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忘れられない日々…

1 名前:名無しさん 投稿日:2001年06月24日(日)07時09分32秒
初めまして。初小説です…。いしよしです。よろしくです。

「ごめんなさい…。」
私はいつもの様にハッキリと断り、その場を去った。

「…なぁ!吉澤って…一体どんなタイプが好きなんだ!教えてくれよ!俺…努力するから!」

「…私が好きになった人が私のタイプなんだ。ごめんね。」

私は吉澤ひとみ。女子中に通う中3でバレー部に所属している。今日は、バレーの試合で地元の体育館に
きている。毎度のコト、いろんな人からアプローチされるけど、(女のコの方が多いかも…。)
私は今、バレーに夢中だった。

最後のミーティングも終わり、これから打ち上げだった。―結果?もちろん優勝したよ。
   …は!私は誰に話しかけてるんだろう?今日は疲れているんだな…。

「ひとみ!打ち上げ行かないの〜?」
「ひとみが行かないなら私もいかなぁ〜い!」

「…ごめん!私何か、疲れちゃってさ…。みんなは出てよ、…ね?」

「うん!ひとみがそー言うなら私達出る!ゆっくり休んでね?」
2 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月24日(日)07時33分04秒

「…はぁ。」

帰り道、私はゆっくり自転車をこぎながら、ため息をはいた。外は薄暗い。

(…何か疲れがとれないよなぁ…。毎日毎日同じコトの繰り返し…。)
なんて考えながら家に着く。

(ん?部屋の中が暗いぞ?玄関も鍵が掛かってる…。でも。)

私はポストな中から鍵と…手紙?を出した。その内容は…―

「ひとみ!お帰りなさい。お母さん達は、ちょっと旅行にでかけます。
どうせひとみは、練習があるから行けないでしょ?
多分、1週間は帰りません。お金はテーブルの上において置きます。
あと、明日から夏休みですが、ダラダラしないように!
試合はどうでしたか?優勝した?後でゆっくり話し聞かせてね!ママより。」

     …私は言葉を失った。明日から夏休みとゆーコトも忘れていた。

着替えて近くのコンビニに夕食を買いに出かけた。こんな事だったら、
打ち上げでてくんだった…。私は買い物を終えてとぼとぼ歩いていた。

     「…あの。」

   …何か声がしたような?…気のせいだろ。

 「す、すみません!」

ほらやっぱり。私は後ろを振り向いた。…見たコトないな?ここのコじゃなさそうだぞ?

    「何?」

「あの…、ここはどこなんですか?」

そのコは目に涙をいっぱいためて、消え入る声で話してきた。
黒髪で、華奢な体だけど、出てるトコは出てる…。
何見てんだぁ!私は!…自分がイヤになった。

3 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年06月24日(日)09時58分48秒
いしよしですね〜!楽しみです
しかも、アノ人が黒髪というとこがいいっすね
頑張ってください
4 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月25日(月)00時11分24秒
ゴホン!―気を取りなおして…!

「…?どこってここは…」

「うぅ…わ、私…(しくしく)」

私は驚いた。いきなりどこ?と聞いて泣き出すなんて!し、しかも回りの視線が…。
私、何もしてないんだよ〜!!って叫んでみても、どーにもならないし…。

「と、とにかく、ここじゃなんだからさ!」

私は彼女の手を掴むと、ダッシュで家まで連れてきた。
…連れてきたのはいいが、彼女はシクシク泣いたままだった。…う〜ん、困ったなぁ。
  ―まさか新たなアプローチなのか?まさかねぇ…。

それにしてもだ。さっきは無我夢中で気づかなかったけど…なんでさぁ、ラケットもってんの?

「…どーして泣くの?私、何かしたっけ?名前は何て言うの?」

「(しくしく)ご、ごめんなさい。私…何もされてません。けど…」

    「…けど?」

「…私…自分が誰だか分からないんですぅ…」

一瞬、ためらった。正直、ヤバイっすよ!って思った。…いきなり私の頭に
さっきの試合、優勝が決まって、ガッツポーズを取った自分が思い浮かんだ。なぜだろう?
…でも彼女の姿を見てると、…本当っぽい気がした。とにかく…もぅ一度確認してみよう。

「…ホント?誰かわからないんだ?」

「…はぃ…。ごめんなさい…。全く知らない貴方に、ご迷惑かけちゃって…。」

…はぁ。  …ん?ラッケトに『OO高校 石川梨華』と書いてある。
なんだ!ここの高校に電話したらいい事じゃん!良かったぁ〜。

「石川梨華ちゃん?だよ。ほら、ラッケトに書いてあるよ。早速電話して…」

私は電話に駆け寄った、その時!

「頭が…痛い!」

…『石川梨華』ちゃんは倒れてしまった!
5 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月25日(月)01時05分54秒
私は焦った。オロオロした。と、とにかくベットに寝かせようと思い、
梨華ちゃんをお姫サマ抱っこした。スっと持ち上がった。

(軽いなぁ。…それに可愛いぞ。私と違って女のコって感じがする…。)

―梨華ちゃんをそっと寝かせる。
私は考えた。今、学校に連絡を入れて、何て言う?まさか…
石川梨華ちゃんが記憶喪失になってますよ。
…なんて言える訳がない。怪しすぎだ。とりあえず、2・3日様子を見てみよう
かなと思った。どうせ誰もいないし。一人で寂しいしさ…。
…でも家の人が心配してるんじゃないか?一体、どーしたらいいんだぁ〜!!

        ―あ!そうだ。

私はまず学校を調べて電話した。神奈川のコだとゆーのが解った。
しっかり自分の名前と学校名を伝えて、家の番号を聞く。それから家に電話して、

「あの、梨華ちゃんの友達の吉澤って言います。2,3日私の家に泊まるので
心配しないで下さい。え?全然迷惑じゃないですよ!私の家族みんな旅行に出かけ
てて。私一人なんです。寂しかったんで梨華ちゃんが来てくれて嬉しいですよ。」

梨華ちゃんのお母さん、話しやすかったな。仲良くしてやってね、だって。
…心なしか、すげー喜んでたような…。あまり親しい友達っていないのかな?
いるよね。可愛いし。
私は自分の部屋に戻った。梨華ちゃんは眠ったままだった。スース―と寝息をたてている。
6 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月25日(月)01時38分00秒
ベットに寄りかかり、少しボ〜っとする。ふと窓から外を見てみた。もぅ真っ暗だ。

   (…まだ信じられないよ。ど〜なるのかな。)

      「…う〜ん。」

!!気付いたようだ。私は顔を覗きこむ。梨華ちゃんはゆっくりと目を開け
私を見てから、恥ずかしそうに布団で顔を隠した。

    「大丈夫?気ィ失っちゃたんだよ。」

「…!そうなんだ…。あ…!ごめんなさい。私…、行きますね。すみませんでした。」

「どこに行くの?」

「…え?い、家に…、帰ります。」

「…じゃ、家の人に電話して向かえに来てもらおうよ。外暗いよ?」

     「…。」

梨華ちゃんは言葉に詰まってしまったようだ。…私、楽しんでるよ。ヤだね…。

「…さっき梨華ちゃんが寝てる時に家に電話しといたよ。私の家に泊まりますって。
…記憶なくしちゃったんでしょ?今そのままで帰ると家の人、心配しちゃうよ?」

「…でも、迷惑かけられません。」

「迷惑じゃないよ。私さぁ、今日から1週間この家に一人なんだ。みぃんな
私を置いて旅行に行っちゃった!」

「そうなんだ。…ありがと。ごめんなさい…。私…、なんて言っていいか。
や、優しいんですね。えっと…。」

「私は吉澤ひとみ。敬語はやめようね。梨華ちゃん。」

「はい。…あ。」

私達は顔を見合わせて、クスっと笑った。
7 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月25日(月)01時43分26秒
>ラブ梨〜さん(すみません、ブが違いますね。変換してもいかないのですが…)
 私も黒髪梨華ちゃんの方がいいです…。これから、どーやって更新していくか
 すでに詰まってしまいました…。しかも誤字が目立つ。
 これからもお付き合いください。
8 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年06月26日(火)00時16分09秒
いや〜黒髪梨華ちゃん派ですか〜
嬉しいです!
ここのいしよしの雰囲気すごく好みなんで
最後まで付き合いますよ〜
応援してます
9 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年06月26日(火)00時16分24秒
いや〜黒髪梨華ちゃん派ですか〜
嬉しいです!
ここのいしよしの雰囲気すごく好みなんで
最後まで付き合いますよ〜
応援してます
10 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月26日(火)05時07分40秒
    
         ―グゥ〜…

        「「…!」」

梨華ちゃんのお腹がなった。あの音だと、よっぽどお腹が減ってたんだな。
梨華ちゃんは、真っ赤になって下を向いてしまった。私はそんな梨華ちゃんに

「お腹へってんでしょ?待ってて!あ…、べ〜グルしかないんだけど…いい?」

コクンと頷く梨華ちゃん。可愛いなぁ。いきなりだけど、私には弟が2人もいる。
ヤツ等の相手をしてると生キズがたえないし、自分もなぜか男まさりっぽく
なっちゃう感じがする。よくプロレスごっことかやるしさぁ…。
いつも妹が出来たらなって、思ってたし。何か嬉しいよ!…梨華ちゃんが来てくれて。
 私は急いで、べ〜グルに切りこみを入れ、朝に作ってあったゆで卵を潰し、
マヨネーズとあえた。それをべ〜グルにはさみ…出来あがり!私の得意な料理(?)だ!
…飲み物は…っと、レモンティーでいっか。

「梨華ちゃん!お待たせ!ひとみ・お手製!べ〜グルサンドだよ〜」

「うわ〜…おいしそう!ありがと!ひとみちゃん、いただきま〜す。」

梨華ちゃん、ずいぶん美味しそうに食べるねぇ。私も作った甲斐があるってもんよ。
梨華ちゃんが食べてる間に、私は顧問に電話した。家族の人が用事で家を開け、
私は親戚の方に行かないといけないって。一週間ぐらい休みますと…。
まさか一人にしては置けないしね…。電話し終わって、二階の自分の部屋に戻った
時には…梨華ちゃんは食べ終えて、す〜す〜寝ていた。
11 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月26日(火)05時37分41秒

   「う・う〜ん…」

私はソファーで一夜を過ごしたせいもあって、体が痛い!チラっと時計に目をやると
すでに12時を回っていた。ベットに寝てる梨華ちゃんを見る。…まだ眠ってるようだった。
―今日から部活もない。私が休みを入れたんだ。一週間の間に梨華ちゃんの記憶が
戻ってもらわないと…困る。家族が帰ってきちゃうんだよね。
―なんて考えてたら、梨華ちゃんが起きたようだった。

「…おはよ。ひとみちゃん…。早いんだね。」

「おはよ〜、梨華ちゃん!よく眠れた?さっ!顔洗いに行こっか!」

私達は顔を洗い、部屋に戻った。コンビニに行こうと思ったけど、
梨華ちゃんに服貸さなきゃね。私の持ってる服は…みんなジーンズとか、ジャージ、Tシャツ。
それしかない。その中で、私の一番小さいサイズのジーンズをはかせてみた。
…それでもブカブカだ。梨華ちゃんはニコニコ笑って、裾を折りながら
「ひとみちゃん、どぉ?」
くるくる回ってはしゃいでる。私はTシャツを選びながら、可愛いよって答えた。
梨華ちゃんは嬉しそうに、ありがとって答え、パンパン、も腿のところを叩いてみせた。
―さて。少しづづでも梨華ちゃんの記憶を取り戻さないと…。私はTシャツを5枚、
梨華ちゃんの前に並べてみせた。左から、黄色・赤・青・緑…そしてピンク。
自分で記憶がなくても、どっかで少しは残っているハズなんだ。
「梨華ちゃん、どの色がいい?好きな色きていいよ?」
梨華ちゃんは迷うコトなく、
「ピンクがいいなぁ。」
と、ピンクを選んだ。私は何で?って聞くと、ん〜、直感かな?と笑って答えたのだった。

  ―大丈夫そうだ。すぐに戻りそうな気配がする。―

私は思った。…ゆっくりでいいんだ。
それから、私達はコンビニに向かった。
12 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月26日(火)05時42分20秒
>ラブ梨〜さんも黒髪派ですか?あの頃が懐かしいですね。
 最初はマッタリ系でいこうかと…。
 そして、少しづつ、2人の間を詰めていこうかと思ってます。
 ぜひぜひ最後までお付き合いしてください。
13 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年06月28日(木)18時17分22秒
イイっすね〜
面倒見が良いひとみと、可愛い梨華ちゃん・・
この一週間でいったい二人はどうなるんでしょう・・
更新待ってます
14 名前:名無し読者 投稿日:2001年06月29日(金)05時00分35秒
コンビニは、お昼も過ぎたこともあって空いていた。店員達が、午後便を出している。
私はデザート売り場に向かった。

「梨華ちゃん、どれが…あれ?」

キョロキョロと辺りを見渡す。梨華ちゃんは雑誌売り場の方にいた。私はそっちの方に
小走りで向かった。すると梨華ちゃんは、大人気アイドルグループの
モーニング娘。の雑誌をまじまじと読んでいた。

「梨華ちゃん、モー娘。好きなんだ?」

「…ウン。でも私、よくわかんない…。好きだったような…頭が…」

「ほ、本読むのはヤメてさ、食べる物買って早く帰ろうよ!好きなの買って
いいからさ!」

私は梨華ちゃんの手を掴んで、その場から離れた。
あのまま思い出しちゃってたら、梨華ちゃんはまた倒れただろう。
でも、何気にモー娘。の記事を読むってコトは…。どーなんだぁ?少しは興味が
あるんだろうな…。私は別に興味はない。ただ、新しく入った後藤真希…だっけ?
同じ年なのに,何であんな色っぽいのかが不思議だった。ああゆう子とは仲良く
なんてなれないね!

「ひとみちゃん?どーしたの?ボ〜っとしちゃって。」

「え?あぁ、そう?私、ボ〜としてた?」

「してたよぉ。変なひとみちゃん!フフ。」

にっこり微笑む梨華ちゃん。私もつられて微笑んだ。行こ!って梨華ちゃんの手を
握る。温かい梨華ちゃんの手…。少しドキドキした。
家に着いた頃は、すでに4時をまわっていた。
家に着いた頃には、
15 名前:作者 投稿日:2001年06月29日(金)05時03分36秒
>ラブ梨〜さん。またまたレスありがとうです!これからゆっくりと
 梨華ちゃんに引かれてく、よっすぃ〜を書きたいなって思ってます。
 どうぞヨロシク…。
16 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年06月29日(金)12時59分21秒
後藤加入時だったんですね・・
それにしても、なぜ梨華ちゃんは記憶を失ったのかが気になりますね
17 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年06月29日(金)13時03分33秒
なぜ梨華ちゃんの記憶が失われたのか気になりますね・・
二人のほのぼのがとてもなごんでたまらないです。
続き楽しみ〜
18 名前:作者 投稿日:2001年06月30日(土)04時58分00秒
帰ってきてから部屋でご飯を食べ、私はお風呂にお湯をためにいった。
梨華ちゃんはその間、バレー雑誌を見ていた。

「梨華ちゃん、お風呂先入っていいよ。」

「…ねぇ、ひとみちゃんってバレーが好きなんだ?」

「うん。一応バレー部なんだ。それより…」

「すごい!カッコイイね!ひとみちゃんがバレーやってるトコ見たいな。」

カッコイイってそんな…白い顔がほんのり赤くなるのが自分でも分かった。
梨華ちゃん…そんなキラキラした目で見ないでよ…。まるで子犬みたいだね〜。
かわいいね〜。……?私は冷静になって考えた。
(なんで私照れてるんだ?…『カッコイイ』ってよく言われるけど…いつも
は、あっそ。って思うだけなのに…。変な私。明日、一日だけ帰ってきたコトにして
部活でようかな…)
19 名前:作者 投稿日:2001年06月30日(土)05時02分06秒
うう〜!ポカをやってしまいました!後藤はこの時期まだ娘。には入って
いないんですよね…。こんな初歩ミスを…。今、そ〜と〜ブルー入ってます。
…でも書いてしまったので、ここの設定では後藤は、すでに加入
してたことにします。すみません…(泣)。
20 名前:作者 投稿日:2001年06月30日(土)05時15分30秒
「明日…私の学校に行く?」

「え?ひとみちゃんの学校?行っていいの?…行きたい行きたい!!」

梨華ちゃんは凄い嬉しそうだった。こんなに喜ぶなんて思ってもいなかった。
本当、梨華ちゃんって子供みたいだな。私はクスっと笑った。

「なら早くお風呂入って寝ないと!明日は早いからね。」

「は〜い。…ひとみちゃんも一緒に入る?」

「へ?…ウチのお、お風呂狭いからムリだよ!そ、それに電話しないと行けないから。」

私はドキっとした。梨華ちゃんは時折、いろっぽい仕草をとる時がある。
とくに寝てて寝返りなんかうつ時…。もし男の人がいたら、間違いなく梨華ちゃんは
襲われるよ。

「そうなんだ。じゃあ入ってくるね。」

私は、ハっ!とし、うんと頷く。タンタンと下に下りてく梨華ちゃん。
ベットに倒れこみながら私は明日、どうやって梨華ちゃんを学校に連れこむか
考えていた。
21 名前:作者 投稿日:2001年06月30日(土)05時28分01秒
(やっぱ、親戚の子って言うのが一番だね。考えるまでもないや!
 …梨華ちゃんと居ると、本当退屈しないよなぁ〜。あれは、絶対私より
年下だよ…。でもスタイルいいよね。細いし、出てるトコは出てるし…)

私はそのまま、眠ってしまったのだった……………………………………。

   「あ〜!いいお風呂だった。ひとみちゃん、どうぞ。って寝ちゃってる…。」

            ―石川視点―

ひとみちゃんはベットに横たわって、す〜す〜眠っていました。…長湯しちゃった…。
私は髪をタオルで拭きながらひとみちゃんの側へ歩みよりました。
そして、ベットのはじに肘を立てて、ひとみちゃんを観察(?)してみました。
…ひとみちゃんってキレイな顔してる…。こうやってマジマジと見たのは初めてです。
肌も私と違って白くて…羨ましいなってちょっぴり思いました。
…私は知らないうちに、ひとみちゃんの唇に触れていました。柔らかくて…
少し暖かくて…私はドキドキしていました。
22 名前:作者 投稿日:2001年06月30日(土)05時32分40秒
>ラブ梨〜さん。いつもレスありがとうです!有難いですね(泣)。
 梨華ちゃんの記憶はですね…言ってしまうと終わってしまうんで…。
 明らかになるのは、モー少しかかります。すみません。こんな文章に期待
 してくれてるなんて…嬉しいかぎりです、ハイ。
23 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年06月30日(土)11時33分58秒
梨華ちゃんが積極的・・・カワイイな〜
石川視点のときなんか、たまらないですよ、ホント。
24 名前:作者 投稿日:2001年07月01日(日)04時50分09秒

      …私、何やってるんだろ…。

何だか、ちょっぴり切なくなってきちゃいました。私はまた、ひとみちゃんの顔を
見つめます。ツーと涙が頬を伝わっているのが分かりました。キュンってちょっと
胸が痛くなってきました…。私は胸にそっと手をあててみたんです。
      
      …なんだか胸が苦しいよ…。

「う〜ん…―あ…梨華ちゃん、お風呂から上がったんだね。…って、どーしたの!!」

ひとみちゃんが目をごしごしこすりながらゆっくりと起きあがり、私を見て驚いています。
私はただ黙ってひとみちゃんを見ていました。その時です…。

           …え。

「…大丈夫だから。何も心配なんかしなくていいから。だから…泣かないで?」

ひとみちゃんが私をギュって抱きしめてくれたんです。抱きしめる前に見せた…
ひとみちゃんの表情が、とてもとても切ない顔をしていました。
そんなひとみちゃんを見たら、切なさが倍増しちゃって…
私もギュって抱き着いていたんです。
…そっと私の頭を撫でてくれるひとみちゃんの手に優しさが、いっぱい感じられました。
その夜は、ドキドキしてあまり眠れませんでした。

25 名前:作者 投稿日:2001年07月01日(日)04時56分08秒
>ラブ梨〜さん。本当、梨華ちゃんはカワイイですよね。私も大好きです。
 これからも石川視点は出てきますんで。お付き合いお願いします。
 ではでわ〜。
26 名前:作者 投稿日:2001年07月01日(日)05時32分45秒

     ―吉澤視点―

私は昨日の約束どーり、梨華ちゃんを学校に連れてきていた。…親戚の子として。

     「…ウィ〜っす!」

私は軽く、挨拶をして体育館に入った。みんなトス練してたのに一斉に私の元に
集まってきた。…何か虫みたい…。可愛い後輩達と、同じ年のヤツ等が口々に
「先輩がいないと集中できないんです!」「ひとみ!電話の一本も入れてよねぇ〜!」
…私って何なの?ごめんと謝る。そしてみんなに、梨華ちゃんを紹介した。
梨華ちゃんは、もじもじしながらみんなに挨拶していた。
そして体育館の隅にイスを出してもらい、ちょこんと座っている。
見ていた私に気付き、梨華ちゃんが軽く手を振る。私はピースサインで返してやった。

―部活も終わり私は今、後輩達の指導にあたっている。本当は夏休みはずっと
顔をだす予定だったんだけどね。高校受験もないしさ…―

        「さてと…」

軽くストレッチをやって練習に参加した。…久々のアタックはちょっとキツイもんがある。
でも、誰も私のスパイクを止めるコトが出来なかったけどね。まだまだイケんじゃん!
少し休憩を取り、私は梨華ちゃんの方に行った。ニコニコ微笑んで私にタオルを渡してくれた。

    「お疲れさまでした。ひとみちゃん!」

「ああ〜!疲れたぁ!でも楽しいなぁ、バレーは。私、きっと高校行っても
続けよっと!あっ!梨華ちゃんヒマじゃない?少し一緒にやらない?」

「え?私?!とてもじゃないけど出来ないよぉ。それにヒマじゃないし。
ひとみちゃんにずっと見惚れてたよ…。カッコイイなぁって。」

「な、何いってんだよぉ〜!梨華ちゃんは!!」

私はタオルで顔をごしごし拭いた。私の顔は照れと運動のためか、真っ赤になっていたはずだ。
梨華ちゃんは横で下を向いてしまった。多分、自分で言った事が恥ずかしかったんだろう。
だって言ったあと、ハッとした顔してたし…。

―私と梨華ちゃんは親戚の家に戻らないと行けないからと言って少し早めに終わらせてもらった。
もちろん嘘だけど。
27 名前:作者 投稿日:2001年07月01日(日)05時45分06秒

家に着いた私達はいつもの様にコンビニに出かけようとしたが梨華ちゃんが、
「ひとみちゃん、今日は疲れたでしょ?私一人で、お買い物してくるね!」
って言ってくれたんで私は今、湯船に浸かっている。一人で大丈夫かな?
と不安で仕方ない。…それに、結構外は暗いしさ。それにしても遅くはないか?
まさか記憶が戻って、帰っちゃたのかな?それは良いことだけど黙って帰るのは
寂しすぎだよ、梨華ちゃん…。
      
          「…やっぱ心配!」

私は風呂から上がってソッコー服を着て、迎えに行った。

   …まさかあんな事になってるなんて思ってもいなかったんだ…。
28 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年07月01日(日)16時26分04秒
あんな事って何だろう・・・
くぅ〜!!いいとこできりますな〜
気になるよ〜
29 名前:作者 投稿日:2001年07月01日(日)21時37分27秒

    ―石川視点―

一人でコンビニに向かう私の足は軽やかです。だって…今日は本当に楽しかったから!

(…ひとみちゃん、カッコ良かったぁ…。同じ女の子でも何か憧れちゃうよ。
 人気も凄かったなぁ。でも分かる気がする。)

私は一人、頷いていました。かすかに頬が赤くなってるのが分かります…。
角を曲がるといつものコンビニ。
…とその時です!知らない男の人2人に、声をかけられました。…ニヤニヤ笑っています。

「どこ行くの?ちょっといい?」

「…い、急いでるんで。す、すみません…。」

私はその男の人達の脇を通り抜けようとしました。が、ぐいっと腕を掴まれ
人通りの少ない路地に連れていかれました。声を出そうとしても、私は口を
ふさがれてしまい、声を出すことができません。

「…おとなしくしてればすぐすむからよ…。」

血の気が引いていくのが分かります。足がガクガク震えて。…一瞬、私の脳裏に
甦る悪夢…。前にもあったな…痛い…頭が…
一人の男の人が私の顎をぐいっと持ち上げ、キスしようとしています。私は
怖くて怖くて仕方ありません。ギュ!っと唇をかみ締めました。

      (ひとみちゃん…!助けてよぅ…。)

        「何やってんだよ!離せよ!」

…ひとみちゃんの声…?空耳じゃない。二人の男はビックリした顔でひとみちゃんの方を
向いた瞬間を狙い、私は指をかじって男の腕を振り放し、無我夢中でひとみちゃんの
方に走りました。
30 名前:作者 投稿日:2001年07月01日(日)21時56分28秒
「…大丈夫?梨華ちゃん…」

「…ひとみちゃん…怖かったよぅ…」

男達は、なんだ。って顔をして、私達に近づいてきました。

「…なんだ。女か…お前も中々カワイイじゃねえか。ちょうど二人同士だ。
仲良くしようぜ。」

男がひとみちゃんの肩に手を置こうとした時、
ひとみちゃんは怯む事なく、近づいてきた一人の男の股間を思いっきり蹴飛ばしたんです!
男の人は、うう!と言って倒れこんでしまいました。それを見ていたもう一人の男が
驚いた顔をして、チっ!っと舌打ちし、こっちに走りよってきました。

      ―それは一瞬の出来事でした。―

ひとみちゃんの頬をめがけて、男はおもいっきりグーで殴ったのです!
倒れこんでしまったひとみちゃん!私は言葉を失ってしまいました。あまりの出来事に
体が動きません。
…ひとみちゃんの口から血が流れました。

「ひとみちゃん!!」

「…グーで殴るか…普通…私も女の子なんだけどね。」

ひとみちゃんはグイっと口から流れ出てる血をさっと拭いとり、スッと立ちあがりました。

「…梨華ちゃん、泣かないで。それより離れてくれる?」

そー言うと、ひとみちゃんは男の方にスタスタ歩きだし、

「…ごめんなさい。私が悪かったです。私達を好きにしてください…」

「へっ!悪かったな。俺だって手荒い事はしたくなかったんだ。」

…男はひとみちゃんの言葉に安心(油断?)しています。
31 名前:作者 投稿日:2001年07月01日(日)22時20分30秒

「…なワケねぇだろ?」

ニヤっと笑い、ひとみちゃんはその男の股間を蹴り上げたんです!
男は悶絶し、倒れこもうとした直後、ひとみちゃんはその男の顔めがけてケリを
入れたのでした。…男は気を失ったみたいです。
大きく肩で息をしているひとみちゃんに私は掛けよりました。
フーと一つ息を整え、私の方を向くひとみちゃん。

「…やれば出来るもんだねぇ。…でもさ…ホントは、めっちゃ怖かったよ〜。」

ニッコリ笑いかけ、私に抱きつくひとみちゃん。私もひとみちゃんの背中に手をまわします。
  …彼女は少し震えていました。

「…ひとみちゃん、ありがとう…。きっと来てくれるって…信じてたよ?」

私はボロボロと泣いてしまいました。

「へへへ!ホント?…うわぁ!口ン中、そーとー切れてるっぽいよ。
梨華ちゃんは、ホンット泣き虫だね。さ!もう帰ろうっか。」

そー言ってひとみちゃんは私の手を握り、今の出来事が何もなかった様な
顔をしていました。口からはまだ血が流れています。
そんなひとみちゃんを見て…私は、罪悪感を感じていました。
32 名前:作者 投稿日:2001年07月01日(日)22時23分57秒
>ラブ梨〜さん。今日は早めの更新です。仕事が早く終わったものですから。
 少しづつ、梨華ちゃんの真実(?)が明らかになってきますので。
 もうしばらくお待ち下さいね〜。
33 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月01日(日)23時45分10秒
めっちゃ続き気になります!
そして股間に蹴を入れたよしこに萌え(w

更新頑張って!
34 名前:作者 投稿日:2001年07月02日(月)04時28分02秒

       ―吉澤視点―

―頬を手で押さえながら、なんとか家に着いた。私に安心感が訪れる。
すると殴られた頬の腫れと、強烈な痛み、大量な流血…に少しだけ
気を失った。梨華ちゃんが懸命に部屋まで連れてきてくれたみたいだ。
 私はベットにゆっくりと寝た。
    
   「…うう。」

横になったのはいいが、喉と鼻に血が入る。私は息がつまりそうになり、
ベットの脇にあったゴミ箱に血を吐いた。横でオロオロしてる梨華ちゃん。
心配している梨華ちゃん―大丈夫だから。泣かないで…………………。
自分の手で梨華ちゃんを…守ったんだ。私は、何ともいえない充実感に浸っていた。
 急に睡魔が襲ってきた。いや、あまりの激痛に気を失ったのかな…。
スーっと意識がなくなっていくのが分かる。

            ―梨華ちゃん…。―
35 名前:作者 投稿日:2001年07月02日(月)05時21分07秒

      ―石川視点―

  ―私がひとみちゃんと出会って、今日で3日目の出来事でした。―

私は…どうしていいか分からないんです。苦しそうに血を吐くひとみちゃん…。
目には自然と涙が溢れていました。オロオロするしか出来ない私…。
自分でも情けないって…思うんです。…私はうつむくしか出来ない人間なんです…

            ―ドサ―

ハッ!っとし、ベットの方に目をむけると…ひとみちゃんが、た、倒れちゃいました。
私は側まで近づきます。…気を失ったようです。口からはまだ真っ赤な血が
ツーっと流れていました。そしてまた顔をしかめては、血を口の中から出すのでした。
気を失ってるのに…よっぽど苦しいんだね…。私はこのままでいいの?

…よくない!いいワケなんてないよ!震えてる場合じゃない!…

私はタンスからハンドタオルを取りだし下に下りてタオルをぬらしました。
それから冷蔵庫から氷を出し、急いでひとみちゃんの元に戻りました。
…あいかわらず、苦悶の表情で血を吐いてるひとみちゃん。
完全に血は抜けきれていないようです。
私はひとみちゃんの頬に氷を包んだタオルをあてがいました。一瞬でしたが
ほっとした顔になりました。でも…ウゥと唸りながら顔をしかめます…。

―ひとみちゃんの唇にそっと私の唇を重ね、すーと血を吸い込み、近くにあった
ゴミ箱にペっと吐き出す作業を数回繰り返しました。恥ずかしいなんて言ってられません!

でも…こんな状況にもかかわらず、私はチョッピリ…ドキドキしちゃいました…。

…なんとかひとみちゃんの出血はおさまり、苦しそうな顔はしなくなりました。
私はゴミ箱の血と周りにちらばった血のついたティッシュをキレイに片付け、
ほっと一息つきました。

36 名前:作者 投稿日:2001年07月02日(月)05時44分54秒

(…私、ひとみちゃんに迷惑かけてばっかだよぅ…。)

悲しくなってきます。このままじゃ…いけない。私はなんとかして、記憶がどうして
なくなったか考えてみるコトにしました。立てて置いたラケットに目を向けます。
…私はOO高校の生徒で、名前は石川梨華…。ラケットを持っているってコトは、
テニスやってたんだよね…?自分に問い掛けます。
       
      ―ズキン。―

頭が痛くなってきましたが、ここでヤメたら次に進めません!私は頭に手をやり、
頭痛に絶えました。…なんとか治まってくれたみたいです。
次に…『モーニング娘。』とゆーグループの存在についてです。
頭の隅々に神経を集中しました。…なんか思いだすかも…モーニング娘。
モーニング…痛い!また頭痛が私を襲います。その時、フラッシュバックが起こりました。

    ―テニスに励む私。帰り道…一人の男…。―

ダメです!…頭がわれそうになります…!私は別のコトを考えようと思いました。
…なぜか無意識のうちに、ニコって笑ってるひとみちゃんが浮かびました。
頭痛が治まり、なぜか胸が熱くなってくるのです。
…私は呆然と湧き上がる想いに…気づいたのでした。

    ―私…ひとみちゃんのコト、好き…なんだ…。―




37 名前:作者 投稿日:2001年07月02日(月)05時49分19秒
>33さん。ありがとうございます!頑張りますね〜。…ちょっとやり方が
 えげつないとも思いつつも、書いてしまいました。どうでしょうか?
 次の更新は、明日の早朝になります。ぜひまた読んでくださいね。
38 名前:33 投稿日:2001年07月02日(月)06時42分07秒
>ちょっとやり方がえげつないとも思いつつも、書いてしまいました。どうでしょうか?
大変いいです

次回更新期待&梨華ちゃんの過去が気になります!
39 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年07月02日(月)23時33分42秒
支えあっている二人に、ただひたすら感動です。
たとえ、辛い記憶がもどったとしても乗り越えてほしいっすね
マジ期待です
40 名前:作者 投稿日:2001年07月03日(火)00時30分04秒

  ―吉澤視点―

―梨華ちゃんが…泣いてる。どうしたの?…!なんで離れるの?
 梨華ちゃん…待ってよー………!!!!!!梨華―…

      「り、…梨華ちゃん…」

    「…ひとみちゃん?良かった。気付いたんだね!」

握っていた手に力が入る。ホッっとした表情を浮かべてる梨華ちゃん。
私は梨華ちゃんを見て、安心した。…何か居なくなってしまいそうな気がしたんだ…。
…今何時?って聞いたら、ちょうど夜中の2時くらいだよって答えてくれた。
私は、「そう。」と返した。…自分の頬を触ってみた。湿布の臭いが鼻につく。
…めちゃめちゃ腫れているのが分かる。でも出血はしていない。止まったようだった。

「…ひとみちゃん。ごめんね…こんな…目に合わせちゃって…」

「何言ってんの!そんな顔しないでよ。梨華ちゃん。」

私は全然、梨華ちゃんのせいだなんて思ってない。むしろ気分がイイ!
なんてーのかな?守ったぞ〜!って…充実感?ってやつ?…多分それだ。

      「ひとみちゃん…でも…」

―梨華ちゃんが上目使いで私を見る。最近…って言ったってまだ会って3日しか
たってないんだけど…なんだろう?出会った頃はこんなにドキドキしなかったのに…
梨華ちゃんの顔を見るだけで、自然と耳まで赤くなってしまう。
…これって、梨華ちゃんのコトが好き?ってことになるのかな…?
私はさっきから梨華ちゃんの顔を無意識に見つめていた。

(…だって梨華ちゃんは女のコだ。違う…!好きじゃない!妹みたいな存在なんだ!)
41 名前:作者 投稿日:2001年07月03日(火)00時49分30秒

私は頭をブンブン横に振った。ビックリした様子で梨華ちゃんが、どうしたの?
って聞いてきた。…何をやってんだ私は…。我にかえり恥ずかしくなった。
私は梨華ちゃんから視線をそらし、天井を見ながらこう言った。

「な、何かさぁ〜。り、梨華ちゃんて妹みたいなんだよね。放っておけないって
感じで。な、なんか本当、妹って感じだよ!うん!妹!」

梨華ちゃん、一瞬顔が曇って見えたのは気のせい?
なんか…自分に言い聞かせてるみたいに思えた。

「…私もひとみちゃんが、お姉ちゃん…だったらなって思うよ…」

なぜか胸がズキンと痛むような感じがした。
     
       ―お姉ちゃんだったら…―

            …沈黙が続く…。

「…さ、ひとみちゃん。お喋りはやめて…もう寝ようか。電気消すよ?」

         「…うん。」

パチっと電気の消える音。…梨華ちゃんはどこで寝るのか?そーいえばいつも私が
ソファーで寝てるんだった!

「梨華ちゃん!どこ!どこで寝るの?」

「私?ソファーだよ?今日はひとみちゃんはベットで寝なさい!」

42 名前:作者 投稿日:2001年07月03日(火)01時15分49秒

私はムクっと起きあがり、スタスタ歩みよる。そして梨華ちゃんの細い手首を掴んだ。

「…一緒に寝てよ。梨華ちゃん。」

「え?ひとみちゃん…。い、いいの?でも、ゆっくり寝たほうが…」

「ううん。なんか…今日は一人で寝るのヤなんだ…」

梨華ちゃんがどっかに行ってしまいそうな感じがした。側に置きたい―。
―目が慣れてきたみたいだ。梨華ちゃんはコクンと頷き、私に手を引っ張られるまま
ソファーを立つ。私はそれを確認し手を離す。先にベットに入った。
梨華ちゃんがベットの前で立ちすくんでいた。私は梨華ちゃんに向かって
ポンポンベットを叩き、おいでと合図(手招き)した。
恥ずかしそうに梨華ちゃんが入ってきた。
私のベットはダブルベットなんで、ゆっくり2人寝ても十分だった。

    「…なんかドキドキするね…」

       ―梨華ちゃんが言った。

    「…そーだね。」

私もそれに答える。再び沈黙。―背を向け合いながら…少し離れて寝ていた。
私の鼓動が早くなっているのが…分かる。どうしようもない、この気持ち。
自分はやっぱり、梨華ちゃんのコトが好きだ。このまま感情を殺したくはない。
苦しいのもイヤだ。
         ―今しかない!―
    「…梨華ちゃん!」「ひ、ひとみちゃん!」
私達は同時に呼び合った。

「な、何?ひとみちゃん?」

「り、梨華ちゃんこそどーしたの?」

再び沈黙…なんだったんだろう…梨華ちゃん。うう〜それにしてもタイミング悪すぎ!
43 名前:作者 投稿日:2001年07月03日(火)01時40分59秒

気を取りなおし…

「…梨華ちゃん。今から言うコト、…聞いてくれる…?」

「う、うん…な、何?」

心臓が高鳴る。胸が張り裂けそうだ。この事を伝えたら…梨華ちゃんがどっか
いっちゃうかも…でも、伝えたい。伝えなきゃ…!

「…私、梨華ちゃんのコト、さっき…妹みたいって言ったじゃん…。」

「…ウン…。」

「違うんだ…私、梨華ちゃんのコト…好きみたいなんだよ…でも、女同士だし…。
だから…自分に言い聞かせてたんだ。…好きになっちゃいけないんだって…
でも…ムリだった。やっぱり好きだよ…梨華ちゃんのコト…。ハハ…気持ちわるいよね…」

ちょっぴり涙が出た。…でもさっきまでの何ともいえない痛みはスーっとひいていくのが
わかった。気持ちが軽くなったんだ。

「…気持ち悪くなんかないよ?わ、私も…ひとみちゃんのコトが…好きだよぅ…。
さっきは妹みたいって言われたのは、ちょっと…ショックだったけど…」

私と梨華ちゃんは同時に振りかえった。目が…あった。
まただ…ドキドキしてきた。梨華ちゃんを抱きしめたい。側に置きたい―。

「…ギュってしていい?」

「…してもらいたいな。」

クスっと笑みがこぼれる。私は梨華ちゃんを抱きしめた。彼女の細い体が壊れないよう、
私は…抱きしめた。凄い幸せな気分だ。人を好きになるって…こんな気持ちになれるんだ。
梨華ちゃんも私を抱きしめる。

「…ひとみちゃん、大好きだよ?」

「私も…。」

ンン〜と梨華ちゃんのホッペに顔をこすりつけた。…激しい激痛。
いいや!痛くなんてないぞぅ!ちっとも痛くなんかぁない!!


44 名前:作者 投稿日:2001年07月03日(火)02時02分39秒

    ―石川視点―

私は…ひとみちゃんのコトが…好きです。でも…この想いは伝わらないと思って
いました。だって……。

   …私、梨華ちゃんのコト…好きみたいだ…

ひとみちゃんの気持ちと私の気持ちは一緒でした。とっても嬉しいです!
でも…なんだか胸がモヤモヤします…。自分でも分からないんです…。
ひとみちゃんが…私を抱きしめてくれています。私もひとみちゃんを抱きしめます。
とってもとってもドキドキしています…。ずっとこの時間が続くと…いいなぁ…。

    …―テニスをしている私…帰り道…一人の男…―

前より鮮明に頭に浮かびます。…頭痛はしません。ただただ鮮明に…私が記憶をなくす
前の…記憶が…今…。―私の目には涙が溢れていました。

「…ひとみちゃん…私、記憶が…私は…」

「え…!思い出せる?頭は…痛くない?」

ひとみちゃんは心配そうに頭をなでてくれました。そして。。。

「ゆっくりで…いいから。ムリしないで…話してくれる?でも頭痛がしたら
止めるからね…?」

私はコクンと頷きました。…大丈夫。今はひとみちゃんが居る…!

        「…私は…」

           ―私は…
45 名前:作者 投稿日:2001年07月03日(火)02時12分10秒
>33さん。どーもです。ありで良かった(笑)!次の更新では、やっと
 梨華ちゃんの過去が明らかになります。こんなへタレな文に期待してくれてる
 なんて有難いです(しみじみ)。

>ラヴ梨〜さん。「ヴ」がいきました〜!…いつもいつもレスありがとです〜!
 これからは後半にさしかかってきますので、よろしくです。

  ハッピーエンドで終わるか、切ない風で終わるか…まだ考え中ですが、
  お読みになってる方々最後までお付き合い、お願いしますm(__)m。
46 名前:33 投稿日:2001年07月03日(火)07時20分39秒
>―私は…どうした梨華ちゃん!?
>―私…ひとみちゃんのコト、好き…なんだ…。―私も…(笑)

次回更新にめっちゃ期待です!
マジでおもしろい♪
頑張ってください!!
47 名前:作者 投稿日:2001年07月03日(火)19時59分46秒

        ―石川の過去―
 
私は中学の時、テニス部でした。…部長だったんですよ!
私はあまり騒がしい方ではなくて、自分で言うのもなんだけど
…むしろおとなしめなコでした。
よく友達からは…梨華って、おっちょこちょいだね!とか…、ドジだねって…
言われますぅ…。でもみんな優しく接してくれます。友達っていいなぁ…。
 
 そんな私も無事、高校生になりました。恋も、部活も、勉強も!!
たくさんしたいな!もちろん部活はテニスって決めてるの…………………………!

  …―高校生活にも大分慣れ、たくさん新しい友達も出来ました。
     勉強もなんとか頑張ってマス!…でも、恋の方は…。
 
     …いいんです!ゆっくりで…。私は、マイペース主義だし!
     最近、ポジティブに考えれるようになってきたんです!ふふ。
        
        …そう…、あんな事がおこる前は…





今日は

48 名前:作者 投稿日:2001年07月03日(火)20時03分41秒
>33さん。ど〜もです。そ、そんな期待してくれてて、嬉しいです。
 …でも、なんかいらないのが入ってますね…。失敗です(汗)。
 続き書こうと思ったら用事が…夜中更新しますので…。
 …全然関係ないんですが、私も『梨華』なんです…。
49 名前:33 投稿日:2001年07月04日(水)01時53分48秒
>そ、そんな期待してくれてて、嬉しいです。ウザイかもしれませんが
マジで期待してます!
それと勝手に期待してるだけなんで、焦らず「マイペース主義だし♪」でやってください(笑)
作者さんも『梨華』なんですか(w
作者さんが、女の人ってゆー自分の予想が当たっててなぜか嬉しいです(爆)
50 名前:作者 投稿日:2001年07月04日(水)01時54分31秒

「明日から夏休みだ〜!でも良かったよね〜!当分練習ないしさ!先輩達は遠征でいないし…。
…あ〜あ!今日も疲れたなー!梨華ぁ〜、何か食べてかない?」

「私今日はいいや!最近真っ直ぐ帰ってないからなぁ〜。たまには早く帰ってきなさい
って、お母さんに言われちゃったからね。」

「う〜ん。そーだね…。ここんところ寄り道ばっかだもんね…。私もたまには
早く帰ろっかな?…そーいえばさ!昨日見た?Mステ!梨華の好きな娘。
出てたじゃん。」

「見たよ〜!ビデオにしっかり映したもんね!それでさ…」

部活も終わり、私達はいつもの様にたあいのない話しで盛り上がっていました。
テニスコートは少し離れた場所にあるんです。私達はハーフパンツにTシャツのまま、
校舎に向かっていました。

「あれ?梨華…、ラケット持ってこなかったの?」

私は友達に言われハッとしました。…自分のラケットをコートに置きっぱなしに
してきたみたいです。…なんてドジなんだろ…。

「…あぁ!やっちゃったよ…。やっぱ持ってこないとマズイよね…?」

「やっぱマズいでしょ…。」

「先行ってて!すぐ追いつくから!」

友達が一緒に行ってあげると言ったのですが断りました。迷惑はかけたく
ないんです。それに誰かしら居ると思ったから…。
私はコートの方に走り出しました。…みんな帰ったようです。ポツンと隅の方に
ラケットがありました。

「あった!…よいしょっと。さ!みんな待ってるから早く行かなきゃ!」

私はラケットを握りしめ、戻ろうとしました。

51 名前:作者 投稿日:2001年07月04日(水)02時14分35秒

「忘れ物?」

後ろから声がしました。私は一瞬、ビクっとして振りかえりました。
…その人は用務員の人でした。

「は、はい。ラケット忘れちゃって…。」

「ふ〜ん。そーなんだ…。」

…その人は私を上から下までジロジロ見ています。その見方が…私には
イヤらしく感じられました。それに…この人のイイ噂はあまり聞こえてはきません。
私は何か恐くなってきたので、

「…お先に失礼します!」

って言って走って行こうとした時でした。

「…待てよ。」

ガシっと腕を掴まれました。急に掴まれたので腕には激痛が走ります。

「…イタ!な、何するんですか…?先生、呼びますよ…?」

その男をキっ!と睨みつけた。…目には涙が溢れています。

「…いいなぁ。その上目使い…。俺はずっと君を見ていたんだ。こうして君から
来てくれるなんて…夢のようだよ!」

わ、私…上目使いなんてしてないし、好き好んでココに来たんじゃない!
って言おうとしたのですが私は口を手でふさがれ、声がでません。
52 名前:作者 投稿日:2001年07月04日(水)02時35分21秒

…どうしよう…!恐い!誰か助けて…!!

いくら私が精一杯抵抗しても、男の人の力にはかないません。
…私は着ていたTシャツを剥ぎ取られました。男は貪るように私の上半身を
手で触りはじめました…。

     (…私…このまま犯されちゃうのかな……疲れちゃったよ…。)

男が私の胸を触りはじめます。…体は正直です…。私は必死に声を出さないよう、
唇をぐっ!とかみ締めました。…ビクっと反応してしまいます。

    (もぉ…ヤだよぅ…お母さん…!)

「…梨華!!ちょっと…何やってんの!!離しなさいよ!」

私はふと声のする方を向きました。友達が来てくれたんです!
男は最初、呆然としていましたが私を突き飛ばし、

「お、俺は何もわるくないんだ!こいつが誘ってきやがったんだよ!ホントなんだ!」

私は…誘ってなんかない!否定しようとしましたが…
…恥ずかしさと…悔しさで…声がでませんでした…。

「梨華…本当なの?…そんな事しないよね…?」

私…する訳ないよ?信じてよ…。思いとは別に私はその場を逃げ出してしまったのです。

         「梨華!!」

後ろで友達が私を呼んでます…
どこかに逃げたくなりました。(なんで逃げるの?)
…全然知らないトコに…  (逃げちゃダメだよ…!)
死にたい…       (強くならなきゃ…!)


53 名前:作者 投稿日:2001年07月04日(水)02時42分38秒

誰…?私の頭の中で声がします…。もう一人の自分…?
私は…強くなんかない…。いつもいつもマイナス思考なんだ…。

…私は破られたTシャツに目を運びました。
その時、強烈な吐き気とめまいに襲われたのです。視界がグルグルと廻りはじめました。

……イヤだよぅ…誰か助けてよぅ…どっかに逃げたい…!!!!!!!!!

        ―ニゲタイ!!!!!!―

54 名前:作者 投稿日:2001年07月04日(水)03時05分50秒

     ―吉澤視点―

…梨華ちゃんは話終わると同時に意識がなくなってしまった。
グっ!と唇を噛んだままだ…。私は、そっとその唇を指で離した。
梨華ちゃんの目から一筋の涙―。
一気に今までの記憶が戻り、そして…私に全部、話してくれた…。
…無意識のうちにここまでやってきたんだろうか?…とか、
その友達は今、心配してるんじゃないか?…とかいろんな事が頭に浮かんだ。
そんな思いを私は立ちきった!
…今は梨華ちゃんの側にいてあげる事が先決だ!!
そんな辛いコトがあったなんて…。でも…。このままじゃいけないよね…。
私の頬には涙が止めど無く流れていた。私は梨華ちゃんが起きないように私の腕に
梨華ちゃんの頭をそっとのせた。…そっと包み込むようにして抱きしめた。
本当は強く抱きしめたかったんだ。ギュっと…

     ―軽くキスした。柔らかい梨華ちゃんの唇。―

血の味がした。私の血なのか…梨華ちゃんの血なのか…分からなかった。
愛しくてたまらない。…どうにかしてしまいたい…!離れたくない…!!
…私はもう一度、梨華ちゃんの唇に触れた。

    「…ひとみちゃん…」

私はビックリした。起きてしまったのだろうか?私があまりにもキスするから?

       「…梨華ちゃん?」

…返事がない。私はホッとし、そのまま眠ったのだった…
55 名前:作者 投稿日:2001年07月04日(水)03時15分35秒
>更新です。33さん、いつもレスありがとうございます。
 ハイ!マイぺ〜スで書かせてもらいますね!
 33さんの予想ど〜り!私は女です。
 …楽しんでもらえて何よりです(?)。これからも頑張りま〜す!
 
56 名前:作者 投稿日:2001年07月04日(水)06時27分18秒

―石川視点―

―どん底にいる私を誰かが手を伸ばし、引っ張りあげてくれてる。顔が見えない―。

       ―ひとみちゃん…!―

…朝の強い日差しで目覚めた私は、隣で寝ているひとみちゃんに驚きました。
…ひとみちゃんに、包み込まれてるような形で眠っていたんです。
目を開けたら…すぐ目の前にひとちゃんの顔があったんでビックリしました。
…ひとみちゃんはまだ眠っていました。それにしても…なんて整った顔立ち
何でしょう…。私は吸い込まれるかのように、ひとみちゃんの唇に―そっと
私の唇を重ねました。

(…ひとみちゃん…)

「…ん〜ん…(梨華ちゃん…)」

ひ、ひとみちゃんが起きてしまいました!…でも私は唇を離しません!
ひとみちゃんも最初はビックリしていました。…けど私に強く唇を押し付けて
きます。どうだ!と言わんばかりの…キスでした。
私が先に口を放してしまいました。息が出来なくなると思いました。

「へへ。私が寝てる間にズルイ事するからだよ。(…梨華ちゃんのコト言えない
んだけどね…昨日のコトは内緒にしておこっと。)」

「もぅ…ひとみちゃんのイジワル…」

私達はお互いの顔を見詰め合い、アハハって笑いあいました。

       …ずっと一緒にいたいな…
57 名前:作者 投稿日:2001年07月04日(水)06時48分50秒

「頭痛くない?…昨日のコト…覚えてる?」

「頭は痛くないよ?昨日のコトも覚えてる…私、全部話して、記憶も戻った…んだよね。」

私はなんだか胸がキュウってなりました。…いつまでも、ひとみちゃんに迷惑
かけられないもん…。今日にでも帰らなきゃ…。

      「…きゃ…!」

ひとみちゃんが私の手を引っ張ってベットに座る形にしました。
ひとみちゃんは壁に寄りかかり、私に手招きします。

「…おいでよ。梨華ちゃん…」

ひとみちゃんが手を広げて待っていました。
私はひとみちゃんに言われるまま側に行きます。ひとみちゃんが覆いかぶさる
ように私を抱きしめました。私もひとみちゃんの手を握りしめました。

「…明後日までみんな帰って来ないから…。もう2日間…梨華ちゃんといたい。
迷惑なんて思ってないから…。あっ!梨華ちゃんは迷惑かな?」

ひとみちゃんは私の思っていたコトが何で分かるのでしょうか…?

「…私が迷惑かけられないって…思ってたコト、なんで分かったの?」

「梨華ちゃんのコトだもん…分かるよ…?」

「…お願いします。もう2日間、一緒にいさせてください…」

私は握っていた手に力をこめた。何だか恥ずかしい…。ひとみちゃんがクスっと笑う。

「…私の方こそ、お願いします。」

しばらくの間、私達はその姿勢のままでいました…。
58 名前:33 投稿日:2001年07月04日(水)15時40分18秒
梨華ちゃんの代わりに私が用務員殺す(怒)
ついに過去(?)が明らかになりましたね!
2人の仲も進展したし♪
残りの2日間どうすごすのか?
楽しみ
次の更新楽しみにしてます!!
59 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年07月05日(木)00時39分55秒
ひきこまれるな〜ホント
しかしあと2日しか一緒にいないような展開ですが
どうなるんでしょう・・
頑張ってください
60 名前:作者 投稿日:2001年07月05日(木)04時28分48秒

―吉澤視点―

…あと2日。私と梨華ちゃんに残された時間…。別にその日が過ぎたって一生会えない
って訳じゃないんだけど…。ああ〜!何て言ったらいいのかな…?切なくなってくるよ…。
…ぅお〜い!!吉澤ひとみ!!落ち着け!!落ち着くんだぁ〜!!
この2日を、どう楽しく…、そして、有意義に過ごすか考えないと…。
           (梨華ちゃん!)
私は梨華ちゃんを抱いていた手に力が入った。くるっと振りかえる梨華ちゃん。

「どうしたの?ひとみちゃん…?」

「い、いや!何でもないっす!」

私は急に梨華ちゃんが振りかえったので驚いてしまった。…しかも声が裏返るなんて…。
ハズかっすぃ〜…!私達はまださっきの姿勢のままだった。(だって離れたくないんだもん。)
 …あ。梨華ちゃんにキスされた…。
しかもしてからすぐ梨華ちゃんは顔をそむけた。

「…変なひとみちゃん…」

「な、何を言うんですかぁ〜!(うう〜ヤバいくらいにカワイイっす…。)」

…そーとー同様してしまった!…それが悟られないように私は必死で隠し通そうとした。
私は梨華ちゃんの髪を後ろから耳にかけてやった。

「…そんな事言って。梨華ちゃん、耳まで真っ赤じゃん。恥ずかしいなら(キス)
しないでよね?変な梨華ちゃん…。」

「ひどいよ。ひとみちゃん。」

梨華ちゃんは真っ赤な顔をして、くるっと振りかえる。ひどいって言ってる顔が
全然怒ってないんだけど…。むしろ可愛すぎ…。
今度は私が梨華ちゃんにキスしてやった。ふふん。

「…お返しだよ。梨華ちゃん…。」

「…ひとみちゃんには勝てないなぁ…。」
61 名前:作者 投稿日:2001年07月05日(木)04時49分05秒

「…どーする?これから…。」
(ずっとこーしていたいけど、それもなぁ。)

「…どーしよっか…。」
(…今何時かしら?  もう9時かぁ…。)

私達はしばらくの間、ボ〜っと考えていた。私はふとカレンダーに目をやった。

(…あっ!今日の夜って近所の花火大会がある日だ。すっかり忘れてたよ…)

その時、私のお腹がグ〜っと鳴った。(…はぅ〜。)…私は自分でビックリしてしまった。

「…ひとみちゃん?お腹空いたんだね。…そうだ!私、お昼ご飯作ってあげる。
こう見えても、お料理大好きなんだよ!」

梨華ちゃんは嬉しそうに小さくガッツポーズをしてみせた。

「冷蔵庫に何も入ってないから、お買い物いかなくっちゃ!!」

私は大きく(?)ガッツポーズしてみせた。クスっと笑う梨華ちゃん…。

「じゃ!決まりね。ひとみちゃん早速行こうよ。」

梨華ちゃん…何作ってくれるんだろ?楽しみだなぁ〜。…もしマズくても私は
残さず食べるからね。って作る前に言うのって失礼だよね…。
私と梨華ちゃんは、着替えて街へ出かけた。
62 名前:作者 投稿日:2001年07月05日(木)05時02分26秒
>33さん。用務員は後から出す(?)予定です。落ち着いて読んでくださいね。(笑)
 …でも予定は未定って言いますから…。(自分が)分からん…。

>ラヴ梨〜さん。そんな…引き込まれるなんて。嬉すぃ〜です。
 後半戦も終盤(?)に近づいてきました。少しづつ煮詰まってきちゃったっす…。

 33さん。ラヴ梨〜さん。いつもいつもレスありがとです!!
 あとこれを読んで(?)下さってる皆様へ。
 これからの更新は、…えっと前にも書いたように一日一日を大切にしていく
 2人を書いていこうかと思ってます。なので、ちょっと長くなるかも
 しれませんが、よろしくです…。
63 名前:33 投稿日:2001年07月05日(木)06時43分08秒
甘々っすね!
それにしても梨華ちゃん可愛すぎるよ
1日1日を大切にしていく2人に激しく期待ですな(w
長くなっても全然いいです!(放置さえしなければ(爆))
アンド用務員でたら教えてください!
半殺しにしますから(素)
64 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年07月05日(木)10時38分54秒
こんな心暖まる小説に出会わせてくれて、こちらこそありがとうですよ
甘さあり儚さありで、更新毎回楽しみです
自分的には用務員を吉澤が蹴り上げる展開を期待しちゃってたりして(笑)
65 名前:作者 投稿日:2001年07月05日(木)17時07分57秒

(梨っ華ちゃ〜んと、お買い物ぉ〜)

「ひとみちゃん?…どーしたの?そんな跳ねないでよ。」

私は嬉しさのあまり、飛んで…跳ねて…歌って…はいないけど、そ〜と〜ウキウキしてた。
梨華ちゃんは不思議そうに私の顔を覗きこむ。身長が私より低いんで、上目使いに
なるんだよね〜!…梨華ちゃん。あまり見ないで。…ドキドキしてきちゃうから。

「なんか嬉しくってさ!何作ってくれんのかな〜?って。」

「ふふ。…それは秘密だよ。楽しみはとっておかないと!」

梨華ちゃんはニコっと笑って、私の口に人差し指をもってきた。

(はぁ〜…マジで昇天しちゃうかも…)

商店街に着いた私達は、まず八百屋に立ち寄った。ここのおじさん、いい人なんだよね。
いつもお使いで行くと必ずまけてくれるんだ。…なんて私が想いにふけっている間に
梨華ちゃんが買い物していた。

「いらっしゃい!!あれ?見かけない顔だね?それに可愛いねぃ!おじさん、まいっちゃったよ」

「やだぁ。ウソでも嬉しいです。」

「ウソじゃねぇよ!ホント可愛いよ!おじさんが、もー少し若かったらなぁ。
ん?なぁんだ!!彼氏付きかぁ?そーだよな。嬢ちゃん可愛いから男が放っておかないよな!」

何!?男ってどこだ?梨華ちゃんを狙ってるヤツが近くにいるとでも…?
私がキョロキョロしてたら、

「あんちゃん!アンタだよ!」

私?私なの?…あ!そうか。寝癖がついてたからお気にのヤンキース帽子かぶってるもんな。
…間違われても仕方ないよね…。(ちょっとショックかも…。)

「おじさん!私だよ!」

「なんだ!!吉澤さんトコのひとみちゃんじゃあねぇか!わりィな…あまりにも
男前だったもんで…これ持ってきな!!金なんてぇ、いらねぇからよ!」
66 名前:作者 投稿日:2001年07月05日(木)17時31分03秒

…男前ってなんだよ!まぁ…おじさんだから許してあげる。
うう…梨華ちゃんが横でクスクス笑ってるよ。梨華ちゃんまで…。

「しっかし…美男美女で、最高のカップルみてぇだな…おっと!ひとみちゃんは
女のコだもんな。ん?嬢ちゃんが持つのか?…重てぇぞ!ひとみちゃんに持たせようか?」

まだ言うか…!!

「…大丈夫です。」

「へへ…また来てくれよ!」

誰がまた来るもんか!…でも【最高のカップル】って言葉があまりにも良い表現だったんで
私は浮かれていた。隣の梨華ちゃんを見たら…顔も耳も真っ赤になってた。
ウブだねぃ!あは。…おじさんの言葉がついちゃった。
私達は八百屋を後にした。まだ手振ってるよ…。

「…梨華ちゃん?重そうだね。私が持ったげるよ。」

「………いい。」

梨華ちゃん…顔が真っ赤なのは重いの持ってるせい?私は、ひょいっと
梨華ちゃんの手から荷物を取った。なんだ…そんな重くないじゃん。

「持ったげるよ。」

梨華ちゃんは私の顔を見て…ぼ〜っとしている。…私は?って顔をした。
…!まさか!本当に熱とかあるんじゃないのか!何かまた思い出して、頭が痛くなって…
なりすぎて…熱が出たとか…うお〜心配っすよ!

「…ひとみちゃん。ちょっとこっち来て…。」

そう言うと梨華ちゃんは、私を路地裏の小道に連れこんだ。
何…?どうしたんだ?クルっと振りかえる梨華ちゃん?

「……!!」

梨華ちゃんがキスした!!こんなとこで!!誰もいないけど…!キスされた。
何何々??一体、どうしたとゆーのだ…??私はビックリした。
67 名前:作者 投稿日:2001年07月05日(木)17時49分40秒

>33さん。放置はしませんよ。読んでくれてますので!
 長く頑張っていきますね。用務員は…最後のお楽しみと言うコトで…。
 …ホント、いつもレスありがとうです…。

>ラヴ梨〜さん。そんな!心暖まるなんて…!!う、嬉しい〜!!&恥ずかしい…
 よっすぃ〜vs用務員は…まだ考え中なんで。でも期待にそえれるようにしますね。
 ラヴ梨〜さんも、毎回レスありがとうです。

 次回は梨華ちゃん視点から始めようかと思ってます。また朝方になりますが
 読んで頂けたら幸いかと…。

68 名前:33 投稿日:2001年07月05日(木)21時32分12秒
八百屋のおじさんサイコ−!
「最高のカップル」って言葉に同意(w
ホント2人とも純情でいいですね
私もこんないい文章を書いてみたい!
用務員VSよしこ楽しみにしてます。
69 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年07月06日(金)01時09分46秒
梨華ちゃんが商店街で買い物・・似合ってるな〜
よっすぃ〜の幸せ者め〜
朝方が待ちどおしいです
夜が長く感じる・・
70 名前:作者 投稿日:2001年07月06日(金)02時09分38秒

    ―石川視点―

   【最高のカップル】…だなんて…(照)。
とっても恥ずかしかったんです!私…顔が熱くて熱くて…。ひとみちゃんの顔が
まともに見れない…。おじさんが手を振っていたんで、なんとか振り返したけど、
それが私の精一杯だったんです…。
それに、荷物…。実は…重くて仕方なかったんだけど、とにかく彼女の
顔が…見れなかったんです…。ひとみちゃんが持ったげるって言ってくれたのに…
素直になれない私…。強くなりたい…!

―そんな私の手から、いとも軽そうに荷物を取ったひとみちゃん。
私は彼女を見つめます。…ひとみちゃんがニコっとした顔で、どうしたの?って
感じで顔を傾けていました。…ひとみちゃんが好きで好きでたまりません。
…じ、自分でも何であんな行動に出たのか分かりませんでした。
ひとみちゃんのTシャツの裾を引っ張って、私は少し背伸びしました。…そうしないと
届かないんです。
…とにかく私は、キスしたかった…。

―そっと私はひとみちゃんの唇から離れました。Tシャツを掴む手が震えています。
私はひとみちゃんを見上げました。頭の中でひとみちゃんが私に言った言葉を思い出しました。
…私は普通に彼女を見上げているだけなのに、
…ひとみちゃん曰く、梨華ちゃんの上目使いは卑怯だよって言うんですよ?
私はまだその言葉の意味がわかりません…。

71 名前:作者 投稿日:2001年07月06日(金)02時29分11秒

…不思議そうにしてるひとみちゃん。…しだいにオロオロし始めました。
ひとみちゃんも顔が真っ赤になってます。さっきの八百屋さんで買った…トマトみたいに
真っ赤です。かわいいな…。

「どどどうしたんすか?き、急に…。」

「なんか自分でも分からないの…。いきなりこんな行動取ったのか。」

「自分で分からないって…どっか痛いとかないよね?大丈夫だよね?」

ひとみちゃん…今の言葉で私がまた頭が痛くなったとか、心配してくれたんだ…。
ダメだね…私って。もう少し考えてお喋りしなきゃ…。

「どこも痛くないよ…?ただ…」

ほっとした顔から、ええ!?ってした顔にかわったひとみちゃん。ただって言葉に
敏感に反応したみたいです。ひとみちゃんを見てると飽きないなぁ…。

「た、ただ…?」

ひとみちゃんは私の顔を見ています。とってもとっても心配そうな顔で…。

「…ただ、切なくて。胸が痛いだけだよ…?」

私は笑って答えました。ひとみちゃんは考えています…。私はそんな彼女を置いて、
今来た道を戻りはじめます。少し離れて振りかえりました。

「ひとみちゃん!早くおいでよ!」

ひとみちゃんはまだ考えてました。  …急に彼女の顔がパァっと明るくなりました。
私の言葉を理解してくれたようです。満面の笑みをこぼして…

「待ってよ!梨華ちゃん!!」

私達はそれから買い物を済ませ、家路に着くのでした。
72 名前:作者 投稿日:2001年07月06日(金)02時45分20秒

         ―吉澤視点―

梨華ちゃんはたまに、思いきった行動にでる。さっきだって…ホント…びっくりだよ。
…まぁ〜ね〜?嬉しかったけど…。いや〜愛されてるっていいっすねぇ。私は一人、妄想にふけっていた。
楽しかった買い物を終えて私は今、ソファーに座っている。梨華ちゃんは台所で黙々と
料理を作っていた。私が手伝おうか?って聞いたんだけど、いいから座って待っててって…。
一緒に作りたかったな…でもマジで楽しみだよ!梨華ちゃんの手料理…。

「お待たせ!!ひとみちゃん!!」

す、凄いっすよ!梨華ちゃん。こんな短時間でこんなにも作れるなんて…。
テーブルの上には、鶏の唐揚げと、ミートソーススパゲティ、サラダ…デザートが
並んでいた。…やっぱ女のコだね。梨華ちゃんって…。私もさ、少しだけなら
自信があったけど…。良かったぁ!手伝わないで…!!

「ひとみちゃん?温かいうちに食べようよ。こっち来て。」

「はい!」

「はい!だなんて…何か可笑しいよぉ。」

だって…あまりにも美味そうなんだもん…。答えになってない私。
梨華ちゃんに笑われちゃった。…よし!食うぞぉ〜。
73 名前:作者 投稿日:2001年07月06日(金)02時55分41秒

>33さん。いい文章なんて…!!とんでもないっす…(@_@;
 でも嬉しいです。ホントーに、嬉しいです!
 八百屋のおじさん…。埼玉なのに江戸っ子風に書いてみました。

>ラヴ梨〜さん。朝が待ち遠しいって…そんなにこのへナチョコ小説を
 楽しみにしてくれてるんですね〜…。有難い限りです。
 商店街の買い物っていいですよね。なんか2人に合ってそうで…。

 更新しました。2日のうちの1日が終わりに近づいてきました。
 続きは、出来れば今日の夕方にでも…。間に合わなかったらゴメンナサイ…。
 また今の時間か、朝方になります。
74 名前:33 投稿日:2001年07月06日(金)07時00分33秒
梨華ちゃんの手料理食べれるよしこが羨ましい!
「よしこパスタに感動♪」みたいな(w
次の更新がめっちゃ楽しみです!!
どうなるのかな〜?
頑張ってください!
75 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年07月06日(金)18時04分03秒
かなり理想の雰囲気ですね
胸がキュンとなりますよ〜
作者さんの人柄の良さが見えるようです
76 名前:作者 投稿日:2001年07月07日(土)02時56分02秒

>33さん。「よしこパスタに感動」なんてウマイですね!
 ちょっと…プッと噴出してしまいました。
 一人で、なるほどね…って。

>ラヴ梨〜さん。私の人柄の良さなんて…
 そんなあげないで下さい…。恥ずかしいので…。
 でも、どうもです…。m(__)m
77 名前:作者 投稿日:2001年07月07日(土)03時17分16秒

   「ウマイ!!梨華ちゃん、めっちゃ上手だね…!!はぐはぐ」

 「ひとみちゃん、たくさん作ったから…いっぱい食べてね!!」
   (良かった…喜んでもらえて。)

  「…食べるのは…。 プロっすから!」

私は梨華ちゃんの手料理を全部たいらげた!!梨華ちゃんは終始、ニコニコ
笑って私を見てた…。ちょっぴり恥ずかしかったけど…。
しっかし…ホント美味かったぁ〜!!ごちそうサマでした!!

「ひとみちゃんって、本当に美味しそうに食べるね!作って良かったなって思った。」

梨華ちゃんは後片付けに入ろうとしていた。私はさすがにそれくらいは手伝わないと
いけないと思った。梨華ちゃんは、いいよって言ってくれたんだけど…これだけは
一緒にやらせて下さい!って頼んだんだ!!
梨華ちゃんが洗って、私が拭き方をする。ほら!2人でやると、あっと言う間にできるし、
何より2人でいる時間が長くなるから…。

「終わったぁ〜。」

「二人でやるとあっという間だね。」

私と梨華ちゃんは顔を見合わせクスっと笑った。
そしてソファーに座る。
私は、あっ!っと思い出した。さっき皿を洗う前に…お風呂にお湯をためておいたのだ。
梨華ちゃんはビックリしていた。
ソッコ―、風呂場に行きお湯を止めた。幸い、溢れてはいなかった。

「梨華ちゃん、お風呂沸いたからさ。先入っていいよ。ってか先に入りなさい!」

命令調で言わないと、ひとみちゃんから入って、って言うに決まってる。やっぱ働いた人が
先に入らないと…ね。

「うん。じゃあ先に入らせてもらうね。」

私は、うんうん頷いた。梨華ちゃんは私に手を振り下に下りていった。
78 名前:作者 投稿日:2001年07月07日(土)03時42分01秒

    ―石川視点―

(あ〜!上手に作れて良かった!ひとみちゃんもあんなに喜んでくれて…)

私はお風呂の中で座ったまま、おもいっきりう〜んって背伸びしました。
…満足感でいっぱいです。

「(食べるの)…プロっすから!」

私は湯船につかりながらさっきのひとみちゃんの一言を
知らぬ間に呟いていたんです。
私は思いだし、プっと笑ってしまいました。
さっきの言葉って…何かカッコ良かったなぁ…ひとみちゃんが言うから、
カッコイイんだろうね。私も今度、つかってみようかなぁ…
ふふ。今度機会があったらつかってみようっと!

身体を洗って、私はお風呂から上がりました。ひとみちゃんのお部屋に戻ろうとした時、
…あまりにも長くお風呂に入っていたらしく、のぼせてしまったのでしょうか?
鼻血が…出てしまったんです。
私はひとみちゃんのお部屋の前でオタオタしてたら、ひとみちゃんが出てきました。
ビックリした顔でお部屋に戻り、ティッシュを持ってきてくれて、私の鼻に
優しくあてがってくれたんです。

「中々来ないなぁって思ってたとこだったんだ。梨華ちゃん1時間も入ってたんだよ?」

クスって笑うひとみちゃん…私、そんな入っていたんだね。
ひとみちゃんは、そのままの状態で私をベットに座らせ、待っててと伝え
下に降りて行きました。…鼻からティッシュを取ってみたら、止まっていました。

とんとんと軽やかに階段を上がってくるひとみちゃん。手には、濡れタオルとポカリ。
ポカンとしている私に、はいっとポカリを渡されました。
そして、じっとしててねって言うと私の血のついた顔を拭いてくれました。

「い、いいよ!ひとみちゃん!じ、自分でやるよ!」

ニッコリ笑いながら、いいから。って言ってくれました。
…ひとみちゃんは、たまには子供の様にはしゃぎ…たまには、大人っぽい(?)
雰囲気をだします。…私はそんなひとみちゃんが…大好きです。
79 名前:作者 投稿日:2001年07月07日(土)03時45分23秒

 更新しました。自分では、甘々なつもりなんですが…
 どうでしょうか?中々ムズかしいものですね〜…。
 次の更新も、朝方です…。
 
80 名前:33 投稿日:2001年07月07日(土)08時55分37秒
笑えてもらって光栄です
自分も食べるのはプロっす(笑)
鼻血でるほど風呂に入ってる梨華ちゃんに萌え〜
チョー甘々ですよ!
81 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年07月07日(土)09時23分25秒
メチャ甘々ですよ〜、とろけそうです
買い物も食事中も風呂上がりも、甘くて、にやけちゃう〜
夜も甘いに違いない(笑)
82 名前:33 投稿日:2001年07月07日(土)15時49分01秒
ラヴ梨〜さんの「夜も甘いに違いない(笑)」に激しく同意(w
83 名前:作者 投稿日:2001年07月08日(日)07時15分47秒

(うう…恥ずかしいなぁ。…それにしてもひとみちゃん…キレイだよ。)

私の顔を拭いてくれているひとみちゃんは…どこまでも真っ直ぐで…
優しさいっぱいの眼差しで…私を見ています。そんなひとみちゃんのキレイな
瞳に…吸い込まれそうになったのでした。私の鼻に小さく丸めたティッシュを、キュっと
つめてくれ…

「はい!梨華ちゃん!!終わり。じゃ、私もお風呂入ってくるから、待っててよ。」

「はいぃ!」

「何だよ!梨華ちゃん。急にあらたまっちゃって。ゆっくりしててね。」

そう言い残してひとみちゃんは下におりていきました。…私がまたくだらない
考えゴト(?)をしてるうちに、ひとみちゃんは素早く処理を行ってくれたのでした。
私は大きなベットの上にゴロっと横になりました。私が手足を十分に伸ばしても
まだまだ余裕イッパイです!…そしてお部屋の中を見渡します。

(それにしても手馴れてたな…。ひとみちゃんもよく鼻血だすのかな?後で聞いてみようかしら?
 …聞くまでもないよね。私何考えてるの…。
   …それにしてもキレイなお部屋だよ…。あっ!あそこに雑誌置くのは危ないよね…。)

「梨華ちゃん!!オッ待たせ〜。」

「…!!」

…私はまた一人、考えゴト(?)をしていたので本当にビックリしました。
いつの間に上へ上がってきたのでしょう。ひとみちゃんは凄い勢いで、お部屋に入ってきました。
―すると…。

「わぁあああ!」

雑誌につまづいて、私が寝ていたベットに倒れこんだのです。ひとみちゃんの手が
私の胸にかぶさったのです…。

           「「!!」」

「ごごごご、ごめんなさい!ちちち違うんだ!!違うんだよぉぉぉぉ〜!!」

84 名前:作者 投稿日:2001年07月08日(日)07時35分51秒

   ―吉澤視点―

「ごごごご、ごめんなさい!ちちち違うんだ!!違うんだよぉぉぉぉ〜!!」

わわわわわ私今、どこ触ったんだぁ!!うう…梨華ちゃん、顔真っ赤だよぅ…。
きっと私も真っ赤っかだね…。
私は梨華ちゃんと反対方向を向いて頭をわしわし拭きながら謝った…。

…それにしても梨華ちゃんの胸って、身体に似合わず結構デカイね。…柔らかかったし…。
ハァ…出来るコトならモー1回…あわわわ!私って変態…?

私は妄想にふけっていたら…ツゥ〜っと鼻から何かがしたってきた。
も、もしや…!

「どわぁ〜!鼻血!(…うう…マジで変態じゃん…。)」

梨華ちゃんが私の声に反応し、側にあったティッシュを持ってきてくれた。
…私は梨華ちゃんの顔がまともに見れないでいた。

「大丈夫?ひとみちゃん?」

「はいひょふひゃよ!!ひゃふゃひゃん」

…どこがじゃ…!!私はいっそう全身の血が、鼻に集中しているんじゃないかって
くらい鼻が熱かった。

「…あははは!!ひとみちゃんって可笑しい!!笑っちゃいけないんだけど…」

…いや。笑っちゃってください…。何か私達、同じコトしてない?
けど…いいや。大好きな梨華ちゃんだもの。(変な答えだね?)
私は一人でつっこんでみた。

「さっきのは事故だから…私、気にしてないよ?」

「ふがふが…梨華ちゃん。(可愛いよぉぉ〜…。)」

私は鼻に栓をつめて梨華ちゃんをみた。私は梨華ちゃんを抱きしめた。
―その時だった。

「…私…、ひとみちゃんに抱かれたい…。過去を捨てたい…。」

「…! 梨華ちゃん…。」

私は梨華ちゃんから…そう告げられた…。胸が張り裂けそうになった。梨華ちゃんを
抱く手に…力が入る…。
85 名前:作者 投稿日:2001年07月08日(日)07時41分15秒

>33さん、ラヴ利〜さん。私、あなた達のレス見て、一人笑ってしまいました!
 なぜか分からないけど…ハマってしまったんです。最高でした!!
 レスがあると、頑張ろうって思えますよ。ありがとです。
 いつも同じような返事ですみません…。 
 昨日6回もエラーが出て、書いては消されの繰り返しでした…(ガックリ)。
 次回は…お待たせ(?)しました!甘々(頑張ってします)な夜にしたい
 と思ってます!
86 名前:33 投稿日:2001年07月08日(日)10時29分41秒
よしこも梨華ちゃんも鼻血出したから頑張って私も出さないと…(爆)
次はついに…ムフフ
朝起きるととりあえずここをチェックするのが日課になってるんで
更新されてるとうれしいです!
エラーに負けず頑張ってください
87 名前:作者 投稿日:2001年07月09日(月)04時17分17秒

    ―石川視点―

…私はひとみちゃんに抱きしめられました。

「…私…、ひとみちゃんに抱かれたい…。過去を捨てたい…。」

「…!梨華ちゃん…。」

ひとみちゃんの私を抱く手が…いっそう強くなりました。かすかに震えてもいました。
―どれくらい時間がたったのでしょう。さっきから私達は抱き合ったままです。
私も正直、恐いんです。…今ごろ何て言っちゃったんだろう…って思えてきました。

   「…うン…」

その時でした。ひとみちゃんがキスしてくれたんです。最初は触れるだけの優しいキス。
そして一度唇を離します。私の顎を手でクイっと軽く持ち上げ、二度目のキス―。

        「…ン。」

…それは今まで味わったコトのないキスでした。ひとみちゃんが、舌で私の口を
こじ開けてきたんです…。そして、激しく絡めてきました。あまりにもそれは、
私にとって刺激が強すぎました。

  (最初でこんなだったら…私、どうなっちゃうのかな…?)

私は思わず後ずさりしてしまいました…。腰が…ガクガクしてきちゃった…。
ちょうど良く、後ろにはベットがあり(?)私はそのまま座ってしまいました。
…ひとみちゃんは私にウマく合わせています。唇が離れません…。
―ゆっくり横になります。そしてやっと、ひとみちゃんは離してくれました。

「…梨華ちゃん…ホントいいの?」

ひとみちゃんの目が潤んでいます。

「…うん。…あの、私…。初めてなの…優しくしてくださぃ…」


「…私も初めてだから…へへ…。そーとー緊張してるんすけど…」

そう言うと、ひとみちゃんは電気を消した。
88 名前:作者 投稿日:2001年07月09日(月)04時41分14秒

…ひとみちゃんが布団の中に入ってきました。私の心臓は…ヤバいくらい、ドキドキ
しています。ひとみちゃんは私の上になり、

「…梨華ちゃん。好き…」

私はひとみちゃんのこの一言で、だいぶさっきのドキドキがとれた気がしました。
…優しくキスしてくれ、私の頭が…ボーっとしてきます。
ひとみちゃんの半乾きの髪からはシャンプーの香がします。

また…舌を絡めてきました。頭の後ろが引っ張られる感じがしましたが、痛さは全然
ありません。

     「…ン。」

かすかに…声を漏らしてしまいました。そして私はひとみちゃんの首に手を回しました。
…ひとみちゃんは、私の口から舌を抜くと…耳元で

    「…梨華ちゃん…大丈夫だよ…?」

と囁きました。…その声は、ちょっと低くて…吐息がまじっていました。
私はひとみちゃんに回してる手に力が入りました…。
…私の下半身はいったいどうなってしまったのでしょう…。熱くて熱くてたまりません…
ひとみちゃんはが私の耳を…舐め始めました。私の耳には…リアルな音が響きます…

「…きゃ…アァ…ひ、ひと…み…」

…声になりません。もぅ…何も考えられません…
ゆっくりと…耳から首筋に舌が動きます。…ひとみちゃんの荒い吐息が聞こえます。
私は…凄くひとみちゃんが愛しく感じてきました…。
…ひとみちゃんは、私の着ているTシャツを捲り上げようとしました。その時、
一瞬…困ったような顔をしていました。

「…ひとみちゃん…」

ハっとした顔で私を見たひとみちゃんに、私はコクリと頷きました。
89 名前:作者 投稿日:2001年07月09日(月)05時00分06秒

   ―吉澤視点―

はぁ〜…これからってどーしたらいいんすかねぇ…私は正直…恐かった。
キス(普通&激しいヤツ)までなら経験はあった。…女のコ同士だけど。
それも、あっちから強引にだ。

「…ひとみちゃん…」

うわ、り、梨華ちゃん…そんな目で見ないでよぅ…。よし!腹ァ決めるか!!
私は梨華ちゃんの身体に目をはこんだ。言葉が出ない…!!
この細い体からは、想像できない胸をしていた。私は梨華ちゃんの胸に手を
置いてみた。

(や、柔らかいっす〜…)

「…あン…」

梨華ちゃんの可愛い声にさらに拍車がかかっている。私は優しく…もんでみた。

   「…ハァ…。」

…梨華ちゃんはふいっと横を向いてしまった。私は手は止めずに、梨華ちゃんの
方に顔を近づけまた唇を重ねた。…今度は梨華ちゃんが舌を絡めてきたんで私は
少しビックリした。…ちょっとギコちなかったけど…。

「…ひとみちゃん…私…、変な気分だよぉ…。な、何かね…?下半身が熱くて…」

梨華ちゃんは、トロンとした上目で告げた。足は…モジモジしてる。
梨華ちゃんも…こんなイヤらしい顔するんだね…私は思った。
90 名前:作者 投稿日:2001年07月09日(月)05時04分30秒

>33さん。鼻血は出ましたか?…なんて。嬉しいですね。朝チェック
 いれてくださってるなんて…!それに温かいご支援(?)まで…。
 エロエロシーンってむずかしいです。書くのが…。うう…。
 更新はまた朝方になります。よろしくです。
91 名前:33 投稿日:2001年07月09日(月)16時19分04秒
恒例の朝チェックが出来なかった…
レポートもたまってるし鬱だ…
鼻血出ました出ました出しました!(爆)
この時点で鼻血が出るって事は、2人が本気になったら
私は出血多量で死んでしまうのでは…
また続きが気になる〜
めっちゃ応援してるんで頑張ってください
92 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年07月10日(火)01時58分54秒
やっと見にこれましたよ〜テストは鬱だ・・
いつのまにか、甘々からエロエロに変わっているし!!
今までが純情だった二人なだけに興奮・・待ち遠しくて寝れませんね〜
苦手かもしれませんが、頑張って!!
93 名前:作者 投稿日:2001年07月10日(火)05時23分48秒

    ―石川視点―

…私から求めるなんて…。自分で恥ずかしいと思ってるのに、身体が…言うコト
聞かないの…。ひとみちゃん…どう思ってるのかなぁ…。
 
 「…ひとみちゃん…私…、変な気分だよぉ…。な、何かね…?下半身が熱くて…」

私はおおいかぶさっていたひとみちゃんを見つめました。
ひとみちゃんは優しく髪を撫でてくれて、ニコっと微笑んでくれました。

「…私も、梨華ちゃんと同じだよ。凄い…変な気分なんだ。おかしくないよ…」

そう言うと…ひとみちゃんは胸を揉みながら、舌を首筋から胸へ運んでいくのでした。

  「…ひ…!ン。」

…私は声を押し殺します。

「…気持ち良かったら…声だしていいんだよ?」

ひとみちゃんの声が…さっきより荒くなっています。
…私の目には、うっすら涙が溢れてきました。
ひとみちゃんの、優しい愛撫が続いています。私はひとみちゃんの髪を撫でました…。
 …頭が…ボ〜っとします。

ひとみちゃんの手が…下へ伸びました。私は…(!?)と、一瞬焦りましたが…
自分の身体が言う事聞きません…。
…恥ずかしさなんてなくなってしまっていたんです。ひとみちゃんが
指を…入れてきました。

「…あ、やだ…ひ、ひとみ…、ンン…」

「…イヤなら…やめよっか…?」

「…う…ソですぅ…」

94 名前:作者 投稿日:2001年07月10日(火)05時48分11秒

とうとう…パンツまで脱がされてしまいました。
…私は、ひとみちゃんの舌、手、吐息…すべてが愛しくて…たまりません。
…すべてを彼女に託します…。

「…梨華ちゃん…。初めてって言ったよね…。私が、もらってもいいのかな…。」
 
ひとみちゃんが私の顔を心配そうに覗き込みます。

「…うん。ひとみちゃん…がいい。」

「…本当に…いいの?」

私はコクリと頷きました。…すると、ひとみちゃんは

「…痛かったら、言ってね…?」

(痛いって…あぁ、何か友達が言ってたなぁ。最初は痛くてしょうがなかったって…)

 その時です。私の中に…激痛が走りました。

(…イッタァ〜イ!!)

「…大丈夫?…梨華ちゃん…?」

「…ン。つ、続けて…」

「…わかった。私に…しっかり抱き着いてて…。」

私はひとみちゃんの首にしがみつきました。…ひとみちゃんが優しくキスしてくれます。

(ひとみちゃん…私の中から…あの忌まわしい過去を取り除いてほしい…。
過去の事は忘れて…新しい自分になるんだ…。)

(梨華ちゃん…痛そうだな…。)

私は、梨華ちゃんの目から一粒の涙がこぼれるのを見逃さなかった。
…梨華ちゃんの手に力が入っている。でも…自分の意思とは裏腹に…
中にはいっている私の手は止まることはなかった…。

(…あれ?)

さっきまでの痛みがウソのようです。激しい痛みから…快楽にかわってきたのでした。
首にまわしてあった手を私は外します。

「…ひと…みちゃん…き、気持ち…イイ…」

私は…自分から腰を浮かせてしまいました…。
その後の…記憶は…まったくありません…。
95 名前:作者 投稿日:2001年07月10日(火)05時57分23秒

  更新しました。不慣れなエロシーン…もう少し勉強(?)ですね…。
  次回は吉澤視点から始めます。

>33さん。レポートに鼻血は垂れませんでしたか?
 ちょっと心配ですが…。最近、夜中の更新がムズかしくなってきたんです。
 朝方で申し訳ありません。
 レポートの方、頑張ってくださいね。

>ラヴ梨〜さん。テストだったんですね。お疲れサマでしたm(__)m。
 本当にエロシーンはムズかしいです…。書いてて…恥ずかしくなって
 しまいましたよ…。でも、次回も…懲りずにエロシーン…(?)。
 
96 名前:33 投稿日:2001年07月10日(火)17時01分32秒
>レポートに鼻血は垂れませんでしたか?
図書館だったんですぐティッシュ詰めました(笑)
更新ペースは作者さんの無理ない時間でやってください!
次回もエロシーンってことは私の隣にまたティッシュ…
97 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年07月10日(火)21時01分44秒
確かにこれはティッシュ必要かも(笑)
梨華ちゃんの心理描写がたまらないです(はぁと)
それにしても、【初めて】を用務員に奪われなくて良かった(今更ながらに思います)
98 名前:33 投稿日:2001年07月10日(火)23時32分26秒
>それにしても、【初めて】を用務員に奪われなくて良かった(今更ながらに思います)

激しく同意させてもらいます(w
もし用務員が【初めて】だったら…(怒)
99 名前:作者 投稿日:2001年07月11日(水)04時57分12秒

   「…?」

「…あ…。梨華ちゃん…。気がついたんだね?」

ひとみちゃんが隣でクスっと微笑ながら、私を見ました。気付いたって…?
私は、ひとみちゃんが何を言ってるのか…把握できません。

「…梨華ちゃん、気絶しちゃったんだよ?」

「…本当?」

ひとみちゃんはコクリと頷きます。私は…その言葉に恥ずかしさを覚えました。
だんだん頭の中でさっきまでの行為が浮かんできました。
言葉ではイヤとか言っておきながら…淫らに自分からひとみちゃんに求めていた自分に…
…私の顔は、きっと真っ赤になっていたと思います。
自然と、下半身がまた…熱くなってきちゃいました。

「…梨華ちゃんって…顔に似合わず、Hなんだね…。」

「…!」
(…そんなコト言わないでよ…)

ひとみちゃんのその一言で私は…なぜか我慢できなくなってしまったんです。
私は、ひとむちゃんに唇をあわせます。

(…私って…何なの…?自分じゃないみたいだよぅ…。ああ…ダメ…ボ〜っとしてきちゃった…)

(…梨華ちゃん、元気だね…。ってか、可愛すぎだよ!)

「…ひとみちゃんの…バカ…。」

私は唇を離します。
100 名前:作者 投稿日:2001年07月11日(水)05時20分41秒

   ―吉澤視点―

(…はぁ〜…梨華ちゃん。ずっとこうしていたいなぁ…。柔らかいよ、梨華ちゃんの唇…)

「…ひとみちゃんの…バカ…。」

な、なんですと!…急に離さないでよ…梨華ちゃん…!
しかも…その上目使い…止めてほしいよねぇ…言葉にならないよ…。

(…(もう)一本いっとく?)

…私はアスパラドリンクのCMを、なぜか思い出してしまった。
梨華ちゃんの言う通り…バカな自分…。ジーっと見ている梨華ちゃん…誘ってるんかね?

     (…いっちゃうっス!!)

   「…梨華ちゃん、血でてるよ…」

     「え!ど、どこから…?」
      (まさか、鼻血かな?)

        「…ここ。」

  「…や、だよぉ…ひとみちゃん…き、たなぃぃ…ン…。」

(やだとか、汚いとか言っておいて、しっかり感じてんじゃん…梨華ちゃん。)

私は梨華ちゃんの大事な部分から出ていた血をふき取るかのようにして舐めた。
これは…私が破ったせいで出てしまった血なのだから…。

 「…汚くなんてないよ…。イヤならいつでも止めていいんだけど…。」
   (…やめるつもりは、全くないけど…)
   
   「…そんな…アン…意地悪、い、言わない…でよぅ…」
    (…もぉ…私…、変態でもかまわない。)

梨華ちゃんはすでに、トロ〜ンとした目で私を見ている。涙目の梨華ちゃんに
私はなぜか…燃えちゃうんだよね…。足をグイっと広げ、私は奥に奥にと、舌を
はわせた。血は全部ふき取った。梨華ちゃんの中は、真っ赤に充血している。
私は強弱をつけて舐めてみた。

「…きゃ…!ンン〜。…ハァ……」

梨華ちゃんは自分から腰を使ってくる。少しはやりやすかった。
…そして…。梨華ちゃんは二度目の絶頂を迎える。
101 名前:作者 投稿日:2001年07月11日(水)05時27分35秒

>33さん。図書室だったんですか!?ヤバくなかったですか?
 でも、おいしいかも…。なんちゃって…。スミマセン。
 はい。今のところ、自分のペースで書いていますので
 大丈夫ですよ〜!私もマイペース主義なんで。

>ラヴ梨〜さん。ティッシュは必需品ですよ?私も毎日持ってます。
 よく鼻血が出るんで…。鼻が弱いんです。
 用務員は…そろそろ出したいなぁって思ってます。
 とか言いながら伸ばすかも…。

 更新しました。今日は目覚めが良かったんで、悩まず書けました。
 次回は今日の夜中に出来たらします。よろしくです。 
102 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年07月11日(水)07時56分09秒
起きぬけに興奮してる自分(照)
ティッシュを用意しといて良かった。
朝から気分がエロエロです
起きてすぐ書ける作者さんに拍手&感謝
103 名前:33 投稿日:2001年07月11日(水)13時22分23秒
また図書館から来ちゃいました(笑)
今日もティッシュ用意しといてよかった(w
よしこの(…(もう)1本いっとく?)笑いました!
マイペース主義で頑張ってください。
104 名前:作者 投稿日:2001年07月11日(水)23時16分14秒

     「…ん…。まぶし…」

 ―…強い日差しが私の目に飛び込んできた。いつの間にか眠っていた。
隣には梨華ちゃんがスースーと寝息をたてている。私は黙って梨華ちゃんの顔を
見ていた。…さっきまでの行為が頭をよぎる。私の顔は真っ赤になっていた。

(…はぁ〜…。とうとう…やっちゃったんだよね…。…うふふふ…。嬉しいなぁ〜)

私は一人でニヤニヤしていた。もし誰かいて、今の私の顔を見たら絶対近づいては
こないだろう…とにかく顔がゆるんでしかたないのだ。

   「…うン…。」

梨華ちゃんが目を覚ましたようだ。

「…おはよう。梨華ちゃん…。」

少しの間、沈黙が続いた。梨華ちゃんはまだ寝ぼけたままだった。

…ハっと我に返った梨華ちゃん。凄い早さで顔から耳まで真っ赤に染まって行く。
そして布団で顔を隠しながら、

   「…おはよぅ…。ひとみちゃん…。」
105 名前:作者 投稿日:2001年07月12日(木)05時32分44秒

     ―石川視点―

  「…うン…。」
(…まぶしいなぁ…。あれ…私、裸だぁ。…?それに…腰がやけに重いよぉ…
 それに…何か…痛い…。)

…私は、朝の強い日差しと、重苦しい腰の痛み…疲労感を感じながら…目覚めました。
…ふと横を見上げると、ひとみちゃんが起きていました。

  「…おはよう。梨華ちゃん…。」

(…ひとみちゃん?…先に起きてたんだぁ…。…ひとみちゃんは裸じゃないんだね… 
  …?………!!ああ…そ、そっか…!私達…!)

私は…寝ボケていました…。ハっとして布団で顔を隠します…。

  「…おはよう。ひとみちゃん…。」
(…うう…。な、何か恥ずかしいよぉ…。ひとみちゃんの顔が見れない…。
 しかも自分だけパンツとTシャツなんか着て…)

 「…なんだよぉ!梨華ちゃん!隠れなくたっていいでしょ!えい!」

    …ひとみちゃんは私の布団を剥ぎ取りました。

  「み、見ないで…ひとみちゃん!恥ずかしいの…。」

 「…見ないでって言ったって…昨日は…全部見ちゃったモンねぇ…?」

ひとみちゃんのイジワル…。そう言ったひとみちゃんは、ニヤニヤして私を
見下ろします。…でも。…プっと私は噴出してしまいました。
子供っぽいなぁ。…でも可愛くて仕方ありません。

「な、なんで笑うんだよぅ…!しかも、ちょっと勝ち誇った笑いだったぁ!!」

ひとみちゃんは、剥ぎ取った布団と一緒に…おおいかぶさってきたんです。

  「…恥ずかしいなんて言わないでよ…。」

ひとみちゃんが、そう言って私を見つめます…。なぜか吸い込まれそうでした。
私は視線を外せませんでした。

(ひとみちゃん…さっきまで子供のようにはしゃいでたのに…。)

106 名前:作者 投稿日:2001年07月12日(木)05時48分56秒

沈黙が続きます。…ひとみちゃんも…内心どうしようか迷っていたハズ…。  

  「…恥ずかしいものは恥ずかしいの!」

私はやっとそう言って、ひとみちゃんからふいっと顔をそむけました。…なぜか
笑いがこみ上げてきたんです。…私、笑うのをこらえました…。

   「…梨華ちゃんのクセに…!えい!」

  ひとみちゃんが抱き着いてきて、私を横にしました。

     「あはは!クセにって何よぉ!」

  私もひとみちゃんに抱きつきます。軽くホッペにキスをしあいました。
   子犬のようにじゃれ合います…。とても楽しい時間でした。
        
         胸が…キュンとします。

        「ねぇ、ひとみちゃん?」

           「何?」
  
     「ずっと…こうしていたいね…。」

          「…。うん。」

すると…ひとみちゃんが、う〜んっとうなってわたしを力いっぱい抱きしめてくれました。
私もマネて…う〜んとうなって、ひとみちゃんを抱きしめます。

       ―それは…一緒のタイミングでした。―

私の唇と…ひとみちゃんの唇が触れ合います…。優しいキスでした…。
ゆっくりした時間が流れます…。
107 名前:作者 投稿日:2001年07月12日(木)05時56分15秒

>ラヴ梨〜さん。起きてすぐは…少し辛いトコもありますが…
 モー。慣れましたよ〜。拍手&感謝なんて。そんな…。
 いやぁ〜、ありがとうです。

>33さん。はは!図書館からですか。ありがとです。
 一本いっとく?…はなぜか頭にすぐ浮かんできたんです。
 これからも、もちろん!マイペ〜ス主義です〜。

 更新です。…またエラーが発生してしましました(TT)…。
 次回はまた朝方だと思います。今日は休みなのでこれから寝ます…。
108 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年07月12日(木)17時59分00秒
癒される〜
Hシーンもなんだか、かわいかったし、たまんねっす
このままずっと二人でいればいいのに・・・
新展開が楽しみ♪
109 名前:33 投稿日:2001年07月15日(日)23時40分52秒
久しぶりにネット繋げました。
最近コンサの準備が忙しくて(汗
も〜この2人可愛すぎ!(w
そろそろ用務員が気になる…
110 名前:作者 投稿日:2001年07月16日(月)01時23分05秒

    ―吉澤視点―

私は…このうえない喜びに浸っていた。好きな人と抱き合うって…こんなにも
心地よいものだろうか…?密かに、私の中では女のコ同士で…って頭にあったが
今はそんなのどうでもいい。好きはモンは好きなんだから…!!
 
 着替えながら私は梨華ちゃんと話しあった。今日、梨華ちゃんが帰ってしまう…。
私が梨華ちゃんの家まで、送るよって言ったら梨華ちゃんが、遠いからいいよって言ったんだけど、
私は絶対送りたい!!って強く出たら、梨華ちゃんがクスっと笑って

       「お願いします。」

って言ったんだ。梨華ちゃんの住んでいる街…いったいどー言うトコなんだろう…?
私はドキドキしていた。…が、内心…すっげー寂しかった。

家を出るなり梨華ちゃん。私の家にぺコっと頭を下げ、

   「お世話になりました。」

…って。梨華ちゃん可愛すぎ!!そうして私達は神奈川に向かった。
111 名前:作者 投稿日:2001年07月16日(月)01時44分52秒

   「梨華ちゃんの住んでるトコロ〜神奈川〜♪」

     「なにそれ?そんな歌あるの?」

   「ないよ。あるワケないじゃん。私が作詞作曲なんだもん。
    題名はね…『梨華ちゃんと神奈川県』」

     「変なひとみちゃん。それと…ヤだよ、そんな題名。」

  私達は電車の中で楽しく話していた。私は、正直泣きそうだった。
   梨華ちゃんと離れたくない!…でもムリな話なんだけどね。
 いっそのコト、この電車が止まってしまえば今日は帰らないですむのに
 とか…間違った電車に乗っちゃって九州とか…(なぜに九州?)
     
    ぐわ〜!!ワケわからん!!吉澤ひとみ!!しっかりしろ!!

        「…ひとみちゃん?ど〜したの?」

       「な、なんでもないよ!梨華ちゃん!!」

梨華ちゃんが心配そうに見ていた。ダメだ!ダメだ!梨華ちゃんに心配かけちゃ!!
…そんな私の願いはむなしく、電車は神奈川県はOOOに着いてしまった。
112 名前:作者 投稿日:2001年07月16日(月)02時06分27秒

   「ここか…!石川梨華生誕の地は!!」

  「そうなんです!!石川梨華生誕の地です!!」

   (う〜ん。梨華ちゃんが言うとなんかおかしいなぁ…。)

私はクスっと笑った。梨華ちゃんは、何よ〜って私の背中をポカポカ叩く。
 私と梨華ちゃんは駅を出て、う〜んと背伸びした。長く電車に乗っていたんで
体が痛い。梨華ちゃんも久々に地元へ帰ってきたんでなんかホっとしている
ようだった。…ちょっと悔しいかな…。

     「…なんか懐かしいなぁ。」

梨華ちゃんはそー言うと眼を閉じながら、両腕を広げた。
ちょうどよく、潮風が吹いた。サラサラと黒髪が揺れる。
私はドキっとした。あまりにも梨華ちゃんがキレイだったから…。

   「今日のひとみちゃん…変だよ?」

     「へ、ヘンじゃないっすよ!」 

   「そう?…私に見惚れてたとか?」

 私の顔が赤くなる。本当に梨華ちゃんは私の心が読めるのだろうか?

   「…冗談で言ったのに…は、恥ずかしいから忘れてよぉ…。」

    梨華ちゃん…今は冗談に聞こえなかったよ。私は話題をずらそうと、

     「梨華ちゃん、どっか連れてってよ!」

      「うん。い、行こっか!」

連れてってと言った私が梨華ちゃんの手を引っ張った。普通、逆だよね?
まぁ、いいけど。
113 名前:作者 投稿日:2001年07月16日(月)02時32分03秒

 梨華ちゃんは私をいろんな所に連れて行ってくれた。小さい頃から
よく行っていた駄菓子屋さんとか、コンビニとか。
本当は学校に行ってみたかったんだ。…いや、何でもない。

時間がなかったんであんまり遠出は出来なかったけど、私は梨華ちゃんの住んでいる街が
気にいってしまった。周りの人達が、温かいんだよね…。
ふと時計を見ると、夕方の6時だった。

  「…そろそろ帰るね…。」

私と梨華ちゃんが離れる時が来てしまった。

  「…え?今日は泊まっていってよ。ひとみちゃん。」

     「…いや…帰るよ。」

   梨華ちゃんの目が潤む。私は…グっとこらえた。
    梨華ちゃんが私の手首をキュっと掴む。

    「…ヤだよぅ…ひとみちゃん…泊まっていって…」

         ―その時だった。―

          「梨華!」

        「あ…お母さん…。」

…へ?お母さん?私は気付かれないように涙を拭いた。その間に梨華ちゃんが何やら
話していたようだ。

     「あらあら。梨華がお世話になって…。今日はもうおそいし、
     家に泊まっていってね。じゃあ先帰ってるわよ。ひとみちゃんに
     美味しいごちそう作らなきゃね。」

そー言うと梨華ちゃんママは早々と立ち去った。私は早い展開についていけないでいた。

  「…泊まってってね?ひとみちゃん?」

   「うん。」

梨華ちゃんと私は笑い合った。手をつないで私達は家に向かった。
114 名前:作者 投稿日:2001年07月16日(月)02時40分47秒

  ―石川視点―

やったぁ!ひとみちゃんと今晩一緒に居られる!私は、ひとみちゃんを握る手に
力が少ぅし入ります。私もひとみちゃんも、顔が緩みっぱなしです。
お母さんもああ自分から言ってくれたし。早くお家に帰って、
お母さんのお料理、食べてもらいたいな♪私も楽しみだよ。久々の家庭の味。

   ―私の足がガクガクと震え出します。血の気が引いていくのも
わかります。隣でひとみちゃんが何かを言ってるけど…何を言ってるかは解りません。
 
   ―私の目の前には、あの男しか目に映りませんでした―
115 名前:作者 投稿日:2001年07月16日(月)02時48分14秒

更新しました。いきなりの出張…(ToT)昨日帰ってきました。
ちょっと疲れ気味です。

>ラヴ梨〜さん。お久しぶりです。Hシーンはかなり
 恥ずかしかったです…。
 新展開として、やっと用務員編(?)に突入します。
 
>33さん。お久しぶりです。いいですね。ライブ…。
 私の分も、いしよし見てきてくださいね。
 用務員は次回から出ますよ〜。

116 名前:33 投稿日:2001年07月16日(月)03時57分02秒
出張お疲れ様です。
「ないよ。あるワケないじゃん。私が作詞作曲なんだもん。
題名はね…『梨華ちゃんと神奈川県』」笑いました!(w
それと強引な梨華ママ萌え(笑)
ついに用務員出てきましたね…
よしこ殺しちゃ(自主規制)
作者さんの分まで生「いしよし」見てきます
今回は6列目・9列目とサイコ−な席だから楽しみです♪
でもバイト休めるかな…
117 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年07月17日(火)22時45分53秒
出張おつかれさまです。
お仕事で疲れていらっしゃるのに、更新してくださって嬉しいです!!突然登場してソッコウ去っていった梨華母がかなり笑えました♪
次回はシリアスな展開かな?
ドキドキして待ってます
118 名前:作者 投稿日:2001年07月21日(土)04時48分02秒

      ―吉澤視点―

う〜ん?梨華ちゃんのママって…不思議だなぁ。梨華ちゃんもたまに強引な
トコあるけど(でもまたそれが可愛いんだけどね!)お母さん似なんだね。
  
   「梨華ちゃんのママってさぁ…  ?梨華ちゃん…?」

私は隣にいた梨華ちゃんを見た。…おかしい。
(いつもおかしいけど…)明らかに何かに動揺していた。
梨華ちゃんんの顔から血の気が引いていくのが分かった。
ガクガクと振るえている。私がいくら呼んでも耳には入っていない。
 私は梨華ちゃんの目線に目をやった。
一人の男が、こっちに近づいてきた。
私は…すぐにその男が、梨華ちゃんの過去を奪ったヤツだとすぐに感づいた…。

     (このままじゃいけない!!)

私は強引に梨華ちゃんの手を引っ張った。ダメだ!!梨華ちゃんの足が動かない!
私は焦った。いや…私が焦ってどうするんだ…。

       (仕方ない!!)

私は梨華ちゃんを担ぎあげた。ヒョイっと持ちあがる梨華ちゃん。
やっぱ軽いね…。こんな時に、私は一体何を考えてるんだろう…。
とにかく私達は逃げようとする。
それに男は感づいたらしく、走って追っかけてくる。

     (なんじゃ〜!!こえ〜よ!!くんなよなァ!)

私はとにかく走った!…が、追いついてしまった。
いくら梨華ちゃんが軽いと言っても、担いで走るのと、一人で走るとじゃあ…。

      (…腹ぁ、決めるか…!)

   私は梨華ちゃんを下ろし、グっと拳を握り締めた。
119 名前:作者 投稿日:2001年07月21日(土)05時02分09秒

    「…何なんですか?アンタ…。」

  「…き、君こそ何なんだよ?なんで逃げるんだよ。…石川に話しがあるんだ。」

…間違いない。こいつだ…。私の眉間には、凄いしわが寄っていたに違いない。
自分でも分かるくらい…顔が熱くなってきた。…ムカついてきた。

  「…梨華ちゃんに話しって…梨華ちゃんは何も話したくねぇんだよ。」

「なんだ!お前。一体なんなんだよぉ!早く石川こっちによこせよぉ!!」

…梨華ちゃんが私の後ろに隠れた。私の腕を握る梨華ちゃんの手が震えていた。

  「…こんなになってる梨華ちゃんを…お前になんか渡せるか!」

私は男を睨みつける。男は少し、うっ!とした顔になっていた。
…私の怒りはマックスに達していた。あっちから手を出してくれればいいのだが…。
そうしたら心おきなく殴れる。

    「…女だからって、いい気になって…。」

ジリジリと差が縮まってきた。私はゴクリと唾を飲んだ。
 緊張感がその場を埋めた。再び私は拳を握り締めた…。

        (くる…!)


120 名前:作者 投稿日:2001年07月21日(土)05時25分36秒

  私は梨華ちゃんに、手で合図した。

     (離れて…。)

梨華ちゃんの顔は、真っ青だった。コクリと頷き、梨華ちゃんは離れた。

  「いったい、どうゆう関係なんだよ!お前!」

      男が狂ったように叫ぶ。

   (…マジで恐いっすよぉ〜。)

私は今になって、ヤバイ!と思った。この男は狂っていた!
吉澤ひとみ!…大ピンチ!(レイク風に)
どわぁ!私ったら、この状況でレイクのCMを思い出していた。
私も明らかに同様していた。チラっと梨華ちゃんに目をやる。
…梨華ちゃんが泣いていた。

      (梨華ちゃん…)

   「…ひとみちゃん!危ない!!」

梨華ちゃんの声で私は我に返った。男が、思いっきり殴りつけてきたのだ。
私は、スレスレでよける事が出来た。

       (やっべぇ〜!)

   「石川…なんでこいつと仲いいんだよぉ!」

     (しまった!!)

男はよろけたまま、梨華ちゃんの方に向かった。
私は走った!このままじゃ、梨華ちゃんが!

…私は、いちかばちか…その男に向かって捨て身のライダーキックをブチかました!
見事、私の長い(?)足が男の頭に直撃した!!

    「ぐわぁ!」

男は倒れこんだ。私はすかさず、お得意(?)の金的蹴りをお見舞いしてやった。
      
       念には念を!

…私はこの言葉がなぜか好きだった。男は泡を吹いていた。

コツコツと私と男に小石があたってくる。私はその先を見た。

(…梨華ちゃん。遠くから石を投げないでよね。私にも当たってるんですけど。)

私達は近くの交番に行き、男のコトを話した。警察官の人達は、すぐその現場(?)に行ってくれた。

最後は…あっけない幕切れだったのは言うまでもないね…。
121 名前:作者 投稿日:2001年07月21日(土)05時33分09秒

>33さん。お久しぶりです。私の分も観てきてくださるなんて。
 席もイイ所で良かったですね!
 バイトは…休みましょう!…なんて。
 行けるといいですね!!なっちみたく星に願いを!だべさ!

>ラヴ梨〜さんも、お久しぶりですね!
 もしかしたら、石川ファミリーを後で
 出すかも(?)。
 梨華ママは、また後で出すつもりですよ。
 それから…温かいお言葉、ありがとです!
 
 久々の更新です。…出張げ終わったと思ったら、
 パソコンの調子が悪いんです…。
 すみません…。
122 名前:玲(33)ハンドル固定 投稿日:2001年07月21日(土)08時48分37秒
お久しぶりです!
更新だ〜!(w
ついによしこvs用務員…
やったねよしこ!ライダーキックと得意の金蹴りで梨華ちゃん守れてきほし
バイト無理矢理休みます(笑
(●´ー`●)<なっちが待ってるからちゃんとコンサート来るべさ
( ゜皿 ゜)ナッチジャナクテレイハカオリガスキナンダヨ!
123 名前: 投稿日:2001年07月21日(土)09時41分42秒
恥ずかしいことに「ほし」がでてない…
鬱だ……
124 名前:作者 投稿日:2001年07月24日(火)05時53分24秒

    ―石川視点―

…またひとみちゃんに迷惑かけちゃったよぅ…。私はただ、あの男の視線から
逃げるコトしかできませんでした。ガクガクと足が震えて…。

    「ハァ…。」
   私はひとつため息をはきました。

  「梨華ちゃん、大丈夫?」
  
ひとみちゃんが私の顔を覗き込みます。真っ直ぐに私を見つめる
ひとみちゃん…。そのキレイな瞳に私は戸惑ってしまいます…。

「…梨華ちゃん。あまり気にしないでよ。もっとポジティブに生きなくっちゃ!」

    (ポジティブ…?)
  ひとみちゃんが私に向かって、ガッツポーズを取りました。

「そ!ポジティブ!あまり悪い方向に考えないで、何事にも楽しく、前向きに
 いかなくっちゃ!!なぁ〜んちゃって!へへ…。」

  ひとみちゃん…私より年下なのに、何か…お姉さんみたいだよ…?
  そんなひとみちゃんとも、今日でお別れなんだ…。
  一生の別れじゃないけど…。側には居なくなっちゃうんだね?

        ひとみちゃん…。

       「さ!行こっか!!」

  ひとみちゃんは、そう言うと微笑みながら私の手を引っ張ってくれます。
 大きくて…温かくて…。

   そうだね!ひとみちゃん!ポジティブだね!!
125 名前:作者 投稿日:2001年07月24日(火)06時06分42秒

      ―吉澤視点―

    (…梨華ちゃんがいっぱい…)

私は絶句した。何にって…。とにかく梨華ちゃんがいっぱいなんだよぅ!!
…ここは石川家。そして私は吉澤ひとみ。吉澤家代表だ。

  (…何が代表なんだ!ああ〜!私ってもしかして、おかしい?)
 
軽くつっこみをいれてみた。私の箸を持つ手が震えている。
…私は今石川家の人々と、食事中なのである。
 
「ひとみちゃん、たくさん食べてね〜。」

「「「本当に梨華がお世話になっちゃって〜。ゆっくりしていってね!ひとみちゃん。」」」
   (梨華ママ・お姉さん・妹)

   「…は、はいぃ〜(汗)」

う〜ん。驚きだ!なんでこんなにも…(絶句)。
私は味噌汁に口をつけようとした。

「梨華、ひとみちゃんってカッコイイよね〜。付き合ってるコいるの?」

    間髪いれずに梨華ちゃんが…    

「うん!居るよね!ひとみちゃん!私だよ!!お姉ちゃん、いいでしょう?」

         ブブ――――――!!

私は味噌汁を噴出してしまった。見事に、華麗に!そして華々しく!!
吉澤ひとみ・大噴射!!
126 名前:作者 投稿日:2001年07月24日(火)06時10分51秒

>玲さん。バイト休みますか。その意気ですよ!(?)
 星が出なくても…気にしない!ポジティブです!!
 …更新が遅れてしまって、申し訳ありません…。
 最近、仕事が忙しくて…。
 出来る限り更新はしていきたいと思ってます。
  
127 名前: 投稿日:2001年07月24日(火)13時12分01秒
そーですね!何事にもポジティブですよね!
更新のペースは本当に作者さんの暇なときにやってもらえれば。
ずっと待ってますんで!
しかし今回は面白かった(w
ハモル梨華ママ&姉&妹!
空気を読まず付き合ってることを家族に告白する梨華ちゃん!(w
そして味噌汁噴射するよしこ!!
次回が楽しみですな♪
128 名前:作者 投稿日:2001年07月24日(火)17時56分03秒

 「ち、ちょ…り、梨華ちゃん…?」

私はタンとお椀を置き、口から出ている味噌汁を手で軽く拭う。

 「なぁに?ひとみちゃん?」

…う。そんなキラキラした目で見られても困るんですけど…(汗)

 「あらあら。梨華ったら。ひとみちゃん。ごめんね?このコ、少し
 おっちょこちょいなトコロあるけど仲良くしてやってね。」

「やだぁ!お母さんったら。私、しっかりしてるよ?ね?お姉ちゃん。」

「そうかしら…?ふふ。」

(いやいや…しっかりとまではいかないっすよ!)

楽しそうに話しをしている梨華ママ&梨華ちゃん&お姉さん…。
…普通だったら引くよね?はっきり言わないよね?
…うう。なんだろう?ダラダラと汗が…。
私は額から流れる汗を、グイっと拭った…。

こうして石川家との楽しい(?)食事会は幕を閉じた…。
129 名前:作者 投稿日:2001年07月24日(火)18時12分34秒

「「梨華、ひとみちゃん。私達、これから出かけるけど一緒に行かない?」」

  (見事にハモってる…(汗)。)

「行かない。だって今日はひとみちゃんと、まったり過ごすんだから。」

  (ま、まったりって…(大汗))

「まぁ。梨華ったら。ひとみちゃん、それじゃあ梨華のコト頼みますね。
あまり高い声だしちゃダメよ?お隣さんに失礼だから。」

(高い声って……?な、なんなんですか〜!!)

「は〜い。お母さん達も楽しんできてね!」

梨華ちゃんと私は、梨華ママ&姉・妹を送り出す。
私も、ぶっちゃけて帰ろうかと思ったんだけど…ヤメた。

「じゃ、ひとみちゃん♪私のお部屋行こっか♪」

「…う、うん。」

梨華ちゃんは私の手を引くと、モー娘。の『真夏の光線』を唄いはじめた。

「あ〜 この夏はぁ〜 アナタがいる〜ゥ 寂し〜くなぁ〜い エンドレス エンドレスサマァ〜♪」

そう言って梨華ちゃん、クルっと後ろを向いて私の顔を見た…頬が赤くなっていた。

「や、やだ!ひとみちゃんったら!そんなに見つめないでよ。」

「…いやいや。梨華ちゃん…。アナタが一人で唄って、見つめて、頬そめてるんすけど…。」

「そうっすか?」

「そうっすよ!(梨華ちゃん、私の言葉がうつったのかな?)」

       ふふ。

私と梨華ちゃんは軽く笑い合った。
130 名前:作者 投稿日:2001年07月24日(火)18時17分36秒

>玲さん。ずっと待ってていただけるなんて(^^)♪
 うれすぃ〜です。頑張って最後まで書きます。
 そんな面白かったですか?良かった良かった♪
 また朝にでも更新出来るようにしますね。
 …でも最近、最初のイメージと違ってきたような…。
 …私もポジティブ♪ポジティブ♪
131 名前: 投稿日:2001年07月24日(火)22時54分54秒
マジで面白いからずっと待ってますよ!
今回もいい感じ(w
梨華ママと姉&妹がおいしいとこ持ってきますね(笑
特に梨華ママ!
いいっすね〜♪
前とイメージが違っても、シリアスなシーンが終わったからいいんじゃないでしょうか?
同じくポジティブ♪ポジティブ♪
132 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年07月25日(水)02時08分03秒
やっとエラーが収まった〜
スミマセン、最近レスできなくて…一日も欠かさずチェックしてましたよ
お付き合い宣言に全く動じない石川家、恐るべしですね(笑)
雰囲気も良いし、まったりな一夜が楽しみです〜♪
133 名前:作者 投稿日:2001年07月25日(水)04時45分43秒

>玲さん。本当に、そう言ってもらえると
 嬉しいです!本当の梨華ママとは
 まったく違うとは思いますが。
 小説なんで何でも(?)アリ
 と言うコトで…。

>ラヴ梨〜さん。ひさぶりです。元気でしたか?
 エラーは私も、しょっちゅう出ていましたよ。
 でも、チェックして頂いてたのは嬉しいです♪
 石川家は、書いてていいのかなぁ?
 って思いました。(?)

 では更新します。まったりな一夜(?)です…。
134 名前:作者 投稿日:2001年07月25日(水)04時57分46秒

 (あ〜…ぼかぁ、幸せだなぁ…)
私は思った。こうして梨華ちゃんと手を握ってるだけで
とっても幸せな気持ちになれるなんて…。

「ひとみちゃん、ココが私の部屋だよ。」

    (可愛い!)
梨華ちゃんにふさわしい(?)ショッキングピンクのドア。
いかにも女のコって感じがする。梨華ちゃんがノブを回し、
私を部屋に案内した。…私は絶句した。
う〜ん…部屋の中までピンク…ベットのカバーまでピンク…。
テレビもピンク…etc…。

「凄いね…梨華ちゃん…。ピンクが好きなんだ…。」

「うん♪ピンク、大好きだよ。」

梨華ちゃんは、すっごい満面な笑顔で私に答えてくれた。
もし、私の部屋がピンク一色になったら、お母さん達は絶対
気持ち悪いってゆーか、私の頭がおかしくなったかとかしか言わないよね…。
女のコでいいなぁ…。梨華ちゃんは…。…って私も女でしょ!!

  「ひとみちゃん、適当に座っててよ。」

     「うん。」
135 名前:作者 投稿日:2001年07月25日(水)05時25分09秒

いつもの私の悪いクセだ…。何か知らないけど、一人でたまぁ〜に
ボケたり、つっこんだりしているんだよね…。
私は考えながら、ベットの上に座りこんだ。
ふと机の上に目をやった。

「梨華ちゃんって、そーいえばテニス部だったんだね。」

机の上には、みんなで撮った写真が大切そうに飾ってあった。
真中には、ちょっとおすまし顔の梨華ちゃん。手には賞状。

(…くぅ〜可愛っすなぁ〜♪)

私はその写真に見惚れていた。梨華ちゃんがトコトコやってきた。

「ひとみちゃん、何見てるの?」

「梨華ちゃんのテニス部の時の写真だよ?真中にいるのって梨華ちゃん
 でしょ?おすまししちゃって…。この時って何位に入ったの?」

「この時はね、団体2位かな?もう少しで優勝できたのに…。」

そう言いながら梨華ちゃんは私の隣にきた。私達2人は
壁に寄りかかる形で話し始めた。

「…私のつまらないミスで負けちゃったんだ…。」

梨華ちゃんはシュンとしてしまった。でも話しは止めなかった。

「先生や、みんなが試合終わったあとに、かけつけてくれて。
 頑張ったよ!って言ってくれたんだけど…
 私は納得できなかった。なんであの時、踏ん張れなかったのか…
 今でも、夢に見るの…。」

私は、そんな梨華ちゃんを見て切なくなった。
私だって、バレーの試合でミスはするけど、夢にまでなって
あらわれたコトはなかった。梨華ちゃんは何事にも真剣に取り組む
人だから…。

「梨華ちゃん。だってみんなが頑張ったって言って
 くれたんでしょ?普通さぁ、本当にそう思ってなきゃ負けた後にすぐ
 頑張ったねって…言えないよ。少しでも、何やってんのよ!とか
 思ってる人は言えないハズ。口先だけでもムカついて言えないしさ。」

(う〜ん…私は一体何を言ってるんだろう?何が言いたいんだろ…?)

「ポジティブ!!いつまでも引っ張らない!!ね?梨華ちゃん。」

私は梨華ちゃんに向かってガッツポーズし、そう締めくくった。

「うん。ひとみちゃん!ポジティブ!だね!」

梨華ちゃんもニッコリ笑って、私にガッツポーズしてみせた。
…私が写真を机の上に返そうかと思って、ベットから降りようとした。

      「…。」

   梨華ちゃんが私の服の裾を引っ張った。
136 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年07月25日(水)08時51分40秒
朝からドキドキ♪早くも次の更新が待ち遠しい〜
レスの返事いつもありがとです♪
元気でしたよ!
いつも忙しい中の執筆、ありがたいです
最後までお付き合いしますんで頑張ってください。
137 名前: 投稿日:2001年07月25日(水)13時20分45秒
ここの梨華ちゃんは真面目ちゃんですね(w
昨日のアイさが見てたら2人の2ショットがあったんですけど、
梨華ちゃんがよしこを愛おしそな目で見てました!(w
まさにいしよし!!
次回更新も期待してます♪
138 名前:作者 投稿日:2001年07月26日(木)04時59分05秒

   ―石川視点―

(…や、やだぁ…私、なんで掴んでるの…?)

私は無意識にひとみちゃんのTシャツの裾をつかんでいたんです。
ひとみちゃんが、え?ってゆう顔で私を見ていました。

「ひとみちゃん…。あ、あのね?…  あっ!乾杯しようか?」
 (わ、私ったら何言ってんですかぁ〜!?)

ひとみちゃんの顔…一瞬、ギョ!っとしました。
何言ってるのかしら…私…。ただ、一緒にベットの上にいたくて…
や、やだ!!私ったら何言ってるのかしら!
べ、別にベットの上じゃなくてもいいのに!
うう〜…私って…。た、ただ今は…ひとみちゃんの側にいたいだけなのよぉ〜…
…私は裾を掴んだまま、下を向いてしまいました。顔がとっても熱いですぅ〜…

「う〜ん!梨華ちゃんの口から乾杯なんて言葉が出るとは…。感心感心♪
 乾杯ってコトは…もちろん、ビールでしょ?」

   「へ…?」

私は驚いてひとみちゃんの顔を見上げました。すごくニコニコしながら
私の顔を見て、話しを続けます。

「いや〜、最近飲んでなかったんだよねぇ〜♪私、結構!強いから!」

  「ひ、ひとみちゃん…。い、今、持ってくるね…」

私は、そー言うと下に降りて行って、冷蔵庫から350の『サッポロ生搾り』
を5本取り出しました。

(飲む気だよ。私…初めて飲んだ時っていつだっけ…。お母さんに進められた
 んだっけ…?そうだ!小さなコップに半分飲んで…酔っちゃったんだぁ…
 …5本で足りるかなぁ?いいや!10本持ってけぇ…!)



139 名前:作者 投稿日:2001年07月26日(木)05時13分24秒

(…でも、何でビールこんなに冷やしてあるのかしら…?いつもなら3本
 ぐらいなのに…?  あれ…?お母さんからだ…。)

テーブルの上に、お母さんが書いていったお手紙があったんです。
私はビールを持ち運びやすい様にスーパーの袋に入れ、
いそいそとテーブルの上に置かれてあった、お手紙に手を伸ばしました。

  『梨華へ
   冷蔵庫に、ビールと枝豆が入ってます。飲んじゃダメですよ!(プンプン)
   …でも、少しなら…お母さん許しちゃおうかな?
   ひとみちゃんと仲良くするんですよ〜。それから、今日は帰れない
   かもしれませんが、戸締りはしっかりお願いね。
    
    母&姉より。』

「お母さんったら…。これって飲んでいいってコトかしら…?
 …でも冷蔵庫に枝豆って…ま!いっか♪ひとみちゃんが待ってるし!」

私は、よいしょっとビールと枝豆を持ち上げました。…お、重いぃ…。
トントンと階段を上がって、ひとみちゃんの待つ部屋へと…。

    ―私と…ひとみちゃんは、ここで記憶が途切れてしまったんです―

140 名前:作者 投稿日:2001年07月26日(木)05時19分27秒

>ラヴ梨〜さん♪私こそ毎回更新のたび、レスがあって
 嬉しいです!なんか、自分で書いてて…どうなのかな?って
 思ってますから。
 元気そうで何よりです。体に気をつけて、お互い頑張りましょう。

>玲さん♪ここまでの梨華ちゃんは…ですよ…?
 次回は…モゴモゴ…。アイさが観てないです、まだ。
 梨華ちゃんがそんな目で見てるんですか?
 愛しの、よっすぃ〜を!!
 玲さんも、いつもレスありがとです!暑中お見舞い申し上げます〜♪
141 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年07月26日(木)09時07分51秒
先読みしてビール冷やしとくとは…さすが梨華ママ♪アルコールの入った二人はどうなるんだろう。ドキドキ
それにしてもアイさが見たかった(鬱)
142 名前: 投稿日:2001年07月26日(木)17時58分29秒
また梨華ママがいいところを…(笑
>次回は…ってことは何かあるんですね!?
アイさがのいしよしはよかった(w
ビデオ貸しましょうか?
明日からコンサなんで、次に見るのは月曜日になりますが更新頑張ってください!
Folder5と握手もしてくるし♪
作者さんにも暑中お見舞い申しげます♪
143 名前:作者 投稿日:2001年07月26日(木)18時41分58秒

「ひとみちゃん!!おまたせです!!ハァハァ」

「梨華ちゃん!…な、何?それ…。」

雑誌を読んでたひとみちゃんは目を丸くして
袋に入ってるビールに目をやりました。
…どうしてそんなビックリしてるのかしら?

「何って…ビールだよ?一緒に飲もうね!ひとみちゃん!!」

「の、飲むけど…その量はハンパじゃないっすよ…。まっ!いっか♪」

ひとみちゃんはベットから降りて、ビールの入ってる袋を持ってくれました。
…私が両手を使って、やっと持ってきたのに…
軽々と片手で持つひとみちゃん。その顔は満面の笑顔でした。

(ひとみちゃん…たくましいなぁ。)

「ん?梨華ちゃん、どうしたの?顔赤いよ?…さては、台所で一本飲んだなぁ?」

ひとみちゃんが振り向きざまに、ウィンクをしました…!!

「(はぅ…!ひとみちゃん…そんな顔で見ないでよぉ…)の、飲んでないよ!」

「まっ♪いいけどね!呑み比べだぁ〜!!梨華ちゃん」

ビールを飲んで酔う前に、私はひとみちゃんに酔ったみたいです…。
 (なんちゃって…恥ずかしい…)
144 名前: 投稿日:2001年07月26日(木)20時08分26秒
>私はひとみちゃんに酔ったみたいです…。
とか言っちゃう梨華ちゃんが可愛い(w
145 名前:作者 投稿日:2001年07月27日(金)05時42分46秒

>ラヴ梨〜さん。ここの梨華ママは
 普通じゃ考えられないのですが…
 小説(なってるのかなぁ…。)
 なんでありかと…。アイさがは
 残念でしたね…。昨日は観ましたか?

>玲さん。いよいよ今日からですか!!
 いいですね〜。暑いので、日射病には
 ホント気を付けてください。ライブでのいしよしの感想
 待ってます…。もう行っちゃったかな?

更新しました。ちょっとだけ…。昨日、またエラー
が出てしまい、投稿することが出来ませんでした。
また今日にでも更新します。
146 名前:作者 投稿日:2001年07月28日(土)04時49分33秒

   「「カンパ〜イ!!」」

私とひとみちゃんは一斉に缶ビールのフタを開けます。
プシュっとゆう音と同時に、泡が出てきました。
ひとみちゃんはすかさず、口につけると…

 (…ひとみちゃん、は、早い…一気に飲んじゃったよ…。)

私はポカンとそのいきさつを、口を開けたまま見ていました。
まるで、ジュースでも飲むかのように…

(私…苦いのあまり好きじゃないんだけどな…なんであんな
 美味しそうに飲めるのかしら…。)

「プハ〜!ウマイなぁ〜♪あれ?梨華ちゃんどしたの?一口も飲んでないじゃん?」

「え?だ、だって…ひとみちゃんが…い、今飲むよ!」

私は目をつぶりながら、グイっと飲みます。…やっぱり苦いよぉ…。
けど、これも今後の勉強の為だと思いました。ひとみちゃんの様には
飲めないけど、私はこの一本は確実に飲んでみようかと思います。

「あはは!梨華ちゃん。何、目つぶって飲んでんだよぉ!」

…ひとみちゃんの手には、すでに2本目のビールが…。
 (早すぎだよ…ひとみちゃん…)
うう…苦いけど…私はとにかく必死の思いで半分飲みました。
…なんだか、ポワ〜ンと…体が軽くなってきて
気持ちが良くなってきたみたいですぅ…〜♪

「梨華ちゃん、顔が真っ赤だけど…大丈夫…?」

「………………。」

「り、梨華ちゃん…(汗)?」

147 名前:作者 投稿日:2001年07月28日(土)05時11分30秒

   ―吉澤視点―

梨華ちゃんの様子がおかしい…ビールの缶を持ちながら
赤い顔して…下を向いたままだった。私が話しかけても
反応はなし。まさか寝ちゃったのかな?

 「梨〜華ちゃん?」

私は梨華ちゃんの顎に手をやり、クイっと上を向かせた。

「…ひとみちゃん?私のコトどう思ってるわけ?」

「どどどどどどどうしたの!!急に!!」

「どうなの!!好きか嫌いかハッキリしてよ!!
 私はひとみちゃんのコト、だぁ〜い好き!!」

梨華ちゃん…ビール半分で酔っちゃったのか〜…
マズイなぁ…私は、キョロキョロと辺りを見渡し、
ビール以外に何かないか探してみた。
ベットの脇に、レモンティーが運よくあった!

「はいはい…私も好きですよぉ〜だから梨華ちゃんは
 もぅ、こっちを飲んでくださいね〜」

「私もビール飲むの!!どれくらい好きなの?」

梨華ちゃんがズイっと寄ってきた。私の目の前には梨華ちゃんの顔が!!

(う〜ん…梨華ちゃん、目が色っぽいなぁ…今日は梨華ちゃんのママさん達、
 帰んないって言ってたし…酔わせちゃってもOKだろ…もっと酔わせちゃえ…)

私はそう思いながら、梨華ちゃんの唇に私の唇を
そっと合わせた。

「…わかった?」

「わかんないわよ!」

梨華ちゃん逆ギレかい!…ふふ、こんなのじゃ足りないってことは…
百も承知だよ。梨華ちゃん…

「…もぉいい!私がひとみちゃんにビール飲ませてあげる!」

「梨華ちゃ…んん!!」

梨華ちゃんは、残りのビールを一気に口に入れて
キスしてきた。と同時に私の口の中にビールが流し込まれたのだった!
148 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年07月28日(土)09時48分20秒
この小説のどんどん変わっていく(イイ意味で)梨華ちゃんを見るのが楽しみでしょうがないです♪
この後はやっぱり…ドキドキ
急性アルコール中毒にならないことを願いつつ…
アイさがはOKです♪見れたです
149 名前: 投稿日:2001年07月28日(土)17時08分55秒
体中が筋肉痛…声もガラガラ…
酔っ払った梨華ちゃんタチ悪っ(笑
よしこもタジタジ…
普段おとなしい子が酔っ払うと恐いんですよね(w
コンサよかったですよ!
よしこ投げKISSしてくれたし(w
圭織なぜかアロハしてくれたし(まぁ顔が外人ですから
でも本物のいしよしは見れなかった…
その代わり、よしかお・いしやす見れました!
明日も2公演頑張るぞ!
作者さんも更新頑張ってください♪
150 名前:作者 投稿日:2001年07月29日(日)04時15分16秒

(…タチ悪いかも…梨華ちゃん…ハァ…梨華ちゃんの唇柔らかいなぁ…)

私はそー思いながら梨華ちゃんから流しこまれるビールを
コクコク音をたてて飲みこんだ。
…なんかこんなの初めてで…なんか新鮮で…
 (…ヘンな…気分になってきちゃったよ…)
梨華ちゃんが私の首に手を回しているんで、
離れられない。
 
 (…ん?終わりかな…?)
私の口に、ビールが流し込まれなくなった。
梨華ちゃんの手がスっと離れていく。
 
「…ひとみちゃん♪終わりですよ〜美味しかったでしょ?私は、こぉ〜んなに…」

「…梨…華ちゃん。」

「なぁに?ひとみちゃん?それでね…」

梨華ちゃんがまだ何か言ってるみたいだけど…私の耳にははいらなかった。
私はその手を両手で、ガっと掴み…今度は私から
梨華ちゃんの唇にキスした。そんでもって…舌も入れてやった!
(…何威張ってんだろ…?私)

「…ん。」

いきなりだったから最初は梨華ちゃん、ビックリしたみたいだけど
なんか…すごい感じてるみたいだ…。
151 名前:作者 投稿日:2001年07月29日(日)04時30分29秒

…どれくらいの時間が過ぎたんだろ…?梨華ちゃんの目が
めちゃトロ〜ンとしていた。気持ち良く、頭の後ろが痛い…
…私は梨華ちゃんと付き合ってからキスって気持ちイイなぁって
思うようになったんだ。前までは、ナメクジみてぇってしか
思わなかったんだけど…。

(…う、このままじゃ…私もヤバいかも…)

私は一時退散を取り、唇を離す。なぜか立ちあがり
背伸びする私…(?)。だって…なんかねぇ…その先までいっちゃいそうで…

「さ、さぁ!梨華ちゃんが私のコトがどれくらい好きか
 解りました!では、また飲み会の続きに入りましょう!」

(…私ってば何いってんのさ!!司会みたいだよね〜…って私はさっきから
 誰に突っ込んでんだろ…?ぐわぁ〜!ちょっぴりパニックだぁ〜!!)

「…ひとみちゃん。途中でヤメないでよ…」

(…う!!そ、そんな目でみないでよ…梨華ちゃん…)

梨華ちゃんが私を見上げる。…その目は潤んでいた。
潤んでいたのもいいけど…マジで色っぽすぎだよ!梨華ちゃん…。
152 名前:作者 投稿日:2001年07月29日(日)04時47分13秒
>ラヴ梨〜さん。私も読み返したのですが…
 最初のウブないしよしとは、かけ離れて
 行ってますね…。ま、まぁコレも
 ありってコトで。ラヴ梨〜さんが言ってくれてる
 ように、いい意味でかわってゆく2人を見守って
 下さい♪ホントいつも読んでくれて
 ありがとです♪

>玲さん。大丈夫ですか?しかも今日も
 2参戦なんて!いいですね〜♪声と体は
 大丈夫なのでしょうか?辻ちゃん大好っき♪飴玉
 もってのぞんで下さい。今日も暑いですね。
 倒れないように!!&いしよし観れるとイイですね。
153 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年07月29日(日)10時17分46秒
作者さん、焦らすのうまい〜!!
一日中、頭の中がこの小説のことでいっぱいですよ。
この日課が無くなったら生きてけませんね(笑)
154 名前:作者 投稿日:2001年07月30日(月)04時57分33秒

酔った勢いで梨華ちゃんと…あんなコトや、こんなコト…
しちゃってもいいもんなんだろうか?
私は…う〜ん…
(どうしたらいいんスカぁ〜!!)
頭を押さえつけ、一人心の中で絶叫する私…。
チラっと梨華ちゃんを見る。

(…目が…誘ってるような、誘ってないような…)

梨華ちゃんは、ず〜っと私の顔をトロンとした顔で見上げている。
…ゴクリと唾を飲む。私はその時、あることわざを思い出した。

  『蛇の生殺し!』

そう!!まさにその状態なのだ。梨華ちゃんが酔ってなかったら…ねぇ…?

「…ひとみちゃん。私、まだ酔ってないよ…?」

「梨華…ちゃん…ホントに…?」
(いつも思うんだけど…私の考えてるコト、分かるんでね…?)

梨華ちゃんはコクリと頷く。私は…決めた!
 吉澤ひとみ!いかせていただきます!!
梨華ちゃんをお姫サマ抱っこでベットまで運び、そっ…と下ろした。

「梨華ちゃん…いいんだね…?」

何も言わず、頷く梨華ちゃん…。私はそんな梨華ちゃんに軽いキスをする。
155 名前:作者 投稿日:2001年07月30日(月)05時14分27秒

ゆっくりと梨華ちゃんの手が私の首に回される。
それに合わせるかのように、私はベットに滑り込む。
そして、梨華ちゃんの上になり…また軽いキス。

「…梨華ちゃん、私…梨華ちゃんに合えて良かったよ…。」

「…ひとみちゃん。私もだよ…。」

梨華ちゃんの頬からツーっと涙がこぼれた。
私は梨華ちゃんの黒いサラサラした髪を軽くなで、
頬を伝う涙を手で拭ってやる。
私は何だか…切なくなってしまった。
とっても愛しくて…抱いてしまったら壊れそうで…

 そして…何より、梨華ちゃんと今夜でお別れなのだから…。

私の目頭が、キューっと熱くなる。それを悟られないように
軽いキスを何回もした後、ゆっくりと梨華ちゃんの口の中に
舌を入れた。

「…あ…ん…」

梨華ちゃんの舌と私の舌が絡み合う。
頭の後ろがツーンっと引っ張られる感じがしてきた。
心地良い感じがたまらなかった。

激しいキスをするたび、私達の行為と気持ちは、段々激しくなっていく。
…部屋の中には、吐息と…梨華ちゃんの声が響く。

私はいったん梨華ちゃんから離れ、耳にキスした。
「…あン」
と声を漏らす梨華ちゃん。かまわず耳を愛撫しつづける。

「…ひとみ…ちゃ、ぁん…」

梨華ちゃん…足がモジモジしてる。そぅとぅ感じてきてるハズだ。
156 名前:作者 投稿日:2001年07月30日(月)05時17分46秒

>ラヴ梨〜さん。そんな…日課になってる
 なんて…照れますなぁ〜♪
 次の更新は…苦手なシーンを書きます(汗)。
 頑張って書きますね…。
 あっ!私も昨日、代々木行ってきました♪
157 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月30日(月)08時46分35秒
ににに、苦手なシーンとはまさか(w
続きに期待しております。
158 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年07月30日(月)10時44分23秒
く〜〜!!たまらん!!ハァハァ
今日は起きてなければ(笑)
頑張って書いてくださいませ♪
コンサ羨ましい〜代々木どうでした?
是非聞きたいです〜
159 名前: 投稿日:2001年07月30日(月)21時37分27秒
ジャンプのしすぎで膝が痣だらけ…(涙
よしこと梨華ちゃんついに2回目ですな!(w
またティッシュ用意しとかないと…
作者さんも代々木来てたんですか!
もしかしたら私のこと見かけたかもしれませんよ?(笑
昼の部はいしよしありました!
ラブマのときに梨華ちゃんがよしこに抱きつくような感じで♪
代々木サイコ−!圭織もっとサイコ−!!
次の更新心より楽しみにしてます!
160 名前:作者 投稿日:2001年07月31日(火)04時37分15秒

スっと私は、梨華ちゃんの細い体からは
予想もつかない胸に左手を運んだ。そして軽く揉む。
「…ん。」
…と声を出す梨華ちゃん。
尖った部分をキュっと掴むと…梨華ちゃんの息使いが荒々しくなっていた。
「…あ、ン…ひと…」
私は梨華ちゃんの腰に右手を回しながら、撫でてやる。
そのまま、その行為を続け…今度は両手で梨華ちゃんの腰を
持ち上げ、下腹部の方へ…舌を這わせた。

「きゃ…!ひ、ひとみちゃん…ヤだよぅ…」

「…ヤなら…いつでもやめるけど…?」

…梨華ちゃんは全然イヤがってる気はさらさらない。
すでに梨華ちゃんの大事な部分からは…大量の愛液が流れでている。
私は顔をうずめ、最初は軽く舐める程度にしてみた。

「…ん!…ハァ…わ、たし…へ、んん…」

すでに言葉になっていない梨華ちゃん…。
161 名前:作者 投稿日:2001年07月31日(火)05時01分17秒

「…へんじゃない…よ、?もっと…感じ、てよ…梨華ちゃん…」

クリトリスに強く舌を這わせ、梨華ちゃんのスラっとした
両腿を両手で撫でながらゆっくりと開かせる。
…私もおかしいかも…。
なんか…梨華ちゃんとHしてると…イジワルしたくなるんだよね…。

「…はぁん!ひと、み…」

ビクっとして体を起こす梨華ちゃん。私はいったん、
梨華ちゃんの部分から顔を離し、そして…梨華ちゃんを寝かせる。

「…もっと…おかしくしてあげるよ…」

私は耳元で囁いた。と同時に左手で梨華ちゃんの大事な
部分をこじ開け、人差し指では…クリトリスを…。
中指を…膣の中にゆっくりと挿入させた。

「…ん〜…」

顔をしかめる梨華ちゃん。初めてだから最初は痛いんだよね…。
ギュっと私の首に手を回す梨華ちゃん。
でも…一緒にクリも刺激してるから…少しは(痛み)和らいでいるハズなんだ。

「…大丈夫…?梨、華ちゃん…ヤメようか…」

「…ン。大…丈夫だ…よ?」

梨華ちゃんの吐息交じりの声と…クチュクチュとやらしい
音が響く…。口では…やめようか?なんて言ったけど…
私は全く止める気はなかった。

「…アッアッ…ひ、とみ…」

梨華ちゃんの喘ぎ声が変わってきた。
162 名前:作者 投稿日:2001年07月31日(火)05時16分08秒

「…痛い…?」

…梨華ちゃんが横に首を振った。しかめっ面じゃない。
(…よし…。)
私は中指のスピードを上げた。部屋中に鳴り響く…イヤらしい音が激しさを増す。
梨華ちゃんの腰が浮いてきた。

「…ン、ン…あぁ…!おかしい…わた、し…あぁ!」

梨華ちゃんの一段と甘ったるい声が、響いた。
私の首から…スっと手が離れる…。はぁはぁと肩で息をする。
ゆっくりと私は…梨華ちゃんの中から指を抜いた。ベットリと…
血がついていた。

「…ごめんね…梨華ちゃん…痛かったでしょ?」

チュっとキスする私。

「…うん。ホントはね…。でも…最後は…き、気持ち良かった…」

「え?何?聞こえないよ?」

「…ひとみちゃんのイジワル…。」

梨華ちゃんがクスっと笑って…私の口をふさいだ。
そのまま私達は、フレンチキスを繰り返しては…ふざけ合い、
抱き合って…そのまま寝てしまった。

    私達が初めて結ばれた…夜だった…。
163 名前: 投稿日:2001年07月31日(火)05時22分59秒
ついによしこと梨華ちゃんやりましたね!(笑
しかもリアルタイムで読めたし(w
Hシーンもいいけど、最後のふざけ合って・抱き合ってってとこで激しく萌えました!(w
でもこのお泊りで2人はずっと一緒にいられなくなっちゃうのか…
これからの2人がどうなっていくのかも気になるところですね♪
すっきりしたところで犬の散歩行って来ます(笑
164 名前:作者 投稿日:2001年07月31日(火)05時28分18秒
>157さん。苦手なんですよぉ…(涙)Hシーンは…。
 粗末なシーンですみません…。

>ラヴ梨〜さん。すみません。夜に更新しようと思って
 書きこんだのですが、エラー(?)で何回も消されて
 しまって…(言い訳)。また朝になってしまいました。
 代々木は最高でしたよ!いしよしも観れたし、ごまよしも
 観れたし。ホント、梨華ちゃん&よっすぃ〜は最高ですね!
 …もっと絡んでほしかった。

>玲さん。だ、大丈夫ですか?膝は大事にしないと…。
 分かるって、なんか分かりやすいカッコしてたんですかね?
 私は、ピンクのヒスTにジーンズで行きました。
 加護ちゃん可愛かった…(?)。
 とにかく今日はバイト終わったら休んだ方がいいですよ?

 今日もみなさん、頑張りましょうね。いつもありがとです♪
165 名前: 投稿日:2001年07月31日(火)05時35分39秒
あんまり大丈夫とは言えないです(笑
わかりやすいカッコってゆーよりかは、
「お前マジで圭織好きだろ!?」ってゆーわかりやすくでっかい看板持ってました(w
作者さん体調の心配までしてくれてありがとうです♪
でも今日は友達と飲む約束を…
多分この声をみんなが聞きたいから企画された飲み会ですが(ニガワラ
166 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年07月31日(火)09時33分11秒
あれ?二人は結ばれたの初めて?
でもまぁ萌え萌えだからいいや(笑)かなり興奮してしまいましたよ〜
このまま二人が別れるなんて(涙)
次回どうなるのか…作者さん、エラーに負けずに頑張って下さいね
167 名前:バービー 投稿日:2001年07月31日(火)20時06分51秒
最近、ものすごくいしよしにハマってる自分です(w
この小説かなり萌え萌えでございます。
梨華ちゃんの前だとよっすぃーは超男前になるなぁ。
代々木行かれたんですか〜?いしよしと、ごまよしの
シチュエーションを出来れば、教えて頂けますか?
ちょっとネタにして書きたいんで・・(できれば
ごまよしの方、あ、でも両方・・爆)
168 名前:作者 投稿日:2001年08月01日(水)05時36分45秒

 「…ん…まぶし…」

薄いピンクのカーテンを通して、太陽の光が差し込んでいた。
私の顔にそれがあたり…目が覚めた。外からは鳥の声も聞こえる。
清々しい朝だ…。

   「ふぁ…まだ…4時じゃん…。」

上半身を起こし、背伸びして…少しボ〜っとしていた。ベットの下には
ビールの缶が散乱してる。…私のTシャツ…?下着…?

       (…あ!…)

私は隣に目を移す。スース―と寝息をたててる…梨華ちゃん…。
 黒いサラサラの髪…長いまつげ…まるで人形みたいだ。

 (私は昨日…梨華ちゃんを抱いたんだ…)

梨華ちゃんの髪を軽くなでる。

    「…ひとみちゃん…。」

   「おはよ…梨華ちゃ…?」

 寝言だ…。何の夢見てんだろ…?私の夢…?かな…。
 可愛いなぁ…。…離れたくない!梨華ちゃんと…離れたくないよ…!
 …ずっと合えないワケじゃない…けど、

   ―ずっと…こうしていたいよ…!梨華ちゃん―

頬に…ツーと涙が流れているのが分かった…。私…泣いてるよ…。
ごしごしと頬を手で乱暴に拭く。梨華ちゃんの唇に軽く触れる。

気付かないように…。起こさないように…。私もまだ夢から覚めたくない。
梨華ちゃんの体温を感じながら…私はまた眠りについた…。
169 名前:作者 投稿日:2001年08月01日(水)05時50分46秒

>玲さん。飲み会どうでしたか?いしよしも
 飲み会(?)編でしたが…。(意味不明)
 大きな圭織看板ですか?ちょっと見たかったかも…。
 夜は梨華ちゃんみたく、マスクかけて寝ましょうね♪

>ラヴ梨〜さん。…やってしまいましたぁ…(泣)。でも、
 この前は、完璧に最後までやってなかったような。
 …最近、友達にボケたんじゃない?って…。
 すみませんでしたぁ!&温かいお言葉ありがとです♪

>バービーさん。初めまして。いしよしはいいですよ〜♪
 私もここに来て、ハマったんですよ。代々木では、
 玲さんも上でレスしてるように、ラブマの時、梨華ちゃんが
 よっすぃ〜に抱きつくって感じが印象強かったです。…よっすぃ〜が
 嬉しそうだったような…?ごまよしは、プッチが終わったあと、
 ダーっと帰ってくときに、(出口?)よしこが、ごっちんの手を軽く引いた
 ような気がしました。席が端っこのスタンドでしたので…。
 シチュエーションじゃないですね…。この感想って…。
 
170 名前: 投稿日:2001年08月01日(水)06時17分02秒
飲み会疲れました(汗
よしこ・梨華ちゃん改めておめでとう!
でも今日にはよしこ帰っちゃうんですよね…
あ〜どうなるですか〜!?(笑
圭織看板目立ちました(w
自分口呼吸な人なんでマスクかけて寝たら窒息するかも…
そろそろクライマックスなんですかね?
作者さんには長〜く続けてほしいものです♪
それと毎日更新大変ご苦労様です。
ずっと応援するので頑張ってください♪
171 名前:作者 投稿日:2001年08月01日(水)06時43分08秒

   ―石川視点―

    「…ん。」

あれ?ひとみちゃん…?わたし…なんで裸なの?ひとみちゃん…?重…。
ひとみちゃんの腕が私に絡まっています。
横では…スーっと寝入ってる彼女がいました。

「…キレイな寝顔…。」

でも…何で裸…?喉が乾いたので、私は下にあったリプトンの紅茶を取ろうとしました。
ひとみちゃんを起こさないようにベットから起き上がろうとした時です。

  「…イタ…。」

腰が…重苦しい…。ズキっと…。
 は、恥ずかしいんですけど…あの…大事なトコが…痛いんです…。
私はバスタオルを巻き、紅茶に口を付けました。乾いた喉に染み込んでいきます。
散乱した私達の服…。ビールの空き缶…。鈍感な私でも…さすがに気がつきます。

「…私、昨日…。」

何だか…嬉しくなり、ニヤけてしまいます。でも…じ、実は…あまり覚えて
ないんですぅ…。でも…この痛みは…ひとみちゃんが私を愛してくれたって
コトですよね…?

ひとみちゃんが起きるまで…もっと側にいたいな…。
私は、ひとみちゃんに抱きつき…また眠りにつきます…。
172 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年08月01日(水)09時13分22秒
あぁ〜二人は離ればなれになっちゃうんですかね〜
ここのいしよしサイコ〜に好きだから、終わってほしくないよぅ…
こまめな更新でお疲れだと思いますが夏バテに気をつけてくださいね♪
173 名前:作者 投稿日:2001年08月01日(水)21時08分59秒

 ―吉澤視点―

…私は夢を見ていた。梨華ちゃんと…一緒に笑って…泣いて…
抱き合って…キスして…。
凄い幸せだ…。梨華ちゃん。ずっと…ずっーと、一緒にいてね…?

     ―私から離れてく、梨華ちゃん…。ヤでよ…!待って…!―
       
          (梨華ちゃん!!)

ガバっと起き上がる私。体中は汗でビッショリだった。額から汗が流れ落ちる。
頬を伝わり、ポタポタとそれは落ちてゆく。

       「…夢…。」

ゆっくりと起き上がり…私は一人、服を着た。
梨華ちゃんの机に向かう。………………………………―

 



   

174 名前:作者 投稿日:2001年08月01日(水)21時18分09秒

ベットで愛くるしい顔で寝ている梨華ちゃんに…
私はそっと、キスをした。

(…梨華ちゃんの顔…ゆがんで、よく見えないよ…)

…別にこれが最後ってワケじゃない。また、いつだって会おうと思えば
会えるし…。メールだってある!電話だってある!…世の中便利になったモンだ。

…でも、梨華ちゃんがいない生活になるんだ…。行ってもつまらない学校と
帰ってもつまらない家の往復に…戻るんだ…。
え〜い!!クヨクヨすんな!吉澤ひとみ!ポジティブにいかなくちゃ…!

…黙って帰って…ごめんね。梨華ちゃん。

   「…さよなら。梨華ちゃん。」

私は…そっと梨華ちゃんの部屋を後にした。
175 名前:作者 投稿日:2001年08月01日(水)21時42分19秒

   ―石川視点―

(パタンと音がしたような…気がしたけど…。気のせいかな…?)

私はうつろなまま、寝返りをうちました。…隣に寝ているハズの、
ひとみちゃんがいません。

(…トイレかなぁ…。〜ん…さむ…)

クーラーが効きすぎてたため、私は布団をかぶり直しました。
…が、肌寒くて…Tシャツを着るコトにしたんです。

(いつまでも裸じゃね…。お母さん達、いつ帰ってくるかもわかんないし…)

眠い目を擦りながら、私はシャツに袖を通しました。
ふと…つくえの上にある、メモに気付きます。

「…なんだろ?」
  
   『Dear梨華ちゃん  いきなり帰っちゃって…ゴメンね。
   梨華ちゃんがあまりにも気持ち良さげに寝てたから。
   起こしちゃ可愛そうだなぁ〜って思って。
   …なんか一生の別れじゃないけど、起きてから、サヨナラすんのも…。
   私、何言ってんだろ?あっ!寝起きだから頭がまだボ〜っとしちゃってんだ!
   梨華ちゃんと会えて楽しかったです!また連絡するね?
        ひとみより。 』

…私は最後までその手紙を見るコトなく、部屋を飛び出しました。

(…やだぁ…。Tシャツだけだったよぉ…)

玄関で気付いた私は…いそいそとジーンズに足を通します。
…今度こそ、部屋を飛び出しました。

(…こんな別れってないよ…ひとみちゃん!あまりだよぉ…!)

私は走りました。起きたてで、全力疾走は辛いですぅ…。
ハァハァと息が荒くなってきました。…でも、でも…
ひとみちゃんい会いたい!私は心の中で、何度も何度も叫んでいました。

(ひとみちゃん!)
176 名前:JAM 投稿日:2001年08月01日(水)22時45分04秒
>>173
ヤでよになってましたよ。
余計なお世話かもしれませんが
気になったもので・・・スミマセン。
177 名前:作者 投稿日:2001年08月03日(金)06時39分23秒

   ―石川・吉澤―

私は…走りました。周りの視界が…グニャグニャしてよく見えません。
手で拭っても…止めど無く溢れてくる涙…。

(ひ、ひとみちゃん…。)

私は胸を押さえつけ…走りました。


(…梨華ちゃん。起きたかなぁ…。手紙…読んだかなぁ。)

私は今、駅の駐輪所にいた。何だか知らないけど…胸がモヤモヤしていた。
あんな別れ方で良かったのか…。でも…こんな顔見られたくなかったし。
…私の顔は涙と鼻水で、グシャグシャだったんだ。今はやっと
涙も鼻水も止まり…落ち着くコトが出来ていた。
梨華ちゃんとの楽しかった思いでが…頭を駆け巡る。
考えないようにしてるんだけど…テレビの画像のように、鮮明に
それは頭の中で流れていた。

(…そー言えば…梨華ちゃん記憶なかったんだっけ。)

知らず知らず…涙が流れた。

「…う、うぅ…梨華ちゃ、ぁん…へグ。」
(会いたい!会って…しっかり、お別れがしたい!このままじゃ…ダメだ!
 吉澤ひとみは…強いんだ!うお〜!)

私は一人、ムリにテンションをあげ、右腕でグイっと涙をふき取った。
スポーツバッグを肩にかけ、ダッシュで今来た道を戻るコトにした。



178 名前:作者 投稿日:2001年08月03日(金)06時52分38秒

(…ごめんね、梨華ちゃん…!)

(ひとみちゃん…!間にあって…!)

私の100m先に…ピンクのTシャツを着た梨華ちゃんが映った。
私の100m先には…バックを肩からかけている、ひとみちゃんが映りました。

「…梨華ちゃん!ごめんよ…!」
「ひとみ…ちゃぁ…ん」

私は梨華ちゃんに向かって走った。バッグが落ちたのなど気にせず、ひたすら
走ったんだ…。涙が出てたって…鼻水が出てたって…気になんか、ならないぞ!

私は…正直、心臓がはちきれそうだったけど…ひとみちゃんに向かって
走りました。涙が溢れて…見えなくなって転んでも…ひとみちゃんがいる!

「ひとみちゃん!」
「梨華ちゃん!」

私達は抱き合いました。…ひとみちゃんの顔が…涙と鼻水でグシャグシャだったけど
私は嬉しかったんです。会えた喜びと…ひとみちゃんがこんなにも私を必要と
していてくれたんだ…って思えたんです…。私の思い過ごしかな…?

私は梨華ちゃんを…ギュ〜って抱きしめた。「痛いよ、ひとみちゃん。」って
クスっと笑って言われても…いっぱいいっぱい抱きしめたんだ。
梨華ちゃんも泣いてた。…さすがに鼻水はでてなかったけど…。
179 名前:作者 投稿日:2001年08月03日(金)06時59分45秒

>玲さん。毎朝読んでもらってから犬の散歩なんですか?
 …なんかいいですね…。私も犬いるんですけど…勝手に散歩
 しちゃって…帰ってくるんですよ…。うう…(泣)。

>ラヴ梨〜さん。そんなにまで私の小説気にいってくれてるなんて
 感謝感激っす♪…でも次回で最終になります。
 体のコトも心配してくださって…ありがとうごさいます♪

>JAMさん。…すみません…。教えていただき、ありがとです。
 私もけっこう、気になる方ですから…。また何かあったら
 教えてくださいね♪

更新です。レス返すの遅れてスミマセン…。
次回で最終です。更新は、明日の朝に必ずします。
180 名前: 投稿日:2001年08月03日(金)07時07分41秒
また犬の散歩から帰ってきたら更新されてた(w
作者さんの犬は脱走癖があるんですか?
そろそろクライマックスかなとは思ってましたが明日ですか!!
この2人にはずっと一緒にいてほしい…
こーなったら2人で愛の逃避行だ!
行けよしこ&梨華ちゃん!!(笑)
この話が終わったら、続編みたいのはあるんですかね?
明日最後の更新楽しみに待っております!
明日もリアルタイム狙ってやる!(w
181 名前:作者 投稿日:2001年08月04日(土)06時21分46秒

「…何で…何で何も言わずに…帰っちゃうのぉ…」

「…梨華ちゃん、ごめんよぉ…。だって…だって…。うぅ…
 こんな顔見られるの…ヤだったんだ…。」

梨華ちゃんはフと顔を見上げた。ポカンと私を見ている。
…一体私はどんな顔をしているのだろう…?
…恥ずかしいけど、私は…梨華ちゃんに会えたから…
どんな顔になってたって…いいんだい!!

「…じっとしてて。」

梨華ちゃんがゴソゴソと、ポケットからハンカチを取り出し
私の顔を拭いてくれた。…本当に、梨華ちゃんは優しい…。
鼻の奥がツ〜ンとしてくるのが分かる。
ヤバイ…また泣きそうだよ…。

私は梨華ちゃんの手からハンカチを取り、ガバっと顔を隠した。

「…ひとみちゃん、そのままでいいから…聞いて。」

私はコクリと頷いた。
182 名前:作者 投稿日:2001年08月04日(土)06時37分26秒

「ひとみちゃんと…出会えて、私…なんだか自分に自信がついたって
 感じがするの。何かね?強くなれた気が…。私って…ずっと
 ささいなコトを気にしちゃうって言うか…。…ネガティブって
 言うのかな?本当に…」

梨華ちゃんの言葉が濁る…。私はゴシゴシと顔を拭き、梨華ちゃんと顔を
合わせた。

「…うまく言えないけど…とにかく…とにかく、ひとみちゃんに会えて…
 石川梨華は…幸せです…!」

梨華ちゃんは…涙を流しながら、ニッコリと微笑んだ。
私は梨華ちゃんを、もう一度抱きしめた。

「…吉澤ひとみも…梨華ちゃんに会えて…ホント…幸せだよ!」

私は…何か安心した。どこからくるのだろう…?それに、今は何だか
落ち着いていられたんだ。家が遠くたって…毎日会えなくたって…
私達の想いは…ずっとひとつなんだ。


「…そろそろ…行くね…?」

「ひとみちゃん…。」

私の腕を握る梨華ちゃんの力が強くなった。
183 名前:作者 投稿日:2001年08月04日(土)06時56分59秒

駅のホームで電車を待つ。私と梨華ちゃんは無言だった。
でも…手は握ったまま離さなかったんだ。
暖かい梨華ちゃんの手…。
私は…ギュっと握りしめた。
ふと梨華ちゃんが私を見上げた。
ニッコリ私は笑った。梨華ちゃんも…ニコって笑ったよ。

    「…あ」

梨華ちゃんが何か言おうとしたその時…
向こうから、電車が来てしまった。

「…じゃあね。梨華ちゃん…。」

「…ひとみちゃん、毎日電話…するから…。」

「…うん。待ってる。」

「…お手紙も…書くから…。字…きたないけど…。」

「私も…書くよ…。字なんか関係ないよ…。」

「…ひとみちゃぁん…。」

「泣くなよ。…梨華ちゃん…」

私はクスっと笑って梨華ちゃんに口付けした。周りに人がいようと
お構いなしに。私は梨華ちゃんが好きだから。好きな人にキスするのは
当たり前なんだし。

「…元気で…。」

「…うん。また…遊びに来てね…。」

私はコクリと頷いた。無常にもドアが閉まり、電車が動き出した。
…あっという間に、梨華ちゃんが見えなくなった。

  

184 名前:作者 投稿日:2001年08月04日(土)07時05分13秒

涙が溢れた。胸が苦しい。切ない。

(梨華ちゃん…。)

(ひとみちゃん…!ポジティブだよ!)

梨華ちゃんの声が聞こえたような気がしたんだ。
私は…涙を拭いた。

(そうだね…。梨華ちゃん!ポジティブだね…!)

窓越しに…空を見上げた。吸い込まれそうなほどの雲一つない
青空だった。


185 名前:作者 投稿日:2001年08月04日(土)07時08分46秒

>玲さん。今までレスありがとうがざいました。
 続編は今のところ考えていません。もしかしたら
 少し休んでから…?とか…う〜ん?
 私の犬は放し飼いなので…。散歩はしないんですよ…。
 
 終わりです。小説ってムズかしいですね…。駄作でしたが
 読んでくれていたみなさん、ありがとうございました。
186 名前: 投稿日:2001年08月04日(土)08時35分13秒
うぅぅ〜最後は泣けました(涙)
作者さん駄作なんてとんでもない!
本当に面白かったですよ♪
甘々シーンもあり、エロシーンもあり、大変楽しませてもらいました!
続編出来ればやってほしいかな〜?
自宅に帰った後のよしこと梨華ちゃんがどうなるのか!とか…
作者さんの犬は放し飼いなんですか(w
それと毎日更新もご苦労様でした。
いしよしサイコ−!!
187 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年08月05日(日)11時00分43秒
せ・切なすぎる〜
二人は一緒にいたいだろうに…
最高のいしよし感動作品に巡り会えました
作者さん本当にありがとうございます!!
次回作or続編を期待してます
私は永久不滅の精神で応援しますから!!
188 名前:作者 投稿日:2001年08月06日(月)05時21分48秒

>玲さん。ありがとうございます!!
 そんなにも思っていただけて…。
 続編ですか…?もう少し考えさせて
 いただけますか?ホント、最後まで
 読んでくれて嬉しいです♪

>ラヴ梨〜さん。最高だなんて…(恥)。
 レスいつももらって、私こそラヴ梨〜さんに
 ありがとです♪次回作・続編はまだ考え中です。
 もし…書くコトがあれば、また読んでくださいね♪

 では失礼しますm(__)m
189 名前: 投稿日:2001年08月06日(月)14時07分02秒
こちらこそこんないい作品読ませていただいて、ありがとうございます!!
ずと待ってますんで、いい感じに構成が浮かんだら続編なり新作なり書いてください(w
次も新しい作品始まったら最後まで読みますよ♪
190 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月12日(日)14時48分37秒
とってもおもしろかったですー。
続編、新作楽しみにしてますね。
191 名前:作者 投稿日:2001年08月12日(日)17時13分25秒

―梨華ちゃんと離れて5日がたった。その間、電話
で連絡を取り合ってたけど…。
受話器の向こうから聞こえてくる…アニメ声を聴くたび、
(ごめんね…梨華ちゃん。)
胸がキュンとなるんだ…。すっごく愛しい。会いたいっす!
うぉ〜!!…会いたいよぉ…。

      ―梨華ちゃん…―。

…最近、私は何をやるにも身が入らなかった。
この前なんてさ、おやつに大好きなゆで卵を食べようとして
殻を剥いてたら、お母さんに…

「ひとみ!アンタどこまで剥くの?」

って…。私…白身まで剥いてたんだよねぇ…。うふふ。
ゆで卵より好きな…梨華ちゃん。

しかも、昨日なんて…朝食にべ〜グル食べようとしてたら…
3時間持ったままボ〜っとしてたら、お母さんに食べられてた…。
べ〜グルより好きな…梨華ちゃん。

ヘンな例えだね…。でも…でも好きなんすよ!
192 名前:作者 投稿日:2001年08月12日(日)17時34分31秒

ベットの脇の壁に飾ってある
―少し引きつって笑ってる私と、にっこり笑ってる梨華ちゃんの写真。―
横を向くと…とってもよく見える位置♪
私はその写真(梨華ちゃん)に向かって何気にダイブした。

「梨華ちゃぁ〜ん…」

ギシっとスプリングのきしむ音と同時に
私の額に激痛が走る。

「イテテテ…」

私は額に手をあてがった。
ン?おかしい…。ヌルって感じがしたんだけど…。
もしや…!私は恐る恐るゆっくりと手のひらを顔に近づけた。

「なんじゃこりゃぁ〜!!」

ベットリと血がついていた!ひとみ、ひたいから出血!
ヤバイ!けっこう深いんじゃないの!

「お母さ〜ん!!」

私は額をそこらへんにあるタオルで押さえ
下にいるお母さんに助けを求めた。

…お母さんは私を見てゲラゲラ笑った後…深いため息をひとつ吐いたのだった…。
193 名前:作者 投稿日:2001年08月12日(日)17時49分00秒

「アンタ…男前だよ…。」

病院の帰り道での母の一言。
私は3針縫う怪我をした。病院の先生が『どうしました?』って
聞いてきたけど…事実は言えるワケがない。
愛する人(写真だけど…)にダイブしたんすよ!先生ィ!って…(悲)。
適当に転んだって言ってみた。それでいいんだ…。いいんだってば!
まるでハチマキしてるみたいに私の額には、真っ白い包帯が
巻かれていたのだった。…う〜ん、ズキズキするぅ…。

「明日、御輿担げないねぇ…。そのケガじゃ。」

私がひとり、妄想(?)してた横で母が放った一言。
…あ、そうだ…。明日って近所の祭りだったんだ。
私は毎年、御輿を担ぐ。男の人、女の人と別れて担ぐんだけど…。
いつも私が筆頭なんだ。ちゃんと青いハッピも着るんだ。
そのせいでいつも男に間違われるんだけど…。
194 名前:作者 投稿日:2001年08月12日(日)18時06分36秒

「今年はムリだよ…。痛いモン…。」

私はスリスリと包帯を撫でる。
少し残念だけど…あ〜あ…担ぎたかったなぁ。御輿。

「そうねぇ…。実はひとみに内緒で、梨華ちゃん呼んでたのよ。
 ほら、いつもアンタに電話してくるコ。」

は?なんですと?梨華ちゃん?
凄いビックリした!私は今、どんな顔でお母さんを見ているのだろう?
ってゆ〜かギョっとした。
なんで知ってんの?私言ったっけ?会ったコトないよね?
私は鯉が餌をもらうみたいに口をパクパクさせながらもがいていた。

「アンタ、恐いわよ!ひとみに取り次ぎしてる間にね、仲良くなったのよ。
 凄い感じの良い子ね〜梨華ちゃん。今度ひとみが御輿担ぐから
 良かったら遊びに来ない?って言ったの。そしたら、ぜひ観たいです!って…
 本当は明日の朝来る予定なの。凄く楽しみにしてたみたいよ?」

    「担ぐ!」

   鶴の一声。
195 名前:作者 投稿日:2001年08月12日(日)18時11分29秒

ひさぶりの更新です。今、忙しいので毎日は更新できないと思いますが
またユックリ書いていきたいと思います。
よろしくお願いします♪
感想などもらえると嬉しいです。

>190さん。読んでくれてありがとです♪
 文章とか雑ですが、この先もどうぞ温かく(?)
 見守っててください…。
196 名前:JAM 投稿日:2001年08月12日(日)22時53分40秒
続編始まりましたね。
ず〜っと待ってましたよ〜。
期待してま〜す。
197 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年08月13日(月)09時57分06秒
やった〜!!続編待ってました。
ホント日課の無くなった数日は気が抜けてしょうがなかったです
また作者さんのいしよしが見れるなんて(涙)
最後まで付き合いますよ!
198 名前:作者 投稿日:2001年08月13日(月)19時52分01秒

明日、梨華ちゃんが来る!!

私はすっ飛んで家に帰った。頭の中はすでに明日の事でいっぱいだ♪
…なんて言うまでもないだろう。
さっきまであんなにズキズキと脈をうっていた痛みはウソのようにひいていた。
乱暴に玄関を開け、靴は脱ぎ捨て…
私は自分の部屋に駆け込む。

(う〜ん…きたない部屋だ…。)

息を切らしながらグルリと見渡した。あちこちにべ〜グル&べ〜グルの紙袋、
雑誌、ジュースの空き缶、などなど…
…言い訳するつもりじゃないけど、いつもはもっと
キレイなんだよなぁ…。…はっ!とにかく片付けなきゃ!
せっせと掃除してたら、下からお母さんの声がした。やっと帰ってきたんだ。

「…ひとみ〜、なんで置いてくのよ…!それから梨華ちゃんには
 内緒よ!お母さん、約束やぶったコトになっちゃうから。
 あと、少しは部屋片付けておくのよ!」

「分かってるよ!今かたずけてるって!」

ジワリと汗が浮かんできたが、うまい具合に包帯が吸い込んでくれる。

(…あとで梨華ちゃんに電話してみよっと♪)
199 名前:作者 投稿日:2001年08月13日(月)20時02分01秒

掃除を始めてから約2時間―。
部屋はキレイになった。フーと一息ついてベットに腰かける。
私は満足感でいっぱいだった。ひさぶりにひとつのコト(掃除だけど…。)
に身が入った。集中できた。ひとみ最高!…自分で自分を誉めたあと、
なぜか少し…切なくなった。…よくは分からないが…。

(さてと。梨華ちゃんに電話でもしてみるかな♪)

切り替えの早い私。単純だと良く言われる…。まぁいいや♪


   
200 名前:作者 投稿日:2001年08月13日(月)20時16分42秒

  (ひとみちゃん…明日、どんな顔するかな?)

私はお部屋で、お泊りの準備をしていました。お気にいりのピンクの
カバンに2日分の着替えを詰め込みながら一人ワクワクしていました。

ひとみちゃんと離れてからの5日間は…私の心にポッカリと穴が空いてしまって
何をするにも集中出来ないで…落ち込むばかりの日々が続いてたんです。
自分では…ダメだって分かってるんですけど…実行できないんです…。

Tシャツを詰めこんでいた手が…知らず知らず止まっていました。

(…いけない。ポジティブ♪ポジティブ♪…早く会いたいなぁ…。ひとみちゃん。)

「梨華ぁ〜電話よ〜?持ってこっか?」

下からお母さんの声が聞こえました。我にかえり、コホンと咳払いし…

「うん。持ってきてくれる?」
(誰からだろう…?)

201 名前:作者 投稿日:2001年08月13日(月)20時43分22秒

>JAMさん。そんな期待だなんて…♪
 嬉しいです。また頑張って書いていきたいと
 思います。前よりチョッピリ良くなったねって
 言われる(?)ように…。

>ラヴ梨〜さん。日課なんて…出来れば毎日、更新出来るように
 します。また最後までよろしくです〜♪

 更新でっす。今日は出張の疲れがあり、文章が
 雑になってしまって…スミマセン。
 読んでる方、何か気付いた点などありましたら
 どんどん言ってください。また明日、更新します。
202 名前: 投稿日:2001年08月14日(火)03時57分21秒
三重・静岡から帰ってきたら更新されてる!
作者さん久しぶりです。
今回もいいですね!(w
画面の前で大爆笑させてもらいました(笑
神輿を担ぐよしこ・それを応援する梨華ちゃん…
萌える〜!!
次回更新頑張ってください♪
続編も最後までお付き合いさせてもらいます。
203 名前:作者 投稿日:2001年08月15日(水)16時33分35秒

「…もしもし?」

『あ…り、梨華ちゃん?私、ひとみ。』

電話の向こうから…少し戸惑ってるひとみちゃんの声が。
なぜか私は笑ってしまいました。

『も〜、なんで笑うのさ。まぁいいや!今、何してんの?』

「ごめんね、ひとみちゃん。今?…ボ〜っとしてたよ。」
(…明日の準備してたよ、ホントは。…ごめんね、ウソついちゃって…)

私は手を休め膝を抱え込み、フっとひとみちゃんの写真を見つめました。
本当のコト、言いたいけど…ひとみちゃんとのお母さんとの約束
破っちゃうコトになっちゃうし…。

『そ〜なんだ、元気?…なんて昨日も同じコト言ったよね!アハハ!』

「もう!ひとみちゃんったら!何かあったの?」

『何もないけどさ…梨華ちゃん何してっかなぁ〜って…。また電話するね!』

「う、うん。私も電話する。じゃあね。」

私は少し、複雑な気持ちになっていました。でも…
明日ホントのコト話したら分かってくれるよね…。
再び私は荷物を詰めこみました。
204 名前:作者 投稿日:2001年08月15日(水)16時52分50秒

(ふふ…梨華ちゃん、やっぱ明日の準備してるっぽいな♪)

キレイになった部屋。せっせと掃除し、壁には
明日着る青いハッピを押し入れから出し掛けてある。
私の方は準備万端だ。いつでもOK(?)だ。

「あとは梨華ちゃんが来るばかりぃ〜♪」

ベットに飛び込み、天井を見上げた。
明日、お母さんが梨華ちゃんを向かいにいくんだって。
(…本当は私が向かいに行きたいのだが…。)
で…その間、私はハッピに着替えておいて、いかにも
今日は御輿かつぐぞ〜って感じ(威勢が良さそうに)玄関を出ようとした瞬間!
梨華ちゃんと鉢合わせ!ってな具合にするらしい…。

お母さん曰く、その方が梨華ちゃんもアンタに惚れなおすんじゃない?って…

「…役者やねぇ〜お母さんも…。」


…ん?待てよ…?惚れなおすって…?梨華ちゃんと私の関係知らない
ハズなのに…。可笑しい。まぁいいや。…よくない!
ガバっと飛び起き、私はお母さんの元へいった。
205 名前:作者 投稿日:2001年08月15日(水)17時13分55秒

「お母さん!」

お母さんは台所で夕飯の仕度をしていた。右手には
包丁、左手にはさっき買ってきた鯵が。
…しかも、そのエプロン…魚河岸って何さ…。
お母さん、何か…魚屋っぽいよ。しかも似合ってるよ…。

「び、ビックリするじゃないの!ひとみ!今日は鯵のタタキよ♪」

「ホント?やった〜♪…って。あのさぁ…?」

私は冷静になり、はやる気持ちを落ち着けようとした。(だって鯵だもん。)

「さっき…惚れなおすって…言ったじゃん?」

「は?お母さんが?誰に?」

キョトンとして私を見る母。しっかりと手には包丁が握られていた。
(恐いよ…。)
…突っ込まないほうがいいのかも知れない。
もともとお母さんは忘れっぽいからなぁ。…言わないでおこう。
そうだ、その方が良いかもしれない。

「な、なんでもないよ!それより美味しそうだね。」

「でしょ?もう少しでご飯だから、お茶碗でも出しておいて。」

コクリと頷く。私は明日のために、しっかりとご飯を食べ、
お風呂に入って早めに床についた……。


206 名前:作者 投稿日:2001年08月15日(水)17時18分46秒

>玲さん。どもどもどもども〜♪
 ひさぶりですね。ライブ行ってきたんですか?
 いいなぁ♪また続編始めましたので、お付き合い
 よろしくです〜(O^〜^)/

 次回の更新は、とうとう再会です♪
 あと…あるメンバーを出そうかと思ってます。
207 名前: 投稿日:2001年08月15日(水)22時33分42秒
こちらこそどもどもです♪
お金ないのにまたライブ行きました…
来週の宮城も行きます(汗
次回で再会ですか!(w
たまんねっす〜!!
( ^▽^)<ちゃんと見ますよ〜!ポジティブ♪ポジティブ♪
208 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月17日(金)05時34分18秒

「ひとみー!いつまで寝てんの!起きなさいよ!」

「んあ…?」

目をこすりこすり声のする方に。そこにはお母さんが立っていた。
しかも…なんだ!?その格好。いかにもよそ行きの…ってか派手スギ。
私はポカ〜ンと口をあけて、お母さんから目を離せないでいた。

「なんて顔してんの?今から梨華ちゃん迎えにいってくるから。
 顔洗って仕度してて。もぅ、7時半よ?」

…え?モー7時半っすか?お祭りって、たしか10時に始まるんだけど…
ああ!予行が8時半にあるんだっけ!!ヤバい!!
包帯を取り、傷口をカットバンでビシっとかためる。水が入らないようにね。
私は急いでシャワーを浴びにいった。部屋に戻り
髪を乾かし、サラシと包帯を再び巻き…青いハッピに袖を通した。

「なんだか気持ちが引き締まるね!」

鏡の前に立ち、ちょっと自分に惚れ惚れしちゃう…私。
209 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月17日(金)05時44分57秒

私は窓をあけ、外の様子を覗った。う〜んと背伸びをする。

「気持ちいいなぁ…。」

グゥ〜っと腹がなった。そーいえば何も食べてないんだっけな。
下に行って軽く何かお腹に入れようと私は台所へ急ぐ。

「昨日買った、べ〜グルはっと…あった♪」

べ〜グルにかじりつき…まったり一人で幸せをかみしめていた。
ふと、テーブルの脇にゆで卵まである!しかも…お母さん、
『ひとみ専用』ってなんだよ…!

ピンポーン―。

喉にべ〜グルが詰まり、水で流し込んだ。梨華ちゃん来たのかな?
お母さんの話しを思い出した。
(私は何も知らされてないんだよね…。)
私は冷静になり、玄関に足を運ぶ。
210 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月17日(金)05時56分45秒

「ひとみ、ビックリするわよ!」

「まだ知らされていないんですよね?」

ひとみちゃんのお母さんが私を迎えに来てくれました。
とっても話しやすいお母さんです。少し…ひとみちゃんと
どこか似てるんですよ?やっぱ親子だし。クスっと笑みがこぼれてしまいました。

「梨華ちゃん、疲れたでしょ?少し休んでからお祭り観にいきましょうね。」

「はい!」

楽しく会話を交わしてたら、ひとみちゃんのお家に着きました。
玄関の前でチャイムを押し、返答を待ってる間…私はすごく
ドキドキしていました。ギュっと胸に手をあて…軽く目を瞑ります。

「はーい。」

ひとみちゃんの声です!ドキドキが…激しくなってきちゃいました。
ガチャっと扉を開けるひとみちゃん!ハッピ着てる!!カッコイイ!!

「あ〜!!梨華ちゃん♪ど〜したのさ?」

「ひとみちゃん…ひさし…」

…私、あまりにも緊張しちゃって…気を失ってしまったんです。
…あ、ホントは緊張と、ひとみちゃんがあまりにもカッコ良くて…。
211 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月17日(金)05時59分59秒

>玲さん。宮城も参戦ですか?私も行けたら行く
 つもりです♪でも野外って…あまり好きではないんですよ…。
 
 (O^〜^O)<何いってんのさ〜♪夏は野外だYo!!
212 名前: 投稿日:2001年08月17日(金)18時21分44秒
よしこがかっこよすぎて気を失う梨華ちゃんが可愛い!(w
次はどうなるのかな〜?♪
宮城も行きます!
岩手も行きます!?
福島も行きます!?
作者さん野外は好きじゃないんですか?
私はイスがない分騒げるから好きです♪

( ^▽^)<そうですよ!夏は野外ですよ!ね〜よっすぃ♪
213 名前:作者 投稿日:2001年08月18日(土)06時30分59秒

>玲さん。私、身長が小さいので…見えないんです。
 騒げるけど。明日にでも空坂に移るかもしれません。

 (O^〜^O)<…梨華ちゃん…!野外最高(?)!!
       私の分なで騒いできてね♪
214 名前: 投稿日:2001年08月19日(日)03時26分44秒
>作者さん。そうなんですか。
私は170cmあるんでまぁ楽です?(笑
空版移動ですか!
一緒について行きます♪

( T▽T)<よっすぃ〜も一緒じゃなきゃやだよぅ…
215 名前:名無しさん 投稿日:2001年08月21日(火)02時15分47秒
気絶梨華ちゃん萌え〜(w

自分は野外嫌いです。
虫でるし、人に押されて辛い。
スタンディングの意味がわからずに来てしまった子供とかも
見ててかわいそうだし。
216 名前:作者 投稿日:2001年08月21日(火)17時42分05秒

―…私は夢を見ていました。真っ暗な所にポツンと一人、たたずんで
いる私。手探りで出口を懸命に探したけど…道はありません。

(どこに行けばいいの…?ひとみちゃん…!)

    ―梨華ちゃん…―

(…?ひとみちゃん!待って!)

誰?ひとみちゃんの横にいるコは…。よく見えないよ…。
私は、ひとみちゃんに向かって走り出したけど…その差はひらくばかり。

  ―梨華ちゃん…ごめん…―

    (…!!)

ひとみちゃんはそのコの肩に手を回し…闇の中に消えていってしまいました。

   「…ひとみちゃん…!」

      

217 名前:作者 投稿日:2001年08月21日(火)18時01分55秒

   「ふわぁ…!!イテ!」

   「…?あれ…?」

ひとみちゃんが…転がっています?今のは…夢…?
…え?夢…?なんだよね… 良かったぁ…。私は、ホッと胸をなでおろしました。

「ひ、ひどいよ!梨華ちゃん!いきなり大きな声でひとみちゃんはないだろ!
 私、梨華ちゃんが倒れたんで心配して…」

大のじでイスから転げ落ち、ムクっとその場に起き上がる姿は…
まるで起きあがりこぼし…。(そのままじゃない…)
真っ赤な顔で怒ってるひとみちゃん。
私には…ひとみちゃんが何を言っているのか
わかりません。…わからないんじゃなくて…耳に入らないんです。
だって…あんな夢みたら…。
私の視界がだんだんぼやけてきました。

「まったく梨華ちゃん、私が死んでも…って梨華ちゃん!?」

「…しばらくこのままでいさせてよ…」

私はベットから立ちあがり、へタンと座っているひとみちゃんを…
ちからいっぱい抱きしめました。最初…キョトンとした顔をしていた
ひとみちゃんも…抱きしめ返してくれたんです。
218 名前:作者 投稿日:2001年08月21日(火)18時23分47秒

―どの位…抱き合ってたのでしょうか?
ゆっくりと…ひとみちゃんは私の肩に手をあげ、私の顔が見える位置まで
体を離しました。そして…私の眼をジっと見つめます…。
私は…恥ずかしくて、その瞳から目を背け様としました。
それに感づいたひとみちゃんは私の頬を両手でそっと包み込みます。

「…何があったかは分からないけど…私は梨華ちゃんのコト…大好きだから。」

ひとみちゃんに…優しく唇をふさがれてしまいました。

―…あぁ…ダメだ…―

我慢しようと思ったのですが…涙が止まりません…。
いつまでたっても…弱い私。
ひとみちゃんは…強いね…?
どこまで私は…甘えるつまりなんだろ?
心のどこかで…私はひとみちゃんを信じていないの?
219 名前:作者 投稿日:2001年08月21日(火)18時34分05秒

>玲さん。…空坂に移動しようと思ったのですが
 『移転しました』ってのがなくなったんで…
 ここにまだいます…。

 (O^〜^O)<…梨華ちゃん(汗)…。も、もちろん
      一緒DA・Yo!

>215さん。レスどうもです♪…たしかに子供は
 可愛そうですね。野外でも、子供専用みたいな場所あれば
 いいのですが…。まぁ、事務所はお金を稼ぐので精一杯でしょう。
 
 (O^〜^O)<…事務所にいいように使われる私達って…。
      もっと意見聞いてほしいよ!

 更新です。今日のお昼に退院してきました…。
 ちょっとお盆の疲れがたまってしまって入院してました…。
 毎日はムリかもしれませんが、放棄はしませんよ〜♪
220 名前:作者 投稿日:2001年08月30日(木)21時03分06秒

梨華ちゃん…。そんな眼で見つめられると…私。
梨華ちゃんの大きな眼から―
ぽろぽろと涙がこぼれる。
(う〜ん…可愛いな。梨華ちゃん…。)
私は涙を拭ってやりそのまま唇にふれようとした。
泣いてるせいなのか、恥ずかしさのせいか…梨華ちゃんの顔と耳が
赤くなっていた。そして…ゆっくりと静かに眼を伏せる梨華ちゃん―。

「ひとみ〜、梨華ちゃん連れて下に下りてきな!」

ハっと我にかえる私達。

  「い、今いくよ!」
(ちくしょう〜!!いいトコだったのに)

…なんだかとてもハズかしい。私と梨華ちゃん、沈黙…。
もしかして嫌われちゃったかなぁ…。
いやいや!大丈夫!…多分。モー!!お母さんのバカ!!!!!

「いやぁ〜、い、いいトコだったのにねぇ。」
(な、何言ってんだ!私!)

人間…焦ってる時って思ってる事出るようになってんのかな?
…なんちゃって。

「いこっか?ひとみちゃん。」

「り、梨華ちゃん?」

梨華ちゃん、さっきとうってかわってニコニコしてる?
形勢逆転ってヤツ?
まっいっか♪
梨華ちゃんは私の手を引っ張り、軽やかに階段を降りて行った。
221 名前:作者 投稿日:2001年08月30日(木)21時17分09秒

「ひとみ!アンタは隣の部屋にでも行ってなさい。」

なんじゃそりゃ?!私はお母さんに邪魔モノを払うような手つきで
部屋を追い出されてしまった。
パタンと襖が閉まる音。
…何で私は入っちゃダメなの?梨華ちゃんはいいの?
何なんスカ?
軽く舌打ちをし、テーブルの上にあった食べかけのべ〜グルに手を伸ばす。
(ウマイねぇ…!)
さっきまでの不愉快さが少しは軽くなったような気が…した(?)。
ぼ〜っとしながら、お母さんと梨華ちゃんが居る部屋を眺める。
何やら楽しそうに笑い声が聞こえてくる。
最後の一口を口に投げ入れ、私は思ったんだ。

―覗いてもいいんでないかい?っつーか見る!!―

私は…そろりと部屋に近づいた。なんだかドキドキして、手にじわりと汗がにじむ。
(…覗き見する人ってこんな気持ちなんだろうね…。)
そして襖に手をかけようとした。

「…まさか覗こうとしないよね〜?ひとみ…。」

「い、いやだな〜!そ、そんなコトしないって。」

…恐るべし。ってゆーか見えるの?なんなのよぉ〜!!

222 名前:作者 投稿日:2001年08月30日(木)21時22分18秒

ドカっと椅子に座り込み、フーっとため息をつき腕を組む。
(ぐわ〜!面白くねぇってばよ!!)
眉間に自然としわがよる。その瞬間、ズキっと額のキズが病んだ。

「ツ…!くっそ〜!!」

ガツン!とテーブルの足を蹴飛ばした。

223 名前:作者 投稿日:2001年08月30日(木)21時35分11秒

「そろそろ限界の様ね。ちょうど着付けも終わったし。
 梨華ちゃん、可愛いわね〜!」

「そ、そうですか?」

ガツンと、何かを蹴る音が聞こえてきました。
ひとみちゃんのお母さん曰く、あれはひとみがモノにあたってる音なのよ。
あ、気にしないで。いつものコトだから。と…。

「気になって仕方ないのよ、ひとみ。」

クスっと私に笑いかけるお母さんの顔は、とても嬉しそう…でした。

「でも…いいんですか?私が着ちゃって…。」

「いいのいいの。ひとみに買ってあげたのに、あのコ
 ハッピの方がいいってね、一度も袖を通さなかったのよ…。
 このままとっておくのもね、もったいないし。良かったわ、梨華ちゃんが
 着てくれて♪」

ひとみちゃんのお母さんは、今日のこの日(?)のために
ちゃんと長さを調節してくれていたんです。え?会ったコトないのに
調節出来るかって?…ひとみちゃんから何気に聞いてたらしいです。
私の身長とか…体格とか…。
(私、誰に説明してるのかしら?)

「ひとみ〜入っていいわよ!」
224 名前:作者 投稿日:2001年08月30日(木)21時56分00秒

「…勿体ぶってんじゃね〜よ。」

私は思いっきり襖を開けてやった。
目線の先に…私の浴衣を着ている梨華ちゃん。その距離、1・5m。
私の眉間にあったしわが、ス〜っとひいていく。

  (可愛い〜〜〜〜〜〜〜!!)

恥ずかしそうに俯いてる梨華ちゃん。
赤紫色の浴衣…黄色の帯び。
腰がキュっとなってるせいか…胸もキレイに出ていた。
私がアレを着たら…なんだろ?一言で言えば…『ストン』だ。
ポカンと口を開いたまま…私は梨華ちゃんに見惚れていた。

「…ひとみちゃん?へへ…どぉ、かな?」

「……………」

「ひとみ…ちゃん?」

「………………」

「ひとみちゃん!!」

「わわわわ…!!」

い、いつの間に梨華ちゃん、私の側に来たんだろ?
梨華ちゃんが上目遣いで見上げていた。
ヤバイ!!可愛すぎ!!

   吉澤ひとみ・昇天致します。
225 名前:作者 投稿日:2001年08月30日(木)21時59分28秒

「二人とも、似合ってるわよ。さぁ、お祭り行ってきなさい。
 ひとみ、御輿担ぐんでしょ?もう時間よ」

「あ、ああ。そうだね。い、行こうか?り、梨華ちゃん。」

「うん…。」

あれ?さっきまでの元気ないぞ?
どうしたんだろ?
私は梨華ちゃんの手を引き家を後にした。


226 名前:作者 投稿日:2001年08月30日(木)22時10分19秒

どうしたんだろ?梨華ちゃん…家を出てから一言も
口を開かない。なんで?帯が苦しいのかな?

「梨華ちゃん、さっきから黙ったまんまだね。帯が苦しいの?」

「…違うよ。」

う!何だか怒ってますぞ。何かしたっけ?…私。
一人でべ〜グル食べてたから?
テーブル蹴ったから?
…う〜ん。
ああ!覗こうとしたからかぁ〜!!
どうしよぉ…。
私は一人で頭を抱え込んでいたら…
隣で梨華ちゃんが、フ〜と溜め息をはいた。

「…私が勝手に浴衣着ちゃったのは悪いと思ってるけど、無視するコト
 ないじゃん…。そんなに似合ってない…?」

「…は?無視?誰が?私?似合ってないワケないよ!!可愛いよ!
 梨華ちゃん!最高♪」

「…だってさっき何も言わないで…口開いたままだったし…。何て言うのかな?
 開いた口が塞がらないってヤツ?」

梨華ちゃん…な、なんかトゲがあるような…。
227 名前:作者 投稿日:2001年08月30日(木)22時12分23秒

ひさぶりの更新です。…なかなか進みませんでスミマセン。
もし読んでくれている方がいたら、ぜひぜひ感想を…。
228 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月30日(木)23時17分53秒
始まった当初から読んでます。
マジで面白いっすよ。
229 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月30日(木)23時26分16秒
あまあまでいいですねぇ(w
続き期待して待ってます
230 名前:名無し男 投稿日:2001年08月31日(金)01時30分50秒
ちょっとズレが出てきたか?
補正せねば。
231 名前: 投稿日:2001年08月31日(金)04時58分29秒
作者さんお久しぶりです!
なんか入院していたようで…(涙)
私も新しいPCにしてからネット繋げなかったんです(汗)
梨華ちゃんの浴衣姿は写真集の感じですかね?
ハッピ姿のかっけぇ〜よしこ萌え〜♪
ずっと見てるんで作者さんの負担にならない程度の更新ペースで頑張って下さい!

( ^▽^)<マイペース主義ら〜しい♪
232 名前:作者 投稿日:2001年08月31日(金)05時41分35秒

 (O^〜^O)<228さん。そ〜だったんですか♪
      ありがとです!へへ…。

 (^▽^)<♪〜229さん。私も海女海女好き♪
      ね?よっすぃ〜?
 (O^〜^O)<…あまあまだよ?梨華ちゃん…。

 (^▽^;)<230さん。ズレってなんですか…?(ドキドキ)
 (O^〜^O)<き、気になるYo〜!!

 (T▽T)<玲さん。私のパソコンも調子が悪いんです…。
 (O^〜^O)<へい!目を閉じて写真集を想い出してください♪

 たくさんのレス有難うございます(^▽^)♪
 頑張ります!引き続きよろしくですm(__)m
233 名前:作者 投稿日:2001年08月31日(金)05時53分56秒

うう〜…それでさっきから機嫌が…。別に無視じゃなくて。
あまりにも梨華ちゃんが可愛かったからであって…。
…これから祭りだってのに、こんな気持ちのままだったらつまんないじゃん!

「…さっきは、その〜。り、梨華ちゃんに見惚れていたんだよぅ…。
 だって…あれは本当に反則だよ!危うくたますいが抜けるかと…」
(た、たますいって…口が回らない〜!!)

ちょっとモジモジしながら…う〜ん私らしくないっす…。
私はギュっと梨華ちゃんを抱きしめた。
キョトンとしている梨華ちゃん。

「…え?そ、そうだったの?」
(私…バカみたいだぁ…。)

いったん体を離し、梨華ちゃんの顔色を覗う。
案の定、真っ赤な顔。
なんとか(?)誤解が解けたようだ。
私はホっと息をつく。

「なんや〜?ええとこだったのになぁ〜?」

「そ〜なのれす。てへてへ。」

「「誰?」」

私と梨華ちゃんは、声のする方に顔を向けた。
言葉を失う私達…。
234 名前:作者 投稿日:2001年08月31日(金)06時06分40秒

なんだなんだ?このお子サマ達は?しかも2人供、ハッピを着てる。
っつーコトはこの子達も御輿担ぐんだ…。

「いいトコって…何?ずっと見てたワケ?」

その小さな2人は顔を見合わせ…

「さささ、さっきは梨華ちゃんに見惚れてたんや!」

「え?そ〜なのれすかぁ〜!キャ!てへてへ。」

神様…御輿の神様(?)。殴って…殴っていいですよね?
沸沸と怒りが込み上げてくる。拳を握り締め…少しばかり気を込めた。
その2人は私の殺気に気づいたのか、

「じ、冗談やないかぁ〜。あ!アンタも御輿担ぐんやろ?
 ウチも、ののも担ぐんや。仲よぉしてや♪ウチは加護亜依。よろしゅう」

「あ。ののれす。つじのぞみなのれす。あいぼんとは、ぶんつうでしりあい
 ましたぁ。ならからきたんれすよ。ののはじもとなのれす。てへてへ。」

なんちゅー不思議な組み合わせだ…。私はガクっと肩の力が抜けて
しまった。ののちゃんだっけ?得にこの子の話し方って…なんか力が抜ける。

「あんたらなんてゆ〜ねん?」

…やっぱムカつく。
235 名前:作者 投稿日:2001年08月31日(金)06時49分36秒

「私は石川梨華、よろしくね。亜依ちゃん。ののちゃん。」

「…吉澤ひとみ。」

梨華ちゃんはニコニコしながら2人を見ていた。
ののと呼ばれる子は頬を赤くし、ニ〜っと笑った。

「梨華ちゃんか。よろしゅうな♪ちょっと色黒いねんけど美人さんやな。
 吉澤さんは…なんや愛想ないねんなぁ…。」

「あいぼん、そんなこといわれないのれすよ!」

「すまん…。ま♪これも何かの縁や!一緒に祭りいこか。」

「いくのれす!」

…こうして私達は4人で祭りの会場に向かった。
お子様2人はとてもはしゃぎながら前を歩いている。
ん?つんつんと私の袖が引っ張られる。
振り向くと梨華ちゃんが浮かない顔をしていた。

「…ひとみちゃん、私って色黒い…?」

加護…覚えてろよ!
梨華ちゃんに宥めるのに時間が掛かってしまったのは
言うまでもないだろう…。
236 名前:作者 投稿日:2001年08月31日(金)07時08分54秒

「着いたで〜♪あ!のの、ウチわたあめ食いたいねん。」

「ののもなのれす〜」

いくら憎まれ口をたたいてもまだ子供だ。カワイイとこあるじゃん。
会場はすでに賑わっていた。あちこちからは、笛の音。
お腹まで響いてくる太鼓の音、露天からは焼トウモロコシやヤキソバ、
焼イカの香ばしい香りが漂っている。
いいなぁ〜♪祭りって!何か浮かれちゃうんだよね〜!
さ、私は『十人祭』と書かれたウチワをもらい(10人で担ぐからこの名前らしい)
腰元にさした。ついでにヤツ等のウチワももらっておいた。

「…ひとみちゃんカッコイイよ。」

「え!そう?照れるなァ♪にゃははは〜。」

「ひとみちゃん。めっちゃ男前♪カッコ良すぎやわぁ〜」

「え!そう?てれるのれすぅ〜てへてへてへ〜。」

…はいはい分かった。分かりましたよ…。モーいいよ、お前等。

「ほれ。お前等のウチワもらってやったぞ。なんだよ、口の周りにつけて…
 たく!世話がやけるなぁ〜。」

すっと2人の前にウチワを差し出した。それを素直に受け取る2人。
そして口の周りについてたわたあめをハンカチで取ってやる。
終始ニコニコしていた2人の動きがピタリと止む。
どーしたんだ?

「…なんや、恐いヤツかと思ってたら案外優しいやん。」
「…そ〜なのれす。かっこいいのれす…。」

私は、プっと噴出し…アハハって大声を出して笑った。
なんか…憎めないんだよなぁ〜。3人はキョトンとした顔で
私を見ていた。

「じゃあ、今日は頑張って担ごうぜ!!」

「「へい!!アニキ!!頑張りまっす♪」」
237 名前:作者 投稿日:2001年09月01日(土)05時35分44秒

アニキってのが気になるが…ま、いいとしよう。
私は梨華ちゃんの手を引っ張り、人ごみに流されないよう
辻・加護にも注意をはらった。それにしても…凄い人だ。

「梨華ちゃん、大丈夫?」

「うん、凄い人だね…。いつもこんなにいるんだ?」

「そーだよ、でも…」
「ひとみじゃん!!」

誰?私はくるりと振り向いた。高校の同級生達、バレー部の後輩…
よくよく辺りを見渡すと…顔見知りの方々がたくさんいた。

「…先輩、カッコイイ…。」
「ひとみ〜、あんた男前すぎるよ。他校からもファンの子達
 来てたよ?ね?さっき見かけたよね?」

隣に居たもう一人の友達、相づちをうつ。

「いや〜モテる女は辛いっすねぇ〜?あっ!じゃあ、御輿担ぐの見てっから。
  頑張ってね〜!」

そー言い残して、去ってしまった。私は、まいったなぁと思いながらも
顔はそーではなかったらしい。
…後ろから視線を感じる。

「り、梨華ちゃん?」
238 名前:作者 投稿日:2001年09月01日(土)05時37分18秒

ちょこっと更新です。次回は(出来れば)今日の
夜にでも致します…。
239 名前:REDRUM 投稿日:2001年09月01日(土)07時39分36秒
こ、こんな朝早くに更新感謝!!!
後ろからの梨華の視線は……嫉妬か!!!!
辻加護の登場で更に面白くなりそうな予感です
240 名前: 投稿日:2001年09月01日(土)09時35分14秒
後ろからの視線…
(;0^〜^0)<り、梨華ちゃん?
作者さん朝からご苦労様です♪
これでまた朝の日課が開始されて嬉しい限りです(w
辻・加護のモノマネはここでも健在か(笑)
頑張って下さいね!

( ^▽^)<残暑お見舞い申し上げます♪
241 名前:名無し男 投稿日:2001年09月01日(土)15時08分35秒
先生!石川さんのお目目からビーム出てます。
242 名前:高校生 投稿日:2001年09月01日(土)16時30分05秒
 すげー面白い。宿題終わってないけど全部読んじゃった。
続き期待してます。早く宿題やらねば。
243 名前:作者 投稿日:2001年09月01日(土)19時12分43秒

(^▽^)v<REDRUMさん。初めまして♪
    ののちゃん&加護ちゃん、
    出しちゃいました〜♪最後までお付き合い
    お願いしますね〜♪

(O^〜^O)<玲さん。ハハ♪うれすぃ〜Yo!
     そんなコト言ってもらえて。
(^▽^)<私も、残暑お見舞い申し上げます♪

(^▽^) ポ〜ジ〜…♪   (((O^〜^O)<(ドキドキ)
    …私、241さんのレスに大爆笑してしまいました…。
    チャ〜ミ〜ビ〜ム★ですね!

(^▽^)/<高校生さん。ありがとです!宿題頑張ってくださいね♪
    期待にそえるように私も頑張ります!

 みなさん!たくさんのレスありがとです!
 更新、出来るだけしますのでよろしくです〜♪
244 名前:作者 投稿日:2001年09月01日(土)19時23分50秒

(何よ!ひとみちゃんったら!デレデレしちゃって…。
…そりゃぁ、ひとみちゃんはカッコイイよ…。
でも…でも!あんな顔見たくないよ。)
 
さっきのひとみちゃんの友達が言ってた通り…

『他校からもファンのコ達来てたよ?』

よくよく周りを見ると…私は何人かの女のコ達の
視線を感じてはいました。

「…はぁ…。」

ずっと楽しみにしてたハズのお祭り…。
いったい…どうなるんでしょうか…。
245 名前:作者 投稿日:2001年09月01日(土)19時37分51秒

(ヤバイ!ヤバイっすよ…。)

梨華ちゃん、めちゃブルー入っちゃってる…。
たしかに、周りには私のファンだと言う子達の姿がある。
あのヤキソバの店の影にいる子はたしか…プッチ学園のバレー部の子達だし…。
うぁ!あの金魚すくいしてる子は…この前の試合の日に告白してきた…あゆみちゃん。
うう…あの輪投げやってるグループは、ウチの学校の私のファンクラブの…。

…その他モロモロ…(汗)。
まだ御輿を担いでないと言うのに、滝のような汗が…。
と、とにかく梨華ちゃんに声を…。
私は恐る恐る愛する梨華ちゃんに…。

「梨華ちゃん…?」

「ののちゃん、加護ちゃん、あっちで焼トウモロコシでも食べようか?
 私、おごってあげるね♪」

『アニキ』と慕ってくれたヤツ等だ…。信じてるぞ?2人供。

「「へい!姐さん!どこまでもついて行きまっす♪」」

…そうゆうヤツ等だった。しかも…
いつの間にか梨華ちゃんは姐さんになっていた。
梨華ちゃん達は、さっさと行ってしまった…。
246 名前:作者 投稿日:2001年09月01日(土)19時50分30秒

「うまい!うまいなぁ〜♪のの!!」

「うまいのれす!!てへてへ!!」

「そう?良かった♪」

ののちゃんと加護ちゃんは、嬉しそうにトウモロコシを
ほお張っています。そのとき、加護ちゃんが
あっ!と何かに気付いたように…

「なぁ?梨華ちゃん。ウチのこと、加護じゃなく
 あいぼんって呼んでほしいねんけど。」

口の周りにタレをべったりつけたまま私の顔を見て
そう話す…あいぼん。カワイイなぁ。

「加護ちゃ…コホン。あいぼん、口の周り拭こうね…?」

スっと私は浴衣の裾を左手で持ち右手で、あいぼんの
口を拭いてあげました。

「女らしいなぁ…。…なぁ梨華ちゃん。吉澤さん…ええんか?」
「…ののもきになるのれす…。」

ふっと頭の中でひとみちゃんの顔がよぎりました。
247 名前:作者 投稿日:2001年09月01日(土)20時04分23秒

「…うん、いいの。あ!ののちゃんも拭こうね…。」

「へい!ありがとうなのれす。姐さん。」

いいわけなかった。私は…ひとみちゃんのコトが、とっても
気になっていました。平静を装っていましたが…内心、凄く不安なんです。
そんな私の気持ちを察してか、
ののちゃんも、あいぼんも…捨てられた子犬の様なつぶらな瞳で
私を見ていました。
そんなコトを考えてるうちに…

『十人祭のみなさま。広場に集まってください。くり返します…』

「いくで!のの。梨華ちゃん!まぁ、しっかり見とくんやで!」
「そうなのれす!しっかりみとくのれす!」

2人は…あっと言う間に行ってしまいました。
ポツンと残された私は…
なんだか寂しい気持ちになりました。
周りの景色がボヤっと見えます…。

(…泣いちゃダメだよ!せっかくのお祭りなんだから…。)

ギュっと私は一人…ハンカチを握り締めていたのでした。
248 名前:作者 投稿日:2001年09月01日(土)20時38分53秒

更新です。…少し煮詰まってきてしまいました(汗)
でも明日また更新します。ではでは…。
249 名前: 投稿日:2001年09月02日(日)04時52分53秒
嫉妬梨華ちゃん萌え〜(w
煮詰まってきても私はずっと待ってます(笑)
こちらは読ませてもらってる身ですので、
作者さんのペースで更新してください!

(;0^〜^0)<梨華ちゃん泣かないでよ(アセアセ
250 名前:高校生 投稿日:2001年09月02日(日)15時26分37秒
宿題が終わったー。
マイペースで頑張ってください。
251 名前:高校生 投稿日:2001年09月02日(日)16時04分30秒
 sageたほうがいいですか
252 名前:名無し男 投稿日:2001年09月02日(日)23時48分19秒
俺も図面仕上がんねー!!こんな調子で6日までに間に合うんかいな・・・?

煮詰まってるもんどうしお互い頑張りましょう。

253 名前:作者 投稿日:2001年09月03日(月)04時38分49秒

   ―辻・加護大作戦?―

「のの、梨華ちゃん置いてきちゃったやんか?」
「いいのれす。ひとりになりたかったのれす。ああゆうばあいは…。」

うちと、ののは会場に向かって人ごみの中を突っ走っていた。
こんな時、小さいってええねん♪
…たまに、ののって大人やなぁ!ってウチ思う。
けど…良かったんかなぁ?
なんでや?なんで…うち、こんなに気になってんねん?

「…うわきはだめなのれす…。」
「何言ってんねん!!のの」

なんやの!いったい…。
ひたすら走りつづけ、大きな御輿が会場の中心にデンっと
かまえて、ウチ等を待ってるように見えた。
でっかいなぁ…ほんまにこんなの女、十人で担げんのかい…。

「あ!よしざわさんなのれす。いくのれす!あいぼん」

吉澤さんは、すでに御輿の側で準備をしていた。
(…周り凄いコトなってるわ…。)
え?凄いコトって何って?
決まってるやろ?さっきの女の子達が取り巻いてんのや。って誰に
説明してるん?ウチ…。
254 名前:作者 投稿日:2001年09月03日(月)04時49分32秒

「…あ、のの、加護…。」

吉澤さんはウチ等に気づいたみたいやった。
取り巻きの女達に、『ちょっとごめん』なんて言って
こっちに走ってきた。
ハァハァと息を切らし、

「…梨華ちゃんは?」

…何や知らんけど…ウチなぁ、めっちゃ腹たった。

「そんなん知らん!もっとしっかりせんかい!!ホンマに梨華ちゃんの
 コト好きなんか?梨華ちゃん泣いとったで!!」

吉澤さんは、ああ…と落胆しガクっとうなだれてしまった。
ののは…ビックリした顔でウチを見とる。

「…御輿担ぐで。」

言ってから後悔…。ちょっと言いすぎたかなぁ。
ウチは一人で御輿の方に行った。

   ―しゃあないなぁ…なんとかしてらやんと…。―

「…よしざわさん。あいぼんのゆうとおりなのれすよ?」

「…うん。のの、私達も行こうか…?」

 
255 名前:吉澤視点 投稿日:2001年09月03日(月)04時58分38秒

ホント、こいつ等の言うとおりだ。
私より年下のクセにしっかりしてる。
…年下とか関係ない。
せっかく梨華ちゃんが来てくれたのに…。
私、ずっと楽しみにしてたのに。
きっと梨華ちゃんだって楽しみにしてたハズだ。
いや、ハズじゃない。
楽しみにしてたんだ。

「…よしざわさん?」

「ん?」

ののが私を見上げながら、ニコっと笑い―。

「いっしょうけんめい、みこしをかつぎましょー。
 りかちゃんは、どこかでみているのれすから…。」

「…そうだね。」

ののが私に気を使ってくれる。…ちょっと舌ったらずな喋り方。
でも、何が言いたいのか私にはわかった。
私は袖をめくり手ぬぐいで縛り付け、御輿の方に足を運ぶ。

  ―梨華ちゃん、見ててね…?―
256 名前:作戦?開始…? 投稿日:2001年09月03日(月)05時10分37秒

ウチとののは小さいため、御輿を担ぐのは最初
だけとなり、途中から大きなウチワを持って
先頭に立つコトに決まったんや。
吉澤さん達、背の大きい人達とウチ等じゃ、差が出てまうから。
先に吉澤さん達は、先頭に立って掛け声をかける。

「ききききんちょーするのれすすす…」

「地元のクセに何言っとんねん?…なぁ、のの…?」

あいぼんは、ののに…こそこそとはなしかけてきたのれした。
   ふんふん…。なるほどなのれす。
…なんだかんだいって、あいぼんはやさしいのれす!
ののと、あいぼんのはなしは、みなさんにはひみつなのれす。てへてへ。

「おっしゃぁ!!行くぞ!!」

吉澤さんの掛け声と供に、ウチ等は御輿を担いだ。
さっきの掛け声だけでも、キャーキャー五月蝿いねん!!
(吉澤さんが)担いだらお前等、失神するんとちゃう?

257 名前:作戦?開始…? 投稿日:2001年09月03日(月)05時22分15秒

セイ!セイ!とみんなの声と、周りの声との駆け引き。
みんなが一つとなってる。
ウチはさっきまでのイヤな気持ちはどこかへ行ってしまっていた。
(ええなぁ。)
ちょっと肩が苦しくなってきたけど、悪い気はせん。

「のの!大丈夫かぁ?」
「だいじょうぶなのれす。あいぼんは?」
「まだまだ余裕や!」

(…ホンマは少し疲れたきたけど。)
258 名前:作戦?開始…? 投稿日:2001年09月03日(月)05時31分00秒

「交代だぁ!さっさとすませろ!!」

観衆にかき消されない、しっかりとした
吉澤さんの威勢のいい、澄みきった声が響く。
さっと御輿を置き、ウチ等、小さいグループと
吉澤さん率いる大きなグループとが入れ替わった。

「セイ!!」

持ち上げる高さはやっぱり高かった。
…悔しいけど、ウチとののは吉澤さんに見惚れてしまっていたんや。
…さっきの取り巻き達の気持ちがわかるような気がした…。
梨華ちゃん、ごめんなぁ…。
ウチワを吉澤さんから受け取り、先頭に立つ。

「…あいぼん、ののはいくのれす。」
「しっかり頼むでぇ、のの。作戦開始や!!」
「へい!頑張りまっす!!」


259 名前:作者 投稿日:2001年09月03日(月)05時42分32秒

(T▽T)<な、泣かないもん!(ひとみちゃんのバカ!!)
(O^〜^O)<な、泣いてるYO〜…。(アセアセ)
     玲さん、そんなコト言ってもらえて
     ありがたいですぅ…。頑張りますね♪

<高校生さん。宿題終わってよかったですね♪今日も学校ガンバです!
 sageても、しなくてもどっちでも大丈夫ですよ♪
 気を使っていただいて、ありがとでやんす♪(^▽^)V
 ぜひぜひ最後までお付き合いください。

<名無しさん。う〜ん、煮詰まると困りますよね…。
 何を書いているんですか?気になります…。
 温かいお言葉、ありがとうです♪
 そうですね!お互い頑張りましょう♪

更新しました。レスがあるとうれすぃ〜でっす!
毎回毎回…同じようなレスですみません(T▽T)
次回の更新は今日中にはいたします。
260 名前: 投稿日:2001年09月03日(月)05時48分00秒
ヒサブリにリアルタイムです♪
それより辻・加護の作戦って…(w
大変気になります!
今日ももう1回更新とは嬉しい限りです!!

( ´D`)<亜依ちゃんやるのれす!
261 名前:REDRUM 投稿日:2001年09月03日(月)08時02分41秒
やっぱ更新は早朝だと思ったんだ〜!!
で、早起きしました。
「作戦」とはなんぞや?気になります。
262 名前:作戦?開始…? 投稿日:2001年09月03日(月)09時01分27秒

   ―石川視点―

あれからどれくらいたったのでしょうか…?
涙ぐんでいた目も乾き、なんだかちょっと痛いような感じがします。
(こんなつもりじゃ、なかったのになぁ…。)
道の周りには凄い人の数。人垣が出来ているほどでした。
私はその人垣には入らず、少し離れた公園のベンチに
腰かけます。フワっと心地よい夏の風が…
私の頬を撫でつけていきました。
ざわめく木々…。少し遠い方で笛の音がします。
(いい風…。)
目を瞑ります。

(梨華ちゃん。)

ひとみちゃんの顔がまた浮かびます。
私は…今日のこの日を指折り数えてまっていたんです。
ひとみちゃんもきっとそのハズです。

(…ハズなんかじゃない…。よね。)

なんだかまた悲しくなってきてしまいました。
視界がゆがんで…胸が苦しくなってきました…。

「…ひとみちゃん…。」

263 名前:作戦?開始…? 投稿日:2001年09月03日(月)09時06分20秒

「たたたたたたいへんなのれす!!」

こんなかんじでいいのれすかね?
ののは、りかちゃんをさがしてるのれす!れんしゅうしながら。
でも…こんなにひとがおおいとむずかしいのれす…。
ののがおもうに、りかちゃんは、ひとごみのなかには
いないよーなきがするのれす。てへてへ。

「あいぼんも、がんばってるのれすから、ののもがんばるのれす!」

りかちゃ〜ん!どこなのれすかぁ〜?
264 名前:作戦?開始…? 投稿日:2001年09月03日(月)09時35分15秒

 ―再び石川視点―

「あと2,3分くらいで御輿がくるぞ。」

私の前を、ウチワとビールを持った老夫婦が通りました。
(あと2,3分か…。)
こんな気持ちでも、私はひとみちゃんの御輿を担ぐ姿が
見たくて仕方ありません。
重い腰をあげ、人ごみの中に入ります。
向こうの方から威勢の良い掛声が聞こえてきました。
先頭に立っているのは…
あいぼんです!小さな体で、大きなウチワを持ち
ワッショイ!ワッショイ!叫んでいます。
周りにいた人達は、そんなあいぼんを見て…
『可愛いなぁ。ほれ!頑張れ!』
なんて言っています。私はなぜか嬉しく思いました。
―そして…御輿を担ぐ…凛々しいひとみちゃんの姿も見えます。
キっとしまった顔で…御輿を担ぐひとみちゃん。

(…やっぱりカッコイイなぁ。ひとみちゃん。)

両手で胸を押さえながら…私はひとみちゃんの姿しか
目に入りませんでした。(あいぼん、ごめん。)

「おじょうちゃんも、吉澤さんちのひとみちゃんのファンの子かい?」

隣にいたおじさんが私に声をかけてきました。
コクリと私は頷き、『そうだろそうだろ。』と自慢気そうに
腕を組みながら、話しを続けました。
265 名前:作戦?開始…? 投稿日:2001年09月03日(月)09時43分05秒

「ひとみちゃんは、女の子にすげ〜モテんだよ。あ!男のファンも
 もちろん多いんだけどな。そーゆー俺も大ファンなんだよ。へへ。
 なんてったって、あのひとみちゃんを見ようと遠くからも人が
 くるんだからなぁ…。俺も一度は体験してみてぇよ。なんちゃってな。」

やっぱりひとみちゃんって凄いんだぁ…。
そんな人が私なんかを本気で相手するワケないよね…。
でも…ひとみちゃんと出会えて良かった…。
私はその場を後にし…さっきの公園へと足を運びました。

ゆっくりとベンチに腰を下ろし…
空を見上げながら、一つ…フーっと息を
はき出しました。
266 名前:作者 投稿日:2001年09月03日(月)09時50分42秒

<玲さん。作戦ですか…?作戦ってほどの
 もんじゃないのですが…。まだ秘密です♪
 (O^〜^O)<…何されんのかなぁ…。(ドキドキ)

<REDRUNさん。早起きしてまでこの小説を…(泣)。
  感謝です〜♪次回には『作戦(?)』が
  判明いたします…。

またまた更新です。次回も今日中にはします。
ネタがあるうちに書かないと…(汗)。
少し、のんびり・ゆっくり視点で書かせてもらっています。
267 名前:名無し男 投稿日:2001年09月03日(月)18時53分36秒
チビッココンビの作戦でヤター!ヤタヨ!!になれるのか?
268 名前:R 投稿日:2001年09月03日(月)23時46分42秒
ハイペースですね!嬉しいです。
更新楽しみにしています
269 名前:作戦?開始…? 投稿日:2001年09月04日(火)05時28分10秒

   ―吉澤視点―

(梨華ちゃん…。きっとどこかで見ててくれてるよね?)

私は一生懸命、御輿を担ぐ。さっきまでのモヤモヤが
御輿を担ぐ事によって、汗と一緒に流されていく気がしたんだ。
もう少しで終点だ。すでに私の肩はズキズキと痛かった。
肩だけじゃない…。額も脈がうつほど痛い。
(…キツイかも…)
先頭の加護と一瞬、目があった。

「もう少しやで!!しっかり気張らんかい!!」

なんだか私の心が読まれてるような…。
よし…!ゴールは目の前だ!終わったら…
梨華ちゃん!待っててね!
最後の力を振り絞り、私は御輿を担ぐ………
270 名前:作戦?開始…? 投稿日:2001年09月04日(火)05時34分45秒

「はい!お疲れ―。」

終点の神社の境内に、近所の叔父さんがいて
冷たく冷えたポカリを渡された。
あちこちでカシゥっとフタを開ける音がなってる。
グビっと私は乾ききった喉に一気にそれを流し込んだ。
スーっと体から汗が引いて行く。

「お疲れやったな。」

隣に加護がヘタっと座りこんだ。
私は『お疲れ』と返し、なぜか視線を
そらしてしまった。


271 名前:作戦?開始…? 投稿日:2001年09月04日(火)05時54分48秒

―石川・辻視点―

「たたたたたいへんなのれすすすすす〜!!」

私は、ハっとし、声のする方を見ました。
すると…ののちゃんが、ハァハァと息を切らし
駆け寄ってきたのです。
フーっと息を整えたののちゃんは

「よしざわさんが…えぐ。あたまからちが…えぐ。ぶしゅーって
ふきだして…えぐえぐ。りかちゃんごめんね…あいたいよぉ〜って…
もーしんでしまうのれす〜わ〜ん!!」
(のののえんぎはせかいいちなのれすよ。)

「…ええ!」

そう言えばひとみちゃん…額を切って
縫ったばかりでした。死んじゃうって…
出血大量…?
私は全身から血の気が引いて行くのがわかりました。
272 名前:作戦?開始…? 投稿日:2001年09月04日(火)05時59分08秒

「…ひ、ひとみちゃんは今どこに居るの…?」
(…私がしっかりしなきゃね…。)

「ここのちかくのじんじゃなのれす〜えぐ。」
(あいぼん、のののやくめははたしたのれす。)

「大丈夫だよ?ののちゃん。一緒に行こうね?」

りかちゃん…かおいろがやばいのれす…やりすぎたのれす…。
なんかふらふらしてる…なんだかのののこころが、さっきから
ずきずきするのれす…。

私は不安そうなののちゃんの手を引き…
ひとみちゃんが居る神社に走って向かいました。
273 名前:作戦?開始…? 投稿日:2001年09月04日(火)06時10分45秒

   ―吉澤・加護視点―

「…なんや、目ぇなんかそらして…。じぶん、負い目感じてるんか?」

…まったくその通りだった。
右手に持っていたポカリの缶を私は
握りつぶした。

「…いったいどうしたらいいんだろ…」

加護はキっと私を睨みつけた。

「あほー!!そんなん自分で考えんかい!どこまで甘えるつもりなん?」

…木々がざわめく。まるで加護が起こした風みたいだった。
今…この場所に私と加護しか居ない。みんなは
あの後、食事会に行ってしまった。

「…うち、梨華ちゃんのこと。好きになってしまってん。
 なァ…ウチに梨華ちゃんくれへん?」

何とも言えない気持ちに私はかられていた。
…言葉が喉の奥で詰まっていて。
なかなか出てこないでいた。

「…何も言えへんねんなぁ…ほな、梨華ちゃん探してこよ。」

吉澤さん…何とか言ってよ!会った時の吉澤さんやなんかない!
ただの弱虫やんか!…ホンマに、ホンマに梨華ちゃん、
もらうで。
274 名前:作戦?開始…? 投稿日:2001年09月04日(火)06時36分30秒

「…梨華ちゃんは渡さないよ。いくら加護が好きつっても
 梨華ちゃんはわたさない!!」

吉澤さんはスっと立ちあがり…
私を見下ろす。
さっきまでのへタレの顔とは違い…
なんや自信に満ち溢れた…ウチが見惚れていた
顔だった。

「なんや…よう、聞こえへんねん。」

「梨華ちゃんのこと…私は大好きなんだ!絶対、渡さないよ!!」

神社に響き渡る声。一瞬の静寂。
ちぇ…。吉澤さん…ちゃんと言えるんやないか。

「梨華ちゃん、聞いとったか?のの達も出てきてええで。」

がさがさと、奥の木の方から…ののと梨華ちゃん、
そして私のファンの子達が出てきた。
…なんだ?なにがおきたんだ?
私は軽いパニックに陥った。

「…ひとみちゃん…。」
「ひとみさん…。」
「うう…ちゃんといるならいるって…何で言ってくれないんですか…。」

みんなが私を取り囲んだ。
私は…もう、迷わない。
梨華ちゃんの手を取り…
275 名前:作戦?開始…? 投稿日:2001年09月04日(火)06時40分29秒

<名無し男さん。次回で、明らかになりますので…。
  少々お待ちください(w
  レスありがとです♪

<Rさん。何だか知らないのですが…ネタが思いついて
 くるうちにガァ〜っと書いてしまおうと…。
 Rさんもレスありがとです♪

更新しました。本当にレスがあるとうれすぃ〜です!!
今日中にもう一度、更新致します。
276 名前:名無し男 投稿日:2001年09月04日(火)09時03分47秒
ヤター!ヤタヨ!!←先走りすぎ。
277 名前:R 投稿日:2001年09月04日(火)09時16分00秒
よっすぃ〜カッケー!!
ののの芝居も可愛かった。よかったよかった。
278 名前:コスモ 投稿日:2001年09月04日(火)16時28分17秒
作者様はじめまして。
最初から全部読ませていただきました。
初小説とは思えないほど素晴らしい作品ですね。
これからも頑張って下さい。
俺もよっすぃ〜に惚れちゃいました。(爆)
279 名前:高校生 投稿日:2001年09月04日(火)17時39分23秒
 やっぱいいですね。
僕は事情があって2週間くらい家にいないのですが
帰ってきたときが楽しみです。

 これからも頑張ってください。
280 名前:作戦?開始…? 投稿日:2001年09月04日(火)20時14分28秒

   ―石川視点―

まるで…狐につままれた様な気分です。
私は…ののちゃんから、ひとみちゃんが大量出血で倒れた
と聞き、精一杯ここまで走ってきたハズなのですが…?

しっかり自分の足で立って。
しかも…私の事、渡さないって…
いったい何が何だかわかりませんでした。

   ―……   (…あ!)

私は隣に居たののちゃんの顔を覗きこみました。
ののちゃん…両手を合わせ、『ごめんなのれす…。』と…小さな声で
呟いたのでした。
いくら鈍い私でも…
さすがに感づきます。

「梨華ちゃん、聞いとったか?のの達も出てきてええで?」

「…いくのれす。りかちゃん」

私の手を引くののちゃんの小さな手が…なんだか
大きく感じた気がしました。
281 名前:作戦?開始…? 投稿日:2001年09月04日(火)20時20分47秒

(あれ…?)

私とののちゃんの他に、ひとみちゃんのファンの子達も
ゾロゾロと木々のかげから出てきました。

「梨華ちゃん…。」

ひとみちゃんは私の側へ駆け寄ってきました。
…私は何だか、ひとみちゃんと顔を合わせるのに
少し戸惑ってしまいました。
そんな私にかまわず、ひとみちゃんがスっと
手を繋いできます。
少し汗ばんだひとみちゃんの大きな手…。
ギュっと力がこもられました。
282 名前:加護にて…一件落着? 投稿日:2001年09月04日(火)20時37分46秒

  ―吉澤・石川視点―

私はひとみちゃんの顔を見上げました。
迷いのない…キリっとした顔で周りの子達を見ていました。
私の視線に気付いたらしく、チラっと私の顔を見て…
ニッコリ笑ったと思ったら…

フっと視界が暗くなり…
柔らかい唇の感触が…

「…みんな、ごめん。気持ちは嬉しいけど
 …私はこの人が。石川梨華が大好きなんだ…。」

…と、とうとう言ったぞ。なんだか私の心はドキドキしていた。
いや。ドキドキって言うか…
とにかく言葉では言い表せない気持ちでいっぱいだ。
私のファンの子達は…ただただボーゼンとしていた。

(どうだ!加護!)

私は勝ち誇ったかのように、加護とののに視線を移した。
二人とも…口を開けたままポカンとして
私を見ている。その姿がなんとも可笑しくて
私はクスっと笑った。
283 名前:加護にて…一件落着? 投稿日:2001年09月04日(火)20時45分59秒

今度は視線を空に移す。
青い空―。
雲一つない…青い空―。
タイミングよく、サーっと風が吹く。
そして…私は目を静かに瞑った。
木々の匂い…。鳥の声…。

(…ああ。)

…私だけの空間。

―それはほんの一瞬だけ感じた…幸せだった―
284 名前:加護にて…一件落着? 投稿日:2001年09月04日(火)20時54分49秒

  ―加護視点―

いったい…いったい何が起きたん?
吉澤さん…梨華ちゃんに…チューしおったん…?
ウチは…何だか、前におかんが観ていたTVドラマを
思い出した。キャーキャー騒いどったなぁ。おかん。
実際、生とテレビは違うもんなんやなぁ…。

(…ハ!やられたわ…。  …あ!のの…)

我に返り、隣にいたののを見たら…
案の定、固まっていたんや。
のののホッペをぺちぺち叩く。
ハっとした顔をし、最初に出てきた言葉が…

「…かっこいいのれす…。よしざわさん、かっこいいのれす〜☆」

…ウチも正直、吉澤さんがカッコええ!…って思ってしまってん。
なんや胸がチクチク痛むんは…気のせいやろか…。
その時、吉澤さんと目があった。
285 名前:作者 投稿日:2001年09月04日(火)21時16分10秒

<名無し男さん。レス見た瞬間…
 私、またまた爆笑してしまいました。
 ちょっぴり悔しい今日この頃…です(?)。
 (O^〜^O)<…噴出しちゃったYO〜!!

<Rさん。ちょっと、ののちゃんの視点は読みづらかった
 と思うのですが…。いかがなもんでしょ?
 (^▽^)<騙されちゃったよ〜…。
 (´v`)<のののえんぎはうちゅういちなのれすよ!

<コスモさん。わ、私ごときに『様』なんて…!
 もったいないっす。お褒めのお言葉うれすぃです♪
 どうぞ最後までお付き合いくださいね!
 #^▽^)<照れるなぁ〜♪

<高校生さん。こんなへタレな小説を少しでも楽しみ
 にしていただいてるなんて…。どんな事情か分かりませんが、
 お互い頑張りましょうね!
 (^▽^)V<頑張るよ♪
(O^〜^O)<高校生さんもファイトだボヨヨ〜ン♪

更新しました。みなさん!レスありがとです(^▽^)♪
なんだか長くなってきてしまいましたが…
マイペ〜ス主義(?)なんで…。
すみませんです…(TOT)
286 名前:名無し男 投稿日:2001年09月05日(水)01時17分43秒
題 応援(回転式)

オメデトーゴザーマース!!
ヽ(  )丿ヽ(´ )丿ヽ(´ヘ)丿ヽ(´へ`)丿
イツモヨリヨケーニ廻ッテオリマース!!
ヽ(  )丿ヽ(;´ )丿ヽ(;´д)丿ヽ(;´д`)丿
ソレデハあんこーるニオ答エシテ・・・
ヽ(  )丿ヽ(;;´ )丿ヽ(;;´д)丿
うぷっ
ヽ(;゜、゜)丿
オメデトーゴザイマース
 (;゜∀。)<ゲポー
   川 ダー

要するにやりすぎはよくないって事。マターリ、マターリ。
287 名前:加護にて…一件落着? 投稿日:2001年09月05日(水)04時42分01秒

「ま、まぁ、何はともわれ、良かったな!梨華ちゃん。」

ウチは視線を梨華ちゃんに移した。
…さっきの吉澤さんみたいやん…。
きっと吉澤さん、ウチに仕返しの『お言葉』でも
言ってくんやろな…。まぁええわ。

「…加護、いろいろありがとうな。」

え?思いも寄らない言葉やった。
ウチは…ナンカ…めっちゃ恥ずかしい!
ホンマにホンマに…照れるっちゅーねん!
な、何か言わんと…!
その時…いつもおとんが観ている
『遠山の金さん』
がウチの頭をよぎった。

「か、加護にて…一件落着ぅ〜。」

さ、寒い!!なんや言うてくれ…。
みんなやっとウチのこの寒いギャグ(?)で我に
返ったらしい(?)…。
吉澤さんまで…ポカンとしおってからに…。
288 名前:加護にて…一件落着? 投稿日:2001年09月05日(水)04時50分57秒

「…ぷ。何だよ!それ!ハハハ!」

「金さんで言うやろ?これにて…一件落着って。で、梨華ちゃんと
 仲直り出来たんはウチのおかげやし…!これやなくて、
 加護にしたん。どや?」

「ののもがんばったのれす〜!!」

アハハ…と笑った。みんな笑っとる。
良かったわぁ…。梨華ちゃんも、吉澤さんに
寄り添いながら、しっかりと手を握っていた。
取り巻き供は…

「ひとみ先輩!私…前よりファンになってしまいました。」
「…彼女がいてもいいです!」
「私も…。」
「ひとみ…アンタどうすんのよ?この子達…。」

など…好き勝手言って帰っていった。 
神社に残ったんは、ウチ4人だけとなった。
289 名前:祭りの後に…。 投稿日:2001年09月05日(水)05時02分29秒

「…さ!のの。祭りも終わったし、帰るか!」
「そうなのれすぅ〜。」

「ののちゃん…あいぼん…ありがとう。」

う〜んと背伸びしてる二人を…
梨華ちゃんは軽く抱きしめた。
キョトンとしてる二人―。
私は…なんだか泣きそうになったんだ。
何か知らないけど…胸が熱くなっていた。

「…良かった。良かったわ…。」
「…わ〜ん!よかったのれす〜!」

さっきまでニコニコしていたと思ってたら…
梨華ちゃんに抱かれてわんわん泣き出した。
まるで、しびれを切らした様にワンワンワン―。
私も側に行き…二人を抱きしめた。

  (…ありがと。)
290 名前:祭りの後に…。 投稿日:2001年09月05日(水)05時11分09秒

―どれくらい立ったのだろう?
二人も、やっと落ち着きを取り戻したみたいだった。
辺りはまだ明るいが、虫の声が鳴り出し…夕方を表していた。
ののと加護は帰ると言い出したが…
私と梨華ちゃんがご飯をおごるって言ったら
『どこまでも行きます!』って…。
そして四人で行動する事にした。
私は素直に嬉しいと思った。
きっと梨華ちゃんも同じ気持ちなハズだ…。
ハズじゃなく同じなんだ…。
291 名前:作者 投稿日:2001年09月05日(水)05時17分30秒

<名無し男さん。おはです〜♪そうですね♪
 マターリ頑張っていきますです!
 
 (^▽^)V<石川、顔文字に感動です♪

 更新しました。次回は、パソコンの調子が悪く
  なければまた、今日中にでも。朝からエラーでて
 ちょっと鬱です…。
 
292 名前: 投稿日:2001年09月05日(水)14時58分20秒
いや〜良かった良かった♪
ちびっこ2人には感謝ですな(w

( ´D`)<ごはんいっぱいたべてもいいれすか?
(;0^〜^0)<うちらが学生ってことを忘れないでね(ヒヤアセ

( ^▽^)<作者さん頑張って下さい!更新待ってます♪
293 名前:名無し男 投稿日:2001年09月05日(水)19時14分42秒
ウン!ヨカタヨ!!ワタチふらんす人アルカラトテモ感動シタアルヨ。
4人デ飯食イニ行ッテモ辻ガ飯ヲイパーイ食ヴェルカラ6人分ノヲ勘定支払ウ羽目ニナルアルヨ。
ここからは私事。
今日ハ1日中下痢デ学校カラ帰テキテモ便所ト部屋ヲイタリキターリダタヨ。
アイヤー!
14日前ノ牛乳デ腹壊シタアル。
ヤッパワタチでりけーと。ふらんす人ニ間違イナイアル!!再確認シタアル。

要約:賞味期限切れの牛乳はせめて5日以内のものを。

では、頑張って。
最近俺の頭dj
294 名前:名無し女。 投稿日:2001年09月08日(土)19時26分10秒

「ごっつぁん♪吉澤さん&梨華ちゃん♪」
「ごちなのれす♪」

…うかつだった。ご飯、おごるなんて言わなきゃ良かった…。
私は横に居る梨華ちゃんの顔をチラっと見る…。
財布とにらめっこしている梨華ちゃん。
私の視線に気付いたのか、ふと目が合う。

「…あんなに食べるなんて思ってもいなかったね…。ひとみちゃん。」

「…そうだね…。」

私の財布の中には残金、1580円しか入っていない。
お母さんから今朝もらった10000円が…(泣)。
見事な食べっぷりだった…。『素晴らっすぃ〜』の一言だ。
私達は、近くのファミレスに行ったんだ。

―『好きなの食べていいぞぉ!』―

…って言ったのが運のつき。凄い早さで注文し…
運ばれてきた料理を一瞬のうちに平らげたのだった。
私と梨華ちゃんはと言うと…
レモンティーと、コーラしか口にしていない。
…でもいっか。おごるって言ったのは私達だし。
こうやって梨華ちゃんが笑って私の側にいてくれるし。
結果オーライっす!
295 名前:作者 投稿日:2001年09月08日(土)19時38分41秒

「さて…。これからどーする?」

私は満足気な辻・加護コンビと、梨華ちゃんに目をやった。

「花火大会があるやろ?」
「あるのれす。」

「うん。」

「まぁ、ウチ等…そこまで邪魔はせん。ここでお別れしよか。」
「れす。」

正直…私は複雑だった。梨華ちゃんと二人で花火観たいけど、
せっかく仲良くなったのにここでサヨナラするのは寂しい。

「…どないしたん?吉澤さん?」

言葉に詰まる。すると梨華ちゃん。

「ねぇ。一緒に観ようよ。せっかく、お友達になったんだし。」

梨華ちゃん。さすがだね!私もうんうん頷いた。
ののと、加護が互いに顔を見合わせ、

「ええんか?ウチ等も一緒で…?」

「「うん!」」

ぱぁ!っとチビッコ二人の顔が明るくなった。
なんだか可愛いなァ。

「ウチ等、邪魔やろなって思ってん。良かった!なぁ、のの!」
「れす♪」

こうして私達はともに行動することにした。

(…どうせ梨華ちゃんとは家でまったり出来るしね!)
296 名前:作者 投稿日:2001年09月09日(日)05時29分30秒

(OT〜TO)<玲さん。パソコンの調子が…。
     (しくしく)昨日、エラーで12回も
     消えてしまったYO!!
(;^▽^)<よ、よっすぃ〜…。

(´v`)<名無し男さん。牛乳はまずいのれす…。
    ののもいつも飛んでるのれす。てへてへ。
297 名前: 投稿日:2001年09月09日(日)13時47分52秒
作者さんもパソコンの調子悪いんですか…
自分もです(w
ってゆーかチビッコ食べすぎ!(w

( ^▽^)<よっすぃ〜一緒に頑張ろ!
298 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月09日(日)17時34分18秒
ファイト!
299 名前:名無し女。 投稿日:2001年09月10日(月)19時36分54秒

心も満たされ、お腹もいっぱいになった事だし、
(私と梨華ちゃんはハラペコなんだけど…)
私達は花火の会場となる川原へ足を運んだ。
そこはすでに人ごみでいっぱいだった。

「すっごい人やなぁ…。」
「そうだね…。」

ふふん♪そんなの百も承知だよ。二人とも。
ワザとここへ来たんだから…。(ニヤリ)
そろそろ地元っコ・ひとみのイイとこ見せてやりますか…。

「…もっといいところがあるのれす。」

「ホントか?のの?」「ののちゃん、本当?」

「れす!ついてくるのれす!」

うお〜!吉澤ひとみ大不覚!!こいつも地元だったぁ!
いいとこって、まさか私と一緒の所知ってんのかな…(汗)。

「なんや!よっさん。地元なのに詳しくないねんなぁ。」

よっさんって…!っつーか今、言おうとしたんだよ!
私は口を金魚のようにパクパクしていた(らしい…by梨華ちゃん)。

気のせいだろうか…?ののが一瞬、私の方を見て勝ち誇った顔をしたのは…。
300 名前:作者 投稿日:2001年09月10日(月)19時50分22秒

「「すご〜い!!」」

(やっぱり…。)

神社の奥の小道を抜け、私達は小高い丘に来た。
ここの場所から見える花火は最高なんだ。
フーっと夜風が火照った頬を撫でる。
辺りからは虫の声。ここが埼玉だと言うコト、
信じられなくなるぐらいだ。
4人、一列に並び花火が始まるのを待つ―。

  『ドーン!』

花火の音が、空いっぱいに響く。…そして悲しくも私の腹にも響く。

「「キレイ!!」」れす!」

(…ああ、ヤキソバ食いたい…。)

私はなぜか、ボンヤリと夜店で売っていたヤキソバを思っていた。

「ひとみちゃん、キレイだね…。…ひとみちゃん、ひとみちゃんってば!」

「あ!はい。何?梨華ちゃん?」

ヤバイ!私の心が夜店のヤキソバ屋まで一人歩きしていた時のコトだった。
梨華ちゃんの問いかけに全然気付いていなかった私。
…見る見る内にプーっと頬を膨らませる梨華ちゃん…。

301 名前:作者 投稿日:2001年09月10日(月)19時57分31秒

「…よっさん、今、花火よりも梨華ちゃんに見惚れてたで。」

「…や、やだ。ひとみちゃんたら…。もう…。」

い、痛い!痛いってば梨華ちゃん…。
梨華ちゃんって分かりやすい性格だ。素直って言うのかな?
良かった。機嫌が直って…。…ってか、
ナイス!ナイスだよ!加護♪く〜…お前もイイコに育ったモンだ。
ニコニコした顔で私は加護の方を向き、口パクで

   『アリガト』

と、言ったら…加護は、

 『タカイデ♪』

…前回、撤回…。いいこじゃねーよ…。しかもその手は
何だよ?金?金か…。ん?金じゃない…ってまた
おごんのかい!…はいはい。分かりました。分かりましたよ。
私は加護の方を見て、無け無しの1000円を加護にこっそり渡した。
302 名前:作者 投稿日:2001年09月10日(月)20時04分14秒

「のの、夜店行かへんか?」
「いくのれす。」

私から1000円貰って、さっそく食料調達ですか?加護師匠。
二人はイソイソと道を駆け出していった。
…寂しい。私ってばこんな寂しいヤツだっけ?
梨華ちゃんに慰めてもらおう。って梨華ちゃん?
私は隣に座っていた梨華ちゃんに顔を向けた…。
お腹を支えてる梨華ちゃん…。
まさか…体調が悪いのかな…。

「どうしたの?梨華ちゃん…!お腹痛いの!?」

ううんと首を横に振る。…消え去りそうな声で…

「…お腹が減ったの…」

同感です!梨華ちゃん!
303 名前:作者 投稿日:2001年09月10日(月)20時14分00秒

「ひとみちゃんは…?」

「私なんか、さっきからだよ。朝、ベーグルしか食べてないもん。」

無言のまま、コテンっと私の肩に顔を預け、花火を見る梨華ちゃん。
これ以上、腹が減ったって言えばもっともっと腹の虫は騒ぎ出すだろう。
帰ってご飯を食べればいいことなんだけど、私も梨華ちゃんも
花火は最後まで見たかった。
でも…梨華ちゃんのその表情(ただ単に腹が減っているだけなのだが…)
がやけに…私をドキっとさせる。
本当に今は見惚れていた。私の手は知らず知らずのうちに
梨華ちゃんの肩に回されていた。それに気付いたのか…梨華ちゃん。
そのままの表情で私の顔を見上げるモンだから…たまったモンじゃない!!
なんだか無償にキスしたくなった。

「…梨華ちゃん。」

梨華ちゃんもその気だった。すーっと瞳を閉じる…。
304 名前:作者 投稿日:2001年09月10日(月)20時24分12秒

―辻・加護視点―

「あいぼん、なにかいにいくのれすか?」

てくてくとウチの後ろからののが付いて来る。

「…あの二人に何か食い物与えんと可愛そうやろ?」
「…やさしいのれすね。」

「ち、ちゃうねん!グーグー腹の虫が鳴ってんの聞こえへんかった?」
「…きこえなかったのれす。」

「…ホンマやねん。」

ホンマや、のの。ウチ等がたくさん食ってしまったもんやから
よっさん達は腹が減ってんねや。腹の虫が五月蝿いっちゅーねん。

「…なんで、よっさんになったんれすか?」
「なんでやろ?」
「…ののは、そんなあいぼんのことがすきなのれす。」

「…ウチもやねん。」
「…きこえないのれす。」
「な、なんでもないわ。はよ買いにいくで。」

勇気ないねん…ウチ。ののがハッキリ言ってくれた言葉に
しっかり答え、返せなかった。
神様…ウチ今日は結構いいコトしたと思う。
だから…ウチにもご褒美、ください…。
305 名前:作者 投稿日:2001年09月10日(月)20時37分48秒

―吉澤視点―

ジンワリと手に汗が滲みでる。私の胸は高まっていた。
今日の梨華ちゃんは…得にキレイだ。
なぜだろう?薄い形の唇には、グロスが塗ってあるから…?
暗闇の中でそれが異様に光る…。
ゴクリと唾を飲む。…なぜか一気に行けない…。
なぜ…?

  ―あ。

私の唇に柔らかい感触が。
ただ触れただけなのだが、私の頭が真っ白になる。
さらに高まる鼓動―。
一気に全身の血が上昇していく―。
ゆっくりと形を楽しむ―。
フっと梨華ちゃんが唇を離す―。

「…ひとみちゃんが、なかなかしてくれないから私がしちゃったよ…。」

ドーンっと花火が鳴った!私はその音にビックリしてしまった。
さっきまでの緊張の糸がプツっと切れた。
力が抜け、梨華ちゃんの肩に顔を乗せたまま…意識が薄れて行くのであった…。
306 名前:作者 投稿日:2001年09月10日(月)20時42分19秒

ひさぶりの更新です♪今晩はパソコンの調子がいいでっす!

<玲さんのパソコンも不調ですか…。
 なぜでしょうかね…。私、買ったばかりなんですよ…。

(O^〜^O)<梨華ちゃん♪ありがと。もー大丈夫だよ!

(#^▽^)<298さん。ありがとうです♪
     頑張りますよ〜!キャ!
307 名前:名無しさん 投稿日:2001年09月10日(月)21時54分33秒
この作品が更新されているとその日一日私の機嫌が頗る良い。
ツレが驚くほどに!
308 名前:名無し男 投稿日:2001年09月11日(火)00時46分29秒
吉澤、燃料切れ。
309 名前:作者 投稿日:2001年09月11日(火)05時35分11秒

  …ちゃん。
…とみちゃん。
ひとみちゃん。―

「フぁあ!」

ユサユサと私の肩を揺する梨華ちゃん。
まだ…さっきのキスの余韻で、頭が何だか引っ張られる
感じがしてる。…はぁ。梨華ちゃん…

「ひとみちゃん!トロンとしてる場合じゃないよ!」

え?なんで…?ってか梨華ちゃんその手に持ってるのって…
ヤキソバ?ヤッター!…でもいつの間に…?

「さっき、ののちゃんだけが来てね…これ置いて行ったの…。
 それと…ののちゃんがね?」
 
 『ののたちは、ちがうようじをおもいだしたのれす。
 このてがみは、あいぼんがよしざわさんにわたしてほしいらしいのれす。
 …ののも、ないようはしらんのれす。では、またあうのれす。』
 
って…。私は梨華ちゃんが密かにマネしてたのに気付かない
振りをして、加護からの手紙を読んだ。
310 名前:作者 投稿日:2001年09月11日(火)05時43分13秒

『吉澤さんへ
 今日は、ホンマに色々あったな。けど…ウチ、めっちゃ
 楽しかった!ありがと。こっちでイッパイ友達が出来て
 嬉しいねん。ウチは素直やないから、面と向かってこんなこと
 言えへん。…けどウチもよっさんも、も少し素直になろ?
 では、また遊んでくれなぁ。
 加護でした☆』

その後には、ののと加護の自宅の連絡先がキッチリと書かれていた。
ご丁寧に、ガムまで買ってきてくれたのか。…ん?ガムに巻かれて
また手紙が…。…青海苔つけてキスすっと嫌われるで!だと…。

「ひとみちゃん…どうしたの?」
「…へ?」

スっと梨華ちゃんの細い滑らかな指が
私の頬を伝う涙を拭ってくれていた。
私は自分が泣いていたのに気付いていなかったんだ。

311 名前:作者 投稿日:2001年09月11日(火)05時55分06秒

 ―辻・加護視点―

「あいぼん、どーしてさっきはりかちゃんたちの
 ところにいかなかったのれすか?」

ウチとののは、さっきの丘から少し離れた所にいた。
二人で体育座りをしながら、夜空に舞う花火を
観ていたんや。

「ええやろ?別に…。」

思っていた事と裏腹に…ウチの口からは
ちょっとキツイ言葉しか出ぇへんかった。

(…そんなつもりやないんやけど…。)

「…ごめんなのれす。」

やってしもた!って思いながら
隣の、ののを見た。まるで、おかんに怒られたみたいな
顔しとる。シュンとして下を向いてしまった…。

―ドーン!―

ウチ、今ビックリしてしまってん。花火の音に!
ふと…夜空を見上げた。チラチラとさっきの花火が舞っている。
そして…真っ暗な空に戻った時…

  ―流れ星―  三☆

願い事、しとるヒマなんかなかった。…けど。
お星サマ。ウチに勇気を―。

ください!!―
312 名前:作者 投稿日:2001年09月11日(火)06時03分53秒

ギュっと拳を握り締め
ののを立たせた。ちょっと強引だったかも
しれへん。キョトンとした顔でウチを見とる。

「のの、ウチなぁ…今まで素直やなかったやろ?」
「…きゅうにどーしたのれす?あいぼん。」
「…答えてんか?のの。」
「…すこしなのれす。でもののはすきれす。あいぼんのこと。」

キュウ〜ンって胸が苦しくなる。
なんでや?なんで、ののは…そー、素直やねん?
フと、よっさんの顔…思い出してた。

(昼間はっきり言いよったもんな。よっしゃ!!)

「ののの事、ウチも大すっきやねんで。これからも仲よぉしてや!」

言ったで!言えた!…ウチはっきり言えた!
―何か言ってぇなぁ?のの。顔を覗きこむ…。
…ののは無言だった。

「…。ぅわぁ〜ん。えぐえぐ…。」
「な、な!なんやねん!どないしてん?のの?」

「…うれすぃのれすぅ…。」
313 名前:作者 投稿日:2001年09月11日(火)06時11分21秒

(^▽^)<名無しさん。そんな事言ってくれるなんて…。
    私達も感動です〜♪
(O^〜^O)<じゃぁ、今日は機嫌がいいのかな?

(#´v`)<ななしおとこさん。よしざわさんは
     これからやきそばたべて、げんきもりもりなのれすよ。

更新です。あと二回程(?)の更新で終わりに
なります。…気づいたら300突破してますしね…。
314 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月11日(火)09時33分14秒
あいぼん、頑張った!
あと2回で終わってしまうんですか。 なんか小説同様切ないです。
作者様これからも頑張って下さい。
315 名前: 投稿日:2001年09月11日(火)17時38分07秒
ののとあいぼん可愛いな〜(w
自分もPC買い換えたばっかりなんですよ…(涙)
後2回で終わりですか…
寂しくなります(泣)
でも今回の話は無理矢理頼んじゃったみたいな感じですいません(遅)
最後まで見届けさせてもらいます!!!!

(0^~^0)<梨華ちゃん最後までがんばろ!
( ^▽^)<うん!!よっすぃ〜と一緒なら♪
316 名前: 投稿日:2001年09月11日(火)17時39分06秒
よしこがおかしい(汗)
スレ汚しすいません
317 名前:名無し男 投稿日:2001年09月11日(火)19時04分52秒
泳いだら原減った。
あと2回で終わり?
(TへT)<カナチイアルヨー
318 名前:作者 投稿日:2001年09月12日(水)21時06分00秒

「のの…。」

「…あいぼん、ありがどぉなのれすぅ…えぐぐ。」

…なんや知らんけど、目頭が熱ぅなってきた…。
ウチ…泣いてる?ポロポロ涙が溢れてきた…。
こんなカッコ悪いトコ…見せたくないねん!

…けど、止まらへんねん。涙…。

「ううぅ…のの、ののぉ〜!うわぁ〜ん」
「うぐうぐ…あいぼぉ〜ん」

ひしっとののに抱きついた。ののもウチに抱きつく。
ギュって服を掴む手が、かすかに震えていた。
二人でワンワン泣いた。

―ウチ、素直になれた。―

神サマ、ご褒美ありがとな…。
今日は何だか…めっちゃイイ日だったなぁ…。
319 名前:作者 投稿日:2001年09月12日(水)21時20分11秒

―吉澤視点―

…いつの間に花火は終わっていたのだろうか…?
さっきまでの爆音が静まり、元通りの暗い夜空に戻っていた。

もう一度、手紙を見る。子供っぽい字。…子供だもんな。
―加護…くそ生意気なヤツだと思った。
―小さいクセに妙に大人っぽくて…。
―がめつくて…。
…でも、何だか憎めないヤツで…。
―子犬みたいな目で人を見て…。

「…ひとみちゃん?」

私は嬉しかった。心の底から嬉しいと思った。
梨華ちゃんの仲を取り持ってくれたからだとか…。
ヤキソバくれたからだとか…。
そんなんじゃなくて…。

加護とののに出会えた事…。
今日一日で、素敵な友達に出会えた事…。

今日のこの日を忘れない。

私は涙を拭いた。

「梨華ちゃん。行こう!」
「え…?うん!」

ニッコリ笑う梨華ちゃん。
私は梨華ちゃんの手を引き、家に戻った。
320 名前:作者 投稿日:2001年09月12日(水)21時29分20秒

<名無し読者さん。次回で最終です…。
 (´v`)<あいぼん、よくできたのれす。
      ののはうれすぃのれすよ。てへてへ。

<玲さん。そんな!ムリムリなんて言わないでください!
  私も結構、楽しんでますから♪
 (^▽^)<ドンマイ♪よっすぃ〜!
     ポジティブよ!

<名無し男さん。悲しいなんて…。そんな風に思って
 頂けて光栄です♪
 (O^〜^O)<ヤキソバ食べる?強気に青海苔
      つけYOゼィ♪

 更新です。明日で最終話となります。
 
321 名前:名無し男 投稿日:2001年09月12日(水)23時54分37秒
この話より前にアメリカが終わってしまったわけだが・・・
笑い事じゃねえよ
最後の更新期待してまっせ
322 名前:作者 投稿日:2001年09月13日(木)16時28分57秒

―石川視点―

ひとみちゃんは私の手をしっかりと握り、
お家に連れてきてくれました。
順番にお風呂に入って、お部屋でくつろぎます。
久しぶり(…といっても、5日ぶりなんですけど…)に
来たひとみちゃんの部屋は…
キレイに掃除されていて。…私のお部屋とは大違いですぅ…。

「梨華ちゃん、そんなにかしこまらなくてもいいんだよ?」

クスっと笑うひとみちゃんから手渡されたモノは…
冷たく冷えたビールでした。
慣れた手つきでプシュっとフタを開けるひとみちゃん。
一気にそれを飲み干します…。

「カー!!ウマイ!うまいねぇ!梨華ちゃん!」

…何だか午後からのひとみちゃん…ご機嫌がいいみたいです。
あいぼんからもらった手紙…どんな内容だったか気になりますが…。
私もひとみちゃんに習って、ビールのフタを開け、クっと一口飲みます。

(…にが…。何でこんなのが美味しいんだろ…。)

「美味しいでしょ?梨華ちゃん?」

…ひとみちゃんの意地悪…。私が飲めない事、知ってるハズなのに…。
323 名前:作者 投稿日:2001年09月13日(木)17時44分27秒

「…美味しいよ。ひとみちゃん」

「ハハハ!眉間にしわ寄せてウマイ訳ないじゃん!」

パンパンと自分の膝を叩いて笑ってます…。
…どっかの親父さんみたいだよぅ。
う〜ん、悔しいなぁ…。けど。
こうしてひとみちゃんと笑っているだけで嬉しいよ?
私も負けずにビールを一気に飲み干しました。
…ダメだぁ…やっぱり。
ひとみちゃん、少しビックリしていたけど…

「…梨華ちゃんにはビールは合わないよ。」

そー言ってレモンティーを渡されました。
しっかり私の好きなジュースを持ってきていたのでした。
こんな些細な優しさと気配り…
私にとって凄く凄く幸せなんです。

「…ひとみちゃん?」
「なぁに?梨華ちゃん?改まっちゃって…」

―…大好き。ひとみちゃん、大好きだよ!―

―…私も梨華ちゃんのコト、大好き!―

もぉ、離れてたって大丈夫。
それから、私とひとみちゃんはヒシっとだきあったまま
眠ったのでした…。

   ―END―
324 名前:作者 投稿日:2001年09月13日(木)17時47分29秒

更新です。最後はあっけない終わり方でしたが…。
レス頂いたみなさん、読んでくれていたみなさん。
心から、ありがとうございました。少し、休んでから
新作でみ書いてみようかと思っています。

<名無し男さん。アメリカのテロ事件は酷いの一言でしたね…。
 ニュース見てビックリしてしまいました…。
325 名前:名無し男 投稿日:2001年09月13日(木)18時25分59秒
お疲れ様!!
他の板の奴&新作勝手に期待してます。
326 名前: 投稿日:2001年09月14日(金)09時53分57秒
作者さん大変お疲れ様でした!!
最後全然あっけなくないですよ。
返ってあっさりしてて自分はよかったです!
やっぱり「いしよし」はいいですね。
いつもレスするたびにこんなやつでも返してくれて嬉しかったです。

最後に…
大変お疲れ様でした。
新作期待してます!!!

それでは
(#´▽`)´〜`0 )
327 名前:R 投稿日:2001年09月14日(金)21時54分00秒
めちゃくちゃ面白かったです。

328 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月16日(日)10時39分34秒
お疲れ様でした。 全体的に切ない雰囲気で面白かったです。
最後にふと「忘れられない日々…」を思い出す数年後の2人を見てみたかった気もします。
次回作も期待しています、ありがとうございました。
329 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月16日(日)17時00分26秒

<名無し男さん。毎回レスありがとうございます。
 また新作書いたら読んでくださいね♪
 (O^〜^O)<期待にそえる様、頑張るYO〜!

<玲さん。いつもレスありがとうございました♪
 レスがあると、ああ、こうやって進めてみようかなって
 思えて有難いです。
 (#^▽^)<いしよし私も大好き〜♪

<Rさん。め、めちゃくちゃ面白かったなんて…!
 嬉しい&恥ずかしいです…。
 最後まで読んでくださってありがとうございます!!

<名無し読者さん。レスありがとうございます。
 貴方のレスを読んで、なるほどって思いました。
 ホント、感想って有難いって感じました。
 次回作、また読んでくださいね♪

 みなさん!本当にありがとうございます♪
 最後まで書けたのは、みなさんのレスがあったからです。
 次回作は…ここで書き始めました。またヨロシクです…。
 本当にありがとうがざいました!!
 
330 名前:パク@紹介人 投稿日:2001年09月26日(水)14時57分09秒
こちらの小説を「小説紹介スレ@青板」に紹介します。
http://mseek.obi.ne.jp/cgi/hilight.cgi?dir=blue&thp=1001477095&ls=25

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