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揺れる想い
- 1 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月15日(金)18時11分12秒
- チャーミーに翻弄される、よっすぃーを
書いてみたくてちょこっと書かせていただきます。
ほんのりエッチな感じになる・・・かな?
- 2 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月15日(金)18時12分29秒
- 「楽屋にて」
ハロモニの本番まで、あと少し。
「今日は、よっすぃーとペアだね(はぁと)」
梨華ちゃんが嬉しそうに腕を絡めて来た。
「そ、そうだね(汗)」
いつもは、ごっちんと一緒にいることが多いんだけど
今日はごっちんは新しいドラマの撮影で欠席。
そして新装開店のハロモニの新司会者は、中澤さんらしい。
なんだか、卒業で盛り上げた意味もないような気がする。
ま、でも中澤さんがいると心強いかな(フォロー)。
「よっすぃー?」
気づくと梨華ちゃんの顔が目の前に。
「わっ!」
驚いた私は、思わず後ずさりをしてしまった。
『本番入りまーす!』の声
助かったぁーと内心思いながら
「さぁ、行こ行こ」
さりげなく梨華ちゃんの腕をほどいて立ち上がる。
先にスタジオ入りしようと思ったのに、案の定梨華ちゃんに
手を握られ、呼び止められてしまった。
「もぅちょっと待ってて」
- 3 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月15日(金)18時13分12秒
- 間違えて名前入れるの忘れました(泣)。はぁ。すみません。
- 4 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月15日(金)18時13分52秒
- 結局、一番遅れてスタジオ入りする事になってしまった。
廊下を歩いている時も梨華ちゃんは私の腕を放さない。
(う、さっきから、腕が梨華ちゃんの胸に当たってる!)
当たってるというよりは押しつけられている感じだ。
それを知ってか、梨華ちゃんはわざとたずねてくる。
「よっすぃー顔赤いよ〜ぅ?」
フフフと梨華ちゃんは笑うと更に強く押しつけて来た。
(や、柔らかいなぁ…)
「きょ、今日の梨華ちゃんヘンだよ〜!」
気持ちが胸に集中しないように、冗談まじりに
腕を解こうするが、顔が引きつってしまった。ハァ。
「よっすぃーってば、カワイイ」
ふっと、梨華が腕をほどくと、もうスタジオの入り口だった。
(もぅ、今日の梨華ちゃん積極的…)
- 5 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月15日(金)18時14分25秒
- 本番中も何だかモヤモヤして、なかなか集中出来ない。
中澤さんの恋人探しと言うコーナーで瓦を10枚割る人が出た。
見事に10枚の瓦を割った瞬間、スタジオ内は歓声に包まれた。
(かっけ〜!)
冗談で「私にもやらせて〜!」と言おうと思ったら
梨華ちゃんが私の肩にいつの間にか、しがみついていたのに
気づき、言うタイミングを失ってしまい、一気に現実に
引き戻された。
(あ〜、梨華ちゃん、こーゆうの苦手なのかなぁ。
私と正反対だなぁ〜)
すぐに離れてくれればいいのに、なかなか離れてくれない。
離してくれた時は、台で隠れてるのを良いことに手を握ってきた。
(本番中だよ!)
またドキドキしてきた。手に汗かいちゃうよ〜!
- 6 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年06月16日(土)08時32分13秒
- イイっす!!
かなりツボです!!
ポジティブな梨華ちゃんに惚れますね
かなり期待してます!!(エロにも)
- 7 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月16日(土)17時10分02秒
- −インターネットで、吉澤と石川はデキている−
なんて言う噂?を見てから吉澤はヘンに意識して石川を見てしまう
ようになった。
石川と同期でトシも近い事もあって、すぐに仲良くなったが
メンバーとして好きであって、恋愛絡みで好きと言う気持ちは
なかった…ハズだった。
今は、どうなのか?吉澤自身でも、良く分からない。
夜な夜なインターネットで検索していると、私と梨華ちゃんの
妄想小説が多いのに絶句、こちらが赤面してしまうくらいだ。
2chとやらでは「いしよし」と言われてるらしい。
ちょっとした行動や発言、動作で誇大に書かれてしまう。
ファンと言うのは恐ろしいものだと思った。
梨華ちゃんもパソコンを持っているが、この事は聞けずにいた。
墓穴を掘るかも知れないし、逆に面白がってしまうに違いない。
いや、結構見てて、私の反応を楽しんでたりして…。
−でも、実際どうなんだろう?
私が意識しすぎなんだろうなっと思い直していたら、気づいたら
本番が終わっていた。ガァーーーン!!!!!
あとでOA(6/10)をチェックしなきゃ(泣)。
- 8 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月16日(土)17時13分17秒
- ラヴ梨〜さん、ありがとうございますぅ。
レスがつくと、やる気が出ますね!
多分、あんまりエロくならないと思います。
既に煮詰まり中(苦笑)。微妙にえっちぃ方が
私は萌えるんですが(藁。まだ分かりませんけど。
- 9 名前:178 投稿日:2001年06月16日(土)18時48分18秒
- これはホントにイイっす!
もうラブ梨華ラブラブ。
- 10 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月17日(日)09時59分17秒
- その後、梨華ちゃんは、いつもと同じように接して来た。
(もぅ、さっきのは、なんだったんだよ〜!)
やっぱり、意識しすぎだったのね。と思う事にした。
おかげで、今日は梨華ちゃんの事で頭がいっぱいだったよ。
正確には、梨華ちゃんの胸かぁ。う、ヘンなのは私だよ(泣)。
仕事が終わり、帰ろうとしたところ、梨華ちゃんが声をかけてきた。
「今日、久しぶりに家に来ない?」
「う、うん。そうだね。早めに仕事終わったし、少しだけなら…」
梨華ちゃんの事考えてて、声かけられたのでビックリしちゃった。
まぁ、平気だろう。・・・ん?平気ってなんだ?
何意識してんだよ〜!自分!!!
- 11 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月17日(日)10時00分13秒
- 本当に梨華ちゃんちに行くのは久しぶりだった。
梨華ちゃんはカントリーにレンタルされたり、ミュージカルが
始まったりで、ほんと休むヒマなかったもんね。
ついでに、学校行くヒマも!
駅を降りて、少し話しながら歩くと、あっと言う間に梨華ちゃんちの
マンションに着いた。
- 12 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月17日(日)10時02分56秒
- 「適当に座って待っててー。お茶いれるから」
「うん」
私は腰をおろすと、カバンを置いて、部屋を見渡した。
目に留まるのは、パソコン。思わず苦笑いしてしまう。
(やっぱり私の思い過ごしね。過剰になってたよ。梨華ちゃんゴメン。
私ってば、小説の見過ぎじゃん。ヤダヤダ。)
- 13 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月17日(日)10時03分42秒
- 「パソコンが、どうかした?」
びくっとして、振り返ると、いつの間にか梨華ちゃんが後ろにいた。
「え?」
「だって、よっすぃーパソコンずっと見てたから」
(う。あやしかったかな。ついでだから勢いで聞いちゃえ!)
「梨華ちゃんも、パソコン良くするの?」
「うん。メールとインターネットをね」
「どうゆうページ見てる?」
「ファンが作ってくれた人のページ見たりとかね。なんで?」
「い、いや、どんなとこ見てるのかなーって思って。」
「よっすぃーは?」
「私も同じだよ」
「どうゆうとこ行ってるの?」
梨華ちゃんは言いながらパソコンの電源をいれた。
「結構、同じところを見てたりしてね…」
「!?」
梨華ちゃんは、笑いながら言った。
「適当に見てて、いいよ」
梨華ちゃんはキッチンに戻ってしまった。
(あ〜!びっくりした。小説の事言ってるのかと思ったよ!)
- 14 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月17日(日)10時04分49秒
- パソコンが立ち上がるとデスクトップ画面が現れた。
−キレイに整理されてるなぁ−
私なんか、デスクトップに何でもかんでも取りあえず置いて
おくので、乱雑になっている・・・。整理しないとなぁ。
そして『秘密』と言うフォルダに目が行った。
なんだろ?これ。気になるなぁ。しかもハートマークついてるし。
当然の事ながら、開けたくなる衝動に駆られたが、さすがに
開けられなかった。
と、スクリーンセーバーが立ち上がる。
『うわ!何だコレ!……"ごなつよ"?』
私が「モー。たいSP」で、釣り上げた大アナゴの名前だ。
今でも時々思い出すよ。元気かなぁ?ごなつよ〜!
でも、なんで、こんなのセーバーにしてるのよ。ヘンな梨華ちゃん。
- 15 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月17日(日)10時06分51秒
- と突然マウスに置かれている私の手に、梨華ちゃんが自分の
手を重ねて来た。
「うわ!」
(いきなりで、ビックリするじゃん!)
マウスが触れた事で、また画面が元に戻る。
「カワイイでしょ」
「(もう、映ってないじゃん・・・)え?でも梨華ちゃん
こうゆうの苦手じゃん」
私なんか、こうゆうのが大好きで、前も『モー。たい』で
峰竜太さんちに掃除に行った時に、ピラニアが餌を食べるのを
見て、思わず「カッケー!」と叫んだくらいだ。
(後でOA見たら、しっかりテロップが出ていた)
安倍さんや保田さんは、怖がっていたけど。
- 16 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月17日(日)10時08分20秒
- 「よっすぃーの好きなものは、私も好きだよ」
耳元で囁く。あ〜、そこ弱いのに…。
(う゛っ何か、メチャメチャ密着してるんですけど・・・。)
あ゛ーまた胸が…。昼間の事を思い出してしまう(赤面)。
それも昼間より妙にリアルで……。
(ま、まさかノーブラじゃないよな〜。)
後ろを振り返ろうにも、梨華ちゃんが抱きついてる形で身動きも出来ず。
「よっすぃー聞いてるの?」
妙に甘ったるい声で、また耳元で囁く。
そ、そんな事されたら〜〜〜〜!!!!!!!
「ちょ、ちょっと梨華ちゃん、くっつきすぎーーー!!!」
しかし梨華ちゃんはムシして、身体は密着させたままで話を元に戻す。
「その『秘密』フォルダが気になってたんでしょ」
「う、うん」
私は正直に答えた。一瞬、そんな事忘れてたけど。
「いいよ、開けても」
と言いながら既に、重なる手がマウスを移動させ、フォルダを
クリックしていた。
!!!!!!!あ〜〜〜〜!!!!!!!こ、これは!!!!!!!
- 17 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月17日(日)10時24分58秒
- 更新です。
178さん>
ありがとうございます。
この後も梨華ちゃんは、よっすぃーに押しまくりです(w
- 18 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年06月17日(日)10時28分44秒
- うわ〜!!
イイとこできりますね〜
いったい、あのフォルダには何が・・
- 19 名前:サッカ〜少年 投稿日:2001年06月19日(火)09時54分47秒
- うわ〜。うまいっすね、作者さん!
続き楽しみにしてます
- 20 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月19日(火)21時39分12秒
- 「よっすぃー知ってる?」
「………(驚)!」
「よっすぃーと私の事、何か書いてないか探してたらね、
ぐ〜ぜん見つけたの(はぁと)」
そう言って見せてくれた中身は私も読んだ事のある
2chのスレッドや小説だった…。同じものを見ていたなんて!
ま、まさか梨華ちゃん、コレ見て影響されたなんてコト…。
動揺している私をムシして更に続ける。
「でも、ファンって良く見てるよねぇ。何だか覗かれてるみたい」
なんてコト言うんだ〜!そんな行動取ってファンの妄想膨らませてる
だけじゃないか〜!
「もう、今日の梨華ちゃん絶対おかしいよ!!」
たまりかねて、私はモヤモヤしながらも、梨華ちゃんの手をほどき
後ろを振り返った。
- 21 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月20日(水)21時01分47秒
- 一番目立つデスクトップにある「秘密」っていうフォルダに大爆笑。
- 22 名前:じむべー 投稿日:2001年06月20日(水)23時27分04秒
- 一生懸命書いてる作者さんの揚げ足取りなさんな。
この話の梨華ちゃん、積極的によっすぃーにアプローチしてるから
「よっすぃ〜気づくかな〜...ハァハァ」って、わざとデスクトップに
フォルダ置いてたってシチュエーションをイメージして萌えたぞ、ヲレは!
チャーミー萌え興り〜〜(w。
作者さん、楽しみにしてます、頑張って下さい。
- 23 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月21日(木)07時47分57秒
- >21さん
爆笑しましたか。梨華ちゃんは確信犯ですので(w
>じむぺーさん
ありがとうございます。あくまでも、可愛くエロくしたいので、
萌えていただいて嬉しいです(w。でも、ちと煮詰まり中です。
揚げ足取りとは思ってませんよ。感想いただけるだけで嬉しいっす。
- 24 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月21日(木)07時49分35秒
- ガチャン!
肘が当たった拍子にお茶がこぼれて、梨華ちゃんの服にかかってしまった。
「あ!ゴメン!」
慌ててハンカチを取り出すと濡れた箇所を拭こうとした。
「あ゛」
手が止まる。丁度胸の辺りが濡れている。
いつの間に着替えたのか、梨華ちゃんはタンクトップ姿になっていて
何故かノーブラだった・・・。
”透けてて、超いやらしいんだけど…”
顔を真っ赤にさせながらも、目はしっかり胸元に集中していた。
「よっすぃー拭いて!」
私の手を掴むと、梨華ちゃんは自分の胸に持っていった。
「(ぐにゃぁ〜〜〜)わぁぁぁ〜〜!」
と驚いたものの、正直言って梨華ちゃんの胸は柔らかくて気持ち良い。
私のより大きいし。な、なんかヘンな感じ。身体が熱くなってきちゃった。
ドキドキしてるし。
梨華ちゃんの胸を触ったまま、ボーっとしていた。
「あ、あ、あ、あの、ご、ごめんね…。」
梨華ちゃんをマトモに見れなくて視線を落としながら言った。
ふと我に返って、私は手を離そうとした。
でも、梨華ちゃんは私の手首を掴むと強引に自分に引き寄せ、そして…。
- 25 名前:21 投稿日:2001年06月21日(木)19時31分45秒
- >じむべーさん
すみません、別に揚げ足取ったわけじゃなくて、
あんな梨華ちゃんに爆笑したんです。
ていうか、最近初めて読んだんですけど、すごい面白いですよ。
他の小説は二人の両思いっぽいのが多いのに、これはよっすぃーが
そこまで思ってないっていう所がいいですね。
とりあえず、頑張って下さい。
あー!そして…のあとが気になるーー!
- 26 名前:じむべー 投稿日:2001年06月21日(木)20時37分29秒
- 21さん>
あっ、そういうことでしたか〜(汗)。
楽しんで読まれているところ、水差しちゃってすみません、ご容赦を。
チャーミーブルーさん>
ホント、よっすぃ〜を誘惑するために、プラまで外してたなんて
梨華ちゃんの確信犯な動きの連続、可愛いしエッチですね〜(w。
更新楽しみにしてます!
- 27 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月22日(金)00時22分44秒
- >25さん
うれすぃーお言葉ありがとうございます。
赤板では、よっすぃーが、梨華ちゃんに、ゾッコン(死語)
の学園物を書いてるので、こちらでは、押さえて(爆)
書いてます。明日、また更新します。
じむぺーさん>
このまま梨華ちゃんの思い通りには、ならない…ハズです(w
- 28 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月22日(金)22時39分23秒
- 「よっすぃーキスしたことある?」
(な、なに急に聞くんだ???)
「ま、まだ…」
真面目に答える私。
「誰としたい?」
「そりゃ、好きな人とに決まってるじゃん」
「私のコト好き?」
「す、好きだよ」
「んじゃ、決まりだね」
「…ん」
私の唇は、梨華ちゃんの唇でふさがれてしまう。
(素早い!ど、どうして、そうなるんだ!?)
−私のファーストキスは、梨華ちゃんに奪われてしまった!!−
「!??」
「私も好きだよ。よっすぃーのコトが。」
ふっと唇を離すと、梨華はトロンとした目でまた耳元で囁く。
更に唇を重ねる…。今度は舌を絡めて。
(な、なんかヘンな感じ。梨華ちゃんの唇柔らかいし。でもイヤじゃない)
- 29 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月23日(土)01時50分29秒
ドキドキ……石川積極的……ドキドキ
- 30 名前:ラック 投稿日:2001年06月23日(土)18時24分46秒
- 梨華ちゃんとよっすぃ〜が・・・
- 31 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月24日(日)14時46分42秒
- 「よっすぃー、愛してる(はぁと)」
「な、なんか、梨華ちゃん積極的だね…(汗)」
私はなんと答えていいか分からずに照れもあって梨華ちゃんの目を見ず逸らして言った。
「私、今までネガティブだったから、せめて、よっすぃーには
ポジティブに行こうと思って」
(私にポジティブって……。私のファーストキスを(涙))
- 32 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月24日(日)14時47分33秒
- −今度は自分の頭を梨華の胸にうずめるカタチで抱き寄せられた。−
(はぁぁぁぁ。梨華ちゃんの胸も柔らかくて気持ち良い。私より大きいし。
でも、濡れてて気持ち悪い・・・。)
何故か冷めた部分もある私。このまま流される訳には…。
そう言えば、シャツ!濡れたままじゃない!忘れてた!
「梨華ちゃん、シャツ着替えた方がいいんじゃ…」
私は胸から顔を離すと梨華ちゃんに言う。
しかし梨華ちゃんは聞いていない。
っていうか、さっきから、全然人の話聞いてないんだけど。
「小説に書いてあるとおりにしてみようか・・・
ハァハァ、ねぇ、よっすぃー」
(ハァハァって…)
- 33 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月24日(日)14時48分52秒
- なんだか、吉澤は怖くなってきた。
いつもの石川と違う態度に。
目の前にいる石川は、ほんとに石川なのか?
なんか媚薬とか飲んでたりして?
まさかねー。
小説に書いてあるって・・・
黒い梨華ちゃん、ストーカーっぽい梨華ちゃん
ダーティな梨華ちゃん……。
う、なんかロクな梨華ちゃんが出て来ない。
私は一体、どんな小説を見て来たんだか…。
- 34 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月24日(日)14時51分45秒
- 友人からリクエストのあったセリフをいれてみました。
なんか方向が変わってきちゃった…。
- 35 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年06月24日(日)18時16分26秒
- イイっ!!サイコー!!
たまらないです、梨華ちゃん・・(はぁと)
どんな小説のとおりにするつもりなんだろう・・ドキドキ
- 36 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月25日(月)21時01分34秒
- もっと、可愛い梨華ちゃんがあったハズなのに!
さっきから黙ってる私を見て、梨華ちゃんが更に聞いてくる。
「ねぇ、よっすぃー聞いてるの?」
そう言うと、梨華ちゃんは私を押し倒した。
「ねぇ、よっすぃーだって、小説読んでるんでしょ?」
「な、なんで?(汗)」
「顔に書いてある」
にやっと笑う梨華ちゃん。こ、こわい(泣)。
「今だって、どの小説かなーなんて考えてたんでしょう?」
「ち、違うよ!そんな、、、」
何故か声がうわずってしまう。これじゃぁ、そうですと
言ってるようなものだ。
「今は二人だけなんだから、いいんだよ。
いいコトしようよ〜。邪魔者はいないんだし。」
(邪魔者?誰のコトだろう?)
- 37 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月26日(火)00時51分50秒
本当に、どこの小説読んでいるんだ、この二人(w
- 38 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月26日(火)03時30分25秒
- 多分小説とは言いがたい小説だろうな。
- 39 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月26日(火)03時34分48秒
- いいコト・・・。
(;´Д`)ハァハァ
- 40 名前:ラック 投稿日:2001年06月27日(水)21時59分49秒
- あっちの健気な梨華ちゃんと
こっちの積極的な梨華ちゃんのギャップに萌え〜
- 41 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月27日(水)22時25分37秒
- そう言って、梨華ちゃんは、私の首筋や耳にキスをしてきた。
「ひゃぁ!」
びくっとなる。その辺、弱いみたい私。うぅ…。
梨華ちゃんに対して恐怖心もあるのに、身体は反応している。
「よっすぃー、ここ感じるんだね。可愛い」
更に攻め、舐め続ける梨華ちゃんの舌。
なんだか、その音が凄くやらしくて、興奮してきてしまった。
「り、梨華ちゃん…。」
普段なら『もぅ、やめてよ!』って梨華ちゃんをはらいのけるコトも
出来るのに、私の身体はいつの間にか、梨華ちゃんを求めていた。
(も、もっと!)
でも、まだ照れが入ってる私は、それを言うコトが出来なかった。
- 42 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月27日(水)22時26分28秒
- と、その時、私の携帯が鳴った。
♪♪♪♪♪♪
ごっちんの『愛のバカやろう』だった。
私はメンバーの着メロには、その子のソロ曲などを
いれて誰から来たか、すぐ分かるようにしてある。
逆を言えば、周りのみんなにも誰からなのか明らかなのであるが。
『あぁ良いトコだったのに!』
と一瞬でも思った自分がイヤになる私。
またもや現実に引き戻された私は、携帯に手を伸ばした。
『ごっちん?』
【よっすぃー??】
『う、うん。ハァハァ』
【なんか、息荒いよ〜(笑)。よっすぃーエッチなコトしてたの〜?】
状況を知らないごっちんは、冗談のつもりで言って笑っている。
『し、してるわけないじゃ〜ん。あとでまたかけ直すね〜』
今は、ごっちんと話すのがなんだか恥ずかしくて、一方的に切ってしまった。
これじゃぁ、却って怪しまれそうだ。
- 43 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月27日(水)22時27分23秒
- 梨華ちゃんをチラッと見ると、さっきとは打って変わって俯いている。
でも、これが本来の梨華ちゃんって感じなんだけど。
「梨華ちゃん?どうしたの?」
今までしていた行為を考えると、どうしたの?もないんだけど(恥)。
強気な梨華ちゃんは、どこへやら。
「やっぱり邪魔者には勝てないのかなぁ」
と言うと、梨華ちゃんが泣きついて来た。
「邪魔者って、ごっちんのコト?」
「……」
「梨華ちゃん、ごっちんのコトそんな風に思ってたの?」
私は意外と言った顔で聞いた。
「だって、いつも、よっすぃーは、ごっちんと一緒で仲良さそうで…。
私なんかのけ者で」
(のけ者って、それは被害妄想だよ…)
「私は、いつもよっすぃーのコト見てるのに、よっすぃーは
ごっちんばっかり見てて。今だって、電話で邪魔されるし…」
(ばっかり見てないって!)
「だからインターネットで、私たちのコトどう思われてるか検索してたら
色々出て来たの。それが嬉しくて、ハマっちゃったの。なんか小説
読んでたら、小説と現実とごっちゃになって、ごっちんもいないし
やるなら今日しかない!って思って。ごめんなさい。」
梨華ちゃんは私の肩で泣き出してしまった。
「でもね、よっすぃーが好きなのは、ホントだよ。
よっすぃーは、私とごっちん、どっちが好きなの?」
「どっちって………」
潤んだ瞳で見つめられると困ってしまう。
「そ、そんな風に考えたコトないよ…」
「ズルイよ、いつも私ばっかり、よっすぃーのコト想ってる」
さっきよりもキツイ視線で、梨華ちゃんは私を見ている。
- 44 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月27日(水)22時28分14秒
- ごっちんとは仲良いけど、恋愛対象として見た事はない。
梨華ちゃんだってそうだ。…そうなの?本当に?
自分に自問自答してみる。
私が口を開きかけた時、梨華ちゃんはシュンとして
「ごめんなさい。こんな事したら余計嫌われちゃうよね…(涙)」
再び泣き出してしまう。
泣かないでよ…。梨華ちゃんの涙には弱い。
梨華ちゃんに泣かれると困ってしまう。私は…私は……。
- 45 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月27日(水)22時31分04秒
- 次で終わりになります。
皆様の期待?を裏切ってしまいましたね(苦笑)。すみません。
自分でも書いてて方向が変わってしまいました(w。
続編?も考えていますのでー。思ったより長くなってしまいました。
- 46 名前:さっかあ小僧 投稿日:2001年06月28日(木)12時57分58秒
- あなたもしかして某スレの吉澤?(W>作者さん
上手いですねえ〜
- 47 名前:すきだなあ 投稿日:2001年06月28日(木)14時58分46秒
-
- 48 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月28日(木)18時47分50秒
- 私は梨華ちゃんの肩に手をやり、もう片方の手で梨華ちゃんの
頬に伝っている涙を拭ってやった。
「梨華ちゃんには笑顔が似合ってるよ。だから…もう、泣かないで」
私はそう言うと、梨華ちゃんのくちびるに、自分のくちびるを
重ねた。そして、やさしく抱きしめた。
自分の行動に一番驚いたのは吉澤自身だった。
(な、なに自分からキスしてんだよっ!)
梨華ちゃんが好き!という事を行動で示してしまったのか?私は!!
ついムードに流されて…なんて事はない…ハズ……だよ?
私は動揺しながらも、梨華ちゃんを抱きしめ、彼女の体温を感じていた。
(あったかいね、梨華ちゃん…。ちょっと、幸せ……カモ(はぁと))
「よっすぃー嬉しいよ。両想いだね♪」
梨華ちゃんは私の首に自分の両手を回すと、耳元で囁いた。
「つづき、しよっか…」
END
- 49 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月28日(木)18時54分09秒
- と言う訳で終わりです。
最後の「END」左端に来ちゃった(泣)。右端に持って来たつもりだったのに。
痛い系にしたくなかったので結末も変えました。
続編も書き始めてます。「バカップルいしよし」になりそうっす。
>46番さっかあ小僧さん
某スレの吉澤?んー、私はスレには書いてませんので人違いかと。
>47番すきだなあさん
可愛いっすね。
- 50 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年06月29日(金)00時13分07秒
- イイとこで終わりですね〜
ホント、チャーミーブルーさんの小説はいしよし好きの自分にはたまらないです。
バカップルぶりも期待してます
- 51 名前:名無しさん。 投稿日:2001年06月29日(金)02時11分30秒
壊れ系かと思いきや、すっきりと終わりましたね。
両思いの続き希望(ぼそり
- 52 名前:ラック 投稿日:2001年06月29日(金)22時48分36秒
- 「つづき、しよっか…」
の続きを見たいけど、まあ、それはチャ−ミーブルーさんを
困らせるので置いといて、痛めに終わらなくってよかった。
この後の続編も期待しております。
- 53 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月30日(土)01時08分31秒
- >ラヴ梨〜さん
最近「いしよし」小説増えて来たので私も頑張らないと(笑)。
サンクスです。
>51番名無しさん。
続編は、かなーり、あまあまです。自分で書いててにやけて来ました(w。
>ラックさん
実は、えっちシーンが書けないので、皆さんのご想像にお任せすると
言うコトで。。。(ズルイかな?)
では、続編行きます〜♪
- 54 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月30日(土)01時09分32秒
- 「揺れる想い2」
私と梨華ちゃんが付き合い始めて3週間くらいたった。
他のメンバーには内緒にしているので、仕事の時は今まで通りに接している。
今日のMUSIX!の録りで、私と梨華ちゃんはそれぞれ、
梨華ちゃんは安倍さん、私は飯田さんとペアを組んで
「料理対決」をした。郷ひろみさんにおもてなしと称して
ミラノ風カツレツを30分内で作ると言うものだった。
結果は梨華ちゃんチームの優勝。私は結構自信があったのに
落ち込んでしまった。私の大好きなゆで卵をかけてオリジナリティを
出したつもりだったんだけどな〜。
おまけに罰ゲームで皿洗い。デザートのティラミスは食べられない。
はぁ、悔しいよ〜。
梨華ちゃんは私とは逆にハイだった。
梨華ちゃんの視線を妙に感じたけど、その時は大して気にならなかった。
- 55 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月30日(土)01時10分45秒
- その収録が終わった後のこと、他のメンバーもいなくなり
私と梨華ちゃんだけになった。後は帰るだけだ。
「ここからは、オフモード♪」と言って
梨華ちゃんは私の腕に自分の腕を絡ませて来た。
「今日、泊まっていくでしょ?」
「うん…」
泊まっていくでしょ?=泊まっていけの意味なのだが
余程の事がない限り私は梨華ちゃんの誘いをことわらなかった。
つまり、そうゆうコトなのである。
- 56 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月30日(土)01時11分27秒
- 駅まで歩きながら、既に二人はラブラブモード。
「勝った時、思わず安倍さんと抱擁しちゃったけど、よっすぃ〜見てた?」
「あ、うーん。見てたよぉー」
(ほんとは見てなかったけど)
あまり反応のない、ひとみに、梨華は少し不満そうな顔をした。
「なぁんだ、妬いてくれないんだね。少しは妬くかと思ったのに」
少しほっぺたを膨らませて拗ねてみる。
「ホントは梨華ちゃんとペア組みたかったな」
(少し本音かな)
「もぅ、よっすぃ〜たら!」
梨華ちゃんは私のシャツの袖を掴みながら照れ笑いをした。
梨華と違って、ひとみは、あまり感情を表に出さないので
そんな些細な言葉でも、梨華は嬉しくなってしまう。
- 57 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月30日(土)01時12分13秒
- 「でも、料理の腕は安倍さんの方がうまそうだから、結局負けてたかもね」
そうひとみが付け加えると、梨華はほっぺたを更に膨らませた。
「ひどいな、よっすぃ〜。私だって、お料理ちゃんと出来るよ〜」
「うん。分かってるよ。梨華ちゃんは良いお嫁さんになりそうだね。
なんか料理の話してたら、お腹空いてきちゃったよ。
どっかで食べていこうか?それともコンビニで何か買ってく?」
ひとみは、殆ど何も食べてないのでお腹が減っていた。
「梨華ちゃんは何が食べたい?」
梨華は一瞬考えて、沈黙のあと、こう言った。
「私は、よっすぃ〜が食べたいな」
(きゃぁ〜言っちゃった!)
「………(照)」
ひとみの反応を、ちらっと見ると、ひとみは固まっていた。
(も〜、よっすぃ〜カワイイ!!)
(り、梨華ちゃん、なんてコト言うんだよ…(汗))
- 58 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月30日(土)01時13分46秒
- 「梨華ちゃん、そうゆうコトは外で言わないでよ」
真っ赤になっているひとみに、梨華はいたずらっぽく更にこう付け加える。
「じゃぁ〜うちの中では、いいのかな〜?」
梨華は、あはは☆と笑うと、ひとみの腕を掴んで
「早く帰ろう!」と笑顔で言った。
(耳まで真っ赤になってる。ホントよっすぃ〜ってカワイイ(はぁと))
(梨華ちゃん時々大胆なコト言うからホントびっくりするよ…。
でも、カワイイから許しちゃう(はぁと))
「いしよし」はバカップルと一部で言われているが、
ここの「いしよし」も、まさにそんな感じであった。
- 59 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月30日(土)01時21分59秒
- この間のMUSIX!をネタに話を膨らませてみました。
なんとなく、わかるかな?(w
- 60 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月30日(土)15時54分57秒
- 梨華のマンションに着くと、梨華はすぐに、ひとみに抱きついて来た。
(もぅ〜甘えん坊なんだから)
ひとみは梨華に軽くキスすると
「腹へったぁ〜〜」と言いながら靴を脱いだ。
(私よりご飯なのね(涙))
梨華は少し落ち込みながらも、先ほどコンビニで買った物を
キッチンに持って行きながら、早く例のコトをやりたくてうずうずしていた。
「ねぇ、梨華ちゃん、その紙袋なぁに?」
ひとみは、くつろぎながら、目についた手提げ袋を見て言った。
帰る時から、下げていたので、気づいてはいたのだが。
「あ、これ?ねぇ、気になる?」
別段気になった訳では、ないのだが、ひとみは「うん」と適当に相づちを打った。
(それより、お腹すいたなぁ〜!)
梨華はニヤリと笑うと、手提げ袋から、取り出した。
「梨華ちゃん、ソレ持ってきちゃったの?返したんじゃなかったの?」
ひとみは思わず指をさしながら呟いた。
- 61 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月30日(土)15時56分03秒
- 取り出したのは、先ほどMUSIX!でひとみが使っていた黄色いエプロンだった。
何で持って来たのか意図が分からないひとみは、しきりに「?」顔をしている。
そう言えば、収録後に、梨華ちゃんが「それ返しておいてあげる」と言って
嬉しそうにエプロンを持って行ったのを思い出した。
「ソレ、つけてね」
梨華は嬉々として、エプロンをひとみに渡した。
「は?私に、今から料理しろってコト?」
梨華が何をさせたいのか、よく分からないので、ひとみは真面目に聞いた。
(また料理かぁ・・・。勘弁してよ〜)
- 62 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月30日(土)15時57分01秒
- 「も〜、よっすぃ〜裸にエプロンだよ〜♪」
「へ?」
本日二度目の梨華のビックリ発言である。
「だから、何なのさっ!」
まだ分からない、ひとみは、またもや顔を真っ赤にさせながら梨華に聞いた。
ひとみは気づいてなかったのだが、今日のひとみの衣装は肩だしの服で、
エプロンをかけると、裸にエプロン状態に見えたと言う。
それを聞いたひとみは、更に顔を真っ赤にさせ、頬に手をやった。
- 63 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年06月30日(土)16時00分19秒
- 「え〜!?そうなの〜???全然気づかなかったよ〜!」
しかし、ひとみはふと考えた。
「でも、それとコレとどうゆう関係が?」
「だからね〜」
急に甘えた声を出して、梨華が迫って来た。
「よっすぃ〜裸になってエプロンして(はぁと)」
「えぇぇ〜〜????」
ことさらデカイ声を出して、ひとみは梨華から身をひいた。
「私、オンエアが楽しみだよ〜。
その前に、私が、よっすぃ〜をいただきますけどね〜♪」
梨華ちゃんは、目を輝かせて言う。
(なんなんだよ、それは〜!)
「やっぱり、こうゆうのってマンネリになる前に色々とやって
楽しまなくちゃダメだよね」
「マンネリって・・・。」
(私と梨華ちゃん、マンネリになるほど、まだ…やってない…よ(照))
「いつまでも新鮮でいたいじゃない」
(まぁ、それはそうだけど)
「ねぇ、お・ね・が・い・よっすぃ〜(はぁと)」
梨華は両手を合わせてお願いポーズを取る。
「あ、あのね〜…」
梨華は、そうゆう趣味があったのかと、ひとみは意外に思った。
(私だったら、裸にYシャツ派だな。って…。何言ってるんだか)
私は、どう返答してよいか迷っていると、梨華ちゃんが私の服を脱がそうと
し始めた。
- 64 名前:名無しぃ 投稿日:2001年07月01日(日)01時52分06秒
- 裸エプロンよっすぃ〜萌え〜(w
続きも楽しみっす!
- 65 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月02日(月)17時46分28秒
- 「ちょ、ちょっと!梨華ちゃん!!」
焦った私は、思わず梨華ちゃんの手を掴んだ。。
しかし、こうゆう時の梨華ちゃんって凄い力入ってるんだよね。
梨華ちゃんは私の身体の上に馬乗りになった。
「よっすぃ〜、ハァハァしよっか(はぁと)」
(私は、まだ、ハァハァしたくありませんっ!)
梨華の手が、ひとみのシャツのボタンに伸びる。
「梨華ちゃんっ!!!(叫)」
私は叫ぶと梨華ちゃんを押しのけ身体を起こした。
「もぅ、ビックリさせないでよ〜ぅ」
(どっちが、ビックリさせてるんだよっ!)
「……」
- 66 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月02日(月)17時47分01秒
- 私が黙って背中を向けていると、さすがに梨華ちゃんも
悪いと思ったのか、後ろから抱きしめて来た。
「よっすぃ〜怒っちゃった?」
「べっつに…」
わざと素っ気なく答える。勿論怒ってなんかいない。
更に梨華ちゃんは、ぎゅ〜〜〜〜っと抱きしめてくる。
(梨華ちゃんの心臓の音も聞こえてきそう)
- 67 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月03日(火)20時12分19秒
- ・・・・・・・・・・しばしの沈黙。
マッタリした時間が流れる。
ひとみは、こうゆう些細なところで幸せを感じるのだが、
梨華はどうなのだろう?
正直、ひとみとしては、梨華とは精神的に、もっと強く
繋がっていたいと思う。
身体を重ね合わせる事も勿論嬉しいのだけれど…。
身体だけの関係になるのがイヤだった。
梨華はハッキリ言うとひとみに比べて性欲が強い。
さすがに体力のある、ひとみでも一晩に何度も求められると
ヘトヘトである。特に女性同士のえっちは終わりがない。
ひとみは、こういった事は初めてだったので、慣れない手つきで
手探り状態だった。
- 68 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月03日(火)20時12分56秒
- 『よっすぃ〜の愛情を感じるヨ(はぁと)』
梨華は、そう言ってくれるけれど・・・。
逆に、梨華は上手であった。
『よっすぃ〜の悦ぶ顔が見たいもん』
そう言って、嬉しそうに抱きしめてくれる梨華が、ひとみは好きだった。
『『二人の愛は永遠(はぁと)』』
初めて梨華ちゃんと結ばれた時、小指と小指を絡めて言ったセリフ。
そんな事を思い返しながら、ひとみは目を開けると、
いつの間にか、梨華の顔が目の前にあった。
「うわっっっ」
私はビックリして、後ずさってしまった。
- 69 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月03日(火)20時13分47秒
- 「よっすぃ〜また想いふけっていたでしょ?」
私の瞳を覗き込むようにして、梨華ちゃんが言う。
"梨華ちゃんのコト想ってた"なんて照れて言えない私は
「べっつにぃ〜」
と照れ隠しで視線を逸らして言った。
「素直じゃないね、よっすぃ〜は。私の前では、素直でいてほしいナ」
梨華ちゃんはちょっと寂しそうに言う。
「でも、私のコト、想ってたんでしょ?」
「え?」
梨華ちゃんはフフっと微笑むと
「ちゃんとわかってるよっ。よっすぃ〜の気持ち」
素早く私の頬にキスをした。
梨華ちゃんの言葉、仕草の一つ一つが可愛く見える。
(梨華ちゃんを好きになって良かったヨ)
- 70 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月03日(火)20時15分16秒
- 「で、さっきの話に戻るんだけど…」
梨華ちゃんの目が光った。
(あーーーーっ忘れてたよ、そう言えば…)
「だめ?」
(上目遣いで見つめられると困っちゃうなー)
「ぃや、ダメって言うか、恥ずかしいし、その…なんて言うか
いきなり裸ってのも……。汗かいてて汚いしさ…」
無駄な抵抗と知りつつも何とかアレコレと理由をつけてみる。
「恥ずかしいって、いつもは、もっと恥ずかしいコトしてるのにねぇ」
梨華ちゃんは、わざと意地悪な言葉をかける。
(ハァ〜、やっぱりムダなのね。)
私が何か言ったところで絶対諦める梨華ちゃんではないのは知ってたけど。
「分かったよ」
小さくため息をつく。
「ヤッタ!」
手を叩いて喜ぶ梨華ちゃん。
(そんなに嬉しい?)
「ただし!!」
急いで付け加える。
「シャワー浴びさせてよ。それと・・・ご飯が食べたい」
「ご飯は、おあづけだよ〜」
「えぇ?(泣)」
途端に、ひとみが哀しそうな顔になる。
(ふふ、困った顔もカワイイ。)
梨華は、ご飯に嫉妬していたのだった。
「ご飯は私とハァハァしたあ・と・で・ね!」
梨華は、ひとみの背中を押して、バスルームへ追いやると一人、にやにやした。
- 71 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月03日(火)20時16分52秒
- 更新です。
取りあえず、なんかレスくださーい。さみしいっす。
- 72 名前:178 投稿日:2001年07月03日(火)22時42分16秒
- そんなに寂しがらないで下さい。ちゃんとみてますよ!
梨華ちゃんもう十代の行動や発言じゃないねオヤジっぽい気が・・。
でも裸エプロンとはなかなかツボを抑えてきたな〜(w
- 73 名前:そこら猫 投稿日:2001年07月03日(火)23時20分13秒
- マターリ後ろから抱きしめてる時の気持ちの描写、
ホントあまあまな二人が浮かんでくるわ〜、ひ〜。
素っ気ないフリしてもエッチに迫られるとよっすぃ〜弱いのね(wかわいい。
- 74 名前:名無しさん。 投稿日:2001年07月04日(水)02時38分09秒
よっすぃ〜よりも性欲の強い石川……ハアハア(w
でも、H描写よりもまったりモードのほうが好きかも。
- 75 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月04日(水)20時37分46秒
- (もぅ、ほんと今日のよっすぃ〜は、えっちぃかったなぁ。)
想像するだけで、梨華は萌えそうになった。
ひとみは梨華に比べると、全然自分から迫って来たりとかしないので
時々梨華はさみしくなるのだった。
尤も二人して萌えさかっていたら、それはそれで困りものであるが。
(よっすぃ〜にも、媚薬を飲ませて是非効果を確かめてみたいなぁ。
あの緑板の小説の媚薬、本当にあったらなぁ…。あの梨華ちゃんも
頑張って欲しいよ。私は、あんなに激しく一人えっちはしないけど…。
だって、もう、よっすぃ〜は私のモノだもん!)
あの小説とは、「梨華ちゃんのちょとHなお買い物」である。
梨華が最近ハマっている小説で、ひとみと一緒に見たりしている。
シャワーを浴びながら、ひとみは、はぁ〜っとため息をついた。
(なんで、こんなコトしなきゃいけないんだろ。
まぁ梨華ちゃんが喜ぶなら、いっかー)
しっくり来なかったが、無理矢理納得させたひとみだった。
- 76 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月04日(水)20時38分35秒
- ひとみがバスルームから出ると、エプロンが置いてあった…。
(はぁ・・・いきなり付けて、梨華ちゃんの前に現れないと
いけないのかぁ・・・。)
居間にいる梨華の気持ちを考えると、何故かひとみは複雑になった。
(でもなんて言って出て行ったらいいのかなぁ…)
どうでもいいコトに悩むひとみであった。
「お、お、お、おまたせ〜」
(ってなんだよっ!)
照れ隠しの為、ひとみは一人ツッコミをしていた。
振り向く梨華ちゃん、目はランランと輝いていて……。
(梨華ちゃんのヘンタイ・・・)
「よっすぃ〜、とりあえずキッチンに立ってみて」
ニヤニヤしながら、梨華ちゃんは言う。
「う、うん」
(梨華ちゃん、オヤジくさいな〜(涙))
梨華に後ろを見せるとお尻が丸見えなのでお尻を
隠しながら、キッチンに向かうひとみ。
- 77 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月04日(水)20時41分02秒
- 「よっすぃ〜(はぁと)」
いきなり後ろから抱きすくめると、ひとみの胸をまさぐりながら梨華は囁く。
「ご飯よりも、よっすぃ〜が食べたい…」
(ぃや、私はご飯が…)と言いそうになるのをぐっとこらえて
「もぅ梨華ちゃんってば…」
わざとイヤイヤをする仕草をする。
「よっすぃ〜、もう我慢出来ないよ」
その場で梨華ちゃんは私を押し倒しそうな勢いで
振り向かせるとくちびるを押しつけて来た。
「・・・んっ」
そして、私の舌に自分の舌をねっとりと絡ませてくる。
(今日の梨華ちゃんいつもと違う・・・かも)
そんな事を考えながら、いつの間にかひとみも、すっかり
興奮しエロモードスイッチが入ったようだった。
「梨華ちゃん・・・」
「よっすぃ〜・・・」
二人は見つめ合うと、そのままベットに移動して倒れ込んだ。
- 78 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月04日(水)20時42分16秒
- ひとみが寝苦しくて目が覚めると、すでに時間はかなり経っていた。
(あぁ、寝ちゃったんだ…)
部屋を見渡すと、梨華の服や下着が散らかっていた。
梨華は隣りで、寝息を立てて寝ている。
ひとみは梨華の髪を撫でると、起こさないように
腕枕をしている右腕をそっと抜いて、立ち上がった。
- 79 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月04日(水)20時43分18秒
- (ぐぅぅぅ〜〜〜)お腹が鳴る。
(そう言えば、食べてなかったんだった!)
ひとみは、シャツをはおると、冷蔵庫からコンビニで買った弁当を出して
冷たいままの弁当を食べ始めた。
レンジで温めたかったのだが、その音で梨華が目を覚ましたら、また
おあづけくらってしまいそうだったので、仕方なく、そのまま食べた。
(うぅ冷たいと美味しさ半減だよなぁ…。まぁ仕方ないか)
さっきの行為で、かなり疲れていたので、ひとみは、このまま、また
シャワーを浴びたら眠りたかった。
(梨華ちゃんが目を覚ましませんように)
ひとみは、弁当を食べ終わり、シャワーも浴び終わると、祈るような気持ちで
梨華の寝顔を見ながら、布団に潜りこんだ。
ぬるっとした感触に、ひとみは思わず足を引っ込めた。
(げ、まさか・・・)
ひとみは、シーツをまさぐると、そこにねっとりとした二人の激しく愛し合った
愛のしるしを見つけ、はぁっとため息をついた。
(シーツ洗わないとダメじゃん。取りあえずタオルでも敷いて寝るか)
ひとみが、タオルを持って部屋に戻って来ると、梨華が目を覚ましたところだった。
(ががーん。梨華ちゃん起きちゃった)
「よっすぃ〜?」
まだ寝ぼけている、梨華ちゃんは、両手を差し出して、私を受け入れる
ポーズをした。
いつもだと「シャワーを浴びたら?」とでも言うのだが、そこでシャワーを
浴びると梨華の場合、目が覚めて「もう1回」とおねだりをされるのは
目に見えているので、敢えて言わなかった。
梨華ちゃんに軽くキスをすると、私は無視して布団に入ろうとした。
- 80 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月04日(水)20時48分59秒
- >178さん
やはりオヤジっぽいですよね。よっすぃーもそう思いつつ
やってしまうところが、優しいのかなんなんだか(笑)。
>そこら猫さん
よっすぃ〜は、梨華ちゃんを大切に想ってますからね〜。
梨華ちゃんより性欲ないけど(爆)。照れてるだけなんですが。
>名無しさん。
H描写は苦手なので、こんな感じにしちゃいましたm(_ _)m。
>ラックさん
こんな感じで宣伝?しておきましたが、いかがでしょう?
そう言えば、ここの2人は2ちゃんねらーの設定でした(w。
- 81 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年07月04日(水)21時02分37秒
- 梨華ちゃんの「ハァハァしよう」がたまらない・・ハァハァ
この梨華ちゃんサイコ〜・・
どちらかというと梨華ちゃんに裸エプロンしてほしい
- 82 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月04日(水)21時50分41秒
- >ラヴ梨〜さん
なるほど。そうゆう手もありますね(w
この先、まだ白紙状態なんで、そうゆう方向に持っていく
のも良いかも♪ありがとうございます。参考にさせていただきます。
- 83 名前:ラック 投稿日:2001年07月05日(木)16時32分47秒
- 裸エプロンよっすぃ〜がイイ♪
お尻を隠すよっすぃ〜に萌え〜〜〜
いや〜これはかなりいいシチュエーションですね。
この後の展開、期待しています。
それと宣伝有難う御座います。
別に>>80にチョコチョコと書いてくれるだけでよかったんですが
こんなにガッツリ小説に入れてくれるなんて恐縮です。
これからも一緒に頑張りましょ〜
- 84 名前:名無しさんだったり 投稿日:2001年07月06日(金)17時53分16秒
- 某所にて発見。 裸エプロン吉澤・・・(;´Д`)ハァハァ
http://www19.freeweb.ne.jp/photo/gomatiti/apron_4.jpg
- 85 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月07日(土)16時43分41秒
- 「よっすぃ〜?」
梨華は背中を向けているひとみの脇の下から手を入れて、胸を触って来た。
(うぁー、まだやる気かなぁ。それとも寝ぼけてるのかなぁ)
ひとみは、そのままにしていたのだが、段々梨華の手の動きがあやしくなって
来たので、ひとみも、またもぞもぞし始めてきた。
(あー。またモヤモヤしてきちゃったよ…。
あぅ…もぅ……り…か…ちゃ…。今日は、もうダメだよ…。でも…)
ひとみは、たまらなくなり、振り返った。
「...?(あれ?)」
梨華を見ると、梨華は寝ている様子。
(なにぃ?寝てるの??夢の中でも、えっちしてる夢見てるの?)
ひとみは、第二ラウンドも、やる気マンマンになっていたのに、いきなり萎えた。
(はぁぁぁ〜、なんだよ、もう!人をその気にさせておいて!!)
ひとみは自分勝手ながらも、寝ている梨華に対して怒っていた。
- 86 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月07日(土)16時44分23秒
- (あれ?寝ちゃった…)
隣りで、梨華も目を覚ましたところだった。
(うわ〜計算違いだ〜。寝てしまった〜!)
あまりに激しく愛し合ってしまったので、さすがの梨華も疲れて
眠ってしまったのだった。
梨華は寝たフリをして、また、もう1回くらいは、ひとみを誘惑する予定だった。
(本当に寝ちゃったよ〜(涙))
ひとみの方を見ると、背中を向けていて、寝ているようだった。
(あ〜あ、やっぱり、よっすぃ〜も寝ちゃったかぁ。
私もシャワー浴びてくるかな…)
梨華は起きあがると、部屋を出て行った。
- 87 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月07日(土)16時45分22秒
- (梨華ちゃんも起きたのね〜。くそー。人の気も知らないで!)
ひとみは、また布団から出ると何か飲もうと、冷蔵庫を開けた。
ヘンなドリンク剤が1ダースくらい入っていた。
「なんだ?これ…。」
ひとみは特に気にせずに、そのドリンクを一気に飲んだ。
(うぇ、妙に甘ったるいなぁ。それに、なんか喉がカーって熱くなる
ような感じ。まぁ、いいか)
再び、布団に潜り込むと、背中を向けて目をつぶった。
のだが、全然眠れなくなってしまった。
なんか却って目がさえてしまった感じだ。
(なにこれ〜。もぅ最悪ぅ(泣))
ふと視線を落とすと、さきほどのエプロンが目に入った。
(梨華ちゃんもエプロンしたら、どうだろうなぁ…)
ひとみは、なんとなく梨華の裸エプロンを想像してしまった。
先ほどまでは、恥ずかしいだの言ってた、ひとみだったが
すっかり自分の世界に入ってしまい、思わずエプロンを手に取っていた。
- 88 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月07日(土)16時46分21秒
- 梨華がシャワーから浴びて出てくると、食卓の上にある、空になった瓶が目についた。
(よっすぃ〜、飲んだの!?)
思わず、空瓶を手に取ると、梨華の顔が一瞬ニヤっとした。
先ほど飲んだひとみのドリンク剤は、梨華がネット通販で申し込んだ
いわゆる精力剤のようなものだった。
モノは試しで、申し込んでみたのだが、二人で飲んで確かめようと梨華は
思っていた。自分からは求めて来ない、ひとみが、どうゆう風になっているか、
梨華はワクワクしながら、ひとみのいる部屋を覗いてみた。
- 89 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月07日(土)17時01分59秒
- 「よっすぃ〜何してるの?」
梨華はわざとらしく、聞いてみる。
「!?」
(あ゛、見られた・・・・。)
ひとみはエプロンを手に固まってしまった。またバツの悪さから、目を反らそう
としたが、バスタオルに身を包んだ梨華を見たら理性を失いそうになった。
(なんか分からないけど、凄く今、梨華ちゃんとしたい…)
慌てて、ひとみはエプロンを置くと、わざとらしく笑った。
「いや、散らかってたから、片づけようと思ったんだ」
(なんだか、よっすぃ〜の視線が、超やらしい♪)
梨華は、自分のバスタオルをはぎ取ると、エプロンを付けて、ひとみの前で
前屈みになる。
「私の裸エプロン想像してたんでしょ?いいよ、好きにして」
- 90 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月07日(土)17時13分47秒
- 「そ、そんなコトないよ」
しどろもどろになる、ひとみを見て、梨華は確信する。
(もっと挑発すれば絶対、よっすぃ〜の方から誘って来る!)
「そうなんだ」
梨華はわざと、ひとみに後ろを向いて、お尻を突き出して見せた。
(ぶ!梨華ちゃん、そんな……。)
ひとみは、今まで押さえきれなくなっていた想いが爆発しそうになった。
「梨華ちゃん、もうダメ…」
切なそうな顔をしている、ひとみを見て、更に梨華は追い打ちをかける。
「何がダメなの?ちゃんと言ってくれないと、分からないなぁ」
(梨華ちゃんの意地悪(泣))
ひとみは、梨華を抱きしめると梨華の目を見て言った。
「梨華ちゃんと、し…た…い…よ」
そう言うと、ひとみは梨華のくちびるを貪るように奪った。
- 91 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月07日(土)17時19分06秒
- 更新です。書きながらアップしてました。
ラヴ梨〜さんのリクエストに応えて?梨華ちゃんも
裸エプロンしてみました。まぁ、何をやっても
もう、よっすぃ〜は、ハァハァしてるんですが(w。
>ラックさん
この程度の宣伝で良かったですかね。
>84番の名無しさんだったり さん
画像では見てなかったので、サンクスです。
よっすぃ〜(;´Д`)ハァハァ。
- 92 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年07月08日(日)04時45分11秒
- リクエストに答えてくれて嬉しいです!!
それにしても、梨華ちゃんがお尻を突き出すって
三人祭のプロモみたいで萌え(笑)
- 93 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月12日(木)21時05分00秒
- ひとみはキスをしながら、手を次第に胸の方に持って行く。
そして、わざとエプロンの上から梨華の胸を揉みしだいた。
梨華の胸の突起は、生地の上からでも分かるくらいに立っていた。
ひとみは、梨華の首筋にキスをしながら、それを生地の上から撫でる。
「はぅ…」
思わず梨華の口からため息が漏れた。
(すごく感じちゃうヨ、よっすぃ〜…)
- 94 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月12日(木)21時07分17秒
- 少しですが、更新です。
この後、よっすぃ〜には頑張ってもらおう(w
>ラヴ梨〜さん
いえいえ、却って良かったです。煮詰まってると
なかなかアイデアが・・・(笑)
しかし、やはりHシーンは書いてて照れるなあ。
- 95 名前:ラック 投稿日:2001年07月12日(木)21時10分18秒
- そうそう、Hシーンはかなり照れるんですよネェ〜(w
アイデア煮詰まってるんですか?
無理せず、ゆっくり更新がんばってください!
- 96 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月14日(土)09時53分07秒
- わざと上の方ばかり責めるひとみにもどかしさを感じながらも
梨華のあそこは既に濡れていた。
「梨華ちゃんの鎖骨ってキレイだね」
ひとみは梨華の鎖骨を指でなぞりながら舌をゆっくりと這わす。
「よっすぃ〜…」
梨華はひとみに、ぎゅっと抱き着くと、そのまま
ひざまづきそうになった。
(力が抜けちゃう…)
「立ってられない?」
ひとみは力を緩めると、梨華をひざまづかせ、そして
エプロンを剥ぎ取ると、バックから今度は乳首を転がすように責め立てた。
「梨華ちゃん、ビンビンだね。感じてるんだ。嬉しいよ」
耳元で囁く。既に梨華はハァハァしていた。
下の方を責めてこないひとみに、梨華の下半身は疼いてしまう。
(よっすぃ〜わざと、じらしてるの?)
「梨華ちゃんの背中ってキレイ・・・」
乳首を指で弄びながら、ひとみは梨華の背中にキスをする。
我慢出来なくなった梨華は、ひとみに懇願した。
- 97 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月14日(土)09時53分53秒
- 「よっすぃ〜、早く舐めて…」
「‥ごめん、ごめん…」
ひとみは梨華の上体を起こし、抱きかかえるとベッドに梨華をおろし
梨華の乳房にしゃぶりついた。
(ちが〜ぅ!)
梨華はじれったいと言うように、ひとみの手首を掴むと、自ら
自分のあそこに持っていく。既に、愛液が溢れ出ていた。
「梨華ちゃん…」
思わずひとみは、ねばねばして光っているソレを指に採ると
梨華の前で見せてみる。
「すごい、もぅ、こんなに…」
「よっすぃ〜のいぢわる」
「嬉しいよ。ごめんね、気づかなくて」
そう言って、ひとみは、梨華のあそこに顔を埋めると、
梨華の愛液を舐め始めた。
「あぁん…」
ピチャピチャと仔猫がミルクを舐めるみたいに、ひとみは
おいしそうに舐めている。
いやらしい音が静まった部屋に響き渡る。
あまりの気持ち良さに、梨華の腰は自然と動いていた。
「よっすぃ〜、イッちゃぅ…ヨ」
ひとみは、更に舌を激しく動かし、そして梨華の下の蕾を刺激させる。
梨華のソレは既に勃起して大きくなっていた。
次第に昇りつめていく快感に、梨華は腰を大きくうねらせた。
「よっすぃ〜、イク...イクぅぅぅ〜〜〜〜!!!!」
背中を反らせ、ビクンとなると、梨華は絶頂を迎えた。
「可愛かったよ、梨華ちゃん。愛してる」
ひとみは、梨華の髪を撫でると、優しく抱きしめ、オデコに
軽くキスをした。
- 98 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月14日(土)09時54分33秒
- 翌朝、梨華が目を覚ますと、隣で寝ているひとみと目が合った。
「おはよう」
ひとみがニッコリ笑顔で答える。
「おはよぅ…」
梨華は昨夜のコトを思い出すと、またドキドキしてしまい赤くなってしまった。
(よっすぃ〜、なんでそんなに爽やかなの?)
「梨華ちゃんの寝顔ずっと見てた。カワイイなーって」
「もぅ、恥ずかしいナー」
梨華は布団を被ってしまう。
「だぁ〜め!」
ひとみは梨華を抱き寄せる。
(よっすぃ〜の腕の中って、あったかい)
「ずっと、こうしていたいね」
「うん」
暫く二人は、このまま抱きしめあっていた。
- 99 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月14日(土)09時55分20秒
- 結局、昨日はあれから3回戦も臨んでしまった。
ひとみは精力剤を機に本能を発揮させてしまったのか?
梨華は効果絶大に心底驚いていた。
しかし、当のひとみは昨日のソレが薬のせいである事に気づいていなかった。
「何か急に身体が熱くなってムラムラしちゃったんだよね。
そしたら気持ちが行動に出ちゃって。ごめんね、梨華ちゃん」
「なんで謝るの?」
「え?だって…」
「嬉しかったよ。だって、よっすぃ〜から誘ってくれたのって
初めてじゃない。これからも遠慮しないでね」
果たして薬がなくても、ひとみから迫って来るかどうかは
分からないが、梨華の希望として言ってみた。
「うっうん…」
急にひとみは、真っ赤になると黙ってしまった。
(あ、いつものよっすぃ〜に戻ってる♪
そんなテレてる、よっすぃ〜も大好きダヨ!)
- 100 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月14日(土)09時56分00秒
- 「じゃぁ先に行ってるね」
朝から一緒に仕事場に行くと怪しまれるかもしれないと
言う理由で、梨華のマンションにお泊まりした時は、ひとみの方が
梨華より先に出かける事にしている。
テレ笑いしながら、ひとみが玄関のノブに手をかける。
「忘れもの!」
梨華は、そう言うと、振り向いたひとみに素早くキスをした。
「なんか、新婚さんみたいだね」
「うん、そうだね。じゃ、またあとで」
ひとみは微笑むと、一足早く出かけて行った。
玄関のドアが閉まると、梨華は急にさみしくなった。
今日はシャッフルユニットとしての仕事ばかりなので、
当然10人祭の、ひとみとは別の楽屋になってしまう。
仕事の時はメンバーとして接しているので、関係ないといえば
関係ないのだが、やはりさみしく感じるのだった。
「私もシーツ干したら出かけようっと」
梨華も、気持ちを切り替えて、そそくさと支度に取りかかかった。
- 101 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月14日(土)09時58分29秒
- 更新です。
吉澤クンには、頑張ってもらいました(w。
>ラックさん
なんとか文章化出来ました。なんか妙にリアルになってしまった鬱…。
私が書けるのは、ここまでが限界っす。
- 102 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月14日(土)22時38分13秒
- 甘々いしよし良いっすね〜
まさに新婚さんみたいだ(w
赤板の方も見てますよ〜。
更新ガンバッテ下さいね!期待してるっす!
- 103 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年07月15日(日)01時23分58秒
- Hシーン良かったっすよ〜
現実感があるのも自分的にはイイです!!
これからもアグレッシブな梨華ちゃんに期待。
- 104 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月15日(日)21時24分13秒
- ひとみは寝不足の目をこすりながら駅まで歩いていた。
(あ〜眠い。結局2時間くらいしか寝てないよ。でも梨華ちゃんが
悦んでたからいいか)
昨夜の事を思い出すと自分自身でも驚いてしまう程ひとみは萌えてしまった。
(私もあんなに欲望があったのかなぁ。)
夢中だったので、殆どあまり記憶がないのだが、梨華の事を愛しく
想う気持ちは募っていった。
「10人祭様」と書かれた楽屋に入ると、まだ誰も来ていなかった。
吉澤は腰をおろすと、栄養ドリンクを一気に飲み干した。
「はぁ〜。これで何とか持つかなぁ。一番高いヤツにしてみたけど」
独り言を言っていると、飯田が入って来た。
「おはようございます飯田さん」
「お〜!よっすぃーおはよう〜っす!」
10人祭の飯田は、かなり"男"を意識しているようだ。
前髪にも気合いが入っているし、安倍の前髪は「う○こ」を
意識して作っているらしい。
ちなみに吉澤の前髪もTIMのゴルゴ宜しく立たせていた。
(※ゴルゴを意識しているとは思われないけど)
飯田はひとみが飲んだ空の栄養ドリンクを見つけると
「よっすぃー、お疲れなの?」
「えぇ、まぁ」
慌てて隠す。
「まぁ最近は暑いしねー。健康管理には気をつけなよ」
「はーい。ありがとうございます」
そこへ安倍が入って来たので話はそこで終わった。
(良かった良かった。)
- 105 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月15日(日)21時25分01秒
- 「三人祭様」「7人祭様」と書かれた楽屋に入ると、既に松浦亜弥と
7人祭の矢口と後藤も来ていた。
「石川さん、おはようございます♪」
ニコっと笑顔で挨拶をする。
「おはよ〜。亜弥ちゃん」
「梨華ちゃんおはよ〜」
「石川おはよ〜」
矢口と後藤も挨拶する。
「おはようございます」
(とりあえず、よっすぃ〜とごっちんが別の楽屋で良かった)
別に心配してる訳ではないが、やはり、まだどこかで後藤の事を
警戒しているところがあった。
- 106 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月15日(日)21時25分36秒
- 衣装もメイクもバッチリ終わり、後は出番を待つのみとなった時に
矢口が口を挟んできた。
「しかし、石川だけキツイよなー。その衣装」
「え?なんでですか?」
「石川だけ色黒いじゃん。似合わないよ」
「なんでそんな事言うんですか?」
「梨華ちゃん地黒だもんねぇ」
加護はフォローを入れずに笑っているだけ。期待はしていないけど。
松浦も苦笑いするだけ。こちらも仕方ない。ここで吉澤がいれば
フォローの1つや2つでも入れてくれるだろうが、当然楽屋が
違うので誰もフォローしてくれる人がいなかった。
- 107 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月15日(日)21時26分08秒
- と思ったら平家とあさみがフォローに回ってくれた。
「そんなん言ったって仕方ないやん。ウチらは、そんなピンクの
ぶりぶり衣装着れないんやしな〜」
(平家さん、それフォローしてるんですか?(涙))
「梨華ちゃん平気平気。今しか、そんな衣装着れないしね」
(あさみちゃん、それも褒めてるんですか?(涙))
後藤をチラっと見ると、大して興味もなさそうに石川を見ていた。
(くやし〜。なんでそんな目で見るのよ…)
普段の後藤からして、そういうのには口を挟まないタチなので
石川だから、そんな目で見ているとか言うのはないのだが、今まで
吉澤と一番仲が良いのが後藤だったと言うのもあって石川は一人敵対心を燃やしていた。
- 108 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月15日(日)21時27分33秒
- 『本番いきま〜す!!』の声で中断された。
みんなぞろぞろと、スタジオ入りをする。
(は〜。最近の矢口さんって私にばかり絡んで来るなぁ…)
通路を歩いていると、吉澤の姿が目に入った。
ハッピ姿の吉澤の後ろ姿に、思わず石川は見とれてしまう。
(やっぱり、私のよっすぃ〜はカッコいいナ)
吉澤の姿を見た途端、石川は笑顔になってしまう。
そんな姿を見た加護は茶化す。
「梨華ちゃんデレデレした顔しとるで〜。10人祭に見とれてるんか?」
「そんなんじゃないって!もぅ」
振り返った吉澤は、石川に小さくウィンクをした。
(はぁ〜よっすぃ〜大好き。まさにチュッ☆って感じだヨ)
- 109 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月15日(日)21時32分34秒
- >>102さん
ありがとうっす。順調に今日は書けました。
>>ラヴ梨〜さん
暫くHシーンはないです。あまあまなシーンは書くと思いますが。
- 110 名前:ラック 投稿日:2001年07月18日(水)20時55分17秒
- リアルなHシーン・・・・イイ!!
この後の展開にも期待ッス!
- 111 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月18日(水)21時30分51秒
- 収録は順調に進んで行ったが、殆ど吉澤と言葉を交わす事がなかった。
仕方がないと言えば仕方がないのだが。
やっと全部の収録が終わって解散になった時には、既に吉澤の姿はなかった。
(よっすぃ〜帰っちゃったの?)
10人祭の楽屋を覗くと、まだ残っていた飯田に声をかけてみる。
「よっすぃ〜知りませんか?」
「あぁ、なんかこの後もプッチモニのラジオの収録があるって
圭ちゃんと後藤と出て行ったけど」
(なにー!?ごっちんと!!!)
例え仕事とは言え、後藤と今一緒だと思うと石川の心は揺らいだ。
「そ、そうですか…」
「石川、何か食べて行く?」
飯田が気を利かせて声を掛けたが、石川の耳には届いていなかったようだった。
「あれ?なんだ、もういないのか。ヘンな石川」
- 112 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月18日(水)21時31分33秒
- 羨ましいな。
勿論、石川の単なる嫉妬と言うか、独占欲と言うか
吉澤を信じていない訳ではないのだが、なんだか面白くなかった。
(私って、こんなに独占欲強かったのかなぁ…)
石川は一人帰りながら、悩んでしまった。
迷惑だと知りながらも、吉澤の携帯にメールや電話を入れてしまう。
(こんな事したって迷惑なのは分かってるんだけど…)
昨日あれだけ愛し合った後だと更に一人でいるのは余計さみしさを
倍増させてしまう。
(よっすぃ〜逢いたいよ…)
- 113 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月18日(水)21時32分44秒
- >>110ラックさん
この後、あんまりHシーンはないです(w。すんません。
- 114 名前:JAM 投稿日:2001年07月18日(水)22時48分56秒
- やっぱり梨華ちゃんをかくと独占欲つよくなっちゃうんですね
でも気持ちは痛いほどわかります。
よっすぃーもいいけど嫉妬する梨華ちゃんサイコー
- 115 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月23日(月)13時54分37秒
- 続き激しく期待!
- 116 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月24日(火)13時51分11秒
- ここの梨華ちゃんのポジティブなアタックは大好き。
精神的につながりを重視するよっすぃー。
肉体的なつながりで愛を確認する梨華ちゃん。
この価値観の差が後々問題を起こさなければいいけど(笑)
- 117 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月24日(火)19時50分47秒
- 吉澤は眠い目をこすりながら、最後の仕事をこなしていた。
(さすがに眠いわー。今日はさっさと帰って寝よう)
収録の合間に後藤が声をかけてくる。
「ねぇ、さっきからよっすぃ〜の携帯良く鳴ってるけど
出なくて平気なの?」
「う、うん。相手は分かってるから、いいんだ」
(どうせ梨華ちゃんだよね)
決まってお泊まりした翌日は「逢いたいコールとメール」が
連続で入ってくるのは分かっていた。
「気になる?だったら電源切るね」
「いや別にいいんだけどさ。大事な人からだったら…」
そう言って後藤は言うのを止めた。
「大事な人・・・。まぁそうだけど今は仕事中だから」
吉澤はそう言うと電源を切った。
- 118 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月24日(火)19時51分48秒
- ラジオの収録が終わると久しぶりに、後藤と肩を並べて駅まで向かう。
「なんか、こうして帰るのって凄い久しぶりだよね」
「そうだねー。ごっちんドラマもあって大変でしょ」
「うーん、だね。よっすぃ〜さぁ、ちょっと時間ある?」
「う、うん」
ほんとは早く帰りたかったのだが、久しぶりに後藤と
話せる機会だし、ことわる理由もなかったのでOKした。
公園のブランコに腰をかけると、後藤が口を開いた。
「私さぁ、今付き合ってる彼がいるんだ」
「へ?」
後藤からプライベートな話しを聞くのは初めてだった。どうして急に?
「あ、噂されてるJrの子とかじゃないよ。一般人。会社員」
「そうなんだ」
「うん。でもさぁ、もうすぐ終わりそうな予感なんだよね」
「どうして?」
「やっぱ、こういう仕事してると会う時間がないんだよね。
逢いたい時に逢えないのってツライよね」
「そうだね」
吉澤は適当に相づちを打つ事しか出来なかった。
- 119 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月24日(火)19時52分56秒
- 「私は会いたいんだけど、やっぱりこんな遅くに会うのも相手に悪いし
次第に遠慮しちゃってる自分がいて…」
「うん」
「あ、ごめんね。よっすぃ〜にこんな話しても迷惑だよね」
「そ、そんな事ないよ。ただ私は聞いてあげる事しか出来ないから」
「聞いてもらっただけでもラクになったよ。ありがと」
「でも、なんで私に?」
「よっすぃ〜は同じトシだし、一番メンバーの中では話しやすいから」
「そっか。なんか嬉しいよ。またなんかあったら私に言ってね」
「ありがと。よっすぃ〜は今誰かと付き合ってるの?」
「わ、私?いや特には…」
石川との仲は秘密にしているので、黙っていた。
「でも好きな人はいるんだよね」
「ま、まぁね」
「よっすぃ〜も頑張って。私応援する」
「あ、ありがとう。ごっちん」
嘘をついてる自分に心苦しくなった。
(ごめんね、ごっちん)
駅まで歩くとお互い反対方向なので、「じゃぁ、また」と言って改札で別れた。
- 120 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月24日(火)20時00分36秒
- 更新です。明日も更新します。
>>114 JAMさん
そうなんです。独占欲強くなっちゃうんですねー。
どうしても。
>>115さん
こちらは更新怠ってますが、どうもです。
>>116さん
ちゃんと分かってますね(笑)。ごっちんに相談された件で、
今度どうなるのか、私にも分かってませんが(ぉぃ)、梨華ちゃんは
それを知った時に、どう出るんでしょうか???
なんか、軽いノリで始めたんですけど、いつの間にかマジ小説に
なってしまったようです・・・。(自分で自分の首締めてる…)
- 121 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月24日(火)20時19分33秒
- >今度どうなるのか、私にも分かってませんが
「今後」ですね。すみません。
あと、いしよしが二人っきりの時だけ「梨華」「ひとみ」で
書いて他の場面の時は、「石川」「吉澤」でわざと区別して
書いてます。違和感感じたらごめんなさい。
- 122 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月25日(水)06時35分56秒
- いやいや、マジ小説になってるから面白いんです(笑)。
作者さんにしてみればそこが大変なんだろうとは思いますけど(笑)。
ホント、続き楽しみにしてるんで無理せず頑張ってくださいね。
ごっちんが出てきて、一波乱ありそうな…。
あぁ、いしよし大ピンチ!?(笑)
- 123 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月25日(水)19時46分45秒
- ひとみは携帯を取り出すと電源を入れて、梨華から来たメールや留守電を聞いた。
【よっすぃ〜お仕事お疲れさま。終わったら電話下さい。梨華】
【よっすぃ〜まだお仕事なんだってね。お疲れ〜。梨華】
【よっすぃ〜まだ終わらないの?さみしいな〜梨華】
4件目を開こうとして、ひとみは、やめた。
いつものひとみならここで電話を入れて「今度また泊まりに行くから」
の一言で済ますのだが、先ほどの後藤の一言が引っかかった。
『逢いたい時に逢えないのってツライよね』
出来るだけ余力がある時は逢える時には逢ってあげたいと思う。
そう思ったひとみは、梨華のいる方向へと電車に乗っていた。
(ここからなら30分くらいで着くかな)
- 124 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月25日(水)19時47分21秒
- 駅に着いて歩きながら、梨華の携帯に電話をいれる。
1コールで出た。
『よっすぃ〜?』
【梨華ちゃん?ごめんね遅くなって】
『もぅ携帯切ってるし、心配しちゃったよ』
【ごめんね】
『今まで仕事だったの?』
【うん。長引いちゃってさ】
『よっすぃ〜今どこ?』
【駅着いて歩いてるとこ】
『そっかー』
【もうすぐ着きそうなんだけど】
少し足早に歩く。
『よっすぃ〜の家の近くって結構暗いから気をつけてね』
当然梨華はひとみの地元の駅から電話してるのだろうと思っている。
【田舎だからね】
『そういう意味で言ったんじゃないよ』
【うん。分かってるよ】
こんな他愛のない会話でも、心が落ち着く。
- 125 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月25日(水)19時48分08秒
- そして梨華のマンションに辿り着くと、そのままインターホンを押す。
『あれ?誰か来たみたい。誰だろ今頃』
梨華の声は明らかに迷惑そうだった。
『出なくていいかぁ。よっすぃ〜の電話の方が大事だもん』
【えー?ちょっと待ってよ?】
電話口のひとみの声が慌ててるので、梨華は首をかしげた。
『なんでよっすぃ〜が慌てるの?』
【とにかく開けてよ〜】
『へんなよっすぃ〜』
そう言って玄関の方に歩いていく。
【吉澤は、ここにいるぞー】
そう言えば、ひとみの声は外から聞こえてくる。
と言う事は?
『「よっすぃ〜?」』
慌ててドアの鍵を開ける。
- 126 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月25日(水)19時48分59秒
- そこには、ひとみが携帯を持って立っていた。
「よっすぃ〜!!」
梨華はそのまま、ひとみに飛びついた。
「わわ、梨華ちゃん…」
慌ててバランスを崩しそうになりながらも梨華を抱き留める。
「おかえり」
「ただいま」
そのまま梨華はひとみにキスをする。
「逢いたかったよ、よっすぃ〜」
「私もだよ」
「すっごく嬉しいよぉ。よっすぃ〜」
一旦くちびるを離して、そう言うと、またキスをした。
- 127 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月25日(水)19時50分01秒
- 「おかえりって言われるの、なんだか照れくさいね」
ひとみは頭をかきながら言った。尚も抱きついて離れない梨華。
「ここが、よっすぃ〜の帰って来る場所だよっ」
嬉しそうに言う梨華に、ひとみも微笑んだ。
(やっぱり、今日無理して来て良かったかな)
- 128 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月25日(水)19時57分37秒
- >>122さん
朝早くからありがとうございます(w
取り敢えず、梨華ちゃんは、ごっちんに感謝しないといけませんね(苦笑)。
ほんとは、TVでいしよし絡みを見て、思いついて書いてたんですけど
そうもいかなくなってきました。でも、いろいろとネタをちりばめて
書いていこうと思ってます。
感想本当にありがとうございます。励みになります。
こっちは、ちょっと煮つまり気味だったので。
- 129 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月26日(木)20時15分42秒
- 梨華の顔を見て、安心したのか、急に睡魔が襲って来た。
ひとみはフラっとして、梨華にしなだれかかった。
「大丈夫?よっすぃ〜?」
「うん。殆ど寝てないから。それに梨華ちゃんの顔見たら
安心しちゃったよ」
「ごめんね。私のせいだよね?昨日、あんなに・・・」
そう言って、梨華は顔を赤らめた。
「梨華ちゃんのせいじゃないよ。私の方から、その…誘った訳だし…」
ひとみも思い出して赤面した。
「今日は、ちょっと。。。出来ないけど、、、いいかな・・・」
ひとみが言いにくそうに言う。
「やだ、よっすぃ〜、そんな事心配してたの?いくら私でも
そんなお疲れのよっすぃ〜に、おねだりしたりしないよ?」
と言って、ひとみのシャツを掴む。
内心、ガッカリの梨華だったが、ひとみの身体を考えると
さすがの梨華も、我慢せざるおえなかった。
「そっか。良かった」
ほっとした表情のひとみに、梨華は一言付け加えた。
「でも〜、ローカルルールとして、寝る時は、裸だからね♪」
「う・・・。うん・・・」
(恥ずかしいなぁ。。。でも、今日はすぐ寝ちゃいそうだな)
いつの間にか、梨華が勝手に決めた約束だった。
何度となく梨華とは一夜を共にしているが、いまだに恥ずかしい限りである。
- 130 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月26日(木)20時16分55秒
- 「お風呂借りるね」
ひとみは眠そうな目をこすりながら言うと、そそくさと行ってしまった。
(さすがに2晩もだと服がな〜、どうしよう。
梨華ちゃんの服なんか、私が着れる訳ないし・・・。最初から着替え
持参だと、いかにも。。。だし。取りあえず、梨華ちゃんちに
前置いてあったシャツでも着て行くか〜)
そんな事を考えながら、髪を洗っていると、梨華が入って来た。
「ぅあっ!梨華ちゃん」
慌ててひとみは前を隠した。慌てた拍子にシャンプーが目に入った。
「何慌ててるの?ヘンなよっすぃ〜」
「狭いんだからさ〜・・・(涙)いてて・・・」
目がしみて涙が出て来た。
- 131 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月26日(木)20時17分43秒
- 「より、密着出来るでしょ?」
(すぐ寝ちゃうんなら、少しでも・・・)
あくまでも諦めない梨華であった。
「よっすぃ〜洗ってあげようか?」
「い、いいよ」
「照れちゃって可愛い〜♪」
梨華は背中に胸を押しつけて来る。
(ぅ〜、梨華ちゃんの胸が・・・;;)
わざとムシして、洗い続けていると、梨華の手がひとみの胸に移動してきた。
そして胸の下を押さえる。
「(きゃぁ〜・・・)!!?」
「よっすぃ〜、凄くドキドキしてるね♪」
「あ〜、梨華ちゃん濡れちゃうからさー、ちょ、ちょっと離れて〜」
「違うところも、濡れてたりして・・・」
(もぅ、相変わらずやらしいなぁ、梨華ちゃんは)
さすがの、ひとみも今日は断固として梨華のちょっかいには
乗らないように(と言うか眠気が勝っていた)していた。
ささっと身体も洗うと、悪いなとは思いつつ
「お先にね〜。おやすみ」と言って、梨華にキスをして先に出ていった。
一人残された梨華は「負けた・・・」と呟いた。
- 132 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月27日(金)01時40分35秒
- 「負けた」って…(笑)。
あくまでも積極的だなぁ、梨華ちゃんは。
あんまりしつこいと、よっすぃーがキレてしまいそうで心配だ(笑)
- 133 名前:mo-na 投稿日:2001年07月27日(金)04時01分40秒
- イヤイヤ「よっしー」は「りかっち」にはキレ無いと信じたい(愛だね!)
りかっちより精神的によっしーは大人と信じ(笑)
- 134 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月27日(金)20時44分40秒
- >>132さん
ちょっと梨華ちゃん、やりすぎですかね。押さえた方がいいかな(w
>>133 mo-naさん
よっすぃ〜をキらしても面白いかも?
でも、このあと、よっすぃ〜は、爆睡しちゃうんですけどね。
こちらの更新は、今後遅れそうです。m(_ _)m
もうストックないし(泣)。
- 135 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月29日(日)03時52分49秒
- 気長にまってま〜す。
この作品、面白いんで焦らずじっくり書いてくださいね。
絶対に続き、読みますんで。
- 136 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年08月02日(木)21時22分47秒
- ひとみは、そのまま梨華の部屋に入ると部屋に干してある
ピンクのシーツが目に入った。
ところどころにある、しみが昨夜の2人の愛の激しさを物語っていた。
(うっ・・・生々しいなー。なんか...)
しかし、今のひとみは、とにかく眠くて、ベッドに倒れ込む
ようにして、そのまま深い眠りに落ちていった。
梨華も手早く洗い終えるとバスルームから出て来た。
うつぶせになって死んだように眠っているひとみの姿を見て
梨華は、ひとみの広い背中に『よっすぃ〜のバカ』と指文字をなぞった。
しかし梨華も疲れていたので、すぐに眠ってしまったのだった。
- 137 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年08月02日(木)21時23分29秒
- ひとみが目を覚まし時計に目をやると、まだ5時であった。
(う〜ん。よく寝た!)
ぐっすりと熟睡したので、非常に目覚めが良かった。
(ん・・・?)
サラサラの感触、梨華のにおい、ひとみに絡まる梨華の脚…。
(あっ、そーか。昨日は梨華ちゃんちに泊まったんだ)
梨華はひとみに、包み込まれるようにして眠っていた。
梨華の寝顔を横で見ながら改めて思う。
(かわいいなー。梨華ちゃんの寝顔)
ひとみは、何となくキスしたくなり、梨華のおでこ、ほっぺた
まぶた、くちびるなどに軽くキスをした。
(梨華ちゃんだって、よくちょっかい出してるんだもん。いいよね。)
ひとみは勝手に納得して、起きる気配のない梨華に安心したのか
顔から胸の方に移動し始めた。
(梨華ちゃんの鎖骨って本当にキレイ)
指でなぞりながら、舌を這わす。
もう片方の手は自然と梨華の胸を触っていた。
(梨華ちゃんってほんとキレイな胸してるんだよね。形もいいし大きいし)
ひとみは、思わずまじまじと見つめてしまった。
- 138 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年08月02日(木)21時25分03秒
- −梨華は夢を見ていた。夢の中でもひとみとえっちをしている夢を…。
リアルに感触のある夢。
「ひとみ...ちゃん。。。。」
思わず梨華は身悶えすると、布団に抱きついた。つもりだったが
布団と思っていたものは、ひとみであった。
急に名前を囁かれ抱きつかれたひとみは、ビクっとしたが、梨華は
まだ眠っているようだった。
「ひとみちゃんって…」
そう言えばいつの頃からか、梨華は名前で呼ばなくなった。
名前で呼んで欲しいのに。付き合ってるのだから、2人きりの時は
『ひとみ』『梨華』って呼び合うのも良いかも。
「梨華...」
ひとみは思わず口に出してみて、照れてしまった。
(やっぱテレちゃうよね〜。寝よ寝よっ)
ひとみは、布団を元通りに直すと、もう一眠りしようとした。
- 139 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年08月02日(木)21時25分46秒
- 「よっすぃ〜?」
突然名前を呼ばれて、ひとみは、またまたビクっとした。
(うっ。もしかして今の聞かれたかな?)
梨華は、ひとみの上に被さるように乗っかって来た。
「起きてたの?」
「よっすぃ〜と夢で、えっちしてたら目が覚めちゃったの」
(さっき名前呼ばれたのは、そーいう事だったのか・・・)
「よっすぃ〜。正夢にして。ハァハァしよ」
「梨華ちゃん・・・」
「朝の方が、興奮して感じやすいんだって…」
梨華は、すでにひとみの身体を愛撫し始めていた。
- 140 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年08月02日(木)21時27分43秒
- >>135さん
ありがとうございます。また週末に更新出来そうです。
よっすぃ〜の心に、微妙な変化が…。
- 141 名前:名無しさん 投稿日:2001年08月03日(金)01時07分22秒
- 朝のほうが興奮しやすいって……。
もう、石川さんてば耳年増(w
- 142 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年08月04日(土)15時54分06秒
- 朝の電車の中で、ひとみはボーっとしていた。
結局、梨華に求められると、ことわれないひとみは身体を重ねてしまった。
尤も、早朝から、ちょっかいを出したひとみにも責任はあるのだが。
(毎晩じゃ私、身体がもたないよ・・・)
ひとみは外の流れる景色をぼんやり眺めながらため息をついた。
(しばらく梨華ちゃんち行くの控えるかな)
そんな心配はしなくても、この後は新曲の振り付けや夏のハロプロ
コンサートのリハやらで、何かと忙しくなる。
ただ帰りが遅くなると都心から少し外れた埼玉の家に帰るよりも
梨華の家に泊めてもらう方が楽なのは事実であった。
(でも梨華ちゃんちに泊まる方が却って体力消耗するカモ。
うーん、じゃぁごっちんちは・・・?)
そう言えば、あれからどーしただろうか?
淋しそうな後藤の表情が、ふと気になった。
そんな事を考えていたら降りる駅に近づいた。
- 143 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年08月04日(土)15時54分47秒
- 駅の改札を抜けると、後ろから肩を叩かれた。
「よっすぃ〜おはよう。相変わらず早いね」
後藤が眠そうな顔をして声をかけてきた。
「ごっちんこそ、めちゃ早いじゃん」
ひとみが集合場所へ1、2時間前に着く事は良くある事なのだが
後藤が、こんなに早く来る事は珍しかった。
「昨日眠れなくてさ。それに今日は久々に屋外の取材じゃん。
天気も良いから、そのまま出て来ちゃった」
「そっか。今日の集合場所って、ごっちんちから近いもんね」
「それもあるけどねー」
今日は久しぶりの屋外での雑誌の取材で水上バスでのロケである。
後藤自体、水上バスは、何度か乗った事があるらしかった。
- 144 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年08月04日(土)15時55分28秒
- 二人は他愛のない話をしながら、駅前のコーヒースタンドに入った。
ガラス張りで、外を見渡せる場所に座った二人は暫くアイスコーヒーを
飲みながら、道行く人を眺めていた。
「ここにいたら、他のメンバーも気付くかな?」
「でも逆に、ウチらもバレちゃうじゃん」
「意外にバレないもんだよ」
確かに殆ど電車で移動しているが、滅多に声をかけられる事はない。
(あ。梨華ちゃんが気付いたら、どーしよ...)
後藤とは何もないのは分かっているハズだが、後藤と二人でいる時には
いつも梨華の視線を感じられずにはいられなかった。
梨華と付き合い出してから、梨華の目が気になって他のメンバーとも
気を使うようになってしまった。
特に後藤といる時の、梨華の視線は・・・。
- 145 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年08月04日(土)15時56分38秒
- 「あれ?よっすぃ〜、急に黙り込んじゃって。大丈夫?」
「そ、そんな事ないよ。ごっちんこそ、どぅなの?」
別に彼氏の事を聞いた訳ではないのだが、そう捉えられても
おかしくないような言い方に気付き、ひとみは慌てて言い直そうとした。
「あ、別に深い意味はないんだ。ごめん」
後藤は大して気にしてる風でもなく
「いいヨ別に。昨日アレから考えたけど、やっぱ別れる事にしたから」
「そうなの?」
「うん。よっすぃ〜に言った時点で、もう自分の中ではケリを
つけたって言うか。これから仕事どんどん忙しくなるしさ、
その前に私から言おうと思って」
「そうなんだ…」
なんだかひとみは自分の事のように落ち込んでしまった。
- 146 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年08月04日(土)15時57分20秒
- 最近、後藤が痩せた原因も彼氏のせいではないかと思ってしまった。
(なんか許せないなー。ごっちんが悲しんでる姿は見たくない…。
でも、ごっちんが出した結論に口を挟む権利はないし、当人同士の
問題だし・・・。でも、なんかなんか納得出来ないよ!)
「よっすぃ〜どうしたの?恐い顔しちゃってさ」
後藤が心配そうに、ひとみを見ていた。
「私が、ごっちんの彼氏だったらさ、絶対ごっちんを悲しませる
ような事しないよっ」
(うわ、私ったら何言ってるんだろう。)
一瞬、後藤は「へ?」と言うような顔をしていたがすぐに笑顔になった。
「ありがとう。よっすぃ〜が彼氏だったら良かったカモね。
よっすぃ〜かっこいいし」
後藤は、ふにーっと笑うと、ひとみの手を握った。
「ほんとサンキュ。意外と早く立ち直れそうだよ」
「う、うん」
何故だかひとみは、赤くなって下を向いてしまった。
一瞬、ひとみは梨華の事を忘れていた。そして、後藤に対してもある感情が
芽生え始めていた事に、ひとみは、まだこの時点では気づいていなかった。
- 147 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年08月04日(土)15時58分08秒
- 撮影は順調に進んでいった。
「水上バスかー。気持ちいいよねー」
「いつもスタジオばっかだからねー」
既に日射しが強く暑いのだが、他のメンバーも久しぶりの屋外撮影で
嬉しそうだった。
なんと言っても梨華が一番嬉しそうであった。
撮影の位置が、ひとみの隣りであったからだ。
殆どの撮影で、ひとみと何故か隣り合わせになることは何故かあまりない。
そういう点では、今回は外だし心も開放されて梨華は上機嫌だった。
ただ、船は得意ではないので、多少酔ってしまったようだったが、
隣りにひとみもいる事だしリラックスして撮影出来たようだった。
その撮影が済むと、あとはTV収録、コンサートリハーサルと夜まで続いた。
- 148 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年08月04日(土)16時00分04秒
- >>141さん
書いてるヤツが年寄りなので、梨華ちゃんがおやぢ系になって
しまいますな。この後も、梨華ちゃんは積極的すぎて…。
- 149 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年08月05日(日)10時48分59秒
- タイトルどおり(?)よっすぃ〜の思いが揺れだしてる(汗
梨華ちゃんを悲しませないでほしいところですが…
続きが気になる〜
- 150 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月05日(日)10時58分28秒
- よっすぃ〜、梨華ちゃんという彼女がいながら!!
いしよし派としては、破局はイヤイヤですが・・・
まぁ試練を乗り越えてくださいな! いしよしカップル(笑)
とにかく、ストーリーの続きが気になってしょうがないっす。
- 151 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年08月05日(日)12時10分09秒
- やっとリハが終わり、殆どのメンバーが帰った中、自販機のある休憩所で
ひとみは待たされていた。
(まったく、遅いなー。梨華ちゃん・・・)
紙コップに入ったアイスコーヒーを飲みながら、ぶつぶつ言った。
(待っててって言ってから何分経ってるんだよ)
「お待たせー!」
梨華が勢い良く走ってくる。
「もぅ。遅いよ!梨華ちゃん!」
ひとみは立ち上がった。梨華は、そのままひとみに抱きつくようにして走って来た。
「ちょ、ちょっと梨華ちゃん!」
慌ててひとみはコーヒーがこぼれないように、紙コップをテーブルに置いた。
「やっと二人っきりになれたね」
梨華は、ひとみの腰に手を回すと、くちびるを寄せて来た。
「まだ、誰かいるかも知れないでしょ!それに、まだ仕事場…」
梨華は、言いかけてるひとみのくちびるを塞いでしまった。
- 152 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年08月05日(日)12時11分01秒
- 「梨華ちゃん!」
ひとみは慌てて、くちびるを離すと梨華に怒ったような眼差しを向けた。
「大丈夫だよ。今、ちゃんと確認してきたんだもん。他のメンバーは帰ったよ?」
ここで梨華は重大な事を見落としていた。
まだ一人帰ってないメンバーがいたことに気付いていなかった。
- 153 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年08月05日(日)12時12分04秒
- 「それで、遅かったの?」
ひとみは小さくため息をついた。
「だって今日はよっすぃ〜帰っちゃうでしょ?もう二人っきりで
いられなくなるから・・・」
今日は梨華とご飯を食べて、そのまま帰る事になっている。
「もう遅いんだから、早くご飯食べて帰ろうよ」
「私とご飯と、どっちが大事なの?」
ひとみの言い方が気に入らなかったのか、不満げな声を漏らす。
「そんなの比べられないよ。何言い出すんだよ、梨華ちゃん」
ひとみは腰をおろすと、紙コップに手を伸ばした。
梨華は、それをひとみから奪うと、ひとみの膝の上に向き合う
ようにして、強引にまたいで、乗っかってきた。
また、ぐっと至近距離で梨華の顔が近づく。
「こうやって、よっすぃ〜とくっついてないと不安なんだ」
「不安って・・・」
「よっすぃ〜の体温感じてると安心するの...」
「もぅ、甘えん坊なんだから、梨華ちゃんは...」
ひとみも、梨華の腰に手を回すと抱き締めた。
「私はいつでも、梨華ちゃんのそばにいるよ」
「うん...」
二人は暫く、そのまま抱き合っていた。
- 154 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年08月05日(日)12時13分23秒
- (どーしよー。帰れないや。何か覗き見してるみたいだしなー。
覗き見してる訳じゃないんだけど)
先ほどから二人の様子を見ていた某メンバーは困っていた。
二人の前を通らない事には、帰れないのだが、どう見ても
ひとみと梨華の恋人同士の会話に今更出て行く事も出来ずにたたずんでいた。
二人が怪しいのは、何となく気付いていたし、ひとみといる時の
梨華の嫉妬とも言えるような何とも言えない羨望の眼差しを
感じた事も多々あったが、こうしてラブシーンを目の当たりに
してしまうと、さすがにショックが大きい。
ショックと言うか、何とも言えない気持ちである。
そんな事を思いながら、気付かれないように隠れていた。
- 155 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年08月05日(日)12時14分11秒
- 「梨華ちゃん、そろそろ帰ろうよ」
いつまでも、こうしてる訳には行かないので、ひとみから切り出した。
「うん。でも、もう少し...」
梨華の返答は予想通りだった。そして次のセリフも大方予想がついた。
「梨華ちゃん立って・・・」
梨華を立たせると、ひとみも立ち上がった。
「ねぇ・・・」
「うん?」
梨華は、ひとみの首に手を回す。
「いつものキスして。そしたら帰る」
少し上目遣いで、潤んだ瞳で見つめる梨華に、ひとみもこくんと頷く。
ひとみは梨華のくちびるに、軽く口づけをした。そしてついばむように
キスをし、更に吸い付くようにキスをし、最後は舌を絡めて濃厚にキスをした。
二人のくちびるが離れると
「はぁ...よっすぃ〜...」
うっとりとした目をした梨華が、思わずため息を漏らす。
「よっすぃ〜にハマっていく自分が恐いよ」
梨華は思わず呟いた。
- 156 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年08月05日(日)12時15分10秒
- そんな様子を見ていた、某メンバー。
(よっすぃ〜罪作りだなぁ。。。それにしても梨華ちゃんって
よっすぃ〜の前では、あんな顔するんだ)
絶対他のメンバーでは、見せないような顔。100%ひとみを信頼しているような顔。
ひとみの方も、梨華ほどでは、ないが他では見せない優しい顔を梨華に見せていた。
これ以上エスカレートして、ラブシーンを始めるつもりなら
ひとみの携帯に電話でも入れて阻止しようと思ったのだがそれはしなくても平気だった。
「行こう、梨華ちゃん」
「うん」
ひとみは手を出すと、梨華と手を繋いで帰って行った。
(あーぁ、なんだかんだ言って私って梨華ちゃんに甘いんだよなぁ)
(よっすぃ〜って、なんだかんだ言って私に優しいんだよなぁ)
「何か言った?」
「うぅん、何も」
- 157 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年08月05日(日)12時16分14秒
- 二人が完全に出て行ったのを見届けると、後藤も出て来た。
「まぁったく見せつけてくれるよな〜、よっすぃ〜も。
私なんか、これから別れの電話を入れるってのに」
後藤は苦笑いしながら独り言を呟いた。
しかし、何故か後藤の顔は晴れやかだった。
- 158 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年08月05日(日)12時30分58秒
- 多分見てたのは、後藤だって分かったと思いますが、敢えて
最初は伏せておきました。
>>149 ラヴ梨〜さん
よっすぃ〜は、ごっちんに友情以上のモノを感じつつ、
どうなるんでしょう。
>>150さん
段々積極的になる梨華ちゃんに、よっすぃ〜は更にひいていきます。
梨華ちゃんの行動次第かも。
- 159 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月05日(日)18時45分41秒
- 梨華ちゃんって超さみしがり屋さんなのね・・・。
その積極的な行動の裏にある、もろくて崩れやすいココロ。
はぁ…ってちょっと深読みしすぎですか(笑)
- 160 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年08月06日(月)18時54分41秒
- 「ひとみ起きなさい!遅れるわよ!!」
母の叫ぶ声で、ひとみは目を覚ました。
「うわっ。ヤベっ」
慌ててひとみは、ベッドから飛び起きた。
久しぶりに自分のベッドで寝て、すっかり寝過ごしてしまったらしい。
「お母さん、もっと早く起こしてよー」
ひとみは、着替え終わると、既に出かける準備をしていた。
「いつも自分で起きるじゃないの」
「そうだけどさー」
ひとみは文句を言うと、ゆで玉子を一つ手に持って
「じゃ、いってきまーす」と言って出て行った。
ゆで玉子を頬張りながら、駅まで走っていた。
走らなくても間に合うのだが、着いてから多少余裕を持ちたい
ひとみの性格が、彼女を急かしていた。
- 161 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年08月06日(月)18時55分25秒
- 今日も新曲「ザ☆ピ〜ス!」のTV収録など夜までビッシリ仕事が入っている。
楽屋に着くと、殆どのメンバーが揃っていた。
「お〜、よっすぃ〜、珍しく遅いね」
「おはようございます。矢口さん」
ひとみは矢口や他のメンバーに挨拶をすると後藤の隣りに座り、
後藤に声をかけた。
「おはよう、ごっちん」
「おはよー。よっすぃ〜」
後藤はひとみの目を見ずに、答えた。
(あれ?いつもだと目を見てちゃんと言ってくれるのに)
昨夜のひとみと梨華の事が頭にあって、後藤はひとみを見る事が出来なかった。
ひとみには、彼と別れた事もちゃんと話さなければいけないのだが、
話す機会がいつあるのかとふと考えた。
(今日もドラマの収録あるしなー。いつ終わるか分かんないし。)
- 162 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年08月06日(月)18時56分09秒
- 梨華も、少し遅れて入って来た。
「おはよー。よっすぃ〜、ごっちん」
「おはよ〜、梨華ちゃん」
「梨華ちゃん、おはよー」
ひとみの隣りに梨華が座る。
「昨日は良く眠れた?」
「うん。とっても。梨華ちゃんは?」
「私は一人だと淋しいナー」
小声で話しているのだが、ひとみの隣りにいる後藤には丸聞こえだった。
普通に聞けば大した事ない会話だが、二人の仲を知ってしまった後藤には
生々しく聞こえてしまった。後藤は軽く咳払いをした。ひとみが振り返る。
「あ。ごっちんは眠れた?」
「え?う、うん...」
(そうじゃなくて・・・)
多少拍子抜けしながら、後藤が答えた。
(やっぱり梨華ちゃんがいると、話しづらいなー)
後藤は諦めると、ドラマの台本を出してめくった。
- 163 名前:揺れる想い2 投稿日:2001年08月06日(月)18時56分43秒
- 梨華がトイレに行くのを確認すると、ひとみが後藤に話しかけてきた。
「ごっちん、どうしたの?」
「何が?」
台本から目を放すと、ひとみの心配そうな顔。
「元気ないって言うか、全然話しかけてこないし」
「二人が楽しそうにしてるからさー。それに今日も私ドラマの収録あるじゃん。
あんまり覚えてないから」
と言って台本を見せる。
「そっか、それならいいんだけど...」
まだひとみは何か言いたげだったが、梨華が戻って来たので
ひとみは、また梨華のほうに向いてしまった。
梨華に気を使っているひとみを見て、後藤は内心苦笑いをした。
(嫉妬深い彼女を持つと大変だね、よっすぃ〜(笑))
- 164 名前:揺れる想い2 投稿日:2001年08月06日(月)18時57分30秒
- 「あ〜 いとしいあの人 お昼ごはん なに食べたんだろう?」
矢口が梨華の声まねをしながら、話しかけてきた。
「ベーグルですけど」
ひとみが真面目に答えて、矢口が笑った。
「よっすぃ〜のいとしいあの人って誰?」
突然矢口に、問われて、ひとみは口ごもる。
「・・・」
(急に何言うんですか!矢口さん!!)
「何マジになってんだよー。よっすぃ〜ひょっとして誰かいるの?」
矢口がキャハハと笑って聞き返す。
「え?いませんよっ。何言ってるんですかー!」
「もしかして私だったりして」
後藤がフォローに回って来た。
が、何か言いたげな梨華が割って入ってくる。
「矢口さん!私にも聞いて下さいよ」
「自分から聞くヤツがあるかよっ」
「石川は、どうなの?」
保田が間髪入れずに突っ込む。
(もー圭ちゃん何でわざわざツッこむんだよ!)
後藤は苦い顔をした。
「私ですかぁ〜。。よっすぃ〜です...」
一瞬シーンとなる。
(梨華ちゃん・・・・)
「もぅお前のコメントってマジなのかギャグなのか良く分かんねーよっ」
矢口のきつい言葉にひとみはフォローも出来ずにただただ汗をかいて黙っていた。
- 165 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年08月06日(月)18時59分53秒
- >>159さん
梨華ちゃんは、さみしがり屋です。
ただ、ちょっと積極的すぎますかね。
でも今後の展開としては、梨華ちゃんをストーカーっぽく
したくないので(苦笑)結構難しいです。
愛し方の違いから二人は微妙にズレて行く予定です。
ごっちんを、どう絡ませようかと思ってますが。
- 166 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年08月07日(火)20時47分37秒
- ひとみは、梨華をトイレに呼び出し、個室に入った。
(よっすぃ〜と二人っきり♪)
少し怒ってるひとみをよそに、梨華は喜んでいた。
「梨華ちゃん、さっきの何?びっくりさせないでよー」
「だって、矢口さんが絡むから」
「冷や汗かいちゃったよ」
「よっすぃ〜、アドリブ聞かないもんね」
「急に振られたら、わかんないよー。梨華ちゃんも発言謹んでよ」
最近の梨華はセンターに抜擢されたり、ソロ写真集が決まったり
24Hテレビのドラマに出演したりと、仕事に対して自信が出て来たのか
ポジティブになって来たのはいいが、同時にひとみに対しても積極的になっていた。
ラジオでの『よっすぃ〜カッコいい』発言や「アイドルをさがせ!」の
ムースポッキー結成は記憶に新しいところだが、梨華に押され気味の
ひとみは、少々ネガティブになりつつあった。
- 167 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年08月07日(火)20時48分16秒
- 「この衣装でトイレの中って、ザ☆ピ〜ス!のプロモビデオみたいだね」
この衣装とは水兵ルックの事である。
「あの時は矢口さんがいて邪魔だったけど」
「邪魔って、梨華ちゃん言い過ぎ…」
最近の矢口の石川いじりは、少し目に余るものがあるが、ひとみの教育係で
あった矢口には、あまり大きい口を叩けないのが現状であった。
「よっすぃ〜やんちゃな少年って感じで凄くカッコいい」
梨華がひとみに迫ってくる。
(あ゛っヤバイ...)
ひとみは後悔した。何もトイレにこもる事はなかったのだ。
最近は仕事中でも2人きりになれば(滅多にないが)梨華は積極的に迫ってきていた。
(こんなことしてたら、いつかはバレちゃうよ…)
- 168 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年08月07日(火)20時49分09秒
- 「もう1つの金の衣装も裸にエプロンって感じで恥ずかしいけどよっすぃ〜萌える?」
「萌えるって何言ってんだよー」
ひとみは真っ赤になる。
「よっすぃ〜カワイイ。実際この前、やっちゃったもんね。裸にエプロン」
梨華のハイテンション振りに、ひとみは絶句であった。
「今度、あの衣装の時に、してみようか?」
(何か、梨華ちゃんについていけない・・・)
梨華がひとみにキスしようとした時、誰かがトイレに入って来た。
「よっすぃ〜?梨華ちゃん?いないの〜??もうすぐ本番だよー。急いで!」
後藤は、そう言うと個室が1つ閉まっているのが分かっていたが
特に確認もせずに出て行った。
梨華はひとみに軽くキスをすると
「続きは、またあとでね」
と言って扉を開けて出て行った。
「続きって…。はぁ・・・何かこれからが不安だ…」
ひとみは、非常に大きな溜息をもらした。
- 169 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年08月07日(火)20時49分58秒
- 後藤はスタジオに向かいながら
(あの2人、個室で…昼間っから全くもう!!)
2人が見あたらないのに気づき、矢口が探そうとしたので、慌てて後藤が引き留め、
多分トイレに引きこもっているだろうと予想して、率先して探しに行ったのだった。
(何で私が2人のフォローしなきゃなんないのよ)
急に自分が何のためにそうしてるのか疑問に思った。
(梨華ちゃんのため?…それはないなー。
よっすぃ〜のため?…やっぱ、そうか。)
メンバー内では内緒にしてるようだが、梨華がアレではバレるのも時間の問題であろう。
「ごっちーん」
後ろから、その問題の主のアニメ声がする。
「どこ行ってたのよ、梨華ちゃん」
「ちょ、ちょっとね...」
梨華は少し息切れをしている。
「よっすぃ〜は?」
「後から来ると思うけど...」
(もう二人でいるって事バレバレじゃん)
「梨華ちゃん…」
「え?」
後藤は梨華に何か言いかけてやめた。
「うぅん、なんでもない」
「ありがとうね♪」
梨華は後藤の肩をポンと叩くと、先に行ってしまった。
(ありがとうってなんだろう?でも、梨華ちゃんも分かりやすいよね)
後藤が笑っているとひとみが後ろからやってきた。
- 170 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年08月07日(火)20時50分48秒
- 「ごっちん!」
「よっすぃ〜。みんな探してたよー」
「ごめんごめん」
ひとみは拝むようなポーズを取った。
「もうみんなスタジオ入りしてるよ」
「うん。今日はせわしないな〜」
ひとみが急いで行こうとすると、後藤に腕を掴まれた。
「ねぇ、よっすぃ〜の”いとしいあの人”って誰?」
急に後藤は、ひとみを困らせてみたくてわざと訊いてみる。
「え?それは・・・」
ここでも聞かれるとは思ってもみなかったひとみは言葉に詰まる。
そして、わざとひとみに抱きついてみた。
「私じゃない事は確かだよね・・・」
「・・・」
(ご、ごっちんまで何言い出すんだよー!)
すぐに後藤はひとみから離れると
「なに、赤くなってんの?よっすぃ〜。早く行こうよ」
「う、うん」
ひとみは赤くなりながら、後藤の後ろについてスタジオに入った。
(よっすぃ〜カワイイ。こうやって、しょっちゅう梨華ちゃんに
翻弄されてたりして・・・)
ひとみは、いきなり後藤に抱きつかれてドキドキしていた。
前だったら、そんな事も意識しなかったと思うのだが、何故だか
心の中に広がる妙な感情に自分自身気付き始めていた。
- 171 名前:七誌の毒者 投稿日:2001年08月08日(水)05時00分38秒
- ふむふむ。なかなかいい感じですねえ
いつも楽しみにしてます
- 172 名前:レイン 投稿日:2001年08月08日(水)16時01分22秒
- ひさしぶりです。レスはしてませんでしたが、
ずっと読んでました。赤の方も。
これからも頑張って下さい。
P.S 紫と黄で小説かいてます。
- 173 名前:揺れる想い2 投稿日:2001年08月09日(木)18時45分11秒
- 後藤はTVの収録が終わるとドラマの収録へと出かけていった。
あの後 後藤とは、会話らしい会話もしなかった。
そして、梨華の方もタンポポのラジオ収録があるため飯田や矢口と共に出かけた。
梨華がいない事に少しほっとしながらも、後藤がいない事が少々残念だったりする。
そんな様子を見ていた保田が声をかけてきた。
「吉澤、さっきから何ため息ばっかりついてんの?」
「あ〜、保田さんお疲れさまです」
「あ〜じゃないよ。ほんとに疲れてるのは、吉澤の方じゃないの?」
「そんなことないですよ」
「焼き肉でも食べに行く?」
「ありがとうございます。でも、今日は帰ります」
- 174 名前:揺れる想い2 投稿日:2001年08月09日(木)18時46分26秒
- 「あ、そう。じゃぁ又の機会に、石川とかと食べに行こうか?」
「え?」
保田は深い意味もなく言ったのだが、吉澤が過剰に反応したので
保田の方が驚いてしまった。
「そうですね。でも、ごっちんと一緒の方がいいかなー」
吉澤は、すぐにいつもの表情に戻っていた。
「それじゃあんまり変わらないじゃん」
時々、プッチモニの仕事が最終である時は3人で食事をしたりしている。
石川とは2人で食事に出かけた事はあるが、石川と吉澤と保田では
まだした事がなかった。
- 175 名前:揺れる想い2 投稿日:2001年08月09日(木)18時47分01秒
- 「どっちにしろ保田さんがおごってくれるんですよね?」
「割り勘に決まってるでしょ?何言ってんの!」
「なーんだ、残念です」
「あんまり期待されても困るしね」
「期待はしてないですけど」
「吉澤!喧嘩売ってんの〜?」
「そんなことないですよー」
軽く冗談を言い合っていたが、保田は急に真面目になると
「でもさ、何か悩んでる事あったらいつでも言いなね」
「ありがとうございます。保田さんは優しいですね。いつも」
吉澤が微笑む。
「いい加減"保田さん"は、やめてほしいんだけどね」
「"保田さん"は"保田さん"ですから。"圭ちゃん"って言えないですよ」
「ま、私も期待してないけど」
保田が笑った。
- 176 名前:揺れる想い2 投稿日:2001年08月09日(木)18時48分22秒
- (保田さん優しいけど、やっぱり梨華ちゃんの事は言えないよなー。)
保田は梨華の教育係だったし、石川の事も人一倍気にしてるのは分かっている。
ひとみは、電車に揺られながら、考えていた。
(梨華ちゃん、まだ仕事だよね。ごっちんもそうかな…)
前は梨華の事しか思い浮かばなかったのに、最近は後藤の事も浮かぶようになってしまった。
後藤に対する気持ちってなんなんだろう?いや、単に心配なだけだ。
彼と別れたのかどうかも気になるけど、後藤の方から話を出さない限り、自分から
言うのはやめようと思った。
後藤が抱きついた時、梨華とは違った優しい匂いがした。
(私ったら何考えてるんだろ。ごっちんは、からかって抱きついただけなのに)
あの時、梨華が見ていたらと思うとゾっとした。
最近はなるべくメンバーとは絡まないようにしているが、相手がしてきた
場合は(辻と加護はしょっちゅう)不可抗力な訳で、矢口や飯田が抱きついても
何も言えない分、梨華の哀しい目がひとみには痛かった。
後藤は滅多に、あんな風に絡んで来ない。二人で話をしているだけでも
梨華の視線は、他のそれと違って厳しい物があった。
- 177 名前:揺れる想い2 投稿日:2001年08月09日(木)18時49分13秒
- (梨華ちゃんだって、良く加護と抱き合ったりしてるじゃん。キスだって)
ひとみは別にそういうのは、あまり気にしないのだが、梨華の方はやきもちを
やいて欲しいらしい。
(そのくせ、私がメンバーに絡むと、凄い顔してるし!もう少し私の事
信用してほしいよ)
いつの間にか、梨華の不満ばっかり言ってる自分に気付いたひとみは更に落ち込んだ。
(梨華ちゃんの事好きだけど、なんだか自信がなくなって来ちゃった。
どうなって行くんだろう私たち…)
ひとみの想いは微妙に揺れ始めていた。
- 178 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年08月09日(木)18時54分03秒
- >>171 七誌の毒者san
ありがとうございます。あと4回の更新で終わる予定です。
>>172 レインさん
レインさんの小説も読ませていただいてますよー。
今後も宜しくお願いしますm(_ _)m
- 179 名前:レイン 投稿日:2001年08月09日(木)22時22分01秒
- 読んでくださってありがとうございます。
ヨッスィ〜が浮気……もっとお互いを信じあって欲しいです。
今後の展開に期待
- 180 名前:171 投稿日:2001年08月10日(金)00時46分09秒
- 楽しみにしてますね
- 181 名前:揺れる想い2 投稿日:2001年08月10日(金)21時14分10秒
- 今日の梨華は絶好調だった。
「今日の石川好調だねー」
「石川なんか良い事あったの?」
矢口や飯田に言われて、梨華は嬉しそうだった。
「なにもないですよ〜」
「あ、そう」
「あれ?もっと聞いてくださいよ」
「なにもないって自分で言ったじゃん」
からかわれながらも、梨華は上機嫌だった。
(あ〜、いとしいよっすぃ〜 夕ごはん なに食べたんだろう?)
梨華は仕事が終わって家につくと、早速ひとみの携帯にかけてみる。
- 182 名前:揺れる想い2 投稿日:2001年08月10日(金)21時14分48秒
- 『よっすぃ〜?』
【あ〜、梨華ちゃん】
『あ〜って、随分気のない返事だね。疲れてるの?』
【さっき保田さんにも同じ事言われちゃったよ】
『保田さんと一緒だったの?』
【一緒って言うか、食事誘われたけどことわったよ】
『行ってくればいいのに』
【なんで?あんまり他のメンバーと一緒だと梨華ちゃんうるさいじゃん】
『保田さんは別。心配ないもん多分...』
【それって保田さんに大して失礼じゃ…】
『保田さん男の人と噂になったじゃん。だから平気なの』
【平気って・・・】
梨華は人一倍、そのテの噂話に詳しい。後藤の高校退学の
噂もすぐに私に知らせて来たほどだった。
保田の件に関しては保田自身、ラジオで否定していたが。
- 183 名前:揺れる想い2 投稿日:2001年08月10日(金)21時15分20秒
- 『ごっちんと一緒じゃなければ平気なんだ私』
【・・・一緒って、まだ疑ってるの?】
以前のひとみなら即座に否定するのだが、一瞬ひとみは言葉を選んでしまった。
後藤との仲を否定する事が出来なくなってしまった自分にひとみは驚いた。
でも、後藤はひとみの事はなんとも思ってないだろうから
今はひとみの片想いと言う事になる。片想いと言える程の感情が
あるかどうかは別としても。
ひとみの反応に微妙な空気を梨華はなんとなく感じ取ってしまった。
『なんか、ごっちんとあったの?』
【なんでよ。気にしすぎだよ、梨華ちゃん】
『それならいいけど』
敢えて梨華はそこで話をやめた。
これ以上言うと、ひとみを怒らせるような感じがしたからだった。
電話を切ると、さっきの上機嫌はどこかへ飛び、途端にまた悪い方へと考え出していた。
- 184 名前:揺れる想い2 投稿日:2001年08月10日(金)21時15分57秒
- 昼間、急いでスタジオ入りした時、後から、ひとみと後藤が一緒に
入って来た。その時のひとみの表情が妙に引っかかった。
(私の気のせいだと思いたい・・・)
電話を切ってから、ひとみはため息をついた。
(梨華ちゃんに気持ち気付かれたら・・・。ひょっとしたら今ので
梨華ちゃん気付いたかもしれない)
「私ウソつくの下手だからなぁ〜」
ぼんやりと、携帯を見つめていたら、意中の後藤からかかってきた。
- 185 名前:揺れる想い2 投稿日:2001年08月10日(金)21時16分27秒
- 『よっすぃ〜?』
【ごっちん…】
『今平気?』
【うん】
『昼間さー肝心な事話すの忘れちゃって』
【うん】
『色々話したい事があるんだけど、なかなかよっすぃ〜と
時間あわないんだよね』
【うん】
『…なんかさっきから"うん"しか言わないんだけど疲れてるの?』
【え?ごめんね。そんなことないよ。嬉しいよ電話。ありがとう】
(これで言われるのは3回目だよ。そんなに疲れた風なのかな・・・)
『ならいいけど。都合つく日ある?明日はドラマないけど。
仕事終わったらご飯食べに行かない?』
【う、うん。でも、ちょっと】
梨華と付き合う前のひとみなら即OKなのだが、梨華を思うとすぐに返事は出来ない。
『都合悪い?』
【悪いと言えば悪いし、良いと言えば良いし】
梨華次第などとは言えない。それに先ほど、梨華に突っ込まれたばかりだ。
『じゃぁ大丈夫だったら一緒に行こうよ。ね』
【ごめんね】
『謝まんなくてもいいじゃん。誘ったの私なんだし』
- 186 名前:揺れる想い2 投稿日:2001年08月10日(金)21時17分13秒
- ひとみは電話を切るとまたため息をついた。
(きっと、行けないだろうなぁ。)
また疑い始めてるし、行けたとしても梨華に隠れて行くような真似はしたくない。
かと言って、食事に誘われたなどと言ったら、どんな反応するやら…。
考えただけでも、ひとみは胃が痛くなった。
後藤は電話を切ってから、あぁそうか…と納得した。
梨華が、単独で仕事にでかければ別だが、一緒にいれば
食事に行く事は出来ない事を忘れていた。
ひとみの性格からして、梨華に内緒で行くとか出来ないだろうから。
(結局、よっすぃ〜に迷惑かけちゃうのか。私だって別によっすぃ〜に
恋愛感情がある訳じゃないのに、そうゆう嫉妬の目で見られるのは
いやだからなー。ハッキリ梨華ちゃんに言いたいけど・・・)
ひとみと梨華の心配をしている自分に気付き、後藤は笑った。
- 187 名前:揺れる想い2 投稿日:2001年08月10日(金)21時18分00秒
- 彼を振ったのが、昨日の夜。思った程哀しくなかったのが事実だった。
別れるのって、こんなに簡単なもんなんだと拍子抜けさえしたものだった。
(結局、その程度のものだったんだ。私の恋愛って...)
昨日の事なのに、もう遠い過去のような気がする。
(今度私を抱き締めてくれる人は、どんな人だろう)
昼間、からかってひとみに抱きついた時の彼女の反応を思い出した。
(よっすぃ〜の胸もあったかかったな…。)
こんな事想像してても、梨華が今にも現れそうな気がして慌てて打ち消した。
(梨華ちゃんおそるべし!)
後藤は、そのままベッドに寝転ぶと、疲れて眠ってしまった。
- 188 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年08月10日(金)21時19分49秒
- >>179 レインさん
浮気の一歩手前って感じですかね。
>>180さん
ありがとうございます。あと少しなんで宜しくお願いします。
- 189 名前:揺れる想い2 投稿日:2001年08月11日(土)11時26分16秒
- 翌日、休憩の合間をぬって、再びひとみは梨華をトイレに呼びだした。
「何?話って…」
明らかに昨日とは違う梨華のよそよそしい態度にひとみは困惑した。
(凄い言いにくいんですけど・・・(汗))
しかし沈黙が続くと余計に言いづらくなるのでひとみは早口に言った。
「今日さ、ごっちんとご飯食べる約束したから一緒に帰れないんだ」
一瞬梨華は、ひとみをじっと見つめたが
「そうなんだ。いいんじゃない?別に。いちいち私に言わなくても
一緒に行けばいいじゃない」
梨華はわざと素っ気なく言った。
(やっぱり、ごっちんと…)
(うっ、やっぱり怒ってるのかな?梨華ちゃん・・・)
ひとみが適当な言葉を探していると
「話ってそれだけ?だったら私、出るね」
梨華はそう言うと先に出ていった。
- 190 名前:揺れる想い2 投稿日:2001年08月11日(土)11時26分55秒
- 入れ替わるように保田が入って来た。
ぼんやり突っ立っている、ひとみを見て
「何ぼんやりしてるの?吉澤?」
「へ?あぁ保田さん」
ひとみは我に返ると、いつもの笑顔に戻った。
「お先に失礼します」
ひとみもトイレから出ていく。
「ヘンな吉澤...」
トイレに入る前にすれ違った梨華の様子もヘンだった。
(この2人喧嘩でもしてんのかしら?何もなきゃいいけど…)
- 191 名前:揺れる想い2 投稿日:2001年08月11日(土)11時27分36秒
- そして、その日の夜。
今日の仕事が全て終わって後は帰るだけになった。
いつもなら梨華を待つため、他のメンバーが帰るのを最後まで待っているのだが、
今日は後藤と食事をするのを優先しようと決心したので、後藤を待っていた。
「今日、ほんとにいいの?」
さっきから何度も念を押す後藤に不思議そうにひとみが問い返す。
「うん。なんで、何回も聞くの?」
「いや、だって・・・」
(梨華ちゃんが…って言えない)
「いいならいいけど。じゃぁ行こうよ」
「うん」
荷物を持って帰ろうとしたところを梨華に会ってしまった。
「よっすぃ〜もごっちんも帰るの?」
「そう、これからご飯食べに行くんだ」
昼間言った事と同じ事を言う。
「そっか。いってらっしゃい」
梨華は無関心を装って二人に言った。
(あれ?もっと私の事睨むと思ったのに)
後藤は拍子抜けした。
(う、やっぱ梨華ちゃん我慢してる・・・絶対)
ひとみは、罪悪感を感じながらも仕事場を後にした。
- 192 名前:揺れる想い2 投稿日:2001年08月11日(土)11時28分21秒
- 後藤を先に行かせ、振り返ると梨華が哀しそうな目をしていた。
(あぁ…やっぱり梨華ちゃん・・・。あの目を見るとダメ
なんだよな、私。放っておけなくなるって言うか。
でも、ごっちんの事も大切だし。ごめんね、梨華ちゃん)
ひとみは心の中で謝ると、後藤と肩を並べて歩きだした。
(ホントに行っちゃった。よっすぃ〜・・・)
梨華は素直になれない自分に苦笑いした。
「石川まだ残ってたの?」
保田も昼間の梨華が気になり最後まで残っていたのだが、なかなか声をかけられずにいた。
「保田さん…」
「なっなに?」
何かを訴えかけるような目に、保田は一瞬ひるんでしまった。
「…いや…なんでもないです。お疲れさまでした」
梨華は保田にお辞儀をするとカバンを持って出て行った。
(これは私とよっすぃ〜の問題だもん。保田さんに迷惑かけられないよ)
梨華を食事に誘おうとして言うタイミングを逃してしまった保田は
「石川、もっと頼っていいんだよ」
と呟いた。
- 193 名前:揺れる想い2 投稿日:2001年08月11日(土)11時28分55秒
- 「何食べようか?」
「おいしい うどん屋見つけたんだけど、そこ行く?」
「うん」
ひとみと後藤が入った店は、セルフサービスながら、うどんにこしがあり
おいしいところだった。
「良く見つけたね」
「最近よく行くんだ。ゆっくり食べるところじゃないけどね」
「なんか私も贔屓にしたい店になりそうだよ」
「そう?良かった」
二人はもくもくと食べて店を出ると近くの喫茶店に入った。
- 194 名前:揺れる想い2 投稿日:2001年08月11日(土)11時30分01秒
- 「なんかごめんね」
「なにがー?」
注文をすませると、後藤から話して来た。
「よっすぃ〜も色々とあるでしょうに・・・」
「色々って?」
「うん。そのことは後で話すとして、まずは別れた話からね」
「あー、気になってたけど、ほんとに別れちゃったの?」
「うん。即効で決めたよ。あっさりと別れちゃった。電話1本で」
「直接会った訳じゃないんだ」
「時間があわないって言われたし、あ、そうって感じで」
「そんなに簡単に別れるものなの?」
「それが簡単にね。自分でもあらららら?って感じだったよ」
いともあっさりと言う後藤を見て、ひとみは
「そんなものなのね・・・」
と呟いた。
「お互い、ここが潮時って分かってたのかも知れないしね」
「なんか、ごっちん大人だね。私には出来ないよ、きっと」
「よっすぃ〜の方はうまくいってないの?」
一息おいて、彼女の名前を出した。
「...梨華ちゃんと…」
「え?」
ふいに梨華の名前を出されて、ひとみは後藤の顔を見た。
「なんで…」
「知ってたよ。言ってくれればいいのに」
- 195 名前:揺れる想い2 投稿日:2001年08月11日(土)11時30分45秒
- 「ごめん。メンバー内には内緒って約束してたからさ」
隠してた事への罪悪感と恥ずかしさからひとみは下を向いてしまった。
「見るつもりはなかったんだけど、この前自販機の前で見ちゃって…」
「・・・」
(がーーーーん!キスしてるとこ見られちゃったんだ、それもごっちんに)
ひとみは頭を殴られたようなショックを受けて暫く立ち直れそうになかった。
「私が言うのもなんだけど、お似合いだと思うよ。まぁ梨華ちゃんが
彼女だと何かと大変だろうとは思うけど」
ひとみは注文した紅茶が来た事も覚えてないほど、ショックだったらしく
暫く放心状態であった。
- 196 名前:揺れる想い2 投稿日:2001年08月11日(土)11時31分17秒
- 「よっすぃ〜聞いてる?」
「う、うん」
名前を呼ばれて我に返った。
「なんか恥ずかしいなー」
ひとみは、いつまでもカップの中のスプーンをかき混ぜていた。
「付き合ってたら当然の事じゃない。公の場でするのは、ともかく…」
「それもごっちんに見られてたなんて・・・」
(これが保田さんや飯田さんだったらまだよかった。いや、良くないけど。
辻や加護、矢口さんは絶対にイヤ。そしてごっちんには一番見られたくなかったよー)
「何言ってんの。私だったから良かったんだよ。辻や加護だったら、どうなってたか」
「うん、そうだね」
力無く言う。
「あと昨日は私がフォローしておいたけど、このままだと近いうちに
メンバー内にバレるよ?それでもいいならいいけど」
「フォローって知ってたんだ。トイレにいること」
更にひとみの頭はノックアウトだった。
(あー、もうダメだわ・・・)
「なんとなくね」
「もう逝きそうだわ、ヨシコは(泣)」
ひとみはテーブルに顔を伏せた。
(まさに逝ってヨシコ!はぁぁぁああ…)
- 197 名前:揺れる想い2 投稿日:2001年08月11日(土)11時31分55秒
- その後、ひとみは梨華との事をぽつぽつ話し出した。
「私が梨華ちゃんを甘やかしちゃったのかも知れない」
「梨華ちゃんさびしがり屋なんだね。よっすぃ〜も広い心で受け止められる
余力がある時はいいけど、いつもそうだとは限らないからね」
「ごっちんみたいに、物わかり良かったらなー」
「でも好きなんでしょ?」
「もちろん」
不満はあるが、梨華が好きなことは本当だった。
- 198 名前:揺れる想い2 投稿日:2001年08月11日(土)11時32分26秒
- 「だったら、まだ大丈夫だよ。気持ちのズレが出て来てるのは
確かだけど、ちゃんと話し合えば梨華ちゃんだって分かってくれるでしょ?」
「うん。でも、そのしょっちゅう求められるのが・・・」
ひとみが言いにくそうに言う。
「それも愛情表現だからね。よっすぃ〜はイヤなの?」
「イヤって言うか、それだけの関係にはなりたくないから…」
「それなら、そうハッキリ言えばいいじゃない」
「そうなんだけど・・・」
「よっすぃ〜も優しいからねー。気持ちは分からなくもないけどさ」
「あと異常に嫉妬深いのが・・・。今日だってきっと後から…」
「それも仕方ないよ。だから今日は悪かったと思ってるんだ。
食事誘っちゃってさ。特に私とだと余計視線が痛いもんね」
「ごめんね。なんかごっちんと何かあるんじゃないかって疑ったりしてるし」
それを聞いて後藤は笑い出した。
「梨華ちゃんも考えすぎなんだよねー。私とよっすぃ〜が何か
あるわけないじゃんねー」
「うん」
少なからずひとみはショックだった。
(やっぱごっちんは私の事なんとも思ってないんだ…)
後藤に相談してると気持ちが楽になるのだが同時に哀しくもあった。
(なんか複雑・・・)
- 199 名前:レイン 投稿日:2001年08月11日(土)18時46分27秒
- うーん。ちょっと吉澤の考え(ごっちんだからショックって奴)は
梨華ちゃんがいながらも……って感じですけど、
人って本当にそういうことあるんですよね…
- 200 名前:七誌の毒者 投稿日:2001年08月12日(日)01時58分50秒
- これいい展開っすねえ
共感できます
- 201 名前:揺れる想い2 投稿日:2001年08月12日(日)15時23分15秒
- 駅で後藤と別れると、ひとみは梨華の家に向かった。
行くつもりはなかったのだが、後藤に言われてきちんと言おうと思い、ひとみも決心した。
好きになりかけている後藤に言われて、梨華の家に行くなんて
おかしなもんだ。ひとみは笑った。
たくさん入っているハズの留守電やメールが1件も入っていない事に
逆に不安を感じてしまう。
「梨華ちゃん・・・」
胸騒ぎを覚えながら、梨華の携帯に電話するが出ない。
ひとみは血相を変えてタクシーに乗ると、そのまま梨華の家に直行した。
- 202 名前:揺れる想い2 投稿日:2001年08月12日(日)15時24分06秒
- (梨華ちゃん、まさか、まさか…)
悪い事ばかり考えて、ひとみは梨華のマンションのインターホンを押す。
暫くすると
「はい…」
梨華の声が聞こえてきた。
「良かった・・・」
ひとみはほっとした。
ドアが開くと同時に、梨華の顔を見ると、ひとみは初めて笑顔になり
固く梨華を抱き締めた。
「梨華ちゃん、良かった」
「どうしたの?」
「良かったー!」
さっきから”良かった”しか言わないひとみに首を傾げながらも
こうして自分に逢いに来てくれた事が嬉しかった。
- 203 名前:揺れる想い2 投稿日:2001年08月12日(日)15時25分01秒
- 「何が良かったの?」
「梨華ちゃんに、もしもの事があったらって思ったらさいてもたってもいられなくて」
「もしもの事って?」
「だって携帯に全然連絡入ってないし、電話かけても繋がらないし」
「あ〜、よっすぃ〜にかけようとしたらさ、いきなりバッテリーが
切れちゃったの。だから、今充電中だよ。ごめんね」
「え?そうだったの???なんだよ〜、もう!」
「そんなに心配してくれたの?」
「あったりまえだよー!」
「うれしいよ、よっすぃ〜」
「いっつも、たくさんメールや留守電入れるのが全然入ってなかったら、
なんかあるって思うじゃん」
「そんなにしてるっけ」
梨華の携帯は、たまに実家にかけるくらいで、殆どひとみ専用になっていた。
「でも、よかったよ。梨華ちゃん」
ひとみは梨華を再び抱き締めた。
(やっぱり、梨華ちゃんが好き。多少わがままでも、大目に見てあげよう!
甘いかな私・・・)
- 204 名前:揺れる想い2 投稿日:2001年08月12日(日)15時26分03秒
- 梨華のベッドで二人は抱き合っていた。
「ねぇ、今日のごっちんとの食事おいしかった?」
数時間前に会った後藤の事をひとみは、すっかり忘れていた。
梨華のマンションに来てから、今まで後藤の話をしなかった梨華が初めて口にした。
「え?うん。おいしかったよ。でも...梨華ちゃんの方がもっとおいしいかな」
「やだ、よっすぃ〜ったら(照)」
「ほんとだもん」
ひとみは梨華の頬に軽くキスをした。
「さみしかったなー。でもちゃんと言ってくれて嬉しかった。なに話してたの?」
「うん。私と梨華ちゃんのこと」
「話しちゃったの?」
「って言うかバレてた・・・。自販機の前で見られてた」
「見られてたんだ…」
梨華はニヤニヤしている。
「なに嬉しがってるの?言われた時、顔から火が出そうだったよ。
もう恥ずかしいったら。だから、公衆では気を付けないとダメなの。
これからは、ちゃんと仕事とプライベートきちんと分けようね、梨華ちゃん?」
まだ梨華はニヤニヤしている。
- 205 名前:揺れる想い2 投稿日:2001年08月12日(日)15時27分37秒
- 「ちょっと聞いてんの?梨華ちゃん!」
再び、ひとみは梨華の上に乗って来た。
「聞いてるよ〜。ごっちんには刺激的だったのかなー。
もっと濃厚なのしておけば良かったね!鼻血出しちゃうぐらいな」
「なに言ってんだよー。それにごっちん私の事なんとも思ってないってさー。
笑ってたよ、ごっちん」
(私はショックだったけど。でも、改めて梨華ちゃんが好きな事を
気付かせてくれたごっちんに感謝!…かな)
- 206 名前:揺れる想い2 投稿日:2001年08月12日(日)15時28分26秒
- 「当たり前だよ」
(ガーン。当たり前って・・・)
「昨日のよっすぃ〜の電話で、もしや?って思ったけど違ってたみたいで良かったよ」
(う、やっぱ気づかれそうになってた?)
「よっすぃ〜が、ごっちんの事好きだったとしても、ごっちんが相手にしないよね〜」
(相手にしないって…(涙)。そうなのかな〜(泣))
「まっ、ごっちんだって、私が彼女なら、よっすぃ〜に手出せないでしょ」
梨華が自信ありげに言った。
「そ、そうだよね」
言葉に詰まる。
「なに残念がってるの?まさか、よっすぃ〜、ホントにごっちんのコト...」
「まさかぁ!私は梨華ちゃんが1番好きだよ!」
「2番目は?」
「2番目も梨華ちゃん!」
(2番目は〜・・・ごっちん...。許してね、梨華ちゃん…)
心の中で謝ると、ひとみは梨華を抱き締めてキスをした。
- 207 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年08月12日(日)15時34分29秒
- >>199 レインさん
吉澤の考え 私はアリかなと思うんですが。(ちょっと不純だけど)
>>200 七誌の毒者さん
共感出来ますか。良かったです。石川がちょっと可哀相ですけどね。
次回で完結です。
- 208 名前:レイン 投稿日:2001年08月12日(日)21時48分05秒
- 最後までお付き合いします。
実はそういう吉澤みたいなので
取り替えしの付かないことがありまして…
- 209 名前:揺れる想い2−エピローグ− 投稿日:2001年08月13日(月)20時06分03秒
- −エピローグ−
「へぇ、良かったじゃない。最初から後藤に相談してくれれば良かったのにさー」
1週間ほどたって、再び後藤とテレビ東京内の喫茶店でお茶を飲みながら、
ひとみは梨華の話をしていた。
「うん。感謝してるよー。ごっちんには。ありがとう」
「いやいや照れるなー」
後藤は頭をかく振りをする。
結局、後藤にはバレた訳だが、他のメンバーには気付かれずに梨華とはうまくやっていた。
- 210 名前:揺れる想い2−エピローグ− 投稿日:2001年08月13日(月)20時06分39秒
- 「2人で何楽しそうに話してるの?」
梨華が、ひとみの隣りに座って来た。
「梨華ちゃんには内緒」
「内緒ってなに〜?ズルイよ〜」
梨華がふくれる。
「そのほっぺたおいしそう」
ひとみが梨華の頬をつっつく。
「ほんとだね」
後藤も、梨華の頬をつつく。
「ごっちんまで〜!」
3人は一緒になって笑っている。
以来、3人でこうして話す事が自然と増えていた。
- 211 名前:揺れる想い2−エピローグ− 投稿日:2001年08月13日(月)20時07分19秒
- 「3人でなんか楽しそうだね」
保田が入って来た。
石川と吉澤の様子を心配していた保田だったが、2人の笑顔を見て安心した。
「「保田さん」」
「圭ちゃん」
「保田さん、今度焼き肉食べに連れていってくださいねー3人で」
ひとみは3本指を保田に突き出す。
「なんで3人なのよ」
「この前は、私と梨華ちゃんって言ってたのを、ごっちんもプラス
するだけですよー」
「そんな約束してたの?」
後藤が身を乗り出す。
「あれは社交辞令だよ」
「だましたんだ、保田さんひどーい」
梨華も面白がって参加する。
「圭ちゃんのおごりだったら、いつでも参加OKだよね」
後藤はVサインを出す。
「おごるなんて一言も言ってないよ。勝手に決めるな、こら!」
保田は後藤のおでこを小突いた。
- 212 名前:揺れる想い2−エピローグ− 投稿日:2001年08月13日(月)20時08分01秒
- 「いつまで休憩してるのー!もうすぐ収録始まるよ!」
飯田が呼びにやってきた。
「「「「はーい」」」」
4人は席を立つと収録スタジオへと向かう。
「さぁてと、お仕事モードにオン!」
ひとみが言うと梨華も頷いた。
ひとみの後藤への想いは一時的なものだったのか、今でも少し胸が痛むが、
今の関係のままがベストだと思う、ひとみであった。
(友達以上恋人未満…なんてね。2番目にごっちんは大切な人。
梨華ちゃんには内緒だけどね)
- 213 名前:揺れる想い2−エピローグ− 投稿日:2001年08月13日(月)20時08分46秒
- 「なに、さっきからニヤけてるの?」
梨華がひとみの顔を見ながら言う。
「にやけてないって」
「梨華ちゃんとエッチな事でも考えてたんでしょ?」
後藤がそっと耳打ちする。
「そんな事ないよ〜!」
ひとみが慌てて否定する。
「また二人で内緒話してる〜!」
梨華がひとみの腕を取る。
「ちがうってば〜!誤解だよ〜!」
ひとみは逃げるようにスタジオに向かって走りながら
梨華と後藤とは、いつまでも、こんな関係が続けばいいのにと思っていた。
- 214 名前:揺れる想い2−エピローグ− 投稿日:2001年08月13日(月)20時09分20秒
- 梨華と後藤が、ひとみを追いかける姿を見ながら飯田は
「あの3人、前からあんなに仲良かったっけ?」
「さぁ?最近仲良くなったみたいね」
3人の後ろ姿を見ながら保田は微笑んでいた。
−END−
- 215 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年08月13日(月)20時12分14秒
- 完結です。何かと文句もあろうかと思いますが、
続編に繋げられるような終わり方にしました。
続きを書くかどうかは、未定ですけど。
ちょっと吉澤くんズルかったかなー。最後も綺麗にまとめすぎ?
読んでいただいて、ありがとうございました。
この後、何か書くかも知れません。分からないですけど。
当分は、赤に集中したいと思います。
- 216 名前:レイン 投稿日:2001年08月13日(月)21時09分03秒
- 感動的な出来事が増えました♪って感じです。
この度はおつかれさまでした。赤でもヨロシクおねがいしますね。
- 217 名前:七誌の読破 投稿日:2001年08月14日(火)02時07分53秒
- いやいや 楽しませてもらいましたよ
まあ綺麗にまとめすぎの感もなくもないけど
いいエンディングでしたよ お疲れ様でした。
- 218 名前:レイコ 投稿日:2001年08月14日(火)12時52分14秒
- おつかれさまでした〜。
よかったですよ!
赤の方もがんばって下さい!
- 219 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月14日(火)14時40分25秒
- あぁ終わってしまったぁ〜。
よかったですよー。ホントに。
ただ、寂しがり屋の積極的な梨華ちゃんが見られなくなるのはさびしい・・・。
すぐじゃなくていいので、いつか続編が読めることを期待してます!
しばらくは、赤のほう頑張ってください。
どうなるのかなぁ〜、あやや。
- 220 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年08月15日(水)18時23分10秒
- >>216 レインさん
毎回レスありがとうございました。赤が辛くなって来た今日この頃。
>>217 七誌の読破さん
どろどろにしちゃうと、あと大変なので(苦笑)。
自分でもまとめすぎたなぁって思います。
>>218 レイコさん
ありがとうございます!レイコさんも頑張って下さいね!
>>219さん
続編は新メンバーが入って来てからかも。気に入れば書くと思うし(苦笑)
気に入らなくても書くかな。まだ分かりません。
ここの梨華ちゃん好きでしたか。嬉しいです。
で、198以降の、もしも、吉澤の気持ちに後藤が気づいたらと言う
展開で、話も書いたのですが、いしよし派が多いみたいなので
よしごまにすると非難もあるかな。梨華ちゃんは出て来ません。
でも結末もないので、この先どうなるの?って思うと思います。
そういう風に書いてる人見た事もないし。。。
ただ1度だけ、よしごまも書いてみたかったりして(わがまま)。
とにかく、最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
- 221 名前:JAM 投稿日:2001年08月15日(水)22時17分26秒
- 作者サンの書くよしごまって
見てみたいですね〜♪
文がしっかりしてるので面白いだろうし♪
1度書いてみてはいかがです?
- 222 名前:七誌の毒者 投稿日:2001年08月16日(木)02時17分34秒
- 俺よしごまも好きなんですよ
見てみたいな
- 223 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年08月17日(金)15時54分37秒
- 風板で、新しくスレ立てて、いしよしごまを書いてみたいと思います。
>>220で書いたのはムシしてください。少しいしよしの性格も
変えてみたいと思うので。
- 224 名前:しゅら 投稿日:2001年08月17日(金)23時06分27秒
- お疲れでした。やっぱり「いしよしごま」はいいですね。自分も大好きです。
>>220のも読んでみたいんですけど、書きたいのを書くのが一番だと思うんで、
赤共々新しいほう頑張ってください。
- 225 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年08月18日(土)12時59分38秒
- >>224 しゅらさん
ありがとうございます。
風板に新しくスレ立てました。
タイトルは「トライアングル・ブルー」です。
- 226 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年08月24日(金)00時52分51秒
- こっそり、ここも続けようかな(w
もう少ししたらね。
- 227 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月25日(土)07時16分38秒
- 楽しみにしてます、旦那(w
- 228 名前:もうひとつの揺れる想い2−よしごま編− 投稿日:2001年08月25日(土)10時56分57秒
- >>198の続きから読んでください。
「ねぇ、あのさ・・・」
ショックついでに、ひとみは更に聞いてみた。
「なに?」
後藤は、ひとみを見る。
「付き合ってる人がいるのに、他の人好きになるのってやっぱ、いけないことだよね」
「なんで、急にそんな事聞くの?」
「いや、私の友達でさ〜、そういう相談受けたから、ごっちんの意見も聞きたくて」
ひとみは、後藤から視線を反らして聞いてみる。
「う〜ん・・・」
後藤は暫く考えていたが
「それは、それでアリじゃないのかな。だって好きになっちゃったら仕方ないもの」
「ごっちんは、そういう経験ある?」
ひとみが急に身を乗り出して聞いて来た。
「私があるかってこと?」
「うん」
「私は、そういう経験ないからな〜。なってみないと分からないよ」
「そうか…。じゃぁさ、そういう人から好きって告白されたらどうする?」
「え?彼女いるのに、告られたらってこと?」
「う、うん・・・」
「そういうのは私は許さない。だって彼女いるのに、浮気じゃん」
後藤が強く否定したので、ひとみは、シュンとした。
(やっぱり聞かなければ良かった。。。まぁ、そうだよね…)
- 229 名前:もうひとつの揺れる想い2−よしごま編− 投稿日:2001年08月25日(土)10時57分59秒
- 喫茶店を出ると、後藤が公園へと誘った。
あまり人気がなく薄暗い公園だった。
ひとみは、なんで、こんなところへ連れて来るのだろうかと
思ったが、まだ何か話があるのだろうと思ってついてきた。
ベンチに腰掛ける。自分たち以外は、誰もいない。
「ねぇ、さっき最後に話した話だけどさ・・・あれってよっすぃ〜の事でしょ?」
「!?」
ひとみは後藤の顔を見た。
「大体友達の話とかって、自分の話だったりするじゃない。それに、私の話聞いて、
よっすぃ〜ってば、もろ表情に出るんだもん。分かりやすすぎだよ」
「・・・」
否定も出来ない、ひとみは、まだ黙っていた。
「なにか言ってくれないと、私も何も返事出来ないんだけど?」
「え?」
一瞬なんの事なのか、分からずに、ひとみは後藤の顔を眺めていた。
「さっきの話って、よっすぃ〜と梨華ちゃんと私の事じゃないの?」
後藤は、まだ何も言わないひとみにしびれを切らしハッキリと言った。
「えぇ?そ、それは・・・」
突然、そんな事を言われて、動揺する。
『私は許さない』怒って言う後藤の顔を思い出し、ひとみは更に何も
言えなくなってしまった。
- 230 名前:もうひとつの揺れる想い2−よしごま編− 投稿日:2001年08月25日(土)10時58分47秒
- 「さっきは許さないって言ったけど、あれはウソ」
「へ?」
「よっすぃ〜だったら、別にいいよ。それに、そっちの世界に興味ない事もないし。
よっすぃ〜が、あんまり熱心に聞くからわざと、あぁ答えたの」
意味ありげに言う後藤に、ひとみはドキドキした。
後藤がひとみの肩に腕を回す。ひとみは完全に硬直していた。
それでも、まだひとみは黙っているので、後藤も困ってしまった。
(なんか、これじゃまるで私がよっすぃ〜くどいてるみたいじゃん。
それとも、実はさっきの話は本当に違うのかな。だとしたら私って
とんだ勘違い野郎だよ〜)
肩に回した腕を離そうとした時、ひとみが話し出した。
「ほんとは、自分の気持ちごっちんには、言わないつもりだったんだ。
梨華ちゃんの事は本当に好きだし、でも、ごっちんもいつの間にか心の中にいた。
でも、それは梨華ちゃんとは同じ気持ちじゃないって言うか、友情の先にある
なんて言うか、言葉にはしにくいんだけど、ごっちんも大切な人なんだ。
ズルイんだけどね、こんな気持ち…。梨華ちゃんにも悪いって思うんだけど」
ひとみは一気に言うと、黙り込んだ。
- 231 名前:もうひとつの揺れる想い2−よしごま編− 投稿日:2001年08月25日(土)10時59分27秒
- 「私もよっすぃ〜の事、好きだよ。気持ち的には、よっすぃ〜と同じかもね」
後藤はそう言うと、ひとみの顔に自分の顔を近づけていく。
「・・・」
(ここでキスしちゃったら、梨華ちゃんを裏切る事になる・・・。)
しかしひとみは、そう思いながら躊躇しつつも、自然と自分も後藤の方に顔を寄せていった。
最初は、そっと軽くくちづけ、そして、深く吸い付くようにキスをした。
「ん…ふぅ」
後藤の口から溜息が漏れる。そして、自然とひとみは後藤の腰に腕を回して来た。
(やっぱり、よっすぃ〜ってキスうまいカモ…)
後藤はキスされながら、自販機の前でキスをしていた、ひとみと梨華の
キスシーンを思い出していた。
今にもひとみの舌が入って来るかの勢いだったが、さすがに舌は入れて来なかった。
しかし、キスだけでも、これだけ気持ちよくなる事を教えてくれたのはひとみだった。
尚も、キスをし続けるひとみに、後藤は、うっすらと目を開けた。
長い睫毛、白い肌…ひとみのキスしてる表情は、綺麗と言うか可愛かった。
(で、でも、ちょっと長くない???)
キスしながら、後藤は冷静に判断していた。
そう言えば、自販機の前の時も、かなり長いながーいキスをしていた。
彼とのキスは、最後の方はこんなモノではなく、本当にくちびるの先を付けるだけとか、
そんなフレンチなモノであった。
(今の後藤には、濃厚すぎるよ、よっすぃ〜……)
- 232 名前:もうひとつの揺れる想い2−よしごま編− 投稿日:2001年08月25日(土)11時00分26秒
- と、後藤の方からくちびるを離した。
「よっすぃ〜、ありがと…」
何故かお礼を言うと、後藤は俯いた。
「う、うん。私の方こそ」
少し名残惜しそうな顔をして、ひとみも言った。
「これは二人だけの秘密にしようね、よっすぃ〜」
そう言って、後藤は小指をひとみの前に出し、ひとみの小指と絡めた。
「もう、こんな事しないし、言わないから。おやすみ、ごっちん」
「おやすみ、よっすぃ〜…」
後藤とひとみは、そこで解散した。
ひとみは暫くベンチに一人で残っていた。後藤とキスをした事を後悔すると
同時に、後藤とのキスの余韻に浸っていた。
梨華を裏切ってしまったのに、一方で満足している自分がいた。
(私って最低かも。梨華ちゃんがいるのに・・・)
梨華が脳裏をかすめたが、自然と後藤に引き寄せられるようにキスをしてしまい
その後は、夢中で後藤のくちびるを堪能してしまった。
後藤は家に帰るとベッドに、どさっと寝っ転がり、唇に手を当てた。
(よっすぃ〜のくちびるの感触……)
ひとみの事は好きって言うか、なんて言うか、好奇心でしてしまった感じが強かった。
そう考えたら、急に梨華に悪い事をしてしまったと言う気持ちが大きくなっていた。
しかし、キスをした事で、後藤の心の中にも、ひとみの存在が大きくなりつつあった。
- 233 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年08月25日(土)11時04分03秒
- ここまで書いて後は何も考えてないので、一応これで終わりです。
続けてもいいけど、梨華ちゃんが・・・(;_;)。
私の勝手な都合で、書いてみただけなので、スマソ。
新しい小説で使えるかなーと思い温めておいたのですが、使えなく
なりそうなので、結局載せました。
- 234 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月30日(木)21時55分37秒
- そこをなんとか・・・・
- 235 名前:七誌の毒者 投稿日:2001年09月01日(土)03時56分18秒
- あ よしごまだあ(w
良かったですよ〜
- 236 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月01日(土)12時15分37秒
- >>234san
スマソ。風で書いてるキャラと違うので、ごちゃごちゃになっちゃい
そうで…。風でも、これから梨華ちゃんも辛くなって来るんですが。
>>235san
9月に入ったら、ここの続編書こうと思ったんですけど
風板が終わったらにします。っていつ終わるのか未定なんですが…。
新メンバー取り入れて再開したいので、秋以降かな〜。冬かも。
- 237 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月16日(日)11時01分31秒
- ひさぶりに再開ですが、sageでこそーりと行かせていただきます。
風板の1部が取りあえず終わるので、こっちのいしよし書きたくなって。
と言っても、1ヶ月しか経ってないのですね〜。
新メンバーは、まだ出す予定ないし、こちらの更新は、かなりゆっくりに
なると思います。
- 238 名前:揺れる想いV 1 投稿日:2001年09月16日(日)12時13分28秒
- >>214からの続きです。
−1−
前回は、梨華・ひとみ・後藤の3人が仲良くなった時点で終わりになったが
結局、月日が経つと、元の黙阿弥な訳で、梨華の心は、最近またやきもきしている。
それでなくても、モーニング娘。に新しいメンバーが4人も入って来て
ひとみの事を好きになられたら、どうしようかと気にしているのに
後藤とは、特に仲が良いので、梨華の心中穏やかではなかった。
梨華はひとみの恋人であると同時に、吉澤ヲタでもあるTVマニアなので
自分の出演している番組は勿論のこと、他ユニットのゲスト出演をも
チェックしている、所謂ハロプロヲタでもあった。
- 239 名前:揺れる想いV 1 投稿日:2001年09月16日(日)12時15分05秒
- 気になる相手、それはメンバー内で唯一、梨華とひとみが付き合っている
事を知っている、後藤真希の存在である。
プライベートでも二人で良く遊んでいる事はファンの間でも周知の事と思うが
それを、後藤が嬉しそうに話す姿を見るのが、とにかく梨華は気に入らなかった。
時に、自分の知らない話までされると特に。
(私なんか、言いたくても言えないのに・・・!)
時々、梨華は声を大にして言いたい時がある。
『わたし、石川梨華は、吉澤ひとみと付き合っています』
当然、そんな事は口が裂けても言えないわけで、ザ・テレビジョンの連載の
写真の中での2ショットや、アイさが!で時々見せる、いしよしシーン
ラジオでさりげなく『よっすぃーカッコいい!』を言ったりするくらいが限度であった。
PockyのCMでも、いしよしがあったが、同時に、よしごまもあった事も梨華は
見逃していない。実は、こっちの方が羨ましかったりして。
- 240 名前:揺れる想いV 1 投稿日:2001年09月16日(日)12時16分06秒
- 後藤のドラマも終わり、ソロの仕事でひとみと一緒になる機会が減ると喜んで
いたら、梨華も、カントリー娘。の新曲が出るので、それの仕事が増えて、
同時にひとみと一緒で居られる時間が減ってしまった。
(仕事も大事だけど、よっすぃーも大事なのになぁ)
梨華は、また溜息をついた。
「あんまり溜息ばかりつくと、幸せが逃げちゃうよ?」
ひとみが、後ろから抱きしめて来た。
今は楽屋に二人きり。
「誰か来ちゃうよ・・・」
珍しく梨華が周りを気にしていた。
「このくらい、いいじゃん」
梨華もひとみの手を握り返した。
- 241 名前:揺れる想いV 1 投稿日:2001年09月16日(日)12時17分27秒
- ひとみは、優しい。それは付き合う当初から変わらないのだが物足りなかった。
「幸せが逃げないように、また泊まりに来てよ」
「?」
前の文章とどう繋がるのか「?」だったが、最近泊まりに行ってないのは確かだった。
避けてる訳ではないが。
「梨華ちゃんも、カントリーで忙しいでしょー。私だって学校始まって忙しいんだよ」
とは言ったものの、相変わらず学校には殆ど行けてなかったりするのだが。
さすがに、ひとみも悪いと思ったのか
「じゃぁ、今夜梨華ちゃんのコト、襲っちゃおうかな…」
そう言って、梨華の頬にキスをした。
「うん!」
梨華が極上の笑顔で答えた。
梨華がひとみの方に振り向いてキスをねだろうとすると・・・
そこへ、後藤がノックをしてニヤニヤしながら入ってくる。
慌てて二人は離れたのだが・・・。
「相変わらず、仲良いねぇ〜」
「立ち聞きしてたんでしょ!趣味悪いんだから〜」
(よっすぃーとのキスが・・・)
- 242 名前:揺れる想いV 1 投稿日:2001年09月16日(日)12時18分24秒
- 「へへへ〜。誰が立ち聞きしてるか分からないんだから慎重にね。お二人さん!」
そう言って、後藤は二人の肩を抱く。
「そんな事するのは、ごっちんくらいだよ・・・」
「ラブシーンでも、おっぱじめたら、どうしようかと思ったよ」
「そんなのする訳ないでしょ〜!」
しかし、実際に後藤にキスシーンを見られてしまった事もあるので強くは言えない。
それに、今もひとみにキスのおねだりをしようとしていた梨華は顔を赤らめた。
「新しいメンバーが見たら、確実にひくから、気をつけなね!命令!」
「君は、私たちの教育係かい?」
ひとみは、早くその話を切り上げたくて、ソワソワしていた。
(こんな会話、また聞かれたらイヤだもん)
- 243 名前:揺れる想いV 1 投稿日:2001年09月16日(日)12時19分21秒
- 「確実にひくって、何の話???」
(ほらー言わんこっちゃないよ!)
ひとみが振り向くと、矢口がミニモニ。の歌の収録から帰って来て後藤に尋ねた。
「矢口さんも、立ち聞きしてたんですか!!」
「矢口さん"も"ってなに?よっすぃー???」
(あ〜墓穴・・・)
「いえ、なんでもないですよっ。矢口さん、ミニモニ。の衣装可愛いですね〜」
「なに、その取ってつけたようなコメントは!ごっつぁん、声デカイんだもん。
外まで丸聞こえだよ」
後藤は舌をペロっと出していた。
ひとみは血相を変えて、矢口の腕を掴んでヒソヒソ声で話した。
「その前も、なんか聞こえました?」
やけに、ひとみが真剣に聞いてくるので、矢口はわざと意地悪をして
「うーん、なんか聞こえたねぇ」
「マジっすか???」
- 244 名前:揺れる想いV 1 投稿日:2001年09月16日(日)12時20分39秒
- そこへ梨華はひとみを矢口から引き離すと
「よっすぃーちょっと!!」
「なに?梨華ちゃん・・・」
「自ら墓穴掘る事ないでしょ!その前も聞こえてたら、矢口さんの反応はもっと凄いハズだよ」
「あぁ、そうか…」
「もう、しっかりしてよ、よっすぃー!」
梨華に言われると、なんだかひとみもガッカリする。
「なに、二人でコソコソ話してんの?」
矢口が二人の合間に入ってくる。
「あぁ〜。なんでもないっす」
二人は離れると、別々の席に座った。
- 245 名前:揺れる想いV 2 投稿日:2001年09月16日(日)23時06分43秒
−2−
やっと今日の仕事を終えて、ひとみと梨華は帰路についた。
「ねぇ、ウチに来るのホントに久しぶりじゃない?」
梨華は家につくとドアを開けながら言った。
「梨ぃ華ぁちゃぁん!」
「なに?」
「"ひさぶり!"ちゃんと使ってよ〜!ちっとも流行ってないよ。"ひさぶり"!!」
言わずと知れた『ザ☆ピ〜ス!』で、ひとみが歌うフレーズで、彼女は
流行らせたかったらしいが、聞いた事がなかった。
「だって、聞いた事ないよ、ソレ…」
(もう、そんなのどうだっていいよ・・・)
梨華はドアを閉めると同時に、ひとみに抱き付いた。
- 246 名前:揺れる想いV-2- 投稿日:2001年09月16日(日)23時08分14秒
- しかし、ひとみは、まだぶつぶつ言っていた。
「なんで流行らないのよぉ〜」
ふくれっ面のひとみを自分の方に向かせると、梨華はくちびるを重ねた。
「ねぇ、キスも、久しぶりだね…」
「だぁかぁらぁ〜。ひさぶり!!」
「よっすぃー!!」
「はぃはぃ」
ひとみは、梨華を抱きしめると、優しく頬にキスをした。
「あ〜!なんでほっぺたなのぉ?」
途端にむくれる梨華に、ひとみは靴を脱ぎながら
「そんなに我慢出来ないくらい、たまってるの?梨華ちゃんは…」
ひとみは冗談のつもりで聞いたのだが
「うん、そうだよ・・・」
梨華は後ろから絡みついてきた。
(げっ。図星だったのか・・・)
- 247 名前:揺れる想いV-2- 投稿日:2001年09月16日(日)23時26分32秒
- 「だって寂しかったんだもん」
「しようがないよ。ずっと仕事忙しかったんだしさ」
(今も忙しいのは、変わりないけど)
「よっすぃーは平気なんだ…」
梨華がスルリと回りこんで、向き合うと、ひとみを右斜め45度で見つめた。
ひとみが、コレに弱いのを知っている梨華は、わざと目を潤ませて見つめる。
「そんな風に、誘わなくても分かってるよ。私だっておんなじ…」
「よっすぃーの意地悪…」
ひとみは、梨華をお姫様抱っこすると、ベッドへと運んでいった。
- 248 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月16日(日)23時30分22秒
- 無性に、いしよし書きたかったんで、書いてもうた。
更新かなりゆっくりって、ウソじゃん(w。
風板の反動かもしれない。
- 249 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月16日(日)23時39分27秒
- 再開サンクス!いしよし最高!
- 250 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月17日(月)14時48分20秒
- あまくてよいです(笑)
- 251 名前:名無し男 投稿日:2001年09月18日(火)00時40分34秒
- (゜б゜)<・・・!!
- 252 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月19日(水)00時01分31秒
- 甘エロいしよしにノックアウトっす
- 253 名前:揺れる想いV-2- 投稿日:2001年09月20日(木)23時10分38秒
- 梨華をベッドから降ろす前に、梨華は待ちきれずに首を伸ばし、ひとみに
キスをしようとした。ひとみは、そのままベッドに落ちる。
「危ないじゃんか…」
そう言いながら、梨華の首筋に顔を埋める。
そして、手をすぐスカートの中へと忍ばせるが梨華に払いのけられた。
「え?」
ひとみは顔を上げる。
「先にお風呂入ろっか…」
梨華はヘンなところが潔癖性で、絶対えっちする前には身体を洗わないと
気がすまなかった。勿論、そのまま盛り上がった時は別だったが。
梨華のこの一言で、盛り上がった気分が萎えてしまう時がひとみにはある。
今日もそうだった。
(私は別に構わないのに...)
「梨華ちゃん一人で入ったら?」
ひとみは、すっかり気分がそがれたので、ベッドに寝転がった。
- 254 名前:揺れる想いV-2- 投稿日:2001年09月20日(木)23時11分24秒
- (ヤダ、よっすぃー怒っちゃったの?)
梨華はひとみを上から覗き込んだ。
「怒っちゃった?」
「うん」
「そう言う時は、ウソでも"怒ってないよ"って言うもんでしょ?」
「じゃぁ 怒ってないよ」
「じゃぁって・・・」
ひとみはゆっくりと身体を起こすと梨華にキスをした。
「入っておいで」
「よっすぃーも一緒に入ろうよ。お風呂の中でも出来るじゃない」
- 255 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月20日(木)23時15分54秒
- >249−252san
ありがとうございます。風が過激になってるので(w、
こちらは、マターリしたいと思います。
- 256 名前:JAM 投稿日:2001年09月22日(土)20時57分26秒
- ふ、風呂の中って・・・(すでに鼻血)
りかっち大胆ですねぇ。
でもマタ〜リしたいって言ってるから
やっぱりしないのかな?
- 257 名前:揺れる想いV-3- 投稿日:2001年09月24日(月)21時42分55秒
−3−
「お風呂って、また?」
思わずひとみは聞き返してしまった。
「お風呂の方がさぁ、すぐに洗えるしさぁ、ボディソープの泡で
余計燃えるって言うかさぁ・・・」
梨華は、言いながら、すでに目は逝ってしまっている。
(オヤジかよ、梨華ちゃん……)
「先に行ってよ、梨華ちゃん・・・」
冷静な時に、梨華のコメントを聞いていると、ひとみは時々
ひいてしまうので(それでも慣れた方だが)あまり相手にしないで促した。
「じゃぁ脱がしてお風呂場まで抱っこして♪」
「はぁ?…」
この時点で、ひとみはすっかりやる気をなくしてしまった。
(あぁ、なんでこんなに積極的なんだろ)
- 258 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月24日(月)21時47分45秒
- >256 JAMsan
ここの梨華ちゃんが、ここまで来て、しないって事はないと思います(爆)。
今日は3作品を更新しましたけど、頭の切り替えが(苦笑)。
一応、性格設定を変えてるつもりなんで、大変。慣れましたが。
- 259 名前:JAM 投稿日:2001年09月24日(月)23時31分35秒
- 次の更新でいよいよ・・・ですか。
しかし最近エロ多いッスね。
わたしは死ぬほど嬉しいんですが(笑)
- 260 名前:パスカル 投稿日:2001年09月25日(火)10時26分35秒
- 小生はエロシーンや甘ーいシーンを見るとよだれが出ます。
病気でしょうか…
もちろんコレ見てるときもよだれがダラダラ…(汗
- 261 名前:パク@紹介人 投稿日:2001年09月26日(水)15時12分09秒
- こちらの小説を「小説紹介スレ@青板」に紹介します。
http://mseek.obi.ne.jp/cgi/hilight.cgi?dir=blue&thp=1001477095&ls=25
- 262 名前:揺れる想いV-3- 投稿日:2001年09月26日(水)18時50分30秒
- 「梨華ちゃんは子どもでちゅか〜?」
わざとひとみは、赤ちゃん言葉で言ってみる。
「よっすぃーの前では、子どもだよっ」
(子どもとえっちするヤツがいるか!)
ひとみは突っ込みたかったが、雰囲気を悪くすると後が大変なので
そのまま、梨華を抱き寄せ、キスしながら服を脱がしにかかる。
(久しぶりだから、今日は特別にサービスしちゃうかぁ♪)
基本的に、梨華に弱いひとみは、リクエスト通り、あっと言う間に
梨華を生まれたままの姿にすると抱きかかえて浴室へと連れて行った。
- 263 名前:揺れる想いV-3- 投稿日:2001年09月26日(水)18時52分13秒
- 「なんかぬるぬるしてる・・・」
「良く洗ってないからじゃないの?」
「なかなか取れないんだよね…」
「ちゃんと掃除してないからだよ、梨華ちゃんが…」
「私のせいなの?」
「梨華ちゃんの、此処も良くぬるぬるしてるけど…」
そう言って、ひとみは泡だらけの梨華の身体の下腹部から下の
大事なところに指を忍ばせた。
「ヤダもぅ…」
そう言って腰をくねらせている割に梨華は全然イヤがっていなかった。
(ほんと梨華ちゃんっていやらしいんだからな。もう...)
最初の会話は、浴室のカビの話なのだが、そこからえっちな話に持って
行く事も、ひとみがガンバっている証拠だった。
普段のひとみなら、そのまま掃除の話に繋がっていく。
ここで色気のない話に花を咲かせても仕方ないので、ここは
えっちぃ話に持っていこうと言うひとみの配慮だった。
- 264 名前:揺れる想いV-3- 投稿日:2001年09月26日(水)18時53分59秒
- 「はい!おしまい!」
一通り、梨華の身体を洗って流し終えるとひとみが言った。
(今度は浴槽で…とか言いそうだな、梨華ちゃんの事だから…)
泡いっぱいのバスタブに入ると、案の定梨華が言った一言。
「はい、今度はこっちで〜♪」
すっかり良い気分になっている梨華はひとみの腕を取った。
(やっぱりね・・・。分かりやすい人だよ、梨華ちゃんって…)
ひとみは梨華を抱きかかえる感じでバスタブに入ると梨華にキスをした。
二人で入るにはユニットバスは狭すぎる。
どうしても二人は密着せざるおえない。その感覚が、また梨華には良いらしい。
(私は ゆったり入りたいけどね・・・)
「よっすぃー…」
また梨華はちょーだいの目をして甘えだした。
- 265 名前:揺れる想いV-3- 投稿日:2001年09月26日(水)18時57分33秒
- ひとみは再び梨華のくちびるに自分のくちびるをつけると
舌をゆっくりと梨華の口に忍ばせた。梨華の舌にねぶるように
絡ませながら、手はゆっくりと下の方へ・・・。
洗ったハズの梨華のソコからは、新たにぬるぬるした液が溢れ出していた。
「……はぁ〜んっ」
「梨華ちゃんはスケベだから・・・いけないコだよ…」
ひとみは耳元で囁くと、梨華の耳をそっと噛んだ。
「あぁんっ」
「梨華、愛してるよ…」
ひとみは囁きながらキスの雨を降らせる。
この時点で、梨華姫は昇天状態なのだが、ひとみ王子がここで
許すハズもなく・・・。更に優しく激しく攻め続けたのだった。
- 266 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月26日(水)19時00分54秒
- 私の避難場所(爆)。
もはや欲求を満たしてる板になってもうた。
一体、話は既にどうでもいいのか?自分(泣)。
>259 JAMsan
>最近エロ多いッスね。
う。すみません。なんか目覚めたみたいです(爆)。
ほんとはマンネリしそうだから、なるべく避けたいんですが。
>260 パスカルsan
レス付けてくださるのは嬉しいんですけど、必ずsageて下さいね。
sageのところにチェック入れてください。ageられてると恥ずかしいんで。
- 267 名前:JAM 投稿日:2001年09月26日(水)19時25分29秒
- Charmy Blueさんの書く小説に
こっちも昇天寸前です(笑)
ひとみ王子にがんばってもらわねば。
- 268 名前:1J 投稿日:2001年09月27日(木)01時01分31秒
- 甘〜い甘〜い甘〜い……んが!ハァハァ…ヤバイ!のぼせる!
お、俺のマグナム、基いボ、ボクの豆鉄砲が!うわあああぁぁぁ〜(自粛
我儘、だだっ娘梨華ちゃん可愛いです。王子頑張れ!(作者さんもね)
- 269 名前:揺れる想いV-4- 投稿日:2001年09月27日(木)21時49分22秒
- −4−
「はぁあああああんっ、よっすぃー逝っちゃうぅぅ〜」
甘く切ない声で梨華は喘ぐと敢えなく逝ってしまった。
ひとみは梨華の額にキスをすると
「カワイイかったよ。梨華ちゃん...」
(梨華ちゃん、これでもう許してくれるかな…)
ずっとバスタブの中にいるので、すっかりひとみはのぼせそうになっていた。
「よっすぃー大好きぃ」
梨華は息を弾ませながら、ひとみに抱き付いてキスをする。
(熱烈キッスって感じだね・・・)
「よっすぃー・・・」
(その目は・・・まだ・・・?)
梨華の目はトロンとして、もう1回と言う目をしていた。
この後、お風呂から上がっても、梨華のせがむ姿が浮かんできそうで
ひとみは、ちょっと萎えそうになった。
(梨華ちゃん、求めすぎ・・・(汗))
- 270 名前:揺れる想いV-4- 投稿日:2001年09月27日(木)21時50分11秒
- 「梨華ちゃん、もうあがろうか・・・私、もう倒れそう」
さすがのひとみも、これ以上入っていると倒れそうになったので
それには応えず梨華に提案したのだが…。
梨華は残念そうな目をしたが
「よっすぃーに倒れられちゃ困るから、この辺で許してアゲル♪
今度はベッドで燃えようね」
梨華はシャワーを浴びながら嬉しそうに言った。
- 271 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月27日(木)21時53分04秒
- 少ないけど更新します。
こちらはストックなしで、書いたらどんどんアップします。
って、時間空いたら書いてる程度なんで。
>267 JAM san
あはは。すみません。王子も、限界みたいです(w。
>268 1J san
実は、ここの梨華ちゃんが一番好きな私です。
(自分が書いてる梨華ちゃんの中で。感情移入しにくかったのが風でした)
- 272 名前:JAM 投稿日:2001年09月28日(金)00時31分02秒
- 今度はベットって・・・(さらに鼻血
思春期ってこんなに性欲たまるんですか?
わたしは下ネタは毎日話してますが、性欲はたまらないです。
- 273 名前:名無し男 投稿日:2001年09月28日(金)01時33分31秒
- はい、おかげさんで昨日石川さん夢に出てきちゃいました。やっぱり例のブツの色はピ・・・(R指定
- 274 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月28日(金)06時58分04秒
- 私ははじめていしよし小説読んだその日に寝言で「よっすぃ〜」と言った。
娘。ヲタになったのもその日だというのに…
夢にでてくる梨華ちゃんっていつもエロいのは何故??
- 275 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月29日(土)14時24分15秒
- エロくても可愛くをモットーに、ここは更新します。
>272 JAM san
>思春期ってこんなに性欲たまるんですか?
人によって、それぞれだと思いますが。
単に、ここの梨華っちを、えっちくしてるだけですので(爆)。
>273san
いいですね〜。夢なんて吉澤が一回普通に出てきただけですよ。
こんだけエロいシーン書いてても、全然出てきませんね(苦笑)。
>274san
私もいしよし小説読んでから、いしよしヲタになり、その1ヶ月後に小説
書いてました(爆)。正確には、すぐ書き始めたんですが。
- 276 名前:揺れる想いV-4- 投稿日:2001年09月29日(土)14時26分01秒
- ひとみは先に浴室からあがると、梨華のベッドへうつ伏せに倒れ込んだ。
「はぁぁ〜、疲れた・・・」
のぼせた事もあって、ひとみは既にグロッキーであった。
このまま眠ってしまいたい。ひとみは心底思ったのだった。
暫くすると梨華もあがってきた。そして寝ているひとみに、そのままダイブする。
梨華の柔らかい身体がひとみの背中に乗って来る。
「よっすぃ〜」
一体、梨華の身体はどうなっているのだろう?
普通は、攻められ側の方が疲れるハズなのに、何故こんなに元気なのか?
ひとみは分からなかった。
「私、もう疲れてるんだけどなぁ〜…」
それとなく、ひとみは無駄だと知りつつ言ってみる。
すると梨華はひとみの上に馬乗りになり
「分かった。よっすぃ〜にマッサージをしてあげる♪」
そう言って、ひとみの肩や腰を揉み始めた。
「気持ち良いよ〜。梨華ちゃん…」
そのまま、ひとみは夢の中へ吸い込まれそうになる。
(このまま眠ってしまいたい……)
少しウトウトとしたところへ、今度は仰向けにされた。
- 277 名前:揺れる想いV-4- 投稿日:2001年09月29日(土)14時36分56秒
- 「ん〜・・」
気持ち良く眠りの誘いに誘われたが、梨華の手つきは次第に怪しくなり…
いつの間にか、ひとみの胸を揉み始めていた。
「ぁっ…」
ひとみは気づくと、慌てて起きあがった。
「梨華ちゃん!!」
ふふっと笑うと、梨華はひとみに抱き付く。
「疲れ少しは取れた?」
「取れないってば…」
「まだ揉み足りなかったかなぁ?よっすぃ〜のここ…」
そう言って、少し離れて、ひとみの胸を指差す。
「ばかぁ!恥ずかしいじゃんか」
ひとみは照れると、梨華の指を握って自分に引き寄せた。
「恥ずかしがる事ないよ。よっすぃ〜の、おっぱいカワイイもん」
「梨華ちゃんの胸の方が・・・」
(って、何照れてんだろうか?私は・・・)
「でも、よっすぃ〜良く立ってて可愛かったよ〜」
再び、梨華はひとみの胸を触ろうとした。
「もう、いいから〜。今度は私が梨華ちゃんを…」
(結局、梨華ちゃんが美味しいトコ持ってちゃうんだよなぁ)
ひとみは諦め、梨華にくちづけると、そのまま梨華を押し倒した。
- 278 名前:パスカル 投稿日:2001年09月29日(土)16時45分33秒
- ≫266
どうもすみませんでした
ココに来るようになって約三週間、age sageという概念が
よく分からなかったもので…。
大体解釈したのでもうやらないと思います。
↑そんなことよりも、梨華ちゃん、明らかに僕より性欲強いんですけど…
僕も結構エロいほうだと思ってたけど、そのはるか上をいく…
- 279 名前:名無し男 投稿日:2001年09月30日(日)11時23分24秒
- 小松ドーム行く前に尽きてシマタ・・・
- 280 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月06日(土)16時31分23秒
- 続き・・・・・・・待ってます
- 281 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年10月06日(土)18時43分32秒
- 更新します。1週間放置してたんか(苦笑)。すみません。
>278 パスカルsan
sageの協力ありがとうございます。
ここの梨華ちゃんは、エロ梨華なので、気にしないで下さい(w。
>279san
楽しんでこられたんでしょうか?
>280san
すみません。その声に、ヨシコ写真集発売も兼ねて、書きました。
- 282 名前:揺れる想いV-5- 投稿日:2001年10月06日(土)18時45分30秒
- −5−
「よっすぃ〜、かっこいいね〜コレ!」
「おぉぉ〜なかなか女の子っぽいやん」
「女の子みたいれす〜」
みんなが楽屋で、ひとみの写真集『よっすぃー』を見て口々に感想を言っている。
(そんな事言わなくたって、私のよっすぃ〜はカッコイイんだから!)
当のひとみも、満更でない顔をしている。
(デレデレしちゃってぇ〜!)
そんな様子を見ていた隣りにいた後藤が梨華の肘をつついた。
「妬いてるんでしょ〜ぉ、梨華ちゃん」
梨華はハっとすると後藤の方に向き直った。
「そんなことないよ〜。何言ってんだか」
そして台本に目を落とす。
「まぁ、いいじゃん。確か、今日発売だったっけ?
ヨシコに思い切り甘えちゃえばいいじゃん?」
このこのっと言った感じで、後藤がからかう。
「でも・・・この前、かなり甘えちゃったからなぁ…」
久しぶりとは言え、ひとみに求めすぎた感があると梨華自身も思っていた。
- 283 名前:揺れる想いV-5- 投稿日:2001年10月06日(土)18時46分41秒
- 「いきなりのろけてるしぃ〜」
後藤はそう言いながらも楽しげに言う。
他のメンバーは、みんなひとみの写真集の方に集中しているので後藤は構わず続けた。
「今日は、発売記念だもん。よっすぃーだって悪い気はしないでしょ」
「そ、そうかな?」
単純な梨華は、すっかりその気になってしまった。
「まぁよっすぃーとやったのって、3日前だからいいか!」
ヘンに納得して、梨華はわくわくしていた。
(やったって、露骨だねぇ、梨華ちゃん・・・)
後藤は苦笑いしていた。
- 284 名前:揺れる想いV-6- 投稿日:2001年10月06日(土)19時11分39秒
- −6−
「ねぇ、よっすぃー、今日さぁ…」
仕事が終わって、梨華は後ろから声をかける。
「なぁに?梨華ちゃん」
機嫌の良いひとみは、荷物の整理をしながら上機嫌で答えた。
ひとみのシャツの袖をつまみながら、梨華はポソっと言った。
「今日、ウチに来れないかなぁ…なんて……」
3日前に、激しく梨華に求められてヘトヘトになった記憶は新しい。
ひとみは、思い出して絶句しそうになったが、そこは優しいひとみの事、
それに、写真集発売で他のメンバーからも好評だった事に気を良くして
ひとみは「うん、いいよ」と答えたのだった。
「嬉しい〜〜〜!!!!」
思わず梨華はひとみに抱き付いた。
「重いよ〜、梨華ちゃん・・・」
やれやれっと言った顔で、ひとみは苦笑いした。
なんだかんだ言って、甘えてくる梨華がひとみは大好きだった。
(明日の仕事は、午後からだし、ひとみ王子張り切っちゃおうかな!なんてね)
これが明日早朝だったら違ってたかもしれない。
- 285 名前:揺れる想いV-6- 投稿日:2001年10月06日(土)19時14分31秒
- 「しっかり食べてこうよ!」
梨華はひとみの腕を取ると、仕事場を後にした。
「しっかりって、どういう事?」
「よっすぃーにはスタミナ付けてもらわないとね…」
梨華は顔を紅潮させて言う。
「相変わらず、梨華ちゃんってストレートだね。こっちが恥ずかしくなるよ」
思わずひとみは照れ笑い。
「そうかな〜?遠回しより分かりやすいでしょ?」
「言わなくても梨華ちゃんは分かりやすいけどね」
「ひどい!」
梨華は膨れる。そんな梨華のほっぺたをひとみは指でつついた。
「おいしそうだね。梨華のほっぺた……」
ひとみは梨華の頬に手を添えると、そっとキスした。
「………」
ぽーっと立ち止まっている梨華を置いて、ひとみは先に行ってしまう。
時々、ひとみは梨華の事を呼び捨てにする。
それだけで、梨華の心はドキっとしてしまう。
(相変わらずキザなんだから…よっすぃーは……)
しかもそれが似合ってしまうから困りものだ。何が困るのか分からないけれど。
そんなひとみを独占出来る梨華は幸せだと自分で思う。
「待ってよ!」
慌てて走って、また梨華はひとみの腕に絡みついた。
- 286 名前:揺れる想いV-7- 投稿日:2001年10月06日(土)19時23分36秒
- −7−
「ねぇ、その大きいカバンの中身なに?」
焼き肉屋に入ると、ひとみは聞いた。
「言わなくたって分かるでしょ〜?」
「なに?分かんないんだけど・・・」
ひとみは先に出て来たウーロン茶を飲みながら言った。
「よっすぃーの写真集に決まってんじゃん!」
「へ?……」
ひとみは目が点になった。
見ればひとみの写真集が10冊ばかり入っている。
聞けば、本屋で買い占めたらしい。
「だって、それ梨華ちゃんにもあげたじゃん」
「自分で買わなきゃ意味ないでしょ〜!」
なんの意味がないのか、良く分からなかったが、ひとみは正直ちょっとひいた。
「通販でも申し込んだから、多分不在通知入ってるなぁ…」
「そんなに買ってどうするの???」
「見る用、使う用、保存用・・・殆ど保存用かな」
真面目に答える梨華に、ひとみは絶句した。
(使う用って・・・一体なに???)
- 287 名前:揺れる想いV-7- 投稿日:2001年10月06日(土)19時32分35秒
- ひとみも、梨華の写真集は梨華からもらった以外に1冊は自分で買ったのだが
まさか、梨華が10冊も買い込んだとは思いもよらなかった。
なんだか、ひとみは梨華が怖くなったので、その話はもうお終いにした。
しかし梨華は、まだ続ける。
「私の写真集も、よっすぃーの隣りに置いておいたんだ。
いしよし効果で、一緒に買ってくれると嬉しいよねぇ」
(いしよしなんて、一般人には、わからんて……)
ひとみは溜息をつくと、出て来た肉を焼き始めたのだった。
食事が終わって店を出ると、ひとみは梨華のカバンを持ってやった。
「重いでしょ?持ってあげるよ」
「ありがとう。でもいいよっ」
「無理しないでいいから〜」
「だって、これからよっすぃーには更に激しい事が待ってるでしょ?
あんまり疲れさせちゃ悪いから・・・」
「激しいって・・・」
(今日も激しいのかな・・・とほほ・・・)
ひとみが急に暗い顔になったので、梨華は慌てて訂正した。
「冗談だよっ。本気にしないでよ、よっすぃー!」
ほんとは本気に取って欲しい梨華だった。
- 288 名前:揺れる想いV-8- 投稿日:2001年10月06日(土)19時42分28秒
- −8−
梨華の家に辿り着くと、既にひとみの肩は写真集で痛くなっていた。
結局、ひとみが梨華のカバンを持ってやったのだが予想以上に重かった。
(今日は、早々に済ませなきゃ・・・)
決しておざなりではなく、優しくディープに愛せば梨華も納得してくれるだろう。
おざなりにすると、梨華にはすぐにバレてしまうので、梨華をさっさと風呂場に
行かせて、自分は、その間、少し休憩しようと思っていた。
また、一緒に入ろう♪なんて甘えて来なければいいが・・・と思っていたら……
「よっすぃーも一緒に入ろ??」
(げっ。はやり来たか・・・)
余計な事を考えたばっかりに、梨華に気持ちが伝わったのかと思いひとみはガッカリした。
- 289 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年10月06日(土)20時06分23秒
- >288
>(げっ。はやり来たか・・・)
(やはり来たか・・・)です。スマソ。疲れて来てるらしい(苦笑)。
今日の更新は、ここまでにするかも。書きながらアップすると
必ず誤字が・・・。
- 290 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月06日(土)20時57分59秒
- 待ってましたよ〜〜〜。
じゅ、じゅっっ冊とは一枚も二枚も上手ですな梨華ちゃん……
- 291 名前:揺れる想いV-8- 投稿日:2001年10月06日(土)21時00分39秒
- しかし、ひとみはおもむろに梨華をキツく抱きしめるとくちびるを貪るように奪った。
(やんっ。今日のよっすぃーって積極的♪)
既に梨華は身体の力が抜けてひとみに身体を委ねている。
「梨華ちゃんだけ、先に入って」
囁くように言うと、梨華はこくんと頷いた。
ひとみは梨華を抱きかかえると、浴室へと連れて行く。
梨華を浴室へと入れたところで、ひとみはほっと一息ついた。
良かった。少しはゆっくり出来る・・・と思ったら梨華の悲鳴が聞こえてきて
梨華は全裸でひとみに抱き付いて、ひとみもろとも倒れてしまう。
「ど、どうしたの???」
「お風呂場に虫がいたの」
涙目になって訴える梨華に、ひとみは優しく抱きしめた。
「大丈夫だよ。大げさなんだから梨華ちゃんは」
「やっぱり、よっすぃーも一緒に入って?」
「う、うん・・・」
折角、梨華を一人で入らす事に成功したのに虫の出現でオジャンになるとは…。
でも、そんな梨華が可愛くて、ひとみは「分かったよ」と言って再びくちづけしたのだった。
- 292 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年10月06日(土)21時04分02秒
- なんだか短編っぽくなりましたが、これで終わりです。
どうも最近は、えっちシーン書くのが再び恥ずかしくなったのでこの辺で。
>290san
ありがとうございます。10冊は買いすぎですね(w。
- 293 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月13日(土)11時06分24秒
- 続き…
- 294 名前:揺れる想いV-9- 投稿日:2001年10月13日(土)17時51分02秒
- −9−
「梨華ちゃん、もうぐちゅぐちゅじゃん…」
浴槽の中で抱き合いながら、ひとみは囁いた。
指は梨華の感じるところを執拗に責め立てていた。
浴槽に入る前にも、身体を洗いながら一戦していた。
当然、梨華がそれだけで許してくれるハズもなく浴槽の中でも
ひとみは励んでいるのだが・・・
「だって、よっすぃ〜が虐めるから・・・」
梨華は切なそうな瞳をして目で訴える。しかし、その目は更に欲しているようだった。
「淫乱な、り・か・ちゃ・ん・」
ひとみは梨華のくちびるを奪うと、泡の中から覗かせている梨華のピンクの
胸の突起を、そっとつまんだ。
「ぁんっ…」
たちまち、梨華のそれは固く立ってしまう。
- 295 名前:揺れる想いV-9- 投稿日:2001年10月13日(土)17時52分00秒
- ひとみは梨華の形の良い胸が大好きだった。
吸うのも勿論好きなのだが、浴槽の中だとしゃぶりつけないのを残念に思う。
「ベッドで、もっと虐めてあげるよ。良く感じるもんね、梨華のココ…」
優しくひとみは包みこむように、梨華の胸を愛撫した。
「はぁぁんっ」
梨華の声が浴室に反響する。
ひとみは再び、梨華の一番感じる部分に手を忍ばせると、ゆっくりと中に指を入れた。
「さっき洗ったばっかりなのになぁ……」
ひとみはわざと意地悪く言うと、梨華の顔を覗き込む。
梨華の秘部からは、大量の液が溢れていて、泡とは明らかに違う液体が
梨華の身体から流れていた。
「意地悪ぅ…」
梨華は口を尖らせると恥ずかしそうに俯いた。
「でも、やらしい梨華ちゃんって可愛いし好きだよ♪」
俯いた顔を上げさせると、ひとみは微笑んでキスをする。
そして舌を入れると、梨華の舌に絡ませて唾液を啜った。
「ぅんっ…」
くちびるを離すと
「続きはベッドでね」
と囁いた。
- 296 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年10月13日(土)17時54分09秒
- >293san
読んでる人がいた(w。基本的にレス付かなければ放置と言うか
ネタが今、ないので放置してます。スマソ。
なので、引き続き短いですがえっちシーンを書いてしまいました。
- 297 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月13日(土)19時29分00秒
- 読んでますよ〜!!!一日2.3回はココチェックしてます
- 298 名前:名無し男 投稿日:2001年10月14日(日)13時38分37秒
- 続きに北井!!
- 299 名前:yo-na 投稿日:2001年10月15日(月)01時50分13秒
- ここにも読んでる人います。更新して〜〜
- 300 名前:吉胡麻系 投稿日:2001年10月17日(水)19時07分05秒
- 実は私も読んでたりする。(w
お願いします!続き期待してます!
- 301 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年10月17日(水)20時53分08秒
- 私が書いてる小説と同じネタ使いそうですが、(まだ出て来てない)
多分次は新曲ネタで行くと思います。
その場合、新メン(小川)が必然的に出て来るんですけど
それでも読んでもらえるのかな(苦笑)。なるべく出したくないけど。
>297san
ありがとうございます。
>298san
殆ど短編扱いになってますね。既に。
>299 yo-na san
既にメイン小説から外れてしまってるのですが、なるべく
更新するようにしますね。すみません。
>300 吉胡麻系san
風邪お大事に(w。
4つも書いてると、なかなかまんべんに更新が行かないっす(爆)。
- 302 名前:揺れる想いV-10- 投稿日:2001年10月20日(土)11時02分32秒
−10−
「こんな私をまるごと愛して♪」
梨華はそう歌うと、ひとみに抱き付いた。
慌てて抱きとめるひとみ。
― やれやれ・・・
ひとみは苦笑しながら、梨華に優しくキスをした。
今のは言わずと知れた、カン梨華の新曲である。
「あの曲はね、よっすぃーに思いを込めて歌ってるんだヨ!」
今日の梨華は上機嫌。
「よっすぃーが心の応援団なんだ…」
「じゃぁ私も梨華ちゃんが心の応援団だね…」
週末は地方にコンサートに出かけている娘。だが今夜も例外ではなかった。
本当は今夜の部屋割は、後藤とペアになる予定だったが、梨華が勝手にお願いして
変えてもらったらしい。それはいつもの事なのだが。
「やっぱり、たまには違うとこだと嬉しいね」
「なにがぁ?」
二人は仲良くベッドで寝そべっている。
もうシャワーも浴び終わって後は寝るだけの、マッタリとした時間を過ごしていた。
(きっと今夜もなぁ・・・梨華ちゃんのコトだからなぁ………)
- 303 名前:吉胡麻系 投稿日:2001年10月20日(土)15時05分42秒
- やった!更新されてる!うれすぃ〜!
行っけ〜梨華ちゃん!(W
- 304 名前:揺れる想いV-10- 投稿日:2001年10月20日(土)23時39分10秒
ひとみは、そのまま眠ったフリをしようと目を瞑った。
フリと言うよりは、本当に眠ってしまいそうだった。
急にひとみの腕にかかっている梨華の頭が軽くなったかと思うと
梨華が半身上げて、ひとみの顔に軽く息がかかると、そのまま口づけをされた。
「眠ったフリなんか、許さないんだからねっ」
観念したように目を開けると、梨華の嬉しそうな顔が目に飛びこんで来る。
梨華はどうしてこう「えっち」する間際になると最高の笑顔になるのだろう。
散々コンサートで体力を使い果たして疲れているハズなのに、梨華はタフである。
他に例えると、そうデザートは別腹みたいな感じだ。
と言うことは、コンサートが食事で、えっちはデザートと言う事か?
「よっすぃー聞いてるの?」
「ん?」
「まるごと食べてって言ったの聞いてた?」
「まるごとバナナ?」
マヌケな事を言ってしまったらしい。梨華は酷く怒ってしまった。
「もういい!」
梨華はひとみから離れると、布団に入ると背中を向けてしまう。
― あぁ怒っちゃったよ、梨華ちゃん・・・。
- 305 名前:揺れる想いV-10- 投稿日:2001年10月20日(土)23時55分21秒
ひとみも布団に潜り込むと、梨華の耳元で歌を歌う。
「梨華がいれば、はりきっちゃう♪はりきっちゃう♪頑張っちゃう♪頑張っちゃう♪」
(あ〜、私は何を歌ってるんだろう。わざわざ疲れるような事を…)
一体、何を張り切って頑張ると言うのだ?言わなくても分かってるけど・・・。
「梨華ちゃん?機嫌直して??ね???」
梨華を抱き込むように手を回すと、梨華のうなじにキスをする。
「怒ってないよ、よっすぃー。嬉しい!よっすぃーも歌ってくれて♪」
梨華は振り向くと、満面の笑顔で答えた。
「・・・・」
(あぁぁぁぁ・・・。また騙されちゃったのね、梨華ちゃんの演技に)
ひとみと梨華の夜は、まだまだ長いのだった。
- 306 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年10月21日(日)00時07分17秒
- >吉胡麻系san
梨華ちゃんは、いつもこんな感じ(w。
最近マンネリ化してる気が。
そろそろ、新曲ネタで行ってみるかな。
と言うか、こっちまで手が回らなくなってきそう。
- 307 名前:吉胡麻系 投稿日:2001年10月21日(日)11時48分19秒
- めちゃめちゃニヤけた。(w
すげ〜甘くていいっすね〜!もう私も溶けてきそう・・・。(w
- 308 名前:プー 投稿日:2001年10月22日(月)16時09分45秒
- 昨日から見はじめました、すっごいおもしろいです!のとこれを読んでたらせつなくなってしまって...更新まってます♪がんばってください
- 309 名前:揺れる想いV-11- 投稿日:2001年10月23日(火)22時14分24秒
- −11−
新曲『Mr.Moonlight』の収録間際―
「ごっちーん!ちょっと!!」
白いスーツに赤いシャツ、ラメのネクタイに身を包んだひとみが
後藤を手招きする。
「なぁ〜に?忙しいんだからーーー」
呼ばれるままに、後藤は入っていく。
後藤はひとみの新曲の衣装をまじまじと見ながら
「ホント、よっすぃーって、そーいうカッコ似合うね」
大げさに溜息をついてみせる。
「そーんなコトないって〜〜〜!それよりセリフんとこの相手になってもらえない?」
ひとみは、後藤の肩を抱こうとする。
「ちょっと、そーいうのはホントの相手にやりなよー」
後藤はひとみの手を払いのけた。
「ホントの相手って?」
「小川ちゃんに決まってんじゃん」
「だって、恥ずかしいもん...」
- 310 名前:揺れる想いV-11- 投稿日:2001年10月23日(火)22時19分43秒
後藤はニヤけると
「良い相手がいるじゃない」
後藤はひとみの顔に、自分の顔を近づける。ひとみはドキっとした。
ちょっと後藤に傾いた時期を思い出して、慌ててひとみは顔をそむけた。
「だ、誰?」
「梨・華・ちゃ・ん・」
「んもー、そういう言い方やめてよねー」
幸い梨華との関係は、後藤以外には、まだバレていないが、こうして他のメンバーが
いないところでは、後藤にからかわれているひとみだった。
「でも梨華ちゃん相手じゃシャレになんないかぁ〜。って言うかさ、よっすぃー
ホントはベッドの中で梨華ちゃん相手に言ってんじゃないの〜〜!
も〜〜〜、よっすぃーやらし〜〜〜!!」
後藤は一人で勝手に盛り上がって興奮している。
「勝手に想像しないでよぉ〜〜!!」
ひとみは真っ赤になって怒っているが、半分は当たっていた・・・。
「でも梨華ちゃん妬くでしょ?」
「やっぱり分かる?」
ひとみは溜息混じりに答えた。
- 311 名前:揺れる想いV-11- 投稿日:2001年10月23日(火)22時26分47秒
「カントリーの新曲だって、もろ、よっすぃー意識して歌ってるでしょ!」
後藤に肩を抱かれながら、楽しそうに言われると、少しの間とは言え
後藤が好きだった自分が、複雑になる。
(私とごっちんって、やっぱ友達だよな〜〜〜。それも男同士みたいな…)
「『こんな私を丸ごと愛して』とか歌いながら抱き付かれなかったぁ?」
「・・・抱き付かれた・・・」
ここまで来ると何も言えない。
そのまま後藤に抱き付かれて硬直するひとみだった。
「ホント分かりやすいんだから。よっすぃー達って」
後藤はアハっと笑う。ひとみは何だか急に恥ずかしくなって後藤から離れようとした。
― また、こんな場面を梨華ちゃんに見られたら・・・
あ゛あぁ゛ぁぁ...........ひとみの視線の先には怒った顔の梨華がいた・・・。
後藤も梨華に気づき、ひとみから離れると
「丁度良かった。新曲のセリフの相手してほしいって、よっすぃーが」
後藤は梨華の肩に手を置くと、軽くウィンクをして出て行った。
出ていく後藤の背中に、ひとみの謝る声が聞こえて来て、後藤は笑っていた。
- 312 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年10月23日(火)22時34分56秒
- 新しい人からレスがあったんで、こっちを更新してみました(w。
>307 吉胡麻系san
最近ここはマンネリ気味だったので、また話を変えてみました。
また甘くなりそうですけどね〜。(結局ソレかよ!みたいな)
>308プー san
昨日からとは…。ありがとうございます。新しい読者さんは、やっぱり
嬉しいです。今まで読んで下さってる方も勿論嬉しいですけど。
>すっごいおもしろいです!のと
これって「恋しちゃ」のコトかな?「△」のコトかな?
この板も、こそーり更新して行きますので宜しくお願いします。
スレ使い切ったら新しいスレ立てるつもりはないんですけどね。
- 313 名前:名無しさん 投稿日:2001年10月23日(火)23時39分01秒
- ホント最高です!!
いしよしだったら甘くてOK牧場!!(←意味不明(笑))
これからも更新されるのを楽しみに待ってます!!
- 314 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月24日(水)02時37分53秒
- なんかエロシーン無しでも結構萌えたな。
ふけたのか?おれ・・・。
何はともかく、今後もよろしゅうお願いします。
私&私の豆鉄砲のためにも。
- 315 名前:吉胡麻系 投稿日:2001年10月24日(水)09時16分29秒
- 次の更新楽しみです!
甘いのだいすっきー!です!
- 316 名前:揺れる想いV-12- 投稿日:2001年10月24日(水)18時38分05秒
−12−
「なんで、ごっちんと抱き合ってんの?」
「あれは、からかわれてさぁー。誤解だよ、梨華ちゃん…」
ひとみは、梨華に部屋の隅まで追いつめられて小さくなっていた。
「よっすぃー今夜は許さないんだからねっ!」
「…分かってるよ...」
(梨華ちゃんが怒っても迫力ないもんねー。カワイー♪)
そこへ矢口が入って来る。
「2人とも何してんの?」
ひとみは、慌てて梨華から離れた。
「新曲の…ホラ、セリフんとこの相手してもらってたんですよ」
なんとか、ひとみはその場を取り繕った。
すると矢口は梨華を押しやり
「よっすぃーの相手だったら、この矢口がいつでもするよぉ〜」
と言いながら、ひとみの腕に抱き付く。
「あー、ありがとうございます」
「よっすぃーは矢口のモノだもんね
めっちゃかっこいい!ほれる!」
「うーん。って言うか、みんなのモノですぅ〜〜〜...」
とか言いながらも、ひとみも満更ではない様子。
矢口の相手をしながら、梨華の様子を窺っていたが・・・
- 317 名前:揺れる想いV-12- 投稿日:2001年10月24日(水)18時39分31秒
- 「じゃ、お先に!!」
明らかに怒った口調で、梨華は控え室から出ていってしまう。
「何、怒ってんだ?石川……」
矢口は自分のせいだとは気づかずに不思議そうに石川を見送っていた。
ひとみは、矢口の腕をほどくと「じゃ私もそろそろ…」と言って控え室を出て行く。
そして、即行で梨華を追いかけていく。
「待ってよ、梨華ちゃーん!!」
梨華はズンズンと歩きながらトイレに入って行く。
続けてひとみも入り、個室まで連いてきた。
「ちょっと、なんで中まで入ってくんの!!」
梨華はひとみをキっと睨む。
「だって梨華ちゃん怒ってるし…」
「どうせ、よっすぃーは矢口さんのモノだよね!」
「あの場じゃ"違います"なんて言えないじゃん。
私は梨華ちゃんのモノだよ。当たり前じゃん」
両肩に手を置かれて、覗き込むようにして梨華を見つめるひとみ。
- 318 名前:揺れる想いV-12- 投稿日:2001年10月24日(水)18時41分38秒
- ―― 本当によっすぃーってカッコいい
思わず梨華も見とれてしまう程だ。
だから今回の新曲は、余計梨華をヤキモキさせる。
―― 普段からよっすぃーってカッコいいのに、更にこんな男っぽい格好させたら…。
新規に入って来たメンバーの4人だって、きっと好きになってしまうハズだ。
いや、もうとっくに好きカモ。
それでなくても、ひとみの相手役は、その新メンバーの小川が抜擢されている。
梨華の悩みも尽きないのだった。
「梨華ちゃん、どうしたの??」
―― でも、目の前にいる、よっすぃーは紛れもなく私1人を見つめている。
私だけの王子様 信じていいよね?よっすぃー・・・
ふいに、ひとみは黙って見つめている梨華の顎を軽く上に押しやると軽く口づけをした。
「ブチュっとしたいけど、口紅が落ちたら可哀相だから…」
そう言ってにっこり微笑む。
- 319 名前:揺れる想いV-12- 投稿日:2001年10月24日(水)18時42分44秒
- 「もぅ、怒ってないヨ」
梨華はひとみの胸に顔を埋めた。
―― 少しだけの幸せな時間・・・。
場所がトイレの個室って言うのが、ムードがないけど2人でいれば、そんなのは関係ないよ。
2人で一緒に居る時間が大事。
「梨華ちゃんしか見てないから、安心して?今度の新曲はお仕事だからさ」
「うん。分かってる」
― 分かってるけど、やっぱり嫉妬しちゃうんだ。私ってイヤな女かな。
「大好きだよ 梨華ちゃん」
「私も、いっぱいいっぱいよっすぃーが大スキ」
「・・・続きはベッドでね」
そう言って、ひとみは先に出て行った。
- 320 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年10月24日(水)18時46分22秒
- ageられてしまったので更新暫くやめようかと思ったけど
サラっと書いてしまったので書きます。っつーか今回のは
自分で書いてて、えらい恥ずかしかった。なんでだろ(w。
マーク多くて、うざかったらスマソ。
>313san
絶対sageて下さいねT_T。ちょっと今回甘過ぎ・・・。次も?
>314san
無しでも萌えるってのは嬉しいですね。
豆鉄砲のためにも、この後は書いた方がいいんでしょうか(w?
>315吉胡麻系san
胸焼けしそう。こんな文章を勤務中に書いてる私って一体…。
あぅあぅ。しかし、ほんとヨシコかっけ〜〜〜〜!!!!!
- 321 名前:名無し男 投稿日:2001年10月24日(水)18時49分59秒
- Bring it on, Check it out!
カミナリが鳴る 天王洲スタジオ 吉澤 殺られる
- 322 名前:名無しさん 投稿日:2001年10月27日(土)21時20分46秒
- 毎回更新楽しみにしてます!
これからも頑張って下さいね!
- 323 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月28日(日)16時32分16秒
- 甘い!甘いよ!いしよし!!
なんてステキなんだろ〜
- 324 名前:揺れる想いV-13-Final- 投稿日:2001年10月29日(月)19時35分09秒
- −13−
歌の収録が終わり一番最後にスタジオを出た梨華とひとみは
スタジオの裏の人気のないところで抱き合っていた。
勿論誘ったのは、梨華から・・・。
「早く戻ろうよ、梨華ちゃん...」
周りに聞こえないように小声で耳元で囁くひとみに、
梨華は逆に興奮気味だった。
「よっすぃ〜、もっと...」
(...もっとって なんだよ……‥(汗))
ひとみは、いつ誰か来やしないかと、ヒヤヒヤしていた。
と、ふいにひとみの束ねている後ろ髪が引っ張られ、2人の中を裂くようにして
梨華とひとみの肩を抱かれた。
ギョっとして振り返るが、こんな事をする人物は一人しかいない。
「お楽しみのところをジャマして申し訳ないけど‥」
全然申し訳なさそうじゃない、もう1人の男役・後藤。
「ブチュッとブチュッとしてたのかなぁ〜?」
ニマーっと笑って交互の顔を見る後藤に、梨華は赤くなっていた。
「も、もどろっ」
ひとみは後藤の肩にかかっている腕をどけると、梨華の手を引いた。
「ブチュッとしちゃえよーーーヨシコぉ!」
また後藤にからかわれた。と言うか、またラブシーンを見られてたかと思うと
ひとみは顔から火が出そうだった。
- 325 名前:揺れる想いV-13-Final- 投稿日:2001年10月29日(月)19時36分12秒
- 「今度の新曲楽しいよね〜♪」
後藤は気にせず2人の横に並んで歩きながら話を続ける。
振りで、ひとみと梨華が絡んで後藤が邪魔をするようなシーンがあるのだが
実生活を知っている後藤から見ると、そのフリ付けが楽しくて仕方がないらしい。
(趣味悪いね、ごっちん・・・・)
「でも、君たちハッキリ言って、他のメンバーと絡む時よりもくっつきすぎだよ」
後藤に指摘されて、梨華とひとみは顔を見合わせた。
「そ、そうかな。意識してないんだけど・・・」
そんなつもりはないのに、ちょっとひとみは気にしてしまった。しかし・・・
「私はわざと、くっつくようにしてるけど?」
自信たっぷりに言う梨華に後藤は笑い出した。
(あーーー、梨華ちゃん恥ずかしい。コレだからバカップルとか言われちゃうんだよ)
「私生活を見せつけるのもいいけど、ほどほどにしてね!」
「私生活って・・・」
それだけ言うと、後藤はひとみの肩を叩き「じゃ!」と言って先に行ってしまった。
- 326 名前:揺れる想いV-13-Final- 投稿日:2001年10月29日(月)19時37分21秒
- 「ごっちんって面白いね」
「そうかな」
後藤と2人きりの時の会話を梨華は知らないから呑気な事を言えるのだ。
結構えげつない事を言われて、からかわれているひとみは、だからと言って
後藤の言った事が全く外れている訳でもなく、リアクションに困るのだった。
「私、よっすぃ〜とごっちんの仲、疑った時あったんだけど勘違いだったみたい」
――そんな時もあったなー。あん時は魔が差したと言うか、ちょっと
ごっちんが可愛く見えたんだよね。まぁーーー今も充分カワイイけどさ。
「よっすぃ〜とごっちんって男同士みたいだもんね」
「や、やっぱりそう見えるんだ」
(梨華ちゃんの目にも、やっぱそう映るのか。ハァー…)
- 327 名前:揺れる想いV-13-Final- 投稿日:2001年10月29日(月)19時38分22秒
- 「ねぇ…」
梨華が急に立ち止まる。
「なに?」
ひとみの衣装のネクタイを、クルクルといじりながら梨華は潤んだ瞳で
ひとみを見つめて来た。
―――そんな目で見られても、こ、困るんですけど。
こんな階段の踊り場の真ん中で誘われてもね・・・。
ヤバイっ。また心臓がバクバクしてきちゃったよ。
ひとみは梨華の手を引くと、壁に梨華をつけて素早くキスをした。
「・・・それだけ?」
梨華は不満そうな声を漏らす。そして再び目を瞑る。
やっぱり梨華は許してくれないようだ。
ひとみはポケットからガムを1枚取り出すと、梨華の口に半分くわせさせた。
そして、ひとみも梨華の顔に近づけようとしたところで・・・。
- 328 名前:揺れる想いV-13-Final- 投稿日:2001年10月29日(月)19時39分12秒
- 「ちょっとあんた達!そんなとこで何してんの!?」
ひとみは慌てて梨華の口に残りのガムをねじ込んだ。
「...んぐっ・・・」
「ガ、ガ、ガム食べさせてたんですよ」
保田が不審そうな顔で近づいてきた。
「いくら最後の収録だったからって、のんびりしすぎよ!!
早く着替えて帰りなさいよ。ホントにもーーー」
「す、すみません」
「呑気にガム食ってんじゃないわよ。吉澤没収ね」
そう言って、保田は何故か吉澤が手に持っていたガムを取ると帰って行った。
―――どうでもいいけど、なんでガム持っていくわけ???保田さんヘン…
「あ〜ぁ...」
梨華は不満そうにガムを噛みながらひとみを見つめていた。
「そんなガッカリした顔しないでよ、梨華ちゃぁん」
- 329 名前:揺れる想いV-13-Final- 投稿日:2001年10月29日(月)19時40分03秒
- 梨華の機嫌を損ねると、あとあと夜の生活に支障をきたすので、
ここはやっぱり、アレしかない・・・。
再び梨華の手を引いて、トイレの個室に一緒に入る。
「なぁ〜に、こんなところで・・」
梨華は両手を後ろに組んで、まだ拗ねた素振りを見せている。
「梨華ちゃん夜はたっぷりサービスするからさぁ、機嫌直して?」
ひとみは梨華にキスをすると、そのまま手をスカートの中へと移動させた。
太股の内側を撫で回しながら、肝心な部分には触れずに、そのあたりを執拗に
まさぐっている。梨華は足をもじもじさせ始めた。
――― そろそろ梨華ちゃん感じてる頃かな・・・
わざと焦らすひとみに、梨華は我慢出来なくなり
「よっすぃ〜早くしてよぅ…」
梨華は既に身体を揺らしながら、ひとみを求めていた。
「淫乱な梨華ちゃん」
- 330 名前:揺れる想いV-13-Final- 投稿日:2001年10月29日(月)19時40分51秒
- ひとみは既にびしょ濡れになっているショーツに指を入れると、梨華の
ピンクの花弁にそっと指の腹で撫で回した。
「ぁああんっ...」
――― 梨華ちゃん凄い濡れてる。
そして梨華の蕾も既に大きく硬くなっていた。その蕾も指の腹で刺激する。
「ダメ、よっすぃ〜,,,そんな...ひゃぁ〜」
ダメと言う割に梨華の腰は厭らしく動いている。
ひとみもたまらなくなり、梨華のショーツとパンストを一気に引き下ろすと
梨華のピンクの泉に顔を埋めた。
クチュクチュと音を立てて、舐め続けるひとみに梨華も早々に絶頂の波が
押し寄せて来てしまう。
- 331 名前:揺れる想いV-13-Final- 投稿日:2001年10月29日(月)19時42分06秒
- 「あっイッちゃうよ、よっすぃ〜〜、イッちゃ〜〜〜ぅ!!」
その言葉に刺激されて、ひとみの舌は更に動きを早めた。
――― イッちゃえ、梨華ちゃん。イッてしまえ〜〜〜!!!!!
ひとみの頭を押さえ込むようにして梨華の手に力が入る。
「ハァハァ、もぅダメぇ〜〜〜...」
そう言って少しして梨華は絶頂を迎えたらしく、急に身体の力が抜けぐったりした。
ひとみがくちびるを放すと、梨華の泉からは白濁した生暖かい液が、また流れ出していた。
ひとみは急いでまた口をつけると、綺麗に舐め始めた。
「衣装は、なんとか汚れずに済んでると思うけど」
梨華の愛液を舐め終えて、再びショーツとパンストをはかせた。
梨華は足を内股にして、便座の上に座り込んでいる。
よっぽど気持ちよかったのか、梨華は放心状態だった。
- 332 名前:揺れる想いV-13-Final- 投稿日:2001年10月29日(月)19時43分20秒
- ――― ちょっと頑張りすぎたかな、私・・・。
「梨華ちゃん大丈夫?」
「よっすぃ〜ズルイよ、急にそんな…」
梨華は軽く息を弾ませながら答えた。
「始まっちゃえば、そんなの関係ないクセに」
ひとみは梨華の額に、そっとキスをすると、優しく抱きしめた。
愛情を今日も
確かめ合おう
今夜誓うよ
出来るだけ
愛しているよ
たぶんきっと
愛しているよ
出来るだけ
愛していく.....
―――END―――
- 333 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年10月29日(月)19時47分45秒
- 突然ですがこれで完結です。しかも謝ってageちゃうし(;_;)。恥ずかしいのぅ。
なんか「3」になって話よりも、ただの短編みたいになってしまって。
しかもマンネリ化っぽいので、このまま続けててもな〜って思って。
完結って言うか、始めようと思えばいつでも始められますが続編は
考えてないです。多分(w。
>321 san
元ネタ分かんないっす。すみません。
>322 san
ありがとうございます。今後は別の小説の方も見て下さいね。
>323san
ステキですか。最後結局エロで終わってしまったな(w。しかもトイレ(爆)。
ageなければ良かったのになぁ(爆)。うっかり・・・。
残りのスレは、コソーリまた何か書くかも知れませんよ?(予定は未定)
- 334 名前:吉胡麻系 投稿日:2001年10月30日(火)17時43分35秒
- 「揺れる想い」、とうとう完結ですか。いきなりだったのでビビりました。
私も、ここのいしよしすごくだいすっきー!でした!
残りのスレで書くんですか?待ってますよ!
- 335 名前:1J 投稿日:2001年10月31日(水)00時48分10秒
- お疲れ様でした。突然で少々おろおろ(w
実は、M-seekというサイトに来て初めて読んだのがこちらでした。
作品が沢山あるので、まず題名で「どれにしよう?」と悩み、惹かれたのが
好きなZARDの曲でした。開けてみると甘く、楽しく思わずタイトル名を
調べに乗せ鼻歌交じり〜♪ えっちもいい感じでした。豆鉄砲補完度良し(ヲイ
で、男(よしお)と女(梨華ちゃん)の雰囲気もいい感じ。(ある意味理想?)
男→度量有り、カコイイ(ちょいあほ)、面倒くさがり、夜が多少不安、一途に好き
女→まず可愛い、我儘、意地っぱり、泣き虫、夜(それはもう、ウフフ)、一途に好き
の様な、結構微笑ましい組み合わせが綺麗に表現されておられ楽しまして頂きました。
未定は予定済み?作者さんの負担にならない程度に期待(w
長レス失礼しました。本当にお疲れ様でした。
- 336 名前:理科。 投稿日:2001年10月31日(水)05時29分30秒
チャーミーさんの書くいしよし大好きです☆
…ひとつ終わっちゃって寂しい気がしますが…。
とにかくお疲れサマでした♪
- 337 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年11月01日(木)19時42分48秒
- ひっそりと終わりました。感無量(w。
>334 吉胡麻系san
残りのスレは書かないかも。と言うか、なんか中途半端な量なんで。
まぁここの、いしよし書こうと思えば番外編とかで逃げで書けますので(w。
>335 1Jsan
いつも丁寧なレスありがとうございました。1Jsanのレス楽しみでした。
作者以上に二人の性格分析してますね(爆)。
風のTriangle Blueも終わるので、その後に、今まで温めていた小説を
書こうかと思ってます。初小説で書いてる『恋しちゃ』の前に候補に
上げてたモノです。多少アレンジして明るい話にして書きたいと思ってるので。
長くはならないかと・・。って此処で予告か(w。
ただ、タイトルが良いのが思いつかなくて。エロ無しです。
結末が決まってる話なので、書くのは楽かなぁと。
書き終わってからアップしようかと思ってるので、時間かかるかも。
取りあえず、桃の方に最近力を・・・(w。
>336 理科。san
ありがとうございました。理科。さんとこの、いしよしが無事くっついて
良かったと思ってます。空のいしよしが不憫で(苦笑)。
- 338 名前:名無し男 投稿日:2001年11月02日(金)13時13分07秒
- ヒジョーにレスが遅れてシマタ
最後まで甘々を貫き通した作者さんに乾杯!!
桃版のもコソーリ見てるアルヨ
- 339 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年11月15日(木)20時31分03秒
- >338san
ありがとうっす。
なんか、また、ここのいしよし書きたくなったんで
ちろっと書いてみます。あんまり長くならないと思いますが
番外編と言う事で・・・
- 340 名前:『揺れる想い-番外編-0-』 投稿日:2001年11月15日(木)20時32分27秒
- −Plologue−
「今日は私が責めたいの・・・」
「梨華ちゃん??」
そう言って、梨華はひとみの背中に腕を回した。
「いいんだよ?別に無理しなくても」
おねだりされた夜に、精一杯愛すのは、ひとみの役目だった。
「うぅん。無理じゃないの。よっすぃ〜・・・」
梨華はひとみのくちびるに軽く触れると、ニッコリと微笑んだ。
いつもと違う梨華に、ひとみも戸惑いを隠せない。
「私だって、よっすぃ〜に尽くしたいの…」
そのままベッドに二人は沈み込んだ・・・。
- 341 名前:『揺れる想い-番外編-1-』 投稿日:2001年11月15日(木)20時33分15秒
- -1-
新曲の衣裳で、かなりダンディなよっすぃ〜に惚れ直したのも事実。
プッチモニでは、ピンクの可愛い衣裳で対照的に可愛いよっすぃ〜にもクラクラ
したのも事実。(あの衣裳が欲しいと思ったのは内緒♪)
どっちのよっすぃ〜もカッコいいし、可愛い。
私だけの、よっすぃ〜・・・・・
タンポポの新曲は「王子様と雪の夜」
真っ先に浮かんだのは、当然よっすぃ〜のコト・・・。
私の王子様は、よっすぃ〜以外、考えられないもん!
今年のクリスマスは、大好きなよっすぃ〜と2人キリで、また過ごせるかな?
たとえ、よっすぃ〜を狙ってるメンバーが多くても、私は負けないんだから!
矢口さんも、ごっちんも、飯田さんも、辻ちゃんも、加護ちゃんも5期メンの
高橋さんも!渡さないよぉぉぉぉ〜〜〜!!!
- 342 名前:『揺れる想い-番外編-1-』 投稿日:2001年11月15日(木)20時33分40秒
- 「梨華ちゃん大丈夫?」
ひとみに起こされて、梨華は夢を見ていたんだと気付いた。
「凄い汗じゃん…」
ひとみは梨華の額の汗を拭ってやると、心配そうに覗き込んだ。
「あ、なんでもないよ」
ひとみを取り合ってた夢を見てたなんて、言えない梨華は曖昧に返事をした。
ホントに新メンバーが入ってから、梨華の気苦労は増えている。
ただでさえ、ひとみ狙いは多いのに、更に新メンバーが入ってその倍率は
増えている。いっその事、全メンバーにひとみと付き合ってる事を公言したい
梨華なのだが、それは、やはり言えないのだった。
(あーぁ、ごっちんだけ知ってるのは、せめてもの救いなのかな・・・)
(夢って、どこからが夢なんだろう?よっすぃ〜を誘った所も夢なんだっけ?)
最近は、ひとみを誘っている夢を見たりするので、どこが現実なのか境がつかなく
なる事もしばしばあった。
(ヤバイじゃん、それって・・・)
- 343 名前:『揺れる想い-番外編-1-』 投稿日:2001年11月15日(木)20時34分24秒
- 「梨華ちゃん、マジで平気?着替えた方がいいんじゃない?」
確かにTシャツもびっしょり濡れている。
「私が着替えさせてあげよっか?それとも・・・一汗かこうか?」
ひとみが、意味ありげに言うので、梨華も、言った意味が分かって
今更ながらに照れてしまう。
「よっすぃ〜のえっち!!」
梨華はひとみに背中を向けると、ひとみの反応を待った。
「まぁ。それは冗談だけどさ…。着替えた方がいいよ。風邪ひいちゃうから」
(え?冗談なの??一瞬真に受けた私は・・・そぅとぅ・・・???)
「冗談かぁ・・・」
思わず梨華は本音で答えて、言葉を濁した。
- 344 名前:『揺れる想い-番外編-1-』 投稿日:2001年11月15日(木)20時35分09秒
- 「だ、だって梨華ちゃん今、何時だと思ってんの?」
梨華はチラッと時計を見る。
「4時・・・」
「んな中途半端な時間・・・。軽くシャワー浴びてさ、もう一眠りした方が
明日の仕事にも差し支えないんじゃない?」
ひとみの言う言葉は尤もである。その方が楽なのも分かっている。
でも、一度でも「したい!」と言気持ちが沸いてしまうと、梨華は我慢出来なく
なるのだ。ここで梨華が、ひとみにせがめば、ひとみは、自分の気持ちに応えて
くれるのも分かっている。でも・・・やっぱり、ここは我慢すべきなのか・・・。
だったら、最初から冗談でも、そんな事言わなければいいのに!なんて
梨華は勝手に思ってしまう。それは、お門違いなのだけれど。
「じゃぁシャワー浴びてくるね」
梨華は何とか自分に言い聞かせるように言うとベッドから起き上がった。
梨華の後ろ姿を見ながら、「まさかマジで取っちゃったのかな?」と
少し反省をしたひとみだった。
- 345 名前:『揺れる想い-番外編-2-』 投稿日:2001年11月15日(木)20時35分53秒
- -2-
汗を流してサッパリした梨華は、何故か全裸のまま、ベッドに入り込んだ。
そのまま、ひとみの背中にピトッとくっついて目を閉じる。
半分寝かかったひとみだったが、その柔らかい直接触る感触に、目を覚ます。
(な、なんだか・・・これって・・・)
ひとみは、どう解釈をして良いのやら、悩むのだった。
取りあえず、ひとみは梨華と向かい合うように身体の向きを変えると
梨華の額に軽くキスをして、梨華の反応を見てみた。
「・・・・」
(なんだ、別に意味はないのか・・・)
自分がその気にさせてしまったのかと、思った手前、少し責任を感じたひとみだったが、
梨華は無反応だったので、安心していた。
「よっすぃ〜……」
急に、梨華が目を開けて、名前を呼んだ。
「梨華ちゃん・・・」
「やっぱり・・・したくなっちゃった…」
上目遣いで、言われて、ひとみの心は、訳もなく疼いてしまう。
「私も・・・梨華ちゃんのコト・・・抱きたくなったよ…」
ひとみは、梨華の華奢な腰に手を回すと、梨華をギュッと抱き締めた。
- 346 名前:1J 投稿日:2001年11月17日(土)16時38分50秒
- おっと、番外編があったのね。ありがと〜。
某動画スレにはまってしまい久々なのです(w。
益々お砂糖たっぷりですね。続きが楽しみです。
- 347 名前:吉胡麻系 投稿日:2001年11月17日(土)17時38分11秒
- やりっ!番外編だ!
ちょくちょくチェックしてた甲斐があった!
続き期待してます!
- 348 名前:芽衣 投稿日:2001年11月23日(金)11時18分58秒
- 実は最初からずっとROMってました
久しぶりにのぞいたら番外編が始まってたので
慌てて思わず自分『記事を全部読む』ってとこ
押しちゃいましたよ・・・読んだけど(w
よしこさんの「一汗かこうか?」発言に萌え、
それがたとえ冗談でも萌え(w
そしてそれをマジで取ったイシカーさんにも萌え(w
続きすげぇ期待してます
- 349 名前:『揺れる想い-番外編-3-』 投稿日:2001年11月23日(金)16時17分13秒
- -3-
「んんーっ」
ねっとりと舌を絡ませながら顔の角度を変えて、暫くキスを続けている。
キスだけで気持ちよくなる事を教えてくれたのは、よっすぃ〜だったね。
付き合い始めた頃はお互いぎこちなかったけれど、キスだけでしびれてしまった
コトも、実はあったんだ。これは言ってないけど・・・。
今でも、よっすぃ〜とのキスは特別だと思ってる。
よっすぃ〜大好きだよ!!
自然とひとみが梨華の上に乗りかかる格好で、ひとみの手が梨華の腰から、
徐々に滑り、胸へと移動する。
「あんっ…」
思わず梨華の口から甘い吐息が漏れると、ひとみも、段々とその気になってきた。
- 350 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年11月23日(金)16時26分39秒
- 番外編始めたクセに、エロシーンが既に書くことが苦痛に
なってきてる今日この頃。やはりsageで逝く事にします。
放置はしませんので…。
訂正。340 prologueの間違え。お恥ずかすぃ。
>346 1J san
私も、動画スレにハマって大きいのを落としまくってました。
最近は、全然ですけど。
>347 吉胡麻系san
いつもレスありがとうです。最近、いしよし書いてないなぁ…。
新メンばっかりで進んでしまう。いいのか!!!
>348 芽衣san
ぐはっ!芽衣さんからレスいただけるとは!!マジ嬉しいっす!
「アナタに届け」面白すぎですよ。早くエロシーンに(w。ハァハァ
またレスします〜。
- 351 名前:アシスタント 投稿日:2001年11月27日(火)18時26分58秒
- うぅ〜
ここのいしよしが待ち遠しくてしょうがない
charmy blueさんご期待してます
- 352 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年11月27日(火)20時23分36秒
- >351アシスタントsan
あーすんません。取りあえず、Triangle Blueの方
ちと近いうちに更新します。(ここで言うな)
恥ずかしいのでageないで〜(泣)
- 353 名前:ぎもん 投稿日:2001年11月28日(水)04時06分32秒
- おつかれっす。
?「アナタに届け」てよんでみたい。?
- 354 名前:M.ANZAI 投稿日:2001年11月28日(水)13時41分14秒
- お初です♪
最近になってここの存在を知り、最初の方から読ませていただきました。
ここの梨華ちゃんとよっすぃーの甘い感じがいいですね。
実は別の2作品(濃い目の三角関係となかなか先に進まない学園もの)
も見つけたのですが、かなりの大作のようなので時間をとって
たっぷり読ませていただきます。
作者さんの書く新メンバーにも期待してます。
- 355 名前:『揺れる想い-番外編-3-』 投稿日:2001年11月30日(金)21時02分44秒
- ひとみが、梨華の胸の蕾を優しく指で摘みながら、そこへそっとくちびるをつける。
「っ・・・・よっすぃ〜・・・」
最初は、気の進まない返事をしていた、ひとみだったが優しく愛されて
梨華は、自分が愛されている事を実感する。
(でも・・・やっぱり今日は、自分が愛したい・・・)
「よっすぃ〜?」
梨華は閉じていた目を開けると、ひとみを熱い眼差しで見つめた。
「ん?どうかした?」
ひとみが顔をあげると、梨華を見つめ返す。
梨華は、ふいに起きあがると、ひとみに自分から、熱くくちづけをした。
「梨華ちゃん?」
戸惑うひとみに、梨華は
「いいから・・・」
と言って、ひとみを静かに押し倒した。
「やっぱり・・・今日は私が攻めるね。いいよね?よっすぃ〜‥」
- 356 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年11月30日(金)21時08分10秒
- ちっとも進まないっす〜。と言うか、えっちぃシーン
書けなくなって、これだけ書くのに凄い時間かかった(w。
>>353 ぎもんさん
「アナタに届け」はM.ANZAIさんの言う通り、雪板です〜。
>>354 M.ANZAIさん
私の小説全部読んでくださったんですね♪ありがとうございます♪
揺れる〜は番外編書くつもりなかったのに、つい‥(w。
ここの、よっすぃ〜は優しすぎるよね(苦笑)。梨華は積極的すぎるよね(w。
- 357 名前:M.ANZAI 投稿日:2001年12月01日(土)12時06分09秒
- ここの2人の思いが一緒に遂げられますように・・・
静かに見守っておきます。
- 358 名前:『揺れる想い-番外編-3-』 投稿日:2001年12月02日(日)16時29分28秒
- 「梨華……ちゃん。いいんだよ?」
ひとみは、梨華が気を遣って言っているのだと思って念を押した。
「いいの!今日は!!」
そう言いながら、梨華は既にひとみの首筋にキスをする。
そして、ひとみの感じる耳朶を、そっと噛む。
「ひゃっ…」
ひとみは、肩を竦めると梨華に抱き付いた。
「よっすぃ〜、今日は甘えていいんだよ」
コクンとひとみは頷く。
(よっすぃ〜カワイイ。好き!!)
梨華は、ひとみの柔らかな髪を撫でると、そっと手を下に
スライドさせて行った。
- 359 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年12月02日(日)16時32分24秒
- なかなか進まないっすねぇ。
>>357 M.ANZAIさん
見守ってて下さいね。ここの2人は安泰ですね(w
- 360 名前:名無し男 投稿日:2001年12月06日(木)14時25分46秒
- 最近はオフェンシブ石川がブームですか?
大変萌えるぞなもし
- 361 名前:『揺れる想い-番外編-3-』 投稿日:2001年12月09日(日)16時28分49秒
- しかし、その手は、ひとみの白い手によって、遮られてしまう。
そして、たちまちひとみと梨華の位置は逆転する。
「やっぱり、梨華ちゃんのコト...攻めたいなぁ〜」
ひとみは、悪戯っぽく笑うと、梨華の胸の谷間に顔を埋めた。
「ゃんっ…。ぃ、ぃぃよ、よっすぃ〜・・・」
梨華の声は弱々しくて、ひとみは肯定的に取った。
「梨華ちゃん、大好きだヨ」
なんて、言いながら梨華の胸を舐め回す。
すっかり、ひとみの唾液でベトベトになりながら、梨華の胸の蕾を
そっと摘むと、チュプッっと吸い込んだ。
「あっ・・・ダメ。よっすぃ〜…」
切なそうに掠れた声で梨華は呟く。
「梨華ちゃんの、下の方もきっと、もうベトベトだよね?」
ひとみは、そっと顔を上げると、梨華の茂みへと手を伸ばす。
- 362 名前:『揺れる想い-番外編-3-』 投稿日:2001年12月09日(日)16時44分18秒
- 「だぁめぇぇ〜〜〜」
もう濡れてるなんて、恥ずかしい・・・。でも、きっとひとみの言う通り、
とっくに・・・。
「恥ずかしがるコトないじゃん。いつものコトなんだしさぁ?
それに、私をその気にさせたんだから、たっぷり愛しちゃうよ?」
(いつもって・・・そんな言い方しなくても…)
ひとみは、ふふっと笑うと、梨華の蕾をツンと、指でつついた。
「ひゃっ……」
いつの間にか、ひとみに主導権を握られてて、梨華はくちびるを噛む。
――― せっかく今日は、よっすぃ〜をイカせたかったのに…
「梨華ちゃんのココって、面白いぐらい濡れるよねぇ。ヨシコ嬉しいよ」
「やっ……」
すでに、ひとみは顔を梨華のアソコに移動させていた。
フッと息を吹きかけると、梨華の身体は、一瞬ビクンと動いた。
「もぅ、遊ばないでぇ〜!!」
しかし、ひとみは舌先で、梨華の蕾をツンツンと刺激すると、勢い良く
梨華の流れ出る液をすすり上げた。
「ぁぁぁあぁっっ・・・んっ。はぁ〜・・・っふ・・・」
- 363 名前:『揺れる想い-番外編-3-』 投稿日:2001年12月09日(日)17時12分00秒
- 「カワイイよ、梨華ちゃん。ココは、もっとカワイイ」
「ゃぁだぁ…‥」
「梨華ちゃん、四つん這いになって‥」
「え?」
そう言いながら、ひとみは既に梨華の腰元を掴むと、梨華を四つん這いにさせた。
「ゃんっ。何する気?よっすぃ〜‥」
「ふふ。梨華ちゃんの好きなコト」
梨華は情けない声を出すが、ひとみは嬉しそうに言うと、梨華のソコに指を突っ込んだ。
「ぁっ」
(いきなり・・・ヤダぁ、よっすぃ〜・・・)
指をスコスコと出し入れさせながら、ひとみの片方の手は梨華の胸を掴む。
「梨華ちゃん、気持ちイイ??」
「・・・・」
梨華は気持ち良いが、声を出すのを我慢していたが、それでも出てしまうのを
懸命にこらえていた。
「我慢してんでしょ?‥梨華ちゃん、腰動いてるよ?カワイイ」
「よっすぃ〜意地悪だよ〜ぅ‥」
でも、気持ちがよくて、梨華の腰は自然と動いてしまう。
ひとみは指の動きは止めないで、梨華の下に入り込むと、梨華のくちびるにキスをする。
そして、一旦指を抜くと、梨華を抱っこして、またくちづける。
- 364 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年12月09日(日)17時17分56秒
- やはし、いまいち調子が出ません(w。
今日は、ここまで。早く終わらせたい(苦笑)。
>>360 名無し男さん
石川攻めは、風で書いたので、やぱ吉澤攻めに変えました。
- 365 名前:芽衣 投稿日:2001年12月09日(日)17時31分42秒
- あ、よしこ攻めに変わってる(w
てか本当に調子悪いんですか?
自分はすげぇ萌えたんですが・・・・
ハァ〜、やっぱりいしよしマンセー!!
- 366 名前:M.ANZAI 投稿日:2001年12月09日(日)17時52分26秒
- イイですねぇ〜 石川の褐色の肌に伸びる吉澤の白い手・・・
やはり吉澤が攻めるんですね。
あっ、「料理対決」今日だった・・・忘れてた・・・鬱だ
- 367 名前:『揺れる想い-番外編-3-』 投稿日:2001年12月10日(月)18時36分54秒
- 今日のひとみは、なかなかイカせてくれない。
様々な体位で、イキかけると、また変えてしまう。
(焦らしてるの?よっすぃ〜・・・)
いつもは、自分から身体を委ねて楽しむクセに、今日の梨華は違っていた。
気持ちとしては、ひとみを攻めたいと思っていたから。
でも、ひとみに愛されて、そんな気持ちは微塵に飛んでしまう。
「梨華ちゃん、軽いから」
ひとみは言うと、梨華を抱っこさせたまま立ち上がった。
「きゃっ」
梨華はひとみに抱きつく。
「落ちないように、私にしっかり掴まってて」
「え?何するの??」
梨華の茂みと、ひとみの茂みが密着して、擦れあう。
「ホントは私が男だったら、梨華ちゃん、すっげー気持ち良いんだろうけど」
それにしても、なんてやらしい体型なのだろうと梨華は思う。
でも、なんだか凄く感じる・・・。
「これが駅弁って言うんだよ。駅弁売りのおじさんみたいでしょ?」
「へ?」
一体、ひとみは、そんな体位や言葉をどこで覚えるんだろう?と不思議に
思いながら、梨華は落ちないように、ひとみにしがみついていた。
- 368 名前:『揺れる想い-番外編-3-』 投稿日:2001年12月10日(月)18時39分00秒
- 「梨華ちゃん48手って、知ってる?」
「・・・知ってるよ?」
さっきから、自分の知らない言葉ばかり言われて、梨華は困惑する。
でも知らないとバカにされそうで、知ったかぶりをしてしまった。
なんか、多分、あんまり良い言葉ではないような気がするけれど。
「さっすが梨華ちゃん。エロいから、知ってるよね?」
「・・・」
(エロいからって、どういうコト?そっち関係の言葉なのかな…)
「梨華ちゃんとは、いろんな体位で感じたいなぁ…。また今度ね」
ひとみは梨華をベッドに降ろすと、また馬乗りになって、梨華を執拗に
攻めて来た。
「梨華ちゃんの、おっぱい好きなんだぁ」
ひとみが嬉しそうに、梨華の胸の突起に口を含ませる。
チュゥチュゥ吸うと、たちまち梨華の突起は、蕾のようにツンと固まる。
「かっわいい♪梨華たん・・・。だいちゅき」
急に幼児言葉になると、ママのおっぱいに吸い付く子どものように、ひとみは
更に吸い上げる。少し強めに・・・。
- 369 名前:『揺れる想い-番外編-3-』 投稿日:2001年12月10日(月)18時40分29秒
- 「ぁっ。そんなに吸ったら・・・痛いよ…」
「・・・でも、イヤじゃないでしょ?」
「もぅ・・・」
「下の方も吸いたくなっちゃった。梨華ちゃんの・・・泉に♪」
「ゃぁだぁ...もぅ...」
「でも身体は正直だよ?梨華ちゃん、そんなに拗ねないで?」
「拗ねてなんかないよ」
「そろそろ、イカせてあげるから」
ひとみは素早く梨華の茂みに顔を移動させると、舌をマッハの如く
蕾をツンツンと刺激させる。
「はぁぁぁっ。ゃっ・・・!!」
ひとみは指も使って、蕾を剥くと、舌先で転がした。
「やんっ。すっごく気持ち良いよぉ〜・・・。よっすぃ〜・・ダメ、
イッちゃうよ〜〜」
梨華の頭の中は既に真っ白で、すぐにでもイッてしまいそうだった。
かろうじて、理性で抑えてはいるけれど、もう限界まで来ていた。
- 370 名前:『揺れる想い-番外編-3-』 投稿日:2001年12月10日(月)18時41分30秒
- 「いいよ、梨華ちゃん、イッちゃって・・・」
ひとみは指を突っ込むと指の動きを加速させた。
「あぁぁぁぁぁっ〜〜〜!よ……っす・・ぃ〜・・・ぅぅっ
ぁぁんっ・・・イッちゃうぅぅ〜〜〜!!っっっ!!!」
梨華は最後は意味不明の言葉を発して、息絶えた。
イッた後、ひとみは梨華を優しく包み込むように抱き締めた。
梨華もひとみも汗だくだった。
「乱れる梨華ちゃんも、大好きだよ」
梨華の汗を拭ってやりながら、ひとみは優しくキスをした。
- 371 名前:『揺れる想い-番外編-Epilogue-』 投稿日:2001年12月10日(月)18時44分02秒
- −Epilogue−
「よっすぃ〜、一体いつから、そんなに・・・やらしくなったの?」
「いつからって、そうさせたのは、梨華ちゃんだよ」
シャワーを浴びて、2人仲良くベッドで寄り添いながら、ひとみは梨華の
髪を撫でながら言う。
「梨華ちゃん、えっちぃから、最近満足してないんじゃないかって
ちょっと心配してたんだ。マンネリしてると、梨華ちゃんに悪いし」
「だから、今日は私が攻めるって言ったのに!」
「いいの!梨華ちゃんの身体は私が知り尽くしてるんだから、これからも
もっともっと発掘して、梨華ちゃんを気持ちよくさせたいね」
「今でも充分、気持ち、良いよ?」
「そう?ヨシコの腕が上がったのかな」
ひとみは照れくさそうに言う。
「でもね、もっと梨華ちゃんのコト感じたいし、感じさせたい。
二人で、もっと揺れていたい」
ひとみは起き上がると、梨華を見つめる。
「よっすぃ〜・・・」
「梨華ちゃん・・・今度は名前で呼んでね」
「……ひとみちゃん。大好き」
「私もだよ、梨華…」
梨華は再びひとみの背中にそっと手を回した・・・。
――― END ―――
- 372 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年12月10日(月)18時51分10秒
- と言うわけで本当に完結です(w。
ひっそりとsageでやらさせていただきましたが、
ageられる事もなく(agaった時あったけど)無事終わってホッとしてます。
ヘタに番外編とか書くと自分の首締めますな(w。
新しい話書きたくても、連載が多すぎて書けないし(泣)。
って、自分のせいじゃボケぇ!!
>>365 芽衣さん
このところ、ずっとエロ調子が悪かったんですが
なんか今日は絶好調でした(w。
ここの、ヨシコには、このままエロを発展させていって欲しいです(爆)。
>>366 M.ANZAIさん
やっぱ、吉攻めの方がいいかなと。
「料理対決」吉の男料理(w良かったですよ〜♪
読んでいただいた読者の皆様、ありがとうございました。
別の板でまた会いましょう。
- 373 名前:名無し男 投稿日:2001年12月10日(月)20時14分07秒
- トテモヨカタヨ
やっぱ立場逆転しちゃったか(w
他の板のも激しく期待しとります
- 374 名前:M.ANZAI 投稿日:2001年12月10日(月)22時46分48秒
- >Charmy Blueさん
作者さん、連載お疲れ様でした。
他の板から読んでたので、ここが最後になってしまいました。
向うの作品とこっちの作品と同時進行でこれだけ書ける作者さんに、
読みはじめた当初は「どうしてこんなの一緒に考えられるんだ?」
と驚いていたものでしたが、きっと書かれている側からはしっかりと
バランスを取ってそれぞれの持ち味を作品に注がれていたのですね。
ここに登場するよっすぃー、梨華ちゃん、ごっちん達がとても人間味溢れていて、
現実とは違うのだと思いつつ、かえって彼女達のファンになってしまいました。
そういう意味では、作者さんの彼女達への思い入れの深さ、大きさに敬服します。
さて、こちらの板ではひとまずお疲れ様でした。
向こうの板ももうしばらくお付き合いさせていただきます。
良い作品を、ありがとうございました。
- 375 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年12月11日(火)01時22分13秒
- 長い間本当にありがとうございました…こんなにイイいしよし作品を書いてくださって(嬉)
ここの話は裸エプロン時代から愛読しておりました
もちろん作者さんのどの作品も好きですがここの梨華ちゃんサイコ〜です
他の連載もメドがついたら是非とも続編で『揺れる思い・48手編』とかやってほしいな〜(笑)
ではまたの活躍を御期待しております
- 376 名前:理科。 投稿日:2001年12月11日(火)05時21分10秒
師匠!お疲れサマでした!Charmy Blueさんの描く
いしよし、本当に好きです。よく、こんなたくさんの作品
描けるなぁって思います。う〜ん…。
桃板もバッチリ読んでおります。あの、よっすぃ〜いいですねぇ♪
密かに、気にいっております。
- 377 名前:吉胡麻系 投稿日:2001年12月11日(火)17時45分00秒
- Charmy Blueさん、お疲れ様でした!
「揺れる想い」、ついに完結ですか。
なんか寂しいですけど、すごく楽しませていただきました!
Charmyさんのいしよしを読むと、改めていしよしが好きになります。
別の板の小説も頑張って下さい!応援してます!
- 378 名前:夜叉 投稿日:2001年12月12日(水)02時44分12秒
- お疲れさまでした。
ここ最近、つらそうだったんで心配だったのですが、完結と言うことで。
ぢつはいしよし、初めて読んだ作品が作者様の某板で書かれてるもので、かなりはまってしまい、今では読まないと生きていけない体になってしまい…(w。
その他の小説もがんがってください。
そして、師匠と呼ばさせてください。
- 379 名前:芽衣 投稿日:2001年12月13日(木)00時59分50秒
- ついに完結されましたね、お疲れ様です
なんだか寂しい気持ちもあるんですが
2人が幸せのまま終わってくれて安心しました
さすが絶好調でしたね、エロエロだったじゃないですか(w
新作楽しみに待ってます
- 380 名前:闇の住人 投稿日:2001年12月13日(木)14時12分08秒
- 完結だぁー!
とても好きな作品なので終わっちゃうのはちょっと複雑な気持ちなのですが・・・。
チャーミーさん、お疲れ様でした。
スッゲーよかったっす!エロ甘いしよしサイッコー!!!
他の作品もがんがってください!
新作も期待してます。
- 381 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年12月14日(金)01時02分02秒
- たくさんの感想ありがとうございます。非常に嬉しいです。
最近、コテハンレスが多いですね。皆様毎回書き込みありがとうございました。
レスがつくと、非常に書く気力が湧くので、がんばろー!って気になります(マジ
>>373 名無し男さん
やっぱり、ヨシコ攻めの方が書きやすいので。
他の板も・・・1つは永久に終わりそうにないし(爆)1つは終わりそうだし
桃は、どうしようか悩みまくって進まないし・・・。大変です。
マターリやりますので、宜しくどうぞです。
>>374 M.ANZAIさん
12/10のアップ実はその日1日で書いたものでして(w。
今までの最高記録かも(苦笑)。しかも4作品全部書いてたし。
前は頭の切り替えが出来なくて1日に1作品でしたが慣れると書けるものですね。
調子が悪いと書けませんけど。
私も小説書き始めてから、思い入れが深くなりましたねぇ。
ネタ探しでTV見ている節も(苦笑)。
- 382 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年12月14日(金)01時03分19秒
- >>375 ラヴ梨〜さん
おひさしゅうございます(w。まだ書き始めて間もない時から読んで
くださってましたよねぇ。嬉しかったです。
裸エプロンも懐かしいネタですね(w。「48手編」ですか(爆)。
作者は書いた割には、あんまり詳しくないんですが(苦笑)。
他の連載でも、またレスしてくださいね。
>>376 理科。さん
師匠じゃないっす〜(照)。
たくさん書きすぎですよね。1作品だったら、もっと集中して
書けるんですけど。ここも息抜きみたいに使わせてもらってました。
桃の方は、更に息抜き感覚で、申し訳なく思ってます。
指摘されたので、よっすぃーのしゃべり方、あまり下品にしないように
気をつけるようになりました。
あやゃが最近好きな私は、彼女をどうしようかと…‥…(w。黒くしたくない。
- 383 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年12月14日(金)01時04分19秒
- >>377 吉胡麻系さん
私も、いしよし大好きなので、あぁこんな、いしよしぃぃ。とか
思いながら書いております。時には痛く・・・でも甘いのがやっぱり好き。
吉胡麻系さんも連載がんがって下さい!
>>378 夜叉さん
初めての作品が、某板って、あっちですか?あれは・・・恥ずかしい・・・
ってか、あの小説は短編のつもりが、長々と続いちゃって私自身が
悩んでたりして(苦笑)。どう終わりに結びつけるかと言う。(ここで書くな!)
自分の中で思い入れが一番強いのは、初小説の「恋しちゃ」なんです。
いまだに終わりやがらないけど(w。
師匠なんて、そんな・・・。まだまだです(泣)
- 384 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年12月14日(金)01時05分49秒
- >>379 芽衣さん
はいはい、もとから完結してたのを、つい作者の出来心で続けてしまったと言う(爆)。
やっぱり、エロ心が絶好調の時にエロは書かないと(爆)。
んー、でも、暫くは、避けたいエロシーンです。
>>380 闇の住人さん
やっぱりエロは萌えるんですよね(w。
闇の住人さんの、ヨシコも早く告白して想いが通じると良いですね。
「恋しちゃ」みたいに焦らしすぎるのも、酷すぎなので(爆)適度にマターリと
更新がんがって下さい。楽しみにしてます!!
新作は、既に考えてますけど中途半端に初めてお仕置きされたくないので(爆)
Triangle Blueが終わってから、来年あたりから書けたらいいなと思ってます。
あ〜、でも、この話は面白いか、どうか微妙かも・・・・・・。
なので、発表しないでボツになる可能性もあるかな。
取りあえず連載中の作品を何とか進めたいと思います。
- 385 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年12月31日(月)15時57分30秒
- 残りのスレで、Triangle Blueの続きをちょこっと書きます。
えぇ、自己満足ですが何か?風板はサイズがなかったためこちらに。
誰も読んでなくてもいぃんです。ちょこっと甘い2人を書きたくなっただけでして。
- 386 名前:Triangle Blueの2人その後 投稿日:2001年12月31日(月)15時59分04秒
- -1-
12月31日。
紅白も終わり、ヤングチームは午後9時で仕事は終わりになった。
アダルトチームを残して、吉澤は石川と早々に2人で退けて行った。
明日の元旦は生放送が控えているが朝は少しだけどゆっくりしていられる。
大きい荷物を抱えて、吉澤は石川の手を握っていた。
「ごっちん置いていっていいの?」
石川は、ロクに挨拶もしないで出て来た事を、まだ気にしているようだった。
「だって、どうせ明日また会えるじゃん。それに、1秒でも梨華ちゃんと長く居たいから…」
吉澤は更に手の力を強めた。
「よっすぃー家に帰らなくていいの?」
「今年は梨華ちゃんと一緒に年を越したい。そのつもりで今日もお泊まりセット
持って来たんだし、家にも言ってあるよ」
嬉しそうに言う吉澤は、ネックレスからお揃いの指輪を外すと自分も左の薬指にはめた。
石川の薬指にもクリスマスに吉澤からプレゼントされた指輪が光っている。
- 387 名前:Triangle Blueの2人その後 投稿日:2001年12月31日(月)16時01分05秒
- 「梨華ちゃん、折角だし、ここは渋谷だし…。たまにはホテルに行かない?」
「えぇー?」
すっかり上機嫌の吉澤は、そのままホテル街の方に足を速める。
「ホテルって言っても、この前のクリスマスみたいに一流じゃなくてL O V E がつく方だけどね♪」
しかし、腹ごしらえしてから入った方がいいと考えた吉澤は先に食事を取る事を提案した。
それは、時間的な事も考えての事だった。10時にならないと宿泊にならないもんね確か。
以前、後藤とお忍びで入った時、そうだった事を思い出した。
「ヤダよ、よっすぃ〜」
石川とは以前一度だけ入った事があるが、物珍しさの方が先立って、
えっちそのものには、あまり萌えなかったような記憶が――。
「どうして?」
「だって、いかにもって感じじゃない?」
石川は今さらながら、耳まで赤くして俯いている。
「イブの夜は、あんなに乱れたのになぁ」
「何言ってんの?やだぁ、もう」
「ま、梨華ちゃんが嫌だって言うんなら、私はムリには誘わないけどね。
でも梨華ちゃんちでも、やるコトは一緒だよ」
そう言って、吉澤はあっさりと引き下がるフリをする。
石川がイヤだと言うハズがない事が分かっているからだ。
- 388 名前:Triangle Blueの2人その後 投稿日:2001年12月31日(月)16時02分30秒
- 「よっすぃ〜って、ホント意地悪なんだからっ!」
それだけ言うと石川は吉澤を置いて先に歩いて行ってしまう。
「待ってよ、梨華ちゃぁん!」
渋谷の人混みは予想以上に多くて、人を掻き分けて歩いて行くのも一苦労だった。
大きな荷物に深く帽子を被っているものだから、吉澤も石川を追いかけるのに精一杯。
何度もぶつかりながら、その都度謝りつつ、石川の姿を見失わないように吉澤は追いかけた。
しかし、その方向は所謂、ラブホテル街の方向だった。
意識してなのか、無意識なのか――。
109の近くで、やっと吉澤は石川を捕まえたのだった。
「ごめん。梨華ちゃん」
そう言うと、一目もはばからずに、吉澤は石川を抱きしめた。
(よっすぃ〜…)
吉澤の鼓動は早く波打っていた。
「お腹すいてるでしょ?先に何か食べよ♪」
すぐに吉澤は石川から離れると帽子を少しあげて言った。
「そうだね…」
いつまでも怒ってても仕方がないと判断した石川は吉澤に同意した。
- 389 名前:Triangle Blueの2人その後 投稿日:2001年12月31日(月)18時38分09秒
- -2-
食事も終えると、吉澤は再び石川の手を握って、仲良くホテル街へと入って行く。
吉澤は堂々としていたが、石川は吉澤の手を引かれてキョロキョロしていた。
「結構満室だね、どこも。みんな考えるコトは一緒なのかな」
吉澤は幾つもまばゆいネオンを見つめながら『満室』の文字を見て苦笑いする。
それでも奥の方まで歩いて行くと『空室』もチラホラと目立ち始めて来た。
さすがに、後藤と入った場所はイヤなので、吉澤はその隣のホテルへと入って行った。
そして、慣れた手つきで空いている部屋のボタンを押しエレベーターへと素早く入り込む。
やっと石川はホッと一息ついた。
(よっすぃ〜かなり慣れてる感じ。何回も行ったのかな…ごっちんと)
気にならないと言えば嘘になるが、やはり後藤とのエッチは、どうなのか気になる所でもある。
今さらわざわざ詮索する事でもないけれど。
部屋に入るなり、吉澤はカバンをどさっと置くと石川に抱き付いて来る。
- 390 名前:Triangle Blueの2人その後 投稿日:2001年12月31日(月)18時39分35秒
- 「ちょっと、よっすぃ〜…。ぐふっ…」
(ホントにせっかちなんだから)
そう思いながらも石川は吉澤の背中に手を回した。そして、そっとキスを交わす。
すぐに石川から身体を離すと吉澤は部屋を見渡した。
大きいベッドに広い浴室。薄暗いやらしい照明。
そしてエロビデオやカラオケセットにTV。別にえっちをしなくても楽しめそうな空間。
勿論、ここに来てえっちをしない人なんていないんだろうけど。
吉澤はベッドにダイブする。そして足をばたばたさせる吉澤を見て石川は微笑んだ。
「子どもみたい、よっすぃ〜」
「梨華ちゃんもおいでよ…」
石川は頷くと吉澤の隣りに腰を降ろした。
吉澤は石川の腰を引き寄せる。石川は軽く声をあげると、そのまま吉澤の腕の中に収まった。
「梨華ちゃん。今日は思いっきり声あげていいからね♪」
「な、なに言ってるの?よっすぃ〜。私は別に…」
そのくちびるを吉澤は人差し指で遮る。
「やっぱり声出せないもんね。梨華ちゃんツラそうだもん。たまにはこういうところで
2人して熱くなりたいしさ。それにお風呂広いから2人で一緒に入れるしね♪」
吉澤は嬉しそうに石川の頭を撫でながら目を細める。
- 391 名前:Triangle Blueの2人その後 投稿日:2001年12月31日(月)18時40分59秒
- 「よっすぃ〜」
(ツラそうって、そんな風に見えるのかな?確かに我慢してる時あるけど(照))
「イブの時みたいなホテルはさぁ、いいんだけど浴室は狭いからねぇ。
まぁ、そういう目的のもんじゃないけど」
吉澤は照れくさそうに言った。
「なんだか落ち着かないね」
石川は、まだ何となくそわそわしていた。
別に誰に見られてる訳でもなく、吉澤と2人きりなのだけれど。
「大丈夫。そんな気持ちも吹き飛ばすくらいに梨華ちゃんを愛しちゃうから」
「もぅ。先にお風呂入っちゃうね」
石川は早口で言うといそいそと先に浴室へと向かう。
ごっちんの時はガラス張りで見えたのになぁ。残念だな。
別に後藤と行ったホテルと比較する訳ではないけれど、あれはあれで良かったなと吉澤は思っていた。
石川は手早く服を脱ぐと浴室へ入った。
「あ、お湯ためてからにすれば良かった…」
独り言を呟くと蛇口をひねって熱いシャワーを浴び始めた。
- 392 名前:Triangle Blueの2人その後 投稿日:2001年12月31日(月)18時41分45秒
- 別に緊張してる訳じゃないけど、やっぱりこういう、いかがわしい所は落ち着かないのだ。
結局、する事は一緒なのだけれど気持ちの問題で石川は苦手だった。
今年1年色々な事があったなぁ…と石川は振り返っていた。
一時はどうなるかと思った吉澤との仲もなんとか修復したし来年も吉澤とは仲良くやっていきたい。
それに仕事の方も勿論、もっともっと頑張りたかった。
「石川がんばるっ」
無意識に石川は呟いていたのを、こっそり入って来た吉澤は聞き逃さなかった。
頑張るの意味が違うわけだが。
「梨華ちゃん!ヨシコもがんばるっ!」
ガバッと後ろから抱きしめられ、石川は驚いてシャワーを落としてしまう。
「きゃっ」
そして石川の顔を後ろに向かせると吉澤は激しくくちびるを重ねて来た。
「……っ。ゃんっ…」
そして更に激しく舌を忍ばせて来て―――
「梨華…ちゃん。今夜は…寝かせないから……」
一旦吉澤はくちびるを離すと石川に挑戦するかのような目で言った。
- 393 名前:Triangle Blueの2人その後 投稿日:2001年12月31日(月)18時43分30秒
- -3-
その後の吉澤のハッスル振りは――。
お風呂で軽く1回逝かされた後、先に出て来た石川は既に疲れ切っていた。
冷蔵庫に入っているミネラルウォーターを、そのままラッパ飲みをする。
勢い良く飲んだため、口の端から水が垂れてしまい石川は口で拭おうとしたが。
すぐに吉澤も浴室から出て来て、石川の口に伝った水を舌で舐め始めた。
「………」
「梨華ちゃんの味がする…」
そう言って美味しそうに口の端を舐める吉澤に石川は早くもまた身体が熱くなって来た。
口の端から、そのままくちびるへ吉澤のそれは移動する。
再び重なり合うと、吉澤は舌をいれて丹念に口の中をなぞるように動かし始めた。
「んっ…」
時には激しく時には優しく吉澤の舌は石川の舌を求めては愛おしそうに絡ませて来る。
石川はキスだけでも逝ってしまいそうな感覚に囚われていたのだった。
- 394 名前:Triangle Blueの2人その後 投稿日:2001年12月31日(月)18時44分43秒
- さりげなく吉澤は片手を石川の下腹部へと移動させて行く。
石川のソコは既に自分でも分かるくらいに濡れていた――。
石川は吉澤の手をやんわりと掴むと、その手を制した。
勿論、それを吉澤が受け入れるハズもなく吉澤は優しく石川の手をほどくと
あふれ出ている石川の泉にそっと指を当てた。
「ぁんっ…」
思わず石川は甘い声を漏らしてしまい同時に腰も退けてしまう。
「梨華ちゃん、とっても可愛いよ」
そのまま吉澤は石川を抱っこするとベッドへと石川を沈めた。
「もぅ、やぁだぁ…」
恥ずかしさに押しつぶされそうになりながら石川は顔を背けた。
- 395 名前:Triangle Blueの2人その後 投稿日:2001年12月31日(月)18時45分31秒
- 「何言ってんの?梨華ちゃん。梨華ちゃん可愛いんだから。我慢しなくていい。
もっと梨華ちゃんの喘ぐ顔見たい。見せてよ」
吉澤は石川の上に重なると、再び石川の茂みに指を忍ばせた。
「はぁっ……」
ピクンと石川の背中が反り返ると吉澤は満足そうな笑みをこぼした。
「可愛いよ、梨華ちゃん。もぅ最高だよ。でも、まだまだこれからだからね♪」
今夜の吉澤は本当にこれで許してくれるハズもなく石川はこの後何度も逝かされたのだった。
- 396 名前:Triangle Blueの2人その後 投稿日:2001年12月31日(月)18時46分21秒
- -4-
2人がホテルに入ってから既に1時間半が経過していた。
そろそろ0時も近い頃、まだお盛んな2人はベッドでハァハァしていた。
「梨華ちゃん……もぅ、そろそろ年が明けるよ…」
「ぅん…」
石川は思考回路がぶっ飛ぶ程、吉澤に愛され逝かされ、既に年明けなんて
どうでも良いと思っていた。
TVは、そろそろカウントダウンが始まる事を告げていた。
「梨華ちゃん、69しよう、69」
「な、何言ってんの?」
石川がそう言った時には既にそういう体勢を取らされていた。
既に石川は腰砕け状態で、それを配慮してか吉澤は上の位置になった。
- 397 名前:Triangle Blueの2人その後 投稿日:2001年12月31日(月)18時47分18秒
- 「間に合わないんだから!」
「なにが?」
「梨華ちゃんと一緒に逝くのに!」
一体、吉澤は何を考えているんだか…と思った時には吉澤の舌は石川の蕾を捉えていた。
「ぁんっ。やっ…だぁ…はぁっ…っ」
石川も、もうどうにでもなれ!と思い、吉澤の茂みにそっと口づけて行った。
「ぅぅっんっ……。梨華ちゃ…んっ」
カウントダウンが始まると同時に二人は舌の動きを更に早めて行く。
そして0時の時報を告げると共に、二人はほぼ同時に逝ってしまった。
と言うよりそれまで我慢していたと言う方が正しい。
「「あぁあぁぁんっ………!!」」
- 398 名前:Triangle Blueの2人その後 投稿日:2001年12月31日(月)18時48分08秒
- 逝った後はどちらの泉からも、大量の蜜があふれ出していた。
石川は下にいたので吉澤のソレで顔じゅうがベトベトになっていた。
(嗚呼、新年はよっすぃ〜と逝きながら迎えたのか…)
なんだか複雑な気分で石川は隣りにいる吉澤を見つめた。
吉澤は満足気に嬉しそうに石川を見つめ返す。
「梨華ちゃん!あけましておめでとう!今年もいっぱいいっぱいお願いします!」
「いっぱいいっぱいって…」
「もちろん、あ〜んなコトや、こ〜んなコトをね」
吉澤は意味深に言うと、悪戯っぽく笑って石川にウィンクをした。
―― END ――
- 399 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年12月31日(月)18時52分07秒
- 相変わらずのバカップルだった(w。
取りあえず私の欲求は満たされました(爆)。かな。
えぇと、一応こっそりとどっかの板でクリスマス頃から新作書いてます。
知ってる人はチラホラいるみたいですけど。
あと年明けたら、ぼちぼちと空の方も再開したいと思ってます。
全然白紙状態ですけど。
では、年越しそばでも食べながら紅白でも見ましょうかね(w。
来年も宜しくお願いします。
- 400 名前:尾依羅 投稿日:2001年12月31日(月)18時56分36秒
- 最近毎回リアルタイム。。。
御疲れさんっした。
いいモン読まして貰いました。
- 401 名前:名無し読者 投稿日:2002年01月02日(水)10時37分36秒
- 続きが読めて嬉しいな〜♪
チャーミーさんの小説かなり楽しみにしてるのでこれからも頑張って下さいね!
- 402 名前:M.ANZAI 投稿日:2002年01月07日(月)23時51分17秒
- いやぁ、驚きました。
ここに書かれてるの知らずにいたら、某所にそれとなくあるもんで。
大晦日から新年を迎える間のつかの間の二人ですが、
一緒に思いが遂げられて良かったです。
>Charmy Blueさん
本当にすごい方ですね、こんなにたくさん作品が書けるだなんで。
素晴らしいです。これからもよろしくです。
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