インデックス / 過去ログ倉庫 / 掲示板
好きだから
- 1 名前:あえて伏せておきます 投稿日:2001年07月13日(金)23時21分59秒
- 「梨華ちゃん・・・あたしのこと、好き?」
こう尋ねられたのは、いつだったっけ?
あの時、あたしは恥ずかしくて何も答えられなかったの。
ひとみちゃんの瞳があまりにも綺麗で。真剣で。
だけど・・・・気づいてなくはなかった。
ちょっとずつ・・・感じてた、小さな・・恋心。
ほんとは・・・あたしだって、好きでたまらないの。
- 2 名前:あえて伏せておきます 投稿日:2001年07月13日(金)23時33分04秒
- それは、収録が終わってメンバーが帰った後の楽屋。
「また何か考えこんでんの?」
さっきまで荷物整理をしていたひとみちゃんが頬杖をついていた
私の前に急に顔を出す。・・・おっきい目。吸い込まれちゃいそうだよ。
「もうー!びっくりするじゃない、いきなり顔出したら」
本当は、嬉しいのに。・・可愛くないの、あたしってば。
何で素直に言えないのかな?・・あたしって、こんなんだったっけ?
照れちゃうと、何だか意地張っちゃうよ。
「やー、ゴメンゴメン。まーた、何かネガティブ入ってんのかなーって」
ひとみちゃんは、ははっと声を上げて軽く笑った。
「失礼だよー、もうそろそろあたしだっていっぱしになったんだから」
あたしは、普通にそう言っただけなのに。
次の瞬間・・ひとみちゃんは、寂しそうな・・切なそうな表情した。
ただの冗談。・・いつも交わされる二人の間での冗談。
どうしたの・・・・・・?・・ねぇ、どうしてそんな顔するの?
「・・ひとみちゃん?・・」
気になったあたしは、いつの間にか名前を呼んでいた。
「・・ん?」
どうして、そんな顔するの?・・・
「どしたの?・・何か、悩んでる?」
思い切って、尋ねてみた。
「・・・・やー・・、何か・・寂しくってさ。あたし」
ひとみちゃんは、微笑してそう言う。
メイクする机に座って。その長い足をお行儀悪く放り出して。
「何で?何が寂しいの?」
あたしは、頬杖をついたまま彼女の方を振り返る。
「・・・・・だって、・・・だって・・・さ」
- 3 名前:あえて伏せておきます 投稿日:2001年07月13日(金)23時50分38秒
- 「梨華ちゃんの弱味見んの好きだったのにな〜ぁ・・」
「・・あはっ、何それ?バカにしてるよぉ」
あたしは、思わず笑っちゃった。
だって・・・ひとみちゃんの一言一言は不思議で。
今にも泣き出しそうなその表情に、どうしようもなく
ドキドキしちゃったから。・・隠そうとしたの。
「あたしだけの特権だと思ってたのに」
「何で?・・グチとかもういっぱい聞かなくていいんだよ?」
あたしは、ひとみちゃんの方を向かずに笑った。
「・・・梨華ちゃんが悩まなくなったら・・あたし、存在する意味なくない?」
存在する意味?・・・どうして?
ひとみちゃんの存在する意味がどうしてあたしに関係あるの?
「どういう意味?」
あたしがそう尋ねた時には、いつの間にかひとみちゃんは
あたしの目線の真下に、しゃがみこんでいた。
やっぱ、目が潤んでるよ?・・・どしたの・・・?
「・・ってゆうかー・・・好き、なんだよね」
「誰が?」
「・・・梨華ちゃん、に決まってんじゃん」
それは、あまりにも突然の一言。
そして・・あまりにも甘い驚き。
あたしの中で、何かがパチンって弾けてた。
- 4 名前:あえて伏せておきます 投稿日:2001年07月14日(土)00時14分15秒
- 「っつかさー・・すげー今、梨華ちゃんかわいーよ?・・」
「なっ、何言って?・・もう、冗談やめてよぅ・・恥ずかしいじゃない」
あたしは、どうしても視線を外せない。
どことなく、トロンとしてて。
寂しさの残るその瞳。
優しい顔をした、あなた。
「もー、ふざけてないで早く帰る準備しなさいー!」
視線が外せなくて、沈黙にドキドキして。
あたしは、そうやって茶化した。
「ほらっ、立って。早く」
「やだー、ここがいいんだよぉ。下からよく見えて」
ひとみちゃんの手を、起きあがらせようとしてあたしは掴む。
「もうー・・ちゃんとしてってば〜」
すると、反対にあたしは掴まえられてしまった。
ひとみちゃんの、足と腕に。
「梨華ちゃんの体、あちーよ。何か」
ダメだ、あたし。ドキドキしてんのが、熱に回ってる?
「んー・・・・・」
ひとみちゃんは、何とも言えない声を出してあたしの腰に顔を埋める。
「ねぇ、ほら・・・ってば」
「なんだよー、お姉さんぶって。3ヶ月しか違わないんだかんねー」
そういうことじゃないよ。ひとみちゃん。
ね、帰ろうよ。・・もう遅いもん。
「・・・・・ひゃっ!」
ふいに、あたしは声を上げた。
それは、よっすぃーがあたしのことをギュって・・
前より・・ずっと、もっと強く。・・抱きしめたから。
「・・・・んぅー・・好きなんだよぉ、梨華ちゃん」
まるで、ちっちゃな子供みたい。
デパートでダダをこねる子供。
・・・・だけど、たまらなく可愛い。
「・・だってさぁ」
ちょっとふてくされたような目であたしを見る。
「中澤さんとかとベタベタしてっとムカツクじゃん・・・シャクだけど」
「・・・・・・え?」
心なしか、その頬を怒って膨らませてるみたいに見えるの。
「何であたしには最近絡んでこないんだよぉー・・・」
「・・だっ!・・だって、それはっ・・仕事とかが一緒にならないし・・」
焦って弁解する、あたしがいました。
・・・・どうしてでしょう?
「わーってるよ、そんなこと」
ひとみちゃんの投げやりな口調がたまらなく愛しいあたしがいました。
・・・どうしてかな?
「・・・ひとみちゃん・・・・あたし・・」
「・・もっかい、呼んで・・名前」
「ひとみちゃん」
「・・その声、すげー好き」
答えは、一番明解。
あたしも、ひとみちゃんが・・・・好き。
- 5 名前:あえて伏せておきます 投稿日:2001年07月14日(土)00時20分47秒
- たまにはこんないしよしもいいかな、と。
書いてみました。この、王道カップル(w
○板などの○○○○と申す者です。
こちらではあえて伏せておきます(w
また感想などよろしければお願いしますね。
やっぱ梨華ちゃん攻めのがいいだろうか・・・
- 6 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月14日(土)01時24分47秒
- 羊板のいしよしスレで書いた人?
- 7 名前:LVR 投稿日:2001年07月14日(土)01時55分11秒
- よっすぃー攻めのほうが好きっすよ。
- 8 名前:ラヴ梨〜 投稿日:2001年07月14日(土)02時14分35秒
- どちらが攻めてもいしよしはイイですよ!!
でも、やっぱり男前なよっすぃ〜が攻めるほうがイイかな
甘〜く読ませて頂いてます
これからの展開に期待してます。
- 9 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月14日(土)10時00分34秒
- ここの梨華ちゃん、かわいいですね〜。
いしよし万歳\(^-^)/
- 10 名前:あえて伏せておきます 投稿日:2001年07月15日(日)23時29分07秒
- 「・・・・あたし、も好き」
あたしが、そう言った瞬間だった。
ひとみちゃんは、あたしが今までに一度も見たことなかった・・
柔らかくて、優しくて、幸せそうな笑みを浮かべた。
いつもいつも・・あたしを見てくれてる優しい目。
今日初めて、それに気づいたような気がしたの。
「そんな顔見たことなかったよ・・」
あたしは、思わずそう漏らす。
あんまりにもひとみちゃんのその笑顔が綺麗で。
あたしの胸の中だけに秘めとくのがもったいないぐらい。
「・・・梨華ちゃんの前だけで、見せるんだもん」
そう言って、また悪戯っぽく笑う。
ひとみちゃんってば、こんなに可愛かったんだっけ?
胸がキュンってなっちゃうよ。
「ずるいよ、そんなかわいいなんて」
あたしがそうやって、ちょっとむくれると
「バーカ、みとれなくてよろしい」
「あ、ひどぉ〜い!!」
冗談言い合って、笑える。
あたしを、好きなひとみちゃん。
あたしが、好きなひとみちゃん。
両方、スキ。・・・ダイスキ。
ただ、しゃがみこんでるひとみちゃんと座ってるあたしと。
喋ってるだけなのに、すっごく穏やかに時間が流れてる。
これって、あたし達だけの「いいとこ」だよ?
んー・・何て表現したらいいのかわかんないけど・・
とにかく、幸せ・・カナ。
「・・・梨華ちゃん」
「んー?」
「・・・・・ギュ、ってしてもい?」
ぎゅ、って。
世間一般では・・
やっぱ、抱きしめるってことよね?
いいのかな・・未成年なのに。
いや、未成年でも抱きしめるのは
別にいいんだっけ。・・当たり前?
恋愛とか、そーゆうのには、
イマイチまだ慣れないよ、あたし。
「・・・・・いいよ・・」
- 11 名前:あえて伏せておきます 投稿日:2001年07月16日(月)19時00分03秒
- 「わぁい、やった!」
嬉しそうに微笑んで、ひとみちゃんはあたしを抱きしめる。
ギュってされたら・・されるだけ、幸せな気分になれるね・・
何か、こうゆうので大人になったってゆうよりね、
ほんと・・何てゆうか・・子供に戻ったみたく、新鮮な気持ち。
「ひとみちゃん・・・」
「・・あ、ごめ・・苦しかった?」
心配そうな顔であたしの顔を覗き込んでくる。
「あははっ、違うって」
幸せなことを伝えたいから名前呼んだんだよ?
苦しくなんてない。・・もっと、苦しくなってもいいんだもん。
「梨華ちゃん」
今度は、あたしが呼ばれる番。
「ん・・?」
「・・・・スキって言ってくんないの?」
ひとみちゃんは、子供みたい。
いつもクールで感情とかあんま出さなくて。
かっこいいひとみちゃん、なのに。
あたしの前でだけ、素直になるのね。
・・・あたしの前でだけ、甘えるのね。
ちっちゃい、赤ちゃんみたいに。
「言ってあげるよ、ひとみちゃんが望むんならね」
そんな彼女に、ちょっと意地悪するのって何だか楽しい。
その度に、困ったみたいなかわいい表情するんだもん。
「・・・・望むよぉ!・・早く、言ってよ・・」
「そんなに聞きたいの?」
「・・・・・・ん、聞きたい」
一回だけしか言わないから。
聞き逃しても知らないよ?
「・・・ひとみちゃんのこと、・・好き、だよ?」
ちょっと、言い方変だったかな?
でも・・伝わったよね、気持ち。
- 12 名前:あえて伏せておきます 投稿日:2001年07月16日(月)19時10分43秒
- あたしが、そう言った瞬間だった。
柔らかい唇が、あたしのそれに重ねられてた。
・・・突然のことに目を開いたままのあたし・・
幸せそうに目を閉じてるひとみちゃんの姿が。
どうしようもなく、愛しくて。
このまま、メチャメチャになっちゃってもいい、って思った。
「今日、・・・うち来る?」
唇が離れて、またギュってしてくれた時にあたしはそう尋ねてみる。
一人暮らしだから、誰に気を使うこともない。・・すぐにでも。
「・・・泊まる、の?」
いや、何も泊まれとは言ってないんだけどね。
ひとみちゃんは、1人で妄想(?)しちゃってるみたい。
かわいいよ、そんなとこも。
「うん、いいよ。・・泊まっても」
「・・ど、どうしよっかなぁ〜・・・・」
「あ、別にいいけど?泊まんなくても」
「やだ〜、嘘だよぉ!・・泊まるっ!泊まりますっ!」
「あは、かわいい。・・どうぞ、泊まってきなよ」
・・・そんなわけで、ひとみちゃんはあたしの家の宿泊権をゲット。
- 13 名前:あえて伏せておきます 投稿日:2001年07月16日(月)19時16分56秒
- >>6 そうなんですよ、あれのよっすぃーのセリフが気に入っちゃって・・
ちょっとパクって参りました(w 甘えたなよっすぃー、好きなんですよ。
>>7 ですよね、何かいしよしって大抵梨華ちゃんが甘える方だから、
自分としてはちょっとよっすぃーを甘えさせるのもかわいいかなって(w
>>8 いしよし、いいですよね。これからの展開は・・
うーん・・微妙にエロになるかも(w
>>9 梨華ちゃん、かわいいと言って頂けて光栄です!
ここは常にほのぼの系でいけたらと思ってます(w
いしよし万歳!です。個人的にはよしごまも好きですが・・
- 14 名前:羊で書いた人 投稿日:2001年07月16日(月)20時46分38秒
- ここを覗いてちょっとビビりました。
某所での意趣返しかと思ったぐらいで(w
いしよし話を書いていただけるのでしたら、ALL RIGHTです。
ですが、中澤心ながら付け加えさせてもらうと、
他の人の話を意図的に借り受ける場合は事前に了承をとってからでないと
トラブルを引き起こすと思います。
現に自分も
>>13
を見るまでは、煽られているのか釣られているのかとドキドキでしたし(w
では、安心してあまえたさんなお話の続きを楽しみにしてます。
- 15 名前:あえて伏せておきます 投稿日:2001年07月16日(月)22時43分47秒
- >>14 はっ、作者さんですか!?申し訳ありません、勝手に
使ってしまいまして・・いやね、どうしてもあのよっすぃーが
気に入ってしまいまして・・(w 了解をとらずに勝手な事
をして、すみませんでした。これから先はちゃんとオリジナル
ですので・・、よろしくお願いします。
- 16 名前:14 投稿日:2001年07月17日(火)01時03分45秒
- こちらこそよろしくお願いします(汗
自分はあまあま話書くのが苦手なんで、うきうきと更新お待ちしています。
- 17 名前:あえて伏せておきます 投稿日:2001年07月25日(水)20時25分47秒
- 「なーに、よっすぃー?梨華ちゃんち、泊まんのぉ〜?」
間の悪いとこに入ってきたのは、ごっちんだった。
・・あたしは、ちょっぴりごっちんは苦手。
仕事が別々の事が多いせいか、何かあんまり喋ったりしないし・・
「良かったじゃん、作戦成功!・・だねっ」
ごっちんはそう言って、ひとみちゃんに向かってVサインをした。
それに対して、ひとみちゃんもVサインを返す。
・・・何か、ちょっと仲間外れみたい。ヤ、かもしんない。
「じゃ、あたし帰るから〜。梨華ちゃん、よっすぃーのことよろしくね〜!
あ!それから、よっすぃー!・・たまにはあたしにもつき合ってよね〜」
何でよ?どうして、ごっちんが「よっすぃーのことよろしく」とか
お母さんみたいなこというわけ?別にそんな言い方する必要ないじゃない・・
まるで、自分の物みたいにひとみちゃんのこと言うんだから!
・・・・あ〜あ・・、イイ気分ちょっと台無しだよぉ・・
「・・華ちゃんっ、りぃ〜か〜ちゃんってば!」
「・・・あ!ゴメンゴメン・・何?」
はぁ・・石川梨華、不覚だった。
人の話を聞かないとか、呼ばれても気付かないっていうのは
初歩的なミスって保田さんに指導されてたのに・・・
これじゃ、あいぼんやののに勝るとも劣らないよ。
しかも、ひとみちゃんの声を聞き逃すなんて。
「ウチらも、帰ろ」
そう言われて、あたしは何だかちょっと嬉しかった。
ウチらって、一緒にしてくれたこと。
何かちょっと・・嬉しいな、って思った。
- 18 名前:あえて伏せておきます 投稿日:2001年07月25日(水)20時37分21秒
- 今日のスタジオからは、わりと近いあたしのマンション。
駅からの道を歩いていけば、大体15分くらいで着く。
いつもなら・・1人でちょっと怖かったりするんだけど・・
今日は、ひとみちゃんといるんだから。・・何てゆうか、
ちょっと貴重な時間、って感じだよね・・
「・・よっすぃー、ってさ・・」
あたしから、さりげなく話題を切り出す。
・・道には・・もう遅い時間のせいか人がいなくて声が響いてる。
「・・ん?」
笑顔で返事をしてくれる、ひとみちゃん。
こっちを向いてるその顔。・・ん〜、可愛いっ!好きだよぉっ。
「その、ごっちんとさ・・そんなに仲、良いの?」
「・・・あ〜・・ん、まぁ・・一番話せる友だち、かな」
・・・なんだ、ドラマとか漫画ならこのへんで
「何、梨華ちゃん妬いてんの?」
とかって、相手が喜ぶんだけどな〜・・
やっぱ、そううまくはいかないっか。
・・・それどころか、一番話せる友だちだって。
「・・・・ふぅん・・」
ちょっと、不機嫌そうな声を出してみる。
・・これで気付いてくれるかなぁ?
「梨華ちゃんって、あんまごっちんと話さないよねー」
あらら!・・全然違う方向に話がいっちゃった。
・・・何よぉ、ちょっとくらい気付いてくれてもいいじゃない!
こうゆう気持ち、理解してよ〜・・そう、女の子理解してよ!・・なんて。
もういいです、そっちがそうゆう感じだったら
こっちだってあくまでフランクに話すことにするわ。
ふ〜んだ、よっすぃーのバーカ。
気付いてない上に、鼻歌まで歌っちゃってるとこが
ムカツク。・・・でも、たまんなく・・愛しかったりしてる・・
- 19 名前:あえて伏せておきます 投稿日:2001年07月25日(水)20時51分57秒
- まぁ、いいや。愛しさは。
ちょっと乙女チックに走るのは後にしよっと。
・・・きっと、今日の夜はよっすぃーがもっともっと
乙女チックにしてくれるからっ・・・なーんて!
そんなことを妄想して、あたしは会話に戻る為言葉を返す。
「あたしも、ちょっとはごっちんと話そうとか思ってるんだけどね〜・・」
これは、ほんとの気持ち。
やっぱり、グループのみんなと仲良くなりたいと思ってるし・・
ひとみちゃんが間い入って、初めて話せるって感じだからなぁ・・・
「梨華ちゃんとごっちんは、性格的にあわないと思うよ」
はっ!?・・な、なにぃっ?・・ちょっと、それって・・
「ど、どうゆう意味?・・失礼だよ〜」
やだ、ちょっと声が震えちゃったかも。
・・だってだって、ショックだったんだよぉ・・
あたしも、そんな気がしないことはなかったけど・・
そんなハッキリ言わなくてもぉ・・!
「んー・・それは、まあ・・何となく。・・イロイロと」
ちょっと、考え込むような仕草。
もー、ひどいよ、ひとみちゃんってば!
いくら、いじられキャラだからって私生活まで虐められたくないよ。
「そう、なのかな〜・・あたし、ごっちんと合わないのかな〜・・・」
久しぶりの、ネガティブ思考。
そんなあたしを見たよっすぃーは、何でだか嬉しそう。
あたしをネガティブにさせたのは、あなたでしょーが!
・・・・と、ツッコミたいところだけれど・・
「だってヤダもん」
あたしが、突っ込めなかったのはひとみちゃんがそう言ったからだった。
「・・・・何が、イヤなの?」
純粋に、そう疑問を感じた。
「梨華ちゃんと、ごっちんが仲良くなるのが」
「・・・・・どうして?仲良くなった方がやりやすいじゃない」
ん?・・何か、ひとみちゃん照れてる?
何かちょっと顔が赤くなってるよ?
何に対して照れてるの?
「ごっちんに・・梨華ちゃんとられたら・・困るじゃんか」
やっ、なっっ・・・何言ってんのっ!!??
その言葉に、あたしは思わず赤くなる。
「も、もーっ!・・ひとみちゃんってば、なっ・・何言ってるのよっ!」
夜の路地で、二人して赤くなってるなんて。
何だかちょっとあたし達、怪しいよ?
- 20 名前:あえて伏せておきます 投稿日:2001年07月25日(水)21時02分48秒
- 「・・しっ、心配しなくても・・大丈夫だよ?」
何でだか焦り気味で、あたしはフォローしておく。
「・・・・・何で?」
「あたしは、その・・ひとみちゃんが・・一番、だから」
あー・・恥ずかしいセリフ言っちゃったぁ・・・
でも、嘘じゃないからね。・・信じてね、ひとみちゃん。
「・・・・あ、アリガト」
まだ照れてるひとみちゃん。
可愛いぞっ!も〜・・・チュッ、だよ!
「んじゃ〜・・キスして」
そう言って、ひとみちゃんは目を閉じる。
・・・あたしは、正直言って戸惑った。
だってだって、そんなっ・・・
どうゆう意味かわかんないんだもんっ!・・も〜・・
「はっ、なに・・そんなっ!・・も〜、何言ってるの、こんなとこで」
「こんなとこだからいいんだよ、ほら早く〜!」
依然、ひとみちゃんは目を閉じたまま。
「早く〜ってば。キスしてよー、キ〜ス〜ッッ!!」
―――――〜〜っっ!!
これ以上、逃げられない状態だったのっ!
違うんです、こんな公衆の面前でするつもりなんてなかったの!
だけど・・せまってくるひとみちゃんの唇とかわいいその顔が
あたしを誘惑したのっ!・・・だから、思わずチュって・・
あぁ・・石川梨華、二度目の不覚。
人前とか、道で迂闊なことをしたらフライデーされて
グループ全体に迷惑がかかるって保田さんに指導されていたのに・・
・・・だけどだけど、ひとみちゃんは満足そうな表情。
すっごく、幸せそうな顔してる。
だから、保田さん・・・今日は許して下さい・・
- 21 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月25日(水)21時02分50秒
- 梨華ちゃんの心のセリフが(・∀・)イイ ですね!!
読んでて、ニヤけてしまいました。
よっすぃ〜のセリフもいいですね〜。やぱ、最高です。
- 22 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月25日(水)21時05分35秒
- げ。リアルタイムでしたか。邪魔してごめんなさい・・・。
逝って来ます。
- 23 名前:あえて伏せておきます 投稿日:2001年07月25日(水)21時09分06秒
- 「・・・・はぁ、保田さん・・・」
「りっ、梨華ちゃんっ!?・・何、保田さんって・・」
はっ!?・・思わず口に出していたらしい・・
あぁ、せっかく二人っきりなのに何で保田さんなんか思い出すのよっ!
もう、梨華のバカッ!!・・・はぁ〜ぁ・・
「ごっ、ごめんね。ちょっと今日、言われたこと思い出しちゃって・・」
「そうなんだ、・・あ〜良かった・・・何でこんな時に保田さんが出て来なきゃ
いけないんだよなんて、焦っちゃった・・・」
ひとみちゃん・・・そんな言い方・・保田さんが可哀想。
保田さんのこと嫌いなの?・・あたしは結構、好きだけどな〜・・
あ、もうっ!何考えてんだか!!もう、保田さんは忘れよ・・・・・
今はひとみちゃんと二人きり、二人きり、二人きり・・・
「ね〜・・梨華ちゃんのマンションってどこだっけ〜?」
「・・・・・あ!、その角右に曲がるのっ!」
すっかり、家のことなんて忘れちゃってた・・・
- 24 名前:あえて伏せておきます 投稿日:2001年07月25日(水)21時11分26秒
- >>21 >>22 チャーミーブルーさん
いえいえ、全然構わないですよぉ〜(w
楽しんでもらえれば、幸いです。
久々に更新したんで、誰からもレスが
つかなかったらどうしようと心配してた
ところです(w
- 25 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年07月25日(水)21時22分25秒
- 戻ってきました。今度から気をつけますね。楽しみにしてますので。
って、3つもレスつけてごめんなさい。うざかったらすみません。
キスをねだる、よっすぃ〜萌え。
保田さん、私も好きなんだけどな〜(笑)。
- 26 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月11日(土)22時58分55秒
- 毎日、更新待ってます。(笑)
とっても好きな雰囲気です。
頑張ってくださいね。
- 27 名前:名無しさん 投稿日:2001年08月28日(火)22時28分37秒
- 更新ないんですかねぇ。。。
- 28 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月28日(火)22時29分51秒
- ごめんなさい。
ageてしまった・・・。
- 29 名前:名無しさん 投稿日:2001年08月31日(金)01時46分56秒
- 最後の更新から1ヶ月……。
そろそろとっても続きが見たいです。
作者さん、待ってます。
- 30 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月03日(月)12時53分01秒
- 更新ぷり〜〜〜〜〜〜ず〜!!
- 31 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月17日(月)16時45分07秒
- 作者さん、更新頑張って下さい。
- 32 名前:パク@紹介人 投稿日:2001年09月26日(水)14時12分28秒
- こちらの小説を「小説紹介スレ@青板」に紹介します。
http://mseek.obi.ne.jp/cgi/hilight.cgi?dir=blue&thp=1001477095&ls=25
Converted by dat2html.pl 1.0