いっぱいだったらいても仕方ないから帰るつもりだったのだが…

 と、奥の方に行くと…わたしの目に何だかどこかで見た後姿が目に入った。
 金髪のショートに背中の大きく開いたチビT…
 20cmはあろうかというアツゾコ…

 ……………………

 まじッスかぁ!?
 
 これって運命の再会とかってやつ?
 ってまぁ…それは冗談としても…あの金髪のコって…浪人生だったのかな…
 へ〜…結構年離れてるんだ…
316 名前:12〜癖−その7−駿台予備校−自習室へGo!!〜 投稿日:2001年09月03日(月)00時00分06秒
 と、わたしが妙に感心して、周りに席があいてないかを見ると、
 丁度その金髪のコの隣が2つあいてるのを発見した。
 その2つ向こうは男の人が勉強してる。
 挟まれるようなカンジになってるけど…他には席が空いてない…
 梨華ちゃんの方を見ると梨華ちゃんもあの辺りを指でさし、
 どうかなぁって目で訴えてる。

 もち…金髪のコがいるから…わたしが反対するわけがなかった…

 わたしが頷くのを見て、梨華ちゃんが先に歩いていった。

 あっ…

 わたしは金髪のコの隣に座りたかったが、そのわたしが何か言う前に、
 梨華ちゃんが金髪のコの隣の机の上に荷物を置いてしまった。

 しまったぁ…梨華ちゃんに先越された…

 って梨華ちゃんはわたしがその金髪のコの隣に座ると思って先に行動したのだろう…
 わたしに女のコの隣に座らせないように…

 梨華ちゃん…アンタって人は…ちょっとちびまる子ちゃん風の口調のわたし…
 ちぇっ…
 
 わたしがトボトボと後ろから歩いていき、
 梨華ちゃんの隣に荷物を置こうとすると小さな梨華ちゃんの声が聞こえてきた。

 「すみません〜隣空いてます?」
317 名前:12〜癖−その7−駿台予備校−自習室へGo!!〜 投稿日:2001年09月03日(月)00時06分06秒
 それは梨華ちゃんが金髪のコに話し掛けた声だった。

 あっ…梨華ちゃん何話し掛けてるんだよぉ〜わたしの金髪の女のコに!!
 って梨華ちゃんはそんな気ないか…

 「いいですよ」
 普通のギャル系の女のコとは違って少し可愛らしい声が聞こえてきた。

 へ〜ちょっと以外…こんな可愛らしい声で話すんだ…

 梨華ちゃんの陰になって見えてないわたしは梨華ちゃんの陰から顔を出し、
 ピョコっとお辞儀をした。
 
 金髪のコとあたしの目が合う…
 その瞬間、その金髪のコの顔が赤くなるのがあたしには手に取るようにわかった。

 やっぱり…イイカンジだったんだぁ…へへへ…結構ココ気に入ったかも…

 って言っても、その後は梨華ちゃんはわたしの方を完全に向いちゃって、
 それ以上の金髪のコとの会話は全くなかった。

 そうだよね…座る時のマナーだもんね…聞くのは…
 はぁ…梨華ちゃんが話してくれて友達にでもなってくれたらいいのに…

 そんなわたしの思惑とは関係なしに、
 梨華ちゃんは勉強道具を出し、そのまま勉強を始めてしまった。
318 名前:12〜癖−その7−駿台予備校−自習室へGo!!〜 投稿日:2001年09月03日(月)00時09分27秒
 ただ、まだこの場の雰囲気に慣れないのか、しきりにわたしの方に小声で話し掛けてくる。
 わたしも小声で返すが、
 そのたびに梨華ちゃんの向こうにいる金髪の女のコのカワイイ横顔が目に入って、
 注意がそっちの方にいってしまった。

 はぁ…カワイイなぁ…

 と、ボーッと梨華ちゃんごしに金髪のコを見てるわたしに、梨華ちゃんが肘打ちをしてきた。
 視線をずらして見ると梨華ちゃんが、ちょっと怒ったようなカンジでわたしを睨んでいた。

 うっ…しまった…ついつい…

 でも…梨華ちゃんって…
 やっぱりそのためにわざわざ先に金髪のコの隣に座ったりもしたんだ…
 はぁ…

 と、その時、向こうの金髪のコがコッチを向いてきた。
 少し顔を赤らめた可愛らしい顔がのぞいた。
 その瞬間幸せな気分に浸るわたし…

 が、わたしと目が合うと、その金髪のコはスッとまた下に視線を戻してしまった。

 うっ…もうちょっと見たかったなぁ…
319 名前:12〜癖−その7−駿台予備校−自習室へGo!!〜 投稿日:2001年09月03日(月)00時10分28秒
 そんな集中力のないわたしも20分もすると、この場の雰囲気に慣れ、
 勉強に集中出来るようになってきた。

 カリカリとシャーペンの音が自習室内に響く。

 梨華ちゃんも結構勉強に集中し始めたみたいだ。

 集中出来るようになってきたっていっても、やっぱり勉強…



 ちょっとウトウトきた…


320 名前:作者マッチ 投稿日:2001年09月03日(月)00時21分46秒
(w

>>309:名無し読者さん

 ありがとうございます〜
 さて…現在のごっちんは…
 それはよっすぃーの次か次のごっちんのところで明らかに…
 それと同時にごっちんの気持ちも明らかになるので…
 その時までヨロシクお願いします〜

>>310:和希さん

 ちょくちょくのレスだけでもありがたいです♪
 ありがとうございます♪

 そうなんですよ…梨華ちゃんに謝ってるのに…
 その最中にしっかりと女のコをチェックしてるよっすぃー…(w
 昔はそんな事なかったんですけどね(w

 今回は現実だけですが、次からはラストの過去に入ります。
 たぶんこれから3人の関係もはっきりしたものに…
 (ただ、何度も言いますが(w
  よっすぃーだけの気持ちしか明記されてません)
 これからもヨロシクお願いします〜
321 名前:空唄 投稿日:2001年09月03日(月)01時25分06秒
久々の更新嬉しいです。
それにしても、後藤さんのその後が気になる〜。
一緒に歩いてた子は誰だろう。
322 名前:13〜過去−理由−その5−揺れる想い〜 投稿日:2001年09月04日(火)19時14分33秒
13〜過去−理由−その5−揺れる想い〜

 あの事があってから3日間…わたしは1人で考え込んだ。
 ごっちんにコクるか…我慢するか…
 学校の授業中も考え込んだんだ…
 ホントは我慢するのが…3人の為にも…わたしの為にも一番いいと思うのだけど…
 
 でも…そのたびに昨日の楽しそうな2人の姿が頭に浮かんできて…
 自分のココロの中に何だか掻き毟りたくなるようなイヤなせつないような感情が溢れ出てきた。

 もう…イヤだ…

 わたしは無意識の内に携帯に手を伸ばしていた…

 【今日の放課後大事な話しがあるから…残ってくんない?】

 送信…っと…

 ダメなら…今日の夜にメールで用件だけでも…言お…

 ブルブルブルブルブルブル〜

 ドキッ…
323 名前:13〜過去−理由−その5−揺れる想い〜 投稿日:2001年09月04日(火)19時17分29秒
 わたしは緊張で汗ばんだ手で携帯をあける。
 もちろんごっちんからのメール着信だ。

 【いいよ〜♪わたしも大事な相談があるから…
  じゃぁ放課後教室に行くから】

 ふぅ〜…とりあえず…よかった…

 でも…【わたしも大事な相談があるから…】って…どう言う事…?
 もしかして…付き合いたいけどどうしよって事?…ウソ…

 その後のわたしはろくに授業内容も聞けずにごっちんの事を考えていた。
 どうやって話しを進めるか…どうやって切り出すか…どうやって言うか…
 どうやって告るか…どうやって本心を言うか…ズーッと考えていた。

 今までこんなに考え事なんてした事あったっけ?ってくらいに考え事をした。

 ごっちんが告られた女のコについてや、
 あの日の渋谷でのツーショットの女のコについても聞きたかったが…
 それはわたしが一番知りたがってる事だろう…でも…
 それはたぶん嫌がるだろうと思って聞かない事にした。
 だってわたしが反対の立場だったらイヤだもん…

 イヤ…でも…女のコ同士なら普通に聞けなきゃいけない事…
 聞いた方がいいのかもしれない…どうなんだろ…
324 名前:13〜過去−理由−その5−揺れる想い〜 投稿日:2001年09月04日(火)19時18分11秒



わたしの考えがまとまらない内に、とうとう運命の時がやってきた…


325 名前:作者マッチ 投稿日:2001年09月04日(火)19時27分38秒
>>321:空唄さん

 ありがとうございます〜
 結構みなさん今のごっちんを知りたい方が多いみたいなので、
 裕ちゃん編から行こうかと思ってましたが、ごっちん編から行こうかな〜
 ってカンジです(w
 でも…どうしよ…
 話の流れ的には裕ちゃん編の方からの方が都合がいいのですが…
 なにぶん詰まってしまって…ごっちん編からでも…○
 
 まだもうちょっと続くと思いますが、これからよっすぃーの告白編に入りますんで、
 楽しみに(?)待っててください(w
326 名前:空唄 投稿日:2001年09月06日(木)01時17分35秒
なんか、余計な気を使わせたようですいません。
ここまで、話の繋がり方が上手いなと思っていたので、
無理をせずに、書きたいように書いてください。
そっちの方が、結果的に僕たち読者も楽しめると思いますし。
327 名前:13〜過去−理由−その5−揺れる想い〜 投稿日:2001年09月07日(金)17時25分36秒
〜〜〜〜〜〜

 「おっはぁ〜」
 もう放課後なのにおっはぁ〜か…まぁ…今日最初に会ったからそうかな…?

 「おはよう…」

 わたしは言ってからまわりを見回すと、
 わたしたちのまわりはもう人はいなかった。

 これだと十分話せるかな…?

 フト目を窓の外に移すと窓の外は少し暗くなり、
 今にも雨が降り出しそうになっていた。

 なんだか…イヤな天気…

 「雨降りそうだね…やだなぁ〜傘持ってきてないや…」
 そんなわたしの視線に気づいたのか、ごっちんも窓を外を見ながらボソッと言ってきた。
 わたしはその言葉に小さめに相槌を打つ。

 「そうだね………」

 …?…
328 名前:13〜過去−理由−その5−揺れる想い〜 投稿日:2001年09月07日(金)17時27分34秒
 アレ?
 
 ごっちん…なんだか今日はいつもより余計にスカート短くない…?
 しかも…キレイになっちゃってる…
 薄くファンデーションまで入ってるし…
 リップじゃない…?
 わたしの勘違いかな…
 でも…キレイになってるって…《恋してる》…とか…?
 恋する女はキレイになるって言う…?

 マジ…?
 イヤ…だ…

 自分で言って、自分で落ち込んで、自分で否定してる…
 あぁ〜あ…バカ…

 フト気づくと、そんな喜怒哀楽の激しいわたしの顔を、
 ごっちんはジーッと不思議そうに見ていた。

 はぁ…ごっちんの顔見たらちょっと…恥ずかしくなっちゃった…
 わたしの顔今真っ赤になってるんだろうなぁ…
 あぁ〜ぁ…

 「どうしたの…よしこぉ〜
  いつもの元気ないぞぉ〜
  顔も赤くなってるし…風邪…?」

 それはごっちんのせいです…
 
 えっ!?
329 名前:13〜過去−理由−その5−揺れる想い〜 投稿日:2001年09月07日(金)17時29分08秒
 次の瞬間ごっちんはわたしにとって信じられない行動をしてきた。
 わたしにとって信じられない行動…
 《今のわたしにとって信じられない行動》だ…《今の》…

 そう…ごっちんが自分のオデコをわたしのオデコに引っ付けてきたのだ。
 頭の温度を測るように…
 急接近するわたしとごっちんの顔。
 昔のわたしなら気にも止めないごっちんの行動なんだろう…
 でも…《今》のわたしはごっちんに…

 あっ…超カワイイ…目の前にごっちんの瞳…鼻…唇…顔…

 当然、余計にわたしの顔が赤くなってきた。

 恥ずかしい…

 「やっぱり!
  頭熱いし…大丈夫…?
  話しならまたでもいいし…」

 ごっちんが顔を少し離しながら、心配そうな表情をして言ってきた。

 だ・か・ら…ごっちんのせいだってばっ!!もぉ〜全然大丈夫っ!!
330 名前:13〜過去−理由−その5−揺れる想い〜 投稿日:2001年09月07日(金)17時30分12秒
 「大丈夫だよ…」

 あれ…なんだ…今日のわたし…いつもみたいに…ごっちんに言えない…
 なんで今日のわたしこんなに弱いんだ…?
 おかしいよ…

 目の前のごっちんが心配そうに俯いてしまったわたしの顔を覗き込んできた…

 「だって…こんなに熱いよ…」

 …顔…超カワイイ…

 「大丈夫だって…」

 …瞳…キレイ…

 「心配だよ…」

 …唇…あのコに奪われたかもしれない…唇…

 「だい…じょう…ぶ…」
 
 …カラダ…あのコに奪われたかもしれない…カラダ…
331 名前:13〜過去−理由−その5−揺れる想い〜 投稿日:2001年09月07日(金)17時31分07秒
 「ホント…?」

 …胸…あのコに触られたかもしれない…胸…

 「ホ…ン…ト…」

 …大切なトコロ…あのコに舐められたかもしれない…アソコ…

 「じゃぁ…まっ…いっか♪」

 …イヤだ…イヤ…イヤ…
 …それはイヤ…
 …あのコに奪われるごっちんの全て…

 もうイヤだ…

 次の瞬間…わたしはごっちんを思いっきり抱きしめていた…

 「………………っ!!!!………………」
 ごっちんの聞こえるか聞こえないかぐらい弱い悲鳴が聞こえた…

 「ど…どうしたの…よしこ…い・痛い…よ…」
 ごっちんの小さな弱い声がかすかに聞こえてきた。
332 名前:13〜過去−理由−その5−揺れる想い〜 投稿日:2001年09月07日(金)17時32分35秒
 あっ…わたし…何してんだ…?
 ごっちんに対して何してるの…?
 どうしよ…どうしよ…何恥ずかしい事してるんだよ…

 …………よし………

 このままコクる…?
 どうしよ…コクって大丈夫か…な…?

 ………………………

 もう今しかない…

 「ごっちん…」

 「な・何よぉ〜…よすぃこぉ〜…」
 まだしっかりとわたしに抱きしめられているごっちんが、
 わたしの耳の後ろから答えてきた。
 少し痛いのか、まだ声が弱く曇っている。

 でも…わたしが感じてる体温…身体は…すっごい…よかった…
 このまま…ずっといたいってカンジ…かな…
 ごっちんとなら…Hしてもいいって…カンジ…

 あっ…そうだ…ごっちんの身体を楽しんでる場合じゃ…ないや…

 早く…
333 名前:13〜過去−理由−その5−揺れる想い〜 投稿日:2001年09月07日(金)17時33分49秒
 「あの…ビックリしないでね…」
 声が変だ…わたし…

 「どうしたの…」

 いけ…

 「………………………」
 ダメだ…怖い…

 「なにってば〜もぉ…」
 ごっちんの声が少し怒ったような声になった…
 ヤバ…ホント…言わなきゃ…

 いけ…

 よし…いけ…

 「………わたしさ…スキかもしんない…ごっちんの事…
  ………………………
  いや…ス…キ…なんだ…ごっちんの事…ホンキで…」
 
 とうとう言っちゃった…

 「えっ…」
 ごっちんの小さな声が聞こえた。
 なんとも表現のしようのないごっちんの小さな声…
334 名前:13〜過去−理由−その5−揺れる想い〜 投稿日:2001年09月07日(金)17時35分45秒
 女のコ同士でソレを言うと普通冗談に取られるかもしれないけど、
 よっぽどわたしの表情と声が真剣だったのか、ごっちんは本気にとったみたいだ。
 まぁこんな状況だったら誰だってホンキで取っちゃうか…

 そんなごっちんからは何も返事が返ってこなくなった…

 わたしはごっちんの両腕を持って、少しごっちんを離した。
 ごっちんの顔は何とも言えない困ったような…嬉しいような…悲しいような…
 それらが全て入り混じった表情をしていた。
 わたしには判断できないような表情で…

 でも…その表情が…超…カワイイ…じゃん…
 なんでそんなにカワイイの…?

 ごっちん…

 わたしは待った…ごっちんの言葉を…
 でも…なかなか返ってこない。

 それは、そのままわたしの事をスキじゃないって事を表してるのかもしれない。
 だって…ごっちんもわたしの事スキだったら…素直に喜んでくれるはずじゃん…
 何か反応返してくれるはずじゃん…

 でも…でも…それがない…

 これって…このまま…親友関係…幼馴染の関係も崩れちゃうんじゃないって事…かな…?
335 名前:13〜過去−理由−その5−揺れる想い〜 投稿日:2001年09月07日(金)17時37分24秒
 もう…ダメなの…?

 なんで何も言ってこないの…?
 なんでそんなに困った顔をしてるの…?
 《女のコがイヤ》って事じゃないよね…
 《女のコに興味がない》って事じゃないよね…
 だって…あのコと…
 
 わたしじゃ…ダメって事…?

 そんな困った顔しないでよ…

 「ゴメン…スキになっちゃったの…
  …………………………………
  ゴメンね………………………」

 ごっちんが俯いてしまった。

 ダメか…

 もう…わたしのキモチだけでも聞いてもらおう…
 それだけでもいいや…

 ごっちんのココロの中に、
 ごっちんの事スキになった《女のコ》がいるって事だけでも、
 覚えててもらおう…
336 名前:13〜過去−理由−その5−揺れる想い〜 投稿日:2001年09月07日(金)17時39分00秒
 「……ごっちんが女のコに告られたって聞いた時から…
  わたしおかしくなっちゃった…んだ…
  ココロの中に何かわからないムヤムヤした変な感情が出てきて…
  ごっちんとその女のコが一緒にいると考えると…すっごい胸が締め付けられて…
  イヤだった…
  《同じ》…女のコ…に取られちゃうって事が…」

 わたしが一息ついて、ごっちんの方を見ると相変わらず俯いたままだった。

 その表情は今のわたしにはつかめない…

 「あの時、メールで聞いたでしょ…?」

 ごっちんがそこでやっとコクっと1つ頷いた。

 「ごっちんの返信…【断った】って返信…見て…超嬉しかった…
  一安心ってカンジだったんだよ…
  でもね…わたし…日曜日…見ちゃったんだ…渋谷で…」

 渋谷で見たと言うわたしの言葉を聞き、俯いてしまって以来ごっちんは初めて顔を上げた。
 その目は心なしかちょっと赤くなってるような気がする。

 それって…どういう事…

 わたしはごっちんにその腫れてしまった目の《意味》を早く知りたかったが続けた。
337 名前:13〜過去−理由−その5−揺れる想い〜 投稿日:2001年09月07日(金)17時40分30秒
 「その時ね…ごっちんと女のコが…すっごいイイカンジで腕組んで歩いてるのを…見ちゃったんだ…
  その時…目の前が真っ暗になって…すっごい…悔しかったんだ…」

 そこでまたわたしは一息ついた。
 ごっちんの反応を見るため…

 でも…その当のごっちんはまた俯いてしまった。
 さっき…渋谷って言葉を聞いて…目を真っ赤にしてても…いったん顔上げてくれたのに…
 でも…わたしは続けた…

 「もう…我慢できないんだ…ごっちんが…あの女のコのモノになっちゃうなんて…
  すっごいイヤなんだ…」

 「違う…」
 わたしがその言葉を言った瞬間、俯きながらもごっちんは少し強く言ってきた。
 わたしの…超嬉しい…期待してた言葉を…
 わたしの《待ってた》って言っていい言葉を…

 でも…違うって事は…あのコとは何でもないって事…?

 ホント…?

 それだったら…超嬉しい…

 「違うって…?」
 わたしはドキドキしながら、ごっちんに期待して聞いた。
338 名前:13〜過去−理由−その5−揺れる想い〜 投稿日:2001年09月07日(金)17時42分04秒
 しかし…なかなか返事は返ってこない。
 しかもまたごっちんは俯いてしまった。

 はっきり言って欲しい…

 更にしばらくわたしを待たせたのち、ごっちんはゆっくりとその重たい口を開いた。

 「あのコは…わたしが告られたって言った…そのコ…
  カワイイコだよ…梨華ちゃんから…聞いたでしょ…?」

 イヤな予感が…自分で聞いててイヤな予感が…

 わたしは次のごっちんの言葉を聞きたくなかったけど…
 ホンキで聞きたくなかったけど…
 ここで聞かなかったら意味がないと思い…
 頑張って聞こうとした。

 …我慢して…

 「話しは超合って…超楽しい…
  それに…すっごい甘えてくるんだよ…
  それがね…甘えてくる時がね…ホントカワイイんだよ…。」
 ごっちんがすっと顔を上げ、そのまま首を傾けて、
 涙目でわたしの目をしっかり見て言ってきた。
 その顔、仕草が超カワイイ…でも…聞きたくない…
339 名前:13〜過去−理由−その5−揺れる想い〜 投稿日:2001年09月07日(金)17時43分49秒
 「でも…」

 ……………………でも……………………?

 「付き合わない…よ…」

 「…………!!…………」

 ホント!?

 わたしはその言葉を聞いた瞬間、
 ココロの中にあったイヤな気持ちが全てぱぁっと飛んでいったような気がした。
 嬉しさのあまり言葉が出なかった。

 って言っても…まだわたしと付き合ってくれるって訳じゃないんだけどね…

 でも…じゃぁ…どうして…付き合わないのかな…

 少し落ち着いたわたしに今度は疑問が浮かんだ。

 「どうして…?付き合わないの…」

 わたしのその質問を聞いた瞬間、またごっちんは俯いてしまった。
 そのごっちんのさっきからの仕草に、わたしはちょっとイラつきを覚えてしまった…
 それはいけないんだけど…でも…
 《わたしがこんなにスキなのに…なんでごっちんは…さっきからこんな態度なのか》
 って事に…対して…
340 名前:13〜過去−理由−その5−揺れる想い〜 投稿日:2001年09月07日(金)17時45分35秒
 そのまましばらく待ったがごっちんの返事は返ってこなかった。

 もう…やめようかな…この事は聞かない方がいいのかもしれない…

 ふたりの間に沈黙が訪れた。
 学校の外ではとうとう雨が降り出し、時折閃光と共に、
 雷鳴が轟くというイヤな天気になっていた。
 わたしのココロと同様に…

 もう…わたしが聞いた方がいいの…かな…?
 イヤ…聞きたいってカンジの方が強いかもしれない…

 聞こう…

 沈黙も痛いし…

 「じゃぁ…ごっちんは…わたしの事…どう思ってるの?」

 わたしは意を決して聞いた…

 わたしの言葉にごっちんは少し顔をあげた…

 「よしこの事は…わたしもスキだよ…」
 マジ…?ホント…?

 わたしの中に外とはうって変わっての何かの光の筋が入ってきたように感じた。
 って事は…
341 名前:13〜過去−理由−その5−揺れる想い〜 投稿日:2001年09月07日(金)17時46分39秒
 「じゃぁ…」

 ごっちんは小さくだが、横に首を振った。

 それって…否定…?

 「よしことは…付き合えない…」
 ごっちんの弱い声…

 ……………………
 ……どうして……
 ……………………

 わたしの視界が少し歪んできた。

 「っ………………」
 わたしは振り絞るようにして何かを言おうとしたが、
 なかなかうまく言えなかった。

 何か…

 何かなんてわからない…

 何を言おうかなんて事も考えられなかった…

 ちょっとヤバイかも…しれない…
342 名前:13〜過去−理由−その5−揺れる想い〜 投稿日:2001年09月07日(金)17時47分49秒
 「うん…よしこはスキ…」
 わたしの沈黙にごっちんがもう一度言葉を掛けてくれたが、
 今はどうでもいいような気がしてきた。
 そんなごっちんの声は更に弱くなってきているようにわたしには感じられた。
 それが何故なのか《今のわたし》にはわからないのだけど…

 ごっちんの声もわたしの視界同様歪んでるように感じられた。
 顔は下を向いててまだ見えないけど…

 何か言わなきゃ…

 この沈黙はイヤだ…

 何を…

 何を…

 「じゃぁ…なんでかな…?」
 何かを言おうとして、出てきたわたしの言葉は自分でも最低な言葉だったと思う。
 こんな事聞く人なんて普通いないよ…
343 名前:13〜過去−理由−その5−揺れる想い〜 投稿日:2001年09月07日(金)17時49分45秒
 「付き合えないのぉ…ぐす…よしことは……ぐず……スキだけどぉ…」
 わたしの最低な言葉に、結構もろくなっているわたしより先に、
 ごっちんが泣き出してしまった。

 でも…スキって言ってるのに…どうして…付き合えないって言うんだろ…?
 …どうしてごっちんが泣くの…?…泣きたいのはわたしの方だって…ごっちん…

 だんだんとわたしの思考がおかしくなってきたのかもしれない…
 ワガママだよね…
 こんなのって…


 「どうして…?」


 「だ…ひっ…だ…ひっく…だから…ぐず…ダメぇ…」


 「なんでよ…」

 わたしの口調はいけないんだけど、さっきよりきつめになっていた。
 ホント最低だ…わかってても止められなくなってきた…
 泣いてたら…スキな人には普通出来ないような事だよね…これって…
 でも…それほどわたしのココロの中は…ごっちんに占められていたって事になるんだね。

 「ひっく…ダメ…イヤ…」
 イヤ…イヤって…イヤなのって…どうしてよ…

 イヤって言葉を聞いて、《今までのごっちんの言葉》を全て忘れてしまったかのように、
 わたしはなってしまっていた。
344 名前:13〜過去−理由−その5−揺れる想い〜 投稿日:2001年09月07日(金)17時50分49秒
 「何で…」

 ………………………………

 「ねぇ!?…ごっちん…」
 「き…ち…わる…って…グス…」

 エッ…?

 わたしは自分の耳に聞こえてきたごっちんの涙声での言葉に耳を疑った。

 何…?

 ちゃんと聞こえなかったって…
 もう一度言ってよ…
 
 イヤ…聞かない方がいいかもしれないけど…

 「ひっ…グス…だから……気持ち……悪い…よ…
  《こんなの》って…」
 わたしの頭とココロにカナヅチで殴られたような衝撃が走った。

 《それ》は…わたしの耳にはっきり聞こえてきた。

 ウソ…何…それって……
345 名前:13〜過去−理由−その5−揺れる想い〜 投稿日:2001年09月07日(金)17時52分12秒


 ………………………



 そう言う事なの…

 ごっちん…
 
 バカじゃん…

 わたしって…

 「気持ち悪い…きしょいって…ば…《こんなの》…」
 わたしが何も言わなかったから、聞こえてないと思ったのかごっちんがもう一度言った。

 聞こえてるよ…ごっちん…

 もう…何でも…いいや…

 呆然としているわたしを、ちらりと涙でいっぱいになってる目で見た後、
 ごっちんは荷物を持って出て行ってしまった。
346 名前:13〜過去−理由−その5−揺れる想い〜 投稿日:2001年09月07日(金)17時53分19秒


 そうか…あたしってホントバカだ…


 わがままで…スキな人の事も考えられないバカだ…


 もっとごっちんの事を考えてあげなきゃいけなかったんだ…


 教室には1人情けない女が残った…


 同性のコにフラれた…情けない女が…


 《気持ち悪い…》って言われた…情けない女が…


 スキなコを泣かせちゃった…情けない女が…


 わたしの中で我慢していた何かが切れたような気がした…

 「ひっ…ひっ…うっ…グス…うう…ううっ…………」

 わたしは泣いた…

 外では相変わらず雷が鳴っていた…
347 名前:13〜過去−理由−その5−揺れる想い〜 投稿日:2001年09月07日(金)17時54分40秒
〜〜〜〜〜〜

 わたしは泣き続けた。
 こんなに泣いたの生まれて初めてかもしれないってくらい、
 机にうつ伏せになって泣き続けた。

 もうごっちんとは親友関係もやっていけないような気持ちが…
 ココロの中に溢れていた…

 もうどれくらい泣き続けたのだろう。
 いつの間にか外は暗闇で覆われていた。
 冬って事もあり日没は早くても、やっぱり雷雨のせいもあったのだろう。
 わたしのココロ同様に真っ暗になっていた。

 外の暗闇を見て、またわたしの目に涙が溢れてきた…

 「ひとみちゃん…」

 …………?…………

 もう一度机にうつ伏せになろうとしたわたしの耳に、
 梨華ちゃんの呼ぶ声が聞こえてきた。

 梨華ちゃんがいる訳ないじゃん…
 何…幻聴…かな…?
 もうヤバクなってるじゃん…わたしって…
348 名前:13〜過去−理由−その5−揺れる想い〜 投稿日:2001年09月07日(金)17時56分18秒
 「ひとみちゃん…」

 やっぱり…聞こえてる…

 わたしはゆっくりと目をブレザーの袖でこすりながら頭をあげ、
 声のしたであろう方向を見ると、
 後ろのドアの前に私服の梨華ちゃんが傘を片手に今にも泣き出しそうな顔で立っていた。

 梨華ちゃん…

 どうしてココにいるのか疑問に思う前に、わたしの視界がまた激しく歪んできた。

 梨華ちゃんを見て安心したのか…わからないけど…

 梨華ちゃんがわたしの方に歩いてきてくれて、
 ゆっくりと座ってるわたしの頭を抱きしめてくれた。

 そぉ〜と…優しく…大事なものでも抱きしめるかのように…

 またわたしは梨華ちゃんの体温を感じながら胸の中で泣いた。
 さっきよりいっぱいいっぱい…激しかったかもしれないけど…泣いた。

 今度は…すっごい安心して泣けるっていうか…
 すっごい温かくって…
349 名前:13〜過去−理由−その5−揺れる想い〜 投稿日:2001年09月07日(金)17時57分53秒

 またどれくらいたったのだろう。
 梨華ちゃんが来てからも結構時間はたったが、
 その梨華ちゃんはまだ優しく抱きしめていてくれていた。

 その梨華ちゃんは、わたしと一緒に涙を流してくれていたが、
 その理由をわたしに聞こうとはしなかった。
 
 わたしにはそれがありがたかったんだけどね…

 「グス…梨華ちゃん…」
 大分収まった涙のおかげでやっとしゃべれるようになったわたしは、
 やっと梨華ちゃんに話し掛けた。
 梨華ちゃんが来てから初めて…。

 「なぁに?」
 涙の残ってる梨華ちゃんの赤ちゃん言葉。

 なんで…そんな言葉使いなんだよぉ…でも…でも…でも…いいや…

 「ありがと…」

 「いいんだよぉ…」
350 名前:作者マッチ 投稿日:2001年09月07日(金)18時08分00秒
>>326:空唄さん

 いえいえこちらこそすみませんです。
 作者にとって嬉しい言葉ありがとうございますm(__)m
 ホント励みになります。
 今回の空唄さんのレスで、ごっちん編を書くと、
 今までどうしようか悩んでいたこのよっすぃーの告白が、
 なんとかまとまりました。
 ただ、これでもごっちん編を書いてると後悔するとこが…(汗

 今回のこれで、後は2回くらいの更新で終了します。
 それまでもうしばらくお付き合いお願いします。
 
351 名前:ポルノ 投稿日:2001年09月07日(金)18時50分32秒
あとちょっとで終了ですか…
う〜む、最後までがんばってください!
期待してます!
352 名前: 投稿日:2001年09月07日(金)21時33分05秒
終わったら次は誰編ですか?
楽しみにしてますね〜♪
353 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月07日(金)23時06分17秒
めちゃめちゃ切ないっすねー。胸が締め付けられます。
354 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月08日(土)00時03分24秒
なんだか入りこんで読みすぎて、
頭がグラグラするよ。自分が振られた気分(w
355 名前:空唄 投稿日:2001年09月08日(土)01時56分30秒
後藤さんの気持ち悪いって台詞で、これからの展開が読めなくなりました。
後藤さん編を、「レズフレンド」というタイトルに、どう絡めていくんだろう……?
楽しみにしています。
356 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月08日(土)02時47分56秒
後藤 
本心じゃないよね?
そーであってほしいよ
357 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月08日(土)22時31分46秒
え…? なぜ…? まったく予想外の展開にちょっと混乱気味です。
これからどうなるのか、めっちゃ楽しみです。
更新頑張って下さい。
358 名前:ま〜 投稿日:2001年09月08日(土)23時17分00秒
何故だ!?後藤!
359 名前:コカライト 投稿日:2001年09月10日(月)19時35分14秒
続き期待です。
360 名前:七誌の毒者 投稿日:2001年09月11日(火)04時04分18秒
期待してます
361 名前:作者マッチ 投稿日:2001年09月12日(水)20時18分18秒
こんなにものレスありがとうございますm(__)m
ただただ嬉しい限りです。
昨日更新しようと思っていたのですが、あんなテロがあって…
ずっとテレビの前に釘付けでした…
映画のシーンばっかりでただただビックリです…
ご冥福をお祈りしたいです…

>>351:ポルノさん

 ありがとうございます。
 2回っていいましたが、これから一気に終わらせてしまいます(w
 これからもヨロシクお願いします〜

>>352:♪さん

 ありがとうございます〜
 次は、間をあけるよりはいいと思い、ごっちん編で行きたいと思います。
 次もヨロシクお願いします〜

>>353:名無し読者さん

 【痛め】を初めて書いたので、自分としては安心感をいただける言葉です。
 ありがとうございます。
 またヨロシクお願いします〜

>>354:名無し読者さん

 書いてる者にとってありがたいお言葉です。
 このよっすぃーが振られるシーンは結構苦労しまして、何回も書き直しました。
 出来るだけ自然に自然にと頑張ったのですが…
 ありがとうございました〜
362 名前:作者マッチ 投稿日:2001年09月12日(水)20時29分08秒
>>355:空唄さん

 レスありがとうございます〜
 このごっちんの言葉をどう絡めるか…苦労するところです。
 もし、ご期待に応えられなかったらスミマセンです…

>>356:名無し読者さん

 ありがとうございます。
 その、後藤の気持ちは次のごっちん編で全部分かると思います。
 ただ、その時もう1つ分からない事が出てくるかも…?(謎)

>>357:名無し読者さん

 ありがとうございます。
 【痛い】系があまり好きでない作者が、これを書いたのは、
 後々、2スレ後位にわかるかもしれないです(?)
 その時までヨロシクお願いします〜

>>358:ま〜さん

 レスありがとうございます。
 後藤の気持ちはもうちょっと先に…
 それまでヨロシクお願いします〜

>>259:コカライトさん

 ありがとうございます〜
 これからもヨロシクお願いします

>>260:七誌の毒者さん

 ありがとうございます〜
 ご期待に添えられるように頑張りますっ
 これからもヨロシクおねがいします〜

沢山のレスホントありがとうございますm(__)m
363 名前:13〜過去−理由−その5−揺れる想い〜 投稿日:2001年09月12日(水)20時33分01秒
〜〜〜〜〜〜

 次の日は休日で安心した。

 さすがにあの次の日は学校に行く気にもなれなかったしね…

 ちょうどよかった。

 その次の日にわたしは美容院に行き、髪を切ってもらった。
 安易な考えだけど、もうとにかく何かを変えて欲しかったから。
 よく、女のコは振られたら髪をばっさりと切るって聞くけど、
 前々だったら何とも思ってなかった《これ》、今だったらわかりそう…その気持ち。

 結構効果的かも…

 結局出来上がったわたしの髪は今までで一番短くなり、なんだかすっきりしたようなカンジになった。
 すっきりしたっていうのはもちろん…髪の事だけでなく…ココロも入ってるのだけどね。
 その出来は結構よく…なんだか自分自身がカッコよくなったように見えた。
 へ〜結構ショートも似合うかもしれない♪って自分自身思わせてしまうほどね。

 でも…ホントそれって結構似合ってたんだよ♪
 学校に行くとみんなの目がかなり違ってたし。
 友達はみんな口々にカッコイイカッコイイと連発してくれてたし。
364 名前:13〜過去−理由−その5−揺れる想い〜 投稿日:2001年09月12日(水)20時35分09秒
 まぁ…ちょっと違和感あったけど…
 今までだったらカワイイだったのがカッコイイって言われ始めると…
 ちょっと違和感が…
 でも…嬉しかった♪

 みんなにカッコイイって言われる事で…学校での心配事のひとつ…
 ごっちんに会うって事が…変な言い方だけど…ちょっと楽しみになったりもした。

 この変わったわたしを見て欲しかったし…でも…ホントはマジでイヤなんだけどね…

 ところが…もうその日からわたしはごっちんと会う事はなかった。

 《会わなくなった…》

 そう…わたしがソレを聞いたのは、お母さんからだった。
 ごっちんの転校…
 転校って言うのじゃなくって…どう言うのかわからないけど…
 高校は別の高校に行く事になったって事を、だ。

 だからあの日以来、名目上は《受験勉強の為》学校に出てこなくなった。

 それを聞いたときわたしの中に言葉はなかった。
 学校に来なくなったのは、それだけじゃないかもしれないって…思って…
 いやもしかしたら…それ以上にごっちんの《あの時》の相談って言ったら…
 この事だったのかもしれない…それに気づかずにわたしは…
 もっとごっちんの事を理解してあげたらよかった…
365 名前:13〜過去−理由−その5−揺れる想い〜 投稿日:2001年09月12日(水)20時39分11秒
 でも…ホントは理由は…色んな意味での理由は…なんだろう。

 わたしはごっちんにホントの理由を聞きたかったけど
 (ただ、そんな、学校が代わるから恋愛は嫌だなんて、
  単純な理由ではないって事はなんとなくわかる)
 …その日から頑張ったけど…結局…聞けなかった。

 何回かごっちんの家にも行ったけど…やっぱり玄関の前まで…

 どうしてもその先まで…家のチャイムを押せなかったんだ。

 まぁ当然だよね…《あんな事》があったんだもん。

 わたしから話し掛けたらバカみたいだ…って気持ちがあったんだろう…だから…

 ごっちんに聞けないから梨華ちゃんにでも頼んで聞いてみようって事も思ったんだけど、
 梨華ちゃんにごっちんの話をどうしても切り出せなかった。

 梨華ちゃんに聞くなんてそれこそ変だよね…


 だって…


 いや…あの日の出来事ですら言えないでいた…

366 名前:13〜過去−理由−その5−揺れる想い〜 投稿日:2001年09月12日(水)20時40分38秒

 
 そんなムヤムヤした気持ちのまま…


 わたしは普通に高校生になった。
 いつの間にか《あの日》の出来事も頭の中から消え…


 イヤ…新しい恋を沢山見つけようとして強引に消したんだと思うけどね…


 ごっちんに言われた言葉を全部否定するように…
 わたしは《女のコ》と恋をしていった…

 
 そして…


 ごっちんの事も頭の中から消えて…消して…


 でも…でも…


 でも…今でもスキって気持ちは………………


 そのせいだと思う…恋を沢山見つけてって言っても…
 《付き合った》事はなかった…

367 名前:13〜過去−理由−その5−揺れる想い〜 投稿日:2001年09月12日(水)20時41分52秒
〜〜〜〜〜〜

 あっ…そうそう…

 ついで言うと…

 あの髪を切った日以来わたしって結構…
 いや…超女のコにモテモテになっちゃってね♪

 最初は結構とまどってたけど…ね…へへへ…
 沢山ラブレターとかも貰ったりして…
 もちろんバレンタインデーなんてのはチョコの山だったよ♪
 その日の内には持って帰れずに、結局は何日かに分けたってくらい大量だね♪

 今では大分慣れたかな…?
 逆にこっちから視線送ったりして楽しんでるくらい♪
 
 《付き合う》…知り合うまでのストーリーを楽しんだりしているんだ。


 こんな青春もいいじゃん♪


 ってカンジ♪

368 名前:14〜癖−その8−駿台予備校−明日はどんな出会い?〜 投稿日:2001年09月12日(水)20時43分54秒
14〜癖−その8−駿台予備校−明日はどんな出会い?〜

 「……みちゃん…ひとみちゃん…ひとみちゃん…」

 梨華ちゃんがわたしの肩を揺らしながら小声で呼んでるのに気がつき目が覚めた。

 いつの間にかだいぶん眠ってしまっていたようだ。
 頭の下に敷いていた腕や背骨の節々がギシギシ言って、上体を起こすのに少し苦労した。

 「もうすぐ7時だよ…帰らなきゃね…」
 携帯の時計を見るともうすでに時計は18時半を過ぎたところだった。
 相変わらず周りは静かでシャーペンの紙の上を走る音しか聞こえなかった。
 そんな中自分がすごい不釣り合いに映ってみえた。

 「はぁ〜あ…うぅ〜ん…イタタタ…」
 体を伸ばそうと両手を上に上げるが、ミシミシと上半身の節々が悲鳴を上げる。

 「フフフ…大丈夫?…」
 そんなわたしの滑稽な姿に笑みを浮かべつつ、梨華ちゃんが荷物を片付け始めた。
 だいぶん勉強したらしく、机の上には消しゴムのゴムカスがまとめられながらも、
 少し山を作っていた。
369 名前:14〜癖−その8−駿台予備校−明日はどんな出会い?〜 投稿日:2001年09月12日(水)20時45分18秒
 ホント梨華ちゃん真面目だなぁ…

 イタタタ…

 ちょっと恥ずかしいなぁ…へへへ…

 にしても…これだけ寝てたら…今日ここ…自習室に入った意味ないじゃん!

 って…意味…意味…意味…?…

 あっ…そうだ…金髪のコ…!…

 わたしは慌てて梨華ちゃんの向うにいるであろう金髪のコを探したが、
 いつの間にか帰ったようだ。
 机の上にも荷物は残っていなかった…

 あぁ〜あ…残念…

 「もう帰ったよ…」

 「…………」

 梨華ちゃんの、らしくない低い小さな言葉が聞こえてきた。

 へぇ〜梨華ちゃんってそんな声で話す事も出来るんだ…

 …………

 って…はぁ…

370 名前:14〜癖−その8−駿台予備校−明日はどんな出会い?〜 投稿日:2001年09月12日(水)20時47分10秒
〜〜〜〜〜〜

 「梨華ちゃん…」
 「何…」

 わたしたちは池袋までのビジネス街を手をつないで歩いていた。
 外は夏らしくまだそんなに日は落ちてなく、かすかに太陽の光を残していた。
 まわりではサラリーマンやOLといった人たちが、
 これから夜の街に繰り出そうとやたらと仲間内で気合をいれていた。
 これからは大人の遊びの時間…街並みは昼間とはまたうって変わったものになってきた。

 そんな中、ここには不釣り合な2人が歩いていたが、
 歩きながらわたしはフト思いついた事があった…


 そう…


 「夏休み…駿台で授業ある日はここの自習室で勉強しない?」
 この夏休みにここ駿台で授業がある日は、
 勉強の日とでも決めてここの自習室で勉強でもしないかって事♪
 どうせ家にいたってそんなに勉強は出来ないんだし…

 でも…それより…

 それにもまして…あの金髪のコと会える…友達になれるチャンスかも…?
 って事がわたしの頭の中をクルクル回っていた。
371 名前:14〜癖−その8−駿台予備校−明日はどんな出会い?〜 投稿日:2001年09月12日(水)20時48分24秒
 でもね…はぁ…

 って…梨華ちゃんが簡単にO.K出すわけないか。
 さっきのあの一言もあるし…

 でも…真面目な梨華ちゃんの事だ…

 お願いします!

 少し考え込んだ梨華ちゃんだったが…

 「うん!いいよ!」
 との事♪
 わたしの予想…また女のコ目的でしょ?とかごちゃごちゃ言われる…
 とはうって変わって簡単に梨華ちゃんの返事にO.Kが貰えた事に少しビックリ…

 
 でも…

 
 うっ…ゴメンね…梨華ちゃん…勉強が目的じゃないんだよ…

 梨華ちゃんの屈託のない笑みにココロを痛ませながらも、
 次に金髪のコにあの自習室で会えたら、どうやって話し掛けようかと考えるわたしであった。
372 名前:14〜癖−その8−駿台予備校−明日はどんな出会い?〜 投稿日:2001年09月12日(水)20時50分03秒
 
 そういえば、金髪ってのもかっけ〜よね〜♪
 
 夏休みなんだし…一回やってみよっかなぁ〜

 
 ふぅ…でも…よかったぁ〜♪
 いろんな意味で…

 
 ありがとね梨華ちゃん♪

 
 そして…これからもこの女のコ大好きな吉澤ひとみをヨロシクね♪

 
 さぁ〜て♪

 
 明日も誰かと出会うかなぁ〜

 
 ホントの出会い…ってヤツ?


373 名前:14〜癖−その8−駿台予備校−明日はどんな出会い?〜 投稿日:2001年09月12日(水)20時52分19秒


 〜Fin〜【第2部 吉澤ひとみ〜癖】

374 名前:作者マッチ 投稿日:2001年09月12日(水)21時09分41秒
と、言う事で【第2部】が終了しました。
ホントダラダラと長い間ありがとうございました。

たぶん、全然しっくりきていない方がほとんどだと思います。
その辺りはスミマセンです。

最後にフラレるところの前フリはちょっと作っておいたのですが…
後、所々?(ハテナ)なところがじっくりと読んでいたらあると思います。
どうしてだ?ってトコが(w
そう言うとこに、ごっちんと梨華ちゃんの行動、気持ちを入れておきました。
ただ、それも次のごっちん編で分かると思います。
でも…その時にまた新しく?(ハテナ)なところが…(w

次の、ごっちん編はもちろん新しいスレになります。
ホントは金がいいのですが(これからたぶん本編を含め2スレはいるような気がするので…)、
ここは使えないので、もう少しワンクッションおいてから新しい板に行きたいと思います。
その時はまたヨロシクお願いします〜
375 名前:作者マッチ 投稿日:2001年09月12日(水)21時10分17秒
PS.

ここではなんですが、緑のお詫びを…
最近Hシーンを全く書いてない事からか、完全に手が止まってしまいました…
どうやって書いたらいいのか?とか…
ワンパターンになって面白くないのでは?とか思い…
後、あの小説の意味が…設定ではオナ趣味ですが、Hシーンは全然ないし…
これでいいのだろうか…?って…
ただ、最近よくH小説を大量に読んでまた勉強してます(w
もちろんネットの(w
もうしばらくお待ちください…
(スレを使い切っているので、管理人さんにはご迷惑をかけていないので、
 その辺はまだ安心です(w後は読者さんに…)
376 名前: 投稿日:2001年09月12日(水)22時26分52秒
いや〜よっすぃ〜編最高でした〜
やぐよし楽しみ♪ごっちん編も楽しみにしてま〜す♪
新しい板がキマリ次第おしえてくださいね〜
377 名前:コカライト 投稿日:2001年09月12日(水)22時49分51秒
おもしろかったでーす。
第三部も期待してます。
378 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月13日(木)00時30分36秒
梨華ちゃん笑っちゃうくらいにカワイソウだこと・・・
379 名前:空唄 投稿日:2001年09月13日(木)02時46分26秒
次は後藤さん編にされたんですか。
謎が多かったので、期待です。
何だかんだで、石川さんの気持ちすら、はっきり書かれてないですからね。
380 名前:作者です 投稿日:2001年09月14日(金)21時38分26秒
>>376:♪さん

 ありがとうございました〜
 そう言って頂ければすごい嬉しいです。
 やぐよしは結局どれくらい先になるのか、予想がつかいないですけど…(汗
 またよろしくお願いしします〜

>>377:コカライトさん

 ありがとうございます〜
 第三部も期待に応えられますように頑張ります♪

>>378:名無し読者さん

 ちょっと梨華ちゃんはカワイソウなんですけど…
 梨華ちゃんも立派な主人公の内の1人なんで、
 幸せになってもらいたいです。
 これからもヨロシクお願いします〜

>>379:空唄さん

 ありがとうございます〜
 はいっ、次はごっちん編で。
 間をあけるよりは、先に行った方がよっすぃー編を覚えていただけたままいけると思いまして…
 次で大分分かっていただけると思います。
 またヨロシクお願いします〜

381 名前:パスカル 投稿日:2001年09月20日(木)10時23分40秒
『ラブリング』とあわせて新スレに期待してます。
新スレできたらここにもカキコしてくださいね!
382 名前:作者 投稿日:2001年09月20日(木)22時41分08秒
雪板に新しいスレをたてました。
もしよかったら続きを読んで下さい。

 http://mseek.obi.ne.jp/cgi/hilight.cgi?dir=snow&thp=1000993098&ls=25

>>381:パスカルさん

 ありがとうございます〜
 とりあえずたてましたんで、もしよかったらきてください〜
383 名前:mo 投稿日:2001年09月21日(金)07時00分32秒
『ラブリング』って何処の板でしたっけ(^^;
384 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月21日(金)07時32分23秒
>>383
緑板「3月7日」内
新スレはどこにたてるんですか?
385 名前:作者 投稿日:2001年09月22日(土)08時44分40秒
>>383
>>384
スミマセンm(__)m
とりあえず、同じ緑で行きたいとは思っています…

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