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石川♂×吉澤♀

1 名前:八雲 投稿日:2001年08月27日(月)22時46分34秒
2chから流れてきました。
三度目の正直です。
タイトルどおりです。

注)エロです。お気をつけを。
2 名前:八雲 投稿日:2001年08月27日(月)22時48分23秒
その日梨華ちゃんは朝からおかしかった。
なんだかそわそわして落ち着きがない。
こっちがしゃべりかけても上の空だ。

──なんかあったんだろうか。

また何か考え込み始めたその横顔を見つめる。

長いまつげ。
憂いを含んだ瞳。
ぷっくりとした唇。

──やっぱ梨華ちゃんって美人だよなあ。

ふいに目が合った。

「あ、わ、わたしトイレに行ってくる」

慌てたように梨華ちゃんが立ち上がる。

「あ、いってらっしゃい……」

突然のことでボケた返事しか返せない。


なんか、わたわたしながら楽屋を出て行く梨華ちゃん。
なんだろ、ずっと我慢してたのかな?

そういえば今日の収録長いんだよね。
ふむ。あたしも行って来よ。

眠ってるごっちんを起こさないように
そっと立ち上がった。

楽屋を出て梨華ちゃんを探す。

あ、いたいた。

声を掛けようとして持ち上げた手が思わず止まる。
……梨華ちゃんトイレ通り過ぎてる。
3 名前:八雲 投稿日:2001年08月27日(月)22時49分11秒
……どこまで行くんだろ。
なんか成り行きでこっそりついてきてしまった。
ちょっとした探偵気分。

なんかどんどん人気のないほうへ行ってるぞ。
何か探してるみたいだけど……。

あれ、そこに入るの?

結局梨華ちゃんが入ったのは余り使われることのない小さなトイレだった。
こんな遠くのトイレにわざわざくるなんて……。

あやしい。

探偵モードのあたしは調子に乗っていた。
むふふ、あたしに解けない謎はない。
じっちゃんの名に掛けて!

思い切りドアを開けてたらびっくりするかな。

そうだ梨華ちゃん個室のなかに閉じ込めて
何でこんなところにきたのか聞いてやろう。

探偵モードから意地悪モードに変わる。
なんか梨華ちゃんって時々いじめたくなるんだよね。
じつはあたしってSだったのかも……。

なんて考えながらドアのノブに手を掛ける。
いっくぞ。

「謎は全て解けた!!」

探偵モードで思い切り良くドアを開ける。
4 名前:八雲 投稿日:2001年08月27日(月)22時49分42秒
あたしは知らなかった。

そのトイレは中が個室になっているタイプではなかったことを。
つまりドアの向こうはすぐに便器になっていたこと。
おまけにその鍵は壊れていて閉まらなかったことを。

その結果。

あたしはばっちり見てしまったのだ。

スカートをめくった梨華ちゃんの立ちしょん姿を。

5 名前:八雲 投稿日:2001年08月27日(月)22時50分19秒
「い、いやぁぁぁぁ!!」

一瞬の沈黙の後、梨華ちゃんは慌ててドアを閉めようとする。

あたしは慌てて中に入った。
……何故?

中は意外と広く、二人が入っても少し余裕があるくらいだ。

「い、いや、よっすぃー。でてってぇ」

あたしは混乱していたがどうしても
これだけは聞かなければいけないと思っていた。

「……梨華ちゃん立ちしょんしてたの?」

梨華ちゃんの動きが止まる。
上目づかいにこちらを見た目はうるうるしてる。
か、かわいい。

「……おねがい、誰にも言わないで……」
6 名前:八雲 投稿日:2001年08月27日(月)22時50分55秒
しゃくりあげながら梨華ちゃんは話してくれた。

今朝起きたらいきなりおちんちんが生えてたのだそうだ。
そんな漫画みたいな話……。
でも、梨華ちゃんは真剣に悩んでいるようだし。

まじっすか。

あたしよりも少し下にある梨華ちゃんの顔を見る。
涙を拭いてるその顔はとってもかわいい。
あたしよりもよっぽど女の子してる。

でも、あのスカートの下には……。

うわ、なんかすっげぇやらしい。

「お願い、みんなには内緒にしといて」

ああ、その顔もえっちだ。

「うん、いいよ。その代わり……」

あれ、あたしナニ言ってんだ。

「それみせて」
7 名前:八雲 投稿日:2001年08月27日(月)22時51分49秒
また梨華ちゃんは固まってしまった。

「よ、よっすぃ……」

訴えるような目でこっちを見てる。

あたしは黙って何も言わない。

しばらくの沈黙の後、あきらめたのか梨華ちゃんはスカートに手を掛けた。
ゆっくりとその裾が持ち上がっていく。
そのままスカートで顔を隠す。

白いショーツが不自然に膨らんでいた。

こ、これが……。
ほんとだったの……。

「ね、ねぇ。もういいでしょ」

「も、もうちょっと」

じっとみているとあることに気づいた。
なんかふくらみが大きくなってるような……。
もしかして……。
8 名前:八雲 投稿日:2001年08月27日(月)22時52分27秒
「梨華ちゃん興奮してるの?」

スカートを掴んでいた手がびくっとなる。

「下ろしちゃだめだよ」

あたしはほんとに意地悪だ。

ばれてしまって開き直ったのかそれはさらに大きさを増していく。
大きく盛り上がったものがはちきれそうなほど
ショーツを押し上げる。
もう先のほうがはみだしそうなくらいだ。

「おねがい、よっすぃー。もう……」

「パンツ脱がすよ」

「えっ!」
9 名前:八雲 投稿日:2001年08月27日(月)22時53分27秒
いったん休憩。
10 名前:八雲 投稿日:2001年08月27日(月)22時54分01秒
エロなので流し
11 名前:八雲 投稿日:2001年08月27日(月)22時54分33秒
もいっちょ
12 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月28日(火)02時33分31秒
2chで見てたので、続き大期待。
13 名前:八雲 投稿日:2001年08月28日(火)03時24分39秒
>>12
見ててくれてたんですね。
ありがとうございます。
今度こそ完結させたいです(w
14 名前:八雲 投稿日:2001年08月28日(火)03時25分24秒
あげちまった…。
15 名前:八雲 投稿日:2001年08月28日(火)03時26分06秒
思わずスカートを下ろす梨華ちゃん。
前に身を乗り出そうとしていたあたしは
その中にすっぽり入ってしまった。

梨華ちゃんの手はあたしの頭を掴んでいる
その行為はむしろあたしをソレに近づけるようなものだった。

さっきより近いせいか、それはひどく迫力あるものに見えた。

あたしはかまわず目の前のショーツを下ろした。

「あっ、だ、だめぇ」

ぶるん。

そんな音を立てそうな勢いでこぼれだしたもの。

薄手のロングスカートはかすかに光を通している。
その薄暗い光の中であたしは思わず息を飲んだ。

小さい頃お父さんのを見たことはあったし
ちょっと前まで弟とお風呂に入ったこともある。
でも目の前のこれは……。

でかい。
つーか、ちょっとこわい。

え、こんなものなの?
男ってみんなこんなもの持ってるの?
あたしはちょっとパニックになっていた。
16 名前:八雲 投稿日:2001年08月28日(火)03時26分45秒
「ね、ねぇ、ひとみちゃん」

静かになったあたしに怯えた声でしゃべりかける梨華ちゃん。

「動かないで」

その怯えた声を聞いてあたしはまた冷静になっていた。
ほんとにSかも……。

「さわるよ」

「だ、だめぇ」

「いいの?みんなにばらしちゃうよ」

「…………」

あたしの脅しに静かになった梨華ちゃんのソレをそっと触る。

あ、熱い。
そっか、これって血液が……。
なんかびくびくしてる……。

あらためて手の中のものを見つめる。

よくソーセージだとか言われるけどわからなくはない。
ただソーセージなんかよりぜんぜん硬い。
ソーセージ……。
食べちゃおっか。

「アノ行為」についての知識はある。
中澤さんが楽屋に置いてたレディコミなんかで見たこともある。

でも、正直口で……っていうのはすごい抵抗があった。
いくら好きな人のでもそれはちょっとできないっす、って思ってた。
でも、なんか……。

ちょっとグロテスクなソレの向こうにはほっそりした梨華ちゃんの足。
そうこれは梨華ちゃんのもの。
なんか男の人のものだって思うよりキレイな気がする。
これだったら……。


ぺろり。

「ひ、ひゃあ」
17 名前:八雲 投稿日:2001年08月28日(火)03時27分40秒
手に握ってたものがぴくんと跳ねた。

「じっとしててよ」

スカートの中から顔を出しそういった。

ハの字の眉毛。

不安そうな顔であたしを見る梨華ちゃん。

「だ、だって、そんなことするなんて……」

「気持ちよかったんでしょ」

目を見開く梨華ちゃん。
あたしの右手はまだ彼女を掴んだままだ。

「な、そんなことないもん」

「ほんとに?」

「ほ、ほんとよ」

このときあたしはきっと最高級に意地悪な顔をしていただろう。

「じゃあ、……じっとしてて」

そういってあたしはまたスカートの中に頭を突っ込んだ。

「だ、だめだって、よっすぃー。ふあ」

今度は下から上へ一気になめ上げる。
びくびくと反応するソレ。
あたしは興奮する自分を押さえられなくなっていた。
18 名前:八雲 投稿日:2001年08月28日(火)03時29分41秒
「なめる」という行為にあたしは夢中になっていた。
舌を動かすたびにあがる梨華ちゃんの高い声。
その反応はあたしをさらに興奮させた。

手の中でさらに大きさを増したものはあたしの唾液と
先からあふれてきた液体でもうぬるぬるになっていた。

尖らせた舌をつうっと先のほうに滑らせる。
そのまま、今では愛しささえ感じるソレを一気に口に含んだ。

「ひ、ひぁぁ」

自分を包み込まれる感覚に梨華ちゃんがひときわ高い声を上げた。

あたしは口のなかに梨華ちゃんを収めたままぐるぐると舌でなめまわす。

「う、ああ、だめ、だめぇ……」

力が入らないのか梨華ちゃんはあたしに体を預けてくる。
その細い体をあたしは頭で支えた。

これは女の本能なのか。
初めての経験にもかかわらず、あたしはどこをどうすればいいのか
感覚的に理解していた。

口に含みきれない部分に指を回し上下にこする。
もちろん舌の動きも休めない。

「ん、ふ、くう」

梨華ちゃんはこみ上げてくる何かを押し殺すように
全身を硬直させていた。
あたしの頭を掴む腕にも力が入っている。
19 名前:八雲 投稿日:2001年08月28日(火)03時30分20秒
その時あたしの舌がソレの先っちょに触れた。

「あふっ!」

思わず甘い声がもれる。

……そう、梨華ちゃんここがいいんだ。

先っちょの穴を舌先でいじる。
さらに指の上下運動のスピードを上げた。

「ああ!だ、だめ!よっすぃー!で、でちゃ」

思わず腰をひこうとする梨華ちゃんを
左手でタックルするように抱きかかえる。

あたしのなかにも何か昂ぶってくるものがあった。
いいよ、梨華ちゃん。いっぱい出して。

「ああ、ああ、だめ、でる、でちゃう、だめぇぇぇぇぇ!!」

口の中のものが一瞬膨れ上がる。
同時にあたしの口に熱い液体が流れ込んできた。

ああ、梨華ちゃんがあたしの中に……。

どくどくと流れ込んでくるそれを
あたしはなかば朦朧としたまま全部のみ干した。
20 名前:八雲 投稿日:2001年08月28日(火)03時30分51秒
ふらつくようにスカートの中から出る。
空気が冷たい。
あたしはびっしょり汗をかいていた。


壁にもたれかかり放心状態の梨華ちゃん。
ほつれた髪が汗で額に張り付いている。
その目に浮かぶ涙。

あたしの胸はちくりと痛んだ。

「うう、ごめんね。よっすぃ……」
「えっ!」

なんで梨華ちゃんが謝るの!?

「あたし、あたし我慢できなくて……。
 よっすぃーの……よっすぃーの口に……」

梨華ちゃん……。
21 名前:八雲 投稿日:2001年08月28日(火)03時31分24秒
この状況はどう考えてもあたしが悪い。
というより一方的にあたしが梨華ちゃんを犯したようなものだ。
それなのに……。



あたしはなんて事をしてしまったのだろう。

罪悪感でいっぱいになる心。
それと同時に梨華ちゃんへの愛しさがあふれてきた。

「梨華ちゃん!」

その細い体を力いっぱい抱きしめる。

「ごめん……。ごめん……。あたし……」

そっとあたしの頬に手が触れた。

そのままあたしの顔を自分の前に持ってくる。

その目にはまだ涙がたまっていたけど
口元には柔らかな笑みが浮かべられていた。

「……梨華ちゃん」

見つめ合う二人。
あたしはおずおずと顔を寄せた。
梨華ちゃんの目が閉じられ軽く開いた唇が少し上を向く。

あたし達はいまさらながらのキスをした。
22 名前:八雲 投稿日:2001年08月28日(火)03時32分29秒
こつん。

唇を離した後、梨華ちゃんがあたしの胸に額を当てた。
その髪を優しくなであげる。

「梨華ちゃん」
「なに?」
「今日梨華ちゃんちにお泊りにいってもいい?」

「よ、よっすぃー」

耳まで真っ赤になった梨華ちゃんがこっちを見る。

その目を見れば返事はわかる。
聞かなくたって答えがわかる。


ほら、その首がゆっくりと……。


好きだよ。梨華ちゃん……。


END
23 名前:八雲 投稿日:2001年08月28日(火)03時36分50秒
第一部終了です。
24 名前:八雲 投稿日:2001年08月28日(火)03時38分19秒
今回のテーマは「直接的なエロ単語を使わない」でした。
25 名前:八雲 投稿日:2001年08月28日(火)03時39分06秒
では、第二部「お泊り編」に続きます。
26 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月28日(火)05時21分47秒

 う〜ん。珍しいですね、梨華ちゃんの方にはえる(?)
 なんて(w 次、めっちゃ期待しとります〜♪
 いしよし大好き!!
27 名前:八雲 投稿日:2001年08月28日(火)17時00分54秒
>>26
よくある(?)シチュエーションを組み合わせ変えたら…
と言う思いつきで始めたら予想以上に萌えました(w

第二部は作者の予想を裏切り甘痛度が倍増してます。
では続きです。
28 名前:八雲 投稿日:2001年08月28日(火)17時01分29秒
収録後、梨華ちゃんのマンションにお泊りに来たあたしは
とても緊張していた。

なにせ16年間大切に守っていた……
その……純血を捧げようとしているのだから。

何度も泊めてもらったことのある部屋。
あいかわらずピンクで埋め尽くされた部屋。

でも今日は違う部屋に見えた。

梨華ちゃんのことは好きだ。
決して中途半端な気持ちでここまできたわけじゃない。
でも……。


『こんな愛しいはずのあなた。なのに、なぜか怖い』

オリジナルメンバーが大切にしている曲のフレーズが頭をよぎる。
そっか、この曲ってこういう気持ちなんだ。
29 名前:八雲 投稿日:2001年08月28日(火)17時02分04秒
「どうしたの?ひとみちゃん」

お風呂から出てきた梨華ちゃんが頭をわしわし拭きながら聞いてきた。

「な、なんでもないよ。お風呂借りるね」

うー、なんで梨華ちゃん落ち着いてるの。

やっぱりきれいに洗っとくべきなんだろうな。
などと考えながらいつもより丁寧に体を磨く。

すっかり遅くなってしまった。

お風呂から出て行くと梨華ちゃんが
目覚まし時計をカリカリと合わせていた。

「あした7時でいいよね」
「あ、うん」
「今日も大変だったね。私もうくたくた」

大き目のパジャマを着た梨華ちゃん。
ざっくりと開いた胸元がとってもセクシー。
あたしと違っておっきいしなあ……。

でもあのズボンの下には……。
ってこれじゃ昼間と一緒だって。

「それじゃ、おやすみ」

へ!?

「り、梨華ちゃん」
「なに?」
「なにって……。あの、あたし……」
30 名前:八雲 投稿日:2001年08月28日(火)17時02分40秒
慌てふためくあたしを梨華ちゃんは少し悲しそうな目で見つめた。

「やっぱりだめだよ。こんなこと」
「梨華ちゃん……」
「その……こういう事って……。
 ほんとに好きな人としか……しちゃいけないと思う」

「ちょっと待って!あたし梨華ちゃんのことが……」
「ひとみちゃん。初めてでしょ」

どきっ。

「自分の体、もっと大事にしなくちゃだめだよ。ね?」

……梨華ちゃんはあたしのことを真剣に考えてくれている。
その気持ちがとても伝わってきた。
だからあたしはそれ以上言い返すことができなかった。

「じゃあ、せめて梨華ちゃんを気持ちよくさせて」
「えっ!?」
「昼間のような形じゃなくあたしにちゃんと愛させて」

そういって真剣な目で見つめる。
真っ赤になった梨華ちゃんはしばらくしてこくりとうなづいた。
31 名前:八雲 投稿日:2001年08月28日(火)17時03分51秒
梨華ちゃんをベッドに横たえる。

そっと唇を合わせる。
ついばむようにキスを繰り返しながら
パジャマのズボンへと手を伸ばす。

「梨華ちゃんのえっち」

そこはもうすっかり大きく盛り上がっていた。

「や、やだ。言わないで」

横を向く梨華ちゃん。
こちらを向いた耳に唇を寄せる。
びくりと反応する体。

ぎゅっと目をつぶった梨華ちゃんを見ながら
耳を丹念に舌でなぞる。

あたしの右手はゆっくりパジャマを下ろしていった。
勢い良く飛び出したものに手を添える。
燃えるように熱いソレをあたしはゆっくり上下にしごき始めた。

唇は今細い首筋を伝っている。
梨華ちゃんの呼吸が荒くなっていた。

首筋に舌を這わせつつ苦労しながらパジャマのボタンを外す。
梨華ちゃんはノーブラだった。

首筋から胸元へ少しづつ唇を移動させる。
もちろん右手の動きは休めない。
時折、親指の腹で先のほうをなでてみたりもする。

形のいいふくらみの頂点。
それはもうしっかりと尖りきっていた。

なめる。
ふくむ。
ついばむ。

梨華ちゃんはそれぞれ違う反応を返してきた。
もちろんそのたびに右手のソレも反応を返してくる。
32 名前:八雲 投稿日:2001年08月28日(火)17時09分19秒
──感じてくれている。
そう考えると嬉しかった。

もっともっと喜ばせたかった。
もっともっと感じてほしかった

他のことが考えられなくなるくらい。
あたしのことしか考えられなくなるくらい。

いっぱいいっぱい感じてほしかった。

視界の端にベッドをぎゅっと掴む梨華ちゃんの手が写った。

ふいに愛しさがこみ上げる。
空いた左手で梨華ちゃんを思いっきり抱き締めた。

「梨華ちゃん……」

一度体を離しみつめあう。

どちらからとも無く再び唇を重ねた。
梨華ちゃんの手があたしの首に回される。

先ほどと違いむさぼるように唇を合わせる。
何かを求めるように舌を絡ませ合う。
右手の速度が速くなった。
33 名前:八雲 投稿日:2001年08月28日(火)17時10分42秒
「ふぁ!ひ、ひとみちゃん!!」

唇をはなした梨華ちゃんが切なげに声をあげる。

「梨華ちゃん。いきそうなの?」

右手の激しさとは裏腹にやさしく声を掛ける。

「ああ!わ、わたしもう……。い、いっちゃ……」

耳元に口を寄せ囁く。

「いいよ、いっても」

そのまま、硬く張ったふくらみの頂を口に含む。

軽く噛んだ。

「ああぁぁぁ!!」

びゅくびゅくと握ったものから欲望の塊が噴き出す。

全てが終わるまであたしは手を止めなかった。
34 名前:八雲 投稿日:2001年08月28日(火)17時11分45秒
シーツは無事だったがパジャマはすっかり汚れてしまった。

今度は二人で一緒にシャワーを浴びる。

二人とも裸だがそんなに恥ずかしくは無い。
あれだけ全てを見せ合ったのだ。
あたりまえかもしれない。

でもあたしは当初の目的を果たしていない。
あたしはまだ処女のままだ。
やっぱり梨華ちゃんと結ばれたい。
さっきの行為でその思いを強めた。

決意とは裏腹の軽い口調で梨華ちゃんに話し掛ける。

「ね、もう一回しよ」

「ええ!」
「無理?」
「だって今日はもう2回も……」

「ここはそうは思ってないみたいだけど?」

そういってにやにや笑う。
梨華ちゃんの股間は再び力を漲らせつつあった。

「ひとみちゃんのいじわる……」
35 名前:八雲 投稿日:2001年08月28日(火)17時13分07秒
今度は二人とも全裸でベッドにあがった。
目を閉じ両手で胸を隠す梨華ちゃん。

ニ回目の愛の確認はまた唇へのアプローチから始まった。

やさしく唇を合わせた後、下唇を口に含む。
やわやわとかんだり軽く吸ってみる。

「ん」

梨華ちゃんが声を漏らす。

そのままあたしは梨華ちゃんの胸に右手を伸ばした。

やわらかいふくらみを手のひらで包み込む。
円を描くようにゆっくりと揉みほぐした。

梨華ちゃんの鼻から漏れる息が少しづつ強くなる。

唇を下にずらしてゆく。

あご。
首。
鎖骨。

あいているほうの頂に唇を寄せる。
舌を出しちろちろと刺激する。
右手の人差し指と中指は蕾をつまんで軽くこする。

「ううん」

切なげな声をあげる梨華ちゃん。
36 名前:26 投稿日:2001年08月28日(火)17時15分25秒

 リアルタイムだぁ♪初めてです。
 …読んでてドキドキです(w
 またまた続き期待〜♪
 頑張って下さい。
37 名前:八雲 投稿日:2001年08月28日(火)17時16分36秒
さらに唇を下に移動させる。

お腹。
お臍。
そして。

軽くなめあげた後やさしく口に含む。

やさしく。
やさしく。
熱く漲ったものを心をこめて愛撫する。

左手をソレの下へ持っていく。
小さくやわらかいふくらみに触れた。

「あ、そこは!」

小さく声をあげる梨華ちゃんにかまわずやわやわと揉みしだく。
びくびくと反応する体に愛しさを憶える。

やっぱりあたしは梨華ちゃんが好き。
思いがあふれてくる。

思いだけじゃない。
梨華ちゃんを愛しているうち
あたし自身もすっかりあふれていた。
コレなら大丈夫なはず。
38 名前:八雲 投稿日:2001年08月28日(火)17時18分09秒
目線をあげて梨華ちゃんを見た。
顔を横に向けたまま右手の人差し指をかんで
こみ上げてくるものを必死に耐えている。

今だ。

中腰になりあたしはソレを股間に当てた。

「ちょ、ちょっと、ひとみちゃん」

気がついた梨華ちゃんが慌てた声を出す。

熱く漲ったものがあたしの中に浅くもぐりこむ。
このまま腰を落とせば……。



動けなかった。

どうして。

あたし梨華ちゃんの事好きなのに……。

「ひとみちゃん……」

梨華ちゃんと目が合った。

あたしはきっと泣きそうな顔をしていただろう。
39 名前:八雲 投稿日:2001年08月28日(火)17時20分54秒
26さんレスありがとうございます。

羊消失前プラスアルファです。
40 名前:八雲 投稿日:2001年08月28日(火)17時21分27秒
痛くなっちゃいました。
41 名前:八雲 投稿日:2001年08月28日(火)17時22分48秒
次で完結です。
今回のテーマは「心と心のセックス」です。
42 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月28日(火)19時26分10秒
>作者さん
自分も羊の頃から見てましたよ〜!
次回で完結みたいですがちょっとさみしいっすねぇ・・

とりあえずよっすぃ〜ガンバレ!
43 名前:名無しくんつ 投稿日:2001年08月28日(火)22時35分16秒
>作者さんサイコーっス。これからも頑張ってね。
44 名前:八雲 投稿日:2001年08月28日(火)23時46分32秒
>>42
ありがとうございます。
もともと一つのネタで始めたものなので
長くするつもりはなかったんです。
思ってたより長くなりましたけど。

>>43
ありがとうございます。
これで最後ですけどがんばります。
45 名前:八雲 投稿日:2001年08月28日(火)23時49分46秒
そっと起き上がった梨華ちゃんがあたしの頭を抱える。

あたしはぼろぼろと子供のように泣きじゃくった。
「なんで……。なんで……」
梨華ちゃんの右手はあやすように優しく髪をなでてくれた。

「あたし…梨華ちゃんのこと・…好きなのに……。なのに…なのに……」

何も言わず髪をなでつづける梨華ちゃん。
その肩をつかみあたしは強引にその顔を自分に向けた。

「お願い!梨華ちゃん。あたし……あたし……」

泣きながら目を伏せるあたしに梨華ちゃんはやさしくキスをした。
戸惑いながら目を向けたあたしに微笑む笑顔。

「わたしのほうがお姉さんなんだよ」

あたしの心にその笑顔が染み渡る。

「こんどはわたしに愛させて」
46 名前:八雲 投稿日:2001年08月28日(火)23時52分19秒
抱き締めあって唇を合わせた。
そのままベッドに倒れこむ。
今度はあたしが下になった。

舌を絡ませあう。
あたしが梨華ちゃんの中に。
梨華ちゃんがあたしの中に。
もっともっとひとつになりたい。
もどかしいほどの思いが動きを激しくさせる。

唇が離れる。
二人の唾液が名残惜しそうに糸を引いた。
物足りない顔をするあたしにもう一度軽くキスをして
梨華ちゃんの唇が下にさがっていく。

あご。
首。
鎖骨。

さっきのあたしをなぞるように梨華ちゃんの唇は進んでゆく。

触れられた部分が熱を持つ。
感覚が恐ろしく研ぎ澄まされていた。
唇のしわその一つ一つが感じ取れるほどに。

こ、こんなに……。

押さえきれない声が漏れる。
47 名前:八雲 投稿日:2001年08月28日(火)23時58分19秒
唇はひかえめな胸のふくらみまで到達していた。
期待と不安がよぎる。

ちろりと舐められた。

「うああ!」

反り返る体。

主導権を握った梨華ちゃんは容赦なくあたしを攻め立てる。

なめる。
ふくむ。
ついばむ。

あたしはもう首を振って声をあげることしかできなかった。

おへその下の方がじんじんする。
潤んだそこを細い指がなで上げた。

思わず息を飲んだ。
もう、頭のなかは真っ白になっていた。

濡れた指先が硬くなった部分をこする。
あたしのなかでいくつもの光が飛び回った。
こみ上げてくる未経験の感覚に体の震えが止められない。

「あ、だめぇ。こわい、こわいよぉ」

震える声で言うあたしの耳元でそっと囁く声が聞こえた。

「大丈夫。いっぱい感じて」

あ、さっきと逆だ。

そう思った時にははじけていた。
高い声をあげて全身を硬直させる。
足の指先がぴんと伸びた。
48 名前:八雲 投稿日:2001年08月28日(火)23時59分44秒
虚脱感に包まれたまま目を開く。
まだ全身が重くしびれている。
目の前に梨華ちゃんの微笑み。

その目を見ながらあたしは言った。

「お願い、梨華ちゃん。……して」

少しだけ間をおいて梨華ちゃんはこくりとうなづいた。

足の間に体を割り込ます。
梨華ちゃんの頭が下へさがった。

舐められた。

「ふぅっ!」

開ききり、しるしをあふれさせている部分から
硬くとがった蕾まで優しく愛撫される。

先ほどの感覚が蘇ってきた。
ともすれば登りつめようとする感覚を必死でつなぎとめる。

「も、もう……。り、梨華ちゃん。きて……」

唇が離れた。
そっと身を起こす気配を感じる。

中心にあてがわれた。

「くぅっ!」

体を割かれる痛みに声が漏れる。
思わず梨華ちゃんの首筋に抱きついた。
49 名前:八雲 投稿日:2001年08月29日(水)00時02分00秒
「だ、大丈夫!?」
「だ、大丈夫だよ……。きて……」

おずおずと梨華ちゃんが進んでくる。
あたしは奥歯を噛み締めて必死にこらえた。

「ふあぅ」

あたしの中が梨華ちゃんで満たされた。
抱き締めあったままお互いのぬくもりを確かめる。

幸せだった。
やっと、やっとひとつになれた。

気がつくと目の前に梨華ちゃんの顔があった。
目をつぶるとやさしいくちづけ。

「いいよ。動いて……」

ゆっくりといたわるように動きが始まる。

痛みはあった。
でも痛くなかった。

体じゃなく心が愛されている。
そんな気がした。

鋭い感覚が刻まれてゆく。
あたしの心に梨華ちゃんが刻み込まれていく。
50 名前:八雲 投稿日:2001年08月29日(水)00時05分22秒
梨華ちゃんの呼吸も荒くなっていた。
好きな人を悦ばせている。
満足感が広がった。

ゆっくりとあの感覚が浮かび上がってきた。
どこかへ飛んでいきそうな感じ。
また込み上げてくるものがあった。

怖い。

梨華ちゃんがそっと手を握ってくれた。

そうだ、あたしは一人じゃない。
あたしの中の梨華ちゃんを感じた。

あなたがここにいる。
あたしはもう怖くない。

ぎゅっとその手を握り返した。

梨華ちゃんの動きが速くなった。
その動きがピークに達しようとするとき
体の中のものが引き抜かれようとする感覚があった。

「だめ!」

あたしは思わず叫んでいた。

「やめないで!お願い。あたしに……梨華ちゃんを頂戴!」

「でも、ひとみちゃ…んっ」

必死で梨華ちゃんを締め付ける。
梨華ちゃんに足を絡ませぎこちなく腰を動かす。
どうしていいのかわからずただ体をすり合わせる。
感じて欲しかった。
最後まであたしを感じて欲しかった。
51 名前:八雲 投稿日:2001年08月29日(水)00時08分01秒
「ひとみちゃん……」

梨華ちゃんが再び動き始める。
すぐに昂ぶってきた。
力いっぱい抱きしめあい腰と腰をぶつける。

どれだけ抱きしめても満ち足りない。
体があることすらもどかしい。
もっともっとひとつに溶け合いたい。

「ふぅぅ……梨華ちゃん……」
「あぅ、ひとみちゃぁん……」

お互いが同時に登りつめようとしている。

「「あああぁぁぁ!!」」

おもわずあたしは梨華ちゃんを強く締め付けた。
それに逆らうように膨れ上がりはじける梨華ちゃん。

あったかい。

梨華ちゃんの心。
梨華ちゃんの思い。
体の奥で感じた。

とろけるような気分の中
あたしは梨華ちゃんとひとつになっていた。
52 名前:八雲 投稿日:2001年08月29日(水)00時08分47秒
横になったままあたしの肩にちょこんと頭を乗せ寄り添う梨華ちゃん。

「ねえ、梨華ちゃん」
「なに?」

「男の子と女の子とどっちが欲しい?」
「ひ、ひとみちゃん!?」

飛び起きる梨華ちゃんを見てあたしはくすくす笑った。

「あたし梨華ちゃんの子供欲しいなあ」
「もー、なにいってるのよ」
「えー、だって、結婚だってできるかもしれないし」

あはは、それいいかも。

「でもさ、そうすると、梨華ちゃんがお父さんだよね」

背広を着てひげを生やした梨華ちゃんを想像した。

「ぷふっ」
「もー!なに笑ってるのー」

頭の中でおひげの梨華ちゃんがぷんすか怒る。

なんだかとっても……幸せな気分。

いつしかあたしは満ち足りた気分の中眠りに落ちていった。
意識が飲み込まれるその瞬間、最後まで残るこの思い。


好きだよ。梨華ちゃん。




END
53 名前:八雲 投稿日:2001年08月29日(水)00時12分15秒
思えば遠くへ来たもんだ(w

初めて書いた次の日にスレが死に。
次スレで第二部が始まったとたん羊が死ぬという
何か呪われたような作品でした。
54 名前:八雲 投稿日:2001年08月29日(水)00時14分18秒
しかし始めたときはこんな話になるとは
想像もしてませんでした。
ただのエロネタのつもりで書き始めたのに
第二部後半なんてエロだと思って書いてないし。
こんなの私の引出しには無いと思ってたのに……。
きっといしよしの神が書かせたのでしょう(w
55 名前:八雲 投稿日:2001年08月29日(水)00時15分17秒
とにかく出し尽くしました。
もう一滴も残ってません。
少なくともしばらくはエロも甘痛も書かないと思います。

今までレスいただいた方々ありがとうございました。
またご縁がありましたら。
それでは。
56 名前:名無し読者 投稿日:2001年08月29日(水)01時17分03秒
え、え、えー?
石川に生やしたまま放置?
57 名前:名無しさん 投稿日:2001年08月29日(水)03時34分04秒
おおう、板が氏んで、どうなるかと思っていたら続きが……。
はじめとはえらく雰囲気がかわってますね(w
完結と言わずに、ネタができたらまた書いてほしいです。
とりあえず、ごちそう様でした。
58 名前:26 投稿日:2001年08月29日(水)05時17分38秒

 …う〜ん。終わりですか…。残念ですが
 お疲れサマでした♪ネタが出来たら、また
 帰ってきてくださいね。
59 名前:七誌の毒者 投稿日:2001年09月01日(土)04時10分28秒
あ 羊時代から読んでましたよ
ここで読めるとは・・お疲れ様でした。
60 名前:チャーミーハット 投稿日:2001年10月08日(月)17時58分34秒
もの凄く好きな設定だから
この続きを期待してはいけませんでしょうか?
期待age
60 名前:チャーミーハット 投稿日:2001年10月08日(月)17時58分34秒
もの凄く好きな設定だから
この続きを期待してはいけませんでしょうか?
期待age
61 名前:チャーミーハット 投稿日:2001年10月08日(月)18時00分42秒
もの凄く好きな設定だから
この続きを期待してはいけませんでしょうか?
期待age
62 名前:チャーミーハット 投稿日:2001年10月08日(月)18時01分35秒
もの凄く好きな設定だから
この続きを期待してはいけませんでしょうか?
期待age
63 名前:チャーミーハット 投稿日:2001年10月08日(月)18時33分42秒
もの凄く好きな設定だから
この続きを期待してはいけませんでしょうか?
期待age
64 名前:チャーミーハット 投稿日:2001年10月08日(月)18時35分25秒
もの凄く好きな設定だから
この続きを期待してはいけませんでしょうか?
期待age
65 名前:チャーミーハット 投稿日:2001年10月08日(月)18時36分12秒
もの凄く好きな設定だから
この続きを期待してはいけませんでしょうか?
期待age
66 名前:チャーミーハット 投稿日:2001年10月08日(月)18時37分56秒
もの凄く好きな設定だから
この続きを期待してはいけませんでしょうか?
是非書いてほしいです
期待age
67 名前:チャーミーハット 投稿日:2001年10月08日(月)18時40分07秒
もの凄く好きな設定だから
この続きを期待してはいけませんでしょうか?
是非書いてほしいです
期待age
68 名前:名無し読者 投稿日:2001年10月08日(月)21時53分42秒
荒らしか?

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