石川中心（？）です。
ごっちんとよっすぃーは２人で雑誌の『恋愛特集』を読んでいた。
「はぁ…いいねえ」
「ねえ、ごっちんは好きな人いないの？」
「ん？ん〜？よっすぃーは？」
「う〜んとねぇ……いるよ」
「マジで！？ってゆうかあたしも」
「え？誰？」
「実はぁ……梨華ちゃん…」
「は？あたしも梨華ちゃんだよ！？」
日ごろから仲良しなモーニング娘。の９人。
そんな中でライバルになったら困る。
「ねえよっすぃー耳貸して」
「何？」
何やらひそひそ話をする２人。
「いいねぇそれ！」
「でしょ〜？あたしも嬉しい。よっすぃーも嬉しい。そして梨華ちゃんも、ね
」２人は見詰め合って妖しく笑っていた。
突然電話をかけだすごっちん。
「もしもし？うん。ごっつぁんです。あのですね〜……」
と、りかが楽屋に入ってきた。
ごっちんは隅っこの方へ行く。
「あれ？よっすぃ〜今日プッチの仕事じゃなかったっけ？」
「うん。夕方からなんだー」
どうぞ。とイスを出し、座らせる。
「じゃ、お願いしますね〜」
ごっちんも電話を済ませるとイスに座る。
ごっちん・りか・ひとみという並び順だ。
ごっちんがよっすぃ〜に目配せをして、りかちゃんに話しかける。
「ねえ、明日オフでしょ？三人でどっか行かない？」
「いいね、それ。ね？梨華ちゃん」
「うん。行きたいねー」
ごっちんとよっすぃーはお互いにチラッと見て頷く。
「でさー。ついで…でもないけど、今日梨華ちゃん家に泊まっていい？」
「今日？いいけど汚いよ？」
「「うん。知ってる」」
声を合わせて答えるふたり。
「ひどーい！！もう…分かったよ〜。あたしは娘以外の仕事入ってないから
部屋の掃除しとくよー。だからふたりともできるだけゆ〜っくり仕事してから
来てね」
と、楽屋のドアが開いた。
「あ、中澤さんじゃないですかぁー」
「なんやチャーミー、嫌そうな顔すんなよ」
「なんでですか〜。嬉しいですよ〜？寂しかった〜」
くすん。と泣き真似するりか。
「ホンマかぁ？…なんやよっすぃー、その髪型？」
「かっけーっすか？」
りかもよっすぃーの方を向く。
「かっけーっちゅーか…なんやろな」
「ううん。よっすぃーかっけーよ」
「マジっすか？梨華ちゃんもかわいいっすよ！」
ふたりがしゃべってる間にごっちんに何かを渡す裕ちゃん。
「さて、そろそろ帰らな」
「え〜！もうですかぁ？」
「女優は大変なんやで〜」
帰り際にごっちんとよっすぃーにガッツポーズをして帰っていった。
「ごっちん今の何？」
「え！？」
梨華にそう聞かれて焦るごっちん。
「頑張れ！ってだよ。梨華ちゃんは頑張るなってことじゃないの？」
「ひど―い！よっすぃー！」
しかし、よっすぃーが上手くフォローして無事解決。
そして、メンバーも集まり出して仕事が始まった。
>>「「うん。知ってる」」
に、めちゃウケ(ｗ