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私を信じてください

1 名前:聖母( `.∀´) 投稿日:2001年08月28日(火)10時05分45秒
「・・・・・俺を・・・・信じ・・・ろ・・・ぉ・・・・・。」

それがあいつの遺言。
あいつが死んでもう1年経った。
こう思うと早いなぁ〜。
あたしはまたあいつのはかの前で手を合わせている。
でも墓の前にくるのはあたししかいない。
だってあいつには家族いないから。
墓もあたし手作り。
悲しかったけどしたいをまず燃やし残骸を土に埋めた
看板を盗んできてそれを塗りつぶして
紗耶香の墓とかいた。
でかでかと書いたので誰にも危害を加えられなかった

「・・・・もう1年かぁー・・・・。・・・・イデェ!」
ボールが頭にあたった
バスケットボールだ・・・・・
しかし誰がこんなとこで遊んでるんだろう?
「すいませーん・・・ボールとってくれませんか?」
「あのね・・・頭にあ・・・・・・。」
「?」
振り向いて相手の顔を見たらあいつのことを思い出してしまった。
2 名前:聖母( `.∀´) 投稿日:2001年08月29日(水)06時50分04秒
「ありぃ??お墓ですか?」
「ああ・・・・これ?」
「もしかしてこれ人の墓?」
「え!?なんでわかったの??」
「あたし人の心が読めるんですよ・・・・・。いまは・・・なんでわかんだろう?
普通はペットの墓と思うはずなのに・・・って思ってるでしょ?」
この子・・・・・
すごいな・・・って普通に感心しちゃった。

その子は黙って手を合わせた。
「・・・・なんかこういうのなつかしぃーな。あ!!ボールボール・・・・・・。」
「あ・・・はい。」
「ありがとうございます!」
あ・・・・・走って行っちゃった・・・・・。
でもあの子・・・・似てる・・・。

足が勝手にバスケットコートへ向かった
3 名前:聖母( `.∀´) 投稿日:2001年08月29日(水)11時21分48秒
あ・・・・友達と来てたんだ。
話し掛け辛いなぁー・・・・・。
あ!!こっち向いた!
・・・・ってあたし自意識過剰。

「あ!!手作り墓の人だ!・・ねーねー、あれが話した人だよ!!」
・・・・手作り墓って・・・・。
「んあ〜?・・・・子供じゃん。」
( ´ Д `)<あんなのガキ→(^◇^〜;)
「見たかぎり子供ね。」
「保田さんもごっちんもひどいじゃないですか!・・・・こっち来てください。」
あの子の手招きのままにあたしは向かった

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