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トライアングル・ブルー

1 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年08月18日(土)12時52分54秒
いしよしごまで書きたいと思います。

プロローグだけ、吉澤視点です。
2 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年08月18日(土)12時53分38秒
−プロローグ−

梨華ちゃんと付き合い始めて、1年たつ。
告白してきたのは、梨華ちゃんの方なのに、なんだか最近は冷たい。
1年なのに、もう倦怠期?
最近じゃ、迫っていっても、邪険に扱われているような感じがする。
今では、私の方が梨華ちゃんにゾッコンって感じ。つまり立場が逆転している。

−はぁ、なんだかつまんない・・・。

そして、梨華ちゃんと半同棲になってから早半年。
週の半分くらいは、梨華ちゃんちに泊まっているし合い鍵も勿論持っている。
でも、なんか違う。

最初の頃は、「あなたとイチャイチャして過ごす日曜〜♪」
でもなく、しょっちゅうイチャイチャしてたのに。
あの頃は、多少うざく感じたりもしたけど、今となっては懐かしい。

つまり、欲求不満なんだ。

3 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年08月18日(土)12時54分13秒
今日も仕事から帰って、梨華ちゃんちでダラダラTVを見ながら
寝そべっていた。ごっちんが出ている「マリア」を見ている。

(ごっちん可愛いなー。いつも一緒に仕事してるけど別人みたいだよ。
 パジャマ姿かわいいな〜。陽世かわい〜)

「はぁ…」
思わず溜息が出たらしい。

「なに、よっすぃ〜」
横目で見ると、梨華ちゃんが睨んでいる。
私、なんかしたっけ?
私が梨華ちゃんに手を伸ばして触ろうとすると、はねのけられた。

「いたっ☆なにすんだよぉ…」
少々オーバーに言うと、梨華ちゃんは更に睨んだ。

「どうせ、ごっちん可愛い〜とか、思って見てたんでしょ?」

(うわっなんで分かったんだろ?)

「そんなことないよ〜。なに言うんだよ〜」
それでも一応否定をする私。
4 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年08月18日(土)12時54分46秒
「よっすぃ〜の目がいやらしかったもん」
「いやらしいって失礼だなー」
しかし、そうは言ったものの内心、ヤバイなと思ってしまったのも事実。

「だって、最近って言うか、ここんとこ全然・・・梨華ちゃんと…」
と言いかけて口ごもる。

「最近、なに?」
「いや・・・」
分かってるクセにわざと言わせようとしてるなんて、意地悪な梨華ちゃん…。
でも、好きなんだよなぁ。怒ってる顔も好きなんだよ。

じっと見てる私を見て、梨華ちゃんは私の手を握って来た。

「え?」
寝そべってる私の顔に自分の顔を近づける。
もう少しでくちびるが触れ合う所まで来たところで、梨華ちゃんは動きを止めた。

「今、キスすると思った?」
「…うん……」
私は正直に答えた。
5 名前:チャーミーブルー 投稿日:2001年08月18日(土)12時55分19秒
梨華ちゃんは、また自分の座ってた位置に戻ると
「よっすぃ〜は、いつも、そんなコト考えてるんだね」
そう言って、TVの画面に視線を戻した。

「それっておかしいかな?だって私、梨華ちゃんのコト好きだし。
 キスしたいとか、思うのっておかしい?」
私は反論してしまう。だって、ヘンじゃないよね?付き合ってるんだもん
当然の事じゃない?じゃない?

「おかしくないけどさ…」
それだけ言うと、またTVに視線を移した。

私は納得出来なくて、思わず梨華ちゃんの腕を掴んでしまった。

「あんまり冷たくすると浮気しちゃうぞ!」

一瞬梨華ちゃんは、固まった風に見えた。
でも梨華ちゃんもカチンと来たのか、こう言ったんだ。

「…してみれば?」

「あ、そう。じゃぁそうするよ!」

あの時は、冗談で言った言葉だったんだけど、こんな事になってしまうとは。

些細な口げんかから、私と梨華ちゃんの仲は・・・。
6 名前:名無し男 投稿日:2001年08月18日(土)15時07分44秒
いいねぇ。泥沼の展開。
7 名前:レイン 投稿日:2001年08月19日(日)10時06分52秒
こんにちは〜。こちらでもよろしくおねがいします。
何という急展開…最初からドキドキしちゃいます
8 名前:Triangle Blue-1- 投稿日:2001年08月19日(日)15時13分37秒
−1−

「「おはよ〜ございます」」
二人揃って楽屋入りをすると

「相変わらず仲良いじゃないのよ〜」
保田が、チャチャを入れてきた。

「そう見えますかぁ???」
(全然そうじゃないんですけどっ)

保田に笑顔で答えながら石川は溜息をついた。

メンバー内では既に公認になっている、吉澤と石川の仲。

結局、昨日はアレから一言も口を聞かなかった。

一言謝れば良かったのに、お互い一歩も譲らずに、そのまま朝を迎えてしまった
9 名前:Triangle Blue-1- 投稿日:2001年08月19日(日)15時14分38秒
(あの時、キスをすれば、こんなコトにはならなかったのかな…)
石川は、後藤の隣りに座っている吉澤を見ながら、内心後悔していた。

付き合い出した当初は、吉澤が石川の家に来るたびに、愛を確かめ合っていた。
しかし、いつしかなれ合いでしてしまう関係を恐れて、なんとなく吉澤と
距離を置くようになった。
時々する方が、新鮮な関係を保てると思ったから。
今思えば、そういう事もキチンと吉澤に話せば良かったのだが後の祭りである。
吉澤は逆に、石川との愛の行為に溺れてしまったようだった。
甘えてくる、吉澤が、たまらなく可愛いのと、「今日はダメ!」と
おあずけくらった時に見せる残念そうな顔が凄く好きだったのでわざとじらしてみたり。

(よっすぃ〜があんな事言うなんて……)
石川は昨夜を思い返してみる。確かに昨日は自分も少し冷たくしすぎた感があった。
後藤に少し嫉妬している自分がいたのも否めない。

『あんまり冷たくすると浮気しちゃうぞ!』
吉澤も本心では言ってないのは分かっていたが、意外にも自分の口から出た言葉は
予想外のものだった。
『…してみれば?』
真に受けた風に取って、なんて事を言ってしまったんだろう。

そして、吉澤も『あ、そう。じゃぁそうするよ!』
お互いつまらない意地を張ってしまった。
10 名前:Triangle Blue-1- 投稿日:2001年08月19日(日)15時15分20秒
(今、謝れば、まだ間に合うかな…)
そう思っても、なかなかきっかけが掴めなかった。
そんな石川の思いとは裏腹に、吉澤は後藤と楽しそうに話をしている。
(なによ、なんかムカつく…)

石川の様子を見ていた保田は肘をつついた。

「あんた達、喧嘩でもしたの?」
我に返った石川は適当に誤魔化した。
「まぁ、ちょっとした喧嘩ですよ。なんでもないです」
保田も大して気にもとめない風だった。
「まぁ、あんた達は仲良いから、すぐ仲直りするもんね」
「はぃ…」
(今回は、どうかな。なんか…自信ない……)
11 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年08月19日(日)15時18分12秒
>>6さん
泥沼になるのは、もうちょい先かもしれません。

>>7 レインさん
いつもレスありがとうございます。

なんか、書いててかなり吉澤をバカ男にしてしまった感じ。
12 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月19日(日)16時30分12秒
こういう気持ちでは分かっているのにすれ違う展開、大好きです。
13 名前:Triangle Blue-2- 投稿日:2001年08月19日(日)20時29分49秒
−2−

後藤と世間話をしながら、吉澤は石川の視線を感じていた。

(あ〜ぁ、勢いで、あんな事言っちゃったけど、どうしようかなー。
 今さらひけないしな…。でも浮気をする!って断言する恋人が
 どこにいるんだよ。ヨシコは、やっぱりバカなんでしょうか?)

「どしたの?よっすぃ〜?バカとかなんとか・・・」

「へ?そんな事言ってないよ〜。なに言ってんの?ごっち〜ん!」
自分では、手加減したつもりだったが、後藤の背中を思い切り叩いてしまった。
バシーンと大きな音がして、メンバーが一斉に吉澤達に振り向いた程だった。

「いったぁ☆ちょっと、なにすんのよ〜!」
後藤は、涙目になっていた。
「ご、ごめん。つい・・・」
「ついって、なによ!手加減してよね〜!」
「ごめんごめん。お詫びに、なんかご馳走するよ…」
「高くつくよ〜!」
後藤は、背中をさすりながら、言った。
14 名前:Triangle Blue-2- 投稿日:2001年08月19日(日)20時30分42秒
『ご馳走』と言う言葉に、辻と加護が飛びついてきた。

「「よっすぃ〜!私も〜!!」」
吉澤にまとわりつきながら、辻と加護が声を揃えて言う。
「保田さんにご馳走してもらえよ〜!」
今は、二人の相手をしたくなくて、保田に話を振ってしまった。

「「保田さぁぁ〜ん!」」
辻と加護は、すぐ吉澤から離れると、保田の方へ行く。
「なんで私に話振るのよ!吉澤!!」
保田の声を背に、吉澤は一人になりたくて席を立った。

トイレの個室にこもると、吉澤は一人考え込んだ。
石川が追いかけてくるかと思ったが、来なかった。

15 名前:Triangle Blue-2- 投稿日:2001年08月19日(日)20時31分21秒
(大体梨華ちゃんは、私のコト分かってないんだよ。
 浮気の1つや2つしてやろうじゃないの!)

いつの間にか、吉澤は石川と仲直りするコトよりも誰と浮気しようかと考えていた。
根本的に、話がずれて来るのである。

飯田さん…もし付き合ったとしても、梨華ちゃんと同じタンポポだから、
何かとマズイか。リーダーだし。いきなり宇宙と交信されても困るし。却下。

保田さん…同じプッチモニだけど、梨華ちゃんの教育係でもあったから
もし告っても、無理だろう。結構その辺はきちっとしてる人だし。却下。

矢口さん…私の教育係だった矢口さん。妥当かも知れないけど、やっぱり
ちょっとダメかな。それに中澤さんにバレたら怖いし、却下。

安倍さん…悪い人じゃないけど、対象にはならないかなぁ。却下。

辻と加護…何も言わずに却下。

ごっちん…同い年だし同じプッチメンバー。話も合うし、最近は仲も良い。

(やっぱり、ごっちんしかいない!食事にも誘ったし、ヨシ!アタックしてみっか!)

吉澤は、楽しんでる風に見えた。
16 名前:Triangle Blue-2- 投稿日:2001年08月19日(日)20時31分58秒
「よっすぃ〜!もう始まるよ〜!いるんでしょ?」

意中の後藤が呼ぶ声がした。

慌てて、吉澤は個室から飛び出すと、出て行こうとする後藤を呼び止めた。

「ごっちん!今日、いいかな?」
「え?」
「さっきの、食事の件」
「うん。いいけど?」
「良かったぁ!」
思わず吉澤は後藤に抱き付く。
「ちょ、ちょっと、よっすぃ〜?」
「ん?」
後藤が気まずそうな顔をした。
背後に石川がいたらしい。石川が睨んだ顔で見ていた。
しかし何も言わずに行ってしまう。

「いぃの?」
吉澤より後藤の方が心配している。
「いいんだ〜。さっ、行こう行こう!」

かなり楽観的な吉澤だった。
17 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年08月19日(日)20時36分01秒
>>12san
ありがとうございます。
このあと、どうするかな(苦笑)。結構思いつきで書いてたりするんで。
18 名前:レイン 投稿日:2001年08月19日(日)21時47分42秒
だんだん離れていく〜。
やっぱ戻って欲しいな
19 名前:名無し男 投稿日:2001年08月19日(日)22時46分37秒
うほ♪
内舘牧子風の展開になりそうだ。
実に面白いのう。
20 名前:Triangle Blue-3- 投稿日:2001年08月20日(月)23時27分54秒
−3−

吉澤は、仕事中も、どうやって後藤をくどこうかと、そのコトばかりで
頭がいっぱいだった。自然に顔がにやけてくる。

一方、石川は吉澤の態度に不安を感じながらも、腹を立てていた。
(なんだか、凄い嬉しそうなのが、気に入らない。何考えてんのよ!よっすぃ〜!)
こちらから謝るのも馬鹿馬鹿しく思えて来た。

今日の仕事が全て終わると、吉澤は上機嫌で、後藤に声を掛けた。

「ごっちぃ〜ん。行きましょうかぁ!」
石川に当てつけるかのように、帰り支度をしていた後藤の腕に、自分の腕を絡めた。
「い、いいの?」
石川を尻目に、吉澤は強引に後藤の腕を取って出ていってしまった。

石川の姿が見えなくなると、吉澤は後藤から腕を離した。
「ちょっとぉ、いいのぉ?」
「いいんだよ。ちょっとは梨華ちゃんも私のありがたみを知ってもらわなきゃ」
「ありがたみって?」
「いやいや、なんでもないよっ。行こっ!」
後藤は腑に落ちない顔をしたが、そのまま吉澤の後からついていった。
21 名前:Triangle Blue-3- 投稿日:2001年08月20日(月)23時30分03秒
食事を終えて、喫茶店に入った二人。
どう切り出そうかと、吉澤が考えていると、後藤の方から話し出した。

「梨華ちゃんと何があったのか知らないけどさ〜、私を巻き込んだりしないでよね」
「え?」
先に後藤に言われて、吉澤は何も言えなくなってしまった。
「やっぱり…。よっすぃ〜もさぁ、もっとちゃんと考えて行動しないとダメだよ」
「だって・・・」
「だってじゃなくてさ、あんな当てつけみたいに腕組んだり抱き付いたりしてさ〜
 子供じゃないんだから。最近、梨華ちゃんと組んでやる仕事多いんだし、あんまり
 やりにくくさせないでよね。私に とばっちり来るんだからさ」
後藤は一気に言うと、コーヒーを一口飲んだ。そして更に続ける。
「いつでも相談に乗るからさ。ちゃんと仲直りしなよ」
「うん」
なんだか悟られた感じがしたが、後藤が言う事は最もだった。
(でも、自分から謝るのはイヤなんだ・・・)
22 名前:Triangle Blue-3- 投稿日:2001年08月20日(月)23時30分59秒
「今日、梨華ちゃんち行くんでしょ?」
後藤とは反対方向なので、駅の改札口で、別れ際に後藤が聞いた。
「今日は行かない…」
「なんでよ。あんまり時間経つと、余計謝りにくくなるよ?」
「昨日喧嘩してから全然話してないし…」
「それだったら尚更じゃん。一人じゃ行きにくいの?」
「それもあるけど」
「私がついていってもいいけどさ〜、多分却って逆効果になりそうだし
 当人同士で解決した方がいいからね。ま、よっすぃ〜も頑張ってよ」
吉澤の肩をポンと叩くと、後藤は手をヒラヒラさせて帰って行った。

「どうしよう…」
無意識に、石川の最寄りの駅までの切符を吉澤は買っていた。
(なるようになれ!…か。)
ここでも、また楽観的な吉澤だった。
23 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年08月20日(月)23時34分47秒
>>18 レインさん
今のところ、まだ大丈夫かな。早くもスランプ(w

>>19さん
内舘牧子風ですか。自分では良く分かってないです。
24 名前:名無しです 投稿日:2001年08月21日(火)03時29分09秒
ごっちん強い…
ここでよっすぃーの口説き方を勉強しようと思ったのに…(w
頑張って下さい〜
25 名前:Triangle Blue-4- 投稿日:2001年08月21日(火)19時52分54秒
−4−

いざ石川の家に辿り着いてみたものの、やはりなかなかドアを
開けるのは勇気がいった。

玄関の前でずっと立ち止まったままでいた吉澤だったが
思い切って、インターホンを押す。

『・・・』
返事はない。まだ帰って来てない様子だった。

(なんだよ、まだ帰ってないじゃん!どこで遊んでるんだよ!)
自分の事は棚に上げて、怒る吉澤。
鍵を持っているのだから、そのまま開けて入ればいいのだが、ためらわれた。
そのまま玄関の前でしゃがみ込んで待つ事にした。
待つこと数分だったが、長く感じられた。
26 名前:Triangle Blue-4- 投稿日:2001年08月21日(火)20時22分36秒
「…なんで、そんなトコにいるの?」
見上げると、石川がコンビニの袋を持って吉澤を見下ろしていた。
「あぁ、梨華ちゃん…」
「謝りに来たの?」
石川は無造作に鍵を取り出し、ドアを開ける。
「ぃや…」
「じゃ、なんで来たの?」
「それは……」
「用がないなら、帰ってよ。よっすぃ〜と話す事なんてないんだから」
ドアを閉めようとする石川に、吉澤は慌ててドアを掴み閉めさせないようにする。
「なんなのよっ」
「そんなに怒らなくても、いいじゃん」
吉澤の態度にカチンと来た石川は、更に声を上げて言った。

「謝りに来た訳じゃなかったら何しに来たの?」
「…う…。取りあえず中に入れてよ」
「なんで入れなきゃいけないのよ!」
「梨華ちゃぁん…」
(なんだか、振られたのに押し掛けて来た女々しい男みたいだ、私…)

そんな押し問答が続き、なんとか入れてもらえた。


27 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年08月21日(火)20時24分19秒
>>24san
ここの吉澤はバカ男なので参考にならないかと(w
28 名前:レイン 投稿日:2001年08月21日(火)20時51分31秒
おねがい!仲直りして!って気分ですが、
まだ波瀾万丈なのですね
29 名前:名無し男 投稿日:2001年08月22日(水)15時17分46秒
コノ後ドーナルノカトテモ楽シミネイ!!

I和式便器&チョレギサラダ
30 名前:Triangle Blue-5- 投稿日:2001年08月26日(日)14時00分25秒
−5−

石川は無言でコンビニで買った物を冷蔵庫に入れたりしていた。

(やっぱり来なきゃ良かったよー)
吉澤は後藤に言われて、なんとなく来たものの、やはり後悔していた。

そのまま突っ立っている吉澤の視線を感じながら石川は苛立っていた。
(全く、何しに来たのよ〜。)
まさか今日はさすがに来ないと思っていたので、ドアの前に座っていた
吉澤を見た時は驚いた。
謝るでもなく、一体なにしに来たのか、石川には分からなかった。
31 名前:レイン 投稿日:2001年08月26日(日)19時58分48秒
やっと更新だ
32 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月26日(日)21時31分04秒
わーい更新だ。
気長に待ってますから、いいの書いてくださいねっ☆
33 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年08月26日(日)23時58分45秒
>>31 レインさん
空の方に、また力入れてしまいました。
こちらも今週中にはなんとか。

>>32さん
ありがとうございます。ちょこっとづつでもアップするように
心がけます。すみません。
34 名前:タヒチ 投稿日:2001年08月27日(月)22時44分32秒
こんにちわー。
チャーミーブルーさんに初レスです!

素直になれない二人・・・はがゆいです。


35 名前:Triangle Blue-5- 投稿日:2001年08月27日(月)23時53分35秒
「私からは謝らないからねっ」
「・・・」
吉澤は黙っている。
「今日だって何よ、ごっちんと…」
と言いかけて石川はやめた。

「もしかして、梨華ちゃん妬いてるの?」
喧嘩の最中なのに、吉澤の嬉しそうな顔。
やはり、予想通りの答え。
「呆れてるのっ!そんな事したって私は何とも思わないんだから」
「うそ!梨華ちゃん妬いてるんだー!」
嬉しそうに言いながら吉澤は石川に抱き付いた。
「ちがうってば!」
「うれすぃ〜よ!梨華ちゃん!!」
既に石川の話は耳には入っておらず、吉澤は石川の首に顔を埋めた。
喧嘩中と言う都合の悪い事は吉澤の頭からはすっかりキレイに消えているらしい。
一旦、吉澤がえっちモードに入ると何を言っても無駄なのは石川にも分かって
いるのだが、納得出来ずに、抵抗する。
「やめてよ、よっすぃ〜…」
36 名前:Triangle Blue 投稿日:2001年08月27日(月)23時59分25秒
抵抗するものの、吉澤の力に勝てるハズもなく石川は吉澤に抱っこされると
ベッドに運ばれ、そのまま押し倒された。
(こうして、また私はよっすぃ〜に抱かれちゃうんだ…)
吉澤の事は好きなハズなのに、何か釈然としないものを感じて石川は涙が溢れてきた。

さすがの吉澤も石川の変化に気づいたのか、組み敷いていた手の力を緩めると
石川から身体を離した。
「梨華ちゃん、ゴメン…」
石川が目をあけて、身体を起こすと、吉澤が背を向けていた。

(ハァー、またやっちゃったよ)
吉澤は自己嫌悪に陥っていた。
石川を見ると抱きたい衝動に駆られて相手の気持ちも考えずに行動してしまい
いつも石川にイヤな思いをさせてしまう。
(梨華ちゃんの事好きなんだけどなー。最近スレ違ってばっかだな…)
37 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年08月28日(火)00時02分42秒
>>36 -5-を入れ忘れました(>_<)
もうちょい先まで書いてあるんですが、文字起こし
してないのでまた明日以降。m(_ _)m

>>34タヒチさん
わーい、来てくださってありがとうございます。
なんか、梨華ちゃんが素直になってくれない…かもT_T
38 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月28日(火)00時24分27秒
ということは、明日も更新アリ?
期待してま〜す。
そして、しばあやも(笑)←板違い(爆)
39 名前:名無し男 投稿日:2001年08月28日(火)15時11分50秒
わ〜いわ〜いにこにこ ぷん♪
40 名前:レイン 投稿日:2001年08月28日(火)17時45分28秒
吉澤の浮気心が薄れてきた。
41 名前:Triangle Blue-5- 投稿日:2001年08月28日(火)23時04分51秒
ずっと黙っている吉澤を見て石川も何か言わなくてはと思い、口を開きかけたが
(私が心配する必要ないじゃない!悪いのはよっすぃ〜なんだから)
自分に言い聞かせると吉澤が話し出すまで黙っていた。
お互い素直になれない二人。

さっきは自分からは謝りたくないと思った吉澤だったが
いつまでたっても埒があかないので、やはりここは折れることにした。
「梨華ちゃん?」
おそるおそる振り向いてみる。
しかし石川は膝を抱えて頭を埋めて眠っていた。
(眠っちゃったのかー)
暫く石川の様子を見ていたが起きそうにない。
「梨華ちゃん、ごめんね。素直になれなくてさ。
一番好きなのは梨華ちゃんだよ。昨日はごめんね」
吉澤は眠っている石川に独り言のようにつぶやくとそのまま帰って行った。
鍵をかける音がして、吉澤の靴の音が遠ざかり、またシーンと静まり返る。
石川は眠ったフリをしているだけで、起きていた。
「面と向かって言え!バカよっすぃ〜…」
石川は呟いた。
(明日はあたしも謝ろう…)
42 名前:Triangle Blue-6- 投稿日:2001年08月28日(火)23時05分47秒
−6−

「バカじゃないのー?」
ひときわ大きく後藤が吉澤を馬鹿にしたような声で言った。
「ハッキリ言わないでよー。ヘコむなー」
翌日、楽屋で後藤に昨夜の話をした時の後藤の呆れたような返事。
(分かってますよ、どうせ私はバカですよ…)

石川も謝ろうとチャンスをうかがっているが、なかなかタイミングが
あわず、ひたすら吉澤を見ていた。
(今日もごっちんと一緒だ。話しにくいなー)
そんな石川の様子を見ていた辻と加護が面白がって近づいてきた。
「梨華ちゃん、よっすぃ〜にフラれたんれすかぁ?」
「よっすぃ〜は、もう梨華ちゃんポイで、ごっちんに乗り換えたんとちゃうか?」
悪気はないのだろうが(いや、あるかもしれない)この二人の言葉に
石川はムカつきながらも、何とか平静を保とうとした。しかし…。
「勝手なこと言わないでよ!」
石川は立ち上がると、そのまま出ていってしまった。
43 名前:Triangle Blue-6- 投稿日:2001年08月28日(火)23時06分23秒
「よっすぃ〜追いかけんでいいの?」
加護が他人事のように言う。吉澤は複雑な表情をすると
「あんたたちが、梨華ちゃん怒らせたんでしょーに!」
後藤は吉澤の袖を引っ張ると
「追いかけたほうがいいって」
と小声で言った。
吉澤はうなづいて立ち上がると、石川の後を追いかけていった。

(なんか調子狂うな〜)
石川は狭い通路を歩きながらため息をついた。

「梨華ちゃん!!」
吉澤の声に石川は立ち止まり振り返った。
追いかけてきてくれたことに素直に喜べばいいのに石川は心とは
裏腹なことを言ってしまう。
「追いかけてこなくていいのに…」
吉澤の顔がくもった。
「…まだ、怒ってるの?」
吉澤は壁にもたれかかると、薄暗い天井を見上げた。
「どうしたら、許してくれるのかな…」
吉澤の悲しそうな瞳。
(そんな目で見ないでよ。悪いのは私なのに…)
44 名前:Triangle Blue-6- 投稿日:2001年08月28日(火)23時07分33秒
そこへ二人の状況を知らない飯田が声をかけてきた。
「石川。ちょっといいかな?」
「ハ、ハイ」
石川は飯田の方に振り向くと吉澤を無視して飯田のついていった。

一人残された吉澤は、しばらくそのままぼんやりとしていた。
(私の目を見ようとしなかった。完全に嫌われちゃったかな…)

少しして、様子を見に来た後藤が、吉澤に声をかける。
「よっすぃ〜大丈夫?」
後藤の声に、吉澤は顔を上げた。
「あぁ、ごっちん…」
「なに、情けない顔してんのよ」
今にも泣き出しそうな吉澤の目を見て
「ここで泣いたらプロ失格!ハイ!笑って!笑って!!」
吉澤の両肩をポンポンと叩くと、後藤はニーっと笑った。
「ありがと。ごっちん…」
なんとか涙をこらえて、吉澤は笑うことが出来た。
「よし!その調子、その調子!!」
後藤の励ましもあって、大したミスもなく今日の仕事も無事終わった。
ただ、仕事の話以外は石川と口を聞くことをのぞいて。

45 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年08月28日(火)23時10分15秒
>>38san
少し多め(でもないか)にアップしておきました。
しばあや・・・(苦笑)。どうしましょうかねぇ。

>>39san
明日から、また更新遅れそうです。こちらはストックないので(涙)。

>>40 レインsan
あのセリフはきっかけに過ぎないので、吉澤が浮気するとは
限らないのです(謎)とか、言ってみたりして。
46 名前:レイン 投稿日:2001年08月28日(火)23時20分51秒
だんだん素直になっていく
二人に期待
47 名前:名無し男 投稿日:2001年08月29日(水)14時56分29秒
天邪鬼石川。実際相手が素直になってくれんとどうすれば言いかわからんよね。
吉澤の気持ちよくわかるよ。なんか悲しくなってきた・・・
48 名前:Triangle Blue-7- 投稿日:2001年08月29日(水)21時46分22秒
−7−

更に数日が過ぎ、二人の仲は相変わらず平行線で、
吉澤は後藤と一緒にいる事が多くなった。

仕事帰りに後藤が
「圭ちゃんが言ってたんだけどさ、今度のオフに梨華ちゃんと温泉に
 行くらしいよ」
「えーーーーーーー????」
寝耳に水だった吉澤は大きな目を更に大きくして驚いた。
「それって二人っきりって事?」
後藤に詰め寄る。
「…やっぱり、知らなかったんだ…」
「そんな事、梨華ちゃん言ってなかった…」

尤もこの数日、二人が交わした言葉は、挨拶と仕事絡みの話しぐらいだったが。
49 名前:Triangle Blue-7- 投稿日:2001年08月29日(水)21時46分57秒
オフの日は、いつも石川と過ごしていた吉澤にとっては、そぉ〜とぉ〜ショックだった。

「梨華ちゃん、圭ちゃんと最近仲良いしね…」
ボソっと後藤が呟く。
二人で買い物に行ったり、食事に行ったり、プライベートでは
吉澤の次に保田が仲が良いのは確かだった。

「温泉なんて…」
(もし保田さんに私との事相談して、そのまま保田さんと…)
吉澤は良からぬ想像をして、慌ててうち消した。

「よっすぃ〜、私がついてるヨ。慰めてあげるからさ」
「う、うん。ありがと」
吉澤は力無く答えた。
50 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年08月29日(水)21時49分27秒
なんとか更新出来ました(ほっ)。

>>46 レインさん
それだと話が続かないので(苦笑)。痛くなりそうかも。

>>47さん
私も書いてて辛くなったり。この後、吉澤は過ちを犯してしまいます…。
51 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月29日(水)23時58分17秒
なぬ!よっすぃ〜が過ち??もしかして・・・。
52 名前:名無し男 投稿日:2001年08月30日(木)00時21分47秒
W不倫となるのか?展開的には粋な計らいじゃが・・・
53 名前:REDRUM 投稿日:2001年08月30日(木)05時59分13秒
あ〜Charmy Blue さんの書くいしよし最高です。
私はたまたまいしよし小説を読んで娘。に興味を持ったので
やっぱこのカップリングが大好き!
54 名前:Triangle Blue-8- 投稿日:2001年08月30日(木)07時29分43秒
−8−

「でもさぁ〜。仲直り出来ないの?」
場所を変えて、後藤は缶コーヒー、吉澤は缶チューハイを片手に
公園のベンチに腰をおろしていた。

「なんか避けられてる気がしてさー」
吉澤は残っている缶チューハイを一気に飲み干した。
「大丈夫?よっすぃ〜お酒強くないじゃん」
「だってぇ〜〜〜。私はこんなに梨華ちゃんの事愛してるのに…。
 なんでだよおおおおおおぉぉぉ〜!…そう思うでしょ?ごっち〜〜〜ん!」
かなり酔いが回り始めてるらしい吉澤は後藤に絡み始めた。

ここ数日、散々石川の愚痴を聞かされ続けている後藤もさすがに
いつまでも話が前に進まない二人に苛立ちを覚え始めていた。
今、吉澤のそばにいるのは、後藤なのに、吉澤の心は石川が占めていた。

(なんか、面白くない…)
何に対して怒っているのか、まだ、この時の後藤には分からなかった。
55 名前:Triangle Blue-8- 投稿日:2001年08月30日(木)07時30分25秒
「梨華ちゃん、哀しいよぉぉぉ〜」
今度は泣きついてきた。
思い切り拒否するのも可哀相なので、後藤は吉澤を、やんわり拒絶した。

「梨華ちゃん。仲直りのキスをしよう!」
そんな後藤の態度は、一向に気にせず、吉澤は後藤を自分の方に向かせると
腰に手を回して来た。
(ちょっちょっと…。マジ!?)
後藤が焦って、一瞬ひるんでいる間に既に、吉澤の顔が目の前にあって
気が付けば、くちびるを奪われていた。
56 名前:Triangle Blue-8- 投稿日:2001年08月30日(木)07時31分35秒
「!!!!!???????」
(いっいやだ!!)
しかし、抵抗するものの、すっかり石川だと思っている吉澤は、しっかり
後藤を抱きながら、今度は舌を入れてきた。
「…ん...」
少しアルコールの入った吉澤の唾液が後藤の口の中に流れていく。
そして、吉澤の舌が微妙に後藤の歯や歯茎をなめ回していた。

「やめてよっ!!!」
後藤は力一杯、吉澤を突き飛ばそうとしたのだが、実際には、吉澤から
少しからだが離れただけだった。
「私は梨華ちゃんじゃないんだからっ!!!!!」
うっすら涙を浮かべている後藤は、吐き捨てるように言うと、立ち上がって
くちびるを拭うと、走っていってしまった。
57 名前:Triangle Blue-8- 投稿日:2001年08月30日(木)07時32分16秒
「……ごっちん!?」
すごい剣幕で怒鳴られて、吉澤の酔いもいっぺんに醒め、我に返った吉澤は
後藤を追いかけた。


後藤は早足で駅へと向かいながら、涙をふいていた。
女とキスをしたのは初めてだった。
それも、吉澤は自分を石川だと思ってしたのが、許せなかった。
(私は後藤真希で、石川梨華じゃない……)


後藤は一旦立ち止まって、振り返ったのが、吉澤が追いかけてくる気配はなかった。
(梨華ちゃんの時は、すぐに追いかけていったくせに!)
ますます腹が立った後藤は諦めて、また歩き出した。


その頃、吉澤は道を一本間違えていた。
(なに、やってんだ私は…。それにごっちんになんてことを…)
先ほどの自分の行為を思い出すと恥ずかしくなった。

(もしかして、よっすぃ〜、そのままベンチで眠りこけてるとかじゃないよな)
そう考えて、後藤は自分に腹を立てた。
(心配する事ないじゃん!!)
しかし、後藤の足は、元来た道を引き返していた。
58 名前:Triangle Blue-8- 投稿日:2001年08月30日(木)07時32分48秒
「おかしいなぁ。絶対追いつくハズなのに…」
吉澤は首を傾げながら、仕方なく後藤にメールを打った。
<<ごっちん、今どこにいるの? 吉澤>>

さっきの公園に戻って来るが、ベンチには誰もおらず、後藤は舌打ちした。
(まったく…)
後藤はやり場のない怒りを覚えた。
そこへ吉澤からメールが入る。
後藤はさすがに腹が立って、メールでやり返した。

<<日本。 後藤>>

「はぁー?」
さすがの吉澤も困ってしまった。
<<日本のどこ?>>
<<あててみ>>

数回のメールのやり取りで、吉澤も公園の方に戻っていた。

<<後ろにいます>>
タンポポよろしく、メールをした吉澤だが、振り向いた後藤は怖い顔をしていた。

「ごめんなさい!」
吉澤は平謝りで謝った。
謝って済む問題では、ないのは承知なのだが。
59 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年08月30日(木)07時39分50秒
朝から読む内容じゃないんですが更新(w。

>>51さん
過ちってほどでもなかったかな?酔った勢いで…。
後藤にしてみれば大問題なんですが、この後 後藤は…。

>>52さん
W不倫にしちゃうと、今後ますます大変にT_T

>>53 REDRUMさん
私もいしよし小説読んでから興味持ってファンになりましたよ。
やっぱり同じ人いるんですね。これからも宜しくです。
60 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月30日(木)08時36分41秒
いやん♪朝から読んじゃった(W

もしかして。。。もしかして・・・ごっちんてば。。。
おもしろいっす。がんばってね。続き期待
61 名前:名無し男 投稿日:2001年08月30日(木)09時43分32秒
<<やばいよやばいよ〜 出川>>
62 名前:タヒチ 投稿日:2001年08月30日(木)12時01分26秒
続きがすごい気になります☆
ごっちん・・・どうでるのか。切ないですね。
63 名前:レイン 投稿日:2001年08月30日(木)21時35分39秒
何かすごい展開ですね。
64 名前:Triangle Blue-9- 投稿日:2001年08月31日(金)00時04分51秒
−9−

「ごっちん、ごめん。私…」
「謝らないでっっ!!」
吉澤は後藤の声にビクっとすると、恐る恐る後藤の顔を見つめた。

「謝られたら、惨めになるよ…」
後藤は吉澤の視線をそらし、夜空を見上げた。

「あ、あの…」
言いかけたものの、適当な言葉が見あたらない。
(いくら、酔っていたとはいえ、キスするなんて最低だ…)
吉澤は自分を責めていた。

「あの時、何考えてた?」
後藤が、ゆっくりと吉澤を見つめた。心なしか目が潤んでいる。
後藤まで泣かせてしまったのかと思うと吉澤の心は痛んだ。

「なにって、梨華ちゃんと仲直りしたくて…」
と言いかけて口をつぐんだ。

「やっぱり、梨華ちゃんなんだね…」
後藤は、ふぅーっとため息を漏らす。
65 名前:Triangle Blue-9- 投稿日:2001年08月31日(金)00時05分26秒
「キスしたのは、謝るよ。謝るって言うか、申し訳ない事したと言うか。
 それに酔っぱらってたし」
「私が怒ってるのは〜!」
後藤が遮る。
「キスで怒ってるんじゃないんだよ」
「?」
(なに、言ってるの?ごっちん??)
吉澤は、すぐには分からなかった。

後藤は再び、吉澤から視線を外すと、背中を向けた。
「私の立場は?」
「え?」
ふと、吉澤は、後藤が言った言葉を思い出した。
(『私は、梨華ちゃんじゃない!』そう言ったっけ…)
吉澤は、やっと後藤の言っている意味を理解すると
「ごめん…」
ぽつりと言った。
66 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年08月31日(金)00時09分23秒
>>60san
なんだと思ってますか?(w

>>61san
出川は出さないでくれ(爆)

>>62タヒチさん
タヒチさんの小説も楽しみですよ〜。
ごっちん、どう出るか…。ふふふ

>>63レインさん
ちょっと強引に話を…。

もう少し後で切りたかったんですけど、手直しくわえるかも
知れないので、ここでストップさせました。
67 名前:名無し男 投稿日:2001年08月31日(金)02時26分58秒
時は戦国。
68 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月31日(金)02時41分25秒
面白い・・・・テレビで見るキャラとそんなに変わらないですね。後藤のメール「日本。後藤」
マジでやっていそう(w
三人の関係をバガ吉がどんどん複雑にしてしまうのを、勝手ながら期待しています。
69 名前:Triangle Blue-9- 投稿日:2001年08月31日(金)20時11分46秒
「どうしたら、許してくれる?」
同じ事を数日前、石川に言った事を思い出して吉澤は苦笑いした。
(梨華ちゃんは、答えてくれなかったけれど……)
石川とギクシャクして、その上、後藤とまで仲が悪くなるのは
絶対に避けたかった吉澤は、なんとか許してもらおうと思っていた。

後藤は暫く考えていたが、振り向くと
「よっすぃ〜私のお願い聞いてくれる?」
「お願い?」
「さっきのキスは事故だったとして・・・」
「う、うん」
「もう1度キスしてくれない?後藤真希として」
「へ?」
思いもよらない後藤のお願いに、吉澤は驚きを隠せなかった。
後藤を見つめる吉澤。
後藤は、冗談とも本気とも取れるような表情をしていた。
70 名前:Triangle Blue-9- 投稿日:2001年08月31日(金)20時12分42秒
「さっきは、石川梨華としてキスしたんでしょ?」
「……」
何も言えないで困った顔をしている吉澤。
(そんな事出来ないよ……)
二人の間に沈黙が流れる。

後藤は吉澤に近づいて来た。
「私とだとキス出来ないの?」
「そんな事ないけど…。なんで…」
吉澤は後ずさりする。
「なんでって、私もよっすぃ〜の事好きだから…。
 だから、梨華ちゃんを想ってキスされたのは許せない」
思いがけない後藤の告白に、吉澤は目を白黒させた。
(冗談だったらひどすぎる。でも私がした行為は、もっとヒドい…ね)
「ごっちん、そんな事、今まで・・・」

「嘘だよ。冗談に決まってるでしょ?本気にしたの?」
後藤は、吉澤から離れると笑った。
(私だって気付いたのは、さっきなんだよ。
 それも、よっすぃ〜にキスされてね。皮肉なもんだよね。
 でも気付かせてくれたんだから、梨華ちゃんに感謝しなきゃいけないのかな…)
後藤は、その事は口には出さなかった。
71 名前:Triangle Blue-9- 投稿日:2001年08月31日(金)20時13分39秒
「よっすぃ〜、早く帰れば?もう遅いよ?私も、もう帰るわ」
「うん」
しかし、帰りづらいのか、考えているのか下を向きながら立ち止まっている。
そんな、吉澤を後藤は、ぼんやりと見つめていた。
(よっすぃ〜、やっぱり、そのまま帰っちゃうよね。私って意地悪だなぁ。
 よっすぃ〜を困らせてるんだから。帰りにくいなら、やっぱり私から
 先に帰った方がいいのかな)
そう思った後藤は、駅の方へと帰りかけた。
と、ふいに後藤は腕を掴まれて、吉澤に正面に向かされた。
「さっきのお願いって冗談じゃないよね?…ごっちん、そんな事
 今まで冗談で言った事ないもん」
吉澤はいつになく、真剣な表情をしていた。

「いいよ、無理しなくてもー。意地悪して言っただけだから」
「いや、私が悪いんだし。ごっちんが望むなら…」
「いいって。梨華ちゃんに、秘密を増やしちゃうよ?それに好きでもない
 相手とキスなんか出来ないよね」
自分で言っておきながら、後藤もいやらしい言い方をする。
「好きに決まってるじゃんかー。ごっちんは意地悪だよ」
吉澤は、さりげなく後藤の腰に両腕を回すと、顔を近づけた。
72 名前:Triangle Blue-9- 投稿日:2001年08月31日(金)20時14分18秒
しかし、そう言ったものの吉澤は後藤の告白と自責の念に駆られて、混乱していた。
(どうしたら、いいんだよ……)
「嬉しいよ、よっすぃ〜」
後藤は吉澤の首に両手を巻き付けると、吉澤を見つめた。

今まで、石川としかしなかったキス。それを自分の過ちで後藤としてしまった。
そして更に、またキスを要求されている。
(自業自得か…。さっきの時点で、もう梨華ちゃんの事裏切ってるんだ、私)

吉澤は後藤を見つめながら、数日前の「浮気相手は後藤!」と浮かれて
言っていた自分を思い出していた。
こうして、告白?されているのに、嬉しくないのは、やはり
自分に負い目を感じているせいもあるのだろうか?
後藤の事は好きだが、それはメンバーとして、友達としてだった。
73 名前:Triangle Blue-9- 投稿日:2001年08月31日(金)20時14分55秒
吉澤の気持ちを察したのか、後藤はこう言った。
「梨華ちゃんの事、すぐに忘れろとは言わないけど私のことも、もっと見てよ。
 キスから始まる恋があってもいいんじゃない?」
「ごっちん……」
「今だけは、梨華ちゃんの事忘れて…」
そう言って、後藤は目を閉じた。

まだ後藤からキスをされれば気も紛れるのに
自分からさせるところに、吉澤は躊躇した。

ここでキスしたところで、後藤は満足するのだろうか?
(こういう事考えてるから、いけないんだね。
 でもキスした方がますます辛くなるよ?)

なお、キスをためらっている吉澤だったが、目を閉じている後藤に言った。
「やっぱり、出来ない…よ。ごめん」
後藤は目を開けると"やっぱり…"と言う顔をした。
74 名前:Triangle Blue-9- 投稿日:2001年08月31日(金)20時16分34秒
「だって、ごっちんに悪いから」
「私がいいって言ってるのに?」
「もし、キスするなら、ちゃんとごっちんの事好きになってからしたい。
 さっきのキスは、ほんと悪かったって思ってるけど。だから、出来ないよ」
「じゃぁ、私にも希望はある訳だ」
後藤の目が光った。
「ごっちんの事は好きなんだけど…」
吉澤は言葉を濁す。
「分かってるよ。今でも梨華ちゃんにゾッコンなのは。
 分かってて、私だって言ったんだから」
「そう言ってもらえると助かるよ」
何が助かるんだか、自分でも良く分からなかったが。
75 名前:Triangle Blue-9- 投稿日:2001年08月31日(金)20時17分23秒
「でもさ、さっきは、してくれるって言ったじゃない。ウソついたんだ」
「それは…」
後藤も引き下がらなかった。しかし、ふっと表情を緩めると
「多分、よっすぃ〜の事だから、そう言うと思ってたよ」
「え?」
「よっすぃ〜は、結構恋愛に関しては真面目だからね。
 でも、キスされるとはね…」
「ごめんね、ごっちん」
それを言われると何も言えない。

急に後藤は真面目になると
「よっすぃ〜。目を閉じて。今からよっすぃ〜の事殴るから」
笑って言う。
(なんか恐いんですけど……)
それで気が済むのなら、吉澤自身も多少ラクになる。。
「うん。分かった」
吉澤は覚悟を決めて目を思い切りつぶった。
(殴られた事って今までになかったよ…)
76 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年08月31日(金)20時20分45秒
更新です。
お蔵入りした文章を混ぜて使ってしまった(苦笑)。

>>68san
バカ吉(wも、石川に気持ちがありつつ…。ダメですなぁ。
77 名前:ヤグッスィー。 投稿日:2001年08月31日(金)21時34分27秒
どーも、ヤグッスィーです。
あぁ・・ヨッスィー殴られちゃうんですか???
この先が気になります
78 名前:レイン 投稿日:2001年08月31日(金)22時17分36秒
展開がおもしろい”!!
79 名前:名無し男 投稿日:2001年09月01日(土)02時16分50秒
石川がどう出てくるか楽しみだ。
80 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月01日(土)08時32分06秒
よっすぃ〜浮気はしないでくれ〜〜〜〜!!!
81 名前:Triangle Blue-10- 投稿日:2001年09月01日(土)13時55分33秒
−10−

しかし、後藤の拳が飛んでくると思いきや
届いたのは、後藤の柔らかいくちびるだった…。
石川のソレとは、また違った感触のくちびるに、吉澤は、戸惑いつつも、受け入れた。

少しためらいがちに後藤の舌が、吉澤の口の中に入ってくる。
そして、後藤の舌が少しぎこちないが、吉澤の歯や歯茎をなめ回していく。
(ご、ごっちん……)
最初は驚いていた吉澤だったが、最後の方ではしっかりと後藤の舌と
自分の舌を絡ませて、後藤のキスを楽しんでいた。
そう、この時ばかりは、石川の事を忘れていたのだ。
82 名前:Triangle Blue-10- 投稿日:2001年09月01日(土)13時56分21秒
後藤の方からくちびるを離すと、吉澤はさっきとは打って変わって切なそうな顔をした。
先ほどの、キスを拒んでいた吉澤がウソのようだった。
「ごっちん、キスうまいね…」
吉澤は、ひさぶりのキスに、酔っているようだった。
「よっすぃ〜のマネしただけだよ…。私、女の子とキスするの初めてだし」
「そうは見えないね…」
吉澤は、もっとキスをしたいような素振りを見せた。
しかし、後藤はそれに気づかない振りをする。
「私の気持ち、よっすぃ〜に届いた?」
耳元で囁く。
「う、うん…」
吉澤は、自分から後藤にキスをしようとくちびるを近づけたが
後藤は、吉澤から離れると
「もう帰るね。また明日!」
そう言うと、一人でさっさと帰って行ってしまった。
83 名前:Triangle Blue-10- 投稿日:2001年09月01日(土)13時57分11秒
「ごっちん……」
吉澤は暫くその場に佇んでいた。

(キスしたのって、いつ以来だっけ…)
ふとそんな事を考えて、石川の事を思い出した。
(私ってば、なんて事を!!)
最初のキスは事故で済まされるとしても、今のキスは合意の上でしたようなものだ。
(はぁぁぁ。梨華ちゃん……。弁解の余地がないよ(涙))
時既に遅し、吉澤は自己嫌悪に陥った。


後藤は駅までの道を歩きながら、あんなにあっさりと吉澤が堕ちるとは
思っていなかったので、自分でも驚いていた。
(よっすぃ〜は、愛に飢えてるのね。それとも私のキスがうまかったのかな…)
後藤の足取りは軽かった。

どっちにしろ、吉澤と石川の仲が、ますます修復不能になってしまったのは
言うまでもない。
84 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月01日(土)14時05分41秒
更新です。
やっぱり、バカ吉になっちゃいましたね(w。ダメな奴…。
自分で書いておきながら、複雑になって来そう(溜息)。

>>77 ヤグッスィー。san
殴るのは後藤のフェイントでした。

>>78 レインsan
今後どうするか早くも煮詰まり気味・・・。

>>79san
石川が可哀相になって来た。

>>80san
これは浮気になるのかな〜。なりそうですね〜。
後藤が強気に出そうな予感だし。

こちらは、更新遅れるかも知れません。分かりませんけど。
取りあえず、その日その日で書いてアップしてるので…。
85 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月01日(土)23時05分06秒
no!!!よしこ!梨華ちゃんを幸せにしてあげてよ!
86 名前:Triangle Blue-11- 投稿日:2001年09月02日(日)15時45分24秒
−11−

その頃、石川は、吉澤と後藤が、そんな風になってる事は
知る由もなく、温泉から帰って来たら謝ろうと考えていた。

保田から誘われたのは、吉澤と喧嘩して、少し経ってからだった。
「今度のオフさ、気晴らしに温泉でも行かない?」
このところ、ずっと保田は石川の事を気に掛けてくれていた。
保田の心遣いが嬉しく、石川はOKした。
「いいですよ」
断られると思っていた保田は、意外な顔をした。
「おかしいですか?」
石川は聞き返した。
「うぅん。分かった。じゃ、また詳しく決まったら連絡するよ」
「はい。お願いします」

このところ、ずっと忙しくオフも、久しぶりだった。
本当だったら、吉澤と過ごすハズだったオフ。
しかし、今回は無理そうだと思った石川は、保田の誘いに乗った。
87 名前:Triangle Blue-11- 投稿日:2001年09月02日(日)15時46分02秒
「気晴らしになるかなー。浮かない顔してても保田さんに迷惑
 かけちゃうし。のんびりして来ようっと」
石川は独り言を呟くとベッドに横になった。
とは言ったものの、吉澤の事が気になるのは事実だった。
今までも、良く喧嘩はしたが、ここまで長期に及ぶ事はなかった。
どちらかが折れて(大抵が吉澤)それで仲直りするパターンだった。
今回はタイミングがずれて、結局きっかけも掴めないまま早くも
1週間が過ぎようとしている。
毎日あった電話やメールも全くなくなり、当然、吉澤は家には来なくなった。

吉澤が追いかけて謝って来た時に素直になれば良かったと後悔した。
あの時、飯田が呼びに来なければ石川も謝るつもりだったが、
結局、呼ばれたので吉澤を無視するカタチを取ってしまった。

(これじゃぁ、話しかける事すら出来なくなっちゃうなぁ…。
 温泉のお土産を口実に、よっすぃ〜を家に呼ぼうかな…)

「よっすぃ〜…ごめんね……」
石川は、そのまま眠りに就いた。
88 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月02日(日)15時47分17秒
>>85san
現時点では、難しいかもー。と言うか後藤が……。

ちょこっとづつ更新出来そうです。
89 名前:レイン 投稿日:2001年09月02日(日)22時57分01秒
梨華っちにも反省の傾向が…
いいですねぇ
90 名前:名無し男 投稿日:2001年09月03日(月)00時36分20秒
波乱はまだある!(断言)
91 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月03日(月)00時53分54秒
吉澤は雰囲気に飲みこまれ・・・後藤うまいなー。保田の攻勢?に石川どうでる?
92 名前:Triangle Blue-12- 投稿日:2001年09月03日(月)13時27分33秒
−12−

翌朝、吉澤は一番に楽屋入りをしていた。
昨日は殆ど眠れなかった。
(なんで、あんな事しちゃったんだろう・・・)
しかし考えたところで、なんの解決にもならないのは分かって
いるのだが、吉澤は、ずっと同じ事を自問自答していた。
キスに酔いしれていたが、あれは後藤でなくても良かったのではないか?
そんな事まで考えていた。
(でも、あれが加護とかだったら、そうもいかないよな〜…って
 また論点がずれてきてる。はぁ…)
後藤に告白された事よりも、キスの方に気持ちが行ってしまっていた。
(キスから始まる恋かぁ……。ごっちん、かっけー事言うなぁ)
自分の事なのに他人事のように感心していた。
93 名前:Triangle Blue-12- 投稿日:2001年09月03日(月)13時28分27秒
ドアがノックされると、後藤が珍しく早く入って来た。
そして、吉澤の姿を見つけると、嬉しそうに近づいて来た。
「おはよ〜。よっすぃ〜〜〜!!!」
そして、いきなり抱き付く。
「おはよぅ…」
(な、なにっ。いきなり……。こんなとこ梨華ちゃんに見られたら!)
まだ楽屋にいるのは二人だけなのに、吉澤は慌てた。
「なに驚いてるのよ〜」
「いや、べつに・・・」
吉澤は恥ずかしくなり顔をそむけた。
そのまま後藤は吉澤の膝の上に乗ってきた。
「あ、あの、ちょっと…」
「なに恥ずかしがってんの?昨日は、もっと欲しそうな顔してたのに…」
「………」
「明日のオフは二人きりで過ごそうよ」
後藤は耳元で囁くと耳たぶを噛んだ。
「うん...」
思わず吉澤は首をすくめた。

誰かが入って来る気配がしたので、後藤は素早く自分の椅子に座った。
「おはよ〜。圭ちゃん!」
「おはよ〜」

積極的な後藤に吉澤は戸惑っていた。

しかし、その後の後藤は、普段通りに接して来ていた。
昨日の事もあって、吉澤は石川と目を合わせる事が出来なかった。

94 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月03日(月)13時31分58秒
>>89 レインsan
石川、遅いんです反省が。既に遅し。

>>90san
>波乱はまだある!(断言)
その通り!(w。

>>91san
後藤のキャラが怖くなってきました。
保田は自分からは行かないかもです(謎)。
95 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月03日(月)15時23分39秒
石川は浮気しない気がするのは私だけ?
そうであって欲しいっていう願望かな?
96 名前:ヤグッスィー。 投稿日:2001年09月03日(月)20時52分57秒
ヨッスィー!
梨華ちゃん一筋じゃなかったのか!?!?
ヨッスィーがんばれ!!
97 名前:レイン 投稿日:2001年09月03日(月)22時19分58秒
ごっち〜ん。吉澤に手をだすなぁ〜
梨華ちゃんが嫉妬してしまう
98 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月04日(火)00時14分21秒
いけいけごっちん(ボソッ
もっとかき乱しちゃっておくれ(ワラ
その方が後が盛り上がるってもんさ。
99 名前:名無し男 投稿日:2001年09月04日(火)18時40分55秒
膨れっ面のバルーン石川希望!!
こうなったらもっとぐちゃぐちゃにしてまえ〜!!

かきまぜかきまぜかきのたね〜♪

って昔はやらなかった?
100 名前:Triangle Blue-13- 投稿日:2001年09月04日(火)19時31分43秒
−13−

「温泉に行く事、ごっちんに話しちゃったんですか?」
石川は、保田と一緒に帰る途中、思わず聞き返してしまった。
「まずかったの?」
「いえ、そんな事ないですけど…」
(よっすぃ〜も、もう知ってるんだ、きっと…)
石川と喧嘩してから、殆ど後藤と一緒にいるので当然耳に入っているハズだ。
(きっと、保田さんにやきもち妬いたりしてるんだろうな…。
 前から保田さんの事気にしてたし、よっすぃ〜。何もないのに)
しかし、そんな事より、今日の吉澤の態度が気になった。
今も喧嘩の最中だが、それとは違う"何か"を石川は感じていた。

石川の様子を見て、保田は見かねて言った。
「吉澤と、ずっと仲直りしてないの?」
石川の方が敢えて吉澤の話を避けているのが分かっていたので
保田も触れないでおいたが、さすがに気になって聞いてしまった。
最近の二人の様子を見ていれば、一目瞭然なのだが。
101 名前:Triangle Blue-13- 投稿日:2001年09月04日(火)19時32分20秒
「はい。そうです…」
石川は笑って答えた。
「まぁ見てれば分かりますよね」

「私が口出しする事じゃないけど、早くした方がいいよ。
 そんな事言わなくても分かってると思うけど」
本当に心配そうに言う保田を見ていたら、なんだか申し訳なくなってきた。

「保田さんにまで迷惑かけて、本当にすみません」
石川は頭を下げる。
「いや、別に迷惑じゃないんだけど、最近元気ないから。やっぱり気になる」
「これは二人の問題ですから、なんとかしますよ」
とは言ったものの、どうすればいいのか石川自身も良く分かっていなかった。
「温泉から帰ったら、ちゃんとよっすぃ〜と話し合います」
と付け加えた。

「そうしてくれると私も安心」
保田は笑った。
「明日の午後からだから荷物多くなっちゃうけど、そのまま行こうね」
「はい。楽しみにしています」
102 名前:Triangle Blue-13- 投稿日:2001年09月04日(火)19時32分52秒
明日からオフなのだが、午前中は仕事が入っているので、午後から
そのまま保田と温泉へと行く予定になっている。

保田と駅で別れてから、自分から、保田と行く事を伝えておきたかったので
石川は吉澤にメールを打った。
(なんだか久しぶりで緊張しちゃうな・・・)
最後の一行は削除しようかどうか迷ったが、そのまま送信した。
103 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月04日(火)19時38分18秒
明日の更新までしか書いてません。どうしようか(苦笑)。

>>95さん
私も、そうあって欲しいと願ってます(苦笑)。

>>96ヤグッスィー。さん
その場の雰囲気に流されやすい性格のようで。吉澤くん。

>>97レインさん
嫉妬というより石川が可哀相になってきました…。

>>98さん
どろどろをお好みですか?う〜ん…。ツライかも。

>>99さん
やはり、ぐちゃぐちゃがいいですか。難しいっすね。
>かきまぜかきまぜかきのたね〜♪
初耳かも〜(苦笑)。
104 名前:名無し男 投稿日:2001年09月05日(水)01時46分27秒
丁度いいとこで引っ張るな〜
自分らに流れが来はじめてるとこで敵の監督にタイムアウト取られた感じだ。

うずうずうずうずうず
105 名前:Triangle Blue-14- 投稿日:2001年09月05日(水)19時04分09秒
−14−

(あ、梨華ちゃんからメールだ!!)
仕事の帰り、後藤に気づかれないように、吉澤は、そっと見た。

<<明日から、保田さんと温泉に行きます。
       帰って来たら会ってくれる?  石川>>

(温泉に行く事、わざわざ私に言うなんて梨華ちゃんらしいや)
吉澤は、思わず笑ってしまう。
(会ってくれるって……)
吉澤は携帯の液晶をじっと見つめていた。

「梨華ちゃんと会うの?」
いつの間にか、後藤が携帯を覗き込んでいた。
吉澤は、慌てて携帯を隠した。
106 名前:Triangle Blue-14- 投稿日:2001年09月05日(水)19時04分51秒
「別にいいじゃない。この際だから、梨華ちゃんに私たちの事言おうよ」
「えぇ〜?」
「なに驚いてんの?まさか、よっすぃ〜、梨華ちゃんと寄り戻して
 私とも付き合おうって言うんじゃ…。それは虫が良すぎるんじゃないの?」
「そんなつもりないよ!でも、私とごっちんって付き合ってるって言うの…かな…」
途端に後藤の顔色が変わった。
「昨日のキスはなんだったの?やっぱり騙したんだ…」
急に冷めた声で話す後藤に、吉澤は少し恐怖を感じた。
「別に騙してなんかいないよ。ごっちんのキスは……良かったよ」
「じゃぁ、今、キスしてよ」
「ここで?」
吉澤は、周りを見渡した。人気はないが、少しためらってしまう。
後藤は吉澤の手首を掴むと、昨日の公園へ、また連れて行った。
「よっすぃ〜と私のファーストキスの記念の場所だよ」
後藤は吉澤に抱き付いた。
(梨華ちゃん、もう遅いよ。私は・・・)
吉澤は後藤の顎を少しあげると、キスをした。
「嬉しいよ、よっすぃ〜…。よっすぃ〜は、後藤のものだね」
小悪魔的な笑いを浮かべて、後藤は微笑んだ。
107 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月05日(水)19時06分25秒
>>104san
狙って区切ってる訳じゃないんですけどねぇ。
この後、吉澤は…。
108 名前:ING 投稿日:2001年09月05日(水)20時25分53秒
いいです!私的にかなりヒットです!
自分も花板で、リクエスト形式のいしよしごま
小説やってるんですが、ここのかなりいいですね!
続き、期待してます。
109 名前:バービー 投稿日:2001年09月05日(水)20時41分46秒
珍しい、あんまり甘くないタイプのよしごま!いいです!!
2人っきりのオフってとこがいいなぁ〜。
小悪魔後藤に翻弄される吉澤のエロシーンとか見てみたいかも(w
110 名前:レイン 投稿日:2001年09月05日(水)21時26分38秒
ああ〜。本当にマジで石川は可哀想です。
マジで助けてあげたい〜。
111 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月06日(木)01時10分03秒
石川はよしざーを取り戻してくれ たのんます・・・よしざーしっかりしろや・・・
112 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月06日(木)16時55分56秒
後藤が嫌いになってしまった…。
吉澤しっかりしろ!
113 名前:いしよし教信者 投稿日:2001年09月06日(木)17時10分25秒
なんかリアルな世界な感じですね〜
現実のいしよしごまの関係もこの作品に近いんじゃ・・・
とにかく萌える
114 名前:ヤグッスィー。 投稿日:2001年09月06日(木)21時47分08秒
あぁ〜、ヨッスィーがんばれ。
そうしないと帰ってきた梨華ちゃんが・・・
115 名前:Triangle Blue-15- 投稿日:2001年09月06日(木)23時12分40秒
−15−

<<楽しんできてね。  吉澤>>
ホントは行って欲しくない。特に保田とは…。
しかし今更言っても仕方ないので、後半のレスには答えず
それだけ打つと石川に返信した。

後藤は再び、覗き込むと、
「ふぅーん。うちらも楽しもうね。ひ・と・み・ちゃん!」
後藤はわざと名前で呼ぶと、吉澤に抱きついて、頬にキスをした。


吉澤のメールを見た石川はため息をついた。
(会ってくれないのかな…)
お互い様々な想いを抱えたまま、二人はそれっきり、またメールも電話もしなかった。

116 名前:Triangle Blue-15- 投稿日:2001年09月06日(木)23時13分19秒
「ねぇ、えっちしようか?」
抱きついて離れない後藤を更に強く抱き締めると吉澤が囁いた。
「え?」
今まで、消極的だった吉澤からの思わぬ発言に、後藤は、聞き返した。
「そんなにビックリする事ないじゃん。明日するのが今日になっただけだよ。
 それとも、お楽しみは明日に取っておく?」
まさか吉澤が、そんな事を言うとは思わなかった後藤は即答出来なかった。
しかし、すぐに吉澤は腕の力を緩めて後藤から離れると
「冗談だよ。明日の午前中は仕事あるしね。今日は帰るよ。
 明日は、ゆっくり楽しもうね。ごっちん…」
吉澤は、後藤に言うと、再びキスをした。
「おやすみ…」
117 名前:Triangle Blue-15- 投稿日:2001年09月06日(木)23時14分03秒
ポカンとしている後藤を残して、吉澤は、そのまま帰って行く。
(もう後戻りは出来ないんだ…)
吉澤は既に開き直っていた。
(どうせ明日はごっちんと…。梨華ちゃんだって、もしかしたら保田さんと……)
そんな言葉を繰り返しながら、吉澤は駅へと足を早めた。


『えっちしよう』
後藤は、今吉澤が言った言葉を頭の中で何度もリフレインさせていた。
吉澤らしからぬ発言に、後藤は動揺していた。
『冗談だよ』と言ったが、そういう事を言うような性格じゃない事は後藤も知っていた。
(本当に、後藤のコト、真面目に考えてくれるの?よっすぃ〜…)
118 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月06日(木)23時16分52秒
たくさんのレスありがとうございます。
本人がビクーリしてます。暫くこちらの板メインに進めようかな。
空板(明るめ甘め)と両立で書くのは、かなりしんどいので。m(_ _)m

>>108INGsan
最近は、なかなか他の小説まで読んでるヒマがないんですが
今度読ませていただきますね。

>>109 バービーsan
あぁぁ、バービーさんから初レス!!嬉しいです!!
バービーさんの小説も好きで良く読ませていただいてますよ〜!
>2人っきりのオフってとこがいいなぁ〜。
ナニするんだか(苦笑)。エロシーンはやはり避けられないかな(w。
実は苦手なんですけどね。エロ・・・。

>>110 レインsan
自分で書いてて切なくなってます。更に次回は石川可哀相かも。

>>111 san
二人が素直になった時は、既に遅かったんです…。

>>112san
私も書いてて後藤のキャライヤだなって思いました(苦笑)。
でも悪いのは吉澤なんですけどね。

>>113 いしよし教信者san
リアルですかね。でも嬉しいです。ありがとうございます。

>>114 ヤグッスィー。san
旅行前にも一波乱ありそうな気配です(謎)。
119 名前:名無し男 投稿日:2001年09月07日(金)02時21分08秒
俺の大好きな展開に・・・ウホ
120 名前:Triangle Blue-16- 投稿日:2001年09月07日(金)19時30分29秒
−16−

吉澤はドアの前に立つと一呼吸置いて、ためらいがちにインターホンを押した。
ここへ来るのは、もう1週間振りくらいだろうか。凄く久しぶりな感じがした。
この時間だと、丁度シャワーを浴びてる頃かも知れない。
ほどなくして、石川の声がした。
「…はい……」
「吉澤だけど…」

「よっすぃ〜?」
突然の吉澤の訪問に石川は驚いたようだった。
すぐにドアが開いた。
一番会いたかった女性(ひと)。石川梨華…。
「一言謝りたくて…。ごめん。あとメールありがと」
伏し目がちに吉澤は答えた。

「私もごめんね。ずっと意地張っちゃった…」
石川も照れたように答えた。
案の定、お風呂から出たばかりらしくTシャツに短パンだった。

121 名前:Triangle Blue-16- 投稿日:2001年09月07日(金)19時31分16秒
「梨華ちゃん……」
吉澤は涙が出そうになるのを、ぐっとこらえた。
「ん?なに??ねぇ。どうして突っ立ってるの?中に入らないの?」
石川が吉澤の手を取ろうとした。
「今日は謝りに来ただけだから。それに、梨華ちゃん明日の準備とか
 あるんでしょ?すぐ帰るよ」
「何言ってるの?明日の準備よりも、よっすぃ〜の方が大事だよ」
吉澤は、思わず胸が熱くなった。今日の石川はやけに優しい。
しかし、吉澤にはその優しさが却ってツラくさせた。
122 名前:Triangle Blue-16- 投稿日:2001年09月07日(金)19時32分55秒
「うぅん。もう帰るからさ。早く梨華ちゃんも休みなよ」
それだけ言うと、吉澤は帰ろうとした。
「待ってよっすぃ〜」
「なに?」
石川が何を言うか分かっていたが、わざと知らない振りをした。
「いつものアレはないの?」
「今回は出来ないよ。もうする資格もないし」
(梨華ちゃん裏切っちゃったんだもん。する資格なんか…)
「じゃぁ私からしてあげる」
石川は吉澤の首に両手を絡ませると
「仲直りのキス…」
と言って、自分からキスをしてきた。
(梨華ちゃん……。)
吉澤も細い石川の腰に手を回すと、それに応えるように優しくキスを返した。
(さようなら…梨華ちゃん……。最後のキスをありがとう…)
123 名前:Triangle Blue-16- 投稿日:2001年09月07日(金)19時33分52秒
吉澤は、くちびるを離すと切なそうな顔をした。
「ありがとう。梨華ちゃん…。やっぱり梨華ちゃんは最高だよ。
 好きになってよかった」
石川は不思議そうな顔をして吉澤を見つめていた。
「どうしたの?よっすぃ〜。おかしいよ?」
「なんでもないよ。じゃぁ、梨華ちゃんおやすみ!」
吉澤は急に涙が出て来たのを慌てて手で拭いてごまかすと、石川の方を
向かないで、ドアを閉めた。
(結局、お別れの言葉は言えなかった……。)
吉澤はため息をつくと、流れてくる涙を必死にこらえながら、
自分の家へと帰って行った。


吉澤と折角仲直り出来たと言うのに、何故か石川はしっくり来なかった。
(よっすぃ〜の様子もおかしかったし…。それに…)
吉澤に抱きついた時に、ほのかに香った香水の匂い…。
あれは、後藤が付けていたものに良く似ていた…。
石川の心に、また一つ不安が広がっていた……。
124 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月07日(金)19時36分03秒
>>119san
大好きな展開とは???

まだまだ波乱は続きそうです。吉澤ひどすぎるなぁ…(涙)。
125 名前:レイン 投稿日:2001年09月07日(金)22時16分58秒
仲がやっと戻ったと思ったら、お別れですか〜!!1
126 名前:名無し男 投稿日:2001年09月07日(金)22時47分24秒
NO〜!
OH MY BUDDHA!!(仏教徒なんで。)
127 名前:112 投稿日:2001年09月07日(金)23時56分01秒
吉澤、暴走をやめろ、やめてくれ〜。(泣)
128 名前:バービー 投稿日:2001年09月08日(土)00時15分50秒
おっおっ!(←興奮して喜びようがキモイ)
よしごま、いい感じじゃないっすかぁ〜!!!
これはこの後の展開期待できるっ!
チャーミーブルーさんの裏シーン好きです(w
かなり萌えさせてもらってます。

と言うより、よしごま擁護派って多分自分だけだと思ふ・・(w
よしごまはハマったらいいんだけどなぁ〜。
いしよしも大好きだけど。
129 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月08日(土)00時28分07秒
よっすぃ〜目を覚ませ!!梨華を悲しませるな!!
130 名前:Triangle Blue-17- 投稿日:2001年09月08日(土)10時34分42秒
−17−

吉澤が家に着く頃には、もう午前0時を回っていた。
マンションのエレベーターを出ると、吉澤の家の前に誰かが立っていた。
思わず吉澤は身を隠した。
オートロック形式なので、安易に部外者は入れないハズだ。
恐る恐る覗いて見ると、それは後藤だった。
(なんで、ごっちんがいるの!?)
今まで石川のコトで頭がいっぱいだった吉澤は急に現実に引き戻された。

「ごっちん……」
俯いていた後藤がこちらを見た。
「遅かったじゃん。あれからすぐに追いかけたからよっすぃ〜と
 同じ電車に乗ったと思ってたのに」
「梨華ちゃんちに行ってた…」
後藤にウソをついても仕方ないので、吉澤は正直に話した。
「そう…」
「取りあえず中に入ってよ。もう家族はみんな寝てると思うけど…」
後藤を中に入れると自分の部屋に通した。
131 名前:Triangle Blue-17- 投稿日:2001年09月08日(土)10時35分59秒
「今夜は遅いから、泊まってくでしょ。私のベッド使っていいから」
部屋から出て行こうとする吉澤を引き留める。
「よっすぃ〜は?」
「私はソファかなんかで寝るからいいよ」
「なんでよ」
「なんでって二人で寝るには狭いし…」
後藤は吉澤を抱き締めるとベッドへと誘う。
「さっき言った言葉は、ほんとに冗談だったの?」
「あれは…」
あの時は本心だった。でも今は……。と言うよりも今夜は抱く気にはなれなかった。
「ごめん。ごっちん。今日はそういう気分になれない…よ」
今日…。明日だって、そんな気分には……。それとも後藤が忘れさせてくれる
のだろうか?泣きたいくらいなのに、一人になりたいのに…。
今更ながら、吉澤は石川に会ったコトを後悔しだしていた。
温泉前に仲直りと言う形を取っておいた方が石川も保田と気兼ねなく
楽しめるだろうと思っての配慮だったが、逆に自分が辛くなるだけだった。
132 名前:Triangle Blue-17- 投稿日:2001年09月08日(土)10時36分41秒
「梨華ちゃんと何かあったの?」
「なにも。仲直り出来たよ、たぶん」
「たぶん?」
「あとはお別れの言葉を言うだけだよ。おのぞみの結末でしょ」
吉澤は自嘲気味に笑った。
「…それで、いいの?」
「ごっちんがそうしろって言ったんでしょ!二股はイヤだって」
後藤は慌てて吉澤の口を押さえた。
「シーっ!よっすぃ〜声大きいよ。家の人起きちゃうって」
「場所変えようか」
吉澤は後藤の腕を取ると、マンションの前の小さな公園へと連れ出した。
133 名前:Triangle Blue-17- 投稿日:2001年09月08日(土)10時39分11秒
ベンチに腰掛けると、暫く二人は無言だった。
「…本当に、梨華ちゃんと別れるの?本当は別れたくないんでしょ?」
「別れるって言ってんじゃん!」
吉澤はウンざりと言う顔で少し苛立って言った。

(本当は今でも梨華ちゃんの事好きなクセに……)

吉澤が一度でも後藤とキスした事を知ったら石川は許してくれないだろう。
吉澤と石川にとっての「キス」はえっちに匹敵するくらい重要な意味を占めていた。

「私だって、よっすぃ〜の事が好きなの。付き合うなら100%私の事を見てほしい」
真っ直ぐな後藤の瞳を向けられ、吉澤は困惑した。しかしすぐに視線を落とす。
「ゴメン…。すぐには無理だよ。あと、さっきはゴメン。
 ごっちんの事、抱けない。抱いたら、最低な人間になる…」
吉澤は自分に言い聞かせるように言った。
「…それでもいいって言ったら???」
後藤は哀しげな眼差しで返して来た。
「ごっちんを、これ以上傷つける事は出来ないよ」
吉澤の目は優しかった。
134 名前:Triangle Blue-17- 投稿日:2001年09月08日(土)10時40分21秒
「よっすぃ〜は、お人好し過ぎるバカだね。私の事なんかフッて、梨華ちゃんと
 元通りになれば一番簡単なのにさ。…でも、よっすぃ〜のそんなところが
 たまらなく好きなんだけど」
そう言って後藤は吉澤の肩にもたれた。
「隠しておけるほど、私は器用じゃないし、梨華ちゃんも許さないよ、きっと」

「梨華ちゃんも真面目なんだ…」
「…うん。好きだったよ。もう過去形だけど」
吉澤は後藤の肩に手を回し、もう片方の空いてる手で後藤の両手を握った。
「明日はさ、二人でメチャメチャになろうか…」
「メチャメチャって?」
「色んな意味でさ」
後藤が意味ありげに言った。
「私が、よっすぃ〜のコト、抱いてあげる」
後藤は吉澤の首筋にキスをした。
「忘れさせてくれる自信あるの?」
「もちろん」
自信タップリに後藤は言った。
「楽しみだね…」
吉澤は夜空を見上げながら、石川のコトは既に遠い過去のように思えて来た。
135 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月08日(土)10時44分54秒
>>125 レインsan
吉澤はきまじめなので、自ら別れを決意してしまいましたね。

>>126san>>127san>>129san
明日の更新の方が更に、吉澤が外道に見えると思います。
反応が怖いです・・・。ひどすぎ(;_;)。
私も、いしよし派なのに何故か、吉澤を悪者にしてしまった。

>>128 バービーsan
よしごまは、初めて書いてるんですけど、いまいち分からないので
萌えるとか言われると素直に嬉しいです!

私は、いしよし よしごま いしごま いしやすが好きですねぇ。
最近、保田店長(爆)も気になってます。
136 名前:129 投稿日:2001年09月08日(土)14時11分48秒
悪者だとは思わないっすよ。
でも、ここのよっすぃ〜に限らずですが、よっすぃ〜を見てると優しさって
時には人を傷つけたりするんだなと痛感する
優しすぎるのも罪ですね。
137 名前:吉胡麻系 投稿日:2001年09月09日(日)10時03分02秒
始めまして、森板で書いてる吉胡麻系と申します!
一気に読ませていただきました。
あ〜!よっすぃ〜!よしこぉ〜・・・。(爆泣)
って感じですね〜・・・。
次の展開に大期待っす。頑張って下さい!
138 名前:Triangle Blue-18- 投稿日:2001年09月09日(日)10時17分10秒
−18−

翌朝、吉澤と後藤が揃って、楽屋に行くと、既に石川は来ていた。

「「おはよ〜、梨華ちゃん…」」
「おはよ。よっすぃ〜、ごっちん」
後藤はカバンを置くと、飲み物を買いに、すぐ席を外した。
石川は後藤が昨日と同じ服装であるコトを見逃さなかった。
不安が確信へと変わる・・・。

「梨華ちゃん良く眠れた?」
「う、うん。よっすぃ〜は?」
「私は、あんまり…」
実際、吉澤は、あまり寝ていなかった。あの後家に戻り、狭いベッドで
二人は寝たのだが、吉澤は色々考えて殆ど寝付けなかった。
隣の後藤は良く寝ていたのだが。
「そうなんだ…」
(まさか、ごっちんと…)
二人が仲直りしていた事は、保田も今朝、石川から聞いていたが
二人の微妙な空気を保田も感じ取っていた。
吉澤はよそよそしいし、石川も遠慮がちである。
(私の気のせいなら、いいんだけど…)
139 名前:Triangle Blue-18- 投稿日:2001年09月09日(日)10時17分53秒
後藤がジュース片手に戻って来ると
「圭ちゃん、梨華ちゃんと水入らずで楽しんで来てね〜」
ニヤっとして言う。
「後藤、なに、その"水入らず"ってぇ〜!」
「別に深い意味はないよ」
舌をペロっと出す。
「後藤は、オフどうすんの?」
保田は何気なく聞いた。
すると、後藤は吉澤の腕を絡めて笑顔で言った。
「私もよっすぃ〜と二人っきりで過ごすの。ねぇ〜よっすぃ〜?」
吉澤は多少、顔を引きつらせながらも同意した。
「うん。そういうこと」
140 名前:Triangle Blue-18- 投稿日:2001年09月09日(日)10時18分35秒
(そういうことって、どういうコトよ、よっすぃ〜?)
石川は、吉澤を見るが、まるで避けているかのように、さっきから
決して石川の目を見ようとしなかった。
それに今までは、吉澤から、わざと後藤に抱き付いたり、腕を絡ませたり
するコトがあっても、後藤から吉澤に、そういうコトをするのを見た事がなかった。

「あんたたち仲良いのも、ほどほどにしなさいね。石川が妬いちゃうでしょ」
無言の石川を見て、保田はフォローしたつもりだったが
「圭ちゃんだってさぁ〜、梨華ちゃんと二人っきりで温泉じゃない。なんか、やらしいよ」
後藤に、そんな風に返されて保田は顔を真っ赤にさせた。
「ヘンなコト言うんじゃないよ!まったくぅー!からかうのもいい加減にしなさいよ」
後藤はケラケラ笑っているが、石川は黙ったまま席を立った。

「梨華ちゃん?」
「ちょっとぉ〜!石川怒っちゃったじゃないの!」
吉澤は、まだ後藤と腕を絡めたまま、ぼーっとしていた。
「吉澤!追いかけなさいよ!ホントに、あんたたち、どうなっちゃってるのよ?(怒)」
保田が、少々キレ気味で、吉澤にキツく言った。
吉澤は、渋々立ち上がると石川を捜しに行った。
141 名前:Triangle Blue-18- 投稿日:2001年09月09日(日)10時19分28秒
石川はすぐに見つかった。
「梨華ちゃん…」
石川はすぐには振り向かなかった。
「ごっちんの言ったコト気にしないでね」
「…よっすぃ〜もヘンな想像してるの?」
「え?」
「保田さんと、どうにかなっちゃうって思ってるの?」
石川は振り向くと、涙目になりながら訴えて来た。
「いや、それは…」
初めて聞いた時から、そんな事が脳裏にかすめた事は事実だった。
「ごっちんと仲良くしてるのは、ソレの当てつけなの?」
「それは関係ないよ。だって……、もう、私はごっちんと付き合ってるし…」
石川は信じられないと言う顔で、吉澤を見つめた。

「梨華ちゃんと喧嘩してる最中に、ごっちんと親密になっちゃってさ。
 私から告ったら、ごっちんも受け入れてくれて。口げんかの元の"浮気"が
 ホントになっちゃったヨ。だから、梨華ちゃんが保田さんと、どうなろうと
 私には、もう関係ないから…」
吉澤はヘラヘラしながら、一気に喋った。
「じゃぁ…昨日、なんで謝りに来たの?」
石川の声は震えていた。
「一応、謝っといた方がいいと思って。必要なかったかな」
142 名前:Triangle Blue-18- 投稿日:2001年09月09日(日)10時20分10秒
バシっと乾いた音が突然すると同時に、吉澤の頬に痛みが走った。
「……最低だよ………」
石川は平手打ちをすると、泣きながら走っていってしまった。

「…っつ…」
吉澤は頬に手を当てた。徐々に頬が熱くなり、じんじんしてきた。
(ホント最低だ…。私って…)
あそこまで言うつもりはなかった。
気づいたら、わざと石川を傷つけるような事を言っていた。
(これで完全に嫌われたかな……)
どうせだったら完全に嫌われた方がマシだった。
これからの仕事に支障をきたすかも知れないし、飯田や保田に何か
言われそうな気がしたが、それも一時的なものだ。
もともと、石川と組んで仕事をする事なんて、今までだって殆どなかったし
ソレが今までの唯一の不満であったが、逆に今ではホッとしていた。
143 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月09日(日)10時23分16秒
石川が不憫ですが、吉澤を悪人にしました。

>>136 129san
今回の吉澤は、どうでしょうか?
優しいクセに却って傷つけて突き放そうとしてるんですが。
やっぱり、バカなんだなー。

>>137 吉胡麻系san
ありがとうございます。私も今度お邪魔させていただきます。
「やぐよし」好きなんですかぁ?(w
144 名前:名無し男 投稿日:2001年09月09日(日)12時41分05秒
石川、化けて出てきそうだ。
145 名前:名無しさん 投稿日:2001年09月09日(日)13時16分09秒
まさかっ!よっすぃーは梨華ちゃんとこのまま離別?
いしよしダイスキのオイラにとっちゃーショックだべ
146 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月09日(日)15時54分12秒
はやく仲直りしてほしいもんです…
147 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月09日(日)17時32分48秒
あ〜あ、やっちゃった…。(苦笑)
素直に仲直りしてほしいです。 更新頑張って下さい。
148 名前:バービー 投稿日:2001年09月09日(日)21時02分58秒
よしごま突っ走っちゃって下さい!(w
更新頑張って下さいね!!!
149 名前:Triangle Blue-19- 投稿日:2001年09月11日(火)00時06分41秒
−19−

「バカだよ、よっすぃ〜は」
午前中の仕事を終え、後藤の家へと向かう途中で、
また"バカ"と後藤に言われた。ここ1週間で何回言われてるんだろうか。

「そこまで言う必要なかったでしょ」
「そうだけどさ…。嫌われるには、それくらい言わないと」
「ウソつき。告ってないじゃん!それに親密にだって…」
「これから、なるじゃない。予告みたいなもんだよ」
「何それ」
「ごっちんは梨華ちゃんと、やりにくくなっちゃうね。ゴメン」
「それはいいけどさ…」

こうして吉澤と石川の仲は更に悪くなり、後藤の元に来た吉澤だったが
何とも後味が悪かった。
(梨華ちゃんは何も悪くないのに…)
ライバルながら、石川の今後を考えると可哀相でならなかった。
150 名前:レイン 投稿日:2001年09月11日(火)00時06分57秒
梨華っちがついに…泣きです
151 名前:Triangle Blue-19- 投稿日:2001年09月11日(火)00時07分22秒
吉澤が一番気がかりなのは、やはり石川の事だった。
午前の仕事も、ミス続きで、飯田に怒られていた。

保田には申し訳ないが、今、石川を慰められるのは保田しかいないと思っていた。
(任せたよ、保田さん…)
いっそ、保田とくっついてくれた方が吉澤も少しはラクなのかも知れない。
(みんな私のせい。保田さんとくっついたって私は何も言えないんだ…)

思い詰めた表情の吉澤を見て、後藤は明るく言った。
「パァーっと行こうよ、パァーっとさ。ひさぶりのオフなんだから」
「そうだね」
吉澤も努めて明るく言うと、後藤の家まであと少しの道のりを足早に歩いて行った。
152 名前:Triangle Blue-19- 投稿日:2001年09月11日(火)00時08分30秒
「今日は誰もいないからさー、気兼ねなくくつろいでいいよ」
後藤の家に着き、後藤の部屋に入ると、後藤は荷物をどさっと置いた。
「いっつもくつろいでるよ」
吉澤は、適当に荷物を置くと、座った。
吉澤も後藤の家には何度か遊びに来ているが、特に気兼ねをした事はなかった。

「夕方くらいから渋谷に行こうか?よっすぃ〜ドンキホーテ好きだったよね」
吉澤は、ドン・キホーテや100円ショップと言った類の店に入るのが好きだった。
「そうだね〜。あとカラオケ行こうか!」
「カラオケぇ?」
「ごっちんの歌声好きなんだー。ヨシコの為に歌ってよー」
「う、うん。ちょいとシャワー浴びてくるね〜」
「ほーい」

吉澤は一人になると、石川の事を思い出した。
(今頃、梨華ちゃん電車の中かなぁ。私の事恨んでるかな。
 保田さんとうまくやってるかなー。メールでも打ってみるか…)
吉澤は携帯を出すと、保田にメールした。
153 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月11日(火)00時10分59秒
更新が遅くなりました。m(_ _)m

>>144san
今後の石川は健気かもしれません。

>>145san
いしよし派の方には申し訳ないのですが…

>>146san >>147san
仲直り・・・難しそうな予感T_T

>>148 バービーsan
よしごま擁護派のバービーさんは今後嬉しがるかも(w。
154 名前:しゅら 投稿日:2001年09月11日(火)19時37分51秒
ども、お久です。毎度お世話になってます。
新板の方全然見てなかったから気付きませんでした。
切ないってこのことか。自分勘違いしてました(w
実は痛いの好きなんで、頑張ってくださいね。

つーか、バービー氏のレスだけ浮いてて面白かったり。
155 名前:Triangle Blue-20- 投稿日:2001年09月11日(火)22時24分23秒
−20−

移動中の電車の中で、石川は終始無言で、外の流れる景色を眺めていた。
保田は、声をかけられずに雑誌を見ていたが…。
(まったく、吉澤のヤツ、一体石川に何言ったのよ…)
石川が楽屋に戻って来た時から、様子がおかしかった。
そこへ、保田の携帯にメールが入る。

<<梨華ちゃんの事は任せました。 吉澤>>
(噂をすれば…。なんなのよ、任せるって!)
保田は席を立つと、デッキに立ち、吉澤に電話しにいく。


石川は、ずっと吉澤に言われた言葉を思い出していた。

(振られちゃったのかな。信じられないけど・・・。
よっすぃ〜は、もうごっちんの方が好きなんだ。
私の事をずっと好きだと思ってたのは自惚れだったんだ。
でも、昨日のよっすぃ〜もウソだって言うの?演技だったの?
あのよっすぃ〜は、本物だと思いたい…よ。)
156 名前:Triangle Blue-20- 投稿日:2001年09月11日(火)22時24分58秒
石川は、今でも吉澤の言動が信じられなかった。
思わず石川は手を挙げてしまったが、自分の心も痛かった。
(あそこまで酷い事言わなくてもいいのに)
吉澤の行為は許せないものだったが、石川は自分にも落ち度が
あったのかと懸命に考えていた。
失った時に、気づく吉澤の大きな存在。
(もう、遅いんだね…。でも、今でもよっすぃ〜が一番好きだよ。
 もう一度話し合わないと)
石川は真意を確かめたかった。
157 名前:Triangle Blue-20- 投稿日:2001年09月11日(火)22時25分40秒
保田は吉澤の携帯に電話をした。
【はぃ】
すぐに吉澤は出た。
『吉澤?今、メール見たんだけど、一体どういう事?』
【そのまんまなんですけど…】
『任せるってなに???』
【保田さんが梨華ちゃんに相応しいと思うんです】
『はぁ?』
保田は何を言ってるのか分からなかった。
【もぅ、切りますよ】
吉澤は一方的に電話を切った。
(まったく、任せるとか、相応しいとか、何を言ってるのよ吉澤は!)

保田は再び席に戻ると、雑誌を読み始めた。
石川は相変わらず外をぼんやりと見ていた。
いつまでも黙っているのも空気が重苦しいので、保田は思いきって話しかけ
ようとするが、いきなり世間話をするのも、なんだか白々しいので結局
そのまま現地まで無言のままの二人であった。
158 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月11日(火)22時33分47秒
>>154 しゅらさん
ありがとうございます。
今後どうしようかと・・・
159 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月11日(火)23時09分21秒
うーん…
よしごま好きなんですけど…これは…
このままよしごまでやすいしってのはちょっと…
160 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月12日(水)00時45分22秒
>>159
同感だな…このままはちょっと…。
でも、いしよしって困難が降りかかりやすいカップルだよね
その分、乗り越えた後の感動も大きい!
梨華頑張れ!
161 名前:名無し男 投稿日:2001年09月12日(水)02時04分25秒
更なる災難に期待。(鬼畜)
162 名前:Triangle Blue-21- 投稿日:2001年09月12日(水)19時01分52秒
−21−

後藤がシャワーから浴びて戻ってくると、吉澤はベッドにもたれて眠っていた。

(あ〜。昨日良く眠れなかったんだね…。私はガーガー寝ちゃったけど)
後藤は、タオルで髪を軽く拭きながら、吉澤の寝顔を眺めていた。
今までも、吉澤とはプライベートでも仲良かったので色々と遊びに出かけたり
した事があったが、意識して見た事はなかった。
今も付き合ってる感じがしない。友達の延長と言うか、石川の事がなければ
今まで通りの付き合いが続いていたのだろう。自分の気持ちも気づかずに…。

「よっすぃ〜……。好き…」
後藤は吉澤の額にくちびるをつけた。
「梨華…ちゃん・・・」
寝ぼけて口にした吉澤の言葉は、やはり石川だった。
勿論、昨日の今日で吉澤が石川の事を忘れられるハズがなかったが
後藤は、今も吉澤の心を独占している石川が羨ましかった。
吉澤を、ここで奪ってしまいたい衝撃に駆られたが、後藤は我慢した。
(よっすぃ〜とは、夜までおあずけ…)
後藤は、この後の事を、ちゃんと考えていた。
163 名前:Triangle Blue-21- 投稿日:2001年09月12日(水)19時02分46秒
夕方近くまで吉澤は眠っていた。
「あ、私寝ちゃったんだ…」
そばで、雑誌をめくっていた後藤が顔を上げた。
「起きた?」
軽く吉澤は伸びをすると、後藤の方を向いた。
「ゴメン。眠くて、うとうとしちゃった」
「かなり寝てたけどね…」
慌てて時計を見て、吉澤がギョッとする。
「うわ〜。折角のオフなのに…もう夕方じゃん!」
「別にいいよ。よっすぃ〜の寝顔見れたし」
後藤が微笑んだ。
「恥ずかしいなぁ…」
(今まで、梨華ちゃんにしか見せてなかったのに。あ゛ごっちんにも見られてるか)
ずっと石川を基準にしてしまうクセがついてきてしまったので、このクセも
直さないといけない。吉澤は苦笑いした。

「渋谷に行こうか」
「そうだねー」
二人は渋谷へと移動した。
164 名前:Triangle Blue-22- 投稿日:2001年09月12日(水)19時05分20秒
−22−

渋谷に着くと、ドンキホーテに行き、色々と買い込み、カラオケへと入った。

「ごっちん、歌ってよ!”愛のバカやろう”」
吉澤は勝手に、次々予約を入れてしまう。

『愛のプライドなんて もう捨ててしまえ 時間は過ぎてく
嫌だよ サヨナラ I'm Crying Crying Crying
熱がある時だって Ah 悩んでたって あなたがいたから 生きてこれたのに
I Miss Everyday Everynight I'm Crying Crying Crying』

(なんか、今の私には、キッツイなぁ……。梨華ちゃんに歌われたら泣きそうだよ…)
吉澤は、またも石川の事を思い出していた。
後藤は手を抜かずに、きちんと歌ってくれた。

「やっぱり、うまいね〜。ごっちん…」
「当たり前っしょ。持ち歌なんだし」
165 名前:Triangle Blue-22- 投稿日:2001年09月12日(水)19時06分32秒
「次は、プッチモニね〜。ベビ恋っ」

『こんなにこんなにこんなに 愛したことって まったくまったくまったく はじめて
 電話が電話が電話が1日12回
 メールもメールもメールも20回』

(そんくらいやったなぁ…。いや、それ以上かな)

『あなたに会って 変わった 強くなれた 気がする
 Baby! 恋は Endless!全てがあなた 夏になったって 止まんない!』

(止まっちゃったよ、わたしの恋・・・(涙)自分で止めたのか…)

「ちょっと、よっすぃ〜!さっきから私ばっか歌ってんじゃん」
気づくと、後藤がマイクを握りしめて吉澤を見ていた。
「あぁ、ごめん…」
「私のオンステージじゃないんだからさー、よっすぃ〜も歌いなよ」

この後、吉澤も適当に歌ったのだが、殆ど何を歌ったかも覚えていなかった。
それは、お酒のせいでもあるのだが…。
166 名前:Triangle Blue-22- 投稿日:2001年09月12日(水)19時07分42秒
「なんでお酒飲ませるのよ〜。弱いの知ってるっしょ」
吉澤は後藤の肩に、寄りかかりながら、まだ酔いが回ってるらしく
フラフラと渋谷の街を歩いていた。
「よし!休んでいこう」
後藤は吉澤の腕を掴むと、ホテル街へと入っていく。
渋谷区円山町と言えば有名なラブホテル街だ。
最初から、後藤は吉澤と入るつもりでいた。
わざと宿泊OKの時間まで、カラオケ屋で過ごしていた。

吉澤は後藤に言われるまま、ついていく。
後藤は適当に入ると中へ入った。
今は、女性同士でも入れてくれるところも多くなっている。
尤も、吉澤は深い帽子にサングラスをしていて一見男に見えなくもない。
適当に空いてる部屋のパネルを押すと、後藤はエレベーターに乗り込んだ。

(良かった。フロントレスのところで…。)
顔を見られると言う事もまずないと思うが、ここは精算から、全部
オート式らしかった。
自らホテルに入った事がなかったので、後藤も少しドキドキしていた。
167 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月12日(水)19時11分05秒
こっちも2回分更新です。短かったんで。
週末がエロシーンですな(w。あんまり大した事ないですけど。

>>154 しゅらsan
中途半端なレスだったので再度。
実は青も再開したいんですけどねー。あっちの石川好きなんで(w。
でも、こっちを片づけないと始められないですね。
痛くなるかな、こっちは。

>>159 >>160san
やはり、ここは、いしよし信者が多いようですね。
なんか、アップしにくいかも(苦笑)。よしごま…。
あんまり書くとネタバレになるので書きませんが
くっついたとしても、気持ちは………ですね。
吉澤が勝手に保田と云々と思いこんでるだけなんで(謎)。

>>161san
更なる災難ですかぁ。まだ思案中です。
168 名前:名無しさん 投稿日:2001年09月12日(水)20時41分16秒
私はよしごま大好き派です!
作者さんガムバテ!
169 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月12日(水)22時18分15秒
よしごまもいしよしも好き。ってただの吉好きな私…。
っていうか、この3人が好き!!
170 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月12日(水)22時27分03秒
うおおお!たのしみにしてるっす!!
171 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月13日(木)06時45分20秒
梨華ファイト!
172 名前:吉胡麻系 投稿日:2001年09月13日(木)19時26分35秒
つ、ついにですか・・・!
いしよしもよしごまも好きっす。
ってか、ただ単純に吉がらみが好きなだけ。(w
もちろん、やぐよしも。(w
173 名前:Triangle Blue-23- 投稿日:2001年09月13日(木)20時05分02秒
−23−

現地に着くと、保田は石川を誘って温泉へと入り、宿でくつろいでいた。
料理も、まずまずだったが、石川と会話が殆どないのが保田に取ってもツラかった。
(なんのために連れて来たんだか・・・)


「保田さん…」
「なに?」
食事の後もう一度温泉に入り、あとは寝るだけになった夜遅くに、やっと石川が口を開いた。
保田も無理に聞き出すのも、なんだと思い黙っていたのだが、正直ほっとした。

「わたし・・・振られたんだと思います…たぶん」
「えぇ?」

保田になら、話していいと思い、石川は、昼間、吉澤に言われた事や、喧嘩の
発端になった話をポツポツ話しだした。
話を聞き終えて、保田は憤慨した。
174 名前:Triangle Blue-23- 投稿日:2001年09月13日(木)20時05分36秒
「ちょっとそれ、吉澤が一方的に悪いじゃないの!(怒)
 帰って来たら、吉澤にガツンと私から言ってやるから!」
保田は、先ほどの吉澤の電話の意味がやっと分かった。
(任せるとか相応しいとか、一体、吉澤は何を言ってるんだ!!自分が良ければいいのか!)

「保田さん!」
怒っている保田を石川がなだめる。
「よっすぃ〜だけが悪いんじゃないんです。私にも悪いところあったんだと思うし」
振られたのに、吉澤の肩を持つ石川に、保田は少々腹が立った。
「石川は振られたのに、いいわけ?」
「よっすぃ〜の事、思わずひっぱたいちゃって。痛くなかったかな…」
「石川!あんた、振った吉澤の心配してどうするの!(怒)
 あんなヤツ、殴っても殴り足りないでしょ」
珍しく保田は本気で怒っていた。
(石川を哀しませるなんて、たとえ吉澤だって許せない!)

「ありがとうございます。保田さんは、やっぱり優しいですね。話をして良かった…」
「石川?」
石川は、そのまま保田の肩にもたれた。
「少し、このままでいさせて下さい…」
石川の肩が震えていた。
保田は石川の肩に手を置くと、暫くそのままの状態で黙って石川を抱きしめていた。
175 名前:Triangle Blue-23- 投稿日:2001年09月13日(木)20時06分12秒
「保田さんの肩、あたたかかったです」
並べて布団を敷いて、灯りを消してから、石川が呟いた。
「いつでも私に言って。石川のコト、見てるから」
「保田さん、優しいし大人ですね」
「大人?」
「はぃ。私も保田さんのような大人になりたい」
「おだてたって、何もあげないよ」
保田は笑って言った。
「分かってますよ。また、誘ってくださいね。これに懲りずに」
「うん。分かった。おやすみ。石川…」
「おやすみなさい。保田さん…」

石川は、それからも考えていた。
さっき保田に身体を任せた時、そのまま保田とどうなってもいいと思っていたが
保田は何もせずに、抱きしめてくれた。ただ、それが石川には嬉しかった。
176 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月13日(木)20時10分46秒
保田は、石川の良き理解者と言う事で・・・。

>>168 >>169san
良かったです。私はいしよし寄りですけど(w。

>>170san
期待外れだったら、ごめんなさい。2回に分けました。

>>171san
石川の今後の動きに注目!

>>172 吉胡麻系san
やぐよしは、私はまだ書いた事ないですねー。
私も、吉がらみが好きです!

※桃の小説スレ、昨日はけーんして読みました。
激嬉しかったです〜。こういうのは励みになりますね。
ありがとうございます。
177 名前:名無し男 投稿日:2001年09月14日(金)00時07分33秒
殿〜!!一大事にございますぞ!!
178 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月14日(金)03時03分52秒
週末が待ち遠しいぜ(w
179 名前:Triangle Blue-24- 投稿日:2001年09月14日(金)19時29分43秒

−24−

ホテルの部屋に入ると、吉澤は、そのままベッドへとうつ伏せに倒れ込んだ。
「あ〜。気持ち良い……」
後藤はすかさず、吉澤を仰向けにさせると、水を持って来て飲ませた。

ここで吉澤に寝られては、なんのために連れて来たのか分かったもんじゃない。
(別に、やる気まんまんって訳でもないけど…。)

「多少は落ち着いた?」
水を飲んで、少しは意識がはっきりしたのか、吉澤は部屋を見渡しギョッとした。

「ここ、どこよ?」
広いベッドに、部屋から浴室は丸見えになっている。
照明も暗くて、なんだかいやらしい。天井は鏡張りになっている。

「もしかして、ラブホテル???」
「うん・・・」
後藤が恥ずかしそうに答えた。
(今さら恥ずかしがるコトなんてないけど…)
「よっすぃ〜も来たコトあるでしょ?」
「私は一回だけ…。ごっちんは?」
石川と付き合い始めた頃、好奇心で一度だけ入った事がある。
「私も勿論あるよ。でも…」
「ん?」
「自分から入ったのは初めて・・・」
「あぁ、そうなんだ」
(そりゃそうか。女から誘うってのもねぇ…)
180 名前:Triangle Blue-24- 投稿日:2001年09月14日(金)19時30分57秒
吉澤は手をついて、天井を見上げる。後藤と自分の姿が映し出される。
「えっちな気分になるのかなぁ。こんなんで…」
後藤も、足をブラブラさせながら天井の鏡を見る。
「盛り上がるんじゃないの?」
「そう言えばさ、ベッドって回転するのかと思ったらしないんだよね。
 つまんないって梨華ちゃんと笑ったなぁ…」
「それ結構前の話じゃないの?梨華ちゃんと行ったんだ…」
「だって、私、梨華ちゃんとしか付き合った事ないもん」
後藤は吉澤を軽く押し倒した。
「なんかさ〜、全然やらしい雰囲気にならないね。私たち・・・」
後藤は吉澤の上に乗ると、吉澤を見つめた。
「だって、ごっちんとは友達みたいなんだもん…」
「友達かぁ。その一線を越えたいんだけど、後藤は・・・」
そう言って、後藤は吉澤のくちびるに自分のくちびるを重ねた。
「まだ、お酒くさいでしょ」
「お酒の味は、よっすぃ〜の味だよ」
後藤は、吉澤の服を脱がしにかかった。しかし、吉澤はその手をどけると
「先にシャワー浴びてくるよ」と言って、浴室へと行ってしまった。
181 名前:Triangle Blue-24- 投稿日:2001年09月14日(金)19時31分42秒
(なんか、やっぱ緊張するなぁ。ガラス張りだから、丸見えだし…)
シャワーを浴びながら、何気なく、ベッドの方に目を移したが後藤の姿が見えなかった。
あれ?っと思った時には、後藤も浴室に入って来ていた。

「きゃ!」
慌てて後ろを向く吉澤に後藤は
「なにを今さら…」
と言って、吉澤を座らせるとボディシャンプーをスポンジに塗りたくる。
確かに、今までだって後藤と一緒にお風呂やサウナに入った事はある。
しかし、意識した事はなかったので平気だったのだが、今日は違う。
「洗ってあげるよ」
「うん」

いっぱい泡立てると、吉澤の全身を泡だらけにさせて、後藤が洗い始めた。
最初は、スポンジでこすっていたのだが、いつの間にか後藤の手が吉澤の
胸の辺りに伸びていて、円を描くようになぞっていた。
(ごっちん、そんな事されたら・・・)
吉澤は、思わずビクっとなるのを後藤に気づかれないようにしながら
黙ってされるままになっていた。
しかし、先ほどから、後藤の胸の先端が、必要以上に背中に当たり気持ち良い
気分にもなっていた。
182 名前:Triangle Blue-24- 投稿日:2001年09月14日(金)19時32分32秒
「ご、ごっちん…」
やっとの思いで、吉澤は言うと
「あとは自分でやるから、いいよ…」
これで、下の部分まで責められたら、吉澤は、どうにかなってしまいそうだった。
いや、すでにどうにかなっていたのだが…。
しかし、後藤がここで止めるハズもなく
「まだ、これからじゃない…。それに、よっすぃ〜のココも、まだ洗ってないよ…」
後藤の手が下の方に伸びて来た。
「ひゃぁ…」
思わず吉澤は声をあげてしまい、ビクっとしてしまった。
「よっすぃ〜、やらしいなぁ。もう、こんなになってる…」
後藤は嬉しそうに言うと吉澤を振り向かせてキスをした。
「嬉しいよ。感じてくれてるんだ…」
キスをしながらも、後藤の指は吉澤のソコを刺激していた。
「はぁぁ…。ダメだよ、ごっちん……ハァ…ハァ」
吉澤の呼吸は、すでに少し荒くなっていた。
183 名前:Triangle Blue-24- 投稿日:2001年09月14日(金)19時33分52秒
「本当にダメなの?よっすぃ〜のココ、凄く大きくなってるよ…」
後藤は吉澤の大きくなった下の突起を今度は優しくなで回した。
「ダメ、ごっちん…、もぅ、イきそう……」
吉澤は、後藤にしがみついた。

普段の吉澤なら、このくらいではイかないのだが、とにかく久しぶりな事もあって
身体が敏感になっていたのであろう、すぐにイきそうになってしまった。

片手で吉澤を支えながらも、後藤は指の動きをやめなかった。
「よっすぃ〜、凄くやらしい顔してるね。カワイイよ」
後藤は言葉責めをしながら、更に指の動きを早めた。
「あぁ…ん、はぁ・・・あ、もぅダメだよ、ごっち…ん……」
「まだダメだよ…」
後藤は更に刺激しながら、指を挿入した。
すんなり吉澤の中に入ると、後藤はゆっくりと指を動かした。
「んぅ…」
吉澤のザラザラした感触が後藤の指を刺激する。
184 名前:Triangle Blue-24- 投稿日:2001年09月14日(金)19時34分46秒
「よっすぃ〜のザラザラしてて気持ち良いよ」
「ぃゃ…。恥ずかしいよ…。お願いだから、もうイかせて…」
懇願する吉澤の顔を見ていると更に後藤はいじめたくなったが
「分かった。イかせてあげる」
そう言うと、後藤は吉澤の胸を揉みながら、吉澤のそこを指で激しく動かした。
吉澤は背中を少し反らせると、あっと言う間にイってしまった。

「もう、よっすぃ〜ったら、いやらしいんだから…」
泡にまみれて、吉澤の中から出て来たぬるぬるしたモノを後藤は手に取ると
わざと吉澤に見せる。
「やめてよー。恥ずかしいな…」
吉澤は顔を覆った。
「いいじゃん。二人っきりなんだから、楽しもうよ」
後藤は満足げに言うと、吉澤の身体を洗い流した。

185 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月14日(金)19時37分35秒
>>177 >>178san
こっちが恥ずかしいので、読み返しません(w。
エロシーンは苦手なので、多分、もうあまりないでしょう。
その割に長くなったので、分けましたが。

後藤の方がやる気マンマンで、なんかいやだな…(苦笑)。
186 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月14日(金)22時44分06秒
やっぱりよしごま最高っすねー!
苦手?とんでもない。これからもお願いしますよ。
187 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月15日(土)05時12分29秒
第二ラウンドはないのかな(w
188 名前:Triangle Blue-25- 投稿日:2001年09月15日(土)11時37分30秒
−25−

バスタブに浸かっても、後藤の攻めは続いた。
浴室から出て来た時点で、既に吉澤は既に何回もイかされグッタリしていた。
(ごっちん、すごい。ほんとに初めてなの?…)
吉澤は久しぶりのえっちで、かなり萌えていたが同時に後藤のテクニックにも驚いていた。
ほどなくして、後藤も出て来ると、ベッドに滑り込む。

「まだまだ、これからだよ…」
吉澤の耳元で囁くと、後藤は手をすぐ下に這わせた。
「もぅ、濡れてるじゃん…」
後藤はニヤリとして、顔を下へと埋める。舌でソコをつつくと、吉澤の身体がしなった。
「ごっちん……」
吉澤は切ない声を漏らす。
「よっすぃ〜。凄くカワイイよ…。大好き」
「ぁあぁん…」
吉澤のよがる声を聞きながら、後藤は更に興奮した。
何度目か、またイかされて、吉澤の身体は汗と愛液でベトベトになっていた。
189 名前:Triangle Blue-25- 投稿日:2001年09月15日(土)11時39分36秒
シャワーを浴び終わると、吉澤は
「今度は、私がしてあげるよ」
そう言って、後藤を押し倒した。
「いぃよ。今日はよっすぃ〜を満足させたいから…」
「ごっちんも、してないんでしょ?えっち…」
吉澤は、後藤にキスの嵐を降らせる。
「う、うん…」
後藤は吉澤の背中に手を回した。
後藤の胸をしゃぶりながら、指は胸の蕾をゆっくりと撫でる。
既に蕾は固く立っていた。
「ごっちんも、カワイイよ…」
指で摘みながら、吸い付くと、後藤は小さく声を上げた。
「あぁ…ん」
190 名前:Triangle Blue-25- 投稿日:2001年09月15日(土)11時40分26秒
吉澤は向き合って座ると、後藤の胸に口を這わせながら
後藤のあそこも指で這わす。
「ごっちんだって、もう濡れ濡れじゃん…。えっち」
吉澤は勝ち誇ったような顔をすると、後藤のあそこに指を挿入する。
「おいしそうだよ、ごっちんのラブジュース…」
吉澤は、あそこに顔を近づけると、後藤の溢れ出るジュースを
おいしそうにわざと音を立てて飲み込んだ。
そのいやらしい音に、更に興奮する吉澤は、ますます萌えてしまった。
「ごっちんのコト、ぐちゃぐちゃにしたい…」
吉澤は再び、指を入れると、ピストン運動を繰り返した。

その後、吉澤は狂ったように後藤を抱いて、何度もイかせた。
そして、二人の熱い夜は何時間も続いたのだった。
191 名前:Triangle Blue-25- 投稿日:2001年09月15日(土)11時41分45秒
朝、吉澤は目を覚ますと、隣りで寝ている後藤を起こさないようにシャワーを浴びた。

皮肉な事に、後藤と身体の相性は、かなり良かった。
いや、久しぶりだったからかも知れないが、吉澤はかなり満足していた。
行為の最中は、石川の事は完全に忘れていた。
しかし、心は全部は満たされなかった。
(どこかで、梨華ちゃんを求めてる・・・)
こんな気持ちで後藤を抱くのは罪悪感があった。
ただ、後藤の事も少しづつではあるが、愛し始めている自分にも気付いていた。
(私は、どうなってしまうんだろう…。もう後戻りは出来ないけど…)
ふとした瞬間に思い出すのは、やはり石川の事である。
(昨日は、梨華ちゃんも保田さんに抱かれたのかな…)
想像するだけで、胸が痛くなるが、自分だって後藤と初めてなのに
数え切れないほど、してしまった。
(梨華ちゃんの事は忘れなきゃ…)
しかし、忘れようにも同じメンバーで毎日のように顔を見合わせていると
忘れる事なんて出来なかった。
(でも、また同じメンバーとして見ないといけないんだよね。自分がそうさせたんだから…)
192 名前:Triangle Blue-25- 投稿日:2001年09月15日(土)11時42分43秒
「よっすぃ〜?」
後藤に急に呼ばれて、慌てて振り返った。
後藤は吉澤に抱きつく。
「どうしたの?」
「起きたら、よっすぃ〜が隣りにいなかったから…」
「私は、ここにいるよ?」
「ずっと後藤の側にいてね」
「もちろん」
吉澤は後藤を抱き締めると優しくキスをした。
193 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月15日(土)11時44分36秒
>>186san
よしごまエロは初でしたが、どうですか。
まぁ今後書くとしても、少しだけですね。

>>187san
第二ラウンドは吉澤攻めで(w。

次回は石川の反撃?
194 名前:名無し男 投稿日:2001年09月15日(土)12時38分46秒
>>193
意味深。気になってしょーがない。
195 名前:名無しさん 投稿日:2001年09月15日(土)16時27分35秒
最終的によしごまになりそーな予感
てか石川はどうなるんだ〜ヤッスーと一緒になりそーだ(W
196 名前:バービー 投稿日:2001年09月15日(土)17時22分14秒
もうー、チャーミーブルーさん最っ高です!
すごく萌えてしまいました・・・
ある意味、2人とも男前なんで余計にね(w
攻め攻められの関係がいいです。

これからの展開と、またエロが入るのを期待して・・(w
197 名前:バービー 投稿日:2001年09月15日(土)18時01分06秒
追伸:FUNは良かったです。萌え萌えでしたー(w
  後藤は吉澤の事話すとき、何であんなに嬉しそうなんだろう?
  とにかく、あの嬉しそうな笑顔見てるだけで満足でした(w
198 名前:名無しさん 投稿日:2001年09月15日(土)18時48分28秒
やっぱりよしごま最高です!!
199 名前:Triangle Blue-26- 投稿日:2001年09月16日(日)02時37分42秒
−26−

吉澤は、石川に呼ばれて、指定された駅に来ていた。
あの後、石川からメールで呼ばれたのだ。
後藤を説得するのに、時間がかかったが、なんとか納得させて後藤とは別れて来た。
後藤は夕方から仕事が入っており、もともとそんなに一緒にはいられなかったのだが。

ふいに肩を叩かれて、吉澤は振り返った。
「よっすぃ〜、ちゃんと来てくれたんだ」
少し石川は嬉しそうだった。
「う、うん…。どこ行くの?」
「私の家」
「だったら最初から、そう言えばいいのに…」
「最初から家にしたら、よっすぃ〜来てくれないかと思って」
「・・・」
確かに、家に呼ばれたら、後藤から反対を受けたかも知れないし
吉澤も躊躇したかも知れない。
200 名前:Triangle Blue-26- 投稿日:2001年09月16日(日)02時39分31秒
石川の家に着くと、吉澤も続けて入った。
遠慮がちに玄関で立っていると、石川が苦笑いした。
「あがってよ。前は自分の家みたいにしてたのに・・・」
「うん・・・」

吉澤は帽子とサングラスを外すと、居間に座った。
(なんか、落ち着かないなぁ…)
昨夜、後藤とやりすぎたせいか、あんまり寝ていないので、また寝不足だった。
(このまま寝てしまいそうだよ…)

「梨華ちゃん、帰ってくるの早かったんだね」
無難なところから話を持っていった。
「うん。保田さんには悪かったけど先に帰って来ちゃった」
「そうなんだ。楽しかった?」
昨日、自分から酷い言葉を投げつけておきながら、楽しかったもないもんだ。
自分で言って、吉澤は愚問をしたと後悔した。
「保田さん優しかったから、行って良かったとは思ってるよ」
(優しかった・・・)
その言葉に、吉澤は軽い嫉妬を覚えた。
「よっすぃ〜だって、ごっちんと一緒だったんでしょ」
「まぁ…ね」
後藤の話はしたくなかったので、吉澤は曖昧に答えた。
201 名前:Triangle Blue-26- 投稿日:2001年09月16日(日)02時40分46秒
「昨日、考えたんだけど・・・」
「うん」
「私って、よっすぃ〜に振られた訳だよね」
「・・・のつもりだけど・・・」
(つもりってなんだよ。歯切れ悪いな、自分・・・)
吉澤は俯いた。

と、石川が吉澤の頬に手を触れた。
「痛くなかった?」
昨日の事を言っているらしい。丸一日経っているのに・・・。
石川に軽く頬を撫で回されると、何故だか急に吉澤はドキドキしてきた。
(悪いのは私なのに、心配してるの?梨華ちゃん)

「よっすぃ〜、私のコト、嫌いになったの?」
じっと見つめる石川に吉澤は視線を外せなかった。
「・・・」
(嫌いになるハズなんて、ないよ。絶対・・・)
「私は、よっすぃ〜のコト、今でも大好き。
 保田さんにも言ったけど、やっぱり失いたくないものってあるよね。
 でも、ごっちんのコトも好きなんて許せないよ、やっぱり」
そう言うと、石川は吉澤に顔を近づけてキスをした。
抵抗すれば、避けられたのに吉澤は敢えて抵抗しなかった。
「私は、よっすぃ〜と別れないから」
くちびるを離すと石川は、そう言った。
202 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月16日(日)02時45分59秒
あと1回で、取りあえず1部終了。
こっちは精神的にかなり疲れてしまいました(にがわら。
やはり両立はキツイものが。とかいって、青板を再開させたい自分がいる。
2部もすぐ始めそうですけどね。

>>194san
FUN良かったですね〜。しかし、私はおねモニ後半失敗して鬱。
いしよしシーンを見逃して、すっかり鬱にT_T氏にたい。

>>195san
残念ながら、作者はいしよし派なので(謎)。
後藤の出方によって変わってきそうですけど。
いしやすには、させたくない私。と言うより石川と吉澤は離れられない運命
にしたい〜。のは、ただの私の願望です(w。

>>196>>197バービーsan
萌えていただけて光栄です。やっぱり、攻めと攻められ交互でね(w。
後藤って本当に吉澤好きなんですね。でも、この二人にエロは
感じさせませんね。ラジオ聞いてても思うんですけど。仲良しなのは認めますが。

>>198san
よしごま好きの方には良かったみたいでほっとしましたが
いしよし派の方は(;_;)。
203 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月16日(日)02時52分28秒
>、私はおねモニ後半失敗して鬱。
オイラもやっちった・・・鬱。

よしごまもいしよしも好きだから、ドキドキっす。
204 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月16日(日)12時16分18秒
よしごまもいしよしも好きですが、石川オタの俺としては
一番に願うのは彼女の幸せです(w

いしよしマンセー!
205 名前:Triangle Blue-27- 投稿日:2001年09月16日(日)12時23分19秒
−27−

(別れない???じゃぁ、なんで私は、わざわざ梨華ちゃんに
 酷い事を言って、傷つけたのか。無意味だったんだ。一体なんだったんだ!)
吉澤は、取り乱していた。

「なんで驚くの?…やっぱり別れたかったの?」
石川の今にも泣き出しそうな顔に、吉澤は慌てて否定した。
吉澤は、この顔に弱いのだ。すっかり、石川のペースに呑まれていた。
「別れたくないけど、でも・・・」
そう言って、慌てて口を押さえたが、既に遅かった。
(つい本音を言ってしまった!はぁぁぁあ。吉澤最悪の事態でございます…(涙))
石川はニヤリと笑うと『やっぱり』と一言言った。
(やっぱりって、騙された!ちっ。くそー梨華ちゃん・・・やられた)
吉澤は下を向きながら、舌打ちをした。
206 名前:Triangle Blue-27- 投稿日:2001年09月16日(日)12時24分07秒
いつもそうなのだ。吉澤は基本的にウソをつく事が出来ない。
それを簡単に石川に見抜かれてしまう。今回だって…。
浮気が発覚して、小さくなって弁解出来ないでいる旦那の気分だった。
勝ち誇った石川の顔が浮かんだ。

昨日の夜までは石川はかなり落ち込んでいたが、夜な夜な吉澤の今までの
傾向と対策を考えて、石川が出した結論だった。
(ホントよっすぃ〜って分かりやすいんだから…)

しかし、吉澤も負けてはいなかった。(既に負けているのだが)
「梨華ちゃんだって、保田さんと〜!」
「保田さんと何よ?何かあったとでも言いたげね。何かあった方が良かったと
 思ってるんでしょ?私はよっすぃ〜と違って、おいそれと寝たりしないんだから!」
凄い剣幕でまくし立てているのだが、石川のアニメ声では、迫力がなかった。
しかしながら、石川の言っている事は最もなので(一部引っかかる部分はあったが)
吉澤は言い返せないが保田と何もなかった事を知り、吉澤は安心した。
「安心した?」
まるで、吉澤の心を読んでいるかのように、タイミング良く石川が言った。
207 名前:Triangle Blue-27- 投稿日:2001年09月16日(日)12時25分27秒
「これからどうするの?」
問題はこれからなのだ。後藤と関係を持ってしまったので、ますます
複雑になってしまった。今までは、石川と吉澤の2人だけの問題であったが
これからは、後藤も含めて3人の問題になってくる。
吉澤の心はたちまちブルーになった。
そう、トライアングル・ブルーの始まりだった。

第2部に続く
208 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月16日(日)12時30分18秒
1部終了。今後は、ゆっくりの更新になりそうです。
とか言って、すぐ書きそうだけど(w。

>>203 san
おねモー失敗者多かったみたいですね。
いしよしシーンなかったら別に鬱にもならなかったんですけど。

>>204 san
石川を強く?してみました。
今後は、後藤と石川の間で揺れ動く吉澤を書かないと・・・。
209 名前:JZA−70 投稿日:2001年09月16日(日)14時40分41秒
1部、お疲れ様でした。益々泥沼化が進行しそうでハラハラしてます。
ラスト、シリアスなのに、どことなくコミカルで楽しいです。
Charmy Blueさんの作品は、「微笑ましい」作風がどこかにあり、痛い連続でも
なんか暖かさを感じます。個人的には梨華ちゃんガンバ(ボソ ですが 更に痛い
展開にて梨華ちゃんに少々壊れてもらうのも有りかと……(T▽T)
こちらの圭ちゃんも良い感じですね。続き楽しみにしております。
210 名前:名無し男 投稿日:2001年09月16日(日)16時57分23秒
グローブさん(メキシコ製)「ボスッ!!」
実況「石川のクロスカウンターが見事に吉澤にヒットしました!!吉澤ダウーン!!」
主審「1!2!3!ダーッ!!4!5・・・」
ゴングさん「カンカンカン!!!!」
実況「ここで1R終了!!吉澤、ゴングに助けられました!具志堅さん、今の石川の攻撃はいかがでしたか?」
具志堅さん「う〜ん、ちょっちゅね〜!1R目から相当とばしてますね〜元気一杯ですね〜。」
実況「そうですか。ではここでコマーシャルどぇす。」

う〜む第2Rのゴングが待ち遠しい!!
211 名前:桃板経由 投稿日:2001年09月16日(日)17時24分09秒
最後の一文がうまいねコノ。がんがれ。
212 名前:Triangle BlueU-1- 投稿日:2001年09月17日(月)19時00分45秒
Triangle BlueU-1-

※最初は、吉澤視点で書きます。

−1−

「よっすぃーのバカ!ざけんな!!」
ごっちんに怒りをぶつけられ、私はうなだれた。

ごっちんにバカと言われるのも、もう慣れたけど
いや、そうじゃない、ごっちんの気持ちも分かるけどさ。

梨華ちゃんと別れた後、今度はごっちんに呼び出されている私。
例のごっちんとキスした公園である。

良く考えたら、梨華ちゃんの性格からして、あっさり別れられるわけ
ないんだよね。だって、梨華ちゃんってストーカーっぽい要素がなくもないし。
でも、梨華ちゃんちょっと強くなった感じ。
それは良い事だよ、うん。(ん?いいのか?)深く考えないようにしよう。
213 名前:Triangle BlueU-1- 投稿日:2001年09月17日(月)19時02分34秒
「吉澤!聞いてんのかよ!!」
あぁ...目の前にも私をややこしくさせる人物、後藤真希が怒ってる…。

「そんな空板の矢口先輩みたいな口調で言わないでよ…」
思わず口に出してしまって『しまった!』と思った時は既に遅かった。
「空とか、矢口先輩とか何バカな事言ってんのよ!真面目に人の話聞いてんの?(怒)」
ますます、ごっちんを怒らせてしまったらしい…。
ハァ、またバカって言われたよ。

「ごめんなさい」
「これから、どうすんのよ?」
また同じ質問だ。それはこっちが聞きたいよ、全く。

「大体よっすぃーは、簡単に梨華ちゃんと別れられると思ってたの?」
少し小馬鹿にした目でごっちんに言われ、さすがの私もムッとした。
「思ってないけどさー」
ぶっきらぼうに私は答える。
「梨華ちゃんしつこそーじゃん。ストーカーっぽいし」
私と同じ事言ってるよ…。
「思い詰めて、包丁握りしめて、よっすぃー殺して私も死ぬ!とか
 言いそうだよね。まぁ刺されるのは、よっすぃーだから後藤には関係ないけど」
がが。一体何てコワイ事言うんだ!
とても、昨日愛し合った二人の会話とは思えない殺伐とした雰囲気。
214 名前:Triangle BlueU-1- 投稿日:2001年09月17日(月)19時04分11秒
「冷たいね、ごっちん」
私は怒りに震えながら、梨華ちゃんに刺される姿を想像して身震いした。
−その可能性は否定出来ないな−

「で、梨華ちゃんは何て言ったの?」
「『ごっちんと別れて…。別れたとしても私は許さないけど』って言われちゃった」
私は梨華ちゃんの声マネ(似てない)をしながら言った。
ごっちんは冷ややかな目で見ている。
あぁ、また余計な事しちゃった。

「別れても別れなくても許さないなら、別れるコトないじゃん。
 やっぱ、よっすぃーが梨華ちゃんと別れるべきだね」
それが出来ないから困ってるんだろー!
って???私、梨華ちゃんと別れたくないんだった。
ホントは、梨華ちゃんに別れないって言われて嬉しかったんだった。
あれ?でも、ごっちんとも別れたくないよ…。

・・・こんなコトなら、ごっちんと深い関係になれなければ良かった。
傷の浅いウチに、梨華ちゃんに謝っておけば良かったんだ。
でも、ごっちんとも気持ちよかったしなぁ・・・。
215 名前:Triangle BlueU-1- 投稿日:2001年09月17日(月)19時05分57秒
「私は、よっすぃーと別れる気ないからね」
「はぁ…」
「はぁって何なのよ!その反応は!大体、私の身体奪っておいて…」
「なっ、最初に攻めたのは、ごっちんの方でしょーが!」
「元はと言えば、よっすぃーが私のくちびる奪うからでしょ!」

こうなると痴話喧嘩。この後、散々どうでもいい喧嘩をして静まったのは10分後だった。

「大体、よっすぃー、自分のコトなんだからもうちょっと真剣になりなよ。
 なぁんか見てると楽観視してるんだけど…」
「だって…。ごっちんも梨華ちゃんも好きだし…」
「この欲張り者!……でも、好きになってくれたんだ…」
急にごっちんが私の方に顔を寄せて来た。
216 名前:Triangle BlueU-1- 投稿日:2001年09月17日(月)19時06分50秒
そりゃぁ、あれだけ愛し合えば、情だって移っちゃうよ。
それに、ごっちんって、かなりうまいし・・・。ヨシコはかなり萌えたよ。
私はごっちんの肩に手を置くと、キスをした。
「梨華ちゃんには、よっすぃー渡さないんだから…」
ごっちんは、そう言うと、私の腰に手を回して来て、更に熱いキスをした。
そして、ごっちんの舌が攻撃的に、私の舌に絡まってくる。
は、激しいよ、ごっちん…。と急に、舌を引っ込めて軽くキスをする。
い、一体、なんなんだ、そのキスは。と思うと、また激しく絡ませてくる。
ふいに、くちびるを離して、ごっちんは囁いた。
「ねぇ、しようか…」
「こ、ここで?」
私は思わず聞き返してしまった。
217 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月17日(月)19時12分37秒
結局、書いちゃいました(w。
吉澤視点にすると、なんか全然シリアスになりませんね。
やっぱり、バカ吉健在かも。コメディみたいになっちゃった。

>>209JZA−70san
梨華ちゃんの出方は最後悩んだんです。ネガティブにしようと思ったんですけど
そうすると、それこそストーカーもどきになっちゃうんで(苦笑)。
微笑ましいとか暖かさとか、嬉しい言葉ありがとうございます。
基本的に、どのキャラも悪人にしたくないのでそうなっちゃうのかも。

>梨華ちゃんに少々壊れてもらうのも有りかと……(T▽T)
違う意味で、壊すつもりです。まだ考えてるだけですけど。
保田VS吉澤も、おバカになりそうな気配ですね。

>>210san
第2Rのゴング早々に鳴りましたね。

>>211桃板経由san
桃板からですかぁ。嬉しいっす。
しょっちゅう私も行って書き込んでます(w。
218 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月17日(月)21時56分05秒
エロい後藤に萌え〜。(いしよし派なのに…)
Charmy Blueさん、第2部も更新頑張って下さい。
219 名前:JZA−70 投稿日:2001年09月18日(火)00時28分23秒
早速更新されてますね。しばらく待ち覚悟だったので嬉しいです。
「空板の矢口」、「−その可能性は否定出来ないな−」、なんかツボにきました。
某清涼飲料水のCM、思い浮かべたりして… 人を泣かせるのも大変ですが、
笑わせる(微笑ませる)って更に難しい事と思います。
ですから作者さんが娘。(多々の誹謗中傷、痛い事実があっても)をとても
楽しんでいらっしゃる印象を受けたりしております。(汗
ストレートなごっちん、天然試合巧者な梨華ちゃん、ちょいアホよっすぃー
楽しみです。(梨華ちゃんの壊れ方もね) 頑張って下さい。
220 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月18日(火)00時35分41秒
おれはダンゼンよしごま派!
後藤がんばれ!!!!!!!
221 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月18日(火)01時23分42秒
石川頑張れ!!!ごっちんに負けるな!
222 名前:名無し男 投稿日:2001年09月18日(火)01時44分34秒
(^▽^)              (´Д`)
((( 0^〜^0)<・・・・・>(0^〜^0 )))
 
      体は2つには分けられない。
223 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月18日(火)04時52分50秒
俺はいしよし!!
てゆーか吉澤流され過ぎ!!(w
224 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月18日(火)06時41分54秒
し、しちゃうのか…。(ドキドキ)
快楽に忠実な吉澤萌え(w
225 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月18日(火)10時13分55秒
私もいしよし。でも浮気ならよしごまも好き
226 名前:バービー 投稿日:2001年09月18日(火)18時04分05秒
もぉ、よしごまのこういう展開にも悶え死にそうなぐらい嬉しい(w
更にこの後の展開も・・・歓喜・・!
227 名前:Triangle BlueU-2- 投稿日:2001年09月18日(火)18時58分16秒

−2−

「他に、どこですんのよ?」
そう言いながら、後藤は吉澤を自分の膝の上に抱っこさせて、
手は既に吉澤のシャツのボタンを外していた。
「ま、待ってよ」
しかし、後藤は吉澤のブラを半分上にずらして、既に吉澤の胸を弄んでいた。
早すぎる。
(ほんとに、ごっちん女の人とは初めてなの?うますぎるよ…)
「だめだよ、ごっちん…」
「ダメダメって、こんな立ってるのに?」
後藤はわざと胸の突起を指で転がしてみる。
「ぁあん・・・」
誰かに見られてるかも知れないと言う不安もあって、吉澤はますます興奮してしまう。
228 名前:Triangle BlueU-2- 投稿日:2001年09月18日(火)18時59分47秒
「よっすぃーはスケベだからね…」
後藤は笑うと、既にはだけているシャツをずらして露わになった吉澤の乳房に吸い付いた。
「はぁあっ!…」
(よっすぃー声デカイよ。もぅ、誰か来ちゃうじゃない…)
後藤も一応周りを気にしながら行為に及んでいるのだが吉澤の声が大きい事を忘れていた。
後藤は吉澤の口を塞ぐと、また手で乳房を優しく揉みしだいた。
「ん…ぅ」
吉澤の甘い息が漏れる。
あんまり長い事していられないので、後藤は下の方にも手を伸ばした。
「そこはダ…メ...」
吉澤に手首を掴まれて制された。
「大丈夫、すぐ済むから…」
途端に吉澤は"もっと"と切ない目をした。
(っとに、よっすぃーって淫乱なんだから…)
229 名前:Triangle BlueU-2- 投稿日:2001年09月18日(火)19時01分27秒
後藤は吉澤のスカートをたくし上げると、下着の外から指をなぞってみた。
既にソコは、外からでも分かるくらい濡れていた。
ちょっと触っただけで、吉澤は敏感に反応する。
なんだか、その反応がたまらなく可愛くて、余計虐めたくなってしまう。
「よっすぃーカワイイ…」
もう少し虐めたかったが、さすがに人目も気になるので、後藤は吉澤のショーツに
手を忍ばせると、既に固くなっている蕾を優しく刺激した。
「はぁぁんっ…」
吉澤は気持ち良いのか、自分で腰を動かし始めた。
そして、後藤に夢中にしがみつく。
(ぅぅ、カワイイ…)
実は後藤にとって、この瞬間が至極幸せなのである。
「可愛いよ、よっすぃー」
「はやくぅ…」
切なそうに懇願する吉澤の瞳を見つめながら、また後藤はくちびるを塞いだ。

230 名前:Triangle BlueU-2- 投稿日:2001年09月18日(火)19時02分53秒
しかし、後藤は再びくちびるを離し、手の動きも止めてしまった。
快感に酔いしれていた吉澤は、一瞬後藤を見つめる。
"なんでやめちゃうの?"と言いたげな顔をして…。
「意地悪しないで、ごっちん…」
吉澤の求める顔を見て、後藤は意地悪な質問を吉澤に投げかけた。
「私と梨華ちゃん、どっちが好き?」
自分でもズルイ質問をすると思う。
でも、後藤は刹那でもいいから、吉澤に自分を選んで欲しかった。
−−身体だけで繋がってるのはイヤだから‥でも、そのうちきっと…−−

既に頭の中は真っ白状態に近い吉澤はためらわずにこう言った。
「ごっちん。ごっちんが好き...」
後藤は嬉しそうに微笑むと
「私も、よっすぃーが大好きだよ…」
そう言って、吉澤の一番敏感なところに中指を挿入した。
すでにソコは愛液で溢れ返っていた。
そして、軽く蕾を刺激しながら、指を動かすと、吉澤は身体を少し反らせたかと
思うとあっと言う間にイッてしまった。
231 名前:Triangle BlueU-2- 投稿日:2001年09月18日(火)19時04分08秒
「ハァハァ…。ごっちん…好き」
吉澤は少し息を荒くさせながら、後藤に抱き付いた。
額にうっすらと汗をかいて、髪が乱れているのを直してやりながら
後藤は優しくキスをする。
「急にするんだもん。びっくりしちゃった…」
「イヤだった?」
吉澤は、首を振った。
「よっすぃーがイク時の顔って、凄く可愛いね」
後藤は誉めたつもりだったが、吉澤は真っ赤になってしまう。
「やぁだぁ。恥ずかしいな、もぅ...」
「さっきは、もっと恥ずかしいコトしてたクセにさ」
「‥……」
吉澤は立ち上がると、服の乱れを直した。
(はぁぁ、ショーツびっしょりだよ(泣)。替えないしなぁ…イヤだなぁ…)

「よっすぃー、トイレ行ってくれば?気持ち悪いでしょ、あそこ…」
「う、うん。ちょっと行ってくる」
そう言って、吉澤は駈けだして行った。
232 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月18日(火)19時11分16秒
第2部も逝かせていただきます。
なんだかレスがにわかに、いしよしVSよしごまになってますねぇ(笑)。
やすいし はいないようで(爆)。

>>218san
よしごま一回書いて満足したんですけど、また書いてしまった(爆)。
石川が可哀相なんで話次第で強引にそっちに持っていきます(w。(エロ作者)

>>219 JZA−70san
最近は楽しく書いてますよ。ストーリー浮かべば書くのも早いし。
>ストレートなごっちん、天然試合巧者な梨華ちゃん、ちょいアホよっすぃー
いいですねコレ。バカ吉なのにモテる男・吉澤。やっぱ吉澤最高(w。
誰も言ってくれないので「吉澤頑張れ!」(何を?

>>220san
後藤VS石川で、ちょい火花を散らせていただきましょう(w。

>>221san
石川も吉澤杯争奪には、頑張ってもらわないとね。
でもプライド高いんだな、ここの石川は。

>>222san
どっちも好きってある意味ズルイですね。

>>223san
>吉澤流され過ぎ!!(w
基本的に求められたら拒めないので(ダメじゃん

233 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月18日(火)19時15分07秒
レスだけで512文字以上超えたので(w。分けました。

>>224san
しちゃいました。
ヨシコは後藤だと受けの方が好きなようで(w。
と言うか後藤がアグレッシブすぎなのかな。自分で書いてて驚いてます。
後藤は身体だけでも吉澤を引き留めておこうとある意味必死なんですけどね。

>>225san
私もそれに1票。
このままだと、吉澤は、ますます後藤に溺れそうな気配(涙)。

>>226バービーsan
石川が可哀相なので、彼女にもチャンスを(苦笑)。
って今回のエロは、どうでしたか?また感想宜しくお願いしますね。

明日以降更新は、どうなるか分かりませぬ。
気長に待っていて下さい。頭の中では出来てるんですけど。
234 名前:名無し男 投稿日:2001年09月18日(火)19時21分51秒

▽^)・・・   ←こうなったらトテモ危険  

   
235 名前:名無しさん 投稿日:2001年09月18日(火)19時25分32秒
梨華っちがなんか可哀相・・・。吉澤!しっかりしてくれよ(懇願)
236 名前:バービー 投稿日:2001年09月18日(火)23時06分55秒
頻繁に更新してくれる作者さんにまで萌え(w
この前のも良かったけど、今回はまたイイ!最高!
うちのごまちゃんは甘えキャラなんで、こういう
よしごまが新鮮でめちゃめちゃいいんですよねぇ。

一回ごまを攻めにしてみるのもいいかな、なんて考えたりして(w
梨華ちゃんは、真面目だし努力家だし健気だし可愛いし、
安心して傍観していることにします(w

(^▽^;)<・・・・
237 名前:220です。 投稿日:2001年09月18日(火)23時30分28秒
やっぱり「よしごま」イイ!!!!
238 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月19日(水)08時31分54秒
なんかほんとにレスがいしよしvsよしごまになってる(w
罪な女ですね、吉澤君は。
っつーわけで俺も>>225さんに一票です。(w
石川の反撃にも期待。
239 名前:吉胡麻系 投稿日:2001年09月19日(水)14時42分18秒
あ〜、すごいことになってますね〜。
私はいしよし派ですけど、よしごまもいいですね〜。
さて、どうなるよしこ!どうするよしこ!(w
240 名前:Triangle BlueU-3- 投稿日:2001年09月19日(水)22時40分04秒

−3−

薄暗いトイレに入ると吉澤はショーツを下ろした。
(うわ〜、もぅ、こんなのはいてられないよ〜)
改めて見るまでもなく、吉澤のショーツは濡れ濡れ状態。
「いやだぁ、もう…」

(コンビニでパンツ買って、モー娘。ってバレたら、超恥ずかしいしなぁ。
 2chにスレッド立てられちゃったら最悪じゃん)
先日終わったばっかりで、ハンペンも持ち合わせていない。
(コンビニでハンペン買うのもなぁ。紙袋に入れられたりして、また恥ずかしいし…)

取りあえず、吉澤はティッシュを出すと、そっと拭った。
まだ、その敏感な場所は疼いていて、熱かった。
(もぅ、ごっちん激しすぎ…)
あんなに激しいえっちを(と言うか野外)したのは初めてだったので
スリルもあり、更に吉澤は興奮してしまっていた。
241 名前:Triangle BlueU-3- 投稿日:2001年09月19日(水)22時40分46秒
吉澤は、先ほどの行為を思い浮かべて、指をソコに触れてみた。
「ぅうぅんっ…」
ソコは、凄く熱くて。。。更に中へと触れようとした時・・・

−突然、ドアが開いた−

「ひゃぁぁああ???」
マヌケな声を出して、ショーツを下ろしたまま、立って後ろを振り返る
間抜けな吉澤の姿がそこにあった。
(ごっちん!??)

「ちゃんとカギしなきゃダメじゃん。強姦されちゃうよ?」
まるでカギがかかってなかったのを知ってるかのように、後藤は当たり前のように
ツカツカと入ってくる。
(なんで、入ってくるの?・・・)
吉澤は呆然としながら、後藤を見つめていた。
カギをカチャッと閉めると、後藤は吉澤を自分の方に向かせた。
「よっすぃーのコト、もっと犯したくなっちゃった」
後藤は小悪魔的に、微笑んだ。
「よっすぃ〜のヤラしい顔、もっと見たいんだ…」

石川とのえっちとは、対照的に激しい後藤とのえっちに、吉澤は既に溺れそうだった。
いや、もう深みにハマっていたのかも知れない・・・。
この小悪魔な後藤に完全に吉澤は翻弄されていた。
242 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月19日(水)22時47分11秒
なんか後藤きょわいT_T
ま、後藤の幸せも長くは続かないので…。(?)

>234san
石川はネガティブになりそうな気配。

>235san
吉澤快楽に溺れてるので。

>236バービーsan
攻撃的じゃないですか?次回なんか、殆ど‥(自粛)。
石川もちょっと頑張るのですけどね。

>237: 220san
私もよしごまも良くなってきたかも(^^;)。

>238san
ちょっと泥沼化しそうな気配です。(まだ文章化してませんが)

>239吉胡麻系san
ヨシコがしっかりしないから・・・

どうなるんでしょうかね。
243 名前:237です。 投稿日:2001年09月19日(水)23時02分54秒
良くなってきました?でも
長く続かないんですか?後藤の幸せ・・・。
今すごくいい感じなのにぃ。
244 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月19日(水)23時37分52秒
焦らすなぁ〜…
それにしても、後藤すっかり愛人って感じになってきましたね(w
遊びならいいんだけど、本気になっちゃうと痛いっすね…
3人の幸せを願ってます
245 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月20日(木)00時55分10秒
後藤は不思議なくらい愛人が似合うよな〜。
石川の本妻もしかり。
246 名前:名無しさん 投稿日:2001年09月20日(木)01時34分19秒
>>245
同意。
そこらへんがまたそそるんだよなー(w
247 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月20日(木)21時19分25秒
エロいのでもうちょい遅く更新します(恥)。

>243 237san
いいですかぁ。でも、これじゃぁなんだか後藤は・・・。

>244san
確かに・・・。後藤は可哀相になってきた。
>3人の幸せを願ってます
3人ともってのは、絶対無理ですね。

>245 246san
笑っちゃいました。ほんとそんな感じですね。
248 名前:Triangle BlueU-4- 投稿日:2001年09月20日(木)22時46分10秒

−4−

吉澤はその場から動けずにいた。
ドアに押しつけれると手首を掴まれ、強引にくちびるを奪われる。
「っん……。もぅダメだったら…」
吉澤の声は弱々しかった。心のどこかでは、もっとと叫んでいる自分がいる。
淫らになりたい自分がいる。

「よっすぃー独りでやっちゃダメだよ。後藤がいるのに…」
「…!?」
(さっきの、聞かれてたんだ……(恥))
吉澤は羞恥心でいっぱいになり、後藤から視線を逸らせた。
「恥ずかしがるコトないよ。気持ちよくなろ?」
後藤は自分の指を吉澤のくちびるに撫でるように軽くあてがうと
指を吉澤の口の中に入れた。
「カワイイよっすぃーのくちびる・・・。下のくちびるもカワイイよ」
そう言って、もう片方の手を下に這わせた。
「はぁああぁあああぁっ…」
再び、吉澤の口から甘い溜息が漏れる。
吉澤の下のくちびるは、もうどうしようもない位、溢れていて今にも垂れていきそうだった。
先ほど逝った時から、まだ時間はさほど経っていないので、すぐにでも
快感の波が押し寄せてきそうだった。
「でも、声は出しちゃダメだよ…」
そう言われると、出したくなるもの。
吉澤の頭は完全にとんでいた。
249 名前:Triangle BlueU-4- 投稿日:2001年09月20日(木)22時49分25秒
「立ちながら、するのもイイでしょ…」
完全に後藤に主導権を握られている吉澤は、ただ頷くしかなかった。
後藤は自分の足を吉澤の両足の間に入れて、更に激しく指を動かした。
「んふっぅ。あぁんっ…」
吉澤は立っていられない位の衝撃を受けて、後藤にしがみつく。
「ぅぅん、ダメ、感じすぎて、イきそう…だ‥よ‥…」
「大丈夫。私が支えてあげるから‥」
後藤は吉澤の腰に腕を回すと、しっかりと支えた。
勿論、片方の手は休ませずに。
「ねぇ、好き?後藤のコト好き??」
後藤は吉澤の耳元で囁きながら、吉澤の中で指をこねくりまわした。
「大好きだよ、ごっちん‥。だから、早くイかせて…」
ふふっと後藤は笑うと、指の動きを止め、今度は吉澤の乳房に吸い付いた。
舌で、ころころとなめ回すとたちまち、吉澤のピンクの突起は固くなる。
「焦らさないでよぅ…。早く‥して……」
250 名前:Triangle BlueU-4- 投稿日:2001年09月20日(木)22時50分26秒
「分かったよ。もぅせっかちなんだから...」
後藤は、スカートの中に手を入れると、吉澤のソコをつついた。
後藤の指は既に吉澤の愛液でベタベタになっていたが、再び挿入する。
「あ゛ぁっはぁぁあんっふ・・・」
吉澤は、何か昇りつめるような感覚に陥った瞬間、イってしまった。
後藤に崩れるように寄りかかると、吉澤はグッタリとした。
太股からは、愛液が伝って垂れていた……。

「淫らなよっすぃーって好きだよ‥」
後藤は満足げに微笑むと、吉澤を抱きしめた。
251 名前:Triangle BlueU-4- 投稿日:2001年09月20日(木)22時51分37秒
駅までの道を二人は殆ど話さないで歩いた。
結局、吉澤の下着は、とても大変な状態だったのでその場で脱いで
「私が、よっすぃーのパンツ汚しちゃったからね、責任取るよ」
と言ってコンビニで後藤が買って来てくれたパンツでなんとかなった。
「その使用済みパンツ私にくれない?」
冗談なのか本気なのか(本気だったら変態だ)後藤は意地悪く言った。
「なっ、何言うんだよっ!」
「吉澤ひとみの使用済みパンツをオークションで売ったら高く売れそうじゃない」
「はぁ・・・」
吉澤は呆れてモノが言えなかった。
「その売ったお金で、またラブホにでも行こうよっ」
「なんかコメントに困るわ、ソレ‥」
252 名前:Triangle BlueU-4- 投稿日:2001年09月20日(木)22時52分30秒
「そんじゃぁ、また明日ね!」
後藤は何事もなかったかのように言うと、改札を抜けて行った。

後藤の後ろ姿を見送りながら、吉澤は思う。
(人をこんな気持ちにさせておいて、また明日ね!って‥…)
そして、更に吉澤の心は揺れ動くのだ。
(これじゃぁ、もう梨華ちゃんの元に戻れないよ…)
石川の事が100%好きだった自分は、もういなかった。
次第に自分の中で、後藤の占める割合が高くなって行くのが分かる。
(もぅ弁解出来ない。私は、ごっちんを愛し始めている……)

−キスから始まる恋−まさにその通りになってしまった。
253 名前:220・237・243です。 投稿日:2001年09月20日(木)23時04分41秒
うふふ。いい感じ。
254 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月20日(木)23時15分46秒
っつーか後藤さんおやじですね(w
でもこれじゃ後藤って単なる…
どうか彼女にも救いが訪れますように祈ってます…

あぁ…泥沼の予感…
255 名前:JZA−70 投稿日:2001年09月21日(金)00時29分55秒
し、下のくちびる!?。と、突起!?
た、隊長!、我がマグナム、基い豆鉄砲はも、もう…(以下自粛……失礼!
Body Bombごっちん VS Negative Thinkingりかっち!果たして!!!
そろそろ梨華ちゃんの出番ですね?楽しみが尽きないです。
256 名前:名無し男 投稿日:2001年09月21日(金)03時23分11秒
これで第2波がビッグウェーブになること間違いなし!

てか、早よ寝ろワシ(w
257 名前:パスカル 投稿日:2001年09月21日(金)12時49分49秒
大学のサーバで見ててはづかしくなりました(照)
家にネット引かないと…続きが読めない!!!
258 名前:名無しさん 投稿日:2001年09月21日(金)13時57分40秒
すげぇよしごまに萌える…
259 名前:Triangle BlueU-5- 投稿日:2001年09月21日(金)19時46分29秒
−5−

案の定、翌日、吉澤は保田に呼ばれた。
今日は後藤はソロの仕事で、今はいない。
あんな事があった翌日、会わない事に吉澤はほっとしている。
(会っちゃったら赤面だよ…)
尤も、当の後藤は平気そうな感じではあるが。

「吉澤ぁ、言わなくても分かってるよね?」
保田が仁王立ちをしている。ただでさえ怖いのに、更に怖い顔をして。
「はぁ・・・」
保田には話す事はないのだが、「梨華ちゃんを任せる」と言った手前
相手にしない訳にもいかなかった。
穏便にすませたいものだが、多分、そうはいかないだろう。
260 名前:Triangle BlueU-5- 投稿日:2001年09月21日(金)19時49分03秒
「石川を悲しませるなって言ったろ?」
「はい…」
(保田さんも、なかなか男前なキャラなんだよな…こうして見ると)
吉澤は怒られているにも、かかわらず呑気な事を思っていた。
「結局、あんたたち、どうなったの?」
吉澤は顔をあげると
「梨華ちゃんから聞いてないんですか?」
「聞くもなにも、全く吉澤の話しないからね」
「そうですか…」
「だから、どうなったのよ!(怒)」
保田が声をあらげた。
(もぅ、ビックリするじゃないですか…)
「結局、なんだか私にも良く分かりません」
ホントに、良く分からなかった。

(梨華ちゃんは別れないって言ったけど、私はごっちんと一緒にいるし、
 今さら、前みたく梨華ちゃんと接する事なんて出来ないし…。
 梨華ちゃんの方から話しかけてこないし、私からは話しかけずらいし
 それに・・・梨華ちゃんから、えっちは勿論の事、キスの禁止令も出された。
 おまけに『家にも来るな!』『私に触ったら、ただじゃおかないんだからっ』
 怒った顔もカワイイ梨華ちゃんだったけど、やっぱり触れないのは寂しいよ)

261 名前:Triangle BlueU-5- 投稿日:2001年09月21日(金)19時51分22秒
どう考えたって修復出来ない。答えは出ない。
(それに、私は、ごっちんの事も大好きだから……。
 これを言ったら、保田さんには殺されそうだけど)

「吉澤見損なったよ!(怒)」
キリキリしながら、保田は更に声をあげる。
(そんな大声出したら、誰かに聞かれちゃいますよ・・・)
「あんた、石川一筋だと思ってたのに、後藤にまで手を出して」
「ごっちんにも手を出した事が気に入らないんですか?」
論点がずれてる気がしたが、吉澤は聞き返した。
「そうじゃないわよっ。っとに…」
(保田さんは何に対して怒ってるんだろう?分かりにくいなぁ…)

「保田さんは、人を好きになった事はないんですか?
 そりゃ、梨華ちゃん一筋だったのが、今では同時にごっちんの事も
 好きになっちゃったのは事実だから否定出来ませんけど…」
262 名前:Triangle BlueU-5- 投稿日:2001年09月21日(金)19時52分48秒
(う。。。)
保田を見ると、青筋が立ちそうなくらい、吉澤を睨み付けていた。
なんだか余計な事を言ってしまったようだ。

「結局、保田さんに話しても何の解決にもならないんですよ。
 これは、梨華ちゃんと私の問題なんですから。だから、もう失礼しますっ」
吉澤は頭を下げると控え室へと戻っていった。

(それにしても、私ってば、今考えるとかなり恐ろしい事を言ってしまったみたい。
 あの保田さんに喧嘩売るようなマネを・・・(冷や汗)
 これで、完全に保田さんを敵に回したな…。まぁ最初から保田さんは梨華ちゃん派だけど)
263 名前:Triangle BlueU-5- 投稿日:2001年09月21日(金)19時53分52秒
「よっすぃーどうしたのぉ?なんかヤバイ顔してるよぉ」
キャハハと笑って、矢口が話しかけてきた。
「矢口さん・・・。矢口さんは、どっち派ですか?」
「どっち派って???」
「あ、いえ・・・」
またそのまま口にしてしまって吉澤は口ごもる。
(矢口さんは、私のコト好きそうだけど、でも最近梨華ちゃんのコトも
 好きそうだしなぁ・・・。ってか、この状況知ってるのかな…。
 矢口さん、ミニモニ。で疲れてるみたいだし、悪いからいいや)
「矢口さん、今日も一段とカワイイですね」
「ヤダ、よっすぃー当たり前だよ〜!」
矢口は嬉しそうに吉澤の肩を叩いた。
そして、こっそりと吉澤は石川を見るが、石川は台本を読んでいた。
(あ〜ぁ、なんだかなぁ…。こういう状況ツラいよなぁ…)

ほんの少し経って保田も戻って来ると、今度は石川を呼び出して
再び出て行った。
(保田さん、今の話、梨華ちゃんにするんじゃ……)
ふぅぅぅっと吉澤は溜息をついた。
264 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月21日(金)19時59分55秒
暫くは、エロシーンありません。と言うか元々エロ専門じゃないので(w
書いてる本人がめちゃめちゃ恥ずかしかったりするんですが、
一応、いしよしシーンも今後出て来ますが、その場面は書かない事にしました(w。

>253 220・237・243san
よしごまファンには、先にお楽しみを出してしまったので
後は辛いゴマを見ていただきましょう。

>254san
うぅ、エロくてすみません。前回のシーンは無くても良かったのに
つい、ウチの後藤が「したい!」と言うので書いてしまいました(ぉぃぉぃ
救いがあるのかなぁ。後藤・・・(遠い目

>255 JZA−70san
興奮させてすみません。
石川の作戦は、なんか可愛くてちょっぴり間抜けでえっちで好きです(個人的に)。
まだ先ですけどね。

>256san 2001年09月21日(金)03時23分11秒
おぉ、そんな遅い時間にご苦労様です(w。

>257パスカルsan
なんと大学で見ているのですか。こんな駄小説は禁止ですよぉ(w。
今後は、恥ずかしい思いはしないと思いますよ。

>258san
萌えますか。今回は、絶対ひかれると思ったんですけど。

バービーさんの反応も気になるところ(w
265 名前:吉胡麻系 投稿日:2001年09月21日(金)21時54分06秒
あっ、PC故障中に更新されてた。(w
感想としては・・・、ごっち〜ん!(叫)
ってな感じです。(w
しかし・・・、やぐっちゃんの明るさは、
読んでてなんかうれしくなっちゃいました。(w
266 名前:バービー 投稿日:2001年09月22日(土)00時03分28秒
いやぁーん!エロすぎっ!!!ってか、後藤は何者!?(w
めっちゃ良いっすよ、チャーミーブルーさんっ!萌え萌え。
これからしばらくは見れなくなるのかぁ・・残念・・
んじゃ、自分で書いて元気つけよっかな!!(w
エロは交代制ということで・・(w

よしごまの、悲しき哉・・つかの間の幸せ(字余り)
でも、基本的にはいしよしも好きなんで楽しみ!・・なの、かな。
うぅぅ・・ごまが攻めてくるよぅ・・保田さんまで・・
267 名前:名無し男 投稿日:2001年09月22日(土)00時30分50秒
昨日は暑かったのに今日は風呂沸かさなあかんくらい寒い・・・

さあ、こっからどうなるか楽しみだ。
268 名前:Triangle BlueU-6- 投稿日:2001年09月22日(土)11時57分26秒

−6−

石川は自販機コーナーの前でアイスレモンティを飲みながら
焦りを感じていた。

甘く見ていた。
吉澤が後藤にすっかりなびいてしまっているのが手に取るように分かる。
吉澤まで後藤に取られるなんて…。
保田にも言われたが、吉澤は後藤の事も好きだと保田に言ったらしい。
石川自身がツラくなるだけだから、吉澤の事は諦めろと言われた。
(諦めるなんて、出来る訳ない…)

しかし、今のままでは、確実に吉澤は後藤の方に行ってしまう。
気持ちまでも・・・。
−後藤には負けたくない。−
だが、吉澤の前で強く出た手前、急に媚びを売ったりする行為はしたくなかった。
それは石川のプライドが許さない。
(どうしよう・・・)

石川は既に飲み干した空の紙コップを握りつぶした。
269 名前:Triangle BlueU-6- 投稿日:2001年09月22日(土)11時58分55秒
「梨華ちゃん・・・」
いつの間にか後藤が石川の前に立っていて、隣りに座ってきた。
「…なによ」
「よっすぃ〜のコト、諦めてくれないかなぁ?」
「・・・」
「梨華ちゃんが別れないって言ったって、もうよっすぃ〜の気持ちは
 私の方にあるんだし。邪魔なんだよ、梨華ちゃんが」
「邪魔なのは、ごっちんでしょ?ヘンなコト言わないで」
後藤のどこか自信に満ちた顔をしている、その自信が余計石川を不安にさせた。

「ちゃんと闘う気ないなら、とっとと別れてよ!」
「闘うってなによ〜!」
「何も行動しないくせに、いつまでも彼女ヅラしてんじゃないわヨ!
 これ以上、よっすぃ〜を束縛しないで!」
さすがの石川もカチンと来た。
「そっちこそ、私のよっすぃ〜奪っといて、良くそんなコト言えるわね!」
270 名前:Triangle BlueU-6- 投稿日:2001年09月22日(土)12時00分10秒
こうなると売り言葉に買い言葉である。

「そっちに隙があるからでしょ?それに、よっすぃ〜からいきなり
 私にキスしてきたんだから...」
急に後藤は声のトーンを落とした。
今、思い出しても腹が立つ。
(ムカつく。私は梨華ちゃんじゃないっつの)
「梨華ちゃんが、よっすぃ〜のコト寂しがらせるから、こーいうコト
 になったのよ!」
後藤は乱暴に言うと、その場から立ち去った。
「なんなのよ、一体…」
石川は散々後藤に言いたいコトを言われて腹が立ち、潰した紙コップを
思い切りゴミ箱へ投げつけた。
271 名前:Triangle BlueU-6- 投稿日:2001年09月22日(土)12時01分23秒
(絶対負けたくない!)
こうなったら力尽くでも、吉澤を奪い返してみせる!
プライドだのなんだの言ってられない。
石川は後藤の挑発に「受けて立とうじゃないの!」とザ☆ピ〜ス!の最後の
自分の決めポーズよろしく、拳を上に上げて誓った。

しかし、意気込んだものの、どうやって吉澤とまた二人きりになれるのか?
やはり、家に呼ぶしかない。しかし、そう簡単に家に来てくれそうにない。
それでなくても、石川は吉澤に対して「家に来るな!」「触るな!」と
先日言ってしまったのだ。
悪いとは思ったが、ここは、やはり保田にお願いしようと石川は思い立った。

「保田さん、お願いがあるんですけど……」
石川は保田の力を借りた。
272 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月22日(土)12時03分23秒
今日は出かけるので早めに更新しました。

>265 吉胡麻系san
後藤イヤな女になりそうっす。既になってる?
矢口は良かったですか。こっちはあんまり他のメンバー
出てこないですからね。

>266 バービーsan
今後、よしごまシーンはあってもツラめかも。
バービーさんにエロは任せますね(w。

>267san
やっと石川登場。良く考えたら全然出て来てませんでしたね(w。
やっぱ、いしよしシーンはうきうきする自分(苦笑)。
273 名前:名無し男 投稿日:2001年09月22日(土)13時40分43秒
さあ、どうする石川?

俺も早くサッカーしに行かねば・・・
274 名前:いしよし応援団 投稿日:2001年09月23日(日)01時17分37秒
よしごまにエッチシーンがあって
いしよしには皆無だと寂しい…
頑張って梨華ちゃん
275 名前:Triangle BlueU-7- 投稿日:2001年09月23日(日)12時11分11秒

−7−

−数日後−
この日の最終仕事はプッチモニのダイバーの収録。
それが終わって・・・。

「「お疲れさまでしたぁ〜」」
当然、吉澤と後藤は一緒に帰ろうとしたが「吉澤、ちょっと」と保田が呼び止める。
「後藤は、もう帰っていいから。お疲れさま」
そういうと吉澤の腕を掴み、2人してタクシーに乗り込み去っていく。
あっと言う間の出来事で、後藤は呆気に取られていた。

「な、なんですか?急に」
吉澤も突然の事で訳が分からなかった。
「XX駅に行って下さい」
運転手に行き先を告げると、保田はやっと吉澤の腕を離した。
「XX駅って1駅先じゃないですかぁ」
「うるさいっ。黙ってついてきな!」
「はーぃ」
(相変わらず保田さんはコワイ)
吉澤は首をすくめた。

10分くらいすると駅に着き降りる間際に「吉澤払っといて!」
と言ってさっさと自分だけ降りてしまう。
「えぇ?」
保田に呼ばれたのに、なんで私が…と言いたかったが、
渋々吉澤は財布を取り出した。
そこからは電車で乗り換え、駅を降りると、どこへ行くのかは、検討がついた。
(なんで、こんな回りくどい事を。しかも保田さん使って)
276 名前:Triangle BlueU-7- 投稿日:2001年09月23日(日)12時12分11秒
「梨華ちゃんに頼まれたんですか?」
駅から石川のマンションへ向かう途中、吉澤は聞いた。
「こうでもしないと吉澤来ないでしょ。それに後藤と一緒に帰られても困るしね」
保田は困る事ないだろーと思ったが、口にしなかった。
「大体私、梨華ちゃんに『家に来るな!』って言われてるんですよ?」
「そんな事まで知らないわよ」
保田には、干渉されたくなかったが、石川が何かと保田を頼りにして
相談しているらしい…。
石川のマンションの前に来ると、保田は
「じゃぁ、後は吉澤一人でヨロシク。絶対帰ったりするんじゃないわヨ!」
そう釘を刺して、また駅へと戻って行く。
「保田さん!」
「何よ?」
「コレだけのために、わざわざ?」
「…そうよ。悪い?」
「いえ、別に…。お疲れさまでした」
吉澤は保田の後ろ姿を見送っていた。
(こんな事、保田さんに頼む梨華ちゃんも凄いけど、ソレを受ける
 保田さんもなんだか・・・)
吉澤は妙なところで感心していた。
277 名前:Triangle BlueU-7- 投稿日:2001年09月23日(日)12時15分13秒
しかし、さっきから石川宅のインターホンを押しているのだが、一向に出て来る気配がない。
(まったく、呼び出しておいて、留守ってどういうことだよっ)
吉澤は、まだ合い鍵を持ったままだったので先に入っていても良かったのだが
『家に入るな!』と言われた手前、入るのは躊躇した。
保田を信用していない訳ではないが、石川の口から直接呼ばれた訳ではないので
やはり外で待つことにした。
吉澤はドアの前に座り込むと以前も、こんな事があったなと思い出していた。
(懐かしい・・・)

まだそれほど月日が経った訳でもないのに・・・。

一旦、外れた歯車は、ズレたまま動きだし、再び元に戻る事はないのだろうか?

そんな事を考えていたら、石川が帰って来た。
「ゴメン。待たせちゃった?」
「うぅん…」
278 名前:Triangle BlueU-7- 投稿日:2001年09月23日(日)12時16分38秒
「ちょっと調子が悪かったから、薬屋さんに寄ってたの。ごめんね」
「だっ大丈夫なの?」
吉澤は急に心配そうな顔をして聞いてくる。
具合が悪いと言うのは、勿論ウソなのだが…。
「う、うん。一応、ドリンクとか買って来たし」
「そっか」
吉澤は安心したようだった。

(はぁぁ。びっくりした…)
石川は着替えながら思っていた。
(作戦はこれからヨ!梨華!!ファイト!!)
自分に気合いを入れると吉澤のいるキッチンへと向かった。
279 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月23日(日)12時20分34秒
っつぅ訳で、次回の更新は「いしよし」シーンになります。
結構、ハチャメチャになりそう。

>273san
石川の攻撃は明日の更新で。攻撃と言うか作戦ですけど。

>274 いしよし応援団san
やっぱり・・・。じゃぁ少しだけ書きます。
3行で綺麗にまとめるのは許されなかったか(w。
280 名前:名無し男 投稿日:2001年09月23日(日)14時53分26秒
買ってきたものって・・・び(略
281 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月23日(日)17時03分15秒
>280
オイラも思った
282 名前:Triangle BlueU-8- 投稿日:2001年09月24日(月)15時06分06秒
−8−

「ハイ。コレ!」
「えっ?」
吉澤はニッコリと微笑んで、先ほど石川が買って来たドリンクを
わざわざキャップまで取って石川に差し出していた。
石川が受け取らないので吉澤は不思議そうな顔をする。
「飲まないの?梨華ちゃん飲むから買って来たんでしょう?」
至極当然の事を言う。

(そうだけど、ソレはよっすぃ〜に飲ませるための媚薬なんだよ…)
石川はひきつりながらソレを受け取った。
(私が飲んだら意味ないじゃん…)
それにしても吉澤は気付かないのか???
(あぁ、よっすぃ〜も英語弱いから、きっと読めないんだ)
英語が分かれば、その飲物が何であるか分かるハズだった。
失楽した表情で、瓶を見つめている石川。
「梨華ちゃん、また具合悪くなってきたの?」
「大丈夫だよっ。じゃぁ飲むね」
ここまで来たら飲むしかない。石川はヤケになりながら一気に飲み干した。
283 名前:Triangle BlueU-8- 投稿日:2001年09月24日(月)15時07分37秒
作戦はあえなく失敗。
(今日は、もうよっすぃ〜には帰ってもらおう(涙)。
 ホントに具合悪くなってきちゃった…)
石川は急にやる気をなくし、ネガティブになった。

「梨華ちゃん、旅行の疲れが今頃出て来たんじゃないの?」
尚も心配そうに聞いてくる吉澤に石川は
「悪いけど帰ってくれる?こっちから呼んどいて悪いんだけど」
薬が効き始める前に帰ってもらわなくては…。

石川は媚薬と言うモノを飲んだ事がない。
どの程度の効果が表れるのかは見当がつかなかったが、一人の方が
いいに違いなかった。吉澤も
「具合悪いんじゃ、しょうがないね」
と言って素直に従ってくれたので、石川もホっとした。
「ゴメンね」
「また日、改めて来るよ。お大事にね」

(ホントに熱出てきそう…)
石川はベッドに潜り込んだ。
急に石川は胸の鼓動が激しくなる感じがした。
(きっと作戦が失敗して動揺してるんだ。そんなに早く効く訳ないもん)
石川は自分に言い聞かせた。
284 名前:Triangle BlueU-8- 投稿日:2001年09月24日(月)15時09分44秒
「梨華ちゃん、マジで大丈夫?」
「きゃぁっ」
既に帰ったと思っていた吉澤から急に声をかけられて、更に石川は飛び上がる程驚いた。
吉澤は石川の顔色を見ると急に石川の前髪を上げて自分の額を石川の額に押し当てた。
吉澤の息がかかる。
「……ん。ちょっと熱が出て来たカモ」
石川はビクンとなると、吉澤をはね除けた。
「触らないで!!」
吉澤は一瞬驚いた顔をしたが、すぐ気付くと
「ゴメン。触るなって言われてたっけ…。でも梨華ちゃんの様子がヘンだったから」
素直に謝る吉澤に石川は苛立ちを隠せない。
(身体が熱い。もぅヤダ……)
「いいから帰ってよ!」
半ば壊れ気味に石川は叫んだ。
「う、うん」
しかし、吉澤も石川の異変に気付き、このまま帰る訳にはいかなかった。
(帰る方が却って心配だよ…)
285 名前:Triangle BlueU-8- 投稿日:2001年09月24日(月)15時10分46秒
吉澤は帰ったフリをして、暫く石川の様子を陰から見ていた。
(ゴメン梨華ちゃん。覗き見する訳じゃないけど)
何もなかったら、こっそり帰るつもりだったのだが・・・。

石川は身体が敏感になっていくのが分かった。
(あぁん…。何かヘンな気持ち・・・)
吉澤が見ているとは知る由もない石川は、Tシャツとブラを脱ぎ捨てると
自分で既に固くなっている胸の突起を見つめた。
(イヤだぁもぅ…。これが媚薬のせいなの?)
見る間でもなく感じている。
「あぁぁあんっ」
石川は自分の手で触れただけで声を出してしまった。

「り、梨華ちゃん!?」
驚いたのは吉澤だった。石川の甘い喘ぎ声に気付いて吉澤は思わず声をあげた。
(梨華ちゃんが、一人えっち?)
286 名前:Triangle BlueU-8- 投稿日:2001年09月24日(月)15時12分01秒
「きゃぁああああ〜〜〜!!!」
石川は再び悲鳴を上げると、タオルケットで前を隠した。
「どうしちゃったんだよ!梨華ちゃぁぁぁああん!」
思わず吉澤はベッドに駆け寄る。
「帰ったんじゃなかったの?」
「心配で…」
「覗き見?サイテー!よっすぃ〜のバカ!!」
石川は叫ぶと布団をかぶってしまった。
「梨華ちゃん、落ち着いてよぉぉ〜!」
吉澤は石川の布団を揺さぶる。
「いいから、早く帰ってよお!」
石川は恥ずかしさと身体の異変からパニック状態になっていた。
287 名前:Triangle BlueU-8- 投稿日:2001年09月24日(月)15時13分50秒
吉澤は一瞬戸惑ったが、布団を引きはがすと、石川を抱き寄せキスをした。
反則だが、キスで落ち着かせた事が過去にあったので、今回もその手段を
使ったつもりだったのだが・・・!?
しかし、そのキスは落ち着かせるどころか石川に火をつけてしまった。
(よし!これで安心だねっ・・・)
怒られるのを覚悟でしたキスだが、すぐに石川も大人しくなりホっとしたのも
束の間、石川の目を見て吉澤はギョっとする。
「よっすぃ〜…」
甘く囁くように名前を呼ばれ、吉澤は身震いした。
― 明らかに、誘っている目だった・・・
288 名前:Triangle BlueU-8- 投稿日:2001年09月24日(月)15時15分06秒
(ひぃぃ〜。梨華ちゃん本当に壊れちゃったよ)
「ゴメン。私、本当に今度こそ帰るね」
身の危険を感じた吉澤は慌てて帰ろうとしたが、石川に引き寄せられて
強引にくちびるを奪われてしまう。
それも、えっちの最中にするような、ねっとりとしたしつこいヤツを…。
吉澤は慌てて舌を引っ込めるが、石川の舌が追いかけるように執拗に攻めてくる。
「…ん...」
最初、引き気味だった吉澤も石川のキスに酔ってしまっていた。
吉澤は石川を抱き寄せ、久々に石川の温もり、匂いを肌で感じ、
優しい気分になっていた。
「よっすぃ〜抱いて
石川の甘い誘いに吉澤が堕ちるのは至極簡単だった。
「梨華ちゃん...」
吉澤は、ゆっくり石川をベッドに押し倒した。

289 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月24日(月)15時19分40秒
>281.282san
その通り。分かりやすかったですか(w。

明日夜の更新は書き足しの、リクエストに応えたえっちぃシーンなので
sageますのでageないで下さい。お願いします。m(_ _)m
少し書きますとか言って結構書いちゃったよ(爆)。
290 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月24日(月)16時08分25秒
エッチィ梨華ちゃん萌え〜!
よっすぃ〜も腕が鳴ることだろう

頑張れ梨華ちゃん、負けるな梨華ちゃん
291 名前:名無し男 投稿日:2001年09月24日(月)18時59分59秒
ききいきっきいきききききききき・・・・来たぁ〜!!うおえぁ〜〜〜!!!!!
(半ば壊れ気味。感染したか?)
292 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月24日(月)21時10分52秒
>>291
作者さんがageないでと書いてるの読んでないのか?
楽しみにするのはいいけど、作者さんの意向は守ろうよ。
293 名前:名無し男 投稿日:2001年09月25日(火)00時52分20秒
>>292
すいません見落としてました。
ここに深くお詫び申し上げます。以後気を付けますので何卒お許し下さい。
294 名前:七資産 投稿日:2001年09月25日(火)01時20分49秒
期待sage
295 名前:吉胡麻系 投稿日:2001年09月25日(火)15時10分40秒
大期待です!期待しまくりです!(w
って、いいのか、自分。(w
296 名前:Triangle BlueU-9- 投稿日:2001年09月25日(火)22時49分40秒

−9−

吉澤は石川の首筋に顔を埋め、石川の胸を優しく揉みしだいた。
石川の胸のピンクの蕾は、すでに立っていて触るだけで、石川は声をあげた。
「あぁああぁぁん…」
(梨華ちゃん、もうこんなに感じてる…ヨシコ感激だよ)
吉澤は媚薬のせいで、石川がおかしくなっている事に気づかないので勝手に感激していた。
(ひさぶりだし、ヨシコ頑張るよ〜!)
吉澤も自分の服を脱ぎ捨て裸になり、石川の胸をしゃぶりながら、片手は太股の方へ滑らす。
そして、ショーツの上から指でなぞる。
石川は思わず身体を反らせてしまう。
(はぁあぁぁ、もうイっちゃいそう…)
石川は久しぶりのえっちに既に思考回路が飛びそうになっていた。
なかなかショーツを下ろさない吉澤にもどかしさを感じてしまう。
297 名前:Triangle BlueU-9- 投稿日:2001年09月25日(火)22時50分20秒
「よっすぃ〜 は、早く・・・」
「梨華ちゃんの、せっかちさん
それでも、吉澤はショーツの上からしか触らない。
「焦らさないでヨ...」
石川は熱くなっている部分に早く触れて欲しくて懇願する。
そんな潤んだ瞳を見つめながら、吉澤も激しく燃えてしまう。
「梨華ちゃん、可愛いよ、とっても…。大好きだよ」
石川は吉澤にキスをして更に懇願する。
「お願いだからぁ…」
(うぅ〜たまらん!梨華ちゃん…)
石川のせがむ顔をもう少し見ていたかったが、さすがに可哀相なので
吉澤はショーツを脱がすと、石川の足を開脚させて、直接吉澤はくちびるを押し当てた。
298 名前:Triangle BlueU-9- 投稿日:2001年09月25日(火)22時50分58秒
「…んっうぅぅはぁぁっ」
石川のソコは既に溢れていた。
「シーツ汚れちゃう…」
そんな心配をする石川に吉澤は
「大丈夫、梨華ちゃんのジュースは私が飲み干すから…」
そう言いながら、すでに音を立てて飲み始めていた。
(うぅ恥ずかしいよお)
何を今さら、石川はそのクチュクチュ言う音に、更に感じてしまう。
吉澤の舌が生き物のように石川のソコを舐め回し動く感触に、石川は既に最高潮に
達しそうになっていた。
299 名前:Triangle BlueU-9- 投稿日:2001年09月25日(火)22時51分31秒

「よっすぃ〜、もぅダメだよ、イっちゃうよぉ…」
吉澤の頭を抱きしめながら、石川は呟く。
吉澤は一旦、顔を上げると今度は優しく石川の中に指を挿入した。
「梨華ちゃんのココ、温かいね…」
吉澤は指をゆっくりと上下に動かしながら嬉しそうに言う。
「気持ち良いなら、腰動かしていいんだよ?」
吉澤は石川を抱きかかえると囁いた。
「はぅぅ…」
石川は頷くと腰を動かした。
「梨華ちゃん...愛してる・・・」
吉澤は急に指の動きを早くする。
(そんなにされたら壊れちゃうよぉぉ…)
300 名前:Triangle BlueU-9- 投稿日:2001年09月25日(火)22時52分05秒
石川の中で何かが弾けて昇り詰めていく快感と同時にすぐにイッてしまった。
「ああああぁぁああっ、よっすぃ〜〜〜!!!!!!!!」
石川は叫ぶと吉澤の腕の中で果てた。
吉澤は指を抜くと、それを口に持っていって舐める。
「おいしかったよ、梨華ちゃんのジュース…」
石川は、まだ吉澤の腕の中で荒い息を立てていた。
「まだ残ってるから、飲んじゃうね…」
吉澤は再び石川のソコに顔を埋めると、またあふれ出している石川の愛液を飲み始めた。
敏感になって熱くなっているソコは、吉澤の舌にまたすぐ反応してしまう。
「はぁん、ダメだよぉ。恥ずかしいよ…」
吉澤はそんな石川の言葉には耳も貸さないで、更に攻め続けながら舐めていた。

301 名前:Triangle BlueU-9- 投稿日:2001年09月25日(火)22時52分36秒

石川のソコは泉のように溢れかえって止まる事を知らなかった。
「もぅ梨華ちゃんのえっち。いくら飲み放題でもお腹いっぱいだよ。
 でも、勿体ないから飲んじゃうけどね」
吉澤は、そう言いながらも嬉しそうに飲んでいた。
「ヤァだぁ、もぅ…」
石川はそう言いながらも、感じまくっていた。ソコの疼きは収まらない。
「もっと欲しいよ、よっすぃ〜のコト…」
石川は吉澤の顔を上げさせると、口づけをし今度は吉澤を押し倒した。

302 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月25日(火)22時53分33秒
更新しました。

>290-295san
あんまり期待に添えなかったらすみません(w。

今後もsageる時は、ご協力お願いします。
303 名前:1J 投稿日:2001年09月26日(水)00時55分49秒
い゛やあああああぁぁぁ〜っ、えっちいいいぃぃ〜っ!!!
こんな(壊れた)梨華ちゃん……トテモミテラレナイヨ…(ナミダ)
と、言いつつ口元緩んでる私…むちゃ上手っ! 再度ままま豆鉄砲が!(略
このままよっすぃーの脳天気は続くのでしょうか?
304 名前:名無し男 投稿日:2001年09月26日(水)01時25分11秒
選手交代!!吉澤に変わりまして、俺。
305 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月26日(水)02時01分19秒
もはやよっすぃーやりたい放題だな(w
306 名前:Triangle BlueU-10- 投稿日:2001年09月26日(水)18時41分59秒
−10−

重なり合う肌と肌。お互い求め合う気持ちが絡み合って
石川と吉澤は何度も求め合った。
二人の愛の嵐が去ったのは、明け方近かった。

―こんなに愛情溢れるえっちをしたのは、いつ以来だろう?―

吉澤は隣りで安心したように眠る石川の寝顔を見て思う。
突然、誘って来た時は吉澤も驚いたが、素直に甘えて来る石川に
吉澤は非常に嬉しかったのだ。付き合い始めた頃の石川に良く似ていた。

―やっぱり、私は梨華ちゃんを愛している…―

後藤とのえっちでは味わえない感情が石川に対してはある。
−それは、安心感、お互いを信頼しあえる気持ち…
そして、愛しいと思う気持ち。守ってあげたい気持ち。
石川といると優しい気持ちになれる自分がいる。
307 名前:Triangle BlueU-10- 投稿日:2001年09月26日(水)18時43分25秒
―梨華ちゃんと、また付き合いたい―

そう思った吉澤だったが、後藤の事を考えると、そうもいかなかった。

後藤とのえっちは、刺激的で吉澤を満足させてくれた。
ストレートに感情をぶつけてくる後藤。
石川とは対照的な後藤にも強く惹かれている自分がいる。
―好きだけど、でも・・・愛してはいない…。

(私はどうしたらいい???)
吉澤は思い悩んでいた。
308 名前:Triangle BlueU-10- 投稿日:2001年09月26日(水)18時44分20秒
「よっすぃ〜?」
石川も目が覚めたらしい、思い詰めた表情の吉澤に心配そうな顔をして見つめている。
「起こしちゃった?」
吉澤は半身を起こすと、石川を見つめ返した。
石川は自分も身体を起こすと吉澤の肩に身体を預けた。
「私、ずっと、よっすぃ〜の側にいたい…」
「う、うん…」
吉澤は石川の髪を撫でながら、頷いた。

(ごっちんとは別れよう・・・。梨華ちゃんを悲しませたくない)
しかし、そう決意したものの、後藤と別れると言う事は、後藤を傷つけてしまう
事になるわけで、吉澤も、なかなかその話を切り出せそうになかった。
「ねぇ、よっすぃ〜・・・」
「ん?」
「もう一度しない?」
石川は吉澤の胸に顔を埋めながら、吉澤の背中に手を回した…。
309 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月26日(水)18時48分13秒
更新っす。
石川の大切さに気づいたけど、どうなるやら・・・。

>303 1J san
吉澤は、ズルイんですよね結局。フラフラしちゃって
優柔不断すぎ。でも、分からなくもないけど(苦笑)。
>304-305san
羨ましいなぁ吉澤(爆)。
まぁいつまでも良い思いはさせないけど(w。
310 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月26日(水)22時33分11秒
良い思いはさせないなんて・・・チャーミーさん恐い・・・(w
でも、梨華ちゃんを悲しませ、苦しませたんだから
吉澤くんには思いっきり苦労してもらわないとね。
311 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月26日(水)22時43分41秒
よっすい〜ばかりが悪いわけじゃないと思うんだが…
作者さんがんばって
312 名前:>よっすぃ〜 投稿日:2001年09月26日(水)23時25分38秒
苦労した後にはりかっちを幸せにしてあげて下さい
313 名前:名無し男 投稿日:2001年09月27日(木)01時37分01秒
まあ、俺が吉澤でもこうなったと思う。誰が悪いとは一概には言えないよね。
314 名前:吉胡麻系 投稿日:2001年09月27日(木)20時13分26秒
深いっすね〜・・・。すげぇ。
ここでごっちんが黙ってるワケがないですよねぇ。
これからの展開に大期待!っす!
315 名前:バービー 投稿日:2001年09月27日(木)20時53分52秒
うぅ〜ん・・難しいところですよね、確かに。
石川の大切さに気付いた・・けど、時すでに遅しかぁ。
個人的には、その「ストレートに感情をぶつけてくる後藤」
に萌えなんですけど(w 大半はいしよし派に傾くだろうと思われます。
梨華ちゃんの激しさが、妙にツボだったりもする・・(w
316 名前:Triangle BlueU-11- 投稿日:2001年09月27日(木)21時43分59秒

−11−

―翌日―

メンバーが楽屋で石川と吉澤を囲んで話をしていた。

「いやぁ〜良かったよねぇ、ホントに…」
「もぅ矢口、言わなかったけどさーハラハラしちゃったよ」
「梨華ちゃん、顔怖かったけど、元に戻ったので良かったのれす」
「よっすぃ〜は、やっぱり梨華ちゃんとお似合いなんやなぁ」
「ま、仲直りしてくれて良かったわよ。石川良かったね」
保田も吉澤を許した訳ではなかったが一安心な顔をしていた。

口々にメンバーが二人に対して話しているのを見て、ただ独り笑っていない人物がいた。
言わずと知れた後藤である。

二人の嬉しそうな顔を見て、後藤は不機嫌極まりない顔をしていた。
317 名前:Triangle BlueU-11- 投稿日:2001年09月27日(木)21時44分33秒
(梨華ちゃん、早速挑発に乗ってよっすぃ〜を誘惑したのね)
案の定と言うか、やっぱりと言うか、吉澤は石川と寝たのだ。
石川は後藤と目が合うと、勝ち誇ったような目をして見返していた。

「あ〜、後藤さんキョワイ顔してるぅぅ」
「よっすぃ〜が、また梨華ちゃんの方に行っちゃって寂しいれすか?」
来て欲しくない相手・辻と加護が近づいてくる。

吉澤と後藤が親密になった事はメンバーには保田以外気づかれていない。
元々吉澤と後藤は仲が良かったし、石川と喧嘩した吉澤が後藤と一緒に
いるだけだと思われていたからだ。

「うっせぇんだよ!!」
後藤は吐き捨てるように言うと、楽屋から出ていってしまう。

「ちょっと後藤!言葉遣いには気をつけなさいよ!」
飯田がたしなめるように言ったが、その言葉は届いていなかった。
318 名前:Triangle BlueU-11- 投稿日:2001年09月27日(木)21時45分18秒
保田も楽屋から出ると後藤を追いかけた。

「後藤待ちなよ!」
保田に呼ばれて後藤は立ち止まった。
「圭ちゃんは、梨華ちゃんの味方だから嬉しいんでしょうね」
「そう言う訳じゃないけどさ…。今の言い方は良くないよ。
 今度から新メンも入るんだし、圭織が言ったように言葉遣いには気をつけな」
「どうだっていいよ、そんなの」
後藤は、けだるそうに言うと俯いた。
「吉澤の事、マジで好きなの?」
「圭ちゃんには関係ないでしょ。一人にしてよ」
そう言って、後藤は階段を下りていった。
「プッチモニやりにくいじゃんよ。勘弁してよ」
保田は独り言を呟いた。
319 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月27日(木)21時47分01秒
こっちも、どうすんだろ自分(苦笑)。
ストックは、あと4つ・・・。

>310 san
でも、まだ吉澤くんは、おいしい思いしそうですけど。

>311 313san
そうですね。誰が悪いとは言えませんね。

>312 >よっすぃ〜 san
石川も可哀相かな・・・
まだ、どうしようか考え中・・・

>314吉胡麻系san
さすが、後藤が黒くなる日も近いっす。

>315 バービーsan
あぅあぅ。私も困ってます。


320 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月28日(金)18時05分32秒
続き期待です。
がんばってください
321 名前:Triangle BlueU-12- 投稿日:2001年09月28日(金)20時37分07秒

−12−

自販機コーナーの前で抱き合う二人の影。
目を瞑りくちびるを突き出す石川に吉澤は照れたように聞き返す。
「ここで?」
「んー」
吉澤は周囲を見渡すと、石川の手を引いて、隅の見えにくい位置に移動した。
「誰かに見られちゃうよ…」
「見られたって構わないよ?メンバー全員公認の仲なんだから」
(一人を除いてね・・・)
吉澤は、尚も気にしていたが石川を引き寄せると頬にキスをした。
「ほっぺたなの?…」
石川は不満気な声を出す。
「いや、だってさ…」
「私がさっき出したのは、くちびるだよ?」
意地悪そうに言う石川に吉澤も観念した。
肩に手を置くと、顔を近づけくちびるに軽く重ねた・・・。
「これでいい?」
すぐにくちびるを離すと吉澤が囁いた。
322 名前:Triangle BlueU-12- 投稿日:2001年09月28日(金)20時38分07秒
「じゃぁ、続きは今夜帰ってからね…」
「え?」
「今日も家に来てくれるでしょ?」
石川は吉澤の腰に手を回すと、甘えるように言う。
「でも、梨華ちゃん、カントリーの取材かなんか入ってなかったっけ?」
「そんなに遅くならないからさ、先に行って待っててよ…」
「いいけど・・・」
「じゃぁ決まりだネ!」
そう言うと石川は吉澤のくちびるにチュッと口づけて先に楽屋に戻っていった。

急に吉澤に甘えるようになった石川に、少し吉澤は戸惑っていたが
それが却って新鮮で吉澤には嬉しかった。
一人になってからも、吉澤の顔は自然にニヤけていた。

―その光景をそっと見ていたメンバーがいた事に二人は気づいていなかった。
323 名前:Triangle BlueU-12- 投稿日:2001年09月28日(金)20時38分40秒
「よっすぃ〜!」
急に呼ばれて、吉澤は驚いて振り返った。
「ご、ごっちん……」
バツが悪そうに吉澤は下を向いた。
「今日さ、仕事終わってから会えない?」
「今日は、えっと用事があるから会えないよ…。ゴメン」
後藤は一瞬残念そうな顔をしたが
「そっか。じゃぁいいや。また今度会ってね」
そう言うと後藤は自販機でコーヒーを買って、そのまま楽屋に戻ってしまう。
ヤケにすんなり引き下がった後藤の態度が気になりながらも、吉澤はほっとしていた。


「マネージャー、今日の仕事って何時頃終わりそうですか?」
「んー、後藤のNGが出なければ、すぐにあがれそうだよ」
マネージャーは手帳を見ながら答えた。
「ちなみに、梨華ちゃんは?」
後藤は手帳を覗きながらさりげなく聞いた。
後藤も石川も娘。の仕事が終わるとソロの仕事が残っている。
「石川は、2つ取材入ってるけど、それがなにか?」
「あ、いえ、なんでもありません」
(梨華ちゃんより絶対先に仕事終わらせなきゃ…)
324 名前:Triangle BlueU-12- 投稿日:2001年09月28日(金)20時39分18秒
吉澤は石川の家につくとカギを開けて中に入った。
「また戻ってきちゃったなぁ…」
吉澤はカバンを居間に置くと、ベッドに寝転がった。
「梨華ちゃんのにおい・・・」
石川の布団を思い切り吸い込むと、昨夜の事を思い出した。
(梨華ちゃん大胆だったなぁ。嬉しかったけど……)
「梨華ちゃぁぁん」
吉澤は石川の枕を抱きしめると、そのまま眠ってしまった。

そして、何回かインターホンが鳴る音で吉澤は目を覚ました。
「んー?あぁ、寝ちゃったんだ」
時計を見ると、ここへ着いてから3時間あまり過ぎていた。
吉澤は目を擦りながら、石川が帰って来たと思い確かめずにドアを開けた。

「梨華ちゃん、お帰り・・・」
「ただいま、よっすぃ〜…」
そこに立っていたのは石川ではなく、後藤だった。

325 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月28日(金)20時40分35秒
>320san
ありがとうございます。空の方が一段落つきそうなので
こちらに専念したいと思います。
326 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月28日(金)21時39分36秒
まさか!ヤバイシーンで梨華っちが帰ってきそうな予感………
327 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月28日(金)22時17分26秒
ここでやったらさすがに吉澤君…
328 名前:1J 投稿日:2001年09月28日(金)22時43分09秒
やばいです、やばいです!…ごっちんは善い人ですか?うわあああぁぁ〜
ぞくぞくしてます、ぞくぞくしてます!…梨華ちゃんは善い人ですか?うわあああぁぁ〜
はらはらしてます、はらはらしてます!本当のよっすぃーは?……うわあああぁぁ〜!
329 名前:バービー 投稿日:2001年09月28日(金)23時28分39秒
うわぁぁぁぁぁ、ドキドキするっ!!!!(w
ごまがっ、ごまがぁぁぁっっ!
もういいや、やっちゃえやっちゃえ!(w
330 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月29日(土)00時08分25秒
ダメだアアああ嗚呼アア!!!やっちゃいかん!!!
331 名前:名無し男 投稿日:2001年09月29日(土)00時45分12秒
Σ<(;゜Д゜)>  いやあ!!!!!!!!!!!!

bのいえtrwんぼpmbwp@tmhwpr、bmplちrwb67うい5430ん7b9
(脳内で内紛勃発!!)
332 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月29日(土)02時34分13秒
だめだろ吉澤ぁああぁあぁあああっ!!
333 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月29日(土)02時54分36秒
吉澤、信じてるぞ!!
と、表面上では言ってみるが心の内では…
作者さんがどんな展開にするか楽しみ。
334 名前:Triangle BlueU-13- 投稿日:2001年09月29日(土)12時38分49秒

−13−

「梨華ちゃんじゃなくて残念だったね…」
驚きのあまり声を出せないでいる吉澤の横をスルリと抜けて後藤が勝手に上がり込む。

「な、なんで?」
「やっぱり、よっすぃ〜は私のコトよりも梨華ちゃん優先なんだね」
吉澤は後藤の正面に行くと
「聞いてたの?自販機のとこで・・・」
そうとしか考えられなかった。だから、あっさりと引き下がったのか。
最初から、吉澤がことわる事も石川の家に押し掛ける事も計算の上で。
「キスシーンも甘い会話も、ちゃんと見てたよ…。すっかり元に戻ってんのね」
石川のベッドに腰を降ろすと、立っている吉澤を見上げた。
335 名前:Triangle BlueU-13- 投稿日:2001年09月29日(土)12時39分33秒
「ごっちんも仕事だったんじゃ……」
「私は急いで仕事終わらせて、すぐこっちに直行したんだよ。
 まだ梨華ちゃんの仕事が終わってなくて良かったけどね」
「なんで、そんな事・・・」
「なんでって、よっすぃ〜に会いたかったからに決まってんじゃん…」
「・・・」
「私を捨てて梨華ちゃんの元に戻るコトなんて許さないからね?
 私だって、よっすぃ〜のコト大好きなんだよ」
突っ立っている吉澤の腕を引いてベッドに座らせると、後藤は顔を近づけた。
「やめてよ……」
それでもしつこく後藤は顔を近づける。
「やめてったら!」
その言葉をムシして
「本当は好きなクセに。あんなに愛し合ったじゃない。もう忘れたの?」
後藤は強引に吉澤のくちびるを奪うと吉澤を押し倒した。
336 名前:Triangle BlueU-13- 投稿日:2001年09月29日(土)12時40分22秒
吉澤の手首を掴み、組み敷くと、後藤は吉澤の首にくちびるを強く押しつけた。
「ダメだって……」
吉澤は後藤の目を見ようとしない。後藤はカッとなる。
「私とえっちしたのは、単に欲求を晴らすだけ?」
「そんなんじゃないよ!あの時は本気だったんだ…」
吉澤は後藤を見つめると真剣に言った。
「ごっちんのコト、好きなのは本当。好きじゃなきゃ抱けないし。でも...」
「もう梨華ちゃんとも、えっちしたし寄り戻せたから私はお払い箱ってわけ?」
「そんな言い方・・・」
「私じゃダメなの?なんで、梨華ちゃんじゃなきゃダメなんだよ!」
後藤は叫ぶと吉澤の上にかぶさってきた。
シャツのボタンに手をかけたところで・・・
337 名前:Triangle BlueU-13- 投稿日:2001年09月29日(土)12時41分28秒
「人の部屋で何してるの???」
いつの間にか石川が仕事から帰って来ていた。
「なんで、ごっちんが此処にいるの???」
疑わしい顔で石川は見つめている。
「よっすぃ〜に呼ばれたんだよ。梨華ちゃんが帰って来る間、えっちしようって」
「なっ、そんな訳ないでしょ!!」
吉澤は真っ赤になって身体を起こすと、後藤をにらみ返した。
「あんなに激しく愛し合ったのに、なんでそんなコト言うの?
 この間だって、外でやったよねぇ…」
「そ、外っ…」
石川は真っ赤になる。
「あんなによっすぃ〜乱れてたのに…」
更に後藤は話し続けようとするので、吉澤は慌てて後藤の口を押さえた。
「やめてよ!そんなコト言うの!!」
後藤は手を振りのけると
「事実じゃん。梨華ちゃんも知っておいた方がいいんじゃない?今後の参考として」
石川は急に後藤の腕を掴むと
「帰ってよ!ごっちんには関係ないでしょ!!(怒)」
無理矢理立たせようとする石川に後藤は振り払った。
そして、石川に向けて手をあげた。
338 名前:Triangle BlueU-13- 投稿日:2001年09月29日(土)12時43分04秒
バシッ☆と言う響いた音が石川の部屋で鳴り響く。
「梨華ちゃんに手を出さないで!!」
「・・・どうして・・・」
後藤が振り上げた手は、咄嗟にかばった吉澤の頬に命中した。
吉澤は一瞬星が出る程の衝撃を受けたが、石川をかばう事で精一杯だった。
「梨華ちゃんは悪くないんだから、叩くなら私にしてよ…」
石川を守る形で吉澤は後藤に言い放った。
「…ふん」
後藤は、手を下ろすと無言で石川の部屋から出ていった。
「ごっちん……」

「梨華ちゃん大丈夫?」
「よっすぃ〜こそ・・・」
「うん。ちょっと待ってて…」
外へ出て行こうとする吉澤を見て、石川は呼び止める。
「ごっちん追うの?」
「うん」
「なんでよ、私のそばにいてよ」
「ごっちんの事も放っておけない。すぐ戻るから…」
そう言って、吉澤は石川の言葉を無視して、慌てて飛び出して行った。
「なんで追いかけるのよ。よっすぃ〜のバカ…」
一人残された石川の目からは涙が伝っていた。
339 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月29日(土)12時45分00秒
更新です。みんなの方が興奮しすぎ(w。
あ〜、期待外れだったらごめんなさい。
さすがの吉澤君も彼女の部屋ではしないでしょう(苦笑)。
まぁ、あのまま石川さんが帰って来なかったら状況は違ってたカモ知れませんが?(謎)
でも、この後、吉澤と後藤は、結局しちゃうかも知れないので今回はナシです(w。

>326san
もう少し遅かったら、お取り込み中だったかも知れませんね。

>327 san
そこまで節操ないのは、ちょっと(爆)。

>328 1J san
落ち着いて下さいね〜(w。
ある意味、読み手の方が小説のキャラより興奮気味ですね(苦笑)。

>329 バービーsan
今回はバービーさんのご期待に添えず(爆)すみません!
ゴマは、やっちゃう気だったんすけどね(w。

>330-332san
はい。やりませんでしたよ。

>333san
>作者さんがどんな展開にするか楽しみ。
うわっプレッシャーですねー。でも頑張ります!

340 名前:名無し男 投稿日:2001年09月29日(土)13時08分31秒
あらららららららら

泣〜かした〜泣〜かした〜
せ〜んせ〜に〜言うてやろ
341 名前:パスカル 投稿日:2001年09月29日(土)16時22分23秒
ここでごっちんを追っかけても二人とも傷つけるだけだって
わかんないんですかね、よっすぃーは…

梨華ちゃんのところに残ればほとんどハッピーエンドなのに…

↑それじゃストーリー的に面白くないですね、生意気言いました(反省
342 名前:吉胡麻系 投稿日:2001年09月29日(土)16時29分30秒
よっすぃ〜!(激泣)
って、なんで私が泣くか!(バカ)
全速力で直進ごっちん営業中!(w
343 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月29日(土)22時00分20秒
よしこ・・・
344 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月30日(日)01時23分37秒
ドロドロしてきたな・・・石川後藤は可哀相だけど、面白いです
吉澤は一回酷い目にあったほうがいいぞ(w
345 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月30日(日)06時59分53秒
>>344
酷い目…石川と後藤がくっついちゃうとか。
で、吉澤は圭ちゃんにヤられちゃう。(w

( `.∀´)<なんで、アタシとするのが酷い目なのよ!
346 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月30日(日)13時36分09秒
まぁ元々は石川が急に吉澤に冷たくあたったのが原因なんだし…
347 名前:Triangle BlueU-14- 投稿日:2001年09月30日(日)14時35分28秒

−14−

「ごっちーん!!」
階段を駆け下りると、吉澤は大声で後藤の名を叫んだ。
「ごっちーん!!待ってよ、ごっちん!」

後藤は振り返ると
「そんなに何回も人の名前呼ばないでよっ!恥ずかしい」
早足で歩く後藤に、吉澤は腕を掴んだ。
「待てってば」

「なんで、追いかけてくるのよ…。梨華ちゃんと仲良くやればいいでしょ」
「放っておけないもん。ごっちんのコト」
「梨華ちゃんと、寄り戻したくせに…」
そう言いながら、後藤は吉澤に抱き付いた。
(よっすぃ〜の腕ってあったかい…)
「あ、あの……」
吉澤は、なんとか別れの言葉を切り出したいのだが、なかなか言えずにいた。
後藤を抱きしめると決心が揺らいでしまう。
348 名前:Triangle BlueU-14- 投稿日:2001年09月30日(日)14時36分28秒
後藤は吉澤の頬に手を添えると
「ごめんね。痛くなかった?」
優しい眼差しで見つめた。
「星が出るくらい、痛かったよ」
「まぁね。後藤スペシャルだったからね…」
今頃になって、じんじんしてきた。
「違うスペシャルだったら嬉しかったのになぁ」
(って、なんだよソレ・・・。でも、元は梨華ちゃんが受けるハズだったんだ)
「よっすぃ〜のえっち……」
「ち、違うってば。なんで、そっちの想像するかなぁ」
(っつうか、なんで、甘い雰囲気になってんだ?さっきの険悪ムードは……)
349 名前:Triangle BlueU-14- 投稿日:2001年09月30日(日)14時37分31秒
「あ、あのさ。。。」
吉澤は、わざと話を変えた。
空気を察したのか、後藤は途端に顔を曇らせた。
「喋っちゃヤダ・・」
「ごっちん……」
「なんで優しくするんだよ」
後藤は吉澤の胸に顔を埋めた。
「優しくされたら、余計ツラいよ...」
「ゴメン...」
「でも、追いかけて来てくれて、凄く嬉しかった」
後藤はそう言うと、吉澤の頬にキスをした。
「じゃぁね!」
後藤は無理に笑うと走って帰っていった。
「優しいのかな…」
後藤の姿が見えなくなるまで、その場に立っていた吉澤は呟いた。

単に優柔不断なだけなんだと思う。
後藤を失いたくない気持ち。
でも、それは後藤を却って傷つけてしまう。
やはり早く言わなくては・・・。でも・・・。
350 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年09月30日(日)14時39分45秒
頭で浮かんでも文章にするのが難しいです、この小説。

>340.343.san
吉澤は思い立ったらすぐ行動しちゃうので・・・

>341 パスカルsan
ハッピーエンドにはならない…ハズです。既に。したいけど。

吉澤が石川をかばった事で、相当ショックを受けるんですけど
追いかけて来た事で、後藤は凄く嬉しがる訳です(読めば分かるって)
この後の、後藤の試すような行動に、吉澤は・・・?

>342 吉胡麻系san
最初、バカ吉にして後悔したけど結果的には良かったのかも(爆)。

>344 345san
酷い目・・。
>で、吉澤は圭ちゃんにヤられちゃう。(w
>( `.∀´)<なんで、アタシとするのが酷い目なのよ!
すげー笑いました(w。それは絶対ないですけど、ツボに入りました。

>346san
石川には、この後、めちゃくちゃ可哀相になりそう。と言うか痛い…。
351 名前:名無し読者 投稿日:2001年09月30日(日)14時44分37秒
まだまだ波乱は続くんですね…読んでて胸どころか心臓が痛くなるくらい
辛くなるのに目が離せません。
続きも楽しみにしています
352 名前:名無し男 投稿日:2001年10月01日(月)01時04分17秒
いんでないの×5,674,359

もっとひどい事してちょ〜!!!!!
353 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月01日(月)20時35分47秒
石川の今後が恐い・・・
354 名前:Triangle BlueU-15- 投稿日:2001年10月01日(月)23時14分29秒

−15−

吉澤は玄関の前に立つと深呼吸して、ドアを開けた。
「ただいま…」
「・・・」
返事はない。
「梨華ちゃん?」
「戻って来ないかと思ったよ」
石川はベッドにもたれていた。
「梨華ちゃん...」
「どうして、ごっちん来たの?」
「私達の会話聞いてたみたいで…」
「そっか・・・」
「・・・」
気まずい空気が流れる。
355 名前:Triangle BlueU-15- 投稿日:2001年10月01日(月)23時15分52秒
「…今日は帰るね」
吉澤は重苦しい空気に耐えられず、そう言うとカバンを取った。
「ごっちんと会うの?」
石川の疑わしい目。
「まさか…。何言ってんの?梨華ちゃん。そんな訳ないじゃん」
「どうだか」
「信じられないの?」
「よっすぃ〜分かんないよ。私のコトかばったかと思えば、
 ごっちんのコト追いかけて行くし。どっちが大事なの?」
「いや、それは…」
「即答出来ないってコトは、どういうコトよ?」
石川に詰め寄られ、吉澤は言葉に詰まる。
「ごっちんも好きってズルイよ。よっすぃ〜。
 そんなにごっちんの、えっちっていいの?」
「はぁ?」
「だって、外でやったとか……」
石川は口ごもる。
「だから、それは・・・」
(どうして話がそっちになるんだよ・・・)
356 名前:Triangle BlueU-15- 投稿日:2001年10月01日(月)23時16分37秒
「本当にしたの?」
「・・・した…」
吉澤は一瞬迷ったが、認めた。
途端に石川は顔を真っ赤にして怒る。
「なんでそんなコト言うのよ!ウソでも、してないって言ってよ!バカ!」
「してないって言っても、どうせバレるし…」
「バカぁ〜!」
そう言いながら、石川は吉澤に抱き付く。
「それでも、好きなんだよ、よっすぃ〜が。離れたくない…。
 なんで、こんなバカよっすぃ〜が好きなんだろ・・・」
357 名前:Triangle BlueU-15- 投稿日:2001年10月01日(月)23時17分11秒
(バカバカって・・・)
吉澤も石川を抱きしめ返す。
「ムカつく・・・」
石川が付け足した。
「えぇ?」
吉澤は石川を見つめ返す。
「ねぇ、どうしたら、私だけ見てくれるの?」
(そんな答えにくい質問を・・・)
「それは…」
「私もごっちんみたく、えっちがうまくなればいい?」
「だから、そういうんじゃなくてさ・・・」
「私がよっすぃ〜満足させてあげられなかったから?」
石川は涙目になっている。
(うわっ。違うのに、なんで泣くんだよぉ〜!梨華ちゃぁん!)
358 名前:Triangle BlueU-15- 投稿日:2001年10月01日(月)23時17分49秒
後藤のテクで吉澤は後藤の事が好きだと思いこんでいるらしい石川は
そっちの事で頭がいっぱいだった。
「私が、よっすぃ〜にえっちさせてあげなかったから、ごっちんの方が
 良くなっちゃったの?」
「そんなんじゃないって!落ち着いてよ、梨華ちゃん!」
「だったら、毎日よっすぃ〜としてもいいよ、私」
(そんな事したら、私の身体もたないよ・・・嬉しいけど)
「梨華ちゃん!」
吉澤は大声で言うと、石川のくちびるに強く自分のくちびるを押し当てた。
(今日はキスで落ち着かないかな・・・って昨日は逆効果だったか)
「梨華ちゃんとは、えっちしなくても繋がってると思ってるよ。
 だから、余計な心配しないで」
「余計心配するよ・・・」
「へ?」
「昼間言った約束覚えてる?・・・続きしようって…」
ひとみは目を見開いた。
(こんな状況でも、しようって言う気???)
ひとみは梨華が分からなくなる。何故?何故??

(心が私にあっても、身体はごっちんなんてイヤだよ…)
梨華はひとみの胸に飛びこんだ。
359 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年10月01日(月)23時20分40秒
>351san
波乱は、まだまだ続きます。私も書いてて痛くツラかったのが次の更新分。

>352san
ひどいか、どうか分かりませんが、今後も結構色々ありそうです。

>353san
怖いと言うか、可哀相かな
360 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月01日(月)23時25分11秒
今回の梨華ちゃん個人的にすごく良い!
頑張れ梨華ちゃん
361 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月01日(月)23時57分37秒
テク(笑)では負けていると思えるのは、
ある意味、心では負けてないっていう自信の表れかな。
362 名前:名無し男 投稿日:2001年10月02日(火)02時05分56秒
L(゜д。)」アヒャヒャヒャ!!!!!

興奮しております
エサを与えないで下さい
363 名前:吉胡麻系 投稿日:2001年10月02日(火)11時13分02秒
梨華ちゃん出動!
行け行け梨華ちゃぁ〜ん!
あ〜、でもごっちん・・・。(どっちなんだ自分)
364 名前:よしこ・・・ 投稿日:2001年10月02日(火)13時32分49秒
哀れ吉澤・・・
365 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年10月02日(火)20時36分48秒
更新します。sageます...

>360san 362san 363吉胡麻系san
今回の梨華ちゃん結果的には、哀しくなってしまった気が。

>361san
>心では負けてないっていう自信の表れかな。
この時点では、そうだったと思われ。でも、この後に後藤が…。

>364 よしこ・・・san
今回は吉澤は抱いても抱かなくてもツラい選択だったと思われ…。
366 名前:Triangle BlueU-16- 投稿日:2001年10月02日(火)20時37分59秒
−16−

吉澤は石川を抱こうかどうか珍しく?悩んでいた。
今まで、石川が拒む事はあっても、吉澤が拒否する事は一度もなかった。
それを知ってて石川は、敢えて吉澤と寝ようとしているのか?

「あのね、梨華ちゃん…」
吉澤は言いにくそうに言う。
「こんな気持ちで抱くコト出来ないよ……」
いくら、えっちが好きな吉澤でも、石川の気持ちを考えると抱くことは出来なかった。
石川は顔を上げると
「それでも抱いて欲しいって言ったら??」
石川の哀しく見つめる瞳に、吉澤の心は切なくなる。
「私に恥をかかせないで…」
「ぃぃの?」
らしくない吉澤の言葉に石川は笑う。
「よっすぃ〜から断るなんてコト、今までなかったクセに…」
そう言って、石川は自ら服を脱ぎ始めた・・・。
367 名前:Triangle BlueU-16- 投稿日:2001年10月02日(火)20時38分47秒
「ダメだよ…」
吉澤は優しく石川の手を止めると
「私の役目を取っちゃダメ」
吉澤は、石川を抱き寄せると優しくキスしながら、服を脱がせ始めた。

ブラのホックを取ると、石川のカタチの良い胸が現れる。
優しく指で円を描くように、撫で回しながら、吉澤は、もう片方の手で
器用に、ブラウスを脱がせた。そして、脱がせたところで、吉澤は
石川の胸に顔をうずめ、キスをしながら胸のピンクの突起に移動する。
吉澤は、その突起を舌で転がすように舐めると、石川の口から甘い吐息が漏れた。
「はぁん…」
吉澤は石川を愛撫しながら、それでも、まだ迷っていた。
このまま、続けていいのか?それとも・・・。
ここまで来て、今さら止める事が出来ないのは、吉澤自身一番良く分かっていたが
吉澤は迷いを吹っ切って、石川を抱く決心をした。
368 名前:Triangle BlueU-16- 投稿日:2001年10月02日(火)20時39分51秒
吉澤は荒々しくスカートとパンストを脱がすと、ショーツの上から、なぞり始めた。
「…んっ」
ビクンと石川は動くと、吉澤に抱き付く。
吉澤は石川の腰に手を回して、自分の膝に、石川を横たわらせる。
そして、一気にショーツを下ろすと、うっすらとした繁みに指を這わせた。
少しだけ上下に動かすと、すぐに石川のソコからは甘い蜜があふれ出す。
石川の喘ぐ声を口で塞ぎながら、吉澤は石川に気持ちよくなってもらう事だけを
考えていた。膝からベッドに石川を下ろすと、吉澤は石川の繁みに顔をうずめ
そして、蜜を吸い始めた。
「っやっ」
石川が拒否を示し、吉澤の髪を掴む。
「どうして?」
吉澤は一旦、M字に開脚した石川の股間の間から顔を上げた。なんとも、猥褻な画である。
「汚いから・・・」
「汚くないよ、梨華ちゃんのココは・・・」
「そんなこと…」
石川は真っ赤になり、足をすぼめてしまう。
「梨華ちゃん力抜いて。気持ち良くなりたいなら…。いい子だから、ね?梨華ちゃん」
吉澤は、石川の髪を優しく撫でて、額にキスをした。
「私は子どもじゃないもん…」
「梨華ちゃん…」
吉澤は再び石川の蜜を吸い始める。石川も気持ちよさに、ふっと力を緩めた。
369 名前:Triangle BlueU-16- 投稿日:2001年10月02日(火)20時41分08秒
石川は抱かれながら、吉澤が遠慮してる感が否めなかった。
(……もぅ、前みたく戻れないんだね、私たち・・・)
悔しくて哀しくて涙が出るが、心とは裏腹に身体はちゃんと反応していて・・・
それが、余計石川を哀しくさせた・・・
そして、吉澤のえっちの仕方が微妙に変わった事も石川は気づいていた…。

370 名前:よしこまんせー 投稿日:2001年10月02日(火)21時07分42秒
後藤は序々によしこを狂わせていく・・・?
371 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月02日(火)21時30分50秒
情熱的Hから、事務的Hへ……。
嗚呼、切ない。
372 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月03日(水)00時58分51秒
これからは 
やっぱりよしごま 
決まりでしょう!
373 名前:名無し男 投稿日:2001年10月03日(水)01時25分15秒
あぁ、無常。
374 名前:理科。 投稿日:2001年10月03日(水)15時25分28秒

初カキコです…(ドキドキ)。読んでて引きこまれますね…。
最近、自信がなくなりつつあります。
お互い頑張りましょう♪
375 名前:Triangle BlueU-17- 投稿日:2001年10月03日(水)20時00分56秒
−17−

― 翌日 ―

後藤が時間になっても仕事場に現れず、大騒ぎになっていた。
家にも携帯にも連絡が取れず、本番まで数分に迫っても後藤は来る気配がなかった。

「一体、後藤は何、考えてんだか」
後藤が遅刻ギリギリで来る事があっても、仕事を無断ですっぽかす事は今までなかった。
「吉澤、あんた知らないの?」
保田に問いつめられ、吉澤は首を振った。

「仕方ないですね。後藤さん抜きで収録しましょうか」
スタッフの声に、他のメンバーは立ち上がると、楽屋を出て行く。

「よっすぃ〜、もう行こうよ。待ってたって仕方ないよ」
石川に促され、吉澤も立ち上がったが・・・

「ゴメン。私、探してくる」
吉澤は、石川に言うと財布と携帯を掴んだ。
「待ってよ!よっすぃ〜!!」
石川の止める声に耳を貸さず、吉澤は飛び出していった。
「なんで、追いかけるのよ、よっすぃ〜...」
石川は、その場に立ち尽くしていた。
376 名前:Triangle BlueU-17- 投稿日:2001年10月03日(水)20時01分29秒
飛び出したものの、後藤が居そうな場所の見当なんかつくハズがなかった。
無駄だと知りつつ、後藤の携帯に電話をする。当然留守番センターに繋がる。
吉澤は留守電に入れると、メールも打った。
電源を切ってるのだろうから、メールを打ってもすぐに見る確率は少なさそうだが。
<<どこにいるの?ごっちん。教えて!! 吉澤>>

「何やってんだろう。私・・・」
吉澤は、思い立ったらすぐに後先考えずに行動に出るクセがある。
今回も、後藤の事を考えたら、行動が先に出ていた。
「ごっちんの行きそうな場所って・・・?」

ほどなくして、吉澤の携帯にメールが入る。
<<日本。 後藤>>

日本・・・またかよ。ん?
こんなやりとりを以前した事がある。吉澤はダメもとで、良く後藤と話をした公園へと
向かった。ダメでも、この場所にいるよりはマシだ。
377 名前:Triangle BlueU-17- 投稿日:2001年10月03日(水)20時02分19秒
公園につくと、吉澤は周りを見渡した。
朝の10時頃、まだ人影もまばらだが、そこそこ人はいる。
暇そうなサラリーマン、子ども連れの母親。
こんな時間から、なんでサラリーマンがいるのか、酷く場違いな気がしたが
自分も、他人から見れば、場違いなのだろう。
いつも座るベンチへと視線を移す。座っているのは、くたびれたサラリーマン風の人。

― やっぱりダメか・・・
吉澤は、がっくり肩を落とすと、もう1つのベンチへと目をやった。
帽子を深々と被り、サングラスをかけ、大きい荷物を持っている若い女性が目に入る。
一見して、あやしい人物なのだが、それが後藤だと確信するのに時間はかからなかった。
378 名前:Triangle BlueU-17- 投稿日:2001年10月03日(水)20時02分56秒
吉澤は後藤に気づかれないように、背後から回り込み、肩を叩いた。
一瞬後藤は驚いたようなリアクションを取り、振り返った。
「どうして仕事に来ないの?」
後藤を叱るでもなく、吉澤は普通に尋ねる。
「…これから行くつもりだったんだよ。寝坊しちゃってさ…」
悪びれた様子もなく後藤は答える。
吉澤は後藤の隣りに座った。
「心配したんだから...」
吉澤は後藤を見つめた。
「良くここが分かったね…」
そう言いながらも、後藤は嬉しそうだ。
「ごっちんも実は私と同じで単純なのかも」
「単純って…。よっすぃ〜と一緒にしないでよね」
「それより・・・早く戻らなきゃ」
379 名前:Triangle BlueU-17- 投稿日:2001年10月03日(水)20時03分30秒
肝心の事を忘れていた。自分も仕事をすっぽかしてしまったのだ。
吉澤は急に不安になり立ち上がった。
「今から行っても同じだよ。なんかご飯食べてから行かない?」
のんびりと後藤は言う。
「なに、呑気なコト言ってんだよぉ!」
「急に怖じ気づいちゃって、よっすぃ〜って案外小心者なのね」
「そんなコトないけどっ」
無理に吉澤は言うと、またベンチに腰掛けた。

「どうせ怒られるのは一緒なんだから、腹ごしらえしてからにしよっ。
 私、まだ何も食べてないんだ」
後藤は吉澤の腕を取ると立ち上がった。

どうして後藤は呑気に構えていられるのか吉澤は不思議だった。


380 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年10月03日(水)20時04分23秒
週末あたり、また、よしごまになりそうな予感。

>370 よしこまんせーsan
後藤のペースにのまれてっちゃいますね。

>371san373san
それでも、求めずにはいられない石川…(泣)。

>372san
なんつーか、書いてて、よしごまに萌える私(w。

>374 理科。san
初ですか、ありがとうございます。はい、頑張りましょう!
381 名前:名無し男 投稿日:2001年10月04日(木)00時51分44秒
高い波が来そうだ
382 名前:Triangle BlueU-18- 投稿日:2001年10月04日(木)18時33分38秒
−18−

結局二人が戻ったのは昼を過ぎていて、当然二人は厳重に叱られたのだった。

飯田と保田に呼ばれ、二人は謹慎処分を言われた。
吉澤は3日。後藤は1週間の自宅謹慎。
「吉澤は、ちゃんと学校に行くように」と付け加えさせられて。
(ちゃんとって普通は行かせてくれるもんでしょうに…)
吉澤は不満だったが、後藤は至って呑気に、ゆっくり出来るなどと喜んでいた。

後藤の事で頭がいっぱいで、石川の事を考えていなかった吉澤だが、
これでは、ますます、また石川との距離が出来てしまい・・・
吉澤も、また何も言い訳出来ない状態になっていた。
(私、もうダメだ。やっぱり梨華ちゃんとは付き合えない・・・)
石川の事を大切に思っているのに、後藤を追いかけるような事ばかりしてしまう。
これで、もう不信感は募り、石川も呆れているだろう。
吉澤は自分から石川に声をかける事が出来ず、その日は逃げるようにして帰ってしまった。
383 名前:Triangle BlueU-18- 投稿日:2001年10月04日(木)18時34分21秒
翌日から、吉澤は真面目?に学校に登校していたが、久しぶりに行く学校は
当然面白い訳でもなく、退屈極まりなかった。
授業は進んでいて全く分からないし、友達がいる訳でもない。
(はぁ〜つまんない。早退したいなぁ〜。でも早く帰ったらお母さん怒るだろうし)
かと言って、昼間のこの時間遊んでくれるような人もいない。
吉澤は授業を全く聞いていなかった。
メールでもしようかと考えていると後藤からメールが入った。

<<学校終わったら家に来ない?ヒマで退屈してるんだ。後藤>>
後藤が真面目に家に、こもっているのかと思うと吉澤は笑ってしまう。
吉澤はすぐに返事を打った。
<<オッケー。私も超退屈してる〜。吉澤>>
384 名前:Triangle BlueU-18- 投稿日:2001年10月04日(木)18時35分12秒
つまらない学校が終わって一目散に後藤の家に向かう吉澤。
忙しい毎日を送っている吉澤にとって、退屈なのは耐え難かった。
(3日も耐えられないよっ)
後藤の家につくと、インターホンを押す。
「適当に入ってぇ〜。カギ開いてるから」
後藤のけだるそうな声が聞こえてくる。

吉澤はドアを開けると、勝手に上がり込んだ。
「おかえり〜、よっすぃ〜…」
リビングのソファに後藤は寝そべっていた。
「今日は誰もいないの?家の人…」
吉澤はカバンを置くと、後藤の隣りに腰掛ける。
「うん、居ない〜。退屈しちゃって大変だったよ」
見ると、雑誌やお菓子が散乱していた。
「よっすぃ〜は、まだ学校あるし3日だからいいけどさ〜。
 私なんか1週間だよ〜・・・」
手持ち無沙汰で、後藤は自分の髪の毛を指に巻いてくるくるしている。
「自業自得じゃん」
後藤は起きあがると、吉澤の制服姿を見て目を細めた。
385 名前:Triangle BlueU-18- 投稿日:2001年10月04日(木)18時36分27秒
「そう言えば、よっすぃ〜の制服姿見るのって初めてかも」
「そうだっけ?」
「いや〜レアだねぇ…」
「何、感心してんの?」
吉澤は急に恥ずかしくなり、後藤から目を逸らした。
「私なんか、ごっちんの制服姿見た事ないよ」
「あ〜、私の方がレアだよね。すぐ辞めちゃったし」
そう言って、アハハと笑う。
「行ってもつまんないけど学校…」
これだけ仕事が忙しくて、殆ど学校に行けてない状態では、
本当に、行っても行かなくても同じなような気がする。

「でも似合ってるよ、よっすぃ〜の制服姿」
後藤は顔を近づけて言った。
「そ、そうかな?」
吉澤は一瞬ドキっとした。
(キスされるのかと思った…。まさかね…)
一瞬期待した自分に恥ずかしくなる。
「よっすぃ〜,今、何考えてた?」
急に話を振られ、何も言えない吉澤に後藤はこう言った。
「私もよっすぃ〜と同じコト考えてたよ…」
後藤は吉澤に再び顔を近づけると、吉澤の顎を軽く指で上に押しやり軽くくちづけをした。

386 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年10月04日(木)18時56分12秒
スレッドも、250に近づいたので、終了にしないとかな。
と言っても2部終了。

>381san
また、よしごまに…。しかし、吉澤って一体・・・(苦笑)。
387 名前:名無し@よしこまんせー 投稿日:2001年10月04日(木)22時01分01秒
がんばってください・・・
よしこ・・・
388 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月04日(木)22時23分30秒
よしこ…だめだろ…(w
389 名前:1J 投稿日:2001年10月04日(木)22時53分32秒
よッすぃーの制服姿、むちゃ眩しそうですね。凛々しい?の様な…
(`.∀´)/<よっすぃー!ちゃんと勉強しなきゃ駄目よ。バシ!
と、言いたい処ですが、ごっちんも含めなんともコメントしずらいですね。
学校って勉強以上に大切な事があったり…なんとなく複雑です。
390 名前:名無しさん 投稿日:2001年10月04日(木)22時58分10秒
梨華ちゃ〜〜〜〜ん
391 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月05日(金)00時14分27秒
よしごま・いしよし関係なしに、この吉澤は最低なのでは(w
392 名前:名無し男 投稿日:2001年10月05日(金)02時18分32秒
さあさあさあ!!
393 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月05日(金)21時27分52秒
>>391
 同意。(w
394 名前:Triangle BlueU-19- 投稿日:2001年10月06日(土)00時06分41秒
−19−

「よっすぃ〜何固まってんの?」
後藤はくちびるを離すと、茶化すように笑った。
「べ、別に・・・」
自分の心を見透かされてるのか、吉澤は動揺した。
「ごっちんこそ、勝手にキスしたりして……」
吉澤は後ろを向いた。
(なに、動揺してんだよ私・・・。バカみたい...)

「あ、もしかして考えてるコト違ってたかな?…
 だって、よっすぃ〜さっき顔近づけた時、一瞬目ぇ閉じたからさ、
 したいのかと思った・・・」
そう言いながら、後藤は後ろから抱きしめて来た。

吉澤はいつも思う。どうして後藤は、こういう雰囲気の持って行き方がうまいのだろう?
そして、そんな後藤を待っている自分に気づいてしまう。
気づくと後藤を求めている自分がいる・・・。
395 名前:Triangle BlueU-19- 投稿日:2001年10月06日(土)00時07分16秒
「違うってば…」
「本当にそう?…」
そう言われてる時には、既に後藤の手は制服を脱がしにかかっていて…
気づいた時には、ブラも外されていて、後藤の手が吉澤の胸を弄んでいるのだ。
「こんなに立っているのに?」
吉澤の胸の突起は、すでに固くなっていて思わず吉澤は後藤の手を掴んだ。
「ダメだってば・・・」
「そっか…」
後藤はあっさりと手を引っ込めると、また寝ころんで雑誌をペラペラと捲り始めた。
「なっ……」
何も言えないでいる吉澤に後藤は知らん顔。

― この小悪魔から私は逃げられないのか・・・

吉澤はたまりかねて、後藤の身体に抱き付いた。
吉澤を抱きとめると、後藤は嬉しそうに言った。
「待ってたよ。よっすぃ〜…」
396 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年10月06日(土)00時08分24秒
来週中には、2部も終わる予定です。多分。

>387 名無し@よしこまんせーsan 388san 392san
吉澤だめすぎでしたねT_T

>389 1J san
コメントは控えさせていただきます(w。
学校は行っといた方がいいけどね。

>390 san
梨華ちゃんにも、頑張って欲しいですT_T

>391 393san
最低よしこには、この後はツラい目にあっていただかなくては。
397 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月06日(土)03時44分10秒
ツラい目…

( `.∀´)<ようやくアタシの出番ね。チュはあとはあと

って、しつこいか(w
398 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年10月06日(土)16時18分10秒
更新します。

>397san
保田もそろそろ黙っちゃいないかな。
399 名前:Triangle BlueU-20- 投稿日:2001年10月06日(土)16時18分58秒
−20−

後藤はズルイ。自分から誘うような事をしておいて、結局吉澤から
誘わせるようにし向けるのだ。

「よっすぃ〜、昨日来てくれて嬉しかったヨ…」
後藤は吉澤の首筋にキスしながら、半分はだけた制服やブラを脱がしていた。
「妙に乱れた方が、えっちな感じするけど、制服を汚したらいけないもんね」
後藤は制服を全部脱がせると、吉澤にまたがり胸を舐め始めた。
吉澤の胸の突起は、既に立ちまくっていた。

「よっすぃ〜と、えっちするのって久しぶりだよね…」
後藤の髪が、吉澤の身体を撫でて、くすぐったい。
「もぅ、よっすぃ〜とは、えっち出来ないと思ってた...」
今日の後藤は良く喋る・・・。それより、家の人は帰って来ないのだろうか?
リビングでいきなり、えっちしてるなんて…。
「ごっちん、家の人帰って来ないの?」
「心配?平気だよ。こんな時間には、まだ帰って来ないよ」
そんな保障はどこにあるのか?言い切れないと思うが、また帰って来るかも
知れないと言うスリル感が、余計吉澤を燃えさせるのだった。
400 名前:Triangle BlueU-20- 投稿日:2001年10月06日(土)16時19分31秒
後藤は吉澤のショーツの上から撫で始めると、ニヤっと笑った。
「今日も、よっすぃ〜のココは、いっぱいだね・・・」
ショーツの上からでも分かるくらい濡れている。恥ずかしいけど、
吉澤は、早く直接触れて欲しくて、腰を動かした。
「焦らさないで、ごっちん……」
そう言って欲しがる吉澤の目を見て、後藤は安心する。

まだまだ、石川には勝てる望みはあるんだと・・・。
今は身体だけの関係でも、後から心も石川から奪ってみせる自信が後藤にはあった。
試している訳ではないが、ここ数日の吉澤の行動を見て、確実に心も自分の方に
向きかけている事を確信する。
401 名前:Triangle BlueU-20- 投稿日:2001年10月06日(土)16時20分24秒
後藤は頷くと、吉澤のショーツを下ろし、秘部を触った。
「こんなに溢れてちゃ、ソファが汚れちゃうよ。今、私が舐めてあげる」
そう言うやいなや、後藤の口は既に吉澤の秘部に移動していて、ピチャピチャと
いやらしい音をさせて舐め始めていた。
後藤の舌がいやらしく動き、吉澤の蕾を刺激する。
「あぁんっ」
あまりの気持ちよさに、吉澤は声をあげてしまう。
「カワイイよ、よっすぃ〜。大好き。絶対離さないから…」
後藤は夢中で、吉澤の蜜を舐め続けた・・・。
「そんなにされたら、イっちゃうよぅ……」
吉澤は、気持ち良さから、腰を自ら動かしていた。
「えっちぃよっすぃ〜大好き」
後藤は吉澤のくちびるを、強引に奪うと、指を更に奥まで入れて
抜き差しを激しく繰り返した。
「はぁあぁあんっ」
そんなに激しくされたら、本当にすぐイってしまう。
すぐに後藤にはイかされてしまうので、今日ぐらいは、我慢してイかないように
するのだが、後藤のテクニックには敵わず、快楽には勝つ事は出来ずに
今日も、吉澤は、すぐにイかされてしまった。

402 名前:名無し@よしこまんせー 投稿日:2001年10月06日(土)17時42分06秒
あーあ・・・・
ごまってごういんだね・・・
 
403 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月06日(土)20時34分37秒
梨華ちゃ〜〜ん
404 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年10月06日(土)21時12分49秒
また更新します。そろそろ2部も終わりなので。

>402 名無し@よしこまんせーsan
強引なゴマは好きだったりして。行動派ですな。違う意味でも。
 
>403 san
梨華ちゃんも・・・
405 名前:Triangle BlueU-21- 投稿日:2001年10月06日(土)21時13分40秒
−21−

吉澤は帰りの電車に揺られながら、また自己嫌悪に陥る。
(なにやってんだろ、わたしは・・・)
後藤に誘われると、断るどころか自ら身体を委ねてしまう自分に
苛立ちを覚えた。そして、した後に残る罪悪感。
後悔するなら、しなければいい。
分かっているのに一度覚えた味は、なかなか忘れられなくて。
肌の温もりを感じたくて、吉澤は身体を重ねてしまう。
石川を抱く時は、ためらうくせに、後藤には抱かれてしまう。
(私は、ごっちんに何を求めているのだろう?ただの快楽?やすらぎ?)

―私は梨華ちゃんから逃げてるだけだ…。
 本当に大切な物を自らの手で手放してしまった・・・。
406 名前:Triangle BlueU-21- 投稿日:2001年10月06日(土)21時14分31秒
吉澤は家に帰ると「ただいま」と言って入っていった。
まだ時刻は夜の7時。こんな時間に家に帰るなんて、1年に数回あるかないかだ。
靴を脱いでいると、母が出てきた。
「ひとみ、石川さんから電話があったわよ」
「梨華ちゃんから?」
ひとみは怪訝そうな顔をする。
「携帯にかけても繋がらないからって。どうしても話したい事があるから
 夜遅くなるけど家にお邪魔しますって言ってたわよ」
それだけ言うと、母は台所に戻ってしまった。

携帯を確認するが、石川から電話もメールも入っていなかった。
電源は切っていないから、最初から家にかけたのだ。
(ついに私も梨華ちゃんに捨てられる日が来たか・・)
「自業自得だよ」
吉澤は呟くと自嘲気味に笑った。

父を除いて珍しく、母と弟2人と4人で夕食を食べた。
しかし、吉澤は、石川の事ばかり考えて殆ど味など覚えていなかった。
407 名前:Triangle BlueU-21- 投稿日:2001年10月06日(土)21時15分28秒
石川梨華…最初会った時から、お互い惹かれあって特にどちらかが告白するでもなく、
気づいたら付き合っていた。そして、すぐに2人は結ばれて・・・。
どちらかと言うと吉澤の方が石川にベタ惚れだったので、しょっちゅう求める吉澤に
石川の方は少し辟易していたのかも知れない。
そして、口げんかが多くなり、結局今回のような事までに発展してしまった。
それも2人の問題ではなく、後藤も巻き込んで。

<<今、着きました。遅くなってごめんなさい。 石川>>
石川からのメールで、吉澤はハっとした。
時間は既に0時を回っていた。

吉澤は、そ〜っと部屋を抜け出すと、玄関を静かに開けて外で待っていた。
エレベーターが開く音がして、石川がこちらに歩いて来る。
一体、どんな顔をして、石川を迎えればいいのだろう?

「お仕事お疲れさま」
吉澤は微妙に笑みを浮かべた。
「遅くなってゴメンね。今日に限って仕事が押しちゃって…」
吉澤はドアを開けると、石川を中に入れた。
「なんか飲む?」
「…平気。気を遣わないで」
「…うん」
自分の部屋に石川を入れると、吉澤はベッドに座った。
408 名前:Triangle BlueU-21- 投稿日:2001年10月06日(土)21時16分14秒
「…今日もごっちんと逢ってたでしょ」
まさか最初から、そんな事を言われるとは思わなかった吉澤は思わず石川を見つめた。
「何となく分かるヨ。だてに1年以上も付き合ってないもの。
 それに、よっすぃ〜が、ごっちんに心も身体も惹かれてるコト…」
石川は寂しそうに言った。
「よっすぃ〜は、同時に2人を愛せる程、器用じゃないってコトも」
「……」
吉澤は何も言えなかった。
「よっすぃ〜のコト信じようと思ったけど、もう信じられなくなっちゃった。
 私の事は放っておくクセに、ごっちんばっかり追いかけて。
 ごっちんが家に押し掛けて来た時、よっすぃ〜が私の事かばってくれたのは
 凄く嬉しかったけど、その後もごっちんのコト追いかけていったよね。
 よっすぃ〜は矛盾してるよ。…私、もう疲れた」
「梨華ちゃん」
吉澤は、言う言葉が見つからず、ただただ俯いて今にも泣き出しそうな石川を
見つめているだけだった。

・・・・・・・長い沈黙が続く。
吉澤は石川の言葉を待っていた。

「・・・別れよう…」
石川は落ち着いた声で言う。

しかし、その後に続いた言葉は…吉澤の予想外のものだった。
409 名前:バービー 投稿日:2001年10月06日(土)21時26分59秒
いいです、よしごまがぁ〜!!
でも、切ないいしよしを見ると微妙に
複雑な気持ちになっている自分・・
すっかり、チャーミーブルーさんに
ハマってしまってます(笑)
410 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月06日(土)22時51分03秒
初め「ああ、いしよしか・・・」と思っていたけど
最近よしごまでうれしい。
411 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月06日(土)23時12分41秒
いや、吉澤はツラい目にあうらしいから、よしごまにもならないのでは?
412 名前:名無し男 投稿日:2001年10月07日(日)01時48分22秒
別れるのかよ!
413 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月07日(日)02時18分48秒
始めは「いしよし!!!」って感じだったのに
最近………よしごまかぁ…
  

……ってなってきた。

梨華っち頑張って〜
414 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月07日(日)05時54分31秒
うーん…とりあえず石川このままでごまとはくっついて欲しく無いなぁ…
よしごまでもいいけど、
このまま二人がくっついても痛いだけなきがする…
とかいってただ単に俺がいしよし派なだけかもしれないけど(w
415 名前:Triangle BlueU-22- 投稿日:2001年10月07日(日)08時41分07秒
−22−

「…って言いに来たと思った?」
石川の顔は憎しみに満ちあふれていた。
「私と別れてごっちんと、くっつこうったってそうは行かないんだから」
「ごっちんとも別れるつもりだよ、私」
「そんな言葉、私が信じると思ってるの?」
石川は吉澤に詰め寄る。
散々、石川を裏切ったのだから、信じろと言う方が無理な話だろう。
「まぁいいよ。勝手にして。どうだっていいから。
 よっすぃ〜と別れるか別れないかは、私が決めるコトだよ。
 その答えは……まだ、出さない。よっすぃ〜は、これからも今まで通りに
 接してくれればいいよ」
そう言って、石川は微笑んだ。
416 名前:Triangle BlueU-22- 投稿日:2001年10月07日(日)08時41分55秒
「今まで通りって…」
「仲良い素振りを見せてくれればいいヨ。他のメンバーにバレないようにね」
「そんなコトして何になるの?」
「よっすぃ〜は、私の言う通りにすればいいの。分かった?」
「う、うん」
吉澤は、すっかり圧倒されて、ただ頷くしかなかった。
吉澤は、思い出したように、机の引き出しからカギを出すと、石川に返そうとした。
「梨華ちゃんちのカギ、返しておくよ」
「それは、まだ持ってて。必要だから」
石川は冷めた目で言う。
(梨華ちゃん、一体何を考えているの?)
吉澤は、石川が急に怖くなった。
(これだったら、まだ刺された方がいいかも…)
「言いたいコトは、それだけ。じゃぁ帰るから」
「帰るって、もう終電ないよ?」
「タクシー拾って帰る。よっすぃ〜と一緒にいたくないから。
 じゃぁね。送らなくていいからね。おやすみ、よっすぃ〜」
冷めた口調で言うと、石川は部屋から出ていった。
「明々後日から、楽しみだね…」
と言い残して・・・。
417 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年10月07日(日)08時44分01秒
一体、石川は何を考えているのか、私にも分からなくなって
しまいました(w。逆襲を考えている事は確かみたいです。

>409 バービーsan 410san
にわかに、よしごまになっちゃってますね。
結構、ゴマのキャラが、また良い人になってきちゃってるぽい。

>411 san
どうツラい目に遭わせるかが問題(w。

>412 san
別れる素振りをみせて、精神的に追いつめていく・・・。
吉澤の好きにはさせないぞ…みたいな。怖いか石川・・・。

>413 san
石川 3部では、結構酷い事ぶちかましてくれそうかな。

>414 san
ゴマが吉澤と別れそうにないので(苦笑)。
418 名前:名無し男 投稿日:2001年10月08日(月)01時01分56秒
石川怖ぇえ・・・
アガホワより怖ぇえ
419 名前:1J 投稿日:2001年10月08日(月)01時42分23秒
ごっちんが小悪魔なら、梨華ちゃんは真の悪魔?…んなこたぁ〜無いよね、ね?ね!
梨華ちゃん、むちゃ恐っ! ぞくぞくぞくぞく…ひゃ〜!
開き直るでなく、媚びるでなく、冷静に命令調and放置プレイ…
ここでも天然試合巧者なのでしょうか?>梨華ちゃん。
420 名前:いしよし応援団 投稿日:2001年10月08日(月)02時44分52秒
このまま梨華ちゃんがよっすぃ〜を追い詰めて、壊して手に入れる略奪愛もいいかも(笑)だって梨華ちゃんが保田に頼んだり媚薬を使ったり愛を確かめあったりして健気に頑張ったのに裏切るサイテーよっすぃ〜ですもんね。ワクワク
421 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月08日(月)04時15分24秒
いしごま、もしくは、いちごま&やすいしになったらオモロイ。
アフォなヨスィーはこれくらいしないと懲りなさそうだ(w
422 名前:Triangle BlueU-23- 投稿日:2001年10月08日(月)16時42分07秒
−23−

石川は行き先を告げると、タクシーのシートにもたれた。
吉澤に、あんな事を言ってしまったが、具体的には石川自身もあまり考えていなかった。
ただ、許せなかった。吉澤が・・・。
それでも、まだ吉澤を好きな自分にも腹が立つ。

(このままじゃ、絶対許さないんだから、よっすぃーもごっちんも)

吉澤が後藤と別れると言ったのは本当だと思う。
でも、きっと後藤がそれをすんなり受け入れるハズがない。
うまく丸め込まれてしまうだろう。
そして、吉澤は結局、後藤と別れられないのだ。

自分から吉澤を奪った後藤。
元はと言えば、後藤が出てこなければ私達は・・・。

(標的は、ごっちんだね・・・)

今、吉澤に味方なのは、後藤真希。
彼女をなんとか、陥れなくては・・・。

その前に、保田を味方にしなくては。
(もう保田さんは、私の味方か)
石川は思いついたように、運転手に行き先の変更を告げた。
423 名前:Triangle BlueU-23- 投稿日:2001年10月08日(月)16時44分45秒
石川は保田のマンションの前に立っていた。
思いついたものの、深夜2時近くに行くなんて、どうかしてると自分でも思った。
でも、こんな時間に来るからこそ、ただごとではないと保田も思ってくれるだろう。
石川はためらわずに、インターホンを押した。

『・・・・』

やっぱり寝てるんだろう。携帯で起こすしかないか・・・と思っていたところへ
ドアが開いた。

にゅぅ〜〜っと保田の顔が石川の目の前に近づいて、石川は思わず大声
をあげそうになった。そして、石川は顔をしかめた。
(お酒飲んでるの?保田さん・・・)
「石川ぁ???」
へへへーっと笑うと、保田は石川にもたれかかった。
保田の部屋に入ると、空になった缶ビールが何本も転がっていた。

「一体、幾つ飲んでるのよ!保田さん・・・」
なんか悩み事でもあるのだろうか?
新メンバーも入ってきて、サブリーダーとしても色々考える事もあるのだろう。
自分が原因だとは知らずに、石川は勝手に納得した。
424 名前:Triangle BlueU-23- 投稿日:2001年10月08日(月)16時55分08秒
なんとか保田をベッドに寝かせると、保田は、一言呟いた。
「石川・・・好き……」


「へ?」
石川は一瞬耳を疑った。
しかし、保田はそのまま眠ってしまった。

―好きって、どういう意味??そういう意味???
寝ぼけてる割に、ハッキリと好きと言われた。

今は保田の事を考える程、石川には余力がなかった。
でも、保田を味方につけるには、絶好ではないか?
弱味を握れば、保田は石川の言いなりになる。
石川は微笑むと、服を脱いで、保田のベッドに潜り込んだ。
425 名前:Triangle BlueU-24- 投稿日:2001年10月08日(月)16時59分20秒
−24−

翌朝、保田は目が覚めて、ギョッとした。
石川が下着姿で自分の隣りに眠っていたのだ。

「うわぁ〜〜〜!」
その声に驚いて、石川も目を覚ました。
「どうしたんですか?保田さん!」
石川も思わず素で返してしまった。
(いけないっ!素に戻ってどうすんの!保田さんを騙さなくちゃ)

「な、なんで石川がいるの???」
保田は驚異の目で見つめていた。
(こ、怖いです。保田さん・・・)
しかし、保田はすぐに頭を押さえた。二日酔いと言うヤツだろうか。

「お、覚えてないんですか?保田さん……」
急に石川は寂しそうに言うと視線を落とした。
426 名前:Triangle BlueU-24- 投稿日:2001年10月08日(月)17時00分11秒
「私、石川に何かした・・のかな・・・」
保田は真っ赤になりながら聞いてきた。

この調子なら、昨夜の事は覚えてないらしい。

保田は必死に昨夜の事を思い出そうとしていた。
石川の事で、考えて酒を飲んでいたのは覚えているが、その後の記憶がない。
大体、いつ石川が来たのかも、全く覚えてないのだ。

「保田さん、いきなり私を押し倒して・・・」
「なっ……」
保田は絶句した。
(私が、石川にそんな事を・・・!その前に、私は石川に何か言ったのかしら?)
「でも、いいんです。私は忘れますから…。その変わり、私のお願い聞いてくれますか?」
そう言って、石川は保田を見つめた。

(いいって、私は全然良くないって!)
それにしても、石川が平然としているのが気になった。
石川を押し倒して、犯ってしまったのだろうか?
その事ばかりが保田の頭の中を巡った。
その辺の話を詳しく聞きたいのだが、その話は石川にとって、どうでもいいように
取れ、保田は少々ショックだった。
427 名前:Triangle BlueU-24- 投稿日:2001年10月08日(月)17時01分39秒
石川を好きな気持ち。それには恋愛感情はないハズだった。
それなのに、日増しに石川を想う気持ちが強くなって・・・。
でも、石川には吉澤がいる。しかし、その吉澤と最近うまくいってないらしい。
保田が悩んだところで、なんの解決にもならないが、石川を見ていると自分までも
ツラくなるのだった。最近酒の量が増えたのもそのせいだった。
それなのに、泥酔して、訪ねて来た石川を襲ってしまうなんて?

「保田さんは、私の味方ですよね?」
石川はにっこり微笑んだ。
(石川、あんた一体何考えてんの?)
保田は石川の顔をまじまじと見てしまうのだった。
428 名前:Triangle BlueU-24- 投稿日:2001年10月08日(月)17時02分23秒
先に仕事に出かけた石川を見送って、保田は溜息をついた。
「保田さん、ごっちんが出て来た日、よっすぃーを誘って時間潰してもらえません?」
保田にはすぐに予想がついた。後藤を誘って何をするつもりなのだろう?
しかし、保田は断れなかった。
(本当に、私は石川を抱いたのかしら?)
まだ引っかかっている保田だったが石川がウソをつくハズがないと考え納得した。
「また、何かあったら協力してくださいね、保田さん!」
そう言って、石川は保田の頬にキスをしたのだった。
あのキスには、どんな意味が込められているのか保田には分からなかった。

429 名前:Triangle BlueU-25- 投稿日:2001年10月08日(月)17時03分15秒
−25−

謹慎処分2日目。
吉澤は、憂鬱な気分で学校に行った。さぼろうかとも思ったが、
ここでまた問題を起こす訳には、いかないし、授業を受けていれば
多少は気が紛れるかと思い、登校した。

今日も、後藤から連絡があるかも知れないと思った吉澤は
敢えて、携帯の電源を切っておいた。

そして、何事もなく帰宅する。

「あら、今日は早いのね」
ひとみの母が驚いたように言う。
「うん。真っ直ぐ帰って来た…」
それだけ言うと、吉澤は自分の部屋に入る。
430 名前:Triangle BlueU-25- 投稿日:2001年10月08日(月)17時04分02秒
そして携帯の電源を入れ、チェックすると案の定後藤からメールが入っていた。
<<今日は真面目に授業受けてるんだね〜。感心感心。 後藤>>
<<よっすぃ〜は明日で謹慎終わりだね。羨ましい〜! 後藤>>
どうでもいいメールなのに、吉澤は思わず微笑んだ。
しかし、笑ってもいられない。後藤にも別れを言わなければいけない…。
それを考えると、また吉澤は憂鬱になる。
吉澤は後藤にはメールを返信しないで、また電源を切った。
431 名前:Triangle BlueU-25- 投稿日:2001年10月08日(月)17時04分44秒
謹慎処分3日目。

今日で学校行くのも終わり。謹慎で学校に真面目に?登校するのもおかしな
話だが、さすがに3日連続で登校した事に、クラスメートも驚いているようだった。
どうでもいいけど。もう・・・。
今の吉澤には、学校なんか、どうでもよかった。
午前の授業が終わりそうな頃、窓際の吉澤は退屈そうに校庭を眺めていた。
校庭のところに、誰かが立っている・・・。
何気なく見ていた吉澤だったが・・・。
(まさか、あれごっちんじゃないだろうなぁ。まさかね。だって場所知らないハズだし…)
しかし、何となく気になって、その人物を見ていた。
吉澤は携帯を出すと、こっそり電源を入れる。
タイミング良くメールが入った。

<<よっすぃ〜、校門見てる?今、いるんだけどさ〜。 後藤>>
(なっなんで・・・)
吉澤は授業中なのを忘れて、思わず声をあげそうになった。
どうして、こう後藤は行動的なのだろう。
432 名前:Triangle BlueU-25- 投稿日:2001年10月08日(月)17時05分22秒
吉澤はチャイムが鳴ると同時に、カバンを持って駈けだして行った。

校門の前でもたれて立っている後藤に、吉澤は息を切らしながら声をかけた。
「なっなんで、来たの???」
「なんかよっすぃ〜の様子おかしかったから…」
「べっ別に、そんな事ないよ」
「うっそだぁ。その顔はなんかある顔だよ」
後藤はサングラスを外すと、吉澤の瞳を覗き込んだ。
「なにもないよっ」
慌てて吉澤は目を逸らす。
「良く、ここが分かったね」
吉澤は話題を変える。取りあえず、ここから場所を移動しなければ。
「ご飯食べに行こうよ〜」
後藤は笑うと吉澤の腕を取った。
433 名前:Triangle BlueU-25- 投稿日:2001年10月08日(月)17時05分53秒
「ごっちん家抜けて平気なの?」
「大丈夫だって。自宅転送を携帯にしておいたし。電話に出ればOKでしょ?
 今さら言ったってしょうがないじゃん?よっすぃ〜だって午後の授業ぶっち
 してきたんでしょ?」
それを言われると吉澤も何も言えない。
「少し時間ずらさない?」
丁度昼時で、どこも店は混んでそうだ。
「人目気にしてるんだ。かわい〜ね。よっすぃ〜」
「だって私、制服だしさぁ…」
「じゃぁ人目のつかないところに行こうか?」
「・・・」
後藤はニヤけると
「今、いかがわしい場所想像したでしょう?」
あははっと後藤は笑う。
「違うってば…」
(どうして、いっつもそっちに話持ってくんだか…)
「天気も良いし、なんか買って公園で食べよ?」
再び、吉澤の腕に絡めると、コンビニへと向かった。

434 名前:Triangle BlueU-26- 投稿日:2001年10月08日(月)17時08分20秒
−26−

ご飯を食べ終わったところで、吉澤は、ためらいがちに口を開いた。

「あ、あのさ・・・」
「なに?」
「別れようよ、もう…」
吉澤は後藤を見ないで言った。後藤は、どう反応するのだろう?

しかし、後藤はそれには答えずに
「梨華ちゃんと何かあったんだ」
「何もないよ……」
「じゃぁ何か言われた?」
「梨華ちゃんは関係ない。その前から、別れようと思ってたし」
これは本当だった。
「別れる理由なんて、ないじゃない。どうしてそんな事言うの?」
確かに理由なんてないのかも知れない。
でも、ここで後藤と関係を続けていたら、ますます石川を裏切ってしまう事になる。
「別れようよ・・・」
吉澤は更に繰り返した。
「どうしてよ?納得出来るように説明してよ。一昨日だってあんなに…」
「やめて!ごっちんは私から離れた方がいいよ」
「やっぱり、梨華ちゃんに何か言われたんでしょう。言ってよ!よっすぃ〜!!」
「ごっちんを巻き込みたくないから・・・」
吉澤は声を落とした。
「もう巻き込んでるじゃない。今さら何言ってんの?」
435 名前:Triangle BlueU-26- 投稿日:2001年10月08日(月)17時09分06秒
吉澤は諦めて後藤に昨夜あった事を話した。

「梨華ちゃんが何考えてるか分からないけど・・・。私はよっすぃ〜の味方だよ」
「でも、ごっちんの事考えると・・・」
自分だけならいいが、後藤にまで矛先が向いて、後藤に万一の事があったらと
思うと、吉澤は気が気でなかった。
「いくら梨華ちゃんでも、殺したりはしないでしょ?」
「前、ごっちん言ったじゃん。梨華ちゃんってストーカーっぽいから気をつけなって」
「私は例え刺されたって構わないよ。それだけよっすぃ〜の事愛してるから…」
後藤は吉澤を真っ直ぐな瞳で見つめる。
「身体を愛すだけじゃなくて、ちゃんと見てるよ私は」
「ごっちん……」
思わず吉澤はウルウル来てしまう。
(そんなにまで、こんな私の事・・・)
「泣かないでよっ。よっすぃ〜には私がついてるんだから」
そう言って、ハンカチを差し出す。
「明日からの事は、また考えようよ…。ね?」
「うん」
吉澤はハンカチで目を押さえながら頷いたのだった。
436 名前:Triangle BlueU-26- 投稿日:2001年10月08日(月)17時10分22秒
そして吉澤の自宅謹慎が解けて4日ぶりに仕事に復帰した。

「おはよう!よっすぃー」
嬉しそうに真っ先に石川が吉澤に近づいてきて、腕を絡めて来た。
「お、おはよぅ梨華ちゃん…」
この前の夜の事を思い出して吉澤は身震いをする。
石川は満面の笑みを浮かべて、吉澤の隣りに座った。

後藤は、まだあと4日間来ない。その間に石川との間に何もなければいいのだが。

そして、石川はそっと吉澤に耳打ちをする。
「今日、家に来てね♪」
その一言で、吉澤は今、一瞬期待した事を消されてしまう。
(一体、何を考えているの?梨華ちゃん・・・)

そして不安気に見守る保田の姿もあった。
(石川、どうするつもり?)

怯える目をする吉澤を見て、石川は満足気だった。
(裏切った分だけ、倍にして返してあげるよ、よっすぃ〜…)

Triangle BlueU The END 3部に続く。
437 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年10月08日(月)17時13分47秒
スレッドサイズがギリギリっぽかったので一気に更新しました。
2部終了です。3部はちょっと時間を。ってすぐ書きそう(w。
元々23&24は入れないハズの話だったんで。保田ゴメン(w。
同じ風板に新スレ立てたいと思います。また読んで下さいね。

>418san
でも、あんまり考えてなかったりする。

>419 1Jsan
3部で石川の攻撃開始!になるかな・・・

>420 いしよし応援団san
よもや吉澤につく人はおらず…。

>421san
いちごまは、さすがにないですけど、他はあっても面白そうですね。
ってそれやると、ますますややこしくなるんだけど。
ただ、保田は可哀相かも知れない。利用されてるだけだから。
438 名前:訂正 投稿日:2001年10月08日(月)17時22分55秒
>431
校庭のところに、誰かが立っている・・・。
校門のところに、です。
すみません。
439 名前:ラブッスィー。 投稿日:2001年10月09日(火)22時08分21秒
やっぱ「いしよし」ですね
本当、読んでいてその情景とか声とか雰囲気など
全部つたわってきます。
なのでCharmy Blueさんの作品って何回も読んでもあきません
第3部もがんばってください
440 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月10日(水)03時02分42秒
よっすぃ〜のあまりの優柔不断さに、むかついてむかついて・・・(w
ハラハラしながら一気に読みました。
しかし、どうみてもよっすぃ〜は後藤に気持ちが向いてるように見えるが!?
あー、にしてもよっすぃ〜フラフラし過ぎだよ!!!続きがものすごく読みたいっす。
441 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月10日(水)15時12分32秒
吉澤の男?らしからぬ態度に呆れ返っていましたが、なにやら面白そうな展開に。
梨華ちゃん、もう徹底的にやっちゃって。(w
Charmy Blueさん、第3部も更新頑張って下さい。
442 名前:名無し男 投稿日:2001年10月10日(水)16時30分36秒
女と食い物の恨みは怖い・・・
443 名前:名無し男 投稿日:2001年10月12日(金)01時07分19秒
なんか、この作品とメロソ記念日のThis is 運命がピッタリマッチしとる(w
勝手にテーマ曲にでもしちゃいますか?
444 名前:名無しさん 投稿日:2001年10月12日(金)01時55分17秒
>443
「わかってるよね」と啖呵切る石川……似合わない(w
でも、曲の内容は驚くほどにぴったりだ!
445 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年10月12日(金)20時46分34秒
そろそろ3部も始めたいんですけど、なかなかキャラクターが
動いてくれないっすT_T。そして、ストーリーが・・・。
取りあえずスレ立てときますね。更新遅いです。今回は。
そして、あんまりエロくなくしたいです。2部が殆どエロかったんでT_T

>439 ラブッスィー。san
ありがとうございます。誉めすぎですけどね(w。
ラブッスィー。さんも、ガンバです。

>440san
むかつきましたか。書いてる方としては、ニヤリニヤリです。
なんか嬉しいです。ほんと、優柔不断ですね。
私も結構、なんだかなぁって感じでした。
>どうみてもよっすぃ〜は後藤に気持ちが向いてるように見えるが!?
そうなんですけど、3部では、ここは一発・・・(謎)。
446 名前:Charmy Blue 投稿日:2001年10月12日(金)20時48分34秒
続きのレス

>441san
呆れ返りましたか。いや〜嬉しいです(爆)。
なかなか梨華ちゃんが悪になってくれなくて困ってます(w。

>442san
食い物も怖いですね。

>443san
>This is 運命がピッタリマッチしとる(w
歌詞のリサーチが出来なかったので、ハロモニ。見てみました。
確かに(w。サブタイトルに使わせてもらおう。

>444san
>443
>「わかってるよね」と啖呵切る石川……似合わない(w
ワラタ。う〜ん。
>でも、曲の内容は驚くほどにぴったりだ!
全部の歌詞が知りたいですわ。


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