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プチ家出

1 名前:七男 投稿日:2001年07月17日(火)20時58分15秒
一番乗りで書かせていただきます。
できるだけ毎日ちょくちょく更新しようと思います。
内容は,吉澤主人公の家出物語みたいなものです。
2 名前:>序章_ 投稿日:2001年07月17日(火)21時02分24秒
日は、とっくに落ちているのに街はとても明るい。
夜空には、月が輝いているが星は見えない。

もう少し暗ければ、見つからないのに…。

今日、吉澤ひとみは家出した。
3 名前:理由。 投稿日:2001年07月17日(火)21時11分34秒
両親と喧嘩した……わけではない。
正確に言うと、喧嘩はいくらでもしたけどそれが理由じゃあない。
理由はなんだったろう……。
計画的な家出だった。
夏休みの初日に家出。
夏休みの間は絶対家に帰らない、と決心したのも覚えている。
衣服は、少量。どうせ、渋谷やそこらで服を買うつもりだったし。
家に抜け出す方法だって、6月下旬頃からずっと考えていたし。
友達が私の事を天然だと言う理由が、少しだけわかったような気がした。
4 名前:>出会い_ 投稿日:2001年07月18日(水)15時23分59秒
家出一日目。
計画通りに家を抜け出せた。さすが、練りに練った計画だけある。
それから、電車に乗って都心まで行き、時刻は、23:13。
今頃、お母さんが「ひとみー。頑張ってる?」と夜食を持って部屋に来て、
驚いてるだろう。
その夜食は、どうせ雇っているお手伝いさんが作ったもの。
こういう時しか…。

せっかく家出したのに、考えるのは両親のことばかりである。
5 名前:映画館。 投稿日:2001年07月18日(水)15時55分19秒
途中、男と間違えられて女の子にナンパされてしまった。
女だと明かすと、今度は一緒に遊ぼうと誘われた。
最初は戸惑ったが、どうせ暇なんだから。と思ってその誘いに乗った。
まず、ゲーセンへ行った。
そのあとカラオケで歌ったり踊ったり談笑したりして夜を明かした。
そういえば、名前や携帯の電話番号、メルアドも教えてもらった。
メモしておいたが、バッグのどこへ入れたか忘れた。

家出二日目。
ブランチを、適当にとって、映画館へ行った。
「A.I.」
感動する。と聞いたので、本当かどうか確かめるために見てみようと思ったからだ。
「……。」
途中で眠ってしまった。

夢。
真っ赤な部屋。趣味悪い。
見覚えのある顔がずらーっと棚に並んでいる。
棚?
よくよく見ると棚にずらーっと並んでいるのは、見覚えのある「顔」ではなく「頭」だった。
「・・・ヒッ!!!」
「頭」達が飛んでくる。
あれは・・・お父さん。
あれは・・・お母さん。
あれは・・・友達。
あれは・・・お手伝いさん。
声をあげて泣き叫びたいけど、それができない。
「頭」が喉元をガブリと噛んで離さないから。(しかもそれはお父さんの「頭」)
助けて。
助けて。助けて。
助けて。助けて。助けて。
心の中で、叫び続けた。

「はよ、起きぃ。吉澤さん。」

目を開けると、今度は見覚えのない「頭」が現れた。
だが、どうやらそれは「頭」ではなく「人」だった。
6 名前:バービー 投稿日:2001年07月19日(木)12時33分12秒
これ、おもしろいです!
期待してます、頑張って下さい。
7 名前:>始まり_ 投稿日:2001年07月20日(金)09時14分35秒
「んー。」
もうすでに映画は終わっていた。
大きく伸びをして、もう一度私を起こしたその人を見た。
「あのぅ…。」
「なん?」
「私の知ってる人ですか?」
その人の顔が、みるみるうちに歪んでいった。
そして…
「あんたアホちゃうかっ!あーおもろっ!」
私とその人しかいない映画館で笑い声は響いた。
8 名前:人の名。 投稿日:2001年07月20日(金)09時26分27秒
「な、なんで見ず知らずのあなたに笑わなければいけないんですか!」
全くわからない。
この人がなんなのか。映画のラストがどうなったのか。
「ええやろ。んなことー。それに見ず知らずやないで。」
笑いを堪えているのか、顔が歪んでいる。
言っていることもさっぱりわからない。
昨日の女の子達にあの人は紛れていなかったはず。
頭の中で、?マークが行進している。
9 名前:人の名。 投稿日:2001年07月20日(金)09時47分04秒
「名前教えとかんといかんなぁ。
 あたしの名前は中澤裕子ゆうんや。よう覚えとき。」
「はぁー…。」
なんで名前を教えられなきゃいけないんだろう。
これから親しくならなければいけないのだろうか?
?マークの行進は、止まることがない。

「で、分けわからんまま家出したわけなんかー。」
「ええ、まぁ…」
とんでもない屁理屈により私はこの人―――中澤さんと一緒に東京巡りをすることになった。
10 名前:七男 投稿日:2001年07月20日(金)09時50分24秒
昨日は用事があったため更新できませんでした。

>>6
アリガトウゴザイマス。
誰からもコメントがないので、へこんでました。(^_^;
11 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月21日(土)16時17分26秒
読んでますよー。
毎日更新するのはしんどいと思いますが、がんばってください。
期待してます。
12 名前:電気の街。 投稿日:2001年07月21日(土)20時20分22秒
次はー。電気の街ー秋葉原ー。
電車のアナウンスのような声が頭の中に響く。
電気の街秋葉原か…。

「とみ子ー。次は電気の街行くで!」
「はいはい…。“デンキノマチ”ですか。」
電気の街=なんかのゲーム。かと思ったが違っていた。

今、秋葉原にある電気屋にいまーす。
中澤さんは、パソコンを見ていて、私は…。
「…です。容疑者のつんく(本名不明)は自殺。それにしても○○さん、悲惨な事件ですね…。」
とかなんとか言っているテレビを見ている。
この事件は…。
容疑者つんくが、無差別であるビルの部屋にいた年齢様々な男女を射殺した。という事件。
私と同じくらいの年齢の子や、年下の子もいたらしい。
悲惨な事件だが、それ以上のなんでもない。
13 名前:七男 投稿日:2001年07月21日(土)20時21分50秒
>>11
アリガトウゴザイマス。
確かにシンドイですが、頑張って更新していきたいと思います。
14 名前:七男 投稿日:2001年07月23日(月)08時31分10秒
今週は塾の夏期講習があるので、更新できるかどうかわかりません。
できる日は、更新するようにしますが。
15 名前:名無し読者 投稿日:2001年07月23日(月)10時59分15秒
頑張ってください作者さん!!
夏期講習も小説の方も(w
続き期待しています!!
16 名前:>被害者_ 投稿日:2001年07月29日(日)14時48分58秒
とりあえずさっきの状況を整理しなければいけない。

確か、外のほうを見ていたオジサンがくるっとこっちに顔を向けて。
そうそう!なんか笑ってたねー。
左の頬を引きつらせたみたいにさー。
なんか出来損ないの作り笑い?みたいな?
そんで、持ってた大きな鞄から機関銃みたいの取り出してー。
機関銃ってそりゃ古いよ!あれはきっとマシンガン!
「それじゃあ、“儀式”を始めようかー。」とかなんとか言っちゃってさ。
それから…なんて言ってたの?
ハイハーイ!私わかりますよ!「これから君たちは永遠を手に入れるんだー。」
「ホントお前たち幸せ者だよなー。」って言ってました!
意味わかんないよね。
で、撃ってきたでしょ?なんか矛盾ー!
あのー…
質問かい?
それで私たちってどうなっちゃったんでしょうか?
死んじゃったんじゃない?
だったらさー。なんで今ここで話してるわけ?
天国にでもいるんだよー。きっと。
雲の上なのかー。
でも、輪っかがついてませんよ!頭の上に。
あのねー。あるわけないでしょ!そんなもん!

被害者達の雑談は続く。
17 名前:七男 投稿日:2001年07月29日(日)14時54分12秒
>>15
更新しました。夏期講習の前期が終わり、後期はまた今度なのですが、
風邪を引いてしまいました。熱はないんですけどね。
暑さにも弱いので(汗
18 名前:ラック 投稿日:2001年07月29日(日)20時31分58秒
どうも作者さん>>15の者です。コテハン入れ忘れてました(w
夏期講習の後は風邪ですか(w
大変ですね・・・でもマタ〜リ待ってるのでガムバッテ!!

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