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おっきくなりたい

1 名前:七星 宙城 投稿日:2001年06月21日(木)17時52分00秒
え…と、初小説です。
皆さんの小説を読んでたら書きたくなって
こんなんが書かれてしまいました。
いろいろ問題点があるでしょ〜が、そこのトコは大目に見てやって下せぇ
感想なんか書いていただければひじょおに嬉しく思います。
2 名前:七星 宙城 投稿日:2001年06月21日(木)17時52分43秒
「おっきくなりたーーーーーーーーーーーーーい!!」

オイラ、矢口真里の最近の悩みはコレなんだよねぇ…

145cmっつー身長が、チャームポイントだって言う事は十分理解(わか)ってる

理解ってるけど…ね?

やっぱりもうちょっと欲しいワケで…

だってさーこの間なんか……
3 名前:七星 宙城 投稿日:2001年06月21日(木)17時53分18秒
あの日は、オイラも含めて娘。の、

メンバーたち全員がロケで遊園地に行ったんだ。

で、何事もなくロケは無事終了。

その後にみんなお楽しみの自由時間があったんだ。

そこでオイラはよっすぃ〜と一緒に行動することにしたんだけどさ
(そこで裕ちゃんと石川に止められたのは言うまでもない)

それがどーかしたのか?って?あんまり関係ないけどね♪

ま…それはともかく楽しかったんだ

あの事件が起きるまでは…
4 名前:七星 宙城 投稿日:2001年06月21日(木)17時54分03秒
「ねぇ矢口さん、今度はアレ乗りましょーよ♪」

「ゑ…? アレって…」

「そう。ココの最大の目玉! ドラゴンコースターですよぉ!」

よっすぃ〜がいつもどーり明るく、そしてアッサリと言い放った。

そんなとこもカワイイ♪

「…やっぱり?」

“ドラゴンコースター”名前を聞けば判明(わか)ると思うけど、ジェットコースター。

しかも、
『一度乗ったら忘れない!
最大速度150km/hなど何と、
4項目にわたってギネスブックに掲載('00年度版)されているキング・オブ・コースター。』
なんつーアオリ付き。

オイラはいままで18年生きてきて、ジェットコースターなんて一度も乗ったコトが無かったワケ。

「イヤ…ですか?」

プチモビクスの火曜日よろしく、そんな上目遣いで訊かれちゃぁ断れないじゃんか…

「うん…乗ろっか」

「やった♪ 行こっ」

カ…カワイイ…

んで、よっすぃ〜の上目遣いにやられたオイラは、半ば強引に乗る羽目になっちったんだ。

でも、これが悲劇の始まりだったんだ…
5 名前:ミクロキッズ 投稿日:2001年06月22日(金)15時42分31秒
やぐよしですか?もう大好物です(w
あの事件って?悲劇の始まりって?
う〜ん・・・期待してます。
6 名前:七星 宙城 投稿日:2001年06月22日(金)19時29分52秒
>>5 ミクロキッズさん
初レスおおきにです。
う〜ん… 残念ながらやぐよしじゃないんすよねぇ
やぐよしとゆーご期待にそえることはできなさそーですが
これからも読んでいただければ、光栄です。

でわ、ちょこっとだけ更新っす。
7 名前:七星 宙城 投稿日:2001年06月22日(金)19時30分39秒
行列に並ぶコト、約20分。平日って事もあって遊園地はすいていた。

貸し切りにするだけの制作費は無かったんだってさ。

ついにオイラたちの番が。

が、しかし!オイラは重要なコトを忘れてた――

――身長150cm以下のお客様は搭乗する事が出来ません。どうかご了承ください。

「………………………」

オイラ、撃沈。

「あ…あの…矢口さん。違うの、乗りましょうか…?」

じぶんが誘った責任感からかよっすぃ〜はこう言ってくれた。

「そ…そ〜だね…」

オイラは力なく返事をすると違うアトラクションへ向かった。
8 名前:七星 宙城 投稿日:2001年06月22日(金)19時32分18秒
…で、こんなコトがあったから、普段なら気にも留めないダイレクトメールだって気になっちゃうワケでして……

『低身長に悩む貴方もこれで解決!』

『全国から続々と喜びの声が! これはほんの一例です。』

東京都 大木彰男さん(21才 大学生)
雑誌で身長を伸ばすための講座に申込んでトレーニングを試みましたが、全然効果がありませんでした。
それで最後の望みとして、のび〜る君αを購入してみましたら、
なんと最初の1回・15分のトレーニングで1.5cmも身長が伸びてびっくりしています。
このまま定期的にのび〜る君αを使用して、2〜3カ月後には目標を達成できるとおもうと楽しみです。

愛知県 中野一也さん(17才 高校生)
バスケットボール部に入って頑張っていますが背が低く、なかなかレギュラーになれず悩んでいましたが
のび〜る君αを使ってからは半年で身長が6cmも伸びて、
今は念願の準レギュラーに選ばれて充実した毎日を過ごしています。
来年はレギュラー入りも夢ではありません。

茨城県 青山隆さん(26才 会社員)
成長期を過ぎているのであきらめていましたが、のび〜る君αの広告を見て、
半信半疑で使ってみたら2ヶ月を過ぎたころから3.5cmも背が伸びて、姿勢も真直ぐになり、
彼女の見る目が違ってきて毎日のデートがウキウキ気分です。

愛媛県 安藤祐一郎(19才 専門学生)
両親が背が低いので、背が伸びないのは遺伝だと諦めていたが、ダメモトと思い、
のび〜る君αを使ったら158cmの身長がなんと5cmも伸び、その効果にビックリ!
今は、目標170cmで頑張っています。

『一月15,000円で夢の高身長が貴方にも! のび〜る君α!!』

「………………………」

ホントに伸びんのかな…?

オイラもダメモトでやってみるかな…?

…と、まぁこんなノリで買っちゃったんだ…(諭吉っつぁんと稲造が、月一人いなくなるのはちと痛いケドね)
9 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月25日(月)13時14分29秒
のび〜る君α自分も欲しいッス(w
10 名前:七星 宙城 投稿日:2001年06月25日(月)18時28分52秒
>>9 名無し読者さん
レス、サンクス!
で、欲しいですか… のび〜る君α
元ネタはコイツです。よかったらど〜ぞ(爆
http://www5a.biglobe.ne.jp/~s-riken/

で、レスがついたので調子に乗って更新(微量)っす☆
11 名前:七星 宙城 投稿日:2001年06月25日(月)18時31分04秒
数日後―――

ついに届いたよ…アレが

「ふふふ… 今日からオイラ、矢口真里は生まれ変わるのだぁぁぁぁ♪」

うん。 オイラって怪しい♪

そんなこんなで包みを破いて、箱を開けると…

なにかよく分からない薬と注意書きの紙、そして…

そして、瓶牛乳が約30本。どーりで重いワケだわ…って

「牛乳……」

牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳Milk牛乳牛乳牛乳
牛乳牛乳Milk牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳
牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳Milk牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳
牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳Milk牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳

あうぅぅぅぅ…

牛乳。なんてヤな響きなんだろう…。

でも… でも…

「逃げちゃダメだ… 逃げちゃダメだ… 逃げちゃダメだぁぁぁぁぁ…!」

圭織が好きだという某アニメの主人公になりきってみたところで、牛乳は牛乳。

ったくイヤな液体だね。
12 名前:七星 宙城 投稿日:2001年06月25日(月)18時33分40秒
はうッ!! 牛乳がずれてるッ!!
13 名前:七星 宙城 投稿日:2001年06月27日(水)18時42分40秒
>>12 ってなワケなので、
サイズは中以下で読んでやってください。
でわ、ちょっとばかし更新。
14 名前:七星 投稿日:2001年06月27日(水)18時43分11秒
「と…取りあえず、注意書き読まなきゃ…」

“水でも大丈夫”なんて書いてあるコトを祈りつつ、注意書きに逃げるオイラ。

『この薬剤は必ず同梱の牛乳と併せてお飲みください。
万一、他の牛乳や、その他の飲料で飲まれた場合、当方は一切責任を負いません。ご了承ください。』

「………………………」

ダメぢゃん!!
15 名前:七星 宙城 投稿日:2001年06月27日(水)18時45分03秒
はぅ… ど〜しよう?

「でも… 飲まなきゃ勿体無いよね…?」

しっかりと自分に言い聞かせてオイラはナゾの薬と牛乳を飲んだ。

「不味い…。」

とーぜん牛乳は不味かった。

ケド、謎の薬はもっと不味かった。並みじゃなく不味かった。

ナミダがでちゃう… オンナノコだもん。

何故か“キレイなオハナバタケ”が見える。

あっ… 川の向こう岸に“死んだハズ”のお婆ちゃんが…

あれ? 手招きなんかして何か言ってるよ?

『真里や… こっちにおいで…』

「…うん☆」

…って、をゐ!!

はっ☆ 危ない危ない…

危うくオイラ、三途の川を渡るトコだったよ…

しかし婆ちゃん… アンタも孫を、死後の世界(そっち)へ誘うな! ったくぅ…

閑話休題、晩御飯はみんなと食べてきたし、牛乳(と謎の薬(死ぬほど不味い))のせいで練習する気力も無くなったし

「寝よう」

そう呟くとオイラは大きなお布団に潜り込んだ。

…ゲプ。

あうぅぅぅぅ… 牛乳臭いよぉぉぉぉ…
16 名前:七星 宙城 投稿日:2001年06月27日(水)18時46分36秒
14ミスってる…
鬱だぁ…
17 名前:パク@紹介人 投稿日:2001年06月30日(土)15時01分42秒
こちらの小説を「小説紹介スレ@銀板」↓に紹介します。
http://www.ah.wakwak.com/cgi/hilight.cgi?dir=silver&thp=992877438&ls=25
18 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月01日(日)02時04分54秒
牛乳30本て……夏はヤバイぞ!?
腐らせないためにも
「逃げちゃダメだ… 逃げちゃダメだ… 逃げちゃダメだぁぁぁぁぁ…!」(w
19 名前:七星 宙城@実は市井ヲタ 投稿日:2001年07月02日(月)11時17分30秒
>>17 パク@紹介人さん
紹介&ドンマイとのお言葉、有り難う御座います。

>>18 名無し読者さん
光栄です。
い… 言われてみれば…
取りあえず、保存糧をゴキンゴキンに添加ってコトで… ご勘弁を(w
しかし、カヲリさんがエ○゙ァ好き(て優香シ○ジファソ?)
…って話はどっかで聞いた(見た)のですが、実際のところどぉなんでせう?

レスがついたので、仕事の合間を縫ってちと更新。
20 名前:七星 宙城 投稿日:2001年07月02日(月)11時18分40秒
翌日――

…ゲプ

あうぅぅぅぅ…

まだ牛乳が残ってるぅ…

お目覚め最悪だよぉぉぉぉ…

ん? でも、お布団が通常(いつも)よりちょっと小さい気が…

ま… いくらなんでも気のせいだよね?

流石に身長ってのが、1日や2日で急に伸びたりするモンぢゃぁないって事は、ほかならぬオイラが一番知ってる。

今日のお仕事は“うたばん”の収録。

オイラは着替えてメイクして、イツモよりちょっと早めに家を出た。

そして、都内某所。収録スタジオの楽屋で、加護にこんなことを言われたんだ。

「あれ…? 矢口さん。 ちょこっと背、伸びました?」

「うそ〜〜!? 矢口さん、背が伸びたんですかぁ〜〜?」

ちょっと石川、驚きすぎ。 そんな『どうなるんですか〜〜!?』みたいな驚きかたされても…

「やぐちぃ〜〜… 背ぇ伸びたらアカンて。 ホンマ
矢口はちっこいほーがカワイイねんから… な?」

な? って、他人(ひと)の気も知らないで…

「裕子のバカ…」

と、まあイツモ通りのモーニングの楽屋。

ここまでなら良くあるコトなんだけどさ?
21 名前:七星 宙城 投稿日:2001年07月04日(水)16時11分23秒
地味に更新。ちぇけらっ!
22 名前:七星 宙城 投稿日:2001年07月04日(水)16時11分56秒
本番中――

「あれ? 矢口、身長伸びた? それじゃミニモニ。やれねーじゃん!」

「だべ!? だべ!?」

タカさんと中居君にまで…

オイラの身長ってホントに伸びてる!?

ついに… ついにオイラにも成長期が…

つーか、オイラ今頃成長期!?

こんなこと考えてたら

「矢口 オメー、ジョンソンじゃねーんだからもっとしっかりしろよな!?」

「あはは…」

TVじゃ変なエフェクトと、ツッコミが入るんだろーな… とか思いつつ、とりあえず笑って誤魔化してみる。

けどタカさん、圭織と一緒にしないでよ?

「だべ!? だべ!?」

中居君… さっきからソレばっかだよ…?

ったく作者も腕ないのに無茶するから…

[五月蝿いッ!!]

ん? 天の声?

「ゴッツァン体操服くれよぉ〜」

気付いたらタカさんが、またごっちんに絡んでるし… しかも『体操服くれ』って… 只の変態じゃん!

「だべ!? だべ!?」

あの〜 中居君…

もういいや…
23 名前:七星 宙城 投稿日:2001年07月04日(水)16時13分08秒
その夜――

あぅぅぅぅ

やっぱり不味いよぉぉぉぉ…

やっぱりオイラは臨死体験をした――

「お婆ちゃん… うぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」

『五月蝿いッ!!!!』――ガスッ! ガスッ!

隣のおねーさん(金髪の根元が黒くなってるため、染め直しが必要。28歳・独身。職業:水商売。[矢口判断])が、

壁を蹴る音でオイラは死の淵から蘇った。

ココの壁、薄いんだよねぇ…なんにも出来やしない…

ってそーゆーイミじゃないぞぉ☆ 何を考えてるんだねチミは?

しかし、この“不味い”薬って一体…?
24 名前:七星 宙城 投稿日:2001年07月04日(水)16時14分15秒
数週間後――

オイラは見違えるほど大きくなっていた。――無論毎日壁を蹴られながら…

しかし、よっすぃ〜よりも大きくなったときには流石にオイラもビビったよ。厚底、はけないなぁ…

でも、背が高くなったお陰で、オイラは益々セクスィーに… ウフ♪

確かに“ちっちゃい矢口が好き♪”ってファンも居たけど、やっぱり“セクスィー隊長★”はこうでなくっちゃ♪

大きくなってから、全体的に見ればファンも増えちゃったしね。

もうオイラ矢口真里、おっきくなって絶好調!
25 名前:七星 宙城 投稿日:2001年07月04日(水)16時15分04秒
さらに数週間後――

「あのさー矢口、圭織が言うのもなんだけどさー… いーかげん、おっきくなりすぎじゃない?」

確かに圭織の言う通りかもしれない。 実際オイラの身長は何と、183cmにまでなっていたんだ。

実際のところ、オイラもそろそろいいかな? とか思ってたんだ。

うん。 今日から“あの薬(死ぬほど不味い)”を飲むのはやめよっと♪
26 名前:172 投稿日:2001年07月08日(日)11時19分19秒
>「あのさー矢口、圭織が言うのもなんだけどさー… いーかげん、おっきくなりすぎじゃない?」
笑いました(w
更新頑張れ!
期待sage
27 名前:七星 宙城 投稿日:2001年07月09日(月)10時46分45秒
>>26 172さん
笑っていただけましたか? それはよかったです。
応援、有り難う御座います。
これからも、ちまちまと更新していこうと思うので、
末永く(そんなに続くのか、宙城?)、お付き合い下さい。

んで、更新(少々)。
28 名前:七星 宙城 投稿日:2001年07月09日(月)10時47分15秒
翌日――

「あの…矢口さん… 身長、縮んでませんか?」

こ…このまったくと言っていいほど、相手の事を考えない口調は…

オイラは相手をキッと睨み付けると、

一般人よりちょっと小さいのーみそをフル稼動させ、必死にサーチした。

数秒後、のーみそ(一般人よりちょっと小さい)はオイラにこう告げた。

『該当者、一名。 ――氏名、石川梨華。』

やっぱりこんなコトを言うのはアイツしかいない…

「石川ッ!」

「はッ… はい!!」

ちょっとばかし叱ってやろうと思ったその時!!

「ほんまや… 昨日より縮んどるで、矢口。う〜んと…大体160cmってとこやな」

…ゆーこ、それマジで言ってる?

オイラの顔色は推して知るべし。

ケド、ゆーこは何事も無かったかのように話を続けた。

「ゆっとくケド、マジやからな… しかし、裕ちゃん嬉し〜で♪
やっぱりちっちゃなかったら、矢口とちゃうで。ホンマ。でもやっぱもっと小さいほうがええなぁ…」

「ふっ……………」

ったく酷い言われようだね… ちっちゃくなかったらオイラじゃないなんて…

じゃ、今のオイラはなんなんだ〜!!

あっ☆ そうか、ちっちゃくなったんだった

けどあの薬、飲むのやめたらまた縮んじゃうんだ…
29 名前:七星 宙城 投稿日:2001年07月11日(水)17時14分03秒
ネタ的には第1弾とあんまり変わらんけどね。>メアド欄

ぢみ〜に更新です。
つーかいい加減ageるべきか…?
30 名前:七星 宙城 投稿日:2001年07月11日(水)17時15分46秒
その晩――

やっぱりまた買わないと仕方ないよね…?

買わないと縮んじゃうしね。 しッかしなんて薬なんだよ…

「諭吉… 稲造… 今夜でオイラともお別れだよ… うぅぅぅぅ…」

財布から一万円札と五千円札を取り出して、取りあえず泣いてみたりする。

18歳のうら若き乙女に、月15,000円は痛いんだぞ?

……を? ……をおッ!?

あの薬(死ぬほど不味い)がまだちょっと残ってる!

こ…これは飲まねば…

ん? あれ? 牛乳が無い。 お〜い何処行ったんだ〜? オイラの牛乳ちゃ〜〜ん☆

数ヶ月前では考えられないような言葉を、オイラの口は難無く吐き出す。

人間って変われるモンなんだね☆

でもやっぱり、美味しくないとは思うケドね…

で、オイラの牛乳ちゃんは? 品切れ!? マジで!?

もぉやだぁ〜… しゃあない、牛乳買いに行くか…

この言葉、以前のオイラが聞いたら卒倒してるだろ〜ね。
31 名前:七星 宙城 投稿日:2001年07月11日(水)17時16分54秒
まあ、こうして近所のコンビニで牛乳を無事ゲットしたオイラは、

意気揚々と自宅へ引き返すと、例の薬(死ぬほど不味い)を牛乳(そこそこ不味い)で一気に飲み干した。

――ごきゅッ… ごきゅッ…

「うっ…☆ お婆ちゃん…」

『五月蝿いッ!!!!』――ガスッ! ガスッ!

隣のおねーさんが、壁を蹴る音でまたしてもオイラは死の淵から蘇った。

でも、隣のおねーさんが居なきゃ、オイラはとっくの昔に死んでる気がする…

お隣のおねーさんに感謝感謝。

「けど、何かじゅぅよぉなコトを忘れてる気がするんだよねー う〜ん…」

ま、いっか。 寝よ♪

こーして、いーかげん牛乳にも慣れたオイラは、大きさもちょうど良くなったお布団に潜り込んだ。
32 名前:ハロプロくん 投稿日:2001年07月13日(金)22時39分03秒
私の書いてる小説にたびたび感想をいただきまして、ありがとうございました。
御案内いただいたんで、覗いてみました。
自分で書くようになってから人のを読まなくなってたんで、なんか久々な感じです。
七星宙城さんもこれが初小説みたいですね。
最初はいろいろ不安もあるとは思いますが、お互い頑張りましょう!!
33 名前:七星 宙城 投稿日:2001年07月16日(月)09時05分12秒
>>32 ハロプロくんさん
34 名前:七星 宙城 投稿日:2001年07月16日(月)09時07分44秒
↑ミスった…

てなわけで続き
レス有り難う御座います。宣伝した甲斐がありました(w
エールまで送っていただいて… こちらこそお互い頑張りましょう!
35 名前:七星 宙城 投稿日:2001年07月16日(月)09時09分06秒
翌朝―――

――ちゅん…ちちち…

「ん… ふぁ〜」

をおっ! 小鳥の声で目覚めるなんて、オイラってば“をとめちっく”だわん♪

って… あれ!? え!? ゑ!?

オイラのお布団が縮んでる?

「んなこたぁない。」

タモリさんの真似をしてみる。

お布団が縮んでる? うんにゃ、そーぢゃない。

「じゃない♪」

ポーズもつけて紗耶香の真似もしてみる。

はっ☆ んなコトやってる場合じゃない… オイラの身長が伸びてるんだ。

しかも… しかも、認めたくないけど、異様なまでにおっきく…

『認めたくないものだな… 若さ故の、過ちというものは…』

『そんな大人… 修正してやるぅッ!!!!』

『これが若さか…』

頭の中で、かつて“赤い彗星”と呼ばれた男と、

女みたいな名前の男の“その筋では”有名な掛け合いが再生された。

勿論、そんなコトで異様なまでに(2mちょっとは異様だよね?)伸びすぎた身長が縮むワケが無い。

ど〜しよぉ…

取りあえず裕ちゃんに相談してみるっきゃないよね?

こんなときの為のリーダーだもんね☆

――『こんなときの為の』ってゆーフレーズ、裕子が聞いたら怒るだろーね。
36 名前:七星 宙城 投稿日:2001年07月18日(水)14時28分20秒
更新!
yossy<要 Check it Out Yo!!
37 名前:七星 宙城 投稿日:2001年07月18日(水)14時28分56秒
で、一応裕ちゃんに電話をしてみる。

「…で、そーゆーワケなんだ… どぉしよぅ? 裕ちゃん…」

一通りの事情を話し終えると、オイラは裕子の言葉を待った。

「えっとつまり、
1、アタシの矢口の背ぇが伸びたのはドーピングのオカゲ。
2、んで、その薬を飲むんを止めたら背ぇ縮んだ。
3、それで慌てて、また薬飲んだらおっきくなり過ぎた。
と、こーゆーコトやんな?」

「う… うん。 でも、“アタシの”って部分は余計だけどね?」

間違っちゃない(『アタシの』とゆー部分は除く)。

間違っちゃないけど(しつこいけど、『アタシの』とゆー部分は除く)、『ドーピング』って… 非道いよ!? 裕ちゃん!!

「ふっ… まぁええわ。 で、矢口、なんか忘れてる事とかないか?」

「なにかって?」

「ん〜〜… そーやな…
例えば取扱説明書みたいなヤツとか… そ〜ゆ〜の、忘れてへんか?」

「!」

“取扱説明書”そのフレーズで思い出した。

そ… そ〜だった… ヤ…ヤバイよオイラ…
38 名前:七星 宙城 投稿日:2001年07月18日(水)14時29分54秒
――この薬剤は必ず同梱の牛乳と併せてお飲みください。
万一、他の牛乳や、その他の飲料で飲まれた場合、当方は一切責任を負いません。ご了承ください。

ジャジャジャジャ〜ン!! ジャジャジャジャ〜ン!!

オイラの頭の中でかの名曲『運命』(by ベートーベン)が鳴り響く。

あ… あは… あはははは…

「どうした、矢口? ついにおかしくなったんか?」

オイラの異常な様子に気付いた裕子が、(おそらく)心配してくれている(と、思われる)。

「まぁとにかく、メンバーと…
ついでにマネージャーにも、適当に言っといたるからさ、今日のところは休んどき。 ええな?」

「うん……」

フツー“ついでに言う”のは、どっちかって言ったらメンバーだろ? とか思いつつもリーダーに感謝。

いいリーダを持ってオイラは幸せだよ…
39 名前:七星 宙城 投稿日:2001年07月18日(水)14時30分37秒
その後、オイラはテキトーに悩みつつも、

猫に手も貸せるくらい暇だったので、テレビをかじりながら煎餅を見て一日を過ごした…

おっと訂正。煎餅をかじりながら、テレビを見て一日を過ごした。

その夜―――

チャ〜ラ〜ララ〜ラ〜ラチャララ〜…

オイラの携帯が小気味良く、「悔し涙ぽろり(16和音)」を奏でる。

と〜ぜん、裕子専用の着信音だ。

Pi☆

「あっ、裕ちゃん? ど〜したの?」
40 名前:七星 宙城 投稿日:2001年07月18日(水)14時32分51秒
いいや。ageてまえッ!
ていッ! とうッ! あらよッと!
41 名前:読者の名無し。 投稿日:2001年07月18日(水)18時08分36秒
はじめて読ませていただきました。おもしろい!!
メール欄も楽しませていただきました(w
裕ちゃんの電話、気になる〜。矢口はどうなる?!
つづきが楽しみです♪
42 名前:七星 宙城 投稿日:2001年07月23日(月)11時08分28秒
>>41
面白いってゆう言葉が最高のホメ言葉です。
これからも期待しててくださいね。




…と言いたいところですが、しばらく更新出来なさそうです…
ただし、絶対に放棄はしないので楽しみに待っていてくれる方がいれば、
気長に待ってやってください。

でわ、止まる前の更新です!
43 名前:七星 投稿日:2001年07月23日(月)11時09分21秒
「『ど〜したの?』って冷たいな〜… 矢口。
愛する人に逢われへんって言うのは、たとえ一日でも辛いんやで?」

ゆ… ゆーちゃん…

そんなにもオイラの事を…

「ま、それは置いといて…
今日の事、一応報告しといたろーと思ってな。」

「置いとくんかい!!」

「置いといて欲しくなかったんか?」

オイラの反射的ツッコミを、好意的に受け取った裕子が意地悪く訊いてくる。

「いいよ… 置いといて。で、報告を聞くよ。」

本当に“反射的に”出たツッコミなので、オイラは気にせず裕子に続けて頂く。

「ん? まあええわ。 で、矢口が休む理由やねんけどさ…」

「うん。」

「ホンマごめんな…」

「うん?」

「怒らんと聞いてや?」

「うん??」

嫌な予感がする。

例えば… そう、宿題を忘れた事を先生に問い詰められる小学生のように…

ひぢょおに言いにくい事を、出来るだけ先延ばしにしようとしてるよーな…

「なんも思い付かんかってんやんか…」

「う… うん。」

嫌な予感、倍増。

「二日酔いってコトにしといた…」

たっぷり20秒くらいかけて、裕子の言葉を咀嚼し、反芻してみる。

「………………………」

中澤裕子さん、貴女は確かこうおっしゃいましたね。

――まぁとにかく、メンバーと…
ついでにマネージャーにも、適当に言っといたるからさ、今日のところは休んどき。 ええな?

…たしかに、たしかに適当だけど……

「をゐ…」

前言撤回。

ゆーこはいいリーダーではなく、やっぱりゆーこでした。
44 名前:七星 宙城 投稿日:2001年07月23日(月)11時10分06秒
翌朝、0418時―――

「はうッ!!」

あ… 足、攣ったッ!

足を攣って目が覚めるなんて… オイラってなんてヲヤヂちっくなんだらう…?

しかも四時過ぎだし… はぁぁぁぁ…

気を取り直して、鏡を見てみる。

「で、身長は…」

チャラリ〜… チャラララ〜ラ〜…

オイラの頭の中でかの迷曲『鼻から牛乳 〜第2章〜』(by 嘉門達夫)が鳴り響く。

「タ… タブラマサカドゥデス…」

似てないものまねで現実逃避。
45 名前:七星 宙城 投稿日:2001年07月23日(月)11時12分50秒
てなワケで、ここらへんで…

( ^▽^)<ふぇーどあうと!
46 名前:七星 宙城 投稿日:2001年07月23日(月)16時14分33秒
見直してみたら>>42、ちょっとヌケてるし…

>>41 読者の名無しさん
名前を入れるのを忘れておりました。失礼しました。


こんなバカな作者ですが(しかも、しばらく更新とまるし)、
見捨てないでやってください。(わら

( ゜皿 ゜)<ぴ〜… 圏外デス。 交信デキマセン…
47 名前:名無しさん 投稿日:2001年07月23日(月)23時59分47秒
なんてとこで止めるんだ・・・
48 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月03日(金)00時12分36秒
しばらくってどんくらいなんでしょうかねえ・・・
ま、待つだけですが。
49 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月23日(木)00時26分22秒
マダカナア・・・
50 名前:王大人 投稿日:2001年09月25日(火)01時37分40秒
死亡確認!
51 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月30日(日)06時01分31秒
>>50
だろうなあ。理由も不明、期間も不明の更新停止じゃあねえ・・・
52 名前:七星 宙城@作者 投稿日:2001年10月02日(火)09時40分56秒
>>47
それは宙城も思います…(自爆笑
あのときは宙城もイパーイイパーイでした。
それは辺りを見回せば理解ってもらえると思います(ミス多すぎ。

>>46 >>50-51
スマソ! 生きてます(汗
急に仕事が忙しくなって1/4年ほど放置状態…(ワラ
大体片付いてきたので、今月中には復帰できそうです…










多分
53 名前:七星 宙城 投稿日:2001年10月31日(水)11時19分51秒
(0^〜^0)<どうも〜♪ やっと帰ってきました!
( `.∀´)<ちょっと吉澤! アンタ待たせすぎよ!!
(;0^〜^0)<そ… そ〜言われても…
( `.∀´)<次からはキリキリ更新するんでしょうね!?
(;0^〜^0)<さ… さぁ? そこは作者の気分次第ですから…
(;`.∀´)<それが一番恐いのよ!!

( ゜皿 ゜)<デンパヲ受信シマシタ。
(0^〜^0)<と、ゆ〜ワケで、再開!
(;`.∀´)<ホントにするわよね?
54 名前:七星 宙城 投稿日:2001年10月31日(水)11時20分49秒
縮んぢゃねぇぇぇぇ…

そ… それどころか伸びてる…

縮むことなんて…

「縮むことなんて出来ないよ!? トニー!!」

ぐぅぅぅぅれいとぉ!

何がしたいんだ? オイラは。

さ、最悪だ… でも、確かに昨日の晩は飲んでないぞ…

な… なんで…?

――他の牛乳や、その他の飲料で飲まれた場合、当方は一切責任を負いません。

…そーゆーコトなの?

オイラ、大ピンチ。

ってコトは…
1:このまま大きくなり続ける。
2:しばらくすると縮む。
のどっちかだよね…

しかも“1”の方が確率が高い気がする…

このまま縮まなかったらど〜しよう…

ヤバイ… よね?

『1番で… ファイナルアンサー?』

頭の片隅で“世の奥様方の味方、御法川 法男”の声が聞こえた気がした……
55 名前:七星 宙城 投稿日:2001年10月31日(水)11時22分08秒
数日前―――

最近、ちっちゃい矢口さんがおっきい。

意味不明な発言かもしれない。 でも、まさにそのと〜りなんだ。

『ちっちゃい』ってゆー言葉なんて、矢口さんのためだけに存在するような“枕詞”ですよぉ?

ど〜ゆ〜事なのか、そぉとぉ気になるんだよね…

『名探偵コナン』と『金田一少年の事件簿』を“心の聖書(バイブル)”にしている迷探偵吉子としては、

絶対にこの謎を解かなきゃいけないと思うんだ。 ハトコの白川英樹と高橋尚子の名にかけて。

きっとそうっす! そんな気がするっす!

でも、その前に…

やっぱり迷探偵たるもの、カワイイ相方は必要だよね?

例えば、『コナン』の蘭ねーちゃんとか『金田一』の美雪ちゃん然りでね?

う〜ん… 相方候補か…

思い当たるのは… そーだなぁ… 梨華ちゃんとごっちんかな?

「よし!」

私は軽く自分に気合いを入れると、候補者をスカウトする旅に出た―――
56 名前:七星 宙城 投稿日:2001年10月31日(水)11時23分46秒
更新終了age
57 名前:名無し読者 投稿日:2001年11月24日(土)04時36分50秒
あ、復活してた。気づかなかったよ。
次の更新楽しみに待ってます。
58 名前:七星 宙城 投稿日:2001年11月30日(金)16時12分28秒
( `.∀´)<更新するのも、約一ヶ月ぶりね。
(0^〜^0)<そ〜ですね
( `.∀´)<一月も放置して何してたの?
(;0^〜^0)<ゲーセンでVO4thを…
(;`.∀´)<………………………で、強いの?
(;0^〜^0)<それが6戦全敗。
(;`.∀´)<………フッ。まあいいわ。
       それより、裕ちゃんがまだ娘。だね。
(;0^〜^0)<……はい。
(;`.∀´)<…新メンなんて、影も形もないわね。
(;0^〜^0)<……はい。
(;`.∀´)<いい加減、完結させるべきだと思うのわね。
(;0^〜^0)<……作者もそう思ってるらしいです。


(;`.∀´)<……………それはおいといて、応援レスが来てるわよ
(0^〜^0)<>>57 さん有り難う御座います。
( `.∀´)<これからも、このヘタレ作者をよろしく!!

ヽ(〜^◇^〜)ノ<それでは、要 Check it out Yo!!











(0^〜^0)<AD娘。って、ど〜なったの?
59 名前:七星 宙城 投稿日:2001年11月30日(金)16時13分43秒
10秒後―――

「ねー梨華ちゃん、気になるよね〜」

「えっ、何が?」

本当に分からないんですか? 石川梨華さん。 あんなにもあからさまなのに…

「判明んない?」

「うん♪ 教えてよ、よっすぃ〜☆」

……わざとやっているのかい、おぜうさん?

もういいや…

「ん… ゴメン、梨華ちゃん。 やっぱいいや…」

ごっちんにしよ… 梨華ちゃん連れててもあんまり役に立たない気もするし…
60 名前:七星 宙城 投稿日:2001年11月30日(金)16時15分18秒
おっ、ターゲット発見☆

そこで、私は次なるターゲット――ごっちん――に声をかけてみる。

「ねーごっちん、気になるよね〜」

「んあ? 何が?」

……後藤真希さん、貴女もですか。

「『何が?』って… 気になんない? 矢口さんだよ。 最近ミョーにおっきくなってるし… ね?」

「ん〜… そぉ言えばそぉねぇ… やぐっちゃん、最近おっきいねぇ…」

『そぉ言えば』ってレヴェルぢゃねーだろ? とか思いつつも、話を続ける。

「一緒に調べてみない?」

「Zzzz…… Zzzz……」

聞いてやしねぇ…

しかたない… 餌で釣るか…

「お〜いごっち〜ん。 ピスタチオだよぉ〜」

「Zzzz…… Zzzz……」

ふっ…………

最終手段! こっちのエサは?
61 名前:七星 宙城 投稿日:2001年11月30日(金)16時16分28秒
「………………あっ、いちーさん。」

「……はふぇ? いちーちゃん!? ドコ?」

「いないよ♪」

そのとき横から保田さんが、泣く子は黙らずもっと泣くような顔をしてこう言った。

「ちょっと吉澤! 何よ!? その『しないよ♪』ってのは? …ったくアンタ、石川じゃないんだから…」

「あれ? 保田さん。 私は『いないよ♪』って言ったんですけど?
それに、ど〜して『しないよ♪』で、梨華ちゃんなんですか?」

保田さんは一瞬「しまった!」というような表情をして、私に向き直ると、

「あ、いいの気にしないで。 あはは…」

と、怪しげな笑顔(しかも恐い)を残して去っていった。

保田さん、どうしたんだろう?

ま、いっか☆ ターゲットは目覚めたし…ね?

「ね? ごっちん。 一緒に矢口さんがおっきくなった原因をしらべようよ〜」

「え〜… めんどくさいよぉ…」

――ちらッ☆

ごっちんの目の前に、胸元から酢昆布をちらつかせてみる。

「Zzzz……!? す… 酢昆布!! やる! やります!! やらしてください!!!!」

……まさか効くとは。 恐るべし! 酢昆布!!
62 名前:七星 宙城 投稿日:2001年11月30日(金)16時18分12秒
ヽ^∀^ノ<age♪
63 名前:名無し読者 投稿日:2002年01月09日(水)00時31分47秒
せっかく生き残ったんだし、頑張ってくださいね

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