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the nightmare
- 1 名前:しんのすけ 投稿日:2001年06月17日(日)00時40分42秒
- 初めて小説書きます。更新はできるだけ早くしていきたいと思いますので
よろしくお願いします。
話としてはホラー系になるかな?
- 2 名前:しんのすけ 投稿日:2001年06月17日(日)00時42分05秒
- the nightmare
・・・ひどく寒い夜だった。
凍てつく闇と吹雪の底に、そのビルはあった。
狂ったような白い夜の向こうで常夜灯の灯火の中、
いつもとは違った雰囲気のビルに、彼女たちは足を踏み入れた。
これから始まる悪夢の幕開けだった。
- 3 名前:しんのすけ 投稿日:2001年06月17日(日)10時34分48秒
- 「こらー!そこちがうでしょ!!」
都内のあるビルのダンスレッスンルームに叫び声が響く。
モーニング娘。の振り付け師として知られている夏先生だ。
「だから、ここはこういうふうにして・・・」
夏先生の指導は続く。
「今回の曲は今までの中で一番難しいからね。一人一人がきちんと自覚を持ってやらないと。」
確かに今回の曲の振り付けは今までにないほど激しい。年のせいもあるが、疲れがたまってきている。
「あのー、もうそろそろ時間なんで・・・」
スタッフが、時計を見せながら夏先生に声をかけた。
よく見ると夜の10時を回っている。
「それじゃ、今日はこれくらいにしておくわ。」
「裕ちゃん、今日はしんどかったね。矢口もうくたくただよ。」
「ほんまに今日は疲れたわ。うちももう年かな〜」
「そんなの、前からわかってたことだよ。」
「こらっ、やぐち〜もう一回ゆうてみぃー」
「あはっ、裕ちゃんごめん×2」
うちと矢口は、いつものようにじゃれあっていた。
- 4 名前:しんのすけ 投稿日:2001年06月17日(日)19時43分54秒
- 「裕ちゃんと矢口、いつまで遊んでるの?もうそろそろ帰らなきゃ」
確かに、時計を見るとすでに10時半をまわっている。
既に辻・加護・石川は帰ってしまっていた。
「おお、すまん×2かおり。さぁ、やぐちぃー帰るでー。さっさと着替えてき。」
そう言うと、矢口は部屋の隅で着替え始めた。
「裕ちゃん、たまにはなっちと一緒にかえるべさ」
「おっ、それもそうやなーたまにはいいかも。」
「あっ、裕ちゃんかおりも一緒に帰りたーい」
「なんや、今日はえらいもて×2やな。裕ちゃんこまるわー」
その瞬間、後ろから冷たい視線を感じた。
「いいよ裕ちゃん。矢口は圭ちゃんと帰るから」
そう言って、矢口が横を通り抜けた。
半分、やけになっているようだ。
「やぐちぃ〜ごめんって。一緒に帰ろ?なっ?」
「もて×2の裕ちゃんは矢口だけじゃ物足りないでしょ?いいよ、気を使わなくても。」
やけになるどころか、完璧に怒っている。
「だから、裕ちゃんにはやぐちだけやって!」
必死の説得は続いた。
- 5 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月18日(月)20時20分19秒
- やぐちゅーってなんかなつかしい…
- 6 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月18日(月)22時00分48秒
- やぐちゅー発見なのだ!
ホラーって・・・
- 7 名前:しんのすけ 投稿日:2001年06月18日(月)23時02分17秒
- 「もうわかった。いいから、早く帰るよ」
説得の甲斐があって、何とか機嫌を直してくれたようだ。
しかし、これじゃどっちが年上かわからない。
「今度は、もっと強気でいかなあかんな・・・」
自分にそう言い聞かせていた。
「何ぶつぶついってんの!」
「はいっ!すいません」
当分、立場は変わりそうにない。
- 8 名前:しんのすけ 投稿日:2001年06月18日(月)23時41分15秒
- 「ごっちん、私たちも早く帰ろー」
「あっ、よっすぃ〜ちょっと待ってよ」
向こうではごっちんと吉澤が同じようなことをしている。
「ごっちんいつも遅いじゃない。これからは梨華ちゃんと帰ろかな」
あながち、冗談でもなさそうだ。
「今度から早くするからさ」
「ごっちん、前もそういってたけど結局は素昆布食べて遅くなってるんでしょ」
「いや、だからそれは・・・」
ごっちんも苦労してるな。
- 9 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月19日(火)13時02分17秒
- やぐちゅーですか(w
- 10 名前:しんのすけ 投稿日:2001年06月19日(火)23時33分42秒
- <5さん
そうですね。最近はいろんな組み合わせがありますからね。
作者自身、やぐちゅーが一番好きです。
- 11 名前:しんのすけ 投稿日:2001年06月19日(火)23時36分22秒
- <6さん
話的にはやぐちゅーですが、あとから恐いことがたくさんあります。
お楽しみに・・・
- 12 名前:しんのすけ 投稿日:2001年06月19日(火)23時38分03秒
- <9さん
いちおうやぐちゅーなのですが、ジャンルとしてはやはりホラーになります。
- 13 名前:しんのすけ 投稿日:2001年06月21日(木)21時41分53秒
- 更新です。
意見があったら参考にしますのでどんどん書き込んでください
- 14 名前:しんのすけ 投稿日:2001年06月21日(木)21時44分41秒
- 「あなたたち、まだいたの?」
声の主は夏先生だった。
「夏先生のほうこそ、まだいたんですか」
「ちょっとシャワー浴びてたら遅くなってしまってね。それより、早く帰りなさい」
確かに、もう11時を過ぎようとしている。
このままでは、終電にも遅れかねない。まぁ、そのときはタクシーでも使えばいいのだが。
「さあ、みんな帰った帰った」
やぐちの機嫌もちょっと直ったことやし、うちも帰るか。
夏先生の一言でみんなが帰ろうとした、その瞬間・・・
- 15 名前:読んでる人 投稿日:2001年06月23日(土)03時25分23秒
- やぐちゅー、いろんな意味で期待してます。
- 16 名前:しんのすけ 投稿日:2001年06月23日(土)12時12分56秒
- >15さん
期待に応えれるようにがんばります。
- 17 名前:しんのすけ 投稿日:2001年06月23日(土)22時49分30秒
- ドスッ!
目の前を歩いていた矢口が急に立ち止まった。
「なんや、やぐち。急に止まるなや」
「ねぇ、揺れてない?」
「えっ、揺れてるって・・・」
うちがそう言おうとした時・・・テーブルに置いてあったペンが転がり落ちた。
- 18 名前:しんのすけ 投稿日:2001年06月24日(日)17時29分27秒
- 地震だった。それもかなり大きい。
「きゃあー」
みんなの叫び声が響く。
「みんな、伏せるんや」
そう叫ぶとみんな床に伏せた。
ガタン!ゴゴゴッ!
轟音が鳴り響く。
悪夢の始まりだった。
- 19 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月25日(月)13時39分19秒
- ドキドキ・・・
続き期待!!
- 20 名前:しんのすけ 投稿日:2001年06月25日(月)19時38分41秒
- >19さん
仕事がおわってから書いているので更新は遅いですが、
がんばって書きます。
- 21 名前:しんのすけ 投稿日:2001年06月26日(火)18時52分31秒
- 更新です。今回は少し多めにします。
・・・20秒、いや30秒は揺れていたであろうか。
なんとか揺れは収まった。
みんなを捜そうと周りを見回すが、電気が消えていてよく見えない。
「みんな、大丈夫か?」
私はみんなの安否を確認しようとした。
「なんとかね」
と、夏先生。
「かおりは大丈夫だよ」
と、かおり。
「矢口死ぬかと思ったよ」
よかった。矢口も無事のようだ。
そのあとにつづいて、圭坊・なっち・ごっちん・よっすぃ〜の返事も聞こえた。
どうやら、全員無事のようだ。
「よかった、全員無事やな」
「あ〜恐かったね、よっすぃ〜」
と、ごっちん。あまり恐かったような言い方ではない。
やはりこの子は、どこか抜けているところがあるようだ。
そうこうしているうちに、電気がついた。
改めて周りを見回すと、ダンスレッスンルームということもあって
あまり物は落ちてこなかったようだ。
唯一危ない物とすれば、この大きな鏡くらいだろう。
たいした被害もないので、解散することになった。
「裕ちゃん、今日泊まりにいってもいい?なんか恐くて一人じゃ眠れないよ」
おっ!さっきまで怒っていたのに・・・
「地震も悪くないかもな」
と内心思いながら、返事はもちろん
「しゃーないなー今日は裕ちゃんがいっしょに寝たるわ」
本当は、こっちから言い出そうとしていたことだけど・・・まぁ、いっか。
- 22 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月03日(火)11時02分19秒
- なんか矢口のしゃべり方が変‥‥
- 23 名前:しんのすけ 投稿日:2001年07月03日(火)19時47分47秒
- >22さん
すいません、勉強不足です。
もっと研究します。
- 24 名前:しんのすけ 投稿日:2001年07月03日(火)19時48分43秒
- ひさしぶりの更新です。
遅くなってすみません。
- 25 名前:しんのすけ 投稿日:2001年07月03日(火)19時49分35秒
- さて、そうなったら長居は無用。
さっさと帰って矢口との楽しいひとときを過ごすだけや。
「よっしゃ、今度こそ帰るで・・・」
そう言い切ろうとした瞬間。
ゴゴゴッ!
「なんや、地震はもういいのに・・・」
いや、何か違う。揺れ自体はさっきと変わらないが・・・
「みんな、伏せるんや」
自分でもなぜそう叫んだかわからなかった。
本能的に何かを感じ、考えるより先に叫んでいた。
そう、さっきの地震とは何か違う・・・
叫んだ後は、妙に冷静になって考えていた。
「何か・・・」
!!
- 26 名前:しんのすけ 投稿日:2001年07月10日(火)23時10分39秒
- 更新します。
落ちている・・・そんな感覚だった。
そして、とっさに窓へ眼を向けると今までネオンに光っていた
景色が一瞬にして真っ暗闇へと変わった。
漆黒の闇に落ちていくように・・・
本当の悪夢の始まりであった。
「・・・・ちゃん、裕ちゃん!」
ん、なんややぐちか。もうちょっと寝かしておいてくれてもいいのに。
仕事まで時間はあるやろ?あと5分だけ。
「裕ちゃん、起きてよ」
はい×2、そこまで言うなら起きますよ。
やぐちは相変わらずせっかちやな。
うちにとってはいつもの朝のはずだった。
起きて朝ご飯を食べて、髪をセットして、化粧して、そしてやぐちと楽しく仕事へいくはずだった。
でも、今は違った。
- 27 名前:名無しさん 投稿日:2001年08月06日(月)02時03分29秒
- 元ネタ「ざくろ」だよね?
どーなるのかな?
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