インデックス / 過去ログ倉庫 / 掲示板

KISS OF LIFE

1 名前:PS 投稿日:2001年08月30日(木)22時38分33秒
ショートストーリーを書いていこうかと思います。
カップリングはいろいろ書いていく予定です。
2 名前:STEP・1 投稿日:2001年08月30日(木)22時40分34秒
2人で散歩に出かけよう

「いい天気の日に出かければ気持ちも晴れるよ」

そう言ってくれた

特に何もする事は無くて
2人で土手に座って空を眺める

雲のカタチを見て
あーだこーだと話してみたり

ころんと寝転がっていたら
そのまま寝ちゃったりとか

目が覚めるともう夕方で
真っ赤な夕焼けが空を埋め尽くしていた

夕焼けがキラキラと川を照らして
その様子が瞳の中にくっきりと跡を残した

帰り道は2人で手を繋いで
ゆっくりゆっくり帰った
早く帰ると何だかすごくもったいない気がして
3 名前:STEP・1 投稿日:2001年08月30日(木)22時41分30秒
「家になんか帰りたく無いよ」
もうすぐそこが家だという所で足を止めた
「もっと、もっと一緒いたいよ」
その言葉に困ったなぁと頭を掻く
「明日も会えるんだからさ、だから・・・」
ひょいと顔を覗き込むと
梨華ちゃんは泣いていた
ぽろぽろと涙をこぼして
「あ、あ、あのっ、大丈夫だよ
明日は朝からヒマだから、だから」
泣かせてしまったという気持ちが強く心に響いたせいか
ものすごく慌ててしまう
「・・・ほんとに?」
「うん、ほんとだよ。約束」
涙をこらえながらこちらを見る梨華ちゃんにそう言って微笑んだ
「じゃあ、指切りしよ」
そういって梨華ちゃんは小指を立てた
その指に自分を小指を絡ませて

『ゆびきりげんまん、嘘ついたら針千本のーます』

「それじゃ、また明日・・・」
「うん・・・」
4 名前:STEP・1 投稿日:2001年08月30日(木)22時42分50秒
お互いが背を向けて帰ろうとしたとき
「よっすぃー!」
呼ばれた声に反応して
くるっと振り返ると
すぐそこに梨華ちゃんがいて
そのまま抱きつかれる
「り、り、梨華ちゃん!」
「明日まで我慢できなくなるかもしれないから・・・」

そして
そのままキスされた

「じゃあね」

何事も無かったかのように
帰っていく梨華ちゃんの背中をぼーっと見つめていた
あまりに突然の事すぎて

それが初めて彼女からのアプローチだった。

5 名前:名無し男 投稿日:2001年08月31日(金)01時56分55秒
ところで指切り拳万の「はりせんぼん」って
魚の「ハリセンボン」と思うんだけど違うか?

突っ込み失礼、続き楽しみ。
6 名前:PS 投稿日:2001年08月31日(金)10時36分21秒
>名無し男さん
「針を千本」って意味じゃないですかね?
自分は小さい事そう教えてもらったんですけど
どうなんだろう・・・?
7 名前:STEP・2 投稿日:2001年08月31日(金)23時22分16秒
「ねー」
「んー?」
「もうちょっと近づいていいよ」
ベットの中でごそごそと場所を空ける
「じゅーぶん近づいてるべさ」
そう言いつつ少しずつ近寄る
「なんかねー、身体がくっつくくらい傍にいても不安になるんだよね」
「なっちもそんな気分になるときあるよ」
「ホントに?」
こんなにも近い
息がかかるくらいに傍にいるのに
怖くなる時がある
「どうしてだろうね」
矢口がそっと頬に触れる
傍にいる時の方がすごく寂しくなる
泣きたいくらいに
好き過ぎる
8 名前:STEP・2 投稿日:2001年08月31日(金)23時22分47秒
「なっちは幸せだよ」
「どうしてだべさ?」
「こんなに愛されてるから」
クスっと笑って矢口が言った
「それを言うなら矢口だって幸せだよぉ」
「どうして?」
「こんなに愛されてるから」
「真似してんじゃーん」
2人で笑い合って
抱き合って
お互いの鼓動感じて
でも暑さなんて感じなくて
こうしてると気持ちが落ち着く
すごく穏やかになれる
9 名前:STEP・2 投稿日:2001年08月31日(金)23時23分39秒
「なっち・・・」
「何?」
「キス・・・したい・・」
すっと顔を近づけて
ぎゅうと抱きしめる
「ん、いいよ・・・」
そっと口付ける
10 名前:STEP・2 投稿日:2001年08月31日(金)23時24分23秒
毎日顔合わせて
毎日会話して
毎日がとても幸せだよ
君が傍にいてくれたから
これからも傍にいてくれるって約束しよう
いつまでも2人で笑い合えるように
眠くなったらここにおいで
お互いを抱いて眠ろう

「なっちと出会えてよかったよ」
「なっちも、矢口と出会えてよかった」


STEP・2 END
11 名前:PS 投稿日:2001年08月31日(金)23時26分01秒
STEP・1もENDつければよかった
わかりにくいっすね、すんません。
12 名前:STEP・3 投稿日:2001年09月06日(木)22時27分27秒
少し肌寒くなった9月の夜
星がキラリと輝いていたのが見えたから
思わず外に出た
「あー、珍しいくらいキレイだ・・・」
そのまま落ちてきそうなその輝きは
濁った空気の中でもはっきりと輝いていた

電話、かけようか

この空を教えてあげようか

手の中で携帯を転がす

こんな時間だし迷惑かな
もう寝ちゃってるかもしれない

すると

手の中の携帯が震えた
ビックリして携帯を見る

「あ・・・」

ディスプレイには『裕子』の文字

震える手でボタンを押す
13 名前:STEP・3 投稿日:2001年09月06日(木)22時28分21秒
『もしもし?
『今外見てる?星がめっちゃ綺麗やで』
うん、見てるよ

『すごいなぁ、何か不思議や』
「矢口も、不思議だよ」
今一緒に見てるんだ
電話の向こうで同じモノを

『もしもし?聞こえてる??』
うん、十分過ぎるくらい
耳を通って身体に染み渡るように
「聞こえてるよ、うん」
電話を両手で握り締める
『寒くなってきたから身体冷やしなや?』
「ありがとう」
今更になって
自分の気持ちに気付いた
スキよりももっと上の言葉
『やぐちぃ』
「なんだよう?」
ズルいよ
こんなにココロいっぱいにさせて
14 名前:STEP・3 投稿日:2001年09月06日(木)22時29分07秒
『愛してるで』

あたしも
多分愛してる
でも
言わない

「何言ってんだよ、バーカ」
ホントは嬉しいけど

もう少し
早く自分から
言いたかった

今更なんて何か悔しいから

流れ星が流れた時に願おう

もっと素直に言えますようにと。
15 名前:PS 投稿日:2001年09月06日(木)22時30分36秒
また書きわすれた・・・。

STEP・3 END

Converted by dat2html.pl 1.0