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ROI 投稿日:2002/12/24(火) 16:56

どうも、初めて更新します。

「お客さん着きましたよ」
「はい」
俺はお金を渡してタクシーを降りた。
「帰ってきたか・・・」
俺の名前は藤沢尚人、普通の高校2年生だ。
「なつかしいな〜全然変わってないな〜」
俺は昔ここに住んでいたことがある。でも引っ越しちまったけど・・・
(あれからもう3年か・・・)
「みんな元気にしてっかな〜」
そんなことも考えながら俺はマンションに向かった。
2LDKのしかも風呂とトイレとキッチンも付いていた。
(以外にいいところだな)
しかし!
「うわっ、すっげ〜量の荷物だな・・・」
あまりの荷物の多さに俺は唖然とした。
(まあ、考えてもしかたないし・・)
「さて片付けるか!」
(でもこんな量一日で終わるかな・・)
しかし、テキパキと片付けると以外に早く終わった。
(俺って天才かも)
晩飯はそこらへんのコンビニに行って適当に買って食べた。
「さあって明日は転校初日の登校だし、寝るか」
そして俺はベットに潜り込んだ。
(明日学校大丈夫かな・・)
そんなことを考えながら目を閉じているといつの間にか寝てしまっていた。

「ふぁ〜〜」「寒いな〜」
俺はふらふらしながら洗面所に向かった。
顔を洗って歯を磨き髪を洗ってリビングに向かった。
朝飯食べて身支度をしていると時間がたっていた。
「さてそろそろ行くか」
鍵も閉めて下に降りて昨日送ってもらった自転車に乗って学校に向かった。
行く途中に同じ制服を着た生徒を見たが誰も知っている人はいなかった。
「おいおい大丈夫か・・」
不安になりながらも学校へ向かった。
学校に着いてすぐに職員室に行った。
「すいません。今学期から転校してきた者なんですが」
1人の先生が気づいてくれて
「君が新しい転校生?」
「はい。藤沢尚人って言います」
「私は中澤裕子よ。よろしく藤沢君」
「よろしくおねがいします」
「君は私のクラスだから一緒に行きましょう」
「はい、わかりました」
雑談をしながら教室に向かった。そしたらいつの間にか教室の前まで来ていた。
「大丈夫緊張してない?」
「大丈夫です。転校は慣れてますから」
「なら私が呼んだら教室に入ってきて」
「わかりました」
そう言い残し先生は教室に入って行った。
(大丈夫かな・・さっきは強がってしまったけど・・)

「今日はみなさんにうれしいお知らせがあります」
「なに〜?」
「このクラスに転校生が来ました」
「マジで〜」
「さっそく紹介しましょう。いいよ〜入って」
ガララ
「あれ、あれって尚人?」
「今学期から転校してきた藤沢尚人っていいます」
「昔はこのへんに住んでいました。・・まあ、これからよろしく」
「あれ藤沢じゃん!よう元気だったか?」
「よう雄基久しぶり。」
「やっぱ尚人じゃん!元気だった?」
「おう、なつみも元気だったか?」
「藤沢君。吉崎君と安倍さんのこと知っているの?」
「はい。幼なじみです。雄基となつみは」
「それじゃあ藤沢君は吉崎君の後ろの席に座って」
「わかりました」
さっそく席に向かうと
「久しぶりだな。3年ぶりだな」
「久しぶりだね。尚人」
この男は吉崎雄基。隣の子は安倍なつみ。幼なじみそして俺の大切な親友。
「こらちゃんと前を向きなさい!」
「「「は〜い」」」
「後で3人で話しようぜ」
「O.K]

無事(?)HRも終わり雄基となつみが俺のところに来た。
「よう。どうだった向こうの学校は?」
「最悪。誰も知らね〜し話せないし・・唯一楽しいのはバスケだけだったかな」
「向こうでもバスケやってたのか!?」
「当たり前だ!俺の唯一の特技はバスケだけだぜ」
俺と雄基は中2の時共にレギュラーでチームを全国大会に導いたことがある。
「Gの雄基と俺のCは最強だったよな〜」
「ああ、あの時は凄かったよな。まさに敵なしだったな」
「でも俺が全国大会前に転校しなければ・・・」
「気にすんなよ!また高校で一緒にバスケできるんだから」
「ああ、そうだな。次は全国優勝だ!」
「頑張ってね2人共」
「「おう!」」
チャイムが鳴り雄基となつみは席に戻った

授業が終わり飯の時間になった。
「雄基、なつみ飯食おうぜ」
「ああ、いいぜ」
「うん、いいよ。あっ、ちょっと待ってて」
なつみはそう言うと1人の女子を連れてきた。
「この子も一緒に食べてもいい?」
「この子は?」
俺がそう言うと。その女子は。
「始めまして矢口真里です」
「ああ、始めまして俺は」
「あっ吉崎くんですよね。大丈夫です知ってますから」
「なんで俺の名前を?」
「中学校の時のバスケの大会の時に見たんです」
「ああそうなんだ」
「お前結構有名じゃん」
「お前も有名だろ雄基」
言い争いになりそうなとき。
「さあ、行くよ。もう置いてっちゃうよ」
「「ちょ、ちょっと待って」」

俺たちは飯を食うために食堂へ行った。
「雄基何食う?」
「おれは・・弁当持って来た!」
「ちぇ。なつみは何食う?」
「私もお弁当持って来てんだ〜」
「なんだよそれ。矢口さんは?」
「私は持って来てないから一緒に食券買いに行こ」
「あと、矢口さんじゃなくて真里って呼んで」
「えっ!うん、わかった」
「それじゃあ行こ」
俺と真里は食券を買いに行った。
俺たちが食券を買いに行っている間雄基となつみは何か話をしていた。
「なあ、なつみ」
「ん?どうしたの?」
「お前尚人の事好きだろ?」
「えっ?!何言ってんの?」
なつみはとてつもない大声で言った。
「うるせーな。耳がイテーよ」
「ごめん」
「っでどうなんだよ?」
「うん。好きだよ尚人の事」
「やっぱりな」
「なんでわかったの?」
「だってお前授業中とか尚人の事しか見てねーもん」

「きっきからお前ら何話してたんだ?」
「別に〜。なっなつみ」
「うん・・」
「なら別にいいけど・・」
(やっぱりこいつは鈍感だ・・・)
「それじゃあ飯を食いますか?」
「それもそうだな」
「「「「いっただっきまーす」」」」
みごとに4人の声が一致した。
「藤沢今日これからどうするんだ?今日4時間だからもう終わりだぜ」
「ん〜そうだな。部活を見に行こうかと思うんだけど・・」
「来いよ。道具は持って来てんのか?」
「あっ!忘れた・・」
「まあ、部室のを貸してやるよ」
「わりぃな。ていうより俺が部活に出てもいいのか?」
「大丈夫。俺がコーチに言っとくから気にすんな」
「O.K。わかった。あとで一緒に行こうぜ」
「おう!」
「なつみと真里は何の部活入ってんの?雄基はバスケ部として」
「わたしもバスケ部だよ!」
「おいらもバスケ部だよ!」
「うっそ〜!真里はわかるけど、なつみが?」
「私も一応レギュラーなんだけど!」
「そうだよなっちはすごいんだよ」
「1年でレギュラーを取ったんだぜ。俺もびっくりしたぜ」

藤「それじゃあ行きますか」
飯を食い終わった後俺たちは体育館に向かった。
俺らが歩いていると
矢「あっ!お〜いごっちんとよっすぃ〜」
吉「あっ矢口さん」
後「あっまりっぺ〜」
藤「この人は?」
矢「こっちが後藤真希。そしてこっちが吉澤ひとみ。一つ下の1年生よ」
後「この人誰ですか?」
矢「この人は藤沢尚人。今日転校してきたんだ」
吉(たしか吉崎さんと一緒に中学時代に全国大会に行った・・」
藤「まあ、そうだけど・・・」
吉「やっぱり。中学生の時あこがれていたんですよ。会えてうれしいです」
雄「やっぱりお前は有名人だな」
藤「なんか恥ずかしいなぁ」
な・後「「まあ、立ち話もなんだから体育館に行こう」」
雄「それもそうだな」
ということで俺達は体育館へ向かった

「「「「「こんにちわ〜」」」」」
コ「おう」
雄「コーチ今日からこいつを練習に参加させてもいいですか?」
コ「誰だ?こいつは」
藤「初めまして藤沢尚人って言います」
その瞬間周りが一瞬のうちに静かになった
コ「藤沢ってあの藤沢か・・・」
雄「コーチいいですよね」
コ「・・ああ、いいだろう」
藤「ありがとうございます」
コ「いや礼を言うのはこっちの方だよ。すごい戦力になるよ」
雄「まあそういうことで。じゃあ練習しようぜ」
藤「おう」
さっそく俺は練習に参加した。
2on2の時雄基が
雄「なあ、一緒に組もうぜ」
藤「おういいぜ。久々にゴールデンコンビの復活か」
な「あれ?男子の方なんかおもしろそうだから見ようよ」
矢・後・吉「「「うん見よ」」」
雄「相手はレギュラーの2人か・・」
藤「おい、大丈夫なのかよ・・」
雄「大丈夫だ!心配すんな」
コ「じゃあ始めるぞ」
そしてホイッスルが鳴った。

「ピィーーー」
雄(さてどう攻めるかな)
藤「雄基こっちだ!」
雄基が俺にパスを出し。そして逆の方に雄基が動いた。
雄「藤沢!」
俺は雄基の声が聞こえた方にパスを出した。
雄「もらった!」
フリーになっていた雄基はそこから3Pを打った。
「スパッ」
みごと円を描くようにゴールに吸い込まれた。
雄「よし!」
藤「ナイッシュ」
周りの人「すげ〜!」
先「なんだよいきなりかよ。こっちも攻めさしてもらうぜ」
とっ言って先輩の1人が突っ込んできた。
先「もらった!」
しかし
藤「あまい!」
俺は先輩のシュートをブロックした。
雄「さすがだな」
3分後
コ「あと10秒だぞ」
雄「藤沢!」
と雄基が俺に上空にパスを出した
雄「そのまま叩きこめ」
おれはそのままアリウープダンクを決めた。
周りの人「なんだよあれ・・・NBAを見てるみたいだよ」
な「すご〜い尚人」

雄「さすがだな。やっぱり俺のパートナーはお前だけだ」
藤「久々にやったから正直やばかった・・」
な「すごい尚人!やったじゃん!」
矢「藤沢君スゴイ!」
吉「やっぱりスゴイですね!」
後「かっこよかったですよ」
そんなことを話しているとコーチが
コ「やはり君はスゴイ。君はもうレギュラーだな」
藤「ありがとうございます」
コ「今日はこれで終わりだ。解散!」
一同「はい!」
そしてその帰り道
俺は雄基となつみと一緒に帰った
雄「それじゃあまた明日がっこうでな」
藤「おうじゃあな」
な「バイバ〜イ」
俺となつみは2人っきりになってしまった。

な「尚人はどこに住んでんの?」
藤「俺はマンションで1人暮らし」
な「お母さんとお父さん元気にしてる?久しぶりに会ってみたいな〜」
藤「・・・・・」
な「どうしたの?」
藤「親父とおふくろは2年前交通事故で亡くなった・・」
な「えっ!ごめん・・・」
藤「いいんだもう気にしてないから」
2人の間に沈黙が流れた
な「・・・・・」
藤「・・・・・」
そしていつの間にか俺のマンションの前まできていた。
藤「じゃあおれはここだから・・」
な「うん。じゃあね。また明日」
藤「ああ、じゃあな」
な「ねぇ今度尚人の家行ってもいい?」
藤「ああいいぜ」
な「じゃあ今度行くね。バイバイ」
藤「ああ、じゃあな」
なつみはそう言い残し帰って行った。
俺はエレベーターの中で考えていた。
藤「両親か・・・」
そんなこと考えているといつも間にか着いていた。
藤「おっとあぶね」
ドアが閉まりそうな瞬間俺は手でドアを開いた
藤「あれ?あれはまさか」
誰か俺の部屋の前に座り込んでいた

藤「あさ美!」
あ「お兄ちゃん!」
藤「なにしてるんだよこんな所で」
あ「だって・・・」
藤「だってなんだよ?」
あ「お兄ちゃんに会いたかったんだもん」
あさ美はいきなり俺の胸に飛び込んできた。
あさ美は俺の妹だ。俺の親父は離婚してあさ美の母と再婚した。
両親が死んで俺とおさ美は親戚の叔父さんの所に引き取られた。
俺は叔父さんの反対を押し切ってこの町に帰ってきた。
俺はこの町が好きだった。雄基やなつみも。
藤「叔父さんはどうしたんだ」
あ「そういえば叔父さんがこれをお兄ちゃんに渡せって」
そう言うとあさ美は手紙を取り出して俺に渡した。
手紙にはこう書いてあった。
  尚人へ

元気にしているか?ワシは元気にしているぞ。
あさ美がお前と暮らしたいと言っての、ワシは最初は反対したんだけど
よく考えて決めたんじゃ。やっぱり兄弟は一緒にいたほうがいいと。
と言うことであとはまかせた。あさ美の荷物は宅急便でそっちに届いている。
健康に気をつけて。元気でな。たまには帰ってこいよ。

と書いてあった

藤「なんじゃそりゃ!」
あ「ということだからよろしく」
藤「まあ、わかったけど・・・学校はどうすんだ?」
あ「近くの中学校に行くことに決めたの。もう入学手続きもしたし」
藤「ふ〜ん。まあ、中入れよ」
あ「は〜い。おじゃまします」
あ「けっこう広いんだね。いい所じゃん」
藤「荷物はどこにあるんだ?」
あ「たしかもう着く頃なんだけど・・・」
そのとき
「ピンポーン」
藤「あっはい」
宅「すいませーん。藤沢さんってこちらでよろしいでしょうか?」
藤「はいそうですけど・・」
宅「荷物が届いています」
藤「あっわかりました」
藤「おい、あさ美も手伝えよ」
あ「わかってるよ」
俺たちはあさ美の荷物を取りに下へ降りた
藤「以外に少ないな」
あ「そうかな〜。結構持ってきたつもりなんだけど・・」
藤「とっとと終わらせて飯食おうぜ。腹へってんだよ」
あ「そうだね。早く終わらせよ」
片付けを初めて2時間ぐらいで片づいた。

藤「あ〜終わった終わった。飯にしようぜ」
あ「それもそうだね。ご飯は私が作るから」
藤「いいのか?」
あ「うん。お世話になるんだからこれぐらいはしないと」
藤「悪いな。じゃあ生活費お前に渡しておくよ」
あ「えっいいの?私が持ってて?」
藤「ああ、飯とかは全部お前にまかせたからな」
あ「うん。まかしといて」
あさ美が料理を作っている間俺はアルバムなど部活道具の整理をしていた。
藤「おっ懐かしいなこの写真」
あ「見して見して〜」
その写真は俺と雄基が全国大会の選手権を決める大会の時の写真だった。
あ「お兄ちゃんこの時かっこよかったよね」
藤「俺が一番幸せな時だったなこの時は・・・」
あ「あっ!お肉が焦げちゃう!」
藤「おいおい、しっかりしてくれよ(笑)」
そんなこともありながら飯の準備ができて。
「「いっただっきま〜す」」
あ「どうお兄ちゃん?」
藤「うん。うまい!」
あ「本当!よかった〜」
あさ美はとてもうれしそうだ。

飯を食べた後
藤「あさ美風呂先に入れよ」
あ「うん。わかった」
あさみが風呂場に行く途中に。
あ「お兄ちゃん」
藤「なんだ?」
あ「一緒に入ろ」
藤「はっ!何言ってんだよ!」
あ「嘘だよ〜♪お兄ちゃん顔真っ赤だよ」
と言ってあさ美は風呂場へ向かった。
藤「・・・はめられた」
あさ美が風呂に入っている間俺は部屋でボーっとしていた。
藤「暇だな・・・」
何もすることがないのでバッシュを磨いていると。
あ「あがったよ〜」
藤「早いな〜。あがるの」
あ「うん。私早風呂だから」
藤「じゃあ入ってくる」
俺は風呂場に向かった。いつもシャワーですましているので俺は5分であがった。
藤「俺はもう寝るからな」
あ「わかった。オヤスミ〜」
藤「ああ、おやすみ」
部屋に戻ってすぐにベットに潜り込み5分もしないうちに俺は寝ていた。

次の朝俺が起きていつも通り洗面所に行ってリビングに向かった。
「ジューー」
藤「あれ?なんの音だ?」
あ「あっおはようお兄ちゃん」
藤「あっそういえば昨日からあさ美が来ていたんだ」
あ「もう、忘れないでよ」
あさ美が作った朝飯を食べて学校へ行く準備をした。
藤「あさ美ちゃんと学校いけるか?」
あ「うん。だいたいの場所はわかるから」
藤「ならいいけど・・・なんかあったら俺の携帯に連絡しろよ」
あ「わかった」
少々不安だが俺とあさ美は学校へ向かった。
雄「うっす」
藤「よう、雄基」
俺と雄基が教室で話しているとなつみが来た。
藤・雄「よう、なつみ」
な「おはよ〜」
な「尚人昨日はあの・・・ごめんね」
藤「いいんだ気にすんな。俺も気にしてないから」
雄「おいおい、なに話したんだ?」
藤「別に何もない。気にすんな」
雄「まあいいけど・・今日は持って来たのか?道具」
藤「おう。ばっちし!」
そんな事を話しているとチャイムが鳴ったので俺たち3人は席に戻った

つまらなかった授業が終わり雄基と2人で食堂へ向かった。
藤「今日も弁当持って来たのか?」
雄「いや今日は持ってきてない」
藤「なら、食券買いにいこうぜ」
雄「おう」
俺と雄基は食券売り場に行ってみると。
後「あれ?先輩」
藤「あれ?後藤さん。吉澤さんも。」
吉「先輩達2人ですか?」
藤「うんそうだけど」
後「よかったら私たちと一緒に食事しませんか?」
藤「いいよ」
吉「なら、あそこに座りましょう」
俺たちは食券を買った後にテーブルに向かった。と後藤さんが。
後「先輩達はいつからバスケットを始めたんですか」
雄「俺はミニバスをやっていたから小学校からやってたね」
藤「おれは雄基に誘われて中学から始めた」
雄「始めたばっかりの時は凄かったよなお前!」
藤「ああそうだな〜。まともにドリブルができなかったもんな」
後「以外ですね・・・」
雄「始めたばっかりの奴はみんなそうだよ」
そんな事を話しながら食事をしていた。
藤「じゃあ俺たちは行くよ後藤さん」
後「わかりました。あと年上なんだから後藤さんじゃなくて真希って呼んで」
吉「わたしもひとみって呼んでください」
藤「わかった。それじゃあ」
俺たちは食堂を後にして体育館へ向かった。
        
藤「こんちわ〜」
コ「お〜来たか」
藤「今日もよろしくお願いします」
その時コーチが。
コ「急で悪いんだけど・・試合に出てくれないか?」
藤「試合ですか!?」
コ「相手の高校がもう来ているんだ。たのむ!」
藤「まあ、いいですけど・・」
コ「それじゃあよろしくたのむよ」
と俺の所に雄基が来た。
雄「どうしたんだ?」
藤「いや、なんか試合にでてくれって言われた」
雄「本当か!よっしゃ〜これで勝ちは決まったな」
藤「相手はどれくらい強いんだ?」
雄「ん〜たしか去年のインターハイ優勝校かな」
藤「・・・本当に大丈夫なのか?」
雄「大丈夫だ!俺とお前がいれば絶対勝てる!」
藤「えらい自信があるな・・」
審「それでは試合を始めます」
そしてホイッスルが鳴った。

「ピィーーー」
ジャンプボールは俺が勝ち雄基にボールが渡った。
雄「さてどう攻めようか」
相手のディフェンスはマンツーマンディフェンスだった。
相手「お前には俺を抜けないよ」
「ブチッ!」
雄基の中で何かが切れた。
相手「えっ!」
その瞬間雄基は驚くべきスピードで相手を抜いた。
「パサッ」
雄基は何もなかったような顔で自分のコートへ帰って行った。
藤「さすがだな」
雄「楽勝だあのぐらい」
藤「このまま行きますか」
雄「おう!」
俺達はこのままの勢いで点を入れ続けた。
「ピィーー」
前半が終わる頃には60−23で勝っていた
藤「楽勝だな」
雄「だから言っただろ。勝てるって」
ベンチで休んでいると。
審「後半開始まであと1分です」
藤「よっしゃ!頑張りますか」
雄「もうひとふんばりだな」
審「それでは始めます」
そして後半が始まった。

そして
審「試合終了」
試合が終わってみると128−68で勝っていた。
雄「やっぱりお前がいると助かるぜ」
藤「俺もお前がいると助かるぜ」
試合が終わって帰っていると
あ「お兄ちゃ〜ん」
藤「お〜あさ美」
雄「あさ美ちゃん久しぶりだね」
あ「あっ雄ちゃん!」
雄「どう元気だった?」
あ「うん、元気だったよ」
そんなことを話していたら。
雄「あっ俺こっちの道だから」
藤「おうじゃあな」
雄「また明日な。あさ美ちゃんじゃあね」
あ「バイバ〜イ」
雄基はそう言って帰って行った。
あ「お兄ちゃん」
藤「どうした?」
あ「明日友達呼んでもいい?」
藤「まあ呼んでもいいけど・・もう友達できたのか!」
あ「うん。みんないい人だったよ」
藤「何人ぐらい来るんだ?」
あ「3人」
藤「まあそれぐらいならいいだろ」
あ「じゃあ、明日楽しみにしててね」
藤「ああ楽しみにしてるよ」
あさ美と楽しく話しているといつの間にか家の前まで来ていた。

藤「腹減った〜。あさ美飯〜」
あ「はいはい、ちょっと待ってて」
ソファーで横になっていると俺はそのまま寝てしまった。
あ「お兄ちゃん。お兄ちゃん!」
藤「んっどうした?」
あ「ご飯できたよ」
藤「ああわかった。今行くよ」
俺もあさ美もテーブルへ着いて。
「「いっただっきま〜す」」
飯を食べた後。
藤「あさ美。風呂入れよ」
あ「今日はお兄ちゃんから入って。疲れているんでしょ」
藤「ああ悪いな。なら今日は甘えさせてもらうよ」
と言って風呂場に向かった。
風呂から上がった後音楽聞いているとあさ美が部屋に来た。
あ「お兄ちゃん」
藤「どうしたんだ?」
あ「・・・・・・・ない?」
藤「何?なんて言ってんだよ?」
あ「だから・・一緒に寝よ」
藤「ん〜いいぜ」
あ「えっ!」
藤「今日は先に風呂入らしてくれたからな今日は特別だぞ」
あ「やった〜」
藤「こっちにこいよ」
あ「うん・・」
あさ美は俺のベットに入ってきた。
あ「おやすみ。」
藤「おう。おやすみ」
俺は疲れていたせいかすぐ寝てしまった

俺が起きたとき隣にあさ美も姿はなかった。
藤「あれあさ美は?」
リビングへ行ってみるとそこにはあさ美の姿があった。
藤「あさ美おはよう。」
あ「あっお兄ちゃんおはよう」
「これがあさ美のお兄ちゃん!?」
「かっこいいじゃん!」
「背が高いな〜」
そこには3人の女の子がいた。
藤「この子達は?」
あ「あっこの子達は私の友達」
あ「高橋愛ちゃんと辻希美ちゃんと加護亜衣ちゃん」
加「はじめまして加護亜衣って言います。あいぼんって呼んでください」
愛「はじめまして高橋愛です。呼び方はお兄さんに任せます」
辻「はじめまして辻希美です。ののって呼んでください」
藤「はじめましてあさ美の兄の藤沢尚人っていいます」
一通りの自己紹介が終わって質問攻めがはじまった。

愛「スポーツはなにしているんですか?」
藤「バスケット」
辻「好きな食べ物は何ですか?」
藤「基本的にはなんでも好きだな」
そして究極の質問がきた。
加「彼女はいるんですか?」
藤「・・・いない」
「「「うっそー!」」」
藤「本当だよ。女の人を好きになったこともないし」
加「じゃあ私と付き合いません?」
藤「えっ!」
加「冗談ですよ」
その後もいろんな話をした。
学校はどんな所か部活はなにをしているかとか。
愛ちゃんは俺と一緒のバスケットだったらしい。
ののちゃんとあいぼんは陸上部らしい。ちょっと以外だったが・・
藤「あさ美はなんの部活に入るんだ?」
あ「わたしもバスケ部に入ろうかなって考えてる」
藤「そうか」
話を続けているともう日が沈みかけていた。
愛「あっもう帰らないと」
辻「あっ私もだ」
加「私も」
愛「じゃあねあさ美」
あ「ばいば〜い」
と言って3人は帰って行った。

藤「あ〜疲れた〜」
あまりにも疲れていたのか俺はソファーの上に倒れた。
あ「ご飯とお風呂どっちにする?」
藤「疲れたから先に風呂入る」
と言って俺は風呂場に向かった。
風呂から上がって。
あ「あっ丁度ごはんできたよ」
藤「本当か!グットタイミングだな」
あ「はやく食べよ」
「「いっただったきま〜す」」
藤「やっぱりあさ美の飯はうまいな〜」
あ「本当!うれし〜♪」
飯を食い終わった後、部屋に戻ったらあさ美が来た。
あ「お兄ちゃん」
藤「どうしたんだ?」
あ「明日なんか予定ある?」
藤「特にないけど。どうした?」
あ「明日買い物に付き合って」
藤「いいけど何買うんだ?」
あ「服とかいろいろ」
藤「んっわかった」
あ「明日楽しみにしてるからね」
藤「俺もだよおやすみ」
あ「おやすみお兄ちゃん」
そう言ってあさ美は部屋に戻って行った。
あさ美が部屋へ戻った後俺は疲れていたのですぐに寝てしまった。

次の朝
あ「起きろ〜!」
藤「んっどうしたんだこんな朝早く」
あ「なに寝ぼけてんの。今日買い物に付き合ってくれるって言ったでしょ!」
藤「あっそうか」
あ「早く用意して!もう私準備できたんだから」
藤「ん、わかった少し待ってろ」
あさ美を不機嫌にさせないため俺はすぐに準備をすました。
藤「さてと行くか」
あ「早く、早く」
俺たちは電車に乗って市内に出かけた。
藤(こうやってあさ美を見るとけっこうかわいいな)
あ「お兄ちゃん」
藤「ん、んっどうした」
あ「いやお兄ちゃん今変だったよ」
藤「だ、大丈夫だ」
そんなことを言っているうちに駅に着いた。
藤「さてどこに行きたいんだ?」
あ「ん〜まず服買いに行こ」
俺達は一軒の服屋に入った。
「いらしゃいませ〜」
あ「こんにちわ〜」
藤「こんにちわ〜。あっ!」
??「あっ!尚人」
藤「こんな所でなにしてんだよ美貴」
美「あんたこそなにしてんのよ」

こいつの名前は藤本美貴。
おれの従兄弟だ。俺の親父と美貴の母さんが兄弟らしい。
あ「あっ美貴ちゃん!」
美「あさ美ちゃん久しぶりね」
藤「お前こんな所でなにしてんだ?」
美「私はバイトよ。バ・イ・ト」
藤「お前ちゃんと学校行ってんのか?」
美「行ってるよちゃんと。尚人と同じ学校よ」
藤「嘘〜!」
美「本当よ!一昨日試合の時尚人見たよ」
藤「お前もバスケ部なのか?」
美「そうよ」
俺と美貴が話をしている間あさ美は服を選んでいた。
あ「お兄ちゃん」
藤「どうした?」
あ「ねぇ似合う?」
そこには赤のコートを着たあさ美がいた。
藤「おっ!似合うじゃん」
あ「本当!じゃ買っちゃお〜」
とあさ美と俺はレジに向かった。
美「5800になります」
藤「おい美貴。ちょっとはまけてやれよ」
美「ん〜じゃあ5000円にしてあげる」
あ「ありがとう美貴ちゃん」
藤「サンキュー美貴」
美「いいよ。あっ尚人とあさ美ちゃん携帯の番号教えて。今日中に連絡するから」
俺達は美貴に番号を言った後礼を言って店を出た。

俺とあさ美はその後アクセサリーショップへ行った。
あ「お兄ちゃん。お兄ちゃん」
そこにはシルバーのチョーカーがあった。
あ「かっこいいね〜これ」
と言ってあさ美は指輪があるの方に行ってしまった。
藤(どれどれ。値段は・・おっ結構安いじゃん。よし)
藤「すいませんこれください」
店員「あっ!はい」
店員「3000円になります」
俺はお金を手渡したあとプレゼント用に包んでもらった。
藤「あさ美行くぞ」
あ「うん」
藤「ほかに行きたい所あるか?」
あ「う〜ん・・もう特にないから買い物して帰ろう」
藤「そうだな」
俺達はスーパーへ向かった。
あ「ちょっと買いすぎたかな?」
藤「ちょっとな・・」
俺は重いスーパー袋を持ちながら言った。
藤「あ〜重い重い」
あ「大丈夫?」
藤「なんとかな」
あ「先に入ってきなよお風呂」
藤「じゃあ先に入らしてもらうよ」
そう言って俺は風呂場に行った。

風呂場からあがってみると。
藤「あれ、あさ美寝ちゃったのか」
あさ美はソファーに体を丸めて寝ていた。
藤「しかたないな」
俺はあさ美をお嬢様抱っこで部屋まで運んだ。
あさ美をベットに寝かした後、俺は今日買ったアクセサリーをベットの横に置いた。
藤「おやすみ」
と言って俺は静かに部屋の扉を閉めた。
藤「さて俺も寝るかな」
とそこへ俺の携帯が鳴った。
藤「んっ?誰だ?」
そこには知らない番号が表示されていた。
藤「もしもし」
美「あっ!尚人?」
藤「なんだ美貴か・・」
美「なんだとはなによ〜」
藤「いや別に・・なんか用か?」
美「・・・頼みごとなんだけど・・・」
藤「ん?どうしたんだよ。はっきり言え」
美「え〜とね・・・・・だめ?」
藤「何言ってんだよはっきり言えはっきりと」
美「だから・・・尚人の家に住んじゃあだめ!?」

藤「はっ!?な、何言ってんだよ?」
美「やっぱりだめだよね・・・」
藤「いやちょっと待て別にだめじゃないこともないけど・・・」
美「今からちゃんと説明するから聞いてね」
藤「・・わかった」
いきなり今日、美貴の父さんが転勤することになったらしい・・
それで美貴はこの町から離れたくないと言って拒んだらしい・・
美貴は1人暮らしをすると言ったが父さんが止めたらしい
そしたら美貴の母さんが「誰か知り合いの所に住むんだったらいい」って
条件を言ったらしい。
美「と言う事」
藤「なるほどな・・」
美「ねぇお願いもう行く所がないの」
電話の向こうで美貴の泣きそうな声が聞こえてくる。
藤「わかった。俺はいいけどちゃんとあさ美にも許可とれよ」
美「あさ美ちゃんにはもう許可とったよ」
藤「もう準備が早いな」
美「じゃあ明日から行ってもいい?」
藤「わかったじゃあ明日学校で待ってろ」
美「うんわかった。ありがとう尚人♪」
藤「俺もう眠いから寝るからな」
美「うんわかった。明日楽しみにしてるね。じゃあオヤスミ♪」
藤「おうオヤスミ」
と言って電話を切った。
藤(ふぅ〜まっいっか。人数が増えてにぎやかになるしな)
そして俺は眠りについた。

次の日の朝、俺はいきなり目が覚めてみたら目の前にあさ美が立っていた。
藤「あっあさ美おはよ」
いきなりあさ美が抱きついてきた。
藤「ど、どうしたんだ?あさ美」
あ「ありがとうお兄ちゃん」
あさ美が離れると昨日俺が買ったチョーカーを見せてきた。
藤「あっこれな。あさ美が欲しそうにしてたから買ったんだよ」
藤「俺からのプレゼントだ」
あ「ありがとう」
あさ美は本当にうれしそうだ。
藤「さぁ飯だ飯」
あ「そうだね早くいこ」
俺達はリビングへ向かってテーブルに座ってみると、もう朝食はできていた。
「「いっただっきま〜す」」
藤「そうだあさ美」
あ「ん?何?」
藤「美貴の事聞いたか?」
あ「うん聞いたよ。お兄ちゃんがお風呂に入っている間に。その後すぐ
  寝ちゃったけど(w」
藤「本当にいいのか?」
あ「うん。私はいいよ1人増えたら家族みたいになるから楽しいじゃん」
あさ美は満面の笑みで答えた。
藤「そうかそれならいいんだけど」
朝食を食べた後すぐに身支度をして学校へ向かった。

藤「ぎりぎりセーフか」
俺は息を切らしながらも教室に入った。
雄「おっす!」
な「おはよ〜」
藤「おっす!」
雄「なんか今日転校生が来るらしいぞ」
藤「本当か?」
雄「ああ俺の耳に聞き間違えはない」
と言ってると先生が入ってきた。
中「は〜い席に着きなさ〜い」
そしてHRの最初に先生が。
中「今日このクラスに転校生が来ます」
「イェーーー」
クラスの奴らが騒ぎ出した。(特に男子)
中「それじゃあどうぞ〜」
「ガララララ」
「おいおい結構かわいいじゃん」
中「それじゃあ自己紹介をどうぞ」
「初めまして松浦亜弥って言います」
中「じゃあ松浦さんは藤沢くんの隣に座って」
亜「あっわかりました」
そして俺の隣に座った。
亜「よろしくね」
藤「ああ。俺の名前は藤沢尚人。よろしく」
雄「俺の名前は吉崎雄基よろしく」
な「私の名前は安倍なつみよろしくね」
亜「よろしくお願いします」

HRが終わった後松浦さんの所に男子が数名やってきた。そして恒例の
「ねぇどこから来たの?」
「血液型は?」
「好きな食べ物は?」
質問攻めが始まった。俺の時はなかったのに・・・
とそこへ美貴がやってきた。
美「亜弥!」
亜「ミキたん!」
美「久しぶりだね。1年ぶりだね」
亜「ミキたんこの学校だったんだ」
藤「おい美貴どういう事?」
美「え〜とね私と亜弥は中学校の時の親友」
藤「ふ〜ん」
雄「でお前と藤本はどういう関係?」
藤「はっ!?」
雄「だってお前今藤本の事美貴って・・・」
藤「俺と美貴は従兄弟だ」
亜「そうなんだ〜」
あ(・・・そうなんだ・・・初めて聞いた・・・)
とその時チャイムが鳴ったので美貴は教室へ戻って行った。

授業が終わって雄基が俺の所に来た。
雄「早く部活行こーぜ!」
藤「ああ行くか」
俺と雄基は走って体育館へ向かった。
体育館に着いた後着替えていると雄基が。
雄「なあ今日2on2しないかなつみとか呼んで」
藤「いいぜ。どれだけなつみがうまくなったか見てみたいし」
着替えた後俺はなつみの所へ向かった。
藤「おい、なつみ〜」
俺が呼んだらなつみは気づいたらしく俺の所に来た。
な「な〜に?」
藤「雄基が2on2をしないかって」
な「う〜ん・・いいよやろう」
藤「よし決定だな!あともう1人必要なんだけど・・・」
とそこに美貴が来た。
美「私でいいならやろうか?」
藤「おう、いいぜじゃあさっそくしようか」
と俺は雄基の所へ向かった。
藤「呼んできたぜ」
雄「よしじゃあやろう」
俺達が始めようとすると周りの人は練習をやめこっちを見ている。
藤「なんか緊張するな〜」
雄「じゃあ始めるか」
チームは俺と美貴、雄基となつみという感じでわかれた。

試合の流れは俺のチームは美貴の3Pと俺のダンクなどで得点をかさねた。
一方雄基のチームはなつみの3Pと雄基のスピードで得点をかさねていた。
そしてあと10秒。
藤「これで終わりだ」
俺は美貴のパスをそのままアリウープできめた。
「ビィーーー」
藤「俺達の勝ちだな」
雄「くっそー!あともう少しだったのに」
結果は20対19で何とか勝った。
「やっぱすげ〜な」
周りからそんな声が聞こえていたが気にせずに俺達は部室へ向かった。
藤「あ〜疲れた」
雄「久々だなこんなに燃えたのは」
着替えながらそんな事を話していた。
藤「じゃあ俺急ぐから」
雄「んっわかったじゃあな」
藤「ああじゃあな」
俺は急いで校門に向かってみるとそこには美貴が待っていた。
美「遅いよ!」
藤「わりぃわりぃちょっと話していてな」
美「もう、早く行こ」
藤「そうだな」
俺と美貴は2人並んで帰った。
な「あれ?あれってまさか」
なつみはその光景を見てしまった。

美「あっ!そういえば一回家寄らないと」
藤「何しに?」
美「服とかいるでしょ」
藤「ああそうか。じゃあ寄らないとな」
美貴の家に来るのは3年ぶりだ。
美「ただいま〜」
藤「おじゃましま〜す」
伯母「おかえり〜。あっ!尚人ちゃん久しぶりね」
藤「どうもお久しぶりです」
伯母「ごめんね今回美貴が世話になって・・・」
藤「いえそんなことありませんよ」
その時美貴が2階から降りてきた。
美「おまたせ〜」
藤「やっと来たか」
伯母「美貴、尚人ちゃんに迷惑かけないのよ」
美「わかってるよ」
藤「じゃあ行くか。叔母さんおじゃましました。お元気で」
伯母「尚人ちゃんも元気でね」
美「早く、早く〜」
藤「おう、それじゃあ」
伯母「じゃあね」
と言って俺が伯母さんと別れた。
美「もう遅いよ〜」
藤「わりいわりいじゃあ行くか」
俺と美貴は俺の家に向かった。

「「ただいま〜」」
あ「あっ!おかえりお兄ちゃんと美貴ちゃん」
藤「あさ美帰ってたのか」
美「こんばんはあさ美ちゃん」
藤「飯はどうするんだ?」
あ「大丈夫!もう3人分作ってあるよ」
俺達はさっそくテーブルに着いた。
「「「いっただっきま〜す」」」
美「おいし〜!あさ美ちゃん料理の才能あるよ!」
藤「だろ!あさ美の料理は天下一品だぜ」
あ「照れるな〜」
あさ美はとてもうれしそうだ。
藤「先に風呂入っていいか?」
あ「うんいいよ」
美「先に入ってきなよ」
藤「わりいなじゃあお言葉に甘えて」
さっそく俺は風呂場に向かった。

風呂場から上がって。
藤「次あさ美入ってこいよ」
あ「うんわかった」
と言ってあさ美は風呂場に向かった。
美「あさ美ちゃんいい子ね」
藤「まあ、俺の妹だからな」
美貴と話していると俺の携帯に電話がかかってきた。
藤「あっ!ちょっと待ってて」
俺は違う部屋に行って電話に出た。
藤「もしもし」
雄「もしもし尚人か?」
藤「あっ雄基かどうしたんだ」
雄「真剣に聞いてくれよ」
藤「どうしたんだ!?」
雄「今日帰りになつみが泣いてた」
藤「えっ!」
雄「詳しい事はわかんね〜けど・・・」
藤「わかった。明日なつみに聞いてみる」
雄「じゃあ、それだけだ。頼むぞ」
藤「わかったじゃあな」
と言って電話を切った後部屋に戻った。
藤「わりぃ美貴俺もう寝るわ」
美「えっ!もう!ん〜わかったオヤスミ」
藤「悪いなオヤスミ」
と言って俺は自分の部屋へ行った。
藤「明日なんて声かけよう・・・」
そして俺は眠りに着いた。

俺はなつみの事が気になりいつもより早めに起きた。
俺がリビングへ向かうと。
あ「あっお兄ちゃんおはよう。今日は早いんだね」
藤「まあな」
10分後
あ「お兄ちゃん美貴ちゃん起こしてきて」
藤「ほいほいわっかりました」
俺は美貴の寝ている部屋へ行った。美貴はすやすや眠っていた。
藤「お〜い美貴起きろ〜」
美「う〜ん。あっ尚人おはよう」
藤「おはよう。って事はいいからはやくリビングに来い。もう飯できてんぞ。」
美「んっわかったすぐに行くから待ってて」
リビングに戻って5分後美貴が来た。
「「「いっただっきま〜す」」」
俺はいつもより早めに学校へ行く準備をした。
藤「美貴。お前がここに住んでいること誰にも言うなよ」
美「えっなんで」
藤「絶対言うなよ!」
美「わかった」
藤「じゃあ行ってくる」
あ「いってらっしゃ〜い」
俺はなつみの事が気になって急いで学校へと向かった。

藤「ふぅ〜まだ誰もいね〜かな?」
と俺が扉を開いてみるとそこには。
藤「な、なつみ!」
な「あっ尚人おはよう」
俺はなつみに近づいて。
藤「おいなつみ聞きたいことがある。ちゃんと答えてくれ」
な「・・うん」
藤「なんで昨日泣いてたんだ?」
な「えっ!?」
いきなりの質問になつみは驚いていた。
な「えっ私昨日な、泣いてないよ」
藤「嘘だ!雄基が昨日見たって言ってたんだ!なんでだ?」
そしたらいきなりなつみが泣き始めた。
な「・だって・・だって・・昨日尚人美貴ちゃんと一緒に帰ってたじゃん・・」
藤「・・・・・」
俺は何も答えられなかった。
藤(一緒に住んでいるから家の場所を教えたって言えないしな・・)
な「なんで一緒に帰ったの?」
藤「いやぁ〜それは・・・」
な「なんで?なんで?」
藤「何だっていいだろ!なつみは何が言いたいんだ!」
俺は逆ギレをしてしまった。
な「私はただ尚人のことが好きなだけなのに・・・ひどいよ!」
藤「えっ!」
なつみは泣きながら教室を出ていった。
藤(なつみが俺の事を・・・)
俺は1人悩んでいた。

俺が悩んでいるとそこに。
雄「おっす!」
藤「・・・おう・・・」
雄「おいおいどうしたんだ?元気ねぇな」
藤「いや今なつみと会って話したんだけど・・・」
雄「でっどうだった・・・」
藤「なんか『どうして美貴ちゃんと帰ったの?』って言われてな」
雄「・・・・・・・で?」
藤「俺が逆ギレしちまってそしたらなつみが」
雄「・・・・・・」
藤「『私はただ尚人の事が好きなだけなのに』って言ってさっき出ていった・・」
雄「ついに言っちまったか・・・」
藤「えっ!雄基お前知ってたのか?」
雄「ああ、お前が藤本と帰っているのを見てよっぽどショックだったんだな・・」
藤「・・・・・・」
しばらく黙っているといろんな人が教室に入ってきたので話をやめた。
HRの時もなつみは教室に帰って来なかった。
藤「雄基なつみ帰って来てないぞ」
雄「本当だな後で先生に聞こうぜ」
俺達はHRが終わった後先生の所へ行った。
藤「先生なつみはどうしたんですか?さっきから帰って来てないんですけど・・」
中「ああ、安倍さんなら体調が悪いって帰ったわよ」
藤「えっ!そうですか・・・」
と言って俺は元の場所に戻った。

俺はなつみの事が気になって授業がまったく耳に入らなかった。
昼になって雄基が俺の所に来て。
雄「おい大丈夫か?」
藤「なんとかな・・」
雄「今日学校が終わった後なつみの家に行かないか?」
俺はしばらく考えた後。
藤「行ってみるか・・」
雄「よし!決定だな」
俺達はその日の放課後体育館へ向かった。
雄「すいませんコーチ今日俺と藤沢休みます」
コ「まあ、この前の試合頑張ったからいいだろう!今日だけだぞ」
藤「ありがとうございます。じゃ雄基行こうぜ」
俺達は学校を後にしなつみの家に向かった。
藤「何年ぶりだろうかなつみの家に行くのは」
雄「そうだなぁ。だいぶ行ってないよな〜お前は」
そんな事を言っているとなつみの家の前まで来ていた。
藤「・・行くぞ・・」
雄「ああ」
俺はなつみの家のインターホンを鳴らした。

『ピーンポーン』
伯母「はい」
藤「あっ!伯母さん、こんにちは」
伯母「あっ!尚人ちゃんこんにちは」
雄「すいません。なつみいますか?」
伯母「ええいるわよ」
伯母「なつみ〜尚人ちゃんと雄基くんが来てるわよ〜」
しかし2階から反応はない。
伯母「も〜ちょっと待ってて。あっ上がってていいわよ」
と言って伯母さんは2階へ上がって行った。
藤「じゃあ上がらしてもらおうか」
雄「そうだな」
と言って俺達は家に上がった。
リビングのソファーに座っていると。
『ドタドタドタ』
伯母「ごめんなさい。なつみどうしても会いたくないって・・・」
藤「・・・そうですか」
伯母「本当にごめんね・・」
雄「いいんです・・じゃあ行くか」
藤「ああ・・」
雄「それじゃあ、おじゃましました」
俺達がなつみの家から出て行った後なつみはその光景を2階から見ていた。
な「・・・ごめんね尚人」
なつみは泣きながら見ていた。

雄「これからどうする・・」
藤「・・俺は家に帰って寝るわ」
雄「そうか・・・じゃあな気を付けて帰れよ」
藤「ああ、じゃあな」
俺はその後1人孤独に家に帰った。
藤「・・・ただいま」
あ・美「「おかえり〜」」
あ「お兄ちゃんご飯どうする?」
俺はあさ美の言葉を無視してそのまま自分の部屋に閉じこもった。
藤「はぁ〜〜〜」
俺は部屋に閉じこもった後もなつみの事を考えていた。とそこへ
美「尚人ちょっといいかな・・?」
藤「・・ああいいぜ」
と美貴がいきなり
『パァーン』
俺の頬を叩いた。
藤「いってーな!いきなり何するんだよ!!」
美「尚人!あんた何考えてんの!」
藤「何がだよ!」
美「あさ美ちゃん泣いてるのよ」
藤「えっ!・・何で」
美「尚人が無視したのがよっぽど悲しかったんだよ!」
藤「・・・・・・」
俺は何も言い返せなかった。
美「あさ美ちゃんに謝ってきな」
藤「ああ、わかった悪かったな!」
俺はあさ美の所へ向かった。

俺はあさ美の部屋へ向かった。
あさ美はベットの中で泣いていた。
藤「・・・・あさ美?」
あさ美は何も答えなかった。
藤「おい?あさ美?」
あ「うるさい!もう出てって!」
あさ美はそう言うと俺を部屋から追い出した。
俺が廊下で呆然としていると美貴が来た。
美「どう?謝った?」
藤「謝ろうかと思ったら追い出されちまった・・」
美「もう何してんのよ!もう私に任して」
と言うと俺は美貴の言う通りにその場を離れリビングで待っていた。
そして10分後あさ美と美貴が来た。
美「さあ尚人、ちゃんと説明しな」
藤「ああ、あさ美今日は悪かった。俺も今日いろいろあってなもうめちゃくちゃだったんだ」
藤「だから俺はあさ美を無視したくて無視をしたんじゃないんだ。わかってくれ・・」
あ「うんわかったからもう。私の方こそごめんねちゃんとお兄ちゃんの理由を聞かないで・・」
藤「いやいいんだもう・・わかってくれんたんだから」
美「じゃあ仲直りしたところでご飯にしますか」
藤「そうだな。俺もう腹減ってしょうがないよ」
俺達は仲良くリビングへ向かった。

飯を食べて風呂に入った後俺はそのままソファーに寝そべっているとそのまま寝ていた。
美「お〜い尚人起きろ〜」
藤「あれ?あさ美は?」
美「あさ美ちゃんならもう寝ちゃたよ」
藤「そうか・・あと今日美貴助かったよありがとう」
美「いやいや。でもよかったよちゃんと仲直りしてくれて」
藤「なんかお礼しないとな・・・」
美「ホント!じゃあ何にしようかな〜・・」
藤「高い物は勘弁してくれよ・・」
美「じゃあキスして!」
藤「はっ!!!」
美「だからキスして!」
藤「なんで!?」
美「ん〜なんとなく」
藤「なんとなくでキスかよ・・・」
美「もう早くしてよ結構恥ずかしいんだから・・」
よく見ると美貴の頬は真っ赤になっていた。
藤「・・・わかったよ」
そう言うと俺は軽く美貴の唇にキスをした。
美「サンキューそれじゃあオヤスミ〜♪」
藤「・・ああ、おやすみ」
俺は部屋に戻った後もキスの事が忘れられずにいた。
藤「あ〜もう忘れよう」
そう考えていると俺はそのまま寝ていた

次の朝俺はいつも通り3人と飯を食った後すぐに学校へ向かった。
藤「なつみ来てるかな・・・」
俺は意を決して教室のドアを開いた。
藤「・・・来てないか」
しかし意外な人がそこにいた。
亜「あっ!藤沢君おはよう」
藤「あっ!松浦さんどうしたの?」
亜「いや〜早く起きちゃって」
藤「ふ〜んそうなんだ」
俺は残念なような残念ではないような感じだった。
亜「ねえねえ藤沢君ってミキたんと一緒に住んでいるんだね」
藤「えっ!なんで知ってんの・・・?」
亜「昨日ミキたんに聞いた!」
藤「美貴の奴昨日言うなって言ったのに・・」
亜「大丈夫誰にも言わないから」
と言って俺にピースをした。

HRが終わった後俺は美貴のクラスへ向かった。
藤「おい、美貴ちょっと来てくれ」
美「何?」
藤「いいから」
と俺は美貴を連れて人気のない屋上へ向かった。
藤「お前松浦さんに言っただろ!」
美「えっ!・・・うん」
藤「なんで言ったんだ?」
美「いや〜つい口が滑っちゃって・・・ごめん!」
藤「まあ、松浦さんは言わないって言ってくれているからよかったけど」
美「本当にごめん!もう言わないから」
藤「次からは気を付けろよ!」
美「は〜い♪」
藤(本当に反省してんだか・・)
その後チャイムが鳴ったので俺達はそれぞれ教室に戻った。

そして授業が終わり昼時間になった
雄「おい藤沢飯食おうぜ」
藤「ああいいぜついでに話したい事もあるし」
そして俺と雄基は屋上へ向かった。
藤「なあ雄基・・」
雄「何だ?」
藤「なつみの事だけどな・・・」
雄「ああ、なつみの事か。なつみなら心配ないぜ明日からちゃんと学校に来るってよ」
藤「本当か!?」
雄「ああ、昨日あの後心配でな・・またなつみの家へ行ったんだ」
藤「でっどうしたんだ?」
雄「俺が説得してやっと来るようになったんだ」
藤「・・・そうか。よかった」
俺がホッとしていると雄基がとんでもない事を言った。
雄「お前ちゃんと説明しろよ」
藤「何を?」
雄「藤本と一緒に帰った理由」
藤「え!」
雄「それが条件らしい」
藤「まじかよ・・・」
雄「俺も聞いてみたいしな。まっがんばれよ」
俺が呆然としているとチャイムが鳴り響いた。

そして放課後・・・俺は決心をした。
藤(よし!もうはっきり言おう!雄基にもなつみにも!)
とそこへ雄基がきた。
雄「部活行こうぜ」
藤「ああ、その前にお前に話しておきたい事がある」
雄「どうしたんだよ?」
藤「俺と美貴が一緒に帰った理由をお前に話しておこうと思ってな」
雄「ああ、聞かしてくれ」
俺は何も隠さず俺はすべての事を雄基に話した。
藤「という事だ」
雄「なるほどな。じゃあなつみにも今日中に話したほうがいいな」
藤「・・・そうだな」
俺が不安そうにしていると。
雄「じゃあ部活が終わってから行こうぜ」
そのあと俺達は部活へ向かった。

俺は部活の終わった後1人でなつみの家に向かった。
雄基は「1人で大丈夫か?」と言ってくれたが俺は「ああ、大丈夫だ。これは俺の問題だからな」と言って雄基と別れた。
そしてなつみの家に着いた。
藤(・・さてと行きますか・・)
俺は意を決してインターホンを鳴らした。
『ピーンポーン』
・・・そして
な「は〜い」
なつみが玄関に出てきた。
な「あっ・・」
藤「よっ!」
しばしの沈黙が続いた後なつみが口を開いた・・
な「どっどうしたの・・?」
藤「雄基から話は聞いた」
俺がそういうとなつみは何の事か気づいたようだ・・
な「・・まあ中に入ってよ、外寒いでしょ?」
藤「じゃあそうさしてもらうかな」
といってなつみの家に入った。

俺は家に入るとリビングに向かいなつみと正面になるように座った。
しばしの沈黙のあとなつみが口を開いた。
な「・・ちゃんと説明してよね一緒に帰った理由・・・」
藤「ああ、そのためにここに来てるんだからな・・」
そして俺は口を開いた。
一緒に帰った事、美貴が俺の家に住んでいることを隠さずに話した。
藤「・・という事だ」
な「・・そうだったんだ」
なつみはびっくりしたような表情を浮かべていた。
な「ごめんね。ちゃんと理由を聞かないで」
藤「いや、いいんだ俺の方こそ悪いんだから」
しばらく雑談をしていると俺は聞きたい事を思い出した。
藤「なつみ一つ聞いていいか?」
な「どうしたのいきなり?」
そして俺は話を切りだした。
藤「俺の事好きって言ったのあれってマジ?」
なつみは顔を真っ赤にしながら言った。
な「・・・うん。本当だよ」

しばらくの間沈黙が流れた後なつみが口を開いた。
な「尚人は私の事どう思っているの?」
俺はしばらく黙った後答えた。
藤「俺はなつみの事は好きだ」
なつみは驚いていた。
な「本当?」
藤「ああ本当だ、でも・・」
な「でも?」
藤「今は付き合うことはできない!」
な「えっ・・・何で・・!?」
藤「今は恋よりバスケの方が大事なんだ・・雄基にも迷惑をかけたくはない。あの時の事が忘れられないんだ」
俺は今の気持ちを正直に言った。
な「そっか・・」
藤「ごめんな」
な「うんいいの。でも私の気持ちは変わらないよ。いつまでも待ってるからね」
藤「ああ、俺の気持ちも変わらないからな」
な「ねぇ・・キスして」
藤「えっ!!!」
な「誓いのキス♪」
なつみが顔を近づけてきた。
藤(しょうがないな・・)
俺はそのまま軽く唇を重ねた。

なつみとキスした後しばらく雑談しているといつのまにか10時を回っていた。
藤 「やべ!もうこんな時間か・・じゃ俺は帰るとするか」
な 「あっ本当だ!話しすぎたね。あさ美ちゃんも今ごろ心配してるよ〜」
藤 「そうだな、じゃあまた明日な」
俺が帰ろうとした時なつみが
な 「ねぇ、明日一緒に学校行こうよ」
藤 「ああ、いいぜ。じゃあ明日8時くらいに迎えに行くから待ってろよ」
な 「うんわかった。じゃあ明日待ってるからね〜」
俺は急いで自転車をこいだ。
藤 (やべ〜・・・あさ美と美貴心配してっかな・・)
マンションの前に着くと俺は階段を駆け上った。

藤 「ただいま!遅くなってすまん」
そこには怒りに満ちたあさ美と美貴が立っていた。
あ 「もう何時だと思ってんの!!」
美 「遅くなるんだったら電話してよね!もう、私達心配したんだから」
藤 「本当にすまなかった。許してくれ」
といきなりあさ美が俺に抱き着いてきた。
あ 「本当に、本当に心配したんだからね!」
あさ美は俺に抱きつきながら泣いていた。
藤 「・・・悪かったな」
俺はやさしくあさ美を抱きしめた。
美 「じゃあ一軒落着した所で・・・もう寝よっか」
藤 「そうだな。いいだろあさ美」
あさ美は満面の笑みで
あ 「うん」
俺達はそれぞれの部屋に戻って行った。

部屋に戻った後雑誌を読んでいたら美貴が部屋に来た
美 「ちょっといいかな?」
藤 「ああ、入れよ」
俺は美貴を部屋に招き入れた
俺が口を開こうとした時先に美貴が口を開いた
美 「ねぇ、今日どこに行ってたの?」
美貴の質問に俺は正直に答えた
藤 「なつみの家に行ってたんだ」
美 「なつみって安倍さんの所に?」
藤 「ああ」
美 「ふ〜んそうなんだ。じゃあおやすみ」
藤 「って用はそれだけかよ!」
美 「うん!じゃあオヤスミ〜♪」
美貴はそう言うと自分の部屋に戻って行った
藤 「・・・・寝るか・・」
俺はそのまま深い眠りについた

翌日・・
藤 「じゃあ行ってくる」
あ・美 「「いってらっしゃ〜い」」
俺は急いでなつみの家に向かった
『ピーンポーン』
な 「ハーイ!あっ尚人!」
藤 「よぉ!早くしろよ遅刻するぞ!」
な 「ヘッヘーもう準備できてるよ〜♪」
藤 「おっなつみにしては珍しいな。早く後ろ乗れよ」
な 「うん」
そしてなつみは自転車の後ろに乗った
な 「とばせ、とばせ〜♪」
そしてあっという間に学校に着いた
教室へ行くと雄基が寝ていた、そこでなつみが
な 「ねぇ、ちょっと驚かさない?」
藤 「よし!やるか!」
俺達は静かに雄基の後ろに回り込み
せーの
藤・な 「「起きろー!!!!」」
雄 「うぉ!!なんだお前らかびっくりさせんなよ」
藤・な 「「おっす」」
雄 「お前らちゃんと仲直りしたんだな・・」
藤・な 「「あったりまえじゃーん♪」」
雄 「・・・あっそういえばなんか放課後ビックニュースがあるらしいぞ!」

そして放課後・・・
俺達は体育館に集まった
藤 「なんだよバスケ部の奴らしかいねぇじゃねぇかよ」
雄 「まあ黙って聞いてろよ」
約5分後担当の先生がきた
担 「え〜突然だが来週から男女バスケ部には合宿に行ってもらう」
全員 「「「「「マジで〜!!!」」」」」
担 「来週の休みから行ってもらうからな!以上!」
と言って先生は帰って行った
藤 「まじかよ!やったぜ〜!!」
と俺の所になつみが来た
な 「やったね〜尚人!」
なつみはすごい嬉しそうだ
藤 「ちょっと待て何日宿泊するんだ?」
雄 「たしか一週間だったような・・・」
藤 「学校はどうするんだ?」
雄 「なんか特別に休みを貰ったんだってよ」
藤 「ふ〜ん」
俺は部活をしたあと何人か残って合宿について話をした

美 「ねぇねぇ合宿になに持ってく?」
美貴がいろんな人に聞いて回っていた
俺は暇だから帰ろうとした時雄基が話しかけてきた
雄 「なあなんかどっかの中学校も来るらしいぞ」
藤 「ふ〜ん。所で何でそんなにいろんな事知ってんだ?」
俺は疑問に思っていたので雄基に問いかけた
雄基の口からとんでもない事を聞いた
雄 「まあ、この合宿を考えたのは俺だからな」
藤 「マジで!」
雄 「まあ、インターハイ予選も近いことだしな」
雄基の言うことももっともだった
俺らの高校はいつも決勝で負けているらしい
今回はこそと言う事で合宿を考えたらしい
藤 「そうか・・っでどこの中学校が来るんだ?」
雄 「それはいくら俺でも知らないな」
藤 「そうかそんじゃあ俺は帰るわ」
雄 「じゃあな」
俺は学校を出てそのまま家に戻って行った