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嘆きの街
- 1 名前:蔵本昭夫 投稿日:2001年08月28日(火)18時30分30秒
- 主人公は、基本的に吉澤です。あとのメンバーも何らかの形で出ると思います・・。
設定としては、ある事をきっかけにして16才の時に家出した主人公の物語ということで
よろしくお願いいたします。
- 2 名前:蔵本昭夫 投稿日:2001年08月28日(火)18時48分49秒
- この街には、色々なものが溢れ返っている。だが、物質的に裕福ということは、
心・・精神的に貧困になってしまうことが、よくある・・・。でも私は、こんな街に
やってきてしまった。故郷にいるよりは、ずっとマシだと思ったから。
私の名前は吉澤ひとみ。ある事件をきっかけにこの街に逃げてきた。16才の女。
この街に来て1週間でお金が無くなってしまった・・・。知り合いももちろんいない。
そんな私が生きていくためには、法を破るしかない。まず最初に思いついたのが「売春」。
携帯も持っていなかった私は街で適当に男を物色した。目を付けたのが、30代のサラリーマン
交渉すると彼は二つ返事でOKした。すぐに近くのラブホテルに入る。4日ぶりのシャワーが私に
束の間の安らぎを与える。数分後、相手もシャワーを浴び終わったらしい。私は、ついさっき会った
ばかりの男に体を委ねた。事が済んだあと男は何も言わずにテーブルに5万円を置いて、
足早に去っていた。
不思議と嫌悪感は無かった。ただこのお金があればまた少しの間は生きることが許される。
そう思うと少し安心した。
それから私は売春を続けていった。
- 3 名前:蔵本昭夫 投稿日:2001年08月29日(水)01時27分31秒
- しかし、精神的に辛くは無かった。いや、辛いと思いたくなかった。しかし徐々に
苦痛は私の体を蝕み始めていた。買春の相手とホテルに行き、金だけ抜くという
発想ができていた。それを実行するのに、そう時間はかからなかった。それから、
二ヶ月間でかなりの大金を手に入れた。いつの間にか手段は暴力的になっていった。
手錠や即効性の睡眠薬、果てはスタンガンまで使用していた。
その後、一人の客がひとみに復讐しようと、広域暴力団黄龍会の傘下の組に泣きついていた。
ひとみは、その金で服を買ったり、飲食をしていた。そう生きていくために。
- 4 名前:名無しさん 投稿日:2001年09月13日(木)01時29分50秒
- 続き待ってますよ〜
- 5 名前:蔵本昭夫 投稿日:2001年09月21日(金)21時58分05秒
- スイマセン。作者です・・・。急遽、オランダの友達のところにいってました。
何もせず、ぐーたらとしてました。大きな声じゃいえませんが、マリファナをやったりとかも
背中に『罪』って書かれた蜘蛛が見えたときはマジビビリまっした。
続きは」ちょくちょく書くつもりなのでよろしく!
- 6 名前:名無しさん 投稿日:2001年09月21日(金)22時02分09秒
- 石川登場希望!あと、なちも。
- 7 名前:蔵本昭夫 投稿日:2001年09月23日(日)20時55分18秒
- それから、数日後・・・・
吉澤はいつものように、男を物色していた・・・。
すると突然、口をふさがれ数人の男に車の中に押し込まれてしまった。
あるビルの中・・・・・
ヤクザ風の男A「あんた、可愛い顔してえぐいことすんねぇ!?」
ヤクザ風の男B「サツに言わんでも、ヤクザに泣きつく奴はいるんだよ!」
ひとみは、直感的に犯されてしまうと思った。
そのとき、・・・・!
謎の女「あんたら、若いおなごに、なにしてんの?」
ヤクザ風の男「いや、姉さん・・・、このガキが・・・・」
ヤクザ風の男が何か言う前にピシャッ!という乾いた音がこだました。
謎の女「あんたら、任侠の世界に生きるモンやろ!恥ずかしないンか?こんな、
年端もいかんおなごを・・・えぇっ!?」
- 8 名前:名無しさん 投稿日:2001年09月30日(日)08時54分01秒
- かっこいい・・
- 9 名前:名無しさん 投稿日:2001年10月04日(木)18時01分11秒
- 石川でたらどんな感じだろ。
- 10 名前:蔵本昭夫 投稿日:2001年10月07日(日)20時28分19秒
- ヤクザ風な男以下(ヤクザ)「すいません!祐子さん・・・」
謎の女「あんたら、まぁエエから此処はウチに任しとき・・・。」
「親父にはうちからゆっとくさかい・・・。」
ヤクザ「でも、親父さんに・・・・」
謎の女「あんたら、ウチのこと怒らせたいんか?んん?」
ヤクザ「っそ、そんな・・・」
そういうと男達は逃げるようにその場を離れた・・・。
女「スマン事したな・・大丈夫か?ん、怪我しとるやないか!?ウチの部屋で手当
しよか?」
ひとみは、先ほどとは、うってかわった女の優しい表情に戸惑いながらも、女の言う
ことをきいた。
やたらきらびやかな女の部屋でひとみは手当を受けていた、
親しげに自分の事を話すこの女性は、中澤祐子というらしい・・・。
祐子「あんた、なんで売春なんてすんの?しかも、こんなやり方じゃヤクザにも
狙われるの当然やで。」
ひとみ「・・・・・。」
祐子「まぁええわ・・・。」
- 11 名前:蔵本昭夫 投稿日:2001年10月07日(日)20時45分17秒
- 黒服の男「あねさん!そろそろ時間です!」
祐子「ん・・・もうそんな時間なん?」「じゃぁ久保島ァこの子頼むわ・・・。」
「この子になんかせーへんよーになぁ。」
久保島「へい!」
祐子が出ていった部屋でひとみは天井を眺めながら自分の世界に浸っていた。
故郷を出ることになった・・・。あの母親の言葉・・・。
〜2ヶ月前〜とある中学校の授業中
ある教師がひとみの教室に入ってきた。
教師A「スイマセン!授業中失礼します。吉澤ちょっと来なさい。」
生徒達「吉澤ぁ何かやったのか?先生に怒られちゃうぞ!」と冷やかしの声が
騒がしい教室の中から聞こえる。
ひとみは気だるそうに教室を出ると、教師に「先生、用って何?」と聞いた。
教師A「いいか、落ち着いて聞け、お母さんが発作で倒れられたらしい。
詳しいことは、わからんがとにかく病院に行きなさい。」
ひとみは、戸惑いを隠せなかった。「あの、ついさっきの朝まで
元気だったお母さんが、なんで?」
- 12 名前:蔵本昭夫 投稿日:2001年10月07日(日)20時51分40秒
- 作者です。今まで放置してきてスイマセンでした。何故仕事の方が忙しいうえに、
パソコン初心者なもので色々手間取ってしまってました。見てくれている方々
重ね重ねスイマセンでした。一応原稿用紙に物語り終了までを手書きで書いているの
ですが、一部紛失したり、自分でかなり変更してたりすんので滅茶苦茶です。
こんな作品ですが、よろしかったら感想なんか聞かせて下さい。
- 13 名前:蔵本昭夫 投稿日:2001年10月10日(水)19時46分39秒
- 病院についたひとみは、苦しさを感じながら、必死に病院に着いた・・・。
看護婦から聞いた、病室には父がいた。ひとみは直感的に母はもう、この世に
いないと悟った。
父は、うつむきながら「ひとみ・・・、大切な話がある。ちょっときてくれ・・。」
と言った」。
近くの待合室に座りタバコを吸いながら、
父は「父さん、おまえに隠してたことがあったんだ。」
「実は父さんと母さんは、結婚してから子供がすぐにでも欲しかったんだけど、
なかなか出来なくてなぁ」
「で、ある日、父さんの恩人の深田さんて人に頼んで人工授精してもらうことにしてなぁ。」
ひとみ「父さん、!何言ってるのもうやめてよ!」
父は、視点が定まらずどこか上の空だ。
父「母さんは父さんの精子だと思ってたらしいけど、実は寺田って男のものっだたんだよ。」
「ふへへえへっへぇ!だかぁらぁ!おまえは俺の子じゃないんだ。!」
そういうと、父は突然苦しみだし、床に倒れた。
ひとみはショックの余り何も出来なかった。そこへ看護婦がきた。
看護婦「どうしたんですか!」
ひとみはその場を逃げ去った。
- 14 名前:名無し読者。 投稿日:2001年10月10日(水)22時31分03秒
- かなり面白そうなので楽しみに更新待ってます。
まさか・・・なかよしって事は(w
中澤裕子はこの字です。
- 15 名前:蔵本昭夫 投稿日:2001年10月10日(水)23時40分24秒
- >>14
有り難うございます。なんか自分でも、違和感を感じてたのですが、
祐子じゃなく裕子だったとは、お恥ずかしい。
すまんこってっす。
ちなみに、一応他のメンバーも出ます。
ほとんどのメンバーが寺田の娘だったという事になるんですが、
一応ラストではそれとは違う衝撃の事実を書く予定なんですが、・・・
近々石川、飯田、後藤が登場する予定。
ちなみに裕子は、ヤクザ同士の利権を賭けた麻雀の勝負にいって行っています。
そこで、吉澤が絡んであるメンバーが登場するのですが・・・
ちなみに、原稿が8枚も見つかりません・・気長に待っててください。
- 16 名前:名無しさん 投稿日:2001年10月13日(土)13時34分06秒
- ネタバレしちゃあまずいんでねえの?
- 17 名前:蔵本昭夫 投稿日:2001年10月13日(土)15時46分32秒
- ひとみは、その後家に戻ると着替えをバックに詰め込み家中の金を書き集め、
家を出た。
「なんで、私は家を出たんだろう・・・。」
「とにかく私が誰なのか・・・知りたい・・・。」
「寺田、深田ってだれ・・・・?」
ひとみは、うつろな表情のまま家を出た。ブラブラ街を歩いていた、
やたらとパトカーのサイレンがうるさい。
「多分、私を・・・・探してる。」
しかし、どのパトカーも、否、誰もひとみには気づかなかった。
このあとの待ち受ける運命に導かれるように、この街に来たのだった。
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